169 きみがおとなになるまえに
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狼
墓
少
霊
全
きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が13人、人狼が1人いるようだ。
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逃げろ。逃げろ!おまえらだけでも逃げろ。
(0) 2015/09/15(Tue) 00時頃
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──キネーン:シアター──
[小さな小さな演者は、”こども”然とした歩き方で、 観客の待ちわびるステージへと舞い降りた。
世界で一番かわいい、みんなの女の子。 天使のように愛くるしい、みんなの理想の女の子。
今日も、演じ切るために。 幕が上がる。]
(1) 2015/09/15(Tue) 00時頃
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──キネーン:シアター──
[ブザーが鳴った。
午後のステージが始まる。
シアターの外へと、微かに漏れるのは、幼くも凛と響く声。]
(#0) 2015/09/15(Tue) 00時頃
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──驚いて 悲しくて 泣きたいなら 思い出しましょう、 *
(2) 2015/09/15(Tue) 00時頃
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[オーレリアがレオナルドの袖を引く>>0:248。 目的を目の前にして、おあずけは大人でも辛い。それが子供なら、尚更だ。]
じゃあ、入ろうか。
[ぽんとゾーイの背中を叩き、喫茶店の扉をくぐる。 席を見渡し空いている四人がけの席の椅子の一つにコートを掛けた。]
レモネードでいいんだな?
[財布を手に、最終確認。 自分は、熱いコーヒーにでもしよう。**]
(3) 2015/09/15(Tue) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 00時頃
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[ かるく袖を引っ張れば、先生も来てくれるでしょうか。 予想していた通り、席はすぐ見つかって。 それぞれ、ひとつのテーブルを囲みます。
先程の光景は、もう遠くへ。 オーレリアの興味は、注文をし終えた>>3、 ジェフという、快活そうな、おとなへと。
――何せ。 オーレリアの知る"おとな"は、数が少ないです。 先生と、それから、ゆきと共にいる、藤乃という人。 直ぐ思い浮かぶのは、 静かに見える、このふたりくらいで。
だから、レモンスカッシュをくださいと、 そう言い終えれば、直ぐ。 ]
(4) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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ジェフ、…さん、みたいな。 元気なおとなのひと、見るの、はじめて。
[ 小さな、でも、きっと届くだろう大きさで。 目の前にいるおとなを、 物珍しげに、じいと見つめました。
大きな椅子に余る身体も、脚も、揺らすことはなく。 ただ、視線を向けて。
本当に珍しいのは、まだこどものオーレリアだと。 そんな自覚は、まるでなく** ]
(5) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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やはり、その子、ですよね。
[クラリッサ・トウシューズ。 愛嬌をモチーフにしながら、麗しき乙女。 どう、みても。わかりやすい可憐な「偶像」。
自分も噂に聞いているだけだが、やはり、一部には憧れの象徴なのだろう。 戸惑いの色をほんのりと見せながらも、返ってきた反応はとても素直で。>>0:235。 "養殖ならよくできたこどもだ"と、一人で納得する。 警戒されがちに上から注がれる視線もあったし、それを問う気は別になかったので、そう、とただ小さく相槌を打ち微笑む。]
(6) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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―――…。 よくできた子だこと。
[「あきらめたので、大丈夫」とは。 次いででたその言葉には少しだけ目を丸くする。
その気持は、自分も先程味わったばかりだったか。 原稿が採用されなくとも、チケットが買えなくとも、 我慢をすれば、もんだいない、だいじょうぶ。そういった。気持。
物事に対する執着心が浅くなったのはいつからだったか。 年を重ねるたびに、大きくなっている感覚もあるが。
この子は、今の状態で、そういう「我慢」の気持すらも、 持ち合わせているのだろうか。
褒めとも、嘲りとも、どちらともつかない思いを小さく吐き、 またゆったりとした動きで立ち上がった。]
(7) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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アタシの気を悪うさせたのはここの人達ですから。 おかまいなく。
[漸く視線は元の高さ。 見えれば、先程まで刺されていた視線は無くなって。 きちんとした挨拶を交わせるだろうか。 ここのひと、といって、もう一方から刺さる、 ロビーの制服男の怪訝そうな顔がこちらをみているのには気づいている。
それでも構わず、立ち話を続ける。]
いい、子ですね。 ですけど、小さいわがままが許されるのは、 「こども」の時だけでなくて?
[めざとく、地獄耳な女は聞き逃さなかった。 我慢するまえに漏れた本音>>0:236。 きっと、ショーをみたくて、ここにきたであろう事実。 そんな子を甘やかして、つれてきた大人が目の前にいる事実。]
(8) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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[せっかくきたのだから、そうケチることもないだろう。 そんな気持ちでいたが、さすがに、目をつけられているときに、 壁のポスターを剥がす気にはなれなくて。]
ポスターだけなら。きっと もっと、安い紙きれでできておりますけど。 新聞社などにいけば、雑誌にビラが挟まっていますよ。
[そういって、彼らが話す視線の先にある、 貼り紙の数々に自分も目をむける。
クラリッサを始めとして、薄桃、薄い金の髪。 様々なこどもが、くるりとした目をこちらにむけて、 愛されるようにと、目を向けただろうものが数枚。
単純に見れば、かわいらしい。 穿った目でみれば、どれも、媚びている。 そんなヘイトはここでは絶対に吐けないから、ただ、含んだ笑いだけをみせて、挨拶もそこそこに去ろうとした。]
(9) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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[だが、一点。]
………。 ――――?
[目が、ひとつのこどものポスターを捉えた。
笑いも、媚びも、どれよりもずっと「作っている」ようにみえる。 何故だろう、なぜだろうか。
ただ、一瞬みただけではそれはわからない。
でも。その、紅を基調としたたった1枚が。 なんとなく、心を掴んで。]
(10) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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……。…いや、
[口は無意識に、「まさか」、と呟き、笑みを消そうとしていた。
だが、いつの話を思い出そうとしているのだ。 30年も前であって。誰とも知らずに、消えた「あの子」が。
「まさか」こんな形で、唐突に会えると思考が行き着くわけもなく。
でも、それでも、と。 心臓が早鐘を、打った気がして。
追い打ちをたてるように、先の話していた白髪の男の目が、 同じポスターに目をむけて、何か呟いているのが聞こえたから。>>0:249]
(11) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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……。 この子、を、ご存知で?
[紅を、指さしながら。 できるだけ、変わらぬ口調で、ゆったりと尋ねる。 口は、巧く笑えていただろうか。 しょうしょう、身体が固くはなっていたかも、しれない。]**
(12) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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[ こどもだって、なにも知らないわけじゃない。] .
(13) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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/*
>3dの前半24h中に、村建て狼まで、ペアのどちらかの方から秘話で申告をお願いします。
めも
(-0) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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[ ぱちん、と音のしそうなまばたきを返事の代わりに、 囁きへの返事には、それ以上追求をしない。 それがたとえ、ひとつ壁の先に感じても。
明日は明日の風が吹くし、 おとなにはおとなの"領域"がある。 そのことを、肌で感じるくらいなら、]
(14) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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なあに?
[ 名を呼ばれた>>0:252ら、返事をする。 とても、当たり前のこと。 その声の、意図が何であったとしても。
くるんと大きな瞳を学者から移して、 ただの"こども"は、無邪気に笑う。]
(15) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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── 喫茶『アドウィナ』 ──
ちがう!レモンスカッシュ!
[ ぎゃん、と吠えるように、 また足元から声を張り上げる。
言ってから、ああ、レモネード、 それもよかったかもしれない、なんて、 こどもはいつの時代も、気まぐれである。
とはいえ、もう、とっくに気持ちは、 レモン・スカッシュを飲む気分になっていたものだから、 少女は、オーダーにだって口を挟む。]
はちみつ、おおめでおねがい
[ 澄ました顔で付け足せば、またひらり。 男のコートのかかった席へと、一直線。*]
(16) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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/* なんとなくあるもの ・ジェフへの信頼 ・ジェフが自分を働かせるでもなく面倒見てることへの疑問 ・養殖こどもをなんとなくかぎ分けたい(許可は取る) ・無邪気 ・ただの馬鹿なガキだとつまらないので頭はくるくる回る子でありたい…… ・Tomorrow is another day
(-1) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 00時半頃
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/* tomorrow is another dayの訳はいろいろあるけど、 「明日は明日の風が吹く」より「明日に希望を託して」の方が、 意味的にも、訳のニュアンス的にも好きなんですけど、 あの場面だと前者の方がしっくりくるっていうか語感
(-2) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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[分かってる、というユウガオの声は、子どもが意地になって言う、その声音でなく。>>253 きっと、本当に全てを承知の上なのだろうと読み取れる。 そこから滲み出るのは、やっぱりどこまでも大人の色で、藤乃には、それが苦く感じられる。 それを表情に滲ませぬよう、続くユウガオの言葉に耳を傾けて。>>254]
──ああ。
[軽く、納得した声を上げる。
"こども"と"こども"の出会い。 それは、この世界においては、随分と希少な機会だろう。 ユウガオとゆき──2人の"こども"が、舞台の外でこうして顔を合わせることがあるということも、きっとかなりの幸運に分類されることなのだろうから。 "いいこと"の内容を自分なりに推測しながら、返す言葉に少しだけ、迷う。 「きっとまた会えるよ」という言葉は、あまりに気休めめいていて、使う気にならず。]
(17) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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それは、確かに。 良い言葉を、もらったね。
[結局そんな言葉に留めて、少しばかり温んでしまったレモネードの容器をからりと揺らす。 そこでふと、頭に過った質問をユウガオに向けてみる。]
……ところで、ユウガオ。 君はこれから、何処へ?
ちなみに、俺たちの方は、 行き先も決めずにぶらついているだけなんだけど、ね。
それでも良ければ、一緒に、散歩でも如何?
[そんな風に言ってみたのは、ユウガオの言う"いいこと"に感化されたか。 言った後、ゆきと繋いだ手を、彼からの同意を得るように僅かに揺らしてみる。
"こども"と"こども"。 2人の小さな、幸運な交流を、少しでも長くしてやりたい気まぐれの気持ちで**]
(18) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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/* お前はユウガオを良く思ってないのか好ましく思ってるのかどっちなんだ……とおもいます はい
(-3) 2015/09/15(Tue) 00時半頃
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さっきの子、
[ 少し前に、彼女と話していたこどもを思い出す。 そういえば、劇場以外でこんなにこどもと会うなんて、とても珍しいことだ。 だから、少し気になった] どこから、きたんだろう。
(19) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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[ 自分の周りで見かけるのは、ショーで一緒だった子たち、そして、時折頼まれる礼拝で讃美歌を歌う際に見かける、プラチナブロンドの少女だけだった。 オーレリア、と。いつも横にいる、学者のような、少し、神経質そうな、”先生”に呼ばれていた彼女は、聖女だと聞いた。讃美歌を歌う為に壇上にあがる際に、おいのりをする姿を見かける。 目の前にいるユウガオだって、今、まさにショーをしているクラリッサだって、昔から自分に良くしてくれるマリオだって、みんなみんな、こどもが唯一集められるショーのキャストだった。 だから、それ以外のこども、というのは、とてもとても不思議に感じた。 今日は、何かが起こるんだろうか。 >>18藤乃がユウガオを誘うのを聞いて、どう?と、一緒に首を傾げながら、…は街を見渡した。いつもより少し、人が多く感じる]
(20) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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今日は、街が賑やかだね。 お祭りみたい。 [ 少し遠く、多分、劇場の方から、…の一番好きな曲が聞こえた。 クラリッサ、今日も踊っているの?歌っているの? 今日は誰と歌っているんだろう。 ぐっとこみ上げる気持ちを抑える事もなく、…は静かに歌いだした] 『 パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、 そこに住むある人によろしく言って、 彼はかつての恋人だったから 』
[ 気楽な鼻歌のような、それでいて子守唄のような、ふわりと軽い歌声を、唇に乗せた。 なぜかとても、歌いたい気分だった**]
(21) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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どちらのこたえでも。 目的は果たせたから、もう必要ない。 おまえが僕の劇場で働きたい、って言うんなら続けるよ?
買う、といえば幾分も聞こえが悪いな。 その通りだよ、マリオ。
[このための金を稼ぐために経営していたに過ぎない。だからもういらない。 それなりに、愛着も、人気もあったが。 そうやってむくれる姿>>209は見た目相応で可愛いのに、なんて言いはしないが]
ははっ、自棄なんかじゃねぇよ。 色々足りない頭で考えたんだって 相変わらずつっめたいなあ、マリオは。
もー、お前までそんなこと言う? 恋は盲目っていうしね。 なに、これから惚れさせればいい話だろう。
(22) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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……、
[大袈裟な動作を加えながら軽い口調で語る。 小さく問われたことばに、息を詰まらせた。
浮かべていた笑みを消し、その瞳を覗き込む]
ねぇ、マリオ。 マリオはさ、僕がそう思ってるって、思ってたの?
