14 学校であった怖い話 1夜目
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[兄の側に寄り添って、ノックスの姿をした鬼を見守る。 パティとホリーの言い争う様子が耳に届けば、怯えたように兄の腕にしがみ付いた]
……………、あっ。
[ふと、顔を上げればオスカーの姿>>3:200が。 此処に来てからの会話を聞いていたので、流石に彼の名が「オスカー」だとは認識できていた]
ありがとう。
[腕を伸ばして、ハンカチを受け取る。彼が「視える」という言葉、嘘だとは思えなかった。そしてその告白をしたうえで、今、ハンカチを返してくれるということは]
…………。………ごめんなさい。
[目を伏せながら、呟いた言葉は小さく闇に溶けた]
(8) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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[兄の背越しに、おこなわれるのは「鬼退治」 庇ってくれているのだと、見せないようにしてくれているのだと分かったから、その姿を覗きこもうとすることは無く。
ただ、兄の服の裾を掴み、静かにたたずむ]
さようなら。 さようなら。 …さようなら。
[その瞬間、目を閉じて呟いた]
たすけられなくてごめんなさい。
(9) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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[チャイムの音と重なるようにして、背筋が凍るような風を感じた。 見開かれた少女の瞳。今度は遮りとなる兄の背は正面に無い。はっきりと網膜に焼きつけられる無数の手。むごたらしい腕と、其れに引きずり込まれる少年の最期]
………………ッ!?
[息をのむのと同時、渡されていたハンカチが手から滑り落ちる。ひらり、宙を舞い]
あ、あぁ…。
オスカー…、く、…
[再度彼に伸びようとした少女の腕は、しかし躊躇った後、兄の腕へと絡められた。 指先は小刻みに震えている]
(10) 2010/07/24(Sat) 18時頃
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…………ホリー、さん。
[崩れ落ちた少年の妹へ、立ちすくんだまま視線を送る。 そこには複雑な感情の入り混じった色があり]
セシルさんは、「鬼」は、偽物なのだと言いました。
こっくりさんは、「鬼」は、 本物の思考を写し取っていると言っていました。
どちらがほんとうなんでしょうね。
[おそらくは、どちらも本当なのだろう。 答えのない問いを発する少女の顔は、哀しげに歪んでいた]
(13) 2010/07/24(Sat) 21時頃
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私、どこかで期待していました。 これは全て夢なのではないかと。
私、期待していました。 そうでなくても、この先に何処か素敵な世界があるのだと。
[その場に居る者たちに語りかけるように。 或いは、独り言を言うように。 言葉を紡ぐ少女は、ふわふわと何処か不安定な様子で。けれど、その瞳に微かに意志の色が、揺らいだ]
怖かったんです。何もかもが。 今でも恐ろしいです。
[ハンカチを拾い上げると、丁寧に折りたたんでポケットに仕舞い]
でも、逃げる場所なんて、どこにもないんですね。
(14) 2010/07/24(Sat) 21時半頃
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[ゆっくりと歩き出す。出口の扉に手をかけて、躊躇なく開け放った]
……おにいちゃん。
[兄は携帯電話を手にしていただろうか。 緩やかにそちらを振り返り]
いなくならないでねって。 そばにいてねって。
我儘言って、ごめんなさい。
[泣き出しそうな顔でそれだけ告げると、一人で教官室を後にした]
(17) 2010/07/24(Sat) 21時半頃
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[――――兄の表情が険しくなるのには気づいていた。
だって、ラルフとは兄妹だったから]
(18) 2010/07/24(Sat) 21時半頃
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[暗がりの廊下を一人で歩く。ふらふらと、何処か覚束ない足取りで。
前方から、物音と何かの気配が近づいてくるのに気づいた。 思わず足を止めて顔を上げれば、首から上のない半透明の子供たちが楽しげにじゃれあっている]
………………っ。
[ごくりと唾を飲み込むと、その隣を息を潜めて通り過ぎようとした。「彼ら」は途中まで、メアリーのことなど気にかけもしていない様子だったが]
―――――――――!
