35 星降る海岸に纏わるエトセトラ
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―鳩渓堂―
おう、一平太、こんちは。 ?前髪、どうかしたのかい。
まあいいや、先生は……何でえ、先生まで役員に駆り出されちまったのか。
[朧と顔を見合わせる]
今年も、からくりこしらえてんだろ。大丈夫なのかね、いや、体の方が。
[何だかんだ言いつつ、案内されるままに上がり込んだ]
(113) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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―客間―
おっと、誰かと思ったら、日向嬢ちゃん。 夕顔は、また会ったな。
[出された座布団へ、どっかりと座り込み]
つってもなあ、俺あ、おかげさまで傘が直りましたーって言いにきたんで、先生がいねえんなら、一平太に言伝頼んでいくだけの話しなんだよな。
[そう言いながらも、出てきた茶にしっかり口をつけている]
(114) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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はは、むさくるしいのが邪魔しちまって、すまねえな。
[先客の少女たちへ笑いかけ、ふと隣を見て。 むさくるしいのは俺だけだなあと、ぼやいた**]
(116) 2011/08/19(Fri) 00時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 01時頃
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髪、なあ。 ずっとそのままの長さかってえと、違うだろうしなあ。
……ああ、そうだ、夕顔。 朝顔に菓子渡してもらうように、役員やってる知り合いに頼んできたぜ。
[特徴を覚えようと、じいっと夕顔の姿をみつめながら、報告した]
(138) 2011/08/19(Fri) 11時頃
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[むさくるしいことはない、と律儀に反応されれば、日向に笑みを向けて]
はっは、嬢ちゃんは、良い子だなあ。
[言いながら、彼女が一平太から何かを受け取るのを、何となく見ている]
へえ、綺麗なもんだ。
[日向が広げてみたそれは、一目で丁寧な仕事がしてあるとわかる手巾。 さぞ喜ぶだろうと思いきや、少女の表情は明るい者ではない]
……?
[日向はちらり、朧を見遣り、聞き取れない小声で何かを呟く。 自分も朧の顔を見てみたが、彼にも心当たりはなさそうに見えた]
(139) 2011/08/19(Fri) 11時頃
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[少年少女の語らいを邪魔せぬよう、抑えた声で朧に向けて]
俺の方の用事はなくなっちまったが、賑やかしで一平太の慰みになるんなら、よかったかね。 朧おめえ、先生が役員やってる間、ここへ泊まり込んでやったらどうだ。 そしたら、一平太も寂しくねえだろ。
[無責任なことを言いつつ、茶を啜る]
とまあ、冗談はさておき。 ……おめえを見込んで、ちょいと頼みがある。
(140) 2011/08/19(Fri) 11時頃
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>>139 誤字った ×明るい者 ○明るいもの
(-30) 2011/08/19(Fri) 11時頃
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[やや声を落としてはいたが、ひそひそ話ではない。 客間にいる者なら、ちょっと意識を向ければ聞き取れるだろう]
仁右衛門の言ってた、「見張り」の話だがな。 やっぱり、俺が行こうと思ってるぜ。 見張りに協力して欲しけりゃ役員やれ、って言い出したのは俺だしな。 まさか本当になっちまうとは思わなかったし、あいつが自発的にやりたがったわけでもなさそうだが、こっちが何もしねえのも、寝覚めが悪いや。
見張りったって、何をどう見てりゃいいのかわかんねえが、何か変わったことがあったら、後であいつに知らせりゃいいんだろ、多分。
(141) 2011/08/19(Fri) 11時半頃
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[茶をひとくち味わって、呼吸を置く]
……祭りの晩の星降る海岸は、入っちゃならねえ場所だ。 年寄り連中に叱られるだけならともかく、ご先祖の罰が当たるかも知れねえんじゃ、女こどもにゃ行かせられねえ。
で、おめえに頼みってのはな、朧。 その時にな、子供らや……一平太が海岸に近づかねえように、見ててやって欲しいんだ。
未来人に連れて行かれたりしたら、大変だろ。
[何気ないような口調でつけたして、朧の目を見た**]
(142) 2011/08/19(Fri) 11時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 11時半頃
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>>147 おお、面白い展開。 俺が外出た方がいいかなあ?
(-34) 2011/08/19(Fri) 21時半頃
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おう、わかってるじゃねえか。
[止めても無駄だろう、とため息まじりに言う朧へ、にやりと笑う]
未来人ってのが、この村に来たりしてるのかどうかは、わかんねえよ。 ただ、まあ……そう考えたくなるようなこたあ、ちらほらあらあな。
なあに、もし未来人が連れて行くとしたって、こんなにでかいのはごめんだろう。 あっちから見りゃ、時代遅れの船大工なんざ、役にも立たねえだろうしな。
(150) 2011/08/19(Fri) 23時頃
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俺あ……未来に、空飛ぶ船が本当にあるんなら、見てみてえと思うぜ。 ああでも、連れてかれて、この村に帰ってこれねえのは困るな。
……もし、未来からきた連中が、もうこの村にいるとして、だ。 やっぱり、帰りてえのかね。
ここは、そいつらの本当の居場所じゃ、ねえのかな。
[畳に視線を落とし、ぽつりと零すが、 すぐに顔を上げ]
……ま、そういうことで。頼んだからな、朧。
[肩をぽんと叩いて、立ち上がる]
おう、一平太。俺あ、そろそろ失礼するぜ。 茶あ、ごっそさん。 皆、またな。
[一平太に声を掛け、客間へ残る者へも手を振って、鳩渓堂を後にする]
(151) 2011/08/19(Fri) 23時頃
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―村の通り―
さあって、と。 どうするかねえ。
[青い空を見上げ、ぶらぶらと歩き出した]
(152) 2011/08/19(Fri) 23時頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/19(Fri) 23時頃
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>>153 坊ちゃんもしかして待ってたかな?すまんすまん。 一応客間で朧の返事聞いてから、と思ったからさ。
(-35) 2011/08/19(Fri) 23時頃
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選ばせればいい……か。
[朧の言葉を思い出しながら、今し方出てきた屋敷を振り返る]
でもなあ、もし、
[あの時、「もしも一平太が」とまでは問えなかった。 当の本人がすぐ側にいたのだし、確たる証拠があるわけでもない]
……。
[考え込みながら歩いていると、背後で知っている声が聞こえた気がした]
(159) 2011/08/19(Fri) 23時半頃
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[振り向けば、まさにその声の主と思しき青年が、よろよろと倒れかけている真っ最中]
おい、ちょ……!
