【人】 放蕩者 ホレーショー

[　（　ホレの頼みじゃなきゃ　乗せたりしないぞ　）
　　（　ごはんがあるっていうから　とくべつ。　）

　笑いながら背中に乗るケーゴに向けてか、
　腹の中で自分を笑うホレに向けてか。
　ホレに頼まれたのもあるけれど、
　それでなくても遅い人間が足を怪我しているなんて
　きっと自分の我慢が持ちそうになかったのも理由のうち。

　背中にずしりと感じる重さは物ともせず
　すくっと後ろ足を伸ばして立ち上がる。

　傍らの上原に話しかけるケーゴの声≫7:139を聞きながら
　片方の頭で上原を一瞥し、耳を2度震わせた後
　ぱたぱたぱたっと首を捻らせた。]

(0) prin 2014/12/20(Sat) 08時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　　（　あっちに　ごはん　ある　）　

　首元に感じた合図≫7:139と共に4つの足は
　重くなった自重に勢いを付ける様に　一度大きく沈み込み
　緩急の法則でもって　影しかなくなった地面を蹴る。

　たた　　　たた、　　　　　たた　たた、

　過ぎる街の景色は、作り物の玩具のせかい。

　　　たた　　たた、　　　たた　たた、

　ひとの命さえも玩具になる作り物のせかい。

　立てた耳は人の気配に　鳴らした鼻は血に誘われて
　人とひとでないものが対峙する場所へと着くだろう*]

(1) prin 2014/12/20(Sat) 08時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

く……くくく……ハハハハハハッ！！！

[頭がおかしくなったかのように笑う。ゲームの時が止まった。そこから導かれた「解」。ああ、そうだ。終わったのだ。復讐を終わらせたのだ。

━━━━"赤の他人"が。

夜斗の願いが最早叶わなくなってしまった。
悪魔を蘇らせてまで復讐をしたいわけではない。ましてや、叶えたい願いもない。

なんのためにここに来た？その理由すら失ってしまった。]

願い事……叶わなかった……な。

[ふと沸き起こる疑問。前回の優勝者の願い事はなんだったっけか。
たしか……

「また、逢って、悪魔自身の魂を賭ける」

だが、肝心のあの機械野郎はリストになかった。そこから導かれたのは？最悪のシナリオは？]

(2) LavaNa 2014/12/20(Sat) 12時半頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

……あ゛？

[　今さらりと、白い少女の瞳>>7:133と目があったような。
　しかもその金色に、何か馬鹿にするような色を見たような]

　ちっ、馬鹿にしてんじゃねーぞ、くそっ

[丁度苛苛していた織部は、苛立ちのままにその白い少女に
　指を突きつけ”撃ち抜く”。無論、何の効果があるわけでもない。

　腹が立ったから　盗み聞きは趣味が悪いにせよ
　もう少し近づいて、会話を聞いてやろうか――。

　そう思って彼らの傍を通り　神社の鳥居に背をもたせ掛ける。
　>>7:128>>7:129>>7:136
　聴こえてきた会話に、小さく唇を開いた。]

(3) sane 2014/12/20(Sat) 13時頃

【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ

（　あいつが、ゲームマスター……悪魔？
　　悪魔は………）

　あんたも、遊びたかった、のか

[　よくわからない。
　けれど、悪魔もひとりで寂しかったのだとすれば？
　みんなと遊びたかったのだろうか？
　相手に勝手に自分を重ね合わせている気がして
　織部は首を振ってその考えを打ち消した。

　遠くから、獣に乗ってくる男>>7:139の姿が見えただろうか。
　なんか、アルプスの少女みてー、
　と思ったのは仕舞っておくことにした。

　空を見上げれば、丁度月が雲に隠れていた。
　鳥居の朱色が鈍く光る。
　振り返れば神社の中はそこだけ　静謐を保っているようで。
　冷たい石畳の先の、穴が開き、荒れた社に　目を細める。]

(4) sane 2014/12/20(Sat) 13時頃

【人】 測量士 ティソ

　　
　　あれ？　…違うの？

[　感情の起伏を見せる彼女>>135>>136に、くすり、と柔らかく微笑んで。
言葉が、声色が、嘘を吐けてない気がするのだけれど。　]

　　昔は、　感じてたん　だ？
　　5年前にこのゲームを　……
　　手に入れる、まで？
　　
[　此方に向く細い黄金。
チャコールグレーは其れから微塵も逸らそうとはしない。　]

　　まあ、でも
　　また、キミは暫く　独りぼっちなワケだ

　　5年前と同じなら、
　　次回ま　でにブランクがあるでしょ？

(5) ぴの 2014/12/20(Sat) 13時半頃

【人】 測量士 ティソ

[　ずきり、ずきりと今もなお痛む肩口。冷や汗が頬を伝い落ちるのを見て、自分もそう長くないと悟る。

幼い頃、怪我をすればすぐ泣いて、喚いて。そんなときには決まって"あの子"が慰めてくれていたような。ポケットの中の赤黒い蝶を握りしめて、一筋流れた熱いものは、汗と混じり雫となって落ちる。　]

　　……絶望なら、さ
　　俺と一緒に居りゃ腐るほど、見れるよ
　　望まぬ死の鉄槌を受けた者、
　　手がかりがなくて路頭に迷うバカな部下、
　　他は、まあ……いろいろ

　　キミが此処で得ていた絶望には、
　　遥かに劣るけれど────

　　少なくとも、寂しくはなくなるよ
　　それじゃダメ？　　ダメだよねェ

[　よいしょ、と刀を頼りに立ち上がり、それでも黄金を離さない。　]

　　盗んだものは、さ
　　"ごめんなさい"して返してさ

(6) ぴの 2014/12/20(Sat) 13時半頃

【人】 測量士 ティソ

　　キミもにゃんこみたく端末に入ってよ

[　正直、アーサーも一緒に。
ふわふわと心地よい感覚が頭を支配する中、消滅以外で考え付いたのは、此れくらいで。**　]

(7) ぴの 2014/12/20(Sat) 13時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　物わかりの悪い子は嫌いだよ？

