266 冷たい校舎村7
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
次は私の順番ね。この教室で、ほんとうにあったはなし。
ある女の子を無視すると決めたことがあるの。給食のとき、トイレ、移動教室、放課後も。 やがて、その子は教室の真ん中で、死んでしまいます。黒板には血糊でびっしり、恨み言が書かれているの。
それからは同じ教室で、今度は首を吊ったり、血塗れになったり、飛び降りたりする人が相次ぐそうよ…
(0) 2019/06/04(Tue) 23時頃
|
12月下旬のある日。
君たちが高校最後の冬休みを迎える目前のことだった。
君たちの住む町は、白一色に染まった。
(#0) 2019/06/05(Wed) 00時頃
例年にない大雪だと朝のニュースが告げる。
昨日までの気象情報にそんな予報はなかったはずだ。
前触れもなくやってきた異常気象が、
今も君たちの家の窓を叩き、路を白く塗り替えていく。
奇妙なことに、気象警報は発令されていない。
休校の連絡も、君たちの元には届かない。
だから、若く優秀な君たちは、
今日も学校へ行くことに決めた。
(#1) 2019/06/05(Wed) 00時頃
君たちは、仲冬高校3年7組に所属する生徒だ。
修学旅行に文化祭、高校生活における大きなイベントも終え、
進学校の生徒たる君たちの周囲は、目下受験ムード一色だろう。
(#2) 2019/06/05(Wed) 00時頃
さて、学び舎に向かう道中のことだ。
聡い君たちであれば気付くこともあるかもしれない。
例えば、極端に人通りが少ないこと。
例えば、同じ学校の生徒がほとんど見当たらないこと。
例えば、同じ制服姿を見つけたと思えば顔見知りばかりであること。
……おっと、足を滑らせないよう気を付けて。
不思議に思ったところで、目的地はもうすぐそこだ。
君たちは、その校舎に足を踏み入れることに決める。
(#3) 2019/06/05(Wed) 00時頃
ようこそ、冷たい校舎へ。
(#4) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[できない人の気持ちが、よく分からない]
(1) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[どうして、皆はできないんだろう。
子供の頃は無邪気にそう思っていた。 できる俺が異常だと気付いたのは、 いつのことだっただろう]
(2) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[昔から、努力せずとも何でも器用に こなすことができた。 できるのが当然だった。
当たり前に中学校の期末テストでは 学年1位を取り続け、 当たり前に担任の教師の勧めで この進学校へ入学した。
進学校へ来れば、俺よりも頭の良い人間など 吐いて捨てるほどいるだろうと思っていた。
結果は、違った]
(3) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[俺は、できる側の人間だ。
進学校であるこの高校でも 学年1位は変わらない。
どんなに努力しても、 クラスの奴らは俺には敵わない。
だからこれからも 当たり前に一流大学へ通い、 当たり前に大企業に就職して、 当たり前に――……
なあ、だって俺はそれだけの才能がある。 そうだろう]
(4) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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―― 朝 / コンビニ前 ――
……しんど。
[鞄の中を漁る。 ぐしゃぐしゃに丸まった紙を広げると、 そこに踊る文字を感慨もなく目に捉えた。
――全国模試結果。4位。
日本には俺以上に頭の良い奴が3人いるのか、などと 馬鹿馬鹿しいことを考えながら、 その紙をビリビリに破って コンビニ前のごみ箱に放り込んだ。
全ての大学がA判定の模試結果など、 何の意味も為さない]
(5) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[息を吐けば、 真っ白な靄が虚空へと消えていった]
学校。行くのたるいな。
[学級委員長というのも損な役回りだ、と思う。 近頃、クラスの中で教科書やノートが 盗難される被害が相次いでいる。
クラス内にいじめがあるのか、などと 学校内で担任に質問攻めにされることには 心底うんざりしていた。
そんなこと知るかよ、と 内心で毒を吐きながら通学路で冬空を仰ぐ]*
(6) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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/* これでいいのかな?ほいっちょ 34(0..100)x1
(-0) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 00時頃
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[キ ト --------------線の内側を、見つめていた。 リ リ ]
(7) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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/* 頭いいキャラやってるのに 中の人が馬鹿だから頭良い文章書けないの 超うけてるwwwwwひとりでwww
(-1) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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「ねぇ、模試の結果。どうだった?」 「たいした事ないよー、やだ、見せたくないって」 「そんな事いって!みっちゃんが賢いの知ってるんだからね」 「あたし全然出来なかったんだあー、特に英語がムリ」
[惨めにならないための牽制。 目指さない学校までも目指す見栄。 点数化された自分を誤魔化す虚勢。 密やかなマウントをとりあう子供達。]
「俺やっぱ合格だめかもしれねえわ。Bだってよ」 「てめぇ俺の評価見てからいえよ!DだぞD!!」 「やっべえまた数学のハゲと親に嫌味言われる」 「馬鹿、親に模試なんか見せるのかよ」 「あーあ、委員長くらい頭よけりゃなー」
(8) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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[あおい夏だった。 教室を、体に悪そうなエアコンの風が冷やしていった。 陽と影の強いコントラストが目を射て 明暗分かつ模試の結果が生徒の手元にひらひらり。 喜怒哀楽の混ざる進学校の真昼の教室。
あちらの机には女生徒の落書きが刻まれて こちらの椅子は少しがたがたと調子が悪い。 冷えてるはずの女子の首元に汗と髪がついて 一部の男子が一瞬女子の胸元に目をやった。
その光景をぼんやりと線の内側に収めて 切れないシャッターを切った。
隣の席に居た奴が口を開く。 「模試はどうだった」と。
それ、楽しい話題? 俺は笑って、手元の結果表を折りたたんだ。]
(9) 2019/06/05(Wed) 00時頃
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こんなもんはな、こうだ!
[そうして放り投げた飛行機は、 蒼い空の中をぐんぐん泳ぐわけはなく 情けなく窓の向こうへ流されていくだけ。
四角い窓枠の内側。 白い結果が流されていくのを、目に刻み付けた。]
(10) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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そういえばそろそろさ、文化祭の準備じゃん。 俺さ。お化け屋敷がいいと思うんだよねー 図面は引くからさ。 皆で客を怯えさせるやつ。
[多分それは、まだただの世間話。 いずれそうなる事も知らずに、 ふらりと青い教室を抜け出す。
窓枠の向こうにほうり捨てた模試の結果用紙は、 すでに切り取られて失せていた。*]
(11) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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―― 現在 ――
[家の薄い壁が軋む。
こんな吹雪体験した事あったっけ、と 俺は――養拓海は歯磨きをしながら考えた。
冷水にブラシを突っ込むと、 カンカンと手洗い場の縁を打って、ブラシ立てに歯ブラシを突っ込む。 口をすすぐついでに顔を洗って、雑にタオルをとった。
顔を拭いながら「親父ぃ」とかける声にいびきが返る。]
会社に遅れるぞ
[呼びかけたが、返るのはやはりいびきだ。 あきれ果ててそれ以上呼ぶのをやめる。]
(12) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[古い日付と、羊の絵が片隅に掘られた机の上に ラップをかけた朝食が並んでいた。
冷えている。 暖める気もいつもどおり起こらずに、 いつもどおりかっこんだ。
流しに洗っていない皿を水を張って置いておき 鞄を持って玄関を出る。 玄関を経由し、無駄に広いガレージを出て、野外に行き]
(13) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[「 」い景色を、目の当たりにした。]
(14) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[見知った町はいびきでもかくように雪に埋もれていた。
時折横殴りになる雪の中を見渡しても、 人の姿はひとつもない。
一瞬、その豪雪に見とれてから 「帰りて」という言葉が口をつく。
けれども、薄暗いガレージと玄関を振り返り 仕方ないな。と物分りのいい俺は歩き出した。 マフラーは完全防具を合言葉に、雪の道を歩きだす。]*
(15) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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/* 10(0..100)x1
(-2) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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/* これは初手落ち安定 今から考えとくかー
(-3) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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/* 1写真部 2美術部 2
(-4) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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/* おっけ、立体だな
(-5) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 姉が僕の足元に跪いている。]
(16) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 朝です。
行儀が悪いと知りながら、 僕は片手でトーストを食べ進める。
手元から漂うつんとした匂いのせいで、 バターを薄く伸ばしただけのトーストは、 ひどく味気ないけれど咀嚼を繰り返して。
姉が、食卓につく僕の足元に跪き、 僕の爪を彩るネイルエナメルを剥がしていく。
たっぷりと除光液を含ませたコットンで、 強く擦らないよう塗料を落としたら、 次は除光液をふき取り、水分を布に吸わせ、 ネイルオイルを爪の表裏から丁寧に塗布し、 ひと仕事終えたように、ほうと息を吐いた。 ]
(17) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ 先ほどまで、僕の左手の5本の爪は、 パール感の強いワインレッドやフューシャピンク、 ややピンクがかったゴールドラメに輝いていた。
名の知れたコスメブランドのクリスマスコフレで、 12月の頭に発売されたものだというそれは、 確かにクリスマスパーティーなどに似合いな、 華やかでゴージャスな色味ばかり。
顔のパーツを接写するとき以上に、 僕の手を撮ることに、姉は苦労するらしく、
第二関節から先だけを写りこませ、 敷き布や小物で空いたスペースを埋めたり、 マニキュアボトルを握りこむ角度や、 掌のどこまでを画面に収めるかに毎回苦心してる。 ]
(18) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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[ きっと昨夜も、撮影後の加工や、 キャプションや、ハッシュタグや、 そういう考え事をするのに夢中になって、 僕の爪の後始末を忘れてしまったのだ。
学校に行くまでに思い出してくれるといい。 と思いながら、昨夜の僕は眠りにつき、
神さまかお星さまかまったく別の何かに、 僕の願いは届き、姉は僕の足元に跪いている。
その赤くひび割れた指先で、 僕の白い手を、指を、慈しんでいる。 ]
(19) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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僕には醜い姉がおります。
(20) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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姉は生まれついて肌が弱く、 いつもじゅくじゅくと赤く爛れた肌をしている。 少し状態の良い箇所は乾燥しきって、 くすんだ肌の破片がぽろぽろと剥がれるようだ。
重い瞼の下で、小さな黒目がせわしなく動き、 ひび割れた唇にはいつも血が滲んでいる。 唇を強く噛みしめる癖のせい。
また、その噛み癖は手指にも及び、 左右の親指の爪は奇妙に変形している。
ひどいあかぎれを繰り返したみたいに、 荒れて、ところどころの裂けた指先が、 真剣な手つきで僕の顔に伸ばされて、 僕のまぶたを、頬を、唇を、爪先を彩っていく。
(21) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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僕はもうすっかり男でしかないけれど、 日に焼けない白い肌や、ふたえまぶたや、 やや薄い瞳の色の類はすべて、 今もそのまま僕の顔に残っています。
いずれも、姉には授けられなかったものです。 姉が、逆立ちをしても、死んでも、 いくら生きても、手に入れられないものです。
かわいそう。可哀そうだと思います。
(22) 2019/06/05(Wed) 00時半頃
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これは、姉と僕の密やかな戯れ。
(23) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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……あるいは、彼女のお人形遊び。 着せ替えごっこ。アバター選び。そのたぐい。
(24) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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[ 姉が、僕の指先の手入れを終えたので、 僕は、朝食をすべてきれいにたいらげたので、
異常気象と叫ぶニュースをBGMに、 僕はいつも通り学校へ行く準備をする。 鞄を背負った上からレインコートを着込む。
気象警報が出ておらず、休校の連絡がないから、 僕は今日も学校へ行く。ごく自然なことである。
長靴を履き、レインコートのフードを被る。 すっかり大雨の日の登校スタイルだけれど、 この悪天候なら、それも相応しいだろう。
──この格好は傍目に滑稽らしく、 級友らに笑われることはさておき。 昔から、どうも僕はそういったことに、 人より無頓着であるらしいので。]
(25) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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姉さん、いってきます。
[ 僕は振り返り、にこやかに言ったけれど、 そこには誰もいない。子供部屋の扉の閉まる音。
共働きの両親が朝早くに家を出て、3番目が僕。 4番目はない。姉は家にいる生き物です。
それもいつも通り。
まだ少しすうすうする指先を一瞬見下ろして、 僕はごうごうと鳴る風の中へと踏み出す。]
(26) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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不幸。を感じたことは一度もなく、 なので僕らの戯れの顛末など些細なことです。 ただ、可哀そう。可哀そう。かわいそうな生き物が。 いるから、我々の生きる社会なんていうのは、 不完全。であると僕は、思います。*
(27) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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/* よろしくお願いします。電波です。 前回動物みたいな男をやったこともあり、 今回は宇宙人みたいな男をやろうとしています。
問題の16(0..100)x1と、 身長は170+7、誕生日は5月23日、1型。
(-6) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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[コンビニに入ると缶コーヒーを1本、 そして肉まんとチキン南蛮弁当を手に取りレジに向かう。 変わることのない、毎日のルーチンワーク。
こんな雪の日くらい、と思いつつ 学校をサボる勇気など結局俺にはありはしないのだ。 品行方正な学級委員長らしくもないだろう、 サボりだなんて。
店内に流れる陽気な免許合宿のCMソングを 聞き流しながら、扉をくぐった]
……あっつ。
[コンビニ前のごみ箱に肉まんの紙袋を放り込むと 無造作に齧り付く。少し遅い朝食だ]
(28) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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[と、そのときだった。 雪の通学路を歩く同級生の姿を見つけて 俺は肉まんを齧りながら片手を上げた>>15]
おはよ、拓海。
[ルーチンワーク通りの行動。 いつもこのコンビニ前で出会う同級生に、 いつも通りに爽やかな笑顔を向ける]*
(29) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 01時頃
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/* カッコイイ系の委員長だ~~! というのと、 はじめから決めてた美術部に仲間がいて喜んでいます。 わくわくして落ち着きませんが、よろしくお願いします。
(-7) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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[長靴を履いてくれば、 猫のようにもう少し軽やかに 雪の中を歩けたかもしれない。
と、ぺたぺたの靴の中を濡らしながら マフラーだけでは防御しきれぬ雪に耐えながら 俺は、思うわけで
人のいなくなった惑星に、パッと射した文明の光。 そんな具合にコンビニがあるのを通り過ぎて 少ししたくらいで、後ろから声をかけられた。>>28]
(30) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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よーお、悟。 雪だな、雪。 ……これって休校じゃねえの?
[いつもどおり過ぎるくらい、 いつもどおりの声と表情を投げかけられて 俺はゆるく笑って指だけを動かした。
木や絵筆ばかりを握るせいで ぎざぎざと短い爪の先に雪が落ちる。 おんなじ美術部の蛭野とは大違いだとたまに思う。]
(31) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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食べ歩きなんてお行儀の悪いコですこと。 肉まんいいなあ。くれよ。
[かるく噛み付くように口を動かしてから、 俺は高本の隣を歩きだした。]*
(32) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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/* とられるようなノートをこいつが作っているのか…?とおもいつつ、もう一往復あったら拾いたい いじめられっこ縁故がほしそうではあるからなやみどころー
キョウスケにはなげちゃえなげちゃえ
(-8) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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―自宅にて―
[家賃月二万五千円のワンルーム。 六時を知らせるアラームの音が響いて、 柊紫苑(ひいらぎ しおん)はふわ、と欠伸をして起き上がった。
いつも通り、ワイヤレスイヤホンを右耳に挿す。 片耳から聞こえるのは、ワンルームの静けさとは程遠い 賑やかな笑い声。団欒。それに紫苑は顔を綻ばせてから 漸く、部屋の肌寒さに気が付いた。
カーテンの向こうは、一面の銀世界だった。]
(33) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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雪かぁ。どうりで寒いわけだ。
[部屋の中でも、吐いた息が白い。 そそくさと身支度を整えて、簡素な朝食の席につく。 トーストとコンソメスープ。それからチーズ。 三分で出来るオニオングラタンスープもどきは 紫苑の最近のブームだった。
対して、君の家はどうやら和食派のようで オーブンの音も、フォークやスプーンの音もしない。 お弁当だって煮物が多いもんね。 紫苑はうんうんと一人頷く。
今度のデートは、お寿司屋さんにでも行ってみようか。 高校生の懐事情では 回らないお寿司屋さんには行けないけれど、 そればかりは許してほしい。冬は出費が多いのだ。]
(34) 2019/06/05(Wed) 01時頃
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/* ヤンデレストーカーなのでは??
(-9) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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[7時を過ぎても、君が家を出る様子はない。 相変わらず聞こえてくる賑やかな団欒に、 紫苑は首を傾げる。
とはいえ、自身も普段家を出る時間であったので、 制服の上にコートやマフラーをがっちりと着込んで ワンルームの部屋を後にした。
天気のせいだろうか。片耳のイヤホンからの音は不明瞭で 紫苑はなんだか泣きたいような気持ちになった。
早く君に会いたい。声を聞きたい。そう思った。**]
(35) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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|
/* 17(0..100)x1
(-10) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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俺もそれを期待しているところではあるが、 残念ながら休校情報は出てないな。
[かじかむ右手でスマホをタップするが、 学校からの連絡は来ていない。 ひょいと肩をすくめて拓海を見遣った>>31]
主よ、主よ、何故私を見捨てたもうか。 まあ諦めて学校に行くしかないだろ。
[有名な聖書の一節を、芝居がかった口調で言ったのち やれやれと笑みを浮かべて]
(36) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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仕方ないな。 お前は腹を空かせた野良犬か。
[食べかけの肉まんを半分に割って、 拓海の口に突っ込んだ。>>32
それも、いつものルーチンワークだ。 だから俺は毎朝あのコンビニで肉まんを買う。
ただ、いつもと違ったのは]
(37) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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……そーいや拓海。進路どうすんの。
[そんな質問を、拓海にぶつけたのは きっと初めてのことだっただろう。
安っぽい肉まんの味を噛み締めながら、 いつもとは違う雪の道を歩く]*
(38) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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逃げるために嘘をついた
(39) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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[ ズタボロにされた教科書、 びしょ濡れにされたノート、 異臭を放つ机やロッカー、 ……なんて時代錯誤ないじめを 教師たちは怯えながらに探してる。
いまやSNSを使ったいじめが増えてるってのに。 世間に流出したものは消せやしない。 一生の傷になる。あほらし。 ]
(40) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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/* 餌付けされてるwww ありがとう高本くん
(-11) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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|
[ クラス内にて相次ぐ盗難事件で真っ先に>>6 矛先を向けられたのは俺だった。 といっても、教師たちは俺に直接聞いて来ない。
まあ、納得はいく。 なにせ俺は弱者嫌いだ。 言葉遣いも良くはなければ、こんなナリだ。 否が応でも、いじめの主犯に見えるらしい。
しかしながらだ。 こんなでも、勉強とやらには励んでいた。 じゃなきゃ、こんな学校には入れちゃいない。 なにせ俺は弱者嫌いだ。 誰かに高みの見物をされるのは好まない。 ]
(41) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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|
本来なら見えるはずのものを、 いじめってものを否定したくて 視野を狭めているのは誰だ?
───お前ら教師だろ。
(42) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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|
──朝──
[ けたたましく鳴り響く音。 目覚まし時計に叩き起こされ、 敷布団から跳ね起きるのが常。 ]
……チックショウ、 今日こそ先に起きるつもりだったのに
[ 悪態を吐きながら音を止め、 飛んでくる怒号を受け止める心算をした。
心算をしたっていうのに何も気配がない。 気配がないから閉じていた目を開けた。 視界に入るのは薄暗闇の殺風景な部屋だけ。 ]
(43) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
[ おかしいな、と思うと同時に 背筋がぞわりと震える感覚がする。 この感覚が何なのかを気づく前に 窓の外にちらつく雪を目にしてしまった。
だから、雪のせいだと思った。 短絡的な思考に陥る。
陥ったのは、視野を狭めたのは、 ───俺自身だった。 ]
(44) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
/* フウタくん(仮)本当に拾ってくれて嬉しい……神か??? 惚れた……結婚しよ……
(-12) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
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|
/* そして拓海くん可愛いな~ 肉まん分けてあげるのだ
(-13) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
[ 早朝から働く母の残した朝食を頬張り 昼飯代と置かれた金をポケットへ忍ばせる。
……ああ、困った。 今日の昼飯は心温かなクラスメイトから ありがたく頂くことになっている。 このお金はポケットに眠るのか。 それも可哀想だ、菓子でも買うかと考える。
考えた結果、外を歩くのは、 雪降る中を傘もささず 滑稽なレインコートも着ず いつもと同じにプラスアルファの冬スタイルの俺。 赤いマフラーを首にぐるぐる巻いただけの俺。 ]
(45) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
そんな俺に、新しい傷などできていない**
(46) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
/* 24(0..100)x1
(-14) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
/* みんなの出目の低さにびっくりまんぼーしてます。
(-15) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
なーんだ。つかえねえ。 委員長様に来てないんじゃダメだあ。 もう、おしまいだ。
[髪の毛が金色になる超戦士よりも悲しげに 俺は「おしまいだ」と口にして 芝居がかった台詞を吐く高本を見つめた。
あと一歩で思い出せない。俺は暗記物が嫌いだ]
ネギネギメンマ鯖クルミだっけ。 聖書なのは覚えてるけど。
(47) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
[忘れたわ。とあっけなくほうり捨てて 俺は笑って肉まんを高本にねだった。>>36
そうすればほら、やさしい高本委員長は ペッタペタの靴で歩く野良犬に肉まんを恵んでくださる。 俺は知っているので、「ありがとー」と手をあわせて ぬるい肉まんを咀嚼する。
真っ白い雪にKOをくらいそうになりながら 聞こえた言葉が、「いつもどおり」と違うので 俺は眼を丸くして高本を見た。>>37
口の中のものを咀嚼しきってから 首をかしげる様子は、野良犬っぽく見えるか?]
(48) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
進路。 えー。まあ。俺は落ちこぼれだからなあ。 実技で何とかしろと先生にいわれっけど。
[実際、偏差値の高い大学にも、 美術課程というものはいくつかあって そこを目指すことに、表向きはなっている。 ……が]
(49) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
そういう悟は、どうすんの?
[高本の成績なら、国立だって平気だろう。 あるいは、国外だって視野なのかもしれない。 「出来るやつ」の成績を思い出してそう思うが 俺は、ただ「どうすんの」とだけ問いかけた。
おまえはどうすんの。どうしたいの。と。 誰かに役にも立たないノートを盗まれた時みたいに、 あっけなく*]
(50) 2019/06/05(Wed) 01時半頃
|
|
乗り換え刻をね、間違えたの。
(51) 2019/06/05(Wed) 02時頃
|
|
[ 雪が降るから、随分と早く家を出ました。 だって、遅れたら嫌だから。
早く着いても、自習すれば時間は来るのだし そこに何の不自由も無いんですから。
家族に「はやい、はやい」と囃し立てられながら 軽い足で、我が家を出ました。 ええ、かなり前のこと。
いつもと違う電車に乗ったのだから、 いつもと違う時間に乗り換えるのに、 私ってば、実はうっかりさんだったみたい。
参考書から顔を上げた、……時には既に遅し。 見知らぬ駅名に目を瞬いた。少し前のこと。 ]
(52) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ 余裕に余裕をもって家を出たんですから 遅刻する。なんてことは在り得ませんけれど、 自習の時間は、沢山削れてしまいました。残念。
もういっそ、今日は動く日にしましょう。 と決めたのが、慌てて乗り換えを調べ終わってから。
窓の奥に走る景色が、随分と透き通っていて 私もその恩恵を授かりたかったのでしょう。
だって、息が詰まるのも本当だもの。
受験前の、この、ひりつく雰囲気は 嫌いでは無い。と三年前から感じてはいるけれど。
たまには思い切り伸びをしたいもの。 ]
(53) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「将来なりたいものは何ですか?」
様々な質問が並ぶ真っ白い紙、その一番下に書いてあった問い。 コドモだったあたしは迷わず空欄を埋めていた。 「きれいでかっこいいおんなのひとになりたい」――と。
あたしの憧れは本の中でもなくテレビの向こうでもなく、 手を伸ばせば届くところに存在していた]
(54) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ 見知らぬ駅の、見知らぬ駅前。 嘘です。名前くらいは聞いたことあります。
でも見たことは無かったから、 あながち嘘でもない。とも言えるのかな?
クラスメイトも多く利用している筈の駅。 けれど、同じ制服は見当たりませんでした。
そういう時間に来ちゃったのかしら。 それとも皆、自主休校かしら。
雪の積もった地面を歩きはじめる。 私の足裏はいつもよりも、ちょっとだけ 地球から距離をとられたみたい。
ほんの少しだけ、浮いてしまうわ。 ]
(55) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「進路希望調査票」
そんな文字が一番上に並ぶ真っ白い紙を見ながら、 高校生のあたしは昔のことをふと、思い出していた。
将来なりたいものは何ですか。そう訊かれてもねぇ、よくわかんないや。 正直、今のあたし以外になれるのだったら何だっていいかな、……やっぱだめだ。
絶対になりたくないものならば。 ひとつだけある。それは―――]
(56) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ たたたっ と少し前を猫が横切ります。 私に気付いて、足を止めて此方を見ます。
雪に消えそうな真っ白い毛皮が、 僅かに沈んで、肉球の足跡をつける。 ]
にゃ~
[ 目を見開いて、凍り付いたみたいな猫に 吐息のような囁き声で、私は鳴いた。 猫は、「にゃ」。短く鳴くと去っていく。
ちっちゃい足跡だけが、其処に残る。* ]
(57) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* 割り込み芸ーーーーー!
とかいってる場合じゃないですねよろしくです 夜仕事行く前に入村文書く野望なんてものはなかったんや
87(0..100)x1
(-16) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* ねこかわいい
(-17) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* わあ 高い
(-18) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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――12月下旬のある朝――
[その日、少女はいつもと少しだけ違うことをした。 リビングに着くや否やテレビをつけたのだ。ニュースを見るために。 例年にない大雪が到来したと淡々と告げるアナウンサーに向けるでもなく、 少女は呟いた。やっぱ異常気象じゃん、と。 自室の窓の外から見た銀世界を思い出しながらの声は、少しだけ弾んでいるようだった。
それから、ようやく、いつもと同じことをする。 リビングのテーブルに置かれている手紙を無造作に手に持って読む]
(58) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[手紙は母からのものだ。 『彩華へ』から始まる数行程度の手紙には、その日の連絡事項が綺麗な字で記されている。 いつも通りのことをしている、その癖に、 少女――彩華(イロハ)は手紙を読みつつ思案げに片眉を歪めていた。
母はマメ――というより心配性がすぎるのだ。過保護といってもいい。 自分だって仕事で朝早く家を出る癖に、 朝食と学校で食べるお弁当はたいてい作り置いてくれるし(夕食は時と場合による)、 仮にこの大雪の中を薄着で外に出て、ちょっと風邪でもひこうものなら、 飛んで帰って看病してくれるだろう。 そう、手紙の二行目に「今日は遅くなる」と記してあったとしても!]
(59) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[イロハとしてはもちろん、母に余計な心配をかける気はさらさらない――というか、 それ以前にわざわざ風邪をひくような真似などする気はないので、 朝食を済ませればつつがなく歯を磨き、髪を整え、制服に身を包む。 この時点でもまだ休校の連絡は来ない]
……めんどくさ。
[束の間、イロハは大雪の中登校するめんどくささと、 サボった後のめんどくささとを天秤にかけた。 よりめんどくさいと判断されたのは後者だった。
よって登校の準備を途中で放り出すことなく家を出た。 コートとブーツこそ校則にそぐう派手過ぎない色をしているが。 灰白色の空に掲げた傘だけは、大きめサイズながらも華やかな色合いを見せている]
(60) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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エリ、エリ、レマ、サバクタニ、だ。 なんだその美味そうな食い物の羅列は。
[呆れ顔で拓海の発言>>47を訂正して、 肉まんの最後のひとかけらを口に放り込む。
ぴゅうぴゅうと吹く北風の音は寂しげで、 俺は寒さに耐え切れずに 両手を制服のポケットへと突っ込んだ。 かじかんだ手は、 麻痺したように何の感触も俺に伝えてはこない]
(61) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[きっと俺の心も、 とっくに麻痺してしまってるんだろう]
(62) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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お前は手に職持ってるってカンジだもんな。 さすが美術部。
[拓海の落ちこぼれという言葉>>49は 否定もしなければ、フォローもしない。 一芸に秀でているのは強いよな、とひとつ頷いて]
ああ、俺の進路?
[一瞬だけ、間が開いた。 何気ない拓海の質問>>50に俺は内心で眉を顰め しかして、表情は朗らかまま]
(63) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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……ひみつだ。
[それだけを、短く返した]
ま、行こうと思えば どんな大学だって行けるし。俺。
[わざと嫌味ったらしく言ってやる。
それは、成績のあまりよろしくない 拓海をからかうような、 そんな冗談めかした物言いに聞こえたはずだ]
(64) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[けれど、きっと俺の瞳は笑っていない]*
(65) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[ ラ ン キ ン グ …の外側に目を移した。]
(66) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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――SNSと二つの名前――
[とあるサイトによれば日本全国で数十人。 養を指して珍しい苗字だね、とは 最早聞き飽きた言葉ではある。
養、と書いてヤン。 拓海、と書いてトーハイ。
と、実は読むらしい、と母親から聞いても 生まれてこの方大陸の地を踏んだ事もなければ 意識の始まりからおやすみまでヨウタクミだ。
だから与えられているらしい二つ目の名前を かっこよく生かす事も思いつかずに ただ、SNSで「ヤン」と名乗るのに使っている。 趣味の写真や、美術の一部をあげるようなアカウントで それはある意味ペンネームじみていた。]
(67) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* 一席失礼します。彩華ちゃんは挟んでしまってごめんなさい…。
71(0..100)x1 で合ってるかな?村久しぶりすぎて危うい。 2+152cmくらい ちっちゃめ理想。
(-19) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「ヤン」が撮った写真は、 ごく稀に数百と閲覧されることもあるけれど 基本的にはランキングの外側のものらしく、つつましく 誰かの一日を少しだけ彩っている。
そういえば、そんなSNSで ちらりと見かけた誰かの指先が、>>23 どこかの誰かの指に、似ていた気がした。
ネイル自体は綺麗だったので、思わず評価して 誰だったかなと思いを馳せた。 思い出してみようとしたことがあったけれど 誰かさんと誰かさんの密やかな戯れにまで至るかは*]
(68) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* さっそく刺し合ってる感じですか?(わくわくの顔) 校舎村、割とナンバーによって村の雰囲気というか、クラスの雰囲気が違うので、今回はどうなるか楽しみです。
(-20) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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/* 校舎村では女の子初めてやるので、どうだろうか?とドキドキします たしか5とか、女の子多くてやめた…はずなので、7は男の子多くて、ちょっとそれも雰囲気変わるかな、と楽しみ
(-21) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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あ、それそれ。
[と、正しい呪文を教えてもらうが 多分明日には忘れているだろう。>>61
両手を制服のポケットに突っ込んだ高本は ずいぶんと寒そうに見えた。 手に職、といわれれば、まーな、と俺は笑う。>>63 文化祭ではそれなりに頑張りましたから。]
そうそう。お前の。
[一瞬間が空くから、 俺は寒いなあと思いながらその間を待っている。]
(69) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[話振っといて答えに詰まるって それで悩んでますのサインだと 授業で習わなかったのかこの秀才……と、 俺はそんな事を思ったが、
つついてやるにも、皮肉を吐くにも、 目が笑っていないのが見え一旦言葉を引っ込める。
銀世界に、高本の黒い瞳。 冷たいな、と思い、 俺はそれにも切れないシャッターを切ってから]
(70) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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な~んだそれ、自慢か!自慢! それとも恥ずかしがりやか! このこのっ。
[俺の目の前で両手をポケットに突っ込むとは雑魚め! といわんばかりに、俺は高本の脇をくすぐっておいた。 冬服の上からだから、入念に。]
(71) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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[「つまんなそうだな」と、 見なかったことにするのがへたくそな俺は その感想を白い息ごと飲み込んだ。
だって今は、いつもどおりの朝。 そうだろう?*]
(72) 2019/06/05(Wed) 02時頃
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すっごぉい、……足跡が30秒もたたずに消えてる。
[数歩歩けば背後へ振り返る。 イロハが履いているブーツでつけた足跡は、 雪とともに吹く風に形を変えさせられて見えなくなっていく。 しばらくしげしげと眺めていた。焦ることもなく。 なにせちょっとコンビニで寄り道したって始業の時間に間に合う、 そんな時間に家を出ている。
はは、と小さく笑い声すらあげるのは、 イロハが歩く道に人通りが絶えているから。 いつもならもうちょっとだけこの道は賑やかだから、 足跡がどのくらいで消えるか観察にふけっていれば、 不思議そうな目を向けられたに違いない]
(73) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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[足跡が完全に埋もれた頃、イロハの足はつつがなく進むべき方向に向く。 今度は何秒後雪の中歩く人影を見つけられるだろうか。 考え始めて間もなくイロハは見つけていた。 吹雪の中レインコートを着込んで歩く人影を。>>25]
あははっ、まるで台風の中を歩いてるみたい!
[相変わらず人影がろくにないのをいいことに笑い声を隠さないイロハである。 笑っている対象がクラスメイト――というより先に、 比較的ご近所さんのところに位置する蛭野であったとわかっても、 悪びれる様子は見せない。 むしろ「相変わらずだねぇ」と言いながら口の端を吊り上げもしただろう]
(74) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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えーと、……そうだ、おはよう。 ……やっぱり休校の連絡とか来てないかな? あたしんとこにも来てないからとりあえず来てみてるけど、……人、いないよねぇ。
[遅まきながら朝の挨拶をした後、イロハはふと気になったことを声に出してみた。 眼前の彼を思いっきり笑えたぶんにはいいものの……だ。 いっそ自分たち以外のみんなが冬眠してるんじゃないかってくらい、 通学路が静かなのには違いないので**]
(75) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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/* 155+4cm 11月生まれ
(-22) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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[ 暗黙の了解に、 目を向けてしまう。 当然の規律に、 ]
(76) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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――盗難―― また盗難? 飽きないな。
[クラスの噂話を聞いて、俺は笑って相槌を打った。 いじめだとかどうとか、 この時期によくもそんな事件が起こるものだと思う。
一度俺も数学のノートを盗まれていて そいつが故意か事故か、 消火用のバケツに放り込まれていたものだから 唯一得点のいい科目のノートが、と嘆くと共に しわくちゃになったページにかかれた落書きに 笑いもした事がある。
俺のケースが悪意ある盗難なのか、 それとも何かの弾みでそうなったのかはさておき]
(77) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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やったの、お前? 轟木。
[俺はあっけなく、轟木に犯人かと問いかけてしまう。 空気を読まない、というよりも、 こういう空気が苦手、なところがあって 疑いを晴らしたほうがいいぞ、という気持ちで声をかける。
が、それが轟木にどう映っているかはわからない。 殴られたら殴り返すだけの血は流れちゃいるが 無謀な行動では、あっただろうな**]
(78) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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おお、そうだ。 よく分かったな。自慢だ自慢。
[はっはっは、と笑いを響かせてから 拓海に脇をくすぐられれば、>>71 今度こそ俺は慌てた表情になる]
ひ、こら、やめろ。 受験生に落ちる転ぶ滑るはご法度だろ。 ……あっ、くそ馬鹿。
[くすぐったさに耐え切れず、体をよじる。 踏み固めた雪に足を取られバランスを崩しかけた]
(79) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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道連れ、だ!
(80) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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――道連れにできたら、どれだけいいだろう。
(81) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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[拓海の制服の袖を引っ張って、 転ぶならば一緒に転んでやろうとする。 盛大に尻餅をついて、俺は眉を顰めた]
あー……、制服濡れちまったじゃないか。 くそ。仕返しだ。
[餓鬼のように笑いながら、 今度は拓海の脇をくすぐってやった。
小学校の頃からの付き合いだった。 だから拓海の馬鹿さ加減はようく知っている。
――俺から見れば、みんな馬鹿には違いないのだが]
(82) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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[だから、心中で思うのだ。 そんな馬鹿なお前が大学行けるって、 やっぱ世の中おかしいんじゃないかな]*
(83) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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/* 改めて明後日チップが混じっているのを見ると自分の正気を疑うな……(おい) 一応和名思いつかなかったら考え直すつもりだったんだけど思いついてしまったのでな!
(-23) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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/* Q.ところであかつきさんまた家族絡みの悩みですか??? A.前提となる事情はね と言いつつまあこいつもマッマとの和解が必要なパティーンみたいではある
(-24) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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──現在:通学路>>73──
[ ただ、規則正しく足を動かしていました。 目的地へは一歩ずつ前へ進むしかないのだし、 立ち止まる理由も、そのときまでなかったから。
ごうごうと吹きすさぶ風に抵抗するように、 フードの前を指先でつまんで抑えたりしながら、 高らかに響いた笑い声>>74に振り向く。]
台風の中で使えるってことは、 雪の日だって濡れずに済むということだよ。 ……おはよう、灰谷さん。
[ ご近所さん兼クラスメートたる彼女に会釈をし、 レインコートの有用性を指摘するのは初めてではない。]
(84) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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休校の連絡はないし、 警報のたぐいも出てないらしいけど。 言われてみれば、人は少ないね。
[ 指摘されてようやく気付いた事実に、 僕はぐるりと周囲を見回してみる。
……視界が悪い、というだけじゃなく、 どうやら本当に人通りが少ないらしい。
とはいえ、焦りもあまりなく、 いぶかし気な彼女に、首を傾げかえす。]
(85) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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気になるようなら、 誰かに聞いてみるといいんじゃないかな。 例えば……、高本くんとかね。 僕らの知らないことも知ってるかもしれない。 [ なんにせよ、僕は学校に行く気になっていて、 休校ならばそれはそれで、自習でもすればいい。
根拠のない期待を委員長へと寄せながら、 相変わらずフードを被って一歩ずつ進む。]
灰谷さんがあまり気乗りしないなら、 いったん引き返してもいいんじゃないかな。 僕はどちらにしても登校するつもりだから、 授業があるようなら連絡するよ。
(86) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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……ここまで来てしまえば、 学校に行くほうが早い気もするけど。
[ なんせこの悪天候だ。欠席者だっているだろう。 受験生が大事をとることを叱る大人もいるまい。 好きにすればいい。というトーンで問い返した。*]
(87) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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/* 元カレ縁故を募集するか否かをいまだに決めあぐねているがひとまず保留な ななななー
(-25) 2019/06/05(Wed) 02時半頃
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/* ありがとう京輔くん(思わず拝む) とりあえずふとんもぐってから考えよう……
(-26) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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──回想:役割分担──
[ ちょうどいい。と思ったから、名乗りを上げた。
誰かの予想>>11通り、出し物がお化け屋敷に決まり、 それぞれに役割を割り振ろうというときである。
学校生活において役割分担はつきもので、 文化祭というのはその最たるものと言ってもいいはずだ。
はじめは、演劇でいう大道具や小道具のような、 制作に回ろうと考えていた。これまでと同じく。 美術部の部員というのはそういうものだし、 同じ美術部の養拓海もそうするだろうと思ったから。]
(88) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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[ けれど、ふと思ったのだ。 お化け屋敷ならば、施設だけでなく、 人間を飾り付ける必要があるし、
その点において、僕は知識がある。 恐らく、クラスの女子生徒の大部分よりは。
それに、僕の家には多くのコスメが眠っていて、 それらは一度いわゆる"スウォッチ"をしたり、 ほんの数度使われたきり、永遠に出番なんてない。 ブラシやチップを新品に変えれば使えないだろうか。
更に、僕はボンドやアイシャドウを使って、 傷跡や引き攣った肌を作る方法を知っている。
人を美しく仕上げること以上に、 化け物じみた姿にすることに、僕は自信があった。 ……それほどの熱心さが求められたかはさておき。]
(89) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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姉は、僕をキャンバスに、 彼女の理想を描くのですから、 僕が、最後に制作するのは、 僕から見た姉の姿と決めていました。 美術部員として迎えた、最後の夏。 絵を描く気で、いたのに。納得がいかず。 ならば立体物として。と、あの、 赤黒く、爛れたようなあの肌を、 この手でつくることに熱中し、ただ、 醜い肉塊のようなものを手に弄んでいた、あの季節。
(90) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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……お化け屋敷ならメイクをする人が必要だろうし、 それはひとりだと負担が大きいだろうから、 僕はその手伝いをしようと思います。
[ 明朗快活な委員長などには程遠く、 僕の口語はぎこちないという評価を受ける。
別に緊張する性質というのでもないけれど、 どうにもおかしいらしいので、せめてにこやかに。
そう名乗り出ながら、僕はかわいそうな姉を思い、 きっと彼女には役割なんてなかった。と思う。*]
(91) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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幼い頃の僕の価値というのは、 姉よりもかわいらしいということでした。
僕が特別うつくしい子どもであったというより、 生まれつき醜い姉よりも肌がきれいで、 よく笑う子どもであったので、母は喜びました。
あなたは、お姉ちゃんよりかわいい。 と母は言い、僕に姉のお下がりを好んで着せました。
当然というべきか、幼稚園や学校には、 おとこのこの格好をして通いましたから、 それはほんの戯れです。母のお人形遊びです。
姉が着るために。姉に着せるために。 購入された洋服は、僕に似合います。 少なくとも母はお姉ちゃんより似合うと言いました。
(92) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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中学生になり、僕の背が急激に伸び始め、 声変わりが始まり、骨格が男のものになると、 母はすっかり僕にかわいいとは言わなくなりました。
ある日突然、毎日繰り返した遊びに飽きる、 子どもと同じようなことなのだと思います。 大切なお人形も、変身ベルトも、 いつかは自然と卒業する者が大半です。 成長した僕を見て、母もその戯れを卒業しました。
とても、自然な成り行きです。普通のことです。 そうじゃなかったのは姉だけです。姉だけ。
(93) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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それは、姉が唯一役割を見つけることができた場所。>>68
(94) 2019/06/05(Wed) 03時頃
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そのアカウントを管理しているのは姉です。 僕はアバター。きぐるみ。そのたぐい。
なので、どこの誰がそれを”いいね”と思って、 そのまやかしみたいな存在に目を向けてくれたのか、 詳細を僕が知ることはめったにないんだけれど。 きっと見知らぬ誰かの”いいね”だって、 醜い姉は喜んで受け取ったことでしょう。
姉はおんなです。年ごろのおんなです。 年ごろのおんならしく、化粧品を購入し、 そしてそれを、僕の顔に、指に施します。 姉の弱い肌に耐えられる代物ではないためです。 姉の醜い外見に映えるものでもないためです。
僕はとうにおとこにしか見えませんが、 顔や体の一部分だけを接写し、切り取れば別です。
(95) 2019/06/05(Wed) 03時半頃
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姉は、何かになりたかったのです。 それは、姉にはなれやしないものですが、 心の裡に秘めたる欲求を少しばかり満たすだけなら、 現世にはSNSという大変便利なものがあるのです。
次々と発売される新製品を、 姉はreviewという形で電子の海に綴ります。 褒めそやされたいのです。赤の他人に。
(96) 2019/06/05(Wed) 03時半頃
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……嫌ではないです。どうでもいい。 くだらない。どうでもいいことです。 皮一枚剥げば、誰も同じような肉の塊。
(97) 2019/06/05(Wed) 03時半頃
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馬鹿げたこの世が嫌いです。**
(98) 2019/06/05(Wed) 03時半頃
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[別にお前たちが何かしたわけではない。 ただ、どうしても許せなかったんだ]
(99) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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―― 回想 / 盗難 ――
[教師というものは、 本当に馬鹿な生き物だと思う。
学級内で頻発する盗難騒ぎに、 特に証拠もなく颯太を疑っているらしい。 颯太の普段の素行不良が原因だろうが、 “高みの見物”>>41は愉快なこと この上なかった]
……颯太が? まさか、そんな。
[信じられない、という表情を作って 教師相手には応対をしておく]
(100) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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颯太。 クラスの中の誰がお前を疑おうと、 俺はお前を信じているからな。
[不安を植え付けるように、 あるいはいかにも委員長といった態度で 颯太にそう放課後、声をかけたこともあっただろう]
(101) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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[面白いことになってきたな、と思った。
普段の素行だけで犯人を探すのならば、 あの教師たちは一生犯人には辿り着けまい。
そして一方で、面白くないこともあった]
拓海。全然お前、凹んでないのな。
[数学のノートを盗難されたというのに、>>77 あっけらかんとしている拓海の態度に 軽く苛立ちもした]
(102) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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数学のノート、貸してやる。 コピって返せ。
[そう気遣うような口調で言って、 俺は自分のノートを差し出す]
そんなぐしゃぐしゃになって返ってきても、 使えないだろ。 [俺は拓海の肩をぽんと叩きながら、 内心で「つまらない」を連呼していた]*
(103) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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―― 回想 / 役割分担 ――
では、多数決の結果 我が3年7組の文化祭出し物は お化け屋敷に決定しました。
……はい。皆さん拍手!
[黒板に書かれた正の字を見つめ、 俺はクラスを見回し、委員長としてそう宣言した]
宮古、集計ありがとう。
[書記の宮古に軽く笑みを向けると、 俺は教室の面々に視線を戻す]
(104) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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続いて当日の役割分担ですが……。
[そこで、意外な人物が手を上げた。>>88
普段はあまり前に出ない京輔が 余り物ではない担当をやりたいと立候補したことに 俺は軽い驚きを覚えた]
(105) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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うん、いいね京輔。 美術部のお前ならそういうの 安心して任せられる。
[すかさず後押しをするように発言し、 異論はないですねと教室を見回した。
最悪、女子生徒から メイクを男子生徒が担当することに反論が出ることも 考えられたが、俺のひと言が効いたらしい。 特に反対意見は出ず、京輔のメイク補佐担当が決まる]
(106) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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……確か。京輔お姉さんいたんだっけ。 メイク道具もそれなら心配なし、か。
[昔の記憶を手繰り寄せ、 そんなひと言を添えたりも、した]**
(107) 2019/06/05(Wed) 04時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 04時頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 04時頃
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[ 救いの手。 あるいは、救いの足──…… ]
(108) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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────ッ!
[ 一瞬、何が起こったかわからなかった。 左半身が打ち付けられたこと。去っていく背中。 耳に残る舌打ち。
呆然としていたのは、30秒も経っていない。 思考をようやく始めた脳が導き出したのは、 隣人に突き飛ばされた、という答えだ。 玄関を開ける前、隣からも音が聞こえたのに、 待たずにそのまま外に出たのが不味かった。 ]
早く引っ越せ、馬鹿野郎。
[ 見えなくなった背中に届かない言葉を投げつける。
実際のところ。 このアパートは家賃以外には魅力がない。 隣人も金がなく、引っ越す余裕などないのだろう。 ]
(109) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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[ 意味のわからない経で起こされるのと、 生活費を削り引っ越し費用を捻出するのは、 どちらがマシなのか。 なかなか引っ越さない隣人を思う。 残念なことに費用を捻出できないために、 条件が悪い隣室からまだ引っ越せないのだろう。
怜奈の両親は、とある宗教団体の信者だ。 ────人に善くしなさい 宗教が掲げているのはありふれた理念であるのに、 何がいいのかわからない。 怜奈はそう考えるけれど、彼らはそうは思わない。 本心で、宗教を讃えるような経を朝から唱える。 ]
(110) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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[ 二階建てアパートの廊下から見える地上は近い。 突き飛ばされ壁に凭れかかるような体勢から、 立ち直って伸びをした。 肩は痺れるように痛いが、そのうち回復するはず。
問題は、空模様だ。 絶え間なく降りつけてくる白に閉口した。 降り積もったせいで地上もほぼ白い。
上からの雪は傘で防御するとして、下からは。 草臥れたローファーを見下ろしたが、顔を上げる。 長靴といった部類は家にはない。このまま行くしかない。 家の中に戻りたくない怜奈は、仕方なく、 隣人の足跡を踏みしめないように通学路に降り立つ。 ]
(111) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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[ 修正液を辺りにひっくり返したような世界。 積もった雪は白く。 踏みしめられた跡は黒く。
修正液でも消せないものはあると思えば、 怜奈は大きくため息を吐いた。 ]**
(112) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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/* おはようございます!!! 5時起きです!!! 起きてログ見たら100超えていた私の気持ち、わかりますか? びっくりしたぞ!!!!
さてさて。 そーれっ。 70(0..100)x1
(-27) 2019/06/05(Wed) 06時頃
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/* ふうたくんに縁故ふりにいこ。 お互い幼き頃の知り合いほしがってるしなー。
えとえと、身長どしよかな。 158 1 8
(-28) 2019/06/05(Wed) 06時半頃
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/* 身長166だ! たかい! みんな乗っけ始めたら、メモにのせよ~
(-29) 2019/06/05(Wed) 06時半頃
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―回想:役割分担>>104―
[料理は作るよりも食べるのが好きだ。 餅は餅屋。 文化祭なんて祭り事も、 クラスをまとめる人達に任せればいい。
そう思ってこっそりスマホを 触っていたものだから、名前を呼ばれて 紫苑は弾かれたように顔を上げた。]
(113) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[その時お付き合いしていたのは 同じクラスの佐藤さんだった。
悪戯っぽく彼女は手を振っていて、 その向こうの黒板に見えたのは 自分の名前だった。
ギャルらしい丸文字で 「音響監督:柊紫苑」と書いてある。]
(114) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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……音響監督って、要る?
[真っ先に思ったのはそれだった。 けれど、要るんだろうなとも思った。 彼女にとっては。
さっき友達に言っていたもんね。 「お化け屋敷の悲鳴で腰を抜かした」 「あれくらい怖いお化け屋敷がいい」って。
幸い、紫苑は進学校では珍しい 受験戦争に無縁の人間だ。 CMでよく耳にする音楽系の専門学校に 入学を決めている。AO入試は偉大だ。]
(115) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[どうせ暇だし、 何より、彼女も手伝ってくれるようだし。 まぁ、いっか。と紫苑は頷いた。 そうして、彼女に聞こえるように 声を張り上げた。]
土曜さぁ、遊園地に行こうよ。 俺、お化け屋敷の雰囲気とか分かんない。
[デート?いいえ社会見学です、なんてね。
いいね、の形をした彼女の手に 穏やかな微笑を浮かべた頃には、 教室の話題は別の役割に移っていた。
紫苑も興味を無くしたように 頬杖をついて、教室の様子を眺める。]
(116) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[和気藹々とお化け屋敷の計画を進めている 我らが三年七組の中でも いじめらしき行為が散見されるらしい。
かく言う紫苑の机からも数学の教科書が 消えていたことがあったが、 他のクラスの女の子と 話す口実が出来たと思えば悪くなかった。]
(117) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[何にせよ、 人というのは、見かけによらないなぁ。 全く恐ろしい生き物だ、と。 教壇で話し合いを取り仕切っている 委員長様>>106にちらりと視線を向けた。
きっと、さぞかし心を 痛めていらっしゃるのだろうなぁ。 可哀想に。 憐れむような眼差しで、 紫苑は含み笑いを浮かべる。
特に深い意味はありませんとも。えぇ、別に。 空気が読めない男の、つまらない独り言。**]
(118) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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例えば その首を絞めてしまえたならば
(119) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 一番と二番の差は
他のどの順位より差がある ]
(120) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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おかしくて 変で 気持ち悪くて 器には到底収まり様もない どれだけ形を整えようとしても 埋もれきってくれなくて 足掻いて しがみ付いて 呼吸をしようとする
その息の根を 止めてしまえたならば
(121) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 中学ではいつも一番だった。 それ以外の数字は見たことなかった。
当たり前のように進学校に進んで 私は初めて棒が一本足された数字を見た。
二番。
だけどうちみたいな進学校で二番なら上出来。 ]
(122) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ マフラーを、もう少しきつく縛った。 油断したら、あちこちから入り込んでくるくらい、 この日の雪はひどかったものだから。
足元注意と、ニュースキャスターも言っていたか。 そんな忠告を無視するみたいに、 足元とは反対側をじぃっと見てやれば、 ずしりと重たそうな雲が、広がっていた。
前が見えにくいくらいに、 真っ白い冷たさを吐くだけ吐いておいて、 飲み込むことを知らない其れは、 日がな薄れることはなさそうだ。 ]
(123) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ いつもは 空がまだ、夜の色をしているときに目を覚まして。 朝日が昇っていくのを眺めながら登校して、 すっかり明るくなったころに学校に着く。
移り変わる空という、ほんの小さな楽しみは、 曇り模様一つでお預けだ。 ついでに、足場があまりにも悪いから、 朝のランニングも一緒に。
窮屈になった制服で、 ゆっくりと歩いて登校するのは、 ともすれば、久々のことかもしれない。 登校兼ランニングのお供たるジャージは、 背負い込んだエナメルの中に眠っている。 ]
(124) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 何も降ってない日は、走って登校して。 学校に着いてやっと、制服に着替える。 教室で着替えたら目立ちすぎるから、 トイレの個室でこっそりと、だ。
それが、宇井野 堅治の日課であった。
どの部活に所属するわけでもない。 キックボクシング部がないから帰宅部だけども。
日本人離れしすぎた顔立ちも、 恵まれ過ぎた大きな身体も、 ひどく、目を引いてしまうせいか。 運動部の助っ人経験ならば、それなりにあった。 ]
(125) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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だって 一番のあの人は天才なんだもん
天才には 敵わないもの
(126) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 私にできるのは 努力だけ 努力だけ
努力 だけ だったのに ……── ]
(127) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 助っ人を頼まれていれば、 そのために早足に登校したのだろうけども。 受験を目前に控えた今は、そんな誘いもなく。 故に、悪天候の中で無理をすることなく、 穏やかな登校が叶っているわけだ。 ]
さむ。警報……じゃあ、ねぇんだよなぁ。
[ サイズのあう手袋なんて無いせいで かじかんだ指先で、スマホを握った。 ネットニュースを見てみても、 やっぱり、警報の二文字はなくて。
そして、此処でスマホを出すのは迂闊だったと、 画面にとけていく液体を見て、思った。 保護シールの端っこがはがれてるな、とか。 そんなことを考えながら、親指が滴を拭い去る。 **]
(128) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 一年前、初めての恋人ができた。 キッカケは些細な出来事だったけど、 初めて知った勉強以外の世界に舞い上がった私は 二年最期の期末テストで順位を大きく落とした
許されない
恋愛ごとにうつつ抜かしたせいだ。 先生たちは絶対そう思ったし、 私だってそうだと思い込んでた。
恋人とは適当な理由で別れて私はまた 努力の人に戻った。 戻ったのに、数字はもう応えてくれない。 ]
(129) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 私にできるのは 努力だけ 努力だけ
努力 だけ だったのに ……──? ]
(130) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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/* あーーーいまきづいためっちゃ挟んでるあああ 入村タイミング仲良し ああああ既に好きに溢れててどないしよ 現代日本舞台で現代人やるのいつぶりですか??? わかんないです そんなほるむです 校舎村はじめまして よろしくおねがいします
44(0..100)x1
(-30) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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[ 今の私は 二番。 天才の次の 二番。
もう 努力はできない ]**
(131) 2019/06/05(Wed) 08時頃
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/* 寝落ちてた痛手。 既にみんなすごい……ついていけるように頑張る。 入村からサンドイッチ失礼しました。
てやっ56(0..100)x1
(-31) 2019/06/05(Wed) 08時半頃
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俺はどの大学でも行こうと思えばいけるんだろ~? そんな迷信じみたゲンカツギとかさあ。
[気にするな気にするな、むしろ落ちろ、と 俺は笑いながら雪の中で高本と戯れている。
ふわふわと鼻先や黒髪に雪が落ちて積もる。 でも、俺は今目の前の幼馴染を転落させるのに忙しい。
そのまま転ばせてやろうと思ったところで、 「道連れだ」の一言。>>81>>82 そして伸びてくる手。]
(132) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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はあっ、道連――――……っ?!