[ひたり]
[出来るだけ横を見ないように、前だけを向いていた少女の腕に冷たい感触が走った。一人の子供が、引き留めるように腕を掴んできていたのだ。 其れを合図とするように、残りの子供たちも一斉に白い腕を差し伸ばしてくる]
(22) 2010/07/24(Sat) 22時頃
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『『かくれんぼ するもの このゆび とまれ ♪』』
[何処からか、子供たちの唱和する声が響く]
『『かくれんぼ するもの このゆび とまれ ♪』』
[無邪気な唄に合わせるように、首のない子供たちは差しだした手の人差指を突き出した]
ごめ、んね。 わたしは……
[ドサリ]
[言いかけた少女の声を遮るように、天井から物音が響く。 何事かと思い、反射的に頭上を見上げれば――――]
(23) 2010/07/24(Sat) 22時頃
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[ドサリ][ドサリ][ドサリ]
[更に天井から丸い物体が落ちてきた。暗闇の中、目を凝らしてみれば、それは子供の生首だった]
―――――…ひっ!?
[生首はどれもが痛々しく損傷していた。深い傷を負ったもの。両の目が潰れたもの。焼け爛れてしまったもの]
『みいつけた!』 『みいつけた!!』
『くすくす』 『くすくす』 『くすくす』
『あはははははははははははは!!!』
[生首から発せられる高い声の哄笑が、幾重にも重なり合ってこだまする]
(24) 2010/07/24(Sat) 22時頃
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[気づけばよろめきながらも駆けだしていた。 生首も身体の方も、追いかけてくることは無かった。ただ、置き去りにした声が背後から響くだけ]
『あはははは!』『あはは…』『はは……』
『ひっく、ひっく』『しくしく』『ぐすぐす』
『うええええん』『うええええん』
[笑い声は最後には、泣き声に代わっていた。 それを遠くに感じながら、少女も何故か泣いていた。驚いたのか、恐ろしかったのか、それとも。 涙が、止まらなかった]
(25) 2010/07/24(Sat) 22時頃
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―華道部 部室―
[メアリーが部活動に入ったのは、少しでも友達が欲しいからだった。 でも、駄目だった。 引っ込み思案で不器用な彼女は、何をやっても駄目。周囲からいつも呆れられていた。―――少なくとも、そうだと少女は思い込んでいた]
……………ッ、はっ。
[泣いたのと走ったのとで肩で息をしながら、部屋の中へと入る。 がらりと開く扉の音。最近では、それを聞くのすら憂鬱になっていたのだが]
あ、あった。
[部室の片隅、整理棚の中に置かれた花切り鋏]
(27) 2010/07/24(Sat) 22時半頃
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[何処か空気の冷えた室内に足を踏み入れ、整理棚の中へ腕を伸ばす。 少女の指先が鋏に届いた瞬間、四方八方でつぼの砕け散る音がした。欠片は四散し中空に浮かんだ後、勢いよく少女へと襲いかかる]
――――――〜〜〜…っっっ。
[避ける運動神経など、「メアリー」には無いだろう。 涙の跡の残る頬をこわばらせて、それでも真っ直ぐに闇を見つめていた]
[直後]
ザクリ
[と、嫌な音が響いた]
(28) 2010/07/24(Sat) 22時半頃
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―廊下―
[片手に花切り鋏を持ったまま、ゆらゆらと少女は歩く。 無傷だった。 正確には、髪留めのゴムが片方切れただけだった。一方の髪を垂らしたまま、壊れた髪止めは部室の床に転がったままである]
――――――――TRURURURURU…
[携帯電話の機質なコール音が廊下に響いた。 音に驚いてびくりと肩を震わせた後、そっと画面を確かめる。兄からのようだった]
(52) 2010/07/25(Sun) 01時頃
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…………おにいちゃん?
