164 冷たい校舎村3-2
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ベネットが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、シメオン、リツ、カイル、レティーシャ、志乃、チェビイ、ポーチュラカ、ペラジー、サミュエル、ミツボシの10名。
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/*ファントム的ななにか…
(-0) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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/*
さよなら別所くん〜ストーリーテラーよ永遠に〜
(-1) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[午後8時50分。チャイムが鳴った。
始業でも、終業でもないだろう。
通常、こんな時間にチャイムは鳴らない。
それは、懸命に文化祭準備に取り組んでいた君達が、
よくよく知っているんじゃないかと思う。]
(#1) 2015/07/08(Wed) 00時頃
[それと同時に響いた、けたたましい音。>>1:378]
(#2) 2015/07/08(Wed) 00時頃
[それと同時に響いた、けたたましい音。>>1:378]
(#3) 2015/07/08(Wed) 00時頃
[そして、君たちが見つけるのは、
真っ赤な血溜まりの中に倒れる、制服姿の一体のマネキン。
正真正銘本物の血液を流して、死に絶えているかのように。
ガラスの破片がそれを、キラキラと彩っている。>>1:382]
(#4) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[自分が何を言ったのか。ああ、もう、ダメだ。手遅れだ。 魔法はもう、効かない。
残るのは、口にしてしまった苦い苦い罪悪感。 笑顔の抜け落ちた表情だけど、その代わりに、今はなんだか、諦めに似たような感情が顔に浮かんでいた。]
……ううん。 律くんが、悪いわけじゃ、
[慰めようとして、でも、そもそも言葉をぶつけたのはあたしで――ああ、何も言えない。 律くんの言葉が正しいって分かってるのに、今はそんなこと、口にできない。
>>1:376戻ってていいよ、と彼は言うけれど。 ここで戻ったらそれこそ、教室のみんなに何があったか説明しなきゃならない。]
……後で行くよ。大丈夫。
(0) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[そっと、こちらを振り返らない律の背に近付き、肩を抱き寄せて、体をくっつけようとする。 いきなりだから、突き飛ばされても仕方ないとは思うけど。
――触れた律の体も、やっぱりあったかい。みんなと同じ。 言葉は受け入れられなくても、彼のことを否定するつもりなんてなくて。 苦い罪悪感が、行き場を失ってあたしの中のヒビに染みる。]
……いるかなあ。そんな人。 こんなに汚れたあたしを助けてくれる人、いる、かなあ。
[>>1:374律の、掠れたような言葉には。 本当にそうだったらいいんだけど、って。少しだけ思って。諦めたように笑う。
あたしの心の深奥にヒビを入れた彼に対して、無意識のうちに、縋るような声を向けてしまうのだから。 踏み込まれるのを拒絶しておいて、そのくせ都合のいい部分だけ受け入れようとしてしまうのだから。 あたしは本当に、どうしようもない。
彼が先に食堂に向かうなら、黙ってそれを見送って。 少し遅れて後から行くつもりで、その場で呼吸を整えるだろう。*]
(1) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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/* 大丈夫だろうと思ってたのに村建て発言にはさんじまったすみません!!そして二階開くかと思ってたら開かないのもすみません!!!
(-2) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[従兄弟の提案>>1:380を断る理由もなく、頷いた。 変な場所にいても腹は減る。そんなあたりまえのことだが、だからこそ少し不思議な気分になった。 目の前の黒板が目に入る。もしここが精神世界なら、ホストは何を思ってゲストに『空腹』という概念をもたせたんだろうな。
――考えても仕方ない、か。
と、従兄弟が何かを言いかけて、けれどすぐにそれをかき消す音>>1:378が聞こえてきた。]
今の、?
[完全に顔を上げ、教室の外を見る。 発生源は正確には分からないが、あの方向は、]
体育館の、方向?
[不安を滲ませて、小さく呟いた。**]
(2) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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/* あ、だよね。 2階は開かないよね。 >村立てメモ
(-3) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[皆が話し合う中で、なんとなく時計の針をぼんやりと見ていた。 ああ、もう夜の8時50分になるんだ。 針が一周してしまったな、なんて思っていたから、その瞬間を、ただ見ていた。
──チャイムが鳴る。>>#0 同時に、何かが割れるような音が響いた。>>1:378]
(3) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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――廊下――
[もしかしたらもう料理始めちゃってるかな。そう思いながら、少し早歩きで食堂を目指す。ふと窓の外を見れば、もうすっかり日は沈んでいた。急がなければ。 そう思いながら窓から視線を外した時――]
うぇっ!?な、なに、今のどこから…!?
[突然何処かから大きな音>>378が聞こえて、身体を跳ねさせながら変な声を上げる。音が聞こえてきた方向は――多分、渡り廊下の向こう側、部室棟や体育館がある方角だ。 悩んだのは、一瞬。勢いよく駆け出した。だって、もし、何かあったら。誰かが危険な目に遭ってたら。
今度は、見捨てたくない。
ごめんね、樫木くんに恋ちゃんにお腹を空かせている皆。 心の中で謝りながらも、音が聞こえてきた場所を目指した。]
(4) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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/* 凄まじくチャイム忘れた。
(-4) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 00時頃
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/*うわあん気をつけてたのにやってしまいました。 ごめんなさいー!!
(-5) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[ ―― あかい ]
[ 自分の目の色よりも ずっと ずっと]
(5) 2015/07/08(Wed) 00時頃
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[ 体育館の天井にあるはずの照明は、 硝子片が粉々に砕け散って、
キラキラと 場違いなほどに きれいに輝く。
その下には、
赤い液体と、制服を着た、白い、何か ]
(6) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 多分、自制して言わなかったのだと、思うのだけど。 きっと言えなかったのは、そのせいだけじゃなくて。 ]
(7) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 聞き慣れた筈の、 だけど、こんな時間に鳴らないはずのチャイムと。 異質な音が、鳴ったから。 ]
(8) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ どういうこと、と、思って。 そうして直ぐに、見てしまう、もの。 ]
………、大丈夫? 音、すごかった…けど。
[ 教室を見回して、クラスメイトに問いかける。 あの音が鳴ったは此処じゃない。 だから此処で問いかけたところで、意味なんてない。 分かってても、聞いてしまう。
また、思い出すもの。 気分が悪そう>>1:370、と、聞いた。 そのクラスメイトを思い出してしまうのは、 いったい、どうして。
そんな不安を消すみたいに。 (――消して欲しい、と、思いたくは、ない) ただ、そこで、返事を待ってしまった* ]
(9) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* 律くんには頭上がんねえぜ……
こっちからは悪化させたかもしれなくて申し訳ない
(-6) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 初めてそれを自覚した日。 ]
[ 母の顔を見て、はじめましてと言った。 ]
[ 絶望に青ざめる母よりも ]
[ 見た事のない家(ばしょ)に居る事に、恐怖を覚えた ]
(*0) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 00時半頃
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……っ、あ……。
[酸素を欲する魚のように、 ぱくぱくと、口は開くも、声は出ない。
さっ 、と血の気をなくして"それ"を凝視する。
ただ、人形が制服を着てるだけで、あれは、赤いのは 多分、映画で使った血のりだって。
そう、思いたかった]
(10) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* なんか今回、話しかけるタイミングが悪いのかなかなか反応返してもらえないこと多い…。 狼初めてすぎてうまく立ち回れなくてみんなに嫌な思いさせてないか不安すぎるーーー。 一応全員と話せるようにあちこち駆け巡ってるんだけどな……。
(-7) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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──……っ!?
[咄嗟に、身を竦ませる。 どこか遠くで響いたはずの音なのに、いやに耳についた破壊音。 開くはずのものが開かなくて、ある筈のものがない、不思議な校舎。 だけど「大丈夫だよ」って言えたのは>>1:345、きっと、まだそれがぎりぎり平穏を保っていたからだ。
だから、今度は「大丈夫」って言えなくて。>>9 だけど、蹲るなよ、怯えるなよって警鐘が、頭の奥で鳴るから。]
わ、たし。……見て、くる!
[考え無しに、そう言って。 走り出して、しまうんだ。*]
(11) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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葛城さんができるなら安心ですね! それにしても、みんなで何かを作るって、 文化祭のとき以来な気がしますね。
[葛城の腕前>>1:379は知る由もなく、 にっこりと笑う。 窓に>>381については目線を下に落とした。]
体感したほうが、早……っ!
[耳に届いたのはチャイム>>#0の音。 そして響いた音>>#2に思わず目を閉じて耳を押さえる。]
だい、じょうぶです。
[そろりと手を離して、教室の中にいるみんなの顔を見回した。**]
(12) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* だんだんト書きが崩れてってる はは……は。。。 こっちのが早いんだーー!!
(-8) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* だめだ!!どう動いたらいいんだ?! 反応なかったから誰にくっついて動いたらいいのかわからん……反応ないってつまり今関わりたくないって事だと思うから、なるべく避けるべきなんだと思うけど…ううん……どうしよう……いっそ一人になるか?!
(-9) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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――体育館――
…っ月詠ちゃん!
[渡り廊下を駆け抜け、その先にあった体育館の扉の前に佇む人影を見つける。 その人影、月詠の無事な姿を見てほっとした。ああ、よかった。何も危険なことなんてなかったんだ。 名前を呼びつつ、すぐ傍まで駆け寄って――開いた扉の向こうに、赤を見つける>>#4。]
え…?
[呆然としながら、その光景を視界に入れる。 きらきらと輝くガラスの破片。あかい血溜まり。そこにいるのは、誰? ひと。そう思った。制服を着たなにか。だれか。 その、血の中に倒れる誰かと、記憶の中の光景が重なって――]
(13) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* 大人しく、自己主張が苦手。←??????
おとなしいか……?(繰り返す自問自答)
(-10) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* ていうかこんなに誰とも強縁故ぽいことしてないの今回初めてで、うおーーこんなに動きづらいんだな…… 狼だから誰かひとりに執着するのはあかんやろと思ったのが裏目に出ている気がする……! ふええ
(-11) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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別所くん……?
[返事は、ない]
[ ―― "あれ"は、一体、何? ]
[別所はどこに行ったのか。 体育館の中央にあるのは何なのか。
煩い鼓動とは裏腹に、 がくりと、 体育館の扉の脇に座り込んだ]**
(14) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[変わらないなんて、有り得ない。 けれど、きっと、彼なら。 そうやって、縋ろうとする言葉すら、どうやら、自分には許されない。
鳴り響くチャイム>>#0と、何かが砕けるような音>>1:378。 奇妙なそれらに、周囲を見回す。反射的に立ち上がりながら、従兄弟の呟きを聞く。 あぁ、確かに。後者の音は、体育館の方から聞こえた気がする。]
……見に行くか、一応。
[誰かの精神世界だとして、無事に帰ることは保証されてるって、確か誰かが言ってた。 なら、食堂に行くついでに確かめたって、何ら問題はないだろう?
ブランケットを羽織った従兄弟を促して―渋るようなら、その手を引くようにして、音の場所へと向かうだろうか。 胸を過る嫌な予感からは、目を背けるようにして。**]
(15) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 何も、言わない。] .
(16) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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―回想:一か月前―
[来夏には、小学校からずっと付き合っている親友が、ひとり居る。
あかり、という名の女の子。彼女とは、小学校中学校までは一緒だったものの高校では離れてしまって、それでもずっと連絡を取り合い、少なくてもひと月に一回は必ず会って遊んでいた。 明るくて、可愛くて、面倒見が良くて。女子バレーボール部のエースを務める、私の親友。
今から約一か月前。そんなあかりといつものように会う約束をして待ち合わせ場所に行ってみると、彼女は予想外の恰好でやってきた。松葉杖をついていたのだ。]
(17) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 昔から、考えて動く子どもだった。 考えないと、動けない子どもだった。 ただ、今よりも、単純だっただけで。]
……いる、よ。
[ 辛うじて、それだけ。 ひたりと引っ付けられた体温に、 身体を強ばらせるしかなかった。
おかしいな、いつもなら、 からかいの言葉のひとつくらい、投げて、
── 頭がうまく回らない時は、心臓が苦しい時は、 何も言わない方が、いい。]
(18) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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……ごめん。
[ 掠れた声で、それだけを吐き捨てて、 予定していた通りの方向へ、足を進める。
鳴らないはずのチャイムが鳴ったことさえ、気に留めずに。*]
(19) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[一体どうしたの、大丈夫なの。慌ててそう問えば、彼女はからりと笑って「部活でちょっと無茶しちゃって。 でもコレ使わなきゃならないの一週間だけだし、大会までには完治するから平気平気!」と言っていた。 まだ慣れないから歩きづらいけど、それでも大切な親友との約束だから。そう笑う彼女に、遊ぶのはまた後日にしよう、なんて言えなくて。
結局、その日はそのまま遊ぶことになった。出来るだけ歩かせないように、と予定していた買い物ではなくカラオケにして。 歩くときは、彼女に合わせてゆっくりと歩き、階段などでは出来るだけ支えてあげるようにした。 そして、その、帰り道。]
(20) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* 千佳子を追いかけようとしたいけど もしかしなくても:多角
(-12) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[横断歩道。歩行者の信号は、青。 小学校の時は、「右見て、左見て、もう一度右見て」なんて安全確認してから渡っていたが、高校になってもそれをしている人は、一体何人いるだろうか。 少なくとも、私も、彼女も、それには当てはまらなかった。青に変わった途端に歩き出す。 彼女の足のためゆっくり歩かなければいけないのだから、もたもたしては信号が赤になってしまう。
そして、半分ほど歩いたところで聞こえたのは――車の、クラクションの音。 咄嗟に、聞こえた方…右を向けば、一台の乗用車が勢いよくこちらへと向かってきていた。]
(21) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[頭の中で、警報がうるさく鳴り響く。
このままじゃだめだ。 あれは、わたしのしあわせをうばうものだ。 にげないとだめ、にげなきゃ、 はやく、はやく、はやく――!
そして私は、咄嗟に――"何もせずに"、前方へと勢いよく走った。 それが、唯一の間違いで、それこそが、私の罪。
振り返った時に見えたのは、彼女が――あかりが、道路に転んで、こちらに手を伸ばしている姿。 その表情は、絶望に染まっている。口元が動く。
"たすけて"と、そう言っているように見えた。
そして、次の瞬間、彼女の元に車が突っ込み、目の前で、黒ずんだ赤が舞う――]
(22) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[――あかりは、奇跡的に一命を取りとめた。 しかし、その代わりに、あまりにも多くのものを失った。
左足、右足、片目、正常に動く幾つかの内臓。 歩く力、十分な視力、健康な身体。 バレーボールの選手生命、そして――生きる希望。
あの時。すぐ隣に居た彼女の腕を掴んで、強く引っ張ってあげていれば。 そうすれば、彼女は――きっと、助かっていたのに。
親友を見捨てて、彼女が持つ多くのものを奪ってしまったこと。それが、許されざる私の罪*]
(23) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[耳の奥に響く、チャイムの音。>>#0 このチャイムは、聞いたことがある。けれど、誰が、なぜ、何を知らせようと、このチャイムを鳴らしているんだ。 肌が粟立つ。あまり、良い予感はしない。チャイムと同時に聞こえてきた音は、あれは、体育館の方だろうか? 見に行くべきだろうか。そう悩んでいると、小さな影が教室から飛び出して行くのが見えた>>11]
お、おい!一人で行くなっての、穂積!! あーもう、なんでみんな個人行動しようとすんの!? こういう時は集団行動、これ鉄則だろ!
[そんな事は言いながら、慌てて後を追いかける。足は、速い方だ。体力も彼女よりある。だから、すぐに彼女の背中に追いついた。 けれど自分も音の正体が気になるから、横に並んで体育館へと向かった*]
(24) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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/* あい……むしろ抜かしてくれてもいいレベルです
(-13) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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―――、千佳子!
[ 返事の代わりに走り出す彼女>>11に、待って。って。 そう言って、追いかけたかったのに。 脚が床に縫い付けられたみたいに、動かない。 ]
……、っ、
[ 動けよ。って。 そう思うのに、なかなか動いて、くれなくて。 千佳子以外の人影が、教室から出て行く>>15のを見て。 それからようやく、のろのろと、動く。 ]
(25) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ 廊下を出た先、当たり前だけど、 人の姿は、無くて。ああもう、音は、何処からだっけ。 考えろ、考えなきゃ。葛城志乃は、そうあるべきで。 ]
…………どこ、
[ 暫くつっ立った、後。 まわる思考に、そして義務感に突き動かされる様に、 一階の廊下を、背を伸ばしたままで、歩む** ]
(26) 2015/07/08(Wed) 00時半頃
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[ ―― 月の近くの星の意味を、知っているかい? ]
[いつか、言われた言葉が聞こえる。
ああもう、煩いな。 あたしはそんなこと、全然信じていない、のに]**
(27) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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── 現在:2F食堂 ──
[ どこか遠くで、大きな音がした気がした。
その頃、ようやく食堂にたどり着く。 ひとりで、その扉の前に立って、 両手で扉を押し開く。]
── 、
[ 言葉を失って、立ち尽くす。]
(28) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 01時頃
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――現在:体育館――
あ、ぁ…っ!
[目の前の光景を、頭の中の彼女の姿が、重なる。 表情は青ざめ、身体はがくがくと震えてしまってた。 月詠ががくりと座りこんでしまっている>>14ことにも、気づかない。]
ご、ごめん、なさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ…!
[頭の何処かでは違うと分かっているはずなのに、目の前の光景と一か月前の出来事を混同させてしまい、ひらすら謝罪の言葉を口にしながら後ずさる。 その死体じみた何かを、見ていられない。このままじゃ、きっと、わたしは、だめになってしまう。 しっかりしなきゃいけないのに。さっきの音は大きかったから、すぐにでも皆来てしまうかもしれない。
こんなものを見たくない。こんな私を見せたくない。 混乱した思考のまま、そんな思いから――体育館に背を向けて、反対方向へと走り出した。]
(29) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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── →体育館──
[教室を出る寸前にちらりと聞こえた「体育館」という単語>>2を頼りに、そちらを目指す。 横に並んだ影が誰かなんて、気にする余裕もなくて。>>24
最初に見えたのは、来夏と月詠の後ろ姿だ。>>13]
──ら、いか、ちゃん! つくよ、ちゃ……、
[途切れ途切れの息の合間、精一杯に声を張る。 彼女たちに「どうしたの」と問うより先に、その向こうにあるものを見てしまった。>>1:382]
(30) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/*結局悩みもハイブリッドにする暴挙✌ ('ω') ✌ いやでも、三星は迷信とか信じないわフンってしてそうだから、悩みまではないけど気にしている程度のアレ。続きは墓下で!!
そして表発言のプレビューになって一瞬ビビッた。 ٩(◉◞౪◟◉)و←こいつが地上に出そうになった。
(-14) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
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……っ、……
[息が上手に吸えないのは、走ってきたせい? ぐらり、と、身体が傾いで。 ああ、それもきっと走ったせいで、足に力が入らなかっただけだ。
とん、と肩が何かにぶつかった。もしかしたらそれは、ついてきてくれた七五三だったかもしれない。
ごめんなさい、ぶつかっちゃった。 言いたいのに、声が出ない。
だけど、その確かな感触と、それから、弾かれたように逆方向へ走り出した来夏ちゃん。>>29 ──その2つで、私、ぎりぎり蹲らずにすんだみたいだった*]
(31) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
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──回想:"七五三 涼介"のこと──
[これは違う、というのが第一印象だった。 朝のニュースで新作ドラマの配役の発表があって、私は思わず手を止めた。 そのドラマには原作となった小説があって、私は、それを何度も読んでいる。
孤独な少年が繰り広げる、ひとつの、悲しくも美しい殺人ゲーム。 次から次へと人を手にかける残酷さと、その犯人が、見目麗しくともまだ10代の少年でしかないというアンバランスさ。 最後に、愛する女性を殺す時に、──彼は初めて、一筋の涙を流す。
原作のファンにとって、メディアミックスというのはすごく難しいと、私は思う。 それによって作品の人気が広がるであろうこと、作者にとっても益であろうことを、単純に喜べない。 自分が作品から受け取った世界を、侵略されてしまうような恐怖感。 きちんと、いいものにしてくれなければ、許せない。]
(32) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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── 現在:2F食堂 ──
[ 今度こそ、まるで、物語の一幕のようだと思った。
豪奢な飾りや、広々とした空間に、息を呑み、 誘い込まれるように、一歩、足を踏み入れる。
少しずつ、思考力を取り戻していく。
お腹が空くから。購買がないから。 だから、ここにやって来た。 ああ、なら、食べるものがあるのか、 確認しなきゃいけない。それが、役目だった。]
(33) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[あの"少年"を演る人間。今、テレビの向こうに映っている顔をよく知っている。 同級生であり、同時に、芸能界でも活躍している七五三 涼介だ。 明るく快活に笑っている様子を、学校で幾度も見ている。
だけど、同級生であることなんて、ちっともプラスには働かない。 私の知る彼は、あの"少年"のイメージに程遠かった。 そもそもあれは、生身の、三次元の人間に表現なんか出来ない。 そう思っていたから、特別落胆を抱いたわけではなかったけれど、「やっぱり」と思った。
だから、ごめんなさい、七五三くん。 貴方という人間を否定するわけじゃないけど、──これは違う。
配役ミスだ。そんな身勝手な感想を抱いた。]
(34) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
|
[>>19律を見送る。 苦い、苦い罪悪感と共に。
ごめんね、って呟いても届きはしない。 そもそもそれは、彼を思って言ったこと? いいや、あたしの中の罪悪感をどうにかしたかった、ただそれだけ。
あたしのどうしようもなさは、咄嗟に出た身を守るための悪足掻きは――彼に、どう映ってしまったのだろう。]
……ダメだなあ。 ダメダメだ。
あたし、やっぱり、生きていけないの、かも。
[顔を手で覆って――とっくに気付いてた悩みが、どういうものなのか、それが一気に込み上げてきて。 もうあの楽しかった文化祭には戻れないことを思い出す。 涼介くんに抱いた、初めての恋心も、今は、もう。]
(35) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
|
[だけど、結局誘惑に負けて見てしまったそのドラマで、私は前言を撤回することになる。]
(36) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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|
[──涙、って、美しいんだ。
茫然と、テレビの向こうの彼を眺めながら、思う。
分かってしまう。 確かに、他の部分においても彼の演技力には目を瞠るものがあったけど、それだけじゃない。 きっと、七五三 涼介は、この一瞬のために"少年"に選ばれた。
頭を何かで殴られたような気持ちになったし、同時に、心に歓喜が満ちる。 予想を裏切られて、私、すごく嬉しかった。]
(37) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
|
[>>#0夜、8時50分。どこからか響いた、鳴るはずのないチャイム。 そして、>>#3けたたましい音。
それに気付いていながらも、そこから一歩も足を動かすことはできなくて。
笑顔を元に戻そうとしても、なんだか上手くいかなくて。 ぽろりと、瞳から雫が漏れた。
誰かが近付いて来ても、気付く余裕なんてない。**]
(38) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
|
[私が、彼と初めて話したのは、いつのことだっただろう。 第一声は、きっととても酷かった。 何かの拍子に目が合って、その時。]
あ、あの!──……ありがとう!
