154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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人
狼
墓
少
霊
全
明之進は投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
ススムは落胤 明之進に投票した。
チアキは落胤 明之進に投票した。
明之進は截拳道 カイルに投票した。(ランダム投票)
カイルは落胤 明之進に投票した。
セシルは落胤 明之進に投票した。
ガーディは落胤 明之進に投票した。
黍炉は落胤 明之進に投票した。
明之進は村人の手により処刑された。
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チアキ! 今日がお前の命日だ!
2015/04/06(Mon) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
チアキが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ススム、カイル、セシル、ガーディ、黍炉の5名。
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―間の世界―
[ゆらりゆらり。 ねえ、見てごらんよ、そこだよ。 そこ。
波打つみたいに揺れる窓ガラスには何が映っているのかな? 教室の窓には何が映っているのかな?
見てご覧よ、あの赤い海。 二人仲良く本当にキレイだよね。
キレイだね キレイだね]
(0) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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[それだってすぐに消えてしまうけどね。
まるで夜の海の波が押し寄せるように ――攫って。
ほら、もう何もない。
だから言ったでしょ? 嘘なんてつかないって。
期待してるんだ。 だから頑張ってよ。 もっと僕を楽しませて、君達――]
(1) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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/* 大切なもの 「脚」 →「見てくれる誰か(武藤雪麿)」 →「見てくれる誰か」
かなぁ。 正直、今の僕(帝)には何もない気がしてる。
(-0) 2015/04/06(Mon) 00時頃
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/* 早瀬の動向が気になるんだよね。 どうしたのよしゅーくん。
(-1) 2015/04/06(Mon) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 00時半頃
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―201X年3月24日・AM0:00―
[真っ暗な空の下、枝を伸ばして広がる樹冠を見下ろしたんだ。 いつも窓の遠く、眺めていた花を見下ろしたんだ。
巡る季節の中で何度も散っては咲いた花だったね。 変わらないと、そう思っていた花だったよ。
――そして花の中、また二人やってきたよ]
(*0) 2015/04/06(Mon) 00時半頃
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ねえ、思ってたでしょ。 変わっても、壊れても、失くしても ――君の中にある『それ』が無くなる事なんてないって。 おかしいね、笑っちゃうよね。 本当に? 本当にそう思ってたの?
[散っては咲く桜。 最後の桜。
ふわり 地面へと降り立った足を進めて
僕はその無骨な幹に触れるんだ。 恋する誰かの肌を辿るように撫でるんだ。
ふわりふわり、花びらが散っていく。 さよなら、ばいばい、……また明日――]
(*1) 2015/04/06(Mon) 00時半頃
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/* 本当は声を失いたかった つまり静止画がある状態 感情はあるんだ 何を言っているかわからない 言葉は残るといっていた自分に対しての皮肉と 自分の名前を呼んで欲しい
そういうつもりで練ってたから
一応prから伏線張ってるPCなだけに 若干折り曲げることを強要するのは拘束強いなって印象です
(-2) 2015/04/06(Mon) 00時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 01時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
………螢君は、可愛いよ? ……どうして、かなぁ。 …切っ掛けも、よく思い出せないんだ。 でも、好きだよ。
[可愛いと思ったのは、何処でだった? ついこの間まで、ただの友人だった彼に、その「好き」を抱いたのは、いつだったのか。
前髪をくしゃりと掻き上げ、光が差し込む視界に瞳を細めた。 好き、はっきりしているのはその思いだけ。 …それじゃ駄目かなと、困った仕草。
そんな自分に触れる手に、瞳を瞠る。 幸せそうに笑んで、瞳を伏せた]
(+0) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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[扉の向こう、漏れ出る音、…声。 ………あの声が、聞きたい。
差し出された両腕に縋り付くように その身体へと両腕を回して
抱き締めた。
髪に鼻先擦り寄せて、唇に触れた耳朶をやんわりと挟み込んだ。 ひやりとした柔らかさが、濡れた熱い舌先に伝わった。 上着を乱して、晒された首筋に片手で触れる。 自分が傷付けた痕は何処にも無い。
少し、残念にも思えた。
肌を掌で撫でて、指先を這わせて、するすると降りて行くその手は胸元を弄る]
(+1) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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/* 参加者によってはwikiに書いてなかったのにこんな強要されるなんてって人もいるし PCPL共にやりたいことはあるだろうし 村建てさんも自分の描いてる舞台を作りたいし、そこで展開して欲しいってのもあるだろうけど ある程度の自由さがあった方が動きやすいかな
何を忘れるか 感情以外にも忘れるものはあると思う そこの自由を欲しいけど、あまり消極的な賛成だというならば最初から明記してて欲しい
そうじゃないと参加してから思うことある人はあるよ
(-3) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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/* とか生意気言う(ビクンビクン)
コンセプトもPCも好きなので参加した以上はオチがつくまでは仲良く遊べたら嬉しいなとは思っていますよ 何かご意見があられたらepで
(-4) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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/* ねえねえねえ ケイイチくん!!!
「うまくできてるよね、先生」
(-5) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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/* やばい(やばい) 昨日は帝くんと雪ちゃんにぬっころされたからやり返す(真顔)
(-6) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[気怠い身体をベッドに沈めてスマホの画面へと指を滑らせた。 なんとなく、だけれど――もしかすると誰かが戻ってきているんじゃないかと思って。
手繰る指先が、彼の名前を見つけて――止まった]
麻倉戻ってきたのか……。
[親しいといえる友人の名前が、昨夜は消えていたその名が 表示されていた。
慌てる指先は幾度も打ち間違いを繰り返したけれど。 今は唯一とも言える気易い人間に、早く繋がりたくて]
(+2) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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To:麻倉 件名:もしかして --------------------------- 帰ってきてる? 無事だったら連絡してよ。
[送信ボタンを押してからも、返信を待つ瞳はスマホの画面へと向かっていた]
(+3) 2015/04/06(Mon) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 01時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
……でも女とは違うだろ。 胸もないし、さ。
…………ふー…ん。
[切っ掛けの分からない好き>>+0なんて、と、思って、でも自分のそれだってそんなものだったと思い直した。
今、螢一を見る彼の瞳は嘘を吐いているようには思えなかったし。
抱き締める腕は心地よい。 両脇から差し入れた腕を背中へと回して、軽く叩く――また、よく出来ました、と。
――ふわりと、さっきは気付かなかったけれど、香る、香り。 終業式の日に、彼から漂ってきたそれ。
そんな事もあったなと、きっとこれからは特別に思うかもしれない彼の匂いを鼻腔へと吸い込んだ]
(+4) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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―――ごめんね。
[ その言葉を口にしたのは、どっちだっただろう。]
―――もしもかえれたら、今度は失くさない。
[ふわりと花弁が舞い上がる。 雪のように柔らかく、散り散りに地に落ちて。
色付いた花びらは血を吸ったように赤くて、なのに地面に吸い込まれる時には儚く消えてしまう。]
(+5) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[まるで犬のように擦り付ける仕草にこみ上げた笑いも、耳朶へと触れた感触に震えて、微かな吐息へと変わった。
体温よりも低いその箇所が彼の熱に染まるのもすぐの事。 暴く指先が着衣を乱すのに、また、息が零れた]
……蒼真、…んッ、……、
[薄い首筋の皮膚を辿る指は、何かを探しているようにも思えた。
両手は彼の上着を掴んで、せがんで、でも手慣れた仕草はなぜか気に食わなくて。 胸元を探るその手を邪魔するみたいに、強く引き寄せて首筋へと顔を埋め、毛を逆立てた猫めいた仕草で歯を立てた。
それも彼の指が胸の一点を捉えれば、終わってしまう戯れだったけれど]
(+6) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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“さよなら ばいばい”
(+7) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[お別れの声。 触れる指先に柔らかみを失せていても、最後の瞬間は確かに。
あれ?]*
(+8) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[ぶるるるる 鼓膜を叩く音>>+3に肩が跳ねる。]
――――――!
[一瞬で限界まで開いた瞳で注視する。 上を見て、左右を見て。]
は、……ぁ?
[親しみ切った風景にまろび出た声は自分でも驚く程間抜けなものだった。]
(+9) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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……………………。
[起き上がってもすぐには、何も言葉が出なかった。 いや、見つからなかった。
ぼんやりと頭の中に描き出されるのは、死んだ筈の成田満がいて、そこで彼の望むゲームを強要されたこと。
そこで自分がどんなことをして、 言葉を吐いて、世界を見て、選択したことは覚えてはいるけど。]
………なんで『武藤』なの?
[しっくり来なくて首を傾げた。]
(+10) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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―間の世界・1年4組教室― [鷹谷が去ってから。>>3:136 暫くは、早瀬はひとりでそこに座っていた。
ナイフを正面に持って自分の表情を映しながら、口元を歪ませるその姿を見たものは、たぶん、一人も居なかったはずで。
机から軽く跳んで教室の床へと着地すれば。 視界の端、ちょうど窓ガラスのあたりに映るもの。
新たな死体。その死体に寄り添うもう一人の姿。>>0 武藤と、麻倉。]
(2) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[だけど、左胸を覆う何かは、広がっては消えない。
どくどくと脈打つ心臓は、何かを伝えたがっているように喚いているのに。
その理由は、凝らしても考えても、予想すら浮かばないのに。]
夢……だったのかな〜〜。 リアル過ぎてビックリしたけど。
[あまりに突拍子な出来事を夢だと処理する。 それでも結論付けて落ち着けない自分に携帯を操作しつつも、眉を寄せる。
そういやと視線を日付に違和感を覚えて、あれ、二日間何処にいたっけ、と首を傾げて。
綴られた文章に、戸惑う。]
(+11) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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To:吾妻 件名:ねむい --------------------------- 夜になんだよ〜〜。 帰って来てるってこんな時間だから当たり前じゃん。
なんか成田君と遊ぶゲームしてた夢見てすんごい気分悪いけど元気。 どうしたの?
(+12) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[吾妻からこんな時間にメールっていうのも不思議だなぁと思いながらも送信。
そういえば、春休み入ってからはどう過ごしてたっけ。 何だかんだみんなで遊んでたような気がするけど酷く曖昧で。]
幼馴染のために命投げ捨てる夢とか………ホモかよ。
[吐き捨てた声は、低く、響いた。]
(+13) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[――ああ、もうダメだ。自分でわかる。なんで。]
……ふ…くく……ははっ………。
[―――なんで僕、笑ってるんだ。こんな楽しそうに。 ――なんにもおかしくないのに。 ――クラスメートが、クラスメートを殺してる光景なのに。
――どうして。
まるで噛み合わない相反する思考を抱きながら、誘われるようにナイフを手に持って。 意地も悪ければ気味も悪い壊れた笑みを浮かべたまま彼は教室を出て。 危険という概念が抜け落ちたかのように、ナイフを自然に持ち歩く彼の姿は。
少し、楽しげですらあった*] ― →廊下へ ―
(3) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 01時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[麻倉へとメールを送った後にアドレス帳を調べてはみたけれど、他のクラスメートの名前は見付からないままだった。
でも――戻ってきたのが彼で良かった。 最後に見た彼の様子はやはり心配だったし、何より『友人』だから。
蒼真はもう違う。 友人だった、けど。 降りたのは彼からだ。 大事だと思っていたのに――今は、別の『大事』になってしまった。
程なくして。 手にしたスマホが着信>>++12を伝えて震えた。
慌ててスライドさせた指の先、示された内容に螢一は眉を寄せた]
(+14) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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To:麻倉 件名:は? --------------------------- ちょっと、それ夢じゃないからな? ってか、俺は昨日あっちの世界から帰ってきたんだよ。 で、あっちにいる奴のアドレス、スマホから全部消えててさ。 早瀬とか加賀宮とか……。 でも、さっき見たら昨日はなかった麻倉のアドレスが復活してたんだよ。 だから戻ってきたのかなって。 向こうでなんか元気なかったから心配してたんだからな。 相変わらずっぽいから安心したけどさ。
……ところで麻倉、一人で戻ってきたの?
(+15) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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[指先が一旦止まって――迷った末に一文を書き足した。
どうやって、とは……聞けない。 怖くて。
気を取り直して送信ボタンを押し、顔の横へとスマホを置いて寝返りを打った]
(+16) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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/* 突拍子もない出来事だよ!!!! 深夜はダメだ(真顔) そしてエロルに挟まるポエム()
(-7) 2015/04/06(Mon) 01時半頃
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/* 墓下が賑やかになってちょっと胃痛が減ったぞ的な
(-8) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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―201X年3月24日・AM0時〜・自宅―
―――ごめん……。 ちーちゃん、かえろ、いっしょに…
――― 一緒、に……。
[視界を染める紅、自分の唇から漏れる吐息、耳に届く声。
その響きは誰もいない教室とは違う、反響のない。
は、っと。漏らした吐息を吸い込むように、紡ぐ呼吸。 同時に急速に覚醒する意識、見開いた双眸。 起き上がる、身体。]
(+17) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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……、あ、れ……。
[見慣れた自宅の、自分の部屋の風景。 成田の世界から戻って来れたことを自覚して、それでも。 真っ先に探したのは、一緒に居たはずの、麻倉の姿。
視線を彷徨わせながら、片手が無意識に首元へ伸びる。 記憶にありありと残る、切り裂かれた感覚、恐ろしい程の苦痛。 変な汗が背にじわりと浮いた。
―――麻倉は、戻って来れたのだろうか。
徐々に薄れる意識のことは覚えている。 最期に見た麻倉は、まだ怪我もなく生きていたはずで。 その前か後か、一緒に帰ろう、とは確かに言ったはずで。 その後どうしたか分からずに、焦燥感だけが募る。
片手が、枕元を、急く様に動いて。 普段と同じ位置に置いていたスマホを手繰り寄せ、画面を表示させた。]
(+18) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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To:麻倉 千旭 件名:元気? --------------------------- 麻倉、戻って来てる? 問題ないなら、返信いらない。
(+19) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[確かに感じていた首筋の痛みも、血の温もりも、胸の痛みも。 どれも今は残っていなくて。 だから、夢だったんじゃないかなんて疑いが抜けない。
夜遅くのメールに気後れのような、何処か後ろめたい気持ちを感じつつ、送ったメールの内容は短く、必要最低限に。 返信なんてしたくなければしなくていいと、あの世界が嘘でも本当でも、彼が無事に戻って来ていればそれでいいと。
「すきだった」って、麻倉の声を覚えている。 そんな妄想までしていた自分の記憶が恥ずかしくて、ナイナイと頭を振った。]
(+20) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[成田の世界に一緒に行ったのが本当だったとしても。 あのナイフを使い、命を落とす瞬間がたとえ一緒だったとしても。
「好き」だ、なんて、あまりにも唐突すぎて。
都合の良さに笑えてくる。
ちーちゃんは、麻倉は。 みんなに面倒見が良くて、みんなに明るくて、優しい。 俺だけの「ちーちゃん」じゃないって、自覚はしているつもりで。
だから、あの日、高校に入学したての頃。 麻倉が俺のことを、名字で呼んだときには、すんなりと受け入れた、つもり。 本当は少し寂しかったけれど、それが大人になることだと思っていたから。
同じ高校に進めただけで良いと、仄かな憧れだけを残して。]
(+21) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[ふ、と。スマホを支える左手の手首、経年を感じさせるような傷跡が目に入った。 ―――こんな傷、あったっけ……。訝しげに見つめる視線、次いで不思議そうに、首を傾ぐ。
「ちょっと!帰って来てるなら言いなさいよ!」
ノックもなく、怒鳴り声と共に開かれる部屋の扉。 メイクを落としてずいぶんとさっぱりした顔の姉が、騒がしく顔を覗かせた。
夜中にリビングへ降りる羽目になって、過保護な程心配した家族に長々と説教をされて。最終的に母親には泣かれて、抱き締められて、明日の店番を命じられて、やっと解放された。
ぐったりと疲れた身体は、さらにその度合いを増して、部屋に戻ったのは午前2時を回っていただろうか。]*
(+22) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[メールを送った後、気まぐれでアドレス帳を探った。 そこで違和感。あれ?]
……え、消したっけ?
[何人かの連絡先が消えていた。 寝ぼけてるんだろうか。 そんな時に再び振動する携帯>>+15
無意識のうちに唾液を嚥下させて覗き込み、綴られた内容に目を見開かせる。]
………うそ、だろ。
[夢をほんとうだと告げる声。 吾妻は悪ふざけに付き合ってくれるやつではあったけど、つまらない冗談はあんまり言ってこない。
だから自然と増す夢への信憑性に、 “アレ”がげんじつかもしれないという可能性に 口元を覆う。]
(+23) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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―――ぅ、え"…ッ……!
[こみ上がる胃液。 酸っぱい味が口いっぱいに広がりそうになって飲み込む。
辛さに喉奥がカッと灼けたけれども、生理的に滲む視界が、夢の内容と重なって、指が引き攣る。]
おれ、……は、
[思い出せ。 あの世界が夢じゃないなんて、そんな。なら、これこそ夢なのか。 でも、だって、これが現実なら俺は
頸動脈にナイフを突き立てて死んだ筈なのに。]
(+24) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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うそだ……こんなの、うそだ……っ、
[歯がガチガチとなる。
凶器の重み。生温かい赤い血液。
プツリと切れた薄い皮膚に盛り上がる肉体に、また、血の、においに。
右手の感覚に、指の隙間から、]
(+25) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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To:吾妻 件名:うそだ --------------------------- なんでお前そんなに冷静なんだよ。
アレが本当のことならお前、なんでここにいんの。
連絡先は、俺もなくなってた。
でも、武藤のはある。
どういうことだよ。なぁ、吾妻。 知ってることあったら、教えて欲しい。
(+26) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[いつもより時間をかけて打ち込んだ後、怯えた指先で送信する。
消えた連絡先。 あっち―――間の世界にいる、クラスメイト。
その中の一人を、どういった経緯を持ってか殺して、自分を追いかけるみたいに死んだことを覚えてる。
極限状態にいたとしても、幼馴染を手にかけるなんて、どうかしてる。
俺は頭がおかしいんだろうか。]
(+27) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[強張った指先を動かしていればふとアドレス帳の欄に、蒼真と、武藤の名前を見つけて、そのうちの一人にも文章を綴る。
浅い息は、無意識に下の項目には行かず、サ行で止まった。]
(+28) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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To:蒼真 件名:無題 --------------------------- 間の世界、覚えてる?
(+29) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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[端的に打ち込めば、終えて。 そのまま携帯を伏せる。
膝を抱えて、唇はただ、うそだ。拒むように震えて。]
お、男を、好きな訳が、……ない………ッ!
[滲む視界の中で、涙を流しながら抱きしめた温度。 耳元で小さくやがて消えてしまった心臓の音。
あの世界では、「ちーちゃん」と呼ばせて。 「雪ちゃん」と呼んで。
流石にやめようとお互いに距離を開けた筈なのに、だ。
昔のように接して、挙句告白なんかして、殺すなんてあり得ない。]
(+30) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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―――ッ!
[震える携帯>>+19 吾妻からか。蒼真からか。 不安に覚えながらも覗き込んで、その相手に、内容に、“必要最低限”しか含まれていないことに安堵を。
でも、内容は、同じ、で。]
知らない。…しらない。しらない。……なん、ッで、
[返信しなきゃ。 そう思っているのに、うまく文字が綴れなくて。]
(+31) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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To:武藤 雪麿 件名:Re:元気? --------------------------- 普通。 怖い夢でも、見た?
