94 月白結び
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
カルヴィンは投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
カルヴィンはしーさー カミジャーに投票した。(ランダム投票)
カミジャーに1人が投票した。
カルヴィンに12人が投票した。
サミュエルに1人が投票した。
カルヴィンは村人の手により処刑された。
|
ラッシード! 今日がお前の命日だ!
2013/09/04(Wed) 06時頃
|
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ラッシードが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、カミジャー、梅子、置壱、サミュエル、錠、志乃、ヴェスパタイン、夕顔、サイラス、華月斎、クラリッサ、ノーリーンの12名。
|
― 鳥居 ―
[少年が鳥居を潜ったその後に、残されたものは一体なんだったでしょう。
ほんの僅かな思い出は、獣の首に巻かれたリボンと共に、静かに揺れているのでした**]
(0) 2013/09/04(Wed) 06時頃
|
|
― 夕暮れの木葉町 ―
……無事帰れたようだな。 お帰り、あっちはどうだった?
[突然何もないところから一人が現れても、交差点を行く周りの誰も、気に留めない。
出迎えは自分と、自分の足元の大人しい黒猫一匹だ。]
お前は誰だって顔してんな。 ライドウだよ、メール送ったろ?
[手に持ったノート型パソコンの入れ物を、軽く持ち上げて見せた。
やがて古臭い信号機から流れるBGMが、歪むことなく最後の一音まで奏で終え――……]
(+0) 2013/09/04(Wed) 06時頃
|
|
ひとまず、俺に聞きたいことくらいあんだろ。 あそこにでも行こうぜ。
[丸い顎で指す、交差点前のハンバーガーショップ。
同行してくれるならば、適当な席に腰掛けていくらでも話に付き合うつもりだ。
その前に、ビッグトリプルバーガーとLサイズのポテトとコーラを二人分注文するのを忘れない*]
(+1) 2013/09/04(Wed) 06時頃
|
|
/* ライドウって言う名前なのは、ラッシードが以外にもライドウって名前で違和感無かったから……
名前の元ネタは関係有りません。 オカルトだけど。
(-0) 2013/09/04(Wed) 06時半頃
|
|
/* ひとまずこっちは宇佐美に委任。
(-1) 2013/09/04(Wed) 06時半頃
|
|
― 回想>>2:244 >>2:252 ―
[着方が分からないと言う彼女。 確かに、普段は洋服しか着ないのであればそうなるのだろう。
どうしたものかと少し考えて。]
良かったら教えましょうか? すぐに帰るとかじゃないなら、着物の着方ぐらいは教えられるし。
[そう提案してみた。 もちろん、無理にとは言わないのだけれど。]
(1) 2013/09/04(Wed) 07時半頃
|
|
― 回想>>2:273 ―
うん、いいよー。
[そう言うと彼女に似合いそうなかんざしを数点見繕って。 続く言葉には、笑って見せて。]
猫耳は無いかなあ……どうしてもって事であれば。 雑貨屋さんに探してもらってここに持って来てもらう事はできるけれど。
(2) 2013/09/04(Wed) 07時半頃
|
|
― 回想>>2:324 >>2:325 ―
ん、それにしたのね。 良いんじゃないかな、似合うだろうし。
[紺色の着物を選んだ彼女。 まずは着替えを手伝うかと思ったところ。
急に機械を取り出すと血相を変えて去っていく彼女の事を見送って。]
またね。
[きっと見送りにでも行くのだろうと。 そう考えて彼女の落として行ったお金を拾い集める。]
(3) 2013/09/04(Wed) 07時半頃
|
|
― 回想>>2:245 >>2:271 ―
[夕顔の表情を横から眺め。 どこか思いつめたようにも見える彼女の事を心配しつつも。]
まあ、妖だってさ。 能天気な妖もいれば、色々考えて動いてる妖もいるじゃない?
そんなもんでしょ。
(4) 2013/09/04(Wed) 07時半頃
|
|
[シャボンの薄い膜。 前後不覚になる霧。
弾き飛ばされた声と手。 古びた機械の音。
H県H市木葉町。 駅前通り交差点。 信号の明滅。
カラカラ… カラカラ… チカチカ… カラカラ…
カラカラ… チカチカ… チカチカ… チカチカ… ]
(+2) 2013/09/04(Wed) 18時半頃
|
|
―― 翌朝・宿 ――
[障子の隙間から差し込む陽が、雪の空色を開かせた。 まだ少し肌寒く、自然光の中で肌は青く染められる。 ただその中で、不自然に光るは枕元のスマートフォン。 明滅するそれに触れ、画面に視線を走らせた。]
……そう。
[零す声は、部屋の中にゆっくりと溶けた。
そうして半分寝ぼけたままの貌で いつものように、薄く笑った。]
(5) 2013/09/04(Wed) 18時半頃
|
|
……うん。
(+3) 2013/09/04(Wed) 18時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 19時頃
|
/* だからこの雪は僕の生き別れの兄かなんかですかね?
タイミングといい、行き方の逆さといい!! まったくよおおおおおおおおお!!
(-2) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
[―――第一に、これは現実であるか否か。
H県H市木葉町。 僕がここにやって来たのは、つい数日前の事だ。 離婚という名の親の勝手な都合上、僕はこの田舎に越して来ざるを得なかった。 それまで僕はH県から離れた、首都T都の都会の中にいた。
駅前通り交差点。 僕がここにいたのは、コンビニを探してだった。 T都にいればあちらこちらに散らばっているはずのそれも、この田舎には点々としか存在していない。
聴いたこともない単音が信号の明滅を告げていた。 僕はそれを見ていたはずだった。]
(+4) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
[僕はゆっくりと息を吐いた。 現実と幻想の境目に在る――そう僕が認識していた――鳥居をくぐって吐いた言葉は 「……うん。」>>+3 そんな無機質な返事だった。
獣の面をした生き物もいない、質素な田舎風景。 僕はどうやら帰ってきたようだ。
僕がつけていたはずの狐面も風呂敷もその中身も、手にはなく。 くすませた蘇芳色の瞳は見上げた。]
(+5) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
僕は神隠しにでも遇っていたのかな、ライドウさん?
[人間に告げた言葉に温度はない。 悔いているわけでもなければ、安堵のようなものもない。 僕はありのまま思うままを口にして、持ち上げられたノートパソコンを見た。
留まろうまだ居よう、そう思ったのなら鳥居を目の前にして進んだこの足は止まっていたはずだ。
僕はただ導かれるように、鳥居の中へ吸い込まれていった。]
(+6) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
―夕暮れの木葉町―
どうも。 僕は雁眞唯。
[初めて見るライドウという男は僕の何倍の質量を持っているのだろう。 僕はそれがプログラムされている事象であるかのように、名乗る。 足元には黒い猫、指されるのはハンバーガーショップ。 時間も時間だからか、客と呼べる人間は疎らにしかいないようだった。]
別に、興味ないね。
[「聞きたいことくらい(>>+1)」という声に返したのは、口癖のような言葉だ。 それでも僕は彼の後を追った。 彼が頼むのはおおよそ僕では考えられない量の食事だ。 それはもしや僕にご馳走してくれる気で頼んだのだろうか。 僕はバニラのシェーキをひとつだけ頼んで、席に座った。]
(+7) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
聞きたい事はないけれど。 余計なお節介をありがとう、このアプリ。
[スマートフォンを立ち上げる。 そこに残る『既読』を、僕の煤けた蘇芳は映している。]
役にはたったんじゃないかな。 どうやって送ったかは知らないけど。
[僕はそのアプリからの発言を、もう試みようとしなかった。 僕の名前は削除されてしまっているのだろうか。 僕は、そうである事を祈ってさえいる。]
(+8) 2013/09/04(Wed) 19時頃
|
|
― 夕暮れの鳥居 ―
[赤い鳥居を潜ってその姿が消えて行く。
華月斎と別れてやってきた鳥居の前。 浴衣姿で見送った、文面でしか知らなかった一人目は、自分より明らかに年下の少年だった。]
……俺は、そんなこと、は。
[忠告のような彼の言葉に感じた、僅かな戸惑い。 光の粉が微かに舞ったことに気付けないでいた*]
(6) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
―― 鳥居 ――
おはよ。 えっと……かみ、じゃー?サン?
[呼びかけるのは、初めてだったかもしれない。 薄っすらと記憶にあるその名を呼んで、鳥居の傍にいるその存在へと歩み寄る。 首元に揺れるリボンが鮮やかに、瞳に映る。]
アンタ、今日も人間を帰す準備するでしょ。 良けりゃオレ、帰してくれないかなって。
[その声は、常のような気軽さを持って響く。 彼の答えが何であろうと、それだけ伝えれば踵を返し鳥居から離れた。
リボンの色が唯の瞳と同じ色をしていたことに気がついたのは 振り返るには遅い程に離れてしまってからだった。]
(7) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
― 翌日・宿 ―
[寝起きの布団の上で、スマートフォンを操作する。 メッセンジャーアプリには、幾つもの想いを乗せた呟きが残っていた。 自分も一つだけ発言を残し、画面を閉じる。
洗濯を頼んでいた洋服は干しているとのことで、今日も借りた浴衣を着ることにした。 宿の妖怪に少し手伝ってもらわなければならなかったが、少しだけ馴染んだと自己評価する姿に、似合わない黒いリュックを片側の肩にかける。]
さて、時間は短いんだ。 やることやっとかないとね。
[向かう先は決めてある。 呉服屋、志乃の所。
帰る前に、曖昧な約束を果たすべく。]
(8) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
『おはよ。 今日は誰が帰る?』
[言葉はとてもシンプルに。]
(=0) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
『おはよー。 今日もココは天気がいいね!』
[鳥居から離れる道すがら、打ち込む言葉はいつもと変わらず]
『オレ、今日帰るつもりでっす。』
[表示されたシンプルな言葉>>=0に 茶化す語尾もまた、変わらず。]
(=1) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
― →くれなゐ ―
[妖怪横丁を歩く足も、随分景色に驚かなくなった。 逆に妖怪たちからしてもそうなのだろう。 人間という異質に、少しずつ慣れて。
人間とは違う彼らの日常を横目にしながら、以前通った、錠に案内された呉服屋へと辿り着いた。]
おはようございます、志乃さんいますか?
[とりどりの布を扱う店の中へ入り、店主の名を呼んだ。]
(9) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
|
|
『雪が? 思ったより早いね。』
[打ち込んだメッセージに返ってきた言葉は早かった。 意外だと思っているのを隠さず打ち込む。]
(=2) 2013/09/04(Wed) 20時頃
|
|
―― → お喜の茶屋 ――
お邪魔シマスよっと。
[軽い口調で挨拶をして店内へと入り、手近な席へ腰を下ろした。 店内に誰ぞ姿があれば、手を振って挨拶することも忘れない。
戸惑いが殆どなくなったのは、この世界に随分と慣れたからか。 それが良いことなのか悪いことなのか。雪には判断ができない。 ただ、今判ることは]
すいませーん、喜壱サン、いらっしゃいます? ああ、あとなんか肉っぽいものくださーい。
[随分と腹が減っている、ということだった。 卓の上に置いた片手は、同じくして置いたスマートフォンの表面をなぞる。
――恐らく、唯が望んだのは。あの仮面の、元の持ち主へ。 だからじっと、店主が現れるのを、待っていた。]
(10) 2013/09/04(Wed) 20時頃
|
|
『>>=2 そう? 何れ帰んなきゃ、いけないしね。
聞きたいことも、聞けたし。』
[ぽつぽつと打ち込みながら、考える。 他にも帰りたい誰かはいるだろうか、と。]
(=3) 2013/09/04(Wed) 20時半頃
|
|
― 鳥居 ―
ナナクラエリサか。 間に合わなくて残念だったなぁ。
[もう帰ったの、と問いかけられて>>2:327、意地悪げな揶揄で返す。 未だ頭痛は治まらず立ち上がることはできないまま。 七倉が座り込めば視線は同じ高さに揃った。]
……勘違い?
