164 冷たい校舎村3-2
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
レティーシャは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
レティーシャは截拳道 カイルに投票した。(ランダム投票)
カイルに1人が投票した。
レティーシャに2人が投票した。
レティーシャは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
名前 |
ID |
日程 |
生死 |
参加 |
役職 |
本屋 ベネット
| master
| 2日
| 襲撃死
| 参加
| 村人陣営:村人 村人を希望
|
教え子 シメオン
| rei0x0
|
| 生存者
| 参加
| 人狼陣営:人狼 人狼を希望
|
樫の樹の子ら リツ
| nabe
| 6日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:村人 おまかせを希望
|
截拳道 カイル
| ふゆのひと
|
| 生存者
| 参加
| 村人陣営:村人 ランダムを希望
|
聖歌隊員 レティーシャ
| myu-la
| 7日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:村人 おまかせを希望
|
琴弾き 志乃
| mayam
| 5日
| 襲撃死
| 参加
| 村人陣営:村人 村人を希望
|
鉱滓地区 チェビイ
| 襟
| 4日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:村人 おまかせを希望
|
良家の末娘 ポーチュラカ
| Maki_hinata
| 4日
| 襲撃死
| 参加
| 村人陣営:村人 村人を希望
|
流浪者 ペラジー
| はねねこ
| 3日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:村人 おまかせを希望
|
死ね死ね団 サミュエル
| kazue
| 5日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:村人 人狼を希望
|
機巧忍軍 ミツボシ
| rento24ss
| 3日
| 襲撃死
| 参加
| 村人陣営:村人 人狼を希望
|
────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
[最後のチャイムが、鳴った。]
.
(#1) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
["君たち"は、目を覚ます。
過ごし慣れた久方ぶりの世界で。
深夜。
時の凍ったあの日のはじまりに、君たちは帰ってきた。
ただ、ひとりを残して。]
(#2) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
[──そうして、冷たい校舎は再び口を閉ざした。
たったひとりのために、時計は回り続ける。
凍った校舎の中、世界は今日も、あたたかい。
どうか、"君"に、後悔がないことを。]
(#3) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
[──冷たい校舎の、七五三涼介の時は止まったまま*]
(#4) 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
/* (こちらから失礼します) お疲れ様でした。以降、灰での中身発言を解禁します。 延長はフルで取る予定です。 村が閉じるまで、あと少し。どうぞよろしくおねがいします。
(-0) nabe 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* おつかれさまでした。 ごめんね、みんな。
(-1) myu-la 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* で。 中身が見えて、まあそうだろうなと思ったけど。
前村に引き続き残留組おつかれさまでした。
(-2) myu-la 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様です。
(-3) mayam 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* 色々本当にもう大変申し訳ございません
(-4) rei0x0 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様でした。 前回があれだったので、とても長生き出来た感
(-5) kazue 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様でした。 とりあえずみんなもふもふしたい…特に最終日組…
(-6) はねねこ 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様でした。 最終日組は特にお疲れ様です!
(-7) rento24ss 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* おつかれさまでした! 恋ちゃん、柏原くん、樫樹くん、おかえりなさい。
あと、これだけはとりあえず最初に。 残留組と狼さんに、PL視点で全力で負荷かけてしまったかなとものすごく……本当、ごめんなさい!おつかれさま……!
(-8) Maki_hinata 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様です
(-9) ふゆのひと 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* お疲れ様ですー。 最終日組はほんと…ほんっとお疲れさまでした!
(-10) 襟 2015/07/15(Wed) 22時半頃
|
|
/* あと、窓の件なんですが、本当にすみません。 「以下」と「未満」を間違えてずっと記載しておりました。
シリーズ最初の方の村は、村の中でも、開始後にメモで正しい情報を告知していたので、問題なかったんだと思います。 大変ご迷惑をおかけしました。 次村を立てることがもしあれば、記載を直し、また混乱を招きかねないので村の中でも告知する形にします……
(-11) nabe 2015/07/15(Wed) 23時頃
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|
/* >>-11その件に関しましては私の方こそ本当にごめんなさい。 開くよな?開くよな?でがらがらーしちゃって。 確認が甘かったです。 村立て前から村たて様にはお世話になって、 本当にありがとうございました!
(-12) 襟 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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/* >>2:-41に吹きました アグレッシブゥ!
(-13) kazue 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* 表で回想見て、「だいじょーぶ」って出たから もしかしてって思ってたんですけど >>3:-23でひなこ出してくれてありがとうございます東彩…!
まさかこういう縁故頂けると思ってなかった
(-14) mayam 2015/07/15(Wed) 23時半頃
|
|
/* とりあえずログ追っかけてます。 恋ちゃんの「性的被害が悩みだとまず打ち明けられない」に全力で頷く……(前村の秋野(被害者かどうかはともかく
>さくまくん>>-13 なぐりたかった!(ぶんぶん
(-15) Maki_hinata 2015/07/15(Wed) 23時半頃
|
|
/* >>1:-93 東彩くん 気にしなくていいのよ! 一箇所に留まっていられないマンなものでな…。
(-16) rento24ss 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* >>-15 実際にやってみたら、打ち明けられなくて頭抱えたな……。 まあメインは片思いについてだったので大丈夫でしたが。
秋野くんとは 仲良くなれそうな気がするの あたし
(-17) myu-la 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* >>0:-72 律くん そうだね!!! 健五郎に郁くんを持ち上げさせたかった と思ったらしてたらしい
郁くんありがとうございます( ´ω`)
(-18) myu-la 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* 色々面白いけどこれだけは晒しておく >>0:-104
(-19) nabe 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* じゃあ私もこれを。 >>0:-109
(-20) rento24ss 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* 灰見てて始めて気づいたけど樫樹くんのこと樫木くんって呼んじゃってたみたいでごめんなさい(土下座
>>4:-5東彩くん ご、ごめんね…!一応効いてはいるんだけど…!迷ってる段階だったというかあと一歩段階だったというか…!
性的被害は打ち明けられない、には私も全力で頷いておこう…(前村神楽
(-21) はねねこ 2015/07/15(Wed) 23時半頃
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|
/* >>-20 「恋が恋してる」って書くとわけわかんなくなります。
(-22) myu-la 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
/* >恋ちゃん>>-17
※秋野女の子に触れられない
めっちゃ仲良くなるかめっちゃ地雷かどっちかな気がします!←
(-23) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
[ 扉が、閉まり ]
[ 月に寄り添っていた赤は (彼の命を繋ぎとめていた灯は) ]
[ 消えた ]
(0) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
/* >>2:-108で草
(-24) ふゆのひと 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
[ ――静寂、だった。 もしかして、も思わせない程に、 そこには静寂があった。 ]
………、
[ 声も、出なかった。
あの世界の、扉ではない。 現実世界の、手術室の扉が開いて。 その中から、クラスメイトでは無い、 重い空気を纏った医者が出てきて。
――ああ、私は、あの空気を知っている。 人が、確かにこの世界から"いなくなった"って、 そんな、知りたくも無い、ものを。 ]
(1) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
/* >>-21 日下部 正直ギリギリまでわかりやすさ変換優先で樫木にしようかだいぶ迷って、自分でさえ何度も間違えかけていた体たらくなのでお気になさらず!
(-25) nabe 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
/* >>-23 お互いの地雷を避けつつ、心の奥で何かを感じ取るスピリチュアルな付き合い方ならあるいは(
触られるの嫌だって言ってくれれば触らないよ!
(-26) myu-la 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
/* >>-22 恋 あれ!?アンカ間違えた!!千佳子ごめんね! というわけでこちらです。お納め下さい>>1:-109
(-27) rento24ss 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ その先に、歩むことも出来なくて。 病院の入り口から、振り切る様に、 再び夜へと戻っていく。 ――救えなかった。それが、重く圧し掛かって来て。 こみ上げる何かが、抑えきれそうにない。 そしてそれを見られてしまうのは、嫌だった。 ]
(2) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
[ ―――七五三涼介は、もう、戻らない* ]
(3) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
/* >>-27 ミスだろうとはおもったよ! やめろおおおおお見るなあああああああ
(-28) myu-la 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
/* (しのちゃんにどげざ)
(-29) myu-la 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
/* とりあえず手術終わったところまで進めておきました
>月詠 添え星消しちゃったすまぬ…!(事後承諾)
(-30) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
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/* >>-28 恋 (。◜◡◝。) >>-30 志乃 イイヨ!!むしろ拾ってくれてありがとうだよ!
(-31) rento24ss 2015/07/16(Thu) 00時頃
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/* >>-29 あやまらないでーーー!!!! むしろ律と恋にわたしが土下座りたい
(-32) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
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|
/* >>-31 ヤッタヨー!
(-33) mayam 2015/07/16(Thu) 00時頃
|
|
/* 志乃ちゃん、進めてくれてありがとう!
そういえば病院、来夏ちゃんと2人だったのに停滞させちゃってごめん……! いきなり暑くなったせいで中の人がバテてたっていう。
>恋ちゃん>>-26 スピリチュアルwww でもなんか端々に感じるものはありそうだ……恋ちゃんと神楽くんと秋野……(3人もいる)
(-34) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 00時頃
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/* >>-24 柏原くん なんかオチ付けたい病が……持病が発症した。
(-35) rento24ss 2015/07/16(Thu) 00時頃
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/* 表どうしようかと思ったけど、いっかい頭冷やしてからにします……!
(-36) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* 私も今日はログ読みして、表は明日回しますねー。 >最終日組へ 5dの三星と東彩くんのメモに、現実世界の状況まとめてます。
(-37) rento24ss 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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|
[ トン、と背を押されるような、 あたたかな感触がして、
きっと、それが最後。 もう二度と、その温度を知ることはない。
振り向くことも、叶わなかった。*]
(4) nabe 2015/07/16(Thu) 00時半頃
|
|
[葛城に付いて、手術室までの道を行く。 そこにはある種の確信があって。寂しさは確かにあったけれど、それよりも言いたいことがあった。
手術室の扉が開き、中から出てきた人たちを見て、手術室の扉の向こうを思った。
彼が何故自殺をしたのかはまだ知らない。 知り得ないのかもしれない。
けれど、これが七五三の選んだ選択ならば。]
お疲れ様。
[この場にはいっそ場違いな。 柔らかな笑みを浮かべて呟いた。*]
(5) kazue 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* プロローグの男子のLINEがかわいい(癒される
(-38) myu-la 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* 色々考えたけれど、佐久間が一切悲しまない結果に落ち着いてしまって。 いや、もう会えないことは寂しいんだけど、それよりも七五三が選んだ選択の末が安らかで穏やかであるように、と言う方向に。いってしまって。
(-39) kazue 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* 寝ます。
珍しく数年後ロルを思いついたので、もう少し練ってから出せたら出します(宣言しないとやらない)**
(-40) kazue 2015/07/16(Thu) 00時半頃
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/* >>0:-111 郁くん そこは齟齬ってすまんかった……。 送信エラーに気付かず返事を待ちわびてたっていう感じでも大丈夫だったからそのままにしてた(
>>0:-146 郁くん 健五郎はつい言っちゃうぜ! すぐ謝るけど! 出してくれてほんと嬉しかった……!
>>0:-197 律くん す、すまん!!
(-41) myu-la 2015/07/16(Thu) 01時頃
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あ……。
["手術中"のランプが、消える。 期待と不安を感じながら立ち上がり、扉へと数歩近づいた。 扉が開いて、医者と思われる男性がゆっくりと出てくる。]
あ、あの…七五三くん、は…。
[震える声で、結果を尋ねる。 医者は、「残念ながら…」と、首を横に振った。]
………っ、
[何も言えず、ただ、身体が小刻みに震える。
頭では分かっている。 多分、彼があの世界の"ホスト"だったんだろう。 こっちに戻ってこないということは、彼にとってはあの世界に残る方が幸せで…彼の選択を責めることなんか出来ないし、それを受け入れてあげるべきなんだ。 それに、彼はきっと、私たちが悲しむことなんか、望んでなくて。]
(6) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
|
|
[そういうこと、一応頭では分かっていても、そう簡単に割り切ることなんて出来なかった。
だって、大好きな友達が居なくなってしまった。 彼とはもう、二度と話したり笑いあったり出来ないんだ。 もっと、私が彼にしてあげられること、なかったのかな。 あの世界で、ずっと、永遠に一人ぼっちで居るなんて、そんなの。 笑って、「おかえり」って、言いたかったのに。
そんな思いばかりが浮かんできて、どうしようもなく悲しくなってしまって。 泣きたくなんかないのに、いつも笑顔でいたいのに。
俯かせた顔に、涙が滲んだ**]
(7) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
|
|
/* とかPC視点では思っちゃうけど残留選んだことは気に病まなくてええんやで…って言っておくね…!
(-42) はねねこ 2015/07/16(Thu) 01時半頃
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|
/* うぐぐねむむなのですよ。
>>-14葛城さん 台詞確定しちゃうからぼかしておこう…(びくびく)してたんですが、ひなこちゃんお借りして良いなら勝手に片思いさせてください!そして勝手にその自分の想いを毟り取る為、とってもアレなのですが。ひなこちゃんかわいかったです!
>>-16三星さん わぁんびびりですみませんー!(゜-Å) 一箇所に留まっていられないマンは私もですね…。
>>-19樫樹くん ある意味合ってましたね!天使だった!
>>-21日下部さん あっすみません!いやああ日下部さんがエピ後しんじゃうのいやあああって頑張りました^^
>>-41恋さん あっいえいえこちらこそすみません!僕が決め付けちゃってないかなー大丈夫かなーっておろおろしてました。 わーいっ、帆北くんかっこよくて絡みたかったのです。なんで1村に僕がいないのかと思いましたね!
(-43) 襟 2015/07/16(Thu) 02時半頃
|
|
/*表は僕もまた明日回しますね…ぱたり
(-44) 襟 2015/07/16(Thu) 02時半頃
|
|
/* 女装願望のあるトヨタがめちゃくちゃ気になる……
(-45) nabe 2015/07/16(Thu) 09時頃
|
|
―病院裏口―
[ 月すら見えなくなる物陰は、すぐ見つかった。 見回して誰もいないことを確認すれば、 病院の壁に背を預けて、俯く。 声をかけたことが、駄目だったのだろうか。 過去ではかけなかったことに、後悔していたというのに。 それを克服できて、今はかけることが出来て。 そうして、救えるかもしれないと。 そう、思っていた、筈だったのに。 ]
―――、
[ とうとうしゃがみこんで、膝に顔を埋める。 冬の風が髪を揺らして、あたたかさを奪っていく。 ぼろ、と。零れるものが、服を濡らしていって。 だけど、大泣きなんてしたくないから、 唇を噛んで嗚咽を殺す――痛かろうと、知らない。 ]
(8) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
|
|
[ …お母さん、兄さん。 やっぱり私、貴方達の様には、なれない。 それがどうにもならないことだったとしても、 いつだって道を、間違えている。 自分のことも、だれかのことも。
それは受け入れたつもりだったのに、 やっぱりどうしようもなく、悲しく私を突き刺して。 零れるものを止めることを、 きっと暫く、赦してくれない* ]
(9) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
|
|
/* 逃げた(にげた)
>>-43 東彩 フリー素材なので!!!どうぞ!! むしろありがとうございます…! ひなこかわいいだってうれしい
(-46) mayam 2015/07/16(Thu) 12時頃
|
|
[灯りが不意に消える。 こちらの世界とあちらの世界を繋ぎとめていた、小さな灯り。>>+6 扉が開く音と来夏の震える声、そして返される結果を、どこか他人事のように聞いていた。
私、自分が弱いってことをよく知っている。 一度折れてしまった分、それに対して、私はとても自覚的だ。
だから、ここにいたら、七五三のために皆が集まってきてしまうんだろうことも。 その中で、私が一番、弱くて折れやすいって、少なくともそういう認識だろうということも。 弱い人は、弱いからこそ周りが気遣ってくれてしまうんだってことも。]
(10) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 19時半頃
|
|
[きちんと、皆、泣けた方がいいでしょう。 差し伸べられた手や、頭を撫でてくれた手。いくつかの優しさを思い返す。 もしも、私のせいで誰かが上手く泣けないなんてことがあったら、それはきっと不幸なことだ。 だって彼は、私たちの友人なんだから。
ソファから、ゆるりと音もなく立って、出口の方へ歩きはじめる。 どこへ行くのと問われたなら、少しだけ微笑んで「大丈夫」と返しただろう。 表情も声音も、たぶん、ただただ落ち着いていた。*]
(11) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 19時半頃
|
|
──病院 → 外へ──
[病院から外へ出た途端に、冷気を感じる。 その感覚を随分懐かしく感じたのは、あの世界にいたからだろうか。 あそこは扉がすべて閉ざされていたし、校舎に足を踏み入れた時から空調も整えられていた。 帰ってきてからは車に乗せてもらってここまで来たし、それどころではなかった。
どこへ行こうか。 漠然と思ってみて、愚問だなと苦笑する。 家からここまで来たんだから、家に帰るぐらいしかない。 生憎と、それ以外に場所を見つけられるほど、私の世界は広くない。家と学校、それだけ。 いくら広大な物語だって、さすがに夜露をしのいではくれない。 役に立たないな、と、薄らと思った。
兄の「連絡するように」という声も、コートのポケットに沈んでいる携帯の存在も、忘れたわけではなかったけど。 肌を刺す冷気が今は有り難いような気がしたから、連絡はせずにそのまま足を踏み出す。 たぶん、こっちの方でいいでしょう。 方向が合っているのかは知らない。きっと、どうでもいい。]
(12) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[少し歩いて、歩道橋が目に入ったので、なんとなくそちらへ進む。 この時間に車なんてほとんど通りっこない。 だから、堂々と道路を横切っていっても良かったのだけれど、見晴らしのきく場所を選ぶ。 蹲ってしまった時のあの狭い視界の真逆を、せめて選びたかったのかもしれない。
折れないための悪あがき。 階段を一段一段、あがってゆく。]
(13) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[最後の一段をあがって、そこから見える街並みを眺める。 信号や夜間照明の光が点々と煌めいていた。 そういえば、──文化祭の時も、色とりどりのライトがチカチカと瞬いていた。
それを思い出した瞬間、今まで立っていたのが嘘のように足が崩れた。 ずるずるとへたり込みながら、やっぱり、ぼんやりと思う。 ああ、また、足掻いてみたって意味がない。 私、本当に弱いなぁ。 だけど、今度はあの校舎で感じたような悲壮感はなかった。
代わりに、視界が一気にぼやけてゆく。 光が歪んで滲んで、混ざり合っていった。]
(14) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[七五三くん。あなたは、何を望んでいたんだろう。 校舎を模した世界に、あのメンバーを集めて、豪奢な食事さえ用意して。 あなたが、望んでいた者は、何。
本好きの心得。物語に浸ることを糾弾されないための、不文律。>>1:183 空想は、あくまで空想。現実と空想を混同してはいけない。 私はそれを、どこまで守れていたんだろう。
物語の真っただ中にいるように不可思議なあの世界で、本当に、心の底から喪失を恐れていたんだろうか。 ここにいる誰かの世界なら、きっと、最後には優しい物語で幕を閉じる。 どこかでそんなことを思っていたから、あっさりと帰れてしまったんじゃ、ないの。 私は、帰るべきじゃ、なかったんじゃないの。
頬に当たる冬の夜風が、あんまり痛いからなのか、 足をつけたコンクリートが、どんどん熱を奪ってしまうからなのか。]
(15) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[声すらあげ損ねたまま、ぼろぼろと零れる涙を拭いもせずに、思う。
──現実をきちんと見ろよ、馬鹿。 物語は、現実に匹敵するほどの力なんて、持ってやしない。]
(16) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[泣きながら、柵を支えに立とうと試みる。 錆びた感触が手のひらにざらついて、少しだけ痛い。
幾度か手に力を込めて立ち上がろうとして、失敗して。 数回繰り返した後に、本当に唐突に、もういいや、と思った。
またそんなものばかり読んで、って、何度言われただろう。 ──そんなもの、いつまでも、読んでいるから。
大きく、息を吐き出した。 白いそれが、あっという間に黒に溶けていく。
だったら、もう、いい。私、もう読まない。 読みたく、ない。*]
(17) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
── 現在 ──
「リツ、」
[ がばっと体を起こす。 顔を覗き込んでいたらしい姉が、慌てて退いた。]
「そんなとこで寝てたら風邪引くよ」
……え?
[ 瞬きを繰り返しながら、ゆっくりと体を起こす。 自宅にいた。ソファで眠りこけていたのだという。 マグカップと、読みかけの小説。 あれ?そうだっけ。奇妙な違和感。
寝るならベッドで寝ろと言う姉の声を受け流し、 置きっ放しになっていた携帯を開く。]
(18) nabe 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
[ メール、と、着信。 メールの内容に目を通して、勢いよく立ち上がる。]
── ちょっと、出てくる。
[ いってらっしゃーいと、送り出す姉の声は軽い。 慌ただしく部屋着を着替え、防寒具を身につける。 ほとんど手ぶらで家を飛び出す律に、 姉はそれ以上、何も言わなかった。*]
(19) nabe 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
―夜:柏原家自室―
[あぁ、夢じゃなかったのか。 画面に表示された、メールの文言。 それを見て思い出すのは、先程の夢の結末。
本当に、助けられなかったのか。 まだ、何か、出来る事はあったんじゃないのか、と。 責める声が聞こえて来るような気がして、耳を塞ぐ。
スマートフォンを枕元に放り投げて、再びベッドに突っ伏した。毛布を頭から被った小さな塊は、震えて、ただ、嗚咽を漏らすだけ。
きっと、メールの通りなら、皆は病院に居るのだろう。けれど、足を運ぶ気にもなれない。
どんな顔をして、皆に会えって言うんだ。*]
(20) ふゆのひと 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
/* 引きこもるしかない…… アレなら数日後に吹っ飛ばして動き出すかもです。
(-47) ふゆのひと 2015/07/16(Thu) 20時頃
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|
/* >>15者→もの また誤字った……何故投下する前に気づかない……
病院を出てみたものの、ここで先走って帰りましたってなると、何かあった時に駆けつけられないと気付いたので、ほど近い歩道橋の上に避難しました 一応携帯は持っています
(-48) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時頃
|
|
/* (歩道橋の上って逆に死角になるかなって思ってのぼったので、病院向かう人はスルーしても大丈夫だからね……!)
