232 いつかの、どこかの、だれかの話
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人
狼
墓
少
霊
全
クラリッサに2人が投票した。
アシモフに1人が投票した。
シルクに1人が投票した。
クラリッサは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
アシモフが無残な姿で発見された。
ハワードが無残な姿で発見された。
シルクが無残な姿で発見された。
名前 |
ID |
日程 |
生死 |
参加 |
役職 |
かみさま パルック
| master
| 2日
| 襲撃死
| 参加
| 村人陣営:村人 村人を希望
|
手伝い クラリッサ
| みずあめ*
| 3日
| 処刑死
| 参加
| 村人陣営:預言者 預言者を希望
|
お散歩隊長 アシモフ
| kumiwacake
| 3日
| 衰退死
| 参加
| 村人陣営:預言者 ランダムを希望
|
執事 ハワード
| ヨキ
| 3日
| 衰退死
| 参加
| 人狼陣営:衰狼 衰狼を希望
|
意匠造形 シルク
| Eurail
| 3日
| 衰退死
| 参加
| 村人陣営:預言者 ランダムを希望
|
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/* おはようございます、寝落ちた(てへぺろ
(-0) Eurail 2018/01/29(Mon) 06時半頃
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≪ga、Pi…gaga、ga…≫
はろー、はろー、プラネット
[終わらない流星群。 消えない残骸、爪痕。 残されたものは一体何かしら。
今日も私は誰かの声を聞くため、 誰かの生命の煌めきに触れるため、 ガラクタを集めて誰かのために 誰かの叫びと誓いと、願いを、求めるの。]
そうすれば、ひとりぼっちじゃ… ……なくなる、から…
(0) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時頃
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|
[ノルジスタは歌わない。 語りもしない。何も表さない。]
≪pi……gaga、ga…≫
[機械は何も言わずに泣いていた。 何のために存在して、 何のために生まれて、 何のために死ぬのか、 何も知らないまま彼らは争って消える。]
めーでー…めーでー…
[歌うように呟いた。 私のそばに、かつて、ミシンというものが 落ちてきたけど、これの使い方をもう誰も知らない。]
(1) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時頃
|
|
[それでも、何のためか分からないまま 機械たちは己に命じられるがまま。
私は何もできないまま。
空虚な時が満ちていた。 全て叶わない、時間があった。]
≪BiBi…≫
でも、何が正解なのかしらないから。
[今日は今日で、やることをやるだけ。 殺し合いをするだけの機械も、 誰かを求めて彷徨うわたしも。]
(2) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時頃
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|
めーでー、 ≪GI…GAGA、ga…≫
[もしかしたら、止めてくれる誰かを 許してくれる誰かを待っているのかもしれない。
こうして赦しを媚びながら。]
≪はろー はろー ぷらねっと これは さんまんにせんななひゃく ななじゅうはち かいめのそうしん てすと です≫
(3) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時頃
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──これは、わたしが聞いた話… …初めての話…
──── ──
ー
(4) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時頃
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『ハローハロー、プラネット。 これは12074回目の送信テストです。
…この声、もはや聞こえてないとは思いますけどね。 まあ…愚痴ぐらい…いいえ、懺悔させてくださいな。
わたしは、多くの人を殺しました。 直接関与したわけではなく、間接的にですが 多くのものを殺したことをここに綴ります。 残された人々からは、アンテナを伸ばして宇宙に 声を届けるのは馬鹿らしいと言われますが…
……神様などいないのだから、 どっかの見知らぬ誰かにでも届いて貰えれば それだけで心が軽くなるじゃないですか。 …大変無責任な話だとは自覚しております。』
(5) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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|
『誰よりも多くを知っていて、 誰よりも真実を得てしまい、 誰よりも孤独であろうとし、
誰よりも誰よりも、ひとりぼっちを嫌って。
だから、それを避けたくて 私は今日も、この声を発信し続けるのです。
私がこの発信を続けるのは 独りよがりながら、懺悔です。 そうしないと私の心は潰れてしまうから。』
“ひとりぼっちは、寂しいから”
『彷徨って、草原を歩いて、物言わぬ機械らの 争いを眺めては壊れていく世界を見て、 何かが止まるのが、とても、怖くなりました。』
(6) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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『……』
……。
『愚痴ばっか、ですね』
…そう、かなぁ…? でも、あなたの声は…届いてる、よ…?
