125 【突発誰歓】I-GAME.ver.2
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ーA地区:灯台ー
ーーねぇ。いつまで、そうしているつもり?
[涼やかな声を無視して、頑なに瞼を閉ざし続ける。 これで終わると思ったのに、なぜ意識が途切れずに続いているのか。 黒田はどうしただろう。早くここを離れて、何処か別のところに逃げていてくれるといいけれど…目を開けることを拒む限り、確認することはできない。 相変わらず側にいる『彼女』は、訊けば答えてくれるだろうか…そんな考えがふと過った。]
ーー起きてご覧なさい。大丈夫、もう視えないから ーー…端末、鳴っているわよ?
[もう視えない。その一言が、ひどく心を擽った。恐る恐る片目を開くと、映るのはこちらを覗き込む一人の女性。肩につかない程度の黒髪と着物が特徴的な彼女は、こちらに端末を差し出してくる。 とっさに受け取ると、アプリの通知のようなものが2件。訝しみながら新しい方のメッセージを確認して、目を丸くする。]
(+2) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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ー電脳世界β・個別会話ー
めーちゃん?本当に? だって私、もう死んでるはずなのに、なんで?
(+3) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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[混乱を隠せないまま、古い方のメッセージも開く。 こちらはグループ会話のようなもの、らしい。 そこに現れた自分の名前入りの呟きに、不審げな顔で眉を顰める。 いきなり何なの、誰だお前は。気持ちをそのまま一言に集約する。]
ー電脳世界β・全体会話ー
…だれ?何これ
(+4) 2014/06/20(Fri) 23時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/06/21(Sat) 00時頃
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ー電脳世界β・個別会話ー
そっかぁ…あたしも、また話せて嬉しい。 ごめんね、勝手に飛び出したりして。
(+6) 2014/06/21(Sat) 00時頃
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そうだけど…だから、だれ?
[端末を見つめていると、突然新しい声が耳に飛び込んでくる。気さくな調子に思わず身構え、そちらを一瞥してから『彼女』に一瞬視線を戻す。 確かに、おそらく水無月に殺されたのであろう、目の前の子からは何も視えない。敵意がないことを感知することもできない。『彼女』の言う通り、能力は消えてしまったようだ。]
(+8) 2014/06/21(Sat) 00時半頃
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流って…水無月くんのお姉ちゃん?
[ぽかんと口を開けて、彼女の顔を見つめる。それはつまり、彼が実の姉を手に賭けたということで。聞きたいことはあったけれど、また手の中で通知音が鳴り響く。 ちょっと待って、とだけ告げて、また視線を端末に。]
―電脳世界β・個別会話―
んー…たぶん、福原さんのためじゃない? 全力で生き返らせるって、言ってたしさ。
ねぇ、めーちゃん。いまどこにいるの?
(+10) 2014/06/21(Sat) 01時頃
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っ、めーちゃん!やめて!
[どうやら、予感は的中してしまったらしい。屋上へ続く扉が開き、置いてきてしまった友達が姿を現す。怒りを露わにした彼女に聞こえないとわかっていても、気づいた時には叫んでいた。 見たくない。彼が死ぬのも、彼女が傷つくのも、どちらも嫌だ。]
ーーやめなさい。 ーーキミの声は、どうせ届かないわ。
[冷静な声の主を睨みあげて、でもそれ以上何もできないのも事実で。]
(+12) 2014/06/21(Sat) 01時頃
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