[視線は隣の七倉へとは向けられず、天を見上げたまま。]
(11) 2013/09/04(Wed) 20時半頃
|
|
[その問に七倉は何と返答しただろうか。 しばらく会話を交わした後、ふと会話が途切れれば、やはり視線は高い天へと上げられる。 ぼうっと夕焼け雲の流れを見ていたが、おもむろに立ち上がり]
………‥おら、帰るぞ。 早く立たねぇと置いてくぞ、いい女。
[七倉に向けて手を差し伸べた。 別の人間に、同じ場所で、同じように伸ばした手、 その時はこの手は取られなかったけれど。 今度は重なることはあっただろうか*]
(12) 2013/09/04(Wed) 20時半頃
|
|
― 翌朝 ―
[食事も摂らずに泥のように眠った。 躰というより心が欲するままに、今はただ眠っていたかった。 それでも長年の習慣というものは簡単に抜けず、 目が醒めたのは、何時もと同じ日の出前。
茶屋までの道を歩きながら、 少しずつ赤みを帯びていく空を見上げる。]
………いつまで?
[口からついて出たのは、看板娘の口癖。]
(13) 2013/09/04(Wed) 20時半頃
|
|
― お喜の茶屋 ―
[仕込みを始める。 朝一番に来る常連の客は大体顔ぶれが決まっているから、彼等の好みを用意しておく。 薬草粥、くず餅、ごま団子に魚の煮付け。 串に差したシシ肉と、 ――真っ黒の珈琲。
準備を終えたところで店を開き、 給仕は任せ、一人厨房でぼんやりとしていれば、名を呼ばれた。>>10]
(14) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
[シシ肉定食を皿に並べて、珈琲と一緒に運んでいく。 注文の主の姿を見れば、ゆっくりと一度瞬いて]
……手前か。 朝イチから肉なんて食うやつぁ梅子ぐれぇだと思ってたよ。 よく俺の名前を知ってたな。
[淡々と述べながら、定食を机の上に置いた。]
(15) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
[付いてくる子供と自分は、交差点の見える席に腰を下ろす]
ああ、メッセアプリな。 不思議だろう? 俺だって不思議だからな。
[お節介だと言われたにも関わらず、ニヤリと笑う。 その中で行われたやり取りは知らねども、多少なりともこの無愛想な少年の無関心ではない事は知れた。
二人分のセットの片方のバーガーをペロリと平らげて、コーラを啜る。 時折、視線は窓の外へ向けて]
ここからなら、次の帰還者が出てきたらすぐ判る。 本来ならあっちの1日なんか、こっちとの境目潜ったとき数秒程度の誤差としてカウントされるらしいんだがな。
……今はどれくらいの時間になるか。 希望込みの予測は数分から数時間ってとこなんだが。
(+9) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 21時頃
|
おお!旨そう! いやね、最近肉食ってなかったから、……
[目の前に置かれた定食>>15に、歓喜の声をあげる。スマートフォンから指を退かし、顔を上げれば]
……そっか、アンタが。 喜壱サン、ね。
[まじまじと、彼の顔を見上げる。 昨日鳥居の場所ですれ違った、彼だとすぐに気がついた。 だったら、……――と考えて小さく笑う。]
宿の妖サンに教えて貰ったんだ。 こう、半分の仮面つけた人、知りませんかってね。
[手振りで半分の仮面を示し、首を傾げて見せる。それが伝わったまでの所要時間は、言わずともいいだろう。]
(16) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
……確認するけど。 唯にあの仮面をあげたの、アンタだよね?
[彼らがどんなやり取りをしたのかはまた雪の手の届かぬところ。 顔に浮かべた笑みは掻き消えて、慎重に問いかける。 声音だけは、ただ軽やかに。]
(17) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
/* ちなみにシシ肉とは?
→中の人的にはいのししの肉のつもりはない →屍肉にシをつけただけのなにか
(-3) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
そう。 よくプログラムを理解しないまま構築できたね。
[抑揚のない僕の声。 ニヤリと笑う顔を一瞥して、僕はシェーキを啜った。 窓の外に向かう目線に、同じく交差点を眺め。]
ふうん。 じゃあ僕は失礼するよ。
[数分、数時間、どちらになるか僕には関係のないことだ。 僕は席を立ち上がり、ふくよかな男を真っ直ぐに射る。]
(+10) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
僕はこの小さな街で、再会を喜び合うつもりもない。 もう一度誰かに会いたいかと聞かれれば答えは『No』だ。
[僕は笑えない、笑わない。]
また数刻で誰かが現れるとするなら、僕は失礼する。
[僕は与えられた役割をこなすだけ。 取捨択一の世の中で『必要』なものだけを適切に選択し。 意味のない現実を受け入れるだけ。]
(+11) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
『んーでも、先に帰りたいなって人がいたなら オレじゃなくても、大丈夫だからサ。』
[喜壱がこちらに来る前に、書き込んだのはその一言。 カミジャーは帰す準備をしてくれるだろうが、 それに入る誰かまで指定はきっとしないだろう、と。
後にも先にも、帰るという道は、変えないまま。]
(=4) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
/* なんか予約っぽいかなーと思って。 動きづらくさせてないかなあ、申し訳ない。
(-4) 2013/09/04(Wed) 21時頃
|
|
[視線は自然と、男が持つ箱に奪われる。 人間たちが互いに繋がるためのちいさなからくり、其処にはある、自身の知らない世界に思いを向けてしまう。 男が挙げた歓声に、意識ははっと引き戻されるのだが]
其奴ぁ良かった。 冷めないうちに食え、 ……?
[視線がぶつかって首をゆるく傾けた。 じぃと自分の顔を見上げる男、 その視線の意味を考えるより前に、自分も見つめ返し。]
………確かに、「あれ」は俺のだが。
何か、 …文句でも?
[言わんとする内容が察せず、落ち込んだ眼窩から男をただ、見つめるだけ。]
(18) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
[僕の手には何も残らなかった。 持ち帰ったはずの狐面も、風車も、骨も、風呂敷も、何もかも。 まるで『忘れるべきこと』のように、残らなかった。 スマホに残されたアプリを起動させることもない。
リボンを失った首元だけが、妙に軽く。
スマートフォン、ポータブルプレイヤー。 財布に、なくなったシェーキのカップ。 どれもこれも現実味を帯びたものたち。]
(+12) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
― 朝 ― [目を覚ましたのは、常より早い夜明け前。 籠一杯に胡瓜を持って、河原へと向かった。
昨日相撲をした河童たちに渡せば嬉しそうに取り合っている。 暫く其れを眺め、河童たちが住処へと帰るのを見届けると、のんびりと明け方の河原を歩く。]
……寂しいなあ。
[ぽつりと呟いた言葉は、川面に反射する朝日に溶ける。 僅か会話を交わしただけとは言え、一人帰ってしまった。
昨日長屋に帰る途中に声が聞こえた気がした。 やはり、見送りに行けば良かったのかとも思った。]
(19) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
[けれどしかし、僕を示すものなど何一つない。]
(+13) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
でも。
もし誰か帰ってくるとして、此処に僕がいた事を 君が話すかどうかは、君に任せるよ。
[僕は小さな声で告げた。 煤けた蘇芳を、その瞳を真っ直ぐと向けて。]
(-5) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
んーん、文句なんてナイヨ。 ただ、間違っちゃいけないから。
[こちらを見つめ返す彼>>18に、ふとまた、笑みを浮かべた。 間違ってしまったら、馬鹿だと、また言われそうだから。
一度視線を外し、スマートフォンを引き寄せて数度タップする。 表示させるのは、一枚の写真。]
誰かにって、言われたわけじゃあないんだけど。 多分、アンタだと思うんだ。
唯が、伝えてほしいって。
[そうして雪は、薄く唇を開く。 しかしそれは、茶屋の喧騒に紛れて――]
(20) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
――…… さようなら
て、さ。
(-6) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
――……、
[スマートフォンを手に取り、喜壱に渡す。 無言で、視線はそらしたまま。]
(21) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
[そこに写るは、縦半分の笑顔の狐面を着けた唯の姿。 面を着けぬ、蘇芳色の瞳を持つ少年の表情は
――本当に微かな、微笑みを浮かべていた。]
(-7) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
んじゃ!いただきまーす。
[何事もなかったように、雪は定食に手を着ける。 朝から確かにヘビーな類の食事ではあったけれど、勢いよくかきこんだ。
コーヒーの香りも、シシ肉の旨みも、やはりよくわからない。 きっと美味しいのだろう。 だから、黙々と食べ進めた。]
(22) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
― →朝 ―
[宿へ戻り、風呂、食事、と最低限の事を済ませて眠った。 朝になるまでアプリのメッセージには既読のマークが付かない儘、付けない儘で。
宿で借り、着付けを頼んだ浴衣は濃紺だった。夜の明けきらない、明け方前の空の色。もうほんの僅かな間しか保つ事の出来ない 泡沫の空。]
…そうだな。
[既読にしたメッセージの最新、雪のそれを読んで一人ごちる。 彼の帰還を促す響きでは無く、自分も帰らねば、という思いから]
(23) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
/* お、オレちゃんと伝えられてる? 唯の素敵な感じ出せてる? 大役過ぎてしんぞうが出る そうオレはチキンハート
(-8) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
― 朝 ―
[昨日は、結局何処にもたどり着けなかった。 やはり迷っているように見えたのだろう。 親切なあやかしによって宿へと戻った彼女は 碧をなんとか着付けながら、残された言葉を思い返していた]
さよなら、しなきゃ
[少しゆるい帯を押さえ、髪は緩く横で結んで外に出た]
(24) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
|
[あまりにドライな物言いにやや面食らう。 自分が子供だったころ、これほど物事にクールでなど絶対に無かった。
だが、その内面に立ち入ろうとなどしないのが、現代人の、大人の振る舞いだろう]
会いたい会いたくない喜ぶ喜ばないは、俺は関心無いけど。
……お前さ、あっちで何が起こってるか知りたくねえか?
[二つ目のバーガーにかぶり付く。 一口めを咀嚼し飲み込んでから、言葉は続く]
……それもまあ、もうこっちに戻れたお前には関係ないことか。
[無理に聞かせるつもりはない。 去ると言う言葉を否定もしない。
少年の少年らしさをあちらにどれだけ残してきたのかも、自分は何も知らないのだから]
(+14) 2013/09/04(Wed) 21時半頃
|
地図抜荷 錠は、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 22時頃
屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 22時頃
|
[僕は煤けた蘇芳を彼に向けたまま、ドライでクールだという言葉を続ける。]
興味ないね。
[何が起こっているか。 僕が知って何が変わるわけでもない、そして何かが伝えられるわけでもない。 伝える事はない。 それはきちんとあの村に、残してきたのだから。]
うん。
[去る意思は揺らがない。 僕は少年らしくないその瞳を、ようやく離す。]
(+15) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
― 河原 ―
[昨日途中まで辿った道を歩いてみた。 彼女の耳に届くせせらぎはどの世界も同じようでいて 元の世界で聞いたことがない彼女には、よくわからなかった]
おはようございます ……蝶の、お兄さん?
