229 観用少年
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/* なんでパンツ脱いでないのバレたんだろう
(-14) 2017/10/13(Fri) 11時頃
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[陶器のようなその肌に彼の黒が映えて、 まるで宝石を見ているような心地がした。
それなのに、その瞳は人間らしく欲望にぎらついていて。 そのアンバランスさに、息を呑む]
(-15) 2017/10/13(Fri) 13時半頃
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……そこまで言うなら、忘れさせてくれよ。 今までのあいつのこと、全部。
[子ども相手に何を言っているのだろうと、 自分を笑いたい気分だった。 けれど彼ならば、そうしてくれるような気がした。
彼の声は、驚くほど甘ったるい。 それはこちらが恥ずかしくなるくらいで、心ごと溶かされてしまいそうだ。
彼の唇が身体を這って、微かな快感を生む。 喉仏に軽く吸いつかれれば、甘い声を漏らす。 痕がつくと一瞬思ったけれど、それほど強くはない。 多分大丈夫だろうとか、そんな適当で曖昧な思考で]
(-16) 2017/10/13(Fri) 13時半頃
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……っ、ぁ、あんま、そこ、
[何処もかしこも弱いのであるが、その中でも胸は特に弱かった。 あの男がその場所に触れるのが好きだったからだろう。 だから弱々しく首を振って、拒絶の意を示す。
けれども、突起を嬲るように舐められるその感覚がもどかしいと感じてしまう。 それに、片方だけを責めるその舌が、焦れったくて堪らない。 だから思考は、もっと……なんて呆れた方に向かってしまうけれど。 それを口に出すことは出来なかった]
ぁ、くそ……っ、言わせんじゃ、ねーよ!
[そんなことは分かっているだろうと、そう言わんばかりの言葉を吐いて彼を見る。
何もかもが、身体を刺激してやまない。 彼の手も、舌も、その視線さえも。 唇を噛んで、彼を見つめて。 これからへの期待にまた、自身の熱を硬くした]*
(-17) 2017/10/13(Fri) 13時半頃
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[忘れさせてやる、その言葉に安堵した。 安堵してはいけないのだろうけれどしてしまった。 彼に上書きさせて、それは結局自分を好むようになっている 人形にやらせているのだ。
罪悪感が募る、募る。 けれどその言葉を取り消すことも出来なくて。 罪悪感があるのに、後悔はなかった]
(-30) 2017/10/13(Fri) 18時頃
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は、ぁ、あ……ッ、
お、まえ、脱がせる気ねーだろ……ッ
[突起を触られて、彼の口の中で転がされて。 それだけでも身体に嫌というほど快感が走る。 彼の問い掛けにすらびくりと反応してしまう 身体が恨めしい。 昔はこんなじゃなかったのに、と考えかけてやめた。 今自分を抱こうとしているのは、オスカーなのだから。
下着が汚れるかもしれない、というより もうすでに汚れているのだろう。 自分でも先走りが零れているのが分かる。 そこに彼の手が動き回っているというだけでも、 胸を羞恥が抉った]
(-32) 2017/10/13(Fri) 18時頃
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や、まて、って……ッ、ぁぁあ!!
[せめて脱がせてほしいという気持ちは 残念ながら彼には届かなかったようだ。 洗うのはとか、そういう問題じゃない。 吐き出す先が下着の中という事実が嫌なのに。
抑える間もなく嬌声を上げて、そのまま果てた]*
(-33) 2017/10/13(Fri) 18時頃
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いや、これは溜まってたとかじゃなくて……っ、おい、
[こんなの溜まってたとか溜まってないとか、 そんな問題ではなく。 単純に気持ちよかったのだけど、 それは口で言うのもなんだか悔しいので言うのはやめた。 ……というよりは、言う前に下着をずり下ろされて それどころではなくなった。 自身の熱が空気に触れるだけで、ぞくりとした。 期待するように、胸が高鳴った。
……こんな気持ち、いつ以来だろう。 気を抜けば、理性が吹き飛んでしまいそうだ]
(-49) 2017/10/13(Fri) 21時半頃
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……流石に、それは、
[強請る声に声を詰まらせる。 彼に抱かれたいと思うくせに、それをすることには抵抗がある。 けれど、達したばかりで力の抜けた身体での抵抗などたかが知れている。 あっさりと開かれた脚に思わず顔を覆った。
――そして、指が後孔に滑ると、身体を跳ねさせた。 もう何年も使っていないそこ。 それなのに、触れられた瞬間に歓喜に震えた。 そこを犯してほしいと、明確に思った。
いかれているのだろう。 とっくにそんなことは分かっていた。 もう普通に戻れないことなど、分かっていた。
太腿に付けられた赤い痕。 それは今の体勢では見えないもので。 痕残してないよな?と少し不安げに問いかけた]
(-50) 2017/10/13(Fri) 21時半頃
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い、いや、無理。 もう1回イったら、きつい、から……っ
[後ろでイくなんて御免だ。 ……というのが本音である。
まぁしかしそれはあくまで希望であって。 後ろで快楽を拾うことにもすっかり慣れている身体は、 言うことを聞かない。
彼の決して太いとはいえない指が中へと無遠慮に入ってくる。 その指は簡単に自分の一番善い場所を探り当てた。
こちらが一層反応すれば、 彼は容赦なくその場所を責め立ててくる。 口からはあられもない声がぼろぼろと零れ落ちて、 気持ちよさから涙が零れてくる]
(-51) 2017/10/13(Fri) 21時半頃
