236 夜香木の宴
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
|
ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2018/03/14(Wed) 23時頃
|
|
……なぁんかいったかい、ぱるっくん?
[伝えられた言葉に対して、最初に浮かんだのは笑み]
ああ、いや、いいんだよ? キミが『そういう存在』なのは知った上で酷使しているのはボクだからねぇ。
[にっこにこ。 笑いながらの言葉はさて、対する者に何を思わせるか。 そんな事には頓着せずに、集会場の管理者は座っていた椅子から立ち上がる]
さぁて、此度の参加者さんたちはどんな綾を織りあげてくれるかな?
[楽しみたのしみ、と言いながら、管理者はすぐ傍で芳香を放つ白い花に視線を向ける。 夜香木──ナイトジャスミン、とも呼ばれる、夜に強く香る花。 それが揺れる様に目を細めた後、管理者は大広間へと足を向けた。
此度の魔女集会に参加する者たちを出迎えるために。*]
(1) 2018/03/14(Wed) 23時頃
|
調律師 ミケは、メモを貼った。
2018/03/14(Wed) 23時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 00時頃
|
[『厄災の魔女』。 それが、いつからかつけられた呼び名。
その名に違わず、様々な場所で災禍と呼べる規模の騒動を引き起こして来たのは否定はしない。
だが]
……そろそろ、その名にも飽きたのだがな。 何故、わざわざソレを名乗らせるのかの。
[『厄災の魔女』を討伐する、というお題目を掲げた領主の挙兵。 傍目には、平和のための勇気ある、或いは正義感溢れる行いとも見えようが]
我は、ただ。 ……のんびり隠居を決め込むつもりでおったというに。
[討伐の対象とされた方にしてみれば、単なる迷惑。 騒動を起こす心算もなく、のんびりと隠棲していたところに、となれば迷惑さ加減もより強く]
(2) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
|
……そんなに滅びたいというならば、叶えてやろう。
[微睡みを破られたような苛立ちも込みで、落としたのはそんな呟き]
我を『厄災』と称するならば。 それを侮った報いを受けるがいい。
[少女の見目には似合わぬ口調で吟ずるのは、滅びを呼ぶ言霊。 それは、星の雨を呼び寄せ──]
(3) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
|
……やれ、まったく。 今度こそは、静かに暮らせると思うていたのだがな。
[天から落ちた星の雨に、文字通り蹂躙された地に薄紅色の衣の裾が翻る。 外見だけなら、二十歳にも満たない少女──その実、千年近い齢を重ねた魔女は未だ熱を失わない大地をひとり、歩いていた]
ふむ。 ちと、やり過ぎたかの。 ま、下手に何かを残して遺恨を残すのであれば、この方が良かろうて。
[ただ報復するだけならば、領主とその配下だけを潰せば事足りたかも知れないが。 如何せん、虫の居所が悪かった──悪すぎた。 そして虫の居所の悪さは悪い方へと働いて、その結果。 中央から離れた山岳地帯の一画から、人の気配は全て絶えて──]
……む?
[いなかった。 魔女の歩みがふ、と止まる。 ゆるり、巡らせた視線の先には動く影、ひとつ。**]
(4) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 01時半頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
[ギリアンの世界は、ひとつの輪で出来ていた]
[ギリアンの関心はその輪の内側だけにあり、外側の認識はおぼろげであった。 ギリアンの思考は専ら、自らの内にある輪の形を変えることに費やされた。 輪を絡ませ引き合わせる複雑な形ですら、いつしか思考の内で自在に生み出せるようになった]
[――いつか、"カアサン"を自称するそのひとが、まだ穏やかな声を発していた頃。 あやとりという遊びをギリアンに教えてくれたことがあった。 ギリアンはそれを理解した瞬間、生まれて初めて感銘に打たれた表情を見せた。 それは、ギリアンの内側にあった世界そのものだったからだ。 ギリアンは瞬く間にあやとりの名手となった。 誰も教えていないはずの未知の図案を、ギリアンは次々と生み出していった]
[それは、家族がまだ、ギリアンのゆるやかな成長を信じていた頃の記憶]
(5) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
|
[齢5つを超えた頃から、"トオサン"と"カアサン"は次第に焦れるようになった。 ギリアンに大きな声を上げ、苛立ったように周囲の物を叩き、大袈裟に失望して見せた。 仕舞いにはあやとり紐を取り上げ、力と痛みをもって、ギリアンを輪の内側の世界から引きずり出そうとした]
[どうすれば彼らの望みを叶えられるのか、ギリアンにはわからなかった。 痛みを認識してはいたが、それもまた輪の外側の出来事に過ぎなかった。 ただ、指を自由に動かせなくなるのは困るなと、ぼんやりと考えていた]
(6) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
|
[――その日、"カアサン"は妙に優しかった。 ギリアンが朝食を食べ終えるのを辛抱強く待った後、その手を引いて散歩に連れて行ってくれた。 普段立ち入らない森の、更に奥深くまで。 元来た道がすっかり見えなくなった頃、"カアサン"はギリアンを手頃な石へ座らせ、その手にあやとり紐を持たせた]
『ここでは好きなだけあやとりをしていいのよ』
[柔らかな声に促され、ギリアンは手の中の輪へ意識を向けた。 久々に許されたその行為に、ギリアンは周囲の光景も目に入らなくなるほど熱中した。 "カアサン"がギリアンの傍を離れ、やがて森の木立の向こうへ姿を消しても、ギリアンが気が付くことはなかった**]
(7) 2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 01時半頃
|
[私は魔女だ とは言っても、魔女の中ではまだ歳も若く、ついでに言うと未熟者だ 力が強すぎるのか、体が弱すぎるのか、私の魔法には使う度に傷を負うという欠点があった 治癒魔法で治そうにも治った先からその代償で新たな傷が開く堂々巡り とはいえ、いくら魔法を使おうが生傷程度で死ぬ事は無い 魔女は基本不死であり、この傷だって身体が酷く痛むだけだ だが、その痛みも不快であることは変わりなく、そんなときは時折
死ねば痛みからも解放されるのだろうか
なんて、馬鹿な事を考えてしまう 彼を見つけたのも、ちょうどそんな時だった 真っ当な人間ならまず立ち入らぬだろう森の奥深く、そんな場所には似合わぬ子供が一人]
(8) 2018/03/15(Thu) 04時頃
|
|
いや、ある意味これ以上無いほどに似合ってはいるか 迷い込んだのか、捨てられたのか… まあ、様子を見る限り後者だろうね
[ひと目見て分かる傷だらけの体。恐らくは親からの虐待だろうか]
手に持っているのはあやとりの紐か? 随分集中してるみたいだけど、もしかして置いて行かれた事に気付いてないのか……
まあ、私には関係の無い話だ あんな身体ではこの森から抜け出すなんて無理だろうし、そのうち……――――
[そのうち野垂れ死ぬのだろう。そう考えた時、その場を立ち去ろうとした足が止まった]
――彼は、死ぬのか
(9) 2018/03/15(Thu) 04時半頃
|
|
[別に”可哀想”なんて思った訳じゃ無い。そんなのはよくある話だ ただ、傷だらけの姿が自分と被り“羨ましい”と思ったのだ
魔女の持つ不死性。それは本来長所であるそれは、私にとっては呪いのようなものだった どんなに痛くても、どんなに辛くても死ぬ事は無く、その痛みだけが永遠と続く だが、人間である彼は死ぬ 置き去りにされた事も気付かずにそのまま死んでいくのかもしれない 死を羨むなんて馬鹿げている。事実、私だって痛いのは嫌だが死にたいわけじゃない だからそれは、ほんの気まぐれ 死ぬ事で痛みから逃れる彼を”羨ましい”と思い、それと同時に”ズルい”とも思った 私はこんなにも苦しんでいるのに、彼だけが楽になるなんて不公平だと だから、私は彼を生かすことにした]
(10) 2018/03/15(Thu) 04時半頃
|
|
其れは毒。原初の蛇より受け継がれた甘い蜜 宿す呪いは“不死” 傷つき、朽ち果ててなお続く永劫の楔
[呪文に合わせて代償は傷を開き、じくりと鈍い痛みを伝える 右腕の切り傷と代償に得た物は”赤く美味しそうに染まった林檎” それを手に捨て子へと一歩足を踏み出す]
こんな所に客人とは珍しい 初めまして若人。私の庭にようこそ お近づきの印に美味しい林檎でもいかがかな?
[にこやかに声をかけ、捨て子へと呪いを差し出した**]
(11) 2018/03/15(Thu) 04時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 04時半頃
|
[とある森の奥深く。 ぽつりと建つ家がある。
そこには魔女が住んでいる。
善き魔女だという噂があるけれど、当人にとっては特に善いことをしているつもりはない。 『厄災の』などとつくような大暴れをしないだけで。 近くの村に卸す薬が病を癒すものが大半なだけで。
毒を扱うことも、己にとって害になるものを殺すことも、あるのだから]
(12) 2018/03/15(Thu) 16時頃
|
|
[この森に住み着いてからもう数百年は経った。 人との接触をたっていたころもあったけれど、最近は近くの村に薬を卸しにいくこともある。
とはいえ診察したりするのはよほど困っている様子の時だけで、大概は村長宅に預けるだけ。 薬代も食品や布などの生活用品との交換がほとんどで、村人との交流はほとんどない。 見た目もただの村娘のようだから、気づかないものは魔女とは知らないままだろう。
たまに村長から噂話をきくけれど、それも魔女討伐といったような、魔女関連のものぐらい]
(13) 2018/03/15(Thu) 16時頃
|
|
[そんな暮らしの中、森で薬草などを採取していたときのこと。 使い魔のネコが何かを見つけてきた。 にゃあ、と鳴く声にあわせて、言葉が聞こえてくる]
『ラディスラヴァ、人の子がいる』
あら? こんな森の奥に子供が……?
[珍しいこともあるものだと、ゆるく首をかしげる。 摘んだ薬草をいれたかごを腕にかけ、ネコが行く先を追いかけた**]
(14) 2018/03/15(Thu) 16時頃
|
|
[森の中で知らないところはない。 ネコもまた同じく、よく一匹で森をうろついている。 そのためかたまに怪我した動物などを見つけてくることがある。
人の子がいる、というのはとても珍しいことだけれど。
大きな茂みをかき分けた先に、小さな姿を見つけて、思ったよりも幼い姿に足を止めた。 森に来るような子供でも、こんな奥のほうに来るのはそれなりに年を重ねたもので、二桁に満たぬ者がくることはほとんどない。
倒れた子供の傍へと近づき、その姿が森を彷徨っただけではない様子にわずかに眉を寄せ]
あらぁ……逃げてきた子なのかしら?
[意識があるのか確認するようにしゃがみこんで子供の顔を覗き込んだ*]
(15) 2018/03/15(Thu) 20時半頃
|
|
[足音も、こちらに近付いてくる影も、認識してはいた。 けれどそれは森の木々のざわめきと同じ、ギリアンの外側を通り過ぎていく事象の一つに過ぎなかった。 助けを求める、という発想には至らない。 誰かに縋る意志があるなら、真っ先にここを去ろうとする"カアサン"へそうしていただろう]
[時の経過は着実に、ギリアンの体力を奪っていく。 紐を綾織る指先が、思うままの動きを再現出来なくなった頃。 やわらかな声と共に、視界に赤色が差し出された>>11]
(16) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
ウ?
[唸るような声と共に、声の主へ向けたのは疑問符。 差し出されたものは、ギリアンの知る果実とよく似ていて。 しかしその赤色は、ギリアンの意識すら惹き付けるほど魅惑的に映る]
ウウ……。
[言葉を発することのないギリアンを、声の主はどう思ったか。 ギリアンは呪いの果実へ、おずおずと手を伸ばす。 その際に一瞬だけ、相手の右腕に刻まれたばかりの傷が目に留まった*]
(17) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
[傷だらけの自分。傷だらけの相手。 その傷の意味の違いも、相手が自分を見て何を思ったのかも、ギリアンにはわからない]
[ただその林檎に手を伸ばしたのは、決して空腹だけが理由ではなく――*]
(18) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 21時頃
|
[その日、少年の頭上を数多の星が覆った。 天翔ける流星群。 遠方から見るそれは大層迫力のあるものだったろう。 降り注ぐ星に想いを馳せる者もあったかもしれない]
[だがそれは、人の命を奪う死の雨《デスレイン》だった]
(19) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
[少年 ─── 黍炉が山岳地の領地へと現れたのは9つの時。 赤子の時から忌み子と疎まれ、母と共に各地を点々とする日々。 肌に浮かぶ緑色の鱗。 混血、異形という事実は母子から安住の地を奪った]
[人々の目から逃げるような生活。 終焉を与えたのは、領主であるクトリーフ伯が黍炉に向けた言葉だった]
(20) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
───……『龍神の神子』?
