人狼議事


267 【突発】Sanatorium,2880【RP村】

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視点:


この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。


【人】 かみさま パルック

ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。
いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。

中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。

(0) 2019/06/05(Wed) 15時頃

村の設定が変更されました。


少女 Aが参加しました。


【人】 少女 A


 巨きな真珠貝であなを掘り、
 天から落ちてきます星の欠片を墓碑に立てたなら
 又と逢いにこられるのですか。
  
 長い睫毛のすき間から、
 ぽたりとおちた涙雫が手のひらに刺さり
 まるで針を突き立てられたかのような、
 そんな痛みが迸ったのでございます。
  

(1) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 薄らと白さを主張する、
 横たわる雲に隠された太陽は遠い。
   
 済ませば打たれる波の音が聴こえ
 夏の涼けさを感じるほどにございますが
 爪先から肌を撫で、のぼる寒さは
 春に眠らぬ冬のあくびでしょう。
 

(2) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 ときに、鉄格子の嵌められた窓辺より
 外を眺めては、ひとつ、またひとつと
 冬木に見守られ、伸びた雪に足跡を残し
 診療所への扉を潜るひとも居るでしょうか。
  

(3) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 「 はじめまして、こんにちは。
   私はアンジェリナ。 
   おはようからおやすみまで
   今日からたくさん、仲良くしてね。 」
  

(4) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 新しいお顔が見えたなら
 私は大きな玄関近くのベンチに腰掛けて
 白い羽織を握り締めながら
 あなたに笑い掛けることもしたでしょう。
 

(5) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 旧い友達、前に一度は顔合わせた、
 あなた達にも「こんにちは」
   
 口角をうっすら持ち上げて
 世俗から隠されたようなこの施設の中で
 変わらない日々を。今日も。
 

(6) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

【人】 少女 A

 
 「 今日は曇っているから
   きっと星は見えないわね。
   
   ひと気のないところなんだもの
   夜空はきっと綺麗なのにな。 」**
 

(7) 2019/06/05(Wed) 15時半頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2019/06/05(Wed) 15時半頃


少女 Aは、メモを貼った。

2019/06/05(Wed) 15時半頃


村の設定が変更されました。


村の設定が変更されました。


優等生 ヨリックが参加しました。


【人】 優等生 ヨリック


     
     
 「 僕たちはどうして生きると思いますか? 」

     
     

(8) 2019/06/05(Wed) 17時半頃

【人】 優等生 ヨリック

 
 死んでしまえば何もかもが無くなってしまうのに、
 喜びが増える度、迫る死がより恐ろしくなるのに、
 何故人間は、…僕たちは生きているのでしょう。
 
 死後の世界や神の救いに縋る気は無いんです。
 生きることが楽しいとか苦しいとかはともかく、
 これまでの時間も経験も無になってしまうなら
 それでも生きる意味や理由とはなんでしょう?
     

(9) 2019/06/05(Wed) 17時半頃

【人】 優等生 ヨリック

     

 今では、頁を遡ることが
 ほぼ日課のように当たり前になっていました。

     

(10) 2019/06/05(Wed) 18時頃

【人】 優等生 ヨリック

     
 天へとのぼっていく煙は、
 誰かが落とした命を届ける為に絶え間なく。
 鎮魂の鐘がいつから町に響かなくなったのか、
 数えていなかったものを思い出すのは難しい。
 
 葬儀に呼ぶ神父や、参列者に手渡すカードも無く
 遺灰を取りに来る家族がいない人もいました。
 世界にゆっくり降り積もる 死 ≠ヘ
 冬の寒さのように身体の芯へと手を伸ばします。
     

(11) 2019/06/05(Wed) 18時頃

【人】 優等生 ヨリック


 驛舎の中は閑散としていました。
 幼い頃には多くの人で賑わっていた筈ですが、
 今は見る影もなく、煤けて見えました。
 
 僕は母や、弟妹と確と抱擁をしました。
 発車のベルが鳴るギリギリまで言葉を交わして
 必ず戻ってくるから…と何度も言いました。
 本当はたった一つの手荷物を放り投げて
 行きたくない、と首を振りたかったのですが
 どんな思いで託されたのかを考えた途端に
 身体が鉛のように重く、愚鈍になったのです。
     

(12) 2019/06/05(Wed) 18時頃

【人】 優等生 ヨリック

 
 国を離れるのは僕なのに、
 ひとり取り残される気持ちになるなんて
 不思議だと思いました。
 
 徒歩の数倍、いえ…数百倍の速度で
 線路の上を疾走する列車がぐんぐん坂を登る中、
 何故生きなければならないのかという疑問が、
 僕の頭の中を血と一緒に巡っていきました。
     

(13) 2019/06/05(Wed) 18時頃

【人】 優等生 ヨリック


 ・・・
 だから、書くことにしたんです。
     
 自分が死んでも僕が繋いでくれる…とか
 死んだ後で確認しようもない綺麗ごとは、
 僕の疑問の答えとしてまるで不適切ですから。
     
 理由をあげるとしたら、… そういうことです。

            確信は持てないけれど。**
 

(14) 2019/06/05(Wed) 18時頃

代執筆 レックスが参加しました。


【人】 代執筆 レックス

   
 1に生まれたなら35に限界が来る。
 42の頃に恐ろしきを識り、
 45にして贖いを覚ゆ。
   
 いまこのご時世、鎮魂の鐘すら鳴らされず、
 鎮魂歌を歌う子供たちすら灰燼の一つとなるも
 99を唱え、救いを求める声は止まらない。
   

(15) 2019/06/05(Wed) 21時半頃

【人】 代執筆 レックス


 144を何度繰り返し、乗したなら
 灰燼山の向こうがわへ行けるかな。
 1000で完結する数字も重ねていけば
 以降は哀しいだけなのに。
   
   
     ────── ……■■■■■の噺。
   
     

(16) 2019/06/05(Wed) 21時半頃

【人】 代執筆 レックス


 青空。 か細い雲の、切れた尾を
 くすんだレンズ越しに眺めていた。
   
 蜥蜴のようだ、と昔に掴んでぶらさげた尻尾ひとつ
 ちぎれた頃を振り返り、くぐもる息を吐きながら。
   

(17) 2019/06/05(Wed) 21時半頃

白菊会 ミサが参加しました。


【人】 白菊会 ミサ



  はじめまして、こんにちは。
  きっと貴女に名乗る名前なんて
  わたしには無いのよ、可愛いアンジェリナ。

 