[　>>5柔らかく微笑む口許を、一笑に付す。
　微塵も逸らされないチャコールグレー
　それを何処か疎ましく思う理由を、彼女は知らない。

　否、知って尚　見て見ぬフリをしていた
　途切れ途切れな苦し気な男の一々が耳障りな言葉なんて
　切り捨ててしまえばいいのに　それが出来なくて]

……そんな訳ないでしょ
　それと『ゲーム』は五年前からだけじゃない

　もっと　もっと　昔から別の形で続けてきたんだ！
　それを真似した子が居たから、『借りた』だけ。

[　瞳を逸らせば、『認めた』事になる　と。
　しか、と正面のグレーを見つめ、薄笑を携えたまま。
　ただ　真白く長い睫毛が微かに下を向いた
取り繕うように告げた言葉が、昔から孤独を埋めようとしていたことを自ら曝け出してしまうことに繋がることには気付かない。 ]

(8) 雨京 2014/12/20(Sat) 15時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　（そんな‟要らない”感情は　全部棄てたんだ）

[ 不意に、見つめた灰から零れた、
　汗と混じった雫を金が　流線を自然と追う。
　苛立ちが　どんどんと　言葉を発する度に違う形になる
　それを認めたくなくて　滲むは焦り]

……五年前と一緒　……　ねえ、

　キミと一緒にって
　　なあに、キミが僕を拾うってでもいうの？

[　ぽつり　地面に落ちた、彼の無色をみつめ
　‟五年前”の言葉には、首を縦に振らないまま。
　唇から紡ぎだされた言葉に、緩く首を傾げる。
　茶化すように『足りないなあ』　と嗤ったりして

　　続いた言葉には、子供のように　きょとんと ]

(9) 雨京 2014/12/20(Sat) 15時半頃

【人】 座敷守 亀吉

……は？

　　……ちょっと、どういうこと？
　　――それが‟キミの願い”？
　
[ 暫くは鳩が鉄砲を喰らったかのように
　目を丸めていた　けれど、腹部へと白い腕を回せば

　　盛大に　少女は笑った　]

　……あは、
　　は、あはははっ……　はははははっ！！
　　　　ねえ、いいコト教えてあげる！

[ 小さく零れた自虐は、溢れるように
　満面の笑みを浮かべれば　腕を広げ、無邪気に嗤う
　可笑しそうに、笑いすぎか、はたまた別のものか
　少し、月の色から零れた涙を拭いながら

その瞳は、どこか寂し気な色が混ざり込んでいただろうか]

(10) 雨京 2014/12/20(Sat) 16時頃

【人】 座敷守 亀吉

　　僕には　もう‟力”が無い。
　――どんどん、転生を繰り返す内に
　　　　ただの人間に成り下がってきてるんだ

　　だから　これが‟最後のチャンス”の筈だった
　　もっとも　願いを叶えないまま　終われないけど

[　‟五年前”の彼の願いを果たすために
　　けれど、少女の楔を解いた騎士の姿は掴めず。

故に、悪魔自身の魂を賭けるつもりも　なかったのだけど。
一歩、歩み寄り　今にも潰えそうな血塗れの白を眺める。 ]

(11) 雨京 2014/12/20(Sat) 16時頃

【人】 座敷守 亀吉

……でも、‟願い”は果たさなきゃいけない
絶対にゲームは　また　繰り返されなきゃならないから

[ 後一回　辛うじて残った力の残滓
それをかき集めて魂を賭ければ果たせるかどうか――。
　けれど　願いを反故にすることは出来ないから。 ]

それでもいいなら　それも面白いのかもしれないけどね

[　『やっぱりキミ、面白いね』　なんて軽口を叩き
　彼の目の前まで歩み寄り、しゃがみこもうと。

　そして、手の中の大鎌を見上げて、桜色の唇を開いた。]

　じゃあ、キミに決めてもらおうかな

(12) 雨京 2014/12/20(Sat) 16時頃

【人】 座敷守 亀吉

　本当にこのゲームを終わらせたいなら
　誰かが　僕を殺さなきゃいけないけれど

　……――そうでないなら
　‟表”のゲームマスターが倒れた今の　
　優勝者はキミだから　‟願い”を叶えてあげる

　今のでも別のでもいいけれど―――、

[ どうする？と。
‟選択”を再確認するように　緩く首を傾げてみせる。最も、彼が勝者ならもう一人願いが叶うひとのことは伏せて。*]
　

(13) 雨京 2014/12/20(Sat) 16時頃

【人】 測量士 ティソ

　　
　　ふーん、　　ずっと前から、なんだ？

[　残酷な事件を起こす悪魔は、いつしか、孤独を怖がる少女にしか映らなかった>>8>>9。
冷静を装う其の少女を"消滅"させようと思えなくなったのは、そのせいか。　]

　　笑うな、よ　　これでも真剣

　　───ハァ？
　　なら人間になれよ、めんどくせェ

[　細い身体の腹部を抑え>>10、大きく笑う彼女に少しムッとして、続いた言葉>>11には拗ねた様子で少し、強い言葉をぶつけてみて。

その時見えた憂いを含む黄金に、優しい濃灰を当てることはせず。　]

　　何故、ゲームを辞めない？
　　1人じゃなくなる確証のない、
　　未来を選択するのが怖いのか？

[　しゃがみ込む"少女">>13の頭に赤が付着する掌を載せようとして。その白が穢れてしまうのを躊躇い、ジャケットで拭ってから髪を撫でようと。　]

(14) ぴの 2014/12/20(Sat) 18時頃

【人】 測量士 ティソ

　　俺の願いを叶えたとして
　　それでゲームが終わることがないなら──

[　立ち上がり>>6、見上げる太陽に月は優しく微笑んで。
掲げる右手に光るのは、紅を纏う白銀の刀身。　]

　　そんな願いは要らない
　　キミには、眠ってもらわないと

[　残り少ない時間を削ることはできない。華奢な身体の胸元を貫くべく、白の制裁を───　]