[感情を押し殺したこえで、呟いた]
(23) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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[ピーターパン手術、その日はおとなの監視が緩まるらしい
その情報をどこからか仕入れ、ここから逃げよう、と計画を企てたのは誰だったか、もう覚えていない。 けれど、自分が手術を受けさせられる日も、いつだれが受けるのかも、こどもには決して知らされることはない。 当日になってやっと分かるのだ。 誰かを犠牲に、おとなになろうと。
それは、本当にしょうもない喧嘩だった。そのせいで部屋に帰るのが気まずくって。 誰かの手術が始まった。 マリオを呼びに部屋に戻ったがそこに彼はいなかった。 自分と同じように違う部屋にでも行っているのだろうと決めつけて。 急かされるまま、身一つで逃げ出した。
その日、手術を受けたのがマリオだとは知らずに ]
(24) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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[言い訳するつもりはない。 見捨てたことに変わりはない。 知らなかった、知ろうとしなかった。 それは、罪だ。 だからこのことを話すつもり無い。
謝るのは許してくれと言っているようなものだ。 責めるような言葉とはうらはらなその瞳に映る色に、なんとこえを紡げばいいのだろう。
それでも、何か言わなければ、と。 口を開こうとしたその時、汽笛の音が鳴り響いた。 目的地ではない。いや、そもそも目的地などない]
(25) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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降りんの?用事あった? まあ、そうだな。マリオにも考える時間が必要だろう、とか言いやがったからな。 おまえの言うとおりだ。
[いつも通りの、その表情に安心する。 多少なりとも、あの話を持ちかければギスギスしてしまうかと不安だったから]
……責めて、どうしようもないくらい詰ってくれたほうが気は楽になるんだがな。 それじゃあ、駄目だよな。 ゆっくり、ゆっくり時間を掛けてでいいなら。 おまえの言葉に甘えていいなら。 話せなかった事、離れていた時間の事。僕も聞きたい。
……だな。別れる前の土産話としてでも、
[真意の測れないそれには、おどけたように返した]
(26) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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当たり前だろう、マリオ
[微笑みに応え、頬を緩める。 手を重ねれば、ちいさなこどものそれを柔く握りしめた。 数日後、一緒にいられなくたって、 それも覚悟で決めて行動したことだ。 後悔なんてない。
無くなってしまったものも、変わってしまったものも沢山あるのだろう。 それは人も街も同じ。 無くなってしまっていたって、あの頃通っていたところに赴くのもいいかもしれない。 あたらしく出来た喫茶店に行くのもいいかもしれない。 風の赴くままに、足を向けて]
あの日の続きを、始めさせてくれる?
[列車を降り、喧騒のなか。 その消え入りそうな、許しを請うようなこえは届いたか、わからない **]
(27) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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/* ひい、長いもうしわけない
(-4) 2015/09/15(Tue) 01時頃
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[ちくり、と刺すような言葉>>8には、少しだけ目を細めて、笑う。]
ええ、そうかもしれませんね。 ですが、時と場合による、でしょう?
[首を傾げて、穏やかな口調でそう続ける。
けれど、少々奇天烈な見た目であろうと、 彼女が聡明な大人であるならば、伝わるだろう。
――踏み込むな、という、緩やかな拒絶が。]
(28) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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[ショコラの、クラリッサ―いや、“養殖こども”への羨望。 きらきらとした華やかさへと目を輝かせるだけなら、未だいい。
けれど、その資格を持ち合わせた彼女が、 憧れを超えて、手を伸ばしてしまうこと。 その恐怖が、彼女にわかるはずもない。]
(29) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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[荷物を抱えた手で、器用に眼鏡を押さえて。 そうして、投げかけられた女の問い>>12に、もう一度ポスターに視線を遣った。]
知っている、というほどでもないんですが。 先程、道を教えていただいたもので。
[お知り合いですか、なんて詮索するつもりはない。] すぐそこで休んでらっしゃったので、 未だ、いらっしゃると思いますよ?
[つい、と外の広場の方を指さして見れば、さて、女の反応は如何なるものだったか。]
(30) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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[何にせよ、自分が取る行動は変わらない。]
……さて、宿に帰りましょうか。 流石に、重いでしょう?
[徐に片手の荷物を示して、少々名残惜し気であろう少女の手を引いて、歩き出す。
華やかで、煌びやかな空間に、彼女をとられてしまう。 そんな錯覚に囚われないうちに。**]
(31) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 01時半頃
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――広場 >>17>>18――
そうでしょう。
[叶うかどうかはわからないけど、と言いかけたのは、呑み込んだ。 それを自分から否定するわけにはいかない。]
どこへ行こうかしら。 天気がいいから買い物に出たのだけど、店というもののつくりはあまりこども向きでないのよね。 あの人に買い物に出てもらうなら他のものも今買う理由はないし、と。
――わたしも目的がないみたいなものね。
[ハムとワインに加えて野菜とチーズを買う予定はあったのだけど、一度に買い物に行ってもらえるならそれでいい。 そう考え始めたらたいしてすることがなくなって、レモネードを飲んでいたのだ。]
(32) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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ゆきがいいなら、ご一緒するわ。 ひとりを心配してくださるやさしい衣装さんの言うことだもの。
[よく見知った二人だからこそ、簡単に承諾した。 ゆきの了承が得られれば、手の中のレモネードは飲み干してしまおう。]
(33) 2015/09/15(Tue) 01時半頃
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どこからかしらね。 わたしのことを知らない――のは、よくあることだとしても。
とってもショーを見たそうにしていたから、旅行か、何かで、来たんじゃないかな。
[>>19皮肉ではなく、遠客が知らないのは不思議ではない。 今だって、ショーキャストがショーステージの目の前でレモネード飲んでたというのに、人だかりどころか歌のリクエストすらされないのだから。
首傾げて同行を誘われれば>>20、ゆきがいいならと言った手前もう断る理由もない。 ゆきの、繋がれている手の反対側に立って歩き出す。]
(34) 2015/09/15(Tue) 02時頃
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[>>0:243。彼女の瞳は、真っ直ぐだった。]
うん、そうだね──…
[私もそう思う。 「そんなに怒らなくても、いいのに。」 続く言葉は飲み込んで。 ゆるりと苦笑に変えた。]
(35) 2015/09/15(Tue) 07時頃
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『貴方は何故そういつも顰めっ面なのかしら。』
君が淑女でないからだよ。
『そんなの、最初からじゃない。』
『身を売る淑女が何処にいるのよ?』
(-5) 2015/09/15(Tue) 07時頃
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[気丈な瞳を、思い出し。]
[くるんと色を変えた彼女からは老体には酷かもしれない、そんな指摘>>0:244 ──老体とはいっても、そう長くは生きていないのだけれど、 少し、遠くに視線を反らして、]
─子育て、10年はしてきたのだけどなあ、…
[段々と、少女が手の掛からない年齢に為るにつれて、こう動くことも少なくなった。 まだ、彼女が歩き立ての頃は、走り回るくらいの体力は有ったと思うのに。]
(36) 2015/09/15(Tue) 07時頃
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[朱が軽く、引かれる。 細やかに頷いて、導かれよう。
一つの卓を4人で囲うのは、とても、とても、久し振りだった。 誰かと、オーレリア以外と食卓を囲むのは、殆ど無い。 聖女の隣に、腰掛けて。足元にセカンドバックを置く。 ─よくもまあ、此を持って駆け出したものだ。 彼と共に珈琲を頼み、少女の注文を珍しく聞いた。
れもんすかっしゅ、という響きが、口慣れない。
少女が、彼に話しかけるのを聞く>>5。 彼女が知るおとなは、数える程度。名前を知るおとななら、片手で足りる。 この光景も、珍しいものだ。
珈琲を待つ間、只好奇心で話す少女を、呆、と。 くるくると良く動く、おんなのこを同時に視界で追いながら。]
(37) 2015/09/15(Tue) 07時半頃
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/* いちにちめはじまったことに気付いてなかったとか、そんな
(-6) 2015/09/15(Tue) 07時半頃
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そうね、賑やか。 さっき何か、ステージのほうで声も聞こえたし。 落ち着いたみたいだから、行ってみる?
[その声の主が、広告に乗る自分の姿を追っているなど、知らず。 発揮するほどの野次馬根性持ってはいないが、行き先がないならわかりやすい目的地だった。]
『パセリ、セージ、ローズマリーにタイム、 それから一面コショウの実を蒔けと、 そうしたら私は恋人になれる』
[ゆきのうたう>>21のに合わせて、歌を続く。 やわらかい、けれどこども独特の響きで、歌は風に乗る。 歌いたい気分は、よくうつる**]
(38) 2015/09/15(Tue) 09時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 09時頃
|
いいや?
[返事をした少女>>15に白々しく首を傾げる。 かき回したせいで少し乱れた髪型を直し、それ以上は何も言わない。
卑怯だなんてわかっているけれど。]
(39) 2015/09/15(Tue) 13時頃
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――喫茶『アドウィナ』――
あー、悪かったって。
[炭酸が入っているかどうかは、ゾーイにとって大問題らしい。 すかさず下から張り上がった声に、はいはいと頷いた。 ついでにオプションまで生意気に言ってのける彼女に、乾いた笑いがこぼれ出る。
あいつ、いつの間にあんな知恵を。]
(40) 2015/09/15(Tue) 13時頃
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|
[店員に代金を支払い、席に戻る。 と、オーレリアが口を開いた>>5のは、自分が椅子に腰掛けた、その直後だった。]
ゾーイのせいで走り回ることが多いから、かな。 体力あるからなあ。
[すぐに置いて行かれてしまうから。 そう、苦笑する。この街にたどり着く直前の『競争』はよくあることで。だから、なんだかんだと筋肉痛は完治してくれない。
そして、元気に見えるのはきっと、もう一つ理由がある。 コートのポケットの中に入れた錠剤が、軽い音を立てた気がした。**]
(41) 2015/09/15(Tue) 13時頃
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|
そうなんだ。 …オーレリアも、先生も、走らないから。
[ 普段は先生を置いて行くことのない、オーレリアです。 馬鹿者、と言われたことを思い出せば。 ジェフの苦笑に、同じ表情を見せて。 好奇心のまま移る視線は、椅子にかけられたコートへと。
もしかしたら、そのポケットの中。 店員が通り過ぎる際、触れて―――、軽く。 音が立ったかもしれません。 ]
(42) 2015/09/15(Tue) 13時半頃
|
|
[ それは。 "かわっていない"おとなを知らないオーレリアには、 聞き慣れない、音。 ]
(43) 2015/09/15(Tue) 13時半頃
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|
[ その、ちいさな、ちいさな音が。 オーレリアのノックの様に、喧騒に消えそうな音が。 耳に残った気がしたのは、どうしてでしょうか。 オーレリアは、年齢の差を置いたとしても。 先生ほど、耳聡いとは思っていないのに。 ]
――先生。
[ ひそひそ話を、するように。 くるんと、隣の先生を見やって、首を傾げれば。 オーレリアのプラチナブロンドが、 滑らかに肩から落ちます。 ]
(44) 2015/09/15(Tue) 13時半頃
|
|
…走っちゃ、駄目?
[ オーレリアは、ただ純粋に、単純に。 ゾーイたちの様に、 走れば体力がつくのかもしれない、なんて。 そんな理由で、じいと見つめて、問いかけます。
咎められれば、 直ぐに引っ込んでしまう程のものはあるけれど。 …かわりもののガクシャのもと、育ったこどもは。 知らないことが、きっと多すぎたのでしょう。 ]
(45) 2015/09/15(Tue) 13時半頃
|
|
[待つ間。 彼と少女の、短いやり取り。
幼い子は、筋肉の使い方が違う。 おとなが思う以上に、延々と動き続けることができて、また、体力を使いきってしまったとしても保護者がいる。
ヒトの、子は。 先ず保護者がいる前提で育つのだから。 進化の賜物、ではあった。 現在の世の中がこどもに酷しく、同時に甘やかそうとも。]
(46) 2015/09/15(Tue) 17時頃
|
|
[店員が、通り過ぎ。 その手元の下げられたカップの奏でる金属音に意識をとられていた頃。
少女が呼ぶ其の声に、見遣って。 ひそひそ、小さな声に此方もまた首を傾ぐ形になった。 ブロンドは、落ちないが、 似たような動きになったろう。 誰が、何方に似たのか。
>>45]
(47) 2015/09/15(Tue) 17時半頃
|
|
[旅に出たいとか、そういうお願いではなかったけれど。 矢張り、少しの化学反応があった模様。
もし、旅に出たいというならば。 多分、学者は離れられない。
少しの、思案。 一緒に走るような、そんな肉体ではもう、無いことは痛いほどに自覚してしまった。 もし少女が、学者の体力の無さ──と言うか、衰えなのだけれど──を、彼と比較したのならば、共に走り回る未来を想像したのかもしれない。 そう思えば、色好い返事ではないが。]
──離れすぎないのなら。
(48) 2015/09/15(Tue) 17時半頃
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[ 痛みを堪えるような、 何かに耐えるような、 ]
[ 同時に、歓びに近い感情がある。]
[子の成長なんて、今さら感じるものではない。 何かもっと、違うものだ。]
(49) 2015/09/15(Tue) 17時半頃
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[其は、何方かというと。 親離れを強いられた子の方が近い。
親の、子離れよりも。多少の決意が、必要だった。]
[爽やかな柑橘と、珈琲が香る。]
(50) 2015/09/15(Tue) 17時半頃
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[─────未だ。
自身の時には漸く気付こうとも。 彼女の時からは、目を、背けたまま。]
(51) 2015/09/15(Tue) 18時頃
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/* う、細切れし過ぎたか、な。
(-7) 2015/09/15(Tue) 18時頃
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[ 小さな問いの返事には、少しの間が空きました。 机に置かれたレモンスカッシュの氷が、からり、響いて。 同じく首を傾けた先生を、見つめ続けます。
―――何を、思っているのでしょうか。 外のこどもと、そしておとなと出会って、 自覚こそなくとも、何かが変化したオーレリアに、 感じるものが、あったのでしょうか。 ]
(52) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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[ ――逆に。 先生の碧の瞳から読めることは、 オーレリアには多くありません。 オーレリアよりずっと、色んなものを見てきた故に。 先生には、思うことも、感じることも、 きっと多くあるのでしょう、と。 その程度しか、感じられません。
だから、否定されたのなら。 "まだ"こどものオーレリアには分からなくとも、 きっと先生なりの理由があると納得しますし。 たとえ、条件が付けられようとも、 赦されれば、ぽかん、と。 淑女らしからぬ表情を見せて、瞳を瞬かせました。 ]
(53) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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―――、うん。
[ ですが。そんな表情は、直ぐにほどけて。 緩やかに、微笑へと変化します。
駄目、と、言われると思ったから。 だから、赦されるだけでも、嬉しいのです。 たとえ、同じ様に走り回れなくとも。 ]
(54) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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離れ過ぎない、ね。 先生の、見えるところにいる。 …約束。
[ じ、と。 歓びを隠さないまま、先生からは、目を逸らしません。
―――たとえ、先生がオーレリアの時を、見ずとも。
暫し、灰色は先生に向けられて。 そうして約束の言葉を、"こども"らしく告げた後。 くるん、今度はレモンスカッシュに顔を向けて。 冷たいグラスに、手を付けました。
レモンの香りを堪能して。 舌に乗せる、はじめての炭酸の感触に、 驚きで瞳を丸くするのは、もう、すぐのこと** ]
(55) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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/*
先生のロルを うまくひろえるようになりたいオーレリアであった
(-8) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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/* すきなんですって…(ごろん)
(-9) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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/*
たとえ が かぶって>>54>>55
ボキャ貧に沈みたいきもち ヒエエ…
(-10) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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[知っていた、とばかりに告げられた声>>6には、こくこくと何度か頷く。 養殖子どもとして、ステージに立ち続ける彼女をこの目で見たいと思っていた。 固く閉じられた扉から、姫の声を聞くことは叶わなかったが>>1]
……?
