人狼議事


270 「  」に至る病

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【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → 山師 グスタフ

[忘れる瞬間もあったが、自覚を強める瞬間もあって、
体調が優れない時ほど彼の治療が必要であったのに
縋るのを躊躇することが増えていく。

彼が、言いたくても言えない本音を飲み込むように。
フェルゼもまた、奥歯に擦り潰す言葉がいくつかあった。]

(-48) 2019/10/06(Sun) 15時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

── 三年後の或る日 ──

[友人から医者の顔に切り替わるのを避けるように、
額に宛がわれた手を勢いづけて払う。>>242

これが、臓器が賄える質量の限界なのだろう。
成長期の終わりに差し掛かっても、あれから身長は
5センチほどしか伸びなかったが、これでも18歳だ。
いつまでも少年扱いされるのは癪に触る。]

 は……ばかじゃないの 
 誰だって楽して生きたいに決まってる

[フェルゼよりずっと重く沈むソファを見下ろす。
だめだ、だめだと警鐘を訴えても逸る鼓動を
鎮められぬのと同じで、薄い唇は勝手に音を紡ぐ。]

 明日には死ぬかもって怯えてる人に同じこと言える?
 ……言えるか。だって本当はわかんないだろ?
 もうすぐ、…いつ死ぬかわからねー奴の気持ちなんて!

(264) 2019/10/06(Sun) 15時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
 ……わかってる振り、してるだけじゃねーの
 

(265) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[平生より更に青白い顔が、自嘲めいて笑う。
苦しみながらでも何とかして生きたい。
できれば少しでも楽に生きたい。
15歳の自分は、そんな思いから此処の扉を叩いた。

人にとっては悠久に等しい時間を生きる者へ
いつ消えるか解らぬ灯への怯えや不安を訴えたとて、
消えた後にはすぐに忘れていまうだろう。
理解しろと言う方が難しいだろう。

それくらいは解っていて、責めることじゃない。
医者としての務めは立派に果たしている。
おまけに友人としても、これ以上ないほどに。

だから。
何度も感じる不安と憤りは、彼にだけは
言ってはいけないと言い聞かせ続けてきたというのに。]

(266) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[平生なら気にならない静謐が耳に痛い。
何度も繰り返した経験が、発熱の兆しを伝えている。] 

 ───…ごめん、グスタフ。言い過ぎた
 今日は帰るよ ……見送りはいらない

[失言したことを直後に理解した痩躯は、
ずきずきと痛む胸や軋む間接を無理やり駆動させ
項垂れながら立ちあがると、扉へと向かう。]*

(267) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【独】 蝋燭職人 フェルゼ

/*
はしょるとかまとめるって力は何年やってても見に憑かないものだと最近は諦めがち、にしても長い。

引き止められない余地を残さないのもなーと思ってここで区切ったけど、飛び出しても良かったかな…。

(-49) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【独】 山師 グスタフ

/*
ひぇ、ひぇ…。
お互いの侭ならさが凄い刺さる。

(-50) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【独】 山師 グスタフ

/*
ソウスケくんの人間出来てるレベルがヤバいな…。
スーパーイケメンですな…。

(-51) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【独】 蝋燭職人 フェルゼ

/*
運命力はそこそこ頑張れてる気はするものの、
こういう状況でのドラマチックな演出力というものは
壊滅的かもしれない。

普通の村でも自分で自分をピンチに追いやっても、すぐに自己解決しちゃうから……光の戦士なので…

(-52) 2019/10/06(Sun) 16時頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[いつもなら、こうして腕を伸ばせば
 大抵の場合、人の体が覆いかぶさってくるもの
 あとは抱きついて、適当に声を上げていればいい。 
 そう思っていた指先に触れたのは固い感触>>246
 細長く固いそれは、少なくとも人の肌ではない。

 細長い棒と、模様の入った紙切れ
 差し出された二つをぼんやりと眺めていれば
 また説明があり>>247漸く自分の状況を思い出すも]


