82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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……手。貸して…ください。
[聞こえた声に軽く肩を叩いて。 望みが聞き入れられれば、 骨張った指を二本。口に咥えた。
関節を緩く噛み、 指の付け根に舌先が触れるまで呑み込んで、 唾液を絡めるように舌を動かす。]
(-387) 2013/05/18(Sat) 12時頃
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[トレイルを見送って、 しばらくは静かな時を過ごす。 窓をすり抜けて窺う陽気は穏やかで。]
……そういえば、とっておきの場所。 …連れていってくれるん……ですよね?
[一度は果たせなかった約束は、 まだ枕元に残っている。]
(+105) 2013/05/18(Sat) 12時頃
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[自分のとった行動が、 果たして先を強請るものと同義と 気付いてはいたものの。 指が咥内で動かされれば、鼻にかかった声を漏らして。]
……エルの手も好きです…よ。
[いつだって優しく触れてくれる手。 指が引き抜かれる間際、 名残惜しそうに指先を吸い上げる。 口寂しさは、重ねられる唇に埋められて、 与えられる口付けに翠を融かす。
入り込む指に小さく呻き、長く息を吐いて慣れようと努める。 前の肉体から現在に至るまで。 今まで拓かれたことのない場所は狭く締め付けて、 意識するとどこまで入っているのかわかりそうなほど。]
(-394) 2013/05/18(Sat) 13時頃
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…エルもちゃんと考えてください……ね。
[自分も考えるように、と釘をさし。
村の中を歩けば、 獣との争いで壊れた場所を修繕する姿も見られ。 生者達の逞しさを知る。
…住む者がいなくなったあの家も、 いつか壊されるか、別の者が住むのかもしれない。]
……エルはその場所…いつ見つけたんですか?
[ふらりと出かける水浴びも、そこで行っていたのなら。 自分がサミュエルのラーマになった時には すでに見つけていた計算。]
(+112) 2013/05/18(Sat) 13時半頃
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[肩を撫でる手と啄ばみに、 少しずつ緊張はほどけていく。
無理をさせないようにと待ってくれているのは感じていた。 大丈夫だと口にするかわりに 落とされる唇を捉えて、少しだけ深いキスを。]
、く…… は、 あっ
[ゆっくりとした指の動きを意識せずとも追ってしまい。 少しずつ拡げられていく感覚に震える。
見つかった弱い部分を探られれば、 反射的に足を閉じようとしてサミュエルの体に阻まれた。 刺激を重ねられるたびに腰が跳ね、回した手に力がこもる。]
(-407) 2013/05/18(Sat) 15時頃
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[寄せられた意地悪な言葉に、 これ以上ないほど顔を赤くして。]
……っ ………す、き …
…エルの、ぜんぶ……っ!
[愉しげな瞳も、意地悪な言葉を吐く唇も。 全部。全部。 愛しくて、欲しくてたまらない、と。 溢れる思いを口にする。]
(-408) 2013/05/18(Sat) 15時頃
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/* /* >ケヴィンメモ トレイル・サミュエル・ドリベルいるからね… ……間違える。間違えやすい。仕方ない。 (なんどトレイルをトリエルと打ったことか。)
(-413) 2013/05/18(Sat) 15時半頃
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……それ…僕も同じように返したら…どうするんです。
[その時はその時で、 目的もなしに歩いて行くのも楽しいのだろうが。
少しずつ村の中心から離れながら、 耳にするのはまだ出会う前の話。
サミュエルがどこから来たかも知らない。 すべてをもらったと言ったけれど、 過去まで踏み込んでいいものかと逡巡し。 返す相槌は曖昧なものとなったろう。]
(+118) 2013/05/18(Sat) 15時半頃
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[下肢が熱い。 埋められた指の数が増えて、 更に丁寧に準備は整えられていく。
体内を巡る愉悦と熱。 先にあるものを予感して強請るように腰が揺れる欲深さを、 恥ずかしがる余裕はすでになかった。]
……… っ
[感じていた圧迫感が取り除かれ、 かわりにほぐされた入口に押し当てられる熱さに こくりと喉が上下する。]
(-415) 2013/05/18(Sat) 16時頃
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…… ね。エル。 …もっと……ほしがって…ください。
[ゆっくりと満たされるのを感じながら、強請る。 気遣われているのはわかる。 戦闘の時だって、日常だって、いつも大切に扱われていて。]
…僕は、エルのもの……なんでしょ?
