68 熱砂の絆
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
戦慄の走るなか教会の鐘が鳴り、新しい法律が発行された。今夜より解決のときまでひとりずつ、人狼が成り代わった村人を処断する義務を負うという。
聖貨騎士団の物々しい姿に追いつめられ、集められた「容疑者」たちはルールを定めた。投票により怪しい者を決定すると。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろう。それも村のためにはやむを得ないのだ……。
現在の生存者は、アルフレッド、ヤニク、ヨーランダ、シビル、フランシスカ、ペラジー、ラルフ、ホレーショー、レティーシャ、ダン、ケヴィン、カリュクス、オスカーの13名。
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[衣服を脱ぎ、着替えていく様に、そのしなやかな肉体に見惚れるように眺めて微笑む。 ヨーランダに恥ずかしがられても対応に困るが、此方も男性の着替えを見ることに対して羞恥心を持つ様子もなく。]
人には得手不得手というものがある。 あなたはそれでいいんじゃないかな。
[途中着にくいところがあれば、手伝いながら。 露出した胸部にある傷痕を―――一度だけ、そっとなぞった]
(0) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[ケヴィンと密着すると一瞬身体を固くするが、優しい言葉をかけられると少しずつ緊張をといていき]
すみません、えっと、ご心配おかけしてしまって。 でも、なぜ直々にここまで……? 他にも用事をいいつける相手はいくらでもいるんでしょう?
[今目にしている様子が今までのイメージと違いすぎてどう解釈していいかわからない。 ただ、偽りではないのだろうということはわかるから、疑問だけが頭に渦巻いていた]
(1) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― 王の間 ―
[不審者騒ぎが起きてから数日後、 苛立ったように歩き回る王の足元で、 報告した者が平伏していた。
王の手には、書状とおぼしき紙がある。]
なんということだ。 連中、我らの掟を侮辱するに留まらず、 脅すような真似までしてくるとは!
[ばさりと手紙が地面に投げつけられた。]
(2) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[王を苛立たせた書状は、外国からのものだった。 曰く、他国人を不当に勾留し、出国を許さないのは 許し難い犯罪だ、と糾弾してきたのである。
「被害者」を解放しなければ、実力行使も辞さない、と 書状は強い調子で結ばれていた。]
誇り高き我ら片翼の鷹を犯罪者呼ばわりとは、 まったくもって許し難い! すぐに断固断ると返事を送りつけてやれ。
[激高する王に、側近が「ですが、」と口を挟む。 実力行使も辞さないと言ってきているからには、 サラサへの流通を止められるかもしれない、 或いは、最悪の事態も考えられる、と。]
(3) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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……構わん。 《片翼の鷹》は、その程度の脅しには屈しないと 帝国主義の連中に見せつけてやればいい。
[きっぱりと言い放って、王はそれ以上の話を打ち切る。 外国から高圧的な書状が届いたという噂は、 その日のうちに宮殿中に広まった。]
(4) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― ヤニクへの手紙 ―
[あなたのもとへ、上質な紙に書かれた手紙が届きます。 差出人は、表には書かれていませんが、 中を見ると、とある外国の皇室からのものとわかります。
内容は、婚姻の申し込みです。
あなたをサラサで見かけたのか、 なにかの折りに噂を聞いたのか、 あなたを妻として娶りたい、という願いが綴られています。
手紙の最後は、こう結ばれています。]
「あなたを私の妻として、我が国にお迎えし、 あなたの国と私の国の架け橋になっていただきたい。 そう、切望しています。」
(-0) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― シビルへの手紙 ―
[あなたのもとへ、帝都からの手紙が届けられます。 差出人は、医師として幾度か関わった相手からのものでした。
誰からも匙を投げられていた病を治療してもらったことへ 感謝を綴る言葉に続けて、助けて欲しいと書かれています。 曰く、息子が同じ病に冒されていることがわかり、 もはや、先生に縋る他はない、と。
どうか戻ってきて欲しい、という 切々たる思いが綴られていました。]
(-1) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― ラルフへの手紙 ―
[あなたのもとへ、手紙が届けられました。 差出人は見知らぬ名前ですが、 中を開くと、驚くべき報せが記されていました。
差出人は、あなたの曾祖母に当たる人に連なる人。 家系の世継ぎを不幸な事故で亡くし、 断絶の危機に陥ったところで、 砂漠の民に嫁いだ一族を思い出したとのことです。
どこで知ったものか、白い肌を持つあなたのことを聞き、 これも神の導きとして、家と領地を継いでもらいたい、 という、懇願にも似た要請でした。]
(-2) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[足音を聞き歩くうちに頭も冷えてくる。僅かだが。 咄嗟の事であったとはいえ、飲み込むべきだった。平静を装うべきだった。 あれでは、普通の男の反応ではない。]
………。
[強い感情を露わにしたのは、久しく無いことだった。]
(5) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[部屋に戻ると、少し前のことには一切触れず、 暫くは注意しておくようにと改めて王からの通達を伝えた。 業務連絡のようなものだ。]
部族の民に不審を抱かれぬよう、 そして自身の身に危険が及ばぬように、ということ。 現にあなたは一度こんな目に遭っているわけだし、意識に努めてほしい。
それで、サイモンの病状はどうだったの。 会ってきたのだろう。
[話を切り替えて、使用人の容態を問うた。]
(6) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― レティーシャへの手紙 ―
[あなたのもとへ、手紙が届けられました。 差出人には見覚えはありません。
中を読むと、あなたの歌声に感動した、という 資産家からの手紙でした。
遠い街であなたの歌に感動し、 サラサまで追いかけてきたものの見失い、 ようやく、砂漠の民と共にいると突き止めたようです。
その歌声で世界中の人を感動させられる。 君ならば、歴史に残る歌姫になれる。 その素晴らしい才能を世に出す手伝いがしたい。 手紙には、そう綴られていました。]
(-3) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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― オスカーへの手紙 ―
[あなたのもとへ、手紙が届けられました。 差出人は、あなたの妹です。
あなたが居なくなって以来、必死に探したこと、 風の噂に、あなたが砂漠の国に連れて行かれたと 聞かされて、こうして手紙を出したこと、
帰ってきて欲しい。 寂しい。会いたい。
そんな内容でした。]
(-4) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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―――ああ。
思わない。あなたを蔑むなど。
あなたが望むなら、あなたと悦びを分かち合いたい。
溺れていいと言ってくれるのなら、 どこまでも、共にいきたい。
もっと ――― ほしい。
(-5) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[潤み、溶けかけた薄紅が、ふいと伏せられる。]
だがほんとうに、こんな私でもいいのか? 誰にでも尻尾を振ってしまうような私でも…?
もうだれも、あ―――
[弱気を吐き出していた体が抱き寄せられ、 言葉を発しかけた唇が塞がれる。
柔らかな場所を這う濡れた感触に、 吐息が甘く溶けた。 もっと、とねだるように、舌を絡ませる。]
(-6) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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/*
………!
(いちめんのしば)
うぇい どうやってしゅうしゅうつけようかってか なー あっはっは ひゃっほーい(壊
(-7) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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/* なんかきた!なんかきたぞ!w 国王陛下から秘話が来て一瞬どきっとしてしまった。
ふんふん…… なるほど。
(-8) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[自分の想いは、相手に退路を与えられる程余裕などないと示すように、強くしがみつく。 そのつむじにふわりとした感触が訪れて。]
………っ?!
[狙ってか否か、指から力が抜け、肌を滑った。 驚きに涙も止まる。]
……ダンさま―――――……?
(-9) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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/* おっとどっちの部屋だろ。こっちでいいのかなか?
(-10) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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なんでって……。
[オスカーの言葉>>1に、一瞬戸惑いの表情を浮かべる。 何故、こうもこの少年に心を掻き乱されるのか。 それは、自分自身が一番知りたいことでもあった。]
……別に、理由などない。 お前は俺のものになったんだから、俺が面倒を見るのは当たり前のことだろう。
[わざとぶっきらぼうな口調で応えつつ。 自らの言葉で不安に駆られ、そっと、オスカーの表情を窺う。 その心情を表してか、オスカーの身体を抱く腕に、微かに力が籠められた。]
(7) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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─ シビルの部屋 ─
[>>630酷い咳に、眉根を寄せる。 今までの発作の頻度については聞きとっていたが、最近は改善しているという自己申告があったはずだが]
大丈夫か? ……そのままに、胸の音を聞く。
[シゼを抱き上げると寝台に運び、寝かせた。 咳の度に酷い上下を繰り返す胸に、服の上から耳を押し付けた]
(8) 2013/01/14(Mon) 23時頃
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[侍女から封筒を渡されると同時、これがこの土地のものではないこと、紙自体も、封をする蝋に押された印も高い身分を思わせるものであることを訝しげに思う。]
……この手紙がきたことは、兄様―――…王や、側近の者たちは知っているの?
[侍女に見えぬよう中身を見れば、改めて頭痛がするような気がした。 もしこれを王が知れば―――どうなることか]
(-11) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[寝ているシゼの顔へ後頭部を向け、右耳を押し付けた形だ。 自然と、左乳房の上辺りを頬が圧迫するようになる。濃い茶の髪が、もうひとつの山の頂きをくすぐって]
……。
[山の感触に気が取られるが、今はそんな時ではないと自制して]
(-12) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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……恥ずかしいのは、嫌ではない?
[無防備にも、許容の言葉を口にすれば、 男は浸け込んでしまうというのに]
逃げることを許す、と言った言葉を私が取り消すことは無い。
(-13) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[着ていた服は近くの椅子にかけて、この国独特の民族衣装を着る。 服を最初前後逆に着てしまいそうになったり、ターバンを巻くときはどう巻けばいいのかなどをファラ>>0に手伝ってもらいながら]
どんな得手があったかは覚えてないけれどね。
[いくつかここで過ごしていく内に見えてきたもの。だがまだ何か隠れている気もする。 そっと胸近くの弾痕をなでるファラの指先が擽ったく困ったように笑みを浮かべてどうしたのかなというように首を傾げてファラをみつめた]
(9) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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痰が絡む音がしているな。 あまり良くない。 中庭に出たせいだろうか。すまなかった。
[咳が落ち着けば耳を離し、シゼを見下ろしながら考えこんだ]
それと、心拍数も随分多いようだ。 今日はもう休んだ方がいい。
(10) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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──けれど、その代わり。
[そう言って、動きの止まったレティーシャの頬にかかる髪を梳く]
逃れようとしないのならば、拒絶の意志は無いものと取る。
[顎を捉えて、顔を上げさせた]
(-14) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[散々に指先で弄った唇を軽く舐めてやってから、
深く、口付ける]
(-15) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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― 追い立てられてすぐ後 ―
[>>5恩人の背後の鬼が少しづつ小さくなっていくよう感じ、 怒りに一番効果的なのはやっぱり時間だなーとか、 やや明後日の事を考えながら部屋に着く。
>>6伝えられたのは、さきほど物置で聞いた事の補足に近い。 了解と、ひらり手を返す仕草は軽かったが、逆らう様子は見られない。
話が同僚の事に及ぶと、 いつも真っ直ぐ見上げてくる瞳から、視線を逸らした。]
(11) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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…あんまり良くねぇな。
砂漠の生活で、体がまいっちまったんだろう。 食事もまともに取れてねぇみたいで、だいぶ痩せてたな。
[死相が見えた、などとは言わないが。 声の調子は少し落ちてしまった。]
(12) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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ところで、 「帰るなんて許さないユルサナイ……!」 っていう方向に嫁が目覚めるかと思ったら、 「ウソついてごめんなさい」 の方向だった。
嫁はいつ病むのだろう。 足に穴をあけて紐を通して縛ってもいいのよwww
そして、オスカーへの手紙は、ホリーからのものだと予想。
(-16) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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/* もしかして:ラルフは女性
(-17) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[侍女は、サラサの荷物から手紙を見つけて、 直接あなたに届けた、と言います。 他には誰も知らないはずだと。]
(-18) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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なんでも、無い。
[ヨーランダが着替えを終わると、数歩離れてその全身を見る。 満足そうに頷いた]
うん、すごく…似合うよ。 白い肌と相まって、すごくエキゾチックな感じだ。 後ろから見れば一見部族の人にも見えるし、サラサへはこれを着ていこう
[くるりとヨーランダのまわりをひとまわりして、見て言う。 外国人が増え、襲撃されたという噂もきくから―――少し心配だったのだ。]
(13) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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……っ、ゃ、じゃ、ないです……っ、
[それを告げるのも恥ずかしいけれど、全て主に与えられる感情なら、喜びに変わる。 顔の火照りを冷やすように、二の腕に頬を摺り寄せた。]
……逃げたくなる日なんて、来ません。
[主の気遣いは分かっている。 小鳥の境遇を思えば。 ただ、もうこの小鳥は、たとえ扉が開いていても籠を出るつもりなど毛頭なかった。]
(-19) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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─ 坑道 ─
[「ほしい」と肯定する小さな声。 愛おしいと思う。
けれど、薄紅の瞳はすぐに伏せられて、自分はまだカリュクスの不安を消し切れていないのだと感じる。]
(-20) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[舌を吸いあう接吻けでも、切ない空隙は埋まらない。]
そんなに自信がないのは何故だ? おまえはこうして求められて、居場所も役目もあるというのに。
「もうだれも」?
[途切れた言葉を拾って繰り返す。]
(-21) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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王族ともなれば直接雇う相手も多いと思うのですが。 ……この国ではそういうものなんですか。
[仕える者が使いに来ただけでお茶でもてなしてくれたシゼのことを思い出す。 文化や風習が異なるのだから立場に対する役割や意味合いも異なるのかもしれないけれど]
でも、それでは……僕はなんのために雇われているのか……。
(14) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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>>13 ヤニク視点でのエキゾチック(異国的)は帝国の服装な気が。
いやきっと、帝国語での「エキゾチック=民族的」が、民族的には「母国的」という意味になるんだな。
(-22) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[侍女の答えを聞くと、すっと手紙を折りたたみ、封へと今一度片付ける。]
そう…ありがとう。 以前に購入した品についての連絡だったの。 この時期に兄様たちに心配をおかけしてはいけないと思ってね。 外国製品など捨ててしまえって言われたら、困ってしまうもの。
[この時期、というのは、外国から届いた書状だ]
だから、このことは私とあなたの秘密だよ?
[約束。 そういって、部屋に合った宝石のついた小さなピアスをひとつ手渡した]
(-23) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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別に雇った相手全部を俺が直接面倒見る訳ではない。
[不機嫌そうに告げてから、つと口籠もる。 一つため息をつきながら、オスカーの身体をぎゅっと抱き寄せた。]
言っただろう……俺の、傍に居ろと。 戻ってこない時、どれだけ心配したと思ってるんだ。
[恨めしそうにオスカーの目を見つめる。 その後、困ったような表情のまま、小さく笑みを零した。]
……お決まりの仕事よりも、な。 お前はお前にしか出来ない事を、してくれればいい。
(15) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[夜をイメージしたような藍地の布に月色の刺繍に服に、頭で巻いたターバンの布を最後に首に巻き終えた後、ファラ>>13が眺めるのをいいこで待っている。 その間にも蛇が足元からはい上がってきてはいたがそれはそれ]
ラルフさんに感謝だね。 ファラがそういうならサラサにはこれでいこうか。
[自分では選びようもなかっただろう。金もなかったわけだが惜しげもなく提供してくれる厚意に、この二人の間の友愛をみた気がしながら、軽く体を動かし機能性にも長けているというのをチェックしていた]
(16) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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/* 王の、☆投票してね☆がかわいいな。うん。
(-24) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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……ぁ、
[顎に手をかけられ――唇が、降りてくる。 弄られ充血した果実の味見をするように舌が表面をなぞり]
――――んン…………っ!
[先程自ら重ねたものとは比べ物にならない位強く主の唇を感じた。 衝撃に開いた小さな入口から、熱い舌が割り込んでくる。 歯列をなぞり、小鳥の舌を追いかけては突き、縦横無尽に動いた。 行為自体は何度も経験したものだけれど。 相手が想う相手だと、こうも違うものかと眩暈がする。]
んんんぅ!
[上顎の裏を舌先が強く通りすぎ、余りの快感に小鳥は身を捩らせた。]
(-25) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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重いのか。 あなたが来てからも長く彼の顔を見かけていないから どうしただろうとは思っていたけれど……
[ホレーショーの声の調子からも、容態が思わしくない事を知る。 口元に手を当てて少し考えたのち]
果物の搾り汁なら喉を通るだろうか。 食事が取れなくとも、飲むだけで多少の補給にはなるはず。 今度行く時には、持ってゆくといい。
(17) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[機能性をチェックするヨーランダを眺めながら、サラサでは何をしよう、そんなことに思いを馳せる]
うん、あなたも後でお礼を言うと良い。
[そんな風に言って、贈られた緋色の衣裳を己も手にとって眺め、その日はこれを着よう、と思った*]
(18) 2013/01/14(Mon) 23時半頃
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[生まれ育った者にとってはどうということもなくとも、 砂漠の環境というのは異邦人の身体にはそう易々と慣れるものでもないということなのだろう。
ふと、ホレーショーはどうかと見る。 独特の砂漠の食事もよく摂っているようだ。体力も、少なくとも干からびかけて行き倒れていた時よりは十分戻っている様子。確認するまでもなく至って健康そうだが――と上から下まで眺めて。
頬の紅葉を見つけてしまった。]
……。 く。 ………、
[居た堪れず眼を逸らして、また視線を戻す。 暫くその赤い手形を睨んでいたが……
やがて、ふ、と短く息を吐いて、水差しの水に清潔な布を畳んで浸すと、その頬にぐいと押し当てた。]
(19) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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― それから数日後:人工庭園 ― [外国から高圧的な書状が届いたという噂は、すぐに耳に入った。 ヨーランダも、掃除仲間等からきっと聞いていることであろう。 不安を掻き立てるような話には違いない。 その噂話のせいか、どうか―――時を同じくして、酷く浮かない顔をしていた。]
………。
[一人、木陰、それも人目に付きにくい場所を選んで腰掛け、手紙を見ていた。 読んでいる、というよりは、眺めては、深く、深くため息を吐いて。]
(20) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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すみま…せ…ひゅぅ…すみま…
[今にも手放しそうになる意識を何とか握り締めながら、なお繰り返す。 そのうちに、寝台へと運ばれ、彼の頭が迫り]
(21) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ひゅーっ…ひゅーっ…
[発作はいよいよ酷くなり、咳はすでに強く吸い込む息の音に取って代わられた。 くらい。意識はとうに視覚を手放して、今は痛みと息苦しさだけがほかのすべてを押しのけようとしていた]
[その中に、一点だけ、暖かさが点る]
[掴まえようと縋り付く。 たすけて たすけて 祈るように、抱きしめた]
[やがて発作は収まっていく。腕の中の暖かさが、今度は痛みと苦しさを押しのけていくように]
[落ち着いて吸い込めるようになった空気が、頭にかかったくらい霧を晴らしていく。ようやく事態が飲み込めた。 心臓が、はねた]
(-26) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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…いえ…謝るのは、私です…けほっ…すみません…
…そう…ですね…休ませて、いただきます…
[シビルの指示に、従って、部屋を出ようと、起き上がろうと、力をこめる。 何とか、体は起きるようだ]
あの…先生、実は、一族の者たちの間に、よからぬ噂が立っているのです 外から来た者たちが、怪しい動きをしているのを見た、と 先生にも、疑いの目が、向くかもしれません どうか、お気をつけ、ください…
[切れ切れに、せめてそれだけはと告げて、部屋を辞する。 シビルの顔は、見られなかった]
(22) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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|
僕にしかできないこと……?
[ケヴィンの腕の中、伺うようにじっと見上げる]
でも僕の仕事はほかの人にもできることじゃ……。 あ、もしかしてこの国の人にはさせられないこととかあるんですか?
[国によっては食べない食材もあるという。 できないこと、頼めないことがあるとしても不思議はないのではないかと]
(23) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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|
― 坑道 ―
[求められ、応えてさらに求める。 体はこれほどに素直に蕩けるものを。
心が立ち竦む。
求められることに、怯えてしまう。
そのもどかしさに、拳を握る。]
(-28) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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うん。機会があったときお礼いっとくよ。
[王族の中では珍しく話しやすい。 というか最初白人でいたために王族とも知らずに話しかけて、ちょっと抜けたい(>>1:431)という願いを気楽にお手伝いしてしまった相手であるため今更無礼とはいわれないだろう。 ファラ>>18が嬉しそうにドレスを体に合わせるのをみて、それを着てるファラを想像した。 きっと似合うだろう、その時は気楽にそういうことを考えていた*]
(24) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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もうだれも、愛さない、と。
許されない、ものだから…
[こつり、と肩に頭を預ける。]
繋がって、求めて、欲望に溶けて、
でも…本当に心溶け合わせることは、 できない、から―――。
(-29) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ダンさま素敵すぎて禿げそう。 ごろんごろんびたんびたん
(-27) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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[ピアスを受け取った侍女は、驚いて、 それから、だれにも言わないと約束した。
外国製品に関する書状だ、ということに 疑いを抱いた様子はない。]
(-30) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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嫁の苦しいロールが。 あう。
(-31) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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|
―それから数日後:人工庭園―
[不穏な噂が耳に入った。 とはいえ外交のことなど口に出せる立場にあらず、話を聞いても何かを決断するのは上の人間である。それが正しい間違い関わらず王国というものは立場の上のものの言葉が通る。そういうものだ。 だからか、不安を掻き立てる噂が広まる中でも、黙々と自分の仕事を終えて、そして]
ばぁーー
[木陰で浮かない表情をするファラ>>20の上、木の枝に足を引っ掛け、またコウモリのような姿勢で驚かせるように上から顔を出した]
(25) 2013/01/15(Tue) 00時頃
|
|
/* 実はラルフが女、な疑惑。 どこかに性別書いていたっけ。 昨日までは疑いなく男だと思ってたけど…。
(-32) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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|
………………だから……。
[オスカーの言葉と、見上げる視線に、小さく息を吐く。 やがて、観念したかのように、ゆっくりと唇を開いた。]
……何度も言ってるだろう。 俺の傍に居ろ、と。
[決まった傍仕えすら置かずに居たケヴィンにとって、これだけ傍に置いて、寝所まで共にするというのは初めての事だ。 しかし、オスカーが戻らずに心配していた時の、あの焦燥を思い出せば――…手元から離す事など、考えたくもなかった。]
(26) 2013/01/15(Tue) 00時頃
|
|
もう起き上って大丈夫なのか? 部屋まで戻るのが辛いなら、ここに寝ても構わないが。
……よからぬ噂?>>2
[シゼの言葉に瞬きをする。 「怪しい動き」の検討がつかない。王宮だけに陰謀術策でも巡っているというのか]
どう気をつけるかははっきりせんが、あまり出歩かないようにしよう。 また調子のいい時に書物を借りに行かせて貰いたい。
[なぜか目をあわせないシゼを、廊下まで見送った。 朝夕かかさなかった診察は、今夜は無理そうだ]
(27) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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アンカーまつがった。
(-33) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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[自体をわかっているのか。 自分の処遇が怪しくなることを本当に理解しているのかさっぱり解らないが、何を考えているのかわからないのはいつものことだ。 上から逆さ吊で出現した男を、もうそろそろ驚くこともなく、半眼で見た。]
……はぁーーー…。
[盛大なため息一つ]
………貴方には危機感というものがないのか?
[ぼそりと言って、視線を逸らした。 手紙は、そっと畳んでふところへとしまう]
(28) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/15(Tue) 00時頃
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「もうだれも、愛さない」?
[思わぬ言葉に目を見開く。]
そういう誓いをたてているのか?
(-34) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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おまえがどんな過去を生きてきたかは知らない。 だが、おまえは、今やこのジッドのレイ・ローだ。
もし、おまえを縛るものがあるなら、
[カリュクスの細い首に架せられた銀の鎖を握る。]
捨て去る勇気を。
(-35) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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オレが手を貸そう。
独りにはしない。
(-36) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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─ 数日後 ─
……俺に?
[トニアから手渡された手紙を受け取り開く。 帝国から戻った隊商がことづけられて来たものだと言う。 開くと、たった数日見なかっただけで、懐かしさを感じる帝国文字が見えた]
……ふん。
[読み終わると鼻を鳴らし、封筒に戻さないまま、文机の上に投げ出した。 トニアが気にしたような視線を向けてくるが何も言わなかった。どうせ彼女には読めやしない]
(29) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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落ち込んで、治ったことなかったからね。
[驚かなかったファラ>>28にあまり残念がることもなく、脚を外してくるりと一回転してから着地してから、ファラと視線を合わせるような高さに屈む]
ファラ。ファラはさ。私がいたら邪魔?
[手紙の行方も度外視して、彼女へと問いかけた]
(30) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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いえっ!…ぁ…だ、だいじょうぶ、だいじょうぶ、です、から…
[ここに寝ても。言われてあわてて否定する。 すぐに落ち着いて、付け加えたけれど。 火照った頬が悟られぬよう、うつむく]
そう、ですね…今は、「そういう者がいる」と、知っておいていただければ… すぐに手出しをするようなものは、いないはず、ですから…
[改めて、付け加えた。部屋を出る。 足元はおぼつかなかったが、トニアが探しにこちらまで来ていた。 支えられるようにして、自室へと向かう]
ええ…ぜひ きてください
[最後にその言葉を言い残すために振り向いたときには。 笑みを作ることができていたと思う]
(31) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ラルフ女性か?
(-37) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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― 追い立てられてすぐ後 ―
あんた結構、周りの事見てるよなぁ…。 ああ、そうさせてもらうわ。
[サイモンの事など知らない方が多かったので感心しつつ、 大体似たような事考えていたようで>>17 恩人に返した調子は、何時ものように戻っていた。]
(32) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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/* くっ…お泊りのチャンス、でしたよね…!知ってました…!
時間軸追いつくよりもそっちを優先してしまうと言う選択肢も…ううーん…(悩)
(-38) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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[元々サイモンは潜入には向いていないが、 今回ここに飛ばされたのは、星を読むことに長けていた事が大きい。 その能力を使い、ジッドのおおよその位置を割り出し、 他の施設の事などと一緒に、帝国に届け伝える手はずだったのだが。 いつまで経っても連絡が来ない為に、失敗した、あるいは継続困難な状況にあると見なされて、後釜として今度は潜入が得意で体が丈夫で見た目もこちら側の人間に近い、自分が送り出されたのだった。
幸いにサイモンが生きていた為、渡された暗号文を帝国に送れば、 今回の任務の大部分は完了する。
その為に鳩も連れて来た。]
(33) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ん?
[そんなわけでサイモンと比べれば雲泥の差でジッドに馴染んでいるのだが 何故だか恩人にはまた睨まれていた。 よく見ていれば、視線を逸らしたり戻したりとせわしない。
不思議そうに離れていく背を見ていたら、 何かを持って戻ってきて、それを押し付けられた。
頬がひやりと心地よい。]
あ、あんがとさん。
[押し付けたままでは不便だろうと、 布を受け取ろうとして手を重ねた。]
(34) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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またすれ違ったにゃー。 トニアがとるなり、情報を聞くなりして、読んでもいいんだよっていうのは伝わったかな?
(-39) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ホレーショーには本部から。カリュには元の国からとして……。 ヨラにはどんな手紙がきたのかな?
(-40) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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……あー、なんだ、悪かった。 体格の事とか、指摘されて気持ちいいモンじゃぁねぇわな。
[きっとコンプレックスでもあったのだろう―――と、 少し顔、もとい頭が冷やされればそう思い至って改めて謝罪を口にする。
重ねた手は、自分のものと比べるとずっと細くて小さい。 自分が体格が良い分それは顕著に感じられた。]
(-41) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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危機感を持つことと、落ち込むのとは、全然違う。
[軽くこめかみを押さえて言うものの、続く言葉には目を瞬く。 軽やかな着地といい、本当に身軽だ]
―――…。 あなたはその問いに、どう応えて欲しいんだ?
私が、邪魔だと思う者の傍にいることを望んでいると思っているのか? 解りきった事を、聞く理由が知りたい。
[どこか気だるげに応える。 懐の中の書面といい、今も進められている婚約の話といい、目の前の男の発した問いといい。 頭痛を通り越して、泣きたいような気分だった。]
(35) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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/* 馬の名前を真面目に考える。 青鹿毛の馬だけに、サンデーとサイレンス……にしたら、怒られるかな。
怒られそうだなやめておくか……。
(-42) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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−幾日かあと・自室−
…けほっ…けほっ…こほっ…
[咳とともに目を覚ます、いつもどおりの日課。 あれから数日。 言い出しがたく、また気恥ずかしさもあって、診察のたびに訪れるシビルに、伝えるべきことを伝えられないまま数日が過ぎていた。 けれど、今日は違う。宮殿の中を駆け巡った噂>>4を、トニアが聞き集め、届けてくれていたからだ。 もう、自分ひとりの気の迷いで先送りになどしていられない。 シビルが診察に訪れるのを、静かに待った]
(36) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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/* すげえ矢鴨になった気分 求婚者編成な。
どうすんだこれ ヨラがんばって。
(-43) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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[問えば、嫌ではない、逃げたくなる日は来ないと口にする。
二の腕に頬を寄せた折、髪の毛の分かれ目から朱く染まった 耳の先が見えた]
……気が変わる日が、来なければ良いと思う。
(-44) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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[口腔を舐れば身を震わせる少女の呼気まで奪うように、 口付けは深く深くなっていく。
竦む舌を追っては、ゆるゆると己のそれを擦りつけた。
口付けながら、先ほど見えた朱い耳を、金糸をかき分けて 指先で探って。耳朶に触れ、裏側を擽り、耳の穴に 人差し指を差し入れては、軽く揺する]
……、…………ふ、
[そうやって彼女の上顎を舌でなぞった時、 身体を捩った拍子に交わした口付けが解けた。
目を眇め、唇の端に零れた唾液を親指で拭う。
追って、再び口付けを再開しようとはしない]
(-45) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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[いまや体の一部となったようにさえ錯覚する銀の鎖。 掴まれれば、涼やかな音を奏でる。
その音が縛るのは、自分の心。 罪に科せられた罰の証。
美しくも痛みを伴う音を、魂の響きが包み込む。]
ジッドの、レイ・ロー…。
[熱い想いが、迫り上がる。]
(-46) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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あなたが、そう呼んでくれるのなら、
ああ、私は―――
[腕を伸ばし、細く締まった体を抱きしめる。 温もりを求めるように。]
…努力を、しよう。
今は―――まだ、耐えられない、けれど、
(-47) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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いつか、あなたの目を見られるように。
真っ直ぐ、あなたに向き合えるように。
(-48) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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その時は、
また、話を聞いて欲しい……
[伏せた顔の下で、歯が小さく鳴った。**]
(-49) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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─ シゼの部屋 ─
[いつもどおりトニアに案内されて、シゼの部屋を訪れる。 白衣の裾から覗くサンダルの、ぺたんぺたんという感触にももう慣れた。 帝国から履いてきた革靴は、この国では暑くて仕方ない]
今朝の具合はどうだ? 今日からは、薬の種類を変えてみようと思うのだが……。
(37) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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[自分でもどのような回答を求めているのかわからないまま、質問を重ねて言葉を待った。
元々、ホリーのミスを許し、仕事も与えようとしてくれた人なのだと思い出す。 悪い人ではないはずなのだ。 今回も迷い込んだところを探しに来てくれたし、ずっと看病もしてくれた。 だから――]
…………はい、そばに。
[どうせこの国を出られないのであれば、このまま仕えるのも悪くないかもしれない。 微かに微笑み、その胸にもたれかかった]
(38) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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/* 再び再開……。
(-50) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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ン、ふぅ、ッ!
[普段髪で隠している耳は弱い場所で。 口腔内と同時に攻められるとびくびくと身体が跳ねる。 指が狭い耳孔を揺する時の音を鋭敏な聴覚が捉えて快感に変換した。]
…………ぁふ、 ア、
[だらしなく開いた口の横を掠める親指を、顔を捩らせて舌で捉える。 関節を下歯に引っかけ、指の腹を舐め上げる。 ひと時でも離れていたくなくて。 見上げる顔が既に蕩けている自覚はない。]
(-51) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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具合は、変わりありません
[寝台の上で居住まいを正し、シビルの問>>37にそう答えた]
…先生、今日は、お話したいことがあるのです 以前に話しそびれたこと 遡れば、先生へ宛てたお手紙で言えなかったこと
[今日こそは伝えると心に決めていたからか。 言葉は、淀みなく紡ぐことができた]
お話の前に、確かめたいことが、あるのです ……先生は、お帰りになりたいですか? 故郷へ
[まっすぐに見つめ、問う]
(39) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[まだ、と引き留められたのは自分の方。]
おまえは多分、考えすぎるんだ。 それだけ、いろんなことがあったのだろうが ──
愛はきっと もっと 単純でいい。
(-52) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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ああ、話は また。
今は ────
[そっと抱き締めた奇跡のように白い身体。 ランプのシェードをおろして、もろともに闇に沈む。**]
(-53) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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私にとって、聞かなきゃならないことだからね。
[呆れる問いであっても自分の中ではしないとならないことだったから口にしてから、かがみこんでいた身体を伸ばして自分も木に凭れるように隣へと移って、空をぼんやりと見上げる]
脅迫的な外交文書が来たと聞いた。王様はそれに応じるつもりはないみたいだけれど、皆が皆そうとは限らない。掃除仲間や看守のおっちゃんが教えてくれたことだけどね。
私一人なら、出来るかどうかはともかく、逃げてもしまえる。あくまで私一人なら…
[逃げる。その言葉だけは用心深く潜めながら口にする]
(40) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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ファラは家族を大事にする人だ。それは部族を大事にすることに繋がるんだろう。ファラにとって私は邪魔だとは思ったことはないけれど、部族にとって今は邪魔な存在に属しているだろうから、私は迷惑な存在になってるかもしれない。でも――
[迷惑だとか、邪魔にはなりたくはない。そういう理性はあるが感情がその行為を否定する。]
――離れないから……ファラが邪魔だと思わない限り。
[真をこめて言葉を紡ぎ、ファラがいるほうへと顔を向けて]
……だからさ……ファラの痛みを聞かせてくれないかな…そして一番したいこと、教えてくれないかな。
[いつもよりもほんの少し硬い表情で瞳を細め、首を傾げファラを見た]
(41) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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…そうかな? あまり、自分ではよく分からない。
[周囲を見ているという言葉には瞬く。自覚がない。 それが、浮かぬよう背かぬよう、分厚い衣を纏って育った故の 防衛反応だということには思い至る由もなかった。]
ああ、でも。彼のことについては、 あなたの口からその名を聞いてから、かもしれない。
[サイモンのことは、王宮で目にするのが稀な――見た目でなく本当の意味での――白人故に気にはかけていたが。 身近な者のの友人だと聞かされなければ、関わりのない使用人の一人にまでは配慮がまわらぬままだったろう。 サイモンとホレーショーの帯びた使命は、知らぬまま。]
(42) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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その。 …… すまない。
[何時になく視線は彷徨ったまま。 つい引っぱたいてしまったことにだけは、 ぽつりぽつりと侘びの言葉を口にする。]
―――、
[今度は身動ぎしなくて済んだ。 重ねられた手は、自分のものとは比べ物にならぬほど、大きい。当然だ。 あたりまえのことなのだが、その差異が落ち着かなくて、 かなしいような、苦しいような心地がした。]
(43) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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…ううん。私も私だった。 きっと、必要以上の反応だった、と、思うから…
[ホレーショーの謝罪には、首を振る。 微妙な言い回しになってしまった、おかしいと思われないだろうか、……いっそ、 いや。
沢山の言葉の波が押し寄せては引いてゆく。 深く覆った布の内側、何度口を開きかけたかわからない。]
(-54) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[やっとの思いで、ひりつく喉奥に耐え切ると]
それで、
[何か真剣に考える仕草の後、見上げる。]
これは…、「仲直り」というものかな。
[目が合えば、ほんの僅か、微笑した。*]
(-55) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[隣に座るヨーランダの横顔を見遣る。 皆がそうとは限らない―――皆、動揺している。 一人なら逃げてしまえる、という言葉も、一人でたどり着いた彼ならば現実味があった。
一人なら。その言葉に、静かに目を伏せる。 手放すべきなのか―――そう考えたことは、不穏な動きがあってからというもの、一度や二度ではなかった。 けれど、この手を離すには、もう遅すぎた。
再び金の瞳を開き、ヨーランダを見る。]
………。 これが、人生最初で最後のモテ期ってやつなのかもしれない。
[少し冗談めかして言うも、力無くため息をつく。 ヨーランダへと、こっそりと手紙を見せた。 それは、彼には読めたはずだ。]
(44) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[上質な紙に帝国文字で書かれた手紙は、婚姻の申し込みだった。
サラサで見かけたのか、なにかの折りに噂を聞いたのか、 それは解らないが、とにかくファラを妻として娶りたい、という願いが綴られている。
「あなたを私の妻として、我が国にお迎えし、 あなたの国と私の国の架け橋になっていただきたい。 そう、切望しています。」
手紙の最後は、こう結ばれていた。]
(-56) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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そうか。悪化しないだけ、前向きに受け取るべきか。 ……話?
[薬を包んで来た油紙を、机に置く。シゼが思い詰めたような顔をしているので、椅子を引いてきて、寝台に向かいあわせた]
……ああ。あの手紙な。 達筆だったぞ。 熱意のこもる、良い文章でもあった。
[白衣の中がかさりと音を立てたが、それは言わず]
確かめたい事?
(45) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[故郷へ、と言われ思い浮かんだのは、「帝国」ではなく、その中の大きくも小さくもない町。首都から遠くも近くもなく、商業とも農業ともどっちつかずの。 ……彼みたいな町]
[商人の行きかう十字路と。屋台売りの声と。学校へ向かう子供たちと。 ……痩せて白い姉の手]
故郷か。そうだな、そろそろ帰ってもいいころだ。 ずいぶん長く離れているし。 姉の命日も、結局逃してしまった。そろそろ墓参りをしなければな。
[普通にしていても不機嫌そうなシビルの顔に、どこか遠い、懐かしむような色が浮かんだ]
(46) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[事態に急変に追いつけずにおかしな行動をとってしまう。 それは珍しいことじゃない…実際に――茫洋とした瞳でいたのは一瞬。 ファラを見つめ返して、できるだけ柔和な笑みを浮かべてみせる]
そこだけきくとめでたいようだけどね。
[全然めでたくないけれどとは心の中でのみ口にして、先程しまっていた手紙を盗み見るように見る。それは帝国文字というものだというのを聞いたそれだ。そして私はそれが読めていた]
(47) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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[妻として迎えたい。同じ部族間でも婚約の話はあった。断るといってみるとは聞いていたが]
先日きたっていう脅迫的なものと合わせると、何か嫌な感じだね。
[人質というのが浮かんだ。よしんば見初めただとしても、全く面白くないのはいうまでもなく、顔を顰める]
(-57) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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破っていい?
[冗談混じりのようで冗談じゃない柔和な笑みを浮かべながらついついと口から言葉が漏れでた]
(48) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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>>47 おや。 ヨラのト書き、前から一人称だったかな?
(-58) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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…部族内であっても。 結婚という形で女性を取引することは、よくあるしね…
[政治的な思想において、部族内の求婚相手もそれは変わらない。 彼女にとっては、どちらも同じように思えた。]
(-59) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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[鋭敏な反応や、蕩け切った視線に酷く煽られて、 声の高くなる箇所は、執拗に弄くった。
親指の腹をなぞる舌には逆らわず、 あえかに開かれた口腔に深く差し挿れてから、引き抜く。
そのまま頬を撫で、自身に溜まった熱を逃がすかの様に 荒く息をつき]
……今日は此処まで、だ。 まだ完治、……していないのだろう……?
(-60) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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[オスカーが胸に寄り添えば、僅かに目を瞬かせる。 驚きの表情は、ゆっくりと和らいだものに変わっていった。]
…………それで、いい。 ずっと、俺の傍に居るんだ……わかったな…?
[微かな怯えを含んだ声音で呟き。 それを振り払うかのように、力強く抱きしめる。
オスカーの面に微かな笑みが浮かんでいるのを目にすれば、ふと目を細め。 静かに、唇を重ねた。]
(49) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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だめ。
[破っていい、という言葉には、手紙を再び畳んでふところに仕舞いながら、小さく静止する。]
まだ、王や兄上たちも知らない。 この間の婚約の話も…断らせてもらえなかったんだ。
この話は……断ったら―――どうなるのかな?
[泣きそうな瞳で、しかしそれをぐっとこらえると、ヨーランダを見上げて無理に微笑んだ**]
(50) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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[回復傾向にあるとは知っていたものの、 蠍に刺された傷が完全に治ったとは未だ聞いていない。
これ以上は自制しきれない、とゆっくりと身を離した。
熱の引かぬ目で少女を見下ろしながら、 出来るだけ色めいた意図を除いて、その頭を撫でる]
……大人しく、休むこと。 傷に障るような触れ方をして、……悪かった。**
(-61) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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―― 数日後:馬房にて ――
世話をする者は他にいるので、特別何かを頼む事は無いだろうが。 一応、紹介はしておかないとな。
[そう言ってオスカーを連れてきた先は、宮殿の一角にある厩舎だった。 専属で世話をする者が雇われているらしく、綺麗に手入れが行き届いている。 最も広く取られた一角に並ぶのは、青鹿毛――漆黒の毛並を持つ、立派な体格の馬の親子だった。 ケヴィンが顔を出せば、ブルル…と嬉しそうに鼻先を寄せてくる。]
母馬がオニキス、こっちが息子のラブラドルだ。
[馬の母子を紹介するケヴィンの顔には、今まで見せたどの表情よりも子供っぽい笑みが浮かんでいた。]
(51) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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せっかくだから、少し遠乗りでも行こう。 馬は乗れるか? 乗れるなら二頭出すし、乗れないなら俺の前に座るといい。
[自らはひらりとラブラドルの背に跨り、馬上からオスカーに手を伸ばした。
外国から書状が届いたという話を聞いたのは、ここに来る少し前のこと。 オスカーを国に返すなど、考えたくもない状況であり。 報せを聞いて以降むしゃくしゃとしがちな心を晴らす為にもと、気分転換の遠乗りを兼ねて久方ぶりに馬房を訪れた。]
(52) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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[もし今の鎖国状態が廃止されたとしたら、オスカーは妹の元に、帰ってしまうのだろうか。 オスカーにとっては国に戻るチャンスでもあり、むしろ喜ばしい事態なのではないか――…? そんな事を考えれば、思考の坩堝へと嵌り込む。 憂鬱を振り払う為にもと、気晴らしを求めて馬房を訪れたのだった。]
(53) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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/* 結局、どちらも宝石から取った。 オニキスと、もう一種は悩んだけどラブラドライトの別名、ラブラドル長石から。
(-62) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/15(Tue) 01時半頃
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女性は…ファラは物じゃないんだけどね。 ちゃんと心があって血が流れる。
[記憶をうしなって、そうであるとしっても根付かない常識的なものはやはり...には不慣れで嫌なものでしかないなと顔を顰めた]
(-63) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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― 追い立てられてすぐ後 ―
[>>42自覚のなさそうな様子には軽く目を細める。 感心と、そこに至るまでへの興味とが薄ら混在していた。]
ああ、成る程なぁ。 あー……なんだ、面倒かけてるな。
[サイモンの事への理由を聞けば、ありがとさんと礼を述べた。 協力者では決してないが、 潜入先でひとり置かれるよりずっと、恩人の存在は有難い。
体の奥に使命という名の澱を静かに潜ませたまま、 柔和な笑みを浮かべて。]
(54) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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[謝罪に返す言葉には、緩く首を振ってこちらも謝罪を返した。]
あー、何だ ………。
[彷徨う視線を追うと、こちらの視線も彷徨って、 何やってんだかと自分に呆れた。
奇妙な感覚、思い込みと視界と感覚から入る情報のズレは、 澱とはまた違ったものを胸の中に残している。]
(55) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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いや、なんつーか…良くなかったわ。 こっちは体がデカくないと、不便だったもんだからなぁ。 つい気になっちまって。
[本当にそうだろうか、という自問自答は口には出さない。 重ねた手から細い手が抜けていくと、 その滑らかさが硬い皮膚に伝わる。
まるで―――… まるで?
一瞬浮いて出てきた答えは、恩人の声でかき消され。]
(-64) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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ちぇっ。
[残念というように肩を竦めた。破ったところで意味もないのだろう。]
王様たちが知らないってことは正式な文書じゃないんだね。知らせたら王様は断りそうな気がするけれど…さ。
[もっと…強引な手段に出るのだろうか。予想でしかない言葉を止め、泣きそうな瞳を向けるファラをそっと抱きしめた*]
(56) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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…………そうだなぁ。
[真面目な顔で何を考えていたのかと思ったら…と 見上げて出た言葉に、こちらは景気よく笑った*]
(-65) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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/* さーてサイモンどうしようかなー。誰か動かすかなー。 キリングでもいいとは書いてあるがこっちが殺す理由が(
誰か(NPC)に殺してもらおうかな。 殺してもらっていいのかな。wktk。
(-66) 2013/01/15(Tue) 01時半頃
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/* と、次の場面に困るんだがラルフに任せちゃおっかな。 先行して書いてる部分もあるからあんまり先走るのも…
(-67) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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/* ラルフ可愛いよラルフ。ときめく。 なのに毎度の事だがこいつ動かへんねんおのれ。 はやく気付けー。
イザナギ(男)かイザナミ(女)かどっちだよと思ったのもいい思い出(
(-68) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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………ふふ、ありがとう、ございます
[『熱意のこもる』自らの宛てた手紙をそう評され、浮かべたのは笑みだった。 眉根を寄せた笑顔。 シビルがジッドへ向かっていると報を受けたときから、うすうすと察せられていたこと。やはり、送った手紙は、改ざんされていたのだと。確信する。 そうでなければ、その評はなかったはずだ]
そう、ですか…おねえ、さんが…けほっ
[シビルの意思は、確かめた。話を聞きたくもあったけれど、今は言うべきことがある。 発作の先触れである咳がこぼれたけれど、胸を押さえてこらえる。今は、未だ、言葉を紡がないと]
どうか、最後まで、お聞きください。 ―――今のこの国には、掟があります この、宮殿に、足を、踏み入れた、異国の者を、帰してはならぬという、掟、が……っく…けほっかふっ…けほっ…
(57) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…すみません…続けますね… そのことについて、今、帝国より要求が来ているのだそうです 拘束は不当である、と… アルフレッド王陛下は、この要求を断ったそうです…
[そこで言葉を切り、ペンを執る。 発作が抑えきれなくなったわけではない。ペンが紡ぐ文字は、帝国の言葉]
(58) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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『私は、これを好機であると考えています。 王陛下は苛立ちがために感情的になっておられますが、帝国からの要求自体は理に適ったもの。 その道理を王陛下にご理解いただくことさえできれば、先生が故郷へと帰ることもできるはず。
私は、このことについて、王陛下に諫言を奏上しようと思っています』
(-69) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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― 数日後 ―
[それからまた数日が過ぎた。 吹き入んだ新しい風も周囲に馴染み出している。 変わらぬ日々だったが、その日は少し宮殿の様子が違った。 忙しなく走り回る人々、不安げに囁き交わす声、苛立ち混じりの足音。
外国から書状が届いたことはすぐに伝えられる。 丁度、手伝いの者たちや護衛を交えお茶の時間としているときのこと。]
(59) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…けほっ…けほっこほっ… ですから、しばらくの間、先生は私のそばにいていただきたいのです 王陛下のご判断は、帝国の方々の排斥を促しかねないもの 先生に狼藉を働こうとする者がいつでないとも限りません けれど、私の目の前でまでそれをなそうとする者はいないはず 先生の身を守るため、窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんけれど… どうか、お願いします
[シビルは、聞き入れてくれるだろうか。咳をこぼしながらも、その顔を、目を見据えて、答えを待った//]
(60) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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ジッドの掟や因習が、 諸外国から見れば野蛮で過激な悪習だということらしい。 拘束されている「被害者」を国に帰せ、と。
[伝令の少年を返した後、長椅子の定位置に腰を下ろす。 近くに居る者に騒ぎの内容を伝えると、甘い茶をひとくち口にした。]
(61) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…或いは、単なる因縁かもしれないけれどね。 いずれにしろ、片翼の民としては何かしらの意志を示さなければならない。
[陛下の苛立ちも耳に入れている。 実力行使をも辞さないと、半ば脅迫のような書状に対し、 その日のうちに拒絶を突き返したらしい。]
(62) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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……ンくっ!
[親指の圧迫に目を閉じて息を止める。 すぐに引き抜かれた指を追う舌は途中で解かれ。]
――――――はい。
[本当はもう痛くないけれど。 合わせた瞳の奥に熱を見て、そうさせたのが自分である事が――本当に嬉しくて、告げずに笑顔で頷いた。]
(-70) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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あれ……嫁が病まない……。 きれいなペラジーだと……!
(-71) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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[続く謝罪には力強く顔を横に振る。]
いいえ。――――いいえ。 わたし、いま、世界一しあわせですから。
[頭に置かれた手に手を重ね、掴んで素早くちゅ、と音を立てて口接け。]
おやすみなさいっ。
[言い逃げのように毛布にくるまった。]
(-73) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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いや、しかし病人ではあるので、カテゴリ的には病んデレで間違いではない。
(-72) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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異国の者は……帰してはならぬ……?
[立ちあがりかけた。 そんなことは聞いていない。 騙して呼びこせたのか。閉鎖的な雰囲気が。シゼが出歩くなと言って。 ……全て罠だったのか、と叫びかけ]
[だが]
……?
[密談めいて走らされる、ペンの文字。 まさか、盗聴でもされているとでも言うのか]
(63) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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……具体的にはどのくらいの期間、どれだけ傍にいればいい? 召使い部屋で寝起きでもすればいいと言うのか?
