190 【身内村】宇宙奇病村
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― 食堂兼レクリエーションルーム ―
(>>98) それは良かった。 私のホームなら、そんな安物とは格が違う、取って置きの合法ハーブティもご馳走できたんだけど。
[ミツボシに味覚が備わっていない事は知らず、ぐっどていすと、の言葉をそのまま受け取った。]
(129) 2016/05/15(Sun) 21時半頃
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(>>126)
うん? おじいちゃんも私のキノコ料理をご所望? わかった。送っておくよ。
[頭のデバイスが明滅した。 エスペラントの端末に、ワクラバへに渡した物と同じデータが送られる。]
……心臓の弱い人以外は大丈夫。 毒だなんてそんな、大げさな。
[さて、皆それぞれ食事時間を終えて解散する流れとなっているようだ。 皆に、また後でと告げ、一度自室にでも戻ろうかと自身も食堂を後にする。]
(130) 2016/05/15(Sun) 21時半頃
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★☆★ witch's mushroom -Risotto- ★☆★
★注意事項 ・運転中や歩行中の使用はお控えください。 ・慣れない内は周囲に誰もいない状況での使用を推奨します。 ・当製品の使用時における万が一の事故や損害について、当方では一切の責任を負いかねます。
以上、御承知おきの上でご利用下さい。
★更新履歴 [12.1.1 正式版] - 惑星連盟 生体感覚直受法各項の改正に対応しました。
[12.1.0 正式版] - 惑星連盟 不正バーチャルデータ禁止条項の改正に対応しました。
[12.0.6.x (BETA)非公開] - 各種不具合に対応しました。
(以下略)
(-13) 2016/05/15(Sun) 21時半頃
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― → 廊下 ―
[イースターがそのアナウンス(>>#1)を聞いたのは、自室に戻る途中の事だった。]
[厚く強固な、されど非常に透明性の高いガラス窓に寄って彗星とやらを探してみると、それらしきものが遠目に見えた。]
……キスじゃすまないね。
[もし掠めたとしたら。 低レベルのアラート…影響は無いとAIが判断しているので、本気で心配などしてはいないが。]
(131) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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[食堂から出て行く前、イースターの了解を得て(>>130) 機械のボディをコンコンと金属の手で小突いた。]
ありがたい。 昔は心臓も悪くも弱くもしたもんじゃが。 この船に居る限りは、 シルクさんのおかげで弱いということもなし。
(132) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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[結局、エスペラントはその時、食堂でナユタの姿を見なかった。 プリン味のキューブの消費に関してや、スペースデブリのキス(ワクラバは処置も施したろうし、傷にも問題はなかったようだが)に関してを、脳が体の殆どだが、脳内で反芻する。 食堂から出て行くにあたり、車輪が静かに高く唸り、機械の体の水槽頭は振りかえった。 船員であるアンドロイドのミツボシへと、2つの目玉を向けて]
三星(さんせい)さんや。 わしらが帰るのが楽しみなのと同じように、 あんたさんも、故郷へ戻るのが楽しみだろう。
この船旅も残り少しじゃが、 『何時も通り』によろしく頼みますよ。
[頭を下げるように水槽頭を傾がせて、エスペラントは言った。 すい、と車輪の足は食堂の外へ出た。]
(133) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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[そうして食堂の外で、個人端末に送られてきたデータの注意事項を見て――]
……………………… ………合法?
