人狼議事


241 The wonderful world -7days of KYRIE-

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視点:


【人】 許婚 ニコラス

──回想として:花園──

[ ──隣に、立ちたいと願った。
 そのときはじめて、
 仁衣奈は自分の容姿を好ましく思った。

 両親の瞳や髪は目立たない暗茶で、
 父は仁衣奈のそれを曖昧に”先祖返り”と言った。

 ( 勿論、というのも変な話だけれど、
   浮気を疑っての出生の確認であるとかは
   仁衣奈が生まれてすぐのころに済ませたそうだ )

 やたらに伸びた背も、髪色も、瞳の色も
 生きていく上で必要のないものだったけれど

 ──ねえ、ご存知?
 少女たちの閉じた世界に生きる
 ”王子様”だって存在するってこと。]
 

(4) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 君──ジリヤは、花園の憧れのひと。

 誰にも等しく親切で、微笑みを絶やさず
 別け隔てなく気さくに振る舞っていても、
 ジリヤの隣には誰もいない。
 ──と、入学当初の仁衣奈は思った。

 誰もが君を素敵なひとだと言うけれど
 君はどことなく”ひとり”に見えて、
 仁衣奈はなんだか寂しそうなと思った。

 ──だから、
 鈴池仁衣奈は、君の友だちになりたかった。*]
 

(5) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──2nd day/中央エリア──

[ ガバリと身体を起こした。
 既に掌には、カウントダウンが刻まれていた。>>#0

 何も安堵する要素などないというのに、
 ニーナはすこぅしほっとして、
 ポケットから携帯電話を取り出してメールを開く。]
 

(6) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……地面に、
 引き倒される感覚を思い出して、

 ”意識が遠のく”なんて、
 もう二度と味わいたくない と仁衣奈は思った。 ]
 

(7) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……今日は南かな
 ジリヤ、一問目は間に合わなかったみたいだ
 今回こそ、本題のほうに急ごうか

[ 立ち上がって、スカートを軽くはらう。
 変な折り目がついていないかを確認して、
 ニーナはあたりを見回した。]

 サブミッションでも、バッジはもらえるようだけど
 メインミッションでは倍量もらえる──なんて話なら
 はやく確認しておかないと、マズいだろうからね

[ ……そういえば、問いに答えはもらえたんだっけ?

 ゲームのサイクルがはじまりに戻った今、
 乱暴な言い方をすれば、どうでも良いことだった。

 いや、他にするべきことがあると言い換えよう。]
 

(8) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……きちんと言っていなかったけれど
 私は、まだ生きたいから──、勝ちに行くよ
 付き合ってもらえるかな、ジリヤ

[ 日継塚アヴェニューを南下する経路。
 そのルート上にも、奇妙な何か>>#3が──**]
 

(9) 2018/05/15(Tue) 01時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 02時頃


【独】 許婚 ニコラス

/*
戦えるお嬢やりたい、美少女戦士! プリティでキュアキュア! とは言ってたんですけど、そういう感じだったので、キャッチボールで豪速球かえってくるたびに笑っている

(-14) 2018/05/15(Tue) 11時頃

【人】 許婚 ニコラス

──1st day──

[ 実際、幽霊みたいなものだよ と、
 ニーナはジリヤの口ぶり>>27に笑った。]

 ……本当、君には敵わない

 期待なんて、していないつもりだったけれど
 やっぱり、少し傷つくなあ

[ 冗談めかして、ニーナは頬を掻いた。

 美しい歌声の持ち主も、
 数度言葉を交わした級友も、きっと
 彼女は一緒くたに忘れてしまったんだろう。

 薄曇りの空のように
 くすんだブルーを彼女に向けて、]
 

(36) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……へえ、この街にいたのか
 じゃあ、あの事件についても──、

[ 喧騒を、かき消すような轟音と共に、
 一陣の風が、二人の間を吹き抜けた。]

 ──── 人を、何?

