89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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ラルフは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ナユタは掃除夫 ラルフに投票した。
チアキは掃除夫 ラルフに投票した。
クシャミは掃除夫 ラルフに投票した。
ラルフは水商売 ローズマリーに投票した。(ランダム投票)
トレイルは掃除夫 ラルフに投票した。
マドカは掃除夫 ラルフに投票した。
ローズマリーは掃除夫 ラルフに投票した。
露蝶は掃除夫 ラルフに投票した。
パティは掃除夫 ラルフに投票した。
ミルフィは掃除夫 ラルフに投票した。
ラルフは村人の手により処刑された。
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クシャミ! 今日がお前の命日だ!
2013/07/29(Mon) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ナユタ、チアキ、クシャミ、トレイル、マドカ、ローズマリー、露蝶、パティ、ミルフィの9名。
―5月6日、早朝―
町役場前には昨日よりも色鮮やかな顔写真入りの告知が貼られていた
『殺人容疑及びWWSへの感染を認めたため下記の者を処刑した事を報告する
――ラルフ・ブロムベルグ――』
『及びブロムベルグの証言により感染容疑濃厚としてトレイル・トイの身柄拘束を予定
容疑者を発見したものは速やかに機動隊への報告を願う』
(#0) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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―5月6日深夜、総合病院の一室―
[一瞬――その意味が理解できなかった。『トレイル・トイを感染容疑者として追っている』
分かってはいると、思っていた…思い込んでいた。こんな日いつか来るのだろうと、でも、それはどこか遠い未来の話で――頭が働かない。傷が、痛む。
何をするべきか、何をしなくてはならないのか。 自由に動かない頭と身体が恨めしい。 報告の為訪れていた隊員を押し退けるようにしてベッドから身を起こす。引き止める声が聞こえたが振り払う。 熱と痛みで覚束ない足元が恨めしい。走り出したいのに、ままならない。 壁伝いに病棟を歩く。 外へと――町へと向かって]
(0) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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/* 空気読みでクシャミにセットしたんだけど、おまかせにした方がよかったかな… 襲撃ロル回すべき?
(-0) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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/* 脱字_(:3 」∠)_ */
(-1) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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―回想・5月5日早朝、チアキ宅前― >>3:98>>3:99 [悲鳴にも似た告白を、ただ黙って背を宥めながら聞く。吐き出せるものは全て吐き出してしまえばいいと、こんなにも堪えていた彼の想いを、受け止めたいと。 肩口が温い水で湿ってゆく。 何故もっと早くに気付いてやれなかったのだろう。胸の内に苦く満ちる後悔を、もう二度と繰り返すまいと強く誓う。 失くしてしまった暖かな家族の形を、自分が与えられるとは思わないけれど、差し出せるものは全て差し出したい…だから、いつかもう一度、笑って欲しい]
……チアキ、俺が…いるから 俺なんかじゃ足りないの、分かってっけど、…でも、
[泣きすぎて枯れた声に緩く首を振った。感謝される事なんて、一つも出来てはいない。チアキに与えられたものはまだ返せてはいないから]
(1) 2013/07/29(Mon) 00時頃
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─5月5〜6日 深夜 路地裏周辺─
[少女達のやり取りの内容までは聞き取れない。──脳髄に響く、『仲間』の…確かに知った、その『声』。微かな溜息が咽喉を満たした。
なぜだか、痺れるような…ひどい苛立ちが腹の底から湧き上がり、ローズマリーと、…彼女と対話する一人の少女へと、薄らと目蓋を伏せた視線を夜闇から注ぐ。 ──なんでこんなにまで、人間臭ェ。…本当に、最悪の気分だ。 今宵は『彼女>>3:108』を、壊そうとそう決めた。眼前の『人間達』、…感染者の、己の、人としての感情を想起させる存在を、滅茶苦茶に踏み躙りぶち壊してしまいたい、衝動。それは、自身が感染者であるからだけでは、決してない感情で。
『仲間』の願いがローズマリーの生であるならば、せめて彼女を、眼前の『人間』を、 喰いちぎり、 たい]
[彼女が一人になったのは、いつの頃だったろうか。夜闇から不意に喰らいついた己の姿を、少女が認識できたかまでは知りたいとも思わなかった]
(*0) 2013/07/29(Mon) 00時半頃
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―5月6日深夜、市街地―
[トレイルの住むアパートの住所は調査済みだった。BOOメンバーの所在地を調べた際に興味半分、住民票を引き出したから。
まだトレイル感染容疑の住民への発表はされていない、そう聞いた。 出来れば彼が追手に気づく前に接触したい。
チアキだけを守ると、そう誓ったけれど、本当にままならない。 彼の力が必要なのだ。 それに…叶うならば少しの猶予を――彼の命にも。
身体が重い。痛みは酷く全身から脂汗が滲み出る。歩みは遅く目の前も霞んでくるけれど――ポケットへと手を差し入れて昨日の内に書き殴ったメモを握り締めて浅く忙しない息を吐き出し、止まりかけた足を前へと進めた]
(2) 2013/07/29(Mon) 00時半頃
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―回想・5月5日午後11時、裏路地―
>>3:108
[彼女から言われることに、聞きたくないと首を振る。だが止まらない言葉に、ふつふつと溜まっていたものが涙とともに決壊し、彼女の両手をつかみ溢れ出る。]
…いや。 貴方が動かないなら、私も動かない。 貴方を大事だと思う人が、貴方にそんなことをされて喜ぶと思っているの!? クーだって皆の大事な人なのよ!
[だって、私は喜べなかった。そうやって遠ざけられる度に悲しくて寂しくて。 『私を一人置いていかないで』 本当は、そう言いたいのかもしれない。もう出し尽くしたと思っていたのに、涙が溢れて止まらない。彼女の顔も見えなくて、下を向き必死に止めようとするが止まらず、どうしようもなくて両手で顔を覆う。]
私は、貴方が死ぬのも、食べられるのも見たくない…お願い。
[「そんな無茶はしないで」その言葉は形になっただろうか。彼女にとって大切な人が1人じゃないのは分かっている。これは我儘だ。でも、死んでほしくないのだ。]
(3) 2013/07/29(Mon) 00時半頃
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/* やった!墓下も灰ログあった! */
(-2) 2013/07/29(Mon) 01時頃
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―5月6日深夜、市街地―
[──『そいつ』を、食い千切り、踏み躙る事はできなかった。その事実に、腹が煮える様な苛立ちは増し、同時になぜか脳髄の隅で何かが小さな溜息を落とした。本当に小さな、…何かに安堵するような、それでいて、この『どうしようもないクソ溜め』に、また一人、今度は自らの手で招き入れた事への嘲笑にも似た──、
食い千切れなかった。餌にはできなかった。それだけ理解できれば、それ以上その場に踏み止まる理由もなかった。 一瞥すらせず、新たな産声を上げるだろう『仲間』から背を向け、口唇に付着した血液を手の甲で拭い、緩りと舐め取る。…その甘美なにおいには、確かに後ろ髪は引かれていたのだが]
(4) 2013/07/29(Mon) 01時頃
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>>2 [夜闇に紛れ、己の狭い根城への道を歩む。だが、足取りに隠れ潜むような気配はない。まるで昼日中の繁華街を歩むような、己を虚飾し、敵など恐れぬと言い放とうとするかのような、そう見せる為のような緩とした大股の歩み。
口端に薄く残った血雫を隠そうとすら、最早せずに。それでも、夜が…病への人々の恐れが己を護ってくれたのだろう。誰に見られる事もなく、辿りついたアパートの入り口に近い壁際、確かに見覚えのある背を見止めた瞳が、…ゆっくりと瞬き、薄まった]
──、…………ここで、何、してんだ。…クソ犬コロ。
[沈黙。暫しの間の後、止めていた足を再度緩と彼の元へと…彼の数歩先に距離を取った位置までと踏み出しながら、長い──溜息のような呼気と共に、声を放った]
(5) 2013/07/29(Mon) 01時頃
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―回想・5月5日早朝、チアキ宅前― >>1 [小さく震えた…、ゆっくりと身体を離して真っ直ぐに瞳を見据える]
ナユタが…生きていてくれるなら…それだけでいい。もう、俺にはナユタしかいないって思ってたけど、そんなの関係無く…
[ナユタの上着へ手を伸ばす。触れるのに躊躇いを見せ、それでも正気を保ちたいと自分を照らす光に縋り付く。伝えたい言葉があった、一生言わないでいるつもりだった言葉。どうしようもなく、今、それを伝えて置きたかった]
俺が俺で居られる間に伝えさせて
………好きだよ。小さな頃からずっと好きだった。
[自分勝手に伝えてしまった事に上着を掴む手が揺れる。暗闇が近付いて来るのが分かった。もう少し後一言だけ、…願う想いは唇を滑らせる]
…ナユタは…俺が…守る、から…
[辺りを覆う黒の中、一筋の光に向かって告げると…意識を手放した]
ー回想終了ー
(6) 2013/07/29(Mon) 01時半頃
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―5月6日深夜、市街地― >>5 [一歩、踏み出す足が鉛のように重い。痛みに喘ぐ息を整えようと、手近な石壁に額を押し当て呼吸を繰り返した。自覚出来る程に熱の上がった身体に、夜気に冷えた無機質な感触が心地良い。 息を継ぐ度に頭へと響く耳障りな呼吸音の中、遠く静かに響く足音に、顔を上げた。 たった数日ぶりなのに、おかしいくらい懐かしく思える彼の姿。夜目にも鮮やかに口角を彩る赤に、ああ、と、ただそれだけを思った]
――あんたの事、待ってたんだよ、トレイル つーか、怪我人なんだから、もっと労れ…ッつーの
[傷を固定する包帯で釣り上げた腕の上から一枚シャツを羽織っただけの姿は、己の状況を相手にも伝えるものだろう。
右手のみで身を起こし、無造作に身体を捻る。壁に掠った肩の痛みに目を眇めながらも、努めて軽く、右手をひらりと振ってみせた――強がりのように]
(7) 2013/07/29(Mon) 01時半頃
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―5月6日 深夜 市街地―
>>7 [夜闇の中、遠目には明瞭には見えなかった、彼の姿。明らかに負傷を抱えた体をこちらに向け直す格好に、瞬間眉根が寄り、──ッハ、と嘲るような呼気を漏らして表情を崩した。薄ら残っていた血液に、今更気付いたように舐め取り、唇端が皮肉気に上がる。ほんの数日前、彼に向き直ったその時から何も変わらぬように]
…俺を? 熱烈な告白でも、してくれんのかい? ──怪我人が、こんな時分にまず何してんだ、っつーな。…、良い『餌』だぜ?……ナユタ、
[数歩、離れた距離。それ以上を己から詰める事はしない。耳上の頭皮に、浅く埋めた指が髪を掻き。名を呼んで、彼を見遣った瞳をゆっくり細めさせ。犬歯を見せつけるようにして、嘲笑った]
帰れ。今すぐにだ。 テメェの大事な奴らの所に、ケツまくって逃げ込んじまえや、クソ野郎。
(8) 2013/07/29(Mon) 02時頃
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ー回想・5月5日14時過ぎ、第二封鎖線配給所付近ー >>3:101 [ナユタが撃たれた、という情報を聞くとマドカは目を見開いた。]
ナユタ君が撃たれた!? 無事なんすか…!?
[チアキを見る限り、事態は一刻を争うようだ。彼は進行方向を気にしており、今にも走り出しそうな表情を浮かべている。]
私も連れて行ってください!
