164 冷たい校舎村3-2
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[あと、何だっけ。そうだ、伝えなきゃ。 涼介くんがどうしてあっちの世界に残ったのか、とか。 あたしだって知らないことはたくさんあるけど。]
……あのね、郁くん。 涼介くんは、あたしたちが想像する以上にすっごく苦しんでて。 時間が進んだらそれと一緒に、みんなのこと忘れちゃうからって。 夢を諦めることになるからって。 どうしようもない状態だったみたい。
あっちの世界に残ることが、あの人にとっての一番の幸せだったのかも。 きっと、無理に手を引っ張っても、苦しいままだったのかもしれなくて。
そう思えば……救われるのかな。
[――口にしていると、やっぱり悔しい。 それが、やっぱり何の慰めにもならなくて。
初恋の人としてならば、あたしが隣にいることができない運命は受け入れた。 でも、友人として考えれば、やっぱり悔しいんだ。]
(-88) myu-la 2015/07/17(Fri) 21時半頃
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涼介くんはさ。 ……あたしたちと一緒に生きるよりも、役者として生きたかったってことなんだよね。
生きてさえいてくれたら、なんでもしたのに。 演技ができなくなったとしても、涼介くんは涼介くんなのに。 あたしたちよりも、結局はそっちを望んだんだ。
[それだけが、悔いだ。 彼の抱えていた苦しみは想像に余るし、こんなのは他人から見た勝手なエゴでしかない。 そんなのは分かってるけど、最後にぶつけたあたしの望みが、振り払われてしまったことがやっぱり悔しい。
だから、この思いはいつまでも抱えてしまう。 誰かが打ち砕いてくれない限り、ずっと。]
(-90) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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[電話越しにいつまでも話しているよりは、直接みんなと話しに行きたいけど。 ひとたび流してしまった感情を押し留めておけないことをどうか許してほしい、郁くん。]
……悔しいなあ。
[そして、もし、できるならでいいんだけど。 あの人のプライドをどうしても理解できなかった惨めな女に、誰かトドメを刺して欲しい。 今ならたぶん、泣かないから。*]
(-91) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* 恋は電車組(しのちゃんちと近い)だし、 病院にタクシー直行したとしてもその頃にはみんな帰ってる疑惑(
なのでごめん、郁くんに無茶振りするしかなかた……。 他にやりたいことあったらそっち優先で、こっちはさらっとで大丈夫なので(いろいろやりようはあるので
……できれば病院行きたかったんだけどその方法が思いつかねえ(
(-92) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時頃
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/* |´ω`)ニヨニヨ
(-106) myu-la 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[電話口の向こうから紡がれて、あたしの耳に確実に届くその声は。 感情の尖りを打ち消してくれるような、そんな気がした。]
……。
[あたし、やっぱり思うんだよ。 あの人と本当に友人だった人の言葉には、敵わない。
恋心を意識して、変に距離を置いて、知ろうとしたつもりになって、知ることはできなかった。 自分がどうありたいのか、それを決めることを恐れていたから。 ……こんなにも、子供のままだったんだ。]
(-122) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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気付かなかった、ずっと。 ……最後に知った時はもう、遅すぎたんだよね。
分かってる。無理だよね、そんなの。 ……そんな状態で、生きてって言うことがどんなに残酷か、なんて。 あたしは涼介くんがどれだけ苦しんだか、想像することしかできないんだ。
だからね……もっと、早く知れていたらなあって。 もっと考える時間、あったらなって。……諦めたくないって。
……まだ、やれることが、あるはずだって。そう思いたかった。 迷惑なんて、そんなの気にしないって、言ってもそれは……あたしのワガママだ。
[彼に生を強いることがワガママだなんて、知っていても認めたくなかった。 あたしにとっての涼介くんという存在と、彼自身にとっての涼介という存在が。 きっと、どうしようもなく食い違っていた。
だから、理解はできても、悔しい気持ちは変わらない――そう思っていた。]
(-123) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[>>-110生きるべきか、死ぬべきか。 凛としたハムレットの台詞が脳内で再生される。
――あたしは、涼介くんは“死”を選んだと思ってた。 あたしたちと生きるよりも、役者として死ぬことを望んだのだと。
だから、そこでようやく、郁くんの言葉に気付かされる。]
…………そういう考え方も、あるの、かなあ。 あたしたちの記憶の中で、生きたかったのかな……。
[そう考えれば、なんだ。 あたしには何もできないと思い込んでいたのに。 彼を生かすことは――あたしができることは、確かにあったんだなって。
気休めかもしれないけど、だったらやらなくちゃ、って気にさせられるよ。]
(-124) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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うん。覚えてるよ、ずっと。 涼介くんの顔を、声を、姿を、言葉を、温度を、たしかにあの人と仲間だったってことを。
[――そして、実らなかった初恋のことも。]
ありがとね、郁くん。
[>>-111迎えに来てくれるというお誘いは、なんだか心配されているように感じて。 大丈夫だよ。あたし、電話口の向こうの表情、そんなに重くないはずだから。]
折角誘ってくれたのはありがたいけど、でも、平気。 あたし、自分の足で歩けるよ。
……だいじょーぶ。
[あたしが好きな、隣のクラスのあの子の言葉を、明るく呟いた。]
(-125) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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あ、そうだ。
そっちにしのちゃんいる? ……もし、伝えられそうならでいいんだけど。
[思い出したように、最後に。 今夜は会えなくても、伝えなきゃいけないと思った言葉を。]
しのちゃんのおかげで、あたし、最後に向き合えた。 ずっと抱えてた気持ちが楽になれたし、そのおかげであたし、生きていけそうだよ。 だから、しのちゃん、ありがとう、って。
……伝言、いいかな?
