169 きみがおとなになるまえに
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墓
少
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全
クラリッサはランタン職人 ヴェスパタインに投票した。
オーレリアはランタン職人 ヴェスパタインに投票した。
レオナルドはランタン職人 ヴェスパタインに投票した。
ショコラはランタン職人 ヴェスパタインに投票した。
ジェフに1人が投票した。
マリオに1人が投票した。
ヴェスパタインに9人が投票した。
ヴェスパタインは村人の手により処刑された。
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マリオ! 今日がお前の命日だ!
2015/09/21(Mon) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
マリオが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、クラリッサ、ゾーイ、ジェフ、オーレリア、芙蓉、レオナルド、夕顔、ミケ、ショコラの9名。
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―翌朝―
遅い! 危うくよぼよぼの爺さんになるとこだったぜ
[ほんのり漂う感傷をぶち壊すように、 愛らしい鈴の音が転がる。 文句をいう口元は、にやにや、悪戯気にゆるんでいた。 そこにはきっと、抑えがたい期待もまじっていて。]
………ん、
[彼の言葉に、小さくうなずき。 差し出される手を、握る。]
(+0) 2015/09/21(Mon) 00時頃
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”あの雲の上にお城があるのよ” *
(0) 2015/09/21(Mon) 00時頃
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[みんなの女の子は、今日も生きている。
変わらぬ日々を。終わりの見えぬ毎日を。]
(#0) 2015/09/21(Mon) 00時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 00時頃
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[時の止まったこどもを、楽園は受け入れてくれるだろうか。 分からない…けれども隣に彼がいるなら、そう素直に思える。
そうして、その地で、あるがままに生きて。 いつか、また、自分は失うのだろう。]
じゃあ、ゆっくり行こうか ゆっくり、一生かけて、な
[繋いだ手に、力を込める。 冷たくてかたい皮膚の奥に、自分と同じ熱を感じれば あたたかな気持ちが、胸に広がった。
受け入れられなくても、別離が待っていたって。 それでも、目指す理由は確かにあった。 昔も、今も 自分の隣に。**]
俺とお前の、あの日の約束を果たしにいこう ――なぁ、ヴェス
(+1) 2015/09/21(Mon) 00時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 00時頃
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[ ぱちん。 昨日、星と街のネオンを詰め込んだ灰が、瞬いて。 教えて、との言葉とは、少しずれた先生の言葉を聞いて。 またひとつ、首を傾げました。 ]
―――おとな?
[ おとな。こどもではない、ひと。 それはオーレリアにとって、誰でしょう。 御者?司書?修道女?それとも――― ]
(1) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ 浮かんだ疑問は、止まることなく。 ]
……おとなって、なりたいじゃなくて。 あたりまえに、なるものじゃ…、ないの?
[ この世界の"当たり前"を知らないこどもの、 ただ純粋な、でも"かわった"疑問。
ぱちん、また、灰の中で星が瞬いて。 なんにもしらないこどもは、 きっとこの世界にとって、おかしなことを語ります。 ]
(2) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ 先生の、ファミリーネーム。聞いたことは、あります。 掃除をしている最中、 何かの書類に書かれているのだって、見ました。 それが何を纏っているのか。何の重さを持っているのか。 先生の、選び取る様な口調から、何となくは感じ取れて。 きっと、ラウンジに直ぐ通されたことだって、 それと関係あるのでしょう。
ああ、でも――それがなんだって言うのだろうと。 そう、疑問として考えてしまうのは、きっと。 オーレリアが、ずっと。過保護な位、守られたが故に、 何も知らないから。 ]
(3) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ またひとつ、瞬きをしたところで。 消えてしまいそうな囁きを、拾います。 それはちいさな、外への誘いのことば。 恋人へ、駆け落ちを約束するような、言葉に。
星を閉じ込めた灰は、ただ、真っ直ぐ。 ]
(4) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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――先生、あのね。わたしは、
[ こっちを見て。 また、そう訴える様に、言葉も真っ直ぐに。 ]
手を取ってくれる先生が、好きよ。 撫でてくれる先生も、好き。 走った時に追いかけてくれたし、さっきも…そう。 名前をもらえなかったの、だって。 理由が、あったもの。 お皿割ったり、寝坊したりして、怒る先生は、 …わたしが悪くても…ちょっと苦手、だけど。 ――…あと、それに。 難しい本を読める先生が、羨ましい。 ねえ、どうしたら読めるようになるのかなって、 わたしが考えていたの、…知ってる?
(5) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ 顔をさらに、ぐん、と。先生に向けます。 恋人に日常を囀る、あまいおんなのこの様に。 ああもう、言いたいことが沢山あって。 どれもこれも選び取ることなんて出来ないし、 まとまらないのは、こどもだから?
こんなに言葉が出てくるのは、外の人と会ったから? こどものオーレリアが、成長したから?
どれでも、良いのです。 自分がこんなに、話せること。意見を持つこと。 それはオーレリアだって驚いていて、でも。 止めるつもりも、ありません。 ]
(6) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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――わたしは、おとなになるの。 オーレリア――Aurelia de Torres に、なる。
でも、枷も柵も、知らない。おとなの先生といる。 遠くに逃げるなんて――、そんな、こそこそしないで。 ずっと一緒にいる。おとなどうしで、隣に、立つの。
こどものわたしが守ってもらった様に、 おとなの先生を、おとなの私が守るの。
…ねえ先生、駄目? そんな、わたしの―――こどもの、おいのり。 神様も、エライヒト、も。聞いてくれない?
(7) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ ――家のことを知るおとなから見たら、 なんて無茶苦茶で、我儘な理論でしょう。 ファミリーネームを貰うけれど、 嫁ぎはしない、かといって世界から逃げもしない。 そして貴方も、おとなのままでいろ、だ、なんて。
ああきっと、こどもだって、卑怯です。 星屑を閉じ込めた瞳は、決して目を離さずに、 ただ純粋に、大人を捉えて逃がさないのだから。 ]
(8) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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―― もちんろんだ、マリオ
あの日のまま止まった僕らの時間を、 ……あの日の、続きをはじめよう。
[あの街から出たことのなかった彼の目には、 外の景色はどんな風に映っているのだろうか。 自分がはじめてこの景色を見た時、 外へ出た時は、後悔とかいろんなものがごちゃごちゃになって視界がぼやけて景色なんてみれたもんじゃなかった]
(+2) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[二度目の、景色。 マリオが隣にいるからだろう。 それはとても、輝いてみえたのだ]
(+3) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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”はるか遠くに緑の土地がある いつの日か、あの場所に行こう”
[ にい、と笑えば、 さあ、行こうか。 はるか遠くのかの地へ。
長い長い旅路。その時間は無駄なものなんかじゃなく。 きっとふたりにとって、とても大切なものなのだから *]
(+4) 2015/09/21(Mon) 00時半頃
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[ おとなにも、分からないことはあるのだ。
ふとした瞬間に、少女は知る。 後を追い、人混みを通りぬけながら、 振り返る。みんなのためのこどもが、 みんなのために、立っていた場所。]
うれしいのかしら さみしいのかしら みんなに、もとめられて、
[ もう、そこに女の子はいない。 おとなたちが、取り残されたように、 そこにいるだけ。
世界に取り残されたおとなたち。]
(9) 2015/09/21(Mon) 01時頃
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── あの子と、お話できないかしら
[ ぽつん、と人混みに紛れるような呟き。 きっと、あの子たちにしかわからない。 ずっと、"こども"している、あの子たちにしか。
ひとつだけ分かったのは、 世界で一番かわいい、みんなの女の子は、 確かに、とってもかわいくて、愛くるしくて、 とても遠い。
ステージも、あの子も、とても、遠い。**]
(10) 2015/09/21(Mon) 01時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 01時頃
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/*
知らないから言えることを 上手い方向に作用させたかった(させたかった)(願望)
(-0) 2015/09/21(Mon) 01時頃
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/*
先生を見ていて、自分もあたりまえのようにおとなになると思っていたオーレリア氏 こどものままという選択肢が無かった(今気づく)
(-1) 2015/09/21(Mon) 01時頃
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あるわけない? それはアナタが知らないだけだと、思いますよ。
童歌が残っているのはなぜ?本を書きとめるのはなぜ? 誰かに、忘れないでいてほしいからでしょう。 物語も、サクヤの郷の歌も。……恐らく、タリンの話も。
[彼女が拒絶する「世界」を、からりと、押しのける。
夢物語であることなんて自分がよくしっている。 だが、作家は、夢を抱いて、抱き続けて、そのままなのだ。 あったとしても、動く意味が無かったから。
けれど、理由なんてこうもあっさり出来上がる。 こどもと大人の境で止まり>>193、 はじめて差し出された選択肢に迷う少女をみて。 『選べない』子ではないのだとも、思うのだ。]
(11) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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『少女は知らないのでしょう。 雪の積もる屋根の下パンしかもらえないこどもが寄り添って、 聖歌を歌う家があることを。
少女は知らないのでしょう。 大人の船を襲う海賊のこどもたちが、 海の上を彷徨って上がれる陸がないことを。
少女は知らないのでしょう。 こどもからおとなになってしまった「だけ」で、 変わらぬ歌声を耳にしてすら貰えなくなったことを。
彼女の世界は、狭い。 そして女の世界も。
これは別に、おとなとか、こどもとかではない。 見てきたものの違い、というだけだ。』
(12) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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…歌えるのはステージの上で、だけかしら? (たとえば、そう。歩きながらアタシという客だけに歌ってくれてもいいじゃない)
(昔、みたいに。)
[紅の眠り姫は何を望むのだろうか。>>195 歌えない女は、眠る事もなく、机に向き合って原稿に文を綴る。そんなおとなの誘いの言葉にのってくるのだとしたら、 それはきっと、おとなとしてではなく、 自分を、「フヨウ」として見てくれている証拠。
自分が枯れる前に、「奇跡」の再会に、賭けてみたくなった、きまぐれ。 勝負事の、延長線。
摘まれた花は凋み、朝を迎える。
彼女が目を覚ませば>>196、暖かい茶位は出せただろうか。 それを全部飲んでくれたか、確認する間もなく急いで出ていく姿に。
未だ縛られた花の末路を、後で追う事になるだろう。]**
(13) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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/*
そして一人称誤変換して いた
つらひ
(-2) 2015/09/21(Mon) 02時半頃
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――そして、朝――
[朝のおめざに、一杯のお茶――といっても、宿のお茶だけれど――を頂いて、紅色を整えると宿を出た。 できるだけ気づかれないようにと、そっと裏手の方から、忍び足で。 薄靄の中、街は目覚めていく。すでに広場の方では、活気ある声がちらほらと聞こえていた。]
おはよう。
[寝不足の少し赤い目で、キャストの面々に声をかける。 今日はちゃんとうたえよ、なんて囃す声も聞こえないふり。 歌の確認と、スタッフへの一通りの挨拶。それから軽い食事と、水分補給。それらが終わってようやく、舞台に立つ準備だ。]
(14) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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[普段着の着物を脱ぎ落として、肌着のままメイクスタッフに白粉を塗ってもらう。ふわりと、あまい花の香りがした。 伏せた目元、目尻に紅を引く。くちびるにも同じ色を差せば、愛らしいこどもの、できあがり。 仕上がりの合図で目を開けて、鏡に写る自分に笑ってみせるのが、日課。今日も笑えている、確認行為。こうでもしないと、いつか本当に笑えなくなりそうだからだ。
藤乃の仕立ててくれた衣装に、腕を通す。肌に馴染むような生地の襦袢と舞台映えのする鮮やかな紅がとても気に入っていた。 白い花は染め抜きでなく刺繍。光沢のあるそれは、舞台のライトの上で咲き誇る。]
(芙蓉は、来てくれるかしら)
[来ないとは思い難くても、うっすらと心に引っかかる。それは不安で、期待で、緊張で、加えて少しの気恥ずかしさ。 舞台でうたう姿を、そうでない頃を知る人間に見られるのははじめてのことで。今になって逃げ出したい気持ちが湧いてきた。]
(15) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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ねえ、芙蓉。 明日は、これをチケット売り場で見せて。
[一枚の紙に、サインをして差し出す。 自宅を出る際に、懐に一枚忍ばせてきた招待状だ。 ショーの刻印が透かしで入っているその紙片は、サインがあればそのキャストからの招待状として取り扱ってもらえる。]
(-3) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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[そして、スタッフに挨拶で回るとき。 チケット売り場のスタッフとガードそれぞれに、一言残してあった。]
ねえ、今日、わたしのともだちがくるの。 招待の紙は渡してあるから、一枚、チケットをおねがいね。
そう、きのう来たあの人だけれど、わたしが見たくて、とおくから来てくれたの。 どうしても見たいってわがままを言ったみたいだったけれど、今日はわたしがちゃぁんと呼んだのだから、ひどいことはしないでね。
[ショーのチケットは、完売御礼の日も少なくない。昨日が、そのいい例だ。 すべての人が見られるわけではない特別の大舞台だというのに、たったこれだけで確約してしまうのだから、”こども”の力は絶大だ。]
(-4) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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[ああ、けれど、もし。 実際に彼女の姿が、客席に見えたのなら。 郷愁の歌ではなく、一昨日よりも、いつもよりもずっと、ずぅっと、楽園への憧れをうたうこどもの歌が、本心から歌えるような気がしている。]
(16) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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[*もうすぐ舞台の幕があがる*]
(17) 2015/09/21(Mon) 03時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 03時半頃
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[──嗚呼、そうだった。]
[只一つ純粋な疑問。其が、過去の世界の摂理だった。 本当だったら、何時もの学者であったら、その後の言葉を次がせる前に先ず、遮ってでも教授の口調で、世界の理を学ばせただろうけれど。 "正しい"理かは、歴史を語る学者であっても、分からないから。
それに、選択肢として、鞄の奥一つの紙切れを取り出そうとする動作でさえ、何だか水を差すような気がして、結局少し座り直した程度で留めてしまって。 組んだ足に肘をついて、手の甲で額を支える、考える人のポーズ。 彼女の言葉を、聞く間。様々表情を描くだろう口許を隠す様に。碧だけは、確り、灰玉を見詰めている。]
確かに、 …嫌が応でも、なってしまうものだった。 おとなっていうものは、
[少女の純粋で"かわった"疑問には、 こどもに酷しい世の中を知りながら、こどもでありたかったと語る、時を止めない"かわりもの"が只、それだけ、]
(18) 2015/09/21(Mon) 07時頃
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[先生、あのね。 そうやって只鳥籠の中、ふたりにとって平和で普通であった日常を、囀り歌う聖女の、たくさんの考え。少し頷きながら聞いていて、時には─知ってたよ、と相槌を打ったりして。 あまいおんなのこの言葉を、只嬉しそうに聞く恋人のように、それで?何て。
聖女がこんなに話すこと、意見を持つこと。其れは知らなかっただけなのか、成長なのか。]
(19) 2015/09/21(Mon) 07時半頃
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[嗚呼でも聖女が、おとなになりたいと祈るのは。 己が、少しは良いおとなだったから、なんて、奢っても良いのだろうか。
灰色の空、瞬く星屑。願いか、祈りか、希望かに輝く瞳から、誰が目を反らせよう。 金枠の向こう、碧は遠い昔にそんな輝きは置いてきてしまったけれど、其れでも先程寄りは、光を湛えていると思いたい。]
──そんなお祈りを叶えられるのは、 神様でも、偉い人でもなくて、
私だけだよ、 聖女様。
[彼女と共に、"おとな"になって、隣に立って。 其れで尚聖女を手離さず、ずっと一緒にいる、だなんて。 きっと偉い人は許さないし、彼等が信じる神だって、赦しはしないだろう。こどもの祈りを、天に届けるのは、保護者の──親の、役割だ。
どうにしても皮肉に、優しくない返すのは、もう仕方がないんだろう。先生は、"先生"なのだから。皿を割ったり寝坊したり、そんなときに怒ったりする、"ちょっと苦手"な先生なのだ、から。]
(20) 2015/09/21(Mon) 07時半頃
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[──学者はゆるり、首から下げた鈍色を懐外して、低いテーブルに置いた。
そうしてまた、語り出すのはこの家紋の古い古いお話。 何時も、授業でするように、歴史の語り口は流れるような其。少しだけ噛み砕いて、時にむつかしい言葉も使いながら。 未だ、こどもがたくさん居た時代。人間の寿命が80そこそこであった時代。そんな話も織り交ぜて、今の"常識"も少しずつ。
古い時代から、今へ、順繰りに、]
(21) 2015/09/21(Mon) 09時頃
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[今、どんな立場なのか、何を、しているのか。 そんなことも少しだけ。 教会に対する印象が、変わってしまうかもしれない。まあ、それも、些細なことではある。 これからも、考えれば。世界の景色は移り変わるだろうから。
そうして、もう一度。 意地悪な学者は問う。]
──この永い歴史の一端を、 君は。 私のような偏屈と共に、歩みたいかね。
[片眉を上げて、にたりと笑って。 たくさん、学ばなければならないことがあるよ、と。 然して何れ彼女も、難しい本も読むことができるように成るのだろう。
──然して、おとなになるだろう彼女は、きっと。 記憶のなかもうひとりの聖女とは、全く、全く別の、]
(22) 2015/09/21(Mon) 09時頃
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[少しだけ遠くを見る目をして、灰を覗く。 プラチナブロンド、気丈な瞳、世界の隅に生きた強いおんなの顔。 彼女にも駆け落ちのやくそくをして、断られたんだった。 逃げるのはきらいなの、と。都会のおんなでいたいのよ、わたし。微笑んだ聖女。
──全く似ていないじゃないか、と今更。 これまで、何を見ていたのか、ふと、視線を下げて。]
(23) 2015/09/21(Mon) 09時半頃
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勿論。 君だから、いてほしいんですよ。
[不安げに揺れる眼差し>>189に返すのは、紛れもない肯定。 握られる手を、しっかりと握り返して、 そうして、少しだけ赤くなった頬を掻いて、少女に微笑んでみせただろうか。]
えぇと、ですから。 頼りないせんせいかもしれませんが、これからもついてきてくださいね?