[お化け屋敷の手を思い出したのは一瞬、 そのまま、俺はひざをついて転ぶ。 いでぇ、と間抜けな声が出たが 嫌がる高本の顔を見れば、それは笑い声に上塗りされる。]
(133) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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/* わーい、皆さまお揃いですね。改めてご参加ありがとうございます。 いわゆる"イケてる"子が多そうで、やや場違いなのを連れてきてしまった……! と笑う朝。
宇井野くんと分かり合えなさそうで楽しみです。 あと、女の子たちめっちゃかわいいですね……ヨーコチップ動くとこ見れてうれしいヨーコチップのファンですを
(-32) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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はははっ、ざまあみろ ちょっ。やーめーろー、誰が許可した誰が。 俺、脇は、やだヘンタイ、 ひっ、ひゃははは、ひーー!
[けたけたと馬鹿らしく野良犬らしく笑って 逃げ惑えば、俺も雪に濡れていく。
灰色の空から降り積もる白に 誰もいない道路に、濡れた靴の色に。 俺たちだけが色を持っているように。
そういう景色を一瞥して、 高本のくすぐりをひとしきり堪能したら 俺はよろよろと立ち上がる。]
(134) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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汚された。委員長に汚された。ヨヨヨ。 これもう教室行ったら靴下とか乾かさなきゃダメだわ
[シャワーを借りてる時間があるかはさておき、 雪に濡れた足元などを見下ろし、ため息をついた。
一瞬、鞄の中の煙草が濡れてないか少し心配する。 うっかり入れたままだった、なんて 少し思い出したりもしながら、 再び俺は、高本の隣を歩きだす。]
(135) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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冗談はさておき、 春になったらとうとう悟チャンともお別れか。
[俺は感慨深くそういう。 小学生から知っているやつはそう少なくなく 高本以外にもいるけれど 隣を歩いているのが高本だから、俺はそういう。]
(136) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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ヒミツなのはいいけど 受かったらどこかくらいは教えろよな
[道化は得意だ。 何も気づかなかったように口を尖らせた。]
(137) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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[小学校からの付き合いだ。 どれだけ高本が賢いのかは知っている。 どれだけ高本の瞳の奥が雄弁かも。
それを見て思う。 ただただ、つまらなそうだと。
――こいつが世間的に優等生だっていうんだから、 やっぱり世間様は、俺が生き易いようにはできてないな、と思う。
ま、いいんですけどね。 それでも俺はこいつの友達のつもりだから。**]
(138) 2019/06/05(Wed) 09時頃
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[この人は自分と同類なのでは、などと くだらない夢を見ていた]
(139) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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―― 回想 / 告白 ――
[七月葉子という名を知ったのは、 高校の廊下に張り出された成績上位者一覧だった。 いつも俺のひとつ下に記されたその名を見て、 その女子生徒に興味を持った。>>126
馬鹿ばかりのこの学校で、 この人はもしかしたらそうではないのかもしれない などと、そんな他愛もない理由で 気付けば彼女を目で追っていた。
興味、だった。純粋に]
(140) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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俺たち、付き合わないか。
[だから、そう告白したのも好奇心。 彼女からの返事がどうであったかなど 俺にとっては些細な問題だ。
ただ、一時期成績を急落させた彼女>>129に 激しく落胆したことは間違いない]
(141) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[――ああ、お前も馬鹿だったんだ]
(142) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[七月葉子という女子生徒を見る目が、変わった。
俺は急激に彼女から興味を失い、 七月葉子はどうでもいい その他生徒のひとりに成り下がった。
だから、今このクラスで 俺と七月葉子が委員長と副委員長を 務めていることには何の感慨も、ない。
少なくとも俺にとっては。 そのはず、だったんだ]*
(143) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[その目が、気にくわなかった。 だから、数学の教科書を破り捨ててやった]
(144) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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―― 回想 / 役割分担 ――
はい。では音響監督は柊に決定で。 他に立候補はありませんね。
[お気楽な野郎だ、と思っていた。 彼女とのデートの約束>>116などに現を抜かしながら まったく話し合いに参加しようとしない柊に 俺は内心で舌打ちを繰り返していた。
――馬鹿は下半身ばかり盛っていて敵わないな。 そんなふうに柊を見下していることは億尾にも出さず 俺は朗らかな表情を顔に浮かべている]
(145) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[次々に恋人を取っ替え引っ替えしている柊を 俺は異世界の住人のように見つめていた。 数学の教科書の盗難に遭っても>>117 それを女子生徒との会話のきっかけにする したたかな柊を、やはり内心で好ましく思ってはいない。
――悩む脳味噌もない奴はつまらない。
そう結論付け、柊と自ら 積極的に関わりを持とうとはしない。
ほら、まただ。 あいつが俺に向ける瞳>>118は、 なぜか憐れむような、見下すような感情が混じる。
見下しているのは俺の方だ。 ああ、その瞳が本当に気に入らない]*
(146) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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―― 現在 / 通学路 ――
だーれーがーヘンタイだ。 このやろ。
[ケタケタと笑い転げる拓海の脇を、 執拗にくすぐってやる。>>134
餓鬼のように無邪気に笑って、 昔のように馬鹿騒ぎする。
そのうちに、俺はすっかり嫌なことを 忘れてしまって、目の前で野良犬みたいに転がる 幼馴染といっしょに童心に返るのだ]
(147) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[もしも俺が餓鬼のままだったなら きっとお前に嫉妬など抱かなかったのに]
(148) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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なに被害者ぶってるんだ。 仕掛けたのはお前の方からだろ。
[ひとしきり笑って、ため息を吐く拓海>>135に ひょいと肩をすくめて見せた。 そうして、再び通学路を歩き出す]
ひっどいな。俺もずぶ濡れだ。 風邪引いたらどうするんだよ……。
[馬鹿みたいに笑って、そして]
(149) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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そうだな、お別れだ。
[空気が、凍った。>>136 目の奥にすっと冷たい光が戻ってくる。 声音と表情は、朗らかなままに]
お前と同じ大学に行くことは、 絶対にないしな。
[それは、覆らない事実]
(150) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[教えるも何も、>>137 どこも受かりはしないのだから 拓海に教える機会など永遠に訪れない]
……なんだなんだ。寂しいのか。 俺の進路がそんなに気になるのか。
[おどけてそう返して、はぐらかす]
いいよな。お前は悩みなんてなさそうで。
[つい耐え切れずに、そんな皮肉を ひとつだけ落とした]
(151) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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[だって、馬鹿でお気楽なお前には 悩みのひとつだってなさそうじゃないか]**
(152) 2019/06/05(Wed) 11時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 11時頃
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──回想・告白──
「俺たち、付き合わないか」
[ 誰かと付き合うなんて発想がなかった私に 突然降ってきた言葉。
恋だの愛だのなんて勉強には不要だと信じていた なのに、それを発したのは一位の彼だった。
なんだ、私もそういう世界に入っていんだ。
ストンと何かが落ちた途端、 知らない世界が目の前に広がった ]
(153) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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[ 勉強しかしてこなかった私には 一般的な恋人が何をするものか分からなくて 今まで目に止めたこともない雑誌を買ってみたり ネットで調べてみたり。
勉強の得意な彼に呆れられないように 普段通り勉強もしていたつもりだったけど、 実際はそうじゃなかったのだろう。
一緒に帰ろう。とか、 休日に図書館で勉強してカフェでお茶しよう。 とか。
できたのはそんな細やかな提案ばかりだったし 彼が頷いてくれたかは分からないけれど、 私の頭の中は彼でいっぱいになっていた ]
(154) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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[ 恋 ってすごい。
新しい世界は 私を惹きつけて離さない ]
(155) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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[ だけど今思えば 好き だなんて
言ったことあったかな 言われたことあったかな ]
(156) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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[ 成績を落として彼が私を見る目が変わったこと それくらい私にも気付けた。
そしてもうひとつ、 恋に恋してた私は夢から醒める。
恋愛なんて私には無理だったんだ。 努力して裏切らないのは、勉強だけ。勉強だけ。
今なお副委員長として彼の隣に立つのは 当然、内申点のためでしかない ]**
(157) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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/* 現状だとまた初回襲撃待ったなしである ウケる あと例によって闇ってる要素が少ないな となりつつある とりあえず過去のタイムテーブルどうしようかなー 中学の時に最初の秘密を知って 雲行きがあやしくなってきたのは高2の後半以降にしようかって感じなんだが
(-33) 2019/06/05(Wed) 13時頃
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/* 発言に矛盾があったことに気がついて、顔を覆う。 足跡消えてるわ!!!!!たぶんな!!!!
(-34) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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[□■から目を背けられない。]
(158) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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[けらけらと高本が笑っているので、 俺も雪に喜ぶ子犬のように笑っていた。 そう、俺たちはまだ18歳。 煙草も酒も合法じゃないガキです。
けれども、たまに高本の目は 俺に語りかけてくることがある。 「いいなあ」って。>>148
何がいいのか、さっぱりわからないし あいつが何を羨んでるのかわからないから 俺は青空みたいな笑い声をあげるだけだ。
陽に焼けるアスファルトやマンホールの蓋の上を駆け抜けて 街路樹がピアノを弾く指のように揺れていて それによじ登っては蝉に小便をかけられた。
ジャングルジムがとびきりのお城のように見えていた あの頃と、おんなじように笑っていた。]
(159) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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悟も俺と同じバカになれば? そしたら引かねえよ。風邪。
[いたのだけれども、 ふと、口に出した話題によって 俺たちの世界は子供の国から、 真冬の通学路に戻ってきてしまう。
ああ、しくじったかなと俺は思うけれど それを顔に出さないまま、微笑んでいた。
ルーチンワークみたいな笑顔は 数コンマの時間を置いて、 まだ、嫌いじゃない、と思える。]
(160) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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行かないだろうけどさ。 同じ大学なんて。
なんだよ、寂しがっちゃいけないのか? 寂しいと思うよ。お前だけじゃなくて、ほかのやつも。 やっぱり、長く付き合ってきたじゃん。 みーずーくーせーぇー
[寂しくないよ、とは言わない。 俺はおどけたまま、文句を垂れ流し、 投げ放たれた皮肉に目を丸くした。
異常気象といい、高本の様子といい、 今日の神様は俺に「いつもどおり」を 守らせてくれないらしい。]
(161) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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は?
[と、俺は阿呆面で一瞬そう言って、 それから、おいおい、と肩をすくめた。]
(162) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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なんだよ。悩んでんの? 俺に話してみなさいよ。スッキリするかもしれないわよ。 彼女がいないとかそういう話ならぶん殴るけど
[高本が一時期副委員長と良い仲だったのは知っている。 それ以降の事は、 なんだか関係が冷えた事くらいしか知らないが。
俺は冗談めかして、どうしたどうした、と 高本の周りを歩き回り 瞳を覗き込んでみたりする。]
(163) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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[馬鹿でいてほしいのはお前の方だろ、っていつも思ってる。 思ってるけど、大体言わない。**]
(164) 2019/06/05(Wed) 13時半頃
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──回想:役割分担>>104──
[ 拍手を求められたので、従いました。
多数決でよって平等な決定が下されたときだ。 特別やりたいこともなかった僕自身が、 どの選択肢に票を投じたかは記憶にないけれど。
このクラスのいいところは、 こうして話がつつがなく進むところにある。 ……それだけ。というわけじゃないけれど、 進行役の手腕ですね。という気持ちで前を向く。]
(165) 2019/06/05(Wed) 14時頃
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[ 自分に向けられた視線>>105が、 やや驚きの色を含んでいたことに僕は面食らい、 けれど、数秒後にはそれに納得した。
確かに、意外といえば意外だろう。 僕が特別何かをやりたがることなど滅多となく、 余りもので何が回ってきたって構わないから、 最後の空欄を埋めるのが常だったのだし。
「なぜ」と問われるかと思い、 僕は黙って笑顔を浮かべて高本悟を見た。
にこやかにしているのは良いことだ。 不機嫌にしているとそれだけで、 一体どうしてだとか問いただされるけれど、 人は笑顔に勝手に理由を見出してくれるから。 自分の行動すべての理由を説明するのは、 僕にはどうにも難しいことなのだ。]
(166) 2019/06/05(Wed) 14時頃
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[ ──とはいえ、聡明な委員長が、 僕を不要な質問に晒すなんてことはなく、
かけられた肯定的な言葉>>106にも、 僕は相変わらず微笑んでいた。静かに。
確認をするように続けられた声>>107にも、 小さく頷いて、肯定を返す。]
……うん。姉の、使ってない道具が。
[ もっとも、家族構成としての姉だけじゃなく、 5つ年上の僕の姉を知っている人なら、 その言葉に覚えるのは安心じゃなかったろうけど。
姉は小学校から高校までずっと、 ゾンビと指をさされる嫌われ者だったし。]
(167) 2019/06/05(Wed) 14時頃
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[ 近所の人なら、今の姉の状況──、 就業しておらず、何かを学ぶでもなく、 つまり、現代日本に70万人ほどいるらしい、 NEETのひとりであるということだけれど、 それを知る機会だってあっただろうから。
そのことも、笑みでごまかせればいい。 と思い、僕はやはり自分の席で微笑んでいた。 それにしても、今のはフォローなのだろう。 高本悟の気遣いは手厚い。誰にも平等に。]
(168) 2019/06/05(Wed) 14時頃
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[ 優秀な誰かが、やや劣る誰かを、 異世界の住民のように見ていた>>146とき、
僕もまた、自分とまるで違う生き物じみた人を、 別世界を覗き見るような目で見ていたのだろうけど、
彼との違いは、僕が思うに、おそらく、 異物は自分のほうであるという自覚のみにある。**]
(169) 2019/06/05(Wed) 14時頃
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/* ふんふん。 携帯とぱそこん、一行で表示される文字数一緒になったのか! 設定のせいかも知らんけど、らっきぃ。 やったぜ。
(-35) 2019/06/05(Wed) 18時頃
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/* ふーたくんにふっかけようとおもうけど、どうしよ…… ごはん。あのね、パンあげてもいいんだけど、でもでもでも。えーん。 せっかくわっか作ってひっかかるの待ってるのに、ふたつとも同じPCが引っかかるのは悲しいよね?!? ぱんは、ぱんはね、ほしいっていわれたらあげよ。 廃棄のぱん。えへ。
(-36) 2019/06/05(Wed) 18時頃
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―― 現在/通学路 ――
うわーとってもべんりー。
[雪をも防ぐレインコートについて、>>84 べんりー、と思わず棒読み口調で意見を述べてしまったが致し方ない。 こうやって有用性について語られるのを聞くのは初めてじゃあないからだ。 ただ、時がいくら経とうと、イロハはあっけなく有用性より格好良さの方を取る手合いだ。 ゆえに追撃するようにくすり、と笑ってから肩をすくめた。
雪は傘を伝って雫となって降り落ち、イロハの肩掛け鞄にもやや、かかっている。 こんな風にビニールかぶったお化けみたいな格好になっちゃわないレインコートがあるなら、 あたしだって……、とはふと思うが、ないものねだりしていてもしかたないわけで]
(170) 2019/06/05(Wed) 18時頃
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[ ビニール傘の下、白い息。 視界はどう捉えようと良好とは言えない。 こんな大雪、生きてて初めてだ。 積もった雪を踏みしめながら、通学路を往く。
スカートの丈は膝丈。重たげなコート。 靴下とスカートの間や、ワイシャツの隙間から、 容赦なく寒さは滑り込んでくる。 早く暖をとろう、と足取りを早くしようとしても、 歩きなれない雪道では思ったよりもなかなか進まない。
心の中で舌打ちを打つ。 寒いし、だるいし、何もいいことない。 ]
(171) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ 心を込めて、読経しないから。 ]
(172) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ 空耳のように聞こえてきた言葉を振り払うよう、 ローファーの先を見詰めながら往き慣れた道を進む。 十字路で信号待ちをしていれば、クラスメイトの姿。 青信号でこちらへと渡ってくるその人>>45に、 軽く手を挙げて挨拶を。 ]
おはよ。 雪、積もってる。
[ 傘もささず、防寒といえばマフラーだけ。 家からそのままで来たの?という表情は隠さない。 逡巡した後に、ビニール傘を掲げて見せた。 コンビニで買った傘はそれなりに大きい。 ]*
(173) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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──文化祭の準備──
[ 文化祭といえば、そこに力を注ぐ者 面倒くさいと関わることを避ける者 流されるままに関わる者
程度はあれど分かりやすくタイプが分かれる行事。
「お化け屋敷がいいと思うんだよね」
クラスの1人が声をあげた時>>11 私は悪くないなと思った ]
(174) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ 楽そうに見える展示は面倒くさがる人が増えるし 調べたり纏めたりが意外と面倒。
演劇は本気でやらないとスベるだけだし 誰もやりたがらない役に クジで決まりでもすれば大変だ。
飲食系は物によるけど衛星管理が大変。 万が一食中毒でも起こせば大問題だ。 ]
(175) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ その点お化け屋敷はいい。 特別面倒な役回りもなければ 雑に作ったってなんとでもなるし、 集客も悪くない。
………だいぶ主観が含まれているだろうけど、 少なくとも私はそう感じたのだ。 ]
いいんじゃない?お化け屋敷。
[ 世間話に勝手に答えると出し物決定の会では
「お化け屋敷という意見も出ていました。 私は賛成ですが、どうですか?」
なんて話を持っていっただろう ]
(176) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ 思惑どおり出し物はお化け屋敷に決まって 役を決める段になり、隣に立っていた委員長が 驚いたように私もまた、驚いた。
小学校から一緒の京輔君。 これまで自分から特別何かをやりたいというところ 見たことがなかったから。 ]
お姉さんの────?
[ 彼から姉という言葉が出てきて 私は思わず独り言のように呟いた。
彼にお姉さんがいることは知っているけれど お姉さんが今何をしているかは知らなかった。 ただ、 ]
(177) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ 最近美術室の前を通りかかった時 一心不乱に赤黒い塊を作っていた彼の姿が
ふと、過ぎった ] **
(178) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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そうそう、って、……気付いてなかったんかい……。
[言われてみれば、と言ったってことはそういうことなんだろう。>>85 改めて辺りを見回して雪のせいでまわりが見えにくいからかなぁ、と思えば、 それ以上のツッコミはしなかったけれど。
やがて。 首傾げの後に為された提案に、まばたきひとつ。>>86 誰かに聞く。なるほど。 とりあえずこのちょっとした不思議を分かち合いたかったイロハにはなかった視点だ。 一方で蛭野はこのちょっと不思議の中をただ進んでいく。一歩ずつ。 イロハもちょっとだけ後ろをついていく形でやっぱり進む]
(179) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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今から引き返すなんてそっちの方がよっぽどめんどくさいし。
[気乗りしないという言葉をそれとなく否定して、]
それに、うん。蛭野くんの言う通り、もう学校行っちゃった方が早いし。 あぁ、でも、……ちょっとだけ寄り道はしちゃおっかな。
[角に差し掛かったところにある自販機を指差した。 降りしきる雪景色の只中から見る四角い機械は、 さながら迷える旅人を出迎える何かの標みたいですらある。 迷う要素なんてないのにそう思った。 うん、あったかい飲み物も出るし。やっぱりそれっぽい]
(180) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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―― 回想:文化祭の話し合いにて ―― メイク? キョースケが?
[話し合いの場に居合わせた俺は、 蛭野の挙手に少しだけ驚いて 非難するでもなく、そう言った。
てっきり内装の方に来るかと思っていたからだ。 裏切られた! なんて思ってないけど少し意外。 理由を聞いて、成程と納得した。>>91
進行する高本委員長に 俺ははーいと手を挙げる。]
(181) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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/* いろはちゃんごめんなさい、 挟まると思ったけど時間の都合で挟まりました><
(-37) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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……さっさと学校行きたいなら先行ってていいし、 でもなんせさっむいからねえ。
――――…… なんなら奢ろっか?
[自販機に近付きつつ「最近どう?」なんて世間話を振るつもりが、 喉から出かけてたはずのその言葉は別のものにすり替わっていた。 こんな気分になったのもきっと、雪のせい? ……そういうことにしておきましょうか*]
(182) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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内装監督やりたいでーす。 図面引くの楽しそう。
[軽いノリで言って、 確かそのまんま就任したんだけれども メンバーが決まりつつある中で思ったのが
困ったな、内装、ちょっと男手が足りない。
って事だった。]
(183) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ゆるやかな黒髪がチャーミングな相原愛子さんは 「私も手伝うよ」的な事を言ってくれたけれど お化け屋敷といえば、やっぱり教室全体を使うわけで その内装となると力を使う部分も出てくる。 木材を女の子に持たせるわけにはいかない。
俺はうろうろと視線をさまよわせ そしてこのクラスで一番目を引くやつをじっと見た。]
ういのー、ういのー! 内装手伝って!
[俺は善は急げと宇井野に声をかけた。 答えはどうだったっけな。]
(184) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[音響監督の名前に柊の苗字が書き込まれていくのを見ながら 俺はどういうお化け屋敷がいいかなって考えていた。
オーソドックスに和風の屋敷、 素材を生かすなら廃校の教室。
コンセプトというか、 小さなシナリオを決めて進行するのも面白そうだと思った。 たとえば廃校イメージであれば 入り口で行方不明になったクラスメイトからの手紙を渡されたり、して。
――――監獄。 XXの見本市。
ふっと頭の中を踊った文字に、 ニッチすぎんだろ、と一人で突っ込みをいれた。 こういう企画ものは、 芸術と違って、一般ウケするのが大事だ。]
(185) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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中身さ。 廃病院とか、コンセプトとしていいと思うんだけど。 どう?
[いろんな患者が収容された廃病院を思い浮かべて 俺は話し合いのうちの どこかのタイミングでそれを投げかける。 異論があれば、もちろんそちらの方を優先で。
話し合いながら、どこに何を配置するべきか、 英語を解く時には まったく働かない頭がくるくる回っていた。*]
(186) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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/* すごい、なんかめっちゃいきをするように縁故生まれてて役割分担の話進んでてしれっとこっちに話がきている
これが、これが校舎村ッ……!
(-38) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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──現在:通学路──
とても便利でいいものですよ。
[ わざとらしい棒読み>>170にも、 にっこりと頷くのが僕の反撃ともいえる。
体調を崩すリスクより、 濡れた布が肌に触れる不快感より、 見栄えの悪さを嫌う感性というのが、 僕にはつくづく不思議であるけれど、
一緒に歩く彼女にとっては、 僕の別の部分が不思議だったらしい。>>179]
(187) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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……普段からひとりで登校してるし、 毎日同じ道を歩いてると、無心になるから。
[ ぼんやりしすぎと言われればそれまでだけれど、 3年目も終盤ともなれば、足は無意識にも動く。
遅ればせながら人気のなさにやや驚き、 それも、雪だからかな。と内心で片付ける。
付き合いが短いというわけでもないのに、 会話を重ねるごとにお互い様の不思議が積み重なる。 たぶん、性質が違うというやつなんだろう。
僕と違って、彼女は溌剌と話すし、 空いた時間を埋めるアイディアだって豊富だ。]
(188) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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[ そう、例えば。 大雪の中自動販売機に手を伸ばすとか。>>180]
……そのうち、あれも。 埋もれて見えなくなりそうな、
[ ふと、自動販売機の墓標。などと思い付き、 無人の凍えた街の片隅に取り残される、 180cmぽっちの機械を想像する。SFじみている。]
(189) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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寄り道にしては、屋根も壁もなくてわびしいけど。 ……ココアにしようかな。灰谷さんは?
[ 奢ろうか。という提案>>182に微笑んで、 僕は彼女よりも広い歩幅でたどり着いた自販機に、 千円札を一枚滑り込ませた。ボタンを押す。
がこんとあたたかい缶をひとつ吐き出しても、 充分な金額を食った自販機のボタンは灯ったままで、 あとは選ぶだけですよ。と、彼女を見下ろした。*]
(190) 2019/06/05(Wed) 18時半頃
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―― 盗難事件の事 ――
[凹んでないのな、という呼びかけに 轟木とのやりとりがどうなったにせよ 俺はただ目を丸くしたに違いないのだ。>>102]
なんで?
[俺は馬鹿みたいにその言葉を投げかけた。 それから、ああ、と合点した。]
(191) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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盗まれたの、数学のノートだし。 暗記が好きな奴が 歴史のノート盗まれたらショックかもな。 ほら、ノート作るのにかけた時間的に。
[高本がノートを貸してくれるというから さすが幼馴染、と俺は感動し、]
ありがとう、わが友よ! キスはやれないけどハグくらいならやれるぞ
[と、大仰に喜んでいた。 ぐしゃぐしゃになっても、には、まあなあ、と笑う。]
(192) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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ぐしゃぐしゃじゃなかった頃を覚えてるから、 いいんだよ。 書く分には新しいのおろせばいいし
[目が覚えてる、とじゃれるように言って、 けれどありがたく数学のノートは受け取っておく。 多分ぺらぺらめくった三日後くらいに返すだろう。]
つまんねーことするよな、犯人。
[俺は当然、お前もそう思うだろ? って目で、高本を見てた。*]
(193) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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―― 回想:文化祭の役割分担をしましょう ――
[高校最後の文化祭における我がクラスの出し物はお化け屋敷、だそうだ。 面白そうだとイロハは思った。 拍手のために打ち鳴らしていた手の片方をあげてやりたい役に立候補したのは、]
じゃああたし衣装係やりまーす。
[要は衣装係である。 母が業界ではそれなりに有名らしいファッションデザイナーということもあって、 イロハは毎年衣装絡みの役をやりたがっていた。 デザインを考え、必要な材料を集め、 時に制作に手を出しはする、が、いかんせん器用さが足りない]
ねぇアイちゃん! ならさ、衣装作るの手伝ってよ!
[内装に立候補した養は男手を御所望している。>>184 ならば、と、相原の肩をとんとんと叩いて頼み込めば、 彼女は緩やかな黒髪を揺らして頷いてくれた。 手先が器用な有望な人手ゲット、である]
(194) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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そんで、さっきメイクの話してたけど。 なんか適当に顔を青白くするとかならそれもあたし、できると思う。……うん。 ……で、それを蛭野くんに手伝ってもらっちゃう感じで……。
[イロハは頭の中で人間を飾り付ける方法を考えた。 顔にファンデーションを塗りたくってマスカラで目の下にクマでもつければ、 生気のないお化けの顔っぽくなるだろう、と。 できなくはないだろう。しかし器用さの足りないイロハひとりじゃ大変そうだ。 だから他に人手があるのは正直ありがたい]
(195) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[高本が蛭野の姉の話を出して、 蛭野がそれに微笑んで返す。>>107>>167 そのやりとりに一抹の不安を浮かべはしたが、 イロハもただ笑っていた。何も言わずに]
(196) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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高本くんってば、男の人が化粧道具持たないってのはちょっと考え古いかもよ、 メイクアップアーティストにもれっきとした男の人だっているし。
[とはいえ進学校の1クラスの中じゃそういう人はレアか、とは、 言ってから気付いた。 ……なんとなく蛭野の姉の話から話題を逸らしたかったなんてことは、 言わない。もちろん]
……まぁ何はともあれよろしくね、蛭野くん。 …………こういうの珍しいねぇ、なんか。
[立候補のこともそうだが。 明らかに”できる”分野が違うと思っていた蛭野と同じ役割をこなすことになるとは。 ともあれ役割は決まっていきつつある。音響監督もいるとは、 本格的っぽいことになりそうだ、とつらつら考えていた*]
(197) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[――別にご近所付き合いは希薄じゃない、と思う。 母が忙しい分、イロハがご近所付き合いの役目をちょっとだけ進んで担ってもいたし。 それでも、蛭野の家のもうひとりの子ども――蛭野京輔にとっての姉の姿を最後に見たのは、 もうずいぶん前だったように思う。 そう、回覧板を届けに来た時に、たまたま。 窓越しであっても顔は良く見えていた。 一目見て、思った。似合う服がなさそうな顔をしている、と]
(198) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[彼女が普通の服を着てお化け屋敷に行く姿を想像するのは難しかった。 思ったのはそれだけだ。別段感慨も抱かない。
綺麗に生まれなかったひとが身近にいる―― それは、この世界にあるありふれた不条理のひとつだ。 それも己には降りかかっていない不条理]
(199) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[――でも、今はね。
あたしにもそんな不条理が降りかかっていれば今頃、 あのひとはあたしをあんな目で見ることはなかったかもしれない、って、 だいぶ極端なことを考えてしまってならない**]
(200) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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―― 古い記憶 ――
[腐れ縁、って奴だったと思う。]
(201) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[そいつがその頃から 美術が好きだったかは置いとくにして
小学校の廊下に貼り出された子供達の絵の中に、 とびきり、目を引く作品があって どんな奴が描いたんだろう、と思って顔を見に行った。
それは普通の男の子 だったけれど 外を走り回る女の子よりは色が白く見えて 俺はそいつの姿を一発で覚えた。
ヒルノキョウスケ。
通学路でたまに見る、 肌が荒れていて「怖い」上級生の――
口さがない子供達が「ゾンビ」と噂する女の子の その弟だと知ったのは それからずっと後のことだけれど]
(202) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[俺はよく興味で、そいつを遊びに誘った。 他愛もない子供の遊びもあれば、 子供感覚でちょっと遠くまで行く遊びまで
それにあいつがどう応えてたかは、 やっぱりさておき、 見かければ俺が声をかけるような関係は 高校になるまで続いてた。]
(203) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[同じ部活に入った同性だもの、そりゃあ、 蛭野の絵を見て、触発されることも何度かあったさ。 だから、――だからだろうな。
蛭野が、メイク。って言い出したときに 俺はびっくりして、 絵じゃねえの、と言いかけて、 SNSで見たいつかの指先を思い出して、]
[……やめた。]
(204) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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――文化祭準備中――
キョースケ、それ、チョー怖い。 才能あるなお前
[ある時 俺はお化け屋敷の中で使う小道具を作りながら 蛭野の手元でつくられる赤い肉塊じみたものを見つめ そう声をかけたことがある。]
(205) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[綺麗な指先がつくる醜い何か。 シェイクスピアならいい言い回しを思いつくだろう。 俺は、SNSでよく流れてくる 化粧の動画を思い出している。
平々凡々な人間が生まれかわるように 化粧で化けるあれだ。]
納得できそ? 出来。
[なんだかハイトクテキだな、と思いながら こねまわされるそれを見守っていた。>>90]**
(206) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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“ なんでも出来る奴 ”
と いうのが おそらく 宇井野 堅治 という男の評価だ
(207) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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一番はとったことがなくて 二番になったのは いつも そこにある名前が 違う所にとんでいった一度きりだけども>>129
貼り出されるテストの順位を見れば 宇井野 堅治の名前の頭に くっついてる数字は一つだけで
力仕事だって得意で 格闘技で 何度も賞を取るくらいには 見目相応以上に運動だって出来た
特別器用というわけでもないが ものを作るのだって それなりに得意だった
(208) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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それが 宇井野 堅治の求めた器だった
(209) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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なんでも出来たならば きっと とっても頼りがいがあって 頼りがいに 男らしさを見出していたから
頼れる男というものは
人よりも 睡眠を欲さない身体を良いことに 娯楽の時間も殆どとらずに
“ なんでもできる ” 自分の為に 全部の時間を割いて────出来上がる
例えば 痴漢に遭っている女子がいれば 無言で助けて 女子に見つかる前に去るような そんな性格だけは 素でしかないけども
(210) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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身体も大きくして 力も強くして 強さを称えられて
出来る限りの男らしさで 宇井野 堅治の名を飾った
だって それだけやって はじめて 他の と 並べるから
(211) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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飾って 塗り固めて 繕って いらないものに土をかぶせて
そうして 作った舞台の上で 劣等感を背負って 生きている
(212) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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/* 未だかつてなく、陰キャとかコミュ障をやろうとして、実際そういう認識をされているキャラにできているのでは……? と思って笑ってる。 蛭野、クラスで浮いてる……よね……?? ホラー担当目指してがんばります。
(-39) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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──── 役割分担 ────
[ なんでも出来るから、名乗りを上げなかった。 求められるままに手を打って>>104 “ 人望の篤い ” 委員長の仕切る、 文化祭の話し合いというものは、 上がり得る反論すらも起こらないくらいに>>106 つつがなく、進んでいた。
身体があんまりにも大きいものだから、 席はいつも一番後ろの端っこ固定だ。 そこからは、教室全体が良く見える。
挙がる手も>>88 >>194 書記がそれを記していく様も。
また高く伸びた手を見て>>181 お、と。思った。 ]
(213) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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[ 内装を作っていくのは、 どこか、日曜大工に似ているのではないか。 別段、趣味というわけでもないが、 木材を持つのも慣れていたから。
内装を考えるようなセンスにまでは 流石に、恵まれちゃあいなかったが。 其処に図面があるならば>>183 それを見て、作ることは得意の内だから。
じゃあ、って。手を挙げようかと考えて、 丁度良く、声がかかった。>>184 ]
(214) 2019/06/05(Wed) 19時頃
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おう。 そういう作るのは楽しいからな。 丁度良かった。
[ そう、からりと笑った。 黒板に書かれた、内装製作の文字。 内装監督の指示を受けて作る 製作リーダー的な位置。 宇井野 堅治の名前は、其処に置かれた。
それから、また黒板に増える名前を見ながら、 お化け屋敷作りに必要な道具を考えて。 ]
(215) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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|
病院か。定番だが、良いじゃないか。 俺は賛成だぞ。 限られた空間でも、作りやすい。
[ どこかのタイミングで投げられた案には>>186 SNSでなら いいね を、していたところだろう。 異論があったとしても、恐らくは、その前後で。 通りの良い 賛成の声を、響かせた。 *]
(216) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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──現在:朝──
[ 修正液で白く塗り潰したような世界だった。 凍り付くような空気が頬を叩く感覚に眉を顰め ポケットの中で指先を遊ばせていた。
十字路の信号待ちを律儀に守るだなんて 素行不良の癖に何やってんだかって感じだ。 こんなにひと気の少ない道路なんてもんは、 赤信号でも向こう側へ渡れるだろうに。 そもそも、大雪の日に学校へ行くほど 自分は真面目だっただろうか? ]
(217) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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本当に渡りたいのは、どちら側だ?
(218) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 向こう側では片手を上げて、 突っ立っているらしい人間が見える。>>173 目付きの悪さは単なる視力の悪さも相俟って。 さらに眸が薄く横に引き上げられてゆく。
だんだんと近づいていくことで、 その女の姿を改めて認識をする。 ]
チッ、朝っぱらからお前の顔拝むとはな
[ 無宗教であり無関心な男にとって 掲げられた大きなビニール傘を見ては ふい、と顔を背けていた。 ]
(219) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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……ひとりで入っとけ お前の内申下がってもしんねぇぞ
[ ポケットの中で指先を再び遊ばせる。 十字路の信号はピカピカと明滅しては、 新たな進路を示しはじめるのを待った。
ざくり、と大きく雪を踏み出した時には まだ信号の色が変わる前だった。 ]
(220) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 何に祈ったって変わらない。 消せないものは永遠に其の儘だ。 ]*
(221) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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/* ふと、連鎖に連鎖が重なって、 高本、養、灰谷、七月、蛭野って全員小学校同じやない? と思って、ちょっと笑ってます。すごく拾ってくれる人が多くてうれしい。
そして、せっかくだから颯太くんの幼き日の知り合いに立候補しようとしてたので、さらに広げてダイジョブか? て笑ってます。
(-40) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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/* ちょうどもどったー! ごはんたべながら、なにおまえ人うごかしてるんだ?ってきもちになってたけど、まあいっかというきもちになりました。 ふうたくん、ごめんね。 口汚く罵り合おう!(?)
(-41) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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「 にゃ 」
(222) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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──── 通学路 ────
[ 足元に寄ってきたそいつは、 生物があたたかいことを知っているのだろうか。 宇井野はとても筋肉質だったから、 人よりも体温が高い分、暖を取られやすい。
角を曲がってきたところらしい。 大きな身体を まぁるく 低くして 見上げるちいちゃな猫を、見下ろした。
可愛い小動物に、スマホを向けることはしない。 見せるような相手なんぞはいないし、 そういうことは 女子が好むものだ。
別段、男子がそうしてたって、 宇井野は何も言わないし、 寧ろ撮影の腕を褒めるような具合だったが。 ]
(223) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 「 にゃ 」。 と、また鳴いた。 野良だったら拙いから、 撫でることは、しなかったが。
気ままに生きる小動物は、 どこにでもいるし、いつでもみかける。
どこにでもいるような、 そいつらの眸は、なんとなく。 苦手な部類ではあった。 誰にも言ったことはないし、愛らしいとは思うけども。 ]
(224) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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見ている眼差しがいとおしかった 今となっては おそろしい
どうか 見てしまったそれらを 全部全部 気紛れに相応しく 忘れてしまっていてほしかった
(225) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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波打つ髪を伸ばした ハーフらしい顔立ちの 可愛らしいと評された子供の姿も
親の目を盗んで 花を摘んだ白い手も
プールの時間に 耐え切れなくなったみたいに タオルをかぶって 顔を真っ赤にして 膝を抱えた 一度きりの泣いた記憶も
(226) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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全部 全部 誰も彼も 忘れていてくれれば 良かった
(227) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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[ 気紛れの猫は 少し擦りよって、 とととっと何処かに去っていく。 行く先に、ちっちゃい足跡は残っていたから、 それを辿るように、角を曲がった。
大雪のせいだろう。 いつもよりもずっと 人の少ない道に、 見慣れた制服姿を一つ、見つけた。>>55 ]
おはよ、宮古。
[ スマホを仕舞いこんだ手を、ひらりと。 傘は持ってきていないから、 もう片方はポッケに突っ込んで。 ]
(228) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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寒ィな。 こんな時でも学校とか、勘弁。
[ なんて からから笑う。 軽口の類だ。宇井野は冗談をわりかし好む。
風上に立てば、大きな身体は良い雪除けだ。 そんなつもりはなくとも そうする癖が、ついている。
宇井野は 特に嫌がられなければ、 男子でも女子でも関係なく、 通学路を共にするような男でも、あった。 *]
(229) 2019/06/05(Wed) 19時半頃
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/* まだ全部把握しきれてないけど、蛭野くんに縁故集中してるっぽいことはよくわかった。
(出遅れましたの札)
(-42) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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──回想:盗難──
[ 最悪だ。 反吐が出そうだ。 この顔が本当に × × × だ。
この時の俺といったら、 小学生が大嫌いな人参を母親に 無理やり食べさせられるみたいな、 形容し難い感情の渦にある顔をしていた。 ]
ドーモ。
[ 委員長然とした顔に吐き捨てた。>>101 夕焼けの作る翳りの中の其奴の顔は まさに〝高みの見物〟と笑う奴らと同じだ。 俺の尤も嫌うものだった。 ]
(230) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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イインチョーサマも教師たちと同じだな 根拠もなく他人を信じられんだろ?
[ 1番に君臨し続けていることに対しては 努力もあるだろうとやっかんだりする気はない。 する気はない筈なのに、この男は妙に鼻につく。
俺に声をかけるのは、 委員長としての素ぶりを見せるのは、 まるで儀式のようだと、思った。 ]*
(231) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 信号を渡ってきた矢鱈目付きの悪い男に、 眉をぐ、としかめてみせた。>>219 挨拶もなしに、舌打ちときた。 つくづくコミュニケーションのできないやつだ。 それができないせいで他者から勘違いを招く。 ]
挨拶くらい返したら?
[ さらりと言葉を紡ぐ。 顔を背けられれば、いらぬお節介かと、 再びビニール傘を持ちやすい位置へ。 視線を颯太から通学路へと戻す。 ]
(232) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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なに? 不良に傘を貸すと内申下がるって? 御生憎様。 そんなわけあってたまるか。
[ その上、内申点に頼らずとも、 希望大学に合格できる程度の学力はある。 模試の結果が合格の可能性は80%以上だと告げていた。
ざくり、と隣で音がする。 まだ赤なのに、と顔を顰めるもすぐ信号は青に変わる。 ]
(233) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 仲良く登校なんて、言葉は似合わない。 けれども、わざわざ急いで離れる理由もない。
だから。 怜奈は怜奈の速度で、通学路を往く。]*
(234) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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/* もし他に話したい人いたらそっちにいってね!の心配性がでた。 れな、だれとも仲良くできなさそうなんだけど大丈夫????
(-43) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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別段 正義漢というわけでもない
全部全部 自分で描いた偶像だ
(235) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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──── 盗難 ────
[ クラスで相次ぐ盗難事件>>6 それを知った時の感想といえば、
“ 予備のノート作っててよかった ”
だった。
持ち歩く物も、 行く場所も多いものだから、 どこでうっかりをしても良いように、 念には念を入れていたものだから。 ]
(236) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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[ 委員長や副委員長には及ばないが、 教師曰くの 優等生 に、向く矛先はなく。
ノートや教科書を取られたとしても、 平然とした顔を見せるような男は。 ]
ま、ノート写したりってのも、案外復習になるしな。
[ なんて、ポジティブを吐き出して。 気を付けようぜ、くらいで、終わらせた。
真っ先に疑われる奴にも>>41 其処に問を投げる奴にも>>78 教師に質問攻めされる委員長にも>>6
朗らかな笑みというものは、平等だ。 ]
(237) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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これくらいで 傷ついていられない 小さなことだと笑って流して
それぐらいが “ ちょうどいい ”
(238) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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でも、教科書は厄介だな。 写し作っておくか。
[ 教科書丸ごとの写し。 数学の図面を含めた丸ごと。 そんなのを、さらっと言って。 空がまだ夜の色をしているころに、 さらっとやってのけるような男だった。
教科書がなくなっても良いように。 誰かが困っていても渡せるように。
あとは、 教科書の写しも、勉強になる。 巡り巡って、何もかもが自分のために。 宇井野の中で、盗難事件という存在は、 存外軽い所に、置かれていた。 *]
(239) 2019/06/05(Wed) 20時頃
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/* ここに落とすんですけど。
6って皆5~6頭身くらいなのに 7の皆ちゃんと7頭身ある。
そんなイメージ(伝わらない
(-44) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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/* すごい。高校生だ。って思ってます。なう。
(-45) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──回想:役割分担──
[ お姉さんの、という声>>177が含む驚きは、 明らかに、僕が手を挙げたことへではなく。
僕は、返事を求める風でもない声に、 ただ微笑んだまま視線を向けた。そうです。
勤勉な、クラスメート。 小学校から校区が被っていて、 よくできる子だったから、今も縁がある。 七月葉子。
彼女は、いつだって定位置を持っていて、 今は、二番目。もっと幼いころは、一番。]
(240) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ 定位置を持つことの喜びや重みは、 僕にはわからない。僕は知らない。
このクラスには賢い人が多い。 その程度の認識でいて、それは高本悟や、 七月葉子や、宇井野堅治をひっくるめての感想だ。 僕とて、5位から20位までくらいをふらふらと、 不規則に漂っているので、賢い人間の部類だろう。
とりとめのない思考が流れていくのを、 よろしく。>>197という挨拶が引き戻した。]
うん、よろしく。灰谷さん。 ……こういうのも、最後だろうから。
[ 珍しい。と指摘されたことに、 恐らく僕の返した理由は適切だっただろう。 それが理由のすべてだったかは、さておき。*]
(241) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ O brave new world! ]
(242) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ かの有名な劇作家の生み出した言い回しにおいて、 僕が最も気に入っている一節である。それだけ。
さて、作業中に声をかけられて>>205、 僕は一拍置いてから顔を上げた。
自分に向けられている。と脳が処理するのに、 やや時間がかかってしまったためだ。
視線の先では、養拓海が何かをつくっている。 どうやら、クラスのほうで使うものらしかった。
お化け屋敷で使う小物を作っている人間に、 怖い、と声をかけられるというのも不思議な話だ。 僕は自分の手元に一瞬視線を落とし、微笑む。]
(243) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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……どうかな。でも、 納得がいくまで、やめられない。気がする。
[ 僕の返事は曖昧だったかもしれない。 けれど、それが本心だったのだ。
僕の人生には、mustもshouldもwantも然程なく、 ただ、今いる場所まで流れ着いたようなものだから、 それは僕にとって、大変奇妙な感覚だったのだけど。]
……拓海くんは。 クラスの準備だよね、それ。 部のほうには、何か出すの。
[ 美術部は例年どおり、展示スペースを設けるはずだ。 その準備は? という疑問を投げかけ。*]
(244) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──古い記憶>>201──
[ ”怖い”って、どういう意味だろう。 ──と、僕は考えたものだ。心を痛めるでもなく。
僕の姉は怖いらしい。ゾンビみたいで。 ゾンビの弟をからかいに来た上級生は、 悪意を以て気持ちが悪いと称したけれど、 同級生や低学年の幼い感性からすれば、 僕の姉の見た目は、純粋に怖いらしい。
僕に声をかける人の動機は、 大体の場合が興味や好奇心だったけれど、 それが、絵を見てということなら>>202、珍しい。]
(245) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ 絵を描くのは、嫌いじゃなかった。 運動はどうにも苦手だったけれど。
遠くへ行くと言われたら、 日よけの帽子をかぶってついていった。 姉が使わない、ひまわりのついた麦わら帽子。
僕は昔から、そういうことに無頓着であるらしい。 だって、それが一番日差しを遮ってくれる。
後ろをついて歩く。ような関係だったと思う。 ただ機嫌よく、そこで微笑むだけの僕に、 なぜ彼が飽きもせず、声をかけてくれたのか。
僕には理解のできないことだけれど、 社交性の低い僕が、学校という小さな社会で、 彼に助けられていたことは、言うまでもない。*]
(246) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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/* ひよこみたいで可愛いな>>246
(-46) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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──回想:文化祭──
[ 3年7組は、 定期テストで1位2位3位と並ぶ生徒が所属している。 仲冬高校に入ってから、 この三人全員と同じクラスになったのは初めてだった。 4月から彼ら三人、 というより二人の間で恋愛事もあったようだが、 クラスの進行に何も問題なかった。 手腕確かな悟に、彼の補佐を行う葉子。 そして、なんでもできる堅治。>>207
さぞかし円滑に話が進むだろうと推定した通りに、 とんとん拍子とばかりに事が決まっていく。 出し物は、『お化け屋敷』。 作り込みさえすれば、人気が出ることは見込まれる。 ]
(247) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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[ お化け屋敷を作るのにあたって、 必要な役割もまた決まっていく。 クラスの一員として静かに話を聞いていた。 会計、に立候補したのは、経験があったからだ。 去年一昨年の経験と、節約することへの自信は、 手を挙げるには十分だった。 その際にいくつか視線が突き刺さったのは、 恐らく気のせいだ。 ]*
(248) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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/* ひととコミュニケーションとれない……(絶望の顔
(-47) 2019/06/05(Wed) 20時半頃
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/* 今回はきちんと悩みの氷山モデルを考えてきました。 自分から認識しているもの、してないもの、他者からしてるもの、してないもの。的なの。
自分○他者○:親が新興宗教に傾倒 みたいなかんじで。うん。 最後まできちんと出し切れるだろうかーーーがんばろーーー
(-48) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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/* よーこちゃんのイケナイことって、せんせいに取引もちかけかなあとおもったのね。 よるまでバイトしてるから、ぱんやさん繁華街にしてね、みかけられたらなあとおもうんですけど、わかりません。えへ。
ひととこみゅにけーしょんとれなくて、こまった。 いろはちゃんに予算の話、する? できる……?
(-49) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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/* [[1d6+5]]で、出るかな。
(-50) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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──現在:朝──
[ 睨めっこがすぐに始まる。>>232 この女とはそういう奴だった。
他者からの誤解など想定内で、 コミュニケーションができずとも 問題はないと思っていることなんて 此奴は決して知らないだろうに。 お節介ってやつには眉尻が下がる。 ]
……お得意のお勉強も、 風邪引いたら元も子もないだろ
[ 歩幅を揃えているつもりはなかった。 ただ単に、向かう場所が同じなだけだ。 ]
(249) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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/* 9 回想だれかにきっとまわそう
(-51) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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……まぁ、田所にとっちゃ、 んなもん関係ねえのかもしんねーけど
[ 少し後ろにある気配を感じながら、 30秒も経たずに足跡が消えゆく道を歩きながら
──不意に、小学生の頃のある日、 だれかに傘を差し向けられた記憶が過った。 ]
(250) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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/* でない…!5+5
(-52) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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──回想:子供の時分──
[ それは、蒸し暑い初夏の頃。 今よりも幾分にも目付きは鋭くなく、 どちらかと言えば大人しそうな少年だった。
あの日は、全身が泥んこまみれで 新品の靴なんて片っぽは行方不明。 ランドセルは半分空いた状態で ノートを取り出してひらけば落書きだらけ。
───汚くて ぼろぼろな子どもだった。 ]
(251) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ そして、雨が降る。突然に。 堰き止めていたものも共に流れ出し わんわんと声を上げて泣いた。犬みたいに。
綺麗なレインコートを着た子たちが 羨ましく思えた。妬ましかった。 ずるかった。許せなかった。 ]
(252) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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どうして、じぶんだけ ───と、思った。
(253) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ 不意に雨が止んだ。影ができた。 流れていたものは堰き止められて 前屈みでぐちゃぐちゃな地面へと ノートが落ちるのも気にせずに、顔をあげた。 ]
(254) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ 今は、あの頃のように顔を塞ぐこともない。 喧嘩上等。不良上等。恫喝上等。 世に言う不良と呼ばれるものとして在ることに、 なんら不便など抱いてはいないのだ。
……俺は、自宅警備員なんかにゃならない。 ]*
(255) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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/* これはれなの出番ではなさそうですね!(かなしく着席
(-53) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ 猫の足跡について行くようにして 道の角を曲がったのが、一人きりの最後。
見慣れた制服。見慣れた顔。>>228 クラスメイトの出現に、ぱちぱち瞬く。 ]
おはよう、ういの君
[ 2mの大台に乗ってしまいそうな彼は、 其処にある自動販売機よりも大きいのです。
素直に見上げると首が痛いのですから、 覗き込むように顔を見るのが、ポイント。 ]
(256) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ 勘弁。と思うのは、大多数でしょう。>>229
事実、がらんと寂しい通学路を見るに、 勘弁が極まって、家から出ないという 選択を取った生徒は少なくないでしょう。 ]
寒いね
ういの君は、背が高いから その分面積が大きくて、大変だ
[ 彼はやんわり雪除けになってくれる。 気を遣うわざとらしさが無いので、 私も素直に受け取った。それだけ。 ]
(257) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ 代わりと言ってはなんですが。 私もすこし、大股で歩きます。
なにせ、此方に合わせていたら もどかしい思いをさせるだろうから。 ]
皆、学校来るかな?
[ 学校の隅に飾られた見本みたいに、 男女一つずつしか同じ制服が道に居ない状況で、 半分、答えは出ているようなもの。 ]
(258) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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[ ではありますが。
ならこうしようかな? 暇つぶしがてらの賭け。みたいなもの。 ]
何人、学校に来ると思う?
[ クラスの子達。と付け加えて。 全校生徒は流石に、数えられないもの。
真面目な子が、とっても多いクラスだから 私は結構、来ていると思うわ。 例えば、そう。十人くらいは。 ]*
(259) 2019/06/05(Wed) 21時頃
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―回想:家賃二万五千円―
[1階とはいえ、風呂トイレ別、 冷房付き、駅から徒歩十分のワンルームが やけに安い理由に気付いた時、 合点が云ったと紫苑は手を叩いた。
土地と建物に問題がないなら、理由はただ一つ。 その周囲に住む人間の良し悪しである。]
(260) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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田所さんち、信心深いんだねぇ。 仏教?浄土なんたらってやつ?
[いつだったかは忘れたけれど、 帰り道で出くわしたご近所さん、 もとい、クラスメイトに しみじみとした様子で話しかけたことがあった。
責めるつもりはなかった。意外だったのだ。 柊紫苑から見た田所怜奈は、お経や信仰とは程遠い女性で、 むしろ、現実的な部類の人間だと思っていたから、 人は見かけによらないなぁ、と思ったのを覚えている。]
(261) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[今日も朝からお経>>110が聞こえる。 声の主は彼女の両親だろう。
死者を弔うためのものか、或いは神頼みか。 仏でもない紫苑に意味などは分からない。 ただ雑音ばかりになったイヤホンを 苛立たし気に鞄に仕舞った。
あんなのを毎日唱えていたら そのうち昇天しそうだ、と紫苑は思う。 あぁ、変な意味でなく、言葉通りの意味で、ね。*]
(262) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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/* 息をするようにY談しそうやなこいつ……と思っている
(-54) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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──努力の向き──
[ 成績が落ちて 恋人がいなくなって それまでの当たり前を取り戻すため 私がしたことは幾つかあった。
最初はほんの出来心から始まった。
誰にも迷惑をかけない方法で。 だけどそれは次第にエスカレートしていく。
決して誰にも言えないことばかり増えていく ]
(263) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 相次ぐ教科書やノートの盗難事件
それは私にとって
・・・・・・・・ ちょうど良かった ]
(264) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 努力は惜しまないタイプ。
成績を保つための努力。同じ努力なのに
どこでその向きを間違えてしまったのだろう?
