162 冷たい校舎村3-1
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ソフィアが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、メアリー、ケイト、ナナオ、ナユタ、チアキ、ゴロウ、ヒナコ、ケイイチ、テッド、メルヤの10名。
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─そして、少し、後─
……風子、遅くない?
[そう、眉を顰めて、だれか、反応しただろうか。]
あたし、ちょっと探してくる。
[タン、と席を立つ。 ひらりとスカートが、足をくすぐった。 廊下はもう暗い。]
(0) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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────キーンコーンカーンコーン……
(#0) 2015/06/22(Mon) 00時頃
[午後8時50分。チャイムが鳴った。
始業でも、終業でもないだろう。
通常、こんな時間にチャイムは鳴らない。
それは、懸命に文化祭準備に取り組んでいた君達が、
よくよく知っているんじゃないかと思う。]
(#1) 2015/06/22(Mon) 00時頃
[同時に響いた、悲鳴と何かが落下する音。
急いで。そう、廊下の片隅。階段に、続く道。
そこで、君達が目にするのは、嗚呼。]
(#2) 2015/06/22(Mon) 00時頃
[チカチカと瞬く色とりどりのライトの下、
廊下に倒れ伏す、女子制服を着たマネキンと、
じわり、じわりと広がっていく、真っ赤な血溜まり。]
(#3) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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/* ダミーの動かし方がうまくなるようになりたい
(-0) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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/* はみでたーーーーーーーーーーーーーー
(-1) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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[多分、チャイムの音>>#0と、同じぐらいだったんだろうと思う。 耳をつんざくような悲鳴に、咄嗟にそちらへと足を向ける。
そうして辿りついた、校舎の隅。上階に繋がる階段の下に、それはあった。]
……っ!
[漫画の登場人物のような、派手な悲鳴は出なかった。ただ、喉が引き攣るような音を立てただけ。
制服を着た白いマネキンが、倒れていた。>>#3 まるで、階段から足を滑らせたヒトのように、赤い血を流して。]
(1) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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[教室前についたとき、…の息はもうあがりきっていた。それに比べて神楽は、堪えていないようだ。意地が悪そうに笑う顔に、むうと唇を噤んでみる。>>1:325 苦し紛れに、少しだけ服の背中部分を強めに引いてみたけれど、きっとこれも全然堪えないだろう。]
(2) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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―教室内―
[神楽に続いて、教室へと入る。彼とは違って、小さな声でただいまと言ってみたが、誰かに聞こえたかはわからない。 とりあえず自分の机の上に自分と神楽の分のパンを置こうとして、教卓の上に置かれた食料に気付く。あ、やってしまった。途端に顔を青くした。 良く考えれば、自分以外にだって食料の事を考える人がいるはずなのに、なぜ確認もせずに出しゃばってしまったんだろう。神楽に重たい思いをさせてまで持ってきたのに、結局無駄になってしまった。 謝らなければと…が口を開くと同時に、神楽がパンちょうだいと自分の方へと寄ってきた。>>1:328 怒ってないのか、恐る恐る顔を見上げてみるけれど、神楽は気にしてもいないようだった。その様子にほっと安堵の息を吐くと、神楽にパンを渡して、自分の分も取り出した。
その時――]
(3) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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たぶん、後に響くような怪我じゃないと思うから 大事にはならないと思うよ。
[お医者さん>>1:329が必要になる程ではないと、 秋野くんの怪我が大したものではないことを補足する。 この調子で無茶をして大きな怪我をしてしまわないか、 心配しての言葉だったのかもしれないけれど。
忘れ物について尋ねられれば、ひとつ頷いて 膝の上の裁縫箱>>1:70を小さく掲げた。]
そっか。そっちもダメだったんだね。 さっき、秋野くんがガラス割ろうとして 椅子ぶつけたんだけど、ヒビも入らなくて。
[そう告げれば、黒板の文字の情報源のひとつ>>1:263と 秋野くんの怪我の原因に思い当たっただろうか。*]
(4) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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────キーンコーンカーンコーン……
[チャイムの音と、そして続いた、誰かの、悲鳴。びくりと全身を強張らせて、そのショックでせっかくのパンは床に落ちてしまった。 あぁ、せっかく楽しみにしていたのに。もう、食べられない。]
なに、いま、だれかの悲鳴が……
(5) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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[そうして聞こえた、チャイムの音と、 ふたつ混じった、異質ななにか。]
(6) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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─現在/廊下─
……っ、風子?
[突然、響いた悲鳴は、頭を直接、震わすみたいに。 続いて、何かが床を叩く音。ガシャン。"モノ"の音。
ひゅっと喉が鳴った。口の中、カラカラだ。 べたべたする。舌が勝手にうねる。きもちが、わるい。
だけど、耳は、ちゃんと音を拾う。 どちらから聞こえたのか、分かる。 聞こえたら、勝手に足が動く。床を蹴って、駈け出していた。*]
(7) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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―現在・教室→― [チャイムが響く>>#0。 窓の外はもう暗い。時計は8時50分を指している。 けれど、夜にチャイムは鳴っただろうか。 即座に記憶が否を叩きつける。 第分軽くなってきていた身体が、再び重みを増した。
そして響く悲鳴。落下音。
気付いた時には駆け出していた。 音の方向は、多分こっち。階段の方。
たどり着いたその先に、それはあった。 女子制服を纏ったそれから、赤い何かが流れだす。 原色が散らばった廊下の中でもそれの存在感は圧倒的で、
ああなんて、現実味のない。*]
(8) 2015/06/22(Mon) 00時頃
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/* しかもだれも発見しにいかねーーーーーーって思ったら織部いってくれてたな!!!ごめん!!ありがとう最高にありがとう!!!ごめん!!!
(-2) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[程なくして、足音が聞こえてきたりしただろうか。>>0 見せるべきではない。びっくりするどころの騒ぎじゃ済まないだろう、と。そう思いつつも、身体は上手く動かない。
形を成した、明確な異常。牙をむいたそれに圧倒されるまま、…は、呆然と立ち尽くす他無かった。*]
(9) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* 風子ちゃんが流血しない系の退場だったら せっかくゴローちゃんが用意してくれたしゴローちゃんの血で入れかわろうかなあと思ってたけど、 どうやって見せるつもりだったんだろう。 眼前に拳突き付けられてた??
(-3) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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―回想・少し前― [後に響かない、と言われ>>4安堵を浮かべる。 大事になったらどうしようかと。ここには保険医も、医者も居ないのだから。
そう、怪我をしてもきちんとした処置が出来る人は少ない。 不安になるほどに。 思い当たった不安は、表に出ないように押さえ込んだ。 不安をばらまく必要はない。自分が抱えていればいい。]
そっか、見つかってよかった。 ……ああ、窓割れないって、試したの秋野か。 無茶するなあ。
[そう、苦笑交じりに微笑んだ。
チャイムが鳴ったのは、この会話をした、少し後のこと。**]
(10) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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……寝袋。 そうか、泊まりを考えないとな。
俺は別にどこでも寝れるし、場所は譲るが。
[>>1:333ポテトチップスをバリバリ噛みながら、七尾との話で気付くのは今晩のこと。 出られないのなら、ここで夜を過ごすのは必然なわけで。
相馬が出て行ったことに胸騒ぎを感じながらも、気にしすぎだと判断してそのまま教室で過ごしていた。 その少し後、一向に戻らない相馬に、やはり胸騒ぎはぶり返し。]
ああ、……探しに行ったほうがいいかもしれない。
[>>0探してくる、と行った七尾に少し遅れて、教室を出る。 どちらに行ったか分からないし、手分けしたほうがいいと考え、俺が向かったのは七尾とは逆の方向。]
(11) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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― 1階廊下・事務室前 ―
[しばらく歩いて、走って。 >>#0やがてチャイムの音が聞こえる。 こんな夜に、本来聞こえるはずの無いものなのに。
同時に、どこかから聞こえてくる悲鳴のような音。 お化け屋敷で、俺がスイッチを入れて鳴らすSEのひとつでもあった、それに似た音。
悲鳴が足りない、と呟いて。 何人かのクラスメイトに実際に叫んでもらって、それをマイクで録音して編集したりもした。 快く手伝ってくれ、臨場感たっぷりの声を出してくれた相馬を思い出す。
走る足を止めて、装飾の眩しさに目を細めた。 迷ったのは間違いだったのではないか。頭痛と共に込み上げる、そんな不安。*]
(12) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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──少し前:教室──
[折角の那由多の親切を貰い損ねていることには気づかないまま>>1:321、サンドイッチを頬張る。 と、横に誰かの立つ気配がした。>>1:319]
あ、ひなちゃん。 ひなちゃんも、探索いってたんだっけ?
[振り返って、黒板のひなこの文字を確認しながら「お疲れさま」と笑いかけて。 柔らかな髪色に似た、ふんわりとした空気を纏う彼女の唇から、ぽつり、と零れた言葉。 それはどこか遠いものに聞こえて、秋野は、少し困ってしまう。 あれ、ひなちゃん。確か、大丈夫だって、言ってなかったっけ。>>1:41]
(13) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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……だって。 まだ、状況、よく分かんないし。 別に、なんか、危ないことがあるわけじゃないし…… もしかしたら、夢かもしんないし。
[自分の台詞が、何故か、随分と言い訳めいている。 「夢じゃない?」だなんて健五郎に堂々と言い切ったくせに、夢かも、という声が揺れてしまう。]
……状況分かんないのに、ずっと構えてても、しんどくなっちゃいそうだもん。ね?
[結局、そんな風に、秋野は締めくくった。 言い訳じみた言葉の羅列が、ひなこにどう届いたのかは、分からない*]
(14) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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──現在:教室──
[その後も、探索を終えた殆どの人が教室へ戻ってきて、再び出ていった者もきっといただろう。>>327 文化祭の色が一切ない3-1の教室は、けれど、飲食物等が広げられていて、小さなパーティのようだった。 そんな風にしていたから、ずいぶん時間が経っていたのかもしれない。 時計の針が再び8時50分を指し示す。 変わっているのは、窓の外がすっかり夜になっているということだけ。
──そして、再び、チャイムが鳴る。>>#0]
(15) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[>>8飛び出した寺田にもう一度体をびくつかせて、おろおろと辺りを見渡した。 おかしい、何かが、起こっている。得体の知れない事が。 何か、よくない事が。 いてもたっても居られなくて、思わず立ち上がる。怖い、けれど、何も知らないことはもっと怖い。確かめないと、ここが一体なんなのか。]
わたし、私、寺田くんをおいかける!
[そう言って、教室を飛び出した。 シンとした校舎に、まだ先ほどの残響が聞こえる気がして。耳の奥がわんわんしている。走るのも遅い…は寺田をすぐ見失ってしまいそうになるが、その直前で走る寺田の背中がぴたりと止まった。やっと、おいつく。肩で息をしながら、寺田の横に並び、彼に話しかけた。]
てらだくん、どうしたの、なにか、みつけた、の?
[そのまま、彼の表情に気付いてぴたりと声を止める。そのまま、視線を彼が見ている方へとやって――]
[真っ赤に染まる、マネキンに、…は知らず知らずのうちに悲鳴をあげた。]
(16) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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─現在/廊下の果て─
──織部?今、悲鳴、が、
[最初に見つけたの、背中>>1だったから、 ねえ、悲鳴が聞こえなかった?風子を見てない? そう、尋ねようとして、足は止まらなくて、ぐんぐん近付いて、
……ああ、尋ねる必要、なくなったな、って。]
……っ、これ、
[なに?って、聞いて分かるわけないじゃん。 ないじゃん。バカだな、あたし。それに、聞かなくたって。]
──その、ネックレス、風子の、
[どろどろと広がっていく錆色の真ん中で、 きらりと控えめに光るのは、あの子がいつだって手放さなかったモノ、で。]
(17) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* >>16万里ちゃん!!!!! 寺田でいいのか!!!!!
(-4) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* 見事なまでにタイミングすれ違っててつらい……(´・ω・)
(-5) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* 2d:▼寺田▲藤堂 3d:▼万里▲駒鳥 4d:▼水瀬▲神楽 残:秋野、七尾、織部、帆北
メモメモ
(-6) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* この状況で悲鳴あげられる万里ちゃん女子力高いなー 寺田半分魂飛ばしてるからなあ
寺田は女子力高いというより、主夫力高い。子守りスキルまで装備してる。
(-7) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[あ、と思う。あ、気付いてしまった。ああ、ああ。
次に感じたのは、すとんと、身体中の血が、引いていってしまうような、 あと、金属っぽいにおい。ああ、これ、嫌いなんだ、よな。
ぐにゃり、って、口の中で、舌がふくらんで、うねるみたいな、やな感覚。 思わず口元を押さえた。つよく、つよく、押さえつける。 ふわっと空気が短い髪を揺らして、膝もふわっとして、 気付いたときには、しゃがみこんでいた。いけない。こんなの、ダメだ。]
(18) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* マネキン周りに人が多いし、1人くらい別方向に行くアホがいてもいいよね!
まあ、俺は急がないしな。何をやるにしても。 落ちる人優先。
(-8) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* 1日目の夜、ソフィアを殺害した。
aaaa
(-9) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* なるほど、予想以上に胃にくるぞ、これは まだダミーですよ!ダミーとはいえ風ちゃん結構描写しちゃったからつらい!
(-10) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* しかし進行の都合でいろいろ触れたとはいえ、 健五郎さんちょっと相馬のこと好きすぎじゃないですかね。
相馬と桃ってもいいですか!!!!!!11
(-11) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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ありがとな。
[パンを渡してくれた万里に笑いながら一言礼を言って、どこかに座って食べようとして――チャイムの音>>#0が鳴る。そして、落下音と悲鳴。 あれ、この時間にチャイムなんて鳴るっけ。つか、今の悲鳴、誰だ? 咄嗟に教室を見渡す。相馬、織部、七尾、帆北…他にも教室に居ない人物は居ただろうか。 寺田が走り出していく。咄嗟に、誘われるように自分も教室を出ていこうとして、パンを落としたらしい万里の姿>>5が目に留まった。 朝、探索しに行こうとした時のことを思いだす。もしここで俺が飛び出したら、ついてきてしまうかもしれない。悲鳴の原因を見せてしまうかもしれない。 なら、ここに一緒に居てやった方がいいか――?]
(19) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[ごめん、むり、って、 せめて、先に居た織部にくらい、言おうと思ったんだけど。 声、出ないなって。こみ上げるなにかを、飲み込む。飲み下す。押し殺す。
背後から、聞こえる。足音が増える。 待って、お願い、今来ないで、って。 せめて、顔色が戻って、立ち上がるまで、待って。 って、こんなときに、一体何を考えてるんだろう、あたしは。 あはは。 って、笑ってごまかす話でもない、か。……気持ち悪い。
やっと去った波に、ほんの少しほっとして、 壁に手をついて立ち上がる。ぐらっとくるけど、まだ、大丈夫、だね。]
……ごめん、びっくりした。織部、大丈夫?
[ひとまず、声をかけようって、そう思って、 取り乱してごめんって、みっともなくてごめん。 そう、考えて、顔を上げて、ああ、やっぱり、顔色悪いよって。 ……それはあたしもか。]
(20) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* ていうか委員長に怒られるフラグが立ってる(縮こまる
(-12) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* ……まあ、誰かとフラグが立ったりしない限り、 相馬に恋してるってのでもアリではある。
今の健五郎が、エリスではない別の人に恋をしていたほうが、話としてはおいしい。
(-13) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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って、ちょっ、待てって!
[そんな風に悩んでいるうちに、万里は教室を出て走り出していってしまう>>16。慌てて教室を出てその後を追いかけた。 やがて辿りついた廊下の先には、同じように悲鳴を聞きつけてきた何人ものクラスメイト達の姿と、真っ赤に濡れて床に転がっている"何か"が在った。]
(21) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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―夜:教室―
チャイム?こんな時間に……っ!!?
[時計を確認すれば八時五十分。 奇妙な時間に鳴り響くチャイム>>#0に驚いたのも束の間、 誰かの悲鳴と落下音>>#1に身を竦ませる。
え、いまのって。もしかして。
行きたくないと気持ちは叫ぶけれど、 聞き覚えのある声にじっとしていることもできず。 次々に駆け出していく級友達に続いて、 重い足を引きずるように教室を出た。]
(22) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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/* や、多角なのに目撃しに行くの申し訳ないなとは思ったけど、PC心理的に万里が飛び出してったら追いかける以外の選択肢がなかった
(-14) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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―廊下―
[そして、視界に飛び込んできたのは。 非日常の中の、異常。 点滅するライトの中で横たわる何か>>#3だった。]
―――え、あ。
[鮮やかに光るライトを反射する液体。 緑、青、黄色―― 一体何色だったのか、その正体がなんなのか。 思い当たる前に、意識は遠のいていった。*]
(23) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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……だからさあ、なんなんだよ。此処は。
[入れ替わってすぐに眉を顰める。湧き上がる恐怖に蓋をするように、苛立ちを声に乗せた。
女子制服を着たマネキンが、まるで死んでいるように目の前に横たわっている。オカルト現象か、悪趣味な悪戯か。どちらにせよ気分が悪い。 オレはメイと違ってホラーは苦手だった。
悲鳴も上げず大きく取り乱すことがなかったのは、異常な日常に慣れきったせいか。 ――それとも、オレに課せられた使命のせいか。*]
(24) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[大丈夫かーって、背中、叩こうとして、 なのに、びっくりするくらいに腕が重くて、動かなくて、 中途半端に持ち上げた腕が、微妙な位置で固まって。
そんなことしてる間に、止んだ足音>>8と、 もう一度響き渡った、高くて細い悲鳴>>16が、空気を裂いて、
それを聞いたら、魔法がとけたみたいに、腕が動いていた。]
──寺田、しずく。
[ああ、もう、なんで来ちゃったかなあ。 しずく、せめてアンタは、来ないでほしかった。]
(25) 2015/06/22(Mon) 00時半頃
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[赤い、どろりとした何か。 ホラーゲームもホラー映画も平気だけど。"それ"をこうして現実で直視してしまうのは得意じゃないんだな、ってことを、この時初めて知った。 だってどうしたって思い出してしまう。反応を楽しむようにゆっくり近づいてくる刃物と、自分の肌から流れていく、それを。
万里の悲鳴は聞こえていた。周りが混乱してるのも、頭では分かっていた。ただ、身体がすぐには動かなかった。]
(26) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* 多角ってのはほんと課題だなー。 マネキンちらっと見るだけならたぶん問題ないんだけど。 何かしらのアクションがあったら、それに対する反応を返す必要があるから大変だもんな。
2ではどうにかうまくやれてたっけ……。
(-15) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* >>24 事実は圧倒的後者。 メイを守るって意識が強くなければ叫んでたよハル
(-16) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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……しずく、大丈夫、深呼吸。ゆっくり息吸って。
[ふらっと、小さな身体に歩み寄る。 とん、とん、って、子守唄みたいに、 肩を抱いてすれば、少しはマシかなあって、 手を伸ばして、気付く。指先が震えていた。
だから、深呼吸。あたしは、落ち着かないと。 大丈夫?落ち着いて、ゆっくりでいいから、って。 あたしは言う側の人間なのだ。
そう、信じて、ぎこちなくも笑う。]
(27) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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びっくりした、ね。 でも、大丈夫だよ、多分、さ。
["集団失踪者は、多くの場合、無事帰還する"らしいから。 そう、言葉にはできなくて、少し困ってしまう。
近くに、神楽>>21がこっちに来るなら、この場所は明け渡すつもりで。 だって、しずくはとても神楽になついている、から、あたしより、神楽が適役。]
(28) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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……あれ。 チャイムって、鳴ってたっけ?
[響くチャイムの音>>#0に、呆けたように呟く。 記憶が正しければ、朝の一度、始業の時間に鳴ったきり、耳にしてない音だった。 けれど、そんな呟きも誰かの悲鳴とけたたましい何かの落下音にかき消されてしまっただろうか。]
え、……え?
[弾かれたようにバタバタと、皆が教室を出ていく。 よしやってみよう、なんて。 窓を割ろうとした時は威勢が良かったくせに、こんな時ばかり、状況に取り残されてぽかんとする。 完全にタイミングを見失った秋野が、悲鳴の元へ駆けつけなければいけないのだと気付き、足を動かしたのは、皆よりだいぶ遅れてのことだったと、思う*]
(29) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* とりあえず今分かったことはですね、 「元凶おめーーーだよ!!!!」と思ってると、マネキン発見の描写がすごい書きづらいですね。ひっ!て怯えてみても、「おめーーーーだよ!!!」としかならない。 いや、今回のは多角避けで状況まとまってから落とそう……ってのもあるけど。
(-17) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 01時頃
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[──そして、ちらりと。 悲壮な顔をするクラスメイトたちの中で、頭を掠めたこと。
もしも、もしも、あたしが、あたしたちが、 ちゃんと、あの"仮説"を伝えてたら、 こんなことにはならなかったのかな、って。
ふわり。視線を上げる。ひとりの姿を探していた。 まだ、織部はそこにいただろうか。 どうしよう、って顔で、視線が彷徨う。
ごめん。こんな目を向けて。本当に、ごめん。 胸を燻ったのは、共犯めいた、何か。*]
(30) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* これで一番辛いパターン:責めてる目ってとられること
(-18) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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やだっ!だって、なんで……!なんで、血が……ッ!
[頭の中がまっしろになって、声が裏返った。がたがたと震える体を抑えようとしても、頭が働かない。悲鳴交じりに声をあげながら、気付いてしまった。 その、マネキンが着ている服、は。]
ふ、ふうこ、ちゃん
[真っ白な顔色になりながら、…の口からはもう悲鳴も出なかった。恐怖が通り超えて、絶望になりつつある。 どうしてこんな所に、死人がいるの。 マネキンであるとわかっていながら、…はそれが相馬の死体であるとしか思えなかった。口を両手で押さえながら、見開かれた両目からはぼろぼろと涙が落ちる。 息がうまくできない。ひっ、ひっ、と、断続的に息を吸ってしまう。 そんなパニックに陥った…の肩をそっと抱き寄せる七尾に気付くまでに、少し時間を要した。>>27 それでも無意識にそれを感じ取っていたみたいで、少しづつ、呼吸が元に戻る。涙をぬぐう事もしないまま、七尾にしがみついてがたがたと肩を震わせた。]
あけみちゃん、あれ、ふうこちゃん、なんで、なんでしんでるの
(31) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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|
/* (アキノ;´・ω・)<あ、あれ あれー?
みたいな顔してる あきのが
(-19) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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いや、俺より……
[それを問うた>>20七尾の方が、明らかに顔色が悪い。無理もないだろうと、そう思う。
こんな光景を見せられて、気分がいいわけもない。 周囲にいるクラスメイトたちも、一様に驚愕したような表情を浮かべている。当然だ。 まるで、死体。広がり続けている血だまりといい、余りにもリアル過ぎる。マネキンという部分を除いて、だが。
えぇと、と、思案する。 このまま、マネキンを眺めている訳にもいかない。精神がもたない。きり、と何かが締め付けられるような、奇妙な息苦しさを感じる。
ふぅ、と小さく息を吐いて、口を開く。]
……とりあえず、一旦、教室に戻らねぇ?
[こういうのは、普段なら、寺田の役割だろうが、今は勘弁してほしい。あまり、眺めていて気分のいいものじゃない。立ち去る理由が欲しい。 それでも、半ば呟くような言葉が、幾人に届いたかは分からないけれど。]
(32) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* あれっこれもしかして神楽くんとも悩みちょっと被ったりする?!無理心中ネタ被る?!
(-20) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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[一度、目を閉じる。すぅー、はぁー。深呼吸。 よし、大丈夫。そう思って目を開いた。 再び目に入った、何か。それはどうやら、女子生徒の服を着たマネキンのようだった。 首元にはネックレス。見覚えがある。あれは確か――相馬のもの、だっただろうか。 それから、先ほど悲鳴を上げた万里に目を向ける。どうやら、七尾が落ち着かせようとしている>>27>>28ようだった。俺は、必要だろうか。ぼんやりとそう思いつつ、でも、"おにいちゃん"なら。安心させてやらないと。]
…何言ってんだよ。相馬は死んでない。 あれはただのマネキンだろ?だから、大丈夫だ。な?
[肩を震わせて涙を流す万里に近寄って声をかけ、安心させるように微笑みを作る。 かける言葉は、これで合っているだろうか。分からなかったが、少しでも落ち着いてくれればと思う。]
(33) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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/* ほんとは「なんだーただのマネキンじゃんーん。なんでみんなそんなに焦ったりおびえたりしてんの?(きょとん)」っていう若干オカシイな感じにしようかと思ったけどなんかこんな感じになった。何故だ。
あと万里にしょっちゅう絡んでごめんね!なんか割り込んだ勘はんぱねえ!
(-21) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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― 回想・高校1年の初夏 ―
[遠巻きにこちらを見ている視線が、たくさんあった。 俺が中学以前の記憶を喪失していること。それは表立って堂々と公言しているわけではなかったが、 同じ中学だったらしい奴は知っているようだし、ジェニファー先生や、一部の事情を聞いてきた生徒には教えた。
教えたことで、気を遣ってくれる生徒が増えたのは、いいことだとは思っている。 だが同時に、物珍しいような目線が向けられるようになったのは気になった。
――何も、凄くなどない。 昔のことを覚えていない。ただ、それだけ。 面白い話などできないし、何か特殊な能力を使えるわけでもない。 この無駄にでかい図体の使い道も、全く分からない。]
(34) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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[だから――やめてくれ、そんな表情を向けるのは。
俺は、物語の主人公でも、なんでもない。
>>1:137遠巻きにこちらを見ている生徒の中の1人と目が合った。 その曖昧な表情からは、何も読み取れなかったが。 向こうもまた、俺の考えていることなど何も分からないだろう。
その時の彼の名前が秋野智広であることを知り、初めてまともに会話をして打ち解けたのは、3年になってからのこと。*]
(35) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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大丈夫。死んでなんかない。 そんなはずないから。あれ、人形だもん。
[よしよしって、こどもにするみたいに華奢な肩を撫でる。 だけど、それだけだ。 それ以上、どうしたらいいか、まだ、頭の整理がつかずにいる。 慰めの言葉だって、なんて、無責任な。]
ね、大丈夫だから。泣かない泣かない。 目、腫れちゃうよ。ゆーっくり息吸って。
[ふわふわした言葉を投げ続けて、 神楽>>33がやってきたから、しずくを任せたり、 そうしたら、また、ちゃんと、声が聞こえた>>32から、 ああそうだ、って、思い出した。]
(36) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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……そう、だね。 じっと見てたって、しょうがないから、 一旦戻ろ。そんで、みんなで考えよ。 あの人形、運ぶにしたって、あとにしてさ。
[さー、撤収って、わざと軽く言った声は、 誰かの神経を逆撫でしたかもしれないけど、 でも、そうでもしないと、みんな、動けないじゃん。
よく通るねって言われる声は、こんなときでも、ちゃんと空気を伝わった。*]
(37) 2015/06/22(Mon) 01時頃
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[教室に戻ろうと、踵を返して。
ふと、視線が合った。>>30 愚痴を吐き散らしたりだとか、対戦ゲームをしている時、ふと交わした目線とは違う色。
困ったような、何かを伺うような視線から、目を逸らす。
言いたいことは、痛い程にわかる。わかってしまう。 けれど、今は少しだけ放っておいて欲しい、と。そんなことを思ってしまった自分が更に情けなくて、また、息を吐いた。*]
(38) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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[秋野がそこに辿り着いた時、既に殆どの者がそこにいただろう。 泣き崩れるしずくや、それを宥める者、立ち尽くす者。 目の前の光景がよく分からなくて、近くにいた芽耶の口調の変化にも気付けない。>>24 彼らの向こう、それはどうみたって、文化祭にふさわしくない、何か。>>#3]
え、あれ、……なんで……?
