229 観用少年
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……ジャケットかぁ。 まぁ、いいよ。
でもそれで最後な。 流石に貯蓄が減るのはもしもの時に困る。
[貯蓄とかしてなさそうな顔をして、意外と金は貯めてある。 職を失っても暫くは食べていけるくらいのもの。 彼が来てからは、たまにそれを崩しては物を買っている。
確かに、ここまで美しいのならばなんでも似合うのだろう。 でもそれは自分で言わないからこそ良い事実になるのであって。 堂々と言われると素直に頷きたくない現象をなんというのか、誰か教えて欲しい。
けれど、こんな生意気な口を聞きながら、 人の布団に入り込むためにと服を選ぶのだから狡い。 そういうところで、コイツに弱いと思う]
(27) 2017/10/10(Tue) 16時頃
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[家のことのためだけにいる存在。 人ではない、人形。
それなのに人として扱ってしまうのは、 こういう部分を見てしまうからなのだろう。
しょんぼり顔の彼に、大丈夫だと告げてそれらを買えば、 どっかで飯でもと言いかけて口を閉じる。 彼の食べられるものがここにある訳では無いのだ。
だから、そろそろ帰る?と言葉を変えて彼に問いかけた]*
(28) 2017/10/10(Tue) 16時頃
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[彼に多くを問わないのは、彼の口からその事実を聞きたくないからだ。 聞きたくないのは、嫉妬だとかそういった類のものではない。 それが、彼の心を抉るのではないかと、危惧しているからだ。
――――そんなことはないのだと、その事実を知らないまま]
(38) 2017/10/10(Tue) 18時頃
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気前がいいじゃねーよ。 お前ってやつは……いやいいんだけどよ。
[彼の言葉に再び渋い顔になる。 そういうことじゃないのだ。 そういうことじゃないのだけど、と思う気持ちを 彼に理解することはおそらく出来はしない。
だから、そのことには何も言わず。 惚れ直してないとぴしゃりと言い返した]
……俺の服は買わねーっつの! お前のだけで精一杯だ、チビ!
[とりあえずは、この金銭感覚をどうにかしなければ。 先程思ってからさして時間も経っていないのに 再び、そう思って頭を抱えた。
目をキラキラさせても、買えないものは買えないのだ]*
(39) 2017/10/10(Tue) 18時頃
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いーや、なんもねーよ。
[首をひねる彼に手を振って忘れろという仕草をする。 分かっていないのならば、言わない。 というか、今言ったところで理解できないだろう。
彼にじわじわと常識を染み込ませなければいけないと そう気付きつつはあるものの、 まだ完全には分かっていないオッサンであった]
あ?愛情不足で枯れるって……枯れる?
[その言葉は読んだ覚えがあったが、きちんと覚えていない。 ダメ男の体現とはこのことを言うのだろう。
きっと、自分の言葉に呆れたような素振りを見せるだろうが、 悪い悪いといつものように謝るだけに終わったかもしれない]
(113) 2017/10/11(Wed) 10時半頃
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飯なー……お前が食ってないと白い目で見られない?
