84 ― 手紙 ―
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全
ジェフに1人が投票した。
キャサリンに8人が投票した。
ジョージに1人が投票した。
キャサリンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ウェーズリー、ジェフ、アイリス、レオナルド、ポーチュラカ、プリシラ、ジョージ、サイラス、ミナカタの9名。
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―――昨日の話―――
[便箋のストックが既に切れていたのを思い出して 引き出しを引っ掻き回して、奥から古い薄紫の便箋を見つけ出した。埃を払い、枚数を確かめ胸を撫で下ろす。
薄紫を広げたあとに 金魚の踊る、淡い水色を広げて、無意識に目を眇めた。]
Charlotte………
[反芻してみれば、頭の片隅に引っ掛かるおと。 確か、女子生徒が、かわいい雑貨が在るのだとはしゃいでいた、店の名前だった。]
頑張っているようだな。 ああ、でも、
[下まで読み進めて、相変わらず、と苦く笑う。 時間が無いものだから、走るペンは何時も以上に荒く。 何とか解読可能な状態にして書留め、封筒に封じた。]
(0) 2013/05/27(Mon) 00時頃
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良し。 間に合うか。
[時計の針をもう一度確かめ、席を立つ。 身支度を整えながらもベランダを気にして 未だ帰らない子猫殿の為に、無用心ながら窓を開けておいた。
今日の相手は、生徒ではない。 ―――それも、時間には厳しい。 久し振りにスーツに袖を通して、部屋を飛び出した。
その景色の先に、郵便屋が居ることに蹈鞴を踏んで。]
この近くまで? いつも、ご苦労さんです。 ………毎回ついでで申し訳ないな。 良ければ、これを。
[有り難いと薄紫色を手渡して、駅に向け、走った。 大学時代世話になった恩師の待つ、*カフェに*]
(1) 2013/05/27(Mon) 00時頃
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― 少し前 ― [結局、詩の解釈について斬新な意見を述べた知人の講演は、毛ほども頭に入らなかった。ただ会場の片隅で、見知らぬ少年のことを考えていた。
アマンダの息子だと名乗る、ジョージ・リットン。 文章の雰囲気からすれば、十歳そこそこだろう。
アマンダに万年筆をプレゼントした記憶はない。 だから、万年筆の持ち主が手紙の送り主の父親だというのが本当ならば、自分と彼には何の血縁関係もないことになる。けれども、何故この住所へ彼が手紙を送ってきたのだろう?
手紙の消された部分を指でなぞったと同時に、講演終了の挨拶を聞いた。]
(2) 2013/05/27(Mon) 00時半頃
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[倒れてから一週間もしないうちに海外の病院へ移った。 研究施設も、近くに大学もある立派な病院だ。
残してきたものは多くはない。 箱いっぱいの手紙は持ってきた。いつでも、誰とでも、心の中で会えるように。
家族に託したのは、暫く返事が書けないことを知らせるメッセージカード。 とはいえ、それはかつての級友にくらいしか、機会があったとしても渡されることはないだろう。]
(+0) 2013/05/27(Mon) 00時半頃
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[第三者が見ていたとすれば花屋には一筆書いたというのに級友に手紙を寄越さないなどとは薄情だ、 と言われるだろう。
書けなかった。書きたくなかった。
小さな嘘も、本当のことも。 どこかで羨んでいた。健康で、楽しそうに生活している彼女を。 同じ教室で、同じように過ごしていた筈なのにどうして自分は病室に閉じこもって仮初の安寧を少しずつかじるように生きなければならないのかと。
恨んでいた。
彼女ではない。
運命を。]
(+1) 2013/05/27(Mon) 00時半頃
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[家に帰ったあと、机としばし睨みあった。
書いては丸めて、捨てる。 書いては丸めて、捨てる。]
彼が本当に僕の息子だというのなら、 どうにかして会ってみたい。 もしそうでないのなら――
[どうしたらいい? 本の好きな少年がひどくがっかりする様を思い浮かべる。
最後の一行――彼女の消息を尋ねる部分は、或いは少年にとって酷な質問なのかもしれなかった。だが、訊かずにはいられなかった**]
(3) 2013/05/27(Mon) 00時半頃
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[家族に頼んだのは到着した手紙を時々纏めて送って貰うこと、
そして、ルーカス・オルブライトという人物を自分の周辺で探して欲しいということ。
耳に馴染みのない名だった。けれど、どこかで聞いたことがあった。 どこだっただろう。 考えても分からず、悩むうちに『花が届いた』と電話で知らされた。]
花…
[何かの意味が秘められているのだろうか。 ナースに頼んで花の辞典を持ってきてもらい、該当する花の項目を読み上げて貰って少しだけ深刻な顔。
文通をしてくれたという事実にただ純粋に喜んでいた自分を少しだけ責めて。]
……あ、ごめんなさい。
[医師に呼ばれていたことに気付き、慌てて視線を上げた。 生か死か、自分もまたぼんやりしている暇はなさそうだ*]
(+2) 2013/05/27(Mon) 01時頃
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[ひどく安心するような声音で、肯定の返事がなされる。幾度も聞いた、カバンの留め具が閉じられる音がする。 それだけで男がどれほど心落ち着いたのか、改めて言葉にする必要なはいだろう。繰り返された日常の一端、ウェーズリーという郵便屋にかけた信頼は、それほどまでのものであった。 けれど安心などというものは、波打ちもしないアイアンブルーから掬い取るには難しい感情ではあった。
看護士も退出した個人部屋で男は一人、眼を開き、変わりもしない眼前の真白に視線を止めた。郵便屋にぶしつけな言葉を浴びせた後悔も、謝罪を逃した悔恨も、どうしようもない空虚感もすべて、両腕を縛る真白の内に見出すように、ただじっと見つめ続け。]