(15) ぴの 2014/12/20(Sat) 18時頃

【人】 座敷守 亀吉

　
　……だって、おかしいんだもの
　
[ はー、と笑い声が収まった後もまだ余韻を残して。
　強い語調も、今は怖くない。

　再び余裕が戻ってきた、鈴鳴声は鼻で笑う。]

　　……――キミは簡単に言うけどさあ

　完全に人間になるってことは　
　人間である半身が残って

　‟僕”が消えるってことなんだ

　それを、僕が選択するワケないでしょ？

[ 一人になるのが怖い。
　――力を失くして独りで、消えてしまうのが怖い。
　　そのために、人間の魂がどうしても必要だった。]

(16) 雨京 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

[　ずっと昔のように。そんな思いは、もう要らない
　‟思い出したくない”から、封じこめて　]

　…これ以上は、キミには関係ないだろう？
　　
[　奥へ踏み込まれることへの‟拒絶”を示す。
　 目の前の白が更にアカが塗られるのを見ながら、
　 置かれた手は子供扱いされたようで

　　　　　白い眉を、寄せた。 ]

(17) 雨京 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

[　見上げながら、過るは白き玉鋼。
　 月を吸い込み、紅に澱みながらも
　 眩く　その輝きが揺れる。]

　そう　……じゃあ　仕方ないなあ

[ それを、何処かぼんやりと見つめながらも
　感情の籠らない声で、手の中の白闇を両手で掴み

　しゃがんだまま、
　　白き光の切っ先を　白き闇の柄が受け止める。]

(18) 雨京 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

　　―――……キミって、バカ？

[　なんて　嘲った軽口を叩いて、
　足元に力を入れると全身をバネのように使い、
　大鎌の柄で刃を押し返して立ち上がろうとする ]

それなら　
　最初から僕が消えることを願えばいいのに、さあ！！

(19) 雨京 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

−喧騒の外・渡瀬橋にて−

[月光に照らされて霞み、消えていく煙。その行く末を幼馴染と二人で眺めながら>>7:+28、男は屈託無く笑った。]

あはは、謙遜しなくていいよ
キミの頭の出来なら、僕は昔から知っているんだから

へぇ…このシステムがブラックボックスだってことは、よぉくわかったよ

[言葉と親和性が高いぶん機械やプログラミングに疎い男は、友人の話に目を細めて手をひらひらさせる。噛み砕いた説明は、「そういうもの」なのだと信じ込むことにした。これ以上細かいことは、考えても頭痛の種にしかならないだろう。]

(20) bobonon 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

イオリの上司は、どうやら秘密主義らしいね？
手を加えたキミが、そんな曖昧な物言いでどうするのさ

[くつくつと悪気なく忍び笑いを続け、友人の言葉尻を捉えては、戯れつくように揚げ足をとる。
向けられた視線>>7:+29は正面から受け止めるも、彼の胸中を覗くことは不可能で。]

女なのに、男でもある…？またややこしいことを言うね、キミは
ま、そもそも悪魔に性別なんてあるのか、大いに疑問だけれどね

[続けて紡がれた、試すような問いかけ>>7:+30。挑戦的に見える表情に、こちらも片眉をあげて応戦する。
命を奪う間際に聞こえた一言を、何となく思い出す。]

…そう、だな。例えば
誰かの願いを叶えるため、とか？

[自分だって人の為に動いている、と。あの時そう告げた彼への回答は、当たらずとも擦るくらいしているだろうか。**]

(21) bobonon 2014/12/20(Sat) 19時頃

【人】 測量士 ティソ

　　
　　…へぇ　　悪魔も、大変なんだな

[　人間にはわからない悪魔事情は思うよりも単純ではないらしい>>16>>17。
これ以上、土足で踏み込まれることへの拒絶は、裏を返せば彼女から読み取れることの 正解 を表している。
其れを、無自覚に彼女がやっているのなら。
悪魔も案外、人間と変わらなかったり、して。　]

　　───バカはキミだよ、ラプラス

[　弾かれた軌道に怯むことも驚くこともなく、蹌踉めく躰が倒れぬよう平衡を保つ。より一層、此処で死ねないという想いが膨らむのを鼻で嗤いながら。　]

(22) ぴの 2014/12/20(Sat) 19時半頃

【人】 測量士 ティソ

[　短い嘆息の後、呟いた言葉は彼女の耳に届いただろうか。　]

　　自分に嘘を重ねて強がって
　　思ってもないことを口にして


　　悪いけど、
　　俺の願いは"ゲームを消滅させる"ことで、
　　"キミを消滅させる"ことではないから、さ
　　
[　殺さねば終わらぬなら、殺すけど。　]

　　………
　　決めたよ、俺の願い

(23) ぴの 2014/12/20(Sat) 19時半頃

【人】 測量士 ティソ

　　『ラプラスに人間としての生を与える』


　　これで、どう？
　　ゲームもなくなるしキミも幸せ

　　Win-Winの願いだと思うけど

[　此れにも"No"の選択が下されたなら。
能力を使用して距離を詰め、今度こそ、仕留めようか。　]

(24) ぴの 2014/12/20(Sat) 19時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　全部が単純に、物事が済んだら楽でいいよ

[ 瞬きを緩やかに一度、
　跳ねた身体を涼やかな風の中に躍らせる。

　宙に泳ぐ髪が重力を取り戻した時
　予想に反し、相手を地に伏せることは出来ず
　鼻に突く嗤いと共に聞こえた溜息、

　　微かな風に乗って届いた呟きは
　　瞳の中の光を確かに明滅させた ]

(25) 雨京 2014/12/20(Sat) 21時頃

【人】 座敷守 亀吉

………憐れ？

……僕が？

[　嘘。　
　　　強がり。　

　全部、否定したいのだけれど
　　喉の奥で引っ掛かって、形にならない。

　決めた　と　云う言葉には
　　今迄より更に驚嘆を宿して。
　
　今度は、笑いさえ引っ込んでいた。 ]

(26) 雨京 2014/12/20(Sat) 21時頃

【人】 座敷守 亀吉

……〜〜〜ッ、言いたい放題だなあ…！

[ からん、

　力が抜けた拍子に大鎌が転がって
　引っ掛かった言葉が、その音を皮切りにして
　形となって転がり出た

　その感情は、苛々とも怒りとも――他とも。
　何とも言い難い感情が全て　混ざり合ったもの ]

