人狼議事


169 きみがおとなになるまえに

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視点:


クラリッサ調律師 ミケに投票した。


ゾーイ調律師 ミケに投票した。


ジェフ調律師 ミケに投票した。


オーレリア調律師 ミケに投票した。


レオナルド調律師 ミケに投票した。


ミケげぼく ショコラに投票した。


ショコラ調律師 ミケに投票した。


ミケ6人が投票した。
ショコラ1人が投票した。

ミケは村人の手により処刑された。


【赤】 手伝い クラリッサ

ショコラ! 今日がお前の命日だ!

2015/09/25(Fri) 00時頃

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ショコラが無残な姿で発見された。


現在の生存者は、クラリッサ、ゾーイ、ジェフ、オーレリア、レオナルドの5名


【人】 手伝い クラリッサ

         "私は何ものなの?
         私は何ものなの?
   あらかじめ全ての運命が決められているの? "

(0) 2015/09/25(Fri) 00時頃

天のお告げ (村建て人)

[世界で一番かわいい女の子は、
ときには、もの悲しげに、歌声を響かせる。
天を仰ぐように、手を組んで。*]

(#0) 2015/09/25(Fri) 00時頃


天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 00時頃


【墓】 双子 夕顔

――ふたり旅――

[手押し車の屋台を見て、はじめ、大層驚いた。
 だって、それでは汽車にもそうそう乗れないし、そもそもどうやってキネーンまで来たのやら。
 ずっとここから歩きの旅をしていくなんて、芙蓉にそんな負担はかけられない、と思った。
 けれど、結局車を押す芙蓉よりも、なんだかんだと自分の足のほうが遅いこともあったし、野宿に便利なことは変わりなかったので、最終的にはそれに馴染んでしまった。

 自分と、旅荷以外には、本が増えた。たいして稼ぎもない旅ぐらし、買える数は多くはなかったけれど、それでも着実に、それらの数は増えていった。
 朝目覚めて、二人で歩き。足が棒のようになったところで、休む。芙蓉の体力が残っていれば、屋台に乗り込ませてもらって、本を読む。
 毎日はそれらの繰り返し。旅をはじめた時は、自分で歩くことすら止められたけれど、それも「したいこと」のうちだったから、少し意地になっても貫いた。]

(+0) 2015/09/25(Fri) 00時頃

【墓】 双子 夕顔

[わたしは、二人でタリンへの道を歩みだしてから、自分で自覚するくらいによく笑うようになっていた。
 枷が外れただとか、無二の友と二人旅だからとか、そういう話だけでは、ない。
 親に売られ、もう九つと知ればすぐに手術を受けさせられ、歌が得意だったからとショーに放り込まれ、三十年。
 その間自分を挟みこむ余地はなかった。有無を言わせず働かされる生き人形。

 それきり、わたしのこどもの時間は止まってしまっていたのだと、旅をはじめて気付かされたる。
 自由と、それから先取りしていたおとなの思考を得たわたしは、今ようやく"十歳"になりつつあった。]

(+1) 2015/09/25(Fri) 00時頃

【墓】 双子 夕顔

ねえ、芙蓉。
わたし針と糸がほしい。そうしたらここにいる間繕い物ができる。

[屋台の荷台から前方へ、顔を乗り出して声かける。
 そんなわがままも――叶うかどうかは別として――日常茶飯事だ。]

芙蓉、わたしそろそろもう少し歩けるわ。降りていい?

[返事も聞かず、ゆるゆる動く屋台から飛び降りる。
 時々無茶をして、窘められるのすら新鮮で楽しい。]

(+2) 2015/09/25(Fri) 00時頃

【墓】 双子 夕顔

ねえ、"あれ"、まだ書いてるの?

[夜中、不意に目が覚めて芙蓉の温もりを求めた時、彼女は白い紙に立ち向かっていた。
 書き記された文章をなんとはなしに読んで、後悔、のち赤面、きーきーと喚いてやめろと否定したのは、いつの頃だったか。
 誰が、誰が好き好んで「成長日記」めいた記録を残されたがるだろう。
 あまりの恥ずかしさに感情が振りきれて、怒っているのかなんなのか、自分でもわからないうちに力尽きて、朝を迎えてしまったのを覚えている。

 それから彼女が夜の手記を止めた様子は感じない。ならば書き続けているのだろうとは思えど、確認する勇気はなく。
 返事がかえる前に「早くやめてね」とくちびる尖らせて、軽く目をそらす。]

(+3) 2015/09/25(Fri) 00時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 00時頃


【墓】 双子 夕顔

――――?

[逸らした、その先。
 人影が、いちにい、さん。

 それは、おとなにしてはいささか、小柄なような――]

(+4) 2015/09/25(Fri) 00時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 00時半頃


【独】 信徒 オーレリア

/*

薄々感じては いたけれど
これ先生とわたしだけ地上残るやつ かー?

(-0) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

【独】 信徒 オーレリア

/*
あと、>>0>>#0
拾っていただけたのかな…!
ありがとうございます。

(-1) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

――キネーン・広場――

[荷物をまとめ、ホテルを出る。
結局、お題は払わないままだ。せめて礼を、とフロントに言付けたが、できれば自分の口で言いたい。

のんびりと歩きながら、二人の姿を探した。**]

(1) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

僕が、みんなの先生になるの?

[ 少しだけ、目を見開いてみせる。純粋な興味で、少しだけ瞳がくるりと動いた
 先生は、おとながなるものだと思ってた。こどもはこどもらしく、無邪気で無鉄砲で、庇護対象であるべきと。
 でも、そうか。ここでは、それも気にしなくていいんだ。
 少しだけ、気分が浮かんだ]

(+5) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク


[ ほら、やっぱり ]

[ 楽園では、みんなが幸せになれるはずなんだ ]

(+6) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

そうなったら、藤に、うたを教えてあげるね。

[ 藤にはきっと、救いの聖歌が良い。
 罪、咎、憂いを、取り去りたもう。
 心の嘆きを、つつまず述べて。
 ねえ藤。藤の苦しみは、僕だけが取り除けるんだよ**]

(+7) 2015/09/25(Fri) 00時半頃

意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 00時半頃


【墓】 薬売り 芙蓉

[屋台は貨物置きに乗せれば大丈夫でしょ、といいながら、乗れた汽車もあったし、荷台のない汽車だってあった。

それでも、自分は足で歩くのが好きだった。
乗り物で一番恋しいのは畑の馬なのだ。

次、お金を手に入れたら買いたいのは馬ですね。が口癖になっていく。

そんな冗談もウケが良いらしく、初めてみた時の顔よりも随分頬に赤が差し込んだ気がする。>>+1

化粧の白を薄めているというのもあるだろう。
だが、女はこちらの綺麗な色のほうが、すきだった。]

(+8) 2015/09/25(Fri) 01時頃

【墓】 薬売り 芙蓉

[返しに、ユウガオのほしいものはなに?と聞いた事もある。]

 …針と、糸?

[返ってきた答えに首を傾げる。

一張羅の女には女らしい器用さは殆どないといっても過言ではない。だからこそユウガオにはそういう才もあるのかという意外そうな反応と――、何かしたい、というのなら叶えてあげたい想いは重なる。
きっと、見かけた街で売っていたのならそれらを買いつけ、もし出来るのなら、巾着袋を作ってほしいと強請っているだろう。

旅路は、果てしなく続く。
書くものにも終わりはなく、見るものはいつも違って、書きとめていくものは日々変わるけれど、必ず、夕顔という文字は綴られていった。]

(+9) 2015/09/25(Fri) 01時頃

【墓】 薬売り 芙蓉

[それが初めて見つけられた時の少女の可愛らしい癇癪顔をみたときは流石に驚いた。
破かれるかとおもって死守をしながら夜を明かしたのは忘れられない。

彼女を落ちつかせながら、その時、こう告げた。]

 ――……。
 ユウガオには散ったままでいてほしくないんですよ。

 生きた証を残させて。アナタの生きた記録。

[成長日記、という言葉がよくなかったのかもしれない。
女に燻っている才は限られている。だからこそ、その全力で、書きとめたいものを書き続けたかった。

そんな説得もどこまで通用したか。
今では気にしてはいるが落ちついている様子を見る限り、その少し想いは通じたのだと信じている。]

(+10) 2015/09/25(Fri) 01時頃

【墓】 薬売り 芙蓉

[書いてますよ、と小さく返してから、彼女の拒否の言葉は右から左へ受け流す。

代わりに目がよく動いた。

夕顔の突然の沈黙に、視線をおいかけただろうか。]


 どうしたんですか。ユウガオ。

[いまだ沈黙を続けるならそうやって尋ねただろう。
世間に疎い女に、遠く歩いた所で知り合いは少ない。彼女の「なにか」への目は捉えたとしても彼女のために手押し車をとめるくらいか。]**

(+11) 2015/09/25(Fri) 01時頃

【人】 学者 レオナルド

[おとなの柵、こどもの悩み。
世界一かわいいみんなのおんなのこにも、きっと、
運命に逆らいたくなる時が、ある。


聖女の言葉>>5:94に、身軽なこどもという存在を再認識しながら。周囲に囁かれる数々の話を聞き流し。
結局は、別に良いか、何て面倒くさく思ってしまえば明日はのんびりしよう、なんて聖女に伝えて。

夜道を歩む、ふたり。**]

(2) 2015/09/25(Fri) 07時頃

【人】 学者 レオナルド

 ─ 朝 ─

[珍しく寝坊したのは学者の方だった。
──と、言うか。
一度は起きてある程度の準備は終えて、いつも通り安楽椅子に座ったは良かったのだけれど、此処のところ寝易く成ってきたせいなのか、それとも何か、ちいさな世界に変化があったからなのか、
そのままうとうと、二度寝の夢見心地。

待ち遠しい朝告げ鳥の羽音は、今日は遠くに聞こえて──


扉の外、がたん!という床を叩く音と続いて革靴の足音が騒々しく続いただろう。然して、何時もより少しだけ時間を掛けて、部屋の扉は開かれて。]

(3) 2015/09/25(Fri) 07時頃

【人】 学者 レオナルド

[静かな、ふたりだけのちいさなせかい。

普段は食卓であるところに、学者は居た。
原稿用紙に紺色の万年筆。一文字も進まない其に段々嫌気がさしてきた頃。

据え置きの黒電話が、鳴る。
"かわりもの"の学者のこと、滅多に電話何て掛かってこないし掛けないのだけれど、連絡用にと置物同然の其。久々の騒々しい音に眉根を寄せて、緩慢な動きで受話器を挙げた。

どうやら、ホテルからの電話だった。]

(4) 2015/09/25(Fri) 07時半頃

【人】 学者 レオナルド

[受話器を置いて、数分の思考。
さて、その時聖女は何をしていたか。ゆるり、其方をに目を遣って。]

 ──私達を探している客人がいるらしい。
 どうやら、悪戯がバレたようでね。

[茶封筒の悪戯、と、学者は笑った。
原稿用紙以外に顔を合わせるべき者が出来た、なんて上機嫌で。
三日も連続で外に出るなんて、青天の霹靂、も、良いところだけれど、原稿用紙に当たっている時、学者は一人仕事と託つけて外に出ることも屡々ではあった。聖女を連れての三日は大変に珍しい。
そうしてもう一つ珍しいのは、]

 ──然し、彼等が何処に居るのか、分からないのだがね。
 聖女様の勘は、君のおともだちを見付けられるかな…?

