48 マーメイドライン
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クラリッサはラディスラヴァを占った。
ラディスラヴァは煽動者のようだ。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ベネットが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ミッシェル、ラディスラヴァ、ピッパ、ケイト、ベッキー、クラリッサの6名。
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― 仕立て屋の朝 ―
[その日の朝は、常より少しだけ特別だった。 ――といっても、海に浮かぶ伝承の光に感動した訳では無い]
『ころろろん ころろろん』
[目覚まし時計よりも先に、店に昔からあるレトロな電話の音に起こされたからだ。 電話は、都会に就職したきり音沙汰の無かった懐かしい友人からの物だった]
(0) 2012/05/17(Thu) 00時頃
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[街中でマーメイドラインが噂になっている事を知ったのは、それより少し後、店を開けてから。 装飾品を好む女性達は、噂好きの女性達でもある。 「とても綺麗だったわよ」と海色のボレロを注文した客の言葉に、「あたしも機会があれば見てみたいです」と返す言葉に特別の想いは無い]
[見てみたいと言ったのは本音だけれど、「機会があれば」と言っているうちは『機会』など来ないものだ]
(1) 2012/05/17(Thu) 00時頃
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/*
Σ日明けてた。
(-0) 2012/05/17(Thu) 00時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 00時頃
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[カフェから海岸公園へ向かう坂道。 海から、潮風がふいてきて、微かに潮の香りがする。
一人で過す事は、今はもう何も思わない。 ただ、時折。寂しさを覚えることも有るが。
姉が死んでから、暫くの間塞ぎ込んで。 姉の趣味だった絵を、自分が真似てただひたすら描いてる内に、 数少ない友達とも疎遠になった。
元々、無愛想な自分だ。すれ違う人の顔など、見ることも無い。 普段だったら……]
(2) 2012/05/17(Thu) 00時半頃
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[誰を探してる、と言う訳ではないが。 それでも、何故か目を向けてしまう瞬間が有って。
少しばかり、人恋しくなってるのだろうか? と、自問自答しながら。
気がつけば、目の前に海が広がる。 海岸公園へと、辿り着いた]
(3) 2012/05/17(Thu) 00時半頃
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[昼を少しばかり多めに回った時間。 約束の時間に合わせ、店先に『CLOSED』の札を下げてお気に入りのワンピースに袖を通してから表通りに向かった]
「ラヴィ、ひっさしぶりー!」
[約束のカフェに友人の姿を見留め、大きく振られる腕に小さく手首の動きだけで応える。 懐かしさに口元が綻ぶけれど、その学生時代の愛称を大声で叫ばれるのは好ましくなく、厚い前髪の下で僅かに眉を顰めた]
(4) 2012/05/17(Thu) 00時半頃
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「やー、相変わらずその暑っ苦しい髪型なんだね。なに?まだ先生に操立てしてるの?」
[彼女は先に注文を済ませていたのか、運ばれてきた冷たい珈琲のストローを咥える口で、開口一番に問いを寄越した。 配膳を終えたウェイトレスに注文をしようと開けた口が、思い掛けない内容に思わず「え?」と問いを返す]
「だってアンタ。クラリッサ先生が綺麗だって言ってくれた物を、他の人に見せたくな――」
――――っ、きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?
[慌てて旧友の口を塞ぐ]
(5) 2012/05/17(Thu) 00時半頃
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[唐突に、当時の事を思い出した。 たかだか数年前とは言え、若さに任せて浮ついた思考をだだ漏れにしていた事を目の当たりにさせられるのは居たたまれない気持ちにさせられる。 しかもよりによって、何故口が軽く人の感情の機微に疎い彼女に話してしまったのか]
……あの、何でもありません。 紅茶を頂けますか?
[ウェイトレスに向き直ると、引き攣った笑みを浮かべながら注文を済ませる。 「誤解されたらどうするの!」と恨みがましく旧友を見詰めてみたものの、彼方から瞳は見えないので効果の程は怪しい]
ああもう。 このカフェ当分来られないわ……。
[紅茶と軽食の美味しい、良いお店だったのに]
(6) 2012/05/17(Thu) 00時半頃
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[それからどれくらい経っただろうか。 旧友と近況や古い話に花を咲かせていると、時の過ぎるのはあっと言う間。 彼女は親戚の結婚式の為に帰郷しているらしい。「これから美容院に行かなきゃ!」と慌ただしく去って行った]
………………。
[カフェを出て、潮の香りを辿る。 潮風が髪を乱すのもそのままに、足元に纏わる長いワンピースの裾を、僅かに煩わしいと思いながら]
(7) 2012/05/17(Thu) 01時頃
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― 海浜公園 ―
[あれからどうしていたのか、よく覚えていない。 ただあのヒカリを見ていたくなくて。 まるで逃げるように海浜公園のベンチの隅に、膝を立てて顔をうずめていた]
……っく。 ふ…ぇ…っ、ん……っ。
[泣き声を埋めたスカートに涙とともに吸わせながら、 悲しさと悔しさと、そして妬ましさに。
心は嵐の海のように、荒れるばかり――]
(8) 2012/05/17(Thu) 01時頃
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[旧友の声が脳裏に蘇った]
「……クラリッサ先生は、海に『喚ばれ』たんだよ」
[懐かしさに飽かせ、先生の近況を知らないかと訊ねた己に返った応え。 もう何年も前の事。 先生は、既に生を絶っていた]
[知らなかったのかと気の毒そうに告げた彼女の表情が、心に刺さる心地がした]
(9) 2012/05/17(Thu) 01時頃
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/*
海岸公園の人口密度と居る人居ない人を考えて海の近くでふらふらなう。 明日タイミング合いそうな人に突撃してみよう……。
せめてカフェでニアミスを。(無意味)
(-1) 2012/05/17(Thu) 01時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 01時半頃
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― 海岸公園 ―
[目の前に広がる、白い砂浜に、綺麗な青い海。 心地よい波音に誘われて。なんとなく砂浜へと降りた]
マーメイドライン。見てみたかったな……。
[実物をこの目で見れたら。未完成の姉の絵も完成する事が 少しは出来たのかもしれない、と。一人ごちながら。
周囲に、人影は有っただろうか?暫し、海を眺めて。 心地よく髪を梳く海風に、目を細めて*立ち竦む*]
(10) 2012/05/17(Thu) 02時頃
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/* うっ 寝てた!