(+3) 2013/05/27(Mon) 02時半頃
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―― 翌朝:病棟個室 ――
[拘束の外され、けれど白に覆われた両腕のまま、男は病室にいた。 彼は随分と落ち着いているように思われた。それもそのはずだ。一種の諦念を抱えてこそいれ、男に抵抗する意志など欠片も持ち合わせていなかった。仮に両足が自由であれば脱走という懸念があったけれど、現実として、彼の片足はギブスに覆われている。]
[男は身を起こし、自分の荷物へ視線をやった。 看護士に頼んで出させた手帳と、愛用のペンと、それから便箋が彼の目の前に広げられている。]
(+4) 2013/05/27(Mon) 02時半頃
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[開かれた手帳の前にも、彼はほぼ無表情であった。 自らが記した文字列を紺青だけで追い、赤裸々に紡がれた感情の一片を――その先に起こることを知らない、闇雲な期待を感じさせる言葉を眺め。けれど何も感情を表さず、読み終わらせた。
彼自身が出した手紙を思う。 本来ならば。舞台のあるはずであった****についたら、郵便の転送手続を行うはずだった。であれば、郵便物は自室にたまるばかりであろうか。本人に渡らなかった手紙として、郵便局にとどまるのかもしれない。]
――……花屋にも、迷惑をかけた。 あれで金額が足りればいいが。
[彼は、花屋が最初の一通目の時点で花束を用意していてくれたことを知らなかった。もしかしたら、無人の部屋の郵便ポストに入れられた花束が、ゆっくりと枯れていくのを待つばかりかもしれない。二つの紺青を静かに寄せ、無意識に生まれ落つ連想を、身動きもできず枯れるばかりの花束からの連想を遮る。]
(+5) 2013/05/27(Mon) 04時頃
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[枯れいくばかりだろうか。 もしかしたら、と過った懸念は連想を産む。徐々に湧き上がる連想は歯止めを知らず、止そうと思えば思うほど思考のあちらこちらで芽吹き始める。脳が窒息していくような、そんな不快極まりない不可視の首縄に囚われた感覚に、男はきつく瞼を降ろした。]
――……仮に、そうだとしても。 やらなければならない、ことがある。 きちんと言葉を、今度こそ、の、謝罪を。
[胸中に沈み込んだ鉛を吐出すことは出来ない。のろのろとした動作で腕をあげかけ、その先端の、真白いギブスを改めて視界に入れた。]
(+6) 2013/05/27(Mon) 04時頃
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[筆をとることはおろか、プレイングカードのデックでさえ掴めない、ただの棒の先端とでも言うべき腕を見。
男は微かに口を開き、噤む。「つかめないのか」そう小さく繰り返したのち、徐に彼は筆を咥えた。 キャップさえ空いていないペンを、口のみを使って筆記具に昇格させるのは聊か無謀な挑戦であった。それでも彼の病室内には芝悪の間、エナメル質と硬質なものがぶつかる音が響く**]
(+7) 2013/05/27(Mon) 04時半頃
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―今日のこと―
[今日、少女の手元にある手紙は二通。 一通は、見慣れた郵便屋の配達してくれたもの。 もう一通は――……
そのどちらも、少女は開けるのに勇気を要した。]
(4) 2013/05/27(Mon) 09時半頃
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[一日の間を置いて届いた相手からの手紙を、開く。
真剣な顔で、便箋に並ぶ相変わらずの几帳面そうな文字列を追って行った。
ぴたりと碧色が一枚目のある場所で止まる。 不意に飲んでいた息を、ゆっくりと吐き出して。 最後まで読み終えてから、瞼を閉じた。]
……そっか。 そう、だったんだ。
[唇に、ゆるく弧を描く。]
(5) 2013/05/27(Mon) 09時半頃
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[一通目の返事を書く前に、もう一通へと手を伸ばす。
最近毎日のように見ている文字が、はじめての手紙という形で何を綴っているのか。 少女は想像できないまま開き、それを読み終える。]
……私にとって、何が、一番大切なのか。
[唐突に。 少女は理解していた。
文通友達のくれた言葉を思い出す。 一通目の返事のために、そっとペンを取った。]
(6) 2013/05/27(Mon) 09時半頃
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親愛なる、レオナルド先生へ
理由を聞かせていただき、ありがとうございました。 ミナカタさん、に感謝ですね。
自分のためにきっといいお話を迷う、のは。 迷うこと自体が答えなのだと、友人が言っていました。
先生は格好悪くなんかないです。 失望なんて、していません。
我侭でも、当然ありません。
本当はすぐにでも戻ってきて欲しいって思っている、私の方が我侭なんです。
(-0) 2013/05/27(Mon) 10時頃
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私の方は 相変わらず習い事沢山で、忙しい日々を過ごしています。
新しい家庭教師の先生も、本当は、授業は厳しいけれどそれ以外は優しい、若い、とても良い先生です。 悪く書いたらレオナルド先生が驚いて、やっぱり自分が家庭教師に戻ろうか、なんて言ってくれるのを期待して書きました。 ごめんなさい。
だから、私、全然、自慢になんてならない子なんです。
(-1) 2013/05/27(Mon) 10時頃
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レオナルド先生の待っている人が、きっと、先生のすきなひとが、 先生の元へ来てくれることを、祈っています。 そして、新しいお仕事が上手くいきますように。
でも、もうひとつ、 私は自分の我侭で、先生を驚かせることを書きます。
私なら、先生を待たせません。 いつまでも先生を待っています。 誰よりも、待っています。
我侭な、ポーチェ
(-2) 2013/05/27(Mon) 10時頃
