25 仮面舞踏会
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墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえる。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
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――ヴェスパタイン様、どうか、どうかお考え直し下さい!
このように、御身に危険を曝す必要性がどこにありましょう!――
(#0) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
第二王子直々の召致で催される仮面舞踏会は、目前に迫っていた。
幾度となく繰り返された諫言も最早、王子の耳には届かない。
召使たちが準備に追われ慌しく右往左往する中、
彼はただ唇に冷酷にして無慈悲な――仮面の如き弧を刻む。
(#1) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
血を、贄を、滾る憎悪を。求めるのは仮面の呪いか、はたまた鬱屈した王子の狂気か。
(#2) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
招待状の体裁を繕った裏の真意に気付かぬ者はないだろう。
集められたのは、お世辞にも王子の忠臣とは言い難い者たちばかり。
これは親睦を深める社交場などでなく、贅を凝らした華やかな宴の間でもなく、
ただ逃れ得ぬ野心渦巻く粛清の祭壇なのだと。
(#3) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
羽根ペンの投げ出された執務机の上で、
一対の仮面が蝋燭の灯かりに、燦々と怪しく煌めいていた。
(#4) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
―――― 仮面舞踏会 ――――
―――― 開 幕 ――――
(#5) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
今宵、素顔は冷たき仮面の下に隠して。
踊りましょう、狂ったように、
――死の舞踏を。
(#6) 2011/02/01(Tue) 17時半頃
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[――あの日、全ては灰燼に帰した]
(1) 2011/02/01(Tue) 20時半頃
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[アイリス。 花の名を戴いた男爵家の娘は十六の春、三十三歳年上の老侯爵に嫁いだ。 侯爵家の経済的な援助を目的とした、珍しくもない政略結婚。 時は過ぎれど幼な妻に嫡子はなく、ヴェスパタイン王子の不興を買った侯爵は、宮廷での権力も領地の一部も没収された。その三ヶ月後、半ば隠居状態で滞在していた屋敷が、業火に包まれた。
逃げ惑う使用人たちを嘲笑うかのように、天をも焦がせと紅蓮に燃え盛るは火蜥蜴の舌か。黒煙に、火の粉に、容易く呑み込まれた屋敷は、三日三晩の炬火となり、残ったのは炭と瓦礫と焦土だけ。 負った火傷で危篤状態であった侯爵夫人は、遺体すら残すことなくこの世を去った夫の葬儀を取り仕切ることすらままならなかった]
(2) 2011/02/01(Tue) 20時半頃
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[宮中に飛び交う噂話は、すぐに移ろう。一時は貴族たちの口に上ったベレスフォード侯爵の名も、今は忘れられて久しい。 災禍以来、簡素な別邸に引き篭もり、再婚話にも首を縦に振らぬ未亡人の元に、何故招待状が舞い込んだのか]
あの人は……これ以上わたくしから、何を奪おうというの?
[アイリスは馬車に揺られながら、艶やかなストロベリーブロンドを物憂げに人差し指に巻きつけた。 公の場に出たならば、花のようにはんなりと愛想の良い笑みを浮かべる準備はある。無防備な横顔を映すのは、森を駆け抜ける馬車の窓格子、小さく切り取られた四角い硝子だけ*]
(3) 2011/02/01(Tue) 20時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/01(Tue) 20時半頃
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/* 他の人が設定でやりそうなことを 全部 先にやっちゃった感が酷い。
あまり折衝ばかりでも雰囲気が分からないかしらと、 カッとなって初っ端入村してしまった。自重しろ。 ベネットを……待ってはいたのだけれど……。
火傷+手袋着用にしようかと思ったけど ←チップ見たら腕剥き出しだった。二の腕かな……。
アイリスって、すごい 腹黒く見える。偏見?
(-0) 2011/02/01(Tue) 21時頃
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/* ダミーに内緒話って、村建IDだと見えたりするのかしら。
(-2) 2011/02/01(Tue) 21時頃
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/* 見えなかったわ。残念……。
(-1) 2011/02/01(Tue) 21時頃
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― 墓地 ―
[美しく艶やかな銀の髪を持つ女は、手に抱えていた大きな百合の花束を大事そうに墓に供えた。 墓地には冷たい風が吹き荒れていたが、彼女は其れに凍えるような様子も見せず、墓の前に佇んでいる。 風に靡く髪の隙間からは、特徴的なダークバイオレットの瞳と、彼女の左目尻の黒子を濡らす一筋の涙が覗いた。
背後に自分の名を呼ぶ声が聞こえ、女は首を回すと従者に軽く頷いた。]
―――――…行って参ります、お兄様。
どうか―――――
[突然吹いた、びゅう、と強い風に言葉の最後はかき消された。 その言葉は、墓に眠る男に届いただろうか。
手にしていた書簡を返し、差出人の名前を眺めて後。 彼女は墓に背を向け、墓地を後にした。**]
(4) 2011/02/01(Tue) 21時半頃
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[大きな革張りのソファ。お揃いの造詣のテーブル。布を被せられたランプに、高い高い天井から長く垂れる分厚いカーテン。
細い濃青に埋もれる金の華やかなモールディングが、 猫のように丸まった裾脚の繊細な彫刻が、 張り地の豪華な模様の獅子の反った背が、 ――この部屋を有する者の地位と富を、雄弁に語っている。
壁も天井も床も 材質こそ違え色は全て真白が主、調度類の縁には濃青が流れを描き、その端を金で彩られるものに統一されている。 埃ひとつなく、活られた花の花粉ひとつぶ零れていない部屋。 無機質にすら感じられるアンバランスさを持つ豪華絢爛な其処は、窓際に封筒を持ち佇むひとりの男の常の居所。]
…―、
[男は下ろした方の手がゆっくりと上げ、白く細い手指を神経質そうに顰められた眉の上の金髪に差し込み、横へ薙いだ。 肩に触れるか触れぬかの長さに真っ直ぐ切り揃えられた髪は揺れ、窓からの光を透かして広い部屋へと影を落とす。]
(5) 2011/02/01(Tue) 21時半頃
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印璽が傾いでいる。
[呟く声は低い。 骨ばった細い人差し指と中指に挟まれた封筒には、まごう事無き王家の紋押された封蝋。 男はもう一度、胸裏の想いと共に髪を片手でかき上げ 横へと捨てるように、払った]
(6) 2011/02/01(Tue) 21時半頃
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[ディンディア邸から白い馬に曳かせた馬車が出発するのは まだ少し後の事**]
(7) 2011/02/01(Tue) 21時半頃
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―某日・第四王子邸―
[蝋燭が照らすは一枚の紙。 兄である第二王子ヴェスパタインの催す舞踏会、その招待者リスト。連なる名は、自身を含め皆兄を快く思わぬものばかり。 紙から顔を上げぬまま、小さく鼻を鳴らす]
少しお膳立てしてやれば、僕が手を汚す必要なかったりして。
[玉座までの障害は数多く、第二王子もその一つ]
スキャンダルでもでっち上げて、 気に食わない連中をを一網打尽にする気かね。
[眉を寄せ、肩をすくめた。 傍らで眠っていた黒犬が身体を起こし、身を寄せる]
まぁ、用心しておくよ。
[黒犬に話しかけ、蝋燭を吹き消した**]
(8) 2011/02/01(Tue) 22時頃
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/* せっかく書き直せるし、わんこ登場させてみたわん。 わんわん。
(-3) 2011/02/01(Tue) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/01(Tue) 22時半頃
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−ガティネ公爵邸−
構わん、後は任せる。 イゾルテには夜更かしはさせないように。
[執事と二つ三つの会話を交わしながら、 男は改めて一つの念を押した。 五つになった一人娘を邸に残すことは 自分の弱点のひとつを無防備に晒しておく事に他ならない。 だからこそ、彼女の身辺警護について 再度念を押しておくことも忘れなかった。
執事が下がったところで少し冷えた茶を含む。 円やかな白磁の碗の中、琥珀の水面が揺れるころ 扉の随分低いところがノックされる音がした。 男は碗を置きながら声をかける。 開いた扉から覗く暗い金色の肩に揃えた髪の少女を見て 男は頬を穏やかに緩めながら手招いた]
(9) 2011/02/01(Tue) 23時頃
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/* 幼女!?(ガタッ
ワットの愛娘をさらいたいです。自重。 そうかヴェスパタインでやればいいのか。
金髪幼女♪ 金髪幼女♪ そういえば昔ゾーイ使った時の本名がイゾルデだったなぁ。
(-4) 2011/02/01(Tue) 23時頃
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/* 今気付いたんだ。
pt無限って。
主に私の独白が酷い回数になりそうなことに……! 秘話ありだとpt共通だから、あまり灰は書かなかったのだけれど。
大人しく仕込みログ書いてこよう。
(-5) 2011/02/01(Tue) 23時頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/01(Tue) 23時頃
百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/01(Tue) 23時頃
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―寝室―
[左右非対称の装飾が施された姿見に映るは未だ幼さを残した女性。 短く切り揃えられた髪は漆黒の夜をそのまま映し出したような色。 姉と同じ長く豊かだったその艶髪は、嫁ぐ其の日に夫となるその人の目前でばっさりと切り落としたまま伸ばす気配は無い。 ローブのように羽織ったシーツが柔らかな曲線をなぞる。 白磁の器のように白い素肌へ点々と散る桜色を隠す気もなく、先刻届けられた手紙を爪先で摘み目前へ持ち上げる姿は、何処か芝居がかっていた]
招待状……ね。 嗚呼、でも久しぶりに退屈せずに済みそうだ。
[声変わりを終えた女性の柔らかな音で語る言葉は硬い男性的なもの。 真紅が文字を追い終わると、首を傾げて後ろへと振り返る。 其の先、木の枠組みが美しい寝台に横たわる人影はぐったりと動かない。 微かに胸元上下に動くさまで生きているのがわかる程度。 傍らで焚かれる香炉から立ち上る煙は、甘く燻っている]
人形で遊ぶのもいい加減飽きてきたところだしね。 もちろん子守は無しだろうな?
(10) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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[寝台で何があったかを語るのは野暮なこと。 恍惚とした表情で意識を飛ばした若い男の裸体と、この身に散った花弁が何より雄弁に語っている]
お前もそう思わないか、なあ? なんて……もう答える理性は残っていないか。
[姿見に映る己の姿にため息をついて、シーツ翻し寝台へ戻る。 意識をやった男を見下しながら、傍らに控えていた召使を手招いた]
ねえ、 いつものようにこの男も屋敷の外へ放り出しておいて。 あの人に見つからないように。
[召使へ告げる無感情な声。 生ける屍のような無気力な動作で、ゆるりと寝室を後にする。 ひらり、招待状が宙を舞った]
(11) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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[手招かれてやってきた娘を膝の上に抱き上げる。 男にとって娘とは掌中の玉以上のものであり、 新たに迎えた妻と娘を天秤にかければ 当然娘の乗った皿へと大きく傾く。 血筋と習得した行儀作法を除けば市井に在る少女たちと あまり変わらないようにみえる。
黒檀に銀線細工の施されたテーブルの上 無造作に置かれた招待状へ伸ばされた少女の手を 男は軟く捕らえて、先回りしてその紙片を懐へ隠す。
遠くで柱時計の響く音がする。 そろそろ準備をしなくてはならない。 亡くした妻によく似た彼女はどうしているだろう、 そう考えると髪を目の前で切り落とした様を思い出し くつ、と喉の奥が低く愉快そうに笑った]
(12) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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/* なんつって。 なんつって。 りしあさん騙りはもう入村1発言で無理とわかるぜ。 頑張れ私 しかし何か最近やたら隣国に縁がある気がする
(-6) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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/* わらわれた! わらわれた!
なんだと くそう。
ちょっとキュンとしたじゃないか
(-7) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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/* ものすごいいまさらですが 俺の状況って姉妹わんこそb(ターン
あ、どうも。あずみです。
おっさんとか何故選んだし俺。 女の子でもよかったんじゃ。
いや、今更なので頑張る。頑張る。 いつぞやの墓荒氏が降りてこないかなー…!!!(結構必死)
(-8) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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/* オスカーおもすれぇええ! むむさんかしら。で、ワットあやめさん?
(-9) 2011/02/01(Tue) 23時半頃
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[柱にかけてある時計が現実へ呼び戻す合図を鳴らす頃 若い妻の姿は私室にあった。 先刻の様子が夢であったかのように寝台はきっちりと整えられ、乱れた髪は丁寧に梳かれて艶を増している。 身を覆う異国の衣は喪服のような烏色。 肌を覆いつくしたその姿は情事の名残を見せようとしない]
そういえば、仮面舞踏会は初めてだな。 ……何を着てゆけば良いのか、聞いてくるよ。 うん? まあ偶には希望通りにしてやるさ。 精々私の向こうに姉上の幻でも見れば良い。
[気だるげに召使へ笑いかけ、長く引きずる異国のローブ姿で部屋を出る。 足音は無く、衣擦れの音だけが廊下に染みわたる。 部屋に焚いた香と同じにおいが微かに漂った]
(13) 2011/02/02(Wed) 00時頃
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−公爵邸私室− [娘と戯れのようなやり取りを二つ三つ、 それから乳母を呼んで少女を部屋へと送り届けるよう指示をする。 父に見送られるイゾルテは少し寂しそうな顔をしたが 公爵家の娘である事を弁えているのだろう、 わがままを言う代わりに、邸に戻ってきたら 彼女を馬に乗せてやる約束をとりつけて部屋を出て行った。
廊下で義母の姿を見つければ、ぱっと喜んで娘は近寄っていく。 その様は人懐こい子猫を思わせた。 母の記憶を殆ど持たない彼女にとっては オスカレットは母そのものといってもいい存在なのだろう。
そんなことも知らない父はといえば、 必要な身支度を済ませ、空いた僅かな時間で 目を通すべき領地関連の書類を捲っていた]
(14) 2011/02/02(Wed) 00時頃
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―スタッフォード家―
ふぅん、面白いことになりそうだ。
[送られて来た招待状。それを口元に当てながら、不敵に口端をあげて。 かたりと音を立ててテーブルから離れようとすると、目の前の父が眉を顰める。]
僕が、粗相をするとでも? 大丈夫ですよ父上。仮にも僕は貴方の息子、スタッフォード家の後継者。…でしょう? それよりも衣装をどうしようかな。先だって注文した仮面、あれはどうだろう。
[白を基調とした部屋の中で、鮮やかな色彩の青年がくるくると言葉を紡ぐ。 自身にも持ち物にも品格を求める父は、自分をどう思っているか。 そんなことは気にも留めず。上体だけ父に振り返り楽しそうに笑いながら。]
(15) 2011/02/02(Wed) 00時頃
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―某日・モンタランベール家当主の寝室―
ここはいいから下がってくれ。 用があれば呼ぶ。
[傍らに控えた従僕に一顧だにせずそう言いつけ、青年は頭を回らせた。 分厚いカーテンで閉ざされた薄暗い病室に、ぼうと白く浮かぶは女と見紛うばかりの美貌。 宮廷婦人の憧れを誘うとともに、優美な姿に似合わぬ容赦ない決闘者としても名高い。 暗緑色の瞳は天蓋付の寝台に横たわる病人に向けられ、白い手袋に覆われた指が金箔の押された紙片を玩ぶ。 唇が淡い笑みの形を形作った。]
父上。あなたがいけないのですよ。
[ゆっくりと首を振ると、磨き抜かれた銅の色した髪が肩の上でさらりと揺れた。]
父上ともあろうお方が、あのようななされよう…… 「モンタランベールの家名を継ぐ者は獅子の如くあらねばならぬ」と日々私に言い聞かせておられたかつての父上ならば、絶対にお認めにならなかった筈です。
(16) 2011/02/02(Wed) 00時頃
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―公爵邸廊下― [小さな人影が近づいてくる。それを追う女の姿も。 姉の残した子は、己にとってはお荷物以外の何者でもない]
イゾルテ。 走っては駄目だと言ったのは覚えていたのね。 良い子。
[子供の笑みには毒気を抜かれはするものの、心から好ましいと思える訳も無く、目線を合わせてしゃがみ頭を撫ぜてやるだけ。抱きしめるなど思考も及ばない]
お父様は一緒ではないの?
