15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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人
狼
墓
少
霊
全
セシルに8人が投票した。
マーゴに1人が投票した。
ベネットに4人が投票した。
セシルは乗客の手により投棄された。
ベネットはヨーランダを占った。
ヨーランダは呪狼のようだ。
マーゴは絆に引きずられるようにセシルの後を追った。
時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
マーゴの姿が見つからない。
ベネットの姿が見つからない。
ソフィアの姿が見つからない。
降霊会
こっくりさん、こっくりさん……
秘密の儀式で、墓場の霊魂がかえってきた。今日に限り、生者も姿の見えぬ死者も屋根を共にし、議論するだろう。
現在の乗客は、ガストン、フィリップ、ホリー、ヨーランダ、コリーン、チャールズの6名。
|
異形(シィラ)の声が、聞こえる。
(*0) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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ギィ…
ギィ…
ギィ…
(*1) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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お前も…
狂ってしまったのか。
[ギィィと、何かを予告する、敵意に満ちた声]
(*2) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* で、今日はどちらかが落ちないと、だと思っている。 明日終了でいいなら、落ちなくてもいいんだけど。
ここんところは、成り行き次第だけど、 とりあえず、お互い吊り票もらうような動きができればいい。
というか私は死亡フラグがいっぱいたってるけど、LWがきついなら、今日はホリー落ちを狙っていってももちろんいいよ。
(*3) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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ギィ…
ギィ…
ギィ…
[シィラは棘を出したまま、 その場に佇んでいる。]
(0) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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[自分は竜だった。 自分は人だった。
俺を起こした身勝手な人間達 争いのために私を創った大人
俺は人の子に身体を借りて 私は竜から力を借りて
住んで居た町を、もろとも焼き付くした記憶――]
(1) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* 俺…死亡フラグ立てられるように頑張るんだ…
ヨナ襲撃もあり、なのかな。
(*4) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* セシル票だったの ね…! 初日からちっとも票先 読めてない。おk。
(-0) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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[歌に混じり、異形の声が頭に響く。 一声聞く度に、記憶が補完され]
………っ!
[そちらに辿り着いた頃に、間に合っていたか否か。 シィラは刺の姿で、その場にたたずんでいた]
(2) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/*
ありだよ。 村側が強い死亡フラグたててきたら、ヨナ襲撃も方法。
(*5) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* で、ごめん、そろそろ寝る。限界近くなってきた。
セシルはおつかれ、無理しないでね。
(*6) 2010/07/23(Fri) 04時半頃
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どうしたのだ。
何がお前をそこまで狂わせる。
ヨナの身に、何かあったのか…?
(*7) 2010/07/23(Fri) 04時半頃
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/* おやすみなさい、お疲れ様です。
(*8) 2010/07/23(Fri) 04時半頃
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/* マーゴ振り返って連れていこうかなあ
マーゴはどっちの絆を優先させたいんだろ。
(-1) 2010/07/23(Fri) 05時半頃
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― 廊下 ―
[待って、と声がする]
『いやよ、すぐに終わるって言ったじゃない』
[待って、と声がする]
『いやよ、わたしと一緒に行くんでしょう?』
[待って、と声がする]
『いやよ、立ち止まらないで』
『わたしだけのセシル』
(+0) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[異形の声がする]
[異形を共食(たべ)るのに飽きたのか]
[宿主を喰らおうとする異形が]
[それに突き動かされるように、マーゴの追う声が聞こえても。 立ち止まらない。 立ち止まれない]
[妹を、連れていかなければいけないから]
(+1) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[狂った機械は]
[嗚呼、それでも少しだけ人の心を残していたのか]
[妹が機嫌を損ねることを知りつつも、一度だけ、立ち止まった。
長い廊下。 そこに、よく響く声で問う]
(+2) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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――では、
貴女も一緒に逝きますか…?
マーゴ。 マーガレット。
(+3) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[共に生きるという選択肢は、もう、どこにも無いのだけれど――]
(+4) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[共に死ぬという選択肢なら、まだ、選ぶことができるはずで――]
(+5) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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[歩いてきた道を引き返す。 妹は、異形はそれに怒り、すぐにでも内側から宿主の身体を喰らおうとする。
内側から破壊されてゆく、機械は。 完全に壊れてしまう前に、マーゴの手を取ることができたのだろうか*]
(+6) 2010/07/23(Fri) 06時頃
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/* そう言えばヨナ呪狼だったっけ←
一気に減りましたね! */
(-2) 2010/07/23(Fri) 06時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 06時半頃
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/* 降霊状態でどういうふうに見えるか確認しつつインデント調整したかったけど、そもそもログアウトすると見れなかった。
マーゴごめんよ。 狂人がそんな真っ当な王子様やれるはずないじゃないかはっはっは!(お前もう少しなんとかしろよ)
迎えにはいくけれど、それは、死出の旅です。 ふふり。
(-3) 2010/07/23(Fri) 06時半頃
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/* 別に僕は絆があっても(まあガン無視はあれだけど)その相手とだけくっつくべきとは考えてないしなあ。
早い話。 ベネットとくっついてもいいんだぜ!的な。
ベネットがあの状況でなければ、ベネットがマーゴを殺しにくることも期待したんだが。(邪気優先) 無理そうなので無理心中しよう。本当にひどい恋人だわ。
(-4) 2010/07/23(Fri) 06時半頃
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―古城・一室―
[ヨナが、フィルには見えないラルフと話をしている間。 ただ静かにそこにいた訳だけど。
『町を出る』
そう聞こえてゆっくり視線を上げた。 一瞬影が過ぎったように霞む視界に目を瞬けば、それは消え。]
……――行きたいのか
[そう、皆が皆、死んでく訳じゃない。 けれど、外と死はかなり、イコールに近い。
でも、
……それも当然の帰結なのかも知れない。]
(3) 2010/07/23(Fri) 07時頃
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[ヨナの心(きかい)が壊れて、もう彼岸にいっているのか、 ラルフの体(きかい)が壊れても、まだ此岸にいるのか、
解らなくなる静かな時間を、異形の声を遠く聞きながら。]
……どっちにしろ ここはもう、良いな
[死を紡がないのが、本当の意味で答えなら。 ラルフの、遺体との面会はもう終わりだ。]
戻って、考えると良い、……どうしたいか
(4) 2010/07/23(Fri) 07時頃
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大概の場合、
……どうやっても、大丈夫
[細めた目は猫のよう。
ヨナが部屋を出るならぽふと頭を撫でて。]
決まったら、後で 良ければ……教えて
[きっとあいつが待っていて、迎えに来てくれるんだろうって。 そう、思おうとして**]
(5) 2010/07/23(Fri) 07時頃
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|
/* ヨナ投票にセットしたけど、ホリーは喰われているのかどうか なかったらエピ入るなあ。
セシル体調悪かったっぽいなー、お大事にして下さい。
単独生存は無理か、ちっ← 生死の境がなくなってくのが村の路線となると ちょっと色々読み違えたな、降霊会の意図とか考えてなかった 今回も精神的に置いてかれルートになるが (先立たれるの好きだから仕方ない説も) まあ 生存させてくれるなら構わん */
(-5) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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|
─回廊─
[ぼんやりと。ぼんやりと。 視界に入るひとたちと。 棘を揺らすシィラを見ていた。
紅が落ちる毎に、自分を構築するモノが崩れてゆく。 『糧』がほしいと何かが啼く。 けれど]
(+7) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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……ダメ。
[小さく呟く]
……『ボク』が、さいごって、決めたんだから。
[そう、声に出して。 ああ、ダメだなあ、と思う。
その瞬間までは、と思っていたのに]
……最後に、私、戻っちゃう……ね。
[浮かぶのは苦笑、そして──紅が、散る]
(+8) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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[紅の羽が膨れ上がって乱舞した後]
[残ったのは、紅い羽の山と]
[翡翠色のペンダントが、ふたつ]
(+9) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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[そして、その傍らに佇んで。 紅の山をほっとしたような面持ちで見つめている。 白い翼の少女がひとり]
(+10) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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―回廊―
[壊れたベネット。 それを抱えるチャールズ。
赤い羽根を散らしたソフィア。
棘を出した、シィラ。
そんなすべてを見ながら歌を歌って]
――ソフィアも壊れるのね。
[そんな言葉を。 ソフィアが壊れたときに紡ぐ。
無感動で、無感情な。
そんな響きで]
(6) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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シィラは、誰を壊すの? すべてを、壊すの?
[>>0棘を出したままの姿。 そこにホリーはやってきただろうか。
見えるのははかなく壊れた二人と。 歌う女と。 銃を持つ男と。
誰かを壊そうと棘を出す。 異形の姿かもしれなかった**]
(7) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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― ラルフの眠る部屋 ― >>3
[フィルの声が聞こえて、ぼんやり、そっちを向く。]
――……行きたい。 ここ(ラメトリー)じゃないどこかに。
誰かが一緒に行ってくれるなら……。 誰かが連れて行ってくれるなら……。
――…今、ラルフは、連れていってくれそうなの。
[それは、町を出る意味ではないのかもしれないのに。]
(8) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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――ねえ、
[不意に内から聞こえたのは]
私、生きてるの…?
[身体の半分の持ち主の声]
(*9) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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|
……ごめんね、ソフィ。 私、最後まで、あなたでいられなかったよ。 もう少し、だったのに。
[そう言って、わらう。 それから、コリーンの方を、見た]
……違うよ。 『ソフィア』は、ずっと前に消えてしまっていたの。
今、羽になったのは、ただの残骸なの。
[死したものの死を受け入れらず。 宿した異形がなした事が認められず。 映す事で、偽る事で。 仮初にその存在を維持しようとしていたものの、骸]
(+11) 2010/07/23(Fri) 07時半頃
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|
[ふわり、と流れてきた赤い羽を一枚手にとった]
‥。
[ただ、成り行きを見守る]
(@0) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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|
[こちらに駆けてくるホリーの姿が見える]
……そう言えば、まだ、怒ってる、かな?
[ついからかってしまった事を思い出し。 もしそうだったなら、それだけは]
……失敗しちゃった、かな……。
[小さな声で、そう呟いた**]
(+12) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 08時頃
|
[その場に着いた時、 そこにいるのは。
はかなく壊れた二人と。 歌う女と。 銃を持つ男と。
誰かを壊そうとする、異形]
(9) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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/* 終わりまで着替えを回収できなさそうです‥!
(-6) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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―永い時に埋もれていた記憶―
[むかしむかし、ある国は2つに分かれて戦争をしていました。
肌の色が違うから。 宗教が違うから。 何となく、気に食わないから。
最初は些細な喧嘩だったのに、 気がつけば町は戦場になっていました。]
(10) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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[ある大きな町には、 研究所と呼ばれる施設がありました。 その建物では、戦争のための兵器をつくっていました。
ヒトという機械を利用した、殺戮兵器。 異形の力を借り、使役する、機械。 けれどもなかなかうまくはいかず、 沢山の子供が―何故か対象は全て子供だった―内側から異形に食われ、死んでいきました。
少女がそこに連れていかれたのはある日のこと]
(11) 2010/07/23(Fri) 08時頃
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/* ソフィアは翡翠の方だな、遺品。 */
(-7) 2010/07/23(Fri) 08時半頃
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[少女に名前はありません。 だから大人はこう呼びました。
コードネーム“Holy”と。 聖なる、機械。 その名前は、左腕に刻まれています。
やはり少女も同じように、 異形の力を注ぎ込まれました。 それはとても難しい原理と方法だったので、 ここに書くような事はしません]
(12) 2010/07/23(Fri) 08時半頃
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[それはぴしりとひび割れて、キラキラ壊れていきました。 鉱石の身体は無数の塵となり、キラキラ大気に消えていきました。
残ったのはただ、大事な手帳に書き連ねた、彼の生きた記録だけ。]
(+13) 2010/07/23(Fri) 09時頃
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[いえ、もう一つ。
左手首の腕時計。自動巻きの古いアンティーク。 時を刻み続けるそれを、飛蝗鼠が拾い上げます。
銀色のバンドを首にかけ、飛蝗鼠はぴょんぴょんと、目指す場所へと跳ねました。
大事な大事なお願いを、かなえてあげるためだけに。]
(+14) 2010/07/23(Fri) 09時頃
|
ベネットは、ヨナのことを、さがしているようでした。
2010/07/23(Fri) 09時頃
|
>>8
……――そ、か そこ…見えるんだな
ヨナには、……いや
[心が先に壊れた人間を何人も見て来た。 死者が生者を連れて行くのも。]
何でも、ない
[送り出した数は、
計り知れない。]
(13) 2010/07/23(Fri) 09時頃
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|
[ぴょん ぴょん
かちゃり
時折コケて転がりながら、ヨナの居場所を探しています。]
(+15) 2010/07/23(Fri) 09時頃
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>>13
見える? フィルには見えない の?