[ 聞き取れなかった と、
 不思議そうな表情で放った質問は、
 きっと彼女には届かなかったんだろう。

 幕間は、いつやってくるかも分からぬものらしい。
 ふわりと、抗いようもなく視界が眩んで──、*]
 

(37) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──2nd day:中央エリア──

 ……君自身は、生きたいとは?

[ 彼女が器用に小さな的を撃ち抜く>>35のを、
 ニーナは見つめて、小さく呟いたのだった。

 しかし、鉛を受けどもさして動きを変えないソレに、
 ニーナもまた、剣を構えて首を傾げた。]

 よく動く奴らだなあ
 ──蛙と、オタマジャクシ かな?

[ 群れて動く姿をようく見て、
 ニーナは自身の身体の前で柄を構えた。

 小さい黒色が数匹連なって跳ねたのを見て、
 タイミングを見て刀身を一気に細く・長く伸ばす。
 ──光で、射抜く。]
 

(38) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……ジリヤ、そっちの親玉を、
 君の得物で撃ち抜いてくれないか
 緑じゃあ、きっと君のがよく効くはずだ

[ そう声をかけて、ふと顔を上げた。

 いちご横丁へは、日継塚アヴェニューを通って
 南方へと下っていく必要がある。

 ふと、目に入った4から、
 おおよその道のりと所要時間をはじき出す。*

 1.スクランブル交差点
 2.兄間薬品
 3.キリエ駅
 4.イザナタワー99
 5.甘味処 あん屋 ]
 

(39) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 11時半頃


【独】 許婚 ニコラス

/*
正直1dでミッションにたどり着けたのが1ペアだったの、
たぶん、その道まわりのこともあるんじゃないかなって……
勝手にストリート通るしかないと思って渋滞を感じていた

(-15) 2018/05/15(Tue) 11時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ──中央エリア/イザナタワー99付近──

[ 聳え立つタワーを見上げる。
 その頂上は到底見えないが、
 ニーナも何度か上った記憶があった。
 確か、上階には展望台がある。

 そして、タワーがあるということは、
 ここからいちご横丁へは──、]

 ……ジリヤ、やっぱりこっちだ!

 敵の犇く道をわざわざ行かなくとも、
 こっちを抜けた方が早い!

[ まだ交戦中だったかもしれないが、
 ニーナはジリヤの手を引いた。
 イザナタワーの裏を抜け、東へ。
 マリンパークの脇を通り、南方へ進む。]
 

(48) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……この道、南まで抜けてるから
 まっすぐ行けば、いちご横丁だ

[ はじめは駆け足で場を離脱、
 それから徐々に速度を落として、
 歩きながら、ニーナは言った。]

 それから、さっきの話だけど
 ……私のエントリー料はおそらく
 "家族"なんだと思う、記憶にないんだ

 こうなってから、
 たまに奇妙なことを思い出すよ

 お祭りの準備をしたことや、
 5年前の街の慌ただしさ、
 なぜこんなによく知っているんだろう
 ……そもそも私はなぜ、"編入組"だったんだろう
 

(49) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……今とこれまでの記憶がチグハグで、
 気味は悪いけれど、たぶん、
 幸せだったんだろうとは思ってるんだ
 エントリー料に家族を取られるなんて
 ……だから、死にたくない

 ところで、君はあまり
 自分がどうしたいかの話をしないね

[ 水族館の隣を抜けて、
 蕗之原ストリートを横断する。

 目的地まであともう少し、
 遮るものはあっただろうか。**]
 

(50) 2018/05/15(Tue) 13時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 13時半頃


【人】 許婚 ニコラス

──東エリア──

[ その声を聞いたとき、
 ニーナは”女の子だ”と思った。

 ひとつ救いはその喋り方>>@12
 はじまりのときにも聞いたトーンに、
 ニーナはようやく敵だと思った。

 ニーナ。
 と静かながら鋭い声で名を呼ばれた>>98

 同時に、ジリヤが何かをくるりと操ったのを
 ニーナは視界の端で捉えて──、]
 

(104) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 御機嫌よう、誰かさん!