バカというキミこそ、バカでしょう
　………キミの狙いが『ゲームを終わらせる』ことなら

　そんなまどろっこしい願いをする必要ないクセにさ？
　ナギも捻くれてたけど　キミも相当だね

(27) 雨京 2014/12/20(Sat) 21時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[ 捲し立てるような言葉は、語られるごとに緩やかになる。
　白く揺らいだ影たちが　全て、黒い世界へと戻りゆく中

　そうして減らず口を叩けば、
　　　おまけと謂わんばかりの一言を。]

　……やっぱりキミはバカだ。違いないよ

　　……いいよ。
　もともと、勝者の願いを僕に拒む術はないからね。　　

　　――キミがそれでいいなら、
　キミと、‟もう一人”の願いを叶えて終わりにしようか

[幸せ、という言葉には一切を閉ざして。
それがあるべきで無い救いか　それとも報いか

　視えるはずの‟未来”は、脳裏には浮かばなかった。]

(28) 雨京 2014/12/20(Sat) 21時半頃

【人】 測量士 ティソ

　　
　　そんな、子供みたいなこと、…
　　言わないの

[　『バカって言った奴がバカなんだ！』なんて、十数年ぶりに聞くフレーズに緩く笑う。>>27
『嬉しいなら素直に喜びなよ』なんて、追い打ちをかけるように軽口を叩けば彼女は怒ってしまうだろうか。　]

　　何とでも言ってくださいな
　　
　　願いは変わることないから、

　　早く終わらせて、　そろそろ　キツイ
　　今回の　参加者は…みんな、
　　生きて、帰れ…　る　よな？

[　砂のように刀が"消え"、とすん、と地に座り込む男の耳に『もう一人』は遅れて届く。　]

　　…何、もう一人　って

　　

(29) ぴの 2014/12/20(Sat) 22時頃

【人】 採集人 ブローリン

─高校校門→高校近辺街路へ─

[ホレーショの背にしがみつき、夜風を切って、悪魔がいるはずの現場へ向かう。
小春に伝言を伝えるのは…宮藤の話が本当なら、もう無理なのかもしれない。それでも、悪魔を倒すという約束の方は果たそうと思っていて。
悪魔という存在を消すことさえできれば、もうゲームは起こらない？とは思えど…正直、そんな奴をただの人間が倒せる自信もあまりなくて。]

　…到着したら、まずは話をしたいんだけどな。

[沖田と悪魔が今どんな状況になっているのかわからないけど、話ができそうな相手ならそうしたいし、沖田がまだ生きていれば彼の話も聞きたい。
一番最後に見たポイント情報では、沖田が最多だったと思うから。できれば彼の願いを聞いておきたかったり。]

　なあ、ホーさん。着いたら少し時間くれたりしない？

[とか、風を切る音に負けないよう少し大きめの声でホレーショに頼んでみるが、ホレーショは聞いてくれるだろうか。
まさか彼が悪魔喰いの悪魔だなんて思わないから。きっと聞き入れてくれると期待して。]

(30) kaomozi 2014/12/20(Sat) 22時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[あまり遠くまで広げていない探知に、二人の影が映る。
一人の風貌が変わっているのに驚いて。すぐ、それが悪魔になったからだと悟っては…頭に浮かぶのは、疑問。]

　(悪魔と対峙して、殺されてない…？)

[>>29沖田は膝をついているというのに、殺される気配はまだなく。
激しい死闘になってるのも想像していたから、やや拍子抜けした感じを覚えながら。何が起こっているのか知りたい気持ちで、ホレーショを急かした。]

(31) kaomozi 2014/12/20(Sat) 22時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　……嬉しい？

　―――そんな訳ないに決まってるだろう

[　>>29膨らんだスカートを揺らし、
　　無機質を装った声で、カツ、と
　　白いブーツを鳴らして　後ろを向いた。 ]
　　
僕が、人間に成り下がるなんてさ
　……お蔭様で、愉しみが無くなったもの

[素っ気無い声でそう言い放てば、また一歩踏みだして。

『だから』と　夜風に添えた言葉は一言 ]

(32) 雨京 2014/12/20(Sat) 23時頃

【人】 座敷守 亀吉

……一回くらい楽になってもいいんだよ？
　次に目が覚めた時には、全て夢の中だから

　　―――　‟全員”　ね。

　（　……なんて、そんな優しいことはしてあげない　）

[そんな‟悪魔”としての最後の嘘を重ねて。
　実際、‟終わり”に近付く最中、
　薄れゆく力の流れを感じてゆけば
　全てが終わる頃には全員分の記憶を消す力は無いと悟る。]

(33) 雨京 2014/12/20(Sat) 23時頃

【人】 座敷守 亀吉

「彼の問いに応えているのか
　　濁しているのか　ハッキリしない答えを残し。
　　その場を去ろうとした最中、

　『もう一人の勝者のこと』を問われれば、ああ、と。]

　　　……キミの殺した相手だよ。
　　　覚えてる？　‟櫛屋　紡”。

　　　　僕との賭けに勝ったからね、彼。

[　呆気なく言えば、そのまま彼に背を向けて
　　その名前の人物の元へ向おうとする。

　その時、こちらへ向かってきた一人と一匹に気付いた>>31]

(34) 雨京 2014/12/20(Sat) 23時頃

【人】 小悪党 ドナルド

ここは何処じゃあああああああああああ！！！！！！！

[迷子ならぬ、迷オヤジ。オヤジと呼ばれるほど老けてもいないので、迷若頭か。なんてくだらない冗談を言っている場合でも無く

死んだらその場に魂だけ浮遊するのかと思いきや周りに見えるのは滑り台にブランコ。どうやら公園のようだった
それでも土地勘の無い隼人にとっては充分道に迷う要素があるのだが]

