173 冷たい校舎村 番外【突発R18 半身内】
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/* 女子50代で全滅する感じですか?(不穏)
(-225) nabe 2015/11/14(Sat) 01時頃
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── 遠野さん家の話 ──
[さて、これからの話をしましょーか。
病院から帰って、待っていたおねーちゃんに、 にんしんしてるみたい、って言いました。 あのひとのこどもです。かすれた声で。
『そう』と、短く答えたおねーちゃんが、 すたすた、背を向けて部屋を出て行くの、見てました。
翌日、あの男と、その親と、遠野家みんなで会いました。 重苦しい空気の中で、みんなぐったりとした顔で、 たくさんの言葉が交わされたけれど、 雛子の記憶に焼き付いているのは、 くちびるを引き結んだおねーちゃんの顔だけです。
全部、白紙に戻すことになりました。 なかったことにしませう。何もかも。]
(98) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[るぎくん、昨日、 なんかあったの、と言いましたね。
だいすきなおねーちゃん。 結婚式は2週間後に迫っていて、 でも、その婚約者のこどもが雛子のおなかにいて、 そんな隠し事が、昨日、バレました。
それから、今日。あっさりと。 そーゆーの、全部、なかったことにしましょうって、 そういうことに、なりました。]
(99) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[雛子に求められたのは、 基本的に、そこにいることだけで、 たまに飛んでくる質問に頷いたり首を振ったり、 その程度のことしか、求められないから。
じっと、膝を見つめていました。
浮気をしたおとこと、されたおんな、って、 ある意味、シンプルな話が、 雛子がカンケーしてるとややこしくなるそうです。
お金の話とか、いろいろ、ありましたけど。 大人どーし、だからでしょーか、 こんな話題でも、不気味なくらい、淡々と進んで、
だんまりの雛子を、パパとママが、 それでも庇おうとするまでは。]
(100) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[ママの言葉に被せるみたいに、 いい加減にして、って。 ぷつん、って何かが切れたみたいに、 おねーちゃんが叫ぶのも、 なんだか、随分遠くに聞こえて、
謝るな、って言われてはじめて、 自分が「ごめんなさい」と零したことに気づいて、 なんでアンタが泣くのよ、って言われて、 ようやく頬が濡れてるのに気づきました。
そう言うおねーちゃんは、 それでも泣くのを堪えているよーでした。
しん、と場が静まり返って、 そんな空気のまま、解散した、 そんな、遠野さん家のこれからの話。]
(101) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[その夜、リビングのソファでひとり、 暗闇の中、膝を抱えていたおねーちゃん。
雛子に気づいて、『なんで、』って。 そう、言いましたね。 なんにも答えなかった雛子。
だって、「そんなつもりじゃなかった」とか、 「おねーちゃんをよろしく、って言いたかった」とか、 だって、ほら。あんまりにも、ねえ?
今、この状況こそが、雛子の選んだ行動の結果ですので、 それだけ見て、憎んでくれたらいい、って、 そう思うんです、おねーちゃん。
それって、間違っているんでしょーか。 雛子にはわかりません。バカな女ですから。]
(102) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[春になったら、家を出ようとおもいます。 この街を、出ていこうとおもいます。
今年も、きっと祝われないおねーちゃんの誕生日。 その手続や後始末や、雛子の引き起こした諸々に、 どれだけのお金や手間がかかるのか、 おねーちゃんも、パパも、ママも、 誰も、教えちゃくれませんでしたが。
ひとりでなんとか生きていけないかなって。 心配性なパパとママはきっと、連れ戻そうとするから、 おねーちゃんにだけは、行き先を教えるね。
そう遠くへは行かないつもりです。 おねーちゃんがいつでも、尋ねて来れるくらいの距離に。 あなたがいつでも、わたしを殺しに来れるくらいの。]
(103) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[昨夜、短い返事のあと、 去ってくあなたの背を追おうとしたとき、 頼むから放っておいて、って。 雛子の顔、見たくもないって言ったでしょう。
わたし、この家を出ていこうとおもいます。 ひとりで、なんとか、生きていこうとおもいます。
ずっと、恨んでいてくれても、 こんな妹がいたこと自体、忘れてくれても、 好きなようにしてくれて、いいですから。 あなたの望むようにします。 嫌いにならないで、なんて、もう言いません。
だから、おねーちゃん。 どうか、幸せになってください。 今までずっと、ありがとう。ごめんなさい。]
(104) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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[暗闇の中、丸まった背中を見つめておもいます。
