人狼議事


265 魔界娼館《人たらし》

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【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ こちらも潮時だと席を離れようとしたところに、"彼"の手が伸びてきて、傍に引きずり込まれた。
口上によれば、"彼"もまた、約束を果たしたいとのことである。

普段ならば上手く躱すこともできたかもしれないが、微妙な浮遊具合が邪魔をした。
小動物のように軽々と抱えあげられてしまう。

声をたてれば、周囲の気を引きつけてしまうだろう。
先ほどの視線の集中で生じた熱を思い出し、とっさに息を殺した。]

(131) 2019/05/17(Fri) 00時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

 
  勝負に負けて悔しいですか。
 

(-75) 2019/05/17(Fri) 00時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 負ければ負けるほど、酒が飲めると"彼"は言った。
そこまでの酒浸りには見えない。口実だろうと思った。]

 
 金を積んでわたくしを好き勝手にしようとする方が、罰盃を慈雨とするとも思えません。
 

(-77) 2019/05/17(Fri) 02時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

 
 もし、わたくしを賞品にすると宣言しておられましたら、
 わたくしも手裏剣を投げる側にまわっていたことでしょう。


[ "どこへ" 投げるかは、言う必要もあるまい。

浮いている客を避ける形で腰を捻る。
隙あらば、拘束を逃れて、臨時の仕事に戻ろうと。*]

(-78) 2019/05/17(Fri) 02時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"の腕はわたくしを離さない。
わたくしの何がそんなに"彼"を惹きつけてしまうのか。

邪険にされるよりは親切にされた方が生きやすいに決まってはいるが、
《人たらし》に来る客の目当ては《花》に奉仕され、その肉体を愛でること。
それがわたくしを怯ませるのだ。


 わたくしの身体は、わたくしのものではないのか。


此の期に及んでまだ割り切れないわたくしに、甘い説得を囁く"彼"の笑みを直視できない。ただ、]

(-89) 2019/05/17(Fri) 10時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

 
 
 …あなたは、《花》にも命令をしないのですね。


[ そこはとても、 心に入ってくるのだ。]

(-90) 2019/05/17(Fri) 10時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 放り込まれるようにして導かれた部屋は、先ほどの白檀の間とまるで正反対の、暗い色調に満たされていた。
それでいて、葬送の場のような静謐さはない。
設置された器具たちが声高に恐怖を煽るかのようだ。

 肉体を愛でる方法はさまざまだとか。

"彼"が、わたくしに何の資質を期待しているのかはわからないけれど、わたくしの目は、この部屋の中で、武器になるものを探していた。*]

(-91) 2019/05/17(Fri) 10時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

 
 客が 仕えたくなる?


[ それは考えたこともなかった。
魔物というのは、自尊心と支配欲が強いものだとばかり思っていたから。

"彼"は前にも、「君は今のまま、魔物を惹きつけ続ければいい」と言っていた。
事実、それがわたくしの"武器"なのだろうか。

それを教える"彼"の真意はわからない。]

(-97) 2019/05/17(Fri) 14時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 吟味している余裕もなかった。
わたくしがおとなしくしているつもりはないと見抜いていたのか、"彼"が何か発動させるような仕草をすると、わたくしの足首に飾り紐が絡みつく。
残りの四肢にも蛇めいた筋が巻きついた。

浮いてさえいなければ、こんな簡単に引っ張られることはなかったろうが、摩擦のない現状、あっという間に、寝台に架けられてしまう。]


  …ッ


[ 痛みはない。
だが、こんな屈辱的な姿勢をとらされるだけで、息は乱れた。]

(-98) 2019/05/17(Fri) 14時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 悠然と漂ってきた"彼"が格言めいたことを言いながら、一度、袖を通しただけの上等な服を裂く。

布地の悲鳴がわたくしの心を誇張して反映しているようで、いたたまれない。

下着の件については弁明しないでおいた。
それを脱がす楽しみを"彼"から奪ってしまったのだとしても、悔いはない。]

(-99) 2019/05/17(Fri) 14時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"の指でやんわりと触れられて、改めて花にも雄蕊があることを意識する。
軽く淫靡なあいさつに、悶えが目覚めさせられてしまう。

