228 吸血鬼の宴
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、テッド、トレイル、シメオン、ジェレミー、シーシャ、ヨーランダ、ユージン、ニコラス、パラチーノ、ミルフィ、オズワルドの11名。
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/* お月見の芋ってなんだろうと思ってたのだけど もしかしてさつまいもじゃなくて里芋とかなのかな? (ぐーぐる先生に聞いたら最初に出てきたのがさつまいもの画像だったorz)
(-0) 2017/10/05(Thu) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/05(Thu) 23時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[>>1:338に]
ほほ、花の貴婦人は仔羊を追い立てないという選択を? そろそろ、私も狩りをしようか ただ、私は吸血鬼の中でも最弱
――やられてしまうかもしれません
[思ってもいない事を口にする]
(0) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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―2F礼拝堂前廊下―
[静謐な空間を抜ければ、些かならず乱れたような気配の漂う。 花の香りは狩の続くを意味するのだろう]
……――3人纏めて、とのことだったが 空気が動いているな。 誰ぞ駆け出たか―――つむじ風か。
[廊下の先を見遣るが、 割って入るつもりはなく――様子伺い程度なら問題はないか。翡翠緑の絡まなければ、介入して引っ掻き回すような気分でも、なく。]
(1) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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/* >>1 絡まれたら助けてくれるんです? そわ。
(-1) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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─ 二階・廊下 ─
逃げるのを追い立てるのって、こう、アレなのよ。 シュミじゃない、って感じ?
[渡し守の方を振り返り、緩く肩を竦めて見せる。>>0 かつては己を騎士と称していた花硝子が、真っ向うからの立ち合いを好む気質なのは知られた事か]
あらあら、まぁた、そんな事を。 やられてしまうとしても、タダで、ではないお積もりではなくて?
[くすくすと、落ちる笑いは楽し気な響きを帯びたもの。*]
中々に楽しませてくれそうな子たちですし。 ……良き一時をすごされますよう。
(2) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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─ 庭園 ─ [男は駆ける。夜闇の中を。 ぼんやりと足元を照らす光は心強くも、満月が此の宴を開かせたと云うのであれば、憎らしさすら含むだろう。 硝子片を払い乍ら、耳は風切り音に傾ける。
先、敷地外へ逃亡を図ろうとしたが、叶う事も無かった。 宵よりも濃い霧が、城を包んでは贄を捕らえ離さない。]
ッチ、……
[鼓膜を揺らすのは、獣の遠吠。>>317 近く遠く響く狗の声は、男の自由を更に狭めていた。]
(3) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[先程の様に撃ち抜いてしまっても良いが、弾数にも限りが有る。 ナイフで相手をするには些か血を流す必要の有りそうな相手でもあった。
足を向け、忍ばせ、撒く為不規則に進ませても、聞こえてくる狗の存在。 明らかに自分を追うものである、と思うと同時、男は考える。
──誘導されている。
書斎で見た跳躍を考えれば、追い付いても良いものの、其の気配は無い。 然し狗に如何様な知能が有るかは知れない、あくまで可能性の話に過ぎない。 熱を孕んだ男の思考は止まりかけ、足は只管進む儘。]
(4) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[……そうして男は、彼女を見つけた。>>318
死体か、或いは負傷者か。 其の姿は人間の様に見えたが、出血もせず唯倒れている状況に眉を顰める。
だが、其れも一瞬。 指を滑らせれば、 袖口の中ナイフを留めていたボタンをぱちりと外しておく。 望めば何時でも銀の刃が掌の中、収まる様に。]
ぁの……、 大丈夫、ですか……?
[不安気な声が溢れたのは、男の唇から。 恐る怖ると云った様子で、眠り姫へと近付いた。*]
(5) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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―― 二階廊下/白の客室前 ――
[書斎から離れた位置にある部屋の前。 軽く覗いただけでは廊下に誰かいるとは気付けず 後ろ手にぱたんと扉を閉めてから、 左右うかがったところで、その存在>>0>>1>>2に気付く。]
――……、
[全くもって状況は読めない。 が、探し人、エドアルドの姿をみつけて 少しほっとした様子でレイピアを軽く掲げてみせた。]
(6) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[クスリと古い血族の笑い]
やられるかもしれませんが滅びませんからね、私の一族 灰になっても活きていませんが生きてますから、頑強さだけは取り柄です だからこそ与えられるものが、肉体の傷ではなく、精神の傷を 恐怖と絶望で味付けられた血はさぞかしいい味がしているでしょうね
さてさて、ちょっとした隠し芸を一つ
[それは茶化しながら]
私の一族の始祖は冥府の渡し守を騙して、死を対価に永遠の命を得た その縁でね、金さえ渡せば、思った場所へと渡し守をしてくれるのさ
憎悪と悲嘆の渡し守。闇の夜の息子よ 我よ、渡せ
[口にしたのは先程の1オボロス銀貨 黒い水の幻が扉のように現れ、その扉を開けると男は消えた**]
(7) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 00時頃
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―2F礼拝堂前廊下―
[扉の開く音、は、と顔を向ければ 遠目にも鮮やかな翡翠緑の双眸の主。>>6]
……トレイル
[嗚呼――立てるようになったのだな、と。 安堵した自分に少し、驚いてしまう。]
(8) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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―― 二階廊下 ――
[名を呼ばれると嬉しそうな笑みが浮かぶ。 倒れた時を知るエドアルドには、 血色がだいぶ良くなっているのが見てとれるだろう。]
エドアルド! 探しに行こうと思ってたんだ。
[レイピアを持ち直し、エドアルドの居る方へと駆けだす。]
(9) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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/* というか今更やけど本気バトル #とは ニコラスも屠られる気しかないぞ〜どんどん殺してくれ〜血の気多そうだし飲んでやってくれ〜
(-2) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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─ 墓守 ─
[私は忘却の虜だった。 それが何故なのかは偶に考えるが、取り戻したくはならなかった。 日常というものはそれなりに忙しいのだから]
[気付けば、土の下に居た。
ヨーランダという名と、首輪と、血の香り
私はしばらくはただぼんやりして過ごしていたが、 やがて、そこが新しい埋葬地なのだと知 ── ]
(10) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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─ 二階・廊下 ─
貴方の一族の話を聞いてると、ホント。 頑丈すぎるのも考え物、って思うわねぇ。
[は、と一つ息を吐きつつそんな言葉を紡いで]
そういう意味では、食べごろになっているかも知れないけれど……。
[実際はどうか、と思い馳せる所で語られるのは、始祖の逸話。>>7 紡がれる言葉に応じて現れる扉、幻のようなそれが開かれると同時、男の姿は掻き消える]
(11) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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……さて、それじゃ……。
[どうするか、と。 思った所で、気配の数が変わるのを感じる]
……あら。
[落ちるのは、意外そうな響きを帯びた声、ひとつ。 こてり、と首を傾げた花硝子は、緩く腕組み傍観の態。**]
(12) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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…、 、
[風が前髪を揺らす。 甘い、生命の匂いに誘われる。 誰かが私を誘っている、熱を孕んだ生者の声>>5]
[私の体はまだ、微かにも動かず見えるだろう。生きた者でないと知れるのは、呼吸していない冷たい体。 薄く開いた唇は乾いて、柔らかく綻ばせたまま。
そも、好戦的な性質は与えられていないもの。 無防備に横たわるだけに見える墓守が、「襲われる方が得意」と口にしたのは偽りならざる事実だけれど>>1:119]
(13) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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[犬の遠吠えはいつしか途絶えていた*]
(14) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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/* うん。 不調を自覚して無理をするのはよろしくないわ。 明日は精神戦になるんだし、無理重ねは死亡ふらぐよね……。
[職場で強打した右膝がちょっとつらい&自覚したら喉が辛いくろねこは鍋に沈んだ]
(-3) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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ば、 っ
[そんな高らかに呼ぶな、と 顔に書いてあるような慌てた顔をした。>>9 黒い水に姿を隠した渡し守は見ていたかどうか分からないが、>>7花の主はまだそこにいるわけで―――>>12
駆け出したトレイルの方へ、 咄嗟に足を速めて近づいて]
…っ、無防備に出てくるやつがあるか…!
[などと、苦言を呈する始末*]
(15) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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─ 温室 ─
[触れる膚の温度に隔たりがあるとも、見交わす視線は不思議と近しい。 否。己は不思議でも何でもないと知っている。求め惹き合う無形の鎖。
腹に重みが触れ、鼻先を花弁が掠める。>>1:369 突き抜ける衝撃を呑み込んで、身体預けるように重みをかけた。 瞼閉ざし唇引き結んだ姿は、狩人というよりは初夜の花嫁のよう、……と見えるのは、やはり己の想いゆえだろう。
地面にぶつかる衝撃が、彼の身体越しに伝わる。 片腕で狩人を押し伏せたまま、突き出された紫花を食んだ。]
(*0) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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[毒花の花粉は周囲に漂い、潰れた花の蜜は舌を痺れさせる。 視界が歪むのを意識しながら、花を咥えたまま、狩人の口に唇を押し付けた。 花を舌で押し込むようにしつつ、唇に噛みつく。
毒花の蜜と混ざりあった紅い甘露が喉を下り、視界がまたひとつ昏くなる。 体の奥に走った痙攣に、ひとつ息を吐いた。**]
(*1) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 00時頃
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[慌てる様子が見てとれて駆けるが歩むへと変わる。 エドアルド>>15が意識向ける方>>12をちらと見遣り 花香る佳人へと向き直り、一礼する。 何者かは分からないがエドアルドの反応からするに 力持つ、狩る側のひとなのだろうと考えて、だが。
向かおうとしていた方から足音近づき、苦言が降る。]
……待ってたら良かった? 居なかったから、……呆れて行ってしまったのかと。
[手の届く距離まで行けば レイピアと借りた上着をエドアルドへと差し出す。]
これ、ありがとう。
(16) 2017/10/06(Fri) 00時半頃
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…… 、―――、いや 呆れては、いない、……ただ、……、
[困ったような顔をして]
――あのままでは、いけないと思っただけだ。
[際限なく与えられる甘露に酔う、 その血におぼれて――ころしてしまうのではないかと。そんな恐れも、過ったのだ、とは。唇を薄く開き、迷い、うまく謂えないまま。上着は手にして、――*]
レイピアは持っていろ。 何の準備もしてきていないのだろうが。
(17) 2017/10/06(Fri) 00時半頃
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……いけない?
[何がいけないのか、首を傾げる。 思い返せば、距離を詰めようと急き過ぎたのを思い出し]
あー…、
[前髪を掻きあげ、悩ましげな声を漏らす。 けれど呆れてない、とも言ってくれたから、 翠はじっとエドアルドの琥珀>>17を見詰めて]
ほんとに呆れてない?
[確認するように問うのは不安なせい。 上着を受け取って貰えればほっとするけど]
でも、――使ったことないから。 やっぱりエドアルドが持ってた方がいいと思う。
[と、レイピアの持ち手を彼へと向け渡そうとする。]
(18) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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[トレイルの翡翠緑が己を映すと落ち着かない。 ――>>1:336 枷など心のうちにしか存在しない。 全ては望むままに、だよ。 そう、城主の言葉が思い出されて眼を少しだけ伏せた。]
……呆れていない。今はな。
[再度の確認に頷く。]
――、…、そうか
[使ったことがない、と謂われれば渋い顔をしながら持ち手を握り、腰へとさしなおした。]
―――随分と回復したようだな、 存外丈夫なのか、お前。
(19) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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― 二階・客室 ―
[さて、この部屋もどれほど持つのかわからない。 思い出すのは、この部屋に入り込んだとき どこからともなく聞こえてきた、朗々とした声>>1:352
花の吸血鬼とも、色男のそれとも違う声音は 恐らく三人目の彼だろう。]
…。
[(嫌がられなければ)そっと手を伸ばして、 彼の金色の髪を撫でる。 書斎で青年に髪を掻き乱されたときの その掌の温かさを思い出しながら。>>1:226]
(20) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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[――…或いは、忘却の向こう側に置いてきた 何かしらの情に突き動かされてのものであったかもしれない。 私には、思い出せないけれど。]
(21) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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『シメオンは、これからどうしたい?』
[そうメモを見せて首を傾げる。 次いで、少し考えるような仕草の後に綴った文字は]
『私は、もう一度会いたい人がいる』
[そう綴って、懐から取り出したのは 先程あの黒妖犬から渡された花弁>>1:306
噛み痕が残るそれを、 先程少年の手当をするために 切り裂いた布の余りで大事に包む。]
(22) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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[――黒妖犬がぺろり、と掌を舐めたとき 感じた土の匂いはどうしてか あの銀の彼女を――ヨーランダを、思い出させた。
会って、どうするというのか。 それは…自分でもわからないけれど。
――…、ただ、謝りたかった。 何もない、何も持たない“自分”に 名前をくれて“シーシャ”にしてくれた彼女を あのとき、私は拒絶してしまったから。 彼女の口許に見えた牙を、血を差し出すことを拒絶した。
――…私が彼女に与えられるものは、 自分の血しかなかったはずなのに。 私は、それが恐ろしいことのように思ってしまった。]
(23) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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[今は、というのが気にはなるが、 呆れてないとエドアルドが言えば安堵の息を漏らす。 レイピアが持ち主のもとに渡れば>>19]
エドアルドが持ってる方が絵になるね。
[と満足そうに笑みを浮かべた。 回復したように見えるならそうなのだろう。 実際、眩暈もなく、駆けることも出来るのだから]
……ん、丈夫だよ。 部屋にあったお菓子食べたらなんか元気になった。
[何気なくそう言って、へらりとしまらぬ笑み。]
(24) 2017/10/06(Fri) 01時頃
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…――。
[なんだか、酷く頭が痛い。 頭蓋を万力で締め上げられているような、 その痛みには覚えがあった。>>0:28]
…。
[立っているのも、次第に辛くなってきて。 気がつけば床に座り込んでいた。]
…。
(…心配、かけたくないのに)
[不意に、黒い水の気配がしたのはそのときだったかもしれない。>>7]**
(25) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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─ 庭園 ─ [ひとつ、男の足はまた、彼女へと近づく。 背を風が撫で、押すように導くように。 金糸が舞い上がり、きら、きらと視界を彩っていた。]
……、あの、──ッ
[ひとつ、其れは確かにひとで在るよう。 ひとつ、其れは長い髪を持っている。 ひとつ、其れは如何やら女であるらしい。 ひとつ、……。
歩を進めれば明らかになること幾つか。 そうして、淡い光に照らされ見えた、彼女の顔に男は息を呑む。]
(26) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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……マジかよ、
[其の顔を、忘れはしない。 勿論捜索願の下に付いていた、零の数も。
吸血鬼。 城へ迷い込み、異様さを異常さを、男は体験したが未だ何処か夢心地で在った。 其れが今過去の城外での記憶と結び付き、現実で在ると突き付ける。
男が驚きを露わにしたは大金の種を発見したこともあるが、偏に女の顔が“変わっていなかった”からだ。 明らかに、若い。 本来ならば、失われていた筈の其の容貌。 絵の中佇む令嬢と、歳変わらずに生きている。]
(27) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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[──否、生きてなぞいなかった。
男が呼吸のしない躰を勘付いたのは何時であったか。 一度思考は止まり、再び動き出すときは慌ただしく。 脈の無いことを確かめながら、混乱を含んだ雑音を頭中で掻き混ぜる。 老いない身体、恐らくは吸血鬼。死んでいる?何故。何時死んだ。少なくとも近刻。
そも、……本当に死んでいるのか?
死体であっても多少ならず金は得られるだろうが、本当であれば生きてる方がずっと良い。 男は躯へ手を伸ばす。銀の鎖で手首を縛り。]
(28) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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[手中、転がすのは刃。 未だ眠りについた儘の吸血鬼は、穏やかな寝顔をしていただろうか。 月光が銀を煌かせ、血を求める様に耀かせる。
冷たい其れを、男は肌に滑らせて──]
ッ……
[“自分の”肌に、腕へと滑らせて、ぷつりと赤い珠を浮かばせた。 吸血鬼にとっては、甘く、強く、芳る匂い。 新鮮な其れを、息を吐かない女の唇の上へ落とし、彩った。
生命力を失ったのなら、生命力を与えれば良い。 実に簡易な考えであったが、尤も血で酔った吸血鬼を血で起こそうとするなぞ、荒治療には違いない。*]
(29) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 01時半頃
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―2F廊下―
世事は要らない。
[>>24反射的に謂ってしまって、苦く眉を寄せる。 トレイルに他意がないのは、短い会話の中でも伝わっているのに。 ――が、しまらぬ笑みと 部屋にあった菓子を食べた、というのを聞いて]
……お前、……
[瞬間、呆れたような顔をしてしまった。*]
月狂いの供物を口にして? 無事なのか…?
(30) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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―― 二階廊下 ――
[返る言葉>>30に翠が瞬く。 琥珀を見詰めるまま、軽く首を傾げて]
お世辞じゃないよ。 本当に、似合ってる。格好良い。
[笑みさえ浮かべて思いを伝える。 けれど呆れたような顔で言われるには、う、と言葉に詰まり]
月狂いの供物……? ん、無事、だと思う。 ちょっと甘かったけどおいしかったよ? 部屋に半分残してるけど、……みてみる?
[拙い事をしてしまったのだろうか。 些か不安げに翠は揺れて、 白の客室をエドアルドに指し示す。**]
(31) 2017/10/06(Fri) 02時頃
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− 温室 −
[後ろへと飛び退る動きは、ついてきた腕の力で下方修正され、肩から地面に落とされる形になる。 上をとられ、身体を左右に逃すこともできない。 もがきながら相手を打擲し、腰を押し上げて突き放そうとするも、無駄に終わった。]
く…、
[力を込めれば息は漏れるが、相変わらず言葉を交わさぬ黙示の戦いが続く。]
(*2) 2017/10/06(Fri) 08時半頃
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[その唇を接吻けで奪われ、鋭い痛みに喘いだ口腔に異物が侵入してくる。 毒花だ、と気づいて押し戻そうとしたが、かえって舌を絡め合うことにしかならなかった。 その感触も次第に痺れてゆく。]
ん、 ふ…
[潤んだ目を開いて夜を取り込む。**]
(*3) 2017/10/06(Fri) 08時半頃
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─2F廊下─ ──、ぐ。
[>>31真っ直ぐに示される 好意的な言葉に少しばかりたじろぐ。 やや頬が赤いまま咳払いをひとつして]
ただの食物ではないということだ。
[記憶は遥か前故朧げだが、 様々特殊な効能があった気がする。 自身の顎に手をやり、じ、とトレイルを琥珀は探るように見た。]
いや、──悪影響がないようなら、いい。
[食べ物を見てわかるわけでもない。 美味しかったと言われても、味がわからないから食指も動かないのだ。]
(32) 2017/10/06(Fri) 09時頃
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|
─ 二階・廊下 ─
[そう、遠くない所で交わされるやり取り。 由縁や経緯は知る由もないが、何かしらの縁が働いているのは見て取れた]
……ふふっ……。
[見るともなしに見ている内、ふと、過るのは遠い日の記憶。 それを抑えるように僅か、睫毛を伏せ]
微笑ましいと言うか、なんというか。 ……なっつかしいわねぇ。
[零れた呟きは、特に潜める意思もないもの。 それから、花硝子はふわり、風と花弁を巻いて踵を返す。 宛てはあるが、すぐに向かう気のない足取りは気紛れなもの。**]
(33) 2017/10/06(Fri) 09時半頃
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|
─2F廊下─ [動く気配の在るに、其方を向いた。 >>33 涼やかな声はそう遠くない位置からも花の香りに乗って届く。]
……アヴェルラ卿、それは、 ―――、貴殿の寵姫との?
[一旦躊躇って、 けれどそれでも一歩踏み出して聞いてしまったのは、己の中にある記憶、寵姫の事を話す花の騎士が、とても幸せそうだったのを、思い出して。]
…その、…いや、――不躾な質問だった、…すまない。
[口から出てしまった物は消えない。 答えはあったか、なかったか。 花の香りは甘やかに漂っている。*]
(34) 2017/10/06(Fri) 10時半頃
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きれいなひとだったのだろうな と 思う
(-4) 2017/10/06(Fri) 10時半頃
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―― 二階廊下 ――
[白磁の肌にさす赤み。>>32 くすぐったくなるような嬉しさを感じるのは それだけエドアルドを好ましく思うから。]
……一応、悩んで考えはしたんだよ。
[いつの間にかあった菓子を食べるか否か。 呆れられたくないという思いから言い訳してしまう。 琥珀の眼差しが注がれれば翠はそわりと揺れて。]
悪影響は――…、今のところなさそうかな。 ただ甘めだったから、喉が渇いて……
[案じてくれていたと思えば、仄かに笑みが浮かぶ。 エドアルドが言葉交わす>>34相手>>33、 知己なら彼と同じ吸血鬼と察しはするが 警戒心の見えない笑み浮かべるまま。*]
(35) 2017/10/06(Fri) 11時半頃
|
|
─2F廊下─ [>>35己の反応に 好ましさを感じているとまでは読み取れず――何せ、大抵は微笑んでいたので。]
……そうか。
[考えはした。其の通りなのだろう。 半目になりはしたが、一応の納得を示した。 翡翠が揺れるのを見て、はたと瞬き一度少し前のめりになった体を戻す。無意識に、近すぎたやもしれないと眼を逸らし。 気づいたのは、もう殆ど血の匂いがしないこと。宴の場に在るにしても回復が早すぎる。]
――、…供物の影響か?
[ぽつ、と呟く。 遊興を愛する城主らしく、長く宴を楽しめるような効能を食事に宿らせたのやもしれない、と]
(36) 2017/10/06(Fri) 12時頃
|
|
…ああ、それで。
[人間の飲食について、疎い故に。 部屋を出てきた理由に漸く合点がいったらしく、頷く。]
影の従者にでも聞けば 用意されるだろう。
[引き延ばした摺り硝子に似た影は 分け隔てなく宴の参加者に奉仕する。]
廊下でやり合ったようだが 他の獲物は“かくれんぼ”か?
[――ちらと、書斎の方を見遣る。*]
(37) 2017/10/06(Fri) 12時頃
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|
―― 二階廊下 ――
[好意の向く相手、だから。 好意の表れとも言える笑みを向けるのは トレイルにとっては当然、だけど。 一応の納得にほっとする、 呆れられなかったのなら幸いだ。 また会えなくなることが、 手が届かなくなることが、――。 思考が翠に憂いを滲ますものの瞬きの後にはそれも消え]
供物、……ああ、そういえば あれを食べてから調子がいいかな。
[琥珀が逸れれば、わかりやすくしゅんとする。 ぽつぽつとエドアルドに応え>>36を向け]
(38) 2017/10/06(Fri) 12時半頃
|
|
……影の従者。 ああ、そういえばなんか見掛けた気がするけど 水くらいなら自分でも汲んで飲めるし。 ――市井の、には、従者なんていないから、 そういうの、なれなくて……
[考えもしなかった、とエドアルドに答える。]
(39) 2017/10/06(Fri) 12時半頃
|
|
[およそ、酔っ払いなどというものは自分だけは幸せな気分なのだ。 私は、私の渇きを誘う気配から意識を背けて、記憶の泥濘を漁っていた]
──…
[酔漢を惰眠から醒ますのは、清凉な雫という。舌を喜ばせ、喉を伝い、胸に凝って死を癒す。
私はまず、眉間に皺を寄せた。 そして唇を閉じ、顔を背けようとして、]
……だれ
[瞼を開いた。 満月を逆光に背負う、薄く霜の張った藤の花のような光を見上げる>>29]
(40) 2017/10/06(Fri) 13時頃
|
|
[手首に絡む鎖がシャラと鳴った。 私は眉を寄せたまま、唇に落ちた甘い雫を舐めとる]
何をしているの?