(-49) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 20時半頃
|
|
/* 延長ありがとうございます。
千佳子と柏原の打たれ方がなんかもう…(なきそう)
(-50) mayam 2015/07/16(Thu) 21時頃
|
|
/*延長ありがとうございます! 葛城さんだって打たれてるじゃないですか…
どうしよーってなりますねえ
(-51) 襟 2015/07/16(Thu) 21時頃
|
|
[ 学校から遠くはないその病院は、 つまり、樫樹の家からも、そう遠くはない。
メールの文面を、あの世界の意味を、 恐らく、正しく理解している。
今こうして、走る意味は、分からない。
ただひとつ、反芻するのは。
愛とは、優しさとは、覚悟であり、責任。 最後まで、我が身を以て、背負うこと。
今日も、樫樹律の背中は、空っぽだった。]
(21) nabe 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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[伝言>>6:+5を入れることなく、 携帯電話を耳から離し通話を切る。 聞こえた足音の方へ顔を向けた。]
葛城さん、佐久間くん。
[連れ立ってきた二人の名を呼び、 黙ったまま手術室の方を指差した。 どこか重い空気に背を押されるように、 手術室の方へと歩き出す。
そして、僕はまたしても遭遇する。
――抗えない現実に。]
(22) 襟 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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/* >>2:-0 郁くん (おもった)
>>2:-36 しのちゃん 恋はそのじゅもんが好きだったよきっと……
>>2:-55 ちかちゃん おっしゃる通り、ぶっ壊れたよ! いえい!
(-52) myu-la 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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>>2:-58 ちかちゃん えろくないよ! きもちいいんだよ! (でもこういう使い方しておいて説得力はない)
耳かきには人を骨抜きにする力があるということをロルで表現したかったけど、 耳かき描写だけに2〜3発言使うのは泣く泣くやめました
>>4:-6 郁くん あたしも会いたかったからすごく嬉しかった! 郁くんむぎゅぎゅ。
(-53) myu-la 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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/* >>5:-19 律くん 恋の書類関係な……(目そらし そこも考えなくはなかったんだけど、突き詰めると現実的におかしいよねって話になります( 書類きちんとしてないと学校通えないもんな……。
まあ館石准教授が警察に届けなかったのが致命的なあれかなってそういうことに。 養子縁組は2人の証人が必要らしいので、館石准教授の知人が詳しい事情を調べずに引き受けたとかで……。
逮捕後はそのへんいろいろ大変なことになってるとは思う うん(思考停止
(-54) myu-la 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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/* >>5:-12 ちかちゃん 地上にいるとほんとそう思うぜ……。 1d時点じゃなくていいけど、残留の意志が動きそうにないならその時点で宣言してもらったほうが流れを作りやすいなあとは。
>>5:-29 涼介くん 恋にとっては、笑う演技なら見抜ける、という根拠を示した上でだからねぇ。 天才子役の格を落とすつもりはなかったから、恋じゃなければ見逃すつもりだったよ。
というか、糸口があるとしたらそこだと思ったので、気付いてほしいのだと誤認した。 そうじゃなかったんなら、まあ。
(-55) myu-la 2015/07/16(Thu) 22時頃
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── 現在:病院へ ──
[ 緩んだマフラーの隙間から、 顔や首筋を冷気が刺す。
静かな、静かな夜の街を、 ひとり、駆けることができる。 しっかり、地を踏んで、前へと進めてしまう。]
── 穂積さん、
[ ……だから、小さい背>>17を見て、 こぼれ落ちた言葉は、あの時とは違った。]
(23) nabe 2015/07/16(Thu) 22時頃
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── ごめん。
[ 声は、吐息と混じって、掠れていた。 けれど、きっとこれって、走ってきたから。 そのはず、だ。]
穂積さん、ごめん。俺、
[ これで良い、と思ったはずだった。
その人生を生きるのは、自分ではなくて、 最後に決断をするのは、当人であるべきだ。
そう、納得したはずだった。 仕方がない。受け入れよう。 受け入れて、そして、前へ進もう。]
(24) nabe 2015/07/16(Thu) 22時頃
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……また、会おうって、 ごめんって、あいつ、言ってた。
[ なのに、 それを口にしてしまえば、もうだめだった。 かっと熱くなる目元を乱暴に拭う。
当たり前のことを、改めて知った。 別れは、とても苦しい。]
(25) nabe 2015/07/16(Thu) 22時頃
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── 穂積さん、立てる? こんなとこにいちゃ、風邪引く、よ。
[ 涙混じりに震えそうになる声を押し殺して、 いつかと同じように、手を差し出した。 震えが、悟られないといい。振り払われてもいい。
あの校舎で過ごした時間が、記憶が、離れないのだ。 8年前の再現なんかじゃない。 それに、失敗したんでもない。
そこにあるのは、一人の友人との別離。 何にも代えられない。ただ、それだけだ。*]
(26) nabe 2015/07/16(Thu) 22時頃
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/* ごめんなさいスルーできなかったーーーー ひっぱたいてくれてもどうぞ!!
(-56) nabe 2015/07/16(Thu) 22時頃
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[東彩>>22を振り返り、困ったような苦笑を浮かべる。 きっとその表情は場違いで、けれどそれ以外にこの感情を表す顔の形を知らなかった。]
(27) kazue 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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[さて、七五三が亡くなったのなら瑠希も帰ってきているだろう。
静かに病院を出て、外へと向かう。 手慣れた様子でスマホをタップして、瑠希の番号を呼び出した。
小さい電子音に耳を傾けながら目を閉じる。 出てくれなくても、伝言を残せばいいかと、そう思う。*]
(28) kazue 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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/* >瑠希 電話しました! 無視しても
ほっとけなかったんや…………
(-57) kazue 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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― 自宅 ―
[酷く、悲しい夢を見た。 長い長い、それでいて現実感を伴った夢。
夢だと思いたかった。 でも、目を覚まして冷える体を起こし、携帯に着信が来ているのを確認すれば、嫌でも分かる。
あたしは、どうすることもできなかった。
篤人くんからのメールによれば、涼介くんが服毒自殺を起こして北洋病院で手術中とのことで。 ……あの世界での結末を見れば、その結果は聞かなくても分かっていた。
涼介くんは、死の間際にあたしたちをあの世界に招いた。 最期に別れを言えただけ、あたしはまだ、救われたのかもしれない。
何故だろう。 あっちの世界では溺れるほど泣いたのに、こっちの世界では涙は一滴も出てこない。]
(29) myu-la 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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[>>4:+21郁くんからの着信もあったから、どうしようかしばらく呆然としながら考えて。 ……今、みんなはどんな様子なのか、知るのは怖かったけど。
このままこうしていると、寒さに飲み込まれてしまいそうだったから。 部屋の中、体育座りをしながら携帯を操作し、耳に当てた。]
(30) myu-la 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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[コール音を聞きながら、しばらく待つ。
もし出ないようなら諦めて、もう1度かけ直すことはしないだろう。]
(-58) myu-la 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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/* いきなり病院に向かうほどのHPもMPもなかった
ので、せっかくだし郁くんにお電話を……。 今日明日は低速なので、お返事は無理の無い範囲で大丈夫です……!
(-59) myu-la 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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[静かな夜を抜けて、届いた声。>>23 思わず顔を上げて、視線が合ってしまったことが、少し憎い。
樫樹くん。 できれば、今、あなたにだけは見つかりたくなかったな。 私、また立てるって、もう錯覚したくないんだ。
そう思いながら、ごめんと呟く彼に首を振る。 まだ、油断するたび滲み出す涙のせいでつっかえはしたけれど、やっぱりそれなりに冷静な声が出ていたと思う。]
それは、ちがう。 ……樫樹くんが、謝る、ことじゃない。
[最後まであの世界にはいなかったけれど、樫樹がどこまで、何を見たのかも知らないけれど。 だけど、七五三の人生は、七五三のものだ。 あの世界に留まることが、こちらでの世界の死が、彼の救いであるならば。 それを私が否定する権利があるはずもないし、樫樹に謝られる謂れもない。]
(31) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時頃
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[そこまで分かっていて、どうして自分のことは許せないんだっていう話なんだろう。 でも、そういうものでしょう。理屈じゃない。 だからきっと、誰かが誰かに、あなたのせいじゃないってきちんと言わないといけない。 相互にそう言い合って受け取り合うのって、きっと今、すごく大事なことなんだろう。 だって私たちは、十何年生きただけの、ただの高校3年生に過ぎない。
乱暴に目元を拭う仕草の荒っぽさを眺めながら、男の子だなぁ、なんて。 場にそぐわないことを実感して、それを噛み締める。 この人は、同い年の、男の子なんだ。 同時に、彼が、涼介、と七五三を呼ぶときの声を思い出す。 あなたたちは、仲が良かった。
不意に、苦笑ともつかない笑みが零れた。
だったら、あなたがやるべきことは、こんなところで蹲っている人間に足止めを食らうことじゃないと思う。 友人との別離に、きちんと打ちのめされに、走ることじゃないのかな。]
(32) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時頃
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……病院、すぐそこだよ。 みんなも、きっと、まだいるよ。
[差し出された手に、緩く首を振る。 その手は、取らない。取れない。
相互に、あなたのせいじゃないって伝え続けることが、きっと大事。 そこまで考えられるくせに、──ごめんね、樫樹くん。 伝えることは出来ても、受け取ることは出来そうにない。 もう、錯覚したくない。*]
(33) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時頃
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/* 延長、ありがとうございます!
>恋ちゃん いえいじゃない!(ぽかぽか というか耳かきの時点で中身に気付けるだろという感じだったなって……今、すごく…… ちゃんとロル見て灰でも呟いてるくせに、何故思い至らなかったのか謎だ……!w
あと、>>-55は本当に! ただ、3-1でホストやった身としては、どうしたら動きやすいのかっていうのがあれば積極的に言ってくれ!みたいな気持ちもあったり。 「ちなみに現時点で残留と帰還どっち寄り?」とか、むしろ周りからメモで軽く聞いちゃえばいいじゃん、感もあるんですけどどうなんだろう。 ホストに雰囲気づくりや負荷が大きくかかる村設定ではありつつ、ホストのためだけの村ではないとも思ってるので、そのへんの兼ね合いが難しいなーって感じで胃が荒れました3-1
(-60) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時頃
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/* あと樫樹くんまじごめん 千佳子が腰をあげねぇ! これ精神的にひっぱたいてるよなって……おもう……(土下座
(-61) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時頃
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/* >>-60って自分で言いだした流れに乗って言っておこう。
>ほすとさーん 七五三くんの死が世間的にどう扱われるのか、こっちの世界にどういう影響を与えるっていうの、想定あれば早めに知っておきたいかも。 なんせただのDKの死じゃないし、なおさら!
(-62) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[訪れる、手術室前。 ドラマで見たような、赤いランプが ぼんやりとした光を発し続ける。
その扉が開くまで、どのくらい待っていたか。
ふいに消える灯り。 開かれる扉の向こう側から出てくる医者の表情。 そして発される言葉に、目を見開いて息を止める]
(34) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ 満月の隣で瞬いていた星は、 友人を連れ去ってしまった。 もう二度と、会うことの出来ない場所へ。
愕然として膝を折る。 どうして、何で。 赤錆は何もない宙をただ、見つめる。
思い出すのは、体育館での事。 嗚呼、こんな事になるなら、]
(35) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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/* ひょこ そうだなー多分大きく取り上げられるだろうし、学校へのマスコミのアタックとかはあると思う。 マスコミはおもしろがって、あることないこと悲劇的に書きます。 記憶喪失の病気のことを嗅ぎ付けたら、薄幸の美少年という美味しいネタをめちゃくちゃえげつなく書き連ねるね。 ちなみに涼介の遺物はオークションで信者に高く売れるから、お金に困ったらどうぞ!
(-63) rei0x0 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ ―― あの時、彼を縊っておくべきだった ]
(36) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ 肩にかけていた手を、彼の首へ
親指を埋めて、空気を奪って、心の臓を止めて、
そうしていたら、彼は、還れたはず
生きていたはず ]
(37) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ でも
叶う筈のない仮定を 今更願ったとしても
過去には 帰れない 戻れない
七五三涼介が失われた事実は 変わらない
―――― 永遠に ]
(38) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ふいに、頬を雫が伝う。 ハンカチ。鞄の中。 取り出すよりも、流れる方が早くて諦める。
心にナイフが突き刺さって、 真っ赤な血がだらだら溢れるように。 代わりに流すのは、透明な液体。
――心の傷は時間が癒してくれるらしい。
でもこの傷は、 血が止まって、かさぶたが出来て、治っても。
その痕は、きっと一生残る]
(39) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[ ―― 恨むよ、七五三くん。 最期にあんな場所に呼んでおいて、お別れなんて。
何に対してか分からないけど、悔しくて、 泣きたくなんかなかった。
だけど、今だけは。 悼ませて、立ち止まらせて、下を向かせて。
しばらく休んだら、また、歩くから*]
(40) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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/* なんか>>-63からの>>36の流れに我ながら吹いた。 お金に困ったらじゃねーよ!( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン みたいな。
(-64) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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/* つくよちゃあん;
▼涼介くんしとけばよかったね……
(-65) myu-la 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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/* お答えさんきゅー。 そして>>-64に噴いてまともに考えられないつらい
(-66) Maki_hinata 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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/* >>-65 恋 つハンカチ そうだね、吊り縄でキュッとね……。
>>-66 千佳子 GANBARE!!(∩❛ڡ❛∩)
(-67) rento24ss 2015/07/16(Thu) 23時半頃
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[鳴り響く着信音>>28に、肩を震わせて。 恐る恐る、震えるスマートフォンを手に取る。
表示された名前に、数秒、躊躇って。 けれど、通話の表示を押した。]
……もしもし?
[その声は、自分でもわかるほどに、 存外、震えていたものだから。 鼻を啜って、彼が何かを言う前に、言葉を続けた。]
……ごめん。 涼介、連れて帰って来れなかった。
[情けねーだろ、と、自分を笑い飛ばす。
彼から失望したような言葉が飛んで来るのが怖くて、 遮るように言葉を続けようとして、 けれど、出てくるのは情けない嗚咽だけだった。*]
(41) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 00時頃
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/* 出た!ありがとう!>結弦
(-68) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 00時頃
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[病院の廊下で、誰かが息を呑んだ。 悲しみを飲み込み、零れ落ちていく。 それは言葉であり、涙であり、そこを離れる人もいるだろう。
悲しみは一度の波として収まることは決して無い。 幾度も繰り返し、大きく膨らんで襲い掛かってくる。
振り返った佐久間くんの表情はどこか柔らか>>5で、 僕はびくりと身体を震わせて、立ち竦む。
佐久間くん。君は何か知っているの?
困ったような笑み>>27に何か言おうと唇を戦慄かせる。 けれど、言葉を口にするよりも早く、 彼は僕の横をすり抜けていく。
おなかの布をぎゅっと握り、呼吸をひとつ。 ここを立ち去った、彼女の背中を追う。]
(42) 襟 2015/07/17(Fri) 00時半頃
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だって、心配なんだ。 凛と伸びた背は、何時もと変わらなくみえるけれど。 あの日の様に、どこか寂しそうに見えたから。
(-69) 襟 2015/07/17(Fri) 00時半頃
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[病院から出て、左右を見回す。 佐久間くんがどこかに電話しているのが見えるけれど、 あの人の姿は、見当たらない。
どこへ、と思った瞬間、携帯電話が着信>>30を告げる。 ポケットから取り出してみれば、館石 恋 の名前が見える。 息を呑んで、電話を開きボタンを押す。 耳に押し当てて、「もしもし?」と問いかけた。]
(43) 襟 2015/07/17(Fri) 00時半頃
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もしもし、東彩です。
……た、っ。恋、さん?
[こういう時、どんな声をかければいいんだろう。 大丈夫、って聞くのもなんだか変だ。 涼介の事だ。最後までいつも通りの顔で、 おやすみって言って、別れたかもしれない。
電話の繋がった先の反応を、しばし待つ。**]
(-70) 襟 2015/07/17(Fri) 00時半頃
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じゃあ、穂積さんも、一緒に行こう。
[ 手の中は空っぽのまま。 だけど、口は、動く。あのさ。 目があった、その時の表情だとか、 向けられた言葉だとか、思うことは、 たくさんあって、 でも、うまく言葉には、ならない、なあ。
ひとつ確かなのは、 そんな顔を、しないでほしい、ってこと。]
ひとりになりたいなら、送ってく。 こんな時間に、女の子が。危ないじゃん。
[ ぽつぽつと言葉を紡ぐ。 ああ、違うな。また、俺は。]
(44) nabe 2015/07/17(Fri) 01時頃
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俺が、嫌なんだよ。 俺、今、穂積さん放って、 どこかに行ったり、したくない。 穂積さんが嫌なら、無理強いはしない、けど、
[ 結局、また、同じことをしているのだ。 ここまで言って、ようやく自覚する。
眩いほどに、力強く、愛を以て、 自ら飛び込んでいって、ひとびとを、救い上げる。
そんな家族のようになれたらよかった。 だけど、多分、無理みたいだ。
万人に底なしの愛と優しさを。 そんな才能は、律にはない。 迷いなく手を差し伸べることができるほど、強くもない。 それでも、]
(45) nabe 2015/07/17(Fri) 01時頃
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── 一緒に、進みたい。それだけ、なんだ。
[ あの子とだって、彼とだって、 一緒に、進んでいきたかった。 それでも、世界は続くから、明日も、生きていくから、 自分の周りの人にくらい、きちんと執着して生きたい。 たとえ、それが、報われなくても。
情けないくらいに、今更涙がこみ上げて、 ああ、泣かないって。そう決めていたのに。 宙ぶらりんだった手が、指先が、震える。
唇を噛み締めて、こぼれ落ちるのを堪えた。 ごまかすように、空を見上げる。月が、明るい。 雪なんて、降る気配はなかった。*]
(46) nabe 2015/07/17(Fri) 01時頃
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/* ごめん……重い……
(-71) nabe 2015/07/17(Fri) 01時頃
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/* わーー寝落ちた! ごめんなさい、お返しは夕方帰ってから……!
中の人が、なんか樫樹くんの頭をぐわっしゃわっしゃーってなでなでさすさすしたい(何
(-72) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 07時半頃
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[震える声>>41が応える。 鼻をすする音がして、少し眉を下げた。 何か言おうとする前に、湿った彼の声が聞こえる。
知っている。 七五三が校舎を選んだことを知っている。 情けなくなんて無い。瑠希なら、きっとどうにか彼を連れ戻そうと、連れ戻したいと思ったのだろうから。]
うん、さっき亡くなった。 お医者さんが、そう言っていた。
[予想通り、穏やかな声が出る。瑠希のそれとは正反対に聞こえた。]
(47) kazue 2015/07/17(Fri) 09時頃
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[やっぱり、七五三。君は少し罪深い。 自分は納得しているけれど、納得できなくて悲しんでいる人がこんなにもいる。
せめてもう少し、皆の悲しみを拭ってくれたのなら、なんて。
そんな身勝手な願いは酷かな。]
(48) kazue 2015/07/17(Fri) 09時頃
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ニュース、見た?
[あえて話題を変える。 東彩からの着信を確認した際、スマホのニュース欄に流れていた七五三舞台についての記事を見る。]
舞台で、ミスをした。とあった。 ……瑠希。七五三は、なんて言っていた?
[舞台での失敗を苦にして自殺した。 ありそうで、だけれども、舞台に立っていれば失敗はつきものだろうから。本当にそれが原因だったのか疑問が残る。]
瑠希が連れて帰れなかったんじゃない。 七五三が、校舎に残ることを選んだんだ。 ……俺はそう思うよ。
[病院の壁に背をついて、穏やかにそして真摯に、推測を告げた。* ]
(49) kazue 2015/07/17(Fri) 09時頃
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/* 寝落ちてたマン二号CO
(-73) kazue 2015/07/17(Fri) 09時頃
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……もしもし。
[繋がった電話口の向こうに、郁くんの声が聞こえる。 かけておいてひどい話だけど、言葉を失うのはあたしも同じ。 なんて声をかけたらいいのだろう。]
ごめんね。 涼介くん、帰らないって。
[最後まで残ってたくせに、結局何もできなかったことへの罪悪感か。 それとも――みんなを差し置いて、涼介くんにきちんと別れを言えた、言ってしまったことへの罪悪感か。
先に帰った郁くんたちには、きっとその機会がなかった。 きっと涼介くんは帰ってくると信じて、待ち続けていたんだろう――そう思えば。 胸が締め付けられるようで。]
(-74) myu-la 2015/07/17(Fri) 12時半頃
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……ごめん、ね。
[それしか、言えなくて。 それなのに涙は枯れたように出てこない。]
連絡、ありがと。 みんな、……どうしてる?