きっと、雛子はずっと、 間違え続けて、きたんだなあ。 ずっと、おねーちゃんに我慢させて、 ふしあわせばかり、押し付けて。
鼻をすする声が、真夜中のリビングに響いて、
ああ、おねーちゃん。 最後まで、泣き顔は見せてくれなかったね。*]
(105) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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/* 空気読まずに鬱々と!すみません! とりあえず〆ロルへの道だけがーっと作ったから 箱は閉じます…… あと多分このあとあんまり学校行かないかな……?ってかんじ
(-232) nabe 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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/* 葬式ーーー(心の中で手を合わせながら) 特別ちゃんと描写したいものがないからすっ飛ばすかなーー だいたいやらなきゃいけないことは檜山がやっておいてくれる村
(-243) nabe 2015/11/14(Sat) 17時半頃
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/* 眠い 眠すぎるので事故防止で早めに〆ロルっぽいもの落とすかも その後も絡めたりなんだりできたら動きたいんだな……
>>-244 お墓参りロル回せたらなっておもいました ちょっとめちゃくちゃあっさりになっちゃうのも悲しいのでうまく拾えそうならってかんじで……お墓参りには行ってるはず……
(-251) nabe 2015/11/14(Sat) 20時頃
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── 数カ月後 ──
[さく、さく。と響くのは、砂利を踏む音。 足取りは、軽いです。 車いすを操るあの子と違って。 軽くなった身体。足音も、軽いけど。
黒いワンピース。薄いタイツも同じ色。 赤い靴履いたらかわいいだろーなって、 思ったけれど、さすがにないなって。 思いとどまったんです。褒めてください。
辿り着いたお墓には、 まだ、真新しい花が供えられていました。
御崎かがりは死にました。 死んで、ここに眠っている、と言います。
明日、この街を出ていきます。 だから今日、ここに来ました。]
(134) nabe 2015/11/14(Sat) 21時頃
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[おそーしきには、行けませんでした。
随分と遅くなってしまって、ごめんなさい。 膝をおろして、手を合わせながら、 きっとたくさんの別れの言葉を受けたことでしょう、 とか、そんなことを思ったり、も。
あなたがあの世界に残ったのだと、 そう聞いたときには、なんだか、 少し、意外なようにも思ったけれど、
ああ、やめましょう。 あなたのこと、わたしはいうほどよく知らないし。
ただ、あの世界が、 あなたにとっては、少しでもあたたかい世界であれば。 そう願っています。 こちらは、もう春ですが、まだまだ、寒くて。
── なんて、そんな話はよしときましょーか。]
(135) nabe 2015/11/14(Sat) 21時頃
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[ぶる、と身震いをして、立ち上がって。
自分の持ってきた花、持ち帰ることにしました。 無理やり、押し込んだって、窮屈なだけでしょう。 だって、ここには、誰か先客の花が、きれいに。]
── さよなら。
[またね、って。言っていいものか悩んで、 そのまま、くるりと背を向けました。
ゆらゆら、立ち去っていく影と。 腕の中のこの花を、どうしましょーか。 ああ、そうだ。明日、新しい街へ。 新しいおうちへ、連れていきましょう。
雛子は明日、この街を出て行きますから。 慣れないひとりの部屋も、きっと、 一輪の彩りがあれば、耐えられると思うのです。]
(136) nabe 2015/11/14(Sat) 21時頃
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[ふ、と、振り返ってみても、 人気のない、静かな空間に、 ぺこりと、一礼して。
冷たい風に、目を細めながら。 それでも、ひとり、前へ。*]
(137) nabe 2015/11/14(Sat) 21時頃
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/* とりあえず墓に参った! ちょっと迷ったけどめーちゃんとニアピンしたかはぼかしつつ。 たぶんお見舞いには行かないんじゃないかなあ。
そして〆ロル書く、ぞー。
(-262) nabe 2015/11/14(Sat) 21時頃
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/* 多分雛子も気付いたらいないやつだよ〜〜
(-264) nabe 2015/11/14(Sat) 21時半頃
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/* 次暫く表かります!