[露天風呂に行きたかった、ような、気がする。 これは宴だ。人間は享楽のために集められた贄。 私は墓守で、屍人で、銀に触れれば肌は爛れる。
男の双眸を見ていた私の視線は、彼の唇から首、血の珠を浮かべる腕へと動いた]
寝込みを襲うにしては、色も剣呑も聊か足りないこと それとも、ただ挨拶をするために起こしたのかな──おはよう、生ける君
(41) 2017/10/06(Fri) 13時頃
|
|
─2F廊下─ [微笑んだり、困ったり、悲しんだりと忙しい。>>38 僅かに浮かんだ憂いを捉えるも消えてしまえば問いかけるは憚られた。
胸中で繰り返す。 ――枷は心の中にしかない。 自分の胸に我知らず手を当てて僅かに目を伏せた。]
……ならそれが供物の効果だな。
[ふ、と吐いた息は安堵のもの。 狂想に飲まれるものもあったはずだが――と、彼で想像すると気分があまり良くなかった。本当に、どうかしている。
しゅんと気落ちするは分かりやすく、まるで犬の尾が見えるようだとさえ思う。 逸らした目をトレイルへと戻す。]
(42) 2017/10/06(Fri) 13時半頃
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[そういうものなのか、と。 琥珀の眸が僅かに丸くなる。]
そうだったか。
[市井に紛れながら、生活まで馴染んでいるわけではない吸血鬼は、その思考に思い至らなかった。
それにしても。 殺し合うわけでも、 奪うに愉悦を得るわけでも、、 狩りに興じるわけでもなく、 ただ惑い、己の感情の在りかを探す宴と、なろうとは。 琥珀に宿る金が彷徨う双眸。少し前に宿った熱の燻ぶる感覚。また、眼を逸らす]
食堂になら水もあろうな
[爪先を向けるは、食堂の――*]
(43) 2017/10/06(Fri) 14時頃
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―― 二階廊下 ――
[胸に手を宛がい目を伏せるその姿>>42を認めれば 一歩、エドアルドへと近づきその手に自らの手を伸ばす。]
胸、如何かした?
[痛むのだろうか。 彼の身を案じるように声を掛ける。 供物の効果、と見定めるような言葉を聞けば そうなのだろうと頷いて]
(44) 2017/10/06(Fri) 15時半頃
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――…治ってしまって、少し残念だ。 キミに口付けてもらう理由がなくなるから。
[伏し目に密やかに綴る音色は微かな湿り気を帯び]
(-5) 2017/10/06(Fri) 15時半頃
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[出逢いは街の市だった。 市井に紛れるように在ろうとしたかもしれないが 彼の身形は一件するだけで市井とは違う。 近くあれば高貴なる血は、その空気は隠しようなく。 賞金稼ぎが目をつけたのも当人には自覚なさそうな そういった滲むものから、というのもありそうだった。 お忍びの貴公子――、でももう少し紛れそうなもの。 どちらかといえば、王子とかそういうものかな、なんて思う。 エドアルドの爪先が方向を変える>>43]
話はもういいの?
[アヴェルラ卿と彼が呼んだひとをちらと見遣る。*]
(45) 2017/10/06(Fri) 15時半頃
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─ 温室 ─
[毒蜜と鮮血の口接に、己の舌を牙で裂いて更なる赤を混ぜる。 絡む舌は、毒とは異なる恍惚を呼び覚ますもの。 溶け合う血は理性を侵食し、狂おしい衝動を目覚めさせる。 背徳のカクテルが彼の喉を下る一瞬は手を緩めたが、再び体重を乗せて締めあげた。]
( 今度は、私の勝ち )
[声は出ないまま、唇の動きでそう宣言する。 毒に眩み歪む視界の中に、狩人の顔だけが映っていた。 両手を添え、骨も砕けよとばかりに力を加える。 愛し仔の、首を。 己の手で。]
(*4) 2017/10/06(Fri) 16時頃
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( おまえがほしい )
( もっと ほしい )
[掠れて音にもならぬ声で囁く頃には、視界はほとんど昏く落ちかけていた。*]
(*5) 2017/10/06(Fri) 16時頃
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[苦しいのは毒のせいなのか圧力のせいなのか曖昧になる。 切れた唇から滴る血に、また異なる血の味がより深い錯綜をもたらした。]
( あ ぁ ──… )
[断末魔の痙攣が脊髄を伝い落ちる。弛緩する。 負けを認めたのではない。 彼のもたらす仕打ちを求めてしまったのだと、わかっている。
より深く飲み干して、 染まる。]
(*6) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[首にかかる指先がのめり込んだ。 いっそ貫けばよい。]
( もっと
奥まで )
[その感覚に近いものを、知っている気がする。]
(*7) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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( 幾度、 生まれ変わっても おれは また、 )
[魂の吐息。 昼の空を宿した双眸は、月皓を背にしたシルエットをその水晶体に閉じ込めて、我と我が身を供物となす。*]
(*8) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 18時半頃
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── とある寝室 ──
[ 掌から伝わる温もりに、>>20 安堵の色を、乗せる。 死をも恐ることなく、永き時を得た 吸血鬼たちにとっては、 この程度>>1:361と称されること なのかもしれないけれど、 短い生命の、 弱い唯の人間は、 半端者の眷属を超えるほどに、 愚かしい存在なのだから、ゆるしてほしい。 ]
これから、……
[ おとなしく掌に甘えながらも、 覗く薄い桃色の舌は、 隠れるように、唇は閉ざされる。 ]
(46) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 次第に色は黒く変わりゆくものの、 飴玉のように転がる甘さを孕む真紅は、>>1:366 吸血鬼たる彼等の舌に合っただろうか?
そんな真紅の滲む腕に、液体が降る。 揮発した臭いに眉根を潜め、 疵口から沁み入る傷みに、>>1:356 心の皺も寄ってしまいそうになる。 ]
…… シーシャは、すごいなあ、
[ 空っぽ>>1:359なんかじゃあない。 人を想える心を持った、立派なひと。 名さえも持たず、 誰かに贈られたものとは知らぬ儘に、 其の名を、紡ぐ唇は、ゆるく弧を描いて。 ]
(47) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 沁み入るのは、蒸留酒によるものだけではない。 シーシャと名を持つ、目の前に確かに生きる シーシャという男の、優しさが、>>1:360 眩しいほど、で。 ]
…… シーシャの探してるひと、 俺も、一緒に探すよ。 ふたりいっしょなら、手分けもできるし。
[ 俯いていた頭は、上を向く。 誰かのように、賢くはない。打算などない。 ようやく紡げた音を舌に乗せて。 先ほど聞こえた声>>1:352を思い出せば、 未だに心は竦みそうにはなる。 けれども、シーシャが与えてくれたのは、 此の身を治す不可思議な蒸された芋、>>1:364 優しい手当て、だけではない。 もう一度、歩く勇気をもくれたのに。 ]
(48) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 急に、険しくなるその表情に、>>25 おろ、と腕を伸ばす。 ]
シーシャ、どうしたの、?
[ 濡羽は、大きく揺れる。 床に座り込む彼をあやすように、 背に己の掌を添えながら、身を屈めた。
その時だったろう、 場を制する空気が、変わる。 黒き闇は、水面を震わせた。>>7 ]
(49) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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[ 忽然と現れる、大きな姿に、 眸は、まるく円を描く。
今、か …… ─── ]
シーシャ、立てる?
[ 心の内で舌打ちひとつ。 …… タイミングは、最悪だ。 白金を立たせようと、 もう痛くも痒くもない腕を回す。 なんとかして、此の場から、 せめて、彼だけでも逃さなければ。 現れ来る吸血鬼に鋭い視線を向けながら、 一歩、扉の方へと退いた。 ]*
(50) 2017/10/06(Fri) 18時半頃
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―2F廊下>>44―
……ぇ、
[無意識故に声をかけられ、初めて自分の仕草に気づく。 伸ばす手を払うでもなく。 戸惑ったように琥珀を揺らす。]
いや、――問題はない。 ……ない、……筈だ……――
[小さく落とす言の葉は、少し、頼りない。 酔えば。――酔って、その先は。 翡翠を見れば案ずる色で、痛むのはやはり、胸の奥。 囁き聞けば目を微かに見開いて]
(51) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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……―――、
[薄く開く唇の、 滲む血と、それ以外までも 美酒のようだと覚えている。]
…… …倒れたのに、…よく謂う
[小さな声だ。呆れは含まれていない。ただ、迷いが浮いて、沈み]
…… 望めば、
また
……捧げる気は、…――あるのか?
(-6) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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…なんでもない
[伏し目、微かに頬は赤いまま。
>>45 高貴な血、なる空気、己では紛れていると思っているあたり、――世間知らず、とも謂えるのかもしれないが。 少なくとも、市井を己の腕により生きてきた銀細工師の方が、経験を積んでいそうなもの。]
……、…それは いや、…その
[終わった、というよりは。 切り上げようとした、と謂うべきで。 踏み込んでよい領分への境界への迷いでもあり、――話そうとしている内容が、トレイルに関わることであれば、本人の前でとても謂えるものではない。*]
(52) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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[途惑う色に自覚なかった事を知る。 痛みでないなら、と安堵するも 頼りなくも聞こえるエドアルドの声>>51が酷く心を揺さぶる。]
……問題ない、筈、って。 本当に、問題ない?
[痛いというなら痛みを取り除きたいと思うだろう。 琥珀に浮かぶ感情は読み取れず案じる色は消し切れぬまま。]
(53) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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[流れる沈黙に少しだけ落ち着かない心地。 翠は揺れて、また琥珀へと向き]
倒れても構わない。 キミが喜んでくれるなら――…
望んでくれるのなら、
いくらでも、
この血で良ければ……
(-7) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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[耳朶に囁き返し切なげに柳眉を寄せた。 何でもない、と言われると、>>52 首を傾げながらも了解したとばかりに頷く。]
…………?
[言い淀むのをやはり不思議そうに見詰め、]
もういいなら、水、飲みにいきたい。
[と自分の希望を添えて。*]
(54) 2017/10/06(Fri) 20時頃
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──、……
[自分でも、よく、分からないだなど。>>53 吸血鬼の貴族として答えるに相応しくないように思えて押し黙る。 心が掻き乱されて荊に巻き付かれたようだ。 案ずる色の翡翠、城主の言葉あったせいか幾らか素直に見返して]
(55) 2017/10/06(Fri) 20時半頃
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ばかめ
[苦く目を伏せ呟く]
……倒れられては、こまる……
[血の気の失せて傾いだとき、 どんなに己が肝を冷やしたか。──人間風情に。否、彼だからこそ、か]
(-8) 2017/10/06(Fri) 20時半頃
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[柳眉寄せるさま、絵に描いたようでさえある。 胸の前の手を握り締めた。 不思議そうな顔をされるのは居た堪れない。 口は真一文字を通り越してへの字に近い]
……、そうか
[花の主人より如何なる言葉のあったものか。 交わすならばそれば玉のように響いたろう。 花硝子の揺れる様に視線を。]
……狩に水をさすつもりはない故。
[言い置き、トレイルが行くなら食堂の方へ、──勝手に行け、などと前なら言いそうなものであったのに、それもなく*]
(56) 2017/10/06(Fri) 20時半頃
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[苦い表情に胸が痛む。 何か気分を害するような事言ってしまったろうか。 そんな不安が綯い交ぜとなり、翠は揺れて]
……、
[思わぬ返しに瞬きをした。 嬉しそうな笑みが、琥珀にのみ向けられる。]
倒れないようにするから、 ……また、……
[触れたい。 触れてほしい。 微かな音はそよ風にさえ攫われそうな、]
(-9) 2017/10/06(Fri) 21時頃
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[胸の前に置かれる手が握りしめられるのを見る。 真一文字に結ばれた唇も、 エドアルドの気分を自分が害してしまった可能性を高めるよう。
彼の反応に意識が傾く。 近くあれば尚更彼の事が気になり]
……エドアルド。
[教えられた名を綴り、首を傾げる。 これまでなら、もっと何か、一言あった気がするが それさえなく、やはり具合でも悪いのかもしれない、と 些か心配しながらも、廊下を歩み食堂へと行き、 水差しでも探すことにした。]
(57) 2017/10/06(Fri) 21時頃
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/* ジェレミーとパラチーノは秘話でどうせえろいことしてるんでしょう!!
(-10) 2017/10/06(Fri) 21時頃
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[ぴちゃーん、ぴちゃーんと音がする 薄暗い闇の中、水の中から指が出て、手が出て、腕が出る 緩慢な動作で自ら出て来たのは一人の男 水らしきものから出た筈だが濡れている様子はない]
逃げられやしないよ――、決して さて、追い詰めたのはいいけど、私の一族は血族の中でも最弱 心身が少しばかり頑丈なだけが取り柄でね
[追い詰めた人に人懐っこい笑み]
(58) 2017/10/06(Fri) 21時半頃
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─ 温室 ─
[押さえつける手の下から、抵抗が抜け落ちた。 縋るように求めるように、食い込んでいた彼の指先が離れていく。 吐息。漏れていくひとかけら。 さいごの痙攣が掌に伝わり、止む。
ぞくり、と。背筋に冷えた刃が駆けあがった。]
(*9) 2017/10/06(Fri) 21時半頃
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[我が仔を手に掛けた、悲嘆、歓喜、衝動、悦楽。 感情の波が胸郭を突き抜け、こみあげる。 銀に灼かれた喉から、慟哭とも喜悦ともつかない声を絞り出し、動かぬ仔の身体を抱きしめて顔を伏せる。
黒衣を引き裂きはだけさせた胸の上、肌に唇を寄せ、レフ、と唇の動きだけで綴った。 愛しい仔、との言葉は形にすらならぬまま。
別離の痛みを、喪失の空虚を噛みしめながら、魂を昏い奈落の手前で遊ばせる。]
(*10) 2017/10/06(Fri) 21時半頃
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[衝動と痛嘆をやり過ごし、身体を起こす頃には、毒花の影響もいくらか落ち着いていた。 ひどくゆっくりと身体を引きはがしてから、指先を噛み破り、狩人の胸に血文字を残す。”まだ足りない”と。
未だに色味のおかしな視界で周囲を見渡し、そういえばと思い出した手で周囲を探って、持ち出していた子芋(>>1:#3)の欠片を、狩人の口に含ませておく。]
追ってきて。
[掠れた声で囁いて、身体に流れる血に意識を向ければ、漣のように響き合うのを感じる。 その響きは、迷宮に伸ばした糸のように、狩人を標的へと導くだろう。 眠る彼をそのままに、吸血鬼は揺らぎ、闇に溶けた。*]
(*11) 2017/10/06(Fri) 21時半頃
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[揺れる眸に魅入られる。 ひとめぼれ、なんて彼がいった言葉が今更己に降り掛かる。]
……、
[胸の凝るような、揺らぐような気持ちだ。 酔って、しまえば。微かな囁き、嬉しそうな笑みに、うく、と息を飲む]
……かんがえて、おく
[此れではまるで、自分の心さえ儘ならぬ少年の様だ]
(-11) 2017/10/06(Fri) 21時半頃
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[自分の態度が不安を募らせる要因になると、 思い至るにまだ遠い。]
……問題はない
[首傾ぐに対しては、 ちぐはぐな答えだったやもしれない。 水の音が何処からか響く。
先んじるトレイルの背を揺れる眸で見、息一つ吐いては後追う態。]
(59) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[考えておく。 その言葉だけで十分、とばかりに 形の良い笑みを浮かべて――]
……エドアルド、
[呼ぶ声は表情とは重ならず、何処か切なげ。]
――……、
[今すぐにでも、その白磁の肌に触れたい。 その琥珀に、己を映してほしい、と。 翠を伏せて唇だけの、微笑み。]
(-12) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[問題はない、その言葉>>59に問いを躊躇う。 触れて欲しくないことだろうか。 翠は惑うように揺れるけど。]
うん。
[声に出して一つ頷く。 エドアルドをちらと見てから食堂へと。 一度来た事はあるけど広すぎて途惑う。 水差しとグラス、城の備品はどれも上質。 装飾の細やかさに一瞬見惚れて、 廊下で花瓶を見ていた時のように感嘆の息を漏らした。]
(60) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[銀のナイフを指先で回す]
さてさて、黒犬もない、花弁を散らす技もないのないないずくし どうしたものか ……、全く男をいたぶるのは久し振りで要領が掴めない ああ、誤解しないで欲しい。ここ最近はお気に入りの玩具が手に入ってね そちらを可愛がっていたから
[男の独り言は続く]
金髪の美しい女でね、そうそうそちらの君に少し似ているね
[今度の笑みは古い血族の笑み]
そうそうアレにそろそろ餌を与えないいけなかったんだ そちらの君を手土産にしようか
[うん、と手を叩いた]
(61) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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─ 庭園 ─ [伝う滴はあたたかい。] [生きるものの証。] [鉄の香。] [熱を逃がしてしまう様に。] [ぽたり] [と、落ちる。]
[男は実験動物でも眺めるが如く落ち着いた眸で、血液が失われる様を見ていた。
薄い目蓋に覆われた瞳は、軈て夜風へと触れる。 湖底から空を眺めた淡い色が、男へと向いた。]
……おはよう? 良い夢でも見てたかよ。
[男は一度、何方の口で話すべきか言い淀んでは、破落戸として葉を吐いた。]
(62) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[拘束の役立たぬ事を危懼していたが、如何やら杞憂に終わったよう。 冷えた感覚を唯与える筈の銀は、其の肌を溶かし腐らせる。 明らか、ひとの様では無い。]
生憎死体とヤる気も 死体を殺る気も起き無いモンでね。 寝坊助を起こしただけに過ぎねェが。
[小首を傾げ、片眉を上げて。 掌の刃を道化師染みた動作で弄ぶ。 拍子、吸血鬼が目を覚まし疾うに離していた腕から、赤い一筋が流れた。 破れど白を保っていたシャツは、滲み、霞み、染められて往く。]
(63) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[だが痛みなど、今の男には過ぎたことでしか無い。 瞬きひとつ、男は刻む。 ゆると、濁った藤鼠を女へと流し。]
さて、起こした意味についてだが。
──オレに攫われる気は無いか? ご令嬢。
[男の唇は弧を描く。 逃げ惑う贄として浮かべたものとは、違う形の。 其れは鏡の国へ迷い込んだ、少女を誘う、猫の笑み。]
(64) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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─ 二階・廊下 ─
[歩き出そうとした所に向けられた呼びかけ。>>34 ふう、と吐息を落として振り返る。 謝罪を紡ぐ様子と、その向こうの警戒心の見えぬ笑み。>>35]
……ぁー……。
[無意識、声が落ちた。 滅多に在り様を崩さぬ花硝子にとって、それがどれだけ珍しい事かは旧知には察しもつくだろう]
ええ、そーよ。 『あの子』が……リッサが、アタシの所に捧げられたばっかりの頃の事、思い出しちゃってねぇ。
[視線はどちらとも合わせぬようにしつつ、紡ぐ口調は軽いもの]
(65) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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どこに行くにも着いてきたがったし、置いてくと泣きそうになるし。 で、手を出すと仔猫みたいにきゃっきゃっするし。 ……ま、その頃はまだ眷属でもなんでもない、十にもならないこどもだったから、仕方なかったのかもしれないケド。 結構、手を焼いたのよねぇ。
[さらりと言って、肩竦め。 改めてそこに立つ二者に視線を向け]
……その子だいぶ、頼りなく見えるし。 うっかり、他の御仁に抉られないよう、気を付けてあげなさいな。
[軽い口調で紡いだ後、花硝子はひらりと手を振り歩き出す。 緩やかな手の動きは近くの花瓶の中に新たな花を一輪、生み出した。 花弁開いたのは、清き真白のユーチャリス、一輪。*]
(66) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[実に古い依頼では在った。 然し、確かに払われる確信が在った。
男は値の魅力に負け慥かさを棄てることはしない。 諦観と、想望と。見たのだからこそ受け取ったのだ。]
その実アンタは死んじゃいねえ。 ひととしてのアンタは、生きてる。
まだ会いたがってる人間が居る。 帰りを待ってる人間が居る。
[刃を振り銀を煌かせては、蕩ける様な笑みを浮かべる。 其れは、血よりも甘い誘惑か。 或いは、銀よりも強い束縛か。
死体であろうと、生かしてみせよう。 そう、謳う様に。*]
(67) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[――…薔薇が、好きな人だった。
色とりどりの薔薇が咲く自身の庭を、 “彼女”はこよなく愛していた。 時に手ずから土を弄って花たちの世話をする、 その屈託のない笑みを、風にそよぐ艷やかな銀の髪を 神に捧げる、敬虔な信徒としての美しい祈りを、 私たちは皆、愛していた。
…いつから、だったか。 彼女の笑みを見ることができなくなったのは。 …いつから、だったろう。 庭に立つ、彼女の姿を見れなくなってしまったのは。
……最後に、陽の下で彼女の姿を見たのはいつだったか。 ――思い、出せない。]
(68) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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[あの頃、沢山いたはずの私たち。 “彼女”に見守られて、共に育ってきたはずの兄弟姉妹たち。
それがひとり、ふたりと 次第に数を減らしていったのはいつだったろう。 「大人になったから独り立ちしたんだ」と、 旦那様はそう仰っていたけれど……本当は違っていて。
日に三度の食事の度に、旦那様が私たちに飲ませていた薬。 それが、なんであるかを知らないまま、 私たちは雛のように与えられた餌をただ口にしていた。]
(69) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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『 』
[――嗚呼。 彼女の名前も、その顔も、月に映える銀の髪も、 その微笑みがどんなに綺麗だったかだって、 思い起こすことができるのに。]
『 』
[“彼女”が、どんな声で“私の名前”を呼んでいたのか、 それだけは、思い出すことができない。]
(70) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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[――思い出したのは、ただ、]
…――。
[“彼女”を殺したのは、私の中に流れる血だったということ。]*
(71) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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― 二階・客室 ―
[――水の跳ねる、音がした>>7
それと同時、此方の背を摩ってくれていた手が、 微かに強ばるのを背中で感じる。]
…。
[痛みは、未だ頭蓋を苛むようにしてそこにあった。 気がつけば呼吸も荒く、顔色もすでに無い。 彼に覗き込まれたならば、きっと 酷い顔をしているだろうけれど。
そんなことを気にしている余裕は、既になかった>>58]
[立てるか、という少年の問いかけに>>50 小さく首を横に振ると、少し増した痛みに眉を寄せる。]
(72) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
|
|
…。
[逃げて、と無言で目で訴えるが、 それが果たして少年に伝わったかどうか。
朗々と語る声と、人懐こい笑み>>58 銀のナイフをくるりと指先で回す仕草は この状況でなければ随分と器用なものだと 感心もできただろう。
荒く熱を帯びた息を肩で吐きながら、 じっと様子を伺っていれば、 それまで独り言を呟いていた男が、 人ならざる笑みを浮かべて、少年に語りかけた>>61]
……。
[なんだろう、酷く、嫌な予感がする。 頭蓋に響く痛みと荒い呼吸で指先を震わせながら、 ちら、と少年のほうを垣間見た。]*
(73) 2017/10/06(Fri) 22時半頃
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|
[ 人懐っこさの浮かぶ其の笑みは、>>58 ひとよりも幾らも強靭な姿を、 鮮やかに彩るように見えた。
ぴちゃん、…… と響く音は、 最弱と綴る言葉を、嘘のように感じさせる。 ]
お前は、何を、……
[ ぽつぽつと零される独り言。>>61 何を、言っているのか。 すぐに理解に追い付くのは難しい。 首を振るシーシャを庇いだてするように、>>72 奴との間に立ちふさがる。 ]
(74) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[ 此方に向けられる視線を感じるが、>>73 拒絶するように、自らも首を横に振る。 そして、動ける様子のない彼を見れば、 ]
…… 俺に、似た……? お前は、知っているのか? 俺の、母さんのことを。
[ 金の髪。そんな女は星の数ほど居る。 汗ばむ額に張り付く金糸を気にも止めず、 シーシャから自分だけへと、 男の興味が向くように。 彼をこのまま、逃がせるように。 じり、と男との距離を図る。 ]
(75) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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|
[ シーシャから完全に 離れることができたなら、 ひとつ、深く息を吐き出して。 ]
─── リリィ、 それが母の名前だ。
[ 空気を震わすのは、 自分が思うより幾分にも小さな声で。 奴の手が届くか届かないかの距離を保ちながら、 ちら、とシーシャに逃げてと目配せをして、 じと、と男を見詰めた。 ]*
(76) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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|
[>>73の様子に、困った表情で銀のナイフで指す]
そんな怖い顔しなくてもいい 今の所は殺そうとか、思ってない 場合によっては殺され……、いいや死んだ方がましという状態にしてしまうかもしれないが そうそう、君達は若いから分からないかもしれないけど、この世には死んだ方がいいと思う生もあるんだよ
[笑顔は崩さない。だが赤黒い瞳は笑っていない……、冷たい双眸]
(77) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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|
─ 庭園 ─
[ふらりとした歩みは屋外へと向く。 辿りついたのは、彩とりどりに花弁開く庭の花園。 他の場所で繰り広げられるやり取りには、気付く事もなく]
……ん、ここの子たちはいつも元気ねぇ。
[そう言えば、温室が合わぬものは地植えにと。 そんな注文を付けて、ここにも数種を置いて行ったはず。 さすがにというか、手入れは万全らしい、と思いながらふわり、その場に膝を突いて。
違和感]
(78) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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……んー?