[先刻まで男の背に爪立てていたその指が、父に似た金糸を梳く。 気づきもせぬ子供は嬉しそうに義理の母へかの人の居場所を教えてくれた]
馬だなんて、危険だわ でも、上手にお留守番できたら 私からもご褒美をあげましょうね。 [未だ子を生さぬ娘に母性などあるはずも無いが、子供の扱いは嫁いで日が経つうちに幾らか慣れた。偽りの母子を演じ、乳母に後を任せて自身は夫の私室へと足を向ける]
(17) 2011/02/02(Wed) 00時半頃
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[病人は身動きもままならぬのか、枕に身を預けたまま視線だけが歩き回る青年の姿を追う。 げっそりと病み衰え、深い皺に埋もれた双眸にはだが、かつて勇将と謳われた苛烈さの片鱗が、残り火のように宿っていた。 その激しい悲憤の視線を涼しい風と受け止め、彼は白手袋に包まれた両の手を広げた。]
嫡子としての責を果たし、妻を娶り子を生せと仰るのであれば、“花嫁”となる者を連れて参りましょう。 ……我が家に相応しい血統を持つ「男」の、ね。
[すっきりと伸びた背を折り曲げ、横たわる老人の上に屈み込む。 息が掛かるほどの距離、何がしかの言葉を紡ごうとしてか、老人が唇を戦慄かせる。 言葉にならぬ激情――真っ向から受け止める白皙の美貌。刻んだ微笑は刃の如く。*]
どうかご安心なさって下さい。 モンタランベールの家は私が立派に跡を継いで差し上げます――貴方が望まれたとおりに。
(18) 2011/02/02(Wed) 00時半頃
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[夫の私室まで辿り着くと、異国の装飾施された扉を二度軽く叩く]
私のあなた いらっしゃる? [表立った反抗心を見せたのは髪を切ったあの時たった一度のみ。 従順な妻を演じ愛らしい声音で在室を問う]
(19) 2011/02/02(Wed) 00時半頃
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−公爵邸自室−
[少女は義母の情を何一つ疑わず、 彼女の胸の内など何一つ知らないまま、ただ無邪気に頷く。 唯一、彼女の纏う香の匂いだけは苦手なようだが 補って尚懐くという事はそれだけ好いているという事。
義母の背を少女が見送ってから暫く、 男が東洋好みの控えめな銀縁のモノクルを外したころ。 妻の手によって扉が叩かれるのが先か。 それとも、男が扉向こうから極仄かに燻る香に気づくが先か]
(20) 2011/02/02(Wed) 00時半頃
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[どうやら妻が扉を叩くほうが先であったらしい。 隔たり越しへと投げる声は書類を置く音と共に]
ああ。 用があるなら、入るといい。
[甘ったるい声は耳に届く。 亡くした妻と似通うのは姿形だけではなく、 かといって声が聞き分けられないほど 男も腑抜けているわけでもない]
(21) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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/* わたしのあなたってすげえな。 どくとくどくどく。
某えろゲの台詞であったな…。 立花大尉ィィィィ。
(-10) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 01時頃
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[許可を得ると僅かに戸を開き、滑り込むように室内へ。 焚き染めた香は烏の羽色をした衣擦れの音とともに微かに香る]
お仕事中だったかしら。
[芝居がかった物憂げな仕草でしなを作ると、長い袖で口元覆い首を傾ぐ。出来うる限り、己が知る姉に似せた柔らかな仕草]
舞踏会の事で、あなたにお伺いに来たのだけれど。
[書類置いた机へと近づきながら]
(22) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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[情事の名残は布一枚奥に隠し 何も知らぬ清純な新妻を演じ、微笑みかける]
(23) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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構わん。 急な仕事というわけではないからな。
[書類を纏めてテーブルの隅に寄せ、 その流れを保ったまま冷えた碗の中身で唇を湿らす。 ち、と陶器が立てる音は西洋のものより薄くて上等な証だった。 肘置きと背凭れに深く背と腕を預けながら 黒を纏うその姿へと深い鳶色を向ける]
それで、聞きたい事とは?
[微笑みに、男は口元を少し笑みの形に変えた後 頬杖をつくようにしながら視線は真紅を捕らえる。 彼女といてはっきりと違和感を覚えるのは香り。 髪よりも、そちらのほうがずっと現実を男に見せていた]
(24) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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― ディンディア邸 ―
[男はディーン・ディンディアという名を 持つ。 ディーンの父親である男が優秀であり努力家、自身の領以外にも船を使った貿易で一財を成し爵位を上げ、王位継承権を持つまだ幼い皇女の後見人となっていた。その恩恵もありディーン自身も数年前から彼女の家庭教師という地位についている。 家が、父がもたらした、安定した富と安定した地位に座する、安定した生活。 だが永遠に続くと思われる平穏は、決して永遠に続くものではないと、正に一瞬で崩れる事すらあるという事を、ディーンは識っている。]
…仕立て屋を呼んで呉れ。
[微塵も形崩さずただ封筒から剥がされた形の蝋はテーブルの上。 端を真直ぐに切られた紙をその上に机と角を揃えて置き、ディーンはソファへと身を沈めた。細い指が、手置きの縁、濃青に添う金糸をつい、となぞり遊んだ後 その指は何時でも皺寄せられた眉間を、く、と抑えた*]
(25) 2011/02/02(Wed) 01時頃
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[テーブルを挟んで向かいに立ち、真紅は深い色の瞳を見遣る]
有難う、助かるわ。 ……舞踏会の衣装のことなのだけれど
[はにかんだような表情、口元は長い袖で覆ったまま]
初めての事で何を着れば良いのか、わからないの。 あなたに恥をかかせてはいけないから、選んで欲しくて。 仮面舞踏会……仮装でもしたほうが良いものかしら?
[最後に付け足す冗談には小さな笑みも忘れずに。 選んで欲しいと用件を告げ、衣裳部屋へと夫を誘う**]
(26) 2011/02/02(Wed) 01時半頃
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[訪れた理由を着れば頬杖を付いていたその手は 己の顎先を指がゆっくり撫でるに変わる。 好む色も髪の長さも、纏う香も違うとはいえ その面立ちに亡き妻を垣間見るのは悪くはないといえる。 古い友人にでも言わせれば、悪趣味の極みだというが]
成程? それは随分な大役を仰せつかったものだ。
[喉の奥は微かな笑みによって低く揺れる。 男からしてもその望みを叶えてやるのは、悪くはない話だ。 何なら男装でもしてみるか、等と揄う言葉と共に 優美というよりはやや直線的な風合いの椅子へ沈めていた体を 起こして立ち上がると衣裳部屋へと向かうべく、 少し骨ばった手を妻へと差し出した**]
(27) 2011/02/02(Wed) 01時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 01時半頃
|
/* みんなのRPが素敵すぎてとても嬉しい。 いいなあ、ワットとオスカーの温度とか。 男チップな女性多いせいか、逞しい系豊富っぽい。
ディーンはとてもやみーさ n いやなんでもない 縁故断ったのは まあ そういうことさ。
後、裏の調整でキャパいっぱいいっぱいで 表ログ書いてる余力がありません。
(-11) 2011/02/02(Wed) 01時半頃
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|
仮面舞踏会ならば。 仮面を着けていたならば。
きっと……わたくしがアイリスでないと、 ばれることはないでしょう。 それどころか、ヴェスパタイン王子に近づけるチャンス。
こんな巡り合わせ、二度とはないでしょう!
(-12) 2011/02/02(Wed) 02時頃
|
|
/* パートナー決めでちょとぐったりした、なう。 様子見て村の最良を選びたい気持ちはわかるけども、 皆して様子見られるとなんも進まんよ。 それと、自分の立ち位置はっきりさせず丸投げされても困るよ。 何がしたいか本音で話そうぜ、頼むよ。
(-13) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
|
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仮面舞踏会、嗚呼、舞踏会。 踊るのも数年ぶりだけれど、正確にステップを踏むことができるかしら。 仮面を着けていれば、失敗しても誰だか分からない……といいのだけれど。
[奇跡的に火傷を免れた顔に触れる手。そのまま退屈そうに頬杖をつく。 支えた輪郭を縁取る色彩は、珍しいストロベリーブロンド。未婚の折には随分と褒めそやされた自慢の艶髪は、一時は焦げて失われていたことも嘘のように、今はたっぷりと背を覆う豊かな長さ]
(28) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
|
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[とたたん、とたたん。揺れる馬車の底床に、確かめるように爪先を刻む。ただでさえ覚束無い足取りだが、華奢なハイヒールで拘束されれば、余計に目も当てられないだろう。 狭い馬車内でひらひらと繊細なレェスの影を翻す、その様子は、緊張を隠せぬ初心なデビュタントのよう]
ここで、左ターン……。あら、右だったかしら?
[脳内で復習していたダンスは、パートナーにぶつかったところで霧散した。その相手の顔が、アイリスには思い描けない。 短い間連れ添った老侯爵でもなく。未亡人のパートナーを引き受けてくれた、従兄であるはずの男は、遠目に見たのがもう十年近く前だ。結婚後一度も実家である男爵家に戻ったことはなく、定期的な手紙の隅に稀に、彼の名を見る程度]
どうせ本番でも、仮面の下だから顔は見えないわ。 厄介者の相手を引き受けさせられた、と思われているでしょうね。
(29) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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― ある日、と或る城の一室 ―
[白い肌焼かぬようにと、厚いカーテンをひかれた部屋。 昼間でも灯されるランプの下、私の手元にあるのは二通の封書。 先にそのうちの一通、第二王子から頂いた封書を開封致します。 上質な紙の触感確かめながら、氷蒼と呼ぶには薄すぎる眸に、書き連ねられた美しい文字列を映しました。]
私、仮面舞踏会にお呼ばれしたの?したのね?
[新人の侍女が、私がきちんと封書を読んだか見張っているようでしたから、声を出すことで内容を理解しているのだと示します。 侍女の反応は特にありません。ですから、その封書を一度机の上に置きました。]
(30) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
|
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[私はもう一通の封書を開封致します。 それは父上からのものでした。 脳裏に入り込む文字列に、私はどうやら唇の端を持ち上げていたようです。背後で身振いする音が聞こえました。]
ドレスを用意しないといけないの。いけないわ。 彼方、何色が私に似合うと思って?
[父上の封書も第二王子の封書の上に重ねて置いて、私は侍女を振り返りました。唇に笑み刻みながら一歩近づけば、侍女は怯えた顔をします。
何故なの、何故かしら? いいえ、私はその理由を知っているのです。]
いいの、本当は判っているもの。 私には『色』は似合わない、似合わないもの。 彼方の様な色彩は私にはないものね。
(31) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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[日の光に焼かれない白い指先を、侍女の焦げ茶の眸に伸ばしました。侍女の表情が歪みます。だから私は口角を意識して上げるのです。]
私、彼方の色が羨ましいの、羨ましいわ。 ねぇ、彼方のその色、私に頂けないかしら?
[小鳥のように小首を傾げてみせました。指先に少し力を込めます。焦げ茶色の眸に露が張りました。侍女の身体が小刻みに震えています。
彼女は知っているのでしょう。 先日私が左右異なる猫の両目抉り抜いたこと。
怒られてしまったから、もうすることはないとは思うのだけれど。 だって本当に美しかったから、欲しいと思うのはおかしなことでしょうか?]
(32) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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冗談なのに、冗談なのよ? そうね、白にほんの少し蒼を落としたものでも構わないのかしら?
[けれど今は侍女の反応に、指先を引きました。 私は、まるで鳥籠に飼われる鳥のよう、世間のことには疎いのです。 舞踏会にどのようなドレス着て行けば良いか判らないと、侍女に尋ねました。
ああ、けれど、もし、白のドレスが駄目だと言われても、色彩持たない私には白以外に纏える色はないのだけれど。 その時は、周りの方に少しだけ我慢して頂きましょう。そう致しましょう*]
(33) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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もう一度。
[再び足先だけで確認するステップは、石畳を迅る車輪の騒音に掻き消された*]
(34) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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/* わぁおっ
このヨーラはいいよ! 素敵! でもゆりんゆりんするなら わたくしが 受け なの?
発言タイミングがかぶってごめんなさい。盛大に中バレたわね。 えっ……今更?
(-14) 2011/02/02(Wed) 02時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 03時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 09時頃
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[あご先なぞる仕草を見ながら 内心毒づくのは聞こえるはずもない]
今日は私、あなたの好む通りに飾りたいのよ。
[全てにおいて姉とは間逆にあろうとする外見も、顔を捥ぐでもせぬ限りは瓜二つで、せめて衣から香りからと反抗しているのが嘘のような台詞。 立ち上がった夫に差し出された手に手を重ね、エスコートされてゆく。 途中の廊下、見送る使用人が頭を下げながら思う なんと仲睦まじい夫婦だろうと それはとんだ茶番劇]
(35) 2011/02/02(Wed) 09時頃
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―衣裳部屋― [一夫人の衣裳部屋にしては広いスペース。 つれてきた二人の召使が戸口傍に控えている。 幼くして籠の鳥となった己が集めてきた、此処は唯一心安らぐ場所。 黒を基調としたものから始まり、グラデーションをかけるように並べてある衣装はこちらの国で流行のドレスから祖国で作らせた衣装から様々に。 飾り紐にヘッドドレス、付け髪から靴にいたるまで全てがその部屋に納められていた]
私のあなた。 どんな色がお好きかしら?
[烏色を纏い、袖で口元を覆って首を傾ぐ。 着せ替え人形にでも何でもすればいいと、真紅は彼を見上げて微笑む**]
(36) 2011/02/02(Wed) 09時頃
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―衣装室―
[赤・緑・錆びたブロンド、 色とりどりの服の波。 一つ一つ丁寧にかけられたそれをかきわけながら。]
父上は堅物すぎるんだ。 せっかくの舞踏会、楽しまないと…ね?
[気心の知れた従者にそう投げかけて、引き出したのはトルコブルーのブラウス。 眉を顰めた従者に、つまらなそうに息を吐く。]
バルサザー、君も駄目かい? 父上に叱られる、なんて。 じゃぁロイヤルブルーなら?名前は爵位より上だ。 でも僕はまだただの伯爵の跡取り。服に着られるのは滑稽で面白いかい?
