268 オリュース・ロマンスは顔が良い
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[思考が立ち止まのと同じだけ、脳裏に描くのは揺れた碧。 名を読んだ直後の惚けた顔、その後の、必死の形相。
どちらも、初めて顔を合わせた時と同じように魅入り 心臓をわしづかみにされたような衝撃が走ったが。
──果たしてそれは、見目の麗しさだけが理由だろうか、と。]
(-34) 2019/07/30(Tue) 22時半頃
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はい? ……ああ、あれは…オリュース市電のブースですな 本物の車両が展示されているようです
[──今も、また。 大事な職務の真っただ中であるというのに少々、惚けていた。 赤い車両に。遠くからでも聞き分けられる明瞭な声音に。
高々と鳴る警告音と、袖をひく小さな腕に意識を引き戻す。 今夜は坂の上にあるホテルから流星群を眺める予定であったが、帰省した婦人の体調が優れず、暫く病院で休む間に外でこどもを遊ばせて、と命を受け今に至る。
流れる星も増え、比例して客足も伸びているマーケットを幼子ひとり連れ歩くのは気が進まなかったが、本人の強いリクエストでは致し方ない。 齢3つであっても、大事な雇い主で、"家族"のひとり。]
(107) 2019/07/30(Tue) 23時頃
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[数日前に取り寄せた路面電車の模型がたいそう気に入ったのか、見たい行きたいとはしゃぐ声にやや、眉が下がる。 滅多にない機会であるし、赴くことに異論はない。ただ──。
何故、よりによって今、其処に君がいるんだ、と。>>97 見当違いな八つ当たりは遠いブースまでは届かないからこそ、小声で漏らし。]
ええ、ええ、参りますとも ですが……今はとても混雑しているようです 先にお土産を買いませんか?
木の玩具が欲しいとおっしゃっていたでしょう 爺がいくらでも買って差し上げますぞ
[大人の事情なぞ知る由もなければ、今この瞬間の衝動が全ての幼児に通じる筈もなく。『や』の一点張りに小さく息を吐き、観念を示す白手袋が小さな身体を抱きあげる。 ここで脱走されては30年前の失態どころでは済まない。]
(120) 2019/07/30(Tue) 23時頃
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[周囲に溶け込むようにと、白のポロシャツにベージュのスラックス、革靴と比較的ラフな装いであれ、白手袋は外せず。 されど、傍目には抱きかかえている幼子へと視線が向くだろう。 さながら孫とマーケットを楽しむ祖父の構図。
これまで一切、気にも留めていなかったことが気がかりに、そして憂鬱になる理由は数百メートル先に居る。]
……えー、どうやらあちらは坊ちゃんには まだ早いようですが…… ん、ん。いえ、何でもありません ガタンゴトンを観終わりましたら お土産を買ってお母様の所へ戻りましょうね
[我ながら往生際が悪い。 珍しく聞き分けのない爺に愚図る気配を感じて、小学生くらいの背丈に老年が混ざる。昼も夜も視界良好な車掌に見つからない術は無く、なけなしの抵抗として視線は小さな主人に注いだ。]*
(127) 2019/07/30(Tue) 23時半頃
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/* ソウスケ様の屋台にお邪魔ー!できなくもなさそうでしたが、とてもとても楽しそうな餌(運転席)に私が釣られ……
んん──お待たせしてしまう覚悟で寄り道もアリだったかなあ。こう、もっと他の方もトレイル様と遊びたいのではと……うう
(-40) 2019/07/30(Tue) 23時半頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/30(Tue) 23時半頃
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/* フィリップ様がご多忙なのでしたら尚更、ソウスケ様のところに行くチャンスでもありましたね。もう少し様子をー見れば良かった。 特攻していただけないかなチラチラ。(メモでは言えない)
(-41) 2019/07/30(Tue) 23時半頃
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/* >まだ二週目だろ、自重してくれ。
まったくですな…(俯く)
(-45) 2019/07/31(Wed) 00時頃
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/* それはそれとして>>145 裏声ちょうかわいいー。
(-46) 2019/07/31(Wed) 00時頃
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[幼子をあやすのに最適な催しは他にも沢山ある。 人形劇にバルーンアート、即興で似顔絵を描いて貰うのもほどよく時間が潰れて、土産としても悪くない。
──腕の中にある主が、何に惹かれるか把握していた。 知っていて、視線を遠ざけることを敢えてしなかった。
高々となる警告音に誘惑に負けたのは、さて、どちらか。]
順番、順番ですよ。坊ちゃん もうすぐですからね
はい……? ああ、あれは「しゃしょうさん」です ガタンゴトンを動かすのに欠かせない……ん? は、は。ええ、かっこういいでしょう 坊ちゃんもおおきくなったらあの人みたいに?