『この声が聞こえているかなんて、分からないのに』
聞こえてるもん… 聞こえ、てる、よぉ…ねぇ…
『──めーでー 』
≪のんさーち おーばー≫
(7) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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……。 ねえ、あなたは、…
…あなたの、名前は…だぁれ…
[触れたいと思った。 でも、触れられない。
だって…きっと、この声は何百年もかけて ここに届いた筈だから
だから
だから…
ごめんなさい、聞くことしかできないわ]
(8) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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[だって、あなたはとっくに死んでいる。 …そうなんでしょう?] あなたの声を、それでも、聴きたい。 そう思うのは、私が悪いの?
[助けられない筈の誰かへ、 助けてを求める懺悔を語るあなたへ。 もう届いていないけども、伝えたいと思った。]
(9) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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ひとりぼっちじゃ、ないよ。私が聞いてあげるから。
(10) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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[いずれ。いずれ、聞こえなくなる声。 今では消えてしまう声。
少しずつそれが近付いていくなんて、
考えたくなかった。]
≪めーでー のんさーち おーばー≫*
(11) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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/* どうしましょう、心が痛いわ。 (中身もシルクがあまりにも可愛そうすぎて 胸が痛くて、何故書いたしと思う)
(-1) Eurail 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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/*
お疲れ様です!(何も終わっていなくてやばいの顔
(-2) kumiwacake 2018/01/29(Mon) 07時半頃
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/* あ、はい。おはようございます。 なんか我慢できずにもっと書き込んでいいかしらとか思いながら、ちょっとお前長文やりすぎだから切腹な!ぐわぁあああ!!…ってしておりましたEurail(別名、小人白夜)でした。
村立てさんお疲れ様です。立ててすぐこの村みて、ゆったりキャラ選んで、あらぁ募集に来ないって発言してるーって知ってるけどにっっっこり微笑んで人待ちしたよごめんね!!!お疲れ様でした(二度目)
(-3) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* アシモフさんおはようございます。 さりげなくRP表現にアシモフさんお借りしました(にこぉ
(-4) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* おはようございます!ご参加ありがとうございました。 何も終わってないは大丈夫、ワシも。 みずあめさん大丈夫かしら?
(-5) ヨキ 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* おはようございます(n度目)
一話完結ものの統一SSだったので 実のところ毎回終わっています。
みずあめさん忙しそうでしたかな
(-6) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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はろー、はろー…ぷらねっと
[アンテナの前で、私は呟いた。]
神様はとても意地悪で、 私たちのことを救ってやくれない。 この声を聞いてるかもわからない。
この声も届いてるかわからない。 …ひどいや…
≪めーでー のんさーち おーばー≫*
(-7) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* そしてあしもふくん。私ネイサンがいるのに気付いてたぜ…?前にロル見せてもらった覚えがあるの。
エピの延長どうしますかね?
(-8) ヨキ 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* シルクさん、長寿人種なので 見た目は若いけどめっっっっちゃ年齢が高いと 設定しているのです。合法ロリです。
細菌兵器の星は私たちと同じくらい。 兵器だらけのほうは、一応体が少し 柔らかいから機械の力を使ってる感じの妄想。
(-9) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* おまかせします♡ (ぽちぽちとまた投下するスタイル)
(-10) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* ところでヒーロー素敵 ネズミさんの冒険もどきどき 女の子の嫉妬感おいしい
全部おいしい、おいしいってしてました。 みんなの話どれも素敵です。
(-11) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時頃
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/* 予定ですが、最後にシルクさんの 死亡を描くかも…と予告**
(-12) Eurail 2018/01/29(Mon) 08時半頃
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/* 念のため延長しますが、併村もエピ不在も別にこちらからは咎めるものはなにもございません。 お気の済むまで回しましょう。
いや前にペア村でシルクと一緒に旅したことがあってですね……チップ見ると心ざわめくの……悲しい顔とかされちゃうと何としてでも助けなきゃってなるの……多分シャウトするけど気にしないで……
(-13) ヨキ 2018/01/29(Mon) 14時頃
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/* お疲れ様です>< ご心配おかけしましてすみません!! 今日の深夜から明日にかけて時間とれたので 高速でヤンデレていきたいと思います
(-14) みずあめ* 2018/01/29(Mon) 17時頃
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/* ヤンデレずっとやりたかったんですが、お相手ある村だとスキル的に厳しいなあと思ってたので、ソロ村とても嬉しかったです 村建てありがとうございます!
