255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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ええ、明日からも美味しいパンを期待していますね。
[明日からも美味しいパンを作ってくれるだろうか。
そうしてパン屋まで送り届けて、 自分はまた翌朝も変わらず自警団の仕事を続けていく。
何日に一度かパンを買いにパン屋に寄る。 そんな習慣が始まったのはこの日からだった*]
(101) 2018/11/25(Sun) 17時半頃
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[あたしは、振り返らなかった。 振り返ったら、 嫌だって感情が悟られてしまう気がして。
だから、その瞳>>81に気付かなかった。 気付けなくて、よかったのかもしれないけれど]
…… あたしのバカ。
[いつものように、 大丈夫って答えれば良かっただけなのに。
でも……誤魔化したところで、気付かれていたかも。 そういうところ、目ざとく感じ取りそうだもの。
ため息をつきながらも、 足はパン屋さんへ向かい続ける。 こんな時でも、お腹は空くんだから]
(102) 2018/11/25(Sun) 17時半頃
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― 『陽だまりパン工房』 ―
[焼きたてのパンの匂いが鼻に届く。 我慢していた腹が、もう一回鳴った]
ココアさん、おはようございます! 焼きたてのパン、まだありますか!
[行きつけのパン屋さんに飛び込んで、 店内をきょろきょろと見回してみる。
昔。あたしが孤児院を出た後、 一番最初にアルバイトを始めたのがこのお店だった。
それはココアさんの旦那さんが召集された 少し後のことだったのだけど>>10>>11 あの時は、そのことを知らなかったっけ]
(103) 2018/11/25(Sun) 17時半頃
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[ココアさんはお母さんみたいに優しくって、 ついつい、甘えてしまいそうになる。
甘えんぼになっちゃダメだと思って、 半年くらい働いて、やめた。
仕事がキライになったわけじゃない。 寧ろ、大好きだった。 でも、たまにお母さんを思い出しちゃうし、 甘えんぼになったら、これからが辛いと思ったから]
食パンの6枚……あ、やっぱり5枚切りと、 どうしよっかなぁ。
[ココアさんの作るパンはどれも美味しいから、 どうしても悩んじゃう。
丁寧に並べられたパンを前に、 あたしはうんうんと唸り始めた*]
(104) 2018/11/25(Sun) 17時半頃
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/* 村久々すぎていつでもやらかしそう(ここ数年毎回言ってる)
(-16) 2018/11/25(Sun) 18時頃
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[《液晶に並ぶ文字列に意味など求めてはいけない》
母を奪われ、父も亡くして、拠所を孤児の館に寄せて、 それでも背を伸ばして笑っている毎日が、 延々続くわけがないと、どこか遠くで理解してもいた。
諦観とも違う。達観のような齢でもない。
ただ、自覚が薄かった――自己への関心の薄さで、 どうにか持たせていた感覚がじわりと背筋を侵して、 端末を覗く双眸を僅かに曇らせる。
そこに並ぶ文字はこの平穏の終結を知らせていて、 招集の目的の項には不穏な文字。 食用には至らずとも平穏とは程遠いそれに灯す感情は、 仕事中だと思い出し端末をしまうまでの仕草も淀む]
(105) 2018/11/25(Sun) 18時頃
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そうかー、俺の番かァ…… まぁそういうモンだよな、はは。
[乾いた言葉を残して苦笑する。 苦くとも笑顔が戻ればいつもの調子へ回帰して、 台車を握る手に力を籠めて押しながら]
(106) 2018/11/25(Sun) 18時頃
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[その程度の関心であったらしき己の認識は未だ薄く、 心配事と言えば孤児院の子供たちの事で。 既に孤児院を出た同胞たちが、>>104 自分のように時折寄付なんかしてくれてたらいいのに。
なんて夢想する程度にはふわふわとお目出度い頭で、 最寄りであるパン屋へと急ぐ―― まさか過った同胞のひとりである娘がそこにいるとは、 お目出度さでいえばNo1を競える己にも予想外だったが]
(107) 2018/11/25(Sun) 18時頃
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―陽だまりパン工房―
こんち……お、ノッカじゃん。 お前も元気にしてたんだな!