[最初の衝撃からはいくぶん緩和されらものの、湧きあがった不審に、つい皮肉な口調になる]
(64) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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掟は広く開示されてきたし、今になって要求を行うのは不当とも言える。片翼の鷹の民は、屈することはない。 …けれど、もしも、大国が群れなしてやってくるようなことがあれば。
[ファルケンの国民は弱い民ではない。 しかしながら、諸外国が結託し、数で押し切られれば鎖国国家は無力だろう。 立場上口は出来ないが、戦争にでもなれば――恐らく。]
(65) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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ジッドも、伝統も、国そのものも、 多くのものが奪われ、変えられてしまうのだろうな。
[不安をこれ以上煽らぬようにと、傍らに居た護衛にしか聞こえぬほどの小さな声で呟いて、伽羅色のカップに息を落とした。
どちらにしろ今、自分が外交面で出来ることは皆無だ。 最悪の方向に向かわぬよう…… 陛下の采配が上手く働く事を祈るだけ。*]
(66) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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―数日後―
[足の痛みが取れ、歩行にも問題はなくなっていたけれど、小鳥はいまだ主の寝台の一角で夜を過ごしていた。 主人との関係が、望んだ方向に少し動いた実感は歌にも表れ、使用人に揶揄されて恥ずかしい思いはしたけれど、より人に「聴いて」貰える歌を歌えるようになった事は、歌い手としてとても名誉な事だった。
そんなある日、手紙が届く。]
(67) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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…けほっ…
[帰してはならぬと聞いたシビルの反応は、至って真っ当で。 分かって、覚悟していたつもりでも、しくりと胸に、発作以外の痛みが走る。 それを押し込め、眉根を寄せた笑みを作った]
期間は、はっきりと申し上げることはできませんけれど…短ければ、今日中に。長くなれば、数日かかるかもしれません
どれだけかと、仰るのならば、“これだけ”です 召使部屋といっても、トニアも未だ年端も行かぬ女子、取り立てて武術の心得があるわけでもありませんから、先生をお守りする役目には不足でしょう
ですから…けほっ… 不愉快なことと思いますけれど、私の目の届く場所にいらしてください 寝所の起居にしろ、療養のためといえば反対するものもいないはずです
[だから、しばらくは自分の部屋に寝泊りせよと、そう告げた]
(68) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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[差出人の名前に見覚えはない。 訝しく思いながら封を開け、読み進めながら少女は顔から血の気が引く音を聞いた気がした。
賛美しか書いていない、肯定的な単語で彩られた内容も、すべて恐怖を呼び起こして。]
う”、
(69) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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『それから、ご不満もおありのことと思いますけれど、王族や境遇に対する不満は、どうか声に出されませんよう。 けして広くはない宮殿です。どこに人の耳があるか分かりませんから』
(-74) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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[桶に顔を突っ込んでも、恐怖までは吐き出せなくて苦しさに喘いだ。 悪阻かと揶揄する使用人をキッと睨みつける。]
そ、 ンなのじゃ、ない、 ですっ
[そもそも、子どもができるような行為もしていないのだとは流石に言わなかったが。
ぶるぶると震える手で握る手紙のインクが手汗で滲む。 ……この手紙を無視すれば、「世界中の人の感動」の為にという大義名分でダンが悪者にされるのだろうとは容易に想像がつく。 折角、腕を囲む紐の傷痕が癒えたというのに。
「しあわせ」を、見つけたと思ったのに。**]
(70) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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わたしげろぐ率高いな……
(-75) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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― 数日後 ―
[>>1:624頼んでいた物を受け取り、忘れ物を厨房に取りに帰り、 結果最終的には思ったより大荷物を抱える事になる。
その最中、ピリとした空気も感じはしたが、 その時は気に止めずに、一度部屋に戻ったのだった。
理由を知ったのは、のんびり茶を飲んでいる時だった>>59]
(71) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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おーお、言うねぇどっちも……。
[長椅子に座る恩人を見つつ、茶を啜りながら肩を竦める、 まだ連絡も飛ばしていないのに強気な事を、とは胸中に沈めた。 あるいは連絡が無いからの強硬手段だろうか。 遠いここからでは、帝国の動向の詳細は見えない。 ふと手伝いの誰かの視線を感じて、苦笑を返す。]
……んー…。
[何とも言い難い顔で、先ずは残っていた茶を全部飲み干して。]
険悪になるのは宜しかねぇわなぁ。
[ようやく開いた口から落ちたのは、至極無難な意見だった。]
(72) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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ところでこの時代地域のおぱんつの形状に悩んでいる。
何故ってこう、ああいうちゅーしちゃったりすると、ぱんつ終了のお知らせ、みたいな状態になるでしょう? どうなんでしょう……悩む。
(-76) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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/* 〽アルフレッド陛下からお手紙ついた〜 読まずに食べ( いやいや。 諸々含めどうするか考えんと。
しかし、毎度のことながら思うけれども、 一人一人違う内容のお手紙が届くのが凄いね。
(-77) 2013/01/15(Tue) 03時頃
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因縁の可能性は低かないだろうなぁ。 が、だからって突っぱねてもロクな事にゃならんぜ。
[帝国の強大さは身を持って知っているからこその弁だが、それ以上は黙った。恩人や召使らが交わす言葉は、黙ったまま耳に入れる。
>>66ふと小声で聞こえた言葉にだけ、こちらも小さな声を返した。]
小国には辛い世情だからなぁ。 媚びる必要はねぇが…
[上手く立ち回らなければ、おそらくは物量に潰されるだろうと そこいらは恩人と同意見でもある。]
(73) 2013/01/15(Tue) 03時頃
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[そしてその視点でみればあの王は、 とても相性が悪いだろうとも踏んでいる。]
狐か狸なら上手いことやるんだが…ライオンだろうしなぁ。
[不遜と聞き咎められぬよう主語は取ったが、 誰の事を指したかは言うまでもない。
暫く交わされる声を耳に入れていたが、 空になった茶器を使用人に渡してから、恩人の方を見た。]
(74) 2013/01/15(Tue) 03時頃
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あのさ、悪いんだけど休憩少し長めに貰っていいか? ちょっくらサイモンのとこに行って来るわ。
[そう申し出て、叶えば一度同僚の元へと足を向けるつもりで*]
(75) 2013/01/15(Tue) 03時頃
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/* 王様を動物に例えるなら うきうきサバンナの動物にしようかと思って見に行ったら、
ヨークシャテリアだったんで断念した(
(-78) 2013/01/15(Tue) 03時頃
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/* むー。 サイモンをどう料理しようかで悩むなぁ…。
(-79) 2013/01/15(Tue) 03時半頃
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[神域とは違い、着ているものをすべて脱いで男の輪郭を晒す。 首から下げた紐が綴る鍵が小さく鳴った。 カリュクスの銀の鎖と呼応するように。
陽光のぬくもりを得ぬ足元に衣類を広げて敷き、剥き出しの岩肌が肌を傷つけないようにして、その上にカリュクスを横たえた。]
あるがままに──
[身体を重ね、視覚の代わりに唇と舌と指と──肌感覚のすべてを動員してカリュクスの身体に触れ、快感の水脈を探ってゆく。]
(-80) 2013/01/15(Tue) 06時頃
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/* 今日は早朝エログ
(-81) 2013/01/15(Tue) 06時頃
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[全員に通達する義務があるとはいえ、折角の中休みが不穏な空気に包まれてしまった。 そんな折、救世主のようにファラからの使いが茶菓子を手に現れたの。>>1:625>>1:626 土産の礼を伝えられ、気に入って貰えたと知れば僅かに表情が綻ぶ。]
喜んで貰えたなら、それが何よりの返礼だと伝えて。 私もファラやヨーランダを交えてゆっくりとお茶でも飲みたいけれど、向こうも忙しい時節だろうから、機会があれば。
[直接礼をとの言葉にはそう伝え、使いを返した。]
(76) 2013/01/15(Tue) 06時頃
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[ライオンの形容は的確に過ぎて、少し肩を震わせたか。>>73 軽く咳払いして、使用人らには気付かれぬよう体裁整えたが。]
……ん。そう思う。 油に火を付け、更にその火に油を注ぎ合うようなことは懸命でない。こちらが火を付けるのを待っているような状況ならば尚更。 かといって、騙し騙し交渉を行うような、器用な陛下でもないだろうし――
[良くも悪くも分かり易い人。 それが現国王に対する印象であった。 より近しい血筋の者や、王位継承のひと悶着や経緯を知るものなら違った意見が聞かれるのかも知れないけれど。
そして、ふと傍らのホレーショーを見る。 彼ならば交渉なども得手かも知れぬ。のらりくらり受け流しながら上手くやるのではないか。
…なぜ、そう思ったのか。 自問自答への答えは出ずに。]
(77) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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[宴の席で見た小奇術が心の隅に残っていて、恐らくはその為だと一度は納得するのだが。 胸騒ぎの理由が分からぬまま、残りの甘茶を飲み干した。
そのまま意識を他所に飛ばしていたが、 やがて落ちてきた声で物思いから引き戻される。>>75]
休憩? そういうことなら、構わない。 あ――― サイモンに会うのなら、人の多く居る道を選んで。 ……この間のこともある。念のために。
[窓際に置かれた水盆の上、 あの夜の花は枯れぬまま、揺れる。]
(78) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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[手紙が届いたのは、それから数刻後のことだった。**]
(79) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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/* >>76 ちょっと待った「現れたの」って何だこれはΣ 誤字というか多分削り損なった部分なのだけど……謎でお恥ずかしい。( ノノ)
(-82) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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/*
「わたしイザナ!
おとなりの国の王様が、連れて来られたお客さんを国に帰せ!って連絡をよこしたの。 そうしたら、ちょっと短気なうちの国王へーかが怒っちゃって、ジッドのお城中もう大騒ぎ!
私の方はといえば、謎のお手紙が届いちゃったの。 ひいおばあさまの出身国に来てお家を継いで欲しいだなんて、突然すぎるよーっ! …もうっ、ファラちゃんから貰ったお茶菓子食べてストレス発散しちゃうんだから。
次回、『甘い誘惑!?救世主は舞い降りし白い鳩』! 見てくれないと、往復ビンタ☆ 」
とか咄嗟に浮かんだ深夜テンションも恐ろしい。
(-83) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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/* 深夜どころか 朝でしたね…。
おやすみなさい。
(-84) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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/* ってだめだもう7時近い!! 起きる時間でしたね…
今日は早く帰って来たい。
(-85) 2013/01/15(Tue) 06時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/15(Tue) 08時頃
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………、
[溢れるように吐息が零れる。 躊躇う理性、怯え竦む心、そして希求する魂が 渾然となって空気をかき混ぜる。]
――― ほしい…
[全てを吐き出した後に零れたのは、 ただひとこと、求める言葉。]
(-86) 2013/01/15(Tue) 10時半頃
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[ランプの光が閉じこめられれば、残るのは深い闇。 重なる吐息と水音と、触れあう金属のささめきが感覚を満たし、 抱きしめられた身体の温もりが意識を包む。
延られた衣服の上に横たえられ、 両腕を伸ばして熱い体を引き寄せる。
触れられる柔らかな場所。 肌を伝う滑らかな指先。 新たに加わった水音に、小さく呻く。]
(-87) 2013/01/15(Tue) 10時半頃
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[神域を離れた今は、 与えられ受け入れるがままの贄ではなかった。
両の指で砂塵に磨かれた肌を辿り、 脾腹を掌で擦り上げ、熱を掻きたてる。
伏せた相手の耳を啄んで、 炎を目覚めさせるように息を吹き込んだ。]
(-88) 2013/01/15(Tue) 10時半頃
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[暗闇に翻る繊手。 肉の塑像を撫で上げる心地よい圧は流砂のごとく。
耳朶に真珠の果を捺し、呼びかける無音の狼煙。 吐息が咲き乱れれば、血の奔流は下肢に集まって塔を立てた。]
もう、 こんなだ。
[カリュクスの手を導いて熱さと質量を確かめさせ、笑いながら、呻く。]
(-89) 2013/01/15(Tue) 11時頃
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[神域で使った軟膏は持ち合わせていなかった。 けれど、動きを止めることはなく、カリュクスの腰を伝う指先に白い塔を握り込んで、その頂に接吻けると甘やかに摺り上げた。]
出してしまえ。
[カリュクスが自身で持て余すほどに貪婪ならば、一度の吐精で終わってしまうこともないだろう。 掌に受けたものを潤滑剤に使うつもりでいた。]
(-90) 2013/01/15(Tue) 11時頃
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/* ホレーショーのアルフレッド評(>>74)が適切で素敵だな。 貶めることなく、特徴を掴んで。
と、エログの合間に感想。
(-91) 2013/01/15(Tue) 11時頃
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/* オスカーにチュッチュしてるケヴィンが乙女チック♪ ツンデレ路線に見えたんだがな。
他の皆さんはCまでいってない気配が濃厚。 エログは必須ではないし、まだ折り返し地点なので親密度云々も問題ないけど、肉食系(?)との差がスゴいことになってそうだw
(-92) 2013/01/15(Tue) 11時半頃
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[掌の下に感じる筋肉は瑞々しい弾力を持ち、 飽かずに撫でていたくなる。
導かれた手指が熱の源泉に触れ、 蓄えられていく官能を柔く摩り、陶然と笑んだ。]
もっと ……
[組み敷かれたままに腰を浮かし、 首をもたげた自身の熱を擦りつける。
腰を伝い降りた指先に握り込まれれば、甘い歓声を上げ、 濡れた接触に声が跳ね上がって途切れた。]
(-93) 2013/01/15(Tue) 12時頃
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あ、 あ、あ …
[途切れ途切れに息を零し、腰を弾ませる。 両手は物欲しげに自らの身体を這い、 胸に備わった二果を指の間に転がして色付かせる。
けしかけ、求める声に背筋が甘く痺れ、 いっそう貪るように腰が浮き、動いた。]
(-95) 2013/01/15(Tue) 12時頃
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いい… いい、 っ ぁ、 ああ、……
[溢れ続ける声は次第に切迫を帯び、 高く上擦って掠れていく。]
あ、ぁ、ぁぁ…いい…っ、い、く ――っ
[導かれた快感が弾け、熱く溶けた雫となって噴き上がる。 全身を縛る震えが引いたあとは、くたりと脱力して]
(-96) 2013/01/15(Tue) 12時頃
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/* おおう、いきなり表示が変わってびっくりした。
なにごと。 というかも、読みにくい。
(-94) 2013/01/15(Tue) 12時頃
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/* 発言の背景色が抜けたのか…。
IEで確認したら、表示変わってないな。 火狐だけの現象だったりして。
(-97) 2013/01/15(Tue) 12時半頃
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/* ううん。 通常発言はそのままだから、秘話と独り言だけかな。
発言欄も背景色が抜けてて見づらい。 役職表示のところもだなぁ。
(-98) 2013/01/15(Tue) 12時半頃
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[横たわるカリュクスのしなやかな腰が弓なりに反り、乗り手を押し上げた。 崩れるほど猥らに揺曳き、愛欲の責め苦をねだる。
その階を導けば、白百合の蕾は耐えきれず手の中で散らされ蜜を吐く。 溢れる絶頂の声は羽ばたきのごとく石の闇室に谺した。]
(-99) 2013/01/15(Tue) 13時頃
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[じわりと伝うぬくもりを塗り込めば自らの先走りの雫と混ざりあい、濡れた楽を奏でる肉がこれほどまでに淫靡だと知る。 カリュクスの献身によってフランシスカの雄は瞬く間に潤い、充溢してなおも暈を増した。]
ああ、これでおまえの中に入れる。
返してやるよ。
[解放の余韻に耽け痴れるカリュクスに囁き、心臓の上に接吻けを落とすと、膝裏を掬い上げて浮かせた双丘の奥へと腰を進める。]
(-100) 2013/01/15(Tue) 13時頃
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[相変わらず、先に相手を寛げておくといった技巧はなかった。 鉱石の神具ほどには堅くない生身の槍は秘門を責めあぐねて、二度三度と滑る。
それはそれで新たな刺激になったが、逸るフランシスカは息を乱して焦った。]
(-102) 2013/01/15(Tue) 13時頃
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/* 手練のカリュクスに主導権を渡すのターン
(-101) 2013/01/15(Tue) 13時頃
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[白く塗りつぶされた極みを滑り降り、闇の温かさにたゆたう。 だがなおも身体の底流には未だ渦巻く潮があった。
耳を擽る淫靡な水音に潮流が目覚め、 心臓に火を入れられて、新たな欲望に目を潤ませる。
膝裏を取られ、秘すべき座が暴かれれば 喉からは歓喜の声が迸った。]
(-103) 2013/01/15(Tue) 15時半頃
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入れて…っ 欲しい、全部欲しい…っ
[ひたひたと満ちる欲望に急き立てられ、 求める声は細切れに散らばる。
自らの精と彼の潤いとを纏った矛先が門を叩けば、 期待に打ち震えてなお足を開く。 だが滑るばかりの訪いに、焦れた呻きを上げた。]
(-104) 2013/01/15(Tue) 15時半頃
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や、……来て…っ
[腕を伸ばして抱擁を求め、 彼の熱い上半身を引き寄せれば、そのまま横に転がった。
上下を逆転させて締まった身体に跨り、 闇の中になお輝く黒檀を見下ろしながら、 両手を自らの足の間に潜り込ませる。]
(-105) 2013/01/15(Tue) 15時半頃
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ん……、んぅ…
[指先をまだ硬い蕾に忍ばせ、円を描いて動かす。 淫らな音を闇に響かせ、行為に没入するうち、 昂るままに喉を仰け反らせ、腰を揺らめかせる。
指が優に出入りするころには、 汗に混じった蜜が再び目覚めた雄の先端から滴っていた。]
(-106) 2013/01/15(Tue) 15時半頃
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…入れる、よ
[十分にほぐれた後孔から指を抜き出し、 膝で支えたまま、ゆっくりと腰を下ろす。
双丘を掴んで自ら門を開き、 硬く屹立した牙を導いて、呑み込んでいった。 ]
(-107) 2013/01/15(Tue) 15時半頃
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[「欲しい、全部欲しい」とせがむ声。 その甘さにどれほど応えたかったことか。 けれど稚い力は想いに追いつかず、待ちわびてカリュクスは腕を差し上げる。
それは、仕込まれた閨房の技のひとつであったのか。 瞬く間に上下を入れ替えられ、滑らかな太腿がフランシスカの腰を挟む。]
(-108) 2013/01/15(Tue) 17時半頃
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[目を見開けば、絡みつくような濡れる薄紅の視線に見下ろされていた。 膝立ちに跨がりながら自らの門を弄するカリュクス。
その作業は途方もなく艶かしく、扇情的で、腰を波打たせるたび白絹の髪束がさやかに胸乳を過れば、フランシスカの背筋を太い欲望が突き抜けてゆく。]
おまえが、 欲しい。
[望みを口にすれば、萎えかけていた雄はふたたび猛った。]
(-109) 2013/01/15(Tue) 17時半頃
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[準備ができたと呼ぶ声に続き、カリュクスの馴らされた媚唇が頂を包み込んでゆく。]
う 、 くっ …
[両手でカリュクスの腰骨を支え、フランシスカは蕩めく快感に呻いた。
きつい。それでいて柔らかい。 己の一部が深く押し拓いてゆく場所。
互いをさらけ出す 結合。]
(-110) 2013/01/15(Tue) 17時半頃
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すぐにも 達してしまいそうだ…
[歯を食いしばって笑いながら、腰を震わせる。 臍の窪みにしっとりと溜まるのはカリュクスの蜜か。
指を伸ばして濡れた裏筋を逆撫でた。]
でも、 もっと 激しくしたい とも
望んで る。
[掠れた声は 誘う。]
(-111) 2013/01/15(Tue) 17時半頃
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[求め、求められて、身体の芯に火が燃えあがる。 腰を支える腕を掴み、背を反らし、 息を吐きながら熱い質量を身の内に受け入れていく。
満たされる歓び。
繋がる至福。
全てを呑み込んで、 誇らしげに、愛おしく、黒檀を見下ろす。]
(-112) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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出して…、全部―――
っ、は ぁ っ ……
[悦びに震える場所を撫で上げられれば、 身体全体がびくりと締まる。
締めつけて、より深く密着する結合。 血が走るさまさえ、感じ取れるほど。]
(-113) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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[激しくしたい。
告げられた望みに微笑んで、腿に力を入れた。
身体を引き上げ、落とす。 浅く引き戻して、再び深く銜える。
淫蕩な肢体を晒し、閨の手管を尽くして駆り立てる。]
いいよ。突いて。 もっと、激しく…
[責め立てながら、責められることを願う。]
(-114) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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/* サイモンの上手い料理方が思いつかないまま帰宅しつつ…。 ところで恩人にもお手紙きたのね。なんだろう。 俺の正体の密告とかだったら笑うんだがw
(-115) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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白ログ動いてないので、俺のPCがおかしいのかと思ったが、そうか、皆秘話でいちゃついてるんだな。 リア充どもめっ(違
(-116) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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/* シビル大丈夫か><
(-117) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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[>>76言葉を選び口数が減った中に運ばれた茶菓子は 有り難く1つ受け取り、一口で口に収めた。 帝国の菓子と比べるとずっと素朴な味がしたが、悪くない。 元々食の選り好みは殆ど無く、馴染みやすい所以の一つだった。
国王の性格を知って、ワザと挑発してきたか。 とも思うが憶測に過ぎず、場の空気をかき回しかねないのでこれも黙った。 行儀悪く指先を舐めながら、>>77肩を震わせた後、 こちらを伺い見るような恩人の様子には少し瞬いた。
まさか自分と比べられているとは思わない。 もっと注意深く、聡い恩人の様子を伺えばその兆しにも 気付いたかもしれないがどこか一歩、気を許してしまっていた。
>>78了が出ると、続いた注意にも頷いて部屋を出た。]
(80) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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― 自室 ―
[サイモンを訪ねると言いながら、向かったのは自室だった。 部屋に入ると籠鳩が出迎えるように篭から出て、床をつついていた。 白鳩の様子は上々で、怪我の方はすっかり癒えている。 後は暑さに慣らし体力をつけてから飛ばす予定だったのだが。]
もう少し待つつもりだったんだが…。 これ以上待つと、悪化しかねねーからなぁ。
[小さくひとりごちると、部屋の隅、割れた壁の隙間に隠してあった 細い銀缶を取り出して、鳩の足につけた。既に暗号は入れてある。 鳩を捕まえるまでに、つつかれたりとひと騒動あったのは余談だが。 そして窓に掛けられた、カーテン代わりの布を開いて外への道を作った。]
頼んだぞ。
[声を合図に、鳩は心得たように一度窓縁へ飛び上がると、 そこから真っ直ぐに、砂漠の空へと飛び立った*]
(81) 2013/01/15(Tue) 21時半頃
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[皮肉に対して、的確かつ丁寧に答えるシゼ>>68に、毒気を抜かれて座り直す]
……解った。 いいだろう。
[眉間を押さえるようにして、ため息をついた]
(82) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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[シゼの指に手を絡めるようにして、ペンを借り受け]
『……俺はこの国のシステムにも、その行く末にも興味はない。 ただ、帰れないのは困る。 君の言う通りにしよう』
[乱雑な字で……怒っている訳ではなく、それが素だ……、シゼの文字の横に書き記した]
……。
[やや間を置いて]
『何か俺がすることはあるか?』
(-118) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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― ホレーショーの部屋の前 ― [ほどなくして、人工庭園から宮殿内へと入る。 目的地は、外国のことに詳しそうな、外国人の居る部屋。 レティーシャやオスカーに世情の話を求めても無理がありそうだったし、シビルはどこか俗世から身を置いている感があった。うちのヨーランダは記憶喪失だし、カリュクスに至っては所在が良くわからない。となれば、たどり着いたのは彼だった。 兄であるケヴィンもまた諸外国の事情に詳しいであろうと思ったが、未だ親族に話す決心はできてなかった]
ホレーショーさん。 いますか?
[少し声量を控えめに、声をかけてみた]
(83) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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/* 所在がわからないひとです〜www
実は、わりと一日中見ている。 が、まだ表無発言www
(-119) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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/* ああもう。
早く表示直らないかな。 管理人さんに言わないと、気付かれないかな。
そういえば、リンク色変わったね。 ……表示変わった原因は、そこ??
(-120) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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[歓楽を身に宿し君臨して怯じることのない誇らしげなカリュクスの姿。 そこに、煌めく蝶の羽化を、大輪の華の開花を見る。]
きれいだ、 レイ・ロー。
[捧げる賛辞は欲望を含み、荒ぶる衝動に身を任せ、腰を突き上げた。 新たな熱が生まれ、渦巻く。]
(-121) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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[真白い肌を透かす薄紅に染まるカリュクスの身体をさざめかせる笑みの気配。
貫いた芯が抱擁のごとく締めつけられる。 甘やかに、誘うように。]
く ふぅ… っ っあ 、
[初めて受ける性愛の薫陶。 喘がされ、追いすがり、乗り越えて鋤き返す。 深度を変えて抽送を繰り返し、研ぎ澄まされてゆく官能に雫を散らし身を踊らせた。]
(-122) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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[もはやどちらが主導権をもっているのかわからぬほどに激しく睦み、苛み。 呼吸をはかりながら欲望の弧を引き絞る。]
…も 、 限 界 。
いく ぞ 。
[疾駆しながら、カリュクスの鋭敏な先端を捏ねあげ、弾いた。]
(-123) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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ファラ…少し頼みがあるんだ。
[抱きしめていた腕をそっと緩めてその顔を覗き込むように金色の瞳を見つめる]
最近、夢を見るんだ。知らない光景だ。私がここに来る前の光景だと思う。 もし私が記憶が戻って…"ヨーランダ"ではなくなったら、その時"ヨーランダ"としての記憶がなくなっていたら、そいつに教えてあげて欲しい。二人で過ごしていた時間を。
それだけお願いするよ。それなら私は躊躇せずファラと一緒にいられる……決心がつけられる。
(-124) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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好きだよ。ファラ。
[そして柔和な笑みをファラへと向けた]
(-125) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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/* やべ、料理方考えてたらΣ (文章修正中)
(-126) 2013/01/15(Tue) 22時頃
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― 自室 ―
[鳩の居なくなった寝床の篭を片付けて 中には今朝用意しておいた物を入れて、布をかけた。 中に触れると指先に、ひやりとした物があたる。 多分大丈夫だろうと踏んで、 足は病んだ同僚の元へとようやく向こうとして。]
おっと?
[あまり聞き慣れないが、覚えのある声に瞬き、 一度篭をサイドテーブルに置いてから扉を開けると つい先ほどの菓子の主が現れて、目を丸くする。]
やっぱファラ殿か。どうした?
[わざわざ恩人ではなく自分を直接訪ねてくるとはと、 不思議そうに首をかしげた。]
(84) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[緑の木陰で、人目を忍んで、身を寄せ合う。 緩む腕の力に顔を上向けると、紫水晶の双眸に吸い込まれそうな錯覚を覚えた。]
……本当に、思い出してきてるんだな。
[喜ばしいことのはずなのに、どこか遠くに行ってしまうような気がして声が沈むのを隠せない。 だが、続いた言葉に、金の瞳を丸くした。]
―――…。
[一度目を伏せて。それから見上げると、最近は曇りがちだった表情は笑みに変わり。]
当然だ。 忘れたりしたら、頭殴ってでも思い出させてやるんだから。
(-127) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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私も。 好きだ、ヨラ…ヨーランダ。 否、あなたの本当の名前が何であれ、あなたが好きだ。
……あなたを、愛している…
[胸に頬を寄せて囁かれた言葉は、切実さを伴って]
(-128) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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/* 相方以外で他の人と直に話すの初めてだ! 超嬉しい。
(-129) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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……ありがとう、ございます…
…けほっ…けほっ…こほっ…
[シビルの内心が如何ばかりかは分からないけれど、解ってくれた。ほっと胸をなでおろしたら、抑えていた咳がこぼれた]
(85) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[ホレーショーが出てくると、深刻な顔をして彼を見上げた。]
もし今、忙しくなかったら… 知っていたら、教えてほしいことがあるのです。 部屋でお話してもかまいませんか?
[鳩を飼っていたこともよく知らないので、籠に鳩がいなくても不審に思うことはない。 だが、急ぎでどこかに行くところだったというのならば、出直す心算]
(86) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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ぁ…
[ペンを持つ手に手が重なり、声が漏れた。口を抑える。シビルの目は紙面に落ちているのは僥倖だろうか。 今、朱が差した顔を見られずにすむ]
『一緒にいてくだされば、何も』
[深く考えずに返事を綴ったら、ペンがそのような言葉を紡ぎだした。 間違ってはいないのだけれど。これでは、まるで―――]
[俯いて、一瞬の間]
『何も、と言うのでは語弊がありますね。今までどおり、診察と治療をお願いいたします。 今まで以上に窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんけれど、書など必要でしょうか? 私にでき得ることならば、何なりとお申し付けください』
(-130) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[呼ばれる名。魂を揺さぶる響き。 突き上げられるたびに刻まれる絆。]
あ 、 は、あ っ …
[闇の中で結ばれる契りは、 激しく狂おしく、爛熟のときを迎える。]
(-131) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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―ジッドの書庫― [その後人口庭園を後にする。ファラと別れて向かったのは書庫。 前に帝国のことを調べていたり、外から輸入してきたりした本があると聞いたからだ。 張り詰めた空気の中気配を消しながら歩いて向かって]
大きいな。
[今は事態が事態だからか。それともいつもこうなのか判別はできないが、人の気配もない静かな空間、自分の鼓動が妙に耳につきながら、本の棚を眺めていく。関係のなさそうな箇所は飛ばして、求める情報がありそうな場所を探す]
(87) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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き て …
き、 て っ ―――、 ―――――― ! !
[声にならぬ叫びを上げ、弓なりに反る身体。 最後の合図を与えられて雄芯が震え、 精を吐き出して褐色の肌に愛欲の印を描く。
同時、絞り立て締めつけた身体の最奥に 熱い衝撃を受け止めて、意識が跳ね飛んだ。]
(-132) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[ 世界の時が止まる数秒間。
放心の末に、真白の頭が褐色の胸へ、崩れ落ちる。]
(-133) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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このシビルは、どうしたいのかな。 たぶん、褒められたいんだと思うんだけど。
(-134) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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― 自室 ―
俺に?
んー用はあるが急いじゃねぇな。 戻るのが少し遅れても、 イザナ殿なら理由を言えば大丈夫だろうさ。
[内容は不明だが、見上げてくる末姫の表情から よっぽど深刻なんだろうと、優先する事は易かった。 わざわざ部屋の中を指定してくる事からも、 あまり知られたくない内容なのだろうと 心得たように扉を開けて中へと招く。]
あ、そうそう。 さっき菓子を相伴させてもらったが、 美味かったぜ。あんがとさん。
[招き入れながら、ついでにさっきの礼も言って、 手近な所にファラを座らせた。]
(88) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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んで、俺に教えて欲しい事って?
[置いてあった水差しから水を注いで渡しつつ、末姫に尋ねた。]
(89) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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ありがとうございます。
[一先ず安堵したように息を吐く。 菓子の事を聞けば、少し笑って首を振って]
あったもので申し訳ないくらい。 でも、お口に合ったなら何よりです。
[椅子をすすめられると、素直に腰かけ。 少し考えるような間の後、一通の封筒を取り出した。
見て欲しかったのは、封蝋に押された刻印。]
この国のことを、何かご存じだろうか。
[彼と縁のある国かどうかは、わからなかったが、思い切って聞いてみた]
(90) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[弾む身体。迫り上がる戦慄き。 求める声に放たれた箭は、たわめられた肉体の芯を突き抜けて白い焔となる。]
──… ンぁ…っ !
[理性はとうに、魂までももっていかれそうになる空隙。 幸福な喪失感。]
(-135) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[頽れ胸にかかる重みを心地よく受け止める。]
レイ・ロー。
[繋がったまま、今いちど位置を入れ替えて、仰のく額に、頬に、唇に親嘴の雨を降らせた。]
(-136) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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/* さらっと無茶ぶってみたが…受けてもらえるか…!
(-137) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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[カリュクスの薄紅が像を結べば、ゆっくりと上体を起こす。
まだ硬さを保ったままの男の剣でカリュクスを撹拌し、さらなる陶酔に押しやりながら宣言した。]
「チェラ」だ。
(-138) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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……。
[ペンがつづった文字に見入る。 ここが常夏の国ではなく。相手が病人ではなく。永遠の虜囚になるかもしれない瀬戸際ではなく。 ……そんな状況であったならば、勘違いしてしまいそうな]
(-139) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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……荷物を取りに戻る。 ここに寝泊まりするならば、着替えや薬などもこちらへ持ち込んだ方がいいだろう。
[立ち上がれば、椅子がガタリと音をたてた]
(91) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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/* すごい無茶振りがきたなw メモありがとう。無難な所にしようかと思ったが、 切り込んでみるか。
(-140) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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――数日後――
[連れられていった厩舎で黒い馬と対面させられる。 とてもよく懐いているようだが、誰にでもということではないらしい。 それでもケヴィンが直接紹介したことでこちらを認識したのだろう。 遠乗りの話が出るころにはなんとか触れられるくらいはなっていた]
マスターは……、この子たちに一番心を許しているのですか?
[他では見せない子供っぽい笑み。 出会った最初の印象からかけ離れた無邪気さに浮かんだ疑問が口をついて出た]
(92) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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遠乗り、は…いいんですが。 馬は……初めてで……。
[母馬をじっと見つめるが見よう見まねでなんとかなるものとは思えない。 あっさり諦めてあるじとおなじ馬にまたがった。 しなやかな身体もふさふさのたてがみも初めてのもの。 慣れてみようと、おそるおそる背を撫でつけるが、動き始めると振り落とされないようしがみつくのが精いっぱいだった]
(93) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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でしたら、お手伝いいたしますね
[たいした手伝いはできないかもしれないけれど、離れるわけに行かないのは先刻告げたとおり。 シビルに続いて、立ち上がる]
トニアは、アルフレッド王陛下に、謁見の求めを、お願いできる? 直ちに、と言っては失礼に当たりますけれど、適う限り早く
[使者を立てての、謁見の求め。つまり、親族として出なく、あくまで為政者としてのアルフレッド王に対して、会見を求めるように。 請われたトニアは、幾分か緊張した面持ちで頷き、一足早く部屋を出た]
それでは、こちらも 参りましょう?
(94) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[その際、目についた気になるものも少し眺めたりもしたが、本棚に戻して探す。 帝国の本が固まった本棚を見つける手近な一冊を手に取りめくる。 ここより北西の国の大雑把な地図がかかれている。いくつかの気候、民族的特徴。砂漠ではない暮らし。そして国の成り立ちをまとめたもの。読み流していた中のひとつの国名に視線がとまった]
(95) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[口内に指を差し挿れてから、衝動に負けたのを 少しだけ後悔する。
指先をなぞる舌の熱に、身体の芯がちりと 炙られるような心地がした。
けれど、返された笑顔の屈託の無さに、嗜虐欲と 隣合わせの何かは薄まる。
可愛らしい口付けと共に、入眠の挨拶を投げかけて 丸まってしまった少女の背を撫で、毛布越しに額をつけた]
……、お休み。良い夢を。
(-141) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/15(Tue) 23時頃
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……ドゥー……リエ……
(96) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[陶酔の園に意識を遊ばせ、浮遊感に身を任せる。 天地が返る感覚に薄く目を開けば、 甘い慈雨が幾つも捺された。]
――――――……。
[微睡みから浮かび上がる意識を、 耳を潜る名が押し上げる。]
(-142) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[覚醒と夢幻の狭間にある魂に、 もうひとつ、刻まれる”音”]
チェ、 ラ 。
[無意識のまま、もっと、と腰を振りながら、 幸福感に包まれて、唇で音をなぞる。]
(-143) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[新興国家。黒き騎士。女王。教会。弾圧。]
……っ……
[単語がいくつも頭をめぐり惚けたように力の抜けた手から落ちた本の音に我に帰った]
(97) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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/* …混ぜていいんだろうか。
(-144) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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― 自室 ―
[封筒を受け取り、封の押された蜜蝋を見る。 たっぷりと使われていたそれに軽く鼻を近づけると、 甘い香り付けがしてあった。質の高い物の証でもある。]
こいつぁ帝国でも、少し北のほうにある国のだな。 名前はドゥーリエ…だったかな? まぁ、そんなにデカい国じゃない。
[封筒を手にしたまま角を顎に当て、 思い出すように視線は宙を彷徨った。]
(98) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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国土の大半が海に面してて、 海産と貿易、あとは船業で帝国を支えてる国だ。 数十年前はただの田舎国だったんだが、 王が代替わりしてからファルケンとは逆に、 国を開いて外国人を大量に招き入れて 国力を上手い事強化していった国でもある。
今じゃ帝国中枢に何人か上がって、重要な職に就いてる奴もいる。 …っても、外国人が大量に入ってきてっから、 生粋のヨーレイシア人が、って訳じゃぁないがな。
[そう言うと、一度ファラに封筒を返した。]
国の説明としちゃこんなモンかねぇ。
(99) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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[頷くと白衣の裾をさばくようにして歩きはじめ……、数歩でシゼを引き離してしまってから、気付いて振りかえった]
……。
[追いつくのを待ってから、ただ黙って、少し歩調を緩めて歩き出す。 何を言っても謝罪が返ってくるのは予想出来たから、黙ったまま]
[シゼの部屋からシビルに与えられた部屋まではすぐだ。 2つに増えた足音を聞きながら歩いて]
(100) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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─ シビルの部屋 ─
適当に座っていてくれ。
[シゼに声をかけて、朝に着替えて投げ出したままの服などを、適当に鞄に詰めて行く。 持ち込んだ荷物もあまりないし、ここへ来たから希望したのも着替えがいくつかくらいだ。十数分ほどで充分だろう]//
(101) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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― 手紙が届いた日・自室 ―
[グラスには赤色の茶が注がれ、その底には緑色のシロップが 溜まっている。
それがかき混ぜられる度、鼻を通るような爽やかな薄荷の 香りが辺りに広がった。
添えられているのは、ナツメヤシの実のドライフルーツ]
ご苦労だった。下がって良い。
[配膳を行った使用人に向けて一つ頷き、満足の意を伝える]
(102) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
[失われぬようにと、口移しに何度も囁き、音を重ねる。]
レイ・ロー 、 チェラ 、
レイ・ロー 、 チェラ 、
── いつでも呼べ。 いつまでも。
[舌を絡めながら、ゆっくりと雄を引き抜けば、泡立つ雫が糸を引いて追いすがった。]
(-145) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
― それからまた少し ―
[早急に返答を求む―― そう結ばれた手紙を折り畳み、封筒に仕舞う。 少し考え事がしたいと告げて、外に出た。 常ならば引き止めようとする使用人達も、何も言わずに外に出してくれた。 急な事態を察してのことだろうが、ならば、私は一体どんな表情をしていたのか]
……。
[ジッドの外壁に凭れるよう腰掛けて、見慣れた砂漠の空を仰ぐ。 異国の王家の紋章があしらわれた薄紙が、風にはためいた。
飛ばないようにと片手の下で抑えてはいるが、 いっそ手を離してしまえばどんなにか楽だろう。*]
(103) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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(―――すのだ。――王を―――殺――だ!)
ぁあ…いけない。
[我に帰って、屈み込み本へと手を伸ばす最中ですら、左胸の弾痕が熱を帯びた錯覚が、その熱が何かを訴えているような幻聴が聞こえた]
(104) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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/* 吹いた。最初に設定してた名前から変更するの忘れてt だああ(ごろごろ
(-146) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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続きは まただ。
[充足感に満たされてカリュクスを半身に抱きながら休めば、ふと王からの通達を思い出す。 甘い余韻を壊さぬように、声を柔らかに語る。]
近頃、怪しい人影が目撃されているということで、王が異邦人に警戒を強めている。 先ほど、おまえを襲った男たちの行動も、過剰反応ではあるが、そんな背景があってのことだ。
異邦人には悪気のない行動でも、部族の慣習からすれば勘に触ることもあろう。 我らの流儀をもっとよく知るまでは、なるべくオレの目の届くところにいてほしい。
[束縛を与えるのではなく、願う。]
(-147) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[自衛について話が及び、思い出したことを付け加えておく。]
性愛は ── 呪術のようなもの。
おまえは誰に抱かれても狂うと嘆くが、 力づくで抱かれることを「奪われた」と感じるならば、それは苦悩になる。 「与えてやった」と思えば、それは糧になるだろう。
(-148) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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オレはおまえの貞操を愛するわけではない。
おまえも、自分を犯したものを憎まずいられるといいと、願う。
(-150) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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/* 一回ミスると、他のところも間違えて無いか気になるよね(ノノ) 末姫は末姫だったよなぁとかもーね(ごろごろ
(-149) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[オスカーの問いには、暫し考え込む。]
心を許すも何も、相手は馬だが……。 …………どうだろうな。
[予想だにしなかった言葉に、少々躊躇いがちな様子。]
元より、信用出来るような奴は居ないが……。
[王族の一員として、これまでに命を狙われるような事もあった。 また、その立場を利用しようと、近づいて来る者も居た。 自分でも気付かぬうちに自然と人と距離を置くようになり――自らが人に心を置かぬようになっていた事を、改めて思い知るのだった。]
(105) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[馬は初めてという言葉を聞けば、表情を綻ばせる。 手を伸ばし、馬に乗るのを助けながら。 手綱を握りながらも、オスカーの身体を自らの前で抱きかかえるように大事に座らせる。]
なら、こうしているといい。 教える事も出来るが……。 …………こうして、一緒に乗るのも、またいい。
[軽く笑みを零せば、若い雄馬の腹を叩いて厩舎を出た。 宮殿を離れ、砂漠地帯へ。 若馬の逞しい足が砂を舞い上がらせながら進む。]
(106) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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そんなに、怖がらなくて大丈夫だぞ。
[必死にしがみつく様子に、くすくすと笑いながら。 やがて、辿り着いたのは、小さなオアシス。 露店すらもない場所の為か、人気はなく。 ただ、目の前には緑と神秘的な泉が広がっていた。]
……少し、休んでいこう。
[泉の水で喉を潤す若馬を眺めながら。 馬から降り、泉の畔に座り込むのだった。]
(107) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
…………もしも、の話だが。
国に戻れるとなれば、 お前は――――…。
[“妹の元に帰ってしまうのか――――?”と。
何気ない口調で尋ねようと思っていたのに。 最後まで、言葉を紡ぐ事が出来ない。 聞いてしまえば、自分の中で何かがガラガラと音をたてて崩れてしまいそうで。]
(108) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[自分が何に怯えているのかも、わからぬままに。
ただ、オスカーの腕を引き寄せ――… その身体を、抱きしめた。]
(109) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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…………オスカー。 お前は、俺のもの、だ――…。
[せめて、言葉だけでも繋ぎ止められれば、と……。 すがるように呟きながら。 狂おしく、唇を重ねた。]
(-151) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
北の方…
[つまりは。 それより南にある国家を出し抜こうという算段…なのだろうか、と思う。]
……どのような国か、教えて頂けますか?
[じっと見ながら切実な声で言う。 政治的取引をする心算はあるのだろう、とは思う。 だが、断ればどうするつもりなのか―――何を決断するにも、砂漠の外のことを、知らな過ぎた。 続いて成される説明に、見たことの無い”海”という単語に小さく首を傾げたりしつつも、 どうにか話を飲み込んで、封筒を受けとると、小さく息を吐いた]
つまり、今、勢いのある国…という解釈であっていますか? 例えば―――この国と交渉して、上手くいかなければ武力行使も辞さないような
[喉がひりつくような、痛みを錯覚する。 無意識に、手を握りしめて胸元を押さえた]
(110) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
[夜に出される茶は、気温に合わせて温かいものが 選ばれる事が殆どであったが、その日並べられたのは 冷えた薄荷茶で。
けれど咎め立てるほど、選んだ茶種に不満がある訳でもない。
暑さ凌ぎには向いているそれを手に取れば、下がりかけた 使用人が、レティーシャに声を掛けていた。
云わく、薄荷茶であれば悪心の折でも、無理なく飲むことが 出来るだろう──という。
聞こえてきた会話に片眉を上げ、使用人が退室した後に、 改めて少女の顔を覗き込んだ]
──レティーシャ。 体調を崩していたのか?
(111) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[指摘を受けた顔が少し曇る。]
少し……。 その、多分食べ過ぎだと思いますので、大丈夫です。
[手紙についてどう切り出すかはまだ決めていない。 どうすれば、鳥籠に戻らずに済むのかも分からない。 返すのはただ、弱い笑み。]
(112) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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|
いけないな。こんなことしてたら。 やることが…あるのに。
やることが…
[か細くも無機質に呟く。もしここに、ミーヤキャットのマレイカがいたら警戒心を抱くような気配。羅列するように映し出される映像。 焼け焦げ廃墟となった教会。暗い狭い地下室。老獪さと執念に濁った瞳をもつ老人。]
(113) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
|
|
チェラ。 レイ・ロー。
[並べられた音。響き合う言霊。 舌の動きをなぞって繰り返し、懐に収める。
深く繋がっていた場所が離れれば、 名残惜しげに腰が揺れた。]
(-152) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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[後日を約する言葉へ素直に頷き、 腕に包まれて安らぐ。
持ち出された話題に、薄紅を瞬かせた。]
……気をつける。
ああ―――、離れない。
[説かれた理に頷き、はむと首筋を啄む。]
(-153) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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呪術?
奪われたのではなく、与えてやったものと?
[諭し、道を示す言葉が心に寄り添う。 ひとつひとつを反芻し、淡く微笑んだ。]
……私はたぶん、 愛し、愛されることに酷く臆病になっているのだろう。
繋がっているときは、そんなことも忘れていられるのに。
(-154) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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あなたといれば、自分を取り戻せそうな気がする。
[自ら唇を求め、吐息を重ねる。]
ありがとう、チェラ―――。
(-155) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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― 書庫:マレイカ ― [主から、ヨーランダをよろしくと言われたマレイカは彼と共に書庫にいた。 書を見ている間、退屈そうに書架から書架へと飛び移ったりしていたが
唐突に、動きを止めて、ヨーランダの方を振り返ると、爪を出し、全身の毛を逆立てて警戒しはじめた。]
(114) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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/* 良い具合に外の国が出てきていて楽しいです。
外国の襲撃がくるのは既定路線らしいですよ。 (昨日えんじゅに聞いた
(-156) 2013/01/15(Tue) 23時半頃
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/* みんなの、お手紙への反応が楽しいです。 お手紙無かった人、ごめんね。 いちおう、ひと組につき一通なんだ。
うちに出さなかったのは、単にめんど…おっと誰か来たようだ。
(-157) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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/* ま、ぶっちゃけ手紙を出すような相手のネタが思い浮かばなかっただけの話。
うちを奴隷にうっぱらったやつ? ……うーん。今更、戻ってこい、とかもなぁ。
(-158) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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/* ホレーショーにはサラサ経由以外の手紙を出したかったけど、手段が思いつかなかったから却下にした次第。
嬉しいことにあちらからお手紙出してくれたので、次回利用される予定。 すばらしいね。
(-159) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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私は…
[拾い上げた本を棚に戻す。それだけの時間が妙に長く。いやに疲れ、服の裾で脂汗を拭う。 わめきたてる音も血走った目。狂気を孕んだ空間だと、ここで過ごしてきた自分にはわかる。いや――標的が住む城に使用人として勤めていた夢の中の自分も薄々…わかっていたのではないだろうか]
(115) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[首筋を噛むのは戯れか、せめてもの縁か。 微笑みを乗せた囁きはふわりと甘い。]
不思議なものだな、 神事をこなせぬ花嫁が、恋をした。
[ねだられて優しく唇を重ね、もう一度、抱擁する。]
求めあった後では、ここはいささか寒いな。 ゆこうか。
(-160) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[衣服を整えて歩き出した後で、ふと立ち止まる。 しばしの逡巡。]
おまえとこのような関係になったことを盾にとるわけではないが、
また ── 神域に行ってもらえるか?
[胸に手を置いて、控えめに問う。]
(-161) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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おまえは、自分の弱さをオレに見せてくれた。
オレも 自分の恥をお前に話そう。
── オレは、神を悦ばすことのできない「花嫁」だ。
(-162) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[涼しい風に、流れる景色が心地よい。 余計なことなど全部忘れて、今だけを楽しめたらどんなにいいだろう 。 たどりついたオアシスで腰を下ろせば、瑞々しい草が手に触れた。 帝国にいた時には気に留めることもなかった雑草。 いつのまにこんなに価値観が変わってしまったのだろうか]
――もしも……?
[向けられた声はなぜかぎこちない印象をうける]
この国を出てもいいのですか? だったら……。
[そう言いかけたものの、選ぶべき言葉に迷って言いよどんだ]
(116) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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我ら《片翼の鷹》部族では、「神の子」が災厄をもたらすと言われている。 だが、神を悦ばせる者がいなくては、神は別の部族の元へ去ってしまうだろう。 そこで立てられたのが男の「花嫁」だ。
花嫁は男でありながら女装して神に奉仕する。 おまえが受けたあの──方法で、神具に宿る神と繋がるのだ。
だが、オレは何度試してもダメだ。 このままでは神が離れていってしまう。
(-163) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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そんな時に、オレは啓示を得てサラサへ行き、おまえを見つけた。
ひと目で、オレを佑けてくれるのはおまえだとわかった。 オレはおまえを連れ帰り、神の愛妾に差し出した──
天が遣わした者だから事情を説く必要もないと考えたのはオレの短慮だった。 おまえにしてみればいきなりのことで、しかも、自分の価値を貶められたそのままの暗澹たる行為だったはずだ。
すまなかった。
(-164) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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今は、おまえを一個の人間として、オレの秘密を託せる相手として、頼む。
おまえの身につけた技で神を悦ばせ、オレを佑けてほしい。
(-165) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[毛布の下の手が震える。
自分の意思でここにいるのに。 多分相手には伝わらないだろうというのが、独り善がりな文面から見て取れた。 名も知れぬ差出人にとって、ダンは歌姫を浚った犯罪者になっている。 砂漠に二人だけで出て来たら雇った腕利きの者達でダンを抑え少女を「救う」と計画まで書いてあった。
大切な人を、危険に晒してしまう――自分の所為で。]
(117) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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神は、それぞれの心にいる。
祈りは自分自身との語り合いに過ぎない。 自分のやりたいようにやりなさい。
[うわごとのように呟く。ぼんやりとさまよう視線が捉えたのはミーアキャット>>114]
………マレイカ?…ぅ…
[名を呼び出すのに苦労して、警戒を抱いていることまで意識をせずに夢から現実に戻るように気配が元に戻れば、マレイカも警戒をするのをやめただろうか。 それを確認する術もなく...の意識は途絶え、小さな音をたてて、書庫の隅に倒れ意識を失った**]
(118) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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…っはぁ…
[先を歩くシビルについていこうと足を進めるけれど、思うようにはいかなかった。 無理をして発作でも起こせば、その方がきっと迷惑をかけてしまう。 何も言わないシビルに内心で感謝しながら、部屋へと向かった]
はい…あの…私、何か、お手伝いを…
[座っているように言われて、それでも何か…と言いかかったけれど、手際よく荷を包むシビルを邪魔してしまいそうで、何もできず。 シビルの荷造りを、部屋の片隅で待った]
先生、あの…私に、何かお礼できることは、ないでしょうか…
[治療の礼、あるいは一族の者から何かしらの手回しはなかったとも限らないけれど。 それにも増して、負担を増やしてしまっていることは解る。 何をすれば礼になるのだろう、と。 考えてようやく、シビルについて、自分が知っていることがごくわずかだと気づく]
(119) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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………先生は、どうしてお医者様に…?
[気になったことが、ふと、口からこぼれた]
…ぁ…ごめんなさい、私ったら… すみません、不躾でした…
[あわてて訂正し、申し訳なさに顔を俯かせた。たださえ荷造りの手伝いができていないのだから、せめて邪魔にはならぬようにと、時が過ぎるのを、待つ]
(120) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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― 自室 ―
ああそうか、海ってのは…。
[>>110海、の単語に首を傾げる様子に、 でかい湖みたいなものだと間に挟んだりもしながら、 聞かれた事には大雑把にだが応えた。]
そうだな、その解釈で問題ねぇ。
……ん?ドゥーリエが、か? そいつぁどうだろうなぁ…。
[勢いがあるの部分には同意を返したが、 続いた言葉には、今度はこちらが首を傾げる。]
遠い国ってのもあるが、 ドゥーリエは基本、海軍……と、海から攻撃するのが得意なんだが、 ファルケンはご覧の通り砂漠の国だからな。 単品で乗り込んでくるのは難しいだろうねぇ。
(121) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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ただ……ドゥーリエが何かしら理由をつけて、 帝国の力を借りた場合は別だな。
[末姫が何を思い悩んでいるかは知らないが、 胸元を押さえ、深く思い悩む仕草には少し眉を寄せた。]
この場合、つける理由はでっち上げでもいい。 ただでさえ今、ファルケンは帝国とは仲が……な。 理由次第じゃ、帝国も乗ってくるだろう。
(122) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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/* おう。レティーシャのことろ、いつの間にか計画が増えてる!!! よし。拉致計画頑張る!(こらこら
(-166) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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/* 解釈が間違ってたら土下座物。
(-167) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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あ……。ん、んん……っ!
[口づけにはだいぶ慣れた。 痛みもなく、屈辱的というわけでもない行為は、割り切ってしまえば拒絶感も薄れていく]
っ……ふ…。
[ゆっくり、目を開けて間近に見える表情を確かめる]
――…マスター? どう……しました……?
(-168) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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/* そしてラルフの手紙なんだったんだ気になる…!
(-169) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[ちらりと過るは、中々機会に恵まれなかった約束>>1:564。 もしそこで襲われてしまったら?