[名を、聞いたような気もするし 顔を見たのは、もう随分前のような気もするし。 間違いはないだろうと、ゆうるく首を傾げつつ声をかけた]
(25) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
―朝・宿の前―
[今日もシシ肉を頂戴もとい、ご馳走になりに茶屋へ行こうと通りかかった宿の前。 見慣れぬ女の見慣れた服装>>24にぱちぱちと瞳を瞬かせる]
ほう……。 こいつは結構なかなか……。
[あごの下に手をやり、まじまじと見つめて。 ニタニタと口元を緩ませた]
(26) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
/* さて、何処行こうかね(ノ)・ω・(ヾ)ムニムニ
(-9) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
じゃあ。
[僕はなくなったシェーキのカップを置いたまま、席をたつ。 振り向くこともなければ、何か囁くこともない。
「みんなによろしく」だとか 「誰かきたら連絡先を」だとか そんな言葉を頭に浮かべることもない。
彼らは彼らの、彼女らは彼女らの。 そして彼は彼の。
僕は僕の役割をこなす。]
(+16) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
[生きる時間が違う者同士が長い事傍に居るのは恐らく余り良い事では無いのだろう。 そのくせペットは愛玩する、俗世間の人間らしいエゴを取り出してもしっくりとは来ないが 留まる理由は無い。戻った先でやるべき事は、在る。
美味過ぎる空気に慣れるのを恐れ、普段よりも増えた煙草は喉にも良くはあるまい]
………
[帰る前に自分が何をしたいのか。 あるようで無い、ようなそれを確かめて、ひとまずは今日もまた、宛のないまま歩みだす。]
(27) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
― 宿の前 ―
嫌な笑い方
[此処にきて何度目か。 俯いても顰めた眉は常ならず]
私、そういうの そういう視線 ……好きじゃ、なくて
[ごめんなさい、と頭を下げ背中を向けようと。 素直な賞賛なら、今の彼女ならもしかしたら受け止められたかもしれないけれど]
(28) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
[ただ、そこに残したシェーキのカップは。 僕が確かにそこにいた証明。]
(-10) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
ん? ああ、気に障ったか。 すまんすまん。
[悪びれた風もなく謝罪の言葉を口にして。 背を向ける女の前へ回り込むように移動し]
志乃や夕顔以外の美人を見るのは久々だったからつい本音が出ちまった。 許せ。
ところでお前、帯ゆるくね?
(29) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
[風車の小道から商店通りへ戻る途中、逆に、風車の小道へと急ぐ七蔵とすれ違った。]
……こりゃ。 今日は焼き鳥は無理そうだな。
[ふっと小さく嘆息し、この日は、そのまま長屋の自宅へ戻った。]
(30) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
許す許さないは……どうでもよいけれど
[梅子の言葉に、帯にかけられた手に力が篭る。 さらに俯いた顔は、覗き込めば寄せられた眉が元に戻っているのがわかるだろう]
上手く、出来なくて 一人じゃ何も出来なくて…
[そのまま前に進むつもりだったのに、足はどうしても止まってしまう]
(31) 2013/09/04(Wed) 22時頃
|
|
もう少し締めたほうがいいと思うぞ。 さすがに俺が直してやるわけには行かんしなあ。
[ぼりぼりと頭を掻いて、むーと小さく唸る]
はぁ? うまくできなくても当たり前だろ?
俺だって、お前らの服着ろって言われたら多分一人じゃ着れねーぞ。
(32) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
だらしがない、かな……
[慣れない髪を左手で梳きつつ、右手はやはり帯を押さえる]
当たり、前……?
[顔をあげ、すこうし怖い梅子の顔を丸くなった瞳でじいと見つめた]
最初は、出来なくても …いいの?
(33) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
おい、お前……唯!
[席を立つ少年に向け、最初に名乗られた名前を呼ぶ。 二つ目のバーガーは机の上に包み紙だけ残っている]
もしいつか、あの里の奴らの未来に興味が出たら、 "ラッシード"でネット検索しろ。
俺のサイトの裏ページに情報を置いておく。 ページの鍵は、"sacrifice"だ。
(+17) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
―回想― やっぱり行くんか。
[急に店を出て走っていった七倉を見送ると、店の奥まった辺りの座敷に腰掛け、こてんと横に寝そべった]
……なんや、結構みんな好いとったんやないの。 いつまでも仏頂面しとってからに。
[志乃が語った言葉>>4に、ちらと視線を向けたりもした]
……せやろか。 そうかもしれんな。この頃の人間が違うとかやのうて、せや。妖もいろいろおるわ。 志乃のお姉ちゃんみたいに洒落たのもおるし、梅ちゃんみたいに足むっちゃ速いんもおるし。 ……せやろな。
[そうして、志乃と時折会話しながら、その日は過ごしていた。結局焼き鳥にはいかなかった]
(34) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
/* 下手に移動できん(o・ω・o)
(-11) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
や、まあ大丈夫だろ。 心配ならどっかの女捕まえて締め直してもらやいい。
[帯を抑える女へケケっと笑う]
最初からできるやつの方が少ねえよ。 あかんぼだって、糞の始末は親にしてもらうだろ。 そういうこった。
[あまり顔を見つめられることが無いためか、リンの視線から逃げるようにふいっとそらす顔。 照れくさそうに頬を指で掻いた]
(35) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
双子 夕顔は、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
[足を止め、ぼんやりと川面を眺める。 水面を滑るように蝶が飛び、飛沫が当たれば蝶は消える。]
(36) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
――……さって。 ごちそーさま。
[両手を合わせ、すっかり空になった食器へ手を合わせ一礼。 最後に口にしたコーヒーには少し驚いたけれど、元の世界と遜色なく美味しいもので]
じゃあ、オレはそろそろ。 ごめん、コッチのお金もってねーから……
[テーブルの上に、財布から引っ張り出した札を一枚。 立ち上がって少し迷い、今度は喜壱に真っ直ぐ視線を向けた。]
美味しかったよ。 じゃあね、喜壱サン。
[それだけ残し、茶屋を後にした。]
(37) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
―― → 商店通り ――
[茶屋を出て、ゆっくりと通りを歩く。 時折カメラを起動させ、風景を画像として収めていく。]
……気軽に行き来できりゃ、いいのにな。
[そう、ぽつと落としても雑踏に紛れるだけ。 そのまま写真に収めながら、自然と足は川の方へと。]
(38) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
─ 長屋前・朝 ─
[いつもと変わらぬ日が昇り、いつもと変わらず鳥の声が聞こえているというのに、どこか物悲しさを覚えるのは、別れの気配を濃厚に感じ取っているからか]
……あいつらも……
[唯だけではない。 まだ、知り合って間もなくはあるが、他の人間達もやはり帰ってしまうのだろうか。 いや、帰らなくてはならないのだろう。
特になんの当てもないままに、足は、風車の小道へと向く。]
(39) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
― くれなゐ ―
[やってきたノエルを出迎えて。 浴衣姿を見ると、中々似合ってると言いながら。]
今日はどうしたの? お茶でも飲みに、それとも……他にも浴衣や着物が着てみたくなったとか?
(40) 2013/09/04(Wed) 22時半頃
|
|
―― → 河原 ――
河童サーン、河童サーン いませんかー?
[その声は、前日と同じように響く。しかし、河童の姿はない。今度は迷わずに来ることが出来たその風景を、一枚写真に収める。]
オレも相撲取りたかったなァ……って
[見通しの良い河原の道。 先のほうに見えるのは誰の影か>>36。]
斎サン!
[いつもと変わらぬように、そう声をかけて 川面を眺める横顔に手を振り近づいた。]
(41) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/04(Wed) 23時頃
|
/* 凛さんはいない、のでOKかな?
(-12) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
― 回想・くれなゐにて>>1>>2 ―
教えてもらえるのはありがたいわねぇ。 できれば紙にもやり方を書いてもらえると助かるかなぁ。
[もちろん、すぐじゃなくてもいい、とは言い置きました。 すぐ帰るつもりではなかったゆえに]
わかったわぁ、どうしても欲しいと思ったら、 直接雑貨屋さんに行って頼んでみるねぇ。
[志乃に猫耳をつけてみたいから――とは、 一切口にはしませんでした]
(42) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
そう、ね
[逸らされた視線の先、空気が揺らめき、輝いていた。 やりながら覚えろ、と放り込まれた何時か。 出来ないものはいらないと見捨てられた何時か]
そうだよね
[何度も、何度も頷く。 言葉ではそういえても、彼女はまだ、納得できていない。それでも今言えるのは 言いたいのはひとつ]
ありがとう、鬼さん
[笑顔と、感謝を。 きっとなにげなかっただろう一言が、今だけは何よりの救いだったから]
(43) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
― 回想・鳥居にて>>11>>12 ―
………っ。
[言葉に詰まったのは、全力疾走のせいだけではなく。 間に合わなかった後悔を、抱えているからに他なりませんでした。
声が聞こえて、顔を向ければ。 喜壱の顔が同じ高さにありました。 その瞳がどんな色をたたえているかを確かめられないまま、抱えていた後悔を、]
そう……勝手にあの子の気持ち、勘違いして……、 分かろうとしてなかったのよ。 遠くに行ってからじゃぁ遅いのに。
[ついさっき自分のことを揶揄うような物言いをした妖怪と、 気が付けば、分かち合おうとしていました。
唯が最後に残した“気持ち”については、 自分の口から言い出すことはできないまま]
(44) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[夕焼けは赤く野山の風景に映えて綺麗でした。 最初は目に痛いほど赤かったけれど、 夜が近づくになるにつれて次第に青みを増していきます。 目に焼き付いた色は、やはり見当たらず]
余計なお世話……、だなんて言ってたら迷子になりそう。
[迫りくる夜のような色を持つ相手へと、 迷子にならないために、差し伸べられた手を取りました*]
(45) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
―朝―
[ぼんやりとした表情のまま、寝乱れた髪を櫛削って、家を出る。お喜の茶屋へと向かう途中。 結局、昨日唯を見送った者達がどのくらいいたか、どんな話をしていたかなどは知らないまま]
……
(46) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
― くれなゐ ―
浴衣似合う? ははっ、お世辞でもありがと。
[出迎えてくれた志乃に、軽い口振りで受け答え。]
用は、ピアノ。 約束って程じゃないけど、聞かせるって言ったから。 もうすぐ俺帰るし…その前にね。
(47) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
/* アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!
(-13) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[僕の無意味な名を呼ぶ声に、僕は振り向かない。 みみにした音に、頷くわけでもなく。]
『覚えてたら』、ね。
ああ、それと。 パスワードには英字に数字を混ぜた方がいい。 「いけにえ」だなんて単語一つだと、直ぐにアクセスされるよ。
[それだけを告げて、僕は店を出た。]
(+18) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
よせやい。 鬼にありがとうとか勿体無いよ。
そういうのは、お前さんを嫁にしてくれる男にいいな。 にこっと今みたいに笑って見せりゃ、 お前さん別嬪なんだから男なんてイチコロだぜ。ケケケッ。
[まだそっぽを向いたままだったけれど、 リンの笑顔に冗談交じりに言葉を重ねて、鬼は目を細めて笑う]
(48) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[すっかり日が昇り、空が朝方から昼へと色を変える。 川面が反射する光も、朝の弱いものから昼の其れに変わろうとしていた。 名を呼ぶ声>>41に、視線を川から移す。]
主か。 どうした、散歩か探検か?