[気が付いたら、七五三に向かって、そう言っていた。
たぶん彼は全く意味が分からなかっただろう。 私だって、言った次の瞬間に我に返って、死ぬほど真っ赤になって「ごめんなさい!」とだけ言って逃げてしまった。 だから、その言葉の意味は、きっと彼の中では謎のまま。 文化祭の企画を作り上げる中、彼にあの言葉の意味を問われたとしても、悲鳴のように「お願い忘れて!」と返しただろう*]
(39) 2015/07/08(Wed) 01時頃
|
|
――回想:一週間前、病院――
[あかりは、当然のように入院することになった。 でも、面会謝絶が解けても、なかなか彼女に会いに行くことが出来なかった。 怖かった。彼女の状態を直接見るのも、彼女に何を言われるかも。
それでも、親友がどうなっているのか心配な気持ちも勿論あって。事故から三週間ほど経ってからようやくお見舞いに行った。
こんこん、とノックして、彼女の「どうぞ」という言葉を聞いてから、震える手で扉を開く。 右目に医療用の眼帯を付けたあかりは、こちらを見て微笑んだ。]
(40) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[ まだ、そこに存在した券売機に、 奇妙な安心感を覚える。 例え、欠片でも、日常が残っていること。
吸い寄せられるように、ボタンをひとつ押した。 ── あれ、どうして、俺。
誰もいない、無人のカウンターに、 それを置けばいいのだと、 考えなくとも、きっとわかっていた。
律のしたことと言えば、ただ、それだけ。]
(41) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[遅かったじゃない。待ってたのよ、来夏。 そう言う彼女の様子があまりにもいつも通りで、少しだけほっとしながらベッドの傍に近寄った。]
あの…身体、大丈夫…じゃ、ないよね、えっと、その、ごめん、ね。ごめんなさい。
[それでもやっぱり何を言われるか不安に思いつつ、しどろもどろにそう言いながら一度深く頭を下げ――]
「ゆるさない」
[上げようとしたけど、止める。ぞくり、と背筋に寒気が走った。 甘い甘い、だけれど毒を含んだような声。きっと、彼女はわらっている。]
(42) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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「ねえ、来夏が私の手を引いてくれれば、 こうはならなかったよね? 私の幸せ、壊れなかったよね? こんな身体で、どうやって生きていけばいいの。 ねえ、来夏。」
[何も言えなくて、彼女の顔を見れなくて、ただひたすらに頭を下げたまま固まっていた。 その通りだ。この三週間、ずっとずっと考えていた。ずっとずっと後悔していた。どうしてあの時、彼女を見捨ててしまったのだろう。]
「だからね、私、死ぬことにしたの。」
[その言葉に、思わず頭をがばっと上げる。 彼女はやっぱり、わらっていた。 唇を噛みしめる。どうして、なんて分かり切ったこと。 生きてほしい、とも、言えない。だって、その原因を作ったのは、私なんだから―― でも、やっぱり死んで欲しくなくて、縋るみたいに口を開く。]
(43) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[ 魔法のように現れた料理>>1:38に、 こみ上げたのは、喜びでも、 飢え死ぬことはないね、なんて、 ふざけた安心感でも、なんでもない。]
(44) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* まだ2dなのに重いです恋ちゃん
こ、ここから上がるから! きっと! まだ回想出してないし!
(-15) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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でも、あかりちゃんが死んだら、家族とか、友達とか、悲しむんじゃ――
「関係あるの?それ。 周りが私の生を望んだら、いくら苦しくても生きなきゃいけないの? いくら死にたいと願ってても、生きなきゃいけないの? 歩けなくて、ずっと入院してなきゃいけなくて、入院費を家族からむしり取って。 私は――そんな状態で、生きたくない。 死んでしまいたい。」
[彼女は笑みをすぐに消して、早口でそう言い募る。 胸が締め付けられる思いがして、何も言えなかった。 ああ、私は、本当に、多くのものを彼女から奪ってしまったんだ。 でも、彼女はまた、ふっと微笑んで、口を開く。]
(45) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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「でも、一人は寂しいから… 来夏も一緒に、死んでくれるよね?」
(46) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* あああ……これはつらいよ来夏ちゃん……!
(-16) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[「え」って、そんな馬鹿みたいな声しか出なかった。 そんな私にも、彼女はわらいかける、]
「だって私たち、親友だもんね? こうなった原因は来夏にだってあるんだし。 それに――私がこんなことになって死ぬのに。 来夏だけ幸せに生きていくなんて。 そんなこと、ゆるされると思ってるの?
私の幸せを見捨てておいて。奪っておいて。 それで自分だけ幸せになるなんて、ゆるさないから。」
(47) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[ 数分後、樫樹律は、そこを立ち去る。 あたたかな料理もそのままに、 走り去るでもなく、ゆっくりと、背を向けて。
ただ、奇妙なことと言えば、 その後、誰かに問われたって、 あの時出てきた料理が何だったのか、 ちっとも思い出せないってこと。
もしかすると、お腹が空いていなかったから。 かもしれない。]
(48) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[そう、だよね。うん。 見捨てた責任は、ちゃんと、とらないと、いけないよね。 彼女が望むなら――私は死なないといけないんだ。
いくら生きたくても、大切な家族や友達が居ても、夢があっても、幸せでも。 私は、死ななくてはいけない。それが、私の罪に対する、罰だから。
――そのくせ、私はいますぐ死ぬ覚悟ができなくて。 彼女の言葉に頷きながらも、一週間だけ待ってほしい、と頼んだ。 その間に、覚悟を決めて、できるだけ思い出を作りたい。周りの人に感謝の言葉だって伝えたい。]
「いいよ、待ってあげる」
[彼女は、満足そうに笑った。]
(49) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[そして、今現在。 その一週間のタイムリミットは、明日にまで迫っていた。
それなのに、未だに、死ぬ覚悟、というものが出来ずにいる。未だに、生きたい、と思ってしまっている。
そんな風に思う資格なんて、私にはないのに**]
(50) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* 投下して改めて思うけどめちゃくちゃ重いね!!!!ごめんね!!!!! でも一応救済措置()は考えてあるから…!あ、あるから…!
(-17) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* 蹲ったらゲームオーバーというルール あっ退符忘れたー!
(-18) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* ちょっと待って、女の子、ちかこ以外満身創痍になってない……? いちばんげんきだ ちかこ
(-19) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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―体育館へ―
[目に入った、鮮やかなあかいいろ。落ちた硝子の欠片がきらきらと輝いて、あぁ綺麗だなと。 そう思った]
[自分の方によろめいてきた穂積の肩を、思わず支える>>31。それと同時に体育館から飛び出した背中は日下部のもので>>29、ああもう、どうしてみんな、個人行動をするんだろう]
日下部!待てって、こんなときにわざわざ一人になるなって……! ったく、みんな危機感なさすぎだぞ……穂積、大丈夫か? 良く見ろ、あれ、マネキンだから。 血も多分、ペンキかなんかだろ。
[安心させるように背中をぽんぽんと叩いて、マネキンを指さす。嫌に、頭の中が冷静だった]
(51) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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―回想:穂積との出会い―
[自分が、少しは名の知れているという事をちゃんと自覚することは、驕りではなくむしろ責任だと思う。…は、自分が開いてを知らなくても、相手から馴れ馴れしく話しかけられる事に、割と慣れていた。 媚びるような甲高い声。何かを期待するねこなで声。どれも、飽きる程聞いてきた。 しかし、穂積千佳子からの第一声は、そのどれにも当てはまらない。 ただひたすら、自分の思いのたけをぶつけたような、ストレートにど真ん中。 ありがとうと言われた突然の感謝の言葉に、目を白黒させたのを覚えてる>>39]
えーと、同じクラスの穂積、だよな? 俺、なんかしたっけ?
(52) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[まあ、恨まれてるんじゃないなら、いいけどさ。 そういって軽く笑い返してみたら、彼女ははっとしたような表情で、顔を真っ赤に染め上げた。本当に、心の中で思っていた事をそのまま口に出してしまったのだろう。そのままごめんなさいと脱兎の如く逃げ出した少女に、不思議とマイナスな気持ちは浮かばなかった。人並みにまぎれるように逃げる彼女の小動物のような後姿がなんだか愛らしくて、思わずくすりと笑みを零しながら]
(53) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[それからしばらくして。同じ委員になった穂積に、あの言葉の意味を聞こうとにやにやと話しかけ、忘れて!と悲鳴のような声をあげられたのは、また別のお話。いまだにその真意は、聞けていない*]
(54) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* あとね、月詠ちゃんの美術館の表現すごく好きだなぁ…… 落ちロル、やっぱすごく楽しみだ!醍醐味……!
(-20) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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/* はえーな!しめくん! わたしさっきのあの回想書くのにめっちゃかかった
(-21) 2015/07/08(Wed) 01時頃
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[「ゆるさない」「ゆるさない」「ゆるさない」。 頭の中で、あの子の、あかりの言葉が木霊する。 やめて、やめて、聞きたくない。
後ろから誰かが自分を呼び止める声>>51が聞こえた気がした。でも、ごめんなさい。今は、だめ。 でも、少ししたら、きっと、いつも通りの私になれるから、今だけは――
青ざめた表情で、一心不乱に足を動かして、ただ走る。どこか遠くに、誰もいない場所に。渡り廊下を通って、その先へ。 その途中、何人ものクラスメイトとすれ違ったかもしれないが、もし何かを言われたとしても、きっと止まらないだろう。 むしろ、今の自分を見せたくなくて無意識に足を速めようとするかもしれない**]
(55) 2015/07/08(Wed) 01時半頃
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[ この世界のほとんどは、 少し考えれば分かることと、 よく考えれば分かることでできている。
つまり、それは。 樫樹律にとって、 考えなくても分かることなんて、 この世にはひとつもなかった。
だから、ちゃんと考えられなくなった時は、 何も考えずに済むよう、 ひとりで、膝を抱えて耐え忍ばなければならない。
手を差し伸べられない臆病者だって、 闇雲に人を傷付ける狂人よりかは、いくらかマシだ。*]
(56) 2015/07/08(Wed) 01時半頃
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── 現在:1F図書室 ──
[ 報告をしなければならない。 そう思って、階下へ降りた。
階段は、廊下は、静まり返っていて、 人の気配がしないことを、 不気味に思うほどの余裕もなかった。
報告をしなければならない。 そう考えて、教室へと戻りかけて、思い直す。
報告を、できる状態なのか。 正しく言葉を選び、正確に状況を伝え、 きっと、投げかけられる疑問に、 平坦な声で、答えを返すことができるのか。]
(57) 2015/07/08(Wed) 01時半頃
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[ ── 無理、だ。
「肝心な所だけ抜けてる」と姉は言った。 その言葉が、理解を呼んだ。 無理だ。ということを、ようやく自覚する。 今、自分は、人を気遣う余裕がない。 人の前に、立つべきではない。きっと、間違う。
ふらり、と進路を変える。 人のいない廊下を、無言で突き進み、 とある部屋を見つけて、そっと中に入る。
きっと、こんな時にやって来る人なんていない。 本棚の森の片隅に、腰を下ろす。 じっと息を殺して、心が落ち着くのを待った。*]
(58) 2015/07/08(Wed) 01時半頃
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/* 重いなあと思ったけど狼になったら強制的に自殺未遂者なんだからその可能性考えたらこれくらいでちょうどいいよね…うん…(言い聞かせ)
(-22) 2015/07/08(Wed) 01時半頃
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[従兄弟>>15に頷き、立ち上がる。 寒いし、腹は減ったしで動きたくはないけれど、でもどうしてもあの音が気になった。
良くない意味での『気になる』だけれども。]
ん、行こう。
[瑠希の少し後ろについて、教室を出る。その際誰かに何か話しかけられただろうか。 廊下に出れば、従兄弟の真横に並んで歩いた。]
(59) 2015/07/08(Wed) 07時頃
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――一階廊下――
[――ああ、そうだ。さっき教室で、瑠希はなにか言いかけていなかったか。 けれど、今蒸し返すのも空気が読めないかな。
反目する二つの意見を抱え、少し俯く。 結果的に出た答えは、]
あ、のさ。 さっきの、言いかけてた、こと。
[卑怯にも、瑠希にすべてを任せるやり方だった。*]
(60) 2015/07/08(Wed) 07時頃
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──回想:七五三 涼介との会話──
[あまりに酷い第一声。>>39 その真意を追及されることを、出来うる限り避けようとしていた。だって、説明出来そうにもない。 だから、七五三が文化祭の企画で主演を務めることに決まった時には、微妙に青くなった。 これ、関わることになっちゃうのかな。 そう思って間もなく、案の定どこか揶揄うような笑みで話しかけられた時は、飛び上がった。]
……忘れて! お願い、記憶から抹消しておいて……!
[そのためなら土下座だってします、という気持ちすら込めて叫ぶ。 それにしたって、彼も大概意地が悪い。逃げたあたりで、察してよ。 そう思って膨れながら、だけど、ああ、本当に普段は普通の男の子なんだなぁと思ったのも覚えている。*]
(61) 2015/07/08(Wed) 08時頃
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──現在:体育館──
[──肩を支えてくれる手が、七五三のものだと気づく頃には>>51、来夏の姿は見えなくなっていた。 明らかに怯えていた彼女をひとりにしてはいけないと思うのと同時に>>29、座り込む月詠のことも放って置けない。>>14 どちらへ行けばいいのか分からずに立ち尽くす身体が、辛うじて七五三の言葉に反応する。]
ち、がう。 ……七五三くん、これ、ペンキじゃない。
[ふらつくようにマネキンに一歩近づく。鉄のにおいが鼻をついた。 文化祭準備の時、いくつかの教室からペンキのにおいがしていた。あれとは、全く違う。]
これ、違うよ……。
[泣き出したくなる。 白いマネキン。赤い血。これは何。 座り込んでいる月詠なら、何かを見ていたかもしれない。思うけど、彼女にそれを尋ねられる気はしなかった。]
(62) 2015/07/08(Wed) 08時頃
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[だけど、何か言わなきゃいけない。 蹲るな。折れちゃ、駄目。 呪文のように唱える。 私は弱い。座り込んでしまったら、もう動けなくなってしまう。 その思いに突き動かされるようにして、やっとのことで月詠の方を見る。]
月詠ちゃん、……だい、じょうぶ?
[彼女の側に屈みこんで、なんとか絞り出した声。 樫樹や志乃のように、しんと通る声じゃなくて、震えた小さな声だったけど、月詠には、届いただろうか**]
(63) 2015/07/08(Wed) 08時頃
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―回想―
[ 大発見だ、とか。 いいな、野良猫、可愛かった?とか。 私も上手になりたいな、とか。 昇降口で見送る度、誇らしげに告げられる思い出に。 ひとつひとつ答える日々が、続いていた。
今度は、二人そろってこんな話を聞くんだろうな、って。 そう、漠然と思い始めた頃だった。 ]
(64) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ クラスメイトが、一人減った。 ]
(65) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ 何時も通り登校したその日、 教室に寂しく置かれていた花の意味を、 あの時の自分は、知っていた。 黒の服を着た母の手を握り返して、 おぼろげに記憶にある、父の。 その写真の周りにあったものと、思い出と。 きっとよく、似ていた。
あれは、もういない人が居た場所に現れるもの。 だけど決して、その人の代わりには、ならない。 ]
(66) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ 死んでないよね、って、あの笑顔が過って、思った。 命を落とす、そんな意味じゃなくて。 あの笑顔が殺される、そういう意味。
自分だって、ショックじゃなかった、訳じゃない。 でも、ただ、自分は見送っていた、それだけだ。
ちゃんと、生きてるよね?って。 悪いこととは分かっていても、 遠くから、花を見ている彼の顔を、窺う様に見ていた。 …声は、かけられなかった。 何を言って良いのか、分からなかった。 ]
(67) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ 放課後まで、ずうっとそうで。 ――しのちゃん、かえろう、って。 そう言った友人に、手を引かれたまま。 ずっと見送っていた背に、 とうとう、最後まで何も声をかけられないまま。
きっと自分は、大事な時に、何も言わなかった* ]
(68) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ 青ざめた顔で帰宅して。 何があったの、と、そう問う母は、優しくて、強かった。 その声に泣きそうになるけど、泣きたくはなかった。 だって私は、――――。
そんな思いから、だろう。 堪えながらの、ぽつぽつとした説明と、 最後、学校からの連絡で。 きっと、何かを察したんだろう。
母が彼の手を引いて家に連れてきたのは、 確か、その時期からだったと思う* ]
(69) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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―現在・1F図書室―
[ ――その時の罪悪感から、なのかは、分からない。 そもそも、それを抱いていいのかすら、 抱いたものが罪悪感なのかすら、分からない。 ただ、廊下を進んでいる時、 ちらと見えた人影に、胸騒ぎがしてしまって、 自然と脚はそちらへと向かってしまう。
どうして身体はひとつしかないのかって、 ばかみたいな悪態を内心で零しながら。 ]
(70) 2015/07/08(Wed) 10時半頃
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[ 上履きの擦れる、規則正しい音が部屋の中に響いて、 多分、来訪者が居ることは伝わったと思う。
迷路みたいな本棚の、少し奥。隅の方。 探していた姿を見つけるのに、 きっとそう、時間はかからなかった。
自分より小さくなった頭の位置を見れば、 少し離れた、隣で。 彼の方を向いてしゃがんで、膝をついて。 自分が揺らがない様に、じいと、見て。 ]
(71) 2015/07/08(Wed) 11時頃
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……どうしたの、
[ なにが、あったの。 踏み込んでいいのか分からないまま、 当たり障りの無い言葉を、ぽつんと、発する。
喉が、妙に渇いていた** ]
(72) 2015/07/08(Wed) 11時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 11時頃
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/* >自分が見捨てたせいで大怪我を負った親友に心中を迫られているが、それに応じる覚悟ができない(メモより)
しなないでーーーーーー
(-23) 2015/07/08(Wed) 11時半頃
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/* PC感情だと皆見なくちゃ(必死)ってなってて、 行動する気持ちだけはある(行動できるとは言ってない)
あと多分、月詠に対しては羨望抱いてて、 それを盛り込みたいんだけど、タイミングが見当たらない
志乃は元の出来はどれも平凡か、 平凡ちょい上くらいです。必死なPCってイメージ
(-24) 2015/07/08(Wed) 11時半頃
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/* 月詠のロルきれいだなあ… >>27とか 悩みの回想とか、とても好きです
(-25) 2015/07/08(Wed) 11時半頃
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/* うにゃうにゃ考えたけど、悩みが重くなるのは仕方ないんだよなー。 常におまかせ希望だし、ホストになることも想定すると、 「もしかしたら自殺を選ぶ可能性が十分にある」くらいの悩みを設定するのが妥当。
ホストになるかそうじゃないかで調節するって手はあるだろうけど、 できるだけ行動に繋がりを持たせたいんだよな。
あと、せっかく考えたやつを没るのやだ。
(-26) 2015/07/08(Wed) 12時半頃
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体育館?って、穂積さん!
[佐久間の言葉>>2に彼を見た。 走って教室をでた穂積>>11と、 それを追うように教室をでた七五三を見送って、 少し迷った後、追いかけて教室を出た。 一階の廊下を早足で進むころ、二人の姿は廊下にはない。 二階に駆け上がり角を曲がった時。]
っ!?
[衝撃。 何、と思う間もない。 ぶつかってきたなにか>>29を受け止めきれずに、 後ろへと突き飛ばされる感覚が嫌に緩やかだ。 呆然とした目は彼女を見ただろうか。 視界はすぐに暗闇に閉ざされ、痛みが体を襲う。
一度バウンドして、郁は床に倒れた。**]
(73) 2015/07/08(Wed) 13時頃
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── 回想:8年前 ──
[ あの日。
今日はダメと一言拒絶すれば、 あの子はあっさり引き下がって、 それ以上、何かを言う前に、 5時のチャイムが鳴った。
帰るね。と、少しの落胆を滲ませて言う。 一度も振り返らない小さな背中を、 引き止めることもせずに、見つめていた。
それが、最後。]
(74) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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[ サプライズパーティーは大成功で、 何年ぶりだろう。家族だけに囲まれて、 母は、朗らかに笑った。
「たまには、こういうのもいいわねえ」
友人の頼みを断ったことは伝えずに、 暖かいリビングで、律も笑っていた。
ちょうどその頃、同じ町で、 あの子の身体は冷たくなっていく。*]
(75) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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── 現在:1F図書室 ──
[ 足音が随分近付いて、 ようやく顔を上げるような、 そのくらいには、意識は遠くにあった。]
志乃さん。
[ 少しの間、焦点が合わなくて、 緩やかに認識する。静かに名を呼ぶ。
きっと、律がずるいのは、 他の人じゃなくて良かった、と、 咄嗟に考えてしまったことだ。
彼女なら、騒がないし、人にも言わないし、 今更、かっこつけて見せたいとも、 同情を引きたいとも、思わない。 だから、この子で良かった。]
(76) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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[ そんな、投げやりな気持ちを、抱いたことだ。
泣いていた訳でもない、白い顔は、 ちゃんと、考えられてしまったからには、 きっと、とてもいつも通りなんだろう。]
なんでもないよ、志乃さん。
[ 座り込んだまま、視線はまっすぐで、 もう、ブレない。淡々と続ける。]
── 考えてたんだ、ここは誰の世界だろう。
[ あのさ、と、続ける言葉が本題だった。]
食堂、──……、
[ 言い淀む。あれをどう説明すれば。]
(77) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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……あるけど、やっぱり、おかしかったよ。
食べ物も、あるには、ある。
[ 言い表すには不充分な言葉を吐いて、 ゆっくり身体を起こした。**]
……みんな、教室? 館石、見てない?