年が明ければ受験本番は目の前。
止まらないカウントダウンに私はただ、 怯えるばかり ]*
(265) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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/* 空気が読めない 女の子に振られる 盗聴癖
根っこを忘れるな、のひとさん
(-55) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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―― 回想 / 恋人 ――
[昔から、何でも器用にこなすことができた。
だから葉子の恋人として振舞うことも 俺にとっては何の障害もありはしなかった。
ごく普通の彼氏彼女がそうするように、 葉子と他愛もない会話をし、 ふたりきりの恋人らしい時間を過ごした。>>154
一緒に帰ろう、と誘われれば 駅のエスカレーターで葉子の頬に 戯れに唇を寄せることもあった。
図書館で勉強を誘われれば、周りから見えぬよう 机の下でそっと互いの手を絡ませたりもした]
(266) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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……可愛いな、葉子は。
[葉子の眼鏡を外してやって、 はにかみながらそう囁いたことがある]
葉子のそういう顔、 知ってるのが俺だけっていうのが 何となく優越感。
[どう振舞えば、彼女が喜んでくれるのかは 手に取るように分かった。 だから、望まれる通りに彼氏として振る舞う。
その方が、俺も楽しいと思ったから]
(267) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[嘘は、ついていない。
可愛いと思ったからやさしく抱き締めたし、 成績を落とした彼女に魅力がなくなったから 興味を失い冷めてしまった。
ただ、恋やら愛やらは よく分からない感情だったので、 葉子に「好きだ」と伝えたことは なかったように思う>>156]
(268) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[お前は、俺と同じ特別な人間だと思っていた。 だからお前も他の奴らと同じだと気付いたとき 裏切られたと思ってしまったんだ]*
(269) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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―― 現在 / 通学路 ――
馬鹿になれるんだったら とっくのとうにそうしているさ。
[嫌味ではなく、本気でそう返す。>>160 もちろん冗談めかした口調ではあったが。
この無意味なプライドも、馬鹿になれば すべて捨ててしまえるのだろうか。 自分の人生こんなものだと、 諦めることもできるのだろうか。
やっぱり俺が拓海に向ける視線には 嫉妬の感情が入り混じっていることだろう]
(270) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[餓鬼の頃は拓海の背を ただ「いいなあ」と見つめていた。
俺よりも余程器用に街路樹を登ってゆく拓海が。 ジャングルジムのてっぺんに1番乗りする拓海が。 俺は羨ましくてたまらなかったんだ。>>159
いつからだったろう。 俺にとって「すげえ奴」だった拓海が 周りと同じ「馬鹿な奴」に変わっていったのは。
子供じみた「いいなあ」が、 醜い「嫉妬」へと変わっていったのは]
(271) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ずーっといっしょだ、なんて 公園の滑り台の上で無邪気に指切りをした あの日のことを、きっと拓海は覚えていないのだろう。
俺って、頭良いからそういうのは忘れないんだ。
「行かないだろうけどさ。同じ大学なんて」という 拓海の呟き>>161には、 心の中で「行けないんだよ」を返しておく。
考えれば考えるほどに、羨ましくて羨ましくて お前は馬鹿なのに何でと叫び出したくなったから、 俺は曖昧に笑っていたんだ]
(272) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[約束だなんて形のない物なんて、所詮そんなもの]
(273) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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やだね。 卒業するまで秘密だ。
[どうせ家も近いのだから、 卒業してすぐに知られてしまうのだろう。 だから、そう返す。>>163
卒業するまでは、憐みの目でなど見られたくない。 我ながらちっぽけなプライドだ]
(274) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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ま、卒業したら存分にお前に愚痴って 俺はスッキリさせてもらうよ。
[きっと惨めで顔も合わせられないだろうに そんなことを言ってしまって、俺は後悔をした]*
(275) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 21時半頃
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―― 回想:話し合い ――
[うちのクラスは成績がいい奴が多い。 俺が声をかけた宇井野もその一人。 教室の隅に座っているのに存在感があるなって いつも思う。>>213
病院の案がどうなったかはさておいて
丁度手を挙げようとしてくれていたことは知らず スポーツの助っ人でもないのに快諾が貰えたので 俺は「ありがとうー!」と歓声をあげた。]
あ、ういの、そういうの好き? そりゃあよかった。 楽しいよな、大工とか。作るの。
(276) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[宇井野の体の大きさは関係ないんだけれど 俺は実家の広いガレージで よく日曜日に大工をしていた親父の姿を思い出し すっと目を細め、「よろしくな」と笑いかけた。
賛同の声には、控えめに二度目の「ありがと」を。 宇井野がいれば、 ベッドのようなものも作りやすいかもしれないな、 病院じゃなくっても、百人力だ。
作れるもの、置けるものに思いを馳せて 俺は宇井野の事を、見た目どおりに頼もしく思った。]*
(277) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[「エスパーみたいだね」と彼女たちに言われたのは 一度や二度ではない。 その度に紫苑は曖昧な笑みを浮かべて 適当に話を変えるのが常だった。
人は見かけによらない。
欲に忠実な紫苑からすれば、 猫の目のようにコロコロ変わる君たちの方が難解で ずっと理解出来ない生き物だ。
例えば、あの子>>263だって、そう。 真面目で勤勉、絵に描いたような優等生の彼女でも 中身がそうだとは限らない。
……本当に、人は見かけによらない。]
(278) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 信号が変わり、颯太の後ろを往く。 残る足跡をたどるわけでもなく、避けるでもなく。 男の後ろを往くのは、ただ目的地が同じだけだ。 稀に通る車の音以外は聞こえずに、落ち着かない。 故に目的もなく会話は続く。>>249
間があいての返答に、瞬間くすくす笑いだした。 腹から込み上げてくる笑いは呼吸を困難にした。 ひとしきり笑った後に息を整える。 ]
……心配してくれてる? もっと素直に言えばいいのに。
[ 人の心配をするよりも、颯太自身の心配をするべきだ。 前を往くその恰好は、大雪日に相応しいとは言えない。 だが、傘以外に渡せるものなどないから、口を閉ざす。 ]
(279) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 話題を変えるべく。 声色も変えて、軽い口調で。 ]
それにしても。 こんな日に授業があると思う? 連絡、来てないでしょ?
[ 休校の連絡はみた覚えがない。 古びた携帯を操作し確認するものの、 やはり休校に関するメールは受信をしていなかった。 ]*
(280) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 自動販売機よりも大きくて、 教室の出入りによく苦労するくらい、 この身体は大きいものだから。
24歳女性平均身長約157cm 24歳男性平均身長約172cm
昔に比べて伸びたらしいとは言えども、 全体的にやや小柄なこの国で、 誰かと会話をしようとすれば、 相手が見あげる必要がある。
素直に見上げると首が痛いはずだから、 少しの申し訳なさを覚えていたりもするわけだ。 ]
(281) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 其の中でも、 目の前の宮古のように>>256 上手いこと、顔を見てくれる人もいる。
少しだけ、顔を傾けて、視線を下にやれば。 大きい側はそれで、目を合わせられる。 ]
ははっ そうだなぁ。 雪だるまほどじゃあないが、 真っ白になるのももう慣れた。
体を冷やしたい時は、丁度良いんだけどな。 クールダウン。外に出るだけで済む。
[ 日本人じゃない形をした顔は 下品にならない程度に、よく笑う。 ]
(282) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 誰かと並ぶとき、いつも通りに歩いていたら、 追い抜かしてしまうことばかりだから。 相手に歩幅を合わせるのも、癖だけども。
大男から見て狭い歩幅が少し広がって>>258 広い歩幅が少し狭まれば、間を取って丁度良い。
視点が高いから、見回す必要もない。 ぽつんと置かれたマネキンみたいな、 そんな、物寂しさが、 人影のない白い道にはあった。
皆、学校来るかな。>>258 それに、ちょっとの苦笑いを零すよりも先に。 ]
(283) 2019/06/05(Wed) 21時半頃
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[ 物寂しさを上書くような、 今の状況に対する問いかけが、あった。>>259
一度、学校の方へと向けたかんばせを、 また、伏せるように傾けて。 ]
そうだなぁ。 宮古しか見てねぇし、20はいかなさそうだ。
高本と、七月は来てそう。 蛭野あたりも。
[ これで、自分たち含めて五人になる。 だから、その倍と予想しようとして、 同じ答えはつまらない気も、するから。 ]
(284) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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――回想:文化祭準備中――
[憑かれるように木から仏像を彫りだすやつと 苦悶しながら砂から玉石を掘りだすやつと たゆたううちに何か掘り出し物を見つけてくるやつ。
美術をやる奴っていうのはおおむねこの三択。
蛭野は、俺から見ると三番目。 犬の鳴き声みたいな英語の似合うやつ。 発音はアが高く意味は驚く方じゃないほうで。
だから俺は目の前の光景を ふうん、 って感じで興味深く見ている。 その様子は、さっきの三択の一番目に見えたから。]
(285) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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十五人も来てりゃあ、上等じゃないか?
[ 七組は、まじめなやつが多いから。
少しだけ多めに見積もって。 そっちが当たってたらなんかおごろっか、とか。 あったか~いの充実した自動販売機を一瞥して。 *]
(286) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[白い手のひらを汚す赤色を 指先がなぞる形を、それも飽きずに覚えておいて
その頃にやっと答えが返ってきた。>>243]
夢中じゃん。いいね。 当日の仕上がりに期待できそう。
展示か。 ……てか、そういうキョースケも 展示の作品あんまみないけど。
[俺は手元で作っていた歪な人形を ゆらゆらと操ると、どうするかな。ってつぶやいた。]
(287) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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―現在:通学路にて―
[雪道を歩きながら、悴む指で文字を打つ。
『おはよ』 『今日学校ある?』 『休校だったらいいのにね』 『でもこんなに雪降ってると ワクワクするよね』 『一緒に雪だるまでも作る?笑』 『前見た映画みたいなやつ作ろっか』
トークアプリで連投したメッセージにも、 彼女からの既読が付く様子はない。]
(288) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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作ったらおしまいな気がして、 お化け屋敷の方にちょい逃げ。
[部室には作りかけの、人一人が入れる円柱がある。 たまに俺がトントンとかなづちなどを持ち 何かを作っているのを見かけることがあるかもしれないが 今のところ、注力しているのは文化祭の方だった。]
作り終わったら終わる気がするんだよな。 何が。うーん、何か。 ……高校生活が。
おおげさ?
(289) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[俺は人形を首からぷらりとぶらさげて 少しの間踊らせてみる。 じっとみつめると、ぽとり、と机の上に落とした。]*
(290) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[何が悪かったんだろう。 問いかけても、答えは聞こえない。]
(291) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ひまわりがよく咲く花畑が傍にある公園へ 虫取りにいこう、といって
青空を見上げれば飛行機雲が軌跡を描いていた。
ひまわりのついた麦藁帽子をかぶっている 白い肌の男の子が後ろからついてくるので
何その帽子、可愛い。と簡単に口に出した。 女の子みたい。は口に出さなかったが ほんの少しだけどきどきはした。
その頃抱いていたのは恋心だったのかもしれない。 ただの友情だったのかもしれない。 子供の感情なんてそんなもん。]
(292) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[それから―― 今でも目の前にあるように明瞭に思い描ける。
二人で出かけて、じゃあなと笑って別れた後。 夜よりも暗く感じる夕暮れ時に あいつの家のカーテンが少し開いて…………]
(293) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[そのとき、確かに、”怖い”>>246って思った。 カーテンの向こうから覗いていた、誰かの目が。] *
(294) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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/* >>288やっぱりそうか・・・
(-56) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[どうしたんだろう。首を傾げる。 再起動したイヤホンからは、団欒の音すら遠ざかり 聞こえるのはやはり雑音ばかりだ。
別に、こればかりに頼っていた訳でもないのに 何故だか胸が締め付けられるような心もちになって 紫苑は歩く速度を速めた。早く、彼女に会いたい。**]
(295) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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──現在・雪の日──
[ よく冷える朝は制服に袖を通すのも いつもよりひんやりとする気がした。
例年にない大雪が降るらしい。 昨日まではそんな天気予報じゃ なかった気がするのに。
例年にないなんて言葉じゃピンときてなかった私は 玄関を出て初めてその量に驚いた。
電車、止まってるんじゃないかな。
そんなことを考えながら歩く道は車も殆ど通らず 只管白い景色は歩道と車道も曖昧にする ]
(296) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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/* 見て、僕ん家ホラー>>294 ってにこにこしながら、颯太くんに縁故振りたくて、 でも傘はれなちゃんが回収するかなって思ってて、様子見。
(-57) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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寒すぎっっ
[ いつも通りのコートじゃ冷たい風は防ぎきれない。 普段だってコート着てても寒いんだから当然だ。
耐えきれず一番近いコンビニに駆け込む。
暖かい紅茶のペットボトルを手に取ると カイロ代わりにしながら店内を歩いて、 ついでにブドウ糖95%のラムネを持ってレジへ。
自動ドアが開けばまた、冷たい風が頬を刺す。 硬いペットボトルのキャップを開けて 琥珀の液体をごくりと飲みこむけれど その温かさも大して持続はしなかった ]
(297) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ 足早に学校へ向かうしかないと諦めたとこで 私より早く歩くクラスメイトを見つけて 思わず声をかけた。
だって、普段なら沢山見るはずの同じ制服を 今日は全然見なかったのだから ]
柊くん、おはよう。すごい雪だね。
[ いつもと違う景色の中で彼はいつも通り イヤホンを耳にしてたから、ちょっとだけ、 私はちょっとだけ、ホッとした気がした ]*
(298) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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―― 現在/通学路 ――
えっ!なれねえの。 何。やっぱ親厳しいとかそういう話?
[ムリ、といわれてしまったので、 俺は幼稚園児のように「無理じゃない」を返す>>270
じりじりとした目がこちらを見ていて、 俺はそれもきちんと覚えるのだけれども、
高本の昔見たきらきらした瞳は、 そこにはなくって、 俺はやっぱり、悲しさを覚えてしまう。]
(299) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[歩いていれば、そのうち公園が見えてくる。 俺はそこにも降り積もる雪を見て、 あれじゃあ滑り台は滑れないな、と そんなくだらないことを考えていた。]
(300) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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──── 回想:話し合い ────
[ ありがとう、は。 結構、好きな部類だった。 頼られたがりの生き物だろう。男ってやつは。 相手が おんなじ 男であっても、だ。>>276 ]
力使うのは全般な。 蛭野や養ほど器用じゃねぇけど。
[ 美術の成績はといえば。 五段階評価の、四が良いところ。 センスはないが、作ることに長けている。 そんな男にとって、監督は非常に頼もしい。 ]
(301) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ お化け屋敷がどんなものになったとしても、 作りこむにあたって、 予算との戦いには、なりそうだ。
拘るならば猶更に。
だから、 “ 経験者 ” の立候補は>>248 昨年世話になった身としても、ありがたかった。
手が挙がった時に、 突き刺さった視線の一つは、教室の端から。 悪い意味ではなく、良い意味で、だけども。 ]
(302) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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どんなの作るにしても、 予算は結構影響してくるよなぁ。
[ 内装監督は美術部の養。 衣裳に立候補したのは、 そういうのが得意そうな灰谷で>>194 手先が器用な相原が補佐につく。 この二人に作れない衣裳はなさそうだ。
化粧道具は持ち込みでどうにかなりそうだが>>167
衣裳、内装にこだわりが出そう、だとか。 勝手に考えたりしながら、眺めていた。 ]
(303) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[覚えているとも。>>272 赤色から藍色へと滲む空の色も、 「ずっとトモダチだ!」とか「ずっといっしょだ」だとか 親父の受け売りのように交わした言葉も。
それから、指切りをした指の短さも。 どこが泥に汚れていて、 どれくらい熱かったかも、俺は覚えている。
だから――目の前のあいまいな笑顔が、 いつまでたっても見慣れなくて どうもこの通学路は寒くて困る。]
(304) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ 各々のこだわりがぶつかった結果、 予算争奪戦のようなことになったのは、 一昨年あたりの記憶に残っている。
そこをうまいこと節約させてくれるならば、 準備も円滑に進みそうだ、とか。 そんな安心感を、田所に対して抱きもしていた。 ]
そういえば。 お化け役は何人くらいにするか、とかでも。 振り分けは変わってくるよな。
[ 今後の話にもなってくるのだろうが。 ぽつ、と、こぼしたりも、 して。 *]
(305) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[いつもどおり。いつもどおりが、いい。]
(306) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[だから、俺は軽い調子で返された「やだね」に 「けーちー!」と、声を尖らせて返すのだし その後に続く言葉に、なんと言えばいいかも分からず 答えに窮した。>>275]
その言葉、約束だかんな。 終わったら話きかせろよ。 ……志望校いけねぇとかだったら今からでもきくから、な?
[って、いつもどおりの様子で俺は言う。 仕方ないな。と肩をすくめて]
(307) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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――くらえぇぇぇえ! 正義の! 雪球!
[数歩離れると積もる雪を手に掬い取り、 高本の無駄にいいツラにむかってブン投げ
当たったかどうかもわからないまま、 笑って学校へ向け軽く逃げる。
そりゃもう、いつもどおり、戯れるように。 シリアスは嫌いだ。
逃げたいのなんて、高本から、じゃなくて この重たい空気から、に決まってる。*]
(308) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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──回想:盗難──
は?
[ 向けられた眼差しに片眉が持ち上がる。>>78
恐らくは誰もが言わんとした言葉だ。 俺は決して沸点が低い訳じゃない。 教室内は静けさを生んだのか? はたまた喧騒に溢れたのか? どちらだったかなんて覚えてやいない。
ただ、唇がにぃと持ち上がっていた。 自分は弱者ではないのだと、 他人を通じて証明されているようなもの。 ]
(309) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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……拓海、マジに思ってんの?
[ 肯定とも否定ともつかない答えを返し 委員長のお犬様のような彼を瞳に映す。 ]
誰がやったんだろーなァ?
[ コイツから時折香る匂いを知っている。 互いに煙を蒸すような〝悪いこと〟はするものの、 俺は煙に巻くのは得意じゃなかった。 なにせコミュニケーションができないような 残念な男だったものでして。 ]*
(310) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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重そうね。 持ってあげても、良いのよ。私。 それを持つのは、好きですから。
ね、皆。
(311) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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/* これ拾い能力が滅茶苦茶試されるぞ……!!!!
(楽しい)
(-58) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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─ 盗難事件につきましては ─
[ 私、字は昔から綺麗な方だったので。 面倒なものを押し付けられる前に、 書記に立候補しつづけてきました。
高校三年に上がっても習慣は変わらず。 変える意味も、無いのだから当たり前。 宮古は書記。いつの間にか皆の共通認識。
だから、かしら。 真っ先に無くなってしまった、私のノート。
「清書の文字が綺麗だから」と引っ張りだこな もしかすれば、私本人以上に人気なノート。
丁度、貸して、返ってきたところだったので、 席を外す前に机にしまい込んだこと。 ええ、よく覚えています。 ]
(312) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ 手元にノートが無いのも珍しくないけれど、 貸すのと無くすのは随分と違う話。
困った。なにせ歴史のノートだったので。 無ければ勉強が出来ない、とは言いませんが それなりに、やり難い思いはするでしょう。
よくノートを貸す友人達に聞いてまわるも 成果は零。嘘を吐いてる様子も無し。
なるほど。嫉妬かイジメか、その辺かしら。
自分でまとめておいたポイントは、 貸したノートを写した友人に見せて貰えば 本当のところ、何の問題も無いのだけど。 ]
(313) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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たかもと君
[ 学年一位のノートをじっくり見る、 良い口実が出来ました。
彼とは、視線が合えば逸らさないくらいは 仲が良いもの……ではありますが。 だって、それ以上では無いんだから。 ]
此処に、ノートを盗まれた 可哀相なクラスメイトが居るのだけれど どうか、見せてくれないかな
(314) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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[ 席に座る彼の前に立って、そう言いました。 どんな顔をしていたかしら?何にせよ、
自然と推薦されるほど、人望に厚いので 断るはずがない。きっと、そうでしょう。 ]
だって、その為に居るんでしょう
[ 困った時の、クラスの窓口。 ]
委員長さん?
[ 共に教壇に立った時、貴方が私にするように 見下ろして。軽く笑う。>>104 ]*
(315) 2019/06/05(Wed) 22時頃
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/* すごくねむしたい。ねむ。
(-59) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* ふうたくんカツアゲしてるとかでいいのだよね…???たぶん。それをいじめじゃねーよ、っていってるタイプの子ですよね
(-60) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* 駄目だ ちょっと待って ログの進み早くて おぼ おぼぼぼぼぼ
(-61) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* 死 死 死
(-62) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* なんで昨夜は4時まで起きてたんだ俺 普通に眠くて脳がショートだぞおばか!!!!!!!
(-63) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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──── 回想:小さな頃 ────
[ 大した理由はなかった。
ただ、自分が大きな傘を持っていて。 ただ、誰かの声が聞こえて来て。 見て見たら、誰かが泣いていたから。
たったの、それだけのことだった。 ]
(316) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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……だいじょうぶ?
[ なんて。 大丈夫じゃあないことが明瞭な相手に、 言ってしまうくらいには、子供だった。
差し出した傘の影。 顔を上げた、その子供の>>254 泣いて、ぐちゃぐちゃの顔を見て>>252
真っ白な、タオルハンカチを差し出す姿は。 今ほど、強そうなものでは、なかった。 ]
(317) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[ 日本人じゃない顔をした、子供。 伸ばした髪を一つに纏めた子供は、 細い体を低くして、 眉の下がった顔を、していた。 ]
どろだらけ。 おれの家、近いんだ。
[ よかったら、洗っていく? って。 聞いたところで、 靴がかたっぽ、ないことに気づいた。>>251
正義漢じゃない。善心じゃない。 泣いていたから。それだけで。 あれやそれややろうとした子供に その子はなんて、 言ったんだったっけか。 *]
(318) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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──回想:文化祭準備中>>285──
[ 意識的にか、無意識か、 彼がそういった分類をしているのを知れば、
「それなら君は?」という問いのひとつくらい、 投げ返すことだってできたんだろうに。>>285 それは当然、叶うことはなく。]
……仕上がりに期待? おや、 いつの間に表現者から批評家に鞍替えを?
[ 冗談めいた口調で返す。>>287
彼は、確か”これ”で進学先を勝ち取るのだと、 そういうふうに聞いた覚えがある。 そうじゃなくとも、彼の技術に一目置いているのだ。]
(319) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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―― 回想:盗難 ―― [威圧するような声に、少し怖気が走る。
……のは、轟木が怖いっていうより 別のものを思い出すからだが 少しだけ表情が引きつったので、 轟木に怖がったように見えたかもしれない。
それはそれ、俺は聞きたいことを聞いて>>309>>310 何でか笑い出す轟木の唇の動きを見ている。]
……なんで笑ってんの。 マジに思ってんの、って 冗談で出す話題でもねえだろ
(320) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[ 彼の手に、制作途中らしい人形が揺れている。>>287 その不安定な動きを、ぼんやりと目で追っていた。
部室に置かれた大きな立体物。 それが彼のものであるというのは知っていたけど、 どういうものか。というのは分からない。
きっと、僕の手にあるものの意味を、 彼が知らないのとおんなじように。]
……実際、文化祭が終われば、 高校生活らしいことは片付くから。 おしまいなのかもしれない。何かが。
[ 彼の言うのは、もっと大きな、抽象的な、 そんな具体的じゃないことのような気もする。]
(321) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[ 養拓海の手から、歪な人形がこぼれ落ち>>290、 ぽとり。と机を打つのを見つめながら、]
……僕は、これに、するのかもしれない。展示。
[ 相変わらず、人の頭部ほどの塊を弄んでいた。*]
(322) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/*
(縁故を投げることに不慣れな弱者PLの顔をしている。)
皆の悩みがどーーーーーちゃ気になりますねこれ 柊くんの「君」ってだれ?? 相原さんとか??(理由:和食派の朝食が似合いそう) 過去村漁った時も思ったけどこの高校生感良いですね。普通の共学ってこんな感じなんだな……
(-64) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[不可解なものを見た、って そんな間抜け面で俺は轟木を見てる。
委員長のお犬様らしく振舞う、みたいだけど 実のところ、ただ「いつもどおり」が 壊されるのが嫌いなだけだ。]
はあ。 いや、だから。 お前じゃないなら早めに俺じゃねえって言っとけって。
それとも、いえないのかよ。
[煽るようにいいながら語尾が震えるのは 自分の行動が”らしくねえな”って思うから。]
(323) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[ほかの生徒の視線が突き刺さる。 ああ、分かる。この輪の中で俺は弱者だって。
煙のにおいをたまにさせて日常をたゆたってる。 目の前のこいつみたいに何かと戦っちゃいない。
――他の「いやな事」を思い出す前に、 俺は、無防備に轟木を見据えたまま一歩を引くけれど その先の一歩は踏み出さずに、 じっ――とにらまれる。蛙みたいに。
拳を握ってたのは、多分、無意識]*
(324) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* 名前で呼んでくれたから名前で呼び返したかったのにわすれた!ばか!
(-65) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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──回想:文化祭準備──
[ 病院を舞台に。と言ったのは養拓海だった。 病室みたいな作りになるのだろうか。 それとも、手術室のような? 想像する。
ある有名なお化け屋敷も、病院がモチーフのはずだ。 ゾンビが出てくると聞いたことがある。
例えば、どういうのが相応しいだろう。 血色を悪く仕上げるのは当然として、 唇の色をコンシーラーで消してしまえばどうだろう。
その上から、アイライナーとアイシャドウで、 縫い目を描いてもいいかもしれない。 そこから血が滲んだ風に見せてもいいし、 片側は裂けて、傷口が見えている風にしてもいい。]
(325) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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[ リキッドファンデーションとつけ睫毛の糊を混ぜ、 口の端に傷口のような凹凸を作ってやればいい。 ティッシュペーパーを貼り付け、着色して。
なまじ知識があったからこそ、 僕は気が早いくらいに考えを巡らせていた。
適当に青白くする>>195という言葉を、 脳が正しく処理し、意味を落とし込むまでは。
そのときの僕の心境は──やはり”不思議”で、 少しの間を置いて、やや納得する。
誰が、高校最後の文化祭において、 醜い姿に化けさせられたいと思うだろう。
もちろんこれは反語であり、 続くべくは「否、思うはずがない」であるけれど、]
(326) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
|
|
──というようなことを、 試させてほしいんだけれど。
[ ダメかな。と、僕は轟木颯太に尋ねていた。
出し物が決まり、役割も振り分けられ、 準備が本格化しはじめたころのことである。
僕はその瞬間もにこにこと笑んでいただろうし、 それはいつも通り、というのもあるけれど、 僕にとって、彼は話しかけやすいからでもある。]
(327) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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僕が頼みごとをできるのって、君くらいだし。
[ 正確には、ほかの人には頼めないというより、 彼がとりわけ気安い、と言ってもいい。
彼なら、嫌なら嫌と言ってくれるだろうし、 そうしたら、僕はじゃあ仕方ないと引けばいい。 失敗したら、怒ってもくれるだろう。 そうしたら、僕はごめんねと言えばいい。
轟木颯太は、僕にとっては話しやすい。 それが、強者としてありたい人間に、 どう捉えられるのかは分からないけれど。
僕はただ、のんびりとした調子で返事を待った。*]
(328) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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/* すげぇ秒速で過去話飛び交うのマジすげぇ……って顔しててほんといや最近まともな人間してなかったからすげぇなんだろう新鮮な気分
こっちからも色々振りたいなぁ~~~
(-66) 2019/06/05(Wed) 22時半頃
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―― 回想 / 盗難 ――
相変わらずだな、颯太は。
[敵意剥き出しの返し>>231には、 ひょいと冗談めかして肩をすくませてみせた。 俺も嫌われたものだな、と苦笑しつつ]
なら、お前がやったのか。 ……違うだろう。
[颯太がやっていない根拠は、 明確に俺の中に存在している。 それをここで披露することはできないが]
(329) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[だって、全部俺が×××のだから]
(330) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[可哀相な奴だ、と思う。 そんなに針鼠のように俺を威嚇しても、 盗難の疑いが晴れることはない。
俺は、穏やかな笑顔を浮かべたまま]
そんなに俺は お前に嫌われるようなことをしたかな。
[などと白々しいことを言った]
(331) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[小学生の時分、 まだ大人しい少年だった頃の颯太を 俺はようく覚えている。>>251
だから俺は、憐れむような、心配するような そんな目線を颯太へ向けて]
やられる方の気持ち、お前はよく分かるだろ。 だから、違うと思って。
[それは、穏やかな声音だった。 お前は弱者の立場だろう、と視線で語る。
俺は、何も間違ったことは言っていない。 そうだろう]*
(332) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* 皆さん拾い方がすごいので、すごいいつもより色んな人と接点を持ててるきがします。 あと瑠璃ちゃん怜奈ちゃん柊くん宇井野くん? 宇井野くんと相いれない気がしてるのと、 瑠璃ちゃんとゆんゆんしたい(好きです)
(-67) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* 高本くんのこのハイレベルな煽りめちゃくちゃ好き
(-68) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* この正縁故だけじゃないところがめっちゃいいな……いいな……やばい……プロの時点でシャブい……ここからもっと重苦しくなるの楽しみですね
(-69) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* 色々振りたいなって思って真っ先に思いついたのコイバナなんだけど
宇井野堅治さん肉体男ですので女の子に直接的に振れないですねえ!!!
(-70) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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―― 回想:文化祭準備中 ――
手厳しーぃ。いやいや、俺もね? いちおう内装監督だからね? でも、批評家に鞍替えするにはまだ若いか
[俺は冗談めいた口調に、冗談めいて笑って返す。
それだけ期待してるんだよ、とは言葉に出さないけど 笑って、蛭野の手元の赤いものを見つめる。]
宙を踊って転落するだけの人形は いかにもあっけなく、 なんだかな、と思いながらもう一度それを拾い上げる。
曖昧な問いに、曖昧な相槌が返る。 何かが。そう、何かが終わってしまう。 うまく言語化しえないそれを弄んだ。]
(333) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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──現在:通学路──
[ 雪は積もる。 歩く自分の頭にも、肩にも、 薄っぺらい鞄の上にも積もる。
払いのけることもしないまま、 淡々と学校への道程を進んでいた。 と、いうのに。田所ってやつは許さない。 ]
はァ?!
[ 突如、笑い始めた女の方を振り返る。>>279 ]
(334) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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悲しむ前に作り終えろって話だよなあ。
[ぼやいて肩をすくめた。 それから、「これにするのかも」と指し示されたものに 俺は眼を丸くして、 また、赤い、人の頭部ほどの塊を見る。
目が合った気がする。 少し、蛭野の姉に似てた気がする。 全部幻だ。]
お前――
[の、姉ちゃんってさあ。 といいかけて、やっぱり言葉がとまる。]
(335) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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──回想:近隣住民──
[ テスト期間中だったか、バイトがない日の事。 帰宅途中に、同じ学校に通うことを表す制服を見た。 それ自体は大して珍しくもないけれど、 駅から家までの帰り道を紫苑の背中が辿っていく様に、 頬が引き攣ったことを覚えている。
紫苑の印象は、女をとっかえひっかえ。女好き。 可愛げはない自覚はあるが、自身も女ではある。 噂では、女生徒の告白を受け入れているだけ、 ともあるけれど。まさか。 アパート手前で少し足を止めていたら、 気が付けば紫苑はこちらに気が付いたようだ。>>260 ]
(336) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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……自意識過剰女、 誰が心配なんかするか
[ フン、と鼻息を鳴らした後に、 広く開け放たれた額に伸ばしたくなる指を堪え ポケットから取り出した掌を擦り合わせた。 ]
……知らねえよ、 連絡ねぇなら、授業あるんだろ
[ 確かにこんな大雪なんじゃ、 交通手段も失われた人もいるかもしれない。
1世代古いスマホを取り出して メールの確認をするが連絡はない。 悪友たちからの連絡さえも昨晩が最後だった。 ]
(337) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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……は? あ。 そう。 そういうかんじの、しゅうきょう。
[ 一瞬なんの話かわからなかった。 そして。 くだらない想像は妄想でしかなかったことに 怜奈は安堵の息をつく。 ]
(338) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[ 調子を取り戻して、頷いた。 ]
五月蠅かったら、ごめん。 あの人たちの日課なんだ。 読経しないとと加護が受けられないとかで。
[ 自分は暗に違うと意味を込めて。
意味が分からずとも何度も繰り返される 『タプル』様の単語は聞き取れるかもしれない。 漢字は汰風流とあてる。 まともに読めやしない上に、偶像も気色悪いそれを、 両親は心から崇拝していた。 ]
(339) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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俺の昼飯デリバリー係は、 ちゃあんと学校来んのか? ……あ。 田所、コンビニ行く
[ 通学路途中のコンビニを顎で示した。 ポケットの中の小銭をチャリチャリと鳴らし お前も何かいるか?とでも言いたげな目線を送る。
答えがどうであれ、 轟木颯太という不良はコンビニへと踏み込んだ。 ]*
(340) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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……うん。 あんまり五月蠅かったら、引っ越して。
[ ごめん、と再び繰り返して。 唇を噛んだ。]*
(341) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[それから、不自然に切れた言葉を、こうつなぎなおして]
……お前の高校生活の集大成が、それになるんだなぁ。
[出来上がり、想像つかないな、なんて 複雑な内心を隠しながら そんな感想だけこぼして、 俺は人形を作る手元に目を移す。
美術部によくありがちだけれど スイッチもないのに、 ふいに会話がはじまって会話が終わる。 それでもまだここには絵の具のようなにおいがあったので 俺はまだ、安心して制作に取り組んでいた*]
(342) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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クールダウン、 ちょっと手荒じゃあない? 風邪、ひいちゃうよ
[ 大雑把な方法に、私は笑います。>>282 冗談かしら。本当かしら。 聞くつもりは、ありません。
彼が歩幅を合わせることは 人柄からなんとなく、分かるけれど。
リーチの差。というのは絶対ですから。 苦労が和らぐのなら、良かった。>>283 ]
(343) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[ 彼の頭は、私の頭よりも空に近い。 雪が積もるのも、当然早い。
学校へ着いたら、きちんと払うでしょう。 彼の事ですから。きっと。 ]
うん
[ 一人、二人、と数え折っては>>284 同意の意味も込めて、頷きます。
二十も来るのだとしたら、 この通学路は、あまりにも可笑しいのだから。
そうじゃなく、ただ、全てが可笑しいのだとは 気付くことは出来ませんでした。 ]
(344) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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[ なにせ、私は彼の出す答えと、>>286 付け足された景品に夢中でしたので。 ]
ほんとう? えへへ やったあ~
[ 軽く跳ねて、両の手は ぎゅっ と握り拳。 よっしゃ。のポーズと言えば、分かりやすい?
少し歩いて、身体があたたまったのも、 彼が来て僅かにあたたかくなったのも、 確かに、事実ではあるのですが。
例年稀に見る大雪、はその上を行くので。 寒さを和らげるものは、ありがたいです。 ]
(345) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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ういの君の予想の方が近かったら 私も、奢ってあげるね
[ その勝負、受けて立った。 と、でも、言おうか。言いませんけど。
コーヒー。ココア。コーンスープ。 紅茶に、あとは……なんでしょう。
購買に揃えてあるのは、どれかしら。 自動販売機にも、入っているから。
頑張って学校に来た子達、全員に 奢ってあげる。と言う案が頭を過りましたが それじゃあ、景品の意味が無いものね。 ]*
(346) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* かわいくない? かわいい。
(-71) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* ビターチョコデコレーションとそして僕にできるコトを往復してるんだけど、選曲おかしくない?って思ってる。多分他に合う曲ある。
でもどうしても快晴とかスチムとかフォログラムになってしまって……うーん
(-72) 2019/06/05(Wed) 23時頃
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/* よう 10 ひるの 16 ひいらぎ 17 とどろき 24 たかもと 34 ういの 44 ようこ 56 れな 70 みやこ 71 いろは 87
今更ながら。 すごい!!見事に男女に分かれている!! このままだと、二番目落ち。いろはが赤なら一番。まあ、いいくらいかな。 みやこは赤になったら場が持つ気がしないので、今回は村希望です…。
(-73) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[名前を呼ばれた。
イヤホンの電源を切ってから 紫苑は振り返る。 よく見知ったクラスメイトの顔を見て、そう言えば 今日はやけに人が少ないなと気付いた。]
おはよ、七月ちゃん。 雪、大丈夫だった?怪我してない?
[滑る、転ぶ。 受験生には御法度の単語を避けた 遠回しな問いを投げかけて、 自分より幾分か低い位置にある頭を見た。]
(347) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 23時半頃
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/05(Wed) 23時半頃
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今日って、休校だったりしないかな。 先生から連絡来てない?
[彼女が“いつも通り”に>>298 安堵を覚えているとはつゆ知らず、 紫苑はイヤホンをポケットにしまう。
きっと、彼女の答えは否だろうなぁというのは 答えを聞かずとも分かる。
しっかりとまとめられたお団子は、 学業に専念するに相応しいいつも通りの姿で、 それは雪の日とて例外ではないということだろう。
大仰なため息を吐いて、]
(348) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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俺は、丈夫だからな。 それくらいが寧ろ、丁度良い。 オススメは出来ねぇけど。
[ 本当なのか、冗談なのか。 軽い口調は、ふわふわと浮かせたまんま。>>343
歩くのに合わせて、エナメルを少し揺らした。 宮古とは反対側に、 エナメルに積もっていた雪を落とす。
この身体との付き合いが長い分、 積もる雪の払い方も心得ている。 ]
(349) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 頷くのに、合わせて。>>344 登校しそうな面子を頭に思い浮かべる。
大体、上からのアングルで再生されるのも、 大きな身体の特権なのかもしれない。 あまりにも不自然な通学路に、 それでも、日常を疑いもしないものだから。 同じように、全てが可笑しいと気づくことはなくて。 ]
(350) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 握られる拳を見下ろして>>344 微笑まし気、が、一番ふさわしい顔をした。
こんな雪だ。 楽しみは一つでも多い方が良い。
それに、女の子は特に、 体を冷やしてはいけないことは知っていた。
どっちにしろ、 適当に理由つけて、好きなのを押し付けるような、 そんなつもりでも、 あったから。 ]
(351) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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俺に? じゃあ、俺はあれにしようか。 最近増えただろ。 味噌汁缶。
[ どちらかというと。 奢られるのはあまり得意ではないけども。 こういう時に、断るのは、 少し失礼な気もしたから。
いつもならば紅茶だが。 最近増えた、缶入り味噌汁。 学生の財布にとてもやさしいお値段で、 白米との相性が気になるそれを、と。
正直なところは、 15人よりももっと少ない気も、しているが。 ]
(352) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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やだねぇ、勉強。
[紫苑はそう言って笑った。 特に深い意味は無い。世間話だ。
そうして、二人並んで雪の中を歩き出す。 先程より歩調は緩やかであるけれど、 それでも速い気がしたので、 転ばないといいなぁ、とぼんやり思う。**]
(353) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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宮古は、何が好きだっけ。
[ コーヒー、ココア、コーンスープ。 紅茶に、緑茶に、色々。 一学年で七組もあるような進学校だ。 購買や自販機の商品の揃いも良い。
昼食を共にする機会があったとしても、 細かな趣味は案外知る機会が少なかったりする。 ざくざくと雪を踏んで。 寒い冬に丁度良い飲み物たちを、 一つずつ挙げて行って、首を傾けた。 *]
(354) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ リードの横たう場所から目をそらした ]
(355) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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―― 回想 ――
[今は広いガレージの片隅には 昔は小さな柵に囲まれて、 赤い首輪をつけた友達がいた。
ある日、母さんにつれてこられたそいつは いつも新鮮なごはんと水がいれられている檻の中で 茶色い尻尾をゆるゆると振って いつも、俺がリードを握るのを待っていたんだ。
丁度、小学生の頃だったかな。]
(356) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ピカピカの白い車の横を通り抜けて 工具や親父の日曜大工の道具が並ぶ 薄暗いガレージを抜ければ まばゆいばかりの昼が広がっている。
灰色のアスファルトを踏みしめながら ゆらゆらとゆれている犬の尻尾を眺めて 新緑のにおいに落ち着かなくなる。]
たろ。
[呼びかければ、たろ、と呼ばれた柴犬は 元気よくくるりと振り向き吼える。
新聞紙を片手に俺は笑って、 その頃はほんとうに、どこまでもいける気がして 夕方ごろまで歩き回っていた。]
(357) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[思えば、あの頃が一番幸せだったかもな、って 近頃の人間のお友達を見ていて、思う。]**
(358) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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/* 私はこの昼キャラを少なくとも自殺願望を抱くくらいには落とさねばならぬ…(素振り) いや、村側でもね。
(-74) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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──回想:小さい頃──
[ ───……顔を上げた。>>254
少年の瞳に映ったのは、 綺麗な顔立ちの知らない子だった。 ゆるく結わえられた髪が動きとともに揺れ 白い手が差し出す白いハンカチを見て 頬を流れる雨までもが、止んだ。 ]
え、あ、えと、あの、……
[ いつも以上に言葉が吃る。 自分とは到底違う、綺麗な子。 なのに、手を差し伸べてくれている。 ]
(359) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ おずおずとハンカチを受け取って 提案には、こくんと頷いていた。>>318 ]
……ありがと、 でも、おれと仲良くしてたら……
ううん、またおれいしにきてもいい?
[ あれやこれやと世話を焼いてくれたその子に 悩みに悩んだ末に、ひとつ言葉を向けた。
純粋に 素直に 繕わずに 何かで覆い隠す必要もないくらいに なによりも、こどもだったのだ。 ]
(360) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ その子が許してくれたなら 今度も泥んこまみれになって、 笑顔を咲かせながら贈り物をしよう。
公園で捕まえてきた、てんとう虫だ。
〝幸せになれるってきいたんだ〟
……そんな言葉を添えて、自信満々にプレゼント。 喜ぶかどうかは、その子次第だけど。 ]*
(361) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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/* 1A 2B 3O 4AB 4 72 えいっ
(-75) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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/* 蟹座やん。重い男かお前は。
(-76) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 高校生とは、総じて噂話が好きな生き物らしい。 ]
(362) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 例えば、 七組で盗難被害が相次いでいるとか。
例えば、 SNSの画面に、この写真良くない? とか。
例えば、 あ、これあのブランドの新作じゃん、とか。
例えば、 あの二人、付き合い始めたらしいよ、とか。 ]
(363) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 高校生というものは、 結構多感な時期だから。
男子は女子の胸元に目をやったりするし>>9 漫画雑誌のグラビアに鼻の下伸ばしたりもするし。
女子は男子の値踏みもするし、 人気アイドルの新曲を大音量で流して キャーキャー騒いだりもする。
成績上位二人が付き合い始めた時も、 そこそこ噂になったりしたっけか。 ]
(364) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ それを知った時は、別段つついたりもしないで。 宇井野はいつも通りであった。 そこから、高本くん狙ってたのに、とか。 潜められた声を聞いたりもしたが、 右から左、視線をやる理由にもならない。
好きな子いるの、とか。 あの子良くない、とか。
浮いた話も飛び交う中で、 だいたい、無関心を貫いていた。
見目はよく目立つけども、 浮いた話を出さなければ、 そういった意味では目立たないし。 クラスには、柊もいるから、 そういう意味で目立つ奴の陰に隠れることも出来た。 ]
(365) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 聞くことは多かった。 聞き流すことは多かった。 所謂、恋バナなるものを、 宇井野はあまり得意としなかった。
大会にもよく出ているから、 キックボクシングを理由にすれば、 逃れることも出来たけど。
あんまり、気乗りはしない。 宇井野にとって、女の子という生き物は、 純粋に守る対象で、あったから。 ]
(366) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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そんな自分も 嫌になる
──── だって 普通じゃない *
(367) 2019/06/05(Wed) 23時半頃
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[ 振り返って足が止まった男のせいで横並びとなる。 大雪の中一人だけ傘をさしていて、どうも収まりが悪い 。 どうしてこの男は傘も持っていないのか。 今日出会った当初の疑問が再び浮かぶ。>>337 ]
自意識過剰で結構。 ありがたーく心配してもらった、 と思っておくことにする。
[ 真意は不明だが、心配された、ということにした。 思い込んでおくほうが、 大雪の中登校した甲斐があるというものだ。 スマホを取り出すさまを横目で盗み見るも、 颯太にも連絡はないようだった。 ]
(368) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 携帯を操作して誰かに確認するにしても、 『誰か』を選ぶ作業も面倒だった。 怜奈も携帯をポケットにしまい込む。 飛んできた質問には、はあ?と言わんばかり。 ]
それこそ、知らねぇよ。 自分でデリバリー係とやらに聞け。 ……奢ってくれるなら?
[ 口調を真似して、答える。>>338 もしデリバリー係が現れないのならば。 鞄の中に眠るバイト先からもらったパンが数個。 眠っているが、颯太が欲しがるとも思わない。
コンビニで暖を取るのも一案だけれど、 一度暖かいところに行ってしまうと、 もう一度寒い外へと行くのは億劫そうだ。 迷った末に行く先を委ねる返しだ。 ちゃりんとなるコインは表か裏か、答えは。 ]**
(369) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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/* んんんやべえ いや仕事が遅くなるのもログ量も想定内なんだけど自分の身体に異変が、っていうのが(熱が出たとかではない) おちつけあかつきさん
(-77) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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――回想・恋人――
[ 初めての恋人は恋人としても完璧だった ]
へっ?かわっ…?
[ 可愛いだなんて男の子に言われたことないし、 親からだって何年も言われてない。
何にも慣れてない私と まるで慣れてる彼 ]
そう、かな…ありがとう。 なんか恥ずかしい。
(370) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 彼だったら優越感なんて 他にいくらでも感じられそうなのに、 特別可愛いわけでもない私を照れさせて そんなものに浸れるなんて。
信じられなかった。信じられるわけなかった。
それなのに広がった世界は視野を狭くする。
満更でもなく照れてしまうことすら これが恋なんだって気分を高揚させる ]
(371) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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高本く…悟くんはいつも一番、凄いよね。 普段どうやって勉強してるの?
[ 抱きしめられると益々恥ずかしくて、 冷静を装おうといつでも聞けるような質問を 投げかけた。
「好き」だなんて口にできなかった理由は3つ。
1つは単純にその言葉を口にするのが 恥ずかしかったから。
残り2つは…―― ]*
(372) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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──── 回想:小さな頃 ────
[ 頬の滴が、やんだ。>>359 そのことが少し、嬉しくなって。 子供はふんわり、わらった。
嫌がられたらどうしよう、は。 まだ、あまり考えない時期。 言葉がはっきりと返ってこない間は、 少し不思議そうに首を傾けたりも、したけども。 ]
(373) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 受け取ってくれた。 頷いてくれた。>>360 じゃあ、その時点で。 子供にとって、その子はおともだちになっていた。
仲よくしたら、どうなるんだろう。 わからないけど、まぁいいやって、思った。 ]
おれい? じゃあ、また、あえるんだよね。
[ 当たり前みたいに うん、って、頷いた。 だって、遊びたい盛りの子供だ。 少しばかり、世間知らずではあったけども。 ]
(374) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 広くて綺麗な一軒家。 其処に案内して、あれやこれや世話を焼いて。 早く帰っていた母親が、 おともだち? なんて、微笑んだ。
どろんこの服を洗ったり、 すぐに乾かして返したり。 母親も母親で、随分な世話焼きだから。 ともすれば、戸惑わせたかもしれないけども。 ]
おれ、けんじって、ゆーの。
[ 自己紹介も、その最中。 ]
(375) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ その後日。 前と同じみたいに泥まみれになって、 でも、今度は泣いてない。 ぴかぴかに笑って、くれたもの。>>361
虫は少し、苦手だったけど。 てんとう虫は可愛いって思った。 虫を飼うのは “ 男の子らしい ” ]
しあわせに? あははっ ほんとだ! うれしいや。ありがと。
[ 虫かご、何入れたらいいかな、とか。 その子に聞きながら、整えて。 プレゼントしてくれた、小さなしあわせを。 子供は、それはそれは、 よろこんでいだ。 *]
(376) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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──回想:盗難──
[ 拓海の表情と思考にリンクすることは困難だ。 ゆえに怯えたような彼から間抜け面になるまで コロコロと変わる表情を瞳に捉えていた。 ]
……俺が違うと言ったところで、 誰が信じる?お前は信じるって?
[ 〝いつもどおり〟なんて知ったこっちゃない。
語尾の震える言葉とともに空気も震えた気がした。 それに、笑みはどうしたって深まってしまう。 ]
(377) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 弱い者イジメをしたいわけじゃない。 ただ単に、この輪の中で生まれた強者と弱者の違い。 それに俺は則るだけなんだ。
空いた距離、後ずさる彼の身体。 離れられれば追いかけたくなるもの。
ただ只管に、自らが強者であることを、 この身に焚き付けたかっただけだ。 ]
言うことなんて、ねぇ
[ 拳が握られるのを見れば>>324 どんな意図があろうとなかろうと、 反射的に手が出るのは最早習性に近い。 そうやって、自らに認識させたものだ。 ]
(378) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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……おい、逃げんなよッ
[ 一瞬のこと、だった。 拳は拓海の頬を狙って飛んでゆく。 ]*
(379) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ ────それからも。
嫌って言われなければ、遊びたがったし、 てんとう虫の育て方を相談したがったし、 子供はその子とお友達でいたがった。
無邪気な子供だった。 壁にも、棚にも。 強いことを褒めるためのものが、並んでいて。
だけども。 親の仕事の都合で、引っ越すことになった。 ずっと、その子が遊んでくれていたならば、 泣きそうになるのをこらえて、こらえて。 ばいばい、を、する姿も、あっただろう。 ]
(380) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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[ 大事に大事に育てたてんとう虫。 虫かごを抱えて、そうやって。
綺麗な一軒家は、宇井野の名前を外して。 からっぽになって、空き家になった。
まだ、髪が長かったころだったと思う。 そうだ、丁度。 学校で泣いた、一度きりから すぐのこと。 *]
(381) 2019/06/06(Thu) 00時頃
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/* タイムテーブルとしては文化祭の後、よな、マッマの秘密を知るの
(-80) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* たぶんざっくりおいつけたのでお返事を考えるターン 性質の違い……なるほどそれだな……そして違いを分かっていても共感で間を埋めるとは限らないイロハたん
(-81) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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──回想:盗難──
[ クラスで盗難事件が多発しています。
とくれば、「物騒ですね」というのが、 相槌として正しいのだろうか。どうかな。
なんにせよ、被害がノートや教科書ばかり。 とくれば、学内のトラブル扱いも当然だろう。
今日も一式揃ったままの教科書類を、 とんとんと机の上で整えて鞄にしまいながら、 僕は、隣の席に座っている宮古瑠璃に尋ねました。]
(382) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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宮古さんも?
[ そんな話をあちらこちらで聞くようになり、 ついに隣の席でも。ということなので、 さすがの僕も関心を示した頃合いだった。
そう尋ねたはいいけれど、
例えば、君のノートは美しいから。とか、 ひどいこともあるものだね。とか、そういう、 気の利いた──利いているのだろうか? とにかく、
何か追加の一言が咄嗟に思い浮かばず、 僕はただの好奇心の人になってしまう。]
(383) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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|
……それにしても、どうしてなんだろう。 どうしてノートで、どうして今なのかな。
[ 辛うじて続けたのは、そんな疑問だった。
ノートや教科書を紛失する。というのは、 もちろん迷惑な話ではあるけれど、
クラスメートたちがそうしているように、 教室に居場所がある人間なら、 貸し借りで補えてしまうようなものだし、
おかしな話だけれど、僕たち受験生は、 学校の授業よりも受験勉強というものに、 重きを置く時期に差し掛かっていると思うし。]
(384) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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宮古さんは、どう思う?
[ 盗難の被害者に向けるには、 やや不適切な表情だったかもしれない。
僕は微笑んでいて、悪気はなかった。 ただ、どうしてかな。そう思って、 意見を求める。というふうに、疑問を口にする。*]
(385) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* この好感度バリバリから今はちょっと気まずい に、なる予定(予定) 表向きは普通にしてるけど内心気まずい の、予定!!!
(-82) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* 直近読んだ感想をいいます。 颯太くんの口調を真似する怜奈ちゃんかわいいし、 恋する葉子ちゃんめちゃかわいいし、 颯太くんと堅治くんの幼少期がとてもかわいい。
(-83) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* キョウスケの ダイレクトマーケティング!(レインコートの) とか浮かんでくるからやはり脳が溶けてる疑惑 そういえば午後に仮眠してねーんだ……
(-84) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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――現在・白の道――
[ 声をかけたクラスメイトは いつもの顔で振り返ってくれた>>347 ]
ありがとう。私は大丈夫だけど、 大丈夫な量じゃないよね。 突然こんなに降るなんてびっくり。
[ おはようの挨拶から、怪我の心配の言葉が出る。 彼がモテるのは見た目だけが理由じゃないことが よく感じられる ]
(386) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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誰からも連絡ないよ。 車通勤の先生たちは来れてないかもだよね。
[ 家に確認するべき?って思ったけど、 万が一自宅に連絡が来ていれば 親から携帯に連絡がある筈だ。 ]
それにしても人少なすぎない? もしかして今日って日曜だっけって 何回か確認しちゃったよ。柊くんがいて良かった。
[ いつもと違う日のいつも通りに胸を撫で下ろす横で 彼は大きなため息を零す。 ]
(387) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* すでにあっぷあっぷ溺れてる。ぶくぶく
(-85) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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/* あしたはぱそこんにしよう。そうしよう。
(-86) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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|
あぁ……うん。
[ ただの世間話。口を開けばみんなそんな話。 それはきっと、天気の話をするくらいの世間話。
―― だけど私にとってはそうじゃない ] やだよね、勉強。 柊くんはどこ受験するの?
[ 勉強の話をするだけで顔が曇るのは普通のこと。 きっと、そうだよねって自分に言い聞かせながら 彼の方へと問いかけを投げた ] **
(388) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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|
―― 回想:盗難 ――
俺は信じるよ。
[と、笑みを深める轟木に言う。 外から見れば俺の言動は虚勢にしか見えないとは思う。
この状況で弱いものいじめじゃないっていうなら それは多分、視野狭窄ってやつだぜ。と 轟木って男の中に横たうルールを知ってれば 俺は反論したけれど
脅迫めいた衝動 サディスティックな欲望
あるいは、言わない、という 諦念に至るまでの思考なんて 俺は知らないので]
(389) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
|
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……それなら ――ッ、
い゛っ、ぐぅ……!
[嫌な予感がして逃げようとして そのまま、その拳が俺の頬をとらえた。 ガツン、と冗談みたいな音が出る。
変なとこ入った、 つんのめりながら思う。
他人に殴られても痛いのね。 そんな他人事を思う。]
(390) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
|
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「■■してるんだ、お前の事を」
[あれ、これって誰の声だっけ。ああ、あの人か。 そんなこともつんのめる間に思い出しまして]
(391) 2019/06/06(Thu) 00時半頃
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|
[後ろ足で転ばないように地を踏みしめた。]
あはは。いたい。何すんだよ颯太ァ
[俺は笑った。 めちゃくちゃ痛いって弱者らしく言いながら げらげら笑って、]
言わないんじゃわかるわけないだろうが 何考えてんだばーか!!