そこに、いるのに。
[何でもない、というフィルに問いかける。]
――……
(14) 2010/07/23(Fri) 09時頃
|
ヨーランダは、フィルに続いて、部屋を出る。ラルフの身体は一緒じゃないけど、ラルフなそれとは一緒に。
2010/07/23(Fri) 09時頃
ベネットは、飛蝗鼠の姿で、出てきたヨナにぴょんと飛び乗ろうとしました。(偶数なら失敗ころころ93
2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
― 回廊 ―
…?
[フィルと出てきた廊下。 ふと何かが低く横切って、なんだろうとしゃがむと、 そこには、飛蝗鼠の姿……。]
――……おまえ、どうしたの?
[その小さな目がこちらを眺めているようで…。]
(15) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
|
…ヨナ。
[呼ぶ声が届くかは判らないけれど、腕時計をさし出して見上げます。]
きみのお願い、まだ覚えてる?
(+16) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
ヨーランダは、飛蝗鼠から声が聞こえて、瞬いた。
2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
/* あー、えーっとどのお願い…というかきっとあれだよね。 半分たべてくれる。
(-8) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
|
――……お願い……
[そして、しゃがみこんだまま、その腕時計に手を伸ばす。 その小さな異形……そこから漏れた声は、聴いたことのある声だけど……ああ、フィルには聞こえてるのだろうか。 聴こえてなければ、また、気が触れたように見えるだろうか。]
――…あなたにしたお願い。 あなたが訊いてくれるといったお願いなら、
覚えている
お願い ( で)
(16) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
|
/*
そして、しなないで
だよね。ええと確かめてこよう。
(-9) 2010/07/23(Fri) 09時半頃
|
|
[そして、ベネットのことを思い出す。 そう、彼はあれから、あの部屋にいたのだろうか。
半分、食べてくれる、そんなことを云ってくれた彼。]
――……
[また飛蝗鼠を見て……。]
――…あなたは、また生まれたの?
[それなら、また、痛がって眠っているのだと思った。]
(17) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
|
[クスリと小さく、笑う声。]
そう…全部食べられてしまわない方法。 …ちゃんと、考えていたんだよ。
ソレに耳を当てて聴いてごらん? ぼくの、しんぞうのおと。
全部食べられてしまわないように、半分その中に隠したんだ。
[時を刻み続ける機械に寄せて、僕は優しい嘘をつく。]
ずっと君の傍に居させてくれたら。君の手首に居られたら。 僕はずっと、止まらずに、そこで生きていられるんだ。
[腕時計は自動巻きのアンティーク。半永久的に時を刻み続ける。 手にしたものが、止まらぬ限り。]
(+17) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
ベネットは、飛蝗鼠はリィと、羽を震わせて啼きました。
2010/07/23(Fri) 10時頃
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 10時頃
|
――…心臓の音?
[そして、また声が響いて…… 懐中時計を見た。
それから、そおっと、それを耳に当てる。]
――…心臓の、おと? これが、ベネットの、おと?
[聴こえる規則正しい音。 それ乱れのなさに、目を閉じた。]
これがあれば、半分、食べてくれるの?
(18) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
|
うん。
辛いことも、苦しいことも、 楽しかったことも、よかったことも。
みんな、聞かせて? 半分、食べてあげるから。
[耳元でカチカチと、機械は時を刻み続ける。]
(+18) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
|
/* これは、ヨナは生き続けろフラグか。 そうか。
ベネットは生きろ、 ラルフは殺してあげる、
おいしいな。
フィルは?(ぇ
(-10) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
|
………あ
[耳に響く音、 半分、あげる、の声。
ふと、気がついた。]
(ベネット、あなたは死んでしまったの?)
[だけど、口には出さない。 死んだというと、その時計は止まってしまうような気がした。
そして、時計を左手に嵌める。 細い手首にそれは、最初ずしりときたけど。 それが、一人の人の重みなら、嬉しいと思った。]
(19) 2010/07/23(Fri) 10時頃
|
|
―城内・ある部屋―
結局これは、何だろうな。 …考えるのが億劫になってきた。
[ベッドのそれは何であるか判断できなかった。 半ば錯乱していたような状態から覚めると、部屋を出て外に出た。]
(20) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
|
|
君の望む限りずっと、そばにいるよ。
[その重みが、刻み続ける音が、一緒に生きていられる証。]
だから、泣かないでとは言わない。 泣きたいときは、僕に聞かせて?
(+19) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
|
|
―城内・廊下―
この城、こんな廃墟だったか?お前はどう思うよ。 本当に人が何人もいたと思うか?お前はどう思うよ。
[初めてこの城下に降り立ったときの生活感が、いつの間にか無くなりかけている。
時が加速したかのような色褪せていく感覚に、城下に入ったときから幻を見たような、そんな感じになった。]
(21) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
|
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 10時半頃
|
ベネット……わかった。 いろんなこと、この時計に話せばいいのね。
そしたら、 いろんなこと、半分に、
なる?
[手首の腕時計を摺って、立ち上がる。]
(22) 2010/07/23(Fri) 10時半頃
|
|
うん、辛いことや嫌なこと、苦しいことは半分に。
いいことはきっと倍になるかもね。
[クスリとまた、小さく笑う声。 抱きしめてあげることは出来なくても、きっとそばにいることはできるから。
飛蝗鼠はぴょんと、ヨナの肩へと乗りました。]
(+20) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
/* すごい生きろフラグが。 ど、どうなるんだろう。ヨナの未来。
(-11) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
[最期を看取った青年の身体は ひび割れて鉱石の塵となり壊れて儚くなった。
コトリと床に落ちたのは、アンティークの時計。 飛蝗鼠がそれを拾って掛けて行くのを 常よりも揺れる紺青がぼぅと見送る。]
常々、思っていたのですが。 何故、人は人の死を悲しむのでしょうね。
[神の御許へと導かれるのならば 向けられる感情は祝福であるべきなのだと思う。
それでも、悲しむのは、涙を流すのは 嗚呼……――― 自分本位の想いからかもしれないと思う。
置いて行かれたのだと。 ともすれば、その“死”を羨む心から。]
(23) 2010/07/23(Fri) 11時頃
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|
[飛蝗鼠が肩に乗って、それから、またフィルを向く。 その青色は、まっすぐ、フィルを見た。
それは心壊れたものに見えるだろうか。]
――…ラルフも生きている。 ――…ベネットも生きている。
[細くて軽い身体に、生線と死線が纏わりつく。]
(24) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
フィル……あなたも、生きていて……。
[それもまた願い**]
(25) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
[死を羨みながら、けれど何故、人は生に固執するのか。 壊れかけの世界では、その理由は酷く希薄に思えてならない。
それでも、死に逝った人々が、己の生を望むならば それが己という存在への贖罪なのかもしれない。
そう、思わずには生きられない。
息を吐く、視線を上げれば、儚くなった少女の残骸が舞っていた。 その中に落ちていた2つの翡翠を拾い上げた。 一先ずそれは、チャールズの懐に入れられる。]
(26) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
―――……
[立ち上がれば、そこには コリーン、ホリー、アリーシャの姿があったか。 チャールズは微笑んで銃に手をかけた。
銃口は、明らかに殺意を見せる異形 ――……シィラに向いた。]
(27) 2010/07/23(Fri) 11時頃
|
|
『タァンッ……―――』
[乾いた銃声、命を絶つ為の音が響く。 シィラが避けないのならば 放たれた弾は、その紅い眼の中心を打ち抜くだろう。
例え撃ちぬけたとして、それでシィラが儚くなるかは *知らねども*]
(28) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
|
|
―城内・廊下―
…その子を背負って生きるのは… ―――……重たくない……?
[見つけたのは、物言わぬ骸は、少し前まで自分と話していた少女。あの時の言葉が…何か塞き止めていたものをゆるりと開けて。]
背負うのは重くないと俺は返したよな。 ―本当は、逆だよ。逆なんだ。 相棒が居なかったら、俺だってもう足に地を付けるかわからなくなるくらい軽くなるんだ。きっとそうだ。
だから相棒が生きろと、俺を食った分まで生きろと云うんだ。だから俺はまだ生きているんだ。
そうなんだろ? なあお前はどう思うよ?
[相棒の、マーゴが手をかけた位置に自分も片手を握り、。もう片手は自分の肩甲骨を摘んだ。]
(29) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
|
|
/*あ、確定しちゃった。 崩れて砂になったかもしれないのに。
(-12) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
|
|
/* あれ?絆先誤認してた? マーゴ―セシルなのか。
やばいなぁ。今回ログ読みが浅すぎて、何がなんだか 役職わからんぷいですよ。 (ごめんなさい、ごめんなさい
そして、ヨーラ人気把握。 そこ、何角関係ですかwww やっぱり泥沼陣営の称号は ぶるべりさんに差し上げるべきですよねぇ。
(-13) 2010/07/23(Fri) 11時半頃
|
|
/* もしかして:マーゴの遺体拾われた
…マーゴに任せるか どっちにしろ今夜は来れないし……
(-14) 2010/07/23(Fri) 12時頃
|
|
―生命の泉―
[ ぽちゃり ] [割れる] [割れる]
[水面に映る姿は、割れる]
[溢れでる清らかな源、生命の泉] [異形の大樹は、泉に与えられ生かされ、泉を護り生かす]
[それは命を繋ぐ水]
[ ここにあることが彼の願いの証 ]
(+21) 2010/07/23(Fri) 12時頃
|
|
[触れることができなくても、 想いを伝える言葉がなくても、 抱きしめる腕がなくても、 傍にいられなくても]
[けれど、 そこに生じた矛盾《バグ》、相反するもう一つの想い]
[ ―――銃声が響き、水面を揺らした ]
(+22) 2010/07/23(Fri) 12時頃
|
|
[彼の影は――亡霊は、 ただヨナの傍らに寄り添っている。**]
(+23) 2010/07/23(Fri) 12時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 12時半頃
|
―廊下―
[ラルフを寝かした部屋を出てすぐの事。 不意に現れた小さな異形、ついこの間の百目蛇を思い出す。
アンティークの腕時計、飛蝗鼠からヨナの手に移るのを。 マーゴに刃物を振り上げて、苦しんでいたのも思い出す。 ヨナがベネットに話し掛けるらしい様は、ラルフの時と似て。
……彼も死んだのか?
