人狼議事


208 【突発百合RP】10年目のラブレター

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【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[永久が、甘いささやき声で私の名を呼び返す。>>-188
 かわいいのは貴女だって――なんて言える余裕は、この時の私には無かった。

 直接刺激を齎す箇所でなくたって、永久の手に触れられると熱が籠ってしまうのだけれど、脇腹の辺りを辿られた時には、ひときわ泣きそうな声を洩らしていた。
 優しくて色めいた指先は、私でさえまだ知らない、もっともっと感じる場所を探してくれるようで――。

 そして、自分でも感じると初めから判ってしまっている、胸の上。薄布越しに伝う手のひらと指の感触に、一瞬の期待が現実になったという、気恥ずかしい嬉しさを覚えた。
 ブラジャーの下に永久の手が潜り込んだ時、彼女のその手に伝わるのではと思うほどに、心臓が早鐘を打ち]

 とわ…―――あっ、!

[固くなっていた先端を押され、愛でられて、裏返った声が隠れることなくあがる。
 明確な痺れに身体が跳ね、腰がひくりと上へ持ち上がった。]

(-375) sakanoka 2017/02/06(Mon) 16時半頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[「一緒に」という永久からのこたえが、その声が>>-189、私の惚けた頭に、甘くあまく沁みていく。
 永久が服を脱ぎ捨てる――しろい肌に映える、鮮烈な黒。
 その素肌が僅かに光ってみえるのはきっと彼女の汗の所為だろう。私の肌もまた、汗ばんでいた。
 耳を擽る、ふたりの吐息。永久に取られ、導かれる私の手。]

 とわ、すべすべしてる。
 ……きれい、とわ。

[肌の滑らかさに私が耽るだけでなく、永久のことも快くしたかったから、ぎこちない手で彼女のからだに指先を滑らせた。
 お腹へ、脇腹へ――丁度、私にしてくれたのと同じ道筋。

 指がブラジャーのワイヤーの硬さに触れた時、一度手を離す。
 下から潜り込まない代わりに、黒い肩紐に指を掛け、下に軽く引っ張って――引っ張っただけだった。どうも、ブラを巧く外せる気がしなかった。]

 ……、……とわ。

[今ので痛くさせてしまったのではないか、なんて気がして、また少しだけ不安滲んでしまう。
 おずおずとした視線で、そっと永久の表情を伺った。**]

(-376) sakanoka 2017/02/06(Mon) 16時半頃

【独】 牧人 リンダ

/*
おま たせ しま した !!>永久
数か月後もありがとうありがとう! 胸が熱すぎて あああ あああああああああ となってしまってもう こちらもじっくりおかえししたい……!


仁子先輩は、どうか、むりせず!

(-377) sakanoka 2017/02/06(Mon) 16時半頃

牧人 リンダは、メモを貼った。

sakanoka 2017/02/06(Mon) 16時半頃


リンダは、2延長はあく! ありがとうございます……! そしてまたしばらくりせき**

sakanoka 2017/02/06(Mon) 16時半頃


【独】 牧人 リンダ

/*
日付変わる頃までのんびり います !

そうだよ里菜先輩のクッキーが クッキーが …… !!
>>-185もありがとうございます! 私も〆に向かうまでまとめないと……
雑貨談義、話し尽き無さそうです。お店行く時はいっぱい持ってくよ!

(-385) sakanoka 2017/02/06(Mon) 23時頃

【独】 牧人 リンダ

/*
>>-384
先輩……(*ノノ)

ま 真輝は初々しいしかできないだけ です よ!!

(-386) sakanoka 2017/02/06(Mon) 23時頃

【独】 牧人 リンダ

/*
(*ノノ)

おはよう、とわ。

(ちゅう)

(-388) sakanoka 2017/02/06(Mon) 23時頃

リンダは、(ちゅうかえしにえへへ) ゆっくりのんびり おまちします!

sakanoka 2017/02/06(Mon) 23時半頃


【独】 牧人 リンダ

/*
お返事書きあげようとしたら本気でおかしな文章書いてしまっていたので
大人しくここでおやすみ します……っ おやすみなさいませ!

