[数曲を続けて踊り続ければ、流石に小さな体の体力は疲れてしまう。疲れ以外にも、威嚇のような気品を身に纏うだけで精神は少しずつ削られる。決意はしても、怯えは消えない。
するりと踊りの輪から抜け出して、給仕の侍女からノンアルコールのカクテルを受け取ると、いくつか感じていた視線へと視線を回す]
[眼鏡と、派手な金髪>>173の青年は、もしかしたら同じ立場なのだろうか。色とりどりの中の広間で視線が通る程度に周りにスペースができているし、その髪の色は、なんだか、色を塗ったみたいだ]
[もう一つ感じていた視線>>177へ視界を動かせば、目に入ったのは見事な白銀。
感じた視線は品定めの色も滲んでいたけれど、周りよりは品がある。
じっと見上げていれば、さて、視線は絡んだか*]
(180) 2018/11/27(Tue) 21時頃