[聞くのが怖かったし、郁くんにそれを言わせるのはやっぱり心苦しいけど。 あたしが病院に行ったところで、きっとできることは何もないから、迷っている。
吐息を震わせて、反応を待つ。**]
(-75) myu-la 2015/07/17(Fri) 12時半頃
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/* あ、七五三の最後の公演の事ですが、全国ニュースにしました。(事後承諾) 七五三すごい。
(-76) kazue 2015/07/17(Fri) 15時頃
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[電話の向こう、結弦の声>>49はいつもと同じくらい冷静で、 自分のものとは対照的なそれに、情けない気持ちになるけれど。 でも、ぼろぼろと流れる涙は、どうしたって止まらない。]
……時間が止まった校舎に居るのが、自分の幸せだって。 病気か何だか分からないけど、 それで、全部忘れんの、嫌だから、って。
……そんで、居なくなっても悲しまないで欲しい、って。
[嗚咽に、言葉は飲み込まれそうになるけれど、それでも、言葉を吐き出す。 理不尽なそれに対する、怒りを。]
(50) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 19時頃
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……バッカじゃねーの、アイツ! 無理に決まってんじゃんか!
むかつく……!ホント、むかつく! 俺らが悲しむって知ってて、それでも帰らねぇ、って!
[階下から、母の怪訝そうな声が聞こえるけれど、構うことなく。 通話口の向こう、結弦にそれを吐き出す。 彼にそれをぶつけるのは筋違いだ。分かっていても、止まらない。]
なんで、呼んだんだよ、俺らを! 死ぬのを黙って見送れって!訳わかんねぇよ! 役者の癖に、人の気持ちも分かんねぇのかよ、あの馬鹿!
[身勝手なそれらを絞り出して、みっともなく垂れた鼻を啜る。 あぁ、きっと彼は困った顔をしているだろうな。]
(51) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 19時頃
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[大きく、息を吸って、吐いて、 ぐちゃぐちゃと湧き出す怒りを少し鎮めて、 そうして、無理矢理に口角を上げる。]
……でも、さ、
[痙攣したように震える喉から、苦笑を吐き出して。 そうして、半ば問いかけるように、呟きを漏らす。
涼介の作ったあの空間を、幸せだと言っていた、彼に。]
あれが、きっと、 アイツにとっての幸せで、最善、なんだよな。
[それが、彼の選んだ人生というなら、自分に口出しする資格はない。 だからこそ、自分はあの校舎で、彼を残して行くという決断を下した。 今更、それを変えられる訳もない。]
(52) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 19時頃
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……俺、間違ってなかったよな? 正しい事じゃないだろうけど、間違ってはないよな?
[それでも、背の翼と同じように、後悔や自責は生まれてしまうもので。 その答えを彼に求めたのは、明確な肯定が欲しかったからなのだろう。 きっと、刺青と同じように、求めていた答えを、彼ならくれるだろうから。
あぁ、やっぱり自分は勝手で、狡い人間だ。 ぐちゃぐちゃな顔を毛布に埋めて、受話器の向こう、彼の答えを待った。*]
(53) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 19時頃
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/* 長電話になってごめんな結弦ー!
あと言うの忘れてた!延長ありがとうございました!(遅い)
(-77) ふゆのひと 2015/07/17(Fri) 19時頃
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|
[耳に届く声にほっとする。恋さんだ。 だけど次の言葉に一瞬呼吸を止めて。 帰らない。その言葉>>-74の意味することは、 先ほど医師から告げられたことと、同じなんだろう。]
……僕。今、病院に来てるんです。 涼介、さっき、旅立って……。
[二度目のごめん>>-75に首を横に振る。 あなたが謝ることなんて、何も無いのに。]
いいえ。謝らないでください。 ……。
[みんなはどうしているかと聞かれて、答えに詰まった。 きっと、みんな。押し寄せてくる悲しみに耐えている。]
……。樫樹くんと、柏原くん以外は、病院に来てます。 みんなそれぞれ、別れを、惜しんでいますよ。
(-78) 襟 2015/07/17(Fri) 20時頃
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[涼介はどうして自殺なんてしたんだろう。 旅立つ前に、どうして僕たちと学校にいたんだろう。
知らない。分からない。
だって、いつもと同じであってほしいって、 別所くんがいなくなった時も、ずっと言ってたから。 何もおかしなことなんてないって。 涼介はそういうフリをしていた。
それだけは、僕は分かるんだ。 なんてこと無い顔をしているの、ずっと隣で見てたんだから。
黙って認めて、気付かない顔で、ただ傍にいた。 それは、僕の罪だったのだろうか。]
(54) 襟 2015/07/17(Fri) 20時頃
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恋さん。涼介は、多分。 自殺なんて、バカなことをしたけど。 多分。行く前に。 僕たちに、会いたかったんじゃないかなって。 僕は、そう思うんです。 僕たちが思う以上に、僕たちは涼介にとって。 ……友達、だったんじゃないでしょうか。
恋さん。……最後にお話。 ちゃんと、できましたか?
[震える声を吸い込む吐息で抑えて、 ゆっくりと話す。 神様、どうか。 この言葉が、彼女に優しく届きますように。*]
(-79) 襟 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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……私の、家。 ここから、電車で1時間かかる距離だよ。
[送っていく、という樫樹に、ぽつりと返す。>>44 その距離を方向も確かめずに歩いてゆこうとしていた自分が、それを言い訳にするのもどこか滑稽だった。 続く言葉さえもなんだか遠くから響いているようで、別にいいのになぁ、と思う。 確かに、こんな時間にこんなところでへたり込んでいれば、置いていきづらいだろうけど。
心配しなくたって、死んだりなんかしないよ。 ……なんて、今言ったら洒落にならないだろうし、傷つけてしまいそうだと思うから、言わない。 だけど、本当に。今だってちゃんと家に帰ろうとしていたし、この先だって。
衣食住が足りていれば、人間は生きられる。 一生、読まなくたって、別に死んだりしないんでしょう?
物語の世界に、ずっと、私、ひとりでのめり込んでいて。 それで誰かのことすら振り向けないぐらいなら、またこんな思いをするぐらいなら。 それなら、もういいや、って。]
(55) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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[──そう、思うのに。
頼むから、そんなに真っ直ぐに言わないでほしい。>>46 耳を塞ごうとしてるのに、そんな風に言われてしまったら抗えない。 夜をかき分けるみたいに、ちゃんと、届いてしまう。]
……私、だって、
[一緒に、進みたかったよ。 そう言おうとした声はほとんど潰れていて、樫樹に上手く伝わったかは分からない。 ただ、目の奥がひたすらに熱くて、頭がわんわんと鳴るようだった。
あの校舎を去るときに、話をしたい、と思ったんだ。 ホストと、皆と。 ──七五三にだって、言っていないことがある。>>2:37 ありがとうなんて、あんな短くて伝わらない感謝の言葉なんかじゃなくて、本当は、もっと。
そういう、なんてことない話がもう出来ない。 ねえ、七五三くん。死んじゃうって、そういうことだよ。]
(56) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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……進めるの、かな……。
[文化祭のクラス企画に深く関わった、あのメンバー。 この先のことなんて分からないけど、たぶん、今まで通りではいられない。 皆が集まったとしても、どうしたってひとりの不在が浮き彫りになるだろう。
それを、きちんと越えてゆくことって、出来るんだろうか。 私は弱いよ。樫樹くん。 ひとりじゃまともに立てもしないぐらいに、弱い。
一緒に進みたかったな。 ── 一緒に、進んでいきたいなぁ。
それを願って叶えられるほどの力、私には、たぶんないけれど。 今だって、自分が潰れないことで精一杯で、誰かが潰れないようにと手を伸ばしにゆくことさえ出来ていないけれど。]
(57) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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弱い、けど。 ……たぶん、私じゃ出来ないのも、分かってるけど。
私だって、一緒に、進みたい……
[雫がほたりと手の甲に落ちて、それで気づく。 差し出された、未だ空っぽの手を取ろうとして、自分が手を伸ばしかけていた、こと*]
(58) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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/* ごめん……更に重いよ………
(-80) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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/*もうみんなうちに泊まりにくればいいんですよぉ! って思った。
(-81) 襟 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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/* とーさいくんちにお泊りだー!
(-82) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 20時半頃
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/* のりこめー!
(-83) myu-la 2015/07/17(Fri) 21時頃
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……そんなこと、言ったんだ。
[『病気』と、『忘れる』という言葉が気にかかる。 七五三が何らかの病気にかかっていて、それが記憶をなくしてしまうようなものだったから、彼は自殺したのだろうか。
その理由のほうが、まだわかる気がする。
持っているものをなくしてしまうのは、持っている時の記憶がある分きっと辛い。]
無茶を言うね。悲しまないで、なんて。
[一度目を閉じて、再び薄く開く。 眉を下げて、小さく呟いた。]
(59) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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うん、頑固。
[瑠希のことだから説得したに違いない。 その場には樫樹や館石さんも居たはずだ。彼らも説得しただろう。
それも押し切れるなんて、やっぱり頑固だ。
でも、同時に思う。]
けれど、耐え難かったんじゃないかな。 その、病気を抱えて生きるのも。 一人で死ぬのも。
[自分は、『人の顔がわかる喜び』を知らない。 これからも、知ることはない。
けれど七五三は違う。 『記憶を持つ喜び』を知っているのに、もうそれを保てない。
この違いは、天と地ほどの差がある。]
(60) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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せめて一目会いたかったから、あの世界に俺たちを呼んだ。 もう七五三の本心はわからないけれど、そう思って校舎を作ったんじゃないかな。
あれが七五三に取っての最善だった。 俺は、そう思うよ。
[正確には、そう思いたい、なのかも知れない。 七五三はもう喋らないから、本心を聞く機会はもう永遠に来ない。
せめて、あの冷たい校舎が七五三にとって暖かい場所になりますよう。]
(61) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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[切実な声の瑠希に頷く。 電話越しでは伝わらないと分かっていても、何度も頷いた。]
間違ってない。 自分の思いを伝えることを、間違いだなんて思わない。 だって、瑠希は皆で帰りたかったんでしょう?
[その結末が七五三に取って地獄だったとしても、誰が瑠希の希望を否定できるだろう。]
瑠希の意見と七五三の意見がぶつかって、それでも七五三は自分の思いを取った。 それだけだよ。
[終始柔らかい口調のまま、そうポツポツと話した。*]
(62) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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[今までも、そしてこれからも得ることでの幸せを知らない者は、考えようによっては幸福なのかもしれない。
得ることでの幸せを知らなければ、失うことの絶望を知ることはないわけだから。
そういう意味では、失うもののない者は幸福なのかもしれない。
たとえ、今までも、そしてこれからも幸せを知ることがなくとも。]
(63) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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/* 延長ありがとうございます
期間組の中でずば抜けて精神安定してて、バケモノ疑惑を抱いてます。 中身が。
(-84) kazue 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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/* あっ、延長ありがとうございます。 ゆずるくん終始かっこいいよう
(-85) myu-la 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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/* 佐久間くんのそれは寺田くんの反動なんじゃないのかと思ってしまう中身がいます
(-86) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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[>>=78涼介くんのために、みんなが集まっている。こんな遅い時間に。 そうだよね、って心の中で反芻して、息が詰まりそうになる。
病院にいるみんなにどんな顔をして会えばいいのだろう。 そもそも、今から出たとしてタクシーを拾う必要があるし、間に合いそうにもなくて。 現実でもしっかり向き合いたかったけど、あたしにできることはやっぱり、何もない。]
あたしも、そう思うよ。 ……できるなら、みんなであっちの世界に残れたなら良かったんだって、思う。 そうすれば、寂しくないから。
[>>-79最後に話ができたか、なんて。 優しい言葉でそんなことを聞かれたら、あたしは本当に居た堪れない。 泣けない目が痛む。]
ちゃんとお別れ、できた。 だからかな、あたし、もう泣けないみたい。
みんな、いろいろ言いたいことあったと思うのに、……あたしたちだけ、お別れを済ませちゃった。
(-87) myu-la 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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[あと、何だっけ。そうだ、伝えなきゃ。 涼介くんがどうしてあっちの世界に残ったのか、とか。 あたしだって知らないことはたくさんあるけど。]
……あのね、郁くん。 涼介くんは、あたしたちが想像する以上にすっごく苦しんでて。 時間が進んだらそれと一緒に、みんなのこと忘れちゃうからって。 夢を諦めることになるからって。 どうしようもない状態だったみたい。
あっちの世界に残ることが、あの人にとっての一番の幸せだったのかも。 きっと、無理に手を引っ張っても、苦しいままだったのかもしれなくて。
そう思えば……救われるのかな。
[――口にしていると、やっぱり悔しい。 それが、やっぱり何の慰めにもならなくて。
初恋の人としてならば、あたしが隣にいることができない運命は受け入れた。 でも、友人として考えれば、やっぱり悔しいんだ。]
(-88) myu-la 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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涼介くんはさ。 ……あたしたちと一緒に生きるよりも、役者として生きたかったってことなんだよね。
生きてさえいてくれたら、なんでもしたのに。 演技ができなくなったとしても、涼介くんは涼介くんなのに。 あたしたちよりも、結局はそっちを望んだんだ。
[それだけが、悔いだ。 彼の抱えていた苦しみは想像に余るし、こんなのは他人から見た勝手なエゴでしかない。 そんなのは分かってるけど、最後にぶつけたあたしの望みが、振り払われてしまったことがやっぱり悔しい。
だから、この思いはいつまでも抱えてしまう。 誰かが打ち砕いてくれない限り、ずっと。]
(-90) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* それは思わなかった>寺田の反動
寂しいわけではないし、むしろ悲しいんだけど、表に出なくて。夏。
(-89) kazue 2015/07/17(Fri) 22時頃
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[電話越しにいつまでも話しているよりは、直接みんなと話しに行きたいけど。 ひとたび流してしまった感情を押し留めておけないことをどうか許してほしい、郁くん。]
……悔しいなあ。
[そして、もし、できるならでいいんだけど。 あの人のプライドをどうしても理解できなかった惨めな女に、誰かトドメを刺して欲しい。 今ならたぶん、泣かないから。*]
(-91) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* 恋は電車組(しのちゃんちと近い)だし、 病院にタクシー直行したとしてもその頃にはみんな帰ってる疑惑(
なのでごめん、郁くんに無茶振りするしかなかた……。 他にやりたいことあったらそっち優先で、こっちはさらっとで大丈夫なので(いろいろやりようはあるので
……できれば病院行きたかったんだけどその方法が思いつかねえ(
(-92) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* 電話に挟んでしまって不覚
恋ちゃんは悔しいよな
(-93) kazue 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* 中身視点では『お前なんで笑ってんだよ、七五三が死んだんだぞ(パーン)』とされるのもありかな、と考えてたりなかったり
七五三のお墓参りに行きたい
(-94) kazue 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* >-94 生カステラとスタバのフラペチーノ買ってきて!(天の声)
(-95) rei0x0 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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関係、ないよ。 穂積さんが、そのほうがいいなら、送ってく。
[ 吐き出す言葉は、こどもじみて、 まるで、言い返すようだ。
そういうことじゃないんだ、と、 言葉だか吐息だかわからない声で言う。]
(64) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[ ただ、笑っていてほしかった。 泣きたいなら、ちゃんと泣いてほしい。 無理なんて、しないで、 自分のできる範囲で、精一杯、今を、 これから先を、共に歩んでいきたかった。
同じ過ちを繰り返しているわけでも、 彼と重ね合わせているわけでも、ない。 ただ、きっと、大切な人に願うことなんて、 たいてい、その程度のことなんだと思う。
そして、それは、 叶わないことも、ある。]
(65) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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── すす、もうよ、
[ 掠れた声を、涙を、飲み込むように、 ようやく前を向いて、
── ああ、やっと、飲み込んだのに。 また、泣きそうじゃないか。
伸ばされていた手>>58を、思わず、取る。 自分より、うんと小さな手に触れながら、 みっともなく涙ぐんでいたって、 眼は、そらさない。]
(66) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[ あの日。 浮かべられた、満面の笑み>>3:96を見て、 心の底から滲むような、その表情を見て、
あのとき、確かに、 幸せになってほしいな、と思った。 幸せになってほしい。 世界中の誰よりも、今日の彼女が、 それよりもっと、明日の彼女が、 幸せでありますように。
そして、できることなら、 その手を引くのが、そばにいるのが、 自分であればいいと、そう思ってしまった。]
(67) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[ ああ、どうしよう。なんだか。 どんな顔をすればいいのか、わからない。 この、どうしようもなく込み上げる気持ちが、 暖かで、きっと傲慢な、この気持ちが、恋なのだ。]
(68) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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── ひとりで立てないなら、俺が、手を引くよ。 弱くたって、いい、 けど、穂積さんは、弱くなんかない。 今、歩き出せないなら、少し、休めばいい。
一緒に、進もうよ。 ……ほづみさん、
[ お願い、この手を取らせて。俺に、引かせて。 カッコつけるも何もなくて、ただ、夢中で言葉を紡ぐ。]
── そんな顔、しないで。
[ 泣きたいときには、泣いてほしい。 できるだけたくさん、笑っていてほしい。 きっと、それだけだ。]
(69) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[ ── 穂積さん、 きみが、本当にうれしそうに、本の話をするときの、 あの笑顔と、まっすぐさが好きだ。
そのことを、いつか伝えられるといい。
だから、ただ、今は。 きっと、人のことなんて何も言えないような、 涙に濡れた表情でも、いい。 あきらめないでほしい。投げ出さないで欲しい。 それだけ、伝われば。
だから。 祈るように、その手を握った。*]
(70) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* どんどん会話しづらい雰囲気に持ち込んでいる気がする!ごめん!
>>-95 期間限定のやつ出るたびに供えにいくな……
(-96) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* │◡◝。)
(-97) rento24ss 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* 月詠の顔文字にやられた
(-98) mayam 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* >>-95 3時のおやつで有名なところのを、半年に一度供えに行く
(-99) kazue 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* 微笑ましく見守っている図だよ(。◜◡◝。)
(-100) rento24ss 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* (。◜◡◝。)<オレモミマモル…
(-101) kazue 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* >>-97 その顔文字やだ('_')('_')('_')
(-102) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* ワタシモミマモッテル…
(-103) mayam 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* >>-101 月詠さんと志乃さんはともかくゆずるはだめ
(-104) nabe 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* >>-104 差別反対!
(-105) kazue 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* |´ω`)ニヨニヨ
(-106) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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/* 無茶振りへいかもん!な人なので大丈夫ですよー。 村中お話できなかったからむしろ嬉しいです。
むーん。病院こいよ!とはとてもいえない…ごめんなさい
(-107) 襟 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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……。
[みんなであっちの世界に残れたら>>-87という彼女に、絶句する。 それはいけないと、頭の中で警鐘が鳴った。 理由は分からない。けれど、それはいけないと思う。 世界から切り離された場所に閉じ込められても、 僕たちは、きっと永遠にはなれない。
だけど、それを彼女に言うのは酷だろう。 「ばか」という言葉は飲み込んだ。]
感情が心に追いついていないだけですよ、きっと。 ……うん。……はい。
[現に、僕だって涙はまだ零れていない。 まだ、現実感がなくて。今も。 学校に行けば、少し遅れて隣に座るんじゃないかって。 ノート見せてって、申し訳なさそうに言うんじゃないかって。 そんな気がしたまま。]
(-108) 襟 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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……忘れる。どうしようも、ない?
[相槌を打ちながら、恋さんの言葉を聞く。 思い出すのは夏休み最後の日>>3:-83。 どうしてかな。 距離感を伺うような、あの日の君を思い出すよ。]
ねえ、恋さん。気付いてますか。 涼介の世界は、同じ一日を繰り返していました。 もし。もし、ですよ。 今日からずっと、一日しか記憶が保てないんだとしたら。 今日を最後に、昨日を毎日忘れてしまうとしたら。 ……忘れていることさえ、忘れてしまう毎日だとしたら。 そんな日々に、耐えられますか?
(-109) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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僕なら、耐えられないです。 覚えている間に終わらせてしまいたくなります。 涼介も、そう思ったんじゃないでしょうか。 世間で有名で、自分に自信があって、 ちょっと我侭で、強引で。 そのくせ、周りを見て期待に応えたくて、平気な顔して。 みんなに迷惑をかけ続けるぐらいなら、って。
……生きるべきか、死ぬべきか。
後者を選んだのは、生きたいから、じゃないでしょうか。 今の、七五三 涼介のまま。 僕たちの中で生きていたかったんじゃないかなって。
ねえ、恋さん。 僕たち、あいつに選ばれていたんじゃないでしょうか。 忘れないでって。覚えていてって。 あいつ、結構わがまま、だからっ……なぁ!
