255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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[削り花は古い芸術書を図書室で譲り受け 手法を参考にしたが、参考にした我流でしかない。 あまり出来が良いとはいえない。 この地で本業の者は居ないのだから。
花が咲かない季節に花の代わりとして 拵えるようになった木彫りの造花。 墓前にそえる為の由来はあるようだが あくまで由来であり、この地にそのような風習はない。 まして、大昔なら冬に花が収穫できない事はあるだろうが ラベンダー畑は兎も角ビニルハウスで栽培する花は 冬だって気温調整で採れもする。
ウッドフラワーは飾りとしても悪くない。 自宅にでも置いていこうか…… 手荷物へと放り込む。]
(662) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[ついでにアルバムも忘れないようにしなければ。
そう思い、一時的に抜き出した写真を戻していた時 アトリエに飾っている一家の 絵のもとであった写真>>50に気が付く。 たまたまピクニックに裏のラベンダー畑に出た際>>545 親子連れが居た為、デジカメで義母が撮影したもの。 データを焼き増しして後日渡したらしいが。
家族揃った写真は脚立が無ければ撮影できない為 保護者の父母にお礼を言われただとか。]
(663) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[ノッカの話を聞きながら、やはりココアとタツミも招集されたのか、とため息をつく。 みんな、町を出てしまう。
つい乾いた笑みでノッカの話に反応すると、彼女は慌てたように店の中を見回し始めた。>>639 その様子を見て、ちょっとだけ笑った。]
なんでノッカちゃんがわたしに気を遣うの。 わたしに貴方を心配させてほしいな。
はい、あーん。
[言うと、彼女の持ってきた皆からの餞別の中にあった、ひとくちチョコレートの包みを外し、彼女の口の中にゆっくりと押し入れた。]
(664) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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/* >>652 労働用の環境改善で人間用の薬の作り手集めてるのかな?ってぼんやり考えてる。
(-139) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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おいしい? …ごめんね、気遣わせて。 それにしても、みんなノッカちゃんのこと好きなのね。
[改めて彼女の持ってきたパンやお菓子の詰まった袋の中身をみて、笑った。]
(665) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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さて、わたしもやっぱり何か貴方にあげようかな。
[腕を伸ばし、少し背伸びをするようにしてから椅子から立ち上がる。]
餞別。 どんな本が欲しい? といってもわたし、本には詳しくないから、貴方が好きな本でいいわ。 いいわよ、ゆっくり見ていって。 人も来ないし。
[彼女が本を選ぶ間、自分はカウンターの中にでもいただろうか。 やっぱり客は来ない。 ただ、穏やかに時間だけが過ぎていった。]
(666) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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あれ。 ああ?
[クロッキー帳を机に出して数枚捲る。
化粧が邪魔だし、写真がかなり幼いので微妙だが パピヨンの店を辞めた孤児の…なんだったか ノッコとかリッカだとかそんな感じの名の娘と 面影がいくらか似ている事に気がついた。]
ああ…そうか。 [昔に、描いていたのだ。 流石に十数年昔の絵だから忘れていただけで。]
(667) 2018/11/28(Wed) 23時頃
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[フローラが自分を「ソウスケさん」と呼ぶようになったのは>>644あの時からだ。 彼女と自分の繋がりはヌヴィル先輩を通してだけだった。 それも話に聞いていた、程度のもの。
それがあれよあれよと言う間にも名前を呼ばれるようになった。 柵と縁はそれから続く。 続けば続く程に糸巻きに巻かれる糸のように長く繋がるそれは――]
いいや、先輩の頼みですからね。 お気になさらずに。
[>>650気づけば小さな変化を見つけることもできるようになる程に。 やはり先輩は口足らずなのだろう。 ちゃんと伝えなければ伝わらない。 言うだけでは伝えたとは言わないのに。
受け取ろうとする手が伸びてくるまで紙袋は持ったまま。 漸く受け取れば微笑みを浮かべて見せようか]
(668) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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[引っかかっていた感覚が抜けたのはいい。 歯に挟まったものが取れた時に似ている。
大学を出て、薬屋を目指す。
男が向かったのは、シャッターを下ろす 刻限だったかもしれないけれど。>>660]*
(669) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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サボりか、サボりはいいなぁ。 自分も大学は……もう少しマジメに勉強していても良かったかな。
[昔を思い出し、苦笑を浮かべてはフローラを見やる。 視線が合うことはないのは心の槍が定まっていないからと言うらしい。
さて、どうしたものかと顎に指先を添えていると>>654次は自分が知らぬ話が聞こえてきた]