(+32) 2015/04/06(Mon) 02時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 02時半頃
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[事実確認だ。 そうだ、と言い聞かせながら送る。
どうか、どうか、否定してくれと右手で顔を隠そうとして。 滑った感触を思い出せばきもちわるくて。こわくて。くるしくて。いたくて。]
ひ………ッ、
[再度こみ上げる嘔吐感にタオルを口元にあてた。 何も傷跡のない右腕は、熱を帯びることなくただ、小さく震えていた。]
(+33) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
………? …確かに違うけど、何か問題あるの?
[広い背を叩く手に、柔らかく思考が溶けていく。 褒められている気がして、今度は頬を髪へと擦り付けた。
触れる胸元は自分のと同じく、…それよりも薄い。 弾力はあるけれど、柔らかな膨らみは無い。 それでも触れたいと思うのだから、良いよね?と、想いを舌先に乗せて柔肉に吸い付いた。
歯を立てて刺激しながら、探る舌は耳後ろへと伸びて舐め上げる]
[耳に届く戯れな吐息が擽ったいと、肩を小さく竦めた。
手慣れてるけれど何処かぎこちないのは、同性相手は初めてだから。 もそりと、指先を蠢かせて]
(+34) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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………探し難いね。 ……ッ、…。
[肌の上で指が跳ねた。 首筋の痛み、噛まれたのだと気付いたのは、暫く後。 …慣れない妙な痛みに、苦笑が溢れる。
小動物めいた仕草も、可愛らしいと思えて、笑みから直ぐに苦さが消えた。
指腹を押し付けるように、滑らせた爪先に小さな弾力が触れた。 幾度か、撫でて、潰して、指で挟み込んで強めに摘み上げた。
立てた歯の痛みが緩めば、首の横を、鎖骨を、舐めて、その舌が胸元に触れた。 すっかりと肌蹴た衣服。 色付くそれを目の前に、薄く開いた唇は、弄る反対側の突起を口に含んだ。
小さな小さな硬さが、舌の上で育つのが面白かった]
(+35) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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/* 透君って透明って意味で透なのかなって お父さんに間違われてたから 自分はいない存在で、透
(-9) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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―間の世界・廊下→3階空き教室―
[迷宮のような廊下を歩く。 去り際に見た修の顔>>3:152はあまりにも自然すぎる気がした。 害意が無いのか、落ち着いているのかはわからない。 ただこの世界では、彼の自然な様子はむしろ不自然に感じた。
別にトイレに行きたかったわけではない。 何となく落ち着かなくて、移動したくなっただけ。 あるいは彼との温度差のようなものを感じたのかもしれない。 どちらにしても、出ていくとき何か聞かれれば、適当に返そうと。 だって、どこにいけばいいのかだって、わからない。
階段を上がっただろうか、途中で通りかかった教室。 窓ガラスの色が少し違うことに気付く。 それは色が違ったのではなく、映し出されていた。 揺れる窓ガラスに、あのテレビに映ったのと同じような、赤。]
(4) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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千旭…雪麿……。
[おかしいな…ここに来る前、ファミレスで笑いあったはずなのに。 千旭は…鷹谷も行こって言ってたのに、先に行っちゃったんだ…。 ただ呆然と、それを眺める。 そしてまたすぐに、消えてしまう。]
置いてかれちゃった…。
[一緒に行こうと言っていたのはこのことではない。 それでも、置いていかれたと思ってしまった。 それが消えた後も、窓は暫く水面のように揺れて見えて、元通りに戻っていたと気付くのには時間がかかったかもしれない。]
(5) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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―間の世界・3階空き教室―
[落ち着いたころ、それが映し出されていた窓へ歩み寄る。 手を触れると、硬いいつもの窓であった。。 静かにそれを開けると、冷たい空気が入ってくる。 ここは3階の教室らしく、校庭の桜や校門を見下ろすことができた。]
はぁ…。
[開けた窓に一番近い机に座り、大きくため息をつく。
これはやっぱり夢なのではないか。 確か、千旭と雪麿と一緒に学校へ向かっていた。 その途中で、自分に何かあったのではないか。 車に轢かれたとか、変な人に刺されたとか…。 現実の自分はもしかしたら、生死の淵を彷徨っているのかもしれない。 現実の自分が死んでみんなと会えなくなるから、 こっちの自分の周りではみんなが死んでいくのではないだろうか。]
(6) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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/* >>5 海流くんが天使過ぎてつらい 置いてってごめん;;;;;;;;;
(-10) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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[成田と自分を重ね合わせていた。 闘病の末、亡くなったと聞いた。 やっぱり生死の淵を彷徨ったのだろうか。 そうしたら…こんな感じだったのかな…。 それを計り知ることなんて、出来ないだろう。
死を受け入れたら、目が覚めてくれるのかな…。
意識をするたびに、ナイフに目が行く。 外から入ってきた空気を帯びて、その刃はより一層冷たく、黒く。 それは自分と違って顔色を窺ったりしない。 何度問いかけても、同じ答えを返すだろう。
自分は、その答えに…肯定も否定もできないまま。]**
(7) 2015/04/06(Mon) 02時半頃
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/* 言うの忘れてた 雪ちゃんかわいい #定期
(-11) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 03時頃
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―201X年3月24日・AM2時過ぎ・自宅(自室)―
[長々と説教される台詞を右から左へと流しながら、見た目だけは神妙に頭を垂れていた。 寝てると思われるとまた時間が長くなることを知っていて、だから、たまにチラリと目線を上げて、両親と、ふたりの姉を見て、また伏せた。
カレンダーは3/23まで×印が付いていて、今が24日になったところだと、漸く知る。]
(+36) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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[豆腐屋の朝は仕込みがあるために早い。 そのため、両親はアナウンサーを彷彿とさせる程に就寝も早くて。 この時間まで起きていること自体が異常だった。そして、自分が連絡も全くすることなく忽然と姿を消していたこと、それもまた家族にとっては異常だったのだと理解していた。
成田の世界、間の世界。その記憶がまだ夢か現かハッキリとはしない、までも。「現実」に自分がいなかったことは、本当だ。
家を出ている兄以外の、家族全員が自分を心配して、こうしてリビングに集まって、「無事だったけど心配したから説教」の集まりを開いている。 こんなのはきっと、ある角度から見ればひどく理想で、やたらに美しく映るものなのかもしれない。
けれど画面越しだ。 テレビででも見るような、「仲良し家族」の風景に。 話の中心に居るにも関わらず、疎外感を強く、強く、感じていて。
早く逃げ出したい―――と、思っていた。]
(+37) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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[部屋へ戻り、真っ先にスマホを確認した。 メールの返信が来ていないかが気になっていたから。
麻倉からの返事が来ていた。
――ああ、戻ってきている。
素っ気ない内容ながら、ほっと安堵した吐息が漏れ、へなへなとベッドへ倒れ込む。けれど。
彼は「普通」だと、「夢」かと訊いている。 その反応だけを見ればやっぱり自分だけの記憶なのではないかと、そんな思いは拭えなくて。だけどそれならそれで良いと、とにかくは彼が成田の世界に留まっていないことだけで、酷く安心して。
時間が気にはなったが、寝ていれば反応しないだろうと踏んで、返信画面を表示させた。]
(+38) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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To:麻倉 千旭 件名:Re:Re:元気? --------------------------- 良かった。 成田の夢を見たよ。
すごく怖い夢だった。 麻倉が無事で、良かった。
(+39) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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[必要以上のことは連絡しないと、自分で決めた約束事だった。 メール不精の自分なのに、本当は、麻倉が相手なら。こんなことがあった、あんなことがあったって。逐一報告したい気持ちがいつもあって。
だけど、押し込めて押し込めて、いつしかそれが当たり前になっていた。
今は、こんな夜中にメールできていることが、単純に嬉しい。 メールをする用事があることが、ただただ、嬉しい。
「必要最低限」の内容で収まっていることを何度も確認して、送信した。 時間が時間だった。寝ているのなら起こしてしまわないようにと、祈るような気持ちで。]
(+40) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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[ 「明日は店番だよ」
なんて、最後の一行に綴ろうとして、消した。 来ることを期待されてるなんて思われたら恥ずかしいから。
ああ、いつから。 いつからこんなに、彼に対して不器用になってしまったんだろう。
良く見なければ分からない、手首を刻んだような痕。 見るたびに、「何か」が胸へ込み上げてくるけれど、それの正体は分からないまま。]
(+41) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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[クリーニング中の制服の、胸ポケットから出した、白い小石にも似たソレは、小さくも異様な存在感を放っていて。 その小さな塊を左手に握り締め、胸元へ押し当てて。]
―――怖い、夢を見たんだ…。 だけど優しくて、嬉しくて、都合が良くて…。
[―――今だって泣きそうだ。
こんなこと誰にも話せるはずもない。 ただ、いつも俺と一緒にいる、きっと全て見て知っている。
「弟」に、聞いてもらえる、だけで。]**
(+42) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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/* やっとわかった 弟の骨か?それとも、本当に石かビー玉か 何にせよ彼にとっての家族はお守りで
彼の家族は弟がいるべき場所に置かれたポジションというか 養子…というわけではないのかどうなのか
(-12) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 03時頃
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/* 設定の出し方とかうまいなぁって… 雪ちゃんに会いたいけど千旭ィィイ
(-13) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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/* 灰に埋めておきます。 セシルPL様が「この件については村建てサイドが責任を持つ」と仰られましたが、突然死のペナルティの責任は突然死したPLに向けられます。 議事国では処分が緩いですが、戦歴に突然死回数が表示されたり、突然死したあとに参加制限ペナルティが設けられる国もあります。
また、昨今突然死経験のある人は参加しないで下さい、と言う村も多々あります。 つまり、意図していないかも知れませんがこれは「RP村界隈から私を追い出す行為」になりかねません。 その場合、果たして本当に村建て様に本当に責任が取れますか?取れませんよね?
「突然死はいかなる理由でもしてはいけません」 これはどの国でもルールとなっています。それを村建てが参加者に促すのは国のルール違反を村建てが唆すに等しい行為で有り、瓜辺りでしたらば国主様から注意を受ける案件です。
注意については真摯に受け取りますし、村を去ることについては異論はありません。 しかしながら、安易に突然死を扱うことは決して良い事では無いと言う事を、今後村建てた時のために知っておいて下さい。
(-14) 2015/04/06(Mon) 03時頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・コンビニ―
[レジから出した釣りと共に、レシートを添えて客に手渡す。 柔らかな笑みを浮かべて礼の言葉を、自動扉から外へと出て行く後ろ姿に投げ掛けた。
同時に尻ポケットへの振動。 店内に、客がいない事を確認すると、取り出したスマホの画面をそっと開いた。
吾妻かも知れないと思って、開いたそれに視線を落とし瞳を瞬かせる]
(+43) 2015/04/06(Mon) 03時半頃
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To:麻倉 件名:Re: --------------------------- 覚えてるよ? 戻って来れたんだね。 ちー君だけ?
(+44) 2015/04/06(Mon) 03時半頃
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送信を終えた後、画面を見詰めて
彼は、自分を殺したのか、他人を殺したのかと
少しだけ思いを馳せた]
(+45) 2015/04/06(Mon) 03時半頃
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トレイルは、[暫く、スマホを手にしてぼんやり]**
2015/04/06(Mon) 03時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[麻倉へのメールを送り終えた後、暫く無言でスマホの画面を見詰めていた。 指が彷徨っては、止まり、また手繰って。
小さな溜息を吐き出した後、作成画面を開いて指を滑らせた]
(+46) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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To:蒼真 件名:起きてる? --------------------------- 麻倉戻ってきてた。 気付いてる?
あと、明日はどうするの?
(+47) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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[明日……どうするのだろう。 触れ合った熱を思い出す。 まだ、身体が熱いような気がして、漏れた吐息は湿って震えた。
揺蕩う意識を現実へと戻したのは手の中の震え>>+26だった]
(+48) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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To:麻倉 件名:流石に --------------------------- こんな嘘つかないってば。 冷静なのかな? だって、戻ろうって思って目が覚めて戻ってきてたんだから、これが現実って事だろ?
……俺は、蒼真と一緒に戻ってきた。 お互いの事殺そうって、それで戻って来られた。
あー…麻倉もなんだ? って武藤のあるなら武藤も戻ってきてるって事なんじゃないの? 俺、あいつの連絡先知らない。
知ってる事……特に思いつかないんだよね。 取り敢えず分かったのは、いなくなった奴は存在抹消されてるんじゃないかって事だと思うよ。 メアドとか消えてるってそういう意味じゃないかな? それ以外はよく分かんない。
そういえば麻倉はあっちでの記憶とかどんな感じ?
(+49) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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[長い文面を打ち込み終えると送信を。
――確かに、どうして自分はこんなに落ち着いているのだろうかと思う。 思って、思い出した。
机の上に置きっぱなしの青い髪留め。 あれがあったから、多分事実はすとんと胸に落ちたのだという事を。
螢一の事を好きだと言った。 その彼が髪を留めてくれた小さな星。
でも。 どんな思いだったのかだけは思い出せない。 まつわる思いはまるで削げ落ちたかのようにキレイに消え失せていた]
(+50) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
……問題、ないの? っていうかさ、…勃つの?…蒼真。 ……っ、ん、……ぁ、
[懐く大型犬のような彼>>+34の背へと縋らせる指は、もう、叩く余裕もなくしがみつくばかりだ。 耳元で聞こえる呼気も犬めいて、可愛い、と思った。 それは決して『好き』ではなかったけれど、でも、心から可愛いと思った。
彼の舌の温度に染まって、更に熱を上げた耳朶を赤く染めて、濡れた感触に首を竦めて、溢れるのは喘ぎの色の入り混じる吐息だった。
薄い胸板を探る指先に鼓動の音は響いているかもしれない。 いつもよりもずっと早く、緊張を伝える音が]
(+51) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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……文句、言う、蒼真は…嫌い、 ……んッ、あ…、ァ、……、
[噛み付いていた歯は緩んで、むしろ食むように肌を吸う。 指先に弄ばれる箇所が硬さを増して、もっと触って欲しいと強請るようだった。
噛み殺しても殺しきれない小さな音は、離れてゆく彼の首筋から離れ、その頭上へと降る。
正直に言えば、慣れなかった。 丁寧に愛された事なんてなかったから。 今更気が付いた――嘘、本当は全部知っていた。 誰かの代わりどころかただの捌け口、吐き捨ての穴だ。
それでも
好き 好き 好き 今でも 好き ――
肌の上を辿ってゆく濡れた軌跡に漏れる息に混ざる困惑に、彼が気付かなければいいのに]
(+52) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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…そうま、ぁ、…そこ、ばっかり、…ッ、触んない、で、
[じわじわと肌を、身体の奥を染め上げてゆくような快感に、床上で上履きの底が滑った。
今はもう彼の背から外れた指先は、その柔らかな髪の合間へと埋めて。 嫌がる声とは裏腹に、押し付けるように絡ませた。
舌と指とに嬲られる箇所から痺れが広がって、何かに縋らないと膝が崩れそうだ。 胸元の頭を抱き寄せるみたいに腕を回して、彼の頭を腕の中へと囲う。
あまく甘く溶ける声は、彼の望んだ響き>>+1だろうか――]
(+53) 2015/04/06(Mon) 05時頃
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/* また、国主様に確認していただいたところ、ログの中に 「芙蓉に対する苦情は見当たらないので、おそらく外部ツールで行われているかと思われる」 とのお話しをいただきました。
RPでは若干、緩くはありますが人狼のルールとして 「進行中の村の話しを外部でしない」 というお約束があります。そして、私は外部では繋がってません。 一部の人との外部でやりとりし、一部の人間は村内以外の連絡法方がない。 これは同じ村に参加しているはずなのに平等に扱われていないと言う事になります。
ログに残らない、と言う事は私に対する“苦情”が殆どの人から来ているという言葉にも信憑性がなくなります。 此方に知られなければそれで良いと思われましたでしょうか。 (独り言・灰含めEPに入れば公開されます。その時に国主様の言うとおりであれば“どこで苦情を言っていたの?”と言う事になる事はお考えにはなれなかったでしょうか)
(-15) 2015/04/06(Mon) 08時頃
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村建ては村人を公平に扱うべきです。特に、処分を行うのであれば後に禍根を残さぬよう、村の外でのやりとりを元にされるのは如何なものかと思われます。 サブ村建てと村建てが外部でやりとりするのは必用かと思いますが、その他の村人と村建てが外部でやりとりする必用があったのか、その行為に親しい人同士の甘えがなかったか。 少し良くお考え下さい。
(-16) 2015/04/06(Mon) 08時頃
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/* こっち見てるんだろうかと思いながらも間違ってたら恥ずかしいどころの話じゃないから、どうしようっていう。
まあ、今日も頑張って全力で顔面スライディングしょ。
(-17) 2015/04/06(Mon) 09時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 09時半頃
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―201X年3月24日・AM1時過ぎ・自宅―
[指の感覚が悴んだように不確かだった。 着信>>+49>>+44に。 縋るような眼差しを向けてしまう。
望むのは否定。 これが現実ならば、武藤にどう顔向けすれば良いというのか。
でも、綴られた文面に。 携帯を閉じた。]
(+54) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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………これが、げんじつ…?
[現実。間の世界。成田の為の、世界。 アレが虚像でなかったのならば、 俺は、どうして武藤を殺してまでここへ戻ろうと思ったのか。
ただ、この世に未練があるのなら 自殺でもすれば良かった。 武藤を巻き込む必要なんか無かった筈だ。
武藤を巻き込んだなら、それなりの理由があってもおかしくないのに。]
どうして………俺には何もないんだよ。
[好きだと、伝えた心も。 記憶はあるのに、その感情だけが抜け落ちたような喪失感。
足りない。タオルを落とす。 胸を掻き毟るようにしてシャツを掴んだ。]
(+55) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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………ゆき、ちゃん。
[夢の中―――それとも現実の中。 分からない。どちらなのか。
でも、確かに自分の声は彼をそう呼んでいて。 ただの幼馴染だ。ただの。
そこに下心も恋心もない筈なのに。 自分はどんな声で彼を呼んでいた?
まるで焦がれるみたいに。 自分の声でない。知らない人のような声で。
分からない。]
(+56) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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[ぎしりと軋むスプリングが鳴く。 左胸が擦られているような錯覚。 じくりじくりと滲み出す名も分からぬ感情にさざめく鼓動。
生きている。
なのに、足りない。
呼吸は出来ているのに。
まるで大切な物を失くした子どものように。]
(+57) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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To:吾妻 件名:信じたくない --------------------------- なんで殺そうと思った相手なのに、落ち着いてんだよ。
俺は武藤を殺した。 好きだって言って、一緒に帰りたいって言って、殺した。
なのに何も覚えてない。 どうしてそう思ったのか俺、分かんない。
存在消してるとか、そんなの何で信じられるんだよ。
吾妻お前、おかしいよ。 それともさ……俺が可笑しいの?
(+58) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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To:蒼真 件名:Re:Re --------------------------- 吾妻と、嘘吐いてるとか…ないよな。
吾妻と殺し合ったって本当なの。 俺は、一人じゃない。
俺がころした。なのに、どうして殺したのか、分からない。
どうして蒼真は吾妻を殺したの。 そんなに、帰りたかった?
