162 冷たい校舎村3-1
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人
狼
墓
少
霊
全
メアリーに7人が投票した。
ケイイチに1人が投票した。
メアリーは村人の手により処刑された。
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ヒナコ! 今日がお前の命日だ!
2015/06/26(Fri) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヒナコが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ケイト、ナナオ、ナユタ、チアキ、ゴロウ、ケイイチの6名。
────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/06/26(Fri) 00時頃
[午後8時50分。
時の凍った校舎に訪れた二度目の夜にも、チャイムは鳴った。
色とりどりの照明に彩られた、光に満ちた校内。
対照的に、深く、黒に染まった窓の外。
そして、また。
君たちの友人が二人、消えたね。]
(#1) 2015/06/26(Fri) 00時頃
[チャイムが鳴るたび、誰かが消える。
君たちは、この世界と、君自身と、向き合うべきだ。
── 冷たい校舎はまだ、その口を固く閉ざしたまま。]
(#2) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[じゃあね、ひなちゃん、しずくちゃん。 ……どうか、元気でね。 去った彼らの代わりに、残されたマネキン。 "ホスト"は、笑った。泣き出す寸前の表情にも、見えた。
"ホスト"は、駒鳥ひなこを、解放する。 "ホスト"は、万里しずくを、解放する。
秋野智広が、この世界の正体に気付くまでは、あと少し。 ──8時50分のチャイムが、再び鳴る。*]
(*0) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 1日目の夜、ソフィアを殺害した。 2日目の夜、メルヤを殺害した。
3日目の夜、ヒナコを殺害した。
(──誰がコマドリ、殺したの) (──それはわたし、と が言った)
(-0) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* ↑システム上、これ美味しすぎた……
(-1) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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[ちょっとだけ、休んでから行こう。>>3:247 そのつもりだったのに、気が付けばその姿勢のまま寝入ってしまっていた。]
……え、うわ、嘘。 めっちゃ、寝てた……
[目が覚めて、愕然とする。窓の外は、すっかり暗くなっていた。 でも、眠ったおかげで、少し気分もすっきりとした気がしている。 ぐ、とひとつ伸びをして、今何時だろ、って時計を見て。 針の指し示す時刻に、秋野は、凍り付いた。
──同時に、チャイムが鳴る。>>#0]
(0) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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/* 4階:神楽 3階:健五郎 2階:水瀬 1階:秋野 下階へ:七尾&織部
バラけてるなー。 俺はどちらのマネキンも先に発見しないほうがいいだろう。待とう。
(-2) 2015/06/26(Fri) 00時頃
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― 3階 ―
[頭痛。頭痛。さっきから幾度も苛む痛み。 万里を探すつもりで、階の端から端まで探し回る歩みも鈍る。
>>#0そうしていれば、何度目だろう。チャイムの音だ。]
また、だ……。
[ここまで来れば俺でも分かる。 また、きっと、誰かが。
そう思ったのは覚悟か諦めか。 とにかく、収穫が一向に無いこの場を移動しなければ何も始まらない。
向かうは階下。 ――何故なら俺は、未だ、この校舎は3階立てだとそう思い込んでいたから。**]
(1) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[一旦戻る。その言葉>>3:279に、小さく息を吐いて、 そんな自分が情けない、けど、どうしようもなく救われた、気がした。
どこか、ふわふわと落ち着かない足元に、 今までで一番、慎重に、慎重に、階段を降りていって、 その途中、聞こえた言葉>>3:295に、 不意に、意識が引き戻された。咄嗟に、笑う。]
ううん、大丈夫。心配させて、ごめん。 それより、ひなが──
[様子がおかしくて、そう、言おうとして、 また、鳴るはずのないチャイム>>#0が、 紡ぎかけていた言葉を遮っていく。
頭の中で、チカチカと何かが光る。 ぞっと、背筋を這うものがある。 体温を、奪い去っていく。
ああ、違う。あのチャイムは、もっと、大切な何かを──]
(2) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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……どうしよう、織部、
[声が震えるのを、抑えきれなかった。
"チャイムが鳴るたび、誰かが消える"
誰も、はっきりとは言わなかったけれど、 薄々、なにか、気付いてたんじゃないだろうか。 聞き慣れたはずの音が、恐ろしく不吉な何かのように、]
みんな、探さないと、 とりあえず、教室──、
[あたしを、あたしの幸福だった毎日を、蝕んでいく。]
(3) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[辛うじて生きている脳みそをひっぱたくようにして、 導き出したのは、そんなひとつの提案。
一回集まろう、って、言ってたもんね。 みんな、いるよね。何慌てて、って、笑ってくれる、よね。
更に階下へ、あたしたちの教室へ、 その道程を辿ろうと、足を踏み出す。
──4階から、教室への道を辿るとき、 その間には、風子の消えた階段や、下駄箱や、 そして、ほんの昨日、どうしたって開かなかった、 昇降口。あたしたちが毎日通る玄関が、ある。*]
(4) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* メモ3連びっくりしたw
(-3) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* メモをミスって、修正したつもりが他もミスってて、あれー?状態。
おとなしく寝ますごめんなさい……。
(-4) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* ちょっと笑ってしまうwww>メモミス なんで投票先一瞬けいちゃんでまたすぐしずくちゃんに戻ってるのって思ってwww
(-5) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* ハルが落ちてからの縁故消失っぷりがすさまじいので、 どうにか絡んでいかねば……。
(-7) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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ん、任された。
[万理のことを七尾と織部に頼まれれば、短くそう言って頷いた。そのまま、去っていく二人の背中を見送る。
二人が階段を下りていく音が聞こえなくなれば、辺りは静寂に包まれる。一人きりの廊下に座りこんで、考えてしまうのはやはり万里のことで。
どうして、万里のことがこんなに気になるのだろう。こんなの、俺のキャラじゃない筈なのに。ちょっと懐いてくるクラスメイト。それだけだったのに。
きっと、羨ましかったんだ。兄のことが大好きだと話す万里と、その万里に懐かれている兄が。そして、たとえ偽りの兄としてでも、その好意が自分に向いているのが嬉しかった。 今まで愛されてこなかった俺が、初めて誰かに愛された、みたいで。あくまでそれは兄に対する好意で、きっと偽物なのに。]
(5) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[それでも、頼ってもらえるのが、懐いてくれるのが嬉しかった。そうしてくれる万里を、出来る限り、大切にしてやりたいと思った。 でも、いつの間にか…この世界の校舎に来てから、"おにいちゃん"としては嫌だ、と。そう思うようになってしまった。 その方が、万里にとってもいいはずだ、と。そう思い込んで。その結果が、さっきの拒絶なんだろう。]
…何、やってんだかな…。
[そう言って溜息を吐いたけれど、先ほど言ったことを後悔する気には、なれなかった。]
(6) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* 桂一くん切ないなーーー……!
(-8) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[――しばらくの間、ずっとお化け屋敷の入口で待っていたが、いつまで経っても万里は出てこない。 もう既に、外はすっかり暗くなっている。 いい加減中に入って探した方がいいだろうか。もしかしたら、出口を探しているけど、見つからなくて震えてるとか。そう思ったらいてもたってもいられなくて、立ち上がった。その時、]
……万里…?
[周りには誰も居ないはずなのに。それなのに、風のようなかすかな囁き声が聞こえた。 それは、彼女からの別れの言葉。それをしっかりと聞き届けてから、微かに口角を上げて、微笑んだ。 彼女には聞こえないかもしれないけど、そっと口を開く。]
…馬鹿、当たり前だろ。こちらこそ、だっつの。
[良かった。万里は…しずくはもう、大丈夫だ。 ああ、でも、帰らなきゃいけない理由が出来てしまった。 今はもう、この世界を対して楽しいとも思えないから、別にいいんだけど。]
(7) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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…………
[あてもなく歩いたはずだった。 それなのに、目の前にあるのは幼なじみの家。 小さい頃には確かに遊びに行ったけれど、学年が上がるにつれて行かなくなった家。
それが目の前にあった。]
忘れてなかったんだな
[ポツリとつぶやき、携帯を取り出す。二つ折りのそれを開いてひなこ宛のメールを作成して、]
……
[パタリ、と閉じた。*]
(+0) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* ……どう動こう。 今いるのがたぶんしずくちゃんに縁の深い人ばかりだから、たぶん多角になりそうなんだけど。 たぶん渡り廊下にいこうと思うと誰かと鉢合わせるからなぁ。
(-9) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* ねえ一回の独り言で3回もたぶんたぶんたぶん言えるのすごいね! 無意識だよ!これだから日本語の不自由な奴は!
(-10) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* 万里のマネキン見つけたらSAN値直葬になるかなー?とか考えてた時期もあったけどそんなことはなかった。
でも…これいいのかな…マネキンになる=現実に戻るってほとんど分かってしまった(そう思ってるだけともいう)けど…まあその代りホスト云々は知らないし…
(-11) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* あー、でもいけるかな、いっていいかな……まごまご…
(-12) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* というかマネキンって別に全員血まみれになってるわけじゃないっぽいな 血=SOS説だめだね
(-13) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[がたん、と、とても乱暴に扉を開けて空き教室を飛び出す。 教室に行かなきゃ、と思う。恵冬に、約束したのだから。 だけど、そうして飛び込んだ教室に人の姿はない。 一瞬、頭の中が真っ白になる。 保健室も見に行ってみるけれど、其処にも人の姿はない。上の階も見に行った方がいいんだろうか。 教室の横を抜けて、階段の方へ走り出そうとして、前方に人影を見つけてどきりとする。 けれど、直ぐにそれが誰か気づいて、秋野は彼らに向かって声を投げる。]
っ、那由多、朱美ちゃん! けいちゃんと、…ひなちゃんは……!?
[たぶん、そんなに切羽詰まった焦った声で、2人に問いかけるのなんて、初めてだった。 そして、彼らに気をとられていて、秋野は気づかない。 秋野が立ち止まった横。 正面玄関、そこのガラス戸に寄りかかるようにして、また新たに、ひとつのマネキンが増えていることを。>>3:292*]
(8) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[恵冬の呼びかけには、返事が戻ってくる気配すらなかった。 薄ら寒さすら感じる廊下を歩みながら、ぶるっと小さく身震いする]
ロビンちゃん、いったいどこに……。
[何も見逃さないように、廊下の様子に目を凝らした。 その瞬間、視界の端で微かに揺れたのは、吊り下げられた折り紙の輪。
びくりと足を止め、行く先で揺れるそれを見守る。 なんだろう、という不安への回答は、頬を微かに撫でた空気として現れた]
(9) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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……風?
[どこか、窓が開いているのだろうか。 少し拍子抜けした気分で、風が流れてきた方向を見遣る。
チャイムの音が響き渡るのは、その直後>>#0
葬式を知らせるみたいな不吉な響きに、どうしようもなく体が強張る。
思い出すのは、血だまりに沈む風子のマネキン]
(10) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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やだ、どうして……。
[今このタイミングで、チャイムが鳴るのだろう。
窓の外は暗い。 こんな時間に、チャイムなどなるものだったろうか。
――今の時間は、いったいどれくらい?]
ろ、ロビンちゃん……。 どこ?
[折角奮い立たせた気持ちが、風船みたいに爆ぜてしぼんでしまいそうだった。 足が震える。
でも、きっとひとりぼっちでいるのであろう彼女を、見つけなきゃ]
(11) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[自分の足音が、まるで足を引きずってるみたいに重く聞こえる。 少し歩けば、目の前に開かれた窓が見えた。
そっか、風はあそこから流れてきていたんだ……。
疑問は解けたのに、不安が増してゆくのは何故だろう。 喉元まで込み上げた恐怖で、息が詰まって窒息してしまいそうだ。
あそこに行くべきじゃない。 そう直感が訴えるのに、足は機械的に動き続けて]
(12) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[窓の外、身を乗り出して覗いた景色に広がるのは――]
(13) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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――っ、や、だ。
[全ての物音が、止まってしまったみたいだ。 髪を揺らしてく風の感触も、もう他人事みたいに遠い。
掠れた声で呟いて、ずるりと窓の脇に座り込んだ。 口元を押さえて、壁にもたれかかりながら項垂れる。
見開いた瞳の先、見えるのは硬く冷たい廊下のはずなのに、今見た光景が目に焼き付いて消えない]
(14) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[ふわりと広がる、薄いブラウン。 闇の中にしらじらと浮かぶのは、制服を胸元まで赤く染めた、一体のマネキン>>3:303
傍らに転がるナイフが、矢羽みたいに側に転がっていた]
……うそ。
[冗談だって、この状況が見せた性質の悪い冗談だって、誰かそう言ってほしい。 現実を拒否するみたいな言葉が零れ落ち、がくがくと震える自分の体を抱きしめた]
(15) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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[ねぇ、ロビンちゃん教えて。
一体誰が、哀れなコマドリを殺したの……?**]
(16) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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/* 恵冬ちゃんまじでいい子だな〜〜〜〜〜〜(信者化)
(-14) 2015/06/26(Fri) 01時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 01時半頃
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―現実世界・自室―
[ ―――寝覚めは最悪、だったと思う。 消えてくれない、おとうさんと、声と。光と。 裂かれる様な、痛みと。せりあがるなにかと。 それに耐えきれなくて、大丈夫、になれなくて。 ずっと、うなされていた、気がする。
…そうして覚醒した原因は、あの日の様なノック音。 ]
(+1) 2015/06/26(Fri) 02時頃
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[ やだな、ちょっと、ノック音は苦手なのに。 あれから自室の扉は開きっぱなしなのに、 何時の間に、閉めちゃったんだろう。
ぺたぺた、素足のまま、扉を開いて、 ]
………おかーさん? かえってきたの?
[ カレンダーを見て、丸印、裁判所って赤文字。 それにしたって、窓の外がこんな暗くなる時間まで、 やってないんじゃないかなと、思うけれど。
疑問符を浮かべつつも、 目の前、自分とあまり変わらない身長の母は、 …やっぱり少し、やつれたままだった* ]
(+2) 2015/06/26(Fri) 02時頃
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|
[ 数分後。 クローゼットから服を引っ張り出しながら、 先程起こして来た、母の話を思い出す。 ――ひなこ、うなされてたみたいだった、って。 本当にそれだけで、拍子抜けも、したけれど。 悪夢みたいなものを見ていた自分にとって、 それは現実に引き戻してくれた、声で。
…不安そうな様子の親を見て、"大丈夫"って。 何故かいつもの呪文は言えなかったから、 じゃあ、気分転換に外に出るね、って。 言葉に甘える様に、背を撫でて、今に至って。 どうせなら、食べ物でも買って帰ろうかと思った。 罪悪感、やっぱりまだ、つもってるから。 ]
(+3) 2015/06/26(Fri) 02時頃
|
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[ そうして、着替えている最中、気付いたこと。 ふと鏡を見て、わたしもやつれたなあ、って。 それだけじゃない。あの悪夢の様ななにかの、痕跡。 ]
…うわあ………。
[ 白い喉元に、横一閃、と表現するのが正しい。 真っ赤な線がくっきり見えて、うえ、って声を上げる。
血は、出てないみたいだけど、 見ていてなんだか、とても痛々しい。 裂かれたみたいだって、感じてしまう、くらい。
……刃は、いたかったなあ。って。 そう、思ってしまったから、思い出してしまったから。 ストールもついでに、引っ張り出しておいた* ]
(+4) 2015/06/26(Fri) 02時頃
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[ そうして、玄関前の鏡で念入りに首元を確かめて。 パンプスをはいて、財布も携帯も持って。 いつも通り、扉を開けて、 さあ何処へ行くか、って。そう、思った、んだけど。 ]
……、
[ ―――目の前にいる人物>>+0を見て、 そんないつも通りが全部、飛んで。 代わりに、あのマネキンが出てきて、しまって。 ]
(+5) 2015/06/26(Fri) 02時頃
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[ 口は、どうにか開いたんだけど。 ]
………、…
[ なんにも、言えなかった。名前すら、出なかった。 目の前の人とあの光景が同時に来て、 嬉しいのか、ごめんなさいって気持ちなのか、 それすらも、良く、わからなくなってるけど。 でも、きっと今のわたし、 泣きそうな顔に、なっているんだろうなあ、って。 それは、感じていた** ]
(+6) 2015/06/26(Fri) 02時頃
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……帰る、か……
[現時点で少なくとも3人は居なくなっている筈だ。相馬と、万里が見た人物と、万里。もしかしたら他にも居るかもしれないが。 そして、万里は現実世界に帰るつもりのようだった。ならば、消えてマネキンが現れる=現実世界に帰る、と考えるのが自然だろうか。自分も(彼女らが死んだとは思いたくなかっただけだが)、きっと帰ったのだろうとは思っていたし。]
俺も、いつかは帰るのか。
[無表情でそう呟きつつ、4階の窓から外を眺める。 帰りたくない、というほどでもないが。帰ったら帰ったで、憂鬱なことはある。 『文化祭が終わったら考える』と、そう約束していたことがあった。]
(17) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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―回想:文化祭準備期間中―
――はい、もしもし。父なら居ませんけど。 あ、セールスは結構です。
[文化祭の準備が始まってすぐの頃。家に帰ってしばらくして、滅多に鳴らない家の電話が鳴った。 父に用があるならそっちの携帯にかけるだろうし、多分何かのセールスだろう。そう当たりをつけて受話器を取り、淡々と対応した。が、なかなか電話先の相手は言葉を返してこない。 悪戯電話だろうかと訝しげに思ったとき、ようやく相手が、恐る恐ると言った風に言葉を発した。]
「…桂一?」
…は?
[なんだ。誰だこれは。セールスじゃない。誰だ、この声。中年くらいの、女の人。先生じゃない。クラスメイトじゃない、それ以外で、知り合い、なんて、そんなの、]
(18) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「私、よ。……貴方の、母親」
……っ!
[息を呑んだ。 母親とは、両親が離婚して以来連絡を取ったことがなかった。それなのに、どうして、今更。 何も言葉を返さずにいると、相手――母は、やはり少し恐る恐ると言った風に言葉を続けた。]
「ねえ、桂一…その、私の思い過ごしだったら良いんだけど…貴方、何か酷いことされたりしていない?彼――貴方の父親に…」
[その言葉を聞いた瞬間、戸惑いが一気に怒りへと変わった。今まで抑え込んでいたものが一気に爆発したような、そんな怒り。]
(19) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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…酷いこと?酷いことねえ。ああ、まあ時々ナイフ片手に犯されるくらいはされてるかなあ。ひどいよなあ、中学入ってからずうっと続いてるんだ。痛いし気持ち悪くて吐き気するし散々さ。 でもやっぱりナイフで切られるの怖いし?受け入れなきゃ衣食住も約束してくれないんじゃあそのまま受け入れるしかないよな?もう嫌になるよ正直さあ。
[堰き止めてた何かが溢れるように言葉を紡ぐ。 怒鳴ったりはしなかった。その代わりに、お前のせいだ、お前が捨てたからだ、と責めるように、わざとらしく。 今度は、母親が息を呑む番だった。]
(20) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「ご…ごめん、なさい。貴方を、あの人の元に置いていってしまって…本当に、ごめんなさい。謝っても、許してもらえないかもしれないけれど…」
[そう答える母の声は、情けなく震えていた。そのせいで、一緒に暮らしていた頃、どこか怯えた様子で父と接する母の姿を思い出してしまって、少し頭が冷える。 分かっていた、この人もきっと被害者だ。父のことが怖くて、逃げただけ。 もしかしたら、俺を置いていくのが、逃げる――離婚する時の交換条件だったのかもしれない。 自分の身を守ることは、当然のこと。でも、それでも。こうなると分かっていて置いていったことは、簡単に許せることではなかった。]
「だから、ね。一つ、提案があるの。」
[黙り込んでいれば、表情は見えないけど、でも、ちょっと決意が籠ってるんだろうな、って。そう思わせるような声色で、そう切り出された。]
(21) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「もう一度…家族を、やり直させてほしい。 桂一、その家から出て…私たちの家に来ない?」
[「え、」って。間抜けにも、そんな声しか零せなかった。 呆然としている間に、母は次々と説明をしていった。
あれから、ずっと後悔していた。桂一のことがずっと気がかりだった。 良い人に出会えて再婚したのだけど、彼に桂一とあの人のことを話したら、彼が望むならこの家で引き取ろうって言ってくれた。 今妊娠していて、その子は貴方の弟になる。 私と、再婚相手の彼と、その子と、貴方とで、もう一度、"家族"になりたい。]
(22) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[ぎり、と、唇を噛みしめる。]
…どうして、
[「もっと、早く言ってくれなかったんだよ。」 そう返した声は、震えていた。]
そんなの、無理。俺、もう高3で、来年には大学だって通うつもりなのに。理工系の大学行きたいけどさ、学費、払ってくれんの?払えんの? 第一、そんな、再婚相手とか弟とか言われたって。 本当に俺を受け入れてくれるって保障できんの?