ロルに嘘書かないのが地味に難しくて、いつもより時間がかかりますね_(⌒(_๑• ⌓ •)_
(-15) みずあめ* 2018/01/29(Mon) 17時半頃
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/* お疲れ様です!ごゆっくりお病みくださいませ。 相手にヤンデレるの、難しい時ありますよね……事前ペアとかならわんちゃんですけど……
(-16) ヨキ 2018/01/29(Mon) 17時半頃
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/* >>-13それでは時間があるときに全力疾走で 死亡ロルまだしましょう…
※なんと、ここまでで、私のロルで確定2名死亡している
(-17) Eurail 2018/01/29(Mon) 18時半頃
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/* 実はメモまで世界観溢れさせたい欲があるわけで、なかなかほかの村ではできないので満足…
(-18) Eurail 2018/01/29(Mon) 18時半頃
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──── ──
ー ≪pi……gaga、≫ ≪ga、pi…i…≫
はろーはろー、ぷらねっと
[このアンテナが受信をしなくなってから どれくらいの時が経っただろうか。 一日?二日? …うんと、時間の感覚はよくわからない。
太陽は厚い厚い雲の上。 厚い暗闇のなかでは見えないの。 お星様の代わりにキラリ、信号点滅ぴぴぴ… 何かを知らせている。何かを。]
(12) Eurail 2018/01/29(Mon) 19時半頃
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[零れ落ちた流星群、大地をえぐる。 キラキラ飛び散る灯りは 静かに散って、遠い遠い地平線の向こうに ころころりん転がっていったのよ。]
……はろー…
[ぷらねっと、貴方は私に微笑んでくれすか?]
≪はろー はろー ぷらねっと これは よんまんごせんひゃく にじゅういち かいめのそうしん てすと です≫
(13) Eurail 2018/01/29(Mon) 19時半頃
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/* くっそう、誤字った…
(-19) Eurail 2018/01/29(Mon) 19時半頃
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/* 折角なので、元ネタとは違うけども同じく宇宙を題材にしたとある二つの村をコンセプトにしたものもやろうかなと
(-20) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時頃
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[ふらり、私は今日も受信をしないアンテナから 離れてガラクタだらけの草原を歩いた。 土の感触はもう、忘れた。 裸足であるいたあの感触はいつからかな。
歩く度にガチャリン、砕けて崩れて。 金物な音が虚空を踊った。 その音がとても楽しくなくて、 心を締め付けられて目尻がいつも熱い。
熱い、熱い。でも感情は途切れたの。 ひりひりする頬も触らず、私はかつて携帯電話と 呼ばれたものを蹴っ飛ばした。]
≪Ji、Ji…JiJi、Ga…≫
「…!」
(14) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時頃
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[転がるハーモニー、画面は白く映し出して。 小さなハーモニー、浮かぶ電子音。 覗き込んで首を傾げた私が小さな窓に反射する。]
≪pi kevpi vvepi tapi keopi kcpi kokpi v epi ktvpi ktupi ktkpi kok! pikpifpi kuipi ltpiaaafpkh tpi kovpkikoip aivpi l pi kuepi lfp t kpi koepi koup uakpi vkipi ktupi ktkpi ltpi la!pikpifpikpifp fvuvpi lapi ktipi v tpi vkvp-kfk epi lfpi keopi v upi ktvpi koapi ktvpi ktupi ktk!pikpifpt kfpi keopi keopi v fpi tapi ktipi v tpi lapi kuipi ltp oivkpi ltp ftdp iu api kovp-kf ftpi kofpi ktk!pikpifpikpifpikpifp fvuvpi v epi lap eie p-khatpi ktepi ktupi vikpi koapi lvp aatkpi koep a tapi ktupi lfp-kfieupi ktvpi lv!≫
[手のひらパッパッ、螺子ごと掴んだ私は それをマジマジと覗き込んだ。]
(15) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時頃
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「……なに、これ…」
[ころりん、分からない。 それがなにで、それが語るものを。 小さく飾られたキーホルダーが 寂しく空でゆらりゆらりと、揺らいでいた。
今日は、そんな不思議なものを見つけた記念日]
(16) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時頃
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『あゝ、いつからだったか。 この世界が突如として大きく変わったのは。
俺はそれを見ているだけだった。 …いいや、それはこの星の全員が言えた。
俺らは所詮ちっぽけな生き物って訳だな。
(-21) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時頃
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──── ──
ー
≪Ji、Ji…JiJi、Ga…≫
『どっかの誰かへ。 もし、この携帯電話を拾ったらどうか データは消去して欲しい。 まあ最後まで持ってるかもしれないが』
≪…gi、Ga…≫
『別に、特別何かあるわけではない。 見られたって如何にもこうにも面白くない。 俺の最後の家族も黒い異空間の先に夢を描いて、 そして、飲み込まれて消えちまった。』
(-22) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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『ねぇ、あの向こうには何があるかしら?