クソネコ！おい！！！
あぁ、畜生！！電脳世界“エー”は…。くっそ！こんな事してる場合じゃねぇ！！
小春！小春にポイントは行ったのかクソネコ！！

[そういえば死ぬ瞬間、あれはポイント譲渡になったのだろうか。そして黒田のポイントもどうなったのか
その辺に関しては全くわからずに、ただこちらの世界に飛ばされただけで]

つーか、美由紀とかあのクソヤロウとか
本田のやつも居ると思ったんだけどな…

[期待外れなんて言ってしまうと失礼だろうか。どうやら彼等は他の場所に居るらしい
今何が起きているのか。状況を理解するのに時間が必要となるだろう**]

(35) 黒戌 2014/12/20(Sat) 23時頃

【人】 測量士 ティソ

[　>>32 カツ、と奏でられた靴の音が沖田の頭の中で反響する。
いつだか、坂東が"惚れた弱み"なんて言ってたけど、なんとなく解───らないことにしておこう。　]

　　成り下がる、ねェ
　　ハイハイ、ごめんごめん

[　煙草に火をつけながら月に登る煙を見つめて、自分も中々に"お節介"な奴だ、なんて嘲笑。　]

(36) ぴの 2014/12/21(Sun) 00時頃

【人】 測量士 ティソ

　　あー…　　うん
　　信じて、るわ　　もう　寝てェ…

[　回答になっている気はしなかったが、遠くなる意識には抗えない>>33。
躰から力が抜け薄くなる意識の中、微かに聞こえた名前>>34に、彼──櫛屋が言っていた言葉を思い出す。

　　(　…そういうこと、だったのか　)

絶対に住所を割りだして礼をさせてやる、と彼の不敵な笑みを脳裏に浮かべながら、近づく影>>31には気付かず、ゆっくりと意識を沈めた*　]

(37) ぴの 2014/12/21(Sun) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　（　せなか　ちょっと　むずがゆい　）

　背中にしがみつかれる感覚は初めてでちょっと変な感じ。
　外に出たのはいつぶりだろう。ホレの中に住んでから
　一度もなかったはずだから　　（　ひさしぶり　）

（　てうふぇる　おいしいかなあ　おいしいといいなあ　）

　4年も待ったごはんにちょっと上がりすぎたテンションで
　背中に人間がいるって事をうっかり忘れて
　ターン　とおっきなジャンプをしてみたり。
　背中から聞こえるだろう悲鳴に、片方の首はくるりと回り
　”おにもつ”の具合を確認した。

（　　　じかんくれる？　　　って　なんだ　）
（　じかんなんて　もってない　）

　話しかけられた声>>30に、頭を？？？で一杯にして。　]

(38) prin 2014/12/21(Sun) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　（　えええええええええええ　まて　なの……　）
　（　もーたくさん　まった　やだ　やだ　）
　（　ホレばっかりいつも　ごはんたべて　ずるい　）

　時間が欲しいというのは　まて　の事だと
　懸命に説明するホレにルーの不満はたらたらである。

　（　やーーーーだ　ほれ　うるさい　）
　（　けーごは　降ろしてあげるけど　まて　しない　）

　ブルルル、と片頭は息を吐いて鼻が鳴る。
　対峙する2人の姿が見えた少し手前、
　ブレーキを掛けるように
　躰を斜めに捻って回転仕切った足を止めた。

　ズサ、という音が　夜の静寂の中に響いて
　片方の頭は金の眼を光らせ、
　　　　　　　　真っ白な彼女>>34を見つめた　]

(39) prin 2014/12/21(Sun) 01時頃

【人】 記者 イアン

―渡瀬橋にて―

　でも、根本は弄ってないからねえ
　本当に、ブラックボックスな部分が多過ぎてさァ

[ 揚げ足取りな台詞に、『仕方ないだろ？』と肩を竦め。
　一からあんな緻密なプログラムだなんて、
　考えただけで怖気がするし、何より驚嘆するが―― ]

　（　……あの域に辿り着くまで、どれだけかかるか　）

[ 恐らく、俺には無理だなァ、なんて。
　謙遜では無い本音を心中で転がせば、
　友人の惑う様には面白そうに見るが、
　
　まあ、自分も実際‟見た”のではなく聞かされる立場なら
　一回じゃあ呑み込めやしないかもしれない。　]

(40) 時雨 2014/12/21(Sun) 01時頃

【人】 記者 イアン

（　ああ、そういや灰皿もないな　）

[　煙草の火が薄らいで来た時、

　ぽとり　地面に落とせば、足で詰って火を消す
　それが済めば、>>21片眉を上げる友人を見。

　　―――掠める彼の言葉には、少し残念そうに。]

　……正解だよ。
　　じゃあ、一服できたし俺はそろそろ行こうかなァ
　　ああ、煙草ありがとう。

[ にやりと目を細めて、微笑えば――、
　そのまま、またF地区へ足を向けようとするだろう。

　どのくらい日が経ったか、なんて感覚は無いけれど
『もうそろそろかな』と頭の端で勘が働いたのは、無意識に『彼女』のことを感じとっていたせいだという事には気付けない。]

(41) 時雨 2014/12/21(Sun) 01時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　ケーゴの躰が地面に降りた時、4本の足は即座に地を叩き
　一直線に”ごはん”へと向かう。

　”彼女”がもし悪魔なら　此方の声も　聞こえるだろう]


　　　　あーーーーーーそーーーーーぼーーーーーー


　

(42) prin 2014/12/21(Sun) 01時頃

【人】 採集人 ブローリン

[　たたっ たたっ たたっ

軽快な足音。人一人を乗せてもものともしないその犬は、予想以上の速さで走る、走る。]

　わ。わ。わ！
　ホーさん、俺落ちるから！
　普通に走ってくれればいいから！

[>>38いきなり跳ぶもんだから、慌ててしがみつく腕に力をいれて。
ずきりと肩が痛んだけれど、夜の冷たさの中ではそこまでキツい痛みではなく。

こんな経験もうしないだろうな、なんて、物珍しい体験への高揚感が優っただろうけど。
背中の上から、ちょっとばかりの恨み言を漏らしただろう。]