[目的地が決まっていないところ。]

(5) 2015/09/25(Fri) 07時半頃

【独】 学者 レオナルド

/*
推敲!!(眠かったんだ許してくれ…と学者に土下座する人影がある
…)

(-2) 2015/09/25(Fri) 07時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 07時半頃


【人】 小娘 ゾーイ

 ── 夜:ホテル ──

[ 食事を済ませて、部屋へと戻れば、
 問答無用でベッドへと。>>5:84
 ブーイングの声をあげようものなら、
 強請らなくともはじまった昔話。

 どうやら、よほど寝かしつけたいらしい。
 不満の声をあげようとして──、やめておこう。
 明日はきっと、長い一日になる。
 長い旅が、はじまる。*]

(6) 2015/09/25(Fri) 10時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── 朝 ──

[ 明るくなった部屋に、ぱちりと目を覚ませば、
 荷物をまとめる男を尻目に、窓辺に駆け寄り、
 重石にしていた聖書を、紙を、
 こどもなりに注意深く、めくって。

 もう少し、乾かしたほうが良い気がするけれど、
 時間もないし、仕方ないわね。
 こどもは、いつかぶりの工作をそう結論付ける。]

(7) 2015/09/25(Fri) 10時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 準備できたわ、
 いつでもオーケイ、よ

[ 少し、得意げに言ってみたって、
 少女がしたことと言えば、
 ぱたぱた男にじゃれついて、
 時折ベッドの下だとかに、
 何か入り込んでないか確認したくらい。

 ふかふかのベッドには、
 きれいに整えて、さよならをする。

 立ち去り際、考えたのは、
 そういえば、昨夜ロビーで、
 ジェフが豆鉄砲を食らったような顔をしてたのは、
 少し愉快だったけれど、なんだったのかしらん。

 それも、これからを考えたときのワクワクには負けて、
 それ以上、深く考えもしないまま、お外へと。*]

(8) 2015/09/25(Fri) 10時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── キネーン:広場 ──

[ くるくる、少女はやはり足取り軽く、
 男のまわりにまとわりつくように、
 ときには、思いつきのステップを踏んで、
 明るい広場を、悠々と行く。

 どうやらそう急がない様子の男に、
 走り出しはしないものの、
 視線だけは、落ち着かなげに、あちこちへ飛ぶ。]

 ジェフ、レモネード飲みたい!
 ミントのシロップがはいってるやつ

[ レモネードスタンドを見つけても、くるくる。
 軽い調子で強請りながら、探す姿はまだ見つからない。
 きょろきょろと視線は落ち着かないまま、]

(9) 2015/09/25(Fri) 11時頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── ねえ、シアターに行くの?
 教会のほうじゃ、なくて?

[ そんなにすぐに、上達するわけないけど、
 それでも少女の口ずさむ歌は、
 ほんの少しだけ、しっかりとして。

 お別れを前に、少女は常と変わらず、
 うきうきと、踊るように歩く。
 あの子たちは、喜んでくれるかしらん。
 拙い押し花を、つぶさないよう気をつけながら、
 男の顔を、見上げて歩く。**]

(10) 2015/09/25(Fri) 11時頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 11時頃


【人】 信徒 オーレリア

― 朝 ―

[ 寝坊したのは、今日は先生の方でした。
 ――本当は一度、起きていたことは、置いておいて。

 扉の外。ノックをしても、暫く反応は無くて。
 再度、緩く握った手で叩こうとした、瞬間。
       
        ――がたん!床を叩く音。
 
 何があったのか、まず驚き、手が止まり。
 何時もより騒がしい足音で、更に瞳を丸くして。
 何時もより遅れて出てくる先生>>3を、見て、 ]

 ――………

[ おはよう、の言葉が出ず。
 どうしたの?と言いたげな表情で、碧を見上げ。
 ぽかん、とするオーレリアが、そこにいた、とか*  ]

(11) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ――何だか今日は、慌ただしいなあ、と。
 そんなことを思ってしまう朝でした。

 先生が原稿用紙と共に食卓に居る間。
 邪魔にならないようにと、先生の正面の席、静かに。
 
 オーレリアにも読める程度の、
 "歴史"の本を、読んでいました。

 静かな、空間。ちいさなせかい。
 万年筆が紙を滑る音は聴こえてこなくて、
 何となく。どうしたんだろう、と。
 先程思った時の様に、ふ、と視線を上げれば。

 タイミングが良いのか、悪いのか。
 普段殆ど使われない、電話が鳴ります。 ]

(12) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 響き渡る、聴き慣れない電話の音に。
 決して静かとは言えないそれに、苦笑を浮かべて。
 
 "かわりもの"の学者と聖女に用事があるのは、
 いったい、誰だろう。と。
 ゆるり、首を傾げれば、碧と視線が、ぱちんと合って。
 
 笑う先生、――そう、悪戯がばれてしまった。と。
 "ともだち"のことを言う様子に、また、傾げ。 ]

(13) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

 ……ばれたのに、先生、機嫌が良いの?

[ ああ、でも。こんなことを言ったって。
 きっとオーレリアだって、笑っています。
 
 先生がオーレリアを連れて、連日外に出ることなんて、
 とても珍しくて、とても――楽しみ、で。

 ぱたん。静かに本を閉じれば、
 ねえ、今すぐ行きましょう、なんて。
 そんな様子を隠しもしないで、
 スカートを躍らせて、玄関まで歩んでいきます。 ]

(14) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

 あ、――先生。
 …戸締りは確りしなきゃ、駄目よ。

[ 途中、玄関に向かっていった身体をくるんと回して。
 そんなことを、指摘して。

 十一歳。まだ、こども。
 しっかりものを、気取りたがるものです* ]

(15) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

― →キネーン広場 ―

[ これも珍しい、目的地の無い、お出かけ。
 昇る太陽を、灰を細めて眺めながら、
 馬車の中、先生の隣で、じっと考えます。 ]

 先生。
 多分――、のびのびできるところ。
 走れるところ。太陽の、下。

[ 元気なおんなのこと、
 彼女を追いかけるおとなを想像しながら、指折り。
 
 "場所"なんてものではなく。
 思いつくがまま、連想して紡ぐ言葉ですが、
 おんなのこの勘は――さて、当たるでしょうか。 ]

(16) 2015/09/25(Fri) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア


    "はるか遠くに緑の土地がある―――…"

[ こどものまま、生きている。
 世界一かわいいおんなのこが歌う、
 ずっと前に聴いた、記憶の彼方の歌。
 
 わたしの場所では無い、
 誰かのための、どこか、遠く遠くを歌って。
 そうして紳士と淑女は、キネーンへ降り立ちました。
 
 何処かなあ、と。
 そんな視線を、先生と、街並み。交互に送りながら。 ]

(17) 2015/09/25(Fri) 12時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 12時頃


【人】 捜査官 ジェフ

――少し前・ホテル――

[忘れずに押し花を回収している彼女の横から、重石代わりの賛美歌を取り上げる。

どの番号だったか。
忘れてしまったが、一つだけ残った旋律が蘇る。]

 天には栄え 御神にあれや
 地には安き 人にあれや と

[たしか、限られた時にしか歌われない。そんな歌。
普段は聞き流す協会からの音楽だったが、この旋律を奏でる時だけは教会の前に立ち止まり聞いていた。
安寧の気配すらないときも、ただ、聞いていた。]

(18) 2015/09/25(Fri) 14時頃

【人】 捜査官 ジェフ

 今ぞ生まれし 君を讃えよ

[この地に生まれた子が、たとえ誰かから歪んだ讃えを受けたとしても、
この人と定めた人からは、大切にされればいい。

少し、おせっかいがすぎる願いだろうけれど。]

(19) 2015/09/25(Fri) 14時頃

【人】 捜査官 ジェフ

 よし、行こう。

[荷物を背負い、部屋を出る。
おそらくもうくぐることはないだろう立派なホテルのドアを、そっと閉めた。*]

(20) 2015/09/25(Fri) 14時頃

【人】 捜査官 ジェフ

── キネーン:広場 ──

 この間、レモン……スカッシュか。飲んだだろ?