[クトリーフ伯が黍炉を称した言葉を繰り返し、目線を合わせてくれた伯を見遣る。 肌に浮かぶ緑色。 喉に1枚だけある、逆向きの鱗。 クトリーフ伯はそれらを見て、黍炉を『龍神の神子』と断定したのだった]
[この領地は龍族を龍神と崇める者達が集っていた。 龍族との混血である黍炉は、彼らの力を継承する者として扱われ、丁重に持て成された。 彼らの住まう地は母子の安住の地となった]
(21) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
[実際のところ、幼い黍炉に龍族のような力はなかった。 辛うじて、他の子らよりも頑丈な身体を持っていたが、それだけで。 それでも大人達は龍神の加護を得たと黍炉を崇めた。 黍炉は信仰の象徴となった]
[大人達の扱いには慣れなかったが、嫌悪や敵意を向けられるよりはずっとマシだった。 ここなら母と穏やかに暮らせると、そう思っていた]
(22) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
[黍炉が領地へ現れてから1年後。 『龍神の神子』を擁したクトリーフ伯は、常々抱えてきた懸念を払拭すべく動き出した。 長年彼を見てきた者から見れば、それは急進的だったことだろう。 時期尚早だと諌める者もいた]
[だがクトリーフ伯は自身の考えを曲げず、龍神の加護を理由に計画を実行した]
[領地近くに居を構える『災厄の魔女』。 その討伐を ────]
(23) 2018/03/15(Thu) 21時頃
|
|
[死の雨《デスレイン》は領地全てを覆った。 家屋を破壊し、大地を抉る音の中に数多の悲鳴が不協和音のように響き渡る]
[星に押し潰される者。 家屋の倒壊に巻き込まれる者。 倒壊に伴う出火に巻かれる者。 その光景はさながら地獄絵図。 黍炉もその只中にいた]
(24) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
|
なんっ、でっ
[安住の地となるはずだった領地を襲った『災厄』。 年端の行かぬ少年である黍炉に、領主の決定や計画が知らされるはずもなく。 目に映る光景は理不尽ささえ抱かせていた]
まって、かあさ ──── !
[母に手を引かれ逃げる最中、近くの建物に星が落ちる。 大きな地響きが起こり、破壊された建物が倒壊を始め]
[黍炉目掛け、無数の瓦礫が落ちた]
(25) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
|
───── !!
[瓦礫がいくつか頭に当たる。 鈍い音、そのうちの一つが皮膚を割き、血潮を一筋溢れさせた。 熱さを伴う痛みと、頭への衝撃による足の縺れ。 黍炉は耐え切れず地面へと転がってしまう。 絶望的な状況に幼いながらに死を覚悟した時、降り注ぐ瓦礫の量が減ったように感じた]
…………?
[瞑っていた目を薄らと開き首を巡らせると、母が黍炉を護るために覆い被さっている。 頭を、背を、身体のありとあらゆる場所を打ち据えられて尚、母は黍炉を安心させようと微笑んでいた。 母の頭からも紅が雫となり零れ落ちる]
かあさん!
[黍炉は泣き顔で母を見上げた。 どうにかしたくても、何も出来なかった。 『龍神の神子』なんて持て囃されても、母一人護ることが出来なかった]
(26) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
|
[やがて、周囲の不協和音も途切れ、凄惨たる光景だけが残った]
─────…………
[冷たくなった母の下から這い出し、瓦礫を退かして立ち上がる。 そこにはもう、何も残っていなかった。 表情もなく、光もない瞳でふらりと歩き出す。 頭から零れる血は量を減らしていたが、拭うこともなくそのまま。 身体は打撲痕が残り、黍炉自身の血と母の血で衣服は汚れていた]
(27) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
|
[不毛の地となった領地をふらつきながら進むと、瓦礫の中に人影>>4を見る。 緩やかな動きで見れば、薄紅色を纏う女性が立っていた]
……………
[荒廃した地に立つ姿はそこだけ別世界のよう。 『それ』が元凶とは分からぬまま、光無き瞳で相手を見上げた*]
(28) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
/* もりっと自分を盛りました( どうも、龍猫です。 全部失うからね、盛っても問題無いね、の勢い。
お相手のリンダがくろねこさんな気しかしなくてだね( でも今回は中身で選んだのではないのだよ。 ちゃんと設定見てここしかねーな、ってなったのでね。 憎悪がやりたかったし。
とりあえず、憎悪、やり切れるように頑張る…(そこ
(-0) 2018/03/15(Thu) 21時半頃
|
|
[俺は、物心つく前から虐待を受けていた。
虐待が始まった切っ掛けは、俺が両親の様に綺麗な金髪に生まれなかったから。 といっても、最初は刺激の強いものをわざと食べさせたり、泣いているのを暫く放置し引き付けを見たりで満足していたらしい。 けれど、一人でも動ける様になって、片言とはいえ話せる様になって。 愛されていない事を肌で感じていた俺が両親を避けようとすればするほど、両親の行為は過剰になっていった。
服に隠れる所を抓ったり叩いたりはまだ序の口。 家畜用の鞭で服に隠れる部分だけを叩く、吐き気や腹痛を催す毒を少量混ぜて飲ませて苦しみもがく様子を見て笑うなんてしょっちゅうだった]
(29) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[もっとも第三者が居る場では両親も手を出さなかったから、俺は出来る限り祖父母から離れずにいて。 祖母はともかくとして、子供の扱いに不慣れな祖父は本を読んだり文字を教えたりする事で俺の相手をしてくれた。 祖父の書斎にある本全部を読み切る事は流石に出来なかったけれど、それでも俺の年では有り得ない知識量をこの時詰め込めたと思う。 今思えば、この御陰で俺はこの後の日々を生き延びる事が出来たのだろうし、この時が一番俺にとって幸福な時期だった。
けれど。この、俺に中々手出しを出来ない時期があったせいで、両親の無意識の中の『これ以上はまずい』という抑制も鈍らせたのだろう]
(30) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[3年前、5歳になった俺はそれまでと比べものにならない程致死性の高い毒を飲まされて、本当に死の一歩手前まで行って。 祖父母どころか周囲にも俺への仕打ちを知られて故郷に居辛くなった両親は、長く医者が不在だったその村に派遣されてきたという旨である村に越してきた。 だが、近くの森に住んでいる薬師が卸す薬で大抵は事足りるその村では、医者の必要性は低い。 虐待で子を殺しかけた親である事を隠し、陽光にも弱く病気がちな息子の療養の為、という建前を最たる理由にした。 長期に渡る服毒のせいで年中青白い顔をして、身体中の傷を隠す為にどれ程暑い日であろうと服を着込まされた俺の姿はその建前を信じさせるには充分で。
そうでなくとも、見目は善良で社交的な両親の言葉を疑う人など居なかっただろう]
(31) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[そうして人の目を気にする事無く俺を虐げられる環境が手に入った両親は、更に酷い仕打ちへと変えていった。
与えられる毒は種類も多様になり、その量も致死性も日増しに増えて。 唯一無傷な顔はそのままに、身体の至る所を戯れの様に打たれる鞭の数も増えていった。
更には、何時しか洗濯や掃除、食事の支度までもが俺の仕事になって。 その為に、あの二人は俺に殺される羽目になった]
(32) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[もっとも、最初から殺すつもりだった訳じゃない。 俺を忌み嫌っている癖に、自分達の衣食住を俺に任せきりにしているあいつらに少し意趣返ししたかっただけだ。
あいつらに作った食事の中に俺の血を混ぜ込んで。 知らずに俺を取り込んでいるあいつらを見てざまぁみろと思いたかっただけ。
だから、その時が来るまで思っていなかったんだ。
俺の血が、肉が、これまで身に取り込んだ毒を貯め込み、凝縮した猛毒になっていたなんて。
人の命をたやすく奪うものになっていたなんて]
(33) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[ほんのすこししか、思ってはいなかったんだ]
(34) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[両親だった彼らが苦しみもがく動きが、次第に緩慢になって。 身動きはおろか、呻きすら上げなくなって。 静寂が場に満ちるまで、俺はただ茫然と見ているだけだった。
けれど、自分が何をしでかしたのかゆっくりと認識に染み渡っていって。 心がそれを認めた瞬間、耐え切れなくなったものが叫び声にとって変わった。
とにかく此処から離れたいと、無意識に駆け出して。 今まで走ったことも無かった身体はすぐに悲鳴をあげて、意識も遠のかせたけれど、必死に足を動かして。 気がつけば、俺は森の中で倒れ込んでいた]
(35) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
[日頃からろくに食事も取れていない。 毒ばかり与えられて、日の光に当たった事も数える程。 もう一度立ち上がることすら叶わない自分は、このまま此処で死ぬのだろう。
そんなことを、朦朧とした意識の中で考えていたらどこからか何かの声が聞こえてきた。 それが猫の鳴き声だとは、この時の俺には分からなかったけれど]
……だ、れ
[俺の顔の上、落とされた影の主に気付いて小さく声を発する位はまだ、出来た*]
(36) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
|
お前……なるほど。それで捨てられたのか
[唸るような声、予想とは少し違う反応に少し驚いて改めて彼の全容を見る]
随分と酷い仕打ちを受けたようだ。痛いだろう 大丈夫、栄養のたっぷり詰まった果実だからね 食べればたちまち傷も癒えるだろう
[嘘も騙らず、真実も教えず、ただおずおずと差し出された手に柔らかな笑みを向ける 元よりただの気まぐれ。此方の目的さえ達成出来ればそれでいいのだ]
(37) 2018/03/15(Thu) 22時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 22時頃
|
/* あれ、なんでメモ2重になってるんだ…?
まぁ回数制限無いからいいんだけど、箱の調子悪いのかもなぁ。
(-1) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
|
|
[倒れた子供の顔色の悪さや手足の細さに瞳を細める。 生きているのが疑わしい様相に、どうしたものかと思ったところで、か細い声>>36が聞こえた]
まあ、まだ意識があったのね。
私はここに住んでいる魔女よ。
[驚きながらも、問いに答える。 魔女だと名乗ることはほとんどないのに、なんの気まぐれかこのときはそう口にしていた。
子供が倒れているからと無条件に助けるほど優しくはない。 ただ、人の子供にしては毒をもつものの気配を感じるから気を惹かれて。 よくよく見れば服の隙間から怪我などが覗いているのも分かり、かわいそう、というのと、面白そう、という感想を同時に抱く]
あなた、このまま死にたい? それとも生きたい?
[ほぼ拾って帰るつもりでいながら、優しい口調で問いかける*]
(38) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
|
|
[ギリアンの反応は、声の主にここへ至る経緯を理解させるには十分であったようだ。 そして理解した上でなお、彼女の行動は変わらぬようで>>37]
ウウ……。
[言葉の意味は曖昧にしか受け取れず。 ただ、柔らかな笑みとやさしい声――長らく自身に向けられることのなかったそれを、そのひとが見せていることだけ理解した]
(39) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
|
|
[それが、理由だったのか。 拒む理由が存在しなかっただけなのか]
(-2) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
|
|
[受け取った赤色の果実。 それが呪いの産物とは知らぬまま。 傷だらけの子供はかぶりつく――]
ガ……!?
[そして、それは何をもたらしたか。 呪いをその身に受けた子は、澱んだ目を見開いた*]
(40) 2018/03/15(Thu) 22時半頃
|
|
……人の子……? いや、しかし……。
[天より落とした星の雨は、全てを砕き、焼き尽くすだけの力を備えたもの。 どんなに運が良かろうとも、力なきものであるならば魔力の余波だけでも焼き尽くされかねぬ大魔術]
ひとに、あの雨を凌ぐ術があるとは思えぬが……まさか。
[呟いて歩み寄り、見上げてくる光無き瞳>>28を覗き込むように、見て]
(41) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
……お主、よもや。
[そう言えば、風が運んできた噂に、『龍神の神子』とかいうもののそれがあったような気がする]
は……戯言の類と思うていたのだがな。
[ふ、と上がる口の端が刻むのは笑み]
つくづく、我は龍どもに呪われる定めにある、か?
[く、零れる声は自嘲の響きを帯びるもの。 それから、魔女はふわり、と薄紅を翻して少年の前に膝を突く]
(42) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
……お主、滅びを求めるか?
[このまま瞳に光宿さぬなら、それまで、と思いながら静かに問う]
求めるならば、他の者と等しく終わりにしてやろう。
[言葉と共にふわりと舞うのは淡い桜色の光。 そこに宿る力が、星の雨の宿していたそれと同じもの。*]
(43) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
… ま じょ ──…?
[>>38返された答えは、聞き覚えのある単語。 確か、この村で頼りにされている薬師を指して、父が言っていた言葉だ。 あの時の父は、面白くなさそうに吐き捨てていたけれど。 俺の目に映る彼女が紡いだそれは柔らかな声で、続けられた問もまた、優しい口調。 それを受けて、俺が得た答えは]
───… しね、な、い
(44) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/15(Thu) 23時頃
|
[この村に来て、生きていたいと思えたことはない。 けれど、死んでしまいたいと思ったこともない。
だから、まだ、死ねない。単純な答えを紡いで、それから]
…… おれを、
どう、する ?