けれど何故、ヨナにはそれが解るのか。
手首に巻かれる時計はずっと大切にされて来たのだろう。 こんな世界でも歯車(しんぞう)が止まらずに動く。]
(30) 2010/07/23(Fri) 12時半頃
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>>30
[死んだのか?の問いに、言葉を瞬時編み出せない。 だけど、ゆっくり首を振って……。]
違うわ。この時計の中に、 半分、心臓は動いているもの…。
[そして、また始終を見守っていただろう魂のほうも見上げて…。]
ラルフには見えるよね…。
[そうつぶやいた。]
(31) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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[泣かないで、とラルフは慰めてくれる。]
[泣いていいよ、とベネットは話しかけてくれる。]
[フィルを見つめる青色は、 右目からは涙を…………。 左目からは澄んだ泉の色を………。
それぞれに湛えて……。]
(32) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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>>24>>25 [振り返ったヨナの眸は。]
…………――ん
[虚を突かれる位の透明さで。 狂気に濁っては見えないまま、今にも儚い。
生きてくれているなら、と、本当に願ってしまうのは。]
俺は ちゃんと生きてるし ……生きるよ
最後まで生きる、 覚悟をしたから
(33) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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/* wwwwww
ヨナすまんそこ心内台詞。 */
(-15) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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[その子も、今までの子と同じように。 内側から食われる、 恐ろしい感覚の中死んでいく、
はずでした。]
(34) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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ギィィィィィィイイイ
[眼を撃ち抜かれてたシィらが人に聴こえぬ悲鳴をあげる。]
(*10) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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――……私は、彼らの を視るの。 それが、今の私の……できること。
フィルは、そんな私を………。
[その時、銃声が響いて……。 銀髪がはじかれるように揺らめいた……。
同時に、眸が大きく揺らめく。
それは、ともにしてた分、大きく通じた……異形の叫び]
(35) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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>>31>>32 [思わず零れた『死』の言葉に、自分ではっとするけど。 彼女はそれも、静かに否定する。 ラルフの遺体を前にした時と違って、静かに。 左右でちぐはぐな眸を見る。]
ヨナにも、ラルフにも、ベネットにも、生きて
……――生きて、しあわせになって、欲しい
[願いは変わってない。]
(36) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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フィリップは、銃声に弾かれたように顔を上げる。
2010/07/23(Fri) 13時頃
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[その日はいつもと違いました。 何がそれをもたらしたのかは分かりません。
――ひときわ紅い光の中、少女の半身は少しずつ形を変えていきました。
ついに成功したのです。 異形の力と、人の意思を持つ、戦争のための機械]
(37) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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/* 二人どっちにいきたいのかなああああああ
懊悩。
お前ら心中すんなら看取らせろよ? */
(-16) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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>>36
フィル……。あなたはやさしい。
[そして、銃声の方向へ足を向ける。 シィラの身に何かが起きたことを直感したから。**]
(38) 2010/07/23(Fri) 13時頃
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/* 嗚呼、私は殺されたいのではなくて “殺したい”のですよね……。
佳い、のでしょうか……―――。
殺されるなら、ヨーラ本人に殺されたいのです。 というのは、我儘かしら? 自分の手は汚さないキャラというのが したいことの根本であたら申し訳ないなぁとか……もごり。
(-17) 2010/07/23(Fri) 13時半頃
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|
/* フィルが生の側かなあ、と思ったので。 ヨナを死の側に引っ張るポジションに敢えて行ってみたのですが、気づいたらベネットも向こう側に参戦してました。
2対1、そんな心境。
そしてチャールズが……どうなってしまうん?
(-18) 2010/07/23(Fri) 13時半頃
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[亡霊は うん、見えるよ と頷いて、 泣かないで と囁きながら、その涙を慰める。
何かの言葉に、はじめてヨナ以外の者 ―――フィルへと目を向けかけたけれど、
それは銃声に妨げられた。 ヨナが足を向ける先、影は常に彼女と共に**]
(+24) 2010/07/23(Fri) 14時頃
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|
[紅の中から翡翠色が拾い上げられるのを、見る]
……持って行ってくれるの、かな?
[小さく呟く。 お揃いの翡翠色は、今となっては彼女と彼女が存在していた唯一の名残り。 紅の羽は、いずれ、とけて消えうせるはずだから]
『ボク』のいた証が残るなら……ソフィを生かしてあげられた事になるから。 ……それで、いいんだけど……。
[元々、願いはひとつだけ。 ただ、『うしなわれぬこと』。 生きたい、と願っていた『妹』が]
(+25) 2010/07/23(Fri) 14時頃
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─追憶─
[その異形がいつからいたのかは覚えていなかった。 気がついた時、少女の背には翼があって。
それでも、両親も幼友達も妹も、少女を生かそうとしてくれた。 小さな隠れ里。 そこでは、平穏に時間が流れていた。
けれど、その平穏さは、仮初。
異形は、周囲に大きく害を為す事はなかったけれど。 数年に一度、少女の大切なものを『糧』として喰らっていた。
最初は父。次は母。それから、幼友達。
最後に残ったのは、妹。 けれど、妹は、異形が害するより先に、病に倒れた]
(+26) 2010/07/23(Fri) 14時頃
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|
[最後に残った大切なもの。 心の拠り所の喪失は、狂気を招く。
狂った少女は、異形の囁くまま、妹を喰らった。 食べてひとつになればいいよ、という、コエのままに。
血肉、記憶も。 そこにあったもの、全てを。
そして、残滓のような思念を。 「いきたい」という願いを。 知って。
ひとつになっても、否、ひとつになったことで。 その存在に触れられなくなった事が、狂気を加速して]
(+27) 2010/07/23(Fri) 14時頃
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|
[その中から、選び取ったのは、喪失の否定。
本来の自分は、行方知れずとして。
自分が、妹として生きる、という選択肢。
消えたのは『姉』で、『妹』は生きている。
そうして、異形が次の『糧』を求めるまで──即ち、寿命が訪れるまで。
見つかるはずもない、『姉』という『探し物』をしながら、世界を彷徨い続けて、そして──]
(+28) 2010/07/23(Fri) 14時半頃
|
|
……でも、最後の最後で、私に戻っちゃった。 けれど、ここにいたのが『ソフィア』だった、て。
そう、覚えていてもらえるなら、ソフィの事はどこかに残るよね。
[訪れた最後の瞬間、その直前に、本来の自分を取り戻してしまった、と。 ほんの少し、苦笑した、時]
……っ!?
[ふわふわとした意識は、響いた銃声によって、現の世界へと向けられる**]
(+29) 2010/07/23(Fri) 14時半頃
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|
[手帳の中に残された、そのページを読む者は居るだろうか?]
「僕の命はもうすぐ尽きるから、許されるなら支えの必要な人のために生きたいんです。 傍にいてくれた大切な人は、僕が居なくても大丈夫な、強い人だと思うから…─」
(+30) 2010/07/23(Fri) 14時半頃
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|
― シィラが撃たれた場所 ―
[そして、シィラが泣いている場所に向かう。
辿りついた先、 その大きな紅い眼を撃たれて、そこからやはり真紅の血を噴き上げるシィラをヨナは見て……]
ひぅ――……シィラ……
[真っ青に青ざめた。 だけど、母の影をそこに視ていた少女は、それでもよろりと、その怪物の元に向かう……。]
シィラ………
[それはラルフの身体を壊したもの、もちろんわかっている。 だけど、シィラもヨナにとっては大事な、生きていてほしいもの。]
(39) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ああああ こ ろ さ な い で
[そして、シィラ駆け寄り、縋りついた。
真っ赤な体液がヨナを浸していく。]
(40) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ギィィィイイイ
ギィィイイイイ
ギィイイイ
[シィラは泣く、シィラは泣く。 泣いているのがわかる。]
(*11) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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あ………
[そして、ヨナもその中で沈んでいく。 そう、異形の体液はときに、ひとを蝕んでいく……。
種類によれば、大丈夫なものもいるかもしれないが……。
ヨナの知らない場所で、また別の異形を喰らい、生きていたシィラの身体は、その体液は………。]
(41) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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ギィィイイイイ!!!!
[そして、シィラが一際大きな、城中に響きわたる発狂音を出した時、
きっと、まだ生きているものの耳はしばし、使い物にならなくなるだろう。
それから、彼らにとっては音のない世界で……。]
(42) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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|
[シィラはヨナの身体に触手を巻きつけると、 そのまま反転し、入ってきた城の窓から、飛び立つ。
その眼からは赤い体液を噴出させながら……。 灰色の暗い暗い空へと、
ああ、そう、いつのまにか夜の時間が訪れていて……。]
――………ッ
[少女はシィラに抱かれ、空へと飛んだ。]
(43) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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[その姿を追いかけるものがあれば、見えるだろう。 傷ついたシィラが見張り塔の方面に向かうのを。
その赤い点滅が、見張り塔のてっぺんで、ふ、と消えるのを…。**]
(44) 2010/07/23(Fri) 15時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 15時半頃
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[撃ち放った銃弾は、狙いを逸れることはなかった。 紅い硝子のような異形の眼、割れたそこから ピュゥ、ボタボタっと壊れた場所と同じ色が吹き出る。 更に立て続けに数発、引き金を引いた。
その度散るその紅の雫の幾つかが、チャールズの額を濡らす。]
――……ヨーランダさん。
[銃に込めた最後の1発を放とうとした瞬間 現れた姿に、あやうく引きかけた引き金から力を抜く。
その女性の名を呼ぶ表情は、不可思議なほど穏やか。]
(45) 2010/07/23(Fri) 15時半頃
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>>38
……そうでもない
[いつかのように、存外さらりと首を振った。
今も生きてしあわせになって欲しい、これは本当。 同時に、彼らは死んだのだろう、と思っているのも事実。 両方そのまま抱えている。
ふと、誰かがこちらを見たような、気もしたけど。
シィラの危機に反応するのはヨナの方が早かったか。 追って自分も向かい、目を撃たれた異形を見付けるだろう**]
(46) 2010/07/23(Fri) 15時半頃
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[>>28突然の銃声に、窓に駆け寄り、半身で外を見た。 ほんのわずかにでも、シィラから噴出した血が見えただろう。]
銃声…シィラを―誰かが攻撃した―?