12時間近く寝てた、な…… まずいな、身体がおかしいな……
ログしっかり読んでないけどクラリッサご乱心だけ読んだ
(-2) 2012/05/17(Thu) 04時頃
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―― 海岸公園 ――
["人事だと思えない"]
……
[純粋な同性愛、それがなんだか羨ましかった。 悲劇でも構わない、 あんな風に綺麗に死ねたら、と
そんな風に希ってしまうのは 憧れだけじゃないはずだった]
(11) 2012/05/17(Thu) 04時頃
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[街を抜けて 彼女のアパートの窓が開いているかどうかを見て 留守と知れば海岸まで訪れた。 明確に、探して、いた]
――ピッパ
[砂浜で佇む彼女の姿は、ただ、綺麗で。 見惚れ、小さく名を零す。]
あ、あの
[手ぶらなのは 仕事の後まっすぐに海岸に来たこともあるが 洋服を返したら縁が切れてしまいそうで 怖かった。]
(12) 2012/05/17(Thu) 04時頃
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[探した、なんて言えない。 何の用事もないのに。 会いたかった、なんて言えない。 恋人でもなんでもないのに。]
……奇遇、ね
[嘘つきはそんな笑みを作る]
マーメイドライン、見に来たの? もう消えちゃったみたいね。
マーメイドとセイレーンが出会った証だって。 もしそうなら――
[昨日の今日であの光が現れたなら 淡い笑みを浮かべて呟く]
ピッパがセイレーンなのかもしれないわね――
(13) 2012/05/17(Thu) 04時半頃
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[ウソとホントの混じった言葉は曖昧な響きを持って]
……だったら、いいのに、って。
[少しだけ困ったように笑う。 考えたこともなかった。 マーメイドとセイレーンが 互い、別の人を好きになってしまったら。
なんでだろう。泣きそうになる。 目を瞑って波の音を聴いた後、 ピッパに向き直って告げた**]
―――貴女が、好き。
(14) 2012/05/17(Thu) 05時頃
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告げた言葉が "貴女"にとってどう感じるのか 私には、わかりません。
ただ忘れないで。 貴女の歌声は今でも覚えている。 歌わなくなった貴女に、 私は何が出来るでしょう――。
(*0) 2012/05/17(Thu) 05時頃
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/* ( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ _, ._ (;゚ Д゚) …?!
(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
( д )
(; Д ) !!
(-3) 2012/05/17(Thu) 08時半頃
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/* ミッシェルがマーメイド? クラリはセイレーン?
いや、どっちにしても、ありうる範疇?w
(-4) 2012/05/17(Thu) 08時半頃
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― 海岸公園 ―
[暫し海を眺めて。 見れなかったマーメイドラインに想いを馳せつつ。
不意に。後ろから。自分の名を呼ぶ声がして。>>12 驚いて振り返ると。其処にはミッシェルが立っていた]
(15) 2012/05/17(Thu) 09時頃
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[公園に来るまでに。無意識に人の顔を見て。 誰かを探していた。
いや、ミッシェルを探して居たのかも知れない。
奇遇、ね。 と呟く、彼女の顔を見て。 無愛想と言われ続けた顔が綻ぶ]
ミッシェル。ホント、奇遇だね。 うん。仕事で私は知らなかったんだけれども。 今日、マーメイドラインが見えたって噂を聞いたから。
見れたら、素敵な絵が描けたかもしれないのにね。
[淡い微笑を浮かべる彼女が、とても綺麗で。 思わずジッと見詰めてしまう]
(16) 2012/05/17(Thu) 09時頃
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[マーメイドとセイレーンが出会った証。 そんな悲恋が、自分の身に降りかかる事など。 今の自分には、知る由も無く。
ミッシェルが呟く]
「ピッパがセイレーンなのかもしれないわね――」
「……だったら、いいのに、って。」
[その言葉に、思わず、息を飲む。 いや、正確には。その言葉を発した、ミッシェルが。 まるで美しい人魚姫の様に見えて]
あはは。私はそんなに綺麗な人じゃ無いと思うよ? 絵本の人魚姫に出てくる、人魚姫に薬をあげる魔女位? そんな、脇役がお似合いだから。
[少し演技がかった仕草で、懐から小瓶を取り出すような仕草をして。ミッシェルの前に、手を差し出した]
(17) 2012/05/17(Thu) 09時頃
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[彼女が、少しだけ困った様な表情で笑う。>>14 見る見る内に、その表情が切なげな表情に変わるのを見て。
自分の言葉が、ミッシェルを傷つけたのかと、少し動揺した、が。 耳に届いた、彼女の言葉で。 彼女が泣きそうになっている意味を知る。
―――貴女が、好き。
ミッシェルは、同性愛者だ。この”好き”は。 友達としてのそれや、親しい人に向けるそれとは、違う]
(18) 2012/05/17(Thu) 09時半頃
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[私、私は? 男性に、興味が持てないのは、私も、ミッシェルと一緒だから?