[近付く雪を、何頭かの蝶が出迎える。]
(49) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
……何言うとってんな。あいつがうちにそんな事言うか?
[考え込むのは、昨日唯が帰ったであろう頃の時間に微かに聞こえた気がした声の事。それもすぐ宙に溶けるように消えた、まるで幻聴のような声だったけれど]
……それとも、うちがそんなやったらええ思いよったせいで聞こえたんやろか。まさかな……
[首を振りながら、お喜の茶屋の前についた]
お早うさんですーーー
[中に向けて呼びかける]
(50) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[ふらりと彷徨う途中、梅子と、確か直接声を聞いた覚えのない女とが会話しているのが見えた。 一見粗暴な、あの鬼と如何にも大人しいです、といった風のそのツーショットは一種異様なようでいて妙に調和して見える。 微かに笑みを刻んだ口許には自分でも気付かずに、それが消えてからも知る事はなく
慣れない衣服の裾を風がすり抜けた。]
……ふん。 いつまでも居たら腹を冷やして仕事に支障が出るな。
[妙な居心地の悪さに煙草を取り出そうとした手は 袂の中で彷徨い、端末を掴み出す。
今から起動するアプリのメッセージ、昨日の帰還者を思い出せば自然、思い出される妖に皮肉の一つでも、と 茶屋に行き先を定めた。道中口ずさむのは何の歌だったか。 無意識では判別がつかない。]
(51) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
俺も、近々 雪の後か、気が変わるならその前でも良い。 帰ろうと思う。
[何時も通り用件のみを。 歯切れは些か悪かったろうが、送信した。]
(=5) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
うーん、じゃあもう…言わない
[束ねられなかった前髪が頬にかかる。 それを払いながら、今度は面白がるように、少しだけ声をあげて、笑った]
別嬪とか、美人とか、ね あんまり好きじゃないけど……けど、そう
ありが …っと
[言わないと言った矢先のことに、慌てて口を両手で覆った]
(52) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
/* くそぅ、動きが悪すぎる。 ほんにすまない……。
(-14) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
[近づいてきた蝶に、手を伸ばして戯れるのももう何度目か。 隣に並ぶよう近づき、先ほど彼>>49がそうしていたように川へと視線を向けた。]
ん、まあそんなところ。
[スマートフォンを、川に向けて一度タップする。 シャッター音が、微か響いた。]
オレ、今日で帰ることにしたんだ。 だから、最後の散歩っつーの?
[視線は斎へ向けぬまま、 きらきらと輝く水面をじっと見つめている。]
(53) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
約束覚えててくれたのね、ありがとう。
[嬉しそうにそう言うと。 店の外へと向かうのだった。]
善は急げって言うし。 沙耶ちゃんのところに行きましょうか。
[ピアノとオルガン。 ……それに彼女の唄も聴ける。
沙耶の家はくれなゐからも程近い。 一見武家屋敷のような家だった。]
(54) 2013/09/04(Wed) 23時頃
|
|
なんだか変わってんな。 褒められるの苦手なのか?
[自分が知ってる女連中と違うリンに、 ニンゲンはみんなこうなのかと思いつつ]
お、早速言いかけやがったな。
[慌てて口を抑えるリンの額へ、デコピンするように指を伸ばした]
(55) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
まあね。 って、期待値高いと若干不安だけど。
[嬉しそうに言われたので、少しハードル下げの発言をしておく。 懸念は志乃が忙しいことだけだったので、早速沙耶という妖怪の元へ向かうのであれば、当然反対はしない。
さほど離れていない楽器のある家へと向かえば、その見た目にまず驚いた。]
これまた、雰囲気ある家だな。 侍出て来そうな。
(56) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
ん?準備はできとるはずやけど…喜壱さん裏におるんかな。 それとも今日も梅ちゃん追いかけていっきょんかな…
[仕事の時間には少々早い。首をかしげながら、その辺りの町通りを探してみる。]
……それとも、誰ぞと名残惜しみよんやろか。 それもあるな…
(57) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
そーね。 侍の一人や二人居てもおかしくないものねえ。
[そんな事を言っている間に、奥からやってきた妖に取次ぎを頼み。 やがて空色の着物に空色のリボン。 長い黒髪の少女が奥からやってくると。]
彼女が沙耶。あたしの友達ね。 それで、沙耶……こちらがノエルさん。
里に遊びに来た人間よ。
(58) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[からくりを川に向ける様子>>53を、まじまじと見る。 何度見ても面白い。 蝶が覗き込むように雪の指にまとわりついている。]
…………そうか。 そう、か。
帰るか。
[驚いたように呟き、それ以上言葉が出てこない。 雪の指にまとわりついていた蝶もすぅと消えた。]
(59) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
変わってる、は 目指してたけれど――…
[僅か俯けば、いっそ額を近づけるような事態になったかもしれない]
苦手じゃなくて、ね 嬉しいの けど…
[手が震えれば帯を抑える手も離れ、また少し襟元が緩んだ]
(60) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[ピアノを弾けるというので、ここのピアノを借りに来たといえば沙耶も喜んで場所を貸すことに同意したのだった。]
それじゃ、奥の間へどうぞ。
[勝手知ったる他人、もとい他妖の家。
馴染みになっている場所にはピアノにオルガン。 後はシンバルやラッパに。
誰が持ち込んだか明らかに分かる琴まで置いてあった。]
(61) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
おい。 狐面の妖……店主は。
[店先に着くや昨日茶を出してくれた妖を掴まえて問うた。 雪が少し前迄居た事も、どの様な応酬があったのかも、そして今現在の居場所も。 露知らず、まあまあ、というのどかな声に押されて椅子へと座した。
昨日と変わらず、出された団子と茶。 非日常の中で慣習が出来るのも、きっと良く無い。 今日が終わればもう此処へは来るまい、と掌に馴染む湯飲みをそっと包み込む
浮かぶ茶柱を見てしまえば口にするのを躊躇い束の間眺めて過ごす事となったが。]
(62) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[べちっといい音を立てて、リンの額を弾く]
……ん?
[震える手と、緩むリンの襟元にガシガシと頭を一つ掻いて]
これ、羽織ってろ。 ぼろぼろだが、無いよりマシだ。
[襤褸襤褸の上着を脱ぐと、肩にかけた]
苦手じゃないなら……慣れてないのか? それとも言われることが怖いか?
(63) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
……まあええわ。 喜壱さんやったら、おったらそのうち出てくるやろ。
[少し表の様子を見てから、気を取り直して戻り、割烹着を身につける。最初に会った長髪の男>>62の姿があった]
……なんや、来とったんか。毎度。 今日は銭持って来とるんな。
[他の給仕の妖が出した団子と茶を口にしている姿を見つけて口に出した。]
(64) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[戯れる蝶が、ふいと消えてしまった>>59。 思わず顔を上げ、斎へと視線を向ける。
貌には、苦い色を纏った笑み。 川面の反射はまぶしく、目を細めた。]
――……、うん。
[暫し、言葉は出ない。 必ず帰るときは来る。わかっていたのにどうして、伝えるのが辛いのだろう。 どうして、と。スマートフォンを握る手は、強くなる。]
聞いても、いいかな。 斎サンの……扇の持ち主の女のヒトは。
もしかして、遊女さん、だったとか?
[昨日斎が口にした言葉から導き出したそれ。 座る花と誘われた蝶。 ほんの少しだけ、繋がったそれを。]
(65) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
[武家屋敷談義もそこそこに、出てきた沙耶という妖怪に挨拶する。 沙耶、というよりは志乃に案内された屋敷の中には、予想以上の楽器が並んでいた。]
…すっげ。 沙耶さんって、楽器屋?
[見渡す部屋の中に、志乃のものらしき琴も見つけつつ。 自分は、どうやって持ち込んだのかと疑問に思うグランドピアノに近付いた。]
(66) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
楽器屋と言うよりは。
みんながてんでに持ち込んだ感じかな? それで面倒だからって持って帰らない妖も居るし。
[少しだけ沙耶が半眼でこっちを見てた気もするが気にしない。 そして、彼がグランドピアノに向かうのを見ると。]
うん、やっぱりそれが一番馴染んでる気がするわ。 楽しみだなあ、君のピアノ。
(67) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
どうも。 ……持っているわけがないだろう。
[>>64湯呑みの中を覗き込むのに気を取られ、声を掛けられるまで気が付かなかった。 さも当然、と食い逃げ犯よりも大雑把な開き直り。 そもそも自分が来たのは]
そうだ、この店の店主は稲荷か何かの化身だと思っていたんだが。 面を外したのなら恐らくは違うんだな。
[話の芯には触れず、他愛のない方向へとずらした話題。 唯のあの書き込み、その奥の物語については当人らだけが知っていれば良いのだろう、と何故か思ったからであり。]
(68) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
|
|
あー……なんでもない
[お礼が言えないなら、拒否もできない。 そもそも彼女が何かを拒むことは、ほとんどない。 かけられた上着を抱きしめるよう両手でつかみ]
怖い、というか…… あんまりいい思い出ないの
[春を鬻いでいた若い頃、何度も何度も吹き込まれた甘い言葉。軽くて、ただうわべだけの――そのくせやけに熱の篭った声が、いくつもいくつも蘇る]
嬉しいのは、ほんと ほんとだから
(69) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
倉庫扱いかよ。
[思わずツッコミを入れた。]
……沙耶さん、弾いても良い?
[一言ことわりを入れてから――駄目だといわれることもなく、埃の被っていないピアノの蓋を開いた。
調音の具合は解らないが、適当な位置の白鍵盤の一つを人差し指で押す。
ポーン、と高いファの音色が部屋に響いた。]
じゃあ、まあ……弾くの久しぶりだから適当に。
[言って、ゆるく腰を落として軽やかに奏で始めるのは、桜の童謡。]
(70) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
[いずれ近い内に帰るのだと、分かっていた。 俯いて。 それでも、顔を上げれば笑みを浮かべる。 一頭だけ現れた蝶が、雪の手に止まろうとしたが触れる前に消えた。]
……あ、ああ。 そうだけど。
客の男が、遊女に贈った扇が俺だ。
[声が喉に張り付いたように、上手く出てこない。 何とか出たのは、問い>>65への答え。]
(71) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
……なんや、人間の歌でも歌うんちゃうかったんか。 まあええわ。茶のお代わり飲むか?