[よほど気に入ったのだろうか。
数日前にお世話になった店をねだる少女は、くるくる、くるくる回る。]

 シアターにも寄る。
 が、まずレオナルドに会っておきたいんだ。

[図らずも、再びの開口を望むことになろうとは。
案外あの人は、未来でも見えてたのかな、なんて。そんな夢見がちなことを愉快になりながら思った。**]

(21) 2015/09/25(Fri) 14時頃

【独】 信徒 オーレリア

/*

教会のところみかえしてて
出られない先生をオーレリアが引っ張る感じにすればよかったのかなと今更おもいつつ
駆け寄る以外になくて ぐぬぬ

(-3) 2015/09/25(Fri) 14時半頃

【人】 学者 レオナルド

[しっかりものの聖女が背伸びをして言うもので、セカンドバックと朱の外套、外出着の学者は確りと施錠した。
ちいさなせかいの鍵は未だ暫くの間頑丈だろう。
昨日の包みは、未だセカンドバックに押し込まれたままの様。

同じ馬車、帽子を深く被った御者には──珍しいですね?、とか、言われたり。]

(22) 2015/09/25(Fri) 17時半頃

【人】 学者 レオナルド

 ─ →キネーン・広場 ─

 のびのびできるところ、太陽の、下──

[聖女の言葉を繰り返し。取り敢えずは、出逢ったところ、広場だろうか。
相変わらず人通りは多いので、のびのびできるかと言えばこどもは未だしもおとなは心配ごとも増えるというもの。また、あの活発なおんなのこであれば、何処であってものびのびと走り回っていそうな印象ではあった。目的地の定まらない旅に御者を付き合わせて、取り合えず、なんて曖昧に行き先を決めて。

今日もまた、天気が良い。
歌を口ずさむ淑女と共に、キネーン広場の地を踏む。]

 …彼等も探しているのなら、出会った周辺を探しそうなものだけれど、

[聖女の灰と街並みを見比べながら、自然と学者の足は彼等と辿った道を進む。
──走ったんだったなあ、なんて遠い昔のように思いながら。離れていくちいさなふたつの背中、この人混みだと未だ少し、恐ろしくある。

此処のところ身体を酷使してばかりだ。もう忘れ去っていたはずの捻った足音、幻痛さえ覚えて。]

(23) 2015/09/25(Fri) 18時頃

天のお告げ (村建て人)は、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 18時頃


【人】 学者 レオナルド

[──はるか遠く、緑の地。
一度は、夢見た土地では、あった。

 都会に腰を据えた強いおとなと、
 おとなになることを選んだこども、

ふたりの女性を、同じ様に誘って、同じ様に振られて、
こどものままを願った少年は今だ此処に居る。
本当に有るかどうか何てものは関係無く只、逃避の為に目指されても、きっと、其処は"わたしのための土地"になんか成ってくれないだろう。

学者にとっての、何の地は、屋敷で完結しているのだ、恐らく。
静かでちいさな、ふたりの世界。出ていく己は、想像できない。
置いていけないものが、多すぎるのだろう。何せ此の男は偏屈で、見栄っ張りだから。]

(24) 2015/09/25(Fri) 18時頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── 少し前:ホテル ──

[ まるい瞳で、くるんと、
 珍しい声>>18>>19を、聞いて。

 ぱちん、とまばたき。]

 ── じょうず!

[ 自分がおとなにほめられるときと、同じように。
 おとなの真似事をしながら、背のびをして手をのばす。

 しゃがんでよ、と唇をとがらせた。]

 手が届かないわ

[ いい子。よく、自分が大人にそうされるように、
 背の高いひとの頭に、手を、のばす。*]

(25) 2015/09/25(Fri) 18時頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 18時頃


学者 レオナルドは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 18時半頃


【独】 学者 レオナルド

/*
ミスこれいがいにもめっちゃあるけどな…

(-4) 2015/09/25(Fri) 18時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── 現在:広場 ──

 この間はこの間で、今日は今日よ

[ 臆面なく、幼稚な理論を振りかざしながら、
 それでもけろりとした顔で、周囲に視線を巡らせて、]

 ── あ、

[ いた、と人混みに溶けてしまいそうな呟き。
 男に向けるでもないそれをこぼすのと、同時。

 前触れもなく、ぱっと男の傍を離れて、
 勢い良く、駆け出した。
 
 いつかと同じように。]

 ── オーレリア!

[ 今度は、その名を呼んで。**]

(26) 2015/09/25(Fri) 18時半頃

調律師 ミケは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 18時半頃


小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 18時半頃


信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 20時頃


【人】 信徒 オーレリア

 そうかも…?

[ 先生の言葉>>23に、曖昧に答えながら、
 一瞬、碧を見て。続いて視線は、足元へ。

 ついこの前、――まだ、本当に何も知らなかった頃。
 丁度捜している、外のおんなのこと一緒に、
 先生の元から離れ、走ったばかりだった、と。
 そんなことを、ふと思い出せば。
 
 ――改めて、時を止めていないおとなとの差を、
 たとえば、体力とか、年齢、とか。を。
 考えてしまったり、して。 ]

 ……、

[ 少しの逡巡の後、先生の手を、取ります。
 置いて、いかないように。 ]

(27) 2015/09/25(Fri) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 視線は再度、持ちあがり。
 人ごみの中、灰をきゅ、と細めて。
 遠くの方まで見渡そうと、ゆらり、移れば。

 それはきっと、良いタイミング。
 おとなに混ざって、ずっと下。鳶色の瞳の、あのこ。
 オーレリアの灰と、かちあって。 ]

 ――ゾーイ!

[ オーレリアも同時に、名前を呼びます。
 彼女が駆け寄ってくれば、先生の手を緩く引っ張って、
 ちいさなともだちに、笑顔を浮かべました。 ]

(28) 2015/09/25(Fri) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

 ――よかった。会えて、嬉しい。
 ふたりが捜してるって、電話がきて…、そうだ。
 シアター、…どうだった?

[ ともだちとの、そう。言うなれば、他愛ない話を。
 きっと、旅立っていくのだろう前に、せめて、と。
 
 ぽつ、ぽつ。
 慣れないなりに、紡いでいきました。 ]

(29) 2015/09/25(Fri) 20時頃

【人】 学者 レオナルド

[聖女の考えを知ってか知らずか、ふと取られた手、抵抗なく受け入れて、柔く握る。
置いて、いかれないように。

おとなの視界は小柄な影を探すには向いておらず、少女ふたりが瞳を合わせる頃、未だ気付けずに居た。
ぼんやりと、それとなく、街並みと其の先を金枠に映して。

──と、かるい足音が届く>>26
同時、聖女の名と"ともだち"の名、交差する其にゆるり、笑み。
引っ張られるまま付いていく。]

(30) 2015/09/25(Fri) 20時半頃

【人】 学者 レオナルド

[おんなのこどうしの、他愛ないおしゃべり。
聖女が紡ぐのを、微かに聞きながら。
一人駆けてきた少女の後ろ、青年が追いついて来ているだろうか。大変に良い外面の顔、青年に向けて。]

 奇遇なことで。
 また御会い致しましたね。

[一寸前に聖女がネタばらししているけれど>>29青年には、さて、聞こえていただろうか。
態とらしい言葉選びで再見の挨拶を。]

(31) 2015/09/25(Fri) 21時頃

【人】 捜査官 ジェフ

――少し前・ホテル――

 ……ありがとうよ。

[普段人前でなど歌わないから。
つい口ずさんでしまった気恥ずかしさと、向けられた率直な賛辞を持て余す。

しゃがんで、と言われて>>25しまえば、少し視線を彷徨わせてから膝を折った。

子供の頃に戻ったような、そんな気分がした。*]

(32) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

――現在・広場――

[都合のいいことを。
形の良い額を、人差し指で軽く小突いた。

こういう物言いをどこで覚えてくるのだろうか。
俺か。

と、キョロキョロと当たりを見回していたゾーイから小さな声が漏れた。
そちらに視線を投げれば、ああ。探していた二人がいる。

駈け出したゾーイの後を小走りで追いかけた。]

(33) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 ――そうですね。
 ああ、もう。驚きましたよ。

[裏なんて全く感じさせない笑顔を向けて、素知らぬ振りで言葉を向けた彼>>31に、一瞬苦笑いを浮かべて。

そしてやれやれと肩を落とした。
少しだけ気まずげに頬をかいて、そして出会った時のように頭を軽く下げる。]

 紹介してくれて、ありがとうございました。
 とても良いホテルでした。食事も美味しかったですし、景色も。
 それと、

(34) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[顔を上げて、悔しさと気恥ずかしさとほんの少しの戸惑いと、大きな好意を持て余すような困った表情が交じり合い溶けた複雑な表情を浮かべて、]

 驚いたんです。

[ボソリ、と拗ねるように呟いた。
少し嬉しい感情が大きすぎて、上手く表情筋に反映できなかった。*]

(35) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[フラフラと、あやふやな目的地しか持たない一人旅は気楽で。
それは同時に、深いつながりを捨て去る行為でもあった。
二人旅になれば、少女との繋がりは出来た。だがそれは、ほんの少し世界が広がっただけに過ぎなかった。

一食限りの付き合いは多く、その際に受けた好意もあったが、それよりも通りすがりにぶつけられた悪意のほうが何倍も大きい。

だからこそ。
共通点こそ少なからずあったけれど、一杯の珈琲を飲む間しか関わらなかった彼から受けた行為は、今までの経験をあざ笑うかのようなものだった。*]

(36) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 21時半頃


【人】 小娘 ゾーイ

[ きっと、ジェフもすぐに追いつく頃。
 きゃあと幼い歓声を上げて、
 落ち着かなさ気にその場で揺れたり、
 地面を蹴ってみたり。

 電話がきた、なんてことは知らなかったけれど、
 そんなことよりも、そう。シアターの話。
 話したい話題だけを拾うのは、得意なのだ。]

 ── そう!ほんとうに、すてきだったわ
 世界一かわいい女の子も、他のこどもたちも
 わたし、歌まで教わったのよ
 ユウガオって女の子、知ってる?
 あの子にもお礼を言いにいくの

[ そら、ひとつ、しずく。口ずさむ。
 やっぱり、こどもの歌い方で。]

(37) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 小娘 ゾーイ


 ねえ、そう、あのね、
 ゆきって、男の子にも会ったわ
 歌がじょうずだったの

 あなたの言っていた子でしょう
 あの子にも会いにいきたいの
 どこにいるか、わからない?