[今度は俺から、問いかけた*]
(45) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
ふふ……食べたか
[捨て子が林檎をかじるのを見届けると>>40、自然とそこまで我慢していた笑みが漏れる]
そうかそうか。食べてしまったのか おめでとう!これで君は死ぬ事は出来なくなった あの林檎は特別製でね 不死の呪いを受けて君は不死人となった 魔力を持たない人間では不老までは流石に無理だろうけれど 今の君ならば10回殺される程の傷でも復活できる 効果の程は私が保証しよう。なにせ私は魔女だからね
[楽しくなって浪々と彼に語りかけた言葉をどれほど理解できたか それは分からないが、呪いは正しく作用したようで彼の身体の傷は徐々に塞がっているようだ]
(46) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
楽園を追われ、たった一人のアダムになった気分はどうだい? 残念ながらここにイヴはいないけどね 改めて歓迎しよう
ようこそ。魔女の世界へ [そうして、改めて捨て子に手を差し出す せっかく手を出したのだからしばらくは観察してみるのも悪くない]
私は優しいからね。君が小間使いとして私の元で働くなら衣食住ぐらいは提供してあげよう 君がこのまま永遠にここであやとりを続けるというなら私は別に止めないけどね
どっちにする?*
(47) 2018/03/15(Thu) 23時頃
|
|
[倒れた子供>>44の答えにゆるりと瞳を細める。 傍らにいた使い魔のネコが、にゃあと、一声鳴いた]
『死ねない、とは面白い』
あらあら、面白いだなんていっちゃだめよ。
[死にそうなのに、死に抗う姿をネコが楽しげに眺めているのをたしなめる。 とはいえ面白いと思ったのは魔女も同じだからこそ、嗜める声は笑いがにじんでいる]
(48) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
[どうする、と問いかける子供を抱き上げ]
そうね、見つけてしまったから拾って帰ろうかしら。 行き倒れを見捨てるのはかわいそうだもの。
[幼い子供は女の腕でも苦にはならないぐらいの重さしかない。 重ければ魔法を使うつもりでいたけれど、必要もない。
優しい手つきで抱えた子供に笑いかけ]
さあ、おうちに帰って怪我を治しましょう。
[子供の意見など聞かぬまま。 使い魔のネコに先にいかせて、ゆっくりと、森の奥の屋敷へと向かう*]
(49) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
[薄紅色>>41がこちらへと近付いてくる。 呆然としているような表情で、光無き瞳がその動きを辿った。 何かに気付き、自嘲の響きを紡ぐ女性>>42。 膝を突く姿はかつて領主が行った仕草に似ていた]
────………、
[問いかけ>>43に瞳が揺れる。 舞う光を、瞳が小刻みに辿った]
(50) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
……ぇ、 が、
[掠れた声が零れ落ちる]
…ぉ…まえ、 が、
[欠如していた表情が歪み出す]
(51) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
おまえが、 おまえが みんなを……!!
[激情をありありと浮かべ、瞳が光を取り戻す。 瞳孔が収縮した瞳は人ではなく爬虫類めいて。 龍族の片鱗を覗かせた瞳が『災厄』を捉えた]
(52) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
──…だれが、ころされるもんか。
おれが、おまえを ころしてやる!!
[握り締めた拳を、『災厄』の顔目掛けて振り抜いた*]
(53) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
/* 周りに比べてとても殺伐。 [因果が憎悪だから仕方が無い]
(-3) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
[会話で何とか保たれていた意識も、体力の限界に合わせて薄れ始める。 霞む視界は>>48魔女の表情もまともに捉えられなくなってきて。 にゃあ、という鳴き声を発したそれがどんな顔でこちらを見ているのかも分からない。
ただ、唯一はっきりしている聴覚が拾い上げた声音から、面白がられているのは伝わって]
… しんでも いい
りゆうが、ない
[せめて、死ぬに足る何かが無ければ死ねないと返した声は、更に彼女達の興を誘うだろうか。 どちらにせよ、こちらの問いかけに返された行動で俺は言葉を失った]
(54) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
っ… な、に
[>>49伸ばされた手に瞬時過ったのは、殴られる痛み。 身動ぎ出来ないながらも竦ませた身体に触れた手は、思いもよらぬ温もりだった。 生まれてこの方記憶にないそれに戸惑いながら、魔女の笑みを受け。 おうちに、と言われて思い出したのは、自分が殺した二人の事]
… う、ち …は、
いや、だ
[彼女の言う『うち』が、自分が飛び出してきた其処だと思い込み、戻りたくないと怯え震えた*]
(55) 2018/03/15(Thu) 23時半頃
|
|
[問いに揺れる瞳。>>50 光に宿る魔力の質を察したのか、少年は魔女が滅びを齎した事に気づいたよう]
ほう、その瞳。 ……龍の血脈がおる、というのは真だったか。
[表情が歪み、激情が露になる。 光取り戻して向けられる瞳、その在り様には覚えがあった。 魔女の刻む笑みが深くなる]
……ほう。 我を殺す、か。
[吟ずるような調子を帯びて、零れる呟きはどこか楽し気で]
(56) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
[桜色の光がふわりと揺れる。 揺れたそれは魔女の前に集まり、振り抜かれた拳を受け止めた]
……心意気やよし、と言うてやるよ、童。 だが、今のお主には、我を殺すなどできぬなぁ?
[楽し気に言いながら、目を細める。 桜色の光はしゅるり、と少年の手から腕へと伸びていく。 魔力を持って縛し、動きを封ずるために。*]
(57) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
そうでなくとも。 お主が龍に関わるというなら……容易く殺されてやるわけにはゆかぬ。
[ぽつり、と落ちた言葉は、どこか独り言めいたもの。*]
(-4) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
ア……?
[林檎に齧りついた直後、それを与えたひとが見せたのは笑み>>46。 朗々と語る楽しげな声を、唖然とした表情でギリアンは聞いた。 僅かに明瞭となった思考は、林檎の実がただの果実でなく、己の身に超常の変化を齎すものだと理解させた]
死な……ナイ……?
[ある人間は恐れ、ある人間は求めてやまない不死の体。 それを得た意味まではまだ理解が及ばぬまま。 ただ己の身に刻まれたいくつもの傷が、塞がりつつある様を茫然と眺めていた]
(58) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
ドウシテ……。
[死にたいと思ったことはないが、生きていたかったわけでもない。 全てが曖昧な思考の中で、ただ自分が無価値な存在であることだけは、なんとなく理解していた]
[歓迎の言葉と共に、差し伸べられた手>>47。 何故自分にそれが与えられるのかわからない。 わからないから、縋るようにあやとり紐を両手で広げようとして]
ア……。
[ぷつん、と。 もう何千回、何万回使ったのかもわからないほど擦り切れた輪は、呆気なく切れてただの紐となった]
(59) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
[ギリアンは途方に暮れた瞳で、切れた紐の端を眺める。 それを再び輪に戻す術を、ギリアンは知らなかった]
[そしてようやくギリアンは顔を上げ、魔女を名乗るそのひとを視界に収めた。 改めて傷だらけのその姿を、右腕の真新しい傷を見た時、]
[何故だかその手が、自分の輪の内側へ伸ばされているような気がしたのだ]
[だから、輪の内側から外側へ。 ギリアンは初めて、自らの意志で手を伸ばす*]
(60) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
あらあら。 死ぬのに理由がほしいだなんて、貪欲ね。 でもいいことだわ、拾った子がすぐに死んでは拾った意味がないもの。
[朦朧とし始めている子供>>54の答えに小さく笑う。 抱き上げ触れたところからじわりと癒しの魔法を掛けているが、全快させるのは連れ帰ってからにしようと思う。
死に理由を求めるのなら、生にはどんな理由を求めるのか。 子供を育てたことなどほぼほぼないに等しいのに、育ててみたらどうなるのかと興味を惹かれ。 怯える様子も構わずに、歩く速度を落とすこともなかった]
そう、あなたのおうちは嫌なことがあるのね。
[震える子>>55を宥めるように抱き上げた背に添えた手で軽く叩く。 幼子が親を殺したとはまだ知らぬまま。 子供の身体からにおうものに、ろくなことはないのだろうと思う]
(61) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
でもあなたは私に拾われたのだから、帰るのは私のおうちよ。 家に帰ったら怪我も治しましょうね。
[柔らかい口調は変わらずに、腕の中で震える子供を抱いて進む足取りは迷いなく。 癒しの魔法を掛けてはいるが、森の奥へと進む様子は見えたかどうか。 足元のネコが呆れたような鳴き声を上げるのを聞きながら森の奥の屋敷へと帰り着き。 そうして、拾った子供の怪我の治療から、まずはじめるのだった**]
(62) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
────!?
[『災厄の魔女』の顔を殴り飛ばそうとした拳が押し留められる>>57。 届くことすらしないことに驚愕の色を浮かべ、拳を引こうとしたが既に遅かった]
……!……!!
[魔力の籠もる桜色の光が腕を伝い、引き戻す動きを阻害する。 身体に思い切り力を込めるが、びくともせずにいた]
ちっ 、 く、しょお !
[楽しげな声に悪態が零れる]
(63) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
[魔女は黍炉の父たる龍族について知っているらしい>>56。 楽しげな声の裏にある、思惑や出来事など知る由もない。 黍炉自身、龍族について知ることは母から聞いた極僅かだけだった]
ぜってぇ、 ころしてやる…!
[縛されて尚、相手へと向ける感情は減るどころか募る一方。 母を、自分達を受け入れてくれた領主や領民達を失った悲しみは、別の形となり魔女へと向けられていた*]
(64) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
[独白めいた言葉の裡にあるものは想像し得ない。 激情に流された状態では、自分自身をコントロールすることも出来ず。 ただ一つ抱いた感情を迸らせる以外のことを出来ずにいた*]
(-5) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
/* ふと思ったがコイツの憎悪、自分にも向いてるかもしれないな。 母を護れなかった、領主らを護れなかった『龍神の神子』への憎悪。
あり得る。
(-6) 2018/03/16(Fri) 00時頃
|
|
[魔力に縛されても尚、少年に恐れや脅えの色はない。 その様子に、魔女は満足そうに目を細める]
……ふ、そうか。 なんとしても我を殺す、というか。
[くすくすと笑いながらつい、と伸ばした指先が少年の頬に触れる]
だが、力の使い方も何も知らぬ童に殺されるほど、我はか弱くはないぞ?
[触れる指先は、見目に違わぬ少女の柔らかさを帯びるもの。 けれど、瞳にあるのは永きを生きた者の老獪な光]
(65) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
……どうしても、それをなしたい、というならば、我と共に来い、童。 力の使い方を学ばせてやるよ。
[そう、口にしたのはほんの気紛れ]
……来ないというならば、遠慮なく滅ぼすまでだがな。
[己が気紛れにつき合わぬのであれば、後顧の憂いは断ち切るのみ、と。 突きつけたのは選択の余地のない問いかけ。*]
(66) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
なにちょっとした気まぐれだよ。特に理由なんてないさ
[聞こえて来たドウシテという言葉>>59 まさか死にそうなのが羨ましかったなどと言っては格好が付かないので適当に誤魔化す]
おや、切れてしまったのか 随分使い込んでいるようだし無理も無い 帰ったら新しい紐をやろう。まあ、それはそれとして
[切れてしまった紐にそう答えつつも、伸ばされた傷だらけ手をしっかりと握って>>60]
(67) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
[>>61薄れてきた意識は、魔女の言葉を耳に入れはしても半分も認識できない。 ただ、いいことだと笑う声だけは不思議と胸奥に刻み込まれた。
抱き上げられたその手から伝わる温もりは、緩やかに眠りを誘ってくる。 それが彼女の魔法を受けた身体が回復を求めているのだと、俺に気付く術は無い。 うと、としながらも消せぬ怯えは、抱え上げている彼女にも隠せぬもので。 宥める様に背を叩くその手の優しさも、俺にとっては初めてだった]
… 、
[確かめる様に紡がれた言葉に身体を強張らせ、息を飲む。 けれど、>>62続けて魔女が言ったそれに、思わず目を見開いた]
(68) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
まだ名乗ってなかったな 私の名はメルヤだ。好きなように呼ぶと良い
小僧、名はあるかい?