[だからこそ、こんな時くらい。 自分の欲を前に押し出した姿が見たい、と。]
(-416) 2013/05/18(Sat) 16時頃
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[つながる部分を動かされて、 背骨に沿って重い刺激が頭まで通り抜ける。
痛みと圧迫感と、それから。 手で触れ合う時よりも、武器として共鳴した時よりも、 ずっと深いところでひとつになれた幸福感。]
………エルが感じられるなら…どちらでも。
[返される余裕のある口ぶりに眉を潜めたが、 けれど中にある熱の動きを感じて。 意図的に少し、力を入れて締め付けてみた。]
(-431) 2013/05/18(Sat) 17時半頃
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っ、ひ ―― 。ぅ
[体を離され足を抱え上げられると、 少し無理な体勢に股関節が軋みをあげる。
けれどそれよりも、深く穿たれた楔に 逸らした喉から引き攣れた悲鳴が押し出された。 ソファの生地を掴むように爪を立てて。
灼けたように熱くて、痛い。 けれどより深くなったつながりに、 その痛みすら愛しく感じた。]
(-432) 2013/05/18(Sat) 17時半頃
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[道のない場所は、生身であったなら 歩くのも大変だったろう。 形ない存在であれば足場について気にせず、 足元の草木を心配する必要はない。
周りの光景を楽しみながら やがて目的の場所へと辿り着けば、 そこに広がる有りのままの自然の形に息を呑んだ。]
……よく…見つけましたね。
[浮き立つ声で、なるほどとっておき、と。 村に長くいるからといって、村のすべてを 知り尽くしてるわけではないようで。 長い時間の中での楽しみを見つけた気分。]
(+122) 2013/05/18(Sat) 19時頃
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……ん、ぅ
[生理的な涙が滲んで、動きに合わせて目尻を伝う。 手を取られて促されれば、抱き寄せる腕に指をかけ。 少し荒くなった動きに 鳴く声は少しだけ苦しい響きを持つが、 切れ切れに届く声には目を細めて応える。
中に注がれた熱がじわりと広がる感覚に、 熱っぽい息が漏れる。 目に映る、息を詰めて欲を放つ表情に 嬉しさと欲を覚えて。]
(-471) 2013/05/18(Sat) 19時半頃
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[熱く解けた中を滑りを得たものが動き始めれば、 先程より拾う快楽は強く。]
……っ、 あ、 ゃ
[奥を突かれる度に声があがる。 挿れられた時に痛みに萎えかけていた前は 少しずつ硬度を取り戻しつつあり。
弱い部分を掠められれば、 掴んだ腕に爪をたてて、赤い線を残す。]
(-475) 2013/05/18(Sat) 19時半頃
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[冷ややかな水を湛えた場所は雪ぎ場のようで。 水辺に膝を落としたサミュエルの背を見つめ、 聞こえた声に目を伏せる。]
…………。
[それは、自分がラーマになってからもだろうか。 その時は、自分を置いていくつもりだったのだろうか。
聞きたいことはあって。 けれど言葉にはならなくて。
答えを聞くのが怖かったわけではない。 この神聖な場所に不似合いな思いを抱いてしまったから。
だからただ無言で、その背に額を預けた。]
(+124) 2013/05/18(Sat) 20時頃
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[甘く落とされる呼び名に、 体の中央に溜まる熱は更に高まり。 絡む視線に幸せに蕩けた笑みを返した。
満たされる。奥まで。心まで。]
ぁ…… エ、 ル…ッ
[訴えるのは再びの限界の近さで。
内部を犯す水音が耳から体の内へ入り込み、 快楽に更に拍車をかける。
頭の芯が白く、しろく そまって 。]
(-490) 2013/05/18(Sat) 20時半頃
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……ん ぁ、あ ――!
