233 冷たい校舎村5
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なんで、本当のことを言わないんだよ。
[開口一番これっていうのは我ながら酷いとは思う。 流石に冷静になれていなかった。
彼女は薄く笑いながら、……そう、笑いながら言う。]
「別に、龍騎にお詫びしてほしいわけじゃないし。」
だってよ、オマエ、 オレのせいで、目……!
「あぁ……うん。 私、もう左目見えないんだなぁ……。」
[息が詰まる。全身の熱が奪われたような感じがした。]
(313) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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……ごめんな……。
[頭を垂れて、自分がやらかしたことの重さにただ謝るしかなくて。 何を言われても仕方ない。そう諦めを抱いていた。
しばらくの静寂。 その後に、晴良が柔らかな声で言葉を続けた。]
「私ねえ……龍騎のこと、なんでも分かってたって思ってたけど。 本当は、何も分かってなかったんだなあ……。
……でも。」
(314) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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「図星だったんでしょ?」
[晴良の言葉と、右目の真っ直ぐな視線がこちらを射抜いた。 オレは何も言うことができなかった。 あの日の激昂。晴良に言われた、オレの内心の弱み。 その通り、だったから。]
「ちょっとぐらい吐き出してくれたらよかったと思ったの。 嫌なこと、ずっと我慢してるの、見てるほうも辛いんだから。」
[……分かったようなことを言いやがって、と。 普段のオレならそうやって内心で反発して、絶対に認めなかった。]
我慢してるよりも、そうやって同情されるほうがキツかったってだけだ。
「そっか……。」
[また再び沈黙が満ちる。]
(315) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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「私たち、少し離れたほうがいいかもしれないね。」
[晴良が目を閉じて、そう言った。]
「うちの両親もだけどさ、みんないろいろ心配してくれて。 ……私も、ずっと龍騎に甘えてた。 当たり前のように思うんじゃなくて、考え直すべきってこと、だよね。」
[オレは黙って頷く。 だけど、それはきっと、難しい。]
片目が見えなくなって、これから大変だろ。 オレが面倒を見るよ。
[せめてもの償いで、それぐらいはするつもりだ。 例え、引き続きどんな目で見られたって。それが責任というものだから。 だけど、彼女はまた笑った。]
(316) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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「ご心配なく。……私だって、友達けっこう多いんだよ。」
[それは突き放した言い方というよりは。 とても、優しい拒絶で。]
「それに、……龍騎もさ。 私じゃなくて、ずっと一緒にいたいって思う人、いるでしょ。」
それは……。
[不意に急所を突かれた感覚。 彼女の言葉が思いもよらないところに突き刺さって、まともに返答もできなかった。]
(317) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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「私、龍騎のこと、なんでも知ってるもん。」
[くすくす。そう笑う彼女には、もう勝てやしない。 死ぬほど悔しいけど。]
ごめん、な……。 ……ごめんな、晴良……。
[このどうしようもなく優しい幼馴染に、 胸が痛むような罪悪感を抱きながらも。
……オレは、背負うべき罪の重さをひとつ、赦されたらしい。**]
(318) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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/* 寝落ちも交えて、ちょっと思うように書けてないけど 時間ないしこれでいったん一区切り。
さすがにこれだけじゃー済まなかろうーとは思いつつ、まあ いいか うへへい…
(-573) myu-la 2018/02/26(Mon) 07時頃
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/* 結果的に白沢さんが天使になってしまって これなら悩むまでもなく解決したんじゃないか龍騎よ(台無し
日向ちゃんは誰が養うのか選手権!