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[いつもの薄桃色の便箋に、丁寧な文字ばかりが並び。 最後の一節だけ、くせのある字が綴られていた。
待ち人、きっと大切な人なのだろうと思った瞬間に、傷んだ胸の奥が気付かせた気持ち。 思いついた悪戯、もやもや、戸惑い、行き場のない感情の全てにすとんと納得した理由。
きっと困らせ、きっと返事は来なくなる。 そう思っても、それでも、親しみと憧れ以上だと伝えたくなった少女こそ、我侭だ。]
(-4) 2013/05/27(Mon) 10時頃
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待たなくていい。 そう突き放される予想はしても。
(-3) 2013/05/27(Mon) 10時頃
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[書き終えて上げた少女の顔に、寂しさを混ぜた微笑みがある。
導き出した自分なりの答えはちくちくと痛いけれど、何も分からなかった頃よりも、表情は晴れ晴れとしていた。]
さてと…… 家出でもしちゃおうかしら。
[表向きのお嬢様は、不穏な単語を気楽に口にした**]
(7) 2013/05/27(Mon) 10時半頃
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[ある者の名が記された封筒は、行き先を失い一所に留まり、 またある者の名が記された封筒は、彼女を愛する家族の元へ届けられた。 暫く返事が書けないことを記したメッセージカードは、あるいは級友へと渡されることもあるかもしれないが。 それを託されたのは郵便屋ではない。
郵便屋が託されたのは、ある一つの伝言。 それも「もし」という言葉付きのもの]
(8) 2013/05/27(Mon) 20時半頃
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[渡された想いを受け渡す、橋渡しにすぎない郵便屋。
どこでもない道端でふと立ち止まった彼は、 ポケットから一通の封筒を取り出した。
ゆっくりと封を開き、中の便箋を取り出して――**]
(9) 2013/05/27(Mon) 20時半頃
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/* 村たてのリアルが予想以上のアレなので ちょっとほんとうに、すまな、い
(-5) 2013/05/27(Mon) 20時半頃
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[昨夜、叔母さんから話をされたジョージは、部屋に戻っても何もする気が起きませんでした。 書きかけの手紙や、開かれたままの本、ページを押えるように置かれた文箱の中で、私はジョージをずっと気にしていました。 灯りをつける気力もないようです。 暗い部屋に、嗚咽を堪える音が響きます。 子供らしくないわ、そんな泣き方。 そう笑ってくれる人は、此処にはいません。
その日、部屋に灯りがともることはとうとうありませんでした]
(10) 2013/05/27(Mon) 20時半頃
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[翌日、ジョージは二通の手紙を郵便屋さんから受け取りました。 もう、ジョージは元気そうに見えます。 ありがとうございます、ってお辞儀をして笑顔を見せることまでしました。 郵便屋さんを見送ってから、送り主の名前を確認します。一通は知らない手紙だって、すぐにわかりましたから]
……あっ
[嬉しいのか、悲しいのか、どんな顔をすればいいのか。よくわからない、そんな顔をジョージは見せました]
(11) 2013/05/27(Mon) 20時半頃
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[窓辺の机に肘をつき、物憂げに外の景色を眺めて溜息。 先ほどから万年筆はちっとも進まず、便箋はまっしろなまま]
どうしてこんなに、気持ちがざわつくんだろうね。
[ぽつりと呟く声を、聞く人がいるはずもなく]
(12) 2013/05/27(Mon) 21時頃
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―― 自室・昨日深夜 ――
[帰宅してからもしばらくは手紙を開くことが出来ず ようやく封を切ったのは深夜の時間帯になってからだった。
封筒の中身すら、元上官らしい清廉なものだ。 入っていたのは漂白されたような青白さすら感じる便箋が一枚と、片道の汽車のチケットが一枚。]
…………。
[手紙を読み進めていくうちに、穏やかだった表情は徐々に引き締まったものに変わっていく。 まるで、警察官だったころのように。]
(13) 2013/05/27(Mon) 21時頃
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ポーチュラカさんへ
お手紙ありがとうございます。 ポーチュラカさんがお家に来るなんて、夢みたいです。 もし、そんなことが起きたら
とても、嬉しいです
ジョージ
(-6) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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―― 自室・翌朝 ――
[久しぶりにベッドで眠った青年は、まだ街も覚めやらぬ早朝に目を覚ます。 これもまた、警察官だったころの名残。]
……お見通しですね。
[今までずっと、喉の奥に引っ掛かったようにしてあった思い。 言い聞かせて宥めてきたけれど、それを再び引きずり出した手紙は机の上に広げられたまま。
手紙には近況の報告と、ある仕事の誘いが細かく書かれていた。 それは警察官とは少し違っているそれだが、青年の心の奥底で燻り続けていた思いを形にするには十分なものだった。]
戻ると言ったなら、何と言われるでしょうね――
[口にして思うかべるは職質から知り合った友人のこと。 彼に出した手紙の返事は未だ来ていない。手紙の中で願ったそれが叶うことがあれば、そのリアクションも期待できたのだろうけれど]
(14) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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いらっしゃいませ。