(+59) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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[二人がどっきりを企んでくれているならどれほど良かったことだろう。 でも、時間が経過する度に生々しい程鮮明に記憶が蘇るのだ。
泣いていた。 俺と武藤を見て、涙を流していた加賀宮の顔。
意識が途切れる前の声>>3:162
いたい。くるしい。さびしい。 それが今理解出来たならどれだけ良かっただろう。
そう口にしていた自分が彼のような心を持っていたなら、まだ。]*
(+60) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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―201X年3月24日・AM2時過ぎ・自宅(自室)―
[カチコチと、時計の秒針が響く。 今が何時頃か何て分からない。
だから確認する為に通知>>+39に指を滑らせて。 もしかしたら、他の誰からも来ていたかもしれない。
でも、たったその一人にだけ。 文字を綴る為に、指を動かした。]
(+61) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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To:武藤 雪麿 件名:Re:Re:Re --------------------------- どんな夢見たの。
(+62) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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[たった一人。 成田とのことを夢だと告げてくれる友達は自分があの場所で手をかけた人で。
それなら彼がアレを怖いというのも当たり前のことで。 なのに自分に連絡を入れてくれたことが俄かに信じられなくて。
率直に「俺に殺される夢を見たの」と告げられなかったのは、準備出来ていなかった。
どんな顔を用意すれば誤魔化せられるのか、自分に分からなかったから。
返事を終えれば、再び横たわる。 スウェットに身を包んだ身体を胎児のように丸めて。]
―――っ、……!
[耳を塞いで硬く目を瞑った。*]**
(+63) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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/* 警察のように記憶を探そう 落し物は雪ちゃんがやるかなっと思ったので描写しない
(-18) 2015/04/06(Mon) 10時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・コンビニ―
[ぼんやりと、店内に流れるBGMを遠くに聞きながら、不意の手の中の振動に指先を動かす。
メールが二件。 思いが通じたかのようなアドレス先に>>+47、迷いの無い文字を打ち出す]
(+64) 2015/04/06(Mon) 11時半頃
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To:吾妻 件名:うん --------------------------- メールが来たから、知ってる。 誰かを殺したって。
あいたい。 夕方からバイト行かなきゃ駄目なんだけどね。
(+65) 2015/04/06(Mon) 11時半頃
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To:麻倉 件名:Re:Re:Re: --------------------------- 嘘なんて吐かないよ。
うん、螢君と一緒に戻りたかった。 ちー君は違うの?
分からない。 でも、螢君が居るからそれでいい。
(+66) 2015/04/06(Mon) 11時半頃
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[続けてもうひとつにも>>+59返した。 …どんなにあの時を思い返しても、帰りたい、その理由が思い付かなくて。
きっと、吾妻と一緒に帰りたかっただけと、…形の合わない場所に無理矢理押し込めた]
(+67) 2015/04/06(Mon) 11時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 11時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
問題無いよ。 …触ってみる?
[こうして、触れたいと思う相手と直面すると、今まで触れて来た温もりは本当に仮初めのものだったと自覚する。 …何故あれ程までに、手を伸ばしたのか、分からない。
分からない事ばかりで、瞳を閉じる。 目の前の「好き」に、夢中になりたかった。
硬さを増す咥内のそれに、甘えるように吸い付きながら、上から降る震える小さな音に昂ぶりを感じて問い掛けた。>>+51髪に触れる指先も、扉を隔てたあの時と変わらないように思う声も、頬に触れた心音も、同じように嬉しかった]
[「嫌い」に、唾液を伝わせたそこから唇を離し、下から縋るように覗き込む。 もう、言わないと、ゆるっと首を振って。
弄んでいた指先も引いて、屈んでいた背を元に戻し、足元が覚束無い彼を抱き込んだ。 机の上に乗るを避けるように、彼をそこへと座らせる]
(+68) 2015/04/06(Mon) 12時頃
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……じゃあ、こっち?
[望む通りに触れたい、>>+53そう思うから。 ベルトが外れて、下着が覗くその場所へと手を差し入れ、直接触れて引き摺り出して外気に晒した。
先に進む手は、躊躇いないから 矢張り何も問題無いよと、口元を緩めた。
床に膝を付いて、彼の両足の合間へと顔を埋めていく。 されて気持ち良い事も知ってるから。
それを彼にあげたい。
咥内に招いた彼に、優しく舌を絡めた]
(+69) 2015/04/06(Mon) 12時頃
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/* …何か色々諸々何処まで良いのか、分からなくなるよね。
(-19) 2015/04/06(Mon) 12時半頃
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―201X年3月24日・AM7:30・自宅(自室)―
[春休みとて、店番があれば遅くまでは寝ていられない。 仕事モードの身体はアプリで仕掛けた目覚まし通りに目覚め、自室のベッド上で軽く伸びをした。
普段通りの目覚め。 別段普段と変わるところのない体調。
癖付いたように、右手が首筋を摩る。 「戻ってきた」直後と同じように、もちろんのこと、傷口は、ない。
寝ぼけ眼のまま起き上がり、片手が習慣付いた動きでスマホを手繰り寄せる。 その画面を見て、麻倉から返信が来ていると気付いて。>>+61 少しだけ頬を緩め、その内容を開いた。]
(+70) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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[―――どんな夢、なんて>>+62 俺に言えるはずがない。
俺はキミに勝手に感情…依存心をぶつけて、逃げて。 そんな俺を追っ掛けてきてくれたキミに告白されました。 そしてキミは俺を殺しました、なんて。
「夢」だと思おうとしている、成田の世界。 それは一晩経ってしまえばよりしっかりと輪郭を持って。 こんなにも記憶には焼き付いているけれど、自分の中では現実だったと、徐々に確信めいてくるけれど。だから。]
(+71) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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[確かに怖かった。 確かに痛かった。けれど。
自分にとってあんなにも都合の良かった展開を、どうして人に、それも本人に。言えるだろう。
そう、麻倉が覚えているかどうかなんてわからないから。 覚えていたとして、口にした言葉を、極限状態の中で取った行動を、否定されたら、拒絶されたら。
もしそんな結果になるのなら、何もかも夢だった方が、幸せだ。]
(+72) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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To:麻倉 千旭 件名:Re:Re:Re:Re: --------------------------- 忘れちゃった。 なんか、スプラッタ系だったような。
(+73) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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[―――嘘だ。本当はスプラッタなんて一言で片付けたくなくて。麻倉にどこまで覚えているか聞きたくて、でも聞けなくて。
打ち込む指先が迷って、震えた。
あの黒いナイフを使って「殺す」か「死ねば」、元の世界に戻れるなんて馬鹿げたルールも。 結局はそれに従う他なかったことも。
吾妻と蒼真が紅に染まり、寄り添って倒れている映像を見た。それが瞬きでもしている間に、忽然と消えたところも。]
(+74) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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―――吾妻…。
[彼らは戻ってきているのだろうか。 戻ってきているとしたら、記憶はあるのだろうか。
確かめたい、けれど。 積極的にアドレスを交換するタイプでもない自分は、彼らのどちらにもメールをすることができなかった。
どうせ学校に行けば会えるんだから。 そんな自分のスタンスを、今初めて、呪った。]
(+75) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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[加賀宮なら。 あっちの世界では教室を出てから顔を合わせなかったはずだ。その後彼がどうしていたかは知らない。けれど。
もし戻ってきているのなら、連絡を取りたかった。 強い言い方してごめんって、謝りたかった。
傍にいなくて、―――ごめん。
ああ、綺麗ごとだ。
ただ、ただ俺は。メールをする口実が欲しいだけで。 どこまでも狡くて、姑息で、どす黒い。]
(+76) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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……あ、れ…?
[指先が画面をスクロールして、加賀宮のアドレスを探す。 一度最後までスクロールし終え、見逃したのかと2周、3周。 何度やっても、検索をかけても、受信したメールから返信しようとしても、どうしても、加賀宮の連絡先を見つけることができない。
起き抜けの背中が強張る。
どうして、どうして―――加賀宮と連絡が取れない。
焦る頭では、たった一人分のサンプルでは、「帰ってきていない」人物の連絡先だけがない、なんて思いつく余裕もなく。
かと言って麻倉には聞けなかった。
元の世界…「今自分がいる世界」での、確執になんて気付いていなかったけれど。
真新しい記憶に刻みつけられた、間の世界での麻倉と加賀宮の遣り取りが、そう思わせていた。 震える手から端末が滑り落ち、布団へ柔らかく、沈んだ。]**
(+77) 2015/04/06(Mon) 14時頃
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[朝食に呼ばれるまでの時間、姿勢も変えぬまま思考を馳せていた。
―――そして、ふ、と頭をよぎる。
本当に夢じゃなかったのなら。「死んで」戻ってくるのが現実だったなら。]
(+78) 2015/04/06(Mon) 14時半頃
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[「戻ってきている」「ちーちゃん」は、 どうやって「死んだ」の]**
(+79) 2015/04/06(Mon) 14時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 14時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[ベッドから降り立った足は机の前へと向かう。
――とても自分に似合うとは思えない小さな星
可愛いと、告げた彼に自分は何を思ったのだっけ。 終業式の日を境に、彼との遣り取りにまつわる記憶は斑に抜けていた。 正確には想いが、抜け落ちていた。
指で摘み上げて掌の上に落とす。 きらきら輝く青い髪留めを見下ろす瞳は、不思議そうに瞬きを繰り返していた。
そもそもなぜこんなものを彼が持っていたのか、それも分からない、と]
(+80) 2015/04/06(Mon) 15時頃
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[――と、指先に伝わる振動>>+58に目を瞬かせる。 追いかけるようにもう一度>>+65
待ち望んでいたのはどちらからの返事だったろうか。 螢一にもよく分からなかった]
(+81) 2015/04/06(Mon) 15時頃
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To:麻倉 件名:気持ちはわかるけど --------------------------- 多分現実だと思う。 あっちの世界で蒼真が俺にくれたもの、こっちに戻ってきても持ってたから。
……だって、別に俺の事が憎くて殺したんじゃないと思うし…あいつ、一緒に戻りたかったからって言ってたし。
武藤と麻倉って幼馴染だよな? だったら蒼真みたいに単純に一緒に戻りたかっただけなんじゃないの?
……実は覚えてないの、俺も一緒なんだ。 なんで蒼真に付き合ったのかが全然わからなくて。 なんかこっちに戻ってきてからずっと、俺、変なのかもしれない。 色々忘れてるし、その割に色々受け入れちゃってるし……。 むしろ麻倉が普通なんだと思う。
一度会って話したいんだけど、時間ある? 俺は多分春休み中も結構美術準備室にいると思うよ。
(+82) 2015/04/06(Mon) 15時頃
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To:蒼真 件名:メール来たんだ? --------------------------- ……なんか、朝倉に俺はおかしいって言われた。 自分でもどこかおかしい気はする。 蒼真は?どう思う?
ん。 俺、明日もあの部屋にいるから。 おいで。
(+83) 2015/04/06(Mon) 15時半頃
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[打ち終えて指先を見下ろした。
穏やかな温度を伝えていた彼の指に、何を思っていたのかも思い出せなくて、伝わったと、思っていたその心もどこかに消えてしまったようだった。 それを思っても尚、心は夜の海のように凪いでいた。
おかしいと、頭は思うのに。 心はこれが正しいのだと。 噛み合わないエラーに落ち着かない気持ちを宥めようと行き着く結論は一つ――
熱があれば、それで構わない。 確かに隙間を埋める彼の形。 しっくり馴染む訳ではないけれど、少しでも埋草になればそれで構わないのだと。
光の抜け落ちた瞳を瞬かせ、指先を握り込んで彼の熱を 思った]
(+84) 2015/04/06(Mon) 15時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
……、…。 …触るよりは、……欲しい、な、
[髪に鼻先を差し込むようにして、酷く甘えたような声で強請った。 まだ少し残る理性が恥ずかしがるのが、いたたまれない気持ちになって。
ならもういっそ、溶かして欲しい。 彼の熱で頭から爪先までドロドロに。
吸われる箇所から広がる痺れがもどかしくて、髪を掴む指先に力が篭った。 やめて、なのか、もっと、なのか……螢一にももう良く分からない。
やがて離れた彼の顔を見下ろす瞳は、熱に揺らいで潤んだ。 言わないのなら構わないと、縋る彼に許しを与える手はその頬に添わせて。 包み込むように撫でる。 なんだか場違いにも、迷い子のように見えたから]
(+85) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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[抱き込まれる腕は、記憶の中のそれと相違ないようでいて何かが違った。 浮き上がった踵に支えををなくした身体を、彼の肩へと凭れ掛からせて。
ひんやりとした机の天板に座って、何をするの?と瞳が問い掛けた]
…え、ぁ……、…、
[夢の中にいるような、浮遊感にも似た揺蕩いの中で彼と彼の手を見下ろした。
――ああ、俺、蒼真とセックスするんだ。
やっと、現実が降りてきたような、気がする]
(+86) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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[いつも見ていた背中、声、プリントを手渡す指先――
その指先が躊躇いなんて見せないままに触れるのに、不意打ちのような羞恥が全身を染め上げた。
だって友達だったから。 心地よい柔らかな壁の向こう、いつだって曖昧に、距離も、笑顔も。
今は近く、誰よりも近く、触れているのに心は遠いままで。
ずっと友人だと信じていた彼に抱かれるんだ、と]
(+87) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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……っ、蒼真、…待って、ね、…待って、
[包まれた熱い粘膜と自分の境目が良く分からない。
初めての感触に心は戸惑うばかりなのに、絡む舌に育てられて、微かに芯を持つだけだった性器は彼の口の中硬さを増した。
容易く追い上げられる身体に心が追いつかなくて、誘ったくせに、制止の声なんて上げて。
床から浮き上がった爪先が、彼を蹴らないように、それだけで精一杯だ。
片手は口元を覆うように、もう片方の手は彼を求めて――その髪へと、伸ばしかけて止まった。
――上手くやれるって、大丈夫だって、そう、言って、先生
迷うように震えた指が、彼の髪の上へと乗って、撫でる。
いい子だね、と、褒めるように]
(+88) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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―201X年3月24日・AM11:30・自宅(自室)―
[薄らんだ意識が浮上したのは、もう日がてっぺんを移動する直前の時間だった。 無理な態勢を強いたせいか、少し強張った身体を伸ばし、筋肉を和らげて。
放り出されたままの携帯を鬱屈とした気持ちのまま、見つめた。
昨日は、正しくは今日の朝だがメールが来ていたのに返信をやめてしまったのは、 もしかしたら目を瞑って起きればいつも通りの日常だと、そう、何処かで思いたかったのかもしれない。]
………夢じゃ、ない。
[右手。 加賀宮と教室で揉めて、出ていって。 追いかけてくれた時に握ってくれた、柔らかさと。
さいごに触れた冷えて縮まった指先。 どちらも確かに「雪ちゃん」のものなのに、全然違くて。
それに子供みたいに涙してたことを覚えてる。]
(+89) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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[なのに今、手のひらを開いても掴むものは何もなくて。 目尻に浮かぶものなんてない。
寧ろ理解出来なくて。 首元に指を添えれば通常通り脈打ち伝えてくる生に。
でも確かに現実なのだと。 いつかナイフを握った時と同じくして理解してしまった。]
………間の、世界。
[結局彼が何を望んで連れて来たのかは分からず仕舞いで、 ここへ戻ったのは条件を満たしたからなのだろう。
他者か、自分を殺すこと。 自分が死ぬか、ということに他殺されて戻る可能性はあまり気付けていなかったけれど、自分が手にかけた武藤とは連絡が取れて。
そこでやはり殺された側もここに戻るか分からなかったのに、殺害しようと自分が決断したことがわからなかった。]
(+90) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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俺は、…何処に帰りたかった……?
[間の世界から帰るための手段。 でも、自分には帰りたいと思うだけの理由も、約束も、なくて。
不可解だった。]
“ どうして、君ばっかり もってるの ”
[ぶり返せば胸元に吐き気が襲う光景の中、問いかけられた声>>3:144を思い出す。
何を持っていたんだろう。 ぽっかり穴が空いた身体だけがここにはあって。
落し物は見つからない。
ただ混乱し続けている頭は考えることを拒んで事務的に遅らせていた返信を綴っていた。]
(+91) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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To:蒼真 件名:Re:Re:Re:Re: --------------------------- ……ん。
蒼真って、吾妻のこと好きなの? 友達として好きってだけで殺せるもんかなー…って。
水臭いじゃん。出来てるなら俺にも教えてよ。 どんな女の子にも興味無さげだった癖にさぁ。つまんない。
(+92) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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To:吾妻 件名:おはよ --------------------------- …ごめん。昨日あんまま寝てた。 正直言ってまだよくわかってない。
蒼真と吾妻って仲良くなかったっけ。 気のせいだっけ。 少なくとも吾妻、お前のこと好きじゃん。
でもさ、幼馴染だから、仲良いやつだからってお互い殺し合うのって…。
んー、やっぱ俺も会いたい。 一回話そ。 正直、今一人でいたらおかしくなりそ。
確か本返さなきゃダメだし。 今日、いる?
(+93) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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[蒼真と、吾妻と。 返しながら二人の感情に差分があるような気もしたが、他者の関係に深く入るつもりはない。
そのつもりだったけれども、コケにされていたような気分にはなったから、蒼真には当てつけ半分という意味と。
“いつも通り”を強請った。 俺の知ってる蒼真が、まさか、吾妻に好意を抱いてその先で殺すことを願ったなんて。
信じたくもなかった。
だが、間の世界での出来事を丸々信じた訳ではない。 いや、意地を張っているだけだ。 だから、吾妻宛にはこのように記した。
たくさん、二人には世話になられたような気がするのに。 与えられた言葉は高揚することのない心の中には受け止めきれず、霧散。
一度視線を逸らして、深呼吸。 だいぶ落ち着いたけれども覚めることのない現実の世界に、たどたどしく指を動かした。]
(+94) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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To:武藤 雪麿 件名:Re:Re:Re:Re:Re: --------------------------- それ、お前が大丈夫なの。 でも…忘れるくらいどうでもいい感じなら忘れた方が、幸せなのかもな。
身体、大事にしなよ。 また豆腐買いに行く。
ちなみに変な夢は、吾妻と蒼真も見たんだって。
左手、大切に。
(+95) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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[あの世界のこと。 自分が殺されたことを忘れてしまったなんて。
信じられなかった。 だからこそ、やっぱりただの夢なんじゃないかって思った。
でも偶然だとしても同じような夢を一度に見るものだろうか。 わからない。
でも夢だと肯定してくれている空間が一番安心できて。 なのに最も恐ろしくて。
だから、最後に綴った文章を送ってから後悔する。 でも、“覚えていない”のなら構わないと思って、今更に自室の扉を開けた。
背後では開きっぱなしの窓から吹き込む風が、花びらを散らしていたことを知らずに。]**
(+96) 2015/04/06(Mon) 18時半頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・コンビニ―
[麻倉へとメールを送ってから気付く。 アドレス帳に戻った麻倉の名前。
自分が戻るまでは、何の連絡も無かったバイト先。 思い出したかの様に、連絡を寄越した昨日の深夜の出来事に首を捻る。
何かが引っ掛かる。
それも、また届いたメールに>>+83思考の端に追い遣られた]
(+97) 2015/04/06(Mon) 19時半頃
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To:吾妻 件名:うん --------------------------- 俺が、螢君をおかしいと思うか? それなら、思わない。
螢君は、俺をおかしいと思う?
うん、螢君に会いに行くよ。
(+98) 2015/04/06(Mon) 19時半頃
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[文字の前半には眉根を顰め、後半には嬉しさを滲ませて表情が緩む。
彼がおかしいなら、おかしいままで良いじゃないかと。 自分を受け入れてくれた今を、壊したくない。
失いたくない。
…そこまでの想いをいつ抱いた?
ついこの間まで、心地良い距離の、唯一の友人だった筈。 この想いが彼に向いたのは、何が切っ掛けだった?