[頭の中が、混乱で埋め尽くされる。 ここは、たのしいたのしい、夢の世界じゃなかったんだろうか。 自分で勝手に作り上げていた幻想に、綻びが入ってしまったような気持ちになる。 窓ガラスにさえヒビが入らないぐらい、強固な幻想なんじゃ、なかったの。 こういう時、どうしたらいいのか、秋野には分からない。
途方に暮れて立ち尽くす。 そんな中で、耳は勝手に、よく馴染んだ声を拾った。>>32 続いて、朱美の良く通る声。>>37 いったん教室に戻ろう、その提案に従って、何人が動いただろうか。]
(39) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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[だけど、だけど、と。 相変わらず混乱に満ちた頭で、もう一度マネキンに視線を戻す。
──だけど、教室に戻ったところで、風ちゃん、そこにいるの?
そう尋ねたかったのだけれど、口から言葉は出てこない。 縋るような気持ちで、発案者の那由多と朱美を見る。 皆が移動するのならば、おとなしくついてゆくだろう**]
(40) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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/* これまでの秋野 ・文化祭ひゃっほう! ・手首痛くてテンションが下がる ・お泊り会!と思ってテンションが上がる ・伝言板に書くことなくてテンション下がる ・サンドイッチ食べられてテンション上がる ・ひなちゃんが元気なくてテンション下がる ・予想外のことが起きて落ち込んでいる
(-22) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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[七尾に促され、七尾から神楽の腕にしがみつく場所を変え、二人の慰めの言葉を耳に刻み込む。>>33.>>36 もう一度、恐る恐るマネキンを盗み見て、どろどろと流れる血にまたパニックになりそうだけど、ぐっと抑えて、しっかりと確認した。 大丈夫、これは、マネキン。 私の知ってる、クラスメイトではない。 そう頭で理解したとしても、神楽の背中にしがみつく手は、外す事ができなかった。
一旦戻ろうと言う織部の声を聞いて>>32、わざと雰囲気を変えるように明るく言う七尾を見て>>37、やっと少し冷静になれた。冷静になると次にくるのは、一人だけ、取り乱していたのが、恥ずかしいという感情。涙を手でごしごしと拭いながら、これ以上迷惑をかけないようにこくんと頷く。]
うん、ここに、いたくない……。 かえろう、教室に、戻ろう……。
[そう言って、神楽の背中を引っ張った。教室に帰るにしても、その背中から離れる気はなかった。**]
(41) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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/* もうなんなんだよこいつは。
(-23) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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/* とりあえずほんとマネキン発見描写難しすぎた。 PL視点の「おめーーーが元凶だよ!!」の声がどうしても離れないんだよこれ……
(-24) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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/* 那由多が豆腐メンタルすぎてワイが死にそう。 まゆみくらいの強さが欲しい(強すぎ)
(-25) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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[見覚えのあるネックレス>>17を首に下げたマネキン。相馬風子を模したつもりだろうか。趣味が悪い。
けど、所詮はマネキン。例え液体から金属のようなにおいを認識しようが、これは死体なんかじゃない。それだけであって、それ以外の何物でもない。そうとしか見えない。 オレは、ちゃんとわかってる。
隠さないと。
赤い血のような液体も、死体を想起させる制服を着たマネキンも。不都合なものがメイの目に触れることがないように、いつもの通り――]
(42) 2015/06/22(Mon) 01時半頃
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[そこまで考えて、マネキンに伸ばしかけた手が止まる。 本当にこれでいいのか。 いつまでも、このままでいいのか。
守ることとは、恐ろしいものが見えないように隠すことなのか。兄にメイを支えさせ続けることなのか。 現実から目を背け続けたメイは、あの夏で立ち止まったままだというのに。]
だからって、どーしろって言うんだよ。
[この時兄ならどうしただろう。オレは でなければならないのに、その為にすべき行動がわからず立ち尽くす。
ああ、もう。コノヤロウ。 湧き上がった自分自身への怒りと焦りに身を任せて走り出した。この時さっきの提案>>32>>37か何かで、周囲に人は粗方居なくなっていた後だった。]
(43) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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―1階廊下:事務室前―
[脇目も振らず適当に走って行った先に人影>>12が見えた。見慣れた背中とあの身長は彼以外の何者でもない。]
……あれ、ゴローちゃん? なにしてんの?
[近くまで来たところで立ち止まり声を掛ける。その声に若干の苛立ちと硬さが滲んでしまったのは、心の整理がつかないまま話し掛けてしまったから仕方ないことだと思う。**]
(44) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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/* あー、あー、人分散させたほうがよかったかなぁ。 とりあえず、はるくんはけんごろさんとこだよな。 俺、風ちゃん探す!(だーっしゅ)ていうの、秋野なら出来たんだよなぁ。多角さばき難しいなぁ……
というかだいたいなんか起きたら固まろうって空気になるのを壊しやすいかなってこのキャラにしたんだ……教室で空気みつつ、あれなら分散させよう。
(-26) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 02時頃
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…七尾、お前も大丈夫かよ、あー…その、無理、すんなよ。
[万里を気遣っていた様子の七尾に目を向ければ、顔色が悪そうに見えたから、思わずそう声をかけた。それから、小さな声で「ありがとな」と呟く。万里を慰めようとしてくれたことに対しての礼。自分でも、万里の保護者気分か何かかよ、とは思ったけど。
それから、「大丈夫、大丈夫」と言いつつ、腕にしがみついてきている万里>>41の頭を優しく撫でる。それくらいしか、安心させる方法が思いつかなかった。そうしていれば、少しずつ落ち着きを取り戻してくれたようで、安心してほっと息をつく。]
(45) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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そうだな、ずっと見てたいもんでもないだろうし…一旦戻ろうぜ。
[織部の提案>>32が聞こえれば、同意するように頷く。 気が付けば、万里のしがみつく対象は腕から背中へと変わっていた。 背中にひっつかれたら様子とか見れねえんだけどなあ、と思いながら苦笑する。]
はいはい、一緒に行くから引っ張んなっての。 好きなだけくっついてていいからさ。
[そう言ってマネキンに背を向けて、万里を一緒に教室に戻ろうとしただろう**]
(46) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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―少し前・教室―
[ 困らせてしまった、気がした>>13。 曖昧な言葉を返された、気もした>>14。
内容は、上手く飲み込めなかった。 それよりも、目の前の秋野の反応に、焦った。 取り繕いたくても、上手くできた気が、しない。
あれ、わたし、変なことを言ってしまったのかな。 どうしよう。どうしよう。どうして? ―――"いつも通り"に、なれなかったから?
持っていたサンドイッチが、 かろうじて口に入れたそれが、詰まったみたいだ。 飲み込むにはどうすれば良かった?
…いつもは、どうしていた? ]
(47) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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[ ようやく食べる感覚を掴んで、 味を感じられないままサンドイッチを飲み込んで。 そんな自分の後ろを、誰か>>1:333が通る。 でも、今はそんな、見ている場合じゃない。 ]
そ、うだよねー?
[ 強引に声を出したせいか、妙に上ずった音だった。 秋野の締めくくられた返事。その内容は掴めずとも、 自分の返す言葉、これはきっと、 相手に合わせる言葉だから。
同意にもならない、だけど逆らう訳でもない、 そんな、生きるための、怒られないための言葉。 ]
(48) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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[ 相手の領域に、踏み込んではいけないこと。 突っ込んで、つついて、ほじくって。 食らって、壊してはいけないこと。
それを駒鳥ひなこは、身をもって知っている。 ]
(49) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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[ 喉が渇いたな、と、思った時だったか。 秋野の顔を、様子を窺うみたいに見た時だったか。 ――――チャイムが、鳴った。 ]
(50) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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[ "誰か"の叫ぶ声と、 ]
[ ――――"何か"が落ちる音がする。 ]
(51) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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『 、あの ひと、』
(52) 2015/06/22(Mon) 02時頃
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[ ぐん、と。 いつかに引っ張られる感覚がした。
細切れに、いつかのあの日がフラッシュバックして。 一気に、身の回りが冷えた気がして、身体を震わせる。
ちがう、あれは。あれはあの音じゃない。 の叫ぶ声でも、 そうして続く、食器の落ちる音でも、ない。
なんでもない。違う音だ。ちがう。
だから、なんでも、ないんだ。 ]
(53) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[悲鳴が聞こえた方向へ、足を向けるのが怖かった。
いや、正確には悲鳴ではないかもしれない。 お化け屋敷で使った音響のように、ただの録音の可能性だってある。 ……そんな楽観視をして何になるというのかと、直後に頭を振る。
ここは誰かの精神世界。 ホストの悩みを解決すれば無事に元に戻れる。 ……そんな考えも、全て都合がいいのだ。
相馬の身に何かがあったとして、それを受け止める心の準備があるのか?
――あの日の光景が、記憶が飛んでまっさらになったその直後に深く深く焼きついたあの顔が、脳裏に蘇る。
後を追いかけなければ良かったと、そう後悔して息が詰まりそうになったあの後悔が、再現される。
頭痛が鳴り止まない。]
(54) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[息をするのも忘れて、窓際で頭を押さえる。 止まれ。止まれ。痛みなんか止まってくれ。
――しばらくそうしていたが、>>44近寄ってきた誰かの足音でふと我に帰る。 耳に入った、苛立ちのようなものが混ざる声色。]
……藤堂……。
[いや、違う。“ゴローちゃん”と呼ぶのは彼女ではない。]
ハル。
[その名前を呼んで、額の汗を拭う。 そういえば、ハルをこちらから呼ぼうとしていたのだが、ちょうどいい。 拳の絆創膏に隠れた傷はそのままにしておく。
……いや、待て。 どうしてハルがここにいる?]
(55) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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なあ、……。
[言葉に詰まる。聞くのが怖かった。 彼が出てきているということは、血が流れたのだろうか。どこかで。]
相馬を探そうとしたんだが、どこに行ったか分からなかった。 そっちにはいたのか? ……悲鳴が聞こえてきたが。
[ハルは藤堂の記憶を覚えている。おそらくは。 だから、何があったのかを彼に聞いても問題ないはずだ。]
相馬は、どうした?
[カラカラになる喉で、まずそれを問いかけた。**]
(56) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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/* >>42「オレは、ちゃんとわかってる。」 メイが「見えないもの」を見続けているから、ハルは「見えているもの」をそのまま捉えるようにしてる。
>>43「オレは『ハルヤ』でなければならないのに」
(-27) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[ 遠くの方で、沢山の足音が聴こえる。 どうしたのかな、って、そっちに行きたいし、 行かなきゃ、駄目なんだろう、きっと。ほら。
それでみんなに、言わなきゃ、 ]
……だい、じょーぶ。
[ でも、ほら。やっぱり、言葉の意味が違う。 自分を守らないと、守るための言葉を言わないと。 あの日からどうにもならないみたいで、わたし。 ]
(57) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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………ごめん、ちょっと、
[ 少しでも落ち着ける場所に、いきたいなって。 あても無いけど、身を護りたかった。逃げたかった。
卑怯だなって思う。ほんとうに。 でも、逃げようって、嫌な事から思考は逸れて。 小さな言葉に反応した人がいるかすら、分からない。 そして脚はまた、のんびりとした動きで。 鬱陶しい程の光に満ちた廊下へ向けて、進む**]
(58) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[長々と続けた恵冬の説明に、真っ先に声を返してきたのは当の二人ではなく、帆北だった>>1:261 テレビでやっていた、という彼の言葉に力を得て、恵冬は戸惑いを隠せない様子の織部の問い>>1:249に頷く。
何故自分たちが学校に閉じ込められているのか。 それは知りようがないけれど、原因さえ解決できたのなら無事に元の世界に戻る事が出来るのだ。
だから、今、原因不明のまま学校に閉じ込められたと脅える必要はどこにもない。 安心して、この世界の時を過ごす事ができる。
この場に不釣り合いな笑みを浮かべて、恵冬はそう安堵した。 そうやって、置かれた状況を受け入れ、心ひそかに喜んだ。
――だって、ここには私を傷つけるものはなにもない。
物語の世界と一緒だ。 都合よく逃げ込んで、現実から目も耳も塞いでしまえる恰好の避難所]
(59) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[皆もそうだろうと思っていた。
『今、自分たちの身に降りかかっているのが何なのか』
その謎さえ解ければ、それで安心してしまえるものだと考えてた。 思考の食い違いに気付いたのは、帆北の『ホスト』が誰なのか、という呟き>>262があったから]
……ホスト。
[それが誰なのかを、恵冬は深く考えていなかった。
もしかしたら、私なのかもしれない。
あったのは、そんな朧な認識だけ。 きっと、このメンバーですごした文化祭のひと時を、誰より恋しく感じているのは自分だろうと思っていたから]
(60) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[ぎゅっと不安そうに本を抱きしめ、弱々しく目を伏せる。 誰かと目を合わせるのが怖い。 目を合わせたら、そんな自分の考えを見抜かれてしまいそうで。
そんな恵冬の動揺に、違う側から波紋を投げかけてきたのは、ぽつんと零れ落ちた七尾の言葉>>264だった]
……なな、ちゃん?
[いつも、どんな時だって頼れるはずの、恵冬の友人。 恵冬の立てた仮説だって、笑って受け入れてくれるものだと思っていた彼女。
その彼女が連ねる言葉に、確かに拭い去れない不安が沈み込んでいるように思えて]
(61) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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た、確かにだれも喧嘩してない、けど。
でも、逃げ出したくなること。 現実から目を背けたくなることって、誰にでもある、でしょ?
[微かに震えが混じる声で、そう問い返す。
恵冬自身は、そうだから。 重大な事件なんてなくても、きっと『逃げ出したい』という気持ちがこの場所を作ったのだろうと、理由もなく信じてた。
言葉は七尾の耳に届かなかったかもしれない。 彼女は、それくらい動揺して見えたから。
けれど恵冬は、晒し者にするみたいだ、という言葉>>268に肩を跳ね上げた]
(62) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[そう、だ。
もし恵冬が『ホスト』じゃなかったとしたら。 恵冬の仮説は、『ホスト』を追い詰める糾弾の矢になりかねないものなのだ]
(63) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[思わずさあっと顔色を無くして、恵冬は目を見開く。
そんなつもり、なかった。 話せば安心してもらえるかな、なんて、軽い気持ちだったのだ。
『ホスト』探しなんてするつもりはなかった。 恵冬は、まだ現実には戻りたくなかったから。
悄然と項垂れた恵冬の耳に、調子の変わった七尾の声が響く>>269
大丈夫、たぶん、なんとかなるよ。
何の根拠もない、けれど前向きで明るいそれは、いつだって恵冬を引っ張り上げてくれる免罪符だった。
でも今は、]
(64) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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|
……そう、だよね。
[胸の底にわだかまる、言葉にできない仄かな違和感。
ななちゃん、もしかして今、無理してた?
疑問が浮かび上がって、声に出せないままぱちんと爆ぜる]
(65) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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[ぎこちない空気を払拭したのは、織部が出した結論>>1:281だった。
少なくとも、彼の声は動揺していないように聞こえたから。 今ここにいる三人の中で、一番冷静なように思えたから。
だから、恵冬は縋るようにして彼の言葉に頷いてみせる]
うん、それで良いと思う……!
[皆に打ち明けるのは、一時保留。 そういえば、お腹が空いてきた、ような気がする。
朝はコーンフレークだけだったから、お昼まで持つだろうかって、不安に思っていたはずだった。 そんなこと、今の今まですっかり忘れていたけれど]
(66) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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|
私も、賛成。 腹が減っては戦はできぬって言うものね。
[顔を覗き込む七尾>>1:297に、改めてそう意思を表明した。
さっき感じた、彼女への違和感。 それを胸の内に伏して、ひそかに隠し持ったまま*]
(67) 2015/06/22(Mon) 02時半頃
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――現在・廊下の片隅――
[そんな風にして言葉を交わしたのは、ついさっきのはずだった。 問題を先送りにして、それで当面は解決できたと思ってた。
でも、今目の前に広がる光景。 それは、どんな言葉よりも雄弁に、現実を突きつける。
見たくなかった。 何が起こったのかなんて、知りたくはなかった。
それでも恵冬はチャイムと悲鳴に引き寄せられ、廊下の隅にへたりこんでる。 皆の輪から外れた後ろの方で、床に広がる赤を視認している]
(68) 2015/06/22(Mon) 03時頃
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風子、ちゃん……?
[マネキンがどんな状態かなんて、距離が遠くてはっきり確認できないけれど。 その方がいいのだと、そう思った。
そうじゃなきゃ、恵冬はきっとこのまま立ち上がれなくなってしまう]
なんで、一人でふらっといなくなっちゃったの……? どうして、そんなところに倒れてるの……?
[掠れた声で呼びかけても、答えなんて戻ってくるわけがない。 わかっているけれど、止まらない。
だって私、ほかにどうしたらいいのか――]
(69) 2015/06/22(Mon) 03時頃
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[泣きそうになったその瞬間、閃いたのはここに来る直前にひとり立ち去ったひなこの姿>>58
駄目だ、と思った。 今、ひとりぼっちになったら駄目だ。
だって、風子ちゃん――
そう考えた途端に、恵冬は立ち上がっていた。 ふらり、と足を動かして、その場から身を翻す]
ロビンちゃん、探さなきゃ……。
[もし、彼女までいなくなってしまったら。 これ以上誰かが欠けてしまったら、恵冬は自己嫌悪で打ちのめされてしまいそうだ**]
(70) 2015/06/22(Mon) 03時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 03時半頃
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/* さて、4F建設ですね トンテンカンテン もう増やしちゃっていいよね。1日目であらかた確認した方がいいところは確認してるよね…… しっかし、秋野がまだ離脱してないからどうしよう……
(-28) 2015/06/22(Mon) 07時頃
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―一階廊下― [そこには既に織部と七尾が居た。 その二人の合間からそれを見て、ただ呆然と立ちすくむ。
遅れてきた万里があげた悲鳴>>16がどこか遠い。
――よりによって、なんで赤いんだ。
織部に役割を任せてしまったこと>>32を申し訳なく、情けなく思いつつも、目はそれから離さない。離れて、くれない。 それに賛同する七尾の声>>37も聞こえている。けれど、足は動かない。この場から離れようと思わない。 級友が立ち去っていくのも知っている。 けれど、ここから離れたくなかった。
それの胸元で光るペンダントが、色とりどりのライトを反射して光る。
――原色は嫌いなんだ。]
(71) 2015/06/22(Mon) 07時頃
|
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[しかし、それをずっと放置するのも忍びない。 血だまりの中に足を踏み入れる。 上履きが赤を吸って侵食される中、濡れた音を立てながらそれへと近づいた。
それのすぐ横まで歩み寄り、しゃがむ。それの、膝の部分に腕を差し入れ、首を支えるように肩を引き寄せる。よっこらせ、と立ち上がって廊下の隅へと運んだ。
荷物を運搬するようには、流石に出来なかった。
乱れていた四肢や、服装を、異性が出来る程度に整える。 上着を脱いで、それの胸から腿にかけてを覆い隠すようにかぶせた。
――もしも、白だったら。完璧だった。]
(72) 2015/06/22(Mon) 07時頃
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[その場にしゃがみ、それを見つめる。 相馬がいつこれになったのか。 それとも、これは相馬ではないのか。 これは何故落ちているのか。 これは何故ペンダントを持っているのか。
――そんなことはどうだっていい。
凪いだ目で、それを見つめる。]
(73) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
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|
……いいなあ。
[こぼれた言葉に、自分がいちばん驚いた。 なんで、今。こんな事。 見開いた目でそれを見つめる。動かないそれを、なんで羨んだのだろう。
動けなければ、死んだことと同じだろうに。 ――ああ、そうか。浮かんだ疑問が氷解する。
そうか、羨ましいのか。 羨ましく思うほどに、自分には過ぎると思っているのか。
どんな形であれ、どんな場所からであれ、いち早く脱出した彼女が羨ましかった。 そっと、それに手を触れる。 冷たく固い感触は、いつかのこれに似たものとは全く違っていた。*]
(74) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
|
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―回想・高校三年生夏休み後― [目の前に置かれた、進路表。 黒いボールペンで書かれた字の横に、赤いチェックが書かれていた。
先生が何かを言った。 母さんが何かを言った。
何も言わずに、目を閉じた。**]
(75) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 07時半頃
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/* どんどんフラグを立てていく作業
(-29) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
|
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[行っちゃうの、と誰かの声が呟いた。 誰の?──自分の? そう、行っちゃうの。 分かった、じゃあね。元気でね。
相馬風子は帰還する。 そして、現実世界への帰還は、同時にこの世界での死を意味する。 死の象徴は、真っ赤な真っ赤な赤色だ。 秋野智広は、それしか知らない。 だから、落下したマネキンの周りに広がるその液体は、鉄の匂いをした、赤い、液体。
──8時50分の、チャイムがなる。*]
(*0) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
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/* 赤窓んとこ
人狼陣営 ルール「タブラの人狼」「死んだら負け」
てなってるんだけど、死んだら負けってなんかすごく修造的 死んだら負けなんだ!生きろ!ハイ
(-30) 2015/06/22(Mon) 07時半頃
|
|
──少し前:教室──
[言い訳のように、つらつらと並べた言葉たち。>>14 あんなに楽しかったのに、それでいいじゃんとさえ思っていたのに、何だか怒られてしまいそうな心地で、ひなこの言葉を待つ。 ほんの少し上擦りながら、いつものように──それとも、"いつも"を装って?──駒鳥ひなこの声が響く。>>48 良かったぁ。ひなちゃん、怒ってない。 秋野は、ほっとして笑う。]
……うん、そーだよ。 あ、ねえ、ひなちゃん。こっち、飲み物もあるよ?
[半ば無理やりに話の方向を曲げる。 話はそのまま、"いつも通り"へ、逸れていっただろうか*]
(76) 2015/06/22(Mon) 08時頃
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──時の止まった校舎 4F──
[北洋高校の校舎は、3階建てだったはずだ。 1階、2階、3階。そして、屋上。
相馬風子のマネキンが出現した後に、3階まであがった者は、気づくかもしれない。 そこに、有るはずのない4階へと続く階段があることに。 或いは、それは教室の窓からも見えるかもしれない。]
(77) 2015/06/22(Mon) 08時頃
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[さて、ここで思い出してほしい。 文化祭の時、みんなで作った洋風のおばけ屋敷。
コウモリのモビール、おばけのランタン。壁には煌めくくもの巣。>>0:201 受付の愛らしいメイドや、いつもより畏まった素振りを見せる執事はいないけれど。
3-1の教室が相変わらず平常を保っているのと引き換えに、突如出現した4階には、まるであの日のお化け屋敷をそっくりそのまま移したような風景が広がっていた。 ただひとつ違うのは、そこが迷路のように入り組んで、広いこと。 一歩足を踏み入れれば、迷いに迷った末に、結局入口へと戻ってきてしまうだろう。 その、よく見知ったお化け屋敷の形を模した迷路に、屋上へ通じる道は、ない**]
(78) 2015/06/22(Mon) 08時頃
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/* 迷って結局かみさま視点てゆーかホスト視点で投下しちゃった……遅くなっても、めいちゃんと徹くんが探索したくても出来なくなっちゃうだろうし秋野ばかり発見するのもなんかあれだし。 しかしなんか横柄な書き方になったので気を悪くした人いたらすみません 狼難しいなー
(-31) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* キャラクターを色で見てみようって試みをしたいんだけど、 今のところひながイースターの色で、 織部がなんか思慮深い色で、 秋野が春色…………
>>秋野なのに春色<<
(-32) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* 1村で由良やった時と似たような文書いてる。ちくしょう文で透ける……
(-33) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* それ以前にひとりとして色じゃない罠
(-34) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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うおーー!4階出現してた!
(-35) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* なべさん、神楽くんか秋野くんだと思ったけど名前呼び間違えてたから秋野くんかなあ 脱いでないから確信できないけど朱美ちゃんはみゅーらさんな気がする
(-36) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* 村建て反応はっや ありがとうございます……
(-37) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* つーか屋上使いたかった人いたらどうしよう!!!! 何も考えてなかった!!!! ……つ、使いたい人いたら屋上への階段を建設してください……メモに一応何作ってくれても大丈夫って書いたし……
(-38) 2015/06/22(Mon) 08時半頃
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/* >>72服装で差別化 赤い上履き、赤く染まったワイシャツの描写入れ忘れ 上着も赤くなってると思う
何か持ち物を残していこうかと思ったのだけど、寺田としては何も残したくないので、マネキンにかけた上着以外は全部持っていこう。
あと、スマホじゃなくて携帯なんだぜってことをもっと強調したい。
(-39) 2015/06/22(Mon) 09時頃
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/* 私が思う寺田は、 男子たちで海に遊びにいったら真っ先に砂浜を掘って(途中から秋野が参加)、神楽と共謀して帆北埋めて、ナイスバディーに砂を盛って織部に爆笑される ような立場なんだけど。そして、ボケ。 本来の性格と、立場による仮面のギャップ美味しいです。
(-40) 2015/06/22(Mon) 09時頃
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/* 違う、秋野くんはないから神楽くんかな
(-41) 2015/06/22(Mon) 09時頃
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[しずくの背中を神楽の方にぽんって押して、 さあて、教室に戻ろう。そうして、態勢を立て直そう。 そのつもりで、忘れ物がないか確認するみたいに、くるっと振り返って。]
……寺田?