[郵便のやり取りが終われば、いつもの日常。 年頃の少女たちに混ざって、おばあちゃんのような人がいたり、親子連れだったり、それは様々だが。
たまに、男性がくることもある。 プレゼントを真剣に選んでいる人、悩んだ挙句なのかテイストがごちゃ混ぜで包んで欲しいという人。 すこし、羨むような気持ちがないわけでもなく]
[レジの奥に腰掛けて、帳簿とにらめっこをしていれば ふと入ってきたのは男性で 小物が並ぶ前で固まっているあたり、なれないことはよくわかる。 あまり声はかけない方だけれども、こういう時は]
(15) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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[結局一度ペンを置いて、引き出しの中を探りだす。 見つけたのは誰かが旅行の土産に買ってきたポストカード。 美しい花の咲き乱れる庭園が描かれたその絵ハガキに、 万年筆でさらりと絵をかき足した]
……ふふ。
[明るい光の中でたたずむのは、タキシードを身に纏った、すらりとしたシルエットのウサギ。 ついでにたくさんのトランプカードも舞わせてみた]
たぶん届かないだろうな。……うん、その方がいい。
[返事が遅くなったから、もう発ってしまっただろう。 出発が決まったとは書かれていなかったけれど、 きっとそうだろうという、確信に近い予感がしていた]
(16) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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[机の上の上官の手紙の下には、広げられたままの原稿用紙。 もう最後の章に突入しているジュヴナイル。
今あの職業に戻るのなら、この小説というものは手放さなければならない。 手放さなくとも、しばらくは書き上げることは難しいだろう。
選ぶことは容易く、しかし手放すことは難しい。 ――否、手放したくない。 手紙のやりとりででも、楽しみにしていると言ってくれた人がいる。 いっそのこと、上官の手紙など届かなかったと破り捨ててしまおうか。二転三転する思いに揺さぶられ、手紙を取ろうとしたそのとき]
……っ、お、まちください。
[玄関先でチャイムが鳴る。 不意のそれに驚きぎこちなく返事をしつつも、指先はとうとう手紙を引き裂くことはなかった。]
(17) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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なにかお探しですか?プレゼントとか。
[顔はまだすこし幼さが残っていて、高校生だろうことはわかった。 それゆえにまだ慣れていないのだろう、こんなところには。 たまにわかり切ったような顔をして買って行く人はいるけれど]
今ですと、女の子に人気があるのはこれですけれど。 …あ、すでにこれは彼女さんお持ちなんですね。
それがお気に入りのようですと、こういうのが好きかなと。 あとはベーシックにハンカチとか、お手紙がお好きなようでしたら文房具の類とか、レターセットなど、買われて行く方は多いですよ。
[にこりと笑って、その場を離れる。 あとは彼自身が選ぶのがいいだろう。 あんまり追求するのは良くないことは学んでいた。
…たっぷり1時間ほど悩んで行った結果を包みながら、 うまく行けばいいなと見知らぬ二人を思ってみたり]
(18) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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/* 眠い
(-7) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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[届かぬつもりで出すハガキ>>16。 表書きにはルーカスの名前と、住む人のいない元の住所]
――あなたの傍にいつも、女神の祝福があらんことを。
[ハガキの隅に書いたのは、 届くことを期待しない、自己満足としてのエール]
(-8) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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『見合い結婚らしい』 『お相手は、―――――』
『急なことで、他に当てが』
『断ってくれても良い。でも、もしも、』
『本当は、―――になりたかったんだろう?』
(19) 2013/05/27(Mon) 21時半頃
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『本当は、教師になりたかったんだろう?』
(-9) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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[玄関先に姿を現したのは、ウェーズリーだった。 いつもより早めの訪問に驚きつつ、手紙を受け取る。]
はは、昨日は夜更かししなかったものですから。 はい、ありがとうございます。
[いつものように雑談を交わし、礼を述べて見送る。 扉が止まる刹那、待ってほしいと唇は開きかけたが、声になることはなかった。]
――……。
[手元にある、2通の手紙。 どちらも手紙でのやり取りが長い相手だ。
先ずは何も考えずにそれを読もうかと、自室へと引き返した。]
(20) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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―――今日―――
[ころりころり。 腹部の重みと、聞き慣れない音色に意識が浮上する。 ゆっくりと身体を持ち上げると、頭の奥に鈍痛を覚え、思わずこめかみに触れた。昨日は飲み過ぎてしまった。
ベッドに潜り込んだ記憶もさてないなと 皺になったシャツの襟を惰性で整え、視線を移す。 一日の大冒険を終えた白が、にゃあ、と鳴いた拍子に、木製にころころした音が響いた。 先ほどの音は、これだったようで。]
何処までほっつき歩いてたんだ………
また、ジェフリーくんのところか?
