248 冷たい校舎村6
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[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
(着信音)
うぇ、絡まれてる? 言葉通じてないなー。削除削除。ハハハ
ぽち。ぽち。簡単な操作をしてケータイをしまう。
(0) 2018/08/18(Sat) 23時半頃
|
12月末、冬休み目前のことだった。
君たちの街を襲ったのは、近年稀に見る大雪。
またたく間に家々の屋根や道路は白に埋もれ、
窓や戸を冷たい風がしきりに叩いている。
……昨日までの天気予報で、そんな話をしていただろうか。
疑問に思ったとすれば、君は聡い人間なのだろう。
一向におさまる気配のない豪雪とは裏腹に、
気象警報が発令されることも、休校の連絡もない。
だから、或いは別の理由があってのことだろうか、
君たちはいつもどおり、学校に向かうことにする。
本来の色を覆い隠された街を行く。
(#0) 2018/08/19(Sun) 00時頃
君たちは、翼成高校3年5組に所属する生徒だ。
体育祭に修学旅行、先日終えた文化祭。
高校生活の主だったイベントもすべて終え、
あとは大学受験を控えるのみ……そういう人が多いはずだ。
(#1) 2018/08/19(Sun) 00時頃
さて、聡い君ならば他にも気づくことがあったかもしれない。
例えば、極端に人通りが少ないこと。
例えば、同じ学校の生徒がほとんど見当たらないこと。
例えば、やっと会えた人間が見知った顔ばかりであること。
例えば、校舎に足を踏み入れたとき、携帯電話が通じなくなっていること。
不思議に思ったところで、目的地はもうすぐそこにある。
勤勉な君たちは、その校舎に足を踏み入れることだろう。
(#2) 2018/08/19(Sun) 00時頃
* ようこそ、冷たい校舎へ *
(#3) 2018/08/19(Sun) 00時頃
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[私は、モブの少女Aです。]
(1) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[ばたあん! と、勢いよくドアを閉めれば 少しは気が晴れたのかもしれません。
けれども、安アパートの薄いドアは、 そんな重厚な音を響かせてはくれません。 ばん! という安っぽい音をさせただけです。
そのまま背を向けて、 立ち去ってしまえたらよかったのですが、 そういうわけにもいきません。
私はドアに向き直って、 木製の、安っぽいぺらぺらのドアの鍵をかけました。
別に盗られて困るものなどないのですが。]
(2) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[いつもは、きちんと家で朝御飯を食べるのですが、 今日はどうにもそういう気持ちになれませんでした。
お弁当も作っていません。 途中のコンビニで両方済ませようと思います。
私は、ただ赤いだけのマフラーに 顔の下半分を埋めるようにして、 ひとまず最寄のコンビニへと向かうのです。
なにしろ、今日は酷いお天気なのですから。
マフラーに埋め切れなかった顔の上半分が、 まるで切れてしまいそうなくらい冷たいです。 グレーのコートに身を包んで、 両手をポケットに入れていても、 しんしんと寒さが体にしみこんでくるようです。]
(3) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[目の前に広がる景色は真っ白で、空は灰色で、 視界が悪くて、 歩き慣れた道がまるで知らない場所のようです。
それでも、私はいつものように学校へと向かいます。 休校の連絡は、ありませんでしたから。]
(4) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[コンビニのドアを押し開くと、 ふわっと暖かな空気が押し寄せてきました。
私はほうっと思わず息を吐き出します。 無意識に息を詰めていたようです。 頬の筋肉が緩むのを感じます。
買い物籠を取って、店内を回ります。 朝御飯はパンとコーヒー、 お昼御飯はおにぎりにしましょうか。
レタスたっぷりのサンドウィッチ、 おかかのおにぎりと鮭のおにぎり、 ペットボトルのジャスミンティー。 そんなものを籠に入れて、私はレジに向かいます。 紙コップのホットコーヒーもお願いしました。]
(5) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[お会計を済ませて、 イートインコーナーに移動します。
おにぎりとジャスミンティーはかばんにしまって、 サンドウィッチとホットコーヒーを テーブルに並べました。]
いただきます。
[小さな声で呟いて、 サンドウィッチの包みを開きます。 温かいコーヒーは魅力的ですが、私は猫舌なのです。
蓋をはずして、飲み頃に冷めるのを待ちながら、 まずはサンドウィッチをいただくのです。]
(6) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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[ガラスの向こうに見える景色は、
やっぱり一面真っ白で、
まるで知らない町のようでした。*]
(7) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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/* モブなので、一番最後に入村しようかとも思ったのですが。 モブ視点から始まるお話だってありますよね。 というわけで先陣を切る。
よろしくお願いしまーす! 赤希望も視野に入れつつ、とりあえずはおまかせで入村した! ちきん!! さて、69(0..100)x1
(-0) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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/* モブなので、赤来なかったら初回落ち美味しい? って思ってたけど、これは初回落ちはしそうにない数字かも…?
身長は155+10
(-1) 2018/08/19(Sun) 00時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 00時半頃
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/* 母親が残念な設定なので、きらきらネームにしようかとも思ったんですが、似合わないので却下。 Aなので英子にしようかとも思ったけど、庄司英子だと別村の少女Aさんと名前丸被りするかもと思って却下(前マドカの名前が丸かぶりだったことがw) というわけで夜子になりました。
透けたくないけど透けてるんだろうなあ…
(-2) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[4年前、父が女を作って家を出ていった。 それから、母は完全に壊れてしまった]
(8) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[―――阿蘇連太郎。 いたって平凡な名前だと、俺は思う。
“あ”から始まるから 大体のクラスで出席番号1番になるとか。 出席番号が早いから遅刻判定が厳しいとか。
この平成が終わろうとしている時代に タロウとかダセー気がするとか。
まあ全く不満がないと言ったら嘘になるが それでも、俺はこの名前をとても気に入っている]
(9) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[だから俺は 母が俺のことを、この名前で呼んでくれないことが とても悲しくて仕方がないのだ]
(10) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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―― 朝 / 自宅 ――
[冷たい鏡に映るのは、自分の顔であった。 黒髪の真面目な学生だった少年の面影は、欠片もない。
年を経るごとに、俺は父の容姿に近づいてゆく。 母がそう望むように 俺という存在は塗りつぶされてゆく。
ピアスがいくつも開けられた耳朶。 校則を無視して染められた金髪。 度の入っていない伊達メガネ。 母に言われるがままに、容姿を変えた。
あの遊び人だった父の容貌に どんどんと近付いてゆく自分が嫌だった。
しかし母は、俺が“父”になることを望んでいた]
(11) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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いってきます、母さん。
[玄関で靴を履いていると 背後から母が近づいてきた。
“聡一郎さん、帰りは何時になるのかしら”
母はいつものように、父の名前で俺に呼びかける]
(12) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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……夕飯の時間までには、帰るよ。
[俺は小さく答えると、母は微笑み まるで仲睦まじい夫婦がそうするように 俺の唇に自らの唇を重ねた。
俺は無表情でそれを受け入れる。 そうして、母から逃げるように玄関の扉を開けて がむしゃらに雪道を駆け出した]
(13) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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……くそったれ。
(14) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[家が見えなくなる頃、俺は大きく舌打ちをする。 今朝は一段と、冷えていた。 口元からこぼれた吐息が、白い靄になって 虚空へと溶けていった。
俺は泣きそうになりながら ごしごしと、何度も唇をこすった。 かさついた唇から血が出て、指を赤く濡らした。 汚らわしくて、堪らなかった。
切れた唇を隠すように、口元に被さる位置に ぐるぐるとマフラーを巻いた]
(15) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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さむい、な。
[母は、完全に壊れてしまった。
きっともう 俺と父の区別もついていないのだろう]*
(16) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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/* 34(0..100)x1
(-3) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 01時頃
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[ こんにちは、分かりますか。視えますか。 突然ですが、ご迷惑をおかけします。すみません。 でも、これが最後のチャンスだと思うんです。 ]
(17) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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──朝/自宅マンション──
[ ばしゃばしゃ顔を洗っていたら、 じじじと雑音がしたので、空木は顔を上げた。 洗面所の電気が点かなくなった。]
……あ。
[ 電球が切れるなんて、十数年暮らした中で、 これまでにあった覚えがなかった。 だから、電球の変え方を、空木は知らない。
たっぷり数分間天井を見つめてから、 空木は暗い中で顔を洗い、コンタクトを入れ、 歯を磨いて、あちこちの寝ぐせを手懐ける。
どうして、この部屋には窓がないんだろう。 と、そのときはじめて思った。洗面所を後にしながら。]
(18) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[ リビングに続く廊下の電気を点けなかったのは、 ほかならぬ十数分前の空木だったけれど、これは失敗。
ほんの気持ち程度に隅に寄せられ、 積み上げられた段ボールのひとつに足を取られる。]
うっ……と、
[ 三段重ねの段ボールタワーに上半身から突っ込めば、 ゴツンとドアノブで頭を打った。幼稚だ。
顔を洗った名残でまだ少し湿った額を拭って、 空木は唯一何にも邪魔されていない扉を開いた。
リビングには、ひとの声が響いている。 ニュースキャスターが興奮した面持ちで、 今日の天候について語っているのを、 液晶のごく近くで着替えながら見つめていた。]
(19) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[ 家に、食べるものはなくて、 というか、昨日空木が買ってこなかった。
今リビングにあるのは、空木の学校用品とか、 未開封の段ボールとか、元気なロボット掃除機とか、 派手な色の加湿器、鳥かご、トレーニング器具、 自力じゃセットアップできなかったパソコン、 真新しいゲーム機、安物の灰皿、隣に炊き込みご飯の素。
雑多にものが広げられた室内で、 ゆったり3人は座れるソファ周辺と、ブランケット。 そこだけは、生活空間としてしっかり確保している。
テレビの目の前、敷かれたラグの上が、 最近の制服だとか私服の定位置になっているので、 教師や級友に制服の皺を指摘されても仕方がない。]
(20) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[ 支度を終え、そろそろ家を出ようかな、と空木は思う。 いくら雪がひどくたって、余裕で予鈴に間に合うはず。
背高のっぽのマンションの17階に空木の家はあって、 カーテンの隙間から外を覗いてみたって、 漠然とした「白いなあ」という感想がすべてだった。
昨晩のうちに用意しておいた鞄を手に取る。 脱いだまま、ソファに投げ出していたコートを羽織る。
マフラーと、手袋があるといいなと考えたところで、 少し前に、新しいグローブを買った気がしたけれど、 きっと包装されたままのそれはどこかの箱の中で、 今から捜索に乗り出せば遅刻確定だ。
もうこれ以上、欠席も遅刻もできない空木は、 チェックのマフラーだけ手に取って家を出る。]
(21) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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[ 薄っぺらな財布から鍵を取り出して施錠をし、 マフラーを巻きながらエレベーターに向かう。
空木のいなくなった家の中は、すごく静かで、 まるで、深い水の底みたいだと思う。毎日思う。
グレーの濃淡に赤の差し色の入ったマフラーは、 見た目もだけれど、肌触りがよくて気に入っていた。
オートロックのゲートをくぐって、 ようやく空木はその厳しい寒さを知ることになる。
荒っぽい歓迎みたく、びゅうと風が吹き抜けて、 空木の顔にも白色をぶちまけてった。
ぶるぶると犬みたく身震いをしても、 しとりと肌の濡らされた感覚は変わらない。]
(22) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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/* あのね、入村発言、等幅にするの忘れてた。
(-4) 2018/08/19(Sun) 01時頃
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うわ、塊でか……雪?
[ ぐっと身を縮めて、鼻の先に落ちた雪に驚きながら、 やっぱり、グローブを探してくるべきだったかなあって、 後悔というほどでもないが、反芻しながら道を行く。
学校に着く前に、朝食と昼食を調達しなきゃなあって、 通学路にある店舗を思い浮かべながら。
ざく、ざくと真上から足を踏み下ろすように歩けば、 慎重さの滲まない足取りでも、あまり滑らなさそうだ。
足元ばかりに気を取られ道を行くうち、 ふと、さほど遠くない道端に、人影>>15を見た。]
(23) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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うん、寒いな。 …………独り言?
[ 聞こえてきた呟き>>16に応えるように、 背後から常と変わらぬ調子で声をかける。 クラスメートの様子にそのときは気付かず、 ただ、通りにくい声が少しでも明瞭に響くようにと、 マフラーをぐいと顎まで下げて問う。]
ピアスってさあ、 寒いと、痒くね?
[ 空木がピアスを開け始めたのは、 学校を休みがちだった今年の前半だったから、 それはつい最近知った悲しい事実だったけれど。
やたらに穴の開いていることを知っているから、 級友の耳たぶにちろりと視線を投げたのだ。*]
(24) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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/* あーーーーーーーーーーーーーーーー!!!! 入村文から誤字ってるやんけ!!!!!!!!!! 俺のばーーーーか、ばーーーーか!!!!!!!
心の瞳で見てくれ頼む……
(-5) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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/* 80(0..100)x1
(-6) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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/* 身長決めてないや 169+6
(-7) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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「――おまえにはわからない」 「よくいわれるさ。」
[うんざりだ。]
(25) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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――朝――
[カーテンを開ければ、 あの夏で君が笑っている気がした。 あの生暖かい空気の中で…………が伸びている気がした。
実際は、真っ白な景色が広がっていた。]
(26) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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……やれやれ。夢見くらい良くさせてくれ給えよ。
[夢から醒めて、寝ぼけ眼で窓の外を見た。 しんしんと雪が降り積もっている。 天気予報なぞ あてにならないらしい。>>#1
気象警報はこないし 勿論休校の連絡だってなかった。
――だから、当たり前のように彼は短い髪をとかして 当たり前のように母に「おはよう」を言って、 当たり前のように鞄を持って出かける支度をする。
ごく、当たり前の家庭で生きている。]
(27) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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[参考書で重たくなった鞄を 雪道で抱えていくのは面倒だな、と 小さく肩を竦めて笑った。
翼成高校3年5組の学級委員長―― ――少し、尊大な口調で話す変わり者だが 仕事はできる。 と、対外的にはよく言われる、
そんな日夏ヨスガは玄関の扉を開けた。
もうすぐ冬休みだ。 冬休みがきたら、受験が来る。 親も承諾した、志望校の模試の判定はAからB程度。
だから、緊張はしても 受験を越えることはできるだろうとは思っていた。]
(28) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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[問題は、]
(29) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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[浮かんだ思考を、当たり前のように消した。 人の少ない道を歩いていると コンビニのイートインコーナーの窓の中。 一人の少女が朝食を食べているのを見た。>>6
当たり前のように、 友人にするように、ヨスガは笑顔を浮かべる。]
お、庄司さん。 [ひらひらと手を振って―― 書記の庄司だと悟れば、ふらりとコンビニの中へ。
人が少ない、とは思った。いつもよりは。 声をかけたい、とは思っていたけれど けれどまずは適当に目当てのおにぎりを買ってから、 珈琲をいれ、イートインコーナーにやってきて 庄司の方に視線を移した。]
(30) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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やー。おはよう。 学校、やはり休校ではないのかい? 雪道を歩くのはめんどくさ…… や、勉強に当てたいのだがね。
[に、と笑って、 することは休校かどうかのリサーチだった。 このコンビニで彼女がご飯を食べている姿を見るのは はて何度目だったか―― これが初めてだったか、と思いを馳せながら。**]
(31) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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……う、わ。
[突然背後から話しかけられ、>>24 俺はびくりと肩を震わせたのだった。 振り返ると、見知った旧友の顔があった]
なんだ、空木か。 あんまり驚かせるなよ。
[独り言を聞かれたことが気恥ずかしくて 寒さで赤くなった鼻を バツが悪そうに掻くよりほかなかった]
(32) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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|
/* 77(0..100)x1
(-8) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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どちゃくそ痒い。 ピアスなんて開けるもんじゃねえよ、ほんと。
[マフラー越しの俺の声は きっと、くぐもって聞こえただろう。 その声音には、どこか投げやりな響きがあった。
したくてピアスをしているわけではない。 どす黒い感情が、一瞬、己の中に渦巻いた。
と、そこで俺は空木の耳朶に目を遣って]
(33) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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……ピアス、おまえは付けないの。 穴は開けてるのに。 今さら生徒指導とか気にする性格じゃないだろ。
[先程驚かされた仕返しとばかりに、 つんつんと空木の小脇を小突いてやった]*
(34) 2018/08/19(Sun) 01時半頃
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/* 何もこんなところでまでゾロ目ださなくてええやん… (直近の村で5回くらい2d8でゾロ目出してきたところ
(-9) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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[ 夕空の茜よりも深く、深く。 鮮やかな紅に染め上げたかった。 ]
(35) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
[ ぷく。
ぷく。
ぷく。
クマノミが游ぐ。 ]
(36) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
[ ヒーターのスイッチはOK。 水槽のフィルターよし、照明よし。 指差し確認、問題ありません。 ]
ほいじゃ、いってくるね
[ 青い水槽の中に漂う、 イソギンチャクの隙間から覗く顔。 橙色に縞々模様の小さな魚。 愛魚のカクレクマノミ、だ。 大きな身体をした雄と、 小さな身体の雌を傍らに。
挨拶は毎日の日課だ。 欠かしたことは、一度もない。 ]
(37) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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[ ───ばったん。 扉が、重々しく閉じる。 一面に見えるのは、銀世界。 ……と、いうには些か白すぎやしないか。 ]
うう、さっぶ。 こんなん、学校ほんとにあんのぉ?
[ 分厚い手袋をにぎにぎ、と。 柔らかなマフラーへ口許を埋める。 どちらも、女の子らしい可愛いもの。 淡いグレーに薄桃のチェックをあしらった手袋と、 薄桃を基盤としたチェック柄のマフラーだ。 どちらも、姉からのお下がりなのだけど。 ]
(38) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
[ 最近の朝食では毎朝、蒲鉾がでる。 父がハマっているんだったっけ。 ま、どっちでも、いいけど。 新社会の姉は、朝食をかきこんで、 今日も目の下にクマを作ったまま、 仕事へ出て行く予定らしい。
こんな雪の日に─── って、 アタシも、これから学校だよな。 ]
ったく、ねーちゃん。 無事帰って来れるといーケド。
[ ざく、ざくと雪を掻き分けながら、 空を見上げて、ぼやいた。 ]*
(39) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
/*63(0..100)x1
(-10) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
/* 身長150+16
(-11) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 02時頃
|
―― コンビニ:イートインコーナー ――
[購入したサンドウィッチは、 レタスがたっぷり入ったものです。 口の中でしゃきしゃきと音をするのが 良いと思います。
ガラスの向こうの白い景色をぼんやりと眺めながら、 私はふと首を傾げました。 確かに、こんな天気ですけれど、 それにしたって、 人が少なすぎるような気がしたのです。
飲み頃に冷めたコーヒーを 一口飲んだ時だったでしょうか。 視界の端に、ひらひらと手を振る人物を捕らえて>>30 私は紙コップを片手にそちらに目を凝らしました。]
(40) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
日夏君、
[まだ雪は止みません。 視界はよくありません。
けれど、ガラスの向こうで手を振るのが、 クラスメイトで学級委員長の日向君であることが わからないほど悪くもありませんでした。
私は、手を振り返す代わりに、 持っていた紙コップをちょっぴり掲げてみせました。]
(41) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
[ほどなくして、日夏君も コーヒーを持ってイートインコーナーへと やってきました。
私は口の中のサンドウィッチを ごくんと飲み込みます。] 日夏君、おはよう。 休校の連絡は、来てないね。 [お砂糖もミルクも入れていないコーヒーを、 一口飲んで、私は考えます。]
(42) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
委員長の日夏君に来てないなら、 学校はあるってことじゃないかな。
[雪道を歩くのは面倒くさい。>>31 日夏君のうっかり漏れかけた本音には、 思わず少し笑ってしまいました。]
(43) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
滑って転んだりしたら、 縁起でもないね。
……日夏君には無縁の話だと思うけど。
[日夏君は成績もよかったはずです。 でも、それにしたって受験生が滑るというのは。 やっぱり、気持ちのいいことではないと思います。**]
(44) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
ただ、俺が笑えたら良い
(45) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
/* >>突然の姉<<
なんでやろ。特に深い意味はなかった。 姉がめっちゃ好きみたいに見える。
(-12) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
[ 豪雪で揺れる古びた窓枠の騒音に負けず、 洋祐が湯船でいびきを掻いていた。
シャワーヘッドへ手を伸ばし 眠る男の頭に冷水を浴びせる。 死んでしまいそうな行動ではあるが 死んだところで、文句は誰が言うのだろう。
ザア と水滴が粒になって落ちる音が 騒音よりいびきより、何より聞こえた。 ]
(46) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
[ 男、洋祐は英司の叔父であり 顔も名も知らぬ父親と 五つのとき出て行った母親の 代わりの保護者のようなものであった。
育てて貰った記憶よりも 勝手に育った記憶の方が、 多いのもまた事実であった。
平たく言えば ロクデナシ のひとことで済み 人生を積み重ねる無意味さというものを 其の身で証明している存在であった。 ]
(47) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
[ 冷水をかけた後も、僅かに唸っただけで 泥酔を象徴するかのように 浴槽へ其の身を投げ出した格好を 続けているところからも分かるだろう。 ]
鍵閉め忘れたら ぶっ殺すかんな
[ 決して見ていて心地良くなる生物では、無い。 幾年か前に、苛立ちを抑えること無く割った 鏡など疾うに機能していないのだし 洗面所に長々と居座る理由もまた、無い。
英司が早々に家を出るのも、当然であった。 ]
(48) 2018/08/19(Sun) 02時頃
|
|
[ 制服に袖を通したのは 他の服を選ぶのが面倒であったからだ。 学校を欠席することに、 英司は何ら特別な感情も抱かない。
見る限り広がる白とは、つまり雪であり こんな日に登校するなど ハッキリ言って正気の沙汰では無いだろう。
マフラーや手袋など一切つけていない身は ひりつくように冷たさを増す。 こんな天候では、落ち着いて一服も出来ない。 勉強道具など入っていない軽い鞄を持ち 何か暇をつぶせる場所を、と 特段何も考えず、寒空に晒される。* ]
(49) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 02時頃
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ただ、俺が嫌うのだから 嫌いきる だけ
(50) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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/* Q悩みなんやねん A説得判定に自動失敗するねん
それで親友も自殺し親友を いじめてた子らを痛い目にあわせようとしたら彼女らの一人も自殺し 入っていた部活では「できるお前にはわからねぇ」といわれ 勉強面でも「あなたはできるひとだもんね」といわれ
とりあえず対人運がめっちゃ悪い。
(-13) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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|
/*
かたくななPCくむとマジでかたくなになっちゃうので それなら掬いたいけれどすくえるかまじふざけんな って 常々思ってるけど人間嫌いで好きだから助けようとする子にしようかって
そう思ったのだった。 Aちゃんじゃなくて僕がモブ。
ホストになるなら、なんだろうな 委員会の準備でつかれちまったよふざけんな、にするかな。
(-14) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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/* よろしくおねがいします… 一応、オオカミ希望。がおー。 この人の設定的にオオカミが良いけど、 弾かれたら弾かれたで、ひとさまの希望を弾くことが無かったということだから、それもはっぴー。
さて91(0..100)x1
(-15) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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/* わらった。これは死んだ。
(-16) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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/*とはいえ、初参加のシリーズ村で、村の根幹ともいえるホストになる気なんて……無理……。
落ちロルかけたら満足、かな。 考えてる描写があるので。 あとはフレキシブルにいこう。
(-17) 2018/08/19(Sun) 02時頃
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/* 学級委員長志望したのだって、委員会のトップが決まってたら他の人役職つきやすいだろ、って思ったからだしな。 だから委員長希望あったけどいわなかったんだって人いたらごめんね。
(-18) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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鼻まで真っ赤だもんな、ウケる。 そりゃさみいよ、雪ってこんな大粒だっけ。
[ 鼻を引っ掻く仕草>>32に、 へら、と薄い笑みを浮かべる。
その短い間にも雪が、 口の中に飛び込むんだからかなわない。
くぐもった声を聞き取ろうと耳を傾け、 隠す気がないのはどっちだろうと、 空木はまたくつくつと笑いを零してから、]
(51) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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寒いのヤじゃん、生徒指導は、今更だけど。 だから、服で隠れるとことか、ここだけ。
[ ぼそぼそとしたしゃべり方は昔からの癖で、 滅多に大きく開くこともない唇の隙間から、 一瞬だけ、べっと舌を突き出してやる。
……阿蘇連太郎の穴だらけの耳たぶは、 少なからず空木の突飛な行動にも影響していたので、 開けるもんじゃないとまで言われてしまえば、 空木は曖昧に笑うしかなかったんだけれどさ。]
俺は、好きだけど。おもしろいし。
[ ピアス。と小さくつぶやいたところで、 突然の仕返し>>34に「ぎゃ」と短く叫んだ。]
(52) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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マジ、ガキかよ。びびったあ。 滑って転んだら、どーしてくれんの。
[ しかめっ面を寒空に晒して、 大して気にしちゃいないくせ、 不吉と言われる文言をあげつらう。]
つか、そういえばさあ。 そのナリじゃん、連太郎。 内申点とか、大丈夫なん。
[ 我らが委員長なんかの言葉なら、ともかく。 おれに言われたかないだろうなあって、
空木はうっすら思って、マフラーを引き上げた。]
(53) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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……あ、おれ途中で、 朝飯とお昼買ってくから。
[ 場合によっちゃあ先に行ってくれと、 言外ににおわせたつもりで、また前を向いた。*]
(54) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ ───ざくり。 大きく踏み出した足は、雪に埋まる。
冬場は長いジャージ。 夏場はハーフパンツ。 守られた脚元が、 寒さに凍えきることはない。 ]
(55) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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─────────── To 夜子 From あかね ───────────
おはよ! 今日、学校あるよね? 外やば。雪すご。 つるつるしてるから、 足元に気をつけてね!
───────────
(-19) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ 歩きスマホは、危険! つるん、と滑りそうになるが、 踏ん張りでなんとか耐える。 すごい、アタシ。
取り出していたスマホを仕舞い 再び、学校への道を行こうとしたとき、 ]
(56) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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/* これまでと変わらないダミー……! ということだけ思ってAくんにしたが、 参加者にAが並んでしまって、夜子さん、ごめんなさい。
(-20) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ 細めた眸は、ひとつの影を捉える。>>49 ザッザッ、と雪を散らすよう早足で向かう。 影に近づけば、腕を伸ばした。 寒そうな首元を覆うように、 桃色のマフラーを巻き付けようとして。 ]
えーじ、 学校、そっちじゃないよ
[ 彷徨う爪先が向くのは、 明らかに学校へ向かうとは、 異なるもののように思えたもので。 反対の道を、ビシッと指差した。 ]*
(57) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[うだる暑さの八月。高校最後の夏休み。
わたしのかみさまが、死にました。]
(58) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ツアーの途中で、拳銃でズドンと一発。
自殺だったそうです。
それがわたしの
高校最後の夏休みの思い出です。]
(59) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ どうして死んでしまったんでしょうね。 どうして、わたしは死んではいけないんでしょう。 かみさまが死んでも、わたしはいきています。 いきています。いきています。いきています。
どうしてなんでしょうね?わからないんです。 才能のある人がどうして死んでしまうのか。 才能のない人がどうして死なずにいられるのか。 わたしは、才能が無い人間です。 生きている価値なんて、ないんです。 だけどこうしていきています。 いきています。いきています。いきています。]
(-21) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[ そんな価値、無いのに。 ]
(-22) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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― 朝・通学路 ―
[マフラーと手袋。 制服の下にはジャージを着用の完全武装で、 ふらつきながら自転車を扱ぐけれど。 いつものような速度は出なくて、 イヤフォンを通じて響くロックと合わない。 シャウトするヴォイスにあわせて 悪態をつきたくなるけれど、 そういうキャラではないから、しない。]
ぐ。
[文化祭の時の買出しで活躍した黒い愛車を、 ぎしぎし、雪を潰してふらつきながら走らせる。 雪が降っているからだろうか。 歩いている人は何時もより少ない気がした。]
(60) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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あー…。
[マフラー越しにくぐもった声はおっさんくさい。 これ、押した方が早いかもしれない。 そう思って、自転車を降りる。 鼻上まで覆っていたマフラーに指を引っ掛けて降ろし、 空に向かって息を吐けば、目の前は白く染まった。*]
(61) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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―― コンビニ:イートインコーナー 庄司と――
[外は雪が降りしきっていた。 いつもと、違う街のように見えた。
いつもならコンビニで昼飯を買っても すぐに学校に向かってしまうから。
雪降りしきる中、同級生がイートインコーナーで 返事代わりに紙コップを少し掲げてくれるような>>41 そういうちょっとした非日常に、 夢のような心地を覚えて笑った。]
(62) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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/* 身長は小さめが良いな。150台にしよう 152とかできるんだろうか。160ないかんじ。
82(0..100)x1
(-23) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[コンビニのサンドウィッチは 頭を目覚めさせてくれると思う。 殊に、レタスが入っているものなどは。
まだ軽く寝ぼけている頭を サンドウィッチを食んで醒まさせるように―― 庄司の傍に座って、 淹れた時間的にはまだ熱い珈琲を啜って>>42
それから、 ちょっと苦い顔をしてさらさら砂糖とミルクをいれつつ 庄司と会話を弾ませる。
庄司の手には甘く無さそうな黒い珈琲が揺れている。 白い雪と、どうにも対照的だった。]
(63) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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そうかい、来てないか。 いや、おれのところに来なくとも もしかしたら。万が一 ――があるかもしれない。 真面目な庄司さんには知らせておこう、みたいな、な。
[そんな事はない。 わかりきっているが、冗談だと示すように笑って 滑る、という言葉には小さく肩を竦めた。]
その言葉は―― 雪道を自転車こいでいくやつとか 雪道を全力疾走してくやつにかけてやりたまえ。
ああいうのはいつか転びそうでヒヤヒヤするさ。 全力過ぎて。
[そう語ってから、
――そうだなぁ、と言葉を紡ぐ。 転んで、滑って、落ちる。……か。]
(64) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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( 「頭を打って殺しちゃった」と君は語った。 )
(65) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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/* 見た目だけも含めば、男子陣不良ばっかで笑ってます。 いいんちょー、がんばってー!
(-24) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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[受験戦争から落ちる。 中々、ぞっとする光景だと首を振って、 珈琲を啜って、あちちと呻いた。]
落ちないとも限らんから、気をつけるとしよう。 すごく良い、合格が確定、というわけでもないから。
……庄司は、どこ受けるんだっけ? [そんなに切羽詰ってはいない声で、 気をつける、と言って 人によってはぶしつけな質問を投げる。 日夏という男は、こういう質問を軽く投げる男だった。
珈琲は少しずつなくなっていく。
色の違う珈琲を見比べながら、 薄いほうの珈琲が空になる頃合に またあの寒空の下を歩こうかと、 視線を異世界に滑らせた。]
(66) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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しかし銀世界だ。ひとがいなくて…… まるで宇宙船にでも乗ってるみたいだな。2人で。
[小声で、独りごつ。*]
(67) 2018/08/19(Sun) 02時半頃
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/* 委員長の口調とか、こういうこと>>67さらっといっちゃうとこ、すごい好き。あと英司くんの水BUKKAKEスタート大好き。すごいなーー、こう、連太郎くんが眩しい。空木、何枠なの? 電波?
(-25) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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/* AとAが並んでて間違えそうになる……
(-26) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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おもしろい、って。おまえなあ。
[黒髪の真面目な学生だった時分の俺を 知っている空木から そういった言葉>>52が飛び出したことに、 俺はなんとも言えない複雑な心持ちになった。
が、それを表情に出すことはしない。 なんとなく釈然としない気持ちで空木を小突いたら 存外に力を入れ過ぎてしまったらしい。
短く悲鳴を上げたのち、すんでのところで 転ばずに済んだ空木を見遣って]
(68) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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そうだよ、ガキだ。悪いかよ。
[無意味に胸を張ってみせた。 家では“父”であることを強要された。 だから学生でいられるのは、家の外だけ]
滑る転ぶ。……あー、やだやだ。 空木もそういう縁起担ぐんだ。
[思わず曇天を仰ぎ、 ぴんと張り詰めた冬の冷たい空気に 迫りくる大学受験の気配を感じ取った。
畳みかけるような空木の質問>>53に、 俺は眉根を寄せて]
(69) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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……大丈夫に見えるか?
[これ以上ない真顔で、空木に言い放った。
そうして次の瞬間には その悲愴めいた表情をサッと引っ込ませて]
(70) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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まあ俺、根は真面目だし。 模試の成績はまあまあだし。
本番で良い点取って、大逆転って寸法なのだよ。 空木クン。
[ばしーん、と空木の背中を叩いてやった。
……今度は力の加減をして 空木が転ぶことのないように配慮をすることを もちろん忘れずに]
(71) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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/* 空木の設定、最初は女の子でやろうとしてたんですけど、 男女比の関係と、新チップが好みど真ん中だったので、空木になりましした。水泳部とか、その名残なのでいかせるのか、不安。
(-27) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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あー……、昼飯買うなら付き合う。 学食飽きたし。
[学生鞄の中には、母の作った弁当が入っている。
“父”のために作られた弁当を食べる気にはならず、 俺は毎日学校のゴミ箱に中身を捨てていた。
それを空木が知っていたかは、分からないけれど]**
(72) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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/* ところで、みんな出目大きくないですか?
(-28) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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[ 人の喉と云うものは 詰められれば息の出来なくなるもので つまりは不意に掛けられた布切れであれど 英司の呼吸を乱すのには、十二分だった。 ]
…… てめぇ、殺す気か
[ ぐう と止まった息を 大袈裟に咳き込むことも無く 飲み込んでは、少女を睨みつけた。>>57 ]
(73) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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[ 悪趣味な桃色のマフラーを 英司の首に巻きつけたのは 同級の 桜ヶ台あかね であった。 締まりのない顔と頭を揺らしては 本来学生が歩むべき通学路を指差す。 ]
今更間違える訳ねえだろうが 脳みそ詰まってんのか ?
[ 巻きつけられたマフラーを解いて、 英司はあかねの頭へ投げ被せた。* ]
(74) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 03時頃
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――回想――
平成最後の文化祭―― なんて、 どーもドラマチックだとは思わないかね?
[文化祭の実行委員が決まるか、決まらないか。
陽射しがちゃくちゃくと明るく暑くなりゆく頃合。 訪れた家で、 ヨスガは”学校を休みがち”な 一人の生徒にそう持ちかけた。]
(75) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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[部活で怪我をしてしまってから 学校に来なくなってしまったその生徒に ヨスガは誰かを重ねているようでもあった。
けれどそれをおくびにも出さずに
今と同じく散らかっていたか、どうだったか 部屋の中。届け物―― 宿題や重要なプリントを差出しながら その生徒に持ちかけたことがある。]
(76) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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……実をいうと、人が足りていないんだ。 特に調理関連で。 だから、 もしも君にその気があれば――……だけれど
力を貸してほしいのさ。
[そう、いったことがあった。 頭を下げて、頼むように**]
(77) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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/* 過去のこととか全然わかんないからごくふわっとした縁故しかふれないけど、人のこといえないなっておもった。(過去描写をしてないマン
(-29) 2018/08/19(Sun) 03時頃
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[ 凍死を免れ縊死を迎えるのは、 なるべくなら避けたいものだろうが、 自分なりの好意だったものなので。
首元と頭を指差して、告げた。 ]
寒いと、思って そっちこそ、脳みそ詰まってる? ───…… んぶ、
[ 蛇の睨みのような視線を>>73 物怖じすることなく肩を揺らす。 そして、突き返されたマフラーを、 悪趣味≠ネ桃色を、頭巾のように 頭に巻き付けた儘に彼を見上げて。 ]
(78) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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……こんな雪じゃあさ、 どこもお店閉めちゃうんじゃない? どうせだったら、学校にしときなよ 暇つぶしするとこ、ね?
[ 今度は、首が締まらないよう、 負けじとマフラーを巻き付けようとする。 休みがちで、病気がちだった彼が、 風邪を引かないようにとの配慮のつもり。
拒否られたら、それまで。 諦めて畳んで鞄の中へと仕舞う。 ぶっちゃけこれは、アタシにゃ似合わない。 ]*
(79) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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[ 空木は空気が読めないらしい。空木のくせに。 読めない上に空気みたいなやつだって、 ちいさいころにずいぶんからかわれたので、 空木は自分の苗字があんまり好きじゃない。
だから今も、あきれたような声音>>68に、 ズレたことを言ったかもしれないと思うけど、 もう、それだけで心臓が痛くなるとか、 そういうこともないし、ううんと首を傾けて笑った。]
……おもしろい、っていうか。 おれは、自分の身体に穴があいてるって、 空気穴みたい? 変な感じ、好きなんだよ。 あけんの、ぞわぞわして楽しいし。
[ 少なくとも、空木が言葉を扱うのが下手なのは、 もうずいぶん前から分かり切っていることなので、 もごもごと弁解するように言葉を重ねて。]
(80) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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おまえの耳が、穴ぼこだらけになんの、 いいなーって思って、あけたら、ハマった。
魔除け、らしいし。 連太郎の耳、悪いモン全部跳ね返してそう。
[ 空木は耳たぶにひとつずつあけた穴だって、 向こうっかわが見えるまで広げてやりたかったし、 舌はいつか裂いてやる気でいるのだ。おもしろいから。
同意を得られないなら、そこは見解の相違とやら。 少なくとも耳の重そうな装飾品については、 ”イイ”と思っている友人に向けて。
……髪は黄色すぎん? とは、 はじめて見た1週間後くらいに一度、 無神経にも意見した覚えがあるけれど。]
(81) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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あー、はいはい。 れんたろーは、クソガキ。メンタル小学生。
[ よくわからないところで胸を張る>>69から、 空木はばかにした口ぶりでからかってやる。 やれやれ! って風に、肩をすくめるオマケ付きだ。]
んー、いや。 担ぐかって言われると、気にしない。 転げた拍子に腕でも折らない限り、関係ないでしょ。 …………気になんの? マジ?
[ またしても見解の相違ってやつだろうか。 ジョーダンだよって顔をして、空木は首を横に振った。
そうしたら、軽いつもりで投げた問いに、 級友がやけに深刻そうな顔をする>>70から。]
(82) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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見えない。思わない。 から、言ったんだけど。今更だよな。
[ まっすぐに返した視線は笑っちゃいなくて、 付け足した「今更」は、冷たいんだろうか。
少なくとも、友人に向けた忠告であれば、 タイミングを大きく違えている。空木もわかってる。
空木には選択の余地があった。 だから、そうじゃないひとのことなど、 わかるって言ったって嘘くさいだけじゃんね。
先ほどの会話と、今の反応と。 ひそやかに芽生えたのは違和感ではあれど、 清々しいまでの切り替え>>71を前にしちゃ、 それ以上突っ込むことも憚られ、]
(83) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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それは、否定しない。ギャップが過ぎる。 ……って、女子が言ってた。
[ まじめな友人。ぎらぎらの金髪の。 改めてしげしげとその出で立ちを眺めて、 他愛もないやり取りを交わしながら歩く。]
マジかよ。おれは、久々に学食のラーメン食いたい。 けど、コンビニだなあ。この天気だと品揃えやばそ。
[ 久しく食べていない学食のメニュー。 それを挙げたものの、ふと思い立って足を止めた。]
ていうかさ、
[ 半笑い。とよく言われる笑顔を浮かべる。 空木はふつうに笑っているつもりなんだけれど。]
(84) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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今日もベントーあるなら、おれにくれよ。
[ 何がそんなに嫌なのかまでは知らないけれど、 毎日のようにゴミ箱に埋もれてく料理を、知っている。
なぜとは言わずに、さらりとそう強請って、 ノーと言われればコンビニでカップ麺でも買うまで。 (お湯だけ学校で拝借するのだ。生活の知恵!)
悪天候に相応しい緩やかな足取りで、 学校までの道のりをとぼとぼ歩きながら、]
大丈夫じゃなくてもいいやつの、 特権じゃん、こんなの。おれも、連太郎も。
[ 空木がマフラーの中、こぼした呟きが、 阿蘇に届いたかどうかなど、知る由もない。*]
(85) 2018/08/19(Sun) 03時半頃
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──回想>>75──
ヘーセーサイゴ、そっか。 平成、マジで終わンだよな。 映画とかに、ありそー。
[ 当時はまだ比較的きれいなもんだった家に、 どうぞどうぞと委員長を上げたのは空木だ。
いたって普通のファミリー向けの間取り。 おかしなのは空木が真昼間からいることだけ。
昼間からカーテンが引かれている部屋。 投げ出されたブランケットやこぼれそうな灰皿は、 ”だらしない”という印象には充分かもしれないが。
なんせ、ほとんど昼夜逆転の生活で、 放課後に立ち寄ってくれたんであろう日夏の、 来訪でようやく目覚めた体たらくであった。]
(86) 2018/08/19(Sun) 04時頃
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なんか、ごめんな。 御足労をかけまして?
[ 簡単に好みだけ聞いて、飲み物を出す。 学校にも行かずふらついているうちに、 おもしろがってシロップだのフォーマーだの、 自宅のキッチンに持ち込んだのは空木だった。
届けられたプリントの類をとんとんと束ねて、 ざっと目を通す。もう文化祭準備の時期らしい。]
日夏、なんかすごいね。 言葉選びが、すごい。大人って感じ。 貸す力もなんもって感じだけど、 俺も、そろそろ戻りたいなって思ってたから、 それは、助かんだけど。喫茶店かあ、すご。 料理、別に得意じゃねえけど、いいかな。
(87) 2018/08/19(Sun) 04時頃
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[ 顔色をうかがうように、曖昧に笑った。]
取り持たせるよーなことさせて、 なんか、ごめん。マジで。
[ 照れや気まずさから顔周りを引っ掻くと、 思いつくままにあけてったピアスに指がかかる。
学校をサボりがちになって、髪を染めた。 ピアスを開けた。あちこちに。先のことなど知らない。 それがそのときの空木には必要だっただけだ。
気が向けば学校にだって行っていたから、 今更、それを晒すことに抵抗があるんでもないけど、 ふらふらすんのも空しくなったんでって、 しれっと戻るにはちょっと、欠席を重ねすぎた。]
(88) 2018/08/19(Sun) 04時頃
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……夏休みあけたらーとは、思ってたンだけど。 ヨロシクオネガイシマス。ちゃんと行く。
[ 根はまじめナンデ、と。小さく付け足す。 言葉を借りたと知られれば、 生真面目な級友には不名誉ではあろうが。**]
(89) 2018/08/19(Sun) 04時頃
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/* うつぎくんのロルからやる気をかんじる、すごく
(-30) 2018/08/19(Sun) 06時半頃
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/* オートロックとかない感じのファミリーなおうちか。
囲われたか、遺産か…
囲われたかな。(なんとなくかんがえる丸
(-31) 2018/08/19(Sun) 07時頃
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/* 腹痛で眠れないんでお返事しよね。
(-32) 2018/08/19(Sun) 07時頃
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[ 今度は決して締まらぬように ゆるやかに首巻きを掛けられる。 ]
いらねえって、──…… はあ
[ 世話を焼いているというよりは 押し付けているに近い。 だが、彼女の手を乱暴に払いのけ マフラーを雪原に落とすほど、 英司の機嫌はまだ損なわれていなかった。
首が寒いのは事実であるし 少しだけ屈んでやって、 悪趣味な色が顔の下を彩った。 ]
(90) 2018/08/19(Sun) 07時半頃
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[ 似合わなさ で言うのであれば>>79 英司の方が、幾分か上だろう。 人殺しの様なしかめっ面の下に いかにも な可愛らしいマフラー。 臆病な人間が遭遇したのならば 湧き上がる笑いと戦うことになるような 実に滑稽な装備であった。 ]
こんな天気じゃ 外は全滅 屋上も無理 学校の何処で暇をつぶせって言うんだよ
(91) 2018/08/19(Sun) 07時半頃
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[ 文句を言いながらも、 足は学校の方へと向かい始めた。
雨の日も風の日も、大抵の店は 戸を閉めることはしないと思うが、 特段学校に行かねばならない理由が 無いことと同じように、 学校に行かない理由も無いのだ。
行かなくてもいい。 同じように、行ってもいい。 何に囚われることも無く、 英司はただ 自由なだけだ。 ]
(92) 2018/08/19(Sun) 07時半頃
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[ 然しと言って、その自由さが 豊かさや幸福を与えるのかと尋ねられれば その問いかけは、肯定しかねる。* ]
(93) 2018/08/19(Sun) 07時半頃
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/* 回想誰かに回す 4 考えながら仮眠しよ
(-33) 2018/08/19(Sun) 07時半頃
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―― 回想 空木と――
しばらくは平成最後のナントカネタには 事欠かないだろーさ。 そういう映画があれば 予言は当たったと思っておこう。
[閉ざされたカーテンから ちろちろと薄い夏の日差しが覗いていた。
空調の風が静かに流れていて 溢れるまどろみの気配と灰皿から零れる煙草の匂いが どこかもったりとしていたけれど――
その時ヨスガが訪れた空木の部屋は、 別に最新のパソコン等が置かれているわけでも ちらかりすぎているわけでもない、 ごく普通の部屋だった。>>86]
(94) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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ははは。ゴソクローカケマシタ、じゃなくて ゴクローだったなで構わないぞ。 どーせパシリだ。
[髪を染めて、ピアスをあけて、 そうなるより前よりも、”大人っぽく”なって 変わった、ように見える空木が 前とあまり変わらない言葉遣いで 使いづらそうな敬語を使うのが少し面白かった。
学校で見かけることがあっても、 サシで話すことはなかったから。 緊張が解けたというか、――安心した、というべきか。 ほんの少しだけ。
渡されていた珈琲に手を伸ばして、 たゆたう液面を見る。 ゆらゆらと揺れるミルクが、まるで波紋のよう。]
(95) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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[それから、ここに来た理由を話すと、 「なんかすごい」、と幼い言葉で言われたから 更に肩の力が抜けた。>>87]
大人なんて、いやいやいや。 こんなもの演劇とかの真似だよ真似。慣れてるだけ。 料理は得意じゃないか…… いや、それでも、
[来る気持ちがあるなら、来てくれると、といいかけて、 喉が渇いてドリンクを一口。 広がる柔らかい甘さに、少しばかり驚いて瞬いた。]
――この珈琲、おれが自分で淹れるのより旨いぞ……。 うん、おいしい。これはすごいと思う。 専用の道具を使っているのかい?
[面白がって台所に導入された機材、が見えたなら それを指差しただろうし なくても、淹れてくれたものへの感想を告げて、]
(96) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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喫茶店だから、むしろ空木は来てくれたまえ。 てんで料理も飲み物も ダメなおれよか役に立つだろう。
[と、そう笑っただろう。 それから、取り持たせる、という言葉には いやいやと首を振り、 指にピアスが引っかかるのをちらと見た。]
強制は出来んから……意思はどうにもならんから まあ前向きに思ってくれているならおれも嬉しい。
……まぁ……、
[根はまじめ――と口内で反芻する。 その言葉で思い浮かんだのは 高校入学後、 姿を魔法のように変えてしまったとかいう阿蘇のこと。 ……とはいえ、ヨスガは阿蘇の中学時代を 噂でしか知らないが。]
(97) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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[なんとなく、 この件は阿蘇に頼めばよかったかとも思う。 2人がじゃれるように話す姿は知っていたから。]
( ――しかし――あれはあれで……なぁ……)
[思いつめるような顔を端々に見せる阿蘇を思い出した。 理由は、少なくとも当時は知らないけれど。 ……重いものを背負ってそうなところに更にとか、 まあ、無理だろ。
――という逡巡を、一息でしてから、 ごまかすように。]
(98) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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サト君とレン君で不真面目真面目ワンセットだな。 こちらこそ、宜しくお願いします。
[夏休みあける前でも後でも、来てくれれば。 そうつけたした。
サト君レン君は彼らの名前からつけた略称であった。 杯を空にすれば、「ご馳走様でした」と もてなしに手をあわせて いまだまどろむような空気が漂う部屋から退出した。
――染めた髪のことや、ピアスのことは きてくれるようお願いした手前、 すぐに踏み込むことはできなくて ただ、その当時は、記憶の片隅にとどめたままであった。**]
(99) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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/* 結構ソロルした方がいいのはわかってるんだけどかけないな…
あと前村の安楽くんの真似じゃないです(今読んで似てないとは思うけどとりあえず…) 双子が多い村だと気づく前まではむしろ進君とやろうとしてることがガチ被りしてました。はい。 ヨスガとエニシだしエニシ殺そうとかね…双子なんてなかった…
(-34) 2018/08/19(Sun) 08時頃
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/* >>90からそこはかとないツンツンツンツンツンドラ……デレ、みたいな感じを感じる。
(-35) 2018/08/19(Sun) 08時半頃
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―― 幕間 ――
[見た目よりも中身で勝負、なんてものは方便だ。 結局のところ、人間は容姿で他人を判断しているのだ。 それを実感したのは、高校生になってからだった。
中学生の頃の俺は、それはもう真面目な生徒だった。 学級委員長やら、生徒会やら そういった誰もが面倒臭がる役職も、積極的にこなした。
俺の中身は きっとあの頃もこれっぽっちも変わってない。 学校の成績は相変わらず良かったし、 授業をサボったりもしない。
けれど周りが俺を見る目は、変わってしまった]
(100) 2018/08/19(Sun) 11時頃
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……空木はさァ、 俺みたいな不良学生とトモダチやってていいわけ?
[なんてことを、まだ水泳部だった頃の空木に おどけて言ったことがあったかもしれない。
半分本気で、半分冗談だった。 空木は俺を見た目で判断していないように、見えた。
俺なんかとつるんでたら、 空木の教師からの評判も落ちてしまうんではないかと あの頃の俺は内心で考えてたりした。
結局のところ、そんな空木も 水泳部を退部した時期から学校をサボり始めて 教師からの評価もクソもなくなってしまったわけだが]
(101) 2018/08/19(Sun) 11時頃
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[周りの奴らから見れば 問題児ってやつなのだろう。 俺も、空木も。
そんな問題児と関わろうとしてくる日夏は きっと、とんでもなく物好きで 馬鹿がつくほど真面目な奴なんだと、俺は思う。 学級委員長らしい、というか。
空木が学校にまた来るようになったのは 学級委員長の働きかけ>>77が大きかった、だなんて 教師たちの間では評判だった]
……日夏。ありがとな、空木のこと。
[なんて、夏休み明けの放課後に 日夏に話しかけたことがあった]
(102) 2018/08/19(Sun) 11時頃
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[文化祭を口実に、学校へ来るよう 空木を説得した日夏のことは もちろん俺も知っていた。 直接、空木の部屋を訪ねたらしいことも]
そーいうことするなら 俺も誘って欲しかったけどな。
[冗談めかして、拗ねたように口元を尖らせた。 そのあと、ニッと相好を崩して日夏の肩を小突く。
なんとなく、悔しかったんだ。 何もできなかった俺も。 学級委員長として、周りから信頼されている日夏も。
きっと、そのなにもかもが]
(103) 2018/08/19(Sun) 11時頃
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[真面目で、優秀で、学級委員長で。 中学生時代の俺みたいだと、心の中で嫉妬した。
日夏みたいな高校生活も 父さえ消えなければ、母さえ狂わなければ 俺にもあったのかもしれないなんて。
教師に怒られて、目をつけられて。 こんなの本当の俺じゃないんだって。
馬鹿みたいだろ。知ってる]*
(104) 2018/08/19(Sun) 11時頃
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[ 悪趣味≠セとは思わない。 趣味じゃない、似合わないだけ。 謙遜、とか、そういうんじゃない。
だから、それが自分の手を離れて安心すらした。 ]
いーじゃん、似合ってるよ
[ 険しい顔も、此れで幾分も和らぐだろう。>>90 唇の隙間から歯を僅かに覗かせて笑う。 其れは決して、滑稽さを嘲笑うものではないが 捉え方は各々の自由である。 ]
(105) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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[ 学校へと向かい始める足先。>>92 タイヤで踏みならされた道標を追うように>>60 満足げに鼻を鳴らせば、足早に隣を歩く。 昔は長く伸ばしていた髪だったが、 今解放された首回りは直に冷たい風を受け 背筋が寒さに震え、鳥肌が立った。 ]
教室に決まってんでしょ、 ほかに行くって選択肢はないよ? ほーんと、自由に生きてんね 羨ましい限りですわ
[ 自由。囚われ縛られ続けることなく 自らの責任を伴い選択できることだ。 ]
(106) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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[ 規範、道徳、秩序、エトセトラ。 何かを守ったからといって、 豊かさや幸福を与えられるかと尋ねられれば その問いかけには、肯定できる筈もない。
然し、社会に馴染む為には、必要とされた。 ]
(107) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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[ 妬けるような茜空を最後に見たのは、 いつのことだったのか定かではない。 ]
(108) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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[ アタシの回りは、 姉のお下がりで構成される。 手袋、マフラーだけじゃない。 着ている制服も、鞄も。 部屋にあるものも、クマノミも。
姉は嫌いじゃない。 むしろ、優しくて好きだ。
ただ、姉好みとアタシ好みのもの。 とことんと趣味が合わない。 違う人間だから、当たり前だろう。 ]*
(109) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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―― 通学路 ――
うっそ。 おまえ俺のこれ、羨ましがってたの。 ……まじかよ。
[自分の耳朶をつまんで 俺は少なからず目を丸くした。
魔除けだなんて、空木らしい発想だなと思いながら そんな高尚なモンじゃないよ、と 内心で自分を嘲笑った。
これはきっと呪いなんだ。母の、そして父の]
(110) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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[最初に髪を染めた時も 空木は「黄色すぎん?」>>81なんて 気の抜けた台詞を漏らした記憶がある。
捉えどころがなくて、 どこか周りからふわふわと浮いたような生徒だった。 俺から見た空木は]
ギャップ、ねえ。 ……まあ根は真面目だからな、俺。
[根は真面目。そう繰り返す。 半ば己に言い聞かせるような言葉に その声音は聞こえたかもしれない]
(111) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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だーめ、あげない。 素直に昼食はコンビニで買いたまえ。
[母の呪いを体現したかのような弁当を 友人に食べさせるのは、俺の良心が咎めた。 アレは、捨てることに意味があるんだ。
そんなどろりとした嫌な感情を 表面に出すことはせず、 俺はひらひらと空木に手を振るだけだ。
かじかんで赤くなった指先は、 なんの感覚も俺に伝えてはこない]
(112) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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まー、たしかに。 この天気だと品揃え悪いかもだな、コンビニ。
[鉛のように沈んだ色をした冬空を見上げた。 冬という季節が、俺は心底嫌いだった。 父が家を去った日も、沢山の雪が降っていた]
……特権なんて、俺は欲しくはなかったよ。
[小さくマフラーの中で零した呟きは、 きっと空木には届かない。
曲がり角の向こうに、コンビニが見えた]**
(113) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 11時半頃
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/* れんくん、自分を見失う。→ここ拾いたいなー。 ちょっと違うけど、本当の自分を見てもらえていない。 ここが、いっしょ。
(-36) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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/* あーーー…… 連太郎の口調めっちゃ喋りやすい なんか、こう、落ち着く いつもの俺だよ俺
(-37) 2018/08/19(Sun) 11時半頃
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/* PC的に、ご飯持ってなさそうだからコンビニ行こうかと思ったけど、コンビニ集合!!ってなりそうだからやめとこお
(-38) 2018/08/19(Sun) 12時頃
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── 髪の話
[ 高校入学と同時に、だったと思う。 長年に渡り伸ばしていた髪を切った。 失恋?そんな女の子らしい理由じゃない。 今時、ショートカットの女優とか沢山いるし。 別に悪いことをした訳でもない。 頭が軽い。其の事実だけで、心が騒めく。
両親は、長い方が良かったと言うけれど、 姉だけは違った。 ]
(114) 2018/08/19(Sun) 12時頃
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[ ほんの僅かな変化でさえ、 途轍もなく勇気が要った。
髪色を変えたり、ピアスを開けるなんて、 想像しただけで、身震いがする。 ]
(115) 2018/08/19(Sun) 12時頃
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[ 女子バレーボール部。 動くのに長い髪は邪魔になる。 真面目な部活動に臨む為だ。
しかし引退した後、少しだけ伸びた髪が、 頬を擽ることが不快に感じる。 中途半端な長さの髪は、耳にかけても落ちてくる。
────鬱陶しい。 *]
(116) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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─── 回想・文化祭
[ 文化祭実行委員。 いわゆる、雑用係とも言う。 委員長たちの力を借りながら、 機材の調達やら調整やらのスケジューリング。 文化祭を盛り立てる為に、他の委員たちと パンフレットを作ったり、宣伝活動をしたりもした。 とにかく、なんでもやる委員だ。
教室の中でうるさいアタシには、 お似合いな委員だったに違いない。 ]
(117) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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──幕間──
……なんで? 連太郎、カッコだけじゃん。
[ と言ったのは、まだ短髪が黒かったころの空木だ。
ごく真面目に授業を受けて、部活に励み、 教室の後ろのほうにいる、地味で凡庸な。
たくさんはいない無害な友人たちと、 漫画や音楽の話をしている──ってのが、 そのころの空木の日常だった。]
今日は、変なこと聞いてくんね。
[ そんな中、阿蘇連太郎はきっと、 空木の友人の中じゃあ異質だったんだろうけど。 馬鹿げた問いだ。空木からすりゃあ、むしろ、]
(118) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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連太郎が、おれみたいのと、 つるんでくれてるほうが、いびつじゃね?
[ 小学校や中学を振り返っても、ずーっと、 空木の友人は、華ってやつのない、 善良で気の小さい男がほとんどで、 空木だってその一角であるつもりだった。
一方、奇妙な問いかけを投げる友人ときたら、 人の前に立つことも厭わず、またそれがサマになる。 ──と、言われていたのを覚えている。ゆえに、]
なんか、もっとさあ。 ……うちの学年だと、誰だろ。日夏とか?
[ ちょっと変わってるらしいけど。と、 人から伝え聞く評判を思い出しながら、 空木はやっぱり、へらりと笑った。]
(119) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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おれといても、面白いことも、いいこともないだろ。
(120) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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……ね、会計サン。よろしくね って、仁花、なーに聴いてんの?
[ 委員決めの後、 音楽を聴いているクラスメイト、 兼女バレのマネージャーさんに声をかけた。
そして、彼女へと手を伸ばす。 片耳のイヤフォンを外そうとする算段だ。 ]*
(121) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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──現在/通学路>>110──
マジマジ。影響されやすいから、おれ。
[ 冗談めかして空木は言ったけれど、 マジなのも影響されやすいのも本当だった。
少しだけ軸の太いピアスをさせるようになった、 自分の耳たぶの穴を温めるように擦りながら、 じゃくじゃくと雪を踏みならして歩く。]
真面目なクソガキ、ヤバそう。 そんな、呪文みたいに唱えなくても、 知ってるって、みんな。
[ 言うことに意味があるみたく、繰り返される言葉。
その口ぶりに含みがあるように感じられて、 空木はあえて気楽そうな声を返して、笑った。]
(122) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[ 昼食ゲットならず。無念である。 ふざけた口ぶり>>112の阿蘇に、 引き下がる気もない形だけの不平。]
ちぇっ、どうせ捨てるくせに。 いいなあ、手作りベントー。 連太郎のかーさん、そんなに料理下手なわけ?
[ 軽口を叩き、角を曲がればコンビニが見えた>>113。
どうか入荷が滞ってませんように。 平和な祈りを捧げて、阿蘇の少し先を歩いた。
外は寒い。振り返りもせず、屋内を目指して。 だから、届かなかった呟きがあったとて、気づかない。*]
(123) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[ 歯の白さを覗かせる笑い方は>>105 英司を馬鹿にするものでは無かったが、 其れを理解した上でもって 口からは自然と罵倒が飛び出た。 ]
クソ女
[ 客観的に見れば、似合ってなどいない。 鏡が有れば、投げ捨てたくなる程に。
首元の涼し気になったあかねに>>106 昔のように長い髪が有れば 寒々しい姿もすこしはマシだった。 ]
(124) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[ 誰かが先に、通ったのだろう。>>60 すう と一筋のタイヤ痕が残されており 二人は其れを辿って歩く。
比較的早い段階で会ってしまったのだから 人通りが妙に少ないことも 同じ制服を着た生徒が他に見当たらないことも 英司は、この段階で気付くことは無かった。 ]
…… だる
[ 輝かしい将来の約束された生真面目な生徒達に 紛れ込んで、型に嵌められ過ごす時間は 真綿で首を絞められているように感じる。 ]
(125) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[ 中学校の頃は成績優秀者の枠に納まっていたが 進学した後は、そうでは無かった。 家庭学習など行うものでは無かったし、 中学生の頃は授業への理解が早かっただけなのだ。
英司は天才では無かった。 均して整えた子供たちのなかで 僅かに頭の回転が速かっただけで、 優秀な遺伝子の中に放り込まれた。
自分を驕ることもあったが、過去の話だ。 上の人間など星の数ほど居るのだと 分かってしまえば諦めるのが自然だった。
もともと、英司は学校という箱庭が嫌いだ。 ]
(126) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[ こん と小さな咳が出る。 このところは妙に寒く、 気象予報士も何かと言っていたように思う。 そんなところに健康も何も気にせずに 薄着のまま彷徨うことをするのだから、 風邪を引きかけても可笑しくは無いだろう。
それは隣に居る彼女にも当てはまること ではあったが、元はと言えば マフラーを譲ったあかねの行動故の 薄着であるのだし、そんなものは 自己責任で、選択で、自由だ。 だから気など遣わない。
彼女の趣味とか、好みとか、 そういうことは、良く知らない。** ]
(127) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[男って奴は、どいつもこいつも ロクデナシばっかりだ。]
(128) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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―自宅―
[ワンルームは家主の巣だと言ったのは誰だろう。 言い得て妙だと一色乃歌(いっしきのか)は思う。
一人暮らしを始めて数ヶ月、 家事を担ってくれていた母の偉大さを 痛感し始めた今日この頃。 未だに自炊は数える程しかしていない。
この巣も、綺麗な場所とは言い難い。 抜け殻のように脱ぎ捨てたパジャマや カバンの中でくしゃくしゃになっていた レシートやクーポン券を踏んで 卓袱台の前にぺたんと座り込んだ。
菓子パンを貪るように口に入れる。 イチゴ味の蒸しパンは 一分と経たず胃の中に収まった。]
(129) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[食後のデザートの代わりに そわそわと開いたおまけのシールには 大好きな黄色いネズミが貼られていた。 自然と頬が緩む。
キャラクターだらけのコルクボードに 新しい仲間を貼り付けて。 そうしてから、ようやっと乃歌は ご機嫌な表情を能面のように削ぎ落として 身支度を始めたのだった。]
(130) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[暗い部屋で煌々と光るテレビの中、 女性アナウンサーがニュースを読み上げている。
やれ政治家がどうの、不倫がどうの 日がな一日繰り返される画面を黙らせて、 申し訳程度にアイロンをかけた制服を纏う。]
……クリーニング出さなきゃかなぁ。 まぁ、いっか。
[外の雪景色と部屋の冷え込みに 一年ぶりに引っ張り出した橙のパーカーは クローゼットの袋の中で少し皺になっていた。 悩むこと数秒、制服の上に羽織る。 ウインドブレーカーや防水のスニーカーを しっかりと装備して 玄関の鏡の前でくるりとターンを決めた。
我ながら可愛い。そう思う。]
(131) 2018/08/19(Sun) 12時半頃
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[サヨナラ逆転満塁ホームランだとか アイドルだかバンドマンだかの自殺>>59だとか 蝉の鳴き声と共に繰り返された話は、 乃歌の頭の中からもう薄れつつあった。]
(132) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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いってきまぁす。
[出かける時は、誰かが居るように振る舞え。 幼い頃に父に言われた防犯の知識を 乃歌は未だに守っている。
誰もいない、居心地の良い巣に 後ろ髪を引かれつつ家を出る。 深い深い、ため息を吐いた。
男が蠢く場所に行かねばならないことは あの日以来、苦痛だった。]
(133) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[平成最後の文化祭で、 一色乃歌は、男性が嫌いになった。
憎悪とすら呼べる眼差しを向けるようになった。 男性という存在を、心の底から嫌悪するようになった。
それは、親しくしていたクラスメイトや 幼馴染とて例外ではない。
顔を見るだけで胃のあたりがむかむかする。 声を聞くだけで鳥肌が立つ。 話すだけで吐き気がこみ上げる。 触れられるだけで―――いや、考えたくもない。]
(134) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[けれども、世界が変わってしまったとて、 家族に迷惑をかける訳にはいかない。
叫び出したい気持ちと 逃げ出したくなる足を叱咤して 我らが学び舎へと向かい始めた。
家が恋しい。そう思う度に過ぎる白昼夢に 吐き気を堪えるように俯いた。]
(135) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[少し口うるさいお母さんも、 休みの日は寝てばかりいるお父さんも 口うるさい兄貴も、至って普通の人間だ。 変わった所は何も無い。幸せな場所だった。
あの文化祭の日までは。
何か言いたげだった兄貴の言葉の その続きを聞くつもりは無い。 送られてきた手紙は埃を被り続けている。 もう一生、読まれることは無いだろう。 兄が、兄である限りは。]
(136) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[そうして、今。
平成最後の冬に、一色乃歌は さくさくと足跡を残している。 こちらは、雪か、或いは他の足跡で すぐにでも消えてしまうんだろう。
それでも、どうしようもない傷跡だけを残した 茹だるように熱くて、長い 平成最後の夏より、ずっといい。**]
(137) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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/* 44(0..100)x1
(-39) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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―― コンビニ:イートインコーナー ――
[熱いコーヒーを冷ますために、 私の紙コップの蓋は開けっ放しだったので、 真っ黒なコーヒーがきっと日夏君にも よく見えたと思います。
白い世界に、黒い飲み物。 白と黒。光と闇。
一寸先は闇なんて言いますね。 受験生にとって、未来はそんなものかもしれません。 けれど、日夏君はきっと違うのでしょう。 一寸先も、きっと光なのだと思います。]
(138) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[そんな取り止めのない思考は、 日夏君の返事が耳に届くと、>>64 あっさりと霧散しました。
そんなこと、あるわけありません。 私は曖昧な笑みを浮かべて、 日夏君に向かって首を横に振ってみせます。]
万に一つも、ないよ。 ……でも、もしもそんなことがあったら、 日夏君には連絡しないかも。
だって、日夏君に連絡しないで、 私に連絡が来たなんて思わないしね。
(139) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[当然、日夏君にも連絡が行ったものと思って、 私は、男子への連絡を日夏君に任せた気になって、 女子にしか連絡をしないでしょう。
大雪で休校になった学校に、 3年5組の男子だけが集まる光景を想像すると、 ちょっぴり愉快な気持ちになりました。]
(140) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[実のところ、私はそういう人間です。 真面目なんかじゃありません。 与えられた役割しか果たせない、モブなだけです。
自分というものがなく、求められたことを 淡々とこなしていることしかできないのです。 それを“真面目”と言われるのは、 分不相応な評価を頂戴しているとしか思えません。
だから、真面目だと言われるたびに、 私はこっそり居心地が悪いのでした。]
(141) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[雪道を自転車。>>64 雪道を全力疾走。
日夏君の言葉に、 私はクラスメイトたちを思い浮かべます。
自転車通学の似鳥さん。>>60 いつもにぎやかな桜ヶ台さん。>>117 ……確かに、少し心配です。]
あ。
[そんな時でした。スマートフォンに メールが届いたのは。 送信者名に私は軽く目を瞠ります。 なんというタイミング。 日夏君に軽く断って、私は文面に目を通して、 そうして返信文を打ちました。]
(142) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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差出人:庄司 夜子 宛先:桜ヶ台 あかね
おはよう。 休校の連絡は来てないよ。 コンビニで日夏君に会ったけど、 日夏君にも連絡ないって。 ありがとう。桜ヶ台さんも気をつけてね。
(-40) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[送信完了を確認すると、 私はテーブルにスマートフォンを置きました。
手に取った紙コップは大分ぬるくなっていて、 もう蓋を外している必要もなさそうですが、 今更蓋をする気にもなれません。 コーヒーを一口飲んで、その間に返事を考えます。]
なんだったっけ。そうだ、進路だったね。 私が受けるのは、
[そうして、私は比較的近隣の、 公立の看護大学の名前を挙げました。
別に、献身の精神があるとか、 そういう立派な理由ではありません。 看護師なら就職に困らないだろう、なんて それだけの動機でした。]
(143) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[独り言のような日夏君の呟きには、 思わず目を瞠りました。>>67]
……私には、恐れ多いな。
[きっと、日夏君のその言葉に、 深い意味などなかったでしょう。 そんなことは重々わかっていたのですが、 私の返事は少しばかり間が空きました。]
(144) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[私は、主人公ではありません。 主人公の友人ポジションですらないでしょう。 私に似合うのは、せいぜい、 主人公の噂話をする、少女A役です。
いかにも主人公然とした、 学級委員長の日夏君。 そんな日夏君と2人で宇宙船に乗って、隣にいるのが 私なんていうのは恐れ多い。 そんな風に思ってしまったのでした。*]
(145) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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── 回想 日夏と>>94 ──
映画、ありそー。 高校生がわちゃわちゃしてるようなやつ。 おれら平成最後の高3? すげーね。
[ 日夏との会話は、異なる言語をもってして、 コミュニケーションを図っているみたいだ。 と、空木は思う。空木の会話コマンドは貧弱だ。
そのときはまだ、その家に住んでるのは、 空木ひとりじゃあなくって、 昼間、空木が散らかしたって、 少なくともリビングなんかは母が片付けていた。 ばかみたいにものを買うことを始める前だった。
だから、ごく普通の部屋>>94だ。 どうぞおくつろぎください。]
(146) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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日夏がぱしり? 似合わねえ。 ひと、顎で使ってるほうが、似合いそ。
[ 日夏の何を知っていると言われれば、 人づてに聞く噂と、その尊大な口調くらい。
空木は、どうにも会話の中で、 ぱっと言葉を選ぶのが下手であったから、 演劇の真似事、と言った日夏>>96を、 すこし、羨ましくも思う。そのくらい口が回れば。
……なにも変わらなかったような、気もするけど。]
(147) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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[ 日夏が相変わらず言葉を紡いでく>>96のを、 空木はぼうっと見ていた。フォローが居た堪れない。
それだけ喋ってくれればのども乾くだろう。 カップに伸びた指をちらりと見やれば、 出した物を褒められれば、そりゃ悪い気はしない。]
マジ? コーエイです。つか、照れんね。
[ へへ、と笑ってもそもそと告げる。]
料理は、なんかやること多くてややこいけど、 飲み物って混ぜたりするだけで、 いろんな名前になるから、おもしれーじゃん。
[ 調理担当に就くにしては荒っぽいことを言って、 空木は簡単に気を良くする。]
(148) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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おれがいれるよりうまい、っつったくせ、 日夏、料理も飲み物もだめなのかよ、ウケる。
[ けらけらと、久々に声を上げて笑う。 舌の真ん中へんに、銀色の球体が突き刺さっている。
空木はお気楽だ。と、自分でも思っている。 品行方正な高校生の姿の日夏が、 空気のこもった我が根城にいることさえ、笑える。
ワンセット、というのはちょっと申し訳ないが。]
うん、連太郎にも、よろしく言っといて。 ありがと、たのしかった。また遊びにきてよ。
[ へらりと笑って、応えるように手を振る>>99。 御足労おかけしました、と言った時の居た堪れなさは、 もうほとんど薄れて、忘れかけていた。*]
(149) 2018/08/19(Sun) 13時頃
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/* 空木、べつにおばかになる予定じゃなかったんだけど、 どんどんすごいばかになっていますね。 もっとこう、物静かで淡々と会話ができる男のはずでは?
