16 漂流旅行
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/*うしうし、了解了解。 オスカー頑張れ、かな。多分。とりあえず墓ログ読んでこよう。セシエル本当にすまんかった。*/
(-0) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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/*あれ、マーゴがいない……というかセシエルのロルだけだった。こんなにさっくり読み終わるとは。
早々に吊っちゃってごめんなさい、セシエル……。*/
(-1) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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/*……さて、どーしよーかなー。地上がどんな事になるかなんだけど。 つか、オスカー騎士だったら空気読まずにイアンに付いて行こうとして戸惑ったろうか。まあ、どのみちRP的にはまだオスカーが誰かに手を掛けるのは早いだろ、とは思ったんだ。うん。*/
(-2) 2010/08/10(Tue) 03時頃
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/*>セシエルへ。 まず、死亡ロルがあんなあっさりでごめんなさい。文才皆無なんです。 あと、いきなり吊って本当にごめんなさい。今までの灰の通り、囁ける人間を誤認してたんです……!*/
(-4) 2010/08/10(Tue) 03時半頃
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/*……というか、墓下ptが二日で6000なんて。無理だ。使いきれない。何だこれ。幽霊にでもなってフラフラしてろと言うのか。*/
(-5) 2010/08/10(Tue) 03時半頃
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/*メモ見た。 ああ、やっぱりイアンなのか、首無し騎士。まあ、アイリス襲撃のつもりが急に吊り票集めになれば、そーなるよね。 ……んじゃ、セシエルと教師ラブラブ赤窓フラグをばっきり折ってしまってたか……尚更悪い事してしまった。
んーと……今日人犬襲撃なら一応話は続くのか。な。まだ多分地上に居るだろうし。*/
(-6) 2010/08/10(Tue) 03時半頃
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/*うーん……。
《地上》 イアン:守護者→首無し騎士 アイリス:王子様 メアリー:? オスカー:?
多分メアリーがオスカー占って黒出てるんだろうなぁ……ならオスカー狼血族かなー。
《墓下》 マーゴ:首無し騎士 セシエル:囁き狂人 ヘクター:導師
……ちなみに。こんなトコ推理してしまうのは、RP村的には悪癖なのかもしれない。*/
(-7) 2010/08/10(Tue) 03時半頃
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/*ここでまさかの狼CO。
さて、どーするかなぁ。というか、そっか。亡霊の日に襲撃されたら《狼》になるんだっけか……。*/
(-8) 2010/08/10(Tue) 16時頃
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― ??? ―
――…………ん?
[ふと気付けば、ふわふわとした浮遊感。 目の前に見えるのは、鬱蒼と茂る森の木々に、年若い教師の肩口。]
――……あ、れ?
[咄嗟に負われていると気付けなかったのは、周囲からいつ何が出てくるか判らない状況のせいもあっただろうか。]
――……俺、倒れちまったのか? ――悪ぃな先生、重かったろ。つか、引っ叩いて起こしてくれりゃいいのに。
[笑って、声を掛けようとして。]
[…………喉が、動かない事に気付く。]
(+12) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……あれ。
[……喉だけではなく、指一本すらまともに動かない。 ろくに何も食べなかったのが今頃響いたのか。不思議な事に、密着している筈のイアンの背の温度すら、感じ取れなかった。]
――……。…………?
[……空腹で倒れると、ここまで感覚が鈍る物なのだろうか。その割に冴え渡った意識が違和感を訴え始めた、その時だった。]
(+13) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[……するり、と。 切り取られるように、意識だけが肉体から離された。]
(+14) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――……え、おい。
――何これ。幽体離脱ってヤツ?
[慌てて肉体を追い掛け戻ろうとするが。意識が、巧く肉体と重ならない。]
――え、ちょ。待て。何だこれ。
[幾度も試みるも、自分の後頭部が見えてしまう。]
(+15) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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――夢でも見てンのか、俺……?
[……と。不意に見えた自分の背が、何やら赤く染まっているのに気がついて。]
――……。 ――なんだ、これ?
[やや離れた位置から確認すれば。 シャツが、夥しい量の血液で濡れていて。教師が手にしている槍が、やけに赤く濡れていた。]
(+16) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[ふと。蘇るのは、直前の記憶。 アイリスを見失ったという場所まで案内され。森の奥に目をこらそうと、辺りを見渡して。]
――……そうだ。確か、急に胸ントコに後ろから何か当たって……。
[急な衝撃に振り返れば、喉元にも何かが当たり。 赤に染まる視界の中、最後に見えたのは。]
[……何やら呟く、年若い教師の姿、だった。]
(+17) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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[そこまで思い出せば。出る答えは、一つ。]
――……あれ。俺、もしかして。
――…………殺され、とか? ――……先生に? 何で?
[……導きだした仮説に、怒りより哀しみより先に沸き上がったのは……疑問。]
――あんだけ熱心にマーゴやアイリス探してた先生が、俺殺すワケねぇよな……? ――……俺の、記憶違いか?