[恋だとか、愛だとか、そんな陳腐な言葉では言い表せない程には、大切だと、そう思う。 それこそ、彼女のいない未来なんて、考えたくもない位には。
願わくば、ショコラにとってもそうあって欲しい、と。 そんなことを思ってしまうのは、卑怯で、狡いおとなだからだろうか。*]
(24) 2015/09/21(Mon) 10時半頃
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―いつかの話―
[色を違えた双眸のせいか、或いは、その時から“異常”に気付いていたのか。 親、と呼ばれる類の人間からもらったものは、多くはない。 罵倒と暴力、それくらいだろう。
ああ、最後に彼らにもらったもの。 “不慮の事故”による莫大な遺産には、多少感謝を覚えるべきか。
けれど、それだけだ。
自分の個性だとか、魅力だとか、秀でたものとか。 好きなものとか、愛するとか、愛されるとか。 そんなものを自覚させられることは、終ぞなかった。
それは、所属した修道院でも、変わることはなかったけれど。 彼女と出会ったあの日に、漸く、自分は――。**]
(25) 2015/09/21(Mon) 10時半頃
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さあ、な。
[子供の気持ちを知る機会は、もう訪れることはない。]
(26) 2015/09/21(Mon) 10時半頃
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流石に、難しいだろ。
[世界一かわいい女の子だけじゃない。 あそこに立つ子供は、誰も彼もが一流で、きっと警備も堅いのだろう。
ふと、赤い少女を思い出す。 クラリッサと入れ替わるように舞台に上がり、歌を歌った少女が居た。
きっとあの子も、そうなのだろう。*]
(27) 2015/09/21(Mon) 10時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 10時半頃
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[ 不安は――もしかしたら、あったのかもしれません。 先生は、そうたとえば、いつもの"授業"なら。 オーレリアの言葉を途中で止めることだって、あるから。
特にこういった、こどもがこどもらしく。 おとなの事情を顧みないで、 ただ願いのまま、言葉を紡ぐこと。 それに対して、とても厳しいと、思っていたから。
だから、たとえ皮肉っぽくても。優しくなくても。 叶えてくれる、って。そう言ってくれたのなら。 "聖女様"の顔は、もう、綻ぶしかないのです。
先程よりも、きっと何時もよりも、光を灯した先生の碧。 それすらも、瞬きひとつで灰の瞳に閉じ込めて。 ]
(28) 2015/09/21(Mon) 14時頃
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じゃあ――ずっと、いつまでも。 祈りを叶えてね、わたしの先生。
[ 悪戯めいた笑顔は。 お菓子の名を持つ、あのこの様に、 大好きな"せんせい"に向けて。 ]
(29) 2015/09/21(Mon) 14時頃
|
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[ そうして、視線は下がり。 ゆるり、置かれた。 先生が何時も持っている、懐中時計の模様へ。 今日は、何時もと少し違う、お勉強。 長い――長いお家の、歴史のお話しでした。 難しい言葉に、オーレリアの首は、時折傾けられますが。 それでも、噛み砕いて教えてくれる知識は、 "かわりもの"のオーレリアが知らなかった、 この世界の、いたって普通な"当たり前"。 この世界で、奇跡的に生まれた。 貴重なこどもを買い取って、跡継ぎにして。 オーレリアの様に、おとなとこども。 どちらかを選ぶことも、赦されなかったこと。 そんな、先生の家の、おはなし。
それを聞いた時は――くしゃり、苦い表情を浮かべ。 ]
(30) 2015/09/21(Mon) 14時頃
|
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[ けれど、反対に。瞳は大きく、不思議そうに。 こどもが沢山、今よりもっと、居る時代。 今の様に時を止めることのなかった、 おとなとこどもがいた歴史も、聞きました。 …もしかしたら、名前こそ出されなくても。 いま、当たり前を拒んで生きるひとのいる、 おとぎ話の様な"ここではないどこか"の話も、 ちらと聞いたかもしれません。
あちらこちらへ、ころ、ころと。 おとなの一歩手前、未だこどもであるオーレリアは、 こどもらしく、話題で表情を変えて。
そうして、最後。 聖なる祈りの地であるはずの教会、その、腹の中を。
しかめっつらで噛み砕いて、飲み込んで、 すとんと落として。 ]
(31) 2015/09/21(Mon) 14時頃
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|
――そっか。 だからみんな、…あんな顔、してたのね。
[ 温くなった紅茶を一口飲んで、カップを静かに置いて。 ほう、と、息を吐いてから、考えます。 じいと先生を見ていた瞳は、揺れる紅茶へと移って。 少しの、沈黙。 こどもが、こどもではいられなくて。 おとなが、時を止める世界。 この世界では、おとなになりたいと願うオーレリアと。 歳を重ねてもなお、 時のままに生きる先生は"かわりもの"。
ショーで輝いて見えた、世界一かわいいおんなのこは、 そんな世界の理のまま、時の止まった、こども。 ああもしかしたら、出会った大人たちや。 記憶のままの、人達だって。
終わらない永い時を、止まったまま生きている。 ]
(32) 2015/09/21(Mon) 14時頃
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|
[ ふ、と、顔を上げて。 ]
―――歩むわ、先生。
[ 笑って問いかける先生を見る表情は。 ずっとずっと、真っ直ぐなもの。
勉強だって、してみせるわ。なんて。 ああやっぱり誰に――育ての親に似たのか、 少しばかり、素直じゃなく言ってみたり、して。
もうひとつ、息を、吸います。 ]
(33) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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もし――もし、よ。 こどもとおとなが一緒に居られるどこか、が。 ちいさなせかいの外、何処かにあったとしても。 たとえそこが、先生がずっと、選べないで生きてきた、 そんなお家に縛られないところだったとしても。 たとえみんなが、そこを目指したとしても。 わたしの居場所は、きっと、そこじゃない。
(34) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[ 窓の外、また、鳥が数羽、空へはばたきます。 影がラウンジの中、ちらちらと、先生を隠して。 ]
先生の――わたしの家が、どうであっても。 まわりの、当たり前のおとなたちが、何を言っても。 たとえわたしが、この世界の当たり前じゃなくても。
おとなになるって決めた、頑固なわたしの場所は、 いつまでも、偏屈なおとな――先生の隣よ。
……だから、先生。 今度はわたしも、一緒に行くから。 だからもう、…あんなうそつきな顔、しないでね。
[ ――やくそく。 聖女の代わり"だった"少女は、微笑みます。 ]
(35) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
|
|
[ 気丈な瞳をたたえて、 たったいま、世界の片隅を知った聖女は。 一息ついたかと思えば、 また、思い出したかの様に、言葉を紡ぎます。
だって、それは。そう、まさに今。 視線のかち合う碧が、わたしでない誰かを、 また、見ていたから。 ]
――……先生、わたし。 まだ、聞いてないことがあったの。 きっとすごく、大事なこと。
[ オーレリアの、灰の空。 その向こう、もっと遠くを覗き込む先生を、見て。 先生にしか聞こえないだろう、呟きを、ぽつん、と。 ]
(36) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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|
先生は ずっと――だれを見ていたの?
(-5) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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|
[ ――わたしのなかの。わたしでないもうひとり。 きっと先生の碧のなかにも、ずうっといる。
"あなた"は、だれ? ]
(37) 2015/09/21(Mon) 14時半頃
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[馬車に乗ったり、汽車に乗ったり。 たまに歩いては、そとを懐かしそうに、眩しそうに眺めては。ちらりと隣のこどもを盗み見たりして。
たしかに、ほんとうに。 街のそとにはこどもなんてひとりも見かけない。 キネーンが異質だったのだと、改めて思う。 街の外でのおとなとこどもは大層視線を集めただろう。 慣れているものとはいえ、何を考えてるのか分からないそれを、流石に気持ち悪く思った]
今日はここまでにしようか 日が暮れる前にどこか街に入らないと
[闇に攫われてしまう、と。 真面目な声音でそう言えば笑いのひとつでも取れただろうか。 さて、宿を取るために入ろうと指さしたその街が、タリンなのか、そうでないのか。 未だ、わからない *]
(+5) 2015/09/21(Mon) 16時頃
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|
― 夕顔との逢瀬後 ―
[今の仕事が終わったら職を辞めたいと上司に言った。 上司の顔は聊かゲンナリしていた。
この業界は、文才があれば食っていける職だ。 逆手をとれば、文才がない者ばかりだと仕事にすらならない。 子供に依存するような世間とは少々違って、 マスメディアは大人の社員ですらそこそこ手放すのが惜しいようだ。
"誰かさん"とは違って、「代わりはいくらでもいる」とは言われない。 ただまあ、新しいスタッフを探すのが面倒であって決して頼られているわけではないのだろうけど。 その証拠に、引き止める言葉は「どうせ俺達以外の会社じゃお前さんの読み物は売ってくれないよ」と、図々しい上から目線。]
(38) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[だからこそ言い返し突き放す。]
読み手は見つかったんですよ。 アタシはお金よりも読者をだいじにしたいと思います。
[売れないがために割となんでも書いてきた大人の反抗的な辞職理由に、 上司は舌打ちひとつして、煙草をかじった。
よく、自分の香水がキツいとはいわれるが。 この煙草臭い上司よりかはマシだと思っている。
比較対象者に乏しい。]
(39) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[いまのしごと。 即ちキネーンショーの取材、
一度は追い返されたテントの前で、チケットを手でひらりと舞わす。 それなりにあっさりと、コネクションはいただけた。
うたうのが義務であるというように、 ショーの自分が別人であるかというように振舞っていたのに、 それを、見に来て欲しいとまで望んで、手渡された「ご優待券」。]
というか、 取材に行けというなら普通はアタシ側が用意して当然のモノじゃないかしら。
[新聞社がその伝を持っていないのだとしたら それほどショーという舞台がトクベツであることの証明。 いったいいくらの枚数が世にでてて、 大人に対するレートがあがっているのやら。]
(40) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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― キネーン・ショー ―
[チケットを受付周りにいる制服の男に見せ付けたら、 物凄い不服そうな顔をされ、チケットを握り潰されかけたけども、
客であるという最低限の持成しはうけたきがする。
くしゃくしゃのチケットから座席を案内してもらい、 先日の侘びといってパンフレットを一冊。
手のひらを返されたような「おとなの対応」。 成る程、これならあの店のマスターとは比べられるだろうか。 最も、嫌々そうなしかめ面だけはとれないようだが。
席について、新聞の手毬を膝に置いた。]
(41) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[始まりの序章を飾るのは、看板娘のクラリッサだった。
『世界一かわいい子』の動きは、 かわいいよりというより「愛されるのだろう」という印象だった。 可憐に振舞う愛らしさだけでなく、演技とは思えないおどけた表情も素の子供のままでいて。 「完璧」なまでに、惹きこみ方である、動き。それを「知っている」と思わせないのもいいのだろう。
心の拠り所の無い客の心は鷲掴みにされても仕方ない。
どうしても達観した目でみているのは、心そこに在らずで見ていたせいもあるだろう。]
(42) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[クラリッサの舞台の幕引きとともに、拍手があがる。
ほんの少しの間を挟んで、クラリッサとは別の色で、 同様に拍手で迎え入れられた紅を見た。>>17
――、一番の大きな拍手を最初からしていたのはこの女である。
謡い出される、クラリッサの警戒な歌声とは違って、 静かで、穏やかで、透き通る歌声。
女には、寂しさや嬉しさの違いというものに疎い。
彼女に女は見つけることができただろうか。 どんな歌であっても、無意識で、小さな手毬を、 袖の上で、コロリと転がして、終始歌を聞き入っていた。]
(43) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[それから、ショーが終われば。 ロビーに出て、チケット完売を掲げた受付をノックする。
顔を出すスタッフに、明日のチケットをよこすようにと押しかけて、 戸惑う姿があるなら、こっそり多めのチップを渡すだろう。 「明日も来るから」、チケットを取り置いておくれ、と。
そんなふうに受付にこそこそと朱が立ち寄る姿が、何日かみかけられただろう。 制服の男は「キャストに」指し止めをされているため、見てみぬふりをして。
夕顔が、答えを出すまで、毎日、見に続ける。 未だ出られない鳥かごから訴える声だけは聞き逃すまいと。 歌ではなく、自分に向けて声がかかるまで、取材という名目で、ショーの様子を書き綴る。]**
(44) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[一息、学者もまた、カップを上げて。 温くなった乳白色、香りが広がる。
あんな顔、が、何れのことか。学者には明確では、ないけれど。 "かわりもの"に向けられる奇異の眼には、覚えがある。 乙女心にも、違和感があったのだろうか。 その道に、今日まで、歩ませていたのは、己だった。 教えず、知らせず。
少しの沈黙、同じ様に乳白色の湖面を見詰めて。]
(45) 2015/09/21(Mon) 19時頃
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[揺れるブロンド、顔を上げる聖女を追った。 真っ直ぐな、灰色。
数瞬の前、いつまでも、と、聖女は願い祈った。 私の目が黒い内は、何て、心の中では思いながら、学者もまた、祈る。神へのものではない、"何処か"へ向けた形の無い祈り。 "主よ、その人を守り、命を得させ、この地で幸せにしてください"。 祈る言葉を、文面でしか知らない。
歩む、と聖女は言う>>33。素直じゃない、続いた言葉には──腕が鳴るね、だなんて買い言葉。]
(46) 2015/09/21(Mon) 19時頃
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[本来、この学者は。 何処までもファミリーネームを与える気は、無かった。それは10年の間温め続けていた勝手な計画からも、知れる事。
何故、こうもあっさり理解し、頷き、世の中難しいだろう願いにも、立ち向かって見せられたか。
其れはきっと、此処数日。外からの客人の。 こどもに向ける別種の感情──此はきっと、愛だなんてものではない──を目の当たりにして。もう少し、こどもを信じても良いのかも知れない、という小さな後押しを、感じたから。 こどもだって人なのだから、と陳腐に、そう、思ったから。
続いた聖女の言葉は、確りとした個を持っていて、嗚呼、確かに頑固で、──それでも、真っ直ぐだった。]
…嗚呼、本当に、頑固な子だ。 一体、誰に似たのかね。
今度は、君も、一緒か。──彼等も聖女の前では下手は言えないだろうな、
[──やくそく。 もう一度、繰り返して。]
(47) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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──約束、 もう、破らないよ。
[と、其の時ばかりは皮肉な笑みもなく、碧は聖女と、其の奥を見詰めて。]
(48) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[机の上の懐中時計。手を伸ばして暫く考えて、未だ、良いかと首に掛け直す。 少し、こどもの身体には重いだろう。