[名前しか知らない手紙の主の住所は、決して近くはない。 苦笑を漏らして子猫を抱き上げると、チャイムが響く。]
(21) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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―― 自室 ――
[先ず封を切ったのは、特徴的な文字で宛名の書かれた手紙。]
ああ、彼の字だ。 ……いや、でも……?
[前回とは違う、いつもと同じ筆跡。 しかしやはりどことなく違和感を感じるのは何故だろう。 無理やり乱雑に書いたようにも、取れなくもない。
それでも彼のファンである青年はそれ以上の詮索はやめて 便箋に目を通していった。]
くまが、三匹。 ああ、あれですね。
[青年も好きだったそれを思い出しながら、微笑を浮かべ。 けれど最後には少し、切なげに眸を伏せた。]
(22) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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[次に封を切るのは、美しい孔雀の切手が貼られた手紙。 彼女の名を見るだけでも、元気を貰っている青年がいる。 常と同じ穏やかな顔で、その便箋を開いた。]
――――……、
[初めは表情はそのままだったが、視線を滑らせていくにつれゆっくりとそれは変化していく。
驚きと、無と、悲しみと。 常のように相槌を打つ声は、でなかった。]
……あなたは、
[便箋がふわりと手元から落ちて、机の上に広がった。]
誰よりも、勇敢ですよ。
[そう、直接伝えられたら。 しかしもう手紙を出しても、すぐに彼女の目に届くことはないのだろう。]
(23) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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お、ととと…
[懸命に首を振り、鈴を鳴らそうとする子猫を抱き 床に足を漬けると、地面が安定せず身体がぐらついた。 酒に飲まれるとは歳か、と 小父さんと言った旧友の顔を思い出して、眉を顰めた。
立て続けにもう一度、チャイムが鳴り、早足に玄関へと向かう。 訪問者は、見慣れた郵便服。]
―――ああ、ご苦労さんです。 今日も、近くに? ………用事がないならチャイムも鳴らさないか。
[差し出された手紙に、決まり悪そうに項を掻く。 茶封筒、鮮やかな青緑、薄桃色、雛罌粟、天使の象徴。
色とりどり、大小の様を胸に、かさついた口唇が綻んだ。ありがとう、と小さく呟いたのは、郵便屋に届いただろうか。 背を向けた背中が見えなくなって、そっと、玄関を閉じた。]
(24) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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/* ミナカタ先生大人気!すごいな!
(-10) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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/* >懸命に首を振り、鈴を鳴らそうとする子猫を抱き
ミナさんかーわーいい そんなミナさんと交流があるのは私だけですね、ふふふ。
(-11) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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え、品評会?もうそんな時期ですか。
[同業者からの連絡にすっかり忘れていた行事を思い出す。 数日店を空けることになるかもしれない。]
返事は明日でも?ええ、はい。
[代わりの店番が見つかったのなら行きたいが、 誰か引き受けてくれるだろうかと手帳を捲った。]
(25) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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[次に手に取る封筒はいつもより少し重くて、封を開けて目をまたたく]
あら、ステキ。
[まぁるく目を見開いて、ぽつりと出る言葉は無意識のもの。触れるとその手触りは上質のものに感じられて、繊細な刺繍を指先でなぞる]
いいのかな、ほんとに。
[ちょっとの気後れは、それが上等なものであるということ以上に、自分の犯す「偽り」にも端を発し。 けれど手紙を読むうちに、そこにしたためられた真摯さに、心の強張りはほぐれていく]
(26) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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ポーチュラカさんへ
この前の手紙では、偉そうなことを書いてしまってごめんなさい。 なんだかひとごとに思えなくて、つい熱が入ってしまいました。
ポーチュラカさんは今、大切な選択の前に立っているのね。 自分の選択が本当に正しいのか、後悔しないのか、 それを考えるのはとても難しいことだと思います。 選んだ後にも、それが正しかったかどうかすぐにわかるものではないし。 だけど、だからこそ、きちんと立ち向かおうとしているポーチュラカさんは、とても素敵です。
岐路に立っているあなたに私が言える言葉は多くないけれど。 どんな答えを出しても、私はずっとポーチュラカさんの味方で、あなたを応援しています。
(-12) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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|
私も、ポーチュラカさんの勇気にあやかって、前に踏み出せるようになりたいな。 今のままでもじゅうぶんに幸せなのだけれど、まわりの人たちが次々に新しい扉をあけていくのを見て、ふと自分を顧みる最近です。
P.S.ハンカチのプレゼントをありがとう。こんなステキなもの、本当にもらってしまっていいのかしら。 ポーチュラカさんと一緒にケーキを分け合う夢とともに、私の宝物にします。
(-13) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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[手紙の返事を書こうと、一度ペンを取り上げる。 しかし暫し考え、それを置いた。 先にすべきことがあると、気がついたのだ。
身支度を整えると、上官からの手紙を片手に早朝の肌寒い外気の中に飛び込む。 向かう先は中央の役場。電話という便利なものが発明されて久しいが、未だ一般家庭には行き渡ってはいない。 故に、その電話を借りにいくつもりで]
(27) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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/* フラグ乱立してるなー 私はまだ行かなくても平気だけれどね、終わりだったりするのかな?