[チアキは断らなかった。マドカは急いで、自転車の後ろの席に横向きに座ると、片手をチアキに回し、もう片方の手で荷物が落ちないよう、しっかりと抱でだきこんだ。
マドカの脳に兄の姿が浮かぶ。昨晩、薬と食料を与えておいた。あまり遅くならない限りは持ち堪えるはずだ。
ナユタが重症だった場合も、これがナユタに会える最後のチャンスになってしまうかもしれない。マドカ目をぎゅっと閉じる。いや、大丈夫だ。ナユタはきっと軽症だろう。そのときはナユタの安全を確認してすぐ帰ればいい。マドカは不安を誤魔化すように、荷物を強く抱きしめるのだった。]
(9) 2013/07/29(Mon) 02時半頃
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―回想・5月5日早朝、チアキ宅前― >>6 [腕の中の震えと離れてゆく温もりに微かに眉根を寄せた――けれど、目前にある瞳に映る色を確かめるように、顎を引いて彼の目を見返す。こんな風にチアキを見詰めた事は、多分初めてだろうと思いながら]
…馬鹿…、なんだよ…それ、
[惑う指先の上からそっと掌を重ねて撫でた。いるだろ?友人も、同僚も…明るいお前を慕う人間だっているだろうと、思う心の中、否定する声も聞こえる。 多分、そんな事ではないのだろうと]
…………チアキ、俺…、……お前は、どうなったってお前だ、って、変わっても、変わらなくても、俺にとってチアキは、チアキだ、
[告白の言葉は意外な程にストンと、胸の中落ちた。 知っていた、様な気もする。チアキの向ける好意が友情とは異質な何かだという事、そこに付け込んできた事も。 ――そしてナユタ自身の中にも少なからず独占欲がある事も。 チアキを守りたいと言った少女を想う。その時胸に芽生えたあの嫌悪感を。名前をつけるにはまだ形を持たないその感情を]
(10) 2013/07/29(Mon) 02時半頃
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[俺もだ、と安易に伝えれば嘘になりそうで、彼の望む言葉を返せない自分が不甲斐ないから、せめてもと、今ここにある思いを口に乗せ、揺れる手を支えようと重ねた掌を肘まで滑らせた所で――彼の身体がぐらりと傾いだ]
――ッ!チアキ!?
[不意に崩折れる身体を片手で引き上げ胸元へと凭れ掛からせて、改めてその疲労の色濃い顔を見詰めた。 一人で抱え込んで――多分泣けもしなかったのだろう、と。幼い頃からそうだった。本当に辛い時程涙を見せなかった。
守りたいのは俺なんだ、と伝える事は出来なかったけれど、誓いは胸の中にある。 背を抱き膝裏を掬い上げて意識をなくしたチアキの身体を抱き上げる。多分、これが、俺が背負うべき重みだと、痛いくらいに想う。
足を踏み入れた室内は昨日同様に寒々しい。この部屋でチアキは一人何を想っていたのかと、切なく込み上げる雫が彼の顔の上へと数滴、溢れた]
(11) 2013/07/29(Mon) 02時半頃
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チアキ、行ってくる――必ず戻ってくるから お前を一人になんか、しないから
[ソファへと脱力した身体を横たわらせた後も、離れがたい思いを振りきれずに膝を付き彼の傍らでその顔を見詰める。窓から差し込む陽光しがまるで急かすかのように明るさを増すのが憎々しい。
苦しげな呼吸がやがて穏やかな寝息に変わった頃に、漸くナユタは立ち上がった。もう一度だけ、と彼の顔を見下ろし、そのまま屈みこんで顔を寄せ、涙の跡の残る眦にそっと唇を掠めさせる。 無性に触れたかった。 その想いに名前をつける事は、まだ出来なくても――触れたかった]
―回想終了―
(12) 2013/07/29(Mon) 02時半頃
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[ナユタが、この場所にいる。このような体をおしてまで己を探す、理由──。──ラルフの『声』の記憶が、脳裏を過ぎった。彼は、人として死ねぬその前に…恐らくは、人として生きる事を選んだのだろう。 俺を売りやがる事で。そう、胸中で呟き、怨むと言った筈の相手に…しかし刹那湧き来たのは、愉悦にも似た感情であった。無論、酷い苛立ちも同時に伴うものではあったのだが。おかしくて…下らなすぎて、反吐が出そうだ。
どこまでテメェは、『人間臭ェ』化けモンだったんだ、このクソったれ。
この手で、彼をぶち壊せなかった事が、至極残念でならなかった。どこまでも化け物らしく、──恐らくは最期の時まで人間だとでも言いたげに振舞った、彼を]
──ラルフ。テメェ、やってくれたなァ。…っはは、……クソ野郎が。墓の中で、もう一回死んじまえ。
[思念になった囁き。至極勝手に過ぎた暴言が、…亡霊に届くか否か。そこまで己は意識はまだしていない]
(*1) 2013/07/29(Mon) 02時半頃
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─回想/5月5日 PM11時─
>>3:*18 …この『声』。……パティ、ひょっとしてアンタか? [僅かな思考の沈黙。低く囁き訊くような思念を飛ばした。それは半ば、確信しての問いではあったのだが]
アンタも、そうか。化けモンにね──、……弱味。大事な奴、…そう言い換えても良いがな。 こういう言葉は、嫌いでね。人間臭くて堪んねーぜ。ははっ…、 ─…アンタにそこまで言わせるたァな。ローズマリー、…どんな女か興味は湧いたがね。喰えねェなら、一緒か。
[問いに、また暫しの思考の途切れを挟んだような間を開き。緩と、まるで溜息をついたような思念の揺らぎに、嘲笑めいた色が混じった]
……もう、とっくになってるぜ? 選んで、殺した。意図したなら尚更なァ。…化けモン以外の何だって言うんだ?まだ、人間様だとでも? ──ふ、はは…、……化けモンになら、それこそ似合いの末路だわ。なァ、そうだろう? [答えは、返さなかった。ただ、相手にはふざけたように響いたかも知れぬ声を囁いて──交換する意識の気配を薄れさせた]
(*2) 2013/07/29(Mon) 03時頃
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―5月6日 深夜 市街地― >>8 [今の『彼』と会話したのはたったの一日、それだけなのにうんざりする程見慣れた表情に、何故だか笑いが込み上げてきた。肩が揺れる度に傷口が痛む、けれどそれすらも構わないと小さく声を立ててナユタは笑った]
愛してるぜ、トレイル、って? あんたのそういう所、嫌いじゃないって思えてきた ――……だろうな…感染者『トレイル・トイ』 夜が明けたらあんた、お尋ね者になるんだとさ……だからその前にあんたに会っておきたかった
[傷口を庇いながら壁から身を起こして一歩、彼の元へと足を踏み出す。 剥き出された犬歯には未だ薄く朱が残っていたのに、不思議な程に恐怖は感じない。威嚇のようなその表情と裏腹に距離を置いたままの彼は、これ以上ない程に彼らしく思えたから]
ふざけんな、何の為にクソ痛ぇの我慢してこんな所までお前の顔見に来たと思ってんだ つーかな…あんただって『大事なヤツ』なんだよ 死なれたら困るんだ、覚えておけ、このクソ野郎!
(13) 2013/07/29(Mon) 03時頃
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[例え守れはしなくとも…それでもその死は耐え難い。 やっぱり自分は我儘だと胸中で自嘲しながら叫びを叩きつけ、煽るような言葉に――その癖自分を襲う気配もない彼に苛立ちを抑えこむ事が出来ず、右手でその胸ぐらを掴み上げた。
負傷した肩が引き攣れて、痛い、耐え難く疼く。定まらない足元とふらつく身体、けれど瞳だけは真っ直ぐと彼の瞳を見据え]
…頼み事があるんだ あんたにしか頼めねぇ
(14) 2013/07/29(Mon) 03時頃
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ー回想・5月5日14時過ぎ、第二封鎖線配給所付近ー >>9 …分から、ない…
[ゆるゆると頭を振る。不安の波に飲まれそうになるのを必死に耐えた]
うん…、スピード出すから振り落とされない様にしっかり捕まってて。
[自転車の後ろが軋んだと同時に腰に回された小さな手。その手の温もりに僅かに冷静さを取り戻した。振り返らずに少女に言葉投げ掛ける]
……、
[それから言葉発せずに町中を自転車で擦り抜けて行く。今朝の出来事が脳裏を過ぎった。守るって…言ったのに…、悔しくて情けなくてハンドルを持つ手に力が込もる。
暫くして目的の病院前に着くと受付で聞いた病室へと向かった。少女と共に病室の前まで来ると扉をそっと叩く]
(15) 2013/07/29(Mon) 03時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>15 [思索を続ける程にすぐには動けない身は疎ましく――気付けばうとうとと微睡んでいたらしい。浮遊する意識を引き上げたのは小さく響くノックの音だった]
――……どうぞ。好きに入って貰って構わねぇよ
[病室の周囲は隊員達が見回りをしている手筈。不審者ではないだろうと思い至って眠気にぼやけた声を返した。
殺風景な部屋の中にはパイプ椅子が一脚と古びたサイドテーブルが一つ。それに備え付けの冷蔵庫。空になった点滴台がベッドの左側へと置かれるのみ。
右肘をマットレスへとついて上体を起こすと、肩へと走る焼けるような痛みに眉を寄せた。やはり鎮痛剤の効き目は十分ではないらしい――傷が予想外に深くまで皮膚を抉っていたから、というのもあるのだろうが。 詰まる息を吐き出して痛みを散らし、来客に備えて枕を背に入り口へと視線を向けた]
(16) 2013/07/29(Mon) 03時半頃
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―5月6日 深夜 市街地―
>>13 [やおら響いたのは──微かな笑声。不可解さに、思わず口角から作る笑みの形が薄れて、緩りと顰めさせた顔を一瞬、息を吐き出すように俯かせ]
──冗談じゃねェぜ。嫌われた方が、随分『マシ』だ。
[感染者。…彼の口が紡いだその言葉に、漸く薄ら口端に笑みを引き戻し。半眼を、ねめつけるように、…見るからに無理を隠せない癖して、己の元へ踏み込む彼へと送って]
──アンタの顔見た時点で、予想はしてたさ。ラルフの野郎が、…やりやがっただろうっつーのもな。 会って?このクソうぜえ『化け物』風情を、アンタがぶち殺してやるとでも?──
[相手の。傷をおしてまで己に会いに来たと言う青年の、本心までは推し量れずとも、察する事ぐらいは己にとてできた。その上で、彼を突き放し踏み躙る言葉を、ゆがめた口元から吐き捨て……胸倉を掴まれたのと共に、思わずに少し口を閉ざした]
(17) 2013/07/29(Mon) 04時頃
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>>14 [眼前近くにまで迫る双眸、──微かに、敏感になった鼻腔を擽る傷口からの…血の気配。 意図せず震えた唇が開き、ナユタの顔傍、彼に喰らい付きそうに揺らぎ、…目端に力が揺れ篭り、唇を己で噛み締め、顔を背けた。呼吸が震え、どのような衝動の中でも消えきる事のない理性が己を嘲笑う。 両腕を伸ばしかけ、しかし無意識が彼の傷への躊躇いを生んで、右腕だけが半端な位置に落ち。左掌が、青年の右肩をきつく掴んで]
──ッ、…。 ふざ…けてんのはテメェだろうが、クソナユタが! 喰い殺すぞクソがっ!嫌なら、とっとと──、…、……なん、だよ。…頼みごと、だ?