だって、吾妻は、ずっと変わらない態度で接していたのに]
(+99) 2015/04/06(Mon) 19時半頃
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[あの世界での最期の瞬間だって
暖かな赤を溢れさせつつ、紡いでくれた言葉は音にならなかったけれど
何も
変わらなかった、筈だ―――
だから、おかしくなんか無い。 おかしいのなら、自分だと思う。
異常な程に、指先が冷えていると思うのも、おかしいからだと、メールを送った後は指先を画面に這わせて残る温もりを追い掛けた]
(+100) 2015/04/06(Mon) 19時半頃
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― 間の世界・廊下 ―
[上履きと床が擦れ、滑る。 長い事歩き通しの右脚の膝が、少し震える。
脚を止めて、窓の方へ寄りかかると 制服越しに肩から冷気が沁みた。
そんな傍らの窓ガラスの景色が、歪む>>0。 水面のように揺れた其処には、見覚えのある光景。 違うとするなら、鼻腔を突く血の臭いが無い事か。
鮮やかな緋色に彩られた二つの身体が まるで砂に書いた文字が波間に消えるように 消失するのを、ただ静かに眺めていた。
ふっと、目を閉じて 泣き腫らした目元を、涙に渇いた頬を、硝子に押し付ける。 火照る肌を冷まされるのは心地良くて、 また涙が零れそうだった。]
(8) 2015/04/06(Mon) 20時頃
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[四人、消えた。 半数が、消えた。
彼らは帰ったのか。 それともまた別の場所を彷徨っているのか。
間(あわい)を漂う自分には、判る筈もなく。]
(9) 2015/04/06(Mon) 20時頃
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[間とは、何と何の間を示しているのか。 自分達が居た此方と、成田が赴いた彼岸なのだろうか。
もし、その想像が合っているとするなら。]
――もし、此処に居るのが、 僕と君だけに なったら……
[夢現に 微睡むように、]
(10) 2015/04/06(Mon) 20時頃
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君は 僕だけを見て、 連れて行って くれるかな?
(11) 2015/04/06(Mon) 20時頃
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[ふわふわと甘い声音で、ひっそりと 囁いた。
揺らがぬ硝子は、ただ沈黙する――*]
(12) 2015/04/06(Mon) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 20時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 21時半頃
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―間の間・校庭― [時間の感覚はすでに伏せ果てていた。 この世界で、時間が経過していっているのかすら曖昧になっている。 一分だったのか、それとも何時間もが経ったのか屋上から飛んでから。 ゆっくりと起き上がった少年の手には何故か、ナイフが握られていた。 教室に置いておいたはずのナイフ。 これを使うしか戻る術はないとは言え、少年は自分が戻りたいのか否かすら、解らなくなってきていた。 ここに居ても良いかとも思っていたけれども――]
もう一回、死んでみるのも良いかもね。
[おそらくすでに自分は可笑しいのだろうと、少年は思う。 手首はダメだ、すぐに血が止まる。 一番楽なのは……]
ここ、かなぁ……
[いつもと変わらぬ調子ののんびりとした声で言うと、ナイフの刃を首先に宛てた。 痛いのは嫌だな…と思ったのは一瞬。 そのままぐ、と手に力を入れる]
(13) 2015/04/06(Mon) 22時頃
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い、たい、な。
[切っ先が肌に突き刺さる感覚。そして痛み。 どうせなら痛覚もなくしてくれたら楽だったのに――などと。 元凶への恨み言を思いながら。
ぶすり、と躊躇うことなく血管の集うそこへとナイフを突き立てたなら、吹き出す、赤。
痛みを感じながらも薄れていく意識を、感じて]
バイバイ……
[最後の呟きは言葉になったか。 どちらにせよ、聞く者のない言葉になど意味はないと。自重の笑みを唇に浮かべると力を失った身体はその場に崩れて。
二度と、起き上がることはなかった]**
(14) 2015/04/06(Mon) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 23時頃
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―201X年3月24日・PM13:30・とうふのむとう(店頭)―
[ウチの店は、開店と同時に来るお客さんがひとはけすれば、あとは昼時まで暇だったりもする。
その間はその間で、仕込みを終えてひと段落ついた母親とのんびり世間話するのを楽しみに来る人も現れるわけで、つまりは、店を開けている間は、それなりにいつもお客さんがいるような状態。
だからか、一度店頭に立ってしまうと意外とスマホを触れる時間はなかったりもする。]
(+101) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[昼前にポケットの中で振動する気配には気付いていた。 他に心当たりがないから、恐らくは麻倉だろうとアタリを付けながらも、もしかしたら加賀宮じゃないかなんて気にはなるけど、なかなか取り出すタイミングが掴めなくて。
やっとお客さんが途切れた瞬間に、右手が右腰後ろのポケットに伸び、スマホを取り出そうとして。でも、新たな客の登場に、また仕舞って。
「あら、雪ちゃんは春休みなの?何年生?」
俺が年頃になって、大人の前で口数が減ろうともお構いなし、にこにこと話し掛けてくる、幼い頃からのお得意さん。 自分も、休みでもなければこんな時間に店頭に立っていることはない。 ので、昔馴染みの近所のおばちゃんには大袈裟な程に驚かれたりもして。
「雪ちゃん」て呼ばれる響きに、少しだけ、営業スマイルの口元が歪んだ。]
(+102) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[結局、メールの内容を確認できたのは、遅めの昼食に呼ばれた後。 店番を父親と代わり、店頭奥の家へ引っ込んで。
夕べの残りの肉じゃがを暖めている間に、やっと覗き込むスマホの画面。
先程の振動は、やっぱり麻倉からのメールだった。>>+95 加賀宮からの連絡は、ない。]
どうでもいい…わけ、ないじゃん…。
[キッチンのシンク前、ぽつりと零す独り言。 忘れるくらいどうでもいいなんて。自分で言っておきながら、酷く腹立たしいと思った。この気持ちさえ誰にも言えないと、塞ぎ込む気持ちに拍車を掛ける。]
(+103) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[身体大事に、なんて言葉も。 また豆腐買いに行く、なんて言葉も。 仲なんて然程良くない人に対して書く手紙みたいなよそよそしさを感じて。
そして夢の内容には触れてこないところを見ると、やっぱり麻倉の記憶にはないのかもしれない、と思った。 吾妻と蒼真、あぁ…麻倉が連絡を取っている。ふたりは帰ってきている。 成田の、間の世界で。あのナイフを使って、死んで。帰ってきた。
麻倉の文面をそのまま受け取るなら、彼らは夢だって思ってるのかな。 直接話したい、と思った。
学校へ行けば、会えるんだろうか。 ]
(+104) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[弱火で暖める肉じゃがが、ほわりと湯気を立てる。 鍋に突っ込んだままになっている木べらでくるりと掻き回して、もうひと煮立ち。
麻倉からのメールに、どう「必要最低限」な返事を打てばいいのか分からない。
伏せた視線、僅かに気落ちした肩。
指先が、待機画面に戻そうとして、見落としていた最後の一文に気が付いた。]
……―――、ひだり、て…。
[反射的に、薄く残る傷跡へ視線を向ける。
いかにも子供の頃どこかで転んで切りました、なんて風を装う、古い傷跡に見えた。
だけど、夕べまでこんな古傷があること自体気付いていなかったような気がする。]
(+105) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[―――眩暈がして。 スマホを持たない右手がガスの火を止めた。
シンクに寄り掛かって、視線が何か見る先を求めて、蛇口の先を見つめて。「今」の現実感を、感じようとした。ような気がする。
何かのフラッシュバックのように、頭の奥が明滅したような気がして。
意識が遠のく直前の、記憶を辿っていた。
左手を傷付けたのは、自分だ。と、思い当たる。 それはたぶん、死んだら戻れるっていうルールのもと。 一緒に帰ろう、って言った気がする。
どうして首を裂かれる前に、手首を切ったのだろう。 自殺?「ちーちゃん」は、俺の自殺を手伝っただけ? ]
(+106) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[目の前が、鍋が、シンクが、窓が、壁が。紅く染まった気がした。
立っていられない身体が、その場でしゃがみ込む。
スマホを握ったままの、左手が震えていた。 自殺を図ったのなら、どうして残った傷が手首の内側ではなく、外側なのだろう。
ナイフが手首を一周、そして縦に切り裂いた感触を覚えていた。
そうだ、確かに、ナイフを深く沈めたのは、――「外側」、だ。
なんでそんなところを、死ねない場所を切ったのか。 どうしても理解できなかった。
腑に落ちないそこが、妙に気持ち悪い。
何かを忘れているのかもしれないということすら分からない、でも。 変に何かが引っ掛かって、胃の奥がずくりと淀んだ。]
(+107) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[考えても考えても有耶無耶で、立ち上がろうとシンクに掛けた手の先が、吹き残した水滴に触れるだけで、それすらも血液の滑りに感じて―――
ひゅ、と、息を飲んだ。
極限状態だからって、昔仲が良かった幼馴染の、自殺なんて手伝おうとするだろうか? いくら俺が麻倉への気持ちを伝えようと必死だったからといって、わざわざ逃げた先まで探しに来てくれて、すきだって言ってくれて、なにもかも終わらせてくれるなんて。
何度も何度も、何度も考えた。
どう考えても、自分にとって都合の良い展開でしかない。 それはまるで、絵本のようだ。陳皮な小説のようだ。なにかのゲームのようだ。 でも、だから、どうしたって本人には聞けない。
誰か―――、だれか、……]
(+108) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[ 「雪ちゃん?」「ゆーきーちゃん?」
お客さんの声にハッと我にかえる。 結局何も食べないまま、店頭で佇んでいた。 普段よりもずいぶんと硬い笑顔を貼り付かせて、会計を終える。
週に何回も寄ってくれる、商店街近くに住む奥さんが、俺の顔色を心配しながら、振り返り振り返り帰って行った。]*
(+109) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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―201X年3月24日・PM15:30・とうふのむとう(店頭)―
[少し長く、お客さんの切れ目が訪れた。 手にしたスマホの画面を表示させて、返信する文面を打ち込んでいく。]
(+110) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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To:麻倉 千旭 件名:Re:Re:Re:Re:Re:Re: --------------------------- グロかったことは覚えてる。 そうなの、吾妻と蒼真はどんな夢だったって?
左手ってなんだっけ。
今日、店番だよ。
(+111) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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[何も覚えてないフリをして、探るような文面だと笑ってしまう。 でもどうしたってこれ以上突っ込んで聞けない。 これよりも何も聞かないなんてできない。
本当は知りたい。でも聞くのが怖い。
今こうしてメールの遣り取りができていること、俺は。俺は、ただ、それだけで。 本当は、左手のことでまたひとつ話題ができたなんて、なんだっけ、なんて。 話す口実ができたなんて、それだけで嬉しくて。
ああ、俺は狡い。 自分のことは何も開示せずに、情報だけ得たいだなんて。 きっと、誰よりも狡い。狡くて、汚い。
目の奥が、ツンと滲んだ。 そんな自分に驚いて、そして。
最後の一文に釣られてくれることを、本当に少しだけ期待して。 「送信」ボタンを、押した。 ]**
(+112) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 23時頃
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/* 雪ちゃんかわいいなぁ…… 失った記憶は共通認識…なんだよ、ね…?
千旭だけ覚えてても面白かったんだけどね
(-20) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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/* 雪ちゃんは天使
(-21) 2015/04/06(Mon) 23時頃
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―間の世界・廊下― [窓の側へ寄りかかったり、頬をガラスに押し付けたりしている加賀宮>>8の近くに、緊張感が不自然に欠けた早瀬>>3が通りかかる。
その表情は相変わらずの微笑で、歩く姿はふんわりと柔らかいもので。
普段よりも若干冷たく妙に抑揚のある声が加賀宮へと呼びかける。]
………やあ、加賀宮。 悩んでる、って風じゃないねえ?
[うっとりとしている、という形容は加賀宮を評するには正しかったろうか。 間違ってもナイフの先が加賀宮に当たらないように注意しつつ。 果たして彼と目は合うだろうか。]
さっきは取り乱してしまってすまなかったよ。 ………隣に立っても良いかい?
[自然な口調。不自然なまでに自然な口調で加賀宮に呼びかける。 早瀬をよく知っていた身であるならば、今の早瀬が明らかにおかしいことは分かるだろう。 口調にしろ態度にしろ、普段の早瀬とはどこか明らかに違っていて。それでいて、恐怖という感情があるわけでもなさそうだった]
(15) 2015/04/06(Mon) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/06(Mon) 23時半頃
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/* 思い違いでなければ、雪ちゃん気を遣って時間ズラしてくれたんだと思った でも場合によっては吾妻くんと透くんたちの姿を見る可能性もあるし その後だったらPC感情変わりそうなんだよね どうするかなあ
(-22) 2015/04/06(Mon) 23時半頃
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―201X年3月24日・AM11:30・美術準備室―
[絵筆を取る気持ちにはなれず、机の上へと腰を下ろしてスマホの画面を眺めていた。 宙に浮いた両足をゆらり、ゆらり揺らして、画面へと落ちた視線はけれどそれを見詰めてはいなかったのかもしれない。
思いは遠く、終業式から今日までの数日へと飛んでいた。
――結局俺はなんで蒼真と戻ってきたんだろう。
冷め切った紅茶を喉へと流しこむと、胸に空いた風穴が冷えるように痛んだ。
[やがて着信を伝えるランプの点滅と文字列に、震えるスマホの画面に添えた指先は素早く滑った]
(+113) 2015/04/06(Mon) 23時半頃
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To:麻倉 件名:おはよ --------------------------- 遅い時間だったし大丈夫、っていうかあんな時間にいきなりでこっちこそごめんな。
仲は良いけど麻倉もそれは一緒だし。 そりゃなんか方向性は違うけど…俺は麻倉も友達って思ってるからさ。 なんでだったんだろうって、考えてもわからないんだ。 蒼真、な…懐かれてるとは思ってたけど。
それ言ったら俺も一緒。 なんで友達だからってそんな事したんんだろう。
わかった。 俺、もう学校にいるから。 直接準備室来てくれていいよ。 鍵開けとく。
(+114) 2015/04/06(Mon) 23時半頃
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[打ち終えて送信を。 彼と――朝倉と話せば少し落ち着くのかもしれない。
だって麻倉は今はもう螢一の唯一とも言える仲の良い友人なのだから。 彼は友人が多いだろうから、その気持は釣り合わないのかもしれないけど。 それでもここが『現実』だと教えて欲しかった。
蒼真のくれる熱は、確かに何かを埋めてはくれたけれど、酷く螢一を不安定にさせているようにも思えたから]
(+115) 2015/04/06(Mon) 23時半頃
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― 間の世界・廊下 ―
[不意に掛かる誰かの 声>>15。 ゆるりと目を開くと、億劫そうに首を傾ける。 眠りを、酔いを、邪魔されたような顔で。
泣いて泣いて紅くなった目元が瞬きを一回、二回。]
(16) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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……… だ、れ ?
(17) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[聞き覚えがあるのに、知らない声。 知ってるようで、知らない誰か。
向き直って見上げる顔は、記号めき頭に入り込まない。
少し下げた視線が 彼が持つナイフを捉えて、眇められる。 それでもそれが此方に向かないならば、 それ以上の反応はなく。
伺いの声に対する返事は無い。 ただ何処か、ピントの合わない目で彼を見上げていた。]
(18) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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―201X年3月24日・AM11:30・自宅→学校―
[キッチンに立ち可愛らしい猫が描かれた弁当箱に、赤い頭巾を被った兎の形を生み出し詰めて行く。 おかずも綺麗に詰め終えると、蓋を締めて箸と共に弁当袋に収めた。 今日は二つ分。
ふと、息を吐く。 邪魔になる前髪と、後ろ髪を結んでいたゴムを外し、僅かに結び目の跡が残る髪を指先で掻いて崩した。
腹付近に大きく描かれた兎、ピンクのエプロンを外そうとして、…視線を落とした足元。 きらきらと光を反射させる硝子が、乾いて黒ずんだ赤を散らせて。
…片付けて捨てる気にもなれず、放置したまま。
見なかった事にして瞳を伏せた]
(+116) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[二人分の弁当を入れた紙袋を片手に、鼻歌を歌い歩く学校までの道。
通り掛かる公園には、親子の姿。 足を止めて、遠目に眺める。
着信を伝える振動に、スマホを取り出した]
(+117) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[…最後の一文を呼んで、時が止まったかの様な表情を作る。
女の子。 触れては、離して、繰り返し。
………「誰」を求めてた――?
少女達の笑い声が、名を呼ぶ声が、木霊して、揺らぐ足元。 何かが込み上げて口元を抑える。 嘔吐感に堪えて、喉を鳴らす。
違う、女の子が好きだった、それだけ。 「アタリ」なんて無い。
違う、違う、違う……――
「――――…」
彼に、誰かに、向けたものは… 微かに、それは音にならなくて]
(+118) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[…ああ、駄目だと思った。 自分の事だけを見て、考えて、と彼が言ったから。
震える手で返信を、…暫く後に、また文字を送った]
(+119) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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To:麻倉 件名:Re:Re:Re:Re:Re: --------------------------- 好きだよ。 友達としてじゃない。
螢君は殺してくれたよ。 友達として。
俺が螢君のものってだけ。 うん、だから、もう、女の子要らない。
(+120) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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To:麻倉 件名: --------------------------- 俺のアドレス消してくれるかな?
(+121) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[アドレス帳を開き、麻倉の名を見詰める。 …このスマホに最初に名を刻んだのは彼だった。 女の子の情報を流してもらうだけの為の、アドレス交換。 方法が分からずにやって貰ったら、真っ白のそれに友達いなさ過ぎとか何とか、笑われた。
本当にね、と呟いて、…削除。
僅かに、覚束無い足取りで一歩踏み出した――]
(+122) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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/* 蒼真くwwwww
(-23) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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―間の世界・廊下― [混乱を来たしているかのような、かつての親友からの誰何>>17。 ほんの一瞬だけ悲しげな色を浮かべるも、それをまた直ぐに元の表情で塗り替えて。]
……親友を忘れるなんて酷いじゃないか、「みかど」……ねえ? ……しゅう、だよ。いつもピアノを聞きに来てくれてたじゃないか。
[ゆっくりと、わずかに楽しげにそう語って少し腰を下げる。 早瀬の目線は、一瞬加賀宮の双眸を、まっすぐにとらえた。
……その瞬間、早瀬は少し驚いたような様子を見せた。]
………みかど……… 泣かされたのか。泣いてたのか?
[心配そうに問いかける早瀬は、見方によってはいつもの表情と態度。 見方によっては、親友だった頃のもの。]
(19) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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[そして数秒。 ゆらゆらと揺れる目線を少し意識した後、言葉の奥をわずかに震わせつつ、もうひとつ、問いかける。 それはひとりごとのようでもあったけれど]
………みかど。 ………君も、壊れちゃったのか?
[問いかける口調は自然なものであれど。 彼の態度はどこかおかしい。 何かに怯えるようでもあり、悩んでいるようでもあり。 時々態度の節々から、そういったことが見て取れる。
表情はといえば、時々浮かぶ壊れた笑みと、素直に心配そうなもの。 それらが、数秒おきくらいに交互に表情に浮かんでいる]
(20) 2015/04/07(Tue) 00時頃
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―201X年3月24日・PM12:00・自宅→学校―
[シャツを腕から通す。 すっかり慣れた仕草で、馴染んだ服装なのに気が滅入るのは何故だろうか。 ため息を零しながらも一冊の本が入ったリュックを背負った。
前にも本を返しに行こうとした気がする。 その時はファニーズで時間を潰して…どうにもその辺りもまだ記憶が曖昧だ。 確か、誰かと行って、声を聞いて、何か…俺から頼んだような気もしたけど。
そんな時だったか。 着信が来ていたことを思い出したのは。 通知は二件。吾妻と蒼真。送った人物は三名。
武藤の名前はなかった。 でも店の手伝いをしているのだろうと結論付けることにした。
そうでもしないと、『夢』が終わってしまいそうだったから。
なのに。何でだよ。なんで。なんで。これは悪夢だって言いたいの。]
(+123) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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………は?