(-579) myu-la 2018/02/26(Mon) 09時半頃
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/* >>-582 いくいく(軽い
龍騎の進路、まだふわっとしてるから 学力的に高すぎないところなら大丈夫…… もしくは大学の近くで就職場所見つける
(-584) myu-la 2018/02/26(Mon) 11時半頃
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[晴良の病室から出て、しんと静まり返った廊下を引き返していく。
俯いたままの姿勢でいたら、 なんだか自分がどんどん惨めになって、 悔しさと何かの感情が混ざってぐちゃぐちゃになって、 その残骸が熱を伴い、目頭からに滲んでくるかのよう。
人影の無い廊下の隅で、目を擦る。 手の甲についた透明な何かは、 惨めさの中に、ようやく赦しを得られた開放感が交じった色。
鎖の重みは相変わらずだが、 ……手足の枷は、外すことができるものだった。]
(366) myu-la 2018/02/26(Mon) 20時頃
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[まさかこんな時間に誰かが残っているわけがない、と、 そう思って油断していたのだけど。
>>306暗い明かりの向こうで、誰かが泣いているのが見えた気がした。]
…………。
[立ち止まる。そして、踵を返した。 何があっても、事情を聞くことはしない。 それに、今のオレの顔もたぶん、似たようなものだ。
鼻を啜る音を少しだけ立てて、もし気付かれないのなら別の出口へ向かおうと。*]
(367) myu-la 2018/02/26(Mon) 20時頃
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/* 盛りだくさんの夜にさらにぶっこんでいくスタイルがこちら←
フラグだけ立ててみつつも、やりたいように処理してくだされ…… 残り4時間を有意義に……
未だに締めロルの形が思いついていないというか、 もう描写することは卒業後の進路くらいだなーと思い、ゆるゆる
(-613) myu-la 2018/02/26(Mon) 20時頃
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[>>386漏れ出た嗚咽はしっかり耳に届く。 向こうがこちらに気付いたらしく、道を譲って背を向けられた。
ああ、泣き顔なんか見られたくないよな。わかる。 オレも今は顔を見られたくなかったから、それは好都合だった。
通り過ぎようとしたその時、その姿が嫌でも目に入ってきて。 男子のように短くしている髪……この既視感は、間違いない。
つか、つか、とリノリウムを歩く音を立てて、その背中に手が届く距離へ。]
(387) myu-la 2018/02/26(Mon) 21時半頃
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[声はかけない。 いや、声を漏らしたら、どんな上擦った音になるかが分からなくて怖い。
だから、無言でコートのポケットを弄って、 ああ、あった。 使っていない黒のハンカチ。
それを、彼女の肩に乗せた。 ……あの校舎では受け取らなかった彼女のハンカチを思い出す。 お返しでもなんでもないが、まあ、無いよりはマシだろうか。
願わくば、今後ろを振り返らないでほしい。 オレの目元も、そうとう酷いことになっているから。*]
(388) myu-la 2018/02/26(Mon) 21時半頃
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/* おおっと 日向ちゃん引き取りチキチキレースに安楽が躍り出たァー!!(実況風
(-625) myu-la 2018/02/26(Mon) 21時半頃
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[彼女がどうして泣いているのか。 聞きはしないけど、考えた。
何か悲しいことが起こってしまったのか。 死にたいと言うほどの悩み、それがやはり耐えられないことだったのか。
腹の中で覚悟はとっくに決めていた。 死にたいなら、今すぐにでも。と。]
……っ?