[銃声の度、宙で蠢くシィラが見えた。 それを城の壁の穴を見ながら、直下に向かっていく。]
(47) 2010/07/23(Fri) 15時半頃
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|
[何か言葉を紡ごうとしたその矢先。 (>>42)木霊するのは、シィラの発狂音。 耳を劈くようなその音に チャールズは暫しの間、音を失う。]
撃たなければ、此方が殺されていたでしょう。 けれど、それは私視点だけの話。
[無音――……その発狂しそうな静寂の世界で ヨーランダと、彼女を絡めとり空へと逃れる異形を見送りながら 男は懺悔のような独り語を紡ぐ。]
(48) 2010/07/23(Fri) 15時半頃
|
|
恨むならば、恨んでくださって構わないのです。 その先、私を殺したいと思い、実行されても構いません。
近くを護るための殺生が 結局、より自らの寿命を縮めることは、よくある話です。
――……私が、過去、そうした人たちを赦せずに 殺してしまったように。
[異形の血を受けた額が疼いた。 紅く腫れあがる文様は、まるで茨の冠のよう。
男にとっての無音の世界で その呟きを拾ったものがあるやなしや。]
(49) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
[施設の大人たちは大喜び。 これで戦争に勝てる。 私たちが支配者だ、と。
ゆらり立ち上がる少女の瞳。 左目は虚ろのまま、 右目に宿るはヒトへの怒り。
舞い上がる人々は、それに気付くことはない]
(50) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
[
――町は、一夜のうちに廃墟になりました。 ]
(51) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
― シィラが飛び立つ瞬間 ―
[シィラに絡めとられてぐるりと視界は回る。 そして、ヨナ自身も耳は聴こえなくなり……
>>48>>49ただ、銃口を下ろすチャールズが何かを云っているようだったが、聴くことはできなかった。
それでも目を見開いたのは、その表情が穏やかであったこと……。]
――……いのちを、壊すのに、 穏やかにいれるひと…………。
異形も、ただ、生きているだけ……なのに。
[それは、いつしか、ホリーと呼ばれる少女が影で紡いだ言の葉のよう……。]
(52) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
[それが、少女の住んでいた町の話。
やがてそこから毒物質が立ち上ぼり、雨に混じり。 あちこちに雨を降らせただろう。
浴びた者は、皆異形になる、恐ろしい雨を。
少女の行方は、わからぬまま]
(53) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
―現在―
[呆然とした。 異形がヒトを、進んで壊すのをはじめて見た。]
――どうして。
[そういうか否か、
銃声。]
(54) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
―→小倉庫―
[近くにどれだけの人が在っただろう。 微苦笑を浮かべたチャールズは]
私は、少し、休みます。 実は、昨日から一睡もしていませんので。
[聴こえるかどうか判らない言葉を発した。 何事もなかったかのような足取りで向かうのは、小倉庫。 そこしか、休む場所といえば思い浮かばなかった。]
(55) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
[砕け散った身体は、塵となって溶けて、
心臓はヨナの手首の腕時計に。 記憶は、書き連ねた手帳の中に。
そして思いは、 誰かが求めることがあるならば、 彼らの思い描く小さく優しく、そして儚い姿をとって、 そっと寄り添うことでしょう。]
(+31) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
チャールズは、ヨーランダのことも手帳に書き連ねて行く。
2010/07/23(Fri) 16時頃
|
[とめられなかった。
シィラが傷つき、血をふきあげて。 駆け付けたヨナを抱いて飛び去ってしまうのは、 あまりにも短い時間。
狂った声で、一声ないた。]
(56) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
―――……
[休むといった男は、しかし、受け継いだ手帳を開く。 ベネットの後半の乱れた文字とは 対照的な流麗な筆記体が続きを綴る。 その傍らに懐から取り出した、2つの翡翠。 男は、その持ち主の真実を識らない。 故にその翡翠について綴られることは “ソフィア”という少女のこと。]
(57) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
/* actと本文の投下順間違えました(*ノノ)
(-19) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
[耳が痛い静寂の中、 穏やかな表情で独り語を紡ぐ男。 唇の動きから言葉は察したか。
うたなければ、こちらがころされていた。
少なくとも竜の目にはそう映った]
(58) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
どうして?
[頭に浮かぶのは、たった四文字の言葉]
(*12) 2010/07/23(Fri) 16時頃
|
|
嘘であろう。
シィラはヒトに、何かをされたのだ。
そうに違いない、
あの男が、あの男が俺たちに何かをした…
………
それとも、
シィラ、お前も狂ってしまったのか――?
(*13) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
[己の罪を書き留めるように、徒然書き連ねた後 その手帳の前の持ち主が書きとめたものを読み始める。
その手記に多くの想いを識るだろう。 独りで抱えるには重いことも。
そしてとある頁に辿り着く。 そこに書かれた言葉に、柔らかな微笑を湛えた。]
傍にいてくれた大切な人ですか。 どなただったのでしょうねぇ……―――
[呟いて、手帳と瞼を閉じる。 二つの翡翠はチェーンの部分を栞代わりに、手帳に挟んだ。
少しの間の休息。 誰かが訪れるならば眼を覚ますだろうけれど*]
(59) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
ギィイイ
フィィイイ
ジイイxッィイ
ジ…
[シィラは、体液を撒き散らしながら、飛んでいく。]
(*14) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
[そう、シィラはいうなればホリーと反対で、同じ。
感化されやすい異形は、 自らの境遇と似た女の強い念派を受けて……。
異形でありながら、人らしい感情を部分、持ち合わせてしまった。]
ギィイイ……
[紡げない、伝わらない、そのもどかしさ。 そして、異形であることの事実が…。
ああ、シィラも狂った機械なのだ。]
(*15) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
ホリーは、去って行くチャールズを、引き止める事はせず。
2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
/*
とりあえず、ちょっと城から離れてしまったのだけど、 ヨナは結構今日でも明日でも死ねます。 でもホリーもがんばって死亡フラグたててくれていいのよ。と。
で、できればガストン襲撃できるといいなぁ。ちょっといまんところ無理そげだけど。
(*16) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
―銃撃地点と思しき場所の近く―
[チャールズの手によって向けられていた銃口、赤い羽の塊と、鉱物のようなもの、ホリー。更に側で顛末を見守るコリーン。フィリップも居たかもしれない。
そして、見張り塔に飛んでいくシィラ、ヨーランダがくっついていたようにも見えた。
銃口を下したチャールズとすれ違う。意識なく縋るような視線を彼に向けたが、向こうは気付いていないだろうか。]
(60) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
/* >>60
くっつき虫、ぺとり
(-20) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
[ああ、彼は寝床に戻るのだと、 外の暗さを見て思う。
シィラの声を聞きながら。]
っ、ぐ……ぁ…
[やがて苦しそうに頭を押さえ、蹲るだろうか]
(61) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
[シィラの苦しむ声を聞く]
痛い
痛い
くるしい
[自分もまた共鳴を受けて、]
(*17) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
|
― 見張り塔 ―
[見張り塔のてっぺんの窓からシィラは中に滑り込む。 そこは、ついこないだも来たフィルの棲家で、おそらくは力がなく長く飛べないシィラがからがら飛び込んだことは間違いなかった。]
あ…シィラ?
[そしてヨナ自身もダメージが隠せない。 手荒な飛行と、何よりシィラの体液のせいだろうか。 身体が痺れて……そのまま、シィラの触手を離すこともできず、倒れ伏している。**]
(62) 2010/07/23(Fri) 16時半頃
|
ベネットは、ヨナの髪の毛に紛れてチィチィいってる。**
2010/07/23(Fri) 17時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 17時頃
|
[痛む頭を抱え、意識のうちにぼんやりと]
ねえ。
ねえってば。
[持ち主の呼び掛けが、竜にようやく届く]
(*18) 2010/07/23(Fri) 17時頃
|
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 17時頃
|
[永い旅の中で、死んでしまったと思われた 自分と同じで、違う声]
あのね、 私、目が覚める前に、夢を見たの。
女の子が、眠ったまま覚めないの。
左腕が銀の男の人は、紅い目の子に刺されちゃった。
[少女は無邪気。 竜に事実を突き付ける]
(*19) 2010/07/23(Fri) 17時頃
|
|
/* ……フィルこれ ホリーの性別勘違いしてるな
いやPLも勘違いしてt */
(-21) 2010/07/23(Fri) 17時半頃
|
|
―生命の泉―
[ 銃声 ]
[ 悲鳴 ]
[ 不協和音 ]
――……ヨナ、 ヨナ だめだ フィル、止めて
[水面を通して見つめた世界、 異形に駆け寄り縋る少女、止められない。 介入出来るはずもなく進行していく全て]
[ 大樹の枝葉はさわさわと震えたけれど ]
[ 生ある者には音は届かない ]
(+32) 2010/07/23(Fri) 18時頃
|
|
[チャールズの、懺悔の言葉]
[ ――殺すときには、 いつだって殺される覚悟を持っている。 穏やかな表情の意味は、そんな気もして ]
[神様のことはよく知らない。 けれどその姿は、
人の子の全ての罪を背負った人によく似てた。]
[ 人は何かの命を奪わずには、生きていけなくて ]
(+33) 2010/07/23(Fri) 18時頃
|
|
[ 赦すのは、かみさま だと言っていた。 かみさまは、それを赦してくれなかったのだろうか ]
(+34) 2010/07/23(Fri) 18時頃
|
|
[マーゴの元へと歩いている間に、 響く銃声。 蘇る記憶。
異形を"支配"しようとした、 とある学者の成れの果て。]
(+35) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[ 竜の少女に苦痛の色が見える、 シィラの狂ったような あの悲鳴のせいか ]
ホリー……
[名を呟く、その名は人としてのものなのか あるいは異形としてもものなのか、知らない。
けれど、自分が言葉を交わした少女は、 その自我は、確かにホリーという名だったから]
[ そして ]
(+36) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
―見張り塔―
[ 亡霊は既にそこにいる ]
[ 連れ去られる彼女を亡霊は追って、 けれど それは 肉を持たないまやかし ]
[ 倒れ伏すヨナを なす術もなく 見下ろして 暗がりに佇むだけ]
(+37) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
[両親が死んで、きょうだい二人ぼっち。 優しい言葉で自分たちを拾ってくれたのは、 変わった風体の男だった]
『どこぞの町の研究所では、異形を戦の道具にしようとしているそうだよ。 果たしてそう上手くいくものかねえ』
[それはまだ、人々が本気で世界の終焉に怯えていなかった頃。 異形はいつか消え、また元の生活ができると、まだ、多くの人が思っていた頃]
『私はね、異形と共に生きるための研究をしているんだ。 こいつは――生き物に寄生するタイプの異形だ。 そして、主食は、同じ異形だ』
『今、あちこちで輸送路が止まって食糧危機だのなんだの騒がれているだろう? ――こいつを身体に住まわせてしまえば、食うものには困らないさ。はっはっは』
[難しいことを言う男だった。 しかしまだ幼かった自分たちは、男に促されるがままに、その異形を体内に入れてしまって]
(+38) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[地獄を見た]
[思い出しても、思い出したくない]
[だから、妹の手を引いて、その男の元から逃げた]
[途中ではぐれ、自分は連れ戻された。 妹の行方は、そのまま知れず。 更なる実験と研究のせいで、妹の記憶すら失ってしまった]
(+39) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[思い出すのは。 水面に映る嫌な予感]
それから、妹を探していた人は、妹を名乗る異形に中から食べられて。
足が崩れた女の子は、その人と一緒に。
天使のような女の子、紅い羽を散らして消えた。
最後に、石の男の子が砕けてしまう。
そんな夢。
[そして竜は皆の終わりを知る]
(*20) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[ああ、もう。こんな身体では生きられない]
[だから、一緒に死のう]
[最後に花畑をもう一度見てから。 その中で眠るように死のう]
――マルガリータ…。
リタ……。 …怒ってます、ね?
(+40) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[異形なのか、妹なのか、もうわからないものが胃を、腸を、膵臓を、肝臓を、肺を、肉を、血を、身体の全てを内側から喰らう]
………… かはっ…
[一滴の血も逃さない、そんな執念と共に] [血を吐くことすら許されず]
[それでも、……それでもマーゴの声のほうに向かうのは] [何故なのだろう]
(+41) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
|
[手は、取れたかもしれない。 取れなかったかもしれない。 わからない。それは、マーゴも死んだ今となっては、誰にもわからぬこと。
しかし、いずれにせよ。
異形は己の宿主を完全に喰らい尽くすと、 そのまま自らの足を食べ手を食べ頭を食べて、
セシルという人間の痕跡ごと、*消えてなくなる*]
(+42) 2010/07/23(Fri) 18時半頃
|
セシルは、遺品くらいはどこかに転がっているかもしれないが、それだけ*。
2010/07/23(Fri) 18時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 19時頃
|
/* あ、セシルいもうとの。
ターリャ、リタ マルガリータ マーガレット、マーゴ。
は、なるほど、と思いました。
(-22) 2010/07/23(Fri) 19時頃
|
|
/* しかし、なんだかこう。 プロとか初日で、ベネヨナいい雰囲気だね! フィルヨナいい雰囲気だね!俺自重しよう!
とか思ってたはずなのに、 どうしてこうなった。
全部ランダム神のせいだ。
(-23) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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― 見張り塔 ―
[思った以上に動けない。 動けなくて、自分の息の音が大きく聴こえる。
髪に何かがいる。ああ、さっきの鼠だと思う。
視界に誰かがいる。]
――…ラルフ……いる?
[そして、ラルフにシィラの様子を訊こうとして、躊躇った。]
(63) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―城内・回廊・銃撃現場―
この赤い羽は誰なんだ…? ―そっちの向こうのは、ベネットか何かか?