[ くるり と身体を捻り、
 振り返ると同時に一歩後ろに跳んだ。

 身体の右前方で、ジリヤが思い切りよく
 何かを振り抜いたのと同じ頃、

 ニーナは逆手に握った剣の柄を
 飛来する右手( ナイフなんて握って! )に
 全身の力を込めて、振り下ろした。

 ──飛んでくるのがちいさな手で、
 その手には刃物が握られてるってことなら、
 叩き落とす前に、見えていた。]
 

(106) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 やあ、小さな死神さん
 これは、君たち流のご挨拶かな?

[ 心臓はバクバクいっていたが、
 ニーナは素知らぬ顔で微笑んだ。

 ジリヤと違って、足元に叩きつけただけの手を
 警戒するように、しっかりと剣を握り直す。]

 先を急ぐから、
 ご用があるなら、聞かせてもらえる?

[ 死神だった。死神だけど、ちいさな女の子だ。
 ──と、ニーナは思って、少し姿勢を低くして、

 そうしたら自然と飛び込んで来る右手は
 ”セノオさん”なんかより、よっぽどホラーだ。*]
 

(112) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/15(Tue) 21時半頃


【独】 許婚 ニコラス

/*
ジリヤはちゃんと「私右行くね」っていってくれてたのを
”ジリヤは右側に立っている”だと思っていた私が原因です、すみません

(-35) 2018/05/15(Tue) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ”小さな死神さん”もといあおいちゃんは、
 とっても無邪気な様子で無音の拍手をくれた。

 ちょっとホラーなだけで、
 ふつうのかわいらしい女の子だ。

 ──と、ニーナは思った。

 地面に落ちた右手がひくりと起き上がり、
 眼の前で振れる様子は
 ちょっと──いえ、とてもホラーだったけど。

 そこは、優雅で素敵なレディとして、
 にこやかに微笑んで手を振り返すことにする。]
 

(120) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その言葉は確かに聞き取りづらいが、
 幸い、仕組みは知っていたから
 最初と最後の音を拾って、
 間をどうにか組み替えて応える。]

 ──あおいちゃん と言うんだね
 拍手をどうもありがとう

 お名前は、そっか、三文字だから
 君は面白い喋り方をするなあって
 最初の挨拶のときから思っていたんだ

[ ニーナはすこぅし気をよくして、
 それから、きっとジリヤはそうするだろうと
 そうっと”お上品な”お辞儀をして見せる。]
 

(121) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 遊んであげたいのは山々なんだけれど
 ごめんね、またにしてもらえるかな

[ ニーナの目には、もうただの女の子だった。]

 質問くらいなら、答えてあげられると思うけど──、

[ と言ったのは、バッジ欲しさも勿論あって、
 同時に、遊んであげられないことへのちいさな罪悪感。

 ──もっとも、おままごとだとか
 そういうものを連想したニーナが正しかったのか
 きっと、確かめないままのほうが幸せなんだろう。

 それから、繰り出された質問>>@19は──、]
 

(122) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……そうだなあ

 自分の”良いところ”をよく知ること
 ……が、まずは一歩かもしれないね

 あおいちゃん、
 せっかくきれいなお洋服を着て
 かわいいお顔をしているんだから

 あんまり、”殺す”だなんて、
 乱暴な言葉を使わないほうがいいよ

[ すこうし、ニーナには難しかった。

 自分なりの答えを返したけれど、
 きっと、傍らに立っている
 本当に強くて淑やかでかわいいレディが
 秘訣を教えてくれるはずだから、大丈夫。]
 