(78) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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/* 対志乃さんは気後れしつつも態度が雑
#ここが優しくないという話
(-27) 2015/07/08(Wed) 13時半頃
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/* たぶんなんかすごいナチュラルに恋愛対象視してないんだなあって そこらへんの友達ともなんか距離違って、家族と重ねてる感じが一番近い?
(-28) 2015/07/08(Wed) 14時頃
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[ 少し遅れて合った、その視線は逸らさないまま。 だけど、志乃さん、と呼ばれれば。 なんでもないと、何時もの顔で言われれば。 身体はまた少し、離れる。 ]
そう。
[ それだけ答えて。 淡々と続く言葉に、一瞬、間を置いて、考えて。 ああ、黒板に書かれていた、東彩の言っていた、 あの話を思い出す。
精神的、肉体的に衰弱している人が、 "世界"の主になりやすい。 ]
(79) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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―――……
[ 誰、とも言えず。少し、険しい顔をして。 何も言えないまま、ただ息を吐いた。 もしかして、まさかね。 ふと過ってしまった可能性はあったとしても、 それが、本当にただの仮定の話だとしても。 声にすると、本当になる気がしてしまったから。 ]
(80) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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[ 世界の話に返事が無いまま。 更にその後に続く言葉を聞いていた。 言い淀むのを、なおも真っ直ぐ見ていて。 だけど内心では、答えられなかったことに、 もしかして、を思ってしまったことに、 少し心が重くなる。 ]
そう。 …私も後で行く。
[ こんな状況で、購買は消えて。 食堂に起こったらしい"おかしいこと"。 吐き出す曖昧な内容を咎めはしないけれど、 ああこれ、見に行かなきゃなあ、って、 いつも突き動かされる、義務感ははたらく。 ]
(81) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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[ 最後の問いかけに、 ちゃんと答えられている自信は、あまりなかった。 ]
チャイムが鳴って、…すごい音がしたでしょう。 皆そっちに向かっていった。場所は分からない。
佐久間と柏原と、千佳子と七五三が出て行った後に、 …私が教室出たから、多分、あまり人はいない。
[ 報告はしっかりしろよ、自分には思うけれど。 言えば言う程、情けないのか、なんなのか。 また揺らぎそうになるから、必死に抑えた。 ]
(82) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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恋は、見てない。 …はぐれたの?
[ 一緒にいたんじゃないの?の言葉は、 言いかけて、止めた。問い詰めるみたいだったから。 彼が身体を起こすのを見れば、自分も直ぐ立ち上がって、 食堂経由で皆を捜せば、と、考えながら、 入口に向かおうと、身体の向きを変えた。
きっとその背も、凛と伸ばされている。 伸ばす様に、している。 ]
(83) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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私、とりあえず食堂行きながらか、 行ってから音の出所と皆探すつもり、だけど。 律はどうするの?
[ 背を向けて歩みながら、本棚の迷路を戻っていく。 図書室の入口から顔をのぞかせて、 人気の無い廊下を見回して。 その光景に、少しだろうと不安になってしまっても。 それでも自分の声は、いつだって、通った* ]
(84) 2015/07/08(Wed) 16時頃
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/* らいかちゃんに会いたくはあるけど、果たしてそんな時間があるか否か
(-29) 2015/07/08(Wed) 18時頃
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/* この村シリーズ、「でもそれお前のせいじゃねーーから!!!」って肩掴んで揺すぶってやりたくなるひとだいたいいつもひとりはいる
(-30) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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[どんなに頑張っても戻らない笑顔に、少し赤くなった目。 隠せもしないなら、諦めるしかない。
自己暗示の魔法は、それに意味が無いと思い始めた時から、解けかけていたんだ。 それでもそれに頼るしかできなかったのが、あたしの弱さ。]
……だいじょーぶ……か。
[効かなくなった魔法の変わりに、隣のクラスのひなちゃんがよく言ってたその言葉を借りて、呟く。
効果があったかどうか分からないけど、なんだか、取り繕えないなら、もうこのままでいいやって、そんな気もして。 はあ、と白い息を吐き出した。 寒いなあ。
律くんが先に向かった食堂に、あたしも向かう。 彼にはこれ以上、何も言わない。言えない。 けど、やるべきことはやらないとなっつて思うから。]
(85) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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― 食堂 ―
[さあて、泣いてる暇なんてないぞ。 みんなのために腕によりをかけなくちゃ。 作れそうなものはなんでも作って、美味しいものを食べて元気出そう。 律くんが先に準備を始めてたら、早く手伝わないと。 あたし、あったかいシチューが食べたいなあ。
――そんな、無人の食堂に食材が置いてあり、これから調理をする前提の思考で、扉を開く。]
…………へ?
[だから、硬直するしかなかった。 いつもより広い、豪華な装飾のされたその場所に。>>1:38 相変わらず人気はないものの、普段の校舎とはかけはなれたその空間に。
カウンターの上にぽつんと残された食器>>44から、暖かな湯気と、食欲の誘う香りが漂ってきて。
確実に食欲は刺激されたのに、何故だろう。 頭に?マークを浮かべることはできても、それ以上のことができずにしばらく立ち尽くした。**]
(86) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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―回想―
[自分の背の翼への反応は、大体同じだった。 軽蔑、嘲笑、畏怖。いい反応をされたことなんて、あの時、一度だけだ。
瑠希君は元気ないい子ね。 そう言ってくれていた大人は、掌を返したように、冷たい目線を向けてきた。 親しかった友人も、まるで嫌なものを見るかのように、遠巻きにこちらを見てくるようになった。
頭が悪い。ロクな人間じゃない。関わったら厄介だ。 この背の翼に対する偏見は根強いものらしく、 自分がどう振舞おうと、その行いは嫌悪の対象になるのだと、幼いながらに悟ったんだっけ。]
(87) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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[今でも、それは変わらない。 それを、変えられるとも思わないし、 ましてや、若気の至りだなんて言い訳をするつもりもない。
けれど、人間という生き物は強欲で、 割り切ったはずの事すら、心のどこかでは求めてしまうものらしい。
背中の翼のことを知っても尚、変わらずに接してくれる人間がいたなら、きっと、自分は――]
(88) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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[これからも、前を向いて、歩いて行ける]
(-31) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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―現在:1F廊下―
……あぁ、えぇと。
[唐突に降ってきた問いかけ>>60に、少しだけ面食らって、 少し上にある、結弦の顔を見上げて、苦笑する。
聞きたい気持ちは山々だけれど、多分、今はその時じゃない。]
(89) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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大した事じゃないし、さ。 あとで、また、時間あったら。
[自分の心情を匂わせるような真似なんてせずに、にっと笑顔を浮かべて、そう答える。
表情が乏しい従兄弟の心情を伺い知る事は出来ない。 だから、彼が今でも肯定してくれるかは分からない。いや、素直に出来ないだろうと思う。 あの時に比べて、自分達は色々な事を知りすぎただろうから。
けれど、せめて。 軽蔑しないで居てくれたなら、それだけで充分だ、と。 そんなことを思ってしまうのだから、自分は随分、強欲らしい。
誤魔化すような笑みで話を切り上げて、そそくさと体育館へと歩みを進めただろうか。*]
(90) 2015/07/08(Wed) 19時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 19時頃
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/*>>88見て、うちのこ変わんない… ってゲンドウポーズしてる。 うわあ、すごい!痛くなかったですか? って言うわ…穏やかって何だったんだろう。 天然だわこれ。
(-32) 2015/07/08(Wed) 19時半頃
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/*
[遠くから聞こえる足音。>>13 だれ?
名前を呼ばれた。 来夏。 ああ、どう説明したら、いいの。
グルグル
思考は渦巻くけど、 纏まりなんか、しやしない。
来夏。 青ざめる、顔。
ねえ。 どうして、あなたが謝るの?]
(-33) 2015/07/08(Wed) 19時半頃
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/* [伸ばしかけた手は、 けれど、 駆け出した背には、到底、届かない。
待って、ねえ、どこに行くの。 さっきの、別所くんみたいな顔色をして。
早く、二人を探さないと。
やっぱり誰もいないじゃない。 ゼロ点ね、って笑うために。
あなたは何も悪くないから。 大丈夫だからって励ますために。
何処かへ消えてしまう前に]
(-34) 2015/07/08(Wed) 19時半頃
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〜っぅ、ぁ……っ。
[悲鳴なんて出ない。 喉の奥がぎゅっとしめられたような唸り声だけ。 ごろりとうつぶせになって痛みに歯を食いしばる。 頭がガンガンと響いて、吐き気がした。 打ち付けられた瞬間>>73の痛みはじわじわと全身に広がって、 やがて鈍い痛みだけ残して引いていく。
ひとつ、大きく呼吸をして、仰向けになる。 ただの打ち身だ。こんなの、なんてこと無い。 けれどもう少しだけ。身体を休めるように天を仰いだ。*]
(91) 2015/07/08(Wed) 19時半頃
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/* 下書きここまで。 今日こそ回想を書くんだ……(フラグ
(-35) 2015/07/08(Wed) 19時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 20時半頃
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/* >>85 そのじゅもんをとなえてはいけない…(真顔)
(-36) 2015/07/08(Wed) 20時半頃
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/* 志乃「どうして身体は分裂しないのか(切実)」
(-37) 2015/07/08(Wed) 20時半頃
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え、う、わ…っ!
[廊下の角で、突然、誰かと身体がぶつかり、その衝撃で後ろによろめいたものの、なんとか踏みとどまる。 同時に、その衝撃のせいか少しだけ頭が冷えた。一体なにが、と思い視線を向けた先に倒れこむ東彩の姿>>73を見つける。
どうして、倒れて、ああ、そうか、私がぶつかってしまったから、どうしよう、もし、私のせいで、何か怪我をしてしまっていたら――]
あ、とうさいくん、ごめん、ごめんなさい…! だ、大丈夫…!?
[まだ少し混乱した頭のまま、仰向けになっている東彩>>91の傍に膝をつく。明らかに狼狽した様子で謝りつつ、彼の様子を窺っただろう*]
(92) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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── 現在:1F図書室 ──
……── 俺じゃないよ。
[ お互い、逸らさない目に、そんなことを呟く。
ここは、誰の中なのか。 そんな突拍子もない仮定を、 おかしなことに、信じ始めている自分がいる。
そんな、夢物語の元で、断定する。]
……俺じゃないよ。 俺の世界なら、志乃さんはここにいない。 館石もいないし、ゆずるもいない。三星もいない。
── そう言うのは簡単、とも言えるけどさ。
[ 意味はわかるでしょう、と、静かな眼で語る。]
(93) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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[ それに、救いたがりの人間は、 自分を救うために、 みっともない所を見せたくない相手を呼んだりしない。
だから、違う。]
今日、命日なんだよ。覚えてた? 学校帰りに、墓参りするつもりだった。
[ だから、違う。 ここは、樫樹律の世界じゃない。
他人から見れば、きっと、 筋も何も通っちゃいない。
それでも、律にとっては、 そう信じることが、最後の砦だ。]
(94) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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[ そして、ゆえに、チャンスなのかもしれない。 あの日の再現。今度は間違えない。
当たり前のように、考えてしまうことに、 心底、嫌気がさす。]
(95) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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チャイム──、鳴ったっけ? この時間、学校なら、鳴るはずないんだけど。
[ 放課後、まっすぐ家に帰ることは、 ほとんどなかったから、知ってる。
正課が終わった後、北洋高校のチャイムは鳴らない。]
……形だけは学校なんだから、 はぐれる、はないでしょ。
[ それ以上、弁明も何もない。
どうするの、と問われても、 そこまで頭は回ってなかった。
少し考えて、口を開く。]
(96) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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……一旦教室戻る。 誰も待機してないのもマズイし。
[ 付き従うように、図書室への入口へと戻って。 後ろ手に、扉をピシャンと閉めた。*]
(97) 2015/07/08(Wed) 21時頃
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―体育館―
[広い空間の真ん中。 誰も近付こうとしない、異変―硝子の破片に包まれた“それ”>>1:382に、ゆっくりと近づく。 訳がわからないけれど、ただ、遠巻きに見たところで、きっと、理解なんて出来やしない。 なら、近付いて、確かめるしかないだろう?
一歩、一歩、進む度に、破片が砕ける音がする。 同時に、鼻腔に届く、鉄錆のような臭い。 血糊でも、ケチャップでも、絵の具とも違う。 あぁ、どうやら、本物らしい。やけに冷静な頭が、そう告げてくる。
砕けた照明の下、横たわったマネキンが纏っているのは、この学校の男子の制服。 その傍らにしゃがみ込む。でろりとした、赤い液体が、上履きに跳ねた。]
(98) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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[のっぺらぼうの、白いマネキン。その表情は窺い知れない。 けれど、その面影は、誰かを彷彿とさせる。 さっき、教室から出ていったきり、姿を見ていないクラスメイト。]
……篤人は?
[ぽつり、誰ともなしに問いかけるような言葉は、いやに響いて、そこにいた誰かに届いただろうか。*]
(99) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 21時半頃
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……そう。 じゃあ、また。後で聞く、よ。
[全権を任せた罪悪感と、答えをもらった安心感がせめぎ合う。 卑劣な問い掛けだったなんて、自分がいちばんわかってる。
ごめんね、と胸の内だけで謝罪した。]
(100) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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[続く言葉>>90には頷き、体育館までの道のりを行く。 向けられたわかりやすい笑顔には、口の端をふっと緩めた。
わかりやすくてよかった。
切実に思う。 この脳が認識できないのは顔だけじゃない。 大雑把な表情しか読み取れないほどに、この頭はポンコツだ。]
(101) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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――体育館――
[瑠希>>98に続き、体育館に足を踏み入れる。 散らばった破片を上履きで踏みしだきながら、鉄の匂いの中心地へと向かった。 瑠希の隣、赤に染まっていないギリギリに膝をつく。
男子生徒の服を身にまとったマネキンがそこに居た。
一体、誰なんだろう。 その疑問は、瑠希の声で少し氷解する。]
別所?
[そうと思い込みながら見てみても、頭の中に浮かんだ別所の顔には靄がかかっていた。*]
(102) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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あー……くさ かべさん? う。ちょっと、待ってくださいね。
[腕に力を入れて身体を起こす。 身体には違和感があるけれど動ける。 上半身を起こして、少しだけ微笑んだ。 どうか彼女>>92が気に病みませんように、 なんて思いながら口を開いた。]
大丈夫、ですよ。 それより、そんなに急いで。 何か、あったんですか?
[言葉は何時ものよりもゆっくりとしてしまうけれど、 あまりにも慌てた様子に、そう尋ねた。]
(103) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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/* 事故当時と似た状況を擬似的に作り出すことにより、 さらに精神をゴリゴリ削ろうとして失敗するの巻〜。
(-38) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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[ 遠くから聞こえる足音。>>13 だれ?
名前を呼ばれた。
―― 来夏。 ああ、どう説明したら、いいの。
グルグル グルグル
思考は渦巻くけど、 纏まりなんかしやしない。
―― 来夏。 青ざめる、顔。
ねえ。 どうして、あなたが謝るの?]
(104) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ 伸ばしかけた手は、 けれど、 駆け出した背には、到底、届かない。
待って、ねえ、どこに行くの。 さっきの、別所くんみたいな顔色をして。
早く、二人を探さないと。
やっぱり誰もいないじゃない。 ゼロ点ね、って笑うために。
あなたは何も悪くないから。 大丈夫だから、って励ますために。
―― また、何処かへ消えてしまう前に]
(105) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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――回想・一ヶ月前――
[昔から、人を覚えることが苦手だった。 同じマンションの同級生も、その親も、管理人、お隣さん、クラスメイト、先生。全員顔を思い出そうとしても、出てこない。
道端で親とすれ違っても気がつかない。 今まで隣にいて、試着室から出てきた友人が彼と分からない。 集合写真に写る、自分がわからない。
違和感はあった。 周囲は、簡単にクラスメイトを把握していた。 すごいなあ、としか思わなかった。
瓦解したのは、テレビ番組で特集されていた、相貌失認のドキュメンタリーが切っ掛けだった。]
(106) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ 扉の閉まる音がして、振り向くことは無く。 さっきの瞳を、言葉をふと思い出しかけて、 今は止めろ、って、強引に塞いで。
どうするかって、 問いかけたその内容だけ拾い上げて、返す。 ]
それじゃ、
[ それだけ言って、またね、じゃなくて。 別行動ねって、暗に言って。 階上へと、背を伸ばしたまま進んでいく。 ここは私の世界じゃない。って、 反論じみた言葉も、言えないまま、 とうとう顔を見ることも無いまま、歩んだ* ]
(107) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[見れば見るほど、自分と重なっていく。
クラスメイトが覚えられない。 三分前に話した人がわからない。 『人』を区別する方法は、声、髪型、体型、服。
思い当たることばかりだった。]
(108) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[小学生の時、担任から返しておいて、と渡されたプリントの束を思い出す。
友人も居たのに、話した人も居たのに、担任から怒られるまで、たったの一枚もプリントを返すことが出来なかった。
あの時から、人の目を見ることが出来なくなった。 目が合ってしまえば、その人は『佐久間は自分を認識した』と思ってしまうと思ったから。 そんなこと、出来るはずがないのに。
中学生の時、同級生から言付けを頼まれた。 言付ける先は、確かに何度か話したことがある人で。けれど特徴は覚えていなかった。 結局何も言えず、同級生に謝った。
あの時から、目を逸らすようになった。 人自体に、少し恐怖があったのかもしれない。]
(109) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[相貌失認、という事を受け入れるのは容易かった。 むしろ、安堵が大きかったかもしれない。 自分の脳はポンコツだったんだ。
だが、その安堵は一瞬で砕け散った。
『ありえないね』
目の前の両親が、口をそろえて言う。 努力が足りてない、とか、言い訳、とか。 そんな言葉で、安堵を殺していく。
やめて、と言いたかった。自分の理由を解消する物を無かった事にしないで。そう言いたかった。]
(110) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[言えなかった。]
(111) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[両親には内緒で、相貌失認を調べた。 調べるほどに、思い当たること、気付かされたことばかりだった。
それでも、誰にも相談できなかった。 両親のような言葉をかけられたら、もう何も出来なくなってしまう気がしたから。*]
(112) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* 最初は「教室に戻るよ」でさえなくて、「シャワー浴びてくる」だったので、これでもちょっと落ち着いた律くん
(-39) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* やっておいてあれだけど、もうRP村で相貌失認はしない 人物把握までのプロセスが、長い。長い。
(-40) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* 佐久間くんの両親タコ殴りにしたい!
(-41) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* (↑浮上して一番に思ったこと)
(-42) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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―2F女子トイレ―
[ きっと、何時もより歩みは速かった。 きっと、逃げる様に去っていった。
たどり着いた場所は、まだ人気の無い廊下の、 その更に人気のないだろう所。 女子トイレの、一番奥。更にその個室の中。 鍵まで閉めて、扉に凭れることはなく、 ただ足元を見て、つっ立っていた。 ]
(113) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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/* 何で女子みんなこんなに満身創痍…!
(-43) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ そうしてとうとう、静かな瞳を思い出す。 弁明も出来なかったあの場所で、言われたこと。 あの夏から予感していたこと>>1:256が、 事実になって突きつけられたことに、 きっと動揺していた。 ――"覚えていた"かというと、きっと。 多分、彼ほどには、鮮明に覚えてない。
あの夏の日みたいに、 脳裏に過ることは、あったとしても。 そうして、あの花と、寂しい背を思い出したとしても。 それより今は、酷い話があるもので。 認めたくなんて、絶対無かったけれど。 自分のことで、―――のことで、限界だった。 ]
(114) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ いくら年相応の言動で無いにしても、 いくらリーダーを気取っても、 いくら、あの人たちの様になりたいと願っても。
葛城志乃の器は、本当は酷く小さくて、脆い。 ]
(115) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ だけど、多分、悪い癖で。 考えるとどうしても、抱え込んで、 身体ごと、鉛みたいに沈んでいく。 ]
―――……あー、
[ しゃがみこもうとして、だけど堪える。 落ち着かない足が、床を蹴る。 その行動に、音に苛立ちかけて、抑える。 ]
(116) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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『どれだけ勉強しても足りない気がして、苛々するんです』 『勉強だけじゃなくて、酷い時には、なにもかもに』
(117) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[ ――思い出してしまって、舌打ちしかけて、やめる。 自分の弱さをさらけ出すのは、 弱さを、きっと責め立てるでもなく、 事実として見せつけられそうになるのは、 酷く怖かった。 もう、どうしたらいいんだろう。 あの時、あの背に声をかけていれば、 あの時、自分もついて行ったらって。
そんなどうしようもないイフを考えてしまう程に、 きっと今の自分は、何時も以上に弱いから。
だから少しの間だけ、気分を落ち着かせるまで。 行き場の無い感情を、転がしていた* ]
(118) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* ああああああ
(-44) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* 待ってーーーみかえしたらチャイム返事がちゃんとできてなくて あーあーどうしよう ごめんなさい
(-45) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[また、足音。今度は二つ。 ゆるり、顔を上げる]
千佳子、七五三くん……。
[>>51>>62 慌てるような声と、 消えてしまいそうな小さな声が飛び交う。
ペンキ?違う。
文化祭の準備の時。 佐久間の手伝いをしたことがある。 ペンキは、あんな鉄錆のような臭いはしなかった]
……肩書きが泣くわよ、探偵さん。
[違うと、暗に告げ、 頭上に影が掛かれば、視線を上げる]
(119) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[ ―― 千佳子。
震える声が、届いた。>>63 心配そうな瞳に、思い出す。
千佳子、あなたは知らないでしょう。 あの日の放課後。>>0:155 あなたが「やめて」と叫んだ事を、 本当はあたし、知ってたの。
編集作業に区切りをつけて、帰ろうとした時。 昇降口の廊下の柱の影で。
その時は、何事もなかったから 皆がいなくなった後にこっそり去ったけど]
(120) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[あの日から、少しだけ、心配はしてた。
例えば、体育の授業でグループを作るときとか。 例えば、移動教室のときとか。 そんな時に一緒にやろうよ、って誘うようになった。
だから何だか、少しだけ、今は変な気分]
……大丈夫。
[優しい千佳子に心配はかけたくないから、 小さく笑って、また、ゆっくりと立ち上がった]
(121) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* 月詠ちゃん……!