[赤い羽の正体はわからないが、もう片方は鉱石化していたベネットを思い出した。そこに残っていた誰かが答えたかもしれない、でも半分聞き流しただろう。
立て続けに消えていく命が、自分の何かを浸食している。壊れた残骸を見るたび、都度心と体が気だるくなっていくのを感じた。]
まーちょっと疲れた。 休憩するわ。
[それは今までの丁寧な言葉ではなく、斜に構えたような男が吐くような科白だっただろう。
ふー、と上空へと静かに息を吐いた。そしてそのまま泉に向って歩いていく。]
(64) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―見張り塔―
――……いるよ、 ヨナ、ここにいる。
[ 亡霊は歩み寄り、傍らに膝をつく 湛えたそれは、彼女の望む表情に見えただろう。
指先に手を伸ばす]
(+43) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―城内・中庭―
お前は変わらないんだな。 ―よかった。本当によかった。
[泉の前には相変わらず異形の樹が佇んでいた。 変わらないそれを、仲間であるかのような気分でそっと撫でた。
樹の基に腰を下ろし、樹の下で汲んであった泉の水に口を付けた。泉の清らかな水が喉越しに通るたび、絵具をぶちまけたような汚い空の色が透き通った青に戻った気がした。]
(65) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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[ラルフの声がして、すると、それから顔が見えて、ほっとした息遣い。]
――…ラルフ…ごめんなさい。 シィラは、どうしてる?
[身体に力が入らないまま、シィラのことをそれでも訊いた。きっとラルフなら、赦してくれると思って…。]
(66) 2010/07/23(Fri) 19時頃
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―泉・異形の大樹―
――……、あなたも。
[幹にガストンの手が触れれば、 梢は応えるようにさわさわと揺れる、生ぬるい風の仕業]
[答え無き大樹に語りかける彼は、 この異形をも仲間のように、みなしているのだろうか。 かつて言葉無き獣を相棒と呼んだ様に。
生きる力の強さが眩しく、水面が揺れる]
(+44) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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―見張りの塔― [ヨナの問い掛け、亡霊は彼女の望む言葉を紡ごうとして]
――……シィラは、 まだ、生きている。と思う。
[“天使”は、彼女を敵から護るために、 ここまで避難したつもりだったのだろうか。
打ち込まれた銃弾は数発、 無理をして飛んだそれはもう長くは持たないだろうか。]
(+45) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[耳を劈く叫びに、思わず両耳を押さえ、しゃがみこむ
風圧とともに、近くを巨体が通り過ぎていった。目をあけ、振り返る。暖かい血液の道の先は、城の外。塔の方角。空中で消えた]
[ゆっくりと立ち上がる。まだ耳の奥がきんきんとして、真っ直ぐ歩けなかったが、中庭の方へ。血に足を取られないよう、目を凝らす]
……しんだ?
[気づけば、城の中はだいぶ、静かになっていた気がして、思わず呟く。それでもいくつか、人の動く姿が見えた]
(@1) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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――…そう、生きているのね。
[ほうっと息をつく。]
もう、ひとが生 きら れな くても、 シィラや ほか の異形が生 きていら れるなら、
この 世 界はまだある 意味が あるよね。
[そして、起き上がろうと身体を震わせた。]
――…ああ、水が…… 水が、近くにない、ね。
[ずっと城で水の傍にいた少女は、水がないことに大きなため息をつく…。
全身浴びたシィラの紅は、 少女の色をすっかり変えて……。]
(67) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[そう、白い少女は、今、赤黒く穢れて……。
そして、また、その場に伏した。]
(68) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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/* ガストンは難易度がちょっと高いなあ。 どうだろ。
(*21) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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/*
水を欲しがって、ラルフ経由でガストンにもってきてもらおうかな、とも考えてみる。
でもそっちで絡むほうが早いかも。
それとも半狼じゃないのかなぁ。
(*22) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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[頭痛は少しずつ、軽いモノになり。 顔を上げた時には、皆の終わりを知ってしまっていた]
…壊れたのだな。
[ぽつり一言。]
(69) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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|
―見張りの塔―
[亡霊は小さく頷いて、 けれど起きようと震えるその身体を制した。 ――世界の意味を問う、言葉]
……うん、そうだね。 人が赦されなくても、生きていける存在がある。
それに、もしかしたら、 ――まだ存在が赦されるヒトも、いるかもしれない。 ヒトとして、正しい形ではなくても……
[ 震える身体を、肩を撫でる 赤く染まった少女の姿、亡霊の手は赤くはならない]
(+46) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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/* ええと、ガストンは投票ですか? 襲撃して半狼だと終わりますよね。
(*23) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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|
そういや、異形だからわかるのしれないな。
[撫でるたびに樹が揺れた―気がした。]
それが偶然かなあ。 偶然じゃなければいいねえ。 なんてなあ。ははっ。 [吐く言葉が、何故か後ろ向きになっていることに、自身は気付かない。]
(70) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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水なら、あるよ。 ――……君の眸の中に、
[ 亡霊は、その青を覗く 闇の世界でも、彼女が望めば、それは きっと]
(+47) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
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こわれた。の、かな。
…こわい。 こわい、よ。
私も、あんな風になっちゃうの?
[指しているのは、セシルの妹の事だろう]
(*24) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[ふらふらと中庭へと。奇数なら→{3}途中で血に足を取られ、転ぶ。奇数なら→{2}着替えも血の道に]
(@2) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[ふらふらと、中庭へと歩いていくが、血の跡に足を取られ、転んだ]
……つぅ。
[ひりひりとする頬を押さえる。外套も血まみれだろうか。
なんとか干してあった服の所に辿り着く。さっと身につけると、蝕まれ、ぼろぼろとなった外套を再び羽織った
そして泉へと歩いていく]
(@3) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[はじめ―相棒と出会った頃なら、ダムの壁のようなものだっただろう。]
しかしまたこの光景かー。そうなんだよな、みんな壊れていくんだよな。そんでもって消えていくんだ。何時だって、壊れるか消える、そのどっちかなんだ。それ以外無いんだ。 変わらないものはないのに、そこだけは不変とか、ひどいブラックジョークだよな。
[しかし壁は、月日が経つにつれ、静かに削れていった。]
で、いつまで俺は、それを見続ければいいんだろうな。 うーんどうなんだろ。やっぱ生き延びてる間ずっとなのかな? …なあ相棒、教えてくれよ。たまにはしゃべってもいいじゃないか。 [ついに壁に小さな穴が出来て、小さく漏れていく。]
(71) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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いや…
[独りで、何かをぶつぶつと。 それはまるで誰かと会話しているようで]
ああはならないし、させない。
――そうか。だから俺は生きていられたのか。
[最後の一言だけは、独り言]
(72) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[自らが傷つかないよう、斧を静かに抱いた。マーゴの言葉がまた頭に響いたときはいつの間にか、相棒がとても重たかった。]
なあ相棒、教えてくれよ。 俺は後何回、あとどれくらいの時間、この光景を見ないといけないんだ? なあ相棒、教えてくれよ。 こんなことを見続けるのが、生き延びるものの定めなのか? [思考を捨て去ることで保っていた生への執着が。]
なあ相棒、教えてくれよ。 こんな形で、皆、生を終わっていくのか?俺もこうやって終わるのか? なあ相棒、教えてくれよ。 俺もベネットみたいに、異形化して消えていくのか? [思考をすり替えることで動いていた肉体が。]
(73) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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ああ。……生きてたんだ。
[ガストンと、ホリーの姿も見えれば、そう声をかけ
泉の傍らへと座ると、息を吐く]
(@4) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
なあ相棒、教えてくれよ。 生きるなら、幾度となく打ちひしがれ、そして立ち上がらないといけないのか?
なあ相棒、教えてくれよ。 壊れるまで背負い続けないといけないのか?
[思考を前向きにすることで働いた自分を形成する原動力が。]
なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために生まれてきたんだよ…。
なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために生きているんだよ…。 なあ相棒、教えてくれよ。 俺達は、何のために壊れていくんだよ…。
[自分を形成するものそのものが、流されて消えていくようで。]
(74) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/* わ、タイミング悪い。
(-24) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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んあ?
はは…。 く…む…。
なろ…。
うおおおおおおおおおおおおあああああ! [城内で聞いたシィラに負けないつもりで全力で叫び、立ち上がると斧を地面に転がる石に全力で振りおろした。]
(75) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/* ん? ちょっとまって邪気悪魔のカウントみてくる。 人間カウントなら、狼吊り、半狼襲撃で、明日5人中2人が狼となるはず。
(*25) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[あぁ、それは…終わる世界の黄昏の色。
穢れていても、
いや、穢れてすらも、
むしろ、穢れているからこそ、
こんなにも、美しいのか。]
(+48) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*
あ、ノーカンだった。 あー襲撃できないや。よかった気がついて。
うーん、襲撃してあげたいけど…駄目か。
初回外したのが痛かったなぁ、ごめんね。半狼
(*26) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*
ええとそしたら、 今日狼吊りで無襲撃か、半狼以外襲撃。ですね。
ということでチャーと戦ってもいいよ!
(*27) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
──世界《ヨナ》は、キレイだよ。
[淀みも濁りも穢れも全部、総て含めて、 世界は、こんなにも愛しい──
(+49) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
― 見張り塔 ―
[身体は穢れた少女。 だけど、ラルフの亡霊が云うとおり、その眸の青色だけはそのまま……。]
――……そう、水は……。
[ラルフの言葉に笑もうとするけれど、唇がかさりと…。シィラの血がこびりついて…。]
(76) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*3650以上で斧が折れる。
(-25) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*7950以下で、引きずる。
(-26) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/*ガストン、こんな世の中で、どんだけポジティブなんでしょうか。
(-27) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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/* なんつーか、「特定の誰かが動かないと動けない」って状態はよくないってわかってるんだけどまたやってしまった…。 昨日マーゴとリアルタイムで話せなかったのが痛かったなあ…。
それにしてもヨーランダすげえもてもてだな…。流石ヒロイン。
(-28) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
……?
[ガストンに声をかけようとしたが、何か呟く様子に、やめる。突然石を叩きつける様子に、一歩後ずさった
壊れたんだな。そう思って、僅かにその後姿を一瞥すると、立ち去った]
(@5) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
[黄昏色に染まった少女に、 亡霊は賛美を送ってくれる。
その生きた世界は美しかったと、いや、愛しいと……。]
――……
[シィラの血が肌表面から、ヨナの中に浸透してくる。 それは、ゆっくりゆっくり、身体を別の何かに変えていくようで……。 手を指先を、それでも動かした。]
――……動かないと、ベネットの心臓……止まってしまう………。
[手は指は時計を止めないために…そして、青色をラルフに向けて……。]
――…傍に いて……。
[そう、シィラの血が重いから。]
(77) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
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/* むにゅ。狼は吊るか私が喰うかしなきゃなのね。 半異形だしラルフやベネットだと思ってたんだけど、というかラルフは王子ぽかったか…処刑先延ばしもできないのね
フランに呼ばれた。
(*28) 2010/07/23(Fri) 20時頃
|
|
―見張り塔― [聞き覚えのある声、小さく。 そう、世界は歪んでいるけれど――]
うん、泉は君の中に――…… そして、君が与えてくれた水は、皆の中に。
―――…ヨナ、
[その乾いた口唇を潤す水は、 けれどもう死んでしまった亡霊の中には なくて。
―――小さく微笑返しながら、 その唇に触れる その血を拭うことは出来なくても]
(+50) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
/*
そういうことになってしまいました。 ええと、とりあえず、保険に私に襲撃セットしておいてもいいかも。
で、お互い全力で吊りもらいにいくと。
(*29) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
―小倉庫―
[壁に背を預け、少しの間の眠りをとっていた男の 紺青の眸が開かれる。
――……もし、願うことで。
――……もし、想うことで。
見えるものがあるのだとすれば チャールズの眼の前に居たものは。]
――……キツネリス
[先日、儚くなった旅の連れの姿。 微笑んで伸ばした指は、けれど途中で止まり そして結局伸ばされた。]
(78) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[噴き出したあか、響く叫び。 既に傍観者たる少女にできるのは、ただ、見ているだけ]
……ああ。
[衝撃を受ける器を失した身に、その音が刺さる事はなく。 そこに紛れた幾つもの呟きも、拾う事はできて]
……さびしい、ね。
[間を置いて、零れたのは、こんな呟き]
(+51) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[小さなキツネリスは記憶のままに、その手へそっと擦り寄って、
最期の時が訪れるまで、傍に…*]
(+52) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
――ここにいるよ。 ずっと、君のそばを離れない。
[ 色を失いつつあるヨナの唇、 シィラの――異形の血だけが、鮮やかな赤を残して。 触れることのない 口付けを 落とす ]
[ 異形の大樹から は ぽたり ] [ 泉へと 夜露が 落ちた。]
(+53) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
/* ヨナ襲撃セット。 どうしたら死ねるかと言うとチャールズに特攻かな…!