[違和感を感じたのは、花が根を張る土の上]
なぁに、コレ。
[そこにある、土に還り切れぬ何かの気配>>1:126に眉が寄った]
……肥料になれない灰を撒くのは、ちょっと問題じゃなくてぇ?
[そこにあるのが何、と明言は出来ない。 というか、できればしたくない。 ただ、感じる気配は、ここに来ている同胞のそれに近いから]
まったく……ホント、いろいろと斜め上行ってくれる御仁ねぇ。
[斜め上云々は、きっと他者を言えた義理ではないが。 ふと、口をついたのはこんな呟き、ひとつ。*]
(79) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─2F廊下─ [>>65 花の主人、花の騎士。その華やかな様子が色をほんの少し変える。 まるで、大輪の花にひととき、影が落ちたような。決して色を失わせるわけではないが、それでも。エドアルドにとってはひどく驚きだった]
……、……捧げられたとき、 貴殿のお気に入りの君とは、……そのような出会いであったのか。
[>>66 聞くに、何やらトレイルと重なるところも多いような気がして、 瞬きを、1度、2度。]
……可愛らしいものだな。それは。 貴殿が手を焼くとは、なかなか、…………。
[さらりと告げられた過去のひとひら。 エドアルドに案ずるような、親しいものに向けるような、やわい表情が浮かぶ。]
(80) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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…………む
[頼りなく、でトレイルを見やる。 言い返す言葉もないというか、危なっかしいにも、程がある。 彼はまだ無防備な笑みを浮かべているのだろうか。]
……おれは、……その
[口をついて出たのは、私、ではなくおれ、という私的な一人称。 されどすでに花硝子をしゃらりと鳴らし、麗人は歩き出していた。 今度は呼び止めることはなく、改めてトレイルを見ていたのだった。 ]
(81) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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そうだね、月が魔物を酔わす夜だ
[それが良い夢であったかどうか、私はとうに忘れていた。 私の眼に映るのは赤、朱、赫]
……
[臥して居たカウチから上体を起こし、笑む男を見上げる。 手首を灼く銀は苦痛であったけれど不快ではなかった。しかし美しさが損なわれたことには、エンバーマーの自尊心が不平を抱く。 月光を浴びた影、ベンチの足元に蟠る闇]
(82) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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面白いことを言うのだね
[待っている人間がいる── 強い言霊が魂へ触れてこようとするのを、私は拒みはしなかった]
(83) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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[切なげな表情を浮かべている。 胸が苦しくなる。揺らぎ、一歩前へ 踏み出しそうになる。]
……
[トレイル、と吐息だけで呼んで。 伸ばしかけた指先を握り締めた]
(-13) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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ああ、そんな名前だったけ?
[>>76のリリィの名を聞いて、如何にも演技がかった台詞の言い回しを返した]
美しい女で久し振りに、こう血だけを頂くのが勿体なくてね 年甲斐もなく抱いてしまったよ 実に楽しかった。最初は家族の名を呼んで助けを呼んでいたのに最後は自らが腰を振る程に求めて来る程に堕ちんだが 正気に返ると操を立てるとかで命を絶とうと面白い事をするから思わず血族にしてしまってね 決して死ねない我が一族の一員に
無論、大切にしているよ ここの見張り塔の隠し部屋の一つに杭を打って動かないように隠してあるから たまに餌を与えるの忘れるが
[頭を掻いて笑った]
(84) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─ 月満ちる時 ─
[大広間にたたひとり実体あるものとして寛ぐ城主は、天窓より光投げかける月を見上げた。 決して動かぬ凍えた満月は、宴の始まりよりもなお皓く輝きを増している。 狩りの熱と、供物が満ちた月をなお満たしているのだ。]
そろそろか。
[人間たちは、満月は気狂いをもたらすという。 真に満ちた月がなにをもたらすのか。 城は、その答えを知っている。]
(85) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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☆イベント:Lunatic
満月の光が白く輝き、城の各所に異変が起きる。
望むなら、あるいは運悪く、以下からランダム/任意の異変に遭遇するだろう。
1.生ける影
歪な人型をしたこの影は、召使いと異なり、動くものに害を為す。この影に触れられれば筋力や体力を奪われて、最悪の場合は動けなくなる。
2.吸血蔦
急速に繁茂するこの蔦は、動くものに絡みつき、鋭い棘で血を吸おうとする。
3.黒き触手
軟体生物を思わせるこの触手は、床や壁から不意に生え出し、通りかかった者に絡みつく。非力で不幸な犠牲者は絞め殺されることもある。
4.操魔の霧
白く淀んでいる子の霧に中に入ると、人間は一時的に吸血鬼化し、吸血衝動に襲われる。吸血鬼はひどく喉が渇く。
5.悪夢の香
薄く漂う紫の煙を吸い込むと、たちまち眠りについてしまう。眠っている間は最も嫌な悪夢を見続けることになる。
(#0) 2017/10/06(Fri) 23時頃
6.揺らぎ満たすもの
この蛍光色の軟体生物《スライム》はアメーバのように不定形で、動くものを体内に取り込み、溶かそうとする。特に好むのは衣服。浴室などで遭遇した場合は、湯船がこれで満ちている。
7.震え集うもの
この半透明な灰黒色のスライムは、固めのゼリーかタピオカを大きくしたような質感をしている。基本的に群れで犠牲者に襲い掛かり纏わりつく。斬ると増える。
8.覆い塞ぐもの
この透明なスライムは、通路一杯に広がって犠牲者が飛び込むのを待つことを好む。感触は寒天のようである。好物は衣服と、特に金属。
9.赤い靴の踊り手
城に囚われた亡霊であり、城主を日々楽しませているものたち。月の光満ちた夜には、他のものを踊りに誘い込み、自分たちの仲間にしようとする。
10.魔鏡
城の各所に散らばる鏡もまた、魔力を帯びる。問いかければ望むものを映し出すが、代償に血か若さを奪い取る。
(#1) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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遺体がなければ、愛した者たちは喪失を受け入れられない 永遠に帰らぬ者の──墓を作れない人間は哀れだ
だけど、時にはそれよりもっと酷な仕打ちもあるだろう 彼らの心を引き裂くほどの
["飾り"の絡みつく両手を持ち上げ、差し伸べるようにして男の汚れたシャツへ手を伸ばした]
残念だけれど私は"ひととしての私"を知らない。生ける者
だから、攫われる気があるかどうか? ……考えておこう
[是とも非とも、まだ定めず]
(86) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─食堂 2F─
[>>60 少し遅れて食堂へと足を踏み入れる。
広く、豪奢なそこには、真鍮細工の燭台や、 薔薇のレリーフ、純白のテーブルクロスに繊細なレース編みを重ねた装飾などが素晴らしい輝きを放っている。
感嘆の息を漏らすトレイルは、 まさに迷い込んだ者、といった風情。]
…………おい
[と、呼ぶは磨り硝子色の召使い。 水差しの場所をと指示する様は、命令し慣れたものである。 もう一度、トレイルを見て。 花の主人の言葉を、胸の中で反芻した*]
(87) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 23時頃
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[食堂に向かう前。 無意識に落ちた声>>65に意識が向く。 紡がれる『あの子』との思い出の欠片>>66に 吸血鬼と人と在り方のひとつを見て、 ちら、とエドアルドの方を見る。
自分は彼に一目惚れして一方的に追いかけてるだけ。 分かっていても言葉にするのは痛いから言わず。]
…………。
[頼りなく見える、の評に地味にショックを受けもして。 その言葉と共に向けられた視線>>81 笑みにも少しだけ困ったような色が混じっていた。*]
(88) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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私は、ヨーランダ 貴方は私に名乗ったかな?
[手を差し伸べたまま、微笑した]
遺体は美しいものだ。だけど動く屍は悍ましいだろう 私を誘うならば貴方は、その命の欠片を分け与える覚悟がある?
[奪う者としての私、牙は唇の間にある*]
(89) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 23時頃
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/* るなてぃっくされたい…。楽しそう。回復イベント飛びつけなかったし、遭遇したい…。
(-14) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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―― 食堂 ――
[豪華すぎて馴染みのない、庶民には落ち着けそうもない場所。 薔薇のレリーフ>>87に、ふと頼まれていた仕事を思い出した。]
……嗚呼、こういうのも悪くないな。 けど、……もう少し控えめな方が、あの子には……、
[独り言ちて、思案気に顎先を撫でる。 呼び掛ける声が聞こえて、はたと瞬く。 エドアルドの方を見てから、 呼ばれたのが己でないと理解して]
慣れてるなぁ。
[なんて、召使いに命令する彼に感想一つ。]
(90) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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− 温室外 −
んぐ けほ…っ
[なにか喉を塞いでいたものが、つるんと抜けた。]
(91) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[寒々とした気配に目を開く。 夜空。月。掌の上の空隙。 胸の奥ばかりが、ほのかに熱い。
眠っていた ── わけではないだろう。 不意にフラッシュバックが押し寄せてくる。 血の味のする記憶。 死の予感に跳ね起きる。]
(92) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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…どう して
[周囲に散り撒かれた死闘の痕跡を見るだに、自分が無傷でいるのは謎だった。
留めをささずに去ったのか? 否、首を折られたはずだ。 鏡に映してみれば、指跡の首輪くらい残っていそうな。]
(93) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[あながち、的外れな喩えではないのかもしれない。 見えない引き綱が結ばれているかのように感じる。
衣服を裂かれた胸元に残る血文字もまた、執着の証。]
……、 …、
ああ、 まだ。
[声に滲むは純粋な意欲にも似た憤怒。 獲物を見据える狩人の意地だった。]
(94) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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− 大広間 −
[無惨になった上衣を脱ぎ捨て、裸の肩に長鞭を襷めいて掛ける。 そして、城館へ向けて走り出した。
途中の茨の生け垣を若鹿のように飛び越え、階段を数段抜かしに跳ねて、深紅のカーペットを踏みしめる。
見覚えのある大広間へとたどり着くと、折しも、城主が天窓を見上げているところであった。>>85*]
(95) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[>>88 痛みの在処、未だ重ならず。 困ったような色で笑うのに、戸惑ったのはエドアルドもだった。]
…………そういう 警戒心もない笑みを浮かべているからだ。
[忠告のつもり、だったが。 どのように受け取られたかはわからない。]
(96) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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─2F 食堂─
[召使いに命じ、向かわせてから トレイルの方に向き直り、離れていたなら近づいて。]
……これが常だからな。
[不意に、窓より射し込む霧の中でも届く 月の光が強くなったような気がする。──満ちたのであろうか。]
何を見ていた。
[問いかけはぶっきらぼう、やさしく愛想よくの顔は対話の種別から欠けていた。少し不機嫌なのは、「あの子」と、微かにも聞こえたからで*]
(97) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[警戒心がないわけではないが そういう風に見える笑みを浮かべているのは自覚があって 忠告らしきエドアルドの言葉>>96に やはりどこか困ったような笑みを向けた。]
警戒、したほうがいいのかな。
[しても仕方ない、なんて諦めが滲む。 そも、エドアルドに対しては 警戒する、という考えさえないほどに、 何をされても受け止める心算だった。]
(98) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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─ 大広間 ─
[影ではないものが近づく気配に、視線を空から引き戻した。 階段を駆け上がってきたものへ、身体を向ける。>>95]
迷ったかね。
[驚くそぶりはなく、鷹揚な問いを発した。]
(99) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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─ 庭園 ─
[取りあえず、後で一言だけでも物申すべきか、と思いながら手近な花に手を伸ばして花弁をなぜる。 ふと思い返すのは、気紛れな昔話に対する旧知の様子。>>80 向けられた言葉とやわい表情には、ほんの少し苦笑めいたものを刹那、浮かべていたけれど。 こちらの警句に対する反応>>81には、常の物事を愉しむ彩を覗かせていた。 さすがに、ショックを与えていた>>88事には気づけなかったけれど]
……ほーんと。 ちっちゃな仔猫みたいだったわよ、ねぇ。
[ふる、と首を横に振り、零すのは小さな呟き]
(100) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[領地内の村で、持て余されたこども。 父は知れず母は病で倒れ、引き取り手もなく。 見目はよいが田舎の村では売りに出すような宛てもなく。 ならば、と、古くから住まう花硝子の元へ、贄として捧げられた。
要求したわけでもないのに放り込まれたこどもは、正直なところ邪魔だった。 だからと言って放り出すのは、当時の気質──騎士としてのそれが赦さず。 取りあえず最低限の教育をして、ひととして一人で生きられそうならどこかに押し付けよう、と。 そう思っていたはず──だったのだが]
……いつのまにか、アタシの方が引き込まれてたわよねぇ。
[吸血鬼にとっては長くもない時間を経て、開花したのは艶やかな月下美人。 その煌めきに魅入られたと自覚して間もなく、花硝子はそれまで求める事のなかった眷属を得ていた]
(101) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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……あー、もう。 ガラじゃないわねぇ。
[は、と呆れたように吐き捨て立ち上がる。 月の輝きが強くなったのは、それとほぼ同時]
……あら。 月はだいぶ、御機嫌がよろしいようね?
[強まる光が齎すのは、そこに潜む狂気。 その気配に、唇が楽し気に弧を描いた。*]
(102) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[困った顔を、してみせても>>77 その笑みは、赤黒い双眸に浮かぶものは きっと、人が“余裕”と呼ぶもの。
床に蹲って動けずにいる自分とは対照的な彼を見上げながら 目配せする彼に、先ほどと同じく首を横に振ってみせた。
そうして――彼が、少年の言葉に応えるを聞いていた>>84]
(103) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[ 笑わぬ其の眸は、赤く煌めいて。>>77 死を求めることなど、あり得ない。 永遠の生が欲しいとは、言わないが、 無慈悲にも蹂躙されてしまうような 生き死にの境目を渡るのは、 どうにも、 好ましくはない。
── … だというのに、この男と来たら。 ]
── … ッ、
[ 沸々と、脳が煮詰まるような。 視界が、霞む。 其れは霧が目の前を覆うわけでも、 細やかな刺繍のレースが覆うのでも、ない。 言葉が、生まれないのは、 切り取られた咽頭が音を紡がぬのと同じこと。 ]
(104) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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―― 食堂 ――
[さほど遠くない距離。 歩み寄る気配にふっと口の端が持ち上がる。 エドアルドの応え>>97は肯定。 従える側の存在、仕えられるが当たり前。 遠い存在と分かっていたはずなのに、軋むような感覚。 月明りが薔薇のレリーフを彩るよう。]
これ、綺麗だな、って。
[指さして、それからエドアルドへと視線移したところで 漸く彼の、少しの不機嫌に気付き、]
……エドアルド?
[一歩近づき、少しだけ腰を折り、彼の眸を覗き込む。]
(105) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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[ 慟哭。そして、すぐ、 指先は、引き金に添えられ、 銀の弾丸は、男に向かって鋭く放たれる。 笑顔を浮かべるソレが赦せない。 母を、甚振るソレを、断罪しようと。 ]
お前は、赦さない ………!!
[ 衝動の儘に構えた銃弾。 取り出すとともに、 こっそり持ち出したメモ一枚と、 懐に隠した日記がばさりと落ちた。 開いた頁には、 空を彩る満月が如く黄の花が。 花弁ひとつ、宙を舞う。
自らの名を呼ぶ母の、 花咲く笑顔が脳裏に浮かんだ。 ]*
(106) 2017/10/06(Fri) 23時半頃
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/* シーシャとほんとおそろい。ごめんなさいってずっと言ってる。 ちゃんとさ〜〜ひとが発言するのを待つことを覚えようね………(戒める)
(-15) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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─ 庭園 ─ [吸血鬼の言葉に、男は肩を竦ませた。 共に築いた思い出が在れば成り立つ打算も、無ければ意味を見出せない。]
記憶がねえっつうなら仕方ねエ。 ホンモノかどうかも 証明出来そうに無いしな。
[良く似た偽物。そう謂われてお仕舞。 徒労の結果が余りにも鮮やかに浮かび上がっては溜息を吐いた。
人間として歩んでいれば老婆とも云えよう吸血鬼。 記憶を無くすのは人も其れ以外も同じなのかと冗談を心中に。]
(107) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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おっと失礼。 どうも逢う先名乗らねえ奴ばかりでね。 こっちも名前が欲しかったワケじゃあ 無いから名乗らなかったが、 アンタにはそうはいかねえか。
……フィンだ。 どうぞ宜しく。
[告げられた名は、元ひととして知ったものでは無い。 其の名は、吸血鬼として白金から聞いたもの。
男はひとつ、間を置いた後素知らぬ顔で名を教えた。 差し出された手を流れるように取っては、恭しく甲へ口付けて。]
(108) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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─ コレクションルーム ─
[揺れる足取りで歩む姿は、今は城主のコレクションが並ぶ部屋のひとつにあった。 美術品が集められた華やかな部屋ではなく、武具と戦利品《トロフィー》が並べられた勇壮な部屋だ。 壁に掛けられた武器や、剥製にされた獲物を眺めるふりをしつつ、手頃な得物を物色する。目に留まったのは、革鎧の横に添えられていた細剣。
薔薇をモチーフにしたナックルガードや紅水晶の柄頭などは、十分に美術品としての鑑賞に耐える。だが儀礼用の品ではない証拠に、菱形の断面持つ刀身は鍛えられた鋼の色をしていた。
刃の無い刀身を掌の上で弄びながら物色を続ける。 戦支度というよりは、玩具を選ぶ態だ。]
(109) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[足取りが時折揺らぐのは、わざとでも酔っているのでもない。 毒が、体内に残っているのだ。 時折回る視界をも楽しんで、解毒の手は打たずにいる。
奇妙に歪んで映る世界の中、窓より差し込む満月の光が、より一層輝いたような気がした。**]
(110) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[そうして、吸血鬼の所望には。]
……欠片、で済むんなら 問題はねえけどな。
[飲みたければ飲めばいい。 そう云う様に、男は顎を上げ金糸を揺らした。
其れは、ひとつ。賭けでもあった。 見ず知らずの相手と、御伽の中の生き物と、如何様に関係を築けるのか。
信頼を得たいのなら、与えろ。 ナイフは未だ、手の中に在れど。 然し実に無防備に、其の身体を晒したのだ。*]
(111) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 00時頃
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/* 不意に賢者モードになって、自分の文字に恥ずかしくなってる…
(-16) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[銀の銃弾は男を打ち抜くが何も起きない]
残念、ハズレ ヨーロッパの方の吸血鬼なら 君に信仰心があったら 効いたかもしれないのに 全く残念だ、非常に残念だ
[ゆらゆらと体を揺らして揶揄る]
で、君に赦してもらわなくてもいいから 君達、人間にもあるだろ? 蟻とか踏み潰した事が、その蟻に赦しを得たいとか思った事あるかい?
[見下すような瞳]
(112) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 00時頃
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[>>98 困ったような笑みに つられるような惑うような表情。]
……、多少はな。
[そもそも、エドアルドとて吸血鬼なのに。 寄せられる想いの深さか、 まるですべてを受け入れるようで、戸惑う。 今まで知る、どの人間とも違った。]
(113) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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─2F食堂─ [>>105綺麗、と示された薔薇の彫刻。 月光を浴びて輝石めいた輝きに縁取られる。 ──月。 嗚呼、そうか、月のせいかもしれない。 こんなに、落ち着かず──心、騒ぐのは。]
……っ、──
[物思いにふけるせい、 急に顔が近くなり狼狽した。 其れでも、僅かに眉を寄せて]
……何だ。
(114) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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さてどうしようさね あの女のように同じように信念とか尊厳とか打ち砕き、堕として我が一族に加えるか それとも何も出来ずに、変わらないあの女の前で己を呪いながら人のまま朽ちさせるか どちらが面白いか 君はどう思う?
面白い回答をくれたら、あの女と同じ目に合わせせてあげよう 気が向けば返してあげるよ、お古だけどさ
[男は何処までも不遜な言い方で]
あっ、そうそう。一ついい事教えてあげよう 我が一族は決して死なないんだよ。灰になって復活できない状態になっても だから引き取って殺して安らぎ与えようとか思っても無駄無駄
[それを教えたのは絶望させる為、 彼女に死を与えても安らぎは決して訪れないという]
さぁ、どうする?
(115) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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/* ね、ねむいだけなんだ……!ゆるしてくれ……スヤァ
(-17) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[多少は警戒した方がいいらしい。>>113 エドアルドがそう言うなら、と素直に頷く。
琥珀を覗き込めば>>114詰まる音が聞こえ 眉を寄せる様みれば、手が眉間へと伸ばされて。]
それは此方の台詞だって。 何だか不機嫌そうに見える。
[薔薇よりも、月よりも、 琥珀色の綺麗な双眸に見惚れるように翠が緩む。]
(116) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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[余りに素直で心配になる。>>116 思わずこめかみを押さえて眼を閉じたのは少し前。
眉間に触れる手に瞬きを一つして、 ぴしり、と固まったようなまま。]
……不機嫌になどなっていない
[微かに不機嫌さの滲むが隠せなかった。 翡翠の双眸が緩むのに、縫い留められて、固まって。]
(117) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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……、 … きれい、…だな
[月明かりが、酔わせたのか、ほろり。]
(-18) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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―― 食堂 ――
[彼が言うには不機嫌ではないらしい。 けれど微かに滲むのはやはりそれで]
エドアルド?