[郁くんに頼りすぎだなあって、ちょっと苦笑して。 返事がどうであれ、そのまま電話を切る。]
(-126) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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[部屋の中で、体育座りをしているあたしが1人。
でも、情けなく転がされて、穢されて、シャワーを浴びながら泣いていたあたしは、今ここにはいない。 それだけでも、前に進んだよね。
泣けないのは――たぶん、もう、泣く必要がないからかもしれない。
前向きの魔法も、もう必要ない。
あたしはもう、そのまま前を向いて、歩いていける。*]
(80) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* >>-120 や、死ぬつもりはなかったから大丈夫だぜ!! でも郁くんの言葉ですんなり理解の流れに持っていけた! ありがとう! 大好き!
伝言頼んだ(そしてパシらせる
(-127) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* アンカーは便利だよね……「私はちゃんと考えて拾ったぜ!」っていう証明に使う( つけるの面倒だけど(
「だいじょーぶ」の本当の意味は知らないけど、 恋にとっては救いの言葉だから!!(ちからづよい
(-131) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* 健五郎出してくれて心の底から嬉しいんだけど、 でも郁くんのほうがかっこいいぜ……
>>-132 だいじょーぶ!(ノ´∀`)ノ キャッキャ
(-135) myu-la 2015/07/18(Sat) 00時頃
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/* 今こそ霧島先生が輝く時……(シャットアウト
(-146) myu-la 2015/07/18(Sat) 13時頃
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/* さっきまで寝落ちてた奴が通ります 終了まであと24時間切ったね……。
ちょこっと会いたい人とかいろいろいるけど、時間なさそうだしあとは〆ロルくらいかなあ。 通夜シーンは本格的にやると終わらなさそうなので、あっさりになるかも
(-152) myu-la 2015/07/19(Sun) 01時頃
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― 翌日・通夜 ―
[すすり泣く声が満ちるその場に、ただじっと座っていた。 涙はもう出ない。ただ、前を見る。
郁に電話で告げた通り、自分の足で歩いてここへやってきた。 友人との別れを、こっちの世界でも行うために。
……こうして彼の死が、目の前に突きつけられて。 まるで夢だったかのようなあの校舎での出来事が、雪崩れるように思い起こされる。
これが、彼の選択。 あたしはそれを肯定するつもりはないけど――彼のことは、忘れない。 彼を忘れないことで、彼を彼のまま生かそう。
それはきっと、これからも。]
(166) myu-la 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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[ありがとう、と、さようなら。 別れの言葉はそれだけ。
もう既にあの世界で告げているから、口には出さずに一礼を捧げる。
叶わなかった初恋。 でも、それを経てあたしはようやく、前を向ける。 誰かを好きになることと、それと逃げずに向き合うこと。 あの校舎はそれを教えてくれた。
――君に、誓うよ。
あたしはどうしようもなく壊れてしまったけど、いつかきっとまた、素敵な恋をする。 こんなあたしでも、恋をしていいんだって、自惚れようと思う。
しっかり悩んで、きちんと苦しんで、それから立ち直る。 素のままの、あたしで。*]
(167) myu-la 2015/07/19(Sun) 22時半頃
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/* 抉るなら早めにね(カウンターパンチを食らわす体勢
(-198) myu-la 2015/07/19(Sun) 23時頃
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[卒業して間も無く――“館石 恋”という存在は、この世から姿を消す。]
(195) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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― そして、2年後の4月 ―
[机の上に広げられた封筒は、9人分。 それぞれ違う宛名が書かれている。
住所は卒業前に知ったものや、メールで聞いた範囲で書いただけなので、もしかしたら届かない人がいるのかもしれないけど。 それでも、あの時のメンバーに揃って送りたかった。
それぞれの封筒の中に入れたのは、今のあたしの近況を記した手紙と、1枚のチケット。]
(196) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[――あの後。 >>4:36あたしを見つけてくれた、生咲家の遠い親戚に会いに行って、話をした。 先生の逮捕後に少しだけ会ってはいたが、本格的に腹を割る決意をしたのは、冷たい校舎から帰った後が初めて。
13年前のことも、拾われて育てられたことも、そして、――あたしが何をされたのかも。 その全てを、打ち明けた。