[ 続けざまに問うのは、そんな。

 パセリ、セージ、ローズマリーにタイム。
 ふにゃふにゃと口ずさむ。
 そちらは、ほんのうろ覚えだったけれど。*]

(38) 2015/09/25(Fri) 21時半頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ああ、良かった。
 いい思い出が出来たのならば、それは、嬉しいこと。
 歌を教わったのには、いいなあ、なんて呟いて。 ]

 ユウガオ――見たこと、ある。
 話したことは…ない、けど。

[ そう、それも記憶の向こう。
 確か、数少なく見に行ったあの日も、
 クラリッサと同じように、ステージに立っていました。
 永くシアターで歌う、おんなのこ。

 くる、くる。回る赤色の、異国の傘。
 ただ席に座る先生の隣、
 身を乗り出す勢いで、見つめていて。

 ―――そんなことを、思い出しながら。
 そら、ひとつ、しずく。
 ゾーイに合わせて、口ずさんで。微笑んで。 ]

(39) 2015/09/25(Fri) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ねえ、と。
 更に問われたなら、なあに?首を傾げ。
 聞かれるのは、あの、白く儚いおとこのこ。
 
 歌がじょうずだったの。
 そう言われたなら、でしょう!と。顔を綻ばせ。 ]

 ゆきは…、きっと教会に、

[ …言いかけて、はたと止まります。
 オーレリアの知っているゆきの居場所は、教会だけど。
 昨日、ゆきは教会に居ませんでした。
 
 大丈夫かな、今日は、いるといいな。なんて。
 そんなことを――もう、此処には居ないなんて、思わず。
 言葉を続けます。 ]

(40) 2015/09/25(Fri) 22時頃

【人】 信徒 オーレリア


 …教会で、讃美歌を歌ってると思う。
 それ以外の場所は、わたしは分からないの。
 
 もし、ゆきが居なかったら。
 神父さんが何処に居るか、教えてくれるかも。

[ 声色は少し、迷いがあったけれど。 ]

(41) 2015/09/25(Fri) 22時頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 22時頃


【人】 信徒 オーレリア

[ 答えた後、聴こえてくるもの。
 ゾーイが口ずさむ、今度は少し、うろ覚えの歌。
 
 ああ、それなら確か、と。言葉の端をかいつまんで。
 あのおとこのこが、教えてくれた、あの歌以外。
 歌っていたのは、ええと―― ]

 しんあいなるひと、…汝が、仕事を終えたとき。 

[ 手繰り寄せて、紡いでいって。 ]

 "――パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、
 私のもとへきて 私の手を求めなさい
 そのときこそ汝が私の真実の恋人"
 
[ こう?と。
 ゾーイに続けるように、歌ってみて。
 合ってるかな、なんて。不安になりながらも。
 鳶色を、見つめました。 ]

(42) 2015/09/25(Fri) 22時頃

【墓】 呉服問屋 藤之助

[くるり、と、涼やかな瞳が瞬く。>>+5]

そう、ゆきが先生だよ。
俺は、ゆきのように上手に歌えないもの。

[そう返せば、子どもの表情に、気を付けて見なければ分からないほどの小さな晴れやかさが戻ったか。
続く、教えてあげる、との言葉に頬が緩む。>>+7]

ありがとう、是非。
……でも、俺は、ゆきほど上手に歌えないから。
呆れないで、根気強く付き合ってくれる?

[美しい衣装は作れても、美しい旋律を奏でることには自信はなくて。
緩んだ笑みを僅かばかりに苦笑に変えて、そんなお願いをしてみるのだった*]

(+12) 2015/09/25(Fri) 22時半頃

意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 22時半頃


【墓】 意匠造形 シルク

[ 村の中を、藤乃と一緒に歩いて回る。所々に花が咲いていて、…はぼんやりと歩きながらそれを見つめた。
 パセリ、セージ、ローズマリーにタイム。
 ここなら、どれも見つかりそうだった。
 ここは、スカバラーの市だ]

(+13) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【墓】 意匠造形 シルク

[ のんびりと足を進めて、…は歌をうたいだす。誰に聞かせるでもなく、歌声は静かに風に乗る。
キネーンに居た頃の半分も客はいなかったけれど、それでも、…の歌声はタリンに居る方が、とてものびやかに響き渡った*]

(+14) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【人】 小娘 ゾーイ

 やっぱり、そう?
 きっとあとで、寄ってみるわ

[ 少女は、それでもけろりと、
 表情を曇らせることなどなく、
 ちらりと男を見上げた。
 寄らなきゃならないところが、またひとつ。]

 ── そう、それ!

[ ぱあっと表情を明るくして、
 またたいた鳶色は、また、あとに続くように、
 聞こえたままに、口ずさむ。
 そのときこそ、汝が私の真実の恋人。]

(43) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【人】 学者 レオナルド


 ──ふ、それはそれは、驚かせてしまい申し訳無い。
 気に入って頂けたようで、何より。また使ってやってください。

[紳士は頭を下げる青年に礼を返した。
少しの角度、腰を折って。
然して、姿勢を正せば彼の、複雑そのものの表情を見る。
暫く、その言葉の意味を考えてしまった。ぽかん、という擬音まではつかないものの、首を傾げる。]

 何か、他に驚くようなことが、有りましたか。

[心を察するなんてことが苦手なおとなであった。]

(44) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【人】 学者 レオナルド

[此の、男は。割かし即物的である。
恩、信頼、そう言ったものを金で買ってきたタイプで、借りなんか背負うものなら即形にして返した。。

今回、茶封筒の悪戯に関しては偶然ではあったし─もし、茶封筒が無かったとしても、名前にツケさせてはいたと思うけれど─ホテルの用意に関しても、オーレリアの"ともだち"、そしてその保護者足る彼への恩や感謝と言ったものをざっくりかたちにした、と、そう思っていて。

学者にとって。
聖女と己のちいさなせかい、其の変化の切欠となったのは、彼等との出会いだろう、と言う勝手に抱いた恩は、大きいものであった様。
そうか、厚待遇だったかもしれない、なんて、今さら。] 

(45) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【人】 学者 レオナルド


 ──恩返しなのですよ、ジェフ君、

[若い見た目に引っ張られて、君呼びであった。
下手したら己よりも長く生きている可能性もあると言うのに。
 人生の先輩風。

少しの思案時間、口を開けば、]

 貴殿方に出逢って、彼女は──オーレリアは、だいぶ大きくなりました。
 …此の、私も。気がついていなかったオーレリアの成長を、知ることができて。
 忘れていた古いやくそくも、思い出すことができた。

 ふたりでは、恐らく。
 世界は、狭いままでしたでしょうから。

[感謝の仕切りも、無いのです。
学者は柔い口調で続けた。]

(46) 2015/09/25(Fri) 23時頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── あと、これね

[ また、ぱちんと、またたきのあと、
 壊さないように、そっと取り出したのは、
 ちっぽけな、乾かしただけの押し花。

 それさえも、躊躇なく、
 つまらないものだけど、とも、
 迷惑じゃないかしら、とも言わず、
 からりと笑って、差し出した。]

 あげる
 押し花にしたの、しおりかなにかにして

(47) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[ そろそろ次の街に行くのよ、とまた、笑う。]

 いっしょに遊んだ"記念"に
 きっと、あなたのこと、一生忘れないわ

[ だからわたしのこと忘れないでね、
 と、はにかんだ。
 こどもの、無責任な約束。*]

(48) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド


 ──ですから、お気になさらず。

[此方は此方で、仁義はとおっているのです、なんて。
ちょっと大袈裟に押し通して見せれば、
にぃ、口角を吊り上げて、本の少し意地悪く、──今さら返せなんて言いませんから、と。
冗談一つ。]

(49) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

ええ。
 あの名前を他でも見つけたら。また。

[ここを出る、という意味合いも込めて。
けれど、確かにあのホテルは本当に良かった。また、機会があれば是非、と思うほどに。

そして彼が首を傾げれば、変な表情で固まっていた顔を動かし、苦笑の形へと変える。]

(50) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 宿代を聞いたら、もう払われている、と。
 根無し草をしていると、好意がより身に沁みるんですよ。

[彼に何かしたわけでもないから、なおさらだ。
あんな上等な宿を紹介してくれただけでもありがたいのに、宿泊費まで払われてしまっては。

自分の連れである少女が、彼と聖女の世界を広げた事はおぼろげに察したとしても、それがどれほどの意味を持つのか。
それを、知ることはない。]

(51) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 驚かされっぱなしなのも、癪なので。

[鞄の中から取り出したのは、きめ細やかな布で丁寧に包んだ物。
それを手のひらに置き、布を広げていく。
中から姿を現したのは、緻密な透かしが施された、銀に輝く栞だった。]

 以前、立ち寄った街で手に入れたものです。
 俺は、あまり本を読んでやれないので。使ってくれる人に渡したほうが、これも喜ぶでしょう。

[そう言うと、手を差し出した。
もし、受け取ってくれなかったとしても、押し付ける気で。

本自体は好きだが、荷物になることを考えると欲求よりも躊躇が勝る。
長くしまわれるよりも、本来の意図で使われたほうが、栞も本望だろうと。そう思って。*]

(52) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 俺が、直接何かしたわけでもないです。
 そう思って何かしたわけではないですから。

[自覚したものと、無自覚のままに受け取られた行為の差がありすぎるのだ。

短い間しか話さなかったが、きっと頑固なところもあるこの男は、きっと宿代を受け取ってはくれないだろうから。
――ほら、お気になさらずと、言う。

だから、これは。この銀細工の栞はお礼などではなく。]

 意趣返し、とでも思ってください。

[そう言って、微笑んだ。*]

(53) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/25(Fri) 23時半頃


【墓】 呉服問屋 藤之助

[そうして、ゆきの望み通り、散歩へと向かう。
旅の疲れと、楽園とはいえど慣れない地。
先程少しほんの少し陰りを見せた表情のこともあったから、少しばかりゆきの様子に気を遣いながら。

穏やかな空気に誘われたように、柔らかに、歌が始まる。>>+14
目を細めて、耳を澄ませた。
キネーンの街中でゆきが歌い始めた時には、攫われてしまうのじゃないかとさえ思ったけれど、今は自然と手の力を緩めることが出来る。
そうしても良い、と思えるだけの、安堵に満ちた穏やかな空間。

花の中、青空の下。
白い子どもの歌声が、伸びてゆく。]

(+15) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【墓】 呉服問屋 藤之助

[そんな穏やかな空間に満ちていたからか。
歌が止んだ頃に、ふと、尋ねてみる気になったのは。]

……ゆきは。
あの街、──キネーンを、どう思っていた?