そんな事、考えた事も無かった。
しかし。自分を好きだと言う、ミッシェルの言葉は。 自分の胸をキュッと締め付ける。
嫌な感じではない。寧ろ嬉しくて―― でも、言葉が出てこなくて――
長くて、短い。刹那。 差し出した手は、行き場を迷って]
私。自分が。同性愛者とか。考えた事無かった。 でも、嬉しい。
[聞こえるか聞こえないか位の小さな声で、*呟いた*]
(19) 2012/05/17(Thu) 09時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 09時半頃
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[ふと顔を上げた視線の先、 紅い瞳が映すのは金色の髪の女性と、そして――……]
――――……っ!!
[金色の髪の女性の奥に見えた長い髪の女性に、 唇から洩れるのは声にならない悲鳴。 見開いた眸は、きっと驚愕に大きく見開いているだろう。
だって、そこにいたのは]
…………セイレーン。
[三年前に海へと還って行ったあの方なのだから]
(20) 2012/05/17(Thu) 10時半頃
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……ちがう。
[かちかちと歯の根の合わぬ音を響かせ、ベンチから後ずさる]
そんなはずない。 だってあの方は三年前に海に還って行ったんだもの。
私を置いて、一人で、そう…海に――…!
[涙を吸ったスカートがまとわりついて煩わしさを感じるけれども、 今は驚きとそして恐ろしさのほうが勝って。
じり、じりと二人から距離をとる様に走り出した]
(21) 2012/05/17(Thu) 11時頃
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[三年前、岬の埠頭で出会った銀の髪のセイレーン。 キャンバスの上に、まるで魔法のようにすてきな世界を描くあの方に。 私が――人魚が恋をしたのは、きっと運命だったのに。
だけどあの方が選んだのは。 まるでリトルマーメイドの王子のように、隣の国のお姫様。
ちがう、と告げたくとも、魔女の呪いを受けた唇は言葉を発することもできなくて、 私はただ人魚姫のように見詰めていることしかできなくて……。
だから――……]
(22) 2012/05/17(Thu) 11時頃
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この恋が泡沫と消えるのならば、 いっそ――……。
[そう、いっそ。 泡となって海の藻屑となるくらいならば、と。
背中を押した手はいとも簡単に、あの方を海へと誘ったはずなのに]
(23) 2012/05/17(Thu) 11時頃
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[驚いた顔をして暗い海に沈んでいく姿を、私は最後まで見ていたから。 海へと還っていくのをちゃんと見送ったのだから。
戻ってくるはずがないのに]
……なのに、なぜ。 あの方があそこに、いるの――…?
[蒼白な顔で歯の根の合わぬ呟きを一つ洩らし、 逃げるように公園を飛び出していく影が、ひとつ**]
(24) 2012/05/17(Thu) 11時頃
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/* ピッパの姉さん殺したのクラリかよ!(まて)
まぁ、殺されたには間違いない姉だけどね。シャボン玉占い師だったセレストが姉だから(それガチだから。しかも吊られたし)
(-5) 2012/05/17(Thu) 12時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 21時頃
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― 港 ―
[街の喧騒を抜け、海へと足を向けた。 漁の時刻を疾うに過ぎ船も無く、常ならば釣り人でそこそこ賑わいを見せる桟橋。 釣り人達がマーメイドラインを見物しようと集まった野次馬を避けたのだろうか、今日はやけに静かだった]
[桟橋の先まで歩み、服が汚れるに構わずぺたりと座り込んだ]
……マーメイド、ライン。
[見たいと思った訳では無いけれど、そこにもう光は無い]
なんで、ヒトを喚ぶの。 あなたの側には永遠が、愛しい人が、いるのではないの。
[伝承の光が出会いの光だとしたら、今朝方の光は。 海に消えた二人は、今も共に在るのではないのだろうか。 海の泡しか知らぬ、伝承の結末は]
(25) 2012/05/17(Thu) 22時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 23時半頃
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―港―
…マーメイド・ライン、かぁ。
[明け方沖に浮いたという光。 今は見えないソレに思いを馳せながら、 少女はぼんやりと海を眺める。 …釣り具の腕輪は置いてきた。 読むための本も今日は無い。 沖をぼんやり眺めつつ、ぽつりと零すは独り言。]
アニキも見たのかな。マーメイドライン。 …アニキが居れば、アタシも悩まなくて済んだのかな。 どっかに、答え落ちてないかなぁ。
[桟橋に座る女性>>25が少し気になったけれど、 邪魔しちゃいけないような気もして。 数歩離れた桟橋の端に、シートを敷いてぺたりと座った。]
(26) 2012/05/17(Thu) 23時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2012/05/17(Thu) 23時半頃
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あの輝きは……。 そう。
[視界に映るのは人の影。 影が出会い、離れてゆくのが、 波間に向いていた意識に入った。]
(27) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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貴女の為にもう一度。
.