(おやすみのちゅう**)

(-404) sakanoka 2017/02/07(Tue) 00時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[気持ちいい、なんて答えもすぐには返せない程の甘い痺れ。>>-393
 「小悪魔」なんて言葉が似合いそうな永久の悪戯っぽい笑い方に、うん、と息混じりの声で答えるのが精いっぱいだった。

 上手くない触れ方でも、永久の表情は心地よさそうで、やはりそれが嬉しい。
 そんな彼女から、私のこともまた「きれい」、と。>>-394
 それだけでもう、永久に触れて貰えるだけでもっときれいになれるんじゃないかとか、そんな不思議な高揚を覚えたりもした、けれど]

 え、とわ…… う、はう…――

[「いちいち、かわいい」とまで言われれば>>-395、きまり悪さが流石に勝ってしまう。
 それでも下手な手つきで永久にしかめ面をさせてしまわずに済んだことには、内心ほっとしてもいた。]

(-441) sakanoka 2017/02/07(Tue) 17時半頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[永久自身がブラを外して間も無く、狭まる距離、再び重なる口と口。
 彼女の胸に触れる筈だった私の手は自然と、遮るもののない永久の背に回っていた。]

 うん、っ、とわ……

[汗ばんだ背の生身の感触が、永久の裸の胸から受ける弾力が、口づけの合間に囁く彼女の熱い吐息が、声が、ことばが、私をとろけさせる。
 だいじょうぶ。好きなように。好きなこと――。
 言葉ささやく余裕ないまま、胸から下へと辿る感触。初めは微かに――次第に高まっていく期待に、脚のあいだが疼くのを自覚した。

 そんな脚のあいだまで永久の指が辿り着き、下着越しに撫で上げた時、その場所がひくりとしたのが判った。
 一瞬の緊張は、けれど触れては離すを幾度も受けていくうち、じれったさへと取って代わられる。
 今にもからだの奥から蜜があふれ出しそうで、けれどまだ、あふれずに満ちているだけの状態。]

 とわ……。
 全部、脱がして、奥まで……して。

[熱に浮かされた瞳で、私は永久に、掠れた声で請う。**]

(-442) sakanoka 2017/02/07(Tue) 17時半頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[口づけを幾度も交わしながらの抱擁。
 ふたつがひとつに溶け合えていきそうで――けれどまだ、ふたつのからだを隔てるものがあった。
 私の求めにこたえて永久が互いの着る物全てを脱ぎ取ってくれた時に、本当にふたりを隔てるものが無くなったとぼんやり思う。>>-443]

 みら、……?

[秘所を見られる、見られないとか、そんなことを全然考えもしないまま強請っていたものだから、いざ言葉に出して問われると、じわりと込み上がってくる妙な羞恥心。]

 ………嫌じゃ、ない。
 恥ずかしい、けど。
 ちゃんと、見て欲しい、し。

[永久の上体を見上げる姿勢で、けれどほんの少し目を横に逸らした。顔が真っ赤だなんて言うまでもない。]

(-474) sakanoka 2017/02/07(Tue) 22時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[自分以外の誰も受け入れたことのない場所の入口を、永久が開く――蜜の在り処に触れる。>>-444
 それだけで息が弾み、触れられた場所から熱が籠っていく。
 感じてくれてる、うれしい――そんな言葉が胸の内を満たして、さらに身体の熱さを生む。
 そうして――永久の指が、私の中に入っていくのを感じた。]

 っ、……、 ちょっと、痛い。
 でも、大丈夫。つづけ、て。

[流石に眉を寄せてはしまったけれど、それでも欲しい気持ちに変わりはなかった。]

(-475) sakanoka 2017/02/07(Tue) 22時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[――永久も、おなじように感じているのかな。
 疑っていたわけでは無くて、ただ純粋に彼女の潤いに触れてみたくて――よろこんでもらいたくて、私も永久の下半身に手を伸ばした。
 手探りのようにまず、臀部の丸みに触れて、そこから指を秘所へと滑らせて、分け入る。指先はすぐに、熱く滑ったものの感触を得た。]

 とわ、も、すごく……熱い。

[自分自身が快楽にとらわれる中で、どこまで上手くできるかは判らなかったけれど。
 判らないなりに、永久の蜜が湧き出す入口を、その形を確かめるように指先でそっとなぞっていった。**]

(-477) sakanoka 2017/02/07(Tue) 22時頃

【独】 牧人 リンダ

/*
今木先輩の表が見えて里菜先輩のログまで読んでふえええええええとなっていたわたし です
ちゃ、ちゃんと戻ってきましたただいま!!