…俺が、アンタ達を信じられると、思ってんの? 一度俺を捨てたくせに。今更、そんなこと言われたって…
[今はもう、母を責めたいわけじゃない。ただ、不安だった。その提案に乗って全部上手くいくなんて、到底思えなかった。 俺みたいな異物が紛れ込んだって、上手く馴染めなくてまた捨てられるだけだろう。 そうなるくらいなら、今のままでいい。 このままで、いい。]
(23) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[母は、学費はなんとかする、とか、きっと受け入れてくれる、とか、色々と言ってくれたけど。どうしても不安は拭えなかった。信じることなど出来そうになかった。
現実世界の人なんて、ゲームと違って、汚くて自分勝手な奴ばっかりなんだ。母だってきっとそうだ。一度俺を捨てたんだから。会ったことのない再婚相手なんて顔を見たことすらないんだから、信じられるはずがない。
でも、「貴方をあの人の元に置いておきたくない」、「どうか、考えてみてほしい」ってあまりにも熱心に言ってくる、から。]
…今は、文化祭の準備で忙しいから。 文化祭終わってから、考える。
[そう告げて、電話を切った。]
(24) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
|
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―現在・4階廊下―
[この世界から出て現実へと帰ったら、そのことも考えないといけない。 心身共に傷つけてくる父を取るか。一度自分を捨てた母とその家族を取るか。 父はきっと、今の家を出ると言っても引き止めようとはしないだろう。玩具とか、ペットとか。アイツにとっての俺は、そんな存在だろうから。 でもだからと言って、母のところで新しく"家族"を作って、上手くいくとも思えない。]
…はぁー…。
[重くため息を吐きだして、ゆっくり階段を下る。 確か織部が、一度教室に集まる、とかそんなことを言ってたはずだ**]
(25) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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/* 桂一くんんんん…… はぁ……みんなせつない 無事に帰るべき
(-15) 2015/06/26(Fri) 07時半頃
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[鮮やかな装飾の中、チャイムが鳴り響く。>>#0 悲鳴も、大きな物音も聞こえやしない。それでも、脳裏を過るのは昨日の出来事だ。 チャイムの後に消えた相馬。代わりに現れたのは、赤い血だまりに沈んだ白いマネキン。思い出すだけでぞっとする。]
……急ごう。
[普段、何気なく聞いている音に、何か嫌なものを感じたのは自分だけでないらしい。 震える声での問いかけ>>3に、小さく頷いて。逸る気持ちに半ば引きずられるようにして、足を速めた。]
(26) 2015/06/26(Fri) 10時頃
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|
[道中、飛び出してきた人影>>8には、僅かに肩を震わせて。 けれど、それが気心が知れた友人だと分かれば、ほぅと安堵の息を吐いた。
ビビらせんなよ、なんて茶化そうとして。 けれど、それが発される事はなかった。]
……え、……?
[代わりに出たのは、情けない呟きだった。
彼が、秋野が、今までにないくらい切羽詰った様子だったのにも確かに驚いた。 けれど、それ以上の違和感。彼の背の向こう。見遣った先の、ガラス戸の向こう。 制服を纏った何か>>3:292に、目を瞠って。
辛うじて、悲鳴をあげたり、崩れ落ちたり、そんな情けない真似をすることはなかった。それでも、視線は縫いつけられたように、動かない。**]
(27) 2015/06/26(Fri) 10時頃
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[戻ろうか、と思った矢先だった。ガチャリ、と扉の開く音>>+5が聞こえてきた。 なんていいタイミング。手に持っていた携帯をズボンのポケットに押し込んで、何やら固まって、それでいて泣きそうなひなこ>>+6に向けてひらりと手を振った。]
ひなこ。
[駒鳥、と呼ばなかったのは、多分この場所にいるせい。 そういうことにしておこう。*]
(+7) 2015/06/26(Fri) 10時半頃
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/* しずくちゃんとめいちゃんはこれ同じところに仲良く並んでる??で、いいんだよね??昇降口いくつもないよね?? 中の人の小学校の時、2つあったんや昇降口
(-16) 2015/06/26(Fri) 11時頃
|
|
/* いや、めいちゃんはガラス戸の近くとは書かれてないか。 並んではないかも
(-17) 2015/06/26(Fri) 11時半頃
|
|
[ あれ、名前で呼ばれたの>>+7、って。 いつ以来、だったっけ。どうしてだろう。
だけど、きっとそれは気にしちゃ、駄目だ。 だって、ずっと前を思い出して、 ぐらつきそうになってしまう。 …泣きたく、ない、なあ。あの悪夢、みたいに。
だからこういう時は、唇を噛んで、堪えて。 そうして、なんでもないって、挨拶しなきゃ。 ]
(+8) 2015/06/26(Fri) 11時半頃
|
|
とー、る、くん
[ …ああ、ちゃんと、言えたかな、わたし。 なんだか声も震えてる、みたいだ。 ]
…どうした、の?
[ 手は振り返せないで、 垂れたストールの端を、強く握った* ]
(+9) 2015/06/26(Fri) 11時半頃
|
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おう。
[呼ばれた名前に律儀に言葉を返す。 緩やかな笑みを浮かべて、柔らかい声音を心がけて。
そして、彼女の首に巻かれたストールを一瞬見やり、再び視線を合わせた。]
夜の散歩中。 星が綺麗だしさ。それに考えたいことがあって。
[そして、言いたいことがあった。]
(+10) 2015/06/26(Fri) 11時半頃
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[浮かべた笑みが消える。すこしばかり目を伏せた。]
ごめん。 最近……いや。ずっといっぱいいっぱいでさ。 余裕なくて、気ぃ使わせただろうし、俺も全然使えなかったし。 甘えてばかりで、ごめん。
[ひなこが『大丈夫』と言うから大丈夫、なんて。 一体自分は、どれほど甘えていたんだろう。 女の子に、自分よりずっと小さいのに、どれほど頼っていたのだろう。
どこまでも情けない。 後悔と反省は尽きることがない。*]
(+11) 2015/06/26(Fri) 11時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 11時半頃
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─現在/1階─
[足早に先へ先へと進もうとしていたから、 向かい側からやってきた人影>>8に、ようやく足を止めて、
けど、発された言葉に、血の気が引く。]
一緒に、いたんじゃないの……?
[なんで秋野が二人を探してるの? また、考え出してしまう。違う。なら探さなきゃ。 すぐにでも駆け出して、二人を見つけなきゃいけない、のに。]
(28) 2015/06/26(Fri) 12時頃
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[隣から聞こえた微かな声>>27に、気を取られて、 ふと見上げた顔は、どこか遠く、 切羽詰まった様子の秋野の、その、先を、見据えていて、 それを追いかけて、視界に入った、鮮やかな赤。
……──しずく?
口の中はやっぱりカラカラで、何も声にはならなかった。
どうして。上では、神楽が、あなたの帰りを待っているのに。
駆け寄ろうと、気持ちははやったが、 床を蹴るほどの力さえも、もう、残されちゃいないようだった。]
(29) 2015/06/26(Fri) 12時頃
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[ぐらり、と世界が揺れた気がして、 ああ違う、足に力が入らない。踏ん張れない。 今度は、手をつく壁も遠くて、遠くて、 何かを掴もうとするように、手は宙を彷徨って、 どうしたらいいのか分からないみたいに、そのまま、落ちた。
泣きそうだ、と思う。声を上げて、わあわあ泣いてしまいたい。
だから、しゃがみこんだ膝に、額を押し付ける。 顔を隠すために。泣き顔を、見られないように。
なのに、いざ構えたら、涙なんてこれっぽっちも出てこなくて、 なんだかまた、息ができなくなる。 ごめん、と、笑って立ち上がりたいのに、 泣けないくせに、それもできない。
七尾朱美に、涙なんて似合わない。 毎日唱えた呪文の効き目は、存外、強い。**]
(30) 2015/06/26(Fri) 12時頃
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/* 2階の窓は開けっぱじゃまずいのではないか……
(-18) 2015/06/26(Fri) 12時半頃
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[朱美の問いかけに、ざあ、と血の気が引いていくような気がした。>>28 秋野の言葉でひなこをひとりにして、恵冬に任せきりにして、自分は追いかけもしなかった。 そのことを突きつけられているような気がして、口を開く。 ごめん、って言いたかったのに、言葉はうまく出なかった。
その代わり、那由多の小さな声が、耳に届く。>>27 そして、2人の視線が、秋野を通り越してどこか1点に向けられていることも。 まるで錆ついて軋んだロボットのようなぎこちなさで、秋野もそちらに視線を向ける。 少し離れていたって、よく分かる。見慣れた赤いカーディガン。赤いリボン。>>3:292 ああ、あれは、]
……しずく、ちゃん。
[呟いたのと同時だっただろうか。 立っている力を失ってしまったみたいに、朱美がしゃがみ込んだ。>>30 そうやってしゃがみ込まれてしまえば、七尾明美は、とても、とても小さかった。 保健室で、ひなこに声をかけていた時は、ひなこの方がずっと小さく見えたのに。]
(31) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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朱美ちゃん、……
[大丈夫だよ、って、誰かが繰り返してた言葉が口から出そうになってしまって。 安心させるみたいに、朱美の背を撫でたかった、はず、なのだけど。 いつか、しずくに触れようとした時によく似て、その手は宙を彷徨って、落ちた。>>0:322>>0:323 どうしよう、と思って、結局、お化け屋敷の前でそうしたみたいに小さく服の裾を引く。]
……待ってて、 けいちゃんと、ひなちゃん、連れてくる。 他の、みんなも。
教室、みんなで、集まんなくちゃ。
[その言葉は、何かの埋め合わせのようだった。 そうだよね、それが一番なんだよね?と、問いかけるように那由多を見る。 彼は、どんな表情をしていただろう。
秋野は、立ち上がる。 床がスポンジで出来てるのかと思うぐらいに、足元がとても頼りなかったけど。 探しにいかなくちゃ、って、それだけを思って、足を動かした。*]
(32) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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[ 目が合う。 返事が来たことに安堵したと思えば、 今度はその笑顔が消えて、謝罪の言葉が耳に届いた。 …だめだな、また、ぐらつきそうで。 ]
……違うよ! そんなことないよ!
[ やだな、って。それが原動力になって。 弾かれたみたいに、ぱっと顔を上げる。 …ああ、どうにか声に出さないと。 ]
(+12) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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とーるくん、悪くない、よ。 だから、あやまらないで、ほしいな…あ。 ………わたしはなんともない、し…。 むしろ、ほら、わたしが…ごめんね、って…。
[ なんともない、だって。 また、嘘が重なっていく。自分を守るための、嘘。 段々しぼんでいく声に、罪悪感が、圧し掛かった。 どうしよう、ずっと追い詰めてるのかな。 隠し事も、意味のすり替わった魔法の呪文も。 今の言葉も、そうだったら、と思うと。
あのマネキンがまた、自分の前に出てきそうで。 ]
(+13) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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/* おかーさん思い出して女の子ズに触れないんだって、はっきり書いてないか?大丈夫?わかるか? いや、4dに予定してた回想にねじ込めばいいのか。はーー 後手後手!
(-19) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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ずっと、わたしのせい、…ごめん、ね。
[ やだなあ、もう、光も色も無いっていうのに。 あの夢は、夢である、はずなのに。 裂かれた喉がじくじくと痛くなった気がして、 おとうさんにずっと、責められているみたいで。 それごと隠すみたいに、強引に笑う。 上手く笑えている、かな。…多分、だめだ* ]
(+14) 2015/06/26(Fri) 13時頃
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── →2階・渡り廊下──
[校舎内を進む。 チカチカと明滅するライト。窓の外は、夜。 今が昼だったらいいのに、と思う。だって、夜はとても頼りない。 何かを考えようとすればするほどに、心細くなってしまう時間だ。 だからなおさら、恵冬とひなこを早く見つけないといけない、と思う。 足元が相変わらず頼りないことがいい加減もどかしくなってきた頃に、遠く、前方にしゃがみ込む誰かの姿を見つけた。>>14 それが誰だか、分かった瞬間に、秋野は駆け出していた。]
……けいちゃん!
[良かった、見つけた。 ほっとして駆け寄って、あれ、でもどうしてこんなところでしゃがみ込んでいるんだろう。そんなことを思って。 そうして彼女の元に辿り着いて、秋野は、その理由を知る。]
(33) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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[窓の向こう。一体のマネキンが見える。>>3:303
暗闇の中でも、白いマネキンの姿が、ぼう、と浮かび上がるようだった。 その喉元から溢れるように、赤が、広がっていて。]
(34) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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[今度こそ、もう、言葉が出ない。]
(──誰がコマドリ、殺したの?)
[ふと、思い出す。 騒めく教室の中で、ロビンちゃん、と、柔らかい声で恵冬がひなこを呼ぶ。 "駒鳥ひなこ"のどこがロビンちゃんなんだろう、と秋野が首を傾げた時、ちょうど近くにいたジェニファー先生が少し笑っていた。 マザーグースだね、と言う声に、「何それ」と秋野は怪訝な顔をする。 自分で調べてみな、なんて言われてしまったから、その詩は秋野も読んだのだ。]
(──誰がコマドリ、殺したの) (──それはわたし、と が言いました)
[恵冬に何かを言わなくてはいけないと思うのに、視線はマネキンから離れない。
──何も言ってくれるなよ、踏み込むなよ、って。 たぶん、秋野が最後に、突き刺した。*]
(35) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* 3日目の夜、ヒナコを殺害した。
どーん
(-20) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* PC心情的なのもあるけど、これがやりたかったあれなので、なんでこいついきなり抉ってきた!?ってひなちゃんに思わせてたらまじでごめん
(-21) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* あ、また退符忘れた!くっそ!
(-22) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* >というテンションでもない
(真顔)
(-23) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* ↑ メモの話
(-24) 2015/06/26(Fri) 14時頃
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/* あっ秋野に先を越された なんてこった
(-25) 2015/06/26(Fri) 14時半頃
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― 2階 ―
[階段を下りて、2階へ下り立った時。 誰かがいる気配を感じた。
……それだけではない、風の感覚。 屋内にずっといたせいで久しいように感じる。 風がどこから吹き込んでいるのかを確かめるように、そちらに歩く。
渡り廊下。 開いているように見える、窓があった。>>12 そこからぼんやりと下を見下ろしているように見えるのは、秋野。>>35 その前の壁に座り込んでいるのは、水瀬だ。>>14]
……何があった?
[聞くと同時に駆け寄り、窓の外、秋野の視線が示す先を覗いた。]
(36) 2015/06/26(Fri) 14時半頃
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あれは……、……駒鳥……?
[喉元の傷から赤を溢れさせ、地に倒れるそのマネキン。>>3:303 髪色と背格好から、駒鳥を模していることはすぐに分かった。
あくまでもマネキンであり、駒鳥ではないことなど分かっている。 だがもう、そんな違いなどきっと意味がないのだろう。
開かない昇降口の向こうに倒れていた藤堂のマネキンと違って、 窓が開いているならここから飛び降りて、あちらに行けるかもしれないと考えた。
しかし、身を乗り出せば――何故だか、ここが地上とは切り離されたような感覚を覚える。 背筋を駆け巡る、本能的な恐怖。 ここから脱出するのは無理だ――有無を言わさず、そう感じさせられた。]
(37) 2015/06/26(Fri) 14時半頃
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[これで、いなくなった奴らは何人になっただろう。 マネキンと化した生徒がホストでないとするなら、やはり俺がホストである可能性は高くなる。
この空間がホストの精神世界と考えるなら。 自分の内側を覗かれたくないのは、きっと他の誰もが同じはずだ。 そういう意味では、誰にも可能性があって、誰にも可能性がないと言える。
……俺には、この高校時代の記憶しか存在しない。 だから、俺がホストだったとして、俺の内面を他の誰かに見せることは、きっと他の奴らと比べれば苦ではない。]
(38) 2015/06/26(Fri) 14時半頃
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[……俺が、相馬や藤堂や駒鳥をマネキンにして、残る奴らに恐怖を味わわせた? 本当にそうなのか?
駒鳥のマネキンから目を背けるように、ゆっくりと窓を閉じる。
秋野と水瀬の様子も尋常ではない。 あまりマネキンを見すぎてはいけない――そう思い、外の景色から庇うように窓の前に立った。 無駄にでかい図体は、覆い隠すための役には立つ。
2人にかける言葉は見当たらなかった。 しばらくそのまま立ち尽くして、落ち着いてきたころに、ようやく。]
……教室、戻ったほうがいいか?
[そう切り出すことができたかどうか。**]
(39) 2015/06/26(Fri) 14時半頃
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[少し前に見た赤いカーディガンに、無機質な白い顔。 階段のマネキンと同じような色合い。けれど、昨日見たものとは違って、何処か安らかにも思えて。
けれど、近寄る事も出来ずに、ただ、遠巻きに眺めるだけだ。 近寄ったところで、きっと、どうしようもない。 昇降口は、未だに自分達を拒絶するように、固く閉ざされているのだから。]
(40) 2015/06/26(Fri) 15時頃
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いや、待てって! だから、勝手に……!
[置いていかれるのは、駆けていく背を見送るのは、ここに来てから何回目か。数える気にもならない。 走って行く友人の背>>32に舌打ちして、引き留めようとして、けれど、追うことは出来ずに。 傍らにしゃがみ込んだ、もうひとりの友人を見遣った。
あぁ、どうしようか。困ったな、なんて。 途方に暮れた末、自分もしゃがみこんで、恐る恐る、彼女の背に手を伸ばす。 あぁ、案外小さかったんだな、コイツ。 なんて場違いな感想は、悟られませんように。]
(41) 2015/06/26(Fri) 15時頃
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……だ、大丈夫。……な?
[元気出せよ、なんて叱咤も出来ないし、 かと言って、俺や皆がついてるだとか、臭いセリフを吐けもしない。 それ以上に上手いことも言えずに、ただ、震える手で、彼女の背中を軽く叩くだけ。 彼女が落ち着くまで、ずっと。**]
(42) 2015/06/26(Fri) 15時頃
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/* うわーけんごろーかっこいいよーありがとう……! そして直近の那由多をみて、5dでも話聞かずにどっかいってやろ……と思ったのでどうにか考えよう
(-26) 2015/06/26(Fri) 15時頃
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[否定の言葉を投げかけられ、困ったように笑う。
ひなこに許されたいわけじゃない。否定してほしいわけでもない。 言わないと、自分の過ちを見つめられないだけ。 どこまでも、自分勝手。]
いや、それでも色々気を回せなかったのは事実だし。 それと、約束も。 壊れないって、言ったのに。
[苦笑を浮かべたまま、もう一つ告白。 連絡通路でひなこに言った言葉を、守ることが出来なかったことへの謝罪。
その度に思う。 いったい自分は、どれ程彼女を追い詰めてきたのだろう。]
(+15) 2015/06/26(Fri) 15時半頃
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[けれど、ひなこの言葉の中に、聞き逃せないものが一つあった。]
『なんともない』って本当?