(-14) 2013/05/27(Mon) 22時頃
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―― 電話口にて ―― ――ジェフリー・キースです。 ……ご無沙汰しております。
お手紙、ありがとうございます。 私でよければ、お受けしたいと……ええ、……
――、ですが一つだけ条件が……
………… ……
(28) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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[宛名の横にはいつものように小さなイラスト。 けれど今日の天使は二人。 手を繋いで、それぞれもう片方の手には四つ葉のクローバーを持って。
いつか別々の場所に飛び立つとしても、今のこの祈りに偽りはないと、想いを込めて**]
(-15) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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[子猫と手紙を抱えて部屋に戻れば 手紙の、特に浮き出た雛罌粟を爪で引っ掻こうと必死にもがく白毛玉に気付き、慌てて床に下ろす。
そして早足に逃げようものなら 遊んでくれるのかと勘違いした子猫が、 スラックスの裾に飛びついて来るものだから。 破かれないように必死に逃げ回り――あるいは遊び――漸くミニデスクに落ち着いた。
先ず、開いた便箋から目に飛び込んできたのは、手書きの天使の意匠。風船と共に舞い降りた、あの日のものと同じ。 思わず指でなぞってから 我に返り、買い足したレターセットを引き寄せる。 何食わぬかおで、花屋で買い足したそれは、蒲公英の陽の色が踊る。]
(29) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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/* ミラーズホロウでも良かったんじゃないかとふと思った
(-16) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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―― 再び自室・昼下がり ――
[帰宅後、すぐに机に向かった。 薄茶の便箋を選び抜くといつものように文字を綴っていく。
だが文体は少し、違っていた。 問いかける言葉は省き、淡々と思いを、伝えていく。]
……、よし。
[一つだけ、撒いた種は。 そう遠くない未来に花咲くよう、願うもの。]
(30) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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―― ジェフリーから届く手紙 ――
[常と変わらぬ薄茶の便箋に やや角ばった筆圧の強い文字が並んでいる。]
(-17) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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セシルさんへ
お返事ありがとうございます。
宛名の件は、細かいことをすみません。 どうぞあまりお気になさらないでくださいね。
私もその絵本、好きですよ。 懐かしくて久しぶりに引っ張り出して読んでみたところです。
絵本はまだ、挑戦したことがありません。 ですがお手にとって貰えるなら、挑戦してみますね。
誰かに喜んでいただけるなら、どんな嘘でも良いことだと思います。 つい見栄を張ったり、悪い心でついてしまうこともありますけれど、だからといって日常の些細な嘘は、いけないことだとは思いません。 (少し、熱くなりすぎましたでしょうか?)
(-18) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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実は少し、執筆行が忙しくなりそうでして しばらくお手紙を出すことが出来なくなるかもしれません。 ですから、この手紙に返信は結構です。
ですが、私がセシルさんのファンであることは これからもずっと真実で、変わることはないでしょう。
またお会いできる日を、楽しみにして。
Prends soin de toi. Jeffrey Keith
追伸:実はこの手紙の中で一つ、嘘をつきました。 日常の中の嘘が、良い方向に花開くことを私が証明してみせます!
[最後の一文は常と変わらず力強く、それでもどこか朗らかに綴られていた。]
(-19) 2013/05/27(Mon) 22時半頃
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[店番の目星をつけながら店内で手帳にメモを書くと 続けて手紙にもペンを走らせた。 最中来客があって、手を止めると 帰る間際に小さい包を一つ持たせる。]
(31) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[ポーチュラカ様。]
[こんにちは。 ブーケを気に入ってくださりありがとうございます。]
[代金はきちんと受け取りました。 その時に小さな球根を幾つかポーチュラカ様に 渡していただけるようお願いしましたが、 受け取って頂けたでしょうか?]
[室内での水栽培でも大丈夫なものです。]
[さて、何が出てくるでしょう?]
[花屋 サイラス]
(-21) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[今日の押し花はスズラン。 花言葉は、幸福が帰る。]
(-22) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[次に開いたのはクリーム色の封筒。 便箋を開き、そこに入った柄に目を細める]
セシルさんにぴったりだな。
[歌声まで手紙で届けばいいのにと、その模様を指先でなぞりながら呟く]
あぁでもそれじゃあ、こっちの「歌」が届けられない理由が作れないか。
[手紙を書いているはずの妹と違い、自分は控えめに言っても音感に恵まれていない。 自分とあらゆるところが正反対だった妹。その妹を騙り続けるこの行為は、他人から見れば不毛だろうけれど]
(32) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[もう一通、届いた手紙への返事は、今は書かないことにした。 それもまた遠くない未来に、必ず返事をすると決意してのこと。]
今日は掃除日和ですね。
[空を切り取る窓は青々と美しく、白い雲がゆったりと空を流れていく。 ナイチンゲールはそこにいない、歌声も聞こえない。 けれど、晴れた空はとても気持ちが良かった。]
――よし!