[がらがらと音を立てる台車を店前で停め、 安全ロックを掛ける傍ら目についた娘に笑顔を向ける。 自分より少し下だったか、 孤児院にいる間は大雑把な齢の把握しかしておらず、 さりとて彼女と仲が悪かった記憶はない。 年上だということは世話する側に回ることが多く、 そういった中で幾度か会話もしたはずだ。
そんなホームが同じ気安さで、 笑顔はそのまま、小麦袋を抱えて担ぎながら店へ入り]
(108) 2018/11/25(Sun) 18時頃
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こんちは、ココアさん。 いつもの小麦粉、いつものとこ置けばいいかな。
[重いから貯蔵庫まで運ぶのはいつものこと。 穏やかな女性に対しての免疫は薄く、 緊張気味に応じる言葉は丁寧で僅かに上擦ったまま。
待ってくれたらしきお得意様の了承を得て>>95 荷を運び入れ伝票にサインをもらうまでが仕事だ。
いつものパンのごちそう>>94は仕事外。 そういうことにしなければ貰えない昼飯を楽しみに、 代価を受け取り、そうしてパンを渡されたなら]
(109) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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あ、そうだ。 近々担当が変わると思うんで。 次のやつも荷運びするように伝えときますから。
それとテキトーにパンを見繕ってくれますか。 日持ちするやつを大量に、予算は――…
[ああ、このパンの味も最後なのかな、なんて。 そう過って初めて寂しさを感じるのだから、 我ながら自己認識がどうかしていると苦く笑った**]
(110) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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[>>108パンを前に唸っていれば、 お店の外から聞き覚えのある台車の音。
同じ孤児院の出の、おにーちゃん。 あたしが孤児院に入ったのは10歳の頃だったから、 あんまり、人に甘えるってことは無かったけど。
面倒を見てくれるおにーちゃんのことは 嫌いじゃなくって、よく、遊んでもらった]
ピスティおにーちゃん、おはよ! おにーちゃんも元気そうで何よりだよ。 [>>109ココアさんの前で、緊張してるのかな。 上ずった声に気付いてこっそり笑う]
(111) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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[少し前までのバイト先>>89に行ったら、 絶対顔を真っ赤にするんだろうな、って。
無口で、絵を描くあのひと>>90とは大違い。 あとで見せて、なんて絡んだこともあったけど、 そういうの、嫌いな人だったのかもしれない。
でも、少なくとも。 お酒を飲んで、男の人に愛想を振りまくよりは、 幾分か気が楽だったっけ]
んー……。 ど、れ、に、し、よ、う、か、な♪
[重たそうな小麦袋を運び込むおにーちゃんを横目に、 あたしはパン選びに戻る。
もう、この美味しいパンを食べられることは なくなるんだなぁ、って思うと、 全部買っちゃおうかなって気にさえなってくる]
(112) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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── 執務室 ──
[新たな告示>>@5は、飛空挺の到着予定及び招集者の総数確認のため、区長の元へも届けられる。電子署名>>@6付きの内容を態々打ち出すと、証人としての己が名を書き添えて、黒檀の卓上へと差し出した。 窓を覆うカーテンが、四角く切り抜かれた場所へと花鳥の彩りを添えている]
どうぞ、区長。
[眼前の区長は終始無言を貫いていたが、藍の筆跡が闇に沈みきるまでには、差し出された紙へと筆先を滑らせ始めた]
(113) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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[そんな中。 おにーちゃんの言葉>>110が耳に飛び込んできて、 息が詰まる。
もしかして、おにーちゃんも?
そんな言葉を飲み込んだ。 だって、聞けるわけないでしょう? 会えなくなる理由を隠したい気持ちは、 あたしだって、よくわかってる]
決めた!あたし、これにしまーす。
[トレーの上には5枚切りの食パンと、 外はふわふわ中はしっとりのクリームパン。 サクサクのも食べたかったから、 見た目が可愛らしいクロワッサンも追加して]
(114) 2018/11/25(Sun) 18時半頃
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[人は弱い──そう評する者もいるのだろう。 確認作業の度にこの様にして立合者を置き、記録を紙面に移して通し番号まで振るのは、ひとえに区長による隠蔽を防ぐため。名を騙り>>@6はせずとも秘匿を試みることは出来る。当該召集者のみにしか用途の通達が届かないこと、区長には数字しか知らされないことを利用して、過去の区長には、召集された娘の逃走を画策したものがいたのだという]
[セイルズが生まれるよりも、さらに前のこと。 ──セイルズにとっては、職のひとつを得る切欠に過ぎない昔話]
[当然、数字で語られる召集に対しても、心を痛めることなど何もない。 セイルズ・マイルストーンにとって──人間の、適正に沿った運用というものは、至極当たり前のものだった]**
(115) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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[忘れようとしていた。 考えないようにしていた、 自分に待っている未来を想像してしまって、 心がきゅう、と痛くなる。
ううん、多分あたしの勘違い。 担当が変わるってだけだもの。 もしかしたら違う仕事に就くのかもしれないし。
パンの乗ったトレーをココアさんの前に差し出して、 えへへ、って笑ってみせた。
悲しいのを誤魔化すときいつもしていた笑顔だって、 おにーちゃんは、きっと知ってる。 ココアさんだって、見たことがあるかもしれない*]