[彼女は立ち上がり、先生と話を始める。 目線を移し見上げてみても、会話の内容は掴めず。ただ首を傾げたが。 それから先生はなにやら驚いた顔をした彼女に頷いた>>31。 彼女が先か、先生が先か。 どちらにせよ、去り際に頭を下げて、自分も先生に付いていく]
(56) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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重……あ。
[指し示されるまで>>31、意識することは無かった。 荷物の大半は彼が持ってくれているもので、自分が抱えるものは着替えとあと少しのものくらいだったからだ]
そうですね、宿に。
[ならば先生に無理をさせてはいけない。頷き、宿へと歩き出す。 最後にちらり、劇場を振り返って。]
(57) 2015/09/15(Tue) 19時頃
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―宿―
[先生がやりとりを済ませ、小さいながらも綺麗な部屋に通される。 白くてふかふかなベッドで、キネーンという街の大きさを改めて認識し、部屋の片隅に荷物を置き。 ベッドに飛び込んでみたい気持ちを我慢して先生が食材を下ろしたりするのを手伝ってみたり。]
せんせい、次はどこへ? 宣教活動をするのでしょうか。それとも教会へご挨拶に?
[宿へ向かう途中、喫茶店で何人かが飲んでいたレモン・スカッシュは美味しそうだった。 市場にも美味しそうなもの、楽しそうなものは沢山あったし、少しでも見られたらいいのだが]
(58) 2015/09/15(Tue) 19時半頃
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あ、でも。 休むのが一番でしょうか。
[一人でどこかへ行けば、先生は怒るだろうか。 キネーンという夢の詰まった街で冒険したい気持ちはあるのだけれど。 それでも、一番は先生。彼の次の予定を伺う。
少し離れた所から聞こえる街の喧騒も、どこか静かな時を思わせ。 思案する彼の横顔と、肩にかかる白髪に、くす、と微笑んで]
…せんせいは、優しいですね。
[きらきらしている。とまでは口にしなかったけれど。 拾ってくれた時から、彼は何も変わらず優しいまま。]
(59) 2015/09/15(Tue) 19時半頃
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[ 子どもは高くつくから売られたのか。ただ自分が邪魔だったからか。 うちは貧乏で、スクラップから少しでも売れるものを見つけて、拾って。 鉄くずを磨くのはわたしの仕事だった。けれど、お父さんも、お母さんも、出来が悪いといってわたしを殴ったり、暗いところに閉じこめたりした ]
ごめんなさい、ごめんなさ…っ
[ ――、と、お父さんは呼ぶ。呼びながら、わたしを叩く。呼んでいたのはわたしで、それは私の名前だったはずなのだけれど わたしはそれを憶えていない ]
(60) 2015/09/15(Tue) 20時頃
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[ ただ、スラムの片隅で拾った絵本。 そこに描かれていた、お姫様と王子様の絵は、とてもきらきらしていた。 破れていて、汚れていたけれど、眩しかった。 閉じこめられている時は、その絵を見て、泣くのを我慢していた 泣いたら、また叩かれるから ]
[ そういえば、絵本に出てくる人がお姫様と王子様というのだと、教えてくれたのもせんせいだっけ。 旅をしている途中に、同じ絵本を見つけたのだ。破れていない、きれいな本。 あの時のわたしは文字を読めなかったから、それを見つめる私に指さして、教えてくれた ]
(61) 2015/09/15(Tue) 20時頃
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[先生は、どんな顔をしただろう。 突然変なこと言ったから、驚いたかもしれない。当然だ、呟いた自分も驚いているから。]
なんでもありません。 なにを、しましょうか?
[首を振り、そのまま傾げる。 不意に昔を思い出したのは、東国の女性が、朱い少女を食い入るように見つめていたからかもしれない。 昔見たことがあったのだろうか。
自分が絵本を見つけたように、再会できればいい、と。 先生の話を聞きながら、少女は願うのだった*]
(62) 2015/09/15(Tue) 20時頃
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[いくら喧噪のショーステージ前といえど、歌い手のこどもが二人声を紡ぎ始めれば、鼻歌ほどの響きとはいえこちらへちらちら向く顔がある。 時々、うたいながら誰かと目が合えば笑ってみせる。 ふたりで睦まじくうたいあって、目があって無邪気に笑う。 そうしたこどもの笑顔が、この場では求められていた。
ゆきはどうしていたろう。『シルク』と呼ばわる囁き声は、隣にいれば聞こえくる。 わたしはその呼び名は好きじゃない――というよりか、彼が新たに得た『ゆき』という名が好きだったから、彼のことはそう呼ぶようにしているし、そう呼ばれるべきだと、思っている。]
(63) 2015/09/15(Tue) 20時頃
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[ ぶらん。足を揺らす。 静かな食卓を知らない。 居心地悪げに、もぞもぞと座り直して。
彼女たち、仲よさそうには見えないわ、ジェフ。
そんな疑問を口にするのは、 洗ったシーツのにおいに包まれてからにしようか、 それまで、覚えていたら。
ストローを吸う。 ぴりぴりと、喉を通る何かがたのしい。 そう、たのしい。もっとたのしいことがしたい。 たのしく愉快に生きてきたい。るらら。]
(64) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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わたし、
[ 風船を割るように、唐突に声を上げる。 ぽん、と放り投げたような無造作な声。 突拍子もない言動で注目を集めるのは、 こどもの得意分野であるので、]
シアターに行ってみたいわ クラリッサ・トウシューズに会うの ほかのたくさんのこどもに
[ ジェフは、宿を探すのが先だと言うかもしれない。 今カフェに入ったから、 すぐにレストランを探すとは言わないだろう。]
(65) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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[ そんなことは、今はたいした問題ではなくて、 こどもはいつだって、 話の続きを促されるのを待ってる。 それで?だとか、どうして?とか。 そうして、たとえ促されなくたって、 得意げな顔をしてまた口を開くのだ。]
ともだちになるのよ! ねえ、どうしてあなた、今までそうしなかったの? 遊び相手ならこの街にたくさんいるじゃない!
[ まさにすばらしい発見をしたとばかりに、 少女は寡黙な女の子を見つめて。 たとえ、ショーの実態を知らないとて、 ゾーイは"こども"なのだ。罪にはなるまい。*]
(66) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 20時半頃
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[ショーキャストの『シルク』でない存在として求められたゆきが、一時期はとても羨ましく、少しだけ疎ましかった。 わたしがお金を稼ぐオルゴールでなくなれる日が来るとは、思っていない。 けれどそれは単なる妬みでしかないのは理解していたし、すぐに淡いあこがれを抱く友に変化していた。
彼は『ゆき』であるべきだと思うし、白磁のその風貌を、儚いゆきと呼んだ言葉は、とても耳にうつくしいと思っていた。]
(67) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 20時半頃
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[百年近く働いたマリオが自分の価値を知らないわけもなく。 その莫大な資金を支払う為に一体何を犠牲にしたのだろう …買うということ>22を考えれば僅かに、表情が曇る。
覗き込む瞳>>23に、返すは無言。 そうして代わりに返した声に、彼も黙ってしまう>>25。 結局沈黙を割いたのは、汽笛の音だった。]
[持ちかけた提案を、柔らかに受け止められれば 内心安堵の息をついて。
そうして降りたった雑踏の中 微かに聞こえた声へ、言葉の代わりに繋いだ手をかたく握って、行き先も決めず一歩を踏み出した。*]
(68) 2015/09/15(Tue) 20時半頃
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―キネーン・街中―
…ヴェス、大変だ
[賑やかな雑踏の中、歩き出したと思えば不意に足を止めて 振り返るその顔は深刻さを帯びており。 囁くような声に混じるのは微かな焦りか。 そうして、少しの沈黙の後、声を]
――無性に、腹が減った 死にそう
[お仕事先での食事は美味ではあったが、 燃費の悪いマリオには、些か量が足りなかったようだ。 大げさすぎる言葉を吐く迫真の表情は、本気か演技か。]
(69) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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この際屋台でもなんでもいーよ なんか食べに行こうぜ
[なー、なんてその手を引いて 目が合えば、歯を見せてにっこり。 気まぐれもワガママも、何だかんだ許してくれる。 そんな関係も、90年程以来だなんて気づけば、クツクツと一人笑みが漏れた。
同意を得れれば、さあ連れてけと期待に満ちた瞳で彼を見上げるだろう。**]
(70) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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そりゃあね。 ひとりで買い物に出ようなんていう"こども"は、君ぐらいのものでしょう。
[店のつくりについてぼやくユウガオに、そんな言葉を返す。 どうやら、彼女の方も大した目的はないようで。>>32 そうして、ゆきの方も、ユウガオと共に行くことに異論はないようだったから>>20、3人並んで歩き出す。]
(71) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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["こども"が2人に、"おとな"が1人。 それなりに、──いや、大分物珍しい光景だろう。
そのおかげか、流石に、藤乃へ刺さる視線は先程よりも痛い。 羨望じみたもの、怪訝さや警戒じみた色を滲ませたもの。 ぴりぴりと肌に刺さるそれらを跳ね返すように、口元に穏やかな笑みを湛えて。
歩きながら、行儀悪くカップの底に残っていたレモネードを飲み干した。 温んだレモネードの甘ったるさが喉に張り付く感覚に、ほんの少し眉を顰める。 ただ、それも一瞬。 ユウガオが提案する声に答えようと、僅かに首を傾けた。>>38 ──ゆきが不意に歌い出したのは、そんな時。>>21]
(72) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[それは、確かに静かな声だったけれど。 堪えきれない思いが不意に零れ落ちたような、そんな響きを持っていた。 喧噪の中、ボーイソプラノが柔らかに伸びる。
それに寄り添うように、ユウガオの声が重なった。>>38 もともと、静かな2人だ。 声が合わさることでより華やかなものになるというよりは、それは水面におちた波紋にも似て調和する。
先程まで藤乃に注がれていたいくつかの視線は、すっかり2人の子どもたちへと移っていただろう]
(73) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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/* ドラマティックな表現とは何ぞや
(-11) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[ 喉を通る、ぴりぴりとしたもの。 それに慣れようと、 一口、もう一口飲んだ時だったでしょうか。 突然。ゾーイが声を上げました。 誰よりも元気に、こどもらしく、響かせて。 シアターに行きたいと、遠慮なんて無い欲求を告げます。
オーレリアとは、本当に真逆のおんなのこだと。 自分でも、思えました。 ]
(74) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[ さらに、ゾーイの口は、これまた良く動いて。 オーレリアに、どうして、なんて。 そんな視線を向けるものだから。 返事は、何時も以上に、直ぐには出てこなくて。
――――どうして今までそうしなかったの? きっと、敢えて言うならば。 そうする必要を感じなかったから、なのかもしれません。
でも。 ]
(75) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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ともだち、に。なれると、思う?
[ 慣れない響きにすら、戸惑いながら返します。 ――たとえば、花形のあのおんなのこじゃなくて。 歌を教えてくれた、ゆき、とか。 それに、オーレリアの知らない世界を見る、 あなたとも。とは。 こんな真逆のオーレリアからしてみれば、 なんだか図々しい気がして、言えなかったけれど。
真っ直ぐな瞳に、目を、白黒と。 自分よりずっとちいさな女の子に、 箱の中のオーレリアは、圧倒されて。 どうしたって、何かに惹かれているのです。 ]
(76) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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/* ユウガオちゃんに入れこまないようにすごい神経を払うぐらいゆきユウガオの2人の組み合わせ好きでつらいですCO あと!はやく!フヨウさんとユウガオちゃん会わせてあげたい!
(-12) 2015/09/15(Tue) 21時頃
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[ ほんの少し、グラスが傾いて。 再び、からんと氷の音が立ちました。 グラスの中身は、少なくなりつつあって。 休息の終わりが段々と近づくことを、示しています。 シアターに行きたいと言うのなら、 強引に引き止めることも、無いでしょう。 一段落すれば――仲の良くなさそうな、先生に。 方向の案内を頼もうかとも、 ゾーイを見つめながら、頭の隅で思いました。 ]
(77) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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―キネーン郊外:宿屋―
……そうですね、教会に顔を出してみましょうか。 色々伺いたいこともありますし。
[思案気に顎を摩ったのち、小首を傾げる少女>>58の頭に手を伸ばす。]
ああ、たまには、何か甘いものでも食べに行きますか。 今回は、長い旅でしたからね。
[その言葉で、曇りのない瞳に喜びの色が宿ったなら、 まるで、猫のように口角を上げる。
此方を見上げる彼女>>59の眼差しが、きらきらと自分を映していること。 それにとてつもない安堵を覚えながら。]
(78) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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/* 藤乃、フジノ。ふじのん…… ふーじのん!
