253 緋桜奇譚・滅
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/* すごい、赤の面子が見事に縁故ない人ばっかり集まってる。
(-26) 2018/11/08(Thu) 22時頃
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[天狗がどんな言葉を飲み込んだのかは勿論分かっている。 だがそれに気づかない振りをしてみせて。]
何者かなんて心当たりは幾つもあるんよね。 烏の妖は別に珍しゅうないからなぁ。 僕かってそうやろ?
[雨が髪と着物をじっとりと濡らして気持ちが悪い。 水滴のついた眼鏡は視界を悪くするので外して懐に入れた。 眼鏡を外せば瞳はよりはっきりと金色に輝いて見える。 空に輝く太陽の様に*]
(71) 2018/11/08(Thu) 22時半頃
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[団子屋で会っただろうか。 しかし声になんとなく聞き覚えがあるという事は、きっと会ったのだろう。]
冥界の門、開いたら面白いやろ? 力を貸してくれるんは歓迎やけど。 気を許した瞬間に背中刺すんは勘弁してな。
そんなんされたらうっかり殺してまうからなぁ。
[大陸の妖が何故、とも思うが深くは追求するまい。 そこを深く追求すると琴にも追求する羽目になるので。]
まあ、お互い邪魔せんよう協力しよか。 よろしゅうな。
(*20) 2018/11/08(Thu) 22時半頃
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[疑われているのかもしれず。 しかし普段と変わらぬ態度を崩しはしない。
京の都に根を下ろして幾年経っただろうか。 おそらく目の前にいる天狗よりも長い。
男は別に人間に対して情が薄いわけではない。 情が深いわけでもない。 人間という生き物は面白いし興味の対象だ。 それは今も変わらない。
只、今は怯え惑うその様に興味が注がれているだけの事。]
(88) 2018/11/08(Thu) 23時半頃
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[天狗の出した妖にゆる、と首を傾げた。]
大陸の妖……まあ、おるやろなぁ。 お隣さんやからね。
でもめりけんってなんやねん。 あ、そういえば昨日派手な女相手に爺さん鼻血吹きながら追い回してたって聞いたで?
[追いかけ回したまでは言ってなかったかもしれない。 だがそんな事は些細な事である。]
(89) 2018/11/08(Thu) 23時半頃
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[そんな事を話しているうち、すっかり濡れ鼠になった男はくしゃみを一つ。 この寒さの中で濡れるのは寒い。 火を指先に灯し、ふっと息を吹きかければそれは男自身を包み込む。 しゅうしゅうと水蒸気が立ち上り。 やがて火が消えればすっかり乾いた普段通りの男がそこにいる。 懐から眼鏡を取り出し掛け直せば何時もの姿がそこにあった。 今度は濡れないように適度に火を起こして雨を弾きながら立っている。]
爺さんに着いていくとまた濡れるやろ。 それは勘弁してほしわ、夏ならええけど寒い。
僕は徒歩で行くわ。
[本性を顕にすれば空を飛べる。 だが金色に輝く烏は大層目立つのだ。 天狗が空を翔けて行くのならばそれを見送って。 それから常と変わらぬゆるさで歩き出した*]
(90) 2018/11/08(Thu) 23時半頃
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[歩きながら適当に烏を撃ち落とす。 その烏も徐々に数を減らしていっただろうか。
周囲をざっと見れば怪我人多数、死者もそれなりに。 まあまあの成果だ。
生き残った者達は火消しに走る者や怪我の治療をして回る者。 呆然と座り込む者に泣いている者。 様々な反応がそこにはあって。
嗚呼、なんて面白いんだろう。 ほんの少し心が満たされた気がして足取りは浮足立って軽い**]
(117) 2018/11/09(Fri) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/09(Fri) 00時頃
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― 三峯茶房 ―
[天狗と別れて向かう先は爪輔の茶屋。 元よりこぉひぃを求めて出てきたのだ。 ついでに火だるま烏を飛ばしたが、それは多少の余興というもの。 その余興もそろそろ幕を引きそうだし。 既に男の興味から外れている。]
(175) 2018/11/09(Fri) 21時頃
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ども、おはようさん。
[丁度、言葉と入れ違いだっただろうか>>167 呑気に挨拶をすると何時もの席へと腰掛け。 指を一本ぴっと立てて。]
こぃひぃ一つ、それとなんか飯食わせて。
[ここの品書きに食べ物はあっただろうか。 なくとも何か出してくれると嬉しいな、と視線で訴えた*]
(177) 2018/11/09(Fri) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/09(Fri) 21時頃
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[なんだか見られている気がする。 というか声を掛けられている気もする>>180 そちらへと視線を向ければもふもふがいた。 感触がもふもふだからもふもふである。]
言葉だっけ? 僕は蓮っていうんやで。 よろしゅうな。
[誰と問われれば取り敢えず名乗る。 存在自体は忘れられてないらしいから、きっとこれで正解のはずだ*]
(182) 2018/11/09(Fri) 21時頃
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[すれ違いざまに出ていく凜から声を掛けられた>>185]
元締め探してどないするん? あんま危険な事に首突っ込むんはどうやろうねぇ。 僕は美味しい団子が食えへんようになるんは勘弁してほしいから。
凜には大人しゅうしてほしいんやけど。
[その言葉は軽い口調であったから冗談のように聞こえたかもしれず。 しかしそれは男の常の言動と変わらず。 普段通りといえばその通りだった。]
(198) 2018/11/09(Fri) 21時半頃
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[もふもふの頭を突き出されれば>>192 遠慮せずその頭を撫でようとして。 しかしその手は止まった。]
どしたん?