[先ほどとは違い、素直に頷く事は出来なかった。 躱すかと思ったけれどそれもなく、 触れてしまった手は、エドアルドの眉間をそろと撫でる。]
(118) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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[「迷ったかね。」という城主の問いに首を横に振る。>>99]
いささかも。
[わずかに止めた足を、また先へと進ませる。
標的は彼ではない。 邪魔だてするならば、振り払う覚悟はあったが、このまま通してくれるなら、あえては求めず。]
招かれぬ身ゆえ、欠礼御免。
[そう言いながらも、視線は離さなかった。 否、城主のもつ何かに反響するものを感じて、逸らせなかった。**]
(119) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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……っ、
[驚いたように詰まる音。 翠は途惑うように揺れて、 存分に彷徨ったあと、再び琥珀に重なる。]
――… 綺麗、だよね。 この薔薇のレリーフ。
……ごめ、一瞬、俺が言われたのかと思って、 ちょっとビックリした。
[羞恥で顔が熱い。 恥ずかしげに目を伏せて、触れる手を下ろそうとし]
(-19) 2017/10/07(Sat) 00時半頃
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―2F 食堂>>118―
……、――何だ。
[躱すこともなく受け入れて、それから。 我知らず呟いてしまった言葉に、己が口元を覆い、目元を染める。]
(120) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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/* >>120 かわいい。
(-20) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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|
[驚いたように揺れる翠、 口元押さえたまま、眸を重ねて。]
……、いや、―――その、
[離れていくを、惜しく思って。 先ほどは伸ばしかけて退いた指で、手首を掴んで。
―――自分の動きに自分で驚いてしまったのだが*]
(-21) 2017/10/07(Sat) 01時頃
|
|
そう 思い出そうとする動機が出来てしまったよ
[私に会いたい誰か、という話 あるかないかもわからずにいた郷愁が、胸の中に立ち上る心地がした。 甘い、まるで幼子の夢見る砂糖菓子のように甘怠い誘いだ。 失われた者の魂に触れようとする言霊]
フィン だね
もしも私を探す者に逢うことがあるならば 貴方から聞いたのだと、その名を伝えよう
[報奨金の件は知らず、ただ、縁の証として]
(121) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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|
[シャラ、と鎖が鳴った。 赤黒く変色した腕を束ねる戒めは、男の首へ腕を回すには少々邪魔で、敢えて付け足すなら身長差も加味]
死を貴方自身が引き寄せないならば、私は殺さないよ
[襟元の布を掴み、晒された顎を引き寄せる。 口付けのような甘さも遠い、なにせ抱擁をするには腕が足りない]
(122) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[それでも、牙に肌を破られる感触は恍惚 首筋から失われる温度は、痛みよりも愉楽に近しいものだ。だからこそ吸血鬼信者などという倒錯が成立しうる。
私は、 その新鮮な血の滋味に目を細めた。濃密で、濁り透き通った性質]
雑多で、ひどく猥雑で、 力強い精気の香り。 好きだよ
[囁きは睦言というよりは、素朴な賛辞の響きで]
(*12) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[口許を覆う仕草が、 目許に刷かれた朱が 思わず、といった態に見えて]
…………、
[ぱち、と瞬きして、 彷徨いながらも琥珀へと戻る視線。 掴まれた箇所は少しだけひやりとするはずなのに 何故だか酷く熱を帯びるよう。]
――…、エドアルドの方が、綺麗だよ。
[驚く琥珀色を見詰めて、ふ、と嬉しそうに翠を細める。]
(-22) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[量にすればグラスに2杯ほど。 欠片と呼んで差し支えないかどうかは、奪われる側の価値判断だろう]
……
[襲われる方が得意な魔物、 墓守の冷たい指は、墓地と我が身を損なう「墓荒らし」に応報する能力だった。
フィンと名乗った男がナイフを振るえば、全ては異なる経過を辿る。
だから、ひとつ。 些細な銀鎖、それ以上の。害意を見せないのは、細い綱を渡るような賭けの成功なのだろう]
服が破れているね、フィン 繕うのは得意だ。直そうか?
(123) 2017/10/07(Sat) 01時頃
|
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[心臓が、やけにうるさい。 戻ってきた翡翠の視線に、幾度目か縫い留められる。]
……――おれは、綺麗などでは、……ない、ぞ。
[離しがたくて、腕を掴んだまま、 恥ずかしさに眼を逸らす。]
……――くそ、…お前といると、…調子が、狂う。
(-23) 2017/10/07(Sat) 02時頃
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綺麗だよ。 蝶よりも、薔薇よりも、月よりも、 ずっと見ていたいと思うくらい、綺麗。
[逸れる視線に、少しだけ残念そうに眉が下がる。]
どうして調子が狂うの?
[問いかける声はささやか。 吐息ひとつ混ぜて]
――…エドアルド、好きだよ。
[心が欲しい、なんて言えないけれど 掴まれるままの手をエドアルドの胸元へと遣り 囁きが落ちるのは吐息が触れそうなほど近く。**]
(-24) 2017/10/07(Sat) 02時頃
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…よく、謂う…―――
[跳ねのけようとする言葉も少しばかり弱い。 月に酔い――翠にもまた酔った、ような。 癖のように逸らしてしまうと、トレイルの眉が下がってしまう。――胸が痛む。己の所為なのに、だ。]
……、――お前といると、 落ち着かない。
[きゅ、と手首を掴む手にかすかに力を込めたのは無意識か。 ささやかな声、続くは思い傾ける言の葉。 息をもう一度、詰めて。明らかに揺れた琥珀と金色。 胸元に手が来るのを避けることもできず、心音が速くなったのを彼の前に晒すばかりだ。]
……――物好きなやつだ …本当に
[唇を引き結ぶ。]
(-25) 2017/10/07(Sat) 02時半頃
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[慟哭と、響く銃声>>106 火と共に放たれた銀の弾丸を、彼の吸血鬼は容易く受け流し>>112>>115]
…。
[頭上から響く嬲るような言葉に、きっとして顔を上げる。 前方に立つ少年の足元から零れ落ちたメモと日記>>106が目に入れば、それを拾い上げて立ち上がった。
つい、と少年の外套の裾を引く。 まだ顔色は良くないが、動けないというほどではない。]
……。
[落ち着かせようとするように、首を横に振ってみせる。 それから、吸血鬼から見えない角度で再度外套の裾を引いてみせる。 一緒に逃げようと、促すように。]**
(124) 2017/10/07(Sat) 08時半頃
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[一蹴されなかった事に安堵する。]
俺がいると、落ち着かないんだ?
[頑なな心に少しでも近づけただろうか。 手首を握るエドアルドの手に一度視線落としてから 琥珀を見詰めれば金色が揺れるのが見える。]
物好き、じゃなくて 目が高い、審美眼がある、の間違いじゃない?
[胸もとに宛がう手に伝うのは彼の心音。 翠は何処か嬉しそうに笑んで、目を伏せる。 引き結ばれたその唇、覗かせた舌先が擽ろうとして 求めるのは心を惹きつけ止まぬ彼自身の――。*]
(-26) 2017/10/07(Sat) 09時頃
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─ 大広間 ─
今宵、この城にあるものは全て招かれた者だ。 意識するとせざるとに関わらず、な。
[こつり、と一歩だけを踏み出した。 近づくでもなく、ただ正対するだけの一歩。]
貴殿のことは知っている。 今は───狩人かね。
行くならば、我からひとつ贈り物をしよう。
[伸ばした手に指し示されて、鏡の面が波打つ。]
(125) 2017/10/07(Sat) 10時頃
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[天窓から差し込む皓い月光が、鏡に吸い込まれ、放たれる。 淡く煌めく光の帯が狩人へと伸びた。]
今宵の月は特に力が強い。 コープスウェル殿も喜ばれるだろう。
行かれるがよい。
[体を開き、道塞がぬことを示す。*]
(126) 2017/10/07(Sat) 10時頃
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[城主の泰然たる動きを見守り、その言葉に頷く。>>125 無視することのできない存在感だった。]
狩人だ。 名は、パラチーノ。
[自分は魔物狩人であることと、パラチーノという名と、あの魔物を追って奪われたものを取り返さねばならないという使命の他に確たるものは何もなかった。 それをおかしいと思う気持ちも。
城主が「この城にあるものは全て招かれた者だ」というのなら、そうなのだろうと、素直に受け入れ、型破りの裡にも礼を通じた。]
(127) 2017/10/07(Sat) 11時頃
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[「ひとつ贈り物をしよう」と指し示されたのは扉ほどもある鏡。 物理法則に外れて垂直に置かれた水鏡のごとくその面が波紋を生じさせ、あるいはレンズに変容して、光の帯を作り出す。
灼き尽くすような光ではなかった。 避けることなく身を晒し、舞うように一巡までして触れてみんとする。]
ひさかたの…
[ふと、つぶやいて捕まえかけたものは指の間の水のように零れた。]
(128) 2017/10/07(Sat) 11時頃
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──…コープスウェル
[甘露を舐めるようにその名を舌に乗せる。>>126 様づけで呼ぶ方が馴染みのよさそうな響きだと感じた。
彼を喜ばせることは、自分にとって意味があるのか。 やはり、城主は魔物の味方だと腑に落ちながら、贈り物を受け取ったことを示すように拳を握り、開かれた道を決然と進む。*]
(129) 2017/10/07(Sat) 11時頃
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胸の内が、…ざわつく。 こんなことは今まで、無かったのに
[嗚呼、月の酔いの所為だ。 揺らぐ胸の内が形になって、零れる。]
……――いいや、物好きだ。 おれには…賛美されるような華は…ないだろうに
[紡ぐ口の中が渇いている。 吐息が触れる程の近く。もう、血の匂いはしないのに、誘われるようだ]
…… 触れたいか?
[問うは あくまで冷静を装って――けれど。擽るように触れる舌に、心臓の音までは誤魔化せなかった。 伏せる目、手首は掴むまま、唇が薄く開き、震える。]
(-27) 2017/10/07(Sat) 12時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 12時頃
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[零れる胸のうち。 彼の心に何らかの変化ある事が知れる。 物好き、と繰り返されれば心外だと小さく綴り]
……そんな事を気にしてたんだ。 俺にはどんな華より、――きれいに見える。 心を惹きつけ、離さない、魅力があるよ。
[胸が高鳴るのは同じ。 冷静にも聞こえるその声に頷くように瞬く。]
触れたい。 キミが欲しい。
[唇を掠め熱籠る声が欲を綴る。 薄く開かれるを伏せた翠が捉えれば首を傾け徐に重ねる。 震えるを慰めるようになぞり、 傷の癒えた舌をそろと彼の腔内に忍ばせて。]
(-28) 2017/10/07(Sat) 12時半頃
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……、……わからない……
[一蹴せず、受け止めようとすれば余りにも情熱的にすぎる言の葉。 琥珀に宿る金色の粒子が、ふわりと落ち着かず揺れた。]
そんなことを言って、も、 ……人は、移ろいやすいものだと、聞く
[言い訳ばかりを探しているようで情けなさを感じ眉を寄せる。]
…………っ、
[先程のように“許す”とは紡がなかった。 その前に、唇が重なって。 なぞるにまた震え、口調の尊大さとは裏腹の控え目な触れ方。這入る彼の舌先は血に濡れていないのにひどく甘い。 反応を具に伝えるは口腔の反応と手首掴んだままの手。ひくん、と小さく痙攣した。]
(-29) 2017/10/07(Sat) 13時頃
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|
今は分からなくていい。 けど俺の目にはそう見えるって知っておいて。
[心のざわめきを示すかのように金色の粒子が舞うを見る。 彼の鼓動も未だ高鳴るままだろうか。 確かめるように、添えた手でシャツ越しに撫でる。]
……移ろう事が心配なら、 この手で心の臓を握りつぶして、刻を止めてくれてもいい。
[反対の手を取り、己の心臓の上へと導き]
――――…… 、
[控えめながらも応えてくれる唇に心が震える。 伏せた翠は薄い水の膜に覆われ切なげな色を滲ませ]
ん……、
[求めた蜜の味に蕩けるような音が洩れた。]
(-30) 2017/10/07(Sat) 13時頃
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エドアルドが好きだよ。 この心がキミから離れることはない。
[息継ぐ間に、吐息まじりの譫言。*]
(-31) 2017/10/07(Sat) 13時頃
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──やはり、物好きだ……
[知ったとも。知ったからにはきっと忘れられない。 鼓動は速まり鳴り続け、シャツの上からでも伝わるだろう。皮膚をなぞられ擽ったげにかすかに身動ぎ。 導かれて心臓の上、琥珀は大きく揺れ動く。]
っ、……本気か……?
[自ら全てを投げ打つようで、 其れは酷く危うい誘い、けれど、2度と動かず、──声も聞けなくなるのはきっと、耐え難いと。心に濃い影落とし。黒服の上から爪立てるようにして。]
ばかな、ことを
[唇に飲まれる前の微かに震えた声。吸血鬼たる優雅さも高慢さも、朧な影のよう。琥珀は瞼の向こう側、睫毛を揺らす。 甘ったるい翡翠の声、背筋に震えを齎した。 あんな声、出すものか、と。堪えては、けれど、舌を絡めるは深く]
(-32) 2017/10/07(Sat) 13時半頃
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──、っ、
[あまい睦言。 胸に刺さったように閉じていた眼を瞠った]
(-33) 2017/10/07(Sat) 13時半頃
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[影の従者にひとの機微は関係なく。 ことり、陶器の水差しと器を置いて去っていく*]
(*13) 2017/10/07(Sat) 13時半頃
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[物好き、と繰り返される。 それが拒絶でないことは理解できる。 素直でないのか、それとも彼の矜持がそうさせるのか。 擽ったげな身動ぎに、悪戯な手は 布越しにも知れる小さな突起を撫でて]
……、本気。
[元より手届かぬはずの雲上の華。 触れられる今が一番幸せな時間なのかもしれないと思うから]
…っ、 ん、
[彼の爪立つを布一枚隔てた先に感じ、甘い吐息が洩れる。 伏し目に琥珀を伺えば、睫毛震わすが映り込む。]
(-34) 2017/10/07(Sat) 14時頃
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[閉ざされていた琥珀に翠が重なる。 深く絡めた舌が粘膜を擦り、ざらりとした質感が肌を粟立てる。 上擦る音色は声か吐息か分からぬほど微かなもの。]
――……、もっと、
[ねだる声と共に舌裏なぞり蜜を啜る。]
(-35) 2017/10/07(Sat) 14時頃
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──ッ、!
[突起撫ぜられ、 びくん、とあからさまに肩が跳ね上がる。]
ぶ、れいもの
[微かに上擦る声、目元の朱は隠せず。 本気、とまた胸に楔を打ち込んでくる。 言葉より、黒布掴む指の方がよほど素直だ。 ──宴か終われば、此の儘では離れることになるのを恐れるよう。忘却は救いであり、残酷だ。 繋ぎ止めるには────]
(-36) 2017/10/07(Sat) 14時頃
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っぁ、……
[ぞくん、と背に走る震えとともに、 啜る水音に紛れる官能のこえ。 ねだりに答えてしまったようで、羞恥がにじむ。
黒服握り締めて、手首を掴んでいた手まで、縋るように*]
(-37) 2017/10/07(Sat) 14時半頃
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[あからさまな反応に翠は愉悦を滲ませる。 目許に浮かぶ朱は男を誘うようにある。]
嫌ならその牙で噛み殺して
[しっとりと濡れるような囁きが落ちる。 上質なシャツの肌触りよりもその下にある滑らかな肌が恋しい。 指先は尖りを摘みやわやわと捏ねて官能を呼び起こそうとし]
…… 、嗚呼、 いい声、
[うっとりと極上の調べに酔うように翠が揺れる。 宴の終わりに思うのは生き延び彼に褒めて貰う事だけ。]
(-38) 2017/10/07(Sat) 14時半頃
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[蜜を舌で転がし堪能して、嚥下する。 縋るような動きに、翠は満足げに弧を描いた。 口の端から滴るしずくを赤い舌が舐めとる。]
エドアルド、 ねぇ、
俺の事、……少しは、……
[好きになってくれたかな、なんて。 続く言葉は掠れてうまく紡げない。]
(-39) 2017/10/07(Sat) 14時半頃
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──っ、こ、の、
[不遜な物言いの主を揺れる眸で睨む。 殺意など、抱けるものか。 あまく湿った声は、耳に絡みついて離れない。 そんなところで、と思うのに、知らないものを掘り起こして、露わにするような。]
ぅ……っ、ぁ、っや、め、 ……っさわ、る、なぁ
[止めようとしているはずなのに、 溢れる声には甘さが増すばかり。 顔をゆると横に振り、耐えるように眉を寄せて]
(-40) 2017/10/07(Sat) 15時頃
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|
[蜜絡むに水音が裡から響く。 舌でなぞられ、薄くうっとりと開いた琥珀の双眸は翡翠の其れと似て薄く水の幕を張って]
……、──っ、
[微かに囁かれることばに押されたように、縋る手は其の儘に、離れた唇を自ら重ねて]
……──、だれにでも、こんな、こと 許すと、おもうな、……
[ごく間近、掠める距離で囁く。 ぎ、と潤む眼のまま睨みつけ]
(-41) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[吸血鬼と人。 生きる世界が違うのだと理解している。 だからこそ幕をひくなら彼の手でと願う。]
さわるな、って…… 此処は触って欲しそうだけど?
[甘さが増すごとに身体は熱を帯びる。 布越しに摘んだ尖りを指の腹で圧し潰し 掴まれた手を引き寄せて彼の手首に口付ける。 耐えるような柳眉に心擽られ、 シャツのボタンに手を掛け、上から順に解こうとして]
(-42) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[離れたはずの唇が重なる。 虚をつかれたように瞬きを繰り返した。 目の前に見えるのは潤み艶めく琥珀の輝き。]
……、っ、ふ、
[甘い吐息が零れる。 潤みを濃くした翠が蕩けて目尻に羞恥が滲んだ。]
俺だから、許してくれるの?
[そうなら、嬉しい、と。 睨むような琥珀見詰めるまま、唇を甘く食み。*]
(-43) 2017/10/07(Sat) 15時半頃
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[──人間は、食餌だと思っていたはずなのに。 牙を立て、命を奪えとまで言われて躊躇って。失いたくないと思うのは。]
……っ!そんなの、う、そ……、ひ、
[声が裏返り、背を丸める。 息乱れて、また弱々しく首を横に振る。 腕が引かれるのにのを止めることもできずに、 手袋と袖の隙間から覗く手首への口付けに、指先をひくんと丸めた。 ふつり、と真珠の釦ははずれ、色づく肌が覗く。]
(-44) 2017/10/07(Sat) 16時頃
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[詰襟の解けたまま首を傾けての口付け。 とろけた間近の翡翠緑に見惚れる。 滲む羞恥にほんの少しの優越感]
……そう、 謂ってる……
[食まれるよりまえ、紡いだ言葉は伝わったろうか。 こぼした吐息の熱は増し、舌を伸ばす酔いの先。*]
(-45) 2017/10/07(Sat) 16時半頃
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[口付けと布越しの愛撫だけで息乱すさまは、 出逢った頃の、尊大なさまとは大違いで]
嘘じゃ、ない。
[裏返る声に、ゾクとする。 手袋するままの手は動きを阻まずあるから、 シャツの合わせ目から覗いた薄っすらと色付く肌を直に触る。 弄るうちにシャツは乱れ、胸元の尖りが覗いた。]
……ほら、さわって、て、いってるみたい。
[軽く爪弾くは楽器を試すにも似る。]
(-46) 2017/10/07(Sat) 16時半頃
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[まさか認めてくれるとは思わず。 先ほどまでの優位は鳴りを潜めて 途惑うように翠は揺れて、迷う末に琥珀へと向き]
……、っ
[薄く唇開き、伸ばされた舌を受け入れる。 ふ、と零れる吐息は蜜色。 口付け、肌を弄るうちに距離は詰まり、 エドアルドの背面には立派な食卓が迫る。*]
(-47) 2017/10/07(Sat) 17時頃
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─ コレクションルーム・廊下 ─
[大広間で名を呼ばれた時、当の吸血鬼は闇の中に捕らえられていた。 隣に部屋に移動しようと廊下に出たところで、床より伸びた闇色の触手に襲われたのだ。 毒を受けた身体の動きは鈍く、視野は歪み狭まっている。視界の外から伸びた触手に反応することができず、手足を絡め取られてしまったのだ。
とはいえ、逃れようと思えば闇渡りすれば済むこと。 締めあげられる圧と、ままならない息苦しさを堪能していた。*]
(130) 2017/10/07(Sat) 17時半頃
|
|
[――ただの人間に、なら。 今頃怒りに触れてずたずたに引き裂いているだろう。 でも、トレイルに対しては違う。 違う、ということが、触れられるたびに分かってしまう。 あの日、翠の眸に間違いなく己は見惚れて、 ――探して いた。]
…っ、…! ぁ!
[顎を引き、びくりとまた、明らかな反応。 示され見下ろしてしまった尖りは硬く、彼の言う通り、のようで]
…ひ、は……っ…
[動揺に大きく瞳は揺らぎ、触れられればまた、奏でられる]
(-48) 2017/10/07(Sat) 18時頃
|
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/* ゆがみねぇな!
(-49) 2017/10/07(Sat) 18時頃
|
|
[優位はとったものの、 己としてもプライドを押し殺して決死の思いで伝えたこと。 心臓はうるさく、口づけるも咬みつくようになって。
深くなる舌の交わりと、探る手に力が段々抜けて。 やがて何か――食卓に当たり、足が止まる。 一度唇を離し、乱れた息を零す息継ぎを*]
(-50) 2017/10/07(Sat) 18時頃
|
|
− 廊下 −
[大広間を辞し、見えざる導きに従って廊下を進む。 どこから反響してくるのか、銃声が聞こえた。
吸血鬼のガンナーというのも珍しいだろうから、誰か他の人間が撃ったに違いない。 そういえば、ニコラス・ディロンは己が主となるべき者と出会えたろうか ──
と考えたところで、前方に異変が起きた。>>#0>>#1の6]
(131) 2017/10/07(Sat) 18時頃
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[蛍光色のいかにも怪しい粘体がドアの下から滲み出してくる。 こちらの動きに反応して、一端が伸び上がる様子を見せた。 それが何であるかの記憶はなくとも、むやみと踏み込むほど酔狂ではない。
壁にかけられた松明を手に取るとアンダースローで投げる。 炎は狙い通り粘体の上に落ち、ゆっくりと燃え広がり始めた。
が、フルフルと波打って分離した一塊が跳ね飛んでくる。
とっさに身を引くも、右の膝に取り憑かれた。重い。 そして、服が溶け始めた。]
(132) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
|
|
[顔をしかめるも、さらなる追撃を受ける前にと、手近な窓を開け放ってバルコニーへ出る。 そこから、雨樋を伝って上階へのぼり、ふたたび窓から侵入した。
ひとまず距離をおいたところで、右足に取り憑いた粘体に対処する。 下衣は右膝の下から靴まで溶かされて肌が露出していた。 皮膚そのものは無事だ。 少しばかり快感を覚えるのは、入浴効果にも似たものか。]
(133) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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[先の戦いで破かれた上衣は置いてきて上体はもとより裸だが、ベルトの下まで這い上がられるのは好ましいものではない。 もう一方のブーツを脱ぐと、粘体の側で、注意をひくように振ってみた。
予想どおり、空気の流れを感知する力があるらしい蛍光色の粘体は、新しい獲物を求めて、ブーツへと橋をかけ乗り移る。 それを待って、ブーツごと窓の外へと放り出した。]
(134) 2017/10/07(Sat) 18時半頃
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− 二階 コレクションルーム前 −
[漂流者のような格好になってしまったが、身支度を整えることよりも、しきりと胸を掻き立てる焦燥を優先した。 ひたひたと裸足の足音を吸い込む石の廊下を駆け抜け、暗い場所に出る。
そこは、月光を遮るほどに闇が満ちていた。 目をこらしてみれば、漆黒の触手が蠢く障壁をなしているのがわかる。
そして、その中に、青白い躯が絡めとられていた。>>130]
……!