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[馬鹿みたいに彼の指を締め付けて、 不意に耳元で囁かれた言葉にはっと息を飲んだ。 ……中に、彼のものを。
想像しただけで、ぎゅっと強く彼の指を締め付けた。 言葉などなくとも、意思表示などそれで十分だっただろう。
無意識に彼を、物欲しげな目で見つめる。 入れて、そう囁いた声は彼の耳に届いたかどうか]*
(-52) 2017/10/13(Fri) 21時半頃
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マジかよ、……まぁ、良いけど。
[残していると聞けば、軽く呻いたけれど、 もういいかと諦めに近い気持ちで思う。 どうせ誰にも見られるようなところではない]
ふざけんなっつの……! どんだけ、させる気だよ、
[3回ぐらい、と簡単に言うが。 正直一度後ろでイってしまうとそれが後を引くから 訳が分からなくなるから嫌だった。 ずっと達しているような感覚に陥ったこともあった。 そんな経験を思い出すと、彼の言葉には 素直に頷くことができなかった。
けれど、囁く声はそんな心を簡単に傾けてしまいそうで。 本当に嫌な声だと、思った]
(-65) 2017/10/14(Sat) 00時半頃
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[余裕など、とうの昔に奪われていた。 だから彼のものが反応していたことなど知らず。
引き抜かれる指に、彼を見る。 どうしてって、無意識に思って視線を向ける。 けれどその理由もすぐに理解した。 勃ち上がった、彼の熱。それは年相応のもの。
ごくりと、馬鹿みたいに喉を鳴らした。 まだ幼いそれ。未成熟の少年。
そんな彼に犯される自分は――――]
(-66) 2017/10/14(Sat) 00時半頃
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ぁ、あ……ッ、は、
[そこで思考は途切れる。 彼の熱に奥まで貫かれて、頭が真っ白になった。
足を抱えたまま彼が屈むから、その体勢が少しきついものになる。 それなのに、自分の熱は萎えることもなく。 寧ろ、今以上に反応しているような気さえした。
気持ちいい、その声が聞こえたならくしゃりと顔を歪ませる。 そっか、ってつぶやくようなその声は、 きっと色んなものが詰まってる。
良かったとか、良くないとか。 嬉しいとか、嬉しくないとか。
自分でもよく分からない感情が胸を包んだ]
(-67) 2017/10/14(Sat) 00時半頃
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[軽く触れた唇にそっと自分からも唇を寄せて。 彼の頬を優しく撫でた]*
(-68) 2017/10/14(Sat) 00時半頃
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/* 人形ってイけるの????というアレ。
(-71) 2017/10/14(Sat) 11時頃
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……ぅ、あ、無茶言うな……っ、あ、
[後ろだけで達すると後から大変だということは、 過去の経験からよく知っている。 だから嫌だとあくまでも首を振る。 ……それが、建前だけだったとしても。
唇を寄せれば、きょとりとした子どもらしい表情に 一瞬意識を現実に引き戻されそうになる。 けれど彼の瞳に宿る欲は消えないまま。 そんなことでまた、艶事へと引っ張られる]
(-72) 2017/10/14(Sat) 11時頃
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……っは、大した、自信だな、!
[彼の言葉に虚勢を返す。 分かっている、そんなものは長く続かないことくらい。 それでも今はそうしていないと無理だった。 彼の身体が離れて、体勢がまた変わる。 腰が浮いて、先程よりも深く彼のものが中へと押し入って。 また頭が白くなりそうになる。
質量が増している訳では無いのに、 それに中を擦られるだけですぐ達してしまいそうなのは、 彼が豪語するほどには技があるからだろう。
奥と弱い部分を交互に突かれれば、息さえままならない。 ぞくぞくと快感が背中を登って、体が震える。
早く達してしまえば、後など目も当てられないのを分かっているから、 達してしまいそうになるのをぐっと堪えて、声と共に熱い息を吐いた]*
(-73) 2017/10/14(Sat) 11時頃
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― 妹ちゃん購入記 ―
[兄がとてもだらしないといらないことを自負している南方妹。 名を、沙羅という。 兄からはいつも妹ちゃんと呼ばれ、 名前で呼ばれたことはほとんどない。
人形を購入したきっかけは兄がどうしようもなくだらしがないので、 見かねて家政婦を雇おうと思ったことである。 兄が何に対してもだらしがないから、どうにかできないか。 そんな相談を同僚にすると、返ってきたのがこのセリフだ。
それなら、人形を買えばいいじゃない。
どうやらその人形は、自分の悩む問題を一気に解決してくれるらしい。 そんな夢のような人形だと聞いて、購入せずにはいられなかった。
元々はそういう用途ではないようだったけれど、 選べば大丈夫だと太鼓判を押され、その店へと向かったのであった]
(32) 2017/10/14(Sat) 21時頃
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[―――入ったときの店の様子は少し怖かったけれど。 家事ができるような子はいますかと恐る恐る聞けば、 勧められた子が一人。
陶器のように白い肌。黒曜石のような髪の毛。 とても綺麗だと思った。
きっとこの子なら気にいる!だって私好きだもん! ……なんて基準で選ばれた、などとは流石のオスカーも 分かるはずもなかっただろう。
そんなこんなで、彼は現在、南方の家にいるのである]**
(33) 2017/10/14(Sat) 21時頃
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ふざけ、……っ、ぁあ!