悪い想像しか出来なくて、唇を噛み締めた。]
(123) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[海について解説してくれる言葉にも、やっぱり首を傾げながらうんうんと聞く。 わかったような、わかってないような顔をして。 何せ、彼女の知っている水たまりときたら、サラサのオアシスくらいなのだから。]
大きなオアシスのようなものなのだろうか。
[なんて真顔で呟いたのはさておき。]
海軍…帝国と協力…
[一度口許を押さえて、視線を落とす。 それから徐に口を開いた。]
(124) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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……このような情勢の時に。 王族との婚姻の申し出というのは、あなたの見たてではどういう意図であると考えられるだろうか?
[おずおずと尋ねる。 信用できるかどうかは、判別できるほど彼を知らない。 だが、外の事を彼ほどしっている者も、他にいないだろう。
―――遠い異国から、国の架け橋にと求婚を受けた末娘は、美しい宮殿が戦禍に飲まれる様を幻視する]
(125) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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国を出ることは許されないぞ。 あくまで、もし――… 仮定の話だ。
[オスカーの言葉>>116に、不機嫌そうに返しながらも。 曖昧な言葉の続きを、聞くのが怖くて――…。]
(126) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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ん――……。
[しっとりと舌を絡め、口付けをかわす。 唇を離せば、唾液が糸をひくほどに。]
…………別に、どうしたも何も、ない……。
[どこか翳った表情で呟き、オスカーの身体を両腕にかき抱いた。 目があえば、ふと寂しそうな笑みが浮かぶ。 甘えるように、白い肌を唇で啄みながら。 ゆっくりと、オスカーの衣服の下に指を這わせた。]
(-170) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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手伝う程、物がないからな。
[服に続いて、油紙や乾燥した薬草などを割と大雑把に鞄に詰め込む。 砕けた葉が、服の上に振りかかるのも気にせず]
……俺が?
[予測していなかったタイミングで聞かれ、一瞬「ほんとうの」理由を答えそうになって]
子供の頃に、姉が病気で死んでな。
[一拍おいてから、「いつもの」理由を淡々と答えた]
(127) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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― 書庫:マレイカ ― [気配が変わる。 不思議そうに首を傾げた後、マレイカは警戒を解いた。 名を呼ばれそろり、そろりと近づくと、ヨーランダは倒れてしまった。
倒れた彼の顔をぺろぺろと舐める。 目を覚まさないとみれば、くるりとヨーランダの顔の傍で丸まった。 マレイカ―――天使という意の名を持つミーアキャットは、そのまま動く気配はない。。 ただじっと、主に頼まれた通り、気絶した彼に何も起こらぬよう、周囲をうかがっていた*]
(128) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[もしもシゼが文机を見たならば。 投げっぱなしになっている手紙を見つけるだろう]
[帝国の字で、救いを求める患者の手紙を]
(-172) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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>>127 乳鉢や天秤がないのは、大雑把でしか調合していないから。
(-171) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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[王の手に、「他国人を解放するように」といった 不穏な内容の書状が届いている>>2>>3>>4事は知っている。
けれど王はそれに応じない方針であり、レティーシャ自身の 意志も、近く確認したばかり。
要求に応じる気はさらさらなく、ただ過激な思想を持つ者に 危害を加えられないよう注意を促しておく心算でいた]
(129) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[促されて立ち上がり、衣服を身につける。 汗をかいた身体はここでは乾かず、確かに冷えてしまうだろう。
闇の道を逆に辿るさなか、前をゆくひとが立ち止まる。 投げかけられた言葉に、返す躊躇いはない。]
あなたがそう望むのなら。
[真っ直ぐに頷いた視線は、 続けられた言葉を受けて、緩やかに傾いた。]
(-173) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[明かされたのは部族の秘事と、 個人に架せられた重い鎖。
打ち明けられた苦悩に、 二人を引き合わせた天啓に、 薄紅を柔らかく細めて手を伸ばし、 夜の色宿す髪に触れる。]
―――ならば私は、正しくあなたを佑ける為に ここへ、やってきたのだろう。
全てが意味あることだったと思えるのなら、 私も、嬉しい。
[売られたことも。加えられた仕打ちにも。]
(-174) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[体調を問う言葉に返ってきたのは、曖昧な否定>>112。
これまでの付き合いから、レティーシャには何事も黙って 耐え忍ぶ傾向が有ると見ていて、曇った顔色を前に、 彼女の言葉を全面的に信じてしまう事は、少し難しかった。
直ぐに、先程の使用人を呼び出して事情を話させる]
(130) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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私を見いだし、ここへ繋ぎ止めたのはあなただ。 あなた方の「掟」などではなく。
私は、あなたの力になりたい。 そのために役立てるのならば、この身体を使って欲しい。
(-175) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[出入り口近くで事情を聞き、使用人を下がらせた後、 広い歩幅でレティーシャの休む寝台へと近づく。
そして寝台の端に腰掛けると、互いの表情を見過ぬ程の 距離まで詰めて、少女の手を握った。
震えが伝わってくる。
それは、体調不良からか。 何かしらを抱えて居るが故であるのか]
何故、嘘をつく? 大丈夫ではないだろう、──これでは。
[指を絡めて、掌を握り込む。目を逸らすことは許さない]
(131) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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/* そういえば、封蝋は開封したときに一度砕けてますが パズルしてなおしましたってことに しておいてくr(ひどいご都合を発揮した
(-176) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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………っ!
[力強い大きな掌に捕まれていても尚止まらない震え。 真っ直ぐ見据えられて>>131、このひとにはやはり何も隠せないのだと観念した。]
手紙、が、来たんです……。
(132) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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あーそうか、湖も……… んー、そうだなぁ ここの砂漠が一面水になったような感じなんだが…。
[>>124やっぱり分ってなさそうな様子には少し頭を掻いた。 アレは言葉だけで説明するのは難しい。 どこかに絵本でもあればいいがと言いながら。 なにやら一人、また視線を落とす末姫を見やる。
が、続いた言葉には目を細めた。眉間には少し皺が寄った。 手紙の内容は読んでいないが、 だいたい何が書いてあったか想像はつく。]
(133) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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そいつぁ王様通して来たモンじゃねぇな?
[ファラを見つめながら、逆に尋ねる 王を通していれば、末姫がこんな風には尋ねてこないだろう。
返答を聞いてからまた少し、考えるように間があいた。 視線を外し手を篭の中へと伸ばし、末姫の顔を見ないまま、口を開く。]
ドゥーリエの王族なり何なりが、 ファラ殿に熱烈に一目ぼれしたってんなら別だが…。
正直に言うと、因縁付けの口実にしか見えねぇ。
(134) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[告白に返されるのは慈愛と無私の覚悟。]
── ありがとう 、
ありがとう。
[偽わりのまま伸ばしている髪に手を置かれ、喉が咽んだ。 そんな自分を見せられる唯一無二の相手を得た安堵と──2倍になる喜び。]
(-177) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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どっちにしろ友好的にってんなら、まずスジを通すのが先だ。 この場合はあの王様を通す事だな。
8割がた断られるような手で、 国の印まで押した正式な手紙出して来てんだ。 礼儀がなってないのもいい所…なんだが。
[手は篭の中に入れてあったものを取り出した。 中からは、鉄の筒のようなものが出てくる。]
問題は正式な手法で手紙出して着てる事だ。
(135) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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わたしが、ここにいるって、何故か知ってて。 無理矢理にでも「救う」から、世界中の人の為に歌えって……!
[告げる声が震える。]
わたしがここにいる所為で、ダンさまが危険な目に……っ
……どうすれば戻らないまま、ダンさまにも危険が及ばなくて済むのか、ずっと考えてるのに分からないんです……。
[傍にいたい。 世界中の人の感動なんて知らない。 ただ、ひとりの笑顔があれば。 それは、過ぎた望みなのだろうか。]
(136) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[坑道から戻ったフランシスカは、翌日から再び、カリュクスに神域への同行を求める。
暴漢に切られた服を自分で繕うよう、針の使い方を教える様子もこれまでと変わらず。
ただ、微笑が増えた代わりに、予言めいたことを口にすることは少なくなっていた。]
(137) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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あ…
[姉が。そうだ。姉の墓参りと言う話は、聞いていた。 察することはできたはずなのに、不用意に聞いてしまった自分を呪った]
……すみません、私…
(138) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[俯いた目が、ふと文机へと落ちた]
…これ…?
[忘れていってはいけないと、その紙に手を伸ばした。 手紙のようだった。…手に取ろうとしたときに、わずかながら、その内容が読めてしまった]
…けほっ
[咳が、漏れた]
(-178) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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………先生、忘れ物です
[あらかた荷物をまとめ終わったシビルに、拾い上げた紙片を差し出す]
…ぅくっ…けほっ…けほこほっ…
[抑えてはいたけれど、発作めいた咳が、抑え切れなかった//]
(139) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[感謝の言葉は身に染み、 髪に伸ばした手を滑らせて肩を抱く。
言葉によらず、大切な人だと、 温もりを分かち合いたい相手だとの思いを込めて、 緩く抱きしめた。]
(-179) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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断った場合、向こうからしてみりゃ、 「ファルケンの為に友好的に進めた話を断られた」 ってことになる。
そうなったら、向こうとしても 戦争を回避するための最大限の努力はしましたよ、って形は出来る。
……まぁ、体のいい免罪符だな。
[不吉な事すら隠すことなく言いながら、 鉄の蓋を開け中身を掬い出すと、小皿に移してスプーンを添えた。]
(140) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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とりあえず、少し食べて落ち着きな。
[言いながら、小皿を渡すと皿はひやりと冷たいだろう。 上には、クリーム色をした物が乗っている。 出した瞬間から既に溶けかかって、 とろりとした液をゆっくり広げてゆくそれは この地方の人間には滅多に見る事の出来ないアイスクリーム。]
(141) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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それでも、もし、戻れるならば……。 帝国のひとたちに、この国のことを話します。
少なくとも僕は、自分の意志で国を超えました。 ここでは仕事も貰って、不自由のない暮らしをして……。 ここにいるのは被害者なんかじゃないのだと、伝えたいんです。
…………戦争になって欲しくないから……。
[この国の王族に関わって、異国が遠い世界ではなくなった。 帝国には帝国の、ファルケンにはファルケンの法がある]
帝国だって、機密を知った外国人を返しませんよ。 ファルケンの機密に踏み込んで、それでも無事でいるだけこちらの方が穏健なほどなのに……。
(142) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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─ 人工庭園 ─
[海の向こうからの書簡について聞いたのは、昼下がりのこと。
庭園の木陰に寝そべって、カリュクスに羊の踵の骨を使ったゲームを教えていた時だった。]
「抑留されている外国人を解放せよ」と? 「実力行使も辞さない」と?
── はンッ!
(143) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[眉をつり上げて見せた憤慨は、アルフレッド王に通じるところがあったかもしれない。]
法など、国のありようによって違うものを。 内政に干渉するつもりか。 どれだけ上等な人間のつもりだ。
本当のところはエメラルド目当てだろうに、正義面をされると虫酸が走る。
(144) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[噛み締められ、痛々しく染まった唇が開かれたかと思えば、 堰を切ったように事情が語られる>>136]
──まずは、落ち着け。
[声を震わせる小鳥を、腕の中に呼んで。 気を静めさせるように、その背を擦る]
(145) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[ただ──、と知らせを運んできた者が去った後で、カリュクスを顧みた。]
おまえが売られた話は聞いた。
それ以前のことは知らないが ──
レイ・ロー。
おまえを呼び戻そうする者は──いるのか。
(-180) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[背を擦ったまま、空いた手で彼女の前髪を避けて、 額同士を触れさせた]
一度眠って起きてからでいい。 その手紙を、私にも見せてくれるか。
お前の心が決まっているなら、正式に断る旨の返答を返す。 それだけだ。
(146) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[砂漠が一面水になったような感じ、と言われ、一瞬きょとりとして目を瞬いたものの。 こんな時でなければ、見にいってみたい、と言ったのだろうが――― 続く話題には、胸に置いた、握りしめた手が微かに震えていた。]
はい…私宛てに、直接。
[王を通してないことを肯定する。 因縁付の口実にしかみえない、という言葉も―――自分の持った印象と、同様のものだった。]
……では、断ったところで相手の思惑通り、ということか… では―――私がこの話を受けると言ったら、どうなるのだろうか。
………体の良い人質、になるだけ…かな。
[それが解るのは、部族内の権力闘争も同様だから。 普段の快活さは無く、金の瞳に憂いを帯びて。 篭の中からホレーショーが鉄の筒を取り出してくるのを半ば茫然として見ていた。]
(147) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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それは?
[出てきた不思議な冷気を纏うクリーム的なものを見て、目を丸くした。 小皿の上のものと、ホレーショーの顔を交互に見る。]
食べ物なの?
[見たことの無い、勿論食べたこともない代物に、先ほどまでの憂いはわずかに晴れ、好奇心に目を輝かせる。 すすめられるままにひと掬いし、恐る恐る口に含むと…]
―――ッひゃ!
[冷たさに、思わず口を押えて目を瞑った。 しかし、すぐに解け、口腔に満ちる優しい甘味に、そろそろと目を開いて、数度瞬くと、ホレーショーを見た]
(148) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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……美味しい! これはなあに?すごい、どうして冷たいの?
[相手の気安い雰囲気のせいか、すっかり敬語がなくなっているのにも気づかず、尋ねていた]
(149) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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無理矢理にでも、とは随分自信に溢れた物言いだな。
[ふ、と軽く笑い声が漏れる]
(150) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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え……こんな屋外で、そんな……。
[宮殿での秘め事が、このような誰が来るともしれない場所で行われるとは予想もしてなかった。 日々の行為に多少は慣れても、状況が変われば感覚も変わる。 誰もいないと思うのに、それでも人に見られそうな気がして羞恥に頬を染め、軽い抵抗を見せた]
(-181) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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/* 直近の妹君がえらく微笑ましいな。ほのぼの。
(-182) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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君が謝ることではないだろう。
[鞄の口をなんとか閉じようと、ぎゅうぎゅう押し込みながらシビルは言った]
忘れ物? ああ、それか。
[結局口を閉じるのは諦めて、開いたままの鞄をちらりと見て]
(151) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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――ひらり
[動いた隙に、服の裡から白いものが落ちた。 それは遠くに残した妹からの手紙。 どこともしれず音信不通となった兄の居場所を誰かに聞かされて送ってきたものだった。
中には丁寧な文字で、兄を案じる言葉とともに会いたい、帰ってきてほしいという思いのたけがびっしりと綴られている]
(152) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[褐色の巫と共に坑道へ入り、そこから出てきた後、 白子の異邦人が一人で歩く姿は随分と減った。
ジッドにやってきた当初よりも表情が軟らかくなり、 笑うことも増えた。
首から伸びる銀の鎖だけは、変わらなかったが。]
(153) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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──捨てておいてくれ。
[持って行く、と言うつもりがそう言っていた。 ……それを捨てる事が、どういう風に解釈される可能性があるか、解ってはいたのに。どこか、人目につかないように捨てる気だったのに]
[……たぶん、シゼが痛そうに咳をするから、そのせいだ]
では、戻ろうか。
[鞄を手に持ち、入口へと向かう]
(154) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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>>154 正しい「解釈」は、 「戻ってくれ、という切望を断った」 だけど、 「助けてくれ、という患者の懇願を蹴った」 という解釈でも、それはそれでアリ。
(-183) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[フランシスカの手の中でカチカチと羊の骨が鳴る。**]
(155) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[肌が触れ合えば、昂った気持ちも少し落ち着いてきた。 こくこくと頷く。]
……はい。 ……諦めてくれればいいんですけど……。ダンさまを……その、誘拐犯だと思っているみたいです。
[このひとを愛していると、目の前で断れれば諦めてくれるだろうか。――そう宣言出来る立場でもないのに。
急に自分の「位置」が分からなくなったような心地がして、背に回した手に力を籠めた。]
(156) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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──ただ、偶々に。
小鳥の気持ちが己に向いているから、 傍に置いておく免罪符を持っている状態である、だけの事。
一度彼女の気持ちが離れれば、「団長」とやらとも、 「手紙の送り主」とも、変わらない。
相手の意思を尊重している振りをして、 しかしどんな変化が起こったとしても、 《片翼の鷹》の民の掟を盾に、小鳥を縛り続ける事だろう。
(-184) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[そんな自嘲は胸に秘めたまま]
(-185) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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さてそうなった場合は…。
[或いは、本当に向こうの王族の仲間入りが出来たら ファラ自信が何かしらの干渉をする手も無くはない。 或いは、王がファラや状況を上手く使い、 帝国、あるいは帝国周辺の国と繋ぎを取って 現状を覆す事も不可能では無いが。 末姫にも、あの王にも、そこまでの政治的手腕があるとも思えず。]
…そうなる可能性が高いだろうなぁ。
[思いは告げずに、末姫に概ね同意した。]
(157) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[>>147だろうなと思ってはいたが、 アイスクリームを始めて食べた末姫の初々しい反応には、 満足そうな顔をして口の端を上げた。]
美味いだろ?アイスクリームってんだ。 ちょっと作るのに面倒なんだが、味はいい。 こっちは暑いから、冷たいモンが特別美味くも感じるしな。
ああ、あんまり作れるモンじゃないから、内緒な。
[しーっと、人差し指を口元に上げて、片目を閉じた。 いつの間にか取れてた敬語やらなにやらは、 そういえば最初からあまり気にしてはいなかった。]
(158) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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オスカー、お前――…。 自分の意志って――――。
[オスカーの言葉>>142を聞けば、目を瞬かせる。 自分を謀ろうとした腹いせに、強引に連れてきたことは自覚していた。 だからこそ、オスカーの言葉に驚き――そして、その真意を図れずに居た。]
………………俺を、恨んではいないのか……?
[尋ねる声は、幾分震えていた。 妹の代わりにと強引に連れてきて、そして力ずくで言う事を聞かせたと――…そう、思っていた。]
(159) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[どれだけその心が欲しくとも、己は恨まれているのではないかと――…常にそう思っていた。 なればこそ、立場を使ってその身を雁字搦めにしてしまおうと思っていたのだが。
ファルケンという国そのものが危うくなれば、それもまた、崩れる。 オスカーを失うかもしれないという焦りと、彼の心を自ら手放してしまったのではないかという後悔と、それでも尚焦がれ求める心と――。 どれ一つとして、今まで沸き上がった事のないような感情なのに。 いくつも沸き起こっては、心を苦しめる。]
(160) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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…………オスカー……。
[さらなる温もりを求め、少年の身体を抱きしめる。
心が手に入らぬならば、せめて、身体だけでも……。 そんな想いに駆られ、夜が来る度に、求め続けた。 どうして、こんなにもこの少年は自分の心を揺さぶるのだろうか。 それすらもわからぬままに。
だが――――…。]
(161) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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………………それ、は……?
[風に舞う手紙。 白い紙に透けて見えたのは、ここファルケンでは見ることのない文字。
その中身を想像したならば――――心が、締め付けられる。]
(162) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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それ自体は、駱駝の乳と砂糖とバターを少し使ったモンだ。 作り方も内緒なんだが…ちょっとバラすと、硝石を使う。
硝石は、水で溶かすと冷たくなる。 その原理を使って水を凍らせ氷を作って、原液をを冷やすんだ。
[もっともただ硝石を水に溶かしただけで 氷が出来る温度にまでは下がらない。 そこから3工夫はいるが、そこいらの説明は省いた。]
(163) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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………………傍に、居てくれ……。
[痛い程に、華奢な肩を握る手に力を籠める。 どうやら、自分を恨んではいないようだが――…、 それでも、やはり。 鎖国が解けたなら、彼は、自分の国へと帰ってしまう。
今まで保守派とは折り合いが悪く、王族の中では開国に一番前向きな立場ではあったが。 今、初めて、失いたくないと――…。 彼を、決して帰したくないのだと、気付いてしまった。]
(164) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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…………いや、なのか?
[求めを拒まれれば、寂しげにじっとオスカーの目を見つめる。 今すぐにでも、抱きたかった。 抱いて、少年が自分のものであると、確認したかった。 心を繋ぐ術を知らぬがこそ、激しく、身体を求める。
だが、拒まれてしまえば、やはり手には入らぬのかと、 その表情が僅かに翳るのだった。]
(-186) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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…………けほっ…こふっ…
[捨てておいてくれ。シビルはそう言った。 真意は、わからないけれど。そう言った。 ―――胸が痛んでいるのは、発作のせいだ。 手で、胸を、ぎゅぅっと握り締めた。痛みごと掴まえるみたいに]
…でし、たら…けほっ…わた、しが…あず、かって…こふっ…おき、ますね…
[捨てるのならば、自分が。途切れ途切れに言って、紙片を大事に畳んで握る]
……けほっ…はい、戻りましょう
[呼吸が整った頃合を計り、入り口へ向かったシビルのあとに続く。自室に戻るころには、トニアは使いの役目を果たして戻っているだろうか。 王への謁見は、果たせねばならない、と、決心を固くした**]
(165) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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さてちょっとは元気が出たかねぇ?
ま、手紙の件については、 国政が絡んでる以上、王様あたりに相談するべきだと俺は思うぜ。
[その場合、あの王がどんな反応するのか想像しなくても解るが。]
(166) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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[知り合ってから、幾度となくされる額を合わせる行為は、それだけで鎮静剤のように安らぎをくれる。
けれど今夜は、それだけでは足りなくて。
額が離れたと同時、自ら唇を重ね合わせた。**]
(167) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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/* うーん。まとまらない。 まとまらない上文にならない。
長いこと考えてはいるんだけど行き付く所はひとつだから、なあ…
(-187) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[手紙を開けば、少し古い文体の懇願が泣いている]
『医師シビル・メイヒュー様
ご無沙汰しております。ラムカット村のナタリアでございます。 誰からも諦められていた私の病気を、先生はお救い下さいました。 その恩は感謝もしきれず、今も深く思う毎日です。
ところが、先日恐ろしいことが発覚しました。 私を長年に渡って苦しめていたあの黒狼病が、私のたったひとりの息子をも襲ったのです。 こうなっては、先生にお縋りするしかありません。 どうか、どうか息子をお救い下さい。
家や材料も手配します。 帝都の白い野兎亭という宿屋に立ちよって、私の名前を出して頂ければ、必要なだけの路銀をお渡しする手筈も整えてあります。 どうかラムカット村へお戻りくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
ナタリア・ランエール』
(-188) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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― 人工庭園 ―
[宮殿の中庭に設えられた庭園は、 緑のお陰か、吹く風も優しく心地良い。
フランシスカの隣で小さな岩に腰掛け、 羊の踝の骨を投げて遊ぶ。 初めてのゲームに興じていた穏やかな時間を、 投げ込まれた報せがかき乱す。
嫌悪を露わに道理を吐き捨てる彼の横顔を、 物思いに沈みながら眺めていた。**]
(168) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[庭園が、再び二人だけの空間になった時、 向けられた問いに、視線を彷徨わせた。]
いない――― はずだ。
[無意識にか、指先が鎖を弄る。]
(-189) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[ダンを誘拐犯の如く考えているという言葉>>156には]
構わない。
[鷹揚に頷く]
実際、似たようなものだ。 元居た場所から、正式な手続きも取らずお前を攫った。
(169) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[元の保護者であったという団長に、金品を収め、 手順を踏んで彼女を引き受けることも考えはした。
けれど、その男がレティーシャに行なってきたであろう 仕打ちが頭を過る度、真っ当に扱う価値もないなどと、 激情に流されて]
そのしわ寄せがやって来たというならば、私の咎だ。 お前は何も気にする必要は無い。
(170) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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──心配しなくて、良い。
[最後の言葉は言い切る前に、口付けに呑まれた**]
(171) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[預かっておく、という言葉には一瞬考えたが]
文章の勉強か? 好きにするといい。
[ジッドから離れられない彼女が、悪用出来るとも思えない。それきり紙片には興味を失って]
……。
[ぱたりぱたりとサンダルを喋らせて、来た道を戻った]
(172) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[ホレーショーの見たて通り、ファラの政治能力は高くない。 この国は長く閉ざされていたし、女が政治にかかわることは好まれず、教育機会も与えられなかった。 それでもシゼのように独学で書物を読むことはしていたが、所詮文献知識で、実戦経験がない。
それでも、帝国の軍事力を前にしてファルケンが勝てるとは思わない程度には、外の噂は聞いている。
アイスクリームの事を内緒、というのには、合わせて人差し指を自分の唇に当てて、笑って見せた]
わかった。ナイショね。 硝石…!へぇ、全然、思いつかなかった…あなた凄いな!
[しかし続いて作り方を聞けば、後で作ってみよう、と真剣な顔を耳を傾けていた。 とはいえ、省略されていることを知らないから、何度も失敗を重ねることになるのだろうが。 それでも、この冷たくて甘いものは、憂鬱だった気持ちを随分と和らげてくれる魔法の食べ物のように思えたのだ]
……後で、食べさせてあげよう。
[そう呟いた相手が、今書庫で倒れているとは知るよしもない]
(173) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[元気が出たか、という声には、以前のような快活さの垣間見える笑みが、見えただろう]
うん…ありがとう。
[王に相談するべきだという言葉に、再び胸の重いものを思い出すような気持ちだった]
……そう、だな…… 私一人が抱えていて良い話では、ないか…
[添う人一人自分で決められぬままならぬ身は、見えぬ鎖と檻に戒められているようで、絶望的な気分になる。 その上、自分の行動次第では多くの命がかかる事態になりかねない、とあれば―――]
(174) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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―――しかし、兄様…王は直情的なご性格だから… 少し、考えてからにする。
ホレーショーさん、色々と参考になった。ありがとう。 先程の甘味の事も含めて、あとでお礼に参ります。
[それでも、色々なことが分かった。 素直に感謝の意と、信頼を寄せた瞳で見上げて、丁寧に王国式のお辞儀をし、部屋を辞した**]
(175) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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[与えられた口付けには軽く瞬いて。 相手の顎を捕まえると、角度を変えて再び唇を寄せる。
触れるだけのそれを何度も贈った]
(-190) 2013/01/16(Wed) 01時半頃
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/* 国同士の陰謀ロールたちは、非常にわくわく読んでいる。面白いなー。
(-191) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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>>172 どうしてサンダルが喋ってる音が気になるかっていうと、ふたりとも無言だから。
(-192) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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[同じ仕草をしても、自分のウン千倍は愛らしい 末姫の仕草には、微笑ましく目を細めた。]
ま、どーしてもダメだった時にゃたまに来るといいさ。 準備にゃ時間がかかるが、運が良ければまた食べれる。
[飲み物を冷やす程度の事なら出来そうだが、 アイスは無理だろうなとは思ったのでそう手も差し伸べた。
こういった知識も帝国の武器である為、 気軽に全ては教えられない不自由もあった。]
(176) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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[凄いと褒められればからりと笑う。]
俺が思いついたわけじゃねぇがな。 帝国にゃ、そんな知恵もあるのさ。
……こんな話をしちまった後だ。 意地汚ねぇとこが色濃く見えるが、全部が全部悪いトコでもねぇ。
だから…美味く折り合いつけんのが、一番いいとは思うんだけどなぁ。
[言いながら苦笑する。 それは工作員としての本音でもあった。]
(177) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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[礼には緩く首を振る。 王の話に及ぶとそれもまた沈みかけていたが、 自分が彼女に言える事はここまでだった。]
そうだな、タイミングは大事だ。 そこいらはファラ殿の方が良く知ってるだろうし、 何よりファルケンの国の事だ。 自分で考えて判断するのがいい。
[過干渉はしない。 彼女もまた人の上に立つ立場の人間であり、 自分で考え判断する必要があるのだと、言外で告げながら。]
(178) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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ふ。 ――ん、は……、
[口から出そうになる悲観的な想像をひとつひとつ潰すように唇が降ってくる。 舌が絡んだ訳でもなく、身体を繋げた訳でもないけれど、それだけに、何かにつけて自信のない小鳥に「一方通行の想いではない」という確信を与えるには充分だった。
――――すっかり息が上がった頃、顎から手が引かれる。
震えは止まっていた。]
(-193) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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ああ、礼はいいさ。 今はこっちに居候の身だしなぁ。 参考になったら何よりだ。
[あまり見ぬ礼は、王国式の礼なのだと知って笑みが向く。 こちらは軽く、ひらと手の平返すだけで見送り、 扉を閉めると少し長い息を吐いた。]
(179) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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んー……。
[息を吐きながら、先ほどの末姫との会話を反芻する。 ファルケン目線で間違った事は言わなかった。 帝国目線だとギリギリと言った所か。
ただ末姫が受けようが撥ね付けようが、 どのみちどちらに転んでも、良いような内容ではあったわけで。]
……ま、いいっか。 ついでだ、サイモンと相談してみるかねぇ。
[一人だと煮詰まる話も、二人で話せば違う視点も見つかるだろう。]
(180) 2013/01/16(Wed) 02時頃
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/* アイス関連はわりと適当でs 硝石が物冷やすとかは本当らしいんだけどね。
そのアイスいつまで保ってんのよとか、 そこらはファンタジー…。
(-194) 2013/01/16(Wed) 02時半頃
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[末姫が立ち去った後、此方も篭を手に部屋を出た。
サイモンとは頻繁に顔を会わせていた。 異国で一人、食も環境も合わない中での任務は劇的に彼を弱らせて その為か自分が会いに行く度に、死相は薄れていくような気がして 恩人からの勧めで果実汁をよく運び、 帝国語で数分とたわいのない会話して立ち去る日々が続いていた。]
(181) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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― サイモンの部屋 ―
[今日は先の王の事や末姫からの話も、語って聞かせるつもりだった。]
よー、サイモン。今日は珍しいモン持って来てやったぜ。
ほれ、こっちは硝石が豊富っつーんで、 氷作ってさ、アイスクリーム作ってみた。 お姫様の味見済みだが、なかなか評判良かったよ。
[何時ものように扉を叩き、中へともぐりこむ。 訪問しても眠ったままの事もあったので、返事が無いのは気にしなかった。]
(182) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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懐かしいなぁ。前にお前が教えてくれた、 北から運ばなくても氷を作る方法、
[楽しげに語り篭を見せ持ち上げながら、寝台へと近付いていく。
窓は大きく開け放たれて、砂漠の渇いた風が吹き込んでいた。]
まだ、覚えて て ……。
[ふと鼻につくのは、赤錆の匂い。]
(183) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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[視線が寝台へと向けられると、 質素な上掛けの中央に、まるで誇示するかのように 何かが立てられていた。]
おい、サ………
[突き立てられているのは曲刀だった。 だが曲刀にしては随分短い。
つまりは深々と、それは寝台に沈められているという証で]
(184) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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エス!
[思わず偽名でなく、コードネームの方が口から出た。 曲刀を抜き体を起こすと、同僚は既に事切れて 触れた体は先ほどファラに食べさせた物のように、冷たい。]
な……
[何がどうしてと、突然の事態に、 ぐるぐると疑問が頭の中を駆け巡る。
よく見れば、サイモンの上にかけられた布にはべったりと、 血で何かが書かれていたが、帝国語で無いので読めなかった。]
(185) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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|
[もしも読むことが出来ればそこには、 帝国に対する憤然たる思いが綴られていただろう。]
何が……あったんだ よ
[呆然と、裾に血が移るのにも構わず 同僚を抱いて見つめていたが ゆらりと離れると、重い足取りで サイモンの死体を運ぶよう、人を呼びに外へでた*]
(186) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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/* 悩んだが村建てのメモを参考にこんな感じで纏めたのだった… ね よ う
(-195) 2013/01/16(Wed) 03時頃
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― 王の間 ―
シゼ・ペラジーが謁見を、と?
[側仕えの少女から謁見の要請を伝えられて、頷く]
構わんぞ。 我が門は片翼の民のためならばいつでも開かれている。 [謁見の日時を伝えて、トニアを下がらせた。]
(187) 2013/01/16(Wed) 08時半頃
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― ジッド周辺 ―
[曾祖母の血に繋がる一族が、不幸な事故で世継ぎを喪い家系断絶の危機に陥っている。 遠方の血縁をしらみつぶしに探した結果、ファルケンに生まれた自分を見つけ白羽の矢が立った―――概ね、手紙の内容はそんなものだった。
遠い国から分厚い手紙を寄越したことや、是非にと繰り返す必死の願いに心揺さぶられないといえば嘘になる。 けれど、それはわが身に引きつけた感情よりも、どこか遠いもの。 血縁の自覚は薄いものの、顔も知らぬ一族に深く同情は抱くのだが……]
(188) 2013/01/16(Wed) 13時頃
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[彼らが拘る曾祖母の血ですら、世代を経て薄まり切っている。 文中に綴られた国の名も、こうして文字にされて漸く思い出したほどだ。それほどに遠い系譜。
であればよほど、傍系から養子でも取る方が国内の反発も薄いはずで]
……
[ふいに「国策」の二文字が胸を過り、眉を下げた。 時節が悪いとはいえど、裏を読まねばならないというのは嫌なものだ。けれど、判断を誤れば国や一族に負担を強いることになってしまいかねない。 立場のもつ病のようなものだろう。
ホレーショーが来てからというもの、 見たままを信じきって、そんなことも忘れていたけれど―――]
(189) 2013/01/16(Wed) 13時頃
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[空の青を横切った白い鳥が、見慣れた鳩に似ていた。 そのためか、気分転換になりそうなことを一つ二つ思い出した。
暫く空を見上げたのち、心を切り替えて。 凭れていた岩壁から一足で降りた。 砂地が緩衝材となり、とん、と柔らかな音がする。
なるべく早く返事をしなければならない。 どちらにしろ、答えは決まっている。]
(190) 2013/01/16(Wed) 13時頃
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[扉の開く音で、自室に居た使用人達が一斉に此方を向いた。 手にしていた封書を上衣の内側に仕舞い、彼らひとりひとりと視線を合わせる。]
……心配をかけた。 クアミ、インクが切れてしまっているから、数日以内に調達してくれるかな。
[自身の身の回りの世話をしてくれているのは、全て一族の者だ。 手紙の内容も概ね説明してある。 問いたげな視線が幾つも向けられて、口を開いた。]
元より応えることの出来ない内容だった。 今守らなければならないものや、…大切なものは ファルケンに、このジッドにある。
(191) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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……それに。 手紙には、“身辺全て恙無く整えて待つ”とも。 その意味を嗅ぎ取れぬほど鈍くはないつもりだよ。
「私」ではそれに応えることが出来ない。 …でしょう?
[もしも、命の螺旋の気紛れが無ければ。 望む望まぬはともかくとして、 或いはそういう選択をすることもあったのかも知れないが。 気の強いクアミが泣きそうに表情を歪めるから、 殆ど同じ高さにあるその頭に、ぽふと手を置いた。]
(192) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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そも、私が他国にゆけばこちらの一族の存亡も怪しくなるしね。
遠い遠い小さな国の、一地方だ。 ファルケンとして…国家として益があるわけでもない。
…無論、陛下のお耳に入れる必要はあるだろうけれど。 問題は起きないと思っている。
[あくまでも現当主としての立場で、告げる。]
(193) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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[手紙には曾祖母の故郷について様々な言葉が添えてあった。とくに、知識や単語でしか知らない景観の話は、どんなにか想像力を掻き立たせられたことか。
豊かな自然に囲まれた美しい風景、温和な人々の中、 厚い衣も顔を覆うショールも外してしまって、違う世界で一から生きる。 サラサへの擬似旅行とも違う、未知の人生。 狭い世界から飛び立つことを想像すると、心が騒いだ。
けれども、今、自身に求められているのは そういうことではなくて、統治者としての血統であり。
―――残してゆくものや離れなければならぬ者を想えば、 後ろ髪を引かれることが、ここには多すぎたのだ。]
(194) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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[生まれ持ったもの、それによって失くしたもの。 生きるために与えられたもの。
それも運命だと、受け入れている。 受け入れることが出来ているはずだった。]
( ………ほんとうに、そうだろうか )
[けれど今、ファルケンと異国との狭間で揺れて、 一族を縛る"血"――その意味を見失いかけている。
“幸せなのか” と、 誰かの声が聞こえた気がした。*]
(195) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/16(Wed) 13時半頃
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そろそろ嫁を押し倒したいが、謁見後の方がいいかもな。
(-196) 2013/01/16(Wed) 13時半頃
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[背を撫でられている内にいつしか眠っていたらしい。]
……おはようございます。
[こちらを見る主の深い色の瞳を正面から見て、白い肌が桃色に染まる。 毎日顔を合わせているのに、毎朝また恋に堕ちるのは何故だろう。
頬の赤みを隠すように両手を当て、寝台を降りた。 一晩経って落ち着くと、自分が何をすべきかが見えてきたのだ。]
(196) 2013/01/16(Wed) 14時頃
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……わたしからも、お断りのお手紙を書こうと思います。 連れて行ってくださいと言ったのはわたしですから。
そして――お傍にいたいと願っているのもわたしです。
面倒を背負っただけのダンさまには、何の咎もありません。
[昨晩とは違い、曇りのない笑顔を向ける。 戻らなくて良いという許可が、あやすような口接けが力をくれたから。 生い立ち故に読み書きは苦手だけれど、誰かに教わってでも自分の言葉で伝えなければ。]
(197) 2013/01/16(Wed) 14時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/16(Wed) 16時頃
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―ラルフの部屋の前―
[誰かに教わってでも、と意気込んではみたものの、使用人達の知識は自分と然程変わらない。 どなたか適任はいないかと相談すると、イザナさまはどうかという提案があった。 教育を受けた王族であり、歳も近く、肌の色が似ているから話しやすいだろう、と。
そして今、小鳥は部屋の前に立っている。 息を整えて、部屋に呼びかけた。]
イザナさま、いらっしゃいますか?
(198) 2013/01/16(Wed) 16時半頃
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|
― 自室 ―
[使用人たちへの説明もひと段落し、ホレーショーの部屋に向かおうと廊下に続く扉に手をかけたところで、外側から名を呼ぶ声がする。 そのまま扉を押し開けば、小柄な姿が目に飛び込んで来た。]
あなたは……… ダンさんのところの。 レティーシャ、だったね。
どうかしたのかな?
[宮殿ですれ違う度会釈を交わしてはいたが、 こうして彼女が部屋に訪れたのは初めてのことだ。 不思議に思い、そのまま問い掛ける。]
(199) 2013/01/16(Wed) 16時半頃
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|
は、はい、レティーシャです。 その、突然お尋ねしてすみません。
[いざ本人を前にするとやはり緊張で声が上擦る。]
……お手紙の書き方を教わりたくて、その、イザナさまなら……と推薦を受けたので、その……図々しくも伺ってしまいました……。
[小さな身体をますますちぢこませる。]
(200) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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|
手紙の書き方を…? 私に? 勿論、あなたが言うのであれば喜んで教えるけれど、 ……推薦。それは過大評価かもしれないよ。
[期待に沿えるかどうか、と瞳を瞬いたが。 緊張しきった少女を見て、眉を緩めた。 潜りやすいように扉を内側から押さえ、部屋に招いた。]
そんなに緊張しなくても、誰も取って食うようなことはないから大丈夫だよ。 …どうぞ。中へ。
(201) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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|
わたしをここから救って、世界中の人に歌を届ける手伝いをしたい、みたいな事が書いてあるんですけど、その。 お断りのお手紙を書きたいんです。
……でもわたし、お手紙を書いた事がなくて、学校にも行ってなくて、……読み書きが不得意なんです。
(202) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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[促され、失礼しますと頭を下げて入室する。 不躾な突然の訪問にも寛大に接して貰い、ホッと胸を撫で下ろした。]
(203) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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いきなりのお願いなのに、ありがとうございます。 イザナさまを薦めてくれた人に感謝しなきゃ。
[推薦はきっと過大評価ではないと微笑み、持ってきた紙束とペンとインクを置かせて貰う。]
(204) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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世界中に歌を――― あなたの歌は皆に力を与える素晴らしいものだからね。 宮殿を歩くと時々、聞こえてくる。
…けれど、“ここから救って”……? 私はあなたが此処に来た経緯を知らないけれど、 知り合いの人……なのかな?
[失礼にあたりはしないかと、歩きながら慎重に問う。 関係性によって手紙の認め方が違うということもあるが、 まるでレティーシャが捕らわれびとのような文面が気掛かりだったのも理由だった。]
(205) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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だれでも、最初はそんなものだよ。 きっとすぐ書けるようになる。
こちら側に座るといい。 綺麗な服が汚れないよう、気をつけて。
[中央に置かれた机の一角に誘う。 筆記具を取り寄せようとしたが、持参してきているようだ。 であれば、と、斜め前に腰を下ろす。 礼の言葉には、ショールの裏側で微かに微笑んだ。]
(206) 2013/01/16(Wed) 17時頃
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ありがとうございます。
[歌を誉められて頬を染めた。 後ろに手を遣り裾に気をつけつつ腰かける。]
……知らない方です。 わたしは……ここに来るまでに移動楽団にいたんですけど、そこが嫌で……その、逃げ出した所をダンさまに拾って頂いたんですけど、この方にとってはダンさまがわたしを浚って閉じ込めているというように思い込んでいるらしくて……。
(207) 2013/01/16(Wed) 17時半頃
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[何とかして誤解を解きたいのだと訴える。]
ダンさまはとても良くしてくださってます。 歌を評価して頂くのはとてもありがたい事ですが――――
[温和な雰囲気に気が緩み、つい本音を漏らした。]
……ダンさまなしではもう、愛を歌うなんてできなくて……。
(208) 2013/01/16(Wed) 17時半頃
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/* がーるずとーく!
(-197) 2013/01/16(Wed) 17時半頃
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[レティーシャが語る経歴に、なるほどと頷いた。 淀みなく話してくれたので、聞いてはいけないことだと言う訳ではなかったらしいと内心で胸を撫で下ろす。]
……そういうこと、だったの。 思い込みで手紙を出してきたとなると、 それは、返事を書くにしても、多少の注意が要りそう。 余り刺激せぬ形で、でも、毅然と断れるような…そんな文面で考えてみようね。 [ダンのことを嗅ぎ付けているのであれば関係者ではないのかとちらと過ぎるが、不安を抱かせることもない。
それにしても、とレティーシャを見る。 女性としても小柄な方だからか、一見ファラと同じ年齢のように見ていたが、近くで落ち着いて話をしてみると、自分ともそう変わらぬ年頃のようだ。]
(209) 2013/01/16(Wed) 17時半頃
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―――…
[歌について、ダンのことについて。 頷くことで相槌を打ちながら耳を傾けていたが、 続いた言葉に、双眸を瞬いた。]
……惚気られてしまった。
そうか。 最近、ダンさんが変わったのも、あなたがいるからか。
[クアミが淹れてくれた茶をレティーシャの前にひとつ置き、自分も少し、口にした。甘い。]
(210) 2013/01/16(Wed) 17時半頃
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あ、その、今のなしです!
[はっと気づいて顔の前で手をぶんぶんと振る。 顔が熱い。 誤魔化すように出された甘いお茶に口をつけた。]
あの……「ここを気に入っているから出たくないです」って、そのまま書いても伝わりますか? 上手くお断りできる言葉を知っていれば良いんですけど……。
(211) 2013/01/16(Wed) 18時頃
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だめ。 もう、聞いてしまった。
[身を取り巻く様々な事情が邪魔をして、同じ年頃の娘とこんな会話をすることは皆無だった。歳の割にそういうことに疎い自分には、少し落ち着かないけれど……くすぐったい様な、愉しさもあって。 慌てたようなレティーシャに、ほんの僅か、声を洩らしてくすくすと笑う。]
……うん。話の通じる相手であれば、 遠回しな言葉を使うより、前向きな言葉で断るほうがいい気がするな。 誰に強制されたわけでもなく、他ならぬ自分の意思でここにいるということを織り込むとか……。
[幾つか文面を考えて紙に書き付けては、レティーシャと相談を繰り返す。少しずつ形になってきたか。]
(212) 2013/01/16(Wed) 18時頃
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[あああ〜っと頭を抱えて赤面する。]
イザナさま話しやすい雰囲気があったんですもの……つい。 ……あの、内緒にしといてくださいね。 ダンさまには……奥様もお妾さまもいらっしゃらなくて……わたしが、こういう気持ちでいるのが明るみに出たら、色々と問題になるかもしれませんから。
[改まって頭を下げて、紙束に向き直る。 いくつか知らない単語を聞いたりしつつ、何とか一応の体裁が整った。]
(213) 2013/01/16(Wed) 18時半頃
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[出来上がった手紙を前に、長く息をついた。]
わぁ……! 本当にありがとうございました! わたしだけじゃ絶対に出来ませんでした。
[窓の外はすっかり暗い。 長い時間が経った事が分かる。]
……すみません、長くお邪魔してしまって。お金も何も持ってなくて……お礼は身体で払う事しかできませんから、わたしに何かできる事があればいつでもお手伝いしますね。
[戸口でもう一度深く頭を下げて、退室した。**]
(214) 2013/01/16(Wed) 19時頃
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ふふ。いや、ダンさんには昔から良くしてもらっているから、 長く独り身でいらしたこと、気になっていたんだ。 素敵なひとなのに、ってね。 だから、レティーシャが現れてくれて安心した、と言うか……
良かった、と、思っている。
[不思議と、今日は何時になく饒舌だ。]
……だいじょうぶ。誰にも言わないよ。 対価は、そうだな。 教授代も含めて、時々幸せ報告してくれるくらいで、手を打つけれど?
[そんな雑談の中でも、手紙の方は進めてゆく。 校正をしたり、知らぬ文字があれば教えたり。 万一、より高度な手紙が必要になった場合は、もっと上に相談するといいと言って、出来上がった手紙をレティーシャに返す。]
(215) 2013/01/16(Wed) 19時頃
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いいえ。どういたしまして。
[思ったよりも時間が掛かったようだ、レティーシャにつられて窓の外を見やりながら]
また、いつでもどうぞ。 ……そうだ。もし良ければ、これを。
この国の詩集なのだけれど。 言葉や文字が学べるし、挿絵も綺麗だから、もし良かったら持って行って。 歌作りの助けにでもなればいいのだけど。
[言って、一冊の本を手渡したが、受け取ってもらえたかどうか。レティーシャの姿が見えなくなるまで見送って、少しののち、自分も部屋を出る。**]
(216) 2013/01/16(Wed) 19時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/16(Wed) 19時頃
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/* 今更気付いたんですが、発言制限無限だったんだな… 今回色々とあれそれで、やたら削除しているのにptが枯渇しないと思えば…
むげんすばらしい。
(-198) 2013/01/16(Wed) 19時頃
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/* ちょっと前に書いた分を落としておこうと思っていたのだけれども、朝から私の顔がやたらと並んでいるので、誰かが来てくれないかなとそわ…っ
(-199) 2013/01/16(Wed) 19時半頃
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― 仮部屋の一室 ―
ハー? …まだ、戻ってないのか。
[ノックと呼びかけとに返答が返らず、覗き込んでも空室だったから、未だサイモンの見舞いなのだろう。部屋に滑り込んで、扉を閉めた。
用件は二点あった。 先刻届いた手紙の件と、部屋を移動する話。 聞けば、情勢が緊迫化する中、なるべく従者を近くに置こうとするものも増えたらしい。 同室というわけにはいかないから、隣室を整えさせているところだと伝えに来たのだった。]
(217) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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そういえば、服の素材を見せてもらえるのだった。 置いておくと言っていたけれど…… [どこだろうと見回して、意外と整頓された部屋に驚く。 窓際に置いたいつかの籠は空になっていた。 ということは、先刻見かけた鳥はあの子だったのかも知れない。
使命を帯びて遥か砂漠の空を飛んでいることは知らず、 回復したのであればと、僅かに表情が和らいだ。]
(218) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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これのことかな。
[目当てのものは案外と直ぐに見付かった。 あの日からもう大分経つけれど、出会った時のことは今も隅々まで鮮明に覚えているから、間違いようもない。それだけ強烈な体験だったのだし。
よいしょと広げて、膝に置くと検分を始めた。 獣にやられたと言っていた服の傷は、きちんと繕われている。]
………あ、意外に丈夫。 通気性も良いようだし。 …? この金属は何だろう。
[見立て通り、この辺りで好んで用いられる素材とは違うらしい。 生活雑貨の工夫においては、まだまだ他国に学ぶ所はある。]
(219) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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それにしても、
[大きいな、と思う。 目線の高さまで持ち上げて、しげしげと眺めた。 首元の位置を合わせ、姿見に映してみる。]
………、ぶかぶかだ。
[当たり前のことを口にして、腕を広げてくるりと一回転。 幅も丈もどこもかしこも、違う。
抱き寄せられた腕と、身体の固さ、ほのかな香り。 鏡に映った自分の姿が数日前の出来事を思い出させて、頬が熱くなった。]
(220) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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………っ。 何をしているのだか…。
[ここのところ自分はおかしい。 従者曰く、穏やかな顔をすることが増えたらしいのだが、当人にはあまり自覚は無かった。むしろ、調子を狂わされてばかりで妙な顔をしている気がするくらいだ。 今もきっと眉寄せた変な顔をしている――まともには見られないけれども。
粗方の目的を終えると畳み直し、元の位置に戻しておいた。 椅子に腰掛け窓の外を眺めていれば、直ぐに意識は物思いに飛んだ。
喧騒はまだ、届かない。**]
(221) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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/* お約束お約束。 本当は着ようと思ったけど自重しましt
仮眠を取りたくなってきたので落としてしまう。 多分皆桃の方に居るんだきっとそうだ……と信じて。
(-200) 2013/01/16(Wed) 20時頃
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/* 着替えようとしたら先回りされてるだと……
蒼さああああん!! 悉くの先回りに吹く。
(-201) 2013/01/16(Wed) 20時半頃
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……たとえ事前にわかっていたとしても、僕は来ました。 妹のためには、それが一番だったから。
[ホリーを救う唯一の道、というわけではない。選べる道は他にもあったのだ。 夜逃げの選択肢もあったし、もっと強く抵抗することもできなくはなかったのだ。
――けれども]
妹に危険なことはさせられないし、あそこから逃げて環境を変えて生活変えても弁償すべてものを踏み倒した思いは残るでしょう? だから先にすべて聞いていたとしても、やっぱりマスターに仕えることを選ぶはずです。
……マスターを恨んでは、いません。
(222) 2013/01/16(Wed) 21時頃
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[恨みこそしないが、好感も持っていなかった。 それが冷静に見つめ返せるようになったのは言葉にするからだろうか。 馴染んでしまえばこの国の立場も言い分も理解できるのだ。 国家機密を知ったものに対する扱いが厳しくなるのは当然のことだと思えたように。 帰れなくとも仕方ないのだと、諦めが過るほどに]
この国が戦争に巻き込まれるのは嫌です。 それぐらいには、この国も、この国の人も大切になってるから……。
[危険が及んでいることを。それも故国による無理な外交によるものだと知ってしまえば気づかなかったふりはできない。 帝国人が留まるのは不法行為によるものではないのだと、帝国から来た自分ならばなんとかできるかもしれないと]
なんとかして帝国を止めたい……。 ここにいる帝国人だから……僕ならばできることがあるかもしれないでしょう?
[腕にぎゅっとしがみついてその目を見つめて訴えかけた]
(223) 2013/01/16(Wed) 21時頃
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僕に仕事を命じてください。 こんな時だからこそ、僕にできる仕事があるでしょう?