[一人にだけ支払いを求めても仕方ないだろうし、今さらだろう。話が喜壱の事に向くと、少し考える風になった]
…あん人な。うちも詳しはわからんけど、お稲荷さんて狐の格好しとるけどほんまは豊作の神さんなんやろ。 せやったら、ちっとは合うとるんかもしれん。
けどあの人がお面着けてなかった事うちも一度も見た事ないわ。……昨日なんかあったんやろな、きっと。
(72) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
変わってると思ってたが、難しい女でもあったか。 まあ、いいや。
[嬉しいのが本当なら、それで十分なのだから]
じゃあいい思い出のある言葉はなんだ? ちなみに俺の好きな言葉は「おそろしい」と「つよい」だ。
(73) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
まあまあ、代わりにこちらだって何かしらしてるしね。
[そう言うと彼の邪魔にならないように見守って。 耳に馴染みのある童謡を弾き始めると楽しそうな表情で聴くのだった。]
(74) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
─ 風車の小道 ─
[カミジャーの姿は、今日も変わらず、そこにあった。 それに、どこか安堵を覚えた。]
よっ。
それ、よく似合ってるぞ。
[首に巻かれたリボンを見、つとめて明るく、ニッと笑ってみせる。]
あれか、今日はまだ誰も、人間は来ていないようだな。
(75) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
/* あかんうごきがうかばない。 だめすぎる。
(-15) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
私はね、嘘はつかないけど 願望を演じることは出来るの
[突拍子もない出来事にすぐ順応したり、ヤモリを食べてみたいと言ってみたり。 途中でやっと、本当にやっと。此処はあの世界じゃないと気づいてやめたけれど。それからずっと、どう振舞えばいいかわからない]
いい思い出、は ……「約束」かな
(76) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
[斎の答え>>71に、軽く頷く。 ひらと現れた蝶を捕まえようとして、手に止まる前にそれは消えてしまった。泣くように、風が髪を揺らしていく。]
……オレな、女の子を売る仕事してんだ。 アンタの持ち主だった女のヒト、雇う側。
[ぽつと落とすのは、現実での雪の身の上話し。 遊女というほどマトモではない。 しかし、斡旋をしている点では同じだろうか。]
最近仕事、うまくいかなくてさ。 イライラしてたときに、ココに来た。
[噛んだ飴の感触は、今でも覚えている。 その破片が、喉の奥に刺さるような、錯覚。 笑みはもう、形になっていないだろう。]
わけわかんねー夢でも見てのかなって。 思ってたら、斎サンが声掛けてくれた。
(77) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
アンタは面白いし、優しいし。ココの皆、良くしてくれる。 帰っても仕事はいつも通り、……屑みたいな仕事だし。
[懸命に身体を売る女性から、何もせずして金を奪う。 出来るだけ世話は焼くようにしているけれど、それでも、最終的に大金をハネるのは雪の手だ。]
……正直、帰りたくないなーって、思ったりもしてサ。
[笑みの代わりに浮かべたのは、照れの色。 それでも苦さは変わることはなく] アンタ、言っただろ? ……花を買いに来て、捉われてしまった哀れな蝶。 オレがこのまま、ココにいたとして。 雇ってた女の子たちは、どうなる?
[こんなことを話しても、仕方がない。 帰るという事実を言い訳しても、いつものように蝶は舞わない。 そう、わかっているのに。]
(78) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
願望を演じる……? つまんねーだろ、そんなの。 お前の願望はねーのか?
[願望を演じる。 つまりそれは自分を偽るということだ。
身に覚えのある苦い記憶が胸の奥をチリチリと灼いて、気がつけば無意識に顔の包帯を抑えていた]
約束か。 それもいい言葉だな。俺はまあ、喜壱に金払う約束を破ってばかりだが。
(79) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
考えたことなかったンだよ、今まで。 花が、蝶に焦がれて待っているかもしれないなんて。 オレがその花も、蝶も、引き裂いてるかもしれない、って。
教えてくれたのは、斎サン。……アンタだ。
[スマートフォンを持つ手が、震えた。 それは、抑えたつもりでも、抑えきれず。]
だから……早く帰んなきゃいけないんだ。 早く帰って、花を、還してあげようって、
[本当に、そうなのだろうか。 言葉にしたことは真実、花に捉われた蝶の美しい話しに、雪自身を重ねられないと思ったのもまた、事実。
しかし、それなら今すぐでなくともいいはずだ。 それなら、どうして――]
(80) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
歌っても良かったが、歌わずに済むなら必要は無いだろう。 …そうだな
[二杯目を促されれば拒む理由も無い。 空の湯呑みを夕顔の居る側へ置き、ついでで半身をそちらへ傾けた。 物思いは胡麻の団子を咀嚼する間に。]
(81) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
豊作の、神。
[あれで、か という悪態?は胡麻の風味と共に飲み込んだ。]
何か、って… 耳にはしただろう。俺達と共に紛れ込んだ子どもが帰った。 その土産に渡した らしい。
お前と同じく、人間なぞ早く帰ってくれと思っていると思ったんだがな 妖も解らん。
[本心は如何程の割合だったか。 御人好しという評価に納得はしていたし、悪い印象は抱いていない上で、敢えて目の前の妖を突く様な言葉を吐くのは。]
(82) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
――――……ゴメン、
[一方的に捲くし立て、間とは呼べぬ、長い沈黙の後。 雪はその二つの空色をそっと伏せた。
本当は、気がついていた。 早く帰らなければ、そう思うのは]
オレは、……本当は、
[肩が小さく震える。 ひゅう、と息を呑む音だけが響いた。]
(83) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
斎サンと、一緒に居たいんだ。
(-16) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
[指は驚くほど滑らかに鍵盤の上を滑る。
触れていなかったのは何ヶ月もの間だというのに、弾いているのが簡単な曲だからか、身体に馴染みすぎた動きだからか、ブランクを殆ど感じない。
さくらさくら、と終わりに近付くメロディを、荒城の月へとメドレーにして繋いだ。 耳コピーに多少誤魔化しも入れたが、耳にまだ新しい琴の旋律を追いかければ弾き間違うことは無く。]
(84) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
― 翌日 ―
[目が覚めた時、日は既にそれなりに高く、 寝過ごしたような気分を味わいながら外に出ました。
いちど『くれなゐ』に立ち寄ってみたものの店主の姿は見当たりませんでした。 「夕方までにはまた来る」という伝言を残して、 昨日の夕刻辿った道を、今度はゆっくり歩きます]
(85) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
― 風車の小道 ―
[カラカラ回る音が近づくにつれ、 その二人(?)の姿も近付いていきます。>>75]
だってまだこんな時間じゃない。 思い出づくりはおしまい、さようなら―――…するにはまだ、早いわよぉ。
[そう、声をかける姿から、昨日の血相を変えた姿は想像できたでしょうか。 穏やかに、シーサー頭の青年(たぶん)にも手を振りました]
(86) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
座っても?
[そう言って辺りを見回し、やはり地べたに座るしかなさそうなのを確認すると。 背に負っていた楽器ケースを地面に横向きに置き、 その上に座りました。
良い子は真似をしてはいけません]
(87) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
/* わたしは妖怪とフラグを立てる……っ
今日のデフォ:梅子さん
(-17) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
何れ、帰るときは来るんだ。 早いうちに、帰らねーとなって。
[未だ伏せられたままの空色。 真っ直ぐ顔をあげるには、幾分の勇気が必要だった。]
……溶ける前に、送ってくれる?
[それだけ最後に、問うて]
(88) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
へぇ……見事なものね。
[さくらから荒城の月への繋ぎ。 それは音楽を趣味として長い時間弾いてきた彼女から見ても十分な水準だった。
楽しそうな表情のまま。 彼のメドレーを聴いていた。]
(89) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
/* 話し が 長い
ごめんごめん斎サンごめんほんとうにながばなしでごめん
(-18) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
/* 実は話しには中身が殆どない。 なぜならそれは、半分言い訳だから。
確かに女の子たちのことが気にならないわけじゃないけど でも本当は斎サンと一緒に居たくて、帰れなくなる自分が怖いから。
(-19) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
せや。うちもほんまのとこは知らんけどな。 あるやろ、見た目がそうでものうても親切にしたら後でようさんお返しくれたとか。そんな感じの神さんやと思うねや。
[自分の推測を述べて、差しだされた湯呑に急須に入った熱い茶を注いだ]
知っとる。唯が持っとったん見たからな。 …何の話か知らんけど、大事な事やったんやろ。
[そうは言ったが、続けての言葉に唇をへの字に結んだ]
……何やそれ。気に障る言い方やわ。 人間もいろいろおるんかもしれんけど、あんたはやっぱり虫が好かん。 喜壱さんが気のええ妖なんはほんまやけど。
[昨日の表情が何となく意味ありげに思えて、それだけ言って少し口をつぐんだ]
(90) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
つまらなく、ないよ 私自身の願いだもの
[上着を掴む手を、震える左手を右手でおさえ、常より少し力の篭った瞳で、ほとんど睨みつけるように梅子を見つめた]
本当の私を見て欲しくない、って 偽りだけを見て欲しい、って
[ひとつ、大きく息を吸って。吐いて]
私と約束、してくれる?
(91) 2013/09/05(Thu) 00時頃
|
|
― 鳥居 ―
これはね、これと同じ瞳の色をしたあの子がくれたんだ。
[似合うといわれた煤けた蘇芳色のリボンに、そっと手で触れました。 いつだって此処にいる、その首元だけ何時もと少しだけ違う違和感を馴染ませるように。]
今日は朝に、一人帰りたいという人間さんが来たよ。 名前は確か、雪。
[手を振られれば、軽く振り返し>>86。 彼女が座るのを咎めることもせず、錠の質問>>75に答えました*]
(92) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
───?
[聞き覚えのある声に振り返れば、七蔵の姿がそこにあった。]
七蔵 えりさ。
[紡がれた言葉に瞬くが、尤もだと、小さく笑って頷いて]
……そうだな、まだ日が昇りきってもない。 さよならを言うような時間ではないな。
(93) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
そうか。 まあ……分からんでもない。
本当の自分なんて……な。
[睨みつけるような目を真正面から受け止めて、小さく嘆息する。 本当の自分を見せたくないのは、自分だって同じなのだ。 胸の奥に秘めた、誰にも見せることのできない顔は……自身にもあるのだから]
約束? いいぜ。ただし俺は鬼だから。 必ず守るとはかぎんねーぞ。
(94) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
褒めても飴玉くらいしか出ませんよ、っと。
[短調の和音を響かせて、曲を終えて。 表情は、少しスッキリとしていた。]
ま、長いことやってたからね、それなり。 ……それなりだよ。
[決してそれを仕事に出来るレベルではないと、自分に言い聞かせるように繰り返す。 言葉に混じる色が寂しげなものになりそうで、慌てて右手で軽やかに猫踏んじゃったを叩く。]
(95) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
そういえばえりさ、昨日はその、色々とすまなかった。
[着物を着ようと、くれなゐに連れて行っておきながら、さっさとその場を離れたこと。 あの時、七蔵に声をかけてここに連れてきていれば、唯に会うことができたろうということ。 焼鳥屋の約束を反故にしたこと。]
その代わりといってはなんだが、詫びに、何か願いを聞こう。 行きたい場所でも、食べたいものでもいい。 思い出作りはまだこれからだろう?
(96) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
/* というかオレの動きがいちいち悪くてご迷惑おかけして本当にすまない… 皆動きにくくないかな、あがが修行が足りていません
(-20) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
―河原―
[僕は彼と別れて家路に着く。 僕の家は木葉町の少しはずれ、駅から歩いて15〜20分程度。 閑静な場所にある、小さなアパートの一室だ。 祖父や祖母は生憎他界していて、実家と言うのもなくなっていた。
家路の途中に河原を通る。 そこに河童の姿はなく、彼らと相撲をとる奇怪な「人間」もいない。 僕が幼い頃にボールを蹴った、河原だ。
僕は煤けた蘇芳をそちらに向けて、じっと見ていた。 意味のなくなったそこを、ただ、見ていた。]
(+19) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
なんだ、おれよりも先にここに来た奴がいたのか。 ───人間?