[傷だらけ同士の出逢い。最初は飽きたら捨てればいい なんて考えていたのに、思えば付き合いも随分長くなったものだ**]
(69) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
[あなたは私に拾われたのだから。 事もなげに言った彼女の言葉に、自分が勘違いしたのだと気付く。 何とか視界を凝らして見れば、彼女が向かっているのは村では無く森の奥。
言葉通り、今から帰るのは『魔女の家』なのだと分かる。 もうあの家には帰らないで済むんだと思った途端、広がる安堵に疲れ切った身体は一気に弛緩して。 初めて会ったばかりの、どんな相手かもわからぬ彼女に全てを預けた]
(70) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
[そのまま最後の意識の一片までも手放す刹那。 そういえばこんな時、言うべき言葉があったことを思い出し]
…… あり、がとう
[彼女がどんな思いで自分を拾ったのだとしても。 これまで誰も与えてくれなかった温もりをくれた彼女に、感謝を紡いだ**]
(71) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
[動けぬ黍炉の頬に伸びる指先>>65。 避けようにも動けないため、それは容易く触れて。 母よりも若い外見とは裏腹に、底知れぬものを感じる魔女の瞳。 黍炉を脅威として見ていないことは明らかだった]
……………
[共に来いと言う言葉>>66に押し黙る。 自分を殺そうとする相手に力の使い方を学ばせようとすることが理解出来ずにいた。 罠か、とも思ったが、続けられた言葉は終焉を齎すもので。 どちらに転んでも同じならば、と思考が巡るのは早かった]
(72) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
────………いく。
いってやる。 ちから、つけて、おまえをころしてやる。
[唯一残された道を掴み取る*]
(73) 2018/03/16(Fri) 00時半頃
|
|
/* 集会召集までの間のことでやりたいのがあるんだよなぁ。 鍛錬がてら討伐に来た連中を追い返す、ってやつ。 知れず悪名が広まってると良い(
皆様ご承知の通り、憎悪を抱くが故に他者にリンダを殺されるのを良しとしないわけです。 リンダを殺すのは自分、他に殺させるものか。 それが結果護る形になってるってやつ。
そうだ、悪名考えねば。
(-7) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
/* 龍族と何があった?ってのは集会召集後にでも聞かないとな。 拾われた時から引っ掛かっててようやく聞けた感じにしたい。
(-8) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 01時頃
|
ウウ……。
[ただの気まぐれだと、魔女は言う>>67。 隠された真意はギリアンにはわからないが、ただ伸ばした手を握る力は存外しっかりしたもので。 呪いを受けてなお傷の残る手で、こちらからもその手を握り返す]
[魔女には切れた輪の代わりを与える意志があるようだ。 ただ、今この時だけは、ギリアンの意識は心の内の輪ではなく、右手を包む確かな温もりの方にあった]
(74) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
[問いに、少年は押し黙る。>>72 さて、返る言葉は如何様か、と。 こちらも言葉を継ぐ事なく待って]
……ふふ。 そうか。
[返されたのは、是の言葉と、宣。>>73 それに、魔女は満足げな笑みを浮かべる]
その言霊、違わず果たせるかどうか……見せてもらうぞ、龍の仔。
[言いながら、すい、と頬撫でる手つきは優しいともいえるもの。 向けられる情、焔の如きそれが何かを全て理解した上で魔女は少年に笑みを向ける]
(75) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
メ、ル……?
[聞き慣れぬ単語が、どうやら魔女の名であるらしい>>69。 最初の二文字をどうにか拾い上げて認識し、呟いた所でこちらの名を聞かれる]
……ギィ、ア……。
[ギリアンの口から出たのは軋るような音。 正しく発音出来たかは怪しかったが、魔女がどう受け止めたにしろ、それがこれからのギリアンの名となるだろう]
[ギリアンの名を呼ぶ者は、もう他にはいないのだから**]
(76) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
さて、では戻るとするか。 まずは、傷の癒し方から学ばねばなぁ。
[冗談めかした口調で言いながら、少年の頬から手を離してつい、と振る。 桜色の魔力がふわりと周囲を取り巻き、空間を渡る力と転じた。
力が導く先は、魔女の住まう館。**]
(77) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 01時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 01時頃
|
/* うむ、各ペア各様、中々に眼福であるね。
あと一枠空いてはいるが、ペアでの飛び入りは時期的にも難しいかねぇ。 とはいえ、あぶれてしまうと主旨的に辛いから、なんともはやなんだが。
(-9) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
/* あ、やっぱ魔法叩き込まれるんですね(変顔 初期取得は治癒魔法かマジかw 他の取得魔法どうするかな。 相性が良いのは恐らく水。 龍神は水との関わり多いからね。
(-10) 2018/03/16(Fri) 01時頃
|
|
[頬をなでる魔女>>75の手つきは思いの外優しい。 それは今はもう得られない、母の温もりを思い出した。 母もまた頬を、特に鱗の浮かぶ左頬を撫でてくれた。 大多数の人間からは疎まれるものを、愛おしむように]
……ふん、めにものみせてやる。
[想い出を重ねていた思考を呼び戻し、魔女に対して減らず口を叩く。 離れていく魔女の手は中空を切り、取り巻く魔力が空間の扉を開いた>>77。 導かれるままに進めば、そこは見慣れぬ館が聳える場所]
────………
[自分を連れて来た魔女を見遣る。 渦巻く内なる焔は一向に治まらない。 時が経ち自制と冷静さを得たとしても、この焔は燃え盛り続けることだろう]
(78) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
|
[命を狙う者と狙われる者の奇妙な同居が始まり、黍炉は魔女から力の使い方を教わる。 先ずは傷の癒し方から、と言われた通りに、治癒魔法から習得することになった]
ぐぅ……
[当然、最初から上手く行くはずもなく、何度も失敗し続ける。 魔女の指導は厳しく、手加減などは一切無い。 怪我をすることも多く、そんな時は最初に修得した治癒魔法が大いに活躍した。 実践に勝る鍛錬は無い、と後の黍炉は語る]
(79) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
|
[力の使い方を学ぶ傍ら、黍炉は持ち前の身体能力を伸ばすための基礎鍛錬も欠かさなかった。 山岳地帯を駆け巡り足腰を鍛え、木材調達で腕や背筋を鍛え、狩りを行い戦い方を学ぶ。 魔女の館に蔵書があるならば、それらからも知識や実戦訓練の方法などを学んでいったことだろう]
(80) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
|
[奇妙な生活を始めて数年経った頃。 黍炉は狩りの最中に複数名の人間達に出会う。 聞けば彼らはこの辺りにある魔女の館を探しているとのこと]
魔女討伐か? 止めておけ、殺されるのがオチだ。
[その時黍炉はある種の危機感を抱いていた。 魔女が自分ではない誰かに倒される可能性。 かつて領主が目論んだように、魔女の首を狙うものは後を絶たない]
[ぐるりと、内で燃え盛る焔が渦巻く]
(81) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
|
[魔女討伐に来た人間達は、黍炉の言葉に耳を貸さず、館を目指し進もうとする。 その前に立ちはだかり、黍炉は手にした槍を彼らへと突きつけていた]
止めておけ、と言っている。 俺を抜けないようでは行っても無駄だ。 犬死するだけだぜ。
[他を圧倒する巨躯。 吹き抜ける風が左頬を隠していた髪を攫い、異形が人間達の目に晒される。 それに息を呑む者もいたが、彼らは諦めず黍炉へと飛び掛ってきた。 結果は ─── 魔女の館に平穏が続いていることが物語っている]
(82) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
|
[黍炉が露払いをするようになってから、この手の輩が館に近付くことはなくなった。 代わりに、人々の間ではこんな噂が立つようになったという]
[魔女が住む山には魔女を護る龍人がいる、と**]
(83) 2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 02時半頃
|
/* 龍人、神ではないのでこっちの字。
明日は遅くなると書いたが、顔出せない可能性も大いにあるので何ともはや。 すまないリンダ。
(-11) 2018/03/16(Fri) 03時頃
|
|
[腕にかかえた子供>>70から力が抜けたのを感じ。 どうやら向かう先が嫌なところではないと受け止めたようだと、小さく笑う。 魔女に拾われたというのに、もとの場所に戻るよりも怖がっていないことをわずかに痛ましくも思い。
子供が何かしゃべろうとする様子>>71に視線を向け。 思いがけない感謝の言葉にきょとりと瞬き]
まあ、いい子ねぇ…… どういたしまして。
[意識をなくした子供にくすくすと笑い。 子供を抱えているという重みを感じさせない足取りで屋敷へと戻り]
(84) 2018/03/16(Fri) 18時頃
|
|
[そうしてまず最初にしたのは怪我の治療と、子供の身体から香る毒を調べること。 傷跡もなく綺麗に治すこともできたけれど、そのあたりは子供の意見も聞いたりして。 子供が次に目覚めたときには名を尋ねもした]
あなたの名前は? 私はラディスラヴァよ。 こちらは使い魔のネコ。
[ネコは、ネコだとばかりににゃあ、と鳴き声一つ。 使い魔になってから年を取るのをわすれたネコも長いこと一緒にいる。
子供と暮らし始めても生活は変わらず。 薬を作ったり魔法をつくったりしながら子供が興味を持ったことを教えることも嫌がることはなく。 学びたいというのならなんでも教えてみせた。 それがモノになるかどうかは、ともかくとして**]
(85) 2018/03/16(Fri) 18時頃
|
|
― 使い魔より ―
[我は猫である、名前もネコだ。 安直というな、ラディスラヴァがそう呼ぶのだからしかたない。
彼女との出会いは200年以上前になる。 当時引きこもっていた彼女は他に名前を呼ぶものもいなかったから、猫はネコと呼びかけるだけで十分だったのだろう。 もしくは名付けることが怖かったのかもしれないが、それに思い至ったのは供に過ごしてかなり経ってからの話で。 その頃にはネコと呼ばれるのが当たり前になっていた。
拾われたときは正真正銘ただの猫だったが、なんやかやあって使い魔になることにした。 なんやかやの内容? そんなものは気にしなくてもいい]
(86) 2018/03/16(Fri) 20時半頃
|
|
[我は基本的には自由行動だ。 ラディスラヴァが外に出るときは一緒に行くが、屋敷にいるときは好きに過ごしている。 森を見回るのも仕事の一つだが、お前にもネズミの取り方を教えてやろうか?
構われるのは嫌いではないが、気分が乗らないときもある。 いいか、乱暴に触れてこようとするなよ。
この屋敷の新入りはお前だから、面倒は見てやる。 危険な部屋とかもあるから覚えるまでは傍についててやるから感謝するといい]
(87) 2018/03/16(Fri) 20時半頃
|
|
[ネコはにゃあにゃあと鳴き声で伝えるが。 二重音声なその言葉がきちんと子供に伝わったかどうかなどは、気にしていなかった*]
(88) 2018/03/16(Fri) 20時半頃
|
|
ギーア、ご飯だよ
[捨て子を拾ってしばらく、二人での性活もようやく慣れた頃 二人分の食事を作り終えると、部屋の隅であやとりをしていたギーアを呼ぶ]
相変わらず器用なものだ それだけ器用なのに何故他の事はさっぱりなのかな
[紐を巧みに操り次々と変幻自在の模様を見せる様に思わず首を傾げたくなる]
まあ、いいか さあ、ご飯にしよう。冷めてしまっては台無しだからね*
(89) 2018/03/16(Fri) 21時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 22時頃
|
/* 今気付いたけど、酷い誤字ががが
(-12) 2018/03/16(Fri) 22時頃
|
|
ウ?
[ギーア、と名を呼ばれて>>89顔をそちらへ向ける。 両手の指にかかる新しい紐は、森の中で見た花の形を作りかけていたが、しばしの後ギリアンは呼び声に応えることを選んだ。 何も出来ないギリアンは、魔女が小間使いを求めていたならその期待には沿えなかったことだろう。 しかしそんなギリアンに、魔女は今日も食事を用意してくれる]
ウ……。
[不満などあるはずもない。 ただ、ギリアン自身は何が変わったわけでもないのに、かつては絶え間なく降り注いでいた罵倒がなくなったことを不思議には感じていた]
(90) 2018/03/16(Fri) 22時頃
|
|
イイ、のか……?