(*1) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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奏でる歌が二人を送るわ。
.
(*2) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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それが願いなら。
.
(*3) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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[伝承の先など誰も知らない。当人以外は、知りようも無い事。 それだというのに、伝承の二人が分かたれた可能性を思い、ふいに苦しくなった]
…………ッ。
[両の腕で脚を抱え、顔を埋める。 傍目には気分を悪くしたように見えてしまうかもしれない。 けれど、零れ落ちそうな涙を堪える為にも、一度海から視線を外したかった]
(28) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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儚い波の白。
寄せては消えてを、繰り返して。 そして、泡と化し海へと還っていくのね。
[再び水平線を見遣ってから、 ゆっくりと一度、何かを思うように瞳を閉じ。]
そうね。
[公園から離れた一つの影と同じように、 その場から離れていった**]
(29) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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/*
煽動者RPってどうすれば良いの? →寂しいからいっぱい海に往こうよ。
サウダージが頭ぐるぐるしている今日この頃です。
(-6) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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/* メモの役職の動きで、村情報を確認して気がつきました。 秘話ありの村でしたね。
秘話の存在、それそのものを忘れてましたよ!
(-7) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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…えーと。 おねーさん、大丈夫? もしかして調子悪かったりする?
[蹲ってしまった女性を見れば、慌てて傍に寄って行き。 返事が有ろうとなかろうと、そっと背中を撫でました。]
(30) 2012/05/18(Fri) 00時頃
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/* ケイトもベッキーも可愛いの……。 絡みに行きたいけどwwwwwwwww(全裸正座待機ナウ(まて
(-8) 2012/05/18(Fri) 00時半頃
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[厚い前髪でも遮り切れない視界を、簡易な暗闇で閉ざして目を瞑る。 苦しさが徐々に遠退くに任せていると、気遣わしげな声>>30と、背に温もりを感じた]
……ぁ。 だ、だいじょうぶで――
[慌てて顔を上げた途端、目尻に溜まっていた涙が一筋流れ落ちる。 只の重力にか、人肌の熱に安堵を覚えたか]
[堪え切れず零れた涙を、視界を塞ぐ前髪と共に手の甲で拭い去る。 そうして繕い切れぬ体裁を繕ってみせてから、声の主を見上げた]
(31) 2012/05/18(Fri) 00時半頃
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・・・おねーさん、なんか辛い事でもあったの? 泣きたい時は、思いっきり泣いたほうが楽だよ?
[変わらず背中を撫でながら、 自身もしゃがんで目線を合わせ。 …泣きたい時に無理すると、泣けなくなると知ってるし。 そっと笑って言ったけど、声には寂しさ滲んだでしょう。]
(32) 2012/05/18(Fri) 00時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 00時半頃
|
[海風が冷たい。 前髪を払い風を直接受ける瞳は濡れていて、ひんやりとした外気を感じさせる]
………………ぁ。
[目の前には、十代も半ばの小柄な少女。 身を屈め視線を合わせられた事に気付いたのは、彼女の瞳に己の瞳が映り込んでいたから。 一拍の後、慌てて前髪に瞳を隠すより先に、掛けられた優しい言葉に顔を歪めて]
――っふ、く。 う、ぁぁぁぁぁ………
[嗚咽が漏れた]
[優しい言葉は笑みを形作っているのに、何処か自分の抱えた感情に似通った響きを持っていて。 それが哀しかった]
(33) 2012/05/18(Fri) 01時頃
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|
[…大人が泣くのを見るのは、これで何回目だろう。 少なくとも片手で足りる数だったと、心の片隅でひっそり思う。 嗚咽を漏らす彼女の頭を、そっと己に抱き寄せて。 出来る事なら支えになればと、そっと背中を撫でていた。]
…辛い事はさ。泣いて全部出しちゃおうよ。 ずっと抱え込んでると、どうにもできなくなっちゃうからさ。 泣けるうちに泣かないと、動けなくなっちゃう。 …大人だって、泣いても良いんだよ。