鈍色は定位置に戻る。 何か他に、家紋のあるものなんてあったかな、なんて別の思考。 わりと形に拘る学者だった。 指環とか、普段使うようなものではない物は、"実家"に置いてきていて、手元にはそう言う物は少なくて。
どちらにせよ、まだおんなのこには早いし、大きい。 ゆぅるり、首さえ傾げてカップに口をつける。]
(49) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[学者にとって、聖女の成長に過去を重ねて一喜一憂、なんて日常茶飯事。 矛盾を思い出したり、約束を思い出したり、そんなのはちょっと、久しぶりだったけれど。
まだ、こどもであるオーレリアが、何処か遠く、遥か向こうを透かし見る碧に何度、違和感を覚えていたか、学者は全く、気にかけていなかった。 押し隠すことに慣れすぎて、隠せていないものに、疎く。
思い出したようにまた話し出す彼女に、なんだい、と余裕振って。]
(50) 2015/09/21(Mon) 19時半頃
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[届いた呟き、暫く其の意味も分からず、珍しくも目を丸くして、数秒。 取り敢えず、カップを置いた。僅かな震えがあるようで、かちり、硬質にソーサーに当たる。
何をと言われれば、オーレリアだった。若し、逸らかす気があったならば。 然し、頑固な彼女が求める答えは、きっと、そんなものではなくて。]
──灰色の瞳に、プラチナブロンド。…君のものよりも少し燻んだ色をしていた。 病弱な癖に強気で、気丈な、
[一度詰まり、]
(51) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ 懸命にステージを見つめていた視界は、 ちか、ちか、またたくようで。
あのとき話したすきとおった男の子も、 いつかは、あそこに、立っていたのだ。
いつかは、あの場所に。 ちいさな身体に、視線を受けて。]
でも、あの子たちだって、 ともだちが欲しいかもしれないわ
[ くちびるをとがらせて、 自信と楽観と、ふてくされた気持ちが言葉を作る。 地面をつまさきで蹴りながら、 低い、低いこどもの視線より、スタッフの姿を探す。]
(52) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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聞いてみたっていいでしょ 最初からだめなんて言わないで
[ そう言った頃合いに、さまよう視線は、 客と会話をする、制服を着たスタッフ>>44に、 ぴたり、と、止まって。]
── いた、
[ 言うなり、ひらりと男の手をはなして、 少女は、また、人混みを縫うように。]
(53) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ と、たたた、たん。軽い足音が響く。] .
(54) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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──偏屈なおとなにも、一度は、 妻が居たことがあるんだよ、オーレリア。 [ 漸くの言葉は、一応は笑みの形をした口から紡がれたが、 自嘲と、少しの諦観。寂寥とか、悲観とか、 同時に何か楽しいことを思い出したような、
学者自身にも、決して言い表せない何か遠い感情が、ある。]
(55) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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── ねえ!
[ スタッフと、着物の女>>44の間に、 割り込むようにして、口を挟む。
鼻を掠める、甘い香り。]
さっきの、ショーに出てた子に会いたいの
[ こどもは、こどものやり方で。 胸を張って、堂々と、高らかに、 "頼む"という言葉の意味さえ、知らないみたいに、 まっすぐ、おとなを見上げる。]
(56) 2015/09/21(Mon) 20時頃
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[ 何を言うのか、と制服のおとなは笑って、 呆れたように、こどもから、顔を上げて、 視線は人混みの中、保護者を探す。
きっと、男もじきにたどり着く頃合いだろうけど、 少女は、]
いいでしょ、少しだけ 話してみたいの あとは、歌を──、歌を教えてもらうだけよ
[ おねがい、と制服の袖を引く。 とはいえ、正面から頼み込んで、 そう簡単に"はい、どうぞ"だなんて言われるわけもなく、]
── ケチ!
[ 不満気な表情で、べえ、と舌を出す。 それも、男がやって来るまで。*]
(57) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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/* >>ふじのん<<
(-6) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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/* 中の人は藤乃におまえゆき以外にもちゃんとともだちつくれっていいたい
(-7) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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アンタ、アタシがいくらでも金出すからって、 最近調子にのってないですか? 前より悪い席じゃないですか。同じ時間にとりに来たって言うのに
[事情が変わってようと女の図々しい要求は大差なかった。
夕顔が凋むまで、様子を間近でみていてあげたいというのに、 受付のスタッフは、知らん顔。
ロビーの男よりかはかわすのが巧い男だった。 さてこういう人物はどうやって口説いてやろうか。
いっそのこと、ショーの裏事情でもでっちあげて脅してみようか。
そんな物騒な事を考える事を抑制する、 こどもの、甲高い声が、ふっと割り込んでくる。>>56]
(58) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 20時半頃
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! っと、と。 …あらあら。
[ずずい、と前に出て、がっつくように。
誰とも構わず、強請り、せがむ姿は、実に、 実に御転婆で、明朗な少女だった。
少し出来た隙間で足を崩しかけ、 カラリ、と下駄が鳴ったけれど、倒れるわけではない。
クラリッサや、夕顔を見たあとだからだろうか。 大人しさ、というものが感じられず、 純粋に喜怒哀楽を浮かばせる>>57様、は。]
(59) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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…可愛いもんだねえ。
[すくなくとも、愛嬌、だけは、 ショーの人形たちより、自然で、可愛げがあった。 最も、ショーのそれとは「可愛さ」の方向が違って、 比べるというものでも、なかったのだけれど。
あんな可愛い子を突き放すのかい?と、 スタッフを口説く出汁にしていただろうか。]
(60) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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ふふ、そこの。金の。 もっと言ってやりなさいな。 どうも、ここのショーのおとなスタッフは、 御持て成しのココロには疎いようですから。
[なんて、はしゃぎたてる少女にカラカラと笑って、 ロビーの制服男を煽るような言葉を放つ。
いけすかないというより、大人げない自覚はあった。]*
(61) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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[ やくそくごと。 それもきっと、オーレリアの他に、もう一人。 交わす相手が、いたのでしょう。
誰かがいる、そう、確信めいた問いかけに。 きっと、何かを感じたのでしょう。 小さいけれど響くカップの音は、 言葉の交わされない空間では、直ぐ耳に届いて。 そうして珍しく、瞳を丸くした先生を、 真っ直ぐに、じいと見つめて。声を待ちました。 …もう、何年も、感じた視線です。 先生がオーレリアを通して、ずうっと見ていた、誰か。 たとえ碧に秘めたものは分からずとも、 とても、――そう、とても、大切な誰かということは、 オーレリアにも、分かって。 ]
(62) 2015/09/21(Mon) 21時頃
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[ ――灰色の瞳。プラチナブロンド。 外見は、オーレリアと良く似た、 でも、きっとオーレリアより強く在った。 その人は、 ]
―――妻、奥さん、? ……もう、いないの?
[ 反射的に、そう問いかけてはみたけれど、 一度詰まった、先生の口調と、オーレリアの記憶の中。 そのふたつを合わせてしまえば、 あとは、…もう、分かった様な、もので。
オーレリアのもっと向こうに居た、 先生の大切な人を想う様子に、また暫く黙ります。 色々なことを知っている先生でも、 言葉で表せない何か、は、有る様で。 ]
(63) 2015/09/21(Mon) 21時頃
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―――…、
[ 紅茶に映るオーレリアを、見つめた、後。 とうとう冷めきったそれを喉に通して、 灰を揺らして、また暫く考え込んだ後に、ぽつり。 ]
ええと……、 あれは、ないの?
[ 単語、だけなら。聞いたことはあるのです。 十年以上の、お勉強の成果。
確か、そう。 人が永く生きるこの世界では、きっと数の少ないもの。 オーレリアにも馴染みなんて無くて、む、と唸って。 単語が出てくるまで、更に数分。
病弱な人、だったならば、と。 ちいさな、知らないことの多い頭を巡らせて、 ]
(64) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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―――御墓!
[ 本当は。 こんな調子で言うものじゃあ、無いんだろうけど。 思いついたまま話す、それはきっと、 十一歳、最後のこどもの特権でしょう。 ]
ね、先生。それは、キネーンには無いの? お屋敷の傍?それとも…もっと別のところ? 今までわたし、見たことないけれど。
[ でも、それって。 たとえ、もうこの世界にいない人だとしても。 更に十年以上、会ってないって事でしょう。 そう言いたげに、眉を下げて。 ]
(65) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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ずうっと会えないのは、 …きっと、すごくさみしい。
[ だから、行かなきゃ、って。 場所も知らない、そもそもあるかも知らないこどもは。
がたん、淑女らしからぬ音と共にその場を立ち。 机に手を置いて、ブロンドを揺らして身を乗り出して。 碧を、覗き込みました。 ]
(66) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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[ステージの上の存在に会いたい彼女が取った方法は、真正面から突破する、脳筋な方法だった。
それに口を挟まず、見守る姿勢を崩さない。 結果がどうであれ、この事はゾーイの糧になる。
制服が保護者を探すように辺りを見回したので、ひょいと肩をすくめて主張してみる。
困ったような視線を向けられたが、黙って首を振った。 交渉しているのは、ゾーイであって自分ではない。 答えは、彼女にするのが筋だ。
口を開くことはなく、ただ少女を見守っていた。]
(67) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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[どうやら、断られたらしい。 結果を見届け、初めて足を動かす。]
残念だったな。
[ぽん、と頭に手を載せてすぐに離す。 さて、少女はこの体験からなにか得られただろうか。
と、少女の隣にいた女性が加勢する。 空気を動かし味方を増やす事を、思いもがけすにやってのけた少女に、口笛を吹きたい気分になった。
制服が、また困った顔で自分を見る。 残念ながら、あんたの味方じゃないんでね。 薄く笑って、首を横に振った。
面白いことになってきた。*]
(68) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 21時半頃
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/* モブ動かし過ぎ事案。
いつもの。
(-8) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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/*こっちもペア篭もりになっちゃうかなぁ… 直前にエンカしたのがオーレオなのでなぁ。 ふようさんとこ行くと多角になるし。
難しいなぁ、エンカウント。
(-9) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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/* さっきからずっとアイズオンミー聴いてる
多分、ゲームの内容もあるんだろうけど
(-10) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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――舞台を終えて――
[耳に残るのは、拍手。 視界に焼き付いたようなのは、観客の顔。目を輝かせるこどもに、値踏みするようなおとな。今日はあの歌はやらないのか、とどこか残念そうな常連に、――朱に咲く、芙蓉。 心臓を掴まれるような思いをしながらうたった。
雨降りの想定をされた舞台、うたうのは雨の歌。 素敵な傘をさせるから、雨はすてきとうたう歌。雨はすてき、世界は、すてき。傘をさせば、雨の中に咲く花になったよう。 けして華やかでも、愛らしく跳ねるようでもない旋律は、クラリッサの次に流れればギャップを生む。 今までは、彼女の引き立て役であろうとうたっていたステージ。]
(69) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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あめつちに、しずく 花がさく。
[一面の花の原、雨露にぬれてかがやく大地。 いつかわたしは、花になりたい。あなたとふたりで、花になりたい。 歌の世界の話だ、と気にも止めなかったラストのフレーズが、いやに実感を帯びて胸に残っていた。]
(70) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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――ねえ、クラリッサ。
[メイクを落とし、着替えをあらかた済ませた花形に、声をかけた。 あなた、ずっとここにいるわよね、とか。 やめていった子も、たくさん見たでしょう、とか。 聞きたい本音に近づくための言葉がいくつも浮かんで、消えて。]
(71) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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[どれだけもの言いたげに間が空いても、 『このショーをやめるには、どうしたらいいの』と問いかけることはできなくて。]
(-11) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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また、明日ね。
[そうしてどれも出てくることなく、薄く笑って手を振った。]
(72) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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――ショーステージ前――
おつかれさまでした。
[たいていのキャストは、裏口から人気少ない方に出て、保護者――パトロンや、マネージャーや、家に住むおとな――に連れられ、帰宅することが多いけれど。 わたしはそれを鬱陶しがって、表の出入り口から帰っていた。 ひとりで帰る道は、いっそ人目につくほうが安全だったりするものだ。
今日もスタッフのひとりずつに、形式じみた挨拶を残して出ようとしたところ。]
(73) 2015/09/21(Mon) 22時頃
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……?