(-110) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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[極力冷静に話そうとしたけれど、 目の前が滲んで、喉が詰まる。 だけど、彼女をオフィーリアにしてはいけない。 心が、叫ぶ。]
覚えていましょう、恋さん。 七五三 涼介がいたこと。 僕たちは、彼が大好きだったこと。
……明日がお通夜になると思います。 迎えに行きますから。今日は、休んでください。 絶対、ぜったい。迎えに行きますからね。
[願うような言葉は、どんな響きで届くんだろう。]
(-111) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/* 時かけ観て大号泣しながら戻ってきたら真っ先に目に入ったのがこの顔文字で涙も引っ込んだ!>>-97
(-112) Maki_hinata 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/*中身の価値観出るなあとしょんぼりする。 でもねー、記憶なくした時って記憶がないってことすら記憶に無いから、毎回えっ?ってなるんだよー。周りが困るし本人も毎回ぐさぐさくるんだよー。 そしてあああああああああああああああああああまた多弁ってるううううううううううううううううううすみませぬううううううううう
(-113) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/* 東彩が言いたいこと言ってくれて、すごく、嬉しい。
(-114) kazue 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/* 一日で記憶がなくなるって、その人の精神は時が進まないってことであって。 数ヶ月ならまだいいけれど、数年経つと鏡の中に写る自分とか友人の姿が記憶の中の姿とどんどん差が出てくるわけで。
絶対辛い。
(-115) kazue 2015/07/17(Fri) 23時頃
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―― 病院裏口 ――
[恋さんとの電話を終えて、あたりを見回す。 僕なら、どうするだろう。 僕なら、どこに行く? 冷えた夜。進む時間。弱みを見せない人なら。
きっと、そう遠くない。 だけど人がいないところ。
病院の周辺を急ぎ足で回り、やっと見つけた姿>>8は、 ようやく迷子の彼女を見たような、そんな気がした。
どうか、逃げないで、傍にいさせて欲しい。 そう願いながら歩み寄る。
だけど、掛けられるような言葉なんて持っていないから。 僕の体は小さいけれど、少しでも風除けになりますように。 赦されるなら、真隣に座って、空を見上げるだろう。]
(71) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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[手術室の前で蹲って、流れる涙を拭い去る。
まだ、動けない。立ち直るには時間が掛かる。 だけど、いつまでもこのままではいけない。
また歩き出すきっかけを。 前へ進んでいくための標しを。
ようやく立ち上がった、顔を少し上げる。 視界に映ったのは、同じように俯いている友人]
(72) rento24ss 2015/07/17(Fri) 23時頃
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……来夏。
[>>+7 下を向いた顔がどんな表情をしているか、 窺い知ることはできない。 彼女がこちらを向いていないまま、それでも]
約束、忘れないでね。 明後日。行こう。
[はっきりと告げ、鞄を持ってゆっくりと病院の出口へ]
(73) rento24ss 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/* >>-102 樫樹くん ( ´☣_ゝ☣`)
>>-112 千佳子 ٩(◉◞౪◟◉)و
(-116) rento24ss 2015/07/17(Fri) 23時頃
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/* 脳内BGMがSeasons of Loveに切り替わりましたことをお伝えいたします。
>>-115 それなんですよね。私もそれ思ってしまって。 覚えている間に死んでしまいたいって、すごくよく分かってしまって。 根本的な悩みが誰であろうと解決不可能なので、PL視点コレがベストだし予想できるんですけど、PCはちょっと違うよなあって思いますー。
>>-116さすが顔文字マスターでございまするな!
(-117) 襟 2015/07/17(Fri) 23時頃
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[ ―――此処に居てどうするの? ]
(74) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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/* >>-117 とーさいくん 顔文字で何もかもをごまかそうとするテクニックです(嘘
(-118) rento24ss 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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[ あの時、あの世界で、手を伸ばしたはずの。 確かに泣きかけたはずの誰かが、 囁いている気がした。
ねえ、見上げてももう貴女はいないんでしょう。 ねえ、見渡したところで、もう彼もいない。
ああ、あの時確かに、――、 認めてあげた、筈なんだけどなあ。 ]
(75) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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[ それからずっと、何を考えていたのか。 あるいは何も考えていなかったのか、分からない。
ただ自覚できたのは、隣に人が来た時に。 自分の瞳から溢れていたものは、 もうとっくに引っ込んでいたってこと。
―――だって、
泣いたところで、死んだ彼ももう戻ってこないし。 自分がどうにもできなかった結果だって、 なんにも変わらない。 ]
(76) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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[ 涙は、弱さだ。 ]
[ そして、誰かの手を取ることも、 誰かに何かを託すことも、 誰かの優しさを受け取ることも ] [ 自分にとっては、弱さだ。 ]
(77) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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[ ――立ち上がる。変わらない、自分で。 揺れたことすら、見せずに。声も背も、真っ直ぐに。
ブーツをはいてきてしまったから、 何時もより頭は、ずっと下にあったけれど。 ]
…此処なら人もいないから、 暫く居たいなら、丁度良いと思うよ。
[ 見つかったことに対しては何も言わずに、 ただ、ぱん、と、服を払って。頭を見下ろす。 瞳は、合っただろうか。 合ったとしたら、彼の瞳には、 無表情の自分が見えた筈だ。 ごめんね、貴方の優しさはずっと知っているけれど、 私はそれを、受け取ってはいけない。 ]
(78) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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風邪、ひかないようにね。 夜も遅いし、明日…最期に会えなくなるでしょう。
[ 並べるのは、義務感に突き動かされた言葉。 他にはなにも、言わない。
助けられなかった、 だから、猶更、ひとりで立つことを決めた。 だから、これ以上来ないで、って。 彼の願いに対する確かな拒絶を込めて、 裏口から離れようと、踵を鳴らす* ]
(79) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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/* (東彩ごめん)
(-119) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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/* 今晩中に恋さん自殺するんじゃって戦々恐々していたら、 こいつぁびっくりだぜ!ってめっちゃ笑ってるのでだいじょうぶですー。
(-120) 襟 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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/* めっちゃ笑ってるwwww それならよかった!(?)
(-121) mayam 2015/07/17(Fri) 23時半頃
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[電話口の向こうから紡がれて、あたしの耳に確実に届くその声は。 感情の尖りを打ち消してくれるような、そんな気がした。]
……。
[あたし、やっぱり思うんだよ。 あの人と本当に友人だった人の言葉には、敵わない。
恋心を意識して、変に距離を置いて、知ろうとしたつもりになって、知ることはできなかった。 自分がどうありたいのか、それを決めることを恐れていたから。 ……こんなにも、子供のままだったんだ。]
(-122) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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気付かなかった、ずっと。 ……最後に知った時はもう、遅すぎたんだよね。
分かってる。無理だよね、そんなの。 ……そんな状態で、生きてって言うことがどんなに残酷か、なんて。 あたしは涼介くんがどれだけ苦しんだか、想像することしかできないんだ。
だからね……もっと、早く知れていたらなあって。 もっと考える時間、あったらなって。……諦めたくないって。
……まだ、やれることが、あるはずだって。そう思いたかった。 迷惑なんて、そんなの気にしないって、言ってもそれは……あたしのワガママだ。
[彼に生を強いることがワガママだなんて、知っていても認めたくなかった。 あたしにとっての涼介くんという存在と、彼自身にとっての涼介という存在が。 きっと、どうしようもなく食い違っていた。
だから、理解はできても、悔しい気持ちは変わらない――そう思っていた。]
(-123) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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|
[>>-110生きるべきか、死ぬべきか。 凛としたハムレットの台詞が脳内で再生される。
――あたしは、涼介くんは“死”を選んだと思ってた。 あたしたちと生きるよりも、役者として死ぬことを望んだのだと。
だから、そこでようやく、郁くんの言葉に気付かされる。]
…………そういう考え方も、あるの、かなあ。 あたしたちの記憶の中で、生きたかったのかな……。
[そう考えれば、なんだ。 あたしには何もできないと思い込んでいたのに。 彼を生かすことは――あたしができることは、確かにあったんだなって。
気休めかもしれないけど、だったらやらなくちゃ、って気にさせられるよ。]
(-124) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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うん。覚えてるよ、ずっと。 涼介くんの顔を、声を、姿を、言葉を、温度を、たしかにあの人と仲間だったってことを。
[――そして、実らなかった初恋のことも。]
ありがとね、郁くん。
[>>-111迎えに来てくれるというお誘いは、なんだか心配されているように感じて。 大丈夫だよ。あたし、電話口の向こうの表情、そんなに重くないはずだから。]
折角誘ってくれたのはありがたいけど、でも、平気。 あたし、自分の足で歩けるよ。
……だいじょーぶ。
[あたしが好きな、隣のクラスのあの子の言葉を、明るく呟いた。]
(-125) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
|
|
あ、そうだ。
そっちにしのちゃんいる? ……もし、伝えられそうならでいいんだけど。
[思い出したように、最後に。 今夜は会えなくても、伝えなきゃいけないと思った言葉を。]
しのちゃんのおかげで、あたし、最後に向き合えた。 ずっと抱えてた気持ちが楽になれたし、そのおかげであたし、生きていけそうだよ。 だから、しのちゃん、ありがとう、って。
……伝言、いいかな?
[郁くんに頼りすぎだなあって、ちょっと苦笑して。 返事がどうであれ、そのまま電話を切る。]
(-126) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
|
|
[部屋の中で、体育座りをしているあたしが1人。
でも、情けなく転がされて、穢されて、シャワーを浴びながら泣いていたあたしは、今ここにはいない。 それだけでも、前に進んだよね。
泣けないのは――たぶん、もう、泣く必要がないからかもしれない。
前向きの魔法も、もう必要ない。
あたしはもう、そのまま前を向いて、歩いていける。*]
(80) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[寄り添うことすら叶わずに、立ち上がる彼女>>78に。 冷え切った夜に飲まれたような、冷静な言葉に。 確かに目が合っているはずなのに、どこも見ていないような。 そんな気すらして、眉を下げる。 気遣う言葉>>79は多分、優しさじゃない。 首を横に振って、葛城さんがここを離れる前に。 その背に声を掛ける。]
葛城さんを探していたんです。 ……なんで、ひとりで。 平気な顔、しようとするんですか。 葛城さんは、人を。支えて>>-126いるのに。 どうして、支えさせてくれないんですか・・・…!
[その背に歩み寄って、その腕に手を伸ばす。 掴めたなら軽く引いて、肩に額を寄せて抱きしめようとする。 悔しいなあ。 帆北くんくらいの優しさがあれば、 寺田くんくらいの頼りがいがあれば、 この人は、僕を頼ってくれるんだろうか。*]
(81) 襟 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* >>-120 や、死ぬつもりはなかったから大丈夫だぜ!! でも郁くんの言葉ですんなり理解の流れに持っていけた! ありがとう! 大好き!
伝言頼んだ(そしてパシらせる
(-127) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/*アンカー芸人、即行でアンカーを引くの巻。
(-128) 襟 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* 寺田……頼りがい?(外野からの無責任発言)
イケメンばっかりだよ……
しのさんは一回立ち止まってくださいお願いします。 寝そう
(-129) kazue 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* なんか郁とか館石とか、すごい「外から見た3-1生徒」を描写していてとてもおもしろかった…… 頼りがいがあるように見える寺田くん……(失礼)
(-130) nabe 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[半端なままで浮いた手を、どうしたらいいか迷っていたのはほんの数秒だったと思う。>>66 気づいたら、自分より大きな手が、あの時みたいに重なっていた。
ああ、……ずるいなぁ。 もうどうでもいいって思ったはずなのに、思い出してしまう。]
(82) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[──物語の世界に、ずっと、ずっとひとりでのめり込んでいた。 それで、平気だった。 だって、本ってひとりで読むものだ。
この子は、本をよく読むね。 そんな温かい声が、いつしか「そんなものばかり読んで」って、呆れた声に変わっても。 イタいよ、って言われたって、ひとりで読んでいるんだからいいでしょう。 誰にも、迷惑なんてかけてない。
だけど、大切なものを"そんなもの"って言われることが、痛くないはずもない。 人目を気にした、可愛い柄のブックカバー。 挿絵の入ったページを、そっと隠してしまうこと。
隠した奥にあるものが、私にとってどれだけ大事かなんて、言わなければ笑われることもない。 本、好きなんだ。 そう笑いながらも、ひとりできちんと大切にしていこう。 そのために、私、折れちゃいけないし、もう、負けたくない。]
(83) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* アンカーは便利だよね……「私はちゃんと考えて拾ったぜ!」っていう証明に使う( つけるの面倒だけど(
「だいじょーぶ」の本当の意味は知らないけど、 恋にとっては救いの言葉だから!!(ちからづよい
(-131) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[だけど、あの日。 「うまく言えないんだけど」と前置きしながら告げられた言葉で、知ってしまった。>>3:44 言葉に言い表せない、あの揺さぶられるような感覚。 それを、迷いながらも言葉にしてもらった時の、込み上げる嬉しさを。
ひとりで読んで、でも、顔をあげたら、共有できる相手がいるということ。 たどたどしくも、受け取ったものを伝えようとしてくれた人がいたこと。
樫樹くん。 私こそ、私以外の人たちをナメていた。 どうせ共有できるはずがないと、最初から思っていたのは、私の方だ。
あの時、それを教えてくれた、あなただからこそ。 ──この手を取ったら、進めそうな気がしてしまうんだ。]
(84) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* ひなこ「れんちゃんもきっとだいじょーぶ!」
(-132) mayam 2015/07/18(Sat) 00時頃
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……3度目、だね。
[握った手に少し力を込めて、視線をそこに落としてぽつりと零す。 2度目の間違いじゃないかって、怪訝な顔をされるかもしれないけれど。 でも、いつかは、1度目の話もきっとしよう。
空いた手で、涙を拭う。顔をしっかりとあげた。]
手、借ります。……ありがとう。
[足に力を込めて、立ち上がる。 病院、行こう。涙の残る声で、けれど、目を合わせて伝えた。
──七五三くん。 あのね、あなたにも、出来ることなら伝えたかった。 あなたの演技に、殴られたみたいな衝撃を覚えたこと。それがとても嬉しかったこと。>>2:37 役者じゃない、クラスメイトのあなたとだって、もっと話をしてみたかった。]
(85) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* 寺田=『突き抜けてファザコンで弟妹ひなこ大好きだけど恋愛偏差値マイナス2000な、飛び下り自殺男』 なんだけど、そうか。頼りがいがあるように見えるのか…… 外面いいんだな、お前……ってなってる。
(-133) kazue 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[喪失はきちんと悼むし、今だってまだ、どうしようもなく胸が痛い。 だけど今は、病院にもう一度行くために歩き出す。
「手を引くよ」と、「少し休めばいい」と、彼は言ってくれたけれど。>>69 強いとか弱いとかの前に、私は割と、頑固で意地っ張りだ。 手を差し伸べられてばかりも癪だから、握った手はそのままに、樫樹よりも先に一歩を踏み出す。
並びながら、けれど、少しだけ前を行こうと歩調を早める。 コンパスの差がそれを許してくれたかどうかは定かではないけれど、そうしようと。
誤魔化すように空を見上げた彼の、涙ぐんだ表情は見ないから。 今、泣きたいならば、きちんと泣いてくれたらいいな。 そう思いながら、病院へと続く道を、辿ってゆく*]
(86) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* お、遅くなってすみません……!(土下座
(-134) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* 健五郎出してくれて心の底から嬉しいんだけど、 でも郁くんのほうがかっこいいぜ……
>>-132 だいじょーぶ!(ノ´∀`)ノ キャッキャ
(-135) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* >>-118(嘘)wwwそこに痺れる憧れます!
>>-127流石に死なんじゃろーとは思ったんですが、うちのこが(まさか…)ってぞわっとしてたのですよねー。 いやいや、PL視点だとないと思いたいけどそれも面白そうね…っていう人でごめんなさいね、私も大好きですぜ! そして伝言任されました!
>>-129>>130私視点完全に外から見た、ですしね。 寺田くん(委員長)の頼りがいは肩書き補正+Xとあと身長。 しんちょう(頷く)
この子だとゲーム組が出せない悲しみ…
(-136) 襟 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[病院の入口へと辿りついて、携帯電話を取り出す。 アドレス帳から呼び出したのは、自宅。
こんな時間に掛けるのは気が引けたが、 それでも発信ボタンをタップした。
ゆるやかに鳴り響くコール音。 それが途切れたのは四回目]
「もしもし?月詠ちゃん?」
[いつも聞いているはずの叔母の声に、 何だか酷く安心した。
お願いがあって。 北洋病院まで迎えに来て欲しい。
そう告げれば、叔母は不思議そうな声色で返す]
(87) rento24ss 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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「友達の家に泊まってるんじゃないの?」
[そんな事を言った覚えはないけれど、 どうやら"こちら"ではそういう事になっているらしい。
怪奇現象を、今は説明する気にもなれず、 否定だけをする。
一瞬の間。 けれど叔母は、分かった、と告げて、 そこで待っているようにと言ってくれた]
……ありがとう。
[電話口で叔母が笑った気がした]
(88) rento24ss 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[電話を切って、病院の入口に立つ。
見上げる空。 先ほど満月に寄り添っていた添え星は、今はない。
―― まるで、いなくなってしまった友人のように]**
(89) rento24ss 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[電話の向こう、落ち着いた肯定の言葉に、少しだけ、ほんの少しだけ、胸につっかえていたものが軽くなった気がして。]
……さんきゅ。 ちょっと、楽になった。
[ずび、と鼻を啜って、安堵したような息を漏らす。 そうすれば、自然に頬が緩んだ。]
(90) ふゆのひと 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[まだ、本当の意味で納得はしていないし、きっと、出来ないだろう。 それでも、涼介はその道を選んだ。それを、誰が邪魔出来るだろう?
少なくとも、自分が口出ししていい筈がない。 背の翼と同じ。他人にとやかく言われる筋合いなんて、ない。]
……ごめんな。 みっともねーとこ、見せ……聞かせて。
[彼だって、思う事はあったろうに。 長々と吐き出してしまったのが、急に気恥ずかしくなって。 照れを隠すように、少しだけ、笑みを零した。*]
(91) ふゆのひと 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[ 背にかけられた声も、伸ばされた手も、 縋りそうになる自分は、確かにいるんだ。 でも、ごめん、心の中で謝って。 手を強く払って振り返り、東彩を見下ろす。 先程よりずっと、声は、冷たい。 ]
――平気じゃない顔をしたところで、 七五三は戻ってこないでしょう? [ さも、当然であるかの如く。 泣くことを否定する訳じゃない。 でも、きっと自分は喪うことを知りすぎた。 泣き叫んで誰かが戻ってくるのなら、 小さなころからずっと泣いている。 ]
(92) mayam 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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あのね。
[ じいと、感情の無い瞳で見て。 ]
他人に無責任に何かを押し付ける人間は、 支えられるべきじゃない。
[ きっと、悪化してしまったのは。 "誰もかも見なきゃいけないから"って。 そんな、理由じゃなくなったこと。 誰のことも信用してないから、って。 そんな、理由でも無い。むしろ、逆だ。 ]
(93) mayam 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[ 信じた誰かに何かを託して、 その結末が最悪なものになってしまうこと。 託した、その誰かに少しでも罅が入ってしまうこと。 それはあってはならないことで、 それはとても、悲しくて――寂しい、ことだから。 だからそうするならば、 自分が全て背負って、自分だけが傷つくような。 そんな馬鹿で、こどもみたいな世界の方が、 ずっと良い。 ]
(94) mayam 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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東彩。最後の頼みごと。
[ きっと、こう告げてしまう自分はずるい。 最後って、自分が今まで彼に何かを頼んだことが、 そんなにあったというのか。 ]
――他の誰かを見てあげてほしい。 東彩のその気持ちを、受け入れてくれる誰かを。
[ 淡々と、言い切る。 私はもう、誰かに寄りかかって、 あんな思いをしたくない* ]
(95) mayam 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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[ どれほどの間、そうしていたんだろう。 きっと、ほんの少しだったはずなのに、 ずいぶんと、長く感じた。
最初の一言に、反応が遅れるくらいには。]
── え、
[ 二度目じゃない?とは、声にならず、 彼女の心の内を知るわけもない。
ただ、立ち上がる動作に、少し慌てて、 それから、ああ、今度は、嬉しくて、なんだか、]
(96) nabe 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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── うん、……こちらこそ、ありがとう。
[ しっかりとした足取りに、半歩遅れて歩き出す。 なにか、おかしくないか、とは思ったけれど、 前へ、前へと繰り返される、その動きが、 繋がれたままの手が。 力強く足を踏み出す、その小さな背中が、 とても、とても、眩しくて。 ── ああ、神様。やっぱり、泣いてしまいそうです。
静かな夜の街を、一歩一歩進みながら、願う。 とうとう堪えきれずにこぼれた涙と、声を殺す吐息が、 せめて、気付かれることなく、過ぎ去ってゆけばいい。*]
(97) nabe 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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/* 病院にジャンプする準備はできた! 結局手を引かれている樫樹……
(-137) nabe 2015/07/18(Sat) 00時半頃
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/* 遅くなってごめんな! 適当に切り上げて、やりたいことやってくれて大丈夫だからな!>結弦
(-138) ふゆのひと 2015/07/18(Sat) 01時頃
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── 現在:病院へ ──
[ その建物は、暗闇にぽつんと浮かぶようだった。 さっきまで、彼は、ここにいたのだ。 そして、今は、もう。
握る手に、無意識の内に、少し力を込めていた。 大きく一歩踏み出す。前に出る。
もう、泣かない。泣いていない。 足を踏み入れる前に、もう一度だけ、振り返って、 今度は、笑った。]
(98) nabe 2015/07/18(Sat) 01時頃
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穂積さん。 ── ありがとう。
[ きっと、君のおかげでこうしてここまで来れた。 きっと、最後は、涙に濡れた顔じゃない、 ちゃんと、穏やかに、この世界での"別れ"を終えることができる。
そのことへの、感謝の気持ち。
そして、光の中へ。 会わなきゃいけない人がいる。*]
(99) nabe 2015/07/18(Sat) 01時頃
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/* ちょっと 今日は 寝ます!