[さっきまで血だまりの中、倒れ伏していた人形が、その位置を変えていた。 それに、そっと触れる、我らが委員長。>>74 見てしまった。]
あ……、
[考える。考えてから、笑う。]
(79) 2015/06/22(Mon) 12時頃
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動かしてくれたんだ、ありがと。 言ってくれたら、手伝ったのに……
[歩み寄る足を止めたのは、言葉が萎んだのは、 近づいた先で、彼が、とても静かな目をしていたから。
もう一歩踏み出そうとして、ぴちゃん、と足下の赤が足に跳ねた。 嘘みたい。生ぬるい温度が、そこにはあった。
少し、ためらった。今、寺田、ここにいないんだ、たぶん。 呼び戻さないと、って、もう一度名を呼んだ。]
寺田、
[同時に、手を伸ばして、腕を引こうとして、 あの子のほっそりした白い手とはちがう、 何度もマメがつぶれて治って、それを繰り返した掌が、シャツの上から触れる。 立つように、って促すみたいに、軽く力を込める。]
(80) 2015/06/22(Mon) 12時頃
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いったん、帰ろ。みんな心配するよ。
[ね、と声をかけながら、明らかに普段と様子の違う寺田に、 どうしたの、なにがあったの、とは、聞けなかった。 蘇ったのは、昼に聞いた言葉。 『ホストになるのは、精神的に衰弱した者が多い』 ……なにも、聞けなかった。*]
(81) 2015/06/22(Mon) 12時頃
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/* チップ眺めてたら思いの外お胸が豊かなことに気付いておーう BかCくらいで…………そんなイメージ あとピアス特になにも考えていなかったんやで
(-42) 2015/06/22(Mon) 12時頃
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─少し前/廊下─
んーん、あたしは、ダイジョーブ。 神楽は、しずくのこと、ちゃんと見ててあげて。
[控えめにかけられた言葉>>45に、 ヒラヒラとあいてる方ので振って、軽く笑ってみせる。
最後に、しずくの背中をよしよしって何度か撫でた。 先に帰ってな、って、背中を軽く押して>>79、 連れてってやって、って視線を、神楽に送る。*]
(82) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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[遠くで声がする。 言っている内容は不明瞭で、意味すら上手く聞き取れない。
ただ、手から伝わる温度だけが冷たい。
冷たい底へと沈んでいく意識の中、突然肩に力がかかった>>80。 大げさなほどに体が震える。 喉の奥に引っかかったような声が出た。 ぽかん、と口を開いたまま、ノロノロと顔を上げる。]
な、なお。
[何度も瞬きをしながら、肩をたたいた人をみとめた。 さっきまで、何をしていたんだっけ。 確か、それを動かして、そして……その先が抜け落ちたかのように思い出せなかった。]
(83) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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[帰ろう、と提案する彼女におとなしく頷く。 もう、ここで出来ることは何もない。 俯いたついでに服装を確認する。動かしたときだろうか、ワイシャツに赤がべったりとついていた。 あとで、洗わなくては。
教室へと向かう途中、一度後ろを振り返る。 自分で動かしたそれは、相変わらずそこに在り続けていた。*]
(84) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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/* ミスリ要員がものすごく多くてすごいなぁって思う。 たぶん現状は、徹くんとしずくちゃんあたりがいちばんホストっぽい。 いや、この世界にきゃっきゃしてるあたり秋野も怪しいんだけど、悩みなさそうだもんな。
(-43) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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/* こくばん >>1:315 >>1:328
追っかけてないと俺がわからなくなるんです 中の人のあたまがよわい
(-44) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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―回想・中学三年― [気を使ってくれたんだと思う。 親同士からすれば、何ヶ月も何年も一緒にいて、思いを確かめあえていたのかもしれない。 けれど、子供にとってみれば、いきなりぽっと出てきた大人が自分の親をかっさらうのだ。 簡単に受け入れられるのは少数だろう。
事実、祝福しようと決めていた自分ですら、あの女性と出会った日は寂しくて帰った後に少しばかり泣いたのだから。]
(85) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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[親父も、あの方も、結婚を急がなかった。 最初は二ヶ月に一回。 一年して、一ヶ月に一回。 半年後には、二週間に一回。 その三ヶ月後には週イチ。
そんな、ゆっくりとしたペースを保ってくれた。]
(86) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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[二人にとっては焦れるような、そんな期間だったのだと思う。 けれど、そうやって慣らしてくれたおかげで、自分は四人に慣れることが出来た。
それは多分、三人の弟妹も同じだった。
段々と笑顔を見せてくれる未来の弟妹が可愛くて、三人のために何かをしたくて、手始めに一番上の子の宿題を見たら、ますます懐かれた。 そのことを報告した時の親父の顔は、だらしなく緩んでいて。 親父、自重。と突っ込んだ。**]
(87) 2015/06/22(Mon) 12時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 12時半頃
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うん、そう。あたし。 ねえ、寺田。あんた、すごく顔色悪いよ。
[いつもより、出てきた声は小さかった。 少し落ち着かない様子>>84に、 ただ、頷いてついてくる姿に、 少し泣きたくなる。 こういうとき、どうしたらいいのか。
べたりと派手に赤錆色がついてしまっているシャツ>>84をみとめて、 次に自分の足元に視線を落とした。
上靴にべっとり。靴下や、肌に、所々跳ねた錆。]
……そんなカッコで戻ったら、みんな、びっくりしちゃうよ。
[ああ、なんでそんなことにも気付かなかったんだろう。 また、嗅ぎ慣れたにおいが鼻をついた。 何かがせり上げそうになるのを、無理やり押し込める。]
(88) 2015/06/22(Mon) 15時頃
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[今度こそ、声のトーンをあげた。いつもみたいに。]
保健室、替え、あると思うからさ。 そこだし、寄ってかない? これじゃ、あたしたちが、ホラーだよ。
[なにも面白くないのに、ケラケラと笑い声を立てたら、 静かな、空っぽの校舎には、妙に大きく響いた。
保健室も、ホームルーム教室も、もう、すぐそこ。*]
(89) 2015/06/22(Mon) 15時頃
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――回想・“Why Killed Cock Robin”―
[けいとちゃん、と。
まだ呼ばれ慣れていない愛称に驚いて顔を上げると、そこにはひなこの姿があった。
読みかけの小説に栞を挟み、少し戸惑いを残した表情のまま机に伏せる。 手作りのブックカバーは、恵冬が手芸店で一目ぼれした、アンティークタッチの薔薇と小鳥の布地を使ったもので、描かれている鳥は彼女の苗字であるコマドリに似ていた]
ロビンちゃん。 ……えと、どうしたの?
[数日前、ふわりと花が綻ぶみたいに笑ってくれた彼女>>0:262 あぁ、なんて眩しいんだろう。羨ましいな、って。 そう思った事は、まだ記憶に新しい。
なのに、今日の彼女は何か躊躇しているふうに見えたから。 何か大変なことがあったのだろうかと、彼女を見つめ返す瞳に不安と心配が混ざり合う]
(90) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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[返答の代わりに目の前に示されるのは、“Who Killed Cock Robin”と書かれた一冊の本。 マザーグースだ、と目を瞬かせ、それより数秒遅れて本のタイトルと彼女の繋がりに気が付いた。
色んな物語で題材として取り扱われる、マザーグースの有名な一遍。
“誰がコマドリ殺したか”
“それはわたし、と雀が言った”
冒頭の一文がよみがえり、無意識にまじまじと、本に隠れるような彼女を見つめてしまった。 穏やかな陽だまりみたいな、憧れずにはいられない女の子。
“駒鳥”ひなこちゃん]
(91) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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どうして、って……。
[居場所を無くした子供みたいにぽつんと、頼りなげに零された疑問>>1:291に、恵冬は返す言葉を見つけられなかった。 慌てて取り繕いながらも、居た堪れなさそうに俯く様子に、どうしようもなく胸が痛む。
でも、何か言わなくちゃと焦るたびに、こんな場面で掛けるべき、最適な言葉は遠のいていってしまう。
誰がコマドリ殺したか。 詩の中では、Who done it(誰が殺したか)もHow done it(どうやって殺したか)も明確だ。
なのに、決してWhy done it(何故殺したか)は語られていない。 ただ淡々と、葬儀の段取りを進め、悲しむ小鳥たちがいるばかり。
恵冬自身も、そこに疑問をさしはさんだ事はなかった。 だって、よくこの詩が題材にされるミステリー小説では、“駒鳥”を殺した“雀”の動機は明確だったから]
(92) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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わ、私、どうして駒鳥が殺されちゃったのかは、わからない。
……でも、雀はきっと、殺したくて駒鳥を殺したんじゃないかなって、そう思うの。
[長いこと言葉を探した末に、沈黙を破ったのはそんな言葉だった。 困惑したまま、けれど労わるみたいにひなこを見つめて、一生懸命にたどたどしい言葉を紡ぐ]
詩の中で、誰もコマドリを殺した雀を責めないの。 最後にはすべての小鳥たちが、コマドリの死を悼んで悲しむの。
それってきっと、雀もコマドリを愛していたからじゃない、かな。
[そうじゃなければ、“全ての小鳥”なんてフレーズは挟まらない。 そうして、だからこそ恵冬は、この詩の中に恐ろしさや気味悪さより、温かくも哀しい物語を読み取るのだ]
(93) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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私、この詩を初めて知った時。
死んじゃったけれど、皆に愛されて悲しまれるコマドリは、羨ましいなぁってちょっとだけ思ったんだ。
[それは部外者の勝手な感想でしかないけれど。 恵冬では、多分たくさんの小鳥に嘆かれるコマドリにはなれない。
目の前の、ふわりと柔らかい雰囲気を持つ、可愛らしい少女のようにもなれない]
愛されていれば、雀に殺されるのが怖くないって、そんな事は言えないけれど。 でも、雀の動機は憎しみじゃないと、そう思うよ。
[慰めにもならないことを言っているなって、そんな自覚は確かにあった。
それでもあの時は、そして今も。 恵冬には、きっとそんなこたえしか導き出す事ができない――*]
(94) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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/* けいちゃんもしずくちゃんもひなちゃんもあけみちゃんもめいちゃんも可愛いから……!かわいいから……!(だんだん
(-45) 2015/06/22(Mon) 15時半頃
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――現在・廊下――
[ぱたぱたと上靴を鳴らし、何かから逃げるみたいに廊下をひた走った。
こんなとき、長いスカートはいつだって煩わしい。 足にまとわりつくみたいなそれに涙目になりながら、それでも足を止められずに真っ直ぐ進む。
たしかあの時、ひなこは恵冬たちと反対の方向に向かった気がする。
ごめん、ちょっと って。 そう囁くように言った時>>58、彼女はどんな表情をしていたのだったか]
(95) 2015/06/22(Mon) 16時頃
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ロビン、ちゃん……!
[教室の横を走り抜け、彼女が向かったと思しき方向へ。 あの時、すぐに追いかけなかったから、もうその背中はすぐには見つからなくて。
心配しているのか、縋りたいのか、自分でも判然としない声を出して、彼女の名前を呼びかける。
皆、動揺してた。 風子を模したみたいなマネキンに、床を濡らす夥しい量の出血に>>#3
七尾は気分悪そうにしゃがみ込み>>18、寺田は呆然と立ち尽くしていて>>71 しずくの息苦しそうな嗚咽>>31が、まだ耳から離れない]
(96) 2015/06/22(Mon) 16時頃
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[風子をあんなふうにしてしまったのは。 あんな恐ろしい現場を作り上げたのは。
――手を汚した『ホスト』は、一体誰なのだろうか]
(97) 2015/06/22(Mon) 16時頃
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わ、わたし、……っ。
[私じゃない、と、否定する言葉が紡げない。
自分にはないものを持っている皆が、羨ましくてしかたなかった。 いいなぁ、私もああなれたら。
そう思う気持ちの底に、ちらちらと胸を焼く醜い感情も潜んでいること。 恵冬は、それをきちんと自覚していたから。
妬ましい、と。 憧れの影に嫉妬の刃を、隠し持ってる自分の事を]
(98) 2015/06/22(Mon) 16時頃
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[もし、自分があんなひどいことをしたのなら、埋め合わせしなきゃと思った。
ロビンちゃんを連れ戻そう、皆に本の事を打ち明けよう。 そうして皆で意見を出し合えば、きっと事態は解決できる。
何の根拠もなく、縋り付くみたいにそう信じた]
ロビンちゃん!
[もう一度、名前を呼んで。 彼女の行く先の手掛かりを、探す**]
(99) 2015/06/22(Mon) 16時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 16時頃
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/* 水瀬の引き出しがほんとすげえなっておもう
3−1の知識担当や……
(-46) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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― 消失した回想・野球少年と“エリス” ―
[中学3年になったばかりの頃、だった。 練習で少し無理をしすぎて、脱水症状を起こし、病院へ連れて行かれた。
結局は何事も無かったが、医者の先生から「休む時はしっかり休まないと、いつか大きな怪我をするぞ」と釘を刺されて、ばつが悪かった。
その病院での診察の帰りに、休憩室に寄ってスポーツドリンクを買う。 自販機に手を突っ込んで冷えたボトルを持ち、待たせている顧問の先生のところへ戻ろうとした、その時。
どこからともなく感じる、煙草の香りと。 咳き込みながら床に突っ伏す人影が、視界に入った。]
……大丈夫ですか!
[咄嗟に駆け寄って、その肩を揺する。 その人は、病院の患者服に身を包んでいて、細身で、小柄の、灰色のセミロングの髪をしている――女性だった。]
(100) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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「……ごほっ、ごほっ。……はぁ、はぁ……。なんでもないです。ごめんなさい。」
[その女性が咳混じりに吐き出した声は、まだ若くて。 どこか儚げな顔立ちを目にすれば、まるで俺と同年代くらいに見えた。]
人を呼んでくるから。ちょっと待ってて。
「いいです、やめてください。自分でやったことですから。」
自分で……? そういや、どうして病院で煙草なんて。
[俺の手から逃げるようにして立ち上がる彼女は、息を整えると、睨むような目で俺を見てきた。 かなりの小柄で、俺の胸のあたりに頭が来るような身長差だった。俺がでかいのもあるが。]
「……捨ててあったのを拾ったんです。 早く死ねるかと思って。……思ったよりマズいですね、これは。」
[どこかガッカリした様子で、持っていた煙草とライターをゴミ箱へ捨てる彼女。 俺には、訳が分からなかった。]
(101) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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「心配させてしまいましたね。いいんです、私は。」
[そう言って立ち去ろうとする彼女を、そのまま見送っておけなくて。 強引に肩を掴んで、考え無しに、引き止める。]
良くない!……だろう。 なんで、そんな、早く死ねるだなんて。
[振り向く彼女の顔は、皮肉めいた表情を浮かべていた。 相手をすることすら億劫かのように。]
「物好きですね。……助かる見込みの無い重病人に関わると、ロクな目に合いませんよ。」
重病人?
「ええ。内臓がぐしゃぐしゃに壊れていて、ほとんど使い物にならなくなるんです。 病院の資源とお医者さんたちの労力を無駄に食い潰したところで、あと数年持つか持たないか、だそうで。」
[絶望的な事実を、あっけらかんと語る彼女を見て、何とも言えない気持ちが込み上げてきた。]
(102) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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……だから、死んでもいいって思ったのか? 煙草なんて吸って、苦しいのを望むように、そうやって。
なんで諦めるんだよ……まだ、諦めなければ奇跡が起きるかもしれないだろ。 どんな病気も助けてくれる凄腕の先生とか、来てくれるかもしれないだろ?
[――つい、そんな青臭いことを口にしたのは。 ヒーローに憧れる、夢や希望を抱いた中学生の少年だったから、だろう。 俺だって兄貴のように、弱い者を守ってあげられると、力になってやれると、そう思い込んでいたから。]
「……それは素敵なお話ですね。 それで? その素敵なお話で、私がどうにかなると思ってるんですか、先輩?」
……あ、いや俺は……、ん? 先輩って?
[呆れたように話を続ける彼女が、俺のことを“先輩”と呼んだ。 不意打ちされたように、俺は硬直する。]
(103) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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「あなたの着ているそのジャージ、知ってますよ。3年生の、帆北先輩。」
[指摘されて、少し慌てた。 部活の練習中に病院に連れて来られたものだから、その時にジャージを羽織ったままの格好でいた。 胸元にはハッキリと明確に、見れば分かるように、“3年 帆北”と名前が書かれてある。]
「私も、同じ中学の生徒です。2年生。もう、長いこと登校してませんけどね。」
お、おう、そうだったのか。
[同年代の女の子。その若々しい見た目通り、後輩だという事実に納得した。 長いこと通っていないなら、俺が知らなくても無理はなかっただろう。 だが同時に、こんなに病に苦しんでいる後輩がいるなんて今まで知らなかったことを、恥じる気持ちになる。
儚くて、今にも消えてしまいそうな微笑みを浮かべる彼女は、からかうような瞳を向けてくる。 おそらくは病によって色素の薄い灰色の髪が、顔の動きに合わせて揺れた。 その外見から抱く印象は、美少女、と呼ぶに恥ずかしくないだろう。]
(104) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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「雨宮 恵梨寿です。……あまみや、えりす。 珍しい名前でしょう? 残念ながら、踊り子ではありませんけどね。」
踊り子……? 何の話だ?
「あら? ……『舞姫』、読んだことありませんか、もしかして。」
[自己紹介を受けて、確かに珍しい名前だとは思ったが、聞き覚えがなくてきょとんとする。 雨宮は俺の顔を覗き込んだ後、ちょっと待っててください、と言ってどこかへ行った。
1分くらいして、戻ってきた雨宮は、一冊の本を俺に差し出してきた。]
(105) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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「差し上げます。ぜひ読んでみてください。」
[――『舞姫』と表紙に書かれた小説だった。 読書は苦手だ。いつも読んでいたのは、漫画やスポーツ関係の雑誌だけだったから。]
「もし先輩が、こんな私の話し相手にでもなってくれるというなら。 ぜひ、感想を聞きたいですね。……退屈ですし。」
[だけど、そんな彼女の言葉を聞いて、俺はあっさりと頷いた。]
分かった。またな、雨宮。 絶対にまた来るから。
[薄く微笑む彼女を見て、そうだ、これぐらいなら俺にもできる、と、そう思った。 病気はどうにもならなくても、俺がいることで、少しでも生を諦めずにいてくれたら。
それは、“エリス”との偶然の出会い。
思い出すことのできない、大切だったはずの記憶のひとつ。*]
(106) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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/* 長いんだけど、これまだ3分の1なんだよね……(土下座
(-47) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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/* 雨宮 恵梨寿(あまみや えりす) 外見のイメージキャラチップは、「病人 エリアス」 そこに美少女設定を付け足した感じで。
実を言うと、最初は舞姫を出すつもりはなかったのでした。 健五郎に関わるNPCの設定を考えていく上で、外見のイメージはエリアスにしよう!と思って、 名前はエリアスをもじって「エリス」でいいかなーって思ったその瞬間、ピンとひらめいただけなのです。
膨らませてくれた水瀬にはマジ感謝……!
(-48) 2015/06/22(Mon) 17時頃
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……ゴローちゃん、大丈夫?
[汗を拭う>>55少し顔色の悪そうな彼に、訝しむような声を掛ける。校内は適温に保たれているから、走りでもしないと汗なんて流すこともなさそうだが。
言葉に詰まったその先を促すように、黙って彼>>56を見据える。彼が聞きたいことは、なんとなく予想はついていた。 異常はあんなにもわかりやすく訪れたのだから。]
風子が何処に居るかは知らない。
[彼の問いに結論を端的に述べる。脳裏に過るのは、色濃く記憶にこびり付いたあのマネキン。
まるで、相馬風子の死体のような。
違う、あんなのは風子じゃない。何処からどう見てもただのマネキンだっただろう。見えてないものを見ようとするな。 マネキンに彼女を重ねそうになる脳内を叱責した。]
(107) 2015/06/22(Mon) 18時頃
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悲鳴がした方を見に行ったら、 廊下にマネキンが倒れてた。
[きっと誰かの悪戯だと思い込みながら、あの状況を思い返す。風子の居場所に対する手掛かりになるとは思えなかったが、状況は伝えておいた方がいいはずだ。 湧きあがる不快感を抑えつけながら、できる限り客観的に見たものを言葉にした。]
マネキンには女子の制服着せてあって、 辺りに血みてーな液体がぶち撒けられてた。 ……もう一度言っておくけど、 ただのマネキンだからな。
[居合わせたクラスメートの反応を思い出して、あくまでマネキンであることを強調する。あれはただのマネキンだ。そうに違いない。
窓も扉も開かない。外に出られない。こんな状況下で起こった異常が、ただの誰かの悪戯なのだろうか。 浮かびかけた疑問は、まだ直視できそうになかった。*]
(108) 2015/06/22(Mon) 18時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 18時頃
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/* メイがあんなにふわふわしてるのにハルがすごくピリピリしててわらう
(-49) 2015/06/22(Mon) 18時頃
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[頬に手を当てる。 そんなことをしたって、顔色が見えるわけでもないのだけれど。 頬は少し冷えていた。]
そうかな。 気分が悪いとか、そういうのは無いんだけれど。
[嘘はない。立ちくらみもないし、吐き気もない。 ただ少し、地に足がつかないような。浮いている気分ではあるけれど、それだけだ。]
(109) 2015/06/22(Mon) 18時半頃
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[七尾に言われ>>88もう一度自分の服装を見る。 確かに、これじゃあどこかで一人襲ってきたみたいだ。]
本当だ。 七尾も、気持ち悪いだろ。保健室寄ろうか。
[ケラケラと笑う七尾に合わせたるように、喉の奥で笑う。 現実味は未だにやってこない。]
(110) 2015/06/22(Mon) 18時半頃
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―保健室― [ガラリ、と保健室のドアを開ける。
まずはタオルをロッカーから引っ張りだして、七尾に渡す。 替えたいのはワイシャツと、出来れば靴下だろうか。]
上履きから染みたな。 まあ、俺はそんな酷くないや。
[靴下に関しては、七尾のほうが重症かもしれない。
で、ワイシャツはどこだろう。 あまり保健室のお世話にならない弊害が、ここに来て現れていた。**]
(111) 2015/06/22(Mon) 18時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 18時半頃
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─保健室─
寺田は、まずシャツ変えなきゃ、話になんないけどねー、 ……っと、サンキュー。
[気持ち悪いだろ、と言われるけど、>>110 寺田の格好の方が、傍目にはヤバイわけで。 タオルを受け取って、とりあえず腕に引っ掛けておく。
生憎、健康優良児。保健室に馴染みなどなく。 適当に漁れば見つかるかなあ、なんて考え。 だけど、最後に来たのいつだったか、そう、記憶を漁って、思い出す。]
あ。寺田、ベッドの下だ。
[言いながらも、自分が動く。 よ、っと躊躇なくしゃがんで、ベッドの下に腕を突っ込んで引っ張り出すのは、 たくさんの制服が詰まった、半透明の収納ケース。]
(112) 2015/06/22(Mon) 19時頃
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[夏。あまりの暑さに耐えかねて、 最初は肌の出てる部分だけ。裸足になった足の、膝から下だけ。 そうやって、何人かでこどもみたいに水遊びをしている内に、 やりすぎたあたしは、見事にびしょ濡れになっていて。]
前、借りたんだよね、制服一式。
[さすがに呆れられもしたけど、楽しかったなあ、って。 蘇りかけた別の何かを、押し込めて、
今度はこっちから、適当にそれっぽいサイズのシャツと、男子用の靴下を、 寺田に向かって軽く放った。]
(113) 2015/06/22(Mon) 19時頃
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[自分の分も、靴下を引っ張り出したら、収納ケースはしまい直して、 タオルを手洗い用の水道で濡らして、適当に椅子に腰かけた。 上履きも靴下も脱いで、さっさと赤錆色を拭き取っていく。]
来客用のスリッパ、たしか、どっかにあったよね。
[事務室だったかなあ、そう呟くのと同じ調子で、 くるりと後ろを向いて、壁に向かって、言う。]
あ、ごめん。あたし、後ろ向いてるからさ! 寺田、シャツ着替えたら?
[保健室の靴下は、ゴムが緩みきっていて、 少し歩いたら、ずるずると下がってきそうだった。 けど、まあ、仕方ないな。
しん、とした部屋の中で、ぼんやり、壁に向かって、 押し込めきれなかった記憶の断片をなぞっている。*]
(114) 2015/06/22(Mon) 19時頃
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/* ここで「先に外でてるね」ってのは思いつかないあたりが七尾さんの七尾さんたるところです
(-50) 2015/06/22(Mon) 19時頃
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―教室―
[教室に戻ろう、なんて言ったのはいいものの、かといって何かするわけでもない。出来るはずもない。 席に座る事もせず、ただ、教室に戻って来た面々を、ぼんやりと眺める。 酷く思考が鈍っているのは、変わり続ける状況に、頭が追いついて居ないからか。
脳裏に過るのは、まるで、階段から足を踏み外したかのように、血だまりに沈んでいたマネキン。 相馬のペンダントを着けていたマネキンが、相馬だとも限らない。けれど、彼女はここにはいない。タチの悪い悪戯をする奴だとも思えない。なら、それが答えなのだろう。
追いつかない頭を、無理矢理納得させた所で、何かを飲み込んだような感覚は消えやしない。 立ち去る間際に向けられた、困ったような、縋るような目線を思い出す。
あぁ、もう。参ったな。 どうしろっていうんだ、俺に。]
(115) 2015/06/22(Mon) 19時半頃
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[楽しかった文化祭の光景と、血だまりに伏すマネキン。 両極端のようなそれらからは、ホストの正体も、原因となった出来事も、とんと検討がつかない。 彼、ないし、彼女が何を望んでいるのかも。
息を吐く。けれど、鉛を飲み込んだような不快感は拭えぬまま。 ぼんやり、文化祭を切り取って来たような、賑やかな廊下を眺めた。**]
(116) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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……俺は平気だ。
[>>107ハルに心配などさせたくはない。 頭痛を押し隠して、なるべく平然な表情をしようと努める。
彼から教えてもらったのは、相馬の話ではなく、マネキンの話。 廊下に倒れていたらしい、女子の制服を着た、血のような液体を撒き散らしたマネキンの話。]
……そうか。大変なことになってるんだな。 後で、見に行く。
[聞かされた話からは上手くその画をイメージできなかったが、何かを押し隠そうとする彼の顔を見て、それだけ言う。 倒れているのは相馬ではなく、あくまでもマネキンだという。 だが、それでどうして血が流れる? 分からなかった。
やはり、頭を使うべきではないのだろうか。疲れるだけだ。]
(117) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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……俺よりも、藤堂は。 藤堂は、大丈夫なのか。
[入れ替わった時の様子を、俺は知らない。 さっき被服室で目にした、あの、どこか不安定な様子だけを覚えている。
ハルを呼んで、尋ねようとしていた覚悟が、固まらない。 言葉にしようとして、喉に引っかかる。]
……藤堂は、大丈夫、なのか。
[繰り返し、出てきたのはそんな言葉だけ。
――『ホストになりやすい者は、女性や幼い子供、そして、精神的に衰弱した者が多い』 水瀬が話していた本の内容と、俺がテレビで聞いた内容が、繰り返し反響する。
直接問い詰める勇気など、やはり無かった。*]
(118) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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『七尾さんって、男好きなの? それとも、男になりたいの?』
(119) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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[過去を振り返ろうとしたとき、いつもそこに立ち戻る。
夏の放課後。夕焼け。足下からも伝わる熱。 蛇口を全開にして、浴びるように水を飲んでいた。 屋外に設置された水道で、短い髪を、びしょびしょに濡らす。
上履きが砂利を踏む音に、振り返る。 仄かに赤い日の中に、短いスカートが揺れていた。]
『七尾さんってさあ』
[クスクス、クスクス。重なる密やかな笑い声。
あ、練習、見に来てた子たちだ。思い出す。 高い声で、歓声をあげていた、あの子たちか。
手折れそうに、細い四肢。 柔らかそうな髪を、細い、白い指で梳く、その仕草。 校則違反のはずの、鮮やかな色のカーディガンを揺らして、 大きな、澄んだ瞳を瞬かせて、細めて、彼女たちは笑った。]
(120) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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『七尾さんって、男好きなの? それとも、男になりたいの?』
[その囁きに、傷つくでもなく、戸惑った。 その姿さえも糧に、少女たちは甘やかに笑う。 クスクス。クスクス。夕焼けに響く笑い声。 かあっと顔に熱がのぼって、顔を隠すように俯いたら、 彼女たちは一際高く笑って、 それから、スカートをひらめかせて去っていった。
きっと、彼女たちにとっては、些細な遊びだった。 ただ、そこにいたから。ちょっと声かけてみようよ。 きっと、その程度のこと。七尾さん、変わってるから。 それだけの、こと。]
(121) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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[誰もいなくなった校庭の片隅で、 少しの間、かけられた言葉の意味を考えていた。
そして、気付く。 そういえば、あたし、女だった。 そんなこと、今まで、考えたこともなかった。]
(122) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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[中学生になったら、さすがに、男子には勝てないだろうなあ。
そう考えるのとは、まったく別物の。
今まで、問題なくやってきたじゃん。 楽しかったじゃん。頑張ってるじゃん、あたし。
そんな、自分に言い聞かせるような言葉に、意味なんてなくて。
違うよ、あたしが好きなのは、野球ってスポーツで、それを一緒に、気持ちよくプレイしてくれる、チームメイトや、監督だ。
たぶん、その答えは、正しいけれど、やっぱり、そういう話じゃ、ない。 ただ、自分は女なのだ、という自覚は、急速に芽生えていく。 幸福な日々を穢さないで。そう、願ったのも虚しく、 あたしを、あたしの毎日を、蝕んでいく。**]
(123) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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/* はーーーーーー その少女たちちょっと殴ってきていい?いいです?>>121
(-51) 2015/06/22(Mon) 20時頃
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──教室──
[教室に戻ってきた面々の間に、会話はあっただろうか。 あったとしても加わることはせずに、黒板の前の教卓にもたれるようにしてしゃがみ込む。 痩せた身体を丸めるように小さくなって、床に視線を落とす。 窓ガラスの向こうの闇と色とりどりの照明の元、何か、鉄のにおいを帯びた液体が広がっていた。>>#3 人が集っていたのもあって少し遠巻きに見ていたから、はっきりとは見えなかったけれど。
(──あの液体の色を知っている) ( からながれるあかいあかいあかい、あかい) ( 、真っ赤、な)
ぞわ、と背筋を何かが駆け抜けてゆくような感触があった。]
………?