[こんな自分が与えられるままでいていいのかという、今更とも思える疑問を端的な呟きに籠める。 これまで生活を共にしながら、ようやく思考がそこに辿り着いたとでもいうべきか*]
(91) 2018/03/16(Fri) 22時頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
[>>84魔女が俺の言葉に応えるより、俺の意識が落ちる方が早かった。
>>85次に目が覚めた時には目立つ傷は消え、ずっと重苦しく付き纏っていた倦怠感も薄れていた。 それが魔女の施した癒しの魔法の御陰だとは分からなかったけれど、魔女が助けてくれたのだとは容易に知れて]
え、と。
おれは、リ…
[己の名前と、使い魔だというネコをこちらに示す魔女をまじまじと見る。 猫という生き物は知っているけれど実物は初めて見たなと、ネコって名前なのか猫だって紹介かどっちだろうが思考を占めかけて。 こちらの名を問う声にそのまま返しかけて、ふと自分が為した所業を思い出した。 俺が人殺しだと知ったら、恐ろしく思われるだろう。 でも、一文字でも言いかけた手前、名前を名乗らない訳にもいかなくて]
(92) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
……リー。
おれの、なまえは。リー。
[苦し紛れに出たこの名前が、この先ずっと使うものになるとは思ってもいなかった。
魔女には偽名だとばれたかどうか。 相手の顔色を読む事など出来ない子供に悟れる訳もない。 けれど、幸い彼女は拾ったものをすぐ捨てる気にはならなかったらしい。
身体の殆どを埋め尽くしていた傷は全て消され、身体を占める毒についても調べていると言われ。 とりあえずは、此処に住んで良いのだと言葉は無くとも態度で教えられた。 それを教えてくれたのは、魔女だけでも無く]
(93) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
ネコって、なまえでよかったんだ。
[>>86>>87にゃあにゃあ、にゃにゃあ、と。 鳴き声に重なって伝わる言葉は聞き取れない部分も多かったけれど、屋敷の住人として認めてくれたらしいとは理解できた。 乱暴に触れようとするなと言われたのも、自分には納得できること]
だいじょうぶ。 おれも、なぐられたりとか、いやだったから。
だから、しない。
[そう言って、約束した後]
(94) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
…えっと。
ネコと、…ら、ラディ… ラ、バ …魔女、さん。
[聞いた名を呼ぼうとするも紡ぎきれず、魔女と呼び直し]
俺、せんたくとか、そうじ、とかならできる、から。
たすけてくれた、おれいはする、から。
だから、ここに、ずっといさせて。
おねがい、します。
[自分がしたことも、嘘の名前を名乗ったことも黙ったまま。 騙しているような罪悪感に苛まれながら、頭を下げた。 そんなことをせずとも、魔女は置いてくれるつもりだったかもしれないけれど]
(95) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
[そうして、俺はこの屋敷の新たな住人となった。
魔女や猫が何かをしていると気付けば、すぐにその側に行ってそれを見た。 自分にも出来ないかと問えば、彼女達は厭う事無く教えてくれて。 向き不向きというものがあるから出来ない事もあったけれど、出来る事は格段に増えた。
特に向いていたのは、薬の扱い方だろうか。 毒に慣れ続けてきた身体は、薬に対しての耐性も高くて手っ取り早い実験台でもあった事も拍車をかけていただろう。 毒と薬は紙一重ともいう、自分の身の内の毒も活かし方次第では薬になるとも分かり。 元は身の内の毒を失くす為にと学んでいたはずが、何時からか毒を利用する方法にとって代わっていた]
(96) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
[他にも、学べることは何でも学んだ。 身体を鍛える事も覚えて、猫の身のこなしから格闘術の真似事なんて事もし始めた。 以前と比べれば圧倒的に健康的な生活は、みるみる内に俺の姿を変えていって。 両親の元にいた俺だとは誰も気がつけはしないだろう位になれて、ようやく俺は勇気を持てた]
ラディ、ネコ。
俺、話したいことがあるんだけど、聞いてくれるか。
[魔女と使い魔に声をかけると、その前に向き直り膝をつき]
(97) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
……俺、人殺しなんだ。 ラディ達に拾われる前に、殺して、森に、逃げてきたんだ。
…今までずっと、黙ってて、ごめん。 出てけって言うなら、出てく。
[本心はずっと此処に居たい、けれど。 これまで黙っていた事が事だけに、追い出されても仕方ないと頭を下げて。 魔女と猫がどんな顔をしているか分からぬ不安に、顔を上げる勇気を持てぬまま身動ぎを止めた*]
(98) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
何がだい?
[聞こえて来た言葉に首を傾げる>>91 しかし、少し考えると言葉の意味をなんとなく察して]
何も出来ない事を気にしているのか? 気になるのなら出来るように練習する事だ
それだけ器用なんだ、練習すれば出来るようになるさ 幸いな事に時間はたっぷりとある。何せ不死なんだからね
[食事を進めつつ、ギーアへ視線を向けるとにやりと口元を歪めて]
ま、せいぜい精進したまえ*
(99) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
[減らず口を叩く少年の姿>>78は、魔女にとっては逆に好ましいもの。 仇と見なした相手に媚びるようなら、興味はすぐに尽きていた]
[移動した先──魔女の住まう館は、一人で暮らすにはやや大仰なもの。 手本、という形で治癒魔法をかけて傷を癒した後は、まずはそれを身に着けさせた]
傷を癒すに他者を頼るようでは、簡単に行き倒れるぞ?
[そんな言葉を笑いながら投げて。 癒しの魔法を妥協なく習得させたのは、続く鍛練への布石でもあり。 そして、以降の鍛練でも手を抜く事は一切なかった]
(100) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
……なかなかに、熱心な童よの。
[力の操り方のみならず、身体的な鍛練にも積極的な様子に、ふと、零れ落ちたのはそんな呟き。 館の地下の書庫の鍵を預けてみたら、そちらにも足しげく通っている様子で]
ま、それくらいでなければな。 ……我もやりがいというものがない。
[鍛錬のためか、どこかへ出かけていく背を窓越しに見送りつつ、微かに笑む]
我が因果の起源に連なるもの……容易く折れられても困るでな。
[呟く声音は、どこか冷たいけれど]
(101) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
[命を狙う者との共同生活の中でも、魔女は特に変わった様子を見せはしなかった。 常に悠々とした余裕の態度を取り、時に煽るような言葉を投げては反応を楽しむ事も多々]
……素直なのは良い事だが、『厄災』を相手取るならもう少し考えた方が良いぞ?
何せ、我は性悪で知られておるからな。
[一筋縄ではゆかぬ、と言わんばかりに告げた後、見目そのままの少女のように楽し気に笑う。
そんな風に笑う姿は、旧知の魔女でもそうそう見た事はない──とは。 知る由もない事だろうが]
(102) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
[そんな共同生活が数年続いた頃]
……む。
[自身の領域と定めた地に入り込む気配に気づいた魔女は、眺めていた書物から視線を上げる]
また、侵入者か……ん?
[魔女討伐のために、と入り込んで来るものは耐えた例がない。 大抵は、領域内に仕掛けておいた魔力の罠で撃退しているのだが]
…………童?
[侵入者の気配に近づく気配。>>81 とっさに、遠見の術を発動させてその場の様子を見やり]
(103) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
|
……なんとも、まあ。 いや、確かに、あの童に勝てぬようでは、我に勝つなど論外ではあるが。
[小さく呟いて一部始終を見守る。 一団は撃退され、領域内には常の静寂が戻った]
……やれ、まったく。 面白き子よな。
[侵入者を阻むに至らせたもの、それが何かは薄らと察しがつく。 殺すために殺させぬ、とでも言った所だろう。 己がなすと定めた事に対して真っ正直なのは、生まれ持っての気質なのか、などと考えつつ、魔女は遠見の術を切って眺めていた書物を閉じ]
厄介者を片づけてくれた礼くらいは、するか。
[呟いて向かうのは、厨房。 用意するのは手作りの菓子。 それは、何かしらの目標を達成した時や上達が認められた時にだけ作られるもの。*]
(104) 2018/03/16(Fri) 22時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/16(Fri) 23時頃
|
そう、リーというのね。
[言いよどんだ子供>>93が名乗った名前が本来の名でなくとも気にしない。 魔女は微笑んだまま、ネコと子供のやりとりを眺め。
頭を下げた子供に、瞳を瞬かせ、手を伸ばして頭を撫でた]
ラディでいいわ。 そうね、家のことを手伝ってくれるのはありがたいけれど、 その前に身体を治しましょうね。
あなたは、私が拾ったのだから、ちゃんと面倒みてあげるわ。
[幼い子供>>95が言いよどむようなことがあったのかもしれないと察しながら、それを聞くこともなく。 そうして屋敷に新しい住人が増えた]
(105) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[不健康そうな幼い子供の成長>>96をほほえましく眺め、ときに手助けをしながら過ごすうちに。 子供への呼びかけも「あなた」から「リー」へとかわっていった。
キズだらけでぼろぼろだったのが、健康になり、運動するようになってすくすくと育っていくのをみると、ネコとだけ居たときでは忘れていた時の流れというものを実感するようになり。 広かった屋敷が狭く感じられるほどに、あちらこちらに、リーのためのものが増えていって。
そんな日々の中、まじめな顔をして呼びかけてきたリー>>97に首をかしげた]
あら、リー。 話したいこと? いいわよ。
[椅子に座って、編み物をしていた手を止めて。 正面に跪いたリーを見つめる]
(106) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[紡がれた言葉と、不安そうな様子を眺めながら、まじめに育ったものねぇ、というすっとんだ感想だ。 くすくすと笑いながら、手を伸ばして艶やかな黒髪を撫でる]
ばかねぇ、そんなことで追い出したりしないわ。 人殺しを追い出さなきゃいけないなら、私もここに住んでいられないもの。
それとも、リーは私たちを殺したいのかしら?
[そんなことあるはずがないと分かっていながら問いかけ。 髪を撫でていた手を滑らせて、顔を上げさせる。
前髪で顔を隠したままの魔女は、それでも口元に笑みを浮かべたまま]
幼いリーが殺せる程度の人間が死んだことで、私がリーを追い出すわけないでしょう。 せっかくこんなに育てたのに、いっぱい手伝ってくれて助かっているのよ?
リーが出て行きたいっていうなら……そうねぇ……許せるかしら?
[本人の希望であればといいたいところだが、そんなことはやっぱり許したくないな、という気持ちがにじみ出る。 最後によしよしと頭を撫でて、気にしなくていいと伝えるよう]
(107) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
『リーが出てったら困る。 えさの用意とか、最近はリーにまかせっきりだから、ラディスラヴァは忘れると思うし』
[にゃあにゃあ鳴く猫も、引き止めるというよりは思いっきり自分のことだけで。 けれどそれが当たり前になっているのだと伝えるように、余計なことを心配するなとしっぽでぺしぺし叩くのだった*]
(108) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[こちらの少ない言葉から、魔女は含意を読み取ってくれたようだ>>99。 食事を続けながらも向けられた言葉に、ギリアンはじっと視線を向けた]
ウ……。
[その時初めて、ギリアンはあやとり以外の何かをしたいと思った。 しかし、その道のりは遠いことだろう。 口元を歪めた笑みを受けながら、ギリアンは魔女の向かいに座り、握り持ったスプーンで食事を口に運び始めた]
(109) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[魔女に教える気がどれだけあったかはわからないが、ギリアンが仕事を覚えるまでには相応の苦労があった。 最大の問題は、ギリアンの本能的な危機感の薄さにあった。 ナイフを与えれば刃の方を握って持ち、森で探し物をさせれば空腹で動けなくなるまで歩き続けた。 不死の呪いがなければ確実に死ぬような場面も、幾度も経験した]
[それでも、何かを覚えたいという意志は、ギリアンの認識の輪を確実に広げていた。 他人の何倍も時間を掛け、拙いながらも出来ることを増やしていく。 気付けばギリアンの体は、とうに大人と言えるくらいまで成長していたけど、外見と言動の差異を気にする者はこの場にはいなかった]
(110) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[そしてある時、ギリアンはひとつの決意と共に、魔女へ声を掛けた]
マホウ、を……学び、タイ。
[かつてより少しは意志を乗せられるようになった声でそう口にする。 ヒトにも劣る自分でも、魔女の奇跡に近付きたいのだと。 その想いまでを言葉にすることはなかったけれど*]
(111) 2018/03/16(Fri) 23時頃
|
|
[>>105下げた頭に返されたのは、優しい重み。 両親は当然だが祖母も自分を嫌っていたし、唯一好意的だった祖父も子に不慣れで抱き上げる所か触られたことも無い。 頭を撫でられたのも初めてで、呆然とした顔を魔女に向ければ口元だけ見える笑顔も優し気なそれで。 何で森に倒れていたかすら聞かぬまま、面倒見てあげるという彼女の言葉に甘え続けた]
ラディ。 これ、どうしたの。
[>>106魔女と猫だけが住んでいるにしては広かった屋敷は、段々と物が増えてきた。 それが自分に用意されたものと分かれば最初は戸惑ったけれど。 俺の服はラディにもネコも着られないなどと言われたり、気に入らないかと問われたりしたら受け取るしか無く。 それを繰り返すうち、自分の為のものを素直に受け取れる様になっていった]
(112) 2018/03/16(Fri) 23時半頃
|
|
[魔女が用意してくれたのは、ものだけではない。 知識も技術も、彼女の持ち得る全てを用意してくれた]
ラディ。 昨日のあれ、つくってみた。
[例えばそれは、薬の調合や毒の強弱だったり]
ネコ、ネコ。 今のどうやったの。
うしろあしで、くるってするの。
[例えばそれは、人の身に適う限りの身のこなしだったり。 俺のこれまでの人生では考えられぬ程、満たされた生活だった]
(113) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
[だからこそ。 それを与えてくれた彼女達に、罪を隠したままでいる事が耐え切れなくなって。 告白をしたのは、本当に決死の覚悟だったのだけど]
── ラディ?
[>>107くすくすという笑みと、頭に乗せられた手の重み。 呆気に取られかけたものの、私達を殺したいかという問いかけには、即座否定を返した]
や、嫌だ! ラディもネコも、殺したくない!