[椅子から立ち上がると大きく伸びをして、長らく使っていなかった箒に手を伸ばす。 晴れた空の下に窓硝子を開け、掃除に取り掛かることにした。
いつこの場所を離れてもいいように**]
(33) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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……兄弟か。
[手紙を読み進めて、ぽつりと呟く。 正反対の姉妹でも、妹の言いそうなこと、考えそうなこと、たいていのことはわかる。 何事もなければ今頃どんな風に成長していただろう。その想像も、たくさんの手紙のやりとりを通して、想像の域を越えてもっともらしく出来あがっていて。
ただひとつわからないのは、妹が自分をどう思っているか]
今のあたしを見たら、あの子、なんて言うんだろうね。
[考えたところで、答えは出ないまま]
(34) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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/* フラグ撒いたけど私じゃなくても!というアレで>いつこの場所を〜
嘘のことはちょっとわかりづらいかなあ、でもそれくらいの意気込みで頑張るってことです。
(-23) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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―――レティーシャくん
ああ、良かった、届いた。
手紙にもしも時効があったらと 君に手紙を出してから、ずっと、考えていた。
天使の意匠は、レティーシャくんのモチーフなのかな。 空から降って来た手紙に、天使が描かれていたものだから 天使からの手紙かと、少し、ほんの少しだが、考えた。君の実験は、大人にも夢を与えるらしい。
あの日から、変わらず仕事に明け暮れているよ。 …仕事の話は面白くないな。 他の話をしよう。 少し前に、子猫を拾った。白い子猫で、やんちゃ坊主だ。 最近は散歩で随分遠くに行くようになって、少し心配している。猫は、ちゃんと帰り道を覚えているのか。 変わらないことは、然うだな……意外と少ない。
(-24) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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君は子供だろうか、もう大人だろうか。 レティーシャくんは、何か変わって、変わらなかったことはあるか?
―――ミナカタ
[蒲公英の押し花がところどころ踊る 薄黄色の便箋に、不釣合いな荒い文字が並んだ。 名前の横には、たどたどしい、猫の意匠。]
(-25) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[雑貨屋 アイリス様。]
[品物確かに受け取りました。 いつもありがとうございます、助かります。]
[ガーベラ、実は試していなかったのでやってみますね。 あじさいは美味く出来たら凄く良さそうです。]
[やはり男一人ではあまり発想に幅が出ず、 同じものだけでもつまらないかと行き詰まっていました。]
[エゴノキというものです。実は木の花なんです。 今日の花はヒルガオにしてみました。]
[花言葉、ご存知ですか?]
[なんて。] [花屋 サイラス]
(-27) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[今日の押し花はヒルガオ、淡い紫色のきれいな円。 花言葉は、――――。]
(-28) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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―――サイラス 様
お返事を、有難うございます。
何色が好きなのだろう。 薄桃色をよく見掛けた気がする、好きなのかも知れない。 切り花より、鉢植えの方が良いでしょうか。 初心者でも育てられるような花があれば 併せてご教授頂けると嬉しいです。 ……俺は如何にも、こういうことに疎くて。 直接尋ねるのは、何だか勇気が要りますね。 結局またこうして、筆を執ってしまいました。
(-29) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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…押し花がこんなに奥が深いとは、思わなかった。 どんな花でも、綺麗に残るわけではないんですね。 頂いた便箋の花は、何という花なんだろう。 とても綺麗で、うちの猫が気にして止みません。
―――ミナカタ
[花屋で購入した、蒲公英の踊る便箋に、乱雑な文字。 そして、名前の横には、頑張って雛罌粟を再現しようとしたのだろう、不思議な意匠が残されていた。]
(-30) 2013/05/27(Mon) 23時頃
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[去ってゆく背を見送ってから届いた手紙を開いて息を呑んだ。 本当にそれが叶うのなら待ちたい気持ちも強いけれど。 震えるような文字が、綴られた言葉が、 其処まで考えて、そっと手紙を閉じた。 きっと返事は間に合わないのだろう。
描かれた花の絵に指を乗せてなぞる。 それから、同封されている押し花を栞の中へ封じ込めた。 淡く抱いていた気持ちと一緒に。]
(35) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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[キャサリンさん。]
[私は、貴女のことが、好きでした。]
[ただのサイラス]
(-31) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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―――ポーチュラカくん
唐突にすまない。 ポーチュラカくんは、何色が好きだったっけか。 以前聞いた気がするんだが――… 忘れてしまった。
ああ、やんちゃ坊主の猫だ。 爪を立てる癖がまだ抜けなくてね、もう少し躾が出来てから、遊びに来た方が良いかも知れない。 [書いては消したような跡が三行ほど、続く。]
もしも もしも、 もしも君が、今の家庭教師について思うことがあるなら。 その時は確りと、お母さんに主張しなさい。 言葉にすることが難しいなら、行動で主張しなさい。
前の手紙で言い忘れたが。 先生は、ポーチュラカお嬢様も、お転婆ポーチュラカくんも、どちらも好きだよ。 ―――ミナカタ
(-32) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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[蒲公英の押し花が踊る、薄黄色の便箋に。 悩んでは消して、悩んでは消したのだろう、後半に進むにつれ灰色に濁ってしまっている、色と雑な文字。]