(-41) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
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―― 回想:書記のお仕事 ――
[モブである私が、3年5組という世界において、 書記という立場を得ているのはおかしい。 そんな説もあるのかもしれませんが、 そもそも、私が書記になったのは、 立候補したからではありませんでした。
委員長が決まって、副委員長が決まって、 庶務が決まって、 最後まで決まらなかったのが、書記でした。
たまたまその時、担任と目が合ったのが私で、 「やってくれないか」と言われたのが私でした。 それだけのお話です。
与えられた役割しか果たせない。 求められたことをこなすことしかできない。 そんなモブは、与えられた“書記”という役割を ありがたく頂戴したのでした。]
(150) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
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[そして、実際のところ書記という役職は、 これ以上なくモブ向きと言えました。
書記に与えられた役割とは、記録すること。 交わされた議論を、 話し合われた内容を、 その結果、決定された物事を、 黒板に、議事録に、記録することです。
意見を求めることはあっても、 意見を求められることはないのです。]
(151) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
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[文化祭もそうでした。 ホームルームで、企画を何にするか 話し合いがもたれた時も。
“演劇” “喫茶店” “展示企画”
あげられたそんな提案を、 私は黒板に書いていきます。 話し合いの結果、喫茶店に決まると、 私は黒板の“喫茶店”の上に、 ピンクのチョークで花丸を書きました。
指先に残ったチョークのピンク色を、 なぜかよく覚えています。*]
(152) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
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/* 一色 乃歌:44 桜ヶ台 あかね:63 阿蘇 連太郎:34 日夏ヨスガ:77 空木 理:80 仁鳥 仁花:82 弓木 英司:91 庄司 夜子:69
91>82>80>77>69>63>44>34 初回落ちどころか今のところ最終日組になるのでは(真顔
(-42) 2018/08/19(Sun) 13時半頃
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/* 悩みは、親に捨てられて、モブとしての役割すらなくなってしまったことです。 出番がなくなった登場人物は退場するしかないのです。
赤希望出そうかなあ。どうしようかなあ。
(-43) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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Aは、サンドウィッチを食べ終えると、ごちそうさまと呟いた。**
2018/08/19(Sun) 14時頃
少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 14時頃
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[ 自然な罵倒。単純な罵倒。>>124 唇の端が、ぴくりと歪んで吊り上がる。 しかし、其れは一瞬のこと。
すぐに、へらついた笑顔に戻った。 ]
アタシだってー、クソ女にゃ なりたくてなったわけじゃないっつのー
[ 薄い首元を、暖かい手袋に覆われた両掌で覆う。 幾らかマシに、なればいい。 此の儘強く自分で首を絞めたとて、 そう簡単に呼吸は止められない。 解放されてすぐ、荒くなった呼吸に合わせて 動く筋肉が熱を発してくれて 少しは暖かくなるかもしれないけれど。 ]
(153) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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──現在/コンビニエンスストア──
[ こんな悪天候の日だって、 コンビニは軽快なメロディで迎えてくれる。 それをなぞらえるように鼻歌を口ずさんで、 空木は乾麺、パン、飲み物と順に売り場を巡った。
食堂のラーメンの話をしたせいで、 無性にラーメンが食べたくなってしまったのだ。
昼食用にカップ麺をひとつと、 朝食用のアンパン、ミネラルウォーターを手に取る。
阿蘇に買うものは決まったかを訪ねて、 自分の分は、IC機能で支払いを済ませる。
残高が1000円を切ったらしい。 オートチャージで、即座にそれが補充される。 現金が入っていない空木の財布は薄っぺらだ。]
(154) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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[ 朝食としてのアンパンは、 教室で食べるつもりだったけれど、
出口付近のイートインコーナーに、 見知った顔が並んでいるのを見つけて足を止めた。]
日夏と、庄司さん。
[ 小さく手を振る。おはようございますの代わりだ。
学級委員のふたりがこんなところで寄り道なんて、 今更休校にでもなったのかな、と空木は思う。 まだ、始業まで余裕はあるけれども。]
(155) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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[ 爪先に張り付く雪を蹴飛ばしながら、 敷かれたレールの上を歩く。>>125 此の先に待つのは、小さな箱庭だ。 ]
……学校、やっぱ休みじゃないぽい
[ スマートフォンの振動、 受け取った文面を確認して、 英司に事実をそのまま伝える。
妙に少ない人通り、 同じ制服の人間が見当たらないことは、 隣の男と同じく大して気にしていなかったし 真面目の代名詞とでも言える、 書記からの返信を受け取れば、 違和感というものは自ずと雪に覆われた。 ]
(156) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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ふたりして、途中休憩、ですか。 今日、学校あんだよな? そのつもり、なんだけど。
[ これはわたしのごはんです。 と言わんばかりに、ビニール袋を掲げ、 自分もまた、食事を調達したのだとアピール。
学校からほど近いのもあるだろうけど、 まるでうちの高校のたまり場だな、と空木は思う。
真面目な委員長。真面目な庄司さん。 真面目な連太郎と、真面目なおれ? 真面目なやつらの吹き溜まり。
と、どうでもいいことを思って、愉快だ。 あ。真面目じゃないのに翼成に受かるやつなんて、 ほとんどいないだけか。と、思い直す。]
(157) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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[ ところで、この店内にどうやら、 空木たち以外の真面目さんはいない。
登校前のこの時間なら、 それなりに賑わっていることが多いのに。 妙だな、と思って、また店内を一周見まわす。]
なんか、ひと少ねえな、今日。 自主キューコー? ずるくね?
[ 到底空木に言えたことじゃあないけれど、 この豪雪にもまれた後じゃあ、 筋の通らない難癖のひとつもつけたくなる。
ふうん、と首をかしげて、 その場にいる級友らを見やったのだ。*]
(158) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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─────────── To 夜子 From あかね ───────────
ありがと! 二人に連絡ないなら、 お休みじゃないのかぁ 学校、過酷すぎない〜? じゃ、また学校でね!
───────────
(-44) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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[ 軽く返信を送った後、 其れはアタシの耳に届く。 ]
……風邪?
[ 小さく咳き込む音だ。>>127 彼を見上げ、首を傾げる。 風邪を引いていても、外へ出る。 これも正に、彼の自己責任であり自由だが。 受験を待ち構えている生徒がたくさんの、 教室に踏み込んで風邪を移されては、 多大なる被害を被るのは周囲の人間だ。 ]
(159) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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熱は?咳以外は何もなし? 頭痛いとか、鼻水出るとか。 家で休んでた方が良かったんじゃない?
[ 再び、手を伸ばす。 熱を図ろうとして、だが。 避けられたら額に届くことはない。
そして、手袋も外して英司に押し付ける。 押し売り上等、被害の拡大を防ぎたいだけ。 ]
それか、がっこついたら保健室。
[ クラスメイトだし、相応の心配は当然する。 早く学校へ着いた方が良さそうかと、 回転する足の速度を速めようと、した。 ]*
(160) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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/* ウツギくんとタイミングがなかよしね
(-45) 2018/08/19(Sun) 14時頃
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[サンドウィッチはなくなりました。 あとは、紙コップのコーヒーを飲み干してしまえば、 私の朝御飯はおしまいです。]
空木君、阿蘇君。 おはよう。
[紙コップを口元に持って行こうとした手は、 途中で止まりました。 クラスメイトの空木君に声をかけられて、>>155 私は朝の挨拶をします。]
(161) 2018/08/19(Sun) 14時半頃
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休憩じゃなくて、朝御飯。 今日は家で食べてこなかったから。
余裕みといたつもりだけど、もうそんな時間?
[テーブルの上のスマートフォンで時間を確認しました。 大丈夫。まだ遅刻する時間ではありません。]
休校の連絡は、来てないよ。
[そう言って、 今度こそ私はコーヒーを飲み干しました。]
(162) 2018/08/19(Sun) 14時半頃
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……確かに……なんだかひとけが少ない、けど。 でも、自主休校ってことは、ないと思う。
[そう言いながら、私は空っぽになった紙コップと交代で スマートフォンを手に取ります。
ちかりと光った画面。 桜ヶ台さんからの返事が届いていました。 少なくとも、桜ヶ台さんは学校を休むつもりは なさそうです。 それはそれで、転んでいないか少し心配ですが。**]
(163) 2018/08/19(Sun) 14時半頃
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差出人:庄司 夜子 宛先:桜ヶ台 あかね
受験生なのに厳しいよね。 風邪引かないように気をつけないとね。 うん。また学校でね。
(-46) 2018/08/19(Sun) 14時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 14時半頃
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/* 乃歌ちゃんメモ。かわいい。 あかねの悩みは乃歌ちゃんのお悩みにぶつけてはいきたい。 ふむ。
(-47) 2018/08/19(Sun) 15時頃
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――回想 阿蘇と――
[夏休み明け。 少し涼しくなってきて 蝉が死に、地面に転がる頃合に、 阿蘇から感謝をされたことがある。
――空木にプリントを届けにいったことかな、
……あぁ、違う。あれか。
手元のプリントを整理して小首を傾げた。>>102]
(164) 2018/08/19(Sun) 15時半頃
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……? 先生も君も大げさだな。 空木が学校に来たのは、空木の意思だよ。 おれのおかげじゃないさ。 言葉で誰かを動かすのは限界があるのだよ
[そういうことをするなら、と言ってくる阿蘇の言葉は 空木の友達の言葉として全うだっただろう。 友達には声をかけたいものだろうから。
けれどその瞳に、 何かと夏のじっとりした気配を少しだけ感じたから 相好を崩して肩を小突いてきた彼に向けて、 薄く笑い返した。]
(165) 2018/08/19(Sun) 15時半頃
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[似てるなあ、と思った。
深入りする気もなかったのにな。]
(166) 2018/08/19(Sun) 15時半頃
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ははは。抜け駆けしてすまんな。
……なあ、レン君よう。 きみはなんでそんな格好なんだい。
[問いかけた声は、静かで 聞きようによっては 非難しているようにも聞こえたかもしれない。 深い理由なんてない。
羨ましそうにいうから、 教師に怒られるたび恨めしげな目をみせることがあるから ……それだけ。]*
(167) 2018/08/19(Sun) 15時半頃
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[真面目で学級委員らしい。確かに。 そういう生き方しかしていないのだから。 そうなのかもしれない。
すべてはただの繰り返し。 飽いた繰り返し*]
(168) 2018/08/19(Sun) 15時半頃
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――コンビニ:イートインコーナー ――
[白と黒が印象的なイートインコーナーで 一寸先、に思いを馳せるとしたら、>>138 ヨスガにはそれはわからなかった。 或いは、庄司には己の未来の色は見えているのだろうか。 言葉にされない思考に、何かを思うこともないのだけれど。]
はは、そしたら…… 気づかなかった男子全員で雪合戦でもするしかないな
[雪合戦に乗らない面子もそれなりにいそうだけれど。]
(169) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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[庄司と同じく 3年5組の男子生徒だけが集まった光景を想像して 面白そうに笑った。>>140 ――その内心は知らないままで。>>141
スマホが震えているのを見れば、>>142 いいよ、と手を振って、 返信分を打つ間は、白い景色を見つめていた。 返信を終えた庄司がいうには、]
――へえ、看護学校 すごいね。誰かを助けるなんて、 おれにはできないことだから。 素直に尊敬してしまうよ。
[就職先に困らなさそうだという動機だと 知っていても、知らなくても、 そこに庄司の意思があるのだと考えて 笑ってヨスガはそう答えただろう。]
(170) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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[それから、目を瞠る庄司に>>144 ちょっと意外そうな顔をして、 どういうこと? と苦笑した。]
おれはそこらへんのパシリだと思いたまえ。 RPGで村の入り口に立ってる村人みたいな。
いや、変な事いってごめん。庄司さん 雪景色で誰もいなくて 言葉が通じる相手をみつけて、 ちょっとほっとしただけだから。 [肩を竦めて、変な事いったかな、と珈琲を飲む。
――と、>>155
見慣れた髪色の2人を見つければ、やあ、と挨拶をする。 食料を掲げる空木には、 もう殆ど入っていない珈琲のカップを掲げて]
(171) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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[そういうものにやっぱり 宇宙でのハンドサインめいたものを感じるので 雪の日も悪くはないなと思った。 口にすると変人扱いされるので言わないが。]
やあ不真面目真面目コンビ。 学校はあるようだよ。 [そういって笑って、つけられた難癖に苦笑しただろう。 空木のこのゆるい言葉遣いは、嫌いではない。>>146 むしろ好ましいとは思っていて、 だから律儀に返事をする。]
まあ、こんな雪でまじめに学校にいく生徒もいれば いかない生徒もいるだろうねぇ……。 先生が来ているかどうかすら怪しいけれど。
(172) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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[スマホを手にとり、 先ほどのメールの確認だろうか――をする庄司>>163と 空木をちらと見て 手元の紙コップを小さく潰して、立ち上がる。]
どれ、見にいって確かめようかな。 音信が途絶えたら 雪で遭難したか ホラーっぽく校舎に飲まれたとでも思っておくれ。
[とかいいつつ、 彼らがコンビニを出ても留まってもいいとは思っている。 ひとまず、かこん、とゴミ箱にカップをいれて、庄司に]
(173) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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朝飯中にすまなかった。楽しかったよ
[と断りをいれて、雪道を再び歩き出すだろう。
銀世界に一人。 やっぱり宇宙の中のようではあって、 それが少しだけ愉快で、 つけられた轍の端を歩いた*]
(174) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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/* 22日開始かぁ。 これさっさと校舎いかないほうがいいかな
ヒマしそう。 いやそうでもないんかな
(-48) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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/* 今日の最後に校舎入りするか。
(-49) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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/* こいつ、みんな言葉通じない宇宙人くらいに思ってるんじゃないだろうか…。
(-50) 2018/08/19(Sun) 16時頃
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――回想 文化祭1――
[空木には笑われたけれど、>>149 人には向き不向きがというものがあるからして、 喫茶店、という候補に庄司がピンクの花丸をつけた時>>152]
……庄司さんはこれがいいとかない? いや、多数決だから今更……。
[決まってしまった候補に、わあ、と苦笑して 小声でぼやいたことがある。
決定権はあっても意思表示権はさほどない学級委員長は 「それでは、喫茶店で」と決定を下し
まず最初に行われたコンセプト決定や メニュー決定は、 担当者たちに結構任せきりであった。]
(175) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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[――麦茶か珈琲か紅茶でいいじゃん、インスタントで。
さしあたり思いつくのがそれくらいしかなかったのだから どうしようもない。空木に助けも求めるというものだ。
道具の管理や時間帯の確保、 人員をどこに割くべきかとか、 散らかった小道具を文化祭委員と片づけだとか 会議に出ることだとか。
夜近くなり残りすぎる生徒に帰宅するように促したり サボる生徒には注意をしにいったりだとか。
やっていたのはそういう、雑務と汚れ役であって ――だから、彼は「パシリ」を常に自称していた。]
(176) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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[ あかねの口端がひくついた。>>153 罵倒に腹が立ったのかもしれなかったが 英司はそれを無視した。
自分で自分の首を絞める風な姿を見るに やはり首元が寒いのだろう。 だと言うのに首巻を返せと言わないのは 何処か頭が可笑しいのだろう。 ]
だろうな
[ 自分で自分の性質や性格は選べない。 また、容れ物も同じく。 ]
(177) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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[ 学校が休みではないと、あかねは言う。 目の前には真っ白い景色が広がっており 電車の遅延も容易に想像出来る。 遅れを取らぬようにと体を引きずり 登校した生徒が体調を崩す可能性を、 英司でさえ理解していた。
だと言うのに、休校でない。 進学校を銘打っている割りに 運営する側は随分と馬鹿ばかりなようだ。
進学率が低下しようと、人気が落ちようと 英司には関係の無い話であり 全くどうでも良いのだが。 ]
(178) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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咳くらい、誰だってすんだろ
[ こぼした咳一つを、大袈裟に捉えられる。 次々に掛けられる言葉が鼓膜に痛い。 英司は目を細め眉間に皺を寄せながら 伸ばされた手を払いのけた。 ]
…… うぜえ
[ こんな天気の日に学校に行く馬鹿が 些細な咳によって風邪になる訳が無い。* ]
(179) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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思ってるよりも おれはきらきらはしていないんだがね …しごとつかれた…
[と、語った相手は誰だったか。
つ、と滑らせた先。 演劇をやるほかのクラスのポスターをじっと見て いや、と否定するように首を振った。
メニューが思い浮かばない喫茶店も大概だが 演劇なんて、もっと、駄目だ。]
(180) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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[それでも、3年5組の喫茶店―― (店の名前、は、何だったか、
同じく雑用係に近しい>>117 桜ヶ台に相談した記憶はあるが 詳しい経緯は覚えていない。)
それが盛況になって、 文化祭の最後に賞を取った時は――…………、]**
(181) 2018/08/19(Sun) 16時半頃
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/* うっ、ごめん、更新したはずなんだ…挟んでしまった
(-51) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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/* 私がつくるキャラだから想定してたけど これほんと「別に誰かに知られて死にたいわけじゃない」って感じの…こう…
(-52) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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/* 楽しそうだから参加してるけどホストに向かないPLだという自覚が加速する。村人希望だめじゃないよね
(-53) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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/* 鳩で独り言はあぶないな。やめよ。
(-54) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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[ 払い除けられた手は虚しく落ちる。>>179 ムキになるつもりはないが、 こっちは心配の押し売りしてやってんだ。 あからさまに不細工な顔を浮かべた。 いや、元々、乃歌みたいに、 可愛い顔をしてるわけじゃないし 其れを望んでるわけでも、ないけれど、 ]
うざくてけっこーコケコッコーだ。 ちょっとくらい、笑ったら?
[ ふんす、と鼻を鳴らして前を向く。 もしも容れ物が違ったら、 此奴の反応はまて違ったんだろうかと。 詮無いことを考えながら、 それは、大きく足を踏み出した。 ]
(182) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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[ 其の瞬間は突然訪れる。 ]
う、わっ……あぶな、
[ 歩きスマホは駄目、だと。 自分に言い聞かせたばかりなのに。 再び届いた通知を確認しようと、>>163 スカートのポッケに手を伸ばした時だった。 踏み鳴らされ過ぎた地面は、つるつると。 勢いの儘、身体は大きく後ろへと傾いた。 ]
(183) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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[ 嗚呼、もう終わりか、と。 打撲の衝撃よる死を覚悟した。
雪が少しくらい衝撃を吸収してはくれないか? 淡い期待は、叶えられなかった。 ]*
(184) 2018/08/19(Sun) 17時頃
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─── 回想・企画決め
[ 喫茶店の前に桃色の花丸が付く。>>152 人気の企画ではあるが、面倒さはピカイチ。 委員長の一声で其れは決定した。>>175 決まってしまったものは仕方ない。 大きな声のアタシは、片手を掲げて意見する。 ]
女装喫茶が良いと思いまーす
[ 文化祭、コンセプトが必要だろう。>>175 だから、アタシは単純な提案をした。 其れが受け入れられるかは別として、だけど。 ]
(185) 2018/08/19(Sun) 17時半頃
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[ この意見も、黒板に書き加えられたのだろうか? 硬質な板に刻まれる丁寧な文字を追いかけて、 チョークを見下ろしているとは思わない、 背中を向けた儘の書記に言葉を投げた。 直前、委員長がぼやいていた言葉と、>>175 図らずしもニュアンスが重なっていたことを、 アタシが知ることはないのだけれど。 ]
夜子は、何か良い案ある?
[ 背中が印象的な彼女の、 顔が振り向くことを期待して。 ]*
(186) 2018/08/19(Sun) 17時半頃
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/* な、な、名前……名前……名前…………… 喫茶店の名前!?コンセプトだれか決めてほち、ほ、ほち……うーーー
(-55) 2018/08/19(Sun) 17時半頃
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/* ノッカに酷いこと言われたい欲がすごいんだが 絡み方悩む……むーん、むーーーーん
(-56) 2018/08/19(Sun) 17時半頃
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/* 日夏の回想にどんだけ踏み込んだ返しをするのかも すごくすごく悩む
嫉妬まみれの負縁故に踏み切るか 素直に感情吐露して正縁故にするか ここが分かれ道な気がする
(-57) 2018/08/19(Sun) 17時半頃
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──現在/コンビニエンスストア──
や、まだ時間は余裕ある。 けど、やっぱ学校休みになんねえのか。
[ やはり休校ではないらしい。 会話の中で得た情報>>162に、 ふうんとつぶやいた。なら空木は行かなければ。
ガラス張りの店の外は、相変わらず真っ白だ。 過保護なモンペがクレームとか入れねえのかな。 と、空木は考えたりもする。どうなんだろうな。]
親とかなんも言わねえの? こんな日に、受験生がふらふら出てくなんてえ。 …………とか。
[ 言われないからここにいるんだろうけど。 風邪も怪我も心配になる空模様では、ある。]
(187) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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[ 先にコンビニに到着していたふたりは、 どうやら食事を終えたところらしい。
もとより学校でパンを齧るつもりだった空木だ。 長居する気はなかったが、阿蘇のほうはどうだろう。
庄司のからっぽのカップ>>163を眺める。 代わりに手に取られたスマホで、 なにやらやり取りをしているらしい。なるほど。
そういえば、そもそもみんな来るのかな。 と、空木もそ真似するみたくスマホを取り出す。]
休校じゃないらしいって、言いふらしとこ。 弓木とか、来なさそーだけど。 きょ、う、がっこう、あ、る、って……
[ もそもそ呟きながら、しゅしゅっと短文を送信。]
(188) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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TO:弓木 英司 FROM:空木 理 ------------------ 今日学校あるって。 きたほうがいいよ。
(-58) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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TO:仁鳥 仁花 FROM:空木 理 ------------------ 今日も自転車? 学校あるらしいよ。
(-59) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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[ 文化祭の調理班で縁のあった二人に、 ごく短いメッセージを送り付ければ、 空木は満足げにスマホをしまい込んだ。
仁花さんはいつもはチャリ通だし、 弓木はふつうに来なさそうだし、 もしかして、返事など来ないのでは? と一瞬思ったけれど、ないならそれはそれだ。]
んじゃ、俺も行くわ。ふたりは?
[ あと数歩自動ドアに近づいたら、 冷たい風が吹き込んでしまうってところで、 空木は振り返って問いかけを投げた。
そのまま、また白銀の世界へ。 再びマフラーをきつく巻き付けて、 うんと目を細めて、歩いていく。*]
(189) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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─── 喫茶店の名前
[ 其れは、文化祭のコンセプトも決まり、 準備が始まってから数日経った頃だった。 委員長と共にパシリ♀動をしていた時、>>181 書類と睨めっこの彼から相談を持ちかけられた。 ]
んあ?喫茶店の、名前ぇ? アタシ、そーゆーセンスないよ?
[ 結局、どんなコンセプトになったんだっけ? 演劇を混ぜ合わせて演劇喫茶とかだったら、 鬼のように働く必要がありそうな気がしたけど。 ]
(190) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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[ 向き合っていた作業の手を止めて、 うーんと、首を大きく捻った。 ]
……ネーミングセンス、とか。 乃歌とかの方が、得意だと思うんだけど。 アタシに聞くのは委員長らしからぬ、 人選ミスってやつだと思われるー
[ 明朗でお洒落で可愛い彼女の方が、 お洒落な名前を思いつく気がする。 アタシに名付けさせたら、最後。 邪悪なものになる予感しか、しない。 ]
(191) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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てかさ、ヨスガこそ。 何か良い案、ないの? ……喫茶店で、よかった?
[ 決定したのは彼だし。 もう変えられないものだけど。 手を止めていた作業を再開しながら、 何と無しにヨスガへと問い掛けていた。 ]*
(192) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 18時頃
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/* あかねちゃんかわいいかわいい かわいいけど、この村で女装喫茶は、 割と面白系になる予感がするんだけど。気のせい?
(-60) 2018/08/19(Sun) 18時頃
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──回想/文化祭準備──
[ 日夏には宣言した通り、 別に空木は料理が得意なわけじゃない。 というか、日常においてすることがない。
ドリンクに関して言えば、 文化祭の設備でできる範囲でと、 見栄えの良いものを作ろうと、 あーだこーだとはしゃいだものだけれど、
こと料理に関して言えば、 料理ができるなら級友の弁当を狙ったりしない。
調理実習はちゃんとできたよ。 というレベルであったので、 当日はともかく、試作の段階では、 調理担当の二人を質問攻めにしたものだ。]
(193) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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弓木、これはどーすんの。 こっちは? 混ぜんの適当でいい? 切るように混ぜるとか言わない?
[ 別に、何が下手というよりは、 未経験ゆえ工程が分からない。
やる気だけは一人前に、 指示に従って作業を進める。]
つか、仁花さんが調理兼務してくれたから、 卒業ギリチームにならずに済んで、よかったね。
でも、なんで調理班? 料理、普段からすんの? ふたりとも。
[ いつもと変わらぬ平坦で呑気な口ぶりではあれど、 教えを請いながら、饒舌なのはたぶん空木だった。*]
(194) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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―回想:企画決め―
[可愛いものが好きだ。 可愛い服やぬいぐるみを見ているだけで幸せな気分になる。
とはいえ、そういったものを集めるのにはお金がいる。 なら、可愛い服を着ながらバイトをすればいいじゃない。 故に、一色乃歌が、メイド喫茶でバイトをしていたのは 半ば当然の成り行きであった。 帰りにクレーンゲーム出来るし。
文化祭の企画決めの時も、最初に考えていたのは ゲーセンに入荷されていたビリチュウのぬいぐるみと 新しい冬服のことだった。 突如背をシャーペンでつつかれて、 情けない悲鳴を上げたのを覚えている。]
(195) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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[「喫茶店ならメイドやりなよ」と バイトをしていることを知っているクラスメイトが言った。 女装喫茶>>185という仰天な単語も聞こえたものだから 対抗するように乃歌も手を挙げた。]
アタシ、可愛い衣装作って着たいでーす。 ほら、クラシカル的な、純喫茶って感じのやつ。
[普段目立たない仁花とか、夜子とか、 そういう子がぱっと華やぐ格好をしているのが見てみたいし、 何より自分も着たいと思った。
文字通り仕事服のミニスカメイドも可愛いけれど、 同じ衣装ばかり纏うのは少々飽きが来ていた。 他の店で見かけた、大人っぽいあの衣装を着てみたかった。]
(196) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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でもー、もし女装喫茶になるなら 阿蘇辺り給仕やりなよ。 アタシ、メイクとか現場監督やったげる。
多分めちゃくちゃ様変わりするよ〜。 鏡の前で「これが……私?」ってなる。絶対。
[まだ、男子にちょっかいを出す余裕があった頃だった。 彼を引き合いに出したのは、 金の髪がひときわ目を引いたからだ。 それ以上の深い理由はない。]
(197) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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[けれど、あえて言うなら。 彼にその髪色が似合っていないと、 そう思ったのもあるかもしれない。]
(198) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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[好きなものを着ればいい。好きなように。 似合うと思ったものを纏えばいい。 一色乃歌はそう生きて来た。 阿蘇にもそう言ったかもしれない。 返事は覚えてないけど。
ただ、今は。 好きなことを好きなように“出来ない”ということを 乃歌は嫌と言うほど思い知らされた。 彼と同じ、男性という存在によって。]
(199) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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[さて、結局どの案が採用されたのか。 教卓の向こう、背を向ける夜子の指先が きっと、教えてくれたことだろう。*]
(200) 2018/08/19(Sun) 18時半頃
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―― 回想 / 日夏と ――
[日夏から帰ってきた言葉>>165は いかにも学級委員長然とした ひどく正しく、まっすぐで、真面目なものだった。
眩しかったのだ、と思う。 だから俺は、おどけたような態度を取って 自分の感情を煙に巻くのが精いっぱい]
(そうだな、限界がある。 俺の言葉は空木には届かなかった)
[そんな台詞を飲み込んで 俺は薄らと笑いながら、日夏の肩を小突いた]
(201) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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……へ?
(202) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[しかし、続く日夏の言葉>>167が あんまりにも予期せぬものだったから 俺は間の抜けた声を出してしまった。
ぱくぱくと、口を酸欠の金魚のように開閉させて、 それから、真一文字に唇を固く閉じる。 じんわり。掌に汗がにじんでいた。 きっとそれは、夏の暑さからではない。
適当に誤魔化せばいいのだ。 それくらいは俺にも分かっていた
へいへい。奇抜なファッションセンスで悪うござんした。 服の趣味が悪いって? よく言われる。
いくらでも言いようはあったのに。なのに]
(203) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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好きでこんな格好してるんじゃねえよ。
(204) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[響いたのは、ひどく底冷えのする声だった。
俺にもこんな声が出せるんだ、と 自分でも驚いたくらいなんだから たぶん日夏はもっとびっくりしただろうな。 ああ、まったく災難だ。可哀想に]
母親が“好きな人”の格好させられてんの。 ……そんだけ。
[取り繕おうとしたけれど、 それはきっと早口で いつになくぶっきらぼうな口調だったように思う]
(205) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[俺が母子家庭というのは 級友たちの知るところであった。
面倒な事情のある家庭なんだなあと 日夏が俺に引いたとしても、 まあ仕方ないな。
実際そうなんだから]*
(206) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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―― 回想 / 空木と ――
カッコだけ。 なんか改めて言われると、アレだな。 俺すごくダサい奴だな。
[黒髪だった頃の空木>>118に へらりとした表情で俺はそう返すのだった]
いやいや。 俺みたいな“問題児クン”とつるんでても 日夏みたいな優等生には何の得もねえよ、きっと。
[俺が日夏みたいな奴をどう思うか、は言わなかった。 日夏が迷惑だろ、と自嘲気味に笑った。 高校1年生。あの頃は大して日夏と交流はなかった]
(207) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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……それ、本気で言ってる? なら俺は怒るぞ。
[空木の問い>>120には、真顔でそう返した]
友達選ぶのに、損得勘定で動かないだろ。 俺はおまえと友達になれて嬉しい。はっぴー。 それでいいだろ。
[先程の発言と矛盾していることには気付いていた。 友人関係。損得勘定。
でもまあ本気でそう思ったんだから 少しくらい空木に怒ったって、いいよな]**
(208) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 19時頃
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/* わかりやすい地雷をぶちぬいてしまった
てへっ★(ごめんレン君)
(-61) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[ ――花は手折られおちるもの ]
(209) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[ 身だしなみを整え、授業の準備を確認し、 窓の外、白く染まった庭を眺めてから 充電していた桜のストラップのついたスマートフォンを手に取り、 何も連絡が来ていないことも確認して、 わたくしは部屋を出て玄関へと向かいます ]
「お嬢様、もうお出かけですか」
[ いつもよりも早い時間に出かけようと、 用意されたお弁当をかばんに入れているわたくしに ばあやが声をかけてきます ]
ええ、この雪ですから。歩くのも時間がかかるでしょう?
「お車をお出ししましょうか」
いえ、おとうさまがお出になる時間までに 戻れる保証がありませんもの。
(210) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[ この雪では渋滞をしている可能性もあります。 徒歩でもたどり着けるわたくしと違って おとうさまはお車でなければ出社できません。
いつもの革靴を履こうとしたわたくしにばあやは 「少しお待ちを」といって、 廊下の奥へと小走りに行ってしまいました ]
(211) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[ 首を傾げて見送って待つこと数分。 さすがに玄関は冷えます。 花模様のマフラーを口元まで引き上げました ]
「お待たせしました」
[ 戻ってきたばあやは箱をひとつ手に持っています。 目の前で開けられたそれには、 紺色のに白い水玉のレインブーツが入っておりました ]
「お嬢様には大きいかもしれませんが、 こちらをお履きになってください」
(212) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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でもこれは、ばあやのものではなくて?
「そろそろ新しいものにしようかと買ってみたものの、 かわいらしすぎて使っていなかったものです」
[ ばあやになら似合うでしょうにと思いましたが、 確かに外の雪の中革靴で歩くのは危なさそうです ]
ではお借りしてもよろしいかしら。
[ わたくしがそういうと、ばあやはうれしそうにうなずきました。 履いてみたところ、やはりわたくしには大きいようです。 ふみだすたびに、かぽ、かぽ、と音が鳴ります。
ばあやが取ってきてくれたタオルで、 隙間を埋めて脱げないようにして、 わたくしは薄桃色の傘を差して外へと踏み出しました。 レインブーツと敷き詰めたタオルを通しても、 雪の冷たさが身にしみます ]
(213) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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[ ぬれるのを気にすることなく、 かぽかぽと音を鳴らしながら歩くのは 幼いころに兄と手をつないで歩いた 雨の日を思い出させてなんだか少し楽しく感じます。
跳ねるように足を弾ませて、 水と雪の混ざったところを踏みながら わたくしは学校へと向かいました]*
(214) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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/* よろしくお願いしますー。
おじょうさまがやりたかった。
8(0..100)x1
(-62) 2018/08/19(Sun) 19時頃
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──回想/2年生のころ──
カクレクマノミって、家で飼えんの? イソギンチャクにいるやつだよな。 めずらし。魚が好きなん?
[ ふうん、と細い目を丸くしたのは、 教室でのペット談義がきっかけだったか。
犬でも猫でもない生き物の名前に、 興味をひかれて身を乗り出した覚えがある。 まだ、地味な見た目の空木だった。]
俺、鳥飼ってる。コザクラインコ。 喋んねえけど、懐く。
[ 感心したふうに言って、スマホを取り出した。 懐いてきた鳥を誰かに見せびらかしたかったのだ。 ふふん、と得意げに笑ったのを覚えてる。*]
(215) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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――回想 名前のこと――
[女装喫茶ってマジかよ、と苦笑したのは 少し前のことである。>>185
目の前の ”店舗名記入”とかいう項目を睨みながら その日のヨスガは書類を整理していた。
パシリ仲間――とヨスガは思っている 桜ヶ台に名前の候補をきけば、 うーん、と首を大きく捻る>>191彼女。]
あー、 お洒落な感じを目指すなら、確かに。
[一色の姿を思い出しながら、でも、とつけたす。]
(216) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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桜ヶ台さんは結構意見だしてくれるから、 つい聞いてしまうのだよ。 ……まあ、一色さんにも聞いてみようか。
[良い案があるか、と問われて、 小さく肩を竦めてみせる。 店舗名は空欄のまま。]
……バオバブの木とか。 や、だめだな。無し無し。 そもそも英語以外の横文字はな。駄目なのだ。
おれは、――
(217) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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[どうなんだろうねぇ、とぼやいて、 喫茶店の備品の購入リストを整理した。
女子が好みそうな食器類と 予算、とのにらめっこが始まる。
喫茶店でよかったのか。 他にしたいことはなかったのか。 ――というより、]
喫茶店だと、 どうすればみんなの力になれるかわからんからなぁ。 演劇とかなら、中学の時多少やったから 前知識がある分……とは思っていたぞ。 [やらなくてよかったとも思っていたけれど、 という思考は今は関係ないので置いといて、]
(218) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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――あ、桜ヶ台さんや この金色のラインが入っている陶器っぽいやつか ファンシーなプラスチック系にするか そもそも予算抑えて紙コップ&紙皿にするか どうしようか
会計にも話通さないといけないが。
[ホラホラこれこれ、と 回答のあいだに、 購入しようとしている商品のサンプルを見せて 文化祭の質問を挟みつつ ぽつりと]
(219) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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とはいえ、 何がしかの役にたててるなら、 まあ、喫茶店で良いかな。 桜ヶ台さんは、どうかい。
[楽しい? と訊ねていた。 お祭り好きそうな彼女だから、 楽しそうではあったけれど。*]
(220) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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[自転車を押しながらスマホを取り出す。 学校からのお知らせメールはやっぱり無し。 今日も学校はあるらしい。 何の感慨も無く、学習アプリを起動させる。 基礎の反復学習に選んだのは英語。 中学で習った基礎をおさらいしつつ、 ぎゅうぎゅうと雪を踏み鳴らしながら歩く。
ポップアップ表示されるメール>>188に邪魔され、 瞬き一つ。 指先で触れて、さくっと返信を作成。]
(221) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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TO:空木 理 FROM:仁鳥 仁花 ------------------ うん。 でも走れないから 歩いてる
もう学校ついた?
(-63) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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空木くんより遅いとか…
[一生の不覚!とまでは言わないが。 彼より先に教室に居ることの方が多い気がするから、 もし、彼が学校に着いてるなら、 少し意外で、少しくやしい、かもしれない。 歩いても遅刻にはならなさそうだけど、 自転車のペダルに足をかけて跨る。 ガタガタと揺れながら、自転車を走らせた。*]
(222) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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[女子バレー部は人数が多く、縦の繋がりが濃い。 最初は選手として入った部員も、 先生に促されてマネージャーになる事もある。 仁鳥仁花もその一人だ。
『その身長でこの面子じゃ、レギュラーは無理だ。』 『マネージャーとしてみんなを支えてくれないか。』
そう言われたのは高校がはじめてじゃない。 中学の時も、似た言葉でマネ転向を促された。 先生としては、親切からの言葉だったのかもしれない。 進学校でも同じなんだと思い知らされると共に、 なんだかどうでもよくなって、頷いた1年の夏。 基礎練は同じものをこなして精度を上げる練習に付き合い、 買い出しや帳簿の管理、OGとの対応を任される日々。
バレーは好きだけど、時々わからなくなる。]
(223) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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― 回想・文化祭 ―
[文化祭委員の会計を担当することになったのは、 友達にバレー部マネの仕事を話したことがキッカケだった。 『ニトカなら帳簿付けもできるし仕入れも詳しいよ!』 なんて、丸投げにも程があると思ったけれど、 『あー、うん、まあ。……じゃ、やります。会計。』 って、また、なんとなく受け入れた。
やる気は、そんなになかった。あの時は。 委員決めが終わった直後、 イヤフォンを耳に押し込んだのがその証拠。]
あ、うん。よろしく、カネさん。
(224) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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[桜ヶ台 あかね。>>121 わたしとは違う、選手でいて良い人。 バレーは試合中名前を呼びあうことが多い。 だから短いあだ名を大抵は持っているけれど。 最初に彼女につけられそうになったのは、オーガ。 強そうだけど、流石にそれは無いでしょ! で、呼びやすいから、で収まったのがカネ。 わたしは、選手じゃ無いから。 あまりそっちの名じゃ、呼ばれない。]
え、別……っ!?
[別に、たいしたもんじゃないよ。 と答えようとして顔をあげ、 イヤフォンに伸びた手に驚いて 身を引いたのが仇になった。]
(225) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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[彼女の指は容易くコードを引っ掛け、 スマホから外してしまって。 辺りに重低音のドラムスが響く。 叫ぶように歌われるワードは、 よりにもよって放送禁止用語のオンパレードだ。 慌ててイヤフォンジャックに差し直すけれど、 流れてしまった音は消せない。 どうしよう。 心なしか、周りが静かな気がする。]
……Colds Village。
[ぽつり。バンドの名前だけを伝えた。*]
(226) 2018/08/19(Sun) 19時半頃
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―回想:喫茶店の名前―
ちょっとー、あかね! 無茶振りやめてもらえませんかー!
[衣装のアイデアをクロッキー帳に殴り描いていた乃歌は 突如突き刺さった白羽の矢>>191に、情けない悲鳴を上げた。 どんなコンセプトに決まったにせよ、 非日常な服を繕うのは乃歌の得意技だった。 故に、必要とあらば衣装にも立候補したことだろう。
世の中には、好きな衣装を作って纏う趣味もある。 こっちは大っぴらに言うつもりはないけれど。]
(227) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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―― 回想/阿蘇と ――
[間の抜けた声を出された。 それは、おそらく想定していなかったからだろう。 >>201>>202
阿蘇の方をじっとみつめる。 ぱくぱくとせわしなく唇は動いて、 それからぎこちない仕草で塞がれた。 動作エラーをおこしたロボット。 長考して画面が固まったコンピューターのよう。
演じている人間のことはな、レン君。よく知ってるんだ。
そんな言葉は投げかけなかったけれど。 ただただ、ヨスガという人間は すべてを許すように薄笑いを浮かべていたけれど。]
(228) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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[まるで、首筋に氷を押し当てられる、ように ヒヤリとする声には ひとつ、口をつぐんで 無表情になって目を見開いた。
好きな男の格好――。 母子家庭ということは噂ではきいていたから、 母に恋人でもできたのだろうか。 それにしては……どうも歪な様子だった。
例えば、恋人がいたなら。 おれの代わりはいるから、 別におれがそんなことをしなくてもいいじゃないかと そちらの方に捻じれる………だろうに
そうしていないと均衡が保てない、とでも言いたげに 阿蘇は口を閉ざして切羽詰っているようだった。]
(229) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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[うぅん、と頭を悩ませたのは少しだけ。 委員長の呟き>>217を拾って、にんまりと笑った。]
いいじゃん、バオバブの木。 星の王子さまだっけ?
[何かしらのニュースで話題になっていた気がする。木だけに。 ……いや、今のは無し。どうせ誰も聞いてないし。
こほんと咳ばらいをひとつ。 何事もなかったかのように話を続ける。]
(230) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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[たぶん、ここでの正しい”学級委員長”の ロール・プレイングは 「そうか。君にもつらい事情があるんだな」とか 「つらそうにしていたからつい聞いてしまった、ごめんな」とか そういうものであるはずだ。 理解しているのに。]
(231) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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その名前なら、 文学作品をもじったメニューとか面白そうじゃない? なんか、学生っぽいし。
若草物語、って抹茶フロート出したり。 星の王子さまなら星っぽい金平糖とか。
どーですか、調理班の方々。
[空木とか弓木辺りの方を振り向いて、問う。 突如降りかかった無茶振りを彼らに放り投げて、 乃歌は得意げにドヤ顔をして見せただろう。
その案が最終的に採用されたかどうかは まぁ、さておいて。**]
(232) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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――やめてしまえよ、そんな役。
[出たのは、どこか固い響きを持った言葉で
それこそ、そんな言葉は届かない。 届かないと、思う。 やめてしまいたいと何度でも思っている筈の相手に すぐに届くわけがない、と思う。
それでも 思わずそんな言葉が出てしまったのは――]
(233) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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[あの夏もじわじわと蝉が鳴いていた。 君は声もなく泣いていた。 ――成す術もなかった自分。 あの光景が、 何度だって蘇る。]
( 阿蘇は、やっぱり、似ているなあ……)
(234) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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[すっと気だるい空気を吐いて首を振る。 ごめん、と。 何かをいわれるまえに、呟いた。]
言い過ぎた。すまない。
[その時には正しい学級委員長として笑いかけて 「じゃ、また」 と 仕事の残りを片づけに、歩き出すだろう。*]
(235) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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─── 2年の頃、ペット談議
[ ペット談議をしていたとき、か。 スマフォ画面に映した愛魚を、 アタシもみんなに紹介をしていた。 画面をスライドさせている親指の爪。 見れば、噛み痕があるのが分かるかもしれない。 ]
ねーちゃんがさ、阿呆だから貰って来たんだよね 結局、面倒みてんのはアタシだし。 ま、こまめな管理が大事だけど、 かわいいし、結構飼いやすいよ
[ 当時。今とは、てんで違う。 黒髪の同級生の問いかけに、>>215 其れはまじめに、お答えしたのを覚えている。 ]
(236) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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/* バオバブの木から星の王子様拾えるあたりでとてもすごいとおもうしわーーってなった ありがとう。 そしてはさんですまない。
正直一色ちゃんが男嫌いになったとかヤバみしか感じませんね 大丈夫か
(-64) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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コザクラインコ、って…… 顔がぴんくいやつ? へえ、かわい。でも、家の魚食べられそ
[ 彼の見せる画面に顔を寄せて、 映るインコの懐く姿に瞳を細めては、 揶揄うような笑顔を見せていたっけ。 彼の得意げな表情も、忘れてなどいない。 ]*
(237) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 20時頃
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[道を歩いていると、先に見えたのは珍しい後姿。 ぴちゃぴちゃ、ぽてぽてと足音をたてながら 封都はヨスガの前を歩いていて。]
やあ、おはよう。封都さん。
[副委員長にいつもそうしているように ヨスガは声をかけたことだろう。>>214]
こうも雪が多いと、大変だね *
(238) 2018/08/19(Sun) 20時頃
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──現在/通学路──
あ。仁花さん、登校中だって。
[ 傍らに誰かいるんだかいないんだか。
思わずといった口ぶりで声を上げて、 メッセージアプリを開く。
かじかんだ指先でも、 ほとんど画面を見なくても、 文面を作成できてしまうのは現代っ子の性か。
打ち出した文面を即座に送信して、 ゆっくりとした足取りで通学路を行く。*]
(239) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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TO:仁鳥 仁花 FROM:空木 理 ------------------ チャリ押してんの? 超大荷物じゃん。
まだ着いてないけど、 あとちょっと。
今どのへん?
(-65) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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─── 回想・名前の話
[ 飛んでくる声に、ぺろりと舌を出す。>>227 ]
無茶振りご容赦くださいませー! 乃歌姫ー!
[ 肝心なパシリ仲間の睨めっこの案件。 売り出す上で、名前は重要となるものだ。 肩を竦めた彼の筆は、立ち止まった儘。
だから、聞こえて来た一案に、>>217 瞳は、すう と細まっていた。 ]
(240) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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ほら、乃歌もああ言ってるし、 バオバブの木でいーんじゃない? アタシたちの手で、良い木に育てよーよ
[ 肯定する言葉に便乗する。>>230 彼女の告げる文学作品をテーマにするならば、 星モチーフの可愛い衣装も出来るだろうし>>227 眺めているカタログに映る食器類にも、 良さそうなものが幾つも載せられていた。 ]
(241) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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[ 何の気なしにした質問。 特に考えもせずにカタログ上に 落とされていた視線は、 思わぬ告白に、上向いた。>>218 ]
─── え゛っ ヨスガって演技できんの? すご……それは、みてみたかっ、た……
[ 瞳をまんまるくさせて、ぱちぱちと瞬く。 ]
(242) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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|
[ 商品選別の合間に挟む会話。>>220 役に立つ、とか立たない、とか。 ]
今みたいに、名前の案だせたりとか、 ヨスガは役に立ててるんじゃない? 少なくとも、アタシはそー思うけど。違う?
[ 奉仕精神強すぎない?だなんて、 感想を抱きながら首を傾げて。 答えがどう返ってきたにせよ、 カタログへともう一度視線を落とした。 ]
(243) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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|
それに、アタシはたのしーよ? そう、たのしい。
[ たぶん、大分テンションは高い筈。 楽しくない筈が、なかったので、 質問の意図するところが見えず、 ぱちぱちと、瞬きを繰り返した。
でも、それはほんのわずかな時間で、 すぐに本来の話題へと帰ろうとする。 ]
(244) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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|
[ 肝心なところは費用対策。 食器を一から集めるとするならば、 其れなりのお金がかかってしまいそうだ。 学生故に、あまり高額なお金は使えない。 ]
あー。どれもいい。 紙皿じゃ勿体ない気がする。でも、高いねぇ。 あ!……ねえ、みんなの家にあるのを、 持ち寄ってみるってのはどうだろう?
[ ひとつ、提案をしてみる。 しかし、アタシの家は、一般家庭。 お洒落な食器は、なかった。 ]*
(245) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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──回想/喫茶店の名前とメニュー──
[ 調理班、との呼びかけ>>232に、 空木はしゅっと手を挙げた。]
それ、楽しそ。 赤毛のアンのいちご水くらいなら、 会計を苦しめずにできる気がしまーす。
あとおれ、あれ食べたい。 ハックルベリーフィンのとうもろこしパン。
[ 昔読んだ小説を思い返してみたけれど、 飲み物に関しては酒ばっかりだった気がする。 さすがに学校がよしとしないだろう。
食べ物ならもう少しありそうなんだけどなあ、と。 弓木や仁鳥のほうをちらりと見ながら。 コンセプトには賛成って風に、うなずいてみせた。*]
(246) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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/* バレー無知だから、ニトちゃんの話を読んでなるほど。としている。
(-66) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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― 現在:通学路 ―
[ 楽しげな足取りは徐々に重くなり、 ぜえはあと息が上がっていきます。 なんてことでしょう。 脱げないようにしてもらったとはいえ、 大きい靴を履いて歩くのはとても大変です。 足首が重りでもつけたように重くなっています ]
はぁ、はぁ……。 学校、遠いです。
[ 人気も無く静かな雪景色の中、 荒い息遣いだけが耳に響きます。 今からでも車を回してもらいましょうか。 それとも靴を届けてもらいましょうか。 スマートフォンに手が伸びそうになって、 彷徨わせてから、握り締めました ]
(247) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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[ 気合いを入れ直して、再び歩き出します。 足音はあいからずぽこぽこと鳴ります。 だんだん楽しくなくなってきました。
そんなところに声がかけられました>>238]
はぁ、はぁ……。ん。 ごきげんよう、日夏さん。 このようなお天気でも学校はお休みならないのですね。
[ 息を整え、いつものように笑顔でお返事をしましたが、 寒さではなく暑さで赤くなった顔は マフラーの向こう、見えていたことと思います]*
(248) 2018/08/19(Sun) 20時半頃
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―回想:企画決め―
一色さん、それ。 どれくらい費用と時間、かかりますか? エプロンだけ、とかじゃダメですか? 喫茶店には雰囲気も大事ですけど、 費用対効果は、考えないと。
[衣装を作って着たい、と言う一色さんに口を挟む。>>196 計画の段階でそう口にしたのは会計の仕事もあるけれど、 ディベートの授業で調べた事が生きているのもある。 特に裁縫は個人の技量も必要となる。 受験に向ける気持ちもあって、 時間を大きく取られるのは出来れば遠慮したい。]
(249) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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文化祭も学校の課題でしょう? コンセプトを決めるのは良い案だと思います。 けど、当日、調理室ずっと押さえられるかな?カネさん。 1年の時のことを考えると、難しいと思うんだけど。 事前準備と購入で9割回すのが理想じゃないかな。
[一色さんの提案に頷けば、空木も同意の声をあげる。 少し考えた後、手をあげた。]
委員長、わたし。 当日、お金の動きがある部署だと思うので、 調理班を希望します。
[何かをしようとする時、立ちはだかるものは多い。 それを解決するための行動を、わたしたちは学んでいる。 これも学習の一つなのだろうと、少しだけ勇気を出した。*]
(250) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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―― コンビニ:イートインコーナー ――
なれるとは限らないよ。 そもそも、受かるかもわからないし。
[日夏君に、尊敬なんて言われてしまって>>170 私はまた曖昧な笑みを浮かべます。 そんな言葉は私には似合いません。 やっぱり、分不相応だと思うのです。
実際のところ、私には誰かを助けることなんて できません。 もしも、私が看護師になれたとして、 助けてもらうのは患者さんではなく私の方でしょう。]
(251) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[モブは、与えられた役割がなければ 生きられないのです。 患者さんの存在に、きっと私は 生かされるのだと思います。
そんなこと、口に出したりはしませんが。]
(252) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[それから、自分のことをパシリなんて言う日夏君に、 私はゆるゆると首を横に振りました。]
そんなことない。 日夏君には、もっと重要人物が似合うよ。
[私はゲームのことはよく知らないので、 RPGというのがどういうものか、正確なところは わからないのですが。 ストーリーのあるゲームだということくらいは 知っています。]
(253) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[日夏君に似合うのはどんな役どころでしょう。 主人公? 主人公の親友? 重要な鍵を握る人?
わかりませんが、少なくとも、 村の入り口に立っている人ではないと思います。
私は、そうですね。 主人公が旅の途中で通りがかる、 大きな事件が起こることもない通過点の町の、 宿屋の受付くらいがお似合いだと思います。 宿屋が思い浮かんだのは、 看護師を目指していることを さっき話したからでした。]
(254) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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気にしてないから、日夏君も気にしないで。 私も、妙にひとけがないとは思ってたから。
[ガラスの向こうに見える景色は、 相変わらず人通りが少ないままです。 だから、空木君たちの姿に、 きっと私は、少しばかりほっとしたのだと思います。]
(255) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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親? うちは、別に。
[そもそも家にいないから。
ほっとして、気が緩んでいたのでしょうか。 空木君の問いかけに>>187 うっかりそんなことを言いそうになって、 すんでのところで飲み込みました。
私は母と二人暮らし。 そういうことになっています。 そして、別に嘘というわけでもないのです。
一週間に、母がいない日が6日あるというだけで。]
(256) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[桜ヶ台さんからのメールは、 私にとって都合のいいタイミングで届きました。 言葉が途切れても、 視線がスマートフォンに落とされても、 不自然ではなかったでしょうから。]
(257) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[とはいっても、男子3人の中に、女子は私1人。 いくらクラスメイトとはいえ、 場違い感があるというか、 居心地が悪いというか。 そんな風に思ってしまうのも仕方ないでしょう。
桜ヶ台さんへの返事を送って顔を上げると、 目の前に3人もクラスメイトの男の子がいるわけで、 改めてその思いは強くなります。 朝御飯も食べ終わったことだし、私はそろそろ。
そんな風に思ったことが、 伝わってしまったのでしょうか。 私より先に椅子から立ち上がったのは 日夏君でした。>>173]
(258) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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えっ。……ううん。 私も、休校じゃないかってちょっと心配だったし。
ここで日夏君に会えて、よかったよ。
[謝られてしまって、私はあわてて首を振ります。 日夏君に、空木君。 2人はそのままコンビニを出て行くようです。
私も、朝御飯は済みました。 お昼御飯も買ってあるので、 もうこの場所に用はありません。 でも、この流れでコンビニを出ると、 なし崩しに男の子たちと登校することになりそうで、 やっぱりそれは少しばかり居心地が悪いです。]
(259) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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私は、お手洗い借りてから行くね。 また学校で。
[そう言って、私はコンビニを後にする男の子たちを 見送りました。*]
(260) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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──回想/ペット談義──
[ 映し出された写真だか映像の中、 鮮やかなオレンジ色の、「おお」と声を上げる。]
水族館で見るやつだ。すげー。
[ ふんふんと素直に感心していたら、 丁寧な答えがかえってきて、 空木はさらにへえっと意外そうな声を上げた。]
変なの。 ねーちゃんの魚なのに、 桜ヶ台が面倒見てんの? ヤサシー。
[ って、へらりと笑う。 ぴっぴっと、ぶれていない写真を見繕ってく。]
(261) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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おれの鳥、おれが死んだら、 ぜってー死ぬわ。きょうだい仲いいな。
[ あった。って、空木は写真を見せる。 珍しくじっとしてる鳥。ぶれてない。 顔の部分だけまあるく暖色の、鳥。]
すげー甘めの判定なら、ピンク。 おれ的には、オレンジ。桜詐欺。
魚、食べんのかなあ。 小骨とか刺さったらおれの鳥、かわいそ。
[ 軽口の応酬。相手のペットをもう一目見ようと、 視線を上げて、不意にそれが目についた。]
(262) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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/* ニトちゃんかっこいい……
(-67) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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桜ヶ台、爪ぎっざぎざじゃん。 痛そー、噛んでんの? それ。
[ 変わらない語調で、指さして示す。 桜ヶ台の指先。女子の手、とか。 意識して見たこともなかったけど、意外。って。
珍しいものでも見たような風に空木は言ったけど、 それに相手が反応したんだか、 あるいは周囲の人間に無神経を窘められたんだか、
なんにせよ、悪気もなかった空木は、 やっぱり「ふうん」って顔をして、見てた。*]
(263) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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/* 多角死ぬううううううううううううううう
普段の10倍ロルに時間かかる死ぬ
(-68) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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─ 回想:企画内容決め ─
[ 文化祭の話し合いの時間。 わたくしは花丸がついたのを確認して>>152 手元のノートに『喫茶店』と書き込みました。 内容によって係に工程を割り振って 進捗を聞いて歩かなければなりませんから。
女装喫茶>>185という桜ヶ台さんの案も書き入れます。 女装した方を見て楽しいのでしょうか。 クラスの男子に女子の制服を着せたところを想像してみます。 どこが楽しいのか首をかしげそうになりますが、 きっとわたくしにはわからない楽しさがあるのでしょう ]
(264) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[ 純喫茶>>196と一色さんの案も書きます。 クラシカルな衣装ということは わたくしの家の家政婦の皆様のようなお仕着せでしょうか。 確かにあれにあこがれるのはよくわかります。 わたくしも小さい頃着てみたいといってばあやに嘆かれました。
日夏さんが言ったバオバブの木>>217という名前から出された 一色さんの提案に小さくうなずきます。>>232 童話モチーフはかわいくて素敵です。 とはいえわたくしが調理をするわけではありませんから。 できる方にお任せするしかないというもの ]
(265) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[ 日夏さんと桜ヶ台さんが食器のことを話しています。>>245 紙コップや紙皿もかわいらしいものがいろいろありますが、 童話モチーフにするならそれに合わせたものがあった方が 雰囲気が出るでしょう ]
あの…わたくしの家の食器でしたら、 いくつかご提供できると思います。
[ 蔵の中に死蔵されているロイヤルコペンハーゲンや ウェッジウッドを思い浮かべながら 差し出がましいかもしれませんが、申し出てみました ]
(266) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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―― 回想 ―― [むちゃぶりやめろ、>>227 ご容赦くださいませ姫、>>240 という賑やかな会話を笑いながら見守っていた むちゃぶり第一号は―― 名前がまさか拾われるとは思ってなかったから、 いいのかそれ、と小さく呟いた。]
そう、星の王子様にでてくる木だね。>>230 まあ、現実世界では良い木さ。
[一色の発言に頷く。 星の王子様、に倣うなら きっとバラとかであるべきなのだろうけれど まあ、出てきた名前がそれだから仕方ない。 ギャグを聞き取る耳は、残念ながらついていなかった。
一色の手元で彩られていくであろう衣装と さしはさまれる仁鳥の言葉>>249を見つつ 桜ヶ台に言葉を返しただろう。>>241]
(267) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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そういうことであれば、 ……そうだなあ。 よい木になるように、育てるかい
[とはいえ、ほんとうに、 名前は女の子に任せる気であったので 少し面映くはあったけれど。
ゆら、と書類の空欄を埋めるべくペン先を動かす。 こういうコンセプトならこの商品を出したい、と そういうやりとりを小耳に挟みながら 桜ヶ台の意外そうな え゛っ、には、 ――ははは、と鷹揚に笑ってみせた。 >>242]
(268) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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昔の話だから、今は大根かもしれないが。 それでも舞台効果とかならわかるからな。
……そう大したものでもないよ。
[そう笑って、>>243 違う? と問いかけに、曖昧に笑う。]
そうなら、いいんだ。 楽しいならもっと良い。
なんとなし、そうである方が”ほっとする”から。 また変なことを言っただろうか。
[楽しいかどうかなんて、 わざわざ確かめる必要もないことなのかもしれない。
けれど、額縁の外から眺めるように生きている男は それだけのことでも、確かめないと確信できなかった。 それだけのことで。]
(269) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[費用対策に話が移るなら、 それはほんとうに課題だな、と眉間に皺が寄る。
食器類は高いのだ。 料理のクオリティをあげていくならば、 どこかでコスト削減は必要だろう。]
――みんなの家から、か そうだな、それが現実的――…… 封都さんの家の食器?
[と、桜ヶ台に答えようとしたところで、 封都の申し出があるなら、 それは、いいんだろうか、高価さ的な意味で。>>266
そう思ったけれど、一旦桜ヶ台がどういうかを聞いて、 折角調理班にいきたいと申し出てくれた仁鳥に、 うん、と頷いていた。>>250]
(270) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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……そういってくれるのは、すごくありがたい。 当日は買い足すことだとか 色々ありそうだからね…。
材料費の計算含めて、 結構大変な仕事になってしまいそうだけれど 当日の調理班、まかせても大丈夫かい?