(135) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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闇よ、 それは俺のものだ。
[宣言し、長鞭を振るって闇の触手を断ち切ってゆく。 囚われた魔物に当たらないよう注意する必要は感じなかった。
むしろ、もろともに打ち据えてみて、喘ぎ声を聞いてみたいと思う。*]
(136) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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[ どうする?>>115 問う音は、余りにも残酷で、 余りにも無慈悲なものだった。 畏怖、受け容れ難き諦観、 超越、認め難き白百合の、婬猥な様。 ]
う、うるさい。黙れ、 かあさんが、そんなわけ、
[ 知りたい。 もう、聞きたくない。
相反する感情が、拮抗する。 塞ぎたくなる耳朶は、ひくりと上向いて。 答えなど、鼻から求めているのか? 湧き出る疑問も其の儘に、 ぽっかりと空隙を作っただけの、>>112 銃弾の軌跡に目を瞑った。 ]
(137) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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[ 何も知らぬ儘の方が幸せだったのか、 窓枠から差し込む狂い月の光は、 仄白い肌の上を走る雫を照らす。
ひとつ。 そして、ふたつ。 外套に掛かる圧に、>>124 睫毛が上を向くとともに、 はらりとひとつ煌きが溢れ。 濡れた眸に移るのは、 未だ芳しくなさそうな白金の姿。 ]
シー、シャ……
[ 噛み締めすぎて赤くなった唇は震え、 縋るように、其の手を取れたら良かったのに。 ]
(138) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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[ 男が見逃してくれるのならば、 シーシャの腕を引いて此の場を去ろう。 この身が、赦しを乞うことも出来ぬ 蟻のような存在であるのならば、 シーシャを扉の外に追い出して。 ふたりの間を隔てるよう扉を閉ざし、 逢いたい人に会えるように祈りを込めた。 ]**
(139) 2017/10/07(Sat) 19時頃
|
|
[一目で心を奪ったのは黄金にも見える琥珀の双眸。 落ち着いた髪色は親近感さえ抱かせるのに 高貴な生まれなのだろう裡に秘めたる気高さは隠し切れず 玲瓏たる声音は心さえも震わせる。
撥ねつけるような事を言いながらも 案じて世話をやいてくれる優しさも
矜持ゆえに素直になれぬところも
――愛しい。]
(-51) 2017/10/07(Sat) 19時頃
|
|
[奏でられる音色と顕著なる反応に翠を細める。 指の腹で円描くように愛撫した尖りはしこりツンと上を向く。 細工師の器用な手指は巧みにそれを愛で甚振り 慣れていなければ薄い皮膚はヒリつくやもしれない。]
……エドアルド、その、声、
[腰に響く、と言い掛けるも 咬みつくような口付けに溶けてしまう。 追い詰めた先、彼の脚の間に、自分の脚割り入る。]
…、俺のこと、好きになって。
[懇願にも似た響き。 口付けるうちに喉の渇きは薄らいでいた。 息継ぎの間さえ惜しむようにまた口付ける。 彼の鋭い牙に舌を纏わらせるは、噛んで、というかのよう。*]
(-52) 2017/10/07(Sat) 19時頃
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|
[――本当にどうしてしまったのか。
翡翠緑を見れば心はざわつき、 正常な判断が下せている気がしない。 どうしたって離れがたく、 傍に置きたい、とさえ、思う、これは。]
(-53) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
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|
/* おぅ、了解です。 うん、お邪魔してたかなぁ、だとしたらごめんなさい。
(-54) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
|
|
…っ、 や、…ふ、…ぁ、ん、っ
[声を噛み殺しきれない。 驚くほど器用な指先は不慣れな身体を簡単に高みへと押し上げる。このような触れ方をされたことなどなく、ヒリつきさえするというのに生み出される官能にうまくついていけない様子で。]
…っん、
[言葉の続きは呑み込んでしまう。 ――きっと、ろくでもないことに違いない、などと勝手に決めつけて。また、唇の端から雫が伝う。 割入る脚に擦れた個所、熱は到底隠せるものではない。]
…っ、トレ、イル……、
[懇願めいた言葉が心を引っ掻いて、爪を立てる。 潤む琥珀に浮かぶは金の粒子。]
…――は、ぅ
[鋭い牙に纏う肉は、吸血鬼の本能を煽るもの。望みと欲が交わって、甘噛みよりも強く、牙を立てる。されど捕食というよりは、愛撫の延長に近い*]
(-55) 2017/10/07(Sat) 19時半頃
|
|
……その、声、……ずる、ぃ。
[抑えきれない声が甘く鼓膜を震わせる。 反応の良さから慣れているのだろうと思っていたのに 手許に視線落とせば尖りは赤く熟れて少し痛そうにも見える。 ヒリつくそれを離して、もう片側の柔い突起を愛でながら 唇の端から零れる蜜をちゅっと音立て拭う。 脚に当たる熱は布越しにもはっきりと知れて]
嗚呼、……
[感じてくれてるんだ、と思えば悦びに満たされる。 名を呼ぶ声に、翠は微笑み潤む琥珀をうっとりと見詰めた。]
――…ふ、…っあぁ、っ。
[痛みと快感が綯い交ぜになる。 一際高い声で鳴いて大きく胸を上下させた。 愛撫に近きそれに翠は蕩け、下肢の熱は膨らみ 窮屈そうに頭を擡げている。]
(-56) 2017/10/07(Sat) 20時頃
|
|
……っ、お前の、せいだろう、がっ
[心外だとばかり、喘ぎ押さえ込み 睨んで、けれど其れもまた触れられ慣れていない片側の尖に触れるが移れば喘ぎに変わる。 慣れていると思っていたなどと言われれば其れこそ怒り心頭に発するだろうが、──心読む術無ければまだ知らず]
……ん、あまり、おしつける、な…っ!
[自身の硬きを自覚してか制する声に焦りと羞恥。 意趣返しか、牙立てた後の舌は深く絡む。]
ん、く、……っ、ん……
[あまい、あまい、血潮。快感の声に酔いながら、唾液ごと嚥下する。掴まれないほうの手をトレイルの胸元から頸に移し添わせ、引き寄せるよう、に。]*
(-57) 2017/10/07(Sat) 20時半頃
|
|
/* ふむ。 ちょっとおためし。6
(-58) 2017/10/07(Sat) 21時頃
|
|
/* ……いちばん対処に困るのが出たわねwww
[溶かす系は誰得もいい所なんで、表で振るの躊躇があるらしいですよ] [あと、外でその系列は違う意味で面白くないじゃないか……!(そっちか]
(-59) 2017/10/07(Sat) 21時頃
|
|
─ 庭園 ─
[さて、いつまでもここに居ても、と。 そう思いつつ、歩き出そうとして]
……んん?
[不意に感じたのは、何かの気配。1 >>#0 >>#1]
(140) 2017/10/07(Sat) 21時頃
|
|
去るのか……、それも大変賢明な判断だ
[手を叩く。それは誉めるのではなく、小馬鹿にしたように]
しかし君は真実の一旦を知った。人は悲しいかな、それが己を壊す事となる真実であっても、求めてしまうんだよ 人の哀しいサガかな
今回は追わない。私の渡りの訓えを使えば追いつくのは容易いが―― どうせ、君は私を追う事になるだろう 私は君の心が押しつぶされ腐り熟すまで待とう だから、その印を君に与えよう
[そう逃げる者に朗々たる声で告げる。そして男は渡りの訓えを振るった]
さて、我ながら趣味の良い事だ
[裏腹な言葉を呟く そして水の中に突っ込んだ手を引き抜くと現れたのは白百合意匠の指輪をした女性の指 その指を再び水の中に放り投げた 指輪の渡し先は彼女の愛した息子の元]
(141) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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[喘ぎ抑えようとすれば少しだけ楽しげに翠が細まる。 睨むような琥珀の強さも綺麗だと思う。 羞恥の色が欲を駆り立てる。]
俺のせい、って、此処、も…?
[開かせた脚の間へと視線落とし、 ぺろっと自らの唇舐めるは舌破く前。 制止を聞かず腿を軽く持ち上げ昂り確かめ。 意趣返しのような舌の纏わりに、脚の力は緩み]
……あ、……ん、…っ、
[胸元から頸へと滑るに擽ったげに身を過る。 動く拍子に舌の裂ける箇所が酷く擦れて喘ぎ染みるが洩れ 涙目になりながらも口付け求めれば ぴちゃり口内で粘質の水が跳ねる。 胸の突起を弄る手は背へと回り縋るように指先が布を掻く。]
(-60) 2017/10/07(Sat) 21時頃
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─ 庭園 ─
あら……従者ちゃん……じゃあないわよね。
[小さく呟き、揺らめいたものを観察する。 ひとのような違うような、歪な影。 それはひょろりと長い腕をこちらへと伸ばしつつ、ゆっくりと近づいてくる]
……呼んでもないのに来る、って事は。
[朱さした唇が弧を描く。 周囲取り巻く風が、渦を速めた]
お痛でもするつもりかしらぁ?
[にっこり笑う、それとほぼ同時に、影が跳んだ。 影は風の継ぎ目を突かんとするかの如く、真上からの強襲を仕掛けてくる]
(142) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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っとと!
[とっさ、後ろへ飛びずさるものの、背後の花を踏み荒らしては、という思いが後退を浅くする。 僅かな目測のずれは影の爪に掠らせる余地を与え、黒衣が僅か、裂けた]
っ……いーい度胸、ねぇ!
[影の触れた所から力が抜ける──奪われるのを感じつつ、しかし、花硝子の笑みは損なわれない。 むしろ更に艶やかさを増しながら、渦巻く風の速度を更に上げた。
勢いに煽られた影が遠く、吹き飛ぶ]
月夜の狂気、ひかりの余興……とはいえ。 久しぶりに引っ張り出したよそ行きに、何してくれるのよ、もぉ。
[楽し気な表情のまま、ゆらりと態勢を立て直す影を見る]
ま、油断したアタシもアタシだから、服の方は不問してあげるケド……。
(143) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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……おしおきは、させてもらうわよ?
[艶やかな笑みと共に宣しつつ、ゆるりと手を差し伸べる。 手の上に落ちるのは、濃い藍色の花弁。 積もったそれをぎゅ、と握り潰す。 直後、影の周囲に同じ色の花弁が乱れ飛んだ]
……宵の空より開いて堕ちよ。
[低く紡ぐは歌うが如く調子の言の葉。 それに応じるように藍色の花弁は黒い影を取り巻き、包み込んで。 ふわり、宙へと持ち上げた直後に四散した。 包み込まれていた影もまた、花弁の如く切り刻まれて宙に舞う。
月下にしばし、藍色の花嵐が舞い──ふわり、地に堕ちた後、静謐を織りなす]
(144) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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やれやれ……油断大敵ねぇ……。 ま、この位じゃないと、面白くもないケド。
[軽く言って、ちら、と裂かれた箇所を見る。 傷は浅いが、触れられた時に力を抜かれたのか、左の腕は妙に重く感じられた]
ま、昔みたいに大モノ振り回すわけでなし……だいじょーぶでしょ。
[そんな呑気な呟きを落として歩き出す。 目指すのは、行きそびれていた温室の方。*]
(145) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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/* ラ神、ある意味空気読んだけど、どうせならそこは2が見たかったわ……!
いや、選んでも良かったんだろうけど、こう……うん(
(-61) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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─ 庭園 ─ [滲むような光が夜風を通して男達に降り注ぐ。 人間で在れど、吸血鬼で在れど、共に浴びることの出来る灯。
金属の擦れる音が、厭に大きく鳴り落ちた。 掴み、牙元へと引き寄せられる、肌。]
ご令嬢にしては乱暴だな。
[吐息が交わってしまう程、近く。 爛れた赤が、男の目には鮮明に映った。]
(146) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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[痛みが。 只皮膚を突き破り、深く奥まで刺し奪う痛みが、襲ってくると思っていたのだ、男は。
然し、与えられたのは快楽であった。 じわりと、甘い毒で惑わせ殺す生きものの様に。 脳が痺れ、神経を逆撫でする感覚が有る。 肌が粟立ち、痛みを確かに感じていても、其れが心地良い。 求めて。欲して。しまいそうに、為る。]
っ、…は……ぁ、
[疼痛を愉楽と感じるなぞ、在り得ない。と、否定するのを否定してしまう悦。 其れは秘め事を共有する享楽に似ている。]
(*14) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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[唇が肌から離れることを、男は酷く惜しく感じた。 同時に、激しく安堵する。 失われる血液の冷たさとは逆に脈打つ頭の、僅かに残った冷静な部分が危険であると告げていたのだから。]
……そりゃ、あ。…っどうも、 お褒めの言葉、を。
[吐いた言葉には、矢張り如何しても熱が混ざる。 息を整え、宵を撫ぜる風に身を晒していたとき。 掛かる声に、未だ何処か夢心地な男は子供のように目を瞬いた。]
じゃあ、……頼もう。
(147) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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何せ、死ぬときは綺麗な恰好が良い。
[──記憶を奪われれば、其れは“死”で在ると男は思う。
無事城から帰った者達。 彼らの此の場所での記憶が喪われていることを、知っている。 消えた者は肉体的な終わりを迎えたか、或いは目前の女の様に人以外としての始まりを迎えたか。
自らの身に迫っているであろう死の影を想い、男の唇は美しく弧を描く。 朧気で、ざらりとした眸が金糸の奥で揺らめいた。 死んでやる気は更々無いが、覚悟だけなら疾うに済ませているのだ、と。*]
(148) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 22時頃
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[楽し気に細くなる翠を睨んでいたが―――]
ひっ、 あ…!
[舌なめずりの後、 制止を聞かぬ悪戯な腿が触れれば仰け反る始末。 昂りは服の中で首を擡げてひくりと震え。 腿の力が抜ければ安堵と、物足りなさを訴えるように舌絡めるは深くなり。]
……っ、ふ、……
[美酒をもっと求めるように、傷口をくちり、と吸う。 自らかき抱き、縋り抱かれ、誇りも理性も、蕩けるように。]
……もっと、……
[囁き、ねだる。*]
(-62) 2017/10/07(Sat) 22時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 22時頃
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/* 眠すぎて頭痛が痛いっていう…orz (そして頭回っていないせいで盛大に読み違えをしていてもうねorz)
(-63) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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そう、死よ美くあれ 美しく哀しいから生者は死を想う
[死を想い、覗き込んだうえで美しく笑む男の唇を見上げた。 それは好ましいものだ。死から目を逸らせる者は幸運で、そして不幸だと思う。
私は腕を持ち上げて、あちこち切れ目や鉤裂きの出来たスーツへ掌で触れる]
今の私は墓守で、死化粧師 綺麗な格好をさせ、美しく死顔を装って腐敗を遠ざけ、埋葬地の静寂を守る …労働がご令嬢の除外条件ならば、私はやはりもう貴方の知るお嬢様などではないのかな?
[乱暴についてはまあコメントすまい。 私は新しい血精を得て機嫌がよくなる程度には、ひとに害為すものなのだし]
(149) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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[裁縫に興味があったなら、フィンは私の手が輪郭をぼやけさせ、黒い霧に変じるところを見ただろう。 霧は裂かれた布地に馴染み、引き寄せて断面同士の繊維を結びつけ直す。
手を離し、修復した箇所を目視で確かめてまた別のところへ触れる。 一見は魔法のようでありながら地味な作業をこなす時間。男とはまだ幾つかの言葉を交わしたか]
良いね、上等だ。 これならいま棺桶に入っても見映えがするだろう、フィン
[ジャラと鎖を慣らし、端正な金糸の先端を指先で揺らして戯れ言を投げたところで、ふと
背後を振り返った>>#0>>#1 6]
(150) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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[強気な琥珀が妖しく魅了する。 啼き声聞けば、嬉しそうに薄い唇が弧を描いた。 布越しに震えが伝わる。]
……嗚呼、大きくなった。
[なんて紡ぐ余裕もすぐに失せるのだけど。 口付けの間に聞こえる吐息じみた音色が蠱惑的で 自らも舌絡めにゆくも傷口を吸われ血が滲むを感じれば ふる、と肌を震わし、堪えるように目を伏せる。]
もっと、……
[気持ち良くするから俺だけを見て。 今だけでいいから俺の事を――。]
(-64) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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[血に唾液を混ぜ、舌を伝わせ彼の口腔へと流し込み。]
は……、っ、
[溺れる間際の息継ぎ染みた音を漏らす。 唇離せば、胸の尖りへと顔を寄せて、 血の色纏う舌を差し出し、熟れた果実を舐めあげる。]
(-65) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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……なにかな 賑やかな色だね。宴も佳境なのか
[蛍光色で不定形のモノを眺め、瞼を半分閉じた]
ああ、フィン。 この銀は高価なものだろう。宴の終える頃に返しに行こう
その時貴方がまだ生きていたならば、攫われるかどうかの答えもその時に
[肌に感じるのは迫るスライムの捕食欲、つまりは害意だった。
生きている人間を守ろうつもりなどはない。 けれどナイフも銃も効きそうにないモノに構うほどフィンが愚かでないのなら、今は犬を彼の背に放つことはしない*]
(151) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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こ、の…っ 不埒者…っ
[大きく、なんて謂われては耳まで赤くなりながら。 遊興に耽ることなどほとんどない身ゆえ、 耐性もなにもあったものではない。
だからこそ、傷口をえぐり、 トレイルが震えれば悦びが胸に沸く。 闇を生きる吸血鬼の持つ、支配者の矜持。]
……、――ぁ、…
[流し込まれる緋色。 どんな美酒よりも深い味わい。 触れ合い乍らまた酔いが強くなった、気がした。]
(-66) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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─ 二階・コレクションルーム前 ─
[蠢く黒の群れに取りこまれてから、どれほど経っただろう。 抵抗らしき抵抗もしない身体の上を、触手が絶えず這いまわり締め付ける。
絞め殺そうとしているのだろうが、生憎とその程度では死ねない。 息苦しさと鈍痛が長く引き伸ばされた時間はもどかしいばかりだ。
逃げ出さなかったのは、それが来ると知っていたから。 私を求めて来るものがあると確信していたから。]
(*15) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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[長く息を妨げられていたせいで、視界は無秩序な色が飛び交っている。 其の混沌を、一閃の煌きが切り裂いた。
膚に這う触手の数が減る。 新たな獲物に向かっているのか、切られ消滅しているのか。 喉に巻き付いていた一本が消失し、胸郭に空気が流れ込んでくる、と同時に胸元を断ち割るような一撃が襲いきた。]
ひっ……か、 あ、ぐ…ぅ …
[空気を求める体と痛みに詰まった喉とが奇妙な音を立てる。]
(*16) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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[立て続け、乾いた破裂音と共に長鞭が肌の上に弾けた。 銀糸と革を縒った凶器は、衣服を破り膚を焼き、赤を散らす。]
あっ! あ、っ 、 …っ ああ … 、
[立て続けの痛苦に跳ね上がった声は、次第に潤み熱を帯びていった。 身体を捩り身悶えする様は、弱い場所を庇うようにも、曝け出すようにも見える。]
(*17) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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[数度の打撃で黒の触手から解放され、床に足がつく。 その影に溶け込んで長鞭の範囲から逃れ、距離を置いて現れた。
蕩けた視線をひとつ投げ、身を翻して廊下の奥へ駆ける。 開け放った扉の中へ滑り込む動きは、明らかに誘うものだった。*]
(*18) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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─ 温室 ─
……ここに来るのも久しぶり……なわけだけど。
[硝子に囲われた一画に踏み込み、中を見回す。 今は何事もなかったの如き佇まいを見せる彩の合間を縫って、辿りついたのは奥に咲く真紅の一輪]
……こっちも、変わってないみたいねぇ。
[植えていった時と変わらぬ彩に、目を細める。 先に影と相対していた時とは裏腹、浮かぶ笑みはやわいもの。
庭園のどこかで生じる月光の戯れには、気付く様子もなく。 意識辿るは、飛ばした己が花弁の行方。*]
(152) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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[淑女か乙女か。 耳まで染めて不埒と言うを不思議そうに翠瞬かせた。 初心な反応、と思う。けれど、それを、 矜持ゆえの、高貴であるがゆえの、と結び付けようとする。
流し込む緋色に酔うような琥珀の眼差し。 嬉しそうに翠は笑みを深める。]
……おいしい? 気に入って貰えるなら嬉しいんだけど、
[少しだけ早口に言うのは、声の甘さを隠すよう。 けれどそれは隠し切れず、翠は蕩けるままある。]
(-67) 2017/10/07(Sat) 23時頃
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―― っ はぁ、…あ、
[飲み下せば酩酊と快楽は綯交ぜに。 ただ呼吸をしたいだけのつもりが、甘ったるい蜜の気配が混ざり口元からあふれてくる。]
ぁ、…
[唇離れていくのを名残惜し気に、切なげに、眉を寄せるはきっと無意識。 胸元に寄せられた顔、何をするつもりか理解して、咄嗟に止めようとするが――]
待、…っあ!!