[蒼真から送られた内容>>+120>>+121に、言葉が詰まる。
自然とつま先を縮こまらせたまま沈黙すれば、食い入るようにしてもう一度読み流す。
間違いはなかった。タネもなかった。
そこには、
『なにもなかった。』]
(+124) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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―――そっか。
[男として、吾妻が好きで、だから他の子はいらない。 だから、いらない。
連絡する理由がないから。
理由は単純明快だ。 確かに必要ないなら、消してもいいのかもしれない。
でもほんの少しは友達だって思ってたのは自分だけだったんだろうか。
―――いらない。 あの場所で耳にした声>>3:84が耳元で再び触れた気がして]
………そっか。
[無言で削除した。]
(+125) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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[蒼真の文字が、潮水だとするならば。 吾妻が綴る言葉は甘い砂糖水だった。
立ち尽くして、でも眈々と指を滑らせた先に見えた文字。
“友達だと思ってるから。”
たった一言。ただの虚飾かもしれないのに。
飛び切り甘い飴のようだった。]
(+126) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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To:吾妻 件名:行く --------------------------- いいよ。今更じゃん。 こっちこそ取り乱してごめん。
蒼真と、本当仲良いね。 愛されてるじゃん。
会ってから詳しく語ろ。 準備室な〜了解。
でもちょっと本返しに先図書室行く。 でもちゃんと会いに行くから待ってて。
(+127) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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[鼻頭が痛くなった。 冬の冷え切った朝に飛び込んだみたいに、じくりと痛んだ。
何だろう。この気持ちは。 吾妻は友達だって言ってくれてるのに、何処かで本当か、なんて疑っている自分がいる。
だって、蒼真にはいらないって言われた。 なら吾妻は優しいだけで本当は邪魔なんじゃないかって。]
………たかが、友達に俺、…
[バカじゃないか。そんなに執着して。
少し離れた位置で見て、面倒になったら距離を置く。 そうして付き合って来た筈なのに。
でも、不思議なことに穴だらけの身体は満足している。
『待っててくれる人』の存在に、置いて行かれないことに、満足している。]*
(+128) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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/* 吾妻くんに雪ちゃんに対する依存心 蒼真くんに加賀宮くんに感じていた嫌悪と嫉妬 こんな風にシフトしていくのかな
雪ちゃんに対しては、同じシチュエーションで回せたらいいな だから未来で待ってて多軸回してでもお話したい
(-24) 2015/04/07(Tue) 00時半頃
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―201X年3月24日・PM12:00・図書室―
[二件のメールは30分前には返って来ていた。 蒼真には返事せずにもう返した。
一番乗りを決め込んだあの日>>+122 ちょっとした優越感に浸りつつ、あくせく少しでも無駄に長い手足を持つ男の面白い一面が見られたらいいと思って始めた遊戯。
呆気なかった。 答えは女じゃなく、男。 これほどつまらないものがあるだろうか。
答えを知った代償に全て失って。]
……何か望みを叶えるには代償が必要だって?
(+129) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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[一冊の分厚い本を返却し終えれば呟く。 借りていた作品は何者にも化けることが出来る人間の物語。 そこに登場する少年探偵団はここにはいない。
なら警察だと喩えられた自分は、 この大きな隙間の空いた身体を持て余した自分は、
何処にその中身があるのかを、探さなければいけない。
そうでもしなければ、こんなにも桜が舞って鮮やかな世界だというのに。 まるでフィクションみたいに味気なくて。
だから、だから、だから、早く。 見つけて、取り戻して。]
………何処にあるの。
[失くさないように、しなきゃ。]*
(+130) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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―201X年3月24日・PM12:00・図書室→美術準備室―
[連絡を告げてからやや遅れて外観を表した場所に恐る恐る近寄る。
あまり訪れたことがなかったものだから、扉一つ手をかけるのもぎこちなくて。
鍵は開けとく、と吾妻からのメールには書いてあったから>>+114 すぐに開ければ良いのに自然と忍び足で、ゆっくりと、気配を消して。
耳なんか済ませて。
どうしてそうしたのかは、今となっては分からなかったのだけど。]
…ごめん、吾妻遅れた。
[そう口にした時、広がっていた光景はどんなものだっただろう。]
(+131) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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―間の世界・3階空き教室―
[こちらに来てから、どれだけナイフを眺めたのだろうか。 クラスメイトより、ナイフに問いかけた時間のほうが長かったかもしれない。
螢一、透、千旭、雪麿…4人が先に行ってしまった。 あと何人残ってるんだっけ…。 全員死ぬまで終わらないのかな…。 もし最後に残ってしまったら、自殺するか、ずっと一人ぼっちか…。
机に座るのに少し疲れて、そのまま倒れ天井を見つめる。]
(21) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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[親の期待に応えたくて、一生懸命泳いだ。 でも褒めてくれたのは最初のうちだけ。 技術が上がれば上がるほど、期待も大きく膨れ上がって。 落胆する顔を見たくなかった。 親の笑顔を求めて、暗い海を泳ぎ続けている気分だった。 実際は、泳いでいるというより、流されていただけだったのかもしれない。
泳ぐのをやめて、陸に上がった。 親とは喧嘩もした。好きにしろ、なんて言われた。 それでも応援してくれるようになって嬉しかった、けど。 この笑顔じゃ、なかった。 陸に上がった自分には、長い影が伸びていた。 走っても、走っても、ぴったりとついてきて、逃げられない。 逃げ出した自分を責めるように、いつもすぐ後ろにいるのだ。
成田は、ゲームをしようと言った。 彼は、自分に何か期待しているんだろうか。 期待してるとしたら、どちらを期待してるんだろうか。 自分はまた、期待してる人をがっかりさせてしまうんだろうか。 彼の期待に応えられたら、伸びた影が少しは短くなるだろうか。]**
(22) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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―201X年3月24日・AM0時過ぎ・自宅―
[どの位そうしていただろう。 恐らくはすぐだった、と思う。
再び手の中のスマホが震えて、彼の言葉>>+98を伝えた]
(+132) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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To:蒼真 件名:そっか --------------------------- そう、そういう意味。 蒼真から見て俺は普通に見えるんだ? …そっか。
…………わかんない。 変、っていうか、色々変わりすぎて…その、関係性的な事とかさ。 前の蒼真の事、よく思い出せなくなってきた。
うん。 待ってるから。
(+133) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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[そう、思い出せないのだ。
何度考えても追いかけても、螢一の知る『蒼真 透』の輪郭はぼやけて、指の合間をすり抜けてゆくばかりだった。
いつも一緒に昼食を食べていた、前の席に座る彼。
その居心地のいい距離を蒼真が飛び越えたのは いつ?]
(+134) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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― 間の世界・廊下 ―
[一瞬浮かんだ悲しげな表情>>19は、 再び浮かんだ笑みの中に消えて。
楽しげな彼が語る名前に、 真っ直ぐ捉えられる双眸に、 ようやく頭の中、線が繋がり。
とろり、と 表情が笑みに緩む。]
……… しゅーくん だ。 懐かしい なぁ。
[酩酊しているみたいな甘ったるい声で、 嬉しそうに呟く瞳が見るのは、 心配そうに眉を下げる彼の表情で。
うっとりと、吐息を零す。 一つ目の問いへの答えは、沈黙。]
(23) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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[触れたら余計に分からなくなるだけで。 今となっては壊れきってしまった――蒼真が崩して螢一が打ち砕いた二人の関係がそれを決定的にしていた。
それでも。 普通はもうここになくて、二人の周りを取り巻く歪な繭の内側から出られる事はなくて、もうあの日の二人に戻る事は出来ないのだとしても。
胸の中、無機質に鳴り続ける寂しいの音が消えるのなら――
蒼真の手を離す事はないのだと思った]
(+135) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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[二つ目の問いに、ゆるり 笑う。]
……僕は、壊れてないよ?
知ってる。 分かってる。 ちゃあんと、覚えてる。
―――だから……
[そっと、両手を伸ばす。 彼の胸元へ。
逃げられぬならそのまま ――――胸倉を鷲掴んで、引き寄せる。]
……君が僕を捨てた事だって、知ってる。 そうでしょ? “修君”。
(24) 2015/04/07(Tue) 01時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 01時頃
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/* 雪ちゃん会いたいけどけいいちくん次第やなあ
(-25) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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/* 空気読んで理由つけて帰ったらよかったのかもな 透くんの削除しといてはそんな意図があったのか…? 修羅場覗く気満々過ぎたけどほんま
(-26) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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/* 海流くんの文章がすき 期待に応えた分影は短くなるだろうかっていう
(-27) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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―間の世界・廊下― [この世界、この場においてはおよそ似つかわしくない笑みの交換>>28 >>19を行えば。 二人の間には懐かしい空気が流れたのか。あるいは、それも冷えきっていたのか。 少なくとも、早瀬が感じたのは、寒気ではなかったのだろうが。
そしてしばし、沈黙。
「壊れてない」と言われれば、安堵の表情一つ。
「だから……」
その言葉に、甘い幻想を抱き。
それは親友自身の手で壊される。>>24]
(25) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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[乱暴に引き寄せられるとともに、期待も予想もしなかった言葉。 加賀宮の行動には目を丸くして、驚きの表情を。]
……………捨てた?
[そうも言われれば、現実を認めることを拒否していた心が、急速に今の現状を認識しだす。
目を閉じて。真剣な表情のまま開いて。 口をきりりと引き結び、まっすぐに答える]
……ああ。 今までずっとずっと逃げてきた。認めることからも君からも。 本当に。……本当に。ごめん。……ごめん、帝。
[体格では有利だし、毎日のようにピアノという全身運動を行ってきた身。 加賀宮を引き剥がそうと思えば、多分それは可能なのだ。だが、早瀬はそれをせずに、ただ悲しそうな表情で]
……帝。……君は、…………………僕を、許せないと、思うか? [そう一つ問うて、彼の返事を待つ]**
(26) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 01時半頃
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/* チアキがボタン押せよと言ってるけど螢一は絶対ホモバレしたくないんだろうな 特に今の螢一は
(-28) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[不思議だと思った。 初めて咥内に含んだものは、嫌悪感も無く。 ただ、ひたすら愛おしくて、撫ぜる舌を筋に添わせて吸い上げた。
歯を立てない様に、唇で甘噛んで、先端を喉奥の粘膜と舌で挟んで押し潰す。 奉仕に硬さを持って反応を示してくれるから、見えない気持ちとは違って、触れることが出来る熱が嬉しくて喉を鳴らした。
「欲しい」って言ってくれたのも>>+85、自分の全てを欲してくれたみたいで、目眩がする。 頬に触れた、不安を取り払う優しい手は、身体を擦り抜ける事は無いから]
(+136) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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[寂しく吹く風が背を撫でた気がした。
ずっと
暖かく感じていたのに
振り向いたら
君がいたのに
もう、見詰める事しか出来ない
震える喉奥は、振動を相手へと伝えて快楽に変えたかも知れない]
(+137) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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[頭上に降る気配に、少し怯える。 髪に触れた指、撫ぜる掌に、安堵した。
安堵して、瞳を上向ける。
………もっと、上手に出来るから、ねぇ、褒めて―――?
見上げた先の彼が、どんな表情をしても
心から嬉しそうに微笑んだ。
咥内の硬さを根本まで咥え込んで愛撫し、射精を促すように先端に軽く歯を押し付けた――]
(+138) 2015/04/07(Tue) 01時半頃
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/* わたし回想とかすごく巻くタイプなので ここまでじっくり進める人初めて見るわ
(-29) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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/* 先生の代わりって言いながら実際は自分の写身なんだよね だから捨てない 捨てられたくないから
さて、エロル……_(:3 」∠)_
(-30) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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[血も涙も上手に流せなかったから、失くしてしまったんだろうか。
心に空いた空白。 ちぐはぐであやふやな記憶の繋ぎ目。
混濁とした意識は似たような物であっても、それこそが自分の望んでいたものだと錯覚し始める。
だって人は失かったことにされてしまうと存在意義がなくなるから。 いらないということは捨ててしまうこと。 そんなこと、よく知っている。理解している。何故なら、
それをよく、俺はしてきたじゃないか。]
(+139) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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[両手にある綺麗なもの。 汚いもの。全部、全部を。
結局、その価値を殺してしまうことを繰り返して。 何を手に入れられた?
分からない。だから探さなくては。 貪欲に。こころを満たしてくれる何かが答えなのかもしれないから。
だから、だから、だから。]
………足りないよ。 「雪ちゃん」。
[あの時の自分を理解するには。 君へと伝えた言葉を飲み込むには、
今の俺では、「ちーちゃん」にはなれない。]
(+140) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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[もし俺が「ちーちゃん」なら あの酸っぱくて辛い液体を吐き出さずに済んだんだろうか。
『かえってきた』ことに喜んだんだろうか。
でも自分はここに戻ることを望んでいたんだろうか。 言葉は残っているのに、どうしたって足りない部分がもどかしくて。
鮮明に残る赤い海に。 胸を掻き毟りたい衝動を堪える為に 今も意識は夢と現実どちらかなのかを把握しない中間地点で、
一人で迷っている。]**
(+141) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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/* おいおい補完はする人は見たことあるけど ストーリーの中枢に関わる場面ならある程度やりきりたい感は同意なのだが、過去軸持ってると動けなくない? 現在軸と齟齬らない?って不安があるからなのかな
(-31) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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/* 雪ちゃんへ対する心がわからないから そのために警察のように探してる 他の人に対する感情で、あの時あんな風に感じてたのかなーってイメージする それに納得させたいだけで心は失くしたまま
今後の展開次第だけど回想で回したこと高校生verでやっても良さげかなーとか(メモ)
(-32) 2015/04/07(Tue) 02時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 03時頃
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―回想:「麻倉」のこと―
[高校に入学してから暫く。
ちーちゃんが俺のことを、「武藤」って呼ぶようになってから暫く。 俺もちーちゃんのことを「麻倉」って名字で呼ぶようになって。
でも呼び慣れるまではときどき間違えて、そのたびに、「もう子供じゃないんだから」って、思い直した。
いつしか、俺に合わせるように、母も「ちーちゃん」と呼ばなくなった。
「ちーちゃん」は、いなくなった。 「雪ちゃん」も、きっと。同じくらいのときに、「死んだ」。]
(+142) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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[麻倉は、初めて会ったときからずっとみんなの中心にいて。 それは中学生になっても、高校生になっても変わらなくて。
麻倉にだけ許した「雪ちゃん」て呼び名は、それだけで俺の誇りで。 呼ばれるたびに嬉しかったんだ。お返しの「ちーちゃん」呼びは、その呼び方だけは、俺だけのだって。
呼ばれるたびにヤメろって怒って追いかけ回したけど、顔には出さなかった(はず)だけど、本当は嬉しくて、嬉しくて。]
(+143) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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[そんな日々がいつか終わるって知ってたら、もっと大事にしてたのに。 大人になるほど、ちーちゃんが遠くなるって知ってたら、あんなに怒ったりしなかったのに。
ずっと続くと思ってた。 あんな、胸の奥の方が、ちょっと擽ったい日々がずっと。 その気持ちが「何」か、なんてどうでも良かった。
ああ、友達だったのかな、親友?幼馴染、…――それとも。]
(+144) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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[だからこそ、終業式の日、不意にちーちゃんが悪戯めいた口調で、昔の呼び名…それも、わざわざ怒られない方の愛称を使ってきたとき。>>0:35
咄嗟に反応して、びっくりして、だけど、嬉しくて。
――ああ、嬉しかった なぁ。]*
(+145) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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―201X年3月24日・PM15:30・とうふのむとう(店頭)―
[左手が、妙に軽い。 腕時計か、ヘアゴムか、いつも何かつけてたっけ。
覚えがない。
どうして麻倉は、左手、大切に なんて、言ってきたんだろう。 俺が最初に切ったから? 確かに、目の前で誰かが自分の身体を切り付けたら、その場面を見たら、ショックなんだろうけれど。
なんで俺は切ったんだろう。
ぐる、ぐる、ぐる、ぐる。
何かが足りない。 肝心な何かが抜け落ちて、心のどこかが酷く空虚で。]
(+146) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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[店の時計はもうすぐ夕方を差している。
吾妻と、蒼真の連絡先を知っているなら、会って話すのだって簡単だ。 もしかしたら学校かファミレスか、そんなところにいるのかもしれない。
ああ、鷹谷はどうしたんだろう。 あの世界に行く前には、確かに一緒にいたはずなのに。 あそこでは一番ひどく怯えていたように見えた。
ひとりなのかな、「帰って」来れてるだろうか。
加賀宮は、早瀬は……。
「夢」で片付けるには無理があると、頭では分かっていた。
後でまた加賀宮のアドレスを探そうと、ポケットの中のスマホを握り直して。]**
(+147) 2015/04/07(Tue) 04時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 04時頃
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―回想・201X年3月24日・AM0時過ぎ・コンビニ―
[いつの日か、暖かさを追って触れた画面。 確かな温もりを感じたのに。
今は、どんなに擦っても温もりは得られなくて、凍るばかりの指先が戦慄いた。
返る文字に>>+133、その指を動かす]
(+148) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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To:吾妻 件名:うん --------------------------- 普通が分からない。 でも、おかしいと思わない。
思い出さなくても良いよ。 今の俺が、俺だから。
また、明日。
(+149) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[普通。 振り向いた先の彼。 それなら、想いを伝える前の彼だ。
今がおかしいと言うなら 友人と言う関係を崩した自分の所為だろう。
なら、今の関係の名は? 友人、恋人、他人、どれでも無い。 想いの置き場を探していたのは、前と変わらないのに、切なく甘やかに感じていたものは何処に行ったか。
それでも、昨日の熱を思い返せば、同じ痛みで心臓が掴まれて。 切なく甘く苦く、…痛い]
(+150) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[これは
今の自分が、今の彼に、向けるものだから――
また、明日、…送信ボタンを押すと、温もりを感じないそれをポケットへと仕舞った]*
(+151) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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―間の世界・廊下―
[自分が 触れ合えた懐かしさのまま、 久しぶりの会話に全部を飲み込んでしまえていたら きっと 暖かい空気の中>>25、 身を浸している事はできたのだろう。
彼が、忘れたままでいてくれてたら>>26。 自分がそれを、受け入れられていたら。
忘れられていいと、賢ぶって 一時納得した筈の気持ちは、 実際に対面した彼によって容易く壊れてしまった。
壊して、しまった。]
(27) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[本当はずっと、心の何処かで思っていた。
忘れられたくない。 見ていて欲しい。
忘れられていいと思いながらその実、 彼がずっと 自分の事を気に病んで 引き摺っていてくれる事を 願っていた。
真っ直ぐ、自分を捉える視線>>19に 容易く胸を満たされる程、胸が痛くなる程、 それを自覚させられて。
此方と、自分と向き合う彼に、 もう留めてはおけないのだと、悟る。]
(28) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[掴んで、引き寄せた時に、彼なら自分を容易く 引き剥がせるだろう事は分かった。 そしてそれをしない 彼の覚悟も。
自分がもう、彼と並んで歩けない事も。]
……あの日、 あの事故の日、 病院に運ばれた あの日。
君が、病室に来たら、 ずっと言おうと思ってたんだ。
(29) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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―――「喧嘩して、良かったね」 って。
(30) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[元々、許す罪なんか なかった。 彼が、彼の奏でる音が、 それだけ自分は 大好きだったのに。
そっと、掴んだ服から指を離す。 強張って震える指先を、緩く握って 下ろす。
背中を預けていた窓から背中を離し、 身体の向きを変えて足を引けば、 少し彼との距離は開いた。
この二年で埋まらなかった身長差を、 彼の顔を見上げて、せめて 穏やかに笑って――]
(31) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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だからもう、 さよなら なんだ。
(32) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[――彼と、さよならをしよう。**]
(33) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[張り付くように沿わせた舌>>+136が舐め上げる度に、腰の奥から熱の塊が迫り上がってくるみたいな感覚に襲われる。
圧に逆らって大きさを増す性器はもうすっかり勃ち上がって、彼の腔内へと透明な雫を滴らせていた]
蒼真、…あ、っ、…、
[与えられる快感が怖くて、欲しくて、逃げるように引かれた腰を彼の震え>>+137に呼応するように、ひくり、震わせて。
口元を覆う指先の合間から、抑えた声が、噛み殺しきれずに漏れた]
(+152) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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[見上げてくる彼の微笑みを、揺らぐ視界に繋ぎ止める。
嬉しそうに笑う彼が、いつかの自分と綺麗に重なった気がした。
『いい子だね、吾妻』
あの人の、声が、忘れられない鼓膜へと、響く。
伸ばした指先を、飼い犬を撫でる仕草で動かして。 写身みたいな彼へと、あの人みたいな笑顔を送った。
――よくできました、って]
(+153) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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……ア、ぁ、…出、ちゃ……――ッ、
[従順な微笑みを網膜へと焼き付けて瞳を閉じる。 快楽だけを、追いたかったから。
生暖かさに包まれた箇所が中途まで引き出されて、外気の冷たさに冷えてゆくまもなく、先端へと痛みに似た刺激が走った。
彼の髪をきつく掴んで、小さな悲鳴じみた声を上げて、爆ぜる。 上履きに包まれた指先をきつく折り曲げて。
口内へと熱を送り込む合間も腰の震えは止まらない。 彼は受け止めてくれただろうか。
吐き出し終えた脱力感の中、強ばっていた指先は開いて、耳横から頬へと滑り落ちた]
(+154) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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……そう、ま、…ちょうだい? 俺のこと、抱いて?