[この上で。…何をできるとでも言いたいのかと。苛立ちで、今は理性を保たせ、歪ませた双眸がナユタを見返し、腕の力が僅かにゆるんで]
(18) 2013/07/29(Mon) 04時頃
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―回想/5月5日15時頃 町役場前広場―
[配られた町会便りの号外、投票用紙を握ったまま辺りの人間に紛れるように広場へと辿り着く。身に纏うのは今日も洋装――黒のロングスカートに少しゆったりとしたシャツ。 女装に別段拘りはない。穏便に入手出来たのがほぼ女性物だったというだけの話、と知人に合えばそのように嘯くだろう。
改めて紙面に乗る名前を視線でなぞる。 店で掃除をしてもらった時の何気ない会話と共に、商った薬がぼんやりと脳裏に浮かぶ。 彼に渡した薬が彼の目的に沿ったのか、効果として満足を与えられたのか……それを確認する術は、ない。
投票が始まってから、自分は何も選択していない。 ただ状況により決められているであろう、明日の処刑者の名前を紙に書いているだけ。だからこそ何かに苛まれる事なく過ごせているのかも知れない。
――自分も、結局我が身が可愛いだけなのだ。
記名を済ませた投票用紙を箱に入れた帰り道、誰も居ない路地を歩みながら独りで自嘲気味に口角を吊り上げた]
―回想終了―
(19) 2013/07/29(Mon) 09時半頃
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―回想/5月5日夕方 「三元道士」店内―
[店に戻り着替えと化粧を直した後は、店を開けた。 感染症に対しては知らぬ存ぜぬを繰り返し、半ば追い出す様に薬の処方を断る。 胸はざわついたものの数をこなしていくうちに段々と、そのざわつきも気にならなくなってきた。――疲労は溜まるが。
自らの指定席である長椅子に座して密やかに溜息を落としている所に扉が開かれればゆるりと視線を投げた。 可愛らしい少女。何処か既視感を覚えてじっとその顔を見つめる。そんな自分の視線を意に介す事無く真っ直ぐ此方に歩み寄り、薬包を差し出されれば首を傾げながらそれを受け取る。 それは数日前にナユタへ処方したもの――否、「拾ったガキ」と言っていたか>>1:109。それを持っているという事は、目前の少女がその拾われた子供なのだろうか。 と、彼女の声を聞いたところで漸く以前来た少女と今の少女が結び付く]
マドカ、だったカナ?ナユタのトコの子で合ってル? ンー…マドカはあとこノ薬は飲まなくテ大丈夫ヨ? 強い薬だかラ、飲みすぎモ良くないシ、ネ。
[妙に真剣なその瞳に何かを感じない訳ではなかったが、柔らかく笑ってやんわりと拒否を示して少女の顔色を窺った]
(20) 2013/07/29(Mon) 09時半頃
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─回想/5月5日深夜2時 「三元道士」─
[光を見ていた瞳は直ぐに闇に慣れる事も出来ず、光から遠い彼>>3:107も、何処かぼんやりと闇に紛れて見えて。ただ変わらない挑発的とも取れる笑みは、自分が知る相手と変わりが無い様に見えて]
……それハ食べられテって事?ワタシがそう簡単ニ食べられソウに見えル?美味しそウかモ知れなイけド♪ …マ、何処かノ誰カさんガ古風な事ニ、熱烈な恋文ヲ置いてッテくれタからネ。どんな奥ゆかしイ人なのカ見なイと死ねナイと思ってネ。
[言外で自分は感染者ではないと示しながら、くつくつと喉奥で笑ってから、にまりと更にその笑みを濃くする。常の応酬を半ば無意識になぞりながら、解り切った差出人――書置きの本人を視界に据えて]
トーイに言われたクないヨ。何処カの国でハ勝手に家に入ったラ撃ち殺されてモ文句は言えなイ、ってトコもあル。 ……無用心だヨ、トーイ。それとモ穴を増やされルのガお望ミ?
[降ろしていたもう一方の手を持ち上げて眼前の青年――その眉間に狙いをつける。ばん、と銃声をやる気の無さげにも真似て、示指の先にある彼の顔を眺める。徐々に闇に慣れていく瞳孔は彼の表情も少しづつ捉えていく]
(21) 2013/07/29(Mon) 09時半頃
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/* 冷静に「死にたがり」設定なのかなとか今更考えてるCO いやなんかあんま言語化できてないくせに動かしちゃってた!てへぺろ!
死にたいよねー。死にたいかなー。生きたくもあるよなー。 当初単にベタ設定つけただけのつもりだったんだけど、どうすっかなー、いやまじ人間のまま吊られんじゃねーのと思ってたのww
(-3) 2013/07/29(Mon) 11時頃
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―5月6日未明 「三元道士」、自らの私室にて―
[店内の家具とは対照的にこの地へ来てから用意した簡素な家具、その中の椅子に座って机へ向かい静かにペンを動かしている。手元には一冊のノート。元々纏めていたもの>>1:98を改めて新しいノートに写し、5月1日からの日記――自分が聞いた情報や関わった人物について細かく書き示してある。 其処に昨日を書き留めていく。大した成果も無くただ疑心に苛まれる人々の様子を記していけば、改めて現状を認識して自然と表情は翳る。
日記を書き終えれば、一度だけ最初から最後までページをぱらぱらと送り。最後のページ、切り取られた一枚の名残に暫し視線を止めた後にノートを閉じて。そのままそれをビニール袋に入れて冷蔵庫の中、引き出しの一番底へ置き湿布薬等をその上に乗せた。
言伝はしたものの、彼が見ても結局何も意味は無いかもしれない。それでも自分が死んだその後、あの弱い青年が生き残る為の力になりたかった。 自分が発症すればこの準備も全て無駄になるのだが、保険は多いに越した事はない。
そうしてまた独り、暗い店内で蝋燭だけを供にして夜を過ごす。 ――鍵は、かけない]
(22) 2013/07/29(Mon) 11時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/07/29(Mon) 12時頃
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─回想/5月5日 深夜2時 薬屋「三元道士」─
>>21 [耳孔を密やかに擽るような笑い声が、心地好い。──こんな、全てが嫌になる夜でも。 己の生きていた、…この為だけにも『まだ』生きるに値するとそう、どこか感じていた筈の「現実 」のにおいを確かに嗅いで、頭の芯が、眼球の奥底がざわつく。瞬きを一度、そして視線が彼の元を逸れ、小さくも眩しい灯りに向かった。己が刻み見せた表情は変えようとはせず、しかし笑んだような形は薄らと剥がれ落ち]
…、アンタに、会いたかったんだ。
[掠れた低声が、呼気のような呟きになって落ちた。ああ、と微かな溜息が、自嘲に零れ、顎を思い出したような仕草で煽るかの如く、上げ見せ]
──…見えねーな。喰われたって、簡単におっ死ぬタマじゃァねえだろ?…なァ、 「俺を殺す準備」はできたか?
[恋文。その示すものは明らかで、己も瞬間緩りと…尖る犬歯を、まだ白く、そこには血色を刻んでいない歯を覗かせて僅か笑いを引き戻し見せた。囁きの問いは、どのような意味で彼が捉えても、…構わないと]
(23) 2013/07/29(Mon) 12時頃
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…すぐには逝けねー穴なら悪くねェよ。 アンタが開けてくれんならな。
[痛がりなのだと、嘗て言った言葉を彼が覚えていたかは知らない。『撃たれた』眉間、両目の上から掌で覆い。口元の表情はそのまま、再度の溜息がひっそりと落ちた]
──ああ。…来るんじゃ、なかったわ。 …ヤっちまいたくて、…仕方がねェ、……
(24) 2013/07/29(Mon) 12時頃
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―5月6日深夜、市街地― >>17 どうだか でもまあ、愛してるは冗談だとしても、俺はあんたが好きだよ
[軽口というには真摯な表情浮かべて、ぽつりと呟きを落とした。
嫌える筈など、なかったのだ。変わろうが変わるまいが、彼は彼でしかなく――憧れた『お兄ちゃん』はいなかったのだとしても、それでもナユタの気持ちまでもが幻だった訳ではないのだから。 上着を鷲掴む指先を微かに震わせて、解き、彼の胸、心臓の位置へと掌を押し当てた]
…あのクソ野郎、なかなか良い性格してたみてーだな……なんつーか、ご愁傷様、なんて話じゃねーのもわかってるけど …………人だって、俺は言った筈だ あんたは只の人間だよ、トレイル
[触れた掌の下、確かに息づいているであろう心臓は、変わらず人の物だと――。 自らを化け物と称する男に覚えた一抹の切なさをやり過ごそうと、奥歯をきつく噛み締めた]
(25) 2013/07/29(Mon) 12時半頃
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>>18 [至近で震える唇を、衝動を抑えこもうとする気配を、視線を揺らがす事なく見詰める。信じなければ託せはしない…そして何より信じたいと願うから。 右肩を掴む手へと一瞬視線を落とし、胸の内小さく苦笑した。噛み殺そうと、この場から去れと告げる彼の、それでも見せる気遣いのようなものに。
――ここからが賭けの本番だ。チアキと彼に付随するものと、それに目の前の男を守り通せるのかどうか。繋ぐ糸は細く、恐らくは虫けらの足掻きにすらならないとしても…この手で出来るだけの事はしたい。 心を落ち着けようと吐き出した息は、身の内に籠る熱に染まり熱く震えた]
……軍の機密回線のIDとパス、あんたにやるよ その代わりこいつを踏み台にして今ここで起きてる残酷な現実ってやつを世界にバラ撒いて欲しい――それで何かが動いてくれりゃなんて、甘い考えだろうし徒労に終わるかもしれねぇけど、でも俺が出来る事っつったらその位しか思いつかなかった ――……その代わり、あんたの処刑に関しては掛けあってみる 少なくとも今日の処刑には上がらないように…出来るだけ、としか言えねぇ…だから、これは一方的なお願いってヤツになるけど…
(26) 2013/07/29(Mon) 12時半頃
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[本当はあんたを助けたいと、約束出来はしない言葉は口には出来ず。 彼が乗るとも、あまり思えなかったけれど、夜の空気に溶け入りそうな程微かな声で、願いは伝えた。
実際問題――相当の危険が伴う事は承知の上だった。反逆が明るみに出た際の制裁を思えば守ると決めたチアキを残して死ぬ可能性も…ゼロとは言えない。回線への侵入に関しては彼は上手くやってくれるだろうと、他力本願に似た確信はあったが。 感染者の彼を救う為の理由は幾つか捏造する心算で。出来れば今日、彼の身代わりを探せればと――チアキと彼を巡る世界を守る為にも]
(27) 2013/07/29(Mon) 12時半頃
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―回想:5月5日 夜23時頃 裏路地― >>3 [まさか。まさか、まさか。 こんな風にマリーが自分を説得するなんて、全く思ってなくて。 自分にとって大事な人で、でも相手からは大事な人と思われているなんて全く考えていなかったから、少なからず、驚いた。]
……マリー……莫迦。そんなこと言われたら……
[マリーの涙に呼応するように。自らの目からも涙が溢れる。] 泣きたくなるじゃない……
[それから、しばらくして] あたしは……本当は、生きてみたいとも思ってた。でも、あなたみたいにあたしの事考えてくれる人、居るなんて思ってなかった……だから、死ぬのはあたしから、って決めてた。 そうじゃないなら……あたし、運試し、してみる。 [そう言ってから]
今日は今すぐ、このまま真っ直ぐ帰って、鍵閉めてどこにも出ない。約束する。それまでにあたしが襲われたら……みんなを騙した罰なんだな、って受け取っておくよ。 ……マリー、生きて、また会おうね。 [そう言って、暗い道を寝床に向けて歩いていった。マリーがよほど強く制止しない限り、その歩みを止めることはないだろう]
(28) 2013/07/29(Mon) 13時頃
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―回想 5月6日 深夜 路地裏周辺― >>*0 [マリーに話したことに、嘘はなかった。生きるべきかどうかを状況に問う、運試し。
……どうやら、運はなかったようだ。 何者かの影。男性であることだけはなんとか把握できたが、見覚えのある顔かどうかは判別できなかった。]
……っ……くっ……
[肩口から血が溢れる。お気に入りのパーカーになんという事をしてくれるのか。 そのすぐ後、体の熱が上がり、耳障りな雑音が増える。何が起きたのかは、すぐに理解した。 もともと、そうなったら死ぬつもりでいた。……しかし。]
……この感覚は……
[……面白い、と感じてしまう。クシャミの中の何かが砕けた。]
……まだ、死ねないね。 [独り言を言って、再び家路についた。]
(*3) 2013/07/29(Mon) 13時半頃
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―回想 5月6日 深夜 住宅街外れ 「猫の集会」集会所付近―
[マリーと別れ、独りで歩き、寝床に辿り着いた。 目の前の景色すら僅かに違って見える。これは心変わりというものなのだろうか。]
……生きてなきゃね。
[ぽつりと呟く。そうだ、マリーもそう言ったのだから、と心の中で反芻。その後、形ばかりのシャワーを浴びて、眠りについた。
自分の心からの一言であったはずなのに、何か、過去の自分を黙殺している気もした。しかし彼女は、それを黙殺することに決めた。]
(29) 2013/07/29(Mon) 13時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>16 ……ッ…!