[なりたいですか──なれたらいいですな。 そう笑いかけながら、頭では別のことを考えていた。自身と彼は、幼い主と彼よりずっと歳が離れているのだという、現実。]
(165) 2019/07/31(Wed) 01時頃
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[周囲には似た様な子連れや孫を連れた客も多い。ただのギャラリーでいるなら埋没することもできただろうに。 鉄道を愛する者らしい、マナーを遵守する愛好家と、仕切りの上手い車掌によって列はみるみる捌けていく。]
……ええ、どうも 乗車体験をお願いしたいのですが 年齢制限などはおありかな?
[──ほら。名を呼ぶ機会なぞ、公の場で早々訪れやしない。 やや声が跳ねたのは、拡声器の不調だろうか。 顔見知りであることを微塵も見せない接客の態度は、むしろ好ましい。公私の区別は、自身も重んじるところ。
凛々しく笑う車掌にきゃい、とはしゃぐ背中を抱え直し、案内されるまま運転台へと足を掛ける。 眼前に広がる計器の数々、内装を見渡して。]
(166) 2019/07/31(Wed) 01時頃
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[3歳児に比べてばずっと控え目ながら、純粋な好奇と興味に張りを増した双眸は、続く一言に光を欠く。
白手袋の意味を彼が理解できずとも無理はなく。 不自然のないよう振舞っているのだから、誤解を招くのも当然で。 それらを除外したとて、ありふれた世間話の一端だ。 これまで何度となく繰り返してきたことを宣えばいい。]
────…お褒め頂きありがとうございます お預かりしている大事な家族のひとりでして まだ足が届かないので、このまま此処に座っても?
[口元は緩く、口調も穏やかに。 自慢気に幼児を抱え直し、ふくらとした頬に口髭を寄せる。 『じーじ、ガタンゴトン?』と笑う声には、自然に笑い返した。
いま、この瞬間も、自らの仕事に誇りを持って従事している。 同じように誇らし気に働く彼を前に、何ら恥じ入ることなぞないというのに。 何故、こんなにも胃は重く、左胸のあたりが傷むのか。]**
(169) 2019/07/31(Wed) 01時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 01時頃
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/* どう考えてもアレなパスを投げてしまい申し訳ない…。 トレイル様と年齢の近い女性を連れるより拗れるかな? というのと、幼児ならば明るいうちに送り届けて 夜を別途過ごせるかなあ、という心算でありましたが。
48hで間に合うのかまでは考えておりませんで……。
(-50) 2019/07/31(Wed) 01時半頃
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── マーケット・市電ブース乗車体験場 ──
[表情に陰りが見えたとて一瞬のこと。 個人の感傷に浸るのは後回しに、今は主の希求を満たすことに意識を向ける。 小さく柔らかな手足、不安定は承知で、自身の腿を椅子の延長として、片腕で腹を抱えた。計器と、主を交互に行き交う視線は相変わらず星を探す暇はなく。
説明を受ける間、電圧と変圧の違いになぞ興味のない3歳児をあやしながら、不自然でない程度に、車掌の方へ目線を向けた。 制帽から零れる髪、首元までしかと閉じた襟。整った鼻梁。 何時からブースに立っているのか定かでないが、心なし乾いているように見える唇。
彼を形どるパーツの中でもひときわ惹かれる碧眼だけは、直視を避け、次々と移動する焦点は最終的に、壁際に佇む彼を外から覗き込もうとする婦人達へと移り──。]
(211) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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…………、……
[一層、臓腑が重くなったような錯覚を覚えた刹那。 意識せず足元にあったペダルを踏んでしまう。>>97 響く警笛に驚いた幼児が急に暴れ、慌てて足を上げ片手で足りなくなった腕を補う弾み、運転台に据えていた上体がぐら、と傾ぐ。]**
(212) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 17時頃
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/* 夜の顔出し遅くなってしまいそうな気配があるのでちょい足しで…また返しにくいボールを投げてしまった気がする。
全国的に猛暑突入といった気候が続いているし何かと忙しくなる月末なのでトレイル様はほんに無理だけはなさらないでいただきたい。
私は自分でも驚くほど元気です。推しでカロリー摂取しているからお腹も空かない。
(-59) 2019/07/31(Wed) 17時頃
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執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 22時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2019/07/31(Wed) 22時頃
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/* トレイル様のそれが本心でありますなら恐悦至極でありますが、それはそれとしてちょっと落ち着いて欲しい 相手は三歳だぞ!三歳!