[詰問にならないよう、柔らかい声音で尋ねる。]
俺は、ずっと怖かったよ。 意味がわからなくて、あいつら無事に返せるのかなって、ずっと怖くて仕方がなかった。 けど、そんなの見せるわけにもいかないからさ。 最後のほうはもう駄目になってた。こんなんだったんだよ、俺。
[情けない本音をあえて吐露する。 あの校舎の中でどれだけ不安だったか、怖かったか、それを取り繕うのにどれ程疲れていたのか。 呆れられることを承知で、嘘のない言葉を吐き出す。]
なあ、ひなこ。 俺も、怖かったよ。
[少しばかり血の気の引いた顔で、それでも生気の浮かぶ表情で微笑んだ。]
(+16) 2015/06/26(Fri) 15時半頃
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[謝罪の言葉は否定しなかった。 今、自分の謝罪が否定されて、そのことが重かった。 その代わりに、一つ頷いて受け取る。
受け取った。 だから、もう終わり。 もう、罪悪感なんて抱かなくていい。 その意図が伝わればいい。そう願いながら。
が、ひなこの表情>>+14を見て考えを改めた。もうひと押し、何かしないと。 考えた末、ひなこの前に右手を出す。 そして、口に出すのは子供めいた言葉だった。]
それじゃ、仲直りの握手しようか。
[お互いに謝ったのなら、これしかないだろ。 だから、精算しよう。もう俺のことで、気に病む必要なんて無いだから。*]
(+17) 2015/06/26(Fri) 15時半頃
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/* 寺田がやりたかったことも、PL視点やりたかったことも全部出来た感。 説得スキルが欲しいでござる
(-27) 2015/06/26(Fri) 15時半頃
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/* ちなみにこの提案。 俺はひなこを許すから、ひなこも俺を許してね です
凄まじすぎる傲慢 こいつはひでえや
(-28) 2015/06/26(Fri) 15時半頃
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[ ごめんね、って。 それが受け入れられて、どうしてだろう。 ほんの少し、軽くなった気が、した。
声は優しくて。塗りつぶされた感情が、 やっぱり、少しずつ溶けていくように、感じて。 隠すための笑顔が、抜け落ちる。 本音を聞いて――怖かったんだ、って。 気付けなかった自分に、また沈みそうになるけれど。 …だけど、恐る恐る見上げた表情は。 自分のものよりずっと、確かな微笑で。 ]
(+18) 2015/06/26(Fri) 17時半頃
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/* とりあえず、何かが起こらない限りは、 最終日突入あたりまでは健五郎はミスリードし続ける方向で。
ちょくちょく出てきた、 「自分の内面を見られたくないから自分は非ホスト」という考え方だと、 秋野よりもむしろ健五郎のほうがホスト要素高いんですよね
(-29) 2015/06/26(Fri) 17時半頃
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[ ―――いいのかな、って思うんだ。 責めてくる傷の痛みは、まだ、消えてくれない。 隠さなきゃって気持ちが、また、動きそうになる。
だけど、目の前の人は。 受け入れてくれたうえで、手を差し伸べてくれて。 仲直りしよう、って。そう優しく言ってくれる。
ああ、なんだか、いつかの様だ、って。思った。 だいじょうぶ、って、わたしがいるって。 ずっと昔、自分がしたみたいな、そんな。 ]
(+19) 2015/06/26(Fri) 17時半頃
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[ ――躊躇って、手を伸ばして、 ]
………、…
[ それはきっと握手って、ものより、きっと弱弱しい。 ただ指に触れて、遠慮がちにつまんで。 揺れる視界が分かってしまったから、俯いて。 ]
(+20) 2015/06/26(Fri) 17時半頃
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………う、
[ ぼろ、って、とうとう瞳から涙が零れ落ちた。 今触れた手が、あの夢よりもあたたかくて、 でもきっと、それだけじゃ、なくて。 ]
……わ、たし、とーるくんの、マネキン見て、 どうしよう、って、…いなくなっちゃった、って。 それ、わたしのせい、だって、おもって。
…こわかった、ずっと。 きらわれたく、なかった、のに、かくしてるのも、 見ないふり、ばっかりだったのも、わたし…、
[ やっと、吐き出せた気がしたから。 嘘をつかなくても、隠さなくても良いんだって。 そう、ほんの少しでも、感じたからだと、思う* ]
(+21) 2015/06/26(Fri) 17時半頃
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[繰り返し思い出すのは、最後に掴みそびれてしまった手のことだった。
保健室で、ひなこの手を捉えようと伸ばした指先が空を掻く。 逃げるように去ってゆく彼女の背中で、薄いブラウンの髪がふわりと揺れていた。
あれが、ひなこを見た最後の瞬間で。
もしあの時、きちんと手を摑まえられていたら、状況は何か変わっていたのだろうか。
誰かが駆け寄ってくる足音>>33がしたけれど、恵冬は顔を上げられなかった。 けいちゃん、と呼ぶ声が聞こえて、ようやくそれが誰だか認識する]
(43) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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[何か言わなくちゃ。 こんな所で座り込んでいたら、きっと気を使わせてしまう。
そう思ってのろのろと顔を上げたのに、何を言おうと考えた瞬間、目の奥が熱くなった。 不恰好に歪んだ視界に涙の兆候を見てとって、一生懸命瞬きを繰り返す。
けれど、泣いちゃだめだと思えば思うほど、滲む涙を抑えきれない。 小さくしゃくりあげて、唇をわななかせる]
……ろびん、ちゃん。
[新たな声>>36にやっとのことでそうこたえて、小刻みに肩を震わせた]
い、いなく、なっちゃった。
[帆北を見上げ、そこまで伝えたのが限界だった。 頬を涙が伝って零れ、口元を押さえて項垂れる]
(44) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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[声を殺して、次から次へと溢れ出る涙で頬を濡らした。
下手な慰めがなかったことが、逆にとてもありがたい。 何か一言でも優しい言葉を掛けられたら、このまま立ち上がれなくなってしまいそうだったから。
“コマドリは…どうして殺されちゃったんだろう”
いつか、ひなこに訊かれた言葉>>1:291が脳裏によみがえる。 恵冬には、もうその答えを導き出せそうになかった。
コマドリを殺した雀の、気持ちを推し量ることもできない――]
(45) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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ご、ごめんね。 もうへいき、すこしおちついた、から。
[そうやってたどたどしいながらも言葉を紡いで、立ち上がったのはしばらく後。 ごしごしと目元をぬぐって、帆北と秋野を交互に見つめる]
教室にもどるの、私も賛成、するね。 みんな一緒にいないと、また誰か、いなくなっちゃうかもしれないもの。
[今度は、さっきより少しまともな声がでた。 重く沈んだ胸の内で、その事にほんのわずかながら安堵が込み上げる]
(46) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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秋野くん、だいじょうぶ?
[ひなこが保健室を飛び出す切っ掛けになった、彼とのやり取りを思い出す。 声を掛けたのは、彼があの一件を気に病んでいなければいいなと思ったから]
無理、しないでね。 ……みんなで教室に帰ろう?
[ひなこへとそうしたように、彼へ向けて掌を差し出す。
そうしたら、掴みそびれた冷たい手を思い出し、また少し目元に涙がにじんだ**]
(47) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 18時頃
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/* あー!!!手が!取れない!くやしい!!!
(-30) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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/* 秋野くんはしっかりして けいちゃん泣いてるでしょ!?!?!(PCお叱りモード
(-31) 2015/06/26(Fri) 18時頃
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[かけられた声に、顔をそちらに向けたかったのにうまく動かせない。>>36 代わりに、恵冬が答える。ロビンちゃん、いなくなっちゃった。>>44 だけど、口にしたことで限界がきてしまったのだろうか。 声を殺してもこの距離では伝わってしまう、泣いている気配。
それら全部に気が付いていながら、秋野はやっぱり動けなかった。 そんな硬直を解くように、窓の前に大きな身体が立ちはだかる。>>39]
……健五郎?
[健五郎の身体で窓の外が遮られて、やっと、秋野は身じろぎした。 マネキン以外のものが、ようやく視界に入ってくる。 泣き続ける恵冬も視界に入ったけど、やっぱり背を撫でてやることは出来なくて。 黙ったまま、立ち尽くしていた。]
(48) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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[しばらくして、恵冬が落ち着いた頃、健五郎がそっと教室へ戻ることを提案する。>>39 恵冬も、それに賛同を示して立ち上がった。 それなのに、秋野は咄嗟に、教室に戻りたくないと思ってしまう。 だって、ひなちゃんとけいちゃんを連れてくるね、っていったのに。>>32
そんな秋野の心を見透かすようなタイミングで、恵冬が手を差し出す。 「大丈夫?」と尋ねられた声の優しさに、ますます動けなくなる。>>47 思わずその手をとりかけて、気づく。不意に、彼女の目元に滲んだ涙。 それなのに「無理をしないで」と言ってくれる、その、気遣いに。 気づけば、口を開いていた。]
──もし、俺が、"ホスト"だったとしたら、
[教室へ戻ろう、という2人への同意ですらない。 全く場違いな言葉が口から飛び出してしまったのは、保健室での恵冬とのやりとりを思い出したせいかもしれなかった。>>3:232 誰が"ホスト"なのか、全く分からない現状の中で、それは仮定でしかなかったけれど。]
(49) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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もし、もしもだけど。そうだったら、
[マネキンになってしまった彼らが、今、どうなっているのかは分からない。 朱美がひなこに言った通り、ちゃんと家に帰れていればいい。>>3:133]
ちゃんと、みんなのこと、元の世界に帰すと思う。 ……だから、──
[だから、何だろう。「大丈夫だよ」も「泣かないで」も、違う気がした。そもそも、仮定の話なのだ。 その先に詰まってしまって、秋野は居心地悪そうに視線を彷徨わせる。 何だかとても衝動的に言葉を発してしまったからか、顔に熱を感じた気もする。 いつだって、大してものを考えずに喋っているくせに、何なんだろう。 たぶん、気のせい。そういうことにする。]
(50) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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……ええと、ごめん。 俺、ちゃんと、大丈夫だから。 教室、戻ろ。
……ありがと。
[最後のお礼は、動けなかった秋野の視界を遮ってくれた健五郎と、手を差し伸べてくれた恵冬の、2人ともに向けて。 恵冬の手は取れなかったけど、行こっか、と呟いて、動き出した*]
(51) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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/* 恥ずかしいよこれ!(中身が
(-32) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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──回想:眩い昼間の、その中で──
[冬の夜から始まった、醒めない夢の中にいるような日々。>>3:207 重たく静かな夜に比べて、昼間の世界はあまり意味を持たなかった。 雑音の溢れる中で、ただやんわりと笑って流すだけの時間。
だけど、秋野は文化祭実行委員に立候補してしまった。 いいなぁ。そんなささやかな好奇心で飛び込んだ場所。>>0:306 >>0:307 それが、思いの外、秋野にとって大きくなってしまったことは、幸か不幸か果たしてどちらだったのか。
みんなで協力してひとつのものを作り上げる、眩い日々の、その中で。 小さく緩やかに、だけど確実に、昼間の世界が、秋野にとって意味を持ち始める。 それは、ともすれば──縋り続けた夜に、匹敵するほどに。*]
(52) 2015/06/26(Fri) 19時頃
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[服の裾が引かれる感覚>>32に、 ただ、顔は上げずに、小さく何度も頷いた。
そうだ。そうだよね。教室、戻らないと。 みんなを探さないと。ありがとう。 ごめんなさい、ありがとう。
声にしようとすると、喉が震えるから、 繰り返した頷きで、少しでも感謝と謝罪が伝わればいいな、と思う。
だけど、そのあと降ってきた人の気配と、 遠慮がちに背を叩く手>>42と、 その手が、あんまり優しくて、震えているから、 今度こそ、何かが緩んだ。じわりと熱くなった目頭を、慌てて拭う。
たぶん、ただ、どうしようもなくほっとしていた。 大丈夫、と言ってくれるひとが、そっと背を叩いてくれるひとがいることに、 そのひとの手も、震えていること。そんな、全部に。]
(53) 2015/06/26(Fri) 19時半頃
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[そうして、少し待ってもらって、 声が出せるくらいには、息が整った頃。
ぐいっともう一度赤くなった目を袖でぬぐって、 ありがとう、とつぶやいた。そのまま手を差し出す。]
……ちょっとだけ、手、貸して、
[まだ、囁くように吐き出した声も、 控えめに差し出した右手も少し震えていて、 だけど、そのまま、握手を求めるように、 顔を見上げた。じっと反応を待つ*。]
(54) 2015/06/26(Fri) 19時半頃
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/* はーーーーーーーー!!!!はーーーー!!!!!
(-33) 2015/06/26(Fri) 19時半頃
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/* にこにこしちゃう えへへ というか墓下はひなちゃんと徹くん再会してるじゃないですか あとめいやちゃんとしずくちゃんも!友情コンビ! ほんとログ楽しみだ
(-34) 2015/06/26(Fri) 19時半頃
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/* 結構おかあさんのこと悩みの主軸になってきてしまったなって ぎゃー
(-35) 2015/06/26(Fri) 20時頃
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[差し出された右手>>54に、僅かに戸惑って。 けれど、両手を差し出して、包み込むように彼女の手を握りしめた。
温度の違う手だとか、案外細い指だとか。 それ以上に、自分の手が情けなく震えていることだとか。 なんとなく気恥ずかしくて、ろくに彼女の顔は見られないけれど。*]
(55) 2015/06/26(Fri) 20時半頃
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/* なんだこの長ったらしい回想はーーー(すごい字数になった 落ちロルは邪魔したくないから、なるべく早めに落としたいんですよな。どうしよう……
(-36) 2015/06/26(Fri) 21時頃
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[戸惑いながらも重ねられた手に、 またほっとして目を伏せた。 思っていたよりも、掌が厚くて、 やっぱり男の子なんだなあ、と思った。
やっぱり少し震えているのは、自分だけじゃなくて、 丁寧に握手をするみたいに、左手を添える。 包み込むには足りなかったけれど、 そっと握って、目を閉じた。
体温が戻ってくるような、気がする。 ゆっくりと呼吸する。 震えがおさまる、気がする。]
(56) 2015/06/26(Fri) 21時頃
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[伸ばした手に――正確に言うなら、指に――ひなこの手が触れた。弱々しいそれを少しだけ引き寄せ、手の大きさに任せて柔く包み込む。
ほっとしたのも、つかの間。]
――うぇ!?
[ちょ、待って。今泣くの。 記憶の中の親父が、『女泣かすなよ、男が減るぞ』とか言ってるが、今は黙っててくれ。
何か拭くものがないかと探すが、普段からハンカチを持ち歩く習慣はあいにく持っていない。 まさか、こんなところで裏目に出るとは。]
(+22) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[ひなこの涙に大ダメージを食らいながらも、聴覚は律儀にひなこの声を聞いた。
ああ、やっぱりマネキンになっていたのか。 ならば、相馬が一番先に抜けだしたのか。 混乱故か明後日の方向に思考が飛ぶが、気合で引き戻す。]
俺がああなったのは、俺が本音と向き合わなかったせい。 ひなこのせいじゃ、100パーないよ。
そりゃ、言いにくい事もあるだろうし、隠すのも仕方ないし。そんなこと言ったら、俺だってひなこに言ってないことある。 けど、それで嫌いになんてならないよ。
[嘘が常に悪いことじゃない、と思う。 隠すことが常に悪いことじゃない、と思う。
けれど、それを重ねていって、その結果潰れてしまうのなら。 それは、よくないことなんだろう。]
(+23) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[水瀬がすすり泣く音を、黙って聞いていた。 泣いているところを見ることはせず、ただ天井を見上げていた。
やがて、落ち着きを取り戻して立ち上がる水瀬と、口を開いた秋野。 2人のやり取りを、少し離れたところで見守る。]
……俺がホストだったとしても、みんなを外に帰す。 誰かを傷付けるための世界じゃない、きっと。
心配、するな。
[>>49>>50秋野が、自分をホストだという仮定をして言った言葉に。 俺も同意を示して、そう言った。
結局のところ、俺がホストだという確証は無い。だからあくまでも仮定。 それでも、その仮定が今は支えになるはずだ。 か細いけれど、それでも。]
(57) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 21時半頃
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ああ、戻ろう。
[>>47>>512人に同意を示し、教室への道を真っ直ぐに歩き出す。 できるならば2人よりも少し離れて先頭に立ち、また嫌なものが見えてしまったら、それを覆う盾になろうと。
この、無駄にでかい図体の使い方が、ようやく分かってきた。 かつて、オバケ役をやった時に拒絶を示した本能>>0:195は、今はなんともない。
俺は、誰かを怖がらせるために存在したいのではなく、誰かを守るために存在したいのだ。 ――きっと。
記憶を失っても、帆北健五郎という存在はどこかで眠っている。 どう運命が動こうと、やはりそれから逃げられやしないのだ。]
(58) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[秋野が言った、“仮定”の話。>>49>>50 ホストは彼かもしれないし、俺かもしれないし、他の誰かもしれない。
もし秋野がホストだったとして、彼が何かに悩んでいるとしたら――
彼と本格的に関わるようになったのは、今年、3年になってから。>>2:35 だから俺は、彼の世界に踏み込めない。そんな資格はきっと無い。
俺にできることは。 何が起こっても、何を言われても、真っ直ぐに、逃げずに、否定せずに、受け止めることだけだ。
“辛いことからも、悲しいことからも、逃げるな”
いっそ忌々しく思った、兄貴の力強い言葉を思い出す。
ああ、分かったよ。ようやく。 逃げずにいることで誰かを守れるなら、――それぐらい、やってやる。
静かに、ゆっくりと固まりゆく覚悟。そうしていれば、やがて教室が見えただろうか。*]
(59) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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……だいじょうぶ。
[そして、その感覚が、 一方から奪い取るようなものではなく、 与え合うことができるものだといい。 と、心の端っこで、少し思った。
誰ともなく、言い聞かせるように、呟く。]
みんな、きっと、一足先に帰って、 外で、待ってるんだよね。
……よし、大丈夫、頑張れる。 "ホスト"が誰だって、ちゃんと、みんな、 最後は一緒に帰んなきゃ、ね。
[よし、って言って、手をぎゅっと握った。 頑張れる。あたし、平気だ。力を分けてもらったから。 ちゃんと、力を抜けたから。]
(60) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* 過去回想落としきってないけど、まあ、頃合いだと思って解決フラグを。
そろそろ前向きになっとこう。 自分がホストだという勘違いはまだしてるけど。
(-37) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* 最終日組の覚悟が固まってきたぜー
(-38) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* うわ なに このかっこいいひと ちょっとけんごろうさん
(-39) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* いや!あの!メモ何!?何もないよ!?
(-40) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* 説得スキルの無さが辛い
(-41) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* レスしようとして健五郎さんの発言見て突っ伏す、という繰り返しです。かっこよすぎて直視できん。 つーか泣いてる女の子見ないように天井向いてる健五郎さんかっこよすぎるよね。ごめん秋野たぶんガン見してたね。見習えよ。
(-42) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* どこまでべた褒めして良いものか悩む PCの気持ちだからね!いいか!どーんといっちゃえ!
(-43) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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[息を吐いて、視線を上げる。 思ったよりも近くに顔があって、少したじろいで、 そして、今更少し照れくさくて、涙でぐずぐずの赤い顔で、笑んだ。]
ありがとう、もう、大丈夫。 ちゃんと、立てるよ。織部、ありがとう。
[恥ずかしいところ見せちゃったなあ、 というのも、本心ではあるけど、心は落ち着いていた。
どんな顔、してるんだろうか。 なんだか、申し訳無さそうな、やりきれないような顔を、 普段、君は、よくしているけれど、 そんな必要、ちっともないくらい、 いつも、君は、思慮深く、優しくて強いのに。
とは、やっぱり、言えなかった。]
(61) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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織部も、
[大丈夫?というのは、おかしい気がして、 少し考えたあと、言い直す。]
──教室、帰ろっか。 ありがと、待ってくれて。
[ゆっくり立ち上がって、埃を払って、 照れ隠しみたいに、また冗談っぽく笑って、 ひらりと手を差し出した。]
手、つなぐ?
[おまえ、って、呆れられただろうか。 怒らないでほしいなあ、とは図々しい願い。 冗談です、冗談。恥ずかしいから。 ケラケラ笑ってごまかす。 一歩、足を踏み出す。ちゃんと、地面は固かった。*]
(62) 2015/06/26(Fri) 21時半頃
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/* ひとつ学んだのはやっぱり自分からゴリゴリいくのマジで向いてないし、さじ加減がわからないし、さっき気付いたけどここ数日ほかに症状はないのに異様にお腹が痛いの多分さじ加減が分からなさすぎることが原因の胃痛だし、何よりやっぱりさじ加減が分からない 嫌ならスパーンと拒否してくださいという意思表示の仕方が分からない。 わからないこと……だらけだな……
(-44) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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/* ズルいよなーーーこういう雰囲気描写されると拒否れないよなーーーごめんなさいーーーーーという気持ちが何より先に出てきてしまってダメですね
(-45) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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/* 相手の想定ルートからルート変更を強要してしまっていたらという罪悪感で胃が荒れる
(-46) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[差し伸べた手を、秋野がとってくれることはなかった。 その代わりに零されたのは、もし、という仮定>>49
もし、俺が“ホスト”だったとしたら。
瞬時に表情がこわばったのは、自分自身にもその可能性があることを思い出したからだった。
誰が“ホスト”なのか。 どうして、文化祭を思わせるこの世界にみんなを取り込んだのか。
その問いの矛先は、他の級友たちにだけでなく、自分自身にも向いている。 自分の胸を貫くかもしれないその切っ先から、目を逸らしきれない]
(63) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[けれど、その仮定に続く秋野の言葉>>50が、息を詰まらせた恵冬の怯えを和らげた。
そうだ、確かにこの校舎に呼び集められた面々に、メンバーの誰かの命を奪いたいほどの殺意など、あるわけがない。 見つかったマネキンたちは、確かにむごい有様だったかもしれない。
でも、それでも、みんな和気藹々と文化祭を盛り上げようと協力し合っていた。 その思い出だけは、偽りがあると思えない。
帆北がさらに同様の意を示した>>57ことで、ようやっと、微かな笑みが唇に浮かぶ。 みんな、やっぱり優しくて。
だから、この世界は怖い場所じゃないと、信じられそうな気がした]
(64) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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……わたし、も。
みんなを追い詰めて、傷つけたりなんかしない。 そう、思いたい。
[囁くような声でそう呟いて、二人へと弱々しいながら微笑みを向ける。
自分自身の深層心理なんてわからない。 だから、無責任に断定なんてできなかったけれど。
今感じている胸の温かさは、きっと信じても構わないものだと、そう思うから]
(65) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[ひなこを探してひとり彷徨った校内は怖ろしかったけれど、三人で教室へと向かう帰路には恐ろしさは欠片ほども残っていなかった。
それは、先を歩む帆北の頼りになる背中>>58のおかげかもしれないし、近くにいる秋野のおかげかもしれない。 いずれにせよ、心強さから二人への感謝は募り、張り詰めていた気持ちにもいくばくかの余裕が舞い戻る]
……“ホスト”になっている誰かは、
[おもむろに恵冬が切り出したのは、教室が見えてきた頃だった。 歩みは止めず、独り言みたいにぽつりと、続ける]
みんなを追い詰めたいんじゃなければ、どうしてほしいのかな?