[大した学もない自分は、国を動かす立場の人に会ったこともない。 それでもケヴィンが力を貸してくれるなら、ファルケンから帰還した帝国人としてならば、言葉を届けることもできるかもしれない。 何もせず、見ているだけでは両国は戦争になってしまう。 可能性のあることならば、できるかもしれないことならば、なんだってやっておきたかった]
僕を、帝国に行かせてください。 きっと、誤解を解いてきますから……。
(224) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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[地面に落ちた手紙を拾う。 懐かしい文字に目を細める。 手紙を返すことさえ許されないような気がして黙っていたのだ。 会いたい思いが減少したわけではないけれど]
そして――。 ちゃんと、安心して暮らせるようになったら。
[ゆっくりと、手紙を懐に仕舞い込んで]
ちゃんと、ここに戻ってきますから……。
[常の余裕が消えてしまったかのようなあるじの目をじっと見つめた]
(225) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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−自室−
………
[カリカリと、紙の上を筆が走る音が部屋に響く]
[部屋に戻り、さほど待たぬうちにトニアが謁見が叶ったとの知らせを持ち帰った。 知らせの日時には少しの猶予があった。 ならばと、机に向かって書き始めたのは、王に宛てた奏上書だ。 謁見の折に告げる言葉の原稿と言ってもいい]
……けほっ…
[咳が出たのと、手が止まったのはどちらが先だったか、万年筆を口元に当て、思慮にふける]
…先生、以前に説明した折に言い忘れてしまったのですけれど、異国の民を帰さぬ掟には、理由があるんです
[ジッドの場所を外に漏らさぬため。いかに交渉しようとも、おそらくその理由を動かすことはできぬであろうことを告げる。 そのため、謁見に当たっても、それを前提とした交渉となるであろうことを、事前に告げておく]
(226) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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………
[さらにしばらくの時間のあと。書きあがった奏上書をトニアに渡す。 部屋の外に持ち出し、砂を紙面にまいてインクを乾かしてもらうためだ。 その間に、自身は普段使わぬ長持ちのふたを持ち上げ、布地を取り上げる。 一目見ただけで数多くの刺繍が見て取れるそれは、傍流とはいえ王族に連なる者の血筋を示す正装だった]
…あの…先生…?
……申し訳、ないのですけど、背を、向けておいて、ください、ませんか?
[すでに何度となく診察で見せてはいるのだけれど。 それでも。 目をそらしておいて欲しいと頼む]
(227) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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[間近な見つめるその目は、ひどく寂しげに見える]
……そんな顔、しないでください。 [雇われの身なのだから、望まれたならば否も応もない。 毎夜の行為だけならば受け入れる心づもりはできていても、屋外など予想だにしなかったのだ]
…………マスターが望むなら、いつでも、どこでも構いません。 でも……こんなところで人に見られてマスターの立場に悪影響があったら困ります。
[これ以上そんな表情をしてほしくなくて、ついつい甘やかしてしまいそうだ]
(-202) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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[>>176 どうしてもだめならまた来ると良い、と言ってくれる気安さに、ほっとするような気持ちを覚えて微笑む。 良い人だ、そう思う。 >>177 帝国には、博識とは言えない自分ではあるが、この国から出たことのない者が知らない知識が沢山あるのだと、それだけでもうかがい知れて。]
―――物事には、良い面と悪い面両方があることは、私にもわかる。 国も同じ…なんだな。
[折り合い、という言葉には、こくりと頷いた。 その為に払う犠牲は少なければ少ない程良い、が。 >>178 自分で考えて、というのには、至極真顔で頷いた。]
(228) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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そうする。 私は自分の人生にあまりに受け身的でありすぎたと、今は思うんだ。
[様々な出会いと、問題に直面して。 少しだけ大人びた顔で、そう呟いた。 >>179 居候、という言葉には少しわらって]
イザナさんは良い客人を招かれたようだ。 ありがとう…帝国の人が皆、あなたや、ヨラ、此処にいる人たちみたいだったら… 案外、開国も悪くないのかも?
[そんな冗談を言えるほどにはちょっと元気でた様子で、部屋を辞した*]
(229) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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― 書庫 ― [一度部屋に戻ったものの、ヨーランダはまだ戻っていないようだった。 行き先を聞いていたので、書庫へと向かう。]
ヨラー?
[返事がない。 頭上を見上げても、逆さ吊で降ってくる様子もなく、書庫の中を歩いて探し回っていると、マレイカが現れて、誘われるようについて行った先で倒れているヨーランダを見つけた。]
ヨラ!? ヨーランダ! ちょっと、しっかりするんだ!
[慌てて駆け寄り、揺さぶった。]
(230) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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オスカー……。
[妹の為にと言われれば、チクリと心が痛むが。 それでも、彼がこのように言ってくれる事は、何よりも嬉しかった。 ずっと、強制的に連れてきたものと、負い目に感じていた。]
…………ありがとう。 お前がそう言ってくれるだけで、おれは――…。
[腕にしがみつき、じっと此方を見つめてくるオスカーに、笑顔を向け。 ぎゅっと彼の身体を抱き寄せ、頬に唇を寄せた。]
(231) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[だが、帝国を止めたいという言葉を聞けば、その表情に僅かに不安げな色が射す。]
……帝国民だからといって、話をすんなり聞き入れられるとは限らないぞ。 国の為ならば、自国民とて時には処断する。 そういった面は、どこの国にも少なからずあるだろう。
[それでも尚、真っ直ぐに言葉を綴るオスカーの瞳を、じっと見つめつつ。 彼が帝国に戻ると主張すれば、一瞬、大きな体躯がぐらりと揺れた。]
(232) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[オスカーの言葉を信じられない訳ではないが。 それでも、尚、不安を拭う事は難しく。 彼を信じようと思う気持ちと、押し寄せる不安との間で、心が板挟みとなる。]
オス、カー……。
[掠れる声で呟きながらも。 その腕は自然と少年の温もりを求め、痛いほどにその身体を抱きしめていた。]
なんでだ……。 戻ってきてくれるというのか……? 俺の、元に――…?
[どうして――――と。 喉元まででかかった言葉は、不安によって押し戻される。]
(233) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[強く抱きしめれば、少年の鼓動を全身で感じ。 そのリズムに、少しずつ心が落ち着きを取り戻す。]
…………出国させる事は、許されてはいない。 一人で帝国に戻ろうとしても、投獄されるか――… 下手をしたら、処刑される事になるだろう。
だが――――。
[不安げな表情ながら、ゆっくりと唇を開く。]
…………俺の従者としてならば、あるいは――…。
[国を出られる可能性は、あるかもしれない、と。]
(234) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[何度も渡航を重ねているケヴィンではあったが、外国人の従者を連れて出た事は一度もない。 元より鎖国政策を取り、諸国との交わりに神経質な国でもある。 半ばお忍びに近い形で、強行的に出かける事も多々あった。]
……保証は出来ないが。 それ以外の方法で出るよりは、まだ、可能性はあるだろうな。
[しかし。 無事に出国出来たとして。 その後、どうなるのだろうか。]
(235) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[オスカーの願いが聞き届けられるのか。 そもそも、オスカーは自分の処に戻ってきてくれるのか。 ただ、国に帰りたいが為の方便なのではないか。
様々な想いが胸を駆け巡る。
だが、不安はあれど。 真摯に此方を見つめる少年の眼差しに囚われてしまっては。 その、決意を聞けば。
少年の意志を阻む事は――…出来そうになかった。]
(236) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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…………必ず。 俺のところに、帰ってきてくれ――…。
[震える声で呟けば。 万感の想いを籠めて、オスカーの身体を抱きしめた。]
(237) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[倒れているヨーランダの傍らに落ちている本。 そして、封蝋に刻まれた印。
胸元を手繰ると、ファルケンでは見られない、ロザリオがチェーンの先から現れた。 ずっと、ずっと部屋に隠すように仕舞っておいたものだ。 けれども、そろそろ隠してもおけない、そう思って身に着けて持ち歩き始めた。
それは―――ヨーランダを最初にとらえた時に、衛兵が取り上げたもので。 彼のロザリオは、仕掛けで開くようになっていて。 いじりまわしているうちに開いてみたその中身には、本の表紙や封蜜に刻印されていたものと、よく似た刻印が刻まれていた―――]
(238) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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…………俺の、立場など。
[オスカーの心配を聞けば、苦笑いが零れる。]
こんな立場だの、権力だの―― そんなの、別にどうだっていいんだ。 今は、ただ……。
[オスカーの身体を抱き寄せ、その頬に手を添え。 ねだるように、顔を近付けた。]
………………お前が、欲しいんだ……。
[唇を重ね合わせ、そっと舌を差し入れる。 唇が離れた後、じっと、その瞳を覗き込んだ。]
(-203) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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…仕方ないな。
[ヨーランダ中々目を覚まさないのを見ると、書庫の片隅に置いてあった紙とインクを用意してから、自分も床に座り彼の頭を膝に乗せた。 あて先は、ケヴィンだ。 一族の中では留学も果たしており、それは、一番世情に詳しいはずの兄。
『ケヴィン兄様 王へお伝えするお話があるのですが、その前に兄様にご相談したいので、後程お伺いします。』 ファラ』
マレイカの首輪に結びつけると、その頭を撫でる]
ケヴィン兄様に届けて。 頼んだよ、マレイカ。
[そうして、ミーアキャットは手紙を括りつけてケヴィンの元へと向かい、間もなく彼の元に現れただろう]
(239) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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ヤニクは、ヨーランダの頭を、膝枕をしながら撫でている。
2013/01/16(Wed) 22時頃
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[戻ってきたトニアの手を借り、正装に着替える。 しばし、しゅるしゅると布がこすれる音だけが響いていた]
……けほっ…けほっけほっ
[しまっておいたものを引っ張り出したために、埃でも舞ったか、しばらく咳が続いたけれど]
先生、もうだいじょうぶです
[告げる。身に纏っていたのは、白の布地にたっぷりと刺繍を施したゆったりとしたドレス。 所々の止め具には、惜しみなくエメラルドが用いられていた]
…けほっ 参りましょう
[言葉とともに、歩き出す。目指す場所は、謁見の間。 時折足を止めて呼吸を整えながら、ゆったりとした足取りで歩を進めた]
(240) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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― サイモンの部屋 ―
[ジッドで知り合った使用人を見つけ、 同僚が死んだこと、その場合の遺体の扱い方などを尋ね、 サイモンの遺体は、一旦は安置所まで運んだ。 手順通りの簡単な儀式を終えれば、砂漠に埋められるらしい。
何人かの目に同僚が触れた時に、失敗したと、軽く眉を潜めた。 サイモンにかかっていた布は、隠しておくべきだった気がする。 読めぬ文字の事を尋ねたりもしたが、皆言葉を濁したので見当はついた。 そして、サイモンが死んだ理由も。
気付けば痛いほどに手の平を握り締めていた。]
(241) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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─ シゼの部屋 ─
[ベッドの横の椅子に足を組み、机に向かうシゼを見る。 国王に謁見するには、色々と難しい前準備が必要らしい。シビルには一生縁のないことだろうが]
……ん。
[長持ちから滑らかな布が出てくるのを眺めていたら、シゼの懇願。 今更恥ずかしがることでもと思いつつも、女には男に解らない込み入った事情があるのだろう]
解った。
[足を下ろし、椅子の向きを変えて座り直した]
(242) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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― 自室 ―
[後は使用人達に任せる事にした。死体の傍に居ても何にもならないのだ。 埋葬の際には呼んでくれとだけ伝えて、一旦部屋に戻った。 服が血で汚れているので、このまま恩人の所には返れない。
なのですっかり油断して、部屋の扉を開けて中へと入ると 苦みをたっぷり含んだまま、溜息をついたのだった。]
…はぁ。
(243) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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着替えねぇと……… !?
[呟き顔を上げた後、やっと部屋に 自分の以外気配があるのに気付いて、驚いた様子でそちらを見た。]
な……
[息を呑む。椅子に腰掛けて居たのは恩人で。]
(244) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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どっ、何だよ、どうした? いきなり部屋に居るもんだから 幽霊かなんかかと思ったぜ…。
[次の瞬間には何時もの、軽い調子を取り戻して恩人へと話しかけたが 少し固い声と、何より袖についた赤い血が、 平常とは違う事を如実に表していた。]
(245) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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──異国人を帰さない理由、とは?
[再び足を組み、壁に向かって尋ねる。 言われてみれば、妙な政策である。この時代、一国家が自国だけで生きて行くことなど不可能だ。 国家間交易があってこそ、国と国との関係が成り立つだろうに]
ん……──んっ? 参りましょう、って俺もか?
(246) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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―書庫―
[マレイカが見守る中、うなされるでもなく、かといって目を覚ますこともなく倒れたまま時間が過ぎた。
『――ン!』 声が聞こえる。女性の声だ。 『無茶です!流れが急過ぎて――』 次に男性の声。 その先の声は耳に入ってこない。急流に流されて無抵抗に揺れる身体>>230は未だ現実への帰還を果たせずにいた。]
(247) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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ん……?
[現実への帰化はそれからほどなくして、ゆっくりと瞼を開き、きょろきょろと周囲を見渡して、傍らのファラを見つめた]
(248) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[ケヴィンに相談しようとしている内容は、
・帝国の一部であるドゥーリエという国から婚姻の申し出を受け取ったこと。 ・これから王にその事実を報告しようと思うこと。 ・断ればファルケンに因縁をつける口実を与えてしまう恐れがある事。(攻め込まれる、などと言えばあの王ならば憤慨しかねないため) ・受諾したところで、人質として扱われ国に不利な条件で国交を迫られる可能性があること。 ・よって自分にはこの申し出を受諾する意志がないこと。 ここまでは現状。 そして、本題は、一つの提案についてだった。
・初めて名を聞く国に王族の娘を嫁がせるなどとんでもないとしながら、まずは互いの国や文化をよく知るため使節を交わすことを申し出る。その上で特別に取引をすることを仄めかし、交渉を持続させつつ、帝国の技術をファルケンに取り入れていく。 という内容だ。
政治的才覚があるかはわからない―――何せその機会が与えられてこなかった。 だからこそ、留学経験のある兄にこの思いつきについて相談したかった]
(249) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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そうか。
[こちらはカリュクスを見つめたまま、視線を浮かせて答える静かな声に頷く。
海の向こうの砂漠へ奴隷として売られた身。 呼び戻そうと画策する者もいないはずだという自己分析。
彼は自分が徹底的に排除されたことを自覚している。 それはどれほどの孤独だろう。
過る痛みを舌に味わう。]
(-204) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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[カリュクスが指に絡める銀の鎖。
奴隷に身を落とす前から与えられていたものだと行商人は言っていた。 カリュクス自身はそれを「許されぬものであるという証」だと説明した。
この地においては意味のない「印」を、いまだ身につけているのは、彼があくまでも故国の法に従うつもりであることを意味していると感じた。
幾度か、外してやろうと伝える機会があったのに、そうできないのでいるのは──]
(-205) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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( オレもまた、待っているから ── )
( 彼自身が自ら選ぶを望むまで )
(-206) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[ヨーランダが目覚めると、ひざの上の彼のアメジストの双眸を覗き込んで、目を細めて微笑む]
気が付いたのか、ヨラ。 気分はどう?
[そっとその銀の髪を撫でながら。 胸元には、今や隠すことなく、彼女のものではないロザリオが揺れている]
(250) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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─ 人工庭園 ─
[傍らのカリュクスの前に、カラリと羊の踵の骨を投げる。]
今回の海外からの言い分が気に食わないのはな、 こちらが、「ジッドにいる異邦人は自らの意志で留まることを選んだのだ」と主張しても、 仮に当人に答弁させたとしても、
財宝目当ての相手は「強いられた返事だ」と無視することが想像に難くないということだ。
我々が主張を通すには、正攻法以外の手だてが必要と思う。
我々が部族の誇りを守って生きるためにとるべき手段、 この国の民ではないおまえの考えを聞いてみたい。
[カリュクスがジッドを去りたいなどと言うことはないという自負に基づく問いを投げた。]
(251) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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ええ、と…
[シビルに問われて>>246、考える。 一人にはできない。そう思って連れてゆくことを考えていたのだけれど、謁見の間の中までは連れて入れぬだろう。 王の神経を逆撫でしないとも限らない。 ―――本当は、ついていてくれたら、心強いのだけれど]
そう…ですね… …けほっ… どなたか、帝国の方と、待っていてくださいますか? トニア、先生をお連れしてくれるかしら
[おそらくはそれが安全なのだろうと、告げた]
(252) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[遠い地から来た人の食べさせてくれた、魔法のように冷たいデザートを口にして、彼女は思う。 あれは、異国の、本当ならば自分が口にすることなどできないはずの食べ物なのだ。
世界は確実に狭くなっている―――
最早、このジッドでさえ、広大な砂漠の中の秘密の宮殿ではなくなるのも時間の問題なのだろう。 ただ此処に立てこもっていれば安全というわけではないのだ、と知らざるをえない―――]
(253) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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気がついたって…そういえば本みてて頭痛がして…
[後頭部の柔らかい感触を味わいながらも未だぼんやりとした思考のまま、手を払うこともなく髪をなでられながら、ファラの胸元、揺れるロザリオ>>250へと吸い込まれるように視線が移る]
あれ?それ、なくしたと思ったんだけどな。拾っててくれたのかな。
(254) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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……うん。 あなたのものだよ。 返すね。
[首から銀のチェーンをはずすと、ヨーランダの首へとかける。 のびてしまった髪を、チェーンから抜いて、整えて、それからまた膝の上で彼の頭を優しく撫で]
……心配した。
[何があったのか、何か思い出したのか、と尋ねずに。 ただ穏やかに、そう囁いた]
(255) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[シゼの慎重さを大げさだと思いつつ、異国の宮殿という、今までの常識が通用しない場所では、従うべきとも思う]
……誰かがいればそうしよう。 いなければ、謁見の間の控室ででも待つさ。
(256) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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―― ジッドの自室にて ――
[遠乗りを終え、厩舎に馬を繋いで部屋へと戻れば。 僅かな疲労を覚え、柔らかなソファに身を沈め、大きく息を吐いた。 ソファに体重をかけたまま、ゆっくりと目を閉じる。
だが、視界の隅で何かが動く気配を感じたならば、慌てて身を起こした。]
…………マレイカ、か?
[影の正体に気付いたならば、ふと表情を和らげる。 ちちちと声をかけ、近づいてきたミーアキャットを抱き上げれば。 その首輪に結ばれた文に気付き、僅かに目を瞬かせた。]
(257) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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…………相談したいこと?
[はて何だろうと首を傾げながらも。 筆を取れば、素早く返信をしたためた。
『わかった。いつでも来るといい。』
たった一文だけの、簡素な手紙。 来た時と同じようにマレイカの首輪に括り付ければ、柔らかな毛並みを指先で撫でた。]
……お前も大変だろうが。 これも、ファラのところに頼んだぞ。
[そう、ミーアキャットに声をかけ、飼い主の元に戻るに任せるのだった。]
(258) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[国のためなら自国民をも処断する――その言葉に目を伏せた]
……そう、ですけど。 一見従順な被害者のふりをして、うまくいけば大勢に伝えることができるかも……。
――あ、でもそうするとこの国の人を連れて行くわけには。 でも一人でじゃ国もでられないし……。
[ケヴィンの案も含めてぐるぐる考えを巡らせる]
じゃあどうしたら……。 黙ってみているしかないなんて嫌なのに。
[いくら考えても妙案が浮かぶ気配はなかった]
(259) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[なぜだろう。年も体格も、何一つ勝てるものなどないはずなのに。 目の前の姿が、どことなくホリーに被ってみえるような気がした]
僕も、ですよ……。 いずれは自立する身なのだから、住み慣れた土地はどうでもいいんです。 ただ、妹のことが気にかかるだけで……。 僕の住む場所は、帝国である必要なんてないんです。
[なぜ、同調させてしまうのだろう。 いつも強引に組み伏せる相手が、いちいちこちらに確認する様子が妙に気になる]
ぼく、が……? なぜ、僕なんですか……?
[深い口づけのあと、吐息とともにこぼした]
(-207) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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うん。ありがとう。それと心配かけてごめん。
[囁き>>255に返す言葉はいまだぼんやりとしており、意識も視線もロザリオを追う。 これがどういう意味をもたらすものか。かちりと音をたて己の首にぶら下がるロザリオを手に握りながら徐々に焦点が合ってくる]
(260) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[握ったロザリオの仕掛けを開く。中に刻まれていたのは、ファラに見せてもらった手紙と同じ刻印。]
私は、ここの、ドゥーリエ出身だったんだな。
[起き上がるとファラへと体ごと姿勢をかえて向き直り、確りとファラを見つめる]
(261) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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/* 在席表示まちがっとったので張りなおしと…。
(-208) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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[起き上がったヨーランダとちょうど向き合う形になる。 金の瞳は、紫水晶の双眸を逸らすことなく見つめる。]
そうみたいだな。 ……あなたの故郷を、私も見てみたい。
[そう言って、笑う。]
そのために…やらなくちゃいけないことがある
[強い瞳で言うと、立ち上がる。]
ケヴィン兄様のところに行く。ヨラも、ついてきてくれる?
[丁度そのとき、マレイカが伝言を持って戻ってきた。 その紙片をみて、頷き、歩き出す。
しかし、途中でひたりと止まってヨーランダを見た。]
―――それとも、あなたの本当の名前、思い出した?
(262) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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―― 少し前:砂漠のオアシスにて ――
[オスカーが悩む様子を目にすれば、不思議と安堵の息が零れた。]
……そう、一人で背負う必要はない。 まだ、通達が来ただけで、どうなるかもわからないのだからな……。
[半ば、自らに言い聞かせつつ。 逞しい腕でオスカーの身体を包み込めば、静かに声をかけた。]
一緒に、考えよう。 私だって、な。 お前を失う事も、国を奴らのいいようにされるのも、 どちらもご免だ――…。
(263) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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[なぜ、と聞かれれば、少し照れたように笑う。]
……最初の頃は、私の方が何故か教えて欲しいくらいだったな。 ただ、躍起になっていた気もするが。 言うことを聞かせたいとか、怯える表情が見たいとか……。 そんな、程度だったんだ。
それが――…。
[一瞬口籠もり。 表情を隠すかのように、オスカーの頭を胸にかき抱いた。]
(-209) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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では、そのように
[シビルの応え>>256に頷き、トニアにも目をやり、確かめる。 話を終えるころには、謁見の間のすぐ近くまで差し掛かっていた]
(264) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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…………お前だけだったんだ。 俺に、あんな風に自然と接してくれるのは。
どいつもこいつも、俺の立場ばかりが大事で。 俺個人の事など、見てもくれなかった。 媚びへつらって、、機嫌を取るような連中ばかりで――…。
…………お前だけは、真っ直ぐに俺を見てくれた。
(-210) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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…うん。そうだね。いうこととか、色々あるけどやらなきゃならないことあるからそれが終わってから、かな。
[細める紫水晶には今までにない刃のような鋭さを宿らせながらも、柔和な笑みを浮かべファラ>>262へと頷くと立ち上がる。 マレイカが返答をもってきたらしいのを見ながら連れ立って歩きがてら、不意に立ち止まったファラに首を傾げ、ああ、と頷くと]
レイヴン。そう呼ばれていたよ。
[鈴のような声でヨラと呼ばれなくなるのだろかと一抹の寂しさを抱きながらも、静かに答え、ケヴィンの元に向かうのには素直についていく]
(265) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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最初は、な。 お前が妹の事を口にする度に、ムッとしていたんだ。 なぜそんな風に感じるのかすら、わからなかったんだが……。
[今は違うとばかりに、ため息を一つ。]
……こうして、一緒に居る間に。 何度も、お前を抱くうちに。
あー、なんだ、その……。
[浅黒い肌を、更に真っ赤にしながら。 困ったように、オスカーを抱く手に力を籠めた。]
(-211) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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………………ここから先は、自分で考えろ。
[わざと不機嫌な声音で、ぶっきらぼうに応えた。]
(-212) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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−謁見の間−
失礼いたします
[話が通っていた近衛の者に通され、一礼とともに謁見の間への扉をくぐる。 王の前まで進み出て、再びの一礼の後、跪いた]
このたびはこうして謁見の機を与えてくださり、恐悦の至りです
聞けば、帝国よりの使者が不遜なる要求を持ち込んだとか 陛下のご心労はいかばかりかとお察し申し上げます
その件につきまして、奏上いたしたきことがございまして、陛下のお時間をお求めいたしました次第です
……けほっこほっ…
[咳がこぼれたことに併せて、一呼吸の、沈黙]
(266) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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……どうか、かの者たちの求めに、応じてくださいますようにと
[告げて、半呼吸]
無論、かの者たちに屈するべきとは申しません すべての要求に応じる必要もないでしょう けれど、要求のそのすべてを無碍にしては、互いの行く末に禍根を残します ここは、来訪者のうち数名を彼の地に戻すことが上策であるかと
鑑みるに、来訪者を留め置く掟は我らが宝を衆愚の手から守らんがため ならば、幾許かの条件をつければ、掟に背くことなく求めを満たすことも叶うのでは
[条件の一例として、信の置ける者を選定すること、出国の折には目付けとして一族の者が帯同することなどを挙げる]
地を這うものから見れば、天空高く舞う誇り高き鷹の羽ばたきも、小さき鳥の戯れるがごとくに映ることもございましょう
なればこそ、鷹の威容を示すには、天高きを舞うばかりでなく、時に地を這う者のそばに舞い降りることも必要なのでは
厳しさばかりでなく、寛大さを以って一族の誇りをお示しくださいますよう、どうぞご一考のほどをいただきたく、奏上いたします
(267) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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[言葉を結び、奏上書を捧げる]
…けほっ…けほっこほっ…かふっ…けほっ…
[常になく言葉を継いだためか、あるいは緊張か、響かぬように抑えながらも、しばらくは咳が止まらなかった]
(268) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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/* おやイベント遅くなるのか。 準備とか大変だろうし周囲見てるのもあるんだろうなぁ。 村建てお疲れ様です。
(-213) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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―ラルフの部屋の戸口―
これを……わたしに、ですか?
[手渡された本>>216をぱらりと捲って、その美麗な絵や、まだ覚えていない文字を見ると表情が輝く。]
その、いいんでしょうか……教えて頂いた上に……。
[顔色を伺う。 頷かれて、そのまま本を手紙と共に胸に抱き締めた。]
(269) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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ありがとうございます。 ええと、その、しあわせ報告、ですけれど……。
[律儀にも先程交わされた雑談>>215を実行しようと、赤い顔で周りをきょろきょろと見回した。 そして、精一杯背伸びして、口の横に手を置いて小さく言う。]
昨日わたしが手紙で狼狽えている時も、ダンさまはとても落ち着いてらして。 物騒な文面を軽く笑い飛ばしてくださって。 そういうとこ、素敵だなって、思ったんです。
[言い終えて、恥ずかしさで居た堪れなくなりながらもその場を辞したのだった。]
(270) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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― 一室 ―
っと、
[知らぬ間に微睡んでいたらしい。 ペンの落ちる音で目が覚めた。 拾い上げようと屈み込んだ目に飛び込んで来たのは、 部屋の明かりとは違う硬質の光。]
………?
[一見人目に付かぬ壁の隙間が罅割れ、そこに、なにかがある。 反射の具合か偶然か、とにかくそれはこの目に留まってしまった]
(271) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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…薬?
[手前にあったものを引っ張り出して、困惑に眉が寄る。 何故こんな物が、こんな場所にあるのだろう。
この部屋は彼が入るまでは使われていなかった。 掃除や補修は定期的に行われていたし、宮殿の者がこんな所に何かを隠す理由もない――どくりと鼓動が不吉に音を立てる。]
っ、あ。
[まだ奥に何かあるようだったが、そうする前に足音が聞こえ。 手にしたものを咄嗟に懐に放り込んで居ずまいを正した。]
(272) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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…お帰りなさい。
[常と変わらぬように、帰ってきたホレーショーを出迎えたが。 その声色は取り繕いきれず、彼と同じように固い。 だからだろうか。自分が此処にいることに気付いた時の狼狽の色、一瞬だが見逃さなかった。]
どうしてって、 あなたに話さなければならないことがあったから、待っていた。 遅かったから、少しうとうとして―――
[微妙な、違和感。 困惑に視線は彷徨って……]
(273) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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……それ、どうした?
[どうしたって目立つ袖の赤には、 跳ね上がるようにして傍に寄る。]
怪我、でも……っ
[袖を引き寄せて、問う。]
(274) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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レイヴン…
[金の目を細めて、口にする。 それから、一度目を伏せて、次に瞼を上げた時は、綺麗に微笑んで。]
覚えておく。 うん、話は後でゆっくりしよう。 急ごう、ヨラ。
[そう言うと、足早にケヴィンの自室へと向かった]
(275) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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― ケヴィンの自室前 ―
ケヴィン兄様。ファラです。 突然ご相談をお願いして申し訳ありません。 しかし、兄様のお知恵が必要なのです。
[招き入れられれば、手紙のこと、自分が考えていることをケヴィンに伝える>>249 全て言い切ると、一つ息を吐いて]
私は―――この国は、変わるべき時に来ているのだと…
否、存続していくためには変わらざるおえないのだと、そう思えてならないのです。
[そう結んだ。]
(276) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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ヤニクは、オスカーがその場にいても、気にせず話をしただろう
2013/01/16(Wed) 23時頃
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/* 先走った感がはんぱないです
あうあうあー…
せめてイベント後に回すべきでした…? もっと他の皆と相談してからとか…
んんんんん…
(-215) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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ヤニクは、ヨーランダやオスカーにも、何かあれば求めるように視線を巡らせた
2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[ヨラと変わらず呼ぶファラに少しだけほっとした心地になりながら、頷き返すと足早にケヴィンの部屋へと向かうファラの隣を歩いていった]
(277) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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後は――― 現在ジッドにいる帝国の者らの返還についてですが。
彼らの身の安全のためにも、すぐに応じるのは得策ではないと思うのです。 帝国は、この場所を―――財宝のありかを知りたがっています。 それを知っている者らを変換したら、彼らは確実に追及され、悪ければ拷問されるのではないでしょうか。
[ヨーランダやオスカーを案ずるように見た後に、そう付け加えた]
(278) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[角を曲がり、こちらを見送る視線から離れると、つと振り返った。
白い肌、帝国人と同じように色素のうすい肌を、彼は部屋の中でも、帝国人といても分厚い布で隠していた。
――それは、彼がこれまで受けてきた傷を見ているようで。 「白い」事がこの国――少なくとも王家では悪い事なのだという暗喩に、少し嘆息した。 ダンの母親が自分と同じ白い肌と金の髪を持っていたということはいまだ知らない。]
(279) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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/* ばれたwwwよしがんばる。 いやぁ楽しいなぁ。 蒼さんはとてもよく拾ってくれる…。
(-216) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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― 謁見の間 ―
[執務の合間、 一族の娘を迎えて、王は手を広げて歓迎の意を示す。]
シゼ・ペラジー、待っていたぞ。 さあ、近くまで来るがいい。
[彼女を目の前まで呼び寄せ、奏上を間近で聞く。 体の弱い彼女へ注ぐ視線は労りだったが、 話が進むにつれて眉間の皺が深くなっていった。]
(280) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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シゼよ。
我らが掟、無碍にせよというのか?
[求めに応じ、来訪者を戻すよう求める意見に、 王は厳しい声音を返す。]
掟は我らの父祖の代より受け継がれしもの。 我らの宝を、我らの聖地を守るべきものである。
掟を曲げ、都合良く解釈すれば、 それは祖霊と守護神への冒涜ともなろう。
(281) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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加えて、彼奴らの要求を一部でも認めれば、 連中はかさに掛かって要求を拡大してくるであろう。
やれ、自由な通行を認めよ、 やれ、技術者を受け入れよと、際限ない要求の末に、 我らが神が与えたもうた神聖なる地が荒らされることになろう。
おまえが一族を思う心はわかるが、 その望みを容れることはできぬ。
まつりごとは我らに任せ、 身体を癒すことに専心するといい。
(282) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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― 自室 ―
[自身の動揺の方が深かった為、 恩人の声色が平時と違う事にこちらは気付けなかった。 隠していた物の一部が、露見した事も。]
なんだ、どの道そっちの部屋には行くつもりだったから、 向こうで待っててくれてもよ…
[言いかけたが、よくよく考えれば不在の時間は長すぎたか。 どこか奥歯に物の詰まったような言い方は、 自分でもらしくないとは思う。]
(283) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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あー…すまん、ちょっとな。
[用があるから待っていたという恩人には、何から説明すればいいか。 動揺と意識の沈みようが相まって、取り戻したはずの調子はどこかおかしい。 言葉を見つけるより先に、恩人が服の汚れに気付いて寄って来た。]
ああ、いや……俺んじゃねぇから大丈夫だ。
……。
[引かれた袖に、視線が落ちる。]
(284) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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どちらの主張も、最もだな。
(-217) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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……サイモンが、死んだ。
[ぽつりと呟いた声は、 今まで聞かせた事がない酷く疲れたようなものだった。]
(285) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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―― 自室にて ――
ファラか。入れ。
[異母妹の声が聞こえれば>>276 声をかけ、部屋の中へと促す。 予め報せを受けていた事もあり、茶の仕度などは既に整えていた。 オスカーに頼んで茶を淹れて貰いながら、ゆっくりとヤニクの話を聞く。]
………………変わる時、か。
[奇しくも自分達も同じような話をしていた、とはあえて口には出さぬが。 自然と、その面には意味ありげな苦笑いが浮かんでいた。]
(286) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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……そう、だな。 少なくとも、このまま諸外国を突っぱねるような事があっては その武力の前に、痛い目を見る事は、想像に難くないだろう。
[帝国諸国との差を一番に感じているのは、おそらくケヴィン自身だろう。 戦になったとて、まともに相手を出来るとは到底思えない。 たとえ地の利はあったとて、持つ火力が違いすぎる。]
(287) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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――ケヴィンの部屋――
[ミーアキャットを送り出して少し後のこと。 部屋の前で声が聞こえて入り口へ向かった]
ファラさま、お待ちしていました。 マスターがお待ちです。どうぞこちらへ。
[ファラとヨーランダを部屋に招き入れ、涼やかな香りのお茶を差し出す。 聞こえてくる言葉はなにやら国の行く末に関わる内容のようで、部外者である自分が聞くべきではないだろう]
……それでは、何かあったらお呼びください。
[席を外した方がいいだろうと、ケヴィンに視線を向けた]
(288) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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ドゥーリエ、な……。 また、面倒な事を言い出したものだ。
[軽くボヤきながらも。 留学中に幾度か耳にした国の事を、ゆっくりと思い起こす。]
下手に突っぱねては、確かに面倒な事になるだろうな。 だけに、使節を交わすというのは、いい落としどころかもしれん。
そうだな――…。
[ふと、思いついたように、一言。]
(289) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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…………その使節、俺が行ってもいい。
[自分ならば使節として申し分のない身分であろう。 むしろ、重すぎる程だ。 また、諸外国とのやり取りに関しても他の者より慣れがあり、アルフレッド王への提言等も通りやすい。
それに何より。 帝国圏に身を置くならば、オスカーと共に居る事も、容易くなるのではないか。 そんな個人的な思惑もあった。
……無論、これは単なる思いつきに過ぎず。 他の者の意見を聞いてみなければ、わからない部分でもあるのだが。]
(290) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[続く言葉>>278には、苦々しげに腕を組む。]
ひとまずは、外交を落ち着かせる事が先だろうな。 今のこの一瞬即発な状況では、向こうもジッドの場所を知ったならば、躊躇せずに攻め込んでくるだろう。 まずは互いに落ち着いた距離を取ってから、改めて話し合いに応じてというのが現実的に思うがな。
しかし――…。
[それまで険しい顔をしていたのが。 ふと、表情が和らいだ。]
(291) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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…………ファラも、こんな事を考えるようになったんだな。
[くすくすと声をあげて笑えば、少し休憩とばかりにオスカーの淹れてくれたお茶を取り、口を付けるのだった。]
(292) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[そして、ケヴィンへと話す内容>>249>>276を静かに聞く。 よく考えたな。という感心が一つ。視線を向けられたが現在は咀嚼と黙考をしながら、二人の会話に耳を傾ける]
(293) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[オスカーの視線を受ければ>>288 ふと、表情を綻ばせる。]
……だから、何度も言ってるだろうに。 お前の仕事は、俺の傍に居ることだと。
[席を外す必要などないと、やんわりと首を振った。]
(294) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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……私は、故国では皇室に連なるものだった。
[端的な言葉では足りないと、 静かな声で、自らの境遇を語る。]
そして、私を奴隷へと落としたのは、 …少なくとも、最終的にそれを是としたのは、 陛下―――皇帝だった。
――― このことは、表立ってではなくとも 耳持つ者たちの知るところだろう。
だから、陛下の意向に背いてまで、 私を連れ戻そうとする者はいないはずだ。
[淡々と自己の置かれた状況を明かす。]
(-218) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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―――いずれにせよ、過ぎたことだ。
[俯く視線。握られて、かそけく鳴る鎖。 未だ、身を定められぬもどかしさが、微かに滲む。]
(-219) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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……ちょっと? 何か、あったんでしょう。 今のあなたはかなり、変だ。
[歯切れの悪さに、言い知れぬ不安が渦巻く。 平静を取り繕おうとしているが、覗いた瞳には動揺がありありと浮かんでいた。 怪我ではないというのなら、では誰の血だというのか。問い募るよりも先に、相手が口を開く。]
(295) 2013/01/16(Wed) 23時半頃
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[カリュクスが異国の貴顕の生まれ育ちと聞けば、服の脱ぎ着もおぼつかなかったことを思い出した。]
そうか ──
[「いないはず」と憶測を繰り返す言葉に、本当は迎えに来てくれることを望む相手がいるのだと邪推するのは僻みだろうか。
それでも ── あの時、交わした言葉を偽わりと疑う気持ちはない。]
(-220) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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― ケヴィンの部屋 ― [出された茶に漸く手を着けたのは、とにもかくにも思いの丈をぶつけた後だった。 一息に喋った喉には茶の潤いは癒しそのものだ。 茶を入れてくれたオスカーに、ありがとう、と微笑みを向ける。 >>287 外で生活してきた兄の言葉に、やはりという思いを強くする。]
多勢に無勢という状況の時に、真正面から遣り合っても勝ち目はありません。 あちらが刃を抜かぬとも組み伏せられると侮っているならば、それを利用しない手はない。
[婚姻という人質の要求、断れば口実を更に与えるだけの相手に都合の良い申し出は、此方を侮っていると思えた。 ちなみに、本当に見初められたという希望的観測の線はすでに放棄している。 >>289>>290 賛同の意を示すように見えるケヴィンに、笑みを深める。]
(296) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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ええ、ケヴィン兄様なら相応しいと思います。 けれども、一人だけというのはずるいです。 使節団が実現した折には、私も参加したく存じます。
[ずるい、と言って見せた悪戯めいた笑みのあと、真顔になり、きっぱりと、譲る気のない口調で言った。 >>291 一触即発、という言葉に情勢は自分の想像を裏切らない程度には良くないらしいと察する。 しかし、続く言葉に、一瞬ぽかんとして金の目を瞬いた。]
……もう、ケヴィン兄様ったら! 私だっていつまでも子供じゃないんですよ?
(297) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[頬を赤らめて口を尖らせる。 しかし、親族とも一線を画すような兄のそんな言葉は嬉しいもので、少しでも信じてくれているように思えて嬉しそうに笑った。]
…帝王学の教育を受けた訳でもない私の話をちゃんと聞いてくれてありがとう、兄様。
それでアルフレッド兄様の―――王の説得なんだけれど… ダン兄様にも、ご相談すべきかな。
[まずは根回し。そしてどう王を説得するのがいいか、というのは一仕事だと難しい顔をした]
(298) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[カリュクスの沈黙が長かったので、フランシスカは首を振った。]
ああ、 可能ならば、我らよりもっと情報に通じた者が先手を打っていようか。
もはや外国の実力行使の干渉は避けがたいと、 そういう段階にきているだな。
(299) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[お茶をというのに示されれば結構というように>>288いっただろう。 さすがにケヴィンの部屋の中では、隣にたつことなく、やや斜め後ろの位置、護衛をする立ち位置で肩幅に足を開いたまま]
あの国も、根幹はファルケンと同じでしたからね。
[強国へとなるため、属国へとならぬため、更に上を目指してもおかしくはないことだ。 よしんば隙があれば帝国を出し抜こうぐらいに思う程度には野心だってあった。 帝国として、正式にではなくドゥーリエとしてきたのはおそらく利の独占といったところか。]
僭越ながら、ドゥーリエには対話次第では悪いようにされないぐらいの伝手がありますので突っぱねられることはないかと思われます。
[補足程度のように口にする。]
(300) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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― 人工庭園 ―
[フランシスカから意見を求められて、首を緩く傾ける。 その拍子に、白絹が幾筋か顔の前に落ちた。]
――― その想像は、多分正確だと思う。
その上で、選択するなら、
[しばらく目を伏せた後、髪を掻き上げる。]
(301) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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………サイモン、が。
[時が凍りついたような感覚。 引いた袖を掴むように、ぐっと力が籠もる。]
それじゃ…… っ 看取って……来たの か。
[友人の死を告げる声は酷く重く、その抑揚を聞くだけで、胸が締め付けられるように痛かった。 視界が歪むのを隠すよう、布に顔を半分埋めて。 掴んだ袖を引き寄せると、男の背に腕を回す。 どこか遠くに浮かぶ意識と感覚を引き戻そうとするかのように、上背のある相手の頭を胸元まで引き寄せた。 なぜだか、何かが崩れてしまいそうに見えたのだ。]
(302) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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守りたいものが部族の誇りなら、 利を捨ててでも名を取るべきだと思う。
ここにエメラルド鉱山ある限り、 彼らは手を変え品を変えて要求を繰り返すだろう。
ならばいっそ、エメラルド故山などは 彼らにくれてしまってもいいかもしれない。
―――あの神域が失われるのは、口惜しいけれども。
(303) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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けほっ…こふっ…
いえ、掟を無碍になど、決してそのような…
[なお食い下がろうとする言葉は、王の継いだ言葉に阻まれた]
かさに 掛かるか 否か、など…けふっ… 推測、するしか、できぬ、こと…ひゅぅっ… 信ずればこそ、ひらける、道も…こほっ!けほっ!けほっ!
陛下、どう、か、今一度の、一慮を…
[なおも言葉を継ごうにも、咳はますますもって激しくなるばかり。 ついには体を折って咳き込む様を見かねたのか、近衛の手によって、謁見の間から連れ出された]
陛下、へい、か…
[やや乱暴な手に抱えられるようにしながら、なお紡ごうとした言葉も、形になることはなく//]
(304) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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……おそらくは。
脅しが効かないならば実力行使。 すでに、口実は作ってある。
そんな段階に、来ているのだとは思う。
[小さく頷く。]
(305) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[ファラは為政者となるべく育てられる男たちと違い、政治的な教育は殆ど受けていないと言っていい。 自らの好奇心で得てきた知識と、若さ故の柔軟な発想力と想像力。 そして、宮殿にいる異邦人たちとの触れあいを通じて学んだこと。 彼女に才覚があったのだとしても、それら全てとこの状況がなければ、きっと平凡に一生を終えていたに違いない。
彼女を突き動かすのは―――強い想い。]
(306) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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信じれば開ける道がある、か。
[近衛の手によって連れ出されるペラジーを見送ったあと、 苦々しく呟く。]
信ずるに足るものが連中にあればいいがな。
金、利権、財力、そんなものしか頭に無い連中だぞ。 奴らに誇りの欠片でもあれば、わたしとてもう少しは考える。
[独白の後、ペラジーの元へ喉に良いとされる花の蜜を届けるよう指示してから、政務へと戻った*]
(307) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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この地を、欲の亡者共にくれてやる?!
[カリュクスの白い貌が伏せられ、静かに口にされた意見に、フランシスカは声を震わせた。]
この、神宿る地を──
[だが、ジッドに固執する限り、自分たちもまた富のためと言われても反論はできないのだと思い至って唇を噛んだ。]
(308) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[ そして、日は過ぎゆき ]
(309) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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― 王の間 ―
[帝国からの手紙に拒否の返答を叩き返してから数日、 サラサから逐次届く報せは、日々不穏さを増していた。
サラサに入ってくる物流が途絶えたこと。 サラサを訪れていた外国人が、姿を消したこと。 帝国を中心とする諸外国の軍が接近していること。 海軍勢力も動員されて、多数の兵員が動いていること。
王と側近は連日対応に追われ、 諸外国との交渉や、戦いの準備を進めていた。 ジッドを包む緊張はますます高まり、 部族の民ですら遠出を控えるようにと命が出される。]
(310) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[そして、数週間ほどが過ぎたある日、 決定的な報せがもたらされた。
サラサ陥落。
諸外国軍の兵力は圧倒的で、軍需産業からの支援もあって 連射砲《ガトリングガン》などの最新鋭火器が投入されており、 サラサは制圧され、《片翼の翼》の民は拘束されたと、 辛うじて脱出した使者が伝える。
部族の者たちは、砂漠の地の利をいかして反撃しているが、 到底、攻めてくる軍を押しとどめられないだろう。 そのうえ、外国軍はどうやらジッドの位置を知っており、 真っ直ぐに攻め寄せてくるだろうと予測された。]
(311) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[ここに至り、王は決断を下す。]
みなのもの。生きるのだ。 我ら《片翼の鷹》は砂漠に生きる民。
砂の中に身を隠せ。 生き延びて、再起を期せよ。 我らの上に守護神の加護があらんことを。
[持ち出せる限りのエメラルドを持ち出すようにとの指示と共に、 ジッドに暮らす民は砂漠へと撤退することになる。
この間にも、サラサを陥とした外国軍は、 ジッドへ向かって進軍を開始していた。]
(312) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[ファラの申し出>>297には、軽く目を瞬かせる。]
ファラも一緒に――…?
[まさかずるいと言われるとは思わず。 その面に、苦笑いにも似た表情が浮かぶ。]
まぁ、そうか。 いつも俺ばかり出歩いているからなぁ……。
[自分が如何に恵まれた状況であるか。 常に国元で留守を預かってばかりの異母妹の事を思えば、否とも言えそうになかった。]
(313) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[話がアルフレッド王の説得へと向けば、再びその表情が険しいものとなる。]
そうだな……。 兄上も、随分と頑なな御方だから。 兄者の力が借りられれば、それが一番いいのだろうが――…。
[自分では、話はしても、少々年が離れすぎている。 やはり、兄弟の中で一番話を聞いて貰えるのは、ダンではないかと。 自らも年上の兄に対し、甘えにも似た感覚が残っているからかもしれないが。]
周りを固めるに越したことはないだろうな。
[そう、ポツリと呟いた。]
(314) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[ヨーランダの言葉>>300が耳に入れば、ふと顔を上げる。]
ふむ……。 ドゥーリエがファルケンと同じ、か。
[最近ファラがよく連れ歩いている相手として、見知ってはいたが。 確か記憶がどうと聞いた覚えがあったが、それは治ったのだろうか。 そんな事を考えながら。]
伝手があるとは……?
[じっと、その目を見つめるのだった。]
(315) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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/* サラサ結局一度も行ってない……。
そして激動吹いた。
(-221) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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/* は、国状を追って、反応を練っていたら急展開が。
(-222) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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/*
wwwww
す、すまない 違う村に迷い込んだのかと思った
うん。なるほどなあ。
(-223) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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Σ どうなっちゃうのー?!
(-224) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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おやまあ。 そこまで深刻な話が用意されてるとは。
そういえば、「砂漠に響く軍靴の音」みたいな表現はあったか。
(-225) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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/* そしてこのイベントよ……
(-226) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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相手が実力行使を最善と判断しているならば。 それを覆さねばなるまいな。
外交にて巻き返す手段を講じつつ、当面、持ちこたえねばなるまい。
奉納されている武具を選っておこう。
[示す方針はあくまでも折れぬ魂。]
(316) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[>>300 ヨーランダの言葉に耳を傾け、暫し思考の沈黙]
ホレーショーさんの話では、ドゥーリエからは帝国中枢にも人が居るらしいと聞いた。 交渉できれば或いは…
[伝手というのをケヴィンが問う>>315のを聞きながら呟く]
(317) 2013/01/17(Thu) 00時頃
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[>>313 苦笑いには、悪戯めいた笑みを返す]
ええ、一緒にです。 もう留守番はお腹いっぱい。
[>>314 ダンへの根回しの方針で話を進めていた頃。 事態が自分たちの予想以上に悪い状況であったこと、すでに後手であったことなど、知る由もなかったのだ]
(318) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[恩人にそう言われるくらいに、自分は変な顔をしているのだろう。 らしくない、とは思うが。 それなりに付き合いのあった既知が、病死でなくあんな殺され方をしたのには少々堪えていた。
曖昧に笑えばいい。 大丈夫だと口にすれば問題ない。
そう頭の隅で思いつつも、どうにも口が重い。 看取ってきたのかと告げられれば緩く首を振る。]
いや…間に合わなかった。 俺が行った時には、もう。
[もう殺されていた、とは言わずにただそれだけを伝える。 あるいはあの時末姫と会わなければ間に合っていたのだろうかという思いが一瞬掠めたが、すぐ消した。それはあの姫を恨む理由にはならない。]
(319) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[袖を引かれると、顔を上げた。]
…どうした? なんで アンタが泣く――
[布半分で顔が隠れているせいか、瞳が浮いて見えるようで。 濡れて濃くなった深色の眼が潤んでいるのだと知ると驚いて どうしたんだと尋ねきるより早く、引き寄せられた。]
…………。
[胸の中、見えない所で、ぽかんとした表情を浮かべる。 だが腕の中は染み入るように温かく、 久しく感じてなかった安らぎがあった。
男相手に何でだろうなとか、そんな疑問も沸いて出たが 今はもう少し、このまま暖かな心地に溺れていたくあり 熱を求めて顔を体に押し当てた。]
(320) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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ええ、産業があり、脅かされる力が近くにあるというのは同じ。
[静かに頷く。ただ違うのは頑なに国を閉ざそうとする為政者と、急激な変革を求め富国強兵をすすめ違う関係を築いた差ぐらい。それゆえに、為政者は国内で恨まれることなども多くあったが]
ここに来る前、ドゥーリエの女王の、近習のようなものをしてましたので。とはいえもちろん利権もなしに、とはいかないでしょうけれどね。
[臆することなくケヴィン>>315を見つめ返し淡々と答えた。]
(321) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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/* まあ別にいっか
(-227) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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─ 謁見の間付近 ─
……。
[漏れ聞こえるシゼの声そして国王の声に、眉根を寄せる。 どちらの言い分も妥当に思える]
「我らの宝」……?
[砂漠の地の宝と言えば、真っ先にオアシスが思い浮かぶが、それだけではなさそうな重みを持つ響きだった。 それは結局シゼが話さなかった「異国人を帰さない理由」に関係することだろうか]
[だが、もう一歩を近づいたところで、強面の近衛兵に諌められる。 諦めて離れ、トニアの元に戻った]
ん……。
[見るともなしに見ていたら、交代の近衛兵がやってきた。役目を終えた近衛兵は、雑談をして離れながら、胸ポケットから葉巻を取り出す。 久々に呑みたくなって、シビルは離れようとする近衛兵の背に声をかけた]
(322) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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一本分けてくれないか。
[近衛兵は嫌な顔をして、タダでは渡せないと言う。 帝国でも高級なものは金塊ほどもする。さすがにそこまで質のいいものではないだろうが、確かに一介の兵士にとっては高価なものだろう]
[シビルは白衣の腰ポケットや胸ポケットを叩き、やっと内ポケットに桃色の薬紙を見つけた]
寝台に入る前に飲めば、「長持ち」する。 帝都の貴族の間で流行しているものだ。普通なら葉巻10本ほどの価値がある。 ……こいつでどうだ?
[交渉の末、葉巻3本をゲットして、火種を借りる]
(323) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[心臓の音が心地よく、そしてここは柔らかい。 なんだってこんな気持ちがいいんだ、と一瞬、 眠りそうになるほどの穏やかさに襲われたが。]
………―――ん? 柔らかい!?
[がばと、その位置から顔を上げ見上げる。 そして手を伸ばし、何時も恩人の顔や首を 隠すように覆うショールを、抵抗する間もなく剥いだ。
ここからなら滑らかな喉が、露わとなりよく見えるだろう。
男ならあるはずの物が、喉に無い。]
(-228) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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え。おま……まさか
女 だったのか!?
[暗い調子やら何やら、色々な物がすっ飛んで 間抜けな声で下から問いかけた。]
(-230) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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/* そしてここにきて初めて、ラルフ女の可能性に気づく。 ああ、なるほど、厚着もね…うん
(違ったらハズカシイひとりごと)
(-229) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[帝国主義の足音を耳にするのはもう少し先のこと。**]
(324) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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/* おぅ離散するのか…! サラサが落ちただと…!