(123) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……ああ、それから

 君たちの仲間に、私たちの先輩がいるよね
 これとおんなじ服を着てる三つ編みの女の人

 ……そういえば、あおいちゃんのお洋服も
 少し私たちのと似ているね、よく似合っているよ

 その人にも聞いてみるといいよ
 きっと、君の助けになってくれるはずだから

[ なんせ、強くてかわいくて淑やかで
 優雅で素敵なレディの先輩であるからして。

 ふふ、とニーナはほんの親切心から微笑んで、
 また、南に通ずる道を歩いていくことにする。*]
 

(124) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
羅生門〜〜〜〜ニーナにやらせてくれ(文学少女設定)

(-42) 2018/05/15(Tue) 22時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──東エリア→いちご横丁──

 ──それじゃあね、小さなレディ

[ そんな挨拶を手向けたニーナは
 空っぽの手をひらひらと振った。

 それじゃあ行こうかとパートナーに声をかけ、
 足早にマリンパークを通り過ぎ、
 奈落亭を横目に南エリアへ。]

 ほら、こっち
 ……といっても、想定されている
 ”入り口”は、向こう側だろうけど

 向こう側には門があってね
 好きな人とくぐると恋が叶うって
 このあたりの女の子の間じゃあ言われてる
 

(151) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ピンクだからかな と、
 至極どうでもいいことを呟く。

 ニーナとジリヤが立っているのは
 東エリア側の横丁の切れ目。]

 ……多分、
 ミッションで言われていた場所自体は
 ここだと思うんだけれど──うわ、

[ 話しながら路地を少し歩いたところで、
 ニーナはぱたんとその足を止めた。

 ──毳毳しい落書きを見たせいだ>>#1。]
 

(154) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 流石に、ニーナの表情は少し歪んだ。
 ……ニーナはこの場所が好きだった。]

 ……酷いな、これは

[ 元はこういう雰囲気の場所じゃないんだと、
 何故かニーナが言い訳をするような口ぶりだった。]

 落書き っていうからには、
 これのことなんだろうけど──、
 この汚れを落とせ ってことか?

[ すこうしばかり気落ちして、
 ニーナは未だに、壁を見上げたまんまだ。*]
 

(155) 2018/05/15(Tue) 23時半頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
落ちるまでに一度でいいからメインミッションに貢献してえ……

(-67) 2018/05/16(Wed) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 暫し硬直していたニーナを
 現実へと引き戻したのは、
 やはりパートナーたる────、]
 

(188) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ── ちょっ と、ジリヤ!

[ 憂いを帯びて壁を見上げていたニーナは、
 今度こそ目を瞠り、驚きのあまり口を開いた。

 おわかりいただけません、何ひとつ。

 ニーナには、ジリヤのその発想も、
 ジリヤが担いでいる大仰な武器の名も、
 変わらず微笑んでいるその心境も!

 ニーナに分かったことといえば、
 少なくともその瞬間、
 ”素敵なレディ”或いは
 ”花園の王子様”然とした振る舞いなんて
 すっかり剥がれていたんだろうってことくらい。]
 

(189) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ちょっ……と待ってくれ、十秒でいい
 いいね、その指に力を込める前によく聞いて

 一つ、下った指令は”落書きを”消し去れ
 ──であって、それ以上のことをするのは危険だ

 二つ、すこうし耳を澄ませてみてくれ
 この、あからさまに聞こえてくる声!
 明らかにヒントだ、いいね、
 要は、薬局に行けと言われている
 

(190) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


 それから、三つ目!
 ご覧、ちゃあんと
 手順を守った人が其処にいるじゃないか!

 ……十秒経ったね
 どうかな、その引き金を引くのは
 あの”アイテム”を試してからでいい

 ── って、考え直してくれた ……よね?
 