(-139) nabe 2015/07/18(Sat) 01時頃
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── →病院──
……つい、た、
[早歩きという程ではなくとも、前を行こうと懸命になっていたせいで少し息が弾む。 一瞬握られた手で、やっと樫樹の方を向く。 横を抜ける大きな1歩。笑う顔に、ほっとした。 礼の言葉は、こっちの方だと思ったけど、否定はせずに。]
──こちらこそ、ありがとう。
[真っ直ぐに向けられた視線に、目を合わせ返して。 そっと、どこか送り出すように、手を離す*]
(100) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 01時半頃
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/* 病院!樫樹くんは、本当お付き合いありがとう……!
割と今後のために自分自身の拾うものは拾い切ってる感じはあるので、状況見つつ時間軸すっ飛ばすかも。 あとはちまちまとやりたいところ拾ってく感じかなー、というところでわたしも寝ます!**
(-140) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 01時半頃
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[払われた手>>92は耳に高く響いて、 僕はひとつ瞬きをする。 告げられる言葉達>>93は閉じた校舎のようだ。 冷たい空気を孕んで、どこにもいけない。 息を吸い込む。冷えた夜風が肺と共に頭も冷してくれる。]
そうですね。葛城さんの言うとおりです。 ……僕、押し付けていましたか? 葛城さんに。
[人に手を伸ばすことで、勇気付けることで、 大丈夫だと自分を励まして支えにした、 その報いなのだろうか。 下を向いて、地面を見つめる。]
もし、そう思えていたなら。ごめんなさい。
(101) 襟 2015/07/18(Sat) 01時半頃
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[ぎゅっと手を握る。 爪が手のひらに刺さって痛いくらいに。 頼みごと、と告げられる言葉>>95に目を閉じて。 顔をあげて、真っ直ぐに葛城さんを見る。 口の端をあげて、無理に笑みを作った。]
やだなあ、葛城さん。 頼まれなくても、みんな、ちゃんと見ますよ。
あ、と。恋さんから伝言です。 ありがとうって。 葛城さんのおかげで最後に向き合えたって、言ってました。 ずっと抱えていた気持ちが楽になったって。 おかげで……生きていけそう、だって。
[恋さんと葛城さんの間に、何があったんだろうって、そう思う。 けれど、女の子同士の問題に男は首を突っ込まないほうがいい。 最後、とは。おそらく、涼介との別れだろう。なんとなくそう思う。 ここから立ち去るべきだ、とは思う。 だけど、]
(102) 襟 2015/07/18(Sat) 01時半頃
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葛城さん。 人という時は、支えあって出来てるんだそうです。 僕は、まあ。支えられるべきじゃ、ないのかもしれませんが。 葛城さんは、求めていいと思いますよ。
……僕は。 しゃんと背を伸ばして、皆に頼られて、 誰かが困ってたら手を差し伸べて、 甘いもの、特にストロベリー味が好きで、 好きなものを口にしている時は柔らかい顔になる、 そんな頑張り屋で可愛い女の子が、 一人で無理しすぎないか心配で。 きっと、そう思ってるのは僕だけじゃないと。 そう、思うんですよ。 だから、……っ。
……これも、押し付けですかね。
[どこか諦めたように自嘲的な笑みを浮かべる。 風が吹き抜けていった。*]
(103) 襟 2015/07/18(Sat) 01時半頃
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/*んー、上手く閉めれず申し訳ない! スーパー眠いちゃんなので眠りまする…
(-141) 襟 2015/07/18(Sat) 02時頃
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[溢れる涙を、コートの袖で無理矢理拭っていく。
あの世界から、自分が出ていったのか、それとも七五三が帰してくれたのか。 それは考えても分からないが、こんなことなら、もう少し残って、彼に何かしてあげたかった。 せめて、別れの言葉くらいは言いたかったのに――]
…あ…。
[そこで、ふと気づく。 そういえば、私があの世界から消えた時。残したじゃないか。"別れの言葉"を>>2:309。 彼は、見ただろうか。マネキンを、黒板に書かれた、あの言葉を。 こちらに帰ってきた時は、見つかってなければいい、と思ったが――今は、見つかってたらいい、と思う。 もしまだ見つかってなくても、彼があの世界にずっと居るなら、きっといつかは見つけてくれるだろう。 さようなら、は言えなくても。せめてあの言葉だけでも、彼に伝わっていたらいい。]
(104) はねねこ 2015/07/18(Sat) 02時頃
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[月詠に声>>73をかけられれば、顔は上げられなかったけど、それでも、こくこくと何度も頷いた。]
うん、うん…!いく…ぜったい、いく…!
[声を震わせながらも返したその言葉に、"遊びに行く"だけにしては不自然すぎるほどの、強い決意を込める。
だって、こんなのだめだ。こんな、引き裂かれるような悲しい思い、もう皆にさせたくない。 それに…私だって、こんな思いは、もうしたくない。
月詠がその場を去り、涙がひとしきり落ち着いてから、手術室の前から離れて病院の入口へと向かった。 病院を出てから立ち止まって、まだ瞳に溜まっていた涙を拭う。それから振り返って、そびえ立つ病院の…彼女の部屋がある辺りの窓を、睨むかのように見据えた。]
…生かしてみせる、から。
[あなたにとっては、私が生きたいと思うことも、生かしたいと思うことも、ただの身勝手で、我儘かもしれないけど。 それでも、私はもう、譲れない。譲らない*]
(105) はねねこ 2015/07/18(Sat) 02時頃
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/* 東彩くんイケメンだなあ…
あっなかなか来れてなくてすみませんあと遅くなりましたが延長ありがとうございます!
このまま弟達召喚(迎えにきてもらって)帰っても大丈夫だろうか。一応病院内でも入口あたりでもエンカあれば対応は出来ますー。 やりたいことと言ったら弟達との対談とラスボス(あかりちゃん)攻略と〆ロルで全部ソロルという。 あと何かあれば拾っていく形かなと
(-142) はねねこ 2015/07/18(Sat) 02時頃
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東彩は押しつけてないよ。 私の問題。…だから謝らないで。
[ 首をゆるり、横に振る。 揺れているだろう気持ちを、断ち切る様な、声。 多分、自分の周りの人は優しすぎる。 なれなかった、家族の様に。 ]
そう。 …良かった。
[ そして、あの子が生きていけるって。 無知な自分があの校舎でなにか出来たことが、 きっと自分の、最後の救いだ。
――十二年。あの時から走り続けてきた。 きっとこれから先は、それだけで生きていける。 ]
(106) mayam 2015/07/18(Sat) 02時半頃
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[ 諦めの混ざった声に、表情が曇る。 そうじゃ、ないんだけどなあって。 すれ違いに心が重くなった感覚がして、 白い息を吐く。 ]
…東彩が誰かを救うのも、支えるのも、自由。 その相手が、私じゃないだけ。 受け取れないけど、押しつけじゃないよ。 もう一度言うけれど、絶対。
[ 瞳を逸らさずに、だけど今度は冷たくなくて。 柔い色を宿して、眉を下げて微笑む。 ]
(107) mayam 2015/07/18(Sat) 03時頃
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私が怖いのは、東彩にも…東彩じゃない誰かにも。 そうやって心配させることで、背負わせることで。 そうしてその誰かが潰れることなんだ。 だから、一人で立つの。心配なんてさせない位に。
それが間違ったことでも、私はそう決めたから。 私――ほんとは優等生じゃないし、不器用だし。 それしか、出来ないから。
……だから、譲れないし、崩れもしない。 でも、東彩の言う様な、"心配してる人"って。 そういう人が居るってことは、覚えておくつもり。 ……それじゃ駄目かな。
[ 彼に話す声も、柔いのだけど。 ずるいところは、頼るなんて一言も言ってないことで。 きっと全然、妥協点じゃない。 でもこれがきっと今、優しすぎる声をかけられた自分が、 何も出来ない自身のことを赦せる、ギリギリの処だ。 ]
(108) mayam 2015/07/18(Sat) 03時頃
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[ 力を抜かせる様に、東彩の両の肩をぽんと叩く。 苦笑のまま、この話はこれ以上折れないと、 そう言いたげに、話題を変えた。 ]
ねえ、そういえば。その好み何処で聞いたの? …その"女の子"って、 良く差し入れで貰うブラックコーヒーと、 ビターチョコレートが好きで。 学校では、そればっかり食べてた筈なんだけど。
[ 敢えて軽い口調で言ったその問いは、声は。 やっぱり、よく、通った** ]
(109) mayam 2015/07/18(Sat) 03時頃
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/* 東彩は本当にありがとうございます…
妥協点が全然見つからなかった時の顔をしている… でもちょっと柔くなった と おもう(当社比)
(東彩に土下座しながら)**
(-143) mayam 2015/07/18(Sat) 03時頃
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/* お通夜……と思っててふと真顔になったんだけど、マスコミとか殺到したりしないのかなああいうのって……どうなんだろう 静かに見送らせろよ頼むから!って感じです
(-144) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 09時半頃
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/* ちょっとおもっていた >>マスコミ ガン無視して静かに見送る……おとなにがんばってシャットアウトしてほしい
また隙見て志乃さん凸します〜
(-145) nabe 2015/07/18(Sat) 11時頃
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/* 今こそ霧島先生が輝く時……(シャットアウト
(-146) myu-la 2015/07/18(Sat) 13時頃
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俺は、思ったことを言っただけだよ。
[鼻をすする瑠希に微笑む。]
うん、久しぶりかもしれない。 いつもぐずっていたのは俺の方だったし。
[少し張りが出てきた声に安心する。 このまま少しずつでも、彼が癒やされていけばいい。]
…………明日は通夜かな。 そろそろ帰るよ。
[そう言うと、何度か言葉をかわしただろうか。 じゃあ、また。と、言って電話を切った。
満月が照る夜だった。*]
(110) kazue 2015/07/18(Sat) 13時頃
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/* 遅くなりましたが、こちらからは一旦〆で ありがとうございました!
瑠希が可愛い
(-147) kazue 2015/07/18(Sat) 13時頃
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[謝らないで、と。首を横に振られると、 何と言えばいいか分からなくて、眉を下げて苦笑した。 別に救いたいわけでも、支えたいわけでもないと、 僕だけが知っている。
だって、僕は涼介が平気な顔をしていたのを、 気にかけながらも見逃していたんだから。 それは、ノートを見せて欲しいといった時や、 文化祭の主演が決まった時。 夏休み明けの伺うような視線や、 あの世界で異変を知っているのに演じていた時。
ねえ、涼介。 どうすれば僕は、君の助けになれただろう。]
(111) 襟 2015/07/18(Sat) 15時半頃
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[そんな後悔が胸を濁らせるけれど、 受け取れない>>107と、崩れない>>108と。 そう言う気持ちは、よく分かる。 だってそれは、僕が小さな頃から、 ずっとしてきたことでもあるから。
否定は単純。肯定はもっと容易い。 背負わせて潰れる奴なんか、その程度。 そのまま、潰してしまえばいい。 だけどそれが、君を傷つけるなら。
だから僕は、目を細めて首を横に振るんだ。]
駄目じゃないです。 そういう葛城さんだから、傍にいたいんですよ。
(112) 襟 2015/07/18(Sat) 15時半頃
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[両肩に降りた手>>109に、苦笑に。 似たような表情を返す。 続いて問いかけられる言葉に、ひとつ瞬きをした。
夏休み最後に三人で食べたアイス。 文化祭の時にお礼に差し出したわたがし。 ブラックコーヒーを飲む時と違って、 どこか和んで見えたから。
ふ、と笑ってこたえる。]
教えてあげませんよー、だ。
[彼女のよく通る声を、僕は多分、はじめて拒否する。 くるりと背を向けて、歩き出した。
冬の空は澄んで、星が綺麗に瞬いていた。**]
(113) 襟 2015/07/18(Sat) 15時半頃
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/* むしろこちらの方がごめんなさいなのですよ… (土下座返し) お付き合いいただきありがとうございます。 一応〆ましたので、時間ジャンプも移動もどうぞどうぞ。
(-148) 襟 2015/07/18(Sat) 15時半頃
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[ 同じく苦笑で返されて、 だけど、駄目じゃないと言われれば、 そう、と、呟いた。 彼が内心でどう思っているか。 それは、自分には分からないけれど。 それでも、自分の我儘と意地が赦された気がしたから、 だからきっと、これからも、ひとりで進んでいける。 ]
(114) mayam 2015/07/18(Sat) 19時頃
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[ だけど、問いへの反応は予想外だった。 文化祭の時の様に、 慌てた様な反応が返ってくると思っていたのに、 ふ、とした笑みだったうえ、更に。 ]
………?
[ 自分の声が、 彼に拒否されたのは初めてだったものだから、 ぽかん、と、少しだけ間抜けな顔で。 あれ、と、首を傾げて。 背を向けて歩き出した東彩の背を、 そのまま見送ることになる。
冷たい風が、ひとつ吹いて。 見上げた空、冬の星は、綺麗に瞬いていた** ]
(115) mayam 2015/07/18(Sat) 19時頃
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/* こちらからも〆で! 見送りました― お付き合いありがとうございます!
(-149) mayam 2015/07/18(Sat) 19時頃
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/*ぴょこんこ。
あと10年後ソロル入れたいな、と漠然と考えているぐらいで次どうしようかなーと迷うターン。
(-150) 襟 2015/07/18(Sat) 22時半頃
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── 現在:病院・裏口 ──
[ たとえば、どうしてまだいると、その前提で、 明るい建物の中を歩いたのか、とか。 光の中を通り過ぎて、その扉に手をかけたのか、とか。]
── いた。
[ それって全部、"なんとなく"でしかないんだけど。]
志乃さん、
[ 急に暗くなった視界に馴染ませるように、目を細めた。 多分、もう泣くことはないし、 このことに、動揺することも、ないんだと思う。]
(116) nabe 2015/07/18(Sat) 23時頃
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── ただいま。
[ 夜の闇に溶けるのは、やっぱり静かな声で、 少なくとも、背を向けたあの時と違って、 眼は、まっすぐに、前を向いている。*]
(117) nabe 2015/07/18(Sat) 23時頃
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/* あっちこっち少しずつ発言書いてて、出来たらお通夜には行きたいのと、ちょっと未来の描写あたり出来ればいいかなーというのが個人的にやりたいところ……あとはどうしようかなぁ
(-151) Maki_hinata 2015/07/18(Sat) 23時頃
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[ 星以外の、人工の白い光。 それが背の方から射してきたのは、 背を見送って、それから直ぐのこと。
かけられた静かな声に、その人物に。 疑問を持つことなく、髪を揺らして振り向けば。 ぱちん。真っ直ぐな視線と合って。 ]
―――おかえりなさい。
[ その言葉は、すっと出てきた。 ]
(118) mayam 2015/07/18(Sat) 23時半頃
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[ だけど、続きが出てこない。 冷たい空気を吸って、白い息を吐く。 それを暫く、繰り返す。
言葉を探す間、揺れてはいない声に安堵した自分と、 任せた罪悪感を抱える自分が混ざっていて。 それを自覚してしまったものだから、 合った視線は、一瞬逸れて、足元へと落ちる。 ]
(119) mayam 2015/07/18(Sat) 23時半頃
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………、居なくなる前さあ、 任せちゃって、ごめんね。
[ ようやく出てきた声は、それで、 手を背の後ろで組んで、耐える様に爪を立てる。 逸らしちゃ駄目だ、と、言い聞かせて、 再び、溶けずに通る声を、発していく。 ]
……さよならは、言えた?
[ ゆるゆると顔を上げて、 眉を下げて、強引に、微笑んだ* ]
(120) mayam 2015/07/18(Sat) 23時半頃
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/* さっきまで寝落ちてた奴が通ります 終了まであと24時間切ったね……。
ちょこっと会いたい人とかいろいろいるけど、時間なさそうだしあとは〆ロルくらいかなあ。 通夜シーンは本格的にやると終わらなさそうなので、あっさりになるかも
(-152) myu-la 2015/07/19(Sun) 01時頃
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/* ありがたいことに結構いろいろ出し切らせてもらったので、〆はあっさりになりそうだー。 お通夜……お通夜の描写難しい!変なこと書いてたらすみませんの気持ち で、明日の自分に託します……**
(-153) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 01時頃
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こちらこそ。
[ どうして眼を逸らすのか。 きっと、それに思い至らないくらいには、 自分も知らない内に、前を向いている。]
最後、独り占めしちゃって。 ……三人じめ?
[ 続けたのは、そんな気の抜けた言葉だ。 微笑みを返すように、柔く頬を緩めた。]
……うん。ちゃんと、言えたよ。 さよならも、 一緒に帰りたかった、ってことも。
(121) nabe 2015/07/19(Sun) 01時頃
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── あのさ、志乃さん。
[ 流れだす声に、確かに温度があること。 穏やかに響く言葉に、今度こそ、思う。 大丈夫。後悔、していない。]
……任せてくれて、嬉しかったよ。 信じてくれた、ってことでしょ?
期待通り、一緒に、は、帰れなかったけど、 間違ったことをしたとは思ってないし、 後悔も、してない。
[ 志乃さん、こっちを向いて。 眼を逸らさないで。 それだけで、いい。]
(122) nabe 2015/07/19(Sun) 01時頃
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志乃さん、ありがとう。
[ くしゃりと歪めた表情が、 ちゃんと、笑顔に見えるといい。]
── 信じてくれて、ありがとう。
[ 少し、寂しいけど、後悔はなくて、 少し、悔しいけど、あのときとは、違う。
それが、伝わるといい。 良い報告じゃなくても、望まれた結末じゃなくても、 それを、きちんと眼を見て伝えることができる。
だから、大丈夫なんだよ、志乃さん。 そういうことが、少しでも、伝われば。
だから、くしゃくしゃに、こどものように笑ってみせた。 きっと、8年ぶりくらいに。*]
(123) nabe 2015/07/19(Sun) 01時頃
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そう。…良かった。
[ 眉は、下げたまま。 作った笑みが解けない様に、爪を立てる力を、強く。 赦された気分なのか、それとも罪悪感か。 混ざり合ったなにかは、また重く圧し掛かる。
呼ばれれば見上げるし、また力を強くして、 強引に自分を立たせる。 嬉しかったって、そんな優しすぎる言葉に、 寄りかかってしまわない様に。
後悔してない、間違ったことをしていない。 その言葉が聞けただけで、まだ、走ることができる。 そう思えただけで、十分だった。 ]
(124) mayam 2015/07/19(Sun) 02時頃
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[ ――そうだった、筈なのに。 そうしてまた、視線を逸らそうと、思ったのに。 ]
――――、
[ 逸らそうと思った直前、見えたものに、瞬く。 表情は、驚愕、だったと思う。 ――だって、何年ぶり、だったんだろう。 こんなに笑った顔を、見るなんて。
あの時、死んでしまったと思った。 あの時、何も言えないまま置き去りにした。 そんな姿が、目の前にあって。戻ってきて。
多分、そう思ってしまって、とうとう、崩れた。 見た笑みが、たちまち揺れて、滲んで、零れて。 頬に伝う感覚がする前、 咄嗟に手を解いて、顔を覆う。 ]
(125) mayam 2015/07/19(Sun) 02時頃
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――……ぅ、
[ 悲しいからじゃない、きっと、嬉しかったんだ。 あの世界じゃなく、何もできないと悟った筈の、 こっちの世界で、取り戻せた何かがあったことが。 さっき泣いたばかりだと言うのに、 零れるものは止まらなくて、 こどものように、背を丸めて。 ぼろぼろ、みっともなく泣きじゃくる。 強引に一人で立つ馬鹿なこどもは、 きっと初めて、誰かの前で泣いた。 ]
(126) mayam 2015/07/19(Sun) 02時頃
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[ 拭うものはハンカチなんて、そんなものじゃなくて。 コートの袖とか、指の腹とかで。 ぐちゃぐちゃな顔は、病院の明かりに負けて、 丸見えなんだろうなと思うと、逃げ出したくなる。 ]
…ごめ、すぐとめる、から、 なさけない、ごめん、…
[ 出てくる声も小さくて、何時もの声じゃないし。 酷く情けない言葉しか、出ない。 違う、これじゃないんだ。言うべき言葉は他にある筈で。 だから、最後。 手の甲で強引に全部拭った後、もう一度見上げる。 泣き腫らした瞳で、視線を合わせてから。 ]
(127) mayam 2015/07/19(Sun) 02時頃
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……、こちらこそ、ありがとう。
[ 気付かせてくれた、と。 その言葉と笑顔で、もう、とうとう救われたんだと。 誰かを信じて、何かを託しても良いんだと。 そう、少しでも思えた、って。 溢れるものを全ては言い切れなくて、だから。 微笑んで、せめて言葉にその感情を乗せて、告げた* ]
(128) mayam 2015/07/19(Sun) 02時頃
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/* 律もありがとうございます 笑ったのになんだかもうほんとうに嬉しい よかった!!!
次のお返事やらなんやらは明日の昼以降になると思われ…!**
(-154) mayam 2015/07/19(Sun) 02時半頃
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/* 全体的にやることは一つしかないので、〆ロルまで待機してますが、お通夜等合わせられるので自由に描写して大丈夫です! あと村建てさん的に、校舎残留ホストがその後現世の様子を伺えるかどうかっていかがでしょう?
(-155) rei0x0 2015/07/19(Sun) 03時頃
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「…姉貴!」
[病院を見上げている時に、背中へとかけられた声。 え、と声を漏らして振り返れば、走ってきたのだろうか。息を切らした弟達の姿があった。]
…探して、くれたの?
