97 wicked ROSE 【ハジマリの五線譜】
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また、面倒なことを…
[鼠を見つめて呟く言葉は 刹那に鳴る音のひとつ程度の余韻のみ]
(268) 2013/09/29(Sun) 14時半頃
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[アスランは鼠を肩乗せ 部屋を見回し、目的の物がないのに気づく]
確か、あの中には…
[先ほど開いた中にある物を思い出し それを使う方がいいと思いつくのだが
一体、いつの間に手放したのだろう? 首を傾げるが、尋ねたい相手もおらず
そのまま廊下に出た]
(272) 2013/09/29(Sun) 15時頃
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[廊下を歩いて、幾つか当たってみて 10(0..100)x1番目の扉を開いた時に ようやくそれを発見する]
…よかった
[アスランの持っていた荷物の入った袋 ファスナーを開け、取り出したのは 五線紙を綴った一冊の冊子と鉛筆
一番最後のページに彼は何かを走り書く か細く何処か繊細な筆跡で
書き終わり、それを確認してから袋にしまう そして、肩にそれを背負って再び廊下へ]
(285) 2013/09/29(Sun) 15時半頃
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[廊下を歩いてどれほどか 水音のする部屋の前を通り過ぎる]
…あ、どこへ
[肩に乗ってた鼠はそこへ向かい 追うことになる]
(288) 2013/09/29(Sun) 16時頃
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クシャミは、遠くから《聴こえた》何かにピクッと
2013/09/29(Sun) 16時頃
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[鼠を追って辿り着いた先は水場 鳴き声のするところへ>>293]
…神父様? こちらにいらっしゃいましたか
[見知った顔と鼠を見つけ、安堵のため息を]
今の旋律《メロディ》は…
[高く飛翔するような、力強い歌声で 空気が震えた感じがした]
(296) 2013/09/29(Sun) 16時半頃
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…ふたりはお知り合いで?
[鼠の名らしきものを呼ぶ神父 彼の手から逃げようともせず懐いた様子の鼠
それに少しムッとした顔]
(299) 2013/09/29(Sun) 16時半頃
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いえ、どう見ても…ただの鼠じゃないですから
[神父の手の中の鼠をじっと見つめる 何から話せばいいのだろうかと 思いながら
鼠への視線はややきつめ]
(301) 2013/09/29(Sun) 17時頃
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あなたは…よくもまあ抜け抜けと ただの鼠の振りとか
[呆れた口調で呟く]
ところで、神父様… 私が寝ていた間、アスランは何か?
[多分、何かがあっただろうから寝てしまい 自分と交代したのではなかろうか
そこは容易に想像ついて、問うてみる]
(304) 2013/09/29(Sun) 17時頃
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そうですか…コンデンス?
[練乳からのネーミングに一瞬ぽかんと そして、ポツリと呟いた]
…ひどい、ですね
[鼠への視線を少し緩めて ややシニカルな笑みを浮かべた]
(305) 2013/09/29(Sun) 17時半頃
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神父様…何か面白いことでも?
[吹き出すところも見逃さず 問いかけてから]
…さあ、コンデンスこちらへどうぞ 「私」が「あなた」をどうこうとか
さすがに出来ないのは、お分かりでしょう?
[神父から鼠を受け取ろうと手を伸ばす]
(307) 2013/09/29(Sun) 17時半頃
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いいえ、なかったですが?
[神父からの問いに首を横に振るも ハッとした表情になる]
し、神父様…何をされ…
[頬をむにむにされて、瞬時に赤くなる]
(308) 2013/09/29(Sun) 17時半頃
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いつまでも、子ども扱いしないで下さい
アスランだって、アカデミーの学生のようですし そこまで、子どもじゃないでしょう?