(191) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ぴしっと、ニーナの手は、
 すぐそこにいた参加者らしき男>>185に向いた。

 指をさすだなんて失礼なので、
 指先を揃えて、掌を空に向けて。

 丸見えになった掌のタイマーが、
 立場は同じ──と、彼らに示すだろう。

 ……もっとも、これまでの会話を聞かれたんじゃ
 そんな必要もなかったかもしれないけれど。]
 

(192) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ コホン とニーナは咳払いをひとつ。]

 ……悪いけれど、貴方も
 ”成る程”じゃあないんです

[ ぴしり、と今度は視線を男>>186に向けて、
 ……色、よりも。”花屋の王子様だ”と思って──、
 いや、今はそれもどうでもいい。]

 ……はじめまして、花屋のお兄さん

 ……お恥ずかしいところをお見せしましたけれど
 ”そういうこと”なので、
 貴方の手のソレ、試してもらっても?

[ とにかく、今はこのお転婆を黙らせなければ、と。
 ニーナは碧い目の男に言った。*]
 

(193) 2018/05/16(Wed) 01時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ その男の碧色は、深く底まで凍った湖── と、]
 

(199) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──回想として:花と王子──

[ ファーストフード店のバニラシェイクを
 ちびちびと啜りながら、仁衣奈は思った。

 思ったけれど、口に出さなかったのは、
 仁衣奈が口を開く間もないくらいに、
 向かいに座っている友人が言葉を発していたからだ。

 仁衣奈はそれに「 ふうん 」とか「 そうだね 」とか
 あんまり気のない返事をしては、
 定期試験前の課題にカリカリとシャーペンを走らせた。

 3年前、だったと思う。
 中学の友人が”王子様がいる”って、
 モールの中、花屋向かいのファーストフード店に
 足繁く通うようになったのは。]
 

(200) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 夢見がちな少女らの学び舎と、
 それまで仁衣奈のいた世界との違いは
 憧れを内に求めるか、外に求めるか。

 ──だと、仁衣奈は後になって思った。

 ああいえ、人気の先輩であるとか
 部活のスーパースター、”モテる男”なら
 3年前の仁衣奈だって知っていたけれど。

 でも、”王子様”だなんて、
 そんな呼び名を与えられたりしないでしょう?]
 

(201) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ そんな理由があって、
 仁衣奈は”花屋の王子様”を知っている。

 放課後、友だちとおしゃべりをしたり
 一緒に課題や試験勉強をするのが
 教室や図書室から、すこうし外に移っただけ。

 きっとたくさんいた”ファン”の女の子たちの
 グループにまぎれているひとりが、仁衣奈。

 ふつうの中学生でしかないくせに
 突っ立ってたって目立つ仁衣奈は、
 ”遠巻きに眺める”ってのも
 なんだか居た堪れなくって、
 ノートやプリントばかり見ていたけれど。]
 

(202) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……なんで、足繁く通うのが花屋じゃあなく
 向かいのファーストフード店だったんだって?

 ”ふつうの中学生”のお小遣いじゃあ
 花なんて、母の日くらいにしか買えやしない。

 ”お店によく来る制服”が黒いのだって、
 きっと同じ理由だ──とは、閉じた花園の王子様の弁。*]
 

(203) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──南エリア:いちご横丁──

[ ──あ、こっち側の人だ。
 とニーナは思って、なんだか無性にほっとした。

 まったく、本当に!
 ”成る程”じゃないんだよなあって、
 頭を抱えたいって感じだったものだから。]

 ── あ、ええと、春風、さん?

[ はい、私めこそが壁見上げてた人。

 けれど、そんな素振りも見せずに
 ( 見せないように! )

 ニーナは落ち着いた仕草で振り返って、
 それから、「 余裕です 」というふうに微笑んだ。]
 

(204) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──ニーナです
 彼女は、パートナーのジリヤ

 大事、といってもいいのか
 昔、よく来たものですから

 お騒がせしてしまって、すみません
 道具を持ってきてくれたんですね
 ありがとうございます、シュンタロさん

 ……お借りしても?