(-478) sakanoka 2017/02/07(Tue) 22時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[自分の「大人びた」欲望を解ってしまった時から、自分の慰め方も知ってしまってはいたけれど。
 その場所をきちんと己の目で見たことなんて無かった、けれど]

 きれい、……。

[永久がそういうならきっとそうなのだと、私は純粋な頭でぼんやり思った。>>-481
 「穢れてる」と思い続けている私の心の一部も、この時はまるで眠ってしまっていた。]

 んっ、うぅ……と わ 、

[少しづつ、永久が私の奥へと進んでいく。私の中へ、中へ――。
 私の柔らかな内壁が、永久の指に喰らいつくように、ぎゅっと締まった。]

(-491) sakanoka 2017/02/07(Tue) 23時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[私から永久に触れた時、彼女が零した甘いこえ。
 もっとこえを聞きたい。そう思った私の耳に、いれて、と永久がささやくのが聞こえた。>>-482]

 うん、いっしょ、に……

 私が、おもうよう、に…… っ、

[同じ言葉を繰り返すことしかできないくらい、もうこの時は我を忘れてしまっていたのだろう。
 つぷりと指先を永久の中に差し入れ、濡れた柔らかな壁に指を押し当て、その弾力を知る。
 そうしている間にも、永久が私の中で動いて――ひどく感じる一点を押されて、またもう一度、永久の指を内側で強く締めつけた。]

 ここ、って …――― あっ!

[それまでも疼きを覚えていた小さな芽に、不意に感じる刺激。
 身体がびくりと震えて、泣きそうな声がまた洩れてしまった――目に本当に、涙が薄らと滲んだ。
 脚のあいだから身体中に、はっきりと広がっていく、甘すぎる痺れ。]

(-492) sakanoka 2017/02/07(Tue) 23時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[どうしようもないくらいその痺れに囚われながらも、永久が強請る声も聞こえていたから。
 蜜を纏った指で永久の秘所を探って、漸く、固さを持った突起をひとつ見つけた。
 私はなんとか、力を籠めて、その突起をこねるように一撫でした。]

 とわ、 どう……? とわ…―――

[涙滲んだままの目で、彼女の表情を伺う。
 伺う間にも、高揚を重ねた私のからだとこころは、行きつくところまで近づいていて――**]

(-493) sakanoka 2017/02/07(Tue) 23時頃

【独】 牧人 リンダ

/*
いーまーぎーせーんーぱーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

し、しんじゃったかと思ったところで よ よかった

(-494) sakanoka 2017/02/07(Tue) 23時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[すき、のこえが私を高めていく。
 とわもまた高まってくれているのだと、判る。こえからも、指先に絡みつく柔らかなものからも。
 そのことが、さらに私を――。]

 っ、とわ、 ……ああ、よかっ、た、

[跳ねるような高い甘いこえ、気持ちいい、の言葉。
 良かった、ちゃんと良くなってくれた――なんて微かな安堵も束の間。
 永久が先にいったのだ、ということを認識するより前に、私自身の芽も強く弾かれた。――私の意識ごと、弾けた。]

 あっ、ああっ、とわ、 とわ――――っ!