[甘ったるく強請って、抑えていた指も彼の頬へと。 両手でその顔を包み込んで、真っ直ぐに見下ろした。
大丈夫、いい子は捨てたりしないから。 酷い事なんてしない。
だいじに、だいじに、するんだ。
だから俺を 捨てないで。
俺の事全部受け止めて。 受け取って。
愉悦の名残に潤んだ瞳を向けて、熱を孕んだ言葉を落とした]
(+155) 2015/04/07(Tue) 05時半頃
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― にんぎょに なった しょうねん ―
[ずっと りくのうえで はねていた××は
あるひ きれいな“かわ”を みつけました。
そして みなもにうつる
じぶんをみて きづいてしまったのです。]
(34) 2015/04/07(Tue) 06時頃
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[すっかり“どろ”にまみれた じぶんのすがた に。]
(35) 2015/04/07(Tue) 06時頃
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[ 「こんなによごれたからだじゃ
だれからも みて もらえない。
あいしてなんて もらえない。」
××は ぽつり ぽつり なみだを おとしました。**]
(36) 2015/04/07(Tue) 06時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[ちゃんと覚えた筈なのに、その場所を>>+113探して少し彷徨ってしまったのはいつもの事。 自分の目には、どの場所も同じに見えるから。
辿り着いた扉の前で、軽くノックする。
そのまま扉を開き、室内へとその長身を滑り込ませた]
…お腹空いてない?
[吾妻の姿を視界に捉え、会話だけは唐突に。 緩い笑みではなく、柔らかな微笑みで、扉の前に佇んで問い掛けた]
(+156) 2015/04/07(Tue) 06時頃
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/* 打ってて使えなかったロルを埋葬
[少しだけ、まだ残っている普通が囁く。 多分、少し壊れてしまったのだと。
踏み込まれるのはいつだって怖くて、だから取っていた筈の距離を詰められたせいで。 好きと伝えられて、確かに螢一は友人を一人失くしたのだから。
一方通行の思いをぶつけてくる彼がどうしようもなく自分と重なった。 きっと、自分もあの人に向かって、こんな風に子供みたいに頷いて笑っていた。 その手が施すものならば何だって受け取ろうと、していた。
だから、やっぱり『これ』は、捨てちゃいけないものなんだと――強く思う]
どこかで再利用かもしれないけど埋め埋め
(-33) 2015/04/07(Tue) 06時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
[結局あれからもキャンバスに向かい合う事はしないまま、思索に疲れた頭を休めようと机に懐くようにして微睡んでいた。
現実に引き戻したのは天板ごと震わせる振動>>+127だった。 気怠い身体を起こしながら画面を操作し、綴られた文字に嬉しそうな笑みが浮かぶ]
(+157) 2015/04/07(Tue) 06時半頃
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To:麻倉 件名:待ってるー --------------------------- 俺の方も気にしてないから謝んないで平気。 だってあんな事あったら混乱するよ。
愛とか重いって(笑) 俺は普通の友達がいいなぁ。
そうだね。 なんかメール長くなってばっかでごめん。
りょーかい。 気を付けて。 ゆっくり待ってるから大丈夫だよ。
(+158) 2015/04/07(Tue) 06時半頃
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[誤魔化そうかどうか、悩んだ指先は正直な気持ちを打ち出した。 隠し事はあるにしても螢一の素直な本心だ。
愛してるはあの人からだけでいい。 引きずり込まれそうなあの重み。 絡め取られたのは自分の方かもしれないと、気付いて苦笑する。
それでも――今は必要なのだと思う。 体温も快楽も、この喪失を埋めるためには必要なのだと――自分に言い聞かせる。
普通は麻倉がくれるから。 それでいい。
送信を押した所でノックの音>>+156が響いた]
(+159) 2015/04/07(Tue) 06時半頃
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…おはよう、には遅いか。 ……って相変わらずいきなりだなぁ。 でも、空いた。
[扉から顔を覗かせた彼を視界に捉えて、込み上げるのは安堵と不安と期待と寂しさだった。
いつもみたいな気の抜けた笑みはもうない。 友達は、いない。
昨日と同じく扉の前で紡ぐ彼へと椅子ごと振り向いて、おいでと招く指先が揺れる。 可愛らしい、可哀想な彼を呼んで]
(+160) 2015/04/07(Tue) 06時半頃
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/* なんかもう、まともに受けるのが久々すぎて色々死ぬ いっそS受けにでもすればいいのかと思いつつ、蒼真わんこが従順だから行けそうと思いつつ、果てしない気持ちになりそうで悩むむむ
(-34) 2015/04/07(Tue) 07時頃
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/* なんかねー わんこはすっごい可哀想なんだけど、ホント可愛くてどうすればいいものか 踏み躙りたくなるこの可愛さ だがそれをするとエピでの螢一がその分ダメージを負うという諸刃の剣
(-35) 2015/04/07(Tue) 07時頃
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/* 昨日はロルの投下をありがとうございました。 お礼が遅れてしまって申し訳ありません。
退去をお願いしたのに大変申し訳無いのですが、明日の成田の発言とエピでのロルでは芙蓉PCについても言及させていただくことになるかと思います。 ご容赦いただければ幸いです。
本当にご丁寧な対応をありがとうございました。
(-36) 2015/04/07(Tue) 07時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
………ぅ、…ん……。
[先端から溢れるものを>>+152唾液と共に飲み下す。 漏れ出る声に劣情を唆られて、下腹部の熱が苦しげに布地を押し上げているのに切なげに眉根を寄せた。
褒めてと強請ったら
彼は褒めてくれて
撫ぜる手と、その笑顔に 締まる喉から鼻に抜ける、子犬に似た鳴き声を漏らした。
空洞に流し込んだものを守るように蓋を閉めて、夢見るように瞳を閉じた]
(+161) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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[咥内を満たす熱。 身体が先に反応して、それを喉奥へと流し込んだ。 舌に染み込む味と、脳内を痺れさせる彼の匂いに、満たされて。 もっと、欲しくて。 強請って、吸い上げる。
腰に添える片手にその震えが伝わったなら、宥める動きで優しく撫でた。
残滓も綺麗に何も残らないように、丁寧に舐め上げて唇を離す]
(+162) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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……――…、…ん。
[力が抜けた掌に懐き、両頬を包まれて顔を上げる。 伸ばした手に落とされる全てを受け取って、…掌を通して落ちていったそれを見下ろして。
顔だけは彼を見上げて。
口を開いては、喉に絡む白に声にならず、困ったように小さく笑って頷いた]
(+163) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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[ぜんぶ、おれをあげる
立ち上がり、灰皿の近くに置かれたほぼ使う事の無いローションの袋の端を裂き、右手に垂らした。 指先に絡めて左手は吾妻の背に回し、少し身体を傾けさせると性器の下へと濡れた指を這わせ、奥まった箇所を探る。
触れた窄まりを確認するように撫ぜて、滑りを馴染ませて、長い指を押し込んだ。 熱く絡むものを掻き分けて、根本まで沈める。
触れる事が出来た彼の中を、掻き混ぜて。 指を増やして、探る。
彼の頭へと頬を寄せて、溜まるばかりの熱を耳元で吐き出して逃した。
濡れた音を響かせて、辿り着いた痼りを指腹で撫ぜた]
(+164) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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/* うとうとしながらロル打つ →寝る →起きる →ロル見る
→頭を抱える ←イマココ
(-37) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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/* >>25「甘い幻想」 どんな幻想だったんですか。
というか幻想通り越して一人で盛り上がりすぎてて 僕恥ずかしい、埋まりたい。
どうしたの僕。酔っ払ってたの?
(-38) 2015/04/07(Tue) 07時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
…おはよう?…こんにちは、も、変だよねぇ。 うん。 ご飯、食べよう。
[今の言葉は俺に向けられたもの? 理解して、笑みに嬉しさが滲む。
招く彼、その傍らの机、昨日の情事を思い出させて、少しはにかんだ。
傍まで歩み寄って紙袋を机の上に置くと、中から取り出した弁当袋を二つ並べて。 近くの折り畳まれたパイプ椅子を開くと、それに腰を落とした。
ウェットティッシュを手に、封を切って吾妻へと差し出した。
…自然な仕草に自分で不思議に思う。 世話を焼く相手なんていないのに]
(+165) 2015/04/07(Tue) 08時頃
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螢君は、嫌いなものあるの?
[伏目がちに>>+160二人分の弁当箱の蓋を開く。 一段目は子供が喜びそうなおかずが詰められて、二段目はいつも通りのキャラクターが綺麗な形を保って姿を見せた。
嫌いなものがあれば、自分の方に移そうと。 今後の参考にしようと、問い掛ける]
(+166) 2015/04/07(Tue) 08時頃
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/* 雪ちゃんに、会いたい
(-39) 2015/04/07(Tue) 08時半頃
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/* いっぱいいっぱいで中々独り言呟け無い自分螢君可愛いですね。 お腹見せるんで撫でて下さい。愛でて下さい。
…本来の蒼真に戻れるのか不安(真顔)
(-40) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[子犬のようなその声>>+161は、庇護欲を掻き立てるから、螢一はまたいい子と、彼の頭を撫でる。 情はあるけれど、愛の無い指先が彼の髪を漉いて、離れた。
吸い上げる舌先に促されて、残った全てを吐き出しながら掠れた吐息が絶え間なく漏れる。 撫でる掌は優しい。
掴んで離さない食い込む指先とは違って、優しかった]
(+167) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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[紡ごうとしても言葉にならない唇>>+163には覚えがあって、大丈夫だと、微笑みを浮かべる。
彼を通して零れていった全ては見ないふりで。
飲み下そうと蠢く喉を見下ろして、頬へと両手を添えたままに身を屈めた。
触れる唇は吐き出した自分の匂いがして、それでも構わないと唇を重ねる。
彼の唾液と自分の欲と。 忍ばせた舌先で混ぜあわせてから顔を引いた]
(+168) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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[立ち上がった彼の腕に身体を預けて腰を浮かせた。 濡れた指の感触に肩口へと押し付けた唇が震える。
あの日からずっと他人には触れられていない箇所が、欲しがってひくつくのが自分でも良く分かって、違うと、言い訳するみたいに首を振った。
焦れる程に優しい指先が押し入るのが嬉しいのに、拒むみたいに襞が彼の指を食いしめる。
痛みはない、慣れているから。 増やされた指もすんなりと呑み込んで、熱い息を吐き出す度に、内側も呼吸するかのように彼を締め付けた]
(+169) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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[恥ずかしい音と彼の吐息に耳まで嬲られているような心地で、腰はもう痺れたように力が入らない。
片腕を脇から、もう片方は首へと縋らせてしがみついたまま、抑えた切れ切れの声を零して。
長い指先が感じる箇所を捉えると、もう動かすことも叶わないと思っていた腰が、跳ねた]
そー、ま、…っ、や、ァ、…ッ、そこ、だめ、…、
[一度は吐き出した性器が、また芯を持ち始める。 触れられてもいないのに、白濁混じりの雫を滲ませて震えた。
早く、もっと、指じゃ足りないから、もっと
欲しがる言葉は口には出せずに、ただ強請る代わりに乱す指先へと熱い襞を絡ませた]
(+170) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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/* みたいが多すぎですな(しろめ 受けロルほんと難しいょ…
(-41) 2015/04/07(Tue) 09時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
こんにちはは明らかに変だろ。 ……作ってきてくれたんだ? ありがとな。
[昨夜のメール>>+149の内容は心に引っ掛かったままだったけれど――じゃあ、前の蒼真はどこへ消えたんだろう。 思い出せないままに、棚上げな思いを抱いた。
ぽっかりと空いた箇所が、何もない筈なのに疼いて。
やっぱり埋めなくちゃ、早く埋めなくちゃ――熱が欲しい。
でも今は友達だった二人を演じて、昨日の名残を辿る笑顔に笑みを返した]
(+171) 2015/04/07(Tue) 09時半頃
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[腰を下ろした彼からウェットティッシュを受け取りながら少しだけの違和感を、感じた。 共に昼食を取っていた時にはこんな事はなかったような気がして。
甲斐甲斐しく世話を焼かれるのは悪い気分ではなかったけれど、喉に何かが詰まったような違和感は続いた。
そういえばなんでいつもキャラ弁なんだっけ?
聞いたような気がするのに、思い出せない。 分からない 分からない
指先を拭きながらの思考は蒼真の声で途切れた]
(+172) 2015/04/07(Tue) 09時半頃
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俺は特には……でも、これは食べられない、かな。 ごめん。
[横に並んだ二つの弁当を見下ろして指さす先は彩りのパセリ。 これだけはどうにも食べられないのだと、眉尻が下がった。
ひとまずは箸を手に取って、ミートボールを口へと運んだ。 まだ暖かさが残っているような舌触りに目元が和む。
味わってから飲み下し、そういえば、と口を開いた]
なんか麻倉も来るって言ってた。 図書室寄ってから来るらしいけど、さっきメールあったからそこまで遅くはならないんじゃないかな。
(+173) 2015/04/07(Tue) 09時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 09時半頃
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―回想:「武藤」のこと―
[高校に入ってからすぐ、『彼女』が出来た。 何番目かなんて分からない。 でもそう続かなかったことは覚えてる。
その子はとても嫉妬深くて、「雪ちゃん」なんて呼んでみたらすぐ浮気だのどうだの。 男の幼馴染だとしても特別扱いはやめろなんて言う。
見た目は好みだったから暫く付き合ったけど、その頃にはもう「雪ちゃん」はいなくなっていて。
一緒には帰らなくなっていて。
―――妬いてる?
尋ねられた時>>0:118 咄嗟に何も言えずに曖昧に笑ったのは、きっと。
武藤はみんなの武藤だって思ったから。]
(+174) 2015/04/07(Tue) 10時頃
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[それでも「雪くん」なんて呼んでみた。 女の子扱いしたような呼び方は怒らせてしまったこともあったし 別れてしまったけど、こんな『彼女』の言い分も残っていたというのもある。
“「ちーちゃん」「雪ちゃん」なんて勘違いされても知らないよ。”
別に何を勘違いされるのか分からず聞き返せば、もうオトナなんだからって。
だからやめて武藤って呼んで。 でもたまに武藤は間違えるもんだから>>+142 その度に笑ってしまうのを耐えて。
でも怒られなかったことが物足りなくて、つい。]
「雪ちゃん」
[なんて文字で綴ってみた>>1:117]
(+175) 2015/04/07(Tue) 10時頃
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[女子に教えられた秘訣なんて、嘘っぱち。
でも確かあの呼び方は自分だけに許されてたものだったから。だから。 だって「雪くん」は他にもいるから。 その愛称でも呼んでいた子はいたから。
もしかしたら、昔に、過去に帰りたかったのかもしれない。
何処かに失くしてしまったブレスレット。 自分で「殺してしまった」過去。
戻ればどちらも手に入れられるような気がして。 ああ、そういえば右腕の輪っかはいつからなくなってたっけ?]**
(+176) 2015/04/07(Tue) 10時頃
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/* 麻倉wwwwww 忘れかけてたせやかて武藤にwwwwまたwwww吹くからwwwwwww
(-42) 2015/04/07(Tue) 10時頃
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/* 怒ってはくれてたから追いかけてくれなくて、のが良かった気はする
(-43) 2015/04/07(Tue) 10時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[瞳を閉じた先>>+168、陰る気配にそっと覗かせた薄い色。 唇が重なる前に、自分からも顔を寄せて、鼻先を相手の鼻先へとじゃれるように僅かに触れさせた。
触れる唇も、入り込む舌も、喜ぶけれど。 咥内に残る彼を取られたく無くて、僅かに引いた舌は結局はその肉感を求めて絡めた。
あれも欲しくて、これも欲しい。 我儘も飲み込んで]
(+177) 2015/04/07(Tue) 10時半頃
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[懐く頭が左右に振られるのに>>+169、眉尻を下げて耳朶へと唇を寄せて口付けた。
暴く箇所の感触は知らないものだったけれど、締め付けながらも悦んでいるのは指先から、触れる身体の熱から、吐息から、伝わって。
それが嬉しくて、…少し、寂しい。
だから、甘えるように耳朶に舌を添えて吸い付いた。 強請るように、腰を跳ね上げさせる痼りを擦った]
(+178) 2015/04/07(Tue) 10時半頃
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………駄目?…螢君、駄目なの?
[視線を下げれば、とろりと蕩けた性器が瞳に映り込んで、…それでも、言葉も欲しくて問う。 弄っていた指は、名残惜しげに引き抜いた。
抵抗しないなら、そのまま背を机の上へと。 乾いた手と、濡れた手で、細い腰を自分の方へと引き寄せた。
バックルを外し、自分の下肢の前を寛げると先走りを滲ませた昂った性器を引き摺り出した。 コンドームを手に取ると、袋の端を歯で噛んで指を横に引いて裂いた。 幾度か扱いたものを、薄い膜で覆う。
両足を肩に乗せて、改めて腰を掴む。
指先を包んでいた熱の入り口へと、先端をあてがい擦り付けて請う]
(+179) 2015/04/07(Tue) 10時半頃
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…螢君、……俺を、食べて。
[見下ろす表情は、切なげに懇願する笑みを浮かべて。 襞を裂くように、奥へ奥へと腰を押し進めた。
痛い程伝わる互いの熱。
このまま境目も消えて、溶けあえたら、良いのにね。
俺が、君になれたら、幸せかも、知れないでしょう――?]
(+180) 2015/04/07(Tue) 10時半頃
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/* 毎日3時間しか寝てないからもうだめだぶくぶくぶく
(-44) 2015/04/07(Tue) 12時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
うん、毎日でも作るよ?