[ 一緒に掃除を、という誘いを
 断る理由が、ニーナにはなかった。

 礼をひとつして、作業に加担しようと。**]
 

(205) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 01時半頃


【独】 許婚 ニコラス

/*
あとはもう知ってるって言えそうなの、消防士さんと本屋さんくらいかなあ
キングは今幼女……やから……

(-80) 2018/05/16(Wed) 01時半頃

【人】 許婚 ニコラス

──南エリア:いちご横丁──

[ 武器を投げ捨てたジリヤに、
 ニーナはほっと胸を撫で下ろした。

 最終的には粉塵爆発という想定外のワードが
 彼女を納得させたようなのは少し不本意だったが。

 粉塵爆発、というと
 台所にあるもの──例えばコーンスターチとか!
 ……のイメージしかなかったニーナは、
 スプレーか何か? も関係するんだなあと
 別の方向に感心して頷きもしたけれど。

 奇妙な発想をするひとだと
 黒髪の男>>211を見やって──、ええと?]
 

(239) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……何か過ぎった気がしたけれど、
 とぼけた表情>>225を見たときにきれいに忘れた。]
 

(240) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ それよりも、
 前回のミッションが話題に上るのを見て、
 ニーナの意識はそちらに持っていかれた。

 けれどひとまずはするべきことがあるから、
 シュンタロに断って、掃除用具を借りる。

 ……ニーナも、掃除は得意だった。
 それは”淑女の嗜み”というよりも、
 地面にこびりついたガムを剥がすとか
 煙草の吸殻を拾い集めるとか、
 それこそ、落書きを消すであるとか──、

 ……どうしてだか、さっぱり分からないけれど。]
 

(241) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ シュンタロに借りて、スプレーを吹けば
 モップで壁を擦るたびに落ちていく緑に、
 どことなく、爽快感さえある。

 ……便利な代物だなあ と、
 声に出さなくとも感心しながら、
 無心に手を動かしていく。*]
 

(242) 2018/05/16(Wed) 19時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 19時半頃


【人】 許婚 ニコラス


[ ニーナは壁を見上げて、
 高い位置から汚れを落としていく。

 ……黒髪の男が行ってしまった以上、
 どうやらこの場で一番の長身はニーナだった。

 であるからして、
 ( あっ…… )という空気>>243の理由も
 薄々察して、ニーナはなんてことない風に微笑む。

 お気になさらず、あるあるですから。]
 

(250) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 気まずさからか、それとも元よりの性質か。

 シュンタロと名乗った男は、
 手を動かしつつも言葉をかけてくる>>244

 ニーナはすこぅし首をそちらに向けて、
 やはり手を止めることはなく答えた。]

 ──ああ、有名だよね

[ さらっ と、口から出た言葉は
 聞きようによっては嫌味だなあと、
 声に出してから、ニーナは思った。

 それから、うっかり敬語を忘れた、とも。
 どうにもこの男のペースに乗せられていけない。]
 

(251) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 憧れた、という言葉には、
 思わずクスクスと笑いを零して、]
 
 ”憧れた”って……女子校ですよ
 入学しようがないでしょう

[ 二人がかりで作業を進めたからか、
 緑色は残す所あともう少し、といった風。

 ちらりと掌のタイマーを見やったが、
 まだ少しくらい時間は残されているよう。

 だからニーナも世間話に応じるが如く、
 問いかけには、頬に笑みを残したまま答える。]
 

(252) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス


 そうですね、元々知り合いです
 一緒に生徒会をしたり── ああ、でも

 これは、ジリヤには内緒ですよ
 彼女、忘れているようなので

[ ちょうど、一区切り拭き終えたところだった。

 モップから片手を離して、
 しいっと、口の前に人差し指を立てる。]

 ……そういえば、貴方のパートナーは?

[ なんて、今ようやく気が付いたもので。*]
 

(253) 2018/05/16(Wed) 21時頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
そういえば、ニーナ動かす時のメインBGM,
だいぶさまよってたんですが、日食なつこさんに落ち着きました
特に『大停電』がとてもそんな感じ
https://petitlyrics.com...
https://www.youtube.com...
ようつべにはアルバムの視聴しかないけど、あまぞんぷらいむなら全部聞けるからよろしく!(??)