[ナユタの声が聞こえた、それだけで身体の中を満たしていた不安感が滑り落ちる。急かす心を宥めながら静かに扉を開いた]
……ナユタ、…
[瞳に入ったのはベッドから身を起こしてはいるものの、腕を白で覆う痛々しいナユタの姿だった。駆け寄りたかったけれど怪我人だと思うと動きぎこちなく彼の元へと向かう。
ベッド横に立ち顔を見下ろした。酷く顔色が悪い…、その頬へと手を伸ばして指先から頬を包み込む様に手の平を置いた。熱すぎる程の熱が伝わってくる。
ー…生きていて、くれた。
生の証に涙が溢れる。シーツの上に落としながら濡れ染みを作って行く]
………よかった、…
(30) 2013/07/29(Mon) 13時半頃
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─回想/5月5日 深夜2時 薬屋「三元道士」─
[自分の知る彼にしては妙に素直に響いて聞こえる声>>23>>224に呆れたような嘆息を零すと小さくも辺りを照らしていた蝋燭に吐息を吹きかける。室内唯一つ残された灯りが消えれば辺りは当然の如く闇に落ちる。 その中で音も無く立ち上がり、開かれた距離、引かれた線を無遠慮に踏み越えて彼に近付けば少し強めにその胸板を拳で叩く。 痛がりと言った彼の言葉は覚えていた。だからこそ強めに力を込めたが、当然の如くそれで彼の身体に穴が開く事などない]
……当然。喉笛噛み千切ラれたっテ、同じ目に合わせテやるサ。 準備が出来てたラ、どうすル?大人しク殺されテくれルカ? それとモ、ワタシを殺すカ?
[示す事実は明らかだったのだろう。それでも無意識にその事実から目を背けていた気がする]
(31) 2013/07/29(Mon) 13時半頃
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痛がリの癖ニ、痛いのガ好キなのカ?飛び切り痛クしてやルって、前に言ったケド?
[面白がるように言ってから、以前言った言葉を改めて投げた。 溜息と共に小さく落とされた呟きにまた一つ、彼の胸を打つ。言いたい言葉もまとまらず何度か口を開閉し、一度小さく唇を噛んで震えそうになる唇を開いてただ一言だけ]
――……、…君には…トーイ、には…幸せになってほしかったのに…
[遣り切れなさに零れた雫は姿と共に闇に覆われるだろう**]
(32) 2013/07/29(Mon) 13時半頃
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―回想・5月5日 午後11時頃― >>*2 …そうだよ。あんたは…トレイルだね。
[相手は自分のことに気づいたようだった。肯定し、同時に相手のことも確認する。]
大事な奴…?そんなんじゃ…
[違う、と言いかけて、口ごもる。 どうして自分はこんなにも彼女…ローズマリーを守ろうとしているのか。 “大事”な人――? 大事なのは自分だけ。 どうせいつか奪われてしまうなら、他の何かを大切に思うこと自体が無駄。 長いことそう思って生きてきたつもりだったのに。 どうして――]
(*4) 2013/07/29(Mon) 14時頃
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>>*2 [そして、自分の恐れていることを、トレイルは全く恐れていない様子だった。]
『…化けモン以外の何だって言うんだ?まだ、人間様だとでも?』
…やめろ…!
[彼自身のことを指したその言葉は、そのまま自分にも向けられてるように感じた。 狂ったようなその笑い声を遮るように、再び叫びを上げた。]
(*5) 2013/07/29(Mon) 14時頃
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/* ふんふんふーんいぬのふんー
ふんふんふーんしかのふんー
ふんふんふーんねこのふんー
ふんふんふーんとれいるのふーん
ヽ( ・∀・)ノ● ウンコー!
(-4) 2013/07/29(Mon) 14時半頃
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/* われながら じちょう
(-5) 2013/07/29(Mon) 14時半頃
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―5月6日朝、奉公先―
[夢を見た。 “人間”としての理性を失い、完全なる“化け物”と化した自分が、“人間”を喰らっている夢。 それを見つかり、処刑される夢。]
…はあっ…はあっ…はあっ…
[目が覚めても、生きた心地がしなかった。 熱はすっかり下がっていた。 もう自分は、人間ではないのではないか。 完全に、化け物になってしまったのではないか。
違う!自分は人間だ。殺されるのはごめんだ。生きていたい…!
おもむろに引き出しからカッターナイフを取り出し、手首に当てた。 軽く滑らせると、鋭い痛みと共に、血がにじんだ。 痛みを感じ、流れる紅い血を見ていると、なぜか落ち着いた。 その間は、自分はまだ人間なのだ、まだ生きているのだと実感することができた。 気が済むまで、しばらくそれを繰り返していた。]
(33) 2013/07/29(Mon) 14時半頃
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/* パティたん(´;ω;`)
いやあもうこのクソ野郎を生き生きさせすぎてごめんね!
(-6) 2013/07/29(Mon) 15時頃
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/* なんかこう チアキ=BL ナユタ=BL? 露蝶=なんだろう トレイル=ゲイ
BL陣営(にも所属)は多分こう …だよね?
自分も今回はBL陣営のつもりだったけど、自分でそんな気がしない…!
とこう並べてみて現在生き残り男性陣全員だったのにワロタwwwwww あかんwww
女子組生き残り率の高さ!多分今日も生き残るのは女子組、ここはゆりぃの村だったんだよ…!(結論
(-7) 2013/07/29(Mon) 15時頃
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/* やー しかしマジ トレイル▼の流れでいくなら噛みは誰が良いんだろうなー
パティちゃんクシャミたんに一任するのも一興 誰かかみかみするの振ってみる?チアキちゃんとか提案する?(ゲス顔
いやー ナユタとクシャミには地獄の選択か…www
(-8) 2013/07/29(Mon) 15時頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>30 [滑るように開いた扉の合間から覗く影は二つ。一つは半ば予想していたと言っても構わないと思う…噂を聞きつければここにやってくるだろうと思っていたから。 もう一つの小さな影には驚きを隠せなかった]
チアキ、…それにマドカ?
[祖父母に聞こうとも行方の知れないままだった彼女の姿に、胸の中安堵が満ちた。気になってはいたのだ。ただ、みっともなくも自分の事だけで精一杯だったと一人言い訳をしてみる。
歩み寄るチアキの顔が青ざめて見えるのは気のせいではないだろう。きっと、沢山心配をかけた。 触れる指が冷たくて心地良いと思う程度には発熱している自分を自覚する。熱に湿った息を吐き出して目を伏せ、再び瞼を開いたその時にシーツの上へと点々と落ちる染みに気付いてチアキの顔を見詰めた]
……泣くな、泣き虫 掠った程度だから心配する必要ねぇよ
[涙への罪悪感とチアキへの慰めと、右手を伸ばして頬を包む手の上へと自分の指先を重ねた]
(34) 2013/07/29(Mon) 16時頃
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/* >>26 ちょww ナユタの職権乱用ぶりにワロタw
…いや、笑えないよ。 街から逃げ出す人達を殺すように命じてきて、感染が疑わしいってだけで処刑して、でも、感染者であるにも関わらず仲が良い(PL目線でしかわからないけど)人だけ、生かしておきたいってのはむしが良すぎる話だと思う。 ナユタ個人としては当たり前の感情かもしれないけど、機動隊員の職権を乱用してまで感染者を助けようとするなら、それでいて別の疑わしいだけの誰かを処刑するのなら、PL目線でもナユタ嫌いになっちゃうな。公私混同するなって思う。*/
(-9) 2013/07/29(Mon) 16時半頃
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/* >>19 すいません!結局使えませんでした!! いや、首無騎士じゃなかったら使う予定はあったのですが、この役職見た瞬間、単身特攻するしかないなーと思って、使いどころがわからなくなりました・゜・(ノД`)・゜・ せっかく合わせてくれたのにごめんなさいorz */
(-10) 2013/07/29(Mon) 16時半頃
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―5月6日 早朝 「猫の集会」集会所 / 念話― [襲撃を受けた瞬間(>>*0)から。ずっと、「意味のある耳鳴り」が止まらない事には気づいていた。 クシャミは少なからず、自分が「驚いていない」ことに、驚いていた。 意味のある耳鳴りも、以前とは比較にならないほど強くなった聴覚や嗅覚も、まるで最初からそうであったかのように受け入れている。 今更こんなことに驚く必要はないと、己の遺伝子が囁くのだ。 そして。]
……誰か聞こえる? あたしはクシャミ。昨日の夜あたしを襲った人も居るだろうけど……あたしの声は、聞こえる?聞こえたら、返事をして欲しい…… [誰かに届くことが最初から解っているかのように。誰かに(そのうち1人は自分を襲撃したものであると知った上で)、念を送った。]
(*6) 2013/07/29(Mon) 17時頃
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―5月6日早朝・念話― >>*6 『……誰か聞こえる?』
[生きるため、自分を人間だと実感するための自傷行為。 なかなか止まらないその手を止めたのは、脳内に響く“声”だった。]
…クシャミ…?
[聞こえてきたのは見知った少女の名。 彼女も感染者だったのか。 昨日話したときはそんな風には見えなかったが、人目があるから隠していたのか。 それとも、あれから感染したのか。
いずれにしろ、自分には関係ない。自分は、仲間ではない。 返事をする気はなかった。
もっとも、先ほど思わず復唱してしまった彼女の名前は、届いているかもしれないが。]
(*7) 2013/07/29(Mon) 18時頃
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─5月6日 深夜 市街地─
>>25 [紡がれる言葉、その真摯さ故に、己の感情はささくれ立った様にざわめきを増した。顔面が歪む、…滲んだのは苛立ちだけだっただろうか、瞬間何か叫び出しそうに開いた唇が、僅か色を失い音も無く震えて]
………、…──テメェらの、事、なんざ、… 俺は、…ずっと『大っ嫌い』だったんだよ、
…ナユタ。
[幼い日々。そして──己は確かに、彼に、彼らのぬくもりに惹かれていた。だからこその、『ぶち壊したい』衝動。こんな己がまだ人間であるかのように振る舞い、みっともなく縋ろうとする何もかもを、踏み躙り叩き潰して過去に喰らい付きたい、この激情を……しかし眼前、彼に牙立てぶつける事を、己の内側で何かが喚き留めさせる。唸るような、揺らぐ声を漏らし、 ──棒立ちになるように。彼のぬくもりを含んだ掌を叩き落とす事はできなかった]
……、…『人間』だったんだろうよ。あの野郎、は。 [あの…脳内に響いたラルフの言葉の意味。掠れた呟きの意味が、ナユタに届く事は無いだろうと。知りながら漏らして。俯くと、長い前髪が己の顔を覆ってくれた。己への言葉には答えない。 心臓が、それでも止まらずナユタに鼓動を伝えさせ
(35) 2013/07/29(Mon) 18時頃
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>>26 [──不意、と。耳穴に届いた意味が脳へと染み渡るまでに、僅かな時間差が生まれた。…意味が到達した瞬間、駆ける思考は、眼前の彼の立場を踏まえてそれが如何に無謀で、…彼が『犬』ではない意志持つ存在である事までを、改めて己の中へと落とし込ませて。
激情も、理性も、眼前の青年の意志への感応以外を瞬間忘れたように瞠った双眸が、浅く瞬いて、…己のうちに生まれた…否、何もかも諦めようとして、それでも、まだ諦めきれずに燻っていたものの存在を確かめさせられた事へと、歪んで、伏せられ。
暫しの、黙考。唇に、浅く…既に『人』を喰らった、その歯を立て]
……『非情な、現実』なんて、やつは。 俺ァ、…大っ嫌いなんだ。
[──独白にも似た。いつか彼の前で吐いた覚えのある囁きを、緩と、溜息のような呼吸と共に散らし。開いた瞳が、乾いた色彩と共に歪んだ]
(36) 2013/07/29(Mon) 18時頃
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ナユタ。 俺を撃つのはテメェだ。 ……必ず、殺せ。今日でも、…構わねェ。いつになろうと、アンタが必ず俺を殺せ、…それができるって言うんなら、 足掻いてやろうじゃねェか。…『化け物』としてな。
できねェとでも言うなら、…忘れやがれ。俺の存在も、何もかも。
[己に情報の全てを叩き込んだ、師と呼べる男のことが脳裏に浮かぶ。…時間は、然程残されていないだろう。もし自身の手では間に合わなくとも、彼に託す事ができれば。 眼前の青年の思いに、…彼が守るべきものへの意思は知らずとも、応えるものではなかっただろうとは承知しながら、──たとえこの病が完治する事があろうと、最早己は化け物でしかないのだと──残酷な言葉を投げかけ、僅かまた黙して返答を待った]
(37) 2013/07/29(Mon) 18時頃
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/* どう足掻いても絶望個人ルート(`・ω・´)さーせん…!