どうもキリング(する方もされる方も)はうまく行かぬ…避けがちなんだろうなあ
(*30) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
/*
がんばってチャーに特攻してみるといい。 どーんと。 応援してる。
(*31) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
―回想―
[>>23ベネットを看取ったチャールズの言葉に。
色のない瞳がゆるく細まる。
人が死んで―― 壊れて。
残念だと思うことはあっても。 悲しんだことは、もう思い出せないから]
(79) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[アリーシャがいつからいたのかは知らず。
シィラへと銃を向けるチャールズ>>27を見る。 そして、射たれたシィラを見ながら。
小さく笑み。 歌を歌う]
(80) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[銃声が幾度も響く。
そしてシィラの悲鳴にか。 それとも銃声を聞いてか。
駆けつけてきたヨーランダとフィリップを見る。
それでも、女はその場を動かずに。 すべてを見ていた]
(81) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[何がどう寂しいのかの説明を請われたなら、多分、返事に窮してしまう。 強いて言うなら、そう感じたから──としか、言えないから]
…………。
[ふと、近くで何かが動いたような気がして、目を転じる。 回廊の隅。 密かに揺れるいろ。 生まれては消える、異形の花]
……花畑。 作りたかった、な……。
[その様子に、ふと、思い出す。 金髪の少女に贈った名前の花。 増やそうと、増やそうと、試みていた日々の事を]
(+54) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
―――――ッ
[>>42シィラの発する音に。 耳を押さえて、うめく。
それから先は。
耳が元に戻るまで。 なにも聞こえない、世界。
チャールズが呟くのは。 その背を見ていたから気づかず。
それぞれが解散するのをただ見送って]
(82) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
――ああ、酷い目にあったわ……
[ひとつ、息をつく。
目の前で行われた悲劇を思い。 緩やかに、色のない瞳が笑む]
さあ……あとは誰が残るのかしら。 誰が壊れるのかしら。
最後に残るのは、誰かしら。
[回廊に残って居るのは、女だけだろうか。 まだ他に誰かいたら。
楽しげに笑う女はどう見えただろう。
すでに、異形に乗っ取られて居るように、見えただろうか]
―回想終了―
(83) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
ヨーランダは、ラルフをぼんやりと見つめてから、目を伏せる。
2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
―城内どこか―
[異形の血に濡れた回廊から離れ。
ときどき、ちいさな異形が。 傍らを走り去って行くのを見ながら。
楽しげに、歌を歌う。
人がいなくなって閑散とした城の中を。 歌に惑わされたもののうち。
目の前にいなかった少女もまた。 壊れたことをどこかで感じながら]
(84) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
壊れた人形 途切れた糸。
新たな生贄は誰。
[この城に居るもので。 歌に惑うものはもういなくても。
歌うことだけが、生きる術]
(85) 2010/07/23(Fri) 20時半頃
|
|
[>>@5に気付く余裕はなかった。
壊れることすら想像つかずにただ振りおろした斧は、幸か不幸か、折れなかった。
斧から手を離すと、するりと手から抜けた柄がからん、と音を立てた。]
―水?
[誰かに聞くような疑問形で一言だけ。 泉に頭を突っ込み、目いっぱい水を流し込んだ。]
(86) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
|
[楽しげに笑う声がして、花の異形から視線を動かす。 目に入るのは、歌いながら歩いてゆく銀の後姿]
……あのひとも。 なの、かな?
[小さく呟いて。 それから、ふわ、ふわと。 地に足をつけぬまま、歩き出す。
行くあては、なかった]
(+55) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
|
―城内どこか― [歌を歌いながら。
思考はとりとめもなくめぐる。
壊れたベネット。 シィラを撃ったチャールズ。 壊れて消えたソフィア。
どこかで壊れただろうマーゴ]
まわるまわる。 刃を仕込んだ歯車は。
次の獲物を探してる。
[誰かがいなくなる。 そのことを悲しまなくなったのは、いつ? もう覚えていない。 わすれてしまうほどの昔のこと]
(87) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
|
[水のはじける大きな音のあと、顔に当たる冷たい水、溺れるほどに流れてくる水、泉の水色。 次第に苦しくなる息に、たまらず。] ぷっは!
[右手に体重をかけた顔は、周囲に飛沫をあげた。はたから見れば、さながら川で水を飲む熊のようだっただろう。]
はは、水うめえよ! 俺今さ、生きてるんじゃね?
[場違いなほど明るいその高らかな笑いが中庭に木霊した。]**
(88) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 21時頃
|
[少女の声が聞こえなくなって。 借り物のその身体は崩れてもおかしくなかったから]
紅い目の子が、起こしてくれたの。
あの子、辛そうだった。 苦しい声だった。 だからたすけてあげて。
(*32) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
|
/*
いきてるよ!ガストン生きてるよ!!
(-29) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
ホリーは、ヨーランダと、シィラの事を思う。
2010/07/23(Fri) 21時頃
|
/* くまーは本当に可愛いな。
(-30) 2010/07/23(Fri) 21時頃
|
|
知っている。
[シィラの叫びは、 痛いほどふるえて。
どうして。 どうしてシィラは撃たれた?
足は自然と、チャールズの寝床へ向かって行った]
(89) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
|
[泉とは反対側に、異形の木にもたれかかり、>>87歌を聞く
楽しげな歌に、少し、笑みが漏れる。
人として作られた存在。失敗作。暇つぶしの追いかけっこ。それもすぐに飽きられてしまって。
世界の終わりにまた会おう、そうして渡された一冊の本。
その時が来たら、と言われた、運命。と題された本。
もうすぐその時が来るのだろうか、指がなぞる]
(@6) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
|
― 回想・廊下 ― [遠ざかる 届かなくなった背中は一度立ち止まり、 こちらへと引き返してくる。 泣き濡れた瞳がその影を見上げる、セシルの姿。]
……置いていかないで…
[足はもう動かない。 足だけではない、身体が…巣食われた胸元が、 全てが止まっていく…動きを忘れていく。]
(+56) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
|
[ベネットと同じくセシルにも、生きて欲しいと望むのに 彼が死を選び取ろうとすることを止めようともせずに 連れて行って欲しいと願う矛盾。
彼からの死への誘いの言葉にはまた紺の瞳から涙が零れ]
…連れて行って…
…私も…一緒に…
[力を失いかけた手を、懸命に伸ばす。 知っている―――"彼"は、この手を振り払わない。]
(+57) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
|
[マーゴに近づいていく人は、形を人から変えていく。 裡から異形に食らわれて、その形を崩していく。 差し伸べられたセシルの手、最期の力で伸ばしたマーゴの手。 あと少しで届く、マーゴの目の前でセシルの手はなくなった。 最期は互いに触れることなく――…伸ばしていた手も力尽きた。]
(+58) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 21時半頃
|
―小倉庫―
[手を伸ばせば寄り添う小さな儚い存在。]
どうして、私は……―――
[そんな儚い存在に手を差し伸べてしまうのだろう。 手を差し伸べなければ、悩むこともないだろうに。
昔の記憶のまま、それでもキツネリスを肩に乗せる。 ふと、ネコミミトカゲを纏わせていた少女を思い出す。 男はまだ、彼女の死を知らない。]
おや、何方か来られたようですね。
[小倉庫の外の気配に気がついたのは 昔と同じくキツネリスの方が先か。 チャールズは来訪者の声を待つ。 一眠りしたことで、どうやら耳は音を取り戻せたようだった。]
(90) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
|
[紺の瞳にはもうセシルの姿は映らない。 セシルも、セシルを食らった異形も全てなくなった。
潤んでいた瞳も乾き、光を失くしていく…止まっていく。]
………
[また独りになって、けれども最期に浮かべるのは 久しく忘れていた、幸せそうな顔]
……嬉しい、
…嬉しい…セシル…
[差し伸べられた手が、幻のものだったとしても。 彼は置いていかなかったから。迎えに来てくれたから。]
(+59) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
|
―中庭・泉の前―
[沸き上がる感情は喜怒哀楽入り雑じっていた。何かが可笑しかった。
笑い尽くした後は、暫く無言で立ち尽くした。
吐く息だけが耳のこった。]
>>87また歌が聞こえる…
ああ、この世界にふさわしい歌だな。
(91) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 22時頃
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[動きが、全て止まる。
人の形を忘れてしまえば、それは異形と呼ぶことになるのか。 人の心を忘れてしまえば、それは機械と呼ぶことになるのか。 死したマーゴの躯は、最期は何と呼ばれるものだったのだろう。
壊れてしまったこの世界で、 けれども最期に紡いだのは人としての言葉だったから。
この先マーゴが見る夢は、 差し伸べられた手の――…幸せの。続き。]
(+60) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
|
―中庭―
終焉の闇。 崩壊の時。
希望を亡くした。 哀れな人形。
壊れるのは、いつ。
[城内をうろうろとさまよい。 そしてたどり着いたのは中庭。
そこに居る人影>>91に。 色のない瞳がゆるく瞬いた]
(92) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
森番 ガストンは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 22時頃
|
[ふわり]
[チャールズのところへ向かうホリーの横を白い靄が通り過ぎる。]
[ホリーはその靄に気付いただろうか、 彼女が幻影などに敏感な性質ならば 通り過ぎた靄は、黒髪の女の姿にも見えたかもしれない。]
[靄は中庭へと向かう。]
(+61) 2010/07/23(Fri) 22時頃
|
|
[ゆらゆらと回廊を彷徨う内、ふと目に入ったのは開いたままの窓]
そう言えば、閉めないで行ってたんだっけ。
[ここから飛び出した時の事を思い出しつつ見やった中庭には、幾人かの姿。
……傍の大樹に、以前は感じなかった何かを感じるのは、気のせいだろうか]
……いって、みよっと。
[小さく呟く口調は、一時、『妹』のもの。 そうして、いつかと同じく、窓から中庭へと飛び出した]
(+62) 2010/07/23(Fri) 22時頃
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コリーンは、ガストンの近くで足を止める。
2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
/* うきゅ……脱字率がひどいんだよ……。
orz
(-31) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
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―回想―
[銃声は何度も、辿り着いた時には、シィラは目を血に染めて。 異形に駆け寄るヨナを止める手は届かなかった。]
待、今近付っ……〜〜〜!!
[劈く狂声に思わず耳を塞ぐ。 ろくに休んでいない身には相当効いた。 周りの音が聞こえなくなる中、シィラはヨナを連れ去った。 少しふらついて、立ち上がる。]
(93) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
―中庭・泉―
[泉の傍らにある樹の異形に。 色のない視線がちらりと向く。
ガストンの近くで足を止めて。 泉に手を差し入れた]
ヨーランダも壊れるのかしら? シィラも壊れるのかしら。
あなたは、どう?