[ミルクはあっても砂糖菓子なんてないだろうし。 うーんと悩んで、彼をちらりと見る。
彼の料理は美味しいし、満足しているから、 特に外で食べたいと思うこともない。 というより今は、外で食べる習慣すらなくなった。
けれど最終的に、たまにはこいつを休ませてもいいかと そんなことを思って。 ファミレスに行くか、とモール内にある レストラン街を目指すことにした]
(114) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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[――――そのときだった。
久しぶり、と不意に声を掛けられて、 一体誰かと視線を向けた先に"アイツ"がいたのは。
忘れもしない。忘れられるわけがない。 それは昔自分を拾って、そして捨てた男だった。]
(115) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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― ある夏の話 ―
[それは何年前のことだろうか。 最早、過ぎ去った日々を思い出すのも難しい。 それほどには、昔と言える記憶だった。
出会いは働き始めて数年経った頃。 彼は他社からの引き抜きで来た所謂出来る人間だった。 そして何の因果か、こちらの部署へ配属された。
酒や食の趣味、研究の興味。 それらが合致して、仲良くなるまではそう時間はかからなかった。 立場としては彼の方が上だったけれど、 そんなことは関係ないとばかりに交友関係を結んでいた。 自分の数少ない友人。身内のようなものだとすら思った]
(116) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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[――けれどある日、その関係は崩れた。 彼に好きだと告白されて、流されるままにその関係は変化した。
元々はノーマルだと思っていたが、案外そうでもなかったらしい。 流されるままだったものが、だんだんと自分の意思を伴うようになり。 今まで知らなかったことをたくさん教え込まれた。
それは、……男同士の、営みも含まれていて。
すっかり彼に慣れきって、嵌まりきってしまったそんな時。 彼との未来を考えるようにさえなっていた頃。
唐突にその関係は、終わりを迎えた]
(117) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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[結婚することになった、と当然のようにその男は言った。 どうやら、親同士の決めた結婚だったようではあったが、 しかし満更でもない様子でその男は語った。
お前との関係も楽しかったよ、と。 なんてこともないように言い放った。
そこには、何の感情も含まれていなかったように思える。 自分が彼に抱いていた気持ちはいったい何だったのだろう。 彼が自分に言った好きは、どんな気持ちだったのだろう。
簡単に捨てて言ったその男の心を、今でも自分は理解できていない]*
(118) 2017/10/11(Wed) 11時頃
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/* やだー、男前。惚れそう(棒)
(-14) 2017/10/11(Wed) 16時半頃
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[頭が真っ白になった。 彼に会って、何を話していいのかもわからなかった。
あれからこんなにも時間が経ったのに。 別れを告げられたその時に戻ったような心地がした]
あ、あー……と、久し、ぶり。 ん?今?相変わらず独り身だよ、あぁ。
[まるで過去に何もなかったかのように話しかけられ、 引き攣った笑みで答える。 上手く話せない、何を言っていいのか分からない。
自分が何をしゃべっているのかもわからない。 彼の口から語られたのは、結婚後の話。 けれどそれも頭には入っていかなくて。
それに彼も気が付いたようで、ふいに視線が自分ではなく 自分の後ろ――――オスカーに向いたのが分かった]
(149) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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[彼がオスカーに向けて、否、自分に向けて。 話したことは何だっただろう。
少なくとも、それがいい言葉でないことはすぐに分かった。 彼が観用少年について知っていたことは驚いたが、 そういえば、そこそこいい家の出だったなと思った。
趣味が変わった。 大枚はたいて。
そんな言葉が耳を通り去って、心に突き刺さった。 そう思っているのか。 自分がそういう人間だと、思っていたのか。
なんだかそれが、異様にショックだった。
彼は自分のことをよくわかっていると、 そう思い込んでしまっていた。]