(18) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 何時か、はじめましての時、貴女に告げただろう。
  同じ様な白い羽織を身に纏って。
  笑えていたかは知らないけれど、
  きっと可愛い貴女なら許してくれたでしょう。

  ごめんなさいね、
  たとえば、名前を覚えてくれていても、
  わたしたちは一体何時まで呼べる仲でいるかしら。

  わたしですら、
  自分の名を忘れてしまいそうなのに。 ]
 

(19) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [  だから、こんにちは。はじめまして。
   新しいひとも、そうでないひとも、
   皆いっしょに、可愛い誰かさんたち。

   おはようからおやすみまで、
   どうか変わらないいちにちを、今日も。  ]
 

(20) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ もしかしたら、
  あの子の言う様に、きっと、
  うつくしい夜空が其処にはあるのでしょう。

  其れがわたしの知らない世界であるならば、
  ひとつひとつの時間が、
  変わりゆく場所であるならば。きっと。

  すこぅし旧いわたしは
  変わり映えの無い景色に、
  一体何時まで生きるべきかと飽きている。 ]
 

(21) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



  [ ─── 嗚呼 抑、
       空、には、興味を覚えなかった。 ]

 

(22) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 植物みたいだと誰かが言った。

  "せんせい"のひとりだったかもしれないし、
  "おんなじ"だれかのひとりだったのかもしれない。

  与えられた部屋が世界のすべて。
  其処以外を知って 一体何になるのかしら。
  捨て置いたもとの場所なんて、
  やっぱり興味が無かったんだもの。 ]*
 

(23) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ ─── 青白い脚が白を滑る。

  肉の落ちた頼りない其れは、
  布団を蹴り上げて、宙からまた、落ちた。

  何時も通りの、衣擦れの音。
  何時も通りの、何時かも知らない起床。
  或るおんなの根城、世界のすべて。
  やって来るのなら、どうかお水を持ってきて頂戴。

  植物みたいに寝ているのなら、
  其れだけあればきっと充分なのだから。 ]
 

(24) 2019/06/05(Wed) 23時頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ おはよう。こんにちは。
  今日も地を這って生きたわたしへ、挨拶を。
  調子は如何?喉は渇いていないかしら。

  先ずはわたしの名前を、思い出すところから。 ]**

 

(25) 2019/06/05(Wed) 23時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/05(Wed) 23時頃


複眼レフ パラチーノが参加しました。


【人】 複眼レフ パラチーノ



  これは、 さくら。


 

(26) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 青に突き刺さるように存在していた。
  黒革の手袋越しに、 せいめいを撫で、
  尖った靴先に、 ぶったいを蹴る。

  もう、 このぶったいは しょくぶつだ。
  こゆのは 進化ってゆーんでしょうか。
  ───いや、単に食物連鎖だな。

  桜の下には死体が埋まっている、なんて
  もう ずぅっと昔の じょうしき。]
 

(27) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ にんげんよりも しょくぶつの方が元気だっていうのに
  未だ、 にんげんは何よりも上位に君臨したいらしい。

  ねがはえたみたいに部屋を動かない君を
  しょくぶつのよう、だなんて称したのは
  さて、 誰だったっけ。 前任のせんせいだっけ?
  もう顔も覚えてちゃいない。

  きおくがない? ううん。
  唯、興味が無かっただけ。ほんと。]
 

(28) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ──── こっちは、しゃくなげ。


[ 花は良い。 移り気でも赦される。
  にんげんの世話なんかなくても 唯自然のなかだけで
  競い合うこともなく ただ生きる為に咲き誇っている。
  きっと 養分が何だろうと気にならないんだろう。
  別に彼等がいのちをうばったわけではないし、───

  ──── 嗚呼、 でも 香りがないのはざんねんだ。

  鼻高々な黒仮面に仕込まれた、 bouquet garniのせいで
  ぜんぶがぜんぶ laurelの香りになってしまう。
  むかァしむかしの じょうしき が
  今になってまた使われるなんて
  黒死の頃のせんせいたちは 欠片も考えてなかったろう。]
 

(29) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 

    ───── くさったにくのにおいがしないだけ、
           ずぅっと 良いのかもしれないが、 

 

(30) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 幻想のみで香りを吸い込み、
  随分ふとい花の袂を  ぱき と  手折った。**]
 

(31) 2019/06/06(Thu) 01時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/06(Thu) 01時半頃


【独】 複眼レフ パラチーノ

/*
○○・パラチーノ
名前が決まってないのは珍しいケース……
キーワードは「無責任」「味覚音痴」「移り気」

肉食主義…っていうのも なんとなく ある
野菜は嫌いじゃないけど 魚は嫌い…

(-0) 2019/06/06(Thu) 02時頃

【独】 複眼レフ パラチーノ

/*
花がすきだけど 愛していないので
ふつうに手折る。 そういうおとこ。

移り気といえば アジサイ。これだけメモ。

(-1) 2019/06/06(Thu) 02時頃

【独】 複眼レフ パラチーノ

/*
サヴェリオ・l・パラチーノ

座りが良い。

(-2) 2019/06/06(Thu) 02時頃

【人】 代執筆 レックス


   
     患者様=@  ・・
   「 被験体は、いつ入所するのだったかな 」

 
 隣立つ同僚へ問い掛けたのは、
 一体いつ頃だったろうか?
   
 僕は雪を靴底に踏み躙りながら問い掛け
 針葉樹が拡がる丘の上から見下ろせる、
 ひと気の少ない街並みを見下ろしていた。
   

(32) 2019/06/06(Thu) 05時頃

【人】 代執筆 レックス


 遠く、雪道に見える線路を辿る汽車が
 白い吐息に負けぬいぶきを天に吐きつけ
 徐々にとこちらへ近付いて来るのが見える。
   
 >>13斜面を登る鉄汽車の蛇は、まるで、
 超えられぬものを乗り越えるようで…
   
   
      しょくじ
  「 ……食餌の用意も大変なんですけどね 」
   
   
                 呟いていた。
   

(33) 2019/06/06(Thu) 05時頃

【人】 代執筆 レックス


 白いシーツの上で、いばら姫のように微睡む
 彼女に差し出すコップ一杯、■■なんだ。
 腐った肉の香りしなくても、診療所のどこかでは
 花よりも醜く■んでいくモノが居る。
   