[不思議そうな声にこちらも不思議そうな顔になった*]
(199) 2018/11/09(Fri) 21時半頃
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[煙の妖の言葉にぱちり、と瞬きをして。 それから頷いた。]
別に匂いくらいいくらでも嗅いでええけど。
[匂いを嗅いだとしたらどうだろうか。 昨夜忍び込んだ六道珍皇寺か。 人々を襲った烏の匂いか。 それともそれよりも前、贄に捧げる為に殺した現場に残った匂いか。
どれにせよ、あまりよろしくはない事態ではあるが。 もし何かを感知されたとしても。 次の獲物がこの可愛らしい妖になるだけの話*]
(208) 2018/11/09(Fri) 22時頃
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もしくは火の匂いか。 しかし煙の獣はあまり深く考える性質ではないらしく。]
うんうん、僕好きやでぇ。 可愛ええなぁ、言葉はんは。
[頭突きをされれば抱き込んで思う存分頭を撫でてやる。 今、ここで無防備な頭に炎の塊でも撃ち込んだらどうなるのだろう。 煙の妖だから意味はないだろうか。 無駄に警戒させるだけだろう。
だからつまり今するべき事は。 遠慮もなくもふもふを堪能する事である*]
(219) 2018/11/09(Fri) 22時半頃
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[存分にもふっていたら手の中から擦り抜けてしまった>>228 少々寂しいが仕方ない。]
おー、またなぁ。
[殴り倒すの、とは何だろう。 色々な要素を噛み砕いて考えるにおそらくは烏の主であるのだろう。 眼の前にいる、とは勿論言わず。 笑顔でひらひらと手を振って見送るのだった。]
(232) 2018/11/09(Fri) 23時頃
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パンってあれやろ、あのもさもさするやつ。 僕は米のが好きやけどねぇ。 贅沢は言わへん、それ頂戴。
[卵も勿論頼む。 お代については言い値を払うつもりだ。 彼が無茶な金額をふっかけない事はしっているし。 何より男は金に困ってはいない。 烏は光り物が好きなのだ。]
(254) 2018/11/10(Sat) 00時頃
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そんで飯食いに来た僕が言う事やあらへんけど。 よくこんな状況で店やってんな? 普通に開いとったから驚いたわ。
[この状況で店を開ける爪輔にも驚くが。 こんな状況で普通に客がいた事にも驚く。 擦れ違いになった凜と言葉。 それから大陸の妖怪。 男を含めたら4人だ。 実に呑気な事だと思うが、誰も彼も妖怪だからそんなものかもしれない。]
そっちの大陸のおにーさんも物好きやねぇ。
[ちらりとツェンを見ると小さく笑う。 その頃には珈琲のいい香りが漂ってきただろうか*]
(255) 2018/11/10(Sat) 00時頃
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[男たちが押しかけたから店を開く羽目になった、つまりそういう事らしい。 人のいいやつだと笑った。
出されたぐちゃぐちゃの卵はよく分からないが醤油を掛けて食えば美味い。 あとはパンとやらは珈琲に浸して食べる。 味噌汁と白米と焼き魚の朝食には及ばずとも、これはこれで美味しい。 何より珍しいのがいい。]
あの烏達はその辺に飛んでる烏とおんなじやな。 誰かが妖力で火を着けて飛ばしとるんやろねぇ。 別に烏に縁のある妖とは限らんで? 火を操る妖怪かもしれへんやん。
[もぐもぐと食事を進め、時折珈琲を飲む。 不思議な味だが頭がすっきりするこの飲み物は悪くはない。]
(262) 2018/11/10(Sat) 00時半頃
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逆に聞くけどそういうのんに心当たりはあらへんの? あ、僕以外でね**
(263) 2018/11/10(Sat) 00時半頃
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― 深夜・六道珍皇寺 ―
[ふわり、と庭へと降り立った。 桜と井戸を囲む結界に触れれば、ばちっと弾かれる感触。 仲間が色々とやってくれたようだけど。 極々狭い範囲で張られたそれは強固であった。
男はゆるりと振り向けばにんまりと笑う。 そこに険しい顔をした仁右衛門の姿があったからだ。
とん、と地面を蹴って飛び上がって仁右衛門のすぐ側に降り立った。
風に踊る髪の毛が月の光を受けて金色に輝く。 仁右衛門を見つめる瞳はそれよりも強く。 まるで太陽の様。]
(264) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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僕は別に仁右衛門はんに恨みはないんよね。 人間嫌いでもあらへんし。 寧ろ好きな方やと思うんやで。
生肉を突くよりも団子や鮨の方が好きやし。 綺麗な服を着るんもええし。 こんな変わった眼鏡いうんも面白い思うし。
天狗の爺さん程やあらへんけど女も好きやで。 柔らかい身体はええもんやんね。 気持ちええしなぁ。