(670) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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嗚呼、先輩のことは聞いたよ。 でもココアさんのことは知らなかったな……そうか、 道理で紙袋持ってる人が多いわけだ。
最期のパンを買ってたんだね、あれは。
[お茶を啜ろうと傾けるが湯呑は空になっていた。 いつの間に飲み干したのかも覚えてはいない。
しかし、しかしだ。 自分はまたこうして、何もできぬ間に奪われるのだ。 自分ではなかっただけマシであろう? 研究する時間もできることはできる。
だが、奪われることに変わりはないのだ]
(671) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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……そうだね、酷い話だ。 自分はね、違うんだ。 自警団は元より選ばれにくいからね。
でも、そうか――
[家族ではないが、近しい知り合いが奪われるというのは中々に―― 歯痒いものだ――自分は拳を強く握る。 瞳に宿るは憎悪の焔であろうけれど、 それを見られぬように瞼を薄く閉じてしまう。
彷徨わせ始めた視線はもしかするとそれを捉えてしまったかもしれないけれど――]
(672) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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フローラさんは、ちゃんと先輩とお話をするんだよ。 自分はね、わけもわからない間に『招集』されてしまったから。 ちゃんとお別れも、覚悟もできなかったから、ね。
[すい、と視線をフローラへと向ける。 別段視線が合わなくとも問題ない。 伝えるべきは一つである*]
何か困ったら、いつでも相談に来るといい――
(673) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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/* 引くほど眠い…けど、もう少し回しときたい……集中力ぅ……
(-140) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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/* ぁっ、次の動き方検討がてら遡ってたらお返事に気付くの遅れてしまった
癒しだ……(しみじみ
(-141) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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あ、う……。
[>>664気を遣ったことに気付かれてたみたいで、 なんとなく、申し訳ないような気持ちになって。
あーん、って言われたから咄嗟に口を開いたら、 チョコレートが口の中。 この甘さは、ミルクチョコレートだ]
いえ、あたしも、その。 色々と気にしすぎてるところ、あるみたいで。 すみません。
……みなさん、気のいい方たちですから。 あたしもこの商店街で色々バイト出来て、 よかったなって思います。
[>>665袋の中身は、少しずつ減っている。 それでもまだ貰ったものは多くって、 それだけ想われてたなら嬉しい、気もする]
(674) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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え、ええっ!だって、売り物……。
[>>666缶コーヒーを貰ったばかりなのに、 そこまで頂けないって、あたしは焦った。 でも、あまり断ってもそれはそれで、悪いし。
ちょっと悩んでから、 あたしはワカナさんにぺこって頭を下げて、 並んでいる本を選び始めた]
(675) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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/* おっと 拾うのがおそくなってすまねぇすまねぇ どこかでぜったいひろうぜ!ありがとう!
(-142) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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[たくさんの本がある。
あたしは特別本を読むタイプではないけれど、 暇なときは読んでみようかな、って、 読みやすそうな本を探してる。
好きなのは、ファンタジー系の本。 だってそういう物語は、 大抵『めでたしめでたし』で終わるでしょう?]
あのっ、あたし、これにします。
[本棚から一冊の本を抜き出して、パラパラ捲って。 あたしは、その本を選ぶことにした。 理由は簡単で、文章が読みやすかったから、 ってだけなんだけど]
(676) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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[本を読んでいる最中も、 暇な学生や郵便屋までもが薬屋を休憩所代わりにして行った。 読書をしているから静かにしろよと伝えただけで、 後は特に何も言わなかったが。
夕食よりも早い時間に、一旦店を出る。 また夜に、帰宅する者のためにと開くから、 シャッターは降ろさず、扉に鍵を閉めるだけ。 本屋とパン屋が開いてる内にと考えると、頃合いだった。 客足が途絶えたのを確認し、 店から出たところで来訪者を見つけた。>>669]
あ、ヌヴィル。 買い物か?なら、手伝うけど。
[店に目立つ段差は先代の頃からないが、薬の棚は座ったままでは届かないものもあるからと、介助を言い出すのは常…と言うよりは先代の言い付け。 用があるのなら扉を開け招く。*]
(677) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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余計な脂肪がついたら仕事に差し支えるからな。 収入が落ちたらこうした小物も買えないし。
コレでも少しは貯金とかあるんだぜ?