[皮肉めいて告げると、従者が困った顔をした。 それすらも面白く、冗談だよと笑う。]
(37) 2011/02/02(Wed) 10時頃
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さて、じゃぁ…僕は、これを。
[トルコブルーを他の色の波に戻し、その波を更に勢いよく開いて。 奥から取り出したのは、その中でもひっそりと眠る上品な白いエペ。 静かな動作で取り出すと、矛先をまっすぐ正面に向けて。]
いつかこれで、かの大親友殿に決闘を申し込むのも面白い。 まぁ、僕が負けるだろうけどね。
(38) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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[言葉はどこまで冗談か本気か。 掴み所がないのは常のこと。 しっかりと握った柄にキスを1つ落とし、不意に思い出したようにその友人の名前を口にする。]
彼も行くかな、この舞踏会。 後で訪ねてみようか。
[先にきちんと伝書を飛ばすか、それとも形式を踏むのが面倒で、連絡なしに馬に飛び乗ってしまうか。 どうするかは、その時の気分次第。**]
(39) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* うわーん、みんなハイクオリティすぎる!!! 僕、貴族とかよくわかんないんだよねwwwwww(根本的)
うぃきぺでぃあ先生にお世話になりっぱなしだからかなり遅筆。
(-15) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/*どうでもいい小ネタ。 Stratfordはシェイクスピアの出身地。 バルサザーは『ロミオとジュリエット』の、ロミオの従者。 フィリップのイメージは『十二夜』。でも『十二夜』って決闘シーンあったっけ。 BGMはBjorkの「Isobel」
統一感ゼロ\(^o^)/
まぁ多分このフィリップは英国貴族だろう。
(-16) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* でもさ、英国貴族だと上院下院とかあるじゃん。父上はそこの議員じゃないのかな、とか。
軍人貴族だとか言うけどその辺普段どうやって働いているのだろう、よくわからないや。
うぃきぺでぃあ先生うぃきぺでぃあ先生
(-17) 2011/02/02(Wed) 10時半頃
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/* イラチですんません(´・ω・`) もう奇数でええやんサクサク決めちゃおうぜー と割り切ってたんだが、フルメン諦めてない方多いんだな。
(-18) 2011/02/02(Wed) 11時頃
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― 離宮へ向かう馬車内 ―
[馬車での移動時間は、退屈なようで忙しい。何せ久方ぶりの社交の場。恥をかかぬようにと気を揉めば、表情は笑顔から程遠く蒼褪めていく。 不恰好なダンスの練習を中断して、事前に入手した招待客のリストに目を滑らせる。王宮から離れれば風聞は殆ど耳に入らず、名から顔を想像できる者など限られている。 屋敷が焼失した後、アイリスは一切の面会も誘いも断ってきた。今回の招待も、差出人がヴェスパタイン王子でなければ、欠席していただろう]
モンタランベール卿……。
[その名を辿る指が止まる。甘い疼き。郷愁。戻れぬ過去の記憶を掘り起こす綴りに、唇は無意識に溜息を零して慄いた*]
(40) 2011/02/02(Wed) 13時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 13時頃
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[アイリスに縁談話が持ち上がる前の、未だ夢見がちで垢抜けぬ小娘だった頃。かの麗人への憧憬と思慕のあまり、生まれて初めて恋文というものを認めた。今であれば一笑に付すような滑稽な話だが、当時は真剣だった。三つ年下の侍女と二人、きゃあきゃあ盛り上がっていたのは――多分恋というより、信奉に近かったのだろう]
あの方はもう、覚えていらっしゃらないでしょうね。 ……ええ、その方がいいわ。
[アイリスに限らず、凛々しくもどこか繊細なセシルは、貴族の子女たちの憧れの的であった。きっと、群為し騒ぐファンの顔や名前など、いちいち覚えてはいないだろう。 その後の半生が波瀾続きだったせいか、淡い初恋の顛末も、今となっては殆ど思い出せなくなっていた]
(-20) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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あの頃は楽しかったわ。 アイリス様と二人、他の誰にも内緒で、 愛の言葉を、文面を、一晩中悩んで悩んで。
思えばあれが、アイリス様が一番幸せでいらっしゃった時期。 ささやかな秘密の恋も、一番傍で見守り、お仕えできた わたくしもきっと――幸せだったのだわ。
(-19) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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けれどもし、モンタランベール卿が、 アイリス様の顔を覚えていらっしゃったら……?
[公称年齢より幼く見えるのは当然で、実態は三つ年下の侍女、シリィである。人目を惹く髪色が似ていたため、半ば影武者のような役目も仰せつかり教育されていたのは、好都合だった。姉妹同然に育ったせいか、雰囲気も近く、余所余所しい付き合いであれば、アイリスとシリィが入れ替わっても気付かぬ者も多かった。それは、二人の小さな悪戯心もあり。]
十年経てば、人は変わるもの。 でも、面影すらないことを、不審がられるかも知れないわ。 困ったわね。
[今はアイリスの過去に面識のある者は、面倒でしかない。感傷が、シリィの眉を煙らせる。]
(-21) 2011/02/02(Wed) 13時半頃
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−衣裳部屋−
望むとおりとは、また。
[従順なのは嫌いではないが、慎ましくあるだけではつまらない。 仮に今の彼女が猫を噛む鼠くらいの矜持でいるとすれば それはそれで構わないのだが。 仲睦まじい夫婦、と使用人たちが思ったところで 実際に睦まじいのであるなら既にもう一人くらい 子供があってもよいようなものだと内心毒づいた。 結局、表情は好い夫の面を被ったままだが]
(41) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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[セシルが自分の居室に戻ると、扉の前で家来の一人が待ち構えていた。 目立たぬよう地味な装い、帽子を胸に当てて黙礼するのに一瞥をくれ、すたすたと大胆な足取りで入室する。]
あの女は大人しく馬車に乗ったか。
[は、と頷いた家臣は、主に首尾を報告した。 「あの女」とは、もしかしたら義母になったかも知れない女性のことであった。 が、今となっては未来永劫そうなる日は来まい。 先頃不幸な事故で幼い愛息――セシルの弟であったかも知れぬ少年――を喪い、悲歎のベールを纏った彼女は、周囲の熱心な忠告を受けて、俗世を離れた修道院で余生を送る決心をした。 ただしは人里離れた街道は物騒、無事に辿り着く保証はない。道中事故に遭い、或いは賊に襲われて、永久に姿を消してしまう――かも知れぬ。 セシルは臣を労い、褒美に金貨の詰まった小袋を授けた。]
(42) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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俺の好みと、君に似合う色は違うだろう。
[衣裳部屋に並ぶ数々の色、男にはどこか息が詰まる。 重たい息を一つ吐き出してから視線を巡らし 幾つかのドレスを手にとっては眺める。 そして時々、オスカレットと美しい絹の間で視線を往復させ 己の感性に会わないと感じればそれを戻す。 繰り返される時間は短く、決まればあとは早い]
では、これ。 扇と靴は黒。髪には橙の色味の飾を。
[深紺に紫を足したような色の東洋の絹織。 決して派手ではないが良いものである事は間違いない。 銀糸の縫い取りは蔓薔薇を描いていた。 首元までしっかりと詰まった襟のある一着。 選んだ理由は多々あれど、一応は妻の気に入るかを伺うつもり**]
(43) 2011/02/02(Wed) 16時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 16時半頃
百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 16時半頃
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─ 招待状の受け取り ─
[──蝋燭が積まれたシャンデリアの薄明かりは幻想。 香で噎せ返る部屋、さざめく笑い声。 カードを繰る詐欺師達が主人に送る合図。 面を塗り固めた異国の道化の姿。 積まれたグラスの山も、其処には無い。
澱んだ空気は開け放たれた窓から追い出され。 天井の高いその部屋は──伽藍堂。]
(44) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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[彼が、第二王子からの招待状を受け取ったのは、雲一つない晴天の午後だった。否、実際は前日の夕刻にはその手紙は届いて居り、酩酊により手に取られなかっただけかもしれない。 控えていた使用人が差し出す、起き抜けの一杯のアルコールを喉に流しこんでから、男は髪を掻き揚げ、口髭を引いて口元を歪めた。 何を行うにも飲まずには出来なくなっている、と気付いたのは何時だろう。常に渇いた喉、時折、見える幻覚と幻聴、時間や場所が分からなくなっている事もしばしば。]
……ほう。 今更のように、 第二王子からの招待状だと。
[封蝋だけを切るやり方ではなく、封筒それ自体を引き裂くように開封された。]
(45) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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[男自身は、先の戦争での個人功績により王から宝勲を賜り、困窮した男爵家とは一線を画す身。ただし、無様にぶら下がる金属の左手と引き換えではあるが。
功績と言うのも、兵を率い圧勝した等の正攻法の出世ではなく、言わば汚れ仕事を引き受け成功させた事によるもの。成功以前、目上の親族からはことごとく嫌われていた事も有り、唯一溺愛していた弟を第二王子ヴェスパタインとの狩猟中の事故で失ってからは、男爵家とは何の関わりも持っていない。
老侯爵へ嫁ぎ、火災で未亡人となったと言う従兄妹──アイリス・ベレスフォード侯爵夫人のパートナーを、男が引き受けたのは何故だったのか**。]
(46) 2011/02/02(Wed) 17時頃
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―モンタランベール邸前―
[招待状と同時に手に入れた参加者のリストの中に友人の名を見つけ、口端を上げる。 伝書をするのも面倒で、愛馬に飛び乗り、1人友人の家へと。 後ろからは慌てて従者が付いてくるだろう。]
君は心配性だな、バルサザー。 大丈夫だって、ただちょっと友人に会うだけだよ。
[呆れた口調でそう言って、馬を降り玄関に繋ぐと、 モンタランベール家の門の鈴を鳴らし、それより大きな声を張り上げる。]
セシル!いるかい?セシル! ああ…突然の訪問、失礼を致します。 スタッフォード伯爵が第1子、フィリップ=スタッフォード。 よろしければ、お顔を拝見致したい。門を開けていただけないか。
[とってつけたような挨拶と、無作法な振る舞いに周囲はどう思うか。 応答がなければ諦めて一旦引き返し、舞踏会の準備に戻るだろう。]
(47) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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[それなりの重さのものを懐に収めた家来が恭しく退出した後。 もう十二分に部屋から遠ざかったと思しい頃、セシルは小さく鼻を鳴らして、影のように隅に控えていた腹心の侍女に目を向けた。]
気が立つからと言って後回しにしてもしょうがない。 ヴェスパタイン殿下の御下賜品をこれへ。 面倒なことは早く済ませてしまおう。
(48) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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[第二王子より下賜された櫃は、直ちにテーブルの上に置かれた。 その中に納められたは、燃え立つ炎の色した絹のドレスと、炎を模った同色の錦織の仮面。 いずれも大粒の赤玉を惜しげもなく散りばめた見事な品、そしてその上に置かれた一際鮮やかな純白のカード。
紙面に踊るは王子の自筆と思しい小さな文字一行。 ――『これを着用の上参上されたし。』
白手袋の指が取り上げて、くしゃり、と握り潰した。]
(49) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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……何。フィリップが?
[若いスタッフォード家の後継が面会を求めているとの報告を受けたのは、丁度取り込んでいる真っ最中のこと。 侍女に背の留め金を留めてもらいつつ、白い美貌がすっと曇る。]
申し訳ないが、しばらく待ってもらえ。
[と素っ気無く答えかけ、]
――いや。もののついでだ。 ここへ通せ。
[気が変わったか、フィリップを案内するように言いつけた。]
(50) 2011/02/02(Wed) 17時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 18時頃
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[門が開けられ、使いの者が現れて、 直接通されたのは、モンタランベール家の跡継ぎの元。 彼が取り込んだ様子を見る間もなく、恭しく一礼して喋り出す。]
ご機嫌麗しゅう。 君もヴェスパタイン王子の舞踏会に招かれたと聞いてね。 ああ…ロード・モンタランベールはお元気か。少し顔を出していきたいとも思ったが。
(51) 2011/02/02(Wed) 18時頃
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いや少し、面白いと思ってね。
参加者のリストを見た。なんて豪華で醜聞に満ちた面々。 その中から君は誰と踊るのかな?意中の"女性"でもいるのだろうか。
[社交界に飛び交う噂話は、大体耳に入れている。 大概はお喋り好きな女性から仕入れたものだ。]
…当日が、楽しみだよ。
[こっそりと耳打ち。]
(-22) 2011/02/02(Wed) 18時頃
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やあ、フィリップ。 こんな姿で失礼するよ。
[友人の声を聞き、頭だけを動かして振り向いた。 侍女の世話に身を委ね、両手を広げて突っ立っているセシルが、身に纏っているのは炎の色のドレス、まるで炎の精霊のような装いだ。 色合いも形も、セシルのあかがねいろの髪と無機的な美貌によく似合ってはいた――女性の服であるということを除いても。]
(52) 2011/02/02(Wed) 18時頃
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[彼の友人が纏うのは、炎のように燃えるような赤。 いつ目にしても麗しい、彼の美貌を引き立てる。 …それが、世にも珍しい、女性の姿だとしても。]
これはこれは驚いた。 どうしたんだい?そのドレス。 とても似合ってはいるけれど。
…気分転換?まさかそれで、舞踏会に? なんて酔狂な。
[世の女性が見れば卒倒するような彼の姿に大げさに肩を竦める。 そう、なんて酔狂で滑稽。 ―彼の正体を、知っていても知らないでいても。]
(53) 2011/02/02(Wed) 18時頃
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[招待状の中 並ぶリストには見覚えのある花の名前。 幼い頃の思い出が幾らかディーンの脳裏に過り、皺を深める]
(-23) 2011/02/02(Wed) 18時半頃
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― 立木の翠揺れる頃 ―
[ひらめくドレスの裾、苺色揺れる下 幾重も並ぶレースが踊る。
好奇心旺盛な、まだわんぱく心を持って居たディーン少年が息弾ませ頬を僅かに染め、大人の目を盗んで手を伸ばした事があるのは、少女の白く柔らかい頬―― …では なく。 その小さな身を包む、丁寧な縫製の「ドレス」。
初めての時は目を丸くされるだろうけれど、触れればその後、病的な程愛しげにリボンや絹を撫で、逃げられれば捨てられた犬程も哀しげに目を伏せる少年の姿を相手がどう見るか、その時の彼が考え至るにはまだ余りに幼かった。
が、そのような、親しい間柄の女子でなければ見る事のないディーンの様子は、10を数える頃にぱたりと無くなる。 まるで、そんな事は無かったかのように、話をされても不思議そうに問い返す事すら、した。 そしてそれから20年弱、常に背筋を伸ばし眉間に皺をぎゅっと寄せた気難しい青年へと、育ってきたのであった]
(-24) 2011/02/02(Wed) 18時半頃
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― ディンディア邸 ―
[軽く息吐き貌を上げる手元は 未だソファの縁の縫い目をなぞる*]
(-25) 2011/02/02(Wed) 18時半頃
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……ヴェスパタイン殿下の趣向さ。 別に着たくて着ているのではない。
[冷たく言い放つセシルの声には隠し切れぬ棘があった。 そう、どこでどう調べたのか、第二王子が贈ったドレスは誂えたようにセシルにぴったりだった。 戦士として鍛えたセシルの身体は、なよやかな貴族女性とは異なり、肩回りも胴も昨今流行のカットでは到底見栄えせぬ筈、それより着用すら難しい筈なのだが。 体型の無理を炎の形の装飾と刺繍が巧くカバーして、むしろ野生美に仕立て上げている……まさに近付けば身を焦がさずにはいられぬ炎のような。 その、設えられた大きな鏡の奥からセシルを見つめ返す炎の精は、碧玉の瞳に自嘲を浮かべている。]
……少なくとも殿下はご趣味だけは一流のようだよ。
(54) 2011/02/02(Wed) 18時半頃
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[ちろりと横目でフィリップを睨み、小声で囁き返す。]
これでは踊りたくとも踊れんよ。 殿下のことだ、私を満座の見世物にして弄(なぶ)ろうという腹だろう。 ……もっとも、素直に晒し者になる気もないが。
[笑い飛ばすつもりが、牙を剥き出した獰猛な猟犬の顔になる。]
フィリップ、出来れば黙ってくれると嬉しいのだがね。 少なくとも殿下が何か言い出すまでは。
(-26) 2011/02/02(Wed) 19時頃
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こんな姿が私だと、余人に知られたくないのでね。 モンタランベールの後嗣が、女の形(なり)など。 家名の恥だ。
[吐き捨てるように呟く。 と、ドレスの肩を整えていた生真面目な顔つきの侍女が、長さを測るようにセシルの髪に触れた。]
「若様。 若様の御髪(おぐし)は結うには短こうございますから、髢(かもじ)が必要ですわね」
ああ、もうお前に任せた。 良いように計らえ。
(55) 2011/02/02(Wed) 19時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 19時頃
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[それはベレスフォード侯爵家から生家へと宛てられた手紙。 ひいてはその男爵家から、従兄の手へと渡った。
『拝啓 親愛なる男爵一族の皆様
先頃、屋敷を襲った不幸な火災にて、 ご息女アイリス様は息を引き取られました。 真に残念なことです。
ベレスフォード家には跡取りもなく、 このままでは領地も財産も国に没収されてしまうでしょう。 それこそが、あのヴェスパタイン王子の狙いだったのやも知れません。
けれど、覚えておいででしょうか。 アイリス様が興し入れの際、 連れていらした一人の侍女のことを。 幼少の砌からアイリス様と仲睦まじく まるで姉妹のように育てられたと聞き及んでおります。
(-27) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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彼女はあの火災を、半身に火傷を負いながらも生延びました。 そうしてアイリス様、ひいてはベレスフォード家への忠心篤く、 現在はベレスフォード侯爵夫人として……、 そうです、アイリス様の身代わりとして、別邸に暮らしておいでです。
なるべく社交の場は辞退し、年の頃も背格好も、何より魅惑的なあの髪の色も、 非常に似通っていらっしゃいますので、本日まで周囲の目は詐くことができました。 ですが非常に困ったことに、第二王子ヴェスパタイン様から、 仮面舞踏会の招待状が送られてきたのです。 どうにか、口裏を合わせて、彼女こそがアイリス・ベレスフォードであると扱い、 そして彼女をエスコートする相手を見繕っていただけませんか。
勿論、事が公になれば、死罪は免れ得ぬ、王家を謀る虚偽であると承知の上でございます。 王より賜った領地と財産を返上せず、男爵家や侯爵家の血も引いていない 一介の侍女の双肩に全てを託しているのですから。
ご理解いただけたようでしたら、ベレスフォード侯爵家は今後も男爵家への援助を惜しまぬ次第で 云々 ――』]
(-28) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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[アイリスが嫁ぐ前から親交が深かった者なら、すぐに分かること。馬車からしずしずと下り立つ娘が、アイリスではなく、生涯その侍女として傍に侍った侍女シリィであると。どんなに装い、似た雰囲気とストロベリーブロンドを以ってしても、顔ばかりは変えられない。幼少時の面差しはなく、姉妹のように隣で育った侍女の存在も知っているはずだ。 パートナーとの口裏合わせは最低限簡素なもの。死にに行くようなものと半ば悟りつつに、アイリスの替え玉であり刺客と化した娘は、仄暗い復讐心を胸に、馬車で揺られている*]
(-29) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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不思議な殿方。 わたくしの着ているドレスが、どこかおかしいかしら?