　肩響くんだってば…
　ホーさん、どんだけわんこ満喫してるんだ。

[ルーの存在を知る術はないから。
全部ホレーショがやってると思うと、くすりと笑みが零れた。]

(43) kaomozi 2014/12/21(Sun) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[>>-172自分の煙草に噎せる様に、金に呆れを灯し。
　格好付かない一礼に、あからさまに息を吐いた。]

　……勿論。
　その時には、無様なエスコートは許さないからね

[ ぴしり。
　華奢な人差し指を突きつければ、意地悪く微笑んで。
　覗いた赤には、目を丸めて、数秒。
　　　べえ、と思いっきり舌を突きだしてやった。]

　　……じゃあね、おやすみ。
　　―――今の内に、ゆっくり寝ておきなよ

[　また後で、とは敢えて声を掛けず。
>>42風の切る音が耳に入れば、その声は確かに意味を成す]

(44) 雨京 2014/12/21(Sun) 01時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　　遊んでる暇も　‟力”も無いんだけどなあ

[　白い少女の瞳は、言葉と裏腹に‟喜”が宿る。
　それは、彼女の元来の性質のようなものか。

　但し、持っていた力の大半は薄れて
　自らの名である‟Laplace”の力も
　それに付随する‟Loschmidt”の魔の力も
　そして、チェス盤を開く力も無い。

　残された力は二つ。
　漂う薔薇の薫りは、黒い茨を影より生み出す。 ]

……大人しく、‟待て”も出来ないんだ？
　　――そこの、おおきな犬は　さ

[　しゅるしゅる、と街路中の影から伸びる曲線。
　　茨に誇る薔薇が、防壁のように辺りに咲き乱れた。 ]

(45) 雨京 2014/12/21(Sun) 01時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[対峙する>>42ホレーショと>>45おそらく悪魔。
降ろして貰ってすぐ倒れている沖田の様子を見に行けば、疲れているためだろうか、彼はただ寝ているだけの様子。
まだ息があるとわかれば…なんとかしなきゃいけないのはホレーショの方だと判断すれば。]

　あー！あー！…すまん、悪魔さん。
　ホーさん！ちょっと待ってくれって！

[慌てて悪魔に謝りながらホレーショの方に向かいながら、今にも飛びかかろうとしているのを制するために]

　「待て！」だよホーさん！
　　　まーーーーて！

[目の前の相手が敵なら、こんなことをしていては攻撃されてしまうんだろうけど。
>>45今何か能力を使おうとしていようが、今まで彼と話していたらしい沖田は、死んでいない。きっと殺されることはないと予想して。]

(46) kaomozi 2014/12/21(Sun) 02時頃

【人】 採集人 ブローリン

　あー！もう！…ホーさん、すまん！

[もうこれしかない！と…人差し指を向けると。
「ちょっとだけ」強い超音波を彼と悪魔の間に向けて放った。

探知に使う音波も、少し強めただけで全身の毛を逆立てていたぐらいだ。
人間に当たれば一瞬くらりとする程度の音波でも、今のホレーショに当たれば…

そこを通過しようとすれば、超音波の餌食になっただろうが、果たして。…それより前に、「待て」できていれば、そんなことにはならないのだけれど。]

　(どこまで犬でどこまでホーさんなんだろ)

[呆れたようなため息とともに、そんな疑問は寒空へ消えて行った。]

(47) kaomozi 2014/12/21(Sun) 02時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

　　　　くっさい！！！！！　なにこれ！

[　突然たちこめた薔薇の香りに、抱いたのはそんな感想。
　周囲のありとあらゆる影から伸びる茨と黒薔薇を
　　　タン、　　タン　と避けるように跳ねていたけれど
　次第にそんな隙間もなくなってくる　]

　もー！　じゃま！！！

[　左右の首でちぎっては投げ　ちぎっては投げ、
　口の端に赤黒い血が滲んだとしても大して気にしない。
　足裏を守るように漆黒の花びらの中央を踏みつけながら
　”白いごはん”を守る城壁を駆けていた最中。
　背後からかけられる声>>46に　びくん　と背中が揺れた

　（　　まては　しないの！！！！　）　　　]

　　　　がぁゥ！！！！！！！

[　ひとつ大きく吠えて　生い茂る茨の壁を登っていった　]

(48) prin 2014/12/21(Sun) 02時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　そこから動けたのは幾許か。
　あともう少しで、跳躍すれば捕らえられるかと言った頃
　突然　みみが、なにも　聞こえなくなって…
　つられて足も動かなくなる。

　（　やなかんじ！　）]

　…キャヒ！！！！！

[　勢いのついた巨躯は、足が回転を止めても推進力のまま
　ごろんごろんと少女の目の前へと転がる。
　頭を丸めているのは完全に動物の本能だが、
　背中に少しの茨が刺さり、黒い毛皮の下に
　じわりと血が滲んだ。

　ぐわんぐわんとする視界の中
　吹き飛んだ先でなんとか四肢は躰を持ち上げるけれども、
　４つの瞳はどれも虚ろで。
　何かを取り戻すように躰全てを捻るように震わせた　]

(49) prin 2014/12/21(Sun) 02時半頃

【人】 採集人 ブローリン

　ほんとごめんな…
　でもホーさんも待ってくれりゃ良かったのに。

[>>49体を震わせるホレーショの隣まで足を引きずっていくと、少し待っててと言うようにその背中をぽんぽんと撫でる。

自分のせいでついた背中の傷を見るのは辛かったけど、こうでもしなければ彼は止まらなかっただろう。少しその傷を見た後、仕方ないと首を振って。
それに。また、いきなり噛みつきにいかれるのは避けたいから。]

　また勝手に噛みに行ったらもう一回当てるからな。

[指でホレーショの耳を軽く叩いてそんな脅しをかけたところで、白い少女の方に振り返る。
彼女の名前は…沖田が言ってた、「ラプラス」だろうかと。悪魔と話すのは初めてだから、やや遠慮がちに言葉を投げかける。]

