145 来る年への道標
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
おや?おや。 すまない、個人のガイドか何かだったかな。
[ポーラの曖昧なその返し>>1に、ワクラバは小さく肩をすくめた。先ほど目のあった少女にも、ちらりと視線をやりながら。 そしてそれ以上、ポーラの身の上を追求するような様子はない。彼女が星先案内人である――あるいは、あった――ことには、間違いがなさそうなのだから。]
へえ、さっきの星はキャット☆スターというのか。 猫の耳のような山が見えたような気がしたが、あながち間違いではなかったかな。 それに、猫と鼠の追いかけっこだなんて、なかなか…… ……うん……追いかけっこか。ふむ……
[言うなりやおら腕を組むと、再び指先をとんとんと鳴らしだす。先ほどより幾分か早い、楽しげなそのリズムは、猫と鼠の追いかけっこに感化されたものに違いないだろう。 数秒、会話を途切れさせたままそれが続く。 それからはたと我に返り、ワクラバはポーラに視線を戻すと、目を三日月のように細めて笑った。]
(20) 2015/01/05(Mon) 20時頃
|
|
星はいいね。誰が作ったんだか知らないがね。
[作曲家かと問われれば、幾らか自慢げに頷いてみせる。]
いや、こちらこそ。耳に障ったらすまなかった。 そうとも、僕は星の並びを拾って五線譜に落し込むっていう楽な仕事で、日銭を得てるのさ。 君が色々な話を聞かせてくれたら、きっと曲のいいアクセントになるだろうとも。ぜひ、お願いしたいね……
[そうしてポーラの時間が許す限り、通り過ぎて行く星々の話を聞いたのだろう。]
(21) 2015/01/05(Mon) 20時頃
|
|
― 客室:日付変更後 ―
[ラット☆スターに到着してからしばらくが経つ。 ポーラの星の話もあって、新曲は昨晩のうちにあっさりと書き上がってしまった。これを大手レコードメーカーに勤める友人に聞かせ、OKが出ればそれでおしまい。日々をやり過ごすには充分な額の報讐を受け取り、あとはまた次の曲を書く。
ワクラバは、自分の作った楽曲が、どこでどんな風に使われるかということに関して、全く興味を持っていなかった。 例えば昨晩作ったばかりの曲が、『つかまえてニャンニャン〜小ネズミちゃんピンチでチュ』とかいう風な軽いタイトルをつけられて、ふりふりの衣装を着た少女達のためにアレンジされようが、どうでもいい。その作曲者としてクレジットにあがるのは、自分ではなく友人の名だ。 曲を作る、金を得る、曲を作る……その繰り返し。自己顕示欲は微塵もない。自分の中に自分だけの楽譜が増えてゆく。ただそれだけで、ワクラバはまったく満足していた。
ふと、腹が鳴る。現状に満足していたところで、腹は減るのだ。 ワクラバは楽譜を雑にまとめて机の上に放り出したまま、最低限の身形を整えて部屋を出た。]
(22) 2015/01/05(Mon) 20時頃
|
|
― 売店 ―
[まっすぐ食料の並ぶ棚へ向かうと、黒髪の男性が味気のない栄養食を手に取っている。]
(うまいのかなァ)
[ちらりとそれを横目で見ながら、手に取ったのはダミーミートのパティが挟まったパンと、板状にのされたグリーンチップ、それからミネラルウォーター。典型的なベジタリアンの食事。 そうして会計のために懐に手を差し入れたところで、ふと、こそこそと棚を眺める女性の姿に目を留める。]
(……なんだかどこかで見た風な……)
[トリンクル星の光彩楽団といえば、音楽活動を生活の糧とする者ならば一度は耳にする名前だろう。ワクラバの記憶にも、やはりその名が留められていたのだけれども――曖昧にぼやけたその記憶を掘り起こそうと、ワクラバは眉間に皺を寄せてアイライトの姿を凝視する。見られる方の気持ちを考えていないような、遠慮のない視線で。]
(23) 2015/01/05(Mon) 20時半頃
|
|
[>>24ぼろぼろと文房具やらなにやがこぼれるのを見て、ワクラバはためらいもなく歩を進めた。特に声をかけるでもなく、しゃがんだアイライトの隣で身を屈め、片手で拾えるだけのぶんを拾って行く。]
(ずいぶん派手に落したなあ。 どうしてこうそそっかしいんだ、女っていうのは)
[口にはせず、心でわずかに嘆息しながら――ふとアイライトの手でその腰回りの筒がのけられると、ワクラバの視線がぱっと動いた。露になったワンピースのスリットではなく、しゃらしゃらと鳴る筒そのもののほうへ。それから光り輝く服や髪へと視線を滑らせ、納得したように、いくつか大きく頷いた。]
