263 ― 地球からの手紙 ―
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[そんななかで一風変わった「発明」ばかりしてすごしているのが「ふーさん」でした。ふーさんは時々、少女たちの知らない場所へと出かけていきます。そしてそこに住む種族の操る、さまざまな「道具」や「知識」を手に入れて、戻ってくるのです。]
ねえふーさん、 次はどんな道具を作るの?
[少女が問えば、ふーさんは真面目な顔で答えたのでしょう それは、想いを「文字」にする道具なのだ、と。そんな魔法のような道具が作れるものかと、大人たちはきっと、笑ったのでしょう。
ええ、きっとそれは「魔法」だったのでしょうね。]
(16) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[机の引き出しから、妻が使っていた便箋一式を取り出す。 手紙ぐらいならば不器用な自分でも書けるだろう。
万年筆のインクはすっかり乾いていた。これは新しいのを買ってこなければならない。 妻の好きだったブルーブラックのインクにしよう。
誰に手紙を出すと言う問題はまず忘れ。
イワノフはインクを買いに、外出する事にした。**]
(17) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[ふーさんの掌は、少女たちのそれとは少し違いました。 肉球がなくて、毛もなくて、細い骨のような5本指。
だけど少女たちにとって 「ふーさん」は「ふーさん」でしたから。
そんなこと、関係なかったのです。]
(18) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[えっと。それでね。
本当に、その「ましん」が完成したときには、大人も子どもも皆が喜びました。でもその「ましん」は、完成を一番に楽しみにしていた少女の元へ。
少女が言葉を話せば、「ましん」に差し込まれた魔法の紙に、そのまま「文字」が現れます。 そうして最初に少女がふーさんへ宛てたお手紙は、
“ ありがとう ” でした。]**
(19) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[科学の発展は留まることを知らずとも、 恋煩いの特効薬は未だ見つかっていない。]
(20) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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艇長 イワノフは、メモを貼った。
2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[手がかりとなりえたのは、服のポケットの中に入っていた携帯端末。 そのメモ機能の中に書かれていた住所だった。 あらかじめその住所についての情報がインプットされていたかのように、 私は辿り着くことができた。紙に書かれた住所に。
そうして建物のチャイムを鳴らせば、 人が出てきて、待っていた、と言われ、 やがて身なりを整えさせられた。何の説明もなしにだ。
なんだこれは? 私にいったい何をさせたいと言うのか。 ともあれ一通り着替え終えたところで、 自分についての記憶がない、と言えば、 「なんだって!?」と言われ驚いた顔をされた]
(21) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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/* 新しいチップいっぱいだぁ
(-4) 2019/04/16(Tue) 22時半頃
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[すぐに私を迎え入れた人はどこかに連絡をした。 だが繋がらなかった。どういうことだこれは。 私は起こるべきか悲しむべきなのかもわからず真顔でいた。 途方に暮れた顔のその人をよそに、だ。
そんなことがあって以来、私はその人のもとに厄介になっている。 私が誰でどこから来たのか、途方もない謎を抱えながら**]
(22) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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/* 例によってノープランです
いや、こう、当初は廃棄された電脳プログラムとか考えてたんだけどさすがにぶっ飛びすぎだろうということで一応ガワはひとの姿です でもアンドロイドかもしんない
(-5) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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え?アプリで?
[問い掛けに友人は当然の如く頷いた。 向かい合う少年はその反応に表情を変える 以前から想っていた女子と上手くいったのはめでたい だが、それはあまりにもロマンが無い気がする。 今の時代の若者ときたら、などと 高校生の身分で浮かべるべきではないのだろうが。]
(23) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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いや、なんていうかこう…… 顔を合わせなくても通話くらいしたのかとばかり
[なんて言えば、当人のみならず皆に笑われて 年寄り臭いと言われる始末。
確かにそうなのかもしれない。 自分が出来ないことをあっさりこなした友人に、 ────嫉妬しているのかもしれない。
しかめっ面で手元のタンブラーに視線を移し、 色鮮やかな中身をストローで啜る。 生クリームの多い流行りの飲み物の味が 薄まって感じたのは、果たして残り少ないせいなのか。]
(24) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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迷い人 ヘザーは、メモを貼った。
2019/04/16(Tue) 23時頃
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/* 最初はね、幻日世界使おうと考えてたんです 諸般の事情でそれ使う予定がなくなったので でもさて村入るかって時に急にこれが浮かんできたので なんか こう…… https://www.youtube.com... まーーーたサントラ音源がないのに先走ってこのナカノヒトは
(-6) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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[はっきり言っていじめられたことなんてないし 昔から友達はそれなりにいるほうだ。 適度に目立たず、ある程度恵まれる 平均的みたいな人生を十数年送ってきた。 少年はそのように自認している。