俺のせいもあるよねすま(ノノ) わーい熱い展開だな。wktk。
(-231) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[昔知っていた物と、香りがやはり違う。 とはいえ、共通する所も多く、さほどの粗悪品ではなさそうだ。 だから、一気に吸って]
──ッ ごほっごほっ! ぐ、げほっ!
[盛大に咽るシビルを見て、近衛兵は声をあげて笑った]
[渋い顔をしながら、近衛兵の元を離れ、再びトニアの元に戻ったら、盛大に嫌な顔をされた。 建物内で吸ってはいけないし、そんなモクモクはシゼの体に良くないし、何より臭くて気持ち悪いと散々な嫌いっぷりだ]
[仕方ないので、踏んで火を消したら、今度は近衛兵に嫌な顔をされた]
(325) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[ファラの言葉>>318を聞けば、再び苦笑いが零れる。]
そう、か。 ま、一緒にというのも、いいかもしれない。
[ケヴィンもまた、情勢が大きく動いている事は未だ知らず。 ヨーランダの言葉>>321を聞けば、顎に手を当てて暫し考え込んだ。]
ふむ……。 そういったパイプがあるなら、動いて貰うのもいいかもしれないな。
[利権という言葉には、僅かに表情を顰める。 兄王が大人しく飲むとは思えず、重苦しいため息をつくのだった。]
(326) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[残り二本は胸ポケットにしまい、壁に背を当てて、大人しくシゼの退去を待つことにする]
[もう一度咳こんで、肺に残った煙を吐き出しながら、こんな咳の発作に毎時襲われるシゼの身を、ぼんやりと思いやった]*
(327) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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>>323 それをダンさまにください(おい
(-232) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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−謁見の間を出て後・その控え室−
…ごめん、なさい…
[近衛の手からシビルへと委ねられ、一言だけぽつりと呟いて。 発作による過呼吸のためだろう。 ふつりとその場で、意識を失った]
(328) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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/* >>323 使ったら、うちの子は喜ぶかね(^^;)
(-233) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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外交を活用するならば、 諸外国の足並みを乱すところから始めるべきだろう。
他の部族とも協力も視野に入れられればいい。
[外交を口にしながら、戦意衰えぬ彼に微笑んで、 武具を選ぶために礼拝所へ赴く背に従った**]
(329) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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―――たとえなにがあろうと、 あなたを失うことだけはしない。
[囁いた声は、前を行く背に届いたかどうかの微かなもの。]
(-234) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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ええ、ですがあちらから何も出さないということもないでしょう。互いに利用し合う。国と国とのつながりのはじまりとしては仕方のないことだと思われます。
出会ってすぐに盟友になどなることは稀でしょうから。
[重苦しいため息をつくケヴィン>>326の心中を想像しながらも顔には出さず、発言を終えるように会釈をする。 色々なことが遅かったことを知るのは、もう少し先のこと*]
(330) 2013/01/17(Thu) 00時半頃
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[謁見の間の方が騒がしい。 なんだろうと思って見やると]
……シゼ君?
[近衛兵に抱えられるようにしながら、患者が出て来た。 やや急ぎ足で駆け寄り、その身を受け取る]
何かあったのか?
[やや強い口調で聞くが、話をしていただけだと、近衛兵は戸惑い気味に返す。 ぜひゅっ、という咳と共に呼吸音が途切れ、慌ててシゼの顔を覗きこむ]
──おい、大丈夫か、おい。
[頬を軽く叩くと、弱い呼吸は戻ったが、目は閉じられたまま]
(331) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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まずは…私たち≪片翼の鷹≫の意志を一つに束ねなくては その為には、王を説得しなくてはなりませんね。
私ももっと情報を収集してみます。 後程ダン兄様にお時間を頂けるようお願いしてみましょう。
[一先ずその日はそう結論付けて。 ダンとの相談はかなったかどうか――― 王の反応はどのようなものだったか――― 結果として、この提案が王になされるときには、すでに全てが遅かったことを知るのは、数日後のことだった*]
(332) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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/* ゆ、ゆっくりイチャイチャ出来ないな……。 俺のこのムラムラをどうしたらry
(-235) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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/* あ、サイモンの末期ロールに関して言ってくれてる人ありがとうありがとう!ここでお礼言う。
(-236) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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[シゼを心配するトニアの頭をぽふぽふと撫でてから、ふ、と息をついてシゼの身体を抱き上げる。 予想より軽く感じて、戸惑う]
退去の仕方や決まりがあれば、やっておいてくれ。
[近衛兵に声をかけて、シゼの部屋へ急ぐ。道案内はトニアに頼んで]
(333) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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― 自室 ― [ケヴィンとの話を終えて、ヨーランダを伴い自室へと戻ってきた。 床に置かれたクッションへと身を沈めるように腰かけると、ヨーランダを見た。]
ヨラ…レイヴン?
あなたの話を、聞きたい。
[少しさみしそうに、笑った]
(334) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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─ シゼの部屋 ─
[寝台にシゼの体を横たえ、衣服の胸元をくつろげる。 息の吸いすぎによって起こる病への対処は……]
[シゼの上へ身を乗り出すようにして、その唇を自分の唇で塞いだ]
(335) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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/* Σ!?
(-237) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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……そう。
[看取ることさえ出来なかったと聞けば、また透明な雫が溢れた。 泣くことなど、久しく無かったことなのに。 現に今扉の外では処置に報告にと走り回る足音があり、 火の子が飛ぶように方々へと事件の報が駆け巡っているのだが、自身がサイモンの死の真実を知るのはもう少し先になる。]
(336) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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>>335 ※医療行為です。
(-238) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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だって、あなたがそんな顔をするから。 サイモンのこと、だって…
[片手の甲で隠すように目許を押さえ、瞳を逸らす。 体格差のため、そのままの体勢では互いが苦しい。 長椅子の端を借りて、広いのに力無い背をゆっくりと撫でた。
指を入れて撫で付けても一向に整わない頭には、 ああ、癖毛は簡単には直らないのだな、と、どこか明後日の意識まで意識とは裏腹に浮かぶ。
男の方から押し当てられて、ほんの僅か吐息が漏れるが、気にする余裕は自分にも無かった。 今は自ら引き寄せたその身体を抱いて―――]
(337) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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[どれ位そうしていただろう。 数十秒か数分か、胸元に落ちかかる息が落ち着いてきたと安堵していたら、急に擡げられた頭に驚いて瞳を瞠った。]
ハー、どうし、
―――!
[どうしたの、と問う間もなく、肩に風が流れ込む。 首元を覆う布を剥ぎ取られたのだと気付くまでに、数秒。]
(-239) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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あ……
[恐る恐る、髪に触れていた手を首元へ。 男のものとは違う、白く滑らかな肌。 それがこのひとの目に留まってしまったことを知る。
見上げる視線が交われば、何も言えなくなって。 息を飲んでぐっと引き結んだ唇から、微かな音が零れる。]
(-240) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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[溶けるように柔らかい。 目を細め、甘く吸うようにして、それを味わう]
[自分が何をしているのか、ここがどこなのか、何も考えられなかった]
(-241) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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※本当に医療行為として人工呼吸をおこなう場合は、相手の鼻をつまんでください。
※あれ? じゃあ、今やってるの、医療行為じゃないんじゃね?
※大丈夫だ問題ない、最初からヤブだ。
(-242) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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/* しかし、こう。 イチャイチャするだけじゃなく、しっかりストーリーもあるのはいいなぁ。
さて、どう動くか……起きてから考えるか……ねむ。
(-243) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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…
ば、か …… 強引、だ。
[もう否定はしない。 ただ、抗議するように、相手の肩に爪を立てた。]
私も、ばかだ。 こんなこと、して
隠してきた意味、ない―――
[身体を震わせて、目元を拭った。 泣き笑いのような微笑が、僅か下を見下ろす。]
(-244) 2013/01/17(Thu) 01時頃
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ん…ン……ん…?
[痛みや苦しみを感じるところが働くことを放棄してしまったのか、それともあまりに大きすぎて捉えることさえできなくなったのか。 ただただうすぼんやりとした幕の向こうにすべて置いて来てしまったような浮遊感の中、感じる暖かさがあった。 いつかも感じた暖かさ。 それが何かわからない。 分からないというなら何もかも 体の動かし方さえ分からなくて、ただすべてはなすがままに]
(-246) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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/* 先生、トニアちゃんにはたかれますよ?
(-245) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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― 少し後 ファラの部屋 ― [ケヴィンとファラの相談を終えて、それからダンの元にむかったりもしたか。 その後部屋に戻る。クッションに腰掛けるファラ>>334の隣に座りながらも視線は遠くをみるように宙をさまよう]
わかった。とはいってもどこから話そうかな。
……ドゥーリエは元々ただの田舎の国。海に面していて、海を生かした産業が特色の国だったのだけど――
[一つ一つ話していく。その頃、後に帝国となる国が周辺国を併呑していたこと、それでも自分たちは大丈夫と安穏と暮らし贅を楽しむ王族から王権を簒奪したのが現在の女王であること。 そこから国を急変させていく]
(338) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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不正を正し、国を開き、仕事を民に与え、と国を変えていく中のひとつにね。教会を弾圧ということもあったんだ。 とはいえ全部じゃない。政治に口を挟んでいた凡そ神につかえてるものとは思えない神職だけだけどね。
[話し合いではなく強硬的に叩いたのだ]
……私はその生き残りに拾われた孤児だったんだ。私以外にもいたけどね。当時の私はわからなかったが、彼らからすれば、自分たちの地位をおいやった女王に復讐するための駒でしかなかったんだろうけどね。 そこで、殺しの技術ばかり学んでいた。
[毒蛇を操るようになったのも、そこで学んだ技術だと簡単な補足はするが、詳しい内容については語らない。]
(339) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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女王に近づくためには、その元で働くのがいい。そこではじめて常識を教わって、私は城勤めをしていたよ。
本来の任務なら暗殺…だったんだけど、しばらく過ごしている内にわからなくなった。私が触れていた人々は女王を慕っていたし、常識を教わったことで、考えることもできるようになったおかげで、正しいことをしようとしてるのかわからなくなってね。
[常識を知り、盲目に復讐をという感情がなく、曇りない思考が妨げとなった]
そうこうしてる内に、私は女王の近習というか近衛というか…そういう位置にまでなっていた。
絶好の位置にまでいって、でもより近くなったことで私は自分の行いが間違ってるように思えてね。やめることに決めてそのまま仕事に従事していた。
(340) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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その後は、視察にいく女王の護衛をしていたら襲撃されてね。庇って銃で撃たれて、川に落ちて、生きていたみたいだけど記憶を失っていた。 だいたいそういう感じかな。
[大雑把ながらも必要と思われるところだけを説明をしていってから、ようやく、ファラに視線を合わせるようにファラを見つめる]
ファラ。あの結婚の申し込みの返答なんだけどね。 それ以外にももう一つ出して欲しいところがあるんだ。 昔の同僚のところだ。そこに届けば女王の耳にも入って、ファラの意志ももっと伝わると思う。私が生きてることも伝えてくれれば無得にはされないだろうしね。
…一応、女王の盾といわれてたのは、私を含めて五人しかいなかったから上手く利用できる価値はあると思うな。
[そこまで言い終えて、ようやく言うことのできなかったことを吐き終えたことについて、荷を下ろすように息を吐き、自然と笑みを浮かべた]
(341) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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[抱きしめられた記憶ならばいくらかあるが、 撫でられた記憶は、はるか遠い。 癖の強い髪を弄ぶ指が、頭を掠めて気持ち良い。 その手が離れて、喉に戻ってゆくのを下から眺めていた。
細い指が、白い首へと伸びる。 その仕草は確かに、男の物ではなかった。
互いの瞳に驚いた顔が映っている。 恩人の唇から抗議が零れると同時に、肩に痛みが走った。 爪を立てられたらしい。 だがそれは胸の痛みよりはずっと軽く、ずっと疼きと熱を持って。]
(-247) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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ばっか、お前 だってずっと男だと思ってたから…
[ああそうか、ずっと感じていた違和感はこれかと、 宴の席で神の花嫁と、その供を見た時と似たような感覚 眼にしたものと、意識のズレの理由に ようやく合点がいくと肩の力が抜けた。
小さく息を吐いて背を伸ばし、泣いて笑う人へ 今度は逆にこちらが手を伸ばす。 震える身体を抱きしめて、肩口に顔を埋めた。]
(-248) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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不自由って言ってたのはコレか。 理由も、何となく検討はつくが……
[聞いてもいいかと耳元で囁いた。]
(-249) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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[かるくついばむようにして、シゼの唇に熱い舌を這わせる]
[くつろげた胸元に指先を這わせ、いつもの胸の間ではなく乳房に押し当てた。その暖かくて柔らかな果実をゆっくりと揉み、位置を変え……、頂上の粒を柔らかくつまむ。 指の腹で擦るようにしながら、やわやわと愛撫して]
[そのまま、身を乗り出し、更に深く味わおうとした時。 ……先生?と小さい声に呼びかけられて我に返った]
(-250) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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─ シゼの部屋 ─
ああ、トニア君。 誰か来ていたようだったが。
[ゆっくりと身を起こし、いつも通りの淡々とした声で聞く]
花の蜜? 国王からの下賜品か。シゼ君も喜ぶだろう。 気がついたら、あげるといい。
[動揺することなど、何もない。ただの治療なのだから]
(342) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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……少し、風に当たってくる。 遠くには行かないさ。廊下の先までだ。ついて来なくていい。
[言い捨てるようにして、トニアの横を抜ける。 サンダルを鳴らして大股で廊下を進み、角をひとつだけ曲がった所で立ち止まる。 ため息を落として、壁に背を預けた]
……何をやってるんだ、俺は。
(343) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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[故郷の話。生い立ちの話。 毒蛇を扱えた理由、暗殺者であること、そしてそうあることをやめた訳。 そして、記憶を失うに至るまでの話―――その全てを、時折相槌をうったりして、しかし口をはさむことなく聞いた。]
……ん。 手紙の件は解った。 ヨラの…レイヴンの同僚の処に届ける分の文面も考えなくてはね。
[それから、ヨーランダの方に真っ直ぐ向き合う。 笑みを浮かべる彼とは対照的に、少しかげりのある笑みを見せていた]
(344) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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どうやら、全て思い出しても、私の事は忘れていないようで何より。 だけど…
女王の盾、か… 信頼されていたし…大切に思っていたんだな。 ―――ヨラは、…レイヴンは、女王の元に帰りたい?
[記憶が戻って喜ばしいことのはずなのに 寂しそうな、泣きそうな顔をしているのを、どうすることもできなかった。]
(345) 2013/01/17(Thu) 01時半頃
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[骨ばった長い指で、口元を覆い]
……何なんだ、これは。
[くぐもった声で、もう一度つぶやく。 ここへきてからの調子の狂い方。普通ではない精神状態。 ……ひとつ、可能性は思い浮かぶけれど]
(346) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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ニセモノなのに。
だからきっと……何かの勘違いだ。//
(347) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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[どうやら、状況を聞いても、引かずにいてくれたことにもまた安堵しながら、手紙については]
要件だけ書けば大丈夫。高貴な出の人間じゃないし、私からも一筆書くしね
[軽く付け加える。とはいえ、自分たちは国外にしられている人間ではないのでわざわざそこに届く手紙を軽視されることもないだろうが、筆跡から判別できるようにとしなくていいのかもしれないが一応のためと口にしながら、改まったようにこちらへと体を向けるファラへと目を細め]
(348) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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シビルが感情を出さないのは、今の姿が仮面だから。 偽物だから。 自分自身に嘘をつきすぎて、自分が何を感じてるのかも解らないから。
(-251) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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―手紙―
[お手紙ありがとうございました。 わたしの歌を高く評価して頂いている事、大変光栄に思います。 また、ご支援のお申し出も有難く思っています。 芸術の為に投資する姿勢を心より尊敬致します。
しかし、残念ながら、わたしはもう「歌手」を引退しますので、お話をお受けする事は出来ません。
帝国主義各国を回っていた間、わたしは所属する楽団より不当な扱いを受けていました。 そこを救ってくださったのがファルケンの方でした。 誤解をなさっているようですが、わたしは決して拐かされた訳ではなく、自分の意思で参り、此方に留まる事を決めました。 わたしは此方で見つけた小さなしあわせを大切に、静かに暮らしたいと思っています。 どうか、カナリアの事はお忘れください。]
(349) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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[イザナに教授して貰いながら認めた手紙を届けて貰うように使用人に渡す。 迷惑がかからないよう、ダンの名前や彼への恋心は伏せておいた。 これで諦めてくれれば良いのだが―――――]
(350) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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……ああ、私は、忘れなかった。覚えていたよ。ここでファラと過ごしたことも。
[ほかのことも含めて、全て。 泣きそうな顔でこちらをみるファラをみつめ返す]
そうだね、帰りたくないといえば嘘になる。…でもね。
[そこで言葉を区切って、手を伸ばして背中へと回してぎゅっと引き寄せる]
ヨーランダは、レイヴンは…私は邪魔だと言われない限り、世話好きで淋しがりやで誰かに甘えたがりなファラの近くにいたい。とそう思っている。
[そっと近寄って抱き寄せる]
ファラにはファラの家族がある。大事にしてるのもしってるから、無理な願いはいわない。いいたくないけれど……ファラが使節に選ばれて、一緒に私の故郷につれていけたらいい。一緒に海をみて、ここにはない食事を食べて、ここと違って雨もよく降るから、前話した虹なんかもみたいな。一緒に。 ……そう願っているよ。
[切なく願いを口にする。 それが既に手遅れであるというのを知るのは、数日後のことであった**]
(351) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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[手紙の件は、首肯して返答とした。 そして、帰りたくないといえば嘘になる、という言葉に、解っていても胸が締め付けられる思いだった。 彼の言うとおり、自分は”家族”を捨てることなど、今はできそうになく。 しかしそれでも彼を愛している気持ちも偽りではない。]
………うん。 海、見たいな。 見たことないんだ… 虹も…とてもきれいなんだろうな。
[それでも近くに居たいと。 連れて行きたいと願ってくれる言葉に、一筋涙がこぼれる。 嬉しいと、思ってしまったから**]
(352) 2013/01/17(Thu) 02時頃
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[抱き締められて、一際大きく鼓動が跳ねる。 回された手はとても優しくて、また泣きそうになるのを堪えた。
なにかを慎重に扱う仕草は初めて見るもので、 そうされているのが自分であることが胸の疼きを加速させてゆくようだった。]
……うん。
[胸元から見上げる。 促しには素直に頷いて、拙いながらも話し始めた。]
(-252) 2013/01/17(Thu) 02時半頃
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―数日後の夜―
[手紙の返事はなかったが、楽観的にはなれない状況が訪れた。 連日ダンは執務にかかりきりになり、部屋にも戻らない日々が続いた。 こんな時だからこそ、何も出来ない自分はただ変わらないようにしようと思ってはいたけれど。]
――――サラサ、が、
[使用人から報>>311を聞いて絶句する。 彼もまた、早急に出て行くという。 熱い砂漠の中にいるのに、足元が急速に冷えて行く心地がした。
砂漠に生きるのであれば。 世間知らずの小鳥は確実に足手纏いになる。 冷静に考えれば、自分はここに留まりダンは逃げた方が生存の可能性は大きいと分かっていても。 訴えた日からもさらに大きく膨れ上がった「傍にいたい」という想いに、胸が押し潰されそうで。 離れる覚悟がつかない。**]
(353) 2013/01/17(Thu) 02時半頃
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まず、どこから話したらいいのか……
理由は、多分、あなたの想像とそう違わない。 以前にも少し話したことがあった、私の一族の掟ゆえだ。 白い肌の女は一族に災いを齎す―――という、あれ。
私が生まれた時、名付けよりも先に論争になったそうだ。 生かすか…殺すかと。
[片翼の鷹の人間のごく一部以外に話したことのない 閉鎖的で特殊な因習を、自ら口にするのには勇気が要った。躊躇いにより口も重い。 けれど、このひとなら逃げずに引かずに耳を傾けてくれると、信じているから]
(-253) 2013/01/17(Thu) 02時半頃
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父や母は当然、生かしたいと願ってくれたよ。 幾ら掟や因習を絶対と重んじなければならない立場とはいえ、一人娘のことだ。
肌の色は変えられない。 ならば、“女”ではなく“男”ならば何も問題は無いだろう……と一族の前で主張したらしい。
聞くに苦しい言い訳だ。 でも、世継ぎが一人だったことも幸いしてか、それは受け入れられた。
[自身にとって幸いなのかどうかは分からないが]
(-254) 2013/01/17(Thu) 02時半頃
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齢五つの儀の夜より、私は男として育っている。 勿論国王陛下はご存知だし、私より先に生まれた周辺王族も私のことは黙って受け入れてくれている。 中にはそういう娘が居たことを忘れている人もいるかも知れないけれど。 ファラなどは、私のことを「兄」だと信じ込んでいるようだし―― とても小さい頃のことだから、仕方ないんだ。
[そこまでを一息に喋ってから、声を切った。]
(-255) 2013/01/17(Thu) 03時頃
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…不自由だよ。ほんとうに、ね。 他の者に気付かれては意味がないもの。
[発声は出来るだけ低く。 男としてぎりぎり違和感を抱かれぬための基本知識。 余裕を持たせた厚手の衣類は、身体の線を隠すために。 生活上の縛りを一部、挙げて聞かせたりもしたか。]
ストールだけは私の意志。白い肌を隠したくて。 剥ぎ取ったりするひとがいなかったから、これも長い間役立ってくれた。
………あなた以外には。
[頬がほんのりと桜色に染まった。 これも隠さなければならないかな、と、少し切なげに微笑して、厚い胸に置いた手が擽るように動いた。]
(-256) 2013/01/17(Thu) 03時頃
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……今のところ災いと呼ぶべきことは何も起きていないから、 私のことが問題になることは無かった。
でも。
……あなたを騙しているようで、ずっと苦しかった。 本当のことを話せなくて、 ごめんなさい。
(-257) 2013/01/17(Thu) 03時頃
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/* あぶない 危うく違う人に送りそうになっ
誤爆したらすっごい恥ずかしいからフォームは指差し確認する( ノノ)
(-258) 2013/01/17(Thu) 03時頃
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/* そして、進行上の最終日とあって其処彼処で切ないログが…っ。
ごろん。
(-259) 2013/01/17(Thu) 03時頃
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[重なった身体から伝わる音が速い。 自分の体躯に流れる血もまた、じわりと速度を速めてゆく。
―――不味い、と頭のどこかで警鐘が鳴る。 理由など分かりすぎるほど分っているのだが、 今腕の中に小さく収まる人から手を離す事が出来なかった。]
(-260) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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[今となってはずっと小柄で華奢に感じられる体を、 潰さぬように慎重に腕の中に収めながら、 語られる言葉を、終わるまで聞いていた。]
…ああ、やっぱりなぁ。
[以前聞いていた話が、目の前の人と重なる。 男装までさせていたのだから、その根は相当深いのだろう。
とはいえ、世継ぎを男として育てて、この先どうしていくつもりだったのか。今は良くても、その先は。 恩人の次の世代は、一体どうするつもりだったのか。
付け焼刃に見える対応は、どこかこの国そのものと重なって見えた。]
(-261) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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あー、ファラ殿は何だか素直だからなぁ。
[末姫が信じ込んでいるという話には、苦笑を見せる。 そして続けて語られる、不自由の数々。 普通に生きる為に守らなければならない普通で無いことの多さには溜息が落ちた。]
ああ、なんだストールも 喉や口元を隠すためとか何とかだと思ってたが。
[自分でつけていたのかと、そんな感心を見せたりもしたが。 はぎ取るのが自分だけだったと言われると、視線は明後日を向いた。]
(-262) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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……まぁ何だ、無体だったわな……すまん。
[よくよく考えれば失礼にも程がある行為だったとか、 それに付随して今までやってきたあれそれ無礼な行為とか あげくに胸が足りないと言わんばかりのこの間の事とか そりゃ殴られて当然だったなと、少しばかり遠い目になる。
気まずく逸らした視線を戻すと、白い肌が薄らと染まっていて、息を詰まらせる。 擽られて胸がなるのと同時に、針が指すような痛みも覚えた。]
(-263) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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…謝んなくていい。
[騙しているようでと、謝罪する人に見られぬよう、 見上げる人を胸に抱きしめて、自分の顔を隠した。
そうでもしなしと、苦みきった顔を見られてしまいそうで。]
(-264) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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[謝るべきなのは、おそらく自分の方だからと 喉から出かかった言葉を飲み込んだ。]
謝らなくていいんだ。
[皮肉な事に、全く信じていない因習や因果が、 今目の前に現れようとしているのを目の当たりにしていた。
白い肌の女が災いである自分を生かし、招き入れて そして自分はこの国を滅ぼす一刃となっている。
勿論自分だけが原因というわけではないが、 そんな事はいい訳にもならないだろう。
思いの丈を吐露した人よりも重いものを抱えながら 今は静かにその背を撫で続けていた。]
(-265) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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/* ああああしまった一文入れ忘れt
次に入れられるかな…(´・ω・`)
(-266) 2013/01/17(Thu) 03時半頃
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[目の前の人は自分の拙い説明を最後まで聞いてくれてた。それだけで、どれだけ胸の中の痞えが楽になったことだろう。]
……仕方ないな。
[謝罪の言葉にも軽く睨んだが、 そんな視線にもどこか柔らかなものが燈ってしまう。
理由は分かっている。 このひとの腕で、胸で、自覚させられてしまった。 それなのに、この感情に名前を付けて良いのか分からずに、 一歩手前で寄り添うだけだ。]
(-267) 2013/01/17(Thu) 04時頃
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ありがとう。 ………優しい。
[また、抱く腕が強くなる。 より深くに引き寄せられ、驚きと羞恥とで顔を上げるけれども。 すっぽりと覆われてしまっていて、相手の表情は見えぬ位置。]
……ハー?
[一度ならず繰り返される言葉に、切なる響きを感じ取る。 不思議そうに問いかけるが、理由はきっと、貰えない。]
(-268) 2013/01/17(Thu) 04時半頃
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[いい知れぬ不安が蠢いている。 抱き締められて高鳴る度に、同じだけずきりと痛む胸。 それが国を飲み込む暗雲の予兆とも、今は思い至らずに。
腕が緩められるまで、決して自分からは離れようとはしないだろう*]
(-269) 2013/01/17(Thu) 04時半頃
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……。
[今はとても語れそうにない物を内に秘め、 不思議そうに首を傾げる人には言葉を返さなかったが。]
ああ、そうだ。
[話題を切り替えるように口から出るのは違う事。]
(-270) 2013/01/17(Thu) 04時半頃
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どんな理由でも、生かされてくれたことには感謝しねぇとな。 そのお陰で俺は生き延びて…今がある。
頑張ったなぁ、今まで。
[言いそびれていた言葉を足して、ぽんと頭を撫でるように叩いた。 そして、腕を緩め、身を離す。 離れた時には、すっかり苦しみは内側へと隠れており、 向ける笑みは穏やかなものだった。]
(-271) 2013/01/17(Thu) 04時半頃
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あ、そういや、 俺に話す事って何だったんだ? さっきのじゃ無いだろう?
[ふと、そもそも恩人がここを尋ねていた理由について、 まだ聞いてなかったなと、首を傾げて尋ね返す。 部屋の移動を聞けば、殆ど無い荷をまとめてその足で新しい部屋へと向かうだろう。
隙間に隠した物は、後で回収するつもりでいた*]
(-272) 2013/01/17(Thu) 04時半頃
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─ 執務室 ─
[書類の束を捲りながら、ダンは難しく眉をひそめていた。 手にしているのは、
王へと届いた「他国人の開放を要求」する書簡の詳細。
サイモンの死亡に関する報告書。
レティーシャへと届いた、名も知れぬ差出人からの手紙の写し。
ジッドに次々と届いている、外国からの手紙について、 非公式に知らせるために書かれた使用人からのメモ]
(354) 2013/01/17(Thu) 11時半頃
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[ジッド内においては、手紙一通きりとて、本人の手元に 届くために、多くの人の手を介在している。
全く秘密裏の内に外部とやり取りを行うなど不可能で あり、そして人の口には戸が建てられない。
紙の質を見れば、大雑把にはどこの地域からの手紙 なのかは分かる。
異国の王家の紋章があしらわれた薄紙や、封蝋に刻印が 押されたもの、香り付けのされた高級封筒等もあったという。
それらが、王家の血を継いだ者や、最近一気に増えた 「客人」達に届けられたというのだから、何かしら きな臭いものを感じない方がおかしい]
(355) 2013/01/17(Thu) 11時半頃
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────……。
[眉間の皺は、より深く]
(356) 2013/01/17(Thu) 11時半頃
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[手紙にあしらわれていた紋章や封印の柄についても 調べるよう命じていた。
浮かび上がってきたのは、ラルフの曾祖母の血に繋がる 一族や、最近躍進甚だしいと噂のある──ドゥーリエ。
ちなみにレティーシャに手紙を送った差出人の身元は、 帝国と同盟を結んでいる国に住まう、さる富豪と知れた。 レティーシャが受け取ったもの以外の手紙の内容までは 知れないので、ダンの懸念は杞憂かもしれないのだけれど。
切っ掛けさえ出来れば……切っ掛けを無理やり作ってでも、 あわよくばファルケンに介入してやろうという意志が諸外国から 透けている今の時期の接触に、警戒を高めずには居られ なかった]
(357) 2013/01/17(Thu) 11時半頃
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[いっそ受取人たちに直接尋ねるか、とまで思考を進ませた時、 出入り口の外から響く、入室を乞う年若い声]
入れ。門は、常に誰に対しても開かれている。
[寝室とは違い、目隠しの布が垂らされているのみであるため、 入室を促す声は客人たちによく聞こえたことだろう。
程なくして出入り口の布がたぐり開けられ、一瞬執務室に、 中庭や廊下を通って冷やされた風が吹き込んでくる。
現れたのは弟妹たちに、その客人たち]
(358) 2013/01/17(Thu) 11時半頃
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──調度良かった。 話を聞きに呼び出そうかと考えていたところだ。
顔色を見れば、どうも遊びに来ただけ、なんて 様子では無いな……?
[立ち上がり、広い卓の前へと移動する。
卓の上には、様々にマーキングされた地図や、 報告書の数々が並べられていた]
こちらへ。
[目線のみにて、控えていた使用人らを捌けさせる。 言葉では訪問者たちを呼んだ]
(359) 2013/01/17(Thu) 12時頃
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− 回廊 −
[譲らじ、との意思を示したフランシスカに対して、聖域を守り通す具体的な手立てをあげるカリュクスの言葉にフランシスカは力強く頷いた。]
ああ、それだ。 諸外国の足並みを乱し、他の部族に呼びかけること。
それなら、膝を屈するを是としない血気盛んな者たちをも賛同させることができるだろう。
よい策だと思う。
やはりおまえは 天祐だ。
(360) 2013/01/17(Thu) 12時頃
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ジッドの外へ出ての活動には、ダン・アニキエフ殿やケヴィン・ハズラム殿が適任か。
どちらも王の弟であるという公的な地位があり、そして、ご本人も男として頼れる威容の主。
仮に、このジッドが他国の軍に攻められても、外から妨害できる方がおられるのは心強い。
(361) 2013/01/17(Thu) 12時半頃
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そのお二方に面会を申し入れて、おまえの策を伝えてみることにしよう。
[ぽふりとカリュクスの肩に手を置き、フランシスカは同道を促した。]
(362) 2013/01/17(Thu) 12時半頃
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[執務室には、寛ぐための長椅子などは置かれていない。
客人の対応は別室で行うため、部屋には書物を行うための 椅子や机、書類や書籍を収める棚と、資料を前に多人数で 話し合う際に使用する広い卓が鎮座するのみ。
卓を囲んだ状態で、時折相槌を打ちながら弟妹の相談を聞く。
内容は、妹の受け取った手紙への対応から発展し、 国政が絡んだものへと]
(363) 2013/01/17(Thu) 12時半頃
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確かに、諸外国の求めに応じ、「客人」たちを解き放って しまうのは危険が大きい。
ジッドの場所を吐かせるためにどのような仕打ちを受けるか 知らず、或いは拘束されて、虚構を捏ち上げ、此方に攻め 入るための口実にされてしまう可能性だって考えられる。
そして下手に「ジッドから生還した外部の人間」をつくれば、 なし崩しに自由な通行を迫られ、鎖国を解かざるを得なくなり、 この地が荒らされてしまうことになるかもしれない。
(364) 2013/01/17(Thu) 12時半頃
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[けれど、と息をつく]
要求の全てを拒んでいては、他国との関係に過分に 禍根を残すことに成り兼ねぬ。
互いに妥協し、落とし所を探るにも、交渉のための 強い手駒は必要だ。
(365) 2013/01/17(Thu) 12時半頃
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「犯罪者の引き渡し」なら「逃亡」にはならないなと、ぼんやり。
(-273) 2013/01/17(Thu) 13時頃
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はー……ダンさまかっこよすぎてきゅん死する……(*ノノ)
(-274) 2013/01/17(Thu) 13時頃
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──我が国の強みは。
連綿と育んできた、部族内の狭いながらも濃い繋がり。
誇り高い心根。
祖霊と守護神の守護。
エメラルド鉱山から得られる潤沢な財力。
……しかし、神を違える者たちを制するにあたって、実際に 役に立つのは、金の力と武力。
そして縁の力──国同士の繋がりだな。
(366) 2013/01/17(Thu) 13時半頃
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ファルケンは財力に関してはともかくも、武力と国交関連に ついては些か心もとない。
故に、
[ファラから受け取った、婚姻の申し出に関する手紙を 卓中央に広げ]
お前達の言うように、使節を交わし、彼の国に繋ぎをつける というのは良い案と思う。
ドゥーリエは、帝国中枢にも関わる主要な国と聞いている。
(367) 2013/01/17(Thu) 14時頃
|
|
[ドゥーリエに接触するための伝手もある、と語る ヨーランダに目を向け]
そういえばお前はヨーランダ、と言ったか。
……確か、記憶を無くし、身元が分からぬと 聞いた気がするが。
[取り戻したのかと訊ねれば、何かしら彼から説明が あったろうか。であれば、「そうか」と短く頷いたことだろう]
(368) 2013/01/17(Thu) 14時頃
|
|
[彼が、妹と仲睦まじく過ごす様子は度々見かけたことが有る。 表向き、「人質として扱われ国に不利な条件で国交を 迫られる可能性があるため、婚姻は受けない」と聞いたが]
────。
[暫くその眼を見返した後、しかし重ねて何かしらを 訊ねることは無かった]
(369) 2013/01/17(Thu) 14時頃
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|
……それから、ドゥーリエの他に。
一部サラサでの貿易を許していたり、王族同士婚姻を 結びあったことがあるなど、ファルケンと良好な関係を 築いている国々にも使節を送ろうと考えている。
外部からの圧は、何も一国からに限ったことではなく。 今回の事が解決しようとも、今後幾度も似たような事が 起きるだろう。
国の存続のためには、近隣の国々の結びつきを 強めていく事が必要と思った。
(370) 2013/01/17(Thu) 14時頃
|
|
最悪の事態が起きてからでは遅い。
外部の血を多く取り入れている──というと、ラルフの 一族の者に伝手は無いだろうか。
[言いながらも、早速ラルフの元へと使いを走らせようとする。
使用人を呼ぶために、大股で出入り口に向かい、目隠し布を めくると──そこには、後に面会の約束をしていた、 フランシスカ達の姿があった。
つい話し合いに熱が入り、約束の時間を過ぎていたらしい]
(371) 2013/01/17(Thu) 14時頃
|
|
[──そんなこんなで、「相談」の輪は広がって行き。
誰がどの国に使節として向かうかについては、 後日纏めるといった所でお開きとなった。
解散間際、「ところで」と皆の顔を見回す]
サイモン……お前たちより前に、客人としてジッドに 滞在していた男が死亡したことは知っているか。
曲刀を突き立てられ、その骸の近くには、血文字にて 帝国に対する憤然たる思いが綴られていたのだと言う。
下手人は判明していないが、恐らく──……。
(372) 2013/01/17(Thu) 14時頃
|
|
[以降の言葉は濁す。
望まれれば、手元にあったサイモンの死亡に関する 報告書を手渡して見せたことだろう]
……つまりは、ジッドとて、客人たちにとって、 安全とは言い難い状況になりつつあるということだ。
己が世話をしている客人達の事を、よく気にかけて やった方がいい。
[と、結んだ]
(373) 2013/01/17(Thu) 14時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/17(Thu) 14時半頃
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─ 第4イベント前・自室 ─
[疲れきって部屋に戻ってからの記憶は曖昧である。
何とか深夜には自室に戻ることが出来たが、明日からの 仕事量を思うと、もしかすると部屋にすら戻れぬ日が 続くやもとの予想が湧いて、気が重い]
……………。
[深く、ため息を付いて。
出入り時に扉で立てる音によって、既に休んでいるはずの 小鳥を起こしてはならないと、殊更丁寧に開閉する]
(-275) 2013/01/17(Thu) 15時頃
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[日を追うごとにサラサから逐次届く報せは酷くなって行き、 ダンもその対応に追われていた。 扉を閉じれば廊下からの燭台の明かりは途絶え、窓から 差し込む月明かりの光のみに照らされた状態となる。
主要な音といえば、レティーシャの寝息と、己の足音だけ。
寝間着に着替えるのも億劫で、上着を脱ぎ捨てると、 そのまま寝台へと入った]
(-276) 2013/01/17(Thu) 15時頃
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[寝台のバネが軋み、敷き布がつくる皺の陰影が波のように うごめく。
枕に沈む頬を隠す金糸をかき分けると、そのまま軽く 口付けた。髪を梳いて、額に、耳に、首筋に。
触れた温もりに、緩やかにささくれた気持ちが落ち着いてきて、 眉間の皺が解ける]
……おやすみ。
[囁きは、闇へと溶けた]
(-277) 2013/01/17(Thu) 15時半頃
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[……治療中の間は、それなりに適切な距離を 持って休んでいた筈、なのだけれど。
この日、つい抱き込んで眠ってしまったのは、 あまりにも疲労していたため、理性が正常に 機能していなかったのだ、と言い訳しておく]
(-278) 2013/01/17(Thu) 15時半頃
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[――――幸せな、夢を見た。
愛するひとと自分の心音が重なって。 まるで"二人だけの世界"にいるような――……]
(-279) 2013/01/17(Thu) 15時半頃
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/* 思ったよりも事態が切迫してますね…
うーん…私、インドア派なんですよー… 大まかな選択肢で言えば、虜囚一拓なのですよね
先生も、ファルケンのために働く義理はないでしょうし…
…まぁ、やれるだけのことをやってみましょう よっし
(-280) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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/* ダンの人が凄く頑張ってるのを把握した。 おつかれさまです…!
(-281) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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/*
で れ す ぎ た
ひとばんねてラルフがごろごろしていまs
(-282) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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[ヨーランダの言葉>>330を聞きながら、腕を組んで静かに考え込む。 互いに利があってこそ有効な関係を築けるというのは、言われるまでもなく理解している。 だが、既に武力を盾に話を進めてきている諸国に対し、どの程度話し合いが持てるのか。 そういった事も、またケヴィンの頭を悩ませる。]
……そうだな。 ひとまず、兄者と話をするなら、俺も一緒に行くとしよう。 兄者の知恵を借りたい。
[そうして、ダンの元へと赴く事になるのだった。]
(374) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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[部屋を出る前に、ふとオスカーの方に視線を移す。 オアシスでの話を思い出し、苦笑いを浮かべた。]
……なかなか、面倒な事になりそうだな。 お前は、どう思う?
[そう、オスカーの考えを尋ねつつ。]
これから兄者の元へと向かう。 お前も、一緒に来るといい。
[そう言って手を伸ばし、共にダンの部屋へと向かった。]
(375) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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―― ダンの部屋 ――
[面会を許す言葉>>358が聞こえれば、安堵の表情を浮かべ、中へと入る。 兄弟とはいえ、常に親しくしている訳ではない。 兄の部屋を訪れるなど、久しぶりの事であった。]
兄者、突然申し訳ない。 ファラと色々話をしていてな――…。
兄者にも、少し聞いて欲しいんだ。
[兄からも用があるようだと聞けば>>359 おや、と軽く目を見張る。 互いに話を伝えた後は、その表情は更に険しいものへと変わっていた。]
(376) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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他の国との結ぶ付き、か。 どちらにせよ、ファルケンも開かれるべき、かね――…。
[ダンの言葉を聞きながら、独りごちる。 ある程度方針を固め、部屋を退居しようとした寸前。 サイモンの訃報>>372>>373を聞けば、僅かに眉を顰めた。]
宮殿内で、そんな事まで……。 わかった。気をつけるとしよう。
[ダンの言葉に頷きつつ。 その視界にオスカーを収めれば、我知らず拳を握りしめた。]
(377) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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そんな目には、あわせないさ。
―――――― 俺は、オスカーを ――――…。
(-284) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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/* そして王族会議が始まっているだって…… 取り纏めのダンさんかっけー
馳せ参じる方向かな。 ハーとちょっと昨夜の分のお話してからね←
(-283) 2013/01/17(Thu) 17時頃
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―― フランシスカとの面会 ――
[部屋へと戻った後。 フランシスカからの面会の申し出>>362があれば、珍しいと思いながらも、その旨を受諾した。 保守派でもあるフランシスカとじっくり話し合う事は、久しぶりでもある。
その姿を見れば、つい斜に構えた態度を取ってしまいそうにはなるが。 その口から諸外国の足並みを乱す為に働きかけを行う提案>>360を聞けば、一瞬、驚きに目を見張った。]
…………まさか、花嫁――… フランシスカの口からそれを聞く事になるとは、思わなかったな。
[いつもは女性の格好をしている事を揶揄して、花嫁と呼んでいたが。 何年ぶりにか、改まってその名を口にするのだった。]
(378) 2013/01/17(Thu) 17時半頃
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俺の方からも、諸国への働きかけは考えていたところだ。 むしろ、卿からは反対されると思っていた。
[苦笑いを零しながらも、じっとフランシスカとカリュクスを見つめる。]
其方からそのように言ってくれるならば、是非もない。 俺からも、色々と動いてみよう。
[保守的な兄王とフランシスカの説得が一番の難題になるかと、密かに懸念をしていたのだが。 当のフランシスカから申し出を受け、幾分安堵の表情を浮かべた。]
(379) 2013/01/17(Thu) 17時半頃
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…………すまんな。 色々やんちゃをするかもしれんが、よろしく頼む。
[無論、そのやんちゃの中には、自分はおろか外国人であるオスカーをも連れて諸外国を飛び回る事も含んでいる。 今まで見せていた皮肉げな笑みとは似ているようで多少異なる、幾分子供じみた悪戯っぽい笑みを零すのだった。**]
(380) 2013/01/17(Thu) 17時半頃
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[声を求めてそろりと見上げれば、労いの言葉と共に頭に手が乗せられた。 その手に白い手を重ねて、視線を合わせる。]
…あなたを生かすことが出来たのなら、 私の生には少しでも意味があったのだと…そう、思える。
[穏やかな微笑を見詰めながら、そう告げて。 腕が離れてゆく気配に、預けていた身をゆっくりと起こした。
名残惜しげに彷徨った指先は、それと悟られぬよう 床に落ちたショールを拾い上げ、巻き直す。]
(-285) 2013/01/17(Thu) 17時半頃
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うん。あなたへの話は二つあった。
まずは、ひいおばあさま――曾祖母の祖国から、私を世継ぎに迎えたいとの手紙が届いたこと。 そしてもう一つは、引越しの連絡だ。
どちらから先に聞く?
[自身の秘密が露呈してしまった後だから、手紙の説明は比較的容易だった。 伝え終えたら、隅に座って荷造りを待つ。]
…落ち着いたら、サイモンを見送りに行こう。
[一緒に部屋を出るまでの短い間、気掛かりな壁の隙間へと注意を向けていたが、彼がそこに触れる気配はないようだった。*]
(-286) 2013/01/17(Thu) 17時半頃
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[重ねられた指は小さくて、 かけられた言葉も相まって少し照れ臭そうに視線が逸れた。]
そこまで言われんのは買い被りすぎかもしれんがなぁ。
[ぽり、と頬を掻いてから、 拾われるショールの行方を見ていた。]
(-287) 2013/01/17(Thu) 18時頃
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― 自室 ―
どっちも聞くなら、どっちからでもいいけどよ…世継ぎって?
[体を離して先ず問いかけたのは、興味が向いた手紙の内容。 突然の世継ぎ話には首を傾げる物があったのは、先にファラの話を聞いていたのもあったからだろう。]
行くのか?
[おそらく行かないような気はしたが、一応問いかける。否が返ればそうかと言った。それが真実良かったかどうかは、先の事を考えると少し悩む所ではあったので黙して。 次に引越しの話が及べば概ね了解してその場で荷を纏める。 それほど物があるわけではないので、荷造りは比較的楽に済んだ。
サイモンの見送りを告げられた時だけ、一度手は止まった。]
…そうだな。
[部屋に入った時よりは、幾分落ち着いた様子でそう返す。 ここでの葬儀の礼はよく知らないから有り難くあり。 もっとも居てもらった方が有難いのは、作法の為だけではないが。]
(381) 2013/01/17(Thu) 18時頃
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[壁の隙間に隠した物は、恩人の手前、今はそのままにしておく。 早々見つかるものでもないと踏んでいた為、 既に一つ抜き取られている事になど、気付くはずもなかった*]
(382) 2013/01/17(Thu) 18時頃
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― 手紙の届いた日:夜 ―
[サイモンの死因を知ったのは、部屋に戻る途中の廊下で。 他殺であると聞かされた時には、流石に眉根が寄った。 ファルケンでよく用いられている曲刀で一突き。 この地の言語で書かれた血文字―――…
異国の者のカムフラージュだとする声も上がったが、殺害の理屈が通らない。 口を閉ざして語りたがらない者も多いものの、犯人は十中八九ジッドの者だろう、というのが多勢の見解である。
けれど、咎が何処にあるにしろ。 先刻の疲れきったような表情の意味を理解した時、自分の取ることの出来た行動は、傍らのひとの手を服に隠してそっと握ることだけだった。 体温を移してすぐに離してしまったから、誰にも知られることはないけれど。]
(383) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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[少し前までは平和であったはずの宮殿も今や静まり返り、 行き交う人々の表情は晴れず、其処彼処に陰が落ちている。
日増しに情勢は悪化している。 祖国と異国との対立構図は、最早宮殿内だけに留まらない。]
……
[出来ることはないだろうか。 いくら思考を回しても、一人の力ではどうにもならぬことばかりで。 寝台の上で寝返りを繰り返す。]
(384) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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[ふと、傍らに畳んでおいた昼の衣服を探り、その中から小瓶を取り出した。 何かの薬なのだろうが、生憎、医学の知識は殆どない。 中身に見当も付かないまま、手の中で転がす。]
…返し損なってしまった。
[いや、彼の物だと決まったわけでもないのだが―――]
……
[その夜は、なかなか眠りに就くことが出来なかった。*]
(385) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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−王との謁見より数日後・自室−
………けほっ
[謁見の間を出てすぐに意識を手放してしまったあの日以来、トニアとシビルの様子がおかしい。 シビルはどこがと問われても応えられないくらいに些細な違和感だったけれど、トニアの方はどこかシビルを警戒しているようだ。 悟られまいとしてくれているのか、表立って行動に現れたりはしないけれど、時折シビルに対する表情や口調が硬くなる。 どうも、診察のときは特にそういう傾向が強いようだけれど…原因が分からなくてはいかんともしがたかった。 ため息をこぼしかかったものの、出てきたのは咳で。 同じく数日前に王より下賜された蜜を、少しだけ口に含み、下の上で転がした。 発作のように酷い咳でなければ、それで十分効果があった]
(386) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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………
[咳が収まり、再び目前の紙面と向かい合う。 書きかけた奏上書が続きを待っている。けれど、書けない。 日々届く知らせが、事態の切迫を告げていた>>311。取り返しのつかぬ事になる前にと書き上げた奏上書も、一枚や二枚ではなかったけれど、それらは机の隅に積み上げられている。 事態の対応に追われる王との謁見は難しく、叶ったときにはすでに新たな報が届き、事の変遷に追いつかぬ奏上書は意味を成さなかった。 そして、今]
………そう、ですか…
[王の命が、この部屋に届いた。 砂の中に身を隠せとの苦渋の決断>>312。 使いの者から言葉を受け取ったシゼは、穏やかだった。 咳のひとつもこぼさぬほどに。 来るべきときが来た、と、理解できていたからだ]
(387) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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…私はここに残ります アルフレッド王陛下以下、王族の皆様にそうお伝えください
[使いの者に告げる顔には、微笑が浮かんでいた。 心配は無用と言外に告げる笑み]
……シビル先生のおかげで永らえてきたといえ、明日をも知れぬ身、いつ果てるとも分からないなら、せめて片翼の鷹とともに そう伝えてください
[それは、自分が虜囚となった後、一族の者たちが攻勢に出るならば、自分には構うな、と言う意味のこもった伝言。 正しく伝わらずとも構うまい。元よりいつ死ぬかも分からぬ身の上であったことには代わりないのだから]
それに、砂漠の砂は、あまり私とは親しくしてくれませんから
[苦笑交じりに冗談めかせて告げる。 病弱の身が、砂漠に出て生きていけるとは到底思えなかった]
(388) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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― 第4イベント前・ある日 ―
[ダンからの使者が部屋の扉を叩いた。 使いを寄越すというのも珍しいと思いながら用件を聞けば、 曰く、ファルケンの有事に際し王族の会議が行われているとのことだった。
自身に話が波及したのは、他国への伝手を探してのことのようだが……暫し、迷う。
最終的な決定権は国王たるアルフレッドのもの、そしてそこに意見を差し挟む権利は主にその弟妹達にある。 現段階で自身が加わっても差し支えのない場かと慎重に問い、それに是が返るのを確認して、身支度を始めた。
国の存亡に関わるかも知れぬ今、自分の知り得る情報の共有を伝言だけで済ませてしまうわけにもいかないと。*]
(389) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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…私と同じく砂漠に身を隠すこと叶わぬものもいるでしょう 戦う力を持たぬ者、砂漠を生きるには力が足りぬ者を私の元へお連れください
[使いの者に告げると、怪訝な顔をする。いったいそれでどうするのかと]
名簿を、作ります
[告げた。事態が予測できたときから、考えていたこと。 事態の推移は、いささか早かったけれど]
戦えず、身を隠すことも叶わぬ者たちはいずれ囚われましょう その折に、必要となるかもしれませんから
(390) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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[必要となるのは、最悪の事態。捕虜となった後、不当に連れ去られたり、命を奪われたりといった事態への予防策。 …捕虜は、一種の財産だ。どれだけいるか、どのような者がいるかを明確に確認できるならば、不当に損なわれることはないはず。 そのために、名簿を作る。数多くの国々を従え一枚岩でないのが特徴の帝国軍だ。複数の部隊に名簿を送れば、互いが互いの抑止力となるだろう。 砂漠を渡る力を持たぬ者たちを集めるのだから、捕虜はジッドに留め置かれるはず。 帝国軍同士がけん制しあう状況さえ作ることができれば、あるいは自分たちでも時を稼ぐことができるかもしれない。 そうでなくとも、不当に扱われる心配を少しでも減らせるかもしれない。 そのための、名簿だ]
(391) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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トニアは、今から教える色の布と糸を集めてもらえるように呼びかけて 戦えぬ者を示す印章を作ります
[書庫に収められた帝国の印章図鑑に、戦う意思を持たぬ者や、戦いを目的としない使者であることを示す印章が描かれていたはず。 旧い印章ゆえにどれだけの効果があるかは分からなかったが、何もせず手をこまねいているよりは]
それが済んだら、貴女も砂漠に…
[言いかかって、言い終える前に断られた]
…もう
[トニアの言葉に、ため息と笑みが同時にこぼれた]
(392) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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…こんなところ…?