[今そっちは、と慌ててガードがひとり、止めに来た。 確かに、またどうにも騒がしいようだ。 しかたない、今日は素直に裏から帰るかと歩を返した時、聞き覚えのある女の、声>>61。]
あら、芙蓉。 どうかしたの。
[まさかキャストに会いたいと、そんな騒ぎの最中とは知らず。 知った顔さえあればガードもとやかく言いやしないだろうと、軽率に顔を出した。]
(74) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[ん、と立ち上がろうとする先生の口に葡萄を一粒、押しこむ。 球体から指を離し、えへへ、と笑いかけ。 そっか、と。呟く顔は照れを隠すように前を向いていて、だから、彼の赤い頬など気付かなかった。 勿論、真意も。]
役に立たないかもしれないです、けど… せんせいの隣に、立たせてくださいね。
[良かった、と幸せそうに微笑む彼女の視界は眩しい。 眩しく、煌めいて。 遠くに見える劇場の眩しさが、霞んだ気がした。]
(75) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[天然子ども。金のなる木。 その言葉を知ったのは、身売りされて間もない頃だった。 何も教えられずに育ったわたしは、当然深い意味までは知らなかった。 けれど、わたしがその木なんだということは知っていた。話していたのは、大人だったか。隣の檻に入れられた、大人の心を持った子どもだったかも。]
……かみさま。 お願いします、かみさま。
[何をお願いしていたのかも、覚えていない。 けれど、わたしが幸せになりますように、では無かったと思う。 だって親に虐められて、売られたわたしは世界に必要のない子だと思っていたから。
でも神様は、何をお願いしたかも分からない私に笑った。]
(76) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[寒い日だった。雪が降っていて、足が冷たくて。 わたしの前で、数人の大人たちが話す声が聞こえた。言い争うようにも聞こえたし、驚いているようにも聞こえた。 その時のわたしはぼーっとしていたし、薄暗くてよく見えなかったけれど、一人の服はとても綺麗だった。
突然、わたしの手枷と足枷が外れる。 ふわりと身体が浮いて、空でも飛んでいるのかと思ったけど、誰かに抱き上げられているんだとようやく気付いた。]
え。
[雪の中、白髪が煌めいて。綺麗な服のお兄さんが、自分を抱えているのだと気付いて。 色の違う両の目が、眩しくて。 神様が、絵本で見た王子様を助けに呼んでくれたんだと、思ってしまって。 その日初めて、わたしの目から暖かい涙が溢れた]
(77) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[わたしがきらきらに憧れるのは、せんせいの隣に立ち続けたいからで。 ショーの舞台に立つようなスターは、とてもきらきらしていて、ずっと可愛いままでいられるわけで。
せんせいの背中を追うのではなく、せんせいの隣に立てるように、お姫様になりたいと願っていた。 しかし、]
せんせい、次はどこへ行きましょう?
[手を引かれながら、もう少し、先生を見上げたままでも良いんじゃないかなって思ったのは。 絶対に、口にはしないのだけれど*]
(78) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[ ぽん、と頭に触れた手にも、不満気な表情は変わらず。 この人、わかっちゃないわ、なにも。とでも言いたげに、 言葉を紡ぎかけた小さな口は、
突然、降ってきた声>>61に、 ふいと視線を移す。甘い香りが降りてくる。
そうして、ほら、と言わんばかりに、勝ち誇った顔で。]
少しお話がしたいって、それだけよ わたしが、人攫いにでも見える?
[ 援護を受けて、きゃんきゃんと。 保護者が止めないのを良いことに、 食い下がろうと、そうしたときのこと、]
(79) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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あーーーー!
[ 叫ぶ。確かめるように、まばたき。 それでも女の子>>74が消えないとなれば、 くるり、と身体の向きを変えて。
駆け寄るほどの距離もなかったので、 勢いを持て余して、こどもは跳ねる。
── ジェフ、ジェフ! さっきのステージに出てた子だわ
ねえ、わたし、さっきのショー、見てたのよ! とても、すてきだった
[ そうして、言葉を男と、現れたこどもに向けて、 声高にはしゃぐ。人目なんて、知らないままに。*]
(80) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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[思わぬ所から降って湧いた加勢に、ゾーイは調子を上げた。 人さらいではないだろうが、迷惑客にはみえるだろうな、と。止めもしない分際でそう考える。 考える、だけ。
視界の端に、赤>>74が写った。
少女が叫ぶ。]
おう、そうだな。 聞いていた。
[ぴょんこぴょんこと飛び跳ねるこどもに頷きを返してから、加勢した女性を見た。 見慣れない服を着ている彼女はどこか、地方の出だろうか。 どうやら彼女に話しかけに現れたらしい少女をもう一度見る。
キネーンは、退屈しない街だ。*]
(81) 2015/09/21(Mon) 22時半頃
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きゃ、
[突然の大声に、演技も忘れて驚いた。 ぴくんと肩を跳ねて、声の主を見た。]
ありがとう、うれしい。 わたしのこと、見ててくれたのね。
ステージは、どうだった?
[きゃらきゃらはしゃぐこどもは、まぶしい。 少し細めた目が、喜びの笑顔に見えたらいいと、口元を笑ませた。]
(82) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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──控室──
[彼女は、柔らかい巻き毛を下ろして、 穏やかな微笑みを浮かべていた。 誰からも愛されるための笑顔で。]
──ええ、また、明日。
[静かに手を振るのは、おりこうな子どもの仕草だ。
明日も、この場所で会いましょう。 明日も、歌を歌いましょう。踊りましょう。 私たちに会いに来る大人のために。
それは、これまでにも失われてきた挨拶。 とうに意味を見いだせなくなった言葉。]
(83) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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今日のあなたの歌、素晴らしかったわ。とても。
[静かな称賛は、向けられた背中にあてて。*]
(-13) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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/* なにおとせばいいのかわからなくなってしまっ……(昨日綺麗に〆過ぎた)
(-12) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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/* 時間軸すごい飛ばして数年後〜とかするつもりだったんだけど、そうすると絡めないかな……!?どうすればいいんだろ!?
(-14) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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ありがとう、ございます。
[保護者らしきおとな>>81にも観劇を伝えられたら、如何にも教え込まれた、といった調子で胸元に片手あて一礼する。]
キネーンのショーは、どうでしたか? おたのしみ、いただけましたか?
[目の前のこどものように、はしゃいで跳ねたりはしない自分。 生のこの姿と比べられたら見劣りするのじゃなかろうかと、キャストらしい不安を胸に秘めつつ聞いた。]
(84) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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― キネーン・ショーロビー ―
[金髪の少女を煽ったのは、単純に憂さ晴らしだ。
夕顔や周りがどう自分を評価しようと、 自分としては、あの制服男の方が「いけすかない」のだ。
自分の囃したてた声にすぐに便乗してきた、ふわりとゆれる黄金色。>>79 賢い子だ、とクスリとつい笑いが漏れた。
制服男の固い顔が彷徨い始める。さしずめ親らしき人物を探しているのだろう、留まった視線の先、制服の男よりも逞しく、強面の男が現れた。>>81
男はガタイで怯むものは少ない。 だからスタッフのそれが変わる事はないが、明らかに形成不利な立場を作られて、だんまりを決め込む様にはざまあみろ、と内心で嗤ってやった。]
(85) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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アナタ達も今日のショーを見に来た客ですか?
よかったわよねえ。 もっと広げるべき声があるはずなのに。 ここの奴らってば、自分達で独り占めなんですよ。
――独り占め、とは少々違いますか。 勿体ない事をすると思いません?
[話しかける話題にしては、少々、声が大きく。 さも、スタッフ達にもわざとらしく聞こえるように喋る。
向けられた視線>>81、に薄ら、目尻を上げ。 ねえ?とあてもない同意を求める。別に否定されても、なんというわけではないのだが。]
(86) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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[そうしてスタッフがうろたえている間に、差し込むように。 ひょっこりと見えた紅を、逃すわけがない。>>74 なにせ、あの夜以来は互いに目を配るだけで大した会話はできていない。]
……あら、ユウガオ。 こっちにきて、よかったの?
ふふ、アナタもネツレツなふぁんがいるじゃあないですか。 アナタに歌を教えてもらいたいんですって。 [それもまた、離れていても聞こえるように。 ただし、迷惑をかけてはいけないから、 いち客であるのを装って。
先の、黄金の少女が言っていたのを思い出す。 勿論、教えるだなんて、やり方はしらないけれど。
そう、何かできるのであれば、また、憂さ晴らしの一環になるのではないかと。かける言葉はあいも変わらず自分中心。]*
(87) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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本を、いくつか借りに行こうかと思います。 こんな大きな町ですから、蔵書にも期待出来そうですし。
[亜麻色を見下ろして、伺うような目線>>78には、そう答えを返すだろうか。
祈りを捧げることよりも、それよりも、知るべきものは多い。 その為の手段として、文字を読むのが、安心で、安全で、何より手っ取り早い、と。 他人を信用しきれない男は、そう思う。]
ショコラが気に入るような本も、あるかもしれませんよ。
[付け足すように言って、笑う。 きらきらした、王子様とお姫様。 彼女の望むような、鮮やかな色合いの絵本が、少しでも置かれているといい。]
(88) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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[ああ、その帰りには、髪飾りの一つでも買って帰ろうか。 少女が好みそうな、鮮やかで、きらきらしたものを。
ショーを彼女に見せるつもりはない。 その埋め合わせと言うには、陳腐な、ただの自己満足だけれども。**]
(89) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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すてきだったわ、とても! ねえ、あの歌、あなたのふるさとの歌?
[ 聞き覚えのないメロディ。 というだけでは、なく。 こどもを、こどもとして魅せるシアター。 おとなのための"夢の国"にて、 彼女の歌は、どこか、異色で。
また、畳み掛けるように、言葉を投げながら、 まっすぐに、深い、深い色をした瞳を、見つめて。
降ってきた言葉>>87に、ふと、 思い出したように、問う。]
── ねえ、あなたも、
[ 思い出したように、声をひそめて。*]
(90) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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── ピーターパンになったの? .
(-15) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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/* 発言浮かばない!!ので、ダミーと戯れます!!
……ダミーサイモンかよ!!! 長閑っぽくない!!!(ひどい)
(-16) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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へぇ。 あなた、歌をうたいたいの?
[芙蓉から少女の要求を聞いて、金髪の少女のくるくるとよく動く目を見つめる。 ショーに出ずとも、こどもというのは自然と歌を覚えるようなものだと思っていたけれど、都会のこどもは違うものだろうか。 ショーの歌はこどもがうたう歌なのだから、この少女にも、きっと少しくらいは覚えられるはずだ。 ショーで働くこどもの、すべてが全て永い時を過ごしているわけでは、ない。]
(91) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 23時半頃
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いいえ、あの歌は、わたしがショーでよくうたう歌だけれど、ここでおしえてもらった歌よ。 おとといは、ふるさとの歌をうたったのだけど、ごめんね。
[ふるさとの歌を知りたいのだろうか、それとも今の歌がいいのか、はかりかねて。 ともかくも質問>>90にはNoを返すことになったのを、謝った。
見つめ合う視線は同じ高さでかみ合って、一、二、瞬きをする。 ねえ、と呼びかけられて、ささやき声が続く。]
(92) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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/* わーーー読み違えたごめんなさい
(-17) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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ううん。 わたしは、わたしよ。
[真実を欲しがるこどもに、簡単にうそをつく。 こどもは、いつだって、それが何年目であったって、ちゃんと"こども"でいなくてはならない。]
(-19) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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/* (歌を知らないのでぐぐってごまかしてる中身)
(-18) 2015/09/21(Mon) 23時半頃
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ええ、そうです。 見に来てよかった。
[かけられた問に、異を唱える気はおきない。 素直に頷く。
が、独り占め、という主張には首を傾げた。 子どもという財産を、ステージの上だけに限定して立たせ、利益をステージ側が搾取している、という意味だろうか。
もしそうなら、よそものの自分があまり深く突っ込む気にはなれない。]
それが、ここなんでしょう。
[返すのは、当り障りのない。それでいて、否定も肯定もしない言葉だった。
ふと、下に視線を投げれば、ゾーイが少女に耳打ちしている。 さて、何を聞こうとしているのやら。**]
(93) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 00時頃
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──旅路の果て:タリンにて──
「──おばあさま、花が咲いてる」
[キネーンとは随分かけ離れた、小さく長閑なそこは、街の名を示す看板が掲げられていたわけでもなく。 だから、足を踏み入れた最初は、気付かなかった。 違和感を覚えたのは、黒髪の少女が、車いすの老いた老婆に語りかける光景を目にした時だ。
「おばあさまが今、肩にかけてるストールの色と一緒。桃色の、小さな花よ」
[花弁の数、色かたち。少女は、それらを懸命に老婆へと伝えている。 その様子と老婆の挙動から、その老婆が盲目であることが察せられた。 いや、──それよりも。
それは、キネーンを出てから、久しく見ることのなかった"こども"の姿。 そうして、この世界でもう殆ど見かけることのなくなった、"老いた人間"の姿だった。]
(+6) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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[不躾だ、とも浮かばずに、驚きに目を見開いて彼女たちをただ見つめる。 少女が、視線に気づいたか、こちらへと首を傾ける。 黒目がちな瞳が、ぱちり、瞬いた。 けれど、それも一瞬。 薔薇色の頬をした少女は、こんにちは、と朗らかに微笑みかける。 「旅の方ですか?」と尋ねる声は、鈴のよう。]
ええ、
[頷く。急激に喉が渇いてゆくような気がした。 急く気持ちを抑えて、口を開く。]
(+7) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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──遠く。 ずっと遠くから、旅をしてきました。 藤乃、と言います。
[名を名乗り、もしも隣にゆきがいたならば、彼の名をも伝えて。 そうして、核心に触れる問いを、ひとつ。]
……すみません。この街の名を、伺っても?
[それを耳にした少女は、きょとんとしたように首を傾げる。 次いで、ふうわり、とほほ笑んだ。*]
(+8) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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「タリン、といいます。──この街の名は、タリン」
.