   
  「 どうして、
    手っ取り早く死なないのでしょうね 」
   
   
 ざ ッくり。
 僕は雪の下に埋もれた花ごと踏み付けて
 しろい吐息のうちに木洩れ日を混ぜていた。
   

(34) 2019/06/06(Thu) 05時頃

【人】 代執筆 レックス


 見下ろしていた、街並みの容貌こそが
 13に始まり、42にして語られていた、
 70の夜のすべてだと云うのなら。
   
 ・・・
 だから
 99の一単語すら唇肉になぞられず
 僕は仮面の裏に言葉を隠し切っていた。
   

(35) 2019/06/06(Thu) 05時頃

【人】 代執筆 レックス

   
 幻想譚こそ 祈っていられる
 性根が在れば■われていたか。
   
 青空を飛び越えるウサギの雲を尻目に追い
 雪に埋もれさせていた足を持ち上げていた僕は
 肺腑に春寒の空気を吸い込んだ。
 ひやりと芯から熱を冷ますよな心地は
 喉潤すより、僕にとっては■■ましい。
 
   
   汽車の足が針葉樹のトンネルへ消える頃には
        すっかり、青白くなったつめ先を
        洋燈の前で暖めていたものだった。
   

(36) 2019/06/06(Thu) 05時頃

【人】 代執筆 レックス

   


   この頃には。
   
   ■■■
   せんせい、と呼ばれるたびに
   吐息に白さが重なっていくのを感じていた。**
 
   
   

(37) 2019/06/06(Thu) 05時頃

代執筆 レックスは、メモを貼った。

2019/06/06(Thu) 05時頃


【人】 優等生 ヨリック

     
 
 これを読んでいる誰かへ
 
     

(38) 2019/06/06(Thu) 10時頃

【人】 優等生 ヨリック

     
 見つけてくれてありがとう。
 貴方の世界はどんなかたちをしていますか?
 深深と緩やかな眠りに向けて伏臥しているのか、
 返り咲いたスノードロップが一面に広がるのか、
 それとも僕の想像を越えているのでしょうか。
 
 これは僕の生きた記録になる予定です。
 僕という人間が世界に存在した墓標です。
 貴方が手に入れた経緯はわかりませんが
 どうか、身構えることなく頁を捲ってください。
 もしも最後の一頁まで読み終えてくれたなら、
 その時には 思いのままに扱ってください。
 
 どうか貴方の生が幸せに包まれることを。
 
 
        ヨリック・ファン・デル・メール
     

(39) 2019/06/06(Thu) 10時頃

【人】 優等生 ヨリック

     
[ ヨリック・ファン・デル・メールが
 『144』が引き起こす死と縁を繋いだのは
  いつのことだったのだろう。
  彼の記録を辿っても明確な原因は不明だ。
  過去の記憶を失っていく症状の所為だろう。
 
  実際、彼は療養生活が長引くにつれて、
  “ 私 ” が手にしている手帳を読み返し>>10
  何度も自分の素性を確かめていたようだ。 ]
     

(40) 2019/06/06(Thu) 10時頃

【人】 優等生 ヨリック

     
[ サナトリウムでの生活を始める前に
  おそらく144によって父親を喪っている。
  そして “ 隔離して他の家族の身を守る為に ”
  丘の上に向かう鉄道に独り乗り込んだらしい。
  当時の心境を、彼はこのように記している。 ]
     

(41) 2019/06/06(Thu) 10時頃

【人】 優等生 ヨリック


 意識を朦朧とさせていた時には、
  声が届かなくても、握り返してくれなくても
  血のかよう柔らかさと温もりのあった手は、
  魂を留めておくことが出来なくなると
  あんなにも冷たく、硬くなるのですね。
 
  冬の身を震わせる寒さとも
  池に薄く張った氷のような繊細さとも違う、
  面影を宿しながら異質なものに変わり果てた、
  何か圧倒的なものに突き放された心地でした。 
     

(42) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 冷えた蝋人形のようだった
  父を燃やす煙が天に吸い込まれて消えたあと、
  骨のひとかけらも残りませんでした。
  棺に入れた花や、葉巻や、仕事道具が
  パラフィンの香りをまとっている灰滓を、
  そうだと思って掻き集める他なかったのです。 
     

(43) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 父と呼んでいた人を墓へと埋めるとき、
  ここのとこ具合の悪い僕はどうなるだろうと
  咳込み、考えながら土を掘っていました。
  墓守人は少し前に亡くなってしまったから、
  代わりをしなければ、とも思っていたんです。 
     

(44) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 たった一枚の切符を手渡されたのは
  父の病褥のシーツを片付ける時でした。
  懇願するような、縋るような母の眼差しに、
  却って捨てられたような気になりました。
  同じ土地で眠ることすら拒まれたのですから。 
     

(45) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


[ 抜粋したこれらの喪失感を抱え、
  彼はサナトリウムに向かう汽車に乗り込んだ。

  所謂ザニールング…嘗て黒死病や虎列剌が
  人類の脅威だった時代を踏襲して行われた
  “ 病巣除去 ” の一環として患者を隔離することを
  彼が生まれ育った国は推奨していたらしい。

  しかし実際には、経済的理由から
  誰しもがサナトリウムへ辿り着けた訳ではなく
  患者が患者を看病する状況が長く続いたという。 ]
     

(46) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


[ ヨリックは人生で初めて乗り込んだ汽車の中、
  外界と隔絶された無為の時間と倦怠に曝され、
  もう家に戻ることは出来ないのでは…と
  喪失感より漠然とした不安が強まったらしい。

      モリブンドゥス
  除去された生きる病巣たちには
  クアオルト以外の行き先は無く、その意味では
  『冥府行のようだった』と彼が綴った譬喩も
  あながち遠からずといった印象を抱いた。
  進行と共に彼らが奪われていく記憶たちは、
  レテの水を飲み地上の生を忘れる死者に似る。 ]
     

(47) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック

 
[ この記録は
  そんな車内にて書き始められたようだ。

  …… ところで
  驛舎まで見送りに来た母や同胞と別れの抱擁を
  交わしたと記録上では記されているが、>>12
  ヨリックの症状を考えれば無理があるため、
  これは改竄された記憶であると考えられる。 ]
     

(48) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


              ・・
[ だが 抑、私の読んだ彼の墓標が
  どこまでが真実でどこからが虚偽なのか、
  確かめようもないことだ。
     
  実際に交わされた言葉や出来事について、
  この記録は事細かに書かれているわけではない。
  書いた当時の主観が亡霊のように漂うのみだ。 ]

     