過去に殺しちゃってる時点でNE!基本ルートが絶望!ナユタくんとチアキちゃんとできればルーティエさんのロルネタになりたいハァハァロール見せて欲しいハァハァ いやでもナユタくんのドラマ的にまずったかなー どうなんだろう……まずってたら御免よ御免よ
PLがHENTAI過ぎて救いようがないだけ説である
いやしかしマジでどうしようもないキャラ設定にしちまったもんである、クソ野郎wwすぎるww…皆様PLさんご不快にしてたらマジで…さーせん…
(-11) 2013/07/29(Mon) 19時頃
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/* 父親は殺したというか死んじまったというかまあそんなん(な設定)だけど PCの認識が殺人だからそういうこと で良いかな?(よくわかってない どっちでも一緒だなPC視点では、うむ
(-12) 2013/07/29(Mon) 19時頃
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―5月6日 朝10時頃 町役場前― [特にどこに行くということも思いつかなかった。 思いつかなかったから、なんとなく人の居そうな、町役場前を訪れた。
ラルフ・ブロムベルグを処刑した旨の書かれた告知はすぐに見つかった。 ……そこには、「ラルフ・ブロムベルグ」の顔写真もちゃんとついていた。 ……だが。]
……ああ、彼なんだ。
[昨日(>>3:70)考えていたことは、どうやら間違っていたらしい。あの掃除夫はパルチザン所属の人だったのか。人は見かけによらないのだな、覚えておこう。……考えたことは、それだけだった。悲しみも怒りも憤りも、何もなかった。 生きていくと決めると、ここまで物事は変わって見えるものなのか。彼女は、むしろそのことに少し驚いた。特に表情も変えずに、その情報を眺めていた。]
(38) 2013/07/29(Mon) 19時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>34 [すっかり緩くなってしまった涙腺にくしゃりと表情歪めて笑い、空いてる手の甲で拭う]
………うん。
[重ねる手も熱っぽく現実感を帯びている。言葉にすればしゃくり上げそうで、ただ笑って頷いた。暫くして落ち着けば自分が連れて来た少女が居た事を思い出し、そちらを振り返った]
(39) 2013/07/29(Mon) 19時半頃
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―5月6日 早朝 「猫の集会」集会所 / 念話― >>*7 ……? [一瞬、自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。それだけは間違いない。 聞き覚えのある女性の声だったような、気もする。 ……だが、誰なのかがわからない。そして返信もない。
……仲間とは認めていないということなのだろうと断じ、彼女は聞こえてきた自分の名前に対して応答はしなかった。]
(*8) 2013/07/29(Mon) 19時半頃
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─回想/5月5日 深夜2時 薬屋「三元道士」─
[耳に微かに届いた嘆息。自身でも嘲笑いたかったように咽喉を小さく鳴らし、…掌で覆った視界は、消された光に気付くのに少し遅れた。彼が己の傍へと踏み入る事にも]
──っ、
[胸元を突かれ、半歩下がった踵は常よりも踏みしめる力を失い僅か揺らいだ。心臓が、痛みの所為だけともつかずに音を立てて脈立つ。──間近く、闇に紛れて薄く輪郭だけを浮かび上がらせた彼の白い面、噛み締めれば心地好い弾力のありそうな首筋、噴き出す鮮血はきっと鮮やかに彼の肌を、身を染め上げて──開いた口唇から息が知らず熱っぽさを含みこんで零れ、伸ばした両手が、彼の首筋に、指先を触れさせた]
(40) 2013/07/29(Mon) 20時頃
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[──触れさせた、指はしかしその場で止まった。彼の紡ぐ、聞きなれぬ訛りの外された響きでの言葉に、…この己の為に、零れ落ちた涙に気付いたからかは確とはしない。 …ああ、と掠れた呼吸がまたひとつ、息苦しく舌を滑り落ちた。彼は理解し、それでも──]
……。 アンタが、…俺を殺すなら。 ぶち殺して、やるよ。……、…だから、殺せ。 飛び切り痛え、クソみてえなやり方で殺せ。クソ野郎、…死ぬんじゃねェ、…喰われたら、誰かに殺されでもしたら、承知しねェ、一生だ、…死んでもテメェを、…
許さねえ。
[胸中で、確かに震えた言葉は音にはならなかった。…彼に会いたかった、彼をこれ程求めていた己を何より自覚させられる事が、──彼の心が、何よりも己の痛みとなって。無茶苦茶な、不可能を知る言葉を吐き出し、奥歯を噛んで落とした両手で彼の肩を押すと、…お互いの表情を隠した闇に感謝しながら、顔面を刹那大声で泣き出しそうな形を隠せず歪め。胸を焦がすような感情、理性と激情に揺らぐ己を堪えきれずに震わせた身を翻し、背向けてそのまま歩み出し]
(41) 2013/07/29(Mon) 20時頃
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>>28
[同じように涙を流し始める彼女を見れば、切なくなって思わず抱きしめた。]
いるに決まってるじゃない、マドカちゃんだって、さっきの貴方を見れば絶対に止める。 生きて、少しでも。
[初日に見た、チアキとクシャミの姿。よくは知らないけれど、あの時の様子を見ていれば、きっと彼も彼女が死のうとしているのを喜ばないはず。私が知らないだけで、もっともっとクシャミを大事に思っている人はいるはず。どうすれば伝わるのかと言葉が出ない自分を悔いていれば、変わっていく彼女の雰囲気。体を離して彼女を見つめた。]
えぇ、生きて会いましょう。 お茶の約束だって、まだ果たしていないんだから。 …どうか気を付けて。
[そう告げ、彼女を信じて、去っていく姿を引き留めずに見守る。姿が消えるのを確認すれば、口から零れるのは安堵の息。彼女は、きっと嘘は言わない。自分も、約束を違わない為にも早く帰らなければ。最後に化粧が落ちるのもかまわず目元を手でぬぐえば、落とした外套を羽織りまっすぐ帰路につく。]
どうか皆無事で。
(42) 2013/07/29(Mon) 20時半頃
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ー5月6日早朝、チアキ自宅内ー
[リビングのテーブルの上に置かれたロケットペンダント。弛んだ留め具はしっかりと締め直され、ロケットは開いたままの状態で中は空っぽだ。テーブルの上に並べられた二枚の小さな写真。手元には真っ白い紙…同じ様に小さく切り取られたそれに、とある少女の名を書き記す。もう一人の大切な妹]
……これ以上は、入らないや。
[一番下に白い紙、次にナユタとトレイル、最後にハルナと母親の写真を入れる。ぱちりと蓋を閉めるとそれを両手で握り締めた。最後までナユタを守る、…けれど、出来れば…出来ればこの手の内の中だけでも無事だったならと…願わずには居られなかった]
(43) 2013/07/29(Mon) 21時半頃
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/* >>3:*16 あれ、もしかしてあの男ってナユタだと思われてる? 下っ端構成のことだよーっと突っ込んだほうがいいのか・・・!?
っていうか、「5月6日 深夜 市街地」ってまだ生きてるんですが! もう一回死ぬどころか、まだ一回も死んでないっていう・・・!! いや、死にそうだったけど!
さて、どうしたものか・・・ */
(-13) 2013/07/29(Mon) 22時頃
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/* どうやって霊界に入ろうかな。 やっぱロルしなきゃだよね。
やっほー!お邪魔するよ!! って入ったらマズイよね。うん、まずいだろう。
さらりと入ってベネットさんに突撃したい。
トレイルさんにもお返事したい・・・けど! でも、罵倒が・・・!!絶対罵倒される!!!
パティちゃんとクシャミちゃんにも絡みたいなぁ。 絡めるかな。 */
(-14) 2013/07/29(Mon) 22時頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>34、>>39 [名前を呼ばれて、肩がびくりとゆれる。様子を軽く見て帰るつもりだったのに、うっかりと病室の中に足を踏み入れていた。一体何の為に、変装したのか。それほどまでに、ナユタを心配していたことを自覚する。ナユタは思ったより元気で、マドカはほっと息を吐き出した。
ナユタとチアキが短く言葉を交わした後、チアキがこちらを振り向く。往路で表情を歪めていた顔は、落ち着いたのか、血の気が戻り始めている。どうやら、こちらの話を聞く余裕ができたらしい。ナユタがいる以上、兄の情報をすべて露呈するわけにはいかない。]
チアキさん、ナユタ君のおじいさんから写真受け取ったっす! 家の様子も見てもらって、嬉しかったっす。 ただ、あそこは人の入れるような家じゃないっす。 あの家には、何もないですし、 危ないから、もう近づかないようにして欲しいっす。 でも、本当に嬉しかったっす。
[そう告げて、頭を下げる。「何もない」という部分を少しだけ意識的に強調した。これで、こちらの意図に気付いてくれると助かるのだが…。]
(44) 2013/07/29(Mon) 22時頃
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[続いてナユタへ近づく。兄に渡すためにもってきた食料の荷物から、林檎を2つを取り出す。ボランティアを手伝えなかったり、夜出歩いたり、家を飛び出したり、感染者を保護していたりと、何かと後ろめたいことが多い為か、ばつが悪い。手で林檎をもて遊びながら話し始める。]
久しぶりな気がするっす…。 撃たれたって聞いてかなりびっくりしたっすよ… 元気そうでよかった。すっごく痛そうだけど…。
何の連絡もなく飛び出して悪かったっす。 私は今、すごくやりたいことが見つかって、そっちに集中するために家を出たっす。 元気にやってるっす。心配しないで、ナユタ君は怪我の治療に集中するっすよ!
あと、ちゃんとお礼言えてなかった気がするっす。 その…、ありがとう。
[と、一方的にまくし立てると、最後に面と向かって礼を言った照れくささをごまかすように、笑いを漏らしながらベットの近くのサイドテーブルへ林檎をそっと置く。]
これ、ありもので悪いんすけど…食べて元気になるっす。 なんか、トレイルさん思い出すっすね…
(45) 2013/07/29(Mon) 22時頃
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着いて早々っすけど、私は帰るっす!やらなきゃいけないことが山積みっす! チアキさんはゆっくりしていくっすよ! 会ってぜんぜん経ってないけど、ナユタ君はいろいろと危なっかしいので、ばっちり見張っててくださいっす!