[そう訊ねて、 人員の割り振りのメモを出してくれば、 これで何回目かの調整を行おうとしただろう。]*
(271) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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/* あかねと弓木くんとこに混ざりにいくかーって思ったけど、>>125 すまない私が先行だ。
(-69) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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ー現在 通学路―
[ずいぶん顔が赤いな、というのが最初の印象だった。 寒いのかな。と思ったが、それにしては息が切れている。 ……歩きづらいのだろうか。
封都は結構なところのお嬢様で 送迎に車を使ってもらっているところを 何度か見た、記憶がある。>>267>>268]
学校は変わらずあるらしいよ。 休校情報がでてないか確認したが特になし――
(272) 2018/08/19(Sun) 21時頃
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[マフラーの向こうの赤い顔に、苦笑を零す。]
大丈夫かい、封都さん。 背負うのは厳しいが 荷物くらいならもつぞ。
[ほら、と手を伸ばす。 鞄の中にどれだけのものが入っているかは知らないが 何かしらもって歩くよりは、 幾分か、マシではあるだろうから*]
(273) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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―― 現在 / コンビニ ――
おはよ。日夏、庄司。 だーれが不真面目真面目コンビだ。
[コンビニのイートインコーナー>>161>>172で 食事をしているふたりに、へらりと手を振った]
こんな雪の日に登校しようとしてる 真面目生徒4人が このコンビニに集ってるわけだ。
[教師や他の級友たちからの評価を鑑みれば 日夏や庄司と違って、俺や空木は 真面目生徒とは口が裂けても言えないだろうけれど]
(274) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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いや、庄司。 そんなに焦って食べなくてもいいから。
[慌ててスマートフォンで時刻を確認する庄司>>162に 俺はへらりと笑って見せた]
この天気だし、 いつもよりも早く出てきた。
[立ち上がってコンビニを後にしようとする日夏に あ、と俺は小さな声を漏らして]
(275) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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あー、日夏。 もしも校門前で抜き打ちの服装検査やってたら スマホで一報くれ。 面倒だから俺は裏門からこっそり登校する。
[去りゆく委員長の背中>>174に、そう声をかけた。 さてと、と隣にいた空木を見遣れば もう友は買い物を終えたご様子]
……はっや。即断即決かよ。 先に学校行ってていいぞ、すぐに追いつく。
[俺が優柔不断なだけなのだが。 コンビニの新商品には目移りしてしまうタイプだ]
(276) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[白銀の世界へ旅立つ友を、へらりと見送った。>>189
お手洗いに行くと言って、 トイレへと消えた庄司を見遣り>>260 俺はバツが悪そうに頬を掻く]
あー……。
[俺とふたりじゃ気まずいに決まっている。 “問題児”とふたりになるのを避けたのだろうと 今さらになって察したのだった]
(277) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[庄司は目立たない生徒だった。 素行もよく、問題行動も起こさない。
教師に目をつけられて 目立つ存在である俺とは違う]
これください。
[適当な弁当を手に取ると、レジで会計を済ます。 申し訳なさと、気まずさと、諦念と。 色々な感情が胸の中でうずまいて、 小さく舌打ちをした]**
(278) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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― 現在・通学路 ―
あわ、わ、……あーもう
[低音で聞き取りにくく英語の放送禁止用語を口にする。 誰もいないと分かっているから出来ることだ。 自転車に乗ることをまた諦めて、 転ぶ前にまた自転車から降りる。 この天候じゃやっぱり無謀らしい。 自転車を降りてまた押していけば、 手はまたスマホに伸びる。 届いていたメールを見て返事を打とうとして、 もしかして近くにいるのかな、と顔を上げれば、 先を歩く人の姿>>239に、思わず悪戯心が湧いて。]
(279) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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TO:空木 理 FROM:仁鳥 仁花 ------------------ 転がるからまだマシ
んーそうだね
わたし、仁花さん
あなたの
後ろに
いるの
(-70) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[メールを送信して、歩く速度は変えずに 距離をあけたまま歩く。 さて、前を歩く彼はいつ気付くんだろう? ちょっとだけ楽しい。
そういえば文化祭の時も、 なんだかんだ楽しかったな、と思い出していた。*]
(280) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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──回想/阿蘇と>>207──
ダサくないダサくない。 逆よりいいじゃん。真面目なナリして、くず。
[ へらりとした笑み>>207には、 同様の軽い表情と言葉を。]
そ? なんか、近いじゃん。 教室のまんなかにいる感じ。
[ そんなものかなあって、空木は首を傾げた。 損得勘定じゃないだろって言葉は、 そのときは出てこなかったのだ。
だから、怒るぞと言った阿蘇にも、 曖昧に笑っていた。眉を下げて頬を掻く。 そういうことをしても、まだ、 つるりとした肌を指が滑ってくだけだった。]
(281) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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連太郎にだけは、言われたくねー。
[ さっきおれになんて聞いてきたか、 もう忘れたんかな、って。空木は思う。
そんなこといったって、 損得勘定で人間関係を構築するひとはいるし、 空木はそれだってアリだと思う。賢い。
口には出さないまでも、そんなことを思って、 空木は肯定の意を込めてうなずく。]
そーね。連太郎が仲良くしてくれっから、 おれもハッピー。WINWINじゃん。 ……おまえの真顔怖いからやめて。
[ へへ、とごまかすように笑いを重ねて。 そうっと視線を窓の外に運んだ。*]
(282) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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―― 回想:文化祭の出し物決め ――
[花丸を書き終えて、 指先についたチョークの粉を 払い落とそうとした時でした。
思いがけず、日夏君に意見を求められて>>175 チョークの粉を払おうとした私の指が 思わず止まります。
困りました。私は、モブなのです。 主体性とか、自分の意見とか、 そういうものとは無縁の存在なのです。
幸い、私がふさわしい返事を見つける前に、 日夏君自身が「今更」だと気づいてくれて、 その時は事なきを得たのでした。]
(283) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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うん。決まったし。 私は別に、喫茶店に不満はないかな。
[もっとも、演劇でも、展示企画でも、 私には不満なんてなかったわけですが。]
日夏君は、他がよかった?
[小さなぼやきは、黒板の前に立っている私には しっかり耳に届いていました。
小さな声で聞き返したのですが、 さて、日夏君の返事はどうだったでしょう。]
(284) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[喫茶店に決定した後は、 どんな喫茶店にするか、という議題に移ります。 女装喫茶という意見が出て、>>185 私はまた黒板に向き直るのです。
黒板に向き直って、 クラスメイトたちに背中を向けて、 白いチョークで“女装喫茶”と書きます。
そんな私に、名指しで声がかけられました。>>186]
(285) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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え。
[書記、というのは。 意見を求められることのない役職だったはずですが、 なんだか今日は風向きが違ったようです。
黒板の方を向いたまま、私は小さく声を漏らします。 黒板を向いたままなので、 私の表情がみんなに晒されずにすんだのは 幸いなことでした。]
(286) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[女装喫茶という提案を追いかけるように、 純喫茶という提案も寄せられます。>>196
書くことができた私は、 これ幸いと黒板の方を向いたまま、 “純喫茶”と書き足します。
それからようやくみんなの方に向き直りました。]
(287) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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良い案ー? 着ぐるみカフェとか楽しそうだけど、 衣装作るの大変だよね。
[桜ヶ台さんの方を向いて、 軽い調子でそんな風に言いました。 黒板には書き足しません。 費用の点でも、手間がかかる点からも、 現実的とは思えなかったからです。
着ぐるみを着ている間は、 自分じゃない、別の生き物になれるかな、なんて。 そんなことを思ってしまったのは、秘密でした。*]
(288) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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─── バレーボールの話
[ 身長の低さでいったら、 アタシも高い訳じゃあなかった。 ただ、低すぎもしなかっただけ。
1年の夏、マネ転向した仁花≠ノ、>>223 アタシは上手く声を掛けられなかった。 マネとしての彼女は有能ぷりを発揮し、 毎日、練習に付き合ってもらった。 アタシは彼女を、マネージャーとして尊敬している。 きっと、アタシじゃああは出来なかった。 言葉にして伝えたことは、なかったけれど。 ]
(289) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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―― 少し前:コンビニエンスストアで ――
なんだろうな…… なろう、と思うことに、すごいと思ってしまうな。
[曖昧な笑みの裏にある感情は知らないままで ヨスガは笑ったまま、庄司にそういう。 ――誰かを助けるなんてことは、 身を削っていくということは、 ひどく難しい事だと思っているから。
その動機がどうであれ。]
(290) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[ ただ、一度だけ。 ]
仁花、バレー上手いのに。 マネージャーでいいの?
[ 身長のことは分かってる。 わかった上で、問い掛けたことがある。 納得の上で、だったらそれまでだ。 ]
(291) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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─── 回想・音楽の話
[ 結局あの時の答えはなんだったっけ。 オーガ。なんて強そうな名前だ。>>225 アタシはぶっちゃけそっちでもよかった。 強そうだし。強そうだから。 でも、みんなが呼ぶのはカネ。 仁花も、あだ名があるけれど、 みんなが呼ばないから、アタシも呼べなくなってた。 長いものには、巻かれる。 其れはアタシなりの、 世間に馴染む方法だったから。 ]
(292) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[パシリではない、という言葉には>>253]
褒め言葉だと思っておくよ ただそれなら庄司さんも重要人物だから。誇りたまえ。
[とからから笑っただろう。>>254
なんだかさっきから、 「そんなことはない」って、言わせてばっかりだなと なんだか申し訳なくもなりながら、 庄司にとっての「そんなことはある」 …といえる事は一体なんだろう、と考えたりもして
こんな冬の日だからか、庄司相手だからか、 色々と話してしまうことに、苦笑を零した。
宿屋の娘がぴったりだと思っている、ときけたなら そりゃ泊まりたい宿だなと笑うこともあっただろうが 実際は、何もいわないまま。 ひとの気配がしない、という認識を共有した。>>255]
(293) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[ でも、その瞬間はちょっとダメだった。 軽率に伸ばした指が、>>226 イヤホンジャックを引っこ抜く。 賑やかだった教室に、爆音が鳴り響いた。 ]
うわ!……わ!ごめん! ………、……かっこい。 その名前、どっかで聞いたことあるかも
[ TVだったか、姉経由だったか。 定かではないが、ゴリゴリの低音は、 嫌いじゃあなかった。てことは、 姉の趣味ではないのだろうと、思う。 ]
(294) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[――空木と阿蘇がやってくる。]
[親は、別に、という庄司の声に、>>256 なんだか冷めたものを感じて おや、と視線は移したけれど
何か聞くわけでもなく、 空木にはこう返しただろう。] 休校ではない、ときけば、いってらっしゃい、だよ
[委員長だしな、と苦笑を一つ。>>183 阿蘇からかけられる言葉があれば、 ハイハイ、と応じた。>>276]
(295) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[ ただ、教室の静かさに気付いたのは、 仁花の方が先だったように思う。 ]*
(296) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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覚えていたら教えてしんぜよう。 覚えていたらな。
[覚えていなければ教えてやらないと 強調するように言って、 コンビニエンスストアを出た。 こんな日に服装の検査はしないと思うが、さて*]
(297) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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― 現在:通学路 ―
そうですか…。 お休みでしたらよかったのに。
[ ふぅ、ふぅと息を整え>>272を聞いてしょんぼり呟く ]
そのわりにほかに人を見かけませんけど…。 わたくしたちの学校だけ開いてるってことでしょうか。
[ ようやく周りを見る余裕ができました。 静かだと思っていましたが人通りがありません。 雪だからといってあまりにも少なすぎはしませんか ]
(298) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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[ 苦笑されて恥ずかしさでさらに赤くなり、 日夏さんを見上げ、目が合いそうになってうつむきます ]
…お願いしてもよろしいですか?
[ おずおずと伸ばされた手>>273に鞄を差し出します ]
軽くなりました。 まだまだ歩けそうな気がします。 日夏さんはお優しいですね。
[ 一気に元気になり、足を踏み出し、 気力だけでは回復しない足の重さにすぐにめげてしまいます]
…はぁ、雪道だからと借りた靴が大きかったのです。 歩きづらいですけど、荷物を持っていただきましたし、 学校まで頑張りますわ。
[ ぐっと手をにぎりしめ、ぽこんぽこん音を立てながら ゆっくりと足を進めました ]*
(299) 2018/08/19(Sun) 21時半頃
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──現在/通学路──
[ ぶぶぶ。 と、ポケットに突っ込んでたスマホが震える。
この短いバイブレーションは、 メッセージの受信だと見当をつけて、 空木は歩みを止めずに端末を取り出した。
契約の切り替えとかよくわかんないから、 これだけは旧型の、愛機。
ロック画面ではメッセージの冒頭しか確認できず、 慣れた手つきでアプリを起動する。
名乗らなくても、名前表示されてんのにな。 と、ばかみたいなことを考えた。]
(300) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[ 変なの。って思ってようやく、 妙な空白に気が付く。続きがあるらしい。
誤入力かな、とのんきに思って、 空木はかじかんだ指先をすっと画面に滑らせた。
──ひゅん、と。 心臓って、冷えるんだな。という感想。 もう充分寒いってのに、血の気が引いた。 夏はホラーって言われるのがよくわかる。 冬にホラーは、ちょっと冷えすぎる。
それでも、ばっと振り返ることができたのは、 若さゆえか、空木の神経的なものがえらいのか。
どうぞほめてつかわしてくださっても、いいんですよ。]
(301) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[ ぎゃっ! と、悲鳴を上げるのは本日二度目。 よく鳴ります、空木の喉。目も見開く。
それも数秒、はあと大きく息をついて、 自分のつけた足跡を上書きするように、逆戻り。]
……マジでいんじゃん、心臓にわりい。 もう充分冷えてっから、変な悪戯ヤメロって。
[ 苦情をお伝えしつつ、並んで歩けるところまで。]
(302) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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お迎えにあがろーかと思ってましたのに。
[ そんな軽口を叩きながら、肩から下げた鞄と、 手に持ったビニール袋を持ち上げて、示す。]
チャリンコ押すから、荷物入れさして。
[ そういって、荷物と化した自転車の ハンドルを借りようと手を伸ばした。]
(303) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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よくこの雪で、チャリで出てきたよなあ。 仁花さん、たまに生きざまがロック。無謀かよ。
[ 学校までの道のりはあと少し。 えっちらおっちら歩いたって、 始業時間にはやっぱり、余裕。]
仁花さん、ジンクスとか気にしないひとだっけ。 受験組でしょ、ふつうに。
[ 滑る滑らないの話だ。この時期定番の。
受験組、とはいったものの、この高校に、 受験以外の進路を選ぶ人間がいるのか、 空木は知らない。ほとんど聞かない気がする。]
(304) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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なんかさ、さっき日夏とかに会って、 休校じゃねーって聞いたんだけど、 ここまで来ても、全然だれもいねーのな。
[ きょろきょろ辺りを見回してみたって、 人影はまばら、同じ制服など見当たらない。
さすがに変だなあと思いはすれど、 ここまで来て引き返すという発想もない。
というか、万が一休校じゃなかった場合が、やばい。]
仁花さん、誰か会った?
[ そんな確認を投げかけながら、 雪道を進めば校舎はもうすぐ。*]
(305) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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――回想:出し物決めの時のこと――
[予想外、とでもいいたげに、 動作を止めた庄司さんの様子を見ていた。
困らせるような質問だっただろうかと思考する前に まあ決まってしまうし、 もう意味がないかと撤回してしまったけれど
他がよかった? という問いかけに 瞬いて、 それは桜ヶ台の問いに答える前のことだったから もっと整理はできていない状態で、]
(306) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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……喫茶店でよかったという気持ちと やりたかったことの未練と、半々?
[苦笑して、首を振る。 大丈夫だよ、と示すように。 それから、話題は出し物の中身に移る。
着ぐるみ喫茶はどうかと語る彼女は>>288 黒板に書く様子がなかったので ――勝手に候補に書き足したのは、ただのおせっかい*]
(307) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[……………………。
…………あ、特に言いたいことは何も無いよ。]
(308) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 22時頃
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— 自宅 —
[ふと目覚めて、全身が冷えきっているのを感じてから、 あーやべ、参ったなと心の中で呟く。
時計を見上げればもう、時刻は登校すべき頃を指し示していて、 焦りが吹き出すままに、布団を被り損ねてコチコチになった体を起こして身支度を。
……昨日の夜は深夜番組を見ながら寝落ちしてしまったらしい。 部屋の照明は付けっぱなしで、テレビも朝のニュースを垂れ流している。 画面の中では、眉毛を吊り上げたコメンテーターが、 最近の政治がどうこうと、素人でも苦笑するぐらい偏向した意見を吐き出していたので、 こんな雑な番組の視聴率を僅かながら上げてしまったことに後悔しつつ、電源を切った。]
(309) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/19(Sun) 22時頃
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[歯を磨いて、顔を洗って、着替えて、 そこでようやく体が少し暖まってきて——今日はやけに寒いなと気付く。 天気予報を見るためにまたテレビを付け直すのも億劫だから、 手近な窓のカーテンを開けてみたら、そこにあったのは一面の白色。]
マジかー。
[降り積もった雪にはしゃげるのは小学生まで、もしくは心がまだ少年少女な奴らだけで、 はしゃげなくなったぼくはもう、大人になってしまったのだろうか。
登校がめんどくさいな、という気持ちと、 休校になるんじゃないのかこれ、という気持ちをぐるぐる混ぜつつ、 鞄の中に突っ込んでいたスケジュール帳を広げる。]
(310) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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―コンビニにて―
[裁縫は好きだ。とはいえ、料理は得意じゃない。 ましてや、睡眠時間を削って料理をするつもりもなく 必然的に、昼食を用意しようとすればコンビニに向かうことになる。
ただ――]
げ。
[店に入ってすぐ。 チベットなんたらキツネのような顔をしたと思う。 レジに並んでいる金の髪>>278が目に入ったから。
……見なかった振りをする。
目が合ったとしても勢いよく逸らして、 そうして乃歌はそそくさとお菓子コーナーへ潜り込んだ。]
(311) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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今日は……ああ、借りてた漫画を返す日で、 あと、貸してたノートを返してもらう予定もあった。
[学友とモノの貸し借りはよくしていて、大体はそれが学校に通うモチベーションだった。 ぼくは約束破りにはなりたくないので、明確に休校の連絡が来るまでは、 嵐が来ようと大地が割れようと、学校へ向かうのみである。
ぼくのノートには一定の需要がある。らしい。 板書された内容を零さずに自分なりにまとめて、見やすく整理して、色分けもして、 ただ几帳面に整っているだけのものだけど、まあ、 授業を聞き逃しがちな奴らには、よくありがたがられるようだ。
逆に言えば、これぐらしかぼくの価値は無いようなものでもある。 クラスのすみっこにいるだけの庶務は、自らをわざわざ雑用だなんて主張しない。 だってマジで雑用なんだもん。]
(312) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[居間を覗いて、誰もいないことを確認したら台所へ。 ぼくは母との2人暮らしだけど、母は仕事で忙しい——という名目で、家にはなかなかいない。
きっと今日もどこかで、新しい生活に移行するための準備を固めているのだろうさ。 ぼくが卒業する春には切れる縁。ぼくと母は、お互いにもう割り切っている。
台所の隅の紙袋から、ゼリー飲料やら、固形タイプの栄養食やらを適当に取り出して、鞄に詰める。 朝食はどこかコンビニか、学校の購買で調達してしまおうと思ったが、 この雪で寄り道している余裕があるかどうかは分からなかったので、一応の保険。]
(313) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[チョコバーと梅味のおかきに水。 おにぎり数個とデザートのクレープ。 食べ過ぎ?いいえ、デザートとおかきは別腹です。 多分チョコバーも。
それらをカゴに放り終えた頃だろうか。 ようやっと、クラスメイト>>260がお手洗いから出てきたなら 乃歌は花のように満面の笑みを浮かべたことだろう。 床で滑らない程度の早歩きで彼女に駆け寄った。]
夜子〜!おはよっ! 雪やばすぎない?ここまで来るの大丈夫だった? つーか、学校あるよね? ここに来るまで誰にも会わなかったから不安で。
[まくし立てて、首を傾げた。 やけに人気の少ない雪景色の中 彼女の存在は心強い。そう思った。*]
(314) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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―回想:文化祭の終わり―
[思い出す度に、獣のような異臭が鼻を突く気がする。 無精ひげの痛みに肌を撫でられる気がする。
たった数分の出来事だったと思う。 けれど、一色乃歌の世界を変えるには 十分すぎる時間だった。]
(315) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[火事場の馬鹿力というのは、自分にも備わっていたらしい。 掴まれていた腕を振り払って、這う這うの体で走りだした。 泥だらけの酷い格好で、足を縺れさせながら、 人が居そうな方へと向かう。
アイツから、逃げなければ。そう思った。
校庭の喧騒とは離れた、どちらかと言えば静かな場所。 理由は知らない。けれど、そこを歩いていた夜子に、 半ば掴みかかるようにして飛びついた。]
(316) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[学校には徒歩で行ける距離で、 たぶん、他の生徒たちと比べたら学校に近いところで暮らしているので、 簡単に引き返すことができるだけ、幸運だったかもしれない。 そんな軽い思考で、玄関を出た。
慌てて引っ張りだした防寒具は、グレーのコートと、グレーのネックウォーマー。 ブーツはちょっと準備を怠っていたので、足元だけがかなり不安。
冷える手をコートのポケットに突っ込みながら、 白が降り積もった道路を、ぽつりぽつりと歩く。
雪は音を吸収するから、とても静かで。 人の気配を感じさせない。]
(317) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[突然現れたクラスメイトに、彼女はどんな顔をしていたっけ。 少なくとも、乃歌の方はひどい有様だった。
薄いメイクはぐちゃぐちゃに崩れて、 表情は恐怖に歪んでいた。歯がカチカチと鳴る。 はくはくと瀕死の金魚のように息を吐きだして、 そこで漸く、意味のある言葉を発することが出来たのだった。]
たす、けて。
[その4文字を絞り出した途端 堰を切ったように涙が溢れた。 ファンデーション色の涙が制服に垂れる。]
(318) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[例え、ぼくがいなくたって世界は回るのだ。 実際そうだった、はずなのだ。
真面目でもなければ、不真面目でもなくて。 主人公でもなければ、どこにでもいるモブでもなくて。
“ぼく”は——*]
(319) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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よるこ、助けて! 助けてよぉ!
[どうやって、とか、何があったとか。 多分、何を問われても答えられなかった。
気が狂ったような悲鳴を上げて、わんわんと泣いた。 片方の頬がじくじくと痛む。 多分、酷く腫れていたと思う。アイツに思い切り殴られたから。]
(320) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[アイツが追ってくる様子はなかった。 他人に知られるのはマズいと思ったのか 興味を失ったのか。考える余裕はなかった。 考えたくもなかった。
ただ、夜子の服に縋りついたまま、 言葉にならない嗚咽を漏らした。 夜子が言葉を発するか、 文化祭の終わりを告げるチャイムが鳴るまで、ずっと。]
(321) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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――現在:通学路――
お休みだったら――、 今頃家でぬくぬくと単語帳でも捲っているのだが
[残念だな、と呟いて、 しょんぼりする封都にまあまあと笑う。]
うん。 さっき庄司さんや空木君、阿蘇君と会ったけれど 誰も休校情報は受け取ってないから。 開いてるんだと思う。
[コンビニには一応、店員さんはいたよ、と そう付け足して、 人通りの少ない道を歩いていくだろう。]
(322) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[自分の様子を恥ずかしく思ったのか 既に赤みを帯びた頬が、更に赤くなって 耳まで赤くなっているように見えた。
内気で可憐なお嬢さん、なんて 結構フィクションのものだと思っていたけれど 実在するんだなあ、という慣れた感心は心の中でだけ。 表向きは、もちろん、と笑っている。>>299
おずおずと差し出された鞄を あまり揺らしすぎないように肩にかけて、]
いける? ……ははは、
(323) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[翌日、一色乃歌は学校を休んだ。 理由を聞かれたなら、風邪を引いたとだけ答えただろう。
男子への風当たりが強くなった理由も、 何があったかも、誰にも話してはいない。
ただ、縋りついた相手――夜子だけには 一言だけ、ぽつり、言葉を漏らしたかもしれない。
「男なんて、死ねばいいのに」と。*]
(324) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[まだまだ歩けそうな気がします、からの すぐにめげてしまう様子に、 同い年なのに年下の子でもみるような気持ちになりながら 快活に笑ってしまった。 いわゆる微笑ましいというやつだ。]
その結構可愛いレインブーツ? お母さんのものかい? 確かに大きいね
[はさまれたタオルに、 これじゃあ歩きづらいんだろうなあと思いながら 「転びそうなら手も引こうか」と お嬢様にいうには、ちょっと度がすぎた冗談を飛ばす。]
(325) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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/* あぶなっ! 阿蘇君にレジで話しかけるロル投下するところだった!
うおお、のかちゃん、そんな縁故を夜子にくれちゃっていいのかい!? うわあい、ありがとう!
(-71) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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/* 最後の入村がいいかなと思って様子見をしていたら、 他の子とめちゃくちゃ要素が被りまくって仕方ないような気がして どうしようかと思った(
まあ、もう徒手空拳でいくしかないな…… ホスト希望、今回は通るかなーどうだろうなー
(-72) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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[歩いていけば、学校は近づいていく。 当然の摂理。
遠めに見て、 学校には風紀委員などが立っていなさそうなのを察知し 阿蘇にごく短くメールを打っておいた。]*
(326) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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To:阿蘇 From:ヨスガ
服装検査なし。
(-74) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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/* 入村前はネガティヴクール目指してました。過去の話です。
プロ中にしたいこと、 ・誰かにきょうだいのはなしをする ・あわよくば荒れ果てている家とか、ふらついてたときの話とか、金遣いの話を、落とす……
(-73) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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/* 8(0..100)x1
(-75) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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/* はい、ホストじゃなければ今回も2d落ちですね!
封都さんと被ってるのでまだワンチャンかもだけど
(-76) 2018/08/19(Sun) 22時頃
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―― コンビニ ――
[とっさに口をついて出た、お手洗いという言葉は、 食事時にはふさわしくなかったかもしれませんが、 悪くない理由だと思いました。 実際、こう寒いと女子はお手洗いが近くなるのです。 コーヒーも飲んだことだし、 行っておいて損はありません。
我ながら悪くなかったと自画自賛していた私は、 阿蘇君を誤解させていたことに>>277 まったく気づいていませんでした。]
(327) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[どこか、ちぐはぐ。 そんな印象を勝手に抱いてしまうのは、 酷く失礼なことかもしれません。
けれど、私が阿蘇君に抱いていた印象は、 “ちぐはぐ”としか言いようがありませんでした。
阿蘇君は、見た目が派手です。 先生たちから問題児扱いされています。 ついさっきも、服装検査をやりすごそうと>>276 日夏君に依頼していました。
けれど、どうにも私には、 阿蘇君が問題児には見えないのです。 こんな雪の日だって休まずに、 しかも、こんな天気だからわざわざ早く出てきた>>275 なんて言う阿蘇君が問題児? しっくりきません。]
(328) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[用事を済ませてお手洗いを出たら、 阿蘇君の姿はもうありませんでした。
その代わり、なんてわけはありませんが]
乃歌さん。 おはよ!
[お花のように華やいだ声。 声にふさわしい華やかな姿。 私が苗字でなく下の名前で呼ぶ、 数少ないクラスメイトの乃歌さんの姿がありました。
こちらに駆け寄ってくる可愛らしい姿に、 私は思わず目を細めます。]
(329) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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寒いよね。乃歌さんこそ大丈夫? 休校の連絡は来てないから、 学校はあると思うよ。
[日夏君にも連絡来てなかったし……と言いかけて、 すんでのところで私は飲み込みます。
乃歌さんに、男子の話はご法度です。 乃歌さんは男嫌いを隠していませんでしたから、 それは周知の事実ですが、 私が彼女のことを苗字でなく名前で呼ぶようになった きっかけである文化祭の日のあの出来事や、>>318 一度、漏らされた呟きに>>324 彼女の機嫌を損ねないためではなく、 彼女を傷つけないために、 私は乃歌さんの前ではできるだけ男子の名前は 口にしないように気をつけているのです。*]
(330) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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─── 回想・ペット談議
まーね、他の動物たちみたく 直接触ったりはできないけど。
[ 見せたのは游ぐ動画と、>>261 見事な角度から撮影した写真。 揺れるイソギンチャクの隙間から、 愛くるしく顔を出している。 ]
あー、もうアタシのだよ。 アタシがいなきゃ、死んじゃう
[ ぶれてない鳥の写真を眺めながら>>262 自分のスマフォの画面を消していた。 ]
(331) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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その子、名前なんてーの? ……あ。ほんとだ。オレンジに見えるかも。 さくら詐欺じゃん、ひど。 てか、まずうちの魚食べないでほしーし
[ まあるい頭は、確かに橙色をしている。 こうして軽口を叩き合えることは、 すごく気楽にさせてくれていた。 特に、ペットの話なんかはそう。 深く考えなくても、よかったから。 ]
(332) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[ 詐欺、欺くこと。 嘘つきは、何の始まりだっけ? ]
(333) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[ 目敏く指摘された、親指の爪。 スマフォを握った手を軽く掲げて、 ]
んー、これ? ……あ、ほら。その鳥と一緒。 噛み癖、ってやつ。治んなくて。
[ 女子だったら。 たぶん、綺麗に手入れしてるんだろう。 無関心だったアタシは、少し罰が悪そうにしていた。 でも、特段気にしていない様子だったので、 ちょっとだけ、ホッとした。 ]
(334) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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てゆか、その子あってみたいんだけど。 インコちゃん。
[ ふうん、て顔した理に聞いてみる。 ダメって言われたら、悲しい顔してみせるだけ。 ]*
(335) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[ レインブーツのことを聞かれ、>>325 赤くなっていた頬から血の気が引きました ]
いえ、おかあさまは…。
[ 言いかけて口を閉じます。 おかあさまは、わたくしのことを なんと思っていないなんて、言いたくありません ]
これは、ばあやの秘蔵の品なのです。 かわいいですよね。 わたくしも今度自分のサイズのレインブーツを買おうと思います。 歩きやすいやつを。
[ 微笑んではずんだ声を出します。 まずいことを聞いたと思われていなければよいのですが ]
(336) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[ 手を引こうかなどと言われれば 血の気が引いた頬にまた赤みが差します ]
そ、そんなことをしていただくわけには… はっ、冗談、冗談ですね? もう、からかうなんてひどいです。
[ むぅと大げさに頬を膨らませてみせました ]
(337) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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─ 現在/通学路 ─
あ。
[スマホ見た。>>300 気付くかな?気付かなくってもまあいいや。 のんびり数メートル離れた後ろを歩いていれば、 すごい速度で後ろを振り返る。>>301 おそるおそるじゃないあたり、 恐怖より驚きを与えられたらしい。 悲鳴に満足して爆笑してしまったのは許して欲しい。 おはようの挨拶より早く、右手を上げた。]
だ、だって、前にいたから、つい…! はー、…おはよう、空木くん。
[苦情>>302に笑いの発作をおさめて、朝のあいさつを。]
(338) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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お迎えは彼女サンにしてどーぞ。 え。あー……うん。入れなよ。…ありがと。
[軽口に軽口を返して、自転車に伸ばした手に少し戸惑う。>>303 そういうのも彼女にやりなよ、と思わなくもないが、 かなしいかなお互い受験生。 そういうのとは無縁なのである。多分。 楽だし良いか。 と自転車に荷物を入れるよう伝えて、預ける。]
無謀さは青春の証拠ですよ、少年。 ジンクス>>304…ってあー…忘れてた。 何時もの習慣で、つい、ねー。 合格圏内だし、コツコツやってれば大丈夫。 それに、転げなきゃセーフでしょ。
[どこか投げやりなのは性分になるんだろう。 なんとなく塀の上の雪に手を伸ばし、 雪玉を作りながら歩いた。]
(339) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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[ 歩き続けてようやく学校が見えてきました。 なんだかとても長い時間歩いた気がします ]
日夏さん、学校です。 見てください、明かりがついてます。 きっと先生やほかの皆様もいらっしゃいますよね。
[ 何より早く上靴に履き替えたいと 日夏さんに預けてる荷物のことも忘れて、 速足で昇降口へと向かいました ]*
(340) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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ああ、委員長。 わたしのところにも休校メール来てない、けど。
[一緒になってきょろきょろ辺りを見回してみて、>>305 はじめてその異様さに気付く。]
車とかは走ってたけど。 そういえばうちの生徒に会うの、 空木くんがはじめて。 日夏くんは学校あるって言ってたんだよね? うちのクラスだけ連絡来てないとか、 ……無いよね?
[話しながら正門の前で立ち止まる。 自転車置き場は正門の横。 ここで返してもらって一度別れることになるかな、 と常ならば思うのだが。
人がいないのは、少しばかり気味が悪い。]
(341) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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……いっしょに教室いこ?
[自転車を置きに行くのも付き合って、 なんて遠まわしにお願いして。*]
(342) 2018/08/19(Sun) 22時半頃
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/*
お嬢様たのしいんだけど今までやった内気キャラとの差を出すのが難しいですね…果子+こひめを2で割った感じを目指してる
(-77) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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―回想:企画決め―
エプロンだけは論外だと思いまーす。 それじゃ面白みないじゃん。可愛くないし。 平成最後の文化祭なのに。
[エプロン一枚で絵になるのは 流行りの映画の三つの顔を持つ男くらいだ。]
女子は少し手間がかかるけど、男子なら ベスト作って、カッターシャツの上に 着てもらえば執事っぽいし。
メイド服……落花に家から借りてきてもらう…… ……のは流石にないか。
[いわゆるお嬢様である彼女なら造作もなさそうだけれど、 食器>>266まで借りて、衣装までというのは不躾すぎる。
何より、火がついていた。作り手としての魂に。]
(343) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* 実は回想軸書いてるけど、 これ弓木くん待ち案件かなーって。 女子と距離が遠いのが、どうしようかなって。 いや…2村思い出して。 また調理班男2女1なので、うん。
(-78) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* [そういうのはそれこそ 一色さんや封都さんの活躍どころだとおも… いや、封都さんはお嬢様だから接客は… いやでも似合う。カネさんも 庄司さんも意外と何でも似合ってしまうのだ。 まるでそれが自然だといわんばかりに、 不思議と似合ってしまうのだ。 だが!わたしは! 持って生まれた庶民顔。]
庄司さんに対して確定がすぎる。ボツ。供養。
(-79) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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材料……布とか糸とか買ってもらえるなら私が作る。 自腹を切るとかはしないし、予算内で作る。
私、結構裁縫得意だし、任せてよ。 不安って言うなら、今までの作品お見せしますよ、社長。
[芝居がかった口調で、 所謂ゴスロリの衣装が並ぶ画像フォルダを仁花の前に突き出した。 漫画のキャラクターモチーフのものもあるけれど、 多分、彼女がそれに気づくことはなかろう。そう思った。 そういうの、疎そうだし。
ただ、キグルミは難しそうだなぁ。 珍しい人物>>288が発した意見が 黒板>>307に書き足されるのを眺めながら、 乃歌は頬杖をついた。流石にそういったアテはない。]
(344) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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メニューだって、炭酸にアイスぶっこんだらフロートだし 工夫次第で調理室貸し切りしないでいいんじゃない? ……工夫は任せるけど。
[半面、料理はからっきしだ。 そういった難しい話は調理班の勇士に放り投げて、 乃歌も自分のスマートフォンの画像フォルダを見直す。 並ぶ、可愛い衣装たちに、 今まで作ってきた力作たちの可愛さに、頬を緩ませた。*]
(345) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* ところでボランティア行って村やって、 はさすがにキッツいな。頭痛い。 明日から仕事だよーーー状況的にサマータイムなうなのでいつもより朝早いんだよーーーがんばる
(-80) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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―― 回想:文化祭の終わり ―
[その時、その場所にいたのは、ただの偶然としか 言いようがありません。
モブである私は、孤立はしていなくても、 仲の良い友達、なんて人はいませんでした。 そう、たとえば、文化祭を一緒に見て回ろう、なんて 誘い合うような友達は。
それでも私は、文化祭を楽しんでいました。 いいえ、楽しんでいたというのとは少し違います。 それでも、文化祭は私にとって、意味のある行事でした。
登場人物少女Aに役割が与えられるというのは、 ありがたいことなのですから。 やるべきことがたくさんある文化祭は、 準備期間も含めて大きな意味があったのです。
それが、もうじき終わってしまう。]
(346) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[ひとけのない場所に足が向いたのは、 そんな感慨にふけるため、だった気がします。
文化祭という大きなイベントが、終わってしまう。 私の役割が、1つ減ってしまう。 またなにか見つけなければ。
ぼんやりとそんなことを考えていた私は、 突然何かに飛びつかれて、>>316 声にならない悲鳴を上げることになったのです。]
(347) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[ひゅ、と息を吸い込んで、 叫び声を上げそうになって、
けれど私の口から出たのは、 悲鳴ではありませんでした。]
い、一色さん!? どうしたの!?
[私にしがみついて震えているのは、 クラスメイトの一色さんでした。 毎日顔を合わせているクラスメイトは、 けれど私が見たことのない姿をしていました。]
(348) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[とっさにぎゅっと抱き返して、 私は意味もなく辺りを見回します。 どう考えても私の手には余る案件です。
誰か、信頼できる助けを求めるべきだという気持ちと、 酷い有様の一色さんを他の人の目に晒すのは 避けるべきだという気持ち。
相反する2つの考えに、 私は一色さんを抱きしめたまま、 しばらくぐるぐると考えていたのでした。]
(349) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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大丈夫。大丈夫だよ。 誰も来ないよ。
[助けて、と一色さんは言います。>>320 そのあとは、泣きじゃくってしまって 言葉になりませんでした。
どうやら、何かから逃げてきたらしい一色さん。 よく見ると、頬が腫れています。
酷い。誰がこんなことを。 私はそんな気持ちでいっぱいで、 でも泣きじゃくる一色さんを抱きしめて、 頭を撫でてあげることしかできませんでした。
文化祭終了のチャイムが鳴って、 一色さんが少し落ち着きを取り戻すまで、ずっと。]
(350) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[何かがあったのは間違いありません。 けれど、一色さんが語らないことを、 私が話すのは筋違いだと思います。 結局、私はそのことを、誰にも話しませんでした。
一色さんが語らないことを、 何もできない私が問いただすのもどうかと思います。 だから、一色さんに聞くこともしませんでした。
ただ、そのことがあってから、なんとなく 一色さんとの距離が近くなって、 いつの間にか、私は彼女のことを、 乃歌さんと呼ぶようになっていました。
自分のことを重要人物だなんて>>293 私はやっぱり思えませんが、 乃歌さんにとってはちょっぴり、 そう、ほんのちょっぴりくらいは 意味のある登場人物だったらいいななんて そんなことを、こっそり思っているのです。*]
(351) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* 私の筆が速いなんて誰が言った!?(逆切れ やっとのことでロル落とすたびにめっちゃ増えてるログにぐるぐる目になるわ! 追いつけなーい!
(-81) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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……お母さんは、
[問いかけたとき、彼女の頬から血の気が引いた。 ああ、まずいことを問いかけたな、と 直感してしまったのは、致し方のないことだろう。 そこに踏み込むよりも早く、 ばあやの品だと語るから、 そうかい、とヨスガは笑って頷くのだ。>>336]
うん、かわいいと思う。 足のサイズがあってないと 何かと使いづらいだろうからなあ。 封都さんなら、深い赤とか似合うのかな。
(352) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[どういうものを買うんだろう、なんて 雑談に持ち込んだ。
再び頬が赤くなるなら、 手を引こうか、 なんて冗談を言った甲斐もあったというもの。 ははは、と笑い声を返して、]
本気かもしれないし、冗談かもしれない。 そうだぞ。おれはひどい委員長様なのだ。
[大げさに頬を膨らませる姿を やはり微笑ましく見てしまう。 女の子の肌というのは男とは違うから。 見た感じ甘そうに見えるのが不思議だと思う。 特に封都とか。一色とかは 砂糖菓子で出来てるんじゃないかとか。
そういうことを、淡々と考えた。]
(353) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[ようやく学校が見えてくれば、 ほっ、と吐息を零して、 やっとついたな、と笑った。
やはり雪道を鞄を抱えて歩くのは大儀だ。 そう思ってから、鞄をゆらりと揺らす。]
…………、
[少し考えて、 封都と歩きながら、再度メールを飛ばす失礼を。 とはいえそれはごくごく短文。
”貸してた漫画、今日無理にもってこなくてもいいよ。 こんな雪なのに休校でないのもどうかしている”
そう、飛ばした相手は、 既に家を出てしまっていただろうか。]
(354) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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>>340
ああ、学校だね。 確かに……こんな中皆登校していたんだねえ。 いやはや。ご苦労なことだ。
……封都さん、転ばないように気をつけなよ。 縁起でもなさそうだから。
[いそいそと昇降口に向かってしまう彼女。
よほど靴を履き替えたいのだろうけれど 庄司にいわれた言葉を、そのまま彼女に向けて ヨスガはあとから校舎に入る。
薄暗くも感じる昇降口から 校舎の中に入っていくだろう。 いつもどおりに。*]
(355) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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──現在/通学路──
仁花さん知ってる? 前歩いてるオトモダチは、 体のいい玩具じゃないんですねえ。
[ ふんと鼻を鳴らして、隣に並ぶ。 別に、ホラーが苦手ってわけじゃないのだ。 びっくり系に耐性がないだけで。
ひとしきり笑う様子を隠すそぶりもない仁鳥に、 半ば強引なくらいの勢いでハンドルを取った。]
そんな子がいりゃ、朝っぱらから、 荷物持ちでも自転車漕ぎでもしてやるっつーの。 ほら、貸した貸した。
[ 多少の歩きにくさに目を瞑れば、なるほど、 これは確かに転がる。一種の台車だ、すごい。]
(356) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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やべーな、だとすると、 こんな大雪の日に無謀にも登校してるおれら、 まぎれもなくチョー青春してんじゃん。
[ あー、そう思うと元気出るー。と、 全然そんな風じゃないけど、言う。
身軽になった仁鳥は、 道の端をふらふらしていた>>339けど、 はじめはその行動もさして気に留めずに。]
(357) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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いやいや、 今朝の身支度にいつもの習慣生きないっしょ。 マイペースかよ。完全に異常事態だっての。
……って、仁花さん? それ、投げんなよ。絶対。
[ あきれた声でからかいの追撃をしたところで、 ふと、その行動の不穏さに気づく。待て。 なんでこの状況で雪玉を握っているのだ。]
(358) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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つか、いいなあ。手袋。 全然探す余裕、なかったわ。
おれもさー、クラスのやつにしか会ってない。 どーしよ、先生が寝こけてて連絡回ってなかったら。
[ 道理で雪なんか触れるはずだ。って、 納得の面持ちで、ためいきをひとつ。 ゆらゆら歩いて、校門をくぐる。]
……あ、でも。 窓、見て。電気ついてっし、先生いんじゃん?
[ 正門で立ち止まったところで、 指し示したのは、グラウンドを挟んだ校舎の窓。 煌々と灯ったあかりに、安堵があったのは間違いない。]
(359) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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オッケー、オッケー。 じゃ、とっととチャリンコ置いてこよ。
つか、この雪ン中とめててさあ、 ひさしはあるにしたって、帰り凍ってんじゃね。
[ そんな、ハッピーとは言えない未来を想像しつつ、 ハンドルを切って、自転車置き場へ。 その合間、また投げかけるのはほんの雑談。]
そいえばさ、弓木って今日来んの? 連絡、したけど、まだ返事ねー。 出席やばいんじゃねーの、あいつ。
[ ひとのこと言えねーけどって、洒落にならん。 マフラーの下ではははと笑いながら、自転車を停める。]
(360) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[ 仁鳥が自転車に鍵をかけるであろう間、 ふと思い出したことがあって、 再度片手に取り出したスマートフォン。
返さなきゃいけないものがあったのだ。 って、一応持ってきた旨、連絡を入れる。
借りてたノート。 空木が借りるのは、特に古いやつ。
なんでって? そんなの決まってる。 出てない授業の範囲のノートなんて、 空木の手元にあるわけがないんだから。]
(361) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* 自分が蒔いた種だけど、多角がやべえ。 えーじはよかえってきて、はやくがっこいこ。
(-82) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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[ 代わりに、といっちゃあなんだけど。
雑多な家にあるもの──それこそ、 漫画とか、CDとか、DVDとか、なんでも。 相手が見たがっているもの。
うちにあるよって、空木のほうからも押し付けてた。 貸し借り。借りたら返すことが決まってる約束。 は、次の接点を保証されているみたいで、
空木は、けっこう好きだったり、する。]
(362) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* てか、母子家庭多くない? あと、不良多くない? みんなしあわせになって。頼む。
(-83) 2018/08/19(Sun) 23時頃
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/* うつぎくん、ほんとうまいなー。おじょうず。
(-84) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* 封都8 黄楊8 阿蘇34 一色44 桜ヶ台63 庄司69 日夏77 空木80 仁鳥82 弓木91
4d落ちできそう。
(-85) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ ──ただし、 誰かに貸すために入手する、ってとこまでいくと、 不健全。……けど、まあ、空木の勝手な事情だ。*]
(363) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* 3d落ちか4d落ちかな。 それが嬉しい。
(-86) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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─── 回想・文化祭準備
[ 夢物語だけじゃ、文化祭は成功しない。 仁花の適切な指摘を聞いて、>>250 手元に重なる資料を確認しつつ、 調理室の利用可能な範囲を探る。 ]
うぁ、確かに。 ……調理室ずっとは無理かも。 他のクラスとか部活でも使うだろうし、 さすが、仁花。やるぅ ─── この時間、から……ここまで、かな
[ 利用時間表を示して、伝えつつ。 調理班に、できるものある?なんて、 疑問を問いかけておいた。 他にも、みんながアイデアを出し合っていた。 なので、アタシは得意げにヨスガの方を見て、 ]
(364) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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ほら。さっそく、みんないい感じじゃん? 良い木になりそーじゃない?
[ 書類の空欄が埋まるのを確かめ、>>268 木ってやつを、思い浮かべてみたのだ。
例え、その先に何が待ち構えていても。 今は確かに、一本の太い木を作り上げていると、 舞台効果とやらで、錯覚させられていたのかも。 ]
(365) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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TO:黄楊 靖利 FROM:空木 理 ------------------ 学校あるみたいだから 借りてたノート、持ってきた けど、今日来るつもりある?
(-87) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ そして、不思議な問いかけの答え。 其れに対する返答にますます頭にハテナが浮かぶ。 けれど、 ]
ほっと、する……? ヨスガがそれで安心するなら、 何度でも、聞いてくれていいよ。 [ こんなもので安心してくれるなら、 お安い御用だと言うかのように。 ニィと歯を覗かせて笑いかけた。 ]
(366) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ その代わり、と人差し指を立てる。 ]
上手な演技の仕方の、コツ? アタシにも、おしえてよ
[ お願い、なんだけど。と。 他愛ない会話の中への、 何気なく言葉を混ぜ込んだ。 ]
(367) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ そして、食器の話に戻る。 コスト削減の為の手段を話し合っていた時。 落花からの申し出が、耳に届いた。>>266
いや、本当に。高価さ的な意味で。 それは、大丈夫なんだろうかと心配になる。 けれど、申し出自体は有難い。 ]
ものっ、すごく助かるけど、 ……いいの?
[ 裕福な家から出てくる食器。 絶対に割ることは許されない。 気を引き締めることになるのだけれど。 それ以上のお願いはさすがに出来ない。>>343 それに、借り物ばっかより、手作り感も欲しい。 ]
(368) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ 受験手前、なるべく時間を費やしたくない、 ─── そんな、気持ちもわかる。 でも、アタシはせっかくだから全力で楽しみたい! だから、乃歌の主張に同意したし、 必要ならば、この手も貸した。
進学校だって、できるってこと、 見せつけてやりたいし。 ]
はー!腕が鳴る! ね、やすとし。雑用係がんばろ!
[ 伸びをして、背骨をぽきぽき鳴らせば、 席に座っていた靖利の背中を、 ぽすんと軽く、叩いていた。 ]*
(369) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* 喫茶店の話し合いの時空、混ざってますよね!? 出し物が喫茶店に決定した時と、お皿とか店の名前のことを決めた時は別の日のはずなんだけど、混ざってますよね!? どうしたらいいの!? ふわっとしちゃうよ!? ふわっと処理するよ!?
(-88) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* 1 1上手に受け止められた 2一緒に転んだ
(-89) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* めーちゃんはいいこだなぁ。
コレぐらい初日に動けていたら、あとは出力落とし目でも問題なさそう。
あす平日だし。
(-90) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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— 回想:ぼくは庶務 —
[何か、クラスの中で仕事をしたいと思った。
動機はただそれだけなんだよな。 おそらく学生生活、最後のクラス。 折角だから何かしてから終わりにしたいじゃん。って、黄楊 靖利はそう思ったらしい。
それでも、碌に人徳も獲得してこなかった元引きこもりは、 委員長やら副委員長やらの立候補にはおじげついて、 “庶務”。そんな響きに対して勇気を出して、手を挙げてみた。
雑用でもいいから役に立ちたかった。というか。そんなんでもなくて。 最後まで、クラスの中のどこにも名前が残らないのって、なんか、悲しいよなって。 黄楊 靖利は、すみっこ族らしからぬ欲を出した。]
(370) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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―― 回想:文化祭の出し物決め ――
[日夏君には、どうやら他にやりたいことが あったようでした。>>307 なんでしょう? と私は思いましたが、 ついさっき「決まったし」と言ったばかりです。>>284
喫茶店は決定事項。もはや覆りません。 日夏君の未練がなんなのか、 切り込むことはできませんでした。 そもそも、今はクラスの話し合いの最中なのですから。
封都さんにその日の議事録はお任せして>>264 私は黒板に専念と思っていたのに、 現実的でないからと黒板に書かなかった “着ぐるみカフェ”を日夏君に書かれてしまって>>307 私は目を丸くします。 これでは書記失格でしょうか?]
(371) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[その後、書記を決める段階になって、>>150 そっちはなかなか決まらなかったものだから。 別にぼくは書記でも構わなかった、というか、文字なら書き慣れてるし、 むしろそっちのほうがいいのでは……なんて、迷ったりもして。]
あ、やっぱ俺は書記に…
[……と呟きかけた瞬間、 先生が、ぼくの後ろの席にいた庄司さんを、書記に指名した。
ふと振り返って、彼女がそれを承諾したのを見て。 なんとなく恥ずかしくなったのを、まだ覚えている。
先生に仕事を指名される、なんて。 ぼくは、そんな経験すらしたことがなかったんだよな。思えば。*]
(372) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[議題はやがて、役割分担へと移ります。 想定される係を書き付けながら、立候補があれば その下に。 似鳥さんの名前を調理班の下に書きました。>>250
それからも、文化祭準備のために取り分けられた ホームルームの時間を使って、 少しずつ物事が取り決まっていきました。
食器のことや、 衣装のことや、 お店の名前のこと。
少しずつ動いていく物事を、 書記として記録して残していくのは、 やりがいのあるお仕事でした。]
(373) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[モブに書記はお似合いだと思っていましたが、 こんな大事な仕事をモブの私がしてもいいのかと、 そんなことを少し思ったりもしました。
このクラスに、私の居場所があるような そんな気がしたのです。*]
(374) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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/* ほんともう、黄楊靖利の設定のいろんなところがいろんなひととちょこちょこ被っている気がする……( ごめんよー
(-91) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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―現在:コンビニ―
[――今日、休校だよ。雪すごいもんね。 ……なんて答えを期待していなかったと言えば嘘だ。]
学校やっぱりあるんだねー……ユーウツ。
[挨拶>>329を交わした時の元気はどこへやら、 乃歌は深い深いため息をついた。
憂鬱。そう、憂鬱だ。
こんな雪の中、 登校しなければならないというのがひとつ。 それから、学校で野郎共と同じ空間に いなければならないというのがもうひとつ。]
(375) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[高校卒業は一生履歴書に記される。蔑ろに出来ない。 大学は、余裕で合格出来る女子大に決めている。
つまりはあと数か月で、この場所とはオサラバだ。
そう自分に言い聞かせて、 乃歌は今まで通りの生活を続けている。 逃げ出すことなく、 こんな雪の日にも学校に足を向けている。]
(376) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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──回想/ペット談義>>331──
あー、なんか、 ひとが触ったら火傷するって、 なんかで読んだことある気がする。
[ ペットとしての魚講座に、 なるほど。と、ありがちな相槌を打つ。
見せてもらった動画の中で、 すいすい泳いでく魚に、目はくぎ付け。]
触れなくても、一緒に泳げりゃいーのにな。 こんなにちっちぇーと、人間こわいかー。
[ イソギンチャクから顔を覗かせている姿は、 明らかに警戒心が強そうである。無理だな。]
(377) 2018/08/19(Sun) 23時半頃
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[ もうアタシの。と言う桜ヶ台に、 空木はまた少し変な顔をする。]
ねーちゃん、なんも言わねーの? 自分でもらってきた魚なのに。
[ 空木には、自分のものがいつしか、 きょうだいのものになっているなんて、 とうてい想像のつかない話であった。
そんな風に、感心したり首を傾げたり、 雑談を繰り広げていたんだけれど、
気分よく鳥の写真を見せた暁に、 鳥の名前を尋ねられれば、言葉を濁して。]
(378) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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コザクラインコだから、……さくら。
[ 若干、名前が被っているのが気まずい。 画像の中のまあるい額を一撫でして、 空木のほうも画像をしまったわけだけれど。
不躾な指摘には、あっさりと答えが返ってくる。 噛み癖、という獣じみた言葉>>334に、 うわあ意外。って顔を、たぶん空木はした。]
噛み癖、て。痕残んのは行き過ぎでしょ。 どっか引っかけて、爪割れそうだし、 ばんそーこーとか、貼っとけば。
[ すこうし眉を顰めて、治せとは言えなかった。]
(379) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ その後の申し出>>335には、 なんか話逸らされたみてーって、思ったけど。 空木は軽い調子でうなずく。]
別にいーよ。見に来る? うち、あんまり騒げねーけど。 にーちゃん、浪人生。
[ へら、と空木は笑った。 内心ちょっと緊張してたけど、 そーいう風には、見えないように。]
(380) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ その後、本当に桜ヶ台が鳥を見に来たんなら、
当時は山積みの段ボールも、満杯の灰皿も、 脱ぎ散らかした服も、昼間から引かれたカーテンも、 そういうものが何もない、整然としたわが家があったか、
或いは、『インコ 外出 方法』って、 懸命に検索をかけた、真面目な男がいたはずだ。*]
(381) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[大丈夫かと問う彼女に見せつけるように 力こぶを作って見せる。ないけど。] アタシは全然大丈夫!お気に入りのパーカー出してきたし。 夜子のそのマフラーもいいねぇ。あったかそう。
[グレーのコートと、赤いマフラー>>3 華やかではなくとも、落ち着いた色合いのように見えた。 女性店員のレジに並んで、買い物を済ませて。 雑談しつつ銀世界に再び足を踏み入れる。
ふ、と。 周囲を見回してから、乃歌は夜子の顔をじっと見た。]
(382) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[夜子は、お世辞にも華やかと言える顔だちではない。 けれど、真面目で、誠実そうな、 好感を持てる顔だちだ。そう思う。
何も聞かずに、 泣きじゃくっている乃歌の頭を撫でてくれた手>>350。 ちいさくて、あたたかなその手を見つめてから へらりと乃歌は緩い笑みを浮かべた。]
夜子、今度服買いに行こーよ。
アタシ、手袋なくしちゃってさ。 いいのあるか見繕ってほしいなぁって。
[どうかな、と首を傾げて笑った。]
(383) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[夜子といるのは居心地が良かった。
あの出来事を知っているのもあってか、 男子の話題を口に出すのを避けてくれているようで、 彼女といるときは、嫌なことを考えずに済む。
少なくとも、一色乃歌は彼女の事を 手を差し伸べてくれたかけがえのない友人だと思っている。**]
(384) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ 少しくらい笑えと注文を付けられて>>182 口角を上げるほど素直な生き物では無かった。 英司は引き続き、能面を張り付けた。
微笑みを常に浮かべられる生き物であれば それは恐らく人当たりが良く、優秀で 生き永らえることが出来るんだろう。
容れ物が違えば。 或いは、性格が違えば。 と言った夢想は、英司でこそ 何億何千繰り返したものだが ただ只管に、空しくなるだけだった。 ]
(385) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ そのとき、不意に先を踏み出した>>183 あかねの姿が、ブレるように揺らいだ。
咄嗟に伸びた手とは、 感情を伴ったものと言うものよりも 反射的なものだと断言しよう。
それに僅かでも、外面だけでも、 優しさが感じられたのであれば ロクでもないものばかりの弓木家の血が 此処まで続いた理由のひとつなのだろう。 ]
(386) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ あかね の身長は百六十六センチで 英司の身長は百七十三センチなのだから、 僅か十も満たない差の身体で 綺麗に受け止めることが出来たのは 奇跡と言っても過言では無い。 ]
……っぶねぇ、 マジで バカじゃねえの 出来ねえなら、歩きスマホ すんな
[ ふと間違えればあかね 共々転び倒れた かもしれないという危機感が 英司の罵倒を流暢にした。 ]
(387) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[ 英司が先に行って、 あかね が後であれば こんなことにはならなかった。 後方で、派手に転んだ音がしても 素知らぬ顔をして先に進むことさえあった。
だがしかし、先をいったのは あかね で その後ろをついて行ったのが英司だった。 それだけで、英司の心臓は早鐘を打つことになった。
危なかった と驚いたり 心配 するような気持ちが心に浮かぶと 自分が他と同じような人間で在るのだと、 世間に生息し、世間を作る生き物と同じだと、 思うように 思えて、落ち着かない。* ]
(388) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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/* そういや灰使ってなかった お邪魔します 匿名Aのふゆのひとです。 鍋さんいつもありがとうございます。
夜子しゅき。やさしい。
(-92) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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/* 身長決めよ 150+9
(-93) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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/* 弓木君、かわいいです。
(-94) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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/* めーちゃんじゃなくあかねちゃんと知る。
直近のメイチップがメイとなのってたので誤解済まない
(-95) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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―― コンビニ ――
[憂鬱とため息をつく乃歌さんを励ますように>>375 私はまあまあと笑いかけました。]
せっかくここまで来たんだし。 ここまで来たのに「休校でしたー」っていうのも それはそれでむかつかない?
[乃歌さんの憂鬱の理由がこの雪だけじゃないなんて そんなことは重々承知で、 でもそんなことには気づかないフリをして、 私は笑うのです。]
(389) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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わあ、頼もしい!
[パーカーに包まれていて見えないけど、 力こぶがないことくらいはわかります。 それでも、力こぶを作ってみせる乃歌さんに、 私はそう言って、また笑いました。]
(390) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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あったかいよ。 こんな日だもの、重装備しなきゃね。
[そんなことを話しながら、 レジに向かう乃歌さんを追いかけるように、 私もホットココアのペットボトルを手に レジに並びます。
お昼御飯のための飲み物はもう買ってありました。 これは、学校までのカイロ代わりのつもりです。 テープを貼ってもらって、コートのポケットに入れて。]
一歩外に出たら極寒だよね。勇気いる。
[乃歌さんに冗談めかしてそんなことを言いました。]
(391) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[コンビニを一歩出れば、思ったとおり、 顔を切るような冷たさが襲います。
私は冷たさに顔をしかめて、 けれど辺りを見回す乃歌さんの様子に>>382 はて? と首を傾げました。
つられたようにあたりを見回してみれば、 やっぱり不自然なくらいひとけがありません。]
(392) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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服? いいけど……え、手袋ないの?
[人いないね? なんて言いかけたところで、 乃歌さんに見つめられて、飲み込んで。
脈絡のないお誘いに思わず瞬きした私は、 手袋がないという乃歌さんの話に、 思わず彼女の手に目を落としました。]
(393) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[学生の共通の話題って、なんだろうなあ。
と、高校に入学したての黄楊 靖利は考えた。 小学・中学ともに、普通に登校して授業を受けたのは、数えるほどしかない。 クラスメートのいる教室ではなく、保健室に入り浸るのが、ぼくにとっての普通だった。
その理由は、ちょっと言葉にするには難しくて。 例えば、酷いいじめを受けていたとか。そういう分かりやすい理由があるわけじゃない。
ただ、どうしても馴染めなかった。 なんとなく、怖かった。それだけ。 あの頃の環境に、ぼくが致命的に合わなかった。]
(394) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[それでも勉強を頑張って、レベルの高い進学校に行けば、 何かが変わるかもしれないって、そういう希望を抱いて…… そして奇跡的に、翼成では今のところは上手くやれている。のだけど。
友達作りに困ったのは、まあ、因果応報なのだ。
思いついたのが、物の貸し借り。 ぼくは、同級生の間で流行っているもののことなど、あまり知らない。 だからそれを教えてもらって、貸してもらうのと引き換えに、 ぼくのほうもノートや参考書、その他もろもろを貸したりして、コミュニケーションを取る。
最初は隣の席の男子と。 そして、徐々にクラスメートと。 少しずつ、知り合いが増えて。嬉しくなった。]
(395) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[何かを貸し借りすれば、それを元に戻すまでの間、 嫌でも学校に行かなければならない理由ができる。 誰かと関われる、保証ができる。
……だから、ぼくもそれはけっこう好きだったりした。]
(396) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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From:黄楊 靖利 —————— 休校の連絡、やっぱり来てないんだ。 今向かってるところだし、このまま学校行く。
漫画めっちゃ面白かった。 感想挟んどいたから。
(-96) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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これ、持ってなよ。
[思わず、今買ったばかりのココアのペットボトルを 乃歌さんに押し付けました。 全然大丈夫なんて乃歌さんは言いましたが、 パーカー一枚で何とかなる程度の 寒さとはとても思えなかったのです。
ペットボトルはすんなり受け取ってもらえたでしょうか。 しばらく押し問答することになったかもしれません。
ともあれ、寒空の中立ち尽くしているのは 不毛としか言いようがないので、 私たちは学校へ向かうのです。 買い物どこに行く? なんて話をしながら。*]
(397) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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From:黄楊 靖利 ―――――― 行くー。 というか今、向かってる。
そのノート、次は他の人に貸す予定あるから、 できるだけ濡らさないようにしてくれる?
(-98) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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[登校の途中、メールが来ていたことに気付いて、 ポケットに突っ込んだままの手を外に出し、 それが冷えきってしまう前に手早く返信をして、元通りにしまう。
……人気の少ない通学路。 初めて人の気配を感じたのが、電波に乗って飛んできたメールだった。*]
(398) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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/* 兄は直(ただし)。チップイメージ定まらないけど、眼鏡だからアオとか。二つ上。 妹は六つ下。小6。波音(はのん)。親がはっちゃけて名前のテイストががらっと変わってる。チップイメージはまんまはのん。
きょうだい設定がやっと固まってきました(慌てて年齢計算していた) 空木の家族、あんまり存在感ないけど。
(-97) 2018/08/20(Mon) 00時頃
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─ 現在/通学路 ─
うん、知ってるー。 拗ねた?すねましたか空木くーん?
[ついからかってしまうのは気安いからだ。 オモチャにしているわけではない。]
あ、ホントだ。青春してる。 すごいじゃん。 あんまりない大雪って、 ちょっとしたイベントだよね。
[雪国出身者が聞けば青褪めて首を振りそうな事を言い、 ふわふわした雪を丸くしていく。 その行動に深い意味はないのだけれど、]
(399) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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え?それ前振り?>>358 押すなよ、絶対押すなよ。ってヤツ?
[そういわれると期待に応えたくもなるのだが、 お互い受験生の身の上。 風邪を引くかもしれない無茶はよそう。と、 雪玉を手に持ったまま、もうひとつ雪玉を作る。]
あはは、いいだろ。 普段使ってないとそうなるよね。 冬の自転車は手袋必須ですよ。 してないと、手、真っ赤に腫れちゃうから。
[校門の上に手の中におさまる大きさの雪玉を二つ重ね、 雪だるまを作って塀の上に乗せる。 何の意味も理由も無い生産活動を終えて、校門を潜る。]
(400) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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あ、本当だ。電気ついてる。よかった。 帰りに自転車凍ってたら、置いて帰るよ。 まあ、そこまで冷えないでしょ。多分。
[指差された先の窓>>359は明るくて、少しだけほっとする。]
弓木くん?>>360どうだろ。ヤバいよね、多分。 わたしも送っとこ。
[スマホを取り出して簡単にメールを作成して送る。]
(401) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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TO:弓木 英司 FROM:仁鳥 仁花 ------------------ 起きてる? 外、雪すごいよ 雪合戦しよ
(-99) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[無理に学校に来い、とは言わないけれど。 遠まわしに学校に来るよう誘いをかける。 偶然小中高と学校が同じだったから、 ワルぶってても、昔を知ってるからあまり怖くない。 けれど、できることなんて、多分それくらいだ。 文化祭の準備に、調理班どう?やらない? と声をかけたのも、そんなに深い意味はない。
メールを送り終えたら自転車を受け取り、 駐輪場にとめて鍵をかける。 振り返ればスマホをつつく姿が目に入る。>>361
ケータイ依存、という言葉は何年も前からあるけれど、 わたしたちにとってこのツールは必需品なのだ。 無いと困ってしまう。]
(402) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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お待たせー、教室行こうぜ。
[態と悪ぶって言葉をかけて、少しだけ早歩き。 悲しいかな、足のリーチが違うのだ。]
にしてもさ。 この雪じゃ来れない人、いそう。 手袋、干しとかなきゃなー。
[自業自得で雪で濡れた手袋を外してバックパックの横に突っ込み、 靴を履き替える。 少し赤くなった指先が靴下越しにも冷えていると分かる。]
(403) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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はー……暖房が恋しい。 ……。 ………。 …………教室、誰もいなかったりして。
[舌の根の乾かぬうちに、 つい怖いことを言ってしまうのは。 校舎の中が奇妙なほど 静まりかえっているように感じたからかもしれない。**]
(404) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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―― 回想:学級委員のこと ―
[委員長も、副委員長も、 私には無縁のお仕事でした。 3年5組を代表する2人の委員が決まって、 私は完全に他人事の気持ちですごいなあなんて 思っていたのです。
委員長と副委員長の次は、庶務でした。 最初の2つに比べれば地味とはいえ、 立派なクラスのお仕事です。 立候補なんてするつもりは私にはさらさらなくて、 誰が引き受けてくれるのかななんて やっぱり完全に他人事の気持ちで考えていたら。]
(405) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[お。と思いました。 手を上げたのが、私の前の席の 黄楊君だったからです。>>370
席が前後というだけで、特に親しいわけでもなく、 朝に挨拶を交わす程度の、そんな間柄でしたが、 なんとなく、そういうことに立候補するような そんなタイプとは思ってもいなかったので、 少し驚いたのでした。 勝手な私のイメージです。失礼な話ですね。
そんな失礼なことを考えたせいでしょうか。 うっかり担任と目が合ってしまって、 書記を引き受ける羽目になったのですが。]
(406) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[振り返った黄楊君と目が合えば>>372 先ほど失礼なことを考えたこともあいまって、 私は決まり悪そうな顔をした気がします。]
よろしくね。
[誤魔化すようにそんなことを言いました。
けれど考えてみれば、あの時黄楊君が振り向いたのは 黄楊君も書記を引き受けた私のことを そんなタイプじゃないと思っていて、 驚いたからではないでしょうか?