(49) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【人】 優等生 ヨリック


 琥珀の採れる北の海にも
  療養所はあるといつか本で読みましたが、
  ここは樹に囲まれて、浜辺は見えるだけ。

  だけど、呼吸がとても楽でした。
  冷たい空気が身体をめぐるのが心地よくて
  僕は暫く積もった雪に横たわっていました。
  あの時、せんせいに見つけてもらって
  一緒に白亜の建物に入っていなかったら
  あのまま思わず眠ってしまったでしょう。 **
     

(50) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス

 
     
 「  よろしくおねがいします、せんせい  」
     
     

(-3) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【秘】 優等生 ヨリック → 代執筆 レックス

     
 嘴のついたマスクを着けていたから、
 その時には顔すらわからなかったのですが
 僕が罹った病気がせんせいに感染しないなら
 それ以上のことはありません。
 ちゃんと微笑むことは出来ていたでしょう。**
     

(-4) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

【独】 優等生 ヨリック

/*
地の文が読んでいる人の主観。
等幅フォントがヨリックの主観の記録。
秘話が……実際?(一部改竄して認識している)

どこにも正確なものがない……どどどどうなる……

(-5) 2019/06/06(Thu) 10時半頃

優等生 ヨリックは、メモを貼った。

2019/06/06(Thu) 10時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ


[ しろいろの花弁から、透明が滴る。

  ぶったいからしょくぶつへと代わり行く其れの
  何かを求めるように遺った
  ──── 恐らくは指先だったのだろう、剥き出しの象牙に
  恵みの降るよに 灰色の跡。

  靴底のかたちに汚れちまッたこおりにも
  ぽつ ぽつ  孔を空け、]
 

(51) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



     「 花の上で溶け行く水の、
            何と香しいことか! 」

 

(52) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ くちばしのむこうで
  薄い口脣が 細く 笑み、 ]
 

(53) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ どうせ燃されてしまう儚いいのちを
  水滴を振り回すよに振りながら、

          ・・
   ( ───嗚呼、また これだって燃されてしまう。)
   ( いのちの痕に濡れた引き摺る程の影。 )

  格好に違う跳ねる足取りで、
  いつか よりも また青へと刺さる、
  寒色を着た幹を縫い、 
      くろいろに惹かれた細かな虫どもを弾き、]
 

(54) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  「 さァ、 最近全く興味がなくて。 」


[ 街なんか 疾うに死んでいて
  其れでも 汽車は動くのだという。

  たくさんのpieceが抜け落ちても
  機械をうごかす歯車ひとつ たったそれだけ残っていれば
  かれらは いきることができるらしい。
  …もう、 時間通りに動くという美点は、
  なくなってしまったろうが、 ───────

  遠くに白煙を眺め、碧を ぱち と 瞬き、 ]
 

(55) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   「 ぜんぶ亡くなれば
       しょくぶつと昆虫の天下だよ。 」


[ ひとけのない街並みを 浸食し得るいのちに、
  そっ と、 讚美さしあげて。 

  せんせい と しては
  144を数える其れが しょくぶつには関わらない事実が
  結局、 何よりも 嬉しいんだ。


       ──── ひとの医者ですら 無いのだから。* ]
 

(56) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  「 しょくぶつなら 白菊ってかんじ。 」


[ そうそう、 思い出した。
  ある かんじゃさま のはなし。

  軽口の延長、 けしてわるくちでもなかった。
  ──── ひとを悪く言えるほど、興味もないから、
  せんせいの中で浮かばすよに 自然と、
  truthを 呼称して。

  何処か、 海の向こうの国では
  びょういんでは倦厭される花だなんて。
  そんなのは、上位に座していた時のはなし。]
 

(57) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



      ──── しらぎくさーん。


[ それから、 パラチーノというおとこは
  かんじゃさま 全部を 
  しょくぶつの名で 呼ぶようになったんだ。

  コップ一杯の其れを手に、 薄笑み貼り付けて、**]
 

(58) 2019/06/06(Thu) 12時半頃

【人】 白菊会 ミサ




             蕾の頃。


 

(59) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




     両親を見ていた。汽車の前。
     持たされたトランクの中に、わたしの物は無く、
     白い息はすべてを凍らせるよう。

     「ミサ」あなたたちが言う。
     笑っているのか、泣いているのか、
     わたしはまるで興味が無かった。

     おんなじものを食べていた筈なのに、
     得た養分は、わたしだけ違うものだったのでしょう。
     わたしと、あなたたち、
     それからあなたの胎に眠る可愛い誰か。


 

(60) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




     可愛い誰かさん。顔も合わせない誰かさん。
     あなたはわたしとおんなじかしら。
     花開いた頃に、疎まれる其れになるのかしら。


 

(61) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




    名前は 呪いのようだと思う。
    本人が、わたしが、己をどう捉えたところで、


    あなたたちにとって わたしは 「ミサ」。


    ひとり養分の異なるおんな。
    両親の顔も碌に覚えちゃいない、何時かの子供。


 

(62) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




    だから、あなたに呪いをかけてあげる。
    死に近い彼の花のように、そっと。
    うまれゆく生命に、一言。冷たい息を添えて。

    おんなじにさせたい訳じゃあないけれど、
    忘れられていく子供の痕跡を残すために、


 

(63) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ




        「 さようなら、"ミサ" 」


 

(64) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ





        わたしが決めた、あなたの名前



                              *

(65) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 幾ら、わたしの方が旧いとは言え、
  "せんせい"だから名乗ってはいた、確か。朧気。

  真白な"苗床"から 起き上がって、
  スリッパをちぃさな爪先に引っかけた、ところ。
  扉の音が聞こえてくれば、
  そりゃあ 動きだって、止まるから。

  持ち上がった二つの黒いわたしの瞳は、
  特に笑いを見せること無く、


         ぽと、と、 ]
 

(66) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


   ──── 、せんせい。

 [ 何時も思う。しらぎくって。
  言われてわたしを思い出すけれど、
  そのしょくぶつ、知っていても見たことが無いの。

  ……嗚呼、でも、死に近いというのなら、
  きっとわたしに、よぅくお似合いでしょう。

  貴方にとってわたしはそうなのでしょう。
  此処で偉いのは"せんせい"たちなのだし、
  番号管理されようが、わたしのことだもの、
  きっと文句一つ言わない。 ]
 

(67) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ しょくぶつは大人しく苗床に戻って、
  ( ─── 元々、水を取りに行こうとしたのだし、 )