自分でも気づかない胸の奥深くで、“助けてほしい”って思っているのかな……。
[だから皆を、ここに呼んだのだろうか]
(66) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[他の理由が思い浮かばなくて、それ以上は言葉が続かない。 恵冬の問いかけが終わるのと、教室の扉の前にたどり着いたのはほぼ同じくらいの時間だった。
教室へ踏み入るのを躊躇したのは、七尾の事を思い出したからだ。 ひなこのことを任されたのに、恵冬は結局彼女を繋ぎとめられなかった。
彼女は先に戻ってきているだろうか。 もしそうなら、恵冬たちの報告を悲しむだろうか。
胸の前でぎゅっと手を握り、自分自身を奮い立たせる。 でもきっと、向きあわなければ前に進むことはできない。
覚悟を固めて、教室へと踏み込んだ*]
(67) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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[ 引っ張られて、包まれて、安堵した。 このひとはちゃんと、ここにいる、って。 つめたくないって、それだけでも、嬉しくて。
ぐすぐす、自分の情けない泣き声と一緒に、 幼馴染の声と、言葉を拾う。 ]
…ん、ん。
[ 戸惑われてしまったから、 止めたいな、って思ったけれど。 涙はぼろぼろ零れて、我慢した分流れっぱなしで。 ごめんね、もうちょっと、吐き出させてほしい。 でもあの夢と別の意味で、 自分は酷い顔をしてるんだろうな、って。 今度は恥ずかしさが勝って、また、下を向いて。
嫌いにならないって、 その言葉を、頭の中でずうっと繰り返して。 ]
(+24) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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/* 恵冬ほんといい子だなーーーーーーーー(自分の所業から目を逸らしながら)
(-47) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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……、きらいに、ならない、の。 …ほんとうに?
[ …念押しみたいで、卑怯じゃないかな。 でも、嫌われてしまうことが、 やっぱりいやだったから。 だから、縋るみたいに、問いかけた。 ]
(+25) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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――教室――
[教室には、先に戻ってきた誰かの姿があっただろうか。 それとも、恵冬たちが一番乗りだっただろうか。
昨日当校した時に比べ、随分と寂しくなったように感じるそこで、恵冬は真っ先にチョークを手にとった。
『渡り廊下の下に、ロビンちゃんに似たマネキン』
白い文字でそう文章を綴り、口を噤む。 黒板に残されたひなこの丁寧で綺麗な文字>>1:307が、今はただただ胸に痛い。
彼女が、ここじゃない元の世界で元気にしていますように。 声に出さずに、小さく祈る*]
(68) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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/* 今回のクラスは"みんな"って感じがとてもします。みんな優しい。 みんないい子……って毎回言ってる気がするけど、 1は結構毒々しかったり、1.5は個人プレイ多めだった気がするし、2はどうかな?2はホストがラスボスでものすごく強くてたじたじしてた気がするっていうとぺしさんに怒られる気がするな?
(-48) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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/* あー もう ホンマ すてき
(-49) 2015/06/26(Fri) 22時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/26(Fri) 22時頃
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[秋野が発した言葉を切欠にしたように、健五郎も恵冬も言葉を発する。>>57>>65
まだ、強がりも含んでいるかもしれない。 もしかしたら、秋野みたいに、衝動的に言ってしまった部分だってあるかもしれない。
2人の心の内は、秋野に計れやしないけれど。 ただ、一つだけ思うのは、みんなでいた方がいいっていうのは、こういうことなんだなぁって、そういう話。]
(69) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[自主的に恵冬と秋野の前を歩き出してくれる、大きな背中は頼もしい。>>58 そこにいるだけで、安心感が全く違った。 そう思ってから、自分の身体に視線を落とす。…どうにも、薄っぺらかった。 ちょっぴりしょんぼりしてから、はた、と思い出す。]
あ、そーだ、健五郎。 これ、絆創膏ー。
[前をゆく彼を呼び止めて、忘れかけていたポケットの中の絆創膏を渡す。 もう随分時間が経っていて、既に血は固まってしまっていたかもしれない。>>3:6 それでも、拒否されることがなければ、10枚綴りの絆創膏を押し付けただろう。 たぶん、少しばかり、数が多過ぎたかもしれないけれど。]
(70) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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/* なんかもうここで全員の気持ちがひとつになりました →〜エピローグ〜 でよくないですか
つーかホスト普通に元気取り戻しちゃってるし 5dに向けてガンガン落としていこうと思ったらすっきりしちゃったホスト ダメじゃんホスト
(-50) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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むしろ、今更どうやったら嫌いになれるんだろうね。
[笑うような声に、ほんの少し呆れが滲む。 そう、今更だ。
小さい頃からずっと隣に居て、今も居てくれる彼女をどうして嫌いになれようか。]
美味い店見つけたら一緒に行って、 服の相談があったら引っ張って連れてって、 そんな感じでさ、ずっと続けていけたらなって思うよ。
[重い話題を、あえて軽く柔い口調で答えた。]
(+26) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[しかし、だ。 こういうとき、どうすればいいんだろう。 無理に泣き止ませたくはない。吐き出して欲しい。 けれど、女の子が泣く姿というのは予想以上に男の精神に来るものがあって。だ。]
……嫌だったら、突き飛ばしていいから。
[繋いだままの手を引き寄せて、同時に一歩踏み出して。 ひなこを腕の中へと引き入れた。
別の意味で心臓に悪いけれど、遠くで泣かれるよりはずっとマシだった。]
(+27) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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/* 脳内で某お父さんが 『逆に考えるんだ。泣かしちゃってもいいと』 と、うるさい
(-51) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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/* おおう投下タイミングが……! いちゃいちゃが……!
(-52) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[そんな風にしていた時だろうか。 ぽつん、と、独り言のように、恵冬が呟いた。>>66 思いもよらない言葉で、目を瞬いて隣を歩く恵冬を見やる。]
……どうなん、だろ……?
[考えてみても、秋野にはうまく想像が出来ない。 結局言えたのは、肯定でも否定でもない、どっちつかずの言葉だけ。 けれどやっぱり、そうやって"ホスト"の心情に思いを巡らせる恵冬を、すごいな、と思う。
そういえば、お化け屋敷の参考にと、恵冬に教えてもらった本はこの世界にはあるのだろうか。>>3:265 きちんと校舎と文化祭の様相をうつしているから、図書室に行けばあるのかもしれなかった。]
(71) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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[そんな、あまり状況には関係のないことに思いを巡らせていれば、教室に辿り着く。 教室にみんなが集まれば、必然的にマネキンの話も出るだろう。 新たに増えたマネキン、いなくなった人たちについても話さなければいけないかもしれない。 心が、ぐ、と重くなる。
だけど、隣で、恵冬が同じように躊躇を見せた後に、ぎゅ、と胸の前で手を握る。>>67 覚悟を決めるような表情が目に入って、思ったのは、ああ、けいちゃんには負けるなぁ、ってことだった。 だから秋野も、ひとつ小さく息を吐いて、きちんと前を向く。 教室に、足を踏み入れた*]
(72) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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/* 秋野これ、けいちゃんすきだね……って思う。 ただし自覚はないだろうな。はい。
(-53) 2015/06/26(Fri) 22時半頃
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―1階―
[階段を下りて、1階へと辿りつく。 そのまま教室に向かおうとその方向へと足を向けて、昇降口のところに織部と七尾がいるのが見えた、が。気づかれないように気を付けながら、すぐに身体を引っ込める。 や、だって、なんか。遠目だけど、七尾の顔が、泣いたからなのか赤くなってた、っぽかったし。織部がその七尾に寄り添ってるように見えて、なんとなく近くに行きづらかった。
それに、さっき、二人に万里のこと頼まれたのに、その期待には応えられなかったから。 やっぱり、なんとなく会い辛かった。どちらにせよすぐ教室で会うことになるだろうから、今避けても対して意味はないだろうけど。]
(73) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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/* 「あ、4階で織部達が俺と万里に関わらず後ろで話してたのもこんな感じの理由か。いや、あの時の俺は今の二人以上のことをやらかしてたけど。」
ってロルに入れるか迷ったけどなんかお前と一緒にするなとツッコミを受けそうなのでそっと消した
(-54) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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/* 胃
(-55) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[二人がそこを立ち去るまでの少しの間待ってから、教室に行かないと、と、改めて歩き出す。 先程まで織部達が居た昇降口を通り過ぎる時、視界の隅に、ふと、赤が掠めた。どこか見覚えのある赤。 何かに導かれるように昇降口の扉の前へと足を進める。 そこには、ガラス扉に寄りかかるようにして、1体のマネキンがあった>>3:292。纏うカーディガンやリボンは、万里がつけていたのと同じもの。]
…此処に、あったのか。
[彼女はこの校舎から出ていったんだろうとは思っていたから、戸惑いはしない。それどころか、赤を纏ってはいても、そこに血の赤は混じっていないことにひどく安心して、僅かに微笑んだ。]
(74) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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──回想:ひとりぼっちの幽霊の絵本──
[恵冬に本を教えてもらい、その貸出手続きをする。 その日の夜、秋野は自宅でそれを読んだ。>>3:265
お化け屋敷の参考に、というぐらいだから、どうしたって暗い色彩が多い絵本なのに、絵のタッチはどこか柔らかい。
薄暗くて恐ろしげな洋館の中で、ひとりぼっちの幽霊は、魔物たちと友達になろうとする。 自分と違う姿形の魔物たちに少しばかり怯えながらも、笑いかけてみたり、お話をしてみたり。]
(75) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[──最後のページは、洋館の中での楽しげなパーティの様子。
暗い洋館を色とりどりのランタンが照らし、あちらこちらが飾り付けられて、室内はとても華やかだ。 テーブルにはたくさんのお菓子や料理が並んでいる。 幽霊も魔物も、楽しいねって笑い合う。
そこで、優しい物語は幕を閉じる。
読み終わって、余韻に浸るように小さく息を吐く。 もう一度読みたくなって、最初からページを捲り直した。 夢中になって、何度も何度も読み返す。 その夜、秋野は彼女のアパートには、行かなかった。*]
(76) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[最初に目についたのは、そのマネキンだったけど。 ふと視線をずらせば、もう1体、別のマネキンが倒れている>>2:329ことにも気づく。]
…誰の、だ?
[近づけるだけ近づいて確かめる。女子の制服に、黒い髪。 ここに居る生徒の中だと――藤堂、だろう。そのマネキンの近くの扉には、僅かにだが血が付着していた>>3:6。誰かが、無理やりこじ開けようとしたのだろうか。
もし、校舎から消えた彼女たちが、無事に現実へと帰っていなかったら。そう考えると不安になるが、でも、きっと、大丈夫だ。 姿は見えなかったし、本当に微かな声だったけど、万里の声は確かに――さきに帰ってる、と、そう言っていたから。その言葉を、信じたかった。
それから扉に背を向けると、教室のある方へと歩き出す。一度集まると言っていたが、教室には何人居るだろう。最初は11人居たが…今の校舎には、果たして何人が残っているんだろうか。*]
(77) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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|
/* ごめん、この2人の反応の差が面白すぎてめっちゃわらってます → >>2:328>>4:73
(-56) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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|
[ ああ、良かったって。 声を聞きつつ、なおも滲む視界の中、思う。
ありがとう、って。そう言おうと口を開いた時。 …今度は違う意味で、戸惑った>>+27。 今度は身体ごと引き寄せられて、これは、ええと。 ]
(+28) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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/* おっとけーいちくんのメモ。 やっぱあるよね!近いよね!めいやちゃんのは秋野は一度見てたから……2人とも気づいてたかな、ちゃんと書いておけば良かったかな……
(-57) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[ ―――こういう時、どうしたらいい、んだろう。 嫌なんてこと、ないから。突き放す選択肢は、なくて。 じゃあ、いつもどうしていたかっていうと、 嬉しがるべきか悲しがるべきか、 こんな経験なんて無かったから、どうしようもない。 だから、必死に考えを巡らせて。 ああもう、おかしい、な。顔が熱い、様な。 ]
(+29) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[握った手>>56は、自分と同じように震えていて、けれど、温かい。
不安に押し潰されそうなのは、自分だけじゃない。 そう感じられもしたこともそうだけれど、それよりも。 掌の中、案外小さな手の震えが収まっていくことに、何故か、酷く安堵した自分がいる。
大丈夫、という言葉>>60は、じんわりと、確かな温かさを持って広がっていったような気がした。]
(78) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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……、え、っと、その、
[ 腕の中にすっぽり収まっているから、 今度は体格差に遅れて――本当に、今更気付いて。 …あれ、こんなに差ってあったっけ、って。戸惑って。 やっぱりぐるぐる、考えてしまうけれど。 効果自体はてきめんだったらしく、 涙はいつの間にか、引っ込んでいた。 ああでも、今度はころころ表情が変わってる気がして、 ほんとうにどうしよう。
散々迷って、迷って。空いている方の手で、 少しだけ、幼馴染の服の裾を掴んで。 ]
(+30) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
|
|
あ……あのね、わたしも…その、 きらいにならない、から、ね?
[ それだけどうにか言って。 うん、多分…きちんと言えている、筈。 つっかえはしたけど、少なくとも、もう泣いてはない。 言い終えれば、服を掴んでいた方の手を離して、 涙の溜まった目尻を拭って。 顔、変じゃないかな、って、 恐る恐る、ずっと上の方にある顔を見上げて。 ――目が合ったなら、柔い笑みを、見せた。 ]
(+31) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
|
|
[2人の前を歩いていれば、ふと秋野に呼び止められる。>>70 最初にこの校舎を探索していたことを思い出させるような、そんな様子で。]
ん……ありがとう。
[絆創膏を差し出されて、そういえば、拳の傷があったことを思い出した。 いつの間にか痛みは和らいで血は止まりかけていたが、10枚綴りの絆創膏をありがたく頂戴する。 俺のことを気にかけてくれていたのは嬉しかった。
そして、ぽつりと零される水瀬の言葉>>66に、考え込む。]
もしも……俺がホストなら、助けてほしいというよりも。 ……今の現実から逃げたくて、楽しかった時間を共有した仲間と、もう一度過ごしたいと……そう思ったのかもしれない、な。
[ホストの気持ちになりきって想像するから、やはり、自分がホストであることが前提の話になる。 だが、想像するのは意外にも難しいことではなかった。]
(79) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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先に進むための一歩を、どうしても迷っていて。 ……それを、ただ、誰かに肯定してほしい。誰かに見守ってほしい。 そう思っているだけなのかもしれない。
[これは、あくまでも、俺がホストならの話。 実際はどうなのかなんて、当然ながら分からない。 どんな悩みを抱えているのかも。]
(80) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
|
|
― 1階・教室 ―
[水瀬や秋野と共に、教室へと辿り着く。
既に誰かがいるにしろ、そうでないにしろ、皆瀬が黒板に書いていく字を見守った。>>68 その他、俺が見たマネキンのことも報告をする。
『昇降口の向こうに、藤堂のマネキン』
そう書き込んで、他の生徒の報告や話を待っただろう。*]
(81) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
|
|
/* しずくちゃん大丈夫、かな
めいやちゃんに触れたい どうしよう 物理的には難しそうだからせめてメール…したい…
(-58) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
|
|
えぇと、こっちこそ。……ありがとう。
[ゆっくりと、明後日の方向に向いていた視線を、彼女へと戻して、笑う。 近い顔といい、やっぱり、照れくさい。けれど、何だろう。それ以上に、胸の辺りが温かい。
頑張れ、とか、負けるな、って。 真っ直ぐに届いてくる彼女の言葉には、しょっちゅう支えられている。 だから、今度は、自分が力になれたらしい事は嬉しかったし、何より、彼女に辛気臭い表情は似合わないと思ってしまう。 なんだかむずがゆいから、口には出さないけれど。]
(82) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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じゃ、行くか。
[>>62帰ろう、と向かう先は、唯一日常を保った場所。きっと、そこなら、誰かしらも戻っている、と、信じたい。
歩き出して、ひらり、と差し出された手には、困ったように苦笑して。]
……お前が良いなら、俺はいいけど?
[悪戯っぽく笑う彼女に釣られるように、こちらもまた、に、と口元を綻ばせた。*]
(83) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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/* ここにきてリア充が1組発生
(-59) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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/* 寺田×駒鳥 神楽×万里 七尾×織部
ここまで確定でいいですね? あとね、秋野と水瀬もどうにかくっつかないかなって画策をですね 渡り廊下のとこに介入しなけりゃよかったかな……(
健五郎は、藤堂には……どうなんだろう……。 ハルとの関係もあるからふくざつである。わからん。
(-60) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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/* 健五郎の雨宮への感情は、すっかり全部忘れてるので、そっち方向がぶり返すことにはならんけども。
(-61) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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うん、良かった。
[嫌いにならない>>+31、と言ってくれたことと、泣き止んでくれたことへのお礼をまとめて言う。
そして、ひなこが目尻を拭えば慌てたように口を開いた。]
あー、赤くなるから。擦ったら駄目だって……ってハンカチ持ってないんだよなあ。悪い。
[困ったように首の後ろを掻いて、思った以上に下にあるひなこの頭に、身長差を思い知った。]
(+32) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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[そして、ひなこの笑みを視界に入れれば、困ったように眉を下げる。]
――やっぱ、さ。女の涙って、男を慌てさせる一番の武器だと思うんだよ。 その後に微笑まれたら、グラっと来る奴もいると思うから、使い所は気をつけて、な。
[純粋な心配に、少し跳ねた心臓を誤魔化す意図をほんの一匙。 下がった眉のまま、ひなこの頭に手を軽く触れ、小さく撫ぜた。]
(+33) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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/* 寺田が全く桃る気配を見せない。
(-62) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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/* 待って……秋野、どうしてほしいんだろう……ちょっと待って……なんだろうな 分かってなさそうだよ本人も
(-63) 2015/06/26(Fri) 23時半頃
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――3-1 教室――
[恵冬や健五郎が黒板に文字を書いてゆくのを見守って。 秋野もまた、その隣に並んでチョークを手にする。 ここで、伝言板みたい、だなんて呑気な感想を零したのが、随分遠い昔のようだった。>>1:315
『昇降口、扉のとこ しずくちゃんのマネキン』
書き終えれば、後は、教室にいた者と会話を交わしただろうか*]
(84) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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─1階/廊下─
[当然のように、呆れ顔とか、ツッコミだとか、 そういうものを予想していたわけで、 そう、さらりと返されてしまう>>83と、]
──い、いい!