客にもこうするのだという手本を示しているのだろうか。
否、"彼"は《花》としてのお披露目前に、君の体を整える、と言っていた。

 どういうこと か。

指を握り込めば、傷から血が滴る。*]

(-100) 2019/05/17(Fri) 14時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ ここで治療する気はないらしい。
わたくしを仕立て上げるのは、血よりもなお、そそるらしかった。

彼の手には、今や剃刀があり、不定形の反射鏡が、わたくしの焦燥を煽るために像を結ぶ。

ボウルに盛り上がったきめ細かな泡は、石鹸のそれではない。
メレンゲにも似た泡のかたまりが下腹部に乗せられる。
柔らかなブラシがそれを伸ばし、陰部をくりかえし掠めていった。]

(-104) 2019/05/17(Fri) 15時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"のしていることが何の前準備だか、さすがに予測はつく。

 何が楽しいのかは、理解できない。

不安とやるせなさばかりが募る…と思っていたのに、
巧妙な刺激に、拘束されていても腰が跳ねてしまう。
さきほど接吻けされた先端が白を頂く塔となって屹立していた。*]

(-105) 2019/05/17(Fri) 15時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"は自分の手を泡まみれにして、容赦なく、嬉しげに、
時折、偶然の産物のような快楽のおこぼれを感じやすい場所に与えながら、
わたくしの身体を《花》として加工してゆく。

不可逆的な処置ではない。
けれど、他者に見せることを前提として改変されているという認識が、わたくしを縛る。

 実質的に、奴隷の烙印と同じようなものだろう。

ちゃんと自覚を持てるように、と"彼"は言った。
その目論見は、成功しつつあるといえた。
諦観もまた自覚のうちであるならば。]

(-108) 2019/05/17(Fri) 16時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ わたくしは、小刻みに震えていた。

無力感が底辺を流れていはしたけれど、正直なところ、わたくしは、おそらく生まれて初めて体験する恥毛剃りの危うい気持ち良さに吸い込まれそうだったのだ。

髭をあたるのと似ているようで、まったく異なる。
剥き出しになった毛本の感覚器が"彼"の指の滑りをダイレクトに伝えてくる、その快感たるや。]

(-109) 2019/05/17(Fri) 16時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ そもそも、施術そのものが、一個の作品めいていた。

四肢を拘束するのは無骨な革紐ではなく、手の込んだ飾り紐で、薄い刃が肌を滑って恥毛を切断するかすかな音も、後戻りできない進行を知らせて昂奮を募らせる。
クリームめいた白い泡の下からあらわれるのは生まれ変わったような肌という構図。]


  …見ずともわかります。


[ 完成したと"彼"に促されて、返す言葉は恬淡としたものだったけれど、汗の匂いは甘い。*]

(-110) 2019/05/17(Fri) 16時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"の思い込みに口を出すことはしなかった。
ただ、"彼"の物言いはいつもどこか呪詛めいていると思う。
優しく言い聞かされ続けているうちに、刷り込まれてしまうような。]


 初めて… ですか。

  すみません、わたくしは覚えておりません。


[ 最初に声をかけられた場面は思い出せる。
そのときにはもう知らない相手ではない=常連客だという認識だった気がしたが、出会いはどのタイミングだったろう。
どうして"彼"の名前はすぐ記憶からこぼれ落ちてしまうのだろう。]

(-113) 2019/05/17(Fri) 17時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"が身体の位置を移動して上をとる。
奪われた接吻けは軽く、無重力というよりも夢の中のできごとのようだった。]


  お仕置き… あなたが?


[ さっきから"彼"は再三、それを口にしていたけれど、
わたくしは、"彼"が、わたくしの態度を女将に申し立てて処罰を促すのだとばかり思っていた。
それで女将が、やはりわたくしは《花》向きではないと考え直してくれればいいと 、そんな気持ちであったのだ。

だが、"彼"のいう「お仕置き」は「縛られ、打たれても、甘く啼くように」からシームレスで導き出されるものであるらしい。]

(-114) 2019/05/17(Fri) 17時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 手首の拘束を解かれれば、わたくしの上体はゆっくりと落ちる。
とっさに彼の髪なり耳なりを掴もうと、怪我していない方の手を伸ばした。]


  ──… 悪魔


[ ただそれだけをつぶやいて。*]