[最奥を貫く熱を感じ、 同時に解放を促すように前へと直接的な刺激を与えられて 一瞬呼吸が止まる。
大きく身を震わせて、二度目の精を吐き出した。]
(-491) 2013/05/18(Sat) 20時半頃
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[サミュエルが病で死んでよかったと、 そんな最低なことを考えた。 それはラーマになるか問うた時にも抱いた想い。 抱き寄せる腕はきっとそんなことは知らないだろう。
落とされる口付けを赦しと錯覚してしまいそうで、 けれど目を瞑って享受する。]
……ちょっとずつの…楽しみにします。 …一度に見たら……感動が薄れそうですから。
[挙げられるのは、想像し描くだけで煌く、 きっと本物はそれを越えるだろう場所。]
…新しい場所も…たくさん見つけましょう。
[小さく笑んで、付け足した。]
(+126) 2013/05/18(Sat) 20時半頃
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[繰り返されるキスをこちらからも強請り、 少しずつ薄れていく余韻に浸る。 ふわふわと散らばった熱は充足感として残っていて。]
……それは… ………そしたら……またついてかないと…ですね
[くすりと笑って頬擦りし、 頭を引き寄せるように抱きしめる。
ほんの少しだけでも長く、この幸せを感じていたくて。]
(-502) 2013/05/18(Sat) 21時頃
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[永い未来のことを少し話して。
穏やかな時間の中、 跳ねる飛沫や流れてくる木花を眺めたり、 風と森が奏でる囁きを楽しんだ。]
……また…季節が変わったらきましょうね。
[その時はまた、きっと別の顔を見せてくれるだろう。
太陽が傾く前には、村へと戻ろうか。]
(+130) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[見つけたチアキの行く先は、当然自分達と同じ方向で。 けれど自宅ではなく入っていくのはこちらの家。]
…………。
[机の上に置かれたお弁当箱に、目を細める。 聞こえた言葉>>317に、約束だったねと呟いて。 分からないという呟きと首まで広がった包帯の白に、 暗い予感が胸を占めた。
ただ、現実にならないことを祈る。 チアキには攻芸と一緒に元気に頑張っていってほしいから。]
……ありがとう…チアキ。いただきます。
[実際に口にすることはできないけれど。 大切に作られた、料理に込められた想いは必ず。]
(+134) 2013/05/18(Sat) 21時半頃
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[チアキの残していってくれたお弁当。 相変わらず手はすり抜けてしまうけれど、 心はいっぱいになったつもり。
誘われて三度外へと。 二人でゆったりと歩く散歩道は穏やかで。
風が少し悲しい気がするのは、 夜を迎えるからかもしれない。]
(+142) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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…風邪を引いたりすることもないですし。 ……星を見ながら眠るのも…いいかもしれませんね。
[果てのない星空を眺めながら。 思いついた言葉をそのまま口にする。]
(+143) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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……… 。
[ぱちり、と二度ほど目を瞬かせて。 しばらく。かなり。沈黙してから。]
……誰も見えないなら…いいんじゃないですか。
[俯きがちに呟いて。 慌てて打ち消すように、別の話題を振る。]
……ところ、で。 …前髪切るとしたら…どうやったら切れると思います?
[鋏に触れないからどうしたものか。]
(+148) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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……確認しないでください…。
[俯いたままではあったけれど、 耳まで赤いのは夕暮れのおかげでばれなかったと思いたい。]
……ホレーショー…さんに…ですか。 …………よく切れそうです、けど。 …適切な人がきてくれるまで……おあずけですかね。
[ケヴィンの腕は信用してはいるが、 やはり色々怖かった。
綺麗な場所を沢山見つけにいくのなら 少し、視界を広げてみようと思ったのだけれど。
できればなるべく遅い方がいいと、矛盾した呟きを。]
(+152) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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/* ……料理を見ていて改めて思う。 私はちゃんとした料理作らない方がたぶんちゃんと作れる……
(-550) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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[どこからか自然の風でない風圧を感じた気がした。]
(+156) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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……その方が…よく見えるでしょう。 …エルも……エルが見せてくれるものも。
[向けられた言葉と撫でる指に、 このままでもいいか…と思ってしまう。 流されすぎだと自覚はしているが。]
……まぁ…適切な、と考えると。 ……僕になるんですけどね…。
[はっきりと言ったサミュエルに相槌を打ち。 考えてみると、親交のあった人達の中で、 髪を切れそうな得物というと自分くらいだった。
やっぱり前髪は当分このままになりそうだ。]
(+158) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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……それは。ちょっと。 ……他のところも……触ってほしい、ですし。
[口走ってから顔を覆う。 少し夜風で冷やそう。顔とか。頭とか。]
…それは……いいですけれど。 ……もしここでも…訓練を続けるなら…… …他のラーマじゃなくて……僕を使ってくださいね。
[武器化以外でもつながれる喜びを知ったから、 その関係を望まないのであれば構わないけれど。 それはちょっとした矜持のようなものだった。]
(+164) 2013/05/19(Sun) 00時頃
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