(265) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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ただ、ちょっとばかり飽きてきたんやわ。
(266) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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[泰平よりも動乱を望む。 人間共にとっては鎖国から解き放たれただけでも動乱であっただろうけど。 男にとってはそれだけでは刺激が足りぬ。
だから刺激を求めて男は動く。 これでも勤勉な性質なのだ。]
だからな、仁右衛門はん死んで。 死んですぐ冥府から戻って来られるかもしれへんし。 寂し寂しって泣かんでもええで。
それともお前さんなら地獄には堕ちへんのやろか。 極楽浄土に行けるんやったらそれは幸せやろねぇ。
(267) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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いい子にしとき。幸せなとこ、連れてってやるわ。
(268) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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[手の甲に血管がびきびきと浮き上がる。 その手を鋭く住職の胸の中に突き入れ心臓を掴む。
どくん、どくんと脈打つそれをぐっと引きずり出して。 顔を上に持っていきぎゅう、と絞れば真っ赤な液体が垂れ落ちる。 それを舌先で受けてごっくんと飲み込んだ。 液体を飲み込んだら残った肉を喰らう。 弾力のある肉は大層美味かった。 法力に満ちたそれは男を満足させるに十分なものだったから。]
(269) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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ごちそうさん。
[赤い液体で濡れた唇を指で拭い、拭ったそれを舌先でしゃぶり指先を綺麗にしていく。 指を舐め終わり、唇とちろりと舐めて食事は終わる。
その頃には仁右衛門は完全に事切れており。]
(270) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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うん、結界を壊せそうやね。
[はらり、はらりと着物の裾が乱れて。 やがてそれらは妖力の糸へと变化する。 糸と貸したそれらは男を取り巻いて。
―――――――カッ!!
丸で小さな太陽があるかの如く輝いた。 黄金に輝く三本足の烏。 神の御使いとされる事もある霊獣。
霊獣が鋭く空を飛び結界へと嘴を叩きつければ。 まるで氷が割れる様に、ぴし、ぴし、と音を立て。 やがて結界ははらはらと破片となって地面に降り注いだ。]
(271) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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[黄金の烏が仁右衛門を脚で掴んで桜の根元へと放り投げる。 流石はこの寺の住職をしていただけはある。 即座には吸い込まれない。 桜はたんまりとその魔力を味わっているのだ。]
こらまた、えろう赤なったねぇ。
[ひらり、と舞う花弁を一つ摘んで眺めてみれば随分と赤みが増している。 真っ赤に染まるまであと少し。 仁右衛門の血を吸ったその花弁を口に含んでみた。 ほんの少しだけ鉄臭さを感じたような気がする。]
(272) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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やっぱここまで来るとただの人間じゃあかんね。 せめて住職はんくらいには強い人間を贄にするんがええんやろなぁ。
[幸い今は妖怪もあちこちにいるわけだし。 その中でも妖力の強そうな者を贄に捧げてしまえばよいわけだ。
真っ先に脳内に浮かぶのは天狗の爺さんだ。 あれを相手にするのは面倒くさい。 なんせ相性が悪い。 太陽の化身なのだから明るい昼間が男の領分であるのに。 あの爺は雨を降らすのだから実に面倒くさい。 仲間の誰かに押し付けるが吉か。 女好きなのだから女が行けばいいのだ。]
(273) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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[そう決めてしまえば見つかる前にさっさと立ち去ろう。 夜空に金鳥は目立ちすぎる。 仕方ないので人間の姿に戻りねぐらへと戻っていった。
その際、金色の羽がひらり一枚、住職の身体の上に舞い降りた**]
(274) 2018/11/10(Sat) 01時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/11/10(Sat) 01時頃
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