(-46) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[>>62ペンキじゃない、なんてこと、本当は気付いていたのかもしれない。それが多分血であると気付いても、大して動揺はしなかった。続けてかけられた三星の声に>>119、思わず小さく笑い返す]
はは……まあ、仮にこれがペンキじゃないにしても、割れてるのはマネキンであって、誰かじゃないだろ? 性質の悪い悪戯だって。 そんな顔するなよ、大丈夫だからさ。
(122) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[妙に明るい声で、女子二人を慰めた。ひろい、ひろい、体育倉庫に、変に軽い調子の…の声が反響して響き渡った。その言葉が彼女たちにどう聞こえたかはわからない。穂積が三星の傍に行くのに倣って、…も座り込んでいた三星に声をかけた]
それより三星、怪我、ないか? 硝子が結構落ちてるから、立った方が良い。 立てるか?
[そう問いかけるも、自分で立てるとばかりに、ゆっくり立ち上がる三星に、少し不安になる。いつも飄々としている彼女だけれど、こんな所にきて、不安ではないのだろうか。不安を隠しているのなら、それはいずれ決壊しないだろうか。それがとても心配で。けれど、そんな彼女に自分ができることなんて、あるのだろうか]
(123) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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なあ、お前がしっかり者なのはわかってるけどさ。 ここにはお前の味方しかいないんだから、何か困ったこととか、辛いことあったら、我慢すんなよ。 まあ、話す相手は俺じゃなくても、良いからさ。
[そう言って笑いかける。気休めにもならないかもしれない。それでも、言っておきたかった*]
(124) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* 七五三くんがなんというイケメン…!! マネキン見て三星のSAN値は低下中であります。
(-47) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* すごく今更だけど悩みは受験ノイローゼ+αです…
(-48) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* どうすっかな。 いやほんとに。
(-49) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* 2d:▼日下部 ▲三星(朝) 3d:▼東彩 ▲穂積(夜) 4d:▼佐久間 ▲葛城(朝)
(-50) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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――回想――
[あのとき>>0:194は何も知らなかった。 だから、手放しで賞賛できた。純粋にかっこいいと思った。 そして、もう見失うことはないと思った。 瑠希だけは。どんなに髪型が変わっても、服装が変わっても、声が、仕草が、体格が変わっても、瑠希だけは見間違えないと。
その事が、とても嬉しかった。]
(125) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[今は、少し知識が増えた。 瑠希のそれが、社会からすれば眉をしかめられるようなものであると知った。 けれど、思いは変わらない。 自分は、瑠希を見失わない。
自分の顔さえわからない中で、瑠希を見失わないのがどんなに嬉しいか。 それは、瑠希にもわからないだろうけれど。]
(126) 2015/07/08(Wed) 23時頃
|
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[けれど、その思いを伝えようとは思えない。 瑠希に否定されてしまったら。 この世でたった一人、自信を持って認識できる人から否定されてしまったら。
そう思うと、何も言う気になれなかった。*]
(127) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* 佐久間がすっっっっっっっげ瑠希大好きなんだけど、 そりゃあ、瑠希だけは間違いなく認識できる術があるならなつくよな、と。 LOVEではないけど、この人も恋できないんじゃね?とは。 少なくとも、恋人の顔も認識できないから。
(-51) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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そう……ね。
[>>122 励まそうとしているのか、 明るく掛けられた声に返すトーンは、暗い。
体育館の中央にあるモノを ちらり、 見やって、 苦々しく口元を歪める]
もし悪戯なら、その誰かさんには、 ちょーっと覚悟してもらおうかしらね。
[そうであればいいのに。 でも、これを現実と受け入れるには、
あまりにも、非現実的なことが多すぎた]
(128) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[「ひとりの人間の中に複数の人間が閉じ込められる」
>>1:157 最初、東彩から聞いたときは、 そんなことがあるわけがない。
そう思った。けれど、今は ―― ]
(129) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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……よ、かった。
[月詠が七五三に向けた声に、いつもの彼女のクールさが少しだけ見えたようで。>>119 続けて、大丈夫と笑いかけられたことに、どうしようもなく安心した。>>121 同時に、そこで安心する自分のずるさに、辟易する。
さっき走り去ったあの子のように取り乱されたら、どうしたらいいんだろう。 いつだってクールで綺麗で何でも出来て、素敵な月詠ちゃん。 この子が弱さをさらけ出した時に、私なんかがかけられる言葉が、あるんだろうか。
月詠がゆっくりと立ち上がるまで、私、そんなことばかり考えていた。 今、自分が浮かべている笑みがきっと情けないものだってことも含めて、本当に嫌になる。
遠慮がちに月詠に手を伸ばす。 振り払われなければ、そっと手を握るだろう。 上手く言えない言葉の代わりに、温もりを分け与えるみたいに。]
(130) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[そうして、月詠を元気づけるような七五三の声を横で聞く。>>124 何だろう。模範解答みたいだ、と思った。 自分が上手く出来ないから余計にそう思うというのが大きいのだと分かって入るのだけど。 さっきから、明るくしっかりと響く七五三の声の、その内容の正しさに逆に不安になってしまう。
──弱者の勘、なのかもしれない。 弱い人は、弱いから守られるけれど、強い人は、その強さ故に見過ごされてしまう。 これも、私が弱いからそう思うだけなのかもしれない。
杞憂であればいいなと思いながら、だけど彼は役者でもあるのだ。 隠すことが上手くたっておかしくはないって思ってしまうのは、プロに対する感情として失礼だろうか。 それでもやっぱり、彼にまで取り乱されてしまったら、私は途方にくれるしかないのだけど。
おずおずと七五三を見上げて、表情を伺って。 ──彼へ向けて小さく呟いた声は、いつかと同じように、やっぱり唐突過ぎたかもしれない*]
(131) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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それは、七五三くんも。 ……我慢は、しないで、ね。
(-52) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* なんか唐突過ぎて話を切りそうで、秘話にしたけどこの使い方はどうなんだろうね感。 守られる自分をきちんと認識してる弱者の勘って侮れない……と、中の人は思うんだけど、敏すぎになってたらあれだね…!
(-53) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[>>123 平気よ。 七五三からの問い掛けに応えながら、立ち上がる。
掛けられる言葉に、目を瞬いた。 そんな言葉を掛けられるほど、 弱って見えたのだろうか。
何だかおかしくて、くすくす、笑う。 いつものように。(どこか、誤魔化す様に)]
人の心配もいいけど、自分の心配もね。 次に誰かがまた、ああなるとも限らないし。
[別所と入れ替わるように現れたマネキン。 あれはただのマネキン、なのだろうか]
(132) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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/* 分かって入る→分かってはいる ごーじー 多い!
(-54) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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― 回想・しあわせの魔法 ―
[生咲 冬華。……“冬”の字が入っている自分の名前が嫌いだった。 両親が死んだあの日のことや、凍えるような寒さを思い出してしまうから。
先生はそんなあたしを見かねて、館石という名字の他に、“恋”という名前をくれた。 ――いつか凍てついた心を開いて、素敵な人と巡り合って、素敵な恋ができますように。 そんな、30代男性が考えたとは到底思えないような、乙女チックな由来。 あたしのために苦心して捻り出したらしいことを知っている。
それが最初の切っ掛け。 あたしが過去のトラウマに震えるたびに、先生はそれを覆い隠す魔法を教えてくれた。
悲しいことや辛いことではなく、楽しいことや嬉しいことだけを考えるようにする、自己暗示の魔法。 そして、悲しいことや辛いことも、楽しいことや嬉しいことに変換して受け入れる、前向きの魔法。
毎朝起きてからと、毎晩寝る時に、鏡の中の自分を見つめて、その日見つけた“良いこと”を自分に言い聞かせるように呟く。 それを繰り返していれば気持ちはすっごく楽になった。
冬や雪も、本当は好きなんだって、思い込むこともできた。]
(133) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[それは確かに幸せな日々だった。 自己暗示でもどうにもならないマイナス感情は、誰かとスキンシップを取ることで癒された。
あたしが誰かの体に触ったり、触られることが好きなのは、癖のように――いや、いっそ中毒のように染み付いているおまじない。 家族を失ったショックにより壊れかけていた心を、ギリギリのところで繋ぎ止める役割を果たしていた。
触っていないと、体の芯が凍えて、そのまま凍り付いてしまいそうな錯覚に陥る。
先生は大学の勤めが忙しく、家に帰らない日も多かったけど。 たまに時間が取れた時に、撫でてくるその手が、抱き締めてくれるその体温が、たまらなく好きだった。]
(134) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[疲れた日や、悩んだ日。気分が優れない日。 そんな時、先生の膝元で、ごろりと寝転がって。 先生はそんなあたしを見て、しょうがないなと言いながらいつものように、耳の中を掃除してくれる。
かりかり、こりこりと、皮膚の弱い部分を擦られれば、その心地よさに目を細めて。 やがて眠気が引き寄せられて、うとうとまどろみながら、先生の優しい声を聞く。]
「楽しいことだけ考えていれば大丈夫。今日も明日も幸せに過ごせる。 何も怖いことなんてないよ。」
[――何も、怖いことなんてない。
優しくて、甘い魔法は、あたしの身も心も侵していった。 後戻りができなくなるほどに、深く深く。]
(135) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[あたしは、先生のことは大好きだった。 けど、それはあくまでも“父親”に対する感情。それは間違いない。
あたしは先生の家族でいることが幸せだった。
でもね、先生にとっては違ったらしい。
それに気付けなかったことは、あたしの責任――だったのかもしれない。*]
(136) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* (恋ちゃんぽかぽか(そんなんじゃ何時か壊れるよ!という顔!
(-55) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* >>135 中身が透けるのを覚悟の上で、それでも耳かきシーンを描写することを踏み止まれなかった私を笑えよ(
実は耳かきシーンだけ2〜3レスくらい書こうと思ったけど、これでも妥協しており
さあ、笑えよ
(-56) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* どう動くかなー、というのも。
「不思議な出来事」を体験するだけなら、ぶっちゃけ食堂で事足りるので、 わざわざ篤人くんのマネキンを焦って見に行く必要はないんだよね
でもこれ誰とも絡めないね 誰もこねぇ
(-57) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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…ほん、と?それなら、よかった。
[東彩が上半身を起こし、大丈夫、という言葉が聞ければ>>103安心してわずかに微笑む。 だがその後に何かあったのかと聞かれれば、どう言えばいいのか分からなくて、困ったように眉を下げた。]
え、っと…体育館、行ったら、血溜まりがあって、ガラス片も散らばってて、そこに、倒れてる人影が――
[それでも何か言わなきゃ、と口を開いて先ほど見た光景を説明しようとする。 しかし、その光景を思い出そうとすると同時に、 一か月前の交通事故の光景>>21>>22も思い出してしまって、思わず口を噤んだ。]
だ、だからその、ちょっとびっくりして、混乱しちゃって、走って逃げてきちゃった、んだよね、あはは…。
[誤魔化そうとして乾いた笑いを零しながら、そう説明する。少なくとも、嘘、ではないから。どうか、それで納得してほしい*]
(137) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* 耳かきってなんか、えろいね……(何
(-58) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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……別所くんと体育館へ行こうとしてたの。 あたしは窓の方を、ずっと見ながら歩いてた。
[>>99 問う声にぽつり、ぽつり。 思い出しながら、言葉を繋げる。
窓から視線を外して、彼の方を見たらいなくて。 廊下の先の曲がり角の向こう。 体育館の両開きの扉が、片方だけ、少し、開いてた]
それで、中を覗いたら、これよ。
[砕け散った照明。 その下でひび割れ、一部が折れている、 この学校の男子の制服を纏うマネキン。
そして、赤い、血の臭いがする液体]
(138) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[>>132零された笑みは、いつもの彼女のようにも見えたし、やはり、何かを我慢しているようにも見えた]
ま、なんにせよできるだけ一人にならずに居た方がいいぜ。 明らかに危険だろ、個人行動は。 日下部の奴、平気かな……。
[独りで走り去っていったクラスメイトの事を思って、がしがしと頭をかいた。誰かに無事に会っていてくれると良いけれど、一人のままだったら、あまりよろしくない、多分]
(139) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[不安や、恐怖や、焦燥や、全てを隠して笑う。それは相手に心配をかけたくないからももちろんあるけれど、この空間を作った主の事を考えたくなかったから。 この空間が、作られた空間である事を知りたくないから。 非日常の出来事が起こると、ここが異空間であると認めなければならなくなりそうで、ひたすら否定の言葉を口にする。 大丈夫、ただの気のせい、誰かの悪戯……。 自分を、皆をごまかすように、ただただ言葉を羅列させる。]
(140) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[そんな時に、小さくつぶやかれた声は、穂積のものだった>>131。微かに耳元に届いたその言葉に、目を見開く。誰かに言われるほど、自分は思いつめてたんだろうか]
……お前、なんかいっつも唐突だな。
[出会ったときの事を思い出して、思わず軽く笑った。今度は、ちゃんと心から]
そんな心配しなくても、俺は多分みんなより状況を冷静に見てるだけだよ。 大丈夫。
[そう言って、やはり本心は隠したまま、彼女には笑い返すのだ]
(141) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[三星の言葉に>>138、背筋をぞくりとさせる。それはただひたすら、気味の悪い状況だった。]
篤人の、後を追ってここにきて、篤人の姿はなくて、代わりにマネキンが……? それって――
[その続きの言葉を言おうとして、ぐっと堪えた。だめだ。それに気づいてしまっては。だって、それはつまりここを異世界だと認めてしまう事になる。 そして多分、この世界を作っているのは――]
(142) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[ ぱちん ]
.
(143) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[ 頭の中で、音がした。 ]
。
(144) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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……あつと、って、だれ、だっけ
[空を見つける虚ろな瞳で、…はそう呟いた*]
(145) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* 個人行動しないと多角るんすよね!!!(メタい
(-59) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* 涼介くーん!
(-60) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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[しっかりして、いつもみたいに笑っていなきゃ。 何も悟られてはいけない。心配されてはいけない。 弱い姿を見せてはいけない。 もし、手を差し伸べられたら――それに、縋りたくなってしまうから。 何もかも、洗いざらい話してしまいそうになるから。
でも、それではだめなのだ。 私の周りに居る人は、家族も友達も、みんなみんな、優しいから。 きっと、"あの子"の言葉なんて気にするな、とか。生きてていいんだよ、って言ってくれると思う。 でも、それじゃあの子は救われない。きっと、一人で命を断ってしまう。 そうしたら、私はきっと――その事実を背負って幸せに生きるなんて、できないから。
だから、あの子と一緒の道を辿るのが、正しい。 そうやって、必死に自分に言い聞かせるんだ*]
(146) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* 多角って時間軸迷子になるからむつかしい 早々に退散した方がいいかな
(-61) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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/* 東彩くんに「自殺する」って言ったら激おこされそう…残される側の気持ち痛いくらい知ってるだろうから…
(-62) 2015/07/08(Wed) 23時半頃
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── 回想 ──
[ あまり、本には馴染みがなかった。
どうしたって、ひとりで行う行為だから、 人のあふれている我が家では、 人と関わりながら生きている家族たち、みんな、 本より、映画。映画より、外出を好む。
試しに手を出してみた海外ドラマだって、 気付けば、英語なんて分からないはずの、 姉が、母が、父が、並んで画面を見つめている。
心底楽しそうに、肩を揺らして笑う。 手を握り合って、恐ろしい展開には、悲鳴を上げる。]
(147) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[ 「お前ん家って、なんか」 そう言った級友を思い出す。 多分、言いたいこと、分かるよ。
責めるところなんて、何一つなくて、 正しくて、優しくて、それが、当たり前で、 子にそうあることを強要もせず、見守り、微笑み、 自分の思うように生きなさい、と、やっぱり微笑み、 決して、自らの都合を優先したりせず、 手を差し伸べ、最後まで寄り添い、 覚悟と責任を持って、人を愛し──、
多分、物語の中の登場人物なら、良かった。
誇らしく、大切な家族であるはずなのに、 どうにか、その中に溶け込もうとしながら、 なんだろう、この、違和感は。 どうして自分は、彼らのようになれないのだろう。]
(148) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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―2F廊下→食堂―
[ 心のざわつきを抑えるみたいに、両頬を引っ叩く。 大丈夫、って、どこかで聞いた言葉を唱えて。 しゃんと背を伸ばして、 何事も無かったかの様な顔をして出て、廊下を歩く。 ]
……
[ ろくな答えも出来ないままに、逃げた。 弱いととられた、かも、しれない。 そうでないことを、祈るけれど。
もやもやを抱えたままに、目的地は、もうそこにあって。 おかしいんだよな、って、あの光景を思い起こしながら、 扉に手をかけて、何時もの様に、開く。 目に飛び込んできたものは、 ]
(149) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[ 穂積に借りた本を、家で開いた。
邪魔をされることも、なかった。 優しく正しい家族は、 ひとりでいることを責めるわけじゃない。 彼らが、そうしないだけで。
誰にも邪魔されることなく、 三行読んで三行戻るようなたどたどしさで、 その一冊を読み終えた時、 律は、ひどく、疲弊していた。]
(150) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[ 不慣れな行為の末に、 リビングのソファに、身を預けて、 目を閉じて、ただ、待っていた。
姉の声が降る。
「リツ、なに、アンタ」
目を閉じていても分かる、 リビングの白い明りが、陰る。
「泣いてるの」
ただ、この理解し難い波が、 感情の揺れが、引くのを、待っていた。*]
(151) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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恋? ――……、え?
[ まずは、良かった、って。 探していた、小さな女の子。 軽く肩に手を乗せて、そして自然と声は、かかって。
それから視線は、またしても、自然と。 だだっ広い、――食堂、の筈の、室内へ。 ]
……どういう、こと?
[ 彼女に問う、というよりは、 独り言の様な呟きだったけれど。 豪華で、がらんどうの食堂の中に、 その呟きは、きっと良く響いた* ]
(152) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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……もしも。本当にこの状況が、 東彩くんが言ってた状況と同じなら。
誰かの精神世界なら ――
[しかし言葉は最後まで紡がれず、途切れる。 たった一言の呟きによって>>145]
何を、言ってるの。 冗談なら間に合ってるわ。
[怪訝な表情で、七五三を見遣る。 けれど、そこにあるのは、がらんどうの瞳]
……七五三くん?
[肩を掴んで、揺さぶる。 ああ、また。どうしちゃったんだろう。 さっきまで、彼は、彼だったはず。そうでしょう?*]
(153) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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はい。受け止められなくて、ごめんなさい。
[日下部の微笑み>>137に苦笑を返す。 女の子ひとりに吹っ飛ばされるなんて、 なさけないな、なんて内心で思って。 戸惑いながら話される説明に、青褪める。]
え……誰が、怪我、したんですか?
[慌てて膝に手をついて立ち上がる。 少し動くだけでも痛む身体が忌々しい。]
何、逃げてん、ですか! こういう時、は救急車……は無理か、保健室?
[叱咤しながら頭の中を整理していく。 怪我をしているのは自分が見ていない、 樫樹、館石、別所、三星の内の誰かと予想する。 打ち付けた頭がクラクラする。 ひとつ咳き込んで、じっと日下部を見つめた。]
(154) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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混乱していたなら、仕方無いですね。 ……なんて、僕は言いませんよ。 やったものは、仕方ないですから。 次、どうするか考えてください。
[前髪をかきあげてひとつ呼吸をする。 頭の中を切り替えて、また話しかける。]
僕は保健室に行って、 タオルと消毒液を取って体育館に向かいます。 日下部さんは、日下部さんができることを 考えて動いてください。
[そう言って、階段を数歩降りて振り返る。]
……。僕を手伝ってくれても、いいですけど?
[そう言って三日月形に笑む。 怒っているわけではないのだと言うように。 そしてまた背を向けて、階段を降りていった。**]
(155) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[首を傾げる結弦>>102も、最もだと思う。 只のマネキン。篤人らしさなんて、面影と制服以外には欠片もない。
けれど、三星の話>>138は、頭を過ぎった嫌な想像を掻き立てるようなものでもあった訳で。]
……そんなの。
[これが、篤人の死体みたいじゃん。 最悪の想像は、喉につっかえたようにして、声になることはなかったけれど。]
(156) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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そうだ、来夏ちゃん……!
[慌てて、来夏が走っていった方向を見る。>>139 当然彼女の姿はそこには既にないのだけれど、それでも気持ちが急いてしまう。 来夏ちゃん、今、どこにいるの?ひとりじゃありませんように。
また駆け出しそうになってしまって、だけど今度ばかりは流石に堪えた。 どうしよう、と心ばかりが不安の渦を巻く。]
(157) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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そ、そんなこと、……。
[七五三の言葉に、そんなことない。と否定できるはずもなくて、口がへの字に曲がった。>>141 現に、さっきだって勢いだけで教室を飛び出してきてしまったばかりで、あまりにも説得力がない。 そういえば、声をかけて一緒に来てくれたのは七五三だったかもしれない、と今更気づく。 礼を言おうとして、続いた言葉に押し黙る。
でも、この状況で冷静な方がおかしい。そんなの、ずるい。 そう言いたくなってしまう。 言うべきことじゃないと分かっているし、その冷静さが足りてない自分を顧みて僻む気持ちもきっとある。 だけど。今だって──鉄錆のにおいが鼻について、仕方ないのに。]
……それなら、いいの。
[気にしないで。 小さな声は、きっと、やっぱり頼りない。]
(158) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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― 食堂 ―
[立ち尽くしながら、目の前に広がる光景に理解はできずにいたけれど、頭は思ったより冷静に働いた。
豪華な装飾、メニューの充実した券売機。 ……いつもとは違うけど、ここ、食堂だ。 そして、カウンターには暖かな料理が出ている。
このまま回れ右をして戻って、みんなにこの異常を知らせることはできるけど。 ……購買が無くなったらしい今、食事はどうするの? ここで食べるしかないんじゃない?
なんだか、この奇妙な世界に、そう誘導されているようで、冷や汗が出る。 こんなに寒いのに。鳥肌、立ってるのに。]
ふぁ。
[間抜けな声が出た。>>152肩に置かれた誰かの手。 振り返れば、しのちゃんがそこにいた。手のぬくもりを撫で返せば、震えは止まった。 彼女に向けた顔は、登校時のような笑顔はすっかり失せていて、目はちょっと赤かったかもしれないけど。]
(159) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[ぽつぽつと語られる月詠の状況説明に耳を傾ける。>>138 不可解過ぎるその恐ろしさに、ぞくりと背筋が泡立った。
神隠し、という言葉が咄嗟に浮かぶ。 すぐに違うと思った。そもそも、今いるこの場所こそが得体が知れない。 もしかすると、もう、神隠しは起こっているのかもしれないのだから。 だけど、だったらどうして、ここで更に人が消えるのか。 別所は、どこに行ってしまったのだろう。
俯いて、思案を巡らせる。 それが途切れたのは、七五三の唐突な一言によってだった。>>145]
……え? え、……何……?