ゾーイかっぱつかわいい。ジェフふりまわされかわいい。
(-13) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[“売り物”だった少女に、手を差し伸べて、 呆けたような商人の鼻っ柱に、金貨の詰まった袋を叩き付けたこと。
その理由は、ありきたりな同情でも、憐憫でもない。 ましてや、分厚い書物に記されるような、人道に満ちた小難しいものでもない。
自分を見上げた少女の瞳。 曇りのないそれが、自分だけをまっすぐに映してくれたなら。
単純でいて、似つかわしいその願いを、決して口にすることはないのだけれど。]
(79) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[再び身支度を整えた後、徐にショコラへと手を差し伸べる。 その手が握り返されたなら、いつものように穏やかな笑みを浮かべて、]
この街も、人が多いですからね。 はぐれないように、気を付けてくださいね。
[そう、念を押して、ショコラと共に街へと繰り出すだろうか。]
(80) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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そうかしら。 あなたは、こどもの頃ひとりに憧れたりしなかったの?
[自分の行動は大人の真似ではないけれど、ひとりで行動したがるこどもは天然も養殖も一定数いるだろう。 藤乃に刺さる視線>>72に気づきながら、特別気にも止めていない素振りで歩く。
その視線の向く先は、すぐに変わってしまったが。]
(81) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[一つの気がかりは、ここに来る途中に耳にした、奇妙な噂話>>0:95。 十字架に、おとなとこども いくつかの類似点を抱えている以上、聞き流すわけにもいかなかったそれが、妙に頭にこびりついていた。
……何にせよ、十字架に罪がないことを祈るばかりしか、自分たちには出来ないのだろうけれど。*]
(82) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[晴れた空の下で、喧噪の間をぬって広がる声は。 ゆめまぼろしのような、自由の体現のようでさえ、あった。
2人の歌声は、決して大きなものではない。 それでも確かに、耳にした人々を魅了する。 それは藤乃とて、同じこと。
ゆきの手を握ったままに、ほう、と聞き惚れて。 けれど、ユウガオが人々へ笑いかけるのが見えた時>>63。 自分が見られていることを、何を求められているのかをよく知っている表情が、藤乃の意識を周囲へ引き戻した。
──向けられるいくつかの視線のうちのひとつが、この白い子どもを攫っていってしまいはしないかと。 そんな不安が、胸に靄を落として、けれど、止めることなど出来るはずもなく。 ゆきとユウガオ、2人へ向けられる視線に細心の注意を払いながら、無意識にゆきの手を少しだけ強く握る。 世界の仕組みに馴染みきれないおとなは、今日も何処か不自由だ。*]
(83) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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/* 自分が何言ってるのか分からなくなってきた 語彙が来い
(-14) 2015/09/15(Tue) 21時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 21時半頃
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[──やくそく。]
[彼女は微笑う。]
(84) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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[──やくそく。]
["聖女"は微笑った。]
(-15) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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いやな子じゃなければ、なれるでしょ
[ きょとん、とした顔で返したのは、 それが、思いもよらぬ返答だったからで。]
そういうことじゃなくて、
[ しかめつらで、迫力のない険しい顔で、 うんうんとひねり出した疑問を、ぶつけて。]
せっかく、他の子がいる街に、ずっといるのに、 ずっとふたりで、何してたの?
[ どうにも、静かな空気は居心地が悪いので、 お行儀悪く、ズズ、と音を立てて、 空っぽのグラスに刺さったままのストローを吸った。
どうしたらいいのか、わかんないわ、困っちゃうな。 そんな顔で、男を見上げて、 ぶらん、ぶらんと足を振る。]
(85) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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そうか。 たまには、いいものだと思うよ。
[たまには、だ。 しょっちゅう走るのは疲れてしまうだろうし、レオナルドなら、尚更のこと。
苦笑を浮かべたオーレリア>>42に、微笑んで肩をすくめる。 と、店員が後ろを通った時に触れたコートから、小さな音が漏れた。]
(86) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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[走ることの許可を伺うオーレリアと、何種類もの感情を含んだ表情に見えるレオナルドを眺めながら、珈琲に口をつけた。 うん、美味い。
豊かに香るそれと、みずみずしいレモンの香りを背景に、炭酸のはじける微かな音が漏れ聞こえた。
やがて、聞こえた彼の答えに、もう一度珈琲に口をつける。
いつか、離れていくのかもしれない。 でも、せめて彼女が一人で生きていけるまでは、面倒を見てやりたいと、ぼんやりと考えた。]
(87) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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[目の前の二人を、ほのぼのとした心境で見る。 それを終わらせるのは、いつだって決まって、自分の連れだった。]
あー、せっかくだしな。 っつっても、混んでるだろうし。明日早く行った方が、見れるんじゃないか? 宿も取りたいし。 ……まさか、
[なんだったか、可愛いと有名な女の子だ。 彼女事態に興味は取り立てて無いが、ゾーイが見たいというなら見てみるのも良いかもしれない。
ああいうステージに立つ子は、ほとんどが養殖であるし、そもそも警備が厳重だろうから、話すことすらも出来ないだろうが。]
(88) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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やっぱりか……
[予想通り、クラリッサと『ともだち』になる気だったらしい。 流石に無理だと思うが。
引き続き、ゾーイはオーレリアに爆弾を落としていく。 オーレリアが少しでも困った素振りを見せるなら、ゾーイの注意を惹きつけようと、メニューに目を走らせた。]
(89) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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[ひとつ目の質問に、オーレリアは応える>>76。 たった一言の答えに、何か色々な意味があるのかもしれないが、それを読み取れるほどにオーレリアのことを知っているわけではない。 手の中の珈琲が、また少し減る。
続く、第二撃>>85。 どうしよう、という表情でこちらを見上げるゾーイの頭を、くしゃくしゃとかき混ぜた。
まだ、こども。 見た目通りの年齢しか生きていない、正真正銘のこども。 自分に正直で、疑問をぶつけて、そうしていられる年齢が、時々少しうらやましい。
飲み込むことを覚えてしまったから、特に。*]
(90) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 22時頃
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[一度は、躊躇を滲ませ目線を反らすが。 じ、と。 好奇心と、歓びと、 こどもらしく、わかりやすく、─否。流石に10年の賜物だろう。輝く灰色に。
手を伸ばして、さらりと、ブロンドに指を通した。
冷たい汗をかく、グラスを手に取り恐らくは炭酸に瞳を見開く少女に、ゆるり、笑んだ。
珈琲カップを持ち上げて。]
(91) 2015/09/15(Tue) 22時頃
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[横を歩いていたちいさな影が不意にいなくなり、振り返る]
どうした、忘れものか? 諦めろ。もう間に合わん。
[列車は既に出発してしまっている。 駅員に尋ねる気など毛頭なかった。 じれったく、その口が開くのを待つ。 よほど大切なものだったのだろうか。
やっと紡がれたおとには、大袈裟にため息をついた。それに含まれていたのは安堵と、呆れと]
はあー、心配しただろう。 はいはい、腹が減ったくらいで死なないからな。 それに、グロリアさんとこでうまいもん食ってきだだろうが。
[その表情は絶対に演技だ、と決めつければ適当にあしらう。 けれど、言われて気付く空腹感。 マリオはともかく、自分は朝から緊張のせいで食べ物が喉を通らなかった]
(92) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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そうだな。何か食べに行くか。 マリオの奢りで。
[ひとり、可笑しそうに笑う彼をみて、少し不審げに眉を顰めてから。 けれど向けられる笑みに悪い気になんてなる訳なくて。ふわり、と微笑みを返した。 気紛れで我儘なのは昔っから変わっていない。それがとても安心する。
あたたかくてちいさいマリオの手。 繋がれた指を優しく解くと、彼を抱き上げた。 本気で嫌がられれば下ろすつもりではあるが]
こっちの方がよくみえるだろ。 ワガママで気紛れなおぼっちゃん?
[からかうような言葉を投げれば、足を飲食街へと進めた]
(93) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[途中、人だかりとまではいかないが幾人かが同じ方をみやって足を止めているのに気付く>>63 視線を追えば、そこには見知った顔>>83 ちいさなふたりのこどもの背丈は残念ながら自分が立っている位置からは視認できず。 微かに、ちいさな歌声が耳に届けば、聞いたことのあるそれにユウガオとシルクか。とひとり納得したように頷いた]
マリオ、あそこ。 寄ってく?先に腹ごしらえ?
[つい、と顎でそちらを示せば尋ねた。 そういえば先程通った喫茶店にもこどもとおとなが二組座っていたなと思い出しながら返答を待った。 今日はよくこどもを見かける日だ *]
(94) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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/* 僕のべべ。とか言いたくなったのを必死に堪えた。
おまえ日常的にこども見てるやんけ!と自分で突っ込んどく…… あれよお仕事以外でこども見かける事ないのよきっと
(-16) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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―とある日、キネーンシアターにて―
[ある日突然、楽屋に現れた、髪の長い、藤色の和服を着た男。 突然言われた、ステージからの追放宣言。ほとんど表情は変わらないけれど、少しだけ、目を見開いて驚いた。 商品として、自分が扱われているのは知っている。けれど、歌を歌えれば、それだけで、幸せではあったのだ。けれど、子供”らしく”笑顔が出ない自分を、養殖こどもなのではと罵るおとなが居る事も知っていた。 時折、舞台の上で歌う自分や、踊りと歌が下手な仲間に、心無い言葉を浴びせるおとなもいた。その度に、泣きたい気持ちを抑えて、必死に笑う仲間を見て、おとなが、こどもが、世界が、こうなってしまったのは、なぜだろうと考えた。 答えはたぶん、いろんなところに落ちている。 けれど自分には、関係ないことと思っていた。 愛想のない自分は、ただ、飽きられるまで、おとなになるまで、こうして歌い続けるだけだと。 だから、優しい笑顔と甘やかな声で自分を呼ぶそのおとなには、とても驚いたのだ]
(95) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ さぁ、帰ろう。俺たちの家に。そう言われて、ゆき、と名を呼ばれた。 ゆき? それは、あのひらひらと空から落ちる、冷たく白いかたまりの事だろうか。 不思議に思って、首を傾げた。 もしかして、彼は劇場にいる『ゆき』という少年と、自分を間違えているのだろうか。 こんなに白い髪の毛のこどもを見た事はないけれど、もしかしたら新しく入ってきたばかりなのかもしれない。 …は、歩みを止めてじっと藤乃を見上げた] ……僕、ゆきじゃないよ。
(96) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ そう言って、間違えた?と、首を傾げてみせた。 今ならまだ、間に合うだろう。間違ったこどもを引き取ってしまったなら。 しかし、藤乃は優しく笑うと、自分の頭を撫でた。 愛おしい存在を扱うように、その手は丁寧だった。 間違ってないよ、ゆき。今日から君の名前は、ゆきだ。 それはとても聞き慣れなくて、おへその奥がむずむずとくすぐったかった。 けれど、なぜか嫌な気分はしなかったのだ] じゃあ、
[ 横に並ぶ、自分より大きな手を握った]
家に帰ろう、藤。
[ それが、シルクがゆきになった日]
***
(97) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ のびやかに、波紋が広がるように、二人の歌声は響き渡る。…は、自分に視線が注がれていることに気付いていたけれど、特に気にはならなかった。 おとなに向かって笑いかけるユウガオを見て>>63、あぁ、やはり自分とは違う、と、少し感心する。 笑えない訳ではない。けれど、…の歌には、”欲”がないのだ。 機械仕掛けのオルゴール。ねじを巻いて、ただ歌うだけ。 生きていなくてもよかった。ただ、歌えるならば] [ だから…は讃美歌を歌う。生も死も欲もない、天の御使いとして。 おお主よ。御名を崇めさせたまえ。 教会のステンドグラスの光を浴びながら、神の名を謳っている間だけ、…は少しだけ、自分が生きているような気持ちになれた] [ …は生にこだわらない。 だからこそ、ゆきはいのちの歌を歌えなかった。 ]
(98) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ 遠くから聞こえる音楽が止まったと同時に、…も歌う事をやめる。 いつの間にか、周りにできていた人だかり。わっと上がる歓声。 知らない顔のおとな達が、にこにこと笑いながら自分に話しかけてくる。 けれど、愛想良く笑う事ができない…に気付くと、ある人はつまらなそうな顔で、またある人は舌打ちをしながら、一人一人と離れて行く。 時折、それでも優しく笑いかけて、飴をくれる老婆や青年も居たけれど、それでも大半は、こどもらしくない自分を見て、やはり落胆を表すのだ] [握られている、藤乃の手を小さく握り、ユウガオ、と横に居るユウガオに声をかけた。 顔にはやはり、表情は浮かばない]
クラリッサに、会いに行く?
[ >>38ステージに行ってみようと言っていた事を思い出して、ぽつりとやはり、静かに零すのだ*]
(99) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[クラリッサ──"世界で一番かわいいおんなのこ"。 ともだちになりたい、>>66と声をあげる。 正に、こどもの発見だった。確かに。
こどもなのだから、「ともだちになろう」の一言でともだちになれるはずだ。
おとなになれば、この理屈は何故だか通らなくなってしまうのだから。 この世の中、見た目と年齢が相反することも、多い、とは言え。 こどもと言われる存在であることに変わりはない。
何故か、そう。 すとん、と、腑に落ちた。
然し学者にはショーキャスト直接、会わせるまでの力はなく。 吊り下がる鈍色に自然と触れた。少し前ならば、或いは。]
宿は、この辺りで?