[ふだん使い慣れていない携帯電話。少しもたつきながら通話ボタンを押した]
お、驚いた。…どうしたの。
[首を傾ければ、解かれた髪がさらりと揺れる。 その不思議そうな何処かとぼけた声は、きっと今の状況にそぐわないであろうが、いつものメアリーと変わらぬもの]
私は大丈夫だよ、おにいちゃん。**
(58) 2010/07/25(Sun) 02時頃
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/* 本来なら、GJ狙いに行くべきなんだろうがなぁ。
うーん…。
(-18) 2010/07/25(Sun) 19時半頃
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[電話口で、兄は果たしてどんな言葉をくれたのか。 やがて意を決したように、少女は小さく息を吐いた]
――――――…ねえ、おにいちゃん。
もしも私が「鬼」だったら……。
おにいちゃんはわたしをころすのかな。
[プツリと唐突な音が耳先に響いた。ついで、廊下に転がり落ちるもう片方の髪飾り。長い髪を背に流しながら、暗闇の中一人少女は立ち尽くす]
もしも………。
もしも、おにいちゃんが「鬼」なら―――――…。
(65) 2010/07/25(Sun) 20時頃
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―廊下―
今? 今はね、……教官室に戻る所だよ。
[自分の場所を尋ねられて、素直に答える。廊下を進んで角を曲がれば、教官室はすぐそこだ。 花切り鋏を握る指先が、僅かに震えた]
うぅ……。
[小言を言われれば、しょんぼりとした声を零した。不自然なほどに、いつもの、兄妹の光景]
(72) 2010/07/25(Sun) 23時頃
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『俺は、もう一度「メアリー」に会いたいよ』
[その言葉>>66を聞いて、「私」は、嬉しかったのだろうか。…哀しかったのだろうか]
おにいちゃん。私は…。
―――――…わたしは、ここに、いるよ。
[冷めた声に返すのは、相手に見える筈もない微笑]
(73) 2010/07/25(Sun) 23時頃
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[遠い廊下の向こう側に、ぼんやりと零れる淡い光があった。テッドとパティの懐中電灯の明かりだろう]
……………?
[兄の電話の声が途切れる。だから、私も口をつぐんで息をのむ。 携帯電話を通して、漏れ聞こえてくる教官室の様子。剣を孕んだパティのホリーへと向けた言葉]
――――――…っ!
[その内容に、目を見開いた。 そしてほどけた髪を揺らしながら、気づけば教官室へと駆けだしていた]
(75) 2010/07/25(Sun) 23時頃
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[淡かった光が眩く変わるのは、単に光源に近づいているからではない。 テッドから懐中電灯の灯を向けられれば、怯んだように一度身を竦めるも、足を止めることは無い。小さな少女の影は、やがてはっきりと暗闇の中から映し出されるだろう]
あ、う……、せ、先輩。
一体何が、起こって、―――――…
[テッドの名前がすぐに浮かばず、微妙な呼びかけになってしまったのはともかく。 少しだけ彼と距離をあけて立ち止まると、息を切らしながらも青ざめた顔で問いかける。テッドの向こう側、教官室の方からは、パティ達の声が聞こえてくるのだろうか]
(78) 2010/07/26(Mon) 00時頃
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………………。
[兄が心配していたという言葉を聞けば、困ったような表情で教官室内を一瞥し、けれど視線はすぐに眼前の青年へ戻る]
あ、あった。たくさん。
[問いかけに、花切り鋏を両手で掲げて相手に見せつつ、片言の返事。 何も特別なことは無い、との声に、少しだけ複雑そうな顔をした。電話口でパティの物騒な言葉を聞いていたからだろう]
―――――――……あなた。
[誰が鬼かと言われれば、鋏の刃先を突き出すような恰好のまま]
あなたは、ちがうと、おもう。
[少女は鬼と思う相手ではなく、人と思う相手を答える]
先輩は、誰が鬼だと、思いますか。
(80) 2010/07/26(Mon) 00時頃
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