[と、独りごちるのであった。 アラームを聞いたのは、その少し後の事であった。]
(134) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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先生、整理完了致しました。 ご確認よろしくお願いします。
[そんなふうにアシモフへと声を掛けた時、AIのアナウンスが流れた。 つられて音の方へと顔をあげる。 白い髪がふわりと揺れた]
大丈夫でしょうか。
[そう漏らしたものも、警告レベルも低く本船に影響はないとの文言もあったためそれほど心配はしていなかったが]
(135) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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(>>135)
[独り言を呟いていたのはシルクの来る前。彼(彼女?)が来てから器具の整理を手伝ってもらい、それを終えた報告をもらった時にアナウンスを聞いた。]
オーケイオーケイ、ありがとう助かったよ。 ……ん、まあ大丈夫じゃないかな。150kkmsの範囲なら電磁余波を受けることもそう無いだろうしそもそもぼくじゃ心配してもどうにもならないからね、ははっ。どうしても不安なら予測時間に耐ショック姿勢をとっておくくらいしておくといい。ぼくだったらAIを信じていっそ観光気分で彗星を眺めておくのも悪くはないと思ってしまうけどね。
(136) 2016/05/15(Sun) 22時頃
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[医務室が整理されたかのチェックをほどほどに眺めながら答えていた。シルクの仕事は信頼していたからチェックと言っても思わぬ見落としがないかまあ見ておく、という程度のものだ。 ヴィジョンモニタを点け、項目にチェックをつけていく。]
なんだったら一緒に眺めるかい?彗星をしっかり見たことなんてぼくも無いからね。
(137) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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― 廊下 ―
[自室へ向かう途中に鳴り響いたアラームに足を止め、ガラス窓から遠方に流れる彗星の姿を確認した。バングル型端末で、船体カメラにアクセスし、彗星のズーム映像をモニターに表示する]
……
[レベル1。機体への影響はないとAIが判断している。接近する軌道を予測できなかったことが、少しだけ気になった]
(138) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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そうですね、こんなに近くで見られることもそうそう無いでしょうし。 それじゃあ、先生。
[アシモフの言葉(>>137)に小さく頷いて、同意する。 そして、彼に向かって恭しく両手のひらを差し出した]
(139) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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[彗星は平均的な大きさと比べてとても小さかった。なるほどAIが影響無しと判断したのも頷ける。しかし眺めてみれば違和感がある。色と、軌道が奇妙だということがすぐに見てとれるだろう。
一般的な彗星の白色からブルーに近い色の中で、小さく弾けるように瞬間的に赤や紫の色が出る。そうしてそれらのタイミングで彗星は軌道をわずかに変え、まるで捻れるように進んでいく。]
(#2) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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縁起でもねぇ、なんてな。 この宇宙開拓時代にゃ、なじまねぇ言葉だな。先生?
[後方にいたエスペラント(>>134)に声をかける]
(140) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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[それでも急に角度を90度変えるようなことはなさそうだ。総合してみればせいぜいゆるいカーブを描いて進んでいる程度のものだろう。
AIの言う通りあまり余計な心配をすることもなさそうだ。
多少近づいてくればその小さな色が弾けるのは彗星の部分部分が謎の小爆発を起こしているようだったが、それはまるで花火のようで、綺麗にも思えるだろう。]
(#3) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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……。
[差し出された両手のひら。(>>139) こんなことをしてくれる人間がこれまでいただろうか。一瞬時が止まったように考えてしまう。]
……ん、ありがとう。
[考えてから、飛び乗った。]
ははっ、二人で宇宙の彗星を眺める時間なんてなんてロマンチックか、まるでデートだネ。うーんこれもいい経験、いい思い出だ。故郷に帰ったら自慢できるぞ。「ぼくは彗星を人と眺めるデートをしたんだぜ!」って。羨ましがられるだろうか?人それぞれだな。だが得難い経験であることは間違いない。何もかもこの調査船のおかげってわけだ。政府には感謝して税金を納めにゃならネいなあ!
[改めて軽口を叩いた。]
(141) 2016/05/15(Sun) 22時半頃
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/* ワクラバも恭しく両手のひらを差し出して、エスペラント先生の脳みそを掬い上げるべきだろうか……? */
(-14) 2016/05/15(Sun) 23時頃
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ふふふ、そうですね。 今回の船旅の最後に相応しい、良い思い出になりそうです。
[アシモフの軽口(>>141)に、小さく笑みを漏らす。 両手の上の柔らかな感触と共に、医務室の窓際へと。 彗星は幾つもの色を纏い、尾を引きながら近づいてくる]
綺麗ですね。
[そう呟く。 たとえその色彩をを構成するものがガスや塵といったものであると知っていても、心はそう感じていた]
(142) 2016/05/15(Sun) 23時頃
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― 船内実験室 ―
[窓を見やれば、色とりどりの輝きだった]
[彗星……。 この領域を離脱する前に、まったく、粋な演出じゃないか。 目標は十分すぎるほど達成できた。仕事もした。 何一つ申し分ない成果にふさわしい華やかさだ]
(143) 2016/05/15(Sun) 23時頃
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― 廊下 ―
[エスペラント達は、自室に戻る途中アラームを聞いた。 警告レベルは「低」。AIは予測に無い彗星の接近をしらせている。 機械の胴体が水槽部分にいくつかの映像を表示した。 目玉は忙しく映像を見るために小刻みに動き、車輪が回転し窓へ寄る。
外では、小さな、ごく小さな彗星が、時折花火のように弾けながら飛んで行く。 未知の宙域である以上、所詮予測は予測に過ぎないのだろう。]
「縁起でもない」か。そうじゃの。 「御幣担ぎ」がこの未開拓の宇宙に通用するかといえば、 そりゃあ当然馴染まんわいな。
「縁起」とは「縁りて起こる」…… 単独で在るものはなく、原因により結果がある。 そして我らがする開拓とは、それを探すことでもある。 ……馴染まんのお。
して、あの彗星、不吉にみえるかい、病葉さんや。
(144) 2016/05/15(Sun) 23時頃
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(>>142) ああ、まったく……綺麗なもんだ。
[シルクの掌は暖かく、窓の外の冷たさなど想像もしない。]
……しかし、彗星ってあんな色してたかネ?