[自分が逝ったのは18の時 多分、アスランはそれよりも歳上だろう
コンデンスを受け取りながら 慌てて切り返す]
(311) 2013/09/29(Sun) 18時頃
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…まあ、アスランは確かに その…色々と、あれですけど…
[神父から視線をそらしてポツリと 複雑な面持ちで、呟いた]
私も、責任の一端は… 分かってますよ
なら、アスランにも…
[罪深い最期にした報いと思えば 一方でそうは思いながらも、解せない部分はあり 鼠へとぶつぶつ]
(315) 2013/09/29(Sun) 18時半頃
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いえ…神父様、こちらこそ …お見苦しいところを
[彼からの謝罪に慌てて首を横に振る]
私もその…いきなりで混乱してまして
[鼠のいない方の肩にかけた袋 その持ち手を握りしめ]
もし、次にアスランが起きたら 赤い表紙の五線紙帳の 最後のページを見るようにと>>285
[神父をじっと見て]
そのことですが… 少々、面倒なお話になりそうなので 後ほど…ゆっくり、お伝えすることに
(318) 2013/09/29(Sun) 18時半頃
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クシャミは、憂鬱そうに、長い長いため息をついた**
2013/09/29(Sun) 18時半頃
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[頭を撫でる神父へ>>320 静かに微笑みながら返す]
…過分な言葉、恐縮です
[そのまま、静かに彼の後に続いて行った]
(370) 2013/09/29(Sun) 22時頃
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[先ほど荷物を取りに行った部屋とよく似た 別の部屋へ着くと 明之とアルトが何かを話していて
茨に囲まれた聖堂の蔦で出来た鳥籠 そこへ向かう流れとなった
途中でチェレスタにも会えただろうか? 自分が口出し出来ることは特になく
鳴き声すら立てない鼠を肩に乗せて 静かに彼らの後を歩いていった]
(379) 2013/09/29(Sun) 22時半頃
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これは…随分と生い茂って
[聖遺体が眠る霊廟の緑なす鳥籠 それに、わずかばかり顔を顰めてしまう]
(380) 2013/09/29(Sun) 22時半頃
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あの…多分、私の声《ヴォイス》なら その蔦を枯らすくらいなら出来るかと…
[ナイフをやり取りする神父とアルトに]
(384) 2013/09/29(Sun) 22時半頃
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はい、私の声《ヴォイス》は 「生きているもの」へなら干渉出来るものなので
[アルトの怪訝そうな顔へ 首を傾げて返した]
(388) 2013/09/29(Sun) 23時頃
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神父様…生前の私も、アスランとは違いますが 声《ヴォイス》で他者への干渉が出来たんです
[それが自分の罪をさらに深く重くし そして、汚れを増大させていたのを思い出す]
神父様には「全く作用してませんでした」けど
(395) 2013/09/29(Sun) 23時頃
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[警戒の視線を向けるアルトへ]
…生前は、神父様もご存じですが 「セシル」と呼ばれてました
[神父をちらりと見て]
この器に入っているアスランの魂の前の名前です …アスランの前世の器の名前といえばいいでしょうか
(404) 2013/09/29(Sun) 23時半頃
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あなたは…そうですか なら、話は早い
私は人形使い《パペットマスター》によって 声《ヴォイス》の能力《ギフト》を持つ魂を入れられた 人間《オートマタ》なのです
だから、天使《エンジェル》の紛い物程度でしょう
私…「セシル」の器《ボディ》は不完全でしたので 神父様もそうでしたが、一部利かない相手はいましたし
[蔦を齧る鼠へ声をかけた]
(410) 2013/09/29(Sun) 23時半頃
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マスター、鼠の振りしてないで来てください あなたは、人形使い《パペットマスター》なんですから
[コンデンスと呼ばれている鼠を呼んだ]
(412) 2013/09/29(Sun) 23時半頃
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確かに、私が自ら命を絶ったのは…申し訳ないですけど そのせいで、《指揮者》のサポートが出来なくなった それも、百歩譲って私がいけないです
けど、この身体《ボディ》の持ち主は「アスラン」です 「アスラン」をここに寄越したのなら …説明は「アスラン」にすればいいじゃないですか
わざわざ、前世の私の自我を引っ張り出して 「アスラン」の器《ボディ》を使えって…解せません
[セシルは鼠の抗議に抗議する]
(416) 2013/09/30(Mon) 00時頃
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クシャミは、ぐっと言葉を詰まらせてから、真っ赤になって
2013/09/30(Mon) 00時頃
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それと、これとは別です!
[プイッと怒って、顔を逸らした]
(437) 2013/09/30(Mon) 00時頃
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それについては…同意はやめておきます 自我は別でも、彼と私は魂で地続きなので…
赤の他人とも言い難いですから
[同じ主題を持つ変奏曲の別の章、くらいだろうか?]
(448) 2013/09/30(Mon) 00時半頃
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クシャミは、神父の後ろのアルトをちらりと見た
2013/09/30(Mon) 00時半頃
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さあ、コンデンス…こちらへ そろそろ、声《ヴォイス》で少し蔦を枯らしますから
[乗るように、と鼠へ肩を指差して]
(458) 2013/09/30(Mon) 01時頃
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[肩に鼠を乗せて蔦の籠の隙間に手を添え]
…そろそろ、取りかかっていいですか?
[神父とアルトと明之へ問いかける
制止する者がいなければ わずかではあっても、向こう側に行く手助け程度 蔦を枯らす言葉を口にするだろう]
(474) 2013/09/30(Mon) 01時半頃
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あなたの時間をここだけ少し速めましょう あなたに罪はありません、あるなら私が背負います ここで…あなたの命を終わらせましょう
[見守る者に背を向けて 囁けば隙間の辺りが、ほんのり枯れ色に変わった]
(480) 2013/09/30(Mon) 01時半頃
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[自分がこれに初めて気づいたのは まだ、孤児の頃
花壇に植えた花が早く育って欲しい そんな願いをかけて 一番早く花を枯らせてしまった時のこと
いじめっ子へそこが落とし穴だよ そこへ行ってと思わずいった後 そのまま、その子が落ちた時には怖かった
それから、宿舎で彼の人のように 自分を抱こうとした相手へは、こういった 「生きている顔など見たくない」 彼はそのすぐ後、自らの胸に刃物を突き立てた
この声《ヴォイス》を使う度 罪はどんどん重く大きくなり 煉瓦のように積み重なっていくのを感じた]
(482) 2013/09/30(Mon) 02時頃
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