[疑問符と共に頭に浮かんだ、言いたいことは月詠が全て言ってくれて。>>153 2人のやり取りを、ただ困惑しながら見守る*]
(160) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[何にせよ、あまり長居したくはない場所だ。 それに、この状況について、誰かの話も聞いてみたい。ほら、例えば、精神世界とやらの話をしてくれた日下部とか、頼りになりそうな奴等とか。 正直、理解し切れない。何もかもが。
隣にしゃがみ込んでいた結弦を振り返りつつ、立ち上がる。]
……行こーぜ、結弦。
[どこに行くかは、また決め直さないといけないだろうか。 あんな景色を見たあとに、なに食わぬ顔で食堂に行こうなんて言えやしない。 少なくとも、自分からは。
血に浸した上履きが、赤い足跡を作るものだから、顔を顰めて、上履きを片手に持つ。 そうして、いやに広く感じるその場を後にしようとして――]
(161) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/*まあ背後的意味でやっちゃったのは私なんですけどね!!ごめんなさいですよね!!!!
なんとなく叱った方が自然だし、 >>146見てると叱って欲しそうに見えたのですよね。 よってこんな流れ。 怒るのと叱るのは別物だと気付いて欲しい男心。
一緒に死ぬのが正しい? んなわきゃねーでしょーがー!! と絶対に言ううちの子。 でも解決流れがちょっと見えない。
階段落ちして2日で嘔吐感は引き頭痛は和らぎました。 身体はまだ痛いです。特に首。すごく参考になるぅ。
(-63) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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……なんだろう、ね? これ。 ここで食べるしかない、のかなあ。
[志乃だって混乱してる。はずだ。 その間に、震える指で券売機のスイッチを押し、シチューの券を出し、そしてカウンターへと持っていく。
無人のその場所に券を乗せれば、どこからともなく暖かいシチューの皿が現れた。 湯気も、温度も、香りも、あたしの好きな食べ物の姿そのままで。]
食堂のおばちゃんの幽霊でも、住んでるのかな……。
[この現象を目にすれば――明らかに、ここが異常な空間だと認めざるを得ない。 もう、例え前向きの魔法でも許容できないほどに、おかしい。]
……食べ、る?
[そのシチューに、口をつけていいものかどうか、迷う。 お腹は死ぬほど減っている。朝以降、ずっと食べてないのだし。 志乃に聞いても答えに困るだろうけど、一人で判断するよりはまだマシ、なんて思っちゃう。*]
(162) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[ それでも、身近にいくらでもある、 乱立する本棚の森には、 あまり、足を踏み入れたことは、ない。
それなのに、逃げこむ先に、ここを選んだのは、 あそこなら、きっと誰も来ないから。 ……本当に、それだけだったのか。
考えるのをやめる。 振り返らずに、そこを後にした。*]
(163) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[>>153肩を揺すぶられ、ぼうっとしたまま目の前の少女を見つめる。 えーと、これは、誰だったっけ。 しめくん。と、名前を呼ばれている。なら、知り合いのはずだ。 隣に居る少女は?自分を見て、とても不安そうにしているこの少女は、一体。
誰だろう。 いま、自分はどこにいる?
えーと。えーと。えーと。 ]
み、つ、ぼ、し……? ほ、づ、み……?
(164) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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[無意識に口から零れ落ちた名前。それを発する事によって、唐突に覚醒する。知識の洪水が、脳内を駆け巡るようだ。 アカシックレコードを見た者は、そのあまりに膨大な情報量のせいで、脳が潰れてしまうと、聞いたことがある。 きっと今自分は、それと同じ位、それはもう唐突に意識が戻ってきた]
あ、あれ、俺、何してたんだっけ……。 えーと……悪い、三星、寝不足だからかぼーっとしちまった。
[そう言って、ごまかすようにへらりと笑う。それはまるで、本人も何が起こったかわからないようだった*]
(165) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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……何、言ってんだよ。
[耳に入った呟きに、耳を疑う。 思わず足を止めて、その場にいた級友を振り返る。 質の悪い冗談を言うような状況でもないだろうに。
あぁ、でも、きっと、自分が聞くべきじゃない。 彼の肩を揺さぶる手>>153や、それを見守るような姿>>160に、そう思う。
彼等と目が合ったならば、軽く手を振って、気にするなと示して。 そうして、結弦が来るようなら、共にその場を後にしただろうか。**]
(166) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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── 現在:教室へ ──
[ そこに、誰もいなかった。
ただ、持ち込まれた寝袋や、 増えた、黒板の文字に、 自分がここを去った後、 何か変化が起こったのだと知る。
いつもの、自分の席に腰を下ろした。
うっすらと見える窓の外は、やっぱり白い。
帰らなきゃいけなかったのにな、と思う。 墓参りをして、それから、 ケーキだって取りに行かなきゃならなかった。
じっと、開かない窓の外を見つめて、 誰かの帰りを、待つ。*]
(167) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* あーやっぱりなんかうまく拾いきれてない 好きなんだけどなぁ、柏原くん佐久間くん……! うまく組み込めなくてううんってなってる
(-64) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* もっぱらの疑問はこいつに誰かが救えるのかってところです むりだろおまえ……
そして誰一人としてホストに付き添っていない最終日組に笑う
(-65) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* 本のくだりは!!中身の情熱を!!ぶつけるしかなかった!!(本好きです)
(-66) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* あーーー記憶力良すぎる弊害、あーーー!(たぶん今気づいた(察しがわるい そりゃ役者続けられない、あーー
(-67) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* この子にも読書体験は大切にしてほしいなあとおもう どう回収するかはあとで考える(今回だいたいそれ)
(-68) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* 今回のことでわかったことはただ一つ。 私に狼は向いていない……。 多角するとどうしても見逃しちゃうけど、発言落とさなきゃウオオオオってなって…… ごめんなさい〜〜〜!!むらおわったらみんなに土下座……
(-69) 2015/07/09(Thu) 00時頃
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/* 邪魔じゃないんだーーー!なんかタイミングとか拾い漏れでうまく組み込めないだけでーーー!!うううごめん!!
(-70) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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―とある日記の1ページ―
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7月11日 天気:晴れ あと一か月で、本番だ。 今日は、衣装ができあがったので、袖を通してみた。 普段から金髪にしているのが功を成したのか。 なかなか中世の服、似合うじゃん自分。 自画自賛。 父王役の○○さんと、母役の××さんと一緒に、 ふざけて気取った貴族の家族写真を撮ってみた。 おもしろいから、待ち受けにしておこう。
(168) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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7月15日 天気:雨 最悪だ。練習中に頭が真っ白になって、意識がなくなった。 おかげで練習は中断。 その後病院に運び込まれたけど、特に体に悪い所はないって。 もう気温は夏なのに、閉め切った室内で稽古をしていたから、脱水症状じゃないかと言われた。 明日からは、飲みものはスポーツドリンクにしよう。 また、皆に謝らなくてはならない。
7月20日 天気:台風 今日は台風のせいで稽古場まで行けずに、稽古は延期になった。 この間迷惑かけた分、取り戻したかったんだけど。 そういえば最近、身の回りのものが良くなくなる。 またストーカーだろうか……結構気を付けてたんだけどなあ。 値段つけたら、買ってくれるのかな。売ろうかな(笑) そういえば、待ち受けが撮った覚えのない写真になっていた。 気味が悪かったので、削除した。 まさかこれも、ストーカーのせいじゃないと良いけど。
(169) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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/* 自殺の時の描写って多分いまのうちにしておいた方がいいよね。 明日墓落ち組いるし……
(-71) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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/* アルジャーノンに花束な感じになってくんですかその日記……!ふるえる
(-72) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[>>164 一つずつ、ぽろぽろと落ちる音。 無意識から発されるようなそれに、鼓動が嫌に脈打った。
どうしよう。 彼まで、別の"何か"になってしまったら。
しかし杞憂は一瞬。 寝不足だと、締まりなく笑う彼に向けるのは、 ―― 絶対零度の視線]
今ここで、永遠に眠らせてあげましょうか。
[にこり。笑みは口元だけ。 もちろんわざとではないのは、分かっている。 明らかにいま、七五三の様子はおかしかった]
……あたしが言った事、肝に銘じておくことね。
["人の心配もいいけど、自分の心配もね" 自分で言った事なのに、やけに重く感じた]
(170) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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|
[ ふ、と見た目は、少し赤かったから。 泣いてたのかな、って、ぼんやり思った。 肩に乗せた手を、今度は頭に乗せて、 千佳子にしたみたいに、 拒否されなければ、柔い髪を撫でる。 ]
…購買が無いみたいだから、 そうなるしか、無いと思う。
[ そうじゃないと飢え死にだ。 流石にそれは、勘弁したかった。
手の付けられていない温かな料理を見て、 ちゃんと機能しているみたいだ、って、 思考は回っていく。 ]
(171) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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|
[このマネキンが別所に似ているというのなら。 血だまりの中のそれを見ながら考えを巡らせる。 これが別所の代わりだというのなら、別所はどこに行ったのだろう。
行かないとわからない、という奴だろうか。
もし別所がここから居なくなっているのなら、このマネキンは別所の代用品なのだろうか。
推測にすぎないことを、ただつらつらと考えた。]
(172) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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……
[促す瑠希>>161に返事をせず、マネキンを見る。 眉をひそめて、疑問と違和感を混ぜ込んだ表情で。
ここが精神世界なら、自分がホストなんじゃないか。 そう思っていた。 ここには自分を含め十一人しかいない。 それも、顔以外の特徴で判別できるほどに関わりのある人達ばかり。
自分がホストかもしれないと、そう思うことのほうが自然だった。
けれど、]
なんで、
[代用品が特徴に乏しいマネキンなのだろう?]
(173) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[ 彼女から手を離して、 室内の状況を把握するとともに、姿を視線で追う。 ]
幽霊は、物騒だなー…。 文化祭のお化け屋敷みたいな、ああいう、 …楽しかった、ものなら良いけど。
[ 苦笑しつつも、言うのは本当のこと。 入口付近で立ったまま、 恋が食券を出して、 それからカウンターに持って行って。
…無人の筈のその場所から、シチューが出てくるのを、 少し、ぎょっとして眺めていた。 ]
(174) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[背後に聞こえる声を拾う。 あの声音は、七五三と三星、それと穂積だ。
七五三の声>>145に振り返る。 そのまま彼をじっと見つめて、マネキンに目を落とした。そしてやっと立ち上がる。]
瑠希。 少し、行くところが出来た。
[視線はマネキンに向けたまま、従兄弟にそう告げる。 体育館を出るところまでは隣を歩き、そして出たところで別れた。]
(175) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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……
[もしも自分がホストなら。 きっと代用品はのっぺらぼうの、けれど髪型や体格、もしかしたらスピーカーが完備されているかもしれない。 少なくとも、人を認識する重要な要素の声を排除している時点で、自分がホストの可能性は限りなく低い。]
……
[そこまで考え、頭を振る。 今の自分の考えは、ここが精神世界だったら、という仮定のもと成り立っている。
そうじゃない可能性もあるのに、だ。]
知らないことが、多い。
[自分が無知であることは身にしみている。 だからこそ、知る意味がある。
もう一度、図書室に。**]
(176) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[ ちゃんとしているんだよな、って、凝視。 食欲をそそる、美味しそうな香りが漂ってきて、 シチューと恋を交互に見ていた。 ]
……たべる?
[ そうして恋と瞳があって、オウム返し。 間抜けな言動に、しまった、なんて思いながらも、 鳴らないはずのチャイムと、異質な音という異常事態と、 目の前の子を天秤にかけてしまう。
ああもう、どうして身体はひとつしかないんだろう。 お母さん、兄さん、あなたたちならどうしていた。 …私は、どうすればいい。 ]
(177) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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…………、
[ 数秒考える。 早くしないとさめちゃうなあって、 そんな呑気なことを思ってしまったから、 多分、きっと、私はまだどうにかなる。
もう少し考えて、結論付けたところで。 つかつかとテーブルまで歩いて、椅子を引いた。 ]
…待ってるから、食べていいよ。
[ どうぞ、と、引いた椅子を示して、 彼女が座るのを待つ。
多分、きっと。 一人の子すら、どうすることもできないんじゃ、 駄目だって、思ったから* ]
(178) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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/* ゆずるくんかっこいいな……
(-73) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[ひやりと、冷たい視線に見据えられ>>170、思わず首をすくめる。 目が、目が笑ってないぜ友よ]
じょ、冗談やめろよ、こえーって……。
[乾いた笑いで返すけれど、彼女に心配をかけたのは事実だから、きまりが悪い。 ぽりぽりと頬をかきながら、少し口を尖らせた]
(179) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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悪かったよ、心配かけて。 肝に銘じておく。
[体育館から出ていく瑠希>>166と結弦>>175の背中に、今気づいたというようにはっと目を向ける。思っていたよりも、自分も焦っているようだ。二人にも心配をかけただろうか?それを申し訳なく思いながら、…は一人緩く、首を横に振った]
(180) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[柏原と佐久間が体育館を去るのを、視界の端に捉える。 自分も、ここに、いつまでも居る訳には行かない]
……来夏を探しながら、一度、教室に戻るわ。
[傍にいた千佳子と七五三にそう告げ、 体育館の中央を一度見てから、 この場から去ろうと、足を踏み出した]*
(181) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[途切れ途切れに呟かれる、名前。 それが月詠と自分のものだと気付くのに、数秒の時間を要した。]
う、うん。……穂積。 穂積、千佳子……
[必死にこくこくと首を縦に振る。 クラスメイトに今更自己紹介なんて、と笑ってくれる者は、ここにはいなさそうだった。 自分の顔が、青ざめているのが分かる。 視界の端で、柏原がそっと場を離れるのが見えて曖昧に首を揺らしたけど、きっと上手く返せていなかっただろう。>>166 綺麗に笑む月詠に、おろおろとするように手を浮かせて。>>170]
月詠ちゃん、ってば……!
[口ばかりは焦ったように言いながら、その言葉が本気でないことぐらいは分かる。 寝不足だって。なんだ、質の悪い冗談はやめてよ。 そういう空気に乗っかりながら、だけど、泣きたくなった。]
(182) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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―― 数ヶ月前 * 中庭 ――
[撮られた映像を切って、繋げて。 いいカットを探して、また繋いで、加工して。
繰り返し、繰り返し、行う作業に区切りをつけて、 休憩しようとコンピュータ室を出る。
廊下に出て、窓を開ける。 三階の窓から吹き抜ける風が心地よい。
夕暮れが空を赤く染める中。 あちらこちらから聞こえる、 文化祭の準備をする音。
これを聞くのも、もう最後。
なんて、考えながら見下ろした中庭。 居たのは、同じ美術部だった佐久間>>0:263。 黙々と、淡々と、釘を打ち付けている]
(183) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[その姿を見て、窓際からひらりと身を翻す。 階段を下り続け、たどり着いた昇降口で 靴に履き替え、中庭へと向かう]
佐久間くん。
[見つけた姿に背後から声を掛け、 ステップでも踏むように彼の正面へ回る]
手伝ってもいい? これ、どれに塗ればいいの?
[彼の返事を待たず、目をつけたのはペンキ。 ペンキ缶に突っ込まれている刷毛を手に取り、
くるり 、 振り返った*]
(184) 2015/07/09(Thu) 00時半頃
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[私、空想の世界ばかりを揺蕩って、自分が頭でっかちなことぐらい分かっている。 だけど、現実とフィクションの世界で、経験したたくさんのこと。 そして、文化祭の日の男子生徒>>2:328と、あの噂。 それらすべてをかき集めて、思った。>>1:330
弱い者も、強い者も。 泣いている者も、笑んでいる者も。
──等しく、何も抱えていない者なんてきっといない。]
う、ん。 ……七五三くんも、戻ろう? 時間も、きっと、だいぶ経っちゃってるから。
[月詠の言葉に、頷く。 それでどうにかなると思っているわけではなかったけれど、今は、緊急避難。 せめて、目の前の異常>>#4からだけでも、離れたい。
「戻ろう」と訴えながら、七五三の服の裾を強めに引いた**]
(185) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* とりあえず佐久間くんへの回想できた…!
そして明日までに落ちロルな。 まだ一行も書いてへんがな(
構想はあるからきっといけるやれるむしろやるんだ私。
(-74) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[>>171撫でられるのはやっぱり好きだ。 寒かった体も、だんだんと落ち着いて、少しずつ元気を取り戻す。]
あのお化け屋敷は、本当にすごかったなあ。 飾り付け作ったの、しずくちゃんだって。
……いくら本格的でも、本物のオバケはちょっと、なあ。
[>>174志乃が文化祭の時のことを持ち出すから、あたしもそれには反応する。 >>1:107>>1:108しのちゃんと、ひなちゃんと、一緒に回ったあの時の楽しさは忘れてない。]
(186) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[>>177しのちゃんと言葉が重なってしまって、少し笑った。 そうだよね、食べていいかどうか、わかんないよね。 そんな警戒心とは裏腹に、空腹感がつらい。]
……じゃあ、食べるね。
[>>178彼女が引いてくれた席に座って、持っていったシチューを置き、 手を合わせてスプーンですくい、いただきます、と口へと持っていく。]
あ、食べるけど。 もし、あたしが幽霊になったら、しのちゃん定期的にさわりに行くからよろしくね。
[そんな遺言みたいな言葉を置いて、シチューを口に含んだ。 ――あの世の食べ物を口にすれば、この世に帰れなくなる、だったっけな。なんかそんな話があった。 まるで毒見するような気持ちで咀嚼し、飲み込む。
おいしい。普通においしい。 たぶん、こんな理解不能な空間で落ち着かない状態じゃなかったら、きっともっとおいしいんだろうな。]
(187) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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おいしい! 食べられるよ、これ。
[黙々と、食べ続ける。空腹の胃が素直な食欲によって満たされていく。
得体の知れない食べ物であることは間違いないから、一緒に食べよう、とは口にできなかったけど。 しのちゃんもおなかすいてるなら無理しないで、食べていいんだよ、と言わんばかりの視線を飛ばす。
今も、しのちゃんは気が張ってるのかな。 あの時みたいに、おつかれさまって言ってあげたい。 けど、なんか今は、彼女がいることによってあたしが救われてるような気がした。
ありがとう、志乃ちゃん。 そう思いながら完食し、手を合わせるだろう。]
……他のみんなに、教えたほうがいいよね。
[志乃が食べるようならそれを待ってその後に、志乃が食べないようならすぐに、そう切り出した。 みんなもおなかをすかせているのは間違いないと思ったから。**]
(188) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* 視野狭窄なpcやるとplの描写もえらく視野狭くなるのが悩みかも 秋野はメンバー全員に固執してたという意味ではやりやすかった気がする ちかこは考えてるようで頭でっかち過ぎるから割とつらい
(-75) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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―とある日記の1ページ―
――――――――――――――――――――――
8月1日 今日から夏休み! って言っても、どうせ俺は稽古やら仕事やらで多分休む暇なんてないだろうなあ。 それはそれでありがたいし、嬉しい事だけど。 でも一個残念な事が。 監督の都合で、劇の公開が延期になった。 今度は、12月になったらしい。 その分準備の期間が伸びたから、練習たくさんして、完璧なものにしよう。 ハムレットの劇のメンバーは皆仲が良い。 だから、延期は残念だけれど、皆と一緒なのは、嬉しい。
[――か――いだ――、もう少しだけ―――く――い] (ペンで黒く塗りつぶされていて、読み取れない)
(189) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[どうかお願いだ、もう少しだけもってください]
.
(*1) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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―七五三涼介、最後の日の回想―
[ それはある日、唐突に訪れた。 ]
[ 絶望をすることなんて、こんなにも簡単。気丈にふるまって、何でもないよと笑いかけて、辛い事なんか全部忘れて、それでも、限界というのはいつか絶対にやってくるのだ。 ]
(190) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* >>170 中の人のシリアス体力がなさすぎて、ついギャグに走っちゃうんだ_(:3」∠)_
(-76) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[その日は、とうとう舞台の千秋楽。期間延長までした舞台ハムレットは大成功だったと言えるだろう。チケットは即日売り切れ、記事という記事は全てその舞台を褒め称えていた。その最後の舞台が、今日だ]
[楽屋で、最後の台本チェック。何度も何度も繰り返し使われた台本はもうボロボロで、書き込むところがないくらい細かい文字で埋め尽くされていた。だからセリフが少し見つけにくい。黄色いハイライトがなければきっと、使い込んだ…ですらセリフを見失うくらいだ。 そろそろ本番だぞ、と呼びに来た役者仲間が、台本を読みふける…を見て、軽い調子で笑い声をあげた。 真面目だな、お前ほど熱心に練習してた奴いないから、大丈夫だって。 最終公演、頑張ろうな。 そういう彼に、そっちこそ、トチんじゃねーぞと笑い返しながら、…は台本を閉じた]
(191) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[申し出>>175には、渋る事無く、素直に頷いた。]
また、後でなー。
[ひらり、片手を振って、何処かに向かう彼と別れて。 自分が向かうのは、それとは別の場所。
腹は相変わらず空腹を訴えていたけれど、あんな光景の後に、料理だとか、ましてや食事を摂る気にはなれない。
自然と、足は慣れ親しんだ場所―教室に向いていた。]
(192) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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[ 一つ、大きく深呼吸。 さぁ、行こうかハムレット。
七五三涼介(ハムレット)は、人生最後の大舞台へと、足を進めた] .