(145) 2016/05/15(Sun) 23時半頃
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へっ、だろうな。
[窓によるエスペラントの姿を目でおいながら、胸ポケットをまさぐり、電子パイプを取り出す]
笑わねえで聞いてくれるかい、先生? なんていうかな。
……苦しそうにのたうってる。 そう見えたんだ。
[フェイスガードの口元にある円形スロットを開き、電子パイプを挿しこんだ]
(146) 2016/05/15(Sun) 23時半頃
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色、ですか? うーん、どうでしょうか? ワクラバ兄さんに聞いてみますか?
[アシモフの独り言のような言葉(>>145)に、小さく首を傾げる。 髪がふわりと揺れた]
(147) 2016/05/15(Sun) 23時半頃
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(>>147) いやいいさ。ぼくも彗星に詳しいわけじゃないし、あんなものかもしれないしネ。失敬失敬、余計なことを言って興ざめになってしまいそうだ、忘れてくれ。綺麗なものは綺麗、それでいいと思うよ。
[通りすぎていく彗星の残った尾をひとしきり眺めると、満足したように掌から降りた。]
(148) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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― 自室 ―
[薄暗い部屋の中、30cm四方の銀白色の保護ケースが、その表面に青白い光の筋を走らせている。触れられたワクラバの掌から生体データを読み取り、認証を終えた保護ケースは音もなく中央から二つに割れた。回転しながらせり出したのは、クリスタル樹脂で満たされたシリンダー。内部には、黒色の小さな結晶体が埋まっている。Pavr=opetyの深海から採取した長さ3cmほどの薄い欠片。
La=Sta=Demonicの学者らの見解によれば、この欠片だけで、惑星内の総消費量10年分に匹敵するエネルギーを生みだすという。Pavr=opetyには、おそらく何倍もの結晶体が埋蔵されているはずだ。慢性的なエネルギー問題。枯渇がもたらす貧困と紛争。公害に汚染される風と大地。この結晶体は、それらの問題を解決する神からのギフトとも言えるだろう。まともに運用されれば、の話だが―]
(149) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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無論よ。 笑わん。
[ワクラバの持つ電子パイプが円形スロットに差し込まれる。 その姿を窓が反射している。]
……。
[エスペラントは窓から離れて]
なるほどのぉ。 いやいや、笑わん、もとい、笑えんというかなぁ……。
(150) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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縁りて起こる。 『苦しそうにのたうっている』 そうであるなら、苦しむ由がある。
なぜ苦しむ。 なぜ赤く、紫色に光る。 なぜのたうつ。 あの彗星は、なにに縁りて起こったのじゃろうな。
(151) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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[彗星が猛烈な速度で通過すると、それを報せるアナウンスが流れる。改めて問題無いということも報告された。
――異常の兆候が現れたのは数時間も経った頃。
管理AIが返答を返さなくなった。]
(#4) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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[La=Sta=Demonicに伝わる神話には、こうある。はるか遠い銀河から飛来し、La=Sta=Demonicに舞い降りた最初のhuman、それがMDMA種の祖先であると。学会は、祖先が飛来してきた銀河をMa=havari=plam系であると結論づけた。
ワクラバに課せられた真の使命は、Pavr=opetyに知的生命体が繁栄した証拠を持ち帰ること。たとえ存在せずとも、捏造してでも持ち帰ること。奇しくも、その証拠となる発見は、師事するエスペラントによって行われた。念のために、クワラバもその証拠を隠し持っている。
わずかでも手がかりがあれば、La=Sta=Demonicの総書記は、MDMA種こそが正当な惑星の支配者であると主張するつもりだ。あとは裏工作と武力介入で、強引にでも支配権を奪う。エネルギー結晶体といわず、クルー達が発見したPavr=opetyの全てを―]
(152) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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/* おもしれえええええ
(-15) 2016/05/16(Mon) 00時頃
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