[>>92名を聞けば、あぁ……と、いけめんの顔を思い出し]
そうか、あいつも帰りたがっているのか。
[少し寂しげに目を伏せた。]
(97) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
ああ……聞いた事があるな。 地蔵だとか何だとかで。
[昔話を思い出すと同時、そんな神は現代社会にどれだけ残っているのだろう そう考えて、コンクリート塗れの世界にまた少し、うんざりした
ので、熱いままの茶を敢えて少し、啜る。]
そうらしい。唯にも勝手だ勝手だと言われた。 …だから、お前が言っていたように長いこと…いつまでも、は。 いないから安心しろ。
[喉へ其の儘飲み下しはしなかったが代わりに少し感覚を無くしてひりつく舌先に 乾いた言葉を転がせば何時もよりも無感情に響いたか]
(98) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
何を、いつまで…と問うていたんだ? 何故その言葉に拘る?
行きずりの、泡沫の命の人間になぞ教えたくないというなら無理にとは言わないが。 繰り返されると気になるだろう。
今際の際の相手だと思って言えるような事ならば知りたい。
俺は今限り……いつまでも此処に居るわけではないのだから な
(99) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
いいの
[こくり頷いて、口を開くもその先は出てこない]
何が、いいかな 簡単に出来ないことがいいな
「また会おう」とか、そういうのでもいいよ
[簡単に叶わないこと。叶えられないこと。 他は浮かばないから、促すよう、首を傾げ]
(100) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
/* 首輪かけたからカミジャーは僕のだよ。
面を剥ぐんだ(何度でもいう。
(-21) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
[雪の話を黙って聞く。 その顔から笑みが消えていたが、何も言わず。 彼の仕事の内容を聞いても、否定することも肯定することもしない。]
帰りたくないのなら……
[言い掛けて、飲み込む。]
(101) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
……もちっとゐなんせ。
[飲み込みきれず。 ぽつりと口から零れたのは、かつて女が言えずにいた言葉。 男を送ってから、己を握り締めて零していた言葉。
もう少し居てよ、と。]
(-22) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
また会おう? なんだそりゃ。そんなのどうとでもなる約束じゃねーか。
[拍子抜けしたように目を瞬かせたあと、苦笑しながら肩をすくめる。 少し考えるように瞳を伏せてから]
簡単じゃないのがいいんだろ。 ……そうだな。
お前の願望が違うものになったら、 お前の願いをひとつ叶えてやるよ。
どうだ?
(102) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
[ふる、と頭を振る。 零れた言葉を、雪が聞こえていなければ良い。]
主が早う帰れば、待つ花も居なくなるのだろか。 主が、帰れば。
[待つ辛さは知らずとも、其れを間近で見ていた身として、歓迎することなのかもしれないが。]
(103) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
[長い、長い沈黙。 風の音と、川の流れる音だけが聞こえる。]
何を謝る。
……そうか。 そうだよ、な。
[笑顔を作って。
蝶は、悲しげに雪の肩に止まった。]
(104) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
……ほうか。せやったら…… いつまでもはおらんのやったら、ええねや。
[何となく、先日よりは言葉少なに。湯呑みが空いたらまた茶を注ぐ。]
いつまでって……いつの時の話や、それ。 うちもよう言いよる言われよるさかいな。
[口癖のように呟く言葉の事に話題が飛び、ふと意外そうに目を丸くして相手の顔を見つめ、おずおずと口を開いた]
……そら、聞きたいなら教えん事はないけども。 聞いても詮無いで、多分あんたには。
(105) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
主が溶けるまで……一緒に居ることは出来ぬのか。
(-23) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
/* ちょっと
なくし
(-24) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
|
|
/* おい呼び名がランクアップしてるぞぉ! 名字から名前へ
わぁい
(-25) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
…………、
[ふと零れた声に空色はひとつ瞬く。 汲み取れた言葉、正確な意味はわからなかった、けれど]
いつかはきっと…… 溶けるんだ。
[声は囁きとなりて、風と流れ]
(-26) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
いやー…… 昨日からさぁ、飯の味とか、しねぇんだ。
[そろりと顔を上げれば>>104見えた笑顔。 スマートフォンを握らぬ片手は、困ったように髪を梳き、両の空色を隠す。
肩の蝶が視界の隅で揺れ、歪んで]
おっかしいよなぁ…… なんでかな。
元の世界に戻れば、治るかね?
[唇だけがただ、両端を上げて]
(106) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
オレが溶けたら、 斎サンは、一人になんだろ?
[ぽろぽろと、空から情けなく雨が落ちる。 見られたくなくて、目の前を片腕で覆った。]
……オレは、嫌だ。 蝶を残して枯れる花に、なりたく、ない……
[口元も笑みになっているかはわからない。 どうして、ただ涙だけが落ちて]
(-27) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
此処は気が休まる。 いつまでも、と願ってしまいそうになる。 己の身の程も知らずに。
[例えば、世を捨てたいと思う程の現実を抱えていたなら残留を願ったかも知れないが 生憎とまたやりたい事が出来た。此の里に来てから]
人間に怪我をさせられる位の事だ、相当しつこかったのか、痛い腹を探られたかのどちらかではないかと思ってな。
意味のある言葉なんてものを紡ぐ方が難しいだろう。 仕方の無い事でも、俺は俺の知りたい事を知ってそれを冥土の土産にする。 それが、悔いの無い事が…
結局は自分にとって一番の幸せだろう
[違うか、と別段同意を求めるでも無い音は掌に包み込み、今度は飲み頃を待つ湯飲みへ落ちた。]
(107) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
どうとでもなる? そう、ならいいけど
[遠い場所にきたと感じていても、もしかしたら、あやかしね世界は随分と近いのかもしれない]
いいな、それ 凄く難しいから、 ……だから
[彼女はかなしそうに微笑った**]
(108) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
……そう、そうねぇ。 よくできました、をつけたくなるわねぇ。
[錠が、ほぼちゃんとした発音で自分の名を呼ぶことに感動すら覚えつつ、>>93 謝罪の言葉>>96を聞けば小さく首を傾げました]
何のことかしらねぇ? それに、わたしと違って、 ちゃんと見送ることができたなら万事問題ないと思うけどねぇ。
[昨日七倉が見たのは、すれ違う錠の姿のみ。 ちゃんと見送れたのか、伝えたいことを言えたのかはまだ分かりませんが、 できていればいい、と切に願いました]
(109) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
忘れずにすむんだよ
[小さな呟きは、相手にしかきっと伝わらない**]
(-28) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
……せや。ここは人間の里よりはよっぽど静かで落ち着いたとこや。いらん余所事もないし悩み事もそんなにのうて。
気にいる人間がおっても何ちゃ不思議やないけども、そこいらの人間には勿体ない場所や思う。 ……長い事おったら、いつまでもおらないかんようになるしな。
なんや、昔の話かいな。
[ふう、と溜息をついて盆を手に持った。そのまま前髪がかかるくらいの距離まで口元を寄せて、耳に向けて囁きかえる]
そんなんで納得して気持ち良う帰れるんやったら別に構ん。 けど一度しか言わん。よう聞きや。
(110) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
ああ。 然と約束した。
[悲しそうな顔で微笑う女へと、鬼は笑う。 叶うことのない約束だと知りながら、 それがこのニンゲンの望みであるのならばと、 その顔に歪な笑みを貼り付けた**]
(111) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
[手を振り返すシーサー頭の青年の首元では、>>92 昨日目に焼き付いた色と同じ――煤けた蘇芳色のリボンが、 風に揺れていました]
素敵ねぇ。
[呟くと、また錠へと向き直り]
そうねぇ、夕方までにはくれなゐに行きたいからその前に腹ごしらえといきましょうかぁ。 昨日言ってた焼き鳥屋さんで構わないわよぉ。
[立ち上がり、元通り楽器ケースを背負うと歩き始めました]
ところで錠さん、さっきからどうしてわたしのこと、名前で呼んでいるのかしらねぇ……。
(112) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 01時頃
|
約束など……。
[苦く呟く声は胸の内だけに。
どんな容易いものであっても、かなわない。 自身に叶えることなどできない]
だって、俺は………。
(*0) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
うちは人間に「以津真天」言うて呼ばれとるもんや。
昔に人間の里に下りた時に道端でようけ人が倒れとってな。 病かも知らんけど、あれ多分戦があったからなんやろな。 仏さんがあんまり多いもんやさかい、いつまで供養もせんと放っとくんか聞いてんな。
(-29) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
――――――――………。**
(*1) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
水が、合わないのか? 何処か調子が悪いのか?
[そろりと上がった顔>>106から、見えた空色。 心配そうに伺おうとしたが、また隠されてしまった。]
大丈夫か? どこぞ苦しいのか?
[雪の背へと手を伸ばし。]
(113) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
[零れる雫に、瞬く。]
……一人にはならんさ。
花を求める蝶は、花が枯れたら生きていけぬ。 共に朽ちるだろうよ。
[作っていた笑みが、崩れて。 悲しげに眉が下がる。
笑顔で、良い思い出だけを持って送りたかったのに。]
(-30) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
よく……?
[名を発音できたことに感動されているなどとは知らず>>109]
あぁ、できたよ。 あの阿呆にも、ちゃんと感情ってもんがあるじゃないかって、ほっとした。 まぁおれは、ちょいと忘れ物を届けただけのようなもんだから構わんが……あいつは……
[どうだったろう……と、思い出すのは、半分を仮面に覆われた顔。 今では、顔を覆う仮面はないけれど。]
何があったかは分からんが、あいつは、唯のことをだいぶ気にかけていたようだったからなぁ。
いやそれより、お前はよかったのか? お前は、間に合わなかっただろう。 わざわざあんな急いで来たんだ、唯に、何か言いたいこととかあったんじゃないのか?
(114) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
…いつまでも戦しよっても阿呆みたいや思てんけどな。
けどあちこちで聞いても誰もうちの言う事に答えてくれんねや。 しゃあないから、一番偉い人のとこ言って聞こ思て、出かけて行って、いつまでも仏さん放っといて戦なんかしよったらあかん言おう思ってん。
そしたら撃たれてもうた。 あの後は、うちも人間の里にはよう行かん。
(-31) 2013/09/05(Thu) 01時頃
|
|
[ぽつぽつと、黒井に何事か囁き終えて、耳元から離れた]
……そんだけの事や。もう随分昔の事やしな。 けど別にええねん。怨みにも思っとらんし。
うちが阿呆だっただけの事なんやろな、きっと。 そんだけの事や。
(115) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
[くれなゐの話が出ると、楽しげに頷いて]
そうだ、くれなゐで好みの着物は見つかったか? どうせおれの懐は痛まんし、志乃も損はせん。 とびきりのを着せてもらえ!
あぁ勿論連れて行ってやる。 ……なんだ、えりさはやっぱり、色気よりまず食い気だったか。
[少しからかうような調子で言ってから、七蔵を案内するよう歩き出すが]
……? そうだったか? 気にいらんようなら、気をつける。すまん。
[昨日、名を知った為か、つい無意識のうちにそう呼んでいた。 気を悪くさせただろうかと、眉を下げて頭を掻けば、錆びた粉のようなものがざらざら落ちる。]
(116) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
いや、全くもって快調ナンダケドね。 だから、困ってるっつーか?
[振るりと微かに頭を振った。 常のように張り上げた声は空回る。 押しつぶされるような苦しさは、どうすれば助かるのか。]
斎サン心配しすぎ。 大丈夫だぁってば、オレ結構イイトシなんだよ?