[慌てて駆け寄るも、間に合わず。伸ばした手の少し先で、明之進が尻餅をついていた]
おいおい、大丈夫かよ。 ……立てるか?
[そのままもう少し近づいて、青年を助け起こす]
何か……こないだも、こんなことがあった気がするなあ。
[浅瀬で転んだ一平太のことを、ふと思い出した]
(160) 2011/08/19(Fri) 23時半頃
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ん、どっか打ったりしてなきゃいいんだが。 いや、ちょっとな、こないだ近所の子も転んでな。
[言いふらすことではあるまいと、一平太の名は出さず]
俺かい?ちょいと先生んとこへ寄ってきたんだが、もう帰ろうかと思ってたんだが。 何でえ、用事なら、お屋敷に行こうか? 何かの修繕かい?
(169) 2011/08/20(Sat) 00時頃
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>>168 無茶振りすまん。
(-39) 2011/08/20(Sat) 00時頃
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>>171 朧賞金稼ぎかwwwそこかwww
(-40) 2011/08/20(Sat) 00時頃
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仁右衛門の……?
[怪訝な顔で、相手の真面目な表情を見返して]
ん……そうだな、ここじゃねえ方がいいだろ。 甘味屋でも寄るかね。 それとも、ちっと歩くが、うちまで……ああ、神社の方が近いし、涼しくていいかね。
[そう提案した]
(177) 2011/08/20(Sat) 00時頃
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そうか、じゃあ神社にするか。
[明之進の返事を聞けば、連れ立ってその場所へ向かう]
……おお、木陰ってなあ、だいぶ涼しいなあ。 おっと、足元気をつけろよ。
[神社の森の中。地面のあちこちに、木の根が顔を出しているのに気づいて、声を掛けた。 が、青年はここに慣れているのか、危なっかしい様子は無い]
……ここらでいいかね。 で、話ってなあ、何だい。
[穏やかな口調を心がけながら、切り出した]
(185) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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>>186 尾行きたwwwこれは面白い。
(-42) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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しかしそろそろ団十郎はショタコンを疑われても良いレベル
(-43) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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祭りの夜の、あれな。 約束しちまったみてえなもんだから、見張りにゃあ行くつもりでいるぜ。
……だが、それがまずいってんなら、もちろん考えるさ。 なあ、訳を聞かせちゃもらえねえかい。 何がどうなってるんだか、俺も、知りてえと思ってるんだ。
(192) 2011/08/20(Sat) 00時半頃
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や、ちょっと、待て待て待て、整理するから。
[一気に話された内容に、目を丸くして、顔の前で手を振った]
……未来人ってなあ、本当の話なのかよ。 んで……。
[頭を掻いて、首をひねる]
今、村の中に、未来から来てるのが、何人かいる、と。
[「彼ら」と言うからには、複数なのだろう]
そいつらは、祭りの夜に、海岸から帰る……ってことかい。 ……坊ちゃんも、そうなのか。
(203) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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[ひと呼吸おいて、続ける]
戻るときに、記憶を消す、って言ったな。 これまでは、何事もなく、帰れてた、って。
ってこたあ……
去年も、一昨年も、その前も。 村の誰かがいなくなって、俺らあ、そいつのことを綺麗さっぱり忘れちまってるって、ことかい。
[言葉を切ると、木の葉を揺らす風の音が聞こえる]
(204) 2011/08/20(Sat) 01時頃
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村人(4)…仁右衛門、志乃、博史、夕顔 占い師(1)…おみつ 信仰占師(1)…団十郎 降霊者(1)…日向 賞金稼(1)…朧 邪魔之民(1)…源蔵 首無騎士(2)…朝顔、勝丸 黙狼(1)…一平太 栗鼠妖精(1)…明之進
こうかな?
(-49) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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更新まであと30分とかね っていうか明日6時起きとかね
(-50) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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……忘れちまってる、のか。……そうなのかよ。
[ざわざわと葉擦れの音が、胸の中に響く]
そんなら、尚更。 仁右衛門との約束たあ別に、俺が、そいつらを……帰らせたくねえって言ったら。 思い出ごと消えられちまうなんて、まっぴらごめんだって言ったら、どうするよ。
[問うてはみるけれど、その語調は弱い]
っかやろ……頭なんか、下げるんじゃねえよ。 わかってんだよ、んなこたあ。
[昨日、海辺で。大人になっても、ずっとこの村にいると答えた一平太。 それが叶わぬと知りながら、問われる度に、そう答えなければならない、「彼ら」を思う]
ちきしょ、身勝手なのは……どっちだよ。
[ぐしゃぐしゃと、頭を掻いた**]
(212) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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船大工 団十郎は、メモを貼った。
2011/08/20(Sat) 01時半頃
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>>210 >>212 朧が淡泊なスタンス(内心は知らんけど)なのに、団十郎さんてばもう。
(-51) 2011/08/20(Sat) 01時半頃
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