人狼議事


199 獣[せんせい]と少女 2

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【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
書けた!けど愛が深すぎて長くなりすぎたのでサンドイッチしまくることを皆様温かく見守ってください(ぼさつがお

(-1018) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ むかしむかし、あるところに
 飛べない獣と少女がいました。

 獣の名前はヴェスパタイン
 少女の名前はデメテルと言いました。
 聖なる夜に誓いを交わしたふたりは
 しあわせを求めて青い鳥を探す旅に出ました。

 いろんな国を渡り歩いて、
 どこにでも青い鳥はいました。
 けれど、持って帰ろうとすると
 青い鳥はダメになってしまうのです。

 ふたりは、とうとう青い鳥を
 つかまえることが出来ませんでした。

 でも、ある日、手の中に青い羽根が
 入っていることに気がつくのです。]

(809) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



 「 そうか、しあわせの青い鳥は、
   私たちの傍ににいたんだね 」

[ しあわせは初めからすぐそばにあったのでした。]*

(810) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 涙にぬれた君の瞳に
 私ははどう映っていたのかな。
 もう尋ねることはできないけれど、
 おはようの挨拶も聞くことはできないけれど、]

 あぁ、もちろん。
 きみがいてくれるから私は“大丈夫”だ。

[ 戸惑いもなく頷いて
 涙は溢れているけど唇は弧を描く。

 大丈夫、ひとりじゃないよって。

 ずっと傍にいてくれるのだろう?
 そうでなくては、
 私はヤキモチを妬いてしまうよ? ]

(811) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 ありがとう、…私“だけ”のデメテル。
 今はゆっくりおやすみ。

[ 私だけに囁かれた特別。
 最期のプレゼントをしっかり受け取って。

 綺麗な雫を湛えた瞳をそっと閉じる。
 そして、細い首筋へ
 白い髪へ 柔らかな口元へ
 さいごに 掌へ唇を這わせる。

 天使になってどこかへ行かないでって。
 そう、願いを込めて。]

(812) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ そうして、獣は喰らうのだ。

 あまいあまい砂糖菓子よりもっと
 美味しくなった愛しい少女を。]

(813) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ それからどのくらいの間
 座り込んでいたのだろうか。
 数十分だったような、
 数時間だったような曖昧な記憶。

 随分と長い時間が経ってから
 獣はゆっくりと立ち上がりました。

 その背には、はっと息を呑むような白。

 純白の翼。

 けれど、よく見れば
 根元はあかいろ、羽先はあおいろ。
 みっつの色に彩られた羽根。

 ─────ふわり、

 その中の一枚が獣の掌へと落ちてきました。
 寄り添うように、そっと。]

(814) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 ………きみの好きだった色と、
 君だった色、そして私と君の色だ。

[ しあわせのあおいろ
 林檎のようなあかいろ
 すべて抜け落ちたしろいろ

 柔らかな羽根にそっと口付けると
 ふわりと匂ったのは、
 ミルクティーのような甘い香り。]

 …ここにいるんだね、デメテル。
 
[ そうよ!って声は聞こえない。
 けれど、ほっと心があたたかくなった。
 ふたりで過ごしたティータイムみたいに。]

 これからどうしようか。
 ……また、旅に出ようか。

(815) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 いきたいところも、やりたいことも
 たくさんあるって言っていただろう?

[ 君の短い人生で見きれなかったもの
 やれきれなかったことを、しよう。
 …ふたり一緒に空を飛んで。]

(816) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ たくさんの国を巡って。
 いろんなものを見た。
 いろんなことを経験した。

 さびしくはなかったよ。
 だって、君が一緒にいてくれたから。

 今では君が持っていた青いお守りは
 いつも私の首にかかっている。
 とても高価な品だからたまに譲ってくれって
 言う人が現れて困ってしまう時もある。

 でもね、君が外のせかいで
 いちばん最初にみんなの為に使った力で
 手に入れた物だから手放せないんだ。

 チャリと繋がる鎖が奏でる音が
 彷彿とさせるのは冷たい金属ではなく
 私の胸に飛び込んでくる君の姿。]

(817) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ──冬──

[ 息も凍えるような寒い日。
 あの親子にまた会えたよ。
 
 真っ白だった少女は、
 寒さで頬を薄紅色に染めながら
 元気に笑っていたよ。
 隣にいた母親もしあわせそうだった。

 一つを一つで変えるのではなく、
 一つを三人で分け合って繋がれたいのち。

 だから、私は何かの犠牲の上に
 成り立つしあわせがあるのだと信じたい。
 君が私の糧となってくれたことが、
 ふたりにとってのしあわせだと信じたい。
 
 なぁ、デメテル。
 そう思っても、良いよな? ]

(818) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ──春──

[ 真っ白な砂と色の付いていない無限の海。
 引いては寄せ、寄せては返す波の上
 眩しいほどの日差しが降り注ぐ中
 甘い果実を齧っていたら声を掛けられた。]


 「 貴方、あの子と一緒にいた…
   あの、…デメテルは? 」


[ 光という名を冠した少年は、
 年月を経て青年になっていた。]

(819) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 私は、彼にすべてを話した。

 少女のこと
 せんせいのこと
 彼女が私の中にいること

 成長した青年なら
 その意味を理解できるだろうから。]


 「 …………そう、ですか。 」


[ すべてを聞き終えた青年は
 長い長い沈黙の後に一言、そう零した。]

(820) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 彼のぜつぼうもやるせなさも、
 私はちゃんと知っている。

 だから、待っていてと告げた青年が
 黙って押し付けてきたヒナゲシの花を
 静かに受け取った。

 きっと、初恋だったのだろう───…

 ヒナゲシの花は今では栞となって
 君のお気に入りのお話の中に挟まれているよ。
 
 すぐにヤキモチを妬いてしまう私だけれど
 それくらいは許してやっても良いかなって。]

(821) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ──夏──

[ 暑くなってくると君の
 淹れてくれた紅茶を飲みたくなるんだ。
 だから、毎年私の誕生日の日には
 裾野の街へと訪れたよ。

 君の淹れてくれる紅茶の味とは違うけれど、
 マスターが淹れてくれる紅茶は絶品だから。
 ここのミルクティー、君も好きだったろう?

 ひとりしかいないのに
 ふたりぶんの飲み物を頼む私。

 寡黙なマスターは何も聞かなかった。
 ただ、スイーツは何にするか。
 それだけを尋ねてきた。]

(822) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ だから、アップルパイを頼んだんだ。
 サクサクのバター生地にフォークを
 刺しながら、来年は桃のタルトにしよう。
 再来年はライチと葡萄を使ったお菓子を。

 そう、心に決めた。]

(823) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 ──巡る循環──

[ 巡り巡るいのちの循環
 生まれ 育ち いつか還っていくように
 季節もめぐる

 ぐるり回った一周の先、秋────、]


  …………、ただいま。


[ 私はここへと帰ってくる。
 君が生まれ育ったまなびやへ。]

(824) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ 神木が生み落とす命の産声を聞きながら
 私が向かった先は、祈りの堂。
 静謐な雰囲気は何年経とうとも変わらず
 私を静かに迎え入れてくれる。

 祭壇の前から見上げるステンドグラス。

 キラキラと輝いて、
 あの日の、旅立ちの日のようだった。]


 エレノア、帰ってきたよ。
 久しぶりだね。


[ そこから見守っていてくれた
 君にはちゃんと見えているんだろう?
 手を繋いでいなくとも、
 私の傍に寄り添う白髪の少女の姿が。]

(825) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


 また、旅立つ日まで
 ここで祈りを捧げようと思うんだ。

[ ひとりめの少女のためだけだった祈り。

 これからは、
 生まれてくる新しいいのちのために。
 がっこうを訪れるせんせいのために。
 裾野の街へ住まう人々のために。
 もちろん見守ってくれる君のためにも。

 ……そして、
 私にしあわせをくれた少女のために。]

 だから、その日がくるまでよろしく。

[ しょうがないわね!って
 エレノアは微笑んでくれるよね。]

(826) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ そうして巡り廻る─────、

 愛し愛され
 育て喰ろうて
 繰り返す不変の流れ

 だけど、ひとうつだけ
 残された特別 ]

 ………今日も、良い日だったよ。
 明日も、良い日になると良いな。

[ 言霊の獣は空を見上げ言うのです。]

(827) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【秘】 ランタン職人 ヴェスパタイン → 青い鳥 デメテル



  おやすみ、デメテル。

[ わたしの命尽きるまで永遠に
 いちばんさいごの挨拶を君に捧げる。

 この先なにがあっても
 ずっと、ずっと*一緒だ*────、 ]

(-1023) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
全部拾いたくて拾った結果がこれだよ!(狂気の沙汰
でも後悔はしてません
待ってくださった方ありがとうございます><

(-1025) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
みなさんのログみて鼻水だらだら垂らしてる(汚い
あいさつ何にも用意してない!(´;ω;`)

(-1033) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
デメテルがヴェスパタインの翼です(´;ω;`)
きみのおかげで飛べるようになりましたうっうっ

(-1037) 天然たらし 2016/10/23(Sun) 23時半頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
ほとんどの方が初めましてでした!
ありすといいます。
RP村は3、4カ月に一度こそっといたりいなかったりなのでまたみなさんとお会いできるのはいつになることやらといった感じですがまたどこかでお会いできたときはよろしくお願いします❁.*⋆✧°(●´ᆺ`)♪

雑でで申し訳ありませんが、とりあえず挨拶はこれで!

(-1042) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
ヴェスパタインはしあわせよ。
デメテルと一緒だもの

(-1050) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
ホレーショーせんせいきたー!

(-1052) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
挟んでもうわけないと思いつつホレーショーせんせいとマリオを応援する

(-1053) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
レティーシャさんはお疲れ様です
おだいじにされてください((。´・ω・)。´_ _))ペコ

(-1056) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

【独】 ランタン職人 ヴェスパタイン

/*
みんな間に合ってよかった(´;ω;`)ブワッ
素敵な村に参加させていただきありがとうございました!
それでは**

(-1076) 天然たらし 2016/10/24(Mon) 00時頃

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