97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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"世界は幸福に満ちている"
"世界は喜びに満ちている"
"世界は愛情で溢れている"
[相殺から、さらに負を打ち消すための願い それを声《ヴォイス》にこめていく]
(82) 2013/10/04(Fri) 23時頃
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明之は、全てを失った世界に何を望むの?
明之以外、いない世界は孤独以外ないよ?
世界は、明之だけのものじゃないんだよ?
明之が《探している大切なもの》もあるんでしょ?
[確か、探しているものがあるといっていた それはもう見つかったのだろうか?]
(88) 2013/10/04(Fri) 23時半頃
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クシャミは、劈く鈴の音と、
2013/10/04(Fri) 23時半頃
クシャミは、糸が切れた操り人形《マリオネット》のように、ぱたりと倒れた。
2013/10/04(Fri) 23時半頃
クシャミは、しばらくしたら、目を開くだろう**
2013/10/05(Sat) 02時半頃
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/* プリティリズムにセブンスコーデとか音楽モチーフ多すぎて 色々とつらい…
もろにエイベックス系だから
(-62) 2013/10/05(Sat) 10時頃
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/* canto amabile:愛らしく歌え cant amoroso:優しく愛情こめて歌え cant amarevole:悲痛をこめて歌え cant animato:活き活きと歌え cant appassionato:情熱的に歌え
ここから、抜き出し http://www7a.biglobe.ne.jp...
(-64) 2013/10/05(Sat) 14時頃
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/* あ、cantoのoが抜けとった…
(-65) 2013/10/05(Sat) 14時頃
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― 鳥籠の記憶 ―
[初めて見たのは、花壇の花を枯らした時 それは、ぼんやりとしたものだった
次に見たのは、いじめっ子が落とし穴に落ちた時 それは、白いものなのだと《分かった》
その次に見たのは 自分の言葉の後、相手が胸にナイフを突き立てた時 それが、白い鼠なのだと《見えた》
『待って…ください』
声をかけると、こちらへ寄って来た しかし、その声を《聴く》ことは叶わなかった]
(159) 2013/10/05(Sat) 15時半頃
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[その次に会ったのは ひとりで目覚めた昼下がりのこと その声がようやく《聴こえた》
汚れなき新雪のような真白い鼠 それは「神様の影」だった 神の御使いは敬愛する彼が「何者」かを告げる
そして、自分が何者なのかも
それは、喜びと共に悲しみを齎した それは、幸福感と共に絶望を齎した それは、甘美な心地と覆せない苦痛を齎した]
(160) 2013/10/05(Sat) 16時頃
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[何故なら、自分は汚れに塗れた金糸雀だから 彼のそばにいる資格などない 彼と共にいられることなど出来ない
彼を失いたくない 彼が《世界》から失われてもならない
ならば、自分がこの《世界》から消えればいい 自分の代わりなど、神が作るのは容易い それは、彼のひとの《金糸雀》と同じであろう
それが《鳥籠》から飛び発った経緯*]
(161) 2013/10/05(Sat) 16時頃
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/* 鎮魂歌《レクイエム》は悪魔の調性《d-moll》 それを喜びの《ピカルディ》終止を使い 神の調性《D-dur》に変換する
3の和音《コード》の第3音、CをC♯で喜びに
教会の調性《D-Dorian》にシフトさせ許しへ導く 祈りの《アーメン》終止を使い 神の調性《D-dur》に確定させる
4の和音《コード》の第3音、B♭をBで希望へ
(-67) 2013/10/05(Sat) 17時頃
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/* 《canto amarevole:悲痛をこめて歌え》
《canto amabile:愛らしく歌え》
《canto animato:活き活きと歌え》
《canto appassionato:情熱的に歌え》
《canto amoroso:優しく愛情こめて歌え》
(-68) 2013/10/05(Sat) 17時頃
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/* というか、もうまとめた自分ですらも分かってない() これ考えてるなら、ロール落とせである
(-70) 2013/10/05(Sat) 17時頃
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― 1900年代初頭・大聖堂 ―
[水底から浮かび上がるように 感覚が戻って来る 一番最初に感じたのは頬に伝わる温もり>>147
ぼんやりと《聴こえる》音楽から 伝わるのは、深い悲しみ 星のない夜空を思わせる暗闇
魂を入れ損ねた存在が 世界を漂う《音楽》から引き寄せたのは 昏迷と渇望を齎した空虚感と孤独]
(162) 2013/10/05(Sat) 19時頃
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ありがとう…もう大丈夫ですから…
[抱き起こしてくれたアルトから離れる チェレスタが彼の《調律》を望む その妨げをしてはいけない]
(163) 2013/10/05(Sat) 19時頃
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[先ほどと同じように眠る鼠>>41 黒いスータンの上に雪の様に真白い塊に ふと目を細めほほ笑む
*ゆっくり立ち上がって《指揮者》の方へ向かう*]
(164) 2013/10/05(Sat) 19時半頃
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/*物理か? 物理なのか?!