[ちら、と顔を上げる。 机に積み重なった食べ物をみても、もうそれを食べたいとは思わなかった。 あんなものを見てしまったから、たぶん、気分が悪いんだ。 そう気づかされて、また、顔を伏せた。]
(124) 2015/06/22(Mon) 20時半頃
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[どれぐらいそうしていただろう。 長い時間だったかもしれないし、10分も経っていなかったかもしれない。 その間に、教室に人の出入りはあっただろうか。 ふいに手首を動かせば、芽耶の応急処置のおかげで随分引いていたはずの、忘れかけていた痛み。 それで、思い至ってしまう。 夢だと思うなら頬をつねってみろ、って、よく言うだろう。 ガラスに椅子を打ち付けた時、手首に走った重たくて確かな、痛み。>>1:170 これは、夢じゃないのかもしれない。]
(125) 2015/06/22(Mon) 20時半頃
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……ここにいたって、風ちゃん、帰ってこないんじゃないの。
[気が付いたら、誰にともなくそう呟いていた。 一度は言わずに飲み込んでいたはずなのに、堪え切れなかった。>>40 その声は、誰かに届いてしまっただろうか。 責めるような声音ではなかったつもりだけれど、先程の今、その声がどういう風に受け取られてしまったかは分からない。]
何か、アテでもあるの。
[少しだけ間を置いた後に、付け加える。 ──自分は何も考えられていないくせに、それは、とてもずるい言い方だった。*]
(126) 2015/06/22(Mon) 20時半頃
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/* おまえのせいだよ!!!(セルフツッコミ)
(-52) 2015/06/22(Mon) 20時半頃
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/* 人のロルで責められようと「うんまあそうなるよね」って思うだけだけど、自分で「おまえのせいだよ!!」ってなりながら書いてるのつらい
(-53) 2015/06/22(Mon) 20時半頃
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―回想・コマドリの話―
[ 返ってきた返事は、答え>>93>>94は。 かつて聞いた言葉と真逆で、 かつて聞いた言葉よりも、
ずっと、ずっとやさしいものだった。 ]
(127) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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『―――それはね、コマドリが悪いことをしたからだよ』
(128) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[ 初めて読んだあの日、家の片隅で泣きながら問うた時。 そう言ってきたのは、おとうさんだった。
その時はまだ、壊れてなかった、その時だった。 だから、思い出せるよ。いつも通りの日常、だったから。
だけど、それを聞いた時、 わたしはとても、怖かったんだ。悲しかったんだ。 自分も悪いことをしたら、 誰かに殺されちゃうのかな、死んじゃうのかなって。 そう思ってしまったから。 おとうさんに、そう、言われているみたいだったから。
不安の消えないまま見上げたおとうさんの顔は、 ぞっとするほど、柔かった。 ]
(129) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[ ―――昔に戻った思考に蓋をして、 目の前の、大人しいクラスメイトをじっと見る。
眼鏡の向こう、コマドリを羨ましいと言った、 瞳の中の真意は、あまり読めなかったけれど。 ]
ありがとう。…変な質問してごめんね! けいとちゃんは、やさしーね。
[ 優しいなあ、って。そう感じたのは嘘じゃない。
だから、困惑させてしまったその表情を、 どうにか和らげてほしいなあって、今度は思って。 そうして、ふわふわ、言葉を紡いでいく。
ごめんね、困らせて。わたしのせいだ。 だから、どうか笑って欲しい。 ]
(130) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[ だから、否定なんて、しない。 ]
わたしも、憎しみなんかじゃなくって。 コマドリが、みんなに愛されてればいいなーって。 …そう、思うな。
[ そうして、水瀬に向けて柔く微笑んだ時、 休み時間終了を告げる、チャイムが鳴った* ]
(131) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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―3-1教室―
あ、そういや、パン落としちまったんだっけか。 じゃあコレやるよ。あんなもん見ちまった後だから食欲無くなったかもしれねえけど…もし食えそうなら食っとけ。
[教室に万里と共に入れば、落ちたままだった万里の焼きそばパンが目に入る。 もう食べられないであろうそれを捨てて、近くの席に置いたままだった、まだ袋に入ったままのサンドイッチを手に取って、万里に渡そうとした。 もしまだ背中の服を掴まれているようなら、振り返りながらになるだろうか。]
まだ不安なら、そのまま背中でもいいし、腕掴むでも手繋ぐでも、好きにしていいから。
[安心させるように笑いかけながら万里に言う。 それからまだ食べていなかったコロッケパンの袋を開け、片手で掴んで口へと運んだ。うん。美味い。]
(132) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[あのマネキンを見た後だったが、多分、周囲と比べれば大分落ち着いている方だと思う。確かにアレを見た時は流石に驚いたし、一瞬パニックになりそうにもなったが、それだけだ。 気分は別に悪くないし、現にこうして、普通にパンだって食べられている。食欲が無くなるのが"普通"なら、ある意味一番"異常"なのかもしれないが。]
んー、俺はアテは無いな。なんなら今からでも探しに行くか? つーか此処に泊まることになるだろうし、寝袋とかも探しといた方がいいんじゃねえの。 ウチの学校、登山部とかなかったっけ。その辺りの部室にありそうじゃね。
[秋野の発言>>126の聞いて、平然とした様子でそう口に出した。些か空気の読めてない発言だったかもしれないが、周りの反応はどうだっただろうか*]
(133) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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/* ほら割と更新付近ってばたばたするからさ…寝袋とか早めに確保した方がいいと思って…ホスト云々もまだ知らないし聞きたくはあるけど
(-54) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[そんなに見た目ヤバイかな、と。 白い蛍光灯の下で見た現状は、思ったより惨状だった。これ、完全に返り血だ。
驚かせるのは本意でない。皆ピリピリしてるのに、驚きを提供する理由など無い。
七尾が替えの制服の在処を思い出している間、色々な場所を探して、]
ちょ、七尾。
[いきなりしゃがんでくれるなよ、と視線を外す。 結果的に見つけてくれたのはありがたいのだけれど。その、心臓に悪いんだってば。]
(134) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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へー、一式あるんだ。
[興味深げに収納ケースを見る。投げ渡されたシャツと靴下>>113を器用に受け取って上履きを脱いだ。 新しいそれに履き替え、斑に赤く染まったそれはポケットに突っ込む。 上履きの被害はそこまでじゃない。ほっとけば乾くだろう。]
俺はスリッパはいいや。ちょっと置いとけば乾くくらいだから。
[が、続いた七尾の言葉には口元がひくついた。]
や、流石に……俺のメンタルがもたないから。 隣行ってくるよ。
[後ろ向いてるとはいえ、女の子の前で脱ぐのは流石に抵抗感が大きすぎる。 新品のシャツを手に、保健室を後にしようと取っ手に手をかけた。*]
(135) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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そ。ならいーけどさ。
[大丈夫だという言葉>>117を飲み込んで頷く。 やっぱり少し顔色が悪い気がしたけど、そもそもこんな状況に参らない奴なんて一部を除いて居ないだろう。弱音を吐くことに対する忌避感と誰かに心配掛けたくない気持ちならオレもわかるし、そういうものから来た言葉なら汲み取ってやるべきだと思った。]
メイ?メイはーー
[大丈夫か>>118と逆に尋ねられ言葉に詰まる。 普段と変わりないのか、という意味なら答えはイエスだ。あの文化祭の光景を初めて見たときは割と不安定だったが、少しずつ元に戻りつつある。
そう、いつも通り、おかしい。]
(136) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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[暫しの間、どう答えるべきか迷う。 正常か、という意味なら間違いなくノーだ。だけどこんな状況で、こんな面倒な事情を暴露する場面なのか。]
……いつもどーりだぜ。
[結局、核心を避けて間違ってはいない答えを返した。この世界の成り立ちなど、彼が裏に抱えている疑問など知りもせず。*]
(137) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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―現在・図書室―
[ 走って、走って。そうしてたどり着いた場所。 普段来ることなんて全くない、図書室の隅、本棚の陰。 座り込んだ時の自分の息は、荒かった。
ああ、落ち着きたいっていうのに。 視界の端、豆電球の光の中で、 チャイムと落下音にまぎれた記憶の中で。 おまえのせいだと罵る声が聞こえる。
だけど、渦巻いている声の中で、 ロビンちゃん>>99、って。 そう呼ぶ、あのやさしい声が、聞こえてたから。 ]
……けいとちゃん。
[ 返すんだけど、でも。 …とどくのかなあ、こんな、か細い声* ]
(138) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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―回想・小学校低学年― [金切り声が止んだのを確認し、ゆっくりと身を起こす。 身動ぎする度に鈍痛を訴える身体に、溜息を付いた。 えっと、どこに当たったんだっけ。 シャツをめくると、ちょうどへその上が赤くなっていた。さっき投げ飛んできたものをかわしきれなかった時のものだ。
そっか。 おなかはあかくなるんだ。*]
(139) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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/* 現在の展望 着替える(靴下、ワイシャツは持ったまま)→教室で鞄を取る→三階へ→落ちる
上着以外は、何もここに残さないように。 黒板の文字は除く。名前書かなくてよかった。
(-55) 2015/06/22(Mon) 21時頃
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/* そういう描写入れたけれど、それがメインでなくて。 あくまで事実で、ワイシャツにそれを浮かべるための後付。 何も残さないと決めたから、服装で差別化はからないとマネキンが誰だかわからなくなる弊害がががが
すまねえ寺田。
(-56) 2015/06/22(Mon) 21時半頃
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[――なら、お前が探せよ。
そんな、子供みたいな反論は飲み下す。眉を下げて、息を吐いた。 秋野の言葉>>126は正論だ。 言い返した所で、立場が悪くなるのは自分の方。 それを、自分は、嫌と言うほど知っている。それが、日常なのだから。
かといって、ホストやら、夢の世界やら。 自分でも確信を持ててもいない話を告げてもいいものか。 悩んだ末に、秋野の方を見遣る。]
あのマネキンが、相馬じゃなかったとして。 どっちにしろ、学校からは出られないだろ。
[苦し紛れの説得。 きっと、あのマネキンは相馬で、彼女を探した所で、見つかる筈がないと。そんなことを告げる気にもなれない。いや、どうやって告げていいか、分からない。]
(140) 2015/06/22(Mon) 22時頃
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気になるなら、寝る前に探しに行くか? 付き合うけど。
[もし、秋野が引き下がらないようなら、そんな代替案を持ち出してみようか。 丁度、彼に聞いてみたい事もあるのだから。**]
(141) 2015/06/22(Mon) 22時頃
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/* !?何聞かれるの!? 中の人がまじで心当たりがないヨ!
(-57) 2015/06/22(Mon) 22時頃
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……そうか。
[>>137いつも通り、という言葉が返ってくる。 それは、どう受け取ったものか。
迷う。悩む。これ以上、踏み入ってもいいものなのか。
――そもそも。 何故、藤堂は“ハル”という人格を生み出したのだろう。 今までそれを疑問に思いながらも、追求するのが怖かった。
もし、尋ねて、それでハルが消えてしまうようなことがあったら? それによって藤堂の精神に影響を及ぼすようなことがあったら?
記憶を完全に共有しない、もう1人の自分。 それに負わせた役割を知りたいと思いながらも、知ってしまうのが怖かった。]
(142) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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俺は……“お前たち”が、羨ましいと思うことがある。
記憶を完全に共有しない、もう1人の自分。 入れ替わって、それぞれの存在として生きることができる。 実際は、そんなに軽いものではないのだろうが。
……俺も、“昔の俺”に戻りたくて仕方が無かった。 だが、戻ってしまえば、……戻ってしまったら、大切なものを亡くしたことすらも、思い出してしまうかもしれない。
だから――“今の俺”が消えてしまえばいい。そう思って仕方が無い。
[ハルにとっては、何も知らないであろう俺の事情を口にする。 ああ、やはり、直接聞いてしまうのは怖いのだ。 だから――尋ねるのは、1回だけ。 答えが返ってこないようなら、後はもう、聞かなかったことにしよう。]
ハルは、……どうして、生まれたんだ。
[友人に対して、その存在を疑うことを。枯れたような小さい声で。 答えが返ってこないならそれでいい。それで、いいのだ。*]
(143) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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……保健室は、ベッド、2つあるよ。 あと、おっきめの、ソファ。
[桂一の発した、寝袋という言葉に反応して、記憶を辿りながらそう返す。>>133 数としては全然足りないだろうけど、寝袋よりはベッドの方が身体を休められるだろう。 女子や憔悴している者なんかはそっちの方がいいんじゃないのかな、とまで、考えを回すことはできなかったけれど。]
……でも、部室棟、って。
[その先の言葉は言わずに、小さく首を傾げながら、桂一を見る。 部室棟は2階の渡り廊下の向こうにある筈だった。 そして、あのマネキンは、1F廊下の隅、2Fに通じる階段の下に落ちている。 ──部室棟へ行こうと思うなら、避けて通ることは、恐らく厳しいような気がする。 彼の近くにまだ、しずくはいただろうか。 いたならば、そちらにも視線をちら、と向けて。 やっぱり言葉にはしなかったけれど、確か、桂一は頭が良かったと思う。 その視線だけで、言いたいことは伝わっただろうか*]
(144) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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/* このタイミングで箱の調子がおかしく うごごご
(-58) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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俺は……“お前たち”が、羨ましいと思うことがある。
記憶を完全に共有しない、もう1人の自分。 入れ替わって、それぞれの存在として生きることができる。 実際は、そんなに軽いものではないのだろうが。
……俺%
(145) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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/* とりあえず、落ち組の邪魔にならないようにだけはしたいが
(-59) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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/* >>145 ちょっと待ておまえ
箱の調子が悪いせいかこれはorz 一度、発言ボタンが反応しなかったからリロードしたんだ……
(-60) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[那由多の声に、顔をそちらへ向ける。>>140]
……出られない、かぁ。
[首を黒板の方へ向けた。 そこに並ぶいくつかの、閉鎖された状況を示す言葉たち。 窓が開かないことは、秋野自身も確かめた。]
だけど、風ちゃん。……ここにいない、し。
[他にもそこに姿のない者はいただろうけど、往生際悪く言い募る。 あのマネキンが、風子だと認める気にはなれなかった。 だって風ちゃんはあんなに真っ白くないし、怪我なんかしてなかった。]
(146) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[だから、那由多がその提案をした時、秋野はあまり考えずに頷いた。>>141]
行く。
[短く、どこか頑なな返事。 きっと、風ちゃん、どこかに隠れてる。秋野は、そう強固に信じる。 抱えていた足を崩して、立ち上がった。 桂一はどうするだろう。もし、彼がしずくを気遣って教室を出ることを躊躇うようなら、ついでに寝袋を調達してこようか*]
(147) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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/* うーん明日の落ち際に悩みFOしよーかとも思ってたけど ゴローちゃんがここまで踏み込んでくれたんなら ここで暴露でもいいかなー そもそもろくに隠しきれてなかったし
(-61) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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/* 徹が位置ずらして廊下にやってくれたけど、絶対血の引きずり跡とかついてる……ってなる……どうしても……
(-62) 2015/06/22(Mon) 22時半頃
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[走り続けたのは、そう長い距離ではないはずだった。 にも拘らず、恵冬はいつしか息を切らせている。
まともに動かなくなってきた足に長いスカートが絡んで、そのまま廊下に崩れ落ちるように転倒した]
いっ、たい……。
[幸い、走る速度は落ちていたから、派手に廊下に体を打ち付けることはなかった。 ただ、それっきり意志が挫けてしまって、その場に蹲るみたいに座り込む。
涙に滲む視界の中、目についたのはなじみ深い図書室。 さっき、意気揚々と資料を探していたはずなのに、今はもうあの時の高揚感は微塵もなくて。
残る哀しさだけを噛み締めて、一度だけしゃくりあげる]
(148) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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[どうしてこんなことになったんだろう。 こんなはずじゃなかったのに、と打ちひしがれた、その時だった。
微かに頼りなく、でもたしかに、恵冬の名を呼ぶ声がする>>138]
――ロビンちゃん!
[ぱっと顔を上げて、ぐしぐしと目元をこすって零れ落ちそうになった涙を拭い、応じるように声を上げた。 今声が聞こえてきたのは――、図書室、の方だろうか。
重たい足を叱咤して立ち上がり、図書室へと危なっかしい足取りで走り寄る]
(149) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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――図書室――
ろ、ロビンちゃん。 そこにいる?
[入口の所で足を止め、遠慮がちに声をかけた。 抱く不安を隠せないまま、恐る恐る、図書室を見回す。
ここからでは、探すひなこの姿は見つからなくて。 一瞬、誰もいなかったらどうしようと恐慌が込み上げて、身を竦ませる。
けれどその直後、脳裏を過る思い出が混乱を打ち消した]
(150) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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[幼いころからいつも、恵冬は嫌な事があると本の中に逃げ込んだ。 本棚の間に潜り込み、隅の方で、隠れるみたいにして本を開いた。
家の中で飛び交う罵声。 或いは、声高に誰かを非難する声。
そういうものが聞こえてこないように、現実から目と耳を塞いで]
(151) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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[幼いころから積み重なったそんな記憶が、恵冬の足を本棚の方へと向かわせる]
こ、怖くない、よ。
大丈夫、みんな一緒にいるもの。 ひとりぼっちで、脅える必要ないんだよ……?
[呼びかけは、きっと彼女にではなく、自分に言い聞かせたい言葉だった。
みんないるから。 ひとりじゃないから。
だから、何も怖くない。
ほんとうは、足が竦むほど怖いけれど。 声だって震えてて、自分でもちっとも信憑性がないと、そう思うけれど。
自分に言い聞かせていればきっと、いつかそれが真実になってくれるかもしれない]
(152) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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/* けいちゃーーん! い、いたいのいたいのとんでけーーー!!(秋野に
(-63) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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私じゃ、頼りないかもしれないけれど。 でも、ひとりは危ないよ。
い、一緒に教室に帰ろ?
[私だって、誰かのために役に立ちたい。
そう思ったら、言葉は自然と口からこぼれ出た。 ようやく見つけた本棚の隅、コマドリのように繊細な彼女へ、手を差し伸べる*]
(153) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/22(Mon) 23時頃
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でも、数足りねえだろうし…
[秋野に保健室のベッドについて言われる>>144が、保健室だけじゃ全員分の寝床としては足りないだろう。 やはり寝袋探した方がいいんじゃないだろうか。そう思うが、秋野の目配せに気づき、あー、と、ばつの悪そうな表情を浮かべる。そうだ、部室棟に行くにはあの場所を通らなければいけない。 まあ自分は平気だが、もし万里が着いてくると言った場合、もう一度アレを見せることになる。 万里を秋野や織部に任せて自分一人で、とも思ったが、どうやら二人は相馬を探しに行くようだし、流石に教室に万里を独りで置いてはいけないだろう。]
…悪い、ついでに寝袋も頼んでいいか?
[苦笑しつつ、立ち上がった秋野>>147にそう頼んだ。そうなると秋野や織部にあのマネキンをもう一度見せるということにもなるだろうから、申し訳ないとは思ったけど。]
(154) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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──あ、ごめん、気づかなくて。 あたしが出てくよ。外で待ってる。
[そう言って、寺田が、扉を開くより先に、 半ば押しのけるみたいにして、廊下に出る。 ひとまず、靴下のまんまだけど、寒い季節でも、ないし。 あとで、探しに行けばいい。]
終わったら、言ってー。
[保健室を背に、ぼんやり、佇む。 窓の外を見上げる。]
(155) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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/* 教室:しずく、桂一 保健室:朱美、徹 図書室:恵冬、ひなこ 事務室前:芽耶、健五郎 →捜索と部室棟へ:那由多、秋野
桂一の動き抑えちゃったかなと少し申し訳なく。 綺麗に2人ずつになってるので、保健室組が教室戻ったらたぶん4人になって、少し分離とか絡んだりとか出来るかな……?
(-64) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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/* で、えーっと、 1階:ホームルーム、事務室、保健室 2階:渡り廊下 3階: (4階):お化け屋敷
あたりが確定なのかな……。 部屋や人の位置把握はいつもこわいよー!
(-65) 2015/06/22(Mon) 23時頃
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はぁい。
[聡い桂一には、言わんとすることは伝わったらしい。>>154 漸く、いつもの、緊張感なく間延びした声が出た。 恐らく、そのうち教室に誰かが戻ってくるだろう。
あれ、朝になったらどうにかしておいた方がいいのかなぁ、とぼんやり思う。 徹が少しだけ廊下の方に避けてくれていたのは見ていたけど>>72、血の跡なんかはそのままだった。 朝の光の元で、またあの赤を見るんだろうか。 そう思えば、また背筋を冷たいものが走った気がした。 振り払うように「いってくんねー」と、わざと声を跳ねあげた*]
(156) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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/* 恐らく、そのうち教室に誰かが戻ってくるだろう。
この一文いらねぇ 灰の思考が漏れた……
(-66) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[ゴローちゃんの口から語られる心情>>143に初めは目を瞬かせ、それから口を挟まず黙って聞く。オレが到底知ることのできない、「覚えていない」ことに対する気持ち。 そして尋ねられる、オレの事情。]
……解離性同一性障害。二重人格のこと。 聞いたことあるだろ? 精神病のひとつだ。
人間はさ、どうしても辛くて耐えられねーときに なんらかの形でその原因から逃げようとするらしいぜ。
学校に行けないようにするため腹が痛くなったり、 辛い記憶を忘れたり――もうひとりの人格に、 それを全部押し付けたりしてさ。
[誰にも言うべきじゃないと思っていた。これは「藤堂芽耶」個人の問題なのだし、第一他人に話したところで何かが解決する訳でもない。 けれど、気付けば口を開いていた。]
(157) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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オレが生まれたのが去年の夏。 大学の説明会から帰る途中、 にいちゃんがバイクに轢かれて死んだんだ。
[突然のことだった。轟音がした>>1:67と思えば、気付いた時には兄が目の前でぴくりとも動かず横たわっていて。身体から流れる赤い血が、今もまだ目に焼き付いている。]
たったひとり残った家族のにいちゃんが死んで、 メイはひとりきりになった。 夏休み中ずっと部屋に引きこもって、毎日泣いてた。
泣いても泣いても悲しくて―― 耐えられなくなったメイは、全部忘れることを選んだ。 そうじゃないと、ひとりで生きていけそうになかった。
[誰も居ない静かな家で響く泣き声。 それを止めてくれるひとが居ないのが酷く悲しかった。 そんな記憶も、全てオレが持っている。]
(158) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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/* 保健室のベッド2ソファ1除いたとしても7つの寝袋を那由多くんと秋野くんは2人で持ってこれるのか。 と思ったら最近の寝袋は結構軽量化されてた。いけそう。
(-67) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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メイは今もにいちゃんがまだ生きてると信じてる。 だから、ギリギリのところで精神を保ってる。 幸せな夢の世界に逃げ込んでな。
[メイの瞳はいつも「見えないもの」を映していた。不自然さには目を背けて、都合のいいものだけを見ていた。]
その夢が醒めねーように、オレはずっと隠してた。 にいちゃんが死んだことを思い出さないように。
[血を見て入れ替わるのも、あの時の光景を思い出したくないというメイの深層心理だったのだろう。それを受け取って、オレは不都合なものをメイの目の前から隠していった。 誰も手をつけることない、今朝の朝食のように。]
(159) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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[ 今度は足音が聞こえて、身体が一瞬、跳ねる。 誰。 じゃない、よね。 違う。違うよ、あの音じゃない。 だって、わたしを呼ぶ声>>149は、 ]
……あ、っと、ええと。 ご…ごめんね、けいとちゃん。 心配かけちゃったかな。
[ 本棚以外の影が、姿が、声が見えたから。 のろのろと立ち上がって、反射的に声を上げて。 その姿――水瀬のものより、 ずっと短いスカートを払って、ゆっくり顔を上げる。
多分、彼女の瞳には笑顔が映ってる。だいじょーぶ。 ]
(160) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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メイは自分の心を守るために、辛い記憶と感情を 代わりに持っていってくれる人格を作った。
メイを守ってやれる人格を。 妹を守ってやれる兄を。
オレはさ、死んだ兄の――ハルヤの代わりに、 メイを守るために生まれてきたんだ。
[死んだ兄の代わり。それが存在意義で、生まれたときから課せられた使命だった。]
(161) 2015/06/22(Mon) 23時半頃
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メイもゴローちゃんも、案外似てたんだなー。 ふたりとも辛いこと思い出したくない、なんてさ。
[重くなった雰囲気を和らげるように、さっきより少しだけ声を明るくする。尤も、口にした内容は重いままだが。 けれど、心はどこか軽くなったような気がした。]
うん、思い出したら全部返ってくるだろーな。 辛い記憶も、辛い感情も。 今まで溜めてきたぶん、全部。 だって、貰っただけのオレでも苦しかったし。
[辛い事は時間の流れが解決してくれると誰かが言っていたけれど、目を背けていた過去は再び襲い掛かってくるだろう。既に取り返しのつかない事実となって、容赦なく。]
で、さ。似たもん同士のゴローちゃんに聞きたい。
[迷っている。守るためには、どうすべきなのか。]
(162) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[ みんながいるって。なにもこわくないって。 勇気づけるみたいに言う彼女の様子は、声は、 ぱっと聞いただけでもわかる。震えていた。
…きっと、自分も怖いんだろうなって、 そう分かってしまう様な、そんな様子だった。
でも。と、思う。 たとえ、きっかけがそうであったとしても。 最後、一緒に帰ろうって。手を差し伸べてくれて。 そうやって誰かの為に頑張れる彼女を、いいなあ、って。
そう思ってしまうのは、 羨望めいた視線を向けてしまうのは、 きっとそれが、眩しかったから。
―――わたしはもう、できなくなっちゃったから。 ]
(163) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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辛いこと、覚えてなくてよかった、って思う?*
(164) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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/* めいちゃんの過去に半泣きになりつつ、自分の過去回想どこから手をつけたらいいのかわからないどうしよう
(-68) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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─現在/1F廊下─
[さてはて、寺田は、遠慮したりしてなかっただろうか。 いやいや、いいよ。なんて言って、 出てきたりしていなかったか。 それとも、強引なやり方を了承して、 保健室に引っ込んだままだったか。
どちらにせよ、七尾朱美から、 それ以上応答はなかったはずだ。]
(165) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[ぼんやり。考えていた。 ここ、本当に、誰かの頭の中なのかな。 風子、どうしちゃったんだろう。アレは、何だろう。 しずく、大丈夫かな。神楽がついてるから、大丈夫かな。 そういえば、ひな、あそこにいなかった。 ……教室、大丈夫かな。 織部が、うまく、やってくれてるのかな。 ……ごめん。]
(166) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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/* これは……明日が楽になる!!!(吐き出しきった感) あとはどう返ってきてもいいようにラスト案いくつか 考えておくかー
(-69) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[窓の外は暗い。ふと、視線を上げた。 暗闇に浮かぶ校舎の明りは、どこか、不気味で。 1階、2階。あそこでチカチカしてるの、装飾かなあ。 手が込んでるなあ。 3階の、暗幕を張ってる教室は、何だっけ。 4階。薄明かり。辛うじて、ぼんやりとした光が見えて、 …………4階?]