[それはきっと、唐突な問いに聞こえただろう。

自分にとってタリンは楽園に等しい。
けれど、ゆきにとっても、そうであるのなら。
あの街は、あの社会は。
……あの世界は、ゆきにとっても、また息苦しいものであったのだろうか、と、そんなことを思ったから*]

(+16) 2015/09/25(Fri) 23時半頃

【人】 信徒 オーレリア

 良かった!

[ つられて、表情は明るく。
 歌うゾーイと、るらら、一緒に口ずさんで。
 
 ぱちん。瞬き、ひとつ。 ]

(54) 2015/09/26(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 瞬きの後、ゾーイが何かを取り出していたから。
 先生と繋いでいた手を離して、
 両手で、大切なものを扱うみたいに、
 それをそっと、受け取ります。

 何だろう、と。手に収まったそれをじっと見つつ。
 押し花、記念、なんて、聞こえてくる声と合わされば。
 …灰が、驚きと、
 それ以上の喜びで、大きく開かれました。

 何も知らない誰かからみたら、
 ちっぽけに見えてしまうものだったとしても。
 オーレリアにとって、これは。 ]

 わたし――、大切にする!絶対よ。
 ゾーイのことも、…ずっと、忘れない。

[ ――わたしの"ともだち"からの、贈り物。 ]

(55) 2015/09/26(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ はにかんだゾーイを、灰は映し出して。
 きっとオーレリアも、おんなじ表情。
 
 たくさん、たくさん。
 歓びと感謝の言葉を、紡いでいます。 ]

 ――あのね、ゾーイ。押し花、だけじゃないわ。
 あなたに会えて、いっぱい、分かったことがあったの。
 だから…本当に、ありがとう。

[ 先生のこと。オーレリアのこと。
 
 たとえ、ゾーイは知らなかったとしても。

 きっと、外から来た彼女と出会わなければ、
 オーレリアの世界はいつまでも狭いままで。
 何も知らないまま、ただ日々を過ごしていたから。  ]

(56) 2015/09/26(Sat) 00時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 言葉は、なおも続きます。 ]

 ね。…これから、たくさん。何処かの街に行って。
 もし――いつか、気が向いたり、運命のいたずらで。
 また、キネーンに、来ることがあったら。

[ 言いながら、片手でそうっと、押し花を持って。
 もう片方の手、小指をゾーイに向けます。
 ゆびきりげんまん、そんなかたちで。 ]

(57) 2015/09/26(Sat) 00時頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 00時頃


【人】 信徒 オーレリア


 …その時は、また。初めて会った日みたいに。
 一緒にレモンスカッシュ、飲もうね。

[ いつか、は分からない。
 そもそも、この広い世界。叶うかも分からない。
 
 たとえ無責任でも、祈る気持ちは本物な、
 こどもの約束を。 ]

(58) 2015/09/26(Sat) 00時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 00時頃


【人】 小娘 ゾーイ

 わたしも、
 この街で、あなたと出会えて、
 とっても楽しかったわ

 だから、きっと
 きっとまた、あなたに会いにくる

[ 灰色の瞳の奥を、覗き込むように、
 子猫のように目を丸くして笑う。]

 運命のいたずらなんかじゃなくて、
 わたしが、わたしの意思で

[ レモンスカッシュ。約束よ、と囁いて、
 ちいさな小指を差し出した。]

(59) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

【秘】 小娘 ゾーイ → 信徒 オーレリア


 いつか、世界の果て、
 しあわせの国を見つけたら、手紙を出すわ
.

(-5) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

[ 唐突な問いに、けれど、どこかでその質問を待っていたように感じながら、…はゆっくりと歌声を止める。
 タリンは楽園。ならば、キネーンは?
 …の中で、明確な答えはない。
 ――いや、本当は、ある。けれど、それを藤乃に言うには、まだ早いのだ。
 まだ、藤乃は”知らない”のだから]

(+17) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

 
 
キネーンを……?

[ そう言って、…は瞳を細めて、少し笑って見せる]
 
……ひみつ

[ しかしそれはあの、花が綻ぶような笑みではなかった**]


 

(+18) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[ 得意気に笑って、指きりげんまん、
 さえずるように、儀式めいたそれを交わして、

 くすぐったそうに、男を見上げて、笑った。
 おとなのやり取りも、終わる頃、だったなら。]

 ── それじゃあ、オーレリア
 さようなら、また会う日まで

[ 背のびをして、ジャンパースカートの裾を摘む。
 やわらかく、膝を折って、丁寧に一礼。

 と、次の瞬間、弾かれたように顔を上げて、
 弾けるように、笑った。]

(60) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── どうか、良き日々を!

[ 良き旅へと発つ少女から、
 日々を続ける友人へ。

 挨拶は、よく晴れた空に吸い込まれるように、
 どこまでも明るく、まっすぐに響く。**]

(61) 2015/09/26(Sat) 00時半頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 00時半頃


意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 00時半頃


【人】 信徒 オーレリア

[ ゆびきりげんまん、こどもどうしのやくそく。
 わたしの意思で、そう、レモンスカッシュだって。
 ――そんな笑顔と言葉を、信じて。

 小指に届けようと、手を伸ばし。
 
                  瞬き。 ]

(62) 2015/09/26(Sat) 01時頃

【秘】 信徒 オーレリア → 小娘 ゾーイ


 楽しみに、してるね。
 お返事も――世界の何処へだって、届けるわ。
.

(-6) 2015/09/26(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ オーレリアより小さな小指を絡め、
 数度揺らした手は、離れ。
 おとなどうしの話が、終わったのなら。
 
 そっと、押し花を傷めないようにスカートをつまみ。
 最後は、淑女同士の挨拶。
 
 そうして、きっと。ともだちと同時。
 ぱっと顔を上げて、朗らかに笑って。 ]

(63) 2015/09/26(Sat) 01時頃

【人】 信徒 オーレリア

 
 さようなら、
 また会う日まで――…良い旅を!

[ 世界の果て、はるか遠くの、緑の土地。
 あなたたちにとっての、しあわせの国が。
 どうか、見つかりますよう。

 そう、わたしの場所から、祈りを空に届けるように。
 ただまっすぐに、背を、見送ります** ]

(64) 2015/09/26(Sat) 01時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 01時頃


【墓】 げぼく ショコラ

[汽車に乗り、馬車を乗り継ぎ、舗装されていない道を歩いて。
目的地は聞いても分からないから、直前まで聞かないことにしているのが常。
キネーンでの思い出を、キネーンで得た物と共に、頭の中でなぞって。]

 せんせい、そろそろですか?

[そろそろ、というのは、移動の期間と先生の様子から、何となく察すること。
そわ、と所在なさげに馬車の中で背筋を正し。
眼前遠くへと視線を伸ばせば、集落が見えてくるか]

(+19) 2015/09/26(Sat) 03時半頃

【人】 学者 レオナルド

[聖女と少女のおしゃべり、やくそく。
其処まで、つと視線を下げて、ぱちり。
碧もまた景色を切り取る。金枠の向こう、瞬き。

聖女の手の押し花、栞にすれば持つかな、と、暫し眺めていれば。
青年の言葉に顔をあげる>>52
彼の鞄からはまるで思考を読んだよう、美しき銀の栞。
悪戯の"意趣返し"。そう言われれば受けざるを得ない。
片手で受け取って、透かしを眺め、]

 ──有り難う。
 私の蔵書も喜ぶでしょう。何時も栞も使わずに雑に扱っていますから。

(65) 2015/09/26(Sat) 07時頃

【人】 学者 レオナルド

[聖女たちのやくそく、叶えてやるのは、おとなの仕事。
ゆびきりげんまん、組まれた指に、]

 …また、是非。此の街に──キネーンに、いらしてください。
 旅に疲れたときも、旅が順調なときも。
 其のときは、必ず私とオーレリアが御案内致しましょう。

 こどもは、やくそくしてしまったようですから。
 おとなは、守ってやらなければ、ね。

[ゆびきりの代わり、また手を差し出して。
取られたならばぐ、と強めに握る。] 

(66) 2015/09/26(Sat) 07時半頃

【人】 学者 レオナルド

[絡めた指が解かれる頃、おとなもまた手を離して、
淑女の礼に並んで、紳士の礼。]

 貴殿方の旅路に天の恵みが有ります様。
 また、会う日まで。御機嫌よう。

[世界のはて、はるか遠くの、緑の地。
彼と彼女に伝説の地が訪れますよう。
聖女の隣、ちいさなせかいから、旅人の背に祈りを込めて。]

(67) 2015/09/26(Sat) 07時半頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 07時半頃


【人】 捜査官 ジェフ

[再会を約束する少女たちの横、
栞は持っていて欲しいと願った人へと渡った。]

 銀ですから、持つでしょう。
 使ってやってください。

[布を雑にたたんでしまい込む。
栞分の重さが無くなった荷物が随分と軽く感じるのは、
渡せた達成感によるものだろう。]

(68) 2015/09/26(Sat) 10時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 ええ、また来ます。
 珈琲を飲みに。会いに。

[一足早く、再会の約束を交わした少女達に少し遅れて、
大人同士も、また同じものを。

差し出された手を、力強く握りかえした。]

(69) 2015/09/26(Sat) 10時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[互いに手の力を緩め、離れ合う。
一歩下がって、手を腹のあたりに当て礼をした。]