[明日、と元気な少女に帰す彼に、問う。 持ち上げたまま口をつけられない珈琲は静かに冷め、]
(100) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ふと、藤乃の様子が変わった>>83のに、彼を見上げる。 こどもが、ふと隣にいるおとなを伺うのに似て、あどけない表情で。]
どうしたの。
[彼の不安は、察せないこともないけれど。 おとながついているのだからこどもは安全だ。そうでなければ何のために藤乃がいるのかと、この世の"甘さ"も知るわたしは、内心は諭すように。]
(101) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ 灰に映るは、こどもとはいえ、険しい表情。 オーレリアは、戸惑います。 ]
ふたり、では。 ……お勉強とか、お出かけ、とか。 ともだちを作るのは、考えたこと、無かった。
[ 言葉に詰まって、言えたのは、それくらい。 どうしよう、と思ってしまうのは、オーレリアもでした。 救いを求める様に、おとなを見は、しませんが。
何をしていたか、と言えば。 毎朝、オーレリアにとってお寝坊の先生を起こして。 まだオーレリアにも読める本で、知識を少しずつ、得て。 窓を開いて、鳥の鳴き声を聞いて。 先生とふたりきりの、静かな食卓を囲み。 数日に一度、先生に連れられて、街へと向かう。
そんな、緩やかな時に任せた、変化の無い日常。 ]
(102) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ それはオーレリアにとって当たり前で。 嫌われている、と思っていたとしても、 少なからず幸福を見出していた、日常ですが。
目の前のおんなのこを見る限り、 それは、ほんとうに"そう"なのか。 オーレリアの中で、ぽつんと、 純粋な疑問として、投げかけられた気がしました。 ]
(103) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ だけど、最後。 頭をくしゃり、撫でられる女の子へ向けて。 真っ直ぐ言えたことがあります。 ]
―――でも。 オーレリアは、それでも、幸せだったから。 [ 今は、確かに。 少し、外のおんなのこによって、変化は起こっています。 この日常が、どういうものであるのか、 ふと、思ってしまいました。 でも、だからと言って。 今までに不満を感じていたわけではありません。 それは、絶対よ、と。なによりも、何時よりも。 はじめて強く、主張します。
――最後の一口。炭酸を喉に通して。 グラスを静かに、机に置きました* ]
(104) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[ずっと、二人で立ち止まってきた学者と、少女と。 おそらくはずっと、二人で進み続けてきただろう彼と彼女と。
見てきた視野が、違うのか、年の経方か。 くしゃり、と男の手でかき混ぜられた小さな頭には、色付いた景色が詰まっているのだろう。
学者は、何もかも手離すのが、怖かった。 聖女の存在も、 過去の自分も、すべて。
同時に。目を閉じているうちに、時の流れに任せて。 無意識中に棄てる為に。 服薬も、彼女の時を止める手段もとらず。
飲み込むしか、してこなかったこのおとなもまた、こどもらしい彼女に多少の羨望を、抱いた。]
(105) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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──2つの歌声の広がる、少し前──
[零した声に、返ったユウガオからの問い。>>81 意表を突かれて、煤色の瞳が、ほんの少しだけ動揺に揺れた。 "こども"の形をした、実のところこどもより長く生きているのであろうユウガオに気付かれてなければ良いと思いながら、表情は、すぐに柔和な笑みへと変わる。]
いや、──俺は、とっても"良い子"だったからね。 いつも、大人の後ろをついて回っているような子どもだった。
[なんて、ね。 冗談のような軽い声音でそう言って。
そう間を置かず、逸れた視線には密かな安堵を覚えながら*]
(106) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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………! はい、せんせい!
[甘いものは好きだ。街に寄るたび、違うお菓子を食べることが自分にとって新たな発見であったし、出会いでもあった。 この街には何があるのだろう、期待するだけで、表情に喜びが滲む]
あ、でも、教会ですね。 この街の賛美歌うたいさんは、とても上手に歌うみたいですよ。
[先生が商人と話している間に、違う大人から聞いたこと。 なんでも、氷の仮面を貼りつけたかのように、笑わない子どもだとか。]
(107) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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はぐれません。 大丈夫ですよ、せんせい。
[いい大人ばかりではないのだと、自分がよく知っていること。 きゅ、と再び手>>80を取って、宿を離れ街に繰りだした*]
(108) 2015/09/15(Tue) 22時半頃
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[止んだ歌声は、一瞬の静寂に続いて歓声を呼び起こした。 ひとまずは、笑顔を向ける。ありがとう、と笑えば、おとなたちはいいものを見たと言わんばかりに満足げだ。 けれど、次第にゆきの反応におとなたちの表情が変わっていくのに内心怪訝なものを抱えていた。
こどもだから笑っていろ、なんて、それこそつくりものだというのに。 養殖を嫌うくせに養殖じみた行為を求める矛盾に苦い息を吐きたい思いだ。]
(109) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[ふと、おとなたちの輪の外側に目立つ朱の色を見る。 旅の人だろうか、和服のひと揃いが目を引いた。]
(110) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* なんか あれ?とは思ってたんだけど 薄々あれ?とは オーレリアって一人称か(発想がなかった)
(-17) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[投げ掛けられた、問いは。 少女に僅かに波紋を残し。
水面は撓み、揺らぎ、静かな姿に戻る。
何かを強く発言すると言う事が、先ず珍しい少女が、真っ直ぐに。 言い返す、と言うよりも、主張するように語る。 少し、驚き。碧を見開いた。
空のグラスを動くものとして追い、氷の奏でる音を聞く。 漸く一口、カップに口をつけて。]
(111) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[不意に空気を変えた藤乃>>83に気付いたか。 自分を見上げるユウガオの瞳が、真っ直ぐこちらを捉える。>>101 問いかけのようでいて、同時に、分かっていると言われてもいるようで。 居心地が悪くなる。]
……いや、何でも。
[──これだから、"こども"の器を持った"おとな"は厄介なのだ、と。 この世の甘さを信じ切れない臆病な大人は、簡素な言葉で切り捨てるように、少し早口に言葉を紡いだ。
歌は直に止んで、周囲の大人たちがこども2人に賞賛を送る。>>99 その人波の向こう、顔見知りがいることにはいまだ気づかずに。>>94]
(112) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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……そうだね。 先程少し騒がしかった、というのも気になるし。 劇場の方に、行ってみようか?
[ゆきに答えたのと、ユウガオが何かに気付いたのとは、同時ぐらいだっただろうか。>>110
離せぬままに握りしめたこどもの手。 だから、両手は空いていない。 あの素晴らしい歌声への拍手は、今は送ってはやれそうになかった*]
(113) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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ええ、この街の何処かで取ろうと思います。 ショーもですが、色々買い物もあるので。
[食料やら、消耗品やら。 集められるうちに集めておくのは、身についた習慣のようなもので。 また、店に興味を持ってあちこち走り回るだろうゾーイを追いかける自分の姿が、容易に想像できた。]
(114) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[ わしゃわしゃと降ってきた手>>90に、 くすぐったげに身をよじる。 逃げるんだか、じゃれつくんだか、 分からない動作の中で、ふと、声>>104に、 顔を上げて、]
……ふうん?
[ どうしてあの子がそんなことを言うのか、 少女にはさっぱり分からない。
何か悪いことを言ったかしら、と、 くるんと瞳をまわして、まばたき。]
(115) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* なんかゆきの回想見てると「おまわりさん!ここにショタコンがいます!!」と言う気分になってくる。
(-18) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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お勉強は、嫌だけどなー、 ── ジェフ!
[ 頭上の腕を、ぶら下がるように捕まえて、 また、唐突に名前を呼ぶ。
おとなたちは、宿の話でもしていただろうか、 割り込むように、話を、混ぜっ返す。]
じゃあ、明日は、シアターね
[ 小指をつかむ。絡めるには、少女の指は小さい。 じた、ばたと椅子の上で動き回りながら、 おとな同士の話の行方を見守って。*]
(116) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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/* ふじのすけチップ見てると何故かぶん殴りたくなってくる衝動に名前を……。 なんだろな、そのすました面歪ませてくれるわ!という気分に……
(-19) 2015/09/15(Tue) 23時頃
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[形の良い頭をかき回していると、その手を取られた>>116。
続く話に、はいはいと頷いた。 小指を取られ、握りしめられる。地味に痛かったが、何も言わなかった。]
ほら、落ちるぞ。
[椅子の上で動き回るゾーイにそう言って、また一口珈琲を飲んだ。]
(117) 2015/09/15(Tue) 23時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/15(Tue) 23時半頃
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[返答をいただき。]
─…ふむ。
[暫しの思案後、椅子の下、セカンドバックからメモ代わりの便箋を一枚。懐からはだいぶ使い込んだ様子の紺色の万年筆を取り、柔い金軸を滑らせた。
二つ折り。微かに透かしの模様。 机に沿わせて彼へ差し出しつつ。]
少し外れですが、エスペラルと言う宿を、ご紹介しましょう。 教会側で、こどもにも良い。
──…一部屋ぐらいは空いているでしょうが、もし、空いてないと言われるようなら、此を。
(118) 2015/09/15(Tue) 23時半頃
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『 私と、あの子の新しい友人です。 少しの"待遇"を、いただければと。
追記、もし、明日のメインショーのチケットが取れるようなら、二枚。御客様に。 de Torres』
[内容は、簡潔。]
(119) 2015/09/15(Tue) 23時半頃
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/* 万年筆hshs(万年筆クラスタ
(-20) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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──かつて、こどもだったころの話──
[家族から引き剥がされたのは、物心づいてそう間もない頃。 実の親を知らぬ子も少なくはない世界で、別れの記憶が残る程に成長していたことは、幸か不幸かどちらだったのか。
(とうさん、かあさん、)
与えられる温もりをとうに知ってしまっていた子どもは、随分酷く泣き叫んで。 それを黙らせるための方便か、──或は、真実か。 藤乃を攫った大人は、やれやれと言ったように顔を顰めて、ひとつのことを藤乃へ教えた。]
(120) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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『売られたんだよ、君は』
[泣いたところで迎えはこないのだ、と。 そんな非情な一言は、こどもの叫びを堰き止めるには十分過ぎた。
それからは、実に"良い子"に生きてきた。 子どもが貴重品であることを正しく理解し、求められる通りに振舞って。 その時々、自分がついてゆくべき大人の後ろをついてゆく。 口元にはいつだって、望まれた通りの笑みを湛えて。
そうして藤乃は、いつしか"大人"へと辿り着いたけれど。
あの幼い日に堰き止められた、叫びの分の代償だろうか。 貼り付けた笑みの形は変わらずに、だけど今でも、世界の仕組みには何処か馴染みきれないまま**]
(121) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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そう。 なんでもないのね。
[>>112それ以上は先を問うことはなく、こくりと一度頷いてそれきり。 おとなの輪の対応に追われたのもあるし、食い下がったところで実のある答えがもらえるとも思わなかった。]
(122) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[筆記の文体は丁寧ながら何処か高圧で。 人の悪さが少し、滲むけれどまあそれは、御愛嬌。
懐中時計の細かな模様、便箋の透かしは。 キネーンのはしっこに根付く、正教会に関わる"めんどうくさい"家柄の一つの証。]
(123) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[くい、と珈琲一口。 質問もあったかもしれないし、もしかしたら遠慮もあったかもしれないが、 一度記したその走り書きは、何時までも押し付けたまま。
何時かカップも空になり、ソーサーに据えられる。 空のグラスの氷は、大分溶け出していただろうか。]
(124) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[わかる、はずもない。>>29 養殖だろうと天然だろうと、こどもである価値があれば ここでは、食べていけるのだ。
だから、ここに連れて来る、なんて どちらにせよこどもでいる事の幸福を少しでも知っているからだ。 どちらかが。
どうやら、目の前の男は、「そうではない」ようだ。>>28 それはつまり、少女で食い繋ぐような輩ではないということ。]
(125) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[そうと知れば、ただのいいひとだ。 警戒されていようと、自分の緊張が少し張っていようと。 手を引いて、去ろうとする姿をみて。>>31]
その子にあいじょうをそそいでおられるのですね。 [クスクス、少しおかしげにわらい。]
お気をつけて。
[そのまま、何をするわけでもなく、見届けた。]
(126) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[相変わらず、制服男はこちらをみはっている。 さっさとでていけと目で訴えられているようだが、 そんな視線より、ポスターから向けられる目のほうが、 自分としては、きになるもので。
紅の少女は。外でみた白とはとても対象的で。 彼女もまた、目につくくらい綺麗な、きれいな赤だった。
でも、外見より、もっと目を奪うのが。
記憶の、奥の奥から掘り起こされる、むかしむかしの。記憶。]
(127) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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行きましょうか。
[劇場の方の喧騒は、もう随分落ち着いた様子だったけれど、何があったかくらいは、聞けばガードなりが教えてくれそうだ。 と、そこで、こどもの視線が見知った気配>>94を捉える。]
マリオ。 こんにちは。
[実のところ倍以上もの歳の差があることを知っている、キネーンのこどもの大先輩だけれど、見た目で言えば自分のほうが随分年上に見えるだろう。 マリオ、と姉のように呼びかける。手術を受けたこどもの絶対に覆らない矛盾。]
(128) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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― 回想:サクヤの大樹の下 ―
ユウガオ。
ユウガオ。どこ?
[手鞠をかかえたまま、とてて、と木の周りを駆ける。
きょうは、あのこと手鞠をついて遊ぶやくそくをしていたのに。
あのこの歌をききながら、アタシが手鞠をついて遊ぶの。
あのこの名前のついた花が咲く時間まで。
テンテン、テンテン。ついて遊ぶはずなのに。
どこをみても、あのこはいなかった。]
(-21) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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(…それが、いま、 こんなにも簡単に、目を合わせてくれるのかしら?)