(+9) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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/* NPCと遊ぶのたのしいぼっちPL…
(-20) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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/* オーレリア[[who]] 芙蓉[[who]](予備) ショコラ[[who]](予備2)
(-21) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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うん、だって、 あなたたちみたいに、 上手に歌えないから 悔しいじゃない
[ たとえ、彼女たちが途方もない時間を、 人を喜ばせる力のために、費やしていたとしても。 あっけらかんと言い放つ少女は、 遠慮にも、申し訳無さとか、 そういうたぐいの感情にも、疎い。]
(94) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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|
それが、ここ。
…そうですねえ。第三者しからしたら。 そう、なりますかね。 周りからそう思えるのなら書いてもいいですねえ。
[男の「大人らしい」意見を受けとる。>>93
敢えて酷に言ったのは「仕事」のために周りの声が聞きたかったからだ。 初めてみた人ですら、諦めがつくくらい、綺麗に出来上がった空間。
勿論、自分だってそれを独りで壊そうだなんて考えちゃいない。]
(95) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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そうなのね、なんだか、 前の子のと、ちがって見えたから でも、ふるさとの歌も、聞いてみたかったわ
[ なんてことはなさげに、けらけらと笑う。 軽い笑い声も、おさまる頃、 そ、と返された囁きに、息をひそめて、
それから、]
(96) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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[ただ。
ただ――花を一本、摘もうとしているだけだ。]
(97) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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まあ、噂は広げるものでしょうか。 帰った後に、イイトコですよと広げてあげるのが、客としての礼儀でしょうかね。
[振袖から取り出した、仕事用の手帳にカツカツ、と金の少女と金の男の印象を書き、今の返事から見えた。このショーの雑感をまとめる。
今日の夜には仕上がるだろう。 ぱたりと閉じて。男に向き直って。]
(98) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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あの金の子は、歌は歌った事がないのかしら? きっと、素敵ですよ。あの声なら。
…ユウガオ、今日は、アタシはもう帰りますよ。 また、見に来るから。
[それだけいって微笑んで。 膝を小さく曲げ、ショーとはまた違った、礼儀正しい。お辞儀をひとつ。
ふんわりと金木犀を漂わせる様は、雑な女のそれではなく。「人前用」に詰んできた最低限のご挨拶。
それが済めば、コロリと黒の下駄は踵を返し、朱の振袖を揺らしてテントを抜けるだろう]**
(99) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 00時頃
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/* デフォルト投票が夕顔だった
(-22) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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[そこから後は、早かった。 少女に宿の場所を教えてもらい、ひとまずは数日間そこで滞在する。
訪れた最初の日に感じたように、楽園──タリンは、キネーンとは程遠かった。 子どもショーはもちろん、遊園地のような娯楽施設もほぼないだろう。 けれど、子どもたちは、きゃらきゃらと笑いながら、そこらを元気に跳ね回っているし。 大人は、元気過ぎる子どもらに、時折苦笑を零しながらも、それを止めることもせず見守っているのだった。]
(+10) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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[──ここで、どうやって暮らしてゆこうか。
これも、決して大きくはない、少し古ぼけた味わいのある宿の一室で。 毎日、ゆきと話し合ったのは、きっと、そんなこと。 会話を重ねるうちに、先は少しでも決まっただろうか。
ところで、その宿は、温かみはあるものの、造りは古く小さかった。 併設している酒場へ、酒や料理を目当てに街の人々が日々訪れるために、賑わいには事欠かない。 けれど、宿泊者は殆どおらず──そもそも旅人自体が珍しいのかもしれない、とは、数日街を見ていて気付いたこと。
だから、もし。 この街では珍しく、宿泊を希望する者が宿の戸を叩いたならば。 自ずと、顔を合わせることもある、かもしれない**]
(+11) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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[ お返事に、よく動く瞳は、 静かに、まっすぐに、視線を向けたまま、 ゆっくりと、口を開く。]
そうね、
[ きっと、鳶色にはない深い色を、 まっすぐに、まっすぐに、見つめて。]
わたしも、わたしよ ほかのだれのものでもない わたしのための、わたし
[ きっと、それが一番たいせつね。
そう、囁きは等しい目線を、 まっすぐに飛び交う。]
(-23) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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図書館。 いいですね、図書館。オーレリアさんと学者の先生も、使っていたみたいです。
[灰の少女の言葉>>2:43を思い出し、おお、と色めき立つ。 最近は先生の影響から、本を読むことも多くなってきた。何より、色々なことを知りたくなる年頃。 本から得た知識は、先生から聞き及ぶ知識と同じくらい自分の身になっているもの]
わぁ、どんな本があるんでしょう… きれいな絵、見つかるといいな。
[とはいえ憧れを切り取った絵本から独り立ち出来たわけでもなく。 先生に拾われて三年と少し経つが、童話の世界に立ち止まる癖は直っていない。
浮き足立つのを堪えながら歩いて行けば、古めかしいながらも大きな、煉瓦造りの図書館が見えるだろうか。]
(100) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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[ 静かな声は、まばたきひとつで、 切り替わるように、失われるように、 くるん、と視線を移した少女は、 おとなたちを見上げた。]
ねえ、
[ 声は、同じ目線の高さを持つ、 傍らの少女]
あのひと、あなたのおともだち?
(101) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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[ もう立ち去ろうとしている甘い香り>>99。 興味の色を灯した瞳は、 少女と女の間を、数度行き来して。]
変わったお洋服、着てるのね あなたたちふたりとも
[ 行かなくてもいいの?とは、 不要な問いだったかも、しれない。**]
(102) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 00時半頃
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/* 地上と齟齬るとあれなので確定はしてませんが、NPCはマーゴとナタリアで。かわいいよね。
(-24) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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ふふ、悔しいの、そう。ふふふ。
[悔しい>>94、なんて、そんな感情で歌うたいのことを見る客などほとんどいなかったから、それはそれは面白くて、思わずころころと笑っていた。 このこどもといると、素直な笑顔が戻ってくるような気がする。やっぱりつくりものは、本物には到底かなわないのかと思う。]
クラリッサは、明るい歌を、うたうものね。 でも、わたしだって、つまらない歌では、なかったでしょう? 雨は、好き?
好きなら、うたえるわ。きらいでも、きっと、この歌をうたったら、好きになる。
[主張も大きく、うたいたいという気持ちが、強く。彼女は自分なんかよりずっと、ショーキャストに向いている性格に思える。 それもまた少しおかしくて、口元に笑み浮かべたまま、ほんのさわりの歌唱レッスンを、はじめた。]
(103) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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いっしょに、うたってみて。繰り返して。
『そら ひとつ しずく』 『天のめぐみ 花はほころぶ』 『あめつちに しずく』 『これをどうして 嫌えるでしょう』
[ゆっくりと、繰り返しやすいように旋律を刻む。 また道行く数名が足を止めるかもしれないが、あくまで今の主役は目の前の、この爛漫な少女だ。 自分は最小限だけ、うたって。ごめんね、と目線で伝えながら首をかすか横に振れば、観客はいずれ、散り始めるか。]
(104) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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[鳶色は、まんまるの、丸。まっすぐ、見つめ合って、わたしの目もつられて少し、丸。]
うん。 すてきなあなたで、いてね。
[一番たいせつなこと、二人で分かち合う。 顔見合わせて、くすりと笑った。]
(-25) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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[少女は、歌をうまくうたえたか。いい声をしているし、きっといい歌だったに違いない。 ひそやかなささやき声を最後に、少女の目線はおとなたちを見るよう、上へ>>101。]
うん、そうね。おともだちよ。 ショーを、見に来てくれてるの。
ショーに出るようになったら、おとなも、こどもも、たくさんともだちができる。
[それは幼さに満ちたこどもには、甘言だったろうか。 傍らの保護者には苦労をかけることになるかもしれないが、実のところ少しだけ、本当に彼女のような子がショーキャストになったのなら、良い舞台になると思ってのことでもあった。 手術を受けなくても、舞台に立っているこどもはたくさんいる。”選択肢”があることは、幸せだ。]
(105) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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そうでしょう? わたしたちのふるさとでは、みんなこういう服を、きてるのよ。 ショーには、こうした服を用意してくれるひとも、いるの。
[>>102その衣装係が、人知れずそっと、このキネーンを離れようとしていることは、知らず。 彼の連れを思い浮かべながら、愛おしむように胸元に手を触れた。]
(106) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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[行かなくてもいいの、と聞かれれば、軽く髪が揺れるくらいに、首を横に振る。]
いいの、また、すぐに会えるから。 また、明日よ。
[他愛のない、簡単な約束。 こどもの頃から何度も、あの朱の芙蓉とは交わしていた。 今更言葉は要らないのだなんて、目の前の少女には、言わないけれど。]
(107) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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わたしも、行きたいところがあるから、行かなくちゃ。 また、会いましょう。
ねえ、さよならの前に、あなたの名前を聞いてもいい? わたしは、ユウガオ。
[そうして、名前を聞ければひとりで雑踏に紛れようとするのを、彼女とその保護者はどう見るだろうか*]
(108) 2015/09/22(Tue) 01時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 02時頃
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[キネーンを出てさいしょに泊まろうか、と指さした街はタリンでは無かった。 キネーンよりかは規模はいくらかも小さいし、こどももいないが。雰囲気はよく似ていると、思った。 そこで一夜を過ごし、また、早朝。 別に急いではないのだから、朝は早くなくたっていいのだが。かなしいかな、歳のせいか。夜明け前に目覚めてしまって。 歳のせいではなく、心のどこかでそこに着きたい、と切望しているのかもしれないが]
(+12) 2015/09/22(Tue) 03時頃
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[それは旅をして何日目の事だったろう。 とても遠くまできたような、まだ旅を初めて間もないような。そんな或る日のことだった。
舗装されていない、砂利道を通っていってみよう、と提案したのはどちらだったか。 けれど、進めど何もなく。今日も駄目か、と。 その時だった。どこからかこどものこえが聞こえてきたのは。 顔を見合わせる。確かに、それは耳に馴染んだ、キネーンから離れてから聞くことは無かったこどものそれだった]
(+13) 2015/09/22(Tue) 03時頃
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[こどもが三人。街のそとで遊んでいるのだろう。 驚かせないように、膝を折って]
こんちには。旅を、しているのだけれど。 近くに僕らみたいなのが泊まれるところ知ってる?
[一番年上なのだろうか。 女の子がひとり、とたとたと歩いてきては瞳を輝かせた]
「たびびとさん? さいきん、おおいのね! 知っているわ。あなたのまえにも、たびびとさんがきたの! 真白い、きれいなこをつれててね、
こっちよ。ようこそ、タリンへ!」
[ぐいぐい、と小さな手に腕を引かれるまま。 こどもの足でも5分とかからない場所に、それはあった]
(+14) 2015/09/22(Tue) 03時頃
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[その少女は親切に、宿まで案内をしてくれて。 ありがとう、と礼をいい、頭を不器用な動作で撫でれば誇らしげに笑うのをみて、 嗚呼、実にこどもらしい。と。 街のひとから訝しげな視線は向けられることは無く、どこか、歓迎してくれているようにさえ感じられた。
あまり繁盛していなさそうな、宿の戸を叩く。 客が間も空けずに来るなんて珍しい、と宿主はからからと笑っていた。
先客が顔見知りだと知るのは、そう遠くない未来**]
(+15) 2015/09/22(Tue) 03時頃
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[やくそくごと。 過去の聖女と交わした幾つもの、]
…彼女はけして淑女ではなかったけれど、 だからこそ、なのか、 私の知らないことをたくさん、知っていたよ。
[ありがとう、ごめんなさい、 そんな当たり前も知らなかったんだ、その頃は。
そう、語る頃には寂寥や悲観は消えて。 思い出を見据える、そんな遠い、碧。 その目は、オーレリアを透かして、ではなく。 天井へ向けられて。
カップの底に残った白色を、飲みきった。]
(109) 2015/09/22(Tue) 07時半頃
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──二十年は昔の話さ、
[もう、いないの? 肯定も否定も特にせず、只、]
(110) 2015/09/22(Tue) 07時半頃
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[未だ、日は高い様だった。 明るいホテルの天井を、窓からの陽光が照す。 また、鳥の陰が過ぎ。微かな風切り音。
あれ、と、>64 聖女が言う。 学者もまた咄嗟に、その"あれ"が何を差すのか、思い描けなくて、二人して、む、と難しい顔。 そして、恐らくは同時に、似たような調子で、]
御墓か、
[気づいた、みたいな言い方で。
其でも一応、おとなでもあるから、こどもの思い付きには、声が大きいよ、と苦笑。]
(111) 2015/09/22(Tue) 07時半頃
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[答える頃には思考は現在にもどり、過去を懐かしんでいた其ではなく、何時ものように歪んだ笑み、ちょっとだけ業とらしい其の口調で。]
──有るとも。一等地にね。
[がたん、低いテーブルに手をついて、ぐい、と身を乗り出した聖女に、 御行儀、と、先ずは指摘しながら。灰を見据えて、学者もまた立ち上がる。足首は──走らなければ平気。
確かに、暫く、"会って"いなかった。 たまには、会いに行ってあげようか、なんて上から目線。 花も、礼式も要らない。神を信じなかった彼女と、学者の、]
そろそろ出ようか、オーレリア。
[手を差し出して、また、二人。]
(112) 2015/09/22(Tue) 07時半頃
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|
[ラウンジを出るとき、忘れずに茶の封筒を押し付けた。 私の友人が宿泊しているはずだから、と。 中身を見もせず、まあ、足りるんじゃないかな?と無責任に。
きっと、まだ彼等の中で謎度が上がってしまう。]
(113) 2015/09/22(Tue) 08時頃
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|
─ キネーン中心部・とある建物の前にて ─ [煉瓦造りの、大きな施設。]
[其の横の細い道を何の感慨もなく通りすぎようとして、足を止めた。 建物を、見上げる。 何だか長ったらしい名前のついた、仰々しい建物。ぱっと見、美しく出来ている。正教会、とか。書かれているのが聖女にも読めるだろうか。
聖女に、視線を落とし、]
此処が、本丸だよ。御嬢さん。
[ちょっと足先で煉瓦を蹴る。紳士らしからぬ不遜な行動。]
(114) 2015/09/22(Tue) 08時半頃
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|
[然して、親指の先で路地を示す。 其の先には此の建物の、所謂、裏庭がある。
手入れはされているはず。確か、一般の人が普通に入っても怒られはしなかった気がするが。 入り口がこうなので滅多にいない。
こどもと、おとな。珍しい二人組がするりと路地に消えるのは、少しばかり、目立ったかも、知れない。*]
(115) 2015/09/22(Tue) 08時半頃
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/* ヴェスさん98歳なので老化防止剤の服用やめたらもうほとんど先がないのではと思って割とこころがいたい
(-26) 2015/09/22(Tue) 10時頃
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―図書館―
[小難しい本の中に―大凡修道士向けとは呼べないような―庶民向けの娯楽本なども混ぜて。 そうして、適当な本をあさりながら、ふと、目に留まった一冊の本。
おとなとこどもが、共存する村についての伝承。 普段であれば、おとぎ話だ、と一笑に伏すだろう本のページを捲って。 軽く目を通しながら、息を吐く。
魅力的な話であれど、所詮、それは作り話。 何より、自分にとっての“楽園”は、ショコラがいる場所だ。 彼女が隣にいてくれるのであれば、きっと、その場所が自分にとっての幸せなのだろう、と。 そんなことを思うのだから、全く、どちらが保護者か分かりはしない。]
(116) 2015/09/22(Tue) 13時頃
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|
どうですか? いい本は、見つかりましたか?