(114) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
[頭を振るより早く、撫でる手つきのまま滑った指が俺の顔を上げさせる。 見慣れた口元だけの笑みが、追い出す訳がないと否定を紡ぐのを見て深い安堵を覚えて。 あの頃の俺が殺せる程度の人間が、と。 こんなに育ったのに、という魔女と。 >>108出ていったら困ると、えさの心配をする猫の言葉。 それはどちらも優しさというよりも身勝手で、酷薄とも言える代物だったけれど。 元々、魔女も猫も自分を拾ってくれた自体優しさではなく気紛れだったと分かっている。 少なくとも、俺が此処に居る事を肯定しているには違わないのだから]
出ていきたいなんて思ってないし、思わない。
俺は、ずっとここに居たいんだ。
[初めてこの屋敷で目を覚ました時に願ったまま変わっていないと、子を宥める手つきで自分を撫でる魔女と尾でぺしぺし叩く猫に宣をした*]
(115) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
/* 誤字ってなんぞやって思ったらメルヤさん性活って変換してたんかw 確かにこれはびっくりするw
そして俺は思ってたよりいい子ちゃんになってるなぁ これで吹っ切れて本来の素が出始めるとかにしても良いんだが、まぁ流れるままにだなぁ
(-13) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
[物を与えられることにも、優しい触れ合いにも戸惑っていた子供>>112が、それをごく自然に受け取るようになるまで何度も言い聞かせ。
気まぐれで拾ったにしては儲けものだと思えるぐらいの成長を見せていくのが楽しくて。 薬の調合も、毒の扱いも、子供に教えるべきではないところも平気で教え込んで。
いつのまにか、リーがいることが当たり前になっていたから。 追い出されるかと怯えたようなリー>>114につい笑ってしまったのも仕方がない]
ほら、殺せないなら、大丈夫でしょう。
[反射的といわんばかりにすぐさま帰ってきた返事に気をよくしながら。 ここにいたい、と宣言するリー>>115に笑みを深める]
(116) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
ふふ、そうね。 追い出したりなんかしないから、そんな心配しなくていいのよ。 リーが居たいなら、居ればいいの。
私たちも、そのほうが嬉しいもの、ねぇ?
[ネコに同意を求めれば、そのとおりというように一声鳴いた。 気まぐれで拾った子供が手放せなくなるとは思っていなかったけれど。 出て行かないというのなら、それで問題はないと思えてしまう。
成長を続ける子供が大人になり、いつかは死を向かえるのだと知ってはいても。 今はまだ、死を遠ざける方法はとらない**]
(117) 2018/03/17(Sat) 00時頃
|
|
[あの一件以来、ギーアは様々な事を覚えようとするようになった>>110 何にせよ、彼がやる気になったのは良いことだ
教えを請われた事は全て教えた 特に炊事洗濯など、日常のことについては自分が楽になるためにも教えるのについ熱が入ってしまったのは仕方のないことだと思う]
それにしても、やっぱり変な小僧だ
[これまでのことを思い出しながらふと独り言を漏らす どうにも彼は本能的な危機感が薄いらしい これまでも何度も本来なら死んでもおかしくない状況に遭遇している
だが、其れについて私から注意したことは一度もない どうせ不死の身なのだ。ならばその事実に彼がいつ気付くのか 観察した方が面白い]
(118) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
おや、帰ったか お帰りギーア。今回も随分傷だらけになったものだね
[とある日、食料を探しに森に出たギーアは相変わらず傷だらけな姿で帰ってきて]
こんなにも傷だらけになって、君は……
(119) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
[――死にたいとは思わないのかい? 零れそうな疑問は呑み込んで]
(-14) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
いや、お使いご苦労。食事は私が作ろう 君は休んでいるといい
[そんな日々を続けるうちに、気がつけばギーアも随分と大きくなった 私も彼も、相変わらずの傷だらけの同士だったけれど、変わらぬ私とは違い、ゆっくりとだが彼は進んでいく]
(120) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
魔法を……? [そんな彼が私の知らぬ間に決意を決めたその日、ギーアから告げられた言葉に驚いて思わず聞き返す いつもならば二つ返事で頷いていたが、今回ばかりは少し悩んで]
正直に言うなら、あまりオススメは出来ないな まず第一に君たち人間にも魔法が使えるようになるのか 私では分からない。頑張ったところで徒労に終わる可能性だってある
第二に私自身、まだまだ魔女としては未熟だという事 ご覧の通り魔法を使う度に傷だらけで、他人に教えるような技量ではない
それでも、それを承知のうえでまだ学びたいというのなら
[今までに無く真剣な言葉でギーアに告げる。そして]
(121) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
私にできる限りの事は教えよう ただし、これまで以上に厳しくなるから覚悟するように
[最後にはいつものように笑みを見せるのだった*]
(122) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
[>>116魔女がどんな思いで笑っているのかは分からない。 口元の笑みで機嫌は良いのだろうとは分かるけれど、目を窺えないのは結構不便だ。 だからといって、前髪に隠されたその顔を暴こうとしたことも、思ったことも無いけれど]
……でも、人殺しが居るってわかったら。
ラディもネコも、いやなんじゃないかって、思って。
[村の住人も含めての懸念を口にはしたものの、それも魔女には些細な事だったろうか。 少なくとも、ここに居たいと言った俺の言葉よりも優先するものでは無かった様で。 リーが居たいなら居ればいいと、私達もその方が嬉しいという言葉に、それ以上拘ろうなど思いもしなかった]
(123) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
|
…ラディもネコも、ありがとう。
あらためて、これからも、よろしくおねがいします。
[気紛れで拾われたのだから、何時か気紛れで捨てられるかもしれない。 今までは、そうなったとしても拒むことなく受け入れられると思ってきたけれど。 これから先はもう無理だなと思いながら、改めて願いを二人に告げる。
俺は自分が思っていた以上にこの屋敷─…いや、ラディ達の傍に居たい。
だからこの時、仮にラディ達が嫌だと言ったとしても傍に居続ける為なら何だってしようと決めた。 時間という壁が、何時か必ず在る別離を用意していることを知らぬまま**]
(124) 2018/03/17(Sat) 00時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 01時頃
|
[熱意の籠った魔女の教え>>118。 それが彼女が楽をするためのものであろうと、ギリアンは構わなかった。 誰かの役に立つということを、ギリアンは初めて経験したのだから]
[しかし、難しいことはまだまだわからない。 例えば、"死"についてだ。 狩りに出掛けることがあったなら、血を多く流したり深く傷ついた生き物が、やがて動かなくなると知る機会はあっただろう。 けれどギリアンは、そしてメルもそうではないのだ]
(125) 2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
|
タダ……イマ。
[傷だらけで帰ったギリアンを、魔女が出迎える>>119。 高い樹の枝先に美味しそうな果実を見付けて、その枝の強度も考えずに登ったのだ。 ここまで歩くにも難儀したが、それでも傷の回復を待って帰るという選択肢はなかった。 本日分の収穫を渡し、部屋の片隅であやとり紐を繰りながら、名を呼ばれる時を待つ]
(126) 2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
|
(あなたモ……同じ)
[傷だらけの身を眺める視線に、ふと胸中に浮かんだ想いは口にはせず]
(-15) 2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
|
ウ……。
[魔法を学びたいという申し出に、メルはすぐには頷かなかった>>121。 第一には、適性のない可能性。 ギリアンは、承知しているという風に首を振る]
おれ……ヒトより出来ないこと、多い……カラ。 ヒトに出来ないコト、……したい。
[両親からあのような扱いを受けた理由を、ギリアンはなんとなく察しつつあった。 メルは辛抱強く付き合ってくれるけれど、それでもギリアンの能力が彼らに追いつくことはない。 それならば。 彼らにない力を――魔女に養われる者として相応しい力を持ちたいと、ギリアンは漠然と思っていた]
(127) 2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
|
……ソレニ……。
[未熟だという彼女の身に、今も存在する傷。 ギリアンはじっとそれに視線を落とした。 それこそが魔法を学びたい理由だとでもいうように]
――厳しくして、イイ。 だから、ヨロシク、お願いシマス……。
[ものを頼む時の態度を必死に思い出しながら、ギリアンはそう口にした**]
(128) 2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 01時半頃
|
君の気持ちはよく分かった [ギーアのいつになく真摯な言葉に静かに頷く]
ギーア。これまではただ拾った子供として君を見ていたが 今日から君は私の弟子だ
これでも私としても一大決心なんだ すぐに音を上げて私をがっかりさせるような真似だけはやめてくれよ?
[最後はちょっとだけ気恥ずかしくなったので軽く茶化して 初めて出会ったいつかのように手を伸ばす**]
(129) 2018/03/17(Sat) 11時頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 11時頃
|
[大広間へと向かう道すがら、管理者はふわひらぱたぱたと飛来する小妖精や小悪魔たちに指示を出す]
客室の支度は万全かな? 御婦人方はそれぞれお好みがあるからね、粗相のないように、必要と言われたものはすぐに用意するんだよ。
これは、従者の方々も同様に。 ……あ、いつもの事だろわかってる?
いいねぇ、それならば安心だ。
[毎度のチェックにうんざりしたような小悪魔のぼやきに浮かべる笑みは、なんだかくろい]
(130) 2018/03/17(Sat) 13時半頃
|
|
サロンのお茶の支度は、言うまでもなく完璧だね? クッションやソファのカバーの交換忘れなんて初歩ミスは『ぱるっくんと一緒に逆さ吊りの刑』だから、最終チェックを忘れないように。
[軽い口調の確認に、担当の妖精はこくこくこくこくと真剣に頷いている]
招待状の出し忘れも……まぁさか、ないよね?
[最後に確認するのは、一番大事なこと。 これに、担当の妖精は空中で器用に直立不動した後、頷いた]
ならばよし。 門は安定しているし、ボクは最後の支度をしてしまおうかな。
[なんて呟きと共に、物凄く愉し気に笑んで。 管理人は大広間へと。**]
(131) 2018/03/17(Sat) 13時半頃
|
それぞれの事情で共に暮らす魔女と養い子。
彼らの許に、甘い香りをまとった招待状が届いたのは夜明けや夕暮れなどの狭間の刻限。
『定例のお茶会を開催いたします。
場所は変わらず、我が領域たる『刻辻』の集会場。
夜香木の香りと共に、皆様のお越しをお待ち申し上げております。
『刻辻の守り人』』
簡潔な文章を読み終われば、ほろり、白い筒状の花を幾つも咲かせた枝がどこからともなく零れ落ちて香りを放つ。
『刻辻』にて、季節を忘れて開く初夏の花。
それは、集会の時期にだけ開くもの。**
(#0) 2018/03/17(Sat) 13時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 13時半頃
|
[手本としてかけられた治癒魔法は、悔しいが見事なものだった。 痛みの消えた箇所をじっと見遣る。 領地を焼いた星の雨もそうだ。 威力、規模、どれを見ても魔女を倒すことが容易ではないことを示している]
わかってるっつの。
[笑いながらの声>>100に歯を食い縛りながら魔法の修得に努める。 幸いな事に、修得に足る才能は持ち合わせていたらしい。 得意不得意の相性はあれど、厳しい鍛錬はいくつもの魔法の修得に繋がった]
(132) 2018/03/17(Sat) 15時頃
|
|
[だがそれだけでは足りない、と。 始めた身体鍛錬も、自分の頑丈さを利用した鍛え方から効率の良い鍛錬方法に変化していったのは、館の地下書庫>>101を利用するようになってから。 地下書庫は知識の宝庫で、鍛錬方法だけでなく、様々な知識も吸収した。 目標を達成するためには力の繰り方、身体の鍛え方、そして知識も、必要なものだった]
不死存在……。
[魔女とは不死なる者。 それ故に年を経た者は知識や経験も豊富で、強大な力を持つ、と。 知り得たことに黍炉は目を細める。 『災厄の魔女』がどれほどの年月を過ごして来たかは知らないが、なるほどと納得し得る記述だった。 拾われた時に見た底知れぬ瞳はこれか、と思考が巡る]
(133) 2018/03/17(Sat) 15時頃
|
|
[時々魔女の隙を狙い殺そうと目論むが、それは悉く見破られた]
…くっそぅ…!