先生は、一緒にいてくださいね
[使者とトニアとを送り出し、シビルに笑みを向けた。 実のところ、名簿作りにはシビルを保護する目的もあるのだ。 王国民の帝国に対する感情は、これから悪化する一方だろう。 隠れていれば、隠していれば、やり過ごせると考えるのは楽観に過ぎるように思えた。 けれど、名簿作りは帝国の言葉を識る自分にしかできぬ仕事だ。 そして、その仕事をする自分にはシビルが必要であると、示すことができれば。 少なくとも、シビルの身の安全は保障されるはず。 そして、帝国軍がやってきたならば、次は帝国軍が彼の身を保護するだろう。 …すべてが推測に基づく賭けではあったけれど。それが、シゼに取れる最善であると思えた**]
(393) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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/* は、ペラジーペアにも話振れれば良かったなと今更。
(-288) 2013/01/17(Thu) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/17(Thu) 18時半頃
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― 移動中 ―
[>>383移動の途中で、黙っていたことの一つが露見する。 その時の話は複雑そうな顔のまま聞いていた。
憶測は色々あれど、おそらくは見たまま、砂漠の民に殺されたのだろうと思っている。 それを恨む心が無いといえば嘘になるが、何時死んでもおかしくない任務についていたのだからと、悼む方が強かった。 そして火種はそこかしこ転がっているのだとも、改めて思い知る。
仕方が無かった、そんな諦めたような顔で居ると、手に触れる感覚ひとつ。ぴくりと手が震えた。思わず握り締めてしまいそうになったが、そうなる前に手は離れてゆき。 笑みこそ浮かべなかったものの、手には暫く温もりが残った。]
(394) 2013/01/17(Thu) 20時頃
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― 移った先 ―
[新たに自室となった部屋の寝台に腰掛け、思うのはこれからのこと。
帝国は周囲を固めて来ている。 この国の位置や、その他の情報を伝える鳩も飛ばした。
鳩が必ず帝国にたどり着けるかと言われればそこに確実性はないが、 辿りついた場合は、暗号の解読後、攻め入る事になるだろう。]
(395) 2013/01/17(Thu) 20時頃
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……豊かなうちに国を開いて、 帝国と交渉でもしておけば良かったんだがなぁ。
エメラルドだって、無限に取れるもんじゃねぇんだ。 今のうちに帝国の技術や文化を買って、それを取り入れたら まだまだこの国も伸びたんじゃねぇのかね……
[とはいえそれを、自分が言ってもどうにもならない。 溜息一つついてから、その日は横になった。
眠るまでに時間がかかったのは、その間、国の事以外のことをずっと考えていたからだった*]
(396) 2013/01/17(Thu) 20時頃
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― 回廊 ―
[自分の献策を是とし、すぐに実行へ移そうとするフランシスカを、 眩げに目を細めて見つめる。
人選については、口を差し挟むところではない。 名を挙げられたものたちにしても、 為人を見極めるような時間はなかった。]
あなたの力になることが、私の喜びだ。
[肩に置かれた手に微笑んで、共に面会へ赴く。]
(397) 2013/01/17(Thu) 20時半頃
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[寄る辺のない異国で、この関係を受け入れ従うカリュクスに、愛しくも誇らしい気持ちが湧き上がる。]
おまえから二度と ── 心安らかに暮らす場所を奪わせまい。
(398) 2013/01/17(Thu) 20時半頃
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─ ダンの執務室 ─
[カリュクスを伴い訪ねていったダンの執務室には、他にも保護対象の異邦人を伴った者が来ていた。
「異国人の抑留は犯罪である」という、あの海の向こうの勢力からの書状を知り、同じく異邦人の歌姫を手元においているダンに相談をもちかけたのだろうと想像するに難くない。
挨拶をして輪に加わる。
対応するダンは声も態度も落ち着いており、親身でありながら流されることのない状況判断は頼りがいを感じさせるものだった。]
(399) 2013/01/17(Thu) 21時頃
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[これまでに協議された内容についてかいつまんで説明を受ければ、しばし瞑目する。
フランシスカは砂漠に暮らす同胞たちとの協力案をもってきたが、皆の思惑はさらに遠い海の向こうの国とも手を携えることにまで及んでいるようだった。]
(400) 2013/01/17(Thu) 21時頃
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ファルケンに手を出そうとしている連中の背後で騒ぎを起こすことで、ヤツらの足並みを乱すことができる ── という理屈はわかった。
その策において、我々と知己の異邦人が交渉の取持ちをするというのも、理が通っている。
[交渉をかってでるくらいなら、よほど主を慕っているのだろうと、そこは言葉にせず視線にこめて頷いた。]
(401) 2013/01/17(Thu) 21時頃
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だが、オレは掟を破ることは許されぬ、と考える。
[それは、後ほど、ケヴィン>>380に対しても伝えることになる持論。]
ジッドを訪れた外国の人間を帰してはならない。
(402) 2013/01/17(Thu) 21時頃
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もし、未来に、海外諸国が、他のなんらかの手段でジッドの位置を探し当ててしまったら、その時は ── 掟は用を終える。
それまでは、来訪者を解放せぬことが、この国を護るもうひとつの理だと、オレは思う。
[声を荒らげることはない。部屋にいる者の顔に黒檀の視線を据えて語る。
とはいえ、その場の議長たるダンが決をくだせば、そこで掟に関する話は打ち切った。>>372]
(403) 2013/01/17(Thu) 21時頃
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信頼関係もそうだが、武も一日にしては成らないものだ。 相手はそれぞれの国民の血と汗を集めて海を越え、勝負に出ようとしている。
この日を阻止できなかったからには、 是非もなし。
この後、オレは、奉納された品の中から武具を選り出して武運長久を祈る儀式を行い、自衛を求める民に配るつもりだ。
自前の武器を持ってくる者にも祝福を授けよう。
(404) 2013/01/17(Thu) 21時半頃
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戦う意志のある者と、その牙となる武器がどれほどあるか、
それで推し量れるはずだ。
(405) 2013/01/17(Thu) 21時半頃
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[部屋を辞す間際、ダンからサイモンの末期を聞かされれば、小さく顎を引く。]
病で動けない者を剣で殺すなど、 公正な行いとは言えない。
サイモンが迷わず冥府へ降りられるよう祈るため、オレも葬儀に顔を出そう。
[先にケヴィンの部屋を回って話をしてから参列する予定。*]
(406) 2013/01/17(Thu) 21時半頃
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―ダンの部屋― [ケヴィンの部屋での会話の後、自然と話し合いはダンの部屋へと移る。 主に喋るのはケヴィンとファラ、途中フランシスカ>>399も加わり意見を出し合っていく。その中ドゥーリエには伝手があることをこちらからまたダン>>368へと説明をする。]
はい、お陰様で、記憶は戻りました。とはいってもまだ戻って半日もたっていないのですけれどね。 可能な限り恩を返す所存です。
[遅いようで速く感じる時間に内心苦笑しながらも質問には答えて虚実を推し量らんとする王弟の瞳を見つめ返す。 途中その視線が意味ありげなものにかわったことには気づいたが、表にだすことはなく。必要ならば補足などを加えたりして彼らの会合を過ごした]
(407) 2013/01/17(Thu) 22時頃
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シゼさまあぁぁあ゚゚(´□`。)°゚。 泣けるよ……生きて欲しいなぁ(つд`)
プロローグで時間が合えばお会いして帝国の歌も歌ったりしたかったのです。折角振って頂いたし。
にゃーにゃー印章作りお手伝いしたいけど、オフなのよね……突撃しようかしら。
(-289) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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― 回想:ダンの部屋 ― [ケヴィン、オスカー、ヨーランダと共に訪れれば快く招き入れられる。 先程の話をダンに伝え、年長の兄の思慮に耳を傾ける。]
我が国の強み―――…
使えるものは惜しむべきではない、と。 鉱山を、ジッドを、何を失うことになれど、攻め滅ぼされ隷属させられることに比べれば何を恐れることがありましょうか。
[多くの不当な要求を呑むことにもなろうことは、想像に難くない。 女性の身分は男性ほど自由ではない。 部族の中であっても自由とは言い難い中、因習的な適齢期も終わりにさしかかるまで婚姻も躱して生きてきた。 それ故か、王族でありながら死してでも掟や誇りを守るという考えの持ち主ではない。 >>369 ダンの視線を受けても、聞かれぬ限りはヨーランダとの事を口にする心算はなかった。 だから、重ねて問い詰めぬ兄の優しさがありがたかった。]
(408) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[フランシスカが訪れ、ダンと話す言葉はただ聞いていた。 花嫁となろうとも、矢張り彼は砂漠の男だな―――彼の言に密やかにそう思う。 兄王と同じ、誇り高く、勇猛果敢な、砂漠の男だ。 それは誇らしくもあり、同時に今は胸に一抹の不安がよぎる。
サイモンの死について聞けば、悼むような表情になり、一度ヨーランダを見た後。ダンへと頷いた。] ― 回想終わり ―
(409) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[フランシスカの言葉>>402を聞けば、苦笑いが零れた。]
お前はやはり、そう言うか。 まぁ、な――…。
[一瞬オスカーの方へと視線を移せば、軽く肩を竦める。 無論、自分とてオスカーをむざむざと帝国諸国の手中に渡すつもりはない。 ジッドの場を知っているが故に、手酷い目にあう可能性も十分にあるのだ。]
…………さて、どうしたもんかね……。
[最後の呟きは、口の中で小さく掻き消えた。]
(410) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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|
[フランシスカが武具に祈りを捧げ、それを配っているという話も聞こえてきた。 すっかりと戦ムードに取り囲まれてきたようで、心なしか宮殿内もざわついた空気が漂っている。
サラサ陥落の報せが届いたのは、そんな折だった。]
(411) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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|
…………サラサが、墜ちたと……?
[報せを聞けば、自室のソファから僅かに腰を浮かせる。 せっかく、前向きな動きが纏まりかけていたという、この時期に。 そんな想いは、すぐさま戦火に飲み込まれた。 必然的にジッドは騒然となり、ケヴィンもその身を激動の中に置く事となる。
アルフレッド王の決断>>312を聞けば、苦々しい表情ながらも頷いた。]
砂漠への撤退、か……。 …………少し、面倒をかける事になる。 すまないな、オスカー……。
[こんな時にも、真っ先に口にするのは異国から来た少年の事で。 その身を深く案ずるかのように、片時も自らの傍から離さなかった。]
(412) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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─ 謁見の次の日:シゼの部屋 ─
[シゼの部屋で居候をすることになったシビルだったが。 幸いなことに、彼女の部屋の蔵書は帝国語のものが多い。背表紙を流せば、有名なものから無名のものまで、様々な物語が読める。 隅の方の一角で、ふとシビルは足を止めた]
……スティーブン・イーデン著……。
[著者名を注視してから、タイトルへ視線を滑らせる。 医学書だ。胸がひとつ打つ。いや、良くある名前だ。それに自分ははっきりとあの医者の名前を覚えていない。スティーブンだったかもしれないし、もっと違ったかもしれない]
(413) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[ゆっくりと引きだす。 青い立派な装丁の本だ。ただでも異国の本は入手が困難だろうに、医学書となると更にだろう。帝国内でだって高価なのに。重さが腕に震える]
借りるぞ。
[シゼに視線を向けずに許可を取ってから、文机の上に広げた。 目次をなぞれば、ひとつの病気について掘り下げた物ではなく、症例別に初期治療を列記したものらしい]
[頭痛の項目を引き、赤斑と高熱を伴う症例を引いて……]
……。
[ぐ、と込めた力がページにシワを寄せた]
(治療法が……あったんじゃないか)
[……長い指で口元を覆い、天を見上げて、目を閉じた]
(414) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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― ダンの執務室 ―
[王弟の部屋で行われる会談の席で、 フランシスカの側に控え、話し合いに耳を傾ける。
話の途中、外国から何通も個人宛に手紙が来ていたと聞いて、 仄かに淡く、笑みめいた表情を作った。 指先で、鎖が小さく鳴る。]
…なら、ダイクンが今回の件に絡んでいる可能性は低いな。
[遠く東にある国の名を呟く。 かの国が関わっているのなら、なんらかの連絡はあろう。 地位を回復するから内応せよ、とでも。]
(415) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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― サラサ陥落前 ― [それから間もなく。 花嫁の祝福を受けた武具の事を聞き及べば、表情を曇らせる。]
無力で無抵抗な者であっても無事とは限らないが
……武器を手にした者に、容赦はされないだろうな
[傍らのヨーランダに、呟くように言った。 記憶を取り戻した彼から、帝国の軍事力の話などを聞き及ぶたび、日々悪くなる情勢と国内の機運に憂いを感じる。]
せめて女子供だけでも、他の砂漠の部族の国へと逃がすべきではないのだろうか。 考えたくもない話だが、此処を陥落させられた場合、捕虜の扱いには何の保証もない。
[当然、国際協定などある時代ではなく。 駐在兵の気分一つで命も尊厳も奪われる環境は、想像したくないものだった]
(416) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[──過ぎたことだ。 視線を戻してページを束でめくり、奥付を見れば、発行年はここ数年のものだ。 だから──過ぎたことなのだ]
[代わりに他のページを開いた。 胸の病……咳の症例。治療例と効果のある薬草を、指でなぞる。 きっと、ここのページに載っているような対処はすでに試し終わっているだろう]
[でも──、何かまだ見逃されてることがあるかもしれない]
(417) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[治る病気なら、何もしなくても治る。 治らない病気なら、何かしたって治らない。 ……それが、いつものシビルのやり方だったけれど]
(──治したい)
[その思いは、今、自分でも驚くほど強くて]
(418) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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[純粋に部族の掟と誇りを守るには、 この国は富を得すぎた、のだと思う。
掟に忠実に生きるには外の世界を知りすぎ、 砂漠の民としての誇りを保つには、贅沢に慣れてしまった。
おそらく、外へ向かって開くより道は無いのだろうけれども。]
………。
[フランシスカの望みを叶えるために、自分はここにある。 ならば、自分にできることはなにかと考える。]
(419) 2013/01/17(Thu) 22時半頃
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― サラサ陥落前 ファラの部屋―
帝国は、民に利用価値を見出さない限りは戸惑わないだろうね。
[おそらく自分の女王であれば違うだろう。エメラルドの利権もあるが、それ以上に違う方面に目を向けているのが想像に難くない。 だが帝国は目の前にぶらさがって容易くとれる餌を喰らうのになんのためらいもないのが帝国であることもしっている。 現状を嘆きをいだきながらもやれることをやろうとするファラ>>416の成長を見て取りながら]
逃げる先は、王様や、ダンさん、ケヴィンさんがやってくれているとは思うけれど…
[ただ一つ、一番最悪の可能性というのがよぎり、頭を離れない]
(420) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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ファラ、砂漠へといかないか?
何も遊びにいくわけじゃない。宮殿に舞い込んでくる情報を、この眼で確認しておいたほうがいい。ただしらされる情報と実際に見るのとでは違うからね。
それに…帝国が武力行使以外するつもりがない場合を考えると遠出を控えるよりも少しでも情報を得ないといけないが、今私一人出ていくことはさすがにできないからね
[王が下した>>310とは違う見解を示し、判断を仰ぐようにファラを見つめた]
(421) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[どのみち、自分は外交のカードに成り得ない。 交渉事も、彼の得意とすることではないと思える。
武器に祝福を与えると言うフランシスカを見ながら、 やはり、本来の役割に専心するべきだと心に決める。
どう転ぶとしても、自分が側に在ればいい。]
(422) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[あるじの言葉>>294に頷き、隣で話に耳を傾ける。 やはり危機感をもっているのはみな同じなのだろう。 会話がひと段落するのを待って、口を開こうと思っていた。
しかし会話はやがて他国を巻き込む戦略めいた話に変わる。 為政者の存在すら意識しない生活から、突然王族の住まうここに来たのだ。 当然のごとく、国の野心など考えたこともない。
他の国がどうとか、今の自国の状態とか、歴史的な知識も持っていないオスカーには、黙って聞くことしかできなかった]
(423) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[この国の位置を知った帝国に属する国にとって、砂漠の民を捕虜にしたところで価値があるようには思えなかった。 エメラルド鉱山を手に入れれば、最早国を失った異国の少数民族などに用はないだろう。 交渉する捕虜の属する国があってこそ、捕虜には価値があると考える。 そのように奏上しようにも、日々切迫する事態に王の焦燥は明らかであり、末妹の言葉は兄の耳には届かない。 ダンやケヴィンは対応に追われていたし、シゼやイザナにその思いを話もしたが、事態はあまりにも急展開していた。
結局、最後まで後手に回り、抗いにとシゼが手を尽くし名簿を作ることになる>>390のは、やがてくる近い未来]
(424) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[サイモンの死について聞かされれば、 薄紅を伏せて、死者の冥福を祈る仕草をした。
助けが少し遅ければ、自分も同じ最期を迎えたはずだ。 そう考えれば、サイモンの死が他人事とは思えなかった。
サイモンの葬儀にフランシスカが行くならば、 当然、自分も着いていくことになるだろう。]
(425) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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(――そっか。みんな国を動かす立場のひとなんだ。)
[権力をかさにきる人たちではなかったから、つい忘れてしまっていたが、ここにち王族が何人も暮らしている。 当然国家に関わることは自分などよりずっと詳しい。
オアシスでは思うままに言葉を連ねてしまったのだが、今はあのように感情だけで動くものではないのだろうとわかる。
何も言い出せないままで、それでもできることもあるかもしれないと、話を聞き続けていた]
(426) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[部屋を出ようとして、あるじから声をかけられる>>375 だがこの状況で自分の考えが浅はかだったなどというマイナス指向の言葉など求めてはいないだろう]
僕は国のこととなるとわからないことがたくさんあります。 それでも、できる限りを尽くしたいです。
[できることを模索するためにも、いざというときに足手まといにならないためにも情報は必要になるのだろう。 差し出された手を取り、こくりと頷いた]
(427) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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─ 礼拝所 (書状の届いた日から幾夜か過ぎて) ─
[武器の整頓や出征する者の見送りが一段落ついて、静かになった。
カリュクスが見計らったようなタイミングで手を伸ばしてくれるから、疲れは感じない。むしろ、充実しているとさえ言える。]
食べるか。
[言いながら、中庭の樹からとってきた果実を剥いていた。]
(-290) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[甘く瑞々しい果肉を口に含むと、カリュクスの頭を引き寄せて唇を割って押し込む。 絡めるような接吻け味わった後で耳元へと囁いた。]
まだしばらくは忙しい日が続くだろう。 今のうちに、「儀式」をしたい…と思っているが、
おまえの方は どうだ。
[その言葉の意味するところは、「おまえを抱きたい」に他ならない。
神域でカリュクスが身を捧げる儀式。 それを見届けた後で、場所を移して蕩けた身体を重ねるのがふたりの閨事の手順となっていた。]
(-291) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[>>420 ヨーランダの言葉に、哀しげな表情をして瞳を閉じる。 この数日書庫に籠り、またヨーランダを通して様々なことを学んだ。]
……間に合うかな。
[同じ砂漠の民の国といっても、移動には相応の準備と時間が必要だった。 憂うように窓の外に視線を遣った。 未だ静かな様子は、何もかも嘘なのではないかと思いたくなる >>421 砂漠への誘いとその理由を聞くと、少し考えた後頷いた]
わかった、行こう。 情報は、何にも勝る宝になる、ということだっけ。
[言うと、馬房へと向かい、様子を見てくる、と話して馬を一頭用立てた。]
(428) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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/* エピまであと24時間だというのに秘話を求めるフランシスカは18歳のしたい盛り。
(-292) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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― ダンの執務室 ―
[ダン殿の執務室に行くと一声かけて、部屋を出る。 護衛も伴って行くつもりだったが、ほかに用事があれば一人で急ぎ向かうだろう。どちらにしろ長くはかからない、決があれば直ぐに戻るつもりだった。]
イザナ・ラルフです。
[執務室の前で名を名乗れば、招き入れられた。 末席に席を取り、居並ぶ面々に一礼する。 議長たるダンは堂々たる佇まいで、場の雰囲気も緊張を孕んではいたものの、悪くない。
促されれば、本題に入るべく口を開いた。]
(429) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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―シゼの部屋前―
[シゼの使用人であるトニアが主の命を受け糸と布を集めに来た>>392事で、小鳥は彼女がここに留まる事を知る。 記憶の中の彼女はいつも具合が悪そうだった。 残る、その決断自体には驚かなかったけれど、印章を作ると聞いて、矢も楯もたまらず自ら布と糸を持ってトニアと共にシゼの部屋へと向かった。]
シゼさま、いらっしゃいますか。 ダンさまにお仕えしているレティーシャです。 先程トニアさんから印章のお話を聞いて――お手伝いさせて頂きたいと思いまして。
[自分自身はつけるとはまだ決まっていないけれど。 相当数作るなら手はあった方が良いだろう。 襤褸を繕いつつ旅をしてきたので幸い裁縫にはある程度の自信があった。 部屋で共に作る事が許されなければ、持ち帰ってでも手伝いたいという意思を伝えた。]
(430) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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/* いちいちシビルのメモで吹くんだがどうしようwwww
(-293) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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/* おっと恩人来たな。同行するか。
(-294) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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使者には、他国への伝手を持つかどうか、 その確認のためと聞き及んでいます。
……結論から言えば、心当たりがないわけではありません。
実は先日、一通の手紙が届きました。 それは遠く西方、ロストールから、私に宛てたもの。
[検閲は行われているから、王国中枢を通すことなく直接届いたことも含めて、既にダンには知るところとなっていよう。]
(431) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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それはわからない。でもそれを知る必要はあるからね。
[最悪は間に合わない。いや、相手が間に合わせるつもりがない。 本来対話をする気もないのに、交渉をして名分めいたものだけ頂きの時間稼ぎをする間に攻めてくる。それが最悪であり、だとすればもうそろそろ事が起きる]
そういうことだね。調べるのはサラサ周辺かな。
[承諾したのを見ると、一緒に馬房へと向かう。途中自分が白人であることから警戒心をむける者もいたが、気にもせず、護衛という役割として、ついでに何かあったときようにと必要な荷物を持つためにと、自分用にも一頭馬を用意してもらって]
いこうか、ファラ。 サラサにいこうといっていたのがとんだ事態になっちゃったね。
[結局あれから、ラルフが見立ててくれた民族衣装も着ることもなかった。そんなちょっと前のことを口にしながら、馬にのり砂漠の道を向かった]
(432) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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― ダンの執務室 ―
[部屋を移ってからも変わらず、護衛の勤めは果たしていた。 >>389あくる日の訪問者を受けた。
ここのところ休憩時間に頻繁に席を外す事はあったが、 >>429恩人が行くと言えば同行する事になる。
末席の、さらに後ろに控えて 話し合われる事は聞き逃さぬよう耳に入れていた。 上の人間の話は情報として高価値がある。]
(433) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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ロストールはここから遥か西、緑豊かな小国。
[届いた手紙を取り出して卓上に置き、内容>>188を隠さず告げる。曾祖母の血縁に連なる一族より、国の世継ぎとして迎えたいとする旨。先方王女との婚姻前提であろうことも。
―――それが不可能であることは、自身より上の世代の王族には周知のうえとして話を進める。 余り口にしたい話題でもないし、恐らくは何も知らず自身を兄と慕ってくれているファラの姿がダンの傍に見えたために、さらりと流す形。 このような場だ、口調は常よりもかたい。]
(434) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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………というわけで、
ロストール側の条件、認識と、 当家一族の置かれている状況、国内外の情勢、 ………諸々鑑みて、先方の要請に応えることは困難、と判じ、 近く陛下のお耳に入れた上で断りを入れる心算でいました。
未だ返答は行っていませんが―――
(435) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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─ さらに数日後:シゼの部屋 ─
[トニアの様子が違うようだが、少女によくある気紛れだろうと、シビルは特に気にしていなかった。 そんな中、不吉な噂が次々に舞い込み、シゼは紙片に向かうことが多くなった]
……根は詰めないようにしてくれ。 疲労は薬では治せん。
[シビルの方は本と向き合うことが多くなった。 同じ部屋に居て、お互い黙ったまま別のことをしているが、さほど気まずい感じはしなかった]
[同じ部屋で過ごして驚くのは、シビルの咳の多さだった。 診察を中断せねばならないほどの発作も見てはいたが、それでも以前よりは改善はしていると聞いていたのに]
(436) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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何となくそんな気はしてたけどやっぱりイザナさまは女性なのね。
さくばんは おたのしみ でしたね!
(-295) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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このような国勢。 一国家、一領主でも、手が欲しいのも重々承知しています。 ……私見を申し上げれば。 国力が不安定な我が国が、一方的に他国に借りを作る形は余り好ましいとは思えません。 ただ、私の名を使い、何らかの働きかけをロストールに行うことは不可能ではない。
[相応の対価を、果たして現状のファルケンが持つかどうか。 それは口に出すべきでないとして、胸に留めた。
以後は周囲の議論に耳を傾け、決が取られれば場を辞しただろう。 刻一刻とその時が迫っていることを、肌に感じながら*]
(437) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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[そしてとうとう、決定的な知らせが来る。 サラサ陥落。 軍事的なことは全く解らないシビルにさえ、事の重大さが呑みこめた]
……サラサを通らない逃げ道はないのか?
[本を閉じ、シゼに聞く]
……もしくは、サラサへ赴いて、自ら投降する方がいい。 いかな帝国とはいっても、病人にまで無体はしないだろう。 大国には大国の体面がある。帝国内の反政府勢力に指摘されるようなことはわざわざしないさ。
[……もしくは、やるなら目撃者も証拠も残さないほど徹底的にやるか。 嫌な方の予想は、腹の中に収めておいた]
(438) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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サラサか… 何かあるとすれば…いや、何もない、と思いたいが
[サラサへという言葉に従い、手綱を握る。 並んで馬を進める途中、以前サラサに行こうといっていたことを話題にされ、懐かしむように遠くを見た。]
イザナさんから頂いた服、結局未だ袖を通せていないな。 戻ったら着てみようか。
[もうサラサへ遊びに行く、ということも当分できないだろうから―――と思い、砂漠の向こう、サラサの方角に目を剥けると]
……ヨラ、あれは…?
[晴れ渡る空に、黒い煙のようなものが見えた気がした]
(439) 2013/01/17(Thu) 23時頃
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名簿か。
負ける準備をす……、[シゼの視線に気づいて]……いや、もしも負けた時の事を考えるのは良い案だと思う。 筆は槍より強し、という言葉もある。
一番愚かなのは、正面から戦うことだ。 帝国は戦い慣れをしている。技術も金もある。 雪崩に立ち向かうようなものだ。スケールが違うのだ。
(440) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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― 礼拝所 ―
[会談の日よりここまで、忙しい時間が過ぎていった。 精力的に働く彼の側に控え、手助けをし、 折を見てさりげなく休ませる。
そんな日々が一段落して、自分もまた息をついていたら、 甘い香りとともに声を掛けられた。]
ん。
[頷く代わりに唇を開き、瑞々しい接吻けを受け入れる。 絡み合う舌の間から溢れた果汁が口の端を伝い、滴った。]
(-296) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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ああ。したい。
[神域へと誘う囁きに、喜色を浮かべて頷く。 誘われて、断ることは一度もなかった。 ささやかな違いを言うならば、 いつもは「欲しい」と答えていた、というところ。]
いまのうちに、あなたとしたい。
[甘くねだる言葉を繰り返す。]
(-297) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[もうひとつのシゼの提案、針仕事に関しては専門外だ。 うろうろしては迷惑になるだけだというのが解っているので、大人しく文机で傷薬を調合していたところに、>>430澄んだ声を聞く。 走り回っていないトニアの代わりに、応対を買って出て]
……君は。 ひとりで来たのか? 気をつけろと言われていなかったか。
[少女を部屋に招き入れ、自分は文机に戻る]
(441) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/17(Thu) 23時半頃
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シビルs……せんせい。 こんにちは、ありがとうございます。 ひとりじゃありませんよ? トニアさんも――って、わたし、早足で歩き過ぎて置いて来てしまったんですね?!
[共に出た筈>>430の姿が傍にない。 また迂闊な事をしてしまったと項垂れながらも部屋に入れて貰う。]
(442) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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/* >>424 ファラ あると思いますよー。捕虜の価値。
・王命により力あるものほど宮殿を離れますから、反攻の意思は明白。それに対する抑止力として飼い殺す程度の価値 ・砂漠を渡れず、戦う力もなく、捕虜として残される者は大きく分けて子供、女、病人、老人。後者は永らえさせることさえ困難ですが、前者は何かと…ね 主に18禁的な意味で ・エメラルド鉱山を採掘しようにも、坑道を探索するにも一手間ですから。坑道で働いていたかもしれないご老人は拷問の危険がありますね ・病人はいよいよもって利用価値がない気がします。口減らしなり何なりで殺されるならまずここからでしょうか。まぁ、私なんですけど。
…と、思いつきはしたけど何かと外道だったので黙ってました。てへぺろ(・ω<) 要するに奴隷としての利用価値ですねー。 奴隷がまかり通る世なら奴隷って一財産ですし。
カリュクスさんの前例もありますから、無価値ってことはないでしょう。たぶんきっと。
後は、財産分配でもめることを祈りつつ、つまみ食いやかっぱらいを互いにけん制して抑制しあってもらうっと。そんなところですかね
(-298) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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>>442 みのがしたwww
(-299) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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……そうか、トニア君が居たなら心配ないな。
いや、君が置き去りにしたのではなくて、たぶん次の用事をしに行ったんだろう。 最近どうも彼女に避けられてる気がするんだが、多分気のせいだと思うんだが。
[薬紙を慣れた手つきでくるくる巻きながら、そう応える]
(443) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[カリュクスの口の端から伝った果汁を鎖骨の窪みまで辿って啜り、甘やかにねだる身体を抱き締める。
「したい」と挿げ替えられた言葉に違和感を感じることもなく、聖域への扉を開鍵した。
抱き上げて、緑の褥へと運ぶ。]
(-300) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[香を薫き、神具を取り出して、身体の前に翳すと、その先端で着衣の上からカリュクスの肌を撫で下ろす。]
始めよう ──
(-301) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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― ダンの執務室 ―
[王を抜いた話し合いは、様々な意見が飛んでいた。 他国への助力を求めるなど、比較的前向きな意見が多いように思う。 交戦という意見もやはり出ていた。 ざっと宮殿の中を見れば、好戦的な者はわりと居たので それ自体は驚きもしなかったが、正直無謀な印象は拭えない。
意見を求められる事があったなら、無難な返答は行っただろうが、 自分から何かを働きかける事はない。 恩人が辞するのについて、こちらも部屋を出た。]
(444) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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惜しかったな。ファラのドレス姿を見たかったのに。
[もう、見れるようになるかわからない。と独りごちるファラ>>439に言われるまでもなく...も黒煙を視認していた。あれはサラサの方角からだ]
嫌なことっていうのは起きるものだな…。 ファラ、馬から降りて、そこの岩場に隠れるよ
[身を隠せる岩場をみつけて、そこへと指示して自分も馬をよせて、隠すと、砂についた馬の蹄の後を素早く消していった後、自分も岩場に戻り、遠目から観察するようにサラサへと視線を向ける]
(445) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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― サラサ陥落少し前:人口庭園 ―
[すぐ去ったり、ぼーっとしたりと、滞在時間は様々だったが ここの所毎日頻繁に、人口庭園を訪れていた。 見かける者には散歩と称していたが、 実際は何かを探している素振りはあった。
サラサ陥落より少し前、すっかり交戦の気風も高まった時に見つけたものに目を細める。]
おっと、…やっぱり来たか。
[半ば来なくてもいい、そんな思いもあったが 庭園で地をつつく、白い鳥の姿を見止めると近付いて 逃げる鳩を追いかけ追いかけ、数分の後に捕まえた。
放した白い鳩とは違う、少し若い鳩の足には 放した時につけたのと似た銀缶がつけられていた。 素早く取り外し懐にしまうと、鳩と共に部屋に持ち帰る。]
(446) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[次に聞こえたのは声であった。 馬が駆ける音、静止をよびとめる怒号、銃声。それがこちらへと近づいてくる。]
ファラ、ここにいて。絶対に動かないで。
[それだけいうと、追われているファルケンの民。追っている帝国兵が三騎 目立たぬようにと頭から砂をかぶった後、気配を消して岩場から砂地、ゆっくりと音もたてず這うように歩いていく]
(447) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[既に、視認でき声をあげれば届く距離にて、銃声がまた一つ轟き、馬が悲鳴の嘶きをあげて、ファルケンの民が投げ出される。 それでも慌てない、取り囲む銃騎兵、銃口が向けられるのをみてとって、ナイフを投げて、駆けた。 銃を発射直前に銃口に差し込まれたナイフにより暴発し、腕を失うものや、破片をもろに受けたもの。帝国兵の乗っていた馬が一斉に驚いて騎乗者を落とす。 馬より落ちたものの背後へと近づいた...は戸惑いもなく喉を掻っ切り、手から奪い取った銃で近くの帝国兵の脳味噌を撃ち抜き、最後に腕を失ったものを殺し終える]
(448) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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[血塗れのナイフを回収し終えると、帝国兵がつけている服で血を拭きとってからファルケンの民へと視線を向ける]
説明する時間が惜しいからこっちに来い。
[突然の自体に戸惑いながらも白人だからと怯えるファルケンの民の首根っこをつかんで、ファラのいる岩場へと運び身を隠すようにすると]
私は王女の護衛だ。今あそこで何があったのか、できる限り詳しく聞きたい。
[ファラの存在で安心したから助けられたものはサラサでおきた状況>>311の説明を不明瞭な点を質問しながらも、説明を聞いた後、ファラを見つめた]
(449) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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――あ、そうなんですね、良かったぁ。
[ホッと胸を撫で下ろし]
トニアさんが、ですか? 何も変わった様子は見えませんでしたけど……こんな時だから、焦って余裕がなくなっているのかもしれませんね。
[生まれ故郷の言葉は歌でしか知らず、母とも別れ、籠に入れられて各地を転々とした身ですら、少しの間穏やかな時を過ごせたこの地が危機に晒されているのは苦しい。 彼女のように、生まれてから今までずっとここで平和に暮らしてきた者の心中は計り知れない。
いまだ姿のない戸口に視線を遣ると、軽く息をついて布と糸とを見分し始めた。 一口に「赤」と言っても色味が違うものが複数あるのだ。 帝国人とはいえ学のない小鳥にはどの色が適しているかは判断つかず、とりあえず全て抱えて来てしまった。]
(450) 2013/01/17(Thu) 23時半頃
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/* >>446 いっつも思ってたんだけど 何で鳩いつも逃げてるのwwww ねえ。
(-302) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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…生きてさえいれば、きっとそういう機会もあるよ。
[黒煙を見てそう呟いた。 馬を下りて岩場に隠れるというのには、素直に従った。 様子を伺うヨーランダを邪魔せぬよう、馬を宥めるように撫でていた。
砂を蹴る蹄の音 怒号 銃声]
わかった……気を付けて、ヨラ
[迫りくるものが何か気づいて、小さくそう答えると怯えたように馬の首を抱く。 岩の影からは、何が起こっているのか見えなかったが、 続いて響く爆発音に、男たちのうめき声には、唇を一文字に引き締めて悲鳴を堪えた。]
(451) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[戻ってきたヨーランダが連れていた男を見て、漸く馬から離れた]
……っ! 大丈夫か!?しっかりするんだ…!
[念のためと持ってきていた応急処置道具でけがの手当てをする。 慣れぬために手際よくとはいかなかったが、その間に粗方の話を聞き終える]
……サラサが、落ちた…? うそ…
[その事実に、ヨーランダの視線に気づく余裕もなく、茫然としてサラサの方角を見ていた。]
(452) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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んっ 、
[首筋を辿る舌に小さく呻きをあげ、 笑いながら両腕を投げかけて、抱き上げられる。
緑滴る神域でいつものように横たわり、 準備を進める彼を眺めていた。
側へ戻ってきた彼に微笑みかけ、瞼を閉じて迎え入れる。]
(-303) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[硬い鉱石を肌の上に受ければ微かな息を零し、 薄紅を開いて黒檀を見上げる。]
今日は、あなたが。
[言うや否や、いつかのように素早く身体の上下を入れ替えた。]
(-304) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[ジッドに諸外国の軍隊が近づくにつれ。 ケヴィンが行ったのは、自らの傍に仕えていた非戦闘民に、暇を出す事だった。]
……たいした足しにはならないかもしれないが。 皆、今までよく働いてくれた。
[そう声をかければ、自らが所持する鉱脈で採れたエメラルドを、従者達に分け与えた。]
これから先砂漠の部族を頼って逃げるも、王と行動を共にするも、お前達の自由だ。 武器が欲しければ、好きなだけ持って行って構わない。
[戦える者達には武器を与え、アルフレッド王に付き従ってその身を守るようにと指示を出す。]
(453) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[王とそれに付き従う者達が砂漠への撤退の準備を進める最中。 自らは常に曲刀は携帯していたものの、宮殿を出る準備を進めるでなく。 一部のジッドに残るという臣下達と共に、宮殿の周囲を固める準備を進めていた。]
…………すまないな、オスカー。 どうやら、ずっと一緒には居られないようだ。
[少年にかけられた声は、寂しさの中に、どこか決意を感じさせるもの。]
(454) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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…………俺は、ここに残ろうかと思う。
じきに、ここは戦火に飲み込まれるだろう。 お前まで、俺と一緒に死ぬことはない。
[誰かがジッドを離れるならば、それと共にオスカーを此処から連れ出して貰おうかと。 そんな事を考えながら。]
時間があるうちに、馬の乗り方を教えられれば良かった……。 まぁ、しがみついているだけでも、荷を乗せるだけでもいいか。 お前が此処を出るならば、ラブラドルを共に連れて行くといい。
[オスカーと離れる事は、ケヴィンにとっても苦痛であった。 だが、この場に残れば、オスカーをも巻き込む可能性は高く。 苦渋の決断とばかりに、唇を噛みしめる。]
(455) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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シゼのように、砂漠に身を隠せぬ者も居る。 ここに残る皆を、捨て置く訳にはいかないんだ……。
[寂しげに笑いながら、そっと、オスカーの頬に触れる。 幾度となく身体を合わせてきた筈なのに。 その肌に飽く事なく、触れる度に胸が高鳴る。]
ここに連れてきたばかりに、すまなかった――…。 勝手な事を言うようだが、俺は……。
…………お前に、生きていて欲しいんだ。
[ふと、目を細め。 ゆっくりと、オスカーの唇に自らの唇を重ね合わせた。]
(456) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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…………好きなんだ。
だから――…お前は、生きてくれ、オスカー……。
(-305) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[本心を言えば、オスカーと離れる事は辛い決断であり。 また、その身を守れぬ事に対しても、悔恨の念が強い。 だが、国の責を担う者として、宮殿や民を捨て置いて逃げる事は出来ず。 このジッドに残って連合軍を迎え撃つと、苦渋の決断を下したのであった。]
戦いの為、残る者を指揮するにせよ。 交渉になるにせよ。
…………誰かが此処に残らなくてはならないだろうから、な。
[果たして、少年はどのような決断を下すのだろうか。 幾分不安げな表情で、じっと大きな瞳を見つめた。]
(457) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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― 現自室 ―
……。
[銀缶の中にあったのは一枚の紙。 暗号でかかれた文字の内容を読み取ると、眉間に皺が寄った。]
……。
[穀物を撒いて鳩は部屋に置き、 暗号は懐にしまいながら、移る前の部屋へ向かった。]
(458) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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― 元自室 ―
[結局あれからこの部屋に、荷物を取りには戻らなかった。 うっかり掃除された後は、慌てて様子を見に行ったが、 壁の隙間の中にまだ物が入れられているのを見ると、 今の自室での隠し場所が無いのもあって、そのままにしておいた。
その隙間に手を入れ、入れ込んでおいた物を取り出す。 いくつかの薬、宝石……と 銀缶は使ったからそれ以外、
一つ足りない事に気付くと、目を見開いた。 時折確認しなかったのは迂闊だったが、後の祭りだ。]
(459) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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嘘…じゃないだろうね。
[応急手当をするファラ>>452の横で、奪った銃を見ながら呟く]
ファラ、彼を行かせよう。危機が目の前にあることを知らずにいるジッドへと知らせないといけない。
[その後どうするか。など具体的に浮かんでいるわけではない。ただ必要なことを口にして、自分の馬の荷物を下ろして、馬へと乗せるように誘った]
(460) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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なんだ……何時無くなった?
[焦りを覚えながら、口元に手をあて今までの事を思い出す。 掃除されも見つからなかった隠し場所だ。 何より真っ先に宝石が取られたならばまだ分かるが、 よりによって薬のビンが抜き取られている。 万一使われていたら不味い。
どうして、どこでと思いあぐねいていると ふと、この間の出来事を思い出した。
恩人が部屋にいた時の事。 自分の様子はまるでおかしかったが、 彼女の方はどうだったか。 どこか、おかしくはなかったか。]
(461) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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………。
[まさかと焦る気持ちを抑えながら、 恩人を探して部屋へと向かって行った。]
(462) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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――ダンの部屋――
[初めて入る部屋で緊張するのは、この部屋の持ち主に起因する理由だけではない。 いつの間にかそこに集う顔ぶれや、その場に流れる緊張した空気が、ここで行われる会話の重要性を伝えてくるのだ。
連れられては来たものの、口を挟める様子もなく、やはりただただ聞き手に回る。 自分とともにいる普段のあるじと違う様子に距離を感じてしまうのが嫌で、部屋に来る際つながれた手は自分からほどくことはなかった]
(463) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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もし、何か伝えることがあったら、伝言を頼んでおいたほうがいい。
[自分たちがどうするかと口にはせずに、呆然としているファラへと淡々と口にした]
(464) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[国外に協力を求めれば、と。先ほどの会話を遮るようなフランシスカの話に目を伏せる。 やはりこんな時でも……いや、こんな時だからこそ因習を破ることは難しいのだろうか。 しかし彼の言葉も一理あるのだ。この国が国として在るために必要な要件も、この現状での来訪者の立場も。
しばらくして解散する段になってダンから聞かされた言葉。 ――宮殿内で客人が殺害された……その言葉に顔をあげた。
もうすぐそこにまで危機が迫っているのかもしれない。 そう、言葉にできずにいた思いが現実となるのはそれほど遠い未来のことではなかった]
(465) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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……わか、った… ジッドは此処からそう遠くない…あちらならもっときちんと手当ができるだろうから… みんなに…皆に、このことを、伝えて…!
[馬を一頭彼に宛がうヨーランダに促されるまま、乗馬を手伝う。 幸い、馬に乗って戻れる程度の怪我で済んでいるようで、礼を述べる男を心配そうに見送った。 それからヨーランダを見る]
私たちは…私はどうすれば…
[ジッドとサラサだけの狭い世界に、生きてきた。 そのサラサが今や戦禍に蹂躙されているのを目の当たりにして、動揺に揺れる]
(466) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[布と糸に囲まれて花束のようだ、とレティーシャを眺めつつ、薬紙がなくなって切りが良くなったところで手を止めて]
レティーシャ君は、どうしてここに来たんだ? ……こんなことになるならば、来なければ良かったとは思わないか?
[尋ねた]
(467) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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― 数週間ののち ―
[サラサ陥落。
その報が飛び込んで来たのは、書き物をしている時だった。 乾いた紙と焼き菓子を一枚、使いの少女に手渡す。 自身の一族のうち、シゼが取りまとめている名簿に載せる者の名を連ねたリスト。]
(468) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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>>461 彼女言うてるwww
(-306) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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ええ、分かっています けれど、私の書き物程度、王陛下や皆さんの労苦に比べれば些細なものですから
[シビルからの言葉>>436には、紙面から上げた顔で笑みとともに応える。 心配されている。気遣ってくれている。それが、嬉しかった。 …嬉しい?今までは、心配や気遣いを向けられたら、申し訳なさしかなかったというのに…]
…けほっ
[ひとつ咳をこぼして、再び紙面へと戻った]
(469) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[神具の先端が触れれば浅くなるカリュクスの呼吸。 それだけで腰が疼くが、この場で執り行われるのはあくまでも神事である。 我慢しなければならなかった。
あえかに戦慄く睫毛の奥、薄紅が待ち受ける。
次いで起きたことは不意打ちを加味したとしても巧みな体捌きで、一瞬のうちにフランシスカはカリュクスに跨がられていた。]
(-307) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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[重さに呻くことはない。 カリュクスの身体はしなやかで羽毛のようだ。]
下からが いいのか?
[見下ろす瞳に問う。]
(-308) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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ええと…あるにはあるのですけど…
[サラサを通らぬ道。あるいはサラサまで赴いての降伏>>438。選択肢として、ありえないわけではなかった。 けれど]
…いずれにせよ、砂漠を越えることになりますし…
[そういって誤魔化す。誤魔化しというだけでなく、砂漠越えで体力が持つかどうかの不安がひとつの理由であったのは確かだ。けれど、もうひとつ。 ジッドに残り戦う者とは別に、戦う意思がないもの、戦えぬ者をまとめる者が、誰か一人はジッドに残らなくては、という思いもあった。 自ら降伏に赴くことと、戦うこと叶わず虜囚となることは必ずしも一致するものではない。 鷹の民は前者を選ばぬであろうし、そうであれば後者をまとめる者も必要だろう。 王族を見渡して、おそらくその適任は自分しかいないだろうと、そう思えた。 戦える王族には戦える王族の、動ける王族には動ける王族の、そして動けぬ王族には動けぬ王族の、それぞれにつとめがあるはずだ]
(470) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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……砂漠に逃げよ、か。
[国王の命を反芻する。 退避が最優先とはいえ、実際は誇りの為に立ち向かう者、ジッドに居残る者様々で、王宮はある種の混乱を極めている。
戦いに赴く者のうちどれほどが無事に戻ることが出来るのか。 また、よしんば戻れたとして、宮殿が無事で済むとも限らない。軍はほぼ正確な道筋でジッドを目指しているという。
それから暫くは、暇を求めて来ている使用人や、 砂漠に逃れるべく支度を進める者達への対応に追われた。 ―――選択を迫られている。]
(471) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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…愚かなどと、言わないでください 神と祖霊と誇りに殉じるのですから
[その考え方が、帝国から見れば愚かと映るだろうことは、知識として知っている。 自分も遠からぬ考えを持っているからこそ、シビルの言う『負ける準備』を進めていることも確かだ。 けれど。 だからといって、戦いに赴く者を、愚かと断じるのは>>440。 そうしてまた、困ったように眉根を寄せた笑みを浮かべた]
あら… …ありがとうございます、先生
[トニアの不在の来客>>430。 身を起こそうかとしたところに、シビルが応対を買って出てくれた>>441。その言葉に、甘えることにした]
(472) 2013/01/18(Fri) 00時頃
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レティーシャさんね ありがとう
[少女の申し出に、笑みで応じる。その声は、いつかの宴で聞いていた。あの美しい歌声は確かに覚えている]
ええと…それじゃあ、この図鑑をお手本に… …写本した方がいいのかしら…
[布と糸とを見分するレティーシャ>>450に、帝国の印章を記した図鑑を開き、目的の印章を指し示す。 写本しようにも、色のついたインクは手元にない。 作ったものを手本に増やしていけばいいかと考え直し、自らも長持ちから引っ張り出した布地と糸とを用意する]
…けれど、いいの? 帝国軍からすれば、貴女たちは味方でしょう? 印章などなくても、救助はしてくれると思うのだけれど…
(473) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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[ファラへと礼をしてジッドへと向かう民。それが王へと報告>>311をするのはその少し後]
ファラ、選択は多くない。 今更ジッドに戻っても役には立てない。それならばここで動向をこっそり探って報せたりするほうがマシだ。 あるいは生き延びるために砂漠へと、国外へと逃げるか。
交渉は……もうここまできたら難しいだろう。相手を見てもできるかどうか。
とりあえずここから離れよう。さっきの帝国兵が帰ってこないとしったら別のものがやってきてしまうからね。…その前に
[と、帝国兵の死体のところにむかい、ナイフと無事な銃を回収すると、岩場へと戻ってきて、移動を促した]
(474) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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― イザナの部屋 ―
[サラサ陥落の方が入ったのは、そんな折だったか。 とはいえ今は焦りが走り、立ち止まって話をする事もなかったが。
恩人の部屋の前に来ると、使用人が出て行くのが見えた。 おそらく先の報の件で恩人に相談でもしていたのだろう。 入れ違うように部屋に入った。]
…よぉ。
[後ろ手に扉を閉めた後。]
(475) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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俺の部屋……前の部屋だな。 そこの壁の隙間から、何か持って行ったか?
[サラサの陥落の話よりも先に、 やや語調を固くしながら、そう問いかけた。]
(476) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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/* さぁて大一番になるか…?
(-309) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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[選択を―――そう告げるヨーランダが武器を回収して戻ってくる。 岩陰からその亡骸を見て、軽く口元を押さえた。 他殺体を見ることになれてはいなかったが、どうにか吐き気を堪えた。]
……此処まで来れたなら、ジッドはもう近い… 戻って―――私も…私も、皆と一緒に…―――
[虚ろな視線の先、幻視する。 血に染まるジッドと、虜囚となる戦えも逃げもできなかったものたち。 少しでも逆らえば簡単に命を奪われる状況で、衰弱し、弱い者から倒れていく光景 あの美しい宮殿に…死が―――充満する。
首を振る。両頬をぱしりと叩いた]
……攻められたら、勝ち目はないだろうと… ジッドには、未だ多くの逃げられぬ者たちが残っていたはず。
[もしも帝国が捕虜など作る気はなく、皆殺しにする気でいるのであれば、何も手立てはない。 しかし、もし虜囚として生き延びる可能性があるのならば―――]
(477) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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[赤い糸を、持ってきた針に通す。]
……良ければ、此方で一つ作らせて頂ければ。 それを元に、持ち帰って作ろうと思います。
[写本>>473の必要はない、と首を横に振った。 シビルからの質問>>467には緩く微笑んだ。]
わたしは……長い間、移動楽団にいました。 移動の間は動物用の檻に入れられ、団長以外とは口をきいてはならず、歌う時も両手を紐で縛られたままでした。
[隠すようにつけている腕輪の下、傷はもう癒えているのに、思い出すとつい擦ってしまう。]
(478) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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私は…私は、彼らを救わなければならない。
[離れよう、というヨーランダに頷く]
捕虜の扱いについて、影響力を持つ人物に嘆願が叶えば…っ
[歯噛みする。自分には、その伝手などあろうはずもない ならば、いっそ戻って皆とともに 思考は焦るばかりで、軽くうつむいた]
(479) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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あ、ホレさん彼女って出してるね、イザナさま女性確定。
結構秘密持ちのPC多いなぁ。
(-310) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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― 自室 ―
[使いを下がらせた直後、直ぐに開いた扉に顔をあげる。 入れ違いで戻って来たのが護衛と知れば、ほんの少し口元を上げた。]
お帰り、ハー。 どうしたの?