  脚とおんなじ、蒼白い腕を伸ばして、
  一杯の其れを頂く。

  仄かに色づく唇を湿らせ、
  湖面を 眺めたまま、何時も通りの飽きた顔。 ]
 

(68) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


  ─── 今日は何の用事?検査でもするの?
  でも貴方 此処とは違う香りがするけれど、

 [ 鼻を鳴らして。
  "消毒はしているの?" なんて、態とらしく。

  一杯の養分だけなら
  それは、それで良いのよって、
  わたしは追い返すでしょう、きっと。 ]
 

(69) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【独】 白菊会 ミサ

/*

菊についてすごい調べてるんですけど
めっちゃ養分くうらしいですねミサさん

(-6) 2019/06/06(Thu) 22時頃

【独】 白菊会 ミサ

/*

そんな あれで、
よろしくおねがいします(おじぎ)

(-7) 2019/06/06(Thu) 22時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/06(Thu) 23時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ



  はじめまして、こんにちは。
  あたらしいせんせいです。

 

(70) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ ちょっと前のはなし。
  かわいいかわいい アンジェリナの挨拶に
  あたらしいおとこは 欠片も名乗らず、

  そのわりには 派手な素顔には笑みが在り、
  碧には僅かな興味さえ乗せていた。

  
  恐らくは 人に向けられたものではなかったが……、]
 

(71) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ きっと それからすぐのはなし。
  ──白菊の貴女とのはじめましても その頃。
  前任の誰かに連れられて、 各病室をひとまわり。

  おんなじように 名乗ることなく、
  嗚呼でも、白衣に縫い付けられた簡易の名札には、
  T・Palatinoと あるから、
  言わなくッても問題はないでしょう?

  譬えば、 なまえ を 聞かれたならば、
  碧は ふる と 迷い、困ったように 笑むばかり。]
 

(72) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   [ この男に名前は 無い。 ]

 

(73) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ




  ( 世界が死にはじめて ほんのすこし。
    浸食され行く国に産み落とされたと同時、
    144を数えた彼等とは 別の線路を歩む。 )

    与えられるものが もう、亡く。
    144孤児を集めた施設で数字で管理されていた。

 

(74) 2019/06/07(Fri) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ




     一応は そう 不便だから、
     書類上の 名称 は 無くはない。

     学名みたいなもんだ。
     にんげんが勝手につけた 名称そのいち。


         Tredici=Palatino
      "13ばんめの パラティーノの丘出身者" 

 

(75) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



       あの施設のEnglish gardenは、
         ──── そりゃあもう 美しかった。 

 

(76) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ そゆ意味じゃあ、 のろいも いわいも持たず、
  大切なものひとつも無いのだから、

  この白亜の城砦には 適した人材だったのかもしれない。


  しょくぶつの伝染病ばかりを研究していたわかいおとこは
  sanatoriumからのしょうたいじょうを見下ろして

  ──── もう 歯車が足りないんだろう。
  と 溢したと言う。*]
 

(77) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  外行ってきたよ。
  冬桜がもう少しでほころびそう。


[ 定期の検査です、 って 手持ちの器具をテキトウに扱い、
  一日おきの其れの データを取りつ、そとを語る。

  ─── あたらしい からなのか、
      単に 学んでこなかった部分か、
  この男は誰に対しても言葉遣いが変わらなかった。

  舌足らずにも聞こえる 叩くよな音で、
  花について語るときだけは 饒舌多弁である。]
 

(78) 2019/06/07(Fri) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ ──── 寧ろめちゃめちゃ消毒された。 なんて。
            ・・・
  花を持ち帰ろうなどと何度もやらかしているせいで
  手折られたしゃくなげは疾うに灰も残らないし、
  外用の防護服の外套も、 もしかしたら。
  …香りくらい持って帰ってきているのかもしれないが、
  laurelのせいで鼻が変だ。 わからない。

  譬え検査がさっ くりと終わったとして、
  空のコップを受け取った後も、

  この男はきっと簡単には追い返されず
  そんなににおう? とか 白衣の臭いを 嗅いでいる。

  この部屋の 開かない窓の向こうには
  寒空に映える暗緑の、 針葉樹がいきるので **] 
 

(79) 2019/06/07(Fri) 01時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 01時頃


【人】 白菊会 ミサ



     血をとられても、
     心音を届かせても、

     わたしの養分が得体の知れない何かであることに、
     きっと、変わりは無いのでしょう。

 

(80) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ いっぱいぶん。
  手渡してしまって、わたしは、
  分かりやすく興味なさげに 真白に落ちた。

  体重が何処かへ行ったよう あまりにもかるいおと。
  こんなところで、旧いわたしは、
  "病人"らしいことを自覚する。

  おきまりごとの御食事は今日は過ぎたようだし
  お腹もあまり空いていないし、
  だったらしょくぶつは眠りましょう。

  "しょくぶつ"が歩き回るのも、可笑しな話 だし。 ]
 

(81) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 枕にかおはんぶん、埋めてしまって、
  つまらない顔したまんま、もうはんぶんの瞳。
  窓の向こうを見詰めた。

  また明日ね とは
  どうにも言えなさそうだったので。
  溜息をひとつ
  ……嗚呼、やっぱりわかりやすく零して。

  香りも苗床の其れに書き換わったから、
  なにが正しいものなのかも、なにを感じたのかも、
  さっぱり忘れてしまった。 ]
 

(82) 2019/06/07(Fri) 15時頃

【人】 白菊会 ミサ




       きっと 植物たるわたしは、
       苗床の香に包まれて逝くのでしょう。

       つちの奥底へ。


 

(83) 2019/06/07(Fri) 15時半頃

【人】 白菊会 ミサ


  ……それこそ 外とか、
  "せんせい"の部屋の方が良い景色でしょうに。
  知らないけど。

  毎日変わらないわよ、いっそ十年見てみる?