[ショコラも、気になる本を見つけただろうか。 その背に向かって、問いかける。
その腕に抱えられた『夢の世界』は、成程、少女にとっての“幸せ”となり得るような世界かもしれないけれど。 それでも、この手を離すつもりは、ない。*]
(117) 2015/09/22(Tue) 13時頃
|
|
[ 苦笑されて、御行儀、なんて指摘されて。 ] ――ごめんなさい、先生。
[ 小さく呟いて、でも口調は軽く。 碧を覗き込んだ灰は、 先生が立ち上がるのを見ると同時に、少し遠のきました。 丁寧に椅子を戻せば、軽いステップで先生の隣へ。 "ごめんなさい、先生" ちょっと苦手な先生ヘ、何度この言葉を言ったでしょう。 正直――気持ちは。怒られている、のだから。 決して良いものじゃあ、無かったけれど。
でも、謝ること。そんな当たり前のことを、 オーレリアはきちんと教えてもらっていたのです。 先生に、そしてきっと、ずっと向こう。
空に居る、かつての聖女に。 ]
(118) 2015/09/22(Tue) 14時頃
|
|
[ そうして、先生の足元をちらと見て。 走っちゃ駄目だからね、と、念を押してから。 灰を細めて、微笑みます。 ]
――うん、先生。
[ 手を取って、また、二人。 ]
(119) 2015/09/22(Tue) 14時頃
|
|
[ ラウンジを出る際、茶封筒をまじまじと見てから、 渡された――というより、押しつけられたおとなへと、 視線をやって。 ]
わたしの――、ともだちに、だから。 乱暴に扱っちゃ、駄目だから、ね。
[ 思い出します。ぱちぱち、弾けるレモンスカッシュ。 元気なあのこは、きっと今日もキネーンを駆けている* ]
(120) 2015/09/22(Tue) 14時頃
|
|
― キネーン中心部・ある建物の前 ―
[ ――煉瓦造りの、大きな施設でした。
オーレリアの灰に収まり切らない程のそれを、 先生の手を取ったまま、見上げます。 それは綺麗、とか。美しいとか。荘厳、とか。 きっとそういう表現が合うのでしょう。 キネーンの多くの建物の中、決して埋もれることなく。 その"正教会"と書かれた建物は、存在していました。 本丸、ならば。 オーレリアの訪れた教会よりも、何処よりも。 ずっと、聖なる場所で。 ずっと、ずっと。神に近いのかもしれません。
でも、オーレリアはそんなこと思わなくて。 ]
(121) 2015/09/22(Tue) 14時頃
|
|
お屋敷の方が、ずっと素敵よ。先生。
[ 視線を合わせて、真面目な顔で。 先生の紳士らしからぬ行動は、見て見ぬふりです。 柵も枷も知らない。 神様より願いを叶えてくれる人を知っている。 おとなになりたい"かわりもの"のこどもは、 そんなこと、気にしない。 ]
(122) 2015/09/22(Tue) 14時頃
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― 裏庭 ―
[ おとなとこども、ふたりで路地へと消えて行きます。 オーレリアのプラチナブロンドは、 雑踏の中でも良く映えたことでしょう。
そうしてふたり、踏み入れた、 良く手入れされているのでしょう。 それこそ"綺麗"な裏庭を、 先生の瞳とは異なる緑を、暫し、眺めて。 ]
……お花、持って来れば良かった。
[ ぽつん。 礼儀もしらないけれど、ただ、単純に。 何が好きなんだろうって。そんなふとした疑問。 そういえば、この人だけじゃない。 先生のことすら、あまり知りません。 今更感じたその事実に、なんとなく、寂しくなって。 ]
(123) 2015/09/22(Tue) 14時頃
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[ ようやくぐるりと見渡して、 いくつかある墓碑の中、ひとつ――、見つけた。 死者へ向けたもの故か、 決して派手なものでは無かったけれど。 細かな装飾の施された、それ。
これだ、と。言われた訳ではないというのに。 何故でしょう、ここだ、と、分かって。 オーレリアから先生の手を引いて、 "彼女"の目の前まで歩みます。 ]
名前――、何て、いうの?
[ 挨拶として、お辞儀をひとつして。 そっと、彫られた名前を指先でなぞりながら。 目の前の人と、先生。 どちらに対しても、静かに問いかけました。 ]
(124) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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/*
メモ二連して しまった・・・
(-27) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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/*
墓参りしたら動けるだろか……… こもってしまってる…
(-28) 2015/09/22(Tue) 14時半頃
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――道別れて――
[零れる、とりどりの光の中、そのガラス細工を見上げていた。 聖母を象る、鮮やかなステンドグラスは、このキネーンの教会のシンボルだった。 聖歌うたいでもなく、敬虔な信徒でもないわたしは、ずいぶんと久しぶりに、この光の中にいる。 わずかに朱の交じる光。しばらく前に聖歌うたいとその保護者が、最後の祈りを捧げていたことなど知る由もないまま、静かな教会でひとり膝を折った。
苦悩の助けをもらおうなどと、都合よく神を縋るつもりもないけれど。 せめて親代わりの男とショーを捨てるかもしれない、というのなら、その罪を悔いることくらい許されればいいとここを訪れていた。]
(125) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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[目を伏せる。そうでもしないと、なぜだか泣きそうだった。 未だに、芙蓉の言葉は幻影を見せる悪魔の甘言なのではないかと、思いたがる自分がいる。 そうでなければ、あまりに都合が良すぎて、信じられない。 けれどそうであっても、その先にあるものがたとえ楽園でなく破滅であったとしても、彼女の隣を歩きたいと願う自分も、間違いなくいた。
心ははじめから、決まっていたのだと思う。 結論を躊躇わせる重い枷が、少し多すぎただけだ。]
(126) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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[ただ、祈っていた。どれほどの時間がたったのか、わからなくなるくらいに祈っていた。 結局、苦悩に神を縋りながら、懺悔も交え、みちゆきの祈念すらも織り込んだ、複雑な祈りになっていた。 誰かが訪れるのならば、はっと弾かれたように組み手を解いたろうが、そうでなければ、すっかり街が夕陽の色に染まるまで、ずっとそうしていた*]
(127) 2015/09/22(Tue) 15時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 15時頃
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[大人の抱く歪な願望が、生み出した場所。 そんな印象はぬぐえない。
だが、ここがあることで、子供の価値を高めている事も事実だと思う。
全てが、善か悪か、白か黒かで分けられるわけがない。 この世は灰に満ちている。]
(128) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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良い点は、良いものですからね。 楽しかった、と感じたなら、それもまたシアターの存在理由になるでしょう。
[彼女などこからともなく手帳を取り出し、何やら書き留めた。
そしてまた、彼女の視線がこちらに向く。]
気ままに、自分勝手に歌うことは多いですが。 音程に難あり、ということろでしょうか。
……それでは。
[背を向け、履物を鳴らして行く彼女の背を少しの間見留め、少女二人を見やった。 柔らかな歌声>>105が流れてくる。 ユウガオ、それが、赤い少女の名だろう。]
(129) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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[ショーへの誘い文句をかけられるゾーイを、ただ見守る。 それも、一つの選択肢。 短い期間の栄光を手にできるかもしれない、そんな選択肢。
ゾーイが望むのなら、それもまた、未来への選択肢だった。*]
(130) 2015/09/22(Tue) 15時半頃
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[煉瓦造りを見上げながら、聖女の言葉>>122に、正ににやりと、機嫌良く─否、外面しか知らなければ、単に珍しく"性格が悪そう"に映るだろう─口角を吊り上げて、]
あの屋敷は私の趣味で出来ているからね。
[あんまり趣味を褒められることも少ない──何故かと言えば、ほんのり成金趣味だからなのだけれど、──此の男、喩え居心地や、馴染みなんかも含めての話としても、上機嫌にも為るもので。 もしかしたら、オーレリアにも珍しい光景だったかも、知れず。]
(131) 2015/09/22(Tue) 16時半頃
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─ 裏庭 ─ [緑の墓所。]
[水と、木と、都会の中心部にしては長閑な、開けた空間。 其の一画に、ぽつん、ぽつんと疎らに墓石が埋まっている。恐らくは、墓を探して来なければ、単に"庭"と認識するだろう位には、景色に溶け込みつつあった。
──此の敷地の中で、唯一、好きなところだった。 過去の聖女は、生ある間一度も立ち入ったことの無い、そんな場所。
彼女を此処へ葬ったのは、学者の、意地が掛かっている。 認められたものでは、無かったから。最後の最後此のくらいは、疵を遺してやりたくて。
少女の落とした呟きに、ふと、]
良いんだ、彼女は── 彼女には、育ちのいい花は、似合わなかったから。
[参り方があるんだ、と、少し悪戯に、こどもの様に、]
(132) 2015/09/22(Tue) 17時頃
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―図書館―
[本を読むようになったとはいえ、所詮子どもの成長。 先生が読むような本>>116はまだ自分には早く、だから自分は児童書などの低い棚から本を漁っていたところ。
子ども向けに読みやすくされた本の中、言い伝えを記された本を見つけた。 あまり読まれていないのか埃を被ったその本に書かれていたのは、子どもと大人が共に生き、平穏な暮らしを送る村。]
……タリン。
[頭の中で、市場で聞いた大人の声が響く。 先生はどこで、どんな暮らしをしたいのだろう。このまま旅を続けるのだろうか。 ページを捲る手を止めて。 背後からかかる声>>117に、慌てて近くに置いてあった絵本を手に取り]
(133) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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はい、あの、わたし達は本を借りられるか分からないけれど… もう少し、ここで読んでいても、いいですか?
[宿まで借りて持っていけるならそれはそれ。 腕に抱いた絵本の姫は、きらびやかな白のドレスを纏い、微笑んでいた。 少しだけここで時間を費やし、図書館を後にする**]
(134) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[聖女が躊躇いもなく歩いていくのを、何だか不思議な心持ちで、引かれるまま、付いていく。 嗚呼確かに此処だ、と挨拶代わりの御辞儀をする聖女の──勘?なのだろうか。何か不思議な引力を感じて、暫し茫然と。
聖女が名を指先で辿る。読みにくい、装飾された筆記体。 ──María,San]
マリア、と言う。 ──彼女はマグダレナのマリアなんだ。 神を信じていなかった癖に、罪の女と呼ばれるのは喜んだ。 ──だから、聖母ではない。
[聖女なんだ、と。 墓碑の隣、中腰にしゃがみながら、言う。]
(135) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[然して、唐突に、 紳士足る筈の男は、墓碑に並ぶように、 墓碑の隣に、腰を下ろした。墓碑をなぞる小さな聖女に向かい合うように。 足を伸ばして、そう、まるで少年がするように、伸び伸びと。]
──少し、早いな。
[正面の空に向かって、ぽつり、 太陽が眩しく、其処に有る。]
(136) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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/* 夕顔さんめんどくさい場所増やしてすまないね…>めも
(-29) 2015/09/22(Tue) 17時半頃
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[数日滞在して、わかったこと。 流通している物はキネーンは近くの街と変わらないものが多い。 こどもはこどものまま、おとなも見目が歳と違うものはいない。 お伽噺だ、と思っていたが本当にこんな所が存在しているのだ。
この村の長に聞くと、ここに永住することは可能らしい。 僕みたいな中身と身体が釣り合っていないものも、マリオみたいに身体の時を止めてしまったものも。望めば等しく受け入れてくれるのだそう。 少量だが老化防止剤もあるらしい。 煙草や、酒と言った嗜好品も]
(+16) 2015/09/22(Tue) 18時頃
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[併設している酒場>>+11へ赴けば、そこは大層賑わっていた。 ふたり分の酒と、料理を頼めば正面に腰掛けている彼に尋ねた]
なあ、マリオはこれからどうしたい? ここにはいろんなものがある。 キネーンにはないものも、たくさん。 僕はもう少し滞在してみて、合わないようなら出ていけばいいと思っているけれど。
返事は急いでないから、ゆっくり答えを出してくれればいいよ。 時間もまだ、飽きる程残ってるし。
―― でもまあ、取りあえずは宴といこうか
[運ばれてきた酒を受け取り、 乾杯、とグラスを合わせた **]
(+17) 2015/09/22(Tue) 18時頃
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[ ひとつ、ひとつ、文字をなぞって。 墓碑の隣、視界に映った先生を見つめます。 ]
………Maria、
[ 聖なる名前の、それを復唱し。 あの教会で聞く様な、聖母の?と。 そう問いかけようとして、続く言葉に、黙ります。 オーレリアと同じく、聖女の名を持ったおんな。 だけど、純潔の聖女ではない、――罪の女。 でも、そう言われて喜ぶなんて、 なんだか少し、"かわってる"なあと。ふと思って。 先生と似ているのかも、とも、感じたのは秘密です。 ]
(137) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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[ オーレリアは、暫く。もうひとりの"聖女"を見て。 何か言うべきか考えたけれど、やめました。
――また来るのを、赦してくれるかな、と。 それだけ、聖女にそっと思って。
そうして再び、Mariaの名をなぞれば。 手を離して、太陽を背に立ち上がります。 …まるで、少年の様。脚を伸ばして座る先生を、 くすり、笑って見下ろして。素直じゃない言葉。 ]
……先生、紳士じゃなかったの?
[ 灰を細め、笑みは崩れず。 上機嫌なのは、きっと先生だけでは、 ないのかもしれません。 ]
(138) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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[ 早い?との言葉には、首を傾げながらも。 戻ることを急かそうとは、せず。
ああもしかしたら、これが"参り方"なんだろうかと、 今の聖女は想像して、ただ、座る先生を見続けて。
柔く吹く風に、ブロンドを靡かせ。 かつて、オーレリアが生まれる、ずっと前。 ―――聖女に焦がれた少年が、満足するまで。 其処に、立っていました** ]
(139) 2015/09/22(Tue) 19時頃
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――自宅――
[教会を離れるころには、ひどく胸の内は静まっていた。 澄み切ったような、想い。これが祈りの力というのなら、あながち神も侮れないと思うほどに涼やかだった。
路地を行き、古いドアを開ける。 断りは入れていたとはいえ、丸一日近く家に帰らなかったこどもを迎えたのは、『おかえり』と『帰ってきたのか』だけだった。 ただショーを終えて帰るだけよりもずっと遅いことを叱咤するような言葉は、三十年で尽きた。 心配と不安に男が落ち着かずに部屋中をむやみにぐるぐる歩き回るようなのも、随分見ていない。 帰り来るのが当たり前だと言わんばかりに、テーブルには買い足したのだろうハムと野菜をたっぷり使ったサラダボウルと、オムレツとパンの夕食が二人分用意されていた。 まるでそれは、おとなが二人で暮らしているのと変わらないような。]
(140) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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ねえ。
[部屋着に着替えながら、男を呼ぶ。]
――本当にわたしがいなくなったら、新しい子を、探すの。
[そんな風に、確かめるように聞いたのは、今までの生活ではじめてだった。 男は迷ったように言葉に詰まり――そしてワインボトルを掴んだ手を、止めた。]
(141) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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[『どうして』男の声は神妙だった。]
ショーをやめて、旅にでも出てみたい気分になったの。 やめ方なんて知らないけど、やめている子はいくらでもいるのだし、やめられないわけじゃないでしょ。
それがいつになるかわからないけど――わたしを、連れて行きたいっておとながいるのよ。
[嘘をいうのは、やめた。はじめて自分の選んだ道をたどるからこそ、嘘やごまかしで、世界を切り開きたくはなかった。 『ははっ、そりゃいい』男は笑う。いつも、軽口を言い合う時と同じその音で、笑う。 『で、いくら出すって?』すぐに金の話になる男は、交渉の場に立てば優位だと、思っていたのだろう。 ただ、自分は芙蓉という女を、この数日で、よぅく知った。]
(142) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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さあ。いけ好かない、性格の悪い女なものだから、ビタ一出さないんじゃないかしら。 いいでしょう? 充分、とうの昔に、次のひとりくらいどうとでもなるくらい、わたしは稼いだのだから。
……ああ、その時、契約の方も打ち切ってくれるって、言っていたわね。 有り難い話。
[ねえ、そのワイン飲まないの、と動きを止めたままの男を煽る。 その”おとな”は、金のなる木がほしいのではなく。愛らしい価値あるこどもがほしいのではなく。 夕顔という、ひとりの人間を求めているのだと、男はそれでようやく悟ったようだった。 男の声が震えていたのと、動きがぎこちなく惑っていたのを見て、はじめて自分は、この男にきちんと愛されていたのだと、実感する。 でも、もう、遅い。]
(143) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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もし、どうしても手切れ金が足りないというのなら、わたしがあとひと月でも、半年でも、ショーで働いて稼ぐわ。 だから、考えておいてね。
[それを最後に、その晩の食卓――否、ベッドで眠りにつくまで、一切の会話は生まれなかった。]
(144) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 20時半頃
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/*
養殖こどもの夕顔とマリオ(あとクラリッサも)、 読んでいて、こう、 諦めてるけど希望が欲しい感じ、というか。
そういう描写がじんわり染みてきて、いいなあ。
(-30) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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/* >>97、すごくすきです
(-31) 2015/09/22(Tue) 20時半頃
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/* 実はMar「í」aであってMariaではないのだけれど、特に意味はないと言うか私の名前がスペイン語だから合わせただけなので設定とか考えてないと言う(聖母とは違うんだよアピールでしかない)
(-32) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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/* 発音の違いとかわからない、し(学者にも知らないことがあった。)
(-33) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[確りと尻を地につけて、眩しい空を眺め。 見下ろす聖女に指摘を貰えば、勿論素直じゃない、撚た返答。]
此が正しい礼儀なのだから。 礼儀を重んじる私は紳士だろう?