(-115) 2019/05/17(Fri) 17時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 背を抱かれ引き寄せられる。
顔が近い。

だが、次の瞬間にはふたび失墜していた。
今度は"彼"も一緒だ。

悪魔にもままならぬものはあるようだった。]

(-119) 2019/05/17(Fri) 18時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 同じような色をしているから、どこからが床でどこまでが寝台か境界はよくわからなかった。
受け止められる衝撃で、その高さに寝台があると判明する。

気づけば"彼"はわたくしの下方に回り込んでいて、仰向けに横たわっていた。
庇ってくれたのだろうか。

その胸に手をついて身体を起こすと、彼に跨る形になった。
剃ったばかりの場所が"彼"に密着する。

手を伸ばし、彼の喉輪に指を乗せた。]


  油断はしないでください。


[ 見下ろす目線で告げる。*]

(-120) 2019/05/17(Fri) 18時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 足の間に確かにあったはずの存在が消える。
否、変化した。

魔物を客として迎える娼館だから、これまでも、人ならざる姿はいくつも見てきた。
中には、しばらく食欲の失せるような異形もいた。
それに比べれば"彼"の変容はまだまし──と言えないのは、その核に直接に触れたせいだ。

粘性の闇が皮膚を這いずり、隈なくしごき上げる。
それはある意味、子宮回帰にも似て、わたくしをコピーされるかと思ったほどだった。]

(-140) 2019/05/17(Fri) 21時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 一昼夜、あるいは数瞬の後に解放されて、視界に光を取り戻す。

"彼"の声が背後から聞こえた。

振り返ろうとしてわたくしは、両腕が戒められているのに気づく。
脅威とみなされたのだろうか。
あるいは、これがお仕置き?]

(-141) 2019/05/17(Fri) 21時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

 
  …どこまで、か わたくしにもわかりかねます。


[ "彼"の言葉を拾って、そっと返す。
その声の端は我ながら震えていたけれど、続けた。]


   あなたの前に扉の開かれんことを。
 

(-142) 2019/05/17(Fri) 21時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"が望むならば、わたくしは開かれるだろう。

身体を戒める縄が増やされる。
そこまでしなくても逃げられはしないとわかっているはずだが…
宙に浮かぶ鏡が映し出す光景を視界に入れ、理由は別にあるのだと気づいた。]

(-146) 2019/05/17(Fri) 22時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"の賞賛の声が耳に届く。
縛られて血の巡りが悪くなっているせいか、首筋が少し熱い。]


  黒は、 お好きですか。

    …んっ


[ 身体がきつい時は無理に堪えず息を吐く。*]

(-147) 2019/05/17(Fri) 22時半頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ わたくしの前にいる時の"彼"は黒が好き。
だが、他の場合は違うのかもしれない。
掴みどころのない"彼"らしい回答だった。

ついでのように"彼"の指が口に侵入してくる。
噛みついてやったら怒るだろうか。
試してみるつもりはなかった──今のところは。]

(-158) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ "彼"が指の間に摘んでみせた鮮やかな色は、わたくしが拒んだ贈り物である。
閉ざすことの許されない状態の口腔にそれを押し込まれた。]


  ひぅ…っ


[ 味のない果実もどきに蹂躙され、唾液が溢れる。
何度か喉が鳴ったが、飲み込ませるつもりはないとみえ、取り出してくれた。]

(-159) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ が、"彼"はあくまでも最初の指示を完遂させるべく、逆の端にある深い穴へ咥えこませる。
いつものように、これから何が起きるか聞かせられて、わたくしの身体は弾む。

 この形を受け入れるのは初めてだったけれど、思い出していた。
 あの疼きと蠢動。
 "彼"がもたらした熱夢と、その後の虚脱感。

今回は、それで終わりではなかった。]

(-160) 2019/05/17(Fri) 23時頃

【秘】 蝋燭職人 フェルゼ → R団 タカモト

[ 手のひらで、竹の鞭で打擲され、わたくしは縄を軋ませる。

 続けたれら、きっとすぐに声をあげてしまうとわかった。
 焦がれるような、甘い啼き声を。

痛みからではなく、それがわたくしを呼んでいるようなものだから。*]

(-161) 2019/05/17(Fri) 23時頃

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