[笑ったまま怒声を放って そのまま放った身勝手な友情(?)パンチは、 轟木の頬をめがけて。]
(392) 2019/06/06(Thu) 01時頃
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|
[けれども、喧嘩慣れしていない美術部だから 当たるかもわからないし 反撃はするけれども 喧嘩は長引けば長引くほど、不利ではあった**]
(393) 2019/06/06(Thu) 01時頃
|
|
/* そういえばこれひいてませんでした。 中吉[[omikuji]]
(-87) 2019/06/06(Thu) 01時頃
|
|
/* ふうたくんのあれそれを拾いたいという気持ちと、どう考えても負縁故なので仲悪い状態を持続したいという気持ちがせめぎあい、なぞロールをうってしまう。困惑させてたらごめんね!
普段より高いおみくじをみつつ寝ます**
(-88) 2019/06/06(Thu) 01時頃
|
|
─ 隣の席につきましては ─
[ ノートや教科書が忽然と消える現象は 続いていったものですから、 事件、と呼ばれるまでになりました。
はい。私も被害者です。 と手を挙げる権利が此処に。
分厚い教科書の隣に、一枚。 ぺらぺらのルーズリーフが何だか切ない。
歴史の教師が不思議そうにしていたので 説明すれば、気の毒そうな顔をされる。 ]
(394) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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|
[ と、言った経緯で耳にしたのでしょうか。 或いは私が、友人達に聞いたときでしたか。
口数の少ない、お人形さんみたいなお隣にも ノートの不在は知られたようで。>>383 ]
そうなの ひるの君は、無傷かあ
[ 被害者。ではない、……傍観者?の人。 行方不明の居ない教科書類を持つ彼に>>382 その後魔の手が伸びたか。は別として。 ]
(395) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
|
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[ どうして、なんで、が尋ねられるので>>384 私も考えざるを得なくなりました。
本当は、何故を考える。という選択肢が 思い浮かばない程に、犯人の存在や意義が どうでもよかったのですけれど。 ]
不思議よね 正直、そこまで被害は無いもの
[ 先生方はひりひりとしているけれど。
お金を盗んだ方が、得られる利益は大きいし 返ってこないパターンのことも考えると。 ]
(396) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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少し困ること、で困って欲しいのかな
話題の中心になりたい、とか 構って欲しい、とか
[ 私は、探偵ではありませんので。 立てた人差し指で自分の頬を突きながら、 想像でしかない話を組み立てるしかない。 ]
盗んだものを他人の鞄に入れはしないから 本格的にクラスの雰囲気を 悪くしたい訳ではないのは確実だけど
(397) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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もし本当にただの構ってちゃんなら ちっちゃい子みたいで、可愛いね
[ ええ、それはもう、朗らかに。
適当にまとめ上げた結論と共に 被害者らしからぬ顔で、笑いましょう。
その程度には、この悪意は、稚拙だもの。 ]*
(398) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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[ 雪を掻き分けるようにして歩けば、 ローファーの上に雪が、薄く乗ります。
もう一歩踏み出せば、その雪は落ちて 代わりに失礼。と言わんばかりに 別の雪がこれまた薄く乗っかって。 ]
味噌汁缶、 ……いい趣味してる~
[ つんつん と、ういの君の腕を突きます。 ある程度のクオリティが確保されていれば それなりに人気の出そうなものだが。>>352
チャレンジャー。話しぶりからして、 まだ飲んだことは無いのでしょう。 ]
(399) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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[ 挙げられる種類は、私の考えていたそれと とても近いものでしたから。>>354 ああ、やっぱり、そんなものよね。 ]
コーヒーかな
でも、おしるこが飲みたくなってきた
[ あったかしら。おしるこ。
不意に思い付いた冬の定番商品。 急に飲みたくなっちゃったな。 無かったら、帰りにコンビニで買おう。 ]
(400) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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[ そうして、しばらく歩いているうち。
どうも、電車を乗り過ごしたおかげで、 いつもとは違う通学路でしたが、 ようやく見知った道に辿りついてきました。 ]
……それにしても 本当に、皆来てないんだね
[ がらん とした風景に、首を捻る。 休校の連絡は来ていない、と思うのだけど。 ]*
(401) 2019/06/06(Thu) 01時半頃
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―― 現在/通学路 ――
ふーん。
[とても便利でいいものとな。>>187 にっこり笑いながらのカウンターを、 気乗りのしなさそうなひとことで受け流すから、 結局のところいつまでたっても平行線だし、 雪が降り積もるかのようにお互いの違いも降り積もる。 蛭野が、人通りの少なさについて今さら気付いたことも、そう>>188]
無心。ふーん。
[ひととき真顔になって、それから]
(402) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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なんかさぁそれってつまんなくない? せっかくのめったにない大雪だよ? ちょびっとくらいは楽しまないと。 ……別に雪投げしようとまでは言わないけど。
[盛大に首を傾げながら言い募る。 とはいえこれもやっぱり平行線のまま着地しそうな気はしていた。 イロハが持ってる視点を蛭野が持ってるとは限らない。逆もまた然り。 けして短くない付き合いの中で、 きっと、そういうことばっかり積み重ねてしまっている]
(403) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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[ほら、今だって、>>189 イロハの視点からだと自動販売機は標のようだけど、 蛭野の視点からすればそれすらもそのうち埋もれて見えなくなりそう、だという]
そりゃあたいへんだ! お目当ての飲み物が買えなくなっちゃう。
[だが、ツッコミを入れることなく、 軽快さすら帯びる口調で相槌を打っていた。 もしこの通学路が、町がこの後ぜんぶ雪に閉ざされてしまったら、 イロハたちがこの自動販売機を使った最後のひとになるのだろうか、なんて考えもしつつ]
(404) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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[イロハとしては急ぎ足で向かってるつもりだったが、雪のせいでふつうに歩くに近しい速度。 加えて歩幅の差はどうにもならず。 先に自販機の前に辿り着いた蛭野が紙幣を機械に滑り込ませるのを見れば、>>190 何がどうなっているのか、と一瞬思考がフリーズした。
ほどなくして、缶が取り出し口から吐き出されるがこん、という音で我に返る]
え? あたし?
[自販機よりちょびっと低い高さから見下ろす眼差しに視線を合わせる。 盛大にきょとんとした様子で目をまあるくしていたが、]
(405) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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む、むむ……かたじけのうございますことよ。
この借りはいずれ返す。 ……とりあえずこのミルクティーにするね。
[めちゃくちゃな時代がかった言い回しでお礼を言うと、 ふいっ、と自販機に視線を向けなおして、 手袋に包まれた指でお目当ての缶のところにあるボタンを押す。 止められなければ再度がこん、という音が響き渡り、 あったかいミルクティーが取り出し口に吐き出されるのだった*]
(406) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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/* 昼に書いた灰と食い違ってるぞさっきのタイムテーブルうんぬんの灰 でももう流れ的に文化祭の後の方がしっくりくるんだよにゃーーーー
(-89) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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/* イロハたんの方から蛭野くんといるとなんか気楽~的なオーラをひしひしと感じている はーーーーそう そうなんだねイロハたん
(-90) 2019/06/06(Thu) 02時頃
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私も、ペットを飼ってたの。
リードを付けてあげると 皆、とっても喜んでた。
(407) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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・・・ そうね、何人目の話をしようかしら。
(408) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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─ ペットにつきましては ─
[ ぱちん と弾けるような音がして、 遅れて、白い肌に赤い線が滲み始めるの。
うんうん。私は満足げに微笑む。 ]
ほら見て、すごく綺麗 私、嬉しいわ ちゃんと我慢してくれて
[ 此方を見つめる瞳は、うっすらと 涙の膜を張って、揺れています。
痛いんでしょうね。かわいそう。 でも、我慢できるでしょう?まだ。 ]
(409) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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[ 顎を掴んで鏡に映る自分を眺めさせる。 身じろぐように少し抵抗されたので、 細く長い髪を指に絡ませて、掴む。 ]
見なさい
[ 私の声は、決して低くはありませんが、 一音一音はっきりと告げれば、皆 ちゃんと言うことを聞いてくれるの。
片手で彼女の頭を掴んだまま、 もう一度鞭を振りかぶります。えいっ。 ]
(410) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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[ 押しつぶしたような醜い悲鳴が漏れた。 ついに彼女は泣き始めてしまいました。 明らかに「やめてください。」って言いたげ。
髪を離せば、嗚咽と共にその場に蹲るので、 私も仕方無く、彼女に向かってしゃがみこみ、 可愛らしく両手で頬杖をつきましょう。
顔、あげられたら、パンツ見られちゃうな。 制服のスカートの下は、今日は何色だっけ。 ]
もう一回出来るよね?
[ 尋ねる。首を横に振られる。 ]
(411) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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なんで? 痕を付けて欲しいってお願いしたのは 貴女だよね?どうしてもって。
[ 不思議だなあ。 首を傾げて、形の良い後頭部を眺める。 荒い呼吸の混ざった沈黙。首は振られない。
昼間は、真っ当に働いている彼女の 指の間を通り抜ける黒髪はすっかり乱れて。 ]
お願いしたのに、コレ?
(412) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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[ ぱちぱちと、目を瞬く。 暴力に訴えるのは、好みな訳で無いんだけど この子はそれが好きなんだもの。
仕方ない、と私は立ち上がる。 ローファーの爪先を床との隙間に滑り込ませ、 ── 額を蹴り上げた。此方を向かせる。 ]
出来るよね?
[ 感情の渦に溶けた瞳が、私を見つめる。 震える唇が無駄な言葉を紡ぐ前に、 堪えきれないみたいに彼女の首が頷く。
ころっ と、私は微笑みました。 ]
(413) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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いい子
(414) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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たまたま耳に挟んだに過ぎないけど、 この子は捨ててすぐ、自殺したみたい。
他に依存先を見つけられなかったのね。
(415) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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かわいそうだけど、どうでもいい。*
(416) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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/* ヒエッ……
(-91) 2019/06/06(Thu) 02時半頃
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/* 引かれませんように……としつつ、いや……これは……引くやろ……という気持ち。 ねます……大丈夫かな……
(-92) 2019/06/06(Thu) 03時頃
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/* ペッ……ト……(まがお) 初期設定イロハだったらひと噛みいけたんだけどなぁ
(-93) 2019/06/06(Thu) 03時頃
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/* いや、でも、なうイロハでも
>>ペットになればマッマから逃げられる<<
ってならない? ならないない?
(-94) 2019/06/06(Thu) 03時頃
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[「一番尊敬している人は誰ですか?」
小論文の題材にもなりそうなありふれた問い。 それに、あたしは長いこと、胸を張ってこう答えていた。 「あたしのママです」――と。
中学3年の冬にいろいろあって、 「ママ」って呼ぶのはやめちゃったけど、 答えじたいは変わってなかった]
(417) 2019/06/06(Thu) 04時頃
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―― 回想/ヨーコちゃんにまつわるあれそれ ――
[話は中学時代にさかのぼる。
イロハが仲冬高校を受験しようと思ったのは、 早い話が、そこが母の母校だったから、である。 母のようになりたいと思っていたイロハは、彼女に近付けるようにと勉強に励んだし、 母も応援してくれていた。
しかしイロハの成績はあんまりパッとしなかった。
きれいでかっこいいおんなのひとは、 常に一番でなければならない、ってワケじゃない。 けれど、もうちょっと上に行かないと合格が危ないと言われればさすがに焦った]
(418) 2019/06/06(Thu) 04時頃
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[焦ったイロハは、当時同じクラスにいた成績優秀な子――七月葉子に、>>122 勉強を教えてもらおうと思い立った]
……せ、せめてニガテな数学だけでも! お願い!
[断られようが頑張って頼み込んでいたっけ。 さすがに土下座はしなかったけれど。
思えばコレがまぎれもない、 七月との腐れ縁じみた関係の始まりであった]
(419) 2019/06/06(Thu) 04時頃
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[合格が危ないラインを越えて仲冬高校に入れはしたが、 そこは紛れもなくイロハより頭のいい人が多い場所で。 初めてのテストの順位は下から数えた方が若干、早いという有様だった。 イロハはまたも勉強の面倒を見てくれるひとを欲した。その結果]
ヨーコちゃん! ノート見せて!
[クラスが違おうがお構いなし。 その時七月はもう一番、ではなくなっていたが、 結局イロハがいちばんに頼る先は彼女であった]
(420) 2019/06/06(Thu) 04時頃
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[高2の時だ。 七月は高本と付き合いはじめた。 頭もよくて顔もいい高本と七月とは、 何だかお似合いな感じがする、と、イロハは暢気にも思っていた]
ヨーコちゃん、なんか変わったよねぇ。 高本くんと付き合うようになって。
[何が、とはうまく言えない。 借りてたノートに視線を落としてもページに言葉が浮かんでくるわけでもない]
恋かぁ、……
[恋をすると人は変わる、と言っていたのは――そうだ、母だ。 そう言っていた時の母の顔が目の前の七月の顔にオーバーラップしていた]
(421) 2019/06/06(Thu) 04時頃
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[母の初恋は高校の頃だったという。 相手のことは知らない。教えてくれなかったから。 それでも、恋とはあまやかなものであるとはじゅうぶんわかった。 母にあんな目をさせたんだから。
目の前にいるのは初恋の人じゃなくて娘たるイロハだったというのに]
(422) 2019/06/06(Thu) 04時半頃
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あたしも、がんばろっかな。
[ぽつり、と呟いてから数日後、イロハは本当に頑張ってみた。 当時気になっていたバレー部の男の子に告白し、付き合ってみたのだが、 なんだか一緒にいると疲れる、という理由で、 イロハの方から彼を振ってしまった。
以来イロハにとっては、方程式を解くことより、 恋をする方が難題になってしまった。 かといって数学が急に得意になったわけじゃない。 3年に進級しても、イロハが時折七月を頼るのは相変わらずであった**]
(423) 2019/06/06(Thu) 04時半頃
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/* そういえばプロ発言目標は一応50回にしたんだけどすんなりいけそうね(今31回) たぶんきっとめいびー
(-95) 2019/06/06(Thu) 04時半頃
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/* るりちゃんめっちゃこわい……ひぇ……(褒めてる 静かに狂気ってかんじ。
きょーすけくんまわりと、ふうたくんまわりで幼馴染というか家近的なそういう系統の縁故がぎゅるんとしてるんかな? 読み込み甘いから……誰か表をくれ……自分で書けばいいのかな。はい。
(-96) 2019/06/06(Thu) 05時半頃
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/* よーこちゃんとたかもとくん、高二の時か(頭を抱える) ログ読みもできなくてすまない……すまない……
(-97) 2019/06/06(Thu) 05時半頃
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/* 狼さんはどこやろなー。 希望出してるのは、たくみくん、きょーすけくん、さとるくんあたりが熱烈にだしてそう。
11>10>8>6>4>ep たぶん4d?落ちになるかなーとか考えている。 並べてみたら、男子女子で出目分かれてておもしろーいねー。
(-98) 2019/06/06(Thu) 05時半頃
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[ 揺 れ る 煙 に 目を伏せた]
(424) 2019/06/06(Thu) 06時半頃
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………… 殴られても動かないんだよな。 見たことある。
あれって愛してほしいからかな。 それともあきらめてるからかな。
最初は悲鳴をあげるけど そのうち慣れきっちゃって 虐められるのを待つような目で飼い主を待って
あれは多分、どっちも、なんだろうな。
(425) 2019/06/06(Thu) 06時半頃
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ああ。 リードから抜け出したりも、するな。 するんだけど、数日するとぼろぼろになって戻ってくる。 そのまま野良になったりはしないのかね。 案外、ご飯の味でも思い出すのかもしれない。
にしても、 痛めつけなきゃアイせないのか 痛めつけるだけの何かが欲しいだけなのか 飼い主の方にも興味は尽きないもんで ・・・・・・・ サンプルケースは多い方がいいから そのためだけに飼われてみるのも悪くないね。 でも、俺はすぐに飽きちゃいそう。
(426) 2019/06/06(Thu) 06時半頃
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………………何の話? いぬの、話。
(427) 2019/06/06(Thu) 06時半頃
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あ。
これ、内緒にしといて。
(428) 2019/06/06(Thu) 06時半頃
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[くゆる煙を指差してから 誰も来ないような体育館裏の塀に煙草を押し付けて 俺は誰かさんと、秘密の話をする。
煙草。内緒にしてね、内緒だよ。 俺も内緒にしとくから。
いつもどおりの口調で軽く笑って 人差し指を立てる姿だけ、いつもの陽気さを失せさせて]*
(429) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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―― 回想 / 盗難事件 ――
……はいはい。ハグハグ。
[拓海の反応はいつも通りの馬鹿げた 俺にとっては「つまらない」ものだった。
大仰に喜ぶ拓海の背をぽんぽん叩いて軽くハグ。 その茶番に付き合ってやる。>>192
昔から、こいつはこういう奴だった。 ノートを隠されたくらいで、 思い悩んで受験に失敗するような タマじゃあ、ない。
それなのに、なんでこいつのノートを 俺は盗んだんだろうな]
(430) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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[道連れになんて、できるはずもないんだ]
(431) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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そうだな。 つまんないことをするよな。 こんなことやったって、何にもなりゃしない。
[それは、半分は自分に対する言葉だった。>>193 俺はいったい、何をやっているのだろう]
……しかし、ひどい奴だな。犯人。
[お前にこんなことをするだなんて、と。 その言葉が嫌に自分の胸に響いて苦しくなる。 だから、俺はカラリと笑って]
(432) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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これ以上、拓海の成績が下がったらやばいだろ。 狙うなら俺を狙えっつーの。
[ふざけた口調で、 いつものようにお前をからかってやったんだ]*
(433) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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―― 回想 / 恋人 ――
[可愛いと囁けば、顔を赤らめる葉子は 初心で扱いやすい女だった。
「高本くん」が「悟くん」に変わったことすら 葉子にとっては勇気の要る行為だったはずだ。 それが手に取るように分かって、 そんなところも可愛らしいと当時は、思えた。
いつもの帰り道。 ふたりきりの駅のエレベーターの中で、 多くの男がそうするように葉子を抱き締める。
エレベーターが駅のホームに到着する そんな短い時間すら、 恋人とは離れがたいと彼女に示すように]
(434) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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[扱いやすい女だと思っていた。 そして、俺は嘘はつかない男だった。 だからその質問>>372にも、 正直に俺は答えただろう]
何も特別な勉強はしていないな。 努力とかそういうの、したことがないよ。
[お前もそうだろう、と言わんとばかりに 俺は葉子を見つめていただろう。
だって、お前は俺の同類なのだから。 俺と同じ特別だから、恋人なんだ]
(435) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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|
[――やっと見つけた仲間だと、思っていた]*
(436) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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―― 回想 / 盗難事件 ――
[宮古瑠璃という女子生徒に対して 食えない奴だ、という理解をしていた。
委員長と書記。 接点は多いから自然と話す機会が増える。 時には、笑みを交えながら 他愛のない話だってしただろう。
けれど、どこか掴みどころのない彼女は するりと俺の想定を外れた動きをする。
周りと同じ馬鹿な奴らのひとりのはずなのに、 俺の思い通りには動かない]
(437) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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[だから、ノートを焼却炉の中に入れてやった]
(438) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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[宮古の慌てふためく様が、見たかった。 理由なんてそんな、些細なこと。
馬鹿のくせに、俺の思い通りにならなくて 扱いにくい宮古瑠璃という女を 俺の手で貶めてやりたかった。
――気に病んで、受験に 失敗でもしてくれたら儲けもの。
その行為を可愛い>>398などと評されることは 知らず、俺はいつものようにそれを実行した。
バレるようなヘマはしていない、はずだ。きっと]
(439) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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|
[だから盗難事件後、 まっさきに俺の机の前にやって来て こちらを見下ろしてくる宮古に 俺は気圧された。>>315
何だよ。困った顔をしろよ。 平気な表情を浮かべてるじゃないか。くそが。 苛立ちと微かな恐怖が胸中に去来する。
努力していつものような爽やかな笑みを 口元に浮かべ、俺は宮古を見上げた]
(440) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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委員長さん、とか こういう時だけ呼ぶのずるいな。
[鞄の中を漁り、歴史のノートを取り出す]
はい。今回はお気の毒さま。 ……あんまり、気にしないようにな。
[白々しく言って、宮古を見上げる]
(441) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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[見下ろされるという行為は、好きではない。
俺は馬鹿ではない。 馬鹿どもに見下されてたまるか。
俺は、見下ろす側の人間なんだ]**
(442) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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|
―― こんなこともあった ――
あと!2000円分くらい! 駄目ですか!駄目か!
[俺は店頭で値切りをする客のようにすがりついた。 何の話をしているかというと、文化祭準備に使える金の話である。
美術をやっていると割と金銭感覚がブッ飛んでくる。 作品を作るのに妥協なんかしてられないからだ。 けれども、もちろん予算の限界はあるわけで]
(443) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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|
お願いします田所様ー! どうか、どうか1000円でも!
[とか、そんな感じで 「節約が得意な」会計に頭を下げる俺の姿は 文化祭準備のどこかで見られたかもしれない。
なお、そんなに深刻な予算不足では なかったことを添え置いておく。 断られても最終的には何とかしたと思うし 使いすぎる奴にストッパーは必要だ]**
(444) 2019/06/06(Thu) 07時頃
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|
―― 回想:盗難事件 ――
いえい。いえーい。光栄に思っとけ
[俺はけらけら笑って高本の背に手をまわし 軽いハグをした。
普通の男子高校生ならよくある事だと思うんだけど いかんせんこの学校は偏差値が高いからか こういうじゃれあいをあまり見ない。
やっぱり学費が安いとかいう理由じゃなくて ちゃんと別の高校行っとくべきだったかも。
馬鹿な俺は、そう思って、 馬鹿らし。と打ち消した。]
(445) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
[人の常識は他人の非常識。 誰もが進学すると信じて疑わない、 ここはそういう世界。 都合がいいから、俺は明かさない。 道連れなんてする必要もないよって。]
(446) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
[いずれにせよ落ちるときは一人だ。]
(447) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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ひどい奴。 それは確かにな。 俺の家に新しいノートがなかったら どうしてくれるつもりだったんだろ。
[まあ、ルーズリーフ借りるんですけど。 と、ふざけた答えを返しながら、
俺相手じゃなきゃ酷くないわけ? と ノートどころか教科書をやられた柊を思い出し 茶々をいれたりもした気がする。
が、その後、発言の意図を聞き>>433 はあ?!、と声を上げてやった。]
(448) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
ノート隠されたくらいで下がる成績じゃねえんだよ! もう下がりきってるからな!残念でしたー!
あ、でも一位じゃない高本君は見たいので 犯人には期待しとく。
[俺は怒るそぶりをみせてから ころころと笑って、 見たこともない犯人に「期待する」って言った。
ノートを隠されたところで こいつの成績が揺らぐとは思っていないけれど 誰かに何かをされる、っていうのは、 「つまらない」高本の生活を変えるかなって
そんなことを思ったから。 なんでもない戯言だった**]
(449) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
―― 回想 / 盗難事件 ――
阿呆。 胸を張って言うことか。
[下がりきった成績と拓海に胸を張られても 俺は苦笑するより他ない>>449]
ああ、確かに残念だな。 お前の頭が。
[やれやれと首を振って、 いつも通りに馬鹿なお前を見つめたんだ]
(450) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
[ずっと仲間が欲しかった]
(451) 2019/06/06(Thu) 07時半頃
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|
[どこまでも俺は独りぼっちで だからお前の足を引っ張ってやりたい。 道連れにする必要がない奴なんて、 この進学校にいるわけがない。そう思っている]
(452) 2019/06/06(Thu) 08時頃
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|
はぁー。 このクラスのどこかにいる犯人に 犯罪教唆はやめてくださいますー?
[1位ではない俺など、想像もできない。 この学校にいる馬鹿な奴らに負ける自分など 決して有り得はしない]
(453) 2019/06/06(Thu) 08時頃
|
|
[本当に俺のノートが次に盗まれたらどうするんだよ。 だなんて、嘯いて]
1位じゃない俺見て何が楽しいんだよ。
[ぼそりと、呟いた。 だって本当に期待をするような目を、 拓海がしていたから>>449]
(454) 2019/06/06(Thu) 08時頃
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|
[馬鹿な俺など有り得ない。決して。 そんなの、俺のプライドが許さない]**
(455) 2019/06/06(Thu) 08時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/06(Thu) 08時頃
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/* ひーーーん宮古さんかわいい 好き ひるのを拾ってくれませんか? おとなしくていいこです おとなしすぎてやや犬というより人形ですが
人とそんな深い関係を築けてる気がしないので灰で叫びました
(-99) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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|
―回想:ご近所さん―
[時折、ネットニュースで そういった話題を見かけることはある。 教祖や信者がどうの、とか 献金ウン千万円、とか。
紫苑はいかにも安そうなアパートを見上げる。 案外近くにそういった話があるんだなぁと 目を細めて、同情するような眼差しを 田所>>339へと向けた。]
……大変だね。
[絞り出すようにそう言ってから 慌てて話題を変えるように ぴん、と人差し指を立てた。]
(456) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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|
田所さんが謝る事じゃないでしょ。 聞いてる分にはすっごく面白いし。俺は。
ほら、た~ぷ~た~ぷ~……って!
[本当にそう言っているかは定かではないけれど 彼女はそれを嫌悪しているようなので 紫苑も茶化すようにそう言った。
同時に、安堵した。 彼女まであのお経を発していたとしたら 紫苑は明日からどんな顔をすればいいか 分からなくなるところだった。
笑えばいいのかな。 まぁ、あくまで仮定の話だ。]
(457) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
|
|
[引っ越すつもりはない。 相場の半分以下の家賃は捨てがたいし、 何より、夜に騒がしくしてしまうのは 紫苑の方も同じだ。
可愛い彼女に求められたら、 断れない質なのだ。 なんてね。]
ごめんね、びっくりさせちゃって。
[去り際、紫苑は一度振り向いて微笑む。
先程、 ぱちくりと目を瞬かせていた彼女>>338は 普段の気の強い印象が薄らいでいて、 案外可愛らしかったなと思った。]
(458) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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|
仲良くしようよ。ご近所さんなんだし。
[勿論、特に深い意味は無い。
求められれば、断れないけれど、 求められない限りは 手を出す趣味はない、ので。*]
(459) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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|
―現在:通学路―
実はね、もう合格してるんだ。 専門学校。都内の。
[進学校に来た理由はひとつだけ。 『義務教育だけはちゃんとしろ』 親との約束を紫苑はちゃんと守ったので、 その後について口出しされることは無かった。
(親父は渋い顔をしていたけれど、 親の言外を察するつもりはない。 空気が読めない息子でごめんな!)]
(460) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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だから俺は滑っても転んでも平気。
……そういう七月ちゃんは? どこ受けるんだっけ。
[受験戦争から一足先に離脱しているもので、 受験>>388と憂鬱は紫苑の中では無縁。
ただ、勉強が嫌いなのは同感だ。
今度の国語のテストは、 教師が傾向を話していたのもあって 何となくの内容は分かる。 (なお、解けるとは言っていない)
けれども、だ。]
(461) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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受験はヤマ張ったりとか ズル、出来ないもんねぇ。
[大変だなぁ、と他人事のように紫苑は笑う。 実際、他人事なので。**]
(462) 2019/06/06(Thu) 08時半頃
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──現在:通学路>>402──
楽しむ。 ……白い街の景観を?
[ 雪投げまではいかずとも。と言われ、 僕に思いつくのはそんなところだった。
とはいえ、その答えが彼女のお気に召すか、 …………あまり自信はない。
灰谷彩華には、彼女の言う雪投げや──、 雪だるまづくりとか。そのイメージのほうが。
ならば、それを答えにすればよかったんだけれど、 僕がそれに思い至るまで、少し時間がかかりすぎた。]
(463) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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[ ごうごうと吹きすさぶ雪。風。 人のいない道。ぽつんと佇む機械の灯り。 振り返れば足跡。降り積もる雪に消されてく。
……確かに、静かなのは嫌いじゃない。 また少しぼうっとして、見上げる視線>>405と、 自動販売機が缶を吐き出す音で我に返った。]
そう、きみ。 ……どういたしまして。
暖を取りながら進もう。 このままじゃ僕らが雪の柱になってしまう。
[ プルタブを開けずに、手の中に握って。 僕はまた、変わらないペースで歩き出した。]
(464) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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[ 学校まで、もう然程距離はない。
それでも一向に増えない人影に、 どうも様子がおかしいな。とは思うけれど。]
……学校が休みだったら、 灰谷さんはどうするの? 自習?
[ 僕は自習でもすればいいやと思っていたから、 そうだとしても特に問題はない。
弱まるまでは時間を潰すことを余儀なくされそう。 そんな気配がするから、無言の時間を質問で埋めた。
……もう少し歩けば、見える背中もあったかな。*]
(465) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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──回想・彩華──
[ 話は中学時代に遡る。
灰谷彩華は私とは違う、テンション高めな子。 同じクラスになった当初は絶対仲良くは ならないタイプだろうな、って思ってた。
そんな彼女がパッチリとした目を向けて 頼みごとをしてきた。 ]
…………数学っていっても広いんだよ。 どれが苦手なの?方程式?確率?図形?
[ え、私?って少し戸惑ったけど、 声を掛けられるのは嬉しくて、頷く。 そして私と志望校が同じと知れば驚きながらも 勉強の手助けをしただろう ]
(466) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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[ 高校に入ってもその関係は続く。
ヨーコちゃん。
そんな風に下の名前で私を呼ぶ数少ない友達に 頼まれて断ることはなかっただろう、 私はふたつ返事でノートを差し出した。 ]
え?そうかな……よく言われるんだけど、 自分ではピンとこない。
[ それは高本くんと付き合うようになって よく聞く台詞だった ]
(467) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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[ 「変わったよね」
そこに含む意味合いは口にする人それぞれだろう。 少なくとも目の前の彼女の言葉に悪気は感じない。
他にも「高本くんがあんな地味な子と?」 なんて視線を感じることは多かったし、 一度だけ、数学のノートにマジックで 「調子に乗るなブス」と書かれていた。
だけど私は悪意に屈したりはしない。 彼が選んでくれたことが全てだったから
ただ、そのノートだけは 彩華に貸すことはしなかった ]
(468) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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彩華は、好きな人いないの?
[ 明るくてはっきりとした可愛い顔立ちで バレー部のマネージャーをしていれば、 恋愛ごとと無縁とは思えなかった。
ずっと違う世界にいた彼女に恋の話なんて 振ることはなかったけど、 同じ世界に踏み入った今なら聞ける気がした ]
クラスの人とかバレー部の人とか 彩華のこと好きな人はたくさんいそう。
(469) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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[ それから数日後、見たことのあるバレー部の 男子と彩華が並んでいるのを見る。
がんばろっかなって口にすれば 簡単にそれが叶う。
やっぱり私と彼女は同じ世界にはいないって なんとなく思い知らされた気がしたんだ ]**
(470) 2019/06/06(Thu) 09時半頃
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──回想/隣席と>>395──
無傷です。幸か不幸か。 僕のノートは魅力的じゃないのかも。 …………もしくは、僕自身が。
[ ゆるり。とした肯定>>395と確認に、 僕は微笑んで頷きました。無傷でした。
どうしてかな。という疑問は、 相応しい気の利いた言葉の代わりに、 空白を埋めるためにねじ込んだみたいなもので、
彼女に、考える必要のないことを考える。 という手間を押し付けたのであれば、心が痛むけど、]
(471) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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そうだね。これだけ続いても、 本当に大きな騒ぎには、ならないわけだし。
[ 宮古瑠璃がそれを些細なこと>>396と扱うので、 僕も、同意の意を込めて頷きました。 本当に大きな騒ぎ。とは、 大人が、特に学校の外の大人が出てくる。 ということを想定していた。
そうはなっていないはずだ。たぶん。 少なくとも、無頓着で情報に疎い、 僕の知る範囲の中では。だけれど。]
(472) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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[ とはいえ、僕の小さな疑問に対し、 彼女が思いのほか真剣に取り組んでくれたので、 僕は、じっとしてそれを聞いていた。]
そうだね。 構ってほしいのなら、 サインを残すといいと思う。
[ 怪盗か何かみたいに。 真面目に提案したって、僕の前にいるのは、 被害者であって、犯人その人じゃないんだけど。]
(473) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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[ ……それから。 可愛い。と、宮古瑠璃は言って>>398、 僕は、その感覚がよくわからなかったから、 そうだね。と言う代わりに、小さく微笑む。]
その人が、人のノートや教科書を盗んで、 少しでも幸せならいいな。と思うよ。
[ 少なくとも、宮古さんにとっては、 そこまで被害がなくって、可愛いと言えて、 どうでもいいこと。なのであれば、]
……どうでもいい。ことが、 誰かの助けになるなら、いいよね。
[ なぜかそのとき僕は、彼女になら、 同意を得られるような気がしていた。 そんなこと言ったって、僕のノートは無事なのに。*]
(474) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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どうでもいいことはたくさんあって。
(475) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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というより、どうでもいいことばかりで。
(476) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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普通じゃなかったのは、姉だけです。 姉だけです。姉だけです。姉だけ、
(477) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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僕はおかしいんですか?
(478) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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例えば、僕が何かを作る姿を目撃した人>>178や、 出来上がりが想像つかないと内心思った人>>342も、 もしかすると、疑問は解消されたかもしれない。
(479) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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姉は文化祭に来た。
(480) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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毛羽だったカットソーの袖がだるだるにのびて、 姉の指先までをすっかりと覆い隠していた。 サイズの合っていないジーンズと、 昔、運動靴にしていたボロのスニーカーを履き、 視線から逃れるようにしきりに俯いていた。
(481) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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教室の外に立っていた姉に僕は驚き、微笑み、 そこにいた誰かに頼んで当番を代わってもらった。 僕は姉を望み通り美術部の展示へと案内する。 ぐるりと一周展示を見て回った姉が、 覚束ない足取りで部屋を出て、廊下を進んで、 ひとけのない突き当たりで、嘔吐した。 僕はそれを黙って片した。姉は帰った。 僕も教室に帰り、代役を務めてくれた人に礼を言い、 姉は帰ってしまったのでもう平気だ。と告げた。
(482) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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それだけ。
(483) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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美醜という価値観ひとつに踊らされる人間は、 なんとも不気味な生き物であると軽蔑するものの、 それに誰より囚われているのは僕であるとも思う。
(484) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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早く、早く人間なんて瓶の中で培養できるようになって、 生まれつきの役割に疑問も抱かない生き物になればいい。 ボカノフスキー法によって同じ96人が生産され、 無条件に幸福を貪ることができる社会になってしまえ。
(485) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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或いは、遠い宇宙の果てから迎えを寄越して。 僕は異物だと認めて。故郷の星は別にあると。 この社会から逃げ出すことを許されたいのだ。
(486) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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* それだけ。*
(487) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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/* ペース早いなって自分でも思うんですけど、 私、割といつも落ちる日に回想いっぱい出して、 結果なんの解決もせず、PL視点で悩みオープンにした途端に死ぬ。 みたいなことになりがちなので、ちょっと早めに出して、 村始まったら解決編に持ち込むチャレンジ中です。
(-100) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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/* あと例のごとくおまかせなので、まあ狼引くことはないだろうと、 見込んで動いているので、狼希望の人、います……よね!?
(-101) 2019/06/06(Thu) 10時頃
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/* 8のあんちゃんらのジャムなレディのやつ めっちゃ聴いてるからイメソンなのかもしれん
よ、夜だけってことで
(-103) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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/* 自分が喋った単語ひyに捉えてしまう~助けてくれ~ 息子は文字通りの意味なんだ~ウォォ
(-104) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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/* ところで今言うんだけど、いいんちょとようくんの 聖書のとこのやり取りめっちゃ好きだなって思う 可愛い
(-105) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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―― 現在 / 通学路 ――
親は厳しくないよ、別に。 そういうんじゃない。
[そう言って、拓海の言葉>>299を否定した。
むしろ、あの馬鹿な両親は 俺がどれだけ優秀かを、 その無知さ故に理解していない。
突然変異というやつなのだろう。俺という存在は。 古臭くて小さな商店街のうどん屋。 それが俺の実家だ。 何度も食べに来たことあるだろ。 あの両親が厳しく見えるか、と笑う]
(488) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[視界の端に公園の滑り台を捉えた。>>300 今は雪に埋まったその遊具を見遣り、 俺は昔のことを思い出していた。
ずっとトモダチ。ずっといっしょ。>>304
そんなふうにヤクソクをして、 日が暮れるまで遊んだっけ。
拓海は「たろ」って名前の柴犬を 連れてくることもあった。>>357
俺は実家に案内して「俺のおごり」だなんて 笑って、うどんをご馳走したりもした。 もちろん、おごりなどではなく 俺の両親の好意だったが]
(489) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[そりゃあ、今よりも。ずっとずっと幸せだったさ]
(490) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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はいはい、ヤクソク。
[おざなりに拓海に返す。>>307
ヤクソクなんて忘れられて、破られて、 最後にはなくなってしまうものなんだ。
だから、これは嘘じゃあない。つもり。 そう言ってやって――……]
(491) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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ふっざけんな!
(492) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[顔に当たった雪球に、憤慨した>>308]
おい、待て拓海!
[近くの雪をかき集め、 雪球を作ると拓海を追いかける。
学校へ向かって走りながら、 その背に雪球を投げつけてやった。
――当たったかどうかは、さあて]
(493) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[子供のままでいたなら、 変なプライドを持つこともなかったのに]*
(494) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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―― 回想 / 役割分担 ――
[しくったな、と内心で思った。
姉の使っていない道具が、と>>167 発言する京輔の声音はワントーン低いものだった。
京輔の姉とは、実際に会ったことはない。 ただ、噂だけは小学生の時分の俺にも 嫌というほど届いていた。
俺は相変わらず明朗な笑みを浮かべている。 含みのない、爽やかなまなざしを京輔に向ける。
――他意はない。
そう示すように]
(495) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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……はは。灰谷、そうだな。 それじゃあメイクアップアーティスト京輔に 期待しようか。
[灰谷の発言>>197に 一瞬、ほんの一瞬だけ眉を寄せて不快感を示すと すぐに元の朗らかな笑みを浮かべた。
葉子と別れてから 灰谷からの視線が厳しくなった気がするのは 俺の気のせいだろうか。
面倒だ、と思う。 恋も愛も好きも俺にはよく分からない]
(496) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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はーい。内装監督に拓海。 内装製作に堅治。
どんどん立候補があって俺は嬉しいぞ。
[などと軽くおどけながら、 テンポよく級友に役割を振ってゆく]
……では、お化け屋敷のコンセプトは廃病院。 他に意見はあるか? なさそうだな。
[賛成多数>>216で決まったコンセプト>>186。 とりあえずの大枠は決まった]
(497) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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廃病院コンセプトなら、 ナース服や患者服を衣装係にはお願いしたいな。
[ちらりと灰谷や相原に目線を遣って、 それからは話し合いの行方を見守っていた]*
(498) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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―― 回想 / 憐憫 ――
[俺が蛭野京輔という級友に抱いていたのは、 憐みだったのかもしれない。
実家のうどん屋を手伝っていると、 様々な噂が耳に入ってくる。 あそこの家はああだ、そっちはどうなってる。
客商売は、噂話で出来ていて だから京輔の家の近況も あるとき俺の耳に自然と入ってきた。
――ああ、大変だな。
そんな憐みを、胸の内に抱えた]
(499) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[だから、京輔の教科書とノートだけは 俺は決して盗むことはなかった。
だって京輔は、俺の嫉妬の対象ではなく 憐みの対象だったからだ。
可哀相。だから苛つかない。
例え大学に入学しようと、 血の繋がりは決して切ることができない]
(500) 2019/06/06(Thu) 13時頃
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[――俺のように]
(501) 2019/06/06(Thu) 13時半頃
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[文化祭当日。 俺は教室の外に立っていた“それ”>>481に 大きく動揺する京輔を見た]
受付、変わるよ。
[そっと京輔の肩に手を置き、彼を見送った。 しばらくして帰ってきた京輔の顔>>482が ただただ青白かったことを、俺は覚えている]
大丈夫か。平気じゃない顔に見えるけど。
[礼を言う京輔に、 上手い言葉をかけることができなかった]*
(502) 2019/06/06(Thu) 13時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/06(Thu) 13時半頃
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[ どうかこの目に刻 みつけて ]
(503) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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―― 笑い声の話 ――
[車一台分と、柴犬の住処。 それから、いくつかの材木。 そういうものが置けるだけのガレージがある。 ちょっと珍しいだろ。と、小学生のおれは胸を張った。
じいちゃんばあちゃんの代からある家なんだ。 普段は夜遅い父さんも、 日曜日は木材を手にとって、ガレージで おれと遊びながら何かをつくってくれる。 錆くさい工具箱がおれたちの宝箱だ。
だから、壁が厚くって、床がきっちりフローリングで 冷房がききやすい新築×年の家だって 別にうらやましくはないさ。]
(504) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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[最近は古くなったリビングの机を新調したんだ。 おれは材木を支える係しかしてないけど 板の片隅に、三匹の羊と小さな犬。それから日付を彫ったら 上手ねえ、ってかあさんが笑ってた。 羊がとうさんとかあさんとおれで、犬がたろだよ。
新品の机が、曇りガラスからにじむお日様に照らされてる。 おれは無邪気にわらっていた。]
(505) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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――・――
[写真が好きなの? って、 かあさんは嫌そうに俺に聞いた。 俺は、絵も写真も好きだよ。と笑った。
笑って母さんの顔を撮る。 画面越しに母さんをとらえる。 やめて、といいたげに顔を伏せられた。 中学生の俺は、「隠すなよ」って母さんの周りをちょろちょろ歩いた。
そんなに綺麗に化粧したんだからさ。
人はいつかしわくちゃになるんだからさ。
部活は、補習は、って怒るようにせかされて、 俺はやっと、今いくよ、と 青空の色が滲んでる玄関に向かう。 夏休みの最初の頃だった。]
(506) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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[午後からの補習と部活に思いを馳せて 玄関口を開けてたろがいた場所を通り抜けると、 丁度父さんがそこにいた。
どうして、という顔をガレージの暗がりで 二人して浮かべているのがおかしくて 俺はごまかすようにわらっていた。]
(507) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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――・・――
[会社遅れんぞ、とかけた声は、いびきで返ってくる。 食卓には羊が二匹。それから冷えた朝食。 畳に放り投げられていた煙草を拝借して それからきまぐれを起こして、眠る親父のからだを揺さぶった。
おきて、起きて。ほら、目を覚まして。
そう、孝行できる子供らしく あるいは日曜日に外出をねだる子供らしく 親父に頼み込んで……
もらうのはとびきりのご褒美だ。 捨て置かれた缶ビールが跳ねとんだ。
そのうち壁に皹入るんじゃねえかなあ。 ああ、窓の向こうの朝日と青空がまぶしい。 おはよう世界、とびきりの目覚ましをありがとう!]
(508) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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[ぶつかる音をご近所さんにごまかすように まるで親子でじゃれていたみたいに 俺はただただわらっていた。]
(509) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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[古びた家に、広いガレージ。 車もたろもとうにいないけど、 たまに「あそこの家で物音が……」っていわれるけど 昔からなんにも変わっちゃいない。 うしろめたいことなんかなにもない。
青空と笑い声が似合う、狭苦しい庶民の家だ。**]
(510) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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/* 過去ペットにそわりとしたが、怜奈がは????と凄んでくるから着席しました。
(-106) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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/* いやでも、うん。 そういう方向もいけるのでは???? 自分の拠り所として求めてもわんちゃんおかしくないかもしれないので、午後はそれ考えつつ仕事しょ
(-107) 2019/06/06(Thu) 15時頃
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/* 二階建てなんだとおもう(描写を忘れている)
(-108) 2019/06/06(Thu) 15時半頃
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/* なんか……俺…… 正縁故だれもいなくないか……:;(∩´﹏`∩);:
(-109) 2019/06/06(Thu) 15時半頃
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/* 悟くん多分父親が倒れたとかでうどん屋継がなきゃいけなくなったパターンなんじゃないかと思った。
(-110) 2019/06/06(Thu) 15時半頃
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/* 頭良い奴のRPを誰か教えてくれ…… まじで中の人が馬鹿だから高本も馬鹿になるんだって なんだこれ 助けてくれ
(-111) 2019/06/06(Thu) 15時半頃
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──回想:憐憫>>499──
[ そのとき、偶然に隣にいたのが、 親切な人間でよかったな。と僕は思った。 よく見たらそれは高本悟だったので、 肩に置かれた手>>502に、僕は笑んだ。]
──ありがとう。大丈夫。 でも、姉さん、家に帰れたか……
[ 僕は青い顔をしていたんだろうか。 ……そんなつもりもなかったのだ。だから微笑む。
自分を案じる言葉にさらりと応えて、 別の人間の話をしたことは、 ほとんど無意識だったけれど、
僕を憐れんだ君ならばわかるだろう。 憐れんで、心配するような言葉をかけた君なら。]
(511) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[ 僕は、君には憐れみの目を向けなかった。]
(512) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[ 平気だった。それは本当だった。
思いがけない客人に少し驚いたし、 僕が驚くのも珍しいことではあるけど、 姉が来た。僕の姉が。なので、案内する。 それだけのことだ。そして姉は帰った。
それだけのことなのに、 心配をされている。というのが、 何かがおかしいと指摘されているようで。]
……それとも、平気じゃない方が、 正しいのかな。反応として。 姉があんなだから? 高本くん、
[ 君はどうして、平気かどうかなんて聞いたのか。 僕は笑って、その聡明な人の目をじいっと見て、]
(513) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[ 醜く不幸な人間との血の繋がりを、 切りたいと思って当然だと思われることが、 その価値観が、世間が、不全ではないのか。*]
(514) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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一位じゃないお前が見られたら……>>454
( 「もっと必死になるかと思って」 「昔のお前に戻るかと思って」 )
…………やっぱいいや。ヒミツ。
(515) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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―― 現在:通学路 ――
じゃあなんだよ……
[煮え切らない返事だな、と俺はぼやいた。>>480 それから、高本の家のご両親を思い浮かべる。
まあ、あの二人が厳しいとか、ねーな。 どちらも子供の成績はあんまり気にしてなさそうだ。 少なくとも俺のかあさんよりは。
口の中に残っていた肉まんの味が 一瞬高本家のうどんの味にきりかわるのを感じる。 そういや、もう随分、食いにいってないな。
「お前のおごりじゃなくて、 お前のとーさんかーさんのおごりだろ」って えらそうにする高本に笑いかけたこともあった。]
(516) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[「いつかうどん屋になんの?」って、 あの頃は無邪気に聞いてた]
(517) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[友達だ、仲間だ。 そういって子供の頃も今も約束を交わして いったい有効期限はいくつぐらいまでなんだろうな?
そもそも、俺は前の約束を破ったつもりがない。 ここにたろがいたなら、 俺に同意の「わん」をくれたはずだ。
雪の積もった遊具を一瞥する。 こういう吹雪の日にここにつれてきていたなら、 俺たちよりももっと上手に、 冬を満喫してみせただろうに。
高本によく尻尾を振って懐いていた あのこげ茶の背中は、今はどこにもない。]
(518) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[おざなりに返された返事>>491に、 「本当に約束だぞ」と念押しをする。 それから、勢いよく雪だまを投げつけた。
ふざけんな、って声が追いかけてくるから ここに青空があるように俺は陽気に笑って]
ははは。ばーか。ばーか。 いいツラが台無し。
[指をさして笑ってやる。 お前の方が馬鹿だって苦情は受け付けてません。]
(519) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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[猛烈な勢いで走って逃げ出した。 ぺたぺたの靴の底力を見るがいい、 そう思ってぐんぐんと風と雪の中を走り抜ける。
見慣れた灰色の町が真っ白に染まっていて たぶん俺はこれにも、切れないシャッターを切る。
きった、直後に]
ぐっは、 きゃー、やめてーっ。乱暴よーっ。
[後頭部にぱしん、と雪だまが当たって、 へろりと前につんのめった。 なんとか転ばないまま先へ進んでいこうとすると 別の道に見えた、白とは違う色に あ、と手を振りもした。]
(520) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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キョースケおはよー! 雪だな!雪!休校じゃないらしいぞ。 あそこの残念委員長がいってた
[見かけたら声をかけるって、いつもどおりに。
傍に灰谷もいたか、 いたなら俺は「灰谷さんおはよう」という。
それから、 高本が追いかけてきているかを振り向き、 学校までもう遠くない道のりを、行くのだろう。**]
(521) 2019/06/06(Thu) 16時頃
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/* みんな出力すごい……… 闇も深い…………これが校舎村っ
(-112) 2019/06/06(Thu) 17時頃
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/* 闇大好物なのですごい楽しい (だからもっと上手に拾いたいよう……
(-113) 2019/06/06(Thu) 17時頃
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[ ざくざくと踏みつぶした跡と、 革靴の形から線を伸ばしたような跡が、 隣並んで、連なっていく。 それも、すぐに埋もれて消えるのだろう。 猫の足跡がすぐに見えなくなったみたいに。 ]
寒いと、味噌汁が恋しくなるんだよ。 日本人だからな。
[ 半分は、だけども。 つんつん、腕をつっつく指先は>>399 筋肉の硬いというイメージに反して存外沈む。
少し沈んだところで、力をこめてやるんだ。 そうしたら、面白いくらいに跳ね返す。 ]
(522) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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──回想・役割分担のその後で──
[ お化け屋敷は恙無く役割が割り振られる。 副委員長である私は特別な役は持たず、 進捗を管理したり、随時足りないところを 手伝う役割となっただろう ]
蛭野くん、メイクもできるんだね。 あれもアートみたいなものなのかな。 さすが美術部だね。
[ 放課後の教室で彼が近くを通ればそう声を掛ける。 小学校からの同級生。整った顔立ちで愛想もいい。 だけど私はどことなく、 取っ付きにくさも感じてた。 ]
(523) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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おしるこ。……も、 味噌汁と一緒に増えてなかったっけか。 小豆が底に残るとかなんとか聞いた。
[ あったきがする。>>400 ともすれば、購買じゃあなくって、 近所の販売機にだったかもしれないが。
言われたら、飲みたくなる。 日本の正月の定番。 食い盛りの食い意地は底を知らない。 ]
(524) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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お姉さんもメイクするんだね。
[ 口にしたのは、アートという意味で。
使ってない道具があるくらいだ、一般的な化粧 ではなく仕事にしているのかもしれない。 そういう意味。だけどその言葉尻が どう受け取られたかは分からない ]*
(525) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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[ 千里も一里、ほどではないけども。 誰かと歩いた方が、通学路は短く感じる。 気が付けば、学校まではもう少し。 ]
本当に、なぁ。 休校連絡は来てないし、 警報も出てないんだが。
自主休校か。 それか、雪だるまでも作って、 夢中になっちまってるか。
[ 高校生となっても、 童心を忘れないようなやつはいる。 ]
(526) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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[ 例えば、クラスメイトが雪を投げ合ってたとかは、 宇井野に知る由はないけども。 勉強の息抜きに、雪合戦くらいは、 悪くない……とは、思う。
考えながら、ふと、下を見た。 これまでは、足跡も見当たらなかった。 学校に近づいたら、何人分か。 通行証明が、形を残していた。 ]
何人かは、着てるみたいだな。
[ なんて、言って。 門までは、もう少し。 遠くに人影も見えたけども、 あいにくの大雪が、邪魔をしてくる。 *]
(527) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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──回想・恋人──
[ 駅のエレベーター。 他に誰も乗ってなかったとしても公共の場で 密着するなんて、昔の私なら考えられなかった。
非常識。はしたない。 そんな風に冷たい目を送っていただろうのに 彼が甘い言葉を囁いたり、私に触れたりすれば 思考回路なんて簡単に真っ白になった ]
本当に何もしてないの? すごいね……カッコイイ、悟くん。
[ 頬を染めて上目で見つめる ]
(528) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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[ 本当に努力をしたことないだなんて そうは思わなかった。
吸収するのが上手なのがあったとしても 絶対影では努力を重ねてるんだ。
努力は人に見せないタイプ。
絶対そうだ。
私の目に映った彼は見た目も中身も 本当にカッコ良く見えたんだ ]
(529) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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[ 努力せずに一番なんてなれない ]
(530) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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[ もしそんな人が本当にいるのなら──── ]*
(531) 2019/06/06(Thu) 17時半頃
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──── 回想:盗難について ────
[ その瞬間を、目撃したわけではない。 盗難のことを聞いた後、 少し教師に呼ばれていて、 教室に戻ったら、養が笑っていた。>>392
そして、殴りかかっていた。 腰が入っていない、慣れてないやつの拳だ。
殴りかかる先を見て、 クラスメイトから話を聞いて、成程と思った。 ]
(532) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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[ ちょっとした殴り合いならば、 ある程度はやるもんだろ、と。 それが、宇井野曰くであった。
行きすぎるようならば、 双方纏めて脇に抱えて、 場所を選べと廊下に放り出しもするが。 そうして両成敗ではないが、 担ぎあげの刑に処すことも何度かはあったが。
まずは普通に様子を見ることにしながら、 自分の席に戻ったのだったか、あの時は。 ]
(533) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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なんで 笑えるんだろう って そんな疑問は ひたかくし
だって いたいよ 叩かれたら いたいよ いたいのになんで 笑えるんだろう
なんで 叩けるんだろう って 誰かの前で誰かを叩くなんて 試合でもなければ 嫌な目で見られる
叩いたら 間違えたら手が痛くなる 昔を知る 彼への少しの気まずさと 隣に並ぶみたいに 不安を抱いた
(534) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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そこで やっと 解をだす
わからないのは 自分が普通じゃなくって 彼らが普通の “ おとこのこ ” だからだ
(535) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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なりたい自分を 積み重ねる
(536) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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服を脱いでも恥ずかしくない 触られたって恥ずかしくない 怖くないし 震えない かっこいいものが大好きで かわいいものは好まなくて 女の子を少し変な目で見たりして 男の子は友達よりも上にはならなくて 髪の毛は短くして 体は大きな方が良い 眉も凛々しい方が良い 大黒柱とも言うのだから 強くて 賢くて なんでも出来たらとても良い
(537) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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あとは 殴られたって怖くないらしい 笑って殴り返せるらしい 誰かの目なんて怖がらずに 誰かを叩くこともできるらしい
それが おとこのこ 器と中身を違えずに生まれてきた おとこのこたちの 習性らしい
(538) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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そうして お勉強をして 強くした体に めいっぱいの男らしさ
ほら 見た目はきっと 誰よりも 誇れるくらいに 男らしい 家には 強さを褒めたたえるためのものが 数え切れないくらいに 並んでいる
いっぱいいの男らしさを詰め込んで そこで初めて 並べる気がした のに
(539) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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なんで まだ 足りないの
(540) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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なんで おとこのこに なれないの
(541) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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知っている おかしいことも 変なことも 気持ち悪いことも 知っている
くるしかった 一致しないことが 苦しかった おなじにしたかった こころをおなじに したかった
だから 形を整えようとした おとこのことして生まれた器を もっともっと かためたら おとこのこに なれるはずだって
それでも 埋もれ切ってくれなくて 足掻いて しがみ付いて 呼吸をしようとする
(542) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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「 わたし 」 で いたがる
そんなこころは 死んでくれない
(543) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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その首を 締めてしまいたい
その息の根を 止めてしまいたい
呼吸をしたがる おんなのこ を 殺して そうしたら そこで やっと ほかのみんなと おんなじに なれるのに *
(544) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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/* うわ~~けんじくん!!