[間に合わず、高い嬌声が上がる。 くしゃりとトレイルの髪をかき乱して、止めるというよりはいっそ、続きを求めるように勘違いされそうな。]
(-68) 2017/10/07(Sat) 23時半頃
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……っ、…は、
―――美味、…だ、…お前の 血、すごく、…――
[少し早口である理由に思い至れず、 掻き抱く手の片方を外し、胸元にある唇をなぞっては付着したそれを己の口に運び、舐った*]
(-69) 2017/10/07(Sat) 23時半頃
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[誘うような吐息の音色。 甘い甘い色香に酩酊するような心地。 離したばかりだというのにもう恋しい。 また口付けたくなる衝動に、翠は微かに揺れた。
切なげな音色と表情が追い討ちをかけるよう。 誘惑にはまた別の誘惑を競らせ、 制止の声、届くころには甘い果実が舌を擽る。 傷口には触れぬように気をつけるのも最初だけ。]
……ふ、…っ、
[髪掻き乱す手にぞくとして吐息を漏らした。 求めに応じるように熟すを頬張り舌で転がす。]
…おいひ ぃ なら、
[含むまま返事しようとすれば上手く結べず、 よかった、と、最後まで言うを諦め、嬉しそうに見上げて]
(-70) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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―― … ん、…、
[唇をなぞる手に甘い音が洩れる。 ちゅ、と果実に吸い付き、甘噛みして、 ややすれば、口腔にたまるは緋色まじりの蜜。]
………、
[呼ぶ代わりに、片腕を伸ばして後ろ頭に触れ そろと引き寄せねだるは、緋の口付け。*]
(-71) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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− 二階 コレクションルーム前 −
[空気を切り裂く音を奏でて鞭が舞う。 闇の触手を砕き、囚われた者を引きずり出す。
打擲がその肌を撫でれば、声と肉体の反応があった。 昏睡しているわけではないとわかって、わずかに息をつく。
それが隙となったか、魔物は、触手の束縛が緩むや、影から影へと瞬間移動して、鞭の攻撃範囲から逃れた。 宙吊りにされていたからこそ、その技は封じられていたに違いない。]
うかつ ──
[自身を叱咤しながら、迷わず追跡を決めた。]
(*19) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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[もっと遠くまで瞬間移動することが可能だろうに、魔物は流し目をひとつくれて駆け出し、開いていた扉から室内へと滑り込む。
誘われている、と感じたが、躊躇いはしなかった。
戸口をくぐる瞬間のトラッブのみを警戒して、前転の受け身を取りながら部屋に飛び込む。
壁際に甲冑の騎士たちがずらりと居並んで── ]
(*20) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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…!
[気を張ったが、それらは展示品だった。 ここは武器庫、あるいはコレクションルームと呼ばれる類の部屋だ。
トラップはない、と判断したが、同時に、障害物が多くて長鞭は攻撃に使えないという結論にも達した。
ならば、あるもので切り抜けよう。]
(*21) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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[駆けながら手に取ったのは鉤爪だ。 巨大な虎の爪とでもいおうか。
珍しい武器だが、馴染みがないわけではないと感じた。 そこそこには使えるはず。
指をナックルガードを通して両手に鉤爪を装着し、なおも魔物の背を追う。*]
(*22) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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─ 温室 ─
[温室の中にも月の光は入り込み、また草に紛れるように、あるいは花を引き立たせるように鏡が配置されている。 複雑に月光を反射した鏡の群れは、花の上にひとつの像を結んだ。]
アヴェルラ殿。 狩りの首尾はいかがかな。
[花々を踏みながら、それを折らぬ虚像。 呼びかける城主の声は、間近で聞くのと遜色は無い。*]
(153) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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/* 城主様からもらった贈り物の効果をあれこれ考えつつ、バトルに邁進の夜(=通常運転)
(-72) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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/* とか言ってたら城主様いた。 シンクロ♪
(-73) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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[胸の飾りを弄られて、余裕などまるでなくなる。 髪をかき乱し零れた吐息にさえ、酷く敏感に感じ入ってしまうのに。
転がされれば耐え切れず、 其の儘磨き抜かれたテーブルのヘリをずるり、と背が滑りそうになる。うまく立っていられない。]
…ひ、…ぃや、 っ、そこ、で しゃべるんじゃ、な…!
[訴えるは嬌声交じりで。 嬉しそうに見上げる翡翠があまりに綺麗で、言葉を詰まらせた。]
(-74) 2017/10/08(Sun) 00時頃
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─ 温室 ─
[月の光と鏡が像を結ぶ。 かけられた声>>153にひとつ、ふたつ、瞬いて。 振り返った先に見えた姿に、花硝子はにこり、と笑んで見せた]
あら、鏡の卿。 上々……とは、言い難くはありますわねぇ。
[でも、と短く言葉を切り、つい、と真紅の薔薇を撫でる。 その際に、左の腕が動かぬ様には気づかれるか]
中々に、楽しませていただいておりますわぁ。 次にどう動くか見てみたい、と思える贄と見えるのも久方ぶりですし。
[花硝子が好むのは、己が意志を示し続けるもの。 故に、生を諦める様子のない此度の贄はは好ましいのだとは、過去の宴の様から容易に察する事もできようか。*]
(154) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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やめ、 ひ、…噛むな、 やっ…!
[噛むは強い刺激にすぎる。 ぎゅっと閉じた眸は瞼の裏で蜜を帯びたように蕩けた。]
……っ、は、…はぁ、…は、
[触れる感触に、悩まし気に瞼を開けて。 引き寄せられるまま唇を重ねた。 緋色のそれを待ちわびたように、素直に迎え入れ、美酒を飲み干し、喉を鳴らす。]
……、…ぁ、…もっと、 傍に……
[来い、と、願う。もっと、もっと。――離れることのないように*]
(-75) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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[足から力抜けるらしいを見れば瞬きして 嬌声まじりの制止に楽しげな色を滲ませた。 素直に言う事をきくかのように、 それ以上は、果実含むまま話すを止める。
尖りにぬめる粘膜押し当て、擦りつけるたびに 舌には膚の味と淡くも蕩けるような快楽が伝う。
敏感な尖りは甘噛みでも強すぎたらしい。 あがる声に、申し訳なさそうに眉を下げ、 お詫びとばかりに小さな果実舐めあげる。]
(-76) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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[唇重なれば移す緋色。 素直に、飲み干そうとするさまに心擽られる。]
――… 、は、ぁ。
[愉悦滲む翠は蕩ける蜜を孕み濡れる。 もっと、と呼ばう声に頷き、ちらと足元を見る。 脇に手を遣り、軽く抱き上げるようにして 食卓の上に座らせるのは先ほどの様子をみてのこと。]
……エドアルド。
[呼び掛け、再び唇重ねて、求めるのは彼の蜜。 絡ませながら、手は肌を滑り下衣へと掛かる。*]
(-77) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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/* ユージンを痛めつける(?)としたら、杭で 外に打ち付けて身動きが取れないようにして朝日を延々と浴びさせる。しかないな。
(-78) 2017/10/08(Sun) 00時半頃
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まことに。 此度の贄は生きが良い。 今年の月は些か荒々しい方へ傾いたのやもしれんな。
[見上げた先に、皓皓と照る月。 だが視線が天を向いたのはほんの一瞬のこと。]
あるいは貴殿が来るからと、月が選んで誘ったか。 相応しきものをと、互いに引き合ったか。
縁とは面白いもの。
[宴を開いた主は、かつて騎士を名乗っていた者の腕に視線を置きながら、喉の奥で低く笑う。]
(155) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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ところで───
[話と視線の先は転じて、薔薇の上に向かった。]
実はその薔薇を枯らさずに済んだと安堵していた。 庭師も苦心していたようだ。
美しい薔薇だと思っていたが、 貴殿が触れると、見違えるように鮮やかな色になる。 見事なものだ。
[花弁に露置いたかのように匂い立つ薔薇を、感嘆の眼差しで眺める。*]
(156) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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[滑り落ちるは何とか辛うじて堪えて。 楽し気な色には悔し気に琥珀の中の金を尖らせた。 話すをやめたからと謂って快楽が散るわけではなく、 却って粘膜が辿るを意識してしまって、いけない。]
んぁ …っ
[舐め上げられ、ひく、と喉、仰け反って。
触れられるがこんなに気持ち昂るのを、知らない。初めてだ。 好きになって、と謂った 彼の声が胸に染む。
そんなこと、謂われなくても。 きっと、己は――とっくに]
(-79) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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[間近の翡翠の眸の蜜色が艶を帯びて、見惚れる。]
…っぅ、わ
[抱き上げられてはかすかに驚きの声。 もう不躾、とも無礼、とも言わず。机の上に座った状態の行儀の悪さも、今は飲み込んで。]
トレイル、……トレイル……っ
[呼びかけに答える、 一度唇を重ねたのち、足りぬとばかりもう一度呼んで。 蜜を絡めて、血ではなくて、トレイル自身が欲しいとばかり。 下衣にかかる手に、ひく、と膝を内に寄せる。 解ければ熱の涙をこぼすも露だ。吸血鬼とて欲はある。――されど、淡白であると思っていたのに、こんな*]
(-80) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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|
─ 温室 ─
ええ、本当に。 大人しそうな子も見受けられましたケド……。
[ふと、思い返すのは廊下で見たやわい笑みの主]
月が縁紡いで呼び寄せたというならば、理解に落ちるというもの。 ホント、縁の交差は面白いものですわあ。
[くす、と笑いながら、花弁から離した手で裂けた部分をさりげなく抑える。 月の狂気に後れを取った事で錆付きを自覚したのは、ひそり、飲み込んで]
(157) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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|
あら、そうでしたの? 庭園の子らもですケド、良くお世話していただけていると感心していましたの。
[転じた話題に、視線は真紅へと落ちる]
まあ……ある意味では、アタシの眷属のようなものですからねぇ。 ここでいきよと命じてはありますけれど、生み出したものを覚えていてくれている……という所なのかしら。
[向けられる感嘆の眼差しは、花を生み出し至高の彩に育てる事を楽しみとする花硝子にとっては何よりも誇らしいもの。 故に、返す声音はどこか弾んだ響きを帯びていた。*]
(158) 2017/10/08(Sun) 01時頃
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|
[琥珀の中の金砂がまた別の表情をみせる。 宝石が光の入り具合でかおを変えるかのように 感情が見え隠れする金色もまた目をひいた。 仰け反る喉が酷く煽情的で、 吸血鬼でもないのにその首筋を貪りたいとさえ思う。]
……嗚呼、…おいしそう。
[ぽつり声が零れる。 驚きの声に瞬くも彼が飲み込む言葉気付かぬまま 呼ぶ声に頷き、嬉しそうに身体を寄せる。]
ん……、
[求められるは血なのだと思っていたけど、 エドアルドの牙は意図して口内を傷つけようとはせず 舌絡めるたびに蜜が滲み、まざりあい、その甘さに酔いがまわる。 膝を内に合わせれば脱がすは容易でなくなる。 下衣の釦、留め具を解いて熱へと手を伸ばした。]
(-81) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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|
─ コレクションルーム ─
[続き間になっているコレクションルームの、最も奥の部屋で吸血鬼は佇んでいた。 絵画と彫刻の部屋、武具とトロフィーの部屋と続く最後の部屋は、いくらか様相の異なるものだった。
抱きしめる腕の内側に無数の針持つ鉄の乙女。鋭角の背を持つ木馬。いくつもの鉄の輪が付いた椅子。ちょうど人間が嵌るサイズの鳥籠。その他、奇妙な形をした様々な道具類。 陰惨な空気を纏う器具たちが、これまでのコレクションと同じように並べられている。
飾るだけではなく、実際に使う場所と主張しているかのように、部屋は敷物ひとつとて無い石の床で、中央にはある程度の空間が取られていた。]
(*23) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
|
|
[月の光も差し込まない部屋を照らすのは、燭台の炎だけ。 揺らぐ灯のもと、部屋の中央に吸血鬼は佇んでいた。]
来たね。待っていた。
[入り口に姿現した追手へ、甘やかに掠れた声を掛ける。]
(*24) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[鞭に裂かれ残骸となっていたシャツは振り払われて、床の上に落ちていた。 晒された蒼白い肌には爛れた鞭痕が幾筋も交差していたが、揺らぐ灯の元ではそれも艶めかしい陰影を作り出す。 端正な立ち姿は、痛手を微塵も感じさせない。]
───来て。
もっと、 みせて。
[囁き、腰に吊った細剣を抜き放って静かに構える。 剣先が、ひたりと狩人の胸を差した。**]
(*25) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ 真実は、必ずしも幸を運ぶわけではない。 ひらひらと、虚空を泳ぐのは、 生か死か、表裏一体のものなのだ。
忘れてしまえるのなら、 よかった、 ( ── 本当に? ) 永遠に愚かな少年であれたなら、 よかった、のに。 ]
覚悟、 ……だなんて、 上っ面だけだったんだな、
[ 澱むこころは、渦を巻く。 まるで強引に引き寄せた白金の腕を、 きつく握り締めながら駆ける。 背後から未だ宣う声から逃げ惑うように。 ]
(159) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ 床を蹴る足は重く、中々先へは進まない。 ひとつ、ふたつ、扉を越えて。 …… 辿り着いた場所は、どこだろう?
お綺麗な血統で産まれた少年は、 お伽話のような物語しか知らない。 行方の知れぬお姫様だって、 いつしか王子様と再会できるもの。 ]
かあ、さ …… ッ!? ………ひ、っ、
[ みっつ、よっつ。 角を曲がった。その刹那。 暗闇から生まれるのは、黒き渦。
純潔≠象る誓いの品は、 甘美≠ネる闇に堕ちていた。 ]
(160) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ 其れを、両の掌で受け止めたときに、 漸く、気付かざるを得ない。
風を切るように、背後を振り返る。 ── … 噫、これほどまでに愚かなのも、 笑いさえ込み上げて来そうなもの。 ]
シーシャが、いない、 かあ、さん。 ねえ、
[ 母鳥を喪った雛のように、 きょろり、と辺りを見渡して その姿を追い求める。
ほんとうの母の証は、 この手の中にあるというのに。 ]
(161) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[ まぼろしのように、 あの、朗々とした声が、 耳に張り付いて消えてはくれない。 引力が突然強まったかのような頭重感、 支える爪先は、深く、傷口を広げた。 ]
殺す、 ころ、す……ころす、 ぜったい、
[ 朽ちることのない、不死の身。 それをも、凌駕するにはひとつ。 自らに提案を投げ掛けようか。
対等な存在になれば、いいのでは … ── ? ]**
(162) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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[よもや首筋に邪な感情を抱かれているなどと知らず。]
…っ、何が…っ
[零れた声に問いかけて、答え得られたか。 嬉しそうなトレイルを、――嗚呼、傍に置きたい、と、思う。 欲しいのは、血は勿論、彼自身だと、心がさけぶ、ようで。]
……は、ぅ
[意図して傷つけることはせずとも、 鋭い先端は少しずつ彼の舌を傷つけてしまうかもしれない、けれど。血よりも唾液が甘くて、また喉を鳴らして飲み干した。]
ん、あ!
[留め具解かれ薄い腹が蠢く。 熱はふるりと震えて手の中に納まろう。 ぬるり、粘膜の擦れて。しがみ付いて腰が揺らぐ。*]
(-82) 2017/10/08(Sun) 01時半頃
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─ 温室 ─
どうも皆、この城に眷属を置いていきたがる。 我が城は、数多の同胞の記念で溢れているようだ。
[眷属、との言葉に反応して、愉快げな笑い声を立てた。 不快、ではなく、それこそ縁を面白がっている笑い方。]
同胞が遺した記憶は、実に楽しきもの。 城な籠りきりであっても退屈せぬのは、それらのおかげだ。
この花も、花壇の"花々"も、我を楽しませてくれるもの。 感謝している。
[礼の言葉を口にして、赤い薔薇に手を伸ばす。 鏡像の指は花弁をすり抜け、つかの間、月蒼の燐光で花を縁取った。]
(163) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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宴にて、貴殿の技を見るのもまた楽しみのひとつだ。 もし、贄が逃げまわり隠れるばかりであるならば、我が勢子の任を負うのも一興だ。 いつでも呼んでくれるがいい。
[狩りに加わるのもまた良ものだと告げる虚像は、ゆらり薄れ始めていた。**]
(164) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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─ 庭園 ─
キビキビ働くご令嬢も 悪くはねえとオレは思うがね。
死を理解することは、 如いては生を理解することだ。 良い盟主になるだろうさ。
[墓守を名乗る女に男は肩を竦め、首を傾げた。
彼女は死を、身近に置いて出来ぬ呼吸をする吸血鬼であったのだ。 其れは確かに金持ちの子供としては在り得ぬ姿で、遠いものでは在ったやも知れぬが、男にとっては如何でも良い事。 路地裏に住む破落戸共を人として見れぬような、数多の富者脳裏浮かべて。]
(165) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[白い指が、背広の滑らかな生地の上を滑る。 所々破れ解れ、此の様を製作者が見たのなら表情を歪めてしまうだろう。 ……尤も、勝手に服を修復される事にも良い顔はしないやもしれない。 ふと男は思って、然し仕方が無いと心中納得させた。]
……凄いな。
思うんだが、吸血鬼は皆 引籠るより奇術師になりゃ良い。 一晩で幾ら稼げんだろなア。
[裁縫に興味が有ったと云うより、吸血鬼に興味が有った。 男は其の手の霧が繊維を集め、紡いで往く様を見詰める。]
(166) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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ありがとう。 意地でも生きたくなるな、そりゃ。
[鳴る鎖の音は、此の時間の中で慣れたものに為ってしまった。 女の指が髪に触れるのに、軽微な抵抗も無い。 此の死体は自らを攻撃しないと思い込む心に気付き、男はひとり、戒めた。
そうして、目に入ったのは鮮やかな色をもつ其れ。 目に眩しい其れは明らかに人の世のものでは無く、男は一度言葉を失う。
騒めき足元で揺れていた草花が、軟体動物に飲み込まれては溶けてゆく様が見えた。]
(167) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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──冗談でも無い、 ン?
[如何に倒せば良い、下手に触れれば折角の服が解けてしまいそうだ。 眉を顰め、思案していた男にひとつ、声。>>151
其れは、置いて行けとでも或いはお前は逃げるだろうとでも謂いたげなもの。 鎖を外してやろうかと謂う思考も過るが、其の必要すら無いとでも告げる様で在るならば。]
(168) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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そうかい。 精々生き延びて良い返事を待ってるさ、 ご令嬢、或いはヨーランダさんよ。
[男の身は、軽いもの。
鞄を持てば、身を翻して再び猫の如く笑みを浮かべた。 ちらと、吸血鬼が言葉を吐く度覗く牙へ視線を送ったのならば、次の瞬間には足を進めているのだろう。*]
(169) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 02時頃
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[問う声が聞こえて、声に出していた事に気付く。 答えるように指先が首筋をなぞり、鎖骨を撫でて、 胸の突起をやさしく爪弾く。]
エドアルドが、おいしそう。
[何処を食んでも甘く感じそうだと思う。]
……ぅ、
[口付け舌絡めあううち、鋭い先端が舌を撫でた。 痛みに堪えるというよりは快感に上擦るに近い音。 命のあかが裂け目から淡く滲み零れて、唾液に溶ける。]
……俺にも、ちょうだい。
[彼の味が恋しいと、渇きを癒そうとするかのように求めて]
(-83) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[求めるを得られれば満足げに唇を離す。 均整のとれた薄い腹が蠢くが手に触れる。 震える熱を手の内に包み込み。]
…一緒だ。
[なんて嬉しそうにいうのは エドアルドと同じかそれ以上に熱を帯びるからで]
口でしてもいいけど…… キスしにくくなるのは、
[惜しい、なんて、小さく綴り、昂りをやさしく擦り撫で。**]
(-84) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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─ 温室 ─
アタシの場合は、宴で楽しませていただけた事へのささやかな感謝ですわぁ。 それが、卿の退屈を紛らわせるお役に立てているならば、何より。
[愉快気な笑い声>>163に、こちらもくすくすと楽し気な笑みを零す。 仕種にあわせて揺れる花硝子の飾りが、月の光を弾いた]
(170) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[真紅をすり抜けた鏡像が、月蒼の燐光を持って薔薇を飾る。 ほんの一刹那の彩の共演、束の間の幻影に目を細め]
あら、そう言っていただけるなら、ご期待に添えるようにしたいものですわねぇ。 ……どうなるかは、あのこたち次第な所もありますけれど……。
[またそろそろ追ってみようか、と思いつつ、視線を刹那、館の方へと移ろわせ]
ええ、余りにもかくれんぼが過ぎるならば。 ……そう、ならないでくれると嬉しいんですケド。
[こてり、首を傾いで紡ぐ口調は冗談めく。 それでも、虚像が薄れゆくのに気づけば、居住まいを正して見送る態。**]
(171) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[なぞる指に合わせて 弧を描く首筋。 膚の粟立つ感覚に、己が敏感になっていることをまざまざと感じる。]
っあ…!
[爪弾かれては震える弦のように響く声。]
なん、だと…っ、ぁっ
[そんなわけがあるか、と否定するも力ない。 吸血する捕食者は己で在る筈なのに。 上擦る音色が彼から聞こえるのと 血の味滲むは同じころ。 甘さの増した唾液を絡め、求められるまま差し出した。]
(-85) 2017/10/08(Sun) 02時半頃
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[唇濡れて月光に艶は青白く、空気求めて切なげに開き。]
…っ、い、っしょ…?
[首を僅かに傾げては、緩やかに瞬いたが 続く言葉が何を示すか気づいて朱を帯びて。]
くち、とか しなくて、 …っいい…
[ぎ、と睨んで否定する。 見せるなんて、とんでもない。 出来ないとばかり。 優しく撫でられているだけなのに腰が跳ねて堪らない。 トレイルにしがみついて、高く、奏でられて囀る。 甘さに溺れるまま、首筋に牙を浅くも埋めて*]
(-86) 2017/10/08(Sun) 02時半頃
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− コレクションルーム −
[博物館と呼んでも差し支えないほど長い翼廊の最奥の部屋でターゲットは待っていた。 中世に逆戻りしたかのような展示室の中でも、特別な傾向のコレクションを並べた場所。 人の想像力の暗黒面を感じさせるものだが、その中央に立つ吸血鬼は、それらを凌駕し目を惹きつけた。
衣服を取り払った青白い肌に残された鞭痕を庇う様子もなく、疲労の色もまたなく。 いまや、その手には細身の剣が握られ、対手を迎える態。 その姿もまた、額縁に入れて飾る価値があると思った。]
(*26) 2017/10/08(Sun) 08時半頃
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[決闘に挑む貴族然とした佇まいの中、声ばかりは艶を含んで狩人に向けられる。 この麗人に「待っていた」「来て」「もっと」 ── と求められることの快感。 視線で、足で、心で追ってしまうのも無理はなかろう。]
そう言われて応じぬ者など居はしまい。
(*27) 2017/10/08(Sun) 08時半頃
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存分に。 ── 俺を味わい、 その身をここに横たえるがいい。
[全力を尽くす、との宣言を放って、半身に構え、右手とその鉤爪を差し伸ばす。 剣の切っ先と鉤爪の先端が軽く接吻けすれば、それが開始の合図となる。*]
(*28) 2017/10/08(Sun) 08時半頃
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[男が逃げ果せるかどうかはあまり考えなかった。 彼の体と振る舞いは、全て客人を喜ばせるために宴に供されたもの。
フィンが私の元へ着き、また私を起こそうとしたのも、きっと宴の一部。 去って行こうとするしなやかな背へ、私は取ってつけたような言葉を放った]
ごちそうさま、フィン 忘れ得ぬ夜を。
(172) 2017/10/08(Sun) 10時半頃
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[一緒、が何を示すか理解したらしい。 みるみるうちに朱を帯びる陶器の肌。 しなくていい、なんて返事が聞こえれば瞬きして]
……奉仕されるの、きらい? それとも、…慣れてない、だけ、とか、
[睨む理由が何処にあるか分からず 不思議そうにエドアルドの琥珀見詰め首を傾げる。 しがみつく手にひかれるまま身体を寄せる。 若鮎のように腰跳ねるたび、熱握る手はあらぬ処を擦り]
……っ、…そんな に いいんだ ?