(-23) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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――……。 外、か。
[けれど、男の言葉を思い出し>>30 ここにいたって仕方の無い事は重々承知していた。
取材のためにしろ、この少女をみるにしろ。 目的は揃う場所なのに、どうもこうしてタイミングが悪いなんて、自分はどれだけ不運なのだろう。 一人で、そんな感情に自惚れて、今日何度目かの溜息をつく。
ひとつつけば幸せがなんとやら。 運がないというのなら自分のせいなのかもしれない。]
[まあ、それもまた。 迷信のひとつなので、女は気にしてはいないのだけど。]
(129) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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アナタなら、どれだけ、いいでしょうかね。
…ユウガオ。
[ポスターの少女を、まっすぐ見据えながら。 ぽつん、と一つの花の名を言葉に乗せる。
また会いにくればいいだろうか。 チケットは、人気だから、とれるのかもわからない。
[もし。 もし、運が残っているとしたら。 引き合わせるくらいの、それは残っていたのかもしれない。>>110
――紅に染められた花の名を呼ぶ声は、届いただろうか。]*
(130) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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/* 万年筆について、めっちゃぐぐる私であった…
(-22) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[ 瞬きには、それ以上返すことは、無く。 興味は、おとなたちの話へと向きます。
見上げた先生の碧に、驚きはもう残っていないでしょう。 風景に新しく入ってきた便箋を濡らさない様に、 氷の溶けているグラスを避けて。 そうして、もう、何時だったか。 かつて行った、覚えのある宿の名を、拾いました。 ]
ベッド、大きいの。 きっと…ジェフ、さんも、ゆっくり寝られるよ。 窓から見えるキネーンの風景、とても綺麗。
[ 流れるようにふたりを見やって、 そっと、記憶にある限りの、説明を。 オーレリアの知らぬ模様のある便箋は、 彼らに受け取ってもらえると、良いけれど。 ]
(131) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[ 便箋の行方を見守りつつ。 グラスの水滴に触れた手を、 店に置かれているナフキンで、そっと拭き取れば。 ]
――レモンスカッシュ、美味しかったよ、先生。
[ 微笑を浮かべて。 準備が終えれば、もう出られるよと、告げました。 ]
(132) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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[興味深げに見聞きしたものを語る少女>>107に、うんうんと小さく相槌を打って。 握った手を引いて、街を歩いていく。
周囲を見回す少女の目線を追うようにして、街を見回す。 活気づいた街の中、時折見える小さな影は、やはりこの街ならではなのだろう。 ……最も、その内面までは分からないけれど。
道すがら向けられるおとなの不躾な視線を、少女の視界から追い払うようにして。 そうして辿り着いた目的地。その迫力には、暫し呆けたように建物を見上げた。]
(133) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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―キネーン:教会―
折角の機会ですからね。 数日ほど滞在して、見聞を広められれば、と。
[自分のように居座る人間は多いのか、或いはその逆か。 不愛想に施設の説明をしていく聖職者の後を、ショコラと共について歩く。
繊細な彫刻やら、鮮やかなステンドグラス。 出来る限り、少女が興味を抱きそうな場所を歩きながら、小難しい会話を交わして。
そうして、面倒な手続きなぞを適当に済ませてから、少女ににこりと笑いかけた。]
(134) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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さて、おやつに行きましょうか。 何が食べたいですか?
[それは、ここまでついてきた少女へのささやかなプレゼント。 宿屋で交わした約束は、勿論、忘れてはいない。**]
(135) 2015/09/16(Wed) 00時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 00時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 00時半頃
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[ ひらり。 学者に操られるように現れた紙切れ>>118を、 視線で追うようにして、ぱちり。
学者がペンを走らせた後、男がそれを取らなくとも、 少女が、低い位置から、手を伸ばす。 光を受けて、ぼんやりと光る、その紙に。]
── 大きいベッド!
[ モーテルの、固くて薄っぺらいベッドが、 実は、わりと、好きなんだけれど、 たまには、ふかふかに埋もれるのも、特別で好き。
ねえ、とねだるようなしぐさで袖を引いて、 なんの悪気もない瞳で、顔を見上げた。]
(136) 2015/09/16(Wed) 00時半頃
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ね、いいよね、
[ いかにも、わくわくしているのだと、 主張するような両の目は、曇りなく、 ただ、まっすぐに、覗き込むような、]
(137) 2015/09/16(Wed) 00時半頃
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[ ところで、] .
(138) 2015/09/16(Wed) 00時半頃
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[ どうしてわたしは、ただのこどもでいられるのでしょう。*] ,
(139) 2015/09/16(Wed) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 00時半頃
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[ ―――先生を見上げる、オーレリアは。 箱の中、手放すのを怖がられ、大切に収められた聖女は、 知るべきことを、当たり前のことを、あまり知りません。 ですが、外に触れれば。 少しずつ、否が応でも、気付きかけることでしょう。 まずはひとつ、今までの日常について、でしたが。 目の前の快活なおとなが元気な理由も。 先生の便箋、その模様が何を表すかも。 十一歳という年齢が、どういうことかも。
先生が、"オーレリア"に対して、何を想って、いるのかも。
何れ、―――疑問を抱いて。 "こども"らしく、無遠慮に。触れるのかも、しれません** ]
(140) 2015/09/16(Wed) 01時頃
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……?
[ゆきと共に藤乃の手を取り合い、マリオの名を呼んで、珍しいくらいにこどもが集ったというのに、わたしの意識は、すぐに他へ逸らされてしまった。 名前を呼ばれた、ような>>130。 うたっていたのだから、それは当たり前で。ショーキャストを知るおとななら、なんの不思議もないことなのに。
その声は今ここにいる自分に向けるものとは少し色が違う気がして、きょろきょろとあたりを見回した。 悲しくも、こどもの身長は低い**]
(141) 2015/09/16(Wed) 01時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 01時頃
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/*
歳が逆なのに しゃべり方とか、よどみないところとか ゾーイの方が、知っているなものが多そうというのは、 中身から見るととても面白いなあと
住んでいるところも違うし、 こう思うと、同時に、 オーレリアは箱入り過ぎるなあと思います
(-24) 2015/09/16(Wed) 01時半頃
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|
/*
オーレリアって一人称を使う理由は どこかで出したい気持ち
(-25) 2015/09/16(Wed) 01時半頃
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―教会―
[大人と子どもの二人組は、街からも浮いて見えるのだろうか。 身体を挟み、何度か大人の視界から隠されながら>>133辿りついた教会。 今まで訪れた街の中でも、比較的大きな教会に見える]
………なるほど。
[彫刻が施されたゴシック風の椅子を指でなぞる。 難しい話はよく分からないので、待っている間に教会を見回す。 祈りを捧げる聖母のステンドグラスが、太陽の光を受けてきらきらと煌めいていた]
(142) 2015/09/16(Wed) 01時半頃
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[何が食べたいか。 聞かれて、思案する。喫茶店で見かけたレモン・スカッシュも気になるが]
えーと、えっと…
[ふと、浮かんだのは甘い甘い香り]
パンケーキが、食べたいです。
[控えめに、おずおずと見上げた**]
(143) 2015/09/16(Wed) 01時半頃
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/* あ、 金額についてとか、触れるのを、忘れた、けれど。
ご想像にお任せしようか…。 たぶん、安くなるけど
(-26) 2015/09/16(Wed) 07時半頃
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[差し出された紙>>118の上に踊る文字に微かに目を見開き、眼前の男を見る。 エスペラルという名前を聞いたわけではないが、協会の近くなら治安もいいだろうしサービスにも期待が持てる。
が、
もう一度紙に目を落とす。 そこに書かれた『待遇』という言葉に、初めてこの男の素性に興味を持った。]
(144) 2015/09/16(Wed) 14時半頃
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いいのですか。
[書き足された、ショーへの融通を願う文面を見ても、この男がただ者ではないことを示している。
そして、紙に行われている透かしの加工は、この便箋の持ち主と権力を表すものだ。
受け取っていいものかどうか。少し話がうまい気がして、すぐに飛びつくには考えさせられた。]
(145) 2015/09/16(Wed) 14時半頃
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[そんな悩みを後押しするように、オーレリアが口を開く>>131。大きいベッドは確かに魅力的で、風景も雑然としているよりは目を楽しませてくれるだろう。 まさに、いいことづくめ。 でも、だからこそ、
と、横から伸びた小さな手が、紙を掴みあげた>>136。 そして、ねだる。 いつまでたっても、この瞳に勝てる気がしなかった。]
――では、お言葉に甘えて。
[わざわさありがとうございます。 そう、頭を下げた。
カップの中の珈琲は、もう無い。*]
(146) 2015/09/16(Wed) 14時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 14時半頃
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ええ、勿論。 ──良い旅を、なさってください。
[おとなは、少し考える。 裏、とか。 そういうものは何処かに有るもので、世間に擦れるほど良い話を簡単に肯定できない。
良いのか、>>145と確かめる彼に言葉を接いで。]
昔は良く、使ったのですがね。 この子が来てからは1度行った程度です。
一室浮くより、良いでしょう。
[こう言う宿にはオーナーがいて。 部屋を何室か買っていたりするので、寧ろ使わないでは勿体無い。
長い滞在としても、特に問題は生まれないだろう。]
(147) 2015/09/16(Wed) 17時半頃
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[おんなのこが紙を拐うのを追い、彼が頭を下げるのを見る>>146。 良いのですよ、と笑んで。
空のカップを透かし見て、溶けた氷を聞き。 もう出られる、と笑う聖女に、]
炭酸、平気なのだね。
[と、はじめて知ったオーレリアのことを、話してみる。 平気なんだなあ、と。感慨に近いトーンで。
彼と彼女が準備を終えたなら、バックを拾い喫茶を後にする。 本を返しに、行かなければ。]
(148) 2015/09/16(Wed) 18時頃
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[マリオからの返答はどうだったのだろう。 どちらにせよ、こちらが声をかける前に気付いてくれたようで>>128]
ユウガオ、シルク。こんにちは。 久しぶりっていっても覚えてないかな。
[抱きかかえていたマリオを優しく地に下ろす。 髪色も似ているし、こうしていれば姉弟みたいだ、なんて。 マリオを迎えに行くとき、何度か挨拶くらいは交わしたことはあるはずだが。 沢山のおとなのうちの一人を彼女達が覚えてくれているかな定かではない]
なんでこんな通りすがる人みんな足を止めて聴き入っちゃう歌を歌う二人と一緒に仕事したこともあるのに。 どうしてお前の音痴は治らなかったんだ……
[からかうような、それでいて真剣な声音で小さく呟いたそれは、きっとマリオの耳にしか届かなかっただろう]
(149) 2015/09/16(Wed) 18時頃
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藤乃も。何時振りだ? 前にこいつの衣装取りに行って以来だから……3週間くらいだっけ。 あれも凄く気に入ってるみたいで。 僕も一度作ってもらいたいな、って。 ……ふふ、冗談だよ?
[背丈の低いこどもの旋毛に向けていた視線を上げて、小さく微笑んだ。 マリオが衣装を注文して、取りに行くのはいつも自分。 世間話をする間柄くらいにはなっていただろうか。
暫くして。そわそわと、きょろきょろしているユウガオ>>141に気付けば、首を傾げた]
どうした?もしかして急いでたとかか? なにかさがしもの、なら抱きかかえようか。
[目線が高い方がいいだろう、とそう提案して。 先程までマリオを抱きかかえていたので何ら問題はない、はずだ。 どこからか漂う焼きたてのメロンパンの香りに誘われながら、返事を待った *]
(150) 2015/09/16(Wed) 18時頃
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[ 学者のセカンドバックには、二冊が納められている。 歴史──古きよき、こどもが貴重でなかった遠い昔を記し、80年程の生を謳歌した人間たちの生活と。 医学──200年の生が育んだ現代と、かの薬の成り立ちと。口を噤まれた手術について。
失ったものと、得られたもの。そして、此れから得るもの。 天秤に掛けるでもなく、自然と手に取った二冊。 また、放り出される未来も幻視しながら。
選びきる、勇気もなく。 ただ、其の重さを主張するばかりで。]
(151) 2015/09/16(Wed) 18時頃
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───久し振りに、教会に行くのも、良いな。
[聖女と二人になったならば、ぽつり、 思い出したように学者は紡ぐ。]
(152) 2015/09/16(Wed) 18時半頃
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[ ジェフの元へ渡った便箋を、暫し見つめます。 おとなたちが、紙ひとつをただ手渡し、 受け取るだけのことに、何を思ったか。 裏も表も知らぬこどもは、 やはり、深くなんて読み取れないまま。
ふ、と。先生に、顔を向けて>>132。 ]
うん。平気だった。 …みたい。
[ 先生にとっても、はじめてのことだったのでしょう。 オーレリアにとっても、はじめての発見でした。 だから、返す言葉は、ほんの少し、他人事の様で。 感慨深い、なんて。難しい言葉は、使えないけれど。 きっと抱いている感情は、同じです。 ]
(153) 2015/09/16(Wed) 20時頃
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[甘いシロップがかかった、ふわふわの菓子。 期待に満ちた少女の眼差し>>143に、少しだけ頬を緩ませて。]
パンケーキですか。いいですね。
[行きましょう、と少女の手を引いて、歩き出す。 すれ違った影>>152があったなら、軽く会釈を交わして。 その足取りは、荷物のなさも相まって、軽かっただろう。
甘いものは、自分も嫌いじゃない。 それは、少女に付けた名前から然り。]
(154) 2015/09/16(Wed) 20時頃
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[ そうしてそれぞれの休息が終わり、喫茶店を出ます。 扉に付けられたベルの音を聴きながら、 入口、邪魔にならないところで、 別れ際、視線が合えば、ゾーイに微笑みました。 ]
ゾーイ。…さようなら。 シアター、楽しんでね。
[ 微笑んで、小さなおんなのこに告げます。 ――またね、と。言うのは。 外を旅するおんなのこにかける言葉では、無い気がして。 少しの間を置いて、選ぶのは、さよなら。
ジェフを見上げれば、 スカートをつまんで、淑女らしく、礼をして。 そうして二人とは、別れたでしょうか* ]
(155) 2015/09/16(Wed) 20時頃
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―いつかの話―
――ショコラ。
[机の上の、あたたかなスープとパン。 その向こうには、拾い上げたちいさなこども。 不思議そうにきょとりと首を傾げた少女の姿に、くすくすと笑みをこぼす。]
これからの、貴方の名前です。 気に入りませんか?