[けらけらと、零れた笑い声。 川の流れの音に似た、微かな湿った響き。
やがて顔を上げれば、恥ずかしげに視線はさまよったけれど]
(117) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
[微かに頭をよぎったのは、斎を連れて行くという選択肢。 そうすれば決して一人にはならぬ。 ならなくて、すむ。]
――…… いいや、
[それでも強く、首を振った。 摂理を曲げた果てに、本当にそれは最良と言えるか。 斎を生み出した花は、美しき蝶は。雪が、手折ることなど、出来ようか。
背に感じた斎の手、零れ落ちる涙を無理やり拭い、顔を上げる。]
言ったよね、忘れないってサ。 忘れなければ、花は枯れない。 蝶も消えない、……ずっと、一緒だよね?
[乾ききらぬ涙の跡。 しかし雪は確かに、笑ったのだ。下手くそな笑い顔で。]
(-32) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
そーだ!斎サン、写真撮ろうよ。
[顔を上げて手を伸ばしたかと思えば、無理やり斎の肩を抱いてスマートフォンを目の前へと構える。 カメラを起動し、手前のサブカメラへ切り替えれば、画面に映し出されるのは斎と雪の顔。]
もうそんな若くないし?こんな撮りかたしたことないケド。 この小っちゃい点を見て。
ああ手はほら、二つって構えて。 それがピースってんの。
[多少強引ではあったものの、斎は応じてくれただろうか。 スマートフォンが写す画面が、その光景を枠に収めたら。 伸ばした腕で、シャッターを切る。 川辺にその乾いた音は、大きく響いた。]
(118) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
/* 斎サンつれていきてええよおおおおおおおおおお つれていきたあああああいいいいいいよおおおおおおおおあああ
(-33) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
いつまでも居たい者も、中にはいるだろうがな。
[其々の事情もあるだろう、という昨日の記憶に基づく思考と 結局は人間の肉体は緩やかに老いていくのでは、という憶測と。
幼子がする内緒話のような格好に少しばかり精神的、物理的な擽ったさを覚える合間]
……いつ、
[零れかけた其れは はっ、と慌てて引き戻し、一呼吸の間に男の表情を二度ほど変えたか。 どの感情、とは明確に分類出来ぬ、寝物語程度の、意味の無い話 だったのかも知れないが]
怨んでも憎んでも、人間は愚かな生き物だからな…意味は無い、忘れる。 だが自分が善しとした事を、そう貶めるな。
(119) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
そうだな。やむを得ない事でも無い限り、此の里を出ずに暮らすのが良い。
……空気も、他の妖の心も皆綺麗だ。
[物を思いながらの言葉はどこかふわふわとしていただろうか]
(-34) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
[何時の間にか温くなった茶を飲み干して立ち上がる。 卓上には蜜柑と、苺ミルクの飴を二つ残し]
これも宇佐美という男から譲り受けた物だが。 俺の歌の対価らしいからな。
[他の妖と分けるのでも、好きにすればいいと。見下ろす頭を湯呑みにしたのと同じ様にそうっと撫でる。]
幸せに暮らせ。余り悔やむな。 それから、
(120) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
……夕顔、お前はいい女になる。
[ぽつりと]
(-35) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
その時代よりも今は馬鹿共が多いが……俺にも出来る事がありそうだからな。
俺はあの世界で歌う。
[感謝の言葉も、さらば、という言葉も結局の所、紡がれる事は無く 振り返らず手を振れば少しは何か伝わるだろうか。
風には煙も、鼻歌も乗らず。**]
(121) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
そうかもしれへん。けどまあ、そん時はそん時やろ。 長老様があかん言うとも思えんし。 ……何もうちがおってほしい思うわけでもない、関係ないこっちゃ。
………いつ、何やて?
[ふと黒井が漏らした言葉が気になったか、首をかしげて聞き返す。 心なしか、黒井の表情が少し変わったようにも思えたから]
………なんや。そない言われるとは思わんかった。
(122) 2013/09/05(Thu) 01時半頃
|
|
せやろな。 うちかて、もう人間の里に出る気はないし、他の妖が行きたい言うたら止める思うわ。
…あ、蜜柑に飴まで…構わんのに。 ………おおきに。
[声を落とし睫毛を伏せて、少し沈んだ様子で呟く。 渡された物には礼を言って、けれど続いての言葉には、思わずそちらを見やった]
(-36) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
快調なら、どうしてだろな。 水が合わぬか、空気が合わぬか。
[其れが伝染したように。 元からうっすらと感じていたことが、はっきりと表に出てきたように。
今感じるこの苦しさは、味わったことがない。]
のえるにも、言われた。 気を使いすぎるって。 ……迷惑か?
主はまだ若いだろうに。
[比較対象が己ではあるが。]
(123) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
[人間の世界に行くことは出来ないわけではない。 ただ。 蝶が花から蜜を貰うように。 人間から生命力を分けて貰うことで、常に妖力を補うことが必要になる。 その負担を雪に負わせることは出来ない。]
……忘れない。絶対、忘れない。 花が枯れなければ、蝶も朽ちることはないさ。
共に、
[本当は。 共にいきたい、と。 告げることは簡単かもしれないが。 言えず。]
(-37) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
写真。
[肩を抱かれ、驚いたように構えられたからくりを見る。]
其処を見れば良いのか? ぴーす? こうか?
[言われるままに、応じて。
其処に写る互いの顔を見て、笑う。]
(124) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
唯くんにはあると思うわよぉ。 ただ、見えにくかっただけで。
[感情が。>>114 呟く口調には確信を込めました]
あいつ、……あぁ。 でも、錠さんだって唯くんのことは気にかけてたじゃないのぉ。 でなければ帰るって話をした時、あんな顔しないじゃない。
そういえば喜壱さん、わたしが来た時倒れてたけど何かあったのぉ?
[赤い空と紅い鳥居の下での会話で、何か聞けていたかもしれませんが、 この時は頭から抜け落ちていて]
見送るだけでああなる妖怪がいるなら、 むしろ心配で帰れなくなるわよぉ。
(125) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
なっ、何やそれ…!うちは今やってお子様ちゃうしやな。
[あからさまに戸惑った様子ながらも軽く頬を膨らませるが、すぐに立ち上がる黒井を見て彼の方を見やった]
…いつまでおるんか思たら、もう帰ってしまうんか。 なんや、そうか… 一編ぐらい歌聞くことあるかと思ったら、そか。
[手を振って立ち去る黒井の姿を、ただ見つめる表情の唇はきゅうと真一文字に結ばれていた**]
(126) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
/* なれよ、って言おうとして確定にしたという。 自分より年齢的には上の妖を見た目で子ども扱い、これ私得。 未練が残らないように、あと別れ際を綺麗にしたくて、カッコつけてあの去り際です。 余計な事を言い過ぎないで、言いたいことを伝える、ってむずかしいね!!
(-38) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
双子 夕顔は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 02時頃
|
/* 歌うよ!居なくなる前に!会えれば!
(-39) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
/* 投票にサイラスない!!! これ投票するなってことか!!?? って思ったらいた(´・ω・`)
寂しい
(-40) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
あぁ、あいつの顔は分かり難い。 そのてん、お前は分かり易くていいな! この間もほら、こうだった!
[>>125己の正体を明かした時、七蔵がそうしたように、ぷーっと頬を膨らませてみせ。 それから、僅かに目を伏せて]
そりゃあなぁ。 里に来てから、ずっとあんな顔されてりゃな。 それに…… いや。
[あの時届いた唯の言葉は、胸の奥にそっとしまって]
やっぱな、思い出ってのは宝もんだよ。
(127) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
温泉も最高だったし、空気も美味しい。 ココに、問題なんてひとつもないさ。
[問題があるとすれば、それは雪自身の中に。 けれどそれは、飲み込んで深く沈めて]
迷惑じゃないよ。 心配しすぎる斎サンを、オレが心配シマス。
[まだ若い、そう口にした彼>>123には、 確かにと、へらへら笑って返して]
(128) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
忘れないよ、オレも。 ずうっと、 忘れない。
[下手くそな笑みは、共に写った写真にもくっきりと残ってしまう。 それでも最後まで、笑ったままで]
―― ずっと一緒にいてください。 斎サン。
[たとえこの手が離れても。 雪が溶け、いつかすべてが無くなってしまっても。]
(-41) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
そうそう、ピース上手いじゃん。 イケメン二人の写真とか、いいの撮れたわこれ。
[響くシャッターの音の後>>124、 記録された画像に自慢げに笑んだ。]
ありがと、斎サン。 ……いい思い出、作れた。
[そこに蝶は舞っていただろうか。 そこに花はあっただろうか。 たとえ見えなくとも、きっと*]
(129) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
……ゴメン、
[写真を確認した後でも、抱いた肩はまだ解けず]
もうちょっと、このままでもいい?
[縋るように指は、着物を掴み 寄り添うように、肩口に顔を押し付ける。
今、ほんの少しの間だけでも。 斎を、蝶を。抱きしめていたかった*]
(-42) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
[そうして、話の矛先が自分へと向けば]
もう、いいのよぉ。終わったことだし。
[最初と変わらない穏やかな顔を見せて、そう言いました。 鳥居の向こう。 そこをくぐれば、伝え損ねたことを、きっと。
でも、まだ早いのです]
(130) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
[ふっと、嬉しそうに目を細めたが、喜壱の話に及べば、驚いたように目を見開き、七蔵の顔を見て]
あいつが?! いや、それは知らなかった……!
おれは、唯が帰ったあと、すぐに小道を離れてしまったから…… あいつが何か……
[何があったのか、眉を寄せて考えてみても、思い当たる節といえば、せいぜい仮面がなくなっていたことと、おそらく彼が一番、唯を気にかけていたのではという推測くらいで]
……わからん、すまん。
(131) 2013/09/05(Thu) 02時頃
|
|
……似てない似てない。 目は細くないし上目遣いにもなって―――…ああでも面白い!
[錠を指差して笑います。>>125 ひとしきり笑った後はしかし、話はしんみりとした方向へと進んでいきます]
錠さん達は、わたし達に、思い出を残してほしいのよねぇ。
[おもむろに胸に片方の手を当て、告げます]
ここでの出来事は、些細なことでもきっと胸に残ると思うのよねぇ。 でも……、わたしは、この世界に何を残せる?
[たとえば首に巻かれた煤けた蘇芳のように]
少なくとも、 わたしのせいで誰かが辛気臭い顔になった事実は、あまり残したくないわねぇ。
(132) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
楽しかったのなら、良いことだけなら良かった。 俺も主らが、主が、来てくれて嬉しい。
[飲み込まれては、其れを知ることも出来ず。 素直に言われた言葉だけを受け取る。]
主に心配されるのは困ったな。 心配されぬように、心配するのを止めようか。
[笑う雪>>128に、そう返す。]
(133) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
有難う。 主のその言葉が嬉しい。 主が忘れぬ限り、俺は主の中にずっと居るんだろな。
主も……雪も、俺の中にずっと居るからな。
[其処に写った笑顔も、目の前のその顔も。 忘れずに居ると。]
(-43) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
ぴーす、って何の意味があるんだ? 何か良い意味か?楽しい意味か?
[その絵を自分は持つことは出来ないが、しっかりと目に焼き付けて。 思い出として、記憶する。]
俺の方こそ、雪のおかげで短い間でも楽しかった。
[本心からそう笑えば、数頭の蝶は雪の周りを舞う。]
(134) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
[僕は河原の端に座り込んだ。
耳にはイヤフォン、流れるのは機械的音楽。 感情を押し付けないその音楽は、幾分と僕の心を落ち着かせてくれる**]
(+20) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
……何を謝る?