[…両親も、兄が帰ってこないと認めた時は泣いていた。 そんな両親を見て、帰ってくると意地で信じ続けて… 気が付けば、兄の死を認めても泣けなくなっていた。 この人は、そんな風になっちゃいけないと思うから。 この海のような眼をした人が、痛みに耐え続けるなんていけないと思うから。 だから、今はこうして一緒に居よう。 一人で居たいと言われるまでは。]
(34) 2012/05/18(Fri) 01時頃
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[溢れた涙を手の甲で拭い、鼻を啜る。 拭っても拭っても涙は溢れ出て、喉からも言葉にならない音が漏れ続ける。 優に片手程も年嵩が下の少女の前で泣き出した事を気にする余裕は残ってはいない]
[ふいに、視界が暗くなった。 頬に当たる柔らかな布の感触と暖かさに、それが抱き寄せられたからだと知れた。 少女の腕の中、また、新しい涙が瞳に滲む]
(35) 2012/05/18(Fri) 01時半頃
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……好きだったの。 幸せでいて、欲しかったの。
[差し出される温もりに縋り、吐き出すように口にする。 脈絡の無い言葉は、少女に正しく伝わるとも思えない。伝える為の言葉では無い、只の独白]
[気の迷いでも何でも、好きだった。 その後、好意を持ち付き合った誰とも瞳を合わせる事が出来なかった程度には]
海になんて往かないで ……また、綺麗だって――言って欲しかった。
[来ない『いつか』を待って、機会を永遠に失くした。 それを哀しいと感じているのは、今の自分なのか少女の頃の気持ちなのか]
(36) 2012/05/18(Fri) 02時頃
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…年齢詐欺だろ。 このケイト。
(-9) 2012/05/18(Fri) 02時頃
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[――そうして暫し。 泣くだけ泣いて、喉も枯れて、吐露するだけ吐露をして。 ぐすぐすと鼻を啜り、少女から身を離した]
……さびしい。
[もう一度映り込んだ瞳の中に、見えた感情。 呟いた言葉は、独白のようでもあり、少女への問い掛けのようでもある]
(37) 2012/05/18(Fri) 02時頃
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[ほぼ初対面の相手に見せるべきでなかった姿。 それを受け止めてくれた少女に、冷静になりつつある頭がじわじわと今更な羞恥を掘り起こす]
ありがとう。 ――……海はね、大切な人を連れて行くの。
[羞恥から、言葉を重ねた。 飛行機事故で死んだ両親も、最期は海に墜ちたのだという]
でも、海を嫌いにはなれないの……不思議ね。
[そこまで口にして、泣き疲れて呆とした頭に差し込む物があった]
(38) 2012/05/18(Fri) 02時半頃
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|
[抱え込むとどうにも出来なくなると告げた少女。 それは年頃の少女らしい背伸びをした言葉とも取れるけれど、彼女の声に滲む色はそれを否定していたように思う]
[暫し逡巡して、まだ僅か掠れた唇を開いた]
あのね。 大人が泣いて良いなら――
[子供が泣くのは当然の権利だと、まだ残る逡巡の中に続く言葉を隠す。 瞳に降り掛かる前髪の下で、目元を濡らす水滴を指先で*拭った*]
(39) 2012/05/18(Fri) 02時半頃
|
|
/*
無駄に長くなってごめんなさい orz 要点纏めてさっくり書けるようになりたい。
(-10) 2012/05/18(Fri) 02時半頃
|
|
― 公園→裏通り ―
[公園から逃げるように飛び出し、ほっと一息をついたのは少女には似つかわしい裏通りの路地。 建物と建物の隙間に隠れるように身を潜らせ、壁に背を預けて酸素を肺いっぱいに入れる]
……どうして、セイレーン。
[呼吸が落ち着いてくれば、思い出すのは先ほどの公園での事。 ちらりとしか見えなかったけれど、 こうして瞳を閉じてその瞼の裏に姿を思い浮かべるだけで、 想いは焦がれるような恋慕に囚われてしまう]
(40) 2012/05/18(Fri) 14時頃
|
|
どうして戻ってきてしまった、の……?
[ぽたり。 頬を海の雫が伝う。
あの方のそばにいた、金の髪の女性。 自分なんかよりもずっと大人で、きれいなひと。
きっと三年前と同じように、 あのひとが私から、またセイレーンを奪ってしまうのだろうか]
(41) 2012/05/18(Fri) 14時頃
|
|
――……そんなの、いや、よ。
[ぎゅ、と唇を強く噛みしめる]
セイレーンは私だけの魔女よ。 誰にも渡さない、渡したくない――……
[嫉妬に歪んだ恋慕は、怨嗟の響きを伴って暗い路地に吸い込まれて消える]
他の女に取られるくらいなら……。
[ちらりと動かした視線の先には、売り物なのだろう。 金物屋らしき店に置いてある短刀が紅い瞳に映る]
また海に還せば……。
[昏い呟きを一つ零す]
(42) 2012/05/18(Fri) 14時頃
|
|
[愛に殉じた人魚姫のお話しは果敢無くてとても美しいけれど、 だけどそんな愚かな事は自分にはできない]
―――……。
[姉姫たちが自らの髪を犠牲にして差し出したナイフを捨てるような、そんな愚かな事は――]
(43) 2012/05/18(Fri) 14時頃
|
|
[人の目がないのを確認し、ぎらりと光る短刀をこっそりと手に持ち、上着の内へと隠し持つ]
……待ってて、セイレーン。 もう一度貴方を海へと還してあげる。
[三年前と同じように。 あの真っ暗な海へと還して、私以外のひとを選ぶことがないように。 ずっと、ずっと――閉じ込めてあげるの**]
(44) 2012/05/18(Fri) 14時半頃
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愚かなことはできない=愚か者じゃない=賢者という 判りにくい役職CO
そしてたいむあーっぷ!