(193) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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―体育館にて―
[瑠希と結弦に続いて体育館を去る背中を>>181、呼び止める事ができずに、ただ俯いた。ひどく、身体が疲れていた。 教室に戻ろうという穂積の声に>>185、ゆるゆると顔をあげて。そういえば、もうと夜になろうと言うのに、自分たちは寝床すら確保できていない。今はただ、眠りたかった。柔らかい布団に包まれて、幸せな夢を見て。 あぁ、でも、そういえば最近は悪夢しか見ない。寝てももしかしたら、休めないかもしれない]
……そうだな、とりあえず、教室戻るか。 そろそろ夜だし、布団とまでは行かなくても、毛布位は見つけたいな。
[強めに引かれた服の裾に小さく笑いながら、…はいつもの調子でそう呟いた**]
(194) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* 私はこんなに頑張って連投したことないってくらい今頑張っている!!!! そして空回りしている!!!!!(ブリッジ)
(-77) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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/* 皆に結構な迷惑かけてる手前大声では言えないんだけど、やっぱり校舎村楽しくて。 鍋さんいつもありがとう……。 そしてみなさんほんと見逃しまくってごめんなさい!!!!多角大分慣れたと思ったけど、次狼希望出す時はもうちょっと慣れてからにしようね…
(-78) 2015/07/09(Thu) 01時頃
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…う、
[叩き付けられた言葉>>154が正論すぎて、何も言い返せない。その上、精神的に参っている時に叱られたこともあり、思わず視界がじわりと滲んでしまいそうになる。 でも、そうだよね、わたし、こんな時に、何やってるんだろう。最低だ。
でも、でもね、東彩くん。言い訳したいわけじゃないけど。 その人影、もう、既に死んでるように見えたんだよ。
…なんて、そんなこと、言えるはずもなかった。 それに、例えそれが辛うじて生きているように見えたとしても、私はきっと、あの場から逃げていただろうから。]
(195) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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…はい。
[俯き、思わず敬語になりながら東彩の言葉>>155に頷く。 そうだ、なんとか気持ちを切り替えて、私に出来ることをしないと。東彩は保健室に行くらしいが、自分は一体どうすればいいだろうか。
最初に思い当たったのは、当初の目的通り食堂に行ってご飯を作る、ということだった。でも、正直あれを見た後では、調理をする気にも何かを食べる気にもなれない。 どうしようと迷っていれば、階段を数歩降りた東彩が振り返る。 笑いながらかけられた言葉に、一度、二度、目を瞬いて。]
あ…わ、私も、手伝う!手伝います!
[少し大きな声で彼が去った階段の方に声を掛け、慌てて立ち上がってその背中を追った。笑いながら道を示されてしまったから、ついそれに乗ってしまったのだ。 保健室と、体育館。それが連想させることなんて、考えもせずに。]
(196) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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―3-2教室―
[片手に持っていた上履きの底だけを水で流して、再び履物に足を通す。 靴下だけで闊歩するのは、意外に辛いし。]
ただいまー、ってのも変か?
[そうして、茶化すようにしながら足を踏みいれた教室に、人影は殆どなかった。 唯一、着席していた友人>>167に軽く手を振って、その前の席をお借りして、腰を下ろした。]
……律、何か見つけた?
[開口一番に出てきたのは、業務連絡のような簡潔な問。 一応、少し待ってから、こちらも口を開く。 自分が、先程見た、予想外の光景について。]
(197) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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体育館にさ、血塗れのマネキンがあったんだよな。 なんか、篤人っぽいマネキン。マネキンなんだけれど、周りの血は本物だった。
……変な話だよな。
[どう締めくくっていいか分からずに、そんなお粗末な言葉で、自分の報告を、一旦切り上げただろうか。**]
(198) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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―保健室―
し、失礼します…?
[道中、何か会話はあっただろうか。 少しして保健室に辿りつけば、どこか緊張気味に扉の取っ手に手を掛ける。おそらく誰も居ないのだろうが、普段の癖でノックをして声をかけてから保健室の扉を開けた。]
…っ!?
[保健室の中は、いつも通りだった。 保険室の先生が使う机や椅子があって、治療する道具などを入れる棚なんかがあって、ソファーがあって、ベッド、が、あって。 でも、その簡易的なベッドを中心とした雰囲気が、病院の病室を――あの日の光景を彷彿とさせて、目を見開いて息を呑み、一度、身体がびくりと跳ねる。また、「ゆるさない」というあの子の声が聞こえた気がした。]
(199) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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あ、ええと、なんだっけ… そうだ、タオルと、消毒液!だよね! どこにあったっけなー…普段、あんまり来ることないからわかんないや。
[しかし、先ほど一度取り乱して逃げて、東彩に叱られたおかげか。すぐに気を取り直して、いつも通りの調子を装うことができた。と言っても、傍から見れば空元気のように見えたかもしれないが。 そのまま保健室の中に踏み入って、近くにあった棚の引き出しを開けて消毒液やタオルがないか探しただろう*]
(200) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 01時半頃
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/* お、涼介くん服毒死なんだ。
恋もホストだったら毒飲もうかなって考えてたでござる
(-79) 2015/07/09(Thu) 01時半頃
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器用なのね。 …私も本物は勘弁。
[ そんな軽口を言いつつ。思い出すもの。 ツインテールの赤い女の子と、 ダークメルヘンなお化け屋敷。 きらきら光る"しずく"は、綺麗で。忘れない。 きっとあの時は、自分も――――。 ]
(201) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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[ なにもかも忘れて、眠れた。 ]
(-80) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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[ ――戻った思考を隠す様に微笑んで。 恋が座ったのを見れば、 彼女の正面の席に座って、どうぞ、と告げる。
そして物騒な言葉を言った恋に、少し焦る。 人の食べ物を横取りする趣味はないけれど、 先に食べて無事かどうか、確認すれば良かった。 真面目にそう考えてしまって、 だけど、つらつら、返事は出てくる。 ]
(202) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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触るのは家族で慣れてるから、いつでもどうぞ。 でも…死んじゃうのは、やだなあ。
[ 家族二人と、写真の父を思い出す。 心配しているだろうか。でも、確認する術は、無い。 目を細めて、そして口にスプーンを運ぶ姿を、 はらはらしながら見ていたけれど。 どうやら何事も無く、 むしろ美味しく食べられたらしい>>188。 ]
(203) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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/* わーーー!葛城ちゃんしずくつかってくれてありがとう!使いにくい子だったろうに綺麗に使ってくれてうれしい
(-81) 2015/07/09(Thu) 02時頃
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―――良かった。
[ 良かった、って。自分が作った訳でもないのに。 ああでも、ここ、衰弱している"誰か"の中、なんだっけ。 …そうだとしたら、否定できないなあ、って、 少し自嘲する様に笑いながらも、 やがて恋が完食するのを、見守っていた。
食べていいんだよって、その視線には、 ゆるゆると、首を横に振る。 後で食べるから、って、そう付け足して。 ]
(204) 2015/07/09(Thu) 02時半頃
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[ そして、席から立ち上がる。 そうか、これも皆に報告しなきゃって。 恋の言葉で考えるのは、そんなこと。 ]
…そう、だな。 恋、さっきのチャイムと…音、聞こえた? 皆それで、そっちの方に見に行ったから、 私、捜さなきゃって、だから。 ………だから、あー、…
[ "ついてきてくれる?"とも。 "代わりに皆に言ってきてくれる?"とも、言えなくて。 そして、どっちがあるべき姿なのかも、 正解なのかも分からなくて。
少し、視線が彷徨って、どもってしまった** ]
(205) 2015/07/09(Thu) 02時半頃
|
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 02時半頃
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あ、毛布とかは、大丈夫。 さっき、志乃ちゃんと佐久間くんが、寝袋持ってきてくれてたよ。
[>>194 保健室のベッドの分を抜いた人数分の寝袋を持ってきてもらったことや>>1:320>>1:325、女子が保健室を使うことになりそうだということ>>1:365を、伝える。 道中、月詠が来夏を探しに別れることがあれば「気をつけてね」と念押ししただろうか。
歩きながら、どうしたってちらちらと七五三の顔を伺ってしまう。 月詠のようにいつもの空気さえ伴ってスマートに「気をつけて」と伝えられたらいいと思うのに、そういうことが出来ない自分に、歯噛みするしかない。]
(206) 2015/07/09(Thu) 08時頃
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[──『ここは、誰かの精神世界?』>>1:306
「大丈夫?」と樫樹や志乃に問われたことを思い出す。 閉鎖された空間の中で、誰かが崩れることに怯えてしまうような空気が、たまらなかった。 こんな時、トニーなら?ヤニクなら? いつものように、物語の中のあの子たちに答えを問うことも、上手く出来ない。
早く、日常に帰りたい。 教室までの道のりをいつもより少し早足に歩きながら、何度もそう思う。
ねえ、樫樹くん。 ここが物語の真っ只中なら、私はきっと、登場人物のひとりに相応しくない。 私は、どうしようもなく役不足だ。>>1:197**]
(207) 2015/07/09(Thu) 08時頃
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/* ちょっと思うのが、可能な限り安価は引かないとダメだなって わたしもちょくちょく退符や安価忘れたりしてるからこそだけど、位置関係がごちゃごちゃしてると、10人程度でも、どうしても誰がどうしてるかってよく分かんなくなっちゃう。
位置の見出し表示もあれば分かりやすいかもだけど、まあそれは臨機応変に……?
(-82) 2015/07/09(Thu) 08時頃
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/* 回想やソロルであっても出来る限り安価引くのと、見出し表示かなー あと回想系はメモに安価まとめるとか?秋野の時すごいことになったけど…… ちょっと気をつけてやってみよう
(-83) 2015/07/09(Thu) 08時半頃
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── 現在:教室 ──
[ やがて、帰還した友人ら>>197に、 小さく安堵の息を吐き、 当然求められる報告に、 また少し、思案した。]
── 食堂が、すごいことになってた。
[ 豪奢な装飾や、場違いな券売機、 魔法のように現れる食事を思い返す。]
ボタン、押すだけで、食べ物出てくんの。 ドラえもんでもいるのか、みたいな。
[ 少しだけ、具体性を増した説明。 終えれば、じっと見つめ返す。 自分の知らぬ間に起きていた新たな異変に、 淡々と、言葉をこぼす。]
(208) 2015/07/09(Thu) 12時頃
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それは、物騒だね。 ── で、アツトは、いないの?
[ 具合の悪そうだった別所。 声をかけるだけの行いに、 意味なんてなかったのだ。
平坦な声で、呟いた。]
この世界で死んだら、どうなるんだろう。
[ 柏原の言うとおり、変なことばかりだ。 ありえないことばかりだ。 到底、現実とは思えない。
なら、どうすれば、"いつも"に帰れるのか。]
(209) 2015/07/09(Thu) 12時頃
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[ また少し、考える。 この世界には、ホストがいる。という仮説。 そして、マネキン。血。死を示唆するもの。
ホストが、したこと。]
……俺たち、仲良かったよね?
[ ふと、不安になって、平坦な声で問いかける。 求められているのは、救いなどではなく、 償い、なのかもしれない。*]
(210) 2015/07/09(Thu) 12時頃
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[美味しいシチューを味わいながら、思うことは。 この世界の主は、どうして食堂をこんなふうにしたのかな、ということ。 あたしにはそれが理解できなかったから、ここはあたしの世界じゃないなって思えた。
そして、あたしがホストなら。涼介くんは絶対に招かない。 ……できることなら、彼に迷惑をかけることなく、閉じ籠りたかった。
>>203食べてる最中、志乃からかけられる言葉には、虚ろに微笑む。]
……そーだねえ。 死んだら、あたたかさも感じられなくなるのかなあ。
[能天気にそんなことを呟いた。 死んだほうがマシだったって、そう思ったりもするんだけど、でも、やっぱり――あの雪の日を思い出してしまえば、そんな度胸はきっとない。 死ぬのが怖いから、今もなおぬくもりを求め続ける。
悩んで、苦しんで、いつかは死を選んでしまうことはあるかもしれないけど。 あたしは、耐えられるのかな。
――耐えられなかった人も、いるのかな。]
(211) 2015/07/09(Thu) 13時頃
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[>>204志乃は、今は食べないらしい。 そのことが少し寂しかったけど、空になった皿にスプーンを置き、返却口に戻す。 ……これも、片付けてくれるんだろうか。]
チャイム、鳴ってたね。 音もしてた。
みんな見に行ったの?
[どうしよう。 教室に戻ろうと思ったけど、そっちに誰もいないなら戻る意味はないのかも。
その先を言いよどむ志乃をじっと見つめて、彼女の手を握る。]
(212) 2015/07/09(Thu) 13時頃
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いっしょに、行こ。
[たしか、渡り廊下のほうだったよね、と音の方向を思い出しながら。 彼女の手を引っ張って、その暖かさを感じながら先導しようとする。
元の笑顔は戻らなかったかもしれないけど、今はそれとは違う微笑みを浮かべられた。**]
(213) 2015/07/09(Thu) 13時頃
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/* 樫樹くんやらいかちゃんを見ていてうわーってなる 3-1で狼外れたらこっちで希望出して、アヤカちゃんたちもっとえげつない感じにして、いい人ぶって優しくしてくれたけど元はあんたたちにだって原因はあるんだから!償ってよ!って逆恨み方面のすげー嫌われるキャラに持ってく予定だったんです……えへ
(-84) 2015/07/09(Thu) 13時頃
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/* 秋野でよかった まだ良かった
(-85) 2015/07/09(Thu) 13時頃
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――回想・数カ月前――
[木材の下に雑巾を敷いて、出来る限り静かに釘を打ち付ける。 少し大掛かりな道具を作ることに集中していた自分は、向けられた視線>>183には気が付かなかった。
秋口とはいえ、太陽の光が注ぐ中庭は、作業をするには少し暑い。伝う汗をシャツで拭い、また金槌を振り下ろした。 ひたすら集中している自分が笑みを浮かべていることなど、もちろん気がつかない。]
(214) 2015/07/09(Thu) 16時頃
|
|
[釘と金槌がぶつかる音に神経を注いでいた自分は、足音>>184にも気が付かなかった。 背後から声をかけられて、自分の名前を呼ばれて。そこでやっと気がつく。と同時に、その場で飛び上がった。]
ひ、えっ、あ。
[振り返って、何度もまばたきをして返事をする。 赤銅の瞳が一番に目に入った。それに、この声は美術室で何度も聞いている。 三星だ。 しかし、驚いた。ひたすら驚いた。心臓に悪い。]
(215) 2015/07/09(Thu) 16時頃
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[踊るように正面に回る三星に合わせるように、首を回して彼女の姿を追いかける。 手伝いを申し出られ、静かに頷いた。彼女なら、何も心配はないしむしろ頼もしい。]
そこ。この枠の中を、その色で。
[四つん這いで移動し、腰を下ろす。その体制のまま大道具に実際に触れて、場所を指し示した。 顔を上げ、立っている彼女の顎あたりに視線を投げる。]
お願いして、いい?
[そう、小首を傾げた。**]
(216) 2015/07/09(Thu) 16時頃
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― 体育館 ―
[志乃の手を引けたにしろ、引けなかったにしろ、 渡り廊下の方面へ向かえば、必然と体育館の異変に気付く。
開け放した扉の先、体育の授業で使うその空間に広がるものは、異様。>>1:382]
……は?
[変貌した食堂を見た時と同じ、そんな声しか出せない。
広々とした館全体に染み付いた汗のにおい、それに混ざる血のにおい。 天井から落下している照明に押し潰されたそれは――なに?]
……篤人くん?
[どうしてあたしは彼の名前を呼んだのだろう。 制服を着た背格好が、さっき教室で触れた彼に似ていたから? でも、どう見てもこれは人形。人形のはずだ。]
(217) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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[飛び散ってキラキラ輝くガラスの破片も気に留めず、あたしは倒れているものに歩み寄っていく。
屈んで、触れる。 その、のっぺらぼうの顔に。]
……つめたいなあ。
[冷たくて――血が通ってない、たしかな感覚。 それが人のものではないことぐらい、あたしにはすぐに分かる。
じゃあ、なんだろう。この赤い血は。
触れたせいで手にべっとりついたそれを眺めて、呆然としていた。**]
(218) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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/* 涼介くんにもういっちょ回想投げたいんだけど、 もう少し悩みが明らかになってからのほうがいいかなあ
(-86) 2015/07/09(Thu) 17時頃
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あー、そんな感じのひみつ道具あったよな。 カブの中からカレー出てくるやつ。
[子供の頃に憧れたアイテムも、いざ手に出来ると聞かされる>>208と、なんとなくフクザツな心境になる。 手放しで喜べないのは、この状況だからか、或いは、あの頃の純粋さが失せてしまったからか。どちらでもいい。
食べたのなら感想を聞かせて欲しいところだったけれど、どうやら違うらしい。 なら、次は自分だ、と。 そうして聞かせた話に対して、目の前の彼はいやに冷静だった。]
(219) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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―少し前―
[ 虚ろな微笑>>211に、何かを感じた。 それだけなら、まだ良かったのかもしれないけれど。 能天気とも言える返事で、更に違和感は、増して。
だけど少し考えた後、曖昧に頷く。 ]
…そうね。 だって、"ここ"にいないから。
[ 死後の世界か何処かは分からないけれど、 死んでしまえば違う場所に行ってしまう。 だから、その人のあたたかさなんて、 きっと感じられない。
多分、死んだ人だけじゃなくて。 遺された人も、きっとどこかが冷たくなっていく。 自分のいたあの家は、たまたま、幸運だっただけ。 ]
(220) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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[ そうして片付けるのを見終えて、 問いにはひとつ、頷いてから。 これからのことを考えて、言い淀む。
早く結論を出さなきゃ、って。焦るのだけど。 それよりも先に、手に温もりが来たものだから、 ぱっと恋を見た。
多分、自分の顔は。戸惑っている、って。 そんな表情だったと思う。 ]
(221) 2015/07/09(Thu) 18時半頃
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………、 ……うん。
[ "一緒に行こう"って。 本当は、自分が言うべき言葉じゃないかなって。 少しの後悔を抱えながらも。
恋がそう言ってくれたことに、 元のそれとは違ったとしても、笑顔を浮かべたことに。 何故だか安堵してしまったのも、事実だったから。
手を引かれて、そのまま案内されるようについて行く。 いきている人が確かに其処に居ることを感じて。 そうして、思い出す。
――誰かの手を引くことはあれど、 誰かに手を引かれたことは、あまり無かった* ]
(222) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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―体育館―
[ そうして。 "異変"が起こったことに気付くのに、 きっと、二人ともそう時間はかからなかった。
開け放たれた扉の向こう>>1:382。 きらきらとした、なにかの欠片。 それでは覆い隠せない程の、鉄の、臭い。
―――そして、無機質な、人形。 ]
……別所…?
[ 無意識に出た、クラスメイトの名前。 隣の恋が、あつとくん。と、呼んだのと、ほぼ同時で。 それで確信、してしまった。
あの血の中にいるものは、 さっきまで確かに、生きていた筈の、 ]
(223) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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[ 何時の間にか、手は離されていた。 目の前の光景に呆然としている間にも、 恋はガラス片を踏んで、人形に近づいていく。 ]
恋、――、
[ 声が掠れそうになって、だけど、必死に出す。 脚が震えそうになって、だけど、堪える。 私は折れちゃ駄目なんだ。言い聞かせて。
異様なモノに対する恐ろしさは、きっと、あった。 ただ、それよりも。血よりもなによりも、きっと。 生きていて、って。 いつか抱いた様な恐怖の方が強くて。 強引に駆け寄って、恋の血まみれの手を取る。 ]
(224) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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……、っ、
[ ぬる、り。 さっきまで触れていた掌とは全く違う、 "死んでいる"感触が、直接伝わってきて。 どうしよう。数度躊躇って。 どう声をかけたらいいの、って。 わからないままに、口を開いて、閉じて。 ]
……か、えろう。 手、洗わないと。
[ …そんなことしか、言えなかった** ]
(225) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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三星が、篤人と入れ替わるみてーにマネキンが現れたみたいだって言ってた。
[淡々とした様子>>209に、少しだけ眉を潜めつつも、言葉を続ける。]
……仮に、ここが誰かの精神世界だとしてさ。 閉じ込められた人間が、無事に戻って来れるってんなら、アイツも大丈夫だと思いてーけど。 ……どーなんだろうな。
[楽観的とも言えるような仮定を吐いて、机に頬杖をつく。 答えたところで、彼の表情が崩れるようなことはなかっただろうけれど、それはそれだ。
先程伝え聞いた話が、この状況と全く同じだという保証はない。 ここでの死が、現実に何かしらの影響を及ぼす可能性も否定できない。全部、ホストとやら次第なんだろう、きっと。
全く、回りくどい真似しやがって、なんて内心毒づきながら、眼前の人間に視線を遣る。]
(226) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 19時頃
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……良かっただろ、多分。
[平坦な問いかけ>>210には、建前のような言葉と共に苦笑する。]
そうは思わねーの?律は。
[問い返す。 言わんとしてることはわかる。 死を体験させるような、或いは、死体を見せるような真似をする、その思惑。 悪意以外に、何があるんだろう。そう思ってしまう部分もある。
けれど、本当にそう思うのか。 この中の誰が、そんな悪意を持っているというのだろう、と。
その視線が向かう先を値踏みするかのように、じっと、彼の双眸を見据えた。*]
(227) 2015/07/09(Thu) 19時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 19時頃
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/* 落ちる時のばしょ 1、1空き教室、2放送室
(-87) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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/* ふむじゃあ空き教室にしようかな…放送室なら内側から鍵かけれるし積極的にマネキン見つけられづらくしていくスタイルでいこうと思ってたけど…
(-88) 2015/07/09(Thu) 19時半頃
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―― 2階→1階保健室 ――
[背中越しに日下部の少し大きな声>>196が聞こえれば、 少しだけ安堵して、小さく息をつく。 咄嗟に出た言葉>>154によって滲んだ目>>195に、 罪悪感を覚えていたから。 誰かが泣くのは苦手だ。それが女の子ならなおさら。 どうしても××を思い出してしまう。 幼稚園の頃、握っていた妹の手を離してしまったことは、 今でもずっと、心の傷となって残っている。 自分がかつてできなかったことを、 人にしろと言った自覚があった。 立ち止まって、階段の上を振り仰ぐ。]
ありがとうございます。
[手伝うといったことに対しての返事に聞こえればいい。 いつもと変わらぬ穏やかな顔でそう言って、 共に保健室への道を急いだ。*]
(228) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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―― 1階・保健室 ――
[保健室の扉を開ける日下部>>199の、 疑問符のついたような言葉に目を細める。 こんな状況だ。戸惑うのも無理ないだろう。]
失礼します。
[復唱した瞬間、日下部の肩が跳ねた。 何か異変でもあったのだろうか? 目を瞬かせて彼女の後ろから教室を覗くが、 特に気になるものは見当たらなかった。 すぐにいつも通りの様子で探し物をする日下部に、 考えをめぐらせながら薬品棚に近づく。]
運動部に入ってたり、 カウンセリングを受けている生徒は、 よく来るみたいですけどね。 普通に生活してたら、あまり来ませんよね。
(229) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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[口にするのは何てこと無い雑談だ。 昔取ったなんとやらで消毒液と、 少し考えて使い捨て用のビニール手袋を手に取る。 手を動かしながら考える。 どうしてこんなに、怯えているのか、不思議だった。 雪遊びに行かなかった>>1:40り、 電話を探しに行かなかった>>1:133り。 郁が予想>>1:157を口にする前なら怯えるのも理解できた。 けれど、それらは予想を聞く前の話だ。
日下部はもっと誰かを手伝うことに積極的>>1:154で、 面倒見が良い、明るい人だったように郁は思う。 逃げて閉まった>>137、というのも違和感がある。 血を見ることは彼女にとって、 ひどく辛いことなのかもしれない。
腕時計を見れば、21時を回っている。 先に休んでもらうのも良いかもしれない。 まとめた荷物を持って、郁は日下部に振り返った。]
(230) 2015/07/09(Thu) 20時頃
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だよねえ。私たまーに風邪引くくらいで、怪我とかほとんどしたことないし。 …あ、あったよタオル!