[掬い上げた水は零れ落ちる。 一口だけ、水をすすって。
歌うような問いを、ガストンに向けた]
(94) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
[ふわ、ふわり。 地に足はつかず、だからと言って、翼が羽ばたくでなく。 文字通り、漂うように、泉の傍へと近づいてゆく。
その場にあるものたちは、姿に気づくか、否か。 気づかれなくとも、気にする事はなく。 大樹の下までやって来ると、軽く首を傾げてじい、とその梢を見上げた]
(+63) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
[歌は徐々に近づいているように感じられた。]
>>93久しぶりだね。
ところでシィラが壊れそうなのは知ってるけど、ヨーランダが壊れるとはどうしたんだ?
[シィラが飛び上がる際、ヨーランダを連れ去った所は見ていない。]
(95) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
[中庭に近づくにつれ、靄は形を成していく。 艶やかにウェーブを描く黒髪は綺麗に纏められ、 黒のドレスも埃に汚れてはいない。 泉へと歩み寄る足を引き摺ることももうなかった。]
……
[大樹の下にいる人に、緩く首を傾ぐ。]
…こんにちは、 ……お水を飲みに来たの…?
[掛ける声は控えめな声量ではあったが掠れていなかった。 もう一度、羽のある人に首を傾いで泉の傍へと寄る。
靄は、小さな上呂を抱えていた。]
(+64) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
[>>95久しぶり。 その言葉に僅かに瞬く。
そんな当たり前の言葉のやりとりも。 遠い過去のことで]
そうね、久しぶり。
シィラがヨーランダを連れて行ったもの。 あんな状態のシィラが空を飛んで―― 墜落したりしたら、ヨーランダも壊れそうじゃない?
[白に近い銀を揺らして。 笑う]
(96) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
コリーンは、泉の傍。何かの気配を感じて――けれどそれが見えることはない。
2010/07/23(Fri) 22時半頃
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[額を押さえて顔をしかめて、くらくらするけど歩き出す。
廊下で、伏したマーゴを見付けた。 必死に伸ばしたような腕、表情は幸福そうで。 近くに、楽器が落ちていた。]
……今は、これだけ、ごめん
[その楽器を彼女の傍に引き寄せる。]
(97) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
[向かったのはエントランス。 小さな布の包みを大事そうに拾い上げる。
それから、台所だった場所に引き返した。 小瓶と布包みを無事なテーブルに置く。
……後で、忘れず取りに来る。
頭の中だけ呟いて、そこから立ち去る。]
(98) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
[呼びかける声に、ゆっくりとそちらを振り返る。 上呂を抱えた姿に、ゆるり、と首を傾げて]
……ううん、違うよ。 何となく、この樹が気になって、見に来たの。
[問いに答えながら、視線が向くのは、抱えられた上呂]
(+65) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
|
|
―現在・中庭―
[それから、どっかに置き放していた銃を拾って来て。 耳の回復が解るように、音のする場所で休もうと思った。
ここに来ると、やっぱり景色を見詰めてしまう。 ただ単純に、異形の樹と澄んだ泉が寄り添う光景が好きで。
初めて見入った時にはヨナがいて。 ついこの間見た時には、二人がいた。 たいていの時は、誰か水を求める人がいたように思う。 今も随分、人が居るような気がする。]
(99) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
/* もはや見出しミスとか気を使っていられない← 鳩からだと確認画面で解らないんだよなー 解るととても有り難いのだけど…… */
(-32) 2010/07/23(Fri) 23時頃
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フィリップは、樹に寄り掛かる。まだ周りは静かだ。
2010/07/23(Fri) 23時頃
|
―中庭・泉―
[フィリップ>>99が近づいてきたのに気づく。
静かな様子に。 不思議そうにゆらり。 白に近い銀がゆれた]
(100) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[はらり、はらり、
ゆっくりとせかいは、こわれていく。
季節外れの、桜の花が散るように。]
(+66) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[シィラの血が毒でなければ良いが、そうじゃないなら。 ヨナをシィラから離さないと危ない、と思う。 ……彼女達の思いがどうか、解らないから少し迷う。
梢から雫が落ちるのが見え。 くまの顔を背負ったやどかりが視界の隅を過って消えた。]
(101) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[返ってきた声に瞬いて、樹を見上げる。 異形の樹は静かにその姿を水面にも映して]
…気になって?
[反芻して、紺が瞬き見つめる。]
不思議ね、
人は異形を相容れないものとして見做すのに… 人を…世界を、命を今護っているのは、この子なの
[上呂は泉に差し入れられる。 水面が揺れることはない、上呂に水が汲まれることも。 こちらを見ている様子にそちらを見ると淡く微笑んだ。]
―――…お水を汲みに来たの、
(+67) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
>>96はは、なるほどね。 君は壊れていくのを、とても楽しそうに見てるんだな。
全く。人死になんて楽しいものじゃないだろうに。
[壊れ行く異形を笑みで評する彼女に苦笑する。]
(102) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
―泉・異形の大樹―
[ 水が人を引き寄せる。
水面に映るその姿は、高らかな笑い声に笑んで、 歌う女の言葉に、眼差しを落とす。
そして2つの命ないものの気配―― 翼を背にした娘が見上げていた。
果たされなかった約束を一つ、思い出して 水面に揺れる姿は小さく呟く]
……ああ、友達に、似ている。
(+68) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[少し、騒がしくなってきた。人の声。それに人以外の何か
大樹を回って、泉の方へと顔を出す]
あれ。……追わないんだ?
[フィリップの姿が見え、少し首をかしげて、訊ねた]
(@7) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
>>100 [コリーンに視線を向ける。]
ごめ、まだ少し
[耳が痛い、と指で示した。 近くの葉擦れが、意思があるみたいに揺れて聞こえる。]
(103) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[そして―――寄り掛かる“彼”の姿に、 梢は小さくざわめいた、アリーシャの言葉に同意するように
さわり さわり と ]
(+69) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[外は異形の蔓延る夜。 耳が使えなければ、周囲の警戒もままならない訳で。 出るに出られず、少しもどかしい。
ヨナが、生きてると言ったラルフやベネットは、今も彼女の傍に居るんだろうか。]
(104) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
……全部のひとが、異形を嫌うわけじゃないよ。
[自分の周り。 異形が食べてしまった、優しいひとたちを思い出して、呟く]
この樹も、それがわかるんじゃないかな?
[言いながら、上呂が差し入れられる様子を見る。 懐かしい、と思うのは、どちらの記憶だろう]
……お水、汲んで。 ……何かに、あげるの?
(+70) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[ガストン>>102に小さく笑み]
楽しむほうが楽だもの。 それに――壊れ方も。 それぞれ違いがあるのよ。
[そういうのを見るの、と。 軽い答え。
>>103フィリップの仕草に。 ああ、と納得したように頷き]
おだいじに。
[ゆっくりとした口の動きで、伝える]
(105) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[梢はさらさらと揺れて、
『……追わないの?』]
……解ってる あと少し、ちゃんと聞こえ……
[はたり、目を瞬いた。 今の声は誰のだ?]
(106) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
……あ、れ?
[何気なく、見やった水面。 そこに揺れる影に気づいて、瞬く]
やっぱり、何か……誰か、いる?
[微かに聞こえた呟きに、首を傾げつつ、零すのは小さな呟き]
(+71) 2010/07/23(Fri) 23時頃
|
|
[上呂を差し入れた水面に、 見たことのない青年の姿が映った気がして。 不思議そうに大樹を見上げる。
さわり、と梢が揺れる音がした。]
(+72) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
[ 枝葉のざわめきはやまない。 風があろうとなかろうと ]
( ――なら、いいけれど 時間が )
[ 水面に映る枝葉は ゆれて ゆれて ]
( あと、ひとつ お願いがあるんだ )
[ 聞こえない耳に、届くだろう 声 ]
(+73) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
――…うん、
怖いと思う異形もいたわ…、 命を護ってくれた異形も
[箱仙人掌の姿を思い出しながらそう呟く。 見上げる大樹は、誰かに話しかけているようでもあった。]
………ニムスと旅をしていた間、 何度か…思うことがあったわ…
この子には…人の魂が 宿ってるんじゃないかって、
[眩しそうに、大樹を見つめ]
それは、ただの私の願望だったのだけれど…
(+74) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
[>>106フィリップが梢のざわめきに応えたとは思わず。 >>@7アリーシャに応えたのだと思い]
手負いの獣は。 味方を認識するのかしら。
[傷を負ったシィラを思い。 小さく笑う]
(107) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
フィリップは、コリーンの口の動きに頷いた。
2010/07/23(Fri) 23時半頃
コリーンは、フィリップに、笑みを返す。
2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
[手は、届かなかったけれど]
――置いてはいきませんよ。
一緒にいきましょう、
[最後に彼女に浮かべた笑みは、壊れる前の、優しいひと(機械)のもの]
[そこで、その機械の物語は、一度終わって――]
(+75) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
― 現在・城バルコニー跡 ―
[既に崩れ落ち、ひとの足ではたどり着けないそこに、生前より少しだけ若い、ヴァイオリニストの姿があった]
[そこからは泉が、大樹が一望できて]
――――………
[唄うように、祝福するように、あるいは―誘うように、ヴァイオリンを奏でる。
綺麗に弦の張られたそれを。
この生の舞台に、死の舞台に、彩りを添えるように、*響かせる*]
(+76) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
[コリーンとのやり取りを見て、理解する物の]
間に合えばいいけどね。
[くす、と笑って、異形の血に侵食された外套を、ざわめきに乗せるように、翻す。そのまま大樹にもたれかかって、ざわめく様子を見上げた]
(@8) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
セシルは、生者にその音が聞こえるならば、きっと、その人はもうすぐ―…
2010/07/23(Fri) 23時半頃
セシルは、泉の側の誰かと目が合えば優しく微笑むことだろう。**
2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
[建物に囲まれているからなのか、風は感じない。 周りにいる人達の言葉の代わりに、樹のさわめきは聞こえて。]
……
[それが誰かの声と同じに感じる。 その事に気付いて少し戸惑った。]
(108) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
[枝葉が揺れる。風があるのかないのかは、はっきりとはわからない]
……そう、だね。 『私』に宿った異形は、怖かったけれど。 何もない時は、穏やかだった。
[呟きと共に、白の翼を一度、動かす]
……ひとも異形も、かわらないのかも知れない、ね。 ううん……いきたい、っていう望みは。 同じもの。
[異形も、『妹』も。 同じ想いを抱いていたから。
きっと、そこは、変わらないもの]
(+77) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
/* 間に合うも合わないも 今日半が喰われてなかったらヨナ吊りするとエピじゃないの? もしやヨナ吊りだと思ってるのは俺だけなのか、 それとも半が喰われてると信じて良いのかどうか。 */
(-33) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
…………何?