[最後に見た光景が、嘘なのだろうか。自分を背負ったイアンの歩む道を、首を傾げながらも追ってみる事にした。]
(+18) 2010/08/11(Wed) 00時頃
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へクターは、イアンの後ろを、幽体の感覚を持て余しつつも着いていった。
2010/08/11(Wed) 00時頃
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― ????? ―
[やがて辿り着いた岩場に肉体が押し込められ。石棺に納められるが如く、岩が重ねられていく。]
――……マーゴも、ここに居るんだな。
[優しく『お休み』と語りかける教師の声色に滲む、静かな狂気。 真摯な黙祷は、徒に屠った命に対する物にしては……真っ直ぐ過ぎて。]
――人は絶望でも死ねる、……か。
[最期に聴こえた教師の呟きが、今さらくっきりと浮かんできた。 マーゴの事なのか、或いは別の誰かの事なのかは、判らなかったが。]
――…………。
――……アイツらはそんな事、望まねぇだろ……。
[オスカーに、メアリーに……アイリス。 三人の顔が浮かび、そして……消える。]
(+19) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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[一つ、石を持ち上げようとする。 ……が。その手は虚しく、空を切った。]
――……さわれない、か。助ける事も出来ねぇのかよ……。
[…………ため息を吐き。]
――なあ、先生。
――……少なくとも俺は、死んだ後の方が絶望してるぜ。
[後輩達の生を願うが、自分には見届ける事しかできそうに無く。 辺りを見渡すと、生前気になっていた場所へ向かう事にした。]
(+20) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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― 森の中 ―
――この辺……だったよな。
[それは、女教師の最期の場所。彼女の肉体がまだそこにあるのかは彼の位置からでは見えないが、夥しい血の痕が惨劇の凄まじさを物語っていて。]
――……あ、れ。
[と。其処に、どこかぼんやりとした姿を見つけた。]
――セシエル先生……アンタ、生きて……!?
[しかし。よく見やれば、その気配は自分と同じ。感覚で言うならば、生者の物ではなくて。]
――…………。 ――……なあ、先生……。
[もし応えがあれば、彼女の死の際にアイリスの手を引いて駆け出した事を詫びようと、そっと声を掛けた。**]
(+21) 2010/08/11(Wed) 01時頃
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― セシエル死亡現場 ―
先生、俺だ。俺。
[身を竦めて視線を向けてくる教師の姿に、はたはたと手を振る仕草。 どこかぎこちない仕草に、教師の最期の視界に映されたであろう己の所業を思い返し。]
……怒ってる、よな。 助けるどころか、速攻逃げ出して……ごめん。
[……目を臥せ、頭を下げた。**]
(+23) 2010/08/11(Wed) 12時半頃
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…………。
ごめんな。 いや、……ありがとう。
[何故ここに、とセシエルに問われるが、自らの見たイアンの狂気を語る気にはなれず。]
……俺も、殺されちまったみてえだ。先生と違って、相手は人間だったけど。
[誰に、とは濁し事態を告げると。教師の手が髪を撫でるがままに任せた。]
……ありがとう。
[見捨てて逃げた自分の命を祈ってくれた事に、礼を述べ。自らの話がセシエルを怯えさせていまいか、と、その目に向き合った。]
(+25) 2010/08/12(Thu) 00時頃
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……ん、なんだろ。 逃げちまったからってのもあるけど、結構呆気なく死んじまったからかな。 生きろって思ってくれてたって聞いたら、何か言いたくなった。
[自分を見上げる教師に、苦笑を返し。]
……わかんね。 ただ、何だろ。……絶望、しちまったのかな、その人。生きてるって事に。
[何があっても生きたいと言うより、生きる方法が無いから皆を殺そうとする狂気。理解しえないその感情を形にするにも、そんな言葉しか思いつかず。小さく頭を振った。]
(+27) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
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へクターは、風に揺れる薄赤いハート型の葉に、手を伸ばしてみた。
2010/08/12(Thu) 00時半頃
へクターは、自分の手が葉を突き抜け空を切るのを見て、項垂れた。
2010/08/12(Thu) 00時半頃
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/*…………。
イアンがこのまま三人に逢わずに死んだら、ヘクター行方不明なままなんだろうかwww*/
(-15) 2010/08/12(Thu) 01時頃
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[……ふわり、と笑う教師にどこかで安堵しつつ。]
……だよ、な。
死んだら、二度も死ぬ事は無いにしても。 ……生きてなきゃできねぇ事も、山ほどあんだろ……。
[その狂気を《悲しい》と評した手の気配を、受け入れていた。]
(+29) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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へクターは、イアンらしき叫び声がどこからか聴こえた事に気づいた。
2010/08/12(Thu) 01時半頃
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今の、叫び声……。
[死した身に聞こえたのは、空気の振動でなく、魂が奏でる音。 それをイアンの声と感じとると、そちらを見やり。]
…………。
[狂気に囚われ自分を殺した相手ではあるが、今となっては彼の生を祈る気持ちの方が、強く。]
……俺、行ってくる。
[何も出来なくとも、せめて見届ける為。彼はセシエルの言葉を待たず、声が聴こえた方へ向かった。]
(+30) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
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― ??? ―
……っ!? おい、イアン先生!?
[辿り着いた場に広がっていたのは。壮絶な戦いの跡と、緑の大猿の死骸と……今にも命の灯火が尽きそうな教師の姿。]
アンタ、何無茶な事してんだよ……!
[しかし、やがて聴こえたのは。後輩達の声。]
…………!!!
[その声に身を起こすイアンと、駆け寄る後輩達の姿。無事アイリスが見付かっていた事にも気付く余裕が無いまま……彼は、息を飲んだ。]
(+34) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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[……イアンが指差したのは、彼の肉体が眠るあの岩場の方角で。 後輩達が肩を貸し、そちらへ向かう姿を、ただ追うしかできなかった。]
…………。
[……例え、イアンの告げた自分の死因が、偽りであれども。そして、イアンが尚も皆を殺そうとしている事に、気付こうとも。]
(+35) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
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