[アイリスに縁談話が持ち上がる前の、未だ夢見がちで垢抜けぬ小娘だった頃。それでも子供心に敏感に、彼の方が身分の高い家の子息であること、それは絶対で逆らうのは得策でないと心得ていた。 最初は新しく仕立てて貰ったばかりのお気に入りのドレスすら、彼からすれば見窄らしさ故に珍しく映るのかと憤慨したものだが、どうにも様子がおかしい。 だからアイリスは、ただただ無邪気に小首を傾げて問うた。離れればありありと落胆を示す彼の反応に、ちょっとした悪戯心を掻き立てられて、近付き遠ざかりを繰り返し、くすくすと飼い犬とでも戯れるかの如く揶揄ったこともある]
(-30) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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[奇妙なディーンの癖が態を潜めた後の付き合いでは、セシルに惹かれ心酔のあまり恋文まで認めた等と娘らしい恋愛相談を交わしたりもした。 その一部始終を、侍女である娘も見ていた。アイリスは当時どこへ行くも、姉妹同然に育ったこの三つ年下の侍女を連れていた。人目を惹く髪色が似ていたため、半ば影武者のような役目も仰せつかり教育されていた侍女と入れ替わり、使用人を困らせることが度々あった。それは当然のように侍女を伴った輿入れ先でも続いた。 ふんだんに配われたリボンやフリルやレェスやらにディーンの関心が向き、顔を覚えていなければ、判別がつかないかも知れないが。離宮へと下り立つベレスフォード侯爵夫人の顔に、幼少時のアイリスの面影はない。それはアイリスの忠実なる侍女シリィのものだった*]
(-31) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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[一通りドレスを試着すると、もうこれで用は済んだとばかり、侍女を伴って田園風景をあしらった衝立の後ろに引っ込む。 暫くごそごそと衣擦れの音をさせていたが、数分後、袖のカフスを自分で留めながら再びフィリップの前に姿を現した。]
ところでフィリップ。 丁度お前に頼みたいことがあったんだ。
仮装舞踏会の付き添いをお前に頼みたい。 手持ちの衣装も持っていくつもりだが、かと言ってあれもどうにかしないと殿下が後々難癖をつけてくるのは目に見えている。
家の恥になることだ。余人には頼めん。 お前を見込んでお願いする。 今日ここへ来たのが運のつきと思って、引き受けてくれるか?
[闇に沈んだエメラルドを思わせる瞳が、フィリップを真っ直ぐに見据えた。*]
(56) 2011/02/02(Wed) 19時半頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 20時頃
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[ディーリアス公の七人の娘達は、呪われている。
そんな噂が流れ始めたのはいつのことだっただろう。 三女ヴィオレットの婚約者が転落死した折か、はたまた五女アンジェルの婚約者が失踪した時だったか。 あるいは次女の――]
…馬鹿馬鹿しい話だわ。 ねえ、貴男もそう思いませんこと?
[その問いかけに答える人間はこの部屋には居ない。 ただ、わう、と一声。甘えるような犬の声が響く]
(57) 2011/02/02(Wed) 20時頃
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[毛並みの良いセント・バーナード。それが彼女の話し相手だった。
不幸に立て続けに見舞われて、今や家中のものがぴりぴりしている。 娘として、姉として、それを慰める立場に立つことが多い彼女だが、 そんな自身を慰めてくれる相手は多くはないのだ]
本当に馬鹿馬鹿しい。 けれどどれほど馬鹿げていても、噂というものの力は恐ろしいわ。
[さらり、さらり。 白い手が犬の背を撫でる]
――あのお方も、もちろんそれを理解して、こうしていらっしゃるのでしょうね。
(58) 2011/02/02(Wed) 20時頃
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[ちらりと見やる優雅な鏡台には、昨晩届いた第二王子から招待状が置いてある。 三女の時も、他の妹達に降りかかった不幸の折にも、彼の影は見え隠れしていた]
……悪趣味ですこと。
[手の動きが止まり、ぐっと押し黙る。 主人のただならぬ様子を感じとってか、膝元の犬がくうん、と鳴いた]
(59) 2011/02/02(Wed) 20時頃
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/* 今回の設定は難産だった…!主にヴェス様との負縁故ががが 後半の入村で他の人と被らないって難しい…。
そんな訳で飛び入りです。お邪魔します。
(-32) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* プロロ中に限り中身発言で、すり合わせ可能ということなので。
当方の父親は表上不明となっていますが、実は現王『かも』しれない、という設定を付属させてみます。 真偽は闇の中ではっきりさせる気はないのですが、濃い血故の身体的特徴、現王が養子として引き取ったこと、ディーン様の父親が後見人についていることが、裏付けになるかもしれないという感じで。
真実ならば、血の濃さだけならば継承権第1位かもしれません……という設定いかがですか?
(-34) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* > 皇女が血肉を〜
何か笑ってしまったwww
しかし私が見ている村って、ディーンとヨーランダが くっつく率ってすごく高い気がする。
ベネットとケイトとか。ヘクターとヨーランダとか。 なら何となく分かるんだけど(肩書き的な意味で)
会計士と墓守か。何なんだろう……。 チップを選ぶ人の好みとか見た目的なアレコレなのかしら。
(-33) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* こんばんは、蜜蝋です。 一部でディーン狂として有名?です。 気がついたら、ディーンがパートナーでした。 うわわわっ。不束者ですが宜しくお願いします。
りしあさんがニマニマされてそうです(*ノノ) 蜜蝋さんwwwwwとか言われてそうです。てへ。
ほぼ飛び入りとなりましたが、どうぞよろしくお願いします(ぺこり
(-35) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/*
それは…! 第一位かもしれませんが、永遠に継承出来ないかもしれない素敵すぎです…!
此方は知っていても(うっすらと気づいている、調べをつけた等)構いませんか? 村が始まってから(始まってますが)気づいた方が美味しいでしょうか?
(-36) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* 你不知道我相称的颜色。 こうか? わからん、とりあえず相手がみそちゃさんでなきゃ大丈夫だろう
(-37) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* 今回は、よく同村する人と、初めましてに近い人と両極端なのです。 折角だから、全員と絡みたいという野望ありつつ、取れる時間にもよりけりかな。 バーナバスはきっと知らない人。リヒさんかな。
後半ばたばたしてたので ヨーラ → みつろーさん 泥沼期待! というかまんまとディーンとパートn ルーカス → VF-19Fさん お初まして! ローズマリー → mythomaniaさん 半ばお初まして!(忍者村で殆ど絡んでない) ベネット → え、あやめさんでしょ大袈裟だn オスカー → あずみさんか な あれ時期がもご セシル → wumingさん 初百合期待したけどオスカーに譲r ディーン → やみーさん 久しぶりにえろえろしたいかm コリーン → みうさん? お初まして! 設定がなんかすごかtt ワット → あずぶさん? フィリップ → むむさん? 最後二人がどっちがどっちか分からないだと。二人とも昼いるしなぁ。 私へのサービス(違)のゾーイ出しそうなのがあずぶーさん、かな。 前回の陛下といいwwwいっそどっちかチェスしてくれ。 あれ、逆か。むむさんは第二希望にフランシスカって書かない気がする。悩。
(-38) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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/* わわっ、大丈夫そうですか?
気が付いているか否かはお任せ致します。 ヨーランダは気が付いているようないないような、そのような素振りで、はっきりと口に出すことはないと思います(予定は未定)。
真実にしろなんにしろ、王家の恥部であることは変わりないので(母が未婚等)、ヴェスパ様には命を狙われているのかもしれません……という憶測。
この件を他の方に漏らすかどうかは、丸投げです。 RPのダシ使って頂けるなら、とても嬉しいです。
(-39) 2011/02/02(Wed) 20時半頃
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你不知道我相称的颜色。 [……私に似合う色が判るとでもいうのか それは小さく漏れた毒]
(-40) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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―衣装部屋―
[小さく漏れる囁きごとは異国の音を持って。 口元袖で隠し、薄く浮かぶ笑みを隠す。 多くのドレスに囲まれて、機嫌は僅か穏やかに 口を滑らせたのか それとも故意に嗤ったのか 真相は明かされない]
――あなたが望む私でいたいのよ? 好みでないものをパートナーにする辛さは 私、よく知っているもの。
[周囲の使用人が少なくなったのを切欠に、妻の態度は僅かに変わる。 従順な演技の中に、小さな棘を混ぜて色の間をふわりと彷徨う]
(60) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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/*
色々了解です。 色々素敵です。
ダシどころかメインディッシュです。 ありがとうございます!
離宮に向かう前に、お迎えにあがっても構いませんか?
(-41) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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[あっさりと選ばれた衣装は、流行のドレスではなかった。 海の底のような色をした絹織 異国のいでたちは仮面舞踏会といえど幾らか人目を引くだろう 肌見せぬその装いと、縁の刺繍は及第点を出しても良いと思えた]
素敵だわ――私のあなた
[選ばれた絹の衣装を身に当て、姿見の前で首を傾ぐ]
けれど、この髪飾り 踊っているうちに落ちてこないか、心配ね? [文句をつけるとすればそのくらい。 元々自分で集めた衣装の数々、気に入らぬ物のほうが少ないのだから。 衣装選び終えると、さああなたも準備をしなくてはと 夫のしたくを手伝うよう侍女に言いつける。 もう用は済んだとばかり、衣装部屋から追い出すような形]
(61) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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[ひょっとしたらフィリップが勘付いているかも知れぬと、思い始めたのは何時からであろうか。
辛くも勝利した決闘で負傷した時に、傷の手当てをして貰った時か。 第一王子を取り巻く青年たちの、他愛無いじゃれ合いの最中にセシルが急に身を引いて、不意に目が合ってしまった時か。
気付いているにせよいないにせよ、今のところフィリップの態度に変化はない。 それとなく探りを入れ、人を使って見張らせもしたが、他にばらした形跡もない。これは単にフィリップの方が上手である可能性もあるが。
だからこそ、彼を信用するしないに拘らず、フィリップを巻き込むしかないのだ。]
(-42) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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/* セシルと縁故を組んでからふとおもう 外見少年薔薇 実質少女百合 どうなのこれ。
(-43) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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/* わーい、ありがとうございます!
お迎えもちろん喜んでお受けします。 少し背後がバタバタしておりますので、お返事のんびりになりますが、宜しくお願い致します。
(-44) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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― 私室 ―
[夕暮れの強い陽が、室内を紅色に染め上げる中、女はその醜悪な姿を鏡の前に晒している。
身体の至る所に深く残る傷跡は、あの男からの呪いの様で。 とりわけ彼女の左の乳房から右の脇腹に抜ける様にして刻まれた大きな傷は、其の女を女として傷モノへと至らしめる程大きなモノであった。
女は自分の姿を鏡でまじまじと眺めて後、皮肉めいた笑みを浮かべた。]
この私を舞踏会に招待するなんて。
―――――どうせ、私が恥を晒す姿を見たいだけでしょう? そう思わない?
(62) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 21時頃
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/*
では謹んでお迎えにあがらせて頂きますね! 呼ばれたい名前等ありますか?
此方は此れから暫く席を離れますので、好きに動いて頂いていて構いませんので…!