だとしたら、失礼なのはお互い様のような気がします。**]
(407) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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/* 自分から話しに行かなきゃとは思っているんですが、 時間軸と位置とコア的なものでずっと空木くんのターンになってしまってる… カネさんって呼び方色気無くてごめんな… うぐう!ってじたばたしてる。すき。 一色ちゃんには負縁故投げそうな自分が居ましてー! チップ見た時からなんか今回のチップが苦手そうなタイプだなって思ってました。
今回料理特化にする気はなくてな…やったぜ引きこもる…へへっ…ってするつもりでした…男2人料理できるかい…わたしはそんなにしないつもりだぞ…
(-100) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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─── 回想・ペット談議
[ 一緒に、泳げたら。>>377 瞳はまあるく円を描いた。 ]
賢い。水に慣れ親しんでるだけある。 その発想は、なかった……! シュノーケリングとか、ダイビングとか、 そういうのしたら一緒に泳げんのかな!
[ 普段よりも、幾分にも勢いよく。 愛魚との戯れの方法に気付いては、 食いつくように前のめりとなった。 反動か、机が大きくガタつく音を立てる。 ]
(408) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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理、水泳部だろ? なんかこー、うまいことできない?
[ 無茶な依頼であることは重々承知。 そもそも、水質管理等々。 実際の海に行く以外に方法は少ない。 しかし、愛魚と共に泳ぐことはできなくて、 見知らぬ魚たちと戯れる、しかない。 ]
(409) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[ 途中、熱が籠もり過ぎたと気づけば、 コホン、と咳払いをしてから、 椅子に座り直せば、変な顔した理に、 変顔、をお見舞いしようか。 ]
ねーちゃん、飽きっぽいから仕方なし。 ……てか、餌。落とせば出てくるし、 すごくかわいーよ。やばい。
[ 警戒心の強さはピカイチ。 ……ぶっちゃけると、イソギンチャクのが 手入れが大変なので無くてもいいんだけど。 姉は、そういう細かい作業は苦手だった。 姉のネイルだって、アタシが仕込んでる。 ─── のに、自分のはこんな有様だけど。 ]
(410) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[ そして、濁った言葉の原因を知る。>>379 ]
……ほーん、さくら。 じゃあさ、理が死んだら、 アタシも死んじゃうかもね。桜、だし?
[ そもそもインコでもなければ、 理に特別な感情を抱いている訳でもない。 だから、其の言葉は戯れ合うようなもの。
─── 死、について深く考えてすらいなかった。 ]
(411) 2018/08/20(Mon) 00時半頃
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[ 不躾な言葉、と思ってはいなかった。 アタシだって、噛み癖をつけるつもりはなかった。 でも、ついてしまったものは仕方ない。 ]
考えとく。
[ 竦めた肩は、ちいさく笑う。 提案を、考慮はする。 しかし、実行するかは分からない。 実行するかと言えば、後日。 理の家にお邪魔して、 名前の同じ鳥を愛でることだろう。 ]
(412) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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[ 緊張している風には見えなかったので、 遠慮なくはないけど、遠慮なく。 浪人生という兄がいたならば、 挨拶はきっちりを交わさせてもらう。
手土産には、姉がおススメするお菓子を持って。 ]*
(413) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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──現在/通学路──
すねてませーん。歯噛みしてまーす。 つーか、それ言える立場?
[ ちいさい子どもなら、 べえっと舌でも突き出しそうな勢いで、 空木もまた、ポンポンと軽口ばかり飛ばす。
冗談のつもりで言った言葉は、 思ったよりも本気で受け取られて>>399、 やっぱりこの学校はまじめなひとが多いんだあ。 と、根拠のないことを思う。]
まあ、滅多に降んねーもんな、このへん。 積もるとか、いつぶり? 覚えてねー。
[ 雪かきとかしてみたい。と、 無邪気な呟きはあまりにも無責任だ。]
(414) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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ちげーよ、ばーか。 今雪玉ぶつけられて、俺がこけたら、 仁花さんの自転車とか鞄もろとも、 ガッシャーン、だからな。
[ 更に釘をさす。もう打ち付ける勢いだ。
どうやら念は通じたらしく、 ただ増えていくだけの雪玉に、 何がしたいんだろうって目を向ける。
その疑問は、すぐあとに自己解決するんだけど。]
(415) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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そうそう、こんなに雪降るとかさー、 全然思ってなかったから、なんの準備もねーの。 そっか、チャリ通だと、風つめてーもんな。
[ ふむふむとうなずいたところで、 校門の上に、お出迎え雪だるま>>400が設置される。 「ペンションみてえ」とはしゃいだ空木は単純だ。]
歩けんの? 遠くね? まあ、それより雪が止めって話なんだけど。
[ 弓木には、仁鳥からも連絡がいくらしい。 クラスメートのうつくしき友情である。愛だね。
空木が送った黄楊へのメールには、 びっくりのスピードで返事があった。]
(416) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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やべ、ノート濡れてねーといいなあ。 たぶん、大丈夫だと思うけど。 マジ、雪降るとか聞いてねーもん。
[ 返事をするのは教室についてからでいいだろうと、 仁鳥の声>>403に、顔を上げた。]
おー、とっとと乗り込もうぜー。
[ こちらも悪ぶったセリフを吐いてみたが、 どうにも間延びした調子になっていけない。]
ストーブの前んとことか、 置いといたら、帰るまでには乾くんじゃね。
[ 会話を交わしながら、昇降口へ。 靴底の雪をはらって、上履きに履き替える。]
(417) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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マジそれ。エアコン大好き。だから、早くいこーぜ。
[ 教室への道のり。廊下にはひんやりとした空気。 急かすような声をかけて、歩いていくさなか>>404、 仁鳥はどうやら、どうしてもホラーな気分らしい。]
……朗報。少なくとも、日夏がいまーす。
[ 0より1だし、1より3だ。 励ましになるかはわからないが、 フィクションのホラーが平気でも、 わが身となれば、話はまったく別である。
しかしまあ、教室の前に立てば、 普段は感じることのない緊張もあるもので。]
(418) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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──現在/3年5組──
……いいか、開けるからな。
[ それこそ、押すなよ押すなよ並みに念押し。
通い慣れた教室の扉に手をかけた状態で、 何度か仁鳥を振り返り声をかけた上で、 ようやく空木はその手に力をこめ、扉を引いた。*]
(419) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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──回想/ペット談義>>408──
[ 軽い気持ちでの発言に、 思いのほか、桜ヶ台の食いつきがよかった。 水に慣れ親しんでいるから……なのか? 若干違和感があったものの、そこはさておき。]
むちゃくちゃ言ってんの、わかってるよな?!
[ ちょっと大きい声を上げたけれど、 そのときの空木の舌はきれいなもんで、 別に、喚こうがベロを突き出そうが、 構わなかった。なんの気兼ねもない。
さすがに、想定外の勢いには、 一言モノ申したものの、言い出したのは自分。
かつ、なかなか面白い議題であるからして、 ふうむ。と空木は思案を巡らせる。]
(420) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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……桜ヶ台が、すげー金持ちになって、 海水プールか、巨大水槽のある家、 くまのみーずのために、建てるしかねーな。
[ ご納得いただけましたでしょうか。 現代日本じゃ、無謀だ。とは思う。
或いは。空木はへらりと笑って、 「それか、」と付け足す。くだらない思いつき。]
広い海に放してやっても、 ちゃんと帰ってきてくれるくらい、 桜ヶ台がいないとだめだって、魚に覚えさせれば。
[ 広大な海を寄り添って泳げれば、 きっと、信じられないくらい気持ちいだろうって、 空木は、無謀な想像を繰り広げて、笑った。]
(421) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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っていうか、魚にも名前あんの?
[ ペットとしての魚初心者、初歩的な質問。 ふと思い出したように尋ねて、首を傾いだ。
飽きっぽい。そんなもんかあって、 納得したような、してないような顔で頷く。]
(422) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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[ 自身のペットの名前についてのからかいには、]
……それ、おまえの家族全滅じゃん、こわ。 せいぜい長生きするわ。桜ヶ台家のために。
[ というか、日本の人口が激減してしまう。 軽口には軽口で返して、その奇妙なifに思わず笑う。
考えとく。>>412と濁された提案が、 実行されたんだか、空木には思い出せないが、
3年になってもクラスで顔を合わせた際、 視線がふらりと手元に寄るのは、無意識だった。*]
(423) 2018/08/20(Mon) 01時頃
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[ 性格が違ったら。 容れ物が違ったら。 幾千幾億と考えたところで、 現実は、変わらない。
他人も自分も欺き続けて、 手に入れた居場所を、失くしたくなかった。 ]
(424) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ ──── あの時、までは、 ]
(425) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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─── 現在、通学路
[ 貼りついた儘の能面が、>>385 多少なりとも歪んでくれたら、 アタシは満足できただろうに。
欺いた心は、常にハイテンションを保つ。 だからこそ、逆に平坦な儘だったが、 珍しくムカついたので、勢いに任せたらこれだ。
痛い。……──いた、い、……痛くない? ]
(426) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ 事態を飲み込むのに、時間がかかった。 気付いたのは、流暢に並べ立てられた 罵倒を浴びせられて、から。>>387 ]
死んだ、かと思った。
[ 大袈裟かもしれないけれど。 英司の腕の中で、ぽかんとした間抜け面の儘、 ぽつりと言葉を、落とした。 ]
(427) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ 例え、感情が其処に無くとも。 優しさ、が追いついてなくとも。 奇跡を起こしたのは、確かに英司だ。 そして、対するアタシは、 優秀で、生き永らえた生き物なので。 間抜け面を引き締めて、笑顔を浮かべた。 ]
ありがと、えーじ。 優しいとこあんじゃん?
[ よいしょ、と。 再び雪を自らの靴裏で踏み締める。 誰かが案じてくれていた結果は、 見事に自然に惨敗してしまったけれど、 ]
(428) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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ほらー、はやく学校いこー。 また転けそうになったら、頼んだよ。
[ とりあえず、と。ひとりの人間の胸中知らず。 昇降口を目指そうと、彼の袖を引いた。 ]*
(429) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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──回想>>413──
[ さて、問題のお宅訪問の件であるが、 空木が前日、全力で掃除をしたのは勿論のこと。
言いふらしたわけじゃあないんだけど、 空木の数少ない友人たちには知られてた。 ──ってのは、正直に白状しておこう。
そりゃあ、ちょっとした武勇伝である。 女子がうちに来たんだぞ、おい。 そんなの、一大事じゃないか。]
(430) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ ──なんて、笑い話にしてみたところで、 空木の家でおもしろいのなんて、 かわいいインコちゃんくらいのもので、
部屋にこもっていた兄への挨拶を阻止し、 会釈くらいしかしない母への挨拶も止め、 鉢合わせて、変な顔をしている妹を、 ごくごく簡単に紹介したころには、 空木はちょっと倒れそうだった。
なんとか探し出した客人用のグラスに、 飲み物を用意して出す。
桜ヶ台の持ってきてくれたお菓子は、おいしかった。]
(431) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ まだ、名前を言うわけでもない、 あんまり鳴くわけでもない一羽のインコが、 桜ヶ台をどのくらい楽しませたのかは知らないが、 本題のミッションのほうは、無事達成されたはずだ。
空木の鳥を見た妹が、 「なにそれ」と呟いたのは誤算だったけれど。
隣の兄の部屋がいたって静かなことに、 空木は安堵もしたし、声を潜めたのは癖だった。
ささやく、みたいな音量で喋りながらも、 人懐こい仕草を見せる鳥を前に、 空木はやっぱり、得意げにふふんと笑った。*]
(432) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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[ 空木には、ふたつ上の兄と、 六つも下の妹がいるんだけど、 あんまり、きょうだいの話はしないから、 知らないひとは知らないのかもしれない。
ついでに、お宅のペット訪問や、 調理班へのスカウトで来訪者があったとき、 すれ違いながらも五人家族が住んでたあの家に、 今は空木ひとりで生活をしている。ってのも、
文化祭以降、空木ん家にでも来てなきゃ、 或いは、街の噂に通じてでもなきゃ、 知りようのない、よその話。空木の事情だ。**]
(433) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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/* ウツギくんかわいーなー。かわい。
(-101) 2018/08/20(Mon) 01時半頃
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— 回想:庶務と書記 —
ああ……よろしくお願いします。
[>>407挨拶をされて、少し面食らったような間の後、敬語で返事をした。 何と反応していいか分からなくなったら敬語を使えば外さない。と思っていたので。
別に、ぼくの思考の中では、 庄司さんが書記を引き受けたのが意外だとか、そういうことはなくて、 先生に仕事を任命される彼女のことをよく知らなかったから、 そういうノリで決まるような、信頼のある人なのだろうかと推察をしたりしただけで。
まあ、それでも後ろの席の女子の顔をつい見たのは、 失礼だったことには変わりないかもしれない。
高3のこのクラス、僕にとっては新鮮なものばかりだった。*]
(434) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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/* 通学路1:桜ヶ台、弓木 通学路2:日夏、封都、 コンビニ:庄司、一色、(阿蘇) 学校:空木、仁鳥 ぼっち:黄楊
こうかな
(-102) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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/* 校舎村(突)から今にかけて、私のPCのプロローグぼっち率がやばいので、 もうちょい頑張んなきゃなとは思っているんだ
(-103) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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── 回想/文化祭準備 ──
[ 昔馴染みが誘っただけでは、>>402 英司は簡単に頷きはしなかった。 クラスに馴染めていないことも 好かれるより嫌われる方が得意だということも 足の先から頭まで、理解していたからだ。
出席日数を見かねた担任に 「役員を進んで受け持つのなら 少し多めに見るから、来い」と 溜息交じりに吐かれたのが大きかった。
そこまで言うのであれば と、 学校アレルギーな訳では無いのだし 英司は重い腰を上げたのだ。 ]
(435) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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[ 其の時、あの細い目の女を 思い出さなかったわけでは無い。
調理班に誘ったのは、小学生の頃 同じ班で調理実習を受けたからかもしれない。
当時、散髪代など洋祐から貰える事は無く 男にしては長い髪をしていた。 三角巾に伸び切った髪をしまいこんで、 同級の中で一際てきぱきと手を動かす姿は まるでヒーローであるかのように持て囃された。
とはいえ英司は、食べれる程度の料理を はやく 大量に 作れる、というだけで 天才的に料理が美味しいということも 女が喜ぶ小奇麗な料理を作ることも出来ない。 ]
(436) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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[ だから、メニューの提案などについては 仁花 或いは 理 に投げっぱなしだったろう。 ]
は? 混ぜんだから混ぜんだよ やりてえなら 永遠に 切るように混ぜてろ
[ 無茶なアイデアは通さなかったし、 経験故に工程はイメージとして浮かぶのだから 無意味な試作を重ねることは無かった。
ただ未経験者が居ることが難儀で>>194 一々説明をしなければならない面倒さに 舌を何度打ったか、覚えられない。 ]
(437) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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まぁ ウチ、親居ねえし
[ ぺらぺらと喋る男に相槌を返す。 英司は饒舌では決して無いが 無口、という訳でも無かった。
親が居ないなど、ありふれた話だ。 小学校の頃から囁かれていた家族事情を 仁花は当然知っているだろう。
いつもと変わらぬ、平坦な口ぶりで言うのだ。 返答を淀ませる必要など、無い。* ]
(438) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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— 回想・文化祭準備 —
んァ!?
[——と、素っ頓狂な裏声を上げてしまったのは、 >>369桜ヶ台さんから急に背中を叩かれたからである。
文化祭の話し合い。その輪の中に、庶務の黄楊 靖利もいた。 ……いたのだけど。 喫茶店の名前が決まり、予算の問題とか、準備する食器とか、なんかいろいろと、 積もり積もった課題についてあれこれ提案して、ひとつずつ消化していく、 そんな鮮やかな話し合いの流れを、ぼくはただ見守りながら、記録を取っては考えて、頷いて。 要するに、話の流れを掴むので精一杯だったのだ。]
(439) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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そ、そうだね。 俺にもできることがあれば、なんでも。 庶務も雑用係みたいなものだしね。
[普段はわざわざ自分で雑用とは名乗らないものの、 それで仲間意識が芽生えるなら乗っかっておこう。なんて。 素っ頓狂な悲鳴を上げたことを振り払うように、背筋を伸ばしてきりっと言った。
料理も上手くない、喫茶店の運営にも詳しくない。 ぼくにできることといえば、やっぱり雑用くらいしか思いつかない。 だからまあ、何かを頼まれたら笑ってそれを引き受けた。]
(440) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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[何せ、今まで生きてきた中で、 文化祭へのまともな参加は、今回が最初であり、最後であるから。
小中学生の頃はイベントごとには顔も出さない引きこもりで、 高校1年と2年の頃は、病院に入り浸って全く参加できなかった。
だから、……ぼくにとっては、そういうことだ。*]
(441) 2018/08/20(Mon) 02時頃
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そりゃ、残念だったな 受験前に 死ねなくて
[ いっそ、態とであったのかもしれない。 風邪を引くリスクを背負って 寒空の中歩くほどに馬鹿なのだから、 馬鹿を拗らせて死を望んだのかもしれない。
そうであったのならば、 英司は随分と間抜けだろう。
然しと言って、笑顔で礼を言われるのだから その可能性は直ぐ否定されるのだ。>>428 ]
(442) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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[ この女のように優秀であれば どういたしまして の一言を返すだろうが 英司の口や喉というものは、 ]
うぜえ
[ と 返すだけであった。
英司も弓木家の血を受け継ぐ一員で 何から何まで ロクデナシ であるのだから。 ]
(443) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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[ 腕を引かれるのは窮屈だったが よそ見をするのには丁度良かった。 二度ほど振動したように思えた携帯に メッセージは二件。>>188 >>401
未だ布団の中に居る時に受け取れば それぞれ 「死ね」 「うるさい」 の 一言を返しただろうに、 通学路の上であったのだから 一言二言、返す気にはなった。 ]
(444) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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TO:空木 理 FROM:弓木 英司 ------------------ もう向かってる 昼飯 買い忘れた
(-104) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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TO:仁鳥 仁花 FROM:弓木 英司 ------------------ 起きてる アホか?
(-105) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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…… 走んなよ
[ 今転ばれたら、無傷では済まない確信があった。 携帯をじい と見詰めてから 引かれるままに、昇降口へと歩む。* ]
(445) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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―― 回想 / 一色と ――
はあ? 俺が女装して給仕係?
[あれは確か、 文化祭の企画決めのときだったと思う。
どうせこのナリだ。 テキトーに余った裏方の仕事をやればいいやと 高を括って、教室の天井を上の空で仰いでいた。
完全に油断していたところを急に、 一色が俺に話を振ってきたのだった。>>197 女装喫茶だの、おぞましい話題が 聞こえたような気もする]
(446) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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いや、いやいやいやいや。 俺はタッパがあるし女装は似合わないって。 御免こうむりますー。
[もちろん、全力で拒否をした。 しばしの逡巡のあと、「でもまあ」と前置いて 俺は先を続けたのだ]
給仕、他に人手がいないならやるけど。 女装喫茶以外なら。
[ぽつり、と。 しかし良く通る声音で、そう宣言したのだった]
(447) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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[一色とは小学校の頃からの長い付き合いだ。 なんとなくではあるが、 彼女の言わんとしていることが分かる気がした]
……その代わり。 言ったことの責任は取れよ、一色。
[最後に付け足した一言の意味は、 文化祭当日に明らかになる]
(448) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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[文化祭の日の朝。
俺は仏頂面で「ん」とひとこと。 一色の目の前に、黒のヘアカラースプレーを 差し出したのだった]
給仕のメイク、やってくれるんだろ。 髪の毛のセット頼む。
[1日で落とせるタイプのヘアカラースプレー。 どんな気持ちで俺がこれを用意したのか、 一色は知らなくてもいい]*
(449) 2018/08/20(Mon) 02時半頃
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─── 回想・ペット談義
[ 突飛な話だってことは、十二分に理解していた。 然し、その発想は本当になかったのだ。 水に慣れ親しんでいるからだ、違いない。 他にどんな理由がある?いや、ないだろ。 ]
わーってるわーってる、 承知でお願いしてんだからさ
[ 唇から覗く綺麗な舌は、 大きな声を吐き出した。 その上に穴は空いてない。 耳朶にだって、空いてなかった。
物申されたとて、 にへらとした笑みは浮かべた儘だ。 ]
(450) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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……理って、天才? 作れば、いいのか!
[ 勉強が出来るだけ。 アタシは阿呆だった。
無謀な提案を素直に受け入れる。 可能性はゼロじゃあない。 ただ、それまでくまのみーずが長生きできるか そっちの方が問題になってくる。 ]
(451) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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[「それか」で続けられた言葉を聞けば、 それもまた、理は天才だと思った。 ]
………──── 、なるほど。 餌付け、以外に何かいい方法ある?
[ 真面目な顔をして、無謀な夢を見る。 想うだけなら、幾らでも。 実現させるのは、難しくても。 だからこそ、夢と言うのだろうし。 ]
(452) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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[ 魚の名前を問われたなら、 両手の人差し指を一本ずつ立てながら答える。 ]
あは、聞いて驚け。 一匹がラーでもう一匹がブー。 二匹合わせて、ラブってこと。 これも、ねーちゃんが付けたんだけど
[ この頃は、飼い始めたばかりで、 どちらも雄のカクレクマノミだった。 頭悪いでしょ?なんて笑いながら、 飽きっぽい姉の性格を理解されなくても、 自分が理解しているのだから、 それで十分だと、思っていたのだ。 ]
(453) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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[ そして。if話にも、花が咲いた。 ]
そだよ。愛?ってやつは、怖いから。 せいぜい長生きしなよ、さくらの為に。
[ 軽口を叩き合いながら、 親指の爪をちょっとだけ撫でた。
3年になってから、 時折刺さる視線の先、指の爪には。 律儀に絆創膏が巻かれていることがあった。 考えた結果。気が向いた時だけ。 一応、爪を守るように心掛けてはいた。 だから、ちゃんとしてるよ─── と、 手を掲げて、示して見せたりもしていた。 ]*
(454) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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―― 回想 / 空木と ――
教室のまんなかにいる感じ? 俺が?
教師たちの話題のまんなかにいるの 間違いじゃないのか。
[へらりと冗談めかして言ってのけた。 「連太郎だけには言われたくない」>>282という 至極もっともな空木の返しに 俺はその笑みを深くした]
そうそう。WINWIN。 空木もはっぴー、俺もはっぴー。
[真顔が怖いと言われたら、笑うしかない]
(455) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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友達関係なんて そう難しく考えるモンでもないだろ。 単純でいいんだよ。
[家族関係もそうだったらいいんだけどな、なんて 心の中で思ったけれど。 それを敢えて口に出すことはしなかった。
空木は良い友達だ。あの時も、今も]*
(456) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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/* あと返信が必要なもの。 日夏の回想。日夏のメール。一色のコンビニ周り。 よしあと3つだ。頑張ろう。
(-106) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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/* 落花8 やすとし8 れんたろ34 のか44 あかね63 夜子69 よすが77 さとし80 にと82 えーじ91
ホスト、たぶん誰かを指名するだろうけど。 現時点では、最終日確定組か。 ちなみに、た゛れかにふみこめたかんし゛なしこ
(-107) 2018/08/20(Mon) 03時頃
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─── 回想・家庭訪問
[ 男子の家に遊びに行くより、 女子の家に遊びに行く方が緊張する。 ─── それが、アタシだった。
姉の用意した菓子は、 雑誌やSNSで話題の焼き菓子だ。 疎いアタシにゃ、美味しいということしか 分からなかった代物だったけど。
かわいいのはお菓子だけ。 可愛い女子のお宅訪問じゃなくて、申し訳ない。 そして、その武勇伝に、傷を付けたくはない。 ]
(457) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[ なので、努めていい子を演じた。 のに、居る。という気配だけあるのに、 悉く挨拶するのを止められた。>>431 辛うじて鉢合わせた妹さんには、 丁寧に頭を下げたけど、 早々に引き離されて、しょんぼりした。 小学生女子は、とてもかわいかったので、 次来た時は、もっと触れ合いたいと思った。まる。
そして理の苦労に気付く筈がなく、 疲れ切った表情を見れば、疑問符が浮べてた。 ]
(458) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[ ─── ズッ、とストローを啜る。 その音さえも、部屋に大きく響く。 あまりにも閑かで小声で喋るものだから、 自分も大きな声を抑えて喋ろうとした。 然し、さくらが人懐こく掌に擦り寄って来た時は、 抑えていた声も、漏れ出てしまう。 ]
さくら〜〜!!
[ 壁の向こう、浪人生のお兄さん。 勉強でもしているのだろうか? さくらの頭を指の腹でよしよししつつ、 ひそひそ声で、理に疑問をぶつけた。 ]
(459) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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お兄さん、どこ目指してるの?
[ 不躾な質問だったかもしれない。 しかし、これ程静かに真剣に勉強するとは、 次年度の自分たちが不安になる、 そう感じたから、問い掛けたんだっけかな。 ]
(460) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[ 3年になった今。 あの頃とは、空木理 はガラリと変わった。
さくら♂ス回会わせてくれたっけ? 理自身が拒むまでは、定期的に通い詰めた。 毎回、茶菓子だって添えていたけど。 最後に彼の家に訪問したのは、 果たして、いつのことだったか。 ]**
(461) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 03時半頃
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/* うそ。鳥に攻撃されたかった。今思い出した。 あー。
(-108) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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― 回想:聞き覚えのある音楽 ―
[文化祭の役職決めの場で。 話も一段落し、決めるものも決まった後、 教室の一角で、突如爆音が鳴り響いた。>>226
ロックバンドのような重みのある音楽。 英語の、なんか凄みのある歌詞。 それはすぐに音源の持ち主によって止められて、教室には静寂がやってくる。
ただの事故だったのだろうけど。 仁鳥さんってああいう音楽を聴くんだーっていう風に思った奴らもいるんだろう。 ……ぼくも、その一人だったし。]
(462) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[ただの音楽なら気にも止めなかったと思う。 だけど、その曲には聞き覚えがあった。 深夜番組を見てた際、紹介されていたことがあって。 記憶の糸を辿る。バンドの名前も知っている。
ぼくは、同級生の間で流行っているものをよく知らない。 音楽のこともそれは例外ではなく。 だから、もしかしたらあのバンドは、 若者の間で密かに人気だったりするのかなと、想像したりして。]
(463) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[後日、文化祭の準備で、 仁鳥さんと一緒に仕事をすることになった時、 ぼくはなけなしの勇気を出して、口にしてみた。]
Colds Village……だっけ。 俺も聴いたことあるんだけど。 好きなの?
[これが男子相手なら、貸してほしい、と申し出たりするんだけど、 流石に女子相手にいきなりそんなことは言わない。言えない。
さて、不躾な世間話に答えは返ってきたのかどうか。**]
(464) 2018/08/20(Mon) 03時半頃
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[——漫画と、テレビと、ゲームと、そして音楽が友達だった。 特に、入院生活を繰り返していた頃は。
好きなものも嫌いなものもあるけど、 今までに見聞きしたことのない、新鮮な刺激を齎すものを気に入っていた。
世の中にはいろいろな楽曲があって、無数の歌詞があるけれど、 一人称が「僕」のものが、やたら多い気がするのは気のせいだろうか。
僕、なんて。 自分のことをそういう風に呼びたくとも、何故だろう、嘘くささが鼻につく。
黄楊 靖利は、ぼくなのか。俺なのか。**]
(465) 2018/08/20(Mon) 04時頃
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/* 箱がめっちゃ重くてロル書きに時間がかかる……先が思いやられるー
(-109) 2018/08/20(Mon) 04時頃
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―― 回想 / 日夏と ――
[どうせ日夏の口から出る言葉は、 「プライベートなことに踏み込んでごめん」だとか 「レンくんも苦労しているんだな」だとか そんな学級委員長めいた真面目なものだと思っていた。
それが、いつになく毅然とした 強い口調>>233を浴びせられたものだから、 俺はまたしても面を喰らってしまったのだった]
(―――こんな奴だっけ、日夏って)
[ちらりと頭によぎった疑念は、 しかして沸騰する感情を前に掻き消された]
(466) 2018/08/20(Mon) 04時半頃
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[言い過ぎたと謝罪をして、>>235 こちらに背を向け歩きだす日夏の腕を掴む]
おまえに、なにが分かるんだよ。 俺の気持ちなんて、 これっぽっちも知らないくせに。
[そうして、怒りのままに捲し立てて 日夏の腕を掴む掌に、力を込めた]
(467) 2018/08/20(Mon) 04時半頃
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(日夏に当たったところで どうにもならないことなど分かっているのに)
[じわりじわり。 残夏の蝉の鳴き声が、放課後の教室に 虚しく響き渡っていた]
……ごめん。
[日夏の腕を、放す。俺は俯いた]
(468) 2018/08/20(Mon) 04時半頃
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ちょっと、カッとなった。
[金髪を、ぐしゃりと掻き上げて 大きくため息をついた。
夏休み明けの出来事だった。 教室の床に、ふたりの影法師が伸びていた]*
(469) 2018/08/20(Mon) 04時半頃
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―― 現在 / コンビニ ――
……あ、
[コンビニの会計を済ませたところで、>>311 入り口近くに立っていた一色と目が合った。 間の抜けた声が響くのも、一瞬のこと。
俺の姿を見るなり、勢いよく目を逸らして そそくさとお菓子コーナーへと一色は消えていった。 声を掛ける暇さえ、彼女は与えてくれなかった。
一色を追うことはしない。 こうやって避けられることも、 もう慣れてしまった日常だ]
(470) 2018/08/20(Mon) 05時頃
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(ずきりと痛む胸に、蓋をする)
[コンビニを出ると 身を切るような寒さに、俺は身を震わせた。
寒かった。 身体も、心も、何もかもが。
白い靄になって 虚空に溶けてゆく吐息を見つめて、 それでも諦めきれずに 鞄から携帯電話を取り出した]
(471) 2018/08/20(Mon) 05時頃
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──────────── To:一色 乃歌 From:阿蘇 連太郎 ────────────
なんか俺、 悪いことしたか?
────────────
(-110) 2018/08/20(Mon) 05時頃
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[メールを1通、送信した。 返って来なくてもかまわない。
ただの自己満足。心情の吐露。
これまでも幾度となく 彼女にそういったメールを俺は送っていただろう]
……さて、と。
[気を取り直して歩き出そうとしたとき、 手元の携帯電話が、震えた。 まさか、と。慌てて画面を見つめる]
(472) 2018/08/20(Mon) 05時頃
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なんだ、日夏か。 期待させるんじゃないっつーの。
[メールの送り主>>326を見遣り、 見当違いの怒りをぶつける。
期待した自分が馬鹿馬鹿しくて、 画面を指で弾いた。
それでも、得られた情報は有難かったので 感謝の言葉を手早く打つと、送信した]
(473) 2018/08/20(Mon) 05時頃
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──────────── To:日夏 ヨスガ From:阿蘇 連太郎 ────────────
さんきゅー。 さっすが委員長、有能。
────────────
(-111) 2018/08/20(Mon) 05時半頃
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はー……。
[マフラーを巻きなおすと、 雪道を高校へと向かって歩いていく]
本当に人っこひとりいないな。
[一面の銀世界を前に、思わずぼやいた。 まるで、俺が世界で最後のひとりになった気分だ。
SF小説の登場人物になったような心持ちで 歩く通学路も、たまにはいいかもしれない]**
(474) 2018/08/20(Mon) 05時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 05時半頃
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/* 限界や…… 体調悪くてパソコン前長時間いられないの本当にきっつ みんなのスピードについていけない〜〜〜〜
(-112) 2018/08/20(Mon) 05時半頃
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/* あっ、俺ってば初回落ちじゃない可能性高いのね わーーーーーー、完全に初回落ちする心持ちでいた やばやばやばのやば
(-113) 2018/08/20(Mon) 05時半頃
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/* 予想通りだけどれんくんはほんまヨスガの地雷ワード踏み抜いていくな…wwwwと思うし れんくんの悩みを解決するのはヨスガじゃないだろうからどうしよかな
(-114) 2018/08/20(Mon) 08時頃
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――回想:文化祭準備
[紡ぎ出されていくアイディア。 まとまっていく意見を聞きながら ヨスガはなんだかすごいな、と少し圧倒されていた。
得意げに笑う桜ヶ台>>364に向けて ぱちぱち、といくらか瞬きを繰り返し、 ……そうだね、と笑い返す。]
うん。なんだかすごいな。 もう少し難航すると思っていたから。
[みんなの力がすごいのか。 桜ヶ台も。
ひとりごちるように、 プリントに単語を落とすように呟いて]
(475) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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[――にっと笑いかけられたから、>>366 なんとなくその笑顔に目を細めた。]
……何度も聞くのは鬱陶しいんじゃないか? でも、ありがとうな。
[その時の桜ヶ台が少し猫っぽくて和んだなどとは 口にはできなかったけれど
代わりに、と立てられた人差し指の先を見て、 はは、と思わず笑いを零すことで、 救われていると示すことはかなっただろうか。]
なんだいそりゃ。 自分の感情をよく覚えておくとやりやすいよ。 足りなければ、また今度教えてしんぜよう。
(476) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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[話し合いの最中だからね、と そう流したけれど 桜ヶ台が演技の仕方を知りたい理由を、 その時のヨスガは知らなかった。>>367
――それから話題は食器の話と、 手作りの衣装の話へ。
とうもろこしパンって どんな味なんだろうな、と考えながら ヨスガはそのやりとりを見つめて 必要ならば意見はしていたことだろう。*]
(477) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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――回想 物の貸し借りの話 ――
[――小中共通の話題、というのは 引っ越してきた手前、難しいものがあった。 (それでも知っている人はいるのかもしれないが)
だから、その話題からはじまらない黄楊との関係性は ヨスガにとってはそれなりにありがたくはあった。]
「あの漫画なら家にあるけど、読むかい?」
「フィクションは好きだよ。 おれの世界とまったく違うから、
違う世界に行ったみたいに楽しめる 違う世界の違う人物に自己投影するのも、 また楽しい。」
(478) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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[君はどうだい、トシ君。 そう、訊ねたこともあっただろう。
他人に踏み込むのがなんとなく怖かった という話を聞くことができたなら、 「なんとなくすごくわかる気がする」と 返すこともあっただろうが 実際はどうかはわからない。ただ、]
「物の貸し借りをしていると…… なんだか世界観の共有でもしているようで、 おもしろくもあるな」
[そう、黄楊と物の貸し借りをする時に いうことがあったのは確か。
互いに漫画や音楽の感想を 言い合うようになったのも、確か。 黄楊とはなんとなく心地よい仲だとは思っていた。 それは、ヨスガの方だけかもしれないけれど。]
(479) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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[校舎に踏み入る直前に、 黄楊からのメールが届く。 中身を見ることはまだ、なく 封都を追って、昇降口を抜けていく。
――だから、ヨスガは気づかない。 黄楊からのメール以降、 携帯の電波が途絶えていることには。 まだ、気づかない**]
(480) 2018/08/20(Mon) 08時半頃
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――回想 阿蘇と――
[ぐい、と腕をつかまれ、視線を戻される。 黄色い髪。着飾った姿。 遊び人風の阿蘇の姿を、見つめ
投げかけられた言葉>>467にまた は、と零す息は
らしくもなく、整ってはいなくて ほんの一瞬、阿蘇を睨むまなざしは それこそ学級委員長らしからぬ様子だっただろう。
けれど。 ヨスガは視線を落とし、 肩の力を抜いて、 虚しく響き渡る蝉の声にて我を取り戻した。]
(481) 2018/08/20(Mon) 09時頃
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――よいだろう。許してやろうではないか。 ははは。
[背筋を伸ばし、朗らかに笑って見せた。 特に傷ついてはいないという様子で。
けれど彼が大きく溜息をついて その感情の行き場を見失っているのを見れば]
(482) 2018/08/20(Mon) 09時頃
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[その感情の名前を、日夏ヨスガは知らないが、]
(483) 2018/08/20(Mon) 09時頃
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わかりたいとは思ってるんだよ いつだって
[ぽつ、と雨のように言葉が落ちて 目を見開いて、失言した、とでもいうように口を塞ぐ。 それから取り繕うように笑った。]
いや、なんでもない。 すまんな。 また。
[そうして、今度こそ阿蘇に踵を返して 晩夏の香濃い世界へ、 いつもどおりの演目へ戻って行った**]
(484) 2018/08/20(Mon) 09時頃
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青い空 …… 見えないままで空は赤
(485) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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── 回想/休憩 ──
[ 文化祭準備の進行などは、他人任せであり やかましい奴らに無理に引っ張られなければ ただ教室の端で外でも眺めていたのだろう。
何をモチーフにするだとか どこから資金を出すだとか、 運営の話は首を突っ込まない方が どう考えてもスムーズに進行する。
話しかけられれば「知らねー」「うるせー」 と 寝言の様に返しただろうが。
パン、なんて話題が出た時には んな手間が掛かりそうなものを なんて 思わずクラスメイト達を見た。 ]
(486) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ 学校祭なんて、高が知れているのに 頭を抱えながら意見を出し合う姿というのは いっそ憐れにも見えた。 どうせ妥協して話の終着点へと着地するだろうに。
何事も 一生懸命、頑張ろう と でも、標語を掲げられたか? 馬鹿にするつもりは無かったが 馬鹿だと思う気持ちは止められない。
世間の一般な生き物たちから見れば 彼等と英司、どちらがズレているのだろう。
英司の方が、捻くれていて 斜に構えて イタい のかもしれないと分かってはいたが だからといって、生き方を変えられる程 素直でも器用でも、無かった。 ]
(487) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ 弓木 英司は、そんな上等な生き物では 無いのだから。 ]
(488) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ こうみえて 英司はロマンチック のような それに似たような心持ちであったし、 今回の喫茶店の話も、決して口には出さないが 好きで、楽しんではいた。
積極的に作業に取り組む同級のうち、 何人が英司を嫌っていて 何人が英司をどうでも良いと思っていて 何人が英司を認識していたか不明だが そんなのは知ったことでは無い。
声を潜められようと叫ばれようと うぜえ と言う顔だけして作業だけはした。 ]
(489) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ どうせ帰ったとしても 月に何回遭うか 遭わないかの叔父が いびきを掻いて寝ているかもしれないだけの家だ。
放課後残ることもさして苦痛でも無し、 然し自由に煙草の吸えないことだけは 苦痛であった とも言える。
今更隠すつもりなど無いが、 教師の目からは隠れなければ 面倒なことになるのは分かり切っていたし 呼び出したとしてもどうせ洋祐は来ないのだ。 授業参観や運動会や、そういう類も 一度も足を運んだことは無い奴であるし。 洋祐の分も長々と説教を喰らうのは 御免蒙りたいものであった。 ]
(490) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ 緑化委員だか植物研究同好会だか、 そういう奴らの育てている花壇の近くが 一番人通りも少なく、休憩場所だった。
ご丁寧に花や草の名前が書いた小さな看板を 土に一つずつ刺してあったが 唯一の訪問者だろう英司は読むことをしなかった。
夕日の眩しさが僅かに差し込む。 校舎に凭れかかりながら、煙草を銜えた。 壁の冷たさが幾らか体温を下げてくれる。 窓の向こうから賑やかさが聞こえたが、 すぐの廊下には生徒の姿を何回か見ただけで 教師は一度も通るところを見たことは無い。 ]
(491) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[ そうした時に、思い出した。 火が手元に無い。 昨日丁度オイルが切れて ライターは自宅のテーブルの上だ。 登校途中コンビニに寄ろうと思って すっかり頭から抜け落ちていた。
己の間抜けさというものに 英司は溜息を吐き出したくなる。 立っているのも億劫であったのだから ずるずる と座り込んで、瞼を閉じた。
口は煙草を湿らすばかりで けむりを灰に届けてはくれない。* ]
(492) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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間にあるはず、紫は何処
(493) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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/* ごじってるけどポエムが色のターンだから、態とだよ、という顔をする
(-115) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[私の母は、どうしようもない人間です。 それはもう、擁護のしようもなく。
ロマンティックな言い方をするなら、 “恋愛体質”とでも言えばいいのでしょうか。 母は、男の人がいなければ、生きていけない人でした。 そして、ロマンティックな言い方をするなら、 禁断の愛に燃える人なのです。
私の父である人とは、駆け落ちだったそうです。 駆け落ちして、双方の親に勘当されて、 そうして生まれたのが私です。
でも、母は禁断の愛に燃えていただけでした。 それが成就してから始まる現実というものを 生きていくつもりは全然なかったのです。]
(494) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[現実を生きられない母は、次の禁断の愛を求めます。 程なくして不倫していることが父に知られ、 夫婦は離婚することになりました。 私が、まだ3つくらいの時のことです。
母が私の親権を主張したのは、 決して私を愛しているからではありませんでした。 母がほしかったのは、私自身ではなく、 私を引き取ることで発生する養育費でした。
私が小学生の時、父は病気で亡くなったそうです。 養育費がもらえなくなったことを母は嘆いて、 「こんなことなら親権を主張するんじゃなかった」 何度も何度もそんなことを言いました。
そんなことを聞かされて、私はなんと返事をすれば よかったのでしょう。]
(495) 2018/08/20(Mon) 09時半頃
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[母の恋は、大抵長続きしませんでした。 恋人ができるたびに、キッチンのテーブルの上には 菓子パンや、カップラーメンが山のように用意され、 母は滅多に帰ってこなくなりました。
あっという間になくなってしまわないように、 大事に大事に、少しずつ消費して食いつないで、 そんな生活をして生き延びました。 時折ふらりと姿を見せた母は、食料品を補充して、 またどこかに行ってしまうのでした。
そうかと思えば、突然帰ってきて、 私と家族ごっこをしたがりました。 恋人と別れて、次の恋人ができるまでの間、 母は私と家族の真似事をして心の隙間を誤魔化すのです。]
(496) 2018/08/20(Mon) 10時頃
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[私が中学生になる頃から、 テーブルの上にカップラーメンが置かれることは なくなりました。
今母は、やっぱり禁断の愛に燃えています。 その人と借りたマンションで 一緒に暮らしているそうです。
一週間に一度、週末になると、 その人はもうひとつの家へと帰ります。 その時に、母も私の住むアパートへやってくるのです。 週が明けての帰り際に母から渡される1万円が、 週に一度の家族ごっこの報酬で、 次の週末までの私の生活費になります。]
(497) 2018/08/20(Mon) 10時頃
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[私はモブです。 与えられた役割を淡々とこなしながら、 生きていくことしかできないモブです。
だから私は、母の週に一度の家族ごっこに付き合います。 それが、母が私に求める役割で、 私に与えられた役どころだからです。 その役を与えられている間は、 私は舞台からおりなくていいのですから。 私は登場の機会を与えられた、 舞台に必要なモブなのですから。*]
(498) 2018/08/20(Mon) 10時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 10時頃
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―― 回想:文化祭準備のこと ―
[喫茶店のコンセプトや、衣装のこと、お店の名前のこと。 少しずつ決まっていく過程を記録していきます。 みんなが協力的な雰囲気は素敵だと思います。
ただ1つ、どうにも気になって、 私にしては珍しく、口を挟んだことがありました。]
封都さん。 貸してもらえるのは助かるけど、大丈夫かな?
……その、もし割れたりしたら。
[プラスチックや紙皿より、もちろん素敵な食器の方が 雰囲気が出るに決まっています。 だから封都さんの申し出はとてもありがたくて>>266 けれど、どうにも心配になりました。]
(499) 2018/08/20(Mon) 10時半頃
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[いくら慎重に扱っても、割れる時は割れます。 ましてや、クラスメイトではないお客さんなら、 1つも傷なくお返しできると考えるのは、 あまりにも楽観が過ぎるでしょう。 そして、封都さんはお嬢さんです。 彼女が提供を申し出てくれた食器類は、 きっと高校生が簡単に弁償できるような、 そんな類のものではないような気がしました。
弁償とか、慰謝料とか、 すぐそんなことを考えてしまうのは、 私の育ちのせいかもしれませんが、 もちろんそんなことは口に出しませんでした。*]
(500) 2018/08/20(Mon) 10時半頃
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─── 回想・文化祭準備
[ 素っ頓狂な声には、笑い声を零した。>>439 流れるように決まってゆく話し合いの最中、 筆を動かしていた男のノートを覗き込もうと。 ]
平成最後の文化祭、だもんね せっかくだからみんなの記憶に どーん!と残したいよね
[ 背筋が伸びて、やる気に溢れてる。 ように、アタシには見えたので、 作業の続きと称して彼の近くに椅子を吊って どすんと陣取るように座った。 ]
(501) 2018/08/20(Mon) 10時半頃
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[ 落花も記録を取っていたことは知っている。 けど、テスト前なんかは、 靖利のノートを見せて貰ってた。
授業は真面目に出てたよ。 でも、阿呆なアタシのノートよか、 断然見易かった、ので。 ]
これ、あとでアタシも写させてよ あー、と。靖利は当日何する?
[ 当日も何かとトラブりそうだし、 アタシは裏方かなぁ、なんてぼやきつつ。 雑用係。という変な仲間意識を抱いて、 以降も準備中は、靖利にちょっかいかけてた。 ]*
(502) 2018/08/20(Mon) 10時半頃
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─── 現在・通学路
[ 馬鹿を馬鹿にしすぎだろう。>>442 心の中が聞こえてたら、そう噛み付いてた。 お生憎様、受験自体は高望みしてないもので、 漠然と姉と同じ道に進むんだろうな、 ……程度にしか考えては、いなかった。 ]
受験って、そんな死にたくなるもん?
[ その言い分がまるで、 英司が受験前に死にたいみたい。 ]
(503) 2018/08/20(Mon) 11時頃
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[ 何度も実感する。 ]
(504) 2018/08/20(Mon) 11時頃
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[ くだらないifを考えた。 英司が前で、アタシが後ろ。 身長百七十三センチの男を、 身長百六十六センチの女が、 受け止めるのは奇跡以外の何物でもない。
バレーしてたからって、無理だ。 今、掴んでる英司の腕の方が、 ちゃんと男らしくて、太いし。 身体の作りからして、てんで違う。 ]
(505) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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はいはい、うぜえ・うるさい・しねの三段活用 もう、慣れたよ。ばーっか!
[ これが此奴なりのコミュニケーションだ。 そう、思うことにしている。 それ以外の返答が来た時や、 さっきみたいに助けてくれたことなんか、 奇跡と思うようにしたら気が楽だった。 ]
(506) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ アタシは、女だ。 ]
(507) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ 鼻から分かっていたことだった。 小学校高学年辺りからはっきりとする。 ─── 男女の、区別。
うちのカクレクマノミだって、 飼い始めて暫くしたら、 大きい方の雄が雌になってた。 そういうもんなんだよね、生物って。 ]
(508) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ 英司の腕を引きながら真っ直ぐ歩く。 外に居たら、また転びかねない。 早々に足場の安定した校内へと 足を踏み入れたかった、それだけだ。
ただ、ちょこっとだけ。 英司に助けられたことで実感させられて。 その場を離れたいという事実を隠したかった。 ]
(509) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ コザクラインコみたいに、 ちゅんちゅん鳴いてる方が、 アタシには断然お似合いなんだ。
赤と青の合間、 其処には 茜 が広がったまま。 ]
(510) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ てか、さっき指摘した癖して。 ]
ちょっと、歩きスマフォ、 さっきアタシを叱ったのは、 どこのどいつでしたっけ?
[ 腕を引っ張りながら、 後ろを歩く英司に向かって抗議する。 転けて、共倒れになったとしても、 次の件に関してはアタシは何も悪くない。 昇降口まで、後数メートル。 其処でアタシは足を早めた。
責任は、スマフォを見る選択をした英司にある。 ]
(511) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ 茜 が 紅 に変わることはない。 ]
(512) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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[ 結局、転ばずに済んだんだっけ? 昇降口に着いたら、一言告げる。 ]
保健室、とりあえず行って熱測りなよ? 風邪じゃないって証明してみせてよね
[ 校舎の外は、一面雪だらけ。 中に入れば、ようやく安置に辿り着けたと ほっと息を吐き出した。 ]*
(513) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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/* え…?悩み被ってる…? そこまでシンクロしなくて良くね…?え…?? これで悩み被ってたら仲良し過ぎて爆笑すんだけど え・・・・・・・・???
(-116) 2018/08/20(Mon) 11時半頃
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/* まじで被ってたら一緒に笑い合おうね
(-117) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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── 回想/バイト ──
[ 金は水の様に湧いて出てくる訳では無い。 洋祐は度々金をくれたが、十分とは言い難かったし 中学生の頃からアルバイトをしていた。
洋祐の知り合いの比較的 マシ な友人が 経営している居酒屋の下働き。 知り合いの子だとか家の子だとか言えば 夜間に何で働かせているんだ なんて 面倒な酔っ払いの追及は逃れられた。
愛想など皆無であるから、ホールよりは 厨房の下拵え、皿洗いにごみ捨ての 雑用が主な仕事ではあった。 ]
(514) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ バイトは大抵、学校終わりの夕方から 日付を跨いですこしまで。
其の日は、店に向かったものの 厨房のコンロが故障したから修理する、 だから今日は休み と言われ 其れくらい携帯に連絡しろ低能 と 一通り罵倒した後であった。
いつもは大抵足早に進んでいったので 夕方の繁華街をじっくり眺めるのは珍しく 散策でもしてみるか、という気になった。 ]
(515) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ ネオンで でかでかと主張するような あからさまな繁華街を抜けて ゲームセンターのぬいぐるみを狙う 学生の姿も見えるようになった時 クラスメイトの姿を見つけてしまった。 ]
一色
[ 声を掛けた というよりも 声が漏れた というほうが 正しいような発生方法であった。
いかにも なメイド服を着た女が 店の物であるだろうチラシを配っていた。 気味の悪いものを見た顔で 英司は思わず突っ立った。 ]
(516) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ クラスで、ないし学年で 可愛い とされる 一色 乃歌 を 嫌い のカテゴリーに入れるには 本人をあまり知りもしなかったが 少なくとも、英司はあまり好きでは無かった。
世間一般の言う可愛い顔は 薄く化粧の施されたようで、 言動の節々も、女を主張することを 決して止めない風であったので きっと苦手であるのだ。 ]
(517) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ ただ、話しかけられれば応えた上に 英司から話しかけることもあっただろう。 悪ではないと、分かってはいるのだから。
変な人間に絡まれているようなら 庇ってやるくらいはしただろうし、 バイトで遅くなる日には 繁華街も結構近い店であるので 居酒屋の方に融通を聞かせて 家まで送るくらいはする。
きっと、そのうちするの会話の中で 楽しいという気持ちが生まれたことは 幾度かあったことだろう。 ]
(518) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ ただ、学校祭の後。 男を避けるようになった 乃歌 のことは 正真正銘一点も曇りもなく、嫌いだ。
いつものように話しかけようとして 避けられた時は気のせいかと思った。 気のせいでは無いのだと確信を得た時 なんとなく、心に違和のような 不快な状態になって それ以来英司は、乃歌が嫌いだ。
いとも簡単に、ごくごく当たり前に 彼女が英司をカテゴライズしたとき、 ]
(519) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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[ 英司本人ですら気付かなかったが きしり と心が傷ついた。* ]
(520) 2018/08/20(Mon) 12時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 12時頃
食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 12時頃
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/* 読み返したら誤字がやべえなという顔になる うえぇもっとみんなと絡みたい…あと5人??くらい?? あと、お祭りに行こうぜロールを回したいの
(-118) 2018/08/20(Mon) 12時半頃
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/* 咳き込んでたのも、タバコで肺がやられてるっていうやつで肺潰したいのかなって思うけど、ひとまずそっとしておこう。
(-119) 2018/08/20(Mon) 12時半頃
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/* 2 1転ぶ 2転ばない
(-120) 2018/08/20(Mon) 12時半頃
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/* お前もしかして運動神経よしこなのか?
(-121) 2018/08/20(Mon) 12時半頃
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―回想:文化祭の朝―
[無表情で突き出されたカラースプレー>>449と 阿蘇の顔を見比べてから、乃歌はにっこりと笑った。
冗談のような提案だったとはいえ、女に二言はない。 手伝いの対価>>448を忘れてはいなかった。]
いいよ〜、責任取ったげる。 一色美容室、臨時開店いたしまーす。
[道化のように彼を手招いて、1Fの隅へ。 美術部の展示品が並ぶ美術室を抜けてから、 準備室へ乃歌は足を踏み入れた。]
(521) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[所々鮮やかな色がついた椅子に彼を座らせて 即席美容師は、簡単に髪をセットしなおしたのち、 カラースプレーを振りかけていく。]
……やっぱ、こっちの方が似合うって。
[目に痛い金色が、黒に覆い隠されていく。 丁寧に、丁寧に。こういう作業は慣れている。
ただ、他人にするのは慣れていないからか。 やけに緊張して、手が震えたのは内緒だ。]
(522) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[女装ではないし、派手にメイクする必要はなさそうだ。 目の下にファンデーションを軽く塗るに留めた。
案外肌綺麗だなぁ、なんてどうでもいい感想が浮かぶ。
その際、眼鏡はこっそり拝借しておいた。 服にも、髪にも似合ってない。そう思ったから。]
(523) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[そそくさと眼鏡をスカートのポケットに仕舞って、 ゴム手袋をごみ箱に放り投げる。 ふ、と。窓の外を振り返ってから、 乃歌は大袈裟に溜息をついた。]
ほんとさー、今日だけと言わず毎日すればいいのに。 カラースプレーくらいならやったげるよ、いつでも。
[不満げに唇を尖らせる。 けれど、彼が乃歌の言葉を聞き入れることは無いのだろう。
長い付き合いで、彼の気質はそれなりに理解しているつもりだ。 根は真面目だし優しい奴だということ。 虚栄心とか反抗心で、外面を取り繕う人間ではないこと。
派手になった外見。そこに彼の意思はないということ。]
(524) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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……………レンタローのばーか、意気地なし。
[小学校の頃の呼び名が、記憶が、ぽつりと漏れた。]
(-122) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[呟きを掻き消すように、ごみ袋のケープを乱暴に外す。 所々黒になった半透明が、がさがさと音を立てた。]
はーっ、終わり!お疲れ様でしたー。 感想どーぞ、お客様!
[手鏡を持たせて、 乃歌は大仰に手を広げて見せた。おどけるように。
眼鏡を外して、黒髪になった阿蘇は、 クラスの人間からすれば、見慣れない人間に見えるだろう。 けれども、“久しぶり”に会った気分になって、 乃歌はどこか安堵したような溜息を洩らした。]
(525) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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……私も、ピアス空けてみよっかなぁ。
[阿蘇の耳を飾る、いくつものピアス。 髪や眼鏡と違って戻しようがないその色を暫し眺めて 乃歌はぽつ、と呟いた。]
(526) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[その日、阿蘇から拝借していた眼鏡は、 夕方には彼の手元に戻っていただろう。 クマの刺繍をあつらえた、可愛いハンドタオルにくるまれて、 下駄箱に放り込まれていたはずだ。
眼鏡を傷つけないためか、触りたくもなかったためか。 或いは、――その両方か。
未だ彼に預けたままの ハンドタオルの意味を告げることは、決してない。*]
(527) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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―回想:バイト―
[夜が近づき始めた繁華街を 様々な人間が歩いていく。 サラリーマンにOL、作業員、学生、 大量の紙袋を抱えた女性に、リュックを背負った若者。
何処か浮足立ったような往来の中で、ひとりだけ。 熱すら裸足で逃げ出しそうな視線と、呼ばれた名>>516に、 乃歌はそちらを振り向いた。]
(528) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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弓木じゃん。珍しい。 こんなとこに居るなんて意外〜!
っていうか、その名前はやめてもらえませんかー。 『ノッカちゃん』って名前なの、ここでは。
[彼が自分の事をどう思ってるか知らないが、 少なくとも、此方は、彼を嫌っている訳ではなかった。 平たく言えば、ただのクラスメイトという認識だった。
あぁ、けれど、一つだけ言えるとすれば 彼とは余り趣味が合わなさそうだということだ。
ミニスカメイド服にオーバーニーソックス。 可愛いの黄金比のような組み合わせだというのに まるで宇宙人でも見るような視線を向けられて いたたまれなくなった乃歌は、それなりにある胸を張る。]
(529) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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ふふふ、見とれて声も出ませんかな。 いやー、可愛かろう可愛かろう!
[何とも言えない空気が漂った、と思う。 深い深いため息を吐いて、乃歌は声を潜めて囁いた。]
(530) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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……悪いけど、ここでバイトしてること、 あんまり言いふらさないでね。
最近、厄介なお客さんも多くて これ以上面倒ごと増えるのは嫌なの。
[サービスと好意は別物。 それを理解できない人間が悩みの種でもあった。
魅力的な人間になりたいとは思う。 けれど、ナオミのような痴人になりたいわけじゃない。 乃歌はただ、好きなものに囲まれて生きたいだけだ。]
(531) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[とはいえ、その日以降、弓木の申し出のおかげで その悩みは多少改善されたように思う。
耳障りな言葉を発する酔っ払いに絡まれた時は 氷のような眼差し>>518が追い払ってくれたし、 他愛無い話をしながらの帰り道では 電柱の影に怯えることもなくなった。]
(532) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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弓木とうちの兄貴って似てる気がする。
何でかなー。口数の多さは私と兄貴がいい勝負だから そこは絶対に違うんだよね。 口が悪いとこ?あ、そこかも。
[納得したようにヒールを鳴らして 乃歌はけらけらと笑う。 いつの間にか自宅は目の前だった。
こうやって、わざわざ最後まで 送ってくれるようなところも、兄貴と似ている。 そっちは口にしない。 伝える機会もないままに、乃歌の世界は一変した。]
(533) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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[バイトを辞めてから、弓木と会う機会は学校のみになった。 バイトを辞めることも、起こった出来事も、 何も伝えなかった。伝えるつもりもなかった。
いつもの調子で話そうとした彼>>519に向けた眼差しは 憎悪すら籠っていたものになっていただろう。
不快になってくれるなら万々歳だ。 合わなくなった視線に、乃歌は酷く安堵していた。 弓木と兄は似ている。そう思っていたから、余計に。*]
(534) 2018/08/20(Mon) 13時半頃
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─── 回想・文化祭準備の合間
[ 委員長に、演技指導を乞うた。>>476 自分の感情を覚えるって、具体的に?なに? 「よくわかんない」と、答えただろう。
着ぐるみカフェ、とかも。>>288 完全に自分を隠してしまえるから、 容れ物を変えたみたいに思えるのかも。
例えば、これ。 出来上がったかわいい衣装を広げて、 アタシは猫のように目を細めた。 ]
かわいい。とても、かわいい。
[ しみじみと繰り返した。 ]
(535) 2018/08/20(Mon) 14時頃
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[ 文化祭の準備が進み、 アタシも他の作業の手伝いで回っていた。 人も捌けた頃に、教室の片隅にある 衣装の入った箱から其れを取り出してみたのだ。 姉好みのしそうな、フリフリ。
この衣装を身に纏ったら、女になれる? いや、着ろともし言われたらどうしよ。 ……どう考えても、無理だ。 ]
はー……
[ 裏方に回って、よかった。 心から、安堵していた、 ]*
(536) 2018/08/20(Mon) 14時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 14時頃
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/* やすとし。身長おそろじゃん。いまきづいた。
(-123) 2018/08/20(Mon) 14時頃
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/* >>486 FINAL FANT ASY
(-124) 2018/08/20(Mon) 14時半頃
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―現在:コンビニ前―
[お洒落には様々な犠牲が伴う。 ヒートテックやら何やら重ね着しているとはいえ この雪はパーカーには重荷だったようだ。 赤くなった指で、照れたように鼻の下を擦る。]
実は、最近引っ越して 手袋実家から持ってくんの忘れちゃった。 いやー、一生の不覚!
[服は大方持ってきたものの 防寒具までは頭が回らなかった。 故に、近頃は有り合わせの服で 何とか寒さをしのいでいる状態だった。
絶対に、あの家に戻るつもりはなかった。]
(537) 2018/08/20(Mon) 14時半頃
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[雪道を歩き始める。 ずいと差し出されたペットボトル>>397に 乃歌は首をぶんぶか横に振った。]
うれしいけど、それ夜子のじゃん。 自分で使って?
[ね、と可愛らしく首を傾げて見せるも、 案外彼女も頑固だった。
押し付け合いのようになっていたその時、 不意にポケットでスマホが震えた>>472ものだから、 怯んだ乃歌は彼女の手から すんなりとココアを受け取ることになったのだった。]
(538) 2018/08/20(Mon) 14時半頃
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……ありがとう、神様、仏様、夜子様。 この御恩は決して忘れません!
[バツの悪そうな顔をしたのは少しだけ。 ははーっと頭を下げて、ココアの温もりを堪能しながら 何気なくスマホを開く。
差出人の名に、表情を凍り付かせた。]
(539) 2018/08/20(Mon) 14時半頃
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[これが初めてではなかった。 阿蘇は、幾度となく問いかけを投げて来ていた。 困ったような表情を此方に向けていた。知っている。
彼は何も悪くはない。 理屈では分かっていても、心はそれを許さない。
どうせ、彼も、アイツと同じなのだ。 ひげだらけの面が、兄貴の顔が交互に過って 乃歌を責め立てる。]
(540) 2018/08/20(Mon) 14時半頃
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[――男じゃなければ、よかったのに。]
(541) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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[寒さか、それ以外か。 震える手で、メールをスライドさせる。削除。 スマホをポケットに戻して、 温かなペットボトルを握りしめた。
夜子と今、何を話していたっけ? そうだ、どの服屋さんに行くかだった。
胸の中、ぐるぐると渦巻く 罪悪感と不快感を飲み込んだ。]
(542) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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……えーっと、ほら、駅前のロータリー。 そこの近くに、新しく服屋さんが出来たんだって。
あんまり、電車には乗りたくないから 近場の方がいいと思うんだけど、どう?
[スマホに届いたメールには触れることなく、 ふたり、学校へと向かった。
校門の上の雪だるま>>400に出迎えられた頃には、 手元のココアはすっかり温くなっていた代わりに、 乃歌も何とか平静を取り戻せていたと思う。**]
(543) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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[料理は、それなりにできます。 お裁縫も、割と得意です。 器用だから、ではありません。 自分がしなければ、誰もしてくれなかったからです。]
(544) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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―― 文化祭準備:休憩 ――
[文化祭の準備が具体的に動き始める頃には、 書記としてのお仕事はほとんどありませんでした。 毎日の進捗状況は記録していましたが。 そうなると、私も何人目かの“雑用係”になります。
私は主体性のない人間です。 頼まれたことは断りませんが、自主性に欠けています。 やりたくないわけではありません。 なにをすればいいか、わからないのです。
与えられた役割しか果たせない。 私はそういうモブでした。]
(545) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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[その日は本当に暑い日で、 みんなだらだら汗を流しながら作業をしていました。 その日の私はたまたま調理班の手伝いをしていて、 「誰か、飲み物買ってきてくれない?」 上がったそんな声に、おずおずと手を上げたのです。]
いいよ。 私、買ってくる。
[調理班のみんなの飲み物のリクエストを書き留めて、 あれ? と私は首を傾げました。 人数が足りません。
書き留めたばかりのリストをじっと見て、 ああ、弓木君が足りないのだと気がつきました。]
(546) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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[軽く見て回って、見つけられなかったら諦めよう。 その程度の気持ちで、軽く捜しましたが見つかりません。
見つからないなら仕方ありません。 私はあっさり諦めて、靴を履いて外へと出ます。
私は、決して弓木君を捜しているつもりでは ありませんでした その場所>>347>>491に足が向いたのは、 偶然で、気の迷いみたいなものです。
文化祭準備の喧騒を離れて、 少しばかり外の静かな空気を吸いたくなったのです。]
(547) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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……あれ。 弓木君?