(116) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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/* セイルズさん挟んですまねえ……すまねえ……
ところで焼きたてのパンってめっちゃおいしくないですか? 仕事行く時にパン屋があるんで いっつも寄っちゃうんですよね あれは神の食べ物だと思う 焼きたてパンさいこー
でも最近カレーパンが食べれなくなりました めっちゃ美味しいけど、朝に揚げ物が辛い
(-17) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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/* 大急ぎできたら思いっきり挟まった ノッカさん失礼…
雑貨店にインクを買いに行きたいのと、本屋さんに顔を…出したい…! (メモしておかないと忘れそう)
(-18) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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/* ぐう、腹痛でさっぱり動けず。 ところでわたしとすだちさんが割り振ったチップを 使って頂けてるってすごい感動があるね・・。 もうちょい深い感想はまた別途。
(-19) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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/* この、被害者サイドの節々から感じる哀愁がとてもすき ストーカーサイドに対する独占欲の火種になればいいが。
(-20) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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―― 知の蓄積 ――
[三年前の「事故」は大方有意義なものだった。
>>83ヌヴィル先輩の両下肢は検証に使わせてもらい、 黄金の炭酸が効き難い物質を見つけるに至ることができた。 足が溶け行く過程も克明に判明しどういう種の酸か分かれば"利用する"ことも不可能ではない。 無論ご家族が望まれるならば足も渡されたろうがじゅくじゅくと溶けてイヤな臭いのするモノを欲しがったろうか。
それに>>83小麦粉が効果があることが判明したことは最大の利だった。 キングスには多様な種が存在するのでゲルのような種にしか効かぬかもしれないが「弱点」が存在するという点は希望を見いだせた。
あまりにも上機嫌になってしまい小麦粉の事を先輩の見舞いに言った際に口にしてしまったのは失態であったが、気にはされていないようだったので良しとしよう]
(117) 2018/11/25(Sun) 19時頃
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[音を発生させる装置の小型化。 小麦粉を用いた武器の開発。 酸を防ぐ盾。
それらを装着させて高塀の外に放り出した実験体(父)はそこそこの成果をあげて死んでいった。 やはり多様という点において改良を重ねなければならないだろう。
それはそうと小麦の調達には手間がかかる。 食料として使うこともあり目を誤魔化すためには手段を講じなければならなかった。 そこで使ったのは宅配業者。 確かピスティオと言う名の青年に依頼をしダミー商店に納品させている]
(118) 2018/11/25(Sun) 19時半頃
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[その彼とも表では顔見知りであろうけれど、 自分の裏の顔を知る者は――存在しないはずだった*]
(119) 2018/11/25(Sun) 19時半頃
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/* 帰ってきたら6ページある!
ヤンストP村お邪魔します。 ニッチな設定と言うか何と言うか……申し訳ないです。 ちなみに「イワイ」は漢字だと一字なんですが明かすタイミングはない死に設定。
(-21) 2018/11/25(Sun) 19時半頃
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/* ところで、召集理由も決まってなければ、先代の性別も決まってない。 性別、DDと同棲と書いたから、男性、か…な…? チップ見てこよう……
(-22) 2018/11/25(Sun) 19時半頃
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[元気な声とお腹の音!>>103 飛び込んできたのはノッカちゃんだった。 思わずふふと笑みが零れる]
おはようノッカちゃん。 ふふ、慌てなくてもパンはまだあるわよ。
[丁度、今竈から出したメロンパンを棚に。 ほわりと甘い匂いに思わずうっとり]
(120) 2018/11/25(Sun) 20時頃
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[あれは旦那が招集された少し後だったかしら。 ノッカちゃんにお店の売り子として一緒に働いてもらっていた時期があったわ。>>103 明るくて元気でよく働いてくれて、 あの人がいなくて寂しかった店が賑やかになったものよ。 娘がいたらこんな感じかしらって思ったりもしたわ。
だから、やめるって聞いた時は寂しかったわ。 でもこれもお仕事だもの、私情は禁物。
せめて最後の日にノッカちゃんの好きなパンを。 そしてぎゅっと抱きしめてお別れしたの。
『いつでもパンを買いに来てね。 美味しいパンを作って待ってるわ』、って]
(121) 2018/11/25(Sun) 20時頃
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[それから来てくれる度に笑顔で出迎えるの。 食パンを頼むノッカちゃんに頷いて。>>104 悩む様子を微笑ましく見守っていたら]
あら、ピスティオ君いつもご苦労様。 小麦粉はいつもの所にお願いね。
[ピスティオ君をにっこり歓迎。>>109 いつ来ても緊張してるように見えるのは、 小麦粉を落とさないよう気を付けてるから!
なんて、私は思ってるけど、どうかしら? 分からないけど仕事熱心なのは分かるから。 いつも笑顔で頑張りを労うの]
(122) 2018/11/25(Sun) 20時頃
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