233 冷たい校舎村5
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今生の別れなんかじゃあないんだし。
また、きよしくんと高校で会えたみたいに、
また、何処かで会えるよ、きっと
[ なんて、そおっと笑みを浮かべました。
そうして、オムレツを押し付けたなら、
またね、と告げてから、
その場を立ち去ろうとしたのでしょうね。 ]*
(396) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時頃
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安楽くんからのお誘い(？)は見えています……
見えている………ウッ……
あと2時間、タイムアタックなう……沈みます……
(-628) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時頃
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── 椿ちゃんのお見舞いに ──
[ きりりとした声も、一瞬。>>381
ふにゃんとした椿ちゃんに還ります。
役者になれない様子に、
どうにも愛おしさが溢れるもので、
あたしの頬もゆるゆるでした。 ]
世界統一煮物デー、
承認しました。
[ きりり、とあたしも返しますが、
とってもいい日を、より良い日へと。
椿ちゃんが望むのならば、
古守日向は、そうするのでしょう。 ]
(409) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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[ 校舎の中に取り残された、
あの可哀想な煮物は、
ぽつんと誰かに食べられる日を
延々と待っているのでしょうか？
其れは、古守日向にとって、
知ることはないことでしたが、
目の前で咀嚼される煮物は、
ハッピーなエンディングを、
迎えられたに違いありません。 ]
(410) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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[ ありがとう、と言葉を並べ、>>382
祖母の味を思い出しました。
最後まで、お勝手のことをさして、
お弁当作りはなんとかできていたあの人。
まるまった背中に、
軽快に包丁が鳴らすまな板の音。
どんな想い出も、いずれは、
消えゆくのかもしれませんが、 ]
(411) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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[ ─── ……お給料、と告げた声に、>>383
あたしの瞳は一度まんまるお月様を描き
すぐさま三日月を浮かび上がらせましょう。
ふる、 と左右に首を振って、 ]
椿ちゃんの笑顔を、……─── ？
それは、もらいすぎだよぉ
[ くす、 と微笑みを零します。
と、共に、思わず溢れた弱音には、
真剣な瞳が返ってくるものですから、
すぅ、 と瞳を細めまして。 ]
(412) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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形を変えて、かぁ。
……細く、長く、続いていけたら、
それがいいなぁって、思うよ
[ ぐりぐりと額を押し付けたのならば、
願望ともとれる言葉を、
漏らすばかりだったのだと思います。 ]*
(413) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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あー、十朱くん……
十朱くんの秘密をね、暴きたかった。
暴きたかったんです！！！！！！！！(激しく苦しみ頭をふりみだす古守日向
(-632) ゆら 2018/02/26(Mon) 22時半頃
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── 実瑠ちゃん ──
[ いつか、取られた距離とは違う。
一歩だけ縮んだ距離を見上げて。>>402
ゆるんだ腕に離された缶は、
あたしの手の内に受け渡されて。
淡々と告げられる言葉へと
じぃ と見詰めて耳を傾けました。 ]
……実瑠ちゃん、
[ 浅くなる呼吸と対するように
深く深く息を吐き出して、
立ち上がれば一歩を詰めます。 ]
(417) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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あたしみたいなの、ってなに？
[ ココアの缶のない手を、
彼女の髪へと伸ばしましょう。 ]
だれかが、そんなこと言いでもしたの？
あたしが、ダメって言ったことあった？
[ さらり、 と指通して、
その髪を撫でることはできるでしょうか？ ]
(418) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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……
[ すぅ 、と瞳を細めたのなら、
隠すように目元を覆う掌に、
あたしのソレを重ねましょう。 ]
あたしが友達なら、
実瑠ちゃんはしあわせになれる？
……あたしはね、……
追い掛けて貰えて、うれしかったよ
[ すり、 と指先で掌を撫ぜましょう。
間に溢れるものがあるのなら、
ソレを掬おうともするでしょう。 ]
(419) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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……ともだちで、居てもいいの？
[ 嗚呼、だれの幸せなんだかわからない。
ないないしようとした感情は、
ぽろぽろと溢れ落ちるのでしょう。
確かめるような言葉を紡いだのなら、
古守日向は、最後に、
彼女の背中へと腕を伸ばして ]
(420) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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あたしも、実瑠ちゃんがだいすき
[ う、と溢れそうになる
温かいものを隠すように、
ぎゅうと、きつく抱きしめたいのでした。 ]*
(421) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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ぎゅるんぎゅるんするのをみつつ、
古守日向は、〆る作業に移ります。