[今度こそ本当に、全てが真っ白になって、とわとひとつになって――。

 その後の記憶はしばらく残っていない。
 気が付いた時に――達していたんだ、と漸く気づくくらいに、気を失っていたのだと思う。**]

(-502) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

― 蝶が飛ぶ春 ―

[あの日の最後、駅まで永久を見送ったあの冷えた日のことが、まだつい最近のことのように思い出される。
 電話越しに交わす声も、メールに残る文字も、毎日のように重ねていた。
 それでも、すぐ傍に永久がいないということに寂しさを覚えはするけれど――。

 あれからの私の日常に、特に目立った転機が訪れた訳では無い。
 ただ、がんばろう、という自覚は確かに強くなった。
 通販サイトだけでなく商店やギャラリーでも作品を置いてみようと、外に外に足を運ぶことも増えた。
 香取先輩のカフェも、そのひとつだ。]

(94) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

[時雨女学館にいたあの最後の日、食堂ではちょっとしたプレゼントをもらっていた。香取先輩が作ってくれたというクッキーだ。
 私は勿論、喜んで受け取った。またこどもみたいにキラキラした目を、寮母さんには見せてしまっていた。その時の目の輝きは、永久にも見せてしまっていたような気がしている。

 頬張ったクッキーは、口の中で軽い音を立ててほどけた。
 青春の憧れを思い起こさせるやわらかな甘さの中に、ほんの少し感じた苦みは、焼き加減の妙のせいか、それとも。

 そんな味だって、悪いものじゃない。
 10年越しの、けれど少しだけ変わって感じられた「美味しさ」を、私は忘れてはいない。]


 夢、叶えなきゃな。

[あの時に手にしたメッセージカード>>3:122は、引き出しの中に大切にしまっている。
 同じ夢を見て、また離れて、また顔を合わせて――。
 私は、私なりの幸せや夢への情熱を、今確かに持っている。]

(95) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

[ところで、あれから今までの間に、私は、部屋の掃除に追われたりもした。
 失くしたあれを――ラインストーンの蝶を、今度こそ見つけ出すために、という意気で。

 そして執念は実り、埃を被った状態のそれを拾い上げた。
 「我ながら、ひどいなあ……」なんて、情けない声で零したりもした。そして、ベッドの下の奥という微妙なスペースを恨んだ。
 けれど一先ず心に突っかかっていたものが取れたことに、大分ほっとしたものだった。]

(96) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

― 失くしていた蝶 ―

[あの時の嫌な思い出。
 触られた記憶。鼻を突いて入り込んできたにおいの記憶。
 そういったものをはっきりと、今の永久のそれらと重なるものとして覚えている訳では無い。

 ただ、あの時。
 抱き締められて――そのまま、抱き締められたままでいた時、

 この人は、寂しいのかも、しれない。

 そう思った。

 溶け合わないまま、ただすぐ近くにだけはある、
 「この人」と「私」という、ふたつの孤独。
 それを思った時に、私は、あの「穢れた」行為を、許してしまっていた。]

(97) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

[夏の日のその出来事が下敷きになっていたか否かは、もう今の私には判らないけれど。
 永久の手から離れ、重石先輩の手を巡って、私の手の内に来たラインストーンの蝶。その綺麗な輝きに目を惹かれたことが、私を永久と緩く繋ぎ止める糸になっていたのだと思う。

 あまりにも緩すぎる思い出の形は、けれど時が経てば環境の変化で――それこそ進学とかで駆けずり回っている間に、気が付いたらどこかに失くしてしまうもの。
 それでもその失くし物は、4年前のあの日に、私に蝶の元の持ち主を思い出させる端緒をどこかに繋いでいたのだろう。]

(98) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

― 蝶とラブレター ―

[私は、便箋の上に綴られた文字を見詰めていた。

 あの日々の雪はもう既に融け、冷たさの無い優しい空気が外を満たす夜。
 静けさの中、私は4年ぶりに、ペンで手紙を書きつづった。

 ……あまりに久しぶり過ぎて、手紙の書き方なんて半分忘れてしまっていたのかもしれない。
 書きあがってから見直してみれば、少し感情が走り過ぎた気もして、些か悩んだりもしたのだけれど――夜更けという時間が、私にその手紙をそのまま封筒に収めることを許してしまった。]