(50) kaomozi 2014/12/21(Sun) 04時頃

【人】 採集人 ブローリン

　あー…ええと、ラプラスさん？
　お忙しいところ申し訳ねえんだが。
　二つばかり聞きたいことと、伝言があるんだけど、いい？

[敵意がないのを示すように、鋏はしまって。
いきなり現れていきなり質問なんて、不躾だろうか。

彼女に聞いた方が確実だと思ったがゆえの行動だったのだけど。
これで断られたら沖田を強引に起こして聞くしかないなあと。そんなことを思いながら。]**

(51) kaomozi 2014/12/21(Sun) 04時頃

【人】 猫の集会 クシャミ

へぇ…キミにそこまで言わせるなんて、優秀な上司なんだね
どれだけ時間があっても、僕には理解できないだろうな

[それこそ生まれ変わっても、なんて不謹慎な冗談を飛ばして。
こちらの当惑を見透かして面白がる彼>>40に、不服そうな視線を一瞬だけ向ける。口元が緩く弧を描いているせいで、大した効果は望めないだろうけれど。]

そう、じゃあ…

[煙草の残り火を踏み消した友人へ「また」と言いかけて、唇が動きを止める。
チャンスがある自分はともかく、少なくとも友人には、次なんて無いのだ。]

(52) bobonon 2014/12/21(Sun) 14時半頃

【人】 猫の集会 クシャミ

ひとまずさよなら、かな、イオリ

[それを惜しむでもなく、悲しむでもなく。
そのまま受け入れて、いつもの通りに手を振った。
行く宛もなく、終わりの気配を感じることもできない男は、幼馴染の背中が橋の向こうに消えるまで見送った。**]

(53) bobonon 2014/12/21(Sun) 14時半頃

【人】 座敷守 亀吉

　……失礼な犬っころだなあ、全く　
　――その首、ちょんぎられたい？

[ 不躾な感想>>48に眉根を顰めると、
　苛立ちを隠さない金の瞳が映す、黒薔薇は更に増えゆく

　但し、言葉とは裏腹に
　もうその手中に、首を撥ねる為の得物は無かった
　けれども、ひとつだけ残った≪魔の力≫。

　それのせいで、白の周囲の気温は下がり始めていたが]

　（　……凍死させてやろうかな　）

　………ッ、

[　本気でそう思い、手を翳そうとした瞬間
　 感じる不快に、白が揺れた。>>47　]

(54) 雨京 2014/12/21(Sun) 15時頃

【人】 座敷守 亀吉

　……あーあー…、　吃驚したあ…・・

[ >>49頭を手で支えながら、
　目の前にごろんごろん、転がってきた獣を見下ろす。
　
　虚ろな瞳を浮かべ、身を震わす彼の傍にしゃがみ込めば
　不意に撃たれた音波のせいで、戦意は抜けて
　その代わりつんつん、と狼をつつこうと試みたり ]

そう、僕がLaplaceだけど。
　　
　伝言？
　　本当に忙しいんだけどね、いいよ。聞いてあげる

　　―――もう、ゲームは『終わった』しね

[ 引き摺られていった獣をしゃがみこんだまま、
　金が追い――、そのままサングラスの男へ上げていくと
　ゆるり、と首を傾けた ]
　

(55) 雨京 2014/12/21(Sun) 15時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　（　さっきのやなやつ　やったの　けーごか…　）
　ごめん、という言葉と自分の耳に伸びた指>>50に
　訝しげにヒゲを立たせて　じり、と下がる。
　まだ頭はくらくらとしていて、これじゃ満足に
　ごはんにありつけそうもない。
　（　でも　けーごは　）]

　　………ヴヴヴヴヴ……

[　（　たべちゃ　だめって　やくそく　）
　悪魔はみんなの敵だから、ごはんの邪魔はされないよって
　言ってたのに…ホレのうそつき。

　４つと同じ金の眼が自分の傍にやってきて>>55
　つんつんとつついてくる。
　（　これ　かじるだけも　だめかな　）
　（　あのいやなビーン！がくる前に　かじっちゃえば　）
　ぴく、と口が開いてその白い腕に牙を延ばすけども
　それもケーゴに止められて。双頭は同時に特大の溜息を
　鼻から漏らし、2人の間で伏せた。]

(56) prin 2014/12/21(Sun) 15時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[　（　もーーやだ！！　おなかすいたよーー！　）　]

　　ァォォオオオオーーーーーー！！！

[　伏せたまま、片方の頭は盛大な遠吠えをひとつして。
　ぶっすーーーーとした顔を前足に乗せ
　尻尾を上下に地面に打ち付けた。

　　たしん　　たしん　

　周囲にほんのりとたちこめる冷気が、
　またひとつ落ちた溜息を白い湯気に変えて。
　ふたりの”ゲームのおわり”をつまらなさげに聞く、獣。]

(57) prin 2014/12/21(Sun) 15時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

…さ…てと。どうするか。

[ポイントは願いを叶えるには足りない。しかしゲームは終わっている。これからどうすべきだろうか。とりあえずはここから動こうか。

…従兄弟はどうしているか。気にはなるが、邪魔するわけにも行かない。とりあえずメールだけ送って移動しようか。]

…あの犬っころと風祭…どっち行ったっけな。

[一人と一匹が走っていった方向へと歩みを勧め始める*]

(58) LavaNa 2014/12/21(Sun) 16時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[>>55相手はあまり怒っていない様子。
「ゲームは終わった」「沖田の前に悪魔がいた」…ということは、悪魔が叶えた願いは沖田のものなのだろうか。

…なんにせよ、自分が聞きたいことははっきりしている。
鋏をしまった端末の猫を撫でてからポケットに仕舞えば、ラプラスに向かって。]

　お、ありがとさん。
　ゲームは終わったんだよな？

[ホレーショを興味本位でつつこうとしてるあたり、悪魔も可愛いところがあるじゃないかと、少し笑って本題に入る。]

　ええと、死んだ参加者がどうなるのかと、
　ゲームが終わった後らぷらすはどこにいくのか。
　そんだけ聞かせて欲しいんだ。

[参加者として、そのくらいは教えてくれてもいいと思ってのこと。
悪魔を倒すと宮藤と約束したけれど、小春が死んだら悪魔も拠り所がなくなるし。まず彼女がこの後どうなるのかが純粋に気になった。
不満気に息を吐くホレーショを撫でながら
ラプラスにその二つを聞かせてくれと言えば、回答は得られただろうか。]