……あ、れ?
[もう一度数えてみる。1、2、3、その上に、もうひとつ。 あるはずのない、4層目。 まばたきしたって消えない、怪奇。]
(167) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[ 差し伸べられた手を、そっと握る。 ごめんね。ひとりで逃げちゃうの、やっぱり駄目だよね。
この子はこうやって真っ直ぐ向き合ってくれるのに、 わたしは、どうして。あの時から、 ]
………、たよりなくなんて、ないよ! やっぱり、けいとちゃんはやさしい。
[ 過去と暗い感情に蓋をして、 でも、言葉に出すのは正直な気持ち。
ねっ。って。微笑んで、だいじょーぶ。そう呟いて、 一緒に廊下に、出ようとした時。
…当たり前だけど、装飾の光が、目に飛び込んできて。 わたしは否が応でも、非現実に触れなきゃ駄目だって、 そう、 に言われてる、気がした。 ]
(168) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 00時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 00時頃
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……けいとちゃん、
[ 呟く。握った手に、力がこもる。 ]
さっき、さ。チャイム、鳴ったね。 …なにか、おっきい音したけど、 けいとちゃん、何があったか…知ってる?
[ 装飾を、 を見たくなくて、 かといって、なんとなく、彼女の方は見られなくて。 俯いて、問いかけた* ]
(169) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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/* 溜めこんでる過去設定がたくさんあると書きだすのにかなり時間かかるから、0時更新の今回としては今のうちに全部出しちゃったのは良かったかな。 メイの問題解決するロルも書かなきゃだし。
(-70) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[七尾朱美は、息を呑んだ。 こみ上げた、悲鳴と、きもちわるい、何かと、 それら全部まとめて、息と一緒くたに飲み下したのは、 我ながら、うまくやったと思う。けど、]
────こんな、
[言えない。こんなこと、言えやしない。
静かな瞳で、真っ赤な血溜まりに佇んでいた、 我らが委員長の姿を思い出して、 それに、高い悲鳴と、どうして、って涙と、それから。
言えるわけがないじゃないか。 これ以上、みんなを脅かすようなこと。]
(170) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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……これも、もうちょっと、後でも、いいかなあ。
[今度は、それが、あたしの、 あたしがひとりで、下した判決。 もう、どうしたらいいんだろう。わかんないや。 目を逸らすように、両手で顔を覆う。ごめん。
さっきは平気って思ったはずの床から、 ひやりと冷気が伝わった、気がした。]
(171) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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ん、了解。
[>>154神楽には軽く手を振りつつ、秋野と連れ立って教室を出る。 気をつけて、なんて言葉をかけそうになるけれど、多分、きっと、これは言わない方がいい。そういうのがフラグになるらしいし。
そうして、向かうのは、寝袋の調達という名の、校舎の探索。 何処にいるのかも分からない―いや、恐らく、いないであろう相馬の捜索も兼ねて、歩を進める。
窓の外の暗さなんて気にする事もなく、派手な装飾は変わらずに廊下を彩っていた。]
(172) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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/* おっと……藤堂がそっちだったのか。 なるほどな……。
(-71) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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[鮮やかな、楽しげな原色たちに、目を細める。 分からないなぁ、と、改めて思う。ホストの原因が。思惑が。
人がいないとはいえ、あの時と同じ、楽しげな文化祭。そこに自分達を招くまでならまだいい。……いや、良くはないけれど、全く分からない事もない。
なら、何故相馬はああなった?
それが分からない。 招いておいて、ああして追い出す理由、目的が分からない。 少なくとも、楽しませる為ではない。それならば、楽しませる為じゃなく――。]
(173) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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/* かっこいい返答をしたいところなんだが。
残念だが、健五郎の主人公属性は、中学時代までだからな……。 どういう答えがいいだろう。
(-72) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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なぁ、秋野。
[隣を歩く、ひょろ長い彼に問いかける。 中学からの付き合いで、かつ、本音が聞けるであろう相手に。]
お前さぁ、文化祭、楽しかった? あ、今のじゃなくて、こないだのやつな。
[在り来たりな問いかけ。多分、肯定が帰ってくるだろうけれど、茶化す事はせずに。 彼からの答えを少し待ってから、続ける。]
皆もそうだったろう、って。文化祭は楽しかっただろう、って。 ……お前は、そう思うか?
[どこか、縋るような言葉になってしまったのは、ふと頭を過ぎった、嫌な想像のせいか。
誰かの夢らしいこの世界が、招いた者達に、“死”を強いるような。 そんな世界ではない、と。そう思いたかった。**]
(174) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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羨ましい、か。 まあ、辛いこと全部忘れるんだから楽だと思うぜ。 覚えてる方のオレにはよくわからねーけど。
[今のゴローちゃんが消えた>>143ところで、結局ゴローちゃんが苦しむことに変わりはないのだろうとは思う。けれど、辛いことから逃げたいという気持ちは誰にだってあるのはよく知っていた。
辛いことから守ってくれる存在を生み出した。切り離した、紛れもなく自分自身の一部。 メイの記憶の中から作り出した、兄。]
オレさ、妹を守るにいちゃんでいなきゃいけねーのに。 ハルヤじゃないといけなかったのに。
[メイではない。でも、ハルヤじゃないんだ。 ハルヤとして生み出されたばかりのオレに芽生えた小さな自我が、"ハルヤ"と名乗ることを良しとしなかった。]
メイでもない、ハルヤにもなれない。 オレってさ、一体誰なんだろーな。
[自分でも自覚していなかった、ずっと燻っていた悩み。*]
(175) 2015/06/23(Tue) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* 秋野くんの中で
・死のイメージ=赤い血(自分がそうだったから) ・帰還=この世界での死
なだけだよ!って言ったらめっちゃ怒られそうダネ!
(-73) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* あとはまあ、ヒント? ホストが死にそうなのに気づいてーっていうSOS? こんな不親切なSOSもあるまいよ
(-74) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* ハルヤじゃなかった!!l(ミステリ読んでて推理を外した気分)
(-75) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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[頭がくらくらする。泣いたせいもあるけれど、きっとそれだけじゃない。どこかで、思ってた。自分たちが痛い目に会う訳ないと。その微かな慢心が、砕かれて、はじめて気づいた。みんながいるから、怖いことなんてないって。でもそれはただ、自惚れていただけ。 おにいちゃん。今でも私は、臆病もの。]
(176) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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―教室にて―
[神楽の背中にしがみついたまま、教室へと戻ってきた。床に落ちたパンを見ても、もう食べたいと思わない。食欲なんて、どこかへいってしまった。 >>132神楽が差し出したパンを見て、だだっこのように首を横にふり、背中に顔を埋める。兄とはすこしちがう、おとこのこの香りがした。]
[>>144,>>154寝袋を探しに行こうという話がまとまりそうな時、神楽に行ってほしくなくて、少し強めにぎゅっとシャツを握った。それが伝わったのか、神楽は小さく苦笑しながら、教室に残ると決めてくれたようだ。それに少し安堵して、少しだけ手の力を弱めた。シャツが、しわくちゃになってしまっていて、申し訳なくて、撫でるようにそのシワを伸ばしてみる。あまり、効果はなかったみたいだ。 途端に、また泣きたくなった。訳のわからない事が色々ありすぎて、嫌なこととか、思い出したくないことばかり、ぽんぽんと浮かんできそうで、それをごまかすように口を開いた。]
かぐらくん、あのね、もしどこか行きたいなら、いいんだよ……? わたし、ここで、皆と残ってるし……。
[そう言いながら、でも、行かないで欲しいと目で訴える辺り、自分は卑怯者だ。*]
(177) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* むしろなあ、藤堂よりもハルのほうを、というか。
(-76) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* 神楽くんずっと一緒にいてくれるの、中の人ともどもすごい嬉しいんだけど、ずっと独占してるみたいで申し訳なくて;;;;; でもうれしい
(-77) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* ハルが正常だったら、今のゴローちゃんが消えちゃえばいいのにって言った途端、ふざけんじゃねーって殴りかかっていってたかもしれない(男の友情)
(-78) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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/* 落ちるまでホストとか世界構造について知ることがなさそうなんだけど、もし教えてもらってたらハルが「すげー思い当たりすぎる奴がいる」って頭抱えてたって小ネタが
(-79) 2015/06/23(Tue) 00時半頃
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[答えに期待はしていなかった。いや、むしろ、答えてくれないことを期待していたのかもしれない。 けれど、ハルが教えてくれた藤堂のこと――そして、ハルが生まれた理由。>>157>>158>>159>>161 それを知って、……俺には、何が言えたのだろう。]
……悪い、……。
[聞いたのは俺。だが、真っ先に出たのは謝る言葉。 踏み入ってはいけない領域であることは、感付いていたのに。
解離性同一性障害。聞いたことはある。 藤堂は、辛い現実を受け入れられなくて、“ハル”を生み出した。 兄の死と、孤独を切っ掛けに。]
そうだな。 ……俺も、似たようなものだ。 昔のことを思い出して、その事実に耐えられる気がしない。
俺はもう、昔の俺とは別の人間になったんだと思う。 記憶が失われたあの日から。 ……思い出すということは。俺ではない、別の奴の過去を背負うということだ。
(178) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[ハルに藤堂の事情を聞いておいて、俺のことを明かさないのは、卑怯だと思ってる。 だが、それを打ち明ける心の準備なんて、いつできるかが分からなかった。 それも含めての、「悪い」というさっきの一言。
>>162無理に明るくするような彼の声と、>>164胸に突き刺さる問い掛け。 答えを探して探して、でも、今の俺には見つからない。]
……分からない。 本当なら全部思い出して。受け入れて。前を向くべきなんだろうな。
“辛いことからも、悲しいことからも、逃げるな” “逃げ続ける限り、男は強くなれない”
……それが俺の兄貴の口癖で、昔の俺もその姿勢に憧れていたって聞いた。 兄貴は、それができるほどの強い奴だと。
[翔一郎兄貴の口癖を引用する。 でも、今の俺自身には――無理だ。そんなのは。]
(179) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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思い出せないなら、ずっとそのままでいたい。 逃げ続ければ向き合わなくて済む。
俺も……そんな風に考えてる、どうしようもない奴なんだよ。
[>>164ハルの問い掛けには、そうとしか答えられなかった。 俺には、……物語の主人公でさえない、ただの弱い奴には、それが精一杯だった。]
(180) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* あーーーーーーーーーーーーーーー芽耶ちゃんとお兄ちゃん実は死んでるネタかぶっておるーーーーーーーーーーー!!! わろた近親相姦も兄実は死亡も兄が生きているフリをしているのも誰かと全被りや!!!www
(-80) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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だが。 ……そうやって逃げることで、誰かにそれを押し付けることになるなら。 やっぱりそれも、嫌だ。
[>>175ハルの立場になって考えれば、その思いも生まれる。 辛いことを全部背負わされて、それが生まれた理由だとするなら。 あまりにも、虚しくて、悲しい。]
お前は、ハルで、……やっぱり、藤堂の一部だよ。 そうじゃなきゃ、藤堂の辛さも苦しみも、背負う必要なんて無い。
俺が、昔の俺をどうしても切り離すことができないように。 お前も、……藤堂からは、切り離せない存在だろうと、思う。
ハルは、ハルだ。俺の友人だ。それは変わりない。 だけど……お前が、それで苦しんでいるなら。 ……苦しみながら生きているなら……。
[最後の一言が、紡げなかった。 ハルが苦しみながら生きているなら――どうすれば、いい?**]
(181) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* まあこれはもう仕方ないよなーって割り切るしかないんだけど、こういうのって後出しするとマネしたみたいで感じ悪いかなあって心配なんだよね……。 一応ちゃんと練っておいて、伏線も張ってみたりしてるんだけど、相手に嫌な思いさせないか心配だ。
(-81) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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―回想・兄について― [兄は自分にとってヒーローだ。 漫画の兄のように、…をいじめる悪がきをやっつけたりはしてくれなかったけれど、それでも一緒に居られる時は、いつも一緒に居てくれた。 その間だけは、…がいじめられない事を知っていたのだ。]
(182) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[そういえば、あれはまだ恋心がわからなかった、中学になったばかりの頃のこと。…は中学に上がって、制服を着るようになった。赤いりぼんが可愛い、セーラー服。初めて袖を通して兄に見せに行くと、兄は下品な口笛を吹いてからかってきた。 ひどい!おにいちゃんたら! そう言ってしょぼくれる…を見て、笑いながら頭を撫でてくれた。
「馬鹿だなしずく。可愛いって事だろ。」
そう言う兄の言葉に軽率に喜んで、頬を紅潮させて笑った。 そんな…に兄は少し考えながら、短く切り揃えられた髪の毛を手で梳いた。長い髪は、同級生によく引っ張られていじめられたから、短く切ってしまっていたのだ。
「なあしずく。髪の毛、伸ばしてみないか?お前の制服によく似合うと思うぜ。 そうだな、綺麗に伸ばせたら、ご褒美に俺がお前の髪を結ってやるよ」
大好きな兄に言われて、その日から髪を伸ばし始めた。でも、中学でもいじめはあって、髪をはさみで切られたりして、結局綺麗に伸ばすまでに、四年もかかってしまった。]
(183) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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──教室→廊下へ──
……風ちゃんー。
[きらめく灯りの中、秋野は、ぽつりと風子の名前を呼ぶ。
捜索だというなら、もっと声を張り上げて名を呼ぶべきなのかもしれない。 けれど、こうやって探しているだけで、風子はきっと出てきてくれる。 だって、彼女はまだこの校舎にいるのだから。 そんな、強い思い込みを胸に、ぽつぽつと、何度も名前を呼んでいた。]
(184) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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|
[もうあの制服はきていない。高校生になって、背もあの頃より伸びてしまった。恋心を自覚した後、まるで願掛けのように長い髪は綺麗に伸び揃った。髪を掬う兄の指が耳に触れる度にどきどきして、初めて髪を結ってもらう時は、どうやって息をしていたか覚えていない。 できあがった二つ結びの髪につけられた、自分には少し派手な赤いりぼんに目をキラキラさせると、兄は楽しそうに笑って、…のこめかみに口づけた。
「似合ってるぜ。やっぱり、お前には赤が似合うな」
その時ほど、自分が勇気ある行動に出た事はない。臆病な自分でも、理性が飛んだら何も考えられなくなるのだと、この時身をもって学んだ。暗くなる視界。首を伸ばし、馬鹿だなと優しく言う唇に顔を押し付けた。]
(185) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[そんな風に繰り返して、何度目だっただろう。 ふいに、那由多に名を呼ばれて、振り返る。>>174]
……なんで? 楽しかったよ。すっごく、楽しかった。
[唐突とも思える問いかけに、ぽかんとした後、迷いのない口調で答える。 まさか、楽しくなさそうに見えてでもいたのだろうか、と思ってちょっぴりショックな気持ちになる。 あの日の秋野は、傍目にもはっきり分かるほどはしゃいでいて、いつもの2倍ぐらいは食べていたはずなのだけど。]
フランクフルト食べたし、わたがし食べたし。 それから、えーっと。あ、健五郎に焼きそば一口もらった。 風ちゃんが飲んでたタピオカジュースもちょっともらったよ。 揚げアイスとクレープも食べたかったけど、それは食べきれなかった。 あとは、あとはー……
[忘れちゃったのかな、那由多。 そう思って、真剣な顔つきで、ひとつふたつと自分が食べたものを列挙していく。 那由多に止められなければ、食べたかったものも含めてまだまだ話し続けるつもりだけど、ストップがかかってしまっただろうか。]
(186) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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ながい、ながい、永遠の一瞬。
.
(187) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[兄も思春期だったからなのか、それとも兄も自分と同じ気持ちだったのか、それは…にはわからない。 しかし、兄は…を拒絶せずに、ゆっくりと背中を撫でてくれた。引き寄せもせず、押しのけもせず、ただ、大丈夫だと安心させるように。 顔を離して、兄の顔を恐る恐る見上げると、兄は傷付いたような表情で笑って、…の頬を撫でた。
馬鹿だな、しずく。
そう言って今度は、兄の胸に引き寄せられた。]
(188) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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|
[そして、続けられた質問に、再びぽかんとしてしまう。 どうして、今、そんなこと聞かれるんだろう。 そう思ったけれど、那由多の声が、その言い方が、どこか切羽詰っているようにも聞こえたから。 真面目に応えなくちゃいけない。そう思って、黙って俯いて考える。 数秒、ぱ、と顔を上げて、秋野はきっぱりと答えた。]
──楽しんでた、と思う。
だって、毎日、みんなで遅くまで準備頑張ってたもん。 文化祭ん時も、忙しかったけど、みんな笑ってたし。 終わった時も、みんなで「やったね」って言い合ったじゃん。
那由多も、そこにいたよね?
(189) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[兄と恋人となったあの日の事を、しずくは後悔している。 もう一度あの日に戻れたら、しずくは絶対に、兄に髪を結ってもらわない。 それなのに未だにこの赤いりぼんを捨てられないのは、結局過去に戻れる訳がないとわかっているから。 現実に起こらないとわかっているから、しずくは、過去を後悔しているのだ。 それはとても卑怯なことだと、気付かないフリをしながら。** ]
(190) 2015/06/23(Tue) 01時頃
|
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[ねえ、どうして、今。 彼は、そんなことを聞くんだろう。
だって、みんな楽しんでたって思ったから、俺は、]
(*1) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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[言いながら、は、とする。 こんな質問を受けるひとつの可能性に思い至って、心臓が嫌な音を立てた。 おそるおそるという声で、尋ねる。 たぶん、それを問う秋野は、主人に叱られて萎れ切った犬のような情けない顔をしていたことだろう**]
……那由多は、楽しくなかったの?
(191) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* 鮮やかに回想に挟まった……おれはいつもこうだ……orz
(-82) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* 嫌な予感するのは、私落ちロルで兄との和解で、珍しく扉から外に出て帰ろうと思ってるんだけど、まさかそこまで被ったりしないよね?って心配してる。 さすがにちょっとロルを練り直す体力はない……残業さえなければ何とかするけど。 うーーーん被っちゃったらごめんね芽耶ちゃんハルくん……でも正直ちょっと兄死亡ネタ芽耶ちゃんと被ってそうとは思っていた……
(-83) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* 最近立て続けに悩みがかぶってるから、本当に自己嫌悪! ばかばか!澪のばか! お”ね”え”ちゃ”−−−ん”
となりのとっとろーとーとーろー
(-84) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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|
/* そしてたぶん秋野の普段の小食っぷりがこれ相当ひどい
(-85) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* 朝早いから寝ようと思ったのにさ、ゴローちゃんの返しがすてきで寝れないよね(ロル書きながら)
(-86) 2015/06/23(Tue) 01時頃
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/* 村のコンセプト的に結構ペアができる印象なんだけど、 明らかに自分中途半端な場所でチラチラしてて大変申し訳ない
考えすぎかなとも思うけど、毎回、ホストは誰かと引っ付いて引き上げてもらってるし、 今回、それができそうなのがなゆたくんくらいなので、まあそうなるかなーって思いつつ、 めっちゃ朱美がなゆたくん見てるの、たぶんやり辛くさせてる気がしてめっちゃ申し訳なく でもここまできたら修正かけれないから当たって砕けてあとは家族がモブあたりに救済してもらうしょぞん
(-87) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[万里にパンを差し出したものの、首を横に振るのが目に入って苦笑した。流石に酷だったか。そりゃそうだ。 この状況で食える俺の方がおかしい。
その後、教室を出ていく秋野と織部に「いってらっしゃーい」と軽く声をかける。 静かになった教室の中、万里の控えめな声が背中から聞こえた>>177。]
んー?
[ちらり。背中にくっつく万里を振り返れば、少し下の方から見上げる万里と目が合っただろうか。 その目は、行かないでほしいと訴えているように見えて、くすりと笑いが零れる。 なんだよ、口と目で言ってることが真逆じゃん。]
(192) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[手を差し伸べて、ひなこの返答を待って――。
そうしたら、返ってきたのはいつもの彼女の笑顔だった>>160 恵冬が忘れ物をしたり、些細な失敗に狼狽えてる時にかけてくれる、だいじょーぶという言葉が浮かぶ。
怖いのは、ロビンちゃんじゃなくてやっぱり私の方なんだ、と我に返って、一瞬後にぱっと顔を赤くした]
ご、ごめんねロビンちゃん、いきなり変なこと言って……!
その、私、怖いことがあると本棚の影に隠れてばっかりで。 つい習慣で、ロビンちゃんも怖かったのかなぁって、そう思って……。
[慌てふためいて弁解めいた言葉を連ねながらも、差し伸べた手を引っ込める事はできない。
だって、さっきななちゃん、不安そうに見えたから。 ロビンちゃんも、今はいつもと少し違うような気がするから]
(193) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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/* 悩みの内容的に、女の子に助けてって言えなくて、今のところ、助けてって言えそうな相手がなゆたくんくらいで頭抱えてるけど、 でも、ちひろくんとなゆたくんがくっついたら、プロローグの対ちひろくんの捉え方がきれいに回収はできるなと思っている それはそれでおいしい にしても うおお また変な位置にいてごめんよ あとなゆたくんが他の人より自分の話に時間割けてなさそうだからそれは気になる ひとりにかかる負担は減らしたいんだけど
(-88) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[錯覚でもいい。 脅え縋りたいのは、恵冬の方かもしれないけれど構わない。
だって絶対に、一緒にいた方が心強いから。
握り返された手>>168から伝わる体温に、張り詰めた気持ちが仄かに温まって緩む。 さっき拭ったばかりなのに、目尻にまた涙がにじんだ。
けれど、今度のそれは、さっきと違って嫌じゃない]
(194) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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ばーか、強がらなくていいっての。 寝袋はアイツらに任せたし、特別行きたいトコがあるわけでもねえし。俺も、万里と一緒にここに居るよ。
[そう言って優しく微笑んだ。 この世界が気になってはいるし、探索したい気持ちもあるにはあるけど。こんな縋るような目を向けてくる奴を置いて行けるほど、腐っちゃいない。 俺は、良い奴ではないけど、アイツらほど腐っちゃいない。]
…なあ、今はどう? やっぱ、この世界怖い?ここから出たい? 昼間は、神様や幽霊に会いたいーとか、言ってたけどさ。
[ふと、そう問いかけてみた。昼間は神様や幽霊に会えるかも、って笑って、期待しているように見えたけど。流石にあれを見た後じゃ、そんな気もなくなるんだろうか。 俺はと言えば、今になっても、ここから出たいとはどうしても思えなかった*]
(195) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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……わたし、やさしいわけじゃないよ。
[安心したいのは、自分のほうだったから。 続くひなこの言葉にそっと言葉を落して、それでもはにかむみたいに静かに微笑む]
でも、そう言ってくれると嬉しい。ありがとう。 私、そんなロビンちゃんの方が、ずっとやさしいと思うな。
[だいじょーぶ。 そうやって励ましてもらえると、胸の奥がふわっと温まる。
ほんとうに、大丈夫な気がしてくるから。
そんな風に力をくれる彼女は、とても優しくて温かい]
(196) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[ひなこと手を繋いで、半歩分だけ先を進んで先導するように廊下へ踏み出した。
ちかちか瞬く装飾の光とか、色とりどりの折り紙の輪とか。 そんなたくさんの非日常を、受け止めようと真っ直ぐ見据える。
その時だった。 ぎゅっと、重ねた手に力がこもる感覚>>169]
――っ。
わ、私、知ってる。 見てきた、から。
[怖がらせてしまうかもしれない。 混乱させてしまうかもしれない。
そう思ったら、泣いていたしずくの様子が脳裏を過り、胸の奥がぎゅっと苦しくなる。 教室に戻ろうとしていた足が、力を失ってその場に縫い付けられた]
(197) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[言わない方がいいよねと、保留しようと、『集団失踪事件』の情報を伏せあった事を思い出す。 七尾と、そして織部と。
恵冬は、きっとあの時、二人に全部投げ出して安心してしまうつもりだった。
今なら、わかる。 私、卑怯者だった。
二人ならきっと大丈夫って、そうやって重荷を押し付けようとしてた]
(198) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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……風子ちゃん、教室から抜け出していったでしょ?
[チャイムの音、そして悲鳴。 あの瞬間の事を思い出して、繋いだ手を強く握り返す]
おっきな音、した方にみんな走って行ったよね。 追いかけたらそこに……、風子ちゃんと、同じ格好のマネキンが倒れてた。
[怖がってると、思われちゃだめだ。 そうしたら、きっと彼女も不安になる。
意を決して、俯くひなこの横顔を見つめた。 目をそらさずに、まっすぐに]
(199) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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血だまりが、広がってて。 まるで、人が死んだみたいで。
[どうか、脅えないで。 私、もう縋らないから。頼りにして、もたれ掛ったりしないから]
みんな、どうしていいのかわからないみたいだった。 だから一緒に、考えよう?