   ──なま、え……?
  わたしは……えっと


[言葉に詰まる。

 この紙に名前を書かなければいけない
 けれど自分の名前など、もうわからないから]

(268) 2019/10/06(Sun) 16時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[どうしようかと記憶の底を探せば
 ひとつだけ、見つけた名前を口に]


  ────『   』


[その名前ならば綴りも知っている。

 自分にはないものをたくさん持っていた女の子
 自分たちが幸せを壊してしまった女の子。

 彼女のようになりたくて
 汚いものなどなかったことにしたくて]

(269) 2019/10/06(Sun) 16時半頃

【人】 逃亡者 メルヤ

[

 ──────────『Merja』



 契約書の中身など読めないまま
 握り締めたペンでそう記す*]

(270) 2019/10/06(Sun) 16時半頃

【人】 山師 グスタフ

[渇いた音が高く鳴った。
 そこまで力を込めた訳ではないだろう。
 勢いに構えなかった自分が悪い。>>264

 ただ、鋭い音色に誘発されて空気が凍り付く。
 患者の興奮を収める前に、拒絶された不快感が前に出た。咄嗟に吐き出す謝罪が喉に張り付いて、無言を噛む。
 
 垣根を下げ過ぎたと自覚したのは随分前。
 だが彼の望みが気の置けない友を得ることならばと、オーバーラインを黙認した。もって数年の命。己が我慢することで、彼の心が安らぐならば、医師としても友人としても正しい選択だと信じて。

 しかし、そのお蔭で最近の口論は沈黙が増えた。
 咽喉に押し返し続けた言葉が多すぎて、感情が渋滞する。

 空中に留めた指先が一度揺れて、だが彼に今一度伸ばすことなく、静かに爪先を握り込む。]

 ……紹介、
 受けるべきじゃなかったんだろうな。
 

(271) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 山師 グスタフ

[此処は死の一歩手前。死体の無い墓場。
 生きることを諦めた人が辿り着く場所。
 
 だが、彼は?>>264

 薄々感付いていた。
 彼が死を受け入れきれていないこと。
 だから死期が近付き、不安を覚える。
 大人にはなれないのに、子供扱いに憤る。
 
 彼は本当は、無駄と知りながら大金を積んで延命を試みるべきだったのだ。決して治らない心臓を、痛苦と言う名の医術を施し、浪費すべきだったのだ。

 生きたいと願うのならば、
 墓場で吸血鬼と戯れている場合ではない。


 己は主治医として、導いてやるべきだった。]

(272) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 山師 グスタフ

[痛みと戦うことを諭し、此処から送り出さねばならなかった。どうせ、と言い訳し続けたのは彼じゃない、己だ。]

 死ぬのが恐いのか。
 ……俺のプランニングが悪かったな。

 今日からもう少し強い安定剤を出そう。

[医者として正しい発言が何故か上滑りして聞こえた。
 もう彼に効く薬は多くないのに。

 今日は生きてる。だが明日は知れない。
 彼が朝を迎える確率は着実に下がっている。]

(273) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 山師 グスタフ

[彼の主治医になって三年。
 いよいよ末期なのだと彼の悲鳴に焦燥が煽られる。

 医者として力不足を悔やむこともあれば、人として痛む心も持っていた。されど、彼に覚える苛立ちにも似た憂いはどうにも処理しきれない。]

 ――― 此処に通っている内に、
 大体の人間は生に見切りをつけていく。
 
 俺が吸血鬼だから下心から来院する患者が
 いない訳じゃないんだろうが。まぁ、最初だけだ。
 言って聞かせて、諦めさせる。

 せめて穏やかに逝けるように。お大事にって。

[彼と終わりについて話したことはない。
 生き方も、死に方も、諭さなかった。
 
 今ですら、死を恐れる彼に何故か安堵の念が湧く。]

(274) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 山師 グスタフ

[緩く顎を引くと、今回は彼が先に白旗を振った。>>267
 時間を置いたところでどうにもならないし、そもそもその時間が彼には足りない。それを彼ほど理解している人間もいないだろうに。>>266