[さも悲しそうに眉を下げてみせれば、彼女はどんな顔をしていたっけ。 なんにせよ、それを受け入れて“ショコラ”となった時から、 自分の隣には、少女が―ショコラがいるようになった。
誰かがつけた過去の名前だとか、何をしていたのか。親はどうしたのかとか。 そんなものは、どうでもいい。尋ねるつもりもなかった。]
(156) 2015/09/16(Wed) 20時頃
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[愛情、と、女は言った。>>126 その見立ては、半分は正解で、半分は不正解だろう。
彼女が何よりも大切であるのは、言うまでもない。 けれど、大好物のチョコレートより、甘くて、魅力的で。 それほどに愛しい彼女が、自分を―自分だけを、求めてくれること。 それ自体に、何よりも安堵を覚えているのだから。*]
(157) 2015/09/16(Wed) 20時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 20時頃
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[ 喫茶店から、離れて。 本を返さないと、と思うのは、オーレリアも同じでした。 ですから、先生の斜め後ろに立ちつつも、 自然と脚は、図書館の方へ向かっていたでしょう。
人の隙間、ざわめきの中。 思い出したかのような、先生の呟きは、 決して聞き逃すことは無く。 ]
(158) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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うん。 教会、行きたいね。
[ 先生の向かう場所なら、何処へでも、でしたが。 さて、教会も何時ぶりだったでしょうか。 オーレリア、と修道女に名乗った時に、 聖女、なんて言われたことも、ありました。
せいじょ、神聖な響きにむず痒くなる感覚はありますが。 あの空間は、居心地の悪いなんてことは、無くて。 むしろ、居るべき場所にも、思えて。
彫刻の施された椅子。太陽の光で煌めくステンドグラス。 そうして、空から降る白の名を持つおとこのこに、 教えてもらった歌を、思い出せば。 ]
(159) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ たん、 ]
[ と ]
[ 先生の 一歩前 ]
[ プラチナブロンドが 舞いました ]
(160) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ ―――どうして。 どうしてそんなことをしたかと言えば、 さて、どうしてでしょう。 "こども"の気まぐれとするのが、 一番いいのかもしれません。 まともな理由なんて無いままに、 ただ、そうしたいと思ったがままに。 オーレリアは先生の一歩前に、躍り出ます。
"世界で一番かわいい、みんなの女の子"の様に、 魅せる為のものでは無いし、 バランスなんて、取れていない、お遊戯だけれど。
軽い体重をつま先に乗せて、息を、吸って。 ]
(161) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ 「おお主よ。御名を崇めさせたまえ―――」
喧騒の中、白金と黒の少女は、確かに目を惹きます。 小さな歌声は、羽ばたく小鳥の囀りに混ざって、 人々の耳に届いたことでしょう。 ゆるり、向けていた背を、ターンさせ。 微笑をたたえて、灰が、碧を捉えます。
それは、きっと、 ]
(162) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ いつか の 聖女のようで ]
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(-27) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ ――きっと。 言葉も交わされることも無い、一瞬の沈黙がありました。 言いつけどおり、離れては、いません。 一歩踏み出して、手を伸ばせば届く距離に、 ふたりはいます。 ]
先生、――こっち。
[ 翻ったスカートも、髪も、もう落ち着いています。 オーレリアの灰色は、ただ先生を見ていました。
教会に行くのなら、 遅くならないうちに本を返さなきゃ、と。 そう言いたげに、微笑みながら。
少し遠くに見える、行き慣れた図書館の建物を。 ゾーイにそうした様に、指を指すことなく示して、 先生が並ぶのを、待ちました。 ]
(163) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[呆けた表情混じりにポスターの前で突っ立っていれば、 後ろからヴォッホン、と制服男が咳ひとつつく。
いい加減、そちらを無視するのもかわいそうか。 なにせこどもより安い賃金で働いているのだろうし。]
はいはい、わかりましたよ。 これだから大人は嫌いです。
さっきの客の子のほうが随分よくできてたじゃないですか。
[まるで人ごとのように、男を詰る。 自分の姿なんか、見ちゃいない。見れるのだったら、もっと都会に馴染む姿をしているだろう。 こどもよりも意固地に思えるのだとしたら、性格なんて年齢には関係ないのだろう。]
(164) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[ショーもみれないのなら、やるべきことが絞られてくる。 残った仕事を片付けるという考えは女には無い。]
さて、外でしたか。 喫茶店に居続けたら見つけられたのでしょうかねえ
[道すがらみつけた白の少女のように、 紅の少女もみつけられるのかもしれない。
なにせ今日は、こどもを良く見る。
キネーンに集まるからこそ、なのかもしれないけれど。
自分が会いたいのはこどもではない。 あの子が、ただ、こどもの姿をしているだけだ。 ひと違いでも一目見てみたかった。 明日のショーチケットを買うまでなんて待ちきれない。 ようやくショー会場を後にし、外へと繰り出す。
縁を少しでも繋ごうと振るう振袖の揺れは大きかった。]*
(165) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 20時半頃
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こんにちは。ええと……
[マリオを抱いた男の人>>149に、挨拶を返す。 顔つきは記憶にあっても名前を呼べるほど親しくなく、続く言葉は失われた。 ショーキャストと関わりあるおとなは、できるだけ覚えるようにしている。そうでないと、すべてのおとながよくないものに見えた頃があった。]
マリオは、今日はお仕事はないの?
[マリオがショーキャストだけでなく、レンタルにも従事しているのは知っている。 となると、彼が隣にいる今は、仕事でなくオフなのかと問う。]
(166) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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[それからは、彼と藤乃が話すのを何とはなしに聞いたりしていたけれど、不意の声に視線が惑う。 様子問われれば>>150、首を横に振りながら。]
いいえ、急いではないけど。 ……誰かに呼ばれた気がして。
[抱き上げようか、と提案されれば、慌てて否定する。]
いい、いい。この人出だもの、誰が呼んだかなんてわからないし。 うたっていたのだもの、名前くらい呼ばれておかしくない……
[それでも、その声は今ここにいる、ここでうたう自分を指して呼ばれたのではない響きで、やはり何故だか、気もそぞろ。]
(167) 2015/09/16(Wed) 20時半頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 20時半頃
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/* 折角縁故いただいたこともあるし、 ゆきと藤乃ともどこかでエンカしたいなあ。
(せめてもの回収でうたをうたう)
(-28) 2015/09/16(Wed) 21時半頃
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[教会を背にして、向かう波と逆らうように歩を進めて。
聞こえてきた歌声>>162に、振りむく。 そこにあった影――すれ違ったばかりの初老の男と、その隣。 白銀の少女の朗々とした賛美歌に、手を握りしめた少女共々、暫しその歌声に聞き惚れて。
ふ、と訪れた一瞬の沈黙ののち、二人分の拍手が少女に送られただろうか。*]
(168) 2015/09/16(Wed) 21時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 21時半頃
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[ と。沈黙の後。 先生が並ぶか、それとも、それより先だったでしょうか。 ぱちぱち、傍から拍手の音が聴こえてきて、 オーレリアの視線は、其方へ向かいます。 二人、人の波に逆らう様に立つおとなとこども。 甘い甘いお菓子の様な雰囲気を纏わせた少女と、 その少女と手を繋ぐ、黒のローブ、白髪の男性。 青と黄のオッドアイを、物珍しげにぱちり、見て。 ]
(169) 2015/09/16(Wed) 22時頃
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…?
[ そして、拍手の意味を飲み込むのには、 またしても、時間がかかりました。 こどもの仕事をしていない、オーレリアです。 まさか自分の、気まぐれから出た歌に、 拍手が貰えると思ってはいなくて。 ]
(170) 2015/09/16(Wed) 22時頃
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――あ、あり、がとう。 お兄さん、たち。
[ ようやく分かった頃に、 姿勢を正して、スカートをつまみ、一礼。 先程出会ったジェフよりも、若く見えたものだから。 お兄さん、なんて、 たどたどしい呼び方になってしまったし。 その上、なんだか。 照れくさくなってしまったものだから。 控えめに笑んだ表情を、ふたりに向けました。 ]
(171) 2015/09/16(Wed) 22時頃
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[はいせんせい、なんて手を取って>>154 何を食べようかと迷っている間も通る人影で、目を留めたのは子どもが居たから。 そして、一緒にいる男性がとても"変わっていた"から。
歳を重ねているように見え、子どもと一緒で。 自分達が周囲から目を向けられるように、少女もまた、彼らを目に留めた]
わぁ…!
[しかしそれ以上に、少女の声が綺麗だったから>>162。 ぱちぱち、という音に意識を取り戻し、一緒になって拍手をする]
(172) 2015/09/16(Wed) 22時頃
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……ん、と。 お姉さん…お姉さん?
[自分よりも少しだけ年上に見えるが、子どもの見た目が年齢とは限らないというのが、今まで学んできたこと。 何より、今までこんなに子どもを見かけることが無かった。 それだけ子供がこの街には多いのだと、少女はまた一つ学ぶわけだが。]
えーっと……あなた、が。 あなたが、この街で有名な讃美歌うたいさん?
[氷のような、という言葉からは少し離れている気もする。 スカートをつまみ優雅に礼をする彼女に、首を傾げた]
(173) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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今から泊まるのが楽しみです。
[少し訝しんだことが伝わっているだろうに、嫌な顔ひとつしない彼に頬が緩む。 ゾーイの手から紙片をさらって、コートの中へと仕舞いこんだ。
さて、そろそろ頃合いだろうか。ゾーイのグラスを見る。 それが空になるのを待って、席から立ち上がった。 別れの挨拶の文句に少し迷う。]
色々ありがとう、レオナルド。 ……それでは。
[また、と言うのは少し押し付けがましい気がして。 けれど、これで今生の別れにするのは惜しい。 そんな複雑な感情を、たった四文字が伝えられるとは思わない。
ただ、またどこかで会えれば嬉しいと、そう思う。]
(174) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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――さて、じゃあ先に宿行くか。
[喫茶店を出て、協会の方へと歩きながら、傍らの少女へと話しかける。]
時間あったら、シアターの外側見るでもいいし、店に行っておくでもいいぞ。
[のんびりとした歩調のまま、そう尋ねた。*]
(175) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 22時半頃
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失礼、御嬢さん。マリオがいつも世話になっている。 ヴェスパタインだ。好きに呼んでくれて構わない。
[続く言葉が躊躇われたのは、彼女が自分の事を知らないからだと勘違いをし、軽く自己紹介を。 ユウガオの事はたまにマリオが話題に出していたか。 俺より年下だった、と彼の口から聞いた時はそりゃそうだろう、と笑って返したものだ。
ユウガオとマリオが話しているのを微笑ましく見守りながら。 こうしているとほんもののこども、みたいだ。なんて思ったりして]
(176) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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急いでないなら、よかった。 そう。それなら、いいけれど。 でも、気になるなら。 たまには諦めがつくまで探してみるのもいいかもしれない。 ……大切なものを、見失わないようにね。
[それでも、諦めのような言葉を吐きながら、どこか心ここに在らずに見える彼女にそんなことを言ってみたりして]
(177) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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[……だが、それにしても腹が減った。 きょろ、と辺りを見渡せば、先程からいい香りを漂わせていたメロンパンの屋台が視界に入った]
引き留めて悪かったな。 少し用事思い出したから、ここら辺で。 じゃあ、また。
マリオはもうちょいここにいるか? メロンパンの屋台のほう、行ってるから。 攫われんなよ。
[着いてくるようなら、手を繋いで。 小さく手を振ってその場を後にした *]
(178) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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[ スカートから手を離して、 オーレリアに問いかけてくる少女を見つめます。 ]
――オーレリア、っていうの。
[ 今日は、こどもに良く出会う日です。 首を傾げる少女につられて、オーレリアも首を傾げて。 "お姉さん"ではないことを、告げました。
少女からの問いかけがあれば、 笑みは、きょとんとした表情に変わって。 ]
(179) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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う、ううん。 讃美歌が上手なのは、オーレリアじゃなくて。 ゆき、っていう、おとこのこ。 …オーレリアは、教えてもらっただけ。 [ オーレリアにとって、 有名な讃美歌うたい、と言えば、彼です。 ゆき、と言うだけで、伝わるかは分かりませんが。 こどもなりに、簡単な説明を。 ]
あなたは、ゆきを、捜しているの?
[ ゆきは、かつて。 あのシアターで歌を歌っていたそうです。 その噂は、もしかしたら。 彼女たちにも届いていたのかもしれないと。 そう思って、尋ねました。 ]
(180) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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[隣にマリオはいただろうか。 居なくても、メロンパンをふたつ、注文し。 それが入った紙袋を手に持って。 紙袋の中から、屋台から漂う香ばしくって甘い匂いに思わず頬が緩んで。
傍に彼がいればそのまま近くのベンチへ。 いなければ此方に来るまで待った後。 クッキー生地とパン生地が合わさったそれにかぶりつきながら、飲み物も買えばよかった、と苦い笑みをこぼした *]
(181) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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/* 駆け足でほんとうにすまない。
(-29) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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ヴェス、パ、タイン……
[こどものままの短い舌は、彼の名前>>176を正確に一息で口にするのを許してくれない。 好きに呼んで、というのはその部分を重々承知で、鑑みてのことなのかもしれないが、愛称で呼ぶにはまだ少し距離がある気がして、ためらう。]
……ありがとう。
[今度は忘れないように覚えたと、礼を言って誤魔化すつもり。]
(182) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[あ、と名前を言われて>>179初めて目を開く。 そういえば、親切にシアターの場所を教えてくれた朱い少女の名前を聞き忘れた。 けれど、それは今となっては遅く。]
オーレリア、さん。
[今はただ、目の前の少女に向かって。 名を覚えるように、何度か呟き。]
ありがとうございます、オーレリアさん。 わたしは、ショコラです。
[自らも名を名乗り、笑顔になって]
(183) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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あ、違うんですか… ゆき、ゆき…。
[聞いたことのない名前だと、少しだけ眉を下げる。 でも教えてくれた人というのだから、氷の仮面と言われる冷たい人でもないのかもしれない、と。見えない歌うたいの姿を形づくる]
え、そうじゃないんです。 探していた訳じゃないんですけど、あの、せんせいが教会の人だから、お話できたら楽しいかな、って。
[ん、と迷い迷い言葉を選び、困ったように手を繋いでいる方を見上げ。 せんせ、と手を引いて助けてコールを送ってみたり。]
(184) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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うん、急いでは、いないけど――そうね。 急いでいないのだから、探してみるのも、いいかもね。
[問題は、手がかりがないことだ。 女の声のようだった、というくらいで、聞き覚えもあまりない声。 探すというのは途方もない話に思えた。 朱染めの着物を着ていた女がいたようなのは気にかかるけれど、東国文化のものが皆々自分を知っているわけでもないだろう。 花の夕顔の話だった可能性も、ある。]
見つかるかしらね。
[声を上げてみようか、それとも、またうたってみるか。 後者のほうが、いいかもしれない。]
(185) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ ふと、何かを探すように辺りをきょろきょろと見渡すユウガオに、首を傾げる。>>150 どうしたの、そう聞こうと口を開いた時に、横から声をかけられた>>149] [ 彼のことは、よく知ってる。藤乃のお客さんで、マリオが、いつも一緒にいるひと。 何をしているのだろう、毎回、こども用の服をたくさん注文していく。 きっと、彼もこどもを商品にしている。詳しくは、わからないけれど。 それに対して、別に良い悪いという感情はない。ただ、そっと瞳を閉じるだけ。]
(186) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ こんにちはとあいさつをされて、見知った二人にぽつりと挨拶をこぼす。けれど、それも束の間、ヴェスパタインと名乗ったおとこのおとなは、メロンパンを買いに慌ただしく離れて行ってしまった。 おとなになっても、甘いものが好きだったり、楽しいものを見て笑ったり。 それはまるでこどもと同じなのに、どうして人は、ただ数が少ないというだけで、こどもを特別視するんだろう。 やっぱり…には、よくわからなかった]
(187) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[ ふとそこで、いつも讃美歌を歌っている教会の神父に、少し立ち寄って欲しいと言われていた事を思い出す。きっと、次の礼拝のことだろう。一人で出歩くことはできないから、街へ出られるのはどうしても藤乃の仕事のついでになってしまう。だから、できれば今日行っておきたかった]
ユウガオ、まだここに残る?