だが最近は特に、友人達と一緒にいると 自分にズレを感じることが多くあった。 夜間ベッドの上で端末を弄れば アプリにはずらっと並ぶ名前たち。 送らずともあちらから送られてくるメッセージ。
それなのに、誰にも相談は出来ないのだ。]
(25) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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/* あーーーー誤字見つけた……
>>22 ×起こるべきか ○怒るべきか
(-7) 2019/04/16(Tue) 23時頃
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[例えば、自分を知らない誰かが相手なら ────打ち明けられるだろうか? 或いは、劣等感を覚えずに接することくらいは。
と思うと目がいくのはやはり手の中の端末であり 年寄り臭いと言われた少年も、 やはり現代の若者に違いはなかった。]*
(26) 2019/04/16(Tue) 23時半頃
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/* あ〜〜〜〜めっちゃちゃんぷるって感じ〜〜〜〜
というわけでよろしくおねがいしますわいわい・∀・ 手紙村は1年ぶり2回目です 今回はギリギリクオリティをなくしたいなーーーできるかなーーー
(-8) 2019/04/16(Tue) 23時半頃
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/* いなさそうだから現代日本エリア入村したんだけども どこまでリアル世界を超えた発展をして良いものか悩む
(-9) 2019/04/17(Wed) 01時頃
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ふむ。それで? このたいぷにゃいたーとかいうものの前に座ればいいのか。
[現代の猫ともなれば、人語を話すのものもいる。]
(27) 2019/04/17(Wed) 18時半頃
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[吾輩はその中でも知能が高いとされる猫の一匹であった。 所謂エリート猫というやつである。 漢字検定もクリアしている猫は稀だ。吾輩のささやかな自慢である。
従来、猫はペンを持つことが敵わないため、猫から人間へのコミュニケーションは音声のみだった。 そこでこの度新製品が開発され、そのモニターになって欲しいと依頼された。
報酬は高級カツオの猫缶1ヶ月分である。 吾輩は即答でその仕事を請け負った。 本業の片手間でもできるモニター業務でこの報酬。破格である。]
(28) 2019/04/17(Wed) 18時半頃
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そうか、この丸い所を押せば文字になるのだな。 ね、こ、…み、け、…ま、ぐ、ろ。 ……若干バランスが取りづらいな。
む、ここの漢字が違うのだが……? ほう、ここをこうして。尻尾で。なるほど考えたものだ。
[たいぷにゃいたー、とかいう装置は、猫向けに作られた箱だ。 その前に後ろ足で座り、2本の前足と尻尾を使って操作する。 入力すれば大抵の言語は人工知能とやらで自動変換されるが、意に沿わない変換が起こることもある。そこは尻尾でちょちょいと修正できる、といった代物だ。 人間の手による装置ながら、猫のことがよく考えられていると感心した。]
(29) 2019/04/17(Wed) 18時半頃
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記録に保存、通信、印刷。これで一通り捜査の指導は終わったか。 気に入った、吾輩の事務所に届けておいてくれ。 明日から業務に入ろう。
さて、モニターというのは、具体的に何を書けばいいのだね?**
(30) 2019/04/17(Wed) 18時半頃
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/* 初の手紙村おじゃまします。 コアを書かないっていうのがちょうど参加しやすそうで アーサーチップ使ってみたくなり飛び込んでみました。 眼光鋭くていいですねアーサー。
して、手紙。どんなのを書こうかなあ。
(-10) 2019/04/17(Wed) 18時半頃
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[───────つまるところ、 なにを申し上げたいかと言いますと……
じつはわたし、ことばというものがわかるのです。
なんて伝えるあいても伝える声もないもので 誰にどう自慢すべきか、いつも頭を悩ませます。
だってここは泉の底。 いしのそつうにことばだなんて奇っ怪なものを もちいたりはしないばしょなのです。]
(31) 2019/04/17(Wed) 19時頃
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/* わあい満席満席。どうぶついっぱいうれしいな。ひいらぎさんは最高にイケメンだとおもってる(まがお)
そしてわたしは手元のメモでふーさんの設定ばっかり膨らむんだけどどうしたらいいのかこれは
(-11) 2019/04/17(Wed) 19時半頃
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[散歩のような視察のような外出から戻ると、頼んでおいた品々が届いていた。 書籍、菓子、それに文房具。
色とりどりの海藻が漉き込まれた便箋を手に取る。 陸の友人達には珍しがってもらえる紙だ]
そうだね、今日は手紙でも書いてみようか。
[愛用の机に向かって、ペンを手に取った*]
(32) 2019/04/17(Wed) 20時頃
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[水の底から送られるのは、薄い青と緑の海藻が不規則な模様を描く厚手の便箋。 同じ紙でできた封筒におさめられ、深い青のインクで文字が綴られている]
空翔ける船の艇長へ
やあ、きみは今どこを飛んでいるのかな。 この手紙を読むのは、家に戻ったときだろうけど。
元気にしているだろうか。 こちらは相変わらず平穏だよ。水が少しあたたかい季節になってきた。 そのかわり、星が冴え冴えと見える時期はそろそろ終わりかな。
暇なときに、そちらの土産話を聞かせてくれると嬉しいよ。
水底の領主より
[時折、陸に顔を出して空を見上げる。 そんなときは、彼方を飛んでいるであろう船に思いを馳せる。 もう奥方の自慢話が聞けないのが、少し寂しい]
(-12) 2019/04/17(Wed) 20時頃
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