 [ さて、好きも嫌いも縁遠いわたしのことなので、
  実際何年だったかも曖昧だったでしょう。
  旧いって一言できっと充分、そんな風。

  桜なんて言われたところで、想像すら及ばない。
  そんな おんなでしたから、
  饒舌とも多弁とも、また 縁遠い。 ]**
 

(84) 2019/06/07(Fri) 15時半頃

少女 Aがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(少女 Aは村を出ました)


代執筆 レックスは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 18時頃


【人】 複眼レフ パラチーノ



  花びら一枚くらい、見逃してくれたッて良いのにねぇ。


[ さくら、 の はなし。
  凡てのいのちのかけらは この城砦には持ち込めないから

  しろいろのさくらのかけらも、
  不運にも、外套に張り付くことを選んでしまった
  透明の羽虫も、 仲良く燃されている。

  可哀相 とは 思わない。
  早いしゃくなげは手向けにもなろう。

       ──── 白菊ほど 向いてはいないが…… ]
 

(85) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ …似付かないくろいろの後頭部を見下ろしている。
  何故、 白菊と言ったのだったっけ。
  思い付きに理由なぞあったのかも覚えちゃいない。

  しろいふくだからか。
     ……己も含めて、 みんなしろいが。

  勿論、遠つ国の葬式の景色なんて見たこともないし。
  仏壇からイメージされたものではなかったろう。
  ほんのすこし 首をかしげていた。 自然と。 ]
 

(86) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ──── 十年も有れば、さくらが咲くよ。

 

(87) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 数度傾いた視界で 暗緑を眺め、 不意、
  取り落としたよに 言葉が零れる。
  苗を手にいれるとか そんなことは出来ないが
  接ぎ木なら 出来るかも。

  十年か、そのくらい。
  ふるい かんじゃさまにとっては
  かわらなかった景色であれ。

  いろんな意味で あたらしい この男は、
  変えることを なんとも思っちゃいなかった。 ]
 

(88) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 幾つかの検体を ポケットポーチに収め、
  消毒しつつキットを仕舞ってしまったなら
  用事 は おしまい。
  薬はべつのせんせいが持ってくるはず。

  根付いてしまうだろう 白菊の貴女に
  ──── 試しに、 こんなこと。 ]
 

(89) 2019/06/07(Fri) 21時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ね、 中庭も随分きれいになったよ。


[ English gardenには程遠いが
  …中庭に手をいれはじめてから 本業がどちらだったか 
           ・・・
    ( 紛れもなくこちらが本職だったが… )
  分からなくなるような仕事様。

  人工の太陽光に照らされ、花たちは かんぜん 品種。
  sanatoriumの社交場。
  ……なんて 何時だって面々はおんなじだけれど。

     行かない? とまで 云わずとも
     扉だけは開けたまま、 白衣を翻す。** ]
 

(90) 2019/06/07(Fri) 21時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/07(Fri) 21時頃


【人】 白菊会 ミサ




      [ 十年後、を、想像してみましょう。 ]


 

(91) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ



          [ ……おしまい。 ]

 

(92) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 根付くまで、直ぐだった。
  窓を見上げる片目はもう、ねむりにつきそうで、

  想像できない さくらの話も、
  想像できない 十年後の話も、
  ねむりに落ちてしまうまでの時間潰しにもならない。

  片付けの物音の方が、よっぽど子守歌になり得た。



            ─── だから、 ]
 

(93) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 別に、中庭の話に惹かれたとか、
  ……わたしのことだから、そんな話じゃあ無かった。

  ─── 植物も、お花も、
         他の患者に話なさいな。

  綺麗になったのなら、褒める誰かも居るでしょう。
  彼ら彼女らだって貴方にとっては、
  中庭を彩るしょくぶつさんなのでしょうけれど。

  此処のしらぎくさん が好むのは 日陰の一室。
  ほんとの"しらぎく"がどうだか、
  そんなことはどうでも良くて。
 
  だから、何時も閉めるじゃ無い、って、
  其れが人任せな植物の、起き上がる理由。 ]
 

(94) 2019/06/07(Fri) 22時頃

【人】 白菊会 ミサ


   ─── せんせい、ドア 閉めて頂戴。

 [ 素足のまんま、する、と、苗床から抜け出し、
  廊下に一歩踏み出して、白衣を掴んだ。

  すり抜けそうなよわい其れだと、わたしですら思う。
  幼い子の方が よっぽど。

  つめたい地面に、蒼白い"根"が止まって、
  ……廊下ですら最低限しか出ないから、こうなる。

  勝手にやってきて、開いたのは貴方でしょう。
  だから閉めていきなさい って、
  傲慢すら滲む不満しか顔に出さないで、やっぱり。 ]
 

(95) 2019/06/07(Fri) 22時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/08(Sat) 00時半頃


優等生 ヨリックは、メモを貼った。

2019/06/08(Sat) 00時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ



  「 今度は さくらを 手折ろう。 」

   ( あかない窓の向こう、
     だれかのいのちをさくらの其れに塗り替えて 
     薄く脆いしろいろを 撒き濡れてもらうよに )
 

(96) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   にんげん ごときの たのしみのため 

 

(97) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 白衣の裾を、 挟んだのかと。
  碧は布を辿ってゆびさきに留まる。

  ……大概、 振り向こうともしないので、
  扉が閉まっていくのか も、
  かんじゃさまが出てくるのか も、
  もしかしたら、 文句ひとつ投げられるか も、

  そんな、あとのこと には 全く無頓着で、無責任だった。
  呼び止められるなんて思ってもなかった、と
  碧は雄弁に。]
 

(98) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   ──── ねえ、  

 

(99) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



        「 貴女はしょくぶつでいいの? 」

 

(100) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


 [ はじめて、 あなたをしらぎくさんって呼ぶ、と
   そう、 一方的に告げたとき。

   …… 強引だったわりには そんなことを聞いたのだ。

   みんなを しょくぶつと思えば、
   すこしは ちがいがわかる かもしれない。
   そんな 思惑は 在れ ──── しょくぶつにんげん なんて
   しょくぶつにとっちゃあ 不本意だろう言葉だって
   すこぅし前までは普通に使われていたのだから。

   おれのおもう しょくぶつと、
   ほかのにんげんのおもう しょくぶつは違うらしい。]
 

(101) 2019/06/08(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


   「 となりの彼女は、 おみなえし。
     あのせんせいは しだ。 」


  [ いくつか、 すでに決まっていた名称を指折り、 ]


   「 貴女は しらぎく。
         ■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 」


             [ ──── 何を 言ったのだっけ。*]

(102) 2019/06/08(Sat) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  ──── ときどき 日光浴しないと、
        もっと 細くなっちゃうよ?