[流れるように厨房にある椅子に座って、 言葉と裏腹に少しでイイからと小鉢を希望して。 栄養が足りないまではいかずとも、 ギリギリな運営になるここでの食事は子供優先。 自然と最年長である己は我慢しがちで、 それが例外になるのは差し入れを呈される時のみ。
遠慮は寧ろ失礼になると知っているからこそ、 その好意を素直に受け取り頷きを返している。>>658]
(678) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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あの……ほんとに、いいんです? コーヒーも貰っちゃったのに、そんな……。
[それこそ、この街を去ってしまうあたしが、 またどこかでお礼を……なんて事も出来ないし。
逆に言えば、もうその機会はないのだから、 お礼しておけばよかったな、って 胸のしこりを残したくない気持ちもあって]
えっと、じゃあ。これ。 食べきれずに腐らせちゃうのも、もったいないので。 ……嫌いじゃなければ、ですけど。
[袋の中の、オレンジとリンゴをおすそ分け。 完全に、あたしの自己満足だ*]
(679) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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料理上手ってアレだよな、胃袋掴めってやつ。 実際、ウケがいいんだろ? ヌーさんにリクエスト貰うくらいだし。
だからそれはそんなイルマの料理をさ、 いつも享受させていただいてる礼ってやつだ。
世話になってるし、実は、賂でもある。
[距離の近さに気安さはあれど、 仄かな上気を表情に滲ませるのを見れば。>>657 流石に視線を彷徨わせ、結局はテーブルの上へ。
年上でなくとも女性への免疫は薄く、 あんなふうに笑われれば気まずいに尽きる]
(680) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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/* 文字列制限に苦しめられている(なきそう
(-143) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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[そのせいか早口で並べた言葉は迂闊ではあったが、 もとより、それを隠すつもりは欠片もなく。 トマト煮がよそわれた小鉢を受け取って、 座れよといいたげに片手で傍らの椅子を引く。 少々行儀の悪い誘いだが否はあるまい。
テーブルセットというには貧相な椅子とテーブルを、 暫し2人で占拠するくらいの時間はあるだろうから]
(681) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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ケーキ屋が夢って女の子ならいるな。 陽だまりのパンが好きなのも数人いるし、 特別、手先が器用なのが年長組にいる。 ついでに贔屓目を差っ引いても皆愛想もいい。
庭に候補がいるからイルマがあとで選べばいいさ。 これから働けるヤツは働いてもらわないと困るし……
お前の誘いなら信頼できる──ぁ、うま。
[スプーンでソースを掬って、口に運びながら。 広がるトマトの酸味と鶏肉の旨味に双眸を瞠り、 素の感想を零して、親指をグッと立ててみせて。
昼食というには遅く、夕食というには早い、 おやつというには微妙な小鉢は直ぐに空になり、 ごちそうさまの声音は満足げに]
(682) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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いいや、今日は買い物はない。 それに、空ける所だったんだろう? こっちもアトリエに戻るところだ 途中まで行こうや。
[恐らく、イルマが訪ねるには時間もあるだろう。 夕食の調理が既に済んでいる事までは知らないが。
なんにせよ、少し回り道をしたところで 買い物袋をぶら下げたままで アトリエの前では待たせず済むだろうと。
何処に行くのかと尋ねてから、>>677 車椅子をタツミの用事先の店がある方へ進めよう。]
(683) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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― それから・街中を行く ―
[ワカナさんに何度もお礼を言ってから、 あたしは本屋さんを出た。
気付けば荷物がいっぱいで、 一旦、荷物を置きに家に帰ろうかなって 思ってしまうくらい。
でも、色んなバイトで鍛えられた両腕なら、 まだまだ荷物は持てそうだ]
……そだ。 写真とか、持っていけるのかな。
[買った本も、だけど。 母さんの絵本……は、難しいかもしれない。 見つかってはいけない本、だから]
(684) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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[いつかこれも切れる糸か。 それとも、別の何か>>668兄が彼と何を話したのか。 袋をみれば会話があったことは想像できた。 けど、其処から先は分からない。
手にとった紙袋は重く感じられた。 ただ微笑みを浮かべてくれたのが心を休ませる。 信頼と安心が、美味しいパンの包みをきゅっと抱えこませ]
(685) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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いいですかね。もうすぐ展覧会なんですよ さぼっている暇ないんだけど。
真面目に?あれ、もしかして常習犯?
[サボっているときってどうやって過ごしてます。と 尋ねるのは軽口のような、明るい話題探しのようなものだ。 サボったことは今までない。と言う訳じゃない けど、どうにも時間を持て余すから。
視線の隅で、彼が苦笑しているのが見えたから 此方からも笑いかけたかったけど、如何にもうまくいかず]
(686) 2018/11/28(Wed) 23時半頃
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