 貴兄方の行路に、幸多からんことを。
 また、会う日まで。良い日々を。

[この地で育ち、この地で育った彼と彼女に、安寧と栄があるように。
羽を広げる事を知った彼女と、その羽に気付いた彼にそう願う。]

(70) 2015/09/26(Sat) 10時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 オーレリアも、元気で。

[小さな淑女にそう声をかけ、ゾーイに手を差し出す。]

 さあ、行こうか。

[あと少し、出会った人に挨拶をして。
そうしたら、また旅立とう。

最後にもう一度だけ、二人へと会釈を。
そしてくるりと踵を返し、もう振り返らなかった。*]

(71) 2015/09/26(Sat) 10時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

――教会――

[ゆきと藤乃に出会ったのはここだったか。
辺りを見回してみるが、彼らの姿は見えない。

ふと、通りすがりの人の会話が耳に届いた。

『ねえ知ってる?』
『ここに居た子、居なくなったんでしょう?』
『大人も一人、姿が見えないって』

もしかして、彼らも何処かへと旅立ったのだろうか。*]

(72) 2015/09/26(Sat) 10時半頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 10時半頃


【人】 信徒 オーレリア

 ジェフさんも、お元気で。

[ ずっと上にいるおとなを見上げ、笑顔のまま、一礼。

 おとなと、こども。きっと、ずっと一緒にいるふたり。
 手を差し出し、踵を返す彼と彼女を、
 瞳を細めて、送ります* ]

(73) 2015/09/26(Sat) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ 先生の隣、ちいさなせかい。
 一緒に別れを告げた先生へ、呟き。 ]

 ―――…先生、わたし。
 ともだちができて、良かった。

[ …ともだちと別れるのは、寂しいけれど。
 人混み、見送る背が消えれば、もう灰は追わず。
 
 隣の――オーレリアと同じく、
 きっと、そう、"ともだち"から、
 何かを貰ったらしい先生を、見遣って。

 碧を、じいと。 ]

(74) 2015/09/26(Sat) 12時頃

【人】 信徒 オーレリア

 …ゾーイと、ジェフさんと。また会う時には。
 わたし、ちゃんとおとなになれるかな。

[ 問うのはいつかの、未来の話。 ]

(75) 2015/09/26(Sat) 12時頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 12時半頃


【人】 学者 レオナルド

[人混みに紛れ、ふたつの背が消える。
見上げる灰に、視線を合わせ。銀の栞をぴらりとセカンドバックに滑り込ませる。]

 ──…そう、だな。

[ともだちができて良かった、
そう、繰り返す。聖女に同年代の友人ができたことか、それとも。彼のことなのかは濁した様な。]

 押し花、大切に取っておかなければいけないね。

[じい、と。灰色を見返しながら。]

(76) 2015/09/26(Sat) 14時半頃

【人】 学者 レオナルド


 おとな何てものは願わなくても成るものだよ。
 ──胸を張って立派な、ちゃんとしたおとなだと、言えるかは別だがね。

[見上げる聖女のプラチナブロンド、其にするり、指を通して。
そ、と、呟く。]

(77) 2015/09/26(Sat) 14時半頃

【人】 学者 レオナルド


 ──少なくとも、私は胸は張れない。
 

(78) 2015/09/26(Sat) 14時半頃

【人】 学者 レオナルド

[囁きは案外、人混みに通り、
溢れかえる若い姿のおとなたちの間に溶けて。
恐らくは尤も年を経た見た目の、己が言うのは皮肉だろうか。
今でも心の何処かの少年が疼くのだから、仕方がない。

ぽん、と、聖女の額に手を置いて、息を漏らすような笑い声。]

 ──次に会うまでにこの間の本位は読めるように成っておかないといけないな?

[なんて、結局意地悪な学者であった。]

(79) 2015/09/26(Sat) 14時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── 教会付近 ──

[ どうやら、少年の姿は見当たらないが、
 それならそれで、仕方がない。
 飛び交うささやき>>72を耳にすれば、ぱちり。]

 ゆきも、楽園を探しに行ったのかしら

[ ならしかたないわね、と肩をすくめる。
 背伸びしたしぐさで、男を見上げて、]

 これは、しばらく預かっておくことにするわ
 また、どこかで会えるかもしれないし

[ 世界はつながっているのだし。
 それでも、惜しむように、少し周りを見回して、
 男の袖を引いた。 ]

(80) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 小娘 ゾーイ


 行こう、ジェフ

[ 次はシアターね、静かに言って、
 また、軽い足音を響かせ去る。*]

(81) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

 [ 通される指、かけられる声に。
     くすぐったそうに、灰の瞳を、また細めて。 ]


 [ するり、指は離されれば。
    返事代わりの頷きと共に、ブロンドが一房落ち。
 
         人混みに良く通る 呟き。 ]

(82) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 ── シアター ──

 ── ねえ!

[ おとなの背の高さに合わせて作られた窓口に、
 よじ登るようにして、ノックよりも響く声。]

 ユウガオに会いにきたの
 大丈夫よ、ともだちだから
 あの子に言ってくれれば──、

[ また、渋い顔をする制服のおとなに、
 胸を張り、揚々と声をあげて、ぷつん。

 『あの子は辞めたよ 出て行ったんだ』

 予想外の返しに、言葉が途切れる。]

(83) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 そう……どこに行ったか聞いてない?

[ それでも、食い下がれば、
 めんどうくさげに『さあね』と一言。
 行列に溶け込んでいた女がひとり、
 割って入るように声を上げる。

 彼女がどれほどすてきな女の子だったか。
 二度と会えないことが、どれほど寂しいか。

 熱心なファンじゃないか、と、
 いつかの着物の女が知れば、笑うだろうか。

 また、知らぬ間の別れに、
 そう、と一言つぶやいて、
 男を見上げる。それも一瞬。
 声を上げた女と、制服の男と、
 最後に、また、傍らのおとなを見上げて、
 口を開く。]

(84) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア

 …………、

[ 少しだけ、視線を落とします。
 言葉を探す様に、暫し、躊躇った様子が、
 先生の碧に、映し出されたことでしょう。
 
 遅れて出される声。
 それでも。きっと声は、良く通りました。

 先生。と。
 ずっとそうしてきたように、呼んでから。 ]

(85) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 小娘 ゾーイ



 なら、これも預かっておくわ
 また、会えるかもしれないし

[ 世界はつながっているのだし。

 教えてくれてありがとう、おねえさん。
 最後に軽く手を振った相手は、
 一体何年を"おねえさん"として生きたのだろう。

 ぴとり、と、男の傍らに舞い戻って、
 大きな、大きな背を見上げて、言った。]

 探しものが増えちゃった

[ どこか、楽しげに。
 そろそろ行く?と囁いて、くるん、と瞳が揺れる。**]

(86) 2015/09/26(Sat) 15時半頃

【人】 信徒 オーレリア


 ――わたしは、胸を張れないあなたが好きよ。

(87) 2015/09/26(Sat) 16時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ぺち、小さな音を立てて。
 額に置かれた手を、控えめに叩きます。

 だって。
 たとえ、先生が胸を張れなかろうと。
 オーレリアはそんな先生のもと、育ったのだから。
 オーレリアは、ずっと幸せだったのだから。
 
 だから――そんなこと言わないで、なんて。
 知らないことが多いのに、
 無責任にも思ってしまうのは、赦されるか、どうか。 ]

(88) 2015/09/26(Sat) 16時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ゆら、ゆら。
 触れた先生の手を指先で取って、揺らして。 ]

 ――、なるもの。
 たくさん、読めるようになるわ。

[ 最後、意地悪なおとなの言葉には、
 視線を落とし、手に向けたまま。
 拗ねたように、呟きかえし。 ]

 …先生も。
 次に会う時は、もっと体力付けなきゃ。

[ もしかしたら。
 先生よりずっと、意地悪なことを言って。

 指先を離さず、次は、何処へ行くの?と。
 ようやく、ゆるりと顔を上げて。首を傾げました。 ]

(89) 2015/09/26(Sat) 16時頃

【人】 捜査官 ジェフ

そうかもしれないな。

[似たことを思った少女に頷く。
何処かに旅だったのなら、もしかしたらいつか。どこかで会うことも出来るだろう。

砂漠の中で一粒の砂を探すような確率かも知れないが、
けれどそれは決してゼロではない。

一瞬、少女と視線が交差する。

教会を背に、また歩き出す。
今度はシアターへ。ユウガオと、あの女性は居るだろうか。]

(90) 2015/09/26(Sat) 17時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

――シアター――

[受付の制服に聞くゾーイを、少し後ろから見る。

そして、制服の答えに少し目を見開いた。
彼女も、か。]

(91) 2015/09/26(Sat) 17時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[割って入る女性が、ユウガオのことを話す。
その言葉は何故か響かず、上滑りしていくようだった。
再びゾーイを視線が合う。

何を言おうか、と迷ううちに、ゾーイが口を開いた。]

(92) 2015/09/26(Sat) 17時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 ああ。
 あとで、押し花を補強できるような方法を探そう。

[そう、答える。

ユウガオのファンである彼女に軽く会釈をし、シアターを後にした。]

 旅する理由は、多いほうがいいさ。

[楽しげなゾーイの声につられるように。
少しおどけた声で。]

 心残りは?
 なければ、行こう。

[横に手を差し出して、問う。*]

(93) 2015/09/26(Sat) 17時半頃

【人】 学者 レオナルド

[少し、躊躇したような、聖女の姿を碧が映す。
プラチナブロンドに指を通し、額に置いた手寄りこどもの体温を感じる。
細く、靱やかな、おんなのこの髮。

先生。ずっと然して来たように、彼女は呼んで、

ぺちり、と手が叩かれて、継がれた言葉に苦笑した。
──苦笑、か、恥ずかしさに堪えるような、そんな表情。
されるがまま、手首の力を抜いて、ゆら、ゆら。]

 …君も、私も、
    けしておとなには成りきれそうもないな…?