…だなんて。知らね、そう言葉だけ返した。 でも、夢見るように語らう姉は数時間後に 行方不明になってしまった。
何がある、か。誰も戻ってこないんだから、 何もねぇんじゃねーかな。知らねぇが。 俺は何も答えられず、姉がよく行く公園で 大きくぽっかりと開いた虚無を眺めたんだ。』
≪…gi、…ga…pii……≫
『わかっかんねぇ、何があったのか。 おしまいは、突然に訪れた。 俺の星の付近に現れた巨大なブラックホールは 無差別に飲み込んで、全てを破壊して行く。 全てを奪って行く、過去も未来も消した。
僕らはただ、滅びを待つ弱者になったのだ。』
(-23) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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[不思議なガラクタを拾って、私は アンテナへと戻ってきたの。 もしかしたら何か、何か変わったことがあるかもって。
相変わらずアンテナはそこにあった。 ずっと、そこに立つそれは 空を目指して顔を見上げっぱなし。]
はろー、はろー…ぷらねっと
[細切れの文字が何を写しているのか わたしには分からないから。 時空を超えたSOS、声持たぬ者に届かぬ思い。 綴られた言葉はあの人と同じ懺悔だったのかも しれないのに。]
わたしは何も知らないわ。
(17) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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『この先に何があるのか知らねぇ』
(-24) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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『だが言えるのは、俺は滅びなんて 受け入れたくないってこと。 姉のように求めたくもねぇ。 だけど、だけど、いずれ俺もブラックホールに 飲み込まれて消えちまうんじゃねぇかなって。
考えたくないが、考えるのが恐ろしく怖い。 怖いから、“ひとりぼっちになってしまう”のが、 堪らなく怖くて、何も考えられそうにない。 怯えて震えるだけの存在になっているから。
だから、俺はこの星が壊れ始めて1642回目の 日記をこうして綴っているんだ。』
(-25) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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[わたしにはこれが、読めないもの]
(18) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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≪きょうは ふしぎなもの みつけた きらりと ひかって おとがしたの でも もう うごかないんだ
はろー はろー ぷらねっと これは よんまんごせんひゃく にじゅういち かいめのそうしん てすと です おうとう せよ おぉばぁ≫*
(19) Eurail 2018/01/29(Mon) 20時半頃
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[穴を抜けると、鼻先に細い支柱。 キャア、と甲高い歓声が聞こえて、柱が動く。慌てて身を引いて、それの正体に気づいた。人間のメスが好んで履く、ピンヒールの踵。 機能性のない履物が普及するとは、ヒトの考えることは分からない]
「素敵。私もいただくわ。 どうせなら、縁日では食べられない、大人の味がいい……そうね、マスター。お願いがあるの。『焼き氷』が食べたいわ」
[声の主は、こちらには気づかなかったらしい。串刺しを免れた幸運に胸をなでおろし、そっと彼女から離れた。]
(20) kumiwacake 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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[どうやら、ここは酒場のようだ。数名の男女たちが思い思いに語り、笑い、酒を酌み交わしている。奏者が奏でるピアノの音色は、しっとりとバーになじむ。 飲食店は、ネズミを忌み嫌う。見つからないほうがいいだろう……もっとも、人類とネズミの関わりは、歴史的に見ても友好的とはいえない。ネズミは幾度となく人類の食料を奪い、病をもたらして来た。人類は人類でアシモフの同属を大量に殺し、あるいは実験台にしている。先ほどの遊園地はかなり特殊だ。]
[見つからないように、あるいはいつでも全力で逃げられるように。警戒しながら移動する。とはいっても、店の居心地は良いらしい。客たちは料理や話に夢中になっており、店主にさえ気をつければ、見つからない気がした。 がりがりがり、と騒がしい音。機械が氷を噛み砕き、氷菓を作り上げていた。なかなかに勢いが良く、氷のかけらがヒゲに当たる。頭をひとつ振って、振り払った。]
(21) kumiwacake 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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[今はここにいるべきではない。頭を振って、他の水道管を探す。営業時間中の飲食店、食料こそ溢れているが、探索するにはリスクが高すぎる。 ぽとり、種がひとつ落ちてきた。コーンだ。 コーンは床を転がり始めた。せめてひとつぐらい、この世界からの戦利品があっても良いだろう……アシモフは、黄色い種実を求めて走る。 けれど、まるで意思を持っているかのよう。御伽噺のおにぎりのように転がり始め、水道管の中へと転がり落ちる。 アシモフは迷わず、コーンを追って世界を後にした。]*
(22) kumiwacake 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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|
[二人は静かに待っていた。 男は救援を、少女は獲物の到来を。
跳躍のグラスホッパーと、目を焼くほどの光を放つスパークルを相手に接近戦一辺倒の少女が立ち回るのだろう……彼女が財団の保護下に入ったとして、こんな幼い子供を、彼らはどう扱うのだろう。]
ところでアイアンメイデン。 君こそどうしてこんなところにいるのだい?