(-114) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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──現在・通学路──
そうだったんだ!おめでとう。 全然周りのこと見えてなかったから、 知らなかったよ。
[ 既に専門学校への合格が決まってる彼に 素直に賛辞を贈った。
(これが有名大学の推薦だったら?) ]
じゃあ今日は私の分まで 滑って転んでもらおうかな。
[ 今は余計なことを考えたりしない。 黒い気持ちも雪に埋めて悪戯に微笑む ]
(545) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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[ けれど次の言葉は氷柱のように突き刺さる ]
……ズ、ル……?
( この人 何か 知ってる? )
[ 唇を痙攣らせて俯いて必死に考える。
そんな筈はない。私は完璧にやってる。 バレる筈がない。知られてる筈がない。
頭の中のパソコンを叩いて計算して 大丈夫、大丈夫、って言い聞かせる ]
(546) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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/* 悩み伏せようかとも思ったけど はやめはやめにだしておこ って
性別関係の悩みは過去でも結構見たけども このパターンはあんまなかった きがする
身体はおとこのこ 心はおんなのこ おんなのこの心を殺して、ちゃんとした男の子になりたい。
(チップ選定基準:男らしさ)
(-115) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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そうだよね。 ズルして見つかりでもしたら人生終わりだよ。
私だったら、死んじゃうかもしれない。
(547) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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[ 顔を元に戻して話を切り替える ]
そういえば柊くん、急いでなかった? 何かあった?
[ 声を掛けた時の足早を思い出して。 寒かったから?なんて勝手に思いながら ]**
(548) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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――回想:買出しについて――
あれ。噂って本当だったんだ。 ういの、着替え?
[俺は開口一番そう言った。 朝の光が少しだけ滲む、男子トイレの流しの前で がたごと音がしていた個室から 出てきた宇井野を見ながら、だ。]
(549) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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[その日は一限目が体育だった。
宇井野が朝のランニングを終えて そこで着替えていたとしても そうでなくとも、
俺は個室から出てきた宇井野を見て 「宇井野はランニングをしながら登校して 教室じゃなくて個室で着替えるんだ」>>125って そういう噂を鵜呑みにして、 そういう認識をして声をかけた。
噂好きな高校生どもの間では、>>362>>363 宇井野だって餌食なのだ。]
(550) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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[俺はというと、 自分のブレザーの上を脱いでズボンも脱いで 重ね着してきていた体操着姿になりながら 体育やだなあ、と未来の時間に思いを馳せている。 進学校三年生が体育をやる意味がわからなかった。
俺が宇井野の前で轟木を殴ろうとした出来事は その前だったか、その後だったか ちょっと定かじゃないんだけれど
その頃はまだ文化祭の準備を進めている最中、夏だった。 俺は先ほどまで忘れていた事を あ、と思い出して、宇井野に振る。]
(551) 2019/06/06(Thu) 18時頃
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なあ、ういの。 土日のどっちか空いてない? 内装の材料の買出し行きたくてさ。
あいてなかったら、いいんだけど。
[ひとまず大道具系はとりそろえて制作を進めていたけれど 小道具の進捗がまだまだ進んでいなかった頃。
教室の一部に設置する予定だった ”女の子の患者”の部屋に置くぬいぐるみだとか。 そういったものを買出しに行きたいな、……と 思っていたんだった**]
(552) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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──現在:通学路──
[ 掌に暖を取りながら歩いていて、
てるてる坊主みたく不格好な僕と、 華やかな傘を咲かせる彼女の、 奇妙な取り合わせが見れたんじゃないか。 ……たぶん、だけれど。
ともかく僕は、飛んできた陽気な声>>521に、 すうっと視線を移して、言葉を返した。]
(553) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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高本くんは、残念じゃないと思うけど……、 おはよう。すごく、雪だね。
[ 目を凝らせば、白色の景色の奥に、 残念と称された委員長の姿も見えただろうか。
休校じゃないらしい。と、 ニュース速報みたく飛び込んでくる姿に、 僕はもう一度灰谷さんのほうを見て、 学校はあるらしいので、来てよかったね。 という旨のことを、言おうとして、やめた。] ……でも、全然人がいないけど、 みんな、欠席扱いになっちゃうのかな。
[ もう学校は近いはずなのに、 あまりにも、仲冬高校の制服を見かけないためだ。]
(554) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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[ 天気のせいで学校に来れない場合も、 警報が出ていなければ欠席になるのだろうか。 だとすると、少し可哀そうだな。と思いながら、 僕はやっぱり淡々と足を進めていく。
高本悟が追い付いてきたら、おはようと言おう。 屋根も壁もある校舎までは、もう間もなく。*]
(555) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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──回想:役割分担の後に>>523──
[ とっつきにくい。と認識されていることを、 僕が察することは、きっとなかったはずだ。
そういうことができるのであれば、 とっつきにくくなんかなかっただろうから。
それはさておき。 小学校から同じだったえらい子。七月葉子。 僕の両親はあまり口うるさいほうでなく、 成績のことも、交友関係のことも、 根掘り葉掘り聞いてくることはなかったけど、
「誰が一番いい点を取ったの?」 「誰が先生に褒められたの?」と聞かれたら、 きっと、しぶしぶか、憧れを滲ませて、 親の前に差し出すことになる名前。葉子ちゃん。]
(556) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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[ だから、七月葉子は正しい。]
(557) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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[ ──というのが、長らく僕の認識である。
学校という社会において正しい。 大人の物差しでえらい。だから正しい。
そんな彼女が、僕に言葉を投げる>>523。 僕は立ち止まり、はにかんで答える。]
……できるものだね。やってみたら。
[ 謙遜というのを、適切に差し込むのが苦手だ。
僕は、僕がメイクをできた。 と実感していたので、そう言って頷き、 それから、続けられた言葉>>525に、 微笑んだ表情のまま、何もかも動かすのをやめた。]
(558) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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────……、
[ 少し遅れて、やや眉が下がるのが分かった。
意図した動きではなかったけれど、 姉は作業中に僕が表情を変えるのを嫌がるので、 僕もいつしかそのことに敏感になっていた。 無意識に動いてしまったな。というのは分かった。
口角は、相変わらず持ち上がっていた。
僕の大きく裂けたみたいな口は、 もう少し小さければ品が良く見えるのに。と、 唯一姉が否定するパーツだったけれど、 大げさなくらい、笑みを貼り付けているようで、 僕は自分の口許の造形が、嫌いじゃない。]
(559) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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[ そうなんだ。と言えばよかったのだろうか。 でも、そうじゃなかったので、僕は言えず、 たぶん、やや困ったように笑っていた。
それで困るのは、おそらく七月葉子のほうで、 僕はそこで適当に何かうまいこと言うべきだった。
彼女の意味するところが、 僕の想定と違った。というのは、 僕には知る由もないことだ。
ただ曖昧に口を噤んでしまった僕を、 彼女がどう思ったかは分からないけれど、 僕は、七月葉子が次の言葉を吐くか、 会話を切り上げて立ち去るまで、 うまい言葉が思いつかず、そうしていたと思う。**]
(560) 2019/06/06(Thu) 18時半頃
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──回想:文化祭準備中──
( たりぃー…… )
[ 机の上に足を乗せる、なんて典型的な不良の図。 成績上位者の集うクラスの水準を下げているのは 間違いなく自分であろうことも自覚している。
誰が、彼自身のテストの成績が 上位常連者だったと思うことがあるだろうか?
勿論、かつての彼を知る者ならば 知っていることもあるかもしれないが。 ]
(561) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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[ そして、お行儀悪く話し合いに耳を攲てていた。 着々と進む話し合いの主題は、文化祭。 高校生活に於いて最も面倒くさい行事のひとつ。
俺には到底向いてなどいないものだった為、 各々、得意分野を活かす為の配役を割り振られ スムーズな進行によって決定していくのを ぼんやりと遠くに聞いていただけだった。 俺は口出しなんて一つもしていない。
───そうだ、口出しなんてしていない、 ]
(562) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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[ なのにだ。 なにかがおかしい。 俺の前に立つ、にこにこ魔人は いつもみたく笑っていた。>>327 ]
……あ? 気色悪ぃ顔してんなよ
[ 空を飛ぶ鳥を追いかけるよう外を眺めていた俺は ダメかと尋ねる言葉に漸く彼を視界に捉えた。
ぶっちゃけ、話の半分以上聞いてなかった。 専門的な話は、わからん。難しい。 ただ、自分が言えることはひとつ。 ]
(563) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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……、好きにすれば? お前のカンバスにでもなってやらァ
[ 愛想が悪く、眼光は鋭い、凶悪で不良なこの顔を 化粧でもしたら隠しきることができるんだろうか。 どうやって化け物じみたものにするのかと思う。
颯太自身には馴染みのない呪文たち。 コントローラーだかシャドウボーダーだか まったくもって区別もつかぬ言葉の羅列を どうしたって聞いていないゆえの感想だった。 ]
(564) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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/* お っっっもいなぁ…… うおお こっちは進めつつイロハたんの枠内ぺたぺたしてるんだけど 逃げたいというより捨てたいという感じになってきてやべえ まあ良心の呵責はあるんだけど お前にひとの心はあるのか灰谷イロハァァァァ
(-116) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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[ 全く以って乗り気ではない文化祭。 だというのに、こうも引き受けてしまったのは 恐らく蛭野京輔という男の頼みだったからか。
コイツは普段からにこにこと笑いかけてくる。 委員長とは違った笑顔には薄気味悪さすら覚えたが。
真っ直ぐさとは異なるものの、 素直と形容できる男だったから、 嫌いきることはできなかったのだった。 ]
でだ、京輔。 お前の頼みを聞いてやる代わりに 俺の頼みも聞いてくれんだろ?
[ そして俺は、帰りかけるのをやめていた。 ]
(565) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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[ さて、頼みごとを引き受けてくれたかどうか。 どちらにせよ颯太は言葉を重ねて。 ]
で、舞台は病院なんだろ? この化け物のモチーフは何、
[ 座椅子の背を引きながら、 机との空間を作りあいだに収まりながら、 俺は京輔に目指す化け物についてを問うた。
創作物を生み出す彼の感性など、 こねくり回した塊のことなど知らぬ故に。 ]*
(566) 2019/06/06(Thu) 19時頃
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/* にこにこ魔人(かわいい) 颯太くんのワードチョイスがかわいくてちかちかする。 あと、あの、恋する葉子ちゃんめっかわですよね。
(-117) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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──回想:文化祭準備>>561──
…………、 何かついてる?
[ つっけどんな言葉>>563を受けて、 僕は自分の頬を指でなぞった。
自分が気色の悪い顔をしていると、 思ってもみなかったので、異変を探して。
かくして、僕は気色悪ぃ顔魔人のまま、 にこやかに彼の前に立っており、 まっすぐに、鋭い眼光を見つめたまんま、 ”好きにすれば”>>564という言質を取った。]
(567) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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──助かるよ。ありがとう。
[ 延々と唱えた姉仕込みの呪文には、 どうやら判断力を鈍らせるのか、 眠気を誘うのか、マヒ状態にするのか、 とにかく、なんらかの効果があったらしい。
まさか、そんなことにも気付かず、 僕は素直に微笑み、お礼を述べた。 彼の認識>>565に違わず、ごく素直に。]
(568) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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[ さて、轟木颯太が続けた問いかけ>>565に、 僕が一も二もなく、にこやかに頷き、]
いいよ。何かな。
[ と答えたのは、彼の言う交換条件というのが、 フェアであると思ったから。というのが半分。
残り半分は、恐らくそれが、 轟木颯太という男の言い分だったからだろう。
さて、道具は用意してある。 今でもいいし、日を改めてもいい。
思いついたことを試して、 級友をカンバスに想像を形にして、 納得のいく出来だったら、灰谷彩華に見せよう。]
(569) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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[ 考えながら、僕はさらなる問い>>566に顔を上げ、 すうっと目を細めて、嬉し気に答える。]
……口裂けゾンビ。
[ 病院になら相応しいでしょう。というのは、 後付けもいいところで、それさえ無意識で、
あの有名な都市伝説の女だって、 きっかけは病院でも、出現場所は道端で、
でも、たぶん。僕は単にそれを作りたかった。 というより、そういう化け物になら、自信があった。*]
(570) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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/* 今のやり取りと、瑠璃ちゃんとのやり取りを経て、 なんとなく固まったので言うんですけど、 お京、ナルシストだし、自分以外の生き物に対して、 咄嗟に「かわいい」って言葉が出てこないと思います。
(-118) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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/* あと気付いたら怪しい鍋とかイルカの絵買わされてそう すごくいいんだよって怜奈ちゃんに言われたら、 タプル様のために読経しそう
(-119) 2019/06/06(Thu) 19時半頃
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/* わあ みせてもらえるのかなっ(wktk 先にシャワー浴びてこようううう
(-120) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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――独白――
[英語が苦手だ。歴史が苦手だ。 古文がそもそも嫌いだ。 覚えるページの数が多いのにやる気がないから 混ざり混ざってわからなくなってしまう。
中学校の頃までは得意だったんだけれども うっかり進学校なんて入ってしまったものだから。 問題集の丸写しの問題なんかは 答えを覚えているから楽勝なんだけれども 応用問題なんかが出た日には
ほら、今日も183ページ目のセポイの乱が 65ページ目のmayやmightと踊って、 けだしあはれなものを、 五月生まれの本居宣長が古事記伝を著しTripして、
結局テストの空白に何を書く。]
(571) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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[その点、 数学は楽だ。美術は楽だ。
何って、見たままを解けばいい。 デッサンなら見たままを描けばいい。
正解は目が覚えている。 解答そのものを覚えている。
それくらいが、生きるのに丁度いい。 言葉に持たされたいくつもの意味も、 歴史の上で何が起こって何につながったかの流れも、
俺が映像として覚えるには重過ぎる。
4H3H2H、HとHBをはさんで2B3B4B。 カッターを手にとって命を削り取るように なじんだ鉛筆の先を削り上げて 真っ白な紙にイロの失せた物体を閉じ込める。]
(572) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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[なんにもない木から仏像を彫り上げるように 覚えたものを鮮明に描き出して
見えている関数から 覚えている解答を当てはめて
それくらいで丁度いい。
けれど世間様は暗記ができる子を賢いというので。 やる気のない俺は、落ちこぼれるばかりでありました。]*
(573) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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──回想:盗難──
どの口が言ってんだ
[ 一つ一つの仕草さえ演技がかっていて>>329 余計に眉間の皺は深く刻まれていく。 ]
────……、
[ 沈黙は肯定と取られるのか、 果たして否定と取られるのか、
主観に基づく受け止め方が存在する中で 俺はただ睨みをきかせるだけだった。 ]
(574) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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分かってて言ってんならタチが悪い 自覚がねえならもっと悪い
[ 暫くして、深いため息と共に答える。 ]
俺が犯人じゃないなら、 ………犯人は誰だ?
暴いてみせてくれよ、委員長
[ 披露される筈もない推理を思い、 強者の顔をいつまで経っても辞めない 鼻に付く笑顔から視線を逸らした。 ]
(575) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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[ いつまで経っても変わらない。 あの頃も〝高みの見物〟を続けるコイツ。
コイツの前じゃ、 強者になりきれはしないのだ。 逃れきれないのだ、過去からは。 弱者として在った自分とは 切ってもきれない糸が繋がっている。 ]
だまれよ、 その口を二度と開けないようにするぞ
[ しかし、口を閉ざしてしまうのは俺の方だった。 ]*
(576) 2019/06/06(Thu) 20時頃
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──回想:盗難について>>532──
[ ええと。どうやらクラスで喧嘩がはじまりまして。
僕はそのときぼんやりしていて──、 ……僕はいつも大体ぼんやりしているんだけど、
そのときも、気づいたら割と近くで、 養拓海と轟木颯太が拳を交わしていたようで、 物騒な物音がして、僕は面食らって顔を上げた。
思いのほか現場が近い。と思い、 僕はいそいそと自分の席を立つ。
それから、ぐるりと教室を見回して、 帰ってきた様子の宇井野堅治>>532の席へ。]
(577) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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……あまりいいタイミングじゃなかったね。
[ 僕はそう言って、隣の席に座る。 もちろん、現場から見て、 宇井野堅治を挟んで奥側に。
ちょうど、その席の生徒は席を外していた。
止めるでもなく、僕は席につき、 自席から持ってきた参考書を開く。
仲裁とかそういうのは僕の役割ではないし、 かといって、僕は今教室で過ごしたい。 なので、安全地帯へ避難したまで。]
(578) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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[ 様子を見ているらしい宇井野堅治>>533を、 僕はちらりと見上げて、穏やかに笑う。]
僕が陰に隠れられる相手って、 このクラスに、あまりたくさんいないから、 僕にとってはいいタイミングだったけど。
[ 僕には姉しかきょうだいがいないし、 殴り合いの喧嘩をするような友人もいなかった。
荒事は得意じゃないし、僕の役割ではないと、 さっさと決め込んで、陰に隠れる。僕のやり方。
宇井野堅治の大きな体越しに覗き見た友人は、 ずいぶんと楽しそうで、僕は不思議に思う。]
(579) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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楽しそうだね。痛いだろうに。 それとも、慣れるのかな。痛いのも。
[ 他人事のように僕は言った。 事実、他人事だった。止める予定すらない。
たぶん、こういう場面で僕を頼る人はいないし、 まだ田所さんの方が支持されるとすら思う。
けれど、それが僕であるのだし、 ……それが、なんだというのだろう。
荒事において、役割を得る隣の彼と、 得ない僕の、とりとめのない会話として、 僕はゆるりと首を傾げ、視線を持ち上げた。*]
(580) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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──── 回想:買出しについて ────
[ 茹るような暑い日だった。 コンクリート・ジャングルが揺れて見えるのは、 気のせいじゃなくて、暑さのせい。 落ちた汗滴さえもすぐに干上がる日で、 ついでに一限目が体育だった。
そんな日は、 クールダウンして、汗を拭く。 一度体操服を脱ぐから、トイレの個室で。
丁度、それが終わったときのことだ。 ]
(581) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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噂?
[ 養、よりも。おはよ、よりも。 腑抜けた三音が、朝の光に溶けていく。 自分が目立つという自覚はあって。 噂の一つ二つがあっても不思議ではなかったが>>550
ランニングのことまで、とは。 思いもしなかったからこその、三音で。
でも、そんなことは、 わりかしどうでも良いことだった。 だから、改めるようにして。 おはよ、の、三音に切り替えた。 よう、って。呼びかけるみたいな名前を添えて。 ]
(582) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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暑くねぇの、それ。
[ それ、ってのは。重ね着のこと。>>551 制服脱いだら準備完了。 プールの水着程度ならば、大したことはないが。 体操服は存外、熱がこもる。
使い切った汗拭きシートをたたんで、 小さなビニール袋に突っ込みながら、 切り出した話。 たぶん、すぐに、違う話題に移りかわった。>>552 ]
(583) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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[ “ 買い出し ” 文化祭では避けられないイベントで、 準備期間は少しだけ、 見栄のための時間を減らしていたから。 ]
土日か。土曜ならいけるぞ。 つか、予算。確保出来たのか?
[ 深刻な予算不足ではなかったが、 会計に頭を下げる姿はあったから>>444 投げる問は、軽い調子だ。 ]
(584) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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[ 大道具の材料はそろっている。 小道具の方がまだだった。 小物の類は、作れるものは作って、 破損の必要が無い物は持ち寄って、だったか。
買い出し内容をきいたならば、 宇井野は少しだけ目を瞬かせて。 ]
男がぬいぐるみ買いにいくのって。 ちょっと変な光景だろうなぁ。
[ 妹のぬいぐるみを買いに来たんです。 とか、言えば、それっぽいだろうか。 取り繕うことに慣れきった顔は、 そのときもやっぱり、冗談みたく、笑っていた。 *]
(585) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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/* まってすごいいきおいでいろんなものが飛び交ってる すごい 楽しい しょっぱなからランナーズハイ まって飯食う
(-121) 2019/06/06(Thu) 20時半頃
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―― 回想 / 文化祭当日 ――
[笑いながら俺を見つめる京輔が、 なぜだか異質なモノに思えた。>>513
彼の心が、読めない。 だからいつものように上っ面だけの 耳障りの良い言葉が、どうにも浮かんでこない。
俺はその問いにどう答えていいか迷い、 結局のところ、優等生としての仮面を外して 素の「高本悟」として答えることに決めた。
どうせ、みんな文化祭に夢中なのだ。 俺と京輔の会話など、 他の誰も聞いてはいないだろう]
(586) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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正しいも、正しくないもないんじゃないのか。 京輔がどう感じたかだと思う。
……ただ、俺からは あまり大丈夫には見えなかったから。 俺の気にしすぎだったら、いいんだ。
[普段の明朗さからは遠く、歯切れ悪くそう答えた。 そうして愚かにも、本当に愚かにも、 その先を続けてしまった]
(587) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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少なくとも俺が、お前の立場だったら 「俺の足を引っ張りやがって」って 家族に憤慨すると思う。
性格悪いんだ。俺って。
[嫌味にならない口調を心がけて お前の姉貴の噂はよく聞くし、と付け足した。 口元に浮かぶのは、自嘲的な笑みだ]
俺の評価とか、人生とか。 そんなものが家族に引っ張られるのは 耐えられないんだ。
(588) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[耐えられないから、腹いせに 級友たちを困らせてやろうと思ったんだ]*
(589) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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―― 回想 / 盗難 ――
俺は、探偵じゃあないよ。
[暴いてみてくれ、と言いながら 俺から目線を逸らす颯太の心持ちが 手に取るように分かった。>>575
可哀相だとも、可愛らしいとも、思う。
弱者が必死に強者のように振る舞うさまは 哀れですらあった。
だって、お前は弱いままだ]
(590) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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──現在:通学路──
[ 無意識下で横並びになってしまった。 なってしまったものをわざわざ止めるのは 意にそぐわないので、並んだまま歩く。 ]
おめでたい頭なヤツ、
[ 自意識過剰女の横で、ふんと鼻を鳴らした。
そして、コンビニへ行こう!の提案後。 田所の鞄の中に眠りしパンの存在を知れば 欲しがらないこともない。くれるなら貰う。
田所は知らないだろうが、あのパン屋の常連だ。 一番のお気に入りは、てんとう虫パン。 水玉はショコラ生地で作られ、ドームの中には、 幸せを呼ぶカスタードクリームが詰まっている。 ]
(591) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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……はは。 お前にできるのか。できないだろう。 泣き虫“颯太くん”に、 俺を殴る勇気などありはしないさ。
お前は弱くて、やさしい奴だ。 どんなに外面を取り繕おうとも。 あの頃から、変わらない。
[俺を殴って退学になるリスクを 考慮に入れられないほど、彼は馬鹿ではないだろう。 そう踏んで、反応を楽しんでやる]
(592) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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俺は、お前がやっていないと信じてる。
[そうして、昔の泣き虫の誰かさんに そうしてあげたように 颯太の頭を軽く撫でてやった。
なんで、俺はこう嫌われてしまうんだろうね]
(593) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[お前の教科書やノートは盗んでやらない。 やっぱり俺は性格が悪いんだ]**
(594) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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──回想:予算──
[ 学校から与えられた予算を、 どのように振り分けるかは会計の仕事である。 勿論案を出してから、可否等々意見は募る。 内装やら衣装やら道具やらの振り分けと、 足がでたときのための保険と、 ざっくりと見積もりをだしてノートに書き留める。
時は文化祭前。 内装監督が頭を下げていた。>>443 一歩後ろに下がり、拓海の旋毛を見下ろす。 そういえば、今度買い出しに行く>>552という話を、 小耳に挟んだような気もしないでもない。 ]
(595) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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んじゃ、寄ってく 100円ぐらいなら奢ってやらんこともない
[ 俺が示した道は此方側。
入店音と共に踏み込むコンビニの店内へ 踏み込むと同時に暖かな空気で包まれる。 極楽、出たくない、ここにいよう。 凍りついていた脳みそはどろりと溶けて、 暖かすぎる店内の中でアイスコーナーを見下ろすとは さすがに溶けすぎだろ。脳みそくんよ。 ]*
(596) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[ 急に半分になった予算に眉を顰めた。>>444 それは本当に必要なものなのか。 不必要なものに手を出そうとしていないか。 ] ……まずその二千円だか千円だかを 何に使うか具体的に言ってもらわないと。 養、それは本当に必要?
[ もしも。 女の子の病室にあるぬいぐるみを求めていたなら。 買い出しではなく、写真を撮ってこいと言い放ったろう。 似た雰囲気の物をクラスの誰かから、借りたら?とも。 『会計』は少しでも予算を減らそうと提案する。 ]**
(597) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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/* 人の名前を呼ばない運動をしていたけど、時々は呼ぶんだなあと思いました。 あとぺっとちゃん立候補は考えた結果諦めました。かなしい。
(-122) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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/* みんな筆が早すぎマンボー
(-123) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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/* 次かえってきたときにたくみくんの隣が埋まってなかったら、おさまろう。 めも。
(-124) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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──── 回想:盗難について ────
[ 宇井野 堅治は身体が大きい。 背丈があって、幅があって、ついでに力がある。
だから、遮蔽物になったり、とか。 盾になることだって、慣れていた。 丁度、主の留守にしていた席に、 蛭野が座って参考書を開いた時>>578 己が今、避難所になっているのだと、 すぐさま理解できる程度には。
高い視点から、参考書を一瞥する。 それから、色の薄いひとみを。 ]
(598) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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きれいな子 きれいな色の ひとみ
それが 第一印象で “ おとこのこ ” に なるために 捨て去った全てを 持ったまんまで きちんと “ おとこのこ ” してる
少なくとも そう 見えたから 胸の奥底に わきあがったものを 押し殺して のみこんで うめたてて なんにもない風に していた だって “ おとこのこ ” は こんな風に おもったり しないはずだもの
(599) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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「 うらやましい 」
…… なんて
(600) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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―― 現在/通学路 ――
そゆこと。 なんかさ、寒いし濡れちゃうけど、たまにはいいじゃん。 ……みんないなくなった後の場所を歩いてるみたいだし。
[さて、蛭野の返答はお気に召したかって? >>463 端的に言えば及第点だ。 むしろ雪投げや雪だるまづくりといった、イロハの視点から見たようなことを言われた日には、 明日もきっと猛吹雪になるんじゃないか、って、笑いながら言っていただろう。 ……あ、それはそれで面白そうだからいいか。
視点が違う、そういうことばっかり積み重ねている割に、 そういうところが気に喰わないだのなんだのと、 イロハが口にしたことはこれまでなかった]
(601) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[ こんな時でも、 宇井野はいつもみたいに、微笑んでいた。 ]
おまえにとって良いタイミングだったんなら、 それで良いだろうさ。
[ 笑声添えて なんてことない、って、風に。 朗らかに言ってのけるような男だ。 適材適所、って、四文字がある。 教師は、こういったときには、 仲裁の役目を宇井野に期待した。
蛭野の手は 力を使う手ではなくて、 ものを作る手だと認識していた。 こういうのには不向きだと、思っていた。 ]
(602) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[雪に塗れた道は、>>464 美術室で見るまっしろなカンバスをちょびっと連想させる景色。 別に美術部じゃあないんだけど、……なんとなく。
傘の華を散らすことはできるけど、 描いた足跡は片端から消されてしまうから、不完全にもほどがある。
蛭野に追従するように、消された足跡の方を、 ひとりで歩いていた時のようにもう一度振り返る余裕は、 この時のイロハにはもちろんなかった]
……雪の柱か。はは、なりたくはないよね。
[だから、振り返ることなく、あったかいミルクティーを手の中におさめて進む。 プルタブは開けない。手袋越しにも伝わる温もりをしばし堪能する]
(603) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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慣れる……ものでは、あるなぁ。 殴られ続けたら、だけどさ。
[ 他人事みたいな色をした言葉に>>580 少しだけ、考えるような間があった。 顔を背けたのも、殴り合う彼らの方を見た、と。 そういうことにすれば、理由がつく。
痛いのは、好きじゃない。 怖いし、苦しい。 だけど、そんなのは男らしくないと、 笑ってる養が教えてくれているから。
出来る限り、今の器に相応しい答えを出した。 実際、昔よりは、痛みに強くなった気がする。 キックボクシング。 重量級の選手の殴り合いは、かなり激しい。 ]
(604) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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それでも、 あんだけ笑ってんだから。 猫が殴り合う、みてぇな。 じゃれ合い感覚なのかもな。
[ そこで、ようやく。 にこやかな顔は、蛭野の方に戻った。 少しだけ眉を下げた、困った風。 とりとめのない会話を続けるように、 かんばせを傾け、視線をおろした。 *]
(605) 2019/06/06(Thu) 21時頃
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[学校までの距離は確実に近付いているはずなのに、>>465 周りを歩く人影が増えることはない。 雪のせいにも当然、し難い。 「学校が休みだったら」という言葉は現実味を帯びて聞こえていた]
自習かな。……学校の方がはかどりそうだし。
[七月も来てるだろうか。来てそうだけど。 だったらまたノート見せてもらおうかと現金なことすら考えていた。 もし来なかったら……いや、そーいうことはその時になったら考えよう]
(606) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ひたすら歩く。 かたやてるてるぼうずみたいな出で立ちの蛭野。 かたや傘の華を広げ防寒スタイルでいるイロハ。 傍から見れば奇妙な取り合わせだということ、>>553 取り立てて意識してるわけじゃなかった。 もしかしたら無心ってやつになってたのかもしれない。
それがとうとつに破られたのは、 クラスメートの声がしたからだった。>>521 蛭野に続いてイロハにも挨拶してきた彼に、明朗に声をかける]
養くんじゃんおはよー。 雪だねぇ! ……あれっ服に雪ついてない? 転んだ?
[なんて言いつつ、彼が口にした「休校じゃないらしい」という言葉は聞き逃してなかった。 蛭野がこちらを振り返る。>>554 イロハはやれやれと言いたげに肩をすくめたし、 続いた言葉を耳にすればまばたきひとつ]
(607) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[「そういうこと気にする人は勝手に来るんじゃない?」 ――といいかけてやめた。何せこの人の少なさだ。説得力なんてなさそう。
それから、雪の中に目をこらし、 どうやら養と一緒に来たらしい高本の姿を探す素振り。 見かけたところでただ、淡々と「おはよう」と言って、先に進もうとするだけだが。
学校まではの距離はもう遠くない。 傘の役目も、そこでいったん終えることになる*]
(608) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* >>591 てんとうむしパンどっかでたべたい
おいしそう
(-125) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* 見た目がっつり男だし 男らしくなりたいけども 趣味嗜好は結構テンプレ的女の子
可愛いもの大好きだから 養くんの買い出し誘いがめっちゃ鋭角で刺さるし 甘いものも大好きだから てんとう虫パン絶対好きだし おしゃれとか憧れるとこもあるから イロハちゃんとか密かに憧れてそうだし SNSしてたら蛭野くんのお姉さんのアカウント絶対フォローしてる
紅茶とかは普通に飲む お父さんイギリス人
(-126) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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―― 現在:通学路 ――
おう。すごいな。 かまくら作れそう。
[と、傘もレインコートもない俺は 自分についた雪を払いながら言う。>>553 灰谷と蛭野の組み合わせは 文化祭の間はよく見たっけな。衣装とかメイクで。
残念じゃないってよ。よかったな、悟。 と、俺は一瞬後ろを見遣ってから てるてる坊主に視線を向けた。]
そういや、他の奴ら見ないな。
あはは。……まあ。 学校一日サボったくらいでどうもならねえよ、多分。
(609) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[だって仲冬の皆は頭がいいし、 七組の皆はなんだか飛びぬけて頭がいい。らしい。
ノート盗難騒ぎの時も、大したことない、 っていう奴が殆どだったし こんな寒い冬の一日に バッテンがついたくらいでどうってことはない。
俺もやっぱり、淡々と笑った。]
むしろ欠席しなかった俺たちが偉い。
[冗談のように語りながら歩きだす。 その頃には、高本も追いついていただろうか]
(610) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[それから、灰谷に視線を移す。>>607 色鮮やかな傘が青空の代わりに灰色の空を染めていた。]
あ、雪。 体についたほうは高本くんに投げつけられました。 ひどいよなー。
つか、綺麗な傘な。おしゃれ。 灰谷さんのセンス?
[と、あくまで自分が被害者ぶるように言ってから 持ってる傘、趣味? って聞くのはただの世間話。
屋根のある場所まで、あと少し。 入ってしまえば、その傘も閉じられるのだろうけれど*]
(611) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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──回想:文化祭当日>>586──
[ やや口ごもる姿を、僕は見ていた。 はじめて見る、高本悟の姿だった。
僕はきっと、青白い顔を、 もとより血色のない頬を、 笑みの形に強張らせていた。
いつも明朗快活に、 有象無象にも理解できる答えを、 高らかに告げてくれる人間は、そこにいない。]
(612) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ 蛭野京輔がどう感じたのか。>>587 というのは、僕にとってもやや難題で、 僕は、ゆっくりと瞬きをしていた。
口の中が乾いていた。
大丈夫じゃないように見えた。 と言われた>>587ように、 僕は大丈夫じゃなかったのかもしれない。
指先は冷たかったから。]
(613) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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──回想:ちいさい頃──
[ たちあがれば、同じ目線の子。 同じくらいの歳かなって思って ちょっとおびえた。だって怖かった。 同じくらいの歳の子たちは、 クラスメイトたちはおれを笑うんだ。
でも。 ふわ、とした笑顔は>>373 可憐な花が咲いたみたいだった。 ]
(614) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ けれど、それを認めることにも躊躇い、 僕は、高本悟が、なんとも人間じみた、 愚かで、利己的な一面を僕に晒し、 紡いでいく言葉を、唇の動きを、追っていた。
そして、それに対する答えとして、 蛭野京輔が感じたことを、最大限伝えるのが、 彼への対応として、相応しいと判断する。]
……僕は、憤慨はしないよ。 だって、可哀そうだから。 僕には当たり前に与えられて、 手の届くものが、手に入らない。
[ 唇が乾いていて、リップクリームを塗らねば。 皮むけを見つけると、姉が嘆くのだ。だから。]
(615) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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一生。絶対に。届かない。 僕の姉は、幸せになれない。
(616) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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皮一枚剥げば誰も同じような肉の塊であるのに、 美醜が大きな意味を持つこの馬鹿げた社会で、 姉は、幸せになれない。幸福にありつけない。
(617) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ 泥んこまみれの汚いおれにも、 差し伸べてくれた綺麗な手を見て違うかもって。 この子なら、おともだちになってくれるかなって ちょっとだけ期待していたんだ。
もう〝おともだち〟だと思ってくれてたなんて まったく知らなかったけれど。 ]
うん!またあいにきてもいい?
[ だめって言われたら、泣き虫フータは泣いていた ]
(618) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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嘘だというなら、彼女に恵んでやってほしい。幸いを。
(619) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ 僕の唇は、震えながらも口角を持ち上げ、 笑みの形を保っている。貫いている。]
憤りよりも、可哀そうで、 そういう──劣った存在には、 少し、親切な人間になれる。
わかるよね。高本くんなら。
[ 君は与えられし者だ。持つ者だ。 少なくとも、いくつかの面において。 高本悟は優れている。僕はそれを疑わない。
だから、君になら分かるだろうと、僕は笑い、 彼の自嘲的な笑みに、ひとつだけ断言する。]
(620) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ とても綺麗な家だった。>>375 その子とそっくりな笑顔のお母さんもいた。 うちのかーちゃんとは大違いだって笑った。
いっぱいお世話してくれて ちょっと申し訳なく恐縮しつつも ]
けんじ……けんちゃんだ。 おれはね、フータ!
[ そして、名前を知った。 ]
(621) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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|
でも。 そんなものに、足を引っ張られるなら、 それは、この社会が間違っていると思う。
[ だから、憤慨はしない。姉に対しては。
まとまりのない演説だっただろう。 僕はそれを終えて、静かに息を吐く。
少なくとも、彼の紡いだ一連の言葉が、 僕に真摯に答えてくれたものである。 ということは、理解していたつもりだ。]
(622) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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──ありがとう。
ところで、 高本くんは、性格が悪いわけじゃないと思う。 ……その基準でいくと、なんだか、 僕も性格が悪いことになりそうだから。
[ 悪いのは何か知ってる? たぶん、この世だよ。
……なんて、言っても仕方がない。とも思い、 僕は、青白い顔のままで、ふふっと小さく笑った。*]
(623) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ フータ少年のはじめての贈り物は、 はじめて会ったときの印象を変える為に 〝 男の子らしい 〟を見せたくて 慣れない虫とりをして捕まえてきたもの。 ……もっと強い虫がいるとかは言わないもんだぞ。
てんとう虫の餌は虫だったけど、 けんちゃんはどんな顔してただろう? 代わりにってはちみつを与えてみたり 虫かごの中をおしゃれにするために草を入れたり。
────それからも。 けんちゃんの喜ぶ顔がみたくって 来る日も来る日も贈り物をした。 ]
(624) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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あのね、けんちゃんにこれあげる
[ 綺麗で、けんちゃんに似合うと思って、と 手掴みしたままの一輪の花を贈ったのは けんちゃんにばいばいをした日のことだった。
引っ越すって聞いてかなしかった。 おれは、すぐに目元に涙を滲ませた。 いやだ、いやだって駄々をこねたかった。
でも、けんちゃんが堪えてるのをみて 頑張っておれも堪えたんだ。えらいでしょ? ]
(625) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ けんちゃんと遊んでいられた間も、 絶えず傷を作っては泣いていた。 でも、けんちゃんに涙を見せたのは出会いだけ。
そうだ、けんちゃんの涙を見たことはあったっけ? ある日遊びに行った時、 いつもより元気がなさそうな顔を見たことはある。 その理由を教えてはくれたんだったかな。
ほわほわした笑顔が印象的の綺麗な顔が、 涙に歪む瞬間、なんて───。 ]*
(626) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* >>625 めttttttttっちゃえらいね!!!!!!!!!!!!
過去がどちゃ可愛くて今のきまずさを演出するのが楽しみです
(-127) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ 人間ですから。 皮を剥げば肉と骨です。
男子高校生の筋肉って、 こんな感じだったかしら?>>522
彼は背が高いので、どちらかと言うと 成人男性のそれに近いかもしれない。 ]
私より、純日本人してる
[ 外国の血が混ざっていても、 口から飛び出す発言は島国のものですから。 親しみを持って、笑おうかしら。 ]
(627) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ 味噌汁と並べられる小豆の飲み物。>>524 言われてみれば、とんとんと 缶の底を叩いてた生徒を見かけた記憶。
そうなの。最後に残っちゃうものよね。 ]
ああ、私、見たかもしれない 小豆を食べようと奮闘する子
[ 缶の底を叩くジェスチャーをします。 とんとんとん。はやく本当に飲みたいわ。
今は甘い豆の匂いではなく、 冷たい雪だけが鼻先を掠める。 ]
(628) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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雪だるま
[ そうして、クラスメイトの言葉を>>526 真っ白い世界の中で繰り返して。 随分可愛らしい想像に、くすくす笑います。
風邪を引かないために休んだのか? 風邪を引きそうなことのために休んだのか?
私達はどちらでもないので。 明日皆に聞くしか、出来ませんが。 ]
(629) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* 傘が大きめサイズなのに理由ができてしまった 後付けで(あとづけばんじゃーいという顔)
(-128) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ その皆が居ない学校は、もう近くて。 生徒らしき足跡も見当たります。>>527
私は足跡を無遠慮に踏みにじって。 ]
そうね 先生も来てるでしょうから、良かった
[ 人の少ない学校は、いつもよりも ゆっくり過ごせそうな気がするの。
ゆっくり。ゆっくり。 時が止まったと、錯覚するくらい。 は、言いすぎでしょうけれど。 ]
(630) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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[ ひぅっ と、眉を顰めるくらい寒い風が。 私達の背中を押すように吹きつけていった。
冷たくて。冷たくて。冷たくて。 生きた心地がしないくらい、冷たくて。
地面からすこし浮いている私は、 もう、飛んで行ってしまいそうだわ。 なんて。……なんてね。
ぬるい温度を保つ屋内はあとちょっと。 いつもよりも大股を保ちながらではありますが、
いつもと同じ筈の門の中へ。 踏みしめて。踏み込んで。 ]*
(631) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* いつも、PCの、皆への印象を何となく想像しながら、ログを読むのだけど、琉璃さんの皆への印象が今のところ全員「→可愛い。^^」って感じなので、うんうん悩みながら抽出してます。
(-129) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* 宮古ちゃんこんな可愛い顔で可愛い雰囲気でほわほわした感じのロルで人をペットにするのが趣味っての最高にクレイジーで可愛くて良いですねってまだ言ってなかった気がする
(-130) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* 要は大きい傘なら相合傘もできるよねってふいに思いついたんだけど ちょっと表に出すかどうかはな……保留
(-131) 2019/06/06(Thu) 21時半頃
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/* ペット関連の回想以外は、村の清涼剤になるぞ!くらいの気持ちで挑んだのですが、動かし始めると、なぜか深淵を覗かされている気分になるPC…なのかな、と、今のところの瑠璃さんへの雑感です。
(-132) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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/* あと、よう君。困らせてしまったようで申し訳ない。(駄洒落では無い) 一応心の声的なポエムだったのですが、拾われてとても嬉しいので返しに行っちゃお。えへえへ。
(-133) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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暴いたって、そこには何もないよ。 frogsもsnailsもsugar and spiceも。 ただ、血肉に骨。それが詰まってるだけ。
(632) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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だから────、
(633) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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──回想:盗難について>>598──
[ 大きくて力持ち。という単語は浮かんでも、 男らしい。という形容をしたことはなかった。
宇井野堅治の話だ。僕の隣で微笑んでいる>>602。]
そうだね。僕は助かりました。
[ 僕は素直なので、そう言って頷いて、 力仕事を期待されない指先で、頁を捲る。]
……慣れて、いいことがあるのかな。
[ ほんの、隙間を埋めるための雑談。 熱心さも、強い関心も滲むことのない声色で、 僕は教室で起きている騒ぎを傍観していた。]
(634) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ 唐突に、少し困ったような笑み>>605が、 僕に差し向けられて、僕はそれを見上げる。]
猫のじゃれあい。には、見えないね。 痛いのが楽しい。なんて、想像つかないな。 宇井野くんなら、理解できる?
[ 困った顔が、僕への困惑なのか、 猫ちゃんみたいな彼らへの呆れなのか、 判別しかねて、僕はまたぼんやりと問いかけた。
その間にでも、騒ぎがおさまればいいのだけど。*]
(635) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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―― 回想:予算 ――
いや、小物……なんだけどさ。 女の子の病室に置く用の。 2000円なら実物が買えるし、 材料費だけなら1000円でいっかなあ。みたいな?!
[数学は得意なので 頭の中でそろばんをはじくのも苦手じゃないが、 用途を白状しながら、やっぱり駄目かなあ。と俺は思う。
なんてったって、どこでそんな節約術覚えてきた?! ってくらい きっちりかっちり、予算を割り振ってきた田所さん相手です。
割とザルい家計簿しかつけない俺は 「それは本当に必要?」という言葉で たじろいでしまいます。>>597]
(636) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[クラスのために、って仕切ってくれているのはわかるので それも込みこみで、しばらく考え込んで、呻いて]
でも、似た雰囲気のものじゃ駄目なんだよ 借りるなんてとんでもない。 ボロボロにしたり、汚したりするものだからさぁ……
んぐ…………
……わかった、なんとか、節約してみる。 つか、田所さんほんと節約上手だよな……
[俺はこの夏、倹約することの大切さを知った。 なお、こういうやりとりは一回だけじゃなく 数回にわたって行われたので その節は、田所に悪かったな、って思ってる*]
(637) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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―― 回想:買出し ――
[蜃気楼が鉄骨を揺らす夏だった。 午前6時になれば もう青空が世界を支配しているような。
少し涼しいような暑いような 微妙な空気のトイレで宇井野に出会った俺は、 そ、噂、といった。]
ランニングの後トイレで着替えてるって そんなただの噂
[わりかしどうでもいいことに解説をさしはさんでから 挨拶か呼ばれているのかわからない己の苗字の音を聞き 暑くねえの、っていわれて、>>583]
(638) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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脱ぐの嫌いなんだよな。
[と短く返した。 胴体とかをあんまり見られたくないので 俺もよくトイレで着替える族だった。]
(639) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[すぐに会話は切り替わる。>>584 土曜ならいける、といってくれるので、 お、と俺は少し嬉しそうに声を跳ねさせた。
宇井野、いつも忙しそうだからな。 何をしているのかは知らないけれど。]
ありがてえ。 誰巻き込もうかなって思ってたんだ。
予算の話はー、あー、あー。 なんとかしました!
[なんとかなってはいない。>>636>>637 悩んだ後無理に言い切ったので、 予算バトルの結果がどうなったかかは 多分想像にたやすいと思う。]
(640) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ 外国人の血が入っていると、 純日本人よりも見た目の成長が早い。 ……らしい。
純日本人でも、 たまに、成人男性みたいな高校生はいるけども、 仲冬には年齢相応の生徒が多い気がする。 隣を歩く宮古も、だ。>>627 ]
純日本人じゃあない方が、 日本について詳しいって話もある。 そんな感じだろうなぁ。
[ 日本マニア外国人特集とかある。 純日本人の口から、わたしより、なんて出たら、 また からから わらった。少し、おかしくて。 ]
(641) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ 缶に口をつけたまんま、とんとん。 底を叩かれるのは、 コーンスープの缶も一緒だが。 小豆の方がもう少し、厄介そうだ。 ]
じゃ、あるはず。 底とか、あと。飲み口近くに引っ掛かるんだ。
[ とも、言ってた。 ジェスチャーに>>628 それそれ、って。 向けた指先を、ひっこめて、 ずれてきたマフラーを鼻先まで持ち上げた。 ]
(642) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[男がぬいぐるみ買いにいくのって……という言葉に
まあね、と
過去だか、未来だか、どこか、で 宇井野に間違った男性観を植えつけることになる俺は 半目になって笑う。]
今の時代 好きなものに性別は関係ない、とか。 ……言うけどな。 でも、売り場で浮くだろうなあ、俺たち。
[ははは、と笑って シャツを持ってきていた袋につっこんだ。 几帳面に畳んだブレザーとズボンを抱えて トイレを出て行く前に じゃ、と、宇井野に声をかける。]
(643) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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土曜日。デートよろしく~
[もちろん、こんなのは、 頭の悪い男子高校生の冗句だ。*]
(644) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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雪だるま。
[ マフラーの中から、もごっと。>>629 頷くみたいに、もういちど。 それか、雪合戦。かまくらもありだ。 理由が何であったって、 並ぶ足跡が少なすぎることにかわりはないし>>630 本当にやんのか、学校。って、 疑いたくなることだって、かわらない。 ]
(645) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ 先生は来ているはずだから>>630 少し職員室に寄ろうか、と、考えた。 スマホは通知音を鳴らさないのだから、 警報なんてのはやっぱり 出ていない。
いつもよりも静かな休み時間と、 いつもよりも静かな授業時間で、 今日という一日は終わるのだろう。
ゆっくり、ゆっくり。 そう信じて、疑うはずもない。 ]
(646) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ さむ、って、こぼれた。 急かすような風のせいだ。>>631
どれだけ熱を守ったって、 どうしても肌の露出は避けられない。 ついでに風は、制服を突き抜けてくる。 教室についたら、虎落笛が出迎えてきそうだ。
吐き出す息は、真っ白く立ち昇る。 門の中に踏み込んだのは、 少し前に見えた人影に遅れて、だった。 いつもと同じように靴を履き替えて、 職員室に寄ろうってする。 そんな、いつもと同じはずの校舎は、 なんだかひどく凍えて、 見えた。 *]
(647) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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―― 回想:買出しの日 ――
[ピンク色の布に、花のようなレース。 あるいはふわふわとした感触のぬいぐるみ。 黒くつぶらな瞳。
そういう女の子のユメみたいなものたちが 裁縫道具とぬいぐるみを売っている手芸店の中、 パステルカラーの値札がつけられた白いワゴンとか、 手編み風味のバスケットとか そういうものに詰められて眠っている。
女の子って砂糖とかスパイスで出来てるらしいけど まじでそうなのかも。と一瞬思った。
他の小道具で足りていなかった布やら紙やらを買い足した後 俺は手芸店のぬいぐるみエリアに立ち止まって、 しばらく考え込んだ後に、]
(648) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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ういの。どれが一番可愛いと思う?
[って、宇井野に聞いた。 退院を夢見て眠っていた女の子の、 ベッドに置かれるはずの猫の人形。
種類がたくさんあって俺には選べなくて、 思わずそう問う場面も、あったかもしれないな*]
(649) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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/* ケンジ=ウイノとかいう男既に色々刺さってんな
門についたけど PLは多角怖い陣営であった
(-134) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ ばさばさと、積もった雪を追い払う。 学び舎にたどり着いて、昇降口の庇の下で。]
(650) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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──現在:校舎へ──
[ はじめはひとり。合流して二人。 さらに出会って、三人、四人。
他愛もない会話を重ねながら、 昇降口の庇の下でレインコートを脱いだ。
養拓海が、灰谷彩華の持ち物をほめるのを、 よく周りを見ているな。とぼんやり聞きながら。
しっかりと雪を払っておけば、 帰りまでには乾くだろうか。
考えながら、連なって歩いた面々を見て、 がらんとした下駄箱を見て、ふと呟く。]
(651) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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……誰も、いないね。 みんな、うちのクラスだし。
[ だから何。と言われると、 僕にはなんでもないとしか言えない。
ただの感想だった。もしくは疑問。 さすがにおかしいな。と思いながらも、 僕はやっぱり、ふつうに教室に向かおうと考える。
荷物を置いて、どこかにレインコートを干して。 ……あ。美術室の作品を少しずつ持ち帰れと、 言われていた。そういえば。今日じゃなくていいか。
とりとめなく考えながら、 僕は、そのありふれた境界線を、くぐって──、]
(652) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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[ ツンと冷たい空気が、鼻先を掠めた気がした。*]
(653) 2019/06/06(Thu) 22時頃
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/* 毎回、「今回の子たちは仲良しだなあ」とか「今回は不良っ子が多いなあ」とかいろいろ思ってにこにこするんですけど、 今回、いつも以上にただ被害者じゃないというか、過ち踏んで生きてる子が多い気がして、 うまくいえないんですけど、BGMに白日聞いてます。
(-135) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[「うどん屋になんてなるわけねーだろ」って あの頃の俺は鼻で笑ってやったんだ]>>517
(654) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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―― 現在 / 通学路 ――
[馬鹿に馬鹿と言われるのは>>519 ひどく腹が立った]
いいツラって褒めてくれて ありがと、よっ!
[拓海の背に向かって雪球を投げるが、 今度は外れてしまった。
いつもは人通りのあるこの道も 今日ばかりはなぜか静かで誰もいなくって。 だから誰の目も気にせずに、 俺ははしゃいでいたんだ]
(655) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[拓海の背を追いかけていると、 昔のことを思い出す。
あの頃は、拓海は俺の憧れで どんなに頑張って走っても追いつけなくて。 すごい奴なんだ、拓海は――……
そうして、目の前に 京輔と灰谷の姿をみとめて、俺は我に返った]
京輔と灰谷。おはよ。
[軽く手を上げる]
(656) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[灰谷に笑みを向けるが いつものように淡々と返される。>>608 あらら、と頬を掻いて苦笑をひとつ。
拓海と京輔に目を移した]
先に仕掛けてきたのはどっちだよ。 俺のは自衛ですー。
[軽く拓海の脇を小突き、 そして京輔に至極真面目な表情で]
(657) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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背中とか頭とかに雪ついてないか?
[なんて言って、背中を見せたりした。 そのうちに校舎へ辿り着いただろう]*
(658) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[養いわく残念委員長。>>521 蛭野曰く残念じゃないと思う。>>554 まあ両極端な評価だと思う。これも視点の差だろうか。
閑話休題。とりあえずイロハの話をしよう]
(659) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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―― 回想/役割分担をしましょう・2 ――
おっけー、任されたからには頑張るよ。
[高本の言葉に親指と人差し指で、 きれいめな丸を作りながら応じた。>>496 それから、作った丸ごしに、彼のことを片目だけすっと細めて睨み返してやった。あくまでちょっとだけ。 気のせいだったら申し訳ないのだが、 一瞬だけこっちを見た彼の眉が嫌に寄ってた気がしたので。
イロハが高本に、表立って煮え切らない思いをぶつけたことは一度だけしかない。 高本と七月の恋人関係が解消された後、とげとげしい口調でこう告げた、それだけで]
(660) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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……高本くんさぁ、 結局ヨーコちゃんといてどうだったの? 楽しかった?
(661) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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/* いろはちゃんのト書き人称がイロハなのめちゃかわいいなって思ってて、 >>659があまりにもかわいいので灰に残す
(-136) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[「恋をすれば人は変わる」を地で行っていた感じの七月は、 (とはいえ自分ではピンときてないって言ってたこともあったけれど>>467) 楽しかったんじゃないかって思っていた。高本といて。
なら、もし、高本もそうなら、 今頃二人は別れることなく関係が続いているはずで、だから…… と、そんな勝手な推測を繰り広げていた。
だからこれは、楽しくなかったんじゃない? と、 訊いているのとほぼ同じ意味合いだった。イロハにとっては]
(662) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[答えはどうあれ、イロハは表立って高本を責めることはしなかった。 惚れた腫れた付き合った別れたはよくある話だ。 それでもめたって誰も得しないじゃあないか。
波風は立てなかったものの、積極的に頼りにすることもなかった。 クラス内での盗難騒ぎの話題がちらつき始めてからまもなく、 数学のノートがどこかに行った時に、 真っ先に泣きついたのは七月の方だったし]
(663) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[話し合いのざわめきは終わらない。 役割分担も、お化け屋敷のコンセプトもスムーズに決まっていく。
廃病院。そういうコンセプトのお化け屋敷、 どっかの遊園地にあったよね。 古ぼけたベッドだとか血まみれの手術室だとか白衣の幽霊だとか、 ぼんやり脳裏に浮かべていれば、かかる声>>498]
…………ナース服。 いやまあちょうどそんなこと考えてたけどさぁ、 それで男子がナース服着てお化けやることになっても文句は言わせないよね?