[ここのところ物思いが多くなったり、 早々に休むと言って部屋に籠もるようなこともあったが、 ペンを持った儘男に視線を向ける、その様子は常と変わらない。 変わらぬよう努めているようでもあった。]
(480) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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[何時に無く慌てた様子を見れば、僅かに双眸が細められ。 口を開くなりの問いには、ああ、と、疑問がひとつ確信に変わった。]
……ここは人が出入りする。 あなたの部屋に、場所を移そう。
[答えは返さず席を立ち、促した。]
(481) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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わたしが上手く歌えなかったり、うっかり誰かと口をきこうものなら、顔と首以外の色んなところを殴られました。 宿で眠る時は、いつも団長の「お相手」をしないといけませんでした。……もういつからだったかも覚えていない位前から、何度も、何度も。
……サラサにいた時に、紐が外れている事に気づいて。 星が綺麗だなと思ったら外に出ていました。 ダンさまと会ったのは、そこでです。
[自分の身体が汚れてきっている事は、既に初めて会った時にダンには話していたけれど。 医者と――この美しい穢れを知らなそうな姫君はどんな反応を示すだろう。軽蔑するだろうか。]
(482) 2013/01/18(Fri) 00時半頃
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[自分は狡いな。最悪、ファラさえ無事ならばそれでいいと思う自分を見つめる。 だがそれだけではいけないことはわかっている。ファラの肉体は無事でも精神が壊れることになるだろう。 彼女が幻視する光景を想像することはできない。温室育ちの彼女に死の充満する路地裏など見慣れているはずもなく、家が破壊されることなど想像もせず育ってきた彼女の心とは違ったからだ。]
まずは生きなければならない。 そして…ファラは生き延びなければならない。ファラだけじゃないが、あなたはファルケンの王族の一人だ。死んでいい人間ではない。
[素直に頷いたファラにいうのは、生きていて欲しいという願いもあったが]
(483) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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宛はある。といっただろう。まだ返答は帰ってきていないけれどさ。 この中にドゥーリエの軍も混じっているなら、知り合いの将官がいるかもしれない。いなければ、ドゥーリエまでいこう。
[僅かな可能性があるならば。自分が知っていて、彼女の言う、影響力を持つ人物という人がいる地はそこしかいない。]
案内する。
[大丈夫だ。というようにファラの手をぎゅうと握って、馬へと彼女を乗せるように誘って、サラサを迂回するように移動を始めた**]
(484) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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― イザナの部屋→自室 ―
[笑みに似た顔に、笑みが返せば良かったが今はその余裕すらなく。 是の前に返ってきた言葉に視線が鋭くなった。 何処まで何を知って居るのか、分からず背が冷える。]
…ああ、そうだな。
[促され、短く返すと、 扉に近い自分が先に出て自室に戻り待った。 サラサの報が届いてか、部屋の外は慌しいのに中は静かだった。]
(485) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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ええ、もちろんかまいません よかったら、出来上がったものを他の宮殿に残る子供たちや針仕事のできる者たちにも見せてあげてくれないかしら
[首を横に振ったレティーシャ>>478に頷いて、自らも針に糸を通し、印章を作り始める]
…戦いが過ぎ去るのを待つしかできないのなら、針仕事も少しの気を紛らわせてくれるかもしれないでしょうから
[戦いに参加しない者たちにとっては、取り乱し、恐慌に陥らぬよう気をしっかりと持つことが戦いになるかもしれなかったから。 印章作りの作業は、その助けとなるだろう]
…けほっ
[レティーシャがシビルに返した言葉に、顔を上げることなく、静かに耳を傾けた。咳が、こぼれた]
……そう……けほっ…こほっ… それなら、ダン様にうんと幸せにしてもらわなくてはね
[自分はなんと愚かな問をかけてしまったのかと内心で悔やみながら、針の手を止め、レティーシャへと微笑んだ。 またひとつ、決意を硬くする。 剣によって戦うことができぬのならば、自分は言葉によって守らねば、と]
(486) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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戻りたくないと駄々を捏ねたわたしを――会ったばかりで、襤褸を着たわたしを――ダンさまは抱えて救って下さったんです。
[恰好良いでしょ?と頬を染めて。 シゼ>>473に向き直る。]
わたしが作るのは、わたしの為のものじゃありません。
わたしはここに来て、ご飯がおいしいって知りました。 人とお話するのが楽しいって知りました。 わたしにとっての味方は、この国の方々です。 ――ファルケンの民として生きたいんです。最期まで。
[穏やかに答え、白布に刺繍枠を嵌めた。]
(487) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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― ホレーショーの部屋 ―
[先導に、ありがとう、と小さく口にする。 求めに応じてくれたこと。 扉が完全に閉まるのを待って、それから]
……何か、というのは。 もしかして。これの事?
[あの日以来、肌身離さず持ち歩いて来た小瓶を掌の上に乗せて見せた。 陽を通す硝子の中、中身の液体がゆらりと揺れる。]
(488) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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[一人生き延びる…その苦しみは今は想像したくもなかった。 ヨーランダの言葉は、ファルケンの王族として、血を絶やさぬためとも聞こえた。 今は、彼が自分に生きていて欲しいと願ってくれていることまで、気が回らない]
……軍の中に…っ
[もしヨーランダの言うとおり軍の中に彼の知り合いがいるのなら、 即効力を以って一旦の対処とすることができる。 示された希望に、縋るような思いで、握られた手を握り返す]
すまない… 私は、あなたを守っていたつもりで…守られて、助けられてばかりだな
ありがとう… 連れて行ってくれ。 ファルケンの王族として―――嘆願したい。
[ヨーランダの前、馬へとまたがると身を任せ、サラサを迂回するよう手綱を握る手に手を添える。 サラサを迂回すれば砂漠の行程は伸びる。それもまた、易しい道のりではないだろう**]
(489) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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|
[いつもと同じようでいて、どこかに緊張をまとう日々が続く。 サラサ陥落の報を聞いたのは、やはりケヴィンの隣でだった]
……え。 いま、なんて……?
[陥落の報よりも、国王の決断よりも、ケヴィンの言葉>>454に驚きが隠せない]
(490) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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|
[唇が離れると、そのまま顔を伏せて続く言葉を聞いた。 ぐっと唇を噛みしめ思いを飲み込む。 そのまま前髪に手をのばすと、掻き上げるように流れる仕草で目元のしずくを拭い、顔を上げた]
(-311) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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|
[突き放すような決断が心をざわめかせる]
そうですか。 ……わかりました。では籠城の準備でも始めましょうか。
[だからあえて気づかないふりをして普段通りにつとめる。 まっすぐな瞳を見つめ返すことはしないけれど、もう逃げるという選択肢を選ぶことはないだろう]
(491) 2013/01/18(Fri) 01時頃
|
|
そうか。
[娼婦もひとつの職業だと思っているシビルには、「お相手」に関しては特に感想はなく。 ただ、縛られて歌だけ所望されたと言う話には、人間とはいえない扱いだ、と呟き]
レティーシャ君はこの地に来て、もう一度生まれたのだな。 ならば、君はファルケンの民なのだろう。肌の色が違っても、ここで人間になったのだから。
[言ってから、非論理的なことを口走ったと、苦い顔をした]
(492) 2013/01/18(Fri) 01時頃
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|
はい、勿論。
[見本として恥ずかしくないものを作らなければ、と慎重に針を進める。 使用人の内、子どもがまだ小さな者たちは、砂漠へと逃げる踏ん切りがまだつかず、暗い顔で過ごしていたから。 何かをしている事で、女の気持ちが落ち着くなら、きっと戦いに赴く男の気慰めになるだろうと――民を想う、優しい姫君に微笑んだ。]
……まあシゼさま。 わたし、もう本当にしあわせなんですよ?
[できれば、と夢見る願いはあれど、それを願うだけの価値が小鳥にない事は分かっているから。]
(493) 2013/01/18(Fri) 01時頃
|
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― 自室 ―
!
[恩人の手の平に乗るのは、小さなガラスの小瓶。 鮮やかな青色の液は、陽にあたると海のような輝きを見せるが 恩人に一歩踏み込むと、その手から奪いとった。
己が手の平に戻してようやく安堵したように、 目を閉じて息をひとつつく。]
使ってないよな?
[咎めるような問いかけは、不安の表れでもあったが。]
(494) 2013/01/18(Fri) 01時頃
|
|
[医者の詩的な表現>>492には瞬いて、それから破顔した。]
……ありがとうございます。
[笑いながらも、鼻の奥が少しツンとしてしまった。 指に針を刺した振りをして、こっそり目尻を拭った。]
(495) 2013/01/18(Fri) 01時頃
|
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[奪う素振りでもあれば、手の中に隠してしまおうとするが。 一歩間に合わず、簡単に掠め取られてしまった。>>488]
サイモンが死んだ日だ。 あなたの部屋で待つ間、偶然見つけてしまった。
[安堵を浮かべる男とは対照的に、瞳は憂いを深める。 使っていないかとの問いには、沈黙を。]
……いっそ、全部飲み干してしまおうかと思ったことはあった。
ねえ、ハー。それは、なに?
(496) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
|
|
─ 独白 ─
「この国は、変わるべき時に来ている。 存続していくためには変わらざるをえない。」
[と、話したのは誰だったか。
国とは何か、変えるべきものとは何か。 変えてはならぬものとは何か。
我らの宝。我らの聖地。 父祖の代より受け継がれし掟に、伝統、血脈。 胸に根付く誇り。祖霊と守護神への敬意。 ファルケンに住まう民達。]
(497) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
|
|
[目元を拭う仕草に、感情が揺さぶられる。 自分の考えすぎだろうか。 それとも――…と、心が掻き乱される。]
オスカー……。
(-312) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
|
|
[オスカーの言葉>>491を聞けば、その真意を読み取るのに暫しの時間を要し。 僅かに、目を瞬かせる。 言葉が浸透したならば、仕事に戻ろうとする少年の身体を、そっと抱きしめた。]
――――――――オスカー、お前……。
(498) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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………………俺と一緒に、居てくれるのか……?
(-313) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[震える声は、果たして耳に届いたかどうか。 少年を死なせたくないという想いと。 傍に居たいという想いと。 両方がせめぎ合い、ただ、抱きしめる腕に力を籠めた。]
(499) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[国を守らねばという思いは共通していても、 「変えてはならぬもの」を突き詰めさせれば 一人一人答えは違う]
(500) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[己の、守りたいものは。
公の部分──王族としてであれば、何通りもの答えが いくつも頭には浮かぶ。
けれど、私の部分では。
失くせぬものは、ひとつだけ]
(501) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[選択を迫られている]
(502) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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― 第4イベント前・執務室 ―
[会議中、「来客が到着した」と使用人が知らせる。 頷いて促せば、姿を見せたのはラルフだった。
挨拶もそこそこに、固い口調で話される打診の返答に、 ダンの方も静かに耳を傾ける。
「先方王女との婚姻前提」との内容に片眉を上げるも、 ほぼ表情は変えぬままに、ただ頷いた]
(503) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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「こんなことになるならば、来なければ良かった>>467」……と。 俺は何度も思ったよ。 帝都の生活には満足してたのでね。
[裁断ハサミで、薬紙をぱちんと切りつつ、シゼルはいつもの淡々とした調子に戻って言った]
[ただ]
(504) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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一方的に借りを作ることは弱みにもなる、か。
確かに一理あるが、財の源である資源……エメラルド鉱山も 有限で、後手に回るばかりであればファルケンの行く末も 先細るしかない。
──しかし、イザナ・ラルフとしての見解は了承した。 一意見として、重く扱うこととする。
協力の要請は熟考の上、改めて打診させて貰おう。 足労、感謝する。
(505) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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/* 粉薬のつもりだったのは内緒だ。
隠してるうちに進化したか!(
(-314) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[わずか、考えるようにハサミを止め、いつもしかめているような顔に、少しだけ、注視していなければ気付かないほどだけ、笑みらしきものを浮かべて]
だが、まあ、ここの暮らしも最初思ったほどは悪くない。
[ぱちん、ハサミが再開された]
(506) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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─ 第4イベント中・自室 ─
[幾日も自室に帰れぬ日が続いていた。
サイモンの不審な死や、手紙での誘拐予告の事があったので、 レティーシャを自由にさせてやることも出来ず、殆ど部屋の中に 閉じ込めているような状態で。
まさに籠の鳥と変わらぬと、ふとした折に思いを馳せては 心苦しくため息をつく]
(507) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[王から、決断>>312が下されてから暫く。 ダンは久し振りに、自室へと戻る余裕を作ることが出来た。
サラサの陥落と王の決断は、既にレティーシャにも 伝えられただろうか。
足早に寝室へと向かい、扉を開けば、そこは蛻の殻で。 事情を使用人たちに訊ねれば、名簿作りの手伝いに ペラジーの元へ向かったのだという]
そうか。 では、迎えに行って来る。
もしすれ違ってレティーシャが一人で帰って来たのを 見つけたら、部屋に留め置いていてくれ。
(508) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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ええ、…ごめんなさい、愚かなことを聞いてしまって
私が、一族を代表するなんて、おこがましいけれど、レティーシャさんの気持ち、片翼の鷹の民のひとりとして、誇りに思います ありがとう
[レティーシャの返答>>487は、穏やかで、丁寧なものだった。 その言葉と、心に、詫びと感謝を]
お願いね
[刺繍とは異なる手順の見本として、こちらはこちらで色布を縫いとるために針を繰りながら、レティーシャの手つきがよりいっそう慎重になった>>493ことに笑みをこぼした]
ふふ、そう? ダン様も幸せ者ですね それなら、その幸せが長く続きますように
[レティーシャの胸に秘めた願いは知らず。 けれど、幸せと言うならばその幸せが長く続けばよいと思う。 自らの口にした祈りが、叶えられることが難しいとは承知している。けれど、ならばこそ祈らずにはいられなかった]
(509) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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─ ペラジーの部屋前 ─
[廊下に低く響く足音が、とある部屋の前で止む]
──失礼。ダン・アニキエフだ。 此方に、私の客人がお邪魔していると聞いたのだが。
[道すがら、雑事をこなすトニアと出会い、 レティーシャを伴ってペラジーの部屋を訪れた旨を聞いた。
独りきりで出掛けたわけではないと知れて、こっそりと 胸を撫で下ろしつつ、トニアとは目的地まで辿り着く前に 別れる。
入口の前に辿り着けば、名乗ってから返答を待った]
(510) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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やっぱりあの日か…。
[サイモンが死んだ日、とことん運が悪かったんだなと もう何度目かになる諦めに似た焦燥に見舞われる。
飲み干してしまおうかと、 そんな言葉には顔色が変わった。]
……やめてくれ。 そんな事になってたら俺は
[苦しげに歯を食いしばる。 そんな事は想像したくもなかった。]
(511) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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……すみま、せん…けほっ…けほっこほっ…
[針の手を止めぬまま、聞こえたシビルの言葉>>504に、咳に混じって消え入りそうな声で、謝った。けれど]
……ぇ…
[継がれた言葉>>506に、目を丸くし、思わず顔を上げた]
…っ! いた…
[針の手を止めないままだったのが良くなかった。 顔を上げた拍子に指を突いてしまい、ぷくりと血の玉の浮かぶ指を、反射的に口に咥えた]
(512) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[中身への言及があると、今度はこちらが沈黙する。]
……何でもない、って言って信じるか?
[聡い彼女が信じるはずがないと思いながらも、 口から出たのは悪あがきに等しい何かだった。]
(513) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[鋏の音の合間に落ちる医者の呟き>>504>>506。 下を向いていたから、表情は見えなかったけれど。 声色の柔らかさに、いまだここに留まる彼の心を見た気がした。]
……良かった。 良かったですね、シゼさま。 「俄かファルケンの民」のわたしも嬉しいんですもの、シゼさまも嬉しいですよね?
[シゼの顔を覗き込んで。 謝罪には金糸が舞う程の勢いで首を振る。]
もう、平気ですから。 ――ありがとうございます。
[長く>>509――は儚いと知りながらもお互い口にしない。 ただ、穏やかな笑顔を崩さないまま、刺繍を進めた。]
(514) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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/* ところでその、小鳥があちらこちらで惚気るものだから、私としてはとても気恥ずかしくてならない。
そこまでよい人間ではないというか、あのそのええと。
(-315) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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あ、はい
[扉の向こうから聞こえた名乗り>>510に、シビルとレティーシャに、ここは私が、と目配せをして、ゆったりと起き上がる。 入り口を開け、ダンに一礼]
レティーシャさんですね、確かにいらしておりますよ
[より大きく入り口を開け放ち、彼女の姿を示した]
(515) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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ダンさま!!
[叫ぶ声と、シゼの声>>512が重なった。]
わ、あ、シ、シゼさま、だいじょうぶですか? ええと、その、こんなタイミングなんですけど、大枠は縫いましたし、ダンさまがいらしてるので、失礼しますね。
[二人に対し、ぴょこんと頭を深く下げ、慌てて持ってきた布を抱え込んだ。]
(516) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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レティーシャは、両手で布を抱えて、入口のダンの方へと。
2013/01/18(Fri) 01時半頃
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−ダンの訪れる少し前−
…ええ…ええ、もちろんです
[咥えていた指を離し、覗き込む視線>>514にぼんやりとした声で応じた。 すっぽりと笑みさえ抜けて放心したような面持ちだったけれど、その頬に朱が差しているのは見て取れただろう]
(517) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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/* ああっじかんじくがっ たいみんぐわるくてごめんなさいっ
(-316) 2013/01/18(Fri) 01時半頃
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[扉が開け放たれた>>515ことで、奥に居るシビルと レティーシャの姿が見える]
そうか、世話になった。
[少しばかり声色が解れる。 目線を手元に下ろせば、ペラジーの指先に膨れた 紅が見えた]
……怪我を?
それにやや頬の赤味が強いようだが、また体調でも 崩しているのではないか。
[身体の弱い、この親族のことを心配気に見やった]
(518) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[惚けたようなその頬の色>>517に気づいたから。 退室前に、意味ありげな笑みを送る。]
シゼさまも。 どうか、おしあわせに。 しあわせを、諦めちゃ駄目ですよ。
[そうしてもう一度礼をすると、退室した。*]
(519) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[砂漠へと散る仲間達を見送りながら。 ジッドに残る人数は、日を追うごとに少なくなっていく。]
……小国ながらも、活気に溢れていたというのにな。
[つと、苦笑いを零しつつ。 残る少数の兵に指示を飛ばし、籠城の仕度を進めていた。
城に残る武器を集め。 特に銃と弓矢は宮殿の上部や物見櫓から敵軍を狙撃出来るようにと配備した。]
(520) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[砲台は壁を更に打ち付け、その守りを固め。 また、城内の糧食を集め、その管理を徹底し。 水も食料も、近隣の部族から買い上げられる分は、全て手配した。
着々と準備を整えながらも。 民を、親族を、そして大事な相手を…戦火に巻き込む事に、その心は重く沈み。 何度も、重苦しいため息が零れるのだった。]
(521) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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/* 描写は適当です、すみません……。
ねむい。
(-317) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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……大丈夫か?
針仕事はトニア君に任せて、名簿の方をしたらどうだ。
[シゼの悲鳴を聞いて、立ち上がると手早く包帯を巻いた。 いつもの愛想のない態度だったが、ちょっと大仰な手当てだった]
(522) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[布を抱えて走り寄って来たレティーシャには、 軽く片手を上げて応えた]
……元気の良い声が聞こえた。
[く、と可笑しげに笑って、少女がダンの元へと 辿り着けば、掌をその頭にのせた]
裁縫……道具……。 もしや、それが話しに聞く印章とやらだろうか。
[手にした布類をちらと見る]
(523) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[明らかに顔色が変わる。 飄々として捉えどころない彼の、初めて見るかお。 普段ならば手を伸ばそうとするだろうが、今は出来ない。 何とは知れないまでも、どのようなものかは推測が付いてしまったから。]
……、信じるよ。 前にも言った。あなたの言葉を、 …あなたの言葉なら、信じる、って。
だから、
[今度はこちらから一歩、踏み込む。 未だ手の中にあった小瓶を、隙を突いて唇で奪い取った。
何でもないのなら平気なはずだ、と深い色の瞳で告げて。 蓋を咥え込んだまま、静かな笑みを一花。]
(524) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[それから訪問者の方を見やって、しばし考えて]
ダン……殿下でしたな。 少し話したい事があるのですが、時間はいいですか。 ほんの5分でいいし、別に忙しいなら今度でもいいんだが。
[少し歯切れの悪い頼みをした]
(525) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 02時頃
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/* あおさあああああああん
このっ ごろごろ
(-318) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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/* のむなよ!絶対飲むなよ!><
(-319) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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あ、あの、先生…?だいじょうぶ、だいじょうぶですから…
[止める間もなく、シビルの手で包帯が巻かれる>>522]
ええと、そう、ですね…けれどせめて、途中になっているこれを縫い上げてからにしようかと…
[シビルのいつにない大仰な治療に少し気圧されながら、寝台においてきた布地を示した]
ええ、だいじょうぶ、みたい
[レティーシャの心配>>516に応じる。指は、すでに包帯で包まれていた]
おかまいなく それじゃあ、先刻の件を、お願いね
[レティーシャの慌てた様子に笑みをこぼし、出来上がったものを手本として他のものたちに見せて欲しいと改めて頼んで]
(526) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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あ…いえ…たいしたことは、ありませんから
[ダンからの心配げな視線>>518に、どこかしらそわそわと落ち着かない様子で応える]
ダン様、このたびはレティーシャさんにお手伝いいただいてとても助かりました
どうかお客人であるレティーシャさんを大切にしてくださいますよう、私からも改めてお願いいたしますね
[形式ばった建前に隠して、先刻レティーシャとの会話の中で口にした祈り>>509を、ダンにも伝えて]
………ありがとう そう、ね、そう、します
[レティーシャからの意味ありげな笑みに、つっかえつっかえ頷き応え。退出して行く背を、その場で見送った]
(527) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[頭に大きな掌の感触を得て、久しぶりだとうっとりしてしまう。]
はい、持ち帰って、こちらでも作ろうと思いまして。
[不要な色の布もまとめて持ち上げてみせる。 シビルの呼び止め>>525に気づくと、数歩下がった。 一人で帰るとは流石に言わない。]
(528) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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/* (;`д´⊂彡☆))Д´)、パーン
動揺してないで返事書いてくるか…
(-320) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 02時頃
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[何やかやとペラジーやレティーシャと会話していれば、 部屋の奥に居たペラジーの客人──確か、医師であったか ──からも、声が掛かる>>525。
彼の方に向き直り、首肯した]
ダン・アニキエフだ。 貴殿は確か……シビル、と言ったか。
構わない、時間は取れる。 人払いは必要か?
[歯切れの悪い様子にも構わず、場所を変えるならばと 廊下あたりを目線で示した]
(529) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[耳を掠める言葉にぞくりと身を震わせる。 背を向けたままだから表情を読み取られることもないだろう]
だって僕は……。 マスターの身の回りのお世話をするのが仕事ですから……。
(530) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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[抱きしめてくる腕にはそっと手を重ねた。 問いかけには微かな声で、はいと答えて]
(-321) 2013/01/18(Fri) 02時頃
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シビル・メイヒューです。
いや、その廊下の角。 そこで構わないです。 本当に、時間はとらせないので。
[レティーシャの横を抜けるようにして、先に立って歩き、言った通りの場所で振りかえる。 シゼの部屋からは姿はちらりと見えるが、小声は聞こえない、そんな微妙な距離で]
(531) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[ダンがついて来たなら、やや伏せた目で]
結論から言いますが、 ──貴方は俺を殴っていい。
[そう、口火を切る]
(532) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[大したことはない、と落ち着かなげな様子のペラジー>>527を 深く追求することはなく、首を縦に振った]
そうか。養生するように。
こちらこそ、レティーシャが世話になったようで、──
[挨拶とともに「レティーシャを大切にしてください」等と 返されて、一瞬言葉に詰まる]
(533) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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?!?!?!
(-322) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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……相分かった。 深い気遣い、痛み入る。
[思いの外レティーシャとペラジーとが親しくなったのか、 それともこの親類の性格柄故なのか。
どういった経緯から出てきた言葉なのか理解し切れぬものの、 明るい表情で言葉を交わし合う二人を見ていれば、安堵にも 似た気持ちが湧く]
(534) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[信じると、それでもなお言う人に虚を突かれて目を見開いた。 手にした瓶を懐にしまう前に、口で拾った人を止めることも出来ず。
青色が、吸い込まれるように弧を描いて口にひとつ。 胸の鼓動が一瞬、止まった。]
(535) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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馬鹿っ!
[反射的に瓶を横から払うようにして、口の中から叩き落とした 蓋が少しでも開いていないことを願いながら。 そうでもしなければ、瓶ごと飲み込まれてしまいそうで。
そうして再び小瓶に手を伸ばさないように、 きついくらいに細い体を抱きしめた。]
(536) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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馬鹿野郎……分かってんのに、 分かってんのに口になんか入れてんじゃねぇ…!
[部屋の隅に青色が転がり、歩いていた白鳩が 驚いたように羽ばたいてそこから逃げた。 くるくるまわり、海をたゆうように地を転がる瓶は 壁にこつんと当たって静かに動きを止める。
部屋の外は騒がしく、温もりを抱いているのに、 部屋の中は静かでどこか薄ら寒く感じていた。]
(537) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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俺は、信じるに値するような奴じゃねぇんだ。
だから…
[頼むからもう止めてくれと、 搾り出す声はどこか懇願するようだった。]
(538) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[掌を乗せれば嬉しげにするレティーシャ>>528の頭を 同じように数度撫でて、シビルから返答を受ければ>>531 「ペラジーと共に暫し待っているよう」言いつけた。
改めてシビルに向き直り、頷く。 後について廊下の角まで足を伸ばした]
(539) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[そうして、「相談」とやらを受けた>>532のだが──]
────は?
[全く意味も分からず、間の抜けた声を返すしか無かった]
(540) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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[暫し、間を置き]
……一体何故。
私に殴られるような心当たりが有るのか。
(541) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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なければ言わないと思いますが。
[口調を丁寧にしようとしつつも、いつもの皮肉な調子がにじんで]
……いや、最初から説明します。
(542) 2013/01/18(Fri) 02時半頃
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……奇特な趣味でも有るのかと。
[皮肉げな口調には淡々と返す。 ひとつ頷いて、続く説明を待った]
(543) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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……そんな趣味があったら、兵士をやった方が早いかと。
[ひとつ息を吸って]
……俺には政治は解らない。軍事も解らない。 今、ここで起こっている事に対して、俺は無力です。 かろうじて出来ることは、解る奴に自分がどんな手札かを申告することだと思います。
[起点はそこだ。 終点まではまだ先だが]
(544) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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奇特な趣味wwwwwどえむかとわたしも思いましたwwwwww
(-323) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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──国外逃亡した犯罪者を、元の国に返す義務を決めた国家間の取り決めがあったように思います。違いますか。 ……ファルケンがそれに加入してるかは、俺の知る所じゃないですが。
犯罪者が、戦車のように鉄板を張った馬車で輸送されるのは自然なことだ。その馬車を武器を持った兵士が囲んで警戒するのもよくあることだ。違いますか。
この状況をどう利用できるかは、俺には解らない。 だが、 「平和的な大義名分で、武装して他国に入る」 「異国人を国元に返しても、相手の要求に従ったことにも、借りを作ることにもならない」 ……これが何らかのリーチになるかもしれないならば、耳に入れた方がいいと思った。
[そして、ク、と自嘲を落として]
(545) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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俺は無資格《モグリ》で、偽物《ヤブ》だ。
俺は医者なんかじゃない。 帝国内ではモグリもヤブも犯罪だ。俺はただの犯罪者だ。
……俺はニセモノだから、あんたの妹を治したりなんか出来ない。
(546) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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シビルは、ダン殴りたくなっただろう? ##
2013/01/18(Fri) 03時頃
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また知らない記号が。wikiのリンクが繋がらないんだ/(^o^)\
(-324) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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[中身の為か、小瓶は固く封じられており、 青色の液体が口の中に流れ出る事はなかった。 払い落とされたそれが床を跳ねる音を聞くよりも早く、物凄い力で抱き締められる。 たとえ払い落とされることがなかったとしても、思わず零れた息と共に、きっと小瓶は落としてしまっていた。]
…… …して
[軽い身体は男の身体に封じられている。 引き寄せられる一瞬に見た本気の表情に、抵抗する気持ちなど消えてしまった。 ころころと転がる硝子の音よりも、呼吸音がずっと近くに。]
…――どうして。
[頭上から降る懇願に、眉が切なく下がった。 ホレーショーの心臓の音が、痛い位に響く。]
(547) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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ねえ、……教えて。 瓶の中身、だけじゃなくて――…
[こうしていて尚、何も知らないのだと思い知った。 信じるに値しないと、蔑むような言葉の理由も。 悲しい顔の訳も。]
あなたのこと。 全部。
(548) 2013/01/18(Fri) 03時頃
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[今迄、問われて答えるのは自分ばかりだった。 一緒に過ごす間、出自や過去など他愛もない情報をそれとなく聞いてみても、どれも曖昧に躱されてしまって、何も分からぬまま。 部屋に隠された怪しげな道具のことも、 良く似た別の鳥と入れ替わっていた白鳩も。 気付いていること、きっとこの人は気付いていないだろうと、何も言えずに。
戦火の迫る中で、日を追うごとに聞けなくなって、 ―――不安で不安で堪らなくて。]
あなたのことが、知りたい―――
[囁く声は、悲痛な響きを宿す。]
(549) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[腕を組み、背を軽く壁に預ける。
彼の全身を眺めれば、申告通り兵士に向いた 身体つきではない。
どちらかといえば細く、白肌を持った者の中でも、長く 日の光を受ける仕事にはついていない色味と見えた。
声色は落ち着いていて、理知的]
(550) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[等と、眼前の男の性質を予想しながら聞いていれば、 続いて話されたのは、聞き捨てならない濃い内容で。
もたれていた壁から背を離し、組んでいた腕をほどく]
(551) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[そして]
(552) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[話の内容は聞き取れない。 刺繍を進めながら、数日で覚えた部族の言葉に旋律を乗せる。]
地を照らす太陽 砂を焦がす熱 我ら光と砂に抱かれし一族 たとえこの身片翼となろうとも 誇りを支えに飛び続ける
地を照らす月 恵み齎す緑の石 我ら固い絆で結ばれし一族 たとえこの身片翼となろうとも 心は決して折れはせぬ
どうか護る力を 顔を上げ立ち向かう強さを 偉大なる神よ お恵み給え
[発音は怪しかったけれど、願いを込めて。 会話の邪魔にならないように音量に気をつけながらちいさく歌った。**]
(553) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[目一杯の力を込めて、ダンはシビルを殴り付けた。
眼を眇め、ひらと拳をほどいて掌を振る]
……望みを叶えてやったぞ。
正確には妹ではない。……が、似たようなものか。
(554) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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[もしもシビルがバランスを崩したなら、 引き上げるべく手を貸して]
……それで?
医療と称して、ペラジーの、──シゼの身体を 無碍になど扱って居ないだろうな。
[淡々とした物言いは変わらず。
ただ、ファルケンのための「道」を示して 見せた男の言い分は、そのまま聞く気があるようだった]
(555) 2013/01/18(Fri) 03時半頃
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レティーシャは、平手打ちの音には流石に気づいて目を丸くした。**
2013/01/18(Fri) 03時半頃
親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 04時頃
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………。
[突き放さなければと意識が叫ぶ。 それが正しい在り様で、今までそうしてきたのだから。 その度にも息苦しさは覚えたが、何度も乗り越えた それが任務なのだといいきかせて。
なのに腕は強く、抱きしめたまま離せない。 囁きが切なく、痛い。 心臓が早鐘のように鳴るのは、警鐘と、恐れの為だろうか。 ぐらぐらと、揺さぶられるような迷いの縁に在ったが 悲痛な声が耳に届いて、目の奥が焼けるように熱くなった。
―――泣きそうだ。]
(556) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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[仲間の顔が思い浮かんで、 最後に死んだサイモンの顔が、浮んでは―――消えた。]
あれは……
[ようやく開いた口から零れた声はどこか震えている。 すまないと、ここに居ない者たちへ、謝罪が内に落ちて。]
(557) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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[目の奥で火花が散るかと思った。 咄嗟に足を広げたが、無様に尻もちをついて]
……っつぅ……。
[思わず殴られた場所を指で庇う。 冷やさねば、後で酷く腫れそうだ。 顔を歪めつつも、出された手は大人しく借りて身を起こし]
……以上だ。 この情報、使うも捨てるも、あんたの好きにしたらいい。
[下手な敬語を使うことも今は忘れ]
戦力にもならん外国人だ。 殺すくらいなら有益に使え。
(558) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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あの小瓶は、あれ一瓶で ここの人間全部殺せるような ……毒だ。
俺は……
[息を飲み込む。 罪の露呈に逃げ出してしまいたくもなったが それを引き止めていたのは、腕の中のぬくもり。]
(559) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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各自のカミングアウトが似たようなタイミングになったな。 まあ、最終決戦前だし、死亡フラグとしては妥当か。
(-325) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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俺は 帝国の
諜報部の 工作員 で
[馬鹿みたいに声が掠れて笑いたくなった。 おそらくこれは報いなのだと、懺悔にも似た思いで。 震える腕で、もっときつく、折れるほどに抱きしめながら。]
ジッドの位置を帝国に知らせたのが
(560) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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俺だ…
[胸に溜めた息ごと、全て吐き出すように、落ちた。]
(561) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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/* シビルありがとう。楽しかった。
ところで、ラルフとホレーショー組が正統派ロマンスを繰り広げている……!手に汗握るな……! 二人ともロールが丹精かつ伏線の張りも丁寧で、とても読みやすい。
(-326) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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/* レティーシャとゆっくり話す機会を持てなかったのは残念なんだが、頭に掌を乗せた時の反応やら、歌いながら裁縫する様子が可愛らしかったので、十分堪能していたりする。
(-327) 2013/01/18(Fri) 04時頃
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[砂漠のオアシスの色に似たあの液体が、 ジッドの人間を一掃出来る毒だと言う。 それほど強力な物だとは流石に予想だにしていなかったから、今更身体が震えた。
けれど、もし。
このひとの痛みが少しでも軽減されるのであれば。 数百人をその手に掛けさせる罪の代わりにならば、飲み干していただろう。]
(562) 2013/01/18(Fri) 05時頃
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………うん。
[痛い程に抱くひとに応えるように、 両腕を背に回し、柔らかく引き寄せる。 胸が詰まるのを、今はこの腕の所為にした。
以前にもそうしたように、ゆっくりと撫で下ろしながら、 途切れ途切れに落ちる声、言葉の断片を繋げながら耳を傾ける。]
(563) 2013/01/18(Fri) 05時頃
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[工作員、その単語にはぴたりと指が止まった。 彼の言葉は、抱いた疑問のすべてに符号する。]
突然異国から陛下に手紙が届いた時。 そういう役割を持つ人が近くに居ることは何となく分かっていた。 それに、地の利のない敵国軍が真っ直ぐにジッドを目指せるわけもない。
ぼうっと考えていたら、 空を白い鳩が横切ったのを、思い出して――…
[それでも、あなたを疑いたくはなかった。]
(564) 2013/01/18(Fri) 05時頃
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[掠れた声。大丈夫、と耳を掠めるように囁く。 低い位置で見上げる瞳には責め咎めるような色はない。 代わりに、読めぬ光を宿して。
ことばの先を促すよう、逸らさずに見詰め続けた。]
(565) 2013/01/18(Fri) 05時頃
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…真っ先に俺を疑っていいんだ。 聞かれないから言いもしなかったが、 一番身元がはっきりしてなかっただろう、俺は…。
[鳩の事など言われれば、苦く吐き出す。 その後、恩人に過去のあれそれを聞かれれば、 緩やかに交わしてしまったが。]
…サイモンが、本当は あいつが、星から正確な、ジッドの位置を割り出して 帝国まで、伝える予定だったが…予定の日を過ぎても、連絡が無い だから俺が、あいつの次に、俺がここに来た。
もう、死んだかと思っていたが、病気して満足に動けないだけで 帝国へ流す情報は、すっかり出来上がっていた
[一度吐き出した声は、流れる水のように次々と落ちていった。]
(566) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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/* しまったヨーラのが身元はっきりしてないわな(
(-328) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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…お前が言った通りだ。 伝書鳩を使って、情報を外に出すのが俺の役目で そのまま事が起こるまで、潜入を継続し―――
[応じるように聞こえた大丈夫の声に、きつく目を閉じる。 今はその優しい声もまた胸を抉った。]
…さっき命令が来た。 ジッドが徹底抗戦の構えを取るならば、 被害を最小にする為に、あの毒を貯水槽に流せってな…。
[流すつもりは無かったが、とはごく小さく言う。 皆殺しにするには、ここには人が多すぎた。
何より―――ここには殺せずはずのないたった一人が居る。]
(567) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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鎖国政策のせいで、向こうにゃこっちが見えてない。 思った以上に女や子供が居ることも、 人質がどんな待遇になっているかも。
それから、今までの事もあるんだろう。 帝国はおかんむりだ。
ただ――…
命令にゃ、 “ジッドが徹底抗戦の構えを取るなら”、と 前置きがあった。……つまり
(568) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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そうじゃない場合は、 交渉の余地はあるかもしれねぇ。
[いい終えれば、ゆっくりと腕の力を抜いていく。]
…隠してた事は、これで全部だ。 後は何も無い…なーんもな。
[腕を離す事はまだ出来なかったが、 殆ど全てを吐き出して、幾分震えの収まった声そう告げた。]
(569) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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/* ごふっ。 誤字に顔を覆おう…(ノノ)
(-329) 2013/01/18(Fri) 05時半頃
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[疑って良かったと言うのを聞けば、何か言いかけたが。 一度双眸を静かに閉じて、話を移した。]
サイモンの後任で。そういう……こと。 本来なら来る必要もなかったのだろうに、 嫌な役割を押し付けられてしまって……。
[運が悪かったのか、辣腕なのか。 人々の中に溶け込む能力が高いのも評価されていたのかも知れない。 基本的に警戒心の強い自身の一族にも馴染むのが早かった。]
(570) 2013/01/18(Fri) 06時半頃
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[時折頷きながら、聞く。 落ち着いて来たのだろう、先刻よりもしっかりとした声。 それに安堵と、どこか遠い感傷を覚えながら]
星読み、伝書鳩、―――。毒。 潜入の問題だけクリアすれば、確かに被害も少なく済むし効率の良い方法だ。手馴れている、とても。
…知っての通り、ファルケンは、古くからの教えを何よりも重んじ、新しい思想や技術をどちらかというと拒んできた。 個人の戦となれば決闘だし、戦となれば真正面からぶつかってゆくし…。
[頑なで、不器用で。 自身の一族とも――よく似ている。]
(571) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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時代に取り残されて、最先端の脅威を知らない。 よく分かった。内側から崩されると脆いこと。
……それでも、
[ゆるゆると腕の力が抜かれてゆくにも関わらず、 自分の身体はまだ強張っている。]
ね――、ハー。 私は、この国を愛している。
(572) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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取り返しの付かないことになる前に穏便な形で守る方法があるのなら、私だってそうしたい。 ……でも、それにはまだ、足りない。
帝国が、閉ざされたジッドの内側を知らぬように。 ファルケンも帝国の狙いを知らない。
我が国の潤沢な資産だけが目当てだと、 蹂躙し尽され、築き上げた文化も何もかもが奪われ殺されてしまうと。 そう信じる者が多いままだから、ずっと身構えてきたんだ、片翼の鷹は……っ
[声が震えた。 回した腕は、今度は縋るように動く。]
(573) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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交渉の余地があるというなら、 帝国の目的を聞かなければ、掛け違うばかり。
[帝国側の男に、何を聞くのかと。 冷静な自分の声が呆れたように囁いてくる。]
……教えてくれなくても、いい。 元より対等な戦ではないのだから。
直接聞きに行く。
(574) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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/*
半ば逆切れである。
(-330) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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[片翼の鷹は、誇り高き一族だ。 本当は、相手が直に軍を動かした時点で、 戦に向かうのはもう、止めようもない。
今迄なら、そうだったろう。 しかし、ダンがいる、ケヴィンやファラがいる。 外に開かれた目を持つ者が可能性を切り開いてくれると信じることが出来る。
戦う力を持たぬ自分が動くことが出来るとしたら。 可能性に賭けたとしても、ここしかないと思ったのだ*]
(575) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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/* よく喋るようになったものだと( しかしやっていることがまるで熱血村だn
どうしてこうなった。
(-331) 2013/01/18(Fri) 07時頃
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[オスカーの言葉>>530が聞こえれば、ゆっくりと目を閉じる。 少年を死なせたくない。 その想いは変わらぬままではあるが。 それでも、自分の傍に居る事を選んでくれるのならば――…。]
(576) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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………………一緒に居よう、オスカー……。
(577) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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……本当は仕事も、国の事も抜きにして。 お前に、傍に居て欲しかったんだ……。
[ただ、戦火が迫る今となってはそれを望んではいけないと―― そう想い、オスカーをこの宮殿から逃がそうとした。
だが、彼が共に残る事を選んでくれるなら――…。]
(578) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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[腕に手を重ねられれば、ふと表情を綻ばせる。 後ろからオスカーの身体を抱きしめたまま、そっと、耳朶に舌を這わせた。]
…………愛してる。
[甘えるように耳元で呟きながら。 ゆったりとした衣服の下に、ゆっくりと指を這わせた。]
(-332) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 07時半頃
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…任務に選り好みは出来ねぇからな。 それに、それほど嫌だとも思っていなかった。
誰かを殺す訳でもない。 他国に入って、情報を流すだけ そう思っていたからな
結果何人も死ぬって分かってても――…
[直接手を汚さなければ、罪は軽いのだと そんな卑怯な意識もあったのだろう。 それでも、自分は歯車のひとつなのだと そんな思いもあったし、 彼女が国を愛する程ではないが、 自分も国の為、そこに住む者の為に生きたいと思っていた。]
(579) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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っ…おまえ…。
[一人で直接聞きに行くと言う人に、 一瞬驚いたような顔をしたが、直ぐに首を振った。]
駄目だ。 帝国はいくつも窓口を用意するほど寛容でもねぇ。 直接聞きに行くってんなら、 こっちも向こうの疑問に、返す答えが必要だ。
答えに必要なのは、ジッドの内情だけじゃねぇ ジッドの今後について、帝国ときっちり確約ができるほどの… 先頭に立つ物でないと帝国は耳を貸さねぇだろう。
お前が聞きに行くんなら、お前がジッドの代表になる必要がある。 それが無理だってんなら、今の“ジッドの”代表を連れて来い。
[それは王でなくてもいいという意味で。]
どちらかが出来るってんなら。
(580) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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今回の帝国の遠征の代表と、繋ぎを取ってやる。
[そうは言ったが、諜報部と軍は基本的に別物だ。 話が通らない可能性も十二分にある、が。
それでも
それでも、今自分に出来ることは、もうそれ以外他に無い**]
(581) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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/* しかしこれでいいのかとふあんになる
村建てさんが頭抱えてたらすまないな…。
(-333) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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/* わーい怒られた怒られた(*ノノ)
とと、にやにやしている場合じゃない、行って来ます。
(-334) 2013/01/18(Fri) 07時半頃
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/* しっかしこの振りなwwww 戦はあくまでイベントであって、 答えに辿り着く必要はないのよね、この村ね?w
ファラは逃避行だし、ケヴィンやダンに声掛けたらお邪魔だろおおお
どうしようか。 別に 宮殿で 時を待っても かまわない(中身の本音)
(-335) 2013/01/18(Fri) 08時頃
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/* すっごい的を得ていると思うし、ありがたいんだけど
どうしようねたぬけさあああん!!ww 打ち合わせ0ほんとう面白いな(
(-336) 2013/01/18(Fri) 08時頃
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/* いかんいかん誤字ってる 的を得るってなんだ、的を射る。
ああ、ガチすぎてほんとうにふく…。
(-337) 2013/01/18(Fri) 08時頃
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メモに雑談表現入れてしまったorz 反省。
それにしてもみんな物語を動かしていてすごいなぁ。 小鳥には何もないのでただダンさまのお傍で歌うだけです。
(-338) 2013/01/18(Fri) 09時半頃
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[見下ろす肌は緑の洗礼を受けて濃さを増す褐色。 毅然としてなお黒くある瞳に己を映して微笑む。
神具を握る手に指を滑らせ、 身体を折って耳元に唇を近づける。]
今日は、あなたにしてあげたい。
[手を伸ばし、フランシスカが纏う衣の下へ潜り込ませる。 内股を辿り、その奥へ。未だ拓かれぬ場所へと。]
(-339) 2013/01/18(Fri) 10時半頃
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あなたの中に、神を―――
[受け入れて、との囁きは、口付けとともに。]
(-340) 2013/01/18(Fri) 10時半頃
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[折り重なる身体。 カリュクスと情を交わすことが心身の歓びとなっている今、腰の抜き身に触れる手にも募るのは期待であったが──
そこを迂回され、示されるのはいまだ頑な門。
落とされる接吻けと囁きに目を瞠る。]
(-341) 2013/01/18(Fri) 11時頃
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これまでも ── 試して来なかったと思うか。
おまえも先代も神は嘉されたが… オレは欠陥品だ。
[いつもの自信に満ちたフランシスカはそこにはいない。
乗り越えられなかった挫折。 それは、生涯、ひとりで抱えてゆくものだと、諦めている。]
(-342) 2013/01/18(Fri) 11時頃
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[吐露される痛みを抱きしめて、猫のように頬を摺り合わせる。 腰もまた擦れてじわりと熱を生じさせた。]
心配要らない。任せて欲しい。
あなたなら、きっとできる。 まだ、慣れていないだけ。
[指先は、窄まった門の周囲を柔らかく押す。 その間にも空いた手を伸ばし、軟膏を引き寄せた。]
(-343) 2013/01/18(Fri) 11時半頃
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私はあなたを佑けるために来た。 あなたの代わりなどではなく。
信じて、身を任せて。 私があなたを拓くから。
[潤いを纏った手指で下肢を揉みさすり、 水音を立てて首筋を舌で擽る。
意識を別の場所へ向けさせるようにしながら、 中指の先を、秘門へとあてがった。
首筋を甘噛みすると同時に、 細い指の、ほんの先端を門の中心に潜り込ませる。]
(-344) 2013/01/18(Fri) 11時半頃
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[カリュクスの声は穏やかに、それでいて熱を宿し、導く。]
佑けるため ──
[告げられた言葉がふと胸に落ちる。 そう言ったのは自分だ。]
こんな 形で 、
[縺れた糸の先を辿ろうとする意識は、不意に始まった愛撫によって乱される。]
(-345) 2013/01/18(Fri) 12時頃
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[舌先で綴られる快楽の文字。 巧みに躱され、また滑りよる指先のつま弾き。 それは心許したいつもの営みに重なりつつも ──]
ん、 は…
── っ
[不意に、逸る息が異質な鈍痛にくぐもる。
軟膏のベールをまとうカリュクスのしなやかな指が窄まりの奥へと分け入ろうとしていた。]
(-346) 2013/01/18(Fri) 12時頃
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[竦む。 肌が冷える。 突き放したい 恐怖。 けれど、フランシスカは黒髪を揺らして首を振った。]
気の済むように しろ。
おまえになら ── 壊されても…
幸せだ。
(-347) 2013/01/18(Fri) 12時半頃
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[全てを委ねる覚悟を決めて奥歯を食いしばる。
その様は、まだ頑な殻に身を鎧う初夜の乙女さながら。
薄物一枚の下に目覚めを待つ 春。]
(-348) 2013/01/18(Fri) 12時半頃
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/* 初夜の乙女とか男に対して酷い形容詞である。 花嫁ぇ
ところで、ホレーショーが何カ所か地の文でラルフのことを「彼女」と書いておるのだが、まあw であろうよ。
(-349) 2013/01/18(Fri) 12時半頃
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[指先から硬い反応が返ってくる。 窄まろうとする戸口。張りつめる全身の肉。
指先をなかへ忍ばせたまま、穏やかな愛撫を繰り返す。 萎れた柔茎の根本を指先で撫で、双嚢を掌に転がし、 顎の下から首を伝い降りた唇は、鎖骨を吸う。]
ありがとう。委ねてくれて。
あなたと、歓びを、分かち合いたいから―――
[薄い布を押し上げて膨らみ始めた胸の蕾に狙いを定めると、 唇で挟み、布越しに柔らかく揺らした。]
(-350) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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[返ってくる反応ひとつひとつを受け止め、 肯定しながら全身を掻きたてていく。
そうして、身体が緩む隙をついて、 中指をさらに奥へと進めた。]
(-351) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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鳩そういう使い方だったのか。 小道具遣いがうまいな。
(-352) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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−自室−
…先生?
[ダンとレティーシャを送り出そうかと言うタイミングで、シビルがダンに話しかける>>525>>531。 怪訝に窺いこそしたものの、なにごとか口にすることもなく。 ダンがレティーシャに言いつけた言葉>>539に頷き、再び部屋の中へレティーシャを招き入れる]
………素敵な歌声
[待つ間、突然のことに言葉少なくふたたびの針仕事に向かっていると、レティーシャの歌声>>553が耳に入る。 控えめながら、透き通る旋律は部族のもの。 未だ慣れぬのか単語の発音には少し不安定なところがあるものの、奏でられる旋律の美しさと歌声は、一族の歌い手と比べても右に出る者はいないかと思えるほど。 静かに耳を傾けながら、手を動かす]
(582) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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……けほっ…今のは…?
[部屋の外、ダンとシビルが向かった辺りから響く、人の骨が人を殴打する鈍い音>>554。 顔を上げれば、レティーシャも目を丸くして歌声を止めている]
……けほっ…こほっ…
[咳をこぼしながら、瞑目する。 今の音は、ダンかシビルが殴り殴られた音だろう。 ダンは理知的な人物で、感情に任せて人を殴りつけるような人間ではないと知っている。 シビルも、およそ暴力に訴えるような人間だとは思っていなかった。 シビルは、場所を移して会話することを望んだ。と言うことは、自分かレティーシャには聞かせられない何かがあったのだろう。 部屋の外の音に耳を澄ませる。 予想したとおり、争い合うような音は聞こえず、内容こそ聞き取れないものの、再開したらしい話し声が漏れ聞こえてくる]
……けほっ
[おもむろに立ち上がり、長持ちのそば、シビルの持ち込んだ者とは違う、一族の薬箱を開ける。 取り出したのは、鉱山で働く者たちの打ち身や擦り傷に薬効がある一族伝来の塗り薬だ。 ことりと机の上に出し、再び針と布とを手に取った]
(583) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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…レティーシャさん、お二人ならきっとだいじょうぶ、待ちましょう?
[告げて、手を動かし始めた。自分に言い聞かせるように]
…けほっ…けほっこほっ…
[こぼれる咳は、シビルが戻るまでとまらなかったけれど]
[シビルが戻れば、何も言わず、打たれた痕に塗り薬を塗る。それについて、何も問うようなことは、しなかった**]
(584) 2013/01/18(Fri) 13時頃
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[愛しい相手の「分かち合いたい」と望む声に、答えたいと心は疼く。 ぎこちなく背を抱けば、その下でカリュクスは柔らかな愛撫を施し続けた。 手練れた指戯が促し、唇が蕩かす。]
…あ、 ふっ
[乳嘴を挟まれ振りたてられる、初めての感覚に声がうわずる。]
(-353) 2013/01/18(Fri) 13時半頃
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い い…、 それ
[痺れるような 快感。 腰骨が熱く蕩け、弛緩して──]
んは …っ
[カリュクスの指が一段と深くに至るのを感じた。]
(-354) 2013/01/18(Fri) 13時半頃
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[逃げようとした腰の動きがカリュクスの指を締めつける。 それは自ら起こした新たな刺激を呼んだ。
貫かれる違和感、寛げられるどうにもならないもどかしさはまだある。 だが、カリュクスの愛撫との連携は、次第にその境界を滲ませ、すり替えてゆくかのようだった。]
あ… く、
[洩れる息が色づく。]
(-355) 2013/01/18(Fri) 13時半頃
|
|
嫁wwww ×に反応したwww
(-356) 2013/01/18(Fri) 14時頃
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[拙い発音でも、伝わるものはあったらしく>>582、歌いながら笑顔で会釈をする。 もし求められるなら他の歌も、と思っていたら、鈍い音が響いた。
シゼと顔を見合わせる。]
(585) 2013/01/18(Fri) 14時頃
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|
[すぐにでも駆け寄りたくて立ち上がろうとしたのを制される>>584。]
……はい。
[立ち上がるのはそのまま、程なく咳込み始めた姫君の背をシビルが戻るまで擦っていた。]
(586) 2013/01/18(Fri) 14時頃
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|
ペラジーから招いた医師が藪であったという報告は 受けていないが、本人には知らせていないのか。
[ペラジーがシビルに向ける、尊敬に満ちた視線を 思い出しながら、ひたと向かい合う男の顔を見た。
白い頬には殴った痕が鮮やかに浮かんでいる。
己の指の節にはらんだ熱と、性質を同じくしたものが、 そこにもきっと宿っているのだろう]
(587) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
|
|
[手の中で、瑞々しい身体が蕩けていく。 初めて拓かれる処女地は侵入した異物を締めつけ、 押し出そうと蠕動する。
そのさなかに上がる、熱帯びた声。]
きっと気に入る。 あなたは、歓んでくれる。
[中に入れた指をゆるく動かす。 抜き差しするのではなく、円を描くようにほぐしていく。
余分な力が抜けるようにと、他の場所への愛撫も重ねた。]
(-357) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
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|
ここ、好き?