[マドカはさっとパイプ椅子を引き寄せると、チアキを無理やり座らせた。そして、呼び止められる前に、食料の入ったスーツケースを勢いよくつかむと病室から飛び出していった。]
(46) 2013/07/29(Mon) 22時頃
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-5月6日 早朝 役場前-
[目を開けると、町役場前の広場に立っていた。そこに彼の姿はない。それでも、温もりはまだ残っているように感じた。
--ありがとう。
声、とも言い難いそれを天へ向けて呟いた]
(+0) 2013/07/29(Mon) 22時半頃
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/* ベネットさん、どこにいるんだ・・・ 会いに行きたいヽ(*´∀`)ノ
赤チャから絡めなくてごめんね! 余裕がありませんでした(´ノω;`) */
(-15) 2013/07/29(Mon) 22時半頃
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―5月6日深夜、市街地― >>35 ……そう言うと、思ってたよ あんたはホントに馬鹿だよな
[予想通りすぎる言葉にまた笑いが込み上げてくる。痛む肩を震わせ目の端に浮かぶ涙を拭うこともなく、笑った。 彼はこの上なく彼らしく、一瞬の期待を胸に上らせた自分も本当に自分らしいと。 掌の下へと伝わる鼓動を、ずっと忘れないようにと…願う。彼らしくある彼を、どうやってもすれ違うばかりの滑稽な二人のあり方を]
あんたも、人だよ…馬鹿みたいに足掻く、人間だろ 俺もこんなクソ下らない…非常な現実なんてもん、大っ嫌いだよ だからぶっ壊す――そう決めた
[見開いた瞳の色に見えるものを探そうと、伏せられた瞼に結局それは叶わなかったけれど。 熱持つ身体が限界を訴える。ともすれば暗く陰る目を、それでも意思の光だけは宿したままに彼へと向けた]
元からそのつもりだった、なんて今更って感じだけどな ……約束する あんたは俺の手で殺してやるよ…それが今日か明日かはわかんねーけど 『人』として、殺してやるから
(47) 2013/07/29(Mon) 23時頃
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>>36>>37 [そこに嘘偽りはなく、送るならば自らの手でと、ここに辿り着くまでに考えてはいた。 生きろと――告げる権利も、義理もないのだ。それはナユタの我儘でしかないから。 ああ、やっぱり守れるものは本当に少なくて、だからこそ選ばなければいけないのだと再確認する。 『トレイルお兄ちゃん』出来ればあんたも守りたかった。
シャツの上へと当てられた指先を決意するように握り込む。決めたんだ、チアキを守ると――何を捨てても構わないと。だから、これは、ただの感傷。
唇をきつく噛み締めて、眼前の男へと視線を馳せる。懐かしい面影と、知らない誰かの表情と。刻み付けるように、ただ見詰めた後に――指先を解いて彼の胸を押した]
……やっぱり俺、あんたが好きだよ あんたが俺をどう思っていようと構わねぇ…だから、その時が来るまでは、生きろよ、トレイル
[ポケットからくしゃくしゃになったメモを取り出し、押し付けるように彼に左手へと握らせ背を向ける。気怠い身体は思うようには動いてはくれず、それでも一歩ずつ前へと歩む。 背後からの声があったのかどうか、それにすら振り向く気配も見せずにナユタはその場を後にした]
(48) 2013/07/29(Mon) 23時頃
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―5月6日朝10時頃、町役場前―
[外へ出ると、自然に足が投票所へと向かう。 半ば習慣となっていた。 本来なら外出も避けたいが、投票しなければ自分が殺されるかもしれないと思うと、そうもいかない。
広場まで来てふと町役場前を見ると、人だかりができていた。 引き寄せられるようにそちらへ行くと、顔写真つきの貼り紙が掲示されている。 これが、昨日の処刑人だろうか。 自分と同じ、感染者… 自分も近いうちに、こんなふうに、晒しものにされるのだろうか。 そう思うと、胸が締め付けられるような気がした。]
(49) 2013/07/29(Mon) 23時頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>39>>44>>45 [泣き笑いの彼を慰めるように重ねた手を幾度か撫で、幾分か決まり悪げに佇む少女――マドカへと視線を向けた。 少女らしい出で立ちには驚きを隠せずに目を瞬かせて眉尻を下げ]
…………
[『何もない』強調された言葉に微かな疑問が湧き上がる。何もないのに何故危ないのかと…それを追求する事は何故か憚られてナユタは疑問を飲み込み、彼女の手の中で弄ばれる紅い林檎へと視線を向けた]
…すっげぇ痛ぇよ…あのクソ野郎、マジで死ね…って死ぬらしいけどな… ………マドカ、お前本当に平気なのか? ずっと放っておいた俺が言えた義理じゃねぇのはわかってるけど
[まるで別れの挨拶のような台詞に気圧されて言葉が出ない。 中途半端に手を貸して、結局は何もしてやる事が出来なかった。後悔ばかりが募るけれど、きっとこの先も彼女を助ける事は出来ないのだろう、そう思う]
(50) 2013/07/29(Mon) 23時半頃
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マドカ! 死ぬなよ!食事は摂れ!よく寝て風呂入って、それから笑ってろ! 何かあったら、必ず俺の所に来い! 約束だぞ!
[走りゆく背中に向けた声が届いたかどうか。精一杯の言い訳と、願い。 さようならは言わない。また必ず会えると――信じたい。だから]
(51) 2013/07/29(Mon) 23時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>39 [足音が遠く溶けて消えるまで無言で扉を見詰めていた視線を、傍らに立つ彼へと向ける。重ねていた手を袖口へと滑らせ、促すように引いた。 彼が身を屈めてくれたのならば、未だ濡れた頬に触れさせようと右手を伸ばし]
……朝はなんつーか…黙って出てきて、悪かった 書き置きでもしてきゃよかったって、撃たれた後に気付いた…死ぬ訳でもねぇのに、なんか、こう…後悔したっつーか……って訳分かんねーよな…
[呟く声は段々と小さく、頬へと触れていた手を引いて乱雑に髪をかき乱した。 何を言っているのだろうと、我ながら思うのだ。そんな場合では、状況ではないと。 ――やる事は山積み、それなのに緊迫した心の片隅がおかしな具合に疼く。
熱のせいだ、そう自分を誤魔化して窓の外へと視線を流した]
(52) 2013/07/29(Mon) 23時半頃
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―5月6日正午、町会便り号外―
善意の市民よりの報告により『ミルフィ・xxx』を感染者として身柄拘束
本日の処刑対象は上記とする
『トレイル・トイ』の処遇に関しては一時保留とするがなお厳重な監視を続ける事と決定した
(#1) 2013/07/30(Tue) 00時頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>44 ………うん、…分かった。君がそう言うのなら、もう近付かない。
[マドカの言葉に確信する。矢張りあの二階に「居た」のは…、自分と同じものを感じ取り言葉を飲み込む。それ以上は彼女の問題だ、力にはなりたいとは思ったけれどそれを望んでいる訳では無いのだろう]
>>45>>46 ……え、…え?う、うん。
[二人の会話を大人しく聞いていた最中、不意に腕を引かれ椅子に座らされ瞬き繰り返して頷く。そのまま病室を出て行く後ろ姿を呆然と見送っていたけれど、ナユタの>>51声に釣られ自分も言葉を投げ掛ける]
……マドカちゃん!……その、どうしようも無くなったら、助けてって言わなきゃ駄目だよ……!
[伝えたい事は沢山あった。形になったのはたった一言だけで、少女が選んだ道が茨道で無い事を切に祈った]
(53) 2013/07/30(Tue) 00時頃
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-5月6日 早朝 役場前/念話 -
『トレイル・トイ』。聞こえていますか? 貴方を道連れに、と思ったのですがどうやらうまくいったようですね。…機動隊もたまには役に立つ。
[昨夜から聞こえていた言葉。彼は、どこか人であった自分を捨てようとしているように感じた]
貴方は『人臭い』ことを恐れているのですか? 感染して化け物になったとはいえ、感染者だって本質的な部分では人間、ですよ。 人間だから感情がある。守りたいと思うものがある。人間でありたいから『化け物』の本能から逃れようとする。 だから、無差別に人を食べたりしないんでしょう。少なくとも、大切な人を食べたりはしないはずだ。
それがおかしいことですか? 貴方にも大切な人が、いるのでしょう?
貴方は、化け物の体になりながらも人間の感覚があることに対し恐れを抱いているだけではないのですか?
[この声が届いているかはわからないけれども。思念は恐らく届くはずだ、と思いながら口を閉ざした]
(+1) 2013/07/30(Tue) 00時半頃
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―回想/5月5日夕方 「三元道士」店内― >>20
そうっす。ナユタ君のところでお世話になってました。 この薬すごくよく効いたっす。
[薬の処方を断られ、マドカはどうしたものかと頭をめぐらせる。まだ体調が悪いと偽るか、それとも緩めの薬をもらうか…。マドカは店員が、こちらに観察するような視線を向けいることに気付いた。ダメだ。きっと見抜かれる。強気に金をチラつかせれば、売ってくれるだろうか…。兄が残してくれた佐藤家の貯蓄がある。いや、そんな金銭にこだわるタイプにも見えない。正直に話せば、衰弱した人物について、詳しく話す必要が出てくるだろうか。悩んでいる最中も、店員は気だるげな表情でマドカを見つめている。マドカは蛇に睨まれたカエルのように固まるが、やがて重い口を開き、正直に状況を説明した。]
今日買いにきたのは私の分じゃないんすよ。 もう1人、衰弱してて、私より、危ない状態の人がいるんっす。
お金なら、ちゃんと持ってきてるっす。 売ってください。お願いします。
[目線は逸らさない。ここで薬が変えなければ、他の薬屋をすべてまわるしかない。時間に余裕はない。栄養失調の薬だけは、なんとか売ってもらわなければ。]
(54) 2013/07/30(Tue) 00時半頃
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―5月6日午前11時、町会議所前―
[運が良かったとしか言いようがない。捉えられた少女は不運とも言えたが…その事実に思いを巡らせる事は意図的に避けた。
トレイルは重要監視対象として機動隊員が随時尾行を続けるのみにはなったが、恐らく明日他の感染者が現れなければ処刑台に登る事は避けられそうにない。 彼の自由に動ける時間は少ない――順番が少し入れ替わっただけなのだ。
ナユタの望みをトレイルは叶えてくれるだろうと…一方的に近いその願いを。 報いることが出来ない悔しさに握りこんだ指先を、爪が深々と掌に痕を残すほどに強く力を込める。 多くを望みすぎれば結局は失うと理解してもいた。――それに彼もそれを望まないだろう――勝手ながらそう思う。
もう後ろは向かないと誓った。人々の命の上に成り立つ生は、きっと永らえる事が難しいだろう…それでもこの手で掴み取れるだけの僅かな未来に賭けて――言葉にならない呟きを口に乗せた]
(55) 2013/07/30(Tue) 01時頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>52 [促す手に引かれて腰を落とす、頬に触れる指先が心地良く瞼を伏せると頬を擦り寄せた]
…ううん、ナッちゃんの事信じてたから、…それは平気。
[あの時の温もりは揺るぎようも無く自分の中に存在している。全てを受け止めてくれたのだと知っている、…一つを除いては。頬から離れた手を瞼を開いて視線で追った。ナユタを見ればその瞳は窓の外へ。
…意識を失う直前彼に伝えた想い。それに応える事が出来なかったのだろうと思っていた。
だから、迷いながらも問い掛ける]
……あの、さ…あの…、俺って…その、振られた、んだよ…ね?
(56) 2013/07/30(Tue) 01時頃
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―5月6日 深夜 市街地―
>>47>>48 ──、…バカはテメェだろうが、……
…。これだけは、認めてやるよ、…テメェは、ただの犬っころじゃねえ。 クソッたれで大バカでどうしようもねェ、……人間、だ。
[唸るに似た声は、今度は微かな溜息にも紛れ。…明らかに、体力を失っているナユタの肩を掴む指は、もう力を入れてはいなかった。乾くような渇望も、苛立ちも、同時に彼の笑声に薄れ──己に注がれる瞳の色を、己もまた刻み付けるように刹那強めた双眸をかち合わせて、グッと表情を歪め…常のような、皮肉に彩られた笑みを見せ付けるように浮かべて見せた。彼の、想いなど…そう、己は知らぬのだからとそう敢えて言い放ってやるかのように]
(57) 2013/07/30(Tue) 01時半頃
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──クソったれ。 人ひとり、撃った事もねー…クソ野郎が、よく言う。 アンタが殺るのは、『化けモン』だ。…それ以外だと考えんな。間違えんなよ、クソ野郎。
[人ひとり、と。彼の嘗ての言葉>>0:73を引き合いに、どこか揶揄するようでもあり、…己を嘲笑するにも似た響きも混ぜて囁きを漏らした唇は、押し付けられたメモを受け取ったのと共に閉ざした。 内容を一瞥し、畳んだそれをポケットへとしまって。危なげな彼の背を、追うことはしない。その言葉に口端を歪めても]
…テメェこそ死にそうにしやがって、よく言う。
[見送る言葉は、そんなものだった。変えぬ悪態、…今は、『まだ』失われていない自身の理性を証明できるものである一声。彼の背を、…消えるまで闇の中眺め、それから己はアパートに向かう事なく緩と踵を返した。 ──『仕事柄』、拠点は街の複数箇所へもおいてはいる。すぐ捕らえられる事はなくとも、恐らく監視の目は免れまい。アパートの部屋は、事を行うにはあまりに無防備に過ぎた。できる限り自然に…そう、叶うならばこの現実を『ぶち壊す』、その微かな手がかりを掴んで、今日のこの日を、己はまだ生き延びねばならないのだ**]
(58) 2013/07/30(Tue) 01時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院― >>50、>>51、>>53 [走る背中に優しい声が聞こえる。あんな状態になっているのに、まだ自分を気遣ってくれるナユタ。兄の存在を脅かすのではないだろうかと怯えていたチアキも、会ってみると優しい人だった。あの2人は会ったばかりの人間に対して、あんなに優しくしてくれる。 思い返してみると、今まであった人物は全員が暖かい人間ばかりだった。
人狼病さえなければ、きっとこの街は…。
マドカはぐっと歯を食いしばった。 まずはやれることからやろう。 私も兄も、みんなだって人狼病に負けたりしない。 最後にはみんなで笑って過ごす日常が帰ってくる。 マドカはそう強く信じた。]**
(59) 2013/07/30(Tue) 01時半頃
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─5月6日 早朝/念話─
>>*6 [──少女の『声』に、暫くの間をおき、ゆっくり溜息を漏らすかのような声がどこからか返った]
……聞こえてるぜ。 最低のクソ溜めにようこそ、だ。…新しい『お仲間』さんよ?