(150) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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[そんなことを考えていたからだろう。 次の瞬間に起こったことを認識するのに、数秒遅れた]
オ、スカー、お前……
[まるで自分が貶されたかのように怒る少年。 いつもの、自分に対しての怒りとは別物だった。 アレはまだ優しいものだったのだと気付いた。
激昂する彼。 蹴られて音が鳴った壁。 目の前の男の呆然とした顔。
全てが他人事のようにさえ思えた。 けれど、状況は自分が当事者であることを ひしひしと伝えてくる。]
(151) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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あ、あぁ……
[帰る、そう言って自分の腕を引っ張る彼へ、 馬鹿みたいに惚けたままついていく。 周りの視線と、彼からの刺さるような視線。
どちらにも居たたまれないと思えるほどには 意識があったのは幸いか。
車の置いてある場所へと着けば、 視線の告げるままにドアを開けて。
車の中へと乗り込めば、彼に一言。 すまんと、つぶやきような声で告げた。 笑顔は作れなかった。]*
(152) 2017/10/11(Wed) 19時頃
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そんな顔って、どんな顔だよ。 ……ん、ありがとな。助かった。
[彼の言う、そんな顔とはどんな顔なのだろう。 自分の顔も、感情すら今は怪しい。 けれど車のミラーで確認するのもなんだか嫌で、 それはしないまま苦笑する。 彼の怒りが、今は心を安らげる気がした]
研究に関わりは、あー……するけど。 今は俺よかずっと出世してるし。 わざわざ直接俺になんかするほど暇でもないだろ。
……晩飯の買い物は、スーパー寄ってやるから。
[彼の文句を聞きながら、宥めるように頭を撫でてやる。 俺の代わりに怒らなくてもいいのだと 言ってはやりたいけれど、それを言っても無駄だろう。
だからさっさと行くかと声を掛けて、車を出しただろうか]*
(174) 2017/10/11(Wed) 21時頃
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あ?そーか、そんならいいけど。 ……そんなむすくれた顔すんなって。 綺麗な顔が台無しだぞ。
[むすくれた顔をしたところで、その造形が 劣ることなどあるはずもないのだが。 そう言って、車を発進させた。
本当にいいんだな、と一応スーパーのことは 念のため聞いて。 彼が頷いたのなら、そのまま通り過ぎて自宅へ着いたか]
(178) 2017/10/11(Wed) 22時頃
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― 自宅 ― [家に着いて、彼の荷物を片づけてやろうか少し考えたけれど、それは逆に迷惑になると思ってやめた。 なんとなくまだ機嫌の悪い彼をちらりと窺いながら、 肩身が狭い気がして、ソファーで丸くなる。
……あのショッピングモールでの出来事が、頭を離れない。 先程までは頭が追いついていないせいもあり あまり考えてもいなかったが、今は夕食まで時間がある。 時間があれば、嫌でも考えてしまう。
少し老けてはいたが、あの男は何も変わっていなかった。 態度も、物言いも昔からあんな感じだった。 自分を呼ぶ声さえ、同じだった。
人を簡単に傷つけるような言葉の羅列は正直意外だったが それ以外は本当にそのままで、何とも言えない気持ちが胸を包む。
別にもう、彼を好きだと思う気持ちはない。 けれど、自分にとって彼が特別であることは変わらなくて。 思い出しては、ため息が出た]
(179) 2017/10/11(Wed) 22時頃
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[結局、彼の作った夕食も半ば上の空で食べていた。 今日は楽しかったはずなのに、最後のあの出会いで 一気に体に疲れやら何やらが募ってしまって。 もう疲れたから寝る、と彼に力なく伝えただろう。
ごろりとベッドに横になって、早く寝て忘れてしまおうとそんなことを考えて、やっと嫌な出来事だったと気付く。 ……できることならば、二度と会いたくなかったのに。 そう思っていることに、漸く気が付いた]
お前、そういうのどこで…… そうだよ。昔の恋人。
[目を閉じて、もう眠ってしまおうと思った矢先、 上から降ってきた言葉に薄っすら目を開ける。 どこからそんな知識持ってきたんだと思ったけれど、 普段は自由にしているから、どこからでも 情報は取ってくることはできるだろうと考え直す。 だったらなんだ、となんてことのないように問い掛けて。 答えがないのならばもう寝るぞ、と声を掛けたか]*
(180) 2017/10/11(Wed) 22時頃
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[アイツの代わり、そう聞こえて 彼がなにか誤解をしていることは分かった。 けれどそれを正す前に唇を奪われていた。
3ヶ月前のあの時のように]
ちょ、待てって、お前、勘違……っんん!