(-88) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
とぼけた反応!!!!! 素!!!!!!

(-90) 2018/05/16(Wed) 21時半頃

【人】 許婚 ニコラス


[ とぼけた言葉──と言われても、
 単にそんなもの、ニーナの世界にはなかっただけだ。

 シュンタロが吹き出したそのとき、
 ニーナはきょとんとした顔をしていたんだろうし

 その理由>>265を知って、ああ成る程と
 やっと自分の認識のズレにも気づいたんだろう。]

 ……なるほど ああ
 私には縁がなかったものだから、
 抜け落ちてた、な

[ ニーナにとっても、
 この制服は嘗て憧れだったから。

 なんて、言い訳になるかも分からないけれど。]
 

(272) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ニーナはすこぅし居た堪れなく、
 目を逸したりも、していたけれど、

 シュンタロの言葉>>265が、
 ふと途切れて、再度相手に視線を向けた。]

 ……良い奴かは、どうかな
 だけど、フェアじゃないだろう

[ 気遣っている、つもりはなかった。
 それに、続く言葉に今度はニーナが笑う番だった。]
 

(273) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──まさか!
 それこそ、”とぼけてる”よ、シュンタロさん

 あの子には敵わないよ、本当に
 ……背中を預けられる、良いパートナーだ

 そりゃあ、失くしたものもあるけれど、
 それは貴方も、他の参加者も同じ──、

[ ……です。と、ニーナは付け足した。
 どうにも、この口調で敬語というのに慣れない。]
 

(274) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ワレンチナ──ロシア系、
 外国の方なんですか

 ……連絡、つくといいですね
 今頃きっと、ここに駆けつけるために
 一生懸命走ってるところ、とかですよ

[ 緑色は、壁からあらかた消えていた。
 ニーナは満足げにそれを見やって、]

 ──ああ、少しスッキリした
 ありがとうございます、シュンタロさん

 あとはあっちの洗剤──、
 …………なんだか、向こうが騒がしいな
 

(275) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ひとつ礼をした後に、
 ジリヤと花屋のお兄さんをちらりと。
 作業の進捗はいかがだろう。

 それから、ニーナ達が入ってきたのと逆方向、
 門のあるほうに、視線を投げかけて──、]

 ……私、少し様子を見てきます
 この分なら”お掃除”は問題なさそうだし

[ 何かあったのだろうか、と。
 足を音のするほうへ向けて────、*]
 

(276) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
>>279
このひとたちほんとかわいい
マユミちゃんの口調とときねくんのちょっと弱気な感じがあいまって、かわいい。

(-94) 2018/05/16(Wed) 22時頃

【独】 許婚 ニコラス

/*
あっくそ セノオパイセンどっかいってしまった

(-96) 2018/05/16(Wed) 22時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


【人】 許婚 ニコラス


 ……まあ、少しお転婆なところもあるけど
 私が格好付け、というのも、そうだね

[ シュンタロの言葉>>281を受け、
 ふふ、とニーナはまた笑った。

 けれど、これも秘密ってふうに、
 笑うのと同時にまた人差し指を立てて。]

 確か、そうだと思うけれど
 ヴァレンティヌスあたりから引いてるんじゃないか?
 詳しくはないけど、そういう綴りだった、はず

 ……ジリヤも、
 ロシアの方の血を引いてるらしいから

[ すこうしだけ、知ってるのだと暗に。
 マカセロ、と軽い響きに、ふっと笑って。]
 

(292) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ……任せた! *
 

(293) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

──南エリア:いちご横丁──

[ たたたっと小さく足音を響かせて、
 ニーナが門の側へと駆けつけたとき、
 そこは既に交戦の真っ只中>>271だった。

 小さな女の子>>255と、
 血まみれの女>>237──、と
 思ったとき、ニーナは人知れず
 ひっと小さく息を呑んだ。]
 