[彼からの礼には笑って頷き>>+171、冗談とも本気とも取れる言葉を落とす。 本当だけど。
自分も丁寧に掌、指先を拭いた。 拭き終えたウェットティッシュを、彼の分も一緒にゴミ箱へと捨てた。
伸ばした右手、袖が引かれるとピンク色のヘアゴムが僅かに覗く]
(+181) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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パセリ? ………、…分かった、もう入れない。
[箸を手に、パセリを自分の弁当箱へと移動させる。 …ちゃんと食べないと、俺みたいに大きくなれないよ、なんて。 彼はもうちゃんと大きいのにと、小さく笑ってしまった。
手作りのミートボールを口に運ぶ様子に、一旦手を止めて。 気に入ってくれただろうかと首を傾げ、卵焼きへと箸を伸ばして口に含んだ。 ――甘い、甘い、卵焼き。
届いた言葉に、「名」に、顔を上げた]
(+182) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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[……………、
…………「麻倉」って、誰?
不思議そうに、瞬いた瞳―――]
(+183) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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[それも一瞬の事。 ああ、さっきメールをくれた「人」だと、「クラスメイト」だと思い出し、咀嚼した甘さを飲み込んだ。
『この場所』に誰か来る。 まるで、二人だけが住まう場所の様に感じていた。 だから、…揺らいだ瞳が陰った]
…あ、……ちー君。 そう、…お弁当、もうひとつ用意したら良かったね。
[箸を置いて、紙袋から水筒を取り出すと中のお茶を蓋のコップに注ぎ入れた。 吾妻の弁当の横に置くと、自分の分の水筒も取り出した]
(+184) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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/* こんな怖いメモ始めて見た
怖い
村のこだわり:恐怖を煽る
(-45) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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/* こう、なんだろう 捨てることに恐怖を感じる 捨てたらメモが全部空欄になるのかな…怖い
(-46) 2015/04/07(Tue) 12時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[耳朶へと触れた唇>>+178に身体中で燻る熱は伝わるだろうか。
吸い付く音は直接鼓膜に届いて、首を竦めて遣り過そうとしたけれど、結局逃すことも出来ない震えを抱き締める彼の腕へと伝えた。
追い上げる指先の動きを阻むように締め付け、自ら誘った刺激に肉が戦慄く。 まるで助けを求めるみたいに、彼にきつく縋りついて、また肩口へと噛み付いた]
……駄目、じゃな、…い、けど、…意地悪、…だ、
[内側だって、彼にしがみついて離さないのに。
なぜそんな事を聞くのだろうと、身を離した彼へと向けた視線は困ったような色味を帯びて、少しだけ――壊れてしまう前の二人を思い起こさせたかもしれない]
(+185) 2015/04/07(Tue) 14時頃
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[引き抜かれる指へと追い縋るように、柔らかな肉は口付けた。 ローションの透明な糸が指先と腰の奥を繋ぐのを、呼吸を乱したままに見詰めて、離れてゆく彼の背から両腕を外す。
机へと身を沈めさせる手>>+179に抵抗する事はなかったけれど、眩暈のような違和感が消えない。 下着ごとスラックスを下ろされて、まだ冷たさの残る外気に肌が震えた――でも多分、理由はそれだけじゃない。
まるで 鏡の裏表が ひっくり返ったみたいだ
見上げる瞳は薄い色合いで、確かに欲情を滲ませて、唇から覗く歯が袋の端へと食い付くのを見上げながら
――違う 違う 違う 違う 違う
それだけを馬鹿みたいに頭の中で繰り返した]
(+186) 2015/04/07(Tue) 14時頃
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[抵抗、すればよかったのかもしれない、けど。 重なった彼の 今は重ならない彼の 祈りにも似た笑み>>+180を見たら何も言えなかった。
ただ、両手で口元を覆って、零れないように、それが精一杯だ。 抱く腕は後ろから、降る声も重みも何もかも――その筈なのに、今は腰を引き寄せられたまま彼を見上げてる。
顔なんて見えなくて良かった。 見たくなかった。 あの時の『彼』が、自分が、どんな顔をしていたかなんて知りたくはなかった。
――罰が当たったんだと思う
彼を騙して 自分を騙して 何をしようとした?]
(+187) 2015/04/07(Tue) 14時頃
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[腰が浮き上がるような体勢で、大きく開かされた足から目を逸らすように横向けた顔の隣――今はもう何も入ってはいない灰皿を見詰めた。
一瞬だけ触れて、指を引く。 それでも『愛してる』はあなただけに。
今の寂しさを埋めてくれる熱に身を任せる。
せめて互いの埋草になればいい。 閉じた身体を暴かれる痛みに目を伏せて――確かな快楽を追い求めて。
縋るように伸ばした両腕は、彼の首筋へと届くだろうか――]
(+188) 2015/04/07(Tue) 14時頃
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/* せんせい、おれ、じょうずにやれなかったよ(しろめ
(-47) 2015/04/07(Tue) 14時頃
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/* 全力とはなんだったのか(しろめ
常に文末にパンツって書いておけば脱ぐのを忘れないかもしれない
(-48) 2015/04/07(Tue) 14時半頃
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/* わあい、ズボンとパンツが戻って来たぞ!
俺の尻は俺が拭く!(ドヤ顔)
(-49) 2015/04/07(Tue) 15時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
二年になっても? マメだなぁ…蒼真は…。
[だから女にモテるんだよと、続けようとしたいつもの軽口は形にならずに消えた。
袖口から見え隠れするヘアゴム>>+181に視線を奪われたのは一瞬だけ。 すぐに目の前の弁当へと意識は向かう。
斜交いに座った彼の箸が伸びて、パセリを摘んで消える様に瞬いて、笑った]
…刻んであるのは平気なんだけどさ。 丸ごとは駄目なんだよね。
[こうしていると少しだけ、あの頃に戻ったような気がした。
緩んだ頬は美味しいと、その言葉を伝えるように。 彼に続いて卵焼きを箸で摘み上げ――その表情に眉を寄せた]
(+189) 2015/04/07(Tue) 15時頃
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そういえば蒼真はちー君って呼んでたっけ。 ……呼ぶの、マズかった?
[なんとなく、だけれど、、彼の瞳が陰りを帯びたように思えて。 身体を斜めに、その顔を覗き込んだ。
じっと、少しだけ高い位置にある彼の瞳を見詰める。 何を思っているのかは良く分からない、それはいつもの事で、でも分かったような気がした瞬間もあったように思えた。
霞の向こうの出来事のようだったけれど。
水筒を取り出す様子に身体を引いて、卵焼きを口の中へと放り込む。 甘いそれはどこか優しい味がして、懐かしい記憶みたいだと、思った]
(+190) 2015/04/07(Tue) 15時頃
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/* 墓下とか真っ青だと思うんだけど、自分のロルで止まってると発狂しそなる。早く流れてください… というか、早瀬視点唐突な気がして胃痛
(-50) 2015/04/07(Tue) 16時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[不意の肩口の痛み>>+185。 痛いのに、何処かむず痒くて、甘く疼いて、もっともっと、痕が残る位、消えない傷が残る位、噛んでくれても良いのにと思う。
俺が、君のものだという証を下さい]
………意地悪なんてしない。 絶対、螢君を、傷付けたりしない。
(+191) 2015/04/07(Tue) 16時半頃
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[覗き込む瞳の色、その目元に触れたくなって、手を伸ばそうと思うのに、両手は塞がっていてそれは叶わない。 涙を拭いたくて。 触れたとしても、そこは乾いているのに。
身を離して、机に背を預ける相手の脚へと指先で触れて、中途半端に下ろしたスラックスと下着を脱ぎ取った。 椅子の背凭れに、それらを引っ掛ける。
抵抗が無い事
それは許された事
そう思って
彼が何を思っているかなんて
知らずに
思うままに手を伸ばす――]
(+192) 2015/04/07(Tue) 16時半頃
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[なるべく彼に近付きたくて、脚を肩に乗せる身体を前屈みに。 真下の瞳が、その指先が、灰皿へと伸びたのに、ゆるく瞳を閉じて、見なかった事にする。
その手で、俺に触れてくれるなら、それで良いから。
薄い膜を通して、蕩けるように熱い肉がざわめくのと、絡み付くのに腰を小さく震わせて、湿った息を漏らした。
首筋に触れる腕に、開いた瞼。 瞳が、問うように揺らいで、嬉しそうに笑んで、身を寄せた。
深く深く、奥まで滑り込んで、繋がる。
軽く奥を突いて、揺さぶりを掛けて、馴染ませて。 肩口に顔を埋めて、鼻先を押し当てて、匂いを吸い込む]
(+193) 2015/04/07(Tue) 16時半頃
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[ただ、ただ、このまま突き上げたい衝動。 それを噛み殺して。
肉の襞を絡ませて、拔けてしまいそうな寸前まで腰を引いた。 追い縋る熱を、押し広げて、抉じ開けて、硬いもので奥を穿つ。
それを繰り返して、しっとりと汗ばんでいく互いの肌。 情欲で色濃くなる瞳は、女性にのみ向けていたもの。 愛しさを混じえたそれは、誰にも向ける事は無かったもの]
(+194) 2015/04/07(Tue) 16時半頃
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………螢君、…一緒に、…。
[気持ち良くなるのも、一人は嫌だから。 半ばまで引き抜いた性器で、その先端を胎内に擦り付けて探す。 先程まで触れていた箇所を。
こり、と、触れた。
見付けて、嬉しそうな吐息を耳元に吹き込む。
後は、ひたすら、そこを押し潰して。
柔らかな滑る肉と、締め付け。 先端に引っ掛かる痼り、入り口の縁の食い込み。
溢れる透明な雫は薄い膜の中。 腰を押し付けては引いて。
髪に懐いていた顔を横にして、身体の内を、肉を、掻き混ぜる、…その真下の彼の顔を覗き見ようと]
(+195) 2015/04/07(Tue) 16時半頃
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/* やっとズボンが!脱げたよ!先生!
(-51) 2015/04/07(Tue) 17時頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
三年になっても。 いつでも、お嫁さんになれるよねぇ。
[片親だったから。 そう言おうとして、別の言葉を紡ぐ>>+189。
母親の記憶は、ほぼ無い。 天涯孤独と言っていた。 父親もそう。
…互いに早死の家系同士じゃないかと、苦笑してしまう。
ふと、パセリが運ばれるのを見た彼が、…笑うから]
(+196) 2015/04/07(Tue) 17時半頃
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…じゃあ、螢君の丸ごとのパセリは一生俺が、…刻んであげるよ。
[笑って告げた。 自分の弁当の横にも、お茶を置いて。
ケチャップで色付いたチキンライス。 赤い頭巾の耳部分へと箸を差し込んで、口へと運ぶ。
美味しそうに食べてくれる姿に、次は何にしようかと、ぼんやりと空に視線を向ける。 いつも、昼時に教室で見せた表情に似て]
(+197) 2015/04/07(Tue) 17時半頃
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…ちーちゃんって呼んだら、そんな可愛らしいのは女の子に言えって言われたんだよねぇ。
……あの世界での話をするんでしょ? じゃあ、待ってる。
[覗き込む彼に、少し身を引いた。 僅かに近くなる距離、自覚したら触れたくなったから。 口元を、唇を見詰めて、眉尻下げて笑うと、視線は弁当箱の方へと落とした。
兎の両耳は胃の中に。
まるで自分は関係無いとでも言いたげに。 それは、以前の自分でも変わらない様な言い草だった]
(+198) 2015/04/07(Tue) 17時半頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[下衣を剥ぎ取られると同時>>+192に爪先から抜けた上履きが、床の上へと落ちた音がする。 その音も遠く、泣き出してしまいそうになるのを堪えて、寸前で堪えて目を閉じた。
繋がっている箇所は溶けそうに熱い。 前かがみになった距離の分だけ深く穿たれて、押し出されるような呼吸が漏れる。
両腕を、彼の首筋へと絡ませて抱き寄せながら思った。
ごめん、ごめんなさい。 愛せないけど、それでも君を離したりはしないから、だから、『 』
彼の瞳を見上げて、その笑みを見上げて、大丈夫だから、そう二人に言い聞かせて]
(+199) 2015/04/07(Tue) 18時頃
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……っ、蒼真、…ァ、あ…、やだ、抜かない、で、
[互いの隙間を埋めるように、寂しさを埋めるように。 奥を突かれると甘やかな喘ぎが空気へと溶けた。 求める声に嘘はないと伝えるように、彼の熱へと襞を纏い付かせる。
強請る腰が、揺れる。 肩口に当たる柔らかな髪へと頬を寄せ、もう大分、意識を愉悦に揺らがせて。
ぎりぎりまで引かれた腰を追って、肩に乗せられた両足へと引き止めるように力が篭った]
(+200) 2015/04/07(Tue) 18時頃
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[気持ち、良かった。 求められる事がこんなに気持ちのいい事だなんて知らなかった。 耳元に落ちる荒い息も、向き合って抱かれるその事も、何もかも。
それでも
ああ、彼にこうされてたらどんなに良かったんだろうと
それもすぐに意識の外側へと 消えた]
(+201) 2015/04/07(Tue) 18時頃
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[再び奥までねじ込まれた彼を引き絞るように、肉の筒が狭まった。 穿たれる度に、埋まってゆく隙間。
やっぱり必要なんだと、霞む意識の中で思った。 寂しいと鳴る小さな音が止む事はなかったけれど、でも、彼と抱き合えば心が麻痺したみたいに遠くなったから。
一緒にと、囁かれて頷く。 指で探られたあの場所を押し潰されて背が撓った。
腰から下が蕩けてしまったみたいな快感を追って、彼の動きに合わせて、どこか拙く腰を降る。
湿った音が響くのも、まるで自分が濡らしているみたいに思えるのが恥ずかしくて、気持ちいい。
腕の中の彼が、動く気配に瞳を瞬かせ――間近の表情を見詰めた]
(+202) 2015/04/07(Tue) 18時頃
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[愛おしげに螢一を見詰めるその顔を見詰め返すのは、ただただ快楽に揺らぐ瞳だった。
耐えるように寄せられた眉と、噛み締めようとして震える唇と、熱に潤んだ瞳と。
染まった目元も相俟って、もしかするとあの日の泣き顔に似て見えたかもしれない]
そーま、そう、ま、ッ、ん…ァ、……キス、…して、…、
[力の入らない片腕は首筋から外れて、二の腕へと落ちた。 子供みたいに袖を掴んで、弱く引く。 抱き締めて、と強請って。
叶ったならば縋り付いて、身体全てを溶かし合うように触れ合って。
感じる箇所ばかりを責め立てられる苦痛混じりの快感に押し遣られるままに――爪先をきつく丸めて、飲み込んだ彼を包み込む肉を痙攣させながら、互いの腹の合間に白く濁った欲を――吐き出した]
(+203) 2015/04/07(Tue) 18時頃
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―間の世界・3階空き教室―
[ふわりと、影が揺らいだね。 見えるかな?
君の顔を見下ろす僕の顔、見えるよね]
こんばんは、鷹谷君。 いや、もしかするとこんにちはかもしれないし、おはようかもしれないね。
まあ、そんな事どっちだって構わないんだけどさ。
[告げて僕は右手を伸ばすよ。 君>>21の頬へと伸ばしてそっと触れるんだ。
慰めるように、愛おしむように、撫でるんだ]
(37) 2015/04/07(Tue) 18時半頃
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君には期待してるんだよ。 そうだね……君に一番期待をしてるんだ。 分かるかい、君。
[告げて僕は微笑んだよ。 彼の答えが返るまではここで待つつもり。
首を傾げて、彼の瞳を見詰めて待つんだ]
(38) 2015/04/07(Tue) 18時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
……俺が養う側なの?
[返す声に笑みが混じったのは、なんだか彼の口調>>+196が普段通りの緩いそれだったから。
卵焼きを飲み下して、またプロポーズみたいな事を告げる彼に笑った]
(+204) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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ねえ、蒼真。 ……本当にずっと……一生傍にいてくれるの?
[少し、考えこんで、首を微かに傾けた。 見詰める瞳は奇妙な色合いに揺れていたかもしれない。
今の彼はずっと前から螢一の知る蒼真 透で、だから『怖くない』 教室で見せたようなあの表情と穏やかな時間――それと空白を埋める熱は同時に存在出来ないものなのだろうか。
恋人じゃない彼に縋るのはおかしな事かもしれないけれど。 でもきっと大丈夫。 自分は蒼真を捨てたりなんかしないのだから]
(+205) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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…意外と気にするんだな、麻倉。
……うん。 麻倉、昨日結構取り乱してたからさ。 俺、麻倉しか仲良い友達いないし…やっぱり心配だからさ。
[言外に蒼真は違うと。 その意味を彼>>+198がどう捉えるのかは分からない。
身を引く様子には目を瞬かせて、行儀悪く箸を咥えて右手を伸ばした。 なんでと、瞳で問い掛けて。
彼の変化には気付かないままに]
(+206) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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―間の世界・廊下― [何をすれば償えるのかと。何をすれば、元に戻せるのかと。 考えていたのは、そういうこと。
親友の本心など、知りもせずに。
自分の問いかけに、答えが返ってくるまでの時間>>27 >>28は、永遠のようにすら感じられて。 ようやく彼が口を開けば>>29、早瀬は軽く目を見開いて後に続く言葉を待つ。 どんな言葉が出るのか。糾弾であれ断罪であれ、それは受け入れるつもりだった。
――だったのに。]
(39) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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[言っていることが、理解できない>>30。 思わず。唖然とした表情を浮かべてしまう]
………なん、だって?
[きつく服を掴む指の力がゆるめば、その指先が震えていることに気づく。 ゆっくりと距離を開いて、自然な距離で笑みを浮かべるなら>>31、その表情の意図は余計に理解が出来なくて。
加賀宮は気づいただろうか。 早瀬の身体もまた、彼の指先と同じように、少し震えていたことに。 表情は困惑一色で。
何か。 糾弾よりも断罪よりも、あってほしくないことが起きているような気がして。 衝動に任せて、叫んでしまう。]
(40) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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お前、何を―――――………
[「お前、何を言ってるんだ」。 そう叫ぼうとした言葉は、加賀宮の言葉>>32に打ち消される。
叫ぼうとした表情は、途切れた音の瞬間のままで、しばらく固まる。 誰も観客が居なかったのは僥倖だ――あまりにそれは間抜けすぎたから。
………なんとなく、理解は出来ていた。 数年の間、ずっと保留だったままの「さよなら」の保留期間が。 今、終わったのだと。
きっとこれは覆らないのだと、心の何処かで理解は出来た。 それでもなお、認めたくなかった。]
(41) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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………嫌だ。帝、僕は絶対に嫌だ。認めない。 どうしても僕と今後関わりたくないというなら。
[きっぱりとはっきりと、力強い眼差しと、しっかりした口調でまくしたてて。 少しの間の後、言い切った]
……せめて「大嫌い」の一言でも置いていけ。
[表情こそ感情の見えづらいものだったが、その目は確かに真剣なままで。 拳は固く握られたまま。 加賀宮の返事を、真剣な面持ちで待つ]
(42) 2015/04/07(Tue) 20時頃
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/* 不在動かししててって意味だったんだけど… これこそメモの摺り合わせじゃないのっていう そろそろ時間軸移動したいし混ぜてくれるなら混ぜてほしい
(-52) 2015/04/07(Tue) 20時半頃
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/* う〜〜ん そんなに割り込むつもりも恐らくないし それよか一人の雪ちゃん大丈夫か心配奴
(-53) 2015/04/07(Tue) 20時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 20時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 20時半頃
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/* いや、本当好きに動いてくれてていいっていうか… 過去軸終わらせるのに集中してくれててもいいっていうか
(-54) 2015/04/07(Tue) 20時半頃
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― 間の世界・廊下 ―
[驚きか、言葉を失った彼の顔>>40は 少し幼く見えて、つい 目元が緩む。
指を離す瞬間まで、彼の震えを指先で感じ取っていた。 その震えすら、何だか愛おしくて――
だからこそ、離さなければいけなかった。 手放せるうちに。
今ならきっと、まだ、間に合うはずだから。]
(43) 2015/04/07(Tue) 21時頃
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[叫ぼうとした音が途切れ、目の前の表情すら固まった>>41。 まるで台詞を忘れた役者だ。
その姿は滑稽ではあったけど、 その原因が自分だと分かる身には ただただ 甘い甘い毒でしか なくて。
嫌だと、認めないと言葉を並べる>>42彼に、 口を噤んでそのまま、彼を置いていこうとした。
けれど。
続いた言葉に、射抜くような真剣な瞳に、 さして動かない脚は簡単に縫い止められて。]
(44) 2015/04/07(Tue) 21時頃
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――――……、
[逸らせぬままの瞳を見つめたまま、 はく はく 、と 音にならない声を落し。
何度か同じ事を繰り返す中。 最初は、吐く息が、喉が震えて。 次は、きつく握る拳が、震えて。
ついには、見詰め合ったままの瞳が 揺れ、震え。
くしゃりと、顔を歪めて、]
(45) 2015/04/07(Tue) 21時頃
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………ゃ…、…やだ…
(46) 2015/04/07(Tue) 21時頃
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[やっと出た音と共に じわりと目元に雫が溜り、落ちる。
きつく握りすぎて掌に爪痕が残る手を開いて そんな顔を隠すように覆えば、 指の隙間からぽたぽたと、雨垂れが滴る。]
……わか、…ッてよぉ…!