[別に成長してほしいとは思っていない。 好みとか、そんなものも考えてはいない。 けれど今はとにかく、やめさせなければと思った。 勘違いしたまま推し進められても困る。
そう思うのに、快楽に弱い身体は いとも簡単にその行為を受け入れる。 上顎も舌も、弱い部分だ。 興奮が嫌でも募るというのに、 手が身体を這えばびくりと反応した]
(-36) 2017/10/12(Thu) 17時半頃
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うっせ、いいから、やめろって……っ
[舌が弱いのも、彼にはバレバレだったようで。 そのことを指摘されれば、つい言い返してしまう。
今の彼の表情を、自分は見たことがなかった。 そんな顔をされたら、――嫌でも、疼く。
彼に抱かれたいと、そんなことを思ってしまう]*
(-37) 2017/10/12(Thu) 17時半頃
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……っ、だから、そういうことじゃ、
[せめて、喋らせてほしい。 残念なことに、この身体は快楽に大層弱く。 これだけしか触れられていないのに、 言葉よりも先に出るのは矯声である。
首を這っていた舌が、だんだんと上へと上がってきて、 ぞくりと背筋に震えが走る。 耳朶を嬲る様なその動きに、声がまた零れる]
(-41) 2017/10/12(Thu) 20時半頃
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あっ、ちょ、そこは、……っひ、
[一緒に蠢いていた指が、ダメだと口に出す前に 焦らすように動き、悲鳴が出る。
そこだって、あの男に開発されきっている。 触れられたらすぐに、ぐずぐずになってしまう。 昔の経験から、それをよく分かっていた。
柔く抓られれば、口から漏れる声は留まることを知らず。 羞恥で死にたくなるような気分になった]
……や、だけど、むり、
[ぼろりと、涙が頬を伝った。 何かすれ違ったままこんなことをしたくないと思う時点で、 彼に抱かれることを受け入れてしまっていることには まだ自分自身も気が付いていない。]
(-42) 2017/10/12(Thu) 20時半頃
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[ずっとずっと、あの日から。 誰にも抱かれず、そういう触れ合いからも遠ざかっていた。 けれども、疼きは確かにあった。 抱かれ慣れたこの身体は、誰かにどうにかして欲しいという 願望が確かにあった。
それを押し込んで、知らないふりをして。 自分の心に蓋をしていたのに。
彼に全てが暴かれてしまいそうで怖かった]*
(-43) 2017/10/12(Thu) 20時半頃
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[あぁ、悲しそうな顔が見える。 今にも泣きそうな、彼の顔が見える。
泣かされてるのはこっちだというのに。 待てと言ってもやめないで好き勝手やって。 それなのに、そんな顔をするなんて狡いにもほどがある]
だから、聞けって言ってんだろうが……っ、
アイツのことはもう、好きとかないから、 別に代わりとか、そんなこと、思わなくて良くて、
あぁ、くそ……なんて言ったらいいんだよ。
[何を言えばいいのか、要領を得ない。 快楽で溶かされているせいだと、そんな言い訳を自分にする。
自分は彼にどうされたいのか。 そんなことは、考え悩まずとも分かっているくせに]
(-47) 2017/10/12(Thu) 22時頃
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……お前の、せいだ。
今まで、散々我慢してきたのに。 それが全部、台無しだ。
お前に触られなきゃ、こんな気持ちにならなかった、のに。
抱けよ、オスカー。 俺は…………おまえに、
[抱かれたいんだ。 そう続けた言葉は消え入りそうで、掠れていた。 言葉になんかしたくなかった。 自分の欲望に気付きたくなんかなかった。
それなのに、彼が強引にそれをこじ開けた]
(-48) 2017/10/12(Thu) 22時頃
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お前を、枯らす気もないし。 もういい、諦める。
……我慢するのを、諦める。
[だから好きにしていいと暗に告げて。 彼に身体を阿るように力を抜く。
手を伸ばして、頬を撫でて。 大丈夫だと笑った]*
(-49) 2017/10/12(Thu) 22時頃
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/* ※なお、枯らすの意味はあまりちゃんとわかってません
(-50) 2017/10/12(Thu) 22時半頃
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知らなかったか? 人間って面倒なんだよ。
[彼の言葉に苦笑する。 確かに面倒なのだろうと自分でも思う。 人間、と称したけれどそれは誤魔化し。
面倒なのは、俺自身だ]
(-53) 2017/10/12(Thu) 23時頃
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[服を脱げと言われれば、一度避けろと告げる。 首元を擽るような愛撫に今はやめろと制して、 服を脱ぎ捨てる。
大して鍛えてもない身体だ。 幸い太ってはいないが、筋肉も何もない貧相な身体。 コンプレックスとまではいかなくとも、 他人に見られるのは、そこそこ恥ずかしい。
彼の言葉にどきりとして、それがまた興奮を煽る。 自分よりもずっと年下の少年。 それなのに、その笑みは大人っぽく、艶やかだった]*
(-54) 2017/10/12(Thu) 23時頃
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