[ふらりと足が向いたひとけのない場所。 捜してなかった捜し人の姿に、>>492 私は喜んだというより戸惑った気がします。]
(548) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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あの、調理班のみんなの、飲み物買ってくるけど。 弓木君はなにがいいかな。
……寝てる?
[声をかけながら、おずおずと近づけば、 弓木君は目を閉じていました。 眠っている人に声をかけてしまったかと、 私は身をすくめそうになりましたが、それよりも。
口にくわえられているものに目が行きました。 どう見ても、棒つきキャンディというわけでは なさそうだったので。*]
(549) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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―― 回想 / 一色と ――
一色。 むかしっから器用だよなあ……。
[文化祭の朝に臨時開店した一色美容室。>>521
手慣れた様子で頭上でカラースプレーを振るう 一色の様子を見遣り、 俺は感心したように息を吐くのであった。
白くしなやかな指先が、髪を梳く。 鮮やかな金髪が、落ち着いた黒へと色を変えてゆく]
(550) 2018/08/20(Mon) 15時頃
|
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[母が俺の金髪を梳きながら、 耳元で呪いの言葉を囁きかけるんだ。
“聡一郎さん、だいすきよ”
反吐が出るような甘い囁きが 俺の身体を、心を、じわじわと浸食してゆく]
(551) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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[不意に、我に返る]
そうかな。 やっぱり黒髪の方が似合うか?
[一色に答える>>522俺の声は いつになく弾んでいたはずだ。
嬉しかった。俺であることを肯定してくれる一色が。 段々と黒髪に変わっていく自分の頭髪を見遣り、 母の呪いが解かれてゆくのを実感した]
(552) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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(文化祭の1日、だけでいいんだ 俺は阿蘇連太郎でいたかったんだ)
[伊達メガネを取り上げられ、 ファンデーションを目元に薄く施される]
文化祭だから、今日は特別なんだよ。
[はぐらかすように 一色の呟き>>524には返すんだ。 1日くらい、魔法にかかったっていいじゃないか]
(553) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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うん、馬鹿だ。知ってる。 ……ありがとな、ノカ。
[一色に釣られて、昔の呼び名が口をついて出た。 高校に入って、見た目が変わっても 一色の俺に対する態度は変わらなかった]
(-125) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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|
うっわ、乱暴だなあ。もう。
[バサバサと手荒に外されたケープに 口だけの抗議をする。>>525
鏡に映ったのは、“阿蘇連太郎”の姿だった。 黒髪で、眼鏡を外した、真面目そうな高校生。
俺は、相好をふにゃりと崩して]
……イケてんじゃん。
[ぽつり、とそう零すんだ]
(554) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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ピアスなんて開けなくたって。 一色はそのままで、いい。
[一色の呟き>>526に、俺は耳朶のピアスを外して 制服のポケットに乱暴に突っ込んだ]
(555) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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|
[文化祭が終わったあと 下駄箱の中に放り込まれていたのは 取り上げられた伊達メガネと、一色のハンドタオル。
洗濯して丁寧に折りたたまれたハンドタオルは、 返却の機会を失ったまま 俺の学生鞄の中で、その出番を待ち続けている]*
(556) 2018/08/20(Mon) 15時頃
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|
―― 回想 / 日夏と ――
[こちらを睨む日夏のまなざし>>483は ひどく乱れていて、冷静さの欠片もなく いつもの印象とはまったく違って見えた。
―――あるいは、これが本当の “日夏ヨスガ”という人間なのかもしれない。
一瞬静まり返っていたようにも思えた うるさいほどの蝉時雨が 辺りに再び響き渡る。
その頃には、目の前の日夏は いつもの学級委員長らしい日夏へと戻っていた。
謎めいた呟き>>484に、眉を寄せたのも一瞬のこと]
(557) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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|
……わかって、何ができるんだよ。
(-126) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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[踵を返す日夏の背に、小さく零した囁きに きっと答えなど返って来ない。
じりじりと汗ばむような、残夏の日だった]*
(558) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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―― 幕間 / 庄司と ――
[庄司夜子について抱く印象は 目立たず、地味で、落ち着いた生徒というもの。
俺のような“問題児”に絡まれても迷惑だろう。 そういった考えは、昔も今も同じであったが、 文化祭以後、事あるごとに俺から 彼女に助言を求める機会を設けようと試みた。
―――あの日以来、庄司と一色の仲が 縮まったように見えたからだ。
それは、一色と他の男子生徒の仲が開いたことと 反比例するように。
放課後にひとりでいる庄司の前に、 俺はふらりと立ち寄っては]
(559) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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|
あのさ、庄司。 ちょっとだけいいか。
[なんて声を掛けただろう。 絵面だけ見れば、不良学生が優等生に カツアゲをしようとしている図に見えたかもしれない]
一色、俺について何か言ってたりしなかったか。
[我ながら、訳の分からないことを のたまっていたと思う。 だけど俺は不器用だったし、必死だったんだ]
(560) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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|
[本当は、一色のハンドタオルも 庄司に頼んで返せば早いって、分かっていたんだ。
でも、どうにかして自分の手で返せないものかと そんなことばかりを、考えているうちに とうとう冬を迎えてしまった]**
(561) 2018/08/20(Mon) 15時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 15時半頃
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/* みんな多弁すぎる〜〜〜〜〜〜〜 フレーフレーー俺ーーーーー 溺れるうわあああああああああああああああ
(-127) 2018/08/20(Mon) 16時頃
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―― 現在:コンビニ前 ――
[乃歌さんが引っ越したことを話してくれました。>>537 そんな話はもちろん初耳で、私は目を丸くします。]
そうだったんだ。
[お引越しをしたというお話に、当然色々な疑問が わいてきます。
どこに? とか どうして? とか
反射的に口にしそうになったそんな言葉を、 私は危うく飲み込みました。]
(562) 2018/08/20(Mon) 16時頃
|
|
[最初は、おうちがお引越しだったのかと思いました。 けれど、乃歌さんは“実家”と言いました。 実家というものがあるお引越しということは、 きっと乃歌さんはご家族とは離れて暮らすことに なったのだと思います。 おそらく、1人暮らしでしょう。
大学入学を機に、というのならわかります。 そんなのは、よくあることです。 けれど、卒業を間近に控えた、 受験生である高校3年の冬に、 1人暮らしのためのお引越し?
考えすぎかもしれません。 でも、軽い気持ちで聞いていいことではないような そんな気がしました。 文化祭の日の乃歌さんの惨状をこの目で見たから そんな風に思うのでしょう。 でも、無神経に比べたら、気を使いすぎるくらいの方が いいと私は思うのです。]
(563) 2018/08/20(Mon) 16時頃
|
|
[ホットココアのペットボトルは、案の定押し問答に なりました。>>538 乃歌さんは首を振りますが、私も負けてはいられません。]
でも、私は暖かい格好してるから。 明らかに乃歌さんの方が寒そうだし。 乃歌さんが風邪引いたら、責任感じちゃう。
[もしもそうなったら、なんて考えます。 乃歌さんの1人暮らしのおうちに、 私はお見舞いに行ってもいいのでしょうか?
お互い、1人暮らしのようなものです。 でも、私は……
私は、乃歌さんに、「遊びに来て」とは言えません。 絶対、言えません。]
(564) 2018/08/20(Mon) 16時頃
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|
[大仰な態度で、結局乃歌さんはペットボトルを 受け取ってくれました。>>539 大袈裟だよって苦笑しながら、私たちは学校へ向かいます。
話題は、お買い物へ行くお店の候補。 ……だったのですが。]
乃歌さん、顔色悪いよ?
[ふと、乃歌さんの華やかで軽やかな声が 止まったような気がして、 私は転ばないように慎重に足元に凝らしていた目線を 上げて、乃歌さんに顔を向けました。
真っ白な世界は寒くて、寒くて。 私の顔も、乃歌さんの顔も、真っ赤になっていたはず なのですが、見つめた乃歌さんの顔は、 まるで雪のようで。]
(565) 2018/08/20(Mon) 16時頃
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|
具合悪い?
[足元に目を凝らしていた私は、 乃歌さんがスマートフォンを確認していたことには 気づいていませんでした。 気づいていたとしても、 きっとなにも言えなかったでしょうけれど。]
帰る?
[休校の連絡は来ていません。 けれども、具合が悪い受験生が学校を休むことは、 別に悪いことではありません。 送っていってもいいのかなとは、頭をよぎりましたが。]
(566) 2018/08/20(Mon) 16時頃
|
|
[結局、乃歌さんは帰りませんでした。 なんでもないように服屋さんの話に戻ります。>>543 その時になって私は、乃歌さんの具合が悪くなったのは 寒さが原因ではないことを悟ったでしょうか。 それとも、乃歌さんが教えてくれたでしょうか。]
新しい服屋さん? 知らなかった。 行ってみたいな。 開店セールしてたらいいね。
いいと思う。駅前なら、お店揃ってるし。 お茶も飲めるしね。
(567) 2018/08/20(Mon) 16時頃
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|
[電車に乗りたくないという乃歌さんの事情も わかります。 そんな話をしながら学校に到着すれば、 雪だるまのお出迎え。>>400
可愛いなと思うと同時に、私は少しほっとしました。 だって、乃歌さんとの道中、 やっぱり行きかう人があまりにも少なかったものですから。 雪だるまの作り手という人の気配に、 私は安堵したのでした。]
(568) 2018/08/20(Mon) 16時頃
|
|
[校舎に入るとふわっと暖気がやってきて、 私は頬を緩めます。 けれど、しぃんと静まり返った校舎の様子に、 思わず乃歌さんと顔を見合わせました。]
静かすぎるよね……?
[いつもなら、大勢の生徒が登校してくる時間帯です。 こうこうと明かりは灯っているのに、 人の気配がないのです。 静かな校舎に、私が靴箱から取り出した上履きを 床に置く音が妙に響きます。 乃歌さんの同意を求めるように出した声は、 思わず内緒話のような小ささになってしまいました。*]
(569) 2018/08/20(Mon) 16時頃
|
|
[アルバイトは、少しだけしています。 学生のバイトというと、土日がメインになりそうですが 生憎私は日曜日は働けません。母が来るからです。
ですから、私が働くのは平日の夕方と土曜日。 受験生なので、支障が出ない程度の、 ほんの少しのアルバイトです。 近所にある本屋さん。 家から近くて便利なのですが、見知った顔が来店すると どきっとします。 「この近くに住んでるの?」 そう聞かれたらどうしようという心配で、 胸が苦しくなるのです。]
(570) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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[一週間に1万円。1ヶ月で約4万円の生活費は、 お小遣いと考えれば多いのかもしれませんが、 衣と食と日用品。そんなものをすべて賄うには、 正直多くはありません。
いえ、家賃や水道光熱費、学費は払ってもらっています。 これ以上を望むのは贅沢というものでしょう。 なにしろ私は、あまり出来のいいモブではありません。]
(571) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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―― 回想:秋の日 ――
[それは、文化祭も終わって、 ずいぶん空気が秋めいてきた頃だったでしょうか。
その日はずいぶん久しぶりに、書記のお仕事がありました。 議事録をまとめるのに少しばかり手間取って、 私は放課後にちょっぴり居残りをしていたのです。]
? どうしたの?
[書きあがった頃には、教室は無人になっていました。 やれやれと議事録のノートを閉じた私は、 名前を呼ばれて瞬きながら顔を上げました。 声の主に、今度は目を丸くしたと思います。 とうに帰ったと思っていた阿蘇君だったからです。]
(572) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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[阿蘇君から声をかけられるような心当たり? さっぱりありません。
カツアゲとは思いませんでした。 そもそも私が阿蘇君に抱いている印象は、 失礼ながら“ちぐはぐ”です。>>328]
(573) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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[そんなわけで、私は特に警戒することもなく、 きょとんとした顔を阿蘇君に向けたのですが、 阿蘇君の用件を聞くと、>>560 うつむいてしまいました。]
何も。 何も、聞いてないよ。
[阿蘇君が何を聞きたいのかは、よくわかりました。 文化祭の後、学校を休んだ乃歌さんは、 次に学校にやって来た時には男子たちへの態度を 一変させていたのですから。
けれど、私には何も言えません。 阿蘇君について、何も聞いていない。 その返事は、嘘ではありません。]
(574) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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[嘘ではありませんが、それは阿蘇君の望んだ答えでは ないでしょう。 阿蘇君はきっと、乃歌さんが変わってしまった理由を 知りたいのでしょうから。
私は何も知りません。 知りませんが、心当たりがないわけでもありません。
でも、そんなこと、言えるわけがありません。 乃歌さんにも聞けないでいることを、 他の人に話すなんて、そんなことが できるわけがないのです。]
(575) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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……阿蘇君個人がどうこう、という問題じゃ ないと思うよ。
[私が言えるのはその程度です。 それだって、“絶対”とは言い切れません。
今も脳裏に焼きついています。 飛びつかれた時の衝撃。しがみつく手の強さ。震える体。 頬が腫れて、泥にまみれて、酷い有様だったこと。
あの時乃歌さんは、「助けて」と訴えました。 私は、乃歌さんが誰から助けてほしかったのかを 知りません。 その“誰か”が阿蘇君ではないという そんな絶対の根拠はないのです。 もちろん阿蘇君を疑っているわけではありませんが。]
(576) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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理不尽だと思うのは、無理もないと思う。 だけど……そうなんだけど、 そっとしておいてあげてくれないかな。
[私はそう言って、阿蘇君に向かって頭を下げました。]
(577) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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[今も脳裏に焼きついています。 飛びつかれた時の衝撃。しがみつく手の強さ。震える体。 頬が腫れて、泥にまみれて、酷い有様だったこと。
そして、ぽつりと漏らされた、 「男なんて、死ねばいいのに」>>324 そんな、呪詛のような言葉のこと。
きっとこの先も、忘れることはないでしょう。*]
(578) 2018/08/20(Mon) 17時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 18時頃
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―回想:企画決め―
[調理班を希望したのは企画決めの時話した理由と、 あとひとつ、秘めた本音がある。 だからこそ、話し合いの時の委員長の様子は、>>271 少しばかり良心が痛んだ。]
金銭管理はマネ業で慣れてるから、多分大丈夫。 中間報告もするよ。あ、でも前日確認は、 委員長か副委員長にして欲しいです。 当日の急な出金対応は、わたしがやります。
[君たちばかりに負担、かけられないから。 そう伝えるように微笑んだけど、ごめん。 それは本当で、少しだけ、嘘。]
(579) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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[接客をしたくないのだ。
この庶民顔に一色さんの言うような可愛い格好なんて、 似合わないのだ。
それはもう、致命的なほどに!]
(580) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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[反対意見には視線を向けて苦笑するだけ。>>343 調理班に逃げたから、これ以上の反論はしない。]
そもそも封都さんち、メイドさんいるのかな…。
[流石に、人の家の事情は知らない。 腹をくくったような表情で自分が作ると言い出した一色に、>>344 細い目を少し開いた。]
え。うぉ、っと。…これ全部作ったの? 一色さんが?へぇ、すごい。
[ずらりと並んだフォルダの主役は一色さんが殆どで、 時々隣に彼女の友人らしき人が並ぶ。 レースの世界に少し気圧されるけれど、 その技量と物量に純粋に賞賛を口にした。]
(581) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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んー……けど、一人でやるのは反対。負担が大きすぎる。 ある程度、作業はみんなで分担してやっていこう? 安藤くん! 前の文化祭の時、教室レイアウトで活躍したよね。 服と部屋と、雰囲気合わせて作れる?
[急に話を振ったことに俺かよ! と驚いた様子だったけれど、 出来る、任せろと請け負ってくれて、ひとつ頷く。]
一色さんが音頭とって手分けしてやるなら、 賛成するし、わたしも協力します。
[その結果、当日までの流れでどうなったか、 ちゃんと分担できたかどうかは、 メインの業務が違うからか、よく知らない。 少なくともわたしは時々、 彼女に仕事をもらいに行ってたけれど。]
(582) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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だよね。あ、使用時間わかる?…あー、なるほど。
[カネさんの資料>>364を見て少し思案する。 ちらっと他の調理担当を見るけれど、 右も左も一見不良の男たちである。 なんとなく、ここは音頭とらなきゃダメかな? なんて思って。 一色>>345の言葉に頷いて、口を開いた。]
時間限定メニューで特別メニューを出すとか… は、微妙かな。 教室で組み立てるのは、良い案だと思います。 パフェ…ううん。トライフルとか、どうかな? 事前に決めた組み合わせで何通りか作れるし、 プラカップでも良い雰囲気のお皿に載せたら、 それなりに様になると思います。 壊れる心配も、少しは減るかもだしね。
(583) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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[決められたとおり作る単純作業は、 基本さえ分かっていれば解ける数式みたいだ。 弓木くんもこれなら協力するかもしれない、 なんて少し頭を過ぎるけれど、 彼にしてみれば余計なお節介かもしれない。 庄司さんの心配>>499も少し汲み取って、 視線を向けて、少し微笑む。]
中身は事前作成と購入で行けると思います。 少し安いランダムトライフルをメニューに入れて、 材料の残りの数量調整をかけたらどうだろう? お話の中の料理、とかは難しいけど、 これでも充分な気はします。 わたしたち、 プロじゃ無いからパーフェクトはそう出せない。 でも、ベストを尽くすことは出来る。そうでしょ。
[パフェの語源はパーフェクト。 トライフルはきままな、ありあわせのデザート。 後者の方が、なんだか似合いな気はする。]
(584) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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まあ、パフェって言って出してもいいと思うけど。
[そこらへん適当なのは、性分だろう。]
あと、回転率を考えるなら、 退席時のみに発生するイベントを置くのも有? バオバブの木、って名前の店にするなら、 壁に木のウォールステッカー貼って、 退席時にお客さんに葉っぱを貼ってもらって、 だんだんと森にしていく、とか。 いや、そこは安藤くんに任せるけど。 いっそ飲み物特化の喫茶にする? コンセプトにあわせるの、すぐには思いつかないけど。
[さて、どうしたものか。と腕組みして。 少し喋りすぎたかな、と口を閉じた*]
(585) 2018/08/20(Mon) 18時半頃
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─ 回想/文化祭準備 ─
弓木くん、どうどう。 はい、粉ふるい終わったよ。どうぞ。
[質問攻めの空木に怒らないように雑になだめて、>>194>>437 しれっと主導権を弓木に渡して、自分も作業を進めていく。 小中高と同じ学校で、小さなえーちゃんの頃を知っているから、 今悪ぶっていても、不思議と怖くはない。 井戸端会議の噂で彼の境遇について多少聞きはするが、 だからといって何かが変わるわけじゃない。 口が悪くなる一方なのには、流石に閉口したけれど。
そんな彼を見知っていたから、だろう。 徐々に雰囲気が変わっていった空木や阿蘇に対しても、 目にした時に「うぉ」という一言だけで済ませたのは。 いきなり色が変わってたら、そりゃあ驚く。 けれど、話してみれば中身は変わったようには思えなかったから。 男の子ってそういうものなのかな、で片付けた。]
(586) 2018/08/20(Mon) 19時頃
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手際良いよね、弓木くんは。段取りも上手いし。 わたしは、まあ、それなりに? マネージャーって雑用だからねー。
[親が居ない、>>438に対しては流して。 部活で毎日のようにドリンクを作り、 合宿の時には大量のご飯を作ることはあるから、 まあ、多少慣れてはいるけれど。 正直、料理が得意。なんて特技は、無いけれど。 数字と経験の積み重ねが生きるのは、 勉強もお菓子作りも同じだと思う。]
当日の飲み物の方がわたしは心配だよ。 おばあちゃんみたいに美味しく淹れられないし。 うまく出来るかなー……。
[はあ、と溜息をつきつつも、手は止まらない。 黙々と働くのは慣れているのだ。*]
(587) 2018/08/20(Mon) 19時頃
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― 通学途中 ―
雪っていきなり来るよねー。 そういえば知ってる? センター試験は雪の日が多いらしい。 手袋、探して出しておいた方が良いかもだよ、空木くん。
[通学途中の会話の内容は軽く、 表層をなぞるような話に笑顔になる。 思えば空木くんとは、 こんな他愛も無い話ばかりしている気がする。 それは多分、わたしが踏み込まない性分だからな気がする。 髪を染めても、身体に穴を開けても。 せいぜい、はじめて気付いたときに「痛くない?」と、 自分の舌を出して指差して聞いたぐらい。 時々、話すときに口からちらちらと見える金属に、 つい視線はいってしまうけれど。 そのピアスをちょっとだけいいな、 と思ってるのは秘密だ。]
(588) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[だって、そういうバッドなアイテムは、 仁鳥仁花に似合わないことこの上ない。 人の目が気になるし、なんか、うん。 どうしようもなく、見てる側なんだ。わたしは。]
(-128) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[だから、わからないし、バッドガールにはなれない。]
(-129) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[悪い子になりたいわけじゃない。けれど。 良い子でいたいわけでもない。
いつだって中途半端なんだ。わたしは。]
(-130) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[校舎に入る寸前スマホは沈黙をはじめ、 届くはずだったはずのメールは、 不通の通知を弓木の端末に残した。]
(589) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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─ 現在/3年5組 ─
[道中、びびりそうなことを言ってみたけれど、 どうやら空木くんは日夏委員長が心の支えらしい。]
委員長が居るならちょっと安心だね。 ……え?うん。
[どこか潜めた声でわっざわざ振り返り言うのは。
(つまり、何かしろ、と)
多分に違う。 だろうけれど、それはそれで面白そうだ。]
[そうっと背中に手を伸ばし、 いや、でも転ぶとかジンクス気にするかな。やめるかな。 なんてまた少し悩む。 結果、こけさせなければ良いか、と決めて。 扉が開いた瞬間、]
(590) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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わっ!
[可愛げの欠片も無い声と共に空木くんの鞄に掴まる。 さて、結果は如何に? なんてわくわくしているのを、 中に居た安藤くんが呆れた顔で見てくる。]
や。おはよう、安藤くん。
[鞄に掴まったままの挨拶は間抜けに見えただろう。 他に誰か、中にはいただろうか?*]
(591) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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──回想/文化祭準備──
料理長、超スパルタじゃん、ウケる。 オッケー、とりあえず混ぜとく。
[ 料理長(仮)にどやされて、 気の立った獣を宥めるみたいな仁鳥>>586を見て、 空木は上機嫌にケラケラと笑う。
半年前の空木ならもう少しめげたんだろうけど、 なんだって耐性ってのはつくもんだ。
弓木が本気で怒ってるとも思わないで、 空木は上機嫌にシャカシャカと腕を動かした。
舌打ちなんて、鼻歌への合いの手みたいなもんだ。
やることさえ分かれば、そう不器用でもない。 当日には立派な戦力に仕上がってるでしょう。たぶん。]
(592) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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なにが、できるんだろうね。
[答えは返った。]
お前からすりゃ、 なにも、できねえだろうさ。
知ってる。でもね……
(-131) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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マジ? じゃ、ひとり暮らし? 自分で食うもん作んの? すげえ。
[ 親がいない。イコール、料理する。 とは、空木には思えなくて>>438、 素直に、感心したふうに、へー。って言う。]
料理って、雑用になるワケ? なんかさみしいなあ、それ。
[ 何かに使われるふるわれた粉がやってくる。 おっ、それも、混ぜとく? わかんねけど。]
(593) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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…………。 …………ごめん。無神経なことを言って。 でも お前は、 親しい人に、相談すればいいと思う……
(-132) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[――>>557>>558
それ以上の答えは返さなかったから その時のやりとりは、それきりだ*]
(594) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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なに、仁花さんのばーちゃん、 お茶の先生かバーテンダー?
飲み物のほーが、絶対楽じゃん。 混ぜる、注ぐ、浮かす。以上。
[ 軽口をたたく。歌うように言う。 空木はのんきで基本いつもご機嫌だけど、
打てば響くように罵倒と突っ込みが返ってくるのは、 大層愉快であるので、明日も学校に行く。*]
(595) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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― 回想:貸したり借りたり ―
[ぼくは、このクラスで誰が昔馴染みだとか、 誰と誰がいい仲だとか、さっぱり分からないでいたので、 そういう話が始まれば、自然とすみっこへ引っ込むことにしていた。
数年単位で醸成された複雑かつ濃厚な縁故に、ぼくが入る余地はどこにもない。 クラスの至る所に、そういう見えない網目のようなものが張り巡らされている。
だから、そういうことは何も考えずに済む他愛の無い会話は、とても気が楽だった。 >>478委員長との漫画談義は、確実にその1つだった。]
マジ? ありがとう。 月曜には感想まとめて返すよ。
そうだ。ちょっと古い作品だけど、 同じ作者の面白かったやつ、俺も持ってくる。
(596) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[フィクションは好きだ、と委員長は言う。 ぼくはとりあえず同意するように頷いておく。]
そうだね。 違う人になれたら面白いだろうなって、思うよ。
[そこまでは同感だった。 でも、ぼくとしては、それは無性に虚しくなることがある。 自己投影すればするほど、手が届かないものだということを実感してしまうから。
本当に、自分ではない誰かになるにはどうすればいいか?]
(597) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[それから、他愛ない世間話に興じつつ。 他人への接し方が怖い、というだけなら、何の当たり障りもないだろう。 と思ったので、特に深い意味もなくそれを口にした。
>>479それに対し、なんとなくわかる気がするらしい委員長。 ただの相槌かな。そう思って軽く流した。 恐れを見せずに人と関わっているこの委員長が、ぼくと同類だなんて思いたくはない。]
そうかな。 ……まあ、そうかも。 ロマンチックなこと考えるね。
[世界観の共有、なんて捉え方はぼくにはなかったので、軽く口角を緩めた。 貸し借りは交流の一環であって、そんなに大袈裟なものではないと思っていたし、
第一、それぞれの世界を共有できるなんて、僕は思わない。 共有したと思い込むことは、できるかもしれないけど。]
(598) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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[まあ、そんな見解の不一致があったところで、 別にだからなんだという話。
元引きこもりで病み上がりのすみっこ族が、 クラスの中で居心地の悪い思いをしないで済んでいるのは、 間違い無く、この委員長の存在によるものが大きかった。**]
(599) 2018/08/20(Mon) 19時半頃
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―― 回想 ――
[夜半に目が醒めることがある。
鼓膜にへばりついたヒグラシの声が マイクの異音のように響いて、 眠る俺をせせら笑っているようで。
季節は冬に近づいているのに、 夏が、俺を追いかけてくる。 いつまでもあの景色が追いかけてくる。
――日夏、という苗字も、今では大概嫌いだった。 ヨスガなんて名前は、もっと嫌いだけれど。
冷たい床に足を下して、 靴下も履かずにフードを深く被って コンタクトでなく度の入っているめがねをかけて、 夜中の澱んで冷たい空気に体を浸すように、外に出る。]
(600) 2018/08/20(Mon) 20時頃
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[受験もそれなりに近い、秋と冬の狭間だった。 勉強もせず眠りもせず、街をうろつく、 こんな俺は阿呆だろう。 何か目的があるわけでもなくて、 何も目的なんか見つかりやしないのに。
夜遊びをする学生のように喧騒に近づくわけじゃない。 大概は、キラキラした町並みを少し寂れた場所から眺めて 月や星を見ていた。 万に一つ同級生と会ったとしても、 その時は無口なまんまでいた。 元来、人が好きではない。 中ニ病ではなくコミュ症的に。 それでもどうにかなるものだと知っているけれど 蝉の聲を聞いて、起きてしまった夜は駄目だった。 繕えない。]
(601) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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―― 回想 / 庄司と ――
[庄司が俺に対して“ちぐはぐ”>>328だなんて印象を 持っていることは、知りようはずもない。
でも、俺も庄司をクラスで“目立たない奴”だなんて 失礼なこと内心で思ってるんだから、 きっとお互い様なんだろうな。
庄司から返ってきた えらく歯切れの悪い言葉>>576は、 俺の期待したものではなかった。
けれど、想定の範囲内のものだ]
(602) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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理不尽だとは、思ってない。 なんの理由もなく、誰かを避けたりする奴じゃない。 少なくとも、俺の知ってる一色は。
[頭を下げる庄司>>577に、俺は目を剥いた]
……なんか、俺が悪者みたいだなあ。 なんで庄司が頭を下げるんだよ。 調子狂うなあ。
[金髪を掻き上げて、冗談めかして返すが きっと表情は固いものだっただろう]
(603) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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そっとしておいてやるのが、 1番なんだろうな。うん、分かってるんだ。
[小さく首を振って それから、庄司をまっすぐに見つめる]
でも、さ。 一色は、俺の幼馴染なんだよ。 小学生の時から一緒で、だから。 放っておけないって、いうか。
[たどたどしい口調で、それでも一生懸命に 自分の心情を庄司の前で吐露する]
(604) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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[――故人を思い出す。 空を見上げて、 それが涙するように光るのが好きだと言った。 取り残されてしまった人のありようが 好きだと言っていた。
けれど。 3年真似をしても、君には、 ――お前には、追いつけない。
俺は愛を知っているひとより、 愛を知らずに小さな星を治める王が好きだった。 大切なものを知っているひとより 沢山のもので、沢山の虚栄を買いたがる人に憐れを感じた。
別れを惜しんで光る星々は、 地上に遺されたものを せせら笑っているようにしか見えなかった。
いつまでたっても、]
(605) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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(「おまえに、なにが分かるんだよ。 俺の気持ちなんて、 これっぽっちも知らないくせに。>>467」)
[演じることはできても、 気持ちはわからないから、 ――いつまでたっても、苦しいままだ。]
(606) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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庄司にお願いするのはおかしいと思うけど。 一色のこと、よろしく頼む。
このまま卒業するのは嫌なんだ、だから。 何か分かったら、些細なことでも 俺に教えて欲しい。
[今度は、俺が庄司に頭を下げる番だった。 俺と庄司が頭を交互に下げる様は 傍から見るときっと滑稽に見えただろうな]
(607) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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[俺はことあるごとに、 庄司に質問し続けただろう。
“一色、俺について何か言ってたりしなかったか”
こんな問題児に定期的に絡まれる庄司には 本当に悪いことをしている自覚は、ある]**
(608) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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……気持ち悪い。
[怨嗟をあげたって、 星は笑っているだけだ。*]
(609) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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/* 閃いたことがあるので、縁故ぶっさす人はごめんなさいと事前に謝っておきます……
あの時。てのが、いまいち決めきらなかったんですけどね
(-133) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 20時半頃
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──現在/通学中──
そーいえば、なんか、 毎年雪で交通機関がーっつってるな。 お天道様が、嫌いなんじゃね。センター。
[ てぶくろ。探すかあと思ったけど、 たぶん、家に帰ったら空木はそうしないんだ。
薄っぺらい会話を交わしながら、 空木は友人と洗ういているのが楽しい。
「あんね、ちょっと泣いた」って、 みんなあんまり触れてこないお気に入りの穴に、 触れてくれた>>588のがうれしくって、 あーっと大きく口を開いて、その中を示したのだ。
空木はたまに、「ちょっと太くした」って、 仁鳥に向かって、べえっと舌を出す。]
(610) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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― 通学路 ―
[ 深い赤>>352といわれて、 おかあさまが好んで着る服の色が思い浮かびます。 おかあさまと同じような色が似合うなど、 幼いころでしたら喜べたでしょうか ]
ふふ、わたくしが好きなのは桜色なのです。 覚えておいてくださいませ。
[ まるでおねだりをするように聞こえる言い方をしてしまいました。 慌ててわたくしは否定いたします ]
…贈り物をねだってるわけではありませんから。 ただ、好きな色をお教えしただけですから。
[ 一生懸命否定しようとすればするほど 言い訳めいてきてしまいます。 私はうつむいて足を速めました ]*
(611) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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[ いつもと変わらない、無害な会話。 それを続けながら、順調に屋内へ。
だから、物騒な言葉の代わりに、 ちゃんと文章を送ってくれた、 弓木の貴重なメッセージは、空木に届かない。
空木が知ったら、悔しがったんだろうけど。]
(612) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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──現在/3年5組──
ちょっとじゃねえし。いっぱい安心。 あ、連太郎と、庄司さんも来る。やったね。
[ そうです。心の支えなんです。 ほかに見た顔を挙げつつ、教室前の空木は真剣だ。
空木は「いいよ」って言ってほしかった。 それだけだったんだけれど、 いつまで経ってもその声は聞こえなくて、
仕方がないので、意を決して、 勢いよく、教室の扉をあけ放つ。──と、]
(613) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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― 昇降口 ―
[ 言われたとおり>>355転ばないように気を付けつつも 速足で入り込んだ昇降口は、 風がないからでしょうか、少し暖かく感じます。 わたくしは、いそいでレインブーツを脱ぎました ]
わぁ、足が軽いです。
[ 飛び跳ねたくなるくらいです。 しかしここまで歩いてきた足は、 足首を中心に鈍く重い痛みを訴えていて、 明日の筋肉痛が確実に見えます。 上履きに履き替えて、帰りは迎えに来ていただきましょうと 連絡するためにスマートフォンを取り出しました ]
あら?
(614) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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──うっわあ、あ?
[ 声に突き飛ばされるみたいに、 前のめりに、つっかかりそうになって、 そんな空木を引き留めたのは、 リュックにかかる重みだった。
正体なんか、振り返らんなくてもわかる。]
……だから、玩具じゃねえって!
[ 案の定、鞄に引っ付いてる仁鳥に、 空木はマフラーを解きながら、言う。
教室の中は、暖房がよくきいていて、 雪まみれの体ごと、溶かされるみたいだ。]
(615) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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[ 画面には圏外の文字が見えます。 学校の中でこの表示が出たことなど、 わたくしはみたことがございません ]
日夏さん、あ、あの、スマートフォンが。 …荷物! お持ちいただいてすみません。
[ まるで従者のように荷物をお持ちいただいていたままでした。 家への連絡よりも、圏外の表示を伝えるよりも先に わたくしはお持ちいただいていた鞄を受け取るために 手を差し出しました ]*
(616) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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言っとくけど、それ、 俺が後ろにひっくり返ったら、 潰れんの、仁花さんだかんな。
──あ、安藤は、おはよ。
[ 謎の姿勢の我々を見て、 ぽかんとしている安藤に、 しゅっと手を挙げて挨拶。
人の少ない教室を見回して、 空木が思ったのは、やっぱり弓木来てねえな。 って、そういうことだった。*]
(617) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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/* あとは罪とか罪悪感とかで落ち際にあれしてこれすれば目的は達成できるかな。
落ちられないという想定はない 最終日あかねちゃんうつぎくん阿蘇くん庄司ちゃんとかだとおもう。 (ホスト一色ちゃんだとおもってるやつ
(-134) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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/* ほうつさんかわいいんじゃけど
(-135) 2018/08/20(Mon) 20時半頃
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─── あかねがなりたかったもの
[ 未だ、部活を引退してない頃。 遅くまで残って練習を終えて、 バレー部の面子で、夕食を食べて遊んだ。 盛り上がり過ぎて、時間はあっという間。 姉から心配の連絡が来て、漸く解散した。
──── そんな、帰り道。 ]
(-136) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 英司と乃歌の姿を見掛けたのだ。 まるで、お姫様と騎士。みたいな。 そんな光景に、胸が騒ついた。
誰と誰が付き合ってる、とか。 噂を聞いたことは、なかったけど。 スポーツバッグのショルダーを握りすぎて、 掌に痕が残るくらい、だった。 ]
(-137) 2018/08/20(Mon) 21時頃
|
|
[ 痕の残った掌を見下ろしたら、 どんな角度から見ても女の手。
目蓋を塞ぐ。 それでも、現実は変えられない。 だから、転けそうになったのを助けられたとき、 否が応でも区別させられたのが苦痛だった。 ]
(-138) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 恋話、にも疎くて。 自分から持ち掛けるには、 かなり勇気が必要だった。 その上、聞いたら答えが見えてしまう。
直面することは、避けたい、し。 それでも、アタシ≠ヘいつも、 その人影を目で追いかけていた。
一種のストーカーかも。 気持ち悪いよね、ごめん。 ]
(-139) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 文化祭を終えた、ある日。
乃歌がすべての男を避け始めたのだ。 もちろん、騎士をしていた彼奴のことも。 アタシ≠ヘ女だから、変わらず接してくれる。 理由は、──── ……、
なんであれ、アタシは、 余計に居心地が悪くなった。 それまで、気軽に乃歌に話かけられたけど。 自分から声を掛けることは憚られたのだ。 ]
(-140) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ アタシは、女だ。 ]
(-141) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 何度でも、言い聞かせる。 それなのに、委員長の言いつけ通り、 耳を傾けた感情が、覚えてしまった感情が、 アタシの心の、邪魔をする。
──── アタシは、なりたかった。 ]
(-142) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 乃歌を守れる、王子様に。 ]*
(-143) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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/* そんなかんじです。もう満足した。 強いていうなら、恋話したい。なー。
(-144) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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――通学路――
[彼女の母を知っているわけではないが、 桜色、といわれて、 ヨスガはぱちぱちと瞬いただろう。 ――なんだか「それは違う」と主張された気がして。
それから、彼女の反応にぷっと吹き出した。]
……では、しかと覚えておこうではないか。 何か贈り物をする時は。 封都さんの好きな色は桜色、ね。
[可愛い色じゃないか、と からかうような声音で笑う。 歩きづらそうにしていたのに、さくさくと歩き出す封都に 失礼ながら、微笑ましいと思ってしまったのも事実。>>611]
(618) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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――昇降口――
[いくつか足跡が見えるから、 先に誰か入っているのだろうか? そう重いながら荷物係はあたりを見渡した。 足が軽い、と嬉しそうにする封都は、 雨に降られて家にあがりこんだ子犬のように見えた。
スマホを取り出す彼女に近づいていけば スマホが、荷物が、と 忙しない様子にくすりと笑う。]
(619) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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──回想/ペット談義>>450──
おー、天才なんだよなあ。拝んどけ。
[ ふふん、と胸を張ってみたけれど。冗談。
実のところ、空木の成績は悪くはなかったし、 定期テストは、20番から40番を彷徨うくらい。
ふつー。だけど、高校に入って挫折したり、 自分への過大評価を解くほどでも、ない。
ふつうに授業を聞いて、ふつうにテスト勉強してれば。 ふつうにそのくらいは取れる。から、 ふつうに授業を聞かなくなってからは、ねえ。
気まぐれに行ったり行かなかったりの授業を、 瞬時に理解できてしまう天才では、少なくともない。]
(620) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ だけどあいにく、新たなお題>>452には、 うーんとうなるほかない。相手は魚だ。]
……死にそーなところ、救ってやる?
[ 分かりやすく、末尾に疑問符。 自分の頬や顎のあたりを手持ち無沙汰に触れる。]
……わかんねえや。おれ、向いてねー。 なんかいいアイディア思いついたら、教えて。
[ へらりと笑って、話題を閉じる。 あいにく、そんなの空木のほうが聞きたいくらいだ。 桜ヶ台の真顔は、怖くないけど、怖い。]
(621) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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えぇ? おれは荷物持ちでも大丈夫だが 封都さんは、階段はあがれるかな? まあ……荷物はお返しするとして、だ。
スマホが何だって?
[あんなに歩くのが大変そうだったのに 階段は上れるのかと言外にからかって、 それから、彼女がいいかけたことに触れる。
そういえばさっき何か来ていたな――と 黄楊からのメールを確認する。>>396]
(622) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ そんな、少し変な空気も、 続く言葉>>453には全部吹っ飛ぶ。
吹き出すみたいに空木は笑って、 「ラーと、ブー」と繰り返した。なんだそれ。]
なにそれ、ラブのわりに、すげえ雑。 ブーかわいそ。あ、でも、ラーもかわいそ。 無駄に壮大な名前つけられて。 なのに二匹でラブ。ばかっぽ。ウケる。
[ コザクラインコにさくらとつける、 空木のセンスもたぶん、大概なんだけれど、 そのときは遠慮なしに笑ってやった。*]
(623) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ そのあとのこと。 ふらりと顔を出す学校で、 見つける親指は、ギザギザだったり、 バンソーコーが、巻かれていたり。
噛み癖は、なおらねえんだなあ。って、 ギザギザの親指よりも凶悪な、 金属を皮膚の下にくぐらせた顔で、思う。*]
(624) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[彼とは意見の相違はあれど、 楽しい漫画友達であったから、 ……別にあわないとおもった意見は、>>598 いってくれても構わないと思っていたくらいには。
今回貸したのは、何だったか バトルものだった気はするけれど――と 意気揚々思いを馳せながら返信しようとして、
手が止まった。]
(625) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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……んんん?
[圏外? そんなバカな。]
(626) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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──回想/家庭訪問>>457──
[ 客人が大きな声を上げても、 兄の部屋からは物音ひとつしなかった。
空木がうるさいからいやなのか、 うるさいのが空木だからいやなのか、 うすうす、後者だって気が付いてるから、
空木はやっぱり、ひそやかな声で笑う。けど、]
(627) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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……──── 、
[ 不意を突かれた問いかけ>>460に、 空木はきょとんとして、数秒考えた。
大学名。とか、全然出てこなくて、 そもそも、自分が忘れてしまったのか、 はじめから知らないことなのか、どっちだったか。
たぶん、これも後者だな。と空木は思う。]
(628) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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雪でおかしくなったかね。 おれの携帯は電波が通じないようだ。 もしかして、封都さんも?
[そとは大雪だ。 今更外に電波を確かめにいくほど、 マゾ、ではないので]
……ひとまず、教室にいくかい。 電話に用事があるなら、 職員室で借りてからでもいいけど。
[どうしたい? と訊ねて、封都の意向を伺おう。*]
(629) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 分からないなら、そう言えばいいのに。 そのとき空木を動かしていたのは、 悪戯ごころと、意地の悪い思いだったのかもしれない。
ちらりと白い壁を見やる。兄との隔たり。 それから、いっそう声をひそめて、ささやく。]
おれより、かしこいとこ。
[ 間違いなく、空木は唇をゆがめて、笑っていた。 それから、その意地悪い色をすっと引っ込めて、 つまんなさそうに、壁に視線を向けて、言う。]
……にーちゃん、翼成落ちてんだ。
[ 静かな部屋から、相変わらず物音はしない。 籠から放たれた鳥が、空木の掌にも、すり寄る。*]
(630) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ それからも、空木は快く訪問者を迎える。
髪の色が変わっても、耳や舌や、分かりづらいとこに、 ばかすか穴をあけてっても、部屋が荒れても、 学校に気まぐれにしか行かなくなっても、
部屋に段ボールが積まれてっても、 空木はへらりと笑って、「いーよ」と言ったし、 もう隠しようのないくらい荒れた部屋は、 「散らかってっけど」で済ませてしまう。ようになる。]
(631) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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[ 文化祭のあと。最後に桜ヶ台が家に来たとき、
もう必要のない部屋のドアを、 ふさぐみたいに積み上げていくうちに、 リビングにまで侵入してきた段ボールのひとつ。
それに、もたれかかるみたいにして、 ぼうっとしていた空木は、ふいに言う。]
あのさ、ラーとブーと、 一緒に泳げるくらい、でっけえ水槽、 買ってやる。──って言ったら、うれし?
[ へらりと笑ったのは、それが浮かんできたからだ。 さくらと、桜ヶ台が、どーやってじゃれてたんだか、 空木の記憶はふわふわしていて、あんまり、ない。*]
(632) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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/* >>632 えー!うれしい!買って!(PL)
(-145) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 21時頃
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/* うつぎくんめっちゃ薬やってそう。
(-146) 2018/08/20(Mon) 21時頃
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― 回想:食器のこと ―
[ 食器の貸し出しを申し出たら、 大丈夫かな?と庄司さんが聞いてきました。 わたくしは何のことかわからず、首をかしげます。 つづけられた言葉で割れること、破損のことだとわかりました。 普段はあまりご自分の意見をおっしゃらない庄司さんが わざわざ言葉にしてくださったのです。 それだけご心配いただいたのでしょう ]
大丈夫です。 一点物やアンティークなどの買い替えの効かないものではなくて 壊れたら買い足せばよいものしか持って来ませんから。 それに、食器も蔵に閉じ込められているより、 きちんと食器として使って差し上げた方が 本分を全うできるでしょうし。 うちで普段使いしてるものと変わりませんもの。
[ 安心してくださいと微笑みかけました ]*
(633) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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― 回想:衣装のこと ―
家政婦でしたらおりますけど。
[ 仁鳥さんの言葉>>581に首をかしげます。 あたりまえのようにいるので 疑問のように言われるのが不思議に感じたのです。 ですが、わたくし思い出しました。 普通のご家庭に家政婦さんは常駐していません。 わたくし、それは小さいころに学んでおります ]
参考に何着かお持ちするのはできますが 担当者全員分というのは難しいと思いますので。 一色さんが作れるのでしたらお任せします。
[ 写真を見ていらっしゃる仁鳥さんが 称賛の声を上げられているようで 一色さんが作る衣装を着られる接客担当の方々が 少しうらやましい気持ちになりました ]*
(634) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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/* しょうじきめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ眠い 生活スタイル変わってからガチで(ペアやごはつげん手紙ではない)村に入るのが初めてなのでなんとも…
ろるのあいだに風呂入るとかしたほうがいいんだろうな
(-147) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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―― 回想:秋の日 ――
[頭を下げた私は、阿蘇君を困惑させて しまったでしょうか。>>603 調子が狂うと言う阿蘇君に顔を上げて、 私は今度は首を左右に振りました。]
悪者にしてるつもりなんてない。 私の方が「悪いな」って思ってるから、 頭を下げただけで。
[阿蘇君の口調は軽くて、 けれど表情は固いものです。 そんなところもやっぱり“ちぐはぐ”だと私は思います。]
(635) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[阿蘇君の望む答えを返せないこと。 力になってあげられないこと。 理不尽なお願いをすること。
私が阿蘇君に対して「悪いな」と思う理由は たくさんあって、だから頭を下げたのは当然のこと だったのですが、阿蘇君にはそうではなかったようです。
理不尽だとは思っていないという阿蘇君の返答は 私にとって意外なもので、 ああ、優しい人なのだなと思いました。
そういう優しさも、外見の印象を裏切るもので、 やっぱり私は“ちぐはぐ”だなと思うのですが。]
(636) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[乃歌さんと阿蘇君が幼馴染だというのは>>604 私にとっては初耳でした。 なにしろ乃歌さんは、男の子の話を一切しませんから。 阿蘇君の名前だって、話題にあがったことは なかったように思います。
だから放っておけない。 阿蘇君のその心情は、理解できるもので。 それでも私は、そんな阿蘇君に、 望む答えを返してはあげられないのです。]
私は、何も聞いてない。 ……けど。
今は、放っておいてあげる以上に、 乃歌さんにしてあげられることは、 何もないと思う。
(637) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[放っておけないと言う人に、放っておく以上に できることはないと告げるなんて、 残酷だと思います。
でも、脳裏に焼きついた乃歌さんのすべてが、 男の人を拒絶していることは明らかで、 下手な手出しは余計な拒絶を生むことだけは、 明らかなように思いました。]
(638) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[ちりちりと胸が痛みます。 そんな残酷なことしか言えない私に、 阿蘇君が頭を下げてくれると>>607 胸の痛みはいっそう強くなりました。]
何がしてあげられるかはわからないけど。 私にできることなら、阿蘇君の分まで がんばるね。
[正直なところ、ただのモブである私に、 そんなことができる自信なんてありません。 それでも、こんな私を頼ってくれた乃歌さんと、 こうして頭を下げてくれる阿蘇君に、 私にできる精一杯はお返ししたいという気持ちに 嘘はありませんでした。]
(639) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[何かわかったらという言葉には、曖昧に笑みを 浮かべます。
何かわかったら。 本当のことを言うと、私は“何か”の欠片を 握っているのでしょう。 けれど、文化祭の日のあのことを、 他言するわけにはいきませんでした。]
(640) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[それからも、何度か同じようなやりとりが、 阿蘇君と繰り返されたでしょう。
阿蘇君の望む答えを返してあげられないまま、 季節は冬になりました。*]
(641) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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― 現在:昇降口 ―
[ 荷物を返していただきましたが、 慌てすぎたのかまた笑われてしまいました>>619 ]
もう、また日夏さんはからかって。 ゆるい靴を脱いだのです。 きちんと歩けます。
[ そう言って足を前へ、重いです。 戻ってきた荷物が足の重さに拍車をかけています。 わたくしの鞄、いつの間にこんなに重くなったのでしょうか。 歩みの速度はいつもより遅く。 階段のために足をあげるなんて考えたくもありません ]
(642) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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[ 日夏さんのスマートフォンもどうやら通じないようです。 先に教室へ行くか、それとも電話を借りに行くか。 ご提案をいただきました。
わたくしは足を止めしばし迷います ]
…電話は、帰りまでにすればよいので、 先に教室に荷物を置きに行きます。
[ 持っているだけで、鞄の重みが増えていく気がします。 それに、ほかに来ている方がいれば、 繋がっている電話をお持ちの方もいるかもしれません。 職員室へ行くのはそのあとでよいでしょう。 わたくしは、教室へと足を向けました ]*
(643) 2018/08/20(Mon) 21時半頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[失礼ながら、似鳥さんはどちらかというと 目立つタイプではありません。 にぎやかな桜ヶ台さんや、華やかな一色さんは 教室でぱっと目を引きますが、 どちらかというと静かに存在感を表している そんな印象を持っていました。
その似鳥さんが、てきぱきと采配を振るって 下さる様子>>582>>583に、私は目を丸くして、 決まっていく物事を慌てて記録した、と思います。]
暑いから、冷たいデザートは人気出そう。
[トライフル、とノートに書き込みながら、 私はそんな賛同の声を上げました。]
(644) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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パンケーキも最近人気あるよね。 あれならホットプレートで焼けるし、 簡単じゃないかな。
[私が食べるのは、もっぱら朝御飯のホットケーキですが。 確か、女の子たちの間で、可愛らしく飾られた パンケーキはブームだったように思って、 そんなことを言い添えました。*]
(645) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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――現在:昇降口――
すまんな。楽しくてつい。
[好きな子はからかうもの――…… いや、何か違う気がする。 可愛いからからかってしまうの方が正しいか。
少し濡れているから、 そりゃもう、ちょっとは重いだろうなと そんなことを思いながら、 ヨスガは黙って歩む速度を落とした。>>642]
(646) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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……ん、そうだな。 先にこの重い参考書を置きにいこうじゃないか。
[封落から話を聞けば、 そうしよう、と頷いて、ヨスガも教室へ向かう。
3年5組の教室には、誰がいただろうか。 仁鳥や空木、安藤の姿があっただろうか?]
たのもー。
[なんていいながら教室の扉をあけて、 さっさと自分の席に向かいながら、]
(647) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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誰かいるかな
[あたりを見渡し、荷物をとさりと置いただろう。*]
(648) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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/* 辞書登録しよ。
(-148) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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/* あとコミュ障も誤字だな ウケる〜
なんかね、きっちりかっちりした文章を書く気があまりない。
(-149) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[似鳥さんは、食器の割れにくくなるアイデアを>>583 提案してくださいましたが、 それでも絶対ということはありません。 どれくらいお客さんがきてくれるかはわかりません。 盛況になればなるほど、 食器が破損するリスクも高くなるでしょう。
そんな私の心配を知ってか知らずか、 封都さんはおっとりと首を傾げます。>>633]
そ、そう……?
(649) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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|
[大丈夫と封都さんは微笑みます。 買い足せばいいというのは、 文化祭の予算から……というわけではどうやら なさそうです。
普段使いしていると封都さんは言いますが、 お嬢様の封都さんが使っている食器は、 やっぱり相当良いものでしょう。
100円均一でそろえた我が家の食器が 100枚くらい買えるのでは、という私の予想は、 貧乏人の僻みではないと思います。]
(650) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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……いいのかな?
[ありがとう。それならよろしくね。 ……とはとても言えなくて、 私は助けを求めるように、日夏君の方に 顔を向けたのでした。*]
(651) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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/* おや、日夏君は封都さんが好き? なの?? 今回は幼馴染とか私の大好きな関係性が見られてにこにこです。
私は! 今回は恋愛しない! つもり! エピでこの灰を見て「うがー! ごめんなさいー!」とか言ってるかもしれないけど!(オイ
(-150) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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── 現在 / 3年5組 ──
おはよー。
[気の抜けた声を出して、教室の扉を開けた。
そのときの俺は気楽なもので、 携帯電話が圏外になっていることとか、 校舎に人が見当たらないことだとか、 そんな異常事態を把握はしていなかった。
まあ、大雪だし。そんなものだろうと。 気楽に物事を捉えていたのだ]
(652) 2018/08/20(Mon) 22時頃
|
|
(母がいない学校は、 俺にとって安息の場所であった。 だから違和感を素通りしてしまう)
[人のまばらな教室。 空木>>617や仁鳥>>519、安藤の姿はあっただろう。 日夏>>647や封都は到着したばかりだっただろうか。 どさり、と机に鞄を置いて]
はー、外は寒かった……。
[かじかむ手を、すり合わせた]*
(653) 2018/08/20(Mon) 22時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[金色を隠した黒色。 見慣れた、真面目そうな阿蘇連太郎に 問いかけられなかった言葉がある。
苦しいなら、何で逃げないの、と。
自分が知る彼であれば、その答えは 彼が真面目すぎること、 優しすぎることに起因するのだろう。 逃げれば、誰かを傷つけてしまう。から、逃げない。 あとはちょっとだけ、思い切りも足りない。
そーいうやつなのだ。多分。]
(654) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
[小学生の時だったか。 何かにつけて乃歌を揶揄ってきたガキ大将を 一喝してくれたことがあった。 他の奴は、目を付けられないように 身を縮こませていたというのに。
優しすぎる、馬鹿な奴。 少なくとも、一色乃歌は 阿蘇連太郎をそういう奴だと思っている。
思って、いた。]
(655) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
[けれど、もしも。 彼が、変わっていたとしたら。 望んで、逃げていないのだとしたら。
そうだとしたら、乃歌が知る彼はもういないことになる。
見慣れた姿にはにかんだ>>554あの姿を信じたい。 だというのに、疑念は晴れぬままだった。
多分、彼が男だから。 不信感は、嫌悪感と混ざって、日に日に募っていく。]
(656) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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/* すっげぇ一色さんと阿蘇くんににこにこしてる
青春じゃの…
(-151) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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―現在:通学路―
[――具合悪い? そう問われて>>566、乃歌は首を横に振った。 帰る?という問いにも同様である。
彼女の優しさに甘えてしまえば、 一度楽を覚えてしまえば、 二度と学校に来れない気がした。
それに、逃げたってどうしようもないことだってある。 人間の半分は男なのだ。 生きている限り、本当の意味で逃げることなんて出来ない。
こんな自分が、他人に逃げればいいなんて どうやったって言えるはずがなかった。]
(657) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[軽くスカートのポケットを叩く。 明るい調子になるように努めて。]
野郎からメール来てビビっただけ。へーき。 心配かけてごめんね。
[彼女は何か言ったかな。 何にせよ、何事もなかったように会話を続けてくれた>>567 夜子の優しさには頭が上がらない。
気を遣ってくれているのだろう。 乃歌が聞かれたくないことを問うてくることはない。 無遠慮に踏み込んでくることはない。 男嫌いについて苦言を呈することもしない。 一緒にいて、居心地のいい存在だと思う。]
(658) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[だというのに、一色乃歌は 庄司夜子のことを殆ど何も知らないのだ!]
(659) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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— 昇降口 —
[さて、とうとうここに来るまでに誰にも会わなかった。 クラスメートが数名、来ていることは間違いないはずなのだけど。
校門の上に堂々としている雪だるまと、目が合った。>>400 ……向こうに目はないけれど。
人の来ている痕跡はある。 にも関わらず、ぼくはその主を観測しない。
まるで、いつの間にか、 ぼくだけが皆と違う次元に隔離されてしまったかのような、 ちょっとしたホラー体験を味わっている気がして、背筋がぞぞっと震え]
(660) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
楽しみにしてる。 夜子の私服見たことないし、楽しみ。
[正直に言おう。手袋が欲しいはただの口実だ。 彼女の好きなものや趣味とか。 そういった事が知れたらと、 そう思ったのは、否定しない。*]
(661) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[……いつもと同じようなものじゃん。何を今更。]
(662) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[背筋を一度伸ばしてから、すとんと肩を竦めた。
昇降口に入って靴を履き替えれば、 案の定、軽装備である足元は雪水にやられていて、 靴下がしっとりしている気色悪い感覚がした。
まあ、ちょうどいいか、と、 朝食を調達するために元々立ち寄るつもりだった購買に向かう。 替えの靴下くらい、売っているだろう。*]
(663) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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―昇降口にて―
[雪だるまを通り過ぎて、静まり返った校舎内に足を踏み入れた。 普段なら行き交う生徒に気を払わねばならない場所も しんと静まり返っていた。
静けさに圧されるように、 二人して>>569自然と声は囁くようなものになる。
何も、悪いことはしていないというのに。]
……ホント、静か。 ねぇ、これ、ホントに休校なんじゃない?
[帰りたい、というニュアンスを滲ませながらも 手は下駄箱の中の上履きに伸びる。 履き替えると、きゅ、とゴムの音がした。]
(664) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
―― 回想:文化祭準備 ――
[可愛い衣装の事だとか、 パンの話題が出て ちらと話し合いの場を見た弓木の事だとか 音頭をとりだした仁鳥のことだとか (前日チェックは、 もちろん自分がやろうと請け負った。)
わいわいと騒がしくなってきた話し合いの場にて、 ちら、と向けられる視線は、庄司のもの。>>649>>650>>651]
――皿。 皿、ねえ……。
うん、庄司さんが躊躇うのも、わかるな。 普通に高そうだ。
[苦笑を返して、わかるよ、と示した。 けれど、と付け足す。]
(665) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
夜子、私、部室行ってから教室行くね。 ちょっと、用事があって。
[一色乃歌は、文化祭まで手芸部でもあった。 引退した身といえど、道具を借りることは多々あり、 前の日も道具を借りていた。
もうひとつ、用事はあるけれど、 わざわざ話すようなことでもないだろう。]
(666) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
休校かどうか分かったら、メールしてもらってもいい? 休校ならそのまま帰れるし、 ……違ったら、教室行くし。
[お願い、と手を合わせて、彼女に背を向けただろうか。 向かう先は3Fの家庭科室だ。**]
(667) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
|
|
封都さんは、 壊れても構わない皿をもってきてくれる。 おれたちは、それを大切に扱う、
で、Winwinではないかな。 どうしても壊れてしまうものは出るとは思うけど 折角貸してくれるというものを 拒むのも、気分はよくないさ。
仁鳥さんが 先ほど案を出してくれていたから 全部が全部封都さんに 頼ることになるわけでもないと思うし。
[と、おれは思うよ――と言って、]
(668) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
庄司さんや封都さんはどう思う?
[と訊ね返しただろう。
庄司さんは意見を聞かれるのが苦手? ――はっはっは。知らんな。 うすうす気づいてるけど。*]
(669) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
|
|
──現在/教室──
どーれ。
[ 時代劇みたいな掛け声とともに、 次に入ってきたのは日夏と封都だった。
お決まりのフレーズを返しながらも、 ちらりと扉を見たきり、視線は手元のスマホへ。
先ほどの黄楊からの連絡に、 返事をしようとしているのだが、送れないのだ。]
(670) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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|
[ そうこうしているうちに、新たな到着者>>653。]
やっと追いついたか。 どんだけ優柔不断なんだよ、マジ。
[ 連太郎には、あいさつ代わりにそんな言葉を投げ、 スマホを掲げたまんま、教室内を歩いてみるけど、 なぜか、メールは飛んでいかないまま。]
……なー、なんか、スマホ死んでんだけど。 おれだけ? それか、雪のせい?
[ 高く掲げた端末を振れど揺らせど何も変わらず。 ふうむと首を傾げつつ、違和感はそれだけじゃない。]
(671) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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─── 回想・ペット談義>>620
[ あかねの成績は、中の中。 つまり、真面に学校へ来て勉強をしていた、 あの頃の理よりも、下であった。 だから、少なくともあかねよりは天才。 胸を張る様子には、ぱちぱちと拍手をする。
例えば、今の成績があかねよりも下ならば、 今度はあかねが胸を張る番だと思っていた。 ]
(672) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ しかし、この時点ではあかねより天才な理に、 天才的提案を期待していたのだけれど、 末尾の疑問符と同時に、あかねの首を傾いた。 ]
なるほどぉ? ……吊り橋効果、みたいなモン? 悪くはないんじゃない?たぶん。 できるかどうかは別だけど、さ
[ 鏡合わせみたく、顎の辺りに触れる。 名探偵宛らの仕草をするが、 お生憎様、アタシだって妙案浮かばず。 ]
(673) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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んー…… 死にかけになって貰わなきゃダメだけど、 こっちからそうするのは、 道徳的にダメだもんね。 もっと、健康的なやつ、なー
[ 話題が閉じると共に真顔は解除する。 ふたりじゃダメだ。 三人寄れば文殊の知恵とも言うし、 一人分、頭が足りてない。 これは、持ち越しの課題と言うことで。 答えが出るのはいつになることやら。 ]
(674) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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……つか、この時間にこれだけ? さすがに、ひと少なくね。 おれ、ちょっと先生ンとこ行ってくるわ。
[ 宣言して、空木はまたふらりと教室の外へ。 鞄は教室に置きっぱなしだ。 スマホは念のため、ポケットに突っ込んでいく。]
んじゃ、職員室いってきまーす。
[ ひらり、手を挙げて。同行者がいれば歓迎。 悲しきかな、縁もゆかりもある職員室へと、 慣れた足取りで、廊下へと繰り出した。*]
(675) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ 妙な空気も、直後の話題で一転する。 間抜けな音引きが、余計に低レベルな会話を生む。 ばか受けした様子には、あははと笑う。 姉の付けた頭の悪い名前。 同じ母校なんて、想像もできないくらい。 ───……あ、そんなアタシも一緒か。 ]
可哀想じゃん?ところがどっこい。 名前わかってんのかな、呼んだらさ、 イソギンチャクから顔出してくれんの。 ラブラブな二匹で、さ
[ その後は、授業開始のチャイムによって、 会話は途切れて、お互い席についたっけ。 珍しくペットの話題で盛り上がれて、 すごく嬉しかった気がする。 ]*
(676) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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─── 回想・家庭訪問
[ 家庭訪問の日は、 親指に絆創膏を巻いていたっけ。
思わずあげてしまった大きな声も、 静かな空間に飲み込まれてしまうだけ。 美術館とか、博物館とか、 そういうところへ足を踏み込んだ感覚だった。 ]
………?
[ ひそひそ話をしようとして、 声が大きすぎて怒られたのを思い出す。 しかし、そんなひそひそ声も止めば、 本当の静寂ってやつが一瞬だけ訪れた。 ]
(677) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ 姉との話題を持ち出した時、 なんか変な顔をしてたのを思い出す。 白い壁向こうに、視線をやってから、 目の前にいる、理を瞳に映し出す。 意地の悪く歪んだ唇が妙に印象的だった。 ]
……仲、良くないの?
[ 挨拶させて貰えなかったのは、 勉強の邪魔になると思ったから。 でも、そうじゃない気がして、 となりの部屋にもよく響く声で、
─── 静寂を、切り裂いていた。 ]
(678) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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— 回想:文化祭準備 —
[>>501桜ヶ台さんが口にする言葉を聞けば、なんだかぼくが照れてしまう。 平成最後とはよく言うものの、ぼくにとってはそれはあまり関係なくて、 ぼくはぼく自身のために、何かを残したいだけだったから。
彼女にもノートを貸すことがあった。>>502 役に立てていたのなら幸いと、今日もぼくは頷く。]
うん、どうぞ。
当日か……まあ、委員長の指示に従って、人手の足りなさそうなところのヘルプかな。 勝手が分からないから、邪魔にならないようにはしたい。 あ、でも、接客だけは遠慮したいかな……。向いてない。
[そう言って苦笑する。そりゃあ、根が引きこもりなのだから、仕方ない。 どうしても忙しい時は仕方ないけど、戦力には数えないでくれるといい。
ぼくの希望が通ったかどうかはともかく、 庶務はちょっかいをかけられながらも、満更でもない時間を過ごしたのだった。*]
(679) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ 然し、続く言葉には唇を噤む。 そりゃ、落ちた高校の二人が隣にいるての 気分良くはないよな、なんて。 理の掌に擦り寄るさくらを見下ろしていた。 ]
あー……あ、ほら、 ……そろそろ進路指導とか、 アタシらも始まるじゃん? 理は、希望とかもう見つけた?
[ 話題を変えようとしたけれど、 無理やりすぎた気もする。 てへぺろ、って顔をして、 さくらと戯れようと指先を伸ばしていた。 ]*
(680) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ ─── それから。 懲りずに家庭訪問兼、 さくらとの逢瀬は続けていた。
毎回、菓子の差し入れもした。 お手洗いと、席を立った時に、 偶然、彼の家族とすれ違わないかと、 きょろきょろしたこともあったっけ。 ]
(681) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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――現在:教室――
[阿蘇が教室に来るなら、>>653 日夏はごく普通に「よう、さきほどぶり」と 挨拶するだろう。]
服装検査はなかったろ? 返事がなかったからメールを確認したかは知らないがな
[に、と笑って、寒そうにしているそいつに言った。
実際は。 返事はあったのだけれど、 ヨスガの携帯が圏外で届いていない、だけ。]
(682) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ 友人の変貌ぶりに驚かない訳がない。 詮索したくなる気持ちも、分かって欲しい。
訪問の度に、増えていく穴。 鮮やかな色をし始めた髪色。 休みがちになった学校に、 身の回りに増えてゆく高価なもの。 そして何より、荒れていく部屋。
変わりゆく様を、目の当たりにしてきた。 確実に、何かが崩れてゆく音がしたのに。 ]
(683) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ 唯一変わらないのは、 アタシと話す時の態度とさくらぐらい。 目の前で変わりゆく恐怖を、 ( 同時に、羨む気持ちも湧いて、 ) 言葉したら終わりのような気がして。 一歩、踏み込む勇気が足りなかった。
そんな折、静かに閉ざされていた扉の前で、 理が、とある言葉を投げるのだ。 奇妙で、奇怪な、言葉だった。 ]
(684) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[ さくらの頭を撫でていた手を止めて、 持ち上げた顔には、理と似たにへら顔。 理と話していると、さくらは嫉妬によるものか、 つんつく手を攻撃してくるけれど、 そんなのも気にならないくらい。 ]
突然すぎでしょ。 ンなの、うれしーに決まってるじゃん。 なに?買ってくれるの?アタシの為に?