自分一人じゃどうするべきかわからないから、力を合わせなきゃ。 みんなで文化祭、盛り上げたみたいに**
(200) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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/* そんな感じでプロローグあたりからぐるぐるしてるよ! 弱音吐ける相手がいねえ!
(-89) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 01時半頃
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/* けいちゃんが本当に本当にいい子すぎて、いい子過ぎて、ねえ……いい子過ぎて……………いやみんなそうなんだけど、すごく清涼感を感じてやばい。拝みそうになる。
(-90) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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/* 背中にひっつかれると頭撫でたりしにくくてもどかしい…(撫でたり撫でられたり好きな奴)しかし万里かわいい。 他の奴とももっと絡んでみたいなーとも思うけどもなあ
(-91) 2015/06/23(Tue) 01時半頃
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[ばーか。その言葉を聞いて、ちょっとだけ苦しくなった。兄もいつも、…を馬鹿といいながら、優しく笑ってくれたから。>>195 帰ってきた優しい言葉に再度おでこを背にくっつけてみる。頑なに背にくっついているのは、…のせめてもの罪悪感の表れだ。 彼は、兄ではない。神楽圭一という、ひとりのおとこのこ。 それでもやはり、…は彼と兄を切り離して考えられなかった。 この世界をどう思うか。と、聞かれたら、怖い、という感情よりも、不安という感情が大きい。自分たちがいまどういう存在なのか。これからどうなるのか。なにも、わからない。それはとてもとても不安だった。 けれど―― ]
まだ、出たく、ない。 独りになったら、わからないけど、今は、みんなが…… 神楽くんが、いるから。
[そう言って、兄に甘えるように、かぐらくん、と甘えた声で彼の名を呼んだ。**]
(201) 2015/06/23(Tue) 02時頃
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[ くん、って。 その場に縫い付けられたみたいに、水瀬の身体が止まる。 苦しそうに、水瀬の声が、揺れる。 あ、と思うと同時に、 ちかちか、視界から出てくれない光が、 罪悪感を、更に重いものにする。
わたしのせいだ。 おまえのせいだ。
自分の声と、 の声が混ざる。 ]
(202) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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うん?別に、オレが勝手に話したことだし 気にしなくていーぜ。
[話し終わってから落とされた謝罪>>178に、手をひらひらと振る。逆に、話して気分は軽くなったのだから。 謝罪に込められたもう一つの意図>>179に気付くことはなかった。元より、自己満足に見返りなど求めていない。]
うん。理想論なら、そうなんだろーよ。それが正しい。 だけど、皆がそれをできるほど 強いわけじゃねーからさ。
[彼の兄の言葉>>179に、そっと目蓋を閉じる。 あのままメイが逃げなかったら、「ひとり」で立ち向かっていたら。いつしか限界が来て、命を絶っていただろう。 あの時のメイを支えてくれる人は、誰もいなかったから。]
(203) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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[ 唇を噛んだ。だいじょーぶ。 自分を守る呪文を唱えて、 自分の感情に上塗りして、水瀬の言葉を聞く。 相馬の話。自分の後ろを通って行った、おんなのこ。 それから音がして、足音が聞こえて。
ああ、けいとちゃんは、向き合ってくれてる。 こっちを見てるって、わかるよ。ありがとう。 でも、自分が彼女を向くことは、きっとない。
光から、あの日からずっと逃げてる。怖いんだ。 ]
(204) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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ゴローちゃんがそう考えるの、 別にみっともねーことじゃないと思う。
[自嘲めいた言葉>>180に首を振る。逃げることは、立派なひとつの選択肢だ。 下手に立ち向かえば潰れるかもしれないのだから。]
誰だって、辛いことに好き好んで 立ち向かいたくなんてないだろ。 マゾでも修行僧でもねーんだから。
[逃げることが悪いことだとも卑怯だとも思わない。 オレが迷っていたのは、このまま逃げ続けることが正しいのか。立ち向かったとして、今度こそメイはそれに耐えられるのか。それだけだった。]
(205) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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[ 口を開く。噛んでいたせいで、ちょっと痛かった。 聞いたこと。水瀬が、真っ直ぐ言ってくれたこと。 相馬の話。それから、自分が逃げてしまった後の話。 ]
ふーこちゃんの……マネキン?
[ どこかへ行ってしまったあの子と、 あの子の代わりに現れた、マネキン。その様子。 それって、まるで、 ]
…入れ替わっちゃったみたい、だね。
[ ぽつん。また、こどもみたいな感想を呟いた。 どう届いたかは、わからないけれど。 ]
(206) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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[それでも、自分の辛さを押し付けたくない>>181と言うゴローちゃんは、やっぱり優しいと思う。続けて告げられた、オレという存在に対する思いも。]
……メイの一部で、ゴローちゃんの友達、か。
[見失っていた自分に、彼の言葉がすとんと腑に落ちる。 そうだ、オレは藤堂芽耶であって、"ハル"でいいんだ。 もうひとりの藤堂芽耶で、彼の友人の。
こんな、単純なことだった。]
(207) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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[ 血だまりにいたらしいあの子は、 誰に、どうしてころされたんだろう。
そう過ってしまったけれど、それでも、笑顔を浮かべる。
逃げたいって、うす暗い気持ちと、 彼女の言う、文化祭の、楽しかったって思い出と。 罪悪感からの、向き合わなきゃって気持ちが、ぐるり。
終ぞ顔は、向きあえないまま、 ちかちか光る照明に目を細めて、 自分をまもるみたいに、笑う。 ]
(208) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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サンキュ、ゴローちゃん!
[オレがどうすればいいのか、わかった気がする。正直どうやればいいのかなんてさっぱりだけど、なんとかなる予感がした。根拠のない、全能感めいた自信なのか、それとも。
そんなすっきりとした表情で、未だ暗い顔をするゴローちゃんの肩をばしばし遠慮なく叩いた。]
あのさ、ひとつ誤解してるみてーだから言っておくけど。 別に、苦しんで生きてるわけじゃねーよ?
[オレの言い方も不味かったかなー。そう思ったところで、実のところ大した反省なんてしてなかった。]
(209) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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…うん、そうだよね。 もどろっか。そこから、考えよう。
[ 言えたかな。今のわたし、話せているのかな。 光に邪魔されてわからないまま、 手は離せなくて、そのまま教室へと歩む。
離せない手は、水瀬のためなのか、自分のためなのか。 それは、気付きたくなかった。
…前者だったら、いいのになって。 そんな気持ちは、あるんだ* ]
(210) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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確かに最初は苦しかったときもあったぜ。 辛い記憶も感情もまるっと渡されたからなー。
[オレに与えられたのは、そうであったという記憶と使命。悲しい、辛い。そんな負の感情に当初は翻弄されたけれど、守らなければいけない存在がいた。 知らずの内に、それが心の支えになっていた。]
さっきまではどーすりゃいいのかわかんなくて、 しんどくもあったけど。 それでも、オレは毎日楽しいぜ。
[ゴローちゃんと話したり、気の良いクラスメートと接したり。生まれたことを疎んだことは、一度もなかった。
それと、もうひとつ。]
(211) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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ゴローちゃんが名前を呼んでくれなかったら、 きっと"オレ"は誰にもなれなかった。 ゴローちゃんがオレの存在を認めてくれたから、 折れずに立ち続けられた。
[オレがオレとして在り続けられたのは、名前を呼んでくれる人がいたおかげで。拒絶せず、ありのままを認めてくれた人がいたおかげだと思うから。 にっ、と"ハル"が浮かべるような勝気な顔で笑う。]
だから、サンキュ!
[オレは、今のゴローちゃんの優しさに救われていた。**]
(212) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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/* 肩叩いたけど届くのかって一瞬過り 大丈夫だよね??
(-92) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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―→教室―
[ 廊下を、歩む。光が、追いかけてくるみたいに瞬く。 水瀬の手を取って、引っ張って。 教室へ向かっているうちに、思うこと。 ]
(とーるくん)
[ 幼馴染は、だいじょーぶ、かなって。 血だまり、とか。人が死んだみたい、とか。 そういう、怖いもの、駄目だったよねって。
実際は合っている様で少し違うのだけれど、 やっぱり、それを自分は知らないままだから。
『だいじょーぶ、わたしがいるよ。』
ずっと昔のあの言葉を、今は果たして言えるのだろうか。 わからない。わからなかった。 全部、保身になってしまう気がしたから。 ]
(213) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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/* うまいこと持っていけそーでゴローちゃんには感謝しかない
そしてゴローちゃんの悩みを解決させるようなキーワード出せないで謝罪しかない(土下座) いやあの、どっかで「立ち向かえるようになるまで」逃げるのは悪いことじゃない〜って入れようとしてたんだけどすっかり忘れて ゴローちゃんがんば(投げっぱなしジャーマン)
(-93) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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[ 文化祭のあの映画の時とは違う。 冗談じゃ済まされないんだ、もう。
そんな非日常の、いつも通りで無い空間で、 不安だけが膨らんだ先、 何があるか。起こってしまうのか。
多分、知らないで、気付かないでいたくて。 そうしてまた、そっと、思考をずらした** ]
(214) 2015/06/23(Tue) 02時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 03時頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 03時頃
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…っ、
[後ろから甘い声で、かぐらくん、と呼ばれて>>201、僅かに息を呑んだ。懐かれていたと言っても、そんな甘さを含んだ声で呼ばれたのは、多分、初めてだったから。
でも万里は、俺と自分の兄を重ねている。きっと、"クラスメイトの男子"ではなく、"おにいちゃん"に甘えたいだけなのだろう。 俺は、ただの万里の兄代わり。それだけの存在だ。 そうは思っていても、多少は表情に動揺が滲んでいたかもしれないから…万里が後ろに居たのは、ある意味良かったのかもしれない。]
(215) 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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…そっか。俺も、今万里がここから一人で居なくなったら心配だから、良かった。 そのうち一緒に出るか。方法が見つからないうちは、どうしようもないけどさ。
[背中に万里の体温を感じつつ、普段通りの声色でそんな風に言葉を返したが、ふと、何かが心に引っかかった。
"おにいちゃん"と一緒に居たいなら、普通はここから出たがるんじゃないか?
ここから出て、家に帰れれば兄と会えるだろうに。俺みたいな偽物よりも、本物の兄の方が遥かに良いだろう。なのに、何故。 その時、『幽霊に会いたい』と言っていた万里の姿が頭を過ぎる。いや、まさか、]
(216) 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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なあ、万里、
[――お前のおにいちゃんって、今、何処に居るんだ?
そう問いかけようと開いた口を、咄嗟に噤んだ。きっと勘違いだろう。兄代わりになってる自分がそれを聞くのは、何だか変な気がするし。 それに、それを聞いてしまったら、何かが壊れてしまいそうな気がして。]
…や、ごめん。何でもない。
[だから、問いかけようとした言葉は飲み込んで、そう言って笑って誤魔化そうとした**]
(217) 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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/* 甘い声ってのになんか恥ずかしくなってロル書くのに時間かかりすぎだししかもこれ勘違いだったらすごく恥ずかしいやつだぞ。ほんとに万里の兄ちゃん家でぴんぴんしてたらすごく恥ずかしいやつだぞこれ…
(-94) 2015/06/23(Tue) 04時半頃
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……悪い。 すぐ着替えるから。一瞬待ってて。
[苦笑を浮かべ、目の前で手を合わせる。 廊下にいつまでも女の子を放り出す訳にはいかない。
シャツの上のボタン何個か外し、Tシャツを脱ぐみたいに頭から引き抜く。 流石に新品のシャツを着るときには使えない、横着した手段だった。 手早く新しいシャツを羽織り、ボタンを留めていく。 上から三番目まで止めたところで扉を開いた。]
(218) 2015/06/23(Tue) 06時頃
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|
おまたせ。
[扉を開けて、七尾を探す。彼女は窓際に立っていた。>>166 何かあるのだろうか。
歩いて寄って、さっきされたように肩をたたいてみる。]
七尾? どうかした?
[教室戻ろうぜ、と。 のんびりと言うだろう。*]
(219) 2015/06/23(Tue) 06時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 06時頃
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――あ、そっか。 スリッパ取りに行かないと。
[靴下だけの七尾の足元に目をやる。 しまった、いつもならすぐに気がつくんだけれど。
どうにも注意がが散漫だ。]
皆もう、教室かな。
[教室に行って、そしてどうするか考えて。
――いや違う。行きたいところが。行かなきゃいけないところがある。 そこに、行かないと。*]
(220) 2015/06/23(Tue) 07時半頃
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[急に肩を叩かれて>>219、心臓が止まるかと思った。 ので、そのまま、口にする。 慌てて振り返って、半笑いで、]
びっ……くりしたあ。 早かったね、着替えんの。
[くるっと体の向きを変えて、ついでに、窓からも離れて、 寺田の視線を、引き剥がすみたいに、廊下に体を躍らせて、]
あ、いやいや、いいよー。 あたし、ひとりで行けるし。 それより、寺田、教室戻ったげたら?
[するする言葉が吐き出される感覚。とめどない。]
(221) 2015/06/23(Tue) 09時半頃
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みんな、心配だしさー。 あたしも、パパッとスリッパ取って、すぐ戻る、ね!
[にいって、歯を見せて笑う。
言わないよー、寺田、固まっちゃってたんもね。 今度、どっか行っちゃったら、今度こそ、引きずり戻せる自信がないなあ。]
──ってことで、またあとで!
[よろしく!って勢いのいい敬礼のポーズからの、 身を翻して走り出すまでは、我ながらとても俊敏だった。 靴下のままの足の裏が廊下を叩く。 パタパタと軽い、でもしっかり床を叩く音が響く。 だって今、本気で走ってるもん。超ダッシュ。
寺田をひとり、廊下に置いてけぼりにして、 さっき見た、赤い廊下、階段に向かう。 寺田、あんたはちゃんと、教室に戻れよーって、念じながら。 …………きもちがわるい。*]
(222) 2015/06/23(Tue) 09時半頃
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/* 昨日の夜のひとりごと見返したら考え込みすぎててそれに引かれるわ なるようになる!さ!
(-95) 2015/06/23(Tue) 09時半頃
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/* そういや電波の通じない状況なのに兄からの電話を受ける(不安すぎて空想のなかの兄に頼った)ってイベント入れる機会がなかった 伏線>>1:42っぽいもの置いてたのに
まあ兄が生きてると思い込んでる伏線にしたらあからさますぎるから無くても良かったかな
(-96) 2015/06/23(Tue) 10時頃
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さっきのお返し。 そりゃ急いだからなあ。冷えるだろ、足。
[軽い笑い声を上げる。 女の子を冷やすのは良くないって、たしか親父がよく言ってた。
くるり、くるりとまわる七尾の姿が、ひなこと被る。 やっぱり、女の子なんだよな。 その直後に放たれた、一人で行く発言には眼を丸くして、]
や、危ないだろ。 俺も心配だし。 ……って、七尾!
[駆け出していってしまった七尾の背に、せめてと大声を張り上げた。]
気を付けろよ!
(223) 2015/06/23(Tue) 10時半頃
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/* 緩やかな狂気むずかしい
正常時寺田なら窓の外にも気がつくし、もっと真剣に制服探すし、七尾に止められても外で着替える。 そもそも、服を汚さないようにマネキン運べる。
全部出来てなくて、ついでに笑えて、親父のことをさらりと思い出せてる今は、取り繕えてるからたちが悪い。
(-97) 2015/06/23(Tue) 10時半頃
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[走っていってしまった七尾を見送り、きびすを返す。 赤くなってしまったシャツを手に、教室へと滑り込んだ。
なんだか、微妙な空気だ。
自分の机の横にかかった鞄を手に取る。そこにシャツと靴下を押し込んだ。それを肩にかけて、一度ぐるりと見回した。
誰かと話をしただろうか。 教室に入ったときのように、いつのまにか寺田の姿は教室になかった。 居た形跡は唯一。黒板に書かれた文字だけだった。**]
(224) 2015/06/23(Tue) 10時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 10時半頃
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─1F階段─
[階段ダッシュ、得意だったな。 懐かしいことを考えながら、また、水溜りの中に一歩踏み出した。 ぴちゃん、って水音と、 もう温度の失われた、ただ冷たい、 少しどろっとした液体の感覚が、靴下から染み込んでくる。
履き替えた意味ないじゃん、って、呆れられる、かも。
階段ダッシュ、得意だったなあ。 ……ここ、掃除したほうが、良さげだな。 あとでしよう。あとで。これもあとで。 逃げてるんじゃ、なくて、優先順位ってやつです、これは。
とにかく、今は。 キッと階段の上を見据える。 赤錆色を吸って膨らんだような感覚の足元。 いちにのさん、で駈け出す。ぴちゃん。 また、赤が、跳ねた。]
(225) 2015/06/23(Tue) 11時頃
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『おまえ、よくそんな楽しそうに取り組むね、こんなの』
[階段ダッシュ。ひたすら繰り返した昇降のあと、息を乱した部員に問われたことがある。 やー、これ割と得意。だし、あんたたちに勝てるかもって思うと、それだけでも楽しい。 こっちも、肩で息をしながら、それでも声には笑いを含んでいた。]
『でも、上り下り、するだけじゃん。めげねえ?』
[唱えてみたら、数え歌とか。割と楽しいよ。いちじく、にんじん、さんまにしーたけ、]
『ばっか、おまえ、ガキかよ』
[ゲラゲラ。堪え切れないって風に笑う相手に、 あの時は、うるさいなーって言ったけど、
実際、そうだったのかも。 あたし、バカで幸せなんじゃなくて、 幼かった、だけなのかも、な。 ひとり、時間の止まった、なり損ない。]
(226) 2015/06/23(Tue) 11時頃
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[ぴた。ぴた。水音を含んだ足音を響かせて、二段飛びに階段を駈け上る。 床を踏みしめるたびに、じわ、と錆色が、滲む。 ぐんぐん突っ切るように、上を、上を目指して、足を動かしていく。
何がしたくて、なんて、わからない。 でも、行かなくちゃ。見て、確かめなきゃ。 ここで、何が起こっているのか。ここは何なのか。
みんなを脅かす、ここのホストは誰なのか。 あたしが、あたしの気持ちが、みんなを殺すのか。 それとも、あたしは、殺されるのか。誰かの力に、なれるのか。
1階廊下の突き当たり、相馬風子が消えた方の階段。 あとには、導くように、二段飛びに残された、赤錆色の足跡。]
(227) 2015/06/23(Tue) 11時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 12時半頃
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[俺の答えが、彼の中で何かに繋がったのだろうか。 言葉を見つけあぐねている間に、ハルはすっきりしたような表情を浮かべていた。>>209
肩、というよりも身長差のせいでほぼ背中をばしばしと叩かれて、やはりハルはハルだ、と改めて思う。
別に苦しんで生きてるわけではない――そう言うハルに、どこかハッとさせられる気がした。 俺は勘違いしていたのだ。]
お前は……。 ……すごい、よな。
[消え入りそうな声で。なんと表現すればいいか分からなかった。 だから、友人への尊敬を。ただただ純粋に。]
(228) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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/* Q.寺田大丈夫? A.自己認識:大丈夫 一見:大丈夫 真相:わりとヤバい
(-98) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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|
存在を認めるとか、そんな大袈裟なことをした覚えはないな。 そこにいて、そこに在って。普通の人と何も変わらず話ができる。 それで十分だろう。
苦労もあるだろうが、お前が生きていて楽しいと思えているなら。 ……良かった。
[礼を言われるまでもない。 ハルの感情は、生きることの苦労は、俺には想像することしかできないのだから。]
……どうしても、きつくなった時は。 俺とか、他の奴もさ、藤堂を支えてやるから。
[できるかはともかく、少なくとも俺はそのつもりだ。 ハルの生きる理由を否定することはない。だが、どうしようもなくなった時はいつでも味方になってやる。
きっとそれぐらいは、主人公じゃなくてもできる。]
(229) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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[>>212ハルが浮かべる、ハルしか浮かべない笑顔。 その表情を見て、重々しかった俺の気分も少しだけ晴れたような気がして。
ふっ、と力の抜けたような笑みを返し、 彼の顔を、藤堂の顔であることも一瞬だけ忘れて、人差し指を伸ばして頬を軽くつっついた。**]
(230) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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/* さわりたかった
反省はしている。後悔はしていない。
(-99) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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/* 体は女子、頭脳は男子
非常にロマンがありますね?(だめだこいつ
(-100) 2015/06/23(Tue) 12時半頃
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/* 健五郎はハルとは友情縁故あるけど、 藤堂に対しては特に何もないんだよなあ、実は。 考えれば何かしら書けそうではあるけど、とりあえず触れずにおく。
このへん難しい。
(-101) 2015/06/23(Tue) 13時頃
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/* あーゴローちゃーんー!!(叫ぶ)
(-102) 2015/06/23(Tue) 13時頃
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|
[駆け上がる。階段、飛ばし飛ばしに。 やっぱり息は上がらなくて、 でも、心臓の音は破裂しそうなくらいにどくどくと響く。 3階。そこから、当たり前のように続く、4階への階段に、 また、足をかけて、ぐっと力をこめる。
あと少し。あと少しで、見える。 なにかが、わかる。
空間がひらけた。ああ、やっと──]
(231) 2015/06/23(Tue) 13時半頃
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─回想─
ごめん、無理。それは、ほんと、無理。
[顔、引き攣っていたと思う。
文化祭の店番はシフト制。 みんなで交代で、仕事を回す。 当然、そうすると思ってた、けど。
女の子たちが、少しずつ丁寧に作り上げた衣装。>>0:389 女子はメイド服で、男子は執事>>78なんだよ、って、 嬉しそうに言ったのが、誰だったのか、覚えてない。
受付の仕事は、基本、平等に、公平に、回ってくる。 一瞬で、血の気が引いた。]
(232) 2015/06/23(Tue) 13時半頃
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ほんと、ごめん、あたし、中の仕事するよ。 ちょっと、それは無理。さすがに。 あたしが着ても、似合わないし。 みんなが着た方がいいよ、絶対。 ごめんって、やだなあ。でも、ほんと、
[分かってる。こういうのが、ノリだってことも。 頑なに拒絶することが、どれだけ寒いのかも。 分かってる。けど、それだけは、勘弁して。
軽い調子を装っていても、うまく笑えなかった。]
ごめん、受付の仕事、誰か変わってもらってもいい?
[精一杯、明るく、そばにいた女の子をつかまえた。 ほんと、無理だって、って冗談っぽい口ぶりで、 でも、最後まで絶対に譲らなかった。それは、無理。
だから、その机に、あたしは結局座らなかった。 今、目の前にある、この場所に。]
(233) 2015/06/23(Tue) 13時半頃
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─4F─
[コウモリのモビール、おばけのランタン。壁には煌めくくもの巣。 雰囲気を壊さないよう、布を掛けて、飾り付けられた受付の机。
目の前に広がる光景を視認して、それから、 知りたいと、そう思っていたはずなのに、 よく、知っている場所のはずなのに、 そこから先に、一歩も踏み出せない。
息ができない。*]
(234) 2015/06/23(Tue) 13時半頃
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すごいってんなら、オレはゴローちゃんの方だと 思うんだけどよー。
[消え入りそうな声>>228で呟かれた内容に、呆れたように目を据わらせる。それでいて、その目には憧憬も籠っていたのだが。]
そんな、ゴローちゃんにとっては なんでもねーようなことで、オレは救われたんだよ。
[普通の奴から向けられる目線は、奇異、忌避、憐愍。降って湧いた日常の中の異端に人は厳しく、異端を日常に許容することは難しい。 それをなんでもないように言うのだから、彼は根っからの優しい奴なんだろう。]
(235) 2015/06/23(Tue) 14時頃
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……っと、そうそう。 まだ過去と向き合える気がしねーって思うのは いいんだけどさ。
[さも今思い出したと言わんばかりに手を叩いて、改めて笑顔で彼に向き直る。助けられたし、感謝もしているけど、許せないことがひとつあった。]
次、オレの前で「今の自分が消えればいい」って 言ったら怒るから。
[笑顔は崩さず、瞳に怒気を乗せる。聞き流そうかとも思っていたが、やっぱり無理だ。]
オレの友達は今のゴローちゃんだけだっての。 消えられると困るんだけど。
[オレの数少ない友人を、唯一の恩人をそんな風に軽く扱われるのは、いくら本人でも許せなかった。]
(236) 2015/06/23(Tue) 14時頃
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サーンキュ。 でもその言葉、そっくりそのままお返しするぜ?
[差し出される優しい言葉>>229に悪戯っぽく笑って。]
もし、ゴローちゃんが立ち向かうってんなら。 前を向いて歩く、って決めたんなら。 辛い記憶に負けねーようにオレが支えてやるよ。 勿論、他のみんなだってな。
お前に助けられた奴がここにいる。 次は、オレの番だ。
[辛いことから逃げるのは決して悪いことじゃない。でも、このままいつまでも足を踏み出すことができないから。]
大丈夫、ゴローちゃんは強えよ。 オレがそう言うんだ、自信持てって!
[ひとりじゃない。オレも、メイも、ゴローちゃんも。だから、もう向き合える筈なんだ。]
(237) 2015/06/23(Tue) 14時頃
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……わ、わ、突然なにすんの、ゴローちゃん。
[不意に頬を突かれ>>230思わず驚きの声を漏らす。見上げた彼の表情はさっきより和らいでいる気がして、人知れずそっと安堵した。**]
(238) 2015/06/23(Tue) 14時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 14時頃
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……食ってばっかじゃん。
[>>186茶化すつもりは無かったけれど、流石に突っ込まざるを得ない。 願わくは、その食い意地を料理への意欲にでも生かして欲しいと思うのだけれど、何と言うか、別の話になるらしい。]
あぁ、うん。 ホントに楽しかったのは伝わった。よく分かった。ありがとう。
[適当なところで遮って、話を元に戻させる。 きっぱりと返ってきた返答>>189には、何の迷いも躊躇いもない。微塵も疑いのない物言いに、些か羨望にも似た何かを覚えるのは、自分が捻くれているからなのだろうか。
そうして、返ってきた問いかけ>>191。しょんぼりと眉を下げる様子には、何故だろう、我が家の飼い犬を思い出す。 おあずけを食らった時、いたずらをして叱られた時。こうべを垂れる姿が何となく重なって、ふ、と口角が上がった。]
(239) 2015/06/23(Tue) 15時半頃
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あぁ、いや。 俺は、楽しかったよ。
[嘘は言っていない。 少なくとも、自分は楽しかった。お化けになって人を驚かせる経験なんてそうないし、それを作り上げる過程だって、それなりに和気藹々と出来た方だと思う。
他の奴等も、そうだったろう、と。 疑わずにいられたら、どんなに幸せだろうか。自分には、そんな純粋さはない。 羨望、嫉妬。その他もろもろ。嫌な気持ちに塗れた目線を、自分は見てしまっている。]
(240) 2015/06/23(Tue) 15時半頃
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なぁ、秋野。
[ぽつり、と。 少し会話が途切れた頃に、再び問いかけを投げつける。]
もし、ここが、俺達の中の誰かの夢だとして、 ……そいつは、何を望んでると思う?