(-75) 2013/10/05(Sat) 20時半頃
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/*ヤバい、凍ったリスならぬ、眠った鼠を武器にしそうになった
(-76) 2013/10/05(Sat) 21時頃
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/* "fermata"《終わり、停止》
(-81) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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[漆黒の空に煌めく星が瞬くように 清らかな鈴の音が星屑の様に降り注ぐ
アルトが《調律》したチェレスタは 真の得て《至上の天空》の《旋律》を奏でる
《指揮者》の背後に立てば 彼は自分に《歌》を求めてくる それに抗えるはずはない
歌を彼のために歌を歌いたい 声《ヴォイス》を解放しようとした瞬間]
(198) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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[《浄化》の音色は《破壊》の音色に変わった>>182]
(199) 2013/10/05(Sat) 22時半頃
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神父様!
[衝撃波で後ろに飛ばされ 身体を床へ強かに打ちつけられる
天使の絶叫は一時しのぎの防御を 凌駕するほど強かった
ようやく起き上がった時に見えたのは 破壊された聖堂の飛礫で傷つく《楽人》と
低音部分が抉られるように大破した パイプオルガンへ這っていく《指揮者》の姿 そこにあったはずの左腕はなかった]
(202) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[《指揮者》は残った方の手に《指揮棒》を さらに、世界に《全休符》を命じた
たちまち《静寂の音》が世界を支配して 荒ぶる天使の《鈴の音》が《ディミヌエンド》する
ゆっくりと立ち上がり、《作曲者》の元に]
(215) 2013/10/05(Sat) 23時頃
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[無傷のまま、眠る白い鼠のそばに来て その身体を片手で掴む スータンを拾い上げると《指揮者》の方へ
《指揮棒》が再び動く前 声《ヴォイス》に願いをこめて《奏者》の天使に]
(219) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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canto amoroso《優しく愛情こめて歌う》ように
[それは何者にも覆せない声《ヴォイス》]
(222) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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クシャミは、神父と目が合い、ほほ笑む
2013/10/05(Sat) 23時半頃
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神父様…こちらを…
[鼠の寝床になっていたスータンを そのまま、彼の肩に羽織らせた]
(225) 2013/10/05(Sat) 23時半頃
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神父様は…無茶をし過ぎです… あの天使を殴り潰したくなるじゃないですか
[例え、片方だけでも 仮に、指1本であっても 彼が《世界》から損なわれるのは、許せなかった]
(242) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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後で、お仕置きです…この鼠でぶん殴ります
[手にした鼠を振りかざし、にっこりと]
(245) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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[神父から、額に口づけされて 耳まで赤くなる]
そんなことじゃ、誤魔化されませんから …そこまで、俺は…単純じゃないですから!
[ぷいっと視線を逸らした]
(253) 2013/10/06(Sun) 00時頃
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[ひとことこぼした天使へほほ笑んで]
次、こういうことしたら… 明之をこれで、ぶっ叩きますから
お ぼ え て ろ よ ?
[手にした鼠をぶんとひと振り]
(256) 2013/10/06(Sun) 00時半頃
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― 箱庭の記憶 ―
[《世界》は《音楽》に満ちていた 物心ついた時にはそれが《聴こえ》ていたし 《美しい音楽》のために《世界》は回ってる
それも景色のように当たり前に《見えて》いた 幸福、喜び、光に満ちている 悲しみ、苦痛、闇が背中合わせで それが《世界》の《音楽》である
ただ、景色は何処かぼんやりしてて 何処か色彩が足りないような気がした 《見える》ものの輪郭が曖昧で ピントが合っていないような気がした
世界は《美しい》が、何かが足りない それが何であるのかが唯一《見えなかった》
それが唯一《足りない》ものだった]
(259) 2013/10/06(Sun) 01時頃
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