[ 実際、ほんと、うれしい。 嬉しくない訳が、ない。 ただ、意図が見えないのだ。 ]
(685) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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/* そーい
39(0..100)x1
(-152) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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それって、その部屋が、 閉まってるのと関係あるの?
[ これまで飲み込んで来た言葉が、 喉をついて、飛び出していたっけ。 答えてくれたのか、それとも閉じた儘か。 漸く持ち出した勇気の結末は、─── ]*
(686) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[本人が言いたがらないことは、聞かない。 本人が言いたがらないことは、他言しない。 それは、当然の礼儀のようなものだと思います。
けれど、こうも思うのです。 唯一“何か”の欠片を持っているのかもしれない私が、 口をつぐんで、何もせずにいるなら、 いつまでも、何も変わらないんじゃないでしょうか? 何も変わらず、何も解決せず、 無意味に時だけが過ぎていくのではないでしょうか?
それは本当に正しいことでしょうか? それは本当の優しさでしょうか?
私は本当に乃歌さんのことを気遣っているのでしょうか? それとも、言い訳して傍観しているだけなのでしょうか?]
(687) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[本当に乃歌さんのことを思うなら、 少しずつでも、あの日のことを聞くべきではないのか。 そんな思いは、ちくちくと胸を刺しています。
だって、間違いなくあの日、“何か”があったのです。 乃歌さんにあんなことをした誰かがいるはずです。 けれど、誰かが捕まったとか、そんな話を 私は聞いたことがありません。
乃歌さんにあんなことをした誰かは、 今でも野放しにされている? それは、とても危険なことではないでしょうか?]
(688) 2018/08/20(Mon) 22時半頃
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[けれど、こうも思うのです。 あの日のことを多少なりとも知っていて、 それでも何も聞かない私のことを、 乃歌さんは居心地よく思ってくれているようです。
それなのに、私があの日に踏み込もうとして、 そのせいで乃歌さんとの関係に亀裂が入ってしまったら?
乃歌さんの居心地のいい場所を、1つ減らすだけに なってしまうかもしれません。 そんな考えこそが、自惚れかもしれませんが。]
(689) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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[スマホ死んでんだけど、という空木の言葉に、 それなぁ、と同意を投げる。>>671]
なんだかおれのも、 封都さんのも死んでいるらしいな。
――雪のせいなのかね。
[どうなのか、わからないまま肩を竦めて 空木が職員室に向かうなら]
どうせ何か連絡があれば 連絡しなきゃならんのはおれだし、 ついていってもかまわないかい。
[ヒマ、ともいう。 これで今生の別れでもあるまい。 教室の面子にいってくると告げて、 ヨスガは空木についていくことにした*]
(690) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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[そもそも、万に一つ、乃歌さんが打ち明けてくれたとして モブの私に、できることなどあるでしょうか?
ああ、やはり私は優しい人間ではありません。 必要とされたい、 登場人物の一人として、舞台にいたい。 そんな気持ちでいっぱいの、浅ましい人間です。*]
(691) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* 開始までもう1日あるよな……?(ペースを見つつ
(-153) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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― 教室へ ―
つい、でからかわないでくださいませ。
[ むぅとふくれてしまいます。 日夏さん意地悪です。 けれど、歩きだしたわたくしの遅いペースに、 合わせて歩いてくださるので優しい方なのだと思います。 どちらかというと優しさというか、介護のようですが ]
人がいませんね。
[ わたくしの足が遅かったので 学校へ到着したのも遅かったはず。 なのに廊下が怖いくらいに静かすぎます ]
(692) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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[ なんだか不安になりながら教室へたどり着くと 何名かいらっしゃっていたようです ]
ごきげんよう、皆様。
[ ご挨拶をして、自分の席に荷物を置き、 椅子にぐったりと座り込みました。 これは先に電話を借りに行くべきだったかもしれません。 後悔しながらも立ち上がる気になれず、机に突っ伏しました ]*
(693) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* みんなひろうのうまいなー広げるのうまいなーしてる
落花が桜色好きなのは名前が桜だからです。 振り直し―98(0..100)x1
(-154) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* (今回も)プロローグで深い縁故は結べそうにはないけど、 今回の設定だとむしろそれで都合がいい、っていう。
しかしほんと縁故投げるの下手になったなー
と言いますか、プロローグ時点でがっつり悩みに触れたくない&触れられたくない、っていう個人的な様子見精神がな……
(-155) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* 封都さん8から98て たっっっっっか
(-156) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* fortune
弓木:91 仁鳥:82 空木:80 日夏:77 庄司:69 桜ヶ台:63 一色:44 阿蘇:34 封都:08(98) 黄楊:08(39)
2d落ちの呪いにかかっているので、これはホスト希望弾かれる気がしてきた!
(-157) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* 阿蘇34 黄楊39 一色44 桜ヶ台63 庄司69 日夏77 空木80 仁鳥82 弓木91 封都98
……阿蘇ェ……。
(-158) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* なんか皆苗字きれいだよね。
(-159) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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―― 現在:昇降口 ―― 私の私服なんか見ても、何も面白くないよ。 でも、そっか。 乃歌さんの私服、楽しみ。
[そんな話をしながら、学校に到着しました。 きっと乃歌さんは、私服も素敵だと思います。 楽しみな気持ちと、少しの気後れと そもそも、お友達と2人で服屋さんにお買い物なんて 初めてじゃない? なんてことに今更気がついたり そんなことを考えている間は、 ほんの少し、寒いのも忘れてしまいそうでした。]
連絡ミスで、休校なのかな。 でもその割に、鍵もかかってなかったし、 電気もついてるね。
(694) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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/* 残留だったら→夢で想定していたロールを進行。狂気深度をあげていく。 残留じゃなかったら→落ちロルわっほいする
ホストだったら→やめろ死ぬ (そういう可能性は残しているけど村人希望です
(-160) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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[囁くような声で、休校かななんて言いながら、 それでも私たちは上履きに履き替えます。 ここまで来て、きちんと確認もせずに、 回れ右というわけにもいきません。]
部室? わかった。
[乃歌さんの言葉に頷いて、>>666 それから私は思案します。]
(695) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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私は、一旦教室の様子を見に行って、 それから職員室覗いてみる。
わかった。何かわかったらメールするね。 休校なら、一緒に帰ろう?
[できれば教室に行きたくないという 乃歌さんの事情はもちろんわかっています。>>667 こっくりと頷いて、私はまたあとで、と 乃歌さんに軽く手を上げました。
メールが使えなくなっていることになんか、 全然気づいていなかったのです。*]
(696) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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── 現在 / 教室 ──
うっせー。 チキン南蛮弁当と、みぞれチキンカツ弁当のふたつで 悩まぬ男はいないのだよ。
[空木に己の優柔不断さを指摘されれば>>671 机の脇に掛かったコンビニのビニール袋を指さし ぶーぶーと唇を尖らせたのだった。
日夏には、「よ」と軽く手を上げて挨拶。 さっきぶり、と頬を緩めたのも束の間>>682]
(697) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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いやいやいや。 俺ちゃんと日夏に返事したぞ。 さんきゅー委員長、って。見てないのか?
[日夏の言葉>>682に、首を傾げたのであった。 ごそごそとポケットから自分の携帯電話を取り出し、 幾度か画面操作を繰り返す]
げ、俺の携帯電話も死んでる。
[そこで初めて、俺は「なにかおかしいかも」と 思い始めたのであった]
(698) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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委員長と空木が職員室に行くなら安心だ。 俺はぬくぬく教室で待機してまーす。
[面倒臭がり、とも言う。 職員室に行って、生徒指導の教師に色々言われるのが 嫌だった、というのが大きい。
職員室へ行くメンバーをへらりと見送り 自席に座り込むのであった]*
(699) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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— 1階:購買 —
[人気の無い廊下をぺたぺたと歩いて、そこへ辿り着く。 ドアに手をかけ、開こうとして、ふと嫌な予感が頭をよぎるのだが……]
おはようございます。……。
[中に入る。……そこは、普段から利用している普遍的な購買。 しかし、朝から元気な店番のおばちゃんが、いるはずの場所にいない。 誰もいない。商品は並んでいるのに、空っぽの購買。
……雪の影響で、おばちゃんも遅れているのだろうか。 しかしそれにしては、ドアが普通に開いていた。……鍵のかけ忘れ?
いやいや。……暖房が、しっかり入っている。]
(700) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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……マジかよ?
[流石に不自然で、寒いのに冷や汗が吹き出てきた。 きょろきょろと辺りを見回す。やはり誰もいないし、気配もない。
棚に並んでいるのは、明らかに今朝入荷したての新鮮な見た目のパン。 やはり、おばちゃんがさっきまでここにいたんじゃないかと思わせる。 ……トイレかな?
とりあえず、靴下の替えと、朝食になりそうなものを手に取りながら、 おばちゃんが戻って来るのを待つことにする。 ……始業までは、もう少し時間があるだろう。
ふと思い出して、スマホを取り出し、新しい着信を見逃していないかの確認。 着信は来ていない。
それもそのはず。そこには“圏外”の文字が浮かび上がっていた。*]
(701) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 23時頃
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― 回想:食器のこと ―
[ こちらに話がふられれば>>669 頬に手を当てて考えます ]
わたくしは言った通り壊れても構いません。 でも、そうですね。 あまり扱いに心配をかけさせるのも本意ではありませんので、 もっと気軽に扱えるものでなければと 庄司さんがおっしゃるのでしたら 無理に貸そうとは思いませんわ。
皆様が気を付けて使ってくださって、 結果壊れたとしてもそれを責めるつもりは毛頭ありませんし 断られたからといって気を悪くもしませんので、 どちらでもお好きに選んでください。 庄司さんにお任せします。
[ 考えた結果そうお伝えいたしました ]*
(702) 2018/08/20(Mon) 23時頃
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──現在/職員室へ──
やっぱ、おれのが故障してるわけじゃねーのか。 んじゃ、雪のせいなんじゃね? こんなんだし。
[ 大事な線。みたいなものが、 ぷつんと切れてしまっていても、おかしくない。
と、空木は思って、日夏>>690の言葉を受け、 黄楊への返信をあきらめることにする。
学校には来るらしいし、問題なかろう。]
(703) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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カモン、委員長。歓迎する。 おれひとりで行ったら、なんか、 のこのこ説教されにきた。って、思われそ。
[ 日頃の行い。自業自得なんだけれども。
呼び出し食らってなくても、 教員の巣窟に出向くと説教を浴びるのは、 たまに呼び出しをすっぽかしてるから、 それでトントンってことなのかなあ。と、
空木はてんで的外れなことを考えていた。]
(704) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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とりあえず、誰でもいいから先生捕まえて、 マジで学校あんのか聞いて、 あるんなら出席を倍つけてもらおう。
[ 空木にしかうまみのない話だけれど。 あ、弓木もか。来るか分からないけど。
そんな話をしながら、廊下を歩いていく。 窓の外は、やっぱり真っ白だ。景色がかすむくらい。
さむそお。と、呟きみたいに言って、 思い出したように、自分より少し低い頭を見下ろす。]
(705) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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もう、こんなクソ寒くなったら、 夜の散歩、やめた? 日夏。
[ いつも通り、ゆるいといわれる語調で、 空木は言った。「おれはやめてない」。へらりと笑う。]
(706) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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─── 回想・文化祭の準備>>679
[ めまぐるしい文化祭の準備の最中。 平成最後、ともあれば、 熱が篭る面子も勿論何人かいて、 その内のひとりは、アタシだ。 ]
そいや、とっしーは翼成の文化祭、 はじめて、……なんだっけ? 何事も挑戦だよー、少年! 忘れられないこと、しよーよ!
[ 開かれた儘のノートに、 平成最後、と書き足そうとペン先を伸ばしつつ。 そういえば、去年までは休みがちだった、 ……ような、気がする、と。 ちらりと、靖利の顔を見てみる。 ]
(707) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[ 向いてない、と苦笑する彼の希望を、 再確認するように、言葉を続けた。 ]
邪魔とかじゃなくってさ、 靖利がしたいことは、ないんだ? ……それで、いーならいーけど。
[ 身長百六十六センチ同士。 身体計測の時に、偶然知った値。 目線の高さは全く同じなのに、 こうも、違うのかと、瞳を細めた。
妬み嫉みの八つ当たりにすぎないが、 アタシにないものを持っているのに、 勿体無いな、とひどく感じていたっけ。 ]
(708) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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──回想/夜>>600──
[ 真夜中に、ばったりと日夏に会ったことがある。
息を大きく吸うと、鼻の奥がつんと冷えるような、 季節の移ろいかけている、肌寒い夜だった。
空木は、夜が好きだ。理由なんてないけど。 日が沈んでから、ふらりと家の外に出て、 よくわかんないひとと話し込んだり、 ひたすらコンビニの前で時間をつぶしたり、 すべり台に寝っ転がって、延々と空を見たり。
実は、いっとう好きなのは、 アスファルトに寝っ転がったときの、 あの肌を擦る硬い感触で、 冷え込む時期までは、飲み屋街の酔っ払いにまじって、 身を投げ出してみたりしたもんだけど、 あの日は、そうするには、空気が少し冷たすぎた。]
(709) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[ ま。そんな辛気臭いのは無しにして。 兎角、彼の希望通りに行きますよーに。と。 必要ならば、ヘルプぐらいしますよーな心持ちで、 アタシは、笑っていたのかもしれない。 ]*
(710) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[ いつもみたいに、のんびりと歩いていたときだった。 夜中に屋外で空を見上げてるやつが、 人目を引かないわけがない。
日頃知っている姿と、どうにも様子が違うから、 はじめは気が付かなかったけれど、 少し近づいたとき、空木は気が付いた。日夏だ。]
こんばんは、冷えんね、今日。
[ 日夏。と、教室で会ったときみたく、名前を呼ぶ。 空木は、ご機嫌な顔をして立っていて、 彼が振り向いたのなら、「散歩?」と尋ねる。]
眼鏡、めずらし。
[ と呟いた空木は、そのときもコンタクトだった。 眼鏡は、たばこの煙がすごくしみるから。]
(711) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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おれ、空は、すべり台に寝そべって、 四角い枠ん中から見上げんのが、いちばん好き。
[ 口数の少ない日夏に、構わず空木はそう言って、 少しの間だけ、隣にいようとしたと思う。]
──あ。これやる。 さっき、コンビニで買い物したら、当たった。 口ん中、べったべたになるやつ。
[ 上着のポケットから、空木は缶を取り出す。 ホットミルクティー。まだあったかい。 それを日夏に押し付けようとして、
それから、「気ぃつけろよ」って言って、 また、ふらりといなくなる。これは散歩だから。 そんなすれ違いが、あったはずだ。*]
(712) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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―回想:役割分担―
[お嬢様というのは漫画だけの存在でないらしい。 封都落花の一挙一動一投足には高貴さが滲んでいて、 格の違いって奴を見せつけられたのが初対面の思い出。 それが何時の話だったかは、まぁ、さておいて。
多分、世が世なら彼女はお姫様だったろう。 少なくとも、家にメイドがいたり、 高価な食器が大量にある一般家庭を乃歌は知らない。
と、冗談混じりに姫とも呼ばれる普通の女は思う。]
(713) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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/* そいや、ウツギくんにものすごい既視感を覚えてたんだけど。 回想回しながら、なるほどなって、してる。 気づくの遅すぎか。
(-161) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[とはいえ、彼女に妙な遠慮をするつもりはなかった。 あくまで、学校ではただのクラスメイト同士だ。
申し出>>634があったなら、 有難く、彼女に向って手を合わせただろう。]
落花〜!お願い、一着だけ貸して!参考にする! デザイン見て、 こーしたら可愛いっていうのもあったら教えて。
あと、当日は着てね!落花の衣装も作るから。
[副委員長も、当日は運営やらで忙しくなりそうだけれど、 少しくらいは時間があるでしょう。多分。 彼女の返事も待たずに、乃歌はクロッキー帳を開く。]
(714) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[落花には何が似合うだろう? やっぱりドレスのようなものが似合う。 舞姫のエリスは少し違う?なら、何がいいだろう。
アイデアが浮き上がっては、ぱちぱちと消えていく。 まとめる作業が一番苦手だ。]
(715) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[けれど、好き勝手作る訳にもいかないらしい。 >>582ぶんたん、という単語を、 もごもご口の中で噛み砕いた。]
このクラスで手先器用なやつって誰だろ。 ミシンとか使えるひと……うぅん。
[手芸部の面子はこのクラスには殆どいない。 いたとしても、他の作業があっただろうから 気軽に引き込むわけにもいくまい。]
(716) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[……まぁ、何とかなるでしょう、と。
お気楽な予感通り、手伝いを申し出てくれる>>369 クラスメイトはちらほらいたし、 申し出ていなくとも手伝ってはくれたと思うから、 その度に乃歌は手を動かしつつ、悲鳴じみた声を上げていた。]
あかね、黄楊! 暇ならこっち手伝って!暇じゃなくても手伝って!
型紙あるから、その通りに布切って〜!お願い!
[そんなこんなで作業が溜まる度、 手が空いていそうなやつを作業に引き込んでいたから、 出来上がった衣装は所々縫い目が甘かったり 少し歪んでいたりしたでしょうが それもまた、一興と言うやつだ。]
(717) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[少なくとも、良い思い出になったと思う。 文化祭が、楽しかったのであればの話だけれど。**]
(718) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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/* 文化祭準備の回想、回想纏めるのやばやばのやば。 尊敬します。もう溺れてて、どうしたらいいのかわかんな
(-162) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[会話とはキャッチボールである、とはよく聞きますが キャッチボールにもいつか終わりは来るもので、 私は投げたボールが返ってこなくても 構わないと思っています。
いえ、むしろ返ってこなければいいと思っています。 キャッチしてもらえれば、それで十分なのです。
それなのに。]
……う。
[助けを求めて日夏君に投げたボールは、 しっかり受け止められた、と思ったのに。>>665
どうして投げ返されるのでしょうか!>>669]
(719) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[私は、物事を決めるのが得意ではありません。
ありがとう、と受け入れるのも、 気持ちだけ、とお断りするのも、 どちらも、同じくらい難しいことのように思いました。]
ええと、
[どちらが正解なのでしょう。 私は困った顔で、封都さんに顔を向けます。
貸してくださる立場だというのに、 私を気遣うような封都さんの言葉に、>>702 ますます申し訳なくなります。
そして、選択がいよいよ私に委ねられたと感じて、 追い詰められたような気持ちになりました。]
(720) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[せっかく貸してくれると名乗り出てもらったものを、 お断りするのも気分がよくない。>>668
日夏君のその言葉は、私にはなかった視点でした。 確かに一理あると思います。]
……お願いしちゃって、いいのかな?
[たっぷり思案した後、私は日夏君と、封都さんの顔を 見比べるようにしながらそう言いました。
封都さんの貸してくださる食器があれば、 喫茶店はぐっと見栄えのするものになるでしょう。 それは間違いのないことです。]
(721) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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― 現在・教室 ―
信頼度高っ! お、阿蘇くんと庄司さんもか。いーねえ。
[とはいえうちのクラスばっかりだなあ、と思いつつ、 中々開かない扉に少し不思議に思って頭を見上げる。>>613 いいよって言葉が欲しかったなんて、 肝心な事をわたしはまた言えてないって、 また、わたしは気付かない。
驚かすような声に思ったとおりの声が上がって、 また声をあげられて、笑ってしまう。]
おもちゃじゃないよ。 わたしが構って欲しいだけ。
[にーちゃんの歳がもっと近ければ、 空木くんぐらい構ってくれたかな。 そんなことを思いつつ、鞄から手を離した。]
(722) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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衣装とか、内装とか、 お皿が浮いて見えないように、 がんばらなくちゃね。
[安っぽい内装ではきっと釣り合わないでしょう。 私はそう言って、ノートに書き込みました。
食器類:封都さんにお借りする。*]
(723) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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[ああ。そういえば怪我で部活、退部したんだっけ。 2年の時に聞いた噂話を思い返す。 足なら悪いことしたかな、と少し反省するけど。]
ひっくり返る前に支えるよ。 運動部マネ舐めんな、 バレー部のおかーさんだぞ?
[服の裾を少し摘んで広げ、ちょい前芸人の真似をして。 じゃ、と片手を上げて自分の席へ移動する。 マフラー、ジャージと重装備を徐々に解いていき、 椅子に座ったままジャージ(下)も脱いでいく。 男子が居る?気にしないな。 一色さんぐらい可愛い子ならいざ知らず、 わたしの着替えに価値など無い。 そもそも机の下でごそごそ脱ぐだけで、 見えるところなど無いのだ。むしろこれから増える。 制服姿になった頃に、扉が開く。>>647]
(724) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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あ、おはよう。
[徐々に増えていく顔ぶれ>>653に挨拶を返しつつ、 鞄から手袋を取り出して、鞄かけにかける。 雪だるまならぬ机だるまのような有様に目を細めて、 椅子の背にバックパックをかけて。 イヤフォンを耳につけようとして、 誰ともなしに尋ねる声>>671に顔を上げる。]
え、電波無い?…げ、マジだ。 電波障害起きるレベルじゃないよねえ、まだ。
[窓の外に視線を向けるけれど、 白いお外はあんまりよく見えない。 先生のところへ行くと言う空木>>675と、 共に行くと言う日夏>>690に軽く手を振る。]
(725) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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ん、任せた。いってらっしゃい。
[そのままスマホアプリで勉強、と思ったけれど。 机の上に突っ伏す彼女が気になってしょうがない。>>693 音楽も勉強も諦めて、席を立ち、副委員長の傍へ。 人一人分の距離をあけたまま、その場にしゃがむ。]
封都さん。どうしたの、具合悪い?
[どうかこの声がこのかわいいひとに、 優しく聞こえますように。*]
(726) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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/* >>724 「ぎゃっハレンチ!」って言いたい。
(-163) 2018/08/20(Mon) 23時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/20(Mon) 23時半頃
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―回想:文化祭準備の合間―
[教室に、忘れ物をした。 愛用のソーイングセットを取りに来た乃歌は その場面に遭遇することになったと思う。]
かわいいでしょ?自信作。
[呟き>>535は聞こえていた。 得意げに笑って、自分の机へ向かう。 ソーイングセットを手に取った。]
(727) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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あかねも着たらいいのに。 一緒にやらない?給仕。
[159cmと166cm。 あかねの方が、乃歌より少しだけ目線は高い。 丈を直せば、着れるだろうか?]
もしデザイン気に入るの無いなら、 まだ、ぎりぎり作れると思うし。
最後の文化祭だし、 後悔は残さない方がいいじゃん、ね?
[どう?と、再度首を傾げた。 嫌がるのであれば、それ以上の無理強いはしない。]
(728) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[手持無沙汰に、愛用のソーイングセットのふたを開ける。 乱雑に針が刺され、 穴が空き始めたピンクッションが鎮座している。**]
(729) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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魚なら、楽だったかもしれないな
(730) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 優秀でまともな生徒であるのなら、 進学を選ぶのが正しいのだろう。 英司はその枠組み内には居なかったので 進学する気など皆無であったし、 担任も少し苦い顔をしただけで 就職という道を認めてはいた。
だから受験前に死にたくなるかは知らない。 少なくとも高校受験の時はそうでなかったと 断言できるのはその程度だった。
受験などしないと、あかね に 話す機会など無かったのだから 少々勘違いされているらしかった。 ]
(731) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 罵倒がコミュケーションであると 認められるなら、あまりにも 英司が劣った生き物でハンデがあるのだと 認めるようではあった。
事実、言葉を選ぶということすらも 出来ないのは明らかに劣っており、 それに構うのは異常者か馬鹿か 英司を人間と認識してない者だろう。 ]
(732) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 英司は、── ]
(733) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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/* >>727 KAWAII >>728 SUKI
(-164) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ いっそ魚に生まれたほうが、幸せだった。 ]
(734) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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出来ねえならやるな っつっただけだろ 俺は お前みたいに間抜けじゃない
[ 投げられた抗議というものを>>511 ぱしり と払いのけてしまう。 要らない忠告など耳に入れないのだし、 本当は引いてくれる手も必要ないのに 引っ張られる感覚は続いた。
送信したメールに返信は無い。 特段気にはならなかったが ややつまらない心地にはなった。 ]
(735) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 白の積もる校舎が、近づく。 英司はそれに目も向けぬまま あかね に手を引かれて踏み出していく。
たたん と彼女は足早になったので ]
単純かよ、お前
[ 手を振り払って、離した。
忠告を無視され無下にされた あかねが どんな行動を起こすのかの予測くらい、 成績の悪い英司でも出来る。 ]
(736) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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/* えーじにすごい罵られてる。 えーんえーんて、あかねがゆってる
(-165) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 冷え切った校舎の門は開いていて 雪と生徒達を飲み込むことに精一杯だった。
此処まで来て、英司はやけに 人が居ない事に気が付いたが 瞬間的なものだろうと視線を戻す。
目許に飛び込んで来た結晶が解けて 一瞬滲んだ校舎は、それでも聳え立ち 非日常的な天候の世界であっても 世間の日常やらを象徴しているようだ。 ]
(737) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 空を塗ってみよう、と言われたとして 青や赤、藍色に塗る人が一般的に多い。
紫も使う人は居るだろうが ラベンダーのような純色で塗るのは 本当に一握りだけだろう。 そんな色に、空は染まらない。 染まったとしても酷く稀なことだ。 紫に塗った彼等は変わっていると囁かれ 指を差され、世間から隔離される。
茜色はいつまでも茜色で 紅になることも無いのと同じ、自然な話である。 ]
(738) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[ 校舎の中は湯気も幻視するほど ほんのり と温かく心地良い。 頭に積もった雪を払えば 歩んだ道の長さを思い出させるものだ。 ]
うぜえ
[ いつまでも風邪を疑う同級は>>513 人が人なら優しいと受け取るだろうが 元来英司は優しさとは距離を取っていたので そういった認識が不得意であった。 ]
(739) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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昼飯買ってくわ
[ 素直であるよりかは天邪鬼であるほうに 天秤は傾いているやつであるので、 靴を履き替えたのならば鞄を持って 購買へと足を進めるのだろう。* ]
(740) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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水の中には、人権が無い
(741) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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―― 現在/教室 ――
[ゆっくりと歩いていれば、 人の少なさにはついつい気をとられてしまう。 こうまで静かだと不気味だな、と、 つい零した声は封都に届いたものか。>>692
教室にたどり着けば、 席にぐったり座り込んでしまう彼女に、また笑う。 わかるよ、と、やれやれ、が混ざった笑顔。>>693]
(742) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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[後から来た阿蘇からは、意外な言葉が聞けた。 さんきゅー委員長……とか そんな文面、見てはいないけれど。]
……いや。見れてない。 もしかして受け取れていないのか?
[そういうことなのかと考えていると どうにも、阿蘇の携帯も死んでいるらしく。 その場に仁鳥がいたならば、彼女はどうだろう、と 一瞥もしただろうけれど。
ぬくぬくしているという阿蘇と、 廊下に出て行く空木を見比べて、 カモン、といわれた方へ。]
(743) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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―― そいつはいい。 サト君とかは三倍つけてもらうといい。
[明るく笑って、 空木と共に職員室に赴こうか。>>705]
いやしかし、こうも白いと違う星のようだ……
ん?
[見下ろされている気がして、 そちらに振り向き、>>706 ほしかった身長をもっている男の顔を見る。
それから、いつも浮かべている微笑が 色でも落とすように抜けた。]
(744) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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やめてない。 ……寒いのに眠れねーから 今でも茶色い野良猫探しに出かける。
っていったらウケる?
[大仰ではない口調で、 単純に肩の力を抜いたようにそう語った。 茶色い野良猫は、おまえ、とでもいわんばかりに その少しばかり背の高い頭を指さした。]
冗談だよ。わはは。
[あほくさ。と小さく笑った。]*
(745) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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――回想:空木と>>709――
[ふらふらと、出歩いている、という印象が強かった。
それもやはり、秋から冬になる頃合の しずしずと冷たさが降って来る夜のことだった。>>709
公園の入り口で よくある鉄製の柵に腰掛けていると 向こうからゆっくりと、空木はやってきた。
――……げ、とは思ったけれど、 逃げる気になれなかった。それだけの事で 話しかけられれば、案外するりと「こんばんは」は出た。]
(746) 2018/08/21(Tue) 00時頃
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…………そーだな。
[冷えるね、にはそう返して、 ご機嫌なままの空木を困惑するように見てから、 めがねを指でかけなおした。]
眼鏡は、寝起きだから。
[対する空木が裸眼なのかコンタクトなのか、 眼鏡をかけると煙草の煙が邪魔になることさえ 俺は知らなかったけれど。
なんでか知らないけれど、 空木はそのまま、通り過ぎずに 傍にあったベンチか、柵か、それとも立ったままか。 とにかくも去らないものだから、 そこではじめて、ゆっくりと空木の目を見た、気がする。]
(747) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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……それ、今度試してみるかな。 窓の代わりになりそう。枠が。
[それは悪くないな、と心の底から思って、 するりと返答が出た。>>712]
――あそこのジャングルジムだと景色がいい。 あとスリルがある。
[なんていうのは。 学校で聞かれれば何をいってるんだお前は、と そういわれそうな事ではあったけれど。]
お前、
[……なんでここに、と問いかけようとして、 その問いはその時は、ひっこめた。]
(748) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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野良猫みてー…。
[なんて、直の感想を告げてから、 手渡されたミルクティーに目を丸くした。 え、とテンション低く訝しがると、 押し付けられたから、なんだよ、と訊ね返す。]
お前が飲めば…… あー、いや、 貰っとく
[断じて、身体が冷えたから、ではないけれど。 「ありがとう」と告げて、そのミルクティーを貰った。
「お前もな」といって、別れたその夜に さめないうちに貰ったものを啜れば、 ……耳鳴りのように鳴っていたヒグラシの声が その時ばかりはやんでいたことに気づいた。]
(749) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[それから、夜の散歩をやめることはなかった。 知り合いに出会ってしまったのに不思議なもので。 その後も空木とすれ違うことがあったなら]
――お礼。
[自販機に2人分のコインをつっこんで、 暖かい飲み物を選んで、一つを渡した。
――お前のつくったフロートだっけ。 珈琲だっけ。 あっちの方が旨いな。
そういう話は、したように思う。*]
(750) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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――ヒミツにしといてくれ。 どーでもいいヒミツ。 明日地球が滅んでもいーように バカな話題の一つ二つ持っていたい。
[夜の散歩については、 そんな事を、いったようにも思う。
秘密を強制するつもりはなかったけれど。*]
(-166) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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――現在:廊下 空木と――
……しかしまあ、夜に散歩なんぞ、 風邪ひいてないか?
[おれは防寒対策はばっちりさ――と そのときにはもう、ヨスガはいつもどおりの口調に戻っている。]
それこそ、>>187 受験生がふらふら歩いてるんじゃありません――、だ ま、別にいーけど。
[先ほど空木にいわれた言葉をそのまま返して、 小さく肩を竦めて、階段を降りていく。 職員室に近づいていくだろう。]
(751) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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……電気はついている、が、
[人、いなくね? そうぼやくように言って、 ヨスガは職員室の窓を凝視した。 人影が見えない気がして。]
これは。 SFかホラーかなあ……。
[現実逃避じみたことを呟いて、 すぐに突入するのはやめて、 一旦は どう思う、と振り向いただろう。**]
(752) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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─── 回想・文化祭話し合い
[ 文化祭準備の話が軌道に乗れば、 アタシは横で、靖利と一緒に聞いてるだけ。 テンプレみたいな頼りになる委員長がいれば、 バレー部の母ちゃんがその威力を発揮してるし、 お嬢の力も借りれるとなれば、 雑務が出来るまでは、猫みたいに気まぐれに。 それでいて、レールからは外れずに。
進む話し合いに耳を向けていた。 もしも名前を呼ばれたら、 何時だって答えられるように。 奉仕精神は、姉にちゃんと叩き込まれてたから。 ]
(753) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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─── バレーボールの話
[願いが叶わなくても人は生きられるって知ってる。 スライドして与えられた役割をこなすのは、 二度目ともなれば何の感慨もなかった。 いつだったか、マネージャーで良いのか>>291と、 聞かれた時の事は、覚えている。]
……カネさん。
[絶句した後、口元が緩く弧を描く。 だって、笑うしかない。 コートに立てる人がわたしにそんなこと。 言わないで欲しい。 だって、そんなの。
――死にたくなるじゃない。]
(754) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ あかね、と名前が呼ばれたら、>>717 アタシは、大きく片手を挙げた。 ]
仰せのままに、姫!
[ ヘルプを求められたなら、 靖利の腕を引いて作業に勤む。 因みに冗談じゃない、本気で姫と呼んでる。>>713 至って本気、ほんとのほんと。
手先は、其れなりに器用だったけど、 簡単な手編みぐらいしかしたことなくて、 ( これも姉のご所望だった。 ) 服作りをするには、乃歌の指導が必須だった。 ]
(755) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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良いんだよ。 マネも誰かがやらなきゃいけない仕事だからね。 その代わりにさ。
[柔らかな声が紡ぐのも、本音だけど。 その裏に人の意見が隠れていると、分かってる。 だから、こういう時は茶化すしかない。 両手を顎の前で組み、 どこのヒロインだと言わんばかりのポーズをとる。]
アっちゃん。仁花をインハイに連れてって。
[読んだ事は無いけれど、テレビで何度か見たことのある、 古い野球マンガの台詞を口にして、吹き出して笑った。*]
(756) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ 型紙くらいは切れるけど、 縫い方やミシンの使い方とか、 バランス?とかは全部指導の上。
そりゃあもう、手取り足取り教えて頂いた。 あんなに近い距離で過ごしたのは、 文化祭準備が最初で最後かもしれないな。 ]
(757) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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─ 回想・音楽の話 ―
[突如曝け出された性癖に、心臓がばくばく言ってる。 どうしよう。どう思われるだろう。 似合わないって、不釣合いだって、 馬鹿にされたらどうしよう。 また諦めなきゃダメなのかな。]
や、大、丈夫。……え?
[かっこいい?>>294この音が。 戸惑った顔をあげて、カネさんを見る。]
最近アルバム、国内盤が出て。 ランキングにのったからかも。
[音の衝撃に静まった>>296のは一瞬。 徐々に周りは日常へ戻っていく。]
(758) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ 文化祭が楽しく終わったなら、>>718 そうはならなかったのかもしれない。
……今のアタシは、自分から、 乃歌に話しかけることが出来ない。 ]*
(759) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[いいの? わたし、いいのかな。 好きでいて、いいのかな?]
(760) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[カネさんの呟いた言葉と周りの反応が、 肯定のようにも思えて。高揚する。]
歌詞は過激だし、音も激しいけど。 わたし。好き、なんだ。このバンド。
[それだけ言うのにどれだけ勇気が必要だったか。 そんなの、きっと誰にもわからない。]
(761) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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─── 回想・文化祭準備の合間
[ 独りごちたつもりの呟きは、 泡となって消えゆく前に拾われる。>>727 耳に届いた声に、首はゆっくりと回った。 ]
乃歌、……デザインめちゃかわだよ。 さすがだねー、アタシにゃ真似できない。 あ!此処とか、アタシが縫ったとこかな?
[ ひらひらと揺れるレースの裾。 ふわっと広がるスカートの端を指差して、 アタシは何時も通りの口調で笑った。 ]
(762) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[だからこそ、ショックだった。 ねえ、かみさま。 どうして死んでしまったんですか。 葉っぱ吸ってラリって死ぬなんて、 とってもあなたらしいですけど。 あなたには才能があったのに。 どうして生きていられなかったんですか。]
(763) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[そこにいけば、あなたに会えますか?]
(-167) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[でも、もしあなたに会えたとしても、 わたしはあなたにとって何者でもない。 あなたみたいに生きられない、ただのファンで。]
(-168) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ ──── だから。
突然の提案に、息が詰まる。 後悔しない、為にも。って。 首を傾げる乃歌から、ちょっと視線をずらした。 ]
……うーん。当日は忙しいだろうし、 給仕してる暇、あるか、なー
[ 給仕することは嫌なわけじゃない。 乃歌からの誘いは、嬉しかった。 問題は、衣装にある。 ]
(764) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ああ、やだな。
からっぽだ。わたし。]
(-169) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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……あ、でも。 王子様の衣装とかだったら、 着てみたいかも、しんない。
[ 乃歌の手元に視線を落とす。 ぽろりと零した言葉の返事を待つ間、 幾つも針が突き刺される、 針山のような気持ちだった。 ]*
(765) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[後日、文化祭の準備の途中。>>464 黄楊くんが声をかけてきた時には、 もう大分、好きを隠すことは、 ふっきれてもいたけれど。 だけど、ニュースで話されたボーカルの訃報が、 話題になったのは一時のことで。 反射的にぶわ、と目に涙が溜まる。]
…あ、ごめん。 好き。 すっごい、好き。
[指先で涙を拭き、問いに応える。]
(766) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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荒唐無稽だけどね、PVも面白いんだ。 めっちゃくちゃでさ。スカっとするの。 ライブもサイッコーだった。 ギターぶっこわして大暴れしてさ。 もーヤバすぎ。カッコ良かったぁー…。 聞く?見る?あるよ?
[スマホに入れた動画ならすぐさま出せる。 家に帰ればCDもDVDも、揃ってる。 多分、もう増えることはないだろうけど。 スマホの画面を見せながら、 TVで見るともっとヤバイんだってー。 なんて話して。 もし彼が見たい、と言ったなら、 是非!とディスクを貸し付けただろう。**]
(767) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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/* ご察しの通り短歌縛りで〜〜〜〜す てか文字数縛りだわ 文字数だけ合わせておけばなんとかなる 一回お風呂入る。よし。そのあと、ろる回収、の、男子と絡みたい。 男友達、ちゃんと、作る。英司、友達作る。 委員長とかとも絡みたいんだけど、きっかけ無いなあ。 やっくんにノートかしてもらって、れんれんにピアス開けて貰おうかと思ったけど、理舌も開いてるんならそっちに言いそうだよなあ。うーーん。委員長には、何か怒ってもらいたい(言うだけ)
(-170) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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/* >>754 あ、すき。ニトちゃんすき。
(-171) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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— 回想:文化祭でやりたいこと —
……そうだね。 1年も2年も、来れなかったから。 楽しみな反面、分からないことだらけでさ。
[>>707決まりが悪そうに目を逸らし、鼻の頭を掻きながら、桜ヶ台さんにそう答える。 あまり声高に主張するものでもないことだと思っていたから、自分から言うことは滅多にしないけど、 去年、一昨年と病欠気味なぼくのことを少しでも知っていれば、自ずとバレることではあっただろう。
忘れられないこと。 挑戦。……なあ。
心の底ではその取っ掛かりを血眼で探しまくっているなんて、悟られたくもない。]
(768) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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え? 俺がしたいこと……か。
[>>708その言葉に、ぼくは固まってしまう。 ああ——そうだった。ここは、それを主張してもいい場なのだろう。 すっかり忘れていて、場の空気に流されるままだった。
だけど、ぼくはぼくのやりたいことを思い浮かべてみようとすれば、 脳のCPUに雪崩れ込む膨大な思考を処理できなくて、そのまま動きが固まってしまうのだ。
一瞬だけ、周りの音が何も聞こえなくなるような感覚。]
(769) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[級友たちと一緒にひたむきに頑張り、賞を取るだとか。 普段は縁の無い非日常の空間を作り、それを写真に収めてシェアするだとか。 下校時間を過ぎて真っ暗になるまで、時間を忘れて作業に打ち込むだとか。 無駄にメニューの試作をして、つまみ食いをしまくって、皆で怒られてみるだとか。 万が一、億が一の奇跡で、女子とお近付きになっていい雰囲気になるだとか。
……いろいろと、いろいろと、いろいろと、 漫画やテレビの中でしか見たことのない場面の数々が、ぼくの頭の中に湧き出てきて、
——喉から絞り出せた小さな声は、たった一言だけ。]
(770) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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──回想/家庭訪問>>677──
[ しん、と部屋が静まり返ると、 空木は自分の言動を少し後悔した。
愉快なペットお見せします。 が、家庭訪問の目的であって、 別に、本当の家庭訪問じゃない。 から、気まずい思いをさせる必要もない。
……予定だったんだけれどなあ。
まさか自分の底意地の悪さが墓穴を掘るとは。 って、空木は曖昧に笑って、首を傾ぐ。]
(771) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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青春……ってのを、してみたいんだ。
(-172) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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仲は、よくはねえけど。 ……喧嘩するわけじゃ、ねえよ。
[ 今度は、桜ヶ台が気まずそうにしてて、 空木は悪いな、って思う。 話題の切り替え>>680には、無理があった。
しかも、進路。空木には夢もないし、 あんまり考えてなかった。ってのが本心で、]
……あーー、まだ。決めてない。 桜ヶ台、もう考えてんの? えら。 目指す職業とか、あんの。
[ さらりと、相手の話に持っていく。 持っていきながら、考えてみる。 空木は、今度はどうするんだろう。]
(772) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[かつん。 手に持っていたペンが落ちて、床を転がる音がした。
ふと呟いてしまった言葉は、とても意味がぼやけているものだったけど、 声に出した以上はもう取り消せなくて。条件反射で頬が赤くなる。
目の前の、同じ身長の女子がこちらを見ている。>>708 ——身長については他の男子が高めなだけだから、ぼくが小さいわけじゃないぞ。 171cm以上は平均以上なんだからな。
それ以上は何も言わず、愛想笑いだけをして。 前髪を整えるフリをしつつ、ノートに顔を落として表情を隠した。*]
(773) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ 実のところ、空木が翼成高校を受けたのは、 兄の敵討ち。くらいのつもりだったけれど、 当の兄も、誰も、そんなの望んでなかった。
じゃあ、次は兄よりばかになってみよっか。 なんてね。]
(774) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ ──実際、そこまで空木はやさしくもないし、 ばかにしてるんだろう。兄は空木よりばかだ。
ないと思っていた”次回”は存在して、 3年生になった空木は、変なやつ。って思いながらも、 たのしいし、うれしいから、飲み物を淹れる。
正直いうと、暇だったんだ。学校に行かないと。 別に、学校がきらいなわけじゃなかったし、 やっぱり行きたいなって思ったら、 ふらふら顔を出す体たらくだったんだけど、
やっぱり、だんだん戻りづらくなってって、 空木は、静かな部屋でインコを差し出す。]
(775) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ 段ボールの海で、溺れそう。って、 空木はよく思うんだけれど、
空木よりちいさい桜ヶ台が、 ちゃんと息できてんのが不思議。
にへらと笑った桜ヶ台>>685を見下ろし、 空木は、半笑いを浮かべたまんまだ。
しん、と静まり返った家を、 空木はいつも、深い水の底みたいだ。って思う。]
(776) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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いーよ。
[ 平坦に、空木は言った。]
いーよ、買ってやる。
[ って、もう一度言う。 いくらすんのか知らないけど。
ひとが泳げる水槽、なんて。 どこで売ってるのかもわからないけど、 見つけられたら、買ってやる。って、空木は思う。
示された扉>>686をちらりと見て、 空木は、少しだけ冷たい声で言う。]
(777) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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もう、使わねえから、 塞いでるだけ。気分悪いし。
[ 見えないことにしてる、部屋。 きょうだいの部屋も、両親の寝室も、 たぶん、もう二度と開けない。
そのとき、桜ヶ台がどんな気持ちだったのか、 空木は知らないし、想像もできない。
ただ、それが最後だったってだけ。 かわいいペットのインコを見せびらかす会、の。
そんな未来を知らないから、 空木はやっぱり、平坦な声で言う。]
(778) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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あのさ、海に放して帰ってこない魚なら、 逃げたこと、死ぬほど後悔しながら、 鳥でも、鯨でも、食われて死ねばいいんだよ。 [ だから、水槽のほうがいいよ。って、 空木は、怒ったような顔をして、言う。*]
(779) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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/* これだけはいおう
さとくんひろってくれてありがとうーー!
(-173) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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[ 文化祭以降、時折空木は、かるうい調子で、ひとに、 「買ってやろっか」って、言う。ごく簡単に、言う。*]
(780) 2018/08/21(Tue) 00時半頃
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/* >>773 かわいい……
(-174) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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―3F:家庭科室―
[鍵はかかっていなかった。 となると、誰かいるのだろうか?]
おーい、誰か来てる? 来てる、よね?
[返事はない。人の気配もない。 開いているということは、誰かが職員室まで 鍵を取りに行ったはずなのに。]
(781) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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閉め忘れかなぁ。全く。
[無理矢理自分を納得させて、足を踏み入れる。 暖房が入っているらしい。温い空気が頬を撫でた。]
……。
[考えるのを、やめた。 家庭科室の隅、備品棚へと向かう。 借りていたソーイングセットを、 棚の空いたスペースにねじ込む。
愛用のものは実家に置いてきてしまったし これも、使われぬまま元の場所に戻ることになった。
あの文化祭以来、服を作っていない。 作ったところで、どうせ――。 浮かんだ顔を追い払う。考えたくない。]
(782) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[これで用事が一つ終わった。 さて、あとはもう一つ。]
(783) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[手近な椅子に腰かけて、鞄を漁る。 さっきコンビニで買った袋を引きずり出して、 クレープを手に取った。 夜子にもらったあったかいココア(つめたい)を 隣へと添える。
いただきます、と手を合わせた。
早い話が、二度目の朝ごはんだ。 菓子パン一つじゃあ腹は満たされないし、 かといって、教室は食事出来る環境じゃあない。 幸い、まだ時間はあった。]
(784) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[クレープは美味しい。 他の事を考えないように、ぶつくさと言葉を漏らす。 別に誰かが困る訳でもないのだし。]
……やっぱりイチゴクレープが最強では? あっでもチョコバナナもいい。 買っとけばよかったな〜。
[――イチゴかチョコか。それが問題だ。 コンビニでも散々悩んだのだ。 切り捨てた選択肢が過って、あぁと頭を抱えた。]
(785) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[この辺りは技術教室が多いからか、 滅多に人が通ることは無い。
それでも、人の気配が“無さすぎる”ことに 乃歌は気付かないふりをした。
いや、むしろ。 その方が都合がいいかもしれないのだし。**]
(786) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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―― 現在:校内廊下 ――
[乃歌さんと別れた私は、そのまま教室へ向かいます。 廊下はしんとしていて、私の足音が やけに大きく響きます。
この静けさが“たまたま”なんて言葉で片付けられない ことくらい、もう私は気づいていました。
廊下にも、横を通り過ぎた他のクラスの教室にも、 誰の姿もないのです。
やっぱり休校なのでしょうか。 そうとしか考えられない気がします。 でも、それならどうして、 廊下にも、誰もいない教室にも、 こうこうと明かりが灯っているのでしょう。]
(787) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[それは確かに、コンビニで朝御飯を食べるつもりで、 余裕を持って家を出ましたけれども。
それにしたって、早すぎるというほどの時間でも ありません。 もう生徒たちが普通に登校している時間です。
それなのに、人影は見つからなくて、 明かりだけはついていて、 廊下ですらほんのり暖かいのです。 きっと、暖房も入っているのでしょう。
それとも、緊急の朝礼かなにかで、 全校生徒が体育館に集められているのでしょうか? 実は早すぎないどころか遅刻していたのでしょうか?]
(788) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[そんな考えが頭をよぎって、 慌てて私はスマートフォンを取り出しました。 私は腕時計はしていません。 時間を確認しようと思ったのです。]
遅刻じゃ、ない。
……あれ。
[時刻を確認すると、大丈夫。まだ始業前です。 ほっと安堵のため息を吐こうとした私は、 スマートフォンの左上の表示に 思わず眉を寄せました。 圏外になっているのです。]
(789) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[何かわかったらメールすると乃歌さんと 約束をしました。 でも、これではメールが送れません。
やっぱり、このお天気のせいでしょうか? 困ったものだと思いながら、私は目的地に到着して、 3年5組の教室のドアを開きます。]
おはよう。
[教室は、無人ではありませんでした。 私はほっと、今度こそ安堵のため息を吐いたのでした。**]
(790) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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[文化祭のようなお祭り騒ぎは、嫌いではない。
ただ、裏方に回ると思っていた自分が まさか給仕係をすることになるとは 思っていなかったのだ。
一色乃歌は小学生の頃からの幼馴染だった。 気立てが良くて、天真爛漫。 誰からも好かれる奴だと思う。
俺の家は、昔から父と母の折り合いが悪かった。
素行が悪くて、毎晩繁華街を遊び歩く チンピラのような父。 どんなに暴力を振るわれても、そんな父を妄信する母。
歪な家庭だった]
(791) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 01時頃
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[小学生の頃、だったはずだ。
校庭のすみっこで、俺はひとりうずくまっていた。 あの家に帰りたくなくて、 誰にも見えないところで泣いていたんだ。
泣きべそをかいていた俺に 遊ぼうよ、と声をかけてくれた子がいた。
一色だった。
少し強引に手を引っ張って、明るい場所へと 俺を連れて行ってくれたんだ。
一色は、そういう奴だった。 文化祭の給仕係にしても、同じ。 日陰にいる俺を、明るい場所へと連れ出してくれるのは いつも彼女だった]
(792) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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(だから、彼女の俺に対する態度が変わったとしても きっとそれは、何か原因があるに違いないのだ)
(793) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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―― 回想 / 文化祭準備 ――
[視界の端に、給仕係に桜ヶ台を誘う 一色の姿が見えた。>>728
微妙な反応をする桜ヶ台に>>764 俺はあともうひと押し、を感じる]
桜ヶ台、いっしょにやろうぜ給仕係。 いいじゃん。王子様衣装。
[にへらと笑って、会話の中に入った。 仲間を増やすためには、 一色への協力を惜しまない]
(794) 2018/08/21(Tue) 01時頃
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それじゃあ俺も 王子様風の衣装にしてもらおうかな。 どっちが真の王子様か、競争ってことで。
[そんな軽口をたたいた。
2人より3人の方が給仕係の負担が減るな、だなんて 邪な考えがあったのは否定しない。
でも、桜ヶ台と一緒に給仕係をやれたら楽しそう。 そう思ったのも、ほんと]*
(795) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* えーん、ウツギくんすき。 おうちに入れてくれなくなるの、やだけどすき。
れんたろー!かわいいな……かわいい……
(-175) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* >>737 校舎の描写きれーだな。
れんたろ。競争だって……競争。かわいい……
(-176) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 空の色は、青か赤が自然だ ]
(796) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* 一色 乃歌:44 桜ヶ台 あかね:63 阿蘇 連太郎:34 日夏ヨスガ:77 空木 理:80 仁鳥 仁花:82 弓木 英司:91 庄司 夜子:69 封都 落花:98 黄楊 靖利:39
98>91>82>80>77>69>63>44>39>34
これはw 赤とか指名とかあるからどうなるかわからないけど、数字だけなら最終日www
いや、赤希望出そうかとはまだ悩んでるわけですが。
(-177) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ どうしようもない馬鹿なので。 英司が就職するとか、 そんな話を聞いたことはなかった。 ただ、何時だって。 自分の中に存在する枠組みの中が、 正しい世界であると思っていたもので。
進学校へ来て、就職。 選択の自由があれど、 あかねの常識内に、其れはなかった。 ]
(797) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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— 回想:すごく好きらしい音楽 —
[>>766不躾な質問をして、返ってきたのは涙混じりの「好き」だったので、 ぼくはもう狼狽えて、手足をわたわたさせてしまった。
彼女が好きらしい、そのバンドについて語っているのをじっと聞く。>>767 相槌を打ちながら。]
あ、テレビでPVちろっとだけ流れてた。 あれ本当にやってるんだ? めちゃくちゃだなあ。 でも、すごい迫力だった。ストレスも吹っ飛びそう。
いいの? 聴きたい。見たい。 最近流行ってる音楽とかあまり追えてないから、 もし良いのがあったら見落としたくないんだよね。
[そのバンドのボーカルが、非常に派手な自殺をした、とか。 流石にそこまで情報は追っていなかったけれど、 深夜番組でちらっと聞いたあの曲は、なんというか、新鮮だったから。]
(798) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 確かに あかね は異常者だった。 決して其れを悟らせるつもりはなく、 賑やかで大きな声の陰に隠してた。
秘密は誰だって持ってる。 ただ、これはあかねの常識外で、 認めてはいけない認識だった。 だから、なのかもしれない。 螺子の外れた玩具みたいに、 罵倒されても、笑って気にしない。 仲間を、探してたのかもしれない。 ]
(799) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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借りていいの? ありがたい。 指紋つけないようにしなきゃ……。
[貸してくれるディスクは、ありがたく受け取ることにした。 女子の私物……と、変に意識してしまうのを引っ込めながら。
名前と、曲のサビだけしか聴いたことがなかったそのバンドを、 ぼくがこうして改めて知ることができたのは、 今も変わらず好きで居続けている仁鳥さんがいたから。 という事実は、揺るがない。*]
(800) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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……悔しい。
[ 下唇を噛み、ぽそりと呟いだ。 其れでも、掴んだ手は離さないし、 一層握る力を強めていた。 撃ち落とされた抗議は、 へなへなと地面に落っこちて、 雪に紛れて消える。 ]
(801) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 一度塗り固めた色を、 同じキャンバス上で上書きするのは、 到底難しいことだとも、理解している。 ]
(802) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 早めた足。 けれど、軽くなる重み。>>736 突然変わった感覚に、雪の中ということもあり、 アタシの勢いは止まらなかった。 ]
はー、えーじのへなちょこ! くやしい!くやしい!くやしいー!
[ ぐしゃり、と雪の中に埋もれて、 まるで、駄々っ子のように叫んだ。 罵倒、というには到底幼いものだったが。 頭の上には、白がちょこんと乗っかっていた。 ]
(803) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 優秀でまともな人間ならば、 茜色に悩むことだってないのだ。 あるままを、受け容れる。
あかね は、その枠組外にいたので、 選ばれた絵の具の色を、 上塗りしたくて仕方がなかっのだ。 ]
(804) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 鼻をぐずぐずさせながら、 溶けた白の所為で制服は濡れていた。 それでも、英司を案じた言葉は届かない。 三段活用をこれでもかと使われたら、 もう、彼の背中を見送るしかなかった。 ]
……教室。ちゃんと来なよ
[ 別れ際に、煙たい臭いが鼻を掠んだ気がした。 ]
(805) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 紅のバケツは、ひっくり返らない ]*
(806) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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─── 現在・教室へ
[ 校舎の中に踏み込んでから、 広がる静寂に眉を顰めた。 改めて、スマフォを取り出してから、 夜子からの連絡を再確認しようとして、 画面の電源を点ければ、 ]
あれ、圏外?
[ この昇降口で何人が同じ行為をしただろう。 首を傾げつつ、雪で濡れた制服を気にせず。 足を動かし始めて、いた。 ]
(807) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 学校の園芸部だかが管理してる庭は、 真っ白けっけに埋もれていた。 滅多に近寄らない其処を横目に、 アタシは静かな廊下を進んでゆく。
奇妙な違和感はあった。 ただ、違和感を違和感と捉え、 言葉にすることを諦めたアタシは、 何も気付かないフリをして教室へと向かう。 ]
(808) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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おっはよー!……て、あれ、 面子少なくない?自主キューコーてやつ!?
[ 扉を開けた時。 教室に居たのは何れ程の人数だろう。 足取りは自席へ向かいつつ、 鞄をどすんと机に乗せながら、 何事?と安藤に問い掛けてみる。 ]
(809) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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……ふーん?
[ 委員長たちが職員室へ向かった話を聞けば、 椅子に腰掛けて、顎を掌に乗せて肘をついた。 窓の外は、白さを増している気がした。 雪合戦、こんなんじゃできないわと、 諦めたように、机に突っ伏していた。 ]**
(810) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[——もし、卒業して、ぼくが遠くの地へ行ったとしても、
級友から教えてもらった音楽を聴けば、少しは青春の思い出に浸れるだろうか?
ぼくがそこにいた、という、細やかすぎる思い出に。]
(811) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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―― 現在 / 教室 ――
庄司、おはよう。 さっきぶり。
[教室の扉を開けて姿を見せたのは、 コンビニで別れた庄司だった。>>790 へらりと手を振って、 それから俺は少し意外そうな顔をする]
……あれ、ひとりで登校だったんだ。 俺はてっきり。
[そこで言葉を止めて、曖昧な笑みを浮かべた]
(812) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[―――コンビニに一色がいたから、 一緒に登校するもんだと思ってた。
飲み込んだのは、そんな言葉]
なんか携帯電話が圏外だとか、 あんまりにも登校してる生徒が少ないだとかで。 日夏と空木が職員室に状況を確認に行ってるところ。
……ふたりと、すれ違わなかったか?
[話題を逸らすように、現状を報告する]*
(813) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[——文化祭の準備が始まる前、夏の頃。 ぼくの進路は、「進学希望」から、「就職」へと唐突に舵を切ることになった。
就職先に書いたのは「自営業」。 進学校である翼成において、それを選ぶのは異端であるに違いない。 そう、ぼくもそう思う。
……ここから電車で何時間もかかる、ドのつく田舎にある、ぼくの祖父母がやってる果樹園。 そこの跡取りになることが、ぼくの与り知らぬところで決定していた。
ぼくが入院中、闘病生活をしていた間に。 既にぶっ壊れていたうちの家庭は、不出来な邪魔者であるぼくの扱いについて、 そういう形でケリをつけていた。]
(814) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ぼくがやりたいこと。ぼくがやりたかったこと。 それは、考えたって無駄なことなのだ。
見渡せる景色に、色なんてない。*]
(815) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* いろんな人とちょっとずつ要素被りまくっててほんとごめんよのポーズ(繰り返し
(-178) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* ホストを弾かれた場合は、2d落ちがむしろおいしい。 どっちかで頼む(くわっ
とりあえず両方のプランは考えたけども
(-179) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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──現在/職員室へ──
[ 違う星>>744。と日夏は言って、 空木は、真っ白い大地を孕む惑星を想像する。
たぶんそれは、雪なんかじゃなくって、 なにもかもが燃え尽きたあとの灰なのだ。
──って、なんかの本で読んだようなことを。]
それじゃ、学校は宇宙船で、俺らは漂着者じゃん。
[ たぶんバッドエンドだよ。って、空木は笑う。 だから、日夏が振り返ったとき>>744も、笑ってる。]
(816) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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……にゃあ。
[ 言ってから、自分で「キツイっしょ」って、 ゲラゲラ笑った。今日も空木は上機嫌だ。]
おかしいな、その野良、 結構ふらふらしてるはずなんだけど。
ワンコール入れてみろよ、 10分後にあの日の公園で、つって、 ぎゃおぎゃお言うから。
[ 表情と口調をどっかに忘れてきたような日夏に、 空木はいつも通りの軽口を叩く。]
そ、冗談です。ははは。
[ たのしいじゃん。と、目を細める。*]
(817) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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──回想/日夏と>>746──
[ 空木が近づいてったとき、 日夏が変な顔>>746をしたとか、 上機嫌だった空木はあまり覚えていない。
社交辞令めいた挨拶にも、 律儀に言葉を返してくる日夏に、 空木はやっぱり愉快そうな顔をしたし、
ばかげた提案を受け入れてくれる様子>>748に、 ふうん。と言ったのは、空木のほうだった。]
(818) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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日夏は、窓が要るんだ。
[ こちらこそ、何を言っているんだか。 わけのわからない相槌を打つ。
両手の親指と人差し指で、長方形を作って、 空木は空を区切ってみたりする。]
ジャングルジム登んの? 日夏、少年じゃん。ウケる。
[ 公園の中をぐるりと見まわして、 件の遊具を探していたら、 空木は野良猫になっていた。]
言われたことねえよ。
[ って、変な冗談だと思って、笑う。]
(819) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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日夏は、あー、 ミミズク。月夜のミミズク。 静かな夜に、会えたらラッキー。
[ ケラケラと、軽口のつもりで重ねる。
ミルクティーが受け取られたら、 からっぽになった手を振って、
ふらふらと歩きだした空木が、 とりあえず、ジャングルジムに上って、 てっぺんをぐるりと一周したのを、 日夏が知っているかは、知らない。]
(820) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ その後、また偶然すれ違った際に、 お礼と称して奢られた缶飲料に、]
マジ? そりゃどーも。 マ、缶飲料と比べられても。
[ と、鼻持ちならんことを言ってみせた。]
もうフロートはさみいから、 今度はウィンナーコーヒーにしよ。
[ そんな、くだらない、短い会話を交わす。 冷たい風の吹く、夜更けのことだ。*]
(821) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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[ 静かな申し出に、空木は笑む。]
じゃあ、地球が滅ぶ夜は、 ふたりでジャングルジムから、世界見下ろしとこ。
[ 空木に、秘密を漏らす意味などないし、 世界の崩壊が少し楽しみになったから、 いいじゃん。って、へらりと笑って応える。*]
(-180) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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──現在/廊下>>751──
引いてるよーに見える? 文化祭以降、皆勤じゃん、おれ。
[ 単に、休めないだけとも言う。 実際のところ、空木の体は丈夫なもんで、 寒空の下を歩き回って、体調を崩したことはない。]
ウケる。それ、威張るとこじゃねーから。 受験生が、ふらふらしやがって。
……意外と、みんなん家も、うるさくねえもんだな。
[ さっきのコンビニでのやり取りを振り返りつつ、 空木は職員室への道を、日夏とともに歩いた。
電気がついているのは、廊下からもわかる>>752。 一方で、音はしない。ひどく静かだ。]
(822) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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気味わりい。話し声のひとつもしねえのかよ。 日夏が主人公なら、SF。仁花さんなら、ホラーでBET。
[ 教室にたどり着くまでのあれこれを思い返し、 空木の導き出した結論なんてそんなものだ。]
ま、でも、職員室なんてのは、 入り口でうだうだしてるよりか、 潔く突入したほうが、はやく済んだりするもんだって。
っつーことで、失礼しまーす。
[ 日夏の後ろから、扉に手をかける。 教室に入ったときとは裏腹に、勢いよく戸を引いた。]
(823) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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──現在/職員室──
……あれ、マジで無人なんだけど。
[ 扉を開け放ったまんま、入り口で立ち尽くす。 電気は灯っていて、部屋から流れ出る空気は暖かい。
ずらりと教員用の机が並んだ部屋の中、 モーター音しか響かない、というのは、 なかなかに不気味な光景で、 空木は一旦ホラーに一票を投じることにする。]
マジでいねえのかな。
[ 首を傾げながら、空木は室内に足を踏み入れる。 慣れた足取りで担任のデスクに向かって、 机の上や、足元なんかを覗き込んだ。]
(824) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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あれ、センセいっつも、 このへんに荷物置いてんだけど……ねえな。
[ 日夏は何をしていただろう。 身体を起こして、振り返れば、 勝手な侵入を咎める教師が──ってことも、ない。]
……さすがに、学校あるんだったら、 ひとりくらいは、職員室に残らねえ?