(664) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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──── 回想:小さいころ ────
[ 子供はとても、恵まれていた。 恵まれていたから、いじめなんて知らないし、 その子を馬鹿にして笑う理由だってなかった。>>614
どろんこまみれだって、なんだって。 手が汚れるのだって、気にしなかった。 またあいにきてもいい? って言われたら>>618
よろこんで めいっぱいよろこんで うん! って頷く、そんな子供だ。 ]
(665) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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おおちがい? おれのお母さん、かわってるのかな。
[ 大違いって笑う子に>>621 そうやって首を傾げるくらいに、 世間知らずな子供だった。
悪意はない。他意もない。 きれいになったら、嬉しいし。 おやつって、一緒に食べたら美味しいから。 ]
フータくん!
[ 教えてくれた名前を>>621 これまた、嬉しそうに呼んで。 ]
(666) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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……っていうのは冗談ですけどー、 男子にはちゃんと患者服とかお医者さんの服にするつもりだけど?
[挑戦的ですらあったまなざしをさっさと笑みに崩してから、 気になることをぽつっとこぼした宇井野をちょっとだけ見て、>>305 眼差しは司会進行役へと戻る]
そう、宇井野くんもああ言っていることですし、まずはお化け役決めちゃおうよ。 ナース服着たい人~
[なんて呼びかけながら、机の上にはノートを広げて、 ナース服ってどんなものだっけ、……とこっそりスマホをつけて検索してみたり。 さっき見た眼差しのことも忘れられる心地が、この時確かにしていた*]
(667) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[ ことあるごとに、その名を口にした。 お友達はいた。たくさんいた。 でも、記憶する中で。 一番、男の子らしく見えたのは、 憧れたのは、フータくんだったから。
優しくて たくさんの嬉しいをくれる。 そんな男の人に、なりたかった。 おとこのこに、なりたかった。
だから、てんとう虫の餌が虫って知ったら、 少し怖がりながらも、とりにいこうともしたし。 でもやっぱり、可愛くない虫は苦手で、 代わりにはちみつを与えるのが楽しくなって。 ]
(668) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[ そうやって、一緒に出来た虫の部屋。 草で飾ったおしゃれな虫かご。
てんとうむしを驚かせないように 写真を撮って、自慢げに見せて。
てんとう虫は、幸せをくれるんだ。 たくさんたくさん、くれるんだ。 遊んでくれるフータくんの前で、 こどもはたくさんたくさん、笑っていた。 贈り物は全部、宝物。 どうやって置いておくかに、いっぱい悩んで。 ]
(669) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[ だけども、泣いたことはなかった。 ]
(670) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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/* ログの流れる速さに脳が溶ける~~~~
(-137) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[ プールの時間。 はずかしくって、我慢できなくて。 泣いてしまった、其の日。
元気がないのは、隠せなかった。>>626 拭ったけど、赤いまんまの目元だって。 フータくんの顔を見たら、 ほっとしたみたいにまた、泣きそうになったけど。 歪みかけた顔はすぐに、 笑った。 元気じゃない顔を見せたくなくて、 いつもよりもへたくそに わらった。
なんでもないよ、って。 それよりね、てんちゃんがね。 てんとうむしの、てんちゃん。 虫かごのお話を 始めたら。 泣きそうになったのだって ごまかせたかな。 ]
(671) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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[ その子の前では、笑っていたかった。 笑ったら、笑ってくれる気がした。 笑わせてくれて、嬉しかった。
引っ越しすると伝えた日だって。 堪えていた子供の顔は、 贈ってくれた一掴みの花みたいに>>625 笑みを咲かせたのだから。 ]
フータくん、まほうつかいさんみたい。 えがおの、まほうつかいさん。
[ 泣きださなかった、えらいフータくんに、 ありがとうって気持ちを込めて。 まだ柔らかかった手を伸ばして。 あたまを撫でようと、した。 ]
(672) 2019/06/06(Thu) 22時半頃
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そんな 綺麗な形の思い出が あるから
(673) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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[ てんとうむしが動かなくなったら、 かなしくてたまらなくてお墓を作って。 あの時贈ってもらった花は>>625 押し花にして、捨てられないままで。 贈り物にお返ししたくて、 一緒に食べたお菓子は大好物のままで。
────だからこそ、きまずかった。 それくらいがちょうど良いと思った。 目つきは随分変わったけども、 見間違えるはずなんて、なかった。 ]
(674) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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どうか 忘れてくれていたらよかった
(675) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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花を受け取って にこにこわらった 髪の長い子供の姿も
おはなが好きって笑ったのも てんとうむしに 可愛いっていったのも 虫をつかまえるの かっこいいって 無邪気に羨んだことだって
忘れてしまっていてほしかった
(676) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
だって きっと 普通じゃない 男の子のお友達に会えて こんなにも嬉しいなんて 普通じゃない
普通の男の子がわからないから そんなことにだって 怯えている
顔が少し怖くなっていたって あの時のフータくんに変わりはないって 今だって そう 思っているから
(677) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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忘れてしまっていてほしかった そうしてくれたら あの時のことも 綺麗なまんま 押し込んでおける気がしたから
どうか 気づかないでくれればよかった 髪を切って 膚も焼けて 昔の面影なんてほとんどない 髪と眸の色だけがおんなじような 今の けんちゃん に 気づかないで
同じ名前の他人だって 思ってくれれば 良い って 思った
(678) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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そうしてくれたら
あの時の事を おしこめて ひさしぶり なんて 言い出さず 轟木 って 呼んでることだって
苦しく思わずに すむはずだから *
(679) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
[投げられた2発目は俺をすりぬけていく。
そういえば子供の頃は、体育の成績も 高本より俺の方がよかったなあ、って そんなことを思い出している。>>655
やっぱり、頭を使う仕事が合うよな。 うどん屋なんて合わない。>>654 いつだったか、そんな事をおもった事も、思い出した。
やがて辿り着いた先で 高本はいつもどおりの高本に戻ってしまう。 それに、少し安心した。>>656
自衛です、という抗議には けらけらと笑って諾々と、 わき腹をつつかれておく。>>657]
(680) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
そうなの?
リードから抜け出されたことなんて 私は一度も無いけれど。
(681) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
――現在――
[灰谷の持ち物には気づくのに>>651 高本と灰谷の間にある微妙な空気には気づかないまま 俺は、三人と昇降口に辿り着いた。
灰色の昇降口は、 外で雪が降りしきっているのから目を背ければ まるで、時間が止まってしまったかのように静かだった。
下駄箱にもほとんど靴がない。 俺たちだけ来たのに、鍵が開いてる。
その違和感をぼんやり捉えて、 聞こえた言葉>>652にこんな相槌を落とした。]
(682) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
─ 内緒話につきましては ─
良いよ
[ 副流煙を僅かに吸い込みまして。 むっ とした後に、笑いかけました。>>429
四月のこと。 色の綺麗な鳥を追いかけていたら、 体育館裏が喫煙所になっていたの。>>424
私は、目を瞬いて。 「エイプリルフール、もう終わったよ?」と。 要は、嘘でしょ?と意味を込めて。
煙を吐いた、よう君へ言いました。 ]
(683) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
[ そんな流れで、お喋りをしたわ。 冗談として、嘘と本当を混ぜ合わせて。
見え透いた嘘を吐いたり。吐かなかったり。 本当の話も、見え透いていたかしら。
ええ。ペット、と聞いてしまったので 喋りました。ある子のこと。
返される感想に、本当は幾つあるのかな。 数えなくて良いの。私は、微笑む。 ]
内緒にしようね
[ だから、日陰で笑う、彼の事。 冬が来ても誰にも、言わずにいる。 ]
(684) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
―彼女について―
[はるちゃんの話をしよう。
はるちゃん。笹崎小春。 隣のクラスで副委員長を務める女子。 彼女と付き合い始めたのは一か月前だ。 大和撫子って言葉が良く似合う、 清楚な黒髪の女の子。
白い頬を赤らめて告白してきた彼女に いいよぉ、と紫苑は頷いた。
ここまではいつも通り。よくあるパターン。]
(685) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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煙草、美味しい? 吸うの、楽しい?
[ 未成年には禁止されている、火の点く葉。 それは、どんな味がするのかな。 私はまだ、知らないので。 ]
よく買えるね
[ なにせ、自動販売機には売っていないので。 感心した顔で、風上に並ぶ。 ]*
(686) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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このまんま帰り道が雪に埋もれて―― 帰れなくなったりして。
[いっそそうだといいなあ。 と、俺は思いながら玄関口を進む。
荷物は置いておくべきだと、 誰がついてきて、誰が離れたかはわからないけど 三年七組の教室まで歩いていき
習慣めいて あるいは運命めいて がらり、と扉をこじ開ける。]
(687) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
……誰もいねえ。
[ぽつり、と、 落ちる雪と同じ速度で俺はつぶやいて、 自分の席にぽんと鞄を置く。
濡れた靴下だけ脱いで乾かすように窓にかけると、]
職員室いってくるわ
[気まぐれのように言って、教室を離れた*]
(688) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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/* なggggggっがいわ!!!!!!!
(セルフツッコミ)
(-138) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
[放課後デートの帰り道、 紫苑は彼女にプレゼントをした。 手のひらサイズのマスコット人形。
これを俺だと思って持っていて欲しい。
大きな目のチワワを手渡して、 紫苑は微笑んだ。 秋空の下、嬉しそうにはにかんだ笑顔を 何よりも守りたいと思った。
ここまでも、いつも通り。]
(689) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
―― 回想 / 別れても ――
[かっこいい、と>>528 俺を見つめ頬を赤く染めていた葉子は もうどこにもいない。
仕事仲間のようなドライな関係だ、と 最近の俺と葉子の関係を見ていて思う]
(690) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
文化祭の出し物。 上手くまとまってよかったな、葉子。
[文化祭の出し物決めのあと なんとなしにそう声を掛けてみたりした。
別れてからも俺は気安く「葉子」って 呼んでいたけれど、 お前はいったいどう思っているんだろうな]
(691) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
楽しかったよ。葉子と恋人だった時間は。 少なくとも、俺はな。
……でも、あいつはもう 恋人だった時のことなんて 思い出したくもないんじゃないのか。
(692) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
[いつか灰谷に問われたときに 苦笑しながらそう答えた。>>661
ただ、冷めただけなんだ。 葉子について悪くは思っていない。 だから、普通のクラスメイトのように接する。
本当に何もなかったかのように。 恋人などでは、最初からなかったかのように]*
(693) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
[人間って不思議だよね。紫苑は思う。 名前を知ったのはつい数時間前のことなのに 今は何よりも彼女を知りたいと思う。
何回言われても気分が高揚するのだから、 愛してる って、不思議な呪文だ。
俺だけじゃない、よね?*]
(694) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
―現在:通学路―
[頭が良いと狡猾は紙一重。 何となく、我らがいいんちょ様の ご尊顔が浮かんだけれど 口に出すことはしない。
そう言う意味では、狡猾になり切れない 目の前の彼女>>546が二位に甘んじるのは 必然なのかなぁ、と紫苑は思う。
俺は好きだけどな、そういうの。
内心で浮かんだ言葉は、口にされることはなく 代わりに紫苑はあっと声を上げた。
そうだ、彼女の声が聴こえないのだ。>>548]
(695) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
──回想:盗難──
はー……
[ 深い溜息が溢れる。>>389 全く養拓海って男は、何を信じているんだか。
これが万が一、弱い者イジメだと言うのなら そんな風に笑っていられるものか?>>392 殴られて笑っていられる奴の気がしれない。
俺が〝そっち側〟だったなら、 反論することも、反撃すること、 到底できない芸当だったんだろうよ。 ]
(696) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
/* 高本くん柊くんが並んだ時のチップの顔面による圧やばくない? 顔面の圧がやばい
(-139) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
[ 拳に伝わる振動、感触。 それら全てが強者の証のようだったのに。
それでも、耐えるように踏みしめたのち、 此方に向かう拳に気が付けば、 避けることもせずに正面から受け止めた。 ]
痛くも、痒くもねぇよ ……萎えたわ、
[ ───弱者と強者。 境目を、壁を、作り上げた筈だった。
拓海の笑ってる顔が気に食わなかったのか 友情パンチ、だとか理解不能な感情にあてられたか クラスメイトの突き刺さる視線に気付いてか 殴られた後の頬を軽く摩りながら吐き捨てる。 ]
(697) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
俺がどんだけ否定したって、 教師たち大人って奴は信じる気はねえの 収まりいいとこに犯人を据え置きたいんだよ
そしたら、大団円だろ?
[ そうして、俺は逃げるように 教室の外へと出ていったのだった。 ]*
(698) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
──……犯人扱いなんてザラにあった
(699) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
[ 煙草が落ちていた。俺のせい。 酒缶が落ちていた。俺のせい。 花壇が荒らされていた。俺のせい。 テストの成績が良かった。カンニングした。
すべて否定することはできない。 現に、あの日だって俺は校舎裏に隠れて ひとり、煙を燻らせていたんだから。 ]
(700) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
|
あぁ、そうだよ、はるちゃん! はるちゃんに朝から連絡がつかないんだ。 既読もつかないし、通話にも出ないし。
……もう、学校着いてるのかなぁ。 風邪引いてたり、雪に埋もれてたりしないかなぁ。
[思い出した途端に、急に恋しくなってきた。 紫苑はすん、と鼻をすする。 泣きそうな顔をしていたかもしれない。
早く彼女に会いたい。そう思う。 なので、くるりと七月を振り向いた。]
(701) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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|
[ 放課後、ニコチン不足で耐えれなくなった俺は カバンを担いで校舎裏に逃げるように隠れていた。 俺の特等席でもある、木の根元に腰掛けて 気持ちよーく煙を吸い上げていた時だった。
校舎裏、近くの倉庫で小さな声が聞こえた。>>468 ]
あんなやつの、どこが良いんだか
[ 色恋沙汰には、てんで無縁だった。 昔、罰ゲームか何かで告白させられた子がいて 信じて恥かいたことがあったくらいだ。
呼び出されて告白ってのを聞くこともあるが、 嫌いな奴の恋話なんて聞きたいか? 聞きたくないだろ?だから、席を外そうとした。 ]
(702) 2019/06/06(Thu) 23時頃
|
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[ ───っていうのに。
色恋には無縁、だったとしてもだ。 こっち側は無縁、じゃなかった。 ]
おい、ブス。せせこましいことしてんな
[ 何をしていたのか定かではない。 逆上されて状況が悪化する恐れもあった。 それでも、俺は〝イジメ〟と思える行為を 見逃すことができなかったもので。 そこにいた女子数名に言葉をかけた。
これは決して正義漢などからでは、ない。 ]
(703) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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[ 校舎裏は中々におもしろい。 いろんなものが見れる。
開け放たれた窓から、 生徒たちの声も、教師たちの声も、 うれしいことも、かなしいことも、 どんなあくどいことだって、 なんだって聞こえてきていた。
しかし、それを覚える気があるかどうかは、 まったくの別問題だったけれども。
……ああ、そういえば。 柊が頻繁に呼び出されてた記憶ぐらいはある。 ]*
(704) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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……七月ちゃん、早歩きは得意?
[彼女の答えがどちらでも、 紫苑のやることは変わらない。
雪の上を滑って転ばない程度に、 急いで学校に行く。それが何よりも大事だ。
告白のような重みを持った『もしも』の話>>547は すっかり頭の隅に追いやられていた。]
(705) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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/* 体育館裏ネタがあったの気付いてませんでした!陳謝!!
(-140) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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/* アワー!今気づいた!すみません! まあいいか。いいな。いいでしょう。そういうこともあるさ。
(-141) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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──── 回想:盗難について ────
[ どんな形でも、頼られるのは好きだ。 献身的なんじゃあない。 自分のために過ぎない。 ありがとう、も。 助かった、も。>>634 受け取れば、心地が良い。 ]
良いこと、なぁ。 普通に生きている分で言えば、 暴漢への対処がしやすい、くらいじゃないか。
[ 殴られ慣れていれば、 そうでないよりは、いざという時、 体の方が先に反応をしてくれる。らしい。 ]
(706) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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[高本と七月。学年一位と二位。 我らがいいんちょとふくいいんちょ。
何かと接点があったふたりに共通していたのは 紫苑に比べて格段に成績が良いということで、
けれども、その関係も 長くは続かなかったようだから つまりは、紫苑が誰かと長続き出来ないのも 仕方ない話なのかもしれない。
賢い人でも正解を選べない。 だから、紫苑もズルをして生きている。
イヤホンからは、雑音しか聴こえない。**]
(707) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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[ そんなことも、 教科書を捲りながら、話していた。 模試の結果は上々、志望校もA判定。 AO入試組となる予定の宇井野が、 勉強を重ねるのは、見栄のためだ。 ]
おまえとおんなじだな。想像がつかない。
生まれつきのものとか、 性格の問題もありそうだ。
[ キックボクシングやってても、 痛くて楽しいはよくわからない。 困惑か呆れか、あいまいな困り顔は、 少しだけ形を変えたらまた、笑顔。 ]
(708) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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[ そうしているうちに、 殴り合っていた片方が、出て行った。>>698 いくつもの視線を背に刺したまんま。
おさまったな、とか。 形だけは呟くけども。 押し込んでも、抱く情がないわけではない。 “ 犯人扱い ” を 押し込めた中身が 心配したがる。
笑顔はまたすこし、翳って。 ふぅ、って、息を吐いて。其処でようやく、 おさまったな。って。はっきりと。 *]
(709) 2019/06/06(Thu) 23時頃
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/* 高本君については内心煮え切らないオーラをイロハから感じているるるる
(-142) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* (ひぃひぃ言ってる)(楽しい)
(-143) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* いろはちゃんが触れてくれたから>>667 此処から君うらやましいんだ感情落とすまでもっていきたい
大変なことにプロ集団の中に迷い込んでしまった気分です 楽しい
(-144) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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そうね、そうね。 見下ろす側、だものね。
大丈夫よ。 貴方が秀才なのは、事実だもの。
(710) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* アワーアワアワする民。 けんちゃんからの喜びつつ、24時まで二個くらいもしゃもしゃ書いて、現軸もちょいと進められたらって思うの。
ところで、開始日何日でしたっけ…………()
(-145) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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─ 盗難事件につきましては ─
[ 誤解を招かないように言わせてもらうと。 困りました。困りは、しました。>>440
でも多分、犯人さんの求めるそれとは かけ離れた表情だったのでしょう。 ごめんなさい。でも、平気なので。 ]
うん、ずるい女なの
[ そして、目聡い女なので。 あ。……と、彼の心の騒めきを感じました。 感じて、しまったの。 ]
(711) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[ 例えば、視線や声色に、それは現れる。 ちゃんと隠していても。他に隠せていても。 僅かに現れる合図を、見つけてしまう。
心理学は、学んだことは無いのだけれど、 自然な感覚として、私には分かります。 ]
ありがとう、気にしないね
[ パズルが解けた瞬間の、納得を味わいながら、 神経を逆撫でするように、私は告げる。 ]
そんなことより、受験だもんね
(712) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[ 大学受験は、もう、目と鼻の先だもの。
家族と話し合ったりもするような、 未来が決まってしまう、時期ですから。
些細な悪戯なんて、よくありそうな話、 たとえ被害者でも、構ってあげられないの。 ごめんなさい。謝ってばかりだわ。 ]
受験、たかもと君は、どうするの?
[ 謝るべきなのは、貴方なのにね。 ]*
(713) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* 瑠璃ちゃんクッソどSだなwwwwwwwww 興奮してきたwwwwやべえwwww
(-146) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* あーーーーん 瑠璃ちゃんのペットになりたいよーーーーーーーーー
(-147) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* やばいすごい煽りレベル高い人が複数人いてすごいやばい(語彙死)
(-148) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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そいつは、上手な飼い方をしたみたいで。 飴がいいのかね。
……まだ四月一日な気がしてたわ。
(714) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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――ペットの話――
[ゆるやかに微笑んで、 まるで物語のアリスみたいな理由で 体育館裏に迷い込んだ同級生と うそかまことか、それこそ煙に巻くような話をしていた。
聞かされる物語は、 とある女王様と、捨てられた人形の話。 俺が話す物語は、 かわいそうな飼い主の話と、いぬの話。
全部が全部本当じゃない。 全部が全部うそじゃない。 そういう話は、嫌いじゃなかった。
捨てられて自分から糸を切ってしまった誰かさんを 内心で少しだけ、哀れに思いながら こういう感想を返した。>>684]
(715) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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「私を見て」って事なのかね。 死んでしまう私を見て、って。 犬のほうが従順だ。 痛くすると喜んでるみたいに悲鳴をあげるのも 見てほしいからなのかも? どうしようもないな。
どうせ過去になるのに
それとも、 自殺されたら人は傷つくのかな。 どう思う?
(716) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[首を傾げて 煙草を彼女がいる方と反対側の手に持ち替えて 煙を風下に逃がしながら、一服吸う。 そして笑った。]
美味しいよ? ぼんやりした頭によく効く。
におい消しに苦労するけどな。
[それから、買える、には首を横に振る。]
こういうもんは頂戴してんの。 馬鹿な大人から。
吸ってみる? ……吸わなくても、痕をつけるにはいいよ、
(717) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[なんて 冗談のように悪いことを勧めて 冗談のように、そっと箱を差し出して
穏やかに笑っていたあの春の午後。 誰しも抱える裏の顔を聞かせてくれた彼女の事を 俺は、誰にも語ったことはない。*]
(718) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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──現在/校舎へ──
[ 高本悟が大真面目なふうに、 雪がどこかについていないかと尋ねる>>658ので、
僕は気の毒そうに、彼の背中に雪が付着していて、 そのままにしているときっと、水分が染みて、 君は大変不快な思いをすることだろう。と告げる。
人と人との間に流れる微妙な空気のたぐいは、 僕にとって、大変難しく微かなものであるから、
僕は心底高本悟に同情するばかりで、 かみ合わない僕に対して以上に素っ気ない、 灰谷彩華の反応を気にしたりはしなかった。]
(719) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[ 長靴を脱いで、揃える。上履きに履き替える。]
(720) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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……そうなった場合、 レスキュー隊員が到着するまで、 どのくらいかかるんだろう。
[ 帰り道が埋もれて、自動販売機も埋もれて、 そのころにはもしかすると、この校舎も、 僕たちごと埋もれてしまうかもしれない。>>687
ありもしないことを考えて、 僕はなんでもない雑談として相槌を打った。
昔と変わらずついて回るみたいに、 僕は養拓海の後ろを歩いていって>>687、
その先で、無人の教室を見た。]
(721) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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──現在:3年7組──
電気はついてるね。
[ 部屋は暖かい。不思議なことに。
僕もまた、無人の教室に水滴を落とすように、 ぽつり。と思ったことを呟いて>>688、
職員室に行くという背中をのんきに見送る。]
いってらっしゃい。
[ 鞄の中身を机の中に移し替えていく。 隣の席はまだ無人だ。お休みだろうか。
開けるタイミングを見失ったココア缶を、 机の端に、立てて置く。*]
(722) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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―― 回想 / 文化祭当日 ――
言ってくれるね。京輔も。
[京輔の言葉>>620を否定はしなかった。
劣った人間には、親切になれる。 馬鹿な奴らを相手してやっていると思えば、 余裕が生まれることを俺は知っている。
笑いを浮かべている京輔の目は、 相変わらず何を考えているのかを語らない。
けれど、俺の中に芽生えたのは 確かな共感だった]
(723) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[きっと京輔に、自分自身を重ねていたんだ]
(724) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[社会が間違っている、と京輔は言う。>>622
それは、俺よりも余程大人で 模範解答に近いものに思われた。
子供じみて、愚かで、利己的な俺は その怒りの矛先を社会ではなく家族に、 そして何の罪もない級友に向ける。
俺が後者をその場で明かすことはなかったけれど]
(725) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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おいおい。
お前が性格悪いなら、 俺は大悪人になってしまうだろ。 やめてくれ。
[つられて、ふふっと笑い返した]
(726) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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血の繋がりは切れない。 決して、逃げられない。
[呪いのような言葉を吐いて、京輔を見つめる]
俺も、可哀相な家族を捨てられないんだ。 きっと俺たち、少し似てる。
[文化祭のその日から、 俺が京輔に向ける視線は変わった。 憐みから、共感へ]
(727) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[だから京輔の教科書やノートは、俺には隠せないんだ]*
(728) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* よう君にすげ~~悩みを抉られるんですけれど、まだペットは自殺してないので、回想の瑠璃は無敵です。
(-149) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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/* ういの君、すきです。(メモを読んだ)(かくの遅くて申し訳ないなと思ってた)(のでときめく)
(-150) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[至って正気だとも。]
(729) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[ 小さく笑い声をまた零した。>>591 互いに皮肉のような言葉を浴びせるようになったのは、 いつのころだったか。 特別傷つくような繊細な心を、 持ち合わせてもいないせいか。 この関係が、気に入ってないわけでもない。
奢りという言葉は、 世界で無料の次に素晴らしい言葉である。 肯定的な言葉に、くるくると傘の取っ手を回した。 ]
あったかい飲み物を所望。 代わりにパンをやらんでもない。 昨日の廃棄のやつだけど、食べることは可能。
[ 確か菓子パンもあったはずだ。 適当に通学鞄に突っ込んだから種類までは覚えていない。 ]
(730) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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[ そしてコンビニの入店音が響く前に、 首元を彩るマフラーを引っ張った。>>592 積もった雪を払え、という無言の訴えだった。 例え、また矢鱈と目付きの悪い顔で見られたとしても、 どこ吹く風。 コンビニの店内は暖かく、 いっそここであと数時間過ごしてもよいくらいだ。 歩幅を合わせているわけではないけれども、 急に横で止まった足に、呆れた表情を向ける。 ]
冷たいものが欲しいなら、雪でも食べたら? 腹壊しそうだけど。
[ でも意外と壊さないような気もする。 是非実験してみてほしい。
アイスの売り場を通り過ぎ、ホットコーヒーを手に。 そのあとは、颯太に押し付けるだけだ。 ]*
(731) 2019/06/06(Thu) 23時半頃
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―― 回想:盗難 ――
何そのため息。
[深いため息に俺は丸く目を開いて首を傾げた。 今でも俺の認識では、この輪の弱者は俺だけれども どうも轟木という男の中ではそうではないらしい。
べちっ、と音をたてて入り込んだ俺の拳は 残念ながら、奴にはそうダメージとして通らず]
は?萎えた? こっから三発くらいくると思ったのに
[こないのか、そうか、と納得して>>696>>697]
(732) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[それから、――それから、吐き捨てられた言葉に なおの事俺は「おい!」と声を張り上げてしまう。 なんだよ、その悪役みたいな台詞は。]
何が大団円だっつーの。 そんなのお前だけ損だろ。 大人が馬鹿なのはずっと昔からだけどさ
おいこら、逃げんな!
[台詞が逆転した。が、届かせる拳はない。 追いかけて走っていこうとして、 轟木が教室を出た直後、教師とぶつかる。
養――、と怒鳴り声をぶつけられて、 俺は、 「違うんです先生!あと轟木も違うんです!」と 慌てて弁解する。増えてる衆目はひとまず置いといて]
(733) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[多分。そっからだ。 轟木の事をたまに追いかけるようになったのは。*]
(734) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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―― 現在/通学路 ――
[イロハが養に対して雪ついてる、といったのは、>>611 傘もレインコートもなしに歩いて雪をかぶってることをわざわざ指摘したわけじゃあない。 その原因がさも高本にあるようなことを養が言えば]
ええっ高本君も雪投げするんだ。意外。
[まあ見たかったって訊かれるとそんなでもないのだけど。 しっかり笑っていたが高本にはあんまり聞こえていないといい。 さすれば挨拶だけで済む……と思われるから。>>657 先に仕掛けたのはどっちだ、なんて言ってるのが聞こえて、 ああそういうことか、程度には思っていた]
(735) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[養から傘を褒められればちょっぴり、そうほんのちょっぴりだけ肩がぴくりと震えた。 傍から見れば寒さに震えたんじゃあないかって感じで]
違うんだなあこれが。 お母さんがね、買ってきてくれたんだ、似合うって言って。 つまりセンスがいいのはお母さんだね。
[嘘はついていない。 隠したのはそう、お母さんと呼ぶ彼女が、 イロハに、イロハのために心をこめて買ってきてくれたものを誰かに褒められるのが、 今となってはちょっとだけ心苦しいってこと。
捨てたくても捨てられなくて、 こうして使っている、そんな、心の動き]
(736) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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/* おんなのこと縁をつなぎたいんですけど、るりちゃんが第一候補ですが、あの、なかよくでき……? 他の子とも仲良くはできねぇな!!!!男子ともな!おまえ!!!!!
よーこたん:すげーらしー あとイケナイことしてるの見たい いろはちゃん:かわいい まつげがすごそう るりちゃん:こわい ぺっとになりたかった PLのだだもれなきもちです。
(-151) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[ごまかすように傘を閉じて、バサバサと雪を払う。 もうとっくに昇降口の庇の下に辿り着いていた
屋根も壁もある、というのは確かにわびしくないのに心強い。 なのにがらんどうにほど近い校舎は、わびしいというより、寂しいなぁなんて思いつつ、
かくてイロハは校舎に足を踏み入れた。 いつもとほぼ変わらない足取りで、いつもと違う寂しさをあびて、 がらんどうの内側へと]
(737) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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―― 現在 / 教室へ ――
[昇降口はしん、と静まり返っている。
京輔の大真面目な物言いに笑って>>719、 俺は上着の雪を払った。 上履きに履き替えると軽く眉を寄せる]
やめろよ。縁起でもない。 こんな校舎で避難生活とかごめんだぞ。
[拓海の冗談めいた物言い>>687に、 やっぱり京輔が大真面目に返事をする>>721ものだから 俺はへらりと笑いながらそう返したのだった]
(738) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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1番乗りか。
[教室に着くと、自席に鞄を置く。 この時間に誰もいない教室はなんだか新鮮で、 落ち着かない気分になってしまう]
いってらっしゃい。道に迷うなよー。
[拓海が職員室へ行こうとするならば、>>688 そんな軽口を叩きながら彼を見送っただろう]*
(739) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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/* そういえば、中の人は高校時代二年から三年にかけて、金の盗難が相次ぐ学校に居たんですけど、皆大して気にしてなかったです。 問題にはなってました。 偏差値は50ちょいくらいの、まあバカなところだったんですけど、平和でした。 53とか?55あったか?どんくらいだったっけ?って今調べたんですけど、59~60って書かれてて、いや嘘つけえ……。
(-152) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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そうなったら、学校で野宿……じゃなくてサバイバル生活かな。 食堂空いてれば料理には困んないし、シャワー室もあるし、 案外生きてけるかもよ。あたし達。
[玄関口を進みながらのたとえばなしに挟み込んだのはそんなことだ。>>687>>721 あるはずはない、なんて思っているから、 口調の明るさが減衰されることはない。
歩幅の差のせいか、養たちからは必然、やや遅れをとる形。 開けられた教室のドアから中を覗き込む]
…………あれ、一番乗り?
[誰もいないからそう呟いてしまったのもむべなるかな。 その癖電気がついてるのは確かに不思議だけれど]
(740) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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/* こんなところで意見が合うんじゃねえええ(ちょっとわらった)
(-153) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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──回想:盗難について>>706──
普通に生きていても、 暴漢に襲われることがあるんだから、 理不尽な世の中だね。
[ できればその”普通の良いこと”は、 経験しないうちに人生を終えたいものだ。
僕は軽口の調子でそう言った。]
それなら、慣れなくていいかな。
[ とも。もちろん、それも軽口だった。 殴られ慣れるつもりなんて、ハナからない。]
(741) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[ 野次馬らしく歓声を飛ばしたり、 やめなよう、などと声を上げる気もなく、
ただ騒がしいばかりの教室で、 頁を捲る音が二人分>>708。心地よい。
その音にだけ、意識を向けるように、 僕は少し目を閉じて、微笑みを浮かべて、
否定を返したその人>>708を、見上げた。]
(742) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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宇井野くんが……格闘技をやるのは、 それじゃあ、それで喜ぶ誰かがいるから?
それとも、あれには、 痛みを味わう以外の楽しみ方が?
[ そうしたいから。 どうでもいいけど、誰かが望むから。
という二つ以外に何かに取り組む動機など、 僕は知らなかった。それゆえの質問。
やや無神経だったかもしれない。 けれど、所詮はほんの些細な雑談で、 選手退場により場が少し落ち着けば>>709、 話題は、自然と移ろっただろう。答えなくても。]
(743) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[イロハが自分のの上に鞄を置いて一息ついた頃、 養は職員室に行くと言ってこの場を離れていく。>>688 何だかせわしない、と少しだけ見送る。「いってらっしゃい」はなんとなく言い損ねていた。
鞄に手を付けぬまま、その横に置いたのは、 いまだに開けてなかったミルクティーの缶。 あんまりあったかくなくなっていた。まあしかたないね*]
(744) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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収まったね。
[ 僕は同意する。ややぎこちない笑顔>>709に。
いっそ、腕力でケリがついていれば、 彼の表情が曇ることもなかったのかもしれない。
轟木颯太が残していった台詞>>698は、 たぶん、事実であったけれど、 その言葉に耳を痛めるべき大人は、 どうやらこの場所にはいなかったし。]
心配をしている? ……ちなみに、僕には、 かけるべき適切な言葉が思いつかない。
[ なので追わないし、自分の席に戻ることにする。 親切で強くて力持ちの同級生に、 立ち上がり際、「ありがとう」と手を振った。*]
(745) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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──── 回想:買出し ────
[ 例えば プライベートの一つ迄、話題になるような、 そんな有名人でなければ、 特別変わった生活なわけでもない。
だから、ただの噂の内容は>>638 やっぱりちょっとおかしくて 笑った。
有名人になった気分だ。 気分だけで、その実態はといえば。 話題をころころ変えていくような、 現代日本にありがちな男子高校生で。 ]
(746) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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脱ぐのが嫌いな理由は聞かなかった 脱ぐのって 恥ずかしくて嫌い
理由を聞かれるのも 自分は嫌だから 聞かないで そそくさと 次へと駒を すすめた
(747) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[ なんとかなってねぇなこりゃ、って。 突っ込むのは野暮だってくらいはわかる。>>640 予算バトルの光景が目に浮かぶようだった。 ]
巻き込み事故でも起こすつもりかよ。 ま、買出しでもなんでも付き合うって。 学校的にOK出んなら 買えるモン買ってやったほうが楽しそうだしな。
[ 楽しいことを好むような、 そんな言動はよく見せる。 あの手ごわい田所プロは、 必要なところまでは削らせないだろうし、と。 冗談めいた声色で。]
(748) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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性別は関係ねぇけどさ。
[ そういう目もあるだろ、とか。 特に宇井野は ファンシーが似合わない。 自分の男らしさにこだわるが、 他者のシュミには口は出さない。 関係ない、なんて。 物わかりのよさを装って、 男子高校生らしく整えた言葉を並べる。
男子の軽い会話というものは、 さりげなく始まって、あっけなく終わる。 もう少し、髪が乾いてから戻るつもりだから。 じゃ、って。かかる声に、同じように返して。 ]
(749) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[ ……大層な、爆弾だ。>>644 冗句だってわかってるから。 固まるような一瞬の間を吹き飛ばすみたいに げらげらと笑ってやったんだ。 ]
むっさいデート。
[ よろしくな って、冗句を返す。 おとこのこだ。 おとこのこっぽく 誤魔化せた、はず。 *]
(750) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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一つ 困ることがあるとすれば 呼吸したがる おんなのこ は おおよそ 世間一般的に おんなのこが好むとされるようなものを 全部 すきになってしまったような
テンプレート的な おんなのこ ……で あることだ
(751) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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──── 回想:買出しの日 ────
[ 絵にかいたようなファンシーさだった。 低い扉をくぐった先に、 夢みたいな景色が広がっている。>>648
こんなところ、初めて入った。 可愛い空間に、大男は似つかわしくない。 そんな中で、てきぱきと買い物を済ませて行く 内装監督様は、手慣れているように見えた。
動じていないだけかもしれないが。
そわそわとしはじめた胸の中を、 どうにかこうにか押し込んで。 かわいい を、こぼしかけた口をとざせば。 見回す動作も、物珍し気なだけに映るだろうか。 ]
(752) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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もう一つ 困ることがあるとすれば
この 男子高校生らしい男子高校生は 質の悪い爆弾魔であった
文字通りの意味ではない 宇井野 堅治にとっては の 話
(753) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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…………それ 俺に聞くか?
[ 聞かれてもな、って風で、あったけども。
選びきれないんなら、仕方ない。 うん、仕方ない。これは趣味じゃない。 そう、自分自身に嘘をつかないと、 押し込めたものが顔を出してしまいそうだった。
手に取った、猫の人形。 ピンクの体に、白いリボンの首輪。 手には四葉のクローバーをだっこして、 よぉーく見たら小さなてんとう虫が葉っぱにいる。 間抜けた顔の、ゆるキャラ風。 これとか? って さも適当に取ったんだって体で 養の目の前で軽く 揺らして見せた。 *]
(754) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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/* 養くんタラシちから高すぎん????
(-154) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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/* >>754 宇井野さんが選んでくれたそんなかわいいにゃんにゃんが、 お化け屋敷の小道具としてあんな目やこんな目に合うの? かなしいせかい。でもお京は容赦なく血糊ぶっかける側。
(-155) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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─ 隣の席につきましては ─
[ サインを残す、という発想は無かった。 それは平和的構われ方でしょうけれど、 恐らく、犯人の望む構われ方では無いでしょう。 ]
サインなんて書いたら、 コラ~ ……って、
[ 拳を振り上げて。怒った顔をしたりして。 ]
……怒られるからやらないと思う
[ そんな、好きな子に構われたい小学生みたいな。 でももしかしたら、理論は同じかもしれない。 ]
(755) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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――通学路にて――
[ぴく、と灰谷の肩が震えたので、 寒かったのかな、とふと思う。>>736
傘についてお母さんが買ってきてくれたものだ、 と、そう聞けば 俺はへー、と感心するような相槌を打った。]
そうなんだあ。センスいいな、お母さん。 ああ、でも親が買ってきたものって なんだかんだ使っちゃうよな。
[懐かしくなって、俺は目を細めるけれど 目の前の女の子が「お母さん」に対して 複雑な気持ちを抱いていることについては 気づかないまんまだ。]
(756) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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[ 被害者で無い、目の前の彼は、>>474 被害者の目の前で、犯人の幸せを祈る。
ので。 ひるの君は、ちょっと無神経よね。 と、思わざるを得ないの。
事件の起こる、教室の中で、小さく微笑んで。 ただ、そう、実際の私の感覚として。 ]
助けになることも、どうでもいい んだけど、ね
[ いい。は、いい。でも、どうでもいい。 同意かどうかの判断は、彼に任せます。 ]*
(757) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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――昇降口――
[ゴムが触れ合う軽い音がして、 上履きの音がきゅっと鳴った。>>720
遭難するかも。 そんな思いつきに対して
レスキュー隊員が到着するまで どれくらいかかるだろう>>721と語る そんな蛭野と
縁起でもない、と言い出す高本>>739に 案外生きていけるかも、と 冗談交じりに話す灰谷。>>740
危機感のあり方の差を感じて、 なんだか笑ってしまった。]
(758) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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どうでもいいことはたくさんあるの。
(759) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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私の世界には、私と、ペットと、それ以外。 しか、居ないもの。
細かく言えば、それ以外、は
今後も食指の動かないでしょう家族の人々と ペット候補。に分かれるのですけれども。
(760) 2019/06/07(Fri) 00時頃
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一日くらいなら埋もれないし 生きていけるんじゃね? 多分ね。
[そう返してから、後ろをついてくる蛭野を見て、 なんだか昔みたい。と思いもした。
何で今更昔を思い出すんだか、わからないまま でっかくなったなあ。とだけつぶやく。
一番乗りか、とそわそわあたりを見渡した高本と 似たような様子で教室を見渡して>>739
向けられた「いってらっしゃい」は二つ。]
(761) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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私の首輪を付けているか、と区切りの前で そんな細やかな分類は、 或いはそれらの存在は、
どうでもいい。*
(762) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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ばーか学校で今更迷うかよ 悟こそ背後にお化け立っててもしらねえぞ
いってきまーす
[高本に軽口を返して、 蛭野にふらっと手を振って 俺はひとりでさっさと、さびしい廊下を歩き
がらりと、職員室の扉を開けた**]
(763) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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―― 回想 / 盗難騒ぎ ――
[宮古にノートを渡して、 いつも通りの爽やかな笑みを向けて、 そうしてその場は終わるはずだったんだ。
宮古が、その質問をしなければ>>713]
……それ、は、
[言葉に、詰まった。 唐突に頭を瓶で殴られたような衝撃。
他愛もないその質問は、俺にとっての禁忌で、 だからそれまで被っていた「優等生」の仮面は いとも簡単に剥がれ落ちてしまった]
(764) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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[仲冬高校は、進学校だ。
みんな当たり前に受験をして、 当たり前に大学へ進学してゆくのだ。 ・・・・・・・ だから、受験ができないだなんて]
宮古は、どうするんだ。
[嘘をつく頭も回らず、質問に質問で返した。
手先が冷たくなっているのを、感じる。 きっと俺の顔は、全く笑っていない]
(765) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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[弱みを握られたことに、 そのときの愚かな俺は気付いていなかった。
自分の体面のために 誰かに頭が上がらなくなるだなんて、 想像できるはずがないだろう?]*
(766) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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恐ろしい化け物、に見えても 中身も果たしてそうだろうか?
(767) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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/* >>667 いろはちゃんに反応してうらやましいしたい 蛭野君にお返事してしめしたい 田所ちゃんのパン屋さんいきたくない? いきたい 葉子ちゃん恋バナ巻き込み事故したいですね 柊くんのはるちゃん周りとかふれたさある がんばれ くそねむい
(-156) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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──回想:文化祭準備──
────……それ、だろ。 その笑い方だっつの
[ 頬をなぞる細く白い指すらも>>567 意識してしまえば気色悪く感じてくる。
天然なのか、わざとなのか。 俺は天然に一票を入れておくが。
いつも変わらぬように大きな口が綺麗に 弧を描き続けているのを見ると 気色悪くも思えてくるものなのだ。 ましてや、自分に気安く声をかけられる この男の思考を理解するのは中々に難しい。 ]
(768) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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/* たぶんだけど。 瑠璃ちゃんは他人がどうでもよくて、 お京は自分のことがどうでもよいので、 お前は同意を求める先を間違ってるぞ~~~の気持ち。
(-157) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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……飽きたら帰る、
[ ここで、二つ返事で引き受けたことを 後悔することにならないと良い。
ただ座っているだけでいいのなら、 100%自分自身に無益な訳ではない筈だ。 ……利益無利益の違いを判断するのは、 田所の足元にも及ばないだろうけれど。
だからこそ、等価交換を申し出たのだが ]
(769) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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[ それが、等価であるのかすら怪しい。 ]
俺がなにかを頼んだとき、 一個言うこと聞いてくれる権。 ……つまり、貸しってやつだ。
[ 何も考えてなかった訳じゃない。 ただ、なにかあった時のためにとっておく。 保険、みたいなものとして据え置かせてもらおう。
そして、例の魔法の呪文のようなアレは 今から、だと思っていたので 颯太はしっかり椅子へ腰掛けている。 ]
(770) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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口裂けゾンビ、
[ 言葉を反復する。>>570 彼の声のトーンが上がったように感じ 鋭い眼光はいっそう薄く一文字を描いた。 ]
ゾンビを倒す呪文は? 何かあンの?
[ あの都市伝説の女だったなら、 ポマードって唱えたらとか噂はあるけれど。
やるからには、中途半端にするなよ? という視線を向けつつ、されるがまま。 俺は京輔に身を委ねることになったろう。 ]*
(771) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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どれだけ精巧に作られたとて 所詮はただの偽物なのに
(772) 2019/06/07(Fri) 00時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 00時半頃
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──回想:隣席と>>755──
そうだね。 怒られるのが好きな人は、少ない。
[ からかったつもりもなく、 僕は本心から彼女の指摘に納得した。
注目を浴びることはできる。 と思ったんだけれど、僕の思い付きは、 彼女の想定した犯人の目的から外れるらしい。
無神経よね。と声に出してくれれば、 僕はこういうふうに、素直に受け止め、 今後に生かす努力もしたはずだけど、 生憎、心の声>>757は聞こえてこなかった。]
(773) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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[ とはいえ、彼女の言う”どうでもいい”は、 あきらかに僕の意図した、いい。とは違って、
そのことは、どうでもいい。を、 よく思う僕には、よくわかってしまったから、
僕は曖昧に微笑んだまま、心の裡で、 僕のノートを盗めばいいのに。 と、顔も知らない犯人に思う。*]
(774) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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どうでもいいことはたくさんあって。
(775) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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手始めに、僕。がどうでもいい。*
(776) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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──現在:通学路→──
[ 轟木自身の中においても、>>730 田所は取っつきやすいと感じていた。 特に女の中で、こうもあっけらかんと話せるのは コイツくらいしかいないだろうと思う。
灰谷のハイテンションにはついていけないし 七月は真面目なもんだから俺とは正反対だし 宮古はこれぞ女子ってかんじで近寄りがたい。 ]
パン。廃棄つっても、 食えるなら問題ないだろ……ッて、おい!
[ くるくる回る傘から飛ばされた雪が 俺の顔面に直撃をする。痛いだろ。 ]
(777) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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[ そして追撃するように引っ張られるマフラー。>>731 首が締まる。殺す気か? 大袈裟に咳き込んで見せながらも、 律儀に雪を払いのけ、睨みをきかすのは忘れずに。
コタツの中で食うアイスは超絶うまい。 冷凍庫の中に手を伸ばす俺に突き刺さる視線。 ]
……このだいふくは、冬のためにあるもんだろ
[ 天邪鬼、とでも言うのだろうか。 ひとパックにふたつ入っただいふくアイスを手にし 押し付けられたコーヒーと共にレジへ向かう。 ……念のため、あたたかいほうじ茶も添えて。 ]
(778) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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……ほらよ、
[ 購入が済めば、ぽいっとコーヒーを田所へ。 そうしてふたり、再び並んで歩き出すことになるか。
コンビニから学校まではすぐだった。 いまだ隣に田所がいるかどうか定かではないが、 どちらにせよ、ぽつりと呟いだ。 ]
(779) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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だれにも、会わねぇな
[ それでも。 校舎にたどり着くまでには、 いくつかの足跡がぽつぽつ隠れていた。
無人なわけでもないだろう。 田所もいるんだから誰かに嵌められて 休校の連絡が来ていない可能性も否定される。
だから、この静けさには眉を潜めた。 ]
(780) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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[ 今度は指摘をされる前に、 マフラーや身体に纏わり付いた雪を払い 校舎の中へと踏み込んでゆく。
たどり着いて早々ではあるが、 まだ其処に田所がいるならこう言うだろう。 ]
休憩挟んでから、教室行く
[ ひらりと片手を振って、 俺は〝いつもの〟隠れ場所へと足を運んだ。 ]**
(781) 2019/06/07(Fri) 01時頃
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/* ハイテンションにはついていけないわらった
(-158) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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/* ハロウィンチップ、顔の圧がつよい もうお前脅かし役やれよレベル
(-159) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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──回想:文化祭準備>>768──
[ 僕が自分の頬に触れている間に、 轟木颯太の眉間の皺が増えた気がする。 僕の気のせいかもしれない。
とにかく、思いがけない指摘に、 僕はなるほど合点がいった、と頷き。]
──ああ、なるほど。 気に障ったならごめん。
[ 指摘を受け、意識して口角を下げてみるが、 多分、次の一言を吐き出すころには元通り。]
(782) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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……飽きさせない努力をするよ。
[ 飽きさせたりしないよ。とは言わなかった。 僕はエンターテイナーでもコメディアンでもない。
途中で席を立たれてしまうと、 それはそれで、愉快な光景になるかもしれないが、 ……僕はもちろん、完成させたいと思っていて、
そのためなら、正体不明の等価交換にも、 至ってにこやかに応じることに決めた。]
(783) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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いいよ。ひとつ僕の借りだね。
[ 別に、貸し借りがなくたって、 並の頼みなら僕は引き受けると思う。
けど、彼がそれで納得するならと、 その不思議な交換条件を復唱してみせて、
文化祭準備のため。という名目で、 学校に持ち込んだ姉の私物を広げ始める。
血色を悪く見せるためにカラー下地を使おう。 肌につやがあっては化け物らしくもないけれど、 糊にはリキッドファンデーションを混ぜたほうがいい。
眉も目立たないほうがそれらしい。 剃るわけにはいかないから。それなりに。]
(784) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[ イメージは、頭の中にあったから、 段取りは悪くなかったと思う。きっと。
彼の疑問に答える>>771くらいの余裕はあったし、 はじめは、僕もそれを許した。口を利くのを。]
……どうかな。だって、 ずうっと、病院にいるゾンビでしょう。 自分の縄張りに、ずうっと。 きっと、呪文なんて必要ないくらい、臆病だ。 ただ、守ってるだけ。自分を。
[ 心配していただかなくとも、僕は次第に熱中する。 中途半端にしようなんて、考える間もなく。
お願いを聞き入れてくれた親切な級友が、 突然立ち上がりでもしない限り、作業は続く。]
(785) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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でも、どうかな。強いて言うなら、 …… ” 可哀そう ” とか、
(786) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[ ベースを作り、細かい作業に入る前に、 僕は、向かい合った状態の彼に、 飽きさせない努力というのも忘れて言う。]
……静かに。口を開かないで。
[ アイライナーを、黒と、グレーと、白と。 並べて、コンシーラーで色を消した唇を、 縫い合わせたような跡を書き込んでいく。
所々色を変えて、立体的に見えるよう。 左の口の端から、縫い目を伸ばして、頬へ。 赤い口紅を筆にとり、血に見えるよう滲ませる。
右側は、口の端から頬に向けて、 縫い目が大きく裂けたように傷を作る。 つけ睫毛用の糊で傷の輪郭を作り、 傷口の周りや、目のあたりに、灰や紫を乗せる。]
(787) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[ その他、僕は執念深く工程を重ね、 口許の大きな傷が、一番目立つように、 けれど、そこだけが浮かないように、 注意深く傷を増やしたり、色を置いた。]
──……できたよ。
[ しばらくぶりに口を開いた僕は、 きっと、大変満ち足りた声色をしていた。
仕上がりに、満足していた。鏡を差し出す。 カンバス役を買ってでてくれた彼の気分が、 どういうものだったかはわからないが。
それから、驚くべきことに、 僕は、これを楽しんでいたらしい。と気付く。]
(788) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[ 何が、どうして楽しかったのか、なんて。 あまりに言葉にし難いが、奇妙な感覚だ。]
(789) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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……お疲れさま。
[ というねぎらいの言葉を口にして、 僕はやはり、彼の言う気色の悪い笑みを、 傷一つない頬に貼り付けて、そこにいる。**]
(790) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[イロハと、母との関係は、傍から見れば至って良好だ。 母は仕事で忙しいものの、イロハをほったらかすことはない。 イロハの高校最後の文化祭にも遊びに来てくれた。 いっしょに校舎のあちこちを巡った。
どうかその姿を見ていたのなら。 そのまま記憶に焼き付けておいてほしい。 どうせあの頃にはもう戻れないのだから]
(791) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[文化祭最後の日の黄昏時、 いつかどこかの誰かさんと誰かさんがひみつめいた話をした校舎裏で。 母の―――最大のひみつを知ってしまう、その前には]
(792) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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―― 通学路→教室 ――
[イロハの微かな同様は気付かれることなく、>>756 相槌打つように養が母のセンスまで素直に褒めるのを聞いても、 イロハはこれ以上醜態じみたものを晒さなくて済んだ。
今目の前にいる養にも、親が買ってきたものを使っちゃうことがあるという。 しみじみ、という言葉が似合う感じに目を細める彼を見て]
そういうのって他の人にもあるものなんだ。
なんか、―――……いいなあ。
(793) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[さて、ここはひょっとしたら普通に、 「いいよね」って相槌を打っておくところじゃなかったか? なんだか、何と言いますか、 ないものねだりじみた言い方だって思われなかったか?
秘密を抱えた家の子であるところのイロハは、 秘密なんてない家の子だと、そう認識している養の動向を、 こっそりこっそり気にしたのだけれど。 彼があんまりにもいつも通りっぽい、と思ってしまえば、 その警戒じみた思いはあっさり手放すことになる]
(794) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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[さて、教室についたイロハには考えを巡らせないといけないことがあった]
( ヨーコちゃん、まだ来てないんだけど……っ )
[とりあえず今どうしてるんだろう。 まあ素直に訊くか、そう思い、 すぐに鞄からスマートフォンを取り出す。 傘に負けず劣らず華やかな色柄のフリップカバーを開いて、 しばらく画面と見つめあって「あれっ」と声をあげ]
おっかしいなあ……あたしのスマホに「圏外」って出てるんだけど。
[ぽつり、と。 その言葉は人気の少ない教室にこぼれ落ちた**]
(795) 2019/06/07(Fri) 01時半頃
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──回想・役割分担の後──
[ 小学校の頃から高校に入るまではずっと 1番だった。
凄いね。偉いね。賢いね。 色んな言葉を掛けられてきた。
だけど誰も「正しい」なんて言わなかったし 自分でも私が正しいなんて思えるほど 「正しい」を知らなかったと思う。 ]
やってみたんた?メイク。 ……私もまだやったことないのに。
[ 正確には薄づきのリップグロスくらいは使ったこと あったけれど。 化粧らしい化粧はしたことがない ]
(796) 2019/06/07(Fri) 03時半頃
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[ 蛭野くんがメイクを施したところを想像する ]
うん、似合いそう。
[ 素直な感想を述べる。 透き通る肌と整った顔。きっと綺麗に仕上がる。
女の私よりも ]
(797) 2019/06/07(Fri) 03時半頃
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[ そんな彼の口角は上がったまま眉が下がる ]
────── ?
ごめん、私 何か変なこと言った?