[口をついて出たのは、核心にも似た、けれど、話の流れからは突拍子もない問いかけ。 おおらかな彼なら、滑稽無糖な話を聞いたところで、取り乱す事はないはずだ。多分、きっと。
信頼と言っていいのかも分からない、勝手な思い込み。さて、彼はどんな表情をしていたか。**]
(241) 2015/06/23(Tue) 15時半頃
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/* (瀕死)
(-103) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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/* >太鼓持ちになろうと頑張る場面はあれど、空回りすることが多々。
せんせー、かっこよくしかみえません…… なにこのイケメン(瀕死)
(-104) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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―一階廊下― [上履き特有の僅かな足音でも、静かな校舎は反響させた。 一歩ずつ、ゆったりとした足取りで廊下の真ん中を歩き続ける。
先ほどから手が冷たい。 何かに吸い取られたみたいだ。
一度歩みを止めて、右手を見る。 見た目には何も変わらない、ただの手だ。
凪いだ目でそれを見つめ、手を下ろす。 そして再び、階段へと向けて歩き出した。]
(242) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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―回想・高校三年春― [今まで書いていたのは、『進学』の二文字。
今、第一志望の欄に書いたのは『就職』の二文字。
迷いのない筆跡で書かれたそれを、期日を前に先生へと提出した。]
(243) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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[就職を考えだしたのは、三年生に上がった時。 それまでは漠然と進学を考えていた。成績にも特に問題はなかったし、それなりに努力を積めば大抵の大学には行ける程度に底力もあった。
けれど、思ってしまった。 自分は、いつまでこの暖かい場所に居られるのだろう。
今まで考えたことのない不安が堰を切ったように溢れだす。
母さんとも、弟妹とも。一滴たりとも血の繋がらない自分が、まだここで母さんの財産を食いつぶすなんて、 そんなの、申し訳ないにも程があるんじゃないか。
不安と申し訳無さが満たしていく。 自分が居なければ、自分にかかった分の金も、時間も浮いただろうに。 いままでかかった分を返すことさえ難しいのに、これ以上迷惑をかけるなんて、 そんなこと、耐えられない。]
(244) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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[進学しようという気はとうに失せていた。 もう、負担も迷惑も掛けたくない。 大好きだからこそ、離れたい。 そして、出来ることなら少しだけでも恩を返したい。
その日から進路指導室にある、数少ない企業パンフレットを調べるようになった。]
(245) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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/* まだ→訪問→許さない→対立
予定は未定。 順番が……決めてなかったせいでぐだぐだ……
(-105) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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/* 回想と落ちを用意してないていたらく
進学校だけど、就職志望は学年に一名くらいいるんじゃないかなって……震え 駄目だったらごめんなさい
(-106) 2015/06/23(Tue) 16時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 16時半頃
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/* なんてこった。
まだ過去回想を出し切ってないのに、ハルのおかげで悩みが解決しそうである。
(-107) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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……なぁんだ。 楽しくなかったのかと思って、びっくりした。
[ふと心に湧いてしまった心配を拭い去る那由多の返事に、ほっと息を吐く。>>240 その言葉の裏を読もうとするような、猜疑心なんて微塵もない。 秋野が問いかけた時に、少しだけ微笑みの形を作った口元も後押しして。 楽しかったと言うのだから、そうなのだろう、とそのまま信じた。 彼の抱えた心中も知らぬままに、良かったぁ、と呑気な声を上げる。
再び前を向いて、緩んでいた歩調を元に戻す。 風子を呼びながら、歩き始めた。]
(246) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[そうしていて、しばらく経った頃だろうか。 またしても名前を呼ばれて「なーに」と緩く返す。 続けられた質問は、さっきと同じようにどこか唐突で、意図が掴みきれない。 今日の那由多は不思議なことばかり聞くなぁ、と思って、戸惑いを含んだ目で彼を見つめる。]
……那由多、夢占いにでも目覚めたの?
[たぶん違うんだろうなと思いつつ、聞いてみる。 常識をきちんと持ち合わせた彼のことだ。那由多なりに、この世界が何なのか解明しようとしているのかなぁ、と想像する。 この世界が夢じゃないかとは秋野だって考えたことだった。 ただ、そこから一歩踏み込んで、"誰かの夢"で"何を望んでいるのか"なんて考えもしなかった。 少し考えてみたけれど、その問いかけは、なんだかとても難しすぎた。]
んーと、……分かんない。 とりあえず、文化祭、楽しみたいんじゃないかなぁって思う。 そんで、皆ここにいるでしょ? ってことは、皆でもっかい、遊びたいんじゃないかなぁ。
(247) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[そして、それから? あの血だまりに沈むマネキンだ。 そればかりは"文化祭を楽しみたい"では説明が付かないだろう。 心なしか、考え続けていると頭が痛くなりそうな気がして、それ以上考えるのをやめる。 その代わり、紡ぐ言葉は。]
……それ以上は、よく分かんないけど。 でも、誰かの夢なら。 ──いつかは、覚めるんじゃない?
[「覚めなかったらそれはそれで」>>1:132なんて、健五郎には言ったけれど。 何故か、今、那由多相手にそれを言わないほうがいい気がした。]
だから、目が覚めたら、その誰かに聞けばいーよ。
[なんて。あっさりと、楽観的に告げてみる。 そんな言葉では、今、那由多の頭を占めている問題は解決しないのかもしれなかったけれど、知る由もなかった。]
(248) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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……いない、ね。 ねえ、部室棟も見にいこーよ。寝袋も探さないとだし。
[やがて、部室棟へ続く渡り廊下が見えたので、そう提案する。 風子の捜索もだが、たぶんもう時刻も時刻だ。寝袋の調達も早めに必要だろう。 那由多が賛成してくれたなら、渡り廊下の方へ足を向けることにする。]
……あのさー。 さっきから、那由多ばっかり質問してるから、俺も聞いてもいい?
[歩きながら、ふいに尋ねてみる。 何故か結構質問攻めにされた気がするから、なんとなく思いついたことだった。 それはたぶん、この時期の高校3年生の頭を多かれ少なかれ占めていること。]
那由多は、卒業したら、どーするの?
[どこの大学に行きたいとか、何になりたいとか。 そう軽く口にして、那由多を振り返った*]
(249) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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/* か、カウンター攻撃(?) それにしても雑談ばかりしやがって!ほんとに探す気あんのか!(PL都合です)
(-108) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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/* あと続けて回想落としますね。 めっちゃ連投してすみません……と先に。
(-109) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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──回想:成績と、未来の話──
[秋野は、成績が悪い。 何も考えていなさそうな言動も相まってか、これでよく北洋に受かったなと思われそうな成績だ。 けれど、中学の頃はそう酷くはなかったし、高校に入学してからも、1年の頃ぐらいはまだ中くらいの成績を保っていたと思う。
風紀の乱れは、心の乱れ。 そこが乱れれば、おのずと勉学にも影響が出る。 それは、生徒指導部の豊田>>0:381の口癖だった。
それがどこまで正しいのかはよく分からない。 けれど、少なくとも秋野においては、それを否定しきれない。 母がいなくなり、父もほぼ不在。 ひとりきりの生活がぐずぐずと崩れていくのに合わせて、成績もじわじわと下降していったことは確かだった。]
(250) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[それは、秋野が中学生の頃。 高校受験を意識する頃に「やりたいことや行きたいところが特にないなら、北洋高校を受ければ」と言ったのは母だった。 「分かったそうする」と何の気なしに頷いて、後から、自分の成績ではだいぶ厳しいことを知る。]
母さん。俺、別に北洋じゃなくてもいいや。 受かるとこに、行く。
[そう言った秋野に、母は言った。
「言い訳を使って逃げる奴は、その言い訳がなくなったとしても、やらないんだよ」
あっさりと自分への妥協を許す秋野を嘲笑うように、彼女の唇が曲がる。 暫く言葉の意味を考えて、秋野は問うた。]
……北洋に、行った方がいいってこと?
(251) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[たぶんね、と母は頷いた。それは、あんたにとって不利にはならないと思う、と。 母らしいことを、殆どしない人だった。 時折与えられる気まぐれに縋って秋野は生きてきたし、だからこそその言葉は、殆ど奇跡に近かった。 それは、秋野にとって、かみさまの啓示に等しい。
だから、秋野は今度こそ「分かったそうする」と言って、勉強をして、北洋高校に合格した。 そうすると決めたら一直線の秋野が、あの時だけは毎日のようにがむしゃらに勉強していたことを、那由多なら覚えているかもしれない。
そして、合格通知を手にした頃、秋野の家に、母親という存在はもう既にいなかった。>>1:223]
(252) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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[高校2年の、夏休み前。 少し早めに配られた進路調査票を前にして、覗き込んだ未来には、ただただ何もなかった。 やりたいことも、やれることも。 それ以前に、一人で生きていくことさえも、自分には出来ないと秋野は思った。 ぼんやりとして手を止める秋野の周囲、他の生徒たちがペンを走らせる音が追い立てるように響いていた。
3年にあがる前に、進路調査票を元に、二者面談があった。 行きたい大学はないのかと尋ねられて「よく分かんないです」と、曖昧に笑う。
笑いながら、真っ白の未来の隅っこで、小さく、赤い色が過る。 いつか、秋野に振ってきたかみさまの啓示を思い出す。 「北洋を受ければ」と言った、真っ直ぐな声。 ──家を出る前、最後に母が言い残した、もうひとつの言葉。>>0:15
秋野が、かつて母だった彼女の住むアパートの住所を握りしめて、そこへ向かったのは、ちょうどその日の夜。 空気が切り裂くように冷たい、雪のちらちらと舞う冬のことだった**]
(253) 2015/06/23(Tue) 18時頃
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/* たぶん、何もわからないこどもにとって親はかみさまだってはなし(雑な要約)
(-110) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[少しだけ、気分が軽くなったと思い、僅かに浮かべる笑み。 しかし、ハルが改めてこちらに向ける表情、その目は笑っていなかった。>>236]
……ああ。
[微かな、それでいて鋭い怒りを感じた。 それに対して、曖昧な返事だけを返して笑う。]
ありがとう。 ……その時は、そうだな。
[自分のことになれば、やはり濁した返答になる。 自分が言った言葉をそっくり返されて、何も言い返すことはできない。 だが、頷きもしない。 今は、まだ。できない。
ハルの言葉に、自分の中の躊躇っていた何かが間違いなく突き動かされる。 ……しかし、あともう一歩。それが、遠い。]
(254) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[そんな内心を誤魔化すように、ハルの頬を続けて数回、ぷにぷにと突っついた。 眩しいほどに真っ直ぐなその表情を、あえて崩すように。]
……すまん。
[ついやってしまってから謝るのは、いつものこと。 藤堂に戻った時に跡がついてなければいいが。]
……そういえば、すっかり夜だな。 泊まることを考えないといけないと七尾と話していたところだった。
[それはチャイムの鳴る前の話で、既に長い時間が経ったように感じる。 寝床を探しに行こうかどうか、それを考えるが、まず先に。]
……マネキン、だったか。 それを見に行く。
[やはり、自分の目で確認したい。 それをハルに告げ、彼に引き止められたりしなければ、廊下を反対方向に歩き出すだろう。**]
(255) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[ 教室が近づいてきて、 自分たちの足音以外に、別の音が前から聞こえてきた。 大丈夫かな、って、そう思っていた、人>>242で。
だからなのか、すれ違いざまに、 何処かに行こうとしているらしい彼の手を、 咄嗟に引き戻すみたいに、留めるみたいに、掴んだ。
触れた手は、氷みたいに冷たかった。 ]
(256) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[ 見上げて、目が、合う。 その瞳が、 みたいだ、って、ぼんやり思って。 ああきっと、自分の表情は、怯えていて、 あまり取り繕えてないんだろうなって。
そう思った途端に、水瀬と繋いでいる方の手の力が、 縋るみたいに、強くなった。
口を開いた、けれど。名前すら呼べなかった。 わたしは、何を言えば良いんだろう。 ―――何なら、言って良いんだろう。 ]
(257) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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/* 健五郎が向き合わなければいけないことは2つある。 覚悟も2つ必要ってことにした。
・かつての自分が愛した人がもういないこと ・その原因は、今の俺にあるということ
(-111) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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/* 3d 別れ際の母親の啓示の話と彼女の話 4d 文化祭実行委員振り返り(前半24h内に) 5d入ってすぐ 死のうとした時の話(ホスト自覚)
あーーまあいける、いける、うん…… 異常に長いけど、とりあえず大丈夫……orz
(-112) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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[ ちかちか。光が思考の邪魔をして、 暫く迷って、迷って。思い出した様に息を吸って。 そうしてやっと、出た言葉。
触れている手とは真逆の、 幼馴染に逆らわないんだろう、そんな言葉。 ]
………、きを、つけてね。
[ ね、って。弱弱しく笑って。 それだけ言って、冷たい指から手を離す。
…罪悪感ばかり、増えていった** ]
(258) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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/* ほっぺたつんつんだからまだ許されると思いたい!
(中の人の下心がある時点でダメ)
(-113) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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/* メイ&ハルかわいいんだもの
(-114) 2015/06/23(Tue) 18時半頃
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ホント、お前らしいな。
[楽観的にも思える返答>>247>>248には、苦笑を返す。 いや、彼ならそう答えるだろうとは思っていた。数日前も、今も、ただただ純粋にこの空間を楽しんでいたようだったから。 全く、本当に羨ましい。]
もっかい文化祭やりたいとか、 それくらい、簡単な夢ならいいんだけどな。
[まぁ、そんなことはあるまい。 そう思う位には、血だまりに沈んだマネキンが、瞼の裏に焼き付いている。
そうして、会話が途切れれば、それ以上は問いかけることはせずに、彼と共に渡り廊下を進んでいく>>249。]
(259) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[暫しの沈黙。それを破った問いかけ>>249には、僅かに肩を震わせた。]
……言ってなかったっけ。 近所のあの大学受けるつもり。そっから先は考えてない。
[偏差値は少し高いけれど、就職率はそれなりにいい。 けれど、自分にとっては面白味のない大学。 ぶっきらぼうな返答を吐き捨てるようにしてしまったのは、未だに自分でも納得出来てないからか。]
(260) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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―回想:夢の話―
[動物園の飼育員になりたい、と。 臆面もなく主張出来たのは、中学の頃までだった。
高校に上がる頃には、何となく恥ずかしくなって、口には出さないようにはなって。 けれど、密かに憧れてはいた。 大好きな動物の傍で働いて、彼らと触れ合う。それを仕事にするなんて、素敵じゃないか、と。
そうして、訪れた高2の夏休み前。 進路希望調査票に書き込まれた専門学校の名前に、母親はこの上なく渋い顔をした。]
(261) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[そうして始まったのは、説得と言う名の否定だった。
なれなかった時にあてはあるの、とか。 せっかくいい高校に入ったのに、それでいいの、とか。
遠まわしな否定に反論する度に、母親の顔は険しくなっていく。
現実的じゃない、とか、夢見すぎ、とか。 アンタなんかが、動物の命を預かれる訳ないじゃない、とか。 身の丈にあったことをしなさい、とか。
多分、母親にも衝動的なものもあったんだろうとは思う。 けれど、嵐のような否定に、自分はついぞ言い返せなくなって。]
(262) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[トドメと言わんばかりに放たれた学費の話で、ついに折れたのは自分の方だった。 高校3年生の野郎が、百万近い学費を支払うなんて現実的には、難し過ぎる。全く、現実は残酷だ。
そうして目指す事になった大学は、就職率もそれなりだし、名も知れている、近所の国公立大。 偏差値は少し高めだけれど、それに関して母が口出しすることはなかった。]
(263) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[苦手な事もなければ、得意な事もない。 そんな自分の行く先は、人並みの平坦な人生なのだろう。ぼんやりとそう思う。
人並みに大学を出て、人並みに就職して、それから人並みの人生を送る。 それが一番安定していて、現実味がある。
それでいい。それが一番、身の丈に合っているのだろう。]
(264) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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[織部那由多の半分は、諦めや妥協、それらに似た何かで占められている。
身の丈に合わない。 出来るわけがない。 なれるわけがない。
仕方無い。そういうものなんだ、と。 そうやって言い聞かせながら、日々を生きている。 今も、そして、多分、これからも。
けれど、諦めたはずの夢を、未練がましく捨てられない。 鞄に入った大学案内と願書は、母親に見せられないまま、日々を過ぎて。 その締切までは、後少し。*]
(265) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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/* ねえもう那由多母と秋野母交換しましょうよ! それで全部解決するよ!!!←
(-115) 2015/06/23(Tue) 20時頃
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―現在:渡り廊下付近―
んで?お前はどうすんだっけ?
[当たり障りのない、平凡な答えを返して、こちらも同じような問いかけを投げかける。
何だか、今日は質問ばかりだけど、たまには良いだろう。 時折訪れる、奇妙な沈黙を避けるため。 決して、どういった話題を振れば良いのか分からない訳じゃない。決して。*]
(266) 2015/06/23(Tue) 20時半頃
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[ゴローちゃんの突っつき>>255から解放されて、こんなふうに触れて来るなんて珍しいものを見たなと指が離れてから思う。少しだけ、この触れ合いが名残惜しい気がした。]
あー、保健室のベッドじゃ足りねーだろうしな。 遅くなる前に探しとかなきゃいけねーのか。
[日が暮れる前に来た保健室の光景を思い出す。あれでは到底人数分には届かないだろう。探しにいくか、と思った矢先に彼の意向>>255を切り出される。数回、目を瞬かせて。]
おー、行ってらっしゃい。
[手をひらひら振って、廊下の反対側に歩き出した彼を見送る。そうと彼自身が決めたなら、止めることはしない。 その背中が見えなくなってから、オレもまた彼とは別の方向へと歩き出した。**]
(267) 2015/06/23(Tue) 20時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 20時半頃
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―回想・つい先程― [何かが手に触れた気がした。>>256
何かを見た気がした。>>257
何か声をかけられた気がした。>>258]
(268) 2015/06/23(Tue) 21時頃
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―回想・中学三年―
[まだ、何も返せていないのに。]
(269) 2015/06/23(Tue) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/23(Tue) 21時半頃
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―現在・一階→二階階段― [一歩一歩。階段を上る。
上りながら思うのは、水瀬に聞いたこの状況についての心当たり>>51。 思い出したのはつい先程。 不安定な人の中に閉じ込められる、という。そんな話。
あり得ないだろと切り捨てて、そして終わったはずだった話。
けれど、終わらなかった話だった。]
(270) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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|
[ホストに興味はない。 ここに閉じ込めたことに恨みも何も、なんとも思わない。
強いて言えば、原色と甘い匂いくらいだろうか。 けれどそれは仕方ない。だから、いい。
同時に、自分はホストでないとも思う。 勿論、確信ではない。 でも、もし自分がホストなら、もう少し彩度が低いはず。
――原色は嫌いだ。]
(271) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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|
/* 嫌い嫌いという割に、わりと理由は薄い原色の話
(-116) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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―回想・夏― [久しぶりの母さんの休みの日。オープンキャンパスに行ってくる、と言い残して家を出た。 足元は革靴。手には黒い鞄と紙袋。バレないように、急いで玄関のドアを閉めた。
真夏の日差しが降り注ぐ中、駅へと向かう。 改札を抜けて、ホームへは下りずにトイレへと向かった。 紙袋から取り出したのはスーツとワイシャツ、ネクタイ。アルバイトの給料を貯めて買ったものだ。今まで来ていた服は紙袋に詰め直し、スーツに袖を通す。 紙袋をコインロッカーに入れ、そして何くわぬ顔でホームへと降り立った。
鞄から目的地への地図を取り出す。 最後に一度、企業の名前を確認してそれを折りたたんだ。]
(272) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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[>>215夢見るように瞳を閉じて、背中にくっつく…には、神楽がどんな表情をしていたかは見えていない。ただ、少しだけ揺れた身体にくっついてゆらゆら揺れるだけ。
…が気付かぬうちに、まさか神楽が自分の秘密に>>216,>>217触れようとしていたなんて知りもしないで、束の間の安心を得る。名前を呼ばれて、何かを悩んだ後に何でもないという神楽に、見上げながら、首をかしげた。]
どうしたの?変な神楽くん。 聞きたいことあるなら、私、ちゃんと答えるよ?
[何を聞かれるかを理解もせずに、無邪気にそういって、笑ってみせた。*]
(273) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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/* 残業終わる前に何とか一個だけ投下しつつ、退社そろそろしないとバス間に合わないけど全然仕事終わらないし、ていうか普通に遅れてるしふえええ
カエロ。
(-117) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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/* (わたしは独り言をツイッターかなにかと勘違いしている)
(-118) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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[吐き捨てるような返答に、秋野は歩みを止める。>>260 那由多が口にしたのは、それなりに名の知れた大学だ。 残念ながら、今の秋野の成績ではとても目指せない程度には、偏差値は高かった筈。 普通なら「すごいね、頑張って」で済ませられるような大学だった。 ──普通なら。]
……那由多は、それでいいの?
[瞬きもせずに、じっと彼を見据えて問う。 たぶん、いつもの秋野より、ずっと静かな声が出た。 中学の頃、那由多が「動物園の飼育員になりたい」と言っていたのを思い出す。>>261 確かに、高校に入ってから、那由多の口からそれを聞いたことはなかったけれど。 少しの沈黙。その間に、那由多は何か反応を示しただろうか。]
那由多がいいなら、いーけど。
[ぷつん、と。 つい先ほどの声から一転。 空気を変えるように、軽く、話を終わらせる。]
(274) 2015/06/23(Tue) 21時半頃
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俺? ××大学ー。
[返す刀で問いかけられて、秋野も近隣の大学の名を短く返す。>>266 こちらはこちらで、だいぶ偏差値の低い大学だった。 そこを志望していると公言する人間は、ここの生徒ではあまりいないだろう。あまりにレベルが低すぎる。 それについて何か問いかけられるより前に、あ、と声をあげる。]
あったよー、登山部の部室。 ここだよね?
[言いながら、扉を押し開ける。 幸いなことに鍵はかかっておらず、簡単に開いた。 人数分の寝袋を運び出す。小さく折りたためるものだったおかげで、なんとか2人でも持っていけそうだ。]
(275) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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──部室棟→2階・階段の近く──
[寝袋を抱えて、階段へ向かう。 そこで、見つけた。 1階から2階へ通じる階段に、血の色をした足跡。>>227 2階を越えて、さらに上へと続いていく足跡を。]
……風ちゃん?
[それを見た瞬間、秋野の声が一気に数段ぐらい跳ね上がる。 とてもとても、嬉しそうに、軽やかに。]
那由多、ごめん、これ、お願い! 俺、追っかけてくる!
[どさ、と自分が持っていた分の寝袋を躊躇いなく床に落とす。 そのまま、彼の表情も見ずに、赤い足跡を追いかけて、秋野は階段を昇り始めた。*]
(276) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[赤が好きなの。母さんが言った。 気をつけてみれば、母さんの小物には赤いワンポイントを付けたものが多かった。
赤いものにしないの、と尋ねた。 それだと、真っ赤っ赤になっちゃうじゃない。カラカラ笑って答えられた。]
(-119) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[青が好き! 上の弟が言った。 確かに筆箱も、手提げも青かった。
なんで青なの、と尋ねた。 だってよ、アオレンジャーっていつもかっこいいじゃん! ニッカリ笑って答えられた。]
(-120) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[みどりが好き。 下の弟が言った。 その通り、緑色のTシャツを着ていた。
緑の何が好きなの、と尋ねた。 しょくぶつの色だから。好きなんだ。柔らかく笑って答えられた。]
(-121) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[きいろじゃなきゃやだ! 妹が言った。 見れば、帽子もバッグも黄色を基調としていた。
黄色じゃなきゃ嫌なの、と尋ねた。 きいろは、あかるいからだいすき! 花が咲くような笑顔で答えられた。]
(-122) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[ずっと幼いころ、クレヨンで書いた絵を目の前で引き裂かれた時から、無意識のうちに原色を避けていた。
母さんも、弟妹も、原色を好んだ。
ああ、違うんだな。そう思ってしまった。]
(-123) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 原色嫌いの理由回収 流石に表に出すと寺田で埋まるので、灰に。立派に本編の一部。
まだまだ続くんじゃよ。
あと回収してないのどれだ…………
(-124) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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―現在・二階→三階階段― [そういえば、どうして文化祭なんだろう。
戻りたいのか、 もっと良くしたかったのか、 続けたかったのか。
自分は早く巣立ちたい。
着替えたはずのワイシャツに、何故か赤が見えた気がした。*]
(277) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 楽しませたかったからです……>どうして文化祭
(-125) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/*メモ 回想(許さない)→三階着→回想(対立)→進路指導室着→降る→落ちながら→ひたすら吐露→マネキン描写
やりたい事大杉
(-126) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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―回想・中学三年― [進学先に選んだのは、公立の進学校。 出来る限り安く、そして周囲から後ろ指を指されない所を選んだ。
自分がどう言われようと構わない。
ただ、母さんを、弟妹を悪く言うことだけは許さない。*]
(278) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 委員長になった理由も追加。 進路指導室に入った時の、描写の後に回想。
(-127) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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── →4階へ──
[ほとんど一段飛ばしで駆け上がる。 運動なんか全くしていない代償に、すぐに息は上がった。 だけど、前も後ろも構わずに、赤い足跡だけを追いかけていた。 例え那由多が着いてきていたとしても、気づくことはないだろう。 だから、その階段が──1階分、増えていることにも気づかない。]
……っは、……朱美ちゃん?
[足跡を追いかけて、辿り着いた先。 そこに、七尾朱美の背中があった。>>234 それと同時、ここにきてようやく、秋野も目の前に広がる風景のおかしさに気付く。 息を、呑んだ*]
(279) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 血の足跡を見てテンション跳ね上がるあたりでホラー度をね……あげようとしたんだけどね……。 ただのKYだねこれ
(-128) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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―現在・三階廊下― [たどり着いた三階。目的地まで、もう近い。
のんびりと足を動かしていく。
ふと、立ち止まって窓の外を見た。 明るくなってきている。
視線を戻し、再び歩き出す。
赤が広がっている気がする。*]
(280) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* えーと、4階に行こうとする組が多くなってて……
なんか上手く連携取れんな……。 寝袋運び組にどうにか滑り込みたい感じ、進行的に まずった
(-129) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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―回想・高校三年夏休み後― [先生との二者面談に母さんが加わった。 進学して欲しい学校と、理由を知りたい母さんと、 就職のために今まで勉強してきたこと、行ってきたこと、もう何社か巡って話もしていることを主張する自分の討論は交わらない。
交わらせる気もない。
いつもは冷静な母さんの声に、熱がこもっていくのがわかる。 そんな風に思わせた申し訳無さが、ますます就職への意欲に変わる。]
(281) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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[何の収穫もなかった、三者面談の帰り道。
いつの間に企業に行っていたの、と母さんが尋ねた。 オープンキャンパスに行くと嘘をついた、と返した。 ああ、あのとき。と母さんが溜息を付いた。 ただ、頷いた。
理由を言ってくれないの、と母さんが尋ねた。 ただ、頷いた。 悲しそうな顔を浮かべた母さんを見て、胸の奥がただ痛かった。]
(282) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 織部がどう動くかによるかな。 駆けつけるタイミングは。
(-130) 2015/06/23(Tue) 22時頃
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/* 次が朝の8時50分のチャイムだから、時間軸としては徹くんとずれてると思ってるけど大丈夫だよな……?(ふあん
(-131) 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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[振り返れば、無邪気に笑う万里が目に入る>>273。 本人はそう言っているが、本当にこれは聞いていいことなのだろうか。今の万里の笑顔を、壊してしまうことにならないだろうか。 勘違いだろうとは思うが、もし、さっき頭を過った想像が、当たっていたら?そんな不安が重くのしかかってきたが、意を決して口を開く。 普段はあまり他人に深入りしないが――万里のことは、知りたいと思った。]
…ここから出て、家に帰ったらさ、お前は大好きな兄ちゃんに会えるだろ。 それなのに、まだ出たくない、って言ったのが、意外だった。
[そこで一旦口を閉じて、一呼吸置いてから、もう一度口を開く。]
(283) 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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万里の"おにいちゃん"さ、ちゃんと、お前の家に居るんだよな?