ああ思い出した。トリンクルだ。光彩楽団の星。 そうだろう?君。
[互いにしゃがんだ姿勢のまま、恐らく、アイライトにとっては逃げ場のない距離で。ワクラバはぱっちり開いた目でアイライトを見つめながら、そう聞いた。]
(29) 2015/01/05(Mon) 21時半頃
|
|
>>31 ああ、やっぱり。本当に合成音声なんだ。へえ。
[物珍しげな様子を隠すことなく、拾ったペンを棚に戻しながら言葉を続ける。 そうして全てのペンを戻し終えれば、またまじまじとその姿を眺めながら。]
いつだかに映像を見たんだよ。ずいぶん昔だ。 一度生で光彩楽団のオーケストラを聞いてみたいと思っていたが、ままならなくってね。なにせ遠いんだ、君らの星は……星間飛行をしてまでとなると、なかなかね。
["アリガトウ”には、軽く目を伏せて首を傾けることで応えながら。]
君は?歌い手とか……あるいは奏者かい? もしそうなら…… ああ、僕はワクラバ、しがない作曲家だ。 せっかく同じ船に乗り合わせたんだ。 今じゃなくても、船を下りる前ならいつでもいい。 君の音を聞かせてくれると大変嬉しいんだが、迷惑かな。
[相手の心情など知る由もなし。淡々とした様子で、そう続けた。]
(32) 2015/01/05(Mon) 22時半頃
|
|
[“奏者" “ハイ”……、 その言葉>>33に、ワクラバの目がにっこりと細められる。]
やあ、いいんだ。 じかに聞いたことのない楽器の音を聞かせてもらえるんだから、それだけで楽しみだとも。 合奏はまたいずれ…… 金と時間ができた時に、きちんとコンサートに伺おう。
[それからはたとマスクの顎に指をやって、小さく頷きながら――最も、男は四六時中、片時もその小刻みな身体の動きを止めることはないのだが。]
ラウンジか。使えるんじゃあないか。 というか使ってしまっていいだろう? 乗客のための場なんだから。 まあもし怒られてしまった時は、僕が責任を持とう。
(40) 2015/01/05(Mon) 23時半頃
|
|
えーと、僕の部屋はラウンジから数えて4つめの部屋だ。 君の都合がついたら知らせておくれ。 まあ、なるべくラウンジにいるようにはするけれど。 これから食事もラウンジでとるつもりだったから。
[そう言うと、辺りに拾いこぼしたものがないか確かめてから、片手に持ったままの食料の会計を済ませに向かった。 会計が済めば、改めてアイライトに片手を上げて、]
じゃ、君の準備が出来次第。楽しみだなあ。 その前にこの船が僕の星に着かないか祈るばかりだ。
[機嫌の良い様子で、売店を去って行った。]
(41) 2015/01/05(Mon) 23時半頃
|
|
― 展望ラウンジ ―
[食べ物を片手に、宇宙を望む大窓の前に立つ。 下にずらすようにしてマスクを外せば、窓には自分の醜い半面が余すところなく映し出される。さりとてそれを気にした風もなく、ぺりぺりと包装を剥がしてしまうと、小刻みに身体を揺らしながら、立ったままで食事を始めた。]
(ラウンジは飲食禁止だったかな? まあ、怒られたらその時はその時で)
[ふと視線を巡らせれば、ぼんやりと佇む男の姿>>28が目に留まる。]
(ひとりで星なんか眺めて、ロマンチストかねえ。 それにしたってひどい顔色だ。)
[自分もいつも星を眺めて作曲をしている事を棚に上げて、そんな風に思いながら。 手を付けていない板状のグリーンチップをちらと見て、勧めようかと考えるが、おせっかいだなと思いとどまり、視線を再び宇宙へ戻した。]
(53) 2015/01/06(Tue) 01時頃
|
|
[ワクラバは、頭の中にまっさらな五線譜を広げると、そこに目の前の星の並びをそのまま音符にして落し込み始める。遠い星は弱い音、近くの星は強い音に。横にスクロールされる視界をそのまま、楽譜にしてゆく。]
(きれいだったなあ、あのトリンクル人。 星の光から産まれたみたいだ。)
[食べ物を持ったままの指先をとんとん、鳴らしだす。ほとんど無意識に、その口から音楽が漏れる。目の前の星と、それからさっきのトリンクル人――その名前を聞きそびれてしまったことを思い出しながら、彼女の印象をアクセントに、新しい旋律は、どんどん紡ぎだされて行く……]
……♪……
(54) 2015/01/06(Tue) 01時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る