(-11) 2012/05/18(Fri) 14時半頃
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みんなあれかな。 秘話でにゃんにゃんしてるのかしら。
(-12) 2012/05/18(Fri) 14時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 18時半頃
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―― 海岸公園 ――
[告白なんて何年ぶりかも分からない。 そもそもどうしてこの人を好きになったのか その理由すらわからない。 ただ、彼女を見てるとドキドキして、初恋のような気持ちになる。 思春期に戻ったように、きゅ、と胸が切ない]
……。
[はぐらかされるものだと思っていたから それならば私は一層、彼女の道化師にでもなろうと 無愛想な彼女を笑わせるだけでも、それだけでもいいと―― 告白の後は俯いて。 嬉しい、と小さく聞こえた声には ぴくりと視線だけ上げ 両手で、ピッパが差し出した彷徨う手をぎゅっと握る]
(45) 2012/05/18(Fri) 19時半頃
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考えたことがないなら今から考えればいい。 知らないなら今から教えてあげる。
私が、貴女を、……しあわせに、したいっ。
[だけど相反する条理。 感情ばかりが先走るけれど、 脳裏に響く声色は自分の運命にどんな影響を与えるだろう。]
大人気ないわね、私。 後先考えずにこんなに感情的になったのは久しぶり。 恋は盲目って。
[ほんとにその通りね、と、微苦笑を浮かべる。 ピッパの体温も、ピッパの無愛想な表情が綻ぶ瞬間も 何もかも、恋しくて、心はぴりぴりと震える]
(46) 2012/05/18(Fri) 19時半頃
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[その時はまだ、光る刃の殺意に気付かぬ儘。 仮令気づいたとて、何が出来るだろう。
自分の無力さすらも見失う程に 眼の前の女性に意識を惹かれる。]
好き……好き。
[言葉にすればするほどに募っていく感情と だけど身体の何処かが壊れていく淡い感覚。 恋をしてから、私はひとつの禁忌を破ってしまった――]
(47) 2012/05/18(Fri) 19時半頃
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私の願いは、 彼女と、……添い遂げたい。
[遂げたい?]
彼女と一緒に海の底へ
[うそ]
彼女を連れ去ってしまいたい
[ウソ]
誰かに奪われるくらいなら私が―――
[欺瞞]
(*4) 2012/05/18(Fri) 20時半頃
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ううん
[嘘でもいい]
いいの。それでいい。
[本当を言ってしまえばそれは余りに残酷だから]
私は在ってはならないもの―――
[禁忌を犯したマーメイドは、消え逝く定めなのだと。]
(*5) 2012/05/18(Fri) 20時半頃
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[一瞬彷徨った手を、彼女が両手で握り締めてくれる。 初めて握った時の、冷たい手では無く。 温かくて、柔らかくて]
私、ずっと男性に興味を持てなくて。 凄く苦しかった。
教えて、くれるの?
[何時ぞや、聞こえない位の小さな声で呟いた事を、 ハッキリと、伝えて。 彼女が、自分を幸せにしたいと。 その、言葉の強さに、思わず笑みが零れる]
(48) 2012/05/18(Fri) 21時頃
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[彼女の、複雑な心境は知る由も無く。 自分の、胸の中で痞えてた気持ちが、ゆっくりと溶けるように。
ようやく、自覚する。男性に興味が持てないのでは無く。 自分も女性が好きなのだと。
ずっと、姉を慕っていた。好きだった。 でもそれは姉だから、ではなく。 女性として魅力的だったから、なのだと――]
(49) 2012/05/18(Fri) 21時頃
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同じだ。 小さい頃から男性に興味が持てなくて、 ……自分が同性愛者だって気づいたのは学生の頃ね。
[同じ苦しみを、知っているんだと 共感するものが、脳裏にきゅうと響く]
大丈夫。大丈夫よ。 もう苦しくなんかないわ。 私がこの手を、離さないから。
[握った手を撫ぜ、微笑む。 ピッパの笑みがうれしくて、それが宝物のようで そっと彼女を抱き寄せ、耳元で囁かれようとした言葉。]
……、ッ
[音にならない。 本当なら――ちゃんと、ちゃんと言葉にしたいのに]
(50) 2012/05/18(Fri) 21時頃
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[>>46軽く苦笑いを浮かべながら、 恋は盲目と言う彼女。確かに、盲目的であるな、と。 ふんわりと思いながら]
私は、なんだかスッキリしたよ。 自分が抱えてた、モヤモヤが。晴れた。
初めての、恋。なの。
[本当の意味での初恋は、もしかしたら姉だったのかもしれない。 しかし、自覚させてくれた。何より、自分を好きだと言う。 そんな彼女の言葉が、とても嬉しくて愛しくて。]
(51) 2012/05/18(Fri) 21時頃
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/* マーメイドと言えば少女セクトの詩乃を思い出す。 あの話は切なかった……本当切なかった……
(-13) 2012/05/18(Fri) 21時半頃
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[>>50彼女の、言葉の一つ一つが、 自分の心に、心地よい風を生んで。 楽に、呼吸が出来る様な気がして。
思わず、涙が、零れる]
なんか、ホント。 ……嬉しい。
[そっと抱き寄せてくれる彼女の温もりが。 じんわりと体の内へと広がる。 軽く嗚咽を漏らしながら、呟く]
私も、ミッシェルが好きだよ。
[彼女が、言葉を出せずに居る事など、気がつかずに]
(52) 2012/05/18(Fri) 21時半頃
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……ん