(59) kaomozi 2014/12/21(Sun) 18時半頃

【人】 採集人 ブローリン

　それと…伝言は、宮藤君から小春さんへ。
　君に伝えれば小春さんにも伝わる？

[犬に対してホレーショに接するように今まで話しかけてきたように。
ラプラスと小春が一心同体の存在なら、ラプラスに伝えれば小春にも伝わる…というのは、自分が勝手に思っていること。
宮藤を誤解して欲しくはないから、小春に伝えておきたいのだが。実際どうなのだろうと、首を傾げて。]

(60) kaomozi 2014/12/21(Sun) 18時半頃

【人】 座敷守 亀吉

[齧られそうになる前に、
　ヒョイと突く指は退散して>>56

　引き離されていった後、
　不服そうに遠吠えをする狼の鳴き声に、
　　耳を塞いだ。 ]

　　……やっぱり躾が行き届いてない犬は、嫌いだ
　　猫の方が、可愛げがあって好きだよ

[　煩いなあ、と耳から手を離せば、ぶらり揺らし男が撫でれば>>59端末の猫は『にゃあ』と鳴いただろうか。

　それを皮切りにするように、少女は立ち上がる ]

それに関しては、ふたつだけヒントだけあげるよ
　　そこで寝てる、酔狂な彼のお願いは

　　僕に『人間としての生を与える』らしい
　　　――よって、僕には　もう人間の魂は要らない。

(61) 雨京 2014/12/21(Sun) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

[ つい、っと一瞬意識を沖田に向けるも、
　　目を細めればすぐに風祭の方へ戻す ]

　　これくらいで分かるかな？

[　にや、っと　悪戯っぽく目尻を上げて　
　　‟伝言”に関しては、ああ、と――、

半身の意識を‟感じられない”彼女は、地を視界に映す ]

それに関しては戻ってから、
　　　　『本人に言え』って伝えてくれる？　

　僕に言っても、‟もう”伝えられないからさ
　

(62) 雨京 2014/12/21(Sun) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

[ 沖田の願いは、半身と‟切り離す”事でもある。

まあ、今は眠っているだけの、
彼にも伝える術は幾らでもあると言えばあるのだけれど。

　それより、伝言を頼んだ相手が直接言わないと――、
　　　‟半身”だった彼も、納得しないだろうな、と。

　存在を共有していたからこそ分かるコトに、
　くつり、　密に微笑った。 ]
　

(63) 雨京 2014/12/21(Sun) 19時頃

【人】 座敷守 亀吉

　―→渡瀬橋―

[ 一人と一匹と別れ、さて他にも用を済ました頃か。

‟最後の用”を済ませに、
白が靴音を鳴らして向かうは夜闇に水音響く川辺。
橋の前で一度立ち止まれば、涼やかな風が吹き抜けた。]

　――……やあ、今晩和。

[ >>53去っていく背を一瞬見るも、直ぐに目を離し。

カツ　と　先程より　音が一層甲高く鳴く。
　長い髪を鬱陶しげに耳の上へと梳いて
　　‟もう一人の勝者”へ声を掛けた。

　彼が振り向けば、
微笑を携えた白い少女の姿があっただろう]
　　

(64) 雨京 2014/12/21(Sun) 19時半頃

【人】 採集人 ブローリン

　躾がしっかりしてれば吠えないんだけど、ね。

[>>61元の世界で自分を待っているルーのことを思い出して、少し寂しそうに笑う。]

　俺が躾するべきなのかなー…

[元の世界に戻ってもこのままだったら、ほんとに首輪でもつけて飼ってやろうか。
とか…そんな考えは、うちのルーと喧嘩しそうだなと予想してすぐになくなったけど。それ以前に現実では目が見えないのだから、普通の犬(狼)を飼うなんて無理かと目を細めた。]

(65) kaomozi 2014/12/21(Sun) 21時頃

【人】 採集人 ブローリン

　へえ…沖田さん、そんな願いを。
　…ん。教えてくれてありがと。

[だいたいわかったよ、と言って。
サングラスを取ってその色違いの双眸を細めて笑った。

悪魔が言うことが本当なら。
自分の願いである、「皆を無事に返すこと」「悪魔を倒すこと」は両方達成されるし、悪魔も…死なないで済む。

皆を無事に…の「皆」に悪魔も入るような沖田の願いは。自分には、とても素敵なもののように思えた。]

　(酔狂…ではないと思うけどな。)

[どこかで思った、沖田なら願いを悪いことには使わないだろうという考え。
それが合っていたことが嬉しくて。
倒れる沖田をちらりと見て、心の中で感謝を述べただろう。]

(66) kaomozi 2014/12/21(Sun) 21時半頃

【人】 採集人 ブローリン

[その話を聞いた後に>>62を聞けば、それが自然かと素直に引き下がる。
自分が宮藤にそう伝えられる…ということは。
やっぱり、皆の魂は無事に……]

　はは。そっか。
　宮藤君はあれだけ小春さんって人のこと考えてたからな…うん、彼に直接伝えて貰うのが一番だ。

[此方も悪戯っぽくにやり。この言葉で、宮藤が小春を真の意味で裏切ったのではないことは、伝わっただろうか。悪魔にも、宮藤を悪くは思って欲しくなかったから。断片的にでも、仄めかしておこうと思って。

粗方聞き終えれば、思ったより話し込んでしまったと、帽子を押さえて。慌てた様子で話を切り上げた。]

　あ…急いでいるんだったか。
　引き止めて悪かったな。俺が聞きたいことは以上だよ。

　人間も楽しいもんだと思うからさ。
　せっかく人になるんだ。色々楽しんで欲しいな。

[そんな言葉を最後に
なにもなければそのまま、ラプラスを笑顔で見送っただろう。
不満そうなホレーショの機嫌をとろうと、彼の頭を撫でるのは、忘れずに。]