173 冷たい校舎村 番外【突発R18 半身内】
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ 久しぶり、と、挙げられた片手に、 包帯ぐるぐる巻きの片手をのろのろ、挙げる。 ええ、ギョーギの悪い怪我です。
菓子折りを見て、やっぱりのろのろ頭を下げて。 ベッドの傍、パイプ椅子に腰かける檜山に、 ぽつ、ぽつ。言葉を返した。 ]
お疲れ様。 ……ちょっとだけ、動くようになった。
[ "サボりにきた"委員長。
あれからきっと、お葬式だけじゃなくて。 色々なこと、それこそ学生の本分、受験勉強もだし。 ――気持ちの整理、も、あっただろうなって。 そう思えば、特に何も言わない。 ]
(128) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
[ 本を脇に退けて、報告を聞けば。 もう一度、ゆるゆると頭を下げた。 "ありがとう"の言葉も、忘れません。
ああ、報告の最中も、やっぱり、驚いてたなあ。 だってほら、たとえ理由がなんだって。 病院に集まってくるなんて、思わなかったから。 ]
(129) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
[ 藤舎明夜は、こういうひとです。 病院に集まることも、見舞いに来てもらうことも。 ないだろうなって思って、そのままな奴です。 その奥に閉じ込めた寂しさを、見ないふりは。 ――もう、できなくなったけれど。それでも、そのまま。 …だから、ちょっと。 真っ暗な現実の中でも、"星"の見えない現実でも。 生きていることを選んだ自分へ、 言ってもらえる言葉>>122を。 聞いた時 には、遅れた。 ]
(130) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
――――……
[ ぼろ、って。
ブラウンから零れた大粒の なにか が、頬を伝う。 表情は、別に、泣きだすものじゃなかったのに。 真っ直ぐ、ブラウンを檜山に向けたまま。 力の抜けた顔で、今、自分に何が起こっているかも、 分からない、ままで。
檜山が何を言っても、多分無反応で。 暫く、そのままだった様に、思う。
数分、とか。かかったかもしれない。 ]
(131) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
――ただいま。
[ それから、ようやく、ぽつん、と。 なにかをブラウンから零したまま、小さく呟き。 言って良いのかも、少し、分からなかった。 それでも、言いたいな、って。 そんな気持ちのままに、口を開いて。
きっと、みっともないでしょう。 だけど、藤舎明夜のからっぽのうつわに、 確かに、あたたかく埋められたものはあった。 ]
(132) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
[ ――先輩。 星が照らす明るい夜、は。まだ見えないけれど。 ひとつ、太陽は、見えました* ]
(133) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
/*
ただいませかい
檜山はありがとう!こちらからはふわっと〆のような
(-257) mayam 2015/11/14(Sat) 21時頃
|
|
― ほしの きおく ―
[ ―――さむいなあ、って。思った。 何処かの境目を揺蕩う感覚で、 道路に転がった身体は、夜空をぼうっと、見つめて。
―――くらいなあ、って。思うんだ。 こんな、死にそうになるときだって。 ]
(*0) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ ――あかるい、よる、だったら良かったのに。 あかるいよる、明夜。 きっと、一目ぼれ、って言うんだ。
諸星って、いかにもな名前だろう? きらきら光るみたい、って言われたこと、沢山あった。 だけどそれでも、星ってやつはさ。 夜じゃないと、どうしたって輝けないんだ。
だから、夜が来てくれた時に、 俺は、ああ、って、思ったんだ。
この人が、俺の夜だって。 ファーストインプレッション、ってやつ。 ]
(*1) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ 明夜。 名前に反して、君は、 ――自分で言う通り、地味だったかもしれないけれど。 それでもさ、君と話していると。 わからない国語、教えていると、楽しかった。
陳腐な表現だけどさ、生きてる、って、思えたんだ。 こう言うと、はあ?って、顔されるかもしれないけれど。 割と――そういう顔も、きらいじゃなかった。
馬鹿だったのは。 わからないなら、無理に言う必要が無いかなって。 俺の中に抱く"きもち"ってやつを、 とうとう言えずに、こうして死んで行くことだろう。 ]
(*2) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ 明夜、星は、――見えない なあ。 見えない星に、願うことを、君は笑うかい? ]
(*3) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ 君は、いきて。 臆病者の俺を忘れて、生き続けて。 俺は、夜が好きだよ。 くらあい、こんな夜じゃなくって。 星の瞬く、明るい夜に焦がれているんだ。 隣に誰がいようとも、そんな君がいれば、それでいい。
ああ――うそ。 ちょっと、嫌かも、しれないけれど。 それでも、さあ。やっぱり、男って言うのは。 泣かれたくないものなんだよ、ね。 ]
(*4) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ どうか君が、星の見える明るい夜で。 生きる意味を、見つけてくれたら、いい。 ]
(*5) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ ―――星は、君を愛していたよ。 ]
.