(99) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

とわへ

 手紙をくれてありがとう。
 とわから手紙を貰うのは、これで2度目になるね。
 何だか、離れている筈なのに、すぐそばにとわがいるような不思議な気持ちだった。

 最後に学校に来たあの時は私も、あの頃の思い出の幸せさに浸ってしまったな。
 けれど、時の流れがちゃんとあるんだとも知らされた。そして、それが悲しいことばかりじゃないってことも、判った。
 それはとわが私を好きになってくれたから、判ったんだ。

 だから私からも、とわにありがとうって言わせてほしい。
 10年かけて漸く、私はあなたを好きなんだってわかった、こんな私を受け止めてくれて、ありがとう。

(-505) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ


今の話をやめようっていうのも読んだよ。
前は、とわが選んだ道なら受け入れようって思っていたけど、あの仕事やめるんだって思った時、正直、すごくほっとした。
でも、とわ自身のために決めたんだってことが、一番嬉しかった。
これからの再スタート、応援してる。

(-506) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

 ところで、とわから手紙をもらってから、学校の伝説の「永遠に離れぬ絆」のことを考えていたんだ。

 私は、愛し合えるふたりに、永遠なんてないと思っていた。これは家族とか友達とかって意味の愛も含めて。
 先に亡くしてしまうことも、拒絶されることもたくさんあったから、そう思っていたんだ。

 今でもやっぱり伝説のことは信じられない、というより、伝説に甘えたくなんてない。
 だから私は、私のいのちが続く限り、とわのそばにいつづけようと思っている。
 今みたいに離れている時は、心だけでもとわのそばにいる。
 地元に帰ってきた時には、真っ先に迎えに行く。
 だいじょうぶだよって、手を握る。がんばってって、見守る。
 もしくじけてしまう時があれば、私がぎゅっと抱きしめるよ。

 自由になったとわの笑顔を、またすぐ近くで見られる日を楽しみにしています。
 まだ少し寒い日も時々あるから、体には気を付けてね。

 あなたを愛している、真輝より

(-508) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【秘】 牧人 リンダ → 覆面嫉妬団 ミルフィ

[封筒には、手紙とは別にもう一枚を同封している。
 他の便箋とは異なる紙――女学館の引き出しで見つけた白い便箋に、黒いボールペンで書かれたもの。

 女性の全身をラフに描いたドローイング。
 絵の中の女性が纏うのは膝丈のニットワンピース。
 片胸には大きく蝶の半分が模様として描かれ、裾にも、肩口にも、たくさんの蝶のモチーフがあしらわれている。

 その女性の図像は、淡い金色の髪を長く真っ直ぐに伸ばしていて、ぱっちりとした長い睫毛で彩られた両目をしている。

 この便箋の端っこには、ドローイングに用いたのとは別の、鉛筆での添え書きが次のように綴られている。]


 今、作っている途中のサマーニットのデザインです。
 帰ってきたら、着てみてほしいな。

(-509) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

[私は一通の手紙を書いた後、別のもうひとりに対して手紙を書いた。
 別にその人の家族に託そうという訳では無い。
 これは私自身の想いを書き留め、残すためのもの。

 ――貴女が見守ってくれているなら、出さなくても読まれてしまうだろう。

 書き終えた後、私は切手の無い封筒に、その便箋をしまいこんだ。]

(100) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

【人】 牧人 リンダ

木屋先生へ

あの日からもう4年が経ちました。

私はまだ、胸を張れる大人にはなりきれていません。
まだまだこどものままの自分にも気づかされる毎日です。
情けなくて、不安も多くて、ばかなままで、
けれどもそれでも、夢を持って毎日を生きています。

そして、そんな私を好きでいてくれる人がいます。
私が一生かけてそばにいたいと願うその人がいます。

大好きな人の笑顔を、ずっと見られるように。
そして、もし先生にまた会えた時に、本当に胸を張れる大人として会えるように。
あなたがいなくても、私なりに焦らずに前へ進んでいます。

だからどうか、笑顔で、見守っていて下さい。

あなたの心残りが、ぜんぶ、なくなりますように。

(101) sakanoka 2017/02/08(Wed) 00時頃

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