[ 隣に佇む少女に向き直って、静かにそう尋ねた。彼女は、まだここに残って、何かしたそうに思えたから、言外に遠慮はしなくていいよという意味を含ませながら。 言葉少なな…の真意が伝わったかはわからないけれど、彼女は聡明だから、きっとわかってくれるだろう。 もちろん、彼女も一緒に行くならば、先ほどと同じように藤乃と三人で。*]
僕、教会の方に行かなくちゃ。
(188) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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わたしこそ、ごめんなさい。 急いでいたのね。
[用事を思い出した、と立ち去るヴェスパタイン>>178に、小さな手を振る。 マリオもついていくなら、同じように見送った。]
ねえ、ゆき、藤乃さん。 わたし、ここに残るわ。
――探してみたいの。
[それは、ひとりを案じてくれた藤乃に、ひとりにしてくれと頼むのに近い言葉だったけれど、自分の身勝手で彼らの道行きを止めるのはわたし自身好ましくなかった。 彼らはどういう反応をしたろうか、それでも残るというなら止めはしないつもりで、広場中央の噴水の側まで、小走りで駆けていく。]
(189) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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……ユウガオ? どうしたの、何か──、
[低い視線が、人波をぬって何かを捉えたらしい。 ユウガオが、ふと、マリオの名を呼んだ。>>128 それと同時に、藤乃も、ヴェスパタインとマリオの姿を視界に捉える。>>149]
ああ、──久しぶり、ヴェスパタイン。 そうだね、3週間振りぐらいか。
[軽い会釈と共に、彼へと笑みを向ける。 マリオが自分の新しい衣装を好んでくれていると聞けば、ありがとう、と相好を崩した。>>150 それを生業としている以上、仕立てた衣にはそれなりの自負を持っている。 褒められることは、そう悪い心地がするものではない。 ──それが、"商品"を彩るためのものであったとしても、だ。 相反する感情を内に留めて笑うのも、いつものこと。]
(190) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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そうですね。 素敵な賛美歌を、是非とも拝聴出来れば、と。
[引かれた袖>>184に苦笑して、少しだけ助け舟を出して。]
貴女の歌も、とても素敵でしたよ。 思わず聞き惚れてしまいました。
[此方を見上げる、オーレリアと名乗る少女に微笑みかけて、 必要そうなら名を名乗りもするだろうか。]
(191) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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……なんだ、冗談なの。 残念だな、君になら、喜んで作るのに。 マリオにも、常々ご贔屓にしてもらっていることだしね。
[安くするよ、と茶化すような色を以て、からりと笑う。
ヴェスパタインの、重たげな鈍色の、けれど艶やかに真っ直ぐな長髪。 華美をさほど好まない藤乃にとっては、それは割合、好ましくうつる。 最も、それも、ゆきの美しい白への執着には負けてしまうのだけれど。 それでも、ヴェスパタインに似合う服を、と考えるのは、それなりに楽しいものだった。*]
(192) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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/* こんなにも「なんだこいつ……」と思いながら発言をつくっているのははじめてです
(-30) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[そうして、穏やかに細められた目線が向かうのは、その隣。 時を止めたにしては、少々“遅すぎる”初老の男性の姿。]
ああ、お邪魔してしまってすみません。 貴方がたも、教会に?
[気難しげな顔をした彼に、少しだけ頭を下げて。 眼鏡の下、値踏みするような視線を彼へと向けた。*]
(193) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[ 立ち上がる。男の足元を、じゃれつくように歩く。 くるくる、よく動くのは、瞳だけじゃあない。
こどもはいつだって、 とっておきのおしゃべりを持っているもので、 また、おとなからすれば、他愛のないことを、 まるで、特別のように、話しだそうとして、
ぱちん、と弾かれたように、顔を上げた。 静かな光をたたえた、灰色の瞳。>>155]
うん、きっと。 あなたと話せて楽しかったわ、オーレリア ── またね!
[ また会えるかしら、と囀ったのと同じように、 迷いなく振った手を、こどもらしさと呼んでもいい。]
(194) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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──、 ええ、"また" 。
[去り際、おとなは言葉を交わす>>174。 彼の中の複雑な其は知らず。然し又、学者は珍しい言を選んだ。 再び見える事を願い。祝福するでもなく、神に祈るでもなく、たった二文字。
人付き合いを好む性ではない学者にとって、他人行儀過ぎない其は、新しかった。
聖女もまた新しい友人に別れを告げ─其にも、多少の言葉選びの刻があり─、教えた通りの淑女の御挨拶の隣、腹に手を添え腰を折り、それなりの紳士の御挨拶。]
(195) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[ゆきが、ここに残るかを聞いた>>188のと、決断はほぼ同じタイミングだった。 ゆっくりと首を振れば、彼らと別れることになったろう。 ひとりになれば、行儀が悪いと知りながらも噴水のへりに立ち、少しでも高い視界を確保して、息を吸った。]
(196) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[喫茶を後にし、数刻。 囁きは小さな淑女に拾われ、返る。
私も、君も、行きたいのなら。行こうか。 久方ぶりに信徒の真似事をするのも良い。 "聖女"に出会ってから、あまり行かなくなってしまったのは、別に一度見離されたからとかそういう、恨みがましい感情はそこまで、無く。 祈り捧げる対象が変わっただけの話で。
磔刑の神を唯一神として思えなくなってしまったから。 祈りも形だけに思えて。
オーレリアという新しい聖女を連れたときには、教会の彼らに酷く気に入られたものでもあった。帰れない、場所では、 けして、無い。]
(197) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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― キネーン・ショー周辺広場 ―
[先程は店の位置を確認しただけで、大して見て回らなかった。 当てもなく歩きまわっているのは、好きではない。
公園、というのもそれほど好きではなかった。 木々も、噴水も、自然を「演出」するためで、 安いつくりものに見えてしまうのだ。]
どうせ作ってくれるのなら、 もっと、もっと、自然味溢れてくれないと。
[そうでないのなら、所詮、 都市の便利さに依存した気持ちだけの、つくりもの。
見上げても、仰げる空しかない。 影を作って覆う里の大樹は、どこにもない。]
(198) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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― 鞄に眠る里 ―
『こどもの価値は、どこにとってなににとって重要なのでしょうか。
こどもそのものに価値があったとしても、畑を耕すのも水を運ぶのも、祭の太鼓を打ち鳴らすのも、 力のある大人のほうが「できる」のです。 だから、サクヤの里でこどもが金になるとしたら。 都市に売り出す他、ございません。
こどもを外に出し、あとにのこるのは、なんでしょうか。
畑はたがやせるけど、こどもをうめない、お金ばかりに目の眩んだ、汚い、おとなばかりなのです。
だから、アタシは大人が嫌いで御座いました。 きらいな、おとなばかり集まる里の行く末が、
滅びゆくのなんて、目に見えていましたから。』
(199) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[大樹は、どこにもない。]
――……。
[いくら夢が折れかけていても、 フヨウという女に、帰る里は既にないのだ。
おとなはきらいだ。 おとな「だけの」集まりを望むから。
でも、もし、おとながこどもを捨てなければ。 里がこどもを祝った後の末路を、
未来を、きちんと、考えていたのならば。
同じ大人になりたくなくて、 里を捨ててから、女は敢えて、大人になる道を選んだ。 その後の、同郷の行く末は、 こどもどころか、他の者だって、知りはしなかったのに。]
(200) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[袂にしまいこんだ一輪の花を、手に取る。 歌は、何でもよかった。 ただ、花を手にしてうたう歌ともなれば、ひとつだけ。
ゆうべ、聞いた人もいるだろうか。 故郷の花想う、産まれを言祝ぐ祭りの歌だ。]
(201) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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どこ どこにいるの
あなたはだれなの
(-31) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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わたしはここにいるわ
(-32) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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/* レオナルドめっっっっっっっっちゃいい男
(-33) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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─ 遡る。─
[ 純潔でない聖女は、聖女とは認められなかった。 子を成す力を持つ女性は、ほんの一握りだというのに。 否、それは若き学者と彼女の出逢いと、その身分から生まれる"区別"のせいでもあったのだけれど。
或繁華街の片隅で、Mariaに出逢い、此れまでの世界を崩してまで、 二人で駆けた夜道は。
彼女が天に隠れてからも、忘れられずに居る。 ]
(202) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[同じ、里を記憶するものがいたとして。 それが、おとなでない、だれかだとすれば。]
……会ってみたいのでしょうね。
[独言つ。
ただの、淡い願いを抱えて、 伝わるかさえわからぬまま。 信じるという気持ちはそこそこに廃れていたが、
噴水に跳ねる水飛沫>>189に、紅は、写るだろうか。]*
(203) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[先の声を聞いたのも、歌をうたった後のことで。 それならば、もう一度人を集めればあるいは。
せっかくのオフの日に、しかもステージの前で堂々と、無許可で、歌をうたうなんて初めてのことだ。 明日怒られたらめんどうだな、と思うのは、今はやめにした。]
(204) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 23時半頃
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── キネーン・路上 ──
んーと、じゃあー、
[ ぷらぷら、足を振りながら歩く。 見慣れない街を見回しながら。]
明日いくなら、シアターより、 お店とかさがそ、探検するの
[ 人混みには、あまり慣れない。 ぴとり、と、足にしがみつくように、傍を歩く。 何か、"いいこと"でも思いつくまでは。]
(205) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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[ 彼の時聖女が孕みし御子は、何処へ消えたか知らない。]
(-34) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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[ヴェスパタインがユウガオへとかける言葉>>177を聞きながら、なんとなく思う。 彼はつくづく、人が良い。 そんなにも密なやり取りを交わしたわけではないけれど、言葉の端々に、情の滲む男。 藤乃にとっては、ヴェスパタインは、そんな印象だった。
どうにも捻くれてしまった自分が浮き彫りになるようで、ほんの少し心は沈むけれど。 そのたびに、小さな白い子どもの手を握るのだ。 捻くれ者が、得た家族。 ──それは、神の御使いにも似て。]
(206) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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[暫しのやり取りの後、メロンパンという言葉で、あたりに漂う香りに気付く。>>178 そういえば、折角街に出たというのに、まだレモネードしか飲んでいない。 何かにつけて甘やかしたがりの大人は、ゆきへと視線を向ける。 ゆきも、何か食べる? そう尋ねかけたけれど、それよりも早くゆきが口を開いた。>>188
対するユウガオの答えに、少し迷う。>>189 はて、ひとりにしても良いものか。 どう行動しようと知ったことではない、と思ってはみても>>0:151、やはり躊躇いは残る。 なんだかんだ、放ってもおけないのだ。
けれど、続く「探してみたいの」という言葉に、少し瞬いて、頷いた。 それは、先程のヴェスパタインの言葉を受けてだろう。 諦観さえ滲むほど冷静に自分を評価する言葉を持つユウガオが、確証もない何かを探してみたいのだと、そう言うのなら。]
(207) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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[また、と。 言おうか迷って結局飲み込んだ言葉を放った彼>>195に、少し目を見開いた。 あまり、言うようには思えなかったのだけど。
けれど、それはとても嬉しい一言で。]
ええ、また。
[今度は迷わずに、そう言えた。
少しばかりよそ行きの、ただ腰を折るだけではない礼を一つ返した。]
(208) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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分かった。じゃあ、俺たちはもう行くけれど。 ……気を、つけるんだよ。
[声には、きちんと、子どもを案じるような色が乗った。 そのことに、自分でも少しばかり驚いて、苦笑する。 それじゃあ、と紅を纏う少女に、手を振った。 彼女の探し物が、きっと見つかればよい。]
さて。 ……じゃあ、俺たちは教会に行こうか?
[手を下ろす。 やっぱりどうしても甘くなる声で、ゆきへと言葉をかける。 ゆきが頷いたならば、2人、教会へと向かうだろう**]
(209) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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─ 刻は戻り。 ─
[たん、]
[と。] [羽搏きのように。]
[ 掠めたブロンドを碧が追う。 手を伸ばしかけ、中途で留めた。──やくそく、したのだった。 ちゃんと、聖女は視界に居る。
駒鳥の嘴は聖歌を奏で。]
(210) 2015/09/17(Thu) 00時頃
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