[余裕があるのではない、などとはもちろん言えるわけもなく。 ただ首を振って嫌だという意思表示をするのみだった。 イけと言われて素直に頷けはしない。 何度だって言うが、イけば後が辛いのだ。
それなのに、こいつは。 容赦とか加減とか、そんな言葉を全くと言っていいほど知らない。]
や、だって、いって……っ、は、ぁ、!?
[耳に届く卑猥な音さえも、羞恥から興奮へと変わる。 聞こえるその音を遮断するように、耳を塞いでしまいたい。 けれどそんなことをしたら彼がどんな反応をするのかということを 考えたら、迂闊に出来なかった。]
(-94) 2017/10/14(Sat) 22時頃
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[彼の誘惑するような囁きが、自分を急かしてくる。 もういいんじゃないか、そう諦めるよう囁いてくる。
快感で頭がふわふわしてきて、だんだんと 考えることも難しくなってきて。 そんなときに一気に刺激が来たら堪ったものじゃない。
激しく達することを強制されるように追い立てられて。 やだと何度も口にしながら首を振るけれど、 彼の動きがそれで止まるはずもなく。
悲鳴のような声を上げて、前も触らず達した]*
(-95) 2017/10/14(Sat) 22時頃
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……ぅ、やだって、言ったのに、
[ぐすりと鼻が鳴る。 吐き出すことの出来なかった熱が身体をぐるぐると渦巻く。 こうなるから嫌なのだ。 どうにかしてほしくて堪らなくなる。
そんなときに彼の悪魔のような囁きが耳に入って、顔がぐしゃりと歪んだ。 この少年は、自分を本当に上から塗り替えようとしてくると思った]
ま、……っ、イった、ばっか、!
[強請るような声に、答える暇もなく再び彼の動きが再開されて、びくびくと身体を震わせる。
もう疲れているのに、彼に合わせて身体は動く。 中で彼のものをぎゅうぎゅうと、強請るように締め付ける。 イったばかりの身体は快感を拾って、軽く達しているような感覚が持続していた。
彼の手で反応した熱を扱かれて、 もう訳もわからないまま何度目になるか分からず達した]
(-105) 2017/10/15(Sun) 14時頃
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[もう一回は、当然却下した]
(-106) 2017/10/15(Sun) 14時頃
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[――それからが、少し大変だった。 後始末をしようとする彼に、疲れて動かない身体で必死で最後の力を振り絞って抵抗した。 誰がそんなこと!と掠れた声で叫んだけれど、残念ながら彼に好き勝手された。
もう無理、と心が折れそうだった。南無]
…………そりゃ、な。
[横に入り込んだ彼をじとりと見ながら、気持ち良かったと小さい声で伝える。 けれどすぐに、もう一回は二度とねぇけどな!と慌てて付け足した。
ぎゅっと彼を抱き締めて、今日だけはと自分に言い聞かせて。 甘えるように擦り寄った]*
(-107) 2017/10/15(Sun) 14時頃
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……持て余してる、ってほどじゃねぇよ。 心配して、とかじゃなくてだな。
普通に要らねぇから言ってんの。
[とか言いつつ、”次”を期待していない訳では無い。 ……のが、自分でもよく分かるから嫌だ。 口では否定しても、抵抗できるかの自信はない。
もう一度強請られた口付けには、応えるように目を閉じて―――]
あ、そういやさ。
枯れるって何?
[思い出したように問い掛けた]
(-109) 2017/10/15(Sun) 17時頃
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[枯れるとは何か。 彼に問いかければ、とんでもなく眉を顰められた。 何言ってんだみたいな顔された。
嫌だってほら、知らないし。 説明書なんて相変わらず読んでもいないし。
口汚く罵られても仕方ないっちゃないが。 それでもあれじゃない? 教えてくれりゃいいじゃん???]
いやー、だってほら、知る機会とかなかったし…… で、枯れるって何?いや、ほんとに知っといた方がいいんだろ?
[甘い空気が消え去ったのは悪いと思う。 けれども、聞いとかねばと思ったのだ。 だから、お伺いを立てるように彼をおずおずと見た]*
(-114) 2017/10/15(Sun) 18時頃
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