[ いよいよ変な感じだ。って、 同意を求めるように、日夏に視線を差し向けた。**]
(825) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* プロローグの抽出が使えない議事国で この議事の厚さは溺れ死んでしまう……やばい がんばって俺、まけないで
(-181) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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/* やればできる ふれーふれーーーー俺ーーーーーー
(-182) 2018/08/21(Tue) 01時半頃
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── 回想/バイト ──
意外? お前が 知らないだけだっつの
[ 乃歌がアルバイトをしていることすら>>529 英司の意識の範囲外であったし、 逆もまた同じことが言える。 知らなくて、興味の無かったことだけで 二人の関係とはただクラスメイトのみであった。
『ノッカ』などという遊び人形みたいな名を 呼んでやるほど機嫌は良くなかったし 得意気にも見える女のことを 奇妙に眺めることだけをした。 ]
(826) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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[ はふん と、虚勢を張るようにして 彼女は胸を張ったので、>>530 ]
いや、ブスだろ
[ 特に気を遣うことのしない感想を 何処かの口が言う冷めた視線を向けて 心のままに述べたのであった。 ]
(827) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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[ 深い溜息が知り合い以上になれない 二人の間に落とされた。 どうという顔もせず、英司はそれを見ていたが 彼女の口から面倒事が吐き出されたとき あからさまに嫌な顔を浮かべた。 ]
お前の話なんか 誰ともしねえし 厄介な客とか…… 早死にするな、お前
[ 痴情のもつれなど夜に馴染みのあるやつには よく聞く話ではあったのだし、 それが一方的に押し付けられた感情でも 後には愉快に語られることを知っていた。 ]
(828) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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[ それなりに慕っていた居酒屋の先輩が 一方的に女に好かれて刺されて 引っ越して疎遠になった後、 好き勝手言われてることは英司にとって 不快なことのひとつである。
乃歌は、それほど縁も無い相手だが 同じようなことが起これば不快だと 結論を出して、此方も溜息を吐いた。 ]
…… 仕方ねえから 夜遅い日は送ってやるよ
(829) 2018/08/21(Tue) 02時頃
|
|
[ 上から目線もいいとこであるが 彼女もまた上から話す素振りが有るので 許されて欲しいものだと思う。
かつかつ とヒールの鳴る音は やがて耳馴染みのある響きになり、 時間が経っても覚えている記憶を思い出と呼ぶなら これを思い出と呼ぶのだろう。
一色 乃歌は、女であるので 世間一般が興味を持たないような 英司とかそういう存在がつかないと 危険に晒されることもあるのだ。 ]
(830) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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[ 兄に似ていると言われたこともあった。>>533 顔も名前も知らない男であるし 英司は兄弟も持ってはいないのだから ふうん と相槌を打つだけに終わった。
正確な話、兄弟は居るかもしれないが 此の世界の何処かに居るかもしれない程度で 普通の人間の言う同じ家庭に育ったそれと 製造機が同じだけの遺伝子の繋がりとは あまりにもかけ離れた話だろう。
母方の弓木家の血も、名も知らぬ父の血も、 子供を捨てている時点でろくでもないのだし 兄弟が居たとしてもきっと ロクデナシ だ。 ]
(831) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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[ やがて学校祭を終えてから バイトが遅くなる という連絡は無くなったので 学習して勤務時間を融通させたのだと考えていた。
ただ、前の帰り道に 今は記憶も曖昧であるが 映画だかドラマだかの話をした途中で別れ、 その後不意に見た彼女の顔へ声を掛けようとした。
返されたのは今まで見たことの無い目であり、 不審に思っては眉を顰めた。
確信を得てからは微塵も話しかける気は無く バイト終わりの帰り道だけが 記憶の足跡をつけるだけであった。* ]
(832) 2018/08/21(Tue) 02時頃
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— 回想:淡く抱いていた何か —
[>>717そんなこんなで、庶務は頼まれるがままに雑用をこなしていた。 衣装作りのスキルなんてなかったので、一色さんに教わるがままに。 ちょっと不格好な部分はできたけれど、形にはなったとは思う。
……さて、正直に話をしよう。
この一色さんという女子のことは、かわいらしい見た目の人であることは疑いようもない。 女子に耐性なんて皆無な黄楊 靖利は、そりゃまあ、“落ちた”。
華やかな彼女とはあまり会話は多いほうではなく、交友関係も全く知らない。 知らないのだけど、それでも一目で興味を持ってしまうくらいの魅力が、彼女にはあった。
会話の数が増えたのは、他でもない、文化祭の準備期間。 ほぼ一方的に指示を受けながらではあるが、彼女の手伝いをしていた時間は、 ……まあ、うん、充実していた。]
(833) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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[普段から明るくハキハキしている彼女も好印象だったのだが。 一番印象的だったのは、文化祭当日の給仕姿。
可愛らしい衣装を纏い、明るい声を張り、慣れた様子で鮮やかにホールを回していくその姿を目にして、 ……変にドキリとして挙動不審になったのは、とても恥ずかしい思い出だ。 ぼくのぎくしゃくした不自然な動作が、誰かにバレてなければいい……。
うん、えっと……はい。
一色さんの当日の仕事ぶりは素晴らしいものだった。 だから、文化祭が終わってから少し間を空けて、>>324風邪で休んだらしい彼女が再び登校してきた日に、 ぼくは労いのつもりで声をかけようと思ったんだ。 下心は何もない。何もないよ。
喫茶店の給仕、すごく良かった。お疲れ様……って一言だけ。 あんまり声色が気持ち悪くならないように、細心の注意を払って。]
(834) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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[だけど、近付こうとした時に向けられた、嫌悪の篭もった目が。 あまりに鋭くて、何も言うことはできずにそそくさと去るしかなくて。
理由は分からないけど。 一方的に抱いていた想いは一瞬にして、爆ぜ散ったのだった。
そんな、苦々しい記憶。**]
(835) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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/* 既に矢印がたくさん刺さってそうな人に第三者の片思いをぶっこむのもアレだけど、 やらなきゃ損だよなあ……と思ったのでやりました(
(-183) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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(親しい人に相談できれば、誰も苦労はしないのだ)
(836) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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[うるさいほどの蝉しぐれ。晩夏の日。 あのとき日夏に掛けられた言葉>>594が どうしても耳から離れなかった。
誰にも相談することなど、できないのだ。 もしも俺が母と××××××××を知ったら きっと誰もが俺を軽蔑するだろう。
いやだ。嫌われたくなどない。 ただでさえ、この見た目のせいで 離れてゆく者が多くいたんだ。
これ以上、誰かに嫌われるのは もうたくさんだった]
(837) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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(だから俺は、一色のことを諦められないんだ)
(838) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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[あの晩夏の日以来、 日夏が俺と接する態度が変わることはなかった。 たまに軽口を叩き合い、受験の話も時には、した。
それに俺は、大いに安堵した。 俺の悩みの末端を知った彼が 態度を変えなかったことが、嬉しかったのだ。
大学の過去問を出し合い、 模試の結果を一喜一憂したりしていると、 中学時代に戻った気がした。 日夏と同じような、優等生だったあの頃に。
嫉妬と、羨望と、友愛と。 日夏に対して俺が抱く感情は、複雑なものだ。
――――けれど、]
(839) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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(親しい人に、相談すればいいと思う)
(840) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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[きっと俺が、日夏に全てを打ち明けるほどに “親しい”間柄になることは、ないのだろう。
それだけは、ぼんやりと理解していた。
あの晩夏の日に見せた日夏の瞳>>481が、 決して俺の行いを赦さない気がしたのだ]**
(841) 2018/08/21(Tue) 02時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 02時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 02時半頃
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── 回想/休憩 ──
[ 瞼を閉じて大人しくすることは 微睡みに片足を浸すのと同義だ。 夕焼けは ぽかぽか と温かいのだし 眠気が現れるのも仕方が無い。
反応が一呼吸遅れたのは ただ其れだけが理由であった。 ]
…… しょうじ
[ 瞼を開けて、機嫌のよい飼い猫のように ゆっくりと瞬きを行った。 特段、英司の機嫌は良くは無かったが、 ねむたいと動作が遅れるのは習性だ。 ]
(842) 2018/08/21(Tue) 03時頃
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庄司、火
[ 一度目に比較すれば はきはき とした声で 二度目は発声することが出来た。
飲み物の話は音として認識していたが 立ち上げたばかりの頭で解読途中だったので とりあえずは目前の問題に手を付けた。
火 とだけ一音落とされても 理解など彼女には難しかったろう。 その上彼女の恰好や振る舞いを見るに ライターやマッチなど持っていそうに無い。 ]
(843) 2018/08/21(Tue) 03時頃
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[ 結局のところ、英司は諦めた。 固まった膝を伸ばしては立ち上がり、 踵で ぐりぐり と地面を少し掘って 唾液で湿らせただけの煙草を投げ入れ 爪先で土を被せた後に土踏まずでそれを踏んだ。
煙草の葉もフィルターも巻紙も、 大体の部分は自然からとれたものだろうし 多少時間はかかるにせよ分解されるだろう。 都合の良いことだけを英司は考えて 煙の吸えない不機嫌さを誤魔化すことにした。 ]
(844) 2018/08/21(Tue) 03時頃
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コーラ てか、ひとり? 馬鹿じゃね
[ 普通に、持てないだろ と呟く。 気を利かせただろう彼女に付き合って 荷物持ちになる機嫌は残っていた英司は、 庄司 夜子の方へ向き直して言った。
夜子は特段変わったとこの無い女で ぼんやりとした印象しか無かったが 英司に話しかけてくる勇気はあるようだった。 戸惑い故に落ちた声だと 知らなかったのだからそう思った。* ]
(845) 2018/08/21(Tue) 03時頃
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── 回想/文化祭準備 ──
はいはい
[ ふるい終わられた粉を ちらり と見て>>586 引き続き疲れかけた手を動かしていた。
『えーちゃん』と 何処かの歌手の様に 呼ばれていたのは最早遠い昔の話で、 『弓木くん』などと 仁花は呼ぶが 英司もいつの間にか名から苗字で 彼女を呼ぶようになっていたので、 文句は言いように無いし 呼び方など、些細なことだ。 ]
(846) 2018/08/21(Tue) 03時半頃
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一人暮らしじゃねえけど ほぼそんなモン、あ、お前 其れ全部入れんな 混ぜんな クソ
[ 思った通りに言葉は零れるので 留める方法を知らない英司はやはり賢くない。 時間がもうすこし可笑しくなっていれば 相手をめげさせたという口汚さは>>592 今の時間軸の彼にとっては愉快さを生むらしい。 テーブルの上を彷徨う腕の一本或いは二本を 制止することが出来たか否かは置いておいて どちらにせよ罵倒が喉を震わせる。
失敗があるからこその試作なのだし 本番の評判は好評だったのだから それなりに上手くはいったのだろう。 ]
(847) 2018/08/21(Tue) 03時半頃
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…… 俺、飲み物にはノータッチだし 何起こっても 知らねえかんな
[ 昔馴染み と へらへら物怖じしないやつで 顔を合わせたりどうこうするのは 気楽であったし、正直な話楽しかった。
呆れた顔で視線を送ったりして それなりに使命感 に似た責任感 というか 協力しようという心が芽生えたりもした。
英司だって、他と比べて劣ってはいるが 骨と肉で出来た人間であるので、 感情が無い訳では勿論無いのだ。* ]
(848) 2018/08/21(Tue) 03時半頃
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/* みんな発言おお〜、て思って前の村見てきたけど 5でもプロが980とかだから、うわーてしていた 今回、1000行くんじゃね?どだろ
(-184) 2018/08/21(Tue) 03時半頃
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/* ひとりひとりに絡んでいきたいのに発言抽出できないのきつすぎるぜ!!
(-185) 2018/08/21(Tue) 03時半頃
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/* 今更だけど、一色のメモの「かわいい」に笑ってる ぶすっていってごめんね、かわいいよね
(-186) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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── 回想/問題児 ──
[ 英司は自らが少なくともこの学校において 頭の悪い部類だと気付いてしまってから、 一層何かとだらしなくなった。
登校しないとこは珍しくなく 提出物を提出するは珍しいのだから 同級の委員長には大変迷惑を被らせた。
3年5組の委員長は日夏ヨスガという人で 英司より三センチ小さいだけだというのに 随分と こじんまり とした印象の人間だ。 人当たりの良さゆえに 何かと忙しそうにしてる風なのが そう思わせているのかもしれない。 ]
(849) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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[ 其の日回収していたのは 俗に言う進路希望調査というヤツで、 英司は何週間か前に配られたその紙を 記憶には無いが恐らく捨てたので 口頭で伝えるだけでいいだろうと思っていた。
然しと言って教師というのは几帳面なのか 上が全員集めないと帰らせないと脅してるのか はたまた委員長がまめな人間だからか、 ご丁寧にもヨスガは紙を引き取りに来た。 ]
(850) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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ねーよ タブン、捨てた
[ 特に面白味の無い爪先を眺めながら 英司は顔も見ず答える。
ヨスガと英司の関わりは提出物回収が主で 英司も大体は出し忘れか、 持ってきてない場合はコピーするなどしていて 接触の時間はごく僅かであった。 今までは会話などほぼ無かったので 二言言葉を投げたのは、この時が初めてだった。
もし、進路希望調査票は大切なものなので コピーは許可しない などと教師が言わなければ 会話らしい会話などせず終わったかもしれない。 ]
(851) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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[ ヨスガは何と答えただろう。
きっと、いつものように 尊大で芝居掛かった口調で 何かを言うのだろうから 英司は彼を ちらり と見て、 ]
(852) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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はっ、気持ちわり
(853) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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[ 口角を ピクリ とも上げずに ただ鼻で息を通すようにして 目の前の、ヨスガの事を嘲笑った。 ]
前々から思ってたけど なんだその喋り方 マジ ウケんな
[ にこり ともしないくせに 言葉では笑ったなどと吐いて 他人のことなど、考えちゃいない。* ]
(854) 2018/08/21(Tue) 04時頃
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/* てかやっすー購買に居るんなら購買行った方が良くね? まじそれな でも眠い 誤字ヤバい うーんでも皆朝書いてくれるわんちゃんあるから わんちゃんあっちゃうから…今のうちに書きたい
(-187) 2018/08/21(Tue) 04時半頃
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/* ね、る…やっす、多分浅いない…んじゃない??知らないけどお…
(-188) 2018/08/21(Tue) 04時半頃
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――回想 文化祭準備――
うんうん、
[会話はキャッチボールだが キャッチボールであるが故に投げ返すこともできるのだ。 わはは。 言葉に詰まる庄司を少しだけ愉快そうに見ながら、>>720 封都の意見を聞いて>>702]
うん、庄司さんの思うままでいいぞ。
[とかいいながら、書類を整理している。 委員長と副委員長で揃って書記を苛めているようになって 封都にも庄司にも申し訳なくは思っていたが
これは愛です。たぶん。少なくとも日夏にとって。]
(855) 2018/08/21(Tue) 07時半頃
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そうだな―― 衣装は一色さんが主導してくれるそうだから 内装でもがんばろうか、
[やれるところとして、と笑って、 それから、ノートに書き加えられた 庄司の文字に、小さく頷いた。]*
(856) 2018/08/21(Tue) 07時半頃
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/* 弓木くんわざわざこちらの設定読んでロルなげてくれたのか…ありがとう優しい…(視界に入っていいものかわかんなかったマン
(-189) 2018/08/21(Tue) 07時半頃
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/* やすとしとかぶった!ごめんね!こっちは伏せ進行でゆく…… おちろるとかで、ゆう。。。
(-190) 2018/08/21(Tue) 07時半頃
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―回想:文化祭準備―
姫はやめてー!恥ずかしい!
[芝居がかった返答>>755に、 乃歌はぎゃーと大袈裟な返事を返した。 冗談も大概にしてほしい。そう思う。 本物のお姫様がいるこのクラスであれば猶更。
あかね本人は至って大真面目らしいのが 更に乃歌の羞恥を掻きたてた。]
(857) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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[頻繁に衣装を手伝ってくれた二人は、 幸い、器用な方だったと思う。>>757>>833
ミシンの操作だとか、型紙の見方とか そういった知識はなかったようだけれど、 指示したことはそつなくこなしていた。
要領がいい。呑み込みが早いのだろう。 流石、翼高生だなぁと思う。自分の事は棚に上げる。]
(858) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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[ちなみに、一色乃歌は絵に描いたような文系だ。 翼成に受かったのも国語と英語の出来がほぼ全てだった。
国語や英語はそれなりに出来るものの、 数学や理科は評判のノート>>395を借りて 何とかしのいでいたことだろう。
数式とか計算とか、面白くなさすぎる。 買い物のときに計算出来ればいいじゃん。 心の底からそう思う。
まぁ、それはさておき。]
(859) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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―回想:文化祭準備の合間―
[幾らかの衣装が仕上がって、 いよいよ文化祭が間近に迫っていた時だった。]
そうそう、ミシンで縫ってくれたとこ。 こっちは黄楊が着けてくれたボタンね。
ふふふ、可愛かろう可愛かろう。
[これらの衣装は、あかねや黄楊のお蔭で出来た様なものだ。 だからこそ、着たらいいのに。そう思った。 彼女は平均より少し身長が高けれど、そんなのは関係ない。 平成最後の文化祭。折角の非日常なのだ。]
(860) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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[単純に、彼女がその衣装を着ているのを見たかった。 それもある。
自分の作品を誰かが着るというのは 自己満足の世界で生きて来た乃歌にとっても 新鮮な経験だったから。
不意の援護射撃>>794に 心の中でガッツポーズをしながら、うんうんと頷いて見せる。]
王子様ね、いいじゃん。
[やっぱり、かわいい衣装は駄目らしい。
彼女の返答>>765に少しだけ眉を下げて、 けれど力強く胸を叩いて見せた。]
(861) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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うち、バオバブの木だしね。 星の王子さま衣装は今作ってるし もう一着作ろうか。
何がいいかなぁ。シンデレラ? 美女と野獣とかも捨てがたいし。 あかね、何かやりたいのある?
[どんな衣装でも、最終的に着るのは彼女だ。問いかける。 全く違う世界の王子さまふたりが 並ぶ図を見るのも楽しそう。 想像して、ふふと笑みを零した。
ただ、ひとつだけ。気になることがあったとすれば 「作業は分担すること」 仁花とのお約束ごとを破ることになりそうだ。 そう思っていたのは内緒の話。**]
(862) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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――現在 空木と――
[燃え尽きた灰。 何が燃え尽きた灰だろうな、と思う。
都市? 人々? それとも感情? 荒廃した心?
どちらにせよ悪くない光景だ。 ――そう、悪くない光景だ。]
バッドエンドなら、笑えるエンドがいいな
[けらけら笑ってそう返す。 崩れた宇宙船の上で崩落を待って、 げらげら笑って死ぬようなバッドエンドがいい。
――言葉が通じないまま。 自分の星にかえれないのならば。]
(863) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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ははは。似合う。
[半分ウソで、半分本当。>>817]
ワンコール? 偶然出会うのも悪くないと思って忘れてたわ。 [いつもどおりの軽口に、 いつもどおりでない口調を混ぜて。 ふらふらしてるとかいう野良猫と笑いあった。]
[どっかの屋根でおわあと鳴いてそうだな。と思う。 ジャングルジムを上って、てっぺんをぐるりと見てるのを ちら、と見てから>>820 ずっと空木の印象は「野良猫」のままだ。
首輪のついた野良かもしれないけど。]
(864) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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―― ・ ――
「 ――窓は、要る。 」
[そう返したことを、 廊下の窓から外を見た時思い出した。>>820
星を見る窓とか。 あと、他人を見るときの窓とか。]
「 ないと、そっちにいきたくなるからな 」 「とびだしてって、結局届かないって知ることになる」
[とかいう返答も、十分意味わからなかったと思うけれど ミミズクと野良猫で言語が共通しているわけでもなし、 ご愛嬌。]
(865) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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「……自信満々かよ。ウケるわ。 卒業する前にもう一回くらい、散歩するか。 お供はつめたいのじゃなくてコーヒーで」
[ま、缶飲料よりも優れているとはいえ 散歩するときにもってこいなんていえないから そこは自販機調達でいいかな、と思いながら 缶コーヒーをあけて、中身を飲み込んだ。
そんな、冷たい夜もあった。*]
(866) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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――わるくない。 いい景色が見られそう。
[なんでお前とだよ、あほくさ、とは思ったけれど。 それ以上に空木と眺める終末は なんとなく悪く無さそうだったから、
笑って、そう応えておいた。*]
(-191) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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―― 現在/廊下 >>822――
たしかに。 サト君が風邪ひいているところは見たことがないな。 丈夫なのはよきことかな。
[ふらふらしやがってといわれれば、 小さく肩を竦めて、笑う。]
まー …………別に血は繋がってないし。 それをいうなら、君んちも大概だがなあ。
[空木んちでもなんもいわれないの? とは聞くけれど。 まあデリケートな話題だとは知ってるから 追求は、ほどほどだ。]
(867) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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仁鳥さんが主人公だとホラーなのか…… サト君が主人公だと何になるんだい?
[なんでだ、とつっこむことはしなかった。 それから、職員室の戸に手をかけるのを見れば まあ、そうだなあ。と頷いて 勢いよく開かれる扉の先を見た。>>823]
(868) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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――現在/職員室――
…………ホラー説も真実味を帯びてきたな。
[誰もいない。がらんとした職員室を ヨスガはぐるりと見渡した。
普段先生がいる場所には、何もない。 荷物だってない。 ただ置かれたままの私物や、 筆記用具はあるのかもしれないけれど。 ヨスガはあたりを見渡して、 電話に近づいていった。 職員室の電話を勝手に借りるなどと、 素行不良もいいところだが――――……]
(869) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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|
[空木がこちらに視線を向けたとき、 ヨスガは電話の配線を確かめていた。 かけられた言葉に頷いて、 少し困ったように眉を下げる。]
……いる、と思う。 こうまで人がいないとなると、ホラーかもしれんな。 ……固定電話が繋がらん
[空調は生きているし、 配線も繋がっているのにな、と呟いて
何故電話を確認したかといえば 封都が使いたいといっていたからだが]
この大雪じゃ帰ることも儘ならんしなぁ…… 報告に戻るか、もう少し探すか。 [そう、ぼやいて、電話機を置いた。**]
(870) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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―― 幕間 ――
[例えば親しい人に悩み事を相談しろと言われた時に、 少し前であれば「一色乃歌」の名前を上げただろうし あるいは今は「空木理」の名前を上げるべきだと思う。
つまりはそれほどに、空木のことを 大切な友達だと思っては―――いた。
“母親との仲が微妙なんだよな”
などと漏らしたことはあったかもしれない。 けれど、それだけだ。 核心部分には、触れない。
結局のところ、俺は空木に嫌われるのが 怖かっただけなのだ。
俺は憶病だったし、卑怯だったし、意気地なしだった]
(871) 2018/08/21(Tue) 08時頃
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(あの晩夏の日を、思い出す。 蝉の声が、うるさくてたまらなかった)
(872) 2018/08/21(Tue) 08時半頃
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[もしも空木に 悩み事を相談することがあったとしても こんな軽いものであっただろう]
あのさあ、空木。 王子さまっぽい仕草って、どんなだと思う?
[唐突にそう問うたのは きっと放課後のことだったろうと思う。 手には図書室から借りた「星の王子さま」を片手に。
空木の察しが良ければ、ああ文化祭の、と 気付くことができただろう]
(873) 2018/08/21(Tue) 08時半頃
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給仕とかやったことないし。 王子さまとかもっと分からないし。 こう、あれだ。桜ヶ台には負けたくないし。
[なんていくら言い訳をこねても、 結局のところ、俺は文化祭が楽しみなだけだったのだ。
本当の悩み事なんて、誰にも相談できやしない。
親しい人に相談? 馬鹿を言え。親しいから相談できないのだ]**
(874) 2018/08/21(Tue) 08時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 08時半頃
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/* はーーーーー。 まあ、連太郎の諸々の視点整理が終わったかな。 すっきりすっきり。
ちょっと体調微妙だからまったりいこう。
(-192) 2018/08/21(Tue) 08時半頃
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|
―― 回想/問題児について>>849――
[読めない人間だとは思っていた。
登校せずサボるようでいて、>>849 作業には黙々と参加して、 不良生徒ならば参加しないであろう文化祭にも きちんと、きてくれてはいた。
だから弓木という人間の事を、 ヨスガは読めない、とは思っていたけれど それと同時に、彼の視界に入ってはいないとも思っていた。
三センチ身長差があるから―ー じゃ、なくて。 書類のやりとりばかりしていたからだろう。
文化祭準備を悪くなさそうに手伝っているのだとか そういうのは見ていたけれど 弓木にとってそれが何だという話だろうし。]
(875) 2018/08/21(Tue) 09時頃
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|
[だから、進路希望調査の紙を 「弓木が提出していないんだ」と 言ってきた担任に代わって 一応、引き取りにいった時は、>>850 ――「おいおい、 おれが帰れなくなるからカンベンしてくれたまえ」だとか そういう言葉を苦笑しながら投げて、 その答えが返った時は>>852>>853 透明人間が人間に認識されているような ――妙な感動を覚えたのは、ここだけの話。
かけられた言葉は喧嘩を売ってしかいなかったけれど。 >>853>>854 割と言われて当たり前の事を言われている。]
(876) 2018/08/21(Tue) 09時頃
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|
[そう、故人の言動を真似するだとか そもそも元々の故人の言動自体が
わりと「変」 だとは知っているから
……ほっとした、だなんて
言えば、もっと気持ち悪いだろう。 完全にヨスガの事情でしかない。 だから、「ウケるだろ」と返しておいた。]
(877) 2018/08/21(Tue) 09時頃
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|
てか…… エージ君別に面白くなさそうでウケんだけど。 進路希望きかれんのいやだった? 話しかけられるのがいやとかだったら 面白いから今後も話しかけるけど。
[小さく笑って、会話を掘り下げようとした。 それは優しさからではなくて、 単純に興味をもったからだけれど、 彼の気持ちを理解できないように、 理解されなくても別によかった。
……魚とミミズクじゃあ、ねぇ。 ましてや空は黒く塗るタイプだし。**]
(878) 2018/08/21(Tue) 09時頃
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―― 独白 ――
[ さほど親しくはない相手だというのは、知っていた。
「俺の気持ちを知らないくせに」と線を引かれた時に それは痛いほど理解した。 その眼差しに友情だけじゃなく 嫉妬も含まれていることを知っていた。
――俺は、知ってた。でも。]
「じゃあこれを解いてみたまえ、レン君。 これはおれの志望校の過去問で――……」
[そんな受験生らしくも阿呆なやりとりを交わしながら 楽しそうにしているお前を 心配そうに見たことがあることを、 お前は知らないだろう、阿蘇。]
(879) 2018/08/21(Tue) 09時半頃
|
|
[どうして、 そんなに、切羽詰っているのか。 俺に明かしてくれなくたっていいけれど お前にとって、親しいひとなら、 明かしたっていいんじゃないか。
(でも知ってるんだ。 お前のようなやつは、親しい人にも明かさない)]
(880) 2018/08/21(Tue) 09時半頃
|
|
[先生に見つかって𠮟られている時とか 時折みせる鬱屈した表情をみつけた時とか そういう時に、いつも思ってる。
――……俺だって心配してるんだけど。って。
「おまえに、なにが分かるんだよ」>>467 「わかって、何ができるんだよ」
ああ、わかんないよな。 逆にお前に何がわかってるわけ。
やりたくもない役をやって 表情を翳らせてるお前を見る度に どうしよう、と思ってる俺のことなんて 最初に線を引いたお前にわかるわけ、ないだろ、 ……って。]
(881) 2018/08/21(Tue) 09時半頃
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( いえればいいのに、 何も、いえないから 俺たちは親しくないクラスメートのままだ)**
(882) 2018/08/21(Tue) 09時半頃
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── 現在/購買 ──
[ 校舎の中はくすぐったい程に温かく レンジで温めた牛乳の様に 何処か優しくて居心地が良い。 英司の髪の毛は さらさら と細いので すこし彷徨えば、すぐに乾いてしまった。
購買に向かう廊下は何だか暗く見え 其の違和が人の少なさ故であると 廊下の角を曲がったとき気付いた。
そういしていよいよ可笑しいぞ と 休校や或いは自主休校の可能性が脳裏に過る。 ]
(883) 2018/08/21(Tue) 11時頃
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[ 購買は開いていないかもしれない と 思ったところで、 玄関は開いていたのに? と自分が囁く。 暖房もついているのだし……などと考えた際に 理解の範疇を超えたことを理解し、 元々の、昼食を手に入れるという目的を 果たす他ないだろうと言うことにした。
教師の居ない廊下というのは 自由を彩るようであったので なんとなくいい気分になった英司は 先ほどの駄々っ子にも何か買ってやろう という気にすらなっていた。 ]
(884) 2018/08/21(Tue) 11時頃
|
|
[ 翼成高校の購買は一階にある。 人影は既に有り、視界に購買を捉えたときから 曖昧に ゆらゆら と挙動不審な動きを繰り返した。 ]
黄楊
[ 今は携帯を見るその男に 挨拶などせず>>701 言うなれば名前を呼ぶことが 英司にとっての挨拶とすら考えられよう。
先客に足を止めることなく、パンとジュースと 女は甘味で機嫌を取るのが一般的であるので あかね 用にプリンを手に取る。 ]
(885) 2018/08/21(Tue) 11時頃
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[ 販売員が居ないのは疾うに見えていたし 先から人の気配が微塵も無いのも 時計の針が着々と進んでいることも 逃さずしっかりと理解していた。
英司は商品を台に置けば 台に足を着くのも構わず 飛び越えて 向こう側のレジへと着地した。 ]
遅刻すんぞ
(886) 2018/08/21(Tue) 11時頃
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[ バイト先と似たようなレジであったので 何となく使い方の分かっていた英司は 自分の財布から金を出して勝手に会計をする。
釣銭など要らない と振舞うには 預金が心許ないのだから当然である。
開かなかったらその時はその時で、 然し幸運にもそれは口を開け つまり 不用心にもレジに鍵は掛かっていなかった。 やはり何処か奇妙だな と思いながら 英司はクラスメイトの顔を 漸く見た。* ]
(887) 2018/08/21(Tue) 11時頃
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── 回想/委員長 ──
[ 英司の事情を察する能力は低いし 触れてはいけないところには触れない と 誰かに教えられていないのだから 人の事情など気にもしない言葉であった。>>877
会話が掘り下げられようとするので>>878 体制を保っているのが億劫になり ヨスガに顔を向けたまま 上体を机へ倒した。 ]
…… 別に
[ それだけでは何処かの女優のようであったので 言葉を少し続けることにする。 ]
(888) 2018/08/21(Tue) 11時半頃
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嫌とかじゃなく お前の話し方が変だから 変 っていっただけだけど
[ 事実ヨスガの性格を嫌ってはいなかった。 進路など誰に知られても構わなかった。 ただ目に付いた特徴と言うものを 言語化して口に出してしまうだけであった。
彼が英司に話しかけなくなったら 担任は酷く苦労するだろう と 他人事のように思った。 ]
(889) 2018/08/21(Tue) 11時半頃
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[ 特段 空を飛びたいとは思わないし 宇宙に行きたいなど 夢描かないし 鳥になるには進化が必要であるので 劣った英司は、魚で十二分なのだ。
空を塗れと言われたのなら 彼は黒に塗る人間であるのだが、 英司はそんなこと知る機会は無い。
ただ、ひとつ。 ヨスガという名は一般的に 漢字に移すなら 縁 であったり 便 だろうが よ という音に 夜 を当て嵌めたくなるのは 彼のうすぼやけた瞳の色に 夜闇を見出してしまうからだろう。* ]
(890) 2018/08/21(Tue) 11時半頃
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─ 回想:衣装のこと ─
[ 一色さんとの初対面はよく覚えております。 入学式の日の教室で、お人形がいる、と思いましたから。 まるでわがやのフランス人形のような、 かわいらしい方だとじっと見つめてしまいました。 その日はぶしつけな視線を向けてしまったことに気づかれないよう、 近くを通ったときにごきげんようと ご挨拶をすることしかできませんでした。
そして、最近その華のような雰囲気が翳っているように感じます。 もしかして、一色さんも男の方が怖いのでしょうか。 確かめることはできませんけれど ]
(891) 2018/08/21(Tue) 12時頃
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[ 文化祭の前は、まだそんなことはなかったと記憶しています。 お仕着せの貸し出しを頼まれた>>714時も、変わりありませんでした ]
かしこまりました。今度持ってきますね。 デザインについて意見を言えるか分かりませんが努力します。 あの、でも、当日はわたくし、 接客をお手伝いする時間はありませんから。
[ 一色さんが服を作っても無駄になりますし、 もったいないとお断りをしようとしましたが、 なぜかすでにデザインを始めていらっしゃるご様子 ]
一色さんが作ってくださるの、楽しみにしてますわね。
[ そのときはそういって、後日お仕着せを一着お持ちして。 袖は給仕の邪魔になるからつまっていた方がいいとか、 裾にレースをつけましょうとか、襟は大きくしましょうなんて話もしたかもしれません ]*
(892) 2018/08/21(Tue) 12時頃
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─ 回想:食器のこと ─
[ なんだか庄司さんが悩んでいらっしゃいます。 どちらにしても気負わなくてよいということを お伝えしたつもりでしたが、 心労を増やしてしまった気がします。 日夏さんと共謀して追い詰めたように 感じられていたらどうしましょう
ようやく決めてくださったようです>>721 ]
はい、お任せください。 決めてくださってありがとうございます。
[ 胸をたたいて、うなずきました。 続いた言葉に頬に手を当て、 ]
テーブルクロスも家から持ってきましょうか…?
[と申し出てみました ]*
(893) 2018/08/21(Tue) 12時頃
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─ 現在:教室 ─
[ 机でぐったりしています。 いけません、このままでは、 だらしがないとか、はしたないとか、 ばあやに叱られてしまいます。 けれど起き上がる気力がなくてそのままになっていると 仁鳥さんがお声をかけてくださいました>>726 ]
だい、じょうぶです。
[ 心配をおかけするわけには行きません。 足のだるさが全身に伝わったような倦怠感を振り払って わたくしは身体を起こしました ]
(894) 2018/08/21(Tue) 12時頃
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ご心配おかけして申し訳ありません。 雪道を歩くのが大変で、少々疲れただけなのです。
[ 仁鳥さんはお優しい方です。 周りをよく見ていらっしゃって、 気遣いも指示も的確な方だと思っております ]
少し休んだらすぐ良くなりますから。
[ 疲れを見せない顔で、無事に微笑めたでしょうか。 少なくとも背筋はピンと伸ばせていたことと思います ]**
(895) 2018/08/21(Tue) 12時頃
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──少し前/教室>>722──
構ってちゃんかよお、ウケる。 どーせならもっと、優しく来て。 おれの寿命、仁花さんがだいぶ持ってってからね。
[ 笑う仁鳥に、空木はぎゅっと顔をしかめてみせる。
きょうだいごっこと言うのであれば、 調理中、「わかんねえよお、にーちゃん」とか、 ふざけては弓木に毒づかれたりもしたけど、
たぶん、仁鳥の想定を知ったのであれば、 「やだよ、真ん中なんて」つって、 ゲラゲラ笑ったりしたのだろう。
尚、当然のごとく、 きょうだい構成(仮)に弓木を組み込んでいる。 ファミリーみたいなもんでしょ。調理班なんて。]
(896) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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はーあ? ない、ない。 おれの体当たりを受けよーなんざ、 ひっくり返んのは仁花さんのほうだね。
[ ちょい前芸人の真似事>>724には、 ぎゃははと遠慮なく笑わせてもらった。
怪我をしたのは肩だったし、 別に、部活以外に大して支障もなかった。 速く泳ぐのは、難しーな。ってことで、 空木はするっと部活を辞めた。
大して強くもない翼成の水泳部は、 仲の良さがウリ、みたいなとこがあって、 マネージャーとして残れば。って言った仲間に、 空木は、「はあ? やだよ」って、真顔で言った。
そこまで噂になってたかは、知らないけど。]
(897) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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[ ひとがすくねえ、って、 教室を見回した拍子に、 自席でせっせと脱皮してく姿に気づいて、
「ぎゃあ、ハレンチ!」って、 言いかけたけど、視線が集まったら悪いな。 と思って、ちょっと気恥ずかしくなって、 空木は黙って視線を外した。*]
(898) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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──現在/日夏と>>863──
えー、じゃあ、そーな。
地球が滅亡するって聞いて、 人類を見捨てて逃げ出したおれたちは、 真っ白な星に包まれて、 遠く緑の故郷を眺めながら、 死ぬのを待つしかありませんでした。 ちゃんちゃん。
(899) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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[ そしたら、たぶん、 空木はひとりでゲラゲラ笑って、 真っ白な大地に寝っ転がって、 「結局死ぬんじゃん」って言うのだと思う。
指でつくった小さな覗き窓から、 はるか遠くの空の故郷を見上げて、眠る。
即興で紡いだ結末が、 しんと静かな廊下に響いて、不穏だ。]
(900) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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[ 真夜中のどうぶつの偶然。 全然ロマンチックな逢瀬でもなく、 野良猫は窓越しの異種間交流を楽しんだ。
ふんふん、とわかってんだかどうか、 怪しい感じに頷きながら、空を見て、 「来ればいいのに」って、適当なことを言う。 「日夏、デカくねーし、くぐれる、くぐれる」。
そんな夜が何度かあったか知らないが、 野良は、今もそこらへんをふらふらしてる。
首輪は擦り切れてどっかいっちまったから、 迷い猫にもなれやしないのだ。ぎゃおん。]
(901) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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ばかは風邪引かねえからね おれ、ぜってー去年より、丈夫。
[ 良いこと、と言われて>>867、 空木はそんな迷信を持ち出して頷く。
血は繋がってない。って言われて、 空木は「そっかあ」と言った。
それは、はじめて聞いた気がしたけど、 したから? ふうん、って頷いてみる。
戻ってきた日夏の尊大な口調。 いろいろなんだな。って思う。家族ってやつは。]
(902) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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おれん家、だれもいねえもん。
[ すくなくとも、今は。 だから野良。間違ってない。
さらりとそんなことを言って、 空木はつまさきで廊下の床を蹴った。]
仁花さんが主人公だったら、 おれらは職員室に入ろうとしたとき、 後ろから飛び出してきたゾンビに食われて死ぬ。
おれが主人公だったら──……、
[ 空木はちょっと考えて、 正直、なんだろうなあ。思いつかない。
いろいろ考えた末に、ただの願望を口にする。]
(903) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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……十五少年漂流記。 ここは、助けの来ない無人島。
[ おれらしかいない。って、 空木はのんびりとした調子で言う。]
(904) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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──現在/職員室>>869──
[ 空木は大急ぎでがらりとドアを開けたので、 ゾンビや口裂け女やメリーさんが、 背後から飛びかかる隙はなかった。有能。
それでも払拭できないホラー疑惑。 空木は心のままに「やべえな」と呟く。]
固定電話も死んでるとか、 いよいよやばくない? 陸の孤島かよ。 どっかで橋も落ちてたりすんのかな。
[ 軽口を叩くが、表情は固い。 だって、これだけひとのいた気配はあるのに、 だあれも見当たらない、だなんて。
フィクションか、夢か、 たちの悪い悪戯としか、思えない。]
(905) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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んー。みんな待ってるだろうし、 他のクラスにひとがいねえか、 一応確認しながら、戻るか。
[ そう言って、教員のデスク確認をやめる。 また寒くて空っぽの廊下に逆戻りか。 って、それは少しだけ、憂鬱な気持ちだ。*]
(906) 2018/08/21(Tue) 13時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 13時半頃
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──幕間>>871──
そーなん? おれも、ビミョー。 どーしたもんかねえ。
[ 母親との関係について聞いたなら、 空木はふうんって阿蘇の目を見て、 ゆうるい口調で、そんなことを言う。 どうしたもんかな。真顔だった。
阿蘇の家族って、母親だけだよなあ。 とか、そうなると同時に変貌した友人を思い出す。]
(907) 2018/08/21(Tue) 14時頃
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[ ひとん家には、いろいろある。 それぞれ、いろいろある。 家族なんて結局、ひとの集まりだから。
3年前の空木は、 なんだかんだ、兄のことも好きだった。
お互いいろいろあんだね。って思うから、 空木はあんまり突っ込めないで、首を傾げる。]
(908) 2018/08/21(Tue) 14時頃
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[ ──けど、首を傾げたのは、そのとき>>873も同じだ。]
おーじ。王子様? それおれに聞く? ないでしょ。
[ 手の中の本。文化祭絡みだ、とは分かる。 けど、空木に王子様要素はないし、 知り合いに彼の国の王子がいるわけでもない。
はあ? とか言いながらも、 空木だって、文化祭が楽しみなのは同じ。
それに、王子様度合いで、 友人が女子に負けるだなんて、 不憫すぎて見てられない。涙ちょちょぎれる。]
(909) 2018/08/21(Tue) 14時頃
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えーー、わっかんねえ。 指パチーンとかしといたら。知んねえけど。
それか隅っこで踊ってろ。 今から社交ダンス練習して来い。
[ 星の王子さま、幸福な王子。 いずれも恐らく、想定する王子像ではないし、 チャーミング王子は舞踏会を開いて嫁を見つけた。 うん、踊るしかないんじゃね? って、空木は思う。]
あ、待って。もっといいの思い付いた。 馬。馬借りてこ。白馬に乗ってオーダー運べよ。 ほら、封都さん家とか、いそう。白馬。
[ どーよ、って、空木は得意げな顔をする。 絶対、桜ヶ台には真似できないはずだ。 カクレクマノミじゃ、王子ぶれるはずもない。*]
(910) 2018/08/21(Tue) 14時頃
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[今“日常”だと思っている高校生活も、 そのうち“思い出”といわれるものになります。
当たり前のように毎日顔を合わせていた クラスメイトの顔だって、会わなくなれば 徐々にぼんやりともやがかかっていくのでしょう。
そうしてきっと、一番最初にみんなの記憶から消えるのは 私だと思うのです。
顔も名前も思い出せない、のっぺらぼうのクラスメイト。 「そんな人いたっけ?」なんて言われるクラスメイト。
いじけているわけでも、ひがんでいるわけでもなく、 淡々と私はそう思います。 モブとはそういうものだからです。]
(911) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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[個性というものがない私には、青い空しか描けません。]
(912) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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―― 現在:教室 ――
[その時教室には誰がいたでしょうか。 私は自分の席にかばんを置くと、 マフラーをはずして小さくため息を吐きました。]
阿蘇君、さっきぶり。
[声をかけてくれた阿蘇君に返事をして>>812 そちらに顔を向けると、阿蘇君はなんだか 意外そうな顔をしていました。 思い当たることがなくて、私は首を傾げたのですが。]
(913) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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乃歌さんは、部室に寄ってくって。
[“ひとり”“てっきり”という言葉に合点がいきました。 きっと、阿蘇君は乃歌さんとコンビニで すれ違ったのでしょう。
阿蘇君が乃歌さんのことを気にかけていることは、 私はよく知っています。]
(914) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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私のスマホも圏外になってる。 雪のせい? 電波障害なのかな。
[電話が通じないのは、 どうやら私だけではなかったようです。 改めてスマートフォンを取り出して、もう一度確認します。 何度見ても“圏外”という文字が揺らぐことはありません。]
日夏君と空木君は、コンビニで別れてから見てない。 あんまりひとけがないから、 私も職員室に行ってみようかと思ってたんだけど、 見に行ってくれてるなら待ってようかな。
[そう言いながら、コートを脱いで椅子にかけました。*]
(915) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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―― 幕間>>907 ――
[おれも、ビミョー。 そう答えた空木の口調は、 いつも通りのゆるういものだった。
日常会話の延長。 明るい調子で会話は流れてゆく]
まじかよ。 指パチーンすれば王子さま?
[言われて即実行、が俺のモットーである。 中指と親指を擦り合わせるが、 悲しいかな、うんともすんとも鳴りやしない]
(916) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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やばい。 桜ヶ台って指パチーンできるのかな。
[空木が知っているわけもないだろう。 俺は頭の中に「指パチーンの練習」と書き加えた]
あと踊ればいいのか? 社交ダンスとか、相手がいないと 練習もできないじゃねーか。
……空木。しゃるうぃーだんす?
[真顔である。男ふたりで踊る姿を想像して なんとも言えないむさ苦しさに、 数秒後、ぷっと吹き出したのだった]
(917) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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あのさあ。 白馬とか喫茶店で暴れて出し物めちゃくちゃになる 未来とか見えないよ。
日夏にはっ倒されそ。 いや、その前に一色に殴られるか。
[あの真面目委員長が怒ったら、きっと怖い。 一色は言わずもがなだ。 想像したら、なんだか楽しくなってきた]
あー、桜ヶ台に負けたら ショックで立ち直れねー……。
[言葉とは裏腹に、その声音は弾んだものだった]
(918) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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[金髪を人差し指と親指で、摘まみ上げる。 努めて明るい口調で、あっさりと]
まあ、軽くイメチェンは しよっかなーって思ってるんだよな。
遊び人っぽい見た目の王子さまとか なんか時代の最先端を行き過ぎてる気がするし。
[期待しとけよ、なんて。 内心は明かさず、空木にへらりと笑った]*
(919) 2018/08/21(Tue) 15時頃
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―― 回想:休憩 ――
[起こしてしまったかもしれない、と私は焦ったのですが どうやら弓木君は寝ていたわけではないようです。>>842
名前を呼ばれて、思わず私は気を付けをして、 こくこくと頷いてしまったのですが、 きっと眠たげに瞬きをしていた弓木君には 見えていなかったと思います。]
(920) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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ひ?
[名前に添えられた一音に首を傾げて、 私は鸚鵡返しに聞き返してしまいました。
とっさに、私の顔に何かついてる類のことを 指摘されたのかと思いました。 思わず顔を触って、服を払います。
取れたかな? と聞き返そうとして、 そもそも何かがついてるとは言われていないことに 気づきました。]
(921) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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[気を付けをしてみたり、ばたばたと服を払ってみたり、 きっと私は滑稽だったことでしょう。 弓木君がくわえていたところを捨てたところで、>>844 ようやく“火”と言われたのだと気づきました。
最初からわかっていたとしても、 私は火は持っていませんでしたし、 持っていたとしても、煙草に火をつけてあげることは できなかったでしょうけれども。]
(922) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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[止めた方がいいよなんてお節介は言えません。 けれど、火をつけてあげることも、 私にはどうにもできそうにありません。
埋められていく煙草を見る目は、とがめるようなものでは なかったと思います。 私が本当に真面目な優等生なら、 せめてゴミ箱に捨てるように言うか、 黙って自分で拾い上げるかしたのかもしれません。 どちらもしようと思わない私は、 やっぱり真面目でも優等生でもないのです。]
(923) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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コーラ? わかった。
[ぼんやりと煙草が埋められていくのを眺めていた私は、 弓木君の声に慌てて顔を上げます。 スカートのポケットから、メモ帳を取り出して、 弓木君のリクエストを書き付けて。]
あ、クラスの全員分じゃなくて、 調理班の人の分だけだから、 1人でもなんとかなるかなって思ったんだけ、ど。
(924) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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[やっぱり無謀だったでしょうか。飲み物はそこそこ 重さがあります。 薄々気づいていたことをずばりと指摘されて、 苦笑しかできません。
でも、わざわざこんなことを言うということは。]
……手伝ってくれる?
[は? なんで俺が? なんて返事を予期しながら、 思わずそんなことを言ってしまいました。**]
(925) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 15時半頃
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― 回想:家族のこと ―
[ 自分で言うのもなんですが、 わたくしはたいそう大切に育てられたと思います。 ほんとうのおかあさまはわたくしを産んですぐ亡くなりましたが おとうさまも、後添えの今のおかあさまも、 ばあやや家政婦、わがやで働く皆様。 そして何よりわたくしを守ってくれていたおにいさま。
みんながわたくしを愛してくださっていると そう感じておりました。
おとうさまの後を継ぐために、おにいさまが遠くへ行くまでは ]
(926) 2018/08/21(Tue) 15時半頃
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[ 出立の前、おにいさまはとても不安そうに 何度も何度もわたくしに言い聞かせてくださいました ]
「これからは私は落花を守れない。だから、十分気をつけて。 自分の身は自分で守るんだ。 守れないと思ったらすぐに助けを呼ぶんだよ」
[ あまりにも真剣な様子に対して、 わたくしは微笑みながらこう応えました ]
心配しすぎですわ、おにいさま。 わたくしももうこどもではないのです。 自分のことは自分できちんとできます。
[ 今思えばなんて滑稽なのでしょう。 おにいさまがどれだけ心を砕いて わたくしを守ってくださっていたかなんて 知りもしなかったのです ]
(927) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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[――自分で自分の身を守れるなんて、 どうして驕っていられたのでしょうか ]**
(928) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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―― 現在 / 教室 ――
……そっか。ありがと。
[庄司の言葉>>914に、俺は曖昧に笑った。 慌てて誤魔化したところで、庄司の方が上手だ。 俺の考えなどお見通しなのだ]
やっぱり庄司のも圏外なのか。 こんな大雪なら休校にしてほしかったよなあ。
[ぼやいて、ぐったりと机の上に突っ伏した]
(929) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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―回想:幼馴染―
[小学校の時だった。
かくれんぼをしていた小さな乃歌は、 校庭の隅でしゃがみ込んでいる子を見つけた。]
大丈夫?けが、した?
[男の子の顔を覗き込む。 ぐすぐすと鼻を啜る彼>>792に、小さな乃歌は クマの刺繍が施されたハンカチを差し出した。
そこで初めて、その子と目が合ったと思う。
乃歌の方はにっこりと笑った。 泣かないで、と頭をぽんぽんと叩いた。]
(930) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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そーだそーだ。 2人に任せて待ってよう。 すれ違っても、二度手間だし。
[庄司にうんうんと頷き、 それから窓の外へと目線を動かしたのだった。 一面の銀世界。 こんな天気なのにちゃんと登校する俺らは]
さすが真面目な翼高生だよな。
[その呟きは、自嘲の色が濃く滲んでいた]
(931) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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[なんとなく手持ち無沙汰になった俺は 英単語帳を取り出して、ぺらぺらと捲り始める。 大学受験は、すぐそこだ。
手垢がつき、付箋と書き込みだらけになった英単語帳。 根は、真面目なんだ。あの頃と変わらず。
きっと俺の派手な見た目と、その使いこんだ単語帳は ひどく不釣り合いに見えるのだろう。
いつだってコツコツと努力してきた。 自分なりに真面目で優しくあろうとしてきたし、 服装以外の―――規則やルールは守ってきた。
でも、結局のところ 人は見た目で判断されてしまうのだ]
(932) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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We should not judge by how people look.
[目についた単語帳の例文を指でなぞり、呟く。 無表情でページを捲った]**
(933) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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あそぼーよ! みんなであそべば、たのしいよ?
[そうして、座り込んだままの男の子の手を引いた。 その時は、乃歌の方が背も高かったから ずるずると引きずることだって容易だったと思う。]
ほら、行こ? れんたろーくんのすきなことしよ!
[その子の名前は知っていた。 一色乃歌の、前の席の男の子。
それでも、“阿蘇”という漢字は小学生には些か難しかった。 “連太郎”は読めた。れんたろう。
だから、そう名前を呼んで、 彼を校庭の隅っこから引きずり出したのだった。]
(934) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 16時頃
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[いつの間に、こうなってしまったのだろう。
べそをかく彼の頭を撫でることもなくなった。 彼は涙を見せなくなったから。
しゃがみ込んで合わせていた目線だって、 いつの間にか、乃歌の方が見上げるようになっていた。
多分、今、 乃歌が彼の手を引いたとて、 どこにも動かせやしないだろう。
それどころか――。
あの日の悪夢。 痣が出来るくらいに掴まれた痛みと 泥だらけになったローファーが頭を過って 乃歌はぶるりと身震いをした。*]
(935) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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/* なかのひとがPCに体調引きずられるPLだから 毎日吐き気がして乃歌ちゃんの大変さを痛感するなど
えっ……地獄じゃん乃歌ちゃん……がんばえ(設定作ったマンより)
(-193) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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/* っていうかレンタローお前はァァァァァァァ……いい子やんけ……
あとあかねちゃんから永谷っぽさを感じる ファンです
(-194) 2018/08/21(Tue) 16時頃
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―回想:文化祭当日―
[衣装をしょっちゅう手伝ってくれていた黄楊とは 文化祭の前から話す機会はあった。
とは言っても、偏差値が5上がると 評判のノートを借りていた>>859くらいだったから、 実際に会話するようになったのは、 文化祭の準備期間からだったと思う。>>833
他の仕事もあるだろうに、 ボタンを止めてもらったり、ゴム紐を入れてもらったり 細かい作業を最後まで仕上げてくれたことには 感謝してもし足りない。そう思った。]
(936) 2018/08/21(Tue) 16時半頃
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阿蘇、あっちのテーブルの食器下げてもらっていい? それが終わったら、お水注ぎに行ってあげて。
頼むよー、王子様!馬車馬よりも働いて!
[文化祭当日も、 落花>>892のお蔭で出来上がった衣装を纏った乃歌は 教室を縦横無尽に駆け回っていた。
ふと、視線>>834を感じて振り返った。目が合う。 やっほー、と口を動かして、にっこりと笑う。 軽く手を振って見せた。]
(937) 2018/08/21(Tue) 16時半頃
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[多分、可愛い?とか聞いたなら、 黄楊は素直に頷いてくれるんだろう。良い奴だ。
面と向かってブスとか宣う どっかの誰か>>827とは大違いだ。 爪の垢を煎じて飲んでほしい。 そう思う。心の底から。
ご機嫌になった乃歌は、くるりとターンを決める。 裾のレースがひらりとはためいた。]
(938) 2018/08/21(Tue) 16時半頃
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[といっても、そう思ったのはその日限り。
文化祭の後、此方を見るその視線には、 ぞわりと総毛立つようになった。
威嚇するように睨みつける。 視線を跳ね除けるように。
何事か言おうとしていた彼>>835が その日以降、此方を見ようとしないことに 乃歌はひとり、安堵を覚えていた。*]
(939) 2018/08/21(Tue) 16時半頃
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/* あれ言われた乃歌ちゃん「だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーれがブスだ!」って内心キレたと思う 私はめっちゃ笑った
(-195) 2018/08/21(Tue) 17時頃
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/* あー。落花ちゃんの王子様でもよかったなあ。 今気づいたぞ。でも、根幹は拒否られて姉に相談してから引かれることなので、乃歌ちゃんだぞ。
(-196) 2018/08/21(Tue) 17時頃
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―回想:メイド服製作中―
[落花>>892が持ってきたメイド服は コスプレのそれとは違い、 しっかりとした作りをしていたと思う。 大人びた、仕事人の衣装を 乃歌は暫し興奮した様子で眺めていたと思う。]
あー、確かに! 襟大きい方が可愛い!流石!
[入学式当初>>891こそ、 お嬢様然とした「ごきげんよう」に気圧されたものの、 3年目の付き合いとなれば自然と遠慮はなくなっていく。]
(940) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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[彼女と頭を突き合わせつつ、デザインを突き詰めていく。 落花のアドバイスを取り入れて、 クロッキー帳にアイデアを書き留めた。
そうして出来上がったものは、 中々良い仕上がりになったと思う。 乃歌は満足したような笑みを零しつつ それでも、不満げに唇を尖らせていた。]
(941) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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ねー、落花。ホントに着ない?衣装。 絶対似合うから!思い出に、ね?
[ダメ元で誘ってみる。もう一回。 とはいえ、当日の副委員長は 中々に慌ただしいらしい。
色よい返事が聞けなかったとすれば、 文化祭の数日前、乃歌はえらく真面目な顔をして、 委員長の元へ向かったと思う。]
(942) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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副委員長……落花に、 どっかで給仕手伝ってもらえないかなぁ。
駄目?やっぱり忙しそう?
[机に肘をついて、顔の前で指を組む。 所謂ゲンドウポーズで委員長に相談をもちかけたのは また別の話。*]
(943) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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[人気の無い購買に、ぼく以外に初めて現れたのは、 店番のおばちゃんではなく、クラスメートだった。>>885
名前を呼ばれて、返事代わりに肩をびくんと跳ねさせる。 今日、ぼくにとっては初の、生の人間の姿で、 それはとても安堵すべきことのはずなのだけど、何せその相手が弓木だ。
こういう、“雰囲気が恐い”奴に対しては、ちゃんとした耐性を獲得できていないのだ。 文化祭を通して、その印象は多少なりとも和らいだのだけど。]
(944) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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[何をしに来たのかと様子を見れば、彼はレジの台を躊躇いなく飛び越え、その内側へ。 そして、レジを操作して勝手に会計を始めた。]
え、そんなのあり?
[と、口を出してから、しまった、と顔を引く。 ぼくみたいなすみっこ族は、余計なことを言って怒らせたりしないよう、いつもビクビクしていたのに。 いや、当人は怒ってなかったりしても、乱暴な言葉を発されたら条件反射でビビってしまう。 平和でありたい。]
(945) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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[しかし、このままここでまごまごしていたら遅刻してしまうのも事実。 それを指摘してくれたあたりとか、関わり合いになりたくないほど嫌いな奴ではない、と判断できる。]
いつものおばちゃん、全然来ないのに開いてたから、さ……。 ……俺の分も、頼める?
[>>887こちらを見る弓木と、この購買の妙な様子を共有しつつ、 できることならぼくの分の会計も頼もうとする。
替えの靴下と、カレーパンと、ぶどうジュース。 それと、細かい持ち合わせが無かったので、5000円札を一枚。 おそるおそるといった動作で、レジ台に置いた。**]
(946) 2018/08/21(Tue) 17時半頃
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―― 回想 / 文化祭当日 ――
[伊達メガネ越しに見る視界と、 今の景色は違う気がした。
黒髪の俺は、“ちぐはぐ”な印象からは程遠い 見た目通りの真面目な男子生徒のはずだ。 伊達メガネとピアスを外して、 一色お手製の王子様さま衣装に身を包む]
どーよ、空木。俺の王子さまは。 指パチーンだって練習したぞ。
[なんて空木相手におどけてみせただろうし]
(947) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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公明正大な学級委員長どの。 今日の俺の王子さまルックは何点でしょう。
[なんて、ふざけて日夏に採点を求めたりした。 とにかく文化祭当日の俺は浮かれていた。 そのとき桜ヶ台は、どんな格好をしていたっけか]
へいへい。 王子さま使いの荒いお姫さまですことー。
[一色にこき使われるのも>>937 まあ、悪くはなかった。 はしゃいでる一色を横目で見つつ、 ああ、俺っていま青春してるんだなーとか 感慨に耽ったりしていた]
(948) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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[文化祭が終われば、俺たちを待つのは受験戦争だ。 青春だの、そんなことを言っていられる暇は もうあまり残されてはいない。
進学校である翼成高校に通う生徒たちは きっとみんな自覚していた。
輝ける時間は、残りわずかであることを]**
(949) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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― 現在:教室 ―
[報都さんの途切れ途切れの大丈夫は、>>894 言葉の意味を裏切っているように聞こえた。 けれど、身体を起こして微笑む顔は、 心配をかけまいとする健気さに満ちていて。]
そっか。いきなりだったから、雪。 わたしもちょっと、疲れちゃった。
[毎日車で登校しているわけじゃないと思うし、 そんなに疲れるかなあ?と体力馬鹿のわたしは思うけど。 深入りは、やっぱりしない。 そのかわり。ポケットを探って、 指に触れたものを机の上へ。ころんと出たのは、]
(950) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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[白いポップなパッケージから、ピンクが透けた、 いちごみるくのキャンディ。]
あげる。でも、倒れる前に言ってね? 保健室まで連れていくから。 ちょっとだけ寝てもらうか、冷却か、 スプレーなりテーピングなり、するから。
[ね?としゃがんだまま顔を見つめて伝えて、 ゆっくりと立ち上がった。*]
(951) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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/* 割と頑張って喋ってる方なんですけど… どうしても劣るのが…追いつけぬつら…
(-197) 2018/08/21(Tue) 18時頃
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[わたしじゃなくて他の人ならいいんだろうか。 頭を過ぎるのは彼女の友人である、一色さんのこと。 例えば彼女なら。なんて思って目を伏せる。 もし、なんて考えてもしょうがない。 違う誰かなることなんて、出来ないのだから。
文化祭準備の際、仕事をもらいに行った>>585けれど、 彼女がわたしを頼ることは無かった。 それはわたしのタイミングが悪くて、話しかけた時、 別の人に会計処理を頼まれることが 多かったからかもしれないけれど。
自分で言ったことを守れなかったのは、 申し訳なさがしこりのように残った。]
(952) 2018/08/21(Tue) 18時半頃
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[教室の片隅では、庄司さんと阿蘇くんが話していた。 彼らの携帯電話も圏外らしい。 やがて机に向きなおる阿蘇くんが自習をはじめるのを見て、 わたしも勉強しなくちゃな、と席に戻る。]
(953) 2018/08/21(Tue) 18時半頃
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[スマホを取り出してアプリを起動させた。 斜め上の電波の表示は今も圏外のままだ。*]
(954) 2018/08/21(Tue) 18時半頃
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―回想:こころ―
[文化祭の翌日の、そのまた次の日。 お昼前の、現代文の授業だった。 いつもなら眠気を誘う筈の豊田先生の声が まるで耳鳴りのように頭に響く。
不意に、一色、と名前を呼ばれ、 ひりつく頬を摩っていた乃歌は反射的に顔を上げた。 先生―男性、と、目が合った 途端、に。
一昨日の――文化祭の終わりの光景が 目の前でちかちかと瞬いた。]
(955) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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[大人しくしろ、と頬を殴られた。 鉄錆の嫌な味がした。 悲鳴をあげようとした喉を強い力で締め付けられて、 死にかけの金魚のように口がはくはくと戦慄いた。
殺される、とすら思った。
ベルトの、金属の音。 傾き始めた陽光の中で笑う男の 化け物じみた笑みが、脳に焼き付いている。]
(956) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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[頭では理解している。 悪いのはアイツだけで この場にいる誰にも罪はない、と。
それでも、ぶわ、と全身に鳥肌が立って、 変な汗が噴き出してくるのだ。
プリントの文章を朗読するために、 よろよろと乃歌は立ち上がる。
椅子がガタンと派手な音を立てた。 此方へ集まる視線に、 薄い化粧が施された頬は更に色を無くしただろう。]
(957) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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……「しかし、悪い人間という 一種の人間が 世の中にある、と 君は思っているんですか。
そんな、鋳型(いかた)に入れたような悪人は、 世の中に あるはずがありませんよ。
…………平生(へいぜい)は、みんな 善人なんです。」
[声が震える。 音を発するだけであればまだ良いのに 乃歌の頭は文章の意味を噛み締めてしまう。
何で、よりによって。 こんな文章なんだろう。 多分、今にも泣き出しそうな顔をしていた。]
(958) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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「少なくとも、みんな普通の人間なんです。 それが、いざという間際に、 き、急に悪人に変るんだから恐ろしいのです。」
…………「だから―――」
[―――「だから油断ができないんです」
“先生”の言葉を最後まで読み上げることかなわず、 乃歌は俯いて押し黙った。 手元でプリントがぐしゃりと音を立てた。
豊田先生の声がやけに遠い。
大丈夫か、保健室に行くか、だけ何とか聞き取って 乃歌は無言のままに、小さく頭を下げる。 転がるように教室を飛び出した。]
(959) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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[廊下は静かだった。 扉の向こう、バツの悪そうな豊田先生の声が聞こえる。 きっとあの話の続きは、乃歌の代わりに 指名されたらしい空木が読み上げるのだろう。
どうでも、いい。考えたくなかった。
背を向けて歩き出す。耳を塞いだ。 一刻も早く、消えてしまいたかった。*]
(960) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* 豊田… (いつかのことを思い出している) (そうだねお前は先生顔…)
(-198) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* のかちゃんは洋服つくり、一人でやりたかったのかなあ。 もしそうならごめんねなのですよー。
評価を上げるには協力したって形がいるよな… とかつい考えてしまってな… 教育関係の資料、手元に残しておくべきだったわ…
(-199) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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―現在:3F家庭科室―
[ああまで動揺したのは、今のところはあの時だけだ。 あれ以降、刺々しい態度を振りまいていれば、 粗方の男性陣は乃歌から距離を取っていたと思う。
――だから、油断ができないんです。
読み上げられなかった最後の文章を 頭の中で反芻しながら、 クリームのついた指先をぺろりと舐めた。甘い。
ココアを飲んで、ふぅと一息つく。 静か、だった。微かに風の音が聞こえるくらいだ。]
(961) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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かえりたい、なぁ。
[ぽつ、と呟く。母の料理が恋しい。 冷凍食品が一切入ってない、手の込んだお弁当が食べたい。
なんとなく、スマートフォンを開く。 時折届く母からのメールが届いた様子はなかった。 溜息を吐いて、画面を暗くしようと、して。]
……へ、圏外?
[普段なら3本は立っているアンテナが全滅していることに 現代っ子の乃歌はこれ以上なく顔を顰めて、]
(962) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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やっば、もうこんな時間!?
[それ以上に、迫っていた始業の時間に、 慌てて家庭科室を飛び出したのだった。**]
(963) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* ううん。ロルかことおもったけど、眠いし眠らなきゃなので、寝ます。 みんなごめんね。すや。
(-200) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* 忘れないようにメモだけ。 青春したいやすとしに、恋話ふっかける。 乃歌の理想の王子様にしてみせてってゆう。
(-201) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* URL張っていいか分からなかったから 引用先割愛するけども 青i空i文i庫の夏i目i漱i石/のこころ(上 二十八)です……。
(-202) 2018/08/21(Tue) 19時頃
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/* くっっっそどうでもいい事言います!
「馬車馬よりも働いて」が 「嵐iのi中iでi輝iいiて」と 同じリズムで読めるのめっちゃ好き
(-203) 2018/08/21(Tue) 19時半頃
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─ 回想/文化祭準備 ─
……。
[親がいないとあっさり言う弓木が、 ひとり暮らしではないことは知っている。 かわりに答えるなんて無作法はしない。 曖昧にぼかした答え>>847は予想通りで、 まあ、言わないよね。なんて思った。
子供の頃の呼び名は遠くなってしまったけれど、 苗字で呼ぶ度に奇妙な違和感は感じる。 性別だとか、家のことだとか、 些細な違いで仲良くつるむことは無いけれど、 顔を合わせば何も隔たり無く、話せる気はしてる。
わたしも自分の事>>595は自分で答えた。]
(964) 2018/08/21(Tue) 19時半頃
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いや、お茶習いに行ってるただの人。 えー?…って待って。何?浮かす>>595って。 混ぜるとか、それこそバーテンダーっぽい。 空木くん、そういうの好きなの?
[そういうのは、あんまり知らない世界だ。 ふと、庄司さんのことを思い出しながら。]
いや手伝えよ。
[飲み物にはノータッチ>>848と逃げる弓木に、 さくっと素のツッコミを入れたものだ。]
(965) 2018/08/21(Tue) 19時半頃
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[学校の中にまた一つ作られた箱庭は、 架空の家族>>896の形を模して。 「やったねえーちゃん、弟が出来たよ」 とか、一緒にふざけたりもした。]
わたし、空木みたいなにーちゃん欲しかったな。 いや、にーちゃんいるし、嫌いじゃないけど。 でもそうなると弓木がにーちゃん? えー…?弟でしょ。
[小さな頃、休みがちだった弓木に プリントを持っていったり、 何かと気にかけてたことを覚えている。]
(966) 2018/08/21(Tue) 19時半頃
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えーちゃん。おそと、いこう?