いろいろ、組み込めたら、いいなぁ(希望的観測(おそらくきっと叶わない
(-635) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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/*
>>421抱きしめたいっていう願望がそのまま現れてますけど、
抱きしめたことにしたいです(？)
(-636) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時頃
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── 卒業式前夜 ──
[ ── カリカリ、と単調な音が響きます。
小さな部屋の片隅で、卓に向かう丸まる背中。
ピン、と背筋を張るのは明日の仕事です。
カチッ、と時計の針が静寂を揺らします。
不意と置き時計へと視線を滑らせれば、
午後8時を針は示しておりました。 ]
……もう、こんな時間かぁ
あっという間、だったね
[ 鳴らないチャイムの音を遠くに聞いて、
ペンをそっと原稿の上に置きました。 ]
(426) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 刻んでいた文字列は、
雪の溢れる校舎での物語。
さがしものを求めて、
忘れものに後悔をして、
詰まらない蓋をして、
得られない自由を求めて、
演じることに慣れてしまって、
重たい枷から逃れようとした。
終わらない、先の見えない物語。
まだ、起承転結の〝起〟に過ぎません。
ハッピーエンドにはまだ繋がりません。 ]
(427) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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……ねぇ、いまって幸せ？
[ いまを幸せと謳うならば、
幾つもの幸せを連鎖させて、
終わりを迎えるのが、
ハッピーエンドなのでしょうか？
くるり、 と振り返った先に
居るであろう人物へと声をかけました。 ]
(428) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 大切に鳥籠へと仕舞われていた、
不幸を撒き散らす小さな鳥は、
突然、空へと解放されてしまえば、
ひとり路頭に迷い、害悪を降らせるだけ。
────…… だったのでしょう。
然し、きづけば、
ちゅんちゅんと鳴いた小鳥の周りには、
幾つもの花が咲き、
伸ばされる掌があったのです。 ]
(429) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 古守日向の幸せとは、
─── みんなが幸せであること。
と、書き換えられたのだと思います。
けれども、本質は至って変わりません。
みんなの一員として必要か必要でないかは、
古守日向が判断するもので、
縛るものがなくなってしまって、
自身の幸せを願おうとするのならば、
再び小鳥は自由に羽搏いて、
羽を捥いで、藻いで、もいで、 ]
(430) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ ───── 落下、 ]
(431) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 死んでしまいたい、と
もう、空を飛びたくはない、と
嘆く日も還ることがあるかもしれません。 ]
(432) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ ──── そんな未来が、
何時になるのかは分かりませんが、
いまはまだ、こうして大人しく
定められた場所に居座るだけなのです。
問答を嗾けた相手を、
細めた双つの眸へと映し出します。
今ではもう、客間だった空間は、
過ごしやすく整えられておりまして。
お生憎様、彼には借りができてしまって
少し悔しさも感じますが。 ]
明日は、みんな揃うかな？
[ 小首を傾けて問いましょう。 ]
(433) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 唯一、救いを求めたのは、
唯一、古守日向が願ったのは、
唯一、己の幸せの為と叫んだのは、
あの校舎で、みんなとともに
卒業したいという想いでした。 ]
(434) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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───…… ねぇ、安楽くん？
[ ほどけた咲いを向けましょう。
どこにも行きたくないよ、と
伸ばされた手を取ったのは、>>192
ほんの気まぐれだったのかもしれませんし。
───── あの校舎へ 現実へ
誓いを捧げたから、なのかもしれません ]
(435) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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[ 古守日向の人生は、
ハッピーエンドを求めながら、
きょうもひととひとの間を縫って、
細菌をばらまきながら、
羽搏いてゆくのかもしれませんね。 ]**
(436) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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/*
ざざざっと〆ました！
おつかれさまでしたーー！！！
とりあえず(？)あとは見守りつつ、
ぷらいべったーとか使われる方いらっしゃるんなら、
見せて欲しいの構えをしつつ、津々浦々。
きよしくんとひなたももっとちゃんとからみたかったよー！
おかーさーん！おねーちゃーん！おとーさーん！
(-649) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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うそだ。。。
椿ちゃんのはなしの部分が抜けて居る、諦めた顔
(-651) ゆら 2018/02/26(Mon) 23時半頃
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ウワー！？！？！？！？！？！？
きよしくんの家族には近づきますが、
ウワー、みんなの〆を読みながら、ウワー。
うわ、いちゃついてやがる………(たのしんでる
(-660) ゆら 2018/02/27(Tue) 00時頃
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正直なところ、安楽日向まわりは日向の中の人はなんだか無性に恥ずかしいのでそっと視線をそらしつつ
そして、椿ちゃんよかったなぁ！！！！！
(-662) ゆら 2018/02/27(Tue) 00時頃
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