(-62) 2019/07/31(Wed) 22時頃
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[──表情に翳りを覗かせた迂闊は一瞬だけ。 無邪気な幼児のはしゃぐ声を耳にしながらあやすううち、重怠さを感じる裡から沸々と沸くのは、怒りにも似た感情だった。
頭は妙に冴えていたから、それを曝け出すことはなく。 自身のストッパーにもなるだろう、幼い主の存在がむしろ有難かった。 大人二人が入れば、運転台は決して広々しているとは言えない。周囲には精密機器が多数あり、勝手わからぬアウェイ感。
この場は穏やかにやり過ごそう。いずれ彼と志を、職場を共にするかもしれぬ愛好家が列をなしている。 もうそろそろ、と切り上げるのに絶好の機会だったのだ。
小窓ごしに見えた剥き出しの肩。 いつぞや、電車で騒動を起こした際にも鉢合わせた二人組。]
(252) 2019/07/31(Wed) 22時頃
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[視線に混じる粘質的な色香。 嗚呼、……吐き気がする。
彼を意識しているが故に、そう見えるのやもと思えば、尚更。 ───身の程を弁えろと言われるのが何方かと思えば、尚更。]
(-63) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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[──がくん、と。 バランスを崩しはしたが、椅子から転げ落ちるほどではなかった。運転台に腰掛け、足は地についているのだから。
またも起きた唐突なトラブルに対処しようと飛び出した車掌の腕によって留めを刺されたのが正直なところだった。 背中と尻が椅子から半端に浮く。 二つの腕の内側へ、ぎゅむ、と挟まれた幼子は素っ頓狂な顔で、若い車掌を見上げている。一方。]
……ッ、トレイル、くん……?
[傍目にも、自身にも、いきなり抱きつかれたような心地だった。理由がないので咄嗟に計器類から幼子を護ってくれたのだろうとはすぐに理解できたけれど。
それにしては体勢が危うく、距離が近い。 三歳児とそう変わらぬ体温。間近にかかる吐息の湿り気。]
(256) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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[反射で掴んだ袖を、くしゃりと握り潰した直後。 ──背中に、灼けそうな圧と熱を感じて、可能な限りの力で腕を突っ張った。 不安定な体勢のせいで突き飛ばすことはできない。]
は……離してくれ、
[平生なら然程変わらぬ目線も、今は彼の方がずっと高い。 懇願する前か、後か。幼い主に怪我もなく、無事に立ちあがることができたなら。
目尻に僅かな紅を残し、困惑と、静かな怒りを湛えた双眸が、 瞬間、彼を捉えることと。]*
(261) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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/* こういう場面で怒るPCってほとんど経験がないのでどきどきする。たぶん、たぶん「はわわ…!」てなるよりは正しい反応だと思っている、けど、も。
他人の推しを被る責任がある以上、過剰にイメージ崩すようなことは避けたいのですが大丈夫かなーーー。 (灰についてはご勘弁ください…)
(-66) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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/* ところで明日以降の落ち順どうなるのっかなー。 今回どのCPもちょっとずつエンカしながら順調に育ててってんなーて印象なので全然読めない。
私は明日でも最終日でも……って心つもりなので困ることはないけれども。なんとなくトレイル様もそうな予感。
(-67) 2019/07/31(Wed) 22時半頃
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/* はあ???????????????