(-272) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[ ── 拝啓、あの、不思議な数日を共にした皆様。
新生活にも、慣れた頃でしょうか。 季節の変わり目ですが、如何お過ごしですか。
雛子は、今日も、元気です。]
(160) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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── 初夏:少し離れた場所で ──
[ぴ、というのは、バーコードを読み取る音です。 はっぴゃくろくじゅーよえんでーす、って、 流れ作業のように言ったら、 無言で差し出されたポイントカードと千円札。
それが、雛子の今の日常です。 電車に一時間も乗れば着くでしょう。 まだ緑の残る静かな町で、 バイト先のコンビニと、 古アパートの一室を行き来する、そんな。]
── ありがとーございましたー。
[軽いお辞儀につられて、 黒の混じりはじめたポニーテールが揺れる。]
(161) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[進学は、しませんでした。 ほんと、それどころじゃなくって。 フリーター、ってやつでしょーか。 でも、やっぱり大学行きたいなあって、 思うところもあるので、部屋で、ひとり、 去年買った参考書、片っ端から埋めたりは、して。
随分とランクは落とすことになるでしょーが、 来年は、お金を貯めて、受験できたらなあって。 雛子でも、学費減免、ひっかかれそーな。
とか、考えるくらいには、 たぶん、平穏に生きているのだとおもいます。]
(162) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[おねーちゃんとは、あまり連絡取ってないけど、 ミキたちとは、まだ、近況報告とかしてたり。 やっぱり、雛子は、あの子たちのことが好きでした。 ずいぶん、遠いひとに、なってしまいましたが。
そうだ。きっと、卒業までろくに出席もせず、 進路も告げず、何してるんだ、って思われてそーですが、 メアド、変えてないので、気が向いたら連絡ください。 返事はさ、返そうと思うので。]
(163) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[あるいは、どこかで雛子とすれ違っても、 みんな、気付かないかもしれません。
髪はきっとそのうち、黒色に戻るし、 化粧品、意外と高かったんだね。 お金ないし、最低限でいいかなって。 節約とか、苦手なりに、頑張ってるわけです。
まるで、身を守る鎧のつもりだったメイクも、 なくなったって、別に、世界が壊れるわけでも、 途端に何かが変わるわけでも、ありませんでした。 せいぜい、ナンパが減ってチカンが増えるくらいの、 そんな、些細なことだったのだとおもいます。]
(164) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[あの頃、雛子を守っていたたくさんのものは、 たぶん、みんな失ったようにおもいます。 けれど、雛子は生きています。 少なくとも、こうして、現実を。
── そう、たとえば。 狭い部屋、小さく丸まってひとり眠る夜、 ときどき、どうしようもなく、胸が苦しくなりますが、 それを除けば、雛子は元気に生きています。
胸が苦しいことや、こころが寒いことなんて、 ちっとも影響しないまま、
雛子は、ちゃんと、生きています。]
(165) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[さて、そろそろお時間です。
やっぱり、ハッピーエンドとも、 バッドエンドともつかなくて、 成長したひよこの正体は、見えないままですが、
一生解決することもない問題も、抱えたままですが、 だいすきなおねーちゃん。嫌われてしまったとしても。
それでも、続いていく日々を、生きてゆくのでしょう。]
(166) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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[あの日、暗がりの中、肩を震わせて、 膝を抱えていたおねーちゃんを見たとき、 雛子は、ひとつ、知りました。
きっと、おねーちゃんがしあわせになって、 誰にも負けない、こころからの笑顔を浮かべるときまで、 雛子は、しあわせに、なんて、 なっちゃダメなのだとおもいます。
おねーちゃん、あなたが好きでした。 世界の誰よりしあわせになって欲しいと、思っていました。 思っています。今も。
ですから、この物語は、 いつか、恩知らずの雛が許される日まで、 いつか、自らかけた呪いのとける日まで、 一旦、閉じておきましょう。
当然、お話を締めくくる言葉は、こう、です。]
(167) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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< *未来へ、続く* > .
(168) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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/* 〆! それなりに平和に暮らしました、ちゃんちゃん!をここまで引き伸ばしたぞ 極力ハピエンっぽく
(-274) nabe 2015/11/14(Sat) 23時半頃
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/* 改めまして、ハードモードな設定でしたが、皆様ご参加ありがとうございました! また、別の機会があったら、ご一緒できるとうれしいです。
それでは、また。
(-283) nabe 2015/11/15(Sun) 00時頃
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