[ こういうところ。掴めない。 言葉なく困られると分からない。 話しかけてみたけれど、やっぱり彼は 取っ付きにくかった ]**
(798) 2019/06/07(Fri) 03時半頃
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──現在・通学路──
[ それ以上何も聞かれなかったので 私はうまく誤魔化せてると思い込む。
心の声なんて聞こえないのだから ]
はるちゃ……あぁ、笹崎さん。
[ 名前を聞いて頷く。隣のクラスの副委員長は 委員会で顔馴染みの清楚な女の子。
彼と彼女が付き合っているのは知っている ]
(799) 2019/06/07(Fri) 04時頃
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( 恋愛なんて私には必要ない。 うつつ抜かしてみんなも 成績落とせばいい )
それは心配だね、急ごっか。
[ 答えると彼に合わせて歩みを早める。
本気で心配そうな顔。 彼は本当に恋してる。私にはそう映った。
あの頃私は、どんな顔していたんだろうか ]
(800) 2019/06/07(Fri) 04時頃
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[ そして冷たい校舎の門をくぐり 人の気配が少ない下駄箱を抜ける ]
人、いなさすぎだよね。 もしかして、本当に休校? 私ちょっと先生に確認してくるね。
[ そういうと教室へは向かわず、 職員室の方へと足を向けた ]*
(801) 2019/06/07(Fri) 04時頃
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──回想・別れても──
[ 彼と別れても委員長と副委員長という立場から 二人で並ぶことは続いていった ]
そうだね。 うちのクラスってこんなに協調性あったっけ? 委員長の仕切りの手腕かな。
・・・・ ね。高本くん。
(802) 2019/06/07(Fri) 08時頃
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[ 変わったことと、変わらないこと。
恋人という関係じゃなくなった。 委員の関係は変わらなかった。
彼は変わらず名前で呼ぶけれど、 私は元の呼び方に戻した。
見惚れて頬は赤く染めなくなったけど、 やっぱりカッコいい人だとは思った
だけどもう その指に触れられたいと願うことはなかった ]
(803) 2019/06/07(Fri) 08時頃
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/* そういえば、そろそろ落ちロルかけるのかチャレンジ
(-160) 2019/06/07(Fri) 08時頃
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こんなクラスでいじめが起きてるなんて 考えにくいけど、高本くんはどう思う?
[ 度々担任に質問攻めにされているのは 彼も私も同じだっただろう>>6
表立ったいじめであれば気付けただろうけど 多分そういう類いじゃない ]
(804) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[ 解決なんてしなくていい ]
(805) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[ 続く盗難に紛れて私は
一冊の教科書を盗んだのだから。
その持ち主は 彼 ]*
(806) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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――回想:買出し――
珍しい?
[俺は眼をまあるくして、宇井野を見上げる。 なんだかそわそわと落ち着きがないので、>>752 気になってしまって、つい、声をかけた。
爆弾魔なんて―― そんなこと思われていたと知った暁にゃ、 多分、俺はけらけら笑い出してしまう。 男子高校生ですもの。
むさくるしいデートの中で>>750 ちらちらとこちらを見る他の客は無視。]
(807) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[つきあってくれる>>748>>749って言質とか 男子高校生らしい態度を事前に頂いているので 宇井野だってそんなに困ってない、と 俺は勝手にそう思って、もうひとつ爆弾を投げる。>>754]
俺にはちょっとわかんなくてさー。 どれもかわいいじゃん?
[そうなのだ。 俺は美術部だけど、デザイン系じゃなくて 風景画とかそっちをメインにしているので 女の子らしくスタンダードに可愛いものなんて 区別がつかないのだ。 だから、この問いかけは仕方ないもの。]
(808) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[宇井野はできたやつなので、 そんな俺に、そっけなく「これか?」と 猫のぬいぐるみをひとつ差し出してくる。
ピンク色の体に白リボン。 クローバーにてんとう虫。 平和そのものです、って顔をした、猫のぬいぐるみ。
ああ、悪くないな、と思ったから、 俺は「おお」と相槌を打って笑ってそれを受け取る。
確かに、この中だと一番可愛いかもしれない。 気取ったところがない、 幼い女の子がもっていそうな可愛さがある。]
(809) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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センスあるじゃーん。 もしかしてこういうの割と好き?
[俺は軽くそんな問いを投げかけて、 これにしよ、と即決した。
宇井野が人形を差し出すまで、 炭で汚したり、破ったりもするべきかなあ、なんて そんな事を考えたけれど 猫の間の抜けた顔を見ているとそれも可愛そうになってきて 汚さない方向で、病院に置こう、と考える。]
ありがとな、ういの。
[笑って宇井野に礼を言った。]
(810) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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「わたしのかぞくをさがしてください」
あなたは探偵だ。 家族を探して、という依頼をうけて ある女性を探していたところ、 山奥にある病院に辿り着いた。
じき廃病院となるらしいこの場所に 果たして依頼者の家族はいるのだろうか。
(811) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[大筋は、こうだ。 目玉は口裂けゾンビ。 それに、衣装係がかざりつけたお化けたち。
これでもかというほど遮光した教室内を区切って 病室、手術室、霊安室。と、
ほかにもあったかもしれないが おおむねそういうものを模した小部屋を作り上げた。
病室のベッドの上に、 買った猫のぬいぐるみは置かれていた。
あらかじめ汚しておいた包帯を巻いていて 傍から見ると汚く見えるが 包帯をとりさえすれば新品の状態で それはお化け屋敷が終わるまであった]
(812) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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[その後のことは? 俺は持ち帰ってないから、 誰かが持っていったか、捨てたか。 ……どうだっただろう**]
(813) 2019/06/07(Fri) 08時半頃
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――職員室――
[職員室の中に入り込めばそこは 雪国でもなくて、ナルニアでもなくて
けれど、誰もいない空間がそこにあって
いつもは忙しそうな大人がひしめいているその場所が まるで別のもの、みたいに見えた。]
「養、お前は実技なら……」
[担任の言葉がふと頭をよぎる。 実技も絡ませればそれなりにいいところを目指せるんだから そうしなさい、と説いてくる、ひどく全うな大人の言葉だ。]
(814) 2019/06/07(Fri) 09時頃
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[ね。せんせ。 お仕事大変そうですね。 行き所がなさそうな奴の面倒までみなきゃいけなくて それも、「この学校」に勤める「教職員」の仕事で。 大変ですね。
ごめんなさいせんせ。 仲冬が毎年誇らしげにあげている 「卒業生の進路」のグラフ。
あの中の肩身が狭そうな 「進学しない」エリアを押し広げるのは 間違いなく俺だと思います。
ごめんね、せんせ。
言わなかったな、そんなこと。思っていたけれど。
そんなことを、またぽつり、と思い出して それからはじかれるように顔をあげた。]
(815) 2019/06/07(Fri) 09時頃
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……ってえ、なーんで先生いねぇんだよっ
[でっけえ独り言をあげながら、 俺はくるりとUターン。 職員室の扉をもう一度開けたところで 副委員長と出会うことになったかもしれない**]
(816) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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なんで俺が、と叫び出したかった。
(817) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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―― 回想 / 教科書 ――
世辞が上手いな、葉子は。 褒めても何も出ないぞ。 本番もこうやって、スムーズにいけばいいんだけど。
[他愛のない日常会話の延長。>>802 葉子にそう返すと、 俺は変わらずに爽やかな笑みを浮かべている。
あの頃のように、彼女を抱きしめることも その髪を手で梳いてやることもう、ない。
委員長と副委員長という肩書きがあるから 隣にいるだけ。 恋人という肩書きがあるから一緒にいるのと、 俺にとっては何の違いもない]
(818) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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……ああ、例の盗難騒ぎ?
[少しだけ、ほんの少しだけ>>804 俺の眉根が寄ったことに葉子は気付いただろうか]
まさか俺もやられるとはね。 教科書の買いなおしは懐が痛いよ。
[教科書ひとつが紛失したとことで 俺の成績はゆるがない。 だから懐が痛い、とだけ言及する]
(819) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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犯人は相当性格の悪い奴だな。 直接言ってくれれば、 教科書でもノートでも見せるのに。
[性格が悪いのは、俺だ。 そして、努めておどけた口調を心がけたが その声音には若干の苛立ちが混じる。
冷静に考えれば、盗難騒ぎに乗じて 俺の教科書を盗んだ奴がいる。 それだけのことなのだろう。
書き込みや付箋が大量にされた、 学年1位の俺の教科書。 受験生にとってはさぞかし価値のあるものだろう。 ――けれど]
(820) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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[怖かったんだ。俺は。
盗まれた教科書が、 「おまえのやったことを見ているぞ」と 示しているようで。
自分がやっていることが、 どれだけ下劣で子供じみた行為であるかは 俺が1番よく知っている]
隣の席が拓海でよかったよ。 注文した教科書、届くのに1週間だってさ。 あいつになら見せてくれって頼みやすい。
[そう言って、葉子を見つめた]**
(821) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 09時半頃
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―回想:校舎裏にて―
[なんで女子って、 壁ドンと校舎裏が好きなんだろう。
数分前に彼女になった後輩を見下ろして 紫苑は内心はてなマークを浮かべた。 目の前の彼女も、今までの例に漏れず 真っ赤になって自分を見上げている。
可愛いなぁ。疑問は頭の中で霧散して 愛しさばかりが胸に込み上げてくる。 ペットを飼ったことはないけれど、 多分、飼っていたら四六時中 離れられなくなりそうだ。そう思う。
背に回された腕に応えて、 紫苑は彼女の唇に自分のそれを重ねた。 お菓子か何かの甘い味がした。]
(822) 2019/06/07(Fri) 09時半頃
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[ふと、視線を感じて振り返る。
木陰の下、険しい顔をした クラスメイト>>704が此方を見ていたので、 紫苑は人差し指を唇に当てて 小首を傾げて見せた。
クラスのみんなにはナイショだよ、 なんてね。整った唇の端を吊り上げる。]
(823) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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[木陰のせいで轟木の表情は良く見えない。 眉間の皺が深くなったような気もしたけれど きっと気の所為だろう。
不思議そうに首を傾げた彼女に なんでもないよ、と向き直る。
そうして、見せつけるでも、隠すでもなく 紫苑は彼女とふたり連れ立って 何事も無かったようにその場を後にする。 そんなことが幾度もあった。]
(824) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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[人は見かけによらない。
轟木颯太は険しい顔が常であるけれど、 明確な悪意を持って 接された記憶は無かったように思う。
だから、紫苑の方も彼を避ける道理はないし、 彼の縄張りらしい校舎裏は 逢瀬の定番だったのもあって、 顔を合わせる機会も多かった気がする。]
(825) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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―― 教室 ――
[しんと静まり返った教室内に、 灰谷の声>>795はいやに大きく響いた。 だから、俺も自分のスマホ画面に目を落とす]
……あ。俺もだ、圏外。 大雪のせいかもしれないな。
[自分のその台詞に、言いようもない不安を覚えた。 大雪で携帯電話が圏外。 本当にそのようなことがあるのだろうか。
それでも、高本悟という男が 無様に不安を顔に出すのは、 どうにも俺のプライドが許さなかったので]
(826) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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ま、そのうちなおるだろう。
[わざと楽観的なことを言って、 窓の外の雪景色に視線を移した]**
(827) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 10時頃
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[決して見せつけたい訳じゃない。 それだけは重ねて言っておこう。
だって、告白ならまだしも、 振られる場面まで お見せするような趣味はない。
なんで女子って、始まりも終わりも 校舎裏に呼び出すんだろう。 「怖い」「重い」の常套句を 吐き捨てられる度に紫苑は首を傾げた。
大切に、君の望むとおりに振舞ったというのに。
女の子という生き物は難解だ。 少なくとも、紫苑にとっては。**]
(828) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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/* ヒイラギチップの左目の見透かしてる感好きで 設定練ったんだけどヘタレ属性入るのなんでや
性癖か
(-161) 2019/06/07(Fri) 10時頃
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──現在:3年7組──
[ その異変にはじめに気付いたのは、 灰谷彩華>>795だった。僕は顔を上げる。
それを受けて、高本悟が同じように、 スマートフォンを確認する>>826のを、 僕はどこか他人事のように見ていて、
彼のものも圏外である。と聞いたときに、 ようやく、確認のために自分のものを取り出した。
あまり頻繁には鳴らない、スマートフォン。 しょっちゅうどこかに忘れてきてしまうけど、 今日は幸いにも鞄に潜んでいて、よかった。]
(829) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
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[ ところが不幸にも、液晶の右上には、 圏外の文字が映し出されている。]
……僕のもだ。いつからだろう。 これじゃあ、休校だったとしても、 その連絡も受けられなかったのかも。
[ 家を出る前は圏外じゃなかった気もするけど、 結局そのときも通知は0件で、 ちらっと見るだけだったので定かじゃない。
教室にいる二人なら知っているだろうか。 少なくとも、連絡を取る相手は僕より多そうだ。]
(830) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
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[ …………あまりに静かだ。
教室の中にいる人数が増えないのもあるけれど、 校舎自体に、人の気配が薄い気がする。
不安は、あまり覚えなかった。 静かなのは、嫌いじゃないから。
ただ、おかしいな。という疑問は芽生える。 楽観的に雪景色を楽しむ高本悟>>827みたいに、 職員室に行った人を待てばいいのかもしれない。 予定通り、参考書を広げて自習に励んだって。
それでも僕は立ち上がって、 机の上にココア缶を残したまんま、 教室の出入り口のほうへと歩き出した。]
(831) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
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……少し様子を見てくる。 よそのクラスとか……部室のほうなら、 誰かいるかもしれないから。 ……始業時間までには戻ります。
[ 何かあったって、連絡手段はないので、 戻る時間を告げて、その場を立ち去る。
この摩訶不思議な状況を、 現実に引き戻してくれるような、 新たな登場人物との出会いを求めて。*]
(832) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
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──回想:役割分担の後>>796──
いきなり人の顔で実践するのも、 どうかと思ったから……
[ 私はまだである。という言葉>>796に、 込められているのが何だったのか。
驚きか、批判か、はたまた何もなかった? はかりかねたので、僕はただ理由を告げた。
いつだって僕は、受け入れる側で、 姉の指先が器用に施すものを、 じいっと、受け入れるだけのものだったので、
実際、自分の手で、自分の顔に、 線を引いたり色をのせるのは、初めてだった。]
(833) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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[ 似合いそう。という言葉>>797に僕は苦笑する。]
……嘘だ。ああ、いや。 お化け屋敷には、いいかもしれないけど。 それに、お化け屋敷用のメイクだし、ね。
[ 僕の顔の輪郭は明らかに男のものであるし、 別に、骨格が華奢というわけでもない。
その事実は、無視できないくらいに、 メイクの仕上がりとちぐはぐで、 アンバランスで、やや不安になるような、 そういう印象を人に与えることを、知っている。
なので──似合う。という言葉は、 適当じゃないように思えた。僕にとっては。 肌を汚し、凹凸を作り、赤色を滲ませる。 そういうものであれば、また話は別だけど。]
(834) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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[ ……とはいえ、別に僕は、 似合いたいわけでも、似合いたくないわけでも、 どちらでもなく、どうでもよかったので、 素直に否定をする必要もなかったのかもしれない。
化粧っ気のない、醜くもない、 そのクラスメートは当日、何をするのか。
……どうだっけ。受付や宣伝の役割もあれば、 お化け役だって、灰谷彩華が呼びかけていた。
その役割が何であろうと、 お化け屋敷をつくる、構成する一員である。
ということを、僕は返答に困って、 黙りこくっている間にも考えていて、]
(835) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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[ おかしなことを言ったか>>798と問う彼女に、 僕はゆっくりと首を横に振ってから尋ね返す。]
七月さんは、しないの。当日、メイク。
灰谷さんは、上手だと思うし、 自分たちでする人もいるみたい。 グロテスクなのは嫌と、要望もあったので、 怖すぎないものも、用意する、と思う。
[ 轟木颯太は快くお願いを聞いてくれたけど、 ナース服が着たい女子生徒たちがみんな、 あれを喜んで受け入れるはずなどないのだ。
なので、ハロウィンモチーフの付けまつ毛とか、 人魚の鱗みたいにぎらぎらしたアイシャドウとか、 深い紫色のリップカラーとか、そういうたぐいを。 提供すればいいかな。と思っていたので。]
(836) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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似合うものが、あると思うよ。七月さんに。
[ 他意はなく、誰にだってあるのだ。 その人間が、よほど醜くなければ。 その土台が、手の付けようがないものでなければ。*]
(837) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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姉の指先を追うように、
(838) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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──回想:文化祭準備──
[ メイクをしてみた。試してみた。 お化け屋敷に相応しいものを見極めるために。
姉が何を思い、何と言うか分からないから、 教室の隅で。美術室の隅で。 時折、思いついたものを試した。
僕が、自分の場所だと感じて、 落ち着けるのは、そういう場所だった。
鏡を立てて、それを覗き込み、 姉が、どういう手順で僕の肌に触れ、 さまざまなものを足していったのかを思い出す。]
(839) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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……静かに。口を開かないで。 と姉は言って、慎重な手つきで瞼を押し上げた。 目の際を埋め、薄い瞼に何かを塗り広げる。
(840) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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[ 蜘蛛の巣を象った付けまつ毛を装着して、 目尻からアイライナーで更に加えるのはどうだろう。
アイホール全体に青や紫や、強い発色の、 偏光ラメの入ったシャドウを塗り広げたり、 水たまりに浮いたガソリン、みたいな、 奇妙な輝き方をするリップグロスを使うだけでも、 非日常の演出は、充分にできるように思う。
……非日常。 他人の顔でも、自分の顔でも、 街には溶け込めない。そういうものにするのは、 なんだか少し、爽快でもあるように思う。
不自然なくらいに血の気のない額に、 広く、罅割れを描き込んでいく。]
(841) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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姉の指先がかすかに震え、 仕上がりに満足したように息を吐くまで、 僕はまっすぐに前を向き、静かに呼吸だけをする。
(842) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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[ 受付をする人の手元が、 当たり前のように健康な肌と、 薄ピンク色の爪を晒しているのは、 きっと雰囲気が台無しだから、 腕や手の甲だって傷で飾りたい。 爪だって、色をつけるほうが絶対にいい。 手袋をするんでもいいと思うけど……どうだろう。
どうだろう。僕は熱心に考えていた。 部活の後輩が無遠慮に「 こわっ 」と呟いたのは、 恐らく、仕上がりというより、僕の存在についてで、 僕は無頓着なので気にせず、次の道具を手に取った。*]
(843) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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何がおかしいのかは分からないけど、 僕がおかしいのは知ってる。この世において。
(844) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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美醜に左右される人生があることも、 自分の性別に則った振る舞いが求められることも、 家族というくくりが重視されることも、 到底、本当に大切なことには思えないし。
(845) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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社会のせいにするのは簡単で、 一見、物分かりがよく見えるのかもしれないけど。
(846) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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でも、この社会で折り合いをつけるしか。 この世に迎合するしか。ないんだよ、高本くん。 *
(847) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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/* すごい拾ってもらってるので、 人の悩みを拾いにいきたいんですけど、 むずかし……どこから踏み込めばいいかむずかし
(-162) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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/* た、たかもとです……!!
(-163) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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/* 事務仕事なら勤務中にろるこっそり書けるのに今日は現場なので泣いてる たすけて……たすけて……
(-164) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
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―― 回想 / 文化祭準備 ――
[委員長とは名ばかりで、 正直なところは何でも屋だ。
あっちで手が足りないと言えば手伝いに行く、 予算や機材の面で教師と折衝をする。
時には副委員長の葉子や、 あるいは役職持ちの宮古や田所と 行動を共にすることもあっただろう]
……受付の人にもメイクを、って?
[京輔にそう提案されたとき>>843は、 少し、ほんの少しだけ目を丸くして]
(848) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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いいんじゃないのか。 予算が掛かることでもなし。
[そう彼の背を押しただろう。
メイク係に自ら手を挙げたこと、しかり。 京輔にしては積極的に意見を提案するさまに、 年相応の“学生らしさ”を感じた。
誰だって、はしゃいでいるのだろう。 文化祭に向けて]
(849) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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実験台にしていいよ、俺の手。 当日、受付も手伝うことになりそうだし。
[お化け役にしても、受付係にしても。 当日、欠員が出た時の予備要員。それが俺だ。
級友たちの中には、吹奏楽部や演劇部など クラスの出し物にかかり切りになれない者も多くいる。 そういった人たちをカバーできるように、 ある程度フリーで動ける立場をもらっていた]
(850) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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はーい。 受付係は手にメイクをすることになりました! 俺の他に京輔の実験台になりたい人ー。
[なんておどけて、教室中を見渡した。 きっと京輔にメイクをしてもらおうと手を差し出す 俺もまた、年相応にはしゃいでいたんだと思う]
(851) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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学生生活最後の、文化祭だった。
級友たちはきっと、大学の学祭だとか そんな楽しい学生イベントが 卒業後のこの先も待っているのだろう。
俺にとっては最後なんだ。本当に、最後。**
(852) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 13時頃
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/* 性格悪いキャラクターにしすぎたな ↓ 可愛げを出していこう ↓ いつものぐりこじゃん><
(-165) 2019/06/07(Fri) 13時頃
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──現在・職員室前──
[ 下駄箱から職員室まで続く廊下にも人影はなく 普段は気にしない足音だけが響く。
休校なら休校で帰宅して勉強しなければ。
事実を確認するために職員室の扉に手を掛ける ]
わっっ!?びっ……くりした。 自動ドアになったのかと思ったよ。 養くん、おはよ。
[ 開こうとした扉が開いたものだから びくりと肩を上げて驚いた。
同時に、生徒が他にも来てたことに安堵する ]
(853) 2019/06/07(Fri) 16時半頃
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って、え、先生来てないの? 休校になっても何人かは来るんじゃないの?
[ 数秒遅れで脳まで届いた大きな独り言に答える。 嘘でしょ?って彼の横から職員室を覗き込む。 見えるのは並んだ机とパソコン、 積み上げられた資料の山ばかり。 ]
先生たちも雪で来れないのかな……… んーーでも鈴木先生とか家徒歩圏内だったよね?
[ 隣の隣のクラスの担任の名前を挙げたけど 他にも自転車で来てる先生も何人かいた。 少し時間がかかっても来れる筈だ。 こんな時間まで誰もいないのは、異常だ ]
(854) 2019/06/07(Fri) 16時半頃
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……職員室の鍵って開いてた? 普通、施錠して帰るよね。
[ 正門だってそうだ。玄関だってそうだ。 鍵を開けた人がいる筈だ。
鍵を開けた誰かが……──── ]*
(855) 2019/06/07(Fri) 16時半頃
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──回想・彼の教科書──
別にお世辞じゃないよ。本心。 私じゃあんな風にまとめられないもん。
[ 内心のために委員をやることは多かったけど 委員長だけは頭の良さだけではできない。 それ以上の能力が求められていると私は思う。 彼はそれができる人。私にはできない。
こうやって並んで日常会話をしていれば 私たちが恋人だった過去はまるで最初から 存在しないみたいにも感じる ]
(856) 2019/06/07(Fri) 17時頃
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そう、盗難。 高本くんも"被害者"なんだよね。
[ 彼の眉根がほんの少し寄ったことには気付かない。 彼の方を向けば見透かされそうで怖くて、 目を逸らしていたから ]
高本くんは犯人は教科書が見たくて 盗んだと思うの?
勉強熱心な犯人だね。 教科書なんて皆んな同じなのに。
[ 嘘。彼の教科書は同じじゃなかった。 大量の書き込みと付箋 ]
(857) 2019/06/07(Fri) 17時頃
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[ あれも努力じゃないって君は言うのかな ]
(858) 2019/06/07(Fri) 17時頃
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早く捕まるといいね。
"相当性格の悪い" 犯人
[ 性格の悪い私が彼の教科書を盗んだ理由?
それは、──────
新しい教科書は盗まれないように気を付けて そう言って彼を見上げた ]**
(859) 2019/06/07(Fri) 17時頃
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/* 拓海くんの呼び方を、それだけ付き合い長くて苗字にくん付けはなあ……と軽い気持ちで拓海くんにしたんですけど、 どうしても某幼馴染お笑いコンビの人の「ねえねえタクミくん」のイントネーションで再生されるようになってしまったことを書き残します
(-166) 2019/06/07(Fri) 17時半頃
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/* ひたすらかなしいかおをしながら、現軸かこう~~~
(-167) 2019/06/07(Fri) 18時半頃
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[音に形はない。]
(860) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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[盗むなら、そっちの方が良いだろうに。 無くなった教科書を借りる度、 紫苑はそう思う。
つまらない公式や年表なんかより、 大切な答えを手に入れることが出来る。
けれど、女心って難しいね。 正解を選びすぎてもダメらしい。 また、気持ち悪い、って言われちゃう。
愛し合うために駆け引きは必要らしくて、 生来空気が読めない男は、それを 心の底から鬱陶しいなと思う。]
(861) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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[喉乾いた、なんて呟きから 「スタベ行こうか」なんて誘いを導き出す為には どうやったって予習は必要だ。
イヤホンが彼女の呟き、周りの音を奏でる。 俺がそばにいない時には、いつでも。
恋は人を盲目にさせる。 なら耳を澄ませればいい。
だるい、ウザい、暑い。 猫を被っていないワントーン低い声も とっても可愛らしくて 大好きだなぁ、と紫苑は思う。*]
(862) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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|
―下駄箱にて―
いってらっしゃい。 もし、休校だったら教えてね。すぐに。
[最後の三文字を強調して、 七月の背を見送る。>>801 水気を叩くのもそこそこに、 紫苑が向かったのは隣のクラスの靴箱だ。
自分と、さっき一緒に来た七月と それから、ちらほらと靴が入った靴箱が 七組の所にはあれど、 笹崎のローファーはどこにも無い。
まだ、来てないだけかな。
一縷の望みをかけてイヤホンをつけ直す。]
(863) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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|
あれ、
[雑音すらも聴こえない。]
……壊れた?え、嘘、
[服の裾で水滴を拭っても、軽く叩いてみても うんともすんとも言わなくなったイヤホンに 紫苑は眉を下げる。
やっぱり既読はついていない。 通話にも出てくれない。
本当に、何かあったんじゃないか。 背中を変な汗が伝う。]
(864) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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|
/* そういえば、ヨーコちゃんのいけないコト。 先生へ夜の接待して答え教えてもろてるとか想像してた自分がバカでちた。ごめんなさい。ぺこぺこ。
(-168) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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|
[それとも、――いや、やめよう。 今回は、上手くやれていた筈だ。 心当たりがない。
素直で、清楚で、心優しくて、勉強熱心な彼女が こんな煮え切らない真似をする筈もない、し。]
(865) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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|
[人は見かけによらない。 でも、けれど。]
(866) 2019/06/07(Fri) 19時頃
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[落ち着け。紫苑は自分に言い聞かせる。
イヤホンの故障、大雪での自宅待機 受験勉強でスマホを見ていない。 そういった紫苑にとっての 不運が重なっただけだ。
うん、何ら問題ない。頷いた。
早いところ休校の太鼓判をもらってから 彼女の家に行ってみよう。 紫苑はそう決めて、教室へと向かう。
また、新しいぬいぐるみをあげなきゃ。 そう考えるくらいの余裕は出てきた。]
(867) 2019/06/07(Fri) 19時頃
|
|
[朝練の声も、雑談の声も 行き交う生徒の上履きの音も聞こえない。 きゅ、きゅ、と 自分の足音だけが響き渡る廊下を 所在なげに紫苑は見渡した。
文化祭を思い出す。 お化け屋敷に来たみたいだ、と思う。
おどろおどろしいBGMや 甲高い悲鳴、化け物の咆哮は取っておき。
最初はただ、想像させればいい。]
(868) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
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|
[病院>>811に踏み入って 最初に耳に入るのは 心電図の音、機械の駆動音。 そして、少女の笑い声。誰かの足音。
在りし日を想像させれば、 嫌でも目の前のほの暗い景色が際立つ。
そこに襲いかかってくる怪異に、 静けさを打ち砕く悲鳴に、 人は冷静でいられるだろうか?]
(869) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[そういった意味では、今の状況は お化け屋敷の前菜としてはピッタリだなと 紫苑はひとり、笑みを浮かべた。]
楽しかったなぁ、文化祭。
[返事はない。ごう、と窓の向こうで 風の音が響いただけ。**]
(870) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
/* 聞き耳からのSANチェックお願いします案件
(-169) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
―― 職員室前 ――
ドーモヨーコネーサン。 あなたの扉開け役、養拓海です。 ん、おはよー。
[がらり、と扉を開けてから、 俺は見えた姿に目を丸くして 自動ドアになったのか、という言葉にそう返す。
こだまでしょうか。 でっかい独り言に遅れて相槌が返るので、]
(871) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
嘘じゃないさ! なんならヨーコねーさんも見てみるといい。 ほらー、ほんとだろ?
[覗きこんだ先に先生が現れるはずもなく よそのクラスの担任の名前を聞いても>>854 見なかったからなあ、と首をかしげるばかり。
ふざけるのはそれくらいにして、 訝しがる七月に倣うように 俺も少し、声を低くする。]
(872) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
……開いてた。 校門も。ここも。クラスの鍵も。
登校してきたのも 俺とヨーコねーさん含めて 残念委員長・キョースケ・灰谷さん。 くらいだよ。
何かおかしいよな。
誰かが、鍵をあけてるはずなのに。 誰もいない。
[ぽつり、と雪が降る速度で静寂が落ちて それから――――…………]
(873) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
ゆ~れ~でも出たりして~
[ふざけるように手をひゅうどろの形にして 相手を伺うように笑うと 俺は七月の横をすりぬけて、 廊下へと出てくる。]
登校してきたばっかっしょ? 教室いかね?
[と、たずねるけれど、 七月はどうしただろうか*]
(874) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[ヨーコねーさん、と呼ぶけれど 別に姉じゃない。 ここでいう「ねーさん」とは 「あねさん」くらいの意味で
小学校の頃から一番だった彼女に 小学校の頃つけたあだ名を そのまんま、使っているだけだ。
皆より賢くて、 皆より大人びて見える、ヨーコねーさん。
高本とつきあってる、って噂を聞いた時は なんだ、お似合いだな、って思ったものだったけど
ふたりの関係が冷えたのを察した時は なんだか見ていられなくなって 俺は彼女の前では、昔よりもふざけてしまう。*]
(875) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
/* 道化モードが出てしまうらしい
(-170) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[ 廃棄でも食える。>>777 その通りだ。 怜奈の主食は廃棄のパンであり、 それを食べたことで腹を壊したことはない。 ]
じゃあ後で。
[ 交渉成立である。 コーヒーと廃棄パンの値段のつり合いはとれないが、 交渉相手が納得しているなら構わない。 得をしたことに気が弾み、 文句をつける声も睨みも全く気にならなかった。 ]
(876) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[ 踏み込んだコンビニの中で、颯太は言う。 だいふくは冬のためにあるらしい。>>778 そういった冷菓は久しく食べていないし、 理解も出来きそうもなかった。 反論しても颯太の価値観だ。変えられない。
払い損ねた雪が髪の先や制服の一部を濡らすのを、 遠巻きにしつつレジへと向かう様を見送った。 購入を終えるまで、出入り口付近で待つ。>>779 ]
ありがと。
[ 投げるように渡されたコーヒーを受け取る。 礼を告げ、暖かさのオアシスであるコンビニから、 再び吹雪く外へと繰り出し、学生らしく学校へ。 ]
(877) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[ 校門を潜り、校舎へと向かう道。 薄く雪が積もった足跡がいくつか続いている。 ]
誰かは来てるみたいだけど。 ……人数はずいぶんと少ないな。
[ 全校生徒の人数を考えれば、 数えられる程度の足跡しか残っていないのは、 どうもおかしいように思える。 けれど、ここまで来て引き返す選択肢はない。 ]
(878) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
|
[ 怪訝な顔をしながら、傘を閉じ校舎の中へと。 傘置き場に視線を送り、数人の登校を確認した。 ]
わかった。 休憩の前に、これ。
[ 通学鞄を見やすいように開いて、パンを選べと催促。 その中にはどこぞの誰かの大好物である、 ファンシーなクリームパンもあったことだろう。
パンを選び取ったなら、満足げに頷く。 ]
(879) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
|
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鞄に雪。
[ 払い損ねていた場所を指摘する。>>781 その間にも下駄箱から上履きを取り出し、 それに素足を通した。
ひらりと振られた手には、 んとも、あとも捉えられるような声で応対。 その後靴下を手にし、一人で教室へと向かう。 ]*
(880) 2019/06/07(Fri) 19時半頃
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/* 突然どうした、って思ったけど
あれか。 悟くんとよーこちゃんを見てると自分の父母思い出すから道化になるんだな。 理解。
(-171) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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/* 素はキョースケとか瑠璃ちゃんに見せてるのが近そう。
(-172) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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/* ところでこんな状態で狼希望大丈夫なんですかね…
まあ、はじかれる可能性だって全然あるし、 はじかれれば2d落ちだし 全然いいかなあ。と思っている。(遺書かきました、内装まだです)
(-173) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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/* まあ、はじかれるだろ(6村の人狼希望率を見ながら)
(-174) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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/* 怜奈ちゃんかわいいなあ……
(-175) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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―― 盗難事件の後日談 ――
ぎゃはは、本当に盗まれてやがんの
[開口一番出たのがそれだった。>>821 教科書を見せてくれ、といわれて、 俺は高本を無礼に指差してけらけら笑う。
そろそろ高本もいらつきだすな、ってタイミングで (もちろん、俺から見て、だから事実は知らない) 俺は声をやさしくして、 「はい」、と教科書を見せてやった。
付箋も何もなくて、書き込みも何もなくて、 時間をとめたような教科書を手渡して
俺は高本の隣の席で、 たまに先生の黒板を板書しながら落書きをしている。]
(881) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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ふくいいんちょには借りないの?
[って、俺は聞く。 それは突然降ってきた雨みたいに。気まぐれに。
気まぐれに見せて、顔色を伺って*]
(882) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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──回想・メイクをするということ──
なるほど、それもそうだね。
[ 最初から人の顔に施すよりもまずは自分で 試した方が感覚が掴めそうだと納得をして ]
あ、違うよ? お化けメイクが似合いそうって意味じゃないから。
[ この否定こそ余計だったかもしれないけど 何やら無駄なフォローを入れる。
どう見ても男の人の顔そのものなのに、メイクが 似合いそうなんて失礼かなと思っただけ ]
(883) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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[ 感じたこと自体は否定せずにいたら今度は 私の方へ話が向く ]
私?するつもり、なかったけど……
[ 当日は受付なのか呼び込みなのか きっと空いたところを埋める役なんだけど、 足りてなければお化け役に回る可能性もある。 文化祭にのめり込むつもりはなかった。 私の本文はこれじゃない。 お遊びは得意な人がやればいい ]
(884) 2019/06/07(Fri) 20時頃
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[ それに、私に似合うものはないよ。
そんな風に言おうとしたその前に 見透かされたように答えが返ってくる ]
うーーん、 副委員長自ら雰囲気壊すわけにはいかないか。
じゃあ当日は蛭野くんにお願いしてもいい?
[ 今更正直に言うと、お化けは死ぬほど苦手。 だけど自分たちが仕掛ける側ならきっと怖くないし 自分がなる分には尚更平気。 だから当日はこうお願いしよう。
"私って分からないくらい思い切り飾って" ]*
(885) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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──現在:廊下──
[ この状況にうまく理由をつけられる存在。 ──を求めて覗いた3年6組は無人だった。
5組と4組と3組と2組も。 1つずつ覗き込んでみたけれど、無人。
3年の教室の並びの最後、1組に顔を突っ込んで、 しんとした空気を肺いっぱいに吸い込んだ後、 視線を廊下に戻したら、田所怜奈>>880がいた。]
田所さん。おはよう。
[ またうちのクラスだ。と僕は思って、 賢いクラスだから、みんな真面目なのかも。 と、現状打破にはつながらなさそうなことを考える。]
(886) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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[ 廊下はしんとしていて、ほかの人がいなくて、 様子がおかしいのは明白だっただろう。
一人で歩いていた彼女に僕は会釈をして、 靴下を握っている様子を気の毒に思った。]
……こういう日は長靴がいいよ。 靴下があまり濡れない。
[ 彼女の家に長靴がない>>111とか、 そういうことは僕の知らない話なので、 僕は良かれと思い、まじめくさって言った。
……おっと、それは大したことではなくて、]
(887) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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……田所さん、一人? 全然人がいないんだ。まだ。 なんていうか、不思議だよね。
[ 僕の口調と表情はいずれも、 どうにも緊張感に欠けるらしいから、 そのときも、あまり焦った風ではなかったはずだ。
不思議だよね。と言葉にすることで、 怖いとか、不安とか、そういうのより、 自分が不思議に思っていることを自覚する。]
教室にもまだ、……4人くらい。
[ 高本くん、灰谷さん、拓海くん、僕。 しっかりと数えてからそう告げて、 探索を続けるべきかどうか、少し思案する。*]
(888) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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/* 自分でもお京の話の突拍子のなさとか、空気の読めなさとか、 無神経さとか、ちぐはぐな感じ、怖く見えてんじゃないかなって不安に思ってるよ
(-176) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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/* 柊くん、ひーらぎくんって呼びたい名前だなって思い、 でもお京はすごい、しゃべり方が漢字というか、間延びしてないな。と思い、断念した。
(-177) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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養 10 蛭野 16 柊 17
轟木 24 高本 34 宇井野 44 七月 56
田所 70 宮古 71 灰谷 87
(-178) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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―― 教室 ――
……いや。 校舎に着く前は圏外ではなかったはず、だけど。
[京輔の言葉>>830に小さく首を振って、 しかして俺も自分の発言に自信は持てなかった]
休校だったら、 このままこの教室で解散か。 骨折り損だな。
[ひょい、とおどけて肩をすくめて 京輔と灰谷を見遣る]
(889) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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[携帯電話が繋がらない。
先程の昇降口での会話が思い出され、 心の中にじんわりと不安が広がっていった。 背筋を走る嫌な感覚。
虫の予感、とでも言うべきだろうか。 昔からこういった 嫌な勘は外れたことがないのだ。俺は。
それでも、己の心持ちを顔に出すことは どうにも躊躇われて]
(890) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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ああ、頼んだよ京輔。 他のクラスにも骨折り損の 可哀相な奴らがいるだろうさ。
[明るい調子で言って、 京輔を見送っただろう。>>832
それから、教室に訪れる級友があれば 「おはよ」と片手を挙げて、いつものように 爽やかな笑みを向けるだろう]*
(891) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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――メディウム――
[安い木材をこん、こん、こん、と組み立てる。 突然日曜大工をはじめた生徒を 訝しげに見る美術顧問の事は無視をして
こん、こん、こん、と どこから持ってきたかもわからない木材を組み立てる。]
(892) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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[人一人分くらい入れる円柱がいずれ出来上がって 柱と柱の間に、いくつも橋を渡して さまざまな大きさの四角いガラスをはめ込む。
ガラスには様々な風景がアクリルガッシュで描かれている。 ひまわり畑、夕暮れの公園、青い海、あるいは空。 SNSであげた写真に似た景色も嵌め込んだ。
夜だけぽっかりと時間として存在しない。 どうしても空く隙間は、黒い粘土でしっかり埋め込んで
やがて出来る歪なガラスのドームは、 照明をすかして、少し、ステンドグラスのようにも見える。 色鮮やかな景色だけ、 モザイク画のように集めたステンドグラスだ。
訪れた人はその円柱の中に入ってガラス絵を見る。 美術室に展示物としてぽつんと置かれたその円柱。 題名は、凡庸に。「タイムカプセル」。]
(893) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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[ガラスの最後の一枚を嵌め込んだ時、 終わってしまうなあ、ってつぶやいた。 何が、とは言わない。
言えなかった。*]
(894) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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/* アクリルガッシュそこまで陽に透けるかっつうと・・・あれなので、うまく水とかでなんとかしたんでしょう(適当)
(-179) 2019/06/07(Fri) 20時半頃
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もし、時を止めることが出来れば、 そんな、ひとでなしになることが出来れば、
私達は幸せになれると思う?
(895) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 昇降口の鍵は、開いていたので。 その時点で、良かった。と私は思う。
顔を上げれば、幾つかの上靴が並んでいて その中の幾つかが外靴でしたから、 数を、いち・に・さん……と数えました。 ]
今のところは、私の勝ちね
[ えへへ。と、笑えば、履き替えて。
足を踏み入れる廊下は、静かなの。 寂しさを感じるのも、仕方が無いくらいです。
本当に授業があるのかしら? 疑うけれど、校舎は暖かいですし。 ]
(896) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 私の雪除けになってくれた彼は、 当然、私より雪に濡れていましたから。
鞄を探れば、出てきたタオル。 濡れることは想定していたもので。 ]
ういの君、はい
[ 未使用ですから。重度の潔癖病で無ければ、 受け取ってもらえるかと、思います。
水色の、触り心地の良いふわふわタオル。 受け取りを躊躇うのなら、押し付けるように。 ]
(897) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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私、保健室に行って 皆の分のタオル借りられないか 聞いてくるから、先に行ってて
[ 貴方のお陰で被害の少ない私は、 足取り軽く、保健室へ向かおうとする。
傘を差す人も、合羽を着る人も、 多少なりとも、濡れているでしょう。
いつもはこんな期待しないのだけれど 大雪の中、登校した私達ですから。 タオルを貸して貰っても、良い筈よ。 ]*
(898) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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その、水色のタオルは私の物。 貴方のものではありません。 簡単な話。間違えないでしょう。
ブルーが男の子?ピンクが女の子? そんなこと、考えずに、
(899) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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二人しか居なければ、分かるでしょう?*
(900) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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―― 実験台 ――
はーーい!俺も実験台(すき)にしてー!
[たとえ受付にいようがいまいが その誘いに手を挙げないはずがあろうか。 いや、ない。俺はお祭りが好きだ。
というわけで、おどけて高本が教室を見渡した時 すぐに俺の手はあがったことだろうし>>851]
悟より怖くして? キョースケ。
[と、なんだかいつもより楽しそうな蛭野に 楽しげにねだってみせたに違いないのだ。]
(901) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[*男子高校生の六割はノリで出来てる。*]
(902) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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──── 回想:盗難について ────
[ 理不尽だ。>>741 理不尽なくして、この世は成り立たない。 だから、 そうだよな って。 返すのもまた、軽口の調子だった。 ]
慣れなくて良いな。 殴られるよりは、そうだな。 逃げることに慣れる方がずっと有用だ。
[ 最大の護身術は逃亡なり。 白い頬は、殴られたらひどく目立ちそうだ。 そんなこともないまま、人生を終える方が、 ずっと良いに決まっている。 ]
(903) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 適度な環境音と言うには騒々しい。 適度な室温からも少し外れた空間は、 自主勉強に適しているとは言い難い。
教科書をめくる行為は、 一種の手慰みに近しいものだった。 もう一つ分、頁の音が重なれば>>742 一つ分じゃあないだけ、心地が良い。
かさついた手で、 なけなしの水分も持って行きそうな紙を擦る。 顔を、向けた。見下ろした。>>742 ]
(904) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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………… 親のすすめで、自然と、だな。 続けてんのも、俺にあってるってくらいだ。
[ 誤魔化した。>>743 格闘技は、男らしい、とか。 口にすれば、わざとらしく感じるから。
何がって、この身体が。 考える限りの男らしさを詰め込んだ自分が。
だから、些細なものとして、 話題が移ろう瞬間に、安堵する。 そんなのも、隠し込んでしまう具合だけども。 ]
(905) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 心配をしている?>>745 って、聞かれて。YESもNOも出さなかった。 話題として色々触れたとしても、 深くは踏み込んでこない同級生。 宇井野はそう、認識していたから。 ]
同じく、だな。
[ そう、言ってやれば。 それだけで収まるのだろう。 自分の席に戻るらしいのを、視線で追って。
ああ、って。 手を小さく振り返して、 真っ黒い視線を、教科書へと突き刺した。 ]
(906) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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白い手だ 白くて 綺麗な手だ
ちゃんと 男の子の形をしていて だけども 女の子が羨みそうな
──── そう 全部 無意識に羨んでいるのだ 気づいて 教科書に 皺が寄る 殺してしまえ こんなもの **
(907) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 21時頃
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/* お京の人慣れしていない部分が思いがけない盛況ぶりに灰谷さん助けて!!!! って言ってる。ありがたいはなしだ。
(-180) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 三年七組に不満があるかと聞かれたら、 下駄箱から教室が遠いと怜奈は答えただろう。 靴を履き替え、階段を上って、 一組二組三組……と歩き去らねばならない。 二階分、階段を登り切ってからの廊下は、 実際の距離も長いように感じる。 ]
おはよう。
[ 三階の踊り場を抜ければ、>>886 一組の教室から視線を戻した京輔と目が合う。 大雪で、こんなにも人気がないことを除けば、 ただの朝の挨拶である。 ]
(908) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 傘は上からの防御の役割を無事果たしたが、 下からはまったくの無抵抗だった。 おかげで手に持った靴下は、水を吸って重たい。
選ぶことができない選択肢に、口角を上げる。 ]
おっしゃる通り。 長靴を履いたのは、賢い選択だね。
[ 京輔のズボンの裾は少しも濡れてはいない。 靴箱の中を覗かずとも、 長靴で登校したのは簡単に推測できた。 ]
(909) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 世間話をするようなトーンで始まる会話。 事実を淡々と伝えるそれに、怜奈は頷く。 ]
登校しているのは、六人か。 轟木も校内にいるから。
[ 一緒に登校したなどとは、 例え口が裂けても言いたくはない。
京輔のいう四人に、怜奈と颯太を加えれば六人だ。 小学一年生でも解けるような算数。 全校生徒からの割合でいうと、 六人は些か少なすぎはしないだろうか。 怜奈もまた思案を重ねる。 ]
(910) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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……不思議。 教室にもっていうことは、 他のクラスには誰もいない、ってこと?
[ その答えは予想がついていた。 ]*
(911) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[ 表面だけを見て、一方的に憧れるならきっと簡単だ ]
(912) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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―― 回想/コイバナ、それから ――
……んっ!?
[急に話を振られたように感じて、>>469 喉に何かがつかえたような声が出た。 いろいろ考えてぼんやりしていたせいかもしれない]
好きな人、 ………は、まあ、 ハイ。
[それが誰だか具体的には言わず、ただ頷いた。 なんやかんやと七月には気を許しているからできることである。 ただ、その後の言葉にはどう応えればいいか迷いはした。 こんなこといってやっかみを受けたりしないかって。 だが、結局ヘンに取り繕うことはやめていた]
ん、まあ、 ……ちょっとコクられたことはあったけど。 でも、結局振っちゃったし。タイプじゃねーって。
(913) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[自分の理想は高い。イロハはそう思っている。 どうせなら物語の中の王子様みたいに、色々と整っている人がいい。 ただカッコつけてるだけじゃなくて中身も整っている、そんな人。
思いつつ、やっと見つけたそれっぽい人に、 果たしてイロハはつりあうのか。 七月の言うようにイロハのことを好きと思っていたりするのか。 確かめてみないでここまできてしまったけれど、でも……]
(914) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[そんなことを考えて、 がんばろっかなって呟いてみて、 実行に移した結果は知っての通り。>>470
だけど付き合ってみてわかった。 好きな人を好きでい続けることも、 好きな人に好きでいてもらえるイロハであれるようがんばり続けるのもなかなか難しいって。 つまりは楽しいが育たなくなってしまって、別れた。 ただの部活仲間に戻ってしまった]
(915) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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ふうん。
……まあ、ずっと恋人でいるって難しいのはわかるんだ、うん。 ―――そういう問題、高本くんでも解けないものだったのかな。 あたしよりずうっとデキる人なのに。
(916) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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[高本にちょっと詰め寄ってみた時、 彼の言葉>>692にもやもやした感じに口を尖らせてから、そんな風に言い返したっけ。
この言葉、 たいがい七月にも当てはまりうるモノだというのはわかってるのだけれど、 受験シーズン到来ということもあって、 (ちょっとした建前ともいうやつ) コイバナをしない関係に戻ってしまって現在に至る*]
(917) 2019/06/07(Fri) 21時頃
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―― 回想>>857 ――
そう思ってるよ。 それか、俺の成績を妬んだとか。
もしも級友の誰かから嫉妬を買っているなら、 それは俺の望むところではない。 だからできれば、前者と思いたいかな。
[ひょいと肩をすくめて、葉子を見つめた。 それから、くすりと笑いながら先を続ける]
(918) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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……葉子。 本当に、捕まってほしいと思ってる?
[口調はあくまで、冗談めかしたもの。 だって「新しい教科書は盗まれないように」と言う 葉子の声音に、あんまりにも心がこもってなかったから。 すこしおちょくるように、俺は笑ったんだ]
葉子も気を付けろよ。
もしも成績絡みだったら “2位”の葉子も危ないんだから。
[嫌味にならない声音を心がけて、そう言った]
(919) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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[俺と別れてから、葉子の成績は元に戻った。
どうして俺との交際中だけ、 彼女が急激に成績を落としたのか その原因を俺が知ることはない。
成績なんてもの、努力じゃなくて才能だ。 生まれた時から決まっているもの。 そうだろう?]**
(920) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 21時半頃
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/* 匂わせ方が下手ですよあかつきさん ほんまあの あれ
(-181) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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[ 綺麗に産んであげられなくて、 怜奈、ごめんね。 ]
(921) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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[ 母の指が前髪をかきあげて、 額にある痣を優しく撫ぜた。 ]
(922) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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──回想: ──
[ 遠い日の記憶だ。 まだ母が宗教に縋りつかなくとも、 きちんと息ができていた頃の。
金持ちで、裕福とは言えなかったけれど、 あの頃はきっと幸せだったと言える。 汰風流への貢ぎ物もせずにいられて、 朝早くから読経を強いられることもない。 ]
──…… ゃ、 ごめん なさ い。
[ 読経の声が小さいと叩かれる。 蹴られる。 痣ができるときもあれば、ないときもある。 胴体だけにしか手足は飛んでこないから、 まだましだった。 ]
(923) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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[ どうして両親は、 汰風流に執心してしまうのだろう。 縋りつくのだろう。
考えて導いた答えはひとつ。 ]
ごめんなさい。
[ 怜奈が頼りにならないから、 きっと両親は汰風流に縋りつくしかないのだ。 ]*
(924) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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/* しおんくんわかりずらくてごめんなと謝りながらろるを書いてる。 ちなみに>>924は悩み氷山モデルの自分○他人×のところです。
使命は来ないから恐らく落ちられるので、そこで自分×他人×の悩みをだせたらいいなー!とおもっている。 どこがおおかみかな? 万が一これでおおかみになったら爆笑しちゃう。村人希望よ、怜奈。 みんな村人ってことはたぶんないから大丈夫。
(-182) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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/* すげぇ鋭角で刺されながら鈍角でえぐられまくってる感じだからこっちからもえぐりに生きたいけどケンジ=ウイノとかいうやつPLが想定してたよりもビビリで貴様
(-183) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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──現在:廊下>>908──
[ 賢い選択をした僕に、田所怜奈は6人、と。
一瞬おやと思ったところに、 轟木颯太>>910の名前が挙がり、成程と思う。]
……校内に。 ちょうど、その、校内にいる人たちを、 たくさん見つけられるといいなと思ってた。
[ どうやら、一人だけのようだけれど。]
今、僕が見た限りでは。 1組から6組まで、無人だね。
[ わざわざ1つずつ順番に覗いたのだ。 それについて>>911は、自信を持って言える。]
(925) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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……一応、拓海くんが、 職員室を見に行ってくれてるけど。 ここまで静かだと、収穫は怪しいね。
[ さて、いよいよ不思議な話である。 どれだけ話したって、きっと、 不思議だね。以上の答えはないんだけれど。]
田所さんは、教室に?
[ 行き先を尋ねる。始業時間まであと少し。 確認に行けても、あと数か所かなと考えながら。*]
(926) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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/* 怜奈ちゃん何も悪く……ないじゃん……!!!! って、こう、 今回結構癖の強そうな子が多いので、 ふとこういうロルを見ると、悪く……ないじゃん……!! ってなります。
(-184) 2019/06/07(Fri) 21時半頃
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えへへ。 褒めても何にも出ないよう。
(927) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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─ 内緒話につきましては ─
う~ん、どうだろう
知らないから、分からないわ
[ こてり と首を傾げたのは春の事。 煙と共に、花粉も舞っていたものね。
ぼんやりした頭。>>717よう君、花粉症?
のどかな風が私たちの頬を撫でていく。 受験。勉強。学生。 そういったパーツを、削ぎ落とす。 ]
(928) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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肉の焼けるにおいは好きじゃないの
[ 吸ったことは、ないけれど。 痕をつけたことは、あったわね。 あの子じゃなくて、男の子だったけれど。
思い出しながら、私は手を伸ばします。 箱の中の一本。どうも、ありがとう。 ]
火、頂戴ね
(929) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ だって、差し出されたのは箱だけだもの。 火が無ければ、吸えません。
あかりの無い先を、あかりの点くそこへ。 合わせてくれたのなら、息を吸う。
ダメだって言うのなら。 ライターかマッチをくださいな。 ]*
(930) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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──現在・職員室前──
[ いつの間にか私には扉開け役ができてたらしい ]
冗談、先生たち誰もいないなんて 有り得ないでしょ。
[ 空っぽの職員室を覗いても納得しきれない。 そうだきっと、奥の会議室に篭ってるか 校長先生の部屋にでも集まってるんだ。
考えられるまともな可能性を探す ]
高本くんに蛭野くんに、彩華? なんだ意外と来てるんだ。 私は途中で柊くんに会って一緒に来たよ。
(931) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 私だけじゃない。 私と柊くんだけじゃない。 私と柊くんと養くんだけじゃない。
少しずつ仲間を増やすように 心の堀を埋めていく ]
…………おかしいよね、絶対。 他の学年や他のクラスの人にも会わないし。 連絡ミス、にしたって、腑に落ちないし……
[ 不安。 気付かないようにしてたものが顔を出す。 そこに追い討ちをかけるのは、 ]
(932) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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ゆうれ…………!?
無理!それは無理! てかそんなもの存在しないし!馬鹿!
[ ふざけてるのは分かってるけど 想像させたからこれは彼が悪いと主張する。 文化祭のお化け屋敷とはワケが違う。
ホンモノは本当に無理なのだ ]
み、みんな教室にいるの? 今置いてったら私が呪ってやるんだから!