[失敗して向けられた言葉>>102に魔女を睨み上げる。 楽しげに笑う様子は内なる焔を更に燃え盛らせた。 最初こそ頻繁に行われたそれも、手段を考えると言う時間が増えるにつれて頻度は落ちていく。 それでも、魔女へと向ける感情が衰えることは無かった]
(134) 2018/03/17(Sat) 15時頃
|
|
[最初の露払いを終えた日、館へと戻ると見慣れた菓子>>104が用意されていた]
…………
[魔女と顔を合わせたらな、なんで、と瞳が物語る。 何かを為したという心算もなかったため、菓子が用意されていることが理解出来なかったのだ]
[尤も、理由がどうあれ食べても良いと言うならば食らい尽くす。 幼い頃から褒美として作られてきたそれは滅多に食べられない好物の一つとなっていた**]
(135) 2018/03/17(Sat) 15時頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 15時半頃
|
[久しぶりに作ったかぼちゃのタルト。 それに対して向けられたのは、問うような瞳。>>135]
好きに食べてよいぞ。 ま、掃除の駄賃……とでも、思っておけ。
[仔細は語らず、それだけ告げて笑う。 礼を言うような手合いの出来事ではなく、また、あちらもそんな心算はなかろうから、と思うが故に。**]
(136) 2018/03/17(Sat) 18時頃
|
|
[そんな日々を重ねていたある夕暮れに、それは舞い落ちてきた]
……ふむ、もうそんな時期だったか。 久しぶりに、顔出しするのも悪くはない。
[齎された招待状>>#0を一瞥して目を細める。 ふわりと零れ落ちた夜香木の枝、その香りをしばし楽しんだ後、そ、と二つをテーブルに置いて]
童、出かけるぞ。
[共同生活が始まってから、魔女が自ら外に出る、と宣したのはこれが初めての事。 唐突なそれは、何を思わせたか]
(137) 2018/03/17(Sat) 18時頃
|
|
ああ、我らが……魔女連中が集まる茶会が開かれるのでな。 久しぶりに顔を出そうと思う。
[どこに行くのか、と問われたなら、返すのは軽い口調の説明と]
……ここで、一人きりで留守番をしているだけというのも退屈であろ? ま、一人が嫌だというほどでもあるまいが。
[どこか楽し気な口調で綴る、揶揄の言葉。 それへの返しを楽し気に受け止めつつ、魔女はふわり、と薄紅の裾を翻す]
さて、久しく顔を見ておらぬ者もおるが。 此度は出て来るかな。
[ぽつ、と独り言ちつつ思い浮かべるのは、久しく顔を合わせていない旧知の魔女の事。**]
(138) 2018/03/17(Sat) 18時頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 18時頃
|
[後ろめたかった事も白状してみればあっさりと解消された。 もう一つ偽ったものもあるのだが、告白しようにもこれまでの生活で以前使っていたものは忘れてしまったから]
前は別の名前だったけど。 あれは俺が、殺した奴らが決めたものだし。
もう覚えてないから、俺、これからもずっと。 リーで、いい、よね?
[問いの形で確認を取ってはみたものの。 今の俺は魔女と猫から肯定以外返ってこないという自信が持てていた**]
(139) 2018/03/17(Sat) 19時頃
|
|
[それはある日の早朝のこと]
これは……手紙? 高貴なこころ……か
[突然の招待状〉〉♯0 初めて受ける茶会への招待に戸惑いを感じながらも ほろりと落ちた夜香木を手に取るとなんとなく花言葉をつぶやく]
まあ、せっかくの招待だ。断るのも悪いか
(140) 2018/03/17(Sat) 20時半頃
|
|
[そう決めれば行動は早かった まずはまだ寝ているだろう弟子の部屋に乗り込んで弟子を無理やり叩き起こす]
ギーア。少し早いがおはようの時間だ この度めでたく魔女のお茶会に招待されてね 私はそれに参加する事にした。なので早急に準備をしたまえ 君も連れて行くからね
[突然の事で弟子には何事か分かっていないだろうが こちらだってお茶会に参加するのは初めてなのだからお互い様だ とりあえず弟子にもお茶会への準備を急かすと、こちらもお茶会に向けての準備を始めるのだった*]
(141) 2018/03/17(Sat) 20時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 20時半頃
|
……デシ……
[ただの気まぐれではない証として新たに与えられた立場>>129。 茶化すような言葉にもゆっくりと頷いて、伸ばされた手を取った]
[人の世の理から外れた魔法という力。 体系だった理論を理解することはギリアンには難しかったが、究めることそのものが目的ではないのでそれは構わなかった。 目の前の奇跡に少しでも近づけるのなら、それで良い]
(142) 2018/03/17(Sat) 20時半頃
|
|
[ヒトにすら劣る自分が、魔女に並び立つことなど到底叶わないのだから]
(-16) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
[何時だったか、人里に近い森の外れまで迷い出てしまった時。 ニンゲンに姿を見られてしまったことがある。 そのニンゲンは、既に髪も生えなくなった、傷だらけのギリアンを指さしこう言った]
『うわあ、バケモノだあっ』
[――ニンゲンはすぐに逃げ出してしまったから、それ以上何かがあったわけではない。 ただ、ギリアンはその時、喜びと共にこう思ったのだ]
[おれはようやく、ヒトではない何かになれたのだと]
(143) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
― 現在 ―
[それから幾許かの時が過ぎた、ある日のこと。 魔女は香り立つ枝と共に、手紙を持って枕元へ現れた>>140>>141]
ウガッ!? ア……オハヨウ、ゴザイマス……。
[突然叩き起こされて面喰いながらも、どうにか朝の挨拶を口にする。 何か仕事を言い遣わされるのかと思いきや、彼女の口から出たのは予想外のこと]
オ茶会……? 誰かニ、会いに行く、ノカ?
(144) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
[メルの養い子になってこの方、誰かと積極的に会おうなどということは一度もなかった。 ふと、森の外にいた頃やニンゲンと遭遇した時の事を思い出し、ギリアンの中の負い目が頭をもたげる]
おれモ、行くノカ……。
[魔女の命令に逆らう気こそないが、しばし戸惑ったようにその場に立ち尽くす*]
(145) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 21時頃
|
あら、魔女の傍に人殺しがいたっておかしくないと思わない?
[世の中の魔女の認識を思えば、それぐらい不思議ではなさそう。 そんなふうに軽く答え。
不要な心配をしていたリー>>123に大丈夫と笑いかけた]
ええ、これからもよろしくね、リー。
[リー>>124の決意までは読み取れないけれど、不安はなくなったようだと思ってほっとする。 今更、手放すなんてのは無理な話。 拾ってすぐの頃ならありえたかもしれないが、もうそんなことはできない。 慕ってくる様子に絆されたのもあるし。 昔なくしたものがかえってきたわけではないと分かっていても、重ねているわけではなくても。 リーが大事になってしまっているのだから]
(146) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
[名前について確認をしてくるのを聞けばきょとんと瞬き]
あら、リーはリーでしょう。 私が拾ったときからそうなんだから、それでいいのよ。 前の名前なんて思い出す必要はないわ。
[くすくすと笑いながら、リー>>139の頭をなでる。 拾った時に、今までの名前と違うものを名乗ったことぐらいは察していたけれど。 拾われたから新しい名前にしたのだろうという程度の認識だったから、いまさら確認をとるのが面白いとばかりに笑う]
(147) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
[それからもまた平穏な日々が流れていく。 とある日の夜明け、薬草の特性で朝日を浴びさせる必要があるものを広げているときに、ひらりと招待状>>#0が舞い落ちる。
引きこもっていた間も届いていたソレに久しぶりに参加しようという気になったのは、育ったリーを自慢したいのと、古い知り合いに会いたいと思ったからだ]
いつもの場所から変わってはいないようね。
[それを確認したあと、薬草の処理を終えて。 珍しくも出かける準備を始める]
リー、お出かけしましょう。 魔女のお茶会があるの、一緒に来てくれるでしょう。
[置いていく気なんてさらさらないと言わんばかりに、声をかけた*]
(148) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
そう。魔女同士の交流会のようなもの と知識としては知っているが、何分私も初めてなのでね 詳しくは参加してからのお楽しみだ
[ギーアに答えつつも>>144、初めてのお茶会でそれについての知識を引っ張り出したりと忙しく ギーアの不安げな態度に気づく余裕がない それでも続く彼の言葉を聞くと>>145ギーアへと視線を向けて]
もちろん。君は私の弟子なんだからね。これも勉強だよ それに、来るのは私と同じ魔女や、それに従う者たちだ 君は君らしく、私の弟子としてそこに居ればそれでいい*
(149) 2018/03/17(Sat) 21時頃
|
|
/* ラディが可愛くてどうしよう
育った俺を自慢したいとか理由に入ってんの嬉しくてやばすぎる 早く返そう
(-17) 2018/03/17(Sat) 21時半頃
|
牧人 リンダは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 21時半頃
|
……魔女……。
[魔女がメル以外にも存在する可能性に、今まで意識を向けたことはなかった。 ましてや彼女らと会うなどと。 メル自身も参加は初めてだというから>>149、無理からぬことかもしれないが]
……そうカ。
[ギリアンの様子に気付いているのか否か、魔女から向けられたのは、他の客人も自分たちと同じ、魔女とその弟子だという言葉。 素性はどうあれただのヒトではないらしいことに、少しだけ安堵する]
わかッタ。 勉強のためナラ、行ク……。
[その先で何があるにしろ、魔女がそう言うのなら断る理由はなかった*]
(150) 2018/03/17(Sat) 21時半頃
|
|
いい返事だ それじゃあ、私は自分の準備を済ませてくるから君も準備を済ませておくように
[弟子の返事>>150に満足げに頷くと自分の準備のために部屋をでる]
さて、弟子の手前ああ言ったのはいいものの何を準備すればいいのやら……
[部屋を出た途端思わずため息が漏れる が、何せ"他人"と関わるのなんて数十年ぶりなのだからそれも無理のない事だと思う]
(151) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
とりあえず服装か。かなり前に仕立てたものがあるにはあるが…… そういえば、小僧の分の服はどうすれば……
後はあれに、これに……――
[いつになく頭をフルに回転させながらあれこれと準備を進めるが 慣れていない事もあり、結局準備を終える頃には登り始めていた太陽はすでに沈み始めていた*]
(152) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
[要らぬ心配をしていたと>>146ラディから態度と言葉両方で教えられて。 >>147名前についても何を言い出したかという様に笑われた事で抱いていた後ろめたさは全部拭われた。 それまでけして屋敷の側から離れられなかった俺は、これ以降森からも出られるようになり。 ラディの代わりに村へ薬を届けに行く事すら出来るようになっていった]
…へぇ。 あの家、そんな事があったんですか。
それはお気の毒な話ですね。
[初めて村に薬を届けにいった時は見慣れぬ男と不審に思われたものの、薬師の弟子と言えば納得された。 森の中に居るので村の事は知らないと思われたのだろう、色々世間話をされる中で俺が唯一知る家の事もあって。 村人達の中であの二人は子攫いに殺された悲劇の夫婦らしい。 家はあれからずっと空き家のまま、攫われた子も病弱だったからきっともう生きてはいないだろう、と。 目の前にいる俺がそうだとは欠片も思っていない口調で話す相手に、悲痛の色は浮かべながらも他人事の顔で合槌を打つ。 実際、以前の名を忘れラディ達と一緒にいる俺にとってもう無関係な話だった]
(153) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
[そうして過去と決別した俺は、森の中の屋敷で平穏な毎日を送ってきた。 その日も、何時ものようにネコの朝ごはんを用意して、自分達の朝食をどうしようかと考えて。 新鮮な卵があるし、オムレツでも作ろうと考えた所にかかった声に首を傾げた]
お出かけ? って、いつもの村じゃないのか?
ラディが行くとこなら、どこだってついてくけど。
[こちらから出向く事はあっても屋敷に訪ねてくる者は居なかった。 出かけるのは大体森の中か付近の村で、他の所に行くなんて初めて言われた事だ。 魔女のお茶会ということはラディ以外の魔女にも会う事になるのだろう。 どんな者が居るのか不安はあれど、彼女の誘いを断る訳が無い*]
(154) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
ウウ……。
[準備、と言っても何をすればいいものか>>151。 余所行きという概念などギリアンにはなく、結局は普段森の中を散策する際と同様に、薬や道具類のあれこれを荷物に詰め込んだ。 ――そして、何より大事なもの。 魔女の知識や力を借りて作った、ギリアンのあやとり紐も]
[今やそれは単なる手遊びの道具ではなく、魔力を通じギリアンの力を媒介する魔導具としても欠かせないものとなっていたが。 それを使う機会があるか否か、この時は知る由もなく*]
(155) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
/* 負縁故前提の村なのに、おれから魔女への感情がどうもそれっぽくならないな……。 普通にやると執着に近くなってしまうし。 方向修正にしても、羨望というよりは劣等感に近いような。
(-18) 2018/03/17(Sat) 22時頃
|
|
村とはまったく違うところよ。
招待状がないといけない場所。 いろんな魔女たちがいるから、あんまり傍を離れちゃダメよ。
[招待状をかざせばふわりと香りが広がる。
花を咲かせた枝は導となるから、招待状の中へとしまいこんでいるけれど。 その香りは隠せるはずもなく。
朝食を作ろうとしていたリー>>154がついてくるのを当然と受け止めて]
どうせならこの前仕立てた服で行きましょう。 きちんとした格好じゃなくてもいいけれども、こういう機会でもないと着飾らないものね。
[くすくすと楽しげに笑いながら、己じゃなくて青年を飾り立てるほうを考える。 とはいえ、こちらも一応、それなりの衣装を身にまとうつもりではいるのだけど。
楽しげにあれこれと準備を口にしつつ]
(156) 2018/03/17(Sat) 22時半頃
|
|
ああ、そうだわ。 今回来るかはわからないけれど、怖い二つ名持ちの魔女もいるから。 他の魔女相手には気をつけてね?