(-45) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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[ねぇ?とドレスを着せようと準備している侍女に同意を求めるかのように声を掛けるが、同意を求められた侍女は愛想笑いを浮かべるのみで。 彼女に言葉を返すことなく、ただ黙々と仕事をこなしている。
一つ息を吐いて後首を傾げ、冷たい目で侍女を見降ろした後に正面の鏡へと視線を戻す。
ここには自分の味方など誰も居やしない。
女は、鏡の中の自分を睨みつけるように。
何と小さく惨めな存在か。 皇女などという肩書はただの飾りに等しく、従者にまで憐れまれ、蔑まれ。
何故あの時に兄と一緒に逝けなかったのか――――
女は静かに唇を噛んだ。]
(63) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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― ディンディア邸 ―
[白いタイツは男の細い足に着く薄い筋肉をひたりとなぞる。 更に白い白いシャツの襟は幾重にも襞重なね、上に羽織るダブレットは彩度落ち着けられたセルリアンブルー。首元から縁をぐるり、背を回り胸元を通って腿までも落ち、後ろで交差する太いシュニールの刺繍は、下手をすると下品に見えそうな程の幅と大きさだが、その上品な金色と造詣で返って気品漂わせる、ディーンの気に入り一品]
もっと早く知らせて呉れれば、準備も色々と出来たのに。
[言う割り、荷物は纏めても小さな馬車一台分。 それに自身が乗る大き目の馬車と、2台の馬車がディンディア邸の前に着く。連れて行く召使は男と女が一人ずつ。名を、ローザとバルトロと言った。]
(64) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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大事な「生徒」を迎えに寄りますが何か伝言等ありますか?
[馬車の開いた扉に足を掛ける前、振り返って尋ねる相手は彼の父。 体も大きくにこやかな初老の男は笑顔を向け、仰々しくお辞儀を見せた。初老なりのユーモアのひとつだが、冗談の通じにくいディーンは肩を竦める事すらせず、さっさと馬車へと乗り込んだのだった]
[頭揃えた二頭の馬は轍を踏み 一定のリズムを刻みディーンの「仕事場」でもある陽光差し込めぬ城へと 慣れた路を進み向う*]
(65) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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/* 名前はどのようにでも! 私の方は、ディーン様でしょうか? 名字ですとお父様と区別するのに困る関係で。
あ、でしたら、私も今のうちに用事済ませて参ります。 当方の方が戻るの早ければ、動かせて頂きますね。 逆でしたら、ディーン様のお好きなように動かしてやってください。
(-46) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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― エインズワース邸 ―
[焔の様に赤い日が差し込む執務室、 膨大な数の羊皮紙に目を通しながら まっさらな羊皮紙に細かく数字を書き込んでゆく
執務室には己一人、 他には誰も居ない、
静かな空間にペン先が走る音だけが響く]
こちらは少々期待外れか、 もう少し胡椒に投資額を増やすとしよう。
[貿易の結果に嘆息を漏らしつつ 次に指示するべき事、 どこに投資すべきか等を細かにまとめ上げ、 一段落ついたところで目頭を押さえながら椅子によりかかる]
(66) 2011/02/02(Wed) 21時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 21時半頃
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/* あれ、オスカーがあやめさんに見えるな……。あれ?
ワットはシノワズリ描写がとてもむむさんっぽい。 服飾に拘りそうなのはあずみさんもなんだけど。
まあきっと おいおい 分かるさ! 中の人なんて居ない中の人なんて居ない。
(-47) 2011/02/02(Wed) 21時半頃
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/* ヴェスへの負縁故もあって、みんなが赤っぽく見え る wwwww
きっと亡霊で散りたい人満載なんだろうなあ。 一番オイシイのは、生き残ることでなく、死期をコントロールできること。 だと最近RP村で思います。
満員になると思ってなかったから。 こんなことなら溶ける妖精いれればよかったwwwww 村人多すぎだよね。頑張って亡霊襲撃貰おう! まあ、能力以外のRPに柔軟に集中できるといえばそうなんだけど。
(-48) 2011/02/02(Wed) 21時半頃
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もうこんなに日が傾いていたか。 近頃は日が暮れるのが早く感じるな。
[窓へと目を向け、紅い夕日に目を細めながら呟く
一つため息を漏らしてから机の上にあるランプに火を灯し 再び羊皮紙へと目を移そうとした時に 遠慮がちに扉を叩く音が耳に入り扉を見る]
ポーチュラカかい? またグロリアと喧嘩でもしたかい?
[末妹は良く怒られるような事があると遠慮がちに扉を叩くクセがあった
今回もそれを思わせる行為に思わず苦笑を浮かべ 末妹が扉の影から覗かせた顔に手を振る]
……手紙? 私に?
(67) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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― ヴェスパタインの離宮 ―
[どう気を紛らわそうとしても尻が痛くて堪らなくなった頃、漸く馬車が止まり小さな扉が開かれた。びゅうと外から吹きつける風は冷たく、アイリスは肢体を包む柔らかな毛皮を慌てて掻き合わせる]
バーナバス様は、まだいらっしゃっていないの? レディを待たせるなんて……いいえ、 準備に時間がかかるのをご理解の上で、 わざと急かさないよう気を遣って下さっているのかも知れないわ。
[辛うじて浮かべた笑みは強張り、内心は不安が渦巻いている。災禍の傷痕は癒えたとはいえ、療養の名目で数年社交界からは身を遠ざけていた。それがいきなり、王族も参列するような衆人の中に投じられようとは。仮面舞踏会なのがせめてもの救いだが、見っとも無く小心者の生娘のように、脚まで震える心地だった]
(68) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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―第四王子邸―
[深緑の衣装に身を包み、馬車へと乗り込む。後を追って、黒犬も慣れた様子で馬車へ乗り込み、ベネデットの膝に顎をのせた。 黒を基調とした馬車には王家の紋章が施されている]
コーネリアの所へ行くぞ。
[従者に声をかける。 荷物を積んだ後続の馬車にも同じく王家の紋章]
(69) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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珍しい事ではないが…… ポーチュラカがそういう風を装うと言う事は、 ……あまり好ましい相手からではなさそうだね。
[執務室の椅子から立ち上がると末妹へと歩み寄り 怯えたような彼女の手から 王家の紋章のシーリングスタンプが押された手紙を受け取り 封を開ける]
……ふん、エイズワース家は敵だと薄々感づいているのに 仮面舞踏会だと?
[招待状に目を通し、苦々しげに吐き捨てる 読みたくもない文面 が、他の招待者として呼ばれるという者の中に ローズマリーの名を見つける]
……彼女まで呼び出すとは、 あの男、何を企んでいる?
(70) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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/* 21時前まで仮眠と思ったらね、寝過ごしましたさーせん(´・ω・`)
えーと……縁故増えすぎだwwwwwwwwwww 意味わからんwwwwww
(-49) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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……本当に、いらっしゃるかしら。
まさか、すっぽかされでもしたら。 侍女の片棒を担がされるなんて危険な橋、 渡りたがる者がいるとは思えないものね。
だからきっと、バーナバス様に話がいったのだわ。
[アルコールに溺れ、親族一同から白い目で見られているらしい、と。交わす手紙には記されていた。結局は、鼻摘み者同士か。]
……お気の毒だこと。
(-50) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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/* ルーカス動かしづらい。 っていうか紳士とかエセでもやった事無いから。 やっぱり野性児の方がやりやすいな。
似非紳士の皮はいつ剥がれるかしら。
超人設定じゃないけど、高くても銃持ってていいならルーは銃持ちでいこうかな。 5本の指に入るほどの公爵家の当主だし!
(-51) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 22時頃
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私を呼び出す口実と言うわけだ。 流石に許婚を一人で行かせたとあっては体裁も良くないからな。
[苛立たしげに拳を震わせるものの、 不安そうに見上げる末妹の顔を見て ふ、と表情を緩める]
大丈夫、どうせ下らない嫌味か自慢でもしたいのだろう。 耐えて見せるさ、その時期が来るまでは。
ポーチュラカはグロリアと屋敷に残っているんだ。 いいね?
兄様はローズマリーを迎えに行くよ。
[末妹の頭を撫でてから執務室を出る]
(71) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 22時頃
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誰か、誰か居ないか!
早馬を用意してくれ。 ディーリアス家へ向かう。
それと次の投資に関して机にまとめたものを置いてある 指示通りに上手くやってくれ。
[ヴェスパタインの招待状を丁寧に元の封に戻し ポケットへそれを仕舞いながら外出の準備を始める]
(72) 2011/02/02(Wed) 22時頃
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[王族が使用するには余りにも味気ない鏡台に腰かけ、首を傾げながら女は大振りの耳飾りをつけた。 反対に首を傾げ、さらにもう一つ。 その後首を戻し、鏡台の鏡で自分の顔をじぃ、と覗き込む。 深いダークバイオレットの瞳が、陽の光を受け普段よりも紅く輝いた。
古くから城にいる者は、誰もが一度は女をかつての其れの母親と見違う。 それほどまでに、女は母親に似ていた。 左の泣き黒子と、全身に刻まれた傷跡を除いて。
白銀の様に輝く艶を持つ長い髪。 僅かに憂いを帯びたかのような目元。 色のつきすぎることのない、ふっくらとした唇。 そこから紡ぎだされるリン、と鈴を鳴らすかのような、高く、美しく透き通った声。
彼女の母親の容姿に、そして国一と評された歌声に、王は狂わされ、惑わされ。 そして、何よりも、其の女の両の目の虜となり、多くの人々の反感を買うこととなった。 まるで宝石のような、見る角度によって色の深みを変える、ダークバイオレットの瞳を、人々は皮肉を込めて、「悪魔の紫水晶」と呼んだ。]
(73) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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[からからと、よく設計された車輪は揺れも少なく軽やかに回る]
そろそろかな。
[窓を覗くとうろ覚えの景色。 弟の離宮へは随分昔に行ったきり、訪ねていない]
なぁノワール。 コーネリアは気付いているのかな……?
[びろうどの様な黒犬の毛並みを優しく撫でながら、くすくすと笑う]
(74) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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[王は、彼女の母親を深く深く寵愛し、更には其の息子と娘を溺愛していた。 しかしながら、事故で息子が亡くなり、娘が怪我に伏し――― その事実を受け入れられず、気が狂ってしまった母親は、すっかり容姿が変わってしまい。
王の寵愛を失った。
それ以降、母親に瓜二つの娘を恐れた諸侯の計らいにより、女は離宮でほぼ軟禁状態に似た生活を送っていた。 彼女も身体中に負った傷の為外には出たがらず、離宮から出ずに暮らしていた。
――――この招待状が届くまでは。]
(75) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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―ディーリアス家衣装部屋―
これにするわ。
[周囲の勧めを無視して彼女が選んだドレスを見て、侍女達が困ったように顔を見合わせる。 それもそのはず。選ばれた衣装はローズマリーのために作られたものではなく、妹の一人に合わせたものだ。 妹の物を奪うわがまま娘。その上見栄を張って一番タイトなシルエットのものを選んだ――
そう、思われているだろう]
ヴィオレットにはもう伝えてあります。 今回はどうしてもこれでなくては駄目。
[それでも、有無を言わさぬ口調でそう告げれば逆らえるものは居ない。]
(76) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[準備は、私が手を出さずとも滞りなく進んで行きます。 包まれていく身に纏う白達を、私は唯、身支度を整えさせながら見詰めるだけ。
舞踏会の衣裳は、第二王子(お兄様)の離宮についてから着替えれば良いと、今、見に纏うのは極シンプルなドレス。装飾といえば、裾上げが施された姫袖の腕の部分と、背を絞めるリボン位。それもドレスの色と同じ白であれば、無いも等しいものかもしれないけれど。]
お父様は何をお考えかしら、お考えかしらね?
[手持無沙汰に手に取った2つの封書、眺めて呟いたのは、丁度髪に白の椿が飾られた頃合いでしょうか。姿見の中、白の中に雄蕊の黄と葉の緑が浮いて見えました。本当は白薔薇が欲しかったのだけれど、私の離宮の庭の薔薇は既に散った後のよう。]
(77) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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あれだけ私が社交の場に出るを厭われておいででしたのに。 確かに、お兄様開催の小規模な舞踏会。 パートナーがディーン様(先生)でしたら 私にとっては、表上はこれ以上ないデビューの場かもしれないけれど……。
[呟きに侍女達が言葉を返さないのはいつものこと。 だから、私は構わずに呟き続けます。]
私がお兄様に厭われているのは、ご承知の筈。 ねぇ、どう思って?思うかしら?アンナ?
[問いかけを向けたのは、母の侍女をしていてそのまま私の侍女をしている老女。こうして問いかけを向けないと応えてくれないのは、私の所の侍女だけなのかしら?どうなのかしら?
アンナは少し困ったように、王はご兄弟が仲良くされるのを望んでおられるのでは?などと、当たり障りのない応えを私の髪を整えながら返します。]
(78) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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本当にそう思うの?思うのかしら? でも、そうね、きっと私はもうすぐ死ぬのだから 最期に華やかな世界見るも良いと お心、配って下さったのかもしれないわね?
[くすくすと唇から笑みが零れました。 侍女たちが、どこかざわめくのを感じます。 彼女たちは、どうやら私が笑うのを恐れているようです。 その様子が、逆に可笑しくて堪りません。
アンナが咎めるような咳払いを一つ致しました。 私は首を傾げます。 もう一度咳払い。その背後で馬車の近付く音を聴きました。 私はその音に、ディーン様の訪れを識るのです。 私の所に来て下さる方は、そう多くありませんから。]
ディーン様がお着きのようね。 応接間で一度お迎え致しましょう。そう致しましょう。
[私は席を立ち、ドレスの裾を翻すのでした。]
(79) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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―第三王子離宮―
[馬車が止まると、従者にコーネリアを呼びにやらせる。 自身はゆっくりと馬車を降り、離宮を眺めた]
随分……荒れたな。 寵姫も寵を失えばこのざまか。 哀れなものだ。
[黒犬は傍に伏し、大人しく尻尾を振っている]
(80) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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[去る馬車が巻き上げる土煙から、顔を庇うために扇を翳す。それから改めて、アイリスは周囲を見回した。 目に入るどこまでが敷地かも分からない、広大な森。狩猟を趣味とする者には大層魅力的に映るのだろうが、生憎アイリスには夜に彷徨えば生きて戻れぬ緑の迷宮のように感じられた。その木々を貫き真っ直ぐのびる馬車道は地平に霞む。間もなく他の参加者もここを通りやって来るのだろう。 王宮の一角も目にしたことはあったが、此方は離宮であるというのに、灰と化したベレスフォード侯爵邸など足元に及ばぬ程に広大で、どこか威圧的でもあった]
す、……ごい。
[文字通り開いた口が塞がらず、ぽかんと阿呆面晒して固まっていたところに、案内人であろう王子の侍従が訝しげな視線を寄越す。恥じ入るように扇で顔を隠すと、何事もなかった風を装い、アイリスは歩き出す。幸い、頬紅以上に赤く染まっただろう顔色は、白粉が隠してくれた。 完全なるシンメトリに整えられたエントランスまでも、酷く遠く、幾重ものペティコートで膨れた釣鐘型のスカートの裾をたくし上げながら歩くのは、なかなかに重労働だった]
(81) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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/* 恐らく風景描写をした途端に中バレる仕様。 や、それ以前に分かってるって?