[彼の家の中の空気に、 幼心に感じるものがあったのだと思う。 そう言って外へ誘うことも、昔は多かった。
理由を自分から聞く事は無く、 えーちゃんが話すことだけが本当だった。
多分、それは今でも同じなんだと思う。*]
(967) 2018/08/21(Tue) 19時半頃
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/* 空木くんへリプ忘れたよね!? いや…ちょっと構いすぎだなという気はしていて… 申し訳なさ過ぎてちょっとフェードアウトしたい… みんな話すの上手いなー
(-204) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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/* ところでわたしは妹属性持ってないから、 妹路線すっごい難しい!!!です!!!!
ところで当PC。 ですます口調びびりの予定でした。 不良ビジュアル男子が…多いから…切り替えました…くんづけはその名残…苗字呼び捨てだよねこのPC…って遠い目をしてる。
(-205) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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――回想/問題児について――
[どこの女優だろう、と思いながら、 ダルそうに机へ上体を倒した彼を見ていた。
返って来た言葉は、 ただただ、事実を述べているだけで、 ほんとうにそれだけなのが驚きではあった。>>888 ヨスガは平素から穿って見すぎなのかもしれない。人間というものを。]
そう? ……そーか。 機嫌悪いのかと思った。
[小さく肩を竦めて、彼を見下ろした。 だるーん、と机に上体を預ける彼を眺めていても 進路希望が出るわけでもないのに、 なぜか観察を続けてしまったのは、 こういう時でもなければ話さないからか、 ただの気まぐれか。>>889]
(968) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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[わざわざ彼の席の前を借りて座り、訊ねるには]
センセに説明しておくから、 口頭で希望だけくれないか? 進路。
[とか。]
文化祭楽しかったな。
[とか。]
(969) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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[別に、 弓木が教師に呼び出されるのを待っていればいいのに。
わざわざ聞き出そうとするのは、 それ以上に 興味があっても ちょっかいの出し方がわからなかったからだ。 水の中では言葉の出し方がわからない。
弓木にしてみれば、 はた迷惑だったかもしれないけれど。]
(970) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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エージ君は夕方が似合う男だな。
[会話のしめくくりに、そんな事をいって席を立った。 意味とか理由は、特にない。
強いて言えばそのやりとりが放課後で、 窓の外に夕暮れが見えたから。 紫色が滲む夕暮れが似合うと。
特徴を言ってみただけだ。彼に倣って。*]
(971) 2018/08/21(Tue) 20時頃
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―― 現在/空木と――
なにそれ。 めちゃくちゃ笑えるな。
[滑稽すぎて、と、 空木が言った筋書きを>>900なぞる。
真っ白な大地に転がって笑って 緑の星を小さな窓に収めて、死ぬ。]
ちょっと寂しい結末だけど。 即興にしては良い感じ。才能あんの?
[ストーリーテラーのさ、と冗談めかして笑って、 冗談のように静かな廊下を歩いていく。]
(972) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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[2人? 一匹と一羽? どっちでもよかった。 ふらふらしているという意味じゃ、 猫もミミズクも変わりはしない。]
ははっ。それこそ威張ることじゃないだろう。 そー。
[バカは風邪をひかないとは確かにいうけれど それを偉そうにいうのもどうかと思う、と笑って その頃にはヨスガはいつものヨスガとして振舞っている。 ふうん、という頷きに「そー」とは相槌を打ったが ぽつっと さらりと 落とされて 続いて微かに床が蹴られた音に、 小さく振り向いて、瞬いた。]
(973) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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そっか。 首輪は、でも、いらないだろう?
[そんなことを訊ねたようにも思う。 ――ほしい? と 少しだけ、伺うようにも、訊ねただろう。
異種間コミュニケーションは、 時に具体性を欠いている。]
(974) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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>>903
それはヤバい。 サト君が死なないように おれが第一犠牲者になろうではないか。 いやホラーとかまじで生き残れる気しないから。
――……
[空木が主人公だったら? 想像してみた。 調理班で楽しげにしている様子から、 コメディかな、とか いやそれも違うな、とか。
考えあぐねていたら、彼から答えが齎されて ヨスガは―― その話の内容を思い出して、 あぁ、と呟いた。>>904]
(975) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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悪くないと思う。 孤島に漂着する話だっけ。
――そんで二年くらい暮らそう。 今のところ狩れる動物が見つからないのが問題だが。 わははは。
[それは悪くないな、と 本気でそう思っていそうに、ヨスガは笑っただろう。]*
(976) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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―― 現在/職員室 ――
[有能な空木のおかげで事なきをえたらしい。有能。>>905
別に、電話機を置いたところで、 職員室の鍵っぽいものを拾ったところで、 ブルーベリーの鬼とかも出てこなかったが
ただただ、不穏な”誰もいない”という事実だけが そこにあって うろ、と視線を彷徨わせて、 最終的に真っ白な窓の外に目を向けた。 不安で、空木の表情も少し固くなっているように 自分も不安を覚えても仕方ないはずなのに―― このまま閉じ込められて、 飢えて死ぬ未来を想像して、あぁ、と嘆息する。 この感情の名前をヨスガは知らない。]
(977) 2018/08/21(Tue) 20時半頃
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すごく、 それも 悪くないと思ってしまう。
(-206) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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落ちるような橋はないだろう…が、 電気に障害が起きている様子はないし。 いよいよあれかな。ホラーかな。
もしくはサト君のいうとおり孤島。 ここがチェアマン島か。
[冗談は飛ばす。 少しだけ、空木の気分が翳ったように見えたから。 ヨスガはきょろりとあたりを見渡して 置かれている私物なのか、 ひざ掛けを拾ってきて、ぽいと空木にかけただろう。]
(978) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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少女 Aは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 21時頃
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廊下、結構寒かったからかけとけ。 風邪ひくでないぞ、野良猫ちゃん。
[わはは、と笑って、職員室からは出ようか。 教室に向かおうとする最中、誰かと会うことはあるのか、 それともないのか―― は、わからないけれど
何もなければ、教室に戻るだろう。*]
(979) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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―― 回想:文化祭にて 一色と ――
[わいわいと衣装を作っている一色と、封都。
その様子を遠巻きに見たりしながら 書類整理をしていた 委員長はといえば、 突撃があったその日は 教室の飾りつけの雑用をしていた。>>943
レースだのなんだのと、 高いところは男子に任せてしまえとはいわれていたから 少し そう ちょっと 足りない背をのばして カーテンめいたレースをとりつけて 休憩のために座り込んでいたところに一色はやってきて問う。
どこかで副委員長に給仕を手伝ってもらえないかと。]
(980) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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えっ? いや、あの。 わりとおれも彼女も 仕事はかつかつな気がするんだが……
[そう一旦は反論したが。
みよ、このゲンドウポーズを。 一色が可愛らしいから、 可愛いという印象に留まってはいるが
妙な熱意というか圧を感じて、 委員長は言葉を詰まらせた。
男子にとって女子というのは 時折そんなところがあって恐ろしい。 いきなり戦闘力が5から53万になるみたいな。]
(981) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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…。 ……。 おれは寛大な委員長様だ。 封都さんが給仕する時間くらいは作ってやろうではないか。
崇めよ。
[とかいうが、内心は冷や汗しか出ていなかった。 うまく時間をつくれるかというところで。
しかし委員長は 文化祭当日は大忙しどころか超忙しになるが 副委員長が給仕できる時間は作ろうと―― 彼女に約束した。
なお、実際に副委員長が給仕したかどうかは 副委員長次第であったとここに書き添えておくが、
どちらにせよ、ヨスガは後で この約束を大いに後悔することになるのだった。*]
(982) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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|
―― 回想:ある本屋で ――
[――あれは高校三年生になって 文化祭があったあとか
それともそれよりもずっと前か。
訪れた本屋で、見知った顔をみかけたことがある。]
……庄司さん?
[呼びかけて、 アルバイトのような―― 事実、アルバイトをしていたのだろう、 庄司の姿に、瞬いた。]
(983) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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ここで働いてんだ
[仕事中だからと、 個人的な問いかけはそんなもので。
フードを目深く被って、眼鏡をかけた どこにでもいる端役のようなヨスガは このあたりに住んでいるの。とか。 いつものヨスガだったらする質問を全部スルーして こういう言葉を投げかけた。]
……オススメの本って、あるかい?
*
(984) 2018/08/21(Tue) 21時頃
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― 回想:衣装制作中 ―
[ お話をしているだけで、魔法のように 衣装のデザインが出来上がっていきます。 一色さんはまるで魔法の手をもっているかのようです。 この手から生まれる衣装でしたら きっと素敵なものになるのでしょう。 感心して眺めていると、 ふいに一色さんが口をとがらせました。>>941 そういう顔もかわいいと思います ]
一色さんはどうしてわたくしが着ることにこだわるのでしょう?
[ 忙しいとお伝えしましたし、 あきらめたものとばかり思っておりました。 それに似合うとおっしゃいますが、 一色さんの方がはるかにお似合いになると思います ]
(985) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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文化祭を見る時間も取れないくらい仕事がありますもの。 一色さんの作るものは着てみたいですけれども。 仕方がありませんわ。
[ それで、お話は終わったと思っておりました。 後に、日夏さんから許可をもらってきた>>962ことを聞くまでは。
衣装に対しての一色さんの情熱はすごいです ]
日夏さんが良いとおっしゃったのでしたら、 わたくしに否やはございません。 でも給仕としてはほとんどお役にたてませんよ? …あの、一色さんの服が着られるの、うれしいです。
[ 嬉しくて頬が熱くなるのがわかります。 手を当てて赤さを隠してそう答えました ]*
(986) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[決定を委ねられる、というのは、 大抵の場合こちらを尊重してもらっているということで、 感謝することなのだとは思います。
けれど私に限っては、 決定事項を指示してもらう方が、遥かにありがたいのです。
封都さんは100%善意から、 私を気遣ってくださっていると思うのですが、>>893 日夏君はどうにも、 わかってやってるような気がしてなりません。>>855 なにしろ日夏君は、なんだか楽しそうなのです。]
(987) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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― 回想:許可をもらって ―
[ わたくしはそれから、日夏さんのもとへ向かいました。 嬉しくて頭から抜けそうになっていましたが わたくしがいない間のお仕事が 全部日夏さんにかかってしまいます。 改めてお礼と、お詫びをしなくては ]
日夏さん、日夏さん、一色さんからお聞きしました。 本当によろしいのでしょうか?
あの、ですね。 わたくし、小さいころから、 家政婦のお仕着せがかわいくて 着てみたいと思っていたんです。 ですから、その。 願いを叶えてくださってありがとうございます。
[ おそらく満面の笑みになっていたことでしょう ]
(988) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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ううん。 こっちこそお世話になります。 持ってくるの大変じゃないかな?
[私の決定は、日夏君にも封都さんにも、 温かく受け入れられたようで、 どうやら私は“間違えなかったのだ”という心地で 内心で安堵します。
でも、食器です。 しかも、喫茶店で使うとなれば、1枚2枚ではありません。 ここまで持ってくるのは大変ではないでしょうか?
人手が必要なら、と言いかけて飲み込みます。 封都さんは本物のお嬢さんです。 車で通学されることもありますし、 無用の心配のような気がしました。]
(989) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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ううん! そこまでお世話になるわけには!
[けれど、テーブルクロスもという申し出には、 反射的にそんなことを言ってしまいます。 ついさっき、名乗り出てもらったものをお断りするのも 気分がよくないという新しい視点を得たことは>>721 その瞬間は頭から吹き飛んでいました。
だって、テーブルクロスです。 食器を割るよりも遥かに汚す確率が高いです。 といいますか、食器は割らずに済むかもしれないと 思っていますが、テーブルクロスは100%汚れます。 それもう、絶対の確信があります。]
(990) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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わたくしなるべく仕事終わらせてから行くようにしますし、 着替えて少しお手伝いしてすぐ戻ってきます。 それに…やっぱり無理そうでしたら諦めますから。
[ 服を作っていただけば、当日着られないとしても どこかで着る機会があるかもしれません。 その可能性を作っていただけただけでも、十分です。 何度も頭を下げて、礼を言ったのでした ]*
(991) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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食器だけでも持ってきてもらうのとか、 手間を考えたら申し訳ないくらいだし。 テーブルクロスくらいはなんとでもなるから! うん、内装がんばろうね! ね!? 日夏君!?
[私にしてはいつになく強い口調で、 日夏君に同意しつつ>>856 そんなお返事をしたのでした。*]
(992) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/08/21(Tue) 21時半頃
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/* うおーーー、着席したけど入り乱れてるなあ;;; ぴえええええええええええ;;;;;
(-207) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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― 現在:教室 ―
[ 目の前に転がってきたのは かわいらしい包装のキャンディーでした ]
まぁ、ありがとうございます。 仁鳥さんはお優しいですね。
[ いただいたキャンディーを早速口に含みます。 あまくてすっぱくて、疲れが溶けるようです ]
皆様お電話つながらないようですし、 もしも固定電話でも家に連絡がつかなかったらお願いいたします。 わたくし、この状態で歩いて帰れる気がしませんもの。
[ 仁鳥さんの目を見て微笑みます。 口の中でコロコロと飴を転がしておりましたから、 あまりきれいな笑顔は作れませんでした ]*
(993) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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──現在/日夏と>>972──
言われたことねえよ。
[ って、やっぱり空木は笑った。 ストーリーテラーの才能。初耳である。
笑えてもらえたなら、なにより。 ぜひ、エンドロールでは、 やたらに明るい音楽が流れる仕様にしてほしい。
威張れない自慢大会を開きながら、 空木は日夏と並んで廊下を歩く。
空と木と日と夏なので、 なんだかとっても朗らかだ。字面が。]
(994) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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[ ”ヨスガ”という響きに空木が思うのは、 ──”よもすがら”。 夜通し、世界の終末を語るに相応しい。]
(995) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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[ 異世界か、水の底。みたいに静かな廊下は、 やっぱり、非日常めいていて、気分が浮つく。
たぶん、日夏がらしかぬことを言ったのも、 そんな雰囲気のせいだ。ってことに、空木はする。
ほしい? って聞かれて、歩く速度を落として、 夜の深い色をした目を、見下ろす。]
いるもいらないも、 選べるわけねえじゃん。猫だから。
(996) 2018/08/21(Tue) 21時半頃
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──それか、ほしいっつったら、くれんの。ウケる。 そーな。来世は野良より、大事に飼われる家猫がいい。
(-208) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ 一瞬の後に、我ながらきっしょ。って、 ぎゃはは。と空木は笑って、また歩き出す。
日夏は第一犠牲者になりたいらしい。空木は嫌だ。]
じゃあ、おれは日夏の首がもげたのを見て、 ぎゃーって走って教室に駆け込んで、 仁花さんに「大変だ、日夏が死んだ」っていう役。
[ 中盤くらいでたぶん、 教室でバリケードはることになるんだけど、 弓木が気付いたらたばこ吸いにいってたり、 錯乱した安藤がどっかに走ってったりするので、 現場は非常に混乱する。というとこまで想像して、 空木はようやく満足して、考えるのをやめた。]
(997) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ 無人島に漂着案は、委員長により可決された。]
ゾンビはNGなのに、どうぶつは狩るのかよ。 二年かあ。おれら、孤島でおとなになるんだな。 いっぱいどうぶつ殺して、成人式ごっこしような。 御馳走いっぱいつくって、夜通しさわぎまわろ。
[ ウケる。って、空木も愉快そうに笑う。
孤島で、見知った仲間だけで成人式の真似事をする。 そういう想像をして、それは楽しそうだ。って思う。*]
(998) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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──現在/職員室──
[ ひとがいない。っていうのは、 空木はあんまり好きじゃないかもしれない。
ひとがいたっぽい気配があるのに、 忽然と誰もいなくなる。っていうのは、 たぶん、もっと苦手。なのかもしれない。]
橋が落ちたら、ホラーっつーより、 ミステリ路線に切り替えなんだけど。
[ 冗談には冗談を返す>>978けど、 やっぱりその声は硬かったんだろうし、
不意にかけられたひざ掛けに、 空木はうおっと驚く。心ここにあらずだった。]
(999) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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ぜってえこれセンセーのやつじゃん。 かぶってて怒られんのおれじゃん。つら。
[ そうは言いつつも、日夏の気遣いなら受け取ろう。
お気楽そうに、わははと笑いながら、 また、冷たい廊下に舞い戻り、 教室までの道のりを、歩いていく。*]
(1000) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ノートを取り出し、 スマホに表示された問題を書き写した後、 イヤフォンを耳にあてて音楽を流す。 音量を少し落として、軽く目を瞑り、 ノートにシャーペンを走らせる。
踊るように書き込まれる数式。 共に流れてくるのは、いつか響いたあの曲。]
(1001) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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― 回想:貸し借り問答 ―
[話しかけた人がいきなり泣き出したら、 そりゃ驚くだろう。 あの時のわたしはそこまで気が回らなくて、 でもうろたえる様子に少し笑った。>>798]
見たんだ?そう、あれマジ。 ほんっとさ、ヤバいんだ。
[段々と語彙が無くなっていくのは、 胸に溢れる感情をどう表現すれば良いか、 わからないから。]
(1002) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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いいよ。聴いて。トベるから。 合法のマリ○ァナだよ。最高。 流行ってるかは分からないけど、 わたしは今も好きだよ。 ボーカル、死んじゃったけどね。
[その言葉を口にするのはやっぱり少し苦しくて、 でも、自分の中で過去になっていると気付く。]
(1003) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[かみさまは、いない。
なんでわたしは、まだここにいるんだろう。]
(1004) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ふと過ぎる感覚に動きを止めるけど、 それは一瞬のこと。 黄楊くんはどんな顔をしていただろう。 誤魔化すように笑った。]
え、気にしなくていいよ。もう傷だらけだし。 もう1枚あるし、足りなきゃ買うし。 黄楊くんもオススメあったら、教えて。
[遠慮がちな言葉>>800に目をぱちぱちさせて、 そう伝える。 音が飛ぶほどは傷ついていないけれど、 何度も繰り返し回した円盤は傷が多い。 遠慮は要らないし、借りだと思わないように、 教えて欲しいと強請った。]
(1005) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[貸し借りが音楽から漫画、ノートへと。 かわっていくのに時間はかからなかった。]
そういえば、黄楊くんはどこ受験するの? わたしは薬学を公立と私立で2箇所。 出来れば公立かな。授業料気になるし。
[彼の進路が就職とは露知らず。 そんなことを聞いたりもした。*]
(1006) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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/* 首輪つけたくなるからやめよ???? つけられるかわかんないけど。 こいつの生死感的に「じゃあ来世で」っていいかねない
わーい。楽しいお返しありがとう。
(-209) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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/* 封都さんかわいいのうかわいいのう
(-210) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[もし、自分を別の生き物にたとえるとすれば、 私はきっと、群れる生き物でしょう。
たとえば鰯の魚群はそれはそれは見事ですが、 一匹一匹の区別なんてつきません。
私はきっとそういう 個体を識別できない群れる生き物です。]
(1007) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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―― 現在:教室 ――
[椅子を引いて座ると、自然にため息が漏れました。 なんだか一仕事終えた気分です。
阿蘇君の表情が複雑なことには>>929 気づかないフリをして、 私はぼんやりと笑うのです。]
本当にね。 受験生への配慮が足りないよね。
[それはもちろん、高校3年生の進路が大学進学とは 限らないことは私だって知っています。 けれど、大多数が進学を希望するものだと思っていたので、 私はみんなを“受験生”という枠にまとめてしまいます。]
(1008) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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/* ヨスガがよもすがらっぽいとは思ってた。 個人的には■■■の解釈。本編で空木くんにいえるといいね。
(-211) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ふとした違和感。
私は?
私の、進路は?
看護大学……でしたよね……?]
(1009) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[一度座ってしまうと、なんだかどっと疲れが出て、 立ち上がるのが億劫でした。 私は「待ってよう」という阿蘇君に頷いて>>931 べたっと机に上半身を預けます。]
そうする。 あー、あったかいと眠くなる……。
[暖房の効いた教室は、なんだか眠気を誘います。 多分、この姿勢もよくないのだと思いますが、 今はしゃんとしている気になれません。
ぼんやりとした眠気が降りてきて、 思考力が低下していた私は、 深く考えずにぼんやりと返事をしていました。]
(1010) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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うん。そうだよね。 阿蘇君って真面目だよね。
[多分それは、平常時の私なら 口に出したりはしなかったことでしょう。]
(1011) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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/* Q:何故薬学志望なのですか? A:結婚してパートタイム勤務になっても、 薬剤師は給料が良いから、と親が言いました。
という雑な設定。
(-212) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[でも、今だって、 机に体を預けて、眠気に負けそうな私と、 英単語帳で勉強をしている阿蘇君。>>932 どちらが真面目かなんて、明白でしょう。
視界の端、似鳥さんも勉強をしているようです。>>954 でも、どうにも私は、動く気になれませんでした。]
(1012) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[だって、勉強したって、
どうせ、私は。*]
(1013) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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― 回想:文化祭準備 ―
家の者に運ばせますから、大丈夫です。 教室まで持って来ますし取りに来させますから。 その方が皆様安心でしょう?
[ 庄司さんの問い>>989にそう答えます。 破損を気にされているのです。 運搬中の事故があるかもしれません。 でしたらそこまではわたくしが責任を持つべきでしょう ]
(1014) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ テーブルクロスについては 庄司さんらしからぬ勢いで断られてしまいました。>>990 でも確かにクリーニングとセットのレンタルを利用するか、 布を自分たちで加工した方が気持ちも楽なのかもしれません ]
かしこまりました。 ではわたくしがお持ちするのは食器だけということで。 必要そうな客数とこういう雰囲気のものが良いというのが あればおっしゃってくださいませ。
[ 帰ったらばあやに手伝ってもらって選びましょうと ノートにメモを取りました ]*
(1015) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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―― 独白 ――
[翼高生は、自らのことを温室育ちと自認する。
俺はそれに首肯せざるを得ない。 翼成高校は、温室だ。
高倍率の高校受験を潜り抜けてきた “良い子”たちが集まる場所。
穏やかで、あたたかで――― 例えば、俺や空木みたいに目立つ奴らは “問題児”や“異端者”とみなされる場所。
これを温室と呼ばずして、なんと呼ぼう]
(1016) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[俺が、この平和な箱庭に辿り着く前には ここでいう“問題児”たちが多くいた。
例えば、翼高では絶滅して久しい “ガキ大将”という人種だ。
小学生の頃、なにかにつけて一色をからかう ひとりのガキ大将がいた。>>655
あの頃の俺は、ひどく無鉄砲だったんだ。 困っている一色を見て、いてもたってもいられず そのガキ大将に詰め寄った]
ノカが困ってるだろ!
[しん、と教室が静まり返ったのを覚えている]
(1017) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[真面目クンで通っていた俺が この教室の絶対君主であるガキ大将に対して 突然声を荒げたことが、青天の霹靂だったのだろう。
それ以来、一色へのいやがらせは止んだ。
俺を光ある場所へと連れ出してくれた一色を 助けたくて、あのときの俺は必死だったんだ。
……それは、今も同じ。
何があったかは知らない。けれど、俺は]
(1018) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[そういえば、いつから一色のことを “ノカ”って呼ばなくなったんだっけ]*
(1019) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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──幕間>>916──
マジかよ、連太郎、クソだせえ。 ウケるんですけど。見てろや。
[ 空木はすっと手を挙げる。 どやどやのどや顔で、指を弾く。 パチン、と。空木の手元から、音が響く。
阿蘇がスカった>>916、直後のことだった。 ふふん。と得意げな顔で、空木は笑う。]
その基準だと、おれほぼ王子じゃん。
[ 女子がいたら恥ずかしい系統の冗談も、 阿蘇しかいないので口にして、ぎゃははと笑った。]
(1020) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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――回想:皿と副委員長と書記のこと――
[さて、 皿は封都が持ってくるということで落着―― した、かな、と思ったら、 今度はテーブルクロスをもってくる、という封都。 テーブルクロスは汚れるだろうなあ、と思う。 苦笑を零してやりとりを見ていると、 「ね!」と庄司に同意を求められて瞬いた。]
――あ、 ああ。そだね……
[やべ、なんかいらん墓穴掘ったわ、と>>992 そんなことを思ったのは束の間。 テーブルクロスは借りないことになったらしい。
苦笑を浮かべた次の瞬間には、 「文化祭頑張ろうな」と 柔らかく笑っている委員長が立っていたのであった。*]
(1021) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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桜ヶ台、どうだろ。 バレー部、手強そうだから、できんじゃね? 軟弱な連太郎にはできなかったけど。
[ 指パチンひとつで、どこまでもいじる。 シャルウィーダンス、とかけられた声に、 阿蘇と同じく、笑い転げながら、]
うるせえ、美術室のマネキンとでも踊っとけ。
[ って、言う。しょーもないことで、腹を抱えて笑う。 白馬案は却下されたけれど、]
勝ちたいなら、インパクト勝負。馬、馬。
[ しつこく、粘り続けてみたりもして、]
(1022) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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――回想:副委員長と――
[さて、一色とやりとりを終えて、 どれほど経った頃合か。
次にやってきたのは副委員長の姿。 律儀に、お礼とお詫びを言いにきてくれたらしい。 その様子はとても愛らしい。 そうだとも、とても愛らしい。 ――ゆえに。]
うん、……うん、 そうか それは、すごくよかったぞ。 副委員長だからって祭りを楽しめないのは ちょっとな。 最後の文化祭なんだし
(1023) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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……確かに、ブロンドの王子はかっこいーけど、 キンキンの頭に伊達メの王子、やべえな。
[ 目を細め、友人の風貌を再度見た上で言ったものだ。*]
(1024) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[給仕にノリ気でいてくれてよかった、と 小さな子の「あのね」を聞くように相槌をうち>>988 手元の書類をそっと机にいれたりした。
当日の予算の計算だとか人員だとか集合時間とか 調理室を使うときの手続きとかなんかそのあたりは
副委員長と話す時によく出てくるそれらは、 今のやりとりには必要ないのだから。]
いや、諦める必要はないよ。 なんなら仕事ちょっとくらい残してもいいから いっておいで。
――おれは委員長だからさ。 副委員長が嬉しそうな姿は、やっぱり嬉しいからさ。
(1025) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[ ──だから、文化祭当日>>947。
ミラクルチェンジを遂げた友人には、 目を見張って、「おお、王子じゃん。跪いとく?」と、 小さく拍手だってしてみせたし、
ぱちーんと華麗に指鳴らす様子は、 爆笑しながら、全力の拍手でたたえた。]
なんか、懐かしーな、それ。 王子だけど。王子なんだけど。ウケる。 おれの記憶が超混乱してる。 やべー、連太郎、久しぶり。ぎゃはは。
[ なお、指パチンをもう一回やって、っつって、 ムービーを撮ったのは、面白半分だったけど。*]
(1026) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[とかいってるけど、 後で一色に何かいわれるのがめんど ……怖いだけだったりする。
ともあれ、だ。 彼女の言葉には快諾を示して、 楽しんでおいで、と笑っただろう。
そういえば彼女の家には家政婦がいるようだ。 やっぱり、 彼女んちはすごい家なんだなあ、……と、 そんな事を考えたりもした。*]
(1027) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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―― 文化祭当日の事 ――
ふむふむ。なるほど? 黒髪になり清廉さが増したようではないか。
いやしかし、振る舞いはどうかな? ほら、背筋を正すのだ。王子様なら。 姿勢は正しくなければならんよ。
[阿蘇が格好を見せびらかしてくるので、 ほれほれ、と背中を叩いてやった。 >>947>>948>>949 その時の阿蘇は、いつもとは違っていきいきとして見えた。
ふざけているのはいつもどおりだが ――やっと自分になれた、というか。 そんな気配を阿蘇からはひしひしと感じたのだ。
よしよしと笑う委員長は―― やはり、いつも以上に上機嫌ではあった。]
(1028) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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/* 庄司いいところ突いてくるなあ…… いかにして返そうか……むんむんむん
(-213) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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十分文化祭を楽しんできたまえ、レン王子。 何しろ我らの時間は短い。――嗚呼! 今日には魔法はとけてしまうのだからな。 そのビビデバビデブーが解ける前に――
[はい仕事した、仕事した、と 給仕の仕事を押し付けてやった。
公明正大な学級委員長は寛大だが時に厳しいのである。]
(1029) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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[しかし。]
(いつもそうしてりゃいいのに)
[とは、いわないでやった。 文化祭だからね。*]
(1030) 2018/08/21(Tue) 22時頃
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― 教室・少し前、封都さんと ―
[飴を出せば、ふわあと柔らかな声。>>993 とてもじゃないけど、こんな声は出ない。 さっそく口に含むのを見て、目を細めた。]
回線、授業が終わるまでに回復すると良いね。 …流石に固定電話は大丈夫だと思うけど。 うん、お願いされました。 明日も学校だし、無理せずにいましょ。
[目を見て微笑む頬は少し飴でぽっこり膨らんで、 子リスみたいで、可愛い。 世界が違う人みたいに見えるけど、 同じクラスで過ごす、同じ人だとやっぱり思う。 軽く手を振って自分の席に戻った。*]
(1031) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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──回想/文化祭準備──
[ 調理班で騒いでる──じゃれてる。 時間が、空木は結構、いや、すごく好き。
ミスると弓木がキレ気味に怒鳴るのが、 すげーおもしろいなって思うし、 (二回同じミスはしないから許してネ)
弓木をいなしてる仁花さんも、 なんか意外で、とてもおもしろい。
全部入れんな、って言われた粉は、 一つまみ分くらい、ボウルに留まった。]
(1032) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[ 一人暮らし。みたいなもん。 ふうん、とやっぱり空木は言う。
空木の暮らしも、一人暮らしみたいなもん。 だろうか? と思ったけど、五人暮らしだった。
それにしても、弓木の手馴れた手つきは、 有能。って感じで、いい。ギャップ男子かよ。]
うわ、仁花さんのばーちゃん、上品。
[ ただのひと。って言い方>>965に、空木はまた笑う。 空木のはそんな大したもんじゃない。]
(1033) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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べつに、そんな大層なことできねー。 色水遊びの、延長みたいなもん。
アイスとかクリームとか浮かせたら、 見栄えはするだろうけど、文化祭じゃキツイっしょ。
シロップに炭酸水とか、カフェオレだったら、 そっと注ぐだけでも、色わかれてきれーだし。
[ 弓木は飲み物にはノータッチらしい。 免許皆伝? って一瞬空木ははしゃいだけど、 ふつうにさみしいので、やめてほしい。]
(1034) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[ きょうだいの配置については、 弓木を取り残してでも、反論の声をあげよう。]
それだとおれ、長男じゃん。やりい。
でも、弓木おれのにーちゃんだから。 おれは仁花さんがねーちゃんでもいーんだけど。
[ 定める必要もない関係性なので、 うだうだと、結論にも至らずに、 作業の片手間に、しゃべり続ける。
空木みたいなにーちゃん。って言われて、 空木はまんざらでもなくって、笑う。]
(1035) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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おれも、いもーといるけど、 仁花さんみたいな妹だったら楽しそ。
明日起きたら、にーちゃんといもーと、 弓木と仁花さんになってねえかな。
[ ねえな。って言って、はにかんだように笑う。*]
(1036) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[ 空木が弓木をにーちゃん、とからかうのに、 深い理由はないけれど、懐いているのは事実であって、
くそとかばかとか、 空木の一挙手一投足に罵倒が飛ぶので、 それがむちゃくちゃおもしろいと、空木は思う。
ままごと上の妹(仮)は構ってちゃんであったが、 長男だか真ん中だか末っ子だか知らない、 空木もたいがい、構ってちゃんなのである。]
(1037) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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──回想/深夜──
──あ。弓木じゃん。弓木ぃ、おーい。
[ と、深夜の路上で、 低い位置から声をかけたことがある。 半袖のTシャツじゃ、少し肌寒い夜だった。
飲み屋なんかのある一角、 空木は、路上に座り込んで、 カップ酒をちびちび啜ってるところだ。 そのせいで、普段以上に間延びした声で言う。
隣で、知らないじーさんが寝こけてた。 話し相手がいなくなって、空木はちょうど暇だった。]
(1038) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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え、もしかして無視? ウケる。 ここ、ここ。見て、弓木、これ見て。
[ しつこく声をあげて気を引こうとする空木は、 いつもより、気分が良い。ちょっと酔ってるから。
時刻は日が変わったころ。 面倒がられても仕方のない風体だけれど、 空木にその自覚なんてないので、 振り返れ。と念を込めて、呼ぶ。
──相手が振り返ったとて、 そこには楽しそうな空木と、 空木に指さされて寝こけてる男がいるだけ。だけど。]
(1039) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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じーさん、元船乗りなんだって。
[ ヤバくね? って、得意げな顔で、 空木は教えてやる。爺さんは、寝てる。
コンビニ前で知り合った爺さんが、 奢ってくれると言うから、付いてきたのに、 入ろうとした居酒屋の店員が鋭くって、 追い出されて、路上で話し込んでた。
元船乗りだという男の身の上話は、 それなりに面白かったのに、男は寝落ちた。
暇だなあ。って思ったところで、 道を行く兄(嘘)の姿を見つけて、空木はハッピー。
立ち上がりもせずに、地面の近くから、呼ぶ。]
(1040) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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てか、弓木、こんな時間になにしてんの? 夜遊び? バイト? おつかれ、おかえりい。
[ 労働のロの字にも縁がない男は、上機嫌に、 コンビニで買ってもらったカップ酒を一口啜る。]
いっぽん、吸ってく?
[ ──って、爺さんとの間にあった、 昔懐かしい感じの黄色いパッケージを差し出した。*]
(1041) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[3年に入ってから周りは一気に受験ムード。 文化祭の準備を進めつつ、塾だ講習だとやることは多い。 わたしもその中の一人。 週に2回、塾に通うため放課後は早く帰る。 夜出歩く子供なんて補導対象でしかないのに、 わたしは勉強の為、夜に町を歩く。 時には公園でブランコに乗りながら、 ファーストフード店のハンバーグを齧る。 そして勉強アプリから出される問題を解いて、 勉強の為に塾へ行く。
不良?どこが。 真面目な学生です。 矛盾の固まり。 よくあることです。]
(1042) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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― いつかの夜、少女と出会う ―
[そんなある日の夜のことだった。 塾からオススメの参考書を教えてもらい、 近くの本屋に入る。 目当ての参考書をみつけてレジに行く。 そこに彼女はいた。>>570]
あれ、庄司さん?
[レジに立っているのは見覚えのある女の子。]
バイト?すごいな。
[親の脛をかじって生きている身からしてみれば、 一足先に自分でお金を稼いでいるのは、 純粋にすごいと思った。*]
(1043) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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―― 幕間 ――
うっそだろ。 おまえ王子さまだったのかよ、空木。
[ぱっちーん、と。>>1020 気持ちのいい音を響かせる空木の指を見遣り、 俺はこの上のない敗北感を覚えるのであった]
サトシ王子……響きがだっせえ。
[何やら名前の響き的に モンスターボールでも投げてきそうな王子さまである。 例えウツギ王子でも以下同上]
(1044) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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バレー部だから手が強そうって。 その偏見、おまえ桜ヶ台にはっ倒されるぞ。
[ひとしきりゲラゲラ笑って、それから 改めて踊りの誘いを断られたことに 遺憾の意を表明した]
ひっでー。 マネキンと踊る王子とか、むしろ学校の怪談だから。
[なぜか馬を異様に推してくる空木に、腹を抱えて笑う。 これが俺と空木の他愛のない日常だった]
(1045) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[それからどれだけ昼夜を問わず 指パッチンを練習したかは、 筆舌に尽くしがたいものがある。
俺は、根が真面目なのだ]
(1046) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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/* ウツギ王子の方があかんやろ。
(-214) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[文化祭当日、完璧に指パッチンをマスターした俺は 意気揚々と空木の前で披露してみせた。
華麗に王子さまらしく、 ぱちんぱちーんと指を鳴らすさまは なぜか空木に大ウケであった>>1026]
王子さまっていうか、 現状、笑いものになってねえか?
[口を尖らせたのも一瞬のこと。 ムービーを撮るなどとおだてられれば、 再び華麗に指パッチンを披露したのだった。
俺は、根が真面目であると同時に とても単純な男なのだ]
(1047) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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[―――だから、 日夏に王子さまルックを褒められれば>>1028 単純な俺はにへらと相好を崩してしまうわけで]
だろ。清廉な王子さま。 イカしてるだろー、日夏。
[日夏に言われるがまま、背筋をぴしっと伸ばす]
これでどうだ。 王子さまらしい、威風堂々とした貫禄が なんとなく出てきただろ。
[そもそも王子さまらしい貫禄とは何なのか。 俺自身も理解していないのだが]
(1048) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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レン王子……こう、グッとくる響きだな。 うむ、苦しゅうないぞ。
……って、もう仕事に戻らなきゃダメなの? もうちょい自慢させてくれよ。 ちょ、ま、
[日夏に背中を押されるがままに、 給仕の仕事に戻るのであった。
学級委員長とは、かくも非情な人物なのである]*
(1049) 2018/08/21(Tue) 22時半頃
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―― 現在/空木と――
[やたらに明るい曲。 例えば、合唱曲みたいな感じだろうか。 グロいロボットアニメみたいな。
空木。日夏。
なんなら今が夏で、晴天が窓の外に見える放課後なら 尚、そのふたつの苗字は似合うというものだが、
生憎と外は大雪だし 一つ息を吸えば、 空調に暖められた気だるい空気と、 冷えた空気がぐるぐる混ざって海流のようにもなる。
夏も空も木も日も遠い世界だから、 2人らしからぬ会話をしたって、仕方のないことだろう。]
(1050) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[ 目を合わせる。
――そこに、空に軽々と枝を伸ばす木はない。 ないように思える。 卯の花腐す長雨に降られて枯れたか そもそもが茎が空洞なのか、そんな事は知らないけれど サト君、という人間を見る時。 からっぽ、という言葉が一番しっくりくる。 何かあったはずなのに、からっぽだと。]
(1051) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[――だから、覗き込んでしまう、のだろう。]
(-215) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[その感覚がしっくりきたから、 目を逸らさず、笑いもせずに真剣に]
そうだな。……選べない。
[そう、相槌を打った。]
(1052) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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あげてから「いらね」をしないんだったらやるよ。 …… ははは、ばーか。 来世かあ。 ……来世こそは、地球人にでも生まれたい。 ミミズクだし。
(-216) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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/* 夜中に委員長を目撃しに行こうかと思ったけど、 夜半って0時前後じゃないですか。 流石に出歩いてないな…とやめた。
(-217) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[一瞬の後に、あほくさ、とげらげら笑った。>>997 ――アホな話は好きだ。 正気が保てるうちにそんな秘密の一つや二つ持って死にたい。]
なにそれめっちゃ面白いな。 おれの首はどーぞ弔っておいてくれたまへ……
あ、途中でゾンビになって 「さ〜〜〜と〜〜〜し〜〜〜」って遅いかかるのも楽しそう。
[煙草を吸いに行く弓木とか、 錯乱する安藤とか、想像がつきすぎた。 きっと阿蘇あたりが つり橋効果のラブロマンスを極めてるだろう。 相手が誰か? ヨスガの知ったことではない。
でも、ゾンビになるよりは、 孤島で成人式をするほうが楽しそうだ。 兎とかキツネを狩って、毛皮で生活する男子を想像して ぶっと噴き出してしまったのは、ご愛嬌。*]
(1053) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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―― 職員室から教室へ ――
[どうにも、空木は落ち着きがないようで 硬く響くその声に大丈夫か、とヨスガは苦笑した。 ――なんで怖がっているのか。 その理由を考えようとして、 それよりも先にひざ掛けが飛ぶ。]
わはは。 職員室にいないくせに職員室に私物を置く先生が悪い! といってやるから心配するなサト君。 ほれ、いくぞ。
[明るく笑っているが 気もそぞろに見えるそいつの背中をぺしと一つ叩き ヨスガは歩き出した。]
(1054) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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―― 現在 / 教室 ――
[ぼんやりと眠そうにしている庄司>>1010を横目に、 俺はぺらぺらと単語帳を捲っていく。 ……と、その手がピタリと止まった]
俺って、真面目に見える?
[気付けば、単語帳を閉じて まっすぐに庄司を見つめていた。
それが存外に真剣な声色になってしまったものだから 俺は自分に驚くと同時に、後悔をした。
慌てて取り繕うように、ひらりと手を振って]
(1055) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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庄司の方が真面目だろ。 なんたって、ヒラの俺と違って書記サマだし。
[おどけた声を出した。
俺は庄司が看護大学を目指していることは知らない。 ただ漠然と、自分と同じように普通の四大を受験して 進学するもんだと思い込んでいた]
(1056) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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……こう。 こんなナリだし、真面目って言われることないから 少しびっくりした。
[気まずそうに金髪頭を掻いて、付け足す。 その声音には、ほんの少しの照れが混じっていた]*
(1057) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[こういう時は しっかりしなければ、とは思うのだけれど。 どうしっかりしたものかわからない。
はて、さて。 ゆらゆらと揺れる視線、 緊張した表情を、笑いで隠しながら]
……やっぱ怖い?
[聞いてみたけれど、答えはどうだっただろう。 困ったように笑って、廊下を歩き やがては教室にたどり着く。]
(1058) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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/* ところでわたし、うっかりしてたんだけど。 文化祭って秋じゃないっけ…秋だよね… 夏過ぎてるイメージで書いてた…大丈夫かな…
(-218) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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ただいま戻ったぞ。 いやはや、……あー。
[さて。 教室の面子にどう説明したもんかな、と思うけれど 事実は隠しようがない。
こういう時、学級委員長なら、 声を落として、みんなを落ち着けるように静かな声で 事実をいうのだろうか。 ――わからないから、 それらしい声で。それらしい表情で。 事実を告げるしか仕方がない。]
(1059) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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皆 落ち着いてきいてほしいんだが。
――職員室に先生がいない。 固定電話は繋がらなかった。 [少し難しい顔をして、 教室にいる人たちにそう言う。 不安にさせるかもしれなくても、 これ以上を思いつかなかった*]
(1060) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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―― 回想:アルバイト ――
[アルバイト先の本屋さんに、制服というほどのものは ありません。 動きやすいシャツとジーンズに、エプロンを着るだけです。
なので、正直文化祭の喫茶店で、 エプロンだけは論外という乃歌さんの声に>>343 内心でちょっぴり賛同していたのは秘密です。 エプロンだけというのは、あまりに日常だと 思ってしまったのでした。
雑誌コーナーで立ち読みされた雑誌たちを整えていた時、 名前を呼ばれて>>983 私の肩は、震えてしまっていたかもしれません。]
(1061) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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あ……日夏君。 こんばんは。
[別に、悪いことをしているわけではありません。 アルバイトは禁止されていませんから。 けれど日夏君を振り向いた私の顔には、 「マズイ」という文字が書かれていたような気がします。]
(1062) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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うん、そうなの。
[日夏君はどうしてここに? そんな言葉が喉から出掛かって飲み込みます。 その質問はやぶへびになりかねません。 そもそも、本を買う以外に用事なんてあるでしょうか。
振り返って見た日夏君は、学校で見るのとはだいぶ 印象が違いました。 きちんと制服を身にまとった優等生然とした姿と違って、 なんというか……お忍びの芸能人のようです。
私が少しばかり身構えたのが伝わってしまったでしょうか。 日夏君は、私が恐れていた「このあたりに住んでいるの」 という質問を投げかけてはきませんでした。
そのかわり。]
(1063) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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え、私の、オススメ?
[目当てのものがどこにあるか聞かれるのは平気ですが、 どうしてこう、日夏君は、私に意見を求めるのでしょう?
わざとですか? わざとですよね?]
[受験生へとオススメといえば、 まず思いつくのは参考書ですが、 売れ筋の参考書を紹介するというのも、 どうにも芸がない気がします。]
(1064) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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私のオススメは……、
[それは、ほんの気まぐれでした。 くるりときびすを返した私は、 日夏君がついてきているのか確認することもなく、 あるコーナーを目指します。]
これ、かな。
[そこは、絵本コーナーで、 私が選んだのは、一冊の絵本でした。
それは、母がきまぐれに私に買ってくれた 唯一の絵本だったりするのですが、 そんなことは言うつもりはありませんでした。*]
(1065) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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/* ウツギとヨスガしゃべりすぎやろウケる
って思ったらお話してる相手と自PCであった。 わはは。
(-219) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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―回想:バイト―
[弓木との帰り道での雑談は、 乃歌がまくし立てることが多かったように思う。 沈黙は金雄弁は銀とはいえ、 この男の間の沈黙は、 何処かいたたまれない気持ちになるからだ。 主に相手の目線が冷たいせいで。
とはいえ、時折弓木の方が話すこともあって その度に乃歌は相槌を打ったり、けらけらと笑ったり 顔を顰めたりしただろう。]
(1066) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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―― 現在 / 教室 ――
[がらりと、教室の扉が開く。 職員室から戻った日夏から告げられたのは、 非常に切迫した現状報告であった>>1060]
……えーと、冗談じゃなくて。マジで? 固定電話も繋がらないって。
[こういう時に日夏が冗談を言うタイプではないのは 分かっていたはずなのに。 なぜか口から突いて出るのは、そんな間の抜けた確認]
(1067) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[少しだけ、分かったこともある。
多分、兄弟はいないらしいこと。 連絡をすれば時間を合わせてくれる辺り、 案外律儀らしいこと。 ……時折、煙草の臭いをさせていること。
最後だけは気付かなかったふりをしておいた。 進学校である翼成で、 この男は中々のチャレンジャーらしい。逆に感心する。]
どーよ、調理班の方は。 文化祭、楽しくやれそう?
[文化祭の前、そんな話を振ったのが 多分、最後のまともなやりとりだったと思う。
彼との帰り道は楽しかった。少なくとも乃歌の方は。 文化祭さえなければ、今も続いていたのだろう。]
(1068) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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えーと、いま電車って止まってたっけ? それで先生たちも学校に辿り着けてないとか。
……いや、普通に車通勤の教師も多いか。
[何やら良くないことが起こっていることだけは 把握して、周りの反応を窺った]*
(1069) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[そういえば、彼が話そうとした>>832内容は 一体何だったのだろう?
重要な話なのか、他愛のない話だったのか。 乃歌に知る術はないし、問うつもりもない。]
(1070) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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[ただ、ひとつだけ。
面と向かってブスと言われた>>827ことを 今もずっと根に持っていることだけは、ここに特筆しておく!*]
(1071) 2018/08/21(Tue) 23時頃
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― 回想:委員長と ―
もう、それをいいましたら、 委員長の負担を軽くするのが 副委員長の役目でよろこびなのですよ?
[ 委員長だから>>1025といわれても このままでは負担を増やすばかりです。 わたくし、副委員長としての職務を全うできていません ]
当日抜けさせていただくのですから、 それまでの間日夏さんの分担を少しでも引き受けます。
お仕事をいたしましょう。
[ 手始めにしまったらしい書類を出していただかないと。 わたくしは机を指差して手を差し出しました ]*
(1072) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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― 現在・教室 ―
[小さくした音楽は扉の開く音>>1059を耳に届けてくれる。 顔をあげて音を止め、イヤフォンを外した。]
お帰り、委員長。空木くんも。 …どうしたの?
[微妙な声にじっと見つめ、続く言葉>>1060に頷く。]
ん。今日休校だったってことかな? やっぱり広範囲の電波障害でも起きてるのかね。
(1073) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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電車は知らないな。 朝見たニュースに速報は出てなかったよ。
[阿蘇の疑問>>1069への答えは、 リアルタイムのものは持っていなくて、 朝得た情報だけを彼に伝える。
外を見ると雪はますます強くなっているように見えた。]
うっわ、外ヤバ。 勉強して時間潰して帰った方が良さそ。
[現状を把握しきれないまま、のん気に呟いた。*]
(1074) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―― 回想:アルバイト その2 ――
[自動ドアが開いて、いらっしゃいませと声をかけた時から 実は私は似鳥さんだと気づいていました。 なにしろその時私はレジ業務で、 レジというのは出入り口のそばにあるものだと 相場が決まっています。
正直、顔を合わせたくはなかったのですが、 あいにくその時、レジを代わってもらえそうな人は 他に誰もいませんでした。]
(1075) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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えへへ。 こんばんは。
[気づかないでもらえたらいいなと思ったのですが、 もちろん気づかれないわけがありません。 名前を呼ばれて、私はいたずらが見つかった子どもみたいな 顔で、似鳥さんに笑ってみせました。
似鳥さんがレジカウンターに置いたのは、 売れ筋の参考書です。>>1064>>1043
これ、評判いいみたいだね。 そんなことを言いながらレジを通します。]
(1076) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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全然すごくないよ。 お小遣い稼ぎだし。
[私のその言葉は、謙遜に聞こえてしまったでしょうか。 お小遣い、というのは嘘ではありません。 服を買ったり、時々炊事をサボって外食したり。 そんな贅沢をするためには、週に1万円の生活費は、 少々心許なかったのです。 ゆとりを求めてのアルバイトは、お小遣い稼ぎのような ものでしょう。
ありがとうございました、と紙袋に入れた参考書を 差し出しながら、 恐れていた質問を投げかけられないことに、 私はほっとしていたのでした。*]
(1077) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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― 回想:文化祭準備 ―
ああー、居そう。 制服あるの?その家政婦さん。
[新聞で家事手伝いを雇う文化が 一部で広がりつつあると読んでいたから、 彼女の家に家政婦が居る>>634のは、 別に不思議じゃない。 問題はその制服がメイド服なのか、だ。 彼女の口ぶりだと、どうやら制服があるらしい。 封都家、すごい。]
(1078) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[冷たいものは人気出そう>>644と庄司さんは言って、 次いでパンケーキ>>645の名を出す。]
パンケーキ…ちょっと時間かかるけど、 ウケは良さそう。ちょっと待って。
[スマホを操作して調理方法を調べる。 ふわふわのパンケーキはメレンゲを作るらしい。 あ、これリアルタイムが勝負なやつだ。 そういえばパンケーキのお店に行った時、 今から作りますので、お時間をいただきます、 と言われたことを思い出す。]
(1079) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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ホットケーキなら大丈夫だろうけど、 スフレ系のふわふわは難しいかも。 庄司さんの言ってるのって、ふわふわだよね? …この辺は実験してみて決めようか。 話してても埒が明かない気がする。
[即答できないのは申し訳ないなと思いつつ、 彼女へそう伝えて。 一先ずその場での答えは後回しにした。*]
(1080) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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― 現在:教室 ―
[ 口の中で転がしていたあめだまは あっという間にはかなく消えてしまいました。 当分のおかげか幾分すっきりした気持ちで、 教室を見回します。
人数が少なすぎます。 隣の教室からも、廊下からも、 この時間なら当たり前にある喧騒が聞こえません。 なんだか、とてもおかしい気がします。
とはいえ、調べに立つ気にもなれずいたところ、 職員室へ行っていた日夏さんと空木さんがお戻りになりました ]
おかえりなさいませ、日夏さん、空木さん。
(1081) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[ けれど、様子がおかしいです。 告げられた言葉>>1060の意味を理解するまで、 少々時間がかかりました。 立ち上がりかけて、足のだるさに座り直します ]
この雪への対応しているとか、 送れていらっしゃる先生がいるのはわかりますが、 先生がいないとはどういうことですか? 職員室を全員が空けることはないでしょう? 鍵が開いてて、明かりがついて、暖房がついてるのに、 先生がいなくて、だれがしてくれたのですか。
[ とても嫌な感じがします。 私は思わず両手を握りしめました ]**
(1082) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[ 職員室までの道中。 らしかぬ会話を重ねた末に、 空木はへらりと笑って言う。]
……おれら、 昼間はにんげんのふりしてて、えらいな。
[ そう言って、ミミズクだったり、 ゾンビだったり、ハンターだったり、 委員長だったりする男を見下ろした。*]
(1083) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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──現在/教室へ──
そりゃそーだけど。 ……あ、これ。鈴木センセのだったらどうしよ。 ふつうにやなんだけど。きしょい。
[ すんすん、とにおいをかいでみたが、 布製品だなあ。ってにおいしかしなかった。
まあいい。これは日夏のやさしさの権化。 そういうことにして、空木は廊下を歩く。
持ち出したひざ掛けを頭からかぶって、 おばけごっこを楽しみながら。]
(1084) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[ だから、怖い? って聞かれて、 ……そう見えるのかあ。って思った。
へへへ、と恥ずかしいのを笑ってごまかす。 視線を合わせて>>1058、ううんと首を傾げる。]
……そーかも。気味はわりい。 変なこと思い出しそー。こわ。
[ 日夏が、委員長然とした顔で、教室に入ってく。 空木こと、毛布おばけも、それに続いて、席に着く。*]
(1085) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―回想:落花と衣装―
そりゃあ、可愛いだろうから?
[可愛らしい問いかけ>>985に、乃歌の方も首を傾げた。 そこまで不思議なことだろうか?]
ほら、折角の文化祭なんだし、 こんな機会、もうないだろうし、ね。 見たいじゃん、落花のドレス姿。
[去年までならいざ知らず、自分たちは3年、最高学年だ。 もう、二度とこの面子で文化祭をすることはない。
ましてや、責任感の強い落花は、 1年の時から責務ばかりを優先していたような気がするから つまりは、そういうことだ。]
(1086) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[といったような、 ゲンドウポーズ乃歌と委員長の一騎打ち>>982が起こるには 十分すぎる理由がそこにはあった。
睨み合いは長くは続かなかった。 彼が比較的あっさりと折れてくれたから。優しい。]
崇める!ちょー崇めるー! よっ、委員長!太っ腹!
お礼に、君には翼を授けよう。
[冷や汗をかいているのは見ないふりをして 彼の芝居がかった口調を真似つつ、 派手な缶のエナジードリンクを手渡した。 税込み283円の翼である。]
(1087) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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委員長もあんまり無理しないようにね。 手伝えることがあったら、私も手伝うし。
[ただでさえ忙しい上に、負担を強いている自覚はある。 文化祭のどこかで彼が助けを求めたなら きっと、手を貸すくらいはしただろうけど、 さて、そんな機会はあったものか。*]
(1088) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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/* プロローグで150発言以上ってのが見えるんだけど(
(-220) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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/* 一色さんがかわいいんですよ―男に渡したくない。 あと委員長も好きです。 落花子ども扱いしてるとこ含めてとても好きです。
(-221) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―― アルバイトと庄司さん ――
こんばんは。
[シャツとジーンズに、エプロン。 あまり学校ではみない姿の彼女を、 少し、もの珍しそうにヨスガは見ていたけれど、
それは、いかにも「マズイ」という顔をして 振り向いた庄司さんの視線でおあいこだろう。>>1063
どうしてここに、と問うことはない。 どう見てもアルバイトだったし。 この近くに住んでるの? と問わなかったのは…… さし当たって、必要がなかったから。
代わりに彼女のおすすめの本を訊いた。]
(1089) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[ 本はいい。人の好きなものはいい。 ほんの少しだけ、 その人の世界観を知ることが出来る気がするから。
黄楊にそう語ったのはウソでもなんでもない。 そうでもしなければ、 ヨスガという男にとって、他人が理解できないのだ。 ……それこそ、 「理解した気になっただけ」なのかもしれないけれど。]
(1090) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[というわけで、庄司におすすめを聞いたのは、 三分の二くらいはわざとではない。残りはわざとだが。
受験の本は特に求めていなかった。 参考書を増やすことで 参考書に溺れる事態は避けたかった。>>1064
くるり、と庄司が踵を返す。 それに諾々とヨスガはついていった。 たどり着いた場所は、児童書のコーナー。]
……これは?
[なんというタイトルの本だろうか。 指し示された一冊の本。
どうやら絵本であるらしく、 庄司が どうして、これをおすすめしたのか ヨスガには見当がつかなかった。]
(1091) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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……。
[どうして、と問うよりも前に、 一枚、二枚と捲って絵を見つめる。 やっぱり、わからない。 どうしておすすめしてくれたのか。
けれど、「こんなもの」といってしまうのも 「どうして」と訊くのも、なんだか嫌ではあった。
……元来気まぐれで負けず嫌いだったのだ。 ヨスガという男は。]
(1092) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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……これ、ください。
[レジに絵本をもっていく。 本を整理している庄司が レジ打ちではなかったように思う。 だから、 他の店員に「プレゼントですか?」ときかれて、瞬く。]
そうかも。
[子供向けの本を買うのは気が引けるから、 手間と知りつつ、ラッピングをしてもらった。 プレゼントのようなものになった一冊の本。 むき出しのほかの小説。
それらを抱えて、 ヨスガは庄司に「ありがとう」と言った。]
(1093) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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君がどうしてこれを勧めてくれたのか、考えてみる
[――と。]*
(1094) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[——さて、購買にて弓木はぼくの会計をしてくれただろうか。>>946 してくれたならぼくの財布には崩れたお金が入っただろうし、 してくれなかったなら、5000円札を泣く泣くトレーに置き去りにしただろう。
そんなこんなで、遅刻をしてしまう前に教室を目指す。 途中、寄ったトイレで、買った靴下も手早く替えて、足元もすっきり。]
(1095) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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— 3年5組・教室 —
[がらり、扉を開けて、そのまま自分の席へ。 たぶんそこにいたのは、10名前後のクラスメートだ。 ……この雪のせいなのかどうか、嫌に少ない顔ぶれである。]
おはよう。
ちょっと購買に寄ってきたんだけど、誰もいなかったんだ。 どうなってる?
[自分の見たものを報告しつつ、情報共有に入っただろうか。*]
(1096) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―― 現在:教室 ――
[ぺらぺらと単語帳を繰る音が止まったような気がして>>1055 私はぼんやりと薄目を開けました。 ぱちぱちとゆっくり瞬きをする視界に、 こちらをまっすぐに見つめてくる阿蘇君が写ります。
私はもぞりと上半身を起こして、こっくりと頷きました。 多分、まだ顔は眠たげだったでしょうけれど。]
見えるよ? こんな日に、ちゃんと登校してるし、 今だって。
[ほら、とその手に持っている単語帳を示します。]
(1097) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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私は、寝てるし。 書記だって、たまたま先生と目が合って、 断れなかっただけ。
[書記サマという言葉に苦笑して、>>1056 私は目をこすりました。 そろそろ始業の時間です。 眠たくても、寝てはいられません。]
見た目は、確かにちょっと派手だけど、 でも、
[似合ってないし。 うっかり口を滑らせて、そんなことを言いかけて、 慌てて私は飲み込みました。]
(1098) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[危ないところでした。寝ぼけたままだったなら、 多分そのまま口走っていたでしょう。 ちょっとでも覚醒しつつあって助かりました。]
第一印象だけで判断するほど、 短い付き合いじゃないんじゃないかな。
[3年生ももう終盤です。 1年近く同じクラスで過ごして、 文化祭を一緒に作ったメンバーです。 見た目の印象だけでその人の全部を判断するほど、 薄い付き合いではないと私は思っていました。
似合ってないよと言えるほどには、 親しい自信はありませんが。*]
(1099) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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──回想/黄楊と──
[ 学校のお勉強ってやつは、 系統だってる。って、空木は思ってて。
国語も、数学も、理科も、社会も。 教科を問わず、こどもが学校で得る知識は、
単元から単元へ。次から次へと、 見えない線が引かれてるみたいに、つながっている。]
(1100) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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[ ──と、思っている空木だからこそ、 授業をサボったツケは、大きかった。
木という漢字を知らずして、 楊という漢字は書けやしないし。
前章を知らない授業を受けてはじめて、 空木は、ちんぷんかんぷん。という言葉を実感する。]
……って感じなんだけど、 夏休み前のノート、貸してもらえねえ?
[ 文化祭前のある日、黄楊の机の前で、 空木はパン! と手を叩いて彼を拝んだ。
黄楊のノート、すごいぞ。って、 空木に教えたのは誰だったんだか。]
(1101) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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これからの定期テスト落とすと、 おれ、マジで卒業やばそーなんだよね。
[ やべーよなあ。って、空木は笑う。 自慢できるような話ではないので、 ちょっとだけ、照れ臭そうに。へへ。
学校を休みがちだった。っていう黄楊が、 空木のビフォーアフターをどこまで知ってるか。 は、空木の知るところではないけれど。
──その後、日夏やほかのだれかと、 黄楊が漫画なんかを貸し借りしてると聞いて、
空木が「おれのおすすめも読んどく?」って、 かなりふざけた調子で申し出るのは、そう遠くない話。*]
(1102) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―教室―
ごっめーん!夜子! なんか携帯圏外になってて……
[級友への謝罪と共に扉を開けた乃歌の声は 尻すぼみになっていく。 同時に、表情も能面のように削げ落ちて行っただろう。
何やら話し中だったらしい>>1060のがひとつ。 もうひとつは、幾らかの男性陣の姿が見えたから。 き、と鋭い眼差しを向けた。]
(1103) 2018/08/21(Tue) 23時半頃
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―― 回想:副委員長と ――
ほんとぉ? それ
[小さく肩をすくめて、からかうように笑う。 もちろんついついからかってしまうのである。
当日抜けるのだから――と言い出した副委員長は 机を指差し、手を差し出す。 しまった書類をさしだせといっているらしい。 いやいやいや、とヨスガは笑った。]
これはおれの方で処理しておく ……処理しておくから。ね? [いいよいいよ、と格好つけようとしても、 彼女が譲るようには見えなくて
暫くの攻防の後、それでも折れないならば、 書類は彼女の手に渡ったことだろう。>>1072 *]
(1104) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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……。
[すたすたと歩いて、無言のまま自分の席に着く。 ヒールだったら派手な足音が鳴っていたろうが、 上履きは、小さくきゅ、という音を鳴らすのみである。
仁花の呟きと、落花の不安げな疑問を受けて>>1074、 乃歌もぼそりと口を開く。 主に、副委員長である落花に向けて。]
探してもいないんなら、帰ったんじゃないかな? 3階にも人いなさそうだったし。
ね、もう帰っていいんじゃない?
[帰りたい、という気持ちを隠そうともせず、 窓の外を見遣った。 雪がどうした。この空間にいる方が、よっぽど苦痛だ。*]
(1105) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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[そんな話をしていたら、がらりと教室のドアが開いて、 職員室に行ったという日夏君と空木君が入ってきました。
おはようの代わりにおかえりなさいと声をかけて、 私は座りなおします。 もうじき始業のチャイムが鳴る頃ですが、 それにしても集まりが悪いなと ちらっと考えました。]
(1106) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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…………。
[驚くべきだったのでしょうか。 けれど、落ち着いて聞いてほしいと前置きされた>>1060 その報告を、私は不思議なほど冷静に聞いていました。
驚きよりも、ああやっぱり、という気持ちの方が 強かったのです。
だって学校中があまりにも しぃんとしているものですから。]
(1107) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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[そんな中、教室に乃歌さんが飛び込んでくれば、>>1103 私はゆっくりとそちらに顔を向けて、 首を横に振りました。]
私のも圏外になってる。 職員室の固定電話も繋がらないんだって。 それでね、先生もいないって。
[淡々と、今日夏君に聞いたばかりの事を、 乃歌さんにも伝えます。*]
(1108) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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/* しごっ…いまおわっ…トラブっ… ひーん
(-222) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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/* 狼誰かな〜
割と死ぬ気満々で作ったんだけど fortune見る限り生き残りそうな気がする
何か割と数字上と下にばらけてた希ガス
(-223) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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――それから現在へ――
えっ…… それは、どんまいとしか。
[鈴木センセのものか豊田センセのものか 他の先生のものか、など ヨスガに知りえる術はないのだ。わはは。
おばけごっこのようにひざ掛けを頭から被る空木は ふざけているような。 表情を隠しているような。
――ああ、でも、視線は合った。>>1085から、 すこしだけほっとして息を吐く。]
(1109) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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気を張りすぎるなよ。 なんかお前、心配。
[とはいうけれど。 教室にはいってから気を張っていたのは 寧ろヨスガのほうかもしれなかった。]*
(1110) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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/* さて、通るかどうか
今回、誰が他にホスト希望っぽいかとか正直読めてない(
(-224) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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[――現在状況を告げる。 まず、反応した阿蘇、仁鳥、封都の順に視線を移して 帰っていいんじゃない? と言った一色に視線を遣る。
(一色とは―― 200何円の翼より140円くらいの炭酸のほうが嬉しいとか そういう議論をできる仲ではもうないことは確か。)
一色に状況を説明する庄司を見て。 毛布おばけを一瞥した。]
すぐに学校を出るのは、 仁鳥さんのいうとおり危ないかもしれない…。 というか、雪がな。
[忌々しげに外を見た。*]
(1111) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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/* >>1111 こんなとこでまたゾロ目ふまなくてよくない????
(-225) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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食養会 ユエは、メモを貼った。
2018/08/22(Wed) 00時頃
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/* プロ発言が1000代乗る村とかどれだけぶりだよ。 わはは。
失速がこわい。がんばろうね。
(-226) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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―― すこし前 / 教室 ――
[庄司の言葉>>1099に ひとつふたつ、俺はまばたきをした。
“短い付き合いじゃない”に籠もる意味に 思わずふんにゃりと相好を崩す。
きっと俺の顔は、照れ臭そうで そして嬉しそうなものに、変わっていたことだろう]
(1112) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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……びっくりした。
庄司がそういうこと、 言うタイプだと思ってなかった。
[“そういうこと”。 庄司の口から、友情めいた言葉が出たことが 純粋に嬉しかったのだ]
(1113) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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[目立たなくて、地味な奴。 庄司は、そんな印象の級友だった。
俺のことなんてきっと “問題児”で近付きたくない奴 そのくらいの認識だと思っていた。
俺の思い上がりでなければ―――それは、 間違いだったのだろう。
庄司は、俺が思うよりも、ずっと]
(1114) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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ありがとな、嬉しい。
[それ以上、言葉にならなくて。 照れ隠しに、再び単語帳に視線を落とした]*
(1115) 2018/08/22(Wed) 00時頃
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