もちろん守るけれど、私の知らないところで何かあったら大変だもの。
[とはいえ『厄災の』も従者をもったらしい噂は聞こえてきたから。 前よりは大人しくなっているかもしれないとも思い。
楽しみねぇ、と笑いながら準備を進めるのだった*]
(157) 2018/03/17(Sat) 22時半頃
|
|
/* うむ、1d分のミニイベントはできた。
あとは、大広間での口上を用意して、開始設定をすればこっちの仕事はOKかな。
(-19) 2018/03/17(Sat) 23時頃
|
|
へー…
良い匂いだな、これ。
[ラディの手にある招待状から香るそれは、涼やかな甘さがある。 薬効も有りそうだなと思うのは職業?柄。 これが無ければお茶会に行けないらしいし、手を出すつもりは無いけれど]
魔女のお茶会なら主役はラディだろ。 俺より自分が着るものちゃんと選んで。
この間のドレスならネコと揃いの色のリボンがあったけど。 あれより赤色のやつのがラディに似合ってたと思う。
[嬉し気に、俺の服を考え始めたラディに対して返すのは彼女が言っているのと同じこと。 いつもの落ち着いた普段着も似合っているけれど、綺麗なドレスも似合うのだからもっと着て欲しい。 ネコもちょうどブラシをかけた所だし、新しいリボンにも負けぬ毛艶の披露の場があるのは嬉しいことだ]
(158) 2018/03/17(Sat) 23時頃
|
|
[とはいえ、こういう時しか着ないのだしと用意されてはその衣装を断るなんて無理だ。 あれこれと楽しげに服を合わせるラディが>>157ふと思い出した様に注意を付け加えたのを聞いて]
こわい魔女?
…わかった。
ラディから離れるつもりは無いけど、気を付ける。
[ラディ以外の魔女など知らないから、どんな怖さなのかは分からないけれど。 気を付けてという言葉が出たのだからそれを守るのは当然だと頷きを返し。 準備が整い終わるまでは、相応の時間がかかるだろう*]
(159) 2018/03/17(Sat) 23時頃
|
|
駄賃? ……あぁ。
[掃除、と言われて>>136意味に気付く。 結果的にそうなっただけであるし、これもいつもの気紛れなのだろうと考え、特に深く考えずに菓子は平らげた。 久々のかぼちゃのタルトは辛い鍛錬も思い出させたが、やはり美味かった**]
(160) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
[拾われてから数年。 小さかった少年は青年へと成長し、身体つきにも変化が現れた。 外見こそ人の身だが、左頬や喉、背中に浮かぶ衣の面積は増え、服や髪でなるべく隠している。 体躯良く、背も常人より遥かに高い。 魔女に鍛えられ修得した魔法はあるが、生来持つはずの神通力はまだ開眼していなかった。 その事実に多少焦りを覚えていると言うのが内なる悩み]
(161) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
は?
[出かけるぞ、と言われて>>137間抜けな声を返す。 館に引き篭り、魔女が外に出ることなど拾われてから一度も無かったこと。 そんな反応になるのは仕方の無いと言えよう]
どういう風の吹き回しだよ。
[疑問をそのまま魔女へとぶつける]
(162) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
[問えば、魔女の集会がある>>138とのこと。 一人で行かず、黍炉も連れて行こうとするのは、これまた気紛れなのだろうと思えるものだった]
退屈などあるものか。 貴様を殺すために鍛錬するだけのことだ。
[けっ、と吐き捨てながらの言葉はいつものように楽しげに受け止められ、これまたいつものように眉を顰めることになる]
…まぁ、行くっつーなら着いてってやる。
[それでも諾を返したのは、渦巻く焔に焦がされてのこと。 『災厄の魔女』以外にどんな魔女がいるのか、興味もあってのことだった*]
(163) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 23時半頃
墓堀 ギリアンは、メモを貼った。
2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
[時重ね、少年は青年へと変わってゆく。>>161 それに伴い、広がって行く龍鱗に、僅かに眉を顰める仕種には気づかれていたか。
紛れもない龍の血脈なのだとの認識は、内に潜めたものを時折ざわめかせるものの、それは抑えて]
しかし、よう伸びるな。 見上げるのに苦労するほどになるとは思わなんだ。
[拾った時はこちらが見下ろしていたのに、などと思いながらこんなぼやきを落とした事もある。 それでいて、魔女の中では未だ彼は『こども』であり、それは名を呼ばず『童』と呼び続けている所にも表れていた。 もっとも、呼び名には多少の揶揄も含まれているのだが]
(164) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
そうか、退屈はせぬか。
[返された言葉にく、と笑みを零し。 眉を顰められながらも返された諾に、よし、と頷いた]
ま、ここに引きこもってばかりというのも面白くはなかろ。 たまには、違うものを見るのも悪くはない。
……あそこは……『刻辻』は、色々と面白い場所だからな。
[幾度も訪れているが故に、知り得ること。 住人の気質も含め、この子には目新しかろう、と思いつつ]
支度を整えたら、すぐに出るぞ。 ……ああ、何が起きるかわからぬから、相応の準備はしておけ?
[自身も準備をするべく私室に向かう直前、ふと思い出して向けたのはどこか物騒な言葉だった。*]
(165) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
やれやれ、変わらない事にこんな事で感謝する日が来るとはね……
[全身を包む黒いドレスを見下ろし、思わずため息が漏れる このドレスを仕立てたのはだいぶ昔の事だが 仕立てたばかりのようにぴったりと合う感覚にむず痒さを感じる
血が滲んでも分かりにくいからと身も蓋もない理由で選ばれたそのドレスは 傷だらけの体を覆い隠し、一見するだけならば普通の魔女に見えるだろう]
(166) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
|
私はこれでいいとして……問題はこっちか
[何度目かのため息とともに視線を向けた先、転移魔法で適当に貰ってきた男性用の礼服 着れないということは無いだろうが採寸も何もせずただ貰ってきただけなので 多少はおかしなところもあるかもしれない]
まあ、無いよりはマシか。帰ったらまずは小僧の採寸だな
[そう心に決めると、その礼服を手に弟子の部屋へと向かい]
準備はできたかい?とりあえず、これに着替えて 着替えが終わったら出発しようか。私たちの初の晴れ舞台だ*
(167) 2018/03/17(Sat) 23時半頃
|
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2018/03/18(Sun) 00時頃
|
この香り、気に入った? それならあちらに行けばもっとたくさんあるから香りも楽しめると思うわ。
[薬師として気になっているのだろうことは分かっている。 それでも気に入ったのなら、苗木を分けてもらうのもいいかと考えながら。
衣装を薦めたかわりとばかりにこちらに口をだしてくるリー>>158の言葉を大人しく聴いている]
そう? じゃあ赤色のドレスにしましょうか。 リーが見立ててくれるのなら問題ないでしょうし。
[己の服装に頓着しないから、言われるままに頷いた。 綺麗なドレスを着ることなんてほとんどないし、仕立てたときに試着したあとはタンスの肥やしになるばかり。
ネコは己のリボンが綺麗だったら色はどれでもとくに気にしてないようす。 それよりも、リーのブラッシングの腕があがってることに満足そうだった]
(168) 2018/03/18(Sun) 00時頃
|
|
いい子ね、リー。
[忠告を素直に受け入れる様子>>159に、背を越されたあとでもよしよしと頭をなでる。 それからあとはお互い準備のために部屋に戻り。
お茶会には手ぶらで参加しても問題ないことは知っていても、魔女にとって有用な薬の一つや二つは用意していくことにした。 久しぶりに参加するのだからと奮発してみる。
そうして準備を終えて、リーと合流したあと]
ああ、これはちょっとした手土産よ。 私も集会に参加するのはかなり久しぶりだから……不義理をしていた知り合いへ、ね。
[参加するかどうかもわからないけれど、と笑って。 ネコを抱いて、薬の入ったかごはリーに持ってもらうことにした]
さあ、それじゃあ行きましょう。
[そうして、魔女が集う場所へと向かう**]
(169) 2018/03/18(Sun) 00時頃
|
調律師 ミケは、メモを貼った。
2018/03/18(Sun) 00時頃
|
[ギリアンなりに試行錯誤しながらも荷造りを終えた頃、部屋の戸が開く音がした>>167。 掛けられた言葉が意識に届くより早く、魔女の姿に驚いたように、その全身を上から下へと眺めた。 常の簡素な服とは違う漆黒のドレス>>166。 それを身に纏った姿を見たのは、当然のことながら初めてで]
メル……?
[驚き以上に覚えのない感情が浮かびはしたが、それを表す言葉をギリアンは持たず、ただ目を見開いて立ち尽くしていた]
(170) 2018/03/18(Sun) 00時頃
|
|
[それでも促されれば自分用だという礼服に袖を通した。 着慣れぬ服を身に着けるには、幾らか魔女の手助けを必要としただろう。 ボタンを嵌めタイを締めれば、一応は形になるが]
……動きニクイ……。
[繊細な趣味に反して、ギリアンの体は一般人に比して大柄に成長しており、特に肩の辺りは窮屈に感じられた。 とはいえ肩を竦め猫背気味に歩くのは常のことだったので、普段と変わりないと言われればその通りかもしれない]
[支度を終えれば、魔女の背後に静かに付き従うようにして、茶会へと出向く*]
(171) 2018/03/18(Sun) 00時頃
|
|
[魔女が鱗を見て眉を顰める>>164ことに気付いてはいたが、その理由には未だ気付けていない。 理由の一端となりそうなものは薄らとあったが、それを問い質すことは出来ずにいた]
1個くれぇ勝つもんがあったって良いだろ。
[何一つ勝てるものが無い今、魔女に勝るといえば体格くらいのもの。 これだけの成長を得ても魔女を殺すには至らぬのだから、体格が勝っていても何ら意味の無いことなのだが]
[『童』呼びは子供扱いであることは理解していて、けれど最早呼ばれ慣れてしまったものでもある。 名を呼ばれないのは特に気にした様子もなく、同じように黍炉も魔女の名を呼ぶことはなかった。 『おい』やら『魔女』やら、相手が気付けば良い、と言ったもの]
(172) 2018/03/18(Sun) 00時半頃
|
|
『刻辻』? 面白い場所ねぇ…。
[『災厄の魔女』の領域外へ出ることは、近隣にどうしても必要なものを手に入れる時くらいで。 事実遠出などはしたことがない。 興味は確かに膨らんだが、続く言葉>>165にやや辟易したような表情を向けた]
……そう言う場所かよ。 めんどくせぇな。
[気軽に遊びに行く場所でも無さそうだ、と判じ、それには諾を返して準備に取り掛かる。 魔法の媒体は勿論のこと、携帯出来る武器のいくつかも身につけたのは、そちらの方が取り回しの利く場合があることを知っていたから*]
(173) 2018/03/18(Sun) 00時半頃
|
|
うん。
花摘んだりとかしても大丈夫なとこ?
[>>168ラディの返答次第では、花を集めて入れる袋も用意して。 こちらの薦めをそのまま受け取ってくれるのを見れば、嬉しさに顔が緩んだ]
うん、俺が見たことあるのだとあれが一番似合ってると思う。 あのドレスだったら、ネコのリボンは光沢あるやつのが合うんじゃないかな。
[朝食を済ませ、まだ用意が終わらないのかと言いたげに歩いてきたネコを抱えあげてリボンを合わせる。 どんな色でも気にしていないらしいネコは、尻尾をふにゃんと揺らすもされるがままで]
(174) 2018/03/18(Sun) 00時半頃
|
|
[多少背は越したものの見下ろす程の差はついていないから、頭を撫でるに苦は無いだろうけれど。 >>169ラディから手が伸ばされると気付けば、いつもの様に前かがみでそれを受ける。 それから準備を済ませる為にお互い部屋に戻り、着替えと諸々の準備を済ませる。 いつも持っている計数匙と小槌、削り刀は悩んだもののポーチごと手荷物に入れて部屋を出る。 ラディはまだ準備が終わっていないようだったから、その間にネコの食器を片付けたり屋敷の中の戸締り確認をして。 戻ってきた時にはラディも部屋から出てきていたのだが]
ラディ、それは?
[着飾った姿にはそぐわぬ薬籠を持っているのを見て首を傾げると、手土産だと返された。 久し振りだからと笑うのを見ればそんなものか、と思いながら籠を受け取って。 いこうと促す彼女に頷きを返せば、甘い夜香木の香に進む先を誘われて行った*]
(175) 2018/03/18(Sun) 00時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る