ベネットがあずみさんっぽい な。 あやめさんはあまり小動物系を自分から出さない気がする。
(-52) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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/* ヨーランダの語り口面白いなぁ。 めんどくさい女だなぁwwwww(褒め言葉)
(-53) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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髪飾りはアンジェルのものを。――そう、あの金細工の。
[平然とした顔でそう続け、更に妹達の名前を上げていく。 首飾りは次女のもの、手袋は四女のもの……
やがて全ての準備が整い、繊細な装飾のなされた姿見にはすっかり着飾った娘が映される。 不思議なことに、あんな選び方をしながらも衣装はきちんと調和がとれているが]
――似合わない、わね。
[薄い藤色のドレスも、繊細な装飾品も。体格の良いローズマリーには少々華奢すぎるように見えた。 慌てて世辞を並べる侍女に静かに微笑むと、濃紫から白へと美しいグラデーションのかかったショールを羽織り衣装部屋を後にする]
(82) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[馬の蹄音は乗る者の性格を知るかのように、正しいリズムを刻んで正確に門の前で止まる。 馬車影が見えた時から準備していたであろう門番は彼が降りる前に門を開け、控えて居た召使が馬車の扉を開けるのを待ち、ディーンはゆっくりと脚を下ろした。]
我が姫君のご機嫌はよろしいかな?
[腰を折る侍女に声を掛けると、僅かばかりにほっとした心地の表情を浮かべるのはかの姫君が所謂「変わった」女であるからかもしれない。 男はブーツの踵の音もまるでメトロノームのように正確な間隔を保ちながら、離宮の中へと歩を進めた]
(83) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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ヴェスパタイン王子は、もう王宮の権力を掌握しているのかしら? 第一王子は所詮妾の子だと、歯牙にもかけぬ者が多いとか。
並居る王子が全員、このような立派な離宮を 与えられるわけでもないでしょうし。 次の王と目されているのは、矢張り……。
[畏怖は王という絶対権力に対して。急に、自らが場違いに思えて萎縮してしまう。 男爵の地位すら危うい生家から侯爵家に嫁いだ折にも、その生活の段違いの豪奢さに驚嘆したものだったが、今の衝撃はそれ以上だった。足が竦むものだから、ただでさえハイヒールに挫けそうな足取りは遅々として進まない]
(84) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[ディーン様が応接間に着く前に、私の姿はその場にあるでしょう。 お姿が見えれば、お教え頂いたように、淑女の礼をとります。]
ご機嫌麗しく、ディーン様。
[かける言葉はこの通り。 そして、いつものように、纏われる色彩に色の薄い眼を細めましょうか。]
(85) 2011/02/02(Wed) 22時半頃
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確かに極上の趣味ではあるね。 女性の好きな数ある噂の中に、「美青年を着飾る」と加えたいくらいだ。
[言葉は皮肉げにしかし遊ぶように。 肩を竦めていれば友人は侍女を連れて衝立の後ろへ>>56。 紡がれた申し入れには、恭しく礼を1つ。]
こんな美人からの申し出、光栄の極み。 さっそく帰ってそのドレスに似合う服を選ばないとな。 僕が衣装負けしてしまう。
…つまらない見栄だって? 戦で勝てないんだから、そのくらいの見栄は張らせてくれよ。
[見据えられた瞳に、軽薄に返し。それでもその瞳は誠実さを失わぬまま。 しばらく会話を交わした後、急いで自宅に戻るだろう。]
→スタッフォード家へ
(86) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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黙る?さて、何をだろう。 僕はこんなに美しい女性を"初めて見た"からね。頭がぼーっとのぼせているのかもしれない。
[早速とぼけて見せて、承知したという合図。]
…手持ちの衣装、別に持ってくのが勿体無い位だな。 君、ずっとそのドレスでいたらどうだい? まるで本当に女性のようだ。とてもよく似合ってるよ。
[からかうように言った言葉に、友人は不快感を示すだろうか。 その言葉が真実を突いているかどうか、知ってるも知らぬも告げぬまま。]
(-54) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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[娘の装いを眺め、若い侍女達は何度も不思議そうに首を傾げていた。 その様子を思い出したのか、廊下を進む娘にふっと笑みが浮かぶ。
彼女らも後に侍女長にでも聞けば知ることになるだろうが、これらは全て今は亡き公爵夫人の物だったのだ。 七人の娘たちは一つずつそれを受け継ぎ、重要なパーティーでは必ず身につけていた。
三女の婚約者が死んだ日にも。 五女の婚約者が消える直前にも。]
――あのお方が覚えているとは、思わないけれど。
[無理をして小さなドレスを着込む理由も、長姉の無理を妹達が聞き入れた訳も。 全ては、第二王子へのささやかなあてつけだった]
(87) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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――――…ふざけてるわ。
まさか、ベネデットお兄様を迎えによこすなんて。
[上腕にまで達するほど長いグローブを纏ったその両の手のひらで、ぎゅっとドレスの裾を握った。
自分をここに追いやった、王の正妻の息子。 あの憎い第二王子の実の弟、デネベットをパートナーに指定してくるなど、第二王子からの嫌がらせとしか思えなかった。
部屋の外からデネベットの到着を告げる声が聞こえ、彼女はしばらく俯いた後に静かに立ちあがった。]
(88) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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[彼女の首元までを覆う、少し青みがかった薄い紫のドレスは、彼女の瞳の色と髪の色に合わせられて仕立てられたものでとてもよく彼女に映えた。 左の腰から非対象に広がるティアードドレスのフリルの裾には、所々黒のチュールレースがあしらわれている。 背中は大きく開いており、痩せすぎず、無駄な肉もついていないすっきりとした美しい背中が覗いている。
装飾品は、幾重にも重ねられた真珠の首飾りと、耳飾りのみで、女は髪も結い上げず、髪飾りも付けてはいない。
まともに舞踏会に参加する気など、彼女にはさらさら無かった。
階段を下り、短い廊下を歩いて離宮の外に足を踏み出す。
そこに深緑の衣装に身を包んだ異母兄の姿があった。]
(89) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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/* >>76 「妹の一人に合わせた」
……寸法直ししたんだよ、きっと……(汗)
(-55) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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― 末の皇女の離宮 ―
これは、わざわざ下までご足労を…このディーンめの為に、有難う御座います。
[手を折り腰を折り、恭しく深くお辞儀をするのは何時もの家庭教師然とした彼とは少し違うもの。無彩色の彼女と、青に金を身に添わせるディーンとは近寄ればまるで違う絵画のようだ。]
嗚呼、白いドレスをお召しになられたのですか。 困ってらっしゃるのではと私めの方でも色々準備をさせましたが…やはり色を纏うのは心地良くはありませんか?
[言って、傍による自身の侍女ローザが持つドレスは下げさせ、持って来させた箱から取り出しヨーランダの前に差し出したのは、胸に飾る為の血程に深い紅色の花――だが良く見れば、それが布で出来たものに糸を通した細かい石を縫いつけた、精巧な贋物だと言うことは、香りも無い事から知れる事]
(90) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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/* 紫のドレスが多いな! 好きだけど。 衣装とか仮面とか全然決めてなかったや。その場の勢い。
時代ぼかしてるので、ファンタジー的に いつ頃の衣装にしていいやら迷うね。 いっそ前時代的な仮装を楽しむのも、 ぎらぎら悪趣味な仮面舞踏会っぽくていいかなぁ。
それより天声書かない と 笑 風景描写に滾っている場合ではない!
(-56) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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ルーカスさまが見たらどう仰るかしら。
[そもそも自分がドレスを受け継がなかったのも、体格に難があったせいだ。 侍女達がなんとか見えるようにはしてくれたものの、普段のローズマリーを知る者なら違和感には気づくかもしれない。]
無理があるって笑われるかしら。ねぇ?
[側を歩く侍女にそう聞いてみても、返ってくるのは苦笑ばかり。 それを見てまた、くすくすと笑った。
やがてローズマリーの支度が全て終わるのと、ルーカスがディーリアス家に到着するのとではどちらが早かっただろうか。]
(91) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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― 馬車 ―
[女性を迎えに行くのに馬だけではムードがないと忠告され、 馬車にて許婚の家に向かう羽目になった]
呪いの姉妹か。 まじないで人が殺せるはずはない。 かならず何か裏があるに決まっている。
……仮に、呪いの力とやらが実在するのなら。 その力を飼い慣らせば強力な毒になるな……。
……いや、彼女はそう言った事とは別の存在だ。
[胸中をかすめる黒い思惑 許婚の家は呪われていると、人々は噂し合っている
その力があればと、想像を巡らせる事はあれど 決して許婚の前ではその胸中を見せる事はない]
(92) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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母上からの寵だって……何がきっかけで失せるかわからない。 なぁ、ノワール?
[他国から恋も知らずに嫁いだ王妃は、父王に良く似たベネデッドを嫌い、王妃に良く似たヴェスパタインを偏愛していた。 寵姫を作り、王妃との関係は作業の様な子作りだけ。 そんな王を王妃は憎んでいた。子の目にもわかる程に]
っと。
[離宮から現れたコーネリアに目を見張る。 年頃の娘にあるまじき、垂らしたままの髪は彼女を美しく飾る。 少ない装飾品がそれをより一層引き立てる]
父上が惑うのも無理はない。
[小声で呟き、平然とコーネリアに手を差し伸べる]
久しぶりだな。 ご機嫌は……あまりよくは見えない。
(93) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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―モンタランベール家― [フィリップのからかうような声音に、形の良い眉を寄せた。 のらりくらりと逃げられたような気がせぬでもない。]
……それは世辞と受け取っておく。
[続く囁きには答えず、短く鼻を鳴らすに留めた。 短い会話の後、早々に帰っていった友人を見送り、第二王子の離宮の向かう支度を始めた。]
(94) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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/* 文章書くスピードがだいっぶ落ちてるな。 村久しぶりだよ。 婚約者にゾッコンのアホノックスやるつもりが、どうしてこうなった。
>>92 るーちゃんwwwムードwwwwww
(-57) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[いつもきちりとした家庭教師の教え通り、淑女の礼はきっと完璧だとは思うのだけれど。返ってきた礼は、常とは少し違っておいででしたから、私は思わず瞬きを何度か繰り返してしまいました。]
私の為にご用意を?
[首を傾げれば、銀というよりは白髪に近い髪が揺れました。 きっと飾った白椿も、揺れていることでしょう。
ディーン様の侍女より差し出されたのは、血を思わせるような紅。 私は、それに眼を奪われます。 とても緻密な贋物の花でした。 触らずともその質感が伝わってきそうな程です。]
(95) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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[紅という色は、とても綺麗だと思います。 思い出すのは、嗚呼、猫の眼を刳り抜いた時に見た血色。 あれが色彩ない私の肌の下にも脈打っていると思うと、不思議な感じが致します。
私は、紅に手を伸ばしかけて、けれど、途中で首を横に振りました。]
私に飾られては、この色が可愛そうでなくて?ないかしら?
[尋ねるけれど、答えは私の中で既に出ているのです。 先程、姿見の中で浮いて見えた、黄と緑、それが答えだと。]
(96) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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― ディーリアス家 ―
[彼女の家へ到着すると馬車から飛び降りるように駆け出す 馬車の中で彼女に対する想いが少しでも不純に思えた故 それを知らぬとは言えど彼女への罪滅ぼしのような行動]
夜分遅くに申し訳ない。 ルーカスだが、ローズマリーさんはいらっしゃるかな?
[怪訝そうな屋敷の者にステッキで帽子を上げて顔を見せる 彼女は準備をしているとの旨を聞きほっと息をつく]
そうか。 ならば少し待たせてもらう事にするよ。 彼女にも届いているのだろう? 招待状が。
ならば将来の夫として、彼女をエスコートしようと思ってね。
(97) 2011/02/02(Wed) 23時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 23時半頃
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お久しぶりです。
[女は異母兄の手を取ることなく、ドレスの裾を掴み頭を下げ、形だけの挨拶を済ませる。
そして、皮肉めいた口調で男に続けた。]
惨めな私を笑いにいらしたのですか? どうも御足労頂きありがとうございます。
光栄ですわね。
[それだけ言うとにこりと笑むが、其れが彼女の心情と裏腹なのは誰にでもわかる事。]
(98) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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[ゆったりと廊下を歩いていると、使用人の一人が正面からこちらへ向かってくるのが見えた。 彼が急ぎ側へ寄り伝えた言葉を聞くや、娘の顔はふわりと明るくなった]
まあ。ルーカスさまがわざわざお迎えに? お待たせしてはいけないわ。準備の者を急がせなさい。
[さも意外そうに言って、自身は彼の待つであろう客間へと向かう。 しかしながら、招待状に彼の名を見つけた時から、彼が来るだろうことは予想していた。 馬車も準備させていたのは荷物と侍女の物だけで、自身が乗り込む馬車は全く用意していなかった。
それが許婚への愛ゆえなのかは定かではないが、少なくとも娘はルーカスを「紳士」として信頼している]
(99) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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可哀想だと想うならば、持ってきたりしませんよ。 嗚呼、でも
[眉間の皺は解く事無く、視線は生徒である皇女の貌の輪郭をなぞり。 上げた血色の良い手は彼女に触れられる事なく、紅の花へと降ろされて、差し出すそれを抑えるように]
無理強いする心算はありませんよ?
(100) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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[準備はさしたる支障もなく終わった。 出入りの仕立屋を急遽召し出して、次の社交シーズンに着用する筈であった白の礼装を、仮面舞踏会用に仕立て直させた他は、取り立てて述べるようなこともなく。 身辺に侍る侍女達の内、最も信を置く一人を連れ、用意の馬車に乗り込む。 荷物はさして多くなく、従僕にトランクの幾つかを積み込ませれば事足りた。 手馴れた従者の御する馬車の振動に身を任せ、目を閉じる。]
なあ、ナディア。
[と、向かいの座席に侍るエキゾチックな顔立ちの侍女に、瞑目したまま声をかけた。]
ガティネ公爵ご夫妻も招待されているそうだ。
[「リストを拝見いたしました」との応えに、答えることはなく。 短い笑いだけを漏らした。]
どういうつもりなのだろうな。殿下は。 ……まあいい。ここで考えても詮無いことだ。
(101) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/* ルーカス以外にも縁故振りたいけれどネタが思いつかない……。
お茶会でも開こうかしらん。
(-58) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/* うーん、こういう設定だと物凄い便利だね。 なんでもできちゃう。
ある意味超人設定に近い。
結局金かよ!世の中金かよ! ま、この時代の銃ってマスケット銃だろうし、 流石に持ち歩きはしない。 短刀ぐらいは持ってるかな。
時折腹黒なとこを出して行こうと思う。 本人は無自覚で冷酷って感じで、 そう言う方が怖いと思うんだよね。
ローズマリー大事にしてあげられるんだろうか、このルーカスは。
あとコリーンがみうさんだと思った。
(-59) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 23時半頃
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[取られなかった手は尚も宙に留め、異母妹の礼を眺める。 吐き捨てられた言葉を聞くと、ぱたりと手を下ろした]
惨めな惨めな君を肴に酒を飲むのも面白いけど。
[くるりと馬車の方へ振り向いて]
もっと面白い事があるから後回しかな。
[従者が恭しく戸を開ける馬車に足をかける]
早く乗るといい、あまり時間はない。 同じ馬車は気に食わない?