[辺りを見回すけど。 ぽつりと問う。]
(109) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
[ヴァイオリン弾きの奏でる調べは、歓喜の歌か、鎮魂歌か。 暗灰色の夜空から、ふわりはらりと舞い降りるのは、 あの思い出の花畑の、満開の白い花びらか。 それとも天使の散らしていった、儚く消える白い羽か。
ゆっくりと静かに、世界は優しく包み込まれて…─
それはあまりに身勝手で、 それはあまりに優しくて、 それはあまりに残酷で、 それはあまりに、美しい。]
(+78) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
/* さっさと回復して追えば良かったのかなあ でも、死者と断線したままで行くのもなんか違う気も
あうーあ
鳩だから空気読めないごめんなさい */
(-34) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
この子には…、誰かの魂が宿っているのかしら
[見つめる大樹の声は、死者にも届かない。 届くのは恐らく、彼が思う人だけに。]
―――…シィラは…、
[どうかしら、全ては言葉にはならず。 上呂の水の行く先を問われると、 淡く笑って「お花に、」とだけ答えた。
彼女の動かす白の翼を見つめる。]
(+79) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
[ ざわめきはノイズ混ざりの幻聴のようだろうか、] [ ゆれる 枝葉は 葉の一片を 水面に落とす ]
( 水を―― 汲んでいってあげて )
[ 水面に 砕ける姿は かすか ]
(+80) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
|
|
もしかしたら、そう、かもね。
[魂が宿っているかも知れない、という言葉に、ひとつ、頷く。 紡がれた、シィラの名に、ふと、空を見て、それから]
お花にお水は、大事。 ……あげないと、しょんぼりしちゃうから。
[水の行方への答えに、笑った。
同時に、思うのは。 花の名を贈った少女のこと]
(+81) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
[ひらり、落ちた葉を目で追って。 一瞬映った姿に目を丸くした。 息を吸って吐く。]
……解った
[不思議と、声はすとんと落ちて、言われるままに水を汲む。]
行って来る
[そう言い残して走り出した。]
(110) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
― 見張り塔 ―
[動けなくなっていくまま、青色の眸は、きょろりと外の暗闇を見た。]
――…あ
[一粒、きらめきを見る。 それは、昨夜も訪れた、焼蛍虫の光にとてもよく似ていて…。]
(111) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
[黄昏色に染まる少女は、 その死を呼ぶ光から、視線をしばらく外せずに…。]
(112) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
―見張り塔へ―
[ちゃぷ、と運ぶ水がはねる感触。
夜闇を走ってどの位掛けたか。 自分が塒にしていた塔を一瞥してから、内階段を上がる。
最上階に近付けば、気配も解るか。]
……ヨナ
シィラ?
[掠れた声で呼ぶ。]
(113) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
/* 外からシィラだけガチ狙撃 だとまた出血するから助けになりません。
独り言増えてるのは、考えずに反射で打ってるからです…… 1d半ばからずっと完鳩で もう死にそう */
(-35) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
>>113
[そして、見張り塔をアジトとする人物の気配に、本当に微かに、安堵の笑みを零す。
ただ、全身を犯す穢れは、その動きを制限するほどのものとなって…。]
(114) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
――…フィ ル
シィラは どう?
[シィラも既に虫の息である予想はついたのだけど…。]
(115) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
ヨーランダは、自分の身体の奥から湧き上がってくる嫌悪感に眉を寄せた。
2010/07/24(Sat) 00時頃
|
[優しいヴァイオリンの音が聞こえる。 その音に、その音を奏でる人に微笑んで。
それは死を招く音なのだろうか。 死する――…とは、なんだろう。 届かない、けれども今ここに在る魂は、 本当に死んでいるといえるのだろうか。]
そうでなくても、いいの
私を生かしてくれたのは…ニムスだから
[中庭から去るフィリップを見送る。]
――…彼が何者であろうと、いいの きっと
(+82) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
―中庭― [何かに返事をして。 水を汲むフィリップを。
ゆるく首を傾げて見送り]
なにか、いるのかしら?
[小さく呟いた]
(116) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
いる、よな
[小さな部屋に潜り込んだシィラの隙間を伺う。 手負いの獣にしては、静か過ぎて不気味でもあり。
微かに聞こえた言葉に、正直に伝える。 ヨナの声も弱っていた。]
……これだけ撃たれたら、もう助からない
[彼女の体は引き出せるだろうか。]
(117) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
[シィラは、呻くことできず、 ただ、もう、眼の紅は、輝きを失って、
灰色のくもり硝子のよう……。]
(118) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
|
[ 弦の音色が響いている、 それは生と死をも、祝福するような色鮮やかさで。
木陰で語らう“2人”の会話、 水を汲んだフィルが駆けて行く ]
[ 人の手で花に水が与えられ、 その花は、人の心を慰める ]
[ 与えあうことの尊さに、 もっと早く気づけていたら ――そう思うけれど ]
[ でも訪れつつある終焉は 優しい気がした ]
(+83) 2010/07/24(Sat) 00時頃
|
フィリップは、ヨーランダを中から引き出そうと、手を伸ばす。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
[聞こえる音色に、バルコニーへと目を向ける。 音楽をゆっくりと聴くのは、だいぶ久しぶりのような気がしていた]
[水を汲んで駆けて行くフィリップを見送って。 泉の傍にいるひとたちを見る。
生けるもの。死せるもの。 どこにむかっているのだろう。
ふと、そんなことを考えていた]
(+84) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
ヨーランダは、フィリップに身を任せるけれど……。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
ギ……
ギ………
[シィラは、フィルがヨナに手を出すと、そう呻いた。]
(119) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
[シィラが呻く。 伝わりはしないだろうが、声を向けた。]
……駄目だ
これ以上、ヨナを縛るのは
[腕を掴み引く。 彼女の身に力が入ってないのは、重みで解った。]
(120) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
[ 見張りの塔にもヴァイオリンの調べはかすかに響く、 生者には聴こえぬはずの音を――寄り添う亡霊は聴いている。
シィラの耳には、 ヨナの耳には……その音は、
聴こえているの だろう か ]
(+85) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
[シィラは力なく、ヨナの身体を手放す…。 ヨナの身体から、シィラの触手がとれていく…。]
ギ……
[それから、ほどなく、 ギオロンの音が遠く、幻聴のように届いた時]
…ギ
[シィラが動きを止めたか。]
(121) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
―泉の傍―
[泉の傍らに腰を下ろして。
小さく歌を歌う。
揺らぐ梢。 何かの気配。
ヴァイオリンの音色は聞こえないけれど。 不思議と歌は、それに近かった]
(122) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
――…ラルフ?
フィル?
ああ、手を うごかさなく ちゃ
[身体が自由になって、 笑んで、時計を動かそうと…。]
(123) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
|
―泉・大樹―
[ その声は 友達に似た 翼の娘に振り落ちる ]
―――…花に、 あの子にも、水をあげて欲しいな。
笑い声を聴いたんだ。 姿は、見ていない。
でも、笑っているのに、寂しそうだった。 いつも、笑っているのに痛々しくて。
[ 唐突なその声音は、ほとんど面識がなかったから、 聞き覚えは無いだろう、けれど自分は彼女の名前を知っている。
あの子が“名前をくれる人”だと言っていた]
(+86) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
ベネットは、ヨナの肩の上で小さく鳴いた。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
[ヨナの体をシィラから離して、壁に凭れさせた。]
……――お前も、行きたいとこ、行くんだろ もうちょい、頑張れ
[顔や髪、手を拭いてやり、水を与える。]
(124) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
フィリップは、彼女の手首の時計を見る。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
あ >>124
[フィルが解放してくれて、視界が開ける。 フィルに笑いかけると同時に…。青色にシィラが映った。]
ねぇ、
シィラ……
大丈夫?
[でも、動かなくて、 代わりに、身体の中が蠢いた。]
ぐ……あ………あああ
[そして、黄昏色の少女は、同じく黄昏の吐瀉物を口から吐き出す。 それは、滝のように流れ出て、身体の水分を一気に奪う。]
(125) 2010/07/24(Sat) 00時半頃
|
ヨーランダは、細い身体をびくりびくりと痙攣させる。
2010/07/24(Sat) 01時頃
|
あぁ
[名前を呼ばれたのには、小さく相槌を返す。 とんとん、と軽く手を揺すった。]
……これ、自動巻…か? 大丈夫……ちゃんと、動いて、から 心配しなくて、良い
(126) 2010/07/24(Sat) 01時頃
|
|
……え?
[不意に聞こえた声に、ひとつ、ふたつと瞬いて。 ぐるり、と周囲を見回した]
……あの子……って。
[声の主が誰かはわからない、けれど。 誰の事をさしているのかは、何となく、わかった]
……ポーチュラカ?
[ああ、そう言えば、と思い出す。 呼びかけても目覚めなかった少女。 あの時は、記憶があふれるのが怖くて、逃げてしまったけれど──]
(+87) 2010/07/24(Sat) 01時頃
|
|
……うん。 お水、あげないと、ね。
[今は、何かを恐れる必要もないから。 探しに行こう、と思った。 同じ状態になっているなら、きっと、見つけられるから、と。 ふわ、ふわり。 足を地に付けぬまま、動き出す]
(+88) 2010/07/24(Sat) 01時頃
|
|
……っ、おい、ヨナ
[激しい嘔吐が始まった。 吐瀉物が喉に詰まらないように支える。]
(127) 2010/07/24(Sat) 01時頃
|
|
[そして、吐いたものが最後は血の色のものになった。 落ち着いた時、その顔は真っ青で……。]
――……ぅ
[青色の眸をまた見開いた時、滴がぽたぽたと落ちる。]
――……水が………。
(128) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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―小倉庫―
[はたして扉の向こうの気配は、この部屋への来訪者か否か。 チャールズは自ら外へでることはなく 手帳をめくり綴られた言の葉を追っている。]
ヴァイオリンの、音色でしょうか?
[それは空耳か、死に近いから聴こえたのか それとも……――肩に乗る存在が近く教えてくれただけか。]
ヴァイオリンというと、セシルさんですが……――― 弦を張ることが出来たのでしょうか。
[男はセシルが儚くなったことも知らない。 また、手帳に紺青の眸を向け、頁を捲った。]
(129) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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うん、ポーチュラカを あの子の小さな扉を、開けてあげて……
[ 囁きは 水面に 波紋を作り 翼の娘が歩き出せば――その意識は、]
――……ヨナ、
[ そして亡霊は 壁にもたれるヨナを 見つめる。 一度でも、これが救いになるかもしれない、と思ったこと。
そう、思ったことを悔やみながら]
(+89) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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[大樹と翼の少女のやり取りはわからない。 ただ、お水をと呟く姿に緩く首を傾げて。]
―――…お水、
[ふわりと動き出す姿に、上呂を差し出して]
…あげてきて、
[ポーチュラカ、その名前の少女に。 彼女の挿していた朱い花に。]
――…私の代わりに、
[そう言って、送り出した。]
(+90) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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/* 体調とリアルが辛いです安西先生…… */
(-36) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……ああ、もう 私の中の、泉が………
涸れていく…。
[掠れた、弱弱しすぎる声。 身体はもう崩れるためだけのもののように…。]
(130) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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[泉の傍で腰を下ろすと コリーンを、 ガストンを、 泉の傍に居る者達を 弦の音を聞きながら眺めている。]
(+91) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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……あ……。
[小さな扉、という言葉。 それは声の主の名前へと繋がり、足を止めて大樹を振り返った]
うん。 わかった。
[頷きながらの言葉は、呼びかけるふたり双方へと向けられる。 差し出された上呂を受け取り、ふわ、ふわり。
向かうのは、眠る少女を見つけたその場所]
(+92) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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私は、生きて…… 生きて……いかない と……。
[時計は動いているだろうかと、 心配で、泣きたくて……。]
とけ い ねぇ、 みて、 ラルフ
フィル……
[そして、必死に目をまた開けた時、 夜の闇の向こうに、焼蛍虫の群れが見えた。]
あ………。
(131) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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――……綺麗。
(132) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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ギ……
(*33) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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[体中の水を失って行くヨナに向けて。]
……泉は、あるよ
大丈夫、ちゃんと なくなったりしない
(133) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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[そして、世界を命を繋ぎとめていた、最後の泉も…─]
(+93) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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……――お前も、もう
休んで良いんだ
(134) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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―――……ヨナ、見ている。
見ているよ。
見えるから、君の中の泉も……
(+94) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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ヨーランダは、手を伸ばす……手を。
2010/07/24(Sat) 01時頃
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