[男は懐中に浮かんだ疑問をそのままぶつけてみた。 もし信念を持って“財団”と敵対するのであれば、不死身とはいえ男をそのまま寝かせておくまい。 問いかければ少女は肩を竦めて言った。]
「他に行くところも無いもの。」
[芝居がかった仕草と相まって、それは決まった台詞かのように聞こえる。 それがあまりに哀れで、男はそっと彼女の頭を撫でようと手を伸ばした。]
(23) ヨキ 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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|
ッ……!!
[その手を、少女の棘が深く貫いた。 少女は「やめてよ」とそっぽを向いて、ぼんやりと床の継ぎ目を見つめている。]
「さしたくないっておもっても、むりなの。 このとげは、わたしにちかづくひとをさしちゃうから」
[男は掌から溢れ出る血をじっと見つめている。 傷は、時間が経てば癒える……事実、眉間を貫いた傷はもう塞がりつつある。 だが……]
なら、君を抱き締めてあげたい時はどうしたらいい?
(24) ヨキ 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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[男の問いかけに、少女は悲しげに微笑んで、首を横に振った。]*
(25) ヨキ 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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『お前と一緒だな』
[悪魔は哀れむような声音で言った。]
『可愛がって欲しいのにこんな面倒くさい身体になっちまってさ。 撫でてももらえず、抱き締めてももらえず。 人間の物好きには飽くことがないな』
[悪魔は我々の気持ちは分かるまい。
しにたくないのにしねない苦しみも あいされたいのにあいされない悲しみも。]*
(*0) ヨキ 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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/* おおー綾辻おる!
(-26) ヨキ 2018/01/29(Mon) 21時半頃
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/* とってもよく見たことがある酒場だと
(-27) Eurail 2018/01/30(Tue) 01時頃
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|
/*
ラ神がここに行けって
(-28) kumiwacake 2018/01/30(Tue) 07時半頃
|
|
/* 実は酒場村番外をここで書くか悩んでた はよう、帰りに締めを書きますね(シルクを引きずる)
(-29) Eurail 2018/01/30(Tue) 14時半頃
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|
[インカムから、グラスホッパーの声がした。「もうすぐ着く」と。 敵に思い切り傍受されているが構いやしない。 私は動けないし、彼女も動こうとは思わないだろう。
新しい掌の傷はじくじくと熱を帯びている。]
ねえ、アイアンメイデン。君の名前は?
[ヒーロー同士名前を名乗り合うことはタブーであった。 案の定、彼女は首を横に振った。 男は口を曲げて一瞬だけ考えると、もう一度提案した。]
(26) ヨキ 2018/01/30(Tue) 18時頃
|
|
君は、恐らく遅かれ早かれ、殺されてしまうよ。 誇張でも脅迫でもなく、ね。
その棘が、君の意思を超えて動くとしても彼らには関係がない。
[仲間二人はそこまで人非人ではない……けれど、財団はどうだろう。 男の不死性を確かめる実験のために、残虐非道な実験を幾度と繰り返してきた彼らは。]
(27) ヨキ 2018/01/30(Tue) 18時頃
|
|
『おい、そんなことをしてどうするんだよ』
[悪魔は嗤う。]
『お前より“老い先短い”その子を連れて逃げて、その先はどうする。 財団を敵に回して逃げるのか、それとも……お前がその子を殺すのか。
ハ、ハ!死ねない以外何の特筆すべき点もないお前ごときが!』
(*1) ヨキ 2018/01/30(Tue) 18時頃
|
|
[けれど、もう悪魔が何を言おうが、私は己の意思で動こう。 死ねない身体でこの先地球が滅びてなお生きねばならぬとしても、私に残る極僅かな“人”としての部分が、この子をこのまま殺させたくないのだと。
それは果たして善なのか、私には分からない。 結局私は彼女を苦しめるだけかもしれない。
死ねない以外特筆すべきところがないヒーローの私が彼女を救ってやれるのならば、きっと死ぬほどうれしいのだろう。]
……私は、ハワード。ハワード・マクレラン。
[ヒーローとしての掟を破って、何百年ぶりに名を名乗った。 何百何千年経とうと忘れられなかった、私の人としての部分だ。]*
(28) ヨキ 2018/01/30(Tue) 18時頃
|
|
/* どうしても癖で一人称ロルになりそうだったのを、やっとちゃんと正式に一人称に出来た……。 ゆるゆるアイアンメイデンちゃんを助けようかなと。
(-30) ヨキ 2018/01/30(Tue) 18時頃
|
|
≪このこえ きこえます か≫
私はここにいるよ。 私はここにいたよ。 私はここにいたの。
[私は、確かに、ここで生きていたの。 どんなに誰かに伝わらなくても、 どんなに私がずっと一人ぼっちでも。]
≪はろー はろー ぷらねっと≫
[ひとりは寂しいから。 誰かに見つけてほしくて、 誰かに見つけられたくって。]