──クシャミ。そうか、…そんな名で呼ばれてたな。 アンタの味は、悪くなかったぜ?喰えなかったのが残念だ。…っはは、…
[繁華街。己は、何度も彼女を見かけていた。…それ以上の事を知らぬ少女を、襲った者が自身だと隠す気もないような言葉を投げて]
…俺はトレイル。トレイル・トイ。 覚えとかねーでも、……まァ、すぐにでもまた、聞く名だろうさ。
[恐らくは、掲示や噂で。そこまでは今は己からは言わず、少女が何か応えがあるならば、少し思念を途切れさせており]
(*9) 2013/07/30(Tue) 02時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>49 [息が苦しくなるのを感じた。 早くこの場を去ろう。 振り返ろうとしたとき、見知った少女が傍にいることに気づいた。>>38]
…クシャミ…
[そのまま、見なかったことにして立ち去ることもできたはずなのに、今日はなぜか、その少女から目が離せなかった。]
(60) 2013/07/30(Tue) 02時半頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2013/07/30(Tue) 02時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>60 …クシャミ…
[思わず、少女の名前を口にしてしまう。
彼女が感染者であることは“声”で知った。 彼女は自分のことを知っているのだろうか。 自分が感染者だと知ったら、何か行動を起こすのだろうか。
そんな考えが頭をめぐり、彼女から目を離すのが少し遅れた。]**
(*10) 2013/07/30(Tue) 02時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>56 それは、なんつーか…ありがとう
[視線は窓の外に、けれど全神経は傍らのチアキへと注がれていた。 正直困る、調子が狂う。朝、彼の言葉を聞いた時には訪れなかった混乱が頭の中を掻き乱す。
またあの少女の顔を思い出した。本人は遠回しに否定してはいたけれど、あれが恋情でないなら他のなんだというのか。劣情?それだけとはとても思えない。 ざまあみろと…笑ってやりたいのに笑えない。 鏡写しのように、あの時の自分の揺れを、思い返す――つまりはそういう事なのだろう]
…………振ってねぇ、よ つか、アレだ…何か、勝手に、その…応えたつもりになってたっつーか、よく考えたらお前、意識なかったのに…――〜〜、ああ、クソッ
[もどかしさに舌打ちしてまた髪を掻き混ぜた。言葉にするのは、存外に羞恥が伴うものらしいと…初めて知った。
ともすれば逸れそうになる視線を傍らに座る幼馴染へと向け、唇を噛み締め、薄く開けてはまた閉じ――傷の痛みも厭わずに右手をその肩へと回して顔を寄せた。 そして叶うならば熱持つ唇を彼のそれに触れさせようと首を傾け――]
(61) 2013/07/30(Tue) 03時半頃
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/* >>61 リア充爆発しろおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
いや、中の人的にはいいぞもっとやれ!!ですがヽ(*´∀`)ノ */
(-16) 2013/07/30(Tue) 07時頃
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/* ナユタPL様
ナユタ嫌いになっちゃうとは灰に埋めててすみません! ミルフィバファ吊りを考えての発言だったんですね…。 */
(-17) 2013/07/30(Tue) 07時頃
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ー5月6日朝10時頃、町役場前ー
[人だかりを目にして自転車を止める。人の波を掻き分けて進んだ先に貼り出されていたそれに目を走らせた]
……、…
[ラルフの名前と写真、…彼はナユタを殺そうとした。誰も死んで欲しくないと言った彼が、その手で人を殺そうとした。感染者なんてどうでも良い。
…嘘吐き、…嘘吐き。そう繰り返すのに。大切な人を奪おうとした彼を憎むのに…憎くて堪らないのに…
苦し気に息を吐いて視線を落とす]
……、………え?
[見知った名前と続く文字に瞳を見開く]
……お兄ちゃん、が…感染…?
(62) 2013/07/30(Tue) 09時半頃
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―5月6日 早朝 「猫の集会」集会所 / 念話― >>*9 [トレイルと名乗る男の話を聞く。どうやらこの男が、今朝自分を襲撃した(>>*0)者であるらしい。]
……トレイル、ね。ま、覚えとくよ。 あたしを襲ったのはアンタか……いや、新しい世界を見せてくれたことは、ちょっと感謝してるよ。ありがと。 ただ……あたしのお気に入りのパーカーを傷物にしてくれたのだけは許せないね。今度弁償してもらうから覚悟しといて。
[と、敵意や憎悪などまるきり見せず、念話で語る。]
……ああ、体で払ってくれてもいいよ?最近ちょっとあたし溜まっててさぁ?
[楽しげにそう言う。トレイルにはその後、軽い笑いも聞こえてくるだろう]
(*11) 2013/07/30(Tue) 13時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>60 [掲示を眺めている。『トレイル・トイ』という名はどこかで聞いたことがある、などと思い出しつつ。 そうすると、自分に向けられた視線に気づく。]
あれ?パティじゃない。 そんなとこで何してるの?
[その表情は明るい微笑で、彼女に語りかけた。]
(63) 2013/07/30(Tue) 13時頃
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─回想/5月5日深夜2時 薬屋「三元道士」─
[肩を押されれば、よろめく様に後ずさる。反射的に伸ばした手、その指先が空を切るのと立ち去るべく発せられた足音は同時。引き止める為の言葉は喉につっかえて、ただ小さく擦れた音が漏れるだけで]
……だったら、私が殺すまで、死ぬんじゃない。 一方的な我侭を全て聞いてもらえるなんて、甘えるな。 私の手で、無様に、惨たらしく、殺されるまで…足掻け。 …、……ッ足掻いて、生きろ。
[減らず口じみた言葉は容易く口に出来た。それを聞き終えるまで彼が扉のこちら側に居るかは闇の中、歪んだ視界では判別はつかなかったけれど。
静まり返った店内で独り暫く立ち尽くし、首に残る乾いた指先の感触を確かめるように、指で撫でる]
――…服…無駄になった、ね。
[持ってはいても普段着る事の無かった白の旗袍。きっと彼には伝わらなかっただろうけれど。 乾いた笑みを漏らし、暗闇の中目を閉じて、声を立てずに泣いた]
―回想終了―
(64) 2013/07/30(Tue) 14時頃
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―5月6日14時頃 町役場前広場―
[大柄な花模様のスカートが風に揺れた。 母の遺品だと言った彼>>3:45の意図は大よその検討はつく。だからこそ身に着ける事には躊躇いがあったのだけれど。
決意も何も固まらぬまま時間を浪費していた所に届いた号外。結局今日も自分は何も決断する事が無い。
形だけの投票を済ませると、暫く何もせずぼんやりと人の往来を眺めていた]
(65) 2013/07/30(Tue) 14時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/07/30(Tue) 14時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>63 …別に。 気になったから来てみただけだよ。 …来たところで読めやしないけどね。
[相手も自分の視線に気づいたようだ。 気まずそうに、目をそらしながらそっけなく答える。 そらした目線の先には、もう一人、見覚えのある顔があるのに気づいた>>62 どこだったかと思い出しながら、目の前の少女と適当に話を繋ぐ。]
あんたこそ、何してんの?
(66) 2013/07/30(Tue) 15時半頃
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/* チアキの苗字が 『どいてナッちゃんそいつ殺せない』 な件について */
(-18) 2013/07/30(Tue) 16時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前/念話― >>66 [WWSによって随分と鋭くなった自分の嗅覚を刺激する匂いがあった。どうやらパティからのようだが、不可解なことに、パティから獣の匂いを感じた。 それと、血の匂い。誰かを殺してきたというよりは、これはどうやら、彼女自身の血の匂いのようだが…… ……彼女は一つ、試してみることにした。]
……パティ。もしかしてあなた、聞こえてるんじゃない? [そう念話を送った。]
(*12) 2013/07/30(Tue) 16時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>*12 『……パティ。もしかしてあなた、聞こえてるんじゃない?』
――!?
[気づかれた。 顔色を変える。 応答はしなかったが、目の前の彼女が、パティを“仲間”だと認識するには、それだけで十分だっただろう。]
(*13) 2013/07/30(Tue) 16時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>66 [相手が答えては来たが、目を逸らされてしまった。だがそのことに特に構いはせずに、軽い調子で問いに答えた。] あたしは情報収集かな。 投票先決めるための情報は色々欲しいし、こういうところの生の声っていうのも参考にはなるから。 万一あたしに票が来てるんなら、誘導するなりなんなりしなきゃ生き残れないじゃない?
あ、今回の記事、読んだげるよ。 [そう言って。パティの応答を待つ。]
(67) 2013/07/30(Tue) 16時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前/念話― >>*13 [クシャミの目は、パティの反応を見逃さなかった。 ……その反応を見て、クシャミは、少し嗜虐的な気分になった] ……それとも、こっちで教えてあげようか? でもあなたはこの力、嫌いなのかしら?
[とても楽しげな、嗜虐的な調子で。軽く笑いながら、告げた。]
(*14) 2013/07/30(Tue) 17時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>67 ・・・・・・・・
[読んで“あげる”という言葉が少し気に障ったが、情報は欲しい。 悔しそうに、口を固く結んだまま、相手をまっすぐに見た。 彼女はそれを了承と受け取るだろうか、拒否と受け取るだろうか。]
(68) 2013/07/30(Tue) 17時頃
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>>*14 [少女はどこか楽しげな様子で、脳内に直接語りかけてくる。 感染したことを楽しんでいる?怖くないのか? 全く理解できない。]
…あたしは、あんたらとは違う…!
(*15) 2013/07/30(Tue) 17時頃
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>>68 [相手が完全に沈黙している。そのことに対して、少し不思議そうな表情を浮かべて、パティに問う。]
……パティ? ごめん、あたし、何か変なこと言った? [そう言って、相手の返答を促す。]
(69) 2013/07/30(Tue) 17時頃
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>>*15 [くすくす、くすくす、と楽しそうに笑う。 相手が現実を認めたくないというのであれば、冷酷に告げてやらねばなるまい。]
違わないよ。 ……多分、あたしを「選んで」襲ったんだよね。こうやって話して、さ。 あの場所にはマリーも居たし。大方「マリーだけは襲わないでくれ」って頼んだんじゃない?パティとマリー、仲いいし。 まああたしもマリーを食べては欲しくないからそれは良いよ。……でもねえ、マリーを助けて、あたしを殺そうとした……違うかしら?
認めちゃいなよ……同じだって、さ。 [最後の一言は囁くように。表情を見ても、心配している表情(>>69)が見えるだけに過ぎないが。]
(*16) 2013/07/30(Tue) 17時半頃
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―>>*16続き― [まあ、こうなった以上。 ……自分のあまりの変化に誰かが気づくのも時間の問題か。 楽しむと決めたのは、自分の命が残り短いということを知っているからこそ、というのもある。 それならば。 ……こういう「賭け」も、一興か。そう思った。]
……あなたがもし「私は人間だ」って言うなら。 今すぐ急いで迅速に即即、機動隊のナユタさんにでも頼んで、「私はWWSに感染してる、だから今日処刑してくれ」……って言えばいいんじゃないの? それをしない時点で、あたしもあなたも大差ない……あたしはそう思うよ?
[さて、これで、あたしも道連れにするようなら……どうしようかな? と。そんなことを考えながら、問うてみた]
(*17) 2013/07/30(Tue) 17時半頃
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>>*16 ……っ、違う…!
[一瞬言葉に詰まる。否定はしたものの、図星だった。確かに自分はローズマリーにだけは手を出すなと言った。 しかし、クシャミを襲えとは言っていない。]
あたしは…関係ない…っ!