(102) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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−衣裳部屋− [落ちた囁きというか、ぼやきと言うか、とにかく言葉。 男はそれを聞いて僅かに目を丸くしたが、 次の瞬間には噴出すのを堪えるかのように 口元に手を添えながら笑いを堪える。 もちろん、肩が細かく揺れている時点で 彼女の呟きに零れた笑いを隠すつもりはない]
は、それは手厳しい。 辛いと言うならばその身一つで貫けばよかろうさ。
[尤もらしい口ぶりで、男は己の目尻に浮かんだ薄い涙を 親指の腹で拭い取りながら首を傾げた]
出来ぬのなら、それまでの話。
[前妻と彼女は違う。 前妻は己が心の底から望んで迎え、 彼女は周囲の斡旋によって受け入れたまでのこと]
(103) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/* しかしルーカスアイコン見慣れないなぁ。 まいった、まだ自分のキャラでないみたいだ。
ルーカス、前はスネ夫チックな小心者の予定で使う気はあったんだけど。 結局メアリーだったっけ、あの時は。
(-60) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/* うっかり優しくしそうで困る。
(-61) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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[元々彼女の趣味によって蒐集された衣服、 気に入らないとすればその組み合わせだろう。 気違いのような色あわせと外されるか、 ぴたりと間では言わないが及第とはまるか、 その擦れ擦れの選択は受け入れられたらしい]
ならば編みこんだ髪に添えればいい。 橙の飾は一つではないのだろう、この数なら。
[ぐる、と衣裳部屋の中を視線が巡る。 彼女の姉も着飾ることは好んだが、 これほど病的な蒐集ではなかったように思う。 支度を、と追い出す言葉に男が逆らう事はなかった。 その言葉の通りに衣装部屋をあとにする。 唯一つの冗談を残して]
(104) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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ああ、そうだ。 …出かける前に湯浴みを。
[男はわざと今の今まで取っておいた言葉を ふと気づいたように口にする]
あまり栗花の香りがきつい様では 隣に立つのも躊躇われる。
[精臭に似た青臭さを纏う白い花。 それを告げた男はただ平然と笑って衣裳部屋から出て行った]
火遊びは構わんが、精々 君の姉(オルタンス)が天国で嘆かぬ程度にしてくれ。
(-62) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/*
縁故受けて頂いてありがとうございました。
コリーンがフィリップにお願いしていたという事は、軍人のフィリップに、コリーンの兄が死んだ時の事故の真相について内密に調査してもらっているという事です。
コリーンは第二王子の差し金だと思っているので(コリーンが確実に第二王子による犯行であると分かる状況ではないけれども、いくつかの不審な点を感じていたのでそうだと信じているような状態)、真相を明らかにすることによって第二王子の失脚を目論んでいます。
コリーンの母親は伯爵家の出身で、その家もヴェスのお陰で没落気味で王族の中では後ろ盾がほぼ無いに等しい状態です。 王族ないでの立場が物凄く弱く、母親も宛てにならないため、自分の地位を何とか確立するために第一皇子派閥に取り入るという行動に出るとは思うのですが…、状況次第で大分変わってくるかと。
(-63) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[ディーン様の視線が、私の顔の輪郭をなどるを感じました。 下さる言葉に首を傾げます。
少し悩むように、引かれる紅に視線を投げました。
身につけるのは、矢張り可哀想に思います。 猫の血色浴びた時、侍女たちは良い顔をしませんでした。 だから、ディーン様はあのように言ってくださるけれど、私には紅は似合わないと思うのです。
けれど、美しい色は欲しいと思います。 宝箱の中に、あの紅を入れることができたなら、どんなに素敵でしょう。
ですから、困ったように視線をディーン様に戻します。 そんな様は、家庭教師の眼には、どのように映るでしょう。]
(105) 2011/02/02(Wed) 23時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/02(Wed) 23時半頃
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/*
フィリップが調査してくれた内容に関しては、第二王子が犯人じゃない可能性があるとかそんな流れでも、証拠がまだ掴めないでも、そんな流れでもいいです。 状況に応じてコリーンに話を流してもらうような感じでいいと思っています。
コリーンを利用したり騙すための情報を流す感じでも勿論OKです。
結局状況次第という事になってしまうかもしれませんが、犯人はヴェスだろうと見ていてヴェスが死んでしまってそれで終わりも寂しいかな、とおもう所もあり。
こんな感じで大丈夫でしょうか?
あと、本編中も秘話で行う方向でいいでしょうかね?
(-64) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* 色々整理しないとパニックになりそうな自分周り。
・オルタンスとオスカレットは歳が離れてる ・オルタンスとはほぼ恋愛婚。 ・イゾルテ可愛いよイゾルテな父 ・オスカーの火遊びは知っているっぽい。 ・馬好き酒好きカルタ好き
・パスタと仲悪いのはオルタンスの奪い合い(表に出せ。
(-65) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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もっと面白い事?
[異母兄弟の言葉に小首を傾げ]
この下らない仮面舞踏会の事を指しているんですか? そうじゃないのなら、ご一緒しても宜しいですけれど。
[投げやり気味にそう言いつつ後ろの馬車のほうへ歩みを進める。]
(106) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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―客間―
[豪奢な彫刻の施された木の扉を使用人達が開く。 中で待たされていたであろう彼は、娘の顔を見てなんと言うだろう]
ルーカスさま、ごきげんよう。 お待たせして申し訳ありません。
[ふわり優雅に礼をしてそれから彼の顔を見つめて微笑む]
(107) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* 中身発言失礼いたします。
詳細ありがとうございます。諸々、了解。調査結果はこれから考えつつ。表に出さず、秘話RPで伝えていく感じで。 裏切ることがあったりすれば表に出すかもしれない、という解釈でOKですか?
どのあたりまで秘密にしておくかは、そちらにお任せします。
(-66) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/*
そうですね、じゃあ裏切ることがあれば、という方向で。 どうもありがとうございました。
ベネットも何か企んでいそうだし…
ちなみに、事故は第三皇子の兄と馬車で移動中に賊に襲われて馬車が崖から落ちたという事故を想定しています。 馬車で移動することになったきっかけを作ったのが第二王子だったとか、コリーンは数日前から周りで不審者を見ていたとか。
そんな感じでよろしくお願いします。
中身発言失礼しました。
(-67) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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― 末の皇女の離宮 ―
困らせたかったわけではないのですから、そんな貌をされると此方が困ってしまいます。
[眉間の皺をさらに深くすると、首を傾けて。 長身を少し屈め、彼女と視線の高さを合わせてじっと彼女の瞳を覗きこんだ]
着けなくとも、頂いていただけるなら差し上げますよ。
[ディーンの髪がさらりと額に落ち、彼の貌を縦に割った。]
(108) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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―スタッフォード家―
[自邸に戻り馬を従者に任せると、足早に召使達に号令を。 モンタランベール家で見たドレスの赤に一番近い色の服を突き出し、早口で舵を取る。]
これに一番合う服を。 大事なレディをもてなすんだ、粗相のないようにな。 華やかで品のいいものがいい。「彼女」を引き立てるような。
[結局選んだのは、黒に銀の刺繍をあしらったシャツ。 腰にはローズグレイを添えて。 最初に選んだトルコブルーは、残念だけどお蔵入り。]
(109) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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すまないが小物も選んでくれ。 君のセンスに任せる。ああ、文句は言わないよ。君の服は全面的に信頼しているんだ。
[いつも衣装を任せている侍女に告げ、自分で手早く衣装を纏い。 アッシュがかった髪に黒はいささか色みがない気がしないでもないが、 刺繍とその細身の身体のおかげで地味にはならず。
用意された手袋をきゅ、と手にはめると、優秀な従者によって既に準備された馬車に飛び乗る。]
→離宮へ
(110) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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[ふ、と鼻で笑う]
舞踏会を楽しみたければ自分で気に入りを集めるさ。 まぁ、お乗りよ。
どのみち、あちらの馬車は荷物でいっぱいだよ。 嫌なら屋根の上に乗るしかない。
[そう言うと、黒犬を伴いさっさと馬車へ乗り込んだ]
(111) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* 詳細了解しました。では、調査結果は僕のほうにお任せを。
一応コリーン嬢には、まだ調査中ということで話していくと思います。では、次にお会いするときに、宮殿で。
(-68) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* 色だけで選んだけどさ、衣装。
アッシュに黒ってどこのビジュアル系。
本当はブルーの衣装を着たかったが、さすがに赤に薄い青はきつい。
(-69) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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― 客間 ―
[ディーリアス家の侍女に案内され、 彼女の身支度が済むまでは客間にて待つ事にした 少しの時間が経ち木の扉が開く音に席を立ち視線を巡らせる]
こんばんは、マリーさん……おや。
[彼女の豊満な体にそぐわないドレスや やや古めかしいアクセサリーに驚いたように彼女を見つめ、 彼女の手を取り甲にキスを落とす]
愛する貴女を待つ事は苦ではありません。 それにしても、そのドレスは初めて目にしますね。 貴女のする事ですから、何か意味があるのでしょうね? わざわざ今回のために購入した、という事ではなさそうですが。
とりあえず、私の馬車で王宮へ向かいながらお話を伺っても?
[ローズマリーの手を取ったまま帽子を取って恭しく礼をする]
(112) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* >>109 何このいい男w フィリップイケメソすぎる(床ばんばんばんばん
(-70) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[ディーン様の眉間の皺が寄りました。 家庭教師をして下さる際、私が間違えた時見る表情に似ています。見る度に、紙を挟んでみたら落ちないかしら?などと思っているとは、内緒のことです。
その表情に、私は何か間違ったことをしたのかと、思い悩むうちに、目の前には碧い宝石、金の糸も揺れました。]
……よろしいのかしら?よろしくて?
[紡がれた提案に、思わず手を伸ばしたのは紅でなく、ディーン様の額に落ちた金。それははしたない仕草だと思われたでしょうか。取り繕うように、私は彼の顔を割るように流れた金糸を元に戻すように致しました。]
でも、折角頂くのだから、着けるのも検討してみましょう。 そう致しましょう。
[言葉も取り繕うように零れるのは、この金も引き抜いて手にいれたいと思っているとは伝わらないように。]
(113) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* おいメモやら秘話やら掲示板やらで忙しくて全然議事読み込めてないぞ!
縁故関係が整理できてないorz 夜明けまでになんとかなるだろうか。
(-71) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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/* >>113 紙www挟むなwwwww いやわかるけどwwwww
(-72) 2011/02/03(Thu) 00時頃
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――――…相も変わらず、意地の悪い方。
[後ろの馬車に乗り込もうと手をかけたところで声をかけられ、男をひと睨みした後に憮然とした表情で足場やに異母兄と同じ馬車に乗り込んだ。]
(114) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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−ガティネ公爵邸私室−
[私室に戻れば残りの支度を済ませる。 妻に言われるまでもなく、支度はほぼ済んでいるのだから あとは彼女の取り繕いの完成を待って向かえばよいだけのこと]
…さて、あのお子様はどうしていることやら。
[く、と喉が鳴る。それは嘲笑に似ていた。 元々第二王子とは懐かれているとは言いがたい関係だったが 関係の悪化は男が現在の妻の姉──即ち前妻を 配偶者として迎え入れたことで決定的になった。 噂に聞かずとも知っている。 彼は、彼女を妻にと心底願っていたらしい。 結局は異国人を貴族に迎えても血縁には迎えることを 許さなかった王の却下によってその夢は粉々に砕けたと聞く]
(115) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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[しかし、男を宴に招く程度には 第二王子も大人になったということなのか。 それとももっと別の何かを腹に隠しているという事か]
…まあ、どちらでも構わん。
[異国の茶を碗の半分まで飲み、黒檀の椅子から立ち上がった。 そろそろ出立したほうがよい頃合の時刻を時計が示している]
(116) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 00時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 00時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[かの皇女が金の髪を戻す時も、微塵も動く事はせずにじっと見詰めた侭。紡がれた言葉には頷き、口端が少しだけ歪んだのは慣れた人間ならディーンが笑んだと判るだろう]
招待状はお読みになっておられますか? 不肖ながらこのディーノ・ディンディアに。 エスコートさせて頂けますでしょうか?
[背筋を伸ばし直せば、服の裾は波を描く。 揺れる金を彼女がどう思って居るかなど知る由も無く、その細い手指をそっと彼女の白い手へと向け、差し出した。]
(117) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* え、マスケット銃じゃないのかと思った。 貴族収集の銃って趣味的な話?
戦争で使う銃はマスケット銃だよね? 多分フリントロック式じゃないからあんまり強くないんだろうけど。 マスケット銃を使う戦争なら大体1500年頃らしい。 そのぐらいの時代っぽいか?
そもそも銃って今もそうだけど遠距離武器と思われてるけど中距離武器だよね。 槍よりは長いけど、大体射程としては5mぐらいが殺傷力高い範囲じゃなかろうか。
それ以上離れると弾丸が骨で止まって致命傷を与えられないって聞いた事がある。
(-73) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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[手の甲に彼の唇が触れる。 今までに何度となく繰り返した動作を眺める間、娘は目を細めて微笑んでいた]
うふふ、やはり気づかれてしまいましたわね。 少し無理をしてしまったかしら。
[ドレスのことを指摘されると、恥じらうように小首を傾げてそう答える。 窮屈なドレスのウエストの辺りを軽く撫で、肩を竦めてみせた]
ええ、そろそろ他の者の準備も終わる頃でしょう。 ルーカスさまとご一緒できて、マリーは幸せですわ。
[その言葉通り、程なく使用人の一人が客間を訪れることになるだろう。 全ての準備が整ったとの言葉を聞けば、改めてルーカスに遅くなったことを詫びるはずだ。]
(118) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* 中身隠しにト書き変えてみたんだけど 非常にやり難いです(*ノノ)
ヨーランダの設定どうするか探り探り。 根底は自分には白以外似合わないけど、他の色を焦がれてる。 その焦がれを、己が好きと思うものを集めることで解消している……かな?
普通の品から人からはちょwwおまwwwと言われるようなものまで宝箱の中には入ってます。 猫の目ん玉は没収されました(ほろり
(-74) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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[ヴェスパタイン王子からの招待状とは異なり、ベレスフォード侯爵家からの手紙は、再びのアルコールを喉に流しこんでのち、封蝋を切ってまともに開けられた。
手紙の内容と、その依頼が男爵家から男の所に巡ってきた理由を浮かべ、使用人がいぶかしむ程に笑ったが、承諾の旨を即その場で返した。
自筆ではなく、口頭で屋敷の者に書き取らせた手紙の返信。 その舞踏会には、ちょうどバーナバスも招かれている。エスコートの為に迎えに行くとは書かれて居らず、王子の離宮にて、久しぶりの再会を楽しみにしていると素っ気なく綴られていた。]
(119) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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[最愛の弟が死んだ今となっては、男爵家に援助の手がなく、かの家が滅びたとしても、個人功績で侯爵位を貰っているバーナバスには何ら問題は無かった。
ヴェスパタイン王子の身代わりにされて死んだ弟。 幼い頃の弟は年下のアイリスを可愛がっていた記憶が有り。あの侍女のシリィがアイリスの身代わりと聞けば、腹の底から込み上げてくるのは笑いだけだった。
ベレスフォード侯爵家からの手紙への返信に、シリィの名は書かれていない。ただ、『では、こちらはあの火災で生存された“アイリス・ベレスフォード侯爵夫人”のエスコート役として、参加しよう。』とだけ。 現地集合となる理由は、仕事上の都合でと添えてはあった。]
(-75) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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[男爵家を経由して。或いは他からの噂で、男爵家とバーナバスの疎遠具合、実質は男爵家は危険な依頼を遠回しに断わった形である事が、ベレスフォード侯爵家へと伝わる事はあるのか。
親族の中に誰か、バーナバスは戦功を立てた人物ではあるが、アルコールに耽溺するだけの後ろ暗い過去が有るのだろうと言う漠然とした噂を、届けるものもあるかもしれなかった*。]
(-76) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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―馬車―
出してくれ。
[睨まれてもどこ吹く風か、声音を変えずに命令すると馬車はごとごと動き出す。黒犬は大人しくベネデットの足元に伏せている]
僕や兄上が嫌いか?