[ 白衣から伸びる、ほの蒼い足首を、
  不躾にも指差して、

  ほら ときどき、このくらいは
  にんげんのせんせいっぽいこと 言わないと。
   ( 日光を浴びれば骨が丈夫になる なんて
        せんせいじゃあなくとも周知であれ、 )
  どうせ 人工の太陽光なのだし。

  言われたからには 閉めようか。と、
  扉のゴム部に指を滑らせつ、
 ─── 強引に連れていく素振りでない辺り、
  ほんとうに 無責任なおとこ! **]
 

(103) 2019/06/08(Sat) 01時頃

【人】 白菊会 ミサ



      [ 白い 指を伝い、
  
             黒は見上げ、 ]

 

(104) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ




       「 貴方がそう名付けたのなら 」


 

(105) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



   [ わたしが "しらぎく"となったとき、
    喜ぶことも、怒ることも無く、只そう言った。

    ……勝手に名付けられるものだったから。
    別に、植物に限らなくたって、
    誰だってそんなもの だったし、
    わたし自身だって、何時かあのこに呪いをかけて。

    動物の名前だろうと
    きっとおんなじお返事だったでしょう。 ]

 

(106) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



  「 となりのあの子は おみなえし。
    あのせんせいは しだ。 」


  [ はじめから決まっていたのかもしれない名前の中に、 ]


  「 わたしは しらぎく。

         ──────────── 」


       [ 眠りのむこうの声は聞こえる筈も無く ]*


 

(107) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ


  ──── 、

 [ つられて 下を向いた。

  枝より簡単に折れてしまいそうな、わたしの足首。
  こんなことより 薄い寝間着を暴かれる方が
  おんななんだし、よっぽど不躾じゃあ無いかしら。
  所詮検査、まるきりどうでも良いけれど。

  どうせ人工の太陽光なのに、
  浴びる意味はあるのかしら。呟くだけ呟いて、
  それでも白衣を握る手は落ちてしまったものだから、

  暫く わたしは考えていたのかもしれない。 ]
 

(108) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ 覚えていたむかしのおはなしの所為で、
  頭が覚醒してしまったのかしら。
  ……そんな頭の良い理由じゃあないかしら。

  脚だけ部屋に戻して、
  ─── 生憎履き物に拘りは、
       少なくともわたしはなかったから、

  スリッパをまた つっかけて、 ]
 

(109) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【人】 白菊会 ミサ



     どうせ死んだら骨になるじゃ無い。

   [ 其れだけ告げて、
    わたしもわたしで 無責任に、
    
    連れて行くなら行けば? って、 ]

 

(110) 2019/06/08(Sat) 21時頃

【独】 白菊会 ミサ

/*

顔が日本人っぽいのと
名前もミサ なので
両親海の向こうからやってきてたのかなあ

とは おもいつつ

病気も相まってわすれていくのだろう。

(-8) 2019/06/08(Sat) 23時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ きっと 貴女のからだのこと、
  あなたより 詳しいかもしれない。

  薄布の向こうも、 ──── 目に見えない部分も。

  抑、 医者でもない癖に と
  …最初のうちは 思いはすれど、
  いつのまにやら 忘れ去っていて

  慣れ なんだか 、 ]
 

(111) 2019/06/08(Sat) 23時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ あるよ、 人工だろうと たいよう だもの。

  呟きには 呟きで返し。
  …厳密な原理はよくわかっていないけれど、
  しょくぶつが問題なく育っているんだから大丈夫。
  たぶん。

  ゴム部を弾いていた指先は、
  揃うように滑り落ち、
  暫く おれは待っていたのだと思う。 ]
 

(112) 2019/06/08(Sat) 23時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ きっかけのはなしを思い出した所為で、
  麻痺していた何かが覚醒めてしまったのか、

  ──── そんな殊勝な理由じゃないか。

  スリッパが足元を飾るまで、其処に立っていたのだッて、
  きっと 気紛れだ。 ]
 

(113) 2019/06/08(Sat) 23時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



 燃え尽きちゃうより 少しはかたち、残したいでしょ。

  
 [ sanatoriumに珍しくない、
     black joke の 言葉選び。 *]
 

(114) 2019/06/08(Sat) 23時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


 ─── courtyard in sanatorium ───
  ( 造られた天光に 飾られた庭園。 )

[ …残念ながら、さくらも、 しらぎくも咲いていない。
  唯、 白い花が多かった。
  彩色華やかな庭は、合わない気がして。 

  にんげんと花以外のいのちの無い庭は、
  つくりもの を 示すようで。
         …案外嫌いじゃあなかった。 ]
 

(115) 2019/06/09(Sun) 00時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ しろばらのアーチを潜れば、
  ベンチには点々と 人影もある。

  日光浴が必要な人たちだ。
     ──── 色んな意味で。

  時おり、 そんな しょくぶつさん たちに
  声をかけられながら、
  しらぎくさんを ごあんない。 ]
 

(116) 2019/06/09(Sun) 00時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  これはクリスマスローズ。
     ──── ばらだけどばらじゃない。 

  なぐさめ って 意味があるんだッて。 


        ──── ここには ぴったりでしょ? 

 
 [ 俯き加減の花を差し上げて、 細く 笑った。]
 

(117) 2019/06/09(Sun) 00時頃

【独】 複眼レフ パラチーノ

/*
そういえば144っていう"なまえ"は 広がってる認識で良かったのか…が今さら…
滅びかける病気だし、名前はつけられてるし、"外では"知られてるものかなと思ったゆえの孤児院設定でした
144孤児ってしなきゃよかったかなとは今思ってます 反省


sanatoriumのかんじゃさまが"確実に144かどうかわからない""けどまあだいだいそうだろう"みたいな…?

(-9) 2019/06/09(Sun) 00時頃

【人】 白菊会 ミサ



      残して 誰が、拾うのかしら。

     [ それはとても 真面目な顔で。 ]*

 

(118) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ


       ─── 庭園 ───

 [ ─── 白、だった。

  極彩ばかりの場所でないのは、
  この場所らしいと言えば、らしいのだろうけど、
  自然に近いのかすら、
  引きこもりのしらぎくはわかっちゃいない。

  色だけ捉えて、
  しょくぶつでない名前だけ知った彼ら彼女らを見、
  また 興味もなく色を見つめた。


     時折自分の腕へと 移って、
     目の前の白衣へも 移って、 ]
 

(119) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ




    [ どれが一番人工的なのか、と、思う だけ。 ]


 

(120) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ ぺたん、と
  部屋の中より遅い歩み。

  つくられた光の元、
  部屋しか知らないわたしは どうにも
  光合成なんて難しい話のようで、
  喋る気力も削がれていくし、
  ……気まぐれなんて起こすものじゃあない。

  何時も以上に 差し出された花以上に、
  黒の瞳は 俯き加減 という調子で、


    ゆびさきで 花弁を つまんだ。
    千切ってしまわない程度に、引いて、 ]
 