[……してやられた、ような。少し悔しい。 そう、悔しいのだ。顔がアツいのも、多分、そのせい。
パタパタと早足で、振り返らないよう、先を行って、 そして、
──3年1組。あたしたちの、教室。 その前で、パタリと足を止めた。]
(85) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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─3年1組 ホームルーム教室前─
[──とても、長い時間を、ここで過ごした気がする。 半年間と、それから、時の止まった数日。 人生の中の、ごく一部のはずなのに、 あたしの中に、深く根付く場所。
すぐ後ろにいるはずの男の子を、もう一度振り返った。 まっすぐに目を見て、一度だけ、頷く。
深く息を吸って、それから。 ゆっくりと手を伸ばして、扉に手をかけた。*]
(86) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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[ 眉を下げられて、あれ、変かなって。 そう疑問に思うけれど。 …ああ、そういう、ことかって>>+33。 でも、その言葉に、納得して良いのかどうなのか。 拗ねた様な表情になりつつも、 撫でられればくすぐったくて、目を細めて。 もう一度、口を開く。 ]
(+34) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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…それ言ったらさ、とーるくんだってそうじゃない? こういうことして、いいの?彼女とか、さ…。
…あ、でも出来たり、いたりしたら、 とーるくん、って呼べなくなるのかな。 ………てらだくん…?なんだか…へんだね。
[ うーん、って、最後に呟いて。また微笑んで。 もう大丈夫って意味を込めて、一歩下がる。 繋がれた手は、少し迷ったけれど、 こちらからは離さないでおいた。 ]
(+35) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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|
[ ―――そうして、自分の鞄の隙間から、 携帯のランプの瞬きが見えたのは。 冗談めいた、だけど寂しさも確かに混ざった話に対して、 彼から返事が返ってきた、後* ]
(+36) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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|
─教室─
[教室に入って、秋野、帆北、恵冬の三人の姿を確認した。 視線は、文字の増えた黒板>>84をなぞる。
小さく、息を吐いた。 それでも、しっかりとした足取りで、教室前方に向かう。 チョークを手に取る。 丸文字にはなり損ねた字を、並べる。]
『進路指導室に寺田のマネキン』
[それから、少し迷って、もうふたつ。]
『1階の階段の下に、風子のマネキン』 『4階に、あたしたちのおばけやしき』
[自分の書いた字を数秒眺めて、チョークを置いた。 くるりと踵を返す。神楽>>77も戻ってきた頃だろうか。]
(87) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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|
[調子に乗りすぎたか、とも思うけれど、まぁ、それはさておき。
重なった視線>>86には、頷いて。 彼女に続くようにして、足を踏み入れた。]
(88) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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──これで、全員、だね。
[チョークで記されたクラスメイトたちの居場所と、 ここにいる、6人。それで、全部。全員なのだ。
声は震えない。だけど、分からないことは、たくさんある。 わからないことばかり、たくさんある。]
……ね、どうしよっか。 あたしたちに、何ができるかな。
[たとえば、たとえば何だろう。 犯人探しじゃあ、ない。 罵り合うことでも、疑いあうことでもなくて、]
(89) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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|
──話でも、しよっか。
[この世界の話。あたしたちの話。文化祭の話。 何の、って言われたって、それしか、思い付かないんだ。
すとんと席に腰を下ろす。
もう、窓の外は深く夜に染まっている。 この世界の法則は、また明日も、 誰かを選んで、連れて行ってしまうんだろうか。
闇色の風景に、少しそんなことを思った。*]
(90) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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―1F:教室―
……遅くなった。悪ぃ。
[戻ってきた教室に、既に人影があった事に息を吐く。 けれど、喜んでばかりも居られないらしい。
どうやら、随分と減ってしまったらしい。 黒板に記された名前の数と、ここにいる人間の数はそう変わらない。
ぐるり、と、周囲を見回す。けれど、こんな状況の時、真っ先に指揮を取れる人間も、ここには居ないわけで。 さて、どうしようか、と周囲にいるものたちを見回した。**]
(91) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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― 回想・主人公不在の物語 ―
[目を覚ましたら、そこは病室だった。 見知らぬ顔ぶれが、ベッドに横たわる俺の周りを取り囲んでいる。 医者が何か俺に問いかけてくる。何を言っているのかは分かる。
「健五郎くん、聞こえるかい。」
知らない名前を呼んでいた。 返事をせずに顔を見つめ返せば、もう一度呼ばれるその名前。 健五郎くん。健五郎。健五郎。健五郎……。
こいつは、誰のことを言っているのだろう。
――俺が記憶喪失になったと聞かされたのは、少し時間が経ってからだった。]
(92) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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[季節は冬の終わり。 落ち着くまでの入院生活で、少しずつ俺のことは分かってきた。 名前や、立場や、家族のこと。それら全てがまるで他人事のようにしか聞こえなかったが、確かな俺の現実らしい。
昔の話を聞くたびにじわじわと込み上げる頭痛。 思い出そうとするのを邪魔するように、蝕んでいく。
家族や兄弟と名乗った人たちは、とても優しかった。 動揺していた様子は隠し切れていなかったものの、俺のために献身的に尽くしてくれた。 ゆっくりと焦らず、丁寧に、俺のペースに合わせてくれるように話をしてくれた。
それでも何も思い出せないもどかしさが、苦しくて仕方なかった。
そうして日は進み、俺がこれからどうするべきかの身の振り方も決まる。 記憶を失くした状態ではあるが、他の怪我は一切無く、肉体の元気は有り余っている。 医者の先生や、家族は、春から俺を高校に通わせてくれるらしい。
迷いはあったが断る理由もなく、俺はただ頷いた。]
(93) 2015/06/27(Sat) 00時頃
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[もうすぐ春、入院生活もそろそろ終わりといった頃。 俺の目の前に、“見知らぬ女性”が姿を現した。]
「失礼します。」
[小柄で、どこか儚げな雰囲気を纏っている、色素の薄い灰色のセミロングの髪。 そいつは、俺と同じ患者服を身に纏って、まるで慣れた様子で俺に話しかけてきた。]
「こんにちは、帆北健五郎さん。」
……こんにちは。君は?
[挨拶と一緒に向けられる表情に、覚えが無い。 一体何者で、何の用事なのか、問いかける。そうやら、“俺”に用事があるらしいので。]
「……記憶喪失になったと聞きました。 私のこと、やっぱり思い出せませんか。」
ああ。 ……申し訳ない。名前を、教えてくれ。
(94) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[入院中に会いに来る、友人と名乗った奴らも、クラブメイトと名乗った奴らも、俺は誰の顔も覚えていなくて。 誰かが訪ねてくるたびに同じような対応を取っていた。
患者服を着ているということは、少なくとも同じ病院の入院患者らしかったが。 やはり、それ以上のことはどう頑張っても思い出せない。
女性が、薄く笑った。そこにどんな意味が含められていたのかは、分からなかった。]
「私の勝ちですね。」
[唐突に発されたその言葉の意味も、分からなかった。]
……何?
「でも、この人なら、もしかしたらって。 そんな風にちょっとでも思ってしまったのが、すごく、悔しいです。」
悪い、……何の話か、俺にはさっぱりだ。
(95) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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「仮に、ですけど。 私のお腹にはあなたの赤ちゃんがいます、と言ったら、あなたはそれを信じますか?
あなたは私から100万円を借りているから返して欲しい、と言ったら? あなたは私の家族を殺した犯罪者だから死んで償え、と言ったら?
あなたは、……あなただけが、こんな私を好いていてくれた、と言ったら?
それを、信じますか? もしくは、それを否定できますか?」
[要領を得ない話に、頭痛が呼び寄せられる。 見知らぬ女性は、こちらをからかうような口調を崩さずに話を続けてくる。 正直、苛々した。さっさと出て行ってくれとさえ思った。]
「私が何を言っても、意味がないんですよね。 ……奇跡なんて、やっぱり起こらないんです。」
[彼女は俺の目を真正面から見て――距離を詰めてくる。触れてしまいそうなほどの近くまで。]
(96) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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「さようなら、“誰かさん”。 私のことは、そのまま忘れてください。永久に。
そうじゃなきゃ、……私が惨めすぎるから。」
[吸い込まれそうになるほどの瞳の昏さに、一瞬だけ、時が止まったかのように思えて。 呆気に取られている間に、彼女は病室から走り去って行った。]
……なんだったんだ。
[しばらくして浮かぶのは、それだけの感想。
女子に対して苦手意識が生まれたのも、たぶんこの時。>>0:100 俺には理解できない感情と、不意に詰められる距離。
それを読み解くには難解すぎて、今も適切な対応の仕方が分からない。 俺に器用な人付き合いなど、きっとできるはずがないのだ。]
(97) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
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[――だが、その後。妙な胸騒ぎを感じて。 病室から飛び出していった彼女が開け放したままの扉を見て。
つい、後を追ってしまったことの後悔は、今でもずっと忘れることは無い。
廊下で耳にした、病院内の騒がしさ。 それに釣られて後をついていった先の、中庭で。 叫び声や動揺する声と共に集まってくる、白衣を着た人々の、――その向こうに。
冬も終わり、地面から元気に顔を出した若葉の混じった地面。
そこが、飛び散る赤色で塗り潰されていて。
ああ、これはきっと、二度と忘れない。]
(98) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[先程の女が、力無く横たわっていて――
窪んだ頭蓋に、折れた手足に、血で染まったその全身。
それでもはっきりと見える、もう瞬くことの無い目蓋から溢れた涙が、零れ落ちたその死に顔が。
まっさらになったばかりの俺の記憶に、確かな傷を刻んだ。]
(99) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[――不治の病で余命幾許も無い少女が、絶望して病院の屋上から飛び降り自殺。
ニュースとして纏まったのは、そんな一行だった。
この時はまだ、俺にとって自殺した彼女は他人だった。 俺は彼女のことを知らないし、彼女も俺に名乗らなかった。
だから、自分に無関係な人間が1人、死んだだけ。 そう考えることで、逃げることはできた。
人は、自分の想像が及ばない範囲のことを、無かったことにして考えられる生き物だから。>>1:207
俺の記憶の中に存在しない彼女は、他人。 彼女が語っていた話が何一つ理解できなかったのが、その証明。]
(100) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[退院し、高校生活の準備が始まる。
やはり見覚えの無い、帆北家の中にある俺の部屋と言われた場所で、昔の俺が残した物たちと対面した。 本棚の中に眠る、一冊の『舞姫』も。>>0:395
そうしていくうちに、病院での苦々しい記憶からは離れられると思っていた。
父親が、俺を呼んだ。
何事かと思って向かえば、渡される1台の携帯電話。 「お前が使っていたものだ。そのままにしてある。」――そう言われた。
高校生活では確かに携帯電話を持っていたほうがいい。 だから素直にそれを受け取って、画面を開く。]
(101) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[だから、そこに映し出された待ち受け画面を、見てしまう。>>0:266>>3:275
楽しそうな笑顔を浮かべた、中学生らしい俺と。
――その隣にいる、その姿を。
あの女と俺は、他人ではないことを、――逃げていた事実を、知る。
写真に映っていたその笑顔が。 かつての“健五郎”が、俺に見せるその表情が。 幸せだと言わんばかりのその目が。
激しい頭痛となって、“俺”を、抉る。]
(102) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[向き合いたくない事実を抱えたまま逃げてきた高校生活。 3年目の今、もうこれ以上逃げ出せない現実が突きつけられた。>>3:162
――かつての俺にとって、大切だったらしい人は、もういない。
無事に記憶を取り戻したとして、それでどうなる? 失われた命は二度と取り戻せない。取り返しがつくことは二度とない。
それだけじゃない。 あの女を死に追いやったであろう原因は、間違いなく今の俺にある。 俺が記憶を失いさえしなければ、きっとこうはならなかった。
“健五郎”が手を差し伸べた相手を、“俺”が見捨てた。
大切だった人との、大切な記憶を今更思い出して、その苦しみを味わえとでも言うのか。 大切だった人を死なせた罪の意識と逃げずに向き合えとでも言うのか。
――そんな選択が、……できるとでもいうのか。]
(103) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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彼女はいません。 予定もありません。
[ヒョイと肩をすくめて首を振る。 彼女、か。作ったとしても、弟妹や自分、クラス、友人、勿論ひなこのことで一杯一杯になるだろうから、いたとしても煩わしくなるのが目に見えている。]
(+37) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
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[なあ、兄貴。
俺には無理だ。どうすればいいのかなんて、分からない。
このまま彼女は赤の他人だと思い込んで逃げられたほうが、楽だった。
辛いことにも、悲しいことにも、向き合えない。
だから、たぶん俺はあんたの弟でもなんでもない。
“帆北健五郎”ではない。
あまりにも弱い――別の、誰かだったんだ。*]
(104) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
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[実際、一時期お試しで付き合ってと言われた子から、『私と家族どっちが大事なのよ』とテンプレートな台詞を言われたことがある。 当然家族と返し、その場で断った。面倒な思い出しか残らなかった。 初めてがそんなだからか、クラスメイトとの彼女欲しい談義には一応加わるものの、真剣に欲しいと思ったことは、そういえば無い。]
呼び方変える必要あるのかな? 呼びやすい方で呼んでくれればいいよ。
[こちらとしても、苗字呼ばわりはなんだか違和感が残る。 何回か呼ばれれば慣れるだろうけれど、その切っ掛けが俺の彼女なのは、なんとなく腑に落ちなかった。]
(+38) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* これで一通り。
長いわ(
(-64) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[離れるひなこ>>+35を止めはしない。泣き止んでくれたし、目的は達成した。 繋いだままの手も、まあいっかとそのままにしておく。]
そうだ、話戻すんだけどさ。 俺の他にマネキンになった人いた?
[相馬はきっとこちらに戻ってきている。 ならば、ひなこがもし俺以外にマネキンを見ていたなら、その人に連絡は取れるんじゃないかと思いあたった。**]
(+39) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* 健五郎さんつらい でも健五郎さん……健五郎さん(苦悶する
(-65) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* エリスの台詞書くのが一番楽しかったというあれそれ。
悲恋の話ってやっぱり好きなんだよな……。
(-66) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* あ、よし、5dの動き決まった うん、決定
(-67) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* 帆北ァーーーーーー!
(-68) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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/* エリスうううう
(-69) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
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[朱美が黒板に書いた文字に、目を見開く。>>87
『進路指導室に寺田のマネキン』
頼りになる、委員長。 姿がないから薄らと気づいてはいたけれど、徹もまた消えていたのだと知る。 教室を見回す。減ったなぁ、と思う。 マネキンと入れ替わるように消えた彼らが、無事に帰っていればいい。 だけどそれも、期待の話でしかないのだ。
朱美の言葉に、顔をあげて、前を見た。>>90]
(105) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
|
― 現在・1階教室 ―
[――脳裏に眠るのは、先程まで思い悩んでいたこと。 俺がホストなのではないかと、そう思い込む根本の理由。
俺は確かに、現実から逃げられるなら逃げたかった。
だが、今は。……不思議な気持ちだ。 俺がホストなら、もうどうすべきかの答えは決まっている。 ハルがその背を押してくれた。
俺がホストではないなら、ああ、それの答えももう決まっている。 俺ができることをするだけだ。
いつの間にか、迷いはほとんどなくなっていた。]
(106) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
|
[教室に全員が揃い、黒板に書かれていく文字を見る。 マネキンとなった生徒のことと、ここにいない生徒は一致している。
残ったのは、6人。]
何ができるかなんて分からないが。 ……そうだな。 話をしなくちゃならない。
眠くなる前に、できるだけ。
[>>90口火を切った七尾に頷く。 何の話をすればいいかは分からない。犯人探しをするつもりもない。
だけど、そろそろ向き合わなければならないのだ、この世界について。 ……夜も更け、また朝がやってくる。次のチャイムが鳴る前に、できる限りのことを。]
(107) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
|
──朝と、夜。 8時50分に、チャイムが鳴る、よね。 たぶんだけど、その度に、誰かが消えてると思う。
……とりあえず、みんなで一緒にいた方がいいのかなぁ。
[首を傾げて、そんなことを言ってみる。 とはいえ、秋野は知らない。 桂一はお化け屋敷の前でしずくを待っていたけれど、しずくのマネキンは昇降口に現れた。 ここが誰かの世界だっていうなら、時間も、空間もどこか歪んでいるのかもしれなかったけれど。 何もしないよりはずっとマシだと、そう思う。]
それに、ひとりよりは、みんなでいる方がいーよ。 なんか、その方が、ちょっとだけ楽だもん。
[ついでに、思い出したように付け加えたのは、つい先ほどの新発見>>69*]
(108) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
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/* なんかこの村過去のどの村とも雰囲気違う気がしてる どうなんだろうね
(-70) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
|
/* んーと、どう話を展開すべきか?
(-71) 2015/06/27(Sat) 00時半頃
|
|
[黒板に書かれた中に、『4階に、あたしたちのおばけやしき』という一文。 それは、俺は全く知らないことだった。
それについて直接聞くよりも、ふと呟くのは。]
……お化け屋敷、楽しかったよな。 誰だか忘れたが……最初に誘ってくれたことが、結果的に、ああいう風に盛り上がるとは思わなかった。
[>>0:194最初に声をかけられた時のことを思い出す。 その時は想像もしていなかったが、あれが全ての切っ掛けだったのだ。俺にとっては。]
みんな、同じだよな。 だから……こんな校舎が生まれたんだろうな。
[ホストが誰かは分からないけれど、それだけは。 きっと、間違いない気持ちなのだと、そう思った。**]
(109) 2015/06/27(Sat) 01時頃
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|
……いなくなっちゃう、のは、 止められないのかもしれない。
[秋野の言葉>>108には、やんわりと口をはさむ。]
──さっき、しずく、4階にいたはずなのに、 先に降り始めたあたしたちが1階に着く前に、 さっきの、玄関のとこにいた、から。
[多分、ふつうにおばけやしきから 出てきたわけでもないんだろう。
そうだよね?そんな意図で、 ちらり、と神楽を見やって、
それでも、続く言葉には、しっかり頷いた。]
(110) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
……うん、バラバラになるの、やめよう。 できるだけ、一緒にいよ。
[思い出すだけでも、ぞっとする。 誰が、どこにいるのか。誰が、いないのか。 何もわからない、あの恐怖。不安に蝕まれていく感覚。]
せめて、チャイムの時間は、 教室に戻るようにしようよ。時間厳守で。
[意味があるのかは分からない。 だけど、せめて、混乱が少ない方がいい。
気持ちのたどり着くところは、そんな提案だった。**]
(111) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
[教室に人が増えるたび、ひとつまたひとつと黒板に書きこまれる、『増えたマネキン』と『消えた級友』の名。
恵冬が実際に目にしたのは、風子とひなこのそれだけだ。 けれど、与り知らぬところで、もう何人も大切な級友が消えている。
あぁ、そっか。 徹くんもいなくなってしまったんだ……。
七尾の手で書き込まれた名>>87に哀しさと心許なさを噛み締めて、ぎゅっと唇を引き結んだ。
残ったのは、まだ元の世界に帰れずにいると思われるのは、全部でこの6人きり。 教室を見回して、残された顔ぶれを確認する。
――きっとこの中にまだ、この世界の“ホスト”がいる]
(112) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
[窓の外には深い闇。 朝の訪れはまだ遠いと感じさせる、重たく濃い暗色の風景。
けれど、夜は陽が昇るその直前が最も暗いというから。 残された自分たちの世界にも、朝日が差し込む事を、胸の内でそっと祈る。
そんな風にしていると、ぽつりぽつりと零れはじめる言葉たち。 ひときわ強く気を引かれたのは、秋野が告げた法則>>108だった]
チャイムの、時間。
私ぜんぜん気付かなかったけれど、たしかにそうかもしれない……。
[夜、朝、そして夜。 級友達が消えてゆくタイミングには、確かに規則性があった。
恵冬が覚えている限りでも、風子が消えた時も、ひなこが消えた時も、チャイムの音が鳴り響いていた]
(113) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
/* ちょ、けいちゃんの>>113で中の人が思わず泣きそうに……これ……
>けれど、夜は陽が昇るその直前が最も暗いというから。
(-72) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
8時、50分なんだ。
いつもそうなら、時間に何か理由があるのかな……?
[チャイムが特定の時間を知らせて響くなら、そこに何らかの理由はあるように思われる。 恵冬にはその関連性が見いだせないけれど、ひとつのキーワードであるのは違いないだろう。
そうしてもうひとつ提示されるのは、しずくが消えた時の様子>>110 4階にいたはずの彼女が、玄関のところでマネキンになっていたという実例。
そういえば、マネキンたちは校舎の外で見つかることも多いようだ。 それが、“元の世界に戻れる”という証明になるかはわからないけれど、この学校から出ることはできた]
(114) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
……私も、そうした方が良いと思う。
だって、知らない内に誰かいなくなってしまうの、すごく悲しいもの。
[みんなバラバラに行動していたら、誰が残っていて、誰がいないのかわからない。 いつ、いなくなってしまったのかも。
何より、秋野が言うように、みんなでいる方が安心する。 七尾と秋野の言葉に頷いて、提案に同意を示した。
そんな折だろうか、聞こえてきたのは、文化祭を懐かしむ帆北の声>>109]
(115) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
|
うん、私も。
……文化祭、すごく楽しかった。 何度も「あの時に戻りたいな」って、そう思ったんだ。
[もしかしたら、自分が“ホスト”かもしれない。 そんな懸念を忘れて、素直な感想が口から零れ落ちる。
みんな同じなんだと思ったら、こんな状況なのになんだか嬉しくて、幸せで。
自分の気持ちを認めてもいいんだと、すごく安心した**]
(116) 2015/06/27(Sat) 01時頃
|
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/27(Sat) 01時半頃
|
/* マネキンは外で見つかる事も多いよね、って打ったけれど、読み返してすごく原作の先入観がある事に気付いて口からたましい……!