[いつも通りの雑談に乗っていれば、少しずつ気持ちが落ち着いてくる。心の中でそっと東彩に感謝しつつ引き出しを漁っていれば、探していたタオルを見つけたのでそれを数枚ほど手に取った。振り返って東彩の方を見れば、彼の方ではどうやら消毒液やビニール袋を見つけたようだ。 ならば次は――体育館、か。 あれをもう一度見なければならないというのは憂鬱だが、二度目だし覚悟して見れば、きっと大丈夫、だろう。]
じゃあ体育館行こっか。その…遠目でよく見てなかったから分からないけど、結構ひどい怪我に見えた、から。 少し急いだ方が、いいかも。
[やはり「死体に見えた」とは言えなかったが、おずおずとそう告げる。口に出すと、大怪我しているが生きている、という状態だったかもしれないのにその場から逃げたという罪悪感が再び襲ってきて、少し俯きがちになってしまったが*]
(231) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 21時頃
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/* らいかちゃん落ちロル書けてないならエンカはできないなー
寝る時にぎゅーしよう。
(-89) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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[>224血がついている手に触れられて。べとり、とその赤を移してしまう。]
しのちゃん。
[名前を呼ぶ。呼ぶけど、呼ぶだけ。 何をどうしていいかなんて、わからない。
動揺はすっごくしている。でも、取り乱したりはしない。]
大丈夫だよ、これ、篤人くんじゃない。 ただの人形だよ。
[ただの人形がここにある理由までは、考えられないけれど。 これは、死の感覚というよりは、生きていないものに生きているものの痕跡を混ぜ合わせたような感覚。
だから、よく分からない。篤人くんが無事なのかどうかさえ、口にできない。]
(232) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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……うん、手、洗って帰ろう。
[それ以上何ができるとも思えなかったから、>>225志乃の提案に頷く。 また抱き締めたかったけど、手についた血がまた移っちゃうから、できなかった。]
(233) 2015/07/09(Thu) 21時頃
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― 回想・舞台を見に行った時のこと ―
[――チケット、手に入れられないかと思った。
>>191涼介くんが主演を張る舞台の話を聞いた時、見に行きたいと思う気持ちが逸った。 12月、ロングラン公演だったおかげで空いている日はあったから、スケジュールは確保できた。
しかしチケットは即日完売、油断した一瞬が命取り。 さすがにこれは諦めようと思った時に、知り合いが都合で行けなくなった席を譲ってくれた。 捨てる神あれば拾う神ありだ。
当日、楽しみな気持ちを抑えきれないままに、会場へ向かう。 「ハムレット」にはあまり詳しくなかったから、そこからの手探りだったけど。 でも、涼介くんがどんな演技をするのか、それを見ておきたかった。目に焼き付けたかった。
諦めきれない弱いあたしの、卒業前の最後の冒険のつもり。]
(234) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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[会場に辿り着いた時は、もう開演まで時間があまりなくて。 急ぎながらスタッフの1人を呼び止めて、リボンのついた小さな包みを渡した。]
……あの、これ。 七五三涼介さんに、渡してくれますか。
[その包みの中には、差し入れのクッキー。あたしが手作りしたもの。 舞台関係者は差し入れで甘いものをよく貰うって聞いたから、ちょっと工夫をして甘すぎない塩バニラ味に仕上げた。 クッキーだからある程度の保存も利くはず。
包みの中には、一緒にメッセージカードも添えた。 ――『素敵な夢を見せてくれて、ありがとう』、と。
お願いします、とスタッフの人に頭を下げて、返事を待たずに客席へと駆け込んだ。 その時のあたしは焦っていたし、気持ちの問題もあって、涼介くんと顔を合わせることは避けたかった。
メッセージカードにあたしの名前は書かなかったし、スタッフの人に名乗りもしなかった。 差出人不明のクッキーは、涼介くんのところに届いたかどうかは定かではない。*]
(235) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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うん。
[ 名前を呼ばれて、ゆっくり頷く。 それ以上は、何も言えなかった。 きっと、それ以上。 声をかけてしまうことが、怖かった。
手についた赤は、死んでいるみたいだって、 そう、思ったけれど。 ]
……うん、
[ 大丈夫だよ、って。 そう言われれば、すう、と。 死を感じた冷たさは、引いて行った、気がした。
そのまま、提案に頷いてくれれば。 手を離さずに。そして、人形を再度見ることも無く。 異様な体育館を去っていく* ]
(236) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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―2F女子トイレ―
[ 渡り廊下を通って、 先程みっともなく逃げ込んだ場所に、入る。 のろのろと手を離して、赤が少し垂れて。 そうして二人並んで、水道で手を洗う。
赤が水に溶けて流されていく中、 ふと見上げた自分の顔は、 心なしか、何時も以上に白かった。 ]
(237) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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恋。
[ 視線を逸らして、洗われていく手をぼんやり見て。 …ああ、皆もあの光景を見たのかな、なんて、 分かったところで自分じゃどうしようも出来ない、 そんな想像をしながら、口を開く。 ]
平気?…気分、悪くない? きつかったら、保健室のベッド、使って。 他の子には、言っておくから。
[ 水の音に、消されない程度に。声は、小さく響く。
そうして、きゅ、と、蛇口を閉めて。 ハンカチで手を拭いて。 自分の準備は出来てるよ、と、視線をやった。 ]
(238) 2015/07/09(Thu) 21時半頃
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ですよねえ。あ、タオルありましたか。 こっちも準備OKです。
[ちょうど日下部>>231もタオルを見つけ出したようだ。 続く言葉に、じっとほぼ真正面にある顔を見つめる。 自分の低身長はコンプレックスだけど、 こういうときにはありがたい。 俯きがちになっても、その表情は少しは伺える。]
……日下部さん、顔色、悪い気がします。 もしかして、血、苦手なんじゃないですか? よければ、ここで待っていてもらえませんか。 連れてくるとしたらここになりますし、 それに、さっき葛城さんと、話してたんですよ。 女の子は保健室で休んでもらおうかって。
だから……
[少しだけしゃがみ込んで、顔を覗きこむ。]
(239) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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さっきと矛盾しちゃいますけど。 苦手なことは、出来る人に任せればいいんです。 無理に頑張らなくても、いいんですよ。 一人でいるのが辛いなら、誰か呼んできますから。 大丈夫ですよ。 誰も日下部さんを責めたりなんてしませんから。
[ね?と微笑み、少しためらいつつも、頭に手を伸ばす。 拒まれなければそっと、その頭をぽんぽんと撫でるだろう。*]
(240) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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── 現在:教室 ──
死ねば、帰れる。 ……だとしたら、
[ 悪趣味な話だ、とは、言えなかった。 無神経な言葉を押し殺しながら、 静かに、まっすぐに、視線を送る。]
わかんないから、聞くんだよ、 俺には、
[ ああ、さっきもこんなこと言ったなって、 頭の片隅で考える。まだ少し、靄がかっていた。]
(241) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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……だけど、多分、 なにかを見落としてたんだろうとは、思う。
[ 求められているのが、償いにしろ、救いにしろ、 また、取り返しのつく間に、気付けなかった。 こうもなるまで、分からなかった。
数秒、じっと視線を合わせたまま、 それから、ふと息を吐いた。]
……シャワー浴びてくる。
[ およそ場違いな言葉を口にして、 また、ふわりと席を立った。*]
(242) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* 教室に戻るよりは、まあ、このまま保健室のほうが楽かなあ。 んー。
(-90) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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[ポケットに入れっぱなしにしていた、 ココアの缶>>1:323を取り出し、 日下部に差し出す。]
これ、どうぞ。……おなかすいたでしょう? そこの給湯器を使って湯銭であっためれば、 そこそこ飲める温度になりますよ。 実践済みなので、そこは保障します。
[小さく笑って、日下部の持っていたタオルと、 郁が持っていたココアを交換を申し出る。
ややあって、郁はゆっくりと保健室を後にした。*]
(243) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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/* ハァイ、馬車馬モードで落ちロル書いてます、煉都です! 佐久間くんの回想にメッチャお返事してええええええ(遺言)
(-91) 2015/07/09(Thu) 22時頃
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―― →2階体育館 ――
[タオルと消毒液、ビニール手袋を抱えて郁は早歩きで進む。 打ち付けた身体は未だ痛むけれど、 重傷者がいるのなら早く手当てしたかった。
途中、女子の誰かに会ったのなら、 保健室に日下部がいることを伝えて、 少し様子を見ていて欲しい、と話しただろう。
夜の学校は慣れた場所であっても、少し怖い。 廊下は冷え込むのもあり、少し早歩きで進む。]
(244) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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― 2階:女子トイレ ―
[水の流れる音と一緒に、血の色が溶けて流れていく。 元に戻った手を見れば、さっきの光景は嘘だったんじゃないかなと思いたくなってくるけれど。 理解できないことの連続に、前向き思考を取り繕うことさえとっくに忘れている。]
気分はそんなに悪くないよ。 わけわかんなくて、疲れてきたけど。
[>>238彼女に視線を返す。 ここまで気を遣わせてしまっているほど、あたしはもうダメなのかなあ。 あたしから見れば、しのちゃんだって気分を悪くしてそうなのに。]
……結局、お泊りなんだね。仕方ないな。 じゃあ先に保健室借りてる、けど。
[不意をつくように、しのちゃんの顔に両手を伸ばす。 避けられなければ、両手で耳のあたりをぽふぽふするだろう。]
(245) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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しのちゃんもちゃんと休むんだからね! 待ってるから!
[彼女のやりたいようにさせたいとは思う。 けど、必要以上に頑張り過ぎないように、念を押すんだ。
少なくともあたしはもう平気。 それは間違いなくしのちゃんのおかげ。
捻り出した元気な声を張り上げてそれだけ忠告すれば、トイレを出て保健室へ向かおうとするだろう。*]
(246) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* 時間の関係上仕方ないけど、みんな食事してないよな!? 食ったの恋だけだな!?
飢えるぞーしぬぞー
(-92) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/* でも今までの校舎村でも、明確に食事してるのってだいたい1dくらいだよね
今回は購買無し制限があるからそれすらも(
(-93) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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/*目の前で全力で自分を責めだしたら、「それはのろいの言葉ですよ。自分で自分に悪い魔法をかけちゃだめです。」ってのやりたかったんだけど、そこまでできませんでしたねえ。お友達の言葉が、僕にはとても、のろいの言葉に見えました。 何かプラスになることを渡したかったです…何が欲しいのかなってずっと考えてたんですけど…下手くそで申し訳ないです。しょぼん。
(-94) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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── →教室──
[教室に辿り着いて戸に手をかけた時、不意に、聞こえた。>>241]
「死ねば、帰れる」 「……だとしたら、」
[先に戻った柏原と、教室に帰っていたのだろう樫樹の会話だった。 だけど、本当に?そんな疑問が渦巻いて、仕方ない。 だって、普通に考えて、あんなに血が出たらきっと痛い。 あれはマネキンだったけれど、あれが別所じゃないのなら、あの血はどこから来たっていうんだろう。
考えれば考えるほど、悪い方に想像が転げ落ちてゆく。 小さく首を振って思考を振り払い、無言のままで教室に入る。]
(247) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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|
[柏原と樫樹と目が合ったなら小さく会釈だけして、黒板の前に立つ。 マネキンのことを、書かなくてはいけない。 それを真っ先に思ったのは、取り乱していた来夏に、このことを書かせたくないという気持ちのせいだろうか。 息を吸って、チョークを手に取る。]
『体育館に、マネキンが出現』
[一行分の間を開けて、]
『別所くんが、いなくなりました』
[相変わらず、黒板に書くにしては小さい字。 間をあけてしまったのは、あのマネキンが別所の失踪とはなんの関係もないと思いたいからって、そんな、ささやかな抵抗。]
(248) 2015/07/09(Thu) 22時半頃
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―― 体育館 ――
[体育館の扉は夜の冷たさに凍えている。 開いたままの扉をくぐり、郁は目を瞠った。]
え……
[血だまりの中、 倒れた人は同じ男子制服を着ている。 その傍らに転がるのは、大きな照明器具だ。 電球が割れてあたりに散らばっている。 頭が、痛い。
『本当はもっと派手なトリックにしたいんだ』
そう言ったのは、誰だった?
『例えば、テレビドラマみたいに照明が落ちるとかさ』
そう言って笑っていたのは、誰だった?]
(249) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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べっしょ、くん?
[ぼたぼたと落ちる荷物に見向きもせず、 一歩足を進める。
「調べてみましたけど、あれ結構高いですよ?」
ゆっくりと、
『あー、じゃあ使えない?』
一歩ずつ。
「やめた方が良いでしょうね。穂積さんが困っちゃいますよ」
血だまりの前まで歩いて、
『そっか。じゃ、やめとく。』
立ち止まった目の前で倒れているのは、別所ではなかった。]
(250) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[ 言葉>>245を信じたいな、と、思った。 だから、良かったって、頷いて。 ]
うん。 …泊まるしか、ないね。
[ ハンカチをしまい。 続く言葉には、眉を下げて、答えて。 それじゃあ出ようか、としたところで、 不意に、手が伸ばされた。 ]
(251) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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/*これが舞台照明が落ちる、だったらK田一少年の第一の事件じゃないですかー!!ととても言いたいだけの人生だった。
(-95) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[少しだけ安堵して、深くため息をつく。 けれど髪型といい、随分と似ている。]
……悪趣味な。
[眉を潜めて、ぽつりと呟き身を翻した。 入り口の方へ戻りながら、途中落とした荷物を拾っていく。
悪戯にしたら性質が悪いし、 それをしそうな人の心当たりが無い。 早歩きで教室へと足を向けた。*]
(252) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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ぇ、?
[ 珍しく、力の抜けた声が出て。 瞳を丸く、そして、ぱちり、瞬かせる。 遅れて把握したもの。耳に柔い、掌の感触。 ぽふ、と触れているそれは。 洗われて冷たいけれど、それでも、 人の、生きている温もりはあった。
――心配させたかな、と。 どうしてもそう思ってしまったから。 眉は、下げたままではあったけれど、 それでも応えたくて、恋>>246に笑みを返す。 ]
(253) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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……ん、ちゃんと行く。 その前に、ちょっと教室に行ってくる。 あとでね。
[ そう、言って。 血に触れていなかった方の手で、頭をまた、撫でて。 恋を保健室まで送るだろう* ]
(254) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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/*前も思ったのですが、ダミーの死因理由が見て見たいですね。 三星ちゃんが考えていたならごめんよといわざるをえない。 でも考えていたなら、2d序盤で出してると思ったので、ここでぶっこんでみました。
(-96) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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/* ヤバイ、何コレメッチャ増える。(自分のロルが)
(-97) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[毛布はもうあると言われて、じゃあ寝床の心配はないんだなと少し肩の力を抜く>>206。空はもう大分、暗くなりはじめていた。 肩を並べて廊下を歩いていると、穂積がこちらの様子を伺っているのがわかった。しかし、気付かないフリをする。どうせ、自分だって何が起こったかわかってないんだ。 ただ一つだけ、この世界の主が”自分だったら”と考えると、すべてのピースが当てはまる気がして、恐ろしいから、考えるのを放棄した。 あれは篤人ではなかったし、ここは異世界ではない。マネキンについた赤い色の液体は、血液のはずがない。 だって、マネキンから血なんか、出ないじゃん]
(255) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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|
―教室へ―
[教室へ自分たちが着くと同時に、律がすれ違った>>242。シャワー浴びてくるという律に、こんな状況でシャワーなんて、結構肝が据わっているじゃないかと好印象を抱く。しかし、一人にしていいのだろうか? いやでも、シャワー行くっつってるのに、俺も行くーなんて、それはそれでちょっと。 少しだけ迷って、それでもやっぱり心配で、口を開く]
律、一人で行動危険だから、シャワー行くなら俺も行くよ。 まあ男二人で入るってのもアレだから、お前が入ってる間は入口とか見張ってるしさ。
[そう言って、彼が了承したなら、そのまま彼にくっついて教室を出るだろう*]
(256) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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……寝袋、借りてもいい?
[そこにあったのは、7つの寝袋。>>1:279 保健室には2つのベッドとソファ。女子は5人だ。 別所がいなくなったから、この数でも足りるな、と思う。思ってすぐに、嫌になる。 きちんと堪えているつもりでいたけれど、この状況に感覚が麻痺してきてしまっているのかもしれなかった。 とりあえず、寝袋を1つだけ抱えさせてもらう。]
……えっと、その。保健室、行くね。 おやすみなさい。
[小さくぺこりと頭を下げて、保健室へ向かおうと、踵を返した。*]
(257) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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えっ…そ、そんなこと…!
[顔色が悪い、血が苦手なんじゃないか、と言われて>>239慌てて否定しようとするが、顔を覗き込まれて、その後に続けられた言葉>>240を聞いてしまえば、もう「大丈夫」って取り繕えなくなってしまう。 ぽんぽん、と優しく頭を撫でくれる手が、とても暖かく感じた。]
…ありがとう。優しいね、東彩くん。
[東彩に柔らかく微笑み返しながらそう告げる。 それから、少しだけ、と自分に言い聞かせつつ、もう一度口を開いた。]
…今まで自分でも気づいてなかったけど…私、血が苦手みたい。体育館の、見て…親友が巻き込まれた、事故のことを思い出しちゃったん。だ。 だから…ちょっとだけね、参っちゃったんだと思う。
(258) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/07/09(Thu) 23時頃
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[そう言って、へらりと笑う。 いきなりこんなこと言われたって、東彩が困るだけかもしれないが。つい、言いたくなってしまった。甘えたくなってしまった。]
出来れば、もう見たくはない、かな。血溜まりとか。 だから、申し訳ないんだけど、体育館の方は任せていいかな? 私は一人でも大丈夫だよ。ここで他の子達が来るの、待ってるから。
[眉を下げて苦笑しつつそう告げて、東彩がココアの缶を差し出せば「ありがとう」と礼を言って受け取る。 そして代わりに手に持っていたタオルを差し出した。 東彩が去った後は、言われた通りにココアを温め、ソファーに座ってそれを少しずつ飲みながら誰かが来るのを待っただろう。*]
(259) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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[逸らされた目線>>242に、唇を尖らせて。けれど、ぶうたれることはしなかった。]
……いってらー。
[ひらり、手を振って、彼の背を見送る。ついて行くつもりはない。
シャワーは、明日の早朝にでも浴びようか。 皆がまだ寝静まっている頃に動けば、きっと問題はない。朝シャン派とでも主張すればいいだけの話だ。
そうして、黒板の前に立つ穂積と、その手元に視線を遣る。]
やっぱり、篤人、見てないよなぁ……。
[記された文字>>248に、確認のように独りごちて。 去っていく彼等の背>>256>>257を、また、手を振って見送った。*]
(260) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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/* >>260 残念!律くんは朝もシャワー浴びる派です!(>>0:5参照)
(-98) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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―→教室―
[ 恋を保健室まで送って、 「後で行くから」と告げた後。 数人とすれ違いに教室に入った。
"別所がいなくなった"と、 黒板に足された文字を見て、 あの異様な光景が蘇って――少し、気分は重い。 ]
(261) 2015/07/09(Thu) 23時頃
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── →保健室へ──
[寝袋を抱えながら廊下を歩いていれば、東彩とすれ違っただろうか。>>244 来夏が保健室にいることを告げられたならば、ぱ、と顔を少しだけ明るくさせる。]
よ、よかったぁ……!
来夏ちゃん、と。その、……はぐれちゃって。 心配してたから。
[体育館で何があったかの詳細は伏せて、言葉を選ぶ。 けれど、その口ぶりから、東彩もきっと来夏を心配しているのだろうことは見て取れた。 穏やかな彼と一緒にいたならば、少しは来夏も心を落ち着けることが出来ただろうか、と思う。 心の重荷が軽くなった気がして、きっと、自然な笑みを浮かべられた。]
ありがとう、東彩くん。 保健室、行ってくるね。
[おやすみと告げて、東彩と別れる。 足取りは、先程よりはしっかりと、少しだけ急ぎながら*]
(262) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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―― →教室 ――
[教室へと向かう途中、樫樹と七五三と会っただろうか。 いつもなら身長のこと以外はのほほんとしている東彩だが、 この時ばかりは不機嫌そうな様子に見えただろう。 シャワーを浴びに行くと聞けば、 手にしたタオルを必要でしょう?と渡したかもしれない。 少し話して気が晴れたのか、僕も後で行きますね、 と伝えて別れるだろう。
教室に戻れば、増えた文字>>248に口を真一文字にした。]
ただいま戻りました。 ……別所くん、行方知れず、なんですか?