(-33) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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―――ジェフリー
手紙の返事を、有難う。 ところで間違えていたら申し訳ないんだが 鈴を取り替えてくれたのは、ジェフリーくんだろうか。 ミナの鈴が、本当に、変わっていたんだよ。 もしも君のしてくれたことなら 気を遣わせてしまっただろうか。 有難う、良い音だ。 俺は嬉しいのに、ミナが少し不満そうだよ。世知辛いな。
ああ、鈴のお礼に少しでも、と、親馬鹿自慢だ。 一度道を覚えてしまうと何度も通ってしまうから ジェフリーくんは覚悟しておいてくれ。 ………穏やか、おかしいな、俺の前ではその片鱗も無い。
健やかな明日を。 ―――ミナカタ
(-34) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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[淡い蒲公英の踊る薄黄色の便箋と、封筒。 連なる文字は相変わらず筆圧濃い目の、雑なそれだ。]
(-35) 2013/05/27(Mon) 23時半頃
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セシルさんへ
素敵なレターセットでのお返事ありがとう。 音楽活動が順調なようで何よりです。 路上で歌うってどんな感じなのかしら。 私も聖歌隊で歌うことはあるけれど、通りすがりの人の前で、ひとりで歌うというのは、想像するだけでドキドキしちゃうわ。
セシルさん、お兄さんととっても仲がいいのね。 正反対だからこそ面白いし、それでも家族であることに変わりなくて、兄弟って不思議ね。
私の家族はね、ふふ、実は4人よりもっと多いの。 私を入れたらなんと!7人兄弟よ! 妹も弟も優しい子なんだけど、さすがにこの人数だとおやつの争奪戦なんてしょっちゅうね。 私は兄弟の中で2番目だから、自分が我慢しなきゃって思うんだけど、そうすると一番上の姉が一緒に我慢してしまうでしょう? だから私と姉で、おやつは半分こにするの。
(-36) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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私と姉さんもね、よく正反対って言われるの。 姉はどちらかというと男勝りで、でもちょっと慎重というか、怖がりやさんなところもあって。ちょっと不器用。 あら、セシルさんのお兄さんとちょっと似てるかしら? なんてね。
たとえばいつか離れる時がくるとしても。 想いがあれば、形が変わっても、絆は消えないのが家族、だと思いたいな。
セシルさんは今日はどんな歌を歌ったのかしら。 それをお兄さんは聞いたりしたのかしら。
長くなってごめんなさいね。 それではまた。歌の翼に乗せて。
レティーシャ・ヨハンソン
(-37) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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[便箋にはまたいつもの天使の絵。 今日は隣にギターを弾く猫の隣で、楽しそうに歌っている**]
(-38) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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―――レオナルド
ああいう時に 『今、読んだ。』と言えれば良いのに、不便だな。
人間、大人になればなるほど臆病になるもんだ。 子供の頃の方が、選択肢は多かったような気がする。 こんなことを考えるのは、俺も小父さんになった証拠かね。 レオナルド先生。 ――冗談はさて置き。君は君のことばを、積み重ねると良いんじゃないか。ポーチュラカくんは君のことがとても好きだぞ。俺が保証する。 ただし食べ物の好みの話以外で。
専任講師か! 悩んでいる内から、おめでとうと書くのは気が引けるが。引っ越せない理由でもあるのか。俺は今本当に、おめでとうと書きたくて堪らないのを我慢している。
(-39) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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[親愛なるJ]
[お返事ありがとうございます。]
[見たくないものを見ないものとして目を逸らした結果、 更に遠のいて手が届かなくなってしまったら。]
[其処に残るものは、どんな感情でしょう。]
[ただ、へこむばかりでも無いことも知っています。]
[当分はまだこの迷路の中に残りそうですが。]
(-40) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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[押し花は作るのも楽しいですが、見るのも楽しめて 普通の切花よりも長くあるのが良いと思います。 少々地味ですが、毎日手作りしております。]
[なんと、正解です。]
[サボテンの花はあの見た目によらず とても可憐で可愛らしいので、蕾が出来ると凄く嬉しいです。]
[植え始めたら是非、教えてくださいね。]
[悩めるS]
(-42) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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[今日の押し花はクレマチス。紫の花びらにみえる部分は萼。 花言葉は、美しい心。]
(-44) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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レオさまに間に合わぬ……
(-43) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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[書いた手紙に封をして、小さく吐息零す。 ふと見上げる窓辺。花瓶なんて気のきいたものの持ち合わせがなくて、ソーダ水の空きビンを一輪ざし代わりにした。 薄い青色の硝子に挿した、明るく温かな黄色の花。 それを眺めるたびに、心がパッと浮き上がる]
あの頃は毎日、花を買ってたっけ。
[真っ白な部屋の中、少しでも慰めになるように。 本来の日常の気配をあの部屋の中にも届けたくて]
花を愛でることなんて、ずいぶんと久しぶり。
[いつのまに忘れていたんだろう。 窓辺の花は微笑むように風に揺れて、いつまでも見飽きることはなく]
(36) 2013/05/28(Tue) 00時頃
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