さ、三人校舎の外なら、多いと言える、よね……?(おろっ)
(-73) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
|
|
[ひとつの提案を口にすれば、帰ってくる反応たち。 その中には、秋野が知らなかった事実もあったし、考えの及ばなかった疑問もあった。>>111>>114 朱美の提案に、こくりと頷く。]
はぁい。 じゃ、次は朝の8時50分だねぇ。 時間厳守、でー。
[『時間厳守』という言葉が日常の延長線のようで、少しだけ表情が緩む。 ほら、「遅刻はするな」とか、「5分前集合」とか、そういう言葉。 ここにきてから、時間なんて殆ど気にしていなかったから、新鮮な気がした。 続いて、健五郎が口にした言葉を耳にして、秋野は頷く。>>109]
俺も、楽しかったよ。 ヘアメイクって、何すんだか全然分かんなかったけど、なんとかなったし。
[あっけらかんと、そんな無責任な言葉を言い放って、そして。]
(117) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
|
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/* >>106 あああゴローちゃんんんん
(-74) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
|
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準備期間も、当日も。 ……毎日、すっごく、楽しかった。
[言い切って、笑う。 それは、いつもの秋野の笑みで。 だけど、どうしてだか、ほんの少しだけ、泣きたい気持ちになった、ような気がした*]
(118) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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──回想:朱美の母のこと──
昨日は、ありがとー。 朱美ちゃんちのお母さん、面白い人だった。
[いつも通りの3-1の教室。 朱美に声をかけたのは、約束通り彼女の母にアドバイスを貰いに行った翌日のことだった。>>0:308>>0:309 「お祭り好き」との言葉の通り、朱美の母親は喜んで話を聞いてくれた。 有意義な時間だったのかどうかはさておいて、秋野が楽しくその時間を過ごしたことは確かだった。 笑顔で礼を伝えた後、不意に、真面目な顔つきになる。]
(119) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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……ねえ、朱美ちゃんってさー。 髪、お母さんに切ってもらってるんだっけ? お母さん、上手い?
[プロなのだから上手いも何もないのだけど、そんな疑問を口にする。 朱美の返答がどうであれ、そう経たないうちに、秋野は、朱美の母の美容院にカットの予約を入れて、数日後にそこへ向かった。
「今回は、客としてきました」、そう言って笑う。 楽しげに会話を交わしながら、髪を切ってもらって。 「これぐらいでいい?」と、長さを確認しながら自分の頭に柔く触れる手に、「大丈夫です」と答えながら、秋野は目を閉じる。
目を閉じながら、少しだけ、思う。 ああ、お母さんって、こんな感じなのかなぁ。*]
(120) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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──回想:眩い昼間の、その中で──
[──行ったり来たりの、昼と夜。 その中で、自分のどうしようもなさを認識してしまったのは、たぶん、しずくに触れようとしたあの時だ。>>0:322>>0:323 長い髪、白い頬。 明滅するように、脳裏に、ちかちか、と瞬いて。
──思い出したから、もう、触れられなくなってしまった。
例えば、頬についた紙屑を払うだけのことも。 蹲る背中を撫でることも。 差し伸べてもらった手を取ることも。
秋野には、もう出来ない。 触れる資格も、きっとない。
真っ昼間の明るい教室の中で、"彼女"のことを思い出してしまったのが、致命的だった。 こうやってみんなと過ごす日々の裏で、自分がやっていることが何なのかを、理解してしまった。]
(121) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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「──お前には、生きる力がないよ」>>0:15
[母がそう言ったのは、彼女が家を出る前の最後の日だ。 突然何を言い出すのかと思って、怪訝な顔で母を見たことを覚えている。]
「生活力もないし、出来ることも、やりたいこともない」
[それはそうだ、自分でもよく分かっている。 そう思ったから、秋野は頷いた。 ぼんやりと肯定するだけの秋野を、母は馬鹿にしたように笑った。 別に、それに対して、怒りは覚えなかったのだ。本当に。
だけど、全部失くしてから、思う。 じゃあ、その、生きていく力、っていうものを。 誰が、教えてくれたの。 俺にそれを教えるべきだったのは、あんたたちじゃなかったの。]
(122) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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[母。それから、父。 彼らが否定しようが、頑なに秋野を見なかろうが、この2人こそが秋野の家族だ。
振り返らない背中を、諦めながらもずっと追いかけていたし、振り向いてほしいと願っていた。 だけど同時に、何も教えようとしなかった彼らを、──恨んでも、いる。]
(123) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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[万里しずくに触れられずに手をひっこめてしまった、その日の夜。 貸出期間を延長してもらって、未だ手元にあるひとりぼっちの幽霊の絵本を、また読み返す。 何度も何度も読み返したところで、ようやく秋野は顔を上げた。
──もう、やめよう。
もう、あの人のところに行くことも、やめよう。 文化祭の企画を成功させて、受験も、どうにかして。 いろんなことを、ちゃんとやろう。
自分が間違っていることぐらい、とうの昔に気が付いていたのだ。 けれど、そこから秋野が手を引くことを決めたのは、どうしようもなく楽しかったあの眩い日々だった。 先に秋野を捨てたのが向こう側なら、いっそ今度は秋野の方から捨ててやれ、って。 そう、思ったはずなのに、どうしてああなってしまったんだろう。
誰かの世界。"ホスト"の世界。 相馬風子のマネキンから流れる血は、まるで"ホスト"が間近でそれを見てきたかのように、ひどく赤い。]
(124) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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[文化祭を終えた、数日後。 あの時、自分が何をして、何を思って、何を願ってしまったのか。
──秋野智広は、思い出さなければならない。*]
(125) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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もったいないなー。
[ そう言いつつも、実際出来たら、どうなんだろう。 前に彼女が出来たらしいと噂に聞いた時は、 離れて行ったみたいだなあ、って、 二人並ぶ姿を、色々と遠くに思ったものだけど。
今は、どう思うのか。やっぱりわからない。 ただ、繋いだ手をちらと見て、 離されないことがなんだか嬉しくて、 今度はきちんと、柔く握り返す。 ]
(+40) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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ううん。とーるくんは、とーるくん。 苗字呼び、は…なんか、やっぱりやだ。
[ 本当は"いつも通り"でいたかった呼び名だったけれど、 きっと自分一人に許された、呼び方でもあったから。 だから、変えないって、微笑んで。 そうして、光に気付いた>>+36* ]
(+41) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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[ こんな時間に、誰だろう。 器用に片手で携帯を取り出して、 スクロールとタップを繰り返していく。
これまた器用に、話>>+39に答えながら。 ]
ん、っとね。ふーこちゃん、って。 …けいとちゃんが、言ってた。 他ね、あと…めいやちゃんがいないって、あそこで。 探してるときにとーるくんを見つけたから、 マネキンは、わからないんだけど…。
[ 画面を見れば、どうやら当の相馬からの着信履歴。 取れなかったせいか、メールの受信が追加できていて。 ――なんだろう。って嫌な胸騒ぎがして。 水瀬にしたみたいに、握った手に力がこもる。 ]
(+42) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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―教室―
[遅れて悪い、と苦笑しつつ教室に入り、書かれた文章が増えている黒板を見る。寺田と、駒鳥。その二人も、どうやら居なくなってしまったようだ。 今教室にいるのは――まだこの校舎にいるのは、たった6人だけ。]
ああ。あいつ…万理、4階のお化け屋敷入ってって。それからチャイム鳴るまでずっとお化け屋敷の前で待ってたけど、あいつは出てこなかった。
[秋野が話し出し>>108、七尾に目配せされれば>>110頷きを返した。 そこで一旦口を噤んでから、もう一度口を開く。 万里との秘密、みたいにしておきたい気持ちはあったし、信じてもらえるかは分からないが、この状況だ。言っておいた方がいいだろう。]
…でも、チャイム鳴る直前に…微かにだけど、声は聞こえた。「私はもう大丈夫、さきに帰ってる」って。 だから…消えた奴らのこと、あんま心配しなくても大丈夫、だとは思う。
[心配しなくても、なんて言ったら、薄情に聞こえるだろうか。でも、またマネキンが現れて、それを見て誰かが泣く、なんてのは嫌だと。そう思ったから。]
(126) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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[ 震えかけた手で開いた、 相馬からのメールにあったものは。 あの時踏み込んでしまったクラスメイトの、 自殺未遂について、だった。 ]
(+43) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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――――――、
[ 心臓が、重くなる。 どうして?って、抱いたものは、 あのコマドリに対してのものみたいな、悲しい疑問。
笑顔で話していたし、歩いていた。 保健室で、同じ空間にいて…突き放されも、して。 それで、生きていた、筈なのに。 ]
…とーるくん、
[ どうしてだろう。 かつての冬みたいに、ひどく寒かった。 生きている、って。あたたかいって、確かめたくて。 やっぱり手は離せないままだ。 そして、小さな背と手を伸ばして、 幼馴染に相馬からのメールの内容>>+43を見せる。 ]
(+44) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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………、どうして、なの、…かな。
[ それだけ、ぽつんと呟いて。 彼の反応は、どうだっただろう。
不安げに幼馴染を見上げて、 脳裏に浮かぶのはあの時の保健室。 自殺未遂を起こした、秋野との会話。 踏み込んじゃって、拒絶されて。 …ああ、まだ、ちゃんと謝れてないのに* ]
(+45) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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[ そうして携帯を引っ込ませて、また、タップ。 相馬のメールにあったのはそれだけじゃ、なくて。 病院に向かっているみたい、とあった藤堂に、 メールを作成して、送信。 ]
(+46) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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To:めいやちゃん
あきのくんのことと、めいやちゃんが向かってること、 ふーこちゃんから聞いたよ。 これから、わたしもそっちに向かうね。 怪我しない様に、気を付けてね。
From:駒鳥ひなこ
(-75) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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[ 送信完了、との文字が見えて。 病院に行かなくちゃ、って思ったけれど、 まだ、心臓は重い。
ああ、まだ誰か、向こうにいるのかな。 誰がこっちに、いるのかな、って。 あの時一緒にいた、離れてしまった万里にも、 無事を確認しようと、メールを送って。 ]
(+47) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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…んー…それは、さ。考え方によるんじゃね?
[秋野が皆で一緒に居ることを提案し、七尾と水瀬がそれに同意するような声を上げたけど、それに完全に賛成することは出来ず、渋るような言葉をかける。]
それ、誰かが消えるのを防ぐにはいい案かもしれないけどさ、それでいいのか? 誰も居なくならない、ってことは、このままこの6人でずっとこの校舎に居る、ってことになると思うんだけど。
[以前ならそれでもいいと思えたかもしれないが、今はそうは思えない。それとも、消えてマネキンが現れるのを防ぎつつ、全員で脱出するような案でもあるのだろうか。]
(127) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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To:しずくちゃん
突然、夜遅くにごめんね。 しずくちゃん、大丈夫かな。
今、こっちで気づいてるか分からないけれど、 あの時、わたしが手離しちゃったから…。 今、無事だったらいいなって、思って。 ふーこちゃんから連絡いってると思うんだけど、 あきのくんのこともあるし、 皆、あの夢みたいな学校に居たみたいだから。 不安になって、連絡しました。
From:駒鳥ひなこ
(-76) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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[ もう一度、完了との表示を見れば、携帯をしまう。 あの世界で裂いた喉が、また、後悔で痛んだから。 痛いなあ、って、そんな苦い表情を浮かべて、 ストールを守るみたいに、整えた** ]
(+48) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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ああ…大変だったけど、楽しかった。
[帆北から文化祭の話が振られれば>>109、水瀬や秋野に同調するように頷き、文化祭のことを思い出して笑みを浮かべる。クラス委員に立候補したのは気まぐれだったし、文化祭だって、最初は面倒くさい気持ちもあった。でも、準備を進めれば進めるほど楽しくなっていって、当日は、今まで経験した中でも一番楽しい文化祭になった。
…でも、]
…それって、この世界と関係あんの?
[帆北の、「だからこの校舎が生まれたんだろう」という発言に素直に首を傾げる。
――神楽桂一は未だに、ここが誰かの精神世界で、この中に"ホスト"がいるのではないか、という話を知らなかった。 疑問の声を上げれば、誰かが気づいて簡単にそのことについて説明をしてくれるだろうか**]
(128) 2015/06/27(Sat) 02時半頃
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/* ちょっと寝る前に覗いたらなんてことwww ごめん中の人共々みんな知ってると思ってたごめんwwwwそうか桂一くんずっとしずくちゃんといたから結構動き小さかったのか……聡いもんでてっきり……
(-77) 2015/06/27(Sat) 02時半頃
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/* ごめんね明日起きたら反応するね桂一くんまじごめんね……
(-78) 2015/06/27(Sat) 02時半頃
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[ふいに、渋るような声をあげた桂一に、首を傾げる。>>127]
え、あれ? ……だって、全員で脱出する方法って、あるんだよね?
[きょとんとした顔で、桂一を見つめて問えば、向こうも訝しげな表情を返してきただろうか。 続いて文化祭の話になり、それに関しては桂一も「楽しかった」と笑みを浮かべる。>>128 だけど、一拍を置いて、やはり不思議そうにあがる疑問。]
……ん?んん?
えぇと、……あれ? もしかして、桂一、"ホスト"の話、聞いてない?
[頭の中に疑問符を浮かべまくって、やがてひとつの解に行き着く。 何てことだ。簡易伝言板まであるというのに、痛恨の情報共有ミス。 それについて調べてくれた恵冬はともかく、那由多と朱美、健五郎も知ったような顔で話すものだから、桂一も知っているものだと思い込んでいた。 ほら、彼は賢いから、余計に、である。 …賢い、というのは、時にあだになるのかもしれなかった。]
(129) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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えっとね…… なんか、ここが、誰かの作った夢の中だとして。 "ホスト"ってのがいるんじゃないかなぁって話。
だから、たぶんマネキンと入れ替わる以外にも出る方法、あるんじゃないかって。
[あまりに端折った説明は、桂一に伝わっただろうか。 彼がいくら賢くとも、秋野の説明では少々厳しいものがあるかもしれないので、誰かが横から補足説明を付け足してくれることを祈ろう**]
(130) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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/* ごめんな……(土下座
(-79) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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/* 本当ごめん!!てなったけど、でも桂一くんのロルのちょっと笑い挟んでくるセンスめっちゃすきです…ところどころかなり笑ってた。 なんということでしょう。とか(寝落ちるの)早いな。とか、あのへん。
(-80) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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/* ところでですね、冷たい校舎やりたいってってせっついたひとりなんだけど、
村建てさん「次何の村を建てようかなー」 私「ずっとあたためてるPCがいて、2万字ぐらい書き溜めたロルがあるので冷たい校舎やりたいです!」
2万字のロル使ったんですか? →2割ぐらいしか使ってないです
(-81) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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/* これこそなんということでしょう。。。だよ… いいけどね!人と関わる中で変化していく方が楽しいしね! でも悩みが途中で結構路線ずれてきたので、最初に悩み打ち出しておくのとかはダメだね。わたしの場合は変わっちゃうわ。
と、そんなことを考えながら日付変更後のロル書いてきます はーー5d来る!胃が痛い!
(-82) 2015/06/27(Sat) 08時頃
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[話し合う彼らの言葉に、相槌を打ちながら。されど、口を開く事は無く。じっと、級友達の顔を見ていた。 一様に浮かぶ表情達に、何故だろう、酷く安堵した。
多分、ホストが誰であれ、悪意を持って自分達を呼び寄せた人間は居ない。 血だまりに沈んだマネキンに抱いた仮説。それが否定されただけでも、少しだけ心に余裕が出来た気がする。]
(131) 2015/06/27(Sat) 08時半頃
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[話の最中、端折られた説明>>130と、それを尋ねた級友>>128に視線を向けて、そこで漸く口を開いた。]
えぇと、この世界って、誰かが……俺らの中の誰かが見てる夢らしい。 で、そいつが抱えてる“何か”を何とかしてやれば、俺らは出られるだろう、って話。
[だよな?と、視線を向けたのは、読書家の女子>>116。 概要しか覚えていない自分より、多分、彼女が説明した方が分かり易い。 納得の行く説明が出来る自信も、正直、ない。**]
(132) 2015/06/27(Sat) 08時半頃
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/* (5dで落とす発言長い(やばい(すみません……この村終わったら発言を短くおさめる修行しますほんとに…
(-83) 2015/06/27(Sat) 09時半頃
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そうでもなかったよ。
[最終的には鬱陶しく感じていた気がする。 相手と合わなかっただけか、それとも向いていないのかはまだ分からないが。
握り返された手をチラリと見やる。 この状態を無理に終わらせようとは思わない。今はこの結論でいい。]
そう? じゃあ、それで。
[考えてみれば、ひなこが『とーるくん』と呼んでくれなくなったら。 それは少しさみしいかもしれない。]
(+49) 2015/06/27(Sat) 11時頃
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ああ、相馬は見た。 それと、藤堂は見てはいないけど居なくなった、か。
[それじゃあ、藤堂もこっち来てんのかな。 ひなこの答え>>+42を受け、呑気に考える。
それも、メールを見ているひなこの表情が強張るのを見るまで。]
……ひなこ?
[見せられた画面に浮かぶのは、あの校舎に確かに居た人物が自殺未遂をしていたという、そんな知らせ。
耳に残っていたサイレン>>3:+10が、とたんに鳴り出した。]
(+50) 2015/06/27(Sat) 11時頃
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未遂ってことは、生きてるんだよな。 さっき、救急車のサイレンを聞いた。それかもしれない。
[口元に軽く握った拳をやり、目を鋭くさせて考える。 死んでいたら未遂じゃない。単なる自殺だ。まだ生きてる。 生きてるなら、まだなんだって出来る。]
生きてんだからさ、
[自分で死なないでくれよ。 親父は生きたくても、生きられなかったのに。]
病院に行く。 何も出来ないけど、側にいることはできる。
[とはいえ、こんな時間に女の子を積極的に連れ出したいわけもなく。 少しズルいと思いつつ、意思を聞いた。]
ひなこは?
(+51) 2015/06/27(Sat) 11時頃
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楽しかったよー、ほんと。 結局、ポスターとか、みんなに丸投げしちゃったけど。
[配ったり貼ったりは頑張った。 負けず劣らずあっけらかんと言い放って、 だけど、そう言ってしまうと少し寂しかった。 そこまでしてあの日に縋りたい気持ちが、 ほんの少し、想像できてしまう。*]
(133) 2015/06/27(Sat) 11時頃
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─回想/教室─
うちのおかーさん、お喋りでしょ。 変なこと言ってたら、ごめんねー。
[秋野の言葉>>119に、苦笑して。 ケラケラとよく通る母の笑い声を思い出す。 本当に、目を離した隙に、変なことを言ってなければいいけど。
不意に、トーンを変えた>>120秋野に、一瞬きょとんとして。 質問の意味を理解して、少し照れくさいから、 照れ隠しのように笑って、赤く、短い髪の毛を摘んでみせた。]
(134) 2015/06/27(Sat) 11時半頃
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──こんな感じ。
[ちょっと大胆かもね、くらいは言えただろうか。 オススメするとも、しないとも言えないで、いつもの仕上げの一言を思い出した。
ダイジョーブ、あけみにはこの方が似合う。 わかってる。わかってるよ、お母さん。 その言葉を信じてないわけじゃないんだ。
ただ、あたし、似合わない"なにか"にも、なりたかった。それだけ。**]
(135) 2015/06/27(Sat) 11時半頃
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行くよ。めいやちゃんも、行ってるみたい。 それに…わたし、あきのくんに謝らなきゃ。
[ 見上げたり、目を伏せたり。気持ちが忙しい。 答えれば一歩踏み出そうとして、 引っ張ってしまった手を見て、あ、と声を出す。 本当は少しさみしいけれど、 "歩き辛かったら離していいからね"って、 繋いでいる手を挙げてみた。 ]
(+52) 2015/06/27(Sat) 13時頃
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[ ブラウンを揺らして、 今度こそ病院への道を、歩み出したところで。 ]
ね、とーるくん、けいとちゃんとかから聞いた? …えっと、ホストって、あの話。 不思議な夢みたいだったけど…ほんとなんだろう、ね。
[ ちかちか瞬く装飾と、出られない学校。 いつもじゃないチャイムと、居なくなる人、マネキン。 追い詰めるいつかの光景。ナイフで裂いた喉の痕。 あれが、"ホスト"の中だったとしたら。 ]
…文化祭、楽しかったのかな。
[ ぽつん、呟いた。 ]
(+53) 2015/06/27(Sat) 13時半頃
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…え?