(*6) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
― それから ―
[ お見舞いに来てもらってからも。 お墓参りに来てからも、もう、ずっと後。 そして、卒業してからも、後。
切るタイミングを失くしたままの黒髪は、 あの冷たい校舎にいたときより、ずっと長くなって。 痛みを訴え続けていた全身は、もう、落ち着いて。 からっぽだったこころも、 少しずつ、何かで埋めていって。 ようやく、退院となった、ある日。 星が街を明るく照らす、夜のこと。 ]
(151) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ ――出てくよ、って、言ったんです。 自殺未遂の娘を抱えた家族。 そりゃ、ご近所さんの目だって、 色々なものがあったでしょう。 お父さんの仕事は、大学教授です。 先生、って呼ばれる、人です。 さきをいきるひとの娘がこれじゃあ、って。 そう、思ってしまったし。
ああ、もとより、志望していた大学は県外だったし。 一人暮らしをするには、丁度良かった筈で。
迷惑、かけられないと思ったんです。 ひとりで、何処かに行こうと、思ったんです。 ]
(152) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ 何時もは柔らかい、暖かい両親の瞳が、 その時ばかりは、とても、真っ直ぐだった。 ]
「――ここに、いなさい」
[ 二人そろって、そう言って。 咎める、とか。そういうものじゃなかった。 死にかけた娘から目が離せない、とか。 そういう、同情めいたものでもなかった。
死にたくなった理由を、強引に聞くことは無かった両親。 私達が一緒に居たいから、ここにいなさい、って。 自分たちのために、娘にそう言った、両親。
立ち向かう人、って言うのが正しいのでしょうか。 とにかく、何があったとしても、ずっと一緒にいるって。 その時明夜は、両親のなにかを、受け取った訳で。
こくり、頷くほか、なかった。 ]
(153) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ そんな経緯があったものだから。 帰る場所は、かつて自分が落ちた、あの自宅。
生憎、両親は仕事で一人での帰宅で。 地へ足のつく感覚になれないながらも、 月と星の照らす夜道を、のろのろ、歩んでいけ、ば。
――にゃあ。と。 声が、高いところからしたものだから、 見上げて、しまって。 ]
(154) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
[ ぱちん。鳴き声と、視線が合う。 ]
………?
[ 夜の色、の。 毛並をした、小さな猫だった。 とあるお家の、塀の上から鳴いていて。 じいと、こちらを見ている大きな瞳は、 自分とそっくりな、――本当に、そっくりなブラウン。
まるで、高いところから降りられないって。 ここから落ちたら、怪我をしそうだって。 そう言っているみたいに、にゃあ、か細い鳴き声。
人にとっては、そう高くは無いです。屋上じゃないしね。 でも、きっと目の前の小さな子にとっては、 とても、とても、高すぎるところだったのでしょう。
だから、 ]
(155) mayam 2015/11/14(Sat) 23時頃
|
|
―――おいで、
[ 自由になった腕を広げて、子猫に伸ばして。
――ああ、月と星がなければ、きっと。 こうして見つけてやることも出来なかった。
誰かに見つけてもらえたことに喜んだのか、 あるいは、もっと別の理由か。 動物の気持ちは、流石に分からないけれど、とにかく。
そこが自分の居場所であるみたいに、 小さな夜の子猫は、明夜の腕まで、軽やかに飛んできた。 腕の中で丸くなって、胸元に頭を預けて。 此処から離れないって、言うみたいに。
ふ、と、笑んで。帰ろう、って呟いた。 ]
(156) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
[ 生きる理由、は。まだ分かりません。 だけど、行き場のないこの子。 もし、真っ暗な世界の中だったら、 きっと、見つからなかったこの子。 この子に"おかえり"って言えるようになりたいって。 私は、この子といたいな、って。 そう、見た瞬間から、漠然と思ったんです。
腕の中に収まった、小さくて軽い身体を、撫でる。 ちいさいけれど、あたたかくて。 生きていることを、感じたものだから。 抱えたまま、家へと戻っていく。 諦めた現実で、動く様になった身体。 初めて抱いた、行き場の無いいのちは、 どうしたって、棄てられなかった。 ]
(157) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
[ 両親は、どう言うかな。 反対、されるかな。されても――喧嘩すれば、いいや。
ねえ先輩。だって。この子。 きっと貴方が――星がいなきゃ、死んでいたもの。
そう、遠くにいる星に思いながら、歩んだ。 ]
(158) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
[ *明夜の星が、夜の街に、瞬く* ]
.
(159) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
/*
なげーな! 〆ました!こどもはひろえないので猫ひろいました めんどうをみるためにいきます
(-271) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
/*
>>-273 先輩幽霊だし男には興味ないって…
(-275) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
/*
>>-276 もろぼ氏「君は檜山君を見守っていなよ(やんわりとしたお断り」
マユミチップかー!もろぼ氏はどこかで呟いていたけど藤之助とかベネットあたりっす…
(-277) mayam 2015/11/14(Sat) 23時半頃
|
|
― いつかのこと ―
[ 猫を膝に乗せて、喉を撫でながら。 あたたかな自宅で、スマートフォンをタップする。
届いたメールに、返そうって思った。 かがりとの約束もあるし、 なにより、真っ直ぐ返したかった。 でも――ああ、きっと、たどたどしかった、かも。
ねえ、向日葵の花。太陽の花は。 夜の私でも、触れることは赦されますか。 ]
(-286) mayam 2015/11/15(Sun) 00時頃
|
|
メール、ありがとう。
あのね。皆に、覚えていて欲しかった。 たった、それだけなんだ。 わがままな理由で、怖がらせたらごめんね。 あと、助けられたって言ってくれて、ありがとう。 私の我儘でも、救えたのなら、嬉しいです。
向日葵は、心のままに笑ってください。 あなたの笑顔が、大好きです。 どうかその笑顔で、皆の心を晴れやかにしてください。 そして向日葵自身も、晴れやかになれますように。
PS.お買いもの、一緒に行こう。 予定はいつだって、空けておきます。
(-290) mayam 2015/11/15(Sun) 00時頃
|
|
[ ―――送信、完了。
窓の外、向日葵を照らす太陽が、明るく輝いていた* ]
(-292) mayam 2015/11/15(Sun) 00時頃
|
|
/*
ざっくりだけどおへんじしました! 向日葵ありがとう!おかいものいこうね。
そして村建て様を始め、皆様お疲れ様でした! またどこかでお会いできましたら。
(-294) mayam 2015/11/15(Sun) 00時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る