[はじめての恋、と、それを教えてくれたピッパの 頬に伝う涙を、優しく指先で拭いながら]
…ありがと――
[好き、という言葉がじんわりと心地良く鼓膜を伝い、 優しい気持ちを与えてくれる。
言いたい、言いたいのに 話せはする、ただ、その度に少しずつ少しずつ 軋みが増して行く]
(53) 2012/05/18(Fri) 21時半頃
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……ごめんね、 私、貴女の名前を呼べないみたい……
[困ったように眉を下げ、きゅ、とピッパを抱きしめる。
一度犯した禁忌は、もう取り戻すことの出来ないもの。 彼女を一度呼んだ時から、身体は壊れ始めていた。 御伽話の、人魚姫は 言葉を発したら、消えてしまうと言う――]
(54) 2012/05/18(Fri) 21時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 21時半頃
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…辛いよね。置いてかれるのって。 一緒に居てほしかったよね…
[幸せでいてほしかった。海に往かないでほしかった。 それ>>36は、少女が今でも思う事。 だからこそ、彼女をぎゅっと抱きしめて…]
…うん。
[その言葉は、ただの相槌か問いの答えか。 じっと彼女の顔を見つめて、こくりと小さく頷いた。]
(55) 2012/05/18(Fri) 22時頃
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…海が連れて行くんじゃなくて、海に還ってくのかも。 アニキは、おとなしく連れてかれるような性格じゃなかったし。
[兄だけを連れて行って、自分は置き去りにした海。 彼女の大切な人を連れて行ってしまった海。 …それを嫌えないのはもしかして、そんな理由かもしれないと。 小さな声で呟いて、彼女の言葉>>39に目を見開いた。]
………良いのかな。 もう、泣いちゃっても。
[強い子だ、といった人は居た。冷たい子、といった人は居た。 …泣いても良い、といった人は居なかった。 言ってくれるはずの両親は、受け入れるので手一杯だったから。 少女に泣いていいと言う人は、今この時までいなくって…]
…大物なんて、要らなかったんだ…
[ぽろりと、ずっと零れなかった滴が零れた。]
(56) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 22時半頃
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―裏通り―
[あれから、すこしだけ市場を見て。 カモを物色する気にもなれずに裏通りへと。 ふと、視線の先に見えたのは、 先ほど公園で見たような顔。]
あまり見かけない顔ね。
それに何か思いつめたような顔をして。 何かあったの?
ここら辺は、昼でもあまり治安が良くないのよ。
[小汚い壁が続く裏通りには似つかわしく無い姿。 彼女がナイフを上着に仕舞い込んだ後か。 ゆるく小首を傾げて、問う。]
(57) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 22時半頃
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一緒に、海の底へ。
.
(*6) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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二人、泡と化して。
.
(*7) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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歌を歌うわ。
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(*8) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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それが望みなら。
.
(*9) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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[彼女の手が、自分の頬に触れて。 優しく涙を拭う。柔らかくて、心地が良くて。
しかし、彼女は言う。>>54 自分の、名を呼べない、と。
その理由は、解らなくて。でも、まだ出会ったばかりの二人。 ゆっくりと、打ち解ける時間は有ると。
――この時は思っていた]
ううん、謝らないで。 まだ、お互いの事、知らなさ過ぎるもの。
気付かせてくれた。今は、ただ。 それだけでいいの。
[抱きしめてくれる彼女を、自分も抱きしめ返して]
(58) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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/* イメージ的に杏子ちゃんなノリでいこうかなーっとか、最初考えていたんだけど。 かなりズレてきちゃったかも。
そういえば、ここ何回か電波が悪くてMXがみれないーっ。せっかくの再放送なのに!!
(-14) 2012/05/18(Fri) 22時半頃
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[どれ位の間だろうか。温もりを感じ合って。 ゆっくりと、体を離す。
少し涙の残る目を、彼女に向けて。にっこり微笑むと]
今日は、帰るね。 なんだか、今なら。素敵な絵が、描けそうな気がするから。
良かったら、明日の夕方。私のアパートに来て。
[そう言い残して。 軽く手を振って、帰路についた]
(59) 2012/05/18(Fri) 23時頃
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―― アパートの自室 ――
[ミッシェルと別れて。小走り気味に家へと帰る。 この、ふわふわとした感覚を、早く形に残したくて。
自室の前まで来て、扉の鍵を開けようとした時に。 感じた違和感]
あ……れ?私、鍵、閉め忘れた?
[自室の鍵は、開いていた。 部屋に入ると、見知った顔]
お、お母さん?!