[どうにも姿に説得力はない。 す、と、無造作に、学者は片手を差し上げて、視界の太陽を覆い隠して、]
──マリアは黄昏時の空が好きだった。 『太陽が死んでいくように見える』、と言ってね。
["かわってる"んだ、奇しくもオーレリアが思う様に。
自分の死が、けして遠くなかったからか、彼女は死んでいくものが好きだった。自然なものが、好きだった。 散っていく花の中では、特に朝顔を好み、ひっそりと森に生きる茸を見れば必ず一夜で溶けて行く茸の話をした。 変化を知らなかった学者には、そんな話も眩しくて。]
(145) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[其のまま、学者の差上げた手は空を指さし、]
彼方は、西。 太陽の沈んでいく方向だ。 この墓碑の高さからだと、染まっていく空が良く見える。
…だから、「参り方」。並んで夕陽を眺めるのが、正式なんだよ。 花を枯れるまで置いておくのはなかなか難しくてね。
[手入れのものが片付けてしまうから、と。 不満げ。]
(146) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[ヴェスと覗く旅の窓は、どれも新鮮で、楽しく映った。 街の中でも、劇場と寮、たまにレンタルへと出るくらいの 酷く限られた範囲ですごしてきたのだ。 とりわけ自然や動物には大きく興味を示し、 知らない何かを見る度、あれは何だと隣の彼に説明をねだった。
道行く人々の視線はもはや、異物を見るそれに近い。 遠巻きにジロジロと見られるのは気分良いことではなかったが それでも、近づくものもいないと分かれば幾分か安心した。]
そうだな 流石に歩き疲れたよ …なんだ、すでに攫われてるみたいなもんだろ? 攫われ返されないように、しっかり見張っておけよ
[宿をとの言葉に同意を示し。 真面目な声に、にやりと口角をあげてそんな言葉を返した。
初めての外の宿、そのベットの硬さに文句を垂れながらも シーツにくるまれば、少しだけ、自分たちのこれからを思って 目を、閉じた。]
(+18) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[旅が始まって、幾度の夜が明けた頃か。 硬いベッドも薄い毛布もすぐになれ、旅は案外性に合っている ようだと気づくのに、さほど時間はかからなかった。
彼と旅をして、彼と共に眠り、彼の声で次の朝を知る。 単純な繰り返しの中に、ささやかな発見と幸福を感じていた。 この日々が続くならば、あるいは、なんてさえ思ったか。]
ヴェス、あっち行ってみよう 秘境っていうのは、案外ああいう先にあるんだよ
[だからだろうか、ふとした気まぐれが指した先 其処はがたがたとした砂利道。見るからに人通りも無さそうだ。
言いながらも、よもや目的地に辿りつけるとは思っておらず。 精々ついても、小さな農村ぐらいか。宿もあるかわからない。 でも、そうやって彼と右往左往するのも楽しそうだ、なんて はた迷惑なことを考えて、また悪戯そうに笑ったのだった。]
(+19) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[けれど、そうして進んだその先に、 見慣れた――けれど久しく見る事の無かった姿を見れば 無防備だと眉をひそめることも忘れて、ただそれ眺めた。
三人、女の子が一人と男の子が二人。 いちばん小さい子は自分と同じくらいだろうか? 興味深そうに此方を見る瞳は無垢だとか、純粋、そういうもの。 「おとな」の視線にさらされてきた街のこどもとは、明らかに違う]
あ、ちょっ あんま引っ張るなって!
[ヴェスの手を女の子がとったかと思うと、残った二人が寄ってくる。 同じように引っ張られれば、村へつくまでの間、 好奇心に煌めく瞳に、こってり質問責めにされたのだった。]
(+20) 2015/09/22(Tue) 21時頃
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[暫く、少し日が傾くまで、ぼんやりと空と緑を眺めていた。 聖女はその間、立って待っていただろうか。もしかしたら、一緒に空を見ていたかもしれない。 "少年"は漸く満足したように、緩慢に立ち上がって、]
─…今日は少し、動きすぎたな。
[少年は、もう老紳士に片足突っ込んでいる年齢であることを思い出したらしい。若くないな、と嘆息しつつずれた金枠を直した。]
(147) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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―キネーン・酒場―
[随分、あっさり見つかったな。 その村へとたどりついて、そう最初に思った。 過ごした旅の時間は、あっさりと言えるほどかどうかは 旅に不慣れな自分には正確には判断できないのだが
それでも、90年越しの約束だ。 もっとゆっくり、その先に見つかったってよかったのに。 そう、残念に思う気持ちすらあった。]
ああ、「楽園」到着を祝して…乾杯!
[そうやって、ヴェスの質問に、暫く答えあぐねていたが。 これから先、考えることはたくさんあれど、今は一先ず 果たされた約束を共に喜ぼうか。]
(+21) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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やっぱり、夜の一杯は格別だねぇ タリンは良い所だよ、酒もそれを証明してるよ ――少々、視線が痛いけどな
[椅子に座るマリオの、膝にしがみ付く影がひとつ。 それは初日に会った少年の一人。…なつかれた、らしい。 手にしたお酒をさして、マリオずるい!なんてしきりに言っていた。]
えーい散れっ、散れ! ずるくない!いいの、俺はトクベツなの! というかトニー、こどもが酒場にくるな!
[数日滞在し、宿や酒場の大人たちは自身が養殖だと理解していた。 しかし、こどもたちは、イマイチ理解し切れていないらしい。 時が止まった大人でさえ珍しいのに、こどもとなれば尚更だろう。
酒場の小さな喧騒も、ここ数日は毎度のこと。 そうした騒ぎを目にした、もしくは噂になって 晩酌を楽しむこどもとおとなへと声をかけるものもいたかもしれない。**]
(+22) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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──何処かで早い食事でも、如何かな。聖女様。 此の私が何でも、御用意致しましょう。
[もうその頃には少年は成りを潜めて何処までも慇懃無礼な学者の姿。 どちらが本当、とか、学者には恐らく無いのだ、きっと。 外面だって、無理して演じているものではけして、無く。これまで己でさえ違和感を禁じ得なかったのは、教会にいる、その時だけ。
そして、きっと、恐らく。 どの面の学者であっても、聖女を嫌うなんてことは、けして、ない。]
(148) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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[腹に手を添え、紳士の礼。]
(149) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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/* あっ、尻払うの忘れた(つちだらけ)
思いついたらやろう。
(-34) 2015/09/22(Tue) 21時半頃
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[白いドレスと、かぼちゃの馬車。 おひめさまの姿と、それを見つめる少女>>134を、暫し見つめて。
絵本と数冊の本を手にして、夕暮れの中、図書館を後にする。 旅人という肩書上、そんなに多くの本を借りられなかったのは、まあ、致し方ないか。]
(150) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[傾いてきた日の中、再び、街の中心部へ向かって歩く。]
少し、寄りたい場所があるので、ついてきてもらえますか?
[その声をかけた先、少女から否定が返ってくることなど、まずないと知りながらも、問う。 少女の手を引いて向かうのは、街の雑貨屋。*]
(151) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 22時頃
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―ある日のBER Papagei―
[仕事を終わらせ、辞表を出して。 ひとり退職祝いで、酒を飲みに来た。
お酒は、そこそこ強い。 キネーンはどちらかというと葡萄酒の方が有名で、美味しい。グルメリポートの取材で、「おとなのかくれが」として記事を書いたのはそこそこ楽しかったか。
でも、女が好む味は、郷の米で作った透明な酒だ。 あれほど色を透かしてキレイにうつすものはない。
誰かのように祈る相手もいない。>>125。 強いて言うなら、自分とかの夕顔の花を地に産み落とし咲かせた神にでも感謝の祈りをするべきなのかもしれないが、女の中で奉り事の概念はとうに薄れていた。]
(152) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[畳の匂いは恋しい。 でも、馴染んで受け入れてくれるのはいつも石の床に煉瓦の屋根。黒いテーブル、クリスタルグラスに注がれる白の葡萄酒。
身体も舌も、既に郷とも子とも離れてしまっているというのに、女は着物だけは身につけつづけていた。]
マスター。 アナタって恋したことあります?
[暇潰しにそんな事を聞いてみた。 別に、男に恋をしているわけではない。だが、薬のせいもあるだろうその若々しい顔立ちは、決して、悪くもなく地下に籠るだけのそれにはみえない。
だが、顔で売ろうとせず、沈黙を続ける男は、瞬きひとつすらしない。]
(153) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[それをいいことに、酔った女は好きなことをカウンター越しに吐き散らかす。]
アナタや、アタシや、ユウガオののかかさまは、 どうして「生んだ」んでしょ。 「産めるから」、だったら、嫌、じゃ、ありません?
[そうではないはず。 そうではないはずだ。
目先の金欲しさに滅びた小さな集落の末路がチリリと横切り、そのたびに、ユウガオの母親の涙がきらりと思い出に光る。
自分の母のことより、彼女の涙の方がずっとずっと記憶に刻まれている。]
(154) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[花は枯れるのに。 日は落ちるのに。 人間だけは、時間がとまっている。
「どうして」かなんて、考えれば至極単純だ。 人間が皆臆病だったからに決まってる。
死が怖いから。
生きる喜びを知っているから。
だから、幸福を求め続けて人は子の命を繋ぎとめる。]
(155) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[繋がりを断ち切られるのを恐れる。
それは、まるで。恋慕にも似ていて。
別れだって、死と同じようにかなしみを呼ぶ。
いきていたいのでしょう? 離れたくないのでしょう?