[そう問えば、どの病院か分からなかったから、手あたり次第に近くの病院行って探した、と返って来る。 こんな時間に、弟にそうさせるまで心配させてしまうなんて、申し訳ないし、自分が情けなくて――でも、少し、嬉しくも思った。 「ごめんね」と口にしつつへらりと笑えば、驚いた顔をしてこちらを見る弟達が居た。 どうしたのだろう、と思っが、すぐに合点がいく。彼らの前で、泣いたことはなかったから、泣いた後の顔をしていることに驚いたのだろう。 "お姉ちゃんなんだからしっかりしないと"とずっと思っていて、泣きついたことなんかなかったし、頼ったことだってほとんどなかったから。]
(129) はねねこ 2015/07/19(Sun) 03時半頃
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[弟達は一度二人で視線を合わせ、そっと私の手を取った。 上の弟、征春は右手を、下の弟の清春は左手を。 二人と手を繋ぐなんて何時ぶりだろうか。少なくとも彼らが中学生になってからは初めてだと思う。 「帰るぞ」という言葉に微笑みながら頷いて、夜の道を歩き出した。
しばらくの間、沈黙が続く。泣き顔を見て、今はそっとしておこう、と思ってくれたのだろうか。 でも、二人ともまだ私を心配してくれているはずだ。今まで私が何を悩んでいたのか、きっと気になっているだろう。 優しい彼らに、もう心配はかけたくないし、それに、今となっては隠しておく理由はなくなったから。 人通りが少ない夜道で、そっと口を開いた。]
あの、ね、…
(130) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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[ゆっくりと、語りだす。 一か月前の事故のこと、一週間前、あかりの病室で言われたこと。それを聞いて、どう思ったか。 友達に申し訳ないことをして、そのお詫びに明後日に約束をして、生きたいと強く思ったこと。 さっき、病院で友達が亡くなったこと。こんな思いはもうしたくないし、させたくないと思ったこと。]
…今まで、心配かけてごめんね。でも、もう大丈夫だよ。
[征春も清春も、何も言わずに頷きだけ返しつつ、じっと私の話を聞いてくれていた。 そんな優しい弟達に、そう言って安心させるように柔らかい笑みを浮かべる。 二人は、少し困ったような顔をしていて、少し経ってから征春が躊躇いがちに口を開いた。 「もう大丈夫なんだろうとは思うし、言い方よくないかもしれねえけど、これだけは言わせてほしい」と前置きされて言われた言葉。]
(131) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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「あくまで俺視点での話だけど。…俺は、姉貴があかりさんを助けなくて、よかった、と、思う。」
[その言葉に、どういうことなのかと戸惑ったけど。 でも、少なくとも"あかりが怪我をしてよかった"という意味でないことは、分かる。弟達が優しいことくらい、とっくに知っているから。だからただ黙って、その理由を待った。]
「だって…姉貴がすぐに逃げたから、こうして無事でいるわけだろ。助けようとしてそっちに気を取られてたら、姉貴も大怪我してたかもしれない…最悪、死んでたかもしれない。 二人とも助かってたら一番良かったけど…俺は、姉貴だけでも助かってくれて、嬉しい。 だからさ、"自分だけ助かってしまった"とか、もう、思うなよ。」
(132) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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[真剣に見つめてそう言う征春。隣で清春も同意するように頷いている。 私はと言えば――呆気に、取られていた。 そうか。そんな、考え方もあるのか。今まで全然気が付かなかった。友達を助けるのが当たり前で、見捨てて逃げるのは悪いことだと、ずっと思い込んでいた。 いっそ自分も同じ目に遭っていれば、なんて思ったことだってあったのに。
私があの時真っ先に逃げたことを、よかったと言ってくれる人がいる。そのことに、なんだか、とても――救われた、気がした。]
うん…あり、がとう。
[また少しだけ泣きそうになりながらも、微笑む。 私のことを大切に思ってくれる人が、周りには沢山居るって。 あの校舎に行って、帰ってきて、こうして弟達と話して、改めて気づけた気がした*]
(133) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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―翌日:病院―
[こんこん、と病室の扉をノックし、どうぞ、と聞こえてから中へと入る。緊張はしてたけど、きっと、一週間前ほどではない。それに今は、緊張よりも、決意の方が勝っている。
私の顔をみて、「一週間ぶりだね」と…一週間前とは違い、弱弱しく笑うあかりに向かって、微笑む。その微笑みを見て、彼女は一瞬驚いたような顔をしてから、今度は困ったように笑った。もしかしたら、私が彼女の頼みを断ると察したのかもしれない。 ベッドの近くの椅子に座って――「元気にしてた?」なんて彼女に聞くのは、違うと思ったから。 少しだけ間を置いてから、本題を切り出した。]
…ごめんね。私は、貴方と一緒に死ねない。 "生きる"って決めたから。
[俯かず、まっすぐ目を見てそう告げれば、彼女は、うん、と頷いた。「それでいいよ。この前は、ゆるさないなんて言ってごめん」、と。 聞けば、この前は私の顔を見て、つい気が昂ってあんなことを言ってしまったけど、一週間の間に彼女も色々と考えたらしい。生きるべきか死ぬべきかは、自分自身で決めるべきだ、と。一緒に死ぬことを強制してはいけないと]
(134) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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[彼女がこの選択を受けいれてくれて、正直安心したけど――私にとって、本題はむしろここからだ。 一度深呼吸してから、改めてあかりの目をまっすぐ見つめる。]
…私は、あかりちゃんにも、生きてほしいよ。
[そう告げれば、やっぱり彼女は困ったような顔をして首を横に振る。それは無理だよ、と言いたげに。 でも、私だってもう、譲れない。身勝手でも、みっともなくても、それでも、説得すると決めたから。]
(135) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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私だけじゃない。きっと、あかりちゃんの家族も、友達も、みんなそう思ってる。 前、そんなの関係ない、って言ったけど…本当に、関係ないと思う? …大切に想われてる、ってね。本当に、すごく素敵で、幸せなことなんだよ。
[優しく、そう語りかけた。それを、私は皆に教えてもらったから、彼女にもどうか、伝わってほしい。]
昨日…私の友達が一人、自殺したんだ。それが分かった時、本当に、悲しかったから…もう、私はあんな思いはしたくない。 "救えなかった、もう二度と会えないんだ"って…あんな辛い思いは、誰もするべきじゃないの。
でも…あかりちゃんを苦しめたくもない。だから、ね、
(136) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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私に、時間をくれないかな? 半年でも、一か月でも…一週間でもいい。時間が、ほしい。 その間に、必ず、"生きたい"って、思わせてみせるから。
もし、それでも、死にたいと思うなら…嫌だけど、引き下がる、よ。だから…お願い。
[彼女の手を取って、優しく両手で包み込む。 こんなの、みっともなく懇願して、縋りついてるだけかもしれない。それでもいい。 とにかく、彼女に生きていてほしい。死なないでほしい。幸せになってほしい。 その思いを、両手と声に乗せて。]
[「どうして、そこまで思ってくれるの?」 何故だか泣きそうになっているように見える彼女に、そっと微笑んで答えた。]
(137) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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大好きな親友だからに、決まってるよ。 …今度こそ、救わせてほしいんだ。
[そう告げれば、彼女は「わかった」と――頷いて、くれた。半年間だけ、とも言われたけど、十分だ。 感極まって、彼女の身体に影響がない程度に、そっと抱き付く。「よかった」「ありがとう」と何度も何度も言って嗚咽を零した。
その後、持ってきた林檎でうさぎを作ってプレゼントして、 「これだって、生きてれば何度だって作ってあげるよ!」って冗談交じりに笑って、そうしたら、笑い返してくれて。そんなひとときが、やっぱり、しあわせだなあ、と。そう感じずには、いられなかった**]
(138) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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/* ながい…連投しつれいしました!
姉弟シーンとか>>132言わ(聞か)せたかっただけなのに予想以上に長くなった…はしょれなかった…
お見舞いは、お通夜は夜からだろうからお昼にお見舞いすれば大丈夫…だよね…?土曜日想定してしまったけど大丈夫だろうか…
あとはとりあえず〆ロルかな…お通夜のも落とせそうだったら落とします!
(-156) はねねこ 2015/07/19(Sun) 04時頃
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/* >>-155 あー……どうなんでしょう。 村建てというか、個人的には、ないかなあと思いますが、 やりたいことがあるなら、ダメ!と言う気もない程度のきもちです
他の人はどうでしょう? 適用したのも改変ルールですし、この村の中の世界観な話な気もして。
(-157) nabe 2015/07/19(Sun) 08時頃
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……なんで泣くの。
[ 呆れたような声で、そう言って。 ポケットから、ハンカチを取り出した。
洗ったばかりのように、クシャクシャなそれに、 一瞬、呆気にとられて、 それから、ふ、と視線が緩む。]
はい、使いなよ。 18にもなって、服の袖で顔擦らないの。
[ 窘めるような口ぶりで、それを差し出しながら、 浮かべるのは、穏やかな笑みだ。]
── どういたしまして。
[ 伝わったのなら、それでいい。**]
(139) nabe 2015/07/19(Sun) 08時頃
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/* とりあえずこちらから〆くらいのきもちで! 今日も日中見れないので、てきとうになんなりしてください 穂積さんも志乃さんも振り回したり強引にエンカ持ち込んだりごめん!ありがとう この間穂積さんは何をしているんだろうということが気になり始める中身と樫樹でした
(-158) nabe 2015/07/19(Sun) 08時頃
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/* あと急に場所借りるね 降り忘れ 12月17日
ついでに8(0..100)x1
(-159) nabe 2015/07/19(Sun) 08時頃
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/* 穂積さんは適当に残ってた人たちと軽く会話を交わしたことにしてお通夜にすっ飛ぼうと思ってました!
>>-155>>-157 わたしもご本人がやりたいことあるならそっち優先でいいと思います! ただ穂積さん的には、月1ぐらいでお墓まいりしてなんやかや報告に行くつもりでした ひとりはさみしいだろうし、それだけでも届けばいいなとかなんかそういうあれ 齟齬とか(?)出るようなら控えるので言ってくださいなー!月1がダメでも命日は行くんで
(-160) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 08時半頃
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/** 私もどうせだから誕生日降らせてもらおう!
7月12日
(-161) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 08時半頃
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/* 間違えた……日付の方も[[ 1d12 ]]で振っちゃった……まあいいか
(-162) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 08時半頃
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/* あ、病院で残ってた人に七五三くんの病気のこと教えてもらったことにはするかもしれない。そのうちマスコミも嗅ぎつけそうだけど。
(-163) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 09時頃
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/* はっ わたしも
3月1日
(-164) mayam 2015/07/19(Sun) 10時半頃
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/* 私も本人のやりたいこと優先な気持ちです! 志乃も墓参りと、あと卒業式の答辞的なやつで 七五三きこえてるーはやりたいなあだったので 齟齬あれば言ってください
(-165) mayam 2015/07/19(Sun) 10時半頃
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/* すみませんお兄ちゃんの誕生日と千佳子の酒の強さも振らせてください……(閉じるまでにやりたいことはやっておく姿勢
8月9日 95(0..100)x1
(-166) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 11時半頃
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/* つよっ
(-167) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 11時半頃
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/* おまえ理系だったのか!!
(-169) mayam 2015/07/19(Sun) 11時半頃
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/* いいのと悪いのが両極端でじわじわくる……>志乃さんの成績
(-170) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 11時半頃
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/* 不器用のかがみ(?) 特に物理政経を毎回猛勉強して100にしてると思うとつらい
(-171) mayam 2015/07/19(Sun) 11時半頃
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/* 完全なる後付だけど、涼介の誕生日は12/24で、自殺した日は誕生日でした。
伺えるかどうかは皆の反応見つつ判断しますねー。
(-172) rei0x0 2015/07/19(Sun) 12時頃
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/* 。゚(゚⊃Д⊂゚)゚。
(-173) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 12時頃
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/* 2/14誕生日と悩んだんだけど、より精神にくる方を選んだ結果12月になりました(報告)
(-174) rei0x0 2015/07/19(Sun) 12時頃
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/* (´;ω;`)
(-175) mayam 2015/07/19(Sun) 12時頃
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…なんだっていいでしょ、 十八だって、まだ、こどもだし
[ 呆れた声が来たものだから、 やっぱりこどものように、そう返す。
差し出されたハンカチを受け取るのに、 暫く手は彷徨ったけれど。 それでもきちんと、手は、伸ばせた。
洗ったばかりの様にくしゃくしゃなそれを、 指先で掴みながら、また、笑む。 ]
(140) mayam 2015/07/19(Sun) 14時頃
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…また、明日ね。
[ 今度は、いなくならない様に。 今度は、きちんと明日が来ます様に。
そう、告げれば。 ひらりと手を振って、凛と背を伸ばして。 何時もよりずっと、軽い気持ちで。 その場から、歩み出した* ]
(141) mayam 2015/07/19(Sun) 14時頃
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/* ハンカチ受け取って〆で! ありがとうー!
(-176) mayam 2015/07/19(Sun) 14時頃
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ありがと……じゃあ、また明日。
[通話を終えて、暗くなったスマートフォンの画面には、みっともない顔の自分が写っていた。 瞼は腫れているし、鼻水はだらだら出ているし。 とてもじゃないけれど、人前に見せられるものでもないそれに、少しだけ笑いがこみ上げてきて。
ぐしゃぐしゃの顔を、布団に埋める。 先程までより、軽くなったとはいえ、 明日、また、突きつけられるであろう事実を考えると、やはり、気が重かった。*]
(142) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 21時頃
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/* とりあえず後は時間軸吹っ飛ばして〆るかな……。 〆ロルで結弦ちょっとだけ借りるね!(事後承諾を得る姿勢)
(-177) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 21時頃
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/* >瑠希 どうぞ!
(-178) kazue 2015/07/19(Sun) 21時半頃
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[その後、病院で誰かと話をすることは会っただろうか。 再び病院に迎えにきてくれた兄の車で自宅に戻った頃には、もう夜が明けんとしていたかもしれない。
玄関先で、迎えに出てくれた両親を見上げて、友人が亡くなったことを伝える。 今日がお通夜になるだろうこと、行きたいけれど作法も知らないからどうしたらいいのか教えて欲しいということを告げる。 そうやって、改めて人に伝えてしまうとまた涙が出てきて、唇を噛む。 とりあえず風呂に入って身体を温めて、少しでも寝るようにと言われてただ頷いた。]
(143) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 21時半頃
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[温かな湯船に身を沈めて、その温さにまた泣いて。 眠りに落ちて、夢を見てまた泣きながら飛び起きた頃には、午前中が終わろうとしていただろうか。
少し体力は回復していたけれど、泣きすぎて怠さを覚える。 ゆっくりと机に近寄れば、夜、放り出したままのあの本がそこにあった。>>4:+13 どこか複雑な面持ちで、それを手にする。
読みかけの、本の続き。 もう読みたくない、と蹲った夜が、なんだか夢の中の出来事のようにさえ思える。>>17
しばらく考えた後、それをそっと本棚へ返す。
きっと、今、それを開く勇気はない。 だけど、自分が、こちらの世界に固執した理由もきちんと分かっている。 読むために、そうしてこの世界で生きていくために、自分が帰ってきたということ。]
(144) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 21時半頃
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[だから、もう少し待って。 本棚に並ぶ本を眺めながら、そう思う。
今は無理でも、きっと、──いつかは。 少しだけ休んで、そうして、また歩き出せる時まで。*]
(145) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 21時半頃
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/* 青鳩でモブに構ってて表回すのが心底遅れてることを全力謝罪します……お通夜は間に合うとして〆が果たして間に合うのか!こうごきた……い……(涙目
(-179) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時頃
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/*>>-155>>-157 私は、村たて様が良いなら良いですよー。
単独〆ロルが限界かな…日下部さんよかったー! よかった…ってほっとしました。
(-180) 襟 2015/07/19(Sun) 22時頃
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―翌日・通夜―
[ 翌日、彼に"会った"時、 ああ、こうだな、と思ってしまった。
写真で笑む、もうこの世界にいない誰かの周り。 隙間を埋める様に、溢れた花の数々。 だけどそれは、絶対にその人の代わりにはならない。
「友達、助からなかった」
帰宅して静かな声で告げた娘に、 母と兄は何も言わず、優しい表情で、 そっと頭へ手を乗せてきたのを思い出す。 ]
(146) mayam 2015/07/19(Sun) 22時頃
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(――貴方は、あの世界にいたかったの) [ 望まずにこの世界からいなくなってしまった、 そんなかつての父を重ねて、そっと、問う。 答えは返ってこないけれど、イエス、なんだろう。 一緒に戻ってこなかったのは、きっとそういうこと。
すすり泣く声が聞こえる中、 涙は流さず、ただ、クラスメイトの写真に向けて、 深く、頭を下げ、祈った。
―――貴方はもう此処には来ない。 それならば、どうか。望んだ世界で、安らかに* ]
(147) mayam 2015/07/19(Sun) 22時頃
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/* >>-155 特にこだわりはなく。どうぞ。
なんで佐久間知ってるの的な〆になりそうなんですが、瑠希辺りから聞き出したという体で。
(-181) kazue 2015/07/19(Sun) 22時頃
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/* とりあえず通夜と、ごめんなさい時間すっ飛ばして(〆じゃないけど)単独ロルで卒業式もいれちゃいます…!すみません!
(-182) mayam 2015/07/19(Sun) 22時頃
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/* >>-155>>-157 現世から逃げる為の場所から現実見えるのっていいのかなとか思いますが、その辺は村建て様の意志に従います。 嫌な言い方ですね、すみません……
(-183) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 22時頃
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――翌日・通夜――
[写真に映る七五三の顔は整っていて、髪色が明るくて、ああ七五三だなという当たり前の感想以外に抱かなかった。 抱けなかった。
涙の音が満ちる中、ただ彼に懺悔をする。 ごめん、七五三。 俺はきっと、明日には七五三の顔を忘れてしまう。 写真を見れば思い出すかもしれないけれど、確実に自分の中で七五三の顔はなくなっていく。
でもせめて、名前を覚えておくから。 顔が思い出せなくなっても、七五三涼介の名を覚えていくから。
俺が死ぬ時まで、七五三を二回も死なせないから、顔を忘れることを許して欲しい。
どうか、冷たい校舎が穏やかであるように。*]
(148) kazue 2015/07/19(Sun) 22時頃
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── 翌日 ──
[ 前を、向いていた。]
── 。
[ 遠くから、近くから、 すすり泣くような声が聞こえる。 幽かな花の香りの中、最後まで、前を向いていた。
あの日とは違って、 手を引く親はおらず、ひとりで。 あの日よりも、うんと多くの人が、 彼を、悼んでいた。]
(149) nabe 2015/07/19(Sun) 22時頃
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[ あの校舎を、何気ない日々を、 共に過ごしたほとんどの時、 身につけていた制服で、別れを告げる。 そう考えると、日常に染み付いて、 場違いに思えるこの格好も、意味のあるものに思えた。
丁寧に、手を合わせる。 さようなら、と、無音で、形をなぞった。
さようなら。また今度、が、いつかやって来るといい。 少なくとも、それまでは、 君がいない世界を、生きていく。*]
(150) nabe 2015/07/19(Sun) 22時頃
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―卒業式―
[ ――あれから数か月。 時も進んで、それぞれの進路も決まっただろう時期で。 だけど、一人欠けた事実は何時までも変わらない。 そんなある日、壇上に向けて歩む姿があった。 紙を持って、髪を揺らす姿。 表情こそ真面目だけれど、気持ちは真面目じゃない。 担当する答辞って、本当は面倒だ。 長すぎても生徒の反感を買うし、 短すぎても、お堅い教師に怒られてしまう。
そしてその日、葛城志乃は。 答辞でもなんでもない言葉を紡ぐことを、決めた。 ]
(151) mayam 2015/07/19(Sun) 22時頃
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[ 壇上で凛と立つその姿は、きっと何時もと変わらない。 内心緊張でいっぱいいっぱいなのも、 それを真面目な表情で隠しているのも、変わらない。
答辞、と進行を告げる声がしたところで、深々と一礼。 真っ直ぐ、目の前を見つめて、息を吸う。 ]
――――、七五三。
[ マイクは通さない。 自分の声で、壇上から、会場へと響かせる。 どうかあの世界に、少しでも届いています様に。 それ位は、願っても、いいかな。 ]
(152) mayam 2015/07/19(Sun) 22時頃
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――私たちは、今日、卒業します。 それぞれの道を、進んでいって。 だけど貴方はきっと、そこで進まずにいるのでしょう。
[ ざわめきが聞こえる。喉はからからだった。 だって、こんなの打ち合わせになかったでしょう。 ごめんなさい、霧島先生。皆。 こっちを見ている顔はきっと、 驚きと怪訝なものが、大半なんでしょう。 だけど私は、優等生じゃない。我儘な、こどもだ。 ]
(153) mayam 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[ すう、息を吸う。 握りしめたハンカチに、皺が寄っていく。 ]
貴方が後悔せず、その選択をしたのなら。 思い出の残る、あの校舎に残ることを選んだのなら。
――、忘れないで。私たちのこと。いつまでも。 私たちも、あの冬に貴方が私たちを誘ったこと。 絶対、いつまでも、忘れないでいるから。
[ ―――これで、良いのかな。と。 あの校舎に共に誘われたクラスメイトの方を、 ちらと見て、微笑んでから、礼をする。
拍手なんて、なくても良い。 変わるだろう評判なんて、どうでもいい。 …嘘。少し怖いけれど、だけど決めたんだ。
私はもう、優等生を作るのは、やめて。 少しずつ、そのままの自分で進んでいくって* ]
(154) mayam 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 投下しててあっって思ったんですけど 顔じゃなくて思い出だから佐久間セーフというか大丈夫かな…!