(29) Eurail 2018/01/30(Tue) 20時半頃
|
|
[そのために、このアンテナ伸ばして 誰かに見つけてもらえるため 見えない誰かに許しと願いを媚びるため
いつしかのあの人を真似るように]
遠い遠い空に夢を乗せて 遠い何処かへと言葉を投げた
[ひとりぼっちが、苦しいから]
わたし、アンテナ、伸ばすの もっと…
誰か……だれ、か…
(30) Eurail 2018/01/30(Tue) 20時半頃
|
|
≪これは よん んろく ひゃく さん ゅうは かいめのそうし てす と
で す≫
(31) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
|
|
≪ga、gagaga…≫
「……」
[指が痺れる感覚がする。 胸が苦しくて、左腕の感覚もなくて、 喉の奥にホースあるみたい。
込み上げるものは何かしら。 迫り来るものは何かしら。 真っ赤なお花を久しぶりに見たわ。 それはとってもとっても甘美で、久しぶりの色。]
≪……gaga、ga…≫
[黒いガラクタだらけのノルジスタ。 もうだれも生きていない、 ただあるのは終わりのない戦争を繰り返す 意思を持たない機械の兵士たちだけ。]
(32) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
|
|
[わたしは、その世界でずっと、 ガラクタを集めて生きていたの。
ずっと、ずっと。何千日も。 誰かに見つけてもらえるその日まで 全て夢見て。]
≪hyu……ha、h…≫
[誰かに苦しかったねって言って欲しかった。 誰かに、こんな世界にしてごめんなさいって 叫んで伝えたかった。 だけど、それを伝えられる人はこの側にいない。]
(33) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
|
|
[きっと、きっとこれは… いつかの、どこかの、だれかの話だって、 誰かの目線では、そう言われるのかな。
いつの、どこの、わたしの話だって …わたしが、ここにいたんだって、 誰か、わたしを…わたしを……]
ひとりが、寂しい…よぉ…
[ノルジスタにも捨てられた。 わたしは、長く生きすぎて 衰えていたんだろうなぁ…
目の前ひぅるり光の榴弾。 転がり流れる流星や、 目を奪われた挙句に貰い受けるは存在意義のみ]
(34) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
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は…ぅ……
…っ…つぅ、し……しな、いと
[今日も、誰かに私を見つけてほしくて。 霞む視界、痛みが響く腹部、 わたしは指先を伸ばして、求めるの]
──はろぉ、は…ろ…ぷらね、と …ひっく… こ、これ、 ──は、…
[届いて、届いて]
(35) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
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とど、…て…よ……
(36) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時頃
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≪BiBi…gi、BiBiGA──…≫
はろー はろー ぷらねっと
[高く高く、積み上げたのはガラクタ 高く高く、伸ばしたのはアンテナ どんどん積み上げて、もっともっと遠くに 姿形見えぬ誰かに、この想いを伝えるため]
≪Bi BiBiBi、Bi…BiBiBi──…≫
[この世界は滅んでしまいましたから。 少しでも、どっかに夢見るのはいいでしょう? どうせこの声が誰に届くなんて]
(37) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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夢にも思ってないから…
(38) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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≪めーでー のんさーち おーばー≫
[わたしは、通信を おわり… ます]**
(39) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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/* 届いてるよおおおおおおおおおおおおおおおい
(-31) ヨキ 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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/* 最悪宇宙空間でもハワードは死なないからああぁぁぁああ (ただしダメージは受けるから全身破裂した状態でのお届けになります)
(-32) ヨキ 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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/* これを、ひとりぼっち惑星BGM30分耐久を 聴きながら読むとかなり死にます(わたしが書いて死んだ)
(-33) Eurail 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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/* ( ՞ټ՞)ギャァァァァァァ死ねないんだ私は!!! 続きを書く!!!!