[自分に言い聞かせるように叫んだ。 だが、彼女はさらに追い打ちをかけてくる。感染している自覚があるのに名乗り出ない時点で“同じ”だ、と。>>*17]
…っ…
[再び言葉に詰まる。自分が生きるためなら、他人が犠牲になっても良いと思っていたことは事実。 あたしは…こいつらと同じ“化け物”…?]
…ちがっ…
[それでも否定しようとするが、言葉が出なかった。うまく呼吸ができない。苦しそうに、肩で呼吸をしながら、その場にうずくまった。]
(*18) 2013/07/30(Tue) 18時頃
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>>69 …いや…別に… ―――っ…
[自分の様子を見て、不思議そうに問いかけるクシャミにそれだけ言うと、突然苦しそうに、肩で息をしながら、その場にうずくまった。 過呼吸になっている。
彼女と話している間に、脳内に直接語りかけてきた“仲間”の“声” それが、パティを追い詰めていた。]
(70) 2013/07/30(Tue) 18時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>*18 関係ない……?関係ない、ねえ…… [ふぅん……と。念話で伝えて、一端彼女はここで念話を切った。]
(*19) 2013/07/30(Tue) 19時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>70 [うずくまるパティに対して、最初は心配したような表情を。 だがいつのまにか。彼女のパティを見る表情は、まるでゴミでも見るかのように変化していた。彼女はその表情でパティを見下し、いつもの口調とは全く違う、張りの有る声で、声量を最小限に抑えて、パティに言う。]
……おい、あんた今なんて言った? あたし一人を壊しておいて、「あたしは関係ない」って言わなかった? もう一回言ってみろよ……
[そして乱暴にパティの髪を握り、自分の方を無理矢理に向かせながら。やはり声量は落として言う]
あたしの顔見て、もう一回、同じ事、言ってみろ……! そんな事言える時点で“化け物”だろうがアンタ……違うのか……? [パティを見下し、睨みつけながら。]
(71) 2013/07/30(Tue) 19時頃
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/* クシャミさん怖いです…(^_^;)
(-19) 2013/07/30(Tue) 19時半頃
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ー回想、5月5日14時過ぎ、総合病院の一室ー >>61 [問い掛けにナユタは複雑な表情を作る。やっぱりそうだよね、と眉尻を下げて有れば耳と尻尾を垂れさせていただろう]
……?…??…???
[けれど振ってはいないと言う。だとしたら…、それでも当のナユタの口から核心的な事は出ず、自分の気持ちの収まり所が分から無くて疑問符だけを頭に。
漸く此方に向いた瞳に姿勢を正す。その唇が何かを紡ごうとしているのを大人しく待ってみる]
……ッ、…
[散々迷いを見せた唇は、自分のそれと重なり熱い熱を直に伝えた。…少しずつ気持ちが浸透して行く。…けど]
………狡い…
[僅かに離した唇で拗ねた様に小さく呟き、そして今度は自分から唇を重ねた]
(72) 2013/07/30(Tue) 20時頃
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ナユタ…好き…、好き、…大好き…
[囁きながら身を乗り出して何度も啄む。もっと触れたくて、熱に溶けた瞳でナユタの顔を下から覗き込む]
もっと触りたい…、ダメ…?
(73) 2013/07/30(Tue) 20時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>71[クシャミが態度を一変させた。 まるで、自分だけが被害者だと言わんばかりのその態度。 苛立ちを覚えるが、うまく身体が動かない。 苦しい息で反論する。]
…あんた…まだ…いいじゃないか… あたしが…持ってないもん…全部持ってた…
[自分の知るクシャミ――リリーだった頃の彼女は、裕福な家庭の娘だった。 家族、小奇麗な洋服、教養。 自分がどんなに願っても、得られなかったものをすべて持っていた。 なぜ、自分と彼女がこんなにも違うのだろう。 ずっと羨み、妬んでいた。]
あたしには…いいことなんて…何一つなかったよ…
(74) 2013/07/30(Tue) 20時頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>74 [パティの述懐を、受け止め。受け止めた上で、ひどく冷めた、温かみのない眼差しで、パティを見る。] ……あんたはあたしのことを知らない。あたしがそうであるようにさ。 そんな風に思われてたなんて、今初めて知ったよ。……でも。
[踵を返しながら、パティに言う。] 現在はどうあれ……「過去」に囚われて足を止めるような人を、あたしは仲間とは、認めたくないね。 ずっとそうやって、うずくまってればいいよ。
[そして数歩、歩きはじめた。実力行使でもしなければ、引き止めるのは難しいだろう]
(75) 2013/07/30(Tue) 20時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前・念話 >>75続き― [念話で独り言をいう。聞こえるのはもちろん、承知の上で] ああ……おなか空いたなあ。 ……一緒に話せる仲間も欲しいなあ。 ……マリー、お肉も美味しそうだし、仲間にも誘いたいし……悪くないな……
(*20) 2013/07/30(Tue) 20時半頃
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/* >白の旗袍
死に装束なのか結婚衣裳なのかその他なのかどうなのか気になりすぎて PLが床ローリングしたい気分です!! うおおおおおどうなのおおおお ルーさん好きいいいい PLの頭が残念で意味がわかりませんんんんどういう意味なのおおお …たぶん死に装束…?
(-20) 2013/07/30(Tue) 20時半頃
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─5月6日 夕刻 繁華街ビル地下─
[微か、震える指で、決定キーを押し込む。──瞬間、眼前の画面に洪水の様に流れ出した情報の羅列。声にならない歓声をあげ、低い天井へと向け握った拳が確かに掴んだものの重さに震えた。 まだ、ここは入り口でしかない。己の実力では、どれ程急いでも、まだ入り口にしか到達できていない。……それでも、]
…絶対ェ…、……突き破ってやっからなァ──、
[──寝食を、忘れて。このどうしようもない、病故の衝動も何もかも、この瞬間は忘れたふりをして。必ず到達してみせると、渇きを訴える咽喉を、誤魔化すように水だけを口に含んで椅子の背凭れから身を起こし、画面へと向き直った]
(76) 2013/07/30(Tue) 22時頃
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[1分でも、1秒でも、早く。
…ビルの階段外、廊下の近く、潜む気配には気が付いている。日のある時分、街をわざとらしく行き、知った顔があればどのような反応であろうが構わず声をかけてみせ──その反応を、告知を見て『驚いた』末にせいぜい『怯えたように』閉じこもる演技は散々済ませた。あらゆる通信は絶たれていると、彼らが思い込んだ状況は、己がどこにも繋がる事などないのだと暫しの油断を誘うに適していただろう。部屋から出ぬ己に不審を抱かれる前に、…己に彼の命運をも託した青年の存在に、気がつかれてしまう前に]
……やるっきゃねェさ。
[どれ程力が足りなくても。今残った『理性』の全てを使い果たしたとしても。最早、戻るべき道など存在しないのだから]
(77) 2013/07/30(Tue) 22時頃
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─回想/5月6日 朝8時頃 繁華街の路上──
[──悲鳴を上げ、己の眼前から逃げ出した背中に、密やかにも嘲笑めいた笑みが口端を通り過ぎ…すぐに如何にも驚いたように唇を開き、双眸を瞠って周囲を見回して見せた。 さすがに、人通りはほとんどない。時間の所為も無論あるが、この街の現状、日のあるうちとはいえこのような場所を用もなく出歩こうという者は少ないのだろう。それこそ、ある意味での自殺志望者か…]
…元気の有り余った、『化けモン』ぐらい、ってか?
[ごく微かな呟きは、己から一定の距離を保ち、後をつける者達には聞き取る事はできなかっただろう。 …時間が、足りない。しかし、できるならばもう少し、己の行動に不自然でない理由を持たせる為に必要な理由を探したくも思う。もう少し、誰か。何か。視線が何かを、探るように走る。 『理由も知らず怯えた善良な一般市民』。クソ下らないこの演技が、この後の限りある時間を繋ぐのに必要だった]
(78) 2013/07/30(Tue) 22時半頃
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―5月6日朝10時頃、町役場前―
[目の前に影が差す感覚に緩く頭を振る。…大丈夫、…まだ決まった訳じゃない。きっと、…大丈夫。深呼吸を繰り返し、それからその場を離れようと一歩踏み出す]
……あれ?…クーちゃんと…あの子は…
[蹲っている少女>>74は…確かペンダントを拾って届けてくれた子だ。その側に居るクシャミは>>75立ち去ろうとしているようにも見える。
遠目からでも様子が可笑しいパティに思わず駆け寄った]
……パティちゃん、だよね。大丈夫?具合悪いの?
[目の前に屈み込んで、その肩に手を置いた]
(79) 2013/07/30(Tue) 22時半頃
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―5月6日朝10時頃 町役場前― >>75 [クシャミは捨て台詞を残し、去って行った。 去り際に、彼女から“声”が聞こえる。]
…マリー…!?…っ…やめろっ…!
[彼女はローズマリーを襲うつもりだ。 声を上げるが、クシャミがそれを聞き入れるはずもない。
なんとかしなければ。 しかし、まだ発作がおさまらない。 そんなとき、声をかけられた。>>79
見上げると、先ほど見かけた青年。 そうだ、数日前に、ペンダントを拾った青年だ。 確か、チアキという名だったろうか。 人に頼ったことなどないパティが、初めてすがるように、彼を見た。]
……ローズマリーが…殺される…
(80) 2013/07/30(Tue) 23時頃
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―回想/5月5日夕方 「三元道士」店内―
ソッカ。効いタみたいデよかッタ♪ この間モ可愛かったけド、今日も可愛いネ。
[ニコニコと和やかに微笑みながら、マドカ>>54をじっと見つめる――表情に混ざる緊張、強張った肩、躊躇われる言葉。それらを見れば、彼女が何か後ろめたいものを持っている事は想像出来た。普段ならば別段構わない事ではある。ただ、現状を踏まえて考えれば簡単に頷くのも憚られて。
目を逸らさず語られる言葉は真実に聞こえた。恐らく、想像通り。両手を組んだ上に顎を乗せて、暫く少女を視る。その瞳に宿る意志の色を量る]
―――…ンー…ちょっと待っててネ? あ、そこ座ってテいいかラ。
[具体的な返答はしないまま腰を上げると彼女に背中を向けて店の奥へと向かう。そこ、と自分が今まで座っていた長椅子を丸く整えた爪で示すと今度こそ奥へ引っ込んだ]
(81) 2013/07/30(Tue) 23時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/07/30(Tue) 23時半頃
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―回想・5月5日14時過ぎ、総合病院の一室― >>72 ズルいって、何……、ンッ、
[触れる唇は自分のそれよりは幾分かひんやりと、熱の篭った身体に心地よかったけれど、幾度も重ね合う内に同じ体温へと染まった。
奇妙な感覚だった。幼い頃から近すぎて、だからこそこんな風に触れる日が来るとは思ってもみなかった――なのに、しっくりと馴染むのが不思議だ]
…ッ、ん…、…チア、キ…
[頭の芯が痺れたように霞むのは熱のせいだけじゃないと、知っている。 暖かな吐息と共に唇へと触れる囁きは、身の内に甘い熱を孕ませて、伏せた瞼が切なげに震えた。
顔を傾け角度を変えての口付けは、繰り返す程に物足りずに、肩から首へと腕を滑らせ強請るように引き寄せてはまた啄む]
…………ズルいのは、どっちだ、よ、
[怪我をしているからとか、病院だからとか、断る理由は幾らでも思いつくのに、見上げる蕩けた視線に全て霧散した。
本当に…狡いのはお前の方だと心の中で独り言ち、再び顔を寄せて唇のあわいへと舌先を這わせ、背を抱いた右腕に力を込めて彼の身体ごとシーツの海へと身体を沈めた]
(82) 2013/07/30(Tue) 23時半頃
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/* 羞恥心で人は死ねるってばあちゃんが言ってた_(:3 」∠)_ */
(-21) 2013/07/30(Tue) 23時半頃
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―5月6日朝10時頃、町役場前― >>80 …え?……
[予想も付かなかった返答に言葉を失う。戸惑うようにじっと彼女を見詰めていたが、肩に置いていた手を少女の頭に乗せて]
…何故、そう思うのか…言えるかい?
[ペンダントを受け取った時は、もっと…気を張ったイメージがあった。揺れる瞳の彼女が怯えない様に出来るだけ優しく問い掛ける]
(83) 2013/07/31(Wed) 00時頃
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