(-184) mayam 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[ ―― 後から知った話。
七五三が自殺をした原因は、 記憶の保持ができなくなった事。
それによって、役者の道を 諦めざるを得なかった事だという。
知らなかった。 彼がそんな病気を抱えている事を ―― ]
(155) rento24ss 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[一人が戻らなかった日の、翌日。
粛々と行われるクラスメイトの葬式。 葬儀場の外の喧騒とは裏腹に、 その中は、人々の悲しみを飲み込んだような静寂。
来たる焼香の順番に、 立ち上がって、祭壇の前へとたどり着く。
遺影の中で七五三は笑う。 その写真を見ている人は、誰も笑っていないのに。
七五三くん。 あなたは、戻って来れなかったの。 それとも、戻って来なかったの。
あの世界が七五三くんの世界なら、 戻ってこなかったのかもしれないね]
(156) rento24ss 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* >>-184 大丈夫です。『七五三に校舎に誘われた事実』はちゃんと覚えてます!
(-185) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* わあああああんしのちゃああああ(ぐす(号泣
(-186) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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―翌日:通夜―
[昨日、散々覚悟したおかげか。 突然の知らせに啜り泣く同級生に比べて、まだ、冷静な方だったと思う。
花と黒い枠に囲まれた、彼の笑顔の写真を、真っ直ぐに見つめる。 悲しい、と思わない訳じゃない。けれど、それ以上に、苦い気持ちが残る。
彼の病のことも、呼び出された先での彼の苦しみも、察する事はできる。 このまま生きていても、希望がありはしなかったことも。
けれど、俺は自分勝手な人間だから。 ムカつく、と内心呟いて、止まったままの笑顔を睨みつける。 あぁ、もう。また視界が歪んだ。
少なくとも、高校生活の最後が、手放しで喜べる状態じゃなかったことを。 楽しかった文化祭の思い出が、苦い記憶に塗り潰されることを、俺は、心の底から、恨む。*]
(157) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[事情は知った。 あなたが死を選ぶ理由も分かる。
でも、それでも。 やっぱり、戻ってきて欲しかったよ。
あなたが死を望んだのと同じように、 あたし達は生を望んだ。
でも、願いは片方しか叶わない。
勝ち逃げされたようで悔しいな。……なんてね。 さようなら ―― 最初で最後の別れをひそり、告げる*]
(158) rento24ss 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 志乃さんの答辞が、ああ。 佐久間微笑んでるよ…………
そして三星さんの『なんてね。』が凄まじく好きです
(-187) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* >>-185 よかった!!よかった!
(-188) mayam 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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――数年後――
[部屋に残された一枚の絵画。 横長のキャンパスには、彼が頑として描かなかった人間が十一人も描かれている。
絵画の背景となっているのは舞台。その舞台の背景に設置されているのは、どこにでもありそうな校舎だった。校舎の壁にかかった時計は八時五〇分を指している。
十人はこちらに顔を向けているが、一人をのぞいて目鼻口は描かれていない。右から二番目の少女だけ、目の部分に赤錆色の丸が二つ並んでいる。
明るい髪色をした十一人目は背中を向け、校舎の方をじっと向いていた。]
(159) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[こちらを見る十人は、それぞれ特徴があった。
左から、肩に掛かる程度の髪を持つ女子生徒。彼女の胸には大きな刺し傷があり、服を赤く染め上げている。
その隣には、彼女と同じくらいの背丈の男子生徒。同じような胸の一文字からは赤が流れているが、その他にも身体中に細い線が走っている。よくよく見れば、彼の目があるはずの辺りから、一筋の線が流れていることに気がつくだろう。
彼の隣の背が高く細い男子生徒は、他の九人とは違い後ろを振り返っている。その手はだらんと垂れ下がっていた。]
(160) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[彼の右隣。真ん中の辺りには、色白の左隣よりは少し背の小さい男子生徒がいる。彼の手にはハンカチが握られていた。
その隣には、明るい色に染められた髪の、低めの女子生徒が俯くようにして立っている。彼女の顔の、両目の辺りからは何本も細い線が描き込まれていた。
左から六番目に居るのは、左隣の女子生徒よりも小さい男子生徒。その背景にはうっすらと翼が描かれている。]
(161) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[その隣は、赤く染まった制服を適度に着崩した、背が高く髪の長い女子生徒の姿。元々は黒であっただろう髪は、赤く斑に染まっている。
続いて、翼の男子生徒と同じ程度の身長の女子生徒。彼女の頭部には花のヘアピンが輝き、片手で花がらのブックカバーを抱えている。
唯一、顔の部分に赤銅の目が描きこまれた女子生徒の服は、カラフルな絵の具に染められている。その身体の中心には、一本のパレットナイフが突き立っていた。
一番右端の男子生徒は、頭からペンキを被ったように赤く染まっていた。]
(162) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[絵のかかったイーゼルは冷たく、部屋の主がここを去ってから随分立っていることを示している。
その足元。破られたメモが床に落ちていた。
そこには殴り書きでたった一つの熟語があった。
『追悼』
佐久間結弦が最後に描いた絵だった。*]
(163) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* ヘタしたら佐久間死んでる風にも読めるんだけど、(多分)違う………… 絵描かないだけで、きっと生きてる…………佐久間まで、寺田化しないはず……
(-189) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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──通夜──
[喪服はないから制服で行きなさい、と母に言われて袖を通した制服は、当たり前のように濡れてはいない。 絵具の跡も血の跡もついてはおらず、綺麗なままだった。 それを纏って、多くの人が犇めく通夜の会場へ向かう。
参列する人々を、写真の中の七五三を、ずっと、見ていた。 出る前に母に何度も教えてもらった焼香を拙く済ませて、また前を向く。
泣かないことはやっぱり無理だったけれど、視界なんて歪んで酷いものだったけれど。 だけど、逸らさない。 踏ん張るように、ずっと背筋を伸ばして、唇を噛んで、見る。
誰かから聞いた理由を、反芻する。 病気、だったらしい。忘れてしまう、病気。 どんな風に理由を聞かされたとしても、私が、七五三から直接それを聞いたわけではない。 だから、彼の絶望を、この先もきっとちゃんと理解してあげられることはないのだろう。 そのことを、今はただ、悔しくて悲しいと思う。]
(164) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[だから、この苦しさと悲しみを、いつまでも覚えておこう。 自分たちも、そう遠くない未来にそれぞれの道をゆく。 流れる時の中で、いろんなものがきっと、変容してゆくのだろう。 生きてゆくために、人間は、悲しみや苦しみを時の経過に軟化させてゆくんだって、誰かが言っていた。
──だけど、忘れない。覚えてる、ずっと。
涙で滲んだ視界の向こうで、写真の中の七五三は、いつまでも、いつまでも笑っていた*]
(165) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* なんか穂積さんひとりだけめっちゃ泣いてる ごめん泣かないと潰れる子なんだ……ごめん
(-190) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 志乃ちゃんの答辞とか佐久間くんの絵がすごく好きです…!! いいなぁ。
>>-187 佐久間くん 気付いたら口癖化しておりました。 そう言っていただけて嬉しいです°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
(-191) rento24ss 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 中の人はとてもとてもいまこの〆ロルを本当に投下していいのかとても悩んでいる(えぐりに行くスタイル)
みなさんご回答ありがとうございます>現世の様子 結局いいか悪いか決められなかったので、その辺の描写は省きました。(ごまかした)
(-192) rei0x0 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 皆のロルすごい好きです!!!!
(-193) rei0x0 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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― 翌日・通夜 ―
[すすり泣く声が満ちるその場に、ただじっと座っていた。 涙はもう出ない。ただ、前を見る。
郁に電話で告げた通り、自分の足で歩いてここへやってきた。 友人との別れを、こっちの世界でも行うために。
……こうして彼の死が、目の前に突きつけられて。 まるで夢だったかのようなあの校舎での出来事が、雪崩れるように思い起こされる。
これが、彼の選択。 あたしはそれを肯定するつもりはないけど――彼のことは、忘れない。 彼を忘れないことで、彼を彼のまま生かそう。
それはきっと、これからも。]
(166) myu-la 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[ありがとう、と、さようなら。 別れの言葉はそれだけ。
もう既にあの世界で告げているから、口には出さずに一礼を捧げる。
叶わなかった初恋。 でも、それを経てあたしはようやく、前を向ける。 誰かを好きになることと、それと逃げずに向き合うこと。 あの校舎はそれを教えてくれた。
――君に、誓うよ。
あたしはどうしようもなく壊れてしまったけど、いつかきっとまた、素敵な恋をする。 こんなあたしでも、恋をしていいんだって、自惚れようと思う。
しっかり悩んで、きちんと苦しんで、それから立ち直る。 素のままの、あたしで。*]
(167) myu-la 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* あ、12月と入れるの忘れた。 冷たい校舎の出来事が始まった日付±一週間の出来事です
説明が!うまく出来ない!!ので、なんとなくイメージしてください。なんとなく。
(-194) kazue 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* えぐられてしまうの(身構えている)
(-195) mayam 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 抉られるのちょうこわい(志乃ちゃんにそっと寄り添いながら
(-196) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* あっでも身構える程じゃないと思うよ!w 読み直したら結構平気な気もしてきた……。
あと館石ちゃんがまた恋をしてくれるっていうので涼介成仏できる よかった
(-197) rei0x0 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 抉るなら早めにね(カウンターパンチを食らわす体勢
(-198) myu-la 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* >>-196 (ぷるぷるしてそっと寄り添った)
(-199) mayam 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* 多分投下ほんとぎりぎりになるんでお気になさらず!!! みんな通夜してて!!
(-200) rei0x0 2015/07/19(Sun) 23時頃
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―半年後:夏―
[床に転がった服を蹴飛ばして、部屋を出る。 夏らしい、薄手の半袖と、それからジーンズに、片手に鞄と愛用のビデオカメラを引っ下げて。
妥協が混じっていたことは否めない。 刺青を持つ人間が“全う”な職に就けないだろう、とか。 自分の体躯では、力仕事なんてまず不可能だろう、とか。
けれど、それ以上に、文化祭が楽しかったことを忘れたくなかった。 あの楽しかった日々を、ただ、悲しい思い出で終わらせたくない。そう思った。]
(168) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 23時頃
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[だから、カメラを手に取った。映像を作るために、専門学校に行く事を選んだ。
まだまだ、いい映像が作れているとは言えない。 多分、力不足で、伝えきれない部分も数多くあるから、本職の“アイツ”に見られたら、きっと笑われるような、拙いもの。
それでも、これを作りたいと思った。 自分や、それから皆が、アイツを忘れることのないように。
引っさげた鞄の中に入っているのは、一本の短編映画。 1人の少年の目線を流し込んだ、フィクションない混ぜの映像。 それの鑑賞を快諾してくれた従兄弟との待ち合わせ場所に向けて、走る。
どんな感想をくれるだろうか、なんて考えるのは野暮だろうか。 けれど、どんなものでも、きっと受け止められる。自分と同じ痛みを持つ、彼だから。]
(169) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 23時頃
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――結弦!
[木陰に立つ、あの時とは違う、蓑虫ではない高い体躯に向けて、手を振る。 彼が怪訝そうな顔をしたなら、にっと思い切り笑って、背中を見せてやろう。 それは、あの校舎の中で学んだこと。 隠す事をやめた翼が、きっと、彼にとっての目印になる。*]
(170) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* とりあえず一旦〆で! 撮影係の意地を……
(-201) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* 七五三君の墓回りってきれいだと思ってるけど大丈夫だよね?ご両親ちゃんと管理してくれそうだし、もしかしたらファンが来て荒れたり……って思ったりもしたけど基本的にはきちんとしてもらってるって思うけど大丈夫よね!? あと樫樹くん借りるかもしれない間に合えば!
(-202) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 23時頃
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――通夜――
[参列する人々の列に混じって、彼の写真を真っ直ぐに見つめる。視界が少しだけ滲みはしたけど、泣き出すことはなかった。 昨日、思い切り悲しんだから、それはもうお終い。 彼が悲しむことを望まないなら、出来るだけ悲しみたくない。
悲しむんじゃなくて、穏やかな気持ちで、彼に最後の別れを告げたかった。 焼香の順番がやってくれば、彼の写真の前で、ほんの少しだけ微笑む。「さようなら」と、声には出さず、口の動きだけで彼へと伝えた。
どうか、あなたの"これから"が、安らかなものでありますように*]
(171) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時頃
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―― 翌日 ――
[黒に囲まれたその場所で、僕は彼女を探していた。 迎えにいくと言った僕>>-111に、 だいじょうぶ、と恋さん>>-125は言った。
だから僕は、一番に彼女の姿>>166を探して。 そこに恋さんがいることに、安堵して息を吐いた。
手を会わせ、すぐに外に出て空を見上げる。 まるで眠っているように見えるその顔は、 肩を揺すれば起きてきそうで。
そんな奇跡は起きないと、もう何年も前から知っているのに。 白い息を吐いて、一足先にその場を後にした。*]
(172) 襟 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* >>170 うわー!うわー!超嬉しい!!!!! 一発でわかる!!!!でも、瑠希が大丈夫!?
(-203) kazue 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* ううん、お通夜シーン上手くまとまらなかった…
>>-180 心配かけて申し訳ありませんでしたでも心配してくださってありがとうございますうう…!
(-204) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* 墓周り綺麗です!!
(-205) rei0x0 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* 恋さんの様子は見に行きたかった!
瑠希くんー!!!なんかもう良かった!!
(-206) 襟 2015/07/19(Sun) 23時頃
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/* ありがとう!
(-207) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 23時頃
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―それから、春―
[ しの、と。自分を呼ぶ声がする。 微睡んでいた意識がぱちんと途切れて、 ゆるり、身体を起こす。 ]
……、ついた?
[ ついたついた、その声と共に、 頭をくしゃりと撫でられる。
ぼんやりした頭のまま。 きいんとした耳に、苦い顔をしながら。 席から立って、ひとつ、伸び。 荷物を取りに、母と飛行機を出る。 ]
(173) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ 「―――転勤しなきゃいけなくなってさあ」 そう、夕飯の席で言われたのは、 通夜が終わって一週間ほど後のことだった。
何処に?その言葉を投げるのは、普通の展開で。 そこで――海外、と言われてしまった時、 果たして自分は、どんな表情をしていたのだろうか。 わからなかったけれど、確かなことは。 大学受験も目前で、志望校も決まっていて。 そんな状況だと言うのに、ついていくと、告げたこと。 その決断に、後悔はしていないということ。
英語ばかりの景色に緊張しつつ、歩む。 ]
(174) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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「でもさあ、本当に良かったの?」
[ キャリーを手に取りながら、母が問いかけてくる。 大学、進路、決めてたんじゃなかったの。と。 実際兄は仕事があると、 日本に残ったこともあるのだろう。 娘を連れてきた後悔は、あるらしい。 ]
うん。 ……私、ちょっと、色々見てみたかったから。
[ だけど、そんなこと思わないで、って。 そう言いたげに、母に向ける声も表情も、柔い。 ]
(175) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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ずっと、勉強しかしてなくて。 なんでもできる様に、って。完璧になりたかったけど。 そしたら、皆が当たり前にやってることも、知らなくて。 それってなんだか…やなことだなって。
[ そうして、バスに乗り込む。 さげていた鞄から、文庫本を一冊取り出して。 席に取りつけられている簡易的な机には、 空港のカフェで買った、 イチゴのフラペチーノを置いた。 ]
だからね、ちょっと大きすぎるかもしれないけど。 これをさ、お母さんたちが言ってた、息抜きにしたい。
[ ――駄目かな。そう問いかけた時の、 見上げた母の表情を、きっと自分は、忘れない。 十何年分。取り戻せないことも沢山あるけれど、 少しずつ、やれなかったこと、やりたかったことを、 埋めて行こうと、思える様な表情だった。 ]
(176) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ バスが発車していく。 知らない景色、参考書の様な堅苦しくない言語、 更に見慣れない街並みで、 きっと不器用な自分は、苦悩するばかりなんだろう。
だけど、自分は、出来ないことを強引に埋めないと。 そう、決めたから――だから、これからはきっと。 少しずつでも、*生きていける* ]
(177) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 〆!ました!! 文庫本はハムレットです
(-208) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* >>-203 進学校みたいな堅苦しい他人の目線気にする場所じゃないってなったから出すことにしたから大丈夫!何より結弦に分かって欲しかったし!
(-209) ふゆのひと 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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―数か月後・春―
ほら起きなさーい!朝だぞ弟達!
[いつものように声を張り上げて言いつつ、カーテンを思いっきり開けば、「くぅっ、やめろ…吸血鬼だから溶けてしまう…!」「陽の光はだめだ…うっ、封印された右手が…!」なんてふざけた声が帰ってきた。 多分、今日から中学二年になるから意図的に中二病にでもなっているのだろう。元気で大変よろしい。布団は容赦なく剥ぎ取ったが。
あの出来事から数か月の時が経ったが、今まで通りに日々を過ごしている。 七五三が亡くなってから少しの間は、彼のことが何度も脳裏に過ぎって、その度に少し泣きたくなったが、そんな時、いつも誰かが寄り添ってくれたから。 いつの間にか、心からの明るい笑顔を取り戻せていた。勿論、悲しみが薄れたからといって、彼のことを忘れることなど、ありはしないけれど。]
(178) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[そして、あれから何度も何度もあかりの病院にお見舞いに行った。 果物を持って行って剥いてあげたり、好きそうな本を選んで持って行ったり、携帯音楽プレイヤーを持って行って一緒に音楽を聴いたり、日常であった面白いことを話して聞かせたり、彼女を車椅子に乗せて、病院の中庭を散歩したり。彼女のために出来ることはないか精一杯考えて、それを実行した。
そうしたら、彼女が笑顔を見せてくれることは、少しずつ増えていった。 彼女が直接「死にたくない」とも、「生きていたい」とも言ってくれたことはないが、それでも、もう大丈夫かもしれない、と思い始めている。
つい数日前に彼女に聞いたことだが――家族と相談して、義足を使うことも考えているらしい。 それに、様子を見つつになるが、もしかしたらいずれ退院できるかもしれないとも言っていた。 外出は極力控え、安静にしているのが条件のようだが、それでもずっと入院しているよりはいいだろう]
(179) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[そして、私はと言えば。今日から、晴れて専門学校生だ。 幼児教育の専門学校に行く、と宣言した時、友人達はどんな反応をしていただろう。 実は、数年前から目標にしていたのだ。保育士を目指すことを。
弟達含めた兄弟・従兄弟の中で、自分は一番年上で。昔から、親戚の集まりがある度に皆の面倒を見ていた。 「お姉ちゃんについておいでー!」なんて言って一緒に遊んだりするのが、大変ながらも楽しくて。 子供が好きなこともあり、いつの間にか保育士になりたいと思うようになっていた。
昔から弟や従兄弟達の面倒を見てる姿を知っているからか、母も父も笑顔で保育士になることに賛成してくれた。 そして今日は、その夢への一歩を、新しく踏み出す日。
…こうして私たちが先へと進んでいく中、彼の時はあの校舎で止まったままだと思うと、やはり少し寂しいのだけれど。]
(180) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[――いってきます! そう告げれば、家族みんなから「いってらっしゃい」が返って来る。 玄関を出れば、青い空が果てしなく広がっていて、そんな中、暖かい春の空気を思い切り吸って、駆け出した。
新しい学校で、友達は出来るだろうか。どんな授業があるだろうか。 学食はおいしいかな。サークルとか、入ってみようかな。 今度、あかりのお見舞いに何を持っていこう。 ああそうだ、落ち着いたらまた、彼のお墓参りにいって、近況を報告しにいかないと。
どの思いも、あの時に命を断ってしまっていたら抱えることがなかったもの。 そしてこんな思いの全てが、愛おしくてたまらなくて。 いきてて、よかったなあ、と、心の底から思うのだ。
――私は今日も、しあわせです*]
(181) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 一応これで〆です!こ、今回はぎりぎりじゃなかったよ…!
(-210) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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── 5年後 ──
[ 雲の隙間から差す日の下で、 慌ただしく動きまわる人々。 その中に紛れる、帽子の男。 横顔は、まだ、あどけなくも、見える。]
『 〜〜!』
[ 名を呼ばれたのか、 弾かれたように顔を上げた。 すぐさま立ち上がって、駆け寄る。
伝う汗を袖で拭って、指示に頷いた。 また、仕事道具を持って、駆けずり回る。]
(182) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 弟たち可愛すぎて辛いwwwww
(-211) Maki_hinata 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 弟君wwwww
(-212) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ ここは、とあるドラマの撮影現場。 日々撮影に従事しながら、 多分、あんまり伸びないだろうなあと、 うっすら、予感している。 ……けど、まあ、それもいっか。]
(183) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
|
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[ 留学制度の整った大学に行って、 英語を磨いて、途上国支援について学んで、 将来的には、恵まれない子どものために、 学校を建てるような、そんな事業に携わりたい。
いつか語った夢の、或いは計画の、 途中までは試みて、そして、踏み外した。
だって、留学中、滞在していた寮のごく近くで、 割と好きだったドラマの、 次シーズンの撮影をするっていうんだもの、 そりゃあ、仕方ない。]
(184) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
|
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[ ソファに座って眺めるのと、 画面の中身が、作られていく光景と、 まったくの別物なんだな、って、 確か、あの頃も思った。
野次馬のひとりとして、そこに立って、 人々の間から、その世界を覗き見た瞬間、 なにかが、爆発したような勢いで、 身体の中を満たしていく。 いつかと似た感覚。
それから。 ── それからは、やりたいように、していただけだ。]
(185) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 俺の従兄弟がこんなにかっこいい(咽び泣き)
(-213) kazue 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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── 5年後:英国某所 ──
『── リツ!』
[ 名を呼ばれて、勢い良く顔を上げる。 慌てて立ち上がって、声の主の元へと駆けた。
言葉も拙い、ただの薄っぺらい元ファンは、 今、一応は、「雑用」とかいう役割を背負って、 いつかとは立場を変えて、ここにいる。
「親泣かせだな」と言う奴があるが、 笑っていたよ、と返すことにしている。
実際、「律らしかぬ大胆な決断だ」と称した彼らは、 一度も眉を顰めることなく、笑い声で、背を押した。]
(186) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
|
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"── 晴れてよかった "
[ 細切れの雲の隙間から、 辛うじて覗く日光に目を細めれば、 同じように、慌ただしく動き回っていた男が、 『でも、明日は雪だな』と苦く笑う。 『かなり積もるぞ』とも。]
" じゃあ、かまくら作れるかな "
[ 怪訝そうな顔をする男に、付け足す。]
" イグルーの、日本版みたいな感じ "
[ 『子供じゃあるまいし』と男は笑った。 表情を変えずに、答える。]
" つくろうって、約束してんの "
.