[声に嬉しそうな音が滲んだ。]
(-87) 2017/10/08(Sun) 10時半頃
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[高い囀りが熱を煽る。 彼の熱から手を離し、己の下衣を緩めた。 寛げた其処から覗く猛りを、彼の薄い腹に寄せる。 首元に感じるのは彼の息遣い。 首筋に触れるのは真白の一対。]
――… ぇ、
[意識をそちらに向けると同じくして伝うは 淡い痛みを伴う官能。 浅く埋まる先端が、つぷりと薄い皮膚破り鮮血を滲ませた。]
あ…っ、……っ、
[ぞわりと肌が粟立つのは本能的に畏怖するがあるやもしれず。 甘くも切ない吐息を零し、翠は潤み帯び色を深くして。 エドアルド、と耳朶に囁き、 はだけたシャツを掴む手は縋るようでもある。]
(-88) 2017/10/08(Sun) 10時半頃
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── 塔へ ──
[ 少年の足取りは、鉛のように重い。 頬を撫でる風は、冷やかすように嘲笑う。 踏み潰されるべき蟻はいなくとも、 地を固める土は、靴裏を汚してゆく。 ]
……かあさん、かあさん、
[ 黒き夜を唯一照らす月の光の中に、 ひと筋、導くように照らされる道ひとつ。 見上げた先に在るのは、 青白く燐と煌き聳える塔だった。 ]
(173) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ その戸へとついと伸びる細く白い指は、 白百合の花と遜色変わらぬ姿を模している。 ゆっくりと、把手を手前に引き寄せ、 ]
……。
[ 其れは、其処に存在した。1>>#0>>#1 ]
(174) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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/* 此処で、某キャロルが流れ始めるに違いない。
(-89) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ 背から射し込む光の果てに、 自らの影を見た筈、…… だった。
産まれたてのはずの其れは、 眼前で、形容できぬ揺らめきを持つ。 まるで、生を得ているモノのように。 ]
な、 …… 何から、何まで、
[ 揺らめきは次第にひとりと為る。 漏れ出た言の葉を拾うように、 顔なき顔を此方へ向けるよう、 其れはくるりと、振り返る。 ]
(175) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[ 自らの影ではない。 ── … その筈なのに、どうしてか。 己の影さえも、
( 俺を嘲笑うというのだろうか? )
踏み入ろうとする俺を拒絶するように、 影は鋭く、腕を伸ばしてきた。 ]*
(176) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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……っ、 見せるようなところ、ではないだろうが……!
[慣れていないは明らかか。 首を傾げるトレイルを睨む様子は羞恥に満ちる。 奉仕されるのは当然だが、こういう、のは、知らないもの。
熱の中心から手の逸れるたび、 もどかしげに 身をよじる。 しがみつき、抱き寄せる体勢は赤くなる顔を隠してくれたろうか]
……っ、うる、さい、……
[乱れた吐息の、合間の悪態は事実を突かれて悔しげにも聞こえよう]
(-90) 2017/10/08(Sun) 11時頃
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[腹部に当たるは火傷しそうだと思うほどの熱。 白の牙は、それに応えるようでもあり]
ん っ……
[濡れた声が吸血鬼の支配者たる誇りを撫で上げる。 耳朶へのささやきにひくりと肩震わせた。 一度牙を抜いて残した傷に舌を這わし]
…………側に、
[首元に寄せ、表情見ぬまま紡ぐ言葉は切なる色。 甘い熱に浮かされて、美酒に酔い、漸く零せる、本音の欠片]
……おれの……側に居ろ、 ……帰るな
[言えば、牙を埋め込まず傷口に唇寄せて、痕残すように吸い上げる*]
(-91) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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見ておるんだろ、我が友よ 些かつまらぬ幕間になってしまったが、この演目は来年以降に期待して頂きたい
[見上げて、役者のような台詞廻しと仕草]
種は撒いた さてどう腐り堕ちて逝くか それが今後の展開に関わって来るというところだね
[意地が悪い老練な笑み]
(177) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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─ コレクションルーム ─
[鋼の剣と爪とが触れ合うかそけき音。 金属同士の接吻けに、身体の芯が燃える。 早く、触れたい───
───瞬間、剣の切っ先を撓らせ相手の右手首を打ち払い踏み込んで、上半身を狙った二連の突きを放ちにいく。 剣の間合いを生かした先制の連撃は、よどみなく素早い。
本来ならば攻撃の直後に退がるのが常套でもあり型でもあったが、身体はあえてのもう一歩を踏み出そうとしていた。*]
(*29) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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/* なんだかんだ、みんな優しいんだよなーー。 殺してくれ!!!
(-92) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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跪(ひざまず)き、血族となるか 人の身のままに、愚かな戦いを挑み朽ちるか 悲嘆に暮れ、冥界の河を渡るか
何れにしても心は憎悪と悲嘆の中へ沈む 考えるだけで楽しいね
[古い古い血族は血を呑むだけでは飽き足らない 求めるは人の絶望]
さて、次なる仕掛けはどうしようか・・・・・・
(178) 2017/10/08(Sun) 11時半頃
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[明らかな反応が答えなのだろう。 羞恥に満ちる彼の様子が愛しくもある。]
……俺は、みせてほしいよ。 エドアルドの全部、見たい。
[慣れているのかと思った、なんて 流石に言わない方がいいだろうと分かる。 もどかしげに身を捩るさまが艶めかしく 表情は見えずとも耳朶に赤が及ぶなら察しはついて]
もっと、…触れたい。
[吐息の間に零れる言葉。 悔しげな響きに愉悦浮かべるは 彼がこの手で感じてくれるのだと知ればこそ。]
(-93) 2017/10/08(Sun) 12時頃
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[噛まれた首筋が熱を帯びる。 そのまま深く穿たれるのを覚悟し目を瞑るが 鋭さは痕を残して引き抜かれ、]
……ふ、…っ、ぁ…っ、
[背筋に快感が奔る。 傷に触れる舌のざらとした感触に小さく身体が震えた。 それだけで、息が上がる。 切なる音色が届けば、潤む翠が彷徨い]
側に、置いてくれるなら…… エドアルドの側に居たい。
……でも、
[帰るな、とはどういうことだろう、と。 疑問に思うのは帰れるとは思えていなかったからで、 はじめての宴で、その仕様詳しくは知らぬがゆえ。 肌に痕残すような口付けに、蕩けるような甘い喘ぎが問いを綴れなくする。*]
(-94) 2017/10/08(Sun) 12時頃
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─ 大広間 ─
見ているとも、友よ。
[ソファの上から未だ動かぬままに、城主は鏡像を手繰る。 血のワインを傍らに、今は紫煙くゆらせて、同胞らが楽しむさまを眺めて居る。 積年の友が仕込むを見るも、これで幾度目か。 爛れた果実が腐れ堕ちる寸前の、芳香の甘きを教えてくれたのも彼だ。
此度の贄は如何に堕ちるか。 これも賭けにすればよかったかと、漂う紫煙の先を思う。*]
(179) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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[死合は目も止まらぬ速攻で始まった。 煌めく剣先が右手首を外へと弾き、わずかに開いた間隙を鋭い突きが襲い来る。その電光石火。
フェイントではなかった。 前へと踏み込む気合いは声なき裂帛。 吸血鬼は本来、狩人なのだ。
美しい、とすら思った。
本能に委ねれば、身体はシンクロするように前へ出ていた。 肩先に痛みが突き通る。]
(*30) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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おおぉ ── ッ!
[食い込んだ刃が抜けないよう、グ、と筋肉に力を込める。 己が肉体を枷として、銜え込んだ刃をそのまま封じる策。
同時に、両手の鉤爪を大鋏のように閉じ合わせて、吸血鬼を抱擁のうちに掻き抉らんと仕掛けた。
血の香りが甘く舞う。*]
(*31) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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……っ不敬、だぞ、……っ
[ならぬ、とばかり紡ぐは反抗の精神。 見たいと言われて素直に聞けるほどしなやかな精神をしていなかった。 触れたい、と言われるは吝かではなく。身を預けるは滅多にない事であるが人間である青年に伝わるかどうかは知れず。]
触れる、は、 許す、……
[不遜な物言いに似つかわしくなく密やかに。]
(-95) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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[吸血鬼の本能として、だけではない、 己の与えられる愛撫としての牙。 甘くとろける声を聞き、頭の思考がさらにとけていく。]
……、……側に置く、と、言っている。
[トレイルから でも と、迷うようにも聞こえる言葉が出ると息微かにも詰めて眉を寄せる。 その先が、否定であったら? 例えば装飾を作らんと思い出していた「あの子」の元に帰るということならば、自分の誇りはきっと耐えきれずまず彼を拒絶して突き放すに違いない。
──そう、わかっているからこそ。続きを紡げないようにまた強く 吸い付いて。きっと、甘さだけをもたらすように*]
(-96) 2017/10/08(Sun) 12時半頃
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[連撃は、最初の刺突で止められていた。 意識狂わせる血の香の甘美。 誘う甘露に、身体は前へ泳ぐ。
剣を引き抜く試みは成功しなかった。 身をもって封じる策に囚われ、進み出る動きに力を殺される。
抜こうとする力、相手が前に出る動き、自分の、近づこうとする意志。全てのベクトルが合わさって、ふたりの距離はゼロになる。]
(*32) 2017/10/08(Sun) 13時頃
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[剣の柄から手を離し、柔らかく抱擁する。 鋭い爪など持たない身。ただぶつかった質量を愛おしむ。
晒された背を金属の鉤爪が捉え、引き裂かんとする。 絶妙に摺り寄せ反らした上体が間合いを狂わせ、爪先は閨での愛撫のように膚を薄く浅く掻いていった。 只の鋼ならば、それさえも痕ひとつ残らない。]
ああ……
[相手の耳元に唇を寄せ、官能の溜息を吹き込む。 ついでとばかり耳朶へ牙を差し向けた。]
(*33) 2017/10/08(Sun) 13時頃
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[長躯の痩身は信じられないほどに柔らかく曲がり、抱きしめた狩人の下へと己を潜り込ませる。 抱き合う相手の身体を己の上に乗せ、バランスを崩し、自分の頭上を越して投げ飛ばそうと試みる。
視界が回転し、身体がなおも密着した。*]
(*34) 2017/10/08(Sun) 13時頃
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[不敬と言われれば項垂れるように頭がやや下がる。]
……見たかったなぁ。
[残念そうな響きがぽつりと落ちて]
ん、……次は触れるだけでなく、見せて。
[許しを得れば、次へのねだりを添えた。 今はこれが精一杯なのだろう、と密やかな響きの中に思う。]
(-97) 2017/10/08(Sun) 13時頃
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[息を詰める気配が伝う。 シャツを掴む手、ぎゅっと握って]
――俺、エドアルドに血、吸われるの、 けっこー好き、かも、しれない。
[甘く囁き、誘うように耳朶を食む。]
ん、エドアルドの側に置いて。 仕事、残ってるから、 帰れるならちょっと時間欲しい、けど、
……ん、 んん、ぁっ
[ダメ?ってねだるつもりの声は喘ぎに消える。 首筋にはうっ血のあとが鮮やかに浮かんでいた。*]
(-98) 2017/10/08(Sun) 13時頃
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[蛍光色の不定形生物は、庭園に融けた草花の筋を引きながら私の元へ来た。 靴を溶かしてくれるなと言ってみたけれど、耳目はないらしい。
或いは愛らしいと言えなくもないかもしれない……と思ったがそんなことはなかった。 纏わりつく害意、脚を這い登り腹のあたりまで呑み込まれた頃、私は目を閉じた]
(180) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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|
私の体を侵すもの この身は私の領地、私の領分だ ──私がお前を侵して殺してしまおう
[ドレスを溶かして這い回る不快な物質へ報いる。 私の体は黒い霧とほどけ、広がってスライムを逆に包み込んだ。
犬の遠吠え
死の気配濃い霧が晴れれば、庭園の一角、四阿は墓土の匂いと蛍光色の染みだけが汚していた*]
(181) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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─ 温室 ─
……あら。
[遠くない場所から響く、犬の遠吠え。 これはあちらもこちらも賑やかなよう、と思いつつ、真紅を緩く撫でてから温室を出る]
さて……と。
[今の所、視界には異変の影はない。 それではどこへ向かうか、と思案しつつの歩みは気紛れに。*]
(182) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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見てどうするか……!
[残念そうなトレイルを叱責するも迫力があるかと言えば否だ。]
……、……、
考えて おく
[目を伏せて、むすりと口をへの字に曲げての答え。 羞恥のほうが今はずっと勝る。]
(-99) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[しなやかな布地がくしゃりと歪むも気にせずに。 耳朶への囁きは色事めくが、吸血鬼として成せることなら優位は此方、という意識。]
……そうか、……なら、望めば、くれてやる っあ、……あ、ん
[食まれては喘ぎに変わり、喉を反り身をよじる。]
……、仕事。
[ほんの少しの不機嫌、消えた喘ぎの先など知らない。 鬱血の痕を舌でなぞる。鬱血は仮の契約の前段階。]
熱心なことだ。……好きにしろ。
[ややもすれば突き放すよう。 従者とすれば、宴の記臆は残るだろうが もし、怖くなって逃げる、或いは来なければきっとそれまでのことだ、──と、先に心に境界を引く。 移ろうのを厭うならその手で止めて、とトレイルは言ったが、きっとそんなことはできないと、直感している*]
(-100) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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[叱責も思っていたほどの迫力はなく]
如何する、って……、楽しむ? エドアルドは俺の、見たいとは思わないんだ。
[着衣のまま、腰回りは寛げているものの 晒す肌の面積は情交のそれにしては少な目で]
……ん、考えておいて。 いい答え、楽しみにしてる。
[話す間は、少しだけ熱が紛れる。 唇が結ばれるのを横目にちらと見遣り翠細める。]
(-101) 2017/10/08(Sun) 14時頃
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[喘ぎが聞こえる。 敏感だな、なんて紡ぎが吐息の間に漏れる。 反らされた喉が、婀娜に見える。]
――…仕事。 俺の仕事、銀細工師なんだよね。 でも……、もう銀には触れないようにするから。 最後にするから、さ、お願い。
[不機嫌そうな彼に甘くねだる。 首筋の痕をなぞる舌の感触に、震え、息が乱れる。 それが意味するを知らぬまま、お返しとばかりに 白磁の首筋へと顔を埋め、甘い音立てて口付けた。]
妬いてる? 俺が好きなのは、エドアルドだけだよ。
[滑らかな肌を吸い、薔薇の花弁を散らす。*]
(-102) 2017/10/08(Sun) 14時頃
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っ、たの、……
[瞠目して はくはくと言葉にならぬと唇を動かす。]
み、……、っ、て、ど、どう、する。 おれに奉仕でも強いるつもりか!
[赤くなって顎を引きながらの喚き。 行為経験の少なさ或いは偏りを示すようだ。]
……、……、ふん
[唇引きむすんだまま、照れ隠しのように短く鼻を鳴らす。細まる緑を直視はできず]
(-103) 2017/10/08(Sun) 14時頃
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[声聞こえれば否定する様に睨むが溶けるはすぐで。 息を整えようと息を深く吸う。]
──、しっている……
[銀細工を売っているのも、遠目に見ていたのだから。]
……、ほんとうに、構わないのか
[小さく尋ねるは、市場で売る姿の 楽しそうなのを知っている所為だ。 言葉を探す間は、真似る様に首筋に唇寄せられ霧散した]
──っ、ぁ、あ……!
[ぞくん、と背を逸らす。まるで此れでは己も彼に契約された様ではないか。妬いてるわけではない、と、言い訳する様に首を横に振る、力なく*]
(-104) 2017/10/08(Sun) 14時半頃
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[答えは意に添わなかったらしい。 如何やら逆も好ましくないのか、反応は芳しくないようで]
……如何するって、愛でる、とか。 好きなひとに、嫌な事を強いるつもりはないから、 心配しなくても大丈夫だよ。
[強いられるのは愉しくない。 知っているからそれを強く求めることはなく。 照れ隠しのような反応に小さく頷き笑みを浮かべる。]
(-105) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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[しっている、との返しには 瞑目し不思議そうに首を傾げる。]
前に話したことあったっけ?
――、構わないよ。 だってもうエドアルドの痛そうな顔みたくないし。 仕事、何か別の考えなきゃなぁ。
[エドアルドの側に居たいといったものの 未知の世界でどのような暮らしになるか知れず 思案げな声を漏らす。
響く声に、ひと睨みで否定された言葉がまた過る。 力なく、首を振るさまは、官能に身悶えるようにも映り それが答えに繋がる、ということをすぐには理解できなかった。 首筋を愛撫する唇には熱が籠り、シャツに縋る手緩ませ 一度離した下肢へと落ちる。 熱に触れれば先端の窪みを指の腹でやわくなぞり*]
(-106) 2017/10/08(Sun) 15時頃
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[想像だにしなかったことを突きつけられて、処理能力を超えている、というのもある。]
……っ、……愛でる……
[狼狽える眸の彷徨うは顕著、 金色は奥底に沈み、浮いての惑い。]
……、──うう、……
[小さく唸る。 求められればいずれ見せるを考えてしまいかねない、が]
(-107) 2017/10/08(Sun) 15時半頃
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……銀、細工を つけていた、から
[苦しい言い訳になったろう。]
──、仕事など、……別に、良いだろうが。
[考え方の差か、働いたことのない世間知らずが顔を出す。 眷属にしてしまえば、彼自身銀に触れられなくなるかも知れぬことを思えばゆえでもあるが。]
……っ、ぁ、ん……、とれ、いる、 ひぁ、ん!
[服を掴むは今度はエドアルドの方で。 熱なぞられては大袈裟なほどに身を強張らせ、序で甘く喘ぐ。手に擦り付けるような揺れとなって*]
(-108) 2017/10/08(Sun) 16時頃
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[繰り返すのをじっと見詰める。 琥珀のうちの金色が沈み浮いて惑うは心の動きのよう。]
――…ん。 口付けたり、手で撫でたり、…いろいろ。
[小さく唸る様子に、こういう話は苦手なのかと思い いろいろなんて言葉で濁して。]
……嗚呼、うん、あれ俺が作ったんだ。
[応えるものの理由としては薄く疑問は残る。 仕事の返しにも不思議そうな様子。というのも 眷属に、とエドアルドが考えてるとは思いもよらないからで]
……仕事ないと困らない? 稼ぎないと食っていけないし。
[人としての営みしか知らないから 思考の流れもやはり人としてのもの。]
(-109) 2017/10/08(Sun) 16時頃
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[擦りつけるような動きに手はとかされてしまいそうなほど。 応えるように彼の熱を握り直し扱いて、高みへと導く動き。]
――…っ、エドアルド、 煽りすぎ、だ、って、
[熱が疼く。 揺れるたびに己の昂りが彼の薄い腹を淡く抉るようにある。]
…っ、 は、… っ、
[堪えるように柳眉を寄せて、小さく喘ぎ。 惑うように翠を揺らした後、腰を引き、彼の肌から熱離す代わり、 切ない疼きを誤魔化すように、彼の首筋に、甘く歯を立てる。*]
(-110) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[少年に手を引かれて、部屋の外へ。]
――…。
[背にかかる男の声音>>141 小馬鹿にしたような、嘲笑めいたそれに、 胸のうちに酷くざらざらした感情を覚える。 どうしてこんな気持ちになるのかも 未だよくはわからないが。
――…今は、ただ。 この場を後にすることだけを考えようと思った。]
(183) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[少年と共に廊下を駆けながら、 先程のことを、考える。
あのときの彼の涙に濡れた眸にも 今、こうして目の前を駆ける背中にも、 優しいこの少年が心を痛めているときに、 ……私は、何もできなくて。]
……。
[ただ一度だけでも、声をかけられたなら。 そうしたならば、何か変えることはできただろうか? ――…あのときの私には、できなかったことが。]
(184) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[何かに躓いたのはそのとき。]
…っ!
[転んだ痛みそのものは、大したものではなかった。 けれど、気がつけば周囲にあの金色の光は見えなくて。]
…。
[音無く少年の名を呼ぶ声は、眩い月灯りに解けて消えた。
“はぐれてしまった”と、一瞬顔色を無くす。 今、少年を一人にするのは心配だったし、それに…]
…っ。
[――…廊下の向こう。 薄闇の向こうに、何かが見えたのはそのときだった6>>#0>>#1]
(185) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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/* なんか1と6多くないかな(見覚えがry
(-111) 2017/10/08(Sun) 16時半頃
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[吸血鬼は抜けなくなった剣から即座に手を離し、衝突する身体を抱き止めた。 裸の胸と胸が接触する。
重い、とも、冷たい、とも感じない。 ただ、捕まえたい、このまま離さずにおきたい、そんな欲があるばかり。
彼の残した血文字と、新たに流された血とが、鏡合わせに転写された。]
(*35) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[刺されたのは彼ではないくせに、しなだれかかるように首が伏せられ、そして、甘い喘ぎとともに牙を剥く。 薄い耳介が横に小さく裂けた。まるで剃刀だ。
首の急所を狙って外したのではあるまい。 嬲っている、あるいは ── 愉しんでいる、と感じた。
鉤爪に力を込めて彼の背中で交差させたが、大理石の上を滑るかのように通過してしまう。 吸血鬼の城だからといって、コレクションされている武器が対魔仕様とは限らないというわけか。]
(*36) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[そのとき不意に、腕の中の彼が低く沈んだ。 重心を崩され、引きずり倒される ── と思った時には、身体は宙を舞っていた。
鉤爪の先端が床を削って火花を散らす。 かろうじて受け身をとり、背中から叩き付けられるのは回避した。
こんなに軽々と投げ飛ばされるとは。 その秘めた膂力をもってすれば、抱擁のまま、肋を折り砕くことも可能だったはず。]
く、 ハァ…っ
(*37) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[荒く息をついて魔性を睨みつける。
乱暴な挙動に、肩を貫く細剣が梃のように傷を広げてしまっていた。 痛みに耐えながら、歯でその刃身を噛んで肩から抜き取る。 血の流失は増えている。放置すれば死に至ろう。
大層なものに魅入られてしまった自覚はあった。]
まだ ── ッ!
(*38) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[怯まぬ声で吼えると、両手の鉤爪を擦りあわせる。 すると、光があった。
燭台の明かりの中でも、青白く弾ける閃光。 ただの鋼であるはずの鉤爪は、いまや雷をまとっていた。]
ここに来る前、贈り物を賜った。 「コープスウェル殿も喜ばれるだろう」と。
[誰から、とは言わずとも知れよう。
怪我をしていない左手を上へ、右手は腰の位置へ。 巨大な顎門のごとく構え、必殺の一撃を繰り出さんと機を見極める。*]
(*39) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[濁された先は想像の朧に及ぶ。 そのいずれも決して嫌なものでは、ないのだけれども。]
…………、 そう、……だからだ、そういうことだ。
[薄く疑問の残るは知らないまま、 すれ違うは吸血鬼と人のあり方の差異。]
……困らない、……
[はず、と眼を伏せた。]
(-112) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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/* 名状し難きものイベント(違)、6が人気だなw
ヨーランダのとこに行ったのは俺が窓から投げたヤツかもしれないし、シーシャが会ったのは俺が燃やしかけて放置したヤツかもしれないと思いつつw
(-113) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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/* うちの変態ロードに、電流とか、ご褒美な可能性
(-114) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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[首の裏腕を回して、 吐息の肌に触れる距離。高みへと導く動きに翻弄されて、しがみつく腕に力がこもる。]
あ、……っぁ、あ、ぅ ……煽って、など、……いな、ぃ……っ
[腹に触れる熱を意識はするが、避けるために腰を引くまでは思考が回らずに。 離れ行くときも追いかけるまでは至らず、甘い喘ぎに聴覚まで溺れて、]
っ、 ぁ、ん……! やあ、……イ……ッ!!