[結局出てきたのは、 そんな駄々を捏ねる子供みたいな台詞だった。]
(47) 2015/04/07(Tue) 21時頃
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―回想・201X年3月23日・AM10時半過ぎ・美術準備室―
[もっと、もっと、彼の中に入り込みたい。 その身体の内を弄って、…あの温もりを探したい。
首筋に絡む腕は優しくて>>+199、抱いているのに、抱き寄せられて…、笑みを浮かべて見下ろす瞳。
君の瞳に俺が映って
だから
俺の瞳には君が映っているね…―――
…怖いと思った。 偽物でも良かったのに 偽物ですら無いなんて
薄い硝子玉の瞳を細めて、閉じた]
(+207) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
|
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[強請られたら一生抜かない、なんて馬鹿な事も本気で思う。 首筋に感じる腕の重みも、肩に感じる脚の重みも、飼い犬に付ける首輪の様で嬉しい。
口付けられる髪の根元は汗ばんで、打ち付ける腰と共に荒い息を吐き出した。
空洞が満たされて溢れかえるのに、何処かの隙間から零れ落ちる。 底の無い砂時計。 戻すことの出来ない想い。
虚ろに、戻りたくない]
(+208) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
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[快楽を与えたいのに、逆に揺れる腰に刺激されて、吐き出しそうになる欲に眉根を寄せた。
それでも、彼が動きやすいようにと、細腰を掴む両手は脇腹へと這わせて撫で上げ、背に回して抱え込む。
互いの合間から絶え間なく響く水音。
張り詰める性器。 根本まで埋め込みたくて、けれど、もっと快楽に溺れて欲しくて、感じる箇所を狙って先端で愛でる。 まだ、足りないと、彼の蕩けて上向くものへと手を伸ばした。
上下に扱けば、熱い体液が手を指を濡らす]
(+209) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
|
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[名を呼ばれて、心臓が鳴いた。
望んだ瞳が、快楽の色だけを映し出すのに、泣き出しそうになる。
染まる目元を見詰めて。
泣いていた君、は。 あの日、何て言って、俺を呼んだんだっけ]
(+210) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
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/* 何このかわいい 殺しに来よる
かわいい
(-55) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
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………うん、………、ん…。
[強請る腕が幼くて、強請る声が嬉しくて、頷くと、性器から手を離して抱き締めた。 唇を重ねて、捩じ込んだ舌で咥内を、想いを掻き乱した。
擦り抜ける瞳で名を呼んで、擦り抜ける瞳で愛をくれる。 擦り抜ける瞳で名を呼んで、擦り抜ける瞳で傍に居てくれる。
混濁する何か]
(+211) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
|
|
[余裕も何も無く。 根本まで埋め込んでは、突き上げて。 締め付ける柔肉で、性器を扱いた。
痙攣する肉に搾り取られるように、白濁を彼の中で薄い膜の中に放つ。 互いの腹を濡らす体液は、赤く赤く視界を染め上げたものと同じ熱だった。
抱き締める腕は、…あの時と似たものか、分からない。
荒い息遣いだけが、落ち着くまで互いの鼓膜を刺激していた]
………螢君、……だいじょうぶ?
(+212) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
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/* 挟まって死にたい_(:3 」∠)_ 帝くんね、帝くん
蒼真はいつだって可愛いわんこ
(-56) 2015/04/07(Tue) 21時半頃
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― 間の世界・廊下 ― [何秒か。あるいは、十秒とちょっとの、沈黙の時間。 二人の目線はまっすぐに交差したままで。
答えを待つ早瀬と、何かを言おうとする加賀宮のふたり。 しっかりと握った拳を動かさない早瀬と、わずかに震える加賀宮。
そうしていると。
加賀宮の表情が、音もなく歪んで。>>45 そこから漏れ聞こえてくる、悲痛な声。>>46
えっ、と驚くような表情を、加賀宮は指の隙間から垣間見ただろうか。 どきりと心臓がひとつ、跳ねる。
何故彼がそんなに悲しそうで、苦しそうなのか。 ただ、わからない、という思いばかりが渦巻く。]
(48) 2015/04/07(Tue) 22時頃
|
|
[――彼を大切な友人だと思うなら、引くのも優しさだ。 ――理解できないならなおさらだ。 ――彼をこれ以上苦しめてどうするんだ。
理性はそう主張していたのに。 身体は理性の主張を無視して、勝手に動く。 かつん、という乾いた靴音に一拍遅れて、ナイフが落ちる金属音が高く響いた。]
(49) 2015/04/07(Tue) 22時頃
|
|
[次の靴音が響けば、すぐに。
悔しがる子供みたいなその姿>>47が、早瀬の両の腕に包まれる。
ちょっとやそっとの抵抗なら力づくで抑えてしまおうと。 もしそれが叶うならば]
ごめん。わからないや。 ぼくはそういうの鈍いから。 ………けど、さ…………泣くなよ。帝。
[こんな非常時には似つかわしくないくらい、温かい声音で。 彼がまだ臆面もなく加賀宮を親友と呼んでいた頃の声、そのもので。 昔を思い出しながら、そんなふうに言うのだろう]
(50) 2015/04/07(Tue) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 22時頃
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― 間の世界・廊下 ―
[痛い。 苦しい。
言葉ひとつ。 ただほんの一瞬だけでも偽ろうとした心が、 非難するみたいに騒いでじくじくと 痛む。 その胸が痛くて、呼吸もままならず 苦しい。
そんな苦痛に苛まれたままでは、 彼の驚いた顔>>48も見る余裕なんて 無くて。
痛い。 苦しい。
どうする事も出来なくて、顔に爪を立てる。
――近くで、二種類の固い音が、聞こえた>>49。]
(51) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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[続いた音の 直ぐ後>>50。 背中に触れ 身体を包む『何か』に、 押し付けられる体温に、頭が真っ白になった。
思わず強張り固まった身体に、 触れた身体から伝わる心音が響く。
顔を覆っていたが為に 薄い胸が直接彼に触れる事はなくても、 早足みたいに駆ける鼓動は背中に回った手から 伝わるだろう。
固まってから数十秒ほど後になって漸く 身を捩って彼からの拘束から逃れようとしてみても 固く抱き竦める腕は離れてくれなくて。
抵抗とも呼べぬ抵抗を幾らか続けた後、 彼の肩に顔を埋めたまま小さく啜り泣いた。]
(52) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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|
[「泣くなよ」>>50、なんて言う声が温かくて、 まるで昔に戻ったみたいで。 余計に涙は零れて、伝い落ちた涙が彼の制服を濡らす。
二年越しに間近に感じる気配に、 胸は早鐘を打ちながら、何処か、酷く安らいでいた。
まるで、魚が水の中に戻ったみたいに。 ――居るべき場所に帰ってきたみたいに。]
(53) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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……駄目、なん だ。
[涸れない涙を零しながら、ぽつり。]
………………僕、汚いんだ。
[呟く声は独り言のような響きでありながら、 何処か懺悔のようでもあった。]
(54) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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……寂しいの。 我慢しても我慢しても、 寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて。 …………我慢できなくて。
本当は、体育だって、 やろうと思えば 少しは混ざったり出来るのに、 可哀想だって、優しくしてもらいたくて、 ずっと 見学 してた。
(55) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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……好きだって、言うから… 見てもらえると、傍にいてもらえると思って、 たいして好きでもない人と 付き合ったよ。 ………同じ学校の、人。 ………………セックス、したよ。 結局、女の子みたいに見られるのが嫌で、 別れちゃったけど。
(56) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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最後の席替えの後から、 雪麿…君が、ずっと、一緒に帰ってくれて。 話して、くれて。 嬉しくて。 独り占め、したくて。 ………千旭君を、嫉んでた。
……もし、僕が 間に合ってたら… きっと、僕は千旭君を 殺してた。 ……そうすれば、 雪麿君に見てもらえると、思ったから。
(57) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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………ねぇ、気付いてる? 僕、今 凄くどきどきしてるの。
……………君に。 しゅーくんに。
友達とか、そういう意味じゃないの、 いくらしゅーくんが鈍くても 分かるでしょ?
(58) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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――ねぇ、分かってる?
今 僕は、君に欲情してるんだよ?
(59) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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/* 明らかにそういうロル私が不慣れなの分かってて無茶ぶりしに来てる感が溢れててもう私はwww私はwwwwwwwwwww
(-57) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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[顔を傾けて、少し上目の、 慣れた媚びた目付きで彼を、早瀬を見上げて。
本気だって、伝えて。]
……分かったら、離して? 幾ら君だって、実際こうして自分に気持ちを 向けられるなんて、気持ち悪いでしょ?
[言い終えれば、散々泣いて腫れぼったく感じる 目ごと顔を伏せる。
言葉を並べ立てて、遠ざけるように仕向けて。
それでも結局、自分で離れる決心はつかないまま、 彼が離れてくれるのを待つ。]
(60) 2015/04/07(Tue) 23時頃
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―間の世界・3階空き教室―
[机の上に寝転んでいると、見上げる天井との間に、自分を見下ろす顔。>>37 今度はちゃんと誰だかわかる。]
成田…。
[彼の言葉をそのままの姿勢で聞く。 彼の右手が、頬に触れる。 その手を目で追う。 最初に彼が現れ消えたときは、現実とは思えなくて、唖然としていた。 しかし今は、彼の手の感触を感じる。 少なくとも、ここにいるのは間違いない。
聞きたいことはいっぱいあったはずだ。 ここは一体何なのか、何故殺し合わなきゃいけないのか。 でも彼の様子に、そんな問い詰めるような質問をする気は失せてしまった。]
(61) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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期待してるって…何を期待してるんだよ…。
[視線を天井に戻し、力なく答える。 やはり何か期待されている。 しかし自分には、期待に応えられる自信が無い。]
俺、どうしたら期待に応えられるのか、わからないよ…。
[自信の無さからなのか、涙が出てくる。 左手で涙をゴシゴシと拭う。 そして起き上がり、彼のことを見詰め返す。 それでも、自分の何もできない弱さが辛くて、涙は暫く止まらなかった。]
(62) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 23時半頃
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/* ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
村開始前に退去したドナルドと違い、自殺していますから芙蓉に触れないでおくと言う事は不可能と認識しています。 むしろ全く触れられないほうが不自然ですので、その点は大丈夫です。
此方こそ丁寧にありがとうございました。
(-58) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 23時半頃
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―回想: あわいゆめ ―
[幼い頃から何度も。 何度も何度も間違えられてきたように。
自分が本当に女の子だったら―――。 って、考えた事なんて、もちろん、ない。
「ちーちゃん」のことを、意識したときまでは。
中学生の頃、麻倉の隣に並んだ彼女。 帰り道を遠回りしてまで、わざわざ麻倉と彼女の間に割って入っては、ちーちゃん、って呼び方を矯正させていたりしたあの頃。
「俺の方が付き合い長いんだから、ちゃんと俺通して。」 「右側は俺の場所だから、並びたければあっち行って。」 「ペアのキーホルダーとかダサい!」
なんて、纏わりつくのは幼馴染とか友達と言うよりは、よく懐いた子供か犬か、そんな風に見えていたかもしれない。 笑いながら言えていた、あくまで冗談を装った。はずで。]
(+213) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
|
|
[だって、本気で「ズルい」なんて膨れたりしたら。 「本当は羨ましい」なんて口走ったりしたら。
それこそ何を言われるか、どんな噂が立つか、分かったものではないし。
うるさい俺になんだかんだで甘い麻倉と、いつも俺に邪魔されてムクれる彼女の膨れる頬と。
夕焼けの下の、そんな景色を良く覚えていて。 でも、どうしてか。少し霞がかっている。
この口が、何の躊躇もなく、素直に「ちーちゃん」なんて呼べていたのは、きっとこの頃が最後だったはずだ。
あの頃にはもう、この左手の傷はあったのかな。
麻倉は、いつから左手のことを知っているんだっけ――――。]
(+214) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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―間の世界・3階空き教室―
[薄暗く明かりを遮って、君>>61の顔を覗き込むんだ。
触れた頬の体温は生きてるって感じさせる温かみだって、確かめながら口を開くよ。 名を呼ぶ声に嬉しそうに微笑みながら]
うん、成田だよ。 ちゃんと覚えててくれたんだね、嬉しいな。
[でもおかしいね。 君はどうにも元気が無いように見えるよ。
覗き込む顔を近付けて、額を合わせるくらいに近づけて、君の顔を間近で見詰めるんだ。
浮かぶ涙に向ける表情は、きっと少し困って見えたかもしれないね。 だって君の瞳に映る僕は、八の字眉の情けない顔だから]
(63) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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|
君が頑張ってくれる事、かな。
……優しい君、鷹谷君。 期待なんて勝手なものだから、僕はこう言い換えるよ。
祈ってるって。
[弱さを嘆くその涙が君の優しさだって僕は知ってるんだ。
この場所で君は僕を思ってくれたよね。 互いしか見えていない誰かさん達とは違って、状況しか思わない彼とも違って、君だけは僕を真っ直ぐに見つめてくれたんだ。
なんて言ったりはしないけど。
黒くてまぁるい瞳が君を見下ろすだけ。 頬に添えた手が涙を拭うように指先を動かすだけなんだ]
(64) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[―――間の、成田の世界で。
俺は確かに「ちーちゃん」を求めた。
ひとりにしたくなかった。なんて、半分は出まかせで。 本当は、本当は、俺が傍にいたかった、だけ。
最初は夢だと信じて疑わなかった世界で。 浅く裂いた左手の甲、薄く滲んだ紅と、熱さと、痛み。
少しずつ現実味が増していくと同時の、絶望の中で。 まるで小さい頃に見たような、殺し合いを強いる映画の中のような、そんな現実の中で。
ここが最後なら、これで最後なら。
「ちーちゃん」だけは失いたくないと思った。]
(+215) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[ずっと抱いていた仄かな憧れの気持ち。 ずっと気付かないフリをしてきた、胸の奥の気持ち。
あの状況の中で、他に何も大事なものなんてなかった中で。 彼を失くすくらいなら、何もかも壊れてしまった方がマシだった。]
(+216) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[「幼馴染」は、免罪符であり、言い訳だ。 「友達」は、便利で手軽な呼び方であり、欲しいものに似ていた。 もし「親友」って言ったなら、一応はそれで満足していたかもしれない。
傷付けた左腕。自らの皮膚を、肉を切り裂く感触と、後から訪れる痛み。
極限状態の中、衝動的にやったことにしては、不思議だった。
あの痛みを、幾らでも湧き出る血液を。 どうしてあんなに愛しい、と思ったのだろう。]
(+217) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[そこまで考えて、立ち眩みがした。 背から、こめかみあたりから、腰から、冷や汗が噴き出る気配が分かる。
片手を豆腐のケースに置き、突っ張って、大きく息を付く。
呼吸が落ち着くのを待った。
だけど、芋づる式に浮かび上がってくる記憶があまりにも鮮やかで、このまま独りで抱え込めばおかしくなってしまいそうで。]
(+218) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[自分の身体を傷つけたあのナイフを、 「ちーちゃん」なんて呼んだ自分。
本物の麻倉は跳ねのけようとして、 彼の目の前で、見せ付けるように。
再び自らの腕へ刃を突き立てた自分。
――― オネガイ、お願いだから、お願いだから
ねぇ 俺を みて ――― ]
(+219) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[麻倉の声と、自分の声がダブって頭の中に響いた。 両手がケースの縁を掴み、膝を追ってしゃがみ込む。
こんな記憶、こんな、記憶は。
俺の頭の中だけで、充分だ。
いや、それすらきれいごとで。 ]
(+220) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[気持ち悪い。
気持ち悪い 気持ち悪い 気持ち悪い 気持ち悪い 気持ち悪い 気持ち悪い
あんなに焦がれたもの。 焦がれていたことに気付いてしまったもの。
手が届いたと思った、時間。 キミへの想いの証拠。
覗き込む顔、掴んだ手、確かな体温、そして―――]
(+221) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[どうして俺は、ボクは。
どうして、どうして、どうして?]
(+222) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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[ どうして あそこに もどりたいと おもっているの ]**
(+223) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/04/07(Tue) 23時半頃
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/* BGMはFive Deezの『Sexual for Elizabeth』、InstrumentalVersionで。おねがいします。
(-59) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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―201X年3月24日・AM12:00・美術準備室―
………、俺が養っても良いよ?
[きょとんとした表情で>>+204見詰め返して仕舞った。 まさか、乗ってくれるとは思わなかったから。
酷く懐かしい雰囲気を感じた。
笑って、そんなのはどっちでも良いと。 一緒にいられるなら]
(+224) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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うん。 ……俺は、そのつもりなんだけど。
[食べ進めていた弁当から、箸を引いて顔を上げた。 目線が低い位置の彼を見詰めて、…その瞳へと重ね合わせて、同じく微かに首を傾げた。
…初めて見る気がする、その揺れる色。
何を考えているのか、そんなのは分からないけれど、答えは決まっているから。
ポケットを探り、キーケースを取り出すと鍵をひとつ吾妻の前へ置いた。 ピンクの髪の女の子、ブルーの髪の男の子、小さな双子のストラップが、移動の合間に揺れた]
俺の家の鍵。 誰もいないから、いつでも好きな時に。
(+225) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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………、…。
[友達。 唯一の友人は、目の前に。 …もう、違うけれど。 残ったアドレス、消したアドレス。
後悔は無い。
それでも、友人としての自分も消えたのだと思えば、寂しさもあって微かに震える息を逃した。
伸ばしてくれるのならと、その右手に頬を寄せて擦り寄った。 顔を傾けて、さらりと流れた前髪の隙間から覗く瞳は懇願の色を深める]
……キス、しても良い?
(+226) 2015/04/07(Tue) 23時半頃
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/* これ覗きたいwwwwwww>>+226
そして雪ちゃん…ああああ、会いたいよおおおお
(-60) 2015/04/08(Wed) 00時頃
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