だから、止める。時間を。 そんなことは散る桜を見続けていればずっとわかりつづけていること。
大人になって、それを「おかしい」と否定すると愛のいらない子のようにみえるから、沈黙を続けていただけ。]
(156) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[けれど、今はこの女をしばる者はいない。 だからこそ、まだまだ、好き勝手言い続けてて。]
ああ。 マスター、だから、か。 恋したことあるんでしょう。 別れを経験するのが嫌だから、こんな狭い所で、薬でそんな若作りして、グラスばっか磨いてるんでしょ。
[男は相変わらず沈黙を続けている。
オウム返しでもいいからしてくれればいいのに、と悪態付いた]
(-35) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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……口枷がなくなったのはあの子のせいね。 告白はいつになったら成就するのやら。
[冗談めかして、語る。 ベルに、少女にも恋をしているわけではない。
女に本気の恋心なんて芽生えたことはない。 例え話を世界のために想いを綴るのは本の中だけでいい。
夜更けにグラスをゆらりとゆらして。
彼女の「答え」が出る日まで、ゆっくりと、待つ。]*
(157) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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/* ソロルながすぎたしモブが働きすぎ事案なのでうめる。
マスターはフィリップで、制服男はリーのイメージだった
(-36) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 22時頃
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――翌朝――
[朝。夜風に冷やされた空気が、身体に少し冷たい。 昨夜の祈りから先、ショーステージへ向かう足取りまで、凛と澄んだような心地。 静かな面持ちはいつもどおりだけれど、内心今は、うたいたくてうたいたくて、仕方がなかった。 わたしは、ほんとうの意味で、夢の場所を目指しに行く。 何日、ここで働こうとも。稼いで、あの男のそばを、離れる。 これが、そのはじめの一歩だ。
実際問題、まだ半信半疑ではあるけれど。 誤りであったとて、気にしやしない。 わたしたちの時は、止まってまだ三十年しか、経っていないのだから。]
(158) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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[ステージの幕上がりさえ、待ち遠しく。 一挙手一投足が、いつもよりずうっとなめらかで。 どこか恋するおんなのこのように頬にわずかな桜をにじませて、朗々とうたった。 ”ここのところ調子がいいみたいね”とキャスト仲間から声かかるのは、皮肉に感じなくもなかったけれど。]
ありがとう。
[そういってやわらかく、自然に笑い返せるような想いでいた。]
(159) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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ねえ、ねえ、クラリッサ。
[終演後、花型の姿を見かければ足を止め。 この前と同じように、けれど逸る心を隠せないまま、声をかける。]
(160) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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わたし、もうしばらくで、ここをやめることに、するわ。 ずぅっと、長く、ありがとう。
[彼女の時の中では、たいした長さではないのかもしれないが。 彼女がいなければ、自分はもっと早くに心折れていたような気が、今更ながらにするのだった。]
(-37) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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きっと、たくさん、こんな別れを、してきたのでしょうけど。 突然の話で、ごめんなさいね。 準備もたくさんかかるから、すぐのことではないのだけど、でも、じきに。
――行きたいところが、できたの。
[ふわりと、笑う。 夕顔の花のように、彼女にだけ見えるくらいのささやかさで、淑やかにほころんだ。]
(-38) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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またね。
[そうして小さく手を振って、この間と同じよう、背を向けたとき。 ――ふと、自分たちには時間がある、と今朝方考えたのを思い出して、振り向く。 長くの時を、彼女がこのショーで過ごしてきたのを、知っているけれど。 だからこそ、彼女に話をしようと、思ったのだけれど。 彼女の時間はあとどれくらい残っているのだろうかと、過ぎる。 願わくばわたしがこの地を離れても、彼女にはキネーンの象徴でいてほしい。 ただ、世界がどれくらい残酷か、わたしたち”ピーターパンのこども”は知っている*]
(161) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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[それから、いつものように表へ出て、朱色の着物を探す。 舞台の上からよく見える朱色。 今日も見に来てくれていることを、知っている。]
芙蓉。 あ、のね、
[呼びかけながら、いざというこんなときに限って、先の音は臆病なまま出てこず、惑う。]
(162) 2015/09/22(Tue) 22時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 23時頃
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[ 座ることは、なく。 まだ"早い"空を、瞳を細めて見て。 先生からマリアの話を聞いて、思うこと。 ――きっと、オーレリアとは似ていません。
だって、オーレリアは生きているものが好きです。 鳥の囀り、昇っていく陽、夜に煌めく、月と星々。 月明かりに照らされた夜道は心躍り、 オーレリアの瞳とは、また別の灰の空。 そこから降る雨は、ぽつ、ぽつと音楽を奏でるし、 そんな雨粒を受けて育つ草木を見るのだって、 オーレリアは好きなのです。
どれもこれも。 自分が、自分らしく生きている証に見えるから。 ]
(163) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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夕陽、次は…わたしも並んで眺めたいな。 ――ねえ、先生。
[ 空を、見上げたまま。小さく星が見えて。 生きるものに思いを馳せながら、ぽつんと、呟き。 ]
出ていってしまおう、なんて。 もうそんなこと、言っちゃ駄目よ。 …いくら死んでしまうものが、好きだったとしても。 置いていかれるのは、やっぱり…寂しいもの。
[ 誰が、とは、言いませんでした。 もしかしたら、誰か――Mariaは、 そうは思わないかも、しれないけれど。 でも、オーレリアは寂しいから、なんて。
重ねられるやくそく。 きっとこれからも、――増えていくのでしょう。 ]
(164) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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[ ―――そして、陽が傾くまで、其処に居て。 姿勢を正して、ゆるり、先生が立つのを待ちました。 危ない様なら、手も貸して。
墓碑の前。いつも通り、見上げる姿は紳士のもの。 先程見えた少年の色はもう、無く。 ずるいおとなの、そう、 慇懃無礼な姿が、そこにはありました。
ああ、何故でしょうか。ようやく、わかった気がします。 オーレリアの前に居る、この外の先生だって、 あの教会で見た時の様なものでは無くて。 お屋敷で何時も見る姿と同じく、 ちゃんと"先生"だということ。
そして、どの先生だって。 オーレリアを嫌いなんてこと、ないって。 ]
(165) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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[ 嫌いになんてならない、大好きな。 オーレリアにとって、ひとりだけの紳士からのお誘い。 今度は断りなんて、しません。 ]
―――喜んで。先生。 今日はわたし、フォンダンショコラが食べたいわ。
[ ただお腹が満たされるものより、 もっとあまいものが食べたいの。 そうねだれるのは、きっとおんなのこの特権です。 ねえ、良いでしょう?――なんて。笑ってみせて、 ]
(166) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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[ スカートをつまんで、淑女の礼。 ]*
(167) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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― キネーン・中央 ―
[ シアターの明かりを遠くに見つめながら、 先生に手を引かれて、中央へ。
ショーの公演もあるのでしょうか。 それとも、オーレリア達の様に、 外食目当ての人もいるのでしょうか。 人も、ずっと多くなってきた気がします。
ぱちん。灰色は瞬いて。 全てを閉じ込めるこどもの瞳は、黄と、青。 異なる両の瞳を持つ姿>>151と――そう、 かわいらしい"ともだち"を、 雑踏の中でもきちんと、見つけました。 ]
(168) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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―――先生!
[ かるく。手を引っ張って。 ともだちがいるよ、なんて示してしまうのは、 きっと、ご愛嬌。
歌った時の様に、良く通るオーレリアの声は。 もしかしたら、少し離れたふたりにも、 届いたかもしれません。 ]
(169) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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/* しょーのこうえんってずつうがいたいみたいな
夕顔たちにも会いたかったけど間に合わないか なあ と はなしたかった…
(-39) 2015/09/22(Tue) 23時頃
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― ある日のキネーン・ショー ―
[ロビーの受付に肘をつく振袖の女姿は、そこそこ、噂になった。 服も口調もそれなりに目立つ。
夕顔がここで歌い続けるたび、その噂は少しずつ広がっていたのだろう。 それが「どれくらい」か、なんていうのは職を失って放浪してる女にはわからない。
世界がどれだけ残酷でも、女は自分主義だった。]
(170) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[その日もチケットを貰って、 今日は、そこそこ良い席を貰った。
今日はどんな歌を歌ってくれるだろうか。
久々に、知ってる歌が聞きたかった。 自分もすこしだけ真似をしながら、 抱えた手鞠を頃がしたかったから。
でも、その日は少し違ったのだ。]
――…?
[ステージの上から、そっと、花の名が告げられる。 それはまちがいなく花の名であり、女の名前。>>162
どうしたの、と口だけあけて喋ってみた。 流石に、舞台の子の邪魔をするほど無粋ではない。]
(171) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[それでも。
聞かないわけには、いかない気がして。]*
(172) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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好き。雨のにおいがすきよ なんだか、わくわくするの 何かがはじまりそうで
[ 雨は好きかと問う声>>103に、屈託無く答える。 きらきらと、期待を瞳に宿して、 あ、あ、あ、とあとにつづく。]
"そら、ひとつ、しずく" "天のめぐみ、そらは──、"
[ たどたどしくも、のびやかに。 音程に難あり、と称されども、 物怖じをしないことだけは、確か。]
(173) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[ ひとしきり歌えば、視線に、くるんと瞳をまわして、 満足げに、笑う。楽しかったと。]
── だけど、ここのおとなは、 あそびの邪魔ばかりするじゃない
[ さっきの出来事を、根に持つように、 こどもは、唇をとがらせて、 ちら、と制服のおとなを見上げた。]
それに、わたし、 ひとに拍手してもらうために歌うわけじゃないもの
[ けろりとした顔で返しては、右手を差し出す。]
(174) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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ゾーイよ まだしばらく、ここにいる予定だから、 また、会えるかも
[ そのときには今より上手に歌ってみせるわ、なんて、 こどもらしい口約束を取り付け、手を振った。 さよなら、と、背中を見送った。**]
(175) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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―キネーン:中心部―
[目的の店を探すも、賑やかな人の波に阻まれて、なかなか思うようにはいかず。 それでも、人混みに流されてしまいそうな少女の手を、握りしめるのは忘れずに。
はてさて、どうすべきか。 途方に暮れたところで、聞こえてきた、よく通るこどもの声>>169。 ショコラのものとは違うけれど、その呼称は、よく自分に向けられるものだったのもあって。
きっと、手を握った少女共々、その声に振り向いて。 この街で、ほぼ唯一の顔見知りの彼らに向かって、軽く手を振って見せただろうか。]
ほら、ショコラ。 お友達ですよ。
[ショコラは、手を引くまでもなく、気付いたか否か。 人混みで見えないようであれば、その小さな身体を持ち上げるくらいはしたかもしれない。]
(176) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[何にせよ、丁度いいとも言えるタイミングであったから。 人混みをかき分けるようにして、彼らに歩み寄る。]
こんにちは、奇遇ですね。 お二方は、買い物か何かで?
[ショコラ共々、軽く頭を下げて。 人の好い笑みを彼らに向けただろうか。*]
(177) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[ステージの上。 芙蓉の花の名を交えた歌をうたいたいと、事前に進言していたこと、当の本人には伝えていないけれど。 ふるさとの歌を聞きたい、と思っていた彼女には、ちょうど耳に馴染んだか。 あの時芙蓉>>171と口にしたのは、あくまで歌詞の一節でしかなかったけれど、今は違う。
ステージの外、戻りを待ってくれていた"芙蓉"のもとへ向かうと、満を持して口を開いたのだ>>162。]
(178) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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え、ぇと……ごめんなさい。
[そして、満を持した割には拙すぎる告白、ようやく出てきてくれたのは謝罪の言葉。 うまく言葉を出せなかったもどかしさで、思わず口をついていた。 呼吸を整えるように、一度、二度、深く息を吸って。 言葉を待っていてくれる芙蓉を、見上げる。]
あ、の。わたし、あなたと一緒に、いく。いきたい。 だけど、今、この場でいきましょうと、手を取ることは、できないの。
[枷は、外す見込みができただけの話で、相変わらず重い。]
(179) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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だから、待っていて。 あなたがこの土地を離れても、かならず、手紙を書くから。あなたと旅立つ準備が整ったら、かならず。
そうしたら、迎えに来て。 トップスターになっていたって、あなたを選ぶから。
[冗談めかして笑いながら。 あまり待たせることにならなければいいと、内に秘める。]
(180) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[人に拍手をしてもらうために歌うわけじゃない。
そう言い切った少女が、どこか眩しく見えた。*]
(181) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[此れまで、積み重ねたやくそく。 これから、増えていくやくそく。
生に輝く灰色は、やはり過去の聖女──マリアのものとは、全く、全く別物で。くすりも飲んでいないのに、止まってしまっていた己の時を、自覚しては拳に握った手でこつん、墓碑に触れる。 寂しいんだろうか、君も。 少なくとも、学者は、私は、 ───置いていかれるのが、寂しかったんだ。 碧を閉じて、数分、]
──やくそく、何かに纏めておかないとな。
[ゆるり、笑んだ。]
(182) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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――キネーン・広場――
[ユウガオ、女性と別れ、広場を行く。 目についた旅に必要なものや、特産品等を買い、別の場所で買った名物を売り込む。
財布はそこそこ重い。 もう一泊くらいなら、あのホテルにいても大丈夫だろう。 そう心配する彼は、翌日料金を聞いた時に目を点にすることを知らない。*]
(183) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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「おはようさん。……そういえば、昨日、新しい客が来たんだ」
[君たちと同じ、大人と子どもの2人連れだよ。 あくる日の朝、軽食を取ろうと階下へ降りた時のこと。 宿の主が、藤乃たちを朝の挨拶と共に、からりと笑って告げる。
へえ、と、瞬いて相槌を打つ。 藤乃たちがタリンへとたどり着いてから、この宿に自分たちの他に宿泊客がいるという話は聞かなかったものだから、少しばかり興味は芽生えて。 けれど、その時の感想は、ただそれだけ。 その者たちも、自分と同じように"楽園"を探し求めていたのだろうか、と頭に過りはしたけども。
だから、後日。 宿の片隅で、彼らと顔を合わせた時は、驚きに目を見開くこととなっただろう。]
(+23) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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ヴェスパタイン、……と、マリオ?
[どうして、君たちがここに。 口から転がり落ちたのは、そんな有り触れた問いだったか。 それに対して、答えが返ろうと返らなかろうと。
彼らを前にして思い出すのは、ヴェスパタインと雑談の末に交わした小さな約束だ。>>2:177>>2:178 思い出してしまえば、途端、バツの悪そうな顔をする。 その表情は、きっと、キネーンにいた頃にはあまり見せなかった、何処か子どもじみたもの。]
……御免、何も言わずにキネーンを離れてしまって。
あの約束を、忘れたわけではなかったんだけど。 ……その、悪かった、ね。
[ヴェスパタインとマリオの2人が、藤乃らとそう変わらぬ頃に旅立ったのだとは知らないまま。 そんな風に、気まずげに謝ってみたりしただろうか*]
(+24) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[然して紳士な学者は手を借りつつ立ち上がって、 可愛い聖女から色良い御返事を頂けたならば仰々しくオーダーを聞く。 あまいもので夕食を。 先程のラウンジでは興味が去っていたようだったから、その跳ね返りだろうか。
─まあ、良いでしょう。淑女の御相手は大変偏屈な模様。 聞いておいて、"及第点"、みたいな言い方をするのだから。
1つ、脳内地図に目星をつけて、紳士は淑女の手を引こう。]
(184) 2015/09/22(Tue) 23時半頃
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[歌いだしではない「声」が静かな舞台によく響く。
戸惑いを示していても>>179。 その言葉一つ、息ひとつ、聞き逃すわけにはいかない。
彼女の声を一番知っているのは自分だから。 離れ離れになって、生きる道を違えて、ものごとをすなおにいえなくなった、年だけは自分よりも「おとな」のように、沈黙を金として守り続けていた矜持を、自ら打ち破る声を。
「素直」になった、彼女のことばを待って。]
(185) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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[答えを聞く。>>179>>180]
………。 ……――ふふ、
[聞いて、笑いがこぼれた。 やはり、これは恋のあれそれとは違うのだ。
素直になったって、繋がれたのは紅と朱の糸は巻き上げるのには距離が長くて。 自分とて、それを無理にひっぱるつもりもなくて。
謝らなくていいのに、とも考えて、笑いが出てしまった。]
(186) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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[けれど。
ココロは、ちゃんと繋がっている。
文は、想いを綴るのに良い手段。 それは一番、自分が知っているから。
そうして、未だ「客」である女は、抱えていた手鞠を、ステージに向かって投げる。
ふわりと、人を、人を。越えて。 彼女立つ舞台へと灰色の毬は落ちる。]
(187) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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まってるわ。 「また」遊びましょう。ユウガオ。
やくそく。
(188) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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|
["あのとき"言えなかった今一度のおわかれのことばを。
再会のことばを。忘れずに。
毬の行方を水に、その日はステージを去った。
客としてではなく、彼女の待つ「芙蓉」として、 いつでも歩きだせるように。 その手紙が、訪れる日まで、キネーンには金木犀が漂った。
残り香は、まもなく消える。]**
(189) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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|
─ キネーン・中央 ─
[シアターのネオンが明るく感じられる頃。 聖女とふたり、とある店を目指して。
昼よりも人通りは多く感じられ、人の壁も高い。 ──と、>>169。 "ともだち"がいる、との御報告に雑踏の向こうを見ると、昨日もそういえば、同じくらいの時間に出会った、彼の青年と少女。 聖女の声で此方を向き、掻き分けかきわけ歩んできたふたりに御機嫌よう、と先ずは御挨拶。]
(190) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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――――――――――――
(191) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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[そうして。 キネーンのトップスターの入れ替わりは、実際にあったか、どうか。 それはおいおい、道中で彼女に話すとして。 わたしは息を呑みながら、月あかりの下一枚の手紙にペンを走らせていた。]
拝啓 わたしの狼さんへ――――
[いつだったか、あまり不用心だと、狼に攫われると囁かれたこともあった>>2:148。 ならばきっと、これから手を取る相手は随一の悪い狼だろうと、赤ずきんは微笑んでいた**]
(192) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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またお会いいたしましたね。 ──そうですね、少し早い夕食にでも、と思い。 御二人は、目的地が御有りですか。
[青年は人よく笑う。勿論、学者も。 訪ねた彼には素直に答え、きみたちは?と聞き返す。]
(193) 2015/09/23(Wed) 00時頃
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