[首筋に歯を立てられればどちらが吸血鬼なのかわからぬ有様で、熱は弾け、白を吐き出した*]
(-115) 2017/10/08(Sun) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 17時半頃
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─庭園─
花の君
[すれ違おうか、という方へにこりと微笑んだ。 とは言え私のまとうのは、溶けて不揃いに丈が短くなったドレス。苦笑めいたものへすぐに変わる。 それ以外にこちらの異変といえば、手首の縛と、血紅色に変色した虹彩か。私の視線はミルフィオリの体の上をさらりとなぞった]
余興で乱してしまい……湯浴みをして衣装替えをしにいくところ。 ご一緒に如何?
[問う声音は戯れ程度。 固辞されたならば柔く瞬いて
いずれにせよ私は露天の湯殿へ向かおうと**]
(186) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[淡い光を放つ不定形の生き物。>>185 ぞわ、と肌が粟立ったのは本能的な反応だろうか。]
…っ。
[未だ苛むような頭痛はおさまらない。 本調子とは言い難い身体で、戦わなければならないなんてことはできれば避けたいのだけれど。
そう考えて踵を返したところでどうやら此方に気づいたらしい。 ふつふつと、何かが煮立つような音と共にその生き物が此方に近づいてくる。
窓の近くにそれがやってきたとき、 じゅわり、と、床に敷かれたカーペットが煙を上げて溶けるのが月明かりに照らされて見えた。]
(187) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[――もし、あれに触れたらどうなるのか? 流石に、ぞっとしない。 咄嗟にあたりを見回して、壁にかけられた灯を見つければ、 その生き物に投げつける。
数瞬、怯んだ様子が見られたものの、 今度は火がついたカーペットを避けるように進路を変えてきた。]
(188) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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…。
[これでは、キリがない。 もう一つ灯を投げつけて逃げようとしたところで、 廊下の向こう側にも、同じような光を放つ生き物がいるのが見えた。]
…っ。
[――囲まれた。 困った、と再びあたりを見回したとき。 目に映ったのは、廊下に差し込む眩い光。
――咄嗟に窓に手をかける。 どうにか、窓が開けられるのと、 それほど高い位置ではないことを見て取ると、 窓枠に足をかけた。]
(189) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[躊躇っている時間はない。 飛び降りるその瞬間、足元で蠢く二体の生き物に 上着を脱ぐと咄嗟に投げつける。
奪い合うようにじゃれついていたそれが、 次第に個としての形を失い、 先程よりも大きな塊になったことは私は知らない。
彼らの注意が逸れたところで、 覚悟を決めて階下の茂み目がけて飛び降りた。]**
(190) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[言い澱むような間が気になりはするけれど、 そういうことかー、と納得には些か遠い響き。]
こんな感じの城に住んでそうだし ……エドアルドなら、困らないかもしれないけど。
嗚呼、娶ってくれる、とか?
[困らないと彼が言う理由が分からず 発想の稚拙さを軽口のような口調で誤魔化そうとした。]
(-116) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[熱籠る吐息が肌に触れ、 擽ったくも甘い快感が肌を粟立たせる。]
…………どこ、が、
[煽ってないと言えるのだろう。 しがみつくような手が距離を密にし 高鳴る心臓の音はより顕著。]
……ん、…っ、
[耳朶を侵す甘くも高い囀りに 引いたはずの腰が僅かに揺れる。 歯を立てた首筋を舐り肌の甘さに酔いしれる。 弾ける熱を手で受け止め、片腕でそろと抱きとめ。*]
(-117) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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[微妙な響きを聞かないふりして。]
…………めと、 っ て……
[はつ、と瞬いて些かならず驚いたように。 一拍遅れて赤くなり、そういうことでは、と首を横に振った。]
……側に寄せる者に不自由させるような者だと思うのか、この、おれが
[誇りにかけてそのような事はない、と、これまた立場の差によるすれ違うような物言いか。]
(-118) 2017/10/08(Sun) 18時頃
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[何が、と横目に睨んだつもり。唇だけで首筋を食む。 弾けてのちにひくり、ひくりと震えて、体がそのまま弛緩する。弛緩する体を受け止める腕に預けて。]
はぁ、 は、……あ、はぁ……っ、ぁ、う…………
[男か女かわからぬような音域の甘く荒い喘ぎ。 とろり、と濡れた琥珀は飴玉のようだった。*]
(-119) 2017/10/08(Sun) 18時頃
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─ 庭園 ─
あら、月の君……って。
[呼びかけ>>186に視線向けた先、見えた姿に眉が寄る]
月の戯れも、少し過ぎる所があるかしら。 ……ええ、無為に肌を晒すのはよろしくないわ。
[告げられた行く先に、きっぱりとこう言い切った後。 向けられた誘いに、少しだけ困ったように笑んだ]
ごめんなさいねぇ、アタシ、お湯に漬かるのが苦手なのよ。
[やわい断りの言葉と共に向けるのは苦笑い。 花々との親和の強さ故の事、とまで語る事はせぬけれど]
月の戯れは気紛れなもの、気を付けてねぇ。
[そんな言葉を投げた後、露天へと向かう背を見送り再び歩き出す]
(191) 2017/10/08(Sun) 18時頃
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─ 塔近辺 ─
[どこへ行くかの宛てなく歩く。 その歩みが止まったのは、塔の近くについた頃]
……あれは……。
[目に入ったのは、先に廊下で対した金の髪。>>173 対するのは、先に己も見えた影か。>>176]
…………。
[沈黙は僅か。周囲舞う花弁にちらり、視線を向けた後、手を前へと差し伸べる。 応じるように花弁の幾ばくかが硝子の鋭さを帯び。 少年と対する影へ向け、気まぐれに飛んだ。**]
(192) 2017/10/08(Sun) 18時頃
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/* どこに行こうか本気で悩んでたんだけど、もう一回くらい突きたいとオネェが騒ぐから……!
でも、基本のーぷらんです。のーぷらんです。
(-120) 2017/10/08(Sun) 18時頃
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[娶る云々という話ではないらしい。 首振るのを見て、ざんねん、なんて軽い響きで誤魔化した。 立場が違うのは分かっているつもりではあるけど 遠く感じられて、ズキと胸が痛む。]
――…思わない。 言い切れるなんて、…カッコイイな。
[在り方が違う。 違い過ぎて妬ましいという感情さえ懐けない。 ただ苦しい、と、言葉とは裏腹に柳眉が寄る。 それも甘い声に直ぐにとけてしまうのだけど。]
(-121) 2017/10/08(Sun) 18時半頃
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[首筋に唇の感触があり、上擦る音色を零す。 食む彼へと視線向ければ、睨みは流し見るように映る。 指先からは零れた白が伝い落ち、 食堂の床に小さな水溜まりを作る。]
……エドアルド、
[背中を撫でやり、そろと顔を覗き込む。 濡れる琥珀は一際甘そうに見えた。 徐に唇を重ねる。]
もう、おしまい?
[唇触れ合わすまま尋ね*]
(-122) 2017/10/08(Sun) 18時半頃
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[己の言い分がトレイルの胸を痛める事になるなどとは気づかずに]
……当然のことだ。
[斯様に乱れながら、顎をちらり、引き上げて見下ろすような仕草となるは癖である。 柳眉が寄るのには気づいて、問いかけようとするも。甘い流れに飲まれてしまって。]
(-123) 2017/10/08(Sun) 18時半頃
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[達した後の気怠さ纏いながら、 静かな食堂にぽたり、と雫の落ちる音。 肩で息をし、覗き込まれた顔は頬赤く。 重なる唇にそっと眼を伏せて、]
…… 、もっと、 ……、お前は?……トレイル
[問いかけるは甘い掠れ声。 牙でなく、甘く前歯で下唇を食む*]
(-124) 2017/10/08(Sun) 19時頃
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─ 露天風呂 ─
ぬくい……
[鼻の上まで湯に浸かって、うっとり目を閉じた。 赤く燃えていた虹彩の色も薄れてくすんだ灰色へ戻る。かぽーん]
湯が苦手とは、あの方も惜しいことだね 星見の風呂がこれほど心地好いとは
[影色の召使いに残ったドレスを剥いて貰い。 流れる水を渡れない私のために、彼らは広い浴場の端、茂みに囲まれた湯溜まりへ抱え運んでもくれた]
ぁーーー………
(193) 2017/10/08(Sun) 19時半頃
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[ガサ、と 近くの茂みが大きく揺れる音がしたのは、私が湯浴みを満喫していた頃]
おや
[城の窓から降って来た白金>>190 私は湯の中で立ち上がってそちらを見た。 なるほど、窓枠から膨れ上がるように不定形生物が覗いている。あれはシーシャを追って落ちてくるつもりらしい]
あの色彩に呑まれる末路は、私はあまり好みではない情景なのだけれど……無色透明ならまだしも美しかろうが
[ミルフィオリの言った通り。 月の戯れは実に、気紛れで趣味が良いようだ**]
(194) 2017/10/08(Sun) 19時半頃
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[エドアルドの所作は貴人ゆえのもの。 彼の様子からして立場の違いを知らしめる為でないとは思う。 従者を侍らせ傅かれるが日常か。 影のような従者に対する振る舞いも堂に入る。 対して自分は傅く側の人間であり、 踏み躙られ痛みに屈するしかなかった遠い過去、 蓋した記憶がチラつき翠が揺れる。 問いかけようとする彼のあたたかさも触れる前に甘きにのまれ。
気怠さも、紅潮する肌も、艶めく。 琥珀が伏せられるのを少しだけ寂しく思いながら 掠れる声音に、鼓動を跳ねさせる。]
もっと、しよう。 嗚呼、……俺、は、……、適当に、…自分で、
[迷いながらの答え、視線はつと逸らされて、 唇に伝う甘い刺激に、背に回した手指が小さく跳ねる。*]
(-125) 2017/10/08(Sun) 19時半頃
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[揺れる眸が気にくわない。 己が此処にいて、──何を気に病むことがあるのか、と。好きと言ったくせに、と。彼の過去も知ら理不尽の澱が沈んで、浮いて。 生来の違いに軋んで、揺れて。]
……許す。
[どうしたって上からの物言いだ。]
──、何、謂ってる、こんな、してる癖、に
[衣服の乱れはほぼ下肢だけで、 覗いた己の腹を密着させて熱押し付ける。 眸逸らされるが気にくわないと、そればかり、意地のように追いかけて*]
(-126) 2017/10/08(Sun) 20時頃
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[琥珀の思い、気付かず。 揺れる眸を隠すように伏せて、許しを受け止める。 再び目を開ければ、追いかけてくる琥珀が翠に映り込み]
――…ん、っ、ぁ、
[薄い腹に触れるだけで、熱は小さく跳ねた。 露に濡れる先端は、滑らかな肌をすべる。]
好きなひとに、触れて、 あんな姿、みせられて、……昂らないわけ、ない。
[羞恥の色が目許に宿る。 潤みを帯びた翠が琥珀を見据え]
(-127) 2017/10/08(Sun) 20時半頃
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|
――…俺の、なんて、見たくないだろ?
[泣きだしそうに歪む表情。 ふる、と首を振るは答えは分かっているというように]
みなくていい、から
[半歩後ろに下がり、少しの距離を開けて 肩を掴み、躊躇うような間の後、 自分と同じ方向、食卓の方へと向かせようとして*]
(-128) 2017/10/08(Sun) 20時半頃
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|
[翡翠を見つめて、琥珀は追いかける。 揺れる色に胸を締め付けられる感覚が消えない。 硬い熱をすり上げながら、唇に唇をそっと重ねて。]
……──っ 、……
[羞恥を宿す眸に釘付けになり、ぶわ、と耳元まで赤く染めて。]
……トレイル…………?
[泣きそうに歪む表情に、 エドアルドの顔もまた驚きに揺らぎ。 返事をするより前に、首を横に振られて眉を寄せた。]
(-129) 2017/10/08(Sun) 21時頃
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|
っ、……待、て、 おれは、まだ何も言ってない、だろうが……っ
[半ば食卓の方を向かせられそうになりながら、 胸元へと手を伸ばす。どうしてそんな悲しそうな顔をするのか、わからず、慰めの言葉も、浮かばない、愚かな吸血鬼は*]
(-130) 2017/10/08(Sun) 21時頃
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[狩人を投げ飛ばした身は、横ざまに転がって立ちあがった。 彼我の軌跡は巴を描く。期せずとも対称を形作るシンクロニシティ。]
惜しいこと。 全て、飲み干してしまいたい。
[狩人の肩から溢れる命の流れを、視線で舐める。 甘露に当てられたように、黒柘榴の瞳は潤んだ。]
(*40) 2017/10/08(Sun) 21時頃
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|
[擦り合わされる鋼鉄の爪。 その先端に宿る青白い閃光。 燭の灯を圧して弾ける眩さに、視線が奪われる。]
オズワルド卿の───
それは、 ああ……
とても、───良さそうだ。
[荒々しい雷光が這いまわるさまを思い浮かべるだけで、膚がざわめく。]
(*41) 2017/10/08(Sun) 21時頃
|
|
[獰猛な肉食獣めいて構えられた雷光の顎へ、誘い込まれるように一歩を踏み出した。 無防備ともみえる一歩。
けれどもそれは、瞬きひとつの間に疾走へと移る。 開かれた牙の間へ飛び込み、打ち破らんと試みる一撃。 重さを存分に乗せた右の拳は咢の奥、狩人の鳩尾を指す。
本来ならば人間の目には捕らえられぬ速さを持っていただろう攻撃は、未だ体内に残る毒に絡め取られ、動きを鈍らせていた。*]
(*42) 2017/10/08(Sun) 21時頃
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|
[自分よりも低い体温。 昂りが擦りあげられると、鼻にかかる音が洩れる。 重なる唇、もっと、と求めるように口を開きかけ、 視線感じて動きが止まる。 耳朶まで朱に染まるを見れば、はた、と一つ瞬いた。
自分がどんな表情をするか分からない。 驚きに揺らぐエドアルドの琥珀と金色に あまり見せない表情をしてしまったのだと悟る。 胸元へと伸ばされた手を拒むことなく、 食卓へと伏せさせようとする動きは半ばで止まり]
……聞かなくても分かるよ。
[諦めるような音が落ちる。]
(-131) 2017/10/08(Sun) 21時半頃
|
|
…〜〜!!
[階下の茂みがクッションの代わりを 果たしてくれたとはいえ、やはり衝撃はそれなりに大きい。 痛みに耐えつつ先程自分が落ちてきた窓を見上げれば]
…!
[まさか、追いかけてくるとは>>194 窓を閉めてくれたよかっただろうかと 心中で失敗を悔やんだところでどうしようもない。
とにかく、逃げなければと思ったところで そう遠くない場所から、水音が聞こえた。 反射的に其方を振り返ると>>194]
(195) 2017/10/08(Sun) 21時半頃
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…、……。
[…そのときの心境は、 どう言葉に表せばいいのか、未だにわからない。 月灯りに浮かぶ、彼女の姿はとても美しいと思ったけれど]
……。
[恐らく耳まで赤く色づいたであろう顔を咄嗟に逸らした。 そうしているあいだにも、あの不定形の生き物が ずるずると窓枠から階下に落ちようと迫っているだろうか]*
(196) 2017/10/08(Sun) 21時半頃
|
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── 塔 ──
[ 自己意識の高さこそ、 此れを絶望足らしめる要因であり、 罪の赦しが在るのなら、 其の絶望の色は、薄くなる。
なれば、少年の罪の赦しとは …── ? ]
こんなところで、ッ……!
[ 母に関する遺恨さえ取り除けるならば、 古き血の恋う愉悦を与えることもなく、 朽ちる結末をも、超えられやしまいか?
( どんな未来としても、 遊ばれてしまうだけかもしれないが。 ) ]
(197) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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[ 避けようと伸ばした爪先は縺れかけるが、 何とか重心を保った儘の己の眼前を、 一筋の閃光が走った気がした。 ]
ミルフィオリ、 アレは、お前たちの手先ではないのか?
[ 跪くのは、…… 黒き影だった。>>192 根源を確かめるかのように、 振り向いた先にいた姿を見る。 鋭い硝子に霧散させられた影は、 其の場から離脱するように、 揺らめきをもって消えた。 ]*
(198) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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シーシャ
[私は、彼に貸し与えた愛称を口にした]
ソレと闘い呑まれるか、私に手折られるか 選ぶかい
[眼を逸らす必要はない。私はこの体は美しく保たれていると感じていた。 手首に絡まる銀鎖が裸身に触れぬよう、胸の前に腕を持ち上げて注意も払っている]
(199) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 22時頃
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─ 塔 ─
[硝子の花弁は、月より零れし歪んだ影を裂いて霧散させる]
危なっかしいわねぇ。
[口をついたのは、素の感想。 それから、花硝子は問い投げる少年>>198に視線を向けて]
アレは月の戯れ。 月光が添える、宴の彩りってヤツね。
そして別に、アタシの手先って訳じゃあないわ……アタシもさっき、同じのにお痛されたからねぇ。
[どこまでも軽い口調で紡いだ後、緩く、首を傾いで]
(200) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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短い間に、イロイロあったみたいだけど。 ……進むべき『先』は、見えたのかしら?
[彼の血族に追われた後であれば、何事もなかったとは思い難く。 その事と、他の贄と連れ立っていない事からの推測を交えて問いかける。
向けるのは先の、贄に対する狩人の眼差しとは異なる─ ─花の騎士たる者のそれ。 口調だけは変わっていないが。*]
(201) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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/* ひとりルナティックごっこする。 ろる落とせる気がしないけど5に遭遇したらしい。
(-132) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[ 弛く傾く其の髪は、>>200 月明かりを此方へ跳ね返すよう。 狂い月のお戯れ、とは、 幾分にも酔狂なことだと思う。 慣れたような軽い口調を耳にし、 問われる言葉に、睫毛を伏せる。 ]
…… その、お前たちは、 ああいうのも、いとも簡単に、
[ 騎士たる凜とした視線を浴び、口噤む。 しかし、地面を、己の掌を、 胸元に隠した母を、空に浮かぶ白き穴を、 目の前に佇む、ひとりの騎士を、 この濡羽に、映し込む。
─── … そして、 ]
(202) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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俺に、強さを教えて欲しい。
[ 揺るがぬ音を、はっきりと紡ぐ。 揺れていた眸は、もう揺れることはない。 ]*
(203) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[優位ばかり取られているのが癪なのもあり。 腹を擦りつけが倒錯的な印象をもしも与えていたとしても気づかない。]
…っ、なんだ……
[瞬く様子に、何か、不思議そうに思われるようなことをしたか、といぶかし気。顔の赤きは棚に上げる。 拒まれず、掴んだ手はかすかに震えた。]
……―― っ莫迦に、するなっ
[後ろを向かせようとするのを拒み、 真正面から向かい合って。]
(-133) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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─ 塔 ─
[睫毛を伏し、言いかけた言葉の途中で口紡ぐ少年の姿>>202に、花硝子は僅かに目を細める。 月の光の下、落ちるは静謐。
やがて、上げられた濡羽がこちらへと向いて]
……あらま。
[揺れぬ眸、揺らがぬ声。>>203 最初に対した時と似て、けれど、どこか違う響きに花硝子は微か、笑む]
強さ、ねぇ。 ……一言で言うけど……アナタが望む『強さ』って、何かしら?
(204) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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何が立ちはだかっても退ける強さ? それとも、何があっても折れぬ強さ?
……己が弱きものと認めたのだとして。 その上で、アナタはどんな強さを求めるの?
[紡ぐ口調は甘やかに、けれど、声音は静かに騎士としての問いを投げ、それから]
ついでに……アタシのような手合いに何かを求めるならば、相応の対価も必要なのは……わかってるかしら?
[付け加えるのは、吸血鬼としての、問い。*]
(205) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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/* そうなったか。 うん、シメオン君にはどうか強く生きてほしい。
(-134) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[誇りを傷つけられた気がした。 それ以上に、――そんな顔をさせるのが、辛くて。]
……――見たって平気だ。 奉仕、は、その、……しない、が、
[と、たどたどしい乍ら伝えた言葉は、伝わっただろうか*]
(-135) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 22時半頃
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[武具を失った吸血鬼は、その身に備わった拳を握って、戦闘継続の意志を示した。 淫微な口調ばかり気を取られがちになるが、彼の行動は芯が通っていた。
命を賭して向き合う相手に敬意を払えるのは幸運なことだ。]
俺は、
[喜びの高揚と同時に、迷いもまた生じた。
自分の目的は、彼が奪っていったものの奪還である。 それは相討ちで叶うものではない。
己の心を覗き見れば ── ]
(*43) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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おまえが 欲しい
(-136) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[生きんとする覚悟か、欲望か。
吸血鬼はすでに動いていた。
身体の中央へと伸ばされる拳。 稲妻の壁でそれを絡めとりながら、顎門に迎え入れる。]
(*44) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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奪ったのも、
奪われたのも、
あなた
(-137) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[倒錯的な行為でもよくなる事は出来そうなものの 彼は見るも見られるも好ましくないのだと思っていたから 見えぬ体勢にする方がよいのだと考えて。
掴まれた手に伝うは微かな震え。 誇り高くあるエドアルドはいつも堂々として 快楽にのまれるでもない限り、震えとは無縁の印象。 向かい合い、むけられる言葉に、肩が竦む。]
……莫迦にしてるわけじゃ、
[ない、と言い訳するような音色で綴る。]
平気、って……、エドアルド、 これから、奉仕以外の何をしようとしてるか、分かってる?
[掴まれぬ手で頭痛に堪えるかのようにこめかみを押さえた。*]
(-138) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[ 甘やかで華やぐ微笑みに、 漸く意思を得た濡れた羽は、 僅かに覗くよう、薄められる。 ]
俺が求める強さ、……それは、 すべてを、受け入れる強さ≠ェ欲しい。
[ 喪ったものは二度と還らない。 受け入れ、前を向けるだけでいい。 唯、其れを手に入れるのに、 幾らか、乗り越えるべきモノがある。 ]
(206) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[彼の気遣いを台無しにしてしまった事には気づかない。 肩を竦ませるトレイルをじっと見つめる。]
……、…――何、って、…
[分かっているのか、と謂われると言葉に詰まる。 この先のこと、吸血鬼は分からないまま啖呵を切ってしまっているのが明らかだ。]
何だ、その仕草は……。
[――眉を寄せて、平気だと、示すつもりであったの、だが*]
(-139) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[ ひとつ、呼吸を置いて。 ]
…… だから、貴方の力を借りたい。 相応な対価を、用意もしよう。
[ この覚悟だけは、揺いではならない。 差し出すものは、…… 白百合の調べに流れる紅き威厳 無論、臨まれるならば、この命、 一度貴方の掌に預けることさえ、厭わない。 ]*
(207) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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/*
4 そういえば振ってなかったなぁ、と。
(-140) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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[琥珀に見詰められ、翠を細める。 毒気を抜かれた男は、ふ、っと、困ったように笑った。*]
(-142) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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/* シメオン君格好良いなぁ(ほっとした)
さて、私はどうしようか。 というか、過去設定を出し切れずに終わってなんというか申し訳無いな。
(-141) 2017/10/08(Sun) 23時頃
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