 君はきっと、大きくなっても何処かは少女のままだろう。

[学者に、似て。
また、過去の聖女に似て。

否、もしかしたらおとななんて、そんなものなのかもしれない。]

(94) 2015/09/26(Sat) 18時半頃

【人】 学者 レオナルド


 ──そして、私にとってずっと、君は。
             "こども"のままだ。

[  親が、ずっと、親であるように。

照れたような微妙な表情のまま、学者は継ぐ。]

(95) 2015/09/26(Sat) 18時半頃

【人】 学者 レオナルド

[照れ隠しの意地悪なおとなの言葉は、拗ねた様な聖女と、
そして返った言葉に寧ろ痛い思いをして。

空いた手で額を押さえ、大きなため息一つ。
なんだろう、"筋とれ"でもすれば良いんだろうか。いまさら。
戻ってこない自分の時に思いを寄せた。]

 ──その頃には急に走り出したりしない淑女になっていておくれ。

[返した言葉のキレは、良く無かった。]

(96) 2015/09/26(Sat) 18時半頃

【人】 学者 レオナルド

[指先を捕らえられたまま、学者は少し、考えて。
教会は、仕事を投げ出している今、行く気はなく。
聖女を連れての挨拶は──こどもを卒業してからでいいか。

聖女の見上げた表情を見て、はたり。]

 ─そうだ、リボンを、
     新しいリボンを仕立てようと思っていたんだ。

 おとなは形に拘るものだからね。

[多分拘らないおとなも、いると思うのだけれど、学者の価値観。
黒い、天鵞絨のリボンに、刺繍を入れよう。
学者は懐中時計を示して、同じ模様を、と。伝えた。]

(97) 2015/09/26(Sat) 19時頃

【独】 学者 レオナルド

/*
>>94>>95
わたしの聖女がかわいすぎていきるのがつらい(意訳)

(-7) 2015/09/26(Sat) 19時頃

【独】 学者 レオナルド

/*
やりたいことりすと
・12歳のおたんじょうびに指輪をわたす
・リボンに刺繍をいれたい←なう!

(-8) 2015/09/26(Sat) 19時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ――こども。の、ままなのでしょうか>>95
 
 オーレリアは、おとなになろうと決めているから。
 不満、というか。反抗、というのか。
 そんな心が、ない訳じゃあ、無いけれど。

 …でも、育ての親である先生から見たら、
 オーレリアは、そんな存在なのでしょうか。 ]

(98) 2015/09/26(Sat) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ オーレリアの記憶には、幸か不幸か。
 実の"お母さん"も"お父さん"も居ません。
 
 知っていることは、きっと。血のつながると言う意味で。
 オーレリアと同じ様な容姿だった、ということと。
 
 そして、この世界の当たり前のまま。
 他のこどもに紛れ込んでしまう程、ぞんざいに。
 余所に、売られたということ。 ]

(99) 2015/09/26(Sat) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ だから、もし。
 
 お母さんとか、お父さんとか。
 "親"、という。
 こどもにとって大きな存在が、いるとするなら。
 売ってしまった、顔も知らない誰かよりも。

 オーレリアは、先生と。
 それから、遠い空。かつての聖女をそう呼ぶのでしょう。
 
 ただ、先生のことはずっと、先生と呼ぶだろうし。
 あの人も、聖母ではないみたいだけれど。
 こっそり、そう思うことくらいは、良いかな、とか。

 そんな、うまくつかめない"親"のことを。
 考えてみたり、して。 ]

(100) 2015/09/26(Sat) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ ぱちん。灰が瞬き。
 
 ゆら、ゆら。手を揺らしながら、
 こどもの頭でぐるんと考えたことは、
 掴めないなりに、案外、すとんと落ちて。 ]

 ――ぜんしょ、します。

[ 学者の"こども"らしく、それっぽい言葉を使ってみて。
 先生の返事の様子>>96も、あったのでしょうか。
 少しばかり、自慢げな表情を浮かべます。  ]

(101) 2015/09/26(Sat) 20時頃

【人】 信徒 オーレリア

[ さて、ころりと表情は変わって。
 首を傾げ、ブロンドと共に揺れたリボン。
 
 それが新しく仕立てられると聞いたなら。
 まだこどものおんなのこは分かりやすく、
 表情を明るくします。 ]

 …そういうものなの?

[ おとなへの第一歩。まずは形から、の様です。
 示された懐中時計の模様を、じいと見つめて。
 今度はまた、別の事を、ぐるんと考えます。 

 箱入りの聖女。
 キネーン事情については、残念ながら。
 知っていることの方が少ないのです。 ]

(102) 2015/09/26(Sat) 20時半頃

【人】 信徒 オーレリア


 ええと…仕立屋さん…?
 昨日の装飾品のお店は、きっと違うでしょう?

[ キネーンに、あった?なんて。
 またさらに首を傾げながらも、返事が貰えたなら。
 押し花を持っていない方の手で、先生の手を取って。
 
 置いていかないように、置いていかれないように、
 共に歩み始めるでしょうか。 ]

(103) 2015/09/26(Sat) 20時半頃

信徒 オーレリアは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 20時半頃


【独】 信徒 オーレリア

/*
ファザコンがすごいねおーれりあ…

(-9) 2015/09/26(Sat) 20時半頃

【独】 信徒 オーレリア

/*

こじらせすぎてなんかこう あの
いいのかなこれ(今更感)

(-10) 2015/09/26(Sat) 20時半頃

薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 21時頃


薬売り 芙蓉は、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 21時頃


【墓】 調律師 ミケ


 そうですね。地図を見る限り、もうすぐですよ。
 よく頑張りましたね。

[>>+19くしゃり、と、亜麻色の髪を撫でて。
少女の頭、青と黄の髪飾りが、穏やかな陽射しを反射して、キラキラと光っているのに、また、口角を上げた。

馬車に揺られて、そうして、たどり着いた場所。
複数の古い文献を掘り返して、照らし合わせて。
少し遠く、漸く見つけたその集落に、二色の双眸を向けた。*]

(+20) 2015/09/26(Sat) 21時半頃

調律師 ミケは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 21時半頃


【墓】 呉服問屋 藤之助

[問うてはみたものの>>+16、何処かで、不思議そうに首を傾げられるだけかとも思っていた。
きっとこの子は、歌さえあれば、あの街でも──"シルク"であっても"ゆき"であっても、そう変わりはしなかったのではないかと、心の何処かで思っていたから。
だから、返ってきた答えは予想外のもので、息を呑む。

ふつり、と止んだ旋律。
ひみつ、と、それだけの言葉を形どった唇が、笑みのかたちに歪む。>>+18
だけど、それは、なんだか、]

(+21) 2015/09/26(Sat) 22時頃

【墓】 呉服問屋 藤之助



[──ざあ、と。強い風が吹いた。]

.

(+22) 2015/09/26(Sat) 22時頃

【墓】 呉服問屋 藤之助

……ゆき、

[一瞬の風に煽られて、崩れてしまった髪が視界を邪魔して、顔を顰めながら払いのける。
急にあたりが陰ったような気がして、見れば、先ほどまで注いでいた日の光は大きな雲に遮られて。
それも過ぎれば、直ぐに光は戻ってくるのだろうけど。

どうしてだろう。
離してしまった手に、不意に焦燥を覚えた。]

──ゆき。宿に、戻ろう?

[そう声をかけて、ゆきに向かって手を伸ばす。
無理やりに掴むことが躊躇われたのは、先程過った小さな思考のせいか。>>+28
その手を彼が取ってくれるならば、安堵に頬を緩めて「帰りがてら、美味しいものでも買っていこうか」と微笑みかけただろう**]

(+23) 2015/09/26(Sat) 22時頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 22時頃


【墓】 双子 夕顔

――旅路――

[汽車に乗ったり、荷台にいるうちは、針仕事をしたり組紐をしたりと、幼いころに母に習った事柄を、思い出しては形にする。
 繕いものも、もちろんしたが。次第に、巾着や香袋、守り袋といった小物は、路銀稼ぎの手段にもなっていた。
 けれどはじめにねだられた巾着袋はまだずっと、手元に残したまま。香袋も一つ、芙蓉に贈った。
 引き出しが一つ、夕顔のものになった。]

いちかけにかけてさーんかーけてー、
しかけてごかけてはしをかけー、

[――作ったお手玉片手にうたっていることも、ままあったのだけど。
 こどもが歌をうたうことは、どの街でも多少の足しにはなる。]

(+24) 2015/09/26(Sat) 22時頃

【墓】 双子 夕顔

[「成長日記」を書く手は、結局止めることができなかった。
 生きた証なんて別に残っていなくてもいいと、芙蓉の言い分に納得はしていなかったのだけれど、あくまでわたしたちは親子でも仕事の関係でもなく、友人同士であるのだから、自分のやりたいことばかりを通して彼女のやりたいことを止めるなどというのはできれば避けたくて、それ以降癇癪を起こす事はしなくなった。

 代わりに、わたしも夜中にふいに目が覚めた時に、芙蓉との旅の記録を書くことにした。
 わたしが起きて、芙蓉が眠っている時にしか書けない日記。自分の言葉の拙さもあって、物書きの書いているそれとは比べ物にならない量だけれど、こっそりとそれは引き出しの奥にしまってある。
 芙蓉にはまだ、言っていない。]

(+25) 2015/09/26(Sat) 22時半頃

【墓】 双子 夕顔

[だから、早くやめてとは言うものの、やめてほしいと本気で粘ることはしなくなっていた。
 やめないのは知っているし、とうにお互い様だからだ。受け流されても、痛くも痒くもない。
 ただ、視界に映った光景は――痛いくらいに目を引いた。]

……!!

[手押し車が止まったのをいいことに、荷台を飛び降りるとこどもの影に向かって駆け出した。
 小高い丘の上、大きな木の根元。睦まじく遊ぶこどもの姿が、昔の自分たちと重なって、胸が締め付けられる。
 あのころのわたしたち、二人でいるだけでも珍しかったのに、それよりも多い数。
 大都市のキネーンでも見かけない様子に、興奮が収まらなかった。

 こどもが、こどものまま、平穏に暮らせる土地の存在が、確信めいてわたしの中で、膨れ上がっていた。]

(+26) 2015/09/26(Sat) 22時半頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/09/26(Sat) 22時半頃


【人】 小娘 ゾーイ

 ── ないわ!