[しばらく黙っていたが、唐突に口を開いた。 ベネデットの言う兄上は、常に第二王子の事。 第一王子は他人行儀に名で呼ぶ]
(120) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* この時代って婚前交渉とかってあったのかな。 まあ、人間なんて今も昔もエロだからヤッてるヤツはヤッてたんだろうな。 でも紳士キャラだから一応まだ手はつけてない事にしようか?
むむむ、悩ましい。
(-77) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* マジwwwww追いつかないwwwww笑うしかないwwwww
つーかメモ乱舞だーwwwwww
僕はいまだにうぃきぺでぃあ先生達と仲良しだーwwwww
(-78) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* どう転ぶかわからないのでぼかしたけれど、ルーカスかっこいいなあ。
(-79) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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少々窮屈そうですが、 ……苦しかったら王宮で介抱して差し上げますよ。
[ローズマリーの髪に指を絡めながら耳元で甘く囁く 愛おしそうに彼女の手を取ったまま共に歩きだし]
私が勝手でこちらに伺ったのですから、 謝る事はありませんよ。
マリーさんだけであの王宮へ向かわせたくありませんでしたしね。 私も貴女とご一緒出来て幸福です。
すれ違ってしまっていたらどうしようかと思いました。
[段差等に気を使いながら、彼女と共にヴェスパタインの元へ**]
(121) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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/* うむ、エロ紳士で行こう。
(-80) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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― 末の皇女の離宮 ―
[金の糸は綺麗に元あった場所に収まったように思います。 私の視線は名残を惜しむように金を見送り、見詰めてくる碧に移しました。 そうすれば、ディーン様の唇の端が少し歪んでいる気がしました。それは、私が問題を間違えずに解いた時に見る表情に似ていたでしょうか。]
ええ、読んだわ。 私のお相手なんて貧乏籤でしょうけれど どうぞ宜しくお願い致します。
[差し出された手に、習った仕草で手を添えます。]
そういえば、ご参加される中に ローズマリー様のお名前がありましたの。
私のこと、覚えておいでかしら? 覚えてくださってるといいわ。
[ふっと思い出したことを呟いて微笑めば、後は殿方のエスコートに、されるがまま従うことでしょう。]
(122) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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―第2王子離宮前・馬車―
[さて、他に先に着いている者はいるだろうか。 さりげなく止まっている馬車をチェックする。一度でも顔を拝見したことのある殿方婦人方に、無礼があってはいけない。 そういう所はマメだった。それ故他よりは情報通である自負はある。 離宮に着き馬車を降りると、付いて来る様子の従者に顔を顰め。やんわりと静止する。]
いや、ここまででいい。 僕1人で参加するよ。…ええ?心配だって。 はは、信用がないな。大丈夫だよ。
[先ほど会った友人のこともあった。下手な反応をされたら堪らない。 まだごねる従者をなんとか宥め、1人離宮へ踏み入れた。]
…さて、この先に待ち構えるのは、 饗宴か、何か?
[不敵に呟いた言葉は、きっと誰にも届かない。]
(123) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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― 馬車 ―
[久しぶりの外の景色に懐かしさを感じながら、頬杖をつきつつ窓の外を眺めやる。
急に話し掛けられ、一瞬だけちらりと目だけで声の主に視線を投げかけると、またすぐに視線は窓の外へと。
しばらく黙った後、漸く口を開いた。]
嫌い。
(124) 2011/02/03(Thu) 00時半頃
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― 離宮/エントランス ―
[結局、見兼ねたらしい案内の男に手を預け、大きな扉の前にまで辿り着いた。その様子を誰かに見られていたなら、余計に惨めな気持ちになっただろう。元より従兄からの返事は、承諾ではあるものの非常に素っ気無いもので。迎えも寄越さず現地で落ち合うということは、それだけ相手を軽んじている、事実はどうであれ周囲はそう見るのは明らかだった]
仕方無いとは、思うけれど……。
[彼の姿を見つけるまで、アイリスはすっぽかされるのではないかという不安と戦わねばならない。焦りをなるべく顔に出さぬよう努めるが、この場では仮面でなく扇で覆って誤魔化した]
(125) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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[珍しいストロベリーブロンドを見かけ>>125、はたと立ち止まる。 あのような色の髪の女性、一度目にしたら自分なら忘れない筈だが。 さて記憶を探れども、どうしても覚えはない。]
失礼。 …どうぞ、お先に。
[にこりと微笑みかけ、エントランスのドアを引く。 彼女は先に進むだろうか。]
失礼ですが、初めてお目にかかりますね。 僕はフィリップ=スタッフォード。 今日はよろしくお願いいたします。お互い楽しいパーティーになりますよう。
(126) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 01時頃
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ローズマリー。
[そっと重ねられた手の甲を親指の腹でそっと撫で、視線はヨーランダを一度通り過ぎた。告げられる名前はすぐにリストの名前と合致するが少しの間、足は馬車へと向かい歩みだすが皺はそれこそ挟んだ紙もがっちり掴む程に深くなり]
嗚呼…――、 呪われた…――、
[不穏な言葉を吐くディーンに、侍女や召使が慌てた表情をして辺りを見渡したのを見て、言葉を切った。見渡さずとも聞かれて拙いような輩がいない事なぞ知った上で零したのだ、と、軽い舌打ちは胸裏へと落とす。]
貴女は、彼女と親しかったのでしたか?
[蜘蛛の巣のような複数の人間の関係模様をに頭に整理しながら、ヨーランダが馬車へと躓かぬ様手を引く]
(127) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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[甘い声音が耳をくすぐると、「まあ」と声をあげてルーカスを見つめる]
ルーカスさまに介抱して頂けるなら、倒れてみるのも良いかもしれませんわ。…なんて。
[冗談ぽくそう言うと、くすくす笑ってルーカスと共に歩み始める。 彼の細やかな気遣いのほとんどには気づかないままだったが、華奢な靴で転ぶこともなかった]
(128) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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−離宮エントランス−
[着飾り終えた妻が冗談で提案した事を済ませたのかさておき 男は寝台に入る前の娘に出立の挨拶と 眠りへ誘うための口付けを一つ額に落として 現在は離宮へと向かうための馬車の中。
道中、妻とのやり取りの会話はさもない話。 やれ、どこの家の跡取りがどの家から嫁を取ったとか シノワズリの源流とも言える妻の家系の祖国の話など。 裏を返せば、お互いにとって当たり障りのない話である。
他の貴族の馬車とはやはり趣がどこか違う 東洋の匂いを纏う馬車は離宮の車寄に到着し 随分慎重さのある妻を伴ってそのエントランスに姿を見せる]
(129) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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あ、わ……わたくしは、 アイリス・ベレスフォードと申します。
暫く療養に専念しておりましたので、 ええ、此度の舞踏会も、 殆ど初対面の方ばかりで、……、
[心細くて、と内心を吐露しそうになったのを慌てて飲み込む。控えめな笑みを、扇の奥に隠して]
スタッフォード卿。どうぞお見知りおきを。 よろしくお願い致します。
[少しギクシャクとした格式ばった礼をすると、開いた扉からするりと内側へ歩を進めた。寒風に晒されていた身体が屋内の熱気でゆっくりと解れていく]
(130) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 01時頃
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/* 呪いネタ拾って頂けて嬉しいなあ。
この調子で初回死亡フラグに……!なるかな。 まあ意識はしておこう。
(-81) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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─ ヴェスパタインの離宮 森 ─
[男を乗せた馬車がヴェスパタインの離宮、狩猟のための森に差し掛かる。 無意識に手袋をはめた義手の硬い指先が、窓枠をなぞる。 翳る日差し、鬱蒼とした木々の奥、暗い──その場所を目にして、思い出す事は。弟が死んだあの日、命が危うかったのは、ヴェスパタイン第二王子その人だったと言う事。 彼を恨む者は多いだろう。狩猟中に事故死が起きると言う不幸は、然程珍しい事でもない。猟銃の暴発、獣と「間違えての」銃や弓の誤射。]
……、…… ふ。 王子は、笑っていた、な。 私の弟が目の前で、死んだのを見て──。 おのれの身代わりに誰が死んでも気に留める事も無い。 おのれを慕う者であっても。 寧ろ、その死が愉快であると。
[暗い想いに耽る。 同じく猟に参加していた男自身、あの日の鳥肌が立つような緊張感、死を孕む空気を明瞭に記憶している。記憶が甦ると同時、今はすでにない左の手首から先が疼くような感覚を覚え、従者が差し出すアルコールを、一度口に運んだ。]
(131) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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―――――あの男は、お兄様を殺したの。
私の大好きだったお兄様を。
[窓の外を変わらず見ながら、ぽつり、ぽつりと。]
―――――…私が何て返事するかくらい、わかるでしょう?
[逆に、問うた。]
(132) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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べレスフォード侯爵の…ああ。
[噂話に思い当たり、さっと表情を翳らせる。 もちろん、いいばかりの話ではないが、そちらについては当然伏せて。]
お話は、存じております。 奥様もさぞお嘆きになったことでしょう。
今宵はそれも忘れて、どうか楽しい一時を過ごされますよう。 出来ることなら、僕が話し相手になりましょう。
[礼をして、幾つか言葉を交わしたろうか。 やがて他の知り合いを見かければ、一言声をかけてそちらに向かうだろうが。 数々の社交辞令と、ほんの少しの本音。 鮮やかな鳥のよう、ひらりひらりと人の波を渡って。
やがて踏み入れたのは、華々しい舞台の間**]
(133) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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[ローズマリー様のお名前を出すと、ディーン様の眉間の皺が深くなりました。呪われた……などという言葉が聞こえますが、世間に疎い私が、その理由を知っていることはありません。唯々、瞼を瞬かせるだけとなりましょうか。]
……13の時に、2度ほどお茶会に参加させて頂きましたの。 お父様のお計らいで。 お歳がお近くあられたからかしら?
[周りの侍女たちの様子から、見知っている理由を言っても良いものか、陽射し遮る為に、傍らでパゴタ傘を差しているアンナに視線を向けました。アンナは眼差しで一つ頷きをくれました。ですから、私はディーン様に手引かれ馬車に向かいながら、そうお伝えしたのです。]
(134) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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このドレスも、髪飾りも。 今日身につけているものは、元はお母様の物ですの。 どうしても一度揃えて着てみたくて、妹達にわがままを言ってしまいました。
[馬車の中では様々なことを話したが、とりわけこの話は楽しげな顔で語っていた。 流石に第二王子へのあてつけとまでは口にすることはなかったが、 これはあの子の方が似合うだの、このショールだけは一番に頂いただの。 紳士的なルーカスに甘えて長々と語り続けていた]
(135) 2011/02/03(Thu) 01時頃
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貴女がお茶会、とは珍しいですね? それはそれは、お会い出来るのが楽しみでしょう。 年が近い人が居るというのも、良かった。私はもう貴女と随分と離れていますし、――貴女がひいたものが、貧乏籤なようですよ?
[口調は冗談めかせた其れでも、ディーンの表情は何時も険しく声は、低い。 彼女の傍に何時もいる侍女達にも礼をして、馬車に上がれるようヨーランダの身体を支えに差し出す手は細く、同じ舞踏会に呼ばれている誰かの様に美しく闘う事など出来やしない]
(136) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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ワットは、オスカレットが離宮の構造に興味を持つなら、自分が知る限りは説明する**
2011/02/03(Thu) 01時半頃
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[馬車は皇女のものも加えられるが、結局の所男であるディーノ・ディンディアの荷物がやけに多い為もあり、やけに多い列となった。馬車の中で、彼は服の裾に皺が寄らぬ様、ヨーランダが座る際も自身が座る際も必要以上に気を付ける。何時もの、仕草。
馬車が到着する迄は他愛もない会話をしていた男も、広い緑門が目に入ると僅かに緊張の面持ちを見せる。]
(137) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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百姓 ワットは、メモを貼った。
2011/02/03(Thu) 01時半頃
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[身体を乗り出し、薄い口唇を彼女の耳元へと寄せて]
さて…愉しい舞踏会になると良いですね、等と言うのもあまりに上っ面で滑稽です。父の名にかけて貴女に降りかかる災いから護ります、ヨーランダ皇女。
[囁き告げる言葉は、御者に聞こえぬ為というより 囁く、という動作を重んじて居る風。 身を離してから先に馬車を降りると、彼女へとまた手を差し出す様子は慣れた貴族の動作のひとつとして染み込まれた良く出来たかたちだった。]
(-82) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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コリーンさまはお元気かしら。 最近慌ただしくてお茶会も開いていなかったから、お会いするのは久しぶりですの。
[そう言って招待客の話題を振るも、知り合いのはずのヨーランダの話題はあまりしなかった。 二回しか会ったことがない故よく知らないのも事実だし、実際のところあまり覚えていないのだ。 誰かに語れる程彼女の人となりを掴めていなかった、という方が正しいか。 ただ、苦手意識だけがはっきりと残っている。
やがて馬車は第二王子の離宮へとたどり着く。 その影が闇に浮かぶのが遠目に見えるようになった頃、楽しげな表情は少しだけ曇りを見せるようになった]
(138) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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コリーンは、馬車が離宮につくまで静かに目を閉じた**
2011/02/03(Thu) 01時半頃
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[離宮へと着きディーノ・ディンディアがヨーランダをエスコートする姿は 眉間に皺寄せる色纏う男と無彩色の女
やはり、別の時代の絵画を並べたようだった*]
(139) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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[ベレスフォードの名、その後の表情を見咎めるも、アイリスは顔色一つ変えず頬笑むことに成功する。社交とはそういうものだ]
ええ、未だ喪に服していたい気分ですけれど、 他ならぬヴェスパタイン様からの招待とあっては、 無碍にはできませんし。
少し行き違いがあって、パートナーより 随分と先に到着してしまったようで困っていたのです。
あら、あなたがエスコートするお嬢さんは どちらにいらっしゃるのかしら?
[ともあれ、立ち話で気を紛らわせれば、一人突っ立って衆目を集めるより幾分かマシだ。救われる思いで社交辞令を重ね、来る時までの時間を潰す]
(140) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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/* 役職見てちゃんと村人だったらルーカスに秘話飛ばそう。
弾かれてたらその時考えるー。
(-83) 2011/02/03(Thu) 01時半頃
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