[>>399しかし、予想に反した言葉が飛んできたものだから。 少しだけ、上擦った情けない声が漏れてしまった。]
(414) myu-la 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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[死ななくて良くなった。というのは。 それは、好ましいことなのか、それとも——]
ああ。
[理解した、という意味で、短く返した返事。 それだけでもきっと、涙の色が滲んでいた。]
じゃあ、……早速だけど。
[なんでもしてくれるっていうなら、 そうだな、だったら丁度いい。
鼻を大きく啜る音を一度立てて。 今は泣く時じゃなくて笑う時だろうと、自分を鼓舞してから、 冗談を言うようなトーンで、要求を。]
(415) myu-la 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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髪、また伸ばしてくれねえかな。 あっちのほうが好きだ。
[彼女が振り返らないのをいいことに、 今は短くなった髪に触れて、軽くわしゃりと撫でた。 同い年の同級生にこんなこと、晴良にだってしたことはない。]
……サンキュ。な。 オレも、もう死ぬつもりはねえよ。
[泣き笑いをひとつ。 背後からこうして触れられるのが嫌なら、申し訳ない。 だが、今、オレはオマエがいてくれたことが、すごく嬉しかった。*]
(416) myu-la 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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[さて、感情に任せて口走ってしまった要求は、 意識してしまうと無性に恥ずかしくなるものだったが、時既に遅し。
できることならこのまま、この細い背中を抱き締めてしまえたら? ……なんて。落ち着けよオレ、駄目だろう。]
ああ。そうしよう。
[死ぬ予定がお互いに無くなったとして、 これから先、続いて行く未来に、初めて思いを巡らせる。
……今度は間違えない。 この愛しい背中を守れるような男になりたかった。
鎖の重さは変わらずとも、自由はすぐ傍にあったのかもしれない。*]
(425) myu-la 2018/02/26(Mon) 23時頃
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/* 締められるような感じに……した……! お付き合いありがとう。
龍騎これは欲張りだぞお前
(-638) myu-la 2018/02/26(Mon) 23時頃
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/* このあと無茶苦茶むぎゅむぎゅした(テロップ
しめろる……
(-647) myu-la 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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— それから —
[相変わらずの返済に追われる日々。 それはまだまだ変わりそうにない。
両親はことあるごとにオレに無理強いをするし、 クソ兄貴のクソっぷりも変わらずに続いている。
ひとつ変わったことといえば、晴良との距離が開いたこと。 オレとアイツで、両方の両親に話をした。 もう昔みたいに馴れ馴れしい関係でいるわけにもいかない。 だから、できるだけ距離を置きたいのだと。
そうして、オレのせいで危うく崩れ掛った近所仲も、 変わることなく維持したまま、平穏に続いている。]
(467) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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[オレは結局、就職することにした。 大学に出てやりたいこともなかったし、丁度いい機会だ。 自立して金を稼ぐため、遠くに移り住むことを目標にした。
もちろん、家族への仕送りは欠かせないし、 目が不自由になった晴良のためにと、白沢家への定期的な援助も約束した。
晴良が本当のことを黙ってくれていたとしても、 オレがアイツを傷物にした事実は一生消えやしない。 だから、遠くに移り住んでもオレの足に絡んだ鎖はそのまま。 これは罪の重さとして、引き摺って行く。]
(468) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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[晴良といえば、卒業後しばらくしてこんな報告があった。]
「素敵な彼氏ができたので、充実した大学生活を送ってるよー。」
[アイツの進学した先では、なんとかやっているらしい。 左目の不自由さはあれど、それを支えてくれる理解ある友達がたくさんいるようで、 それを聞けば、オレも安心することができる。
願わくば、そのままオレがいない世界で幸せでありますように。 ごめん。ありがとう。
合わないところもあった。憎く思えたこともあった。 それでも——オレの歩んで来た人生の一部。 唯一の幼馴染よ。]
(469) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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……さて。
[見上げる先には、出勤先である工務店の看板。 春から無事に引っ越して、一人暮らし。 そして、ここで働かせてもらっている。
コツコツと作り上げた自作の家具があったおかげで、面接は割とスムーズに通った。 貧乏生活で鍛えられた日曜大工の腕とは、これからも長い付き合いになりそうだ。
新天地は、実家の黒岩家からはだいぶ離れた地域。 ネットで兄貴の噂を聞いて押し掛けて来るようなバカは、ここまでは来ていない。 今のところは。]
(470) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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[……今日の仕事を終えれば、初任給が貰える。 それはきっと、オレの生活費を除けば、あらゆることに消えていくのだろう。
だけど、何よりも最初にその金を使いたかったのは。]
(471) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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どこか、美味いもんでも食いに行こうか。
(-669) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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[——職場の近くにある大学。 アイツはそこに通っている。
オレは一緒の学生生活は送れないけど、 こうして近くで見守っている——いや、まあ、 実質、2人で暮らしているようなもんか。
車の免許、オレのほうが先に取るさ。 近いうちに、アイツを連れてどこかへドライブにでも。]
(472) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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[決して切れない鎖の重みは、今はもう心地良く。*]
(473) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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/* ギリギリかな! ありがとう香里!! 龍騎は幸せ!!
おつかれさまでした!!
(-671) myu-la 2018/02/27(Tue) 00時頃
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