[ 声高に、少女は跳ねて、傍らの男>>93の手を取って、
 くるんとターンしたときに、
 両の眼がたたえた、目映い光。

 たとえば、こどもの少ない世界でも、
 見つからない探しものがあっても、
 なにか、困難が待ち受けているとしても、
 "こども"の良いところは、きっと、
 "すてきなもの"を見つけることが、得意なことだ。

 男の手を引く。先を急かすように。
 いたずらっぽい瞳は、うんと先を見て、
 それから少し、"これから"について思いを馳せた。]

(104) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド

[少しばかり自慢気な、聖女の顔に器用に片眉を挙げて、
─何処ぞの誰かに似たような顔をしているぞ、
と、学者もまた何処か得意気に。

血が繋がっているから、親とは限らないと、此の聖女を見ていると思う。些細な仕草、表情、あのちいさなせかいで培ったものだったとしても、其は、確かに育ての親の鏡の様で。

血は、争えないというけれど。
この様な"空似"のことは、なんと呼べば良いのだろう。
彼女も、己も、その育ての親も、確実に血は繋がっていなくて、そういう意味では何処までも他人だと言うのに、"親"は親であり、"子"は子だった。

ころり、明るく表情を移す聖女の手を引いて、学者は歩む。]

(105) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[ これから、ともだちを探して、
 希望の国を探して、歌って、踊って、
 そうして、おとなになってゆく。

 手の中、脆い押し花をそっとくるんで、
 上機嫌に、男の先に躍り出て、くるくると回った。
 立ち止まる。]

 ── あ、

[ 勢いよく顔を上げて、叫ぶ。
 見つけた小さな心残り。大真面目な顔で。]

(106) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

 レモネード!

[ そんな、ちっぽけな、些細なことも、
 少女にとっては、一大事。
 そう急ぐことも、ないだろう。
 だって、人生は、永く、永く、続いてゆく。

 ぐい、と強請るように男の腕を引っ張った。
 おねがい!と高い声が、青い空に吸い込まれてゆく。]

(107) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[ 長い旅路の中、あと何回、レモネードをねだるのか、
 あと何人、ともだちができるのか。
 あのこたちには巡り会えるのか。
 この街に、戻ってくることはあるのか。

 何一つとして、今、わかることはないけれど、
 それも、まあ、いい。
 今日も上機嫌に、少女は行く。

 明日に望みをたくして。*]

(108) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 そうか。じゃあ。

[少女の手を握りしめ、歩き出す。

この先に何があるのか。何が起こるのかを知る術はない。
タリンがあるのかさえ、知らない。

それでも、歩き続けることに意味はなくとも。
渡り歩く中での出会いにきっと意味はある。

それは、少女の成長かもしれないし、出会った人の世界を広げることかもしれない。
自分の中でも、きっと変化はある。
それは、旅をしなければ無かったであろう出来事だ。

だから、結局タリンが見つからないとしても、全てに意味が無いと断じるのは間違っているのだろう。]

(109) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

 ……言っていたな。
 レモネード、だな。

[呆れたように苦笑して、スタンドへと向かう。
そしてグラス一杯のレモネードと、今度はアイスコーヒーを。

それを飲んだら、出発だ。]

(110) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 捜査官 ジェフ

[来た時にくぐった、門の前。
その前で一度立ち止まる。

そしてくるりと振り返った。]

 このキネーンに住まう人に、感謝と礼を。
 そして、栄えあれ。

[軽く会釈をし、再びキネーンの町並みに背を向ける。

そして、門の外へと歩き出した。*]

(111) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【墓】 薬売り 芙蓉

[彼女の目線と同じ先を伺えば、目にうつるものよりもさきに聞こえて来るのは甲高い声だった。

かなしいものもなく、たのしく、たのしく。
きゃらきゃらと弾けるような声は久しく聞いていなかった。

夕顔の声でも十分満たされた旅路の果てにみたのは、郷の景色にも見たことがないほどの子供の笑顔。]

 おや。
 まあ。まあ。

[その光景をみて、キネーンを旅つ前に酒場の男から聞いた話が過る。

 『こどもがこどもでいる。』

蕾が花開くのと同じように当然でなければいけない出来ごとが目の前に広がるまで、男の話が半信半疑でしかない事実に、今の女は気づかないのだけど。]

(+27) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【墓】 薬売り 芙蓉

 ……着いたのかしらね。

[その子供の中に、夕顔が混じっていく。

止まった時はゆっくり進みはじめた旅の果て。
彼女はこれから時間を刻んでいくに違いない。


それを目の当たりにした自分まで、走る事はなく。いつものように進み続けた道を歩く。その道は、彼女にしっかり続けるように、だけれども。]


[やがておいつけば、見慣れない手押し車に目が奪われる子供がいるだろうか。

なんだなんだ、と近づいた一人の子に、にっこりと女は微笑んだ。]

(+28) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【墓】 薬売り 芙蓉

 ……坊や、本は好き?
 何か読んであげましょうか。


[夕顔がこちらに戻りかけるのなら、気にせずに周りをみればいいと目で促す。
タリンについたからといって、そこがゴールではない、はじまりなのだ。

彼女が癖のように歌で金を稼ぐ>>+24様をみて、その才を朽ちさせる事はしなくていいのだと気づいたのはいつだったか。
歌は歌えなくとも、物事を伝えるのが才であるのなら、物語を聞かせるだけも悪くないと。

そうして、手押し車を止め、中から一冊の絵本を取り、読み聞かせるだろう。
自分のみてきたものの話を。]

(+29) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【墓】 薬売り 芙蓉

[平穏の中にもなにかがなければ結局人生なんて死んだままなのだ。

何かを知る楽しさが、誰かに伝えられれば。


子供の多い世界に溶ける少女を見つめながら、
冒険譚を1ページ、*開いた。*]

(+30) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 学者 レオナルド

 ─ 洋裁店・Ropa ─
[学者にしては珍しい、こじんまりとした店構え。]

[なんの捻りもないネーミングの、小さな店。
聖女の手を引いて、学者が此処を訪れるのはもう、10年振りくらいか。一度、聖女を連れてきたとき、何て未だオーレリアという名を与えたばかりの頃だ。その後は、写真で何となく説明して、要所での服は仕立てて貰っている。
例えば、3歳の御祝いのとき。例えば、誰かの結婚式にフラワーガールとして呼ばれたとき。

普段の服のほうが金をかけている節がある、良くわからないこだわりだった。それもこれも、此処の店主とそこそこの付き合いがあるからなのだけれど。
小さな店の扉、聖女を潜らせれば店主は怪訝な顔をしたろう。そして、数刻の後、ぱあ、と表情を輝かせて、]

(112) 2015/09/26(Sat) 23時半頃

【人】 小娘 ゾーイ

[ そうして、一杯のレモネードを得たなら、
 ぱたぱたと、小さな歩幅で、男を追って、
 それ>>111に倣うように、くるりと振り返った。
 スカートと、おかっぱ頭が揺れる。]

 ── またね!

[ ぶん、と振り上げた手といっしょに、送ったのは、
 感謝でも、称賛でもなく、そんな、身近な言葉。

 それは、出会ったひとびとに、
 食べ物に、建物に、街そのものに、
 あるいは、世界で一番かわいい女の子に向けて。

 はじまりと同じ、屈託のない笑顔で、
 少女は、男を見上げて、言った。]

(113) 2015/09/27(Sun) 00時頃

【人】 学者 レオナルド

[
 ──オーレリアちゃんだね!大きくなったねえ…
 ──覚えてないだろうねえ、ほんの、こんなときに初めてあったきりだからねえ!
 ──素敵なおべべを着て、今日は何の御要事?
 ──あの偏屈、私には写真しか見せやしない!

こういうのを、マシンガンのよう、というのだろうなあ、なんて。一寸遠くに考えながら。
時折言葉を挟んで黒いリボンに刺繍を入れたい、と取り敢えず伝える。
──リボンに、刺繍くらいだったらすぐにできるよ!、だ、そうです。

店主は他にほしいものは?と、聖女にのみ詰め寄っていて、仕立てるものが増えたとしても、其はそれで良いか、と。]

 ──驚いたかね?

[攻勢が少し緩んだ頃、学者はにたり、意地の悪い何時もの笑み。]   

(114) 2015/09/27(Sun) 00時頃

【人】 小娘 ゾーイ


 きっと、また、良い場所が見つかる気がする

[ そんな、当てずっぽうさえも、
 軽やかに、少女は声に出して、
 来た時と同じように、男にじゃれついた。]

 ねー、また、肩車!

[ 子猫のように、喉を鳴らして笑う。
 長い、長い旅になるかもしれない。

 それはきっと、希望に満ちた──*]

(115) 2015/09/27(Sun) 00時頃

小娘 ゾーイは、メモを貼った。

2015/09/27(Sun) 00時頃


【独】 学者 レオナルド

/*
ふとおもったけどフラワーガールなんて…いやきっと此方の人達の結婚式ならありうるか…ってすごい自己肯定してる

(-11) 2015/09/27(Sun) 00時頃

捜査官 ジェフは、メモを貼った。

2015/09/27(Sun) 00時頃


【人】 学者 レオナルド


 彼女はマリアの友人でね、結──白衣装を二組、作って貰うときに知り合った。
 腕は、確かだよ。君の"御祝い"の衣装は大抵此処のだ。

[其処らの棚に体重を預けて、ぽつり、ぽつり。]

 君も少しずつ挨拶していかないといけない。
 マリアの知り合いにも、私の柵にも。

 Aurelia de Torresと、して、ね。

[まずはマリアの知り合いのほうから、と、学者は語る。
そちらの方が学者自身の付き合いも長かったりする。過去の聖女に出逢ってからは、殆んど実家に戻ることもなくて。]

(116) 2015/09/27(Sun) 00時頃

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