(294) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ なんで血まみれなんだろう、とも思ったし
 やっぱり、死人の世界ってホラーなんだとも。

 ”セノオさん”の噂を聞き、入学して暫く
 学校のお手洗いは使わなかったニーナには
 あまり優しくない世界のようだった。

 ( 別にセノオさんは花子さんみたく
   トイレの住人ではないと知ったのは
   ちなみに、随分あとのことだ。 ) ]
 

(295) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ それから、先程駆けてった黒髪の男。

 彼の戦い振り>>271を見て──、
 ニーナはまた、小さく「 あっ 」と呟きかけて
 何かがこぼれかけたみたいに、口元を抑えた。

 ──消防士さんだ。 と思って、

 成る程、粉塵爆発。と合点がいった。
 といっても、ニーナはその瞬間まで
 消防というとバックドラフト現象くらいしか
 思い浮かぶものはなかったんだけれど。]
 

(296) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

──回想として:消防団──

[ 地域の消防団を仕切っているのは、
 商店街の男たちだった。それも、熱心に。

 ”大会”が近いらしいから、
 最近は”練習”で忙しいみたいだ。

 ……と言っても、中学の友人は
 「 なにそれ? 」という口ぶりだった。
 という記憶があるが、仁衣奈には身近なものだった。

 年に何度かだけ、消防団の演習訓練に
 消防士さんが”指導”に来てくれるというのが
 ……”お決まり”というやつで、

 仁衣奈はいつか、そのときに
 黒髪の、鋭い目をした男を見たはずだ。]
 

(297) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ 商店街の男たちは、勿論”素人”なわけで、
 ……なのに、毎度のことながら本格的だなと、
 操法訓練だとかを見て、かっこいいなあ、とか。

 そんなことを思いながら、
 主会場の市民グラウンドや校庭に
 演習が終わる頃を見計らって
 せっせと冷えた飲み物を運んでいたのが、仁衣奈。

 十八になったら、今は女でも入れるんだって
 金物屋のおじさんに言われて笑っていた記憶。

 ……実際のところ、
 仁衣奈には火事に遭遇した覚えもないし、
 訓練や演習は、いつまでも練習のままだった。
 それは幸運なことだったんだろう。*]
 

(298) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


[ ……炎の力強さ、というものを
 ニーナはそのとき、はじめて知った。

 同時に、無視しきれない”チグハグさ”に、
 ニーナは立ち尽くしてしまう。]

 ……なんで、こんなことを

[ 私は知っているのだろうと、
 芽生えた疑問は、その記憶に対してだった。

 ほんの少しの間、その炎をまじまじと見つめて
 ……その間に、ひらりと動く黒い影>>@71。]
 

(303) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス


 ──あ、セノオ先輩

[ あの黒ずくめの姿はきっとそうだ。
 が、どうやらもう立ち去るところ。

 人知れずお見送りをして、
 それからようやく、ノイズ犇めく場を見遣り。

 「 助太刀しよう 」と言い損ねたことにより、
 飛び込むタイミングを見失ったことに気付く。*]
 

(305) 2018/05/16(Wed) 23時頃

【人】 許婚 ニコラス

──1st day──

[ セノオナツミ、と名乗った先輩死神に、
 ジリヤは一体どんな顔をしていたのだろう。

 すぐさまそれを確認したい気持ちはあったが、
 ……そう、”王子様”として、
 ニーナは悠然と微笑むしかなかった。]

 ……はじめまして、セノオ先輩

 記念すべき”ひとつめのバッジ”、
 貴方にいただけたこと──光栄です

[ 優雅にしてみせた一礼には、
 ……トイレの花子さん扱いしてごめんなさい、と
 そんな謝罪を込めていた、なんて。

 …………これも、ニーナの秘密のひとつ。**]
 

(307) 2018/05/16(Wed) 23時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2018/05/16(Wed) 23時頃


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