15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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/* セシル票だったの ね…! 初日からちっとも票先 読めてない。おk。
(-0) 2010/07/23(Fri) 04時頃
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/* くまーは本当に可愛いな。
(-30) 2010/07/23(Fri) 21時頃
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― 回想・廊下 ― [遠ざかる 届かなくなった背中は一度立ち止まり、 こちらへと引き返してくる。 泣き濡れた瞳がその影を見上げる、セシルの姿。]
……置いていかないで…
[足はもう動かない。 足だけではない、身体が…巣食われた胸元が、 全てが止まっていく…動きを忘れていく。]
(+56) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
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[ベネットと同じくセシルにも、生きて欲しいと望むのに 彼が死を選び取ろうとすることを止めようともせずに 連れて行って欲しいと願う矛盾。
彼からの死への誘いの言葉にはまた紺の瞳から涙が零れ]
…連れて行って…
…私も…一緒に…
[力を失いかけた手を、懸命に伸ばす。 知っている―――"彼"は、この手を振り払わない。]
(+57) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
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[マーゴに近づいていく人は、形を人から変えていく。 裡から異形に食らわれて、その形を崩していく。 差し伸べられたセシルの手、最期の力で伸ばしたマーゴの手。 あと少しで届く、マーゴの目の前でセシルの手はなくなった。 最期は互いに触れることなく――…伸ばしていた手も力尽きた。]
(+58) 2010/07/23(Fri) 21時半頃
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[紺の瞳にはもうセシルの姿は映らない。 セシルも、セシルを食らった異形も全てなくなった。
潤んでいた瞳も乾き、光を失くしていく…止まっていく。]
………
[また独りになって、けれども最期に浮かべるのは 久しく忘れていた、幸せそうな顔]
……嬉しい、
…嬉しい…セシル…
[差し伸べられた手が、幻のものだったとしても。 彼は置いていかなかったから。迎えに来てくれたから。]
(+59) 2010/07/23(Fri) 22時頃
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[動きが、全て止まる。
人の形を忘れてしまえば、それは異形と呼ぶことになるのか。 人の心を忘れてしまえば、それは機械と呼ぶことになるのか。 死したマーゴの躯は、最期は何と呼ばれるものだったのだろう。
壊れてしまったこの世界で、 けれども最期に紡いだのは人としての言葉だったから。
この先マーゴが見る夢は、 差し伸べられた手の――…幸せの。続き。]
(+60) 2010/07/23(Fri) 22時頃
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[ふわり]
[チャールズのところへ向かうホリーの横を白い靄が通り過ぎる。]
[ホリーはその靄に気付いただろうか、 彼女が幻影などに敏感な性質ならば 通り過ぎた靄は、黒髪の女の姿にも見えたかもしれない。]
[靄は中庭へと向かう。]
(+61) 2010/07/23(Fri) 22時頃
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[中庭に近づくにつれ、靄は形を成していく。 艶やかにウェーブを描く黒髪は綺麗に纏められ、 黒のドレスも埃に汚れてはいない。 泉へと歩み寄る足を引き摺ることももうなかった。]
……
[大樹の下にいる人に、緩く首を傾ぐ。]
…こんにちは、 ……お水を飲みに来たの…?
[掛ける声は控えめな声量ではあったが掠れていなかった。 もう一度、羽のある人に首を傾いで泉の傍へと寄る。
靄は、小さな上呂を抱えていた。]
(+64) 2010/07/23(Fri) 22時半頃
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[返ってきた声に瞬いて、樹を見上げる。 異形の樹は静かにその姿を水面にも映して]
…気になって?
[反芻して、紺が瞬き見つめる。]
不思議ね、
人は異形を相容れないものとして見做すのに… 人を…世界を、命を今護っているのは、この子なの
[上呂は泉に差し入れられる。 水面が揺れることはない、上呂に水が汲まれることも。 こちらを見ている様子にそちらを見ると淡く微笑んだ。]
―――…お水を汲みに来たの、
(+67) 2010/07/23(Fri) 23時頃
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[上呂を差し入れた水面に、 見たことのない青年の姿が映った気がして。 不思議そうに大樹を見上げる。
さわり、と梢が揺れる音がした。]
(+72) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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――…うん、
怖いと思う異形もいたわ…、 命を護ってくれた異形も
[箱仙人掌の姿を思い出しながらそう呟く。 見上げる大樹は、誰かに話しかけているようでもあった。]
………ニムスと旅をしていた間、 何度か…思うことがあったわ…
この子には…人の魂が 宿ってるんじゃないかって、
[眩しそうに、大樹を見つめ]
それは、ただの私の願望だったのだけれど…
(+74) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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この子には…、誰かの魂が宿っているのかしら
[見つめる大樹の声は、死者にも届かない。 届くのは恐らく、彼が思う人だけに。]
―――…シィラは…、
[どうかしら、全ては言葉にはならず。 上呂の水の行く先を問われると、 淡く笑って「お花に、」とだけ答えた。
彼女の動かす白の翼を見つめる。]
(+79) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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[優しいヴァイオリンの音が聞こえる。 その音に、その音を奏でる人に微笑んで。
それは死を招く音なのだろうか。 死する――…とは、なんだろう。 届かない、けれども今ここに在る魂は、 本当に死んでいるといえるのだろうか。]
そうでなくても、いいの
私を生かしてくれたのは…ニムスだから
[中庭から去るフィリップを見送る。]
――…彼が何者であろうと、いいの きっと
(+82) 2010/07/24(Sat) 00時頃
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[大樹と翼の少女のやり取りはわからない。 ただ、お水をと呟く姿に緩く首を傾げて。]
―――…お水、
[ふわりと動き出す姿に、上呂を差し出して]
…あげてきて、
[ポーチュラカ、その名前の少女に。 彼女の挿していた朱い花に。]
――…私の代わりに、
[そう言って、送り出した。]
(+90) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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[泉の傍で腰を下ろすと コリーンを、 ガストンを、 泉の傍に居る者達を 弦の音を聞きながら眺めている。]
(+91) 2010/07/24(Sat) 01時頃
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