(187) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
|
|
[ 誰と?内緒。5年前の明日にね。っていうのも、内緒。
雑談に、叱咤の声が飛んだ。また、ドタバタと動き出す。
そう、明日は忙しい日。今年は、帰れなくてごめん。 できるだけ早く、うんとたくさん、 おみやげを抱えて帰ろう。
月命日、という文化はあるけど、 月誕生日、は許されないかもしれない。
けど、まあ、みやげ話は山ほどあるから、 どうか、それで勘弁してほしい。]
(188) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ ── ああ、明日が、雪で良かった。
やりたいこと、全部。 ひとにやさしく。熱意をもって、愛をもって。 そうして、毎日を、懸命に。
……とまでは、いかないかもしれないけれど。 最後まで、責任をもって、やり遂げる覚悟は、ある。
今日も、樫樹 律は、満ち足りた日々を、生きている。]
(189) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ ──だから、これは、 とあるふつうのアヒルの子の話。**] .
(190) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 聞いてほしい 柏原とも志乃さんとも若干かぶった 許して なんか安定してない職でふらふらしてます 日本に帰ったら飯おごってください
(-214) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* みんな前向きに生きててぐっとくる……
(-215) rei0x0 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 弟達来年中二じゃん…!と思ったらネタを挟まずにいられなかった。反省はしている
(-216) はねねこ 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 一発で樫樹とわかるようなことをしたら、ご飯おごります
(-217) kazue 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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―― 十年後 ――
[開始前のざわめきも、1分前に鳴れば静寂に変わる。 心臓の音だけが、奇妙に耳に響く。 背も176センチに伸びたというのに、 こうした時の緊張は子供のときのままだ。 カメラを見つめたまま微笑みを浮かべて、 イヤホンの向こう側の声を待つ。 「中継の東彩さんー?」 耳に届いた声に、即座に言葉を発する。]
はい、おはようございます! 本日よりこのコーナーを担当することになりました、 東彩 郁です。 みなさん、どうぞよろしくお願いします。 さて、今日はこちらのお店に来ております。
・ ・ ・
(191) 襟 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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[ハロー、マイフレンド。 元気にしていますか?、っていうのは変だね。 だけど、そう聞くのが一番いい気がするんだ。
僕は今、君がいたところと近いところにいます。 君は僕がこの道を選んだことを驚くかな。 それとも、喜んでくれるかな。
君が見ていた景色とは違うんだろうけれど、 僕は今、テレビの世界で毎日忙しく過ごしています。 アナウンサーという仕事は僕には似合わないかもしれない。 けれどこれは、君がくれた道のひとつなんだ。
僕には野望がある。 すごく大きな望みだ。 どうか笑わないで聞いて欲しい。
いつか僕の口から、世界に正しく伝えたいんだ。
七五三 涼介。君という役者が*いたことを。*]
(192) 襟 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* >>-217 地味にハードル高くない?
(-218) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 志乃さん多分そのまま外国の大学入るんじゃなかろうかと思っている 私もご飯奢ってください
(-219) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 背高い郁くんかっちょえええ
(-220) rei0x0 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 被るのは仕方ないよねというきもちだよ…!
東彩めっちゃ身長伸びてる!!
(-221) mayam 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 6!ラ神が空気読んだ!! (どうせ1とか出すんだろとか思ってた)
(-222) 襟 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* 樫樹も173cmくらいまでは伸びるはず
(-223) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* あっくやしい 2cmとかあんまり意味ない 郁に負けた
(-224) nabe 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* >>-218 首から名前書いたプラカード下げればいいと思った
>>-219 首から名m(ry おごります
(-225) kazue 2015/07/19(Sun) 23時半頃
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/* >>-225 さすがにそれは 声でどうにか…!!がんばるから!!(そう言う問題じゃないかもしれない)
(-226) mayam 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/*
178+3cm 酒の強さ68(0..100)x1
(-227) kazue 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-225 「あの日と全く同じ格好(制服+コート+マフラー+ローファー)で立ってる」
(-228) nabe 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 荒々しいけどコレで〆です。 くぅっ卒業式も入れたかった! 真っ先に笑顔で拍手しましたよ!(泣けよ)
郁の身長小学校6年で精神ショックで止まったので、170は越えたいと思ってました。神はいた!
>>-224わーいやったーなでなでしますね?
(-229) 襟 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 150+7は伸びるよ! 酒の強さは0(0..100)x1だよ!
(-230) ふゆのひと 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[志乃の、あの誰にも真似できない 見事な答辞に緩やかに笑んだ、卒業式。
その日から、数ヵ月後。
あの冷たい校舎に招かれる前に 行こうと思っていた大学とは別の学校に進んだ。
―― 脳の研究が盛んな大学。 今はそこに籍を置き、日々勉学に励んでいる。
進む大学を変えたいと叔母に告げたのは、あの葬儀の当日。 反対されるかもしれないと思っていたけど、 叔母はただ、一言だけ告げた。
「あなたがそう決めたなら、 後悔しないように進みなさい」]
(193) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-226 志乃さんの声と、眼力があったらわかるかもしれないです
一発でわかる人が出川○朗という設定なので。 むしろ美形は分からない
181cmでかい…………
(-231) kazue 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-230 (やっと仲間を見つけたという顔)
(-232) nabe 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[校内にあるカフェで休息を取っていたが、 名を呼ばれて顔を上げる。 視線の先にいる友人の姿を認め、席を立った。
ねえ、七五三くん。 あなたが生を諦めた原因を解決する方法を いつかあたしが解明したとしたら。
あなたは喜ぶ?それとも悔しがる? まあ、どちらでもいいけれど。 せいぜいあの校舎から見てなさい。
そうして口元にかすかに笑みを浮かべて、 冗談交じりにまた唱えよう。
―― なんてね? *]
(194) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 0ってマジで出るんだな……
(-233) ふゆのひと 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-229 やったーーありがとうーーー>拍手
柏原の0にわらってしまった
(-234) mayam 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-228 一瞬あとにわかると思う
東彩君が積極的で嬉しい
(-235) kazue 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* これにて〆で! ついでに誕生日1月24日とお酒の強さ32(0..100)x1振っておこう。
(-236) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[卒業して間も無く――“館石 恋”という存在は、この世から姿を消す。]
(195) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-231 がんばるね…あと名乗るね…
(-237) mayam 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-229 シークレットブーツはいていくから……(苦し紛れ)
>>-236 意外とお酒弱い月詠さんかわいい
(-238) nabe 2015/07/20(Mon) 00時頃
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― そして、2年後の4月 ―
[机の上に広げられた封筒は、9人分。 それぞれ違う宛名が書かれている。
住所は卒業前に知ったものや、メールで聞いた範囲で書いただけなので、もしかしたら届かない人がいるのかもしれないけど。 それでも、あの時のメンバーに揃って送りたかった。
それぞれの封筒の中に入れたのは、今のあたしの近況を記した手紙と、1枚のチケット。]
(196) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[――あの後。 >>4:36あたしを見つけてくれた、生咲家の遠い親戚に会いに行って、話をした。 先生の逮捕後に少しだけ会ってはいたが、本格的に腹を割る決意をしたのは、冷たい校舎から帰った後が初めて。
13年前のことも、拾われて育てられたことも、そして、――あたしが何をされたのかも。 その全てを、打ち明けた。
優しそうな顔をしていた老夫婦は、あたしの全てを受け止めてくれた。 あたしのことを知って、ずっと胸を痛めていたと言ってくれた。気付くのがあまりに遅すぎた、とも。 話を聞きながら、頷いてくれて、そして暖かく、抱き締めてくれた。
今まであたしが、寒さから逃れるようにいろんな人に触れていた、その全てより暖かな感覚。
あの日から家族がいなくなって、ずっと寒さに震えていた。 父親として慕った相手は、あたしの勘違いだった。 だから、独りきりなんだと思っていた。
でも――まだ、家族がいたんだって、ようやく実感できた。]
(197) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[あたしの心の傷も、無意識にやってしまう癖も、すぐには治らないけれど。 でも、それを和らげる力にならなれると、言ってくれた。
思い起こすたびに嫌になる、名前の“冬”の字や、“館石”という名字についても、なんとかすると言ってくれた。
あたしのこれからの進路を相談して、やりたいことを考えて。 長い時間をかけて――ようやく、決断した。
卒業後、北洋高校から遠く離れた地方に引っ越し、親戚の老夫婦の元で暮らすことを決めた。 進学も就職もしない、もうひとつの進路。
薬科大学への特別推薦枠をそのまま使って進学することはできたけど、それは断った。 “先生に生かされている”という意識は、ここで断ち切るべきだと、そう言ってくれた。 だからこれは、あたし自身の決断。]
(198) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[でも、なんだかんだ言っても先生には、生かしてくれたことへの感謝はしている。それは本当。 あの日に拾ってくれたから、あたしは今も生きている。
そして、あの冷たい校舎で、自分の悩みとしっかり向き合えたこと。 背中を押してくれた友人がいたこと。 しっかり別れを告げてくれた人がいたこと。 その全てがあって、あたしは前を向けている。
あたしは、今、いろんな人に生かされている。
もしかしたら、あの冷たい校舎でいつまでも本当の自分と向き合わなかったら。 悩み苦しんだ末に、自分も死を選んだかもしれない。 なんとなくそう思うと、やっぱり否定はしきれない。]
(199) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 誕生日は11月7日かな。 律一緒に飲み会で潰れとこーぜ……
(-239) ふゆのひと 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[だからね、涼介くん。
あたしは、君の分まで長く長く生きてみせる。 いつかまた悩んだ時に、死を選びたくなくなるほどの、素敵な人生にしてみせる。
――君を忘れない、舞台の上で。
そう思いながら筆を執り、かつてのクラスメートに向けて手紙をしたためた。
「本当に伝えたいことは自分の字で書いたほうがいいよ」と教えてくれた、親戚のおばあちゃんに倣って。]
(200) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[「拝啓」から始まる手紙に綴った主な内容は、以下。
――みんな、元気にしてた? ちゃんとこの手紙が届いていると嬉しいです。
卒業してから、メールや電話で話をしてた人もいるけど、今回は改めて伝えたいことがあります。
あたしは今、とある劇団に入って稽古をしています。 実はね、あたしの遠い親戚が、老舗の劇団の協賛者だったんです! なんだかすごい縁だよね。
進学も就職もしなかったけど、好きなことをしてていいよって言われて、あたしはこの道を選びました。 劇団の中で役者として技術を磨いて、いつかはあたしも舞台に立つの。
涼介くんみたいな天性の才能はまるでないけど、これはこれで楽しくて、満たされてます。 稽古を続けていれば、涼介くんが役者であることに拘った理由も、いつか分かる時が来るかなあ……なんて思ったり。]
(201) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 酒のみふぉーちゅん23(0..100)x1
(-240) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[――それで、実は来月に公演がありまして。 なんと、その舞台であたし、エキストラとして出させてもらえることになりました! ……まあ、30秒も出番がないくらいのチョイ役だけど。
折角なので、この手紙と一緒に無料招待券を同封しました。 予定が空いていれば、見に来てくれると嬉しいな。
最後にもうひとつ。 「館石 恋」というあたしの名前は、卒業と一緒にお別れしました。 今は親戚の家の名字だし、それに――役者としての“芸名”、もらったんだよ。
だから、今後は「館石」って呼ぶのも「恋」って呼ぶのも禁止です! 今のあたしの名前は――実際に舞台を見に来てくれた人に、教えてあげる!]
(202) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
[できるだけ明るく崩した文体で、紡ぐ文章。 名前は変わっても、あたしはあたし。 だけど、これで自分にケジメをつけた。
書き上げた便箋を、封筒に入れる。 これを投函したら、すぐに稽古に戻らなきゃ。 エキストラといえど、全力で臨むんだ。
昨日はいいことがたくさんありました。 今日もたくさんいいことがありますように。
幸せの魔法は、鏡を見て呟かなくても、もう大丈夫。]
(203) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[全てを失ったあの日からずっと、冬は嫌いなままだけど。
――季節はもう、春。**]
(204) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-238 樫樹くん 8の樫樹くんよりマシよ。 ウザからみするわよ?
(-241) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
/* 雑だけど間に合った! みんなの〆ロルはこれからゆっくり読む!
同村ありがとうございました!
(-242) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* (酒強い設定にしてしまったから振れない) とりあえず潰れない程度に飲んでね…
(-243) mayam 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/*
( Д ) ゚ ゚
館石ちゃん役者か…!なんかうれしいなこれ
(-244) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* >>-241 絡まれる前に潰れてる 酒耐性8なめないで
(-245) nabe 2015/07/20(Mon) 00時頃
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──エピローグ:道の先へ──
──お元気ですか? そっちは、まだ、……冬なのかな。
[こっちは、暑いよ。 先日梅雨が明けたと思ったら、いきなり暑くなった。 そう呟いて、墓石の周りに落ちていたいくつかの葉を拾う。 あれから、いくつか季節は過ぎて、二度目の夏。
七五三の墓へは、月に1度ぐらいの頻度で訪れていた。 彼の墓の周りは、いつだって花が供えられていて、整然と掃除も行き届いている。 それを見るたびに、ああ、愛されていたんだな、と思う。 手を合わせてから、顔を上げた。 そういえばね、お兄ちゃんが帰ってきたよ、と告げる。
あの日校舎に集まった面々のその後のことはもちろん。 アヤカたちと仲直りをした後も、ついでにその後、大喧嘩の末に絶交したことも。 それから兄が世界一周に出たことまで、見境のない報告は、七五三に届いていたとしたら「そんなことまで」って苦笑されてしまうかもしれない。]
(205) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
[他愛ない話を、この世界で、もっといっぱいしたかった。 その後悔は今でも胸に巣食っているけれど、時間はお構いなしに流れてゆく。 何度も泣いて、たくさん折れて。 だけど、時には誰かの手を借りながら、超えて進んできた日々がある。]
……それじゃ、そろそろ行くね。
[立ち上がって、小さく一礼。またね。 くるりと踵を返して、軽やかに歩み出した。
行き先は、──本屋。 今日は、大好きな作家の、新刊の発売日。]
(206) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* では満を持して。 そろそろ投下します。
(-246) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* >>202 ぜったいに行く…!(決意)
お酒の強さ!30(0..100)x1
(-247) はねねこ 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
―そして、一人、校舎の中―
.
(207) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[負けられない、蹲ってしまいたくない。 そう思って好きな本を読むことの、踏ん張って立ち向かおうとして挫折を繰り返す日々の、なんて息苦しいことだろう。 だけど、時と自身の変化を経て、気付いたこともある。
籠り続けた私の世界を口にしても、笑い飛ばすことなく聞いてくれる人。 そうだね、って言いながら、でも私はこう思うよ、と言葉を返してくれる人。
案外たくさんいたし、自分の世界の小ささも随分と身に染みた。 グローバルな世界に飛び出していった友人たちも幾人かいることだし、彼らが帰ってきたならば、うんと話を聞かせてもらおう。]
(208) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ ぱたん。 静かに閉じた扉の音が、冷ややかな校舎に響き渡る。 涼介はゆっくり、ここに人気がなくなったことを確かめる。 もう、みんな、無事に帰ったよね? もう、ここには人はいないよね? だったらここで大声を出したって、誰にも咎められない、よね。 ]
(209) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
っ、うわあああああ! わあああああ!
[ 喉が潰れそうなほど、大声で叫び続けた。 今まで我慢していた分、すべて吐き出すように。 そのうち、大声を上げ過ぎて噎せ返る。けれど、それでも叫び続ける。 噎せ返るたびに、少しづつ、涙が溢れた。 ]
(210) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[人生は、戦いだ。 ──でも、案外、平和に溢れていたりもするみたい。
そんなことを、思いつつ。 穂積千佳子は、今日も、物語の頁をまた捲る**]
(211) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* 0って全く飲めないな……コーラのんどこ。
同村ありがとうございました!またどこかで!
(-248) ふゆのひと 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ だって本当は行きたかった。生きたかった。 こんな寂しい所で一人、死ぬこともできず、永遠を過ごすなんて、嫌だ。 あちらの世界に帰って、無様で夢も希望も何もかもなくなった廃人のような自分を晒すのだけが、嫌だっただけ。 好きで、ここに残った訳じゃない。 ただ、ここに残る以外の選択肢がないだけだ。 ]
帰して、俺を、あっちに、皆と……! 帰してくれよ!なんで俺なんだよ!! 俺が何か悪い事したか!? いつだって、真面目に、夢のために、努力したのに……! 神様!どうして!俺が何かしましたか! 帰して、帰してくれよぉ……!
(212) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ がりがりと、爪から血が出るまで扉をひっかいて、それでも無慈悲な冷たい扉はぴくりともしない。 例えそこが開いたって、彼は帰らないだろう。 それでも言わずに居られない。帰して、皆に会いたいと。 がりがり。 がりがりり。 時間は無限にある。彼はその無限の時間、気が狂いそうな程の悲しみと二人きりで過ごさなければならない。 ]
(213) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* >>202 絶対行く
(-249) kazue 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ 広い校舎に、永遠と響き渡る狼の泣き声。 静かな世界に反響して、それはまるで恐ろしい恨みの声のように、悲しく広がった。 ] .
(214) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ 涼介のお通夜の日。担当医の先生から涼介の両親に連絡が入る。 アメリカで、涼介の手術が行えそうだと言う事。 費用は高いが、涼介なら払えるだろうと言う事。 リスクはあるけれど、唯一彼が元に戻れる可能性があると言う事。 担当医は涼介のためについ一時間前にアメリカから日本へ帰国したばかりで、涼介の死を知らなかった。 彼は良かれと思ってやっていたにしろ、意気揚々と告げた担当医の言葉は、両親を深く傷つけただろう。 なぜ、もっと早く、この事がわからなかったのか。 どちらにせよ、もう意味なんてない。 七五三涼介は、死んでしまったのだから。 ]
(215) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
『 先生 』
[ 震える唇で、母が言葉を紡ぐ。 ]
『 涼介は、死にましたよ。 』 .
(216) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* 恋絶対行く!!気合で!がんばる!
そして、村建て、同村、有難うございました。 また何処かでお会いできましたら。
(-250) mayam 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ クス……クスクス…… ]
[……クス……]
(217) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* ログ読みつつ僕もふっとこー 誕生日12月24 お酒の強さ6(0..100)x1
(-251) 襟 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ ねえ、あの噂知ってる? ]
[ それって、あの旧校舎の? ]
[ そうそう。 ]
[ 昔ね、この学校に、芸能人が通っててね、 ]
[ すごく有名だったんだけど、ある日舞台で大失敗して ]
[ それを苦に自殺しちゃったんだって ]
(218) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* >>-245 樫樹くん よし、潰そう(決意)
恋の公演は絶対見に行く!
(-252) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
[ たったそれだけで?そんな奴、死んで当然だよね。 ]
[ ね。 ]
[ それでね、それからずっと、夜になると、この校舎の廊下に男の子の声が聞こえるんだって……。 ]
[ うそだぁ。 ]
[ ほんとだよ。何人も、聞いてるの。 ]
[ 悲しんでるのかな。 ]
(219) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
|
|
/* まじかーって顔をしている。
村立て&同村ありがとうございました! またしてもうっかり発動してごめんなさい。 とても楽しく遊ばせてもらいました。 ありがとうございましたー!
(-253) 襟 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
[ クス……クス… ]
[ クスクス…… ]
(220) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
/* お酒はやっぱり弱かったようだ…
みなさま、村建て同村、ありがとういございました!
(-254) はねねこ 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[ 違うよ、恨んでるんだよ。 ]
[ きっとこの世の全部を呪ってるんだよ…… ]
[ クス…クスクス…… ]
―END:七五三涼介―
(221) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 現実は残酷だった……
(-255) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
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|
/* 村建て、同村ありがとうございました。
(-256) kazue 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 挨拶忘れましたが、知ってる人しかいないのでいいかとなった(
お疲れ様でした!
(-257) rento24ss 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/*またどこかで!
(-258) nabe 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* ありがと、ばいばい!
(-259) rei0x0 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* それでは、村建て・同村ありがとうございました!
(-260) Maki_hinata 2015/07/20(Mon) 00時頃
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