(-34) ヨキ 2018/01/30(Tue) 21時半頃
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/* そわそわ
(-35) Eurail 2018/01/30(Tue) 22時頃
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[私の名乗りに、少女は少なからず驚いたようだった。藍色の目を見開いて、半開きの口が何事化を呟いたけれど、そんなものはどうでもいい。
使い物にならない手をついて、少女の方へと身体を引きずっていく。]
「……だめよ……」
[少女の拒む声も厭わず、じりじりと距離を縮めていく。 少女が本気で拒むのなら、走って逃げればいい。 だが、彼女は近付く私に震えはすれど、動くことは無い。
もう一歩、少女との距離を縮める。]
(40) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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[そしてーー私はアイアンメイデンの裸の肩をそっと抱き締めた。
私と触れた箇所に生えた無数の棘が、掌、腕、顔……数多の傷を作っていく。
感覚の危うい指の先が、彼女の髪の一筋に触れていた。
かつて子供にしたように、とはいかずとも、慈しみを込めて私は言った。]
大丈夫。死ぬほど痛くとも、私は死なない。 ……君の、名前は?
[暗に、ヒーローとしてではなく、人として生きよ、と。 少女は見開いた目から、ぽろりと涙の雫を零した。]
「むりよ……ふくもきれないし、きずつけるつもりがなくても、とげがでちゃうんだもの……」
(41) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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大丈夫、私は、死なない。 傷付いてもすぐに治る。 ……一緒に逃げよう? お互い厄介な力を持っているが、どうにか生きる道を共にみつけようじゃないか。
[深く食い込んだ棘に肉が裂けても、彼女を更にきつく抱き締めようと。
ややあって、少女は血で顔を汚したまま、はっきりと私の目を見て言った。]
「……でめてる。て、わたしはよばれてた。 わたしのちからじゃとげはおさえられないの…… おねがい、いまはやめて。」
[彼女は、私から後退りしながら呟いた。 「こんなはずじゃなかった、こんなつもりじゃ」と。]
(42) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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「ままがいったの……うまくあなたたちをころしたらほめてあげるって……でも、これじゃだれにもだきしめられたり、あたまをなでたりしてもらえないわ……」
[身体から棘の抜けた私はまた床に突っ伏してしまう。 年相応の子供みたいに泣き始めた少女を慰めるすべを私は持てない。 愛されたくても愛されない、そんな身体になってしまった哀れで愚かな想いは、私が一番知っている。
今まで何度も死ぬような思いをしてきたが、彼女に何もしてやれないのが、死ぬほど苦しくて仕方が無い。
それでも、死ねない私でも、彼女のために何かしてやれるのではないか……そんな希望を捨てられない。 起き上がることも叶わなくなった肉体の檻の中、どうやって仲間に言い訳をして、どう彼女を逃がしてやれるか、遠くに思いを馳せている。]*
(43) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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ー ××年後 ー
[古びた遊歩道のすのこは、踏み締めるとぎぃと軋む。 なるほど、ちらほらと観光客の姿が見えるが、最近周辺で起きたヒーローと悪の組織との戦いのせいで花の盛の季節の今でも客足は遠のいているようだ。
人ならざる者達の争いになど、人は巻き込まれたくないのだろう。
湿地帯には、人里には咲かぬ花がこんなにも美しく花開いているのに。]
……大丈夫ですか?
[私は数歩遅れて歩いていた連れ合いを振り返った。 金色の美しい髪を輝かせ、流行りの服に身を包んだ姿に思わず振り返る観光客すらいて私はほんの少し誇らしくなった。]
(44) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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ほら、ヒールなど履いてくるから……。
[すのこの隙間にヒールが食い込んでしまったのだと悪戦苦闘している様子に、苦笑しながら手を伸ばし……]
……ッ、
[ちくり、指先を刺した小さな棘に、ほんの少し顔を顰めた。 連れ合いは藍色の目を見開いて、酷く狼狽したようだったが、そんな時は私はまた笑ってみせるのだ。]
大丈夫。死ぬようなものじゃない。ちっとも痛くないさ。
[生きていれば傷は癒える。 君が傍で笑っていてくれるのなら、もう、私の中の悪魔は嗤わないだろう。]**
(45) ヨキ 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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/* シルク「抱きしめ…られたい…」じぃ
(-36) Eurail 2018/01/31(Wed) 00時半頃
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/* メイデン「ぎゅーっ」
(-37) ヨキ 2018/01/31(Wed) 01時頃
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/* 寝落ちそうだから挨拶する! この度は突発でしたがお集まりいただきありがとうございました。 多分またムラムラしたら建てるかもしれないし建てないかもしれない。TLで、ハワードの世界観を引き継いだバトルものをやろうと画策しておりますが、お時間とご興味あったら是非。
おやすみなさいませ**
(-38) ヨキ 2018/01/31(Wed) 01時半頃
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[アシモフが追いかけるうち、コーンはポンとはじけてポップコーンになった。白くてでこぼこしたそれは、水道管の中をころころと駆け巡る。 彼は行き先を知っているのだろう。迷うことなくつき進んで、どんどん香りを増していく。 それはそうだ。ポップコーンがいるべき場所といったら、遊園地と、もうひとつ。]