[ますます主張して尖る胸の膨らみを舌先で捏ねる。 男の部分を弄っていた手は、そこを離れて肌の上を漂った。
爪裏を肌に添わせ、産毛を逆立てるほどの軽やかさで愛でる。 全身をつかって擦り寄り、温もりを分かち合う。
潜り込ませた指が優に動くようになるまで、それを続けた。]
(-358) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
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そうであったとして、私は彼女に真実を告げる役目を 引き受けるつもりはない。
本気で手駒として使われる気があるならば、 ──猶予はあまり無いぞ。
[告げるならば早いうちにと、すぐにすぐ拘束するつもりは ないことを言外に伝えながら、親族の少女が待っている はずの部屋に向けてちらと視線を流す]
(588) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
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なお当たり前ではあるが、正式な医師ではない以上── ペラジーに対する不審な薬品の使用等、専門的な医療行為を 施すことを禁じておく。
[指先を顎にあて、考え込みながらこつこつと叩く]
そうだな……トニアには、貴様の監視を命じておこう。
(589) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
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|
……ヤブも10年以上続けてると、それなりに患者の扱い方は解るもんでな。
無碍なことはしていないつもりだ。民間療法レベルだが。 気になるなら、俺の手持ちの薬類を全て確認すればいい。その辺の薬商で合法的に売ってるものばかりだ。
……見知りの薬商に、あとひと手間で出来あがる所まで作って貰って、それを薬紙や油紙に包んで出しているだけ。 それと休養の仕方と食事の仕方の指示。 俺のやってきたのはそれだけだ。
(590) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
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|
……シゼ君には何も言っていない。 今のところは、言うつもりもない。
……あんたは、偽薬という言葉を聞いたことがあるか。 「医者にかかっている」「薬を飲んでいる」──「だからその内治る」 そう思うだけで、人間の体には良い作用がある。
「帝国からきた腕利きの医者」という偽薬で、彼女の病状が改善しているなら、何も言わない方がいいと思う。
……だから、猶予などいらない。
(591) 2013/01/18(Fri) 14時半頃
|
|
[舌が口内にひっかかり、シゼルは顔をしかめる。 鉄錆の味を飲んで、続けた]
トニア君ならばいいだろう。 彼女は口が固い娘に思えるし、シビル君にとってのベストを選択してくれるだろう。
……で。 あんたはどうするんだ?
(592) 2013/01/18(Fri) 15時頃
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|
[カリュクスの囁く声は慈雨のように染み込む。 身の裡の焔を掻きたてるのもまた同じ囁き。
求めながら。 求められながら。]
あっ あ… あ、
[跳ねた腰はかすかに揺れ、指先がカリュクスの背にしがみつく。]
(-359) 2013/01/18(Fri) 15時頃
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|
好き だ、 こんな… に
[衒いながらも、もたらさる快感を素直に伝える言葉。 舌先に玩弄され、爪裏で探られて、ゆるゆると解けゆく身体は熱い流砂となって止めどもなく。]
ん、 はぁ…
[動き出した指に擦られて理性は霞み、明眸は潤む。]
(-360) 2013/01/18(Fri) 15時頃
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|
しかし、シゼ君に何も言わないなら、「なんでヤブをやってるのか」をCOするタイミングがない件。
どこかで回想を突っ込むか……。
(-361) 2013/01/18(Fri) 15時頃
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|
/* 先生!色々混ざって…(
(-362) 2013/01/18(Fri) 15時頃
|
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[崩れていく身体に、自らを投げかけて没入する。 このまま溶け合ってしまいたい。 繋がってしまいたい。
肚の奥から迫り上がる欲望を息と共に吐き出して抑え、 熱い部分を指で掻き回した。
内庭は既に蕩けて絡みつき、 門もまた喘ぐような開閉を繰り返している。]
次、いくよ。
[声を掛け、もう一本の指を送り込む。 指先を曲げ、急所を探りながらなおも拡げていく。]
(-363) 2013/01/18(Fri) 15時半頃
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ここも、いい?
[秘められた場所の奥に潜む、快楽の源泉を、 二本の指先で捏ね、挟み、揺する。 快感を口にする唇を啄み、瞼に接吻け、 吐息を混じり合わせながら、呼吸を計る。
そうして、三本目までをも呑み込ませていった。]
(-364) 2013/01/18(Fri) 15時半頃
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[黙ったまま、自らを藪だと称する目の前の男の これまでの動向を探らせるべく、算段を巡らせる]
偽薬効果──か。
生憎医学には明るくないが、他国へと留学した者から、 土産話として聞いたことが有る。
[片眉を上げて、猶予などいらない>>591等と話す 相手のことを注意深く見詰めた。
偽薬の効用を保つ為に口を噤むのは、ペラジーの 体調を慮ってのことか、それとも]
(593) 2013/01/18(Fri) 15時半頃
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「帝国からきた腕利きの医者」を、故なく 拘束する訳にもいかないな。
出来るだけ効果を長く保たせたいならば、 ギリギリまで隠し通せと。そう言っているのか。
[一瞬、ただ責を逃れたいだけである可能性も過る。
しかしそうであれば、そもそも偽医師であることを 隠し通せば良かったのだ]
(594) 2013/01/18(Fri) 15時半頃
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[「あんたはどうするんだ」と問われれば>>592]
陛下からは「砂漠に身を隠す」よう令が出ている。
だが、私には未だ此処に、為すべき事が残っているようだ。 ジッドに残り、此れから起こるであろう事案に応対する。
……丁度今、捨て置けぬ案件も耳にした所であるしな。
[陛下自身はどうされるのか。それによっても、 己の必要とされる範囲は変わってくるだろうけれど]
(595) 2013/01/18(Fri) 15時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 16時頃
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[襞の奥を指で掻き回され、淫蕩な放埒に堕ちる。
けれど、まさぐる指の数が2本に増えれば、乗り越えたと思った苦しみがまた寄せ返してきた。]
う…、
[無理だ、と喘ぐ息は言葉にならない。]
(-365) 2013/01/18(Fri) 16時頃
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[その間も、カリュクスの指は初めて訪れる場所を丹念に探って、ほどなく秘された官能の果実を見出す。
そこを優しく嬲られれば、直接、触れられていないにもかかわらずフランシスカの雄は張りつめた。 自分がどんな技を施されているかもわからぬまま、爪先を反らせて身震いする。]
…っあ、 いい。 いいっ
[はしたないほどに声は愉悦を含む。 もう限界と思っていたのに、指を3本に増やされても、なお気持ちいいと抱き締める。]
(-366) 2013/01/18(Fri) 16時頃
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レイ ロー…
[糸をひくような接吻け。
解き放ちたい灼熱と、続きを知りたい希求と、 ふたつながらの誘惑が鬩ぎあう。
たぐる吐息はたくまぬままに媚びを含んで、性愛の導き手を見つめた。]
(-367) 2013/01/18(Fri) 16時頃
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/* ギリギリって単語選びはあまり上手くなかったかな。 うーん。
(-368) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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[その後もシビルといくらか言葉を交わしただろうか。
会話を切り上げた後、ペラジーの部屋まで足を運んで、 レティーシャを呼び寄せた]
待たせた。……おいで、レティーシャ。
[ペラジーとシビルには場を辞す挨拶を。
自室へと戻る道すがら、トニアや他の使用人達に 指示を下しておいた]
(596) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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――はい。
[戻ったシビルの頬を見て一瞬息を呑んだが、双方に特に険悪な雰囲気は見られない。 ならば説明があるまでは何も聞くまいと、すぐに表情を戻し、二人に改めて頭を下げた。]
態々迎えに来て下さって、ありがとうございます。
[高い位置にある主を見上げる。 顔を見られるだけで――こんなにも、嬉しい。]
(597) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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出来るだけ長く隠しとおす>>594か。 もしくは、 急いでどこかへやってしまうかだな。
[だが、ダンの言葉を聞く限りでは、後者のつもりは薄そうに感じられた。帝国に尽き返すも、牢屋に放り込むも、彼なら簡単だろうに。 わずか、肩から力を抜く。 覚悟してはいたが、どうやらまだしばらくここに居ることが出来そうだ]
(598) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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……解った。 俺には、砂漠で過ごす知識も技術もない。宮殿内から自力で離れることは出来ない。 何かの計略で必要になったら呼べばいい。
[……自己犠牲なんて、本来は趣味ではないのだ。いつもなら都合のいい言葉で騙しとおして、適度な時期に消えていた。 手駒になって利用されてもいいだなんて、そんなことを自分が言うなんて]
(……全く、晴天の霹靂続きだ)
(599) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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/* これは、居残り組が多くなりそうな感じか? それなら出れば良かったか。 うぅむ、上手く動けんな。
(-369) 2013/01/18(Fri) 16時半頃
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[初めての手技を承けて、砂漠の至宝は華を開く。 抱きしめる掌の熱さに微笑んで、胸を合わせ、唇を交わした。
三本もの指を呑んだ秘唇は掻き回されて塗れた音を立て、 なお求めて歓びの声を上げている。
動かす掌が勃ち上がった灼熱に触れれば、 微笑みとともに、ゆっくりと指を引き抜いた。]
(-370) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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もう、大丈夫。
[潤む黒檀に薄紅を絡め、 身体を引いて、寛げられた足の間に膝をつく。 膝裏を掬い上げて肩に載せれば、 暴かれた秘門が目の前で誘うように開いていた。
側に置かれた神具を手に取り、 たっぷりと膏を塗って潤いを纏わせる。]
(-371) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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息を吐いて。 そう。感じて。
[声を掛けながら、高く晒された生身の剣に手を伸ばし、 指先全てを使って柔々と揉みしだく。
快楽の吐息が零れ、身体が緩めば、 すかさず、緑髄の宝珠を門の裡に差し入れた。]
(-372) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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[礼とともに向けられた視線には、目を細めて応えた。 僅かに口元も綻ぶ。
抱えた荷物は手渡すよう促して、自室に向けて歩を進めた]
(600) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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/* 交渉事は任せて、陣頭指揮をとる方で動くかな。 動きを見て決めようか。
(-373) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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─ 自室 ─
[レティーシャを伴い、自室へと戻れば、警護にと置いていた 使用人達を払う。
歩きながら、手荷物は卓上に置いた。
毛の長い絨毯が敷かれ、幾つものクッションが置かれた 寛ぐためのスペースに手を引いて連れる。
固い抱枕のような形の背もたれがある辺りに腰掛けて、 少女も同様に座るようにと促して。
眼前に座る少女の目を見下ろしながら、暫しの後口を開く]
……サラサが落ちた話は、聞いたか。
(601) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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―ダンの部屋―
[本来ならば、一生入れないような、高級なものが沢山ある部屋。
去る使用人に頭を下げ、ダンの隣に腰かける。]
…………はい。 ここに、帝国軍が向かっている事も。
(602) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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[ダンの後に着いて、シゼの部屋に戻る。 片頬の赤さは、見ていない女性陣にも、何かがあったことを伝えただろうが、2人とも何も言わずに]
……それは?
[ダン達を見送ったら、シゼが薬瓶の様な物を出してきた。 立ち上る香りは、どこかで記憶にある物で。大人しく座って、シゼの柔らかい手が動くのに任せた]
患者に治療されるとはな。
[余計なひと言は、やっぱり言ってしまったけれど]
(603) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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[指が抜き取られ、吹き荒れていた狂乱が引いてゆく。 だが、カリュクスが次の準備に取りかかるのを見れば、ここからが正念場なのだと思い至った。
見慣れているはずの神具が、妖しい光を帯びてそそり立つ。 それを受け入れるのは やはり、怖い。
震えと緊張をみてとったように、カリュクスの声と手が心地よく意識を逸らし、言われるままに力を抜いて──]
(-374) 2013/01/18(Fri) 17時頃
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ぐ っ、
[脊髄が冷たい衝撃に貫かれる。 反射的に身を堅くしたが、ここまで導いてくれたカリュクスを心の支えに、ゆっくりと息を吐いた。
拘束をとかれた質量が、じりと迫り上がる。]
は… あ、
[「感じて」と寄り添うカリュクスの声に鼓舞されて、なおも深く受け入れた。]
(-375) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[充分な位置におさまったのか、神具がフランシスカの中で安定する。
鉱石の冷たさが厭でなくなった。]
神よ──、
ようやく ひとつに なれた。
[痛みはないままに、眦を涙が一筋こぼれる。]
(-376) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[指先を伸ばして、カリュクスの手を求める。
欲望からではなく、愛しさと感謝を伝えたくて。]
(-377) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[こちらを見る主の顔には疲労が浮かんでいる。 こういう時、役に立てない自分が本当にもどかしい。
せめて――邪魔に思われていなければ良いのだけれど。 ただ、邪魔だから出て行けと望まれるのならば従うつもりでいる。
主の決断を聞く緊張で、握った膝上の手が震えた。]
(604) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[頷く。
何から話すべきか、と少しばかり視線を彷徨わせて、 訥々と語りはじめた]
では、合わせて「砂漠に身を隠すように」という令が出たことも 知っているだろう。
健常であれば、既にジッドを出ている者も多く居る。
(605) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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──サラサの現状は、惨憺たるものだ。 ジッドも程なくして、同じように戦火に飲み込まれることに なる。
応戦するつもりである勢も居るようだが、ジッドに残る多くは 戦う力を持たぬ者ばかり。
しかし素直に降伏しようとも、無事保護されるとは限らない。
[つまりはジッドに残りつつけることも危険であるのだと、言外に]
(606) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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……しかし私はジッドに残って、来たる帝国軍への応対に あたるつもりでいる。
[──常ならば。 まずは彼女の「逃げ道」について説明する。
今回であれば、砂漠へと逃げる道、 ファルケンとの関係を絶って国外へと逃亡する道。
選んだ道を補助するとの意志も言い添えて]
(607) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[けれど今回そうはせずに]
……そしてレティーシャも、共に。
[ただ]
傍にあって欲しいと、思う。
[己の希望だけを伝えた]
(608) 2013/01/18(Fri) 17時半頃
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[指と違い、硬く太い神具を押し込めば、強い抵抗に阻まれる。
身体の自然な反応を意志の元に制御し、 受け入れようとするフランシスカをしっかり見つめながら、 解けていく緊張に合わせ、神具をなおも奥へ進めた。
深々と呑み込まれた鉱石の柄を撫で、 持ち上げた両足を解放して、手を伸ばす。]
おめでとう。
ほんとうに、よかった―――。
[強く抱きしめて、祝福する。]
(-378) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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[しばらく抱きしめあい、喜びを分かち合った後、 ゆっくりと自らの腰を動かす。 欲望を目覚めさせるように。]
さあ。仕上げをしよう。
[声を掛けて、再び神具に手を掛けた。]
(-379) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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[深く呑み込まれた神具をゆっくり動かし、捻る。 慣れない身体を労りながら、慎重に引き戻す。
宝玉の先が、快楽の眠る場所に触れるよう 深さと角度を調整して、尚も上下に揺らした。]
神と、あなたに、悦びを。
[宣言するように囁いて、開かれた足の間に顔を埋め、 熱を集めて立つ柱に唇を寄せる。
横から根本をくわえ、舌を這わせながら登り、 先端をすっぽりと口に含んだ。]
(-380) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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[口にしてから、一瞬でも少女の瞳が陰るのを見たくはなくて、 瞼を伏せる。返答を待つ間が、悠久にも感じられた]
(609) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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[やがて室内に主の声が響く。
主が残るという決断は、予想出来た事だった。 王不在の宮殿を束ねるに相応しく、きっと戦う力もある。
だからこそ、客人の存在は邪魔だと思っていたけれど。]
(610) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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――――お傍、に。
[出逢った時から、常に選択肢を示してきた主だった。 その主が。]
……はい。
[瞳を伏せた様子に、主の心中が見えて。
膝の拳を解き、褐色の頬に触れる。 何度もそうして貰ったように、互いの額をつけた。]
(611) 2013/01/18(Fri) 18時頃
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はい。
[息がかかる程の距離で目を合わせる。]
わたしも、お傍にいたいです。
[さいごまで、共に。]
――……愛しています。
(612) 2013/01/18(Fri) 18時半頃
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うあああ゛あ゛ やば 涙、が
嬉しいようおうおう(号泣)
(-381) 2013/01/18(Fri) 18時半頃
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[カリュクスの肌の温もりに触れれば、ふたたび吐息は蕩けた。 同じこの場所で酷な扱いしたフランシスカを許し、あまつさえ事祝いでくれる白い魂。
目を閉じて幸せにたゆたう。]
(-382) 2013/01/18(Fri) 18時半頃
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[無垢で、そして淫蕩な「妹」は、そこで終わりとせず、儀式を再開した。
最初に指で馴らしていったように、時間をかけてフランシスカの内側を神具で満たしてゆく。]
く…っ ん、 あ、 いい… そ こ …!
[エメラルドの突出に、先に暴かれた性感の在処を揺さぶられ、切れ切れにあがった官能の声は、充溢した雄を舐められて無声の喘ぎに跳ね上がる。]
(-383) 2013/01/18(Fri) 18時半頃
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な、 に、 して…
[潤む眼差しを向ければ、寛げられた足の間に見える光景は途方もなく淫糜だった。 褐色の柱を這い上がる赤い舌は軟体生物のようにひらめき、頂をぐるりと旋回してとろめき、呑み込む。]
こんな… の、 あぁ、
すご… い、感じ る
[惑いながら求めて腰が震える。 カリュクスを慮り、激しく動かさないようにと思いながらも、突き上げる動きは次第に容赦のないものになってゆく。 意識が眩く覆われる。 征服される。]
(-384) 2013/01/18(Fri) 18時半頃
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[跳ね上がる声音と素直に快楽を示す言葉に、 薄紅は嬉しげに細められる。
突き上げられる雄を唇に受け止め、 なおも舌を絡めて深く吸い込み、浅く縊れを舐り、 どれほど淫猥な娼婦も敵わぬほどの技を尽くす。]
ん、 ふ、 ぅ …
[唇の隙間から零れるのは、煽られて蕩けた声。 神具を動かし、口での奉仕をしながら 肌は緑の空気を通してもわかるほどに紅潮している。]
(-385) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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[どれだけ激しく突かれても、歯にも当てず包み込み、 さらに先を促すように空いた手で双嚢を揉み転がす。]
… ほし、い ―――
[僅かな間唇を離して視線を交わし、 再びくわえ込んで啜り上げた。]
(-386) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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[頬を額に触れる温もり。
耳に届く、やわらかな返答に誘われて瞼を開けば、 常に水気を含んでいるような蒼がこちらを見ていて。
頬に添えられた手に、ダンも掌を重ねる。
緩く息をつき、眦を和らげた]
――――有難う。
(613) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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[レティーシャの身を抱き寄せて、背に腕を回した。
吐息が触れるほどの距離で、潜めた声を耳元に吹き込む]
(614) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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愛している、……レティーシャ。
(-387) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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[耳朶に唇を触れさせて、もう一度]
──……愛している。
(-388) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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[深く掻き回される重い疼き、吸いあげられる熱い耽溺。 カリュクスの施す技のひとつひとつが刻まれる華となって香り立つ。
犯されながら男を刺激する官能は鮮烈に肉体を翻弄し、 「ほしい」と 囁く声は谺にも似る。]
… ぜん ぶ、 干し て
[掠れた息で投げかける。]
(-389) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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いくよ 、
も 、 いく …っ !!
[カリュクスの頭を抱え込むように、滾る想いを迸らせる。]
(-390) 2013/01/18(Fri) 19時頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 19時頃
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ん、 ん……っ!
[太く脈打つ官能を口に含んだまま、 呼びかける声に応えて息を零す。
引き寄せる強さに抗わず、 唇でなお駆り立てるように弾みをつける。
震える雄。張りつめる力。 弾け迸る熱い想いを、喉の奥で受け止めた。]
(-391) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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[溢れる白濁を一滴も零さずに受け、 喉を鳴らして呑み込む。
吐き出し終えた先端を吸い、 縊れや襞に溜まったものまでをも舌先で拭ったあと、 上目に黒檀を見つめながらゆっくりと唇を離した。]
良かった、よ。
[微笑みながら、神具をも抜いて丁寧に拭う。 そうして腕を伸ばし、抱擁を求めた。]
良かった。 とても …
(-392) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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[猛る雄を銜えたまま諾うカリュクスになおも煽られ、頂に押し上げられる。]
…── っ 、
[翔んで、 しばし放心して ]
(-393) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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[なされるままになっていたけれど。]
…飲んだっ?!
[毒にならないかと、驚いて起き上がる。]
(-394) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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[説明を受ければ、ほっと安心して、カリュクスを抱擁しかえした。 優しく、肉親のように。]
本当に、感謝する。
おまえのおかげで、オレは「花嫁」としての務めを果たすことができた。
(-395) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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それに──
その、 口でされる のも …、 …、
気持ち よかった。
[照れに照れて、ようやく口にする。]
(-396) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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でも、 これ──
[相変わらず隆々たる神具と異なり、すっかり安息してしまった股間に視線を落とせば苦笑。]
おまえにしてやれるようになるまで
ちょっと。 かかる。
(-397) 2013/01/18(Fri) 19時半頃
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/* エピ入りが24時ではなくて23時なことを思い出した (←
あと3時間で飯風呂込みでサラサ陥落まで、いけるかっ
(-398) 2013/01/18(Fri) 20時頃
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/* あー、飯風呂はエログじゃなくてリアルでな。
アルジェリアでのニュースに、異国人問題は過去の話でもないと思い知る今日この頃。
(-399) 2013/01/18(Fri) 20時頃
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……っ。
[反論の言葉を探すが、見付からずに。]
…あなたの言う通り、相応の立場でなければ通らないだろう。 かといって、敵陣真っ只中に、思いつきなどで 陛下や国王代理を引っ張り出すわけにもゆかない。
[激情に引き摺られて、己の分と、 真に成すべきことを見失いそうになった浅慮を恥じた。 思考力が落ちているのが良く分かる。]
(615) 2013/01/18(Fri) 20時頃
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|
…… 一族を守り、砂漠に逃れた民を取り纏める。 あなたのしたことは、 ……今は、誰の耳にも入れない。 私の中だけに留めておく。
[少しの沈黙を挟めば、声は湖面のように静かだった。 まだ、心のどこかが麻痺しているのかも知れない。 祖国が危機に瀕している一因を目の前にしているというのに。 真実の吐露にも、後悔や嫌悪が浮かぶことなく、]
その代わり、何処にも行かせない。
[ただ、かなしい。
目蓋の裏に香染を隠し、長く息を吐いた。]
(616) 2013/01/18(Fri) 20時頃
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|
[部屋には二人だけしかいないのに、密やかに運ばれる声。
鼓膜を震わせる甘い音色に、背筋にぞくりと快感が走り身震いする。 はふ、と漏れた熱い吐息が肩口に掛かった。]
ダン、 さ ま………
[呼ぶ声は甘えるように高く。]
(-400) 2013/01/18(Fri) 20時半頃
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/* 帰ってきたらおっと…。
逃げる気満々だったというのに(
(-401) 2013/01/18(Fri) 21時頃
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[暫くは余韻に漂っていたらしいフランシスカが、 ふいに跳ね起きてこちらを見る。
精を飲んだことを心配するらしき顔に、 微笑んで首を振った。]
心配ない。 命の源だ。害にはならないよ。
[安堵の顔をする彼の腕に抱きしめられ、 心安らいで肩に頭を預ける。]
(-402) 2013/01/18(Fri) 21時頃
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|
[勤めを果たした感謝を言い、口嘴の技への感想を告げた唇へ 親愛をもって接吻づける。]
―――なら、またしよう。 あなたが歓んでくれるのなら、何度でも。
[唇を吸い、果てる間際の動きを再現して、 悪戯っぽく微笑む。]
(-403) 2013/01/18(Fri) 21時頃
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|
[苦笑するフランシスカを見れば、笑みは大きくなった。]
なら、今日は逆にしよう。
わたしも、あなたに―――したい。
[褐色の手を撮って、自分の下肢へと導く。 痛いほどに張りつめているそれを示した。]
(-404) 2013/01/18(Fri) 21時頃
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|
─ シゼの部屋 ─
……。
……いざという時は、俺にもやれることがあるかもしれないと、ダン殿下に言って来た。 だから、
もしかしたら、突然俺がいなくなるかもしれないが、別に気にするな。 もともと、居ないはずだった人間だ。
(617) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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[彼女を犬死させるわけにはいかないと、 行かせるならば必要な条件には首を振られる。]
わかった。…保障はねぇもんな。
[信用に足りぬと言われたようで、口端上げて寂しげに笑った。 当然の事が、胸に深く刺さって痛む。]
(618) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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……っ。
[黙ると言われると言葉に詰まった。]
ファルケンにとっての重罪人を、 突き出すんじゃねぇのか。
[自分は失敗したのだから、その覚悟はとうに在る。 自分から何もかも吐露してしまった。諜報部にも戻れない。
寄るべき所を失って、酷く不安定な中 それでも何処にも行かせないと言われて、 困惑したように見下ろし返す。
許して欲しいとも言えずに、 悲しげに目を伏せた人を見つめていた。]
(619) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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/* まだ肝心な事が何もあれでそれなのよね俺らって。 ぐぐ。
(-405) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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/* >>618 ふ。
あなたとのお話>>>NPCとのお話 だっただけでs
(-406) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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|
それ、 な… うわー
[達した瞬間の様相を演じられ、恥ずかしくなってカリュクスをその場に押し倒す。
からかう笑顔に堪らなくなって接吻けした。]
(-408) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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地球最後の日を見てるけど、面白いな。
「2つの文明が接触した時に何が起こるかは、歴史が教えてくれる。劣った方が滅ぼされるか従属される」
このせりふが、この村にも言えるな。
(-407) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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|
[慎ましやかな女物の衣服の下の腰の昂り。 求める声音に唾を飲む。
いつもなら酷く責めたてられることを望むカリュクスが、それを抑えて導いてくれたこと。
そして、充分に準備の整った今ならば、カリュクスの望む「逆」を叶えられるという自負と、これまでは手で解放してやっていたカリュクスの精が自分の中に注がれることへの興味と。
なによりも、ぬくもりを交わせる逢瀬の歓び。]
(-409) 2013/01/18(Fri) 21時半頃
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したい ──
おまえが、ほしい。
[手をとって、指先をチロリと舐めた。]
(-410) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[籠城に備え、点検の為にと砲台へと向かう。 櫓の上に立ち、サラサの方面へと視線を向ける。 目を細めれば、いまだ僅かに煙が燻っているような気がして。 苦々しい表情を浮かべ、小さく、息を吐いた。]
………………ん?
[視界の隅に違和を感じ、目を凝らす。 砂埃に隠れて朧気に蠢く影を認めれば、無言のままで階段を急ぎ下りた。]
(620) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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少し、見回りに行ってくる。
[そう言い残せば、厩舎へと向かってラブラドル――若い黒馬に跨る。 宮殿を出て、影の見えた場所へと馬を走らせる。 多量の砂を巻き上げながら、目的の地へと辿り着けば。 見慣れぬ意匠の鉄を纏った姿に、スッと目を細めた。]
……帝国の斥候か?
[馬上でスラリと曲刀を抜き、冷ややかな声を放つ。 相手が有無を言わさず銃を構えるのを見れば、馬の腹を蹴り砂埃を上げながら宙を舞った。]
(621) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[砂漠にそぐわぬ銃声が響く。 鉛の弾はラブラドルの軌道の下を過ぎり、若馬は華麗に砂地へと着地した。 だが――――。]
チッ、面倒な――…。
[未だジッドに残る者の方針は、纏まってはいない。 徹底抗戦を主張する者も居れば、話し合いに持ち込めないかという者も居る。 斥候を切り捨てるのは簡単だが、その命を奪うのは憚られ。
馬上から振り下ろす刃に、一瞬、迷いが生じた。]
(622) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[再び、銃声が鳴り響く。 衝撃を脇腹に受け、バランスを崩しながらも、鉄めがけて曲刀を薙いだ。]
くっ……。
[ポタリ――砂地に赤い雫が垂れる。 脇腹から血が吹き零れるのにも構わず、衝撃に呻いている斥候を取り押さえ、手綱を外してその両手を後ろ手に縛った。]
すまんな……。 暫し、付き合って貰うぞ。
[そう声をかけ、捕えた斥候を馬に乗せれば。 脇腹を押さえながらも、ジッドへと急ぎ馬を走らせた。]
(623) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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少しこいつを見張っていてくれ。
[宮殿の警護にあたっていた武装した兵士達に、一時捕虜の身を預け。 なるべく怪我を気取られぬよう、自室へと向かう。 最も、歩いた後に血が滴るのは隠しようもなかったが。]
(624) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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―― 自室 ――
オスカー、すまない。 少し、手伝ってくれ……。
[部屋へと戻れば、オスカーの姿を探し、声をかけた。]
(625) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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少し……ドジをした。 包帯を強めに巻いて貰ってもいいか。
[鉛の弾を受けた脇腹からは、いまだ血が吹き零れていた。 せめて出血を抑え、何事も無かったように皆の前に出れるようには、と。
僅かに足元をふらつかせながらも、痛みを堪え、きつく唇を噛みしめた。]
ひとまずは、捕虜をどうするか、今後の事も含めて話をつけなければいけないからな。 今、のんびりしている訳にはいかないんだ……。
[いい加減なように見えても、一国の王族としての責任は、それなりに持ち合わせている。 幾分色味の悪くなった顔に、苦笑いを浮かべた。]
(-411) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[部屋を出れば、何事も無かったかのように、先ほど斥候を預けた兵士の元へ。]
こいつの処遇は、俺が兄者に相談してみよう。
[兵士に声をかけ、斥候を共に連れてきてくれるよう頼み、ダンの元へ。 本格的に抗戦するのか、それとも他の手を選ぶのか。 それにより、捕虜への対処は全く異なってくる。 確か年長者でもある兄がジッドに残っていた筈と、その元へと向かった。]
(626) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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―― ダンの部屋 ――
兄者、いるか。 帝国の斥候兵を捕まえて、な。 ちょっと、相談したい。
[表向きはいつもと何ら変わらぬ悠然たる様で、部屋の外から声をかけた。]
(627) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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……はい、一緒に。 どこまでも。
[あるじの言葉>>577>>578にはっきりと返事をかえす。 もちろん不安がないわけではない。 それはおそらく、この国にいるすべての人に共通する感情だろう。 でも、だからこそ、意識してへ他へ目を向ける]
――全部終わって落ち着いたら、またオアシスに連れて行ってください。 仕事も、国も抜きで……。
[今はともに生き残ることだけを考えたかった。 そのためにしなければならないことはいくらでもあるだろう]
(628) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[照れた声を上げるフランシスカに押し倒され、 声に出して笑い、接吻に身を捩る。
こうしてじゃれ合えるのも、 彼の心の重荷が取れた証と思えば、誇らしく愛おしい。]
(-412) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[「逆」を言い出せば、フランシスカの瞳に興味と歓びが走る。 もとめた声音が谺となって返ってきて、 受けた自分の心をさらに疼かせた。]
……たまらない。
いますぐ、したい。
[指先を撫でた舌の温かさに呻き、焦れた言葉を口走る。 神域ではできないとわかっていても、 今すぐに押し倒したい衝動に駆られた。
実行に移しかねない身体を押さえて、立ち上がる。]
(-413) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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いこう。 はやく。
[手を繋ぎ、いつもの褥へと誘う。]
(-414) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[寂しげな笑みには、首を横に振る。]
無茶な提案に繋ぎを取っても良いと言ってくれたことには感謝している。 私だけなら、と思っていたけれども……
[陛下の秘密裏に進められる話ではなかった。 どうにかして事情を上へと通す方法も考えてはみたが、 必ず問い質されるだろう情報の出所を答えることは、きっと自分には出来ない。]
(629) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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……戦が終われば明るみに出ること。 けれど、今、あなたの命が奪われるのは、 …嫌だ。
[再び瞳がホレーショーを捉えた時には、 そこに深い憂いの影は見えない。]
(630) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[彼と出会い、ジッドに引き入れたのは他ならぬ自分であり、 ファルケンが勝利すれば、きっと処断は免れない。 そして一族としても―――ただでは済まないことも分かっている。
国に背くことになっても、掟を破っても、 それでも、これは]
後戻りできないのは、一緒だから。 それなら、あなたといきたい。
[最初で最後の我儘だ。]
(631) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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速やかにサラサの占領を終えた諸外国の軍は、
既にサラサを発ち、ジッドへと進軍している。
その上空をひとつの影が飛び過ぎていった。
「片翼の鷹が飛んでいるのを見た」と証言する者は、
外国の兵にも、部族の民にも数多くいた。
(#0) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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…
[首元のショールに手を伸ばすが、 もう、白い肌を隠すことはしなかった。]
私は、あなたのことが――…
(-415) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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/* むむ、連れてけば良かったかなー。 でもそれをやると恩人も困るような気が。
こういうのは毎回悩むな。
(-416) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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おまえの望みを すべて叶えたい──
[与え、与えられ、共に愉しむ時間。 カリュクスがどんな過去を体験してきたか、フランシスカがどんな文化を背負ってきたか、そんなことは関係なく、そこには求めあう情愛があり、それが真実。
そして、時の砂は流れゆく。]
(-417) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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─ 離散へ ─
[出征して行った者たちから、「部族」という概念をはるかに凌駕する数の外国の軍勢と、轟音とともにラクダも人も薙ぎ倒す新兵器の報告が届けられた。
それは焚き火の傍で聞く昔語りの魔法のように現実感がなかったが、逃げ帰った部族民の疲労と恐怖は偽わりなく本物だった。
やがて、サラサ陥落の知らせがもたらされる。 敵は真っすぐにこのジッドを目指して進軍中だと。
アルフレッド王は砂漠への潜伏──事実上の退却を決意した。]
(632) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[フランシスカは礼拝所でそれを聞く。]
命令には従う。
[カリュクスを傍らに呼び寄せて告げた。]
(633) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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/* 連投終わったと思ったら(*ノノ)
(-418) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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だが、神の花嫁たるオレがジッドを離れるのは、砂漠に生きることを決めた民がすべて去った後だ。
心得ておいてくれ。
(634) 2013/01/18(Fri) 22時頃
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[ジッドの各所を訪問し、つつがなく撤退が行われるよう、神職にできる範囲で差配する。]
太陽は厳しい師のようなもの。
汝には祖霊と守り神がついている。
── 頭をあげてゆけ。
(635) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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/* 実際翼が片方だけで飛べるのだろうか。 素朴な疑問。
(-419) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 22時半頃
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― 礼拝所にて ―
[フランシスカと共に、サラサが陥ちたという報せを聞いた時、 さほどの驚きは無かった。
フランシスカが、ここに残るという選択をしたことにも。]
あなたの側に。
「愛妾」たる身が「花嫁」より先に去るわけにもいきません。
[静かに微笑んで、彼の選択を受け入れる。]
(636) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[誰かか作ったのだろう聞き覚えのない歌>>553を耳にして、しばし耳を傾ける。
離散の悲しみを歌うではなく、挫けぬ力を言祝ぐ歌。
それは人から人へ広まる光。]
(637) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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――ケヴィンの部屋――
[宮殿に残されたものや近隣からかき集めることのできた物品をひとつひとつ紙に記していく。 これらのものが何日分の食料になるのか、それをはかるのは料理ができる人に任せればいい。 その前に残りの数を確認して、記録を残していかなければ長期戦には耐えられないだろう。
宮殿内を巡って一つ一つ記録を残し、再び部屋に戻ったのはケヴィンが姿を見せる少し前のことだった。 見回りから戻ったその声だけで、常とは様子が違うことに気づいて駆け寄った]
(638) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[ちいさな身体を大きな両腕が包む>>614。 このまま、すべて主のものになりたいと――ただ一度だけでもと言いかけた唇が止まる。]
……お呼びのようですね。
[隣の執務室に呼びかけるケヴィンの声>>627。 熱を逃がすように溜息を吐いて、身体を離した。]
(639) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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……なにやってるんですか! なんで、こんな……。
[問い詰める暇などない。震えておびえている余裕などない。 大きな声を出すことで自分を叱咤し身体を動かした。 服をめくって傷口を確認すると同時に箱の中から包帯をとりだす。 傷口の手前に折りたたんだ布を当て、その上からきつく包帯を巻くことで止血を行った。
それでも本当ならば安静にしてもらいたいような怪我なのだ。 それなのに、すぐにでも部屋を飛び出そうとする姿に自分の無力さを思い知らされる]
(640) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
[そろりと傷口に舌を這わせる。 じわりと滲む赤も次第に消えていき、やっと大丈夫だろうと震える手を離した]
未来を手に入れるためなのだから、単独行動も必要だとわかっています。 [それが最善だと思うから止めることはないし、自分にできる仕事につとめるのみ]
――…でも、ともに在ることのできない未来などいりません。 あなたの命が、僕の命を繋ぎとめているのだということだけ忘れないでください。
[離れたくはない。常にそばにいたい。 こんな時だからこそ溢れて膨らむ思いに押しつぶされそうになりながらも、ケヴィンの道をふさぐようなことはしない]
(-420) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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僕に生きててほしいなら、かならず戻ってきてください。 ……気を付けて。
[ケヴィンのいない世界では生きられないのだと暗に告げると、背伸びをして唇をどうしを触れさせてから送り出した]
(-421) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[低く笑ってから、耳のくぼみをちらと舐めた]
お前の声は、言葉を紡がずとも雄弁に物を語るな。
……蠍の毒は、既に抜けたのだったか。
(-422) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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─ 自室 ─
[扉の外から響いてきた聞き覚えのある声に、顔を上げる。
先程の甘たるい空気は霧散し、張り詰めた表情が戻った。
背筋を伸ばし、出入り口の気配を伺った後、レティーシャを ひと撫でして立ち上がり]
ああ、居る。
[大股で出入り口まで歩み寄り、招くように扉を開いた]
(641) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
|
|
……帝国の斥候兵を?
ふむ。末端であれば、有力な情報を得るには 足りないだろうか。
[ケヴィンの相談したいという言葉>>627には、 構わないという風に頷く。
込み入った話しならば奥へ、と視線で促した]
(642) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[仄かに漂ったのは鉄さびの匂い。
微かに眉をひそめて弟を見る]
……捕虜を手ずから捕まえたのか。
(643) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[フランシスカについて各所を回り、 部族の民を励まし、撤退の支援を行う彼を補佐する。
途中、立ち止まった彼を見つめて同じ歌に耳を傾け、 薄紅を柔らかく細めた。]
良い歌ですね。 歌は、ひとの心を強くする。
[歌い始めたのは誰かは知らねど、 心に残るその旋律を口ずさみながら歩き出す。]
(644) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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−自室−
けほっ…あり、がとう…こほっ…
[自室にて待つ間、レティーシャが背を擦っていてくれた>>586。気持ちは楽になり、感謝は笑顔とともに告げることができたけれど、それでも咳は収まらない。 しばらくの後、ダンとシビルが連れ立って戻ってきた]
けほっ…かふっ また、いらして、くださいね
[シビルの頬を見てひときわ咳が大きくなったけれど、部屋を辞するダンとレティーシャ>>596>>597に、見送りの言葉で応じる]
(645) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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親方 ダンは、メモを貼った。
2013/01/18(Fri) 22時半頃
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オスカー……。
[傷口に舌が触れれば、ゾクリ――…と、全身を震わせるような刺激がこみ上げる。 その感覚と痛みとに目を細めながら、そっとオスカーの髪を撫でた。]
心配かけて、すまない……。 大丈夫だ。こんな事で易々やられたりはしない。
[痛みを覚えながらも、その面に浮かぶのは、柔らかな笑顔。]
お前が残るなら、最後まで守ってやらなければ、な。 お前の為にも、生きるとしよう――…。
(-423) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[オスカーの言葉を聞けば、涙を堪える為に、唇を噛みしめる。 僅かに目の端を光らせながら、傷に触れぬようにしながらも、オスカーの身体をそっと抱き寄せた。]
あぁ――…。 やっと、手に入れたんだ。 もう、離しはしない……。
[唇に触れられれば、目を細め。 此方からも、そっと額に口付けた。]
大丈夫、兄者のところに行ってくるだけだ。 少し、待っててくれ。
[そう言い残し、部屋を後にした。]
(-424) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
|
|
けほっ… 打ち身と擦り傷のお薬です 鉱山では、そういった怪我が、多いですから だいたい誰の部屋にも置いてあるんです
[自分の部屋においてある分を使ったのは、もうずいぶん久しぶりのことだけれど、と、苦笑いのような、自嘲のような、苦いものが混じった笑みを浮かべて。 シビルの顔>>603を間近に覗き込むようにしながら、赤く染まった頬に薬を塗りこんでゆく]
私が患者なら先生は怪我人です 治療はきちんと受けてくださいね
[そんなことは、言うまでもなくシビルは塗り薬を塗らせてくれているのだけれど。 冗談めかせた笑みとともに、言葉を返した]
(646) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
………
[塗り薬にふたをして、片付けながら、シビルの言葉>>617を聞いた。手が止まったのは、一瞬]
いなくならないでください しんでしまいます
[うつむいたまま、言葉を紡いだ表情は、フードに覆い隠され、悟られなかっただろう。 顔を上げたときには、眉根を寄せたいつもの笑顔で]
けほっ…こほっ… すみません、冗談です…っ…こほっ 分かって、いたこと、ですから… 先生には、なすべき、ことが…っけほっ!こほっ!かふっ!
[ひときわ強い発作に襲われ、言葉を継ぐことはできなかった。―――レティーシャが去り際告げた言葉が、脳裏を、よぎった]
(647) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
[引き留める術を持たぬままにケヴィンの後ろ姿を見送った。 今は自分にできることをしなければと自身に言い聞かせ強く頷いたとき、部屋まで点々と残されている血痕に気づいた。
緊急時なのだから多少の汚れは仕方がない。 そのうちけが人も増えていくのかもしれない。 それでも、指揮をとる人物が怪我を負っていると思われるのは得策ではないだろう。 味方に不安を与えるわけにも、敵に付け入る隙を与えるためにもいかないのだから]
せめて、誰の血かわからないようにしなくちゃ。
[部屋に入る血痕を逆にたどりながらその痕を拭き取ることにした]
(648) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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…や…こほっ ……いや…で、す…こほっかふっ! ひゅぅっ…私……わた、し……!
[途切れ途切れに、言葉を紡ごうとするも、うまくいかないままに]
(649) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
[砂漠へと民を率いてゆくというラルフを祝福し、 そして、戦わぬ者たちを束ねるペラジーが、戦う者たちを導くケヴィンが、ダンまでもがジッドに残ることを聞けば挨拶に向かった。
彼らの傍らに、それぞれが縁をもつ異邦人が寄り添うのを、得心の面持ちで見やる。]
翻意を促すことはしない。 厳しい道でも、信じるものがあればいい。
今はただ 岐路をゆくだけ。
愛に満たされてあれ。
[「神の花嫁」よりの贈る言葉。]
(650) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
[見送るべき者を見送り、別れを告げたい相手と語って礼拝所へ戻ると、神域へと続く扉を岩と砂で封鎖した。]
これでいい。
(651) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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/* おお。 フランシスカが纏めに入っている。 格好良いな。
(-425) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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ここに残る者は見定めた。
自ら望んで去るのは我々が最後になろう。
[持ち出す荷物は多くない。 砂漠を生き延びるのに必要なもの、それとひと張の弓と矢を馬に乗せる。 カリュクスも自分とともに鞍に乗せるつもりだ。 毛皮で巻いてやろうか、と軽口をたたく。]
(652) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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――――……は、 ……ぃ。
[耳元を熱源として、全身に甘い痺れが流れてゆく。 想いを見透かした主の言葉を受け、恥じらいにますます頬を染めた。]
(-426) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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[訪問を許す声>>641と開かれた扉に安堵し、部屋の中へと向かう。 部屋の中にレティーシャが共に居る事>>639に気付けば、悪戯っぽく笑った。]
これはこれは、邪魔をしたかな。 急ぎの話だったから、すまないな。
[そう声をかけつつ。 ダンの言葉>>642には苦々しく頷いた。]
(653) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
抗戦するならば迷わず始末するところだが……。 もし話をするようならば、生かしておいた方がいいだろう。 そういった部分も含めて、な。
[奥へと促されれば、それに付き従うが。 足を出せばズキリと脇腹が痛み、一瞬、顔を顰めた。]
(654) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
[続く言葉>>643を耳にすれば、軽く肩を竦める。 幼い頃からよく知られている相手だ。 すぐにでも、見透かされてしまいそうだな――…と過ぎれば、苦笑いが零れた。]
あぁ。櫓に上がってる時に見つけたもんで、な。
(655) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
|
|
こうして鞍に跨がると、 少しばかり尻が痛い。 楽しみすぎたか。
[苦笑に混ぜて、カリュクスの耳朶に鼻を擦りつける。]
(-427) 2013/01/18(Fri) 22時半頃
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|
―砂漠― いや、私にもできることは限られている。すべてを叶えることはできない。そう強く実感しているよ。
[縋るような気持ちを抱かせてしまうファラ>>489をみて、力なく苦笑してみせる。 例え引き合わせることはできても、ただの善意など望めるはずもないしあくまで帝国の中の一国分でしかないのだ 砂漠の道を、更に荷物も人も増やしていく馬での進み具合は決して速いことなどはない。 だが時折、砂山を登って遠目より帝国軍を探すようにして、一つの、母国の旗印を探していく]
(656) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
……言っても良かったのにな。
[あの王なり王弟らに自分を突き出して伝えるべきだったのにと。 恩人がそれをしない理由は、見えそうで見えていない。 この腕から逃げない人に、淡い期待と、それよりずっと大きな諦めが胸に内在していたが。]
(657) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[今出なく後で、逃さずに 突き出されるのだろうと思っていた。 彼女にはその権利が十二分にある。 そうすれば自分を招きいれた罪は 不問とはいわずとも軽くなるだろうとも。
なのに憂いなく澱みなく、 死なせたくないと真っ直ぐに見つめてくる。
綺麗だと、思いは音にならずに。
思えば初めから、そんな風に見つめられていたなと、 砂漠の出会いが今は懐かしくも遠い。]
(658) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
―――…
[我侭の後に、
囁く声が聞こえた。]
(659) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
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イザナ……
[彼女の名だけを呼んだのは、 おそらくこれが初めてだった。
名を呼ばないことで、 ずっとどこかで線を引いていたのだから。]
(660) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
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/* 第4イベントわずか1時間。 前回もそんな感じだった気がする最終日。
この後、敵に夜襲かける案もあったんだけどさすがに時間が足りんな。@10分
あと馬上Hも (←
(-428) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[>>647小さな手が塗り薬を片づけるのを見ながら]
……俺がいなくなったくらいでは、死にはしないさ。 俺は君に何もしてあげられていない。
[今までも。これからも。 ……自嘲の笑みをこぼした]
(661) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[奥へと通されれば、身体に溜まった痛みを吐き出すかのように、ふぅ……と息を吐いた。 静かに呼吸を整えながら、一言。]
……こうして、斥候まで出ている。 本体も、すぐ近くまで来ているのだろうな……。
[言うまでも無いことだろうが。 改めて、指示を仰ごうと、兄の目を見つめた。]
(662) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
…………兄者は、ここに残っていていいのか――?
[暗に、レティーシャの事を気遣いながら。 声を潜めて問うた。]
(-429) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[為すべきことを終え、砂漠へ出るフランシスカを見習って、 自分もまた準備を整える。
といっても、ほとんどの準備はフランシスカが済ませている。 自分が用意したのは、十分な大きさの厚手の毛織物だけ。]
また、抱いていってくれるのか?
[軽口を言う相手の腰を軽く叩き、行こうと促す。]
(663) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
……おい、大丈夫か?
[いつもより強く激しい咳を見て立ちあがり、傍へ寄る。 その背をあやすように撫でて]
喋らなくていい、後で聞くから。 ……薬湯を入れるか?
(664) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[何もかもが偽りで塗り固められた自分の奥底に 届いたのは彼女の真っ直ぐな眼差しと、暖かな手。]
ああ俺も イザナの事が
今までの俺を、全てを捨てられるくらいに
好きで仕方がねぇ……
(-430) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[緩めた腕を、また強める。 片方の手は、ショールを持つ手に重ねて握った。]
だから、すまなかった。 嘘をついたことも、 お前の大切な物を、全部壊してしまう事も…
それでもまだ、俺を許してくれるのなら…
(-432) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
[力の抜けていた身体を鼓舞して立ち上がり、来客>>653に礼をする。
血の匂いは此方まで届いていて、折檻を受けた記憶のフラッシュバックに顔を顰めて相手から視線を外した。
問題があるようならば、部屋の外に出るつもりで戸口へ立つ。]
(665) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
/* あ。誤字ってら。 ×本体 ○本隊
まぁ、たいした誤字じゃないからいいかw
(-431) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
ああ。それは大変だ。 あとでどうなっているか、触って確かめないと。
[鼻を擦りつける仕草に目を細め、 冗談とも誘いともつかないことを告げる。]
(-433) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
いいとも。 いつでも望むままに。
[カリュクスの腰を抱え上げて、鞍に乗せる。]
ゆこう。
砂の上の道なき道だ。
だが、 迷いはない ──
[カリュクスとともに、夜の中へ。 夜の向こうへ。]
(666) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
|
愛するおまえとふたり、 歩み出す未来だ。 *
(667) 2013/01/18(Fri) 23時頃
|
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…この戦に、どうとでも決着がついたら 俺はここには居られない。
[居ればどこへも行くなという願いも果たせない。 自分の秘密が露呈すれば、おそらく彼女も糾弾されるだろう。 招き入れた事も、黙っていたことも。
ああやはり白い肌の女が災いを呼んだのだと、 この因習深い土地で怨嗟の的にされるかもしれない。 そんな所に彼女を置いてはおけない。]
(668) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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後戻り出来ねぇなら、一緒に、帝国に来い。 向こうに逃げる算段は俺がつける。
騙してばっかりだったが それでもまだ、俺を信じるってんなら
さっきの言葉を、信じてくれるなら…
[どこまでも共にと、 握った手に、誓うように唇を寄せた。]
(669) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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/* みんな自分の嫁が一番って言ってるんだろう分かってる。
俺も俺の嫁が一番だ(キリッ
(-434) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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[我知らず、両腕で自分の身体を抱き締めていた。]
(670) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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― 砂漠 ―
[馬上、後ろからヨーランダに支えられるようにして行程を進む。 日よけの外套はあったものの、それでも砂漠の太陽は険しいもの。 しかし今はそれを辛いと気づく余裕もなく]
わかってる…僅かでも希望を示し、協力してくれるだけでありがたい。 見返り無くして此方の願いを聞き届けてくれるわけがないことも…
ヨラ、あそこに入ったことがあるから解るだろう あの鉱山は、酷く広い―――そして私たちは地図に乗せていないものを含めてそのすべてを知り尽くしている。 帝国側にはその情報と案内人、労働力の提供…貴国にだけ隠し鉱脈の情報を提供…それくらいかな、切れるカードは…
[それにより、占拠後に他国に先じ多くのエメラルドを得る利益は得られるだろう。 人命と引き換えならば最早エメラルドなど惜しくない、半ばヤケじみた思考だ。]
……一人で、何もすることがなければ、ただ怯えていただけだったと思う。 本当に、ありがとう。
(671) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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/* しかしぎりぎりですまん。
(-435) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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[抱き上げられ、馬上の人となる。
その道行きに、不安はない *]
(672) 2013/01/18(Fri) 23時頃
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