[どうか、頷いてほしい。いや、家を出て一人暮らししてる、とかでも構わない。ただ、さっき頭を過った最悪の想像だけは、外れていてほしい*]
(284) 2015/06/23(Tue) 22時半頃
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/* これはけいいちしずく期待していいやつですか(せいざ
(-132) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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/* 残留組もある程度は悩みと向き合ってほしいなぁと思うので、最終日とかどうやったら邪魔し過ぎずうまく回せるかなぁって結構考えてはいるんだけど。 みんな上手いからもう成り行き任せでいいか……になりつつある。 とりあえずハルくんと健五郎が涙出るほどかわいかった。
(-133) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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[ただ、ただ、静かな空間に、 ふわりと風が吹いた、気がして、
縫い付けられてしまったような身体が、 ようやく解き放たれた。ぐらり、傾くみたいに、振り返る。
無我夢中で駆け上った階段は、光りに満ちていて、 それを背に立っているひとの表情は、よく分からなかった。
ああ、ここは暗いな。]
(285) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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おー、おかえり。あ、織部と秋野はさっき相馬探しに行った。で、そのついでに寝袋も取りに行ってくれるみたいだから、その辺は心配しなくていいぜ。
[万里との話が一区切り付いた頃だっただろうか。 寺田が教室へと帰ってくれば>>224、織部と秋田が何しに行ったのかを伝えただろう。委員長だから他の奴らがどうしているのかも気になってるかもしれないし。]
つか一人で居たのかよ。こんな状況だし、単独行動はあんまりしない方がいいんじゃねえ?
[寺田がついさっきまで七尾と一緒に居たことなど知らず、 何やら鞄に衣類を押し込んでいる様子を眺めながら軽い調子でそれだけ声をかけて、目線を外す。それから少し後、寺田の姿はいつの間にか教室から消えていただろう。]
(286) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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……あきの?
[じっと、目をこらして、 ようやくそれだけを言って、 それから、それから。]
ねー、今度は、 うちのクラス、できちゃったよ。 もう、わけわかんないねー。
[あはは。読み上げるみたいに笑う。 それが、取り繕える、精一杯で、 足はやっぱり、前にも後ろにも、 縫い付けられたように踏み出せないまま、 ほかに、何も思い付かなくて、言葉を投げた。]
秋野は、どうしたい?
[あたし、は、わかんなくなっちゃったなあ。 とは、思ったけど、言わなかった。*]
(287) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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―現在・進路指導室― [目的地の前で立ち止まる。 企業パンフレットをあさった場所。 何度も二者面談を、三者面談を繰り返した場所。
いい思い出とはいえないけれど、ここに行かないといけない気がずっとしていた。
取っ手に手をかけ、力を込める。 拍子抜けするくらいに、あっさりと開いた。 その中に滑りこむように入室して、扉を閉める。 壁のスイッチを押して、電気をつけた。
一歩進むと、カサリと音が鳴った。紙の音だ。 下を見ると、踏んでいるのは進路調査票。 自分の筆跡で項目が埋まったそれだった。]
(288) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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―回想― [委員長に立候補した理由は、多分陳腐で興醒めと受け取られるもの。 故に、誰にも悟らせてはいけないもの。
まさか、ここまで頼られることになるとは思っていなかったけれど、そのこと自体は嫌いじゃなかった。 むしろ、好きだったと思う。
クラスメイトから『頼れる』とか、『懐が広い』とか。 そんな評価を受ける"委員長"が委員長になった理由。
それはただ単に、就職活動で用いる話のネタにするためだった。*]
(289) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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/* 1時間切ったな……。
(-134) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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/* 冷たい校舎村って毎回「ソロルメインです!」って言ってるからか、 ふつうにRP村以上にどうやって見せるか、を考えてるっぽい人が多くてとてもすきです
伏せ字とか、現軸と回想交互に回すとか、ト書きの書き方とか、色々。 見てておもしろいなって。
(-135) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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― 1階・廊下 ―
[ハルと別れて、歩く、歩く。 悲鳴が響いてきたほうへ。
血が流れているらしい、その現場へ。
頭痛と共に浮かび上がる、あの日の光景。 ――足取りは重い。
さっき、ハルと話した時……俺は自分のことは打ち明けなかった。 だから、彼が知らなくて当然。
“辛い記憶”を思い出すことが怖い、というのは、少しだけ違う。 本当に辛いのは―― *]
(290) 2015/06/23(Tue) 23時頃
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/* 回想いっぱい作りすぎて、あとキーワード踏んだら回想出すみたいな形にしたせいで、 なかなか「食べなくちゃ」まで到達できなくて少し焦っている
(-136) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* どうしたもんか。
委員長は準備してると思うんだが、藤堂ー
(-137) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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―回想・教室―
……そうなんだ。
[声をかけられ、そちらに目を向ける。 かけたのは、織部だ>>286。内容は、行方。
クラスメイトの行方すら、それすら気が向いていないことを知る。 散漫にも程があるだろう。ゆるく首を振った。]
ああ、うん。 気をつける。
[平坦な返事をしたところで、ちょうどシャツを詰め終えた。 それを肩にかけ、先程言ったことなど忘れ去ったように教室を後にした。*]
(291) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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――ど ぉ し て ぇ ?
[>>284夢見るような甘い声で、目尻を下げて、…は首をかしげて答えた。 敵意も何もない、いつも通りの笑顔なのに、なぜか毒沼のように底知れない笑顔を浮かべた…は、神楽の背から離れた。]
かぐらくんたら、どうしてそんな事言うの? おにいちゃんなら、”家に居る”んだよぉ。 朝はちゃんと私を起こして、学校に着く頃に心配のメールをくれて、家に帰れば晩御飯を作って待っててくれるの。 おにいちゃんは、”いる”んだよ。
[有無を言わせない、断定の言葉。存在は絶対だと、何度も、自分に言い聞かせるように。あれだけべったりくっついていた神楽の背から離れながら、…は微笑んだ。]
へんな、かぐらくん。 それってまるで、おにいちゃんが”いない”みたいじゃない。
(292) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* 寺田相当テンパってるのでは
(-138) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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―現在・進路指導室― [進路調査票から足をどけ、それを拾う。 間違いなく自分の筆跡だ。そして、書いてある内容も自分のもの。 なんで、こんなところにあるんだろう。
もう一歩踏み出すと、再び足の下がカサリと鳴った。 また、自分の進路調査票。
歩く度に、それでなくてもいつの間にか増えるそれは、あっという間に床を埋めた。 足の甲が埋まるほどに増えてしまったそれを、意識して視界から外す。
指導室の奥に進み、窓に手をかけた。 ひなこは『変な感じ』がすると言っていた。
カシャンと窓のロックが外れた音が、やけに耳の奥に残った。]
(293) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* >>292超びびった
(-139) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[鈍い腕を動かし、窓を開ける。 ガラスを脇にどけ、外の世界と繋がったそこから身を乗り出した。
やけに強い落下への恐怖が身を襲う。 下を見れば、よりそれは顕著で。今にも地面に吸い込まれそうだった。
乗り出していた身を一度引っ込め、今度は頭だけ突き出す。 相も変わらぬ落下感に、どうしてこんなにも惹かれているのだろう。]
(294) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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――疲れた。
[疲労を訴える声を、久しぶりに口にする。 そういえば、これを思う前に『大丈夫』と唱えていた。唱えていたからか、疲れたと思うことが最近なかったように思う。
けれど。いや、だからこそ。 一旦自覚してしまった疲労が、とてつもなく重い。 手を窓枠に残したまま、ズルズルとその場に崩れ落ちる。
足も、腕も、頭も、胸も、重くて重くてたまらない。
ついにその場にうずくまった体勢で、ポツリと思う。]
(295) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* 素で悲鳴あげたから
(-140) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* こ、こわ びびった こわいって!!!!ねえ!!!!
(-141) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[なあ、ひなこ。 もしかしたら、俺さ。大丈夫じゃなかったのかもしれない。]
(296) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* あーーー時間ないのにビビりすぎて心臓やばくて発言打てねえ ちょっと、
(-142) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* けーいちくんがんばって感
(-143) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* とーるくん……
(-144) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* おいこの村女性陣怖#しまわれました#
(-145) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
|
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/* ちびりそう…:(´;Д;`):
(-146) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
|
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/* >>292 (めっちゃこわかった)
(-147) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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|
/* しずくちゃんの表情がひぐらしの画風で再現された
(-148) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[いい訳ないだろ、とか、仕方ねーじゃん、とか。八つ当たりのような言葉を吐く気力すらない。 だって、そうしたところで、夢が叶うなんて思えないし、母親を説得出来る気もしない。 ただ、友人に八つ当たりをした、嫌な後味が残るだけ。
問いかけ>>274は、聞こえない振りをして。 いやにまっすぐな、射抜くような視線からふい、と、目を逸らした。 ぼんやりとした彼が偶に見せる、この眼差しの対処の仕方を、…はそれ以外に知らない。]
(297) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[階下で瞬くライトの光は、4階の入り口までは届かない。 そこは、僅かな灯りが届くだけで、静かな薄暗がりを保っていた。 そりゃそうだ。 お化け屋敷が明るかったら、お話にならないだろうから。
その暗がりの中、朱美が振り返った。>>285 ぐら、と一瞬その身体が傾いだ気がして、咄嗟に、手を朱美の方に差し出しかける。 けれど、朱美はきちんと踏みとどまった。]
……うん、俺。
[頷く。どうしてだろう、他には何も言えなかった。 朱美の、乾いた笑い声が響く。 嬉々として階段をのぼってきた筈なのに、それ以上、足を動かすことを躊躇う。 赤い足跡は、たぶん、朱美のものだ。風子じゃない。 だけど、もしかすると、眼前に広がるお化け屋敷の何処かに、風子がいるかもしれないのに。]
(298) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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|
[その後は、言葉少なに登山部を目指して。 調達した寝袋を抱えて歩いていれば、>>276]
ちょっ、おま!
[引き止める間もなく、駆け上がっていく背中。対して、追いかけようとする自分を引き止める、散らばった数個の寝袋。 自分まで追いかけて、これらを放置していくのも、何だか決まり悪い。さて。
考えた末に、散らばった寝袋を拾い上げる。 その間に、見えなくなったであろう姿に、舌打ち。――あぁもう、アイツは、全く! 階上に駆けていった秋野に向けて、叫ぶ。]
寝るまでには帰ってこいよ!
[気分は、飼い犬に注意しているときさながらだ。むしろ、うちの犬の方が賢いんじゃないか、なんて親馬鹿なことを考えたのは内緒だけれど。
はぁ、とため息を吐いて、寝袋を抱えなおす。拙い足取りのまま、教室へと歩き出した。*]
(299) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[「どうしたい?」と問われて、顔をあげる。>>287 どうしたいんだろう。秋野には、うまく答えが探せない。 だから、頭の中を、探って。探って。]
戻ろう、朱美ちゃん。
[何かが弾けるように、唐突に思い出したのは那由多の声だった。>>32 マネキンの前で、混乱に陥る皆を動かそうとした那由多の、そして朱美の行動を真似て、秋野は声をかける。 そうして、遅まきながら気付いてしまう。 あの時の彼らは、こういう気持ちで言っていたのだろう。 どうしていいか分からないから、せめて目の前のことから避難するために。]
教室に、帰ろ。
[朱美に近づく。服の裾を小さく引いて、もう一度繰り返した。*]
(300) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* なゆたくん、秋野犬は今ひとつ賢くなりました……>>300 秋田犬みたいだな秋野犬って
(-149) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* 藤堂が本格的にマズいんじゃないかな……。
(-150) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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/* はーーーまじでびびった ホラー度しずくちゃん飛び抜けててすごい 負けてられな……負け……いや、勝てる気しない
(-151) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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[ゆっくり歩いて、そして見つける。>>72
階段前に、飛び散って、そして引き摺られたような赤い跡。 廊下の隅へと目線を動かせば、そこに横たわる、何か。
動かされた形跡があり、胸から下には何か別の衣類が被せられていた。 だから、女子生徒の制服かどうかは正直分からない。
どう見てもその顔は人形で、血に汚れているけど、どこか安らかに見えた。]
……。
[誰かが動かしたのだろう。 ならば、それ以上手を触れることもしない。 ただ、横たわるマネキンを見下ろす。]
(301) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
|
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[ハルの言った通り、これはマネキンだ。人形だ。 決して人間ではない。
これは決して人間の死に顔ではない。]
(302) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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『――私のことは、そのまま忘れてください。永久に。』
[頭痛と一緒に反響する、最期の声。
それは少しずつ大きくなり、耐えられないほどに。
滲む脂汗を拭うこともできず、ゆっくりと後退し、すぐ近くにあった装飾のあるドアを開けた。 痛みに耐えるように、そこでじっとしているだろう。*]
(303) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
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|
/* あと正直タイスの方が賢いと思うよとマジレス
(-152) 2015/06/23(Tue) 23時半頃
|
|
[窓枠にかけていた手を支えに、身体を起こす。 手を何かについて、その上で何かにもたれかからなければ、満足に立てなくなっていた。
いつからこんなに疲れていたのか、もうわからない。 わかるのは、立つことすら出来ないという事実だけだった。
窓の縁に手を置き、下を見る。 吸い込まれそうな感覚が、どうしてか救いに思えて仕方がない。
あと少し、もう少しだけ、その救いに近づきたくて、]
(304) 2015/06/24(Wed) 00時頃
|
|
――あ
(305) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[唯一の支えだった腕が、力を失った。]
(306) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* あとめいちゃんは大丈夫かな…?!
(-153) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 今日の後半の寺田率が高すぎて申し訳ない。
文章をまとめきれないのが致命的
(-154) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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|
そ、だね。帰ろっか。
[近くに立つと、ひょろ長い秋野は意外と背が高い。 顔も見上げずに、ごめん。と言った。 服をつままれて、少したじろぐ。 距離感の取り方が、つかめない。 ああ、だから、考え込んじゃいけない、って、言ったのに。
身体を、階段の方へ向ける。濡れた靴下が気持ち悪かった。 ひた、ひた。今度は引き返す足跡をつけながら、 あーあ、って、声に出す。]
掃除、しなきゃなあ。明日でいいかなあ。
[上るときは一瞬だったのに、 1階までの道のりは気が遠くなるほど長く感じた。 いきはよいよいかえりはこわい。 懐かしい童謡が、頭を過る。
道のりが長いから、軽い調子で、声に出す。]
(307) 2015/06/24(Wed) 00時頃
|
|
秋野はさー、ここが、誰かの、 この中の、誰かの世界だとしたら、 あたしたち、どうすればいいんだと思う? 何したら、いいんだろうね。
[仮定、の話。 ほかに正解が見つからない中での、仮定の話。 恵冬の仮説を、頭の中で反芻しながら、 思わず尋ねてしまったのは、きっと、 秋野が、あまり、動揺していないように見えていたから。 あるいは、女の子じゃ、ないから。 思ったより、背が高かった、から。]
(308) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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|
ねえ、今日、どうするんだろ。 ベッド、あんまり、数ないよね。 しずくとか、ちゃんと寝た方が、良いと思う。
[保健室にはベッドが2脚。ソファもあったっけ。 あんまりバラバラにならない方がいいかなあ。 じゃあ、女子が保健室かな。 ……あたしは、毛布もらって、床で寝よ。
長い距離を埋めるような言葉は、とめどなく。 ぽつぽつとではあるけど、言葉を交わして、 教室では、寝床の算段が、進んでいただろうか。
教室に。あたしたちのホームに、帰る。*]
(309) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 藤堂ちゃん大丈夫かな
(-155) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* うおおお!寺田くんの落ちロルなんか新鮮…!
(-156) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[ 罪悪感が、圧し掛かったままだった。 ろくに言葉も交わせないまま、水瀬と教室へ戻っていく。
もう時間が遅いよって、そう言ったのは誰だったのか。 あるいは、皆察して、それぞれ眠りにつこうとしたのか。
かくいう自分は、ちゃんと眠れたのかな。 どうだったんだろう。
教室か、あるいは提案されたなら、他の場所か。 いずれにせよ、きっと水瀬から離れられなくて。 多分、断られなければ、 二人そろって目を閉じたんだと思う。
廊下の方で光る装飾が、 いつまでも、やっぱり、離れてくれないままで。 ]
(310) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* あっほんとだ芽耶ちゃんだいじょうぶ?ぴったり狙ってタイミングみてるのかな
(-157) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[多分、自分自身に『長男』を科しただけならこんなに疲れなかった。 多分、委員長になっただけならこんなに疲れなかった。 多分、両親と別れただけならこんなに疲れなかった。 多分、母さんと進路について意見が食い違っただけならこんなに疲れなかった。 多分、教師に苦言を呈されただけならこんなに疲れなかった。
多分、家がこんなに暖かいだけなら、こんなに疲れなかった。]
(311) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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―朝:体育館―
[目覚めを促すように体を揺り動かされる感覚。 あれ、誰だろう。 誰かに起こされることなんて、ずっと無かったのに。
不思議に思いながら、重い目蓋を持ちあげる。 まず視界に広がったのは体育館の広い天井。
こんなところで寝た記憶は無くて首を傾げるけれど、 続いて見えたひとの姿に疑問は霧散した。]
――おにいちゃん!
[夢にまでみたその人が、わたしに笑いかけていた。]
(312) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[こんなにも疲れてしまったのは、多分今上げた理由全部と、その他にも抱え込んだ枷を捨てることが出来なかったせい。
全部が全部大切で、切り捨てることなんか出来なくて。 全てを抱え込んだまま進んでいたせい。
抱え込むことに疲れきっていたのに、立ち止まって倒れそうになる度に『大丈夫』とおまじないをかけて、自分の事を見なかったせい。]
(313) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[おにいちゃんはわたしが起きたのを確認すると、 くるりと体を翻して扉に向かって行ってしまう。
慌てて近くに置いてあった携帯だけ持って、 ゆっくりと歩く後ろ姿に並んだ。 鞄と裁縫道具は後で取りに行けばいいや。]
ごめんねおにいちゃん、昨日は帰れなくて。 ご飯は大丈夫だった?
[そう尋ねるも、返事は返ってこない。 不思議に思って隣に立つ兄の顔を覗き込むと、 何か大事なことを告げようとしている顔で、わたしを見た。
どこかで見たような、表情。 その口が開いて、音が鼓膜を震わせる。]
(314) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[だから今、こんなにも疲れている。]
(315) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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『もう、オレがいなくても大丈夫だろ?』
[何度か聞いた、聞きたくなかった言葉。 目を見開く。強張った足が止まった。
ずっと忘れていた言葉が思考を揺さぶる。 忘れて、いた?なんで?]
『思い出せ、メイ。』
[じわり、じわり。 おにいちゃんの体から赤いものが流れていく。 頭から、腕から、腹部から。 ああ、やだ、なんで。
どれだけ逃げたいと思っても、何も起こらない。 止め処なく流れる赤い血が、心を抉る言葉が、 固く封じ込めたはずの記憶を紐解いていく。]
(316) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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あ、ああああ、あああ……!!!!! おに、おにいちゃ、…………!!
[がたがたと全身が震え、立っていられなくなる。 苦しい。悲しい。怖い。辛い。 わたしを支えていてくれたものを、 一気に失ってしまったような喪失感。
夏の日、動かなくなった兄の体。 もう明かりの灯ることのない部屋に押し込んだ位牌。
忘れていたものが、見てこなかったものが 全部頭のなかに流れ込んできた。]
(317) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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っや、いや、だめ、なんで!! わたし、おにいちゃんがいないと……!!!
[体のなかで暴れ回る感情を吐き出すように叫ぶ。 視界はとっくに滲んで、兄の輪郭すら捉えられない。 制御しきれない感情に振り回されて何も考えられない。 考えたくない。]
むりだよ、わたし、ひとりじゃなにも!!
[とても耐えられない。逃げてしまいたい。 忘れたままでいたかった。
こんな、ひどい現実なんて。]
(318) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* よかった…!
(-158) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[なあ、親父。 親父も、そうだったのかな。
結婚して一ヶ月後。末期の癌が見つかって、告知された三日後に死んだ親父を想う。
親父も疲れていたのかな。 それに気づかなくて、でも癌だとわかった時に初めて自覚したのかな。]
(319) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 朝野てだれ?!?!?!?!
(-159) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[蹲って顔を覆っていると、肩に手が置かれる感覚がする。 少し硬い、つくりもののような。
零れる涙はそのままにそっと顔を上げると、 おにいちゃんがわたしと顔を合わせるようにしていた。 表情は、わからない。]
『メイ、お前はひとりじゃない。』
[わたしに言い聞かせるような声。 おにいちゃん、こんなこと言ったことあったっけ。 記憶にない言葉が耳を突いた。]
(320) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[宣告されてからの親父の、今にも折れそうな背中を思い出す。 今まで積み上げてきたものが一瞬で壊れた、そんな絶望を身に宿した親父を思い出す。 親父は、表面上は穏やかに布団の上で息を引き取ったけれど、多分楽になんて死ななかった。 別れたあの人のことも、息子のことも、好きになった女性のことも、その人の連れ子のことも、他にもあっただろう悩みも、責任も、全て背負って頑張って、大丈夫と言い聞かせて、その結果があの死に様だったのなら。]
(321) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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なんで、だって、おにいちゃん、 わたしを置いていっちゃった、じゃない。
[言葉にするとまた悲しくなって、涙が溢れる。 うまく呼吸ができなくて苦しくなってきた。]
『思い出せ、メイ。 お前はもう、ひとりじゃねーだろ。』
[その言葉で、記憶が甦る。 文化祭。わたしと一緒に頑張ってくれたみんな。
そして―――]
(322) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[多分自分は、死んだ親父とどうしようもなく似ている。*]
(323) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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……"ハル"?
[半信半疑で、兄の姿をした目の前のひとに呟く。 気付かなかった、気付こうとしなかった存在。 もうひとりの、わたし。]
『お前はひとりじゃない。 オレがいる。みんなもいる。 お前ひとりに辛いこと全部背負わせねーよ。」
[おにいちゃんの声から、わたしの声に変わっていく。 目の前の体も気付けばわたしと同じくらいに縮んでいて、 そこにわたしが――"ハル"がいた。]
「だから、ふたりで向き合おう。」
[ごめんね、今まで知らないふりしてて。]
(324) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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―進路指導室― [赤く、青く、緑に、黄で第一志望と名前の欄が塗りつぶされた進路表が、進路指導室を埋めるようにうず高く積もる。 チラホラと見えるのは、色とりどりの、企業や大学のパンフレット。
その真ん中。 紙の山に埋もれるようにしてあったのは、四色に染まった頭を砕いたマネキン。 それが着ているワイシャツの腹と、上履きは赤く染まっている。
周囲に積もる進路調査表に書かれているはずの黒いボールペン字は、たった一枚たりとも読み取ることは出来なかった。**]
(325) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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―昇降口前―
[八時五十分の始業のチャイムが鳴る、少し前。 ふたり並んで、学校から外へと続く場所に立っている。 閉まっているはずの扉は、今は解放されいてた。
隣に立つもうひとりの私に顔はない。 肌に血色もないし体温もない。 わたしの姿に似た、マネキンだった。]
まだ怖いけど、ちゃんと向き合うよ。 もう、ひとりじゃないから。
[誘われるように、一歩、また一歩と扉へと近づく。 隣にいるハルも同じように歩みを進めた。 あと一歩で外へと出るところで、校舎に別れを告げる。]
(326) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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――いってきます。
[そしてようやく、あの夏から秋へと足を踏み出せた。*]
(327) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* お、よかった!
負荷回避で様子見。 まにあえー!
(-160) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* めっちゃハラハラした〜〜〜!芽耶ちゃん、むらたてさん、おおかみさん、みんなおつかれさま
(-161) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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―教室―
[何だか、微妙な空気のような気もした。 けれど、そんなことは気にしない。痴話喧嘩なら他所でやってくれ。序でに爆発しろ。俺はもう眠りたい。
塞がった両手の代わりに、足で扉を開けて、教卓の方へと歩を進める。 両腕で抱えた寝袋を、その上にどさどさと積み上げる。
そうして、寝床の算段が決まったなら、 教室の隅で寝袋を広げて、もぞもぞとその中に潜り込むだろうか。 数人、見当たらないけれど、待っている間に、うつらうつらと舟を漕いでしまっていて。
あぁ、もう、本当に。これが夢だったら良いのに。 落ちていく意識の中で見た夢は、何の変哲もない日常の夢。 愛犬とひたすらじゃれついている、余りにも女々しい、けれど幸せな夢だった。**]
(328) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 那由多さんwww
(-162) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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「ゴローちゃんなら大丈夫、頑張れよ」
[去り際に、どちらからともなく呟いた言葉。 届かずとも、それだけ告げて。]
(-163) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[校舎から見えるのは、倒れている一体のマネキン。 血を流すこともなく、ただ昇降口の前に倒れているだけ。
付近には、藤堂芽耶の携帯が残っていた。**]
(329) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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/* 秋野に聞いてみる部分被せたのはわざとだよ!
(-164) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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[返ってきたのは、望んでいた肯定>>292。 でも、安心なんて出来なかった。それどころか、甘い声と底知れないような笑みに、思わず背筋にぞくりと寒気が走る。その、笑顔と声は、まるで毒のようで。 ――違う。違う、万里は、毒なんかじゃない。アイツと、親父とは、ちがう。]
………そっか、"いる"のか。ごめんな、変なこと聞いて。
[曖昧に苦笑しながら万里に謝ったけど、でも。 心の中では、これっぽっちも、万里の言葉を信じちゃいなかった。 背中から離れた体温が、名残惜しい。 やはりこれは、聞いてはいけないことだったのだろう。
いや、聞いて、真実を知るべきだったのかもしれない、けど。でも、もう一歩追及する勇気は、少なくとも、今はなかった。 それなら、どうして現実に帰りたいと思わないのか。 どうして、幽霊に会いたいなんて思うのか。 聞けることはあったのに、聞かなかった。 聞けば、万里がもっと遠くに離れて行ってしまうような気がしたから。]
(330) 2015/06/24(Wed) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/06/24(Wed) 00時頃
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