 逃げるように立ち上がる彼の脚は覚束ない。
 思わず瞳が心許無く揺れた。]


 ――――― フェルゼ、


[彼が開きかけた扉に腕を伸ばして五指を押し付け、硬い声と一緒に扉を閉ざす。
 呼び声は彼の近くで響き、気配は真後ろに在った。]

(275) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 山師 グスタフ


 お前だって、

[リンディンの空は相変わらずの曇天に覆われている。
 冷たい風が運んだ濁った雲から最初の一粒が落ちた。]


  俺の気持ちが分からない癖に? 


[主治医の低い声は、患者の首裏を撫でた。**]

(276) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【独】 蝋燭職人 フェルゼ

/*
ひゅーーーーー!

(-53) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【独】 山師 グスタフ

/*
プロローグのハラハラ感ではない…!
カロリー高い!!!!ひぇーー!!!

(-54) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  パパとママは、先生と生徒だったの?

  じゃあ、早くあたしもパパの生徒になりたい。
  だいがく、ってところに行く。


[ママのことを語るセイルズの声音が
 微かに弾んだことを、あたしは聞き逃さなかった。

 ――ああ、この人はママを愛しているんだ。今も。

 あたしは、クラリッサという人を
 心底羨ましいと思った。

 会ったことのないあたしのママ。
 今はきっと、遠いところへいってしまった人]
 

(277) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[パパとママは、
 すてきな家族だったんだろう。
 
 あたしもママみたいに、
 セイルズに愛される家族になれるのだろうか。

 わからない。心中で小さく首を振った]
 

(278) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[朝食に意識を戻す。

 香ばしい匂いのするトーストに、
 たっぷりのバターと、パパお手製の苺ジャムを塗る。

 ぱくりとトーストに齧りつけば、
 やさしい甘さが口いっぱいに広がった]


  ママのケーキがなくても
  パパの作ってくれるおいしい朝食があれば、
  あたしはしあわせ。


[前よりはずいぶんと、ぎこちなさのない笑顔を
 浮かべられるようになったと思う]
 

(279) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ


[トーストを飲み込むと、セイルズの動作を見ながら
 見様見真似でソーセージにナイフを入れる。
 溢れる肉汁に喉を鳴らし、フォークで口に放り込んだ。 

 残飯を漁っていた灰色の日々は、
 あたたかな家庭の日常に塗りつぶされてゆく]
 

  遊園地……?


[聞き慣れない単語に、首をこてりと傾げた]
 

(280) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  そこは楽しいところなの?
  怖いものはない?

  ……ううん。
  パパといっしょにお出かけできるなら
  きっとどこでも楽しい。


[あなたといっしょなら、
 今のあたしはきっとしあわせな顔をして
 華やかな大通りだって歩けるから。

 もうひとりで隠れるように
 裏路地にいることなんて、ないんだ]
 

(281) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



  はやくお休みの日、来ないかな。


[そのときのあたしは、お行儀の悪さなんて
 よく分からなかったものだから。

 まだ床に爪先が届かない椅子の上で、
 ぷらぷらと上機嫌に足を揺らしたのだった]
 

(282) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



[段々と、あたしたちは家族になっていく]

 

(283) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ



[路地裏の汚いドブネズミだったあたしは、
 ヒトらしくなってゆく]**

 

(284) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

覆面嫉妬団 ミルフィは、メモを貼った。

2019/10/06(Sun) 17時半頃


【独】 蝋燭職人 フェルゼ

/*
これは大事にお時間かけて返したいやつ。
相方ちゃんのこういう、描写してないし何ならPLも気づいてないPCの本質を抉るところほんとすごいなーって思うし、好きだなあ。
いつまでたってもおいつけない。
(でもおいかける)

(-55) 2019/10/06(Sun) 17時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2019/10/06(Sun) 17時半頃


【独】 公証人 セイルズ

/*
娘かわいい

(-56) 2019/10/06(Sun) 18時頃

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