(60) 2012/05/18(Fri) 23時頃
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なんで、なんでここに居るの?!
[凄い剣幕で、捲し立てる母。 どうやら、縁談が決まった様で。 先方を待たせる訳にはいけないから、今から帰ると告げられ]
私は、嫌だって!言ったじゃない! 結婚なんてしたくない!
[自分に近寄る母に、鞄を投げつけて。 怯んだ隙に、外へと飛び出した――]
(61) 2012/05/18(Fri) 23時頃
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―― アパート→岬 ――
[とにかく、追っかけて来れない所まで。 無我夢中で走って――
気が付けば。姉が命を落とした、岬へと辿り着いていた]
姉さん……姉さん……。 ねぇ、帰って来てよ。 姉さんの代わりに結婚させられちゃう。
嫌。嫌よ。ようやく好きな人が出来たのに……。
[少し、日は傾き始めただろうか? 柔らかく色を失っていく、 誰も答えてくれる筈も無い海に向かって。
乱れる呼吸と共に、呟きを漏らして。 その場に、蹲った]
(62) 2012/05/18(Fri) 23時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2012/05/18(Fri) 23時半頃
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[――…言えない] [―――…幸せしたいって] [――――…そう言ったばかりなのに]
〜っ
[何かを堪えるように息を呑んだ後 絵が描けそうだと言うピッパに微笑みをし]
うん――ゆっくりで、いい。 また、ね
[きっと最初で最後の、欺瞞を吐く。]
(63) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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/*
多分ケイトが少女で、ベッキーが賢者。 狼2生存に少女の夜歩きと少女襲撃選択が重なって、他者が襲撃対象になると終わっちゃうのか。
(-15) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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|
/*
ピッパ魔女だから、ミッシェル投票で大丈夫かなぁ。かなぁ。 取り敢えず表を見つつ。
(-16) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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/* うおーっと これはもしかするとクラリスの邪魔をしてしまったかもなぁ 魔女の毒薬フラグ、だよね?
だったらこれどうなるんだろう。 吊り私、襲撃ピッパなのかな?
(-17) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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/* Day by day私から愛をこーめてっ!うーですのっ!
(-18) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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/* 切ない&シリアス&ヤンデレな空気が覆っておりますが
( ^.^)( -.-)( _ _)...Zzz
(-19) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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[蹲って、項垂れて。
ミッシェルの事を思い浮かべる。 柔らかな、金の髪。深い、海の様な瞳の色。 ずっと、ミッシェルと一緒に居たいのに。 多分それは許されない行為――
家に帰れば、問答無用で連れて行かれる事だろう。 ミッシェルを、恋人として、紹介する事など。 出来るはずも無く――]
(64) 2012/05/18(Fri) 23時半頃
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[相槌のような、返答のような、小さな頷き。>>55 背に回された手が、暖かい]
……還って?
[照れ隠しのように重ねた言葉に返された少女の言葉に、僅か瞠目する。 そしてその後に続いた『兄』の言葉に、少女も海で大切な人を亡くしたのだと思う]
[だというのに。 泣いても良いと言外に含めた言葉に返るいらえは、赦しを求めるような響きを持って]
泣けるときに泣かないと、動けなくなっちゃうわ。 ……でしょう?
[頬を涙でべたべたに汚したままで格好など付く筈も無いけれど、精一杯大人らしい――道化染みた振る舞いで、小さく口元に笑みを作ってみせる。 彼女の気持ちが少しでも軽くなるように祈りながら、彼女の頬を濡らした涙の跡を視線で追った]
(65) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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……はは
[己の手を見てから笑いを漏らす。 指先から静かに透けて、消えていく身体。]
どうして肝心なことを……言えなかったのかしらね。
[想いを伝えても、真実を伝えなかった罪に表情が歪む。 手を閉じて、ピッパが去った方向を見た。 今頃彼女は絵を描いているんだろうと 彼女の身に起こる出来事も知らずに]
(66) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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[海に還った人達は、誰かの大切な人達は、寂しかったのだろうか。 だから誰かの還った海に、還って行ってしまったのだろうか]
[今、その人達は、寂しくないのだろうか。 自分達は、とてもとても寂しいのに]
………………。
[海色を溶かしてしまう程に流した筈の涙が、またじわりと滲んだ]
(67) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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[セイレーンと、マーメイド。 海の泡しか、二人の行方を知らない。
ミッシェルは、自分がセイレーンだったら良かったのに。と。
本当に、そうであれば。現世の柵など関係なく。 ずっと一緒に居られたのかもしれないのに。
虚ろな表情で、海を見詰めて。 風は、優しく、しかし冷たく。髪を撫でて]
(68) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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[―――最期でも、その想いが通じて欲しいと 呟いた口唇]
(69) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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愛してるよ、
" ピッパ "
(-21) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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[ざわりと身体が反応するように 透明の部位は広がり、 きえていく、きえていく]
ごめ……ん、ね
[別れの言葉なんて言えなかった。 本当は逝きたくない、ただ生きていたい、生きていて欲しい でもそれは叶わない―――]
(70) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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/* いやん><ずるい><
(-22) 2012/05/19(Sat) 00時頃
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