(121) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ



     ──── 此の 花も、死んでしまうの。

 

(122) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ





           にんげん ごときの たのしみのため

 

(123) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ かわいそうに。
  きっと人に名付けられたのだろう可愛いものへ。

  わたしがここで喜んでしまったとして、
  何時か枯れてしまうこのこは、
  果たして誰がなぐさめてあげるのかしら。

  たいして植物に愛着も執着も無いけれど、
  興味が無いゆえの、想像。 ]
 

(124) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

【人】 白菊会 ミサ



 [ ずぅっとこんな風だから、
  せんせいのように、わらうなんてできやしないから、

  疲れたような 息を吐いて、 ]

 

(125) 2019/06/09(Sun) 00時半頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 01時頃


【独】 白菊会 ミサ

/*

おもて ろぐのばし 大丈夫かしらとおもいつつ
多弁 のやつ

(-10) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



     そうだよ。


             [ 悪怯れも、 せず。 ]
 

(126) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 此処に咲く花たちは、
   此処でしか生きられないような花たちだ。

  そと には 本来、いのちを生かすために構築された
  合理的で うつくしい営みがあって
  にんげんが居なくなろうと、ひとつ歯車が消えようと、
  すこぅしばかり 効率 が変わるだけ。

  ───唯、 そう、 にんげんがいなくなると共に、
  姿を消してしまうだろういのちだってある。
  造られたものたち、 その いちぶ。 ]
 

(127) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ


[ 所詮にんげんごときが造ったものなのだから。
  にんげんを歯車とするなら、淘汰の歴史でしかない。
  ずぅっと昔にいなくなった、 でかい爬虫類といっしょ。

  しょくぶつへの愛着も 執着も有る癖に 
  その行く末は考えて、

              ───── おしまい。 ]
 

(128) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



  クリスマスの時期に咲く、 ばらっぽい花ッて
  てきとうな呼び名をつけるよねえ。


[ にんげんってそういうものだけどさ。

  ずぅっとこんな風に、
  意味も薄らと わらうことしかできやしないから、

  話のとちゅうに声をかけてきた、
  はなみずきさんにも おんなじ えがお。 ]
 

(129) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ



   ……、はなみずきの花言葉、なんだったけかな。


[ ─── しょくぶつに詳しいだけで、
  その言葉とやらにはあんまり興味も無かったが、
  …そんなはなしをしたからか 
  通りすぎていったかんじゃさまの背を眺めつ、ぽつり。

  もう 独り言のよな 其れだった。** ]
 

(130) 2019/06/09(Sun) 01時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 01時頃


複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 01時頃


【独】 複眼レフ パラチーノ

/*
ちょっと舌が短いって 設定が生えてるんですが
生かすタイミングがあるかがわからない

成長期のころに舌を噛みきってるかんじ…
(発音はできるけど短音が苦手/味覚は死んだ)

(-11) 2019/06/09(Sun) 01時頃

【人】 代執筆 レックス



  ─── 白雲と雪化粧は よく似ている。

   

(131) 2019/06/09(Sun) 07時頃

少女 Aが参加しました。


少女 Aは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 07時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 07時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 07時頃


【人】 白菊会 ミサ



       たとえば、

       花弁をひとつ 千切ってみましょう。
       そうしたらこの子は、
       ひとつ 死に近づくのかしら。



            わたしは、

 

(132) 2019/06/09(Sun) 11時頃

【人】 白菊会 ミサ


   そう。

 [  要らないわ って、
   摘まんでいた手を離して、

          なぐさめの花を、突き返した。 ]
 

(133) 2019/06/09(Sun) 11時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ かわいそうに。もう一度。

  只、見下ろすわたしの黒色は、
  結局しょくぶつだろうとにんげんだから、
  淘汰するものへの視線しか、
  残念ながら 遣れなかったでしょう。
  共感 なんて、烏滸がましいお話。


       ─── 嗚呼、こんにちはキャサリン。
           貴女、はなみずきっていうの? ]
 

(134) 2019/06/09(Sun) 11時頃

【人】 白菊会 ミサ


 [ しょくぶつじゃあない名前を知っていても、
  其れがわたしからの会話に繋がるかといえば、
  ……まさか そんな筈も無い。

  好きも嫌いも無いけれど、
  今度は、……今度も やっぱり、
  つまらなさそうな顔で彼女を見て、見送るまで。 ]
 

(135) 2019/06/09(Sun) 11時頃

【人】 白菊会 ミサ


  ……適当に付けたのが透けるじゃない。
  せめて調べでもしなさいよ。

 [ 黒いおんなに 白い花の名前まで付けてるから、
  命名の規則性も、本人との共通項も無いでしょう。

  わたしは わたしで、
  人工の光にすっかりやられていたものですから、
  額に浮んだ汗を 指先で拭い、

  ( ─── ひとのようだ と 薄ら思って ) ]
 

(136) 2019/06/09(Sun) 11時頃

【人】 白菊会 ミサ


  ─── 此じゃあ "白菊"の方が
  よっぽど逞しいんじゃ無いの。
  
  日陰でしか生きられないものに変えてみたら。

 [ "貴方の名付け、下手ね。"
  知られてもいない 何時かの呪いを棚に上げ、

  見せる、厭ぁな笑顔は こんなところで、漸く。 ]
 

(137) 2019/06/09(Sun) 11時頃

白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 11時頃


白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 11時頃


村の設定が変更されました。


村の設定が変更されました。


優等生 ヨリックは、メモを貼った。

2019/06/09(Sun) 20時頃


白菊会 ミサは、メモを貼った。

2019/06/10(Mon) 00時頃


複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2019/06/10(Mon) 00時半頃


少年 Aが参加しました。


【見】 少年 A


一体このまま何処まで往けば
遠くの日々すら乗り越えて、
雪解けのように消えてしまえるのだろう。**
   

(@0) 2019/06/10(Mon) 01時半頃

少年 Aは、メモを貼った。

2019/06/10(Mon) 01時半頃


代執筆 レックスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(代執筆 レックスは村を出ました)


代執筆 レックスが参加しました。


代執筆 レックスは、メモを貼った。

2019/06/10(Mon) 01時半頃


少女 Aがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(少女 Aは村を出ました)


代執筆 レックスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(代執筆 レックスは村を出ました)


定員に達しなかったため、村の更新日時が24時間延長されました。


【独】 白菊会 ミサ

/*


表で話さないとなのかな

(-12) 2019/06/10(Mon) 06時半頃

代執筆 レックスが参加しました。


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