(933) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ つもった雪を払って、踏み込んだ。 外の風を遮るだけで、随分と温かく感じる。
いつもよりも、上靴が多い。 そこで、ん? と、またたいた。 おかしくないか。流石にこれは。
だけども、いくつかは外靴があったから。>>896 数えるのに合わせて一つ一つ、目で追いかける。 ]
そうだな。駆け込み逆転でもなきゃあ。
[ おれのまけ。
履き替える上靴は、ボロボロだ。 純粋に、足が大きいせい。 かかとを踏んで、爪先にひっかける。 ]
(934) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 短く刈った髪から、頬に、首に。 すっかりぬるくなった雪が滑る。 いつもは汗でもっと濡れていて、 これくらいは気にもしていなかったから。
視界の端っこから、にょっきり。 入り込むように、ふわふわの水色。>>897
良いって、って、手を振っても。 押し付けられたら、突き放せない。 走らないから、タオルは持ってきてなかった。 濡れることは目に見えていても、だ。 ]
(935) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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わり。 洗って返すな。
[ 手触りの良い、上質に見えるタオル。 同じようにふわふわな状態で、 宮古の手元に返せば良い。 ]
こんな天気だ。 出払ってなきゃ借りられるだろうな。
[ 出払ってる、と、いうことも。 この状況では、なさそうに思えたけども。 ]
(936) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ またあとで。 そう。歩を進めるのは、 教室じゃあなくって、職員室の方。
登校時は大丈夫でも、 早々に帰れと言われてしまうかもしれない。 交通麻痺もするだろう。
今日はほんとうに、休校じゃあないのか。 同じ考えのが、すでに向かってるなんて、 今の宇井野はやっぱり 知らないのだから。 *]
(937) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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/* >>929かわいい。 >>933かわいい。
[NICEをおしつつ]
(-185) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 学校の頃からの付き合いだからか 彼の性格やふざけた振る舞いがそうさせるのか 彼といる時は割りと素が出しやすかった。
見ていられないなんて思われていたとは知らずに。
教室へ行くという彼と共に再び 長い廊下に足跡を響かせる ]*
(938) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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──回想:文化祭準備──
[ 僕に頼んでもいいか。>>885という言葉に、 僕はきゅうっと目を細めて、「いいよ」と。
いつもきちんとした風の、 品行方正なクラスメート。 ……ほら、やっぱり正の字があるし。
それをどう作り変えてやろう。 ということを、いつしか僕は考えていて、]
(939) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 肌を青白く、血色悪く見せるために、 グリーンのコントロールカラーを広く塗った。 別人のように。と言うのだから遠慮はなかった。
「眼鏡を外しても前が見える?」と僕は囁いた。 色を、できるだけそぎ落とすように、 眉は潰しきらずにうっすらと残して、 しっかりと立たせたまつ毛にも、 白がかったのカラーマスカラを塗る。 色のない顔の中で唯一、唇に色を集める。 ほとんど黒みたいな紫色をベースに、 ぎっしりと詰まったラメは、青にも銀にも、
何色にだって、きっと見える。 誰も知らない。思いがけない色にも。 ]
(940) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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ものわかりは 良いつもりだった
(941) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 当日だけじゃない。]
(942) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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ブルーが男の子 ピンクが女の子 それを当てはめるのは 自分だけで良い
男の子がピンクを持ったって 女の子がブルーを持ったって
それが 自分じゃあなかったら それが好きなんだね って
(943) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ ……誰かの手を取った。 実験台にしていい>>850と言ったから、 はじめから、遠慮はなかった。
顔以外のパーツならいいだろうと、 木工用ボンドを絞り出して、 肘から先に、広く輪郭を作っていく。 手の甲に大きく×を刻むように切り傷を作った。 紫や赤を傷口の周りに叩いて痣らしくする。 血糊は片栗粉などを使って作ればいい。 指の先まで、所々に紫やグレーを散らし、
薄汚れた、みすぼらしい指先が、 堂々とした笑みの男に、ひどく不釣り合いだ。]
(944) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 勢いよく挙がった手があった>>901。 「顔も使っていいの?」と僕は期待をした。 怖くして。と言うのだから、遠慮はなかった。
広く赤色を広げた。それとは別に塗る。 赤色の上にもボンドを広げた。 先に乾燥させた糊の欠片を貼り付けるのだ。 色を重ね、作業を繰り返し、凹凸を作る。 濃く、濃く、はじめの赤色を覆うように、 いくつも、黒い部分を増やしていく。 焦げ付いたみたいな黒。穴ぼこみたいに。
腕か、顔か、わからないけれど。 きっと、うんとグロテスクだ。 君の高校生活の集大成とは大違いに。]
(945) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ ……僕は、それを楽しんでいた。
慣れ切った道を歩くのとは別の意味で、 無心に、そんな戯れを繰り広げて、
ふと、助けを求めるように顔を上げた。 文化祭の、準備期間にあたる日のことだった。
なんていうか、自分でもうまく言えない。 けれど、よくない方向に進んでいる気がする。]
(946) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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────灰谷さん、
[ ……ただ、そんな気がしただけだ。 だから、それでいいとか、よくないとか、 そういうことを一言、言ってほしかった。 少なくとも、補佐を名乗るには僕は行き過ぎている。
これでいいのかな。どうしたらいいのかな。 そんな、困ったような笑みを浮かべて、口を噤む。*]
(947) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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だって みんなはちゃんと おんなじでしょう 神様が与えた器の中に 然るべきものが はいってるでしょう?
じゃあ なにをしたって変わらない 逆立ちしたって女の子だし 蹲ったって男の子だ
好きなものに性別は関係ない ……って 言うじゃないか 今の時代
(948) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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水色のタオルは きみ のもの 簡単な話 間違えようもない
ブルーの似合う 女の子のもの ブルーを持ったって
おとこのこになんてならない おんなのこの *
(949) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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/* 実際、高校の時分にハロウィンに出かけようという話になって、 友人がひとり、すごいクオリティのゾンビ顔を仕上げてきた。 というのが、お京をやるうえでの知識源なんですけど、 見てわかるようにもうネタが尽きています!!!
(-186) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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―― 盗難事件の後日談 ――
うるさいなあ。笑うなよ。 こっちは金銭的な損害が出ているんだぞ。
[拓海に笑われれば、不貞腐れて口を尖らせる。 こいつを前にすると、 どうも子供じみた対応を取ってしまう。
机と机をくっつけて はい、と真ん中に置かれた教科書>>881に 俺はようやく「ありがとな」と 拓海に頭を下げたのだった]
(950) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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綺麗な教科書。 あ、これ褒めてないから。
[それでもそんな嫌味を付け足したのは、 それは拓海が相手だという 甘えからなのだろう。
少しだけ、ほんの少しだけ 拓海の前では素の性格が悪い一面が出る。
だからそのひとこと>>882を言われたときは、 思い切り顔を顰めて]
(951) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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……なんでそこで 葉子の名前が出てくるんだ。
[不快感を露わにして、拓海を見つめた]
お前も灰谷みたいに、 何で別れたのーとか言いたいのか。
[はいはい俺が悪者ですよ、と おどけた声音を努めて心がけた。
けれどあまり気分が良くないのは、ほんと]
(952) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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成績の良し悪しと、恋愛は関係ないさ。
恋愛してるから幸せ、とは限らないだろ。 俺も、葉子も。
(953) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[詰め寄ってきた灰谷にそう答えてから、>>916 あまり時間は経っていない]*
(954) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 予想通り京輔は一組だけではなく、 他のクラスも全て覗き込んでいたらしい。>>925 ]
たくさんは見つかりそうもないね。 8時半ぎりぎりに皆駆け込んでくるとかは、 流石にないだろうし。
自主休校、ってやつだろうか。
[ 三年七組の生徒だけやるきに溢れていたとか、 そんなわけでもないだろう。 他の学年も覗きに行くべきだろうか。 ]
(955) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ 考えている間に、 新しい情報が提供される。>>926 ]
もし。 担任も来てなかったら、酷いな。 単に担任休校の連絡忘れなら、 菓子折りもって謝りでもしないと許せない。
教室に戻ろうかな。 職員室の状況が一番聞けそうだし、 何より、
[ 靴下を持った手を少し上げる。 ] 乾かしたいから。*
(956) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 22時頃
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/* めっちゃ軽くだけども、 颯太くんはゾンビエピソードと撃退の呪文、 葉子ちゃんは思いがけない色の下り、 高本くんは行儀の悪いおててにばってん、 拓海くんは焦げ付いた火傷跡で、なにかしら煽った、つもり。
だけど、葉子ちゃんに限っていえば、 めちゃくちゃ似合いそうなハロウィンメイクがあって、 PLがどうしてもそれに寄せたかったのも大きい。
(-187) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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―― 追想 ――
[王子様ということばでイロハが真っ先に思い浮かべるのは、 本の中のそういうひとではなく、 テレビの中のそういうひとでもなく、 他ならぬイロハの母であった。
男の人並に背が高くて、 男の人と見まごうほどに涼やかな顔のパーツ。切れ長の目。 高校の文化祭では実際に、王子様の役をやったことがあるという。演劇で。
そんな母が手掛ける服は、 一見男物のようだけど、 母のように背の高いおんなのひとでもじゅうぶん似合うスーツだったり、 カジュアルな服だったりする。 いっぽうでちゃんと、この世界に多数いる、 イロハみたいなおんなのこにも似合う服だって手掛けている]
(957) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[母自身がつくったスーツを着て仕事に出かける彼女の背を見送りながら、 幼かったイロハは、いつか自分もあの服が似合うおんなのひとになるのだと、 漠然と思っていた。
だけど結果は違っていた。 背は全然伸びないし、 母は可愛いと褒めてくれる顔のパーツも、母には全然似なかった。 母みたいなきれいでかっこいいおんなのひとになるには、 見た目の面では色々と足りなかった]
(958) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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[ふたりきりの家(せかい)にいるのは、似てない母と娘だ。 それもそのはず、ふたりを結び付けているのは、 血の繋がりではないから。 母の親友の女の人の忘れ形見であるイロハを、引き取って育てていること。 それはひみつ。とはいえご近所さんに知られたところで、 大して痛くも痒くもない、ひみつ。
――だが、それがなんだというのだ、って、 少なくともあの時まではそう思っていたよね]
(959) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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ホントのママもパパも知らなくたって、 お母さんに似なくたって、 あたしはお母さんが好き。お母さんもあたしが好き。 *
(960) 2019/06/07(Fri) 22時頃
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―― 現在/3年7組教室 ――
[蛭野くん高本くんお前らもか。>>830>>889 歴史の授業で聞いたことのあるフレーズっぽいモノが、 脳裏をかすめていくのを感じつつ、 イロハは首を傾げた]
え、っと、……さすがに家を出る前はまだ、大丈夫だったと思う、けど……
[それに高本の言葉も合わせれば、 校舎に入ってからこうなった、という正解に近い可能性が導き出せるか]
骨折り損だったらやーまいったねー。 …………でも電気ついてるよ? ならさぁ、先生はいるかもしれなかったりして。
[まだ休校と判断するには早い、 そう言いたげに肩をすくめてみせる]
(961) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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[ことここにいたってもイロハは暢気だった。 確かに、スマホが繋がらなくなったのはおかしいけれども。 そのうち治る、だとか、職員室から養が戻ってくればそのうち分かる、だとか、 そんな風に考えていた。危機感ゼロである。
だから様子を見に行く、と告げた蛭野のことも、>>832]
わかった。あとでねー。
[と軽い調子で見送った。 それからふと蛭野の机に目を向ければ、 銀世界の中で買ったココアの缶は残されたまま。>>831 あーあ、って内心でため息をついてから、 イロハはミルクティーの缶を開けて一口ずつ飲み始めた。 飲み終える頃には誰か来るかな、って思いながら*]
(962) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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―― 内緒話は春の日に――
[こてり、と宮古に首を傾げ返す。>>928]
知らない? そっかあ。 俺もわかんない。
[俺はただただ、ぼんやりとした言葉を返した。
くしゅん、とひとつ、春風にくしゃみをして これはただ鼻がかゆくなっただけ。 けれどアレルギーはあるかもしれないな。
まともに考える事へのアレルギー。]
(963) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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慣れてくると悪くないよ。 慣れないほうがいいけど。
[穏やかに笑いながら、 俺たち、なんの話をしてるんだか。 箱を取り出して、馴れた手つきでとんとんと。 はい、どうぞ。一本を華奢な指に差し出した。]
そっか。ライターないか。
[ぼんやりした俺は、当然の事に気がついて ポケットから取り出したライターを 何の躊躇もなく、火を点けて 女の子の前に差し出した。>>930]
(964) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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[ここは春風が吹く体育館裏。 青空の下でハルシオンが揺れていて だから、暗くなんかないはずなのに
一瞬、真っ暗な夜が来た気がして 彼女が合わせて息を吸うまで、 俺はじっと、火を見つめていた。
あかりが無い場所に、あかりを灯して。]
(965) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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……美味しい ?
*
(966) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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―ある日の放課後の話―
振られちゃった。
[寂しげに笑った紫苑に、 話を聞いてくれた友人は ふぅん、とだけ言ってコーヒーを啜った。
等価交換。話を聞く対価らしい。 紫苑の話に100円の 価値があるってことにしておこう。]
重たい、って。 悪いことしちゃったなぁ。
[返してもらったマスコットの鼻を つんつんとつつく。 彼女にあげたのはウサギさんだった。]
(967) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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難しいね、恋愛って。
[頑張っていたのに、また、間違えたらしい。 パフェじゃなくてケーキの方が良かったのか、 水族館に行くより家に呼んだ方が良かったのか。
やっぱり女心は分からないなぁ。ため息を吐く。
紫苑は好きで好きで堪らないというのに、 彼女が自分を愛する気持ちは、 ヒビの入ったコップの水みたいに目減りしていく。]
(968) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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[家族と仲良く話す声も、 友達と一緒に勉強している様子も 偶に疲れたようにため息を吐くのも 全部、愛しいと思っていても、届かない。
無条件に得られる愛情だって ここにはあるっていうのに。
一通り黙って聞いていた友人は クソでかいため息を吐いて 爆発しろ、とだけ言った。 あぁ、世の中は無情である。*]
(969) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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──現在:廊下>>955──
大規模な自主休校だ。 ……どちらかというと、 連絡忘れの可能性が高いと思うな、僕は。
[ 自主休校だとしたら、 僕らの感覚はあまりに異端すぎる。 3年7組の一部の人たちだけが、 張り切って学校に来たんだとしたら。
なので、彼女が許せないという>>956、 担任が可哀そうな可能性を支持して、]
(970) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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──あ。でも、 もしかすると、連絡できなかったのかも。 携帯、圏外になってるから。
[ 思い出したように、そう告げる。 教室を出る前に気が付いた驚きの事実。
……とはいえ、材料がひとつ増えた、 可能性がひとつ増えただけの話だ。
教室に行くという田所怜奈を引き留めはしない。]
(971) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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……それがいいよ。 拓海くんも、干してた気がするから、 一緒に干しておくといいと思う。
[ ごく真面目なつもりで頷いて、 教室に向かうという彼女に手を振った。*]
(972) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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──回想・やっかみと──
[ 委員をやっていると先生からよく物を頼まれる。 程のいい雑用係。その日の放課後もそうだった。 校舎裏の倉庫から教材を取ってこいと。
それは失敗だった。 倉庫にたむろする女子数名から、 また誰かの余計な声が聞こえる。
悪意の声に屈さないとはいっても その場に出くわすのは気まずくて 私は倉庫の影で立ち止まる>>702
面倒だな。 早く先生の御使いも終わらせたいのに。
出て行こうか迷っていたら、ブスって 響いたから、思わず私のことかと思った ]
(973) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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(────轟くん!?>>703)
[ 身を潜めたまま様子を伺うと女子たちは バツの悪そうな顔をして去っていった
彼がこちらに気付けば、 「ありがとう」くらいは言えただろうか。
数日後、女子トイレで件の女子グループと出くわす。
「なにあちこち色目使ってんの?」 「ビッチ。鏡見たことないんじゃね?」
鼻で笑われた私は、何も言い返さずに ただ黙っていることしかできなかった ]*
(974) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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/* あっしまっっっ どちゃくそ拾い漏れある高本くんごめんんんんん
(-188) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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―― 現在・職員室前 ――
[あり得ない、って七月は言う。 でもあり得てしまっているんだから、 仕方がないよな。
静かな校舎に響く声は二人分。>>931]
皆まじめだよなあ。 こんな日に登校とか。 柊も来たんだ? 結構いるな、みんな。
[みんないるから、怖くない。>>932 そういう言い回しをしてみせるけれども、 不安そうな女の子を安心させるより先に 俺はふざけるのを優先した。>>933]
(975) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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しあわせ って なんだろう
(976) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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いるかもしれねーだろ?! ば……馬鹿だけど馬鹿じゃありませーん!
なんだヨーコねーさん ひょっとして怖いの? 怖い?
[俺は思わず「無理!」という強い語調に言い返すけれど 七月が怯えていることに気づけば、 やっぱり、からかうように、 気安く「怖い?」って投げかけてしまう。
賢くて大人っぽい七月は、 俺としゃべる時だけ、ちょっとIQが下がる。>>938 でも、それでよかった。
俺も年相応の反応をする「ヨーコねーさん」が 人として好きだったから。]
(977) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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上澄みを飲めば しあわせでしょうか 綺麗なかたちが しあわせでしょうか 鎖してしまえば しあわせでしょうか 目をふさいだら しあわせでしょうか 耳をふさいだら しあわせでしょうか 口をふさいだた しあわせでしょうか 止めてしまえば しあわせでしょうか
……
(978) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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|
やべー、末代まで呪ってやるってやつ? 俺が末代だ
つーか ヨーコねーさんの呪いのほうが多分強いってえ
[幽霊よりも、とつぶやいて、それから廊下を行き、 丁度職員室に向かっていた宇井野>>937と 出会うことはあったっけ。 であったなら、「先生いねーぞ」って言うと思う*]
(979) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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押し込めるのだって くるしいのに
(980) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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[ 職員室に向かう途中に、図書室はある。 進学校らしく、広い図書室。 仕切りのあるテーブルが並んで、 ソファが並んで、数え切れない本があって。
この時期は、受験に向けて、 朝早くからにぎわう場所だというのに。
誰もいない。司書すらも。 だけども電気はついていて、 勉強に最適な環境を作り出す空調は しっかりと稼働しているようで。 ]
(981) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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生きている校舎 誰もいないのに 電気がついていて 程よくあたたかくて 生徒を待っている
そんな 校舎に呑まれたような 奇妙な錯覚をおぼえて …………
(982) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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こわくない こわくなんかない
だって おとこのこだもの
(983) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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…………。
[ くるっと 踵を返した。 職員室に行こうと思ったけど、 やっぱりやめることにした。
外靴はあったのだから。 教室には誰かいるはずだし。
階段を、一段飛ばしにのぼって、 のぼりきったところに、教室はある。 背を曲げて、頭を下げて。 扉を潜る。くぐるんだ。 そうしないと頭を打つって、学んでいる。 ]
(984) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
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おはよ。……こんだけ?
[ 開口一番、それだった。 委員長のさわやかな笑顔と、 ミルクティーの缶を持った灰原と。 順番に数えて、……奢り確定だなと、悟った。
まだ外に何人かいるかもはしれないが。
扉に引っ掛かったエナメルを、 横にずらして、はずした。 学校ではあんまり、スマホを見ないものだから。 人が少ない、以外に、 おかしなところにはまだ 気づいちゃあいない。 *]
(985) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
[道中。誰とも出会わないなら。
七月としゃべりながら きっと程よいスピードで、 三年七組の教室へ辿り着くだろう。
やっぱり、「先生いないよ」って 「収穫はありませんでした」みたいな そんな報告を、クラスの面子にすると思う。*]
(986) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
―現在:教室前にて―
[静まりかえった学校にひとりきり。 ……ということはなく、教室に行くまでに 幾らかのクラスメイト>>937>>955>>970>>986と すれ違いはした。
挨拶も、彼等の言葉にも生返事を返して まず紫苑が開けたのは 隣のクラス、六組のドアだ。
ばん、と威勢のいい音が廊下に響く。]
(987) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
はるちゃん!
[静まりかえった教室に紫苑の声だけが響く。 誰もいないその場所を 名残惜しげにもう一度見回して 今度は静かに扉を閉めた。
下駄箱に靴が無いなら当然だ。 けれど、いて欲しいと思わなかった訳じゃない。
とぼとぼと歩く。 そうして、隣の教室――我らが三年七組に 紫苑はようやく足を踏み入れた。]
(988) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
……おはよ。
[唇をへの字に曲げて、しょぼくれた様子で 自分の席に腰を下ろす。
早く帰りたい、彼女に会いたい。
眺めた時計は、もうすぐ始業を告げる時間だった。**]
(989) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
―― 教室 ――
そう、こんだけ。
堅治も雪の中、悪路をお疲れさま。 無駄骨になりそうだけどな。
[おはよ、と軽く手を挙げて>>985 同情をするような目線を堅治へ向けた]
携帯電話も圏外だ。 いま職員室へ行ってる拓海待ち。
[そうして堅治を見上げながら、おどけた口調で]
(990) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
真面目な奴が損をするんじゃ たまったもんじゃないな。
休校になるんだったら家で寝てれば良かった。
[そのうちに クラスに拓海が帰ってくるのだろう。>>986
――さらなる不安材料を引っ提げて]*
(991) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
/* 悩み(ナカノヒトの):ホスト希望してるっぽい人とうまく絡めてない
いやまあ初回落ち確定なのでヘンに線引きしてるところはままあるけど すごいあの あたしに魅力がないのかあって 油断すると落ちるからいけない
(-189) 2019/06/07(Fri) 22時半頃
|
|
人間は、誰だって秘密や悩みを 孕んでしまって堕とせないもの。
重くて。重くて。 首を差し出してくれる子も、居るわ。
(992) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
─ 盗難事件につきまして ─
[ 「優等生」は、楽しいかしら? ねえ、たかもと君。どうかしら。
どうでもいい、ペット候補君。 流暢なおしゃべりは、もう終わり?>>764 貴方の、その、首が見えたわ。
いいのよ。貴方も、重いのなら、 ]
えへへ
(993) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
[ 耳に髪をかけては、笑います。 私はせいぜい、中の上程度ですから、 成績は、遠く及ばないわ。 ]
学年一位に言うは恥ずかしいけれど、 入学した時から、決めてたの
親も、そこでいいんじゃない?って
[ 私が口にした大学は、一番ではないけれど 設備も綺麗ですし申し分ないもの。 ]
(994) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
[顔も使って、いいよ、と笑った。>>945 いつも笑っているみたいなあいつの顔が 無邪気に、あるいは真剣に、こっちを見ている。
なぞられる肌。 ボンドや糊が広がる感触。
赤かった平地に岩が転がって、 それから大きなクレーターができあがって。]
(995) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
たかもと君は、どうするの?
(996) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
[ねじ伏せられるんじゃなくて、 静かに、誰かに自分の体を支配される感じ。]
(997) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
いいのよ。貴方も、重いのなら、
家族。性別。容姿。宗教。嗜好。 悩んで囚われて、苦しんでいるのなら。
渡しなさい。
(998) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
/* 50(0..100)x1
(-190) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
[ああ。ぼこぼこだ。 ふと、そんな事を思った。 思ってから――――]
「■■ないでくれ」
[そんな声が、耳元で弾けた気がする。]
(999) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
ね、高本君
(1000) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
[ なんてね。意地悪だったかしら。 ペットじゃない子に首輪はつけない。
息して良いのよ。助け舟を出す。 ]
T大、かしら それでも余裕、じゃない?
[ でも、そうね。今の子は飽きてきたし、 次の候補の一人にしましょうか。
たまに、構ってあげましょう。 こころの影に指を引っかけて、 首輪をつけるための、準備を。 ]*
(1001) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
――実験台の事――
[蛭野にメイクを施してもらった後、 鏡の中の自分が目を丸くしていた。
顔の半分を、また、腕を。 焦げ付いた穴と、赤が覆っている。
やべぇ、怖い。
そんな感想が、ぽつりと浮かんで 殴られてもいないのに痛みを感じたから あはは、って笑った。]
すげー、こんなこともできるんだ。
(1002) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
|
渡しなさい。 全ての権利を。その生を。命を。
もう囚われなくていいのよ。 私だけ、見ていればいいの。
受け取ってあげる。 掌握して。管理して。愛して。
(1003) 2019/06/07(Fri) 23時頃
|
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愛して、あげる。
(1004) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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飽きるまで、ね。*
(1005) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[つぶやいた声は震えていた。 どうあったって、どう取り繕ったって、 あんなガラスの塔よりも、よほどリアルに、――……
ふと、俺は蛭野の様子がおかしいことに気がついて ぱち、と瞬きをした。]
(1006) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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……だいじょうぶ?
[出る声は子供みたいな一言だけだった。 それだけ。 今蛭野は灰谷に言葉を投げかけているから。
麦藁帽子をかぶっていたころと 手を赤く染めた今、を思い出して
言い表せない違和感だけ、喉の奥に留めた*]
(1007) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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──回想:近隣住民──
[ 脳裏によぎった単語『ストーカー』は、 無事に通り過ぎて安心する。>>456 けれど、また不安は押し寄せた。 紫苑はどの部屋に住んでいるのだろうか。 もしも真下であったら、最悪な気持ちになる。 ]
そう、ね。
[ 話題を変えられるように、 唱えられた読経の一部に怜奈は苦笑いを零す。
アパートに住んでいる信者は田所家だけではない。 アパートの所有主も信者であるために、 信者へと通常よりも安い料金で部屋を貸している。 善いことのひとつ、として。 だが、結局浮いた家賃の行き場は宗教団体だ。 ]
(1008) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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輪唱みたいになってる、し、ね。
[ なんとか面白いと思えるポイントを絞りだす。 ほぼ同じ時間帯に同じような速度で始めるものだから、 住んでいる場所によっては、輪唱のようになっている。
怜奈の声は小さい故に、 よほど耳を澄まさなければ聞こえないだろう。 謝る声だって、きっと。>>923 ]
(1009) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[ 楽しくない話は切ってしまうが吉。 もう早く帰りたいという雰囲気を察されたのか、 それとも単にテスト勉強をしたかっただけなのか、 どちらなのか不明だが、終わりはすぐに訪れる。 ]
こっちこそ、驚いてごめん。 同じアパートに同級生が住んでいるとは、 まさか思ってなくて。
[ こんなところ好き好んで住む人はいない。 どうしてここに?と思わないこともないけれど、 詮索する趣味はないのだ。 ]
(1010) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[ 別れ際に掛けられた言葉は、 特に深い意味に捉えることもなくて。 断る理由もなくて。 怜奈はただこっくりと頷いた。
紫苑がどこの部屋に入っていくか確認し、 真下の部屋でないことを知った怜奈も 帰宅をしたのだった。 ]
(1011) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[ 後日。 バイト帰りか、それともバイト行きか。 両方だったような気もする上に、 回数も一回ではなかった気がする。 紫苑の部屋から女性が出てくるところに出くわす。 女性から漂う雰囲気はひたすらに甘くて。 ──しかし、その人とはそのうち別れたと噂を聞く。
怜奈は、 このひとはいろんな意味ですごい と思ったのだった。 ]*
(1012) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* 現軸を把握してないけど、日付超えたら皆教室に居るから、おっけー。という顔をする。
(-191) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* お騒がせしております!(ありがとう)(うれしい)
(-192) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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──── 回想:買出し ────
[ 少しじとりと伏せた目で、養を見下ろす。 ]
そりゃあ、な。 来る機会もねぇし、こんなとこ。
[ たくさんの 可愛い が、囲んでくる。 くりくりした目がいくつも並んで、 こちらをじぃと見つめてくる。 そんな感覚。落ち着かない。 ちらちらと向けられる視線よりもずっと。>>807 ]
(1013) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[ 他の客の視線だって物語っている。 こんな大男は、この場に相応しくない。 相応しくないうらいが、丁度良い。 養一人なら、もう少しマシだったんじゃないか。
どれもかわいいとひとくくり出来てしまう>>808 羨ましいほどの おとこのこ 一人なら。 例えば、彼女へのプレゼント。違和感はない。 ]
養にわかんないのが俺にわかるかよ。
[ って、言っておきながら。 女の子らしくスタンダードに可愛いものを手にする。 おかしいことだろう。多分、普通に変。 ]
(1014) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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[ 差し出したぬいぐるみ。 受け取ることを確認したら>>809 すっ と、手を引っ込める。 あまり長く触れていたくはない。 撫でたくなるとか、男らしくない。 ]
好きに見えるか?
[ ンなワケあるか。って、言うつもりが。 諦めの悪い口は、嘘をつけなかった>>810 意気地なし。自嘲も全部、のみこんで。 ]
(1015) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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わかんねぇって言っておきながら、 存外、お前、そういうの好きだったりして。
[ 軽口だ。冗句だ。男子高校生らしい。 向けられた軽い調子の問いかけを、 大げさなくらいに打ち返した。
廃病院だから、 破られたり、汚れたり。するのだろうか。 ……気にしちゃあいけない、ただの小道具。 ]
おう。
[ 礼には、いつもより少しそっけない。>>810 少し、疲れた。可愛いって、我慢するのに。 *]
(1016) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* 縁故とかやり取りとか どの程度投げたら大丈夫かなってひよってたら 毎回プロローグが終わってる
ぴよぴよ
(-193) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* るりちゃんから漂う圧倒的カリスマ性
(-194) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* なんか今で日付変わる思ってたわ まだ1時間あるぞ!
(-195) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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痛々しい
包帯を取ればきれいだって わかってるのに そう感じた
……ぬいぐるみの話
(1017) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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嫌になる 何年拒み続けたって どうしても ぬいぐるみは可愛いし ナース服着たい人 って >>667 そんな呼びかけに 飲み込んだものが喉につっかえる
似合わない 似合うはずもない そう あきらめるためでもあった 体をこんなに 大きくしたの
(1018) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* るりちゃんかっこいいな。 ペットにしてください……
(-196) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* あのね、現軸の発言にも──現在:ほにゃら──とつけたほうがみやすいねとおもいました。 1dからはそうしよ。
(-197) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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似合わない 似合うはずもない 呼びかけた本人は 似あいそう
ファッションに強くて 今どきの可愛い おんなのこ 持ち物だって すごく素敵で そんな素敵なものが似合う おんなのこ
気になるって そんなおとこのこの声も バレー部の助っ人をしたときに 聞いた
(1019) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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そうだろう おとこのこ なら そう思うだろう
可愛い って 思う だけども この 可愛い は おとこのこ が 抱くものじゃあない
いうなれば おんなのこ が モデルに憧れるような そんな 類の ……
いやになる *
(1020) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* 宮古ちゃんセリフはめっちゃ可愛い感じなのに強火にブランデーブチこんだみたいなハイパー強火っぷりを覗かせるロールでほんとすこ
ところで修学旅行かなんかで男の子たちが女の子のこと話してたてきな話もしたいんだ俺は
むり(おぼれてる)
(-198) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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/* 怜奈ちゃん、メモ気付くの遅くてごめんなさい><
(-199) 2019/06/07(Fri) 23時頃
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──現在:廊下──
[ 見送って、どうしようかなと思って、 慣れた美術室でも見に行こうかと考え、 階段に差し掛かろうとした、頃合い。
────はるちゃん! と>>988、 大きな声と、扉が跳ねっ返るみたいな、 ばんっという音が響いて、僕は驚く。
俊敏とはいえない動きではあったけど、 思わず振り返って、今来た道を見つめるくらいに。]
(1021) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ ……柊くんの声だな。とやや遅れて思う。 たぶん、叫びはガールフレンドの名前だ。
色恋沙汰に敏いほうではないけれど、 ──というより、とても疎いけれど、
柊紫苑はとてもオープンで、 異性に人気のある人なので、知ってる。
彼の今の恋人というのが、 去年、同じクラスだった笹崎小春なのも、 ギリギリ、知っている。たぶん、最新情報。]
(1022) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ 苦手。と言うのかわからないけれど、 僕は人間関係が下手だし、当然、 色恋沙汰、コイバナというのも、不得手である。
関係のないこと。と思って、 まるで知らないふりをしているのに、 一度だけ、降りかかってきたのだから、困った。
……ああ、僕にというより、 柊紫苑に降りかかった。だと思うけど。]
(1023) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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──回想:伝書バト──
[ ……美術部の、女子生徒が。 柊くんと同じクラスだよね。と、 控えめに、僕に声をかけてくるので、 僕は顔を上げ、「そうだね」と答えた。
そのとき、養拓海は部室にいたんだっけ──、 彼女が僕に声をかけたのは、消去法でしぶしぶか、 もしくはおとなしそうな子だったので、 静かな僕に話しかけやすかったかのどちらかだろう。
僕はあまり人望のあるほうではない。と思うし、 そのときも例にもれず、察しが悪かった。]
(1024) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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……柊くんとは、同じクラスだよ。
[ と、僕は言った。
声をかけてきた彼女が、もじもじするばかりで、 クラスの確認から先に進んでくれなかったからだ。
部活の終わりくらいの時間で、 僕も彼女も手を止めて、時は止まったようで、 僕らの間には、どうしようもない空気が流れていた。
非常に言いづらそうに、やや死にそうに、 彼女は、柊紫苑との仲を取り持ってほしいと──、
……どうして僕に言ってしまったんだろう。 浅く息をしている彼女に、僕は申し訳なく思った。 たぶん、彼女も同じことを考えていたと思う。]
(1025) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ それから、僕は美術室を見回して──、 ……本当に、真剣に養拓海の姿を探した。
ただ翌日、僕は困ったような笑顔で、 同じ教室にいた柊紫苑に声をかけ──、
美術部に、君とお近づきになりたいと思っている、 一人の女子生徒がいるようなんだけれど。
と、言った。彼女に頼まれたことをそのままに。
救いがあるとすれば、養拓海がこの経緯を知り、 あるいはその女子生徒に第二の依頼を受け、 正しく二人の仲を取り持った場合に限ると思うけど、 ──そんな奇跡が起こったかどうかは、彼のみぞ知る。
少なくとも、僕が思うに、それが、 僕と柊紫苑の間に起こった最大の事件である。*]
(1026) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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──現在:3年7組──
[ 今の昔話はあまり関係のないことだけど、 柊紫苑の叫び声を聞いて、僕は踵を返した。
……もしかしたら、隣のクラスに、 彼のガールフレンドが登校してきたのかも。
階下の美術室まで行くにはあまり時間がないし、 思い直して、教室までの道を逆戻りしていく。]
柊くん、さっき笹崎さんのことを呼んだ?
[ ひょいと教室の扉をくぐりながら、 僕は教室にいるはずの柊くんに質問を投げる。]
(1027) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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1組まで見て回ってたんだけど、 僕が見たときは、誰もいなくて──、
[ 新たな情報はそこにあったかどうか。 僕はまた席について、ココア缶を掌に収めた。*]
(1028) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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全員は来てないだろう、って。 思ってはいたが、な。
[ ここまでとは。 お疲れ様、には。>>990 おう、って。 ]
何。雪の中歩くのも悪くない。 ……で、圏外? さっきまでは普通につながってたんだけどな。
[ どさり。 エナメルを机に置いて、スマホを出す。 画面の左上。電波は立たない。 ]
(1029) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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/* >>1026かわいいけどwwwwwww
(-200) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ 悪天候のせいだろうか。 さっきまでは繋がっていたのに。 胸の奥底がぞわりとした。…… 吐いた呼吸は 溜息ってことにしておこう。 ]
骨折り損は勘弁願いたいわな。 雪が落ち着いたら、雪遊びでも出来るんだろうが。
[ 休校なら寝てたのか。 からから、軽い声。>>991 ]
(1030) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ 小さすぎる椅子に座って、 日本の学生の平均に合わせたサイズの席に、 平均を大きく超えた身体を詰め込む。
そうしていれば、 少し前にすれ違ったばかりの顔が>>988 ひどくしょぼくれた様子で、やってきたから。 ]
おはよ。 彼女に会えなくて寂しいのか。
[ 隣の教室でよく響く声は、 当然、この教室にも届く。
廊下にだって聞こえるくらいなのだから>>1021 ]
(1031) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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―― 回想:買出し ――
[立ち並んだ人形たちが、>>1013 「わたしを手にとってくれないの?」なんて そんな事をいっていそうな、手芸店の中だ。
あいにく彼女へのプレゼント>>1014なんて 買ったこともなければ……
やめよう。空しい。
ともかくも、わかるかよ、という言葉とうらはら、 きちんと「可愛い」ものを宇井野は渡してくれるので 俺は喜んでそれを受け取って]
(1032) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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ちょっぴり好きそう。 すきだったらカワイイなーって思う。
[宇井野の内心も葛藤も、何にも知らないから やっぱり男子高校生めいて、けらけら笑ってる。
おっきな男が可愛いものすき、なんて ギャップがあっていいな、って それくらいの認識で。
存外お前も、なんて冗句には あはは、と笑った。]
(1033) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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そうかもしれないー。 ああでも、俺犬派だかんな。
[と、軽口にはやっぱり軽口を返すのだけれど ちょっぴり疲れた様子の宇井野には 少し、引き回しすぎたか、と理解して ぽんっとその背中を軽く叩いて、会計に向かうのだった*]
(1034) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ また一人>>1027 増えた顔にも おはよ、って。
始業まで、あと少しを知らせる時計を見あげて、 今日提出予定のプリントを確認する。
教科ごとに作ったファイル。 空欄が無いことを確かめて、 揃ってることも確かめて。
朝の残り僅かな時間も、 勉学に充てる生徒なものだから。
また、教室に増える顔を、 教科書を片手に 迎えることになるだろう。 *]
(1035) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[ 担任の業務怠慢だとするならば、 外れくじを引いたのだ。>>970 先に名前が挙がった三人と怜奈。 連絡する順番が名前順だと考えるとあべこべだ。 歯抜けのように連絡を忘れたに違いない。 ]
圏外……? あ。 圏外だ。
[ 携帯を取り出して、画面に視線を落とす。 コンビニに着く前に見たものと同じようだが、 確かに左上に圏外の二文字。 あのときも、圏外だったろうか。自信はあまりない。 しっかりとした根拠もないから、 つい10分も前には圏外ではなかった情報提供は行わず。 ]
(1036) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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/* そういえば柊君の「君」が今の彼女ってわかったしゅんかんあっこのこやばいこだって思った話をしてなかった
そういうのめちゃくちゃ好きです
(-201) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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そう。
[ 賢い選択をできなかった人間がもう一人。>>972 互いに早く乾くといい、と考えたところで、 空調がきいていることに気が回る。 誰か管理する人間がいると怜奈は合点し、 手を振る京輔に頷いて、教室へと向かった。 ]*
(1037) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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―― 回想 / 盗難事件 ――
[涼やかに笑う女は、確かに天使のようだった。>>993
しかし、俺の背筋に走るのは冷たい悪寒だ。
宮古の内に潜む悪魔を、ようやく俺は認識して 無様に口ごもり、肩を震わせる]
……そうか。
[宮古が進路先の大学を口にすれば、 俺はひどく乾いた声でそう相槌を返す。
いくら欲しても、俺が手の届かない場所。 きっとそこに来年の彼女はいるのだ]
(1038) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[彼女は俺よりも上の存在だ。そう錯覚する]
(1039) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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いいや、俺は。
[T大の名を挙げられれば、 ますます俺の顔から血の気が引いてゆく。
息が、うまくできない。 どうしてだろう。 いつもならもっと上手に誤魔化せるのに。
馬鹿だと見下していた目の前の女に、 目線を合わすことが、できない]
(1040) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[地上での呼吸の仕方を知らない魚のように。
宮古によって 水のない場所に打ち上げられた俺は、 馬鹿のように口をぱくぱくさせるしかなかった。
呼吸が苦しくて。たまらなくて。 俺は思わず自分の胸を押さえたんだ]
(1041) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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重くて。重くて。 耐えられなくって。
自分の中の変なプライドを 全て捨ててやりたくて。
秘密を洗いざらい吐き出して。
俺はその、悪魔のような女に一時期 自分の首を預けてしまったんだ。
(1042) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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煙草を押し当てられる痛み>>929も、 床に口付ける屈辱も、 我が身にのしかかる重さと比べれば耐えられる。 俺は、大した人間じゃあない。
この悪魔のような女の前でだけ、 そう思えた。
(1043) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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だから、仕方ないんだ。 大学へ行けないのも。全部全部。
(1044) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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――俺が欲しいのは、“諦め”だった。*
(1045) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 23時半頃
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/* すごい馬鹿な感想を述べます。 この校舎村、ちょっとセクシーじゃないですか?
(-202) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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/* ちょっと?? MECCHA
(-203) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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──現在・職員室から教室へ──
怖くないし! いや、怖いけど……嘘、怖くないし。
[ 馬鹿って言ったけど、 今は私の方が馬鹿っぽい。
勉強は沢山してきたけれど 幽霊のことは学んでない。 そもそも魂だとか非科学的なものは……以外略 ]
何勝手に養家終わらせてるのよ。
[ 自分が末代だという彼に深く考えずに軽口を返す。 こうしていれば不安にはまた蓋をできていた ]
(1046) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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おはよう。
[ 養くんに続いて教室の扉を潜る。 1.2.3.……… 多くも少なくもないクラスメイト。
よく、知ってる顔ばかり ]
やっぱり休校じゃないかな。 先生もいないから授業にならないよ。 雪がこれ以上酷くならないうちに帰ろうよ。
[ 誰にでもなくそんな風に投げかけた。 窓の外は白というよりも灰の色に見えた ]*
(1047) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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―― 盗難事件の後日談 ――
えー、千円くらい。やすいやすい。 ……いや、安くは無いか。
[軽口のように返してから、 改めて千円の重みを思い返し
ふて腐れたり、嫌味を付け足したりする高本を 「よしよし」となだめて、 くっつけた机の真ん中に教科書を置く。 俺って母ちゃんみたい。
悟もお前、わかってて甘えてるんだろ、って 嫌味を言われながら、俺は思う。>>951]
(1048) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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―― 回想/文化祭準備中 ――
轟木くーん、服のサイズ教えてー! L? LL?
[ある時は轟木に常通りのテンション高めな調子でサイズを訊ねた。 わかんないようだったら服の上からでもサイズを測らせてもらうしかあるまい。
絵の具で汚した布をつぎはぎに縫い合わせたものを、 型紙をもとにして切り落として、 服のサイズに縫い合わせる。 お化け屋敷の目玉>>812たる口裂けゾンビの服はそうやってつくった。 Tシャツとズボンの一点ものだ。 実際出来上がった服は、シャツの方はちょっとだるっとした感じの大きめサイズだった。 ゾンビっぽさを追求した結果こうなった]
(1049) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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ふふ、俺レベルのジーニアスになると 教科書とか印なくても覚えられるからな。 ほめ言葉として受け取っておいてやろう。
[それは嘘のようで本当の話。 映像記憶として覚えているので、印はなくてもいい。 ただしやる気がないので、 今の成績には関係しないんだ。
それから、 思い切り顔をしかめた高本を 俺は微笑みながら淡々と見ている。
右上に視線を遣って なんでわかれたの、というよりは――……と 唇に指先を当てて考えた。]
(1050) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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お前にそういう相手がいたんだなあって 思ってたから?
ちょっと嬉しかったのかもしれない? よりを戻せっていってるわけじゃないって。
ごめんごめん。変なこと聞いたな。
[だから機嫌直しなさいよね、と俺は笑って 戯れるように高本の頭を撫でて。
――ちゃんと授業を聞け、と、 教師に怒られるまで、あとどれくらいだったか*]
(1051) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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──現在:教室──
[ 京輔と別れた後に教室へ。 入ってすぐに白い靴下が、>>688 窓近くに干されていることに気が付く。 あとで隣の窓に同じように干す事にし。 ]
おはよう。
[ コミュニケーションの一環で、 クラスメイトに挨拶をかけた。 聞いていた通り人が少ないと感想を持ち、 ハロウィン[[who]]の席の後ろへと腰かけた。 交わされる会話に、ふうんだとか、 相槌を打って、奢ってもらったコーヒーを すこしずつ口に含む。 ]*
(1052) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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[男と女って、どうしてそんなに壊れやすいんだろうな。*]
(1053) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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うわー可愛いお人形! でも綺麗すぎてちょっと……さびれた病院には似合わんね。
[またある時は、内装担当の養と宇井野が買ってきたぬいぐるみ>>754を見て、 おんなのこらしく歓声をあげた]
これをビリッ! ってするのはさすがにもったいないかぁ……
[なんて懸念を口にもしたが、 結局汚した包帯を巻いておくという手段で片がついた。
そのぬいぐるみの置いてあった病室のベッドの上に、 こどもサイズの患者服を置いておくことにした。 窓の外の晴天とは真逆の、 薄い灰色の布を型紙通りに切り取り、縫い合わせてつくられた。 暗い中じゃあ元の色なんてわからないだろうが]
(1054) 2019/06/07(Fri) 23時半頃
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/* 教室での会話描写をしたくない(混迷を極める多角)
(-204) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[この部屋に足を踏み入れたひとが、 小道具を見て、それから、 聞こえていた少女の笑い声>>869を思い出せば、 そのひとの中で勝手にストーリーは練られるのだろう。
イロハもなんとなくこんな服を着ていた女の子がどうなったのか想像した。 患者服が相原によって出来上がっていくのを眺めながら]
(1055) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[またある時は―――……、]
ん? どしたの?
[たまたま近くにいた蛭野に声をかけられた。>>947 振り返れば彼の困ったような笑みと、鏡と、 鏡にその姿をうつしている、あれは――養だ。>>1002 顔の半分と片腕を痛々しそうな傷で覆っているが。
思い出す。養もまた高本言うところの”実験台”に名乗りをあげていたことを。>>901 その成果がコレだとすると]
すっごい。養くんがいつもの養くんじゃあないみたいだ。
[素直に感想を述べて、それから]
(1056) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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―― もとに戻れるの?
[そんな言葉が口をついて出て、微かに首を傾げた。 何を言ってるんだいったい。メイクなら戻せるハズで、だから、]
……いや、蛭野くんさぁ、文化祭、最後だからってノリノリで、 それはまぁ悪いことじゃないんだけ、ど、……。 終わったら、さ、戻るじゃん。全部。
[お化けたちは普段着に戻るし、さびれた病院もただの教室に戻る。 もう誰かが非日常に足を踏み入れることも、なくなるのだ]
(1057) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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|
…………、 戻れるなら、まぁ、好きにやってもいいんじゃないかな? そゆこと。
[キッパリとは言い難い調子で言葉を紡ぎながら、 今度はイロハが困ったような笑みを浮かべていた。 いくら蛭野の肩書が「補佐」だからといって、ノリよくやっているのを止めるのもどうなんだろうか。 それに実害があるってわけじゃない。 ただの非日常だ。ひとを変えるメイクも、それに打ち込む蛭野も。
視線を彷徨わせ、養と目が合ったなら、 意見を求めるつもりだったのに、いつもと違う顔を視界に入れきれず、 反射的に目をそらしてしまった。 怖い、とはついぞ言うことはなかったけれど*]
(1058) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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|
[ 結論だけ言いますと。 保健室は、無人でした。あれれ。
首を傾げることになる。 だって、流石に可笑しいんだもの。 ]
先生?いないんですか~
[ お返事は無いので、失礼しますね。
ああ。薬棚の鍵も開いてしまってる。 トイレにでも、行ってるのかしら。 タオル借りて行きますね。 ]
(1059) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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支配されていると思ったことはなかった。 だって、あれは可哀そうな存在だから。
(1060) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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──回想:実験>>1002──
[ こんなこともできるんだ。 と言った、養拓海の声は震えていた。
僕は、君の顔を見ていた。 半分、崩れ落ちそうな顔を見て、 僕は、僕は────、]
……拓海くん、
[ 痛そう。と、囁くように言った。]
(1061) 2019/06/08(Sat) 00時頃
|
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[ まるで、魔法にかけられたみたい。 暖かい部屋も、開いた鍵も、そのままに 人だけが消えてしまった、廊下。
十枚のタオルで、前方不注意だけれど 学校の雰囲気が不思議なのは、 ええ。十分伝わりました。
階段を上がって、指先で扉を開けて。 ]
おはよう、皆
(1062) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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実のところ僕は、満ち足りていた。
(1063) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[ いち・に・さん……うん。 校舎の静けさの割には、集まった方。 ]
タオル使う人~
[ 尋ねるような聞き方をしておいて、 答えはね、聞いていないのだけれど。
そのまま、教壇の上に置いちゃいますので 使いたい人は、使ってね。 ]*
(1064) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[ ……痛そうに仕上げたのは僕だった。
大丈夫。簡単に剥がれるから。 ……強引にやると少し痛むかもしれないけど。
そう、誰に言うでもなく内心で呟いた。 だいじょうぶかと問う声に、 僕は曖昧に笑うしか能のない生き物なので、 やっぱりそういうふうに笑っていて、
……灰谷さんを呼んだのは、たぶん、 理解されないと、思っていたからだ。*]
(1065) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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……どうしてかは、わからなかった。 自分の行動に理由をつけられないこと。 ないかな? 僕にはよくある。
(1066) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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この世に生きる。生きる。生きるには、 *
(1067) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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──── 回想:買出し ────
[ 宇井野は、広い交流を好みはするが、 そこまでずかずか踏み込まない性分であった。
踏み込んで、踏み込まれるのは怖いから。
だから、 クラスメイトの彼女事情も、 噂にでもならなければ知らないし。 考えても空しいだけだということを>>1032 考えもしない。
互いに知らないくらいが良い。 それがきっと、一番。 男子高校生らしく けらけら笑い合える。 ]
(1068) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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/* 自分で書いてて、自分で決めたけど、 たくみくんがどうしても、ふふってなっちゃう。困った。 たくみくんがどうしたの、って言ってくれたらたぶん耐えられない。
(-205) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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ねーわ。
[ ばっさり切った。>>1033 ギャップってやつか。 ギャップなら何でも受けるわけではない。
冗句も全部、 本心から軽く流すことが出来れば良いのに。 おとこのこって ノリでできてる。 それはよぉーく、知っていて。
犬にするか? とか。 会計に行きながら、やはり冗談を。 疲れた様子は、店の外に出てしまえば、 すっかり なりをひそめたのだった。>>1034 *]
(1069) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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/* うわっひくわ 的なことを御所望だったかな! なんかすまん あっるぇー?
(-206) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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/* 今回多分、はじめてプロローグで全員に絡めたので、ガッツポーズしてます。どきどき~!
(-207) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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―― 回想 / 文化祭準備 ――
俺と張り合ってどうする。
[勢いよく手を挙げて 実験台に名乗りを上げる拓海>>901に、 俺は思わず苦笑を漏らした]
それじゃあ俺は、 拓海よりも見栄えがする感じで。 京輔よろしく。
[そんな無茶な注文をしてみる。 やっぱり俺は、はしゃいでいたんだ]
(1070) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[お手並み拝見、とばかりに両腕を京輔に差し出す。
木工用ボンドで絞りだした傷の輪郭は、 紫や赤を絵筆でなぞられ、 やがて本物の切り傷と見まごうばかりに 仕上げられてゆく。>>944
片栗粉で血糊を作るという発想がなかった俺は ただ感心して京輔の手腕を見守っていた]
京輔、才能あるよお前。
[俺は自分の手をしげしげと見つめて 率直な感想を述べた。心からの、賞賛]
(1071) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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本番まで、まだ時間あるだろ。 また実験台になる。これ楽しい。
[子供のように、はしゃいだ顔になる。 だから、隣の拓海の顔を見遣って>>1002]
うっわ、拓海。今のお前すごい。 夜道で出会ったら確実に裸足で逃げだすぞ俺は。
[だなんて、からかうように笑ってやったんだ]
(1072) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[そのときはまだ、 京輔の姉貴を見たことがなかったから。
だから、こんなに無神経にはしゃげたのかもな]*
(1073) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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――現在:七月と――
どっちだよ。怖くないの?
[怖いんだろうなあ、と思う。>>1046
七月の声の震えなんかを聞いていると 純粋にお化けを怖がっているようで
賢くて大人っぽい普段の七月と違って見えて 可愛いな、と普通に思った。]
(1074) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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──回想:予算──
[ 軽く扱われる千円と二千円に怒りを覚える。 目の前にいる拓海にとっては、端金なのだろう。 ふつふつと沸く怒りを表に出さぬように気をつけて、 言葉を紡ぐ。 少し硬くなった声色になっていないだろうか。 半分程、投げやりに答える。 ]
……はい。 そんなに言うなら、 とびきりコンセプトにばっちりのものを買ってきて。
[ ぼろがいいなら、ゴミ捨て場にいけば? と突き放した回答も考えたが、 ここは協調が重要だろう。 協調や協力は文化祭の目的の一つでもある。 ]
(1075) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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──── 教室 ───
[ ひとり。また、ひとり。 おはよう、を、重ねるのはいつものことで。 いつもと違うのは、その数がすくないことで。 ]
……いない?
[ せんせいが、いないって。 そんなことを聴いたら流石に、 教科書をめくる手が止まりもするけど。
なんでだろう。 連絡もなかったし 休校か。高本の言う通り、無駄足になったか。 また、時計を見あげる。始業時間まで、あと。 *]
(1076) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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領収書は忘れずに御願い。
[ 数日前、領収書のことで揉めたばかりだ。 けれど買い出しのメンバーを聞き出せば、 怜奈も安心したろう。>>305 去年もきっちりと領収書を提出した堅治がいたから。
そういったわけで、>>812 病室には予算が降りた猫が鎮座することになる。 ]*
(1077) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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希望をもって次代をつくるべき? まず彼女いないんですわー!悲しいことに!
[俺としても深く考えちゃいないから、 不安に蓋をして、糊付けでもするように 軽口を叩き続ける。
大人が誰も見当たらないことに 少しだけ、俺は安心していた。]
(1078) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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/* 157発言……俺にしては頑張ったよ…… 元々多弁じゃないし、俺 全速力
(-208) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[そうして、教室の扉を開けて いつもどおり、高本の隣に座る。
いち、に、さん、よん。 それ以上はいる教室の面々を見渡した。]*
(1079) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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[ミルクティーの缶の中身がはんぶん、減った頃、 宇井野が入ってきて、それから、ひとり、またひとりと。 教室にひとが増えてきた。 いったん離れた面々も戻ってきた。 職員室が無人という、不思議な情報も引き連れつつ。
……うん、10人くらいはいるみたいだ。イロハ自身を除いて。 それでもじゅうぶんではない]
あっレナちゃんも来たんだ! おはよう。 雪すごかったよねぇ。
[後ろの席に腰掛けた田所に気さくに挨拶をする。>>1052 話が続くようなら世間話のノリで言葉を投げる。 始業のチャイムが鳴るまでのイロハは、きっとこんな風*]
(1080) 2019/06/08(Sat) 00時頃
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