[「あるんだよね?」なんて聞かれても>>129何も思い当たらず、疑問符を浮かべながら秋野に視線を向ける。秋野は俺の知らない何かを知っているのだろうか。 その後文化祭の話になり、先程の疑問>>128を発すれば、秋野はとある単語を出してきた。"ホスト"って何だ。咄嗟に思いつくのは夜にイケメンがご婦人方を接待するアレだが。]
…さっきから何の話だ?"ホスト"って?
[訝しげな表情を浮かべつつも素直に聞き返せば、秋野と織部から説明をしてくれたのでふんふんと頷きながら聞いた。 織部が視線を向けていた>>132水瀬からも何か説明があれば、その内容も頭に入れるだろう。 成程、"ホスト"というのはこの世界の主、という意味か。 しかしこの話、自分以外の全員知ってるのだろうか。もっと早く話してくれてもよかったのに、と思ってしまう。まあ、色々と慌ただしかったから仕方ない部分もあるのかもしれないが。]
(136) 2015/06/27(Sat) 19時半頃
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うん、まあなんとなく分かった、ありがと。 そーいうことなら、さっきのチャイム鳴る時は全員集まるって案、賛成にしとく。 あのマネキン、そう何度も見たいもんじゃねえし。
[説明してくれた秋野達に礼を言って、先ほど言った意見をさくっと変更した。 万里や藤堂のは血は流れていなかったが、相馬のマネキンのような死体染みたものを何度も見たくはないし、いつの間にかいなくなってしまうのも出来れば避けたい。]
しっかし、"ホスト"ねえ…そいつが抱えてるのをなんとかするにしても、誰が"ホスト"か分かんなけりゃどうしようもねえよな…
[悩むような表情を浮かべつつそう言って、周囲を見渡す。自分を含めたこの6人の中に"ホスト"とやらが居るということになるのだろうが、一体誰なのか、全く見当がつかなかった*]
(137) 2015/06/27(Sat) 19時半頃
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/* よーし落ちロル一通り書けたからとりあえず安心だぜえ… 出来はいいか悪いか微妙かもしれないけど、まあ、こんなエンディングもありだよねっていうかんじでひとつ。うん。
(-84) 2015/06/27(Sat) 20時半頃
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/* 桂一くんとけいちゃんの落ちロル楽しみだなぁ……! PCのタイプが全然違うからちょっとそこも楽しい わくわくわく
ところで喋ることがない 昨日綺麗に〆ちゃった…
(-85) 2015/06/27(Sat) 21時頃
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[藤堂も行ってるのか。 なら、ますます行かない理由はない。
『謝らなきゃいけないこと』に興味は湧いたが、そこは聞き流すことにした。 触れられたいことではないだろう。]
じゃ、行こう。
[繋いだ手は握手の形だ、並んで歩くには都合が悪い。 一瞬考えて、手を離す。そしてすぐにもう片方の手を伸ばした。 これなら歩くのに支障はない。]
(+54) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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思い当たる事があってな。以前本で読んだ気がして、それで水瀬に聞いたんだ。 結局聞けなかったけれど、自力で思い出したよ。 あの中に、俺らを連れ込んだ人がいるんだろ。
[落下するときの浮遊感、落ちた時の衝撃。 あれは、夢ではありえないほどに鮮烈で、強烈だった。 だから、あれは多分、夢と言えるほどあやふやな物ではない。現実というのも変な感じはするが。]
(+55) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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[そして、静かに頷いた。 あの文化祭の景色は、一つ一つが丁寧で。キラキラと光っていた。きっとホストは、]
楽しくて、ずっとそこに居たかったのかもしれないな。
[ポツリとつぶやき返した。]
(+56) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/27(Sat) 21時半頃
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/* こっからどうするかなあ、ってずっと考えてて。 秋野ホストに辿り着く取っ掛かりもないし、犯人探しっぽくはしたくない方針だから動きあぐねており。
……と思ったけど、まだ4dだった( 明日あたりに秋野から何か動きがあるかな。
(-86) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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[>>126神楽が話した、万里についての話。 彼女の消えた状況やマネキンの状態は分からないが、神楽は万里の前向きな言葉を聞いたという。
だから、気持ちはまた、軽くなった。 俺も、どこかでハルの言葉を聞いたような気がしていた。 それは、空耳でもなんでもなかったのだろう――きっと。]
(138) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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[秋野の拙い説明は、那由多たちの捕捉もあってなんとか桂一に伝わったようだった。 会話を交わしながら、そういえば一日何も食べてないと気付いて、机の上に広げられた、食べられそうなものを少しだけ摘まんでおく。 悩むような表情でぼやく桂一に、軽くうなずき返した。>>173]
……"ホスト"が、ここを作ったにしても、さぁ。
その人が、何か原因を抱えてて、この世界を作ったんなら。 ……原因なんて思い出したくないなぁ、って、思ってるかもしんないね。
[だって、怯えてたり思いつめてたりする人が、多いんでしょ? 恵冬の話を思い返しながら、呟く。 閉じた世界に逃げ込みたいほどに思いつめているのなら、たぶん覚えてなんていたくないはずだ。そう思う。]
(139) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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ま、だったらとりあえずみんなで一緒にいよー、って話に戻っちゃうけど。
[軽くそう言って、またお菓子を摘まむ。 もしそれが合っているなら、なおさら"ホスト"探しは困難だろう。 だから結局のところ、最初の提案に戻ってきてしまうのだ。 窓の外を眺める。その向こうは、まだ、暗い。*]
(140) 2015/06/27(Sat) 21時半頃
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[話がゆっくりと続いていく中で、ふと、神楽の反応>>127>>128に言葉を止めた。
……そういえば、この世界のことは皆が把握したのだとすっかり思い込んでいた。 どこまで情報を共有したかなど知らずに。
知らないならば彼の反応は当然だろう。俺の言った言葉の意味も理解できないはずだ。 秋野や織部、そしておそらく水瀬が説明をしてくれているその横で、俺も口を出す。]
どこかの国だかで、実際に発生したことがある現象らしい。 テレビでも特集やってた。
多くの場合……ホストは、自分がホストであることの自覚は無い。 自分がやったということさえ知らないらしい。
だから、探すのは難しいだろう。
[真面目に犯人探しをしたところで、追い詰めてどうなるというわけではない。 ホストが何を望んでいるのか、それを汲み取らなければならないのだろう。]
(141) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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だが、俺の想像だが。 この校舎が、ホストの精神世界だというなら……。
校舎に起こっている変化は、ホストの心が反映した結果じゃないかと、思う。
[この校舎はいつもの校舎ではない。 開かない窓、開かない扉、そして文化祭そのままの装飾に――増えたらしい4階の、“おばけやしき”。 それらは、ホストに確実に繋がっている……と思う。 自信は無いが。
黒板に書かれた情報の数々は、無駄ではない。 だが、4階に増えたらしい“おばけやしき”を一目見ておけば良かったと、悔やむ気持ちはある。]
(142) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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/* 被ったwwwゴメーン!
(-87) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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/* みんながホストにつながるって言ってるものは、ほぼ、一応意味づけしようと思って頑張ってるんだけど漏れてないか心配
(-88) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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……あっ!
[教室を満たす穏やかな話し声の中、少し物思いに沈んでいた恵冬が唐突に声を上げたのは、神楽の言葉>>128が耳に入ったからだった]
そういえば私、神楽くんには“ホスト”のこと、話してない……。 えと、色々とあったから……。
[上手く彼と言葉を交わす機会が得られなかった、という事もある。 恵冬自身が、目まぐるしく起こる様々なできごとに、翻弄されていたのも事実だ。
とはいえ、理由はどうあれ彼にだけ話が伝わっていないというのは申し訳なかった。 恵冬が縮こまっている間に、秋野と織部が簡素な説明>>130>>132をし、帆北が細部を丁寧に補足する>>141>>142。
何を言うわけでもないけれど、彼ら三人と神楽へ向けて、無言でぺこりと頭を下げた みんなありがとう、ごめんなさいの意!]
(143) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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……あの、もし明日になって、まだこの校舎にみんなが残っていたら、だけれど。
一度、みんなで一緒に4階、のぼってみたらどうかな?
[恵冬も、お化け屋敷がどんな状況なのかは確認できていない。 けれど、4階全部がそうなのだとしたら、実際の規模より随分と膨らんだ世界だ。
誰がホストなのか、まではわからないかもしれないけれど。 みんなで何か探したら、手掛かりくらいは見つけられるかもしれない。
授業で意見を述べるみたいに、ちいさく手を上げてそう提案する]
(144) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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/* 秋野あたり自分で話聞きに行ったしねwww
(-89) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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/* ごめん落ちロルに支障でなきゃ明日消す予定(震え声)
(-90) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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[ 挙げた手は離れて、空を切る。 所在なさげに揺れた手を、ぱたんとおろして、 ほんの少しの寂しさを、抱いたと思ったけれど>>+54。 差し出されば、一瞬、たじろいだ。 ]
あ、えっと、…えーっと。 ……その、懐かしい、ね。
[ 手が差し出されたこと自体は、嫌じゃなくて。 むしろ、きっと嬉しいんだけど。 …いざ自分が触れるとなると、照れくさい、様な。 懐かしいって言っても、 差し伸べたあの時はまだ小学生、だったわけだし。
数分迷った挙句、寂しいなって。 その気持ちに素直に従うことにして、 自分よりずっと大きな手に、そっと触れた* ]
(+57) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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秋野くんが言うみたいに、“ホスト”は嫌なこと、思い出したくないかもしれないけれど。
みんなと一緒なら心強いんじゃないかな、って。
[もちろん、恵冬自身がホストだったとしても。 言葉を足して、教室のみんなへ順に視線を向けた]
(145) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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[ 夜風が、冷たい。 髪を揺らしながら、言葉>>+55>>+56を聞いて、 うーん、って、唸りながら反芻して。 ]
それってさ。 こっちの世界より、あっちで、生きたかったのかな。 ……わたしは、わたしの精神世界、ってやつさ。 見られたくないから…うまく共感、できないけど。 [ 踏み込むなよって、そう防御した彼を思い浮かべる。 不思議な、いつも通りで無い学校。そして"ホスト"。 精神的に不安定な人が、誰かを引き込む。 そして、同じタイミングで自殺を図ったという、秋野。
ここまでそろうと、 どうしても繋がってしまうもので。 ]
(+58) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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[ 図書室の本棚の陰とか、扉を閉めた自室とか。 逃げ出したくなる場所は、きっと誰にでもある。 その逃げ場所が、もしかしたら。 あの世界を作って自分たちを招いたホストにとって、 "学校の文化祭"だったのかも、しれない。 ]
………とーるくんは? とーるくんは、…こっちより、さ。 ああいう世界にずっといたいって、思ったこと、ある?
[ そう思ってしまった故だろうか。 疑問が、ぽんと沸いて。 横の幼馴染を、不安げに見上げた。 ]
(+59) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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/* おおう、次の発言に詰まってたら、水瀬ぐっじょぶ
(-91) 2015/06/27(Sat) 22時頃
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[誰がホストか分かったところで、>>139秋野の言う通りではあるのだが。 ホストにとって、原因など思い出したくないことなのかもしれない。 それは、俺にとっても。]
……そうだな。
[ゆっくりと頷く。 そして一呼吸置いて、切り出す。]
もし俺がホストなら――秋野の言うとおり。 思い出したくないことが、間違いなく、ある。
俺には昔の記憶が無い。だからこそ、こうして打ち明けられるが。 ……昔のことを思い出すのが怖い。
[俺が記憶喪失である事実。ここにいる全員は知っていただろうか。
たぶん、俺の境遇は――他の奴らとはまた違う。 思い出したくなくて記憶に蓋をしているのではなく、そもそもどう頑張っても思い出せないのだから。]
(146) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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[>>144だから、水瀬の提案には頷く。反対する理由は俺には無い。 そして、付け足すように。]
俺は……、卒業したら、記憶を取り戻すための手術を受けに行く。 ずっと目を逸らしてきた記憶と向き合う。
俺がホストなら、4階で何が待ち受けていようと――それが少し早くなっただけだ。
全てを思い出したら、耐えられないかもしれない。 だが、お前らとなら……きっと、大丈夫。
[>>145水瀬の言葉がありがたかった。俺もそう考えることができたから。*]
(147) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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/* かっ……けぇ……
(-92) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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/* 冷たい校舎村1と1.5は、校舎のどこかにみんなで行って、そこでホストの過去の記憶が流れる
冷たい校舎村2は、ホストがじわじわと自覚していく
今回は1と1.5のほうに近くなるかな、この流れだと? 秋野はどう持っていきたいんだろうと様子を伺いつつ。
(-93) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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/* 残留END考えてるならそれはそれで、だけども
踏み込むこと自体が禁忌っぽそうだしなあ……。
(-94) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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[秋野の想像を裏付けるように、健五郎が発言する。>>141 ホストに繋がっている、と言われても、秋野に思いつくのは那由多にも言った通り、文化祭を楽しみたいんじゃないかという、そのぐらいの意見だった。>>2:247 でも、だからこそ、恵冬の発言は魅力的なものに思えて、頷く。>>144]
俺も、見たのは見たけど、入ってないや。 行ってみようよ。 ……ここだと、脅かし役やってた人とかいないけど、どーなってんだろ?
[なんせ、あの文化祭の日、脅かし役に扮していたのは自分たちなのだ。 まさかとは思うけど、自分たちがお化けに扮して現れたら、それはそれで怖いなと思う。 そんなことを考えていたら、健五郎が口を開く。>>146]
(148) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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[思わず、目を見開いた。 彼は、自分の記憶の欠如についてあまり大っぴらに言うことはなかったはずだ。 秋野はたまたま知っていたけれど、この場には、それを知らない者もいるだろうか。]
……そっかぁ。 健五郎は、すごいねぇ。
[1年の初夏。>>1:137 彼をしきりに"すごい"という男子生徒を、よく分からないと思ったけれど、今は素直にそう思う。 先ほど、前を行ってくれた大きな背中も、「きっと大丈夫」という今も。 そういう全てを含めて、そう思った。*]
(149) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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[懐かしいね、と。ひなこのその言葉に>>+57、小学校の頃の記憶を思い出す。 あのときは、ひなこが差し出していた、という違いはあるけれど。]
そんなこともあったなあ。
[あの頃は色々不安定で、その時からひなこには救われていた。 思いがけず甘えっぱなしの半生に、自然と眉間に皺が寄る。ちょっとかっこ悪すぎやしませんかね、俺。
幼馴染とはいえ女の子の前では、男の子はいつまでたってもカッコつけたい生き物だ。
特別照れ臭い感情もなく、ひなこが手を取るまで、ずっと伸ばし続けていた。]
(+60) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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そう、かもな。 あそこには、多分。望まない限りは、敵は居ないから。
[ポツポツと、頭のなかで考えながらこぼすように答える。 色とりどりのライトにポスター。甘い菓子とお茶の香り。あれは、文化祭を嫌う人には作り出せない風景だ。 そして、後半の呟きには首をひねる。]
俺は……見られたくないとか見られたいとか。 それはわからない。思ったこと無い。 けど、心境を見せてもいいと思えるほどに切羽詰ってたんじゃないかって。 そう、思うかな。
[いつも織部が構っていた秋野を思い出す。 笑顔が印象深い彼が、自殺を計画するまでに追い詰められていたのなら。 もしかしたら、彼がホストなんじゃないかって。
確信はできないか、と首を振った。]
(+61) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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いや、ない。 弟とか妹とか居ない時点で、無理。
[真顔で言い切って、少し表情を緩める。]
逃げたい、って思うことはあったけれど。 でも、立ち止まってるほうがずっと不安なんだ。俺は、な。 だから、思わないよ。
[疲れていても部屋を飛び出したように。 自分がずっと立ち止まり続けることを、自分自身が許さない。
体調を見極めることが重要とは気付いたが、この性質はきっと一生治らない。 だから、あそこにとどまることは、きっとありえない。 それが結論だった。]
(+62) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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/* 立てるフラグを一瞬で寺田が打ち壊していく
寺田が恋愛できるかどうか不安になってきたってか、寺田恋愛できないんじゃないの?
(-95) 2015/06/27(Sat) 22時半頃
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/* 秋野が更新後に連投するなら少し様子を見よう 俺もするところだった(
(-96) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[帆北が静かに語るのは、彼の失くした記憶の話>>146>>147
恵冬は、彼が記憶喪失だとは知っていた。 でも、それに伴う彼の葛藤を知ったのは、推し量ろうと思ったのは、これがはじめてだ。
健五郎はすごいねぇ、という秋野の言葉>>149に頷く]
……私も、帆北くんはすごいなと思う。
[決意を固めて、それをはっきりと口に出す。 それは考えているよりずっと難しくて、勇気のいる行為だ。
声に出してしまえば、それに対する責任が伴うから。
それができる彼をとても強い人だと思うし、羨ましくも、ある]
(150) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[いつもなら、きっとそこで終わっていただろう。
羨ましいな、あんな風になれたらいいな。
そんなやんわりとした言葉で自分を慰めて、そうしてそれで満足するのだ。 でも、今は。この場所では。
“ホスト”だったとしても、そうじゃなかったとしても、きっと恵冬も結論を出さなければならない。
文字が綴る物語の世界から、顔を上げなくては*]
(151) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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/* けいちゃん……!(ぶわ
(-97) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[ 返答を飲み込もうと、緩く頷く。 …切羽詰まって、いたのだろうか。 もしかしたら、あの拒絶の内側に、 抱えきれない何かを抱えていたのだろうか。 敵のいない世界を、自分の望む世界を作って、 誰かを招くほどに。
もう自分はあの世界にはいないから。 彼の内面を知ることは、出来ないのだけど。 ]
(+63) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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/* ハルのおかげだなあ、ひとえに。
あのやり取りがなければ前を向くのはあまりに不自然だったもので。 主人公属性ではないから、今の健五郎。
(-98) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[ そして続く、きっぱりとした言葉に。 自分の意思を語って、緩まった表情に。 今までずっと立ち続けている彼を、 そしてこれからもそうするだろう彼を、見た気がした。 ―――抱え込んでほしくないな、って。 そう考えるのは、もう、自分のためじゃない、きっと。 だからその為に、 視線を合わせたまま、再び言葉を紡ぐ。 ]
(+64) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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まぁ、確かにな。
[ホストが分からなければ、どうしようもない。>>137神楽の言も最もだ。 けれど、それを無理に思い出させたり、問い詰めるような真似をするのも如何なものかと思ってしまう訳で。
さて、どうしたものか。 思考しようとした頭に、呟き>>139が届く。]
(152) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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/* なんか、もう、既に泣きそう
(-99) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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あのね、…とーるくん。 無理しちゃったなーって時とか。 きっついなー、って思った時とかは。 …だいじょーぶって、もう強引には、言わないよ。
でもね、だから、今度はわたしが、 さっきしてもらったみたいに、……みたいに、
[ 要はわたしに任せろ、とか。 一人で抱え込まないで頼って良いよ、ってことを、 言いたかったんだけど。 思ったままに口にしたところで、はたと止まる。 さっき、泣いていたわたしがしてもらったことって、 …ええと。その。 ]
(+65) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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でもさ、悩みとかそういうの、分かんなかったらどうしようもねーよ。 エスパーじゃあるまいし、誰がどう悩んでるとか察せる訳ねーじゃん。
[人に言う言葉がいちいち自分にも刺さるけれど、それはまぁさて置き。 そう返して、菓子を摘む手に視線をやった。
あぁ、そう言えば、昨日の朝、おにぎりを渡し損ねていたなぁ、なんて、どうでもいいことが頭をよぎる。 流石に、一昼夜過ぎたおにぎりを人に渡すほど非常識でもない。後でこっそり食おう、と心に決めたのは口には出すことなく。]
(153) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[帆北の独白>>146>>147には、口を挟む事無く耳を傾けて。]
……つえーなぁ。
[ほぅ、と息を吐いた。 お世辞でも何でもなく、最初に抱いた感想がそれだった。 知られたくないことや、恐怖を他人に打ち明けるだけでも勇気がいる。それに加えて、大丈夫だ、と、他人を信頼出来る強さは、素直にすごいと思えた。
そんな彼や、それから水瀬>>145の言葉に、少なくとも自分は安堵を覚えて。]
お化け屋敷、なぁ。 手がかりが出てくりゃいいけれど。
[あぁ、でも、幽霊は出て欲しくない、なんて軽口を言うほどには、心に余裕があった。*]
(154) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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……………ちいさいけど、頑張り、ます。
[ また思い出して、ひとりで勝手に慌てた。 取り繕いたくて、頑張るって言ったけれど、 もしかしたらそういうことじゃないかもしれない。
これじゃあおかしな人だよ、って。 またひとりで勝手に沈んで、 合わせていた目線は迷って、地面にいって。 取り繕う言葉は、萎んでいった。 ]
(+66) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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/* くれよ!!!!!握り飯!!!!びえええ
(-100) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[恵冬の提案に、ほかのみんなはどんな返事をくれただろうか。 話がまとまった頃には、窓の外を満たす深い闇が微かに和らぎ、朝の訪れを暗示させていた]
……いつまでもお話していたいけれど、そういうわけにはいかないものね。
そろそろ、きちんと眠らなくちゃ。
[色々な事が重なっていたから、疲れは溜まっている。 意識すれば、みんな一緒にいるという安堵も伴って、頭の奥がじんわりと重たくなってきた]
……ななちゃん、向こうで一緒に眠ろう?