[誰ともなく、話しかける。]
(263) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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…食堂、だいぶ様子変わっちゃったけど。 ちゃんと使えたし、食べ物も美味しかったみたい。 皆、もう夜だし、ちゃんと寝て。
[ ゆるゆると発するその言葉は、 報告になっているのかどうか。 それでも通る声で言いながら、自分の席に向かい。 鞄の中からポーチを取り出して、 ]
――ちょっと、夜ご飯食べてくる。
[ ある意味呑気ともとれる言葉を言って、 再び食堂に向かおうと、教室を出る* ]
(264) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* >>身長のこと以外は<< 反応が良いのは身長だけでありたい人生だった。
(-99) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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── 現在:教室→部室棟 ──
見張り、って、それこそ女子じゃないんだから。 隣でシャワー浴びるくらい、気にしないけど。
[ 七五三の言葉>>256に、咄嗟に返したセリフ。 言った途端に、自分でも違和感。数秒後、付け足す。]
……付きあわせてごめん。助かる。
[ いってきます、と控えめな声を柏原>>260に向けて、 彼はいいのだろうか、と気付いたのは、また数秒後。 誘うのも変だな、と判断するのに、また数秒。]
……じゃ、涼介。行こう。
[ 2階へと足を向ける。部室棟>>1:343のシャワー室。 タオルと着替え代わりのジャージは、 まだ借りっぱなしの部室のロッカーに、予備がある。 道中に調達して、七五三にも手渡す。*]
(265) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* 男子3人ぞろぞろシャワー 女子のトイレみたいだな あとシャワーを浴びるという感覚なかった 今までうちのこ一度も浴びてませんでしたね
(-100) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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― 保健室 ―
[しのちゃんに送ってもらって、保健室へ辿り着く。 >>259そこには、ソファに座ってココアを飲んでいるらいかちゃんがいただろうか。
彼女の顔を見つめ、少し戸惑う。 今は、いつも彼女に向けていた笑顔ではないから。]
……らいかちゃあん。
[ぽやん、とした声で名前を呼びながら、いつものように彼女に抱きつこうとする。 飲んでるココアを零してしまわないように、優しく控えめに。 そうしたら元気が出た。ここまで来るとあたしは案外単純だ。
すぐに眠気がやってきた。 室内にはベッドが2つとソファが1つ。 寝袋を持ち込んだりして数合わせをするみたいだけど、しのちゃんに言われたとはいえベッドを借りるには気が引けた。 しばらくベッドに腰掛けたまま、うとうとする。]
(266) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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一緒に寝よう……らいかちゃん。 つかれた、よね。
[眠さの混じった声でそう呼びかけてから、間も無く力尽きてベッドに横になる。 らいかちゃんが一緒に寝てくれたかは分からないけど、傍にぬくもりがあればあたしは安心できた。
名前に“夏”が入っている、あたしの大好きな友人。 彼女のぬくもりは、なくならないでほしいなあ――そう思いながら、眠りに落ちていく。*]
(267) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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―― 教室 ――
え?
[ぽかんと口を開けて、葛城>>264を凝視する。 ちょっと、何というか。冷静すぎやしないだろうか。 なんてそんなことが頭を掠めて。]
えーと……あ、はい。
[誰か食事を作ったのだろうと、予想して。 ぼんやりと彼女を見送る。 ああ、それにしたって頭と身体が痛い。吐き気もする。 とりあえず自分の席に戻って、頭を机に預けた。 おなかはすいているけれど、 食事をする気にはなれなかった。]
(268) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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── シャワー室 ──
[ 神経質な方、だと思う。 他人がどうしようと、気にならないけど。]
涼介。使うなら、シャンプーあるよ。
[ ざあざあと響く水音の中、手を伸ばす。 これも、私物だ。水で濡らすだけ、とか、気持ち悪い。
食欲は、ない。が、シャワーは浴びたい。 眠れるかな、という心配は、すぐに失せた。 大丈夫だろう。自分は案外、寝汚い。
そして、 そういうことを順番に考えられるくらいには、 樫樹 律の根っこは図太い。
ただ、やっぱり、燻る何かはあるけれど。]
(269) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* できたけど、超なげえ……。 そして現在軸を急ピッチで頑張る……。
佐久間くんまじすまん。
(-101) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* あ、ぼんやりしてた。 >>262で投げっぱなしのジャーマンを 拾ってくれてありがとうございます穂積さん! そしてなんてタイミングなんでしょうね!
(-102) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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―食堂―
[ 空腹を感じなかったかというと、 それは嘘では無い。 ただ、目的は食べ物なんかじゃ、ない。 流石に胃の中を空にしておくのは、 まずいかな、と、思っただけで。
目についたグラタンを、水と一緒に注文。 無人のカウンターから出されるそれを、 おっかなびっくり受け取って。 早く食べようと焦ったのか、 …あるいはそもそもの量が丁度良かったのか、 直ぐに食べきることは、出来た。 ]
(270) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* らいかちゃんを回復ポイントか何かだと勘違いしてませんか恋
落ち間際にすまぬ……いなくなる前にぎゅっとしたかった
(-103) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[教室へ戻りながら来夏を探すも、 見つけ出す事はできなかった。
そして、教室に戻ったが、やはり別所の姿もない。
黒板には白い線が縦横無尽に書かれている。 『別所くんが、いなくなりました』>>248
その一文に微かに眉根を寄せながら、 一つ思い出して、チョークを手に取る。
『放送室の機材、校外放送使用不可』
流れるような文字を躍らせて、 チョークを元の位置へと戻す]
(271) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ ごちそうさまでした。 手を合わせて、誰へともなく告げて。 脇に置いておいたポーチの中へ、手を入れる。 中の物を取り出して、慣れた手つきで、 ―――ぱかん、と。 錠剤の入ったケースを、開いた。 ]
(272) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ 白い部屋。 ]
『―――眠れないんです』
[ そう、ぽつぽつと、医者に細い声で話したのは、 文化祭の準備期間、その少し前のこと。 ]
(273) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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/* ああ……志乃ちゃんチップ不眠ぽい顔してるってわたしも思ってた
(-104) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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……この寝袋は何?
[聞けば、男子は教室で、女子は保健室で休むとのこと。 もう夜も遅い。
昼から何も食べていないが、 体育館の光景を見た後に食欲は沸かず。
今日はそのまま寝てしまおうと、 教室にいる面々に挨拶を投げてから、教室を出た]
(274) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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── 涼介、は、
[ 水音の中、発する声は、 届かなかったかもしれない。 届かなくてもいいな、とも、思った。]
……ちゃんと、幸せだった?
[ なに?きこえない。 そんな答えを、期待している気もする。
ブースを出て、持ってきたジャージに着替えていく。 髪を乾かしながら、ようやく、ちゃんと理解する。 律は、ホストを探している。 自分のために、探している。*]
(275) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ ――過去ごと、水で錠剤を流し込んで、飲み込む。 喉のその奥まで通ったことを感じれば、 カウンターに空いた食器を置いて、 背を伸ばしたまま、食堂を後にする。 きっと寝る時間には、 何事もなかった様に保健室>>266に戻っているだろう。
会話があれば、相手が眠るまで応じて。 そうして、ポーチは持ったまま。 ソファを借りて、浅い眠りに、つこうと* ]
(276) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ 横になっても しばらくは眠れなかった
体育館の中央に広がる 赤色 消えた別所の代わりのように現れた 白いマネキン
それが脳裏にちらついて まどろみと目覚めを繰り返す
それでも疲労が祟って いつしか 眠りへと落ちていった ]
(277) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[目蓋の裏に差す光に、目を開ける。
もう朝が来たのかと、 ベッドから身体を起こしたところで、異変に気付いた。
誰もいない。
複数あるベッドはそのどれもが、 まるで、最初から誰も寝ていなかったかのように 皺一つなく整えられている。
おかしい。
ベッドから降りて、保健室を飛び出す。 誰もいない廊下。駆ける。 自分の、そして、皆がいる教室を目指して]
(278) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[保健室も、三年二組の教室も。 どちらも同じ階にあるはずなのに、随分と遠く感じた。
大した距離ではないはずなのに、息が上がる。 おかしいな。 見えてきた、教室の上に掛かるプレート。3-2。
扉に手をかけて、開く。 駆けて来た勢いのまま、教室の中へと]
(279) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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…………え?
[ 乱雑に、床に散らばる 大量の画材道具とイーゼルとキャンバス。 キャンバスに描かれている絵には、見覚えがある
過去に、自分が描いた絵。
そしてここは三年二組の教室ではない。 放課後によく通った ―― 美術室だった。 ]
(280) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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|
[ どうして。
慌てて扉を振り返って、そして、目を見開く。 扉が、閉まっていた。 閉めた覚えなんか、ない。
取っ手に手をかけて、更に凍り付いた。 開かない。開かない。 まるで壁になってしまったように、ビクともしない。
―― カタン
背後から物音がした。 取っ手から手を離して、ゆっくりと振り返る。 ]
(281) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ 一瞬前までは、 無造作にイーゼルとキャンバスが散らばっていた 美術室の中央に、散らかっていない円形の空間と、
ぽつん 、 と 一つだけ。
キャンバスが立てかけられた、イーゼルがあった。
おそるおそる。 散らかっている、他のキャンバスとイーゼルを 踏まないように、その中央へと近づく。
イーゼルには、キャンバスともう一つ。 小さなプレートが立てかけられていた ]
(282) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
|
|
──保健室──
[保健室につけば、もう恋と来夏は眠りに落ちてしまっていただろうか。>>267 姿を見たことで、
とりあえず手に持っていた寝袋を広げて、どうしよう、と思う。 もし2人がベッドを異にしていたならば、寝袋の数が1つ足りない。 一緒に使っていたならば数は足りるけれど、まだここにいない志乃と月詠の姿が気になる。 どちらにせよ、そのまま潜り込まれることは躊躇われた。
だから、女子全員が揃うまでは、待っていた。 うとうととし始めた頃に、志乃が来て、次に月詠が来たかもしれない。
全員が揃ったのを確認してから、雑に寝袋に身体をねじ込んで、眠る。 ああ、目が覚めたら、全部夢ならいいのにな*]
(283) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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|
[自分たちが教室に着いたと同時位に、郁と再会する。いつも穏やかな郁だが、少しだけ、不機嫌そうに見えた>>263。 篤人の所在を聞き返す言葉に、軽い調子で答える]
まったく、皆個人行動するからこうなるんだぞ。 篤人も、一体どこいったんだよ……あいつ一人で、抜け道でも見つけたか? とにかく、篤人は無事だよ。
[根拠もなく、そう答えた。だって、無事でないなら、篤人は、どこへ行ったというのか。 自分はぜったいに、認めない。あれが篤人だったなんて]
(284) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
|
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"将来の自分"……?
[ キャンバスに描かれているのは、黒い影。 よくみれば、人型をしているそれは、
―― 自分に、似ていた ]
(285) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[シャワーへの付き添いを申し出るなんて、気持ち悪がられるかなと思っていたので、了承の返事に少しほっとする>>265]
なーに言ってんだよ!お代は律のシャワーシーン隠し撮りして、売るから心配するなって。
[そう言ってにやにやと笑って見せた。]
(286) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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―部室煉へ―
[律に手渡されたタオルと着替えを受け取り、軽くお礼を言う。そういえば、ドライヤーってあったっけ。喉を痛めたくないから、風呂上りのドライヤーは必須だ。でも多分、そんな便利な物は見た事がない気がするけど]
よし、んじゃ、お言葉に甘えて俺も一緒に入っていい? 思ったけど、待たせてる間に律が湯冷めしちゃうもんな。
[そう言って、とりあえず上のシャツを脱ぎ捨てた。日焼けは禁止されているので、…の肌は雪のように白い。程よくついた筋肉も、プロポーション維持のために結構努力していたりして。まあ腹筋は割れていないけど。]
(287) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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[ ぎょろり ]
[ 黒い影の頭部に現れた二対の赤眼。 それが、ぎょろぎょろ動いた後、こちらに向けられて、
黒い腕が、絵の中から真っ直ぐに、伸びてきた。 ――首元へと、一直線に ]
ぐ……っ!?
[ 驚いて、避けきれず、 首を掴まれたまま、押し倒された。 その拍子にイーゼルが倒れ、 キャンバスとプレートが音を立てて、落ちる。 ]
(288) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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|
[連れ添って入ったシャワー室は、思っていたほど寒くなくて、暖かいシャワーの水音と湯気が、ほんの少しだけ安堵をもたらした。]
『涼介。使うなら、シャンプーあるよ。』
おっ、サーンキュ。気が利くじゃん!
[隣から聞こえた声に>>269、伸ばされた手。渡されたシャンプーをありがたく受け取り、適量取って、律の方へと返した。染めている髪の毛は痛みまくっているけれど、これでも大分気を付けている方ではあるのだ]
(289) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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なぁなぁー。 俺たち明日になったら出られるかな? 俺、明日仕事なんだけどなあ。
[まるで深刻さを感じない、気楽な声で、…は友人へと問いかけた。 今日の昼、何たべる? そんな話をするくらい、気楽な声で。 しかし、言葉を続けようと口を開いた…は、続く律の言葉に思わず口を噤む>>275。]
(290) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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あ…恋ちゃん。ごめんね、食堂、行けなくて。
[いつもより弱弱しい笑みを零しながらそう謝って、抱きついてくる彼女を受け止める。 ああ、あったかいなあ。彼女のスキンシップは、いつも癒される。
一緒に寝よう、と言われれば、少し迷った。保健室のベッドと、あの病室のベッドが、頭の中で重なるから。 ベッドは譲って、ソファーで寝ようかと思っていたのだ。 でも、結局は彼女の隣に入って、一緒に寝ただろう。 断り切れなかったというのもあるけど、今はすこし、人肌が恋しかった。誰かのぬくもりを感じていたかったから。]
(291) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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|
[なぁ律。それって、俺のことを疑ってるのか?]
……ごめん、水の音で聞こえないなぁ。 もっと、大声で聞いてもらっていい?
[ざあざあ。水音が、耳に響く。 声が震える。これ以上、その話はしたくない*]
(292) 2015/07/09(Thu) 23時半頃
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|
[ 黒髪を床に散らばせ、 首に掛かる腕は一本から、二本。
狭まる気道。失われる酸素。 何で。これは、一体、何?
転がるプレート。 規則正しく並ぶ "将来の自分"の文字。
これが、あたし? 黒々とした身体。 色付くのは、赤の瞳だけ。
そこから、 つ 、と 一筋、何かが流れ 、て 。 ]
(293) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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/* あっっっごめん落ちロルに挟まるなんて最低だ!! 三星ちゃんごめんよおおお
(-105) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[ だけど、それは黒くなかった。
青に、紫に、赤に、黄に、緑に
次々に色を変えるそれは、 涙のように影の頬に伝って、ぽたり、落ちた。
―――― 嗚呼 。
だんだんと 不明瞭になる視界。 だけど、ようやく、わかった。
これは、やっぱり、あたしなんだ。 ]
(294) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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―― 教室 ――
ん……三星さん?
[教室に入ってきた彼女の名を意味もなく呼ぶ。 黒板に書かれる文字>>271を見て、目を瞬かせた。]
放送もダメ、ですか。 ああ、寝袋は寝床が無いので借りてきたそうです。 女の子は保健室を使ってください。 あと、その。日下部さんが調子悪そうで。 出来れば、様子を見てあげてください。
[寝袋>>274についてのこと、寝床についてを伝えて、 おやすみなさい、と三星を見送った。]
瑠希くん。僕、ちょっと、つかれまし、た……。
[精神的にも肉体的にも疲弊した身体は、 すぐに眠りへと落ちていく。*]
(295) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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/* あああ、月詠ちゃん……!助けに行きたい(だめ
(-106) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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――翌朝――
……ん……。
[目が、覚める。ゆっくりを身体を起こし、掛け時計を見れば8時20分を差していた。 疲れていたからか、いつもより遅い時間に起きてしまったらしい。 そういえば、昨日は結局ココアの缶を貰っただけで、他には何も食べてなかったからお腹が空いている。 まだ皆は起きていないようだが、先に起きて食堂に行って、昨日のお詫びも兼ねて皆に何か料理を作ろう。 一人では大変だろうが、なんとかなるはずだ。 そう思い、そっとベッドを抜け出して保健室を出てから、食堂へと向かおうと歩き出した。]
(296) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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|
[ 将来の、自分。 ああでもない、こうでもないと。 描いては、書き直し、 描いては、書き直し。
何を描けばいいのだろうと 悩みながら、また思い描いて。
そうしている内に、 分からなくなって。 色を乗せすぎて、
真っ黒になっちゃったんだ ]
(297) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
―二階廊下―
あ……。
[階段を上がり、曲がり角を曲がったところで、立ち止まる。 正面の数メートル程離れた位置に、車椅子に乗った人影があった。その人影の右目には、医療用の眼帯。 また、その膝にはブランケットがかけてあり、足がどうなっているかは見えないようになっている。]
…あかり、ちゃん…。
[こちらをじっと見る人影…あかりに向けて、ぽつりと呟く。不思議と、驚きはなかった。心のどこかで、分かっていたのかもしれない。 彼女が、今日会いにくるって。 だって、今日が丁度――お見舞いに行った日から、一週間後の、タイムリミットなのだから。]
(298) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
[ 首を絞められながら、弱弱しく、笑う。
―― ごめんね。
視界の隅。 床に転がっているパレットナイフを、掴む。
―― あたしが ちゃんと描かなくて。
左手を、ゆるり、持ち上げ、 愛しげに影の頬を撫でた。
―― こんなになるまで 気付かなくて。
ぽたり、ぽたり。 落ちてくるカラフルな雫。 ]
(299) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
「覚悟は、できた?」
[こちらを見て問いかけるあかりの言葉に、曖昧に笑いながらも、こくりと頷く。 正直、今でも死ぬのは怖い。生きたいという気持ちだって、変わらず持っている。 でも、死に向かう親友を見捨てるような真似は…もう、二度としたくないから。 私の命で、あかりが救われるなら――]
「…来夏…本当に、いいの?嫌なら、逃げてもいいんだよ。」
[それなのに、彼女が戸惑ったような表情でそんなことを言うから、思わず苦笑した。 彼女の元に近づいてその後ろに回り込み、ハンドルを手に取る。]
もー、今更何言ってんの。遠慮しなくていいんだって! 私にさ、罪滅ぼしさせてよ。ねっ。 あ、でも場所くらいは選ばせて。流石にここだと人目につくしさ。
[わざとらしいくらいに明るい口調でそう言うと、ゆっくり車椅子を押して、とある場所へと向かっていく。]
(300) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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|
[ ―― だから、ちゃんと描き直すよ。
残された力を、右腕に込めて、振り上げる。
―― 今度は、上手に。だから、
その切っ先は、
影の、真ん中 ]
(301) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
[ ―― 一度、リセットしよう ]
(302) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
―二階空き教室―
[二階の一番端にある空き教室。普段は滅多に使わない場所だ。ここなら、わざわざ誰かが訪れることはないだろう。 出来れば、もし死体が残ったとしても、見つけてほしくなかった。悲しませたくはなかった。
一旦車椅子のハンドルから手を離してドアを開き、また車椅子を押して中に入る。 ドアをしっかり締めて――あかりへ一言断りを入れてから、"あること"をした。 それから、廊下側の真ん中にある机と椅子を少しだけ移動させて、あかりに手を貸しながらそこに二人で向かい合わせになるように座り込む。 ――どこから取り出したのだろう。いつの間にか、あかりの手には一振りの包丁が握られていた。]
(303) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
[ ―――― 三階の美術室。
その中央に、 女子生徒の制服を着たマネキンが倒れている。
美術室の中は、巨大な水風船が割れて、弾けたように。 マネキンを中心として、様々な色の絵の具が 床に転がっているキャンバスやイーゼル、 壁や天井、そしてマネキンにも飛び散っている。
たった一つ、マネキンの傍に立っている キャンバスとイーゼルだけは、真っ白のまま。 ]
(304) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
ええ、と…どうしようか?任せても、いい?
「うん…流石に、そこまでやらせられない、よ。 …ごめん。ごめんね、来夏。ありがとう…」
[馬鹿だなあ。一週間前の威勢はどこにいったの。謝らなくていいんだよ。 そう言いながら、片目で足のない、大好きな親友をそっと抱きしめた。]
こっちこそ、ごめん。助けられなくて。 …痛い思い何回もしたくないし、変なとこに刺さないでね?
[微笑みながらそういって、あかりの背をぽんぽんと叩く。 彼女は、何も言わなかった。そんな彼女からそっと身体を離して、そっと目を閉じる。]
(305) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
そう。 二人は、帰るんだね。 この暖かい世界から。
.
(*2) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
|
[ 黒髪の鬘を被っているマネキンの身体の中心には、 一本のパレットナイフが突き立っている。
絵の具によってカラフルになった教室。 けれど、制服を僅かに黒ずませるそれだけは、 きっと、絵の具じゃない。
部屋に入るときは、汚れてもいい服装で。 何せ、絵の具も、制服を黒ずませるそれも、 まるで乾いちゃいないからね。
『絵の具塗りたて 注意!』 ]
(306) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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|
[ ―――― なんてね? * ]
(307) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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|
/* うわああああ、月詠ちゃんの言葉の選びすごくすきだなああああ!
(-107) 2015/07/10(Fri) 00時頃
|
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[――チャイムの音が鳴る。
二階の端にある空き教室。その廊下側。外からは見えない位置に、女子生徒の制服を着た一体のマネキンが仰向けに倒れている。 その胸には大きな刺し傷があり、そこからは夥しい量の血が流れ、マネキンの身体とその周囲の床を赤く染めている。 まるで、一人分の血ではないかのように。
そして、その空き教室の、黒板。その左下の隅に、少し小さく、しかしいつものような丁寧な文字で、文章が書かれているだろう。
ごめんなさい、とか、悲しまないでね、とか、さようなら、とか。 色々伝えたいことはあったけれど、一番伝えたいのは、この言葉だった。]
(308) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[『今まで、本当にありがとう。 みんなのこと、だいすきです。
来夏』*]
(309) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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/* ちょっと三星ィ〜。 美術室の中でスプラ○ゥーンごっこするのやめなさいよ〜。
(-108) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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ばいばい三星、日下部。 気を付けて、帰れよ。
.
(*3) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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── 夜:シャワー室へ ──
売れないよ。
[ 静かに返す。>>286 声に変化はなけれど、気持ちは緩んだ。
緩やかに、歩みを進める。*]
(310) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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[精神世界の中といえど、空腹や眠気はいつもどおりに襲って来るらしい。 欠伸をしつつ、戻ってきた副委員長を笑顔で迎える。]
おやすみ。 ゆっくり寝ろよー。
[うとうと、疲れた様子>>295で寝袋に潜り込んだ彼に、軽く手を振って。 彼が寝静まったのを見計らって、自分も寝袋に潜り込む。 けれど、目を閉じる事無く、天井を眺めて。
ただ、じっと、夜が明けるのを待つ。*]
(311) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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/* by 八城 (裏声)
(-109) 2015/07/10(Fri) 00時頃
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