優しそうな顔をしていた老夫婦は、あたしの全てを受け止めてくれた。 あたしのことを知って、ずっと胸を痛めていたと言ってくれた。気付くのがあまりに遅すぎた、とも。 話を聞きながら、頷いてくれて、そして暖かく、抱き締めてくれた。
今まであたしが、寒さから逃れるようにいろんな人に触れていた、その全てより暖かな感覚。
あの日から家族がいなくなって、ずっと寒さに震えていた。 父親として慕った相手は、あたしの勘違いだった。 だから、独りきりなんだと思っていた。
でも――まだ、家族がいたんだって、ようやく実感できた。]
(197) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[あたしの心の傷も、無意識にやってしまう癖も、すぐには治らないけれど。 でも、それを和らげる力にならなれると、言ってくれた。
思い起こすたびに嫌になる、名前の“冬”の字や、“館石”という名字についても、なんとかすると言ってくれた。
あたしのこれからの進路を相談して、やりたいことを考えて。 長い時間をかけて――ようやく、決断した。
卒業後、北洋高校から遠く離れた地方に引っ越し、親戚の老夫婦の元で暮らすことを決めた。 進学も就職もしない、もうひとつの進路。
薬科大学への特別推薦枠をそのまま使って進学することはできたけど、それは断った。 “先生に生かされている”という意識は、ここで断ち切るべきだと、そう言ってくれた。 だからこれは、あたし自身の決断。]
(198) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[でも、なんだかんだ言っても先生には、生かしてくれたことへの感謝はしている。それは本当。 あの日に拾ってくれたから、あたしは今も生きている。
そして、あの冷たい校舎で、自分の悩みとしっかり向き合えたこと。 背中を押してくれた友人がいたこと。 しっかり別れを告げてくれた人がいたこと。 その全てがあって、あたしは前を向けている。
あたしは、今、いろんな人に生かされている。
もしかしたら、あの冷たい校舎でいつまでも本当の自分と向き合わなかったら。 悩み苦しんだ末に、自分も死を選んだかもしれない。 なんとなくそう思うと、やっぱり否定はしきれない。]
(199) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[だからね、涼介くん。
あたしは、君の分まで長く長く生きてみせる。 いつかまた悩んだ時に、死を選びたくなくなるほどの、素敵な人生にしてみせる。
――君を忘れない、舞台の上で。
そう思いながら筆を執り、かつてのクラスメートに向けて手紙をしたためた。
「本当に伝えたいことは自分の字で書いたほうがいいよ」と教えてくれた、親戚のおばあちゃんに倣って。]
(200) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[「拝啓」から始まる手紙に綴った主な内容は、以下。
――みんな、元気にしてた? ちゃんとこの手紙が届いていると嬉しいです。
卒業してから、メールや電話で話をしてた人もいるけど、今回は改めて伝えたいことがあります。
あたしは今、とある劇団に入って稽古をしています。 実はね、あたしの遠い親戚が、老舗の劇団の協賛者だったんです! なんだかすごい縁だよね。
進学も就職もしなかったけど、好きなことをしてていいよって言われて、あたしはこの道を選びました。 劇団の中で役者として技術を磨いて、いつかはあたしも舞台に立つの。
涼介くんみたいな天性の才能はまるでないけど、これはこれで楽しくて、満たされてます。 稽古を続けていれば、涼介くんが役者であることに拘った理由も、いつか分かる時が来るかなあ……なんて思ったり。]
(201) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[――それで、実は来月に公演がありまして。 なんと、その舞台であたし、エキストラとして出させてもらえることになりました! ……まあ、30秒も出番がないくらいのチョイ役だけど。
折角なので、この手紙と一緒に無料招待券を同封しました。 予定が空いていれば、見に来てくれると嬉しいな。
最後にもうひとつ。 「館石 恋」というあたしの名前は、卒業と一緒にお別れしました。 今は親戚の家の名字だし、それに――役者としての“芸名”、もらったんだよ。
だから、今後は「館石」って呼ぶのも「恋」って呼ぶのも禁止です! 今のあたしの名前は――実際に舞台を見に来てくれた人に、教えてあげる!]
(202) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[できるだけ明るく崩した文体で、紡ぐ文章。 名前は変わっても、あたしはあたし。 だけど、これで自分にケジメをつけた。
書き上げた便箋を、封筒に入れる。 これを投函したら、すぐに稽古に戻らなきゃ。 エキストラといえど、全力で臨むんだ。
昨日はいいことがたくさんありました。 今日もたくさんいいことがありますように。
幸せの魔法は、鏡を見て呟かなくても、もう大丈夫。]
(203) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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[全てを失ったあの日からずっと、冬は嫌いなままだけど。
――季節はもう、春。**]
(204) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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/* 雑だけど間に合った! みんなの〆ロルはこれからゆっくり読む!
同村ありがとうございました!
(-242) myu-la 2015/07/20(Mon) 00時頃
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