[そして、彼の世界へと飛び出した。アシモフも後を追い、高層ビルが立ち並ぶ路地、そこにひっそりと構える古びた建物を見た……気がした。 けれど、幻覚だったのだろう。足をつけるころには、みるみる清潔な白い床と壁が延びて、幸せな香りは消えうせた。ツンとくる薬物のにおいが鼻を刺し、アシモフはフンと息を吐く。]
(46) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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[ころり、ベッドのそばでポップコーンが止まる。]
「おや。なぜこんなところに」
[飛びつこうとして……先客のほうが先にそれをつまみあげ、あわててアシモフはベッドの下に隠れた。]
「ポップコーンは遊園地か映画館と決まっているのに。病院には似着く交わしくない。ねぇ、君もそう思うだろう? ミスター?」
[だが、先客には見つかってしまったらしい。すぐにベットの下を、ひょいと男が覗き込む。ぎくりと体をこわばらせた。 無精ひげを生やした中年男性だ。伸びた前髪が目を隠し、その表情は見えない。]
(47) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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[どうやら、ここは病院のようだ。医療機関はねずみを嫌う。アシモフは内心臍をかんだ。 幸いなことに、この男に関してはねずみに対して友好的なようだ。ひくひくとひげを揺らし、できる限り自分を愛らしく見せようとした。]
「君は……あの映画館の使者かい? それは猫の役目だと思っていたけれど」
[作戦は成功したのだろうか。男はくすりと笑うと、ポップコーンをベッドの下に置いた。 取れ、ということだろう。ありがたく頂戴して、この世界をおさらばしよう。 けれど、そう簡単にはいかないようだった。ドアが開いて、もう一人の男が入ってくる。やぁ、親父殿、とうれしくもなさそうな声が聞こえた。 新しい客は、男の父親のようだった。彼はすぐに本題に入った。 どうやら、療養期間を終えた後の進路について尋ねているらしい]
(48) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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「将来かい? そうだな……夢のある仕事をしたいね。映画に携われたらもっといい。脚本家や、映画監督なんてどうだい?」
[あまり現実的な案ではないのだろう。父親は深く息を吐いた。]
[話しこんでくれるならありがたい。アシモフはそっとベットの下を抜け出すと、水道管の中にもぐりこんだ。 病室には、二人の男が残される。]*
(49) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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[―――ねずみがベットの下から抜け出すのも、もちろん息子は気づいていた。その尻が、壁にあいた謎の管にもぐりこんでいくのを、ぼんやりと見送る。 穴は、尻尾まですっかり迎え入れると、静かにふさがった。父からの説教を右から左へと聞き流していたが、その不可思議な現象におもわず口元がほころぶ。 お前は現実が見えていない。病院からも出ていないお前に、そんなことができるはずがない。そう語る父を、手で制する。]
「親父殿こそ分かっていない。オレたちはどこにだって行けるんだ」
(50) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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[これがあれば、と自分の頭を指差す。 脳に、縦横無尽に、けれど緻密に張り巡らされた神経。 きっとそれは、まるで現代社会の水道管のように、あちこちに繋がっている。ぱっぱとねずみが走るように、微細な電気が駆け巡る。 そうすれば、自分たち人間はどこへだって行けるのだ。 あるいは、奇妙な遊園地。 あるいは、お洒落なバーに。 あるいは……古びた映画館に。 そうして、さまざまな物語をつむぐ。恋におぼれる少女の話。宇宙の果ての孤独な話。休息を奪われたヒーローの話。 自分たちは、脳さえあればどこへでも行ける。何にでもなれる。今だった脳にはだくだくと血が送られて、あらゆる世界を支えている。]
(51) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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[きっと、自分たちは、脳みそがある限り、あまたの物語を渡り歩く。水道管をかけめぐるねずみのような存在なのだ。―――そうだろう?]
[胸のうちで、もう二度と会うことは無いであろう老紳士に語りかける。ちらり、戸棚に置かれたDVDを覗き見た。]**
(52) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時頃
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/*
これにてアシモフは〆です。 同村者の皆様、ありがとうございました。ソロル村は焦らなくて良いのが良い……! なお、どっかの灰で書いた通り、今回出したNPCズは過去に参加した素敵なムラムラから出しました。
(-39) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時半頃
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/*
過去キャラのステマのつもりで書いたのに、同村してなかったら分からないようなネタになってしまったのが反省点。 とはいえ、楽しく過ごさせていただきました(一人で ありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。
(-41) kumiwacake 2018/01/31(Wed) 04時半頃
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