[教室の隅を指差して、友人をそう誘う。 毛布も枕もないけれど、壁にもたれて寄り添えば、きっと寒さは感じないだろう。 たった6人になってしまったという心細さも]
(155) 2015/06/27(Sat) 23時頃
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[校舎からいなくなってしまったみんなは、今どこで何を思っているのだろうか。 眠ろうと目を閉じて考えるのは、そんなこと。
また全員が揃って、笑い合える日が訪れるといいなと、夢に沈む間際にそう思った*]
(156) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* あっ結構徹夜気味っぽい! 秋野昼に空き教室でぐーすか寝てたからいいけど、他の人大丈夫かしらってなるよね。 でも1村での「こいつ食べてないし寝てないけど大丈夫か?」問題はこの村ではクリアしたな、満足。
(-101) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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そうだな…思い出したくないかもしれないし…思い出したとしても、他の奴らには話したくないかもしれない。その原因にもよるだろうけど。
[秋野の言葉>>139を聞きつつ、ぼそりと呟く。 少なくとも俺は一から十まで話したいとは思わない。 もし自分がホストなら、原因は間違いなく両親とのことが原因だろう。だが、父にされていることは絶対他の人には話したくない。]
(157) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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っ、わ……誰からだろう?
[病院への走っている最中、不意にカーディガンに 仕舞った携帯から音が響く。 閑静な住宅街には思った以上に音が大きく響き、 慌てて取り出して確認した。]
ひなこちゃん。
[差出人はクラスメートの彼女で、 同じく病院に向かう旨のメール>>+46。 それに簡単に返信して、道を急いだ。**]
(+67) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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To:ひなこちゃん
うん。ひなこちゃんも、 夜道は暗いから気を付けてね。
From:藤堂芽耶
(-102) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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うん、いいんじゃね?4階行くの。他にいい手段思いつかねえし、ちょっと入ってみたかったし。 俺も見たけど入ってはいないんだよなあ。
[水瀬の提案>>144には同意を示した。帆北>>142の言う通り、この世界は"ホスト"の心を反映しているんだとしたら、それは有効な手段だろう。 もしかしたら、文化祭で作ったお化け屋敷と違う点があって、それが"ホスト"への手がかりになるかもしれないし。]
…そっか。なんか、嬉しいな、そう言われんの。
[帆北の言葉>>146>>147を聞いて、最初に出てきたのは、そんな言葉だった。 「お前らとなら大丈夫」と、そう言ってもらえたのが、信頼されてる証のように感じて嬉しかったのだ。 それと同時に、秋野や水瀬の言うように、抱えている悩みや葛藤を言葉にして口に出せるのが、純粋にすごいとも思った。]
(158) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 落ちロルを打たなきゃいけないとはいえ、拾い方がすごく雑になってて申し訳ないなぁ……。
そして寒だるくてPCの前でプルプル。 もうじき7月なのに、どうしてこんなに寒いのかな……?
寒気がするので葛根湯先生の出番ですっ!
(-103) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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[しかし、秋野がホストだったとしてもどうすればこっちに呼び戻せるのだろうか。 また、秋野は呼び戻されることを良しとするのだろうか。
答えは秋野しか持っていない。
秋野へのアプローチに悩む耳に、ひなこの声>>+65が滑りこむ。]
(+68) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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ああ、今回でちょっと懲りた。 無理はしないようにするよ。
[照れくさそうに、少し気まずげに首の後ろに手をやる。 今回ああなったのは、多分何年間か分の疲労が爆発した結果で。ということはこまめに発散すればもうああなることもないだろう。
そして、続く言葉>>+66には吹き出した。]
潰さないように、気をつけます。
[カラカラと笑って、そして少しだけ繋いだ手に力を込めた。]
……ありがと。
(+69) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/27(Sat) 23時半頃
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[ぽつりぽつりと会話を交わしてゆく。 ある程度話に収束が見えてきた頃合いだろうか。 恵冬が、そろそろ眠ろうと提案する。>>155 秋野は昼間に空き教室でうたた寝していたからまだいいものの、周りを見回せば、眠たげな目をした者もいただろうか。>>4:0]
そーだね、寝ようよ。 そんじゃ、明日はお化け屋敷探索ね。
[昨日も使った寝袋を手繰り寄せながら、明日の予定を確認するように、口にする。 マネキンになった者が現実世界に帰っているのかもしれないという仮定がある以上、それが良いことなのかはわからないけれど、明日もこの6人が揃っていればいい。 誰かが減って、最後にはひとり残されてしまうのではないかと思ってしまえば、微かに不安が過るような気がする。 振り払うように、秋野は、明るく「おやすみ」と、声を上げた*]
(159) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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だな、もう遅いし、そろそろ寝るか…
[水瀬の言葉>>155を聞いて教室の時計に目を向ければ、もう随分と遅い時間になっていた。 明日のこともあるし、早めに寝るに越したことはないだろう。
寝るという話がまとまれば、適当な場所に寝袋を運び、その中に入る。 「おやすみー」と軽く声をかけつつ、目を閉じた。 その日は、一日目のように悪夢を見ることもなく、穏やかに眠りについただろう。]
(160) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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……いいや。
[凄い、とか、そういう言葉が聞こえてきて、頭がチクリと痛んだ。 俺は過去を覚えていないだけ、傷が無いだけであって、凄くなどない。 むしろ傷を負うのはこれからなのだ。
大切な人を死なせた男の、何が凄いものか。 なあ、“健五郎”?]
眠くなってきた……な。 休むのも大切だ。
[ぽつりぽつりと話をして、大きな異論が無ければ、話はまとまっただろうか。 大きな欠伸をひとつする。他に何もなければそのまま寝袋を借りて教室の隅、>>155女子とは反対方向へ。
朝のチャイムで誰かがいなくなるのは、避けられるのだろうか。 一抹の不安も、眠気が少しずつ覆い潰していっただろう。*]
(161) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 落ちロル始まるで…!(そわあ
(-104) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 健五郎さんはいちいちさりげない仕草がほんっと女性に優しい 秋野絶対寝る場所とか気にせずど真ん中で寝てそう
(-105) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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/* 結局はあれだな。 女子に囲まれて落ち着かない健五郎は描写できなかったな(
1対1だと普通に話せるけど、1対2だと話せなくなります
(-106) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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うん。さんせー。 なにか、見つかるといいなあ。
[意識しなくても、気楽な言葉が、ちゃんと言える。 恵冬に誘われれば、すくりと立ち上がって、笑む。
ただ、眠る前にひとつだけ口にしたのは、]
あたし、帆北にもらったお兄さんのサイン、 まだ、部屋に飾ってるよ。
[記憶が戻るのならば、思い出話に花でも咲かせようか。 三年間、長いこと、言えなかったけれど、 今なら、言える。言っておこう、と思った。 ただ、それだけ。
おやすみ、と呟くように、目をとじる。*]
(162) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――朝・教室――
[ふいに目が覚めたのは、差し込む朝日が眩しかったからだろうか。 まるで眠りからふつりと切り離されたような、そんな目覚めだった。
絡み付くような眠気は微塵も残らず、かといって充分に眠れたあとの爽快感が伴うわけでもない。 どうして意識が覚醒したのだろうと、そう深夜に不思議がる感覚が一番近い]
……窓の外、あかるい。
[ぽつりとそう呟いて、朝日に照らされる校庭をぼんやりと眺めた。 いつもなら、きっと登校する学生でにぎわっているのだろう風景]
(163) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[そういえば今は何時だろうと、時計の方へ視線を運ぶ。 何の気はない、無意識の動作の後で、後悔したのは刻まれた時間が目に入ったからだった。
8時49分。 チャイムが鳴る、その直前。
時計を凝視したまま、恵冬は凍りついたように硬直した。 心臓が早鐘を打ち、緊張がのどを詰まらせる。
声を出す事すら忘れて、ただ竦みあがる事しかできない]
(164) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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―翌朝―
「――…桂一…」
………。
[小さな声で誰かが自分を呼ぶ声が聞こえて、目を覚ます。寝起きはどちらかというと悪い方だから、普段はこんな小さな声で目を覚ますことはないのだが。
寝ぼけているかのような、どこか虚ろな目で教室の扉の方へと視線を向けた。 寝袋を抜け出すと、操られているかのようなふらふらとした足取りで教室を出て、上階へと向かう。 チャイム鳴る時は必ず集まる、なんて約束は、この時の頭に無かった。
目的地に向かうまでの間も、ずっと"誰か"の声は聞こえ続けている。いや、誰か、じゃない。何度も何度も聞いた、聞き慣れたこの声は――]
(165) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[みんなは、となんとか時計から視線を引きはがし、教室を見回した。
誰も、いない。 昨晩は確かに全員揃っていたはずなのに、そんな痕跡はどこにもない。
もしかしたら、もうみんなマネキンになってしまったのだろうか。 恵冬こそがこの世界の“ホスト”で、最後にただ一人、この世界に取り残されたのか。
そんな懸念は、泣きそうになって時計を見上げた瞬間に霧散する]
(166) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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……びょうしん、が。
[止まっている。 一秒一秒、時を刻むはずの細い針は、ボンドで貼りつけにされたようにぴくりとも動かない。
その事に気付いた瞬間、身体を縛り上げていた恐怖が消えた。 理解が、染み渡る]
私、行かなくちゃいけないのね。
[誰にともなく呟いて、胸の前で指を組み合わせた。 決意を揺らがせずに済むように、かたくかたく、ぎゅっと。
そうして、立ち上がって静かに歩き始める*]
(167) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――図書室――
[早朝の図書室は、カーテンの合間から漏れ出る淡い朝陽のせいか、静謐な気配が漂っていた。 白く柔らかに霞む視界は、どこか夢の世界を思わせる。
なじみ深いはずの風景が、少しだけ遠い場所の景色のように思えた。 踏み入る自分が、聖域を侵す涜神者のようにも感じられそうだ。
それでも、怖気づいて引き返そうという気持ちは起こらない。 辺りを眺めながら、ゆっくりとした足取りで奥の本棚の方へと進んだ。
8時49分で時を止めた時計。 夜の内に、恵冬ひとりを残して姿を消した級友達。
揃った条件を見て、そして知る。 次にこの世界から消えなければならないのは、恵冬自身なのだと]
(168) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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|
[そう思ったら、止まった時を動かせる場所はここしか思いつかなかった。
いつもいつも、直視したくない現実にぶつかった時、恵冬が逃げ出してくる場所。 沢山の本に溢れた、物語の坩堝のような安息の地。
本棚の合間を縫って歩き、一番奥の棚の前に立った。
逃げ出す場所が本の世界なら、向きあわなければならない現実はここにある。 踵を鳴らして身を翻し、図書室の奥から廊下の方を挑むように見据える]
(169) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[異変は、はじめ本の背表紙に落ちた赤い点として現れた。 右手前の本棚の、恵冬の目線の高さにある一冊。 その背表紙に、ぽたりと、血が滴るように赤がにじむ。
滴るそれは、すぐさま点から線になり、文字の羅列を生み出しはじめた]
『けいとはいつも、ひまさえあればほんばかりよんでいました』 『ほんのせかいはとてもやさしく、けっしてけいとをきょぜつしません』 『こわいことも、かなしいこともありません。にげばとしては、これいじょうないくらいにさいてきだったのです』
[物語のように綴られる、赤黒く不気味な血文字。 ダイイングメッセージにも似たそれは、背表紙から背表紙を這い、床を伝い、そうかと思えば反対側の本棚に突然現れる。 一度書いた文字に被ることなどお構いなしに、好き勝手に空いた隙間を埋める]
(170) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[怖い、と、目の前で繰り広げられる異変に胸の前でぎゅっと手を握りしめた。 足が竦み、マネキンたちの様子がなんども頭の中をぐるぐる廻る。
血の海に沈む風子のマネキン。 喉を裂かれ、胸元まで血に染めたひなこのマネキン。
彼女たちも、こうして脅えていたのだろうか。 恐怖に打ち震えながら、こんな現象に向き合ったのだろうか。
恵冬が身を竦ませている間にも、血文字は空いたスペースを塗りつぶすように増殖していく]
『こわい』『いやだ』『どうかゆるして』『きえてしまいたい』
[いつしか言葉は文章としての意味を成さず、読み取りがたい断片ばかりに変わり果てていた。
それでも、わかる。 これは恵冬の本心なのだと]
(171) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[極限まで高まった緊張の中、目の前を過るのはいつもの家族の光景。
小さな諍いは日常茶飯事で、その火の粉が恵冬にまで降りかかることは珍しくなかった。 怒鳴り合いや、祖母と言い争った後の母の悔し泣きを目にして、何も言えずに立ち竦む事もある。
もう離婚しようという諦観に満ちた父の声を、部屋の扉越しに何度も聞いた。 世間体が悪いと反発する母の声に耳を塞いで、逃げ出すように本を開く。
恵冬は、いつもあの家で、幽霊のように忘れられた存在になりたいと願い続けていた。 そうして、そうしながら、かろうじて保っていた家族の繋がりが断ち切れることに、ずっとずっと脅えていた]
(172) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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―3階・コンピューター室―
…ああ、やっぱ、アンタか。
[一クラス分のコンピュータが並ぶ、特別教室の一室。 その後ろの扉から入って室内を見渡せば、黒板代わりのホワイトボードの前に、一人の男性の姿を見つけて、僅かに口角を上げる。 部屋に入るまではどこか頭がぼんやりとしていたが、今ははっきりと意識があるどころか、妙に冷静だった。 俺にも"お迎え"が来たのか、なんて思える程度には。
男性――父親はこちらを見てふっと笑うと、口を開いた。 その右手には、銀色に輝くナイフが握られている。]
(173) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[ごくりと息を呑んで、重たい一歩を踏み出す。 縦横無尽に駆け巡る血文字の中へ、慎重に足を踏み入れた]
そうよ、私怖かった。 辛い思いをしないで済むなら、いっそ消えてしまいたいと何度も思った。
[鼻を突く濃密な鉄錆のにおい。 ぴしゃ、と薄く張った水たまりを蹴ったみたいな足音]
(174) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[いつしか、血文字で赤く染まった床の真ん中に、一冊の本が転がっている。 文化祭の準備の時、秋野へと差し出したひとりぼっちの幽霊の絵本。
濡れた足音を引き連れて、その傍らへと歩み寄った。 不思議と、血に汚れた形跡のないその絵本を、取り上げる]
……でも、どんなに逃げ続けても、現実はなにも変わってくれないの。
[ひとりぼっちのさみしい幽霊は、勇気を出して未来を切り開いた。
それなら、恵冬も勇気を出して踏み出せるだろうか。 望むものが得られないとしても、きちんと現実と向き合って、晴れ晴れと笑える日がくるのだろうか]
(175) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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私、行かなきゃ。
私が向きあわなきゃいけない世界は、本の中でもここでもないもの。
[絵本をぎゅっと抱きしめて、目を閉じた。
みんなを残していく事に、罪悪感は募るけれど。 校舎の外で、何もできないと決まったわけでもない。
眠りに落ちる時みたいにくらりと、意識が遠くなる。 深く暗い闇の中に、墜落していく。
――意識が完全に溶ける間際、闇の底に仄かな光が見えた、ような気がした]
(176) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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「…おいで、桂一。」
…わざわざこんなトコまで、ご苦労なことだな。
[呼びかけには頷かないものの、父親の方へと向けてゆっくりと歩みを進める。 父の持っているナイフにちらりと視線を向けた。ああ、あれに刺されて終わり、か。 それはそれは、全くもって俺らしいエンディングだ。 マネキンは血を流した無残な姿で現れるだろうし、アイツらが見つけないでいてくれるといいんだけど。 諦観したような気持ちで歩き、教室の真ん中へと来た辺りで――]
「…桂一…!」
[――さっき入ってきた後ろの扉の辺りから、父とは別の声が聞こえて、足を止める。]
(177) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[時計の針が動き、8時50分を刻む。
鳴り響くチャイムの中、差し込む朝日に照らされて横たわるのは一体のマネキン。 本棚の森から抜け出して、その先で力尽きたみたいに。
側に近寄れば、マネキンが一冊の絵本を抱えていることが知れるだろう。 ひとりぼっちの幽霊の、優しく幸福な物語。
その最後のページの空白に、追加されたのは短い文章]
(178) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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…おいおい、アンタまで来たのかよ。
[そこには、悲痛そうな表情で立っている母親の姿があった。離婚して最後に別れた時と、全く同じ姿で。 その隣には、母よりも背の高い、黒い靄でできた人影も見える。なんだアレ。 ああ、あの人の再婚相手か。コレ、俺が作った幻みたいなものなんだろうし、会ったことないんだから靄の姿なのも頷ける。]
「桂一、こっちに…!私たちと一緒に、いきましょう…?」
[そう言って、手を伸ばす母に向けて苦笑する。 ここで母の手を取って、家族となって幸せに暮らしました、で、ハッピーエンド? ――そんなの、信じられるか。笑わせるな。 此処は、ゲームの世界じゃないんだから。正しいルートにいったって、ハッピーエンドとは限らない。]
(179) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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“またみんなで、楽しい事をたくさん計画しようね”
(180) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[ホント、嫌になるよなあ。ここで選ばせる気かよ。 息子を息子とも思わない父親に縛られて生きるのは、嫌だ。 だからといって、一度息子を捨てて今更家族になろうとか言ってくる母親も、簡単には信じられない。 でも、現実ではどちらかを選ばなきゃいけない。あの世界は、ひとりで生きていけるほど甘くはない。]
…あ、ここ、現実じゃないじゃん。
[それなら、他にも選択肢があるじゃないか。 口角を上げて、父からも母からも視線を外し、窓際へと近づいた。 そこでくるりと反転し、後ろ手で器用に窓の鍵を開けつつ、何をしてるのかとどこか戸惑った様子の二人を見据える。]
(181) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[文化祭が終わり、この先に待ち受けているのが重暗い受験だったとしても。
楽しい日々を作り出すことは、きっと不可能ではないから*]
(182) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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/* 中の人マジ泣きをお知らせします
(-107) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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――どっちも願い下げだよ、ばーか!
[至極楽しそうに笑って、窓をがらりと開ける。 軽やかに窓枠に座って父と母を眺めれば、驚愕したような表情を浮かべていた。ざまあみろ。]
サヨウナラ、お二人さん。またあちらで会いましょう?
[くすくすと笑って――後ろに、重心を傾けた。 そうすれば当然、重力に従って、身体は窓の外、地面に向かって勢いよく落ちていく。]
(183) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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/* ああああああああああああああけいいちくんかっこいいいいいいい
(-108) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[――これが、神楽桂一の選んだ、この世界でのエンディング。 ハッピーエンドでも、バッドエンドでもなく。 見方によってはただの"逃げ"であろう、終わり方。 それでも、俺はこの選択に、この世界に、この終焉に、満足していた。]
…先に行ってるから、お前らも、ちゃんと――
[満足いく結末を選んで、帰ってこい。]
(184) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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[チャイムが鳴る頃。
3階にあるコンピューター室の窓が、一つだけ開いている。
そこから窓の外、地面を覗き込めば、そこには男子生徒の制服を着たマネキンがあるだろう。 その姿は、どことなく神楽桂一の姿を彷彿とさせるはずだ。
上から落ちた衝撃のせいか、マネキンの身体は所々砕け、各所から血が溢れてきている。 が、そのマネキンは、どこか満足した表情を浮かべていることだろう。 遠い地面に落ちているマネキンの表情を上から確認できるかどうかは、定かではないが――**]
(185) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/28(Sun) 00時頃
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