[肩を抱かれたまま、目を伏せる。 雪の周りを舞う蝶は、恐る恐るというように、その髪に止まる。 触れたら、きっと別れが辛くなると思って。 触れられなかったのに、と。]
雪の気が済むまで、好きにしたら良いさ。
[肩口の重みを感じながら。 あの女も、きっとこんな思いで男と別れていたのだろうか。 そう思えば、初めてあの女の想いが理解出来たように思える。
今度は、己が花になるのだろうか。 来ることの無い、蝶を待つ花になるのも良いかもしれぬ。
雪が顔を押し付けていて良かった。 彼が離れるまで、泣きそうな笑みが浮かんでいた。]
(-44) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
だから、……笑って。
喜壱さんのことは、離れちゃって分からないなら仕方がないし、 わたしの名前だって、好きに呼んでいいわよぉ。……ちょっと照れくさいけどねぇ。
[それは「あんまり謝りすぎなくてもいい」ということを伝えたくての言葉。 同時に、しんみりしてしまった自分を振り払うように、 ひときわ口角を上げて笑みを形作ります]
行こう。 今の向こうの女の子は色気より食い気だってところを教えてあげるわよぉ!
[そういう七倉の背後には、めらめら燃える炎が見えていたかもしれません**]
(135) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
―― 夕刻・鳥居 ――
[やがて陽が傾けば、その姿は鳥居の前へ。 カミジャーは、常と同じくそこにいるだろうか。
雪は、来たときと全く変わらぬ出で立ちで 迷わず真っ直ぐに風車の道を歩んだ。 大きな鳥居の前でくるりと踵を返せば、大きく息を吸う。]
たーのしかったよー! ありがとう、妖サン!
[その声は軽やかに、その場にいる皆にもいない誰かにも 届くようにと祈りをこめて。 空色の瞳は、真っ直ぐに前を向いている。]
(136) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
そうか? なかなか似てると思ったんだがなぁ。
……こうか。
[>>132指摘されたとおり、目を大きく開いて上目遣いにしてみたが。 指差し笑われれば、また元の表情となり]
思い出というか。 なんというか、な……おれ達のことを、忘れないでほしい。 それが、おれにとって何よりも嬉しいことなんだ。
……忘れられたら、おれは終いだ。 おれだけじゃなく───……
[記憶から消える。 それは、そこに「在った」ことを否定されてしまうこと。]
(137) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
『それじゃオレは、お先にシツレイします。 皆もどうか、良い滞在を。 悔いだけは残すんじゃないぞー!
まったねー☆』
[アプリに残したのは、そんな言葉。 連絡先を交換した皆とは、今後道が交わるかも知れないけれど
最後まで明るく、前を向いて。 雪らしく賑やかし、アプリを閉じる。]
(=6) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
[鳥居をくぐる。 見えたのは、薄く美しいシャボン玉のような膜。]
ピースサインは愉快な証、……なんて?
[一歩踏み出し、くつりと笑う。 思い出すのはスマートフォンの中の、思い出。]
そんじゃ、……さようなら!
[振り返った雪の貌には、笑みが浮かぶ。 こみ上げる思いもすべて、膜が包み込んでいく。
消えてしまうまで、雪は雪らしく笑顔で**]
(138) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
[手を伸ばせば、彼に届くだろうか。 彼はその場に、いてくれるだろうか。 晴れた空からはもう、雨は降らない。]
ありがとう、斎サン。 本当に、楽しかったよ。
―― また、いつか。
[気づかせてくれたこと、教えてくれたこと。 異なる世界で出会った斎との思い出は。
この身体は、いつか雪のように溶けても 咲かせたのは永遠に枯れない、蝶と戯れる花**]
(-45) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
/* なんか泣きながら眠りそうになっているごめん ああもうごめんもうごめん斎さんだいすき
(-46) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
だから、お前達が……えりさが、ここに「いた」というだけで。 そして、おまえがこの里や、おれのことを覚えてくれているというだけで、十分すぎる話なんだ。
………。
[七蔵は、辛気くさい顔は好まないらしい。 そして、笑ってくれと言った。]
そうか……うん。 分かった。
[暫し考え、頷くと、初めの頃のように、ニッと愛想の良い笑みを向け]
よし、ならばえりさ、行くか! 今のおなごの食い気とやら、とくと見させてもらおうじゃないか!
(139) 2013/09/05(Thu) 02時半頃
|
|
[ふいと七蔵の背を見ると、そこに、メラメラと燃え上がる炎……ではなく、何やら箱のような物があった。]
えりさ、なんだその重そうな葛籠は。 焼鳥屋まではまだ少し歩く。持とう。
[そう言って、彼女の荷物を受け取ろうと手を伸ばした**]
(140) 2013/09/05(Thu) 03時頃
|
地図抜荷 錠は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時頃
屍漁り 梅子は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時頃
地図抜荷 錠は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時頃
|
― 夕刻 ― [夕刻までの短い間、雪と過ごした。 他愛の無いことを話し、里を案内する。 その時も、鳥居まで送り。
祈るような声>>136に、笑みを浮かべていた。 あの時>>2:227のように、蝶が雪の背を追い掛け、今度は消えず。
雪を包む薄い膜の傍。 手を伸ばせば届く場所で、蝶が舞う。 見送るように。]
(141) 2013/09/05(Thu) 03時半頃
|
|
[一頭の蝶が、その膜を通り抜け、雪の手に止まる。 言えない本心を代弁するように。 連れてって、と。]
ああ、また。
[其れに気付かず、笑みを浮かべて雪を見送る。 別れの挨拶ではなく、再会を願う言葉で。]
(-47) 2013/09/05(Thu) 03時半頃
|
|
[雪の姿が見えなくなり、目を伏せる。]
ちゃあんと、帰れただろか。
これで良かったんだよな。 これで。
[傍らに居る、カミジャーへと話し掛ける。]
寂しいなあ。
[分かっていても、別れは寂しいと思う。 共に過ごした時間の長さとは関係なく、そう感じていた。**]
(142) 2013/09/05(Thu) 03時半頃
|
|
[雪が消えた空間を見つめていた両の目から、雫が零れる。]
は。雪よりも先に、俺が溶けてしまうだろな。
[ふ、と笑う。
溶けてしまってはまた会うことも出来ない。]
嗚呼……寂しいなあ。
[胸に感じる痛みは、何なのだろう。
溶けてしまうのは、考えたくはないけれど。 雪が溶けた後には花が咲く季節が来る。 いつか会えるだろうか。
蝶はいつまでも花が咲くのを待つ。**]
(-48) 2013/09/05(Thu) 03時半頃
|
手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 03時半頃
|
― 夕暮れの鳥居 ―
[鳥居を潜り抜ける二人目を見送り、カミジャーは其処に残った一人の声に顔を向けました]
良かったかどうかは、斎、君が自分で思うことさ。
……寂しいのならば――……
[そっと一つ、問いかける。 からから、雪を見送り終えて大人しくなった風車の廻る音が響きました*]
(143) 2013/09/05(Thu) 07時半頃
|
|
一緒に行こうとは、考えなかったの?
[此の鳥居の向こう側へ。
離れがたいと人間に寄り添う背中も、 あるいは人間の世界を夢見て旅立つ背中も、 どちらもほんの僅かな例でも、過去に見送った事がありました。
此処に立ち、此処で導く事が存在理由である妖怪には、その決意にどれ程の熱量が必要なのか解りませんでした*]
(*2) 2013/09/05(Thu) 07時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 08時頃
肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 11時頃
|
あら、飴玉を又貰えるのね。 それは嬉しいなあ。
[冗談めかしてそんな事を口にする そうして、沙耶と2人で彼の音楽への賛辞を送ってから。]
ヒトの里に帰っても弾くといいわ。 だって弾いている時はすごい楽しそうだもの。
(144) 2013/09/05(Thu) 17時頃
|
|
― 沙耶の屋敷 ―
[以前に渡した飴は喜んでもらえるものだったらしい、冗談を返されて薄く笑う。]
…そう? 俺、楽しそうに…見えた?
[自覚は余り無い。 言われてから少し、眉根を寄せた。]
あっちに戻ったら、多分これまでと同じ。 滅多に弾くことは無いと思う。
だから… こっちにいる間は、今だけは。 もう少しだけ弾こうかな。
[ピアノ用の椅子に腰掛け、新しい曲を奏でる。
緩やかな低音から始まるピアノソナタの寂しげなメロディに、意識を集中させた。]
(145) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
|
|
[ベートーヴェンのピアノソナタ『月光』は、静かに紡がれる。
この曲がいつか見た映画のテーマソングだったことを思い出す。
自分に待つのは、あの映画のような、酷く悲しい結末ではない。 何の変哲も無い将来を何の希望も無く目指し生きる未来は、平穏で平和であるはずなのだから。
悲しむべきではないと、解っている。]
(-49) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
|
|
[やがて終わるその曲のあと、]
……帰るのが、 ピアノなんか無い世界なら良いんだけどな。
[呟いたのは、そんな言葉だった。]
(-50) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
|
|
どうして?
音楽が好きじゃないのかしら。 それとも……好きだから苦しいのかしら。
[踏み込みすぎている気もしたけれど。 そう問いかけていた。]
(-51) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
|
|
…嫌いなんかじゃない。
[アップテンポのJポップ、ワンフレーズだけを右手の指先が奏でる。]
好きだから…もっと、そう思ってしまう。 でも、そう望んじゃ駄目なんだ。
好き、だから、苦しい。
[彼女の言葉を繰り返す。 苦いキャンディを舐めたみたいな顔で。]
(-52) 2013/09/05(Thu) 20時頃
|
|
/* 志乃さんって葵さんだよねって思ってる。
唯ちゃんは間違いなくあんび。 錠さんはきたろさん。 此の二人は鉄板。
(-53) 2013/09/05(Thu) 20時頃
|
|
良いじゃない望めば。
[無責任にも聞こえる言葉。 だが、それでも。]
……妖よりもずっと短い生なら。 好きに生きても良いと思うわ。
それで届かなくても良いじゃない。 たとえ届かなくても……諦めたまま生きるよりはそっちの方が良いと思うわ。
(-54) 2013/09/05(Thu) 20時頃
|
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 20時頃
地図抜荷 錠は、メモを貼った。
2013/09/05(Thu) 20時頃
|
…望めば良い…
[思うままに言い放たれる言葉。 彼女の二つの色の瞳を見詰める。]
人生は短いからこそ、面倒なんだ。 ……面倒で、窮屈すぎて、 あっちに戻ればピアノを弾く事なんか、真っ先に切り捨てるべき事柄だ。
…俺には才能が無い。 だから、手放さなければならない。 そう思うのは、諦めなのか?
(-55) 2013/09/05(Thu) 20時頃
|
|
そうね、面倒で窮屈そう。 貴方も妖なら良かったのにね。
[そう言って寂しそうに笑う。]
食べていくのは大変。 それはあたしも分からなくもない……と言っても説得力は無いでしょうけれど。
だからって、毎日ずっと働かなければいけないわけでもないでしょう?
余暇に音楽を楽しめば良いじゃない。 才能なんて…… あたしも無いなりにずっとやってたらなんとかなったんだし。
(-56) 2013/09/05(Thu) 20時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る