(-70) 2019/07/31(Wed) 23時半頃
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/* ここで脳直で照れるから私はだめなんだ。 にしてもおかしい。爺はこんなにきり!としているのに。
かわいこぶるのはこれからですよ!!!!!
(-71) 2019/07/31(Wed) 23時半頃
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[今のは100%善意で、車掌の勤めを果たしただけだ。 そうに決まっている。
だから、受け止めただけである身体から引力を感じる方がおかしくて、抱え込まれたように錯覚する方が可笑しいのだ。
名を呼び、怪我の具合を聞かれた時より、後。 互いの距離が離れこそすれ、密着が深まる筈がない。
ああ……何処か痛いところはありませんか? 驚かせてしまって申し訳ありません
[安否確認のバトンは驚愕と人見知りで硬直している三歳児へ。頭も背中もぶつけず、首も傾いていない、ほ、と安堵の息を吐く。
ここまでは、まだ良かった。]
(289) 2019/07/31(Wed) 23時半頃
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[──彼よりもより濃い碧眼に剣呑が混じるのは、 不自然な言い訳にあれが錯覚でないと理解したから。>>279 故意かそうでないかは、何故か狼狽えている様から察せるが、動機が解らない。解らないことへ苛立ちが募る。
此方だって、押さえつけられる心算なぞ、ない。 咄嗟に縋ってしまったのは──不可抗力として。]
…………君は、……
[やや乱れる呼吸を整えながら、じ、と車掌を見据える。 憤慨を察したのか、それとも別のことを考えているのか。 互い、不自然な無言。微妙な空気が運転台を満たしていく。
幼児を怯えさせぬよう、声を潜めて静謐を裂こうとするも。]
(292) 2019/07/31(Wed) 23時半頃
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『あ、おそろい! じーじとおそろい!』
[──天真爛漫な三歳児に、先を越された。 彼も漸く落ち着いたのか、きょろ、と巡らせるどんぐり眼。 まるで大発見をしたかのような得意げな顔で、短く柔らかい指先が示すのは自身と、彼の掌を覆う白手袋。]
(294) 2019/08/01(Thu) 00時頃
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[これには流石に呆気に取られ、視線を傍らへと向ける。]
坊ちゃん! あ─……ええ、そう……お揃い…ですな よくぞ気づかれました
[其処で張りつめていた糸が切れ、頭が冷えた。 職務を放棄しかけていたことに、眉間を摘まんで深呼吸を挟み。 幼児の頭を軽く撫でてから抱え直すと、改めて車掌と向き合う。
先ほどのように眼差しに怒りは滲んでいないが、羞恥が齎す体温の上昇は目尻にやや残っているか。]
(295) 2019/08/01(Thu) 00時頃
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[嗚呼、嗚呼! また。彼の前で失態を重ねてしまった。
どうにも調子が狂う。彼といる時だけ、こんなにも乱される。 一体私は、どうしてしまったのか。]
(-73) 2019/08/01(Thu) 00時頃
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[額にじっとりと汗が滲む。 刹那、ポケットから着信音が響いた。24時間付き添いの業務は基本的に三人交代で行う。恐らく夜勤の者が到着したという報せだ。]
……お騒がせ申し訳ありませんでした 今日のところはこれで、失礼します
[子どもを抱えている分浅いお辞儀をして、恐らく中で何が起きているかざわついているだろう衆人については彼に丸投げし、脱兎の如く運転台から降り、ブースから立ち去ろう。
少し離れた所で一度だけ、振り返る。 彼の顔なんざとうに視認できやしない距離。 代わり、背後